匝瑳市議会 > 2015-09-10 >
09月10日-03号

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  1. 匝瑳市議会 2015-09-10
    09月10日-03号


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    平成27年  9月 定例会          匝瑳市議会平成27年9月定例会議事日程(第7日)                      9月10日(木曜日)午前10時開議1 開議2 上程議案に対する大綱質疑3 議案(第1号-第11号)の委員会付託4 散会---------------------------------------出席議員(19名)     議長  栗田剛一君      副議長  行木光一君     1番  宮内康幸君       2番  都祭広一君     4番  椿 日出男君      5番  平山政利君     6番  林 明敏君       7番  山崎 等君     9番  日色昭浩君      10番  川口健男君(早退)    11番  武田光由君      12番  小川博之君    13番  石田加代君      14番  浅野勝義君    16番  佐藤 悟君      17番  苅谷進一君    18番  田村明美君      19番  佐瀬公夫君    20番  石田勝一君(早退)---------------------------------------欠席議員(1名)     3番  増田正義君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長        藤崎俊一    主幹          高橋康二 主査補         川島誠二    書記          渡辺 浩---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長          太田安規君   副市長         角田道治君 病院事業管理者     菊地紀夫君   会計管理者       茅森 茂君 秘書課長        宇井和夫君   企画課長        太田和利君 総務課長        渡辺則孝君   財政課長        市原 繁君 税務課長        伊藤久夫君   市民課長        塚本貢市君 環境生活課長      加瀬幸治君   健康管理課長      山下愼一君 産業振興課長      作佐部勝美君  都市整備課長      佐藤雅美君 建設課長        椎名 満君   福祉課長        平山 弘君 高齢者支援課長     大木進一君   市民病院事務局長    日下 潔君 教育委員会委員長    大木睦君    教育委員会教育長    池田竹四君 教育委員会学校教育課長 小関和雄君   教育委員会生涯学習課長 水口 孝君 代表監査委員      林 吉幸君   監査委員事務局長    鈴木 茂君 農業委員会事務局長   佐藤 和君 △開議の宣告(午前10時00分) ○議長(栗田剛一君) おはようございます。 これより昨日9月9日の本会議散会前に引き続きまして、本日の会議を開きます。 本日ただいまの出席議員数は19名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。---------------------------------------上程議案に対する大綱質疑 ○議長(栗田剛一君) 日程第1、日程に従いまして、昨日の議事に引き続き、上程議案に対する大綱質疑を行います。 これより質疑に入ります。 議案第5号 平成26年度匝瑳市病院事業決算認定についてを議題とします。 質疑を許します。 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) 病院会計の決算については、文教福祉常任委員会で質問するべきでありますが、林監査委員がきょうおりますので、議長のお許しをいただければ、ちょっとこの席で御質問させていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 議案に沿う質問であれば、構いません。 ◆6番(林明敏君) それではすみません。それでは、林監査委員にちょっと御質問させていただきます。 この数字データを見ますと、平成25年か、平成26年に関してだんだん赤字がふえてきまして、この決算の意見書の中で結びでも述べられておりますが、林監査委員も経営を診断するようなお仕事をしていると思いますので、この意見書の中で述べ足りなかったようなことで、改善について何か御指導があれば、一言よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 林監査委員。 ◎代表監査委員(林吉幸君) 私、毎月、病院会計のほうは監査させていただいております。議員御指摘のとおり、この結びのほうで一番の問題としては、病院関係病床利用率の低下が非常に大きい、これが一つ大きな問題になるんじゃないかなと思っております。関係者の方は一生懸命やっていただいているようですが、数値的には、なかなか従来の数値を維持できない状況にあるようでございまして。例えば病床利用率は、平成24年は56.0%、平成25年は54.2%、平成26年度で初めて50を切る、44.9%で、非常に危機感が発生しているのかなと。 ここ以外に、議員さんは何かあるのかというようなお話ですが、皆さんの御努力以外には、今の状況を改善できる方法は一つはないのかなというところで、皆さんの一層の御努力をお願いすることかと思います。 そのほかに、ぬくもりの介護の施設のほうもお話しさせていただいてよろしいですか。 ぬくもりの郷、同じように監査で、従来、前の責任者の方に損益分岐点はどのぐらいでしょうかってお尋ねしたことがあるんですね。そうしたら、施設の利用率の90%が一つの分岐点になるのではないでしょうかと、そんなお話で、それじゃ90%を維持するためには、90%じゃ恐らく数字的には90は出ないんだろうと。九十三、四あるいは五を目標にして、その中で、例えば施設の亡くなられた方も結構いらっしゃるようで、その間の空白の日数が出てきますので、なかなかうまくセッティングできなければ、90%の施設の利用率が維持できないということのようでございます。 ですので、それじゃどうしようかと、今の病院との連携が非常に強いような話を聞いておりますので、今の病院の病床利用率から見ると、大きな回復は期待できないんじゃないかと、今の現状ではですね。じゃ、どうするんだということがあるとすれば、もう少し近隣の人を集めることも一つの施設の利用率の向上につながるんじゃないかと。いろいろ障害があるのかわかりませんが、その辺は何かクリアできるような方法でお願いして、近隣の方も施設で受け入れるような体制をもっていかないと、今の市内の方だけを中心にやるとすれば、恐らく介護の施設のほうも、利用率は損益分岐点の90%は維持できないんじゃないか。 そういうことを考えると、近隣の方の利用をいかに情報を収集して、その家族の方とコンタクトをとれるような状況に置かないと、あいたときに、それをすぐ埋めるような手段ができなければ、なかなか利用率を向上できないと。それも、私も一つの手段じゃないかなと。 そういうことで、介護の方の施設の責任者にも、そういう方向も一つ考えてやっていただかないと、なかなか数字的に上がらないだろうと。ましてや、償還金額も多額なやつがあるようですので、その辺も少し視点を、少し考えを広げてやっていただきたいなというところも一つあります。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) ありがとうございました。今後とも、遠慮なく行政のほうを監査して、指導のほうよろしくお願いしたいと思います。 私は質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 川口健男君。 ◆10番(川口健男君) それでは、質問させていただきます。 昨日もお話ししたとおり、今議会は決算議会ということでございます。数値的な面、内容について提示があったとおりかと思いますし、その内容についてはとやかく言う必要はないんじゃないかと考えております。やはり前年度の決算を終えて新年度以降、どのようにそれを改善しようというふうな考えをお持ちなのかという点について、お聞かせいただきたいと思いますので、質問させていただきます。 まず第1は、今、病院経営においての最大の問題点は医師不足、医師の確保でございます。一昨年、長生病院でもって医師採用にそれなりの功績を上げた方を採用され、活動していただいたわけでございますが、既に退職しているようでございます。その間の活動総括をしていただきたい。その上に立って、どのような具体的な医師招聘の施策を講じるのか、お聞かせいただきたいと思います。 第2点でございますが、今年度の決算でもって、公会計から民会計への移行がなされたようでございます。民会計ということになりますと、やはり過去の実績、それに基づいて来年、再来年の数字の推測というものをしていかなければならないし、それについてどのように対応していくのか、改善を図るのかというのが非常に大事になるかと思います。 今回見させていただいたところ、病院会計においては、医師不足による病床稼働率の低下、この原因ははっきりしておりますので、第1問の質問で対策を講じていければ、ある程度解決するのではなかろうかなと思うわけです。 老健施設の関係でございますが、現在、先ほどの林議員の質問に対して、林監査委員からの御指摘があったとおり、既に稼働率はいっぱいのような状態になっております。したがいまして、介護の料金改定がない限りは大幅な好転というのは見込み得ないと。しかしながら、それを運営するための費用というのは年々増大するんじゃなかろうかと、私は推測しております。 その1つには、やはり人件費。これは、この引き上げというものは避けては通れない。したがって、年々これは人件費が増大する。 2つ目は、大きな経費でございます減価償却費。これも一定でございます、減ることはございません。設備維持のための老朽化によります設備改善の費用はかさんでいくんじゃなかろうか。収入はふえないけれども、支出の面についてはやはり今後、年々増加するということは目に見えております。 ならば、どうしなきゃいけないだろうか。特に人件費の問題でございます。マンパワーには限界がございます。しかしながら、やり方によっては改善できる。これは、民間企業はマンパワーの向上について常に考え、行動・改善を行っているわけです。その礎になっているのは業務マニュアルなんです。事細かく業務マニュアルがございまして、各部門の責任者は自己の判断のもとで、いかにその組織のマンパワーを上げるか。なおかつ業務を高度化していこうかということに腐心しているわけでございます。 病院において、業務マニュアルがあるかどうか私わかりませんが、ぜひそういう点についての改善をして、老健施設、また市民病院の経営向上を図っていただきたいと思うんですが、業務マニュアルについて、それからまたもう一つは、今後の業績推移についての御答弁をお願いしたいと思います。 以上3点、お願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 今、川口議員からの御質問でございます。 まず第1点、医師不足ということで、その間、臨時職員ではございますが、医師獲得のための職員を採用しましたが、その総括ということでございます。 これにつきましては、実は今年度3月まで働いていただきましたが、最終的には結果が残せなかったということでございますが、その間につきましては、熊本のほうの先生であるとか、それからあと東海地方の医師であるとか、そのほうと積極的に接触し、または千葉県内の医師の方のそういったメール等でそういう方と接触をいたしまして、獲得を図ってまいったところでございますが、最終的には、熊本のドクターにつきましては、大学の問題で最終的には獲得できなかったということでございますが、ある程度、そのところまでは行けたかというふうに思っております。 実は、今年度9月より再度その方を採用しまして、とにかく医師確保に努力してくださいということで、その辺、またそういった方がもしメールなり、そういったものの紹介があった場合には、院長または事務局長等一緒に行きまして、そちらのほうを対応してまいりたいと、そのように考えております。 それから、法改正の関係でしょうか。それとも、今後のどのように対応していくかということでございます。2点目でございますが、これにつきましては実は昨年来、非常にうちの病院としましては収益が悪化いたしました。今までの平成25年度以前よりも悪化する率が非常に下がりまして、実は昨年度推計をいたしましたところ、実は平成26年度決算では3億円以上の赤字が出るという推計が出ました。それに対応しまして、運営資金等が減っていくということでございますので、それに対応しまして、国保匝瑳市民病院経営健全化計画を策定いたしまして、その中で計画を立てまして、その中で今後3年間ではございますが、それを進めていきたいというようなことで、一般会計からは基準外ではございますが、1億円の基準外繰り出しをいただく。それとともに病院内部でも努力すると、当然ながら努力するということで進めていく予定でございます。 その内容といたしましては、とにかく医師確保が第一問題ということで、これにつきましては今答弁しましたとおり、医師確保担当の職員を再度採用する。または当然ながら千葉大学、それから旭中央病院のほうにも御依頼して、実は旭中央病院からは今年度4月から、前期研修医の方でございますが、これは1名派遣いただいております。ただ、それを指導する指導医のほうにつきましては毎日来ていただくんですけれども、丸々というわけにはまいりませんので、その分についてはまだちょっと収益のほうに反映されておりませんが、今後さらにそれが前回のような、一人前と言っては大変失礼ですけれども、医師を送っていただけるように、旭中央病院には引き続きお願いをしていくとともに、県のほうにもお願いしていくというようなことでございます。 最後に、老健施設のほうでございますが、御案内のとおり、老健施設のほうの人件費、こちらのほうが非常に、どうしても臨時職員で24時間体制でやっていくには、ある程度今までは何とかできていたんでございますが、やはりパート職員は夜勤であるとか、そういったものはしたがらないということでございますので、どうしてもその辺で正職員ということで夜勤をする職員という形で、その辺で人件費がふえてまいりました。 今後につきましても、それこそ議員がおっしゃるとおり、今度、介護報酬の改定等ございまして、介護報酬、今度からはリハビリをさらに充実させる等、それから口腔ケアであるとか、そういったものを取り入れなければ、だんだん診療報酬が下がってしまうというようなものになっておりますので、そういった診療報酬の改定を見きわめながら、それに対応した人員配置であるとか、そういったものに対してなるべく収益確保をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 石田勝一君。     (「答弁、答弁」と呼ぶ者あり) ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 申しわけございません。業務マニュアルにつきましては、ちょっと今資料がございませんで、後刻、御報告申し上げます。申しわけございません。 ○議長(栗田剛一君) 菊地病院事業管理者
    病院事業管理者菊地紀夫君) マニュアルの件ですけれども、今、病院ではマニュアルというより業務手順というふうなことでつくっていますけれども、これは各科、各部門全てにおいてもうずっと前からつくって運営しております。これに基づいて業務を行うことで、医療事故を防ぐというような大きな狙いがありますので、これは老健のほうも一緒です。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 川口健男君。 ◆10番(川口健男君) じゃ、とりあえず業務マニュアルから質問させていただきたいと思います。 先ほど事務局長から、業務マニュアル手元にないからわかりませんでは困るんです。私は、病院には業務マニュアルがあると伺っておりました。ただ、やはり人の命を預かる施設でございます。当然それはあってしかるべきだと思います。その業務マニュアルを日々見直し、そこで働く医師、医療従事者、事務方を含めてのマンパワーを引き上げ、効率よく改善を図っていかなければ、人件費の抑制というのは図れないんじゃなかろうかな。総収入においては、大きな伸びというのは期待できないということになりますと、人件費、それから修繕費、償却費、三大要素だと思うんですが、この工程で年々経営が、収支が悪化してしまうというふうに考えております。 ですから、ぜひですね。今までなければ、それでやむを得ないと思います。ただ、今後につきましては、ぜひ業務マニュアルをつくっていただきまして、何をしなきゃいけないんだろうな、各人が日々意識を持って、日々改善していただきたい。それが、ひとえには業績向上につながるし、市民に対する奉仕ではなかろうかと考えております。 それから、第1問の医師確保でございます。これはもうマスコミ紙上でも散々騒がれております。非常に厳しい。厳しいからできないんでは、やはり市民のためにならない。ここ数年、医師確保については、地域中核病院であります旭中央病院からの派遣をいただく指導医、千葉大にお願いしているということでございますが、なかなか前進しないような気がしてなりません。 じゃ、具体的にどのような活動を行っているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 医師確保についてでございますが、先ほど申し上げましたとおり、千葉大学、それから旭中央病院へは、その時期に院長のほうに御挨拶を兼ねながら、そういった招聘につきましてのお願いをしてまいったところでございます。 また、国・県に関しましては、要望等でお願いをしているところでございます。あと、県の医療整備課のほうで旭中央病院にございます地域の医療、その医師のほうの派遣を賄うところでございますが、そういったところの活用をしていただくよう、これは県の医療整備課のほうにお願いをしたりということで努力をしております。 また、あと先ほど申し上げました9月から採用いたしました医師獲得の専門員のほうに、再度そういったメールであるとか、そういったものに対してすぐにこちらから回答--回答といいますか、獲得の意思を表明し、もし会っていただければ、それをまた院長または事務局長のほうが参り、そこの獲得をしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 川口健男君。 ◆10番(川口健男君) それでは3回目、最後になりますので。 私が質問で要求したのは、具体的にどのようなことをなされましたかということなんです。 それから、やはり病院の経営においては、まず医師が最重要、それと医療技術者、それと内部を固める事務方、これが三位一体になって病院の改革・健全化に努めなきゃならないと思ったわけです。やはりおのおのの分野で、自分はどうしなきゃいけないのか。特に事務方については、直接的には患者さんと会い接することはないかと思いますが、医師がどうやったら気持ちよく能力を発揮できるのかな、これを考えていただきたい。非常に重要なことだと思うんです。 そこで、前回公募でもって山内さんにお願いしました。この3月で退職されたようでございますが、やはりその後任にまた市からの出向ということですけれども、これについての評価は、私は申し上げません。やはりその任に当たったのであれば、自分に何ができるんだろうか、前任者はどのようなことをしたんだろうか、自分だったらこうしたい、こうするんだ、具体的なものがあってしかるべきじゃないかなと思うわけです。ありましたら、お答えいただきたいと思います。 それから、老健施設でございますが、やはりこれも市民にとってはなくてはならないもの。しかしながら、今の稼働率からいって、さらに稼働率を上げることは、私は非常に厳しいなと。 料金についても、これは単独でもって決定することはでき得ないということでございますが、この老健施設こそ、マンパワーの向上を図って経営を改善する以外ないと私は思っています。ということでぜひ、どうしたらマンパワーを向上できるのか。シンク、シンク、考える、考えるということでお願いしたいと思うんですけれども、私の考えについて、事務局長はどのようにお考えか、お尋ねいたします。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) まず1点目でございますが、具体的にどのようなことをしているかということでございますが、今現在、医師紹介業者約10社と契約を結んでおりまして、そこからの情報等で、そのメール等で情報を得て、そこに迅速に対応するということでございます。 それから、老健につきまして、今の川口議員の御意見、もっともだと思います。私もこれから精進してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑は。 石田勝一君。 ◆20番(石田勝一君) 病院問題ですと、医師不足、大きな赤字というふうなことで大変暗い、つらい話ばかりですけれども、私どもは現在この病院がありますし、何とかこの病院を維持して、さらに充実をしていっていただきたいと、こういう切なる望みを、希望を持っておるから、皆さんいろいろ厳しい意見を言ってくれることと思います。 私は、数字のことはともかく、ページで言いますと決算書の424ページ、ここで物品購入に関する事項ということで、6品目の購入が言われております。このそれぞれの購入された器材の効用について御説明を願えればと、こう思います。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) それでは、石田議員の御質問にお答えいたします。 424ページの6品目でございますが、まず上から医薬品情報一元管理システム、これにつきましては、医薬品の管理でございます。購入いたしまして、それからそのときに支出した、あと病棟であるとか、外来で使う薬品の一元管理ということでございます。このシステムでございます。 それから、心電計一式ということでございますが、これは患者様の心電図をはかる機械でございます。 それから3番目、耳鼻咽喉ファイバースコープ。当然ながら、ここに書いてございますとおり、耳鼻咽喉科のほうで使います、そういった耳・鼻に対するファイバースコープでございます。これは耳鼻科のドクターのほうが、前あった機械のほうが相当古くなり、ちょっと使えなくなったということで更新という形になります。 それから、膀胱腎盂ファイバースコープでございます。これは泌尿器科のほうで使う、それこそ泌尿器のほうのファイバースコープになります。 それから、次の低温プラズマ滅菌装置、これについては手術室のほうで使用する、それこそいろいろな手術の器材であるとか、そういったものを滅菌する装置でございます。 それから、超音波画像診断装置につきましては、外科外来のほうで使っております超音波の画像の診断装置ということになります。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 石田勝一君。 ◆20番(石田勝一君) 局長、ごめんね。ちょっと私の言葉が足りなかったかもしれない。見れば、これ字は書いてあるから大体わかるんです、今説明いただいたことは。恐らく病院ですから、この器材についてはほとんどかつてもあったと思うんです。 またちょっと言葉足らなかったんですけれども、去年度にこれを購入して入れたというその利点といいますか、今まであった機械よりもこれだけすぐれている機能を持っているから、こういう効果を生み出せるから、これは購入したんだと、こういう点を私は実は聞きたかったんです。 ということは、人間ドックですけれども、私は5回くらい、市民病院で人間ドックやっているんですよ。また今新たに申し込みまして、もう12月末に日にちをいただいているんですけれども。かつては、私も東京のさる有名病院で定期的にやっていたんですけれども、匝瑳市の市民病院が非常に経営が厳しい、苦しいというようなことがここ六、七年、七、八年、出てきましたものですから、そういうことであれば、これはもう何としても地元の病院でやらなくちゃいけないということで、しかも1人でも多くということで、常に1人、私は友人ないし知り合いの方を誘って2人単位でお願いしてきました。その他の体の異常についても、できるだけ市民病院ということでお願いをしてきているわけです。 ですので、こういった器材を新たに購入して入れて、こういう利点があるんですよと。こういう効果を発揮して、皆さんの異常を発見できるんですよというようなことが、これを私はやはりできれば宣伝といいますか、これはやはり知らしめて、そして1人でも多く、市民病院を信頼して、市民の皆さんに診察に来ていただく、来園していただくというような努力をすべきじゃないかなと、こう思いまして、今あえて質問したんですよ。 市長さん、ちょっとお耳痛いかもしれませんけれども、これは私の誤解かもしれませんけれども。市長さん、かつて市民広報に健診ドックに行ったという記事を書かれていますよね。あの記事について、市長もいろいろ実際耳に入っていると思います、いろいろな皆さんの意見が。 私のところへは、1つ端的なのは、すごいな市民病院はと。船橋市の藤代市長までなんか健診に来ているんだってね。じゃ俺も行かなくちゃというような意見もございました。そうかと思えば、これは耳痛いでしょうけれども、市長は何だよ、マニフェストでは市民病院の充実・拡充というようなことを言っていて、何だ、自分の健康に関してはなんかすごいいい病院に行って健診しているみたいだなと、こういう意見も、これ当然お耳に入っていると思いますよ。 ですので、それ以上私は申しませんけれども、やはり隗より始めよということわざもございますし、できるだけこれは、まず今ある市民病院を利用してというか、市民病院でまず診ていただくというところから。そこで、私なんかはドックもそうですけれども、別に異常はないんですけれども、何かあればきちっとやはり説明していただけるはずですから、そうすればさらに専門の病院を紹介していただく何なりして、そちらのほうにということです。 私は、市民病院に関しては、いろいろ話聞いたときには、これは私の実感ですけれども、いや、市民病院ね、ベテランのいい先生たくさん頑張ってくれているんですよと。ただ、こういう今の時代ですし、器材も病院もちょっと古くなっちゃっているし。ですので、なかなか思うようにいかないんだということですから、できればひとつ市民病院で診察してもらおうよと、こういう話をしているんですけれども。そういうことから、市長ちょっと耳痛かったかもしれませんけれども、私の誤解があったら、それは勘弁していただくとして、まずそこから始めるということも大事じゃないかな、このように思います。 局長、私の質問に対してひとつ。それと市長、所感がありましたら、ひとつお答えください。 ○議長(栗田剛一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 石田議員が議員という立場、そしてまた市民ということで、匝瑳市民病院のことに対しまして十分御心配いただいておるということに対しまして、敬意と感謝を申し上げる次第でございます。 また、今の中で、私の人間ドックの話が出ました。実は議員がおっしゃるとおり、市外の病院でドックを受けました。その経緯、弁解ではないんですけれども、私今まで70年間、ドックは1回も受けていなかったということで、たまたま自分の友人がその病院のドックの医師をしておったので、会ったときに、おまえまだ1回もやっていないのかということで、やったほうがいいぞと、ちょっと来いというような形で話がありましたので、そちらのほうの病院を訪ねていったということです。 真摯に受けとめますけれども、これからはひとつ自分の病院、市民病院ということも十分に気をつけながら、ひとつ私も健康管理に、市民病院に対しましてお願いをしたいなというふうに思っておるところであります。そういう経緯もありましたので、ひとつ御了解いただきたいと思います。また真摯に反省をしております。ありがとうございました。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 先ほどの石田議員の質問、申しわけございませんでした。これの効能といいますか、これによって得られるというようなことでございますが、ここに書いてございます一覧は全て更新という形になりますので、これによって新たなというものはないと。 ただ、この中の膀胱腎盂ファイバースコープ等泌尿器科、これについては前にもあったんですけれども、それが相当古いものでございましたので、それで新たにドクターが来ていただけるということがありまして、それに対応して、このものは買ったというようなことでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 医師確保の問題で質問をいたします。 議会で長野の諏訪中央病院を視察に行ったんですが、医師確保の話がそこでも出まして、諏訪中央病院では大学病院には一切、医師について依頼したり、折衝したりしていないと。ですけれども、ことしの4月に20人の医師を採用したと。その20人の医師は、それぞれが自分個人で応募をして採用されていると。その理由を病院側で説明していたんですが、諏訪中央病院が働きやすい病院だというふうに感じて応募したというふうに言っていたんだそうです。 今、匝瑳の市民病院は、多古中央病院が医師今10名いますから、多古中央病院より少ないような状態になっているわけですね。その医師を確保する基本的な姿勢の問題ですが、働きやすい職場ということと同時に、お医者さんが病院を選ぶときに、その地域でその病院が信頼されているかどうか、地域の地域住民から。そういうことも、病院を選ぶときの基準になっているんじゃないかなというふうに思うんです。その辺のところを、医師確保の基本的な考えとしてどういうふうに考えているか、お尋ねをいたします。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 今の日色議員の質問にお答えいたします。 まず医師確保、それで長野諏訪病院ですか、そちらは今年度20名採用ということで、多分諏訪病院さんのほうでは研修医で、多分その諏訪病院にことし入った20名の方は一度経験していらっしゃるというようなことだと思います。 当院では、今のところその研修医、一部受け入れはしているんですけれども、全体的な受け入れのほうは行っておりませんので、その辺でこのアピールができないという部分があるかなと思います。たしか諏訪病院さんのほうは有名な方がいらっしゃって、有名かと思うんですけれども。 あと、働きやすい環境づくりということでございますが、信頼される病院ということで、これについてはこれを目標に掲げて、市民の方々に信頼される病院ということで、これは信念として経営を行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 浅野勝義君。 ◆14番(浅野勝義君) 匝瑳市民病院、今や市民の最大の関心事であるということは御承知のとおりであると思います。 昨日、日下事務局長から御説明をいただきました。細かい数字についてはあえて述べませんが、病院事業会計では2億4,199万円の損失と、一般会計の繰入金を差し引くと実に5億2,526万9,000円の損失であるとのことでございます。そして、昨年度比でも1億2,651万1,000円と、1年間でこれだけふえていると、大変な額であるということがわかりました。 たしかこれ私の資料でございますと、合併時、平成18年度の決算においては医師が13名、そして病床利用率も約70%と、そして収益的収支においてもプラス1,443万円あったと。これが平成26年度においては医師が8名と、病床利用率も約44%と、収益的収支もマイナスの2億4,199万4,000円ですか、ということでございます。 この病床利用率については44%ということでございますが、これは日下事務局長にお尋ねしたいと思いますが、この4、5、6、7カ月ですね、平成27年度においてはどうなのかと。恐らく40%を切っている月もあろうかと思いますが、よろしくお答えいただきます。 それと、これも資料でございますが、中間年の平成22年度においても医師が13名、また病床利用率が約61%と、そして収益的収支においてはマイナス453万1,000円というような状況でありまして、実にこの平成22年度に比較しまして、平成26年度は53.4倍もの損失が増加しておるということであろうかと思います。非常に深刻な状態であって、執行部とりわけ市長、そして病院事業管理者におかれましては大変な御腐心を、そして御苦労をされておることと推察しておるところでございます。 しかしながら、前述しましたように、私ども議員でございますから、この市民病院の件に関しましては、市民の質問に対して答えなければならないというところがございます。大変恐縮と存じますが、市長、そして病院事業管理者から、病院事業に対するビジョンをぜひお聞かせいただきたいと思います。大変恐縮ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) ただいまの浅野議員のほうから、平成18年ですか、その間からの今日、平成26年度までに至る会計の中で、非常に厳しい状態になっておるということについての私見をお願いしたいということでございます。 まさに、数字は議員おっしゃるとおりの数字になって、本当に厳しい状態でございます。これは私の立場、開設者という立場で、何とかその病院を少しでも健全経営のほうに向けていきたいというような思いで努力をさせていただいておるわけでございますけれども、なかなかその数字が上がってこないということは、私も反省をする点もあろうかというふうに思っております。 ただ、その年の流れの中で、実は大きな医師の臨床制度の問題があります。それが大きく左右をして、なかなかその制度が発足してから、全国でもなかなか過疎の病院にはお医者さんが来ていただけないという状況もあるわけでございます。そういう制度があったから医者が少なくなってきたということは、弁解とは言いませんけれども、そういう制度の流れもあるということも御認識いただきたいと思います。 また、そのような中で、平成26年度は旭中央病院のほうから医師の派遣がなされなかったというわけでありました。平成27年度の話になるんですけれども、平成26年度の後半に、院長も足しげく、その中央病院の管理者あるいは院長に懇願をしております。私もタイミングよく、交互に私もお願いに行っておるところであります。 その中で、実は管理者が一言、なかなか出せないよ、厳しいよな。でも、市長さんのお声がけがあれば検討の余地はありますよというような、そういう1つ、ぽろっとお話を聞いたので、すぐさま私は政治的な面でやれるところはやりたいということで、旭の市長さんのところへ伺いまして、何とか管理者がそのようなことを言っておったので、市長、よろしく頼むよというようなことで、私も旭市長のところへ出向いたわけでございます。 それが功を奏したか、それはわかりませんですけれども、そういうような流れの中で、平成27年度は、ことしですね。1人、医師を派遣していただいた状況であるということもつけ加えさせていただきたいと思います。 とにかく数字は厳しい流れになっておりますけれども、最大限の努力をしてきたと、そしてまたこれからも努力をしていきたいということを申し上げまして、私の心情とさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(栗田剛一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者菊地紀夫君) 病院事業管理者という立場になって、今なお院長と外科医という三足のわらじを履いておりますけれども、なかなか運営がうまくいかなくて、申しわけないと思っております。 国は、2025年問題を念頭に置いて、地域包括ケアというところにかじを切りました。もともと地域包括ケアというのは、我々、国保直診施設というところが共通に持っていた理念でして、ですから、我々もそれを目指して活動してきたわけですけれども、今、厚労省が言っている地域包括ケアというのは、ちょっと我々の目標とは少し違うなという認識があります。 国は、医療費を抑えるために、入院施設でのところから在宅へ誘導しようとしております。もともと地域包括ケアという概念というのは、在宅で暮らす人たちが安心して暮らせるように医療と福祉と介護というものを連携して、そこに投入していくという概念ですので、ちょっと順序逆かなという思いはするんですけれども。ですから、このまま国に地域包括ケアシステムをつくるところを任せてしまうと、もう住民にとっては使い物にならないものになるだろうという認識はあります。 ですから、その地域包括ケアシステムをつくっていく上で、我々、国保直診施設というのがそこに大きく関与していかなければ、やはり住民のためになるシステムにはならないというような認識はあります。 そういった意味からも、我々としては急性期の医療を行うとともに、この地域包括ケアという医療だけではなくて、市民の人たちの生活の視点というものを考えながら、やはり医療のところから大きく関与していきたい。 それには、実は地域包括ケア入院診療料というようなものもありますけれども、そういった病床を整備する、そういう必要があるわけですけれども、現在の建物ですともう施設基準が全く合わないんですね。そういった意味で、市全体の市民の健康を守る、それから医療をやっていくという観点からすると、どうしてもこの建物が必要になってくるので、これから地域医療構想というのが来週、第1弾で出されてきますけれども、そういったものと整合性をとりながら、何とか新しい施設を得て、そういった方向で活動していきたいというふうに思っております。病院として考えているビジョンはそういうところです。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 先ほど御質問ございました病床利用率、今年度の状況はということでございますが、4月から8月まででございますが、40.2%。昨年の決算が44.9%でございますので、4.7ポイントちょっと下がっております。     (「月別にお願いします」と呼ぶ者あり) ◎市民病院事務局長(日下潔君) 申しわけございません。月別の資料、今ちょっと持ち合わせてございませんので、後刻、御報告させていただきます。 以上でございます。     (「40」と呼ぶ者あり) ◎市民病院事務局長(日下潔君) 40.2%でございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 浅野勝義君。 ◆14番(浅野勝義君) 私としましては、今後の改善点を含めたビジョンをということでお答えいただきたかったんですが、ちょっとしっくりいかない面もございましたが、まあまあそれはよしとして。 1つお耳に入れておいていただきたいのは、一昔前までは、よく都会に住む比較的財力のある方は、老後は空気のきれいな環境のよい田舎に住みたいというような希望があるということを耳にしていました。ところが、最近は笑い話だと思いますが、老後は医療の充実した都会に移住しないと、助かる命も助からないという逆な意見を耳にします。 今、本市は大幅な人口減少に悩んでおるところでございます。そういう意味も含めて病院問題、英知を絞ってひとつ当たっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 田村明美君。 ◆18番(田村明美君) 先ほど医師確保ということで、千葉大学、それから旭中央病院、そして千葉県にも要請しているという答弁いただきましたけれども、きのう国保の会計の中で、私のほうで発言させていただきましたが、新聞報道でも、千葉県全体の人口当たりの医師数というのが全国最下位ではないかと、最下位あるいはその次点かとぐらいのところをさまよっている状況なんですね、医師不足なんですよね。 そのことを考えると、国の問題も大きいですが、千葉県の政策・方針・姿勢というのが非常に問題、重要なんじゃないかと考えます。そのことで、匝瑳市選出の県議会議員の方おられますし、また現在の千葉県知事にも県議は協力関係というか、同じ会派というようなことがあろうかと思いますので、千葉県知事に強力な要請をするということはしているのでしょうか。市長、また執行部のほうに明快な答弁をいただきたいと思います。これは本当に切実な課題ですので、面会したときに折りを見て伝えていますということでは済まないことだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 菊地病院事業管理者。 ◎病院事業管理者菊地紀夫君) うちの施設は国保の直診施設で、千葉県内には国保の直診施設がありまして、千葉県では直診協会というのが日本でただ1つあるんですね。これ国保の仲間がつくったところなんですけれども。そこが動くことによって、千葉県全体の国保の直診施設が動いているというふうになりますので。 その国保直診協会の会長は今、東庄の岩田町長さんですけれども、それと各病院の理事とかですね。それが毎年、千葉県知事に対して強力に要請を行っておりまして、そういったところから、実は県の直診施設に対して県からの補助金というのが毎年今出ていますけれども。ですから、補助金とともに、その医師不足に対しても、知事には要請はしております。これは毎年やっております。 ○議長(栗田剛一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私のほうから、医療の医療費に絡んだ問題で、県の知事あるいはまた議員を通じて運動しておるのかということでございますけれども。 6月の議会でしたか、苅谷議員のほうから、知事との意見交換会の中で、東金の市長が県の市長会長という立場で、地域医療整備に係る県の予算規模の中で、この地域医療整備の中では特に医師の派遣、そしてまた介護士の教育・養成というような中で、その数字が50億円というような数字であったので、もっともっと予算の拡充を、拡大をしろというような要望をしたところであります。 その中で、また私も追従をいたしまして、知事のほうにその地域医療ビジョンの予算を拡大していただくべく、東金の志賀市長の言った言葉のとおりに、ひとつよろしくお願いしたいというような形で、知事に直接お願いをしたところであります。 そういう中で、医療問題に係るその予算の獲得ということに対しましても、これからも取り組んでいきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 太田企画課長。 ◎企画課長(太田和利君) 私どものほうで、千葉県市長会に対しまして、医師確保に関する要望を今年度も行っております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 申しわけございません。先ほど浅野議員の質問に対して保留させていただいた件でございます。病床利用率でございます。この各月ごとということでございますので、まず4月40.3%、5月43.4%、6月36.8%、7月40.1%、8月38.8%、累計で40.2%。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 田村明美君。 ◆18番(田村明美君) 今、市長を初め課長からも要請はしてきているという答弁はいただきましたけれども、ただ、病院会計、とりわけ市民病院の経営、また医師不足ということを議会の中で質疑応答されているのを聞きますと、待ったなしの最重要課題で、実際に匝瑳市民が高齢者も含めて皆さん十分な健康にあると、病院にはかかる必要がないから患者が少ないんだというような、そういうところでの病床利用率の数字だということではないというふうに認識していますので、待ったなし、もっともっと直接知事、また厚生労働省に対して申し入れをする、要請するということが必要なのではないでしょうか。やはり太田市長、匝瑳市を代表する太田市長が足を運んでいただいて、実態を詳しく述べていただき、何とかならないかということ。例えば毎週足を運んでいって、それぐらいのことが求められる実態ではないかと思うんですが、お願いするわけなんですが、いかがでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) その気概を持って取り組んでいきたいというふうに思っております。私どもの立場で知事に頼むと、お願いするということを要望しますと、知事のほうでも、もう理解はすると。ただ、県のほうでも国のほうに行かなければなかなか難しい問題があるということで、市・県が一体となって国のほうにとにかくお願いをするというような形が一番大事ではないかなというふうに私は痛感しております。 そういうことで、これからも知事に対して、そしてまた知事から国のほうに積極的に要望活動をして、実現をしていただくようにお願いをしてまいりたいと。その一員として私も頑張っていくつもりであります。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) すみません。先ほど川口議員からの御質問の中で、医師確保の具体的な取り組みはということでございましたが、私のほうで答弁漏れしておりました。 あと、医学生に対する奨学金制度、これは平成24年度から実施しておるところでございますが、これにつきましては月額30万円の奨学金を支給しております。 これにつきましては、奨学金を支給する貸し付け期間の1.5倍をこちらの市民病院で勤務していただくということで、その返還を免除するというような制度になっておりますが、現在、奨学金制度を利用している医学生は2名ございます。1名は2学年に在学、それからもう一名は5学年に在学中ということでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 浅野勝義君。 ◆14番(浅野勝義君) 質問をもう一つ忘れましたもので、3問目ということでお願いします。これも市民の質問、極めて素朴な質問でございますが、ひとつ市長にお答えいただきたいと思います。 たしか3月議会だったと思いますが、田村議員からの一般質問で、病院が向こう6年間かけて改築をする、新築をするというようなお話があったかと思いますが、実は市民の中で、非常に病院事業に対する極めて幹部の方から伺った話だということなんですが、この6年の間に病院がなくなることはないでしょうねということでございます。豪邸を建ててもあるじがいないと、住人がいないというようなことにはならないでしょうねという質問でございました。これについてひとつお答えいただきたい。 それと、これだけの赤字が生じておるものであれば、本当は大綱で自分の持論を申し上げるのは、これはできないと思いますが。これだけの赤字幅があるならば、極端な話、医師はお金だけではないと私は思いますが、先生方1人当たり5,000万円の年間の報酬を払っても、計算上合うんじゃないんですか。その辺のところをお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(栗田剛一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 病院の改築問題でありますけれども、議会でも市の基本構想という形の中で、年度を上げて病院の建てかえ・改修をやっていきたいということを発言した経緯があるわけでございます。 その中で最近の状況ですけれども、実は国のほうの法務省のほうと、そしてまた県のほうからの動向の中で両方を2つ、法務省と県の--厚生労働省か、失礼しました。厚生労働省のほうと、そしてまた県のほうから、平成28年度までに地域医療の構想を提出しろというようなことが参りましたので、当市の病院といたしましては、その平成28年度をもってその構想を厚生労働省、そして県のほうに提出するという格好になりましたので、そういう形で、平成28年度の中でそのような構想をつくるためのプロジェクトチームをつくって、検討していきたいというふうに考えております。 工事ですけれども、それでも予定どおり、平成31年度には工事の着手はできるのかなというふうに今思っております。その中で、市民の方が病院もつのかなというような御心配をいただいておるということは、本当に申しわけなく思っておるんですけれども、そのようなことがないように、病院が改築された暁には、市民の皆様がさらに病院に対して信頼を持てるような、安心して通院または入院できるような病院にしていきたいというふうに思っておりますので、その市民の方にもひとつ御心配いただいて感謝の気持ちと、そしてまた執行部のほうはそういうことがないように頑張ってやるからということでお伝えいただければ、大変ありがたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 日下市民病院事務局長。 ◎市民病院事務局長(日下潔君) 医師に対する報酬ということで、これを5,000万円に上げたらというお話でございますけれども、これについては調査・研究をさせて、検討させていただきます。 すみません、これにつきましては、公務員でございますので、当然ながら近隣の公的病院とのバランス、それもありますので、その辺も調査させていただいたりとかしていく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(栗田剛一君) ないようですので、これをもって議案第5号の質疑を打ち切ります。 議案第6号 平成27年度匝瑳市一般会計補正予算(第2号)についてを議題とします。 質疑を許します。 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) それでは、議案の14ページ、観光費、観光拠点整備事業について質問をいたします。 8月に行われた全員協議会で、私は車椅子の駐車場がないという意見を述べたわけですけれども、今回提出された平面図には車椅子駐車場が表示されました。大変ありがたいと言いたいところですが、当然のことで、むしろ当初の平面図に載っていなかったことが大変疑問に思うわけです。 いわゆる交通バリアフリー法という法律があります。これは、正式には高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律というものですが、この法律については、産業振興課長も御存じのことだとは思いますけれども、この法律で地方公共団体は駐車場のバリアフリー化を義務づけられています。この法律に従って、設計業者も市の担当者も、車椅子駐車場を設置するのは当然のことであります。このことについては、市長や副市長も、ぜひ全職員に徹底するということをお願いしたいというふうに思うわけです。 福祉課でも、障害福祉計画というのを更新して、平成27年度からの計画をつくりましたけれども、その計画の中でも、公共施設のバリアフリー化を掲げています。市の障害福祉計画を市民に周知するということももちろん大事なんですが、職員に十分周知されていないのではないかということも大きな問題であります。 平面図に車椅子駐車場が記載されなかったというのは、常識外れであきれた話です。この原因は私が思うには、この設計図がかなり慌ててつくられたんじゃないかというふうに思うんです。慌てていいかげんにつくるんではなくて、貴重な市民の税金を使うんですから、集団できちんと議論をして、本当にいいものをつくってほしいんです。 そこで質問ですが、この平面図の便所棟が載っているんですが、この便所棟に、男子トイレのほうを見ると洋式トイレが1つあって、その左側に丸く2つの絵が描かれています。女子トイレのほうにも同じこの丸い絵が3つ描かれています。これは何でしょうか。手を洗う洗面台なのかどうか。その辺、ちょっとこの絵の説明をお願いしたいと思います。 それから、NPO法人に管理委託をする計画になっていますが、この予算が承認されると、新年度に指定管理料が予算計上されるというふうになると思うんですが、指定管理料にはどういう委託項目ですね、どういう項目が含まれるのかお尋ねします。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) トイレにあります丸く描かれたものにつきましては、日色議員御指摘のとおり洗面所でございます。手洗い場です。 それから指定管理料、これにつきましては、当然のことながら施設の運営管理を委託するということになりますので、施設に生じる維持管理費用については、この中に計上をしていき、指定管理をしていくというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 手洗い、男子のほうに2つ、女子のほうに3つということですが、そうすると男子便所に小便器はないんですかね。洋式トイレ1個だけで済ませるのかなというふうに思います。 それからあと、NPO法人に管理委託するに当たって、全員協議会の説明の中では、所長以下3名の職員を配置するというふうに説明していましたが、管理委託する法人が決まっていないのに、配置する職員の数は市で決めているということになると、これは職員を市から派遣するのか。この前の全員協議会の中では、まだ派遣するとも、しないとも決まっていないというふうに言っていましたけれども、その辺はどういうふうになったんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) 便所棟の平面図の中で、手洗い場の脇に小さくあるのが小便器でございます。これが小便器が1器、それから大便器が1器ということでございます。 それから、指定管理の関係で人員配置3名というようなことにつきましては、通常、必要なそこを運営していく人数をお示しさせていただいたということでございますので、市がそこに参入をするかという部分につきましては、NPO法人の中で対応していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 議員の質問の中で、赤字になったらどうするという質問をされたときに、赤字にはならないという答弁をしていたんですね。それで、この職員を市が派遣するのか、それともNPOで職員を用意するのかで物すごい違ってくると思うんですよね。それが決まっていないのに、赤字にはならないという答弁をされているんですね。それがどうも納得いかないというか、ちょっと理解に苦しむんです。その辺、再度お尋ねします。 それから、全員協議会の中で、私は建物を特色あるものにしてはという提案をしたんですけれども、君津市の久留里の駅前にあるトイレ、これは久留里城を模してつくられています。現在、作成中の市の基本計画でも、本市の貴重な文化財や地域に根づいた身近な伝統文化を大切にして、後世に伝えていくための意識の醸成及び保存活動の促進を図るとともに、地域に愛着を感じることができるよう、その価値をPRしていく必要があると、こんなことが述べられているんですが、この観光拠点を市民に親しまれ、また観光客からも親しまれるような、市の文化財を象徴するような特色ある建物にしてはどうかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。当初の図面では、屋根の上にうだつが上がっていたんですが、今度の図面ではうだつが上がらないというふうに少しの変更はあったみたいですけれども、その辺をお尋ねします。 それから、この予算がもし承認されると、この設計図が同時に承認されたということになるんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) まず、赤字にならないという部分でございますが、これについては観光協会であったり商工会、農業団体等が参画をした法人を設立する予定で、赤字を前提としていないということで、赤字は出さない方針という協議の必要がありますが、それが大前提ということでございます。 それから、建物につきましては、今回お示しをさせていただいた建物につきましては、木造で木のぬくもりがあるシンプルな設計ということで、可能な限り開口部をとり、明かり取りをやりましてイメージといたしました。 あと、駅前という市の顔という部分でございますので、駅前に看板を設置して、一目で観光施設の存在がわかるようにして、建物の前には憩いのスペースを設置しまして、観光客であり、また市民がくつろげるエリアを設定させていただきました。 それから、図面はこれで承認をされるのかということでございますが、この内容で設計をしたいという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) では、補正予算の関係でちょっと2点ほどお願いしたいと思います。 14ページの経営体育成支援事業なんですが、これ補助金を交付するようになっておりますが、どのような団体に補助金を出して、歳入の県の補助率とかがわかりまして、この事業はどのような事業をやるか、お教え願いたいと思います。 それと、日色議員と同じなんですが、観光拠点整備事業ですが、全員協議会のほうでもいろいろ御説明していただいたんですが、この土地につきましては旧八日市場市が購入したと思いますが、その間、商工会で検討委員会、まちづくりビジョン策定委員会、その他JT跡地の利用事業を、これは匝瑳市になったんですが、プロポーザルで募集した。新生匝瑳戦略会議でも答申をいただいて、また職員による匝瑳再生プロジェクトでもまた何か答申があったと思うんですが。これを説明していただくとちょっと時間もかかりますが、ちょっと時間をかけても長い経過について。それで、どうしてもこれを、こういう経過があったもので、最終的にはこういう事業でこんなふうにやっていかなければならないという結論に達したということにつきまして、御説明をよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) それでは、経営体育成支援事業ということで574万1,000円を計上させていただきました。 これにつきましては、経営体育成支援事業実施要綱というものがございまして、その中の融資主体補助型経営体育成支援事業の中の融資主体型補助事業ということでございまして、これに実施をする実施者につきましては、1名は水稲を主に糧に農業をされている方でトラクターであったり、ロータリー、代かきハロー、全自動の播種機というものを購入するということでございまして、総額が914万5,185円、補助率が30%ございますので、274万1,000円を補助金で賄うと。残った分については、当然のことながら融資ということでございますので、その分は自己資金の融資を受けるということでございます。 もう一件につきましては、主に落花生を畑で栽培をされている方でございまして、この方はトラクターとローターを購入するということで、実際の購入額は1,050万円の30%でございますが、315万円になるんですが、この補助の限度額がございまして、300万円が限度額でございますので、300万円ということでございます。 2件合わせまして、574万1,000円ということでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 太田企画課長。 ◎企画課長(太田和利君) JT跡地の利活用につきましては、これまで企画課を中心に検討してきた経過がございますので、私のほうから、平成17年12月に旧八日市場市で当該用地を取得した経緯と、その後のJT跡地の利活用に関するこれまでの経過について、順を追って御説明をさせていただきます。 JT跡地につきましては、平成17年1月から八日市場市商工会において利活用に関する検討が行われ、同年3月、利活用案を付した上で市において購入するよう提案を受けました。この提案を受けまして、市といたしましても、商工業観光活性化に資する施設用地として取得することを決定いたしました。 平成19年12月には、商工会のまちづくりビジョン策定研究委員会におきまして、JT跡地の活用について検討がなされましたが、平成20年3月に取りまとめられた報告書では、商工会が主体となった活用策を策定することは困難とのことでございました。 これを受けまして、同年4月、利活用案につきまして全庁的に検討を進めることとし、各課等への事業照会を行いましたが、事業提案はございませんでした。 そこで、同年8月、民間活力による地域の活性化を図ることとし、地域の活性化のために最も有効な事業計画を提案した事業者に土地を売却する方針を決定し、11月からプロポーザル方式により公募を行いましたが、提出期限であります平成21年1月15日までに応募はございませんでした。同年4月、景気の回復が見込めず、再度のプロポーザルの実施は困難と判断いたしました。 さらに、平成22年11月、新生匝瑳戦略会議におきまして、市の懸案事項としてJT跡地が問題提起され、検討が行われました。平成23年11月、新生匝瑳戦略会議が商店街復権会議を開催し、商店街の活性化へ向けたJT跡地の有効活用を議論いたしましたが、方向性は見出せませんでした。 平成24年11月、新生匝瑳戦略会議が、匝瑳市再生への提案書でございます「持続可能な地域社会創造のための地域づくりを目指して」を取りまとめ、この中でJT跡地につきましては、物産・伝統技術・情報の交流を考慮して活用すべきとして、「復権ようかいちば」のコンセプトが提示されました。 平成25年2月、新生匝瑳戦略会議提案書の事業化を目的といたしまして、庁内で匝瑳再生プロジェクト推進本部を立ち上げ、職員による再生研究チームにおいて活用案を検討いたしました。 平成27年3月、これまでの検討結果をもとに、駅至近という立地条件を踏まえ、本市の観光振興を推進していくといった観点から、東側に観光案内所を整備するとともに、散歩のまち匝瑳として、散歩に訪れた方たちの休憩の場、また農産物等直売コーナーを備えた施設整備を行うこととし、また西側には貸し駐車場を整備し、鉄道利用者等市民の利便性を図るとともに、イベント広場を整備し活用するJT跡地の整備方針を決定いたしました。 財源につきましては、県の補助金等を活用することとし、産業振興課において事業内容の詳細を調整することになりました。 私からは以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 行木光一君。 ◆8番(行木光一君) 今、9月補正ですね。補正で観光拠点整備事業、提案されたわけであります。8月の中ごろに全協を開き、説明をいただきました。それで早速9月補正に提案されたと、非常にスピードが速いわけでございます。 今回、実施設計いただきました。今、課長が実施設計の変更は絶対しないんだよというような強い答弁がございました。それでは市民に対して非常に失礼じゃないですか。使い勝手がよく、変更できるところはしてきちんとつくっていく、それで4月スタート。これがやはり協調性、市民との協調性があっていいと。これがやはり市民協働の第一歩でないでしょうか。そういったことが全然欠けているんですよね。通ったらやっちゃう、それじゃどうにもならない。 まず、皆さんお持ちの実施設計書、これJT跡地についてという何枚かついているやつがあります。平面図、これ2ページを見てくださいね。私が、この設計図の評価をさせていただきます。 まず、本体、こちらは48坪でございます。そして3,400万円という70万円くらいの坪で計画をしております。 この建物の何が悪いか、まず申し上げます。東側、観光案内所、こちらはよろしいんです。真ん中ではないんですけれども、西方ということになってしまいます。こちらに特産品の販売所が半分設けられております。ここに何が足らないか。やはり観光の拠点整備事業ですよ、市長。観光拠点整備事業であって、観光関係者が集まれない、会議ができない。または特産品の研究もできない、発信ができない、事務所を使ってやりなさいじゃおかしいでしょう。パンフレットを置いてある事務所を使ってやりなさいじゃおかしいんですよ。1つなければおかしいんです。これは多目的室というんですよ。市民の皆さんに寄ってもらって、いろいろ研究してもらうと、こういう場所がない。観光協会の総会もできない、理事会もできない、研修会もできない、何もできないよ、ここではね。これは拠点ではないです。ただ掘っ立て小屋になっちゃいます。 まず、そういうことを申し上げて申しわけないんですけれども、変更ができるという方向性がなければいけないということを申し上げているんですよ。そこです、問題は。お金を議員の皆さんに2億何千万円認めてもらったら建てますよ、実施設計ありますから、これで建てますよ。何も変わったことがないということになっちゃいますから、そこだけは気をつけてください。 あと、今建物も言いましたが、これは48坪、前どおりの間数でいいますと12間、奥行きが4間という建物なんです。そして下屋が回っているということでございますね、1間の。私の考えではもっと間口を広げるということです、15間にします。そして奥行きは3.5間、奥行きは短くするんです。そういうことで、坪数は52.5坪にふえますが、建設はできます。約64万円ですね、坪当たり64万円で3,400万円の費用でできるということでございます。ですから、それは大丈夫なんです。 あと、一番問題もあるんですよ。この南側の塀がありますね。これ宇野裕事務所との境の塀でございます。その塀のところに一方通行の車を出す道があるんです、これ。入れないんですよ、帰るだけ使ってくださいという道路です。これを計画してあります。これは非常にまずい。必要ないんです。消防庫のほうに出入り口があるわけでございまして、そちらから帰っても十分なんです、そこが出入り口ですからね。この車で出るというのはぜひやめていただきまして、事務所、ここの本体ですね。本体の前に9尺の、歩行道路、アプローチといいます、これをつけるんです、9尺わかりますか。 そして、一方通行のこの黒いところ、これ歩道ですね、黒くなっていますね。これが歩道の入り口なんですよ。こちらから入ってアプローチで抜けるというような形のものがいいわけでありまして、そしてここはバリアフリーにするんです。建物と下屋のところと全部これバリアフリーにします。でないと、上がっていくのもだめ。計画では、ここで高くなってしまうんですよ。皆さん、わかりますよね。高くなってスロープで上がっていくようになってしまうんです。これはつくったら大変おかしなものですよ。そういう変更がなければ、この建物とその周りの使い勝手が非常に悪くなる。そして、そのアプローチの南側があくわけですよ、塀までの間が。これが道路もなくなりますし、緑地帯になるわけです。ぜひ匝瑳市の見本園、ぜひつくっていただきたいんですよ。そういうことがあります。 あともう一つがトイレ、先ほど同僚の日色議員が言いました。男子トイレが1個しかないんじゃないですか。大型バスが3台も来るのに、どうして小便するんだ。女子トイレ使ってくださいよという話になっちゃいますので、これは非常に失礼な話です。これも変えなくちゃいけない。 そして、一番奥まったところに、北側にトイレが移ったわけですよ。これは位置的に非常に使いにくいところなんです。本体、観光案内所の建物の一番西側につけなくちゃいけないんです。これは動線ですから、トイレとの動線になりますから、ここを裏のほうに持っていってかぎの手で行ってくださいよというようなことは、これはおかしな話なんです。ぜひ、これも変更の対象でございます。 そして、前の下屋、これ1間の下屋があるわけです。トイレまで通せば、雨かからずでトイレに行けるんですよ。そういったやはり配慮が必要でしょう。 あと申し上げます。ここで大型バスの駐車場が真ん中にあります。本当に来ますか。何を見るんですか。計画した人に聞きたいですよ、何を見に大型バスで来るんですか。なくちゃいけないですよね、ぜひ用意しておいたほうがいいです、大型バス。     (何事か発言する者あり) ◆8番(行木光一君) ここにあるんですよ。用意はしてあるんです。用意してありますから、一番北側に寄せていただくと、こういうことがいいわけであります。 このような要望と提案をさせていただきますので、お願いいたします。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 行木光一君にお伺いします。執行部の答弁が必要ですか。今のは要望ですか、質疑ですか。 ◆8番(行木光一君) 答弁は必要です。先ほど日色議員に答弁した、そのままの答弁をいただけますか、変えますか。変えますかということですよ。 ○議長(栗田剛一君) 暫時休憩します。 △午前11時43分 休憩--------------------------------------- △午後1時00分 再開 ○議長(栗田剛一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 前回の議事を継続いたします。 行木光一君の質疑に対する当局の答弁を求めます。 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) それでは、答弁を保留させていただきました行木議員の御質問にお答えをさせていただきます。 今回お示しをしました図面につきましては、8月20日の全員協議会におきまして素案として示した図面で、議員の皆様からいただきました御意見・御提案等を調整・反映をさせていただきました図面でありますので、御理解をいただければというふうに思います。 また、何点かの御指摘をいただきましたが、設計の根本にかかわらない範囲であれば、微調整は可能であるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 行木光一君。 ◆8番(行木光一君) 設計に対して幾らか変更ができると解釈いたしました。こちらに、私のイラストがございます。非常によく描けていますよ。自分で褒めているところでございますが。こちらを産業振興課のほうにお届けしますので、これに沿ってぜひ検討していただきまして、明日の5時まで私も聞かせていただきたい。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) 申しわけありません。何回も申し上げますが、8月20日の日の全員協議会でお示しをした図面を、皆さんの意見を反映させていただいて図面を提出させていただいたということでございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) それではまず初めに、今回のJT跡地の利活用について、ここまでいろいろな議論をなされてきたところで最終的な市長でのこの判断ということで、今回議案提出されたわけでございますが、その中で私個人としては、前回、6月定例会から話が出まして、全員協議会を経て、今回の9月の定例会という中で、少々急ぎ足であるのかなというふうに感じているところでもあります。そういった中で、多少不安視するところもあるところで、幾つか確認・質問をさせていただきたいと思います。 まず1点目なんですけれども、これちょっとそもそもの話になってしまうかもしれないんですけれども、この補助金自体が、これ単年度だけのものなのでしょうか。その急ぎ足という部分でもう少々、市民の声などを私自身も十分吸い上げ、またそういったところも反映させ、よりよい施設というところを目指す意味で、少々時間が欲しいかなというところを思ったところで、この補助金自体がそのような時間をいただけるようなものなのか、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。 2点目ですけれども、全員協議会の中でもちょっと確認させていただいた部分ではあるんですけれども、ちょっとまだはっきりとしたお答えいただけていなかった部分で、施設のこの年間の維持管理費、これについては幾らぐらいを必要とするものなのか。そこら辺を改めて確認したいと思います。このかかる費用、それに対してやはりその効果を生まなくてはならないというところで、まずこれがしっかり、年間維持管理がどれぐらいかかるのかというところは重要な点だと思いますので、よろしくお願いします。 次に、その上で、これは当然そういったお金もかかる、税金もこれからも投じていく中で、人が集まるものでなくては意味がないわけで、何らかの観光案内というだけでは少々、また農産物の販売というだけでは物足りないかと考えますので、何かここに付加価値を生むという意味でイベントなり、また店舗内で何か考えているようなことがあれば、教えていただきたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) まず、補助金、単年度のものかということでございますが、これは平成27年度執行分と、今年度末でという単年度ものであります。 それから、年間の維持管理費、ランニングコストにつきましては、試算をした中では390万円程度かかるという試算をしております。 あと、人を集めるにはやはりさまざまなイベントを開催していかなければいけないというふうに考えておりまして、いろいろな形のものを今後企画をして、イベントを開催していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) そのイベントを開催されるという中なんですけれども、そういったイベントを開催していく中で、この施設をつくることによりましてどのような効果が得られる、また期待される効果というのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) 基本的に効果というのは、人が集まってきていただいて、匝瑳市を知っていただく。匝瑳市の特産品、新鮮な野菜、地産地消の農産物というものが、私は効果につながるものだと。その施設に来ていただく、その施設で物を買っていただく、匝瑳市を知っていただく、これが効果ではないかというふうに感じております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 宮内康幸君。 ◆1番(宮内康幸君) そうですね。この効果、非常に私も期待するところでございます。やはり観光客の増加、また特産品のPR、また本町通り商店街への人の流れを生む、またイベント時の、さらにはこの利便性向上というところを期待するところではございますが、ぜひともしっかりと頑張っていいものにしていきたいと、私自身も微力ながらそういったところを思うところでございます。 そういった中で、ちょっとこの図面を見る限りで、コインパーキングということが今回併設されているところなんですけれども、これがあることによって、イベント時に逆に手狭になってしまうんではないかなというふうに思うところなんですけれども。このコインパーキング自体、ここに柵があることで、今回8月の祇園祭、女みこしでも、ここを集合場所として使って経緯があるんですけれども、そのときでももう目いっぱいこれを使って何とか集まれていたかなというようなところで。また、何かイベント自体によってはテントを張ったりというところで、このコインパーキングがあることによって少々ここ場所が手狭になってしまうので、こういったところもちょっと検討いただきたいと思うんですけれども、それについて意見を伺いたいのと。 もう一点ちょっと、さらにはこの建物なんですけれども、建物自体もここに、ちょっと今回もう設計ができ上がっているという中ではあるんですけれども、この建物自体も、ここはそもそもイベント広場という形で活用して、駅前にちょっと空き店舗としてあるような部分が現在、もともとレストランをされていたところが今空き店舗になっているんですけれども。その空き店舗の利活用ということを考えて、ここはイベント広場、そしてこの建物を建てる補助金自体を、そちらの店舗改装などに生かすということは、補助金自体を生かすということは難しいんでしょうか。 この2点、お聞かせください。
    ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) コインパーキングがあるから狭くなるだろうという部分でありますが、今回、私も女みこしの出発式には参加をさせていただきました。その中で、漠然と人が集まってくると狭いような気がするんですが、整然とした形で人が集まってくれば、それについてはある程度は可能ではないかというふうに思っております。 それから、空き店舗、建物はちょっと小さくして空き店舗という部分がありますが、その案内所の前後、東側、西側ともある程度のスペースがありますので、そこにおいていろいろな位置を開くことも可能でということでありますので、その中で対応をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑は。 都祭広一君。 ◆2番(都祭広一君) それでは、何点か質疑をさせていただきます。 前回の全協が終わりまして、何度かキャッチボールもして、いいものがつくれるのかなと思っておりました。今回、この活用についてという案が出されております。その上で質疑をさせていただきます。 前回、全協の中でも聞かせていただいたことを中心に聞かせていただきたいと思うんですが、まず、このJT跡地を活用した観光拠点整備事業でありますけれども、観光拠点整備につきましては前回も申しましたように、必要なものだというふうに考えてはおります。 しかしながら、これをつくるに当たりまして、今後の収支の予測というようなもの、販売をされるということも聞いておりますが、その点はいかがなんでしょうか。 そしてまた、今回ここにJT跡地を利用した観光拠点をつくるということについての市場調査ということはされているんでしょうか。 そして、全協のときにも御質問させていただきましたけれども、情報発信機能ということで観光案内所ということであります。その上で、観光拠点・情報発信・観光案内ということで情報コーナーが設けられておりますけれども、具体的には、この情報コーナーというのはどういった形になるのか、お聞かせいただきたいと思います。 それともう一点、建物でございますが、先ほど答弁の中で、全協の中での提案を受けてということがありましたけれども、一体どのあたりが改善されたのか。その辺をちょっとお聞かせください。 そして、先ほどこの運営形態につきましてNPOが当たるということ。それで、この収支につきましては赤字を出さないように、観光協会さん等も入りまして赤字を出さないようにするというような答弁ありましたけれども、これは端的に考えまして、行政のほうから、一般財源のほうからまた補填をするという形を考えておられて、赤字を出さないということであるのかどうか。 以上、その点につきまして御回答をお願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) まず1点目は収支ということであったわけですね。収支、当然のことながらNPO法人に母体となって運営をしていただくということを考えておりますので、当然のことながら、そこには市からの予定をしております指定管理料というものがあって、その経営母体が実施をする事業収入というものがあるというふうに考えております。そのほかに、経営母体の会員の会費等、そういうものもあって、その中で事業展開をしていくというふうに考えております。 それから情報コーナー、これにつきましては、今時点でも匝瑳市にある情報誌、いろいろな書物、そういうものも展示をし、情報を伝える、またインターネット上でも情報を伝えていきたいというふうに考えております。 それから建物の変更点、これにつきましては、何点か全協のときに御意見・御提案をいただいたものでありまして、先住市民の生活環境への配慮、建物の位置につきましてというような部分がありました。これについては、2ページの配置図で観光トイレの位置を北側に移動させた、それから案内所と隣接をする敷地から2.5メートル離しました。 それから、5ページの立面図で、採光であったり、換気のうだつを取り除きまして、高さを低く抑えたということであったり、地元植木の緑地についてという部分がありましたので、これについては配置図の中で広場に植栽をするという部分であったり、先ほども御質問がございましたランニングコストにつきましては、おおむね390万円程度を見込んでおると。 それから、シンプルな建物、話題性のある建物、開放的な建物、匝瑳市の顔となる建物という部分につきましては、先ほども御答弁をさせていただきましたが、木造でぬくもりのあるシンプルな設計と、また可能な限りの開口部の取り入れたというような状況でありまして、そのほかにも身障者への駐車スペースがないということでありましたので、その辺について駐車スペースを確保したというようなことが挙げられます。 それから、NPO法人の収支に対して一般財源を投入するかという部分につきましては、先ほども申し上げましたように、指定管理制度をこれからやろうということで検討をしておりますので、その中で指定管理料を支払うことが生じてくるのではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 都祭広一君。 ◆2番(都祭広一君) まず、建物についてなんですけれども、前回言わせていただいた中で、これは駅前との一体感が非常に必要なものじゃないかなと個人的には思うんですね。駅をおりて観光案内を求めてくる方がそこに来たときに、八日市場の駅前を見たときに、どこに観光案内所があるんだろうということでまずは来ると思うんです。 先ほども、その看板で周知をして誘導するということ、これ前回もお話がありましたけれども、非常にそうした意味においても、一体感が醸成されていないために、そうした看板が必要になってくるんではないかなと私思うんですね。ですから、今ここでその土地がどうこうということは、これは言えないと思いますけれども、やはりそうした一体感の醸成というのをこれから心がけていかなければ、端的に言って、この事業は失敗してしまうんじゃないかなという思いも持っております。 それで、その建物なんですけれども、変更がされたということですけれども、ちょっと見ますと、非常にまた外から見たときにわかりづらくなってしまったんではないかなと、ちょっと危惧を覚えておりますので、その辺も検討できるようでありましたら、もう一度ちょっと見直していただければなという思いがあります。 それで、先ほどの経営のことなんですけれども、指定管理者になるということで指定管理費をお支払いするということでありますけれども、やはり物産の販売等もありますので、そうしたことが軌道に乗って、目に見えて、物産が置いてあっても、全然その物産が動かない、売れないということでは、これはまたいたし方ないと思いますので、その辺の周知活動もしっかりとしなければいけないのではないかというふうに考えております。 その上で情報発信ということで、今、情報誌等を置いてということがございました。情報発信の拠点ということでの整備でありますので、インターネットという言葉がありましたけれども、この施設の図面から見ますと、本当にそうした情報発信の拠点になるかということは、いささかちょっと疑問を感じざるを得ないわけであります。 ですから、その辺のことにつきましては今後の検討にもなろうかと思いますが、ぜひこの建物の中の情報コーナー、そしてまた備品の整備等も含めまして、さらなる検討をお願いしたいと思います。匝瑳市の観光施設、例えばふれあいパークさんもありますし、例えばいろいろな観光施設があります。そうしたところを拠点を結びつけていけるような、そうした情報発信・観光拠点となることを祈るばかりであります。 質問の最後でありますけれども、これは太田市長のマニフェストにおきましても、JT跡地の利活用ということで伺っておりますし、拝見しております。責任者としまして、太田市長、この思いですね。これを全協が始まって、本当に私、短期間の中でこれが議会に上程されたというふうに理解をしておりまして、その中で太田市長の決意というものをお聞かせいただきたいと思います。 それで質問を終わります。 ○議長(栗田剛一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 私のほうから最初に、質問の後段の部分になりますけれども、決意ということでありますので、一言その心境を申し述べさせていただきたいと思います。 実は御案内のとおり、私の2期目の立候補に際しましてのマニフェストにおきまして、JT跡地の利活用をしたまちづくりということを掲げさせていただいたわけであります。 その基本となることは、1期目の施策の中でいろいろその反省あるいは点検をした中で、匝瑳市においてまだまだやるべきことはたくさんあると、課題は山積しておるというような分析をした中で、特にその大きな課題の中で急速に進む少子高齢化、あるいはまた人口減少によります地域活力の低下等がありまして、これらの問題も喫緊に対処していかなければいけないというような思いの中で、その対処方法の中で、JT跡地等を活用したまちづくりを打ち出させていただいたわけであります。 また、私が平成22年に市長に就任して以来、今までも、先ほど企画課長のほうから経緯が説明されたわけでありますけれども、それから平成22年度以降、また大きな問題に対しまして、私に課せられた課題ということを受けとめまして、新生匝瑳戦略会議に懸案事項として提起、検討をしていただいたわけでございます。 そして、平成24年に新生匝瑳戦略会議の報告の中で、JT跡地の利活用は物産・伝統技術あるいは情報の交流を考慮しながら、活用すべきであるというようなコンセプトを頂戴いたしました。その提案を具体化するために、匝瑳再生プロジェクトを編成いたしまして検討をしてきた中で出たその最終的な利用方法が、今回のJT跡地の事業でございまして、観光振興・観光客誘致を目的といたしました観光案内所、そしてまた農産物直売コーナーやイベント広場、そして駐車場などを整備した中で、活力あるまちづくりに資するものとして提案をさせていただいたところでございます。この施設が地域経済の活性化のため、活動拠点となるその役割を果たし、活力に満ちた匝瑳市民のパワーが十分に発揮される、その基礎となるように、私は全力を挙げてこの事業に傾注してまいりたいというふうに考えておりまして、今回の提案になったわけでございます。 よろしく御理解の上、御協力をお願いしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑は。 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) それでは、2回目の質問をさせていただきます。 13ページの保育施設の関係なんですが、これは保育園いっぱいありますが、どこの施設にどのような工事について補助をするものか、お教え願いたいと思います。 その次に、今の観光拠点事業でありますが、近隣にお住まいの方に説明をしたという話を聞いておりますが、そのときいろいろな要望が出ておりますが、その要望についてどのような対処をしたか、わかりましたらお願いしたいと思います。 それで、先ほど産業振興課長が申し上げましたが、NPOに指定管理料を支払うということは、多分赤字にならないということは、指定管理料でここに人件費3人分だとすれば3人分、2人なら2人分。それでメンテナンス、浄化槽の管理から電気から水道、ガス。その他については全部その指定管理料で賄っていくような考えでよろしいものでしょうか。 それと、消防施設の改修なんですが、これはどこの箇所を何カ所やるんでしょうか。 その4点について、よろしくお願いします。 ○議長(栗田剛一君) 平山福祉課長。 ◎福祉課長(平山弘君) それでは私のほうから、保育所施設整備事業についてお答えをさせていただきます。 この整備事業でございますけれども、栄保育園での園舎改修工事への補助金でございます。この補助金につきましては、平成27年度の保育所等整備交付金交付要綱、これは国が定めたものでございますけれども、この要綱に基づきまして、栄保育園築後30年を経過しておりまして、老朽化が進行しております屋根、それから非常用階段等の補修を行うものでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) それでは、林議員の近隣住民との折衝という部分について、お答えをさせていただきます。 JT跡地のすぐ脇に駐輪場を営んでおる方がおります。その方から要望が出ておりまして、建物が駐輪場があったり、住まいやがあったり、日常過ごしている場所があったりします。その中で日常過ごしている場所が、今回建物を建てられると暗くなるという話がございました。その中で数回にわたり、その方とお話をさせていただいておるということでございます。 その中では、今ある位置は自宅が日陰になって暗くなってしまうというようなお話がありまして、今の位置を少しずらしてもらえないかということでありましたが、法律上からいけば全然問題はないんですが、その辺の話し合いをした中で、私どもとしては建物のそのお宅から2.5メーター離してあるであったり、屋根の高さを、うだつの分を取りまして6メーターにしたというような状況で、現在も交渉が続いているという状況でございます。 それから、NPO法人に対して人件費であったり、メンテナンス費用であったりを指定管理のほうから出すかという御質問でございますが、少なくとも指定管理料の中には、施設の維持管理に要する費用は入れてございます。 また、施設を運営するために人件費、これにつきましては……     (「聞こえない」と呼ぶ者あり) ◎産業振興課長作佐部勝美君) これに対しては、今後検討をさせていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。     (「指定管理料の中にそれが入っているか、いないか。それが聞こえないの。もう一回お願いします」と呼ぶ者あり) ◎産業振興課長作佐部勝美君) はい。指定管理の中に維持管理費用を入れる方向で考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 渡辺総務課長。 ◎総務課長(渡辺則孝君) それでは私のほうからは、消防施設整備事業につきまして林議員に答弁させていただきますが。 まず、修繕料につきましてはホースの乾燥塔、消防機庫全7カ所のホースの乾燥塔のロープあるいは滑車等の部品の交換を予定しております。 それから工事請負費につきましては、共興地区の防火水槽の解体工事でございまして、地元から要望ももらっているところでございますけれども、民地に防火水槽がありまして、これを原状復帰してお返しするというような内容でございます。 また、この防火水槽につきましては、消防組合との協議の結果、近隣に消火栓等の水利がございますので、この場所を解体しても問題ないという回答をもらっているところでございます。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 武田光由君。 ◆11番(武田光由君) 私も、今回補正でJT跡地の件で1点だけお伺いしたいと思います。 JT跡地の建物だとか、レイアウトだとか、いろいろ同僚議員から質問ありました。今回の提案の中で、観光案内所の整備ということで散歩のまち匝瑳という、それを拠点にして物産であったり、観光であったり、ここを拠点にするんだということでありますけれども。 散歩のまちということで、ここの拠点から飯高檀林に行くとしますけれども、この商店街が今どうなっているのかなと。私が見る限りでは多くが、半分以上が閉めているんじゃないかなという気もするんです、商店街。どの程度、そこでおいしいものが食べられて、いいものが買えて、現状、商店が空き店舗なのか、何店舗ぐらいあって、現状散歩するに当たってどうなっているんだろうと。当然、今回の中で地域活性化のために、今回の拠点を設けるわけですけれども、どうなっているのか、商店の現状を1点をお伺いします。 それと、予算の中で歳出で、防災対策費に被災者支援システムの予算の計上があります。これは私も平成23年6月議会で、東日本大震災の後、議会でこういったシステムがあるから、ぜひ設置してはどうかという提案をさせてもらって、4年以上たった中でのシステムの構築になるわけですけれども。 私、提案させてもらったのが、兵庫県の西宮市でつくったシステムなんです。今回導入するのは、千葉県がつくったシステムというお話を伺っておるんですけれども、そこで何点かお伺いしたいんですけれども。 この支援システムは、まず第1点に住民基本台帳からデータを引っ張れるかどうか。実際、証明書の発行が第一になると思うんですけれども、それがどうなっているのかということを1点お伺いします。 それと、このシステムの中に避難所関連業務、また緊急物資管理業務、要援護者支援業務、仮設住宅管理業務、犠牲者遺族管理業務、復旧・復興関連業務、被災者状況予測及び分析業務などが、これは兵庫県のものではあるんですけれども、今回、千葉県が開始したものの中にはこういったものが含まれているかどうか、確認をさせてください。 それと、これ要援護者というのは福祉課が管理していると思うんですけれども、システムの連動ができるかどうか確認させてください。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) 商店街の現状ということでございますが、皆さんも通っておるかと思いますが、本町通り商店街、徐々にシャッター通りになりつつあるという部分もありますので、ここの観光施設の中で軽食コーナー等も設けてございますので、そこでまた活性化が図れればいいなというふうに感じております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 渡辺総務課長。 ◎総務課長(渡辺則孝君) それでは私のほうから、被災者支援システム導入事業につきましてお答えさせていただきます。 武田議員御指摘のとおり、これは千葉県が共同開発しました支援システムの導入ということでございます。この中には、まず住民基本台帳及び固定資産台帳から、人員の情報あるいは家屋情報等を管理するシステムと、そのほかに被災者台帳、それから家屋の被害管理台帳、それから避難者の管理台帳、それから物資の管理台帳、それから要支援者の管理台帳等々を収録できるようなシステムになっておりまして、先ほど武田議員おっしゃられました西宮市の分と若干の差異はございますが、必要な部分はほとんどそろっているというような状況でございます。 このシステムを導入することによりまして、発災時の迅速な支援者サービスの提供あるいは情報の共有による重複する作業の排除ですとか、あるいは援護の漏れ、あるいは支援物資等の二重供給等の防止とか、このデータを管理することによっていろいろなことができるというようなことでございます。 このたび、補正予算に計上させていただきましたのは、まず支援システムの設定、うちのほうのコンピューターにマッチングさせる設定料と、それからハードウェアとしてパソコンを実は3台予定しておりますので、その備品購入というような状況でございます。 なお、この財源につきましては、復興基金の繰入金からの充当となっております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 武田光由君。 ◆11番(武田光由君) ありがとうございます。産業振興課長のほうから、皆さんも御存じのシャッター通りだという話もあったんですが、現状どうなっているのか。数字でどうつかんでいるんだということをお伝え願いたい。 今回、拠点としてつくるわけですから、これを生かして、いや、うちもだったらこのお店を息子に託そうとか、そんなまちづくりをするための拠点だと思うんですね。ただ、拠点をつくって、そこから人をばらばら散らばすんじゃなくて、やはり全体的にどうするんだという市長の思いだと思うんです。その辺、現状の把握は、今こうだからシャッター通りだからしようがないよというだけでは、これ将来--この結果として、シャッター閉めないで済んだよという商店がふえることが第一義ではないか。立派な建物もいいんでしょうけれども、そこでひとときを過ごせる場所ではなくて、匝瑳市全体で考えるべきだと思うんです。現状の把握をすることが大事なので、建物云々というよりも、匝瑳市を今どんなふうに現状把握をされているのかなということを確認、再度させてください。 あと、被災者支援システム、同じようなものであるということで本当によかったなと、いざというときに助かるなと。しかしながら、いざというときにその操作ができるのかなという。その辺今後、エクセルだったりワードだったり、そういったものとはまた違うと思うので、誰々がいなくても使えるというシステムを構築してやっていかなければならないというということがあるんですけれども、その辺、今後のことなんですけれども、確認させてください。 あと、住基という日々変動するわけですけれども、その更新を、例えば1カ月に1回やっていくのか、その辺も今から決めていくことだと思うんです。その辺もどうされようとしているのか、今わかりましたらお願いいたします。 あと、この支援システムの操作についても、いざというときに使えるために、防災計画の中に組み込んで運営をしていただければと思うんですけれども、どうでしょうか。 以上、お願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) それでは、本町通りにつきましては、この商店街に加盟している方が25名おります。実質的に空き店舗が15という状況にあります。当然のことながら、今商売をされている方も含めた中で、その全体をNPO法人の中に会員として参画をしていただいて、活性化を図っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 渡辺総務課長。 ◎総務課長(渡辺則孝君) それでは、支援システムのほうのまず操作の習熟につきましては、当然これが使えなければ何も意味にもならないものでございますので、操作の習熟には万全を期したいというふうに考えております。 それから、住基等々の連動でございますけれども、まず今私どもが考えていますのは、発災時、当然災害が発生した時点のものを取り込むというのがやはり一番大事だろうというふうに考えておりますので、発災時の住基の台帳、それから発災時の固定資産の台帳を取り込むというような方法を考えております。 ただ、要支援者とか、そういうものはもう前もって当然入力しなければならないものですので、そういうものは先に入力しておくというようなことです。 それから、最後に防災計画の中に、このシステムの導入についてのものを入れられないかということでございますが、この辺につきましては当然必要なことであるというふうに考えますので、今後、検討させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 武田光由君。 ◆11番(武田光由君) JT跡地の利活用のことに関しては、商店街の方々、あのお店に行って、この拠点で物を買うのもいいんでしょうけれども、散歩しながらそこに寄って、ここにこんなおいしいものがあるんだ。それを持ち帰って、どこそこにあんな店でこんないいものがあったよという口コミでいけるような、そういったものがいいんじゃないかなと思うんです。 やはり本当に商店の中のシャッターというのは、テレビなんかで見ていてもどこも大変だなと思いながら、うちだけを匝瑳市だけを何とかしたいという個人的な思いですけれども、みんなそう思っているんです、思っていると思うんですね。だから、やはり商店の方々も、今回のこのJT跡地のことを大いに期待していただいて、知恵を出し合いながら、協働でよく話し合いをしながらやっていただければと思います。 あと、被災者支援システムなんですけれども、発災時というお話もあったんですけれども、なかなかふだん使わないものをいきなり発災時に使えるか。発災時って、事が起きてからそのデータを拾うということ--違ったかな。とにかく更新をしながらシステムの構築をお願いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑は。 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) それでは、JT跡地の関係で1点だけ質問させていただきます。 いろいろと立地条件が悪い、何が悪い云々かんぬんと言っておりますけれども、まず何といわれましても、ここの目玉、これは何でしょうか。例えば産直にするとしても、匝瑳市にはどういう目玉、農産物の目玉があるのか。あるいは観光立地をする、観光拠点化するということですけれども、あそこで飯高檀林以外何があるんですか。その目玉がなければ、県内に同じような施設がいっぱいあるわけなんです。そんな中で何か特色を出さなければ、絶対これは成功しないと思います。その視点、皆さんお知恵を拝借したいと思いますので、当局のお知恵をお伺いします。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) 椿議員おっしゃいましたとおりに飯高檀林、これにつきましては、数多くの方が知り得る部分だというふうに思います。そういう部分もありますが、今回は新たに拠点となるということでありますので、先ほど申しましたように、新たな企画をし、新たな人を呼び込むということが新たな観光の拠点づくりになるというふうに考えておりますので、今後につきましては、さまざまな状況を勘案した中で、観光の拠点となるべきイベントであったり、そういうものをつくり上げていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) 新しく物を起こす云々と言っておりますけれども、1回こっきりのことではならないと思うんですね。ですから、毎月何らかの形でいろいろなイベントを起こして集客をしていかなければ、そこが単なる空き小屋になってしまうような場合があるわけですよね。 ですので、ひとつその点、皆様市民のお知恵も拝借して、周りのいろいろな状況も把握した上でやっていただければ、なおいいような方向に向かうのではないかと思います。その点、ひとつお知恵を拝借願いまして、私の質問といたします。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) そのような形で頑張っていきたいというふうに思います。ありがとうございました。 ○議長(栗田剛一君) ほかに。 田村明美君。 ◆18番(田村明美君) 議案第6号ということで、幾つか伺います。 まず、9ページのところの歳入の国庫支出金の使途、使い方なんですが、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金ということで、今回3,910万1,000円が計上されていますが、これは国の補助金ということで歳入ですが。 では、その歳出でこの交付金の使い方ということで、どういったことに向けられているのか、伺いたいと思います。 次に、歳出で幾つかお尋ねします。 12ページ、通知カード・個人番号カード交付事業1,811万2,000円ということで、今議会には条例の改正なども出てきておりますけれども、マイナンバー制度ということで、今テレビなどでも大変報じられていることの費用と、予算ということなんですが。1,811万2,000円が全体として計上されていて、その中には人を雇うという臨時雇賃金も含まれます。国からは、1,476万1,000円が国から繰り出されているわけなんですが、カードの交付事業ということで、この中には事務機器保守委託料はありますが、電算関係は特別計上がないんですね。ナンバーの入ったカードを送付する、全市民に送付するということはわかるんですけれども、当然、来年1月から施行される個人番号カードのマイナンバー制度が始まるということについて、本当に重要な整備ということがなされなければならないはずなんですが、これはどうなるんでしょうか。 また、今後これだけではなくて、匝瑳市の予算、また匝瑳市の負担というのがついて回るのではないかと思うんですが、わかっていることでお答えいただきたいと思います。 それから、13ページのふれあいセンター改修事業425万2,000円は、どういった改修でしょうか。 次に、14ページで商工業振興事務費補助金というので、みどり平工業団地汚水処理施設改修事業補助金1,400万円が計上されています。これはここで見る限り、市の一般財源から全額投入ということなんですが、御説明をいただきたいと思います。 次に、15ページの道路維持除草業務委託料400万円が計上されていますが、道路の除草、草を取る除草というのは本当に求められていることなんですが、これをその補正予算で400万円計上するということについて御説明をいただきたいと思います。 最後16ページのところで、図書館の修繕料、ドームの施設改修工事費というので、図書館は132万9,000円、ドームは499万8,000円が計上されています。どういった修繕・改修なのかお尋ねいたします。 以上、お願いします。 ○議長(栗田剛一君) 太田企画課長。 ◎企画課長(太田和利君) 私のほうからは、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金の充当先について、田村議員の御質問に御答弁申し上げます。 充当先について、補正予算書のほうで御説明をさせていただきたいと思います。 11ページをごらんください。2款1項9目企画費の定住促進空き家バンク事業、こちらの登録物件成約助成金に25万円、これを充当いたします。 それから、13ページをごらんください。4款1目1項保健衛生総務費の子ども医療費助成事業、こちらに3,712万1,000円を充当いたします。 それから、同じく4の1の2予防費でございます。乳幼児健康診査事業に173万円を充当いたします。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 塚本市民課長。 ◎市民課長(塚本貢市君) 私のほうからは、通知カード・個人番号カードの交付事業についてお答えさせていただきます。 これは、総務費のほうの住民基本台帳費のほうに計上させていただいていますとおり、今回初めて市民の皆さんにお配りする通知カード、または申請のあった方に交付する個人番号カードの交付の事業費のみの部分でございます。 市の全体の事業につきましては、今後、各業務の中でいろいろございますし、そちらのほうで事務費分の計上が必要であれば、されていくと。 その前にまずお尋ねありましたのは市の電算のことですが、私がお答えするのも変ですが、これは当初予算のほうでも電算事業費のほうに、当初予算のほうでシステム改修費のほうの計上がございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 平山福祉課長。 ◎福祉課長(平山弘君) 私のほうから、ふれあいセンター改修事業について御説明をさせていただきます。 このふれあいセンターの改修事業でございますけれども、ふれあいセンターの大ホール用の空調施設、クーリングタワーの改修工事でございます。大ホールの冷却設備であるクーリングタワーにつきましては、耐用年数が約15年でございますけれども、大ホールの設備は既に25年を経過しておりまして、台座の破損あるいは内部の腐食等が進み、倒壊の危険がございます。このため、このクーリングタワーの交換をいたしたく、補正要求させていただいたものでございます。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) それでは、私のほうからはみどり平工業団地汚水処理施設改修事業補助金について、御説明をさせていただきます。 みどり平工業団地の汚水処理施設は、稼働から33年が経過しております。老朽化によりまして、大規模な改修工事を実施するということでございます。 この当該施設につきましては、市の所有財産でありますが、維持管理については工業団地連絡協議会が行っているということでございまして、工業団地は市の工業発展の中心的な役割を担っておりまして、また市民の雇用の場としても役割の大きいため、今回の改修工事の工事費の一部を助成するものであります。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 椎名建設課長。 ◎建設課長(椎名満君) では、私からは道路維持除草業務委託について、御説明申し上げます。 除草業務につきましては、主に改良道路、広域農道、篭部田農免道路、福岡農免道路、病院道路等を年2回、除草を計上しておりますが、その他、地域で通学道路等、除草していただけるところはあるんですが、ことしの天候のせいもありまして、交差点付近ですとか集落内、大変除草要望が多く出ております。そのため、今年度20カ所程度、もう実施をしまして、予算の大半が消化してしまった状況です。これから秋に向けてもう一回草刈りをする必要がございますので、そのための補正要望をさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 水口生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(水口孝君) それでは私のほうから、図書館とドームの関係につきまして、2点御回答いたします。 まず、図書館でございますけれども、図書館・公民館につきましては、建設からもう既に16年が経過しております。それで図書館側と公民館側、双方の出入り口の自動ドアも老朽をしておりまして、大分がたが来ております。それと、センサーも現在の基準に適合していないため、外側の自動ドア2カ所と1階多目的トイレの自動ドア、こちらも機能していないため、計3カ所の自動ドアを修繕いたしたく予算計上をしております。 次に、八日市場ドームの関係でございますけれども、こちらにつきましても建設よりもう20年以上経過しております。それによりまして、施設や設備も大分老朽化しております。このため、現在故障中であります空調設備の冷温水発生器1台の冷水ポンプの交換工事を初め、燃料地下タンク通気管の改修工事と浄化槽改修工事の3つの工事をいたしたく、予算計上をしております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 太田企画課長。 ◎企画課長(太田和利君) 先ほどの答弁にちょっと補足をさせていただきたいと思います。 先ほど申し上げました3つの事業でございますが、全て当初予算に計上されております。今回の補正につきましては、当初予算で一般財源で計上しておるものを交付金に振りかえるということでございます。大変申しわけございませんでした。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 田村明美君。 ◆18番(田村明美君) マイナンバー制度の関係でもう一回お伺いしたいんですが、まだ政府のほうからはっきりしたことが示されないせいなのかもわかりませんが、地方自治体、匝瑳市の運営・運用等に対する負担というのも今後さらに、特に電算関係、大きくなるのではないかと考えるんですが、どう見ているでしょうか。お答えいただきたいと思います。 次に、JT跡地の件ですが、先ほど産業振興課長の答弁では、設計の見直し・変更を議員の方々が求めているんですが、既に全協で御意見を聞いて、それは反映してきたので理解していただきたいという答弁だと私は認識しました。ですが、反映されたのは本当にできる範囲というのか、それほど反映されなかったというふうに思えます。 それで、少なくてもトイレが、便器が男性トイレは小便器が1カ所だけと、女性も3つですね。これでは、駅前の匝瑳市の看板である観光拠点施設だと。外からお客さんをたくさん呼び込んでアピールし、購買、売り上げにつなげたい、またその活性化につなげたいというには、余りに矛盾があるんではないでしょうか。 私自身は、この建物、母屋となる建物について、販売施設と事務室が中心のような設計になっていますが、もう少し建物全体の面積を広げて、多目的室とすべきではないかというふうに考えます。私の考えですと、飯高檀林のことをここの観光拠点施設で宣伝していただくことは重要ですが、それがメーンということではなくて、あの駅前の施設を使って市民や近隣の方、老若男女の方々が自分たちの発想で、またいろいろなグループが持ち寄って、年がら年中企画し行事を行っている、イベントを行っているという、そういうことを生み出す施設というのが一番可能性があるし、また求められているし、適切ではないかというふうに考えました。 そうしますと、本当に抜本的に設計の見直しを求めることになるわけなんですが、いま一度お答えいただきたいと思います。JT跡地の利活用の設計については、時間をかけてさまざまな団体、また議会議員などとも協議して、見直すということはいかがでしょうか。お答えいただきたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) それでは、田村議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。 申しわけございません。何回も同じようなことを繰り返すようでございますが、8月20日の日に議員の皆様から御意見をいただいたということで、それに沿った形である程度のものは反映をさせていただいたということでございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 塚本市民課長。 ◎市民課長(塚本貢市君) 私のほうからは、マイナンバーの事業費に係る市の単独持ち出し分の負担ということのうち、今回の補正に係りますまずは窓口交付に係る事務費分だけを、まず私のほうから回答させていただきます。 この補正予算書の12ページのほうの2款の総務費のところに記載がございますが、一般財源のほうで334万3,000円、これが持ち出し分になっているところでございます。説明欄にございますように、費用が大きくかかっているところが臨時職員の賃金分と備品の購入費になっております。実は、J-LISと申しまして、地方公共団体情報システム機構、ここに全て通知カード・番号カードの作成または市民の方への交付等、個人番号カードにつきましては、一括して市のほうに届きまして市のほうから発送するわけですが、そういった経費を委託しておりますので、その経費につきましては1,353万8,000円。これは歳入のほうの金額と同額ですが、交付事業費という形で国のほうから10割補助で、J-LISへの負担金については来ます。来年度につきましてもおおむねその形で来ると、支出額と同額で国が補助するという形で伺っているところですが、残りの市の窓口で行う事務分につきましては、先ほど言いましたように334万3,000円、これは持ち出しになっておりますが、来年度以降の取り扱いについてはまだ詳細な説明資料が国から届いておりません。 ですので、今私どもが、この10月に通知カードが皆さんに届いた後に発生する通知カードの転居や転入、または氏名変更の裏書きの事務が始まりますけれども、あとは通知カードの再交付、そういうのもございますし、今度は個人番号カードの申請・交付事務という形になっていきますので、そういう人件費をどのように来年度以降見込むかというところにかかってくると思います。 というわけで、来年度以降の事務費分については、ちょっとその辺が未定だということでお答えさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 太田企画課長。 ◎企画課長(太田和利君) 私のほうからは、電算関係の経費の関係で御答弁させていただきます。 電算関係につきましては、今回の税・社会保障番号制導入に伴いまして、システム改修ということで既存の住基等のシステムの改修、こちらが必要となります。これにつきましては平成26年、それから本年度と2カ年にかけまして改修を行っております。 財源といたしましては、平成26年度、平成27年度と国のほうから事業費の一定額の交付金が交付されるということになっております。 それと、平成26年度一部につきましては、先日6月議会でも御報告申し上げたとおり、繰り越して実施をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はございませんか。 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) ただいまいろいろ、私もこのJT跡地についての購入からの経緯をお伺いしたかったんですけれども、林議員のほうが質問されましたので、それは省略させていただきたいと思います。 まず市長、大変ですね、これ。生むときは大変なことでしょうけれどもね。私は日ごろ、反市長派議員と吹聴されておりました山崎でございますけれども、今回は、私はこの9月補正、よくぞやってくれたと私は応援させていただきます。 というのは、このJT跡地の活用については、私が議員を志したときからの懸案事項で持っておりました。その中で、いろいろな過去の経緯を調べて一般質問等もさせていただきました。なおかつ、幸い辛うじて議員になれまして、過去に一般質問の中身で、この活用方法について質問や提案を幾度かさせていただいた議員の一人だと私は思っております。 御存じのとおり、これは旧八日市場市時代からいろいろな角度で検討されてきましたが、なかなか具体的な方針を打ち出せない。きみまろの世界じゃないですけれども、あれから10年もう経過しているわけでありますね。特にこの件につきましては、私の先輩議員の皆様はよく御承知のとおりだと思います。平成16年に商工会の要請を受けて、平成17年12月当時に八日市場市土地開発公社で土地を取得しておりますね。それを商工会において、商工業・観光活性化に資する施設とするために検討会が始められたわけですね。当初の経過はそういうような流れだと思います。 その後、匝瑳市が御存じのように今のように誕生して、プロポーザル方式によって、民間活力導入とでも申しましょうか、その流れの中でいろいろなことを模索したが、これは応募が全くのゼロ。そういうような結果が出てきている中で、現在まで中座しておるような案件ではないかと思っております。 なぜ、こんなに応援するかと申しますと、私が議員になった翌年、2011年3月、東日本大震災がございました。私はその後、この土地で市役所のほうは企画課・産業課が主体となり、振興や復興、まちおこしのイベントを幾度か開催されて、予算をつけまして開催したわけですね。その中で、私もこのイベントに幾度か参加させていただきました。身をもって、このJT跡地の立地について体感したわけですね。 一般的には、駅前と申しますと、都会的な感想では超一等地です。しかし、このローカル地域の駅前とは、駅前から商店街が並び、町の中心への入り口というイメージがもはや全くない状況になっております。今やそれにかわって、ロードサイドがローカル地域の繁華街となっているわけです。 この場所は非常に、駅前という名前だけの一等地でありながら、今JR八日市場駅、定期券も買えない状況になっております。この駅に隣接したよさそうでよくない難しい立地だと、私は私なりに認識しております。 これは、平成22年に太田市長が就任されまして、JT跡地問題については前市長より引き継がれたわけでございますね。このたび、マニフェストに基づいて、観光案内所を中心とした町の活性化拠点づくりということで提案されているわけです。私もこの経験の中で、言葉は悪いんですけれども、先ほども冒頭に申し上げたとおり、よくぞこれ予算計上してくれたなと。私だったらこのまま塩漬けにして、知らない顔して任期に過ぎるまで待っちゃおうかなというような気持ちがあります。 これは、やはり予算規模は2億1,500万円。しかし、そのうちの1億2,000万円は土地として、もう10年塩漬け状態です。中身的には、残りの約9,500万円、その中で3,000万円は県からの助成をいただけるような流れと。残りの6,500万円でこの事業をすると。その中で案内所、これはちょっと利益が取れない、どこでもあるような体質だと思うんですよね。そういう中で、また奥には利用率の問題になりましょうけれども、コインパーキングを併設すると。非常に収入のほうも考えられているような案でございます。 今回、市長は並々ならぬ決意でこの案件を提案してきたということで、ここで本当に短い言葉でよろしいんですが、市長の決意を再度お伺いしたいんですけれども、議長、重複になりますけれどもよろしいでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) はい、確認してください。 ◆7番(山崎等君) ありがとうございます。 ○議長(栗田剛一君) 太田市長。 ◎市長(太田安規君) 力強い御支援のお言葉というような形で、私、拝聴させていただきました。また、前段に冗談めいて、非市長派というようなことも申されましたけれども、私は議員の皆さん全員がもう与党だということで、全員の皆さんが市政に全面的に協力しておる方々ばかりだということで、常日ごろ思っておるところでございます。 そのような中で、確かにお話がありましたように、経過もお話しさせていただきましたけれども、平成17年の旧八日市場市で用地を購入して以来、もう10数年が経過しておるわけでございます。その中で、前市長さんもいろいろな形で御苦労されております。商工会で検討をさせたり、そしてまた民間活力の導入をすべく、プロポーザルも行っておったわけでございますけれども、なかなかその前へ進まないという形で、私の市長就任ということになりました。 私も一市民の時代から、あそこのJT跡地、市のほうで購入してどうなるのかなということで、私も陰ながら注視をしておったところであります。ですから、就任をさせていただいた直後に新生匝瑳戦略会議を立ち上げまして、その中でイの一番に研究課題として提案をさせていただいたところでございます。その5年間の経緯の中で、今回、観光拠点という形で事業の形ができ上がりました。関係してくれた方々には本当に感謝しておるところであります。特に役所の中でも、若い連中が特にその中心になって再生プロジェクトチームの中でもんでもらった案でもございます。 そういうことでありますので、私も駅前とはいえ、地形的には非常に難しい地形でございます。そういう中で、なかなか進展がしなかったのかなというふうに思っております。そのような条件の中で1つ、今回は最良の整備事業だというように、私も思いを持って提案させていただいたわけでございます。いろいろ設計の面とか費用の面、御意見を頂戴しております。 ただし、その運営面につきましては、これから市民、そしてまた議員の皆様方のお知恵やアドバイスをいただきながら、その運営面は、市の観光案内所としての窓口としてやれるというためには、とにかくこれからも、特に運営面においてお力をいただければ本当にありがたいなというふうに思っておるところでございます。 とにかくここまで提案させていただく間、さまざまな方からの御協力があったこと、そしてまた私の思いで提案させていただいたわけでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) 山崎等君。 ◆7番(山崎等君) 思いを私は受けとめましたけれども、先ほど議員の皆様からいろいろな御意見が出ております。また提案も出ております。 やはりこれは市がやる事業ですから、近隣住民とか県につきましては、よく膝を交えながら結論を出していただきたいなと。やはり近隣住民の協力なくして、公共の事業は達成できないと思います。なるべくその他につきましても、もうちょっと広い気持ちで受け入れていただければ、皆さん悪い方向には考えておりませんので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) 田村明美君。 ◆18番(田村明美君) 市長執行部のほうに誤解があってはならないと思いまして、3回目、挙手・発言させていただきます。 JT跡地の課題ですが、8月のもう9月議会が間近と迫ったときに招集がありまして、全員協議会がありました。市長執行部のほうから説明いただき、参加した議員がそれぞれ発言し、質疑応答、提案ということをさせていただきました。やはり9月議会が間もなくという時間のないところで突然招集がかかり、もうほとんどできているんだという説明を執行部からいただき、それで少しでも反映してほしいと。また、もう少し時間をかけて、よりよい事業としていきたいという私ども議員の思いから、このきょうに臨んでいるわけですね。 設計の抜本的な見直しを含めて、いま一度時間をかけた検討をということを求めたのは、この市長執行部のほうの提案は必要ないことだ、だめなのだという立場で発言しているわけではない。そういった発言をする議員は今現在、聞き及んでいないように思います、私も含めてですが。 産業振興課長の答弁では、どうも細かいところまでは計画、見通しがまだ持たれていないのではないかと考えざるを得ないんですね。これでは、建物を建ててお金をかけて整備しても、誰が何をやっていくのか、何を目指すのかというところでわからなくなってしまい、結局1年もしたら、立派な建物はあるけれどもねという話になってしまうかもしれない。そんなことがあってはならないという立場で提案をしています。 ですので、再度お願いしたいのは、仮に補正予算に計上された補助金も含めた予算ということはそのままにしておく中でも、例えば可決し通した中でも、設計の抜本的見直しということは可能なのではないか。その意思があるかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 作佐部産業振興課長。 ◎産業振興課長作佐部勝美君) それでは、抜本的な見直しという部分でございますが、設計の根本にかかわらない範囲であれば、調整はできるのではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑は。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(栗田剛一君) 質疑はないようですので、これをもって議案第6号の質疑を打ち切ります。 議案第7号 平成27年度匝瑳市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてを議題とします。 質疑を許します。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(栗田剛一君) 質疑はないようですので、これをもって議案第7号の質疑を打ち切ります。 議案第8号 平成27年度匝瑳市介護保険特別会計補正予算(第1号)についてを議題とします。 質疑を許します。 田村明美君。 ◆18番(田村明美君) 平成26年度の決算により、繰越金が歳入として8,131万2,000円あると。そして歳出として、介護給付費準備基金積立金に3,653万5,000円積み立てる。さらに償還金ということで、国・県が支出したものに対する精算返納金が3,292万9,000円。また、匝瑳市が支出した、繰り出した一般会計繰出金への精算返納が1,184万8,000円ということなんですが、歳入歳出こういうことになっているんですけれども。 歳出につきまして、準備基金への積立金と国・県支出金の返納金と一般会計への返納金というもののこの分け方、金額の分け方の根拠について伺いたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 大木高齢者支援課長。 ◎高齢者支援課長(大木進一君) それでは、田村議員の質問にお答えいたします。 まず、田村議員のおっしゃるとおり、平成26年度の精算に伴う繰り越し分のということで、支出におきましては、まず償還金ということで国・県支払基金ということの部分、この償還分が3,292万9,000円ということでございます。 それから、その内訳といたしましては介護給付費部分、それから地域支援事業費分ということで、それぞれございます。 さらに、一般会計の分につきましては、やはりこれも法律で決まっておりますけれども、介護給付費分、地域支援事業分ということの精算に伴うもの、それからあわせて一般会計のほうに繰り出す分については事務費の部分ということで、その部分もございます。 それぞれの償還部分を除いて余った部分について、基金のほうへ積み立てさせていただくということでの計上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(栗田剛一君) ないようですので、これをもって議案第8号の質疑を打ち切ります。 議案第9号 匝瑳市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 質疑を許します。 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 対照表を見ながら質問したいんですが、対照表の3ページ、第6条。この第6条の中で、改正前には磁気媒体という文言があるんですが、改正後には磁気媒体というのを省略しているわけですけれども、これはどういうことか御説明願います。 それから次に4ページなんですが、第9条の2、取り扱う事務の目的以外に利用できる場合として、個人の生命、身体または財産の安全のため必要である場合は、目的外に使用できるというふうになっているんですが、この意味を説明してください。 ○議長(栗田剛一君) 渡辺総務課長。 ◎総務課長(渡辺則孝君) それでは、日色議員の御質問にお答えいたします。 まず6条、公文書と、それから電磁記録の関係でございますが、本文のほうの1ページをごらんいただきたいと思います。ここに公文書の定義が(3)ということで、1ページの中ごろ(3)ということで、公文書の定義が載っておりますが、今まで電磁記録というような形で載っていたと思うんですが、当然それも含まれます。実施機関というのは地方公共団体が作成したり、また保有しているものの中には、その電磁記録も当然含まれるというようなことでございます。 それから、第9条の関係でございますが、これは災害時等における内部利用の例外として、ここに記載させていただいております。例えば、個人の生命・身体・財産の安全のために必要な場合であって、本人の同意を得ることが困難な場合、災害時のときには市町村として個人情報を使えると、そういうような意味でございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 全然説明になっていないんですよ。条文読んでいるだけで、意味を聞いているんですね。最初の公文書の部分は、電磁的記録という言い方を課長今しましたけれども、この磁気媒体と電磁的記録の違いがよくわからないんですが。 それと、2つ目の質問のほうですね。個人の生命、身体または財産の安全のために目的外に使用できる場合というのは、どんなようなことをいっているのかということで、これをただ読んでくれても意味がわからないので、どういう場合のことをいっているのかという意味を聞いているんです。 ○議長(栗田剛一君) 渡辺総務課長。 ◎総務課長(渡辺則孝君) 失礼しました。磁気媒体というものは、今まで市町村が保有しました電磁記録の中の一部でございまして、今回、電磁的記録というふうに記載させていただきましたのは、まず電子的方式のもの、それと磁気的方式の--今まで媒体として、例えば磁気的といいますと、平たく言えばフロッピーディスクですとか、そういう磁気媒体を使ったものだけを想定して条例をつくっておりましたけれども、今クラウドサービスですとか、ほかの電子式な媒体によって情報もどんどん市町村のほうでは保有しているということで、この文言を修正させていただきました。 それと、第9条の関係でございますけれども、災害時に個人情報を使うということでございます。災害時といいますのは、当然、本人の生命・身体・財産を市町村が守るべきものでございますので、一々本人の了承ですとか、そういうものをもらっている必要--必要といいますか、そういういとまがありませんので、そういうときには例外的に市町村でも使っていくというようなことでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 磁気媒体ですが、私がいたときと今は違っているのかどうかわかりませんけれども、例えば税の引き落としを銀行に依頼するときは磁気テープで依頼したりしていたんですが、今はそういう方法ではなくなっているということなんでしょうか。それが1つと。 あと、次に11条の3、4ページですね。オンラインで個人情報を提供する場合、他の機関へ提供する場合、あらかじめ審査会の意見を聞くとなっていますけれども、例えばオンラインで税務署などへ情報を提供したりという場合のことをいっているのか。その辺、ちょっとお尋ねします。 ○議長(栗田剛一君) 渡辺総務課長。 ◎総務課長(渡辺則孝君) 磁気媒体ですとか、例えば銀行振り込みなんかの場合には、今一部フロッピー等も使っている場合もありますけれども、そのほかの電算から直接転送できるようなシステムに今なっておりますので、必ずしも磁気媒体を使っているわけではございません。ですから、そういうものも想定しております。 それから、11条の外部へのオンライン結合により提供する場合の審査会ということでございますけれども、想定していますのは、例えばホームページ上でといいますか、広報そうさ等に公表する場合、個人情報を公表する場合ですとか、あるいは選挙のときの選挙公報等をホームページ上で公開する場合、こういう場合には、あらかじめ審査会等のこういうものは大丈夫ですよという審査をその都度開くのではなくて、あらかじめそういう審査会等でこの部分は大丈夫ですよというような形で、例外規定を設けさせていただいております。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) ちょっとすみません、質問に答えていないんですよ。税務署等にデータをオンラインでやる場合に、そういう場合には審査会の意見を聞くのか。それとも、税務署なんかにやる場合は、意見を聞かないでもデータを提供できちゃうのか、その辺を聞きたかったんです。 ○議長(栗田剛一君) 渡辺総務課長。
    ◎総務課長(渡辺則孝君) 税務署等というか外部機関に、これはあくまでも外部提供の制限でございます。本来決まっている国の機関ですとかのやりとりについては、審査会を改めて開く必要はございません。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 椿日出男君。 ◆4番(椿日出男君) それでは、1点お伺いします。 まず、このシステムのセキュリティー関係なんですけれども、国でも年金機構が大分ああいう状態でやられております。これは国との関連、県との関連もあるでしょうけれども、当市としての方針をお聞かせ願いたいと思います。それ1点だけお願いします。 ○議長(栗田剛一君) 太田企画課長。 ◎企画課長(太田和利君) セキュリティー関係でございますが、本市におきましては、セキュリティーにつきましては委員会を設けまして、その中でセキュリティー対策を行っております。 それから、外部との情報につきましては、先ほどの年金事務所のようなことのないように、私どものほうといたしましては、現時点で直接外部のオンラインとインターネット等の回線と、直接こういった住民記録等のデータがつながってはおりませんので、年金事務所のようなことはございません。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 田村明美君。 ◆18番(田村明美君) まず初めに、この議案第9号 匝瑳市個人情報保護条例の一部を改正する条例の制定についてということで一くくりになっていますが、匝瑳市個人情報保護条例と、それからよく見ると匝瑳市情報公開条例の一部改正というのもあるんですね。これを一くくりで、個人情報保護条例の改正と情報公開条例の改正を1議案にしてしまうのかなということで疑問に思いました。重要にかかわっているから、一くくりで1議案にしたんだろうというのは察しがつきますが、やはりこれでよいのかなというふうに思いましたので、まずこのことについては御説明をいただきたいと思います。 それから、マイナンバー制度、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第31条に基づく改正であるということで、マイナンバー制度施行に伴うということでの改正が中心になっていますが、このことだけではなくて、匝瑳市情報公開条例があって、それだけでは個人情報の保護が困難なので個人情報保護条例もつくると、一体となったものだと思います。 その全面的な情報公開という部分でどうするのかという中に、マイナンバー制度が今度通知カードも配布され、要望すれば個人番号カードも交付されると、施行されるということで、そのこともこの中に重々含めなければならないことだと思うんですが。 ですが、一通りよく読んでみました。大変込み入ったものなんですが、感じとして、情報公開、市民側からは行政や行政に関係するところの情報は、請求すれば速やかに開示してほしいという思いがあるわけなんですけれども、そのことについて開示までの期間をかけるとか、また開示決定に至らない理由がくっつけられるとかということで、現行の条例よりも情報開示については制限されるというような感じがしました。 一方で、私ども市民一人一人がマイナンバーが付されるわけですね。施行されますと、そのマイナンバーの中に、今後将来にわたって本当にプライベートな部分がどんどん情報として組み込まれていく、入っていくと。その情報が悪用されては絶対にならないんだけれども、どういう歯どめがかけられるのかというところで、不安になる文言も感じられました。 それで、大変込み入っていますので、私のほうでもうまく質疑ができるかは自信ないんですけれども、幾つかのことについてお伺いしたいと思います。改正前後の対照表で伺いたいと思います。 まず初めの1条関係の総則の第1条のところで下線がついているところなんですが、現行では訂正及び削除ということになっているんですけれども、条例案では訂正及び利用停止等ということで削除はできないということだと思うんですね。あくまでも利用停止ということだけであって、削除は求めてもやってもらえない、また求めることができないというものだと思うんですが、これはどうしてなのか伺います。 次に、特定個人情報というのがマイナンバーのことを指しているんだというふうに認識しました。違っていたら御説明ください。特定個人情報という文言で出てきますが、これがマイナンバーのことではないかと。 特定個人情報の開示請求をすることができるわけですね、市に対して。そのときですが、新しい条例案の15条第2項に出てくるんですけれども、未成年者または成年被後見人の法定代理人は、本人にかわって開示請求をすることができるが、特定個人情報にあっては、未成年者もしくは成年被後見人の法定代理人、または本人の委任による代理人ということで、特定個人情報の開示請求は本人の委任による代理人が含まれるんですね。現行の個人情報保護では、本人の委任による代理人というのはないんですね。あくまでも本人しか請求できないと、開示請求できないと。代理人が請求できるというのは、マイナンバー制度というのはもう赤ちゃんからお年寄りまで必ず交付されるものですから、委任状がある代理人が開示請求するという必要性はわかるんですけれども、大変心配になるところです。いろいろと腹黒いことを計画している人が本人になりかわって開示請求し、情報を得てしまうと。本人になりかわってその情報を利用するということが考えられます。市として、このことはどういう認識、また対策をとるのかなというふうに考えますので、お願いいたします。 それから第16条、新しい第16条の3項が略ということになっているんですが、これはちょっとわかりにくいので書いていただきたかったというふうに思います。3項は略で、現行条例の16条3項をそのまま持ってくればよければいいんですが、ちょっとわかりにくいものでした。よろしく御説明ください。 それから、第17条の個人情報の開示義務ということで、開示義務を持っているのは、ここでは国・市・県という地方公共団体、それから独立行政法人、地方独立行政法人というようなことになっていますが、そこでページがないので、新条例案の17条の1項4号、(4)というところですが、7ページの真ん中のところですね。市の機関並びに国、独立行政法人等、他の地方公共団体及び地方独立行政法人の内部または相互間における審議、検討または協議に関する情報であって、開示することにより、率直な意見の交換もしくは意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれ、不当に市民等の間に混乱を生じさせるおそれ、または特定の者に不当に利益を与え、もしくは不利益を及ぼすおそれがあるものは、不開示情報という判断で開示しないことができるということになるんですね。 ここで思いました。国・県・市という地方公共団体は議会がありますので、議会でさまざまなことをやろうと思えばチェックできます。ところが、独立行政法人、地方独立行政法人は、その法人の中の内部ではいろいろあるでしょうけれども、対市民とか住民とか県民、国民との関係では議会のチェックを通りませんので、市民が独立行政法人や地方独立行政法人の情報を公開してほしい、請求したいと言っても、この4号の文面を理由にして開示しないということは多く出てくるのかなと危惧しています。 それから、現行条例の第23条で削除請求というのがあります。一番初めにも述べましたけれども、何人も自己の個人情報が第7条の規定に違反した取り扱いを受けていると認めるときは、実施機関に対し、その削除の請求をすることができるというのですが、この削除請求権というのは新条例案の中では全然出てこないのではないでしょうか。ということは、削除請求というのは持てなくなるんでしょうかということで、現行条例を改正するということが議案として出されているんですが、マイナンバー制度が施行されるから、それに伴う改正だというふうにだけ簡単に考えてしまうと、これまで市民として行政等の情報公開・情報開示を請求して、そのことによってやってこられたことがこれから狭められ、困難になるのではないかと、そういう改正にもなっているのではないかというふうに考えたわけなんですが、御説明をお願いします。 ○議長(栗田剛一君) 執行部の答弁を保留して、暫時休憩をいたします。 △午後2時49分 休憩--------------------------------------- △午後3時20分 再開 ○議長(栗田剛一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 前回の議事を継続いたします。 田村明美君の質疑に対する当局の答弁を求めます。 渡辺総務課長。 ◎総務課長(渡辺則孝君) それでは、田村議員の御質問にお答えさせていただきます。 まず、今回のこの改正の条例案でございますけれども、基本的に大きな制度の改正はございません。ただ、その中にマイナンバー法に関するもの、それとあと国・県の条例等の法律の条文に合わせた改正あるいは用語の修正をしております。 それでは、御質問があった順に1つずつお答えさせていただきます。 まず、情報公開条例とどうして一緒にしているかということに関してでございますけれども、このマイナンバー法の関係で当然、情報公開条例と個人情報保護、表裏一体というような形になりますので、今回の改正は国・県に準じて、開示の決定期間を60日から30日にしたと。市民から見れば、60日も待っているものを、市町村にしてみれば、もう30日以内に早く出しなさいよというような改正でございますので、市民にとってはかえって有利になるかというような内容になっております。 それから、続いて新旧対照表の1ページ、ごらんいただきたいと思います。削除が利用停止というような形になっているということで、削除というのはなくなってしまったのかということでございますけれども、これは12ページをちょっとごらんいただきたいと思います。27条でございます。27条の中段に、実施機関に対し、その訂正(追加または削除を含む)というような形になっております。それを訂正請求なり、それから利用の停止等がその中に含まれているということで御理解願いたいと思います。 それから次に、特定個人情報の定義でございますけれども、まず市町村なり国なりが持っている、実施機関が持っている大きな枠での個人情報というものがあります。この特定個人情報というのは、マイナンバーを含んだ情報を特定個人情報というような言い方をしております。その中には、当然マイナンバー等の情報、市町村が提供した記録等もこの中に含まれるということでございます。 それから次に、5ページの15条第2項の関係でございます。法定代理人が必要になるということでございますが、これに関しては、法定代理人で情報請求が認められるものは開示請求あるいは訂正請求、その利用の停止の請求に関して任意代理が認められるというようなことでございます。例えば、悪用されることの防止ということでございますけれども、これに関しては委任状の本人確認であるとか、今後、詳細についてはまたその他の法等で示されると思いますけれども、これについては確認のほうを厳重にしたいというふうに考えております。 それから、続いて5ページの16条第3項、これは略となっているということでございますが、これにつきましては、従前の第14条第3項、これについては改正点がございませんので、略というふうな形になっております。 それから、あと7ページの17条1項4号の部分でございます。これにつきましては、あくまでもこの中段にございますように、審議途中のものでございます。要はまだ結論が出ていない、審議途中のものについては例外的に開示ができないと、そういうものを除きと、17条の頭に除きということがありますので、この部分を除くというような、そういうことでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに。 田村明美君。 ◆18番(田村明美君) 課長答弁の中で特定個人情報、マイナンバーを含む情報が特定個人情報だということで、特定個人情報の開示請求が本人のほかに法定代理人、後見人、また本人の委任を受けた代理人もあると。本人の委任を受けた代理人というのが悪用して、情報を得ようとすることもあるんではないかという私の質問に対して、確認を厳重にしたいという答弁だったんですが、それは現行でも、全てのものはそういうことだろうとは思うんですけれども。 現在、住民票等を交付請求、発行請求するときも、免許証あるいは健康保険証を提示してくださいということで、請求者の本人確認、それから請求する内容との関係というのは確認していると思うんですけれども、それ以上の厳格な確認が必要となってくるんではないかと思うんですね。 なぜならば、例えばですが、住民票の交付・発行ということだけですと、住民票を悪用するといっても限られた、本当に限られた範囲です。ところが、マイナンバーの中身というのは、初めはそれほどのことはないのかもわかりませんが、年を追うごとに中身が厚くなっていくものだと思います。そういった場合には、開示請求の確認というのは本当に厳格な確認が必要だろうと思うんですけれども。 かつ、その請求をする代理人にしたら、その本人にかわって、本人が来られないから本人にかわって、何としてもその情報を開示してほしいということで来るんだと、来たんだということになろうかと思って、相反するわけですよね。その折り合いをどうするのかということになるんだと思うんですが。すぐにでも、これは一定の判断を出しておかなければいけないことだと思いますが、どうされるのでしょうか。 それから、基本的なこのマイナンバー制度の施行ですね。これからどういう時間の経過で進めていくのか、わかること全部御説明いただきたいと思います。 ○議長(栗田剛一君) 渡辺総務課長。 ◎総務課長(渡辺則孝君) それでは、15条の本人確認についてでございますけれども、まずマイナンバーの情報は、うちのほうで管理しているのは市町村が持っている情報だけでございますので、このナンバーがあるからといって、ほかの例えば税務署の持っている情報ですとか、ほかの機関が持っている情報を全て見られるということでは全くありません。それぞれおのおのの機関で所有している情報でございます。それを、国が必要なときに必要なところから持ってきて利用するというような制度でございますので、マイナンバーの番号が1つあったからといって、全てのものが確認できるというような制度ではございません。まずその点を1点つけ加えさせていただきます。 それから、一般の個人情報の開示請求なんかでは、不正に請求しようとする者については任意代理を制限しているものがございます。国・県等もそうなんですが、一般の情報の記録等については、任意代理を認めていないものもございますので、その辺の厳格性については今後いろいろ考えていかなければならないところでございますけれども、1つには、今回、通知カードのほかに番号カードにやはり顔写真の入ったものがございますので、そういうような本人確認並びに、その代理人が来た場合にも、必ずそういうものを確認するといったことで、不正に請求するのを防ぐというようなやり方をするしかないのかなというふうに考えております。 それから、今後の予定でございますけれども、まずこの条例案の施行が本年の10月5日施行となっております。これは国・県の番号法等の施行日と合わせておりますので、10月5日ということになります。 流れとしましては、10月に本人の番号通知がスタートいたします。これは先ほど市民課長のほうの答弁にありましたように、J-LISというところから番号通知がなされますので、それは老若男女全ての市民に対して、番号通知が1人1個ずつ付番されるというような流れになります。 それで、来年1月から、今度マイナンバーの利用が開始されるわけでございますけれども、今度このマイナンバーを使って、一番最初に多分行われるのは税の手続とか、あと会社等に勤めている方は会社の給与情報なんかにも、このマイナンバーが全部必要になってくるかと思います。 それから、個人番号カードの交付もこの1月から始まります。10月以降に発行された通知書の中に、この個人番号カードの申請書等も一緒に入っている予定になっておりますので、その申請を受けて個人番号のカードを来年1月から発行すると。この発行につきましては、1回目は政府のほうでお金を持つということでありますので、1回目の発行料については無料になる予定でございます。 議員、先ほどおっしゃられましたマイポータル、要するに自分の個人ごとのポータルサイトで確認できるというのは、平成29年1月からの運用開始を予定しております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 田村明美君。 ◆18番(田村明美君) 匝瑳市のこの個人情報保護条例の一部改正という文面が、改正部分が非常に膨大で、込み入った内容であるわけなんですが、当然、政府のほうからの何らかのマニュアルというか、モデルというか、そういったものによって改正文言、文面を作成されたのではないかと察するんですが、この内容について、その文言の使い方とか、条例・条項の並べ方とか、そういったこと全般については、政府との関係はどういったものだったんでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 渡辺総務課長。 ◎総務課長(渡辺則孝君) この条例改正に当たりましては、特定個人情報の適正な取扱に関するガイドラインというのが昨年12月に発表されておりまして、それに基づいていろいろ本市の条例との差異ですとか、つけ加えるもの、あるいは文言の修正等を全て行っているところでございます。 それに加えまして、本市の条例と、それから県の条例、若干の差異もございましたので、それも含めて今回すべて改正させていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(栗田剛一君) ないようですので、これをもって議案第9号の質疑を打ち切ります。 議案第10号 匝瑳市使用料、手数料、占用料等条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 質疑を許します。 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 第2条で、個人番号カードの再発行800円というふうになっているんですが、これは全国一律なのかどうかということと、それから個人番号カードにつける写真ですね。これは本人が持参するものなのかどうするのか、その辺をお尋ねします。 ○議長(栗田剛一君) 塚本市民課長。 ◎市民課長(塚本貢市君) ただいまの御質問でございますが、まず全国一律で、総務省のほうから通知が出ている数字、金額でございます。本年4月17日に総務省のほうから出ている内容でございます。 窓口の負担につきましては、実は再交付手数料につきましては、市の条例上800円でございますが、公的個人認証、電子証明書部分でございますが、この認証手数料が別に200円かかります。窓口の収納としては1,000円になります。これは現在の住基カードも同じなんですが、現在の住基カードも、市の条例上は交付手数料は500円でございます。電子証明書の500円、プラス500円分につきましては最低限という形で、これが現在のJ-LISに納める現金として、1件1,000円をいただいているところでございます。ですから、全国一律というところでは同じでございます。 2点目、写真の件でございますが、窓口での申請の場合は御本人に持参をいただくことになります。ただし、通知カードが送られた封筒の中にQRコード等がございまして、スマホからも請求できるようになります。 あと、国の説明では、何カ所かわからないんですが、写真を発行するボックス、ちょっと正式な名称は忘れてしまいましたが、よく運転免許証なんかの写真を--証明写真ボックス、これがネットでつながる拠点を設けまして、そこで証明写真の機械から個人番号カードの申請ができるようにするということでございます。これが匝瑳市で設置されるかというのは、ちょっと私確認はできていないんですが、そういうこともございます。 ですから、窓口においでいただく方については写真を、また郵送で請求される方については写真を同封ということになりますが、ネットで申請ができますので、そういう部分については電子証明書で、自分がスマホで撮ったそのままからその写真を添付して送ることができるということでございます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) そうすると、800円プラス200円プラス写真代というふうになるのかなと思うんですが、マイナンバーカード、個人番号カードですが、これは個人的には、これまでの考え方ですとほとんどメリットがないということで、内閣府が調査したところでは、個人番号カードの取得を希望すると答えた人は24.3%しかいなかったと。現在、住基カードという制度があるんですが、匝瑳市で取得者は712人、わずか1.85%で2%にもなっていない。 ところが、8日のマスコミ報道では、再来年の消費税10%アップに伴って、食料品の消費税2%分を還付する、そういう案が今自公両党が合意したというふうに報じられ、衆議院選挙で公約した軽減税率をほごにするというような方向で進んでいます。 そうなると、消費税還付を受けるにはマイナンバーカードを毎日持ち歩いて、会計のたびに提示するということが必要になるわけで、煩わしさといえば、私も何とか電気とかで買い物するときも割引のカードをその都度、赤いカードありますかとか言われて出しているわけで。それそのものは今までの延長線上になるのかなとは思うんですけれども、紛失することがあるんですよね。私も紛失しましたけれども、この再発行のときに800円プラス200円プラス写真代と、1,000幾ら取られてしまうと。これ消費税還付を受けようというのに、1,000何百円取られちゃったんじゃひどいなというふうに思うんです。 それで、これは匝瑳市単独で、再発行料金を無料にするとか、あるいは1回目、2回目までは無料だとか、そういうふうにすることが可能なのか、そういう工夫ができるのか、お尋ねします。 ○議長(栗田剛一君) 塚本市民課長。 ◎市民課長(塚本貢市君) ただいまの御質問でございますが、まず初回交付部分につきましては、国の補助金がございまして、申請者の方に交付するものは無料でございます。ですから、通知カードそのものも当然料金いただきませんので、最初の通知分につきましては無料でございます。 今回、条例で再交付手数料という形で通知カードまたは個人番号カード、料金を条例上規定させていただいておりますけれども、当座は10月以降、ちょっといつになるかわかりませんが、市民の方に届いた瞬間に市民の方がなくさないようにお願いするわけでございますが、なくしたと。ところが、届け出で今度1月以降必要になるという場合につきましては、再交付ということになってしまうかもしれませんが、一応流れとしましては、市民課の窓口で国の指導に基づきまして、個人番号カードを申請していただければ初回交付は無料ですので、再交付手数料はかからないという形になります。 ですから、基本的に制度運用は、通知カードがあれば制度は足ります、制度としては。その後の利用につきましては、国のほうで普及のためにいろいろなことを検討されておりますが、今時点で私どもは個人番号という制度そのものを使うためには、全市民に送付される通知カードを手元に持っていただくと、それをなくさないでいただくと。これは仮のカードではございませんので、一生涯使うカードという形でなくさないでいただくということだけをお願いしたいという形で思います。 ですから、今後の利用の拡大につきましては、それぞれどういうことで普及していくかというところのそれと、各端末を設置する事業所といいますか、そのシステムの普及との関連で広がるのかなというふうには考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) 日色昭浩君。 ◆9番(日色昭浩君) 麻生さんが、消費税還付を受けない人はカード持っていかなくてもいいと言っていましたけれども、実際にはこれ、どのぐらいの人がカードを受けるようになるかわかりませんけれども、再発行のときの負担を軽減するようなことをぜひ今後、御検討いただければと思います。 終わります。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(栗田剛一君) ないようですので、これをもって議案第10号の質疑を打ち切ります。 議案第11号 匝瑳市土砂等の小規模埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 質疑を許します。 林明敏君。 ◆6番(林明敏君) もう最後で申しわけありませんが、ちょっとお聞きしたいことがありまして。 全員協議会で御説明いただきまして、確認みたいなところなんですが。3,000平方メートル未満がこの条例で多分該当すると思いますが、適用除外になっている市が16自治体、市町村かもわからないですが、16自治体ありまして、これ適用除外するのには、県会でその条例を可決しなければならないと思うんですが、それとまた3,000平方メートル以上につきましては、市は全然関与ができないということでよろしいでしょうか。 それと、全員協議会で、県の条例で3,000平方メートル以上の県の残土条例と呼ばせていただきますが、残土条例で再生土を規制するような、市長のほうから要望を出してあるという話を聞いておりますが、その見通し等もう一度わかりましたら、ちょっと教えていただきたい。 それと、市のこの条例で高度基準、高さとかのり面とか、同意する場合のフェンスとか排水路とか、そのような高度基準も指導できるかどうか、これについてよろしくお願いします。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) それでは、ただいまの林議員の御質問にお答えいたします。 まず、適用除外を受けるのに、県のほうが条例の改正が必要かというような内容だと思いますが、適用除外を受けるには、県条例の中では市町村の申し出をすることができるというふうにされておりまして、申し出のあったときは、それは告示するということになっております。 したがって、県の条例改正については必要がないんではないかというふうに考えております。 続きまして、3,000平方メートル以上の規制はできないのかというようなお話でございますけれども、埋め立て面積が3,000平米以上は、県が土地の埋め立て等が適正に行われるよう、必要な措置を講ずるということになりますので、県のほうの許認可が必要となると考えます。 市のほうでも、埋め立て事業者からの事前の問い合わせ、またはパトロール等で現地を確認した場合には、埋め立て行為を確認した場合には、市のほうで埋め立て等の事業の申し出または問い合わせのときの確認事項表というものを作成しておりますので、これをもとに事業主から聞き取り、またはじかに書いていただきまして提出させて、事業内容の把握に努めております。 県の適用の範囲になった場合には、県のほうにそれらの情報も提供しながら、県とともに情報を共有し、定期的な合同での現地調査または埋め立て事業に関して、共同で監視を続けていくというようなことになります。 そして、全員協議会でお答えしておりますが、県への要望でございますが、知事と市町村長との意見交換会におきまして、再生砂を使用した埋め立て行為の指導強化について、市長から要望を申し上げております。県のほうでは、今後の見直しについて検討するということでございますが、今現在はっきりした形での回答はいただいていない状態でございます。 続きまして、規制の話でございますが、この埋め立て条例以外で規制があるものについて、これについてはそれぞれの法令の適用を受けることになりますので、他の法令等で必要とされる設備の設置等については、指導が可能になるのかなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。 田村明美君。 ◆18番(田村明美君) 条例の速やかな改正を求めてきましたので、改正案提案していただいたことは評価しております。 それで、事実上ということで、これまでの中で難題だということになったのが、登記簿上の面積を見たり、また埋め立てを計画しているその事業者が3,000平米以上でやりますと言ってきたりということで、匝瑳市の条例である3,000平米未満には該当しないということで、かつ再生砂を使うんだという事案が出てきたときに、匝瑳市の行政としてどういったことをやっていただけるのかというのが課題です。 住民の立場からしますと、その面積は既に3,000平米を超えて埋め立てを始めているというか、3,000平米超えているというんだったらば、匝瑳市の条例外なので何ら関係ないということになってしまうのかもわかりませんが、まだこれから始める、あるいは途中であるといって3,000平米未満であれば、匝瑳市の条例に基づいて現地調査をし、さまざまなチェックを行うといったことをやっていただきたいというふうに求めるんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(栗田剛一君) 加瀬環境生活課長。 ◎環境生活課長(加瀬幸治君) 今の田村議員の御質問にお答えいたします。 市といたしましては、埋め立て行為を確認した段階で、埋め立てをする行為者に対しまして埋め立て面積、また埋め立てをする材料、その発生元、運搬ルートなどを聞き取ります。それらが書面で確認できる資料についても提出を求めていくことになりますので、それらを提出しない限りは、うちのほうの市の条例の中で適用になるということで、許認可の申し出を求めていくということになります。 また、再生砂を使用した埋め立てについても同様に、市の残土条例の適用範囲になるのかどうか、この事実確認をしていきます。3,000平米未満であれば、市の条例に基づく許認可の手続が必要となります。3,000平米以上ということが確認できた段階で、それまで市で行っていた指導なり、そういう書類とかそういうものを県のほうにそのまま引き継いでいき、県と一緒になってまた監視を続けていくということになります。 また、県のほうの適用の範囲であるということであっても、再生砂の場合につきましては、中間処理施設との売買の契約書、成分検査の報告書等を提示させますので、市でも直接その発生元に出向き、実際に砂の性状であったり、その発生の状況であったり、運搬ルートであったり、そういうものは市のほうでも確認をさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(栗田剛一君) ほかに質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(栗田剛一君) ないようですので、これをもって議案第11号の質疑を打ち切ります。--------------------------------------- △議案(第1号-第11号)の委員会付託 ○議長(栗田剛一君) 日程第2、これより日程に従いまして、議案第1号から議案第11号までを会議規則第37条の規定により、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 なお、付託表の配付漏れはありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(栗田剛一君) 配付漏れなしと認めます。 常任委員会に付託されました諸案件につきましては、平成27年9月25日の継続市議会の開議時刻までに審査されますことを、会議規則第44条第1項の規定によりお願い申し上げます。--------------------------------------- △次会日程報告 ○議長(栗田剛一君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。9月11日、9月14日及び9月15日は各常任委員会の日程であります。 参考までに申し上げます。9月11日午前10時から第2委員会室で総務常任委員会、9月14日午前10時から第2委員会室で文教福祉常任委員会、9月15日午前10時から第2委員会室で産業建設常任委員会であります。 なお、9月17日木曜日は定刻より会議を開き、一般質問を行います。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(栗田剛一君) 本日はこれにて散会いたします。 △午後3時55分 散会...