匝瑳市議会 > 2020-03-13 >
03月13日-04号

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  1. 匝瑳市議会 2020-03-13
    03月13日-04号


    取得元: 匝瑳市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和 2年  3月 定例会          匝瑳市議会令和2年3月定例会議事日程(第15日)                      3月13日(金曜日)午前10時開議1 開議2 一般質問  18番 大木傳一郎君  15番 苅谷進一君3 散会---------------------------------------出席議員(17名)     議長  石田勝一君      副議長  都祭広一君     1番  宮内康幸君       3番  増田正義君     4番  椿 日出男君      5番  平山政利君     6番  林 明敏君       7番  山崎 等君     8番  行木光一君       9番  武田光由君    10番  小川博之君      11番  石田加代君    12番  浅野勝義君      14番  佐藤 悟君    15番  苅谷進一君      16番  田村明美君    18番  大木傳一郎---------------------------------------欠席議員(1名)    13番  栗田剛一君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長        水口 孝    次長          山崎利男 主査          川島誠二    主査補         伊橋実希子---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長          太田安規君   副市長         宇井和夫君 病院事業管理者     菊地紀夫君   会計管理者       畔蒜稔行君 秘書課長        塚本 優君   企画課長        大木寛幸君 総務課長        大木進一君   財政課長        布施昌英君 税務課長        山下愼一君   市民課長        高橋康二君 環境生活課長      鎌形 健君   健康管理課長      小川 豊君 産業振興課長      塚本貢市君   都市整備課長      大木恒一君 建設課長        佐藤雅一君   福祉課長        堀田晴彦君 高齢者支援課長     林 雅之君   市民病院事務局長    太田和広君 野栄総合支所長     大川 洋君   教育委員会教育長    二村好美君 教育委員会学校教育課長 加藤雅博君   教育委員会生涯学習課長 増田善一君 農業委員会事務局長   土屋 修君 △開議の宣告(午前10時09分) ○議長(石田勝一君) おはようございます。 本日、ただいまの出席議員数は17名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 これより3月12日の本会議散会前に引き続きまして、本日の会議を開きます。---------------------------------------一般質問 ○議長(石田勝一君) 日程第1、3月12日に引き続きまして一般質問を行います。 それでは、通告により順次質問を許します。 初めに、大木傳一郎君の一般質問を行います。 なお、登壇については議会運営委員会に諮問、協議の結果、議席より質問することといたしました。 大木傳一郎君の一般質問を許可します。 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 市民の皆さん、議場の皆さんこんにちは。 議席で発言となり、誠に申し訳ありません。日本共産党大木傳一郎です。 半年前は6条のコンバインに乗って元気に働いていました。しかし市の検診で肺に影が見つかり、国立がんセンターPET検査など、徹底的な検査をしました。しかし、がんの疑いは晴れませんでした。1週間の入院で退院できると、ステージは1だということで、その診療計画に基づいて手術に対応したわけですが、特に国立という名を信じ、ちゅうちょしながらも応ずることにしました。よくなるはずの入院、手術が最悪の健康破壊の手術、入院になり、74日間も入院生活を余儀なくされました。納得できない、悔しい思いにあふれています。 私は今、5か月間闘病中であり、回復途上です。議席での発言、座ったままの発言をお許しください。死のふちからはい上がってきたわけですので、いつもの、傳ちゃん節というのでしょうか。元気がいまいちだと思いますが、迫力は欠けますが、誠実に市民の願いを届けていきますので、市民の皆さんの願いを市当局は誠実、真剣に御答弁をお願いいたします。 まず、政治姿勢について問いたいと思います。 今国民の、あるいは市民の80%が今のこの桜を見る会、森友・加計問題、いわゆる友達や自分の後援会などのために政治を私物化する。80%の方々が納得できない、こんなことが許されていいのか。また、三権分立を破壊する黒川検察庁長官登用など、行政の全般的な私物化も着々と進められようとしています。 このような今の政治に関して、市長はどのような所見をお持ちか、まず伺いたいと思います。 政治姿勢の第2は、市の文書管理・保存の現状についてです。 国政ではもう御存じのように、公文書の破棄、証明書の不在、隠匿、偽造、匝瑳市でもみこしの修理の現物確認を拒否するというようなことがありましたけれども、やはり一番大事なのは文書あるいは証拠、この保全、その確認、これは正しく行われるシステム、状況が必要だと思うんです。旧八日市場市、旧野栄町あるいは椿海村とか豊和村とか栄村とか、いわゆる村の時代を含めて、歴史的な古文書、そういうものの保存状態はどうなっているのか、伺いたいと思います。 特に最近は歴史的な災害が起きているわけですが、台風19号あるいは今度の新コロナ対策本部の設置、こういう中での歴史に残す議事録の作成と保存はどうなっているのか。 せんだって議論になりました庁議の中での議事録の作成状況、その公開はどうなのか、それを伺いたいと思います。 次に、3つ目として、非核平和行政について伺いたいと思います。 今世界で被爆者署名に賛同と署名が広がっております。匝瑳市も県内的にはかなり評価できる平和行政を推進していることは私も承知しています。 そこで、一番市長に聞きたいのは、核兵器禁止条約が国連で議決をされました。それに対する賛成の表明、賛同の意思表明、そして、政府に唯一の被爆国として、そして、調印と批准の要請をしていただきたい。大体今年で国連で条約が発効される見通しが濃厚になっています。 次に、学校給食の実施時期の決断について、できるだけ早く実施したいと市長は答弁しました。議会決議も直ちに実施を求める議会決議をしました。重く受け止めると教育長など答弁しましたが、その後の検討内容を伺いたいというふうに思います。 次に、児童憲章、子どもの権利宣言の要約の掲示と普及の取組について。 私は、小学校の上学年だか中学生のときだか、児童憲章を見て、非常に子どもが尊重される。そのことに関してすごい感動を覚えた記憶が今でも鮮明に残っています。今までも何度かこのことについて要請しました。少なくても子どもの目線で、子どもの立場で教育行政が行われると。今教育現場はかなり荒れていますから、やっぱりその視点が大事ですので、その取組について伺いたいというふうに思います。 それと、校則の問題。 これは私も一中の校則、孫が2年生だか1年生だか通っていますので、生徒手帳を見せてもらったら、問題があるような内容ではありません。ただ、二、三十年前の私、議会でこの問題を取り上げたことがあるんですよ。頭髪は黒、女性はかっぱ、男子はいがぐり頭、こんな感じで規制されていた。これは是正しなさいと、まずいということで、そのときに全面改定をされました。 その後合併がありました。一中があり、野栄中があり、いわゆる今の一中と同じ同等の校則内容なのかどうか。いわゆる今でも引きずっている全国的なブラック校則、これは存在しないと理解していいのかどうか伺いたいと。 それから次に、学校の図書ですが、これも二、三度取り上げました。今年間の学校図書の予算は幾らでしょうか。これで十分だと言えますか。 子どもたちはやっぱり読書によって世界が広がり、学ぶことができますし、今の学校図書の現状では余り学校図書館で本を読む雰囲気が、それから現代に合わせたビデオとかDVDとか、そういうものを活用した、そういう図書館の充実、こういうものが求められると、このように思うんですが、いかがでしょうか。 次に、匝瑳市の民衆の歴史と文化の進展についてであります。 やはり匝瑳市では、ちゃんとした歴史資料館あるいは郷土の民衆の歩んだ歴史展示館、これは仮称ですけれども、そういうようなものがありません。これは恐らく全県で見ても珍しい、そういう伝統の文化に対する目が行き届いていないんじゃないかという象徴にもなると、このように思うんです。 私も今回、匝瑳市内の県や国のあるいは市の指定の文化財、いろいろ調べてみました。たくさんの貴重な、特に匝瑳市は埋蔵文化財の宝庫であります。そういう意味でその実態、そして、資料、歴史的遺産の収集、そういうのにどう努力されているか伺います。 次に、匝瑳市の観光資源発掘について。 私これ、企画が極めて重要な担当部署にはなると思うんですが、企画だけではそれは難題だと思うんですよ。やっぱりこれは市民の力と一緒に協働の力で、やはり匝瑳市の魅力を発見する。そういうプロジェクトチームを立ち上げていくと、そういうことが必要ではないかと。それには当然専門の担当者、そういう対策室、そういうものを設置して臨んでいくということが必要だと思うんですが、いかがでしょうか。 それから、次に、匝瑳市のイメージアップについてですが、今SNSの活用が本当に大事になっています。匝瑳市として、このSNS、フェイスブックとか様々なアプリを使った活用で、匝瑳市の魅力を全国に全世界に普及していくということが大事だと思うんですが、昨日、新聞に香取海匝の昭和というチラシが折り込まれています。これは民間の業者がやるわけですが、そこにぜひ昭和初期から昭和55年頃までの写真を募集していますと。いわゆる民間は民間でいろんな資料の収集をやっているわけですよ。匝瑳市はどうなんですか。やっぱり将来に匝瑳市の貴重な歴史を残していくという意味でぜひ御尽力をお願いしたいと、このように思うんですが、いかがでしょうか。 以上、質問いたします。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君の質問が終わりました。 大木傳一郎君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 大木傳一郎議員の御質問にお答えをさせていただく前に、大木議員の御病気に対しまして、早期の回復をお祈りさせていただきたいと思います。 それでは、御質問にお答えさせていただきます。 初めに、行政の私物化についてのお尋ねでございますが、新聞やテレビのニュース等で報道されておりますが、私といたしましては、国民の理解が得られるよう十分な説明を望むものでございます。 次に、文書管理・保存の状況についてのお尋ねでございますが、本市におきましては、文書事務の適正かつ円滑な執行を図るため、匝瑳市文書管理規程に基づき文書管理及び文書の保存を行っております。各文書の保存期間につきましては、文書管理規程に定めた基準に基づき、永年、10年、5年、3年、1年という種別で区分した上で、文書保存を行っております。 現在の市の文書につきましては、文書管理システムによる管理を行っており、登録した文書はこのシステムにより文書の検索等ができるようになっております。市といたしましては、今後とも文書の適正な管理及び保存に努めてまいります。 次に、非核平和行政についてのお尋ねでございますが、本市では平成18年6月に平和都市宣言を行い、これまで8月1日の平和の像に千羽鶴をささげるセレモニーを初め、ヒロシマ・ナガサキ原爆ポスター展や戦中戦後の暮らし展、戦跡パネル展千葉空襲パネル展等平和事業を実施してきたところでございます。また、各事業につきましては、市のホームページにも掲載し、平和行政の取組として紹介をしております。このほか本市が加盟しております平和首長会議から提供された被爆樹木を八日市場駅前広場や市内の各中学校に植樹しております。 今年は戦後75年を迎えるわけでありますけれども、戦争の記憶が徐々に風化していくことが懸念されており、市といたしましては、今後とも平和都市宣言の趣旨の下、平和施策の推進とともに、市民の平和意識の高揚に努めてまいりたいと考えております。 最後に、学校給食無償化実施時期の決断についてのお尋ねでございますが、本件につきましては、昨日の宮内議員に御答弁いたしましたが、学校給食完全無償化につきましては、私といたしましては議会での決議を重く受け止め、これまであらゆる角度から検討してまいりましたが、今後の財政見通し等から完全無償化は現状としては困難と判断をいたしました。 しかしながら、少しでも保護者の負担軽減が図れるよう、教育委員会及び庁内組織であります子育て支援対策委員会において検討してきた結果、第3子以降を無償化することと併せまして、小・中学校の給食費を引き下げることを決断し、この4月から実施できるよう教育委員会に指示したところであります。 私からは以上でございますけれども、そのほかにつきましては教育長及び担当課長から御答弁申し上げます。よろしくお願いします。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 私からは、学校給食無償化実施時期の決断について、市長答弁に補足させていただきますとともに、児童憲章、匝瑳市の歴史、文化の進展等についてお答えをさせていただきます。 初めに、学校給食無償化についてでございますが、ただいま市長が御答弁いたしましたが、教育委員会といたしましても議会での決議を重く受け止め、検討を重ねてまいりましたが、財源確保の面から現状では困難であるとの結論に至りました。 しかしながら、保護者への負担軽減に向けた何らかの施策を検討するよう、市長から教育委員会へ指示がありましたので、引き続き子育て支援対策委員会を通じて検討してまいりました。委員会では、全国及び県内自治体給食無償化の状況や負担軽減等の取組、また、本市の財政見通し教育懇談会における参加者の御意見等を踏まえ、負担軽減に係る案とその財源の試算等について検討を行ったところでございます。 その結果、保護者の負担軽減策として第3子以降を無償化する案と給食費を引き下げる案を調整いたしまして、市長の判断を仰ぐこととなった次第でございます。 次に、児童憲章、子どもの権利宣言についてお答えいたします。 児童憲章日本国憲法の精神に基づき、児童に対する正しい観念を確立し、全ての児童の幸福を図るために定められた児童の権利宣言であり、昭和26年5月5日に定められました。内容としましては「児童は、人として尊ばれる。児童は、社会の一員として重んぜられる。児童は、よい環境の中で育てられる。」の3つの基本綱領と12条の本文で構成されています。これを受けて、教職員はもとより、大人は子どもをかけがえのない存在として育むとともに、児童生徒に対して人権意識を身につけさせていく必要があります。 学校教育においては、社会科、特別の教科、道徳、特別活動国際理解教育等で子どもの人権に関する内容を取り扱っております。特に特別の教科道徳や特別活動では、自己肯定感や他の人を尊重する心の育成、人間関係づくりなど、人と関わる上で大切な心情や態度の育成を目指しています。さらに、教職員個々人権意識を高めるため、学校教育計画人権教育を位置づけるとともに、各種研修に取り組んでいます。 子どもたちの人権という点では、いじめの問題も重要な課題でございます。学校ではいじめの早期発見、早期対応に努めるとともに、児童生徒が自分の大切さを改めて自覚し、他の人を尊重することができるよう指導に当たっております。 新学習指導要領においても、子どもたちが自分や他人を尊重し、将来協力して積極的に社会に参画する姿勢を身につけることが求められていることから、今後も一層子どもの人権意識を含めた人権教育を推進してまいります。 次に、匝瑳市歴史資料館、郷土民衆の歩んだ歴史展示館の開設についてのお尋ねでございますが、現在、市には郷土資料館といった位置づけのものはございませんが、市の歴史的資料といたしまして、市内で出土した丸木舟を市民ふれあいセンターロビーに展示してございます。また、市内の埋蔵文化財包蔵地で出土した土器等については、のさか図書館2階展示室で一部公開しております。現在、整理作業を行っています多古田低地遺跡からの出土品の中から、貴重なものにつきまして特別展を開催しようと考えております。 議員御指摘のとおり、歴史的資料を保存するだけでなく、貴重なものとして展示するなど、匝瑳市の郷土資料や文化財を広く知っていただくことは非常に重要なことだと認識しておりますので、のさか図書館展示室の有効活用について今後も検討してまいりたいと考えております。 次に、匝瑳市の観光資源発掘イメージアップ対策についてのお尋ねでございますが、匝瑳市には数多くの有形無形の文化財がございます。代表的な文化財である飯高檀林跡のほか、市内の様々な文化財が観光資源や市のイメージアップにつながるものと考えております。 その一つとして、県指定無形民俗文化財であります八日市場盆踊り定例発表会を一昨年から匝りの里を会場として開催し、本年度は国際交流協会とタイアップして、大変盛り上がることができました。 また、ただいま議員から御提言のあった郷土の歴史についても、今までにない新たな視点で歴史を掘り起こせるような仕組みや周知方法なども検討し、匝瑳市の歴史や文化の情報発信に努めてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 加藤学校教育課長。 ◎学校教育課長加藤雅博君) 私からは、市内中学校の校則についてお答えをいたします。 市内中学校では、教職員の指導や生徒の自発的なルールづくりにより、生徒の望ましい姿が実現されるよう努力しています。詳細は学校によって異なりますが、主に時間を守ること、安全な学校生活を送るために必要なこと、学習に集中して取り組むために必要なことなどについての規則や決まりです。特に教職員による指導の場合は、生徒が指導された内容を十分に理解した上で、規則や決まりを守ることができるように配慮しております。 現在、市内の中学校では、生徒が自覚を持ってルールを守ることにより、学習の環境を整えることができております。 次に、学校図書についてのお尋ねですが、現在、学校規模に応じて年間約18万円から36万円の図書購入費を配当しております。毎年新しい蔵書を配置することで、学習内容や児童生徒の興味に応じた蔵書をそろえることができております。 なお、市内小・中学校学校図書の整備状況につきましては、千葉県で作成しました学校図書館自己評価表を使用して把握しております。平成30年度末には学級数に応じて定められた標準冊数に対して、平均して1.5倍を超える蔵書がございます。また、蔵書冊数に加え、学校図書館の活性化を目指すための取組が認められまして、市内ではほぼ全ての学校が優秀校または優良校として指定をされました。 今後も学習意欲の向上及び豊かな情操教育を目指して、学校図書館の整備を推進してまいります。 私からは以上です。 ○議長(石田勝一君) 大木総務課長。 ◎総務課長大木進一君) 私から、市長答弁に補足させていただき、文書管理・保存の現状と非核平和行政に係る核兵器禁止条約についてお答えをさせていただきます。 初めに、文書管理・保存の現状についてでございますが、文書の保存場所につきましては、主に永年の文書はシルバー人材センターの2階の書庫において保存しており、それ以外の主に10年以下の保存期間の文書は本庁1階の書庫において保存をしております。 なお、旧野栄町における永年文書につきましては、野栄総合支所の書庫に保存しております。 保存文書の中でも特に重要な文書であります永年文書につきましては、文書管理システム上におきまして、現時点で1万708件の簿冊の登録及び保存をしてございます。 永年文書の内容の一例を申し上げますと、条例規則等制定改廃に関する文書、市行政の総合的な計画に関する文書、市議会の議案議決書、議事録並びに各種委員会に関する文書、重要な工事に関する文書、歳入歳出予算及び決算に関する文書等でございます。特に永年文書等の重要な文書につきましては、保存の状態等に十分留意しながら、適正な管理に努めてまいりたいと考えております。 それから、災害関係の文書ということで御質問いただいたところでございますけれども、災害関係の文書の保存についてでございますが、現在、匝瑳市文書管理規程に基づき、やはり文書保存・管理を行っておるところでございます。特に大きな被害をもたらした災害、3.11でございますとか、今回の台風災害についても同様でございますけれども、後世に引き継いでいかなければならない歴史的な重要な文書であるものと認識しておりますので、永年文書として特に配慮を行いながら、今後におきましても適正な管理・保存に努めてまいりたいと考えております。 それから、庁議の関係の文書ということの御質問でございますけれども、庁議ほか、市内部の会議における文書ということの文書の開示、公開ということでございますが、これは匝瑳市情報公開条例に基づきまして、市の内部での意思形成過程の文書については、これは非公開ということでさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、核兵器禁止条約についてでございますが、本市における核兵器禁止条約早期締結を求める署名活動につきましては、現在、市のホームページにおきまして平和行政のページを設けており、その中で核兵器禁止条約早期締結を求める署名を呼びかけているところでございます。 また、昨年の10月31日から11月3日まで、市の平和事業として八日市場公民館におきましてヒロシマ・ナガサキ原爆ポスター展を開催した際に、核兵器禁止条約早期締結を求める署名コーナーを設置し、44名の方から署名を頂いたところでございます。 本市が加盟してございます平和首長会議では、日本政府に対して核兵器禁止条約の早期実現に向けた取組の推進を求める要請を行っているところでありますので、今後とも国に対する要請活動につきましては、平和首長会議を通じて取り組んでまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 市長は桜を見る会等々のことに関して、十分な説明を求めたいと。幾ら説明を求めても、説明しないわけですよ。やっぱりこの現状に関して、やっぱり政治とはこれでいいのかという、市長も匝瑳市の一つのまとまりのトップですから、もしこんなことを市長がもしやったら、とんでもないことになるわけでしょう。これは少なくともあってはならないことだと。でき得れば政府に対してきちんと説明をしなさいという発信をすることが必要じゃないんですか。いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私物化という、その判断は個々によって違うんではないかと私は思っております。そういう中で、私物化と思っている方々があるということであれば、やはりその方々、そしてまた、国民に向けて納得できる説明をしていただきたいという意味で答弁をさせていただいたところであります。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) それは市長、桜を見る会にしても、結局反社会的集団のトップを、国民に大きな被害を与えたのを招待するわけですよね。あと、国税で桜を見る会をやるわけでしょう。国民の税金でいわゆる安倍後援会の山口県からたくさんの人を呼びつけて、安い経費でやる。こういうむちゃくちゃなことがもし許されたら、もう日本の政治は駄目ですよね。これは常識でしょう、当たり前でしょう。その辺を考えてやはりもっと真剣にこの問題に自分の気持ちを市長として整理整頓する必要があるんじゃないですか。いかがですか。
    ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 人それぞれの考え方もあろうかと思いますけれども、私としては政府に対しまして機会があれば、そのように理解が得られるように、強くその説明をしろということを要請してまいりたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 人それぞれじゃなくて、国民の約8割はこれはおかしいというふうに感じているわけですよ。それに逃げまくっているわけですよ。これ以上この問題で質問しませんけれども、平和行政は私も高く匝瑳市頑張っているなというふうに思います。 そこで、いわゆる被爆二世のクス、アオギリ、全3校の中学校、それから、駅前、これにプラスしてやっぱり教育の現場から教育長に一つは決断してもらって、企画、総務課とも協議してもらいたいんですが、やっぱり全小学校に、人が集まるところに、やはりそういう広島、長崎に要請して、枝というより二世の木をお願いして、その植樹を早急に実施してほしいというふうに思うんですが、その辺はいかがですか。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) ただいまの御意見でございますけれども、令和2年度、全小学校に被爆のアオギリ、これの植樹を考えて、これから要望していきたいと、このように考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 次に、学校給食問題に移りたいと思うんですが、この議論をすると必ず財政問題にぶつかるわけですよね。今度のこの問題の議論の焦点というのは、そこにあるわけじゃないんですよ。年間1億円前後の話でしょう。これが年間10億円だ、50億円だということになると、これはおっしゃるとおりだと私は思います。私もそれは同感です。 ただ問題は、今度のこの問題で財源の問題というのは、私はそれよりもっと大きな問題は、市長ができるだけ早く実施したいという、この方向ですよね。それから議会が、もう、すぐ実施すべきだという決議をした。この2点をいかに執行部が真剣に、それに取り組むかというところに一番の重要な課題があるわけですよ。 地方公共団体はその意思、基本的な方針を決める議決機関として、市議会と執行機関としての市長や教育委員会があります。地方自治は二元制を取っています。市長と議会の意思を実践に移す、職員は全体の奉仕者として、その意思の実施に事務専念義務が課せられています。いかがですか、これ市長に聞いてもしようがない。財政課長、私が今述べた職員としての在り方。 ○議長(石田勝一君) 布施財政課長。 ◎財政課長(布施昌英君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 私の立場といいましょうか、財政の健全な運営を図るという意味で、今回の学校給食の問題の中で、やはり財政、これから運営していく中で……     (「それを聞いているんじゃない。職員としての基本的な態度を聞いている」と呼ぶ者あり) ◎財政課長(布施昌英君) 職員としてというか、私の立場としては財政運営をしていかなければならないということで、このような市長の決断というふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) そうすると、市長の方針や議会の決議、決定を無視すると、財政問題を理由に。そういうことなんですか。答弁してください。市長はいいよ、担当に聞いているんだから。財政問題だから、これ。財政が厳しいからできないというんだから、財政課長が答弁してください。 ○議長(石田勝一君) 布施財政課長。 ◎財政課長(布施昌英君) 御質問にお答えさせていただきます。 先ほども申し上げましたように、この市の財政を運営する中でということで考えておりまして、このような決断に至ったと私は認識をしております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) その決断というのは、やるという決断でしょう。やらないという決断ではないんでしょう。ただ時期の問題でしょう。時期をすぐやるか、あるいは来年にするか、再来年にするかという、その時期の問題で財政的になかなか難しいと、これが本当のところじゃないんですか。本当のところはどうなんですか。やらないという結論なんですか。財政課長。 ○議長(石田勝一君) 布施財政課長。 ◎財政課長(布施昌英君) 先ほど市長が答弁申し上げましたように、今回給食費と、あと第3子からということで、段階的に今回上がったということと私は認識をしております。 それで、根本的な話、先ほど1億円という話が出ましたけれども、試算ですと実際1億2,000万円程度、それを計算したところ、財政調整基金を繰入れということで前回のお話も頂いておる中で、来年度の予算では約10億円の繰入れを計上しております。そうしますと、30億円の財政調整基金も10億円を繰り入れますと20億円になります。そういった中で推計をしたところ、このままいきますと運営がいかなくなってしまうというようなことで、こういう問題も市のほうとして御理解いただいて、このような決断ということで私は認識しております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) やらないということなんだ。 今私はいわゆる市長のできるだけ早く実施したい、議会での決議、この2つ、重く受け止めると言いながら軽く受け止めている。じゃその重く受け止めるということであれば、できるだけ早く実施のための協議、どれくらいやっていますか。少子化の中での財政推計、今1億2,000万円、私もよくそれは知っていますよ。でも今少子化の中で数年先は1億円ですよ。 保護者の意向調査、学童家庭の貧困の深まりの実態把握、低下する給食費の徴収率、滞納額。もし匝瑳市で、県内で他市に先駆けての実施ということになることによる効果と市民の誇りと市民の自信ですね。いわゆるポジティブなやる気が起きるというのか、学校現場に大きな影響を与えると。 だって、そもそも横芝光町と多古町はもう実施しているわけですよ。私の隣の豊和、飯高、吉田、豊栄、須賀、栄、匝瑳市内の12の市町村のうち6つが片や無料、片や有料と。教育的な見地から見ても、私は匝瑳市というのは特殊な条件下の中にあると。 ですから、財源がどうのこうのと、約1億円前後の財源が捻出できない、匝瑳市も旧八日市場市も含めて、財政が厳しいことに直面したこと、たくさんありますよ。今市民病院の院長おいでですが、市民病院なんかもう売っちゃえと。こんな赤字の病院なんかなくなったほうがいいと、議会で堂々とそういう論を吐く人もいましたよ。ちょっと待てと。ここまでなかなか問題を抱えながらも来て、新たな展望を見いだしていくと。赤字再建団体に指定寸前まで旧八日市場市は直面したことがありますよ。 一番問題なのは、市民の願いにどう応えるかという問題なんです。財政問題が先にあるんじゃなくて、やっぱり市民の願い、それも妥当な当たり前の願いをどれだけ実現するかという、そこにあるんじゃないですか、財政課長。 ○議長(石田勝一君) 布施財政課長。 ◎財政課長(布施昌英君) ただいまの御質問でございますけれども、そういう危機的な状況になったことがあるというような御質問でございますが、実際そういうふうにならないためにも、今先ほども御答弁させていただきましたけれども、予算の繰入れで約10億円を繰入れを計上しております。そうしますと、これは予算の編成過程の中で財源が不足するということで繰入金です。そうしますと、これ来年もまた同じように繰り入れしますと、3年で30億円、例年剰余金で3億円を積み立てしていますけれども、そういった中でももう厳しい状況というのが先に見えておりますので、その辺は議員にも御理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 教育長に伺いたいと思うんですが、教育長も随分やっぱり財政問題を非常に重く、議会の決議や市長の意向よりも、財政問題を重く受け止めてできないと、すぐにはできないと。 これ何か教育長ですから、教育委員会の教育の現場のトップですから、やはり子どもたちの、あるいは父兄の、父母の立場に立った要望というのか願いの発信、これを基本にすると。市長が言うには私はいいと思うんですよ。市長は全てに関しての責任がありますから。教育長としては、何か市の下部組織になったような、これは独立した、教育委員会はもう完全に独立した行政機関ですからね。それが一緒になって財源問題でなかなか実現しないと。 例えば、先ほども言いましたけれども、保護者の意向調査、いわゆるアンケート調査、実態調査、学童保育の貧困の深まりの実態把握、その後の給食費の徴収率、滞納額、こういう一つの施策を実行するに当たっての基本的な調査、そういうものを緻密にやっているんですか。やっていないで、財政課長がこういうわけで、いわゆる小ぢんまりした考え方ですよ、私からいえば。もっと大局的に立って、大局に立ってやれば、この課題は実行できるんですよ。 今新コロナでもう大変な状況になって、ここであたふためいて、どうのこうのと、細かい大局に立たないで、碁盤の目でいえば、一部分だけ見て対局をするということではないわけでしょう。大局に立てば、必ずこの願いが実現できる。そういう意味で教育長の姿勢の転換、子どもの立場、父母の立場、それに立脚すると。もうちょっとそういうことを願いたいと思うんですが、いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 二村教育長。 ◎教育長(二村好美君) 前もこの議場において、大木議員からも御意見賜りました。教育長は子どもの立場に立って考えるべきであって、財源は部局が考えることであるという御意見、この前も賜りました。しかしながら、やはりどうしてもやる上では、やはりそれが一度踏み切ったからには途中でやめることはなかなか難しいものがあります。そういった中で将来的な展望、財政見通しというのは、これは決して無視できるものではございません。 教育予算一つとっても、この前も申し上げましたけれども、本市は大変今子どもたちの良好な学習環境をつくるために、トイレの洋式化も踏み切りました。そして今年は願いだった空調設備も全校が実施できると。そういう中にあって、まだまだこれからパソコンの整備、あるいはこの後、長寿命化等も考えていかなければなりません。そういった中にあって、幾ら教育長、子どもの視点に立ってといいながらも、全く財源を無視した一方的な立案はまずあり得ないと私は思います。 実際に保護者の声も、学校給食運営委員会、あるいは昨年秋のPTAとの教育懇談会、こういった中で、委員の皆さんからは、市がこれだけ給食費の運営に負担をいただいているというのは改めて分かったと。もっともっと今のそういった市が負担してくれていることを積極的にPRしたらいいんじゃないですかと。私ども食べた物はやはり自分たちで責任を持って食べる。それよりもやはりもっと教育施設、子どもたちにさらなる学習環境の良好なものを提供してもらいたい、そういう声が多うございました。 そういったことも踏まえて、私申し上げておるわけでございますが、あと、議員おっしゃるように、隣接の多古町あるいは横芝光町は空港地域交付金という財源確保がございます。そういったものは子どもたちもある程度は、難しい言葉は分からなくても、その辺の理解はできていると思います。 そういった意味で今回、学校給食完全無償化は踏み切れませんでしたけれども、市長からの配慮で、何らかのしかし、子育ての世代の負担軽減をできるだけしたいと。そのための施策を考えるようにという御指示を受けて、今回給食費の引下げ、そして、減免制度の拡充と、こういう二本柱を踏み切ることにいたしました。どうぞその点を御理解を賜りたいと思います。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 最終的にそうすると、この給食費の無償化というのはいつできることになるんですか。市長が言う、できるだけ早くというのはいつのことなんですか。議会が求めている即時実施、これがいつまで引き延ばされることになるんですか。日本語が日本語にならないでしょう。できるだけ早くというのはどういう意味を持っているんですか。 大体市長任期もいよいよ折り返し地点ですよね。残されているのは市長、あと2年なんですよ。できるだけ早くというのはぎりぎりこの2年だと私は思いますよ。ましてや来年の4月実施と、これは一つの大きな目安ですよね。そうすると今年度中に様々な諸準備をしなければならない。 私今の答弁ずっと聞いていて、執行部に子どものことや父母の今の暮らしの実態や学校給食法のこの目的にある、その重要な眼目が極めて希薄、残念なことだというふうに言わざるを得ません。このまま今の答弁を要約すれば、できるだけ早くやる時期、即時やる議会決議、これは永遠にかなり先に引き延ばされる。こういうことになってしまうので、これは多くの市民の批判を受けると思いますので、指摘しておきたいというふうに思います。 それから、先ほどブラック校則の話を私して、そうすると、いいですか。一中の校則と同じのが多少違うという答弁がありましたよね。どこがどう違うのか。いわゆる今、頭髪は黒一色でなければならない。下着は白でなければならない。頭髪は女子の場合はおかっぱ、男子の場合はいがぐりというのか、そういうふうにしなさいとか、いまだそういうところ、全国に幾らでもあるわけですよ。そういうのは匝瑳市立の中学校にはないと、こう理解していいわけですね。 ○議長(石田勝一君) 加藤学校教育課長。 ◎学校教育課長加藤雅博君) それでは、ただいまの御質問にお答えさせていただきます。 議員御指摘の数年前といいますか、昔のいわゆるブラック校則と言われるような決まりにつきましては、現在の匝瑳市の3中学校にはございません。 もう一つ、若干違いがあるというふうな御指摘、私の話の中での違いについてということでありますけれども、記載してあるか、記載していないか、若干の違いはありますけれども、基本的には大筋3つの学校とも同様の決まりになっているというふうに捉えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君。 ◆18番(大木傳一郎君) 匝瑳市の民衆の歴史、文化の問題に移りたいと思うんですが、匝瑳市には丸木舟を初め、匝瑳市の明治維新、それから椿海の干拓史、それから福善寺を拠点とした真忠組、いわゆる世直し運動、それから飯高の不受不施派の弾圧、自由民権運動、あるいは小作争議、戦跡、それから匝瑳市の巨木、よくテレビで報道される春海のマキ塀、椿にある自由民権運動の遺跡、平和・共興を中心とする緑の彫刻というのか、植木畑めぐり、箕づくり、有機奨励品種をやっている方々、自然再生エネルギーの里、様々な匝瑳市には魅力がいっぱいなんですよね。 これをやはり匝瑳市の歴史遺産として、匝瑳市遺産という名称をつけて、やっぱり長く後世に伝えていくということが必要だと思うんですが、その辺、その指定制度、魅力発見推進プロジェクトチーム、こういうものの立ち上げをぜひ求めたいと最後にお願いしたいんですが、いかがですか。 ○議長(石田勝一君) 増田生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(増田善一君) それでは、ただいまの…… ○議長(石田勝一君) 端的に。 ◎生涯学習課長(増田善一君) はい。議員から御提言のありましたプロジェクトチームですか。今のところ仕組みがございませんので、仕組みをつくれるかどうか、これから調査研究してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 大木傳一郎君の一般質問を打ち切ります。 続いて苅谷進一君の登壇を求めます。 苅谷進一君。     〔15番苅谷進一君登壇〕 ◆15番(苅谷進一君) まず初めに、現在発生中のコロナウイルスの対策に苦慮していると思いますが、国難の一つと考え、市民のため対応をよろしくお願いします。 また、昨年の台風15号並びに19号の風水害により被災された皆様へ、その後の対応はいかがでしょうか。 また、一昨日には9年目を迎えます3.11も起きました。皆様にお見舞いを申し上げます。 次に、執行部の皆様方には、今日までコロナウイルス感染予防対策、災害復興に御尽力いただき、また、財政健全化、病院の事業の健全化に取り組んでいることに対し、敬意を表する次第であります。しかしながら、今後の匝瑳市を考えると厳しい状況は変わりません。病院の経営はまだまだ予断を許す状況ではありません。執行部が議会と一丸となって、財政問題、病院問題に対応して取り組んでいくことが必要であると考えます。 また、現在匝瑳市の課題であるごみ処理問題の方針についても、至急問題解決をしなくてはなりません。執行部も担当課も大変ですが、市民のため最大限協力をお願いいたします。 財政健全化には一定の理解を示しますが、財政調整基金は今回も来年度予算では10億円ほど使う予定であります。こういう状態が発生しますと、いろんな問題が発生した後は財政調整基金もすぐなくなります。さらなる慎重な財政運営が必要であることを執行部は理解していただきたいと思います。 その上で私も6期目におけるパワフル市政を掲げた病院問題、財源問題、広域ごみ処理問題について地方創生を生かして、政策を立案、提案、論議していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、昨今、毎日のように報道で未成年による犯罪や子どもたちの虐待、高齢者による交通事故問題が多発しています。また、薬物による犯罪も横行しています。今後は外国人の増加も懸念されています。市民の安全・安心のために関係機関と連絡を密に取っていただき、未然に防止、犯罪が起こらないよう、また、薬物被害が市民に影響を及ぼさないよう、対策をお願いいたします。 それでは、パワフル市政を掲げた私の質問をさせていただきます。 まず第1に医療問題から市民病院について、第2に環境衛生問題から広域ごみ処理施設と匝瑳市ほか二町環境衛生組合ごみ処理事業施設について、第3に環境生活問題から高齢者運転について、第4に産業振興課から県における家畜保健衛生所の移転についてお伺いします。 それではまず第1に、医療問題から市民病院についてお伺いいたします。 経営再建の進捗状況について御説明ください。 次に、病院の経営形態についてお伺いいたします。 病院内で検討しているという前からのお話です。その後取り組んでいるということはありますが、具体的にその後進んだんでしょうか。御説明いただきたいと思います。 次に、病院の運営の財政問題についてお伺いします。 病床の運営が計画どおり進んでいるのでしょうか、お答えください。 その中で現在、再建計画は順調に進んでいるのでしょうか。また、ぬくもりの郷の経営状況をお示しください。 次に、環境生活問題から広域ごみ処理施設についてお伺いします。 広域ごみ処理施設の総事業費の予算の内容、事業費に係る本市の財政負担についてお伺いしたいと思います。現状まで御説明ください。 また、前の質問者から答弁内容が関わるようでしたら、お答えは削除していただいても結構です。 次に、負担割合についてお伺いいたします。 新たな体制による検討会議が行われているようですが、その後の会議の内容はどのような内容ですか、お示しいただきたいと思います。 次に、リサイクル事業についてお伺いします。 ペットボトルやアルミ缶など、資源ごみのリサイクル等はどのように計画しているのでしょうか。また、この計画している処理量を明確にお示しください。前回もお伝えしてあるんですが、この処理量がお示しされておりません。お示しいただきたいと思います。 また、それに伴う収集運搬の取組はどのようになっているのでしょうか、お答えいただきたいと思います。 次に、中継処理施設の市内からごみを収集し、集約したものを銚子市まで運搬する予定ですが、収集運搬事業者の選定や委託方法についてはどのようになっているのでしょうか。お答えいただきたいと思います。 前にも言いましたが、中継処理施設に係る地元地区との調整、合意は取れたのでしょうか。その後の状況をお示しください。 また、新しい広域ごみ処理施設建設工事の進捗状況はいかがでしょうか。お答えいただきたいと思います。 次に、匝瑳市ほか二町環境衛生組合ごみ処理施設についてお伺いいたします。 現在の最終処分場について、今後の取扱いはどのように考えているのか、お示しいただきたいと思います。 次に、昨今では高齢者における運転による事故が多発しております。本市としてはどのようにこの対応を考えているのか、明確にお示しいただきたいと思います。 次に、産業振興問題から、千葉県が計画をしている家畜保健衛生所の移転についてですが、市長におかれましては、県の施設が本市に来ることはよいこととされております。市長は説明会には参加されていると思いますが、説明会の内容をどのように理解されましたでしょうか、お答えいただきたいと思います。 以上で私の登壇質問を終わります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君の登壇質問が終わりました。 苅谷進一君の質問に対する当局の答弁を求めます。 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、ただいまの苅谷議員の御質問にお答えさせていただきます。 私のほうからは、初めに市民病院の経営形態についてのお尋ねでございますが、12月定例会の苅谷議員の一般質問で答弁させていただいたように、まずは経営の健全化に最優先で取り組むこととしており、現在、新改革プランに基づき、職員が一丸となって経営改善に取り組んでいるところであります。 毎月、病院事務局から経営の状況の報告を受けておりますけれども、令和元年度はこれまでの取組により経営状況が改善してきているとの報告を受けております。議員御承知のように、新改革プランにつきましては、令和2年度が計画の最終年度となりますので、今後もなお一層の改善に努めるよう、指示しているところであります。 次に、広域ごみ処理施設の総事業予算の内容及び事業に係る本市の財政負担と負担割合についてのお尋ねでございますけれども、昨日林議員に御答弁申し上げたとおりでございます。 なお、現在、東総地区広域市町村圏事務組合の総務課を主務課とする構成3市の企画、財政、環境担当課長を構成員とする負担金制度検討会議がこれまでに4回開催をされておりまして、全体経費を均等割とごみ処理量割で算定するという方針の下、引き続き協議を行っているとの報告を受けております。 次に、リサイクル処理事業についてのお尋ねでございますけれども、缶とペットボトルにつきましては、新たな広域ごみ処理マテリアルリサイクル推進施設において中間処理することが計画をされております。缶とペットボトル以外の資源ごみの取扱いについては、中継施設から直接資源化業者へ引き渡すことが検討されており、現在、組合と構成3市において、協議が行われているところでございます。 次に、中継施設についてでありますけれども、中継施設の整備期間につきましては、具体的な整備の内容により、工事期間が決まることとなりますけれども、組合において作成した中継施設整備基本計画では、解体工事を含めて令和3年度から令和4年度の2年間が見込まれております。また、中継施設整備に係る事業費につきましては、中継施設整備基本計画の整備期間を基に概算事業費が算定されており、国の循環型社会形成推進交付金に必要となる地域計画にも位置づけられているとの報告を受けております。 次に、広域最終処分場建設工事につきましては、現在、埋立地部分となります貯留構造物の工事が行われており、工事の進捗状況として組合からは、計画よりも工程に遅れがあるものの、当初の計画どおり令和2年度末の竣工に向けて工事が進められているとの報告を受けております。 次に、松山の最終処分場についてのお尋ねでございますが、ごみ処理業務が廃止となり、埋立て終了してから廃止基準に達するまでの間は、引き続き匝瑳市ほか二町環境衛生組合において維持管理を行っていくとの報告を受けております。廃止基準に達した後の最終処分場の跡地利用につきましては、地元住民の皆様の御意見を伺った上で、環境衛生組合及び構成市町と検討してまいります。 次に、高齢者ドライバーに向けた対策についてのお尋ねでございますが、議員御指摘のとおり、高齢ドライバーの加齢による判断能力の低下や認知症等から引き起こす痛ましい事故は全国的に見受けられるところであり、強く危機感を抱いているところでございます。 本市におきましても、高齢者が関わる交通事故の割合が高くなっておりますので、引き続き匝瑳警察署を初め、関係団体や地域の方々と連携し、交通安全運動や交通事故防止の啓発に努めてまいります。 最後に、家畜保健衛生所の移転についてのお尋ねでございますが、かねてから県に要望しておりました住民説明会は1月21日午後7時から野栄総合支所で開催をされました。説明会には私も一個人として参加いたしましたが、全体では100名を超える方々が参加されていたものと思います。 県の説明に対しまして、参加者からは多くの意見が出され、私に対する御質問もございました。私からは、県施設の誘致に関して基本的には賛成の立場であること、また、事業者である県には地域住民に御理解を得られるよう説明をしていただきたいとの考えを申し上げさせていただきました。 なお、説明会では、県職員の方々がそれぞれの意見に対して丁寧に説明をされていたという印象を受けたところでありますけれども、参加者の方から次回も開催してほしいという意見があったようですので、私からも県のほうへ引き続き丁寧な説明会の開催の要望をしてまいりたいと考えております。 私からは以上でございます。そのほかにつきましては、病院事業管理者及び事務局長から御答弁申し上げます。よろしくお願いいたします。 ○議長(石田勝一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(菊地紀夫君) 私からは、病床の運営状況についてお答えいたします。 令和元年度の4月から1月までの入院患者数は延べ1万8,998人、1日平均では62.1人、病床利用率は62.7%となっております。平成30年度との比較は、延べ患者数は1,773人増加、1日平均で5.8人増加をしております。一般病床と地域包括ケア病床の稼働状況の内訳としては、一般病床が85床で、1日平均54.8人、利用率64.4%、地域包括ケア病床が14床で、1日平均7.3人、利用率52.3%となっております。 地域包括ケア病床については、一般病床より稼働率が低くなっていますが、この要因は2つございます。 一つは、包括ケア病床については、急性期治療を経過し、病状が安定した患者に対して在宅あるいは介護施設への復帰支援に向けた医療やリハビリなどの支援を行う病床であるため、この入院適用となる患者数がある程度制限されることがございます。 もう一つは、当院の病室が狭いため、包括ケア病床としている病室内でリハビリを提供とする場合に支障があるため、ベッドを空けておかなければならないという事情があり、利用率が少し低迷している状況です。 令和2年度については、入院患者数の目標を1日当たり66人、利用率を66.6%としているところでありますので、地域包括ケア病床についても稼働率を向上させたいと考えております。 なお、現在、新型コロナウイルスの流行が大変危惧されるところでございますが、実際に病院の外来患者についてはかなり減少しております。また、人間ドックの予約もほとんどキャンセルとなっておりまして、少なからず既に影響が出ているところです。 私からは以上です。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) それでは、市長答弁に補足させていただきます。 経営再建の進捗状況についてのお尋ねですけれども、令和元年度の経営状況について、1月までの状況ですが、入院については、患者数が平成30年度との比較で1,773人増加していることから、入院収益についても4,400万円ほど増収となっております。外来については、ゴールデンウイークや台風の影響で診療日数が6日減ったということによりまして、患者数が2,009人減少しています。しかしながら、これまでの経営改善の取組により、収益そのものは5,000万円ほど増加しております。 令和元年度の1月までの病院事業収益は平成30年度との比較で1億534万円増加しており、一方、病院事業の費用については1,416万円の増加にとどまっていますので、9,118万円ほど収支が改善しているという状況です。 次に、再建計画が順調に進んでいるのかというお尋ねですけれども、現在、新改革プランに基づき経営改善を進めておりますので、新改革プランの収支計画との比較について申し上げます。 新改革プランでは、平成30年度の経常損益について5,035万円の赤字にまで改善するということを目標としておりました。結果的には、平成30年度の経常損益、6,512万円の赤字となりましたので、計画を1,477万円下回ってしまいました。令和元年度は1,556万円の黒字を目標としているところですが、1月までの経営状況を平成30年度と比較して9,100万円ほど上回っておりますので、目標に近い数字になるのではないかと推測しているところです。 次に、ぬくもりの郷の経営状況についてですが、まず、利用者数については、4月から1月までの累計入所者数が2万7,073人で、平成30年度より1,341人減少し、収益も1,300万円ほど減少しています。通所者数については5,740人で、平成30年度より155人増加し、収益も160万円ほど増加しております。これにより全体では1,174万円ほど減額となり、事業費用については給与費の増加などにより1,424万円ほど増加しておりますので、収支では2,600万円ほど悪化しているという状況です。 令和元年度は入所者数の減少により収益が悪化しているところでありますので、令和2年度については入所者数の確保に努め、収支改善を図りたいと考えております。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 鎌形環境生活課長。 ◎環境生活課長(鎌形健君) 私のほうから、市長答弁に補足をさせていただきます。 リサイクル処理事業における缶とペットボトルの年間計画処理量につきましては、令和3年度時点での組合の推計値ということになりますが、3市合計で1,063トンが見込まれております。 次に、中継施設に集められたごみの広域ごみ処理施設までの収集運搬を行う事業者の選定方法及び委託方法につきましては、今後組合と構成3市での協議を行うということになっております。 次に、中継施設につきましての地元合意ということでのお尋ねでございますが、中継施設整備に係る地元地区との合意につきましては、組合及び市で平成27年度に地元住民の皆様に説明会を開催し、以降、毎年度継続して松山清掃工場周辺住民連絡協議会との意見交換会を行っております。本年度も6月27日に意見交換会を実施しており、周辺住民連絡協議会の皆様から御意見を頂いているところでございます。 また、8月31日には、中継施設整備に関連しまして、松山清掃工場の敷地測量業務に着手したいということで、周辺住民連絡協議会の皆様に測量業務についての説明会を実施させていただきました。つい先日、3月11日になりますが、隣接の地権者にお願いしまして、境界立会いを行ったところでございます。 今後でございますが、現在作成中でございます基本設計が出来上がり次第、詳細な施設の整備計画を皆様にお示ししながら、組合と市で地元住民の皆様に丁寧な説明を行い、同意がいただけるように努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 答弁ありがとうございました。 それではまず初めに、病院の件について確認をさせていただきたいと思います。 市長、よくこの改革プランは見ておられると思うんですけれども、この改革プランの中で39ページに経営形態の見直しの方向性というのがあるんですね。ここを見ると、一文読み上げますと、経営形態の見直しは重要な意味を持つものであるという、もう結論づけているんですよ。ところが、今回この改革プランに元あった経営形態についての見直し等の検討は現状していないと思うんですよね。その辺どうでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 病院の経営形態ですけれども、これは常時私は頭の中に入っております。ただし、現在その経営形態を見直すとか、経営形態を考えるという、その時点よりも、経営の健全化ということに重点を置いて病院のほうで頑張っていただくように話をさせていただいておるところであります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) まさにこの件なんですけれども、確かに健全化というのは数字の問題はあるんですけれども、昨今全国的に病院の見直しということで四百幾つかの出ていますよね。それで、昨日の答弁にもありましたように、多古中央病院、または東陽病院もその対象になったということであります。ということは、この病院の立て直し問題とかでいう問題は、経営も含めてですけれども、地域の医療体制を考えた上での経営形態を検討すべき時期に来ているんだと、国は指針を出しているわけなんですよ。 そこで私が前から言っているのは、いわゆる多古中央病院さん、東陽病院さん、匝瑳市民病院を含めた地域的な見直しを含めた経営形態も、一つの抜本的な経営計画の経営形態の改革になると思うんですよ。その点市長はそういうことはお考えになりませんか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 念頭に置きまして、それぞれの病院、事務局に対しましてそのような相談をしたらどうだというような働きかけはしておりますけれども、なかなか前進はしていないというような状態です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 実際担当ベースだと立場、立場があるので、非常に言いにくい部分もあると思うんですよ。前にたしか香取市の市長が中心となって、香取海匝の医療圏の会議を持つということでおやりになったと思います。その後、その会議は首長間ではされているんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 昨年末に首長は第2回目、あと事務局サイドはその間に何回か会議は開いて、開催しておるようであります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) まさに去年の段階でそういう問題が、地域の医療問題が出ているところだと思います。ドクターのいろんな大学の関係の圏域とかはあると思うんですけれども、そういうことの第2回の会議では、首長会の中ではそういう論議はあったんでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 今、昨年第2回かなというような答弁をさせてもらったんですけれども、今の記憶では、ちょうどコロナの話が出ていましたので、1月末くらいの開催だったのかなというふうに思っております。 その会議の中では、そのような具体的な話はなくて、コロナの対策、そしてまた、特に各自治体病院での特色ある病院における報告会ですか、説明会ですか。そういうのを具体的に討論し、話し合った経緯でございます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 市長、御存じのように、第3滑走路ができる関係で、多古町と横芝光町さんにおかれましては、空港の手厚い形が見えてきているのが現状であります。 ですから、私が言いたいのは、単独で病院の再建で新しい病院を建てようという計画もそれは結構なことでございますけれども、今地域の医療を考えて、その財源を考えたときに、単独でやるよりは、地域の活性化を図りながら一体化と集約を求めた形での、病院の新たな形の経営形態も含めた見直しが必要な時期に来ているんじゃないかと。単独での経営の改善というのは、それはもっともなことでございます。例えば、企業同士が合併するに当たっても、お互いに経営状態が健全化でないとそういうことはできないわけであります。 ですから、そういうことも含めた上で、今後のこの匝瑳市の地域医療、旭中央病院を含めた香取海匝の地域を考えた上では、やっぱり医療の集約化と一つの財政の健全化を図る意味では必要な時期に来ているんでないかと思いますが、市長私のこの提案的な考え方にはどういう意見がありますでしょうか。お答えいただければと思います。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 国からの報道があった中で、424ですか、自治体病院の合併とか再編とか、いろいろ国のほうも提言をしておるわけでありますので、やはり国のほうの考え方というのもその方向に来ておるなというふうに私も理解をしております。ですから、そのような国の考え方を注視しながら、私も匝瑳市民病院の今後の在り方ということに対しまして検討していきたいというふうに思っています。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) まさに首長が先頭に立って、この状況を打破していく考えを持っていただかないと、担当者会議ではそういう方向性は出せないと思うんですよ。今やっぱり交通の便が非常によくなってきておりますので、いろんな形で送迎とかいう形をつくれば、若干離れていた場所であっても、医療の充実はできると私は思います。 例えばの例ですけれども、山武地区にある整形外科の病院さんなんかは、私ですけれども、自社でバスを仕立てて市内間をどんどん循環して、市のバスとか、いわゆるデマンドを使わないで、直接医療関係が送迎をして、医療体制を図るというようなことをやっている医療機関もあります。 ですから、時代の流れ、市の財政の人口の縮小、それから、地域の活性化を考えた上では、やっぱり地域の医療の在り方は首長が中心となって引っ張って、地域医療を見直していかなければならないという点を十分理解していただきたいと思います。これは答弁結構です。 具体的に病院の内容ですけれども、この改革プランに基づいていろいろ確認をさせていただきますけれども、当初のこの計画プランの中でいろいろ動いていたわけですけれども、実質的に先ほど来、前年度の赤字の分も見越して、今病院内にあった現金をこの計画プランを改革の中で全部で幾らくらい使い果たしましたか。お答えいただきたいと思います。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 今の御質問は計画が始まる前の現金が今現状幾らになっているかというお尋ねだと思いますが、すみません、計画開始時点の現金今ちょっと把握しておりませんので、後ほど回答させていただきたいと思います。すみません。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) こういう経営改革をやっているときに、その前のもともとの幾らあったかというのが分からないというのはちょっと問題ですよ。それは早急に事務局長として把握してください。というのは今まで確かに--大木さん大丈夫ですか、計画的に進んでいるのは分かりますけれども、数字だけで計上のところが黒字になったというのは一つの主題として分かりますけれども、その以前として幾らあったものを使ったとか、実態の把握をしないで、ただ最後の数字だけで黒字になったということで、この病院改革の主題が、改革プランの成果が出ましたよということは言えないと思うんですよね。その点局長どう思いますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 議員おっしゃるように、確かに病院の会計というのは前年度の繰越し等を含まないで、常に単年度で収支の決算が出ますので、黒字になったからといって、これまでの赤字が帳消しになったとか、そういったわけではありません。そういう意味からすると、開始当初、やっぱり議員がおっしゃったような、現金が幾らあって、それが幾らになったかというのは、それを測る上での一つのバロメーターになると思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) まさにそこだと思います。その現金残が分からないということでございますけれども、じゃその改革プランが始まったときの時点で基準内繰入れと基準外は幾らありましたですか。来年度予定しているのは、今、今期の予算には出ていますけれども、当時の基準内と基準外をお示しいただきたいと思います。 これ持ってないの、改革プラン。これに出ているよ。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ちょっと答弁できなそうですので、進めてよろしいでしょうか。 ○議長(石田勝一君) はい、じゃ後ほど答弁。 ◆15番(苅谷進一君) 要は結局病床を市長御存じのように、これ110床で当時改革プランを出していたんですよ。それも99床になって、それによって外部からの補助も入っているわけなんですよね。ですから、実態の内容が大分変わっちゃっているというのは、市長これ御理解できますよね。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 途中、改革プランの途上でベッド数が変更になったということは理解しておりますし、それによって多少その数字も変動してくるだろうということは私も推測はできます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 本来であれば、ベッド数が変わったり内容が変わったら、一回改革プランの見直しをすべきなんですよね、本当は。だけど、これ現状、その見直しというのはしていないわけですよ。その辺あれですか、例えば執行部では内容として、このままただ数字を追うだけでいっていて、実際の改革プランの見直しというのは検討しなかったんですか。局長でいいでしょう。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 改革プランの見直しなんですけれども、平成30年の2月の時点で病床数をその先に99床に変えるということ、また、一般会計との間で退職手当の負担金等の見直しを行うということの大きな変更点がございましたので、一度その時点で改革プランの見直しをさせていただいております。それについては、平成30年の2月、その時点で議会のほうにも御説明を一度させていただいているところであります。 以上です。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) ただその内容にそぐわった、この年次計画の数字というのは、実質的には我々に示されてないですよね、全部が。どうなんですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 収支計画につきましての変更については、そのときに把握というか御説明できるところは皆様に御説明させていただいたんですけれども、その後、決算数値が変わったときに、その決算数値をベースにする部分がありまして、若干の微修正を行っておりますが、そこについてはお示ししておりません。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) やっぱりそういうのは、こういう今状態の中では順次出していただかないと、全協ないしいろんな会議があるわけですから、議員には情報開示をしていただかないとまずいと思います。 じゃお聞きしますが、現行年度における基準内と基準外の財政支出の内容をお示しください。現行ですよ、今現状。令和元年度。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) それでは、平成31年度、今から言うと令和元年度の補助金、出資金の状況ですけれども、病院事業についての補助金につきましては、3条部分で4億二千……。     (「基準内外」と呼ぶ者あり) ◎市民病院事務局長(太田和広君) 基準内につきましては……     (「内外で答えてください」と呼ぶ者あり) ◎市民病院事務局長(太田和広君) はい。それは病院とぬくもり一緒でしょうか、別々でよろしいですか。     (「できれば別々のほうが」と呼ぶ者あり) ◎市民病院事務局長(太田和広君) はい、分かりました。 まず病院のほうの基準内の繰入金が3億6,783万2,000円で、基準外の繰入金が6,017万6,000円。ぬくもりにつきましては、基準内が2,358万2,000円、基準外が376万4,000円。これが今3条の会計の分です、収益的収支の分です。 4条のほうにつきましては、病院のほうが、基準内が1,687万2,000円、基準外が1,687万4,000円。ぬくもりのほうにつきましては、基準内が3,611万7,000円、基準外が1,580万4,000円となっております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 今、3条、4条とおっしゃいましたけれども、これ聞いている市民は分からないんですよね。その辺簡単に、雑駁に説明してください。
    ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) すみません。3条、4条というふうに申し上げました。3条予算と呼ばれる部分は、病院の通常の事業を運営する上で必要となる経費、それと、病院の医業収入を管理する会計のほうになっておりまして、一般的には収益的収支と言われて、俗にですけれども、3条予算というふうに呼ばれております。 一方、4条と申し上げた部分につきましては、資本的収支と言われる部分で、病院の建設改良費、医療機器の整備ですとか建物の整備、補修、そういったものに使われる経費を管理するための会計となっております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 令和2年度の当初予算の一番後ろに一般会計からの繰入れの推移ということで、病院の会計のほうに出ていますよね。それを見ると、まだ決算は終わっていないにしても、令和元年度は一般会計からの繰入れ推移が5億6,100万円になっていると思うんですよ。そうすると今の数字というと、整合性が取れないんですよね。太田さん、この辺説明してください。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 私のほうで先ほど申し上げた数字につきましては、トータルで5億4,100万円ということですけれども、そちら当初予算の数字で申し上げておりますので、その差というのは補正で追加になっている部分ということです。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 本来の話がさっきの病院の経営改善のところの部分でこれ言っているわけですけれども、本来であれば、基準内で繰入れで病院運営ができれば本当の健全化という一つの目標数値があるんですが、その辺は病院局長としてどうお考えですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 議員おっしゃるように、基準外で繰り入れいただいている部分というのは、要は病院の経営がその分厳しい部分を補填しているという部分であると思います。ですから、基準外の繰入れをなしで病院運営できる、それで黒字化というのが病院として目標とすべきところだと思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 地域ケア病床について、2つの要因があって稼働率が低くなっているということでありました。院長からあったわけですけれども、この2つの要因について局長改善できるんですか、この2つの要因というのは。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 先ほど事業管理者が答弁されました2つの要因のうち、まず1点目、入院に関する、患者さんの入院適用のある患者さんが少ないというか……     (「局長、申し訳ないけれども、できるかできないかで結構です」と呼ぶ者あり) ◎市民病院事務局長(太田和広君) それにつきましては、事業管理者からももっと稼働率を上げていきたいというようなお話もありましたように、そこは改善できるようにしていきたいと思っております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) できるようにじゃなくて、できるものならできるけれども、できないものはできないわけですよね。だからちょっとこの管理者からお答えいただいた内容の最後には稼働率を上げるように、向上させたいと思いますということであれば、問題点があるんだから、問題点を解決すればいいわけでしょうけれども、ただその問題点解決が本当にできるのかなという心配の念で私言っているんですよね。 その辺局長どうなんですか。大丈夫なんですか、大丈夫ならこの問題これで終わっちゃうんですよ。これが一つの病院の稼働率の上げる目標の一つのお題目だったわけですよ。だからそこがちょっと崩れちゃうと心配だなという念で私申し上げているんですけれども、その点どうでしょうか。 ○議長(石田勝一君) 太田市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(太田和広君) 当初、地域包括ケア病床を導入する際に、やはり議員の皆さんにも、この病床の魅力というか、それが患者数の確保につながるというふうなお話もさせていただいた中で、現在、14床、病床として利用しているんですけれども、そこを満床でというのは目標、ちょっと今の現状では難しいんですけれども、現在、7.3という入院患者数の9人以上ですとか、そういったところで目標を上方に置いて運用することは十分できると思います。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) それでは、目標どおりに改善できるよう努力していただきたいと思います。 いずれにしましても、この病院の件に関しては、もうちょっと詰めた形で執行部も検証すべきだなと思っておりますので、そういう場をぴしっとつくっていただいて、今後の病院運営の精査をしていただきたいと思います。 次に、ごみ処理問題についてお伺いいたします。 昨日の答弁の中で、これ市長答弁だと思いますが、現在、もともとのごみが出たと。最終処分場の問題について、市長答弁の中で、元の所有者へ損害賠償請求等の法的な対応についての協議が行われているところでありますとおっしゃいましたけれども、この間の広域の議会と答弁が違うんですよね。あのときに明智管理者から御答弁いただいた内容は、何か訳の分からない国のこういう同じような問題の判例を出してきて、どうもこのままだと元地主に請求するのは難しいんじゃないかと、諦めざるを得ない状況であるというような方向があったわけですよ。そうしますと、この間の答弁の内容とこの内容が違っちゃうんですよね。これはちょっといかがなものかなと。 実際、この間の恐らく広域の中の答弁の中では、明確に恐らく前の地権者に請求するのは無理だろうと。それで、休憩中の話だと、何かおら知らねえと、勝手にしろと、やるならやってみろというようなことも言っているような話もあったり、それから、それに対しては知らないよと。ではこれのままずるずるいくと、事業に差し支えがあるからやらないんじゃないかと。ただ、事業の差し支えといっても、現状の工事は進んでいるものを、向こうが供託金を積んで差し止めなんかできないですからね。だから何か詰めが甘いなと思ったんですけれども、市長その辺どうお考えですか。何か昨日の内容と違いますよ。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 不法投棄のごみが出たということで、実はちょうど去年の1月でした。その後、弁護士さんと相談をしながら進んでおったわけでありますけれども、その元地主のほうに瑕疵があるということで、訴訟をするという時効が1年だということでありましたので、それではまずいということで、今年の1月、その1年の時効が切れる前に一応手続はさせていただきました。その中で、組合と地主のほうで損害賠償をするかしないかということを検討しようということに今なっておるところであります。 首長会議の中でもいろいろ話が出ました。組合で負担したらいいだろうという意見もありました。しかし、その瑕疵の責任が先方にあるということであれば、やはりこれは損害賠償を請求するのが筋だというような意見もありました。その中で、首長会議の中では、これはどのようにしたらいいのかなかなか難しいので、議員の皆様方に現状を報告して、議会の意見も踏まえてひとつ方向性を見いだそうというような形で、前回の全協で状況をお示ししたということであります。 その中で私が承っておりますのは、そういう法的な措置を取った中で事務局のほうから地主さんのほうに損害賠償をしたいということを申し上げたら、先方のほうではそれは難しいと、そんな気はないというような形で今返答、返事が組合のほうに来ておるというような状態であります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) この間の内容より、ちょっと説明がまた詳しくなって、我々の知らない部分も今あったわけですけれども、訴訟の手続を取ったということですよね、時効前にですね。     (「時効にならないように」と呼ぶ者あり) ◆15番(苅谷進一君) 分かりました。それで、その手続を取ったというのはこの間の全協でも説明がなかったんですよね。ないんですよ、市長。あったら私覚えていますから、そのくらい、こういう敏感な問題は。 ですから、相手にお伺いを立てる必要ないんですよ。訴訟なんだからこっちが勝手に起こせばいいだけの話で、そこから和解の話になったときは協議するべきことだと思うんですよね。 議員に提議すると、全協で確かにその内容は提議しましたけれども、その後、そのことに関して何も我々議員にはないんですよね。やるんだったら早くどんどん進めないと、どうしたらいいかと。この間は、えっ、そんなできないんだったら、これどうなるのという話で終わっちゃったじゃないですか。この3市にそれに対する損害が、出たごみは新しくできた焼却場で燃すことも踏まえて約1,000万円弱の出費が出ると。これはよろしくないですよね、当初の計画等を考えても。そこの部分をどうこれから担保していくのか。 それもまた今決まっていない負担割合でやられたらたまったものじゃないですよ。これ銚子市が提案した場所で銚子市が事前に協議をして確認をした場所なんですよ。だから我々の市に何ら責任はないわけですよね。銚子市さんに責任があるわけですよ。だから、組合議員も、我々議員も言っていますけれども、これは銚子市に持ってもらうものだということが、市長が優しい方ですから、まあまあと言って3市で持つというようなことをおっしゃるときがありますけれども、そこはやっぱり譲らないでもらいたいと思っています。 ごみ処理場で燃せれば、その分もコストも下がったわけですから、実態に合わせた問題、今申し訳ないけれども、銚子市さんは何でも構わず広域で燃やせれば、分担割で銚子市の財政負担が少なくなると、もう見え見えじゃないですか。こんな状態の中で銚子市さんだけのためにやっていたら、匝瑳市もおかしくなっちゃいますよ、これ、本当に。やっぱりそこは冷静に市長考えていただいて、こういう対応はしていただきたいと思います。 次に、最終処分場の工事についてですけれども、この間議会でも私申し上げたとおり、現実遅れているんですよ。先ほど答弁の中で終わるように間に合わせますとおっしゃっていましたけれども、到底無理な話ですよ。 市長、今度視察すると言いましたけれども、いつ頃視察する予定になっているんですか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) その前に、訴訟の問題ですけれども、いいですか、私もその首長会議では頑張って発言をしておることを申し添えます。 あと、視察ですけれども、今の予定ですと、今月の27日だと思いますけれども、一応組合のほうからは視察の予定をしておいてくれということで申し受けております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 現状を見ていただいて、明智管理者も言っていましたけれども、なかなかここのところ行けなかったということで、たまたま私が銚子市に用があって抜き打ちで行って現場視察したら、施設管理課は泡食っちゃって、私が行って工程表を見せろと施工業者のほうに言ったら出せませんと言ったけれども、無理くりでも私らも調査権がありますから、見たら、もうその時点で3か月遅れの工程が出ているわけですね。 それを何かその後に施設管理課長が行って、ゼネコンを叱責したらしいですよね。こんなこと、市長あってはならないですよね。それを聞いていた周りの人間が何ですかあれはと。それも結局3市の住民ですから、やっぱりこういうことがあってはならない。 ということは施設管理課が分かっていることをずっと隠しているということですよ、管理者初め副管理者に。こんなことあってならないですよ。もう遅れるものは遅れるで、それに対する対策を取らないとしようがないのが管理者初め副管理者の立場ですし、それはあえて言わせていただくと、匝瑳市に対する後々の財政負担になるということを、市長御理解いただけますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 施設管理課の職員が3か月遅れだというような書類を初めて見たということで、請負業者のほうに抗議をしたということは私も聞いております。これは職員が手を抜いたわけではなくて、なかなか職員を通じて、また我々の組合のほうにもそういう遅れている情報がなかったということで、なぜ我々にそういう遅れているという状況を報告しないんだというふうな形で業者のほうに申し込んだ、文句を言ったというように私は聞いております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) あのね、市長絶対それ違いますよ。下請のこの旭市のほうの業者の人間がさんざん言われているそうです。工期に間に合わないから、工期に間に合わせるように寝ずに働いてくれと。何か施設の担当者が寝ずにでも働けと言ったそうですよ、現場のゼネコンに対して。そんなの結局漏れ伝わるんですから。寝ずにでも働けって、じゃ体制組んだ分、予備予算が組んであって、24時間体制でやればできなくはないかもしれませんけれども、ここから予算出費するわけにいかないじゃないですか。 あるものであるようにやるということが必要ですから、その点十分踏まえて、今後の現地視察、あえて言えば我々も本来なら行くべきですよね。何で首長だけで行くんですか。日程が分かったら、市長、我々議員にも来られる人は来てくれと言ってやってもらうのが筋じゃないですか。それだけちょっとお願いできますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) それでは、今要望ということで承らせていただきまして、視察におきましては議員さんにも声をかけたらどうだということで、私からも申し添えていただきたいと思います。その結果また御連絡させていただきます。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 少なからず私は絶対行きますので、ほかの用事割いても。これはやっぱり行っている以上の役目はありますから、きちんと役目を果たしたいと思います。 次に、最後に、家畜保健衛生所の移転についてでございます。 市長、個人で参加していただいたということで、それに関しては敬意を表する次第であります。その中で、市長あの会議を見てもらっても分かるとおりに、賛成意見、私はじゃここに移転することを反対しますという意見ありましたか、市長。賛成しますという意見ありましたか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 賛成意見はあったやに私は記憶しております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) これはじゃ感受性の違いだと思いますけれども、賛成というか、意見を述べたのは九十九里ファームの親子お二人が意見を言って、何か一つには訳の分からない水産業者さんの批判と、ウイルスは問題ないんだというような意見であって、じゃここに設置することを賛成しますという具体的なことはなかったかと思いますが、市長違いますか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 賛成、反対というような言葉で言われましたので、反対ではない意見があったということ、それは賛成かどうか判断もありますけれども、私としては意見、質問があった方々が全員反対だということは、そこまで私は理解はできませんでした。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 会議の中でも出ましたけれども、いわゆる地元住民の意見が尊重されていないというのがまず明確化になったと思うんですが、市長そう思いませんでしたか。 ○議長(石田勝一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 先ほどの登壇の質問にも答えましたように、反対や不安な意見が多々ありました。それに対して、職員もなかなかその納得していただけるような説明は非常に難しかった場面もあるということは、私もそのときに状況は見ておりました。しかし、その質問の要旨が、私、個人で参加したわけですけれども……     (「市長に対する質問じゃない」と呼ぶ者あり) ◎市長(太田安規君) 質問じゃない。じゃそういうことで内容はなかなか職員の方々も、全部の質問に対して納得するような答弁をできたかということになると、非常に難しい局面もあったように感じております。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君。 ◆15番(苅谷進一君) 結論から言うと、地元住民には100%とは言いませんけれども、ほぼ理解されていません。やっぱり地元住民が……うるさい、やじ、そこで何言っているの。林さん、今俺が質問しているんだよ、黙ってくださいよ。     (何事か発言する者あり) ◆15番(苅谷進一君) 話ししていいわけないでしょう。こういう状態ですよ。     (何事か発言する者あり) ◆15番(苅谷進一君) 私が話ししているときに何言っているんですか。こういう状態ですよ、こういう状態。 ○議長(石田勝一君) 静粛に、静粛に。     (何事か発言する者あり) ◆15番(苅谷進一君) ともかくこういう状態のものは、きちんと精査していただいて進めていただけるよう再度お願いいたします。 以上で質問を終わります。 ○議長(石田勝一君) 苅谷進一君の一般質問を打ち切ります。 以上で通告のありました一般質問は全部終了いたしました。 これにて一般質問を終結いたします。--------------------------------------- △次会日程報告 ○議長(石田勝一君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 3月16日月曜日は総合調整のため休会とし、3月17日は定刻より会議を開き、各常任委員会の審査の経過と結果について報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(石田勝一君) 本日はこれにて散会いたします。 △午後0時12分 散会...