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令和2年第4回定例会(第4号) 名簿 2020-12-18
令和2年第4回定例会(第4号) 本文 2020-12-18

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  1. 南房総市議会 2020-12-18
    令和2年第4回定例会(第4号) 本文 2020-12-18


    取得元: 南房総市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    1:     ◎開議の宣告 ◯青木正孝議長 お知らせいたします。寺澤利郎議員から都合により本日の会議を欠席する旨の連絡がございました。  傍聴手続のあった報道関係者から撮影の申出があり、承認しましたのでお知らせいたします。  ただいまの出席議員数は17名です。直ちに本日の会議を開きます。                                         (午前10時00分)    ──────────────────────────────────────────     ◎議事日程の報告 2: ◯青木正孝議長 本日の議事日程はお手元に配付のとおりです。    ──────────────────────────────────────────     ◎議案第80号~議案第83号の討論・採決 3: ◯青木正孝議長 日程第1、議案第80号、南房総後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、日程第4、議案第83号、南房総介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてまでを一括議題といたします。  これらの議案につきましては、去る12月10日の本会議において福祉委員会に付託されたものであります。  お諮りします。これら議案についての委員長報告は、委員会審査結果報告書とともに文書にて配付してございますので、会議規則第39条第3項の規定により省略したいと思いますが、御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって委員長報告は省略することに決定いたしました。  これより討論に入りますが、これら議案に対する通告はありませんでしたので、以上で討論を終結いたします。  これより、議案ごとに採決いたします。  初めに、議案第80号、南房総後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    5: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第81号、南房総国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6: ◯青木正孝議長 異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決いたしました。  次に、議案第82号、南房総国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 7: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第83号、南房総介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてを採決いたします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 8: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決いたしました。    ──────────────────────────────────────────     ◎議案第84号~議案第87号の討論・採決 9: ◯青木正孝議長 日程第5、議案第84号、財産の取得について(GIGAスクール構想の実現に係るタブレット型端末の調達及び学習環境整備)から、日程第8、議案第87号、財産の取得について(小中学校指導者用デジタル教科書整備)までを一括議題といたします。  これらの議案につきましては、去る12月10日、本会議において総務委員会に付託されたものであります。  お諮りします。これら議案について、委員長報告委員会審査結果報告書とともに文書にて配付してございますので、会議規則第39条第3項の規定により省略することにしたいと思いますが、御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 10: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって委員長報告は省略することに決定いたしました。  これより、議案ごと討論、採決を行います。  議案第84号、財産の取得について(GIGAスクール構想の実現に係るタブレット型端末の調達及び学習環境整備)の討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。  初めに、安田美由貴君。 11: ◯安田美由貴議員 7番、安田美由貴議案第84号、財産の取得(GIGAスクール構想の実現に係るタブレット型端末の調達及び学習環境整備)について、反対討論を行います。  小中学生のタブレット端末2,305台、学習用ソフトウエア、5年間保証で1台当たり約11万8,000円になるのではないかと思います。NECフィールディング株式会社君津営業所だけが入札し、2億7,390万円で落札、落札率は99.29%です。この落札率の高さ、入札業者の少なさから、ほぼ随意契約ではないかと考えます。NECGIGAスクール構想実現に係るハードからソフトまで全部セットにして囲い込み、ほかの事業者が入る余地をなくしているようにも見えます。仕様が難しく限られた事業者しか参入できない、全国各地で一斉に整備を急いでいるといった背景から、デジタル利権が生じやすい状況が全国的に起きているのではないかと考えられます。  昨年度購入した高額なタブレット型端末は、今後教員用として使うということでした。本来の購入目的と違う使い方をすることに対する説明も、総括質疑をするまでありませんでした。日常的な授業でタブレット型端末の活用が徹底されていたのか疑問です。使い方が分からない教員や児童生徒に対し、支援員4人と操作に詳しい教員が個別で教えるとしたら、操作に詳しい教員の負担は大幅に増えることが考えられます。  先日、政府は、児童生徒学習情報マイナンバーにひもづけることを検討し始めたという報道がありました。画一化されたデジタル情報が進学や就職に大きな影響を与えるとしたら、異論を述べず権力者に従うコントロールしやすい人格が形成されることが懸念されます。多様性とは相反するタブレットでの学習情報マイナンバーのひもづけという国の方針にも賛同できません。  以上の理由などから、この議案に反対いたします。 12: ◯青木正孝議長 安田美由貴君の討論を終わります。  次に、石井教宇君。 13: ◯石井教宇議員 本案について賛成の立場で討論いたします。  私は、議案第84号、財産の取得について、賛成の立場から討論を行います。  GIGAスクール構想の実現に関しては、現在、令和時代のスタンダードとして児童生徒の1人1台端末の環境整備に向け、全国の自治体が取り組んでいる状況にあります。当市においても、タブレット型端末の導入と、これを活用した学習環境整備について、本年第2回及び第3回議会において説明され、予算の承認を受けて進められてきました。制限付き一般競争入札により、透明性競争性公正性が確保され、規定に基づいて執行されていることから、GIGAスクール構想の実現に係るタブレット型端末の調達及び学習環境早期整備を期待し、賛成討論といたします。 14: ◯青木正孝議長 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。採決は起立により行います。起立しない方は反対とみなします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                     〔賛成者起立〕 15: ◯青木正孝議長 起立多数。よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第85号、財産の取得について(小中学校電子黒板及びオンライン授業環境整備)の討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。  初めに、安田美由貴君。 16: ◯安田美由貴議員 7番、安田美由貴議案85号、財産の取得、小中学校電子黒板74台とオンライン授業環境整備について、反対討論を行います。  NECフィールディング株式会社君津営業所だけが入札し、5,148万円で落札、落札率は97.19%です。電子黒板は、テレビ画面やプロジェクターに転送するなどして代用可能と考えます。また、オンライン授業環境整備としてZoomを使うためのスピーカー30台などを整備するとしていますが、オンライン授業であれば教室内に児童生徒がいることは想定されにくいので、ノートパソコンタブレット型端末で対応できるのではないかと思います。あらゆる機材を一気に整備しても、教員によって使い方に差が生じて、議場に置いてあるiPadのように、活用方法が広がらず使われないままとなることも考えられます。電子黒板をすぐに整備しなくてもいいと考えますので、この議案に反対します。 17: ◯青木正孝議長 安田美由貴君の討論を終わります。  次に、平川幸男君。 18: ◯平川幸男議員 おはようございます。6番、平川です。私は本案について賛成の立場で討論を行います。  小中学校電子黒板及びオンライン授業環境整備は、学校における新型コロナウイルスに対応した新しい授業スタイルの確立やGIGAスクール構想の実現を加速する、当市における教育の情報化に必要不可欠な整備であるということが本年第3回議会において説明され、予算の承認を受けて進められてきました。制限付き一般競争入札により、透明性競争性公正性が確保され、規定に基づいて執行されていること、また、新型コロナウイルスに対応した新しい授業スタイル児童生徒学校環境にいち早く導入されることを期待して、賛成討論といたします。 19: ◯青木正孝議長 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。採決は起立により行います。起立しない方は反対とみなします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案を原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                     〔賛成者起立〕 20: ◯青木正孝議長 起立多数。よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第86号、財産の取得について(南房総市立保育所、幼稚園、小中学校加湿空気清浄機購入)の討論に入ります。  通告がございませんでしたので、以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 21: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第87号、財産の取得について(小中学校指導者用デジタル教科書整備)の討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。  安田美由貴君。 22: ◯安田美由貴議員 7番、安田美由貴議案第87号、財産の取得(小中学校指導者用デジタル教科書整備)について、反対討論を行います。  NECフィールディング株式会社君津営業所だけが入札し、1,870万円で落札、落札率は89.94%です。指導者用デジタル教科書約200人分を調達するとのことです。操作方法から授業での活用方法まで、教員が熟知する期間が短い中で、同時に子供たちタブレット操作方法やトラブル時の対応ができるのかどうか疑問ですので、この議案に反対します。 23: ◯青木正孝議長 次に、阿部美津江君。 24: ◯阿部美津江議員 5番、阿部美津江。私は、議案第87号、財産の取得について、賛成の立場から討論をさせていただきます。  小中学校指導者用デジタル教科書整備については、議案第84号及び85号に関連し、新型コロナウイルス対策GIGAスクール構想の実現を加速する事業として、本年第3回議会において説明され、予算の承認を受けて進められてきました。これからの時代を担う子供たちにとって、ICTを活用した学習は、授業中に受け取る情報量が多くなることで理解しやすい教育、また情報処理能力の向上といった効果も期待されるところでございます。  財産の取得について、制限付き一般競争入札により、透明性競争性公平性が確保され、規定に基づいて執行されていること、またGIGAスクール構想による児童生徒のための学習環境がより効率的、効果的に展開されることを期待し、小中学校指導者用デジタル教科書整備について、賛成討論といたします。 25: ◯青木正孝議長 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。採決は起立により行います。起立しない方は反対とみなします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                     〔賛成者起立〕 26: ◯青木正孝議長 起立多数。よって本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────────────────────────────     ◎議案第88号及び議案第89号の討論・採決 27: ◯青木正孝議長 日程第9、議案第88号、財産の減額貸付について(南房総市貸事務所)及び日程第10、議案第89号、指定管理者の指定について(南房総市富山畜産ふれあい牧場)を一括議題といたします。  これらの議案につきましては、去る12月10日の本会議において産業委員会に付託されたものであります。  お諮りします。これら議案について、委員長報告委員会審査結果の報告書とともに文書にて配付してございますので、会議規則第39条第3項の規定により省略することにしたいと思いますが、御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって、委員長報告は省略することに決定いたしました。  これより議案ごと討論採決を行います。  議案第88号、財産の減額貸付について(南房総市貸事務所)の討論に入ります。  通告がありますので、発言を許します。  初めに、安田美由貴君。 29: ◯安田美由貴議員 7番、安田美由貴議案第88号、財産の減額貸付南房総市貸事務所)について、反対討論を行います。  過疎対策事業債6億6,782万5,000円を使い、丸山旧南小跡地南房総市貸事務所を建設し、株式会社インターコムRDセンターに10年間、月55万6,000円で減額貸付けを行うものです。この家賃は一般財源分2億34万7,000円を30年間で支払う場合の金額であり、減額をしない場合は月185万5,000円とのことです。30年間を待たずに撤退する場合を想定し、貸付額を変更し、貸付期間を短縮すべきではないかと考えます。また、過疎対策事業債ハード分は市民の福祉向上につながる公共施設修繕費などに使うべきです。  以上の理由から、この議案に反対します。 30: ◯青木正孝議長 次に、山田一洋君。 31: ◯山田一洋議員 私は、議案第88号、財産の減額貸付について、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  減額貸付相手株式会社インターコムRDセンターは、資本金5,000万円、創業4年ではありますが、東京を拠点とする株式会社インターコム系列会社に持ち、この系列会社から業務を受注できる体制にあり、着実に売上げを伸ばし、安定した経営状況であります。市の第2期総合戦略の中でも、子育て世代の増加を図るための施策として、IT産業を推進し雇用の創出を図ることが重点的な位置づけとしております。  貸事務所建設に当たっては、過疎債過疎対策事業債を充当することにより、市の財政負担も抑えられ、本市の喫緊の課題であります人口流出を防ぎ、若年層等移住定住を促すための雇用の場が創出されることは、地域経済活性化を図る上で大変有効であります。  よって、議案第88号、財産の減額貸付について、賛成するものであります。  以上で賛成討論を終わります。 32: ◯青木正孝議長 次に、関壽夫君。 33: ◯関壽夫議員 10番、関壽夫でございます。私は、議案第88号、財産の減額貸付について、反対の立場で討論いたします。  この議案は、旧丸山南小学校跡地に新たに建設した貸事務所を減額して貸し付けるというものです。総事業費約6億7,000万円を事業期間30年で割った月額185万5,000円を、129万9,000円を減額し月額55万6,000円で10年間貸付けしようとするものであります。7割を減額することになります。議案に対しましては、去る12月10日の本会議において質疑を行い、内容を確認させていただきました。その中で、この減額は誰が決定したかについて、市長自らが決定したとのことでした。また、貸付金額算定方法については、さきに述べましたように、総事業費を30年で割り返し7割を削減した金額であるとのことで、減額の根拠については、過疎債充当事業費の7割分は利益としてはならないとの答弁がありました。そして、費用対効果の検証結果はどうかとの質問には、簡潔に言えば移住定住の促進を図り、雇用の場を確保し、税収を上げるためとの答弁で、明確な効果についての検証はなされていないのではないかと、私は受け止めました。  そもそも私は、この貸事務所事業には反対でありました。特定の1法人にだけ税金で利益供与するようなことがあってはならないと考えるからであります。約5年前ですか、千倉保健センターに、今回、減額貸付けしようとする株式会社インターコムを誘致する話が持ち上がりました。千倉出身経営者が生まれ育った故郷に恩返しをしたいとの思いで持ちかけた話であったとの市からの説明を記憶しております。しかし、公民館機能を持つ施設を法人に明け渡すことの是非で、地元での反対運動が起こり、頓挫し、撤収することになりましたが、その後、どういうわけか旧ちくら保育所を改修しての事業開始となり、現在に至っているという状況であります。その改修費用は約3,000万円、3年間無償貸与ということでありました。  それでは、反対の理由を申し上げます。市としては今、無償貸与の3年間が過ぎようとしているがためにこの貸事務所整備事業を計画したわけで、既に建物が完成されようとしている状況において、今さら事業は停止できないことは私も分かっております。問題は、本会議に上程されました減額貸付けであります。計算方法に大きな疑問を持たざるを得ません。総事業費を1円の利息も見込まず、そのまま30年という長い期間で割り返し、さらには7割の減額をした賃貸料で、この先30年間貸与するということであります。過疎対策事業債は12年償還ということですので、せめて12年後に見直しができる条項を加えた契約に変更するべきであります。  先ほども申し上げましたが、この法人には3年間、市の施設を無償で、しかも改修費をかけて貸与してまいりました。さらに公費約6億7,000万円をかけた施設に移転しようとしているわけであります。費用対効果も明確な数字で立証できないままで、この先30年もの長い間、減額して貸し付けるということには、どうしても納得することができません。もともと生まれ育った故郷に恩返しをしたいとの思いでの移転であれば、また、これほどの優遇をしてまで誘致したい優良な企業であるならば、応分の負担も理解していただけるものと考えます。1法人に対して、そこまで忖度しなければならない理由は何なのか、この法人との密約すら疑いたくなるような減額貸付けであると私は思います。  本議案は10年の契約期間ですが、10年後には、私も含めて契約延長の審議をする議員はほとんど残っていないのではないかと思われます。市長もまた同じではないのかと思いますが、まだ続けていらっしゃるかもしれません。どうか孫・子の代の負担が少しでも減らせるよう、減額貸付けの見直し条項を加えるために、議会としてここは一旦否決していただいて、執行部には再度上程していただくよう求めて、反対といたします。議員の皆様には、次世代に禍根を残すことのないよう、御理解のほど、よろしくお願いいたします。  以上です。
    34: ◯青木正孝議長 次に、神作紀史君。 35: ◯神作紀史議員 1番、神作紀史です。私は、議案第88号、財産の減額貸付について、賛成の立場で意見を述べさせていただきます。  貸事務所建設に当たっては、過疎対策事業債を充当することにより、市の財政負担も抑えられております。減額貸付相手方株式会社インターコムRDセンターは、平成28年創業で資本金5,000万円、当初の従業員数は12名、現在は42名であり、積極的な地元採用に加え、東京圏からのU・Iターン者の採用など、着実に雇用者数を増やし、最終的には100名規模とする計画があることや、子供たちへのプログラミング教育による人材育成など、地域振興への貢献が期待されます。また、事業においてはコロナ禍にあっても売上げを着実に伸ばし、安定した経営を続けていると伺っております。  本市の喫緊の課題である人口流出を防ぎ、若年層等移住定住を促すための雇用の場が創出されることは、地域経済活性化を図る上で大変有効であると思いますので、私は、議案第88号、財産の減額貸付について賛成するものであります。  以上で賛成討論を終わります。 36: ◯青木正孝議長 以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。採決は起立により行います。起立しない方は反対とみなします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。                     〔賛成者起立〕 37: ◯青木正孝議長 起立多数。よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第89号、指定管理者の指定について(南房総市富山畜産ふれあい牧場)の討論に入りますが、通告がございませんでしたので、以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 38: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────────────────────────────     ◎議案第90号の討論・採決 39: ◯青木正孝議長 日程第11、議案第90号、指定管理者の指定について(富浦漁港指定管理施設)を議題といたします。  本案につきましては、鈴木直一君は利害関係があると認められますので、地方自治法第117条の規定により、退席を求めます。                  〔13番 鈴木直一議員 退場〕 40: ◯青木正孝議長 本案につきましても、去る12月10日の本会議において産業委員会に付託されたものであります。  お諮りします。本案について、委員長報告委員会審査結果報告書とともに文書にて配付してございますので、会議規則第39条第3項の規定により省略することにしたいと思いますが、御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 41: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって、委員長報告は省略することに決定いたしました。  これより討論に入りますが、本案に対する通告がありませんでしたので、以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 42: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。  鈴木直一君は御入場ください。                  〔12番 鈴木直一議員 入場〕    ──────────────────────────────────────────     ◎議案第92号~議案第96号の討論・採決 43: ◯青木正孝議長 日程第12、議案第92号、令和2年度南房総市一般会計補正予算(第9号)から、日程第16、議案第96号、令和2年度南房総市水道事業会計補正予算(第3号)までを一括議題といたします。  これらの議案につきましても、去る12月10日の本会議において予算審査特別委員会に付託されたものであります。  お諮りします。これら議案についての委員長報告は、会議規則第39条第3項の規定により省略することにしたいと思いますが、御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 44: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって委員長報告は省略することに決定いたしました。  これより討論に入りますが、これら議案に対する通告がありませんでしたので、以上で討論を終結いたします。  これより議案ごとに採決いたします。  初めに、議案第92号、令和2年度南房総市一般会計補正予算(第9号)を採決いたします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 45: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決いたしました。  次に、議案第93号、令和2年度南房総市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 46: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第94号、令和2年度南房総市介護保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 47: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第95号、令和2年度南房総市国保病院事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 48: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第96号、令和2年度南房総市水道事業会計補正予算(第3号)を採決いたします。  本案に対する委員会の審査結果は可決です。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 49: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────────────────────────────     ◎議案第97号及び議案第98号の上程説明・補足説明・質疑・討論・採決 50: ◯青木正孝議長 日程第17、議案第97号、令和2年度南房総市一般会計補正予算(第10号)及び日程第18、議案第98号、令和2年度南房総市水道事業会計補正予算(第4号)を一括議題といたします。  市長に提案理由の説明を求めます。  市長。 51: ◯市長 それでは、追加議案の概要について御説明申し上げます。  まず、議案第97号、令和2年度南房総市一般会計補正予算(第10号)ですが、歳入歳出予算の補正であります。歳入歳出予算の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ4億3,785万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ309億3,776万3,000円とするものであります。  内容としましては、小向ダムの渇水に伴います要支援者への給水支援、医療機関及び高齢者施設等での給水対応のほか、断水地区での入浴支援、農業、水産業及び中小企業等の事業継続を支援するための給付金等を追加するものであります。  次に、議案第98号、令和2年度南房総市水道事業会計補正予算(第4号)ですが、3条予算の支出の補正であります。3条予算の補正は、収益的支出の営業費用について4億6,103万1,000円を増額し、予備費について5,000万円を増額し、水道事業費用を21億9,388万7,000円にしようとするものであります。  内容は、渇水による原水確保に伴う費用の補正であります。よろしく御審議をお願いいたします。 52: ◯青木正孝議長 以上で提案理由の説明を終わります。  次に、議案第97号の補足説明を求めます。  総務部長。 53: ◯総務部長 それでは、議案第97号、令和2年度南房総市一般会計補正予算(第10号)について補足説明申し上げます。資料は肩ナンバー34と35となります。  今回の補正予算は、小向ダムの渇水対策並びに新型コロナウイルス感染症対策費として、早急な予算措置が必要となったため、追加をお願いするものでございます。  それでは、肩ナンバー34、予算書の1ページをお願いいたします。補正は4億3,785万3,000円を追加し、総額を309億3,776万3,000円とするものであります。  初めに、歳出から御説明をいたします。10、11ページをお願いいたします。11ページ説明欄の事業名、社会福祉協議会運営費補助事業は74万3,000円の追加で、渇水対策として従事する社会福祉協議会職員の時間外勤務手当について、運営費補助金を追加するものです。  次の避難行動要支援者(要援護者)支援事業583万5,000円の追加は、自らが給水のために移動することが困難な者に対し、給水を実施しようとするもので、配水用のウオータータンク購入費のほか、自動車の借上げ料などを追加するものであります。なお、対象世帯は249世帯ほどを見込んでおります。  次の老人福祉総務費1,422万8,000円の追加は、断水地域での医療機関あるいは高齢者施設等での断水対策として、受水槽付きの加圧ポンプの設置について支援をしようとするものです。  次の児童福祉総務費職員人件費は、次の事業に関するものですが、ひとり親世帯臨時特別給付金の支給に関する職員の時間外勤務手当を追加するものです。  次に、ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業は2,277万5,000円の追加です。新型コロナウイルス感染症の影響により、低所得の独り親世帯に、子育て負担の増加や収入の減少に対する支援を行うため臨時特別給付金を再支給するもので、給付額は1世帯当たり5万円、第2子以降がある場合には1人3万円を加算して支給するものです。  14、15ページをお願いします。保健衛生総務費職員人件費4,572万9,000円の追加は、渇水対策についてのものであり、小向ダムへの原水の補水や断水地域での給水対応、要支援者に対する給水支援、元気倶楽部、ゆらり、やすらぎの各施設浴場の開設等に伴う時間外勤務手当の追加であります。  次の感染症対策事業2,420万円の追加は、新型コロナウイルス感染症等の感染拡大を防ぎ、手洗いの代替としてアルコール消毒の徹底を図るため、断水の影響がある世帯等に対し、消毒液を配布しようとするものであります。  16、17ページをお願いいたします。農業渇水対策支援事業2,155万1,000円の追加は、農業者及び畜産業者の事業継続を支援するもので、断水により売上げが30%以上減少した事業者に対し、給付金を支給しようとするものです。そのほか、畜産農家を支援するため、家畜の飲料水等を確保する設備費用等について、飼育頭数に応じた加算を設け補助金を交付するものです。  次の水産業渇水対策支援事業30万円の追加は、農業同様に売上げが30%以上減少した水産業者の事業継続を支援するものです。  18、19ページをお願いします。中小企業等渇水対策支援事業は1億6,100万円の追加で、農業者等の支援同様に、中小企業等の事業継続を支援するため、売上げが30%以上減少した事業者に対し、給付金を支給するほか、事業用給水のための設備工事費、機器購入費等について、補助率50%、10万円を限度に断水対策費用の助成を行うものです。  次の道の駅総務費は126万8,000円の追加で、断水に伴ってローズマリー公園、和田浦WA・O!、各道の駅における仮設トイレの設置管理費を追加するものです。  次の渇水対策入浴支援事業9,625万5,000円の追加は、入浴が困難となる断水地域について、市内外の旅館等の入浴施設を通常よりも安価で利用できるよう支援を行うもので、1人1日1回の入浴に対し500円を助成しようとするものです。  20、21ページをお願いします。一般事務費1,372万4,000円の追加は、嶺南小学校・中学校及び嶺南こども園において、断水対策用の消耗品費を追加するものです。飲料用の水のほか、消毒用の除菌シート、使い捨ての給食用容器等の購入費でございます。  22、23ページをお願いします。予備費でございますが、断水に伴う緊急対応に備え3,000万円の追加をお願いするものです。  戻りまして、8、9ページをお願いします。歳入予算です。16款国庫支出金は、ひとり親世帯臨時特別給付金を見込み、20款繰入金は、渇水対策での原水補水、給水対応に係る職員人件費を水道事業会計から繰り入れるものとし、21款繰越金は、歳入歳出差引き額の調整として3億8,128万4,000円を追加するものです。なお、肩ナンバー35で説明資料を添付しておりますので、参考としてください。  以上で、議案第97号、令和2年度南房総市一般会計補正予算(第10号)の補足説明を終わります。よろしく御審議のほど、お願いいたします。 54: ◯青木正孝議長 説明が終わりました。  次に、議案第98号の補足説明を求めます。  水道局長。 55: ◯水道局長 それでは、議案第98号、令和2年度南房総市水道事業会計補正予算(第4号)について、補足説明をいたします。小向ダムの渇水における原水の確保に係る予算が主なものとなっております。肩ナンバー36、37を御用意願います。  まずは、事業概要について御説明いたします。肩ナンバー37、説明資料を御用意ください。  1枚おめくりいただきまして、事業箇所図の右上、鴨川市仮設揚水管は口径50ミリの仮設管を1,000メートル布設いたします。鴨川市水道局の配水管から水を受けることになりますが、鴨川市の施設になることから鴨川市で施工し、負担金で精算をいたします。  続いて、その左、丸山川仮設揚水管は、丸山川に揚水ポンプを設置して、口径100ミリ、延長430メートルを布設いたします。  続いて、その下、貝沢川仮設揚水管は三原川水系貝沢川に揚水ポンプを設置して、口径100ミリ、延長1,400メートルを布設いたします。
     続いて、その右下、仮設緊急連絡管(花園)は、口径75ミリ、延長300メートルを布設し、鴨川市の上水を受水いたします。  その次、箇所図の中央、仮設緊急連絡管(加茂)は館山市との市境で、口径100ミリ、延長650メートルを布設して、三芳水道企業団の浄水を受水いたします。  これらの工事請負費のほか、仮設揚水管、緊急連絡管、揚水ポンプ、発電機及び散水車の借上げに係る賃借料、発電機及び散水車、給水車等の燃料費、原水の運搬委託料、先ほど申し上げました鴨川市の仮設管の負担金のほか、千葉県水道災害相互応援協定による給水車の派遣に係る負担金、受水量の増加に伴う受水費の増、これらの対応に係る時間外手当の増額となっており、これらの費用の総額、こちらが肩ナンバー36、3ページをお願いします。肩ナンバー36、3ページ、第2条第1款第1項営業費用の第1目原水及び浄水費で4億6,103万1,000円を増額し、総額を合計20億3,829万2,000円とし、第4項予備費で5,000万円を増額し、水道事業費の総額を21億9,388万7,000円とするものです。  1ページにお戻りいただきまして、第3条、流用禁止項目は、時間外手当の増額分の職員給与費の補正となっております。4ページには給与費明細書がございますので、参考にしていただければと存じます。  この補正予算を執行いたしますと、5ページの予定キャッシュフロー計算書の最下段にございますとおり、令和2年度期末残高は3億7,032万9,000円となるものでございます。  以上で補足説明を終わります。よろしくお願いいたします。 56: ◯青木正孝議長 以上で補足説明は終わりました。  これより、議案ごとに質疑、委員会付託省略、討論、採決を行います。  なお、質疑は1議員につき1議案3回を超えることはできませんので御留意ください。  初めに、議案第97号、令和2年度南房総市一般会計補正予算(第10号)について、質疑のある方は発言願います。  安田美由貴君。 57: ◯安田美由貴議員 7番、安田美由貴南房総市一般会計補正予算(第10号)についてお聞きいたしたいと思います。肩ナンバー35の8番からお尋ねいたします。  中小企業等渇水対策支援事業1億6,100万円が追加されているんですけれども、こちらは給付金や補助金を出すということですけれども、大口の食料品とかいったものを扱っているところについてお聞きします。断水する前に、前段に丸山や和田以外の地域、例えば千倉や三芳とか、断水していない地域で大口の給水所をつくる考えがあるのかどうか。つくったほうがいいと思いますので、いかがでしょうか。  また、10番なんですけれども、渇水対策入浴支援事業ということで9,625万5,000円が出ていますけれども、こちらは入浴施設ということで、入浴だけではなく洗濯とかいったものも水をかなり使うので、洗濯の場合はコインランドリーなどといったものでお金がかかってくるのではないかということで、そういったところの補助を行う考えはないのか、また、あとは入浴施設での飲み水などの提供というのができるのかどうかについてお尋ねいたします。  以上です。 58: ◯商工観光部長 幾つかの御質問がございましたので、私のほうからまず、入浴施設での洗濯等の支援につきましては、現段階では、この予算では考えていないところでございます。それから水の配布ということはペットボトル等での配布になろうかと思いますが、これについては、この予算とは別途、県など他機関から支援されたものを配布する予定で準備を進めているところでございます。  それから、給水所の関係については、水道局のほうからお願いします。 59: ◯水道局長 大型の給水所を設置してはということでございますが、現在、大型の受水槽を持っております施設に給水を始めております。週明けには施設を増やして、給水車を使っての補水をやっております。給水所での給水も有効な手だてとは思いますが、まずは、大口の需要者の水を給水車で賄うことで、ダム水の使用の削減につなげたいというふうに考えております。 60: ◯青木正孝議長 ほかにございませんか。  貞夫君。 61: ◯貞夫議員 14番、です。35の9番、道の駅のところで、仮設トイレをつくってくれるということなんですけれども、和田には2つ駅があるんですよ。さっき聞き逃したかどうか、ちょっと分からないんだけれども、南三原駅と和田浦駅の予算がちょっと載ってないように思うんですが、どこにありましたか。それともつくらないつもりですか。 62: ◯総務部長 和田浦駅と南三原駅、2か所の駅のトイレにつきましては、仮設トイレを設置いたします。既存の予算の流用という形でやりたいというふうに考えております。 63: ◯貞夫議員 それでしたら、分かりました。ありがとうございます。よろしくお願いします。 64: ◯青木正孝議長 ほかに質疑はございませんか。  関壽夫君。 65: ◯関壽夫議員 10番、関壽夫です。まず、節水を余儀なくされている皆さんの御努力に感謝を申し上げたいと思います。  それでは、誠に残念なんですが、説明会、マスコミ報道等、大分、今回の渇水問題、取り上げていただいて、報道のほうもいただいているようです。まず、大きな予算を補正しなきゃいけないということ、4億3,800万円ですか。これはコロナの関係も少しあるようですけれども、まず渇水の状況が起きた元からちょっとお伺いしなきゃいけないんですが、報道でも説明会でも、人災か天災かという議論があったと思うんですね。その辺をまず、市の考え方としてはどうなのか。  3回ということですので、続けて肩ナンバー35の3番目、加圧式のポンプを貸与するということなんですが、22基を貸与した後、断水が解消された後、これだけのタンクをまた保管するのか、どうするつもりでいるのかお伺いしたい。  それと、10番の入浴支援、議員全員協議会のときにも説明ありましたけれども、施設は何か所で、どこが今のところ見込めるのか。これをお聞きしたいと思います。 66: ◯市長 それでは、今回、渇水が心配されるに至った経緯について、住民説明会でも説明をさせていただきましたが、多少お時間を頂きまして御説明をさせていただきます。  まず、水門工事、ゲートの工事を、今年度に入ってから2門の工事を行いました。1門目の工事は5月から、試運転まで含めますと10月の上旬にかけて行いました。10月の下旬から2門目の水門工事に着手いたしまして、この2門目の水門のゲートが設置された工事が終わったのが11月14日という状況でございました。  1門目もそうですし、この2門目もそうですけれども、ゲート工事をやるためには水位を50%弱まで下げなければ工事ができませんので、1門目もそうでしたけれども、2問目の水門工事の際にも50%弱に下げました。11月のその後の記録的な少雨が、今回の渇水が心配される状態に結びついているというふうに我々は考えておりますが、参考までにちょっと数字的なことを申し上げますと、いろいろ報道等でもされておりますけれども、ここ10年間の平均的な降雨量で申し上げますと、11月は約180ミリの雨量がございます。今年は1か月当たりどうだったかと申しますと、大体37ミリという状況でございました。もう少し詳しく申し上げますと、2門目の工事の水門の設置が終わった14日以降の月末まで、11月末までの雨量に関しましては、約10ミリという状況でございました。12月なんですが、12月は、ここ10年の平均的な雨量で申し上げますと約110ミリほどの雨量がございます。現在の状況で申し上げますと、大体、今月に入ってからまた15ミリ程度の雨しかまだ降っていないという状況だというふうに認識しています。  つまり、こうしたデータからも、水門工事を行った後の記録的な少雨といったことが、今回の渇水につながっているというふうに認識しております。 67: ◯保健福祉部長 2問目の、資料の3番の断水地域にお貸しいたします加圧式の受水槽の使用後の件でございますけれども、施設への譲渡も含めて、最終決定しておりませんけれども、何らか有効活用について検討してまいりたいというふうに考えております。 68: ◯商工観光部長 それでは、入浴支援事業に関しましてお答えをしてまいります。市内では3か所となっております。これは公衆浴場許可のない施設については入れることができませんので、立ち寄り湯等で許可を持っている施設の中で3か所、それから館山市内でホテルが2か所、それから入浴施設が1か所、合計3か所、それから鴨川市のホテルで1か所、こちらに入浴の御協力を頂いたところです。  南房総市で3か所、館山市で3か所、鴨川市で1か所ということで、合計7か所となっております。  以上です。 69: ◯関壽夫議員 まず、天災か人災か。市長の答えだと、はっきりと答えていただけませんでしたけど、天災だというお考えのようですね。この工事が行われた10月下旬からですか、過去の降水量のデータだけじゃなくて、やる前に先の降水量の予測というものはやらなかったのかどうか。それをやらなかったとしたら、もう天災では片づけられなくなっちゃうんじゃないかなと。現実にこれだけの予算を要しているわけですから、渇水が起こらなければ補正も必要なかったわけでありますし、大事なことなんだろうと思うんですね。だから、過去のではなくて先の予測はしたんでしょうか。まず、それが1つですね。加圧ポンプ、それと入浴施設の件については、これで結構でございます。天災か人災かという件で、将来予測をしたのかどうか。そこが問題なんだろうと思うんですね。それはやったんですか。 70: ◯市長 補足することは、水道局長、補足してください。工事するに当たっては、活用できるデータについてはしっかりと活用した上で、今回の工事に至っております。降雨量の将来予測については、困難なものというふうに認識しております。 71: ◯関壽夫議員 たしか説明会では、予測もしたというふうに答弁されていると私は聞いています。なのに今、それができないということになると、ちょっと説明会での答弁と食い違うんじゃないかなと思いますけれども、長期予報って困難なんですか。本当に困難なんですか。でも、説明会ではやりましたという答弁しているようですけれども、そこら辺の食い違い、これで3回ですか。もう3回目かな。ぜひ、ちょっと食い違いがあるんで、それはちょっと、はっきりとしていただかなきゃいけないですね。予測したって、たしか説明会では言っているはずですね。予測が困難だという話は初めて聞きましたね。その辺は、ちょっと答えていただかなければいけないと思うんですけど。 72: ◯水道局長 先の予測ということですけれども、天気を将来予測するという天気予報の機関の情報は、工程を管理する段階で確認をしております。そちらについては、平年並み、もしくは平年並みより多いというような情報が書かれておりましたので、平年よりも多いという雨量を見込んだ上での工事の実施となっております。よろしくお願いいたします。 73: ◯市長 私が困難と申し上げたのは、今、水道局長が答えましたとおり、的確な予測をすることは困難だという意味でございます。 74: ◯関壽夫議員 でも、やったんですよね。予測が困難って、やらなかったような答弁だったんで聞いたわけですけれども、そうしたらぜひ、予測したデータ、本当にやってそういう予測が出たのかというのを示さなきゃいけないと思うんですよ。これだけの世帯が大変な思いをしているわけですから、ちゃんと予測したデータに基づいて行ったというんであれば、そのデータがこういうものでしたという開示はしていただかなきゃ、なかなか、それに影響を受けている人たちは納得できないんじゃないかと思うんで、ぜひそれは、説明会でも何でも、ホームページでも何でも公開したらいいんじゃないかと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 75: ◯青木正孝議長 ほかに質疑はございませんか。  長谷川君。 76: ◯長谷川博議員 11番、長谷川博。関係者の皆さんには、本当に一生懸命取り組まれていますことを厚く御礼申し上げます。  私は、何で減ったか、工事はどうだったかというよりも、今、一番大切なことは、住民に断水をさせないことに一番意義があると思います。それにはやはり、ダムから下の水を有効活用し、1トンでも余計やっぱり第2ダムに蓄えることが必要だと思います。それで、今、丸の大井川からはポンプでもって24時間体制で上げております。それもかなり今、功を奏していると思います。それと、一番、私が言っていることは、小向橋のところから、20年前にもう3回ぐらい上げた経験があるんです。我々もよくそこへ行っていましたので、よく覚えています。当時は150ミリのパイプでもって上げておりました。そのときは和田、丸山、千倉の全土がここで間に合っておりまして、小向橋から上げたのもすごく功を奏しておりました。今回は、100ミリのパイプで上げるということですけれども、私から思えば、150ミリでやって下の水を下に流さないようにダムに組み込むのがいいと思いますけど、今度は100ミリということで、今、一生懸命やられていますけど、早くそれを稼働できるようにしていただきたいと思います。  それと、もう1点、鴨川市からの補給も検討なされておりますけど、この管は……。                  〔「それは97号」と呼ぶ者あり〕 77: ◯長谷川博議員 そうか。じゃ、ちょっと予算に関連しますので言ってしまいますと、水道はどのようにつなぐのか、それを五十蔵の川に流すのかの点もひとつお聞きいたします。 78: ◯水道局長 鴨川市の畑の地域からの上水のつなぎ込みでございますけれども、管末が市境まで来ておりますことから、まずは早急に管末についております遮水用の管から管を延長しまして、道路側溝に市境を越えたところで放流をしていただくような計画を進めております。その後、鴨川市のほうでは、さらにもう少し先の太い管のほうから分岐をかけまして、さらにより多くの水量ということで、現在、管種、口径の選定をしているところでございます。  まずは先行して、細い管ではございますけれども流末からの流し込みをということで、現在、調整しているところでございます。 79: ◯長谷川博議員 では、小向ダムの下のほうにはまだ水がいっぱいありますもので、その水を有効に利用して、できるだけ節水に協力していただいて、断水を避けるように頑張っていただきたいと思います。終わります。 80: ◯青木正孝議長 ほかにはございませんか。  栗原保博君。 81: ◯栗原保博議員 全体に関する金銭的なこともありますので、大ざっぱではございますけども、5点ほど質問させていただきます。  ただいま鴨川市と館山市のほうから水道水の供給があるということでございましたけれども、これは日量何トンぐらいの給水量があるのかが1点。  それから、今、いろいろと皆さん頑張っていただいて、小向ダムの原水の供給をしておりますけれども、それが日量大体どのぐらいのトン数が給水されているのか。それを含めて両方で何トンぐらいあるのかというのが2点。  それと、今後予想される断水の時期が来年の1月8日頃ということで話は聞いておりますけれども、そういったことによって多少は延びると思うんですが、断水する前にどのぐらいの余裕を持って皆様方に断水の連絡をするのか。それが3点目。  もう一つは、次に、他市より供給されるペットボトル等の数がどのくらい来るのか。またその配分について、配分の場所とか方法、またその正確な日程をどういうふうにするのか、その辺を伺いたいというふうに思います。  以上です。 82: ◯市長 じゃ、私のほうから1点お答えします。もし断水するような場合には、いつ頃、またそうしたことを住民の方々にお知らせするかということですが、断水が見込まれる日の10日前に、防災行政無線等を利用しまして、住民の方々にはお知らせしたいというふうに思っております。 83: ◯水道局長 それでは、館山市境三芳水道からの受水と鴨川市水道局からの受水、こちらはいずれも浄水の管末で接続した場合の受水の量ということでよろしいでしょうか。館山市市境については、日量でなく時間20トンは送れるということでございます。時間最大20トンですが、1日常時20トンを使い続けるわけではございませんので、それぞれの御家庭の蛇口の合計の最大が時間当たり20トンということで、日に換算するのは非常に、使用量の都合で難しいかとは思いますが、一応、そのような報告は受けております。  鴨川市側ですけれども、鴨川市は花園で連絡をする計画でございますが、こちらも同じく日量ではなく時間30トンの送水が可能だというふうに伺っております。これも先ほどの説明と同じく、最大が30ということで、時間当たりの使用量が、日中、夜間とかありますが、最大で30トン送ることが可能であるというふうに伺っております。  それと、くみ上げですけれども、現在、職員、防災協力会によります散水車での用水のダムへの放流が昨日の実績で約360トン、消防ポンプを使いました貝沢川からのくみ上げが昨日の実績で120トン、丸山川からの取水、上流部への放流が、昨日の実績で日380トンの計算になっております。合計で約860トンというような実績となっております。  こちらについても今、水源調査を順次行っておりますので、水源の調査の結果、良好な結果が出れば、散水車でのくみ上げに活用していきたいと思っております。  また、鴨川の畑から五十蔵へ抜けるかについては、まだ実際に放流しておりません。今後は施工が終わりましたら、また日量何トンということは御説明できればと思いますが、現状では何トン出せるか、鴨川でもはっきりと数字がつかめていないようですので、この場では御報告を控えさせていただきます。 84: ◯市民生活部長 それでは、御質問のペットボトル等の飲料の配布について御回答申し上げます。  千葉県様をはじめ多くの自治体の皆様から温かい御支援ということで、ペットボトル等飲料用の水を頂いているところでございます。現在、丸山・和田地区、全世帯に1ケース24本入りを目安に全戸配布、それと消毒用のジェルを2本、配布を予定してございます。日程等につきましては、26日、27日の土日の辺を集中的に受入れをいたしまして、一時的なストックヤードといたしましては、安房農協様の南房ライスセンターを考えてございます。こちらに一度ストックいたしましたものを、各行政区、区長さん等と連絡調整させていただきながら、直接お取りいただく、または各地区の集会施設等へお配りをしながら、その後、順次世帯のほうへ配布をしていきたいと考えております。  以上でございます。 85: ◯教育長 学校等に直接頂いたものがありますので、例えば千葉工業大学、あるいは富里市等、幾つかの地方自治体等から頂いております。これにつきましては既にこども園、小中学校の子供たちにペットボトルで配布しております。 86: ◯市民生活部長 すみません。先ほど丸山・和田地区全域というような回答をしたところでございますけれども、小向ダム水系ということになります。その地区におきましても、別の水系、例えば南水へ入っている世帯もございますので、基本的には小向ダムの水系のほうへ。それと、失礼いたしました。千倉地区の久保も小向ダムの水系になっておりますので、こちらにお配りすると。おおむね約4,000世帯かというふうに予定しております。  以上です。 87: ◯栗原保博議員 今、南水とありましたけれども、南水は千倉の、要するに下のほうのですよね。今回は主に入るのは和田、丸山と千倉の丸山寄りのほうですね。  今、定かではないということで、鴨川からの揚水管に水道水の援助ということでありましたけれども、それは上三原のほうに入ってくるわけなんで、本来、上三原とか磑森とか丸山の大井とかという、要するに小向ダムからの上の部分についてはダムを、機械を運転しなきゃいけないというような中で、そういったところだと水を給水するよということでありましたけれども、そうすると、その部分について、やっぱり日量20トンとかいった水が入ってくればですね、やはりそういったところに送る水が少なくなってくるんじゃないかと思うんですよ。その分だけ今まで下流側のほうで、和田だというと中原さんの里見さんの施設の近辺までは水が来るだろうという話があったんですけれども、そういった話は、今度、もう少し下のほうまで給水ができるのかというのが1点ですね。  それと、ペットボトルのことですけれども、26日、27日ということで予定してはいるそうですけれども、26日、27日で終わって28日になればもう、ここは1年間の仕事の終わりですよね。そうすると、これには行政区からいろいろな人たちが出てボランティアとか、要するに役所の職員だけでは配り切れないということであって、いろいろな人たちが関与してくると思うんですよね。そういった人たちが暮れになって忙しいから出られないよということになったら、必ず遅れる可能性があってくるんですよね。早くなることはないんだけれども、遅れるという可能性が出てくるんで、この辺だけきっちりと守ってもらいたいと思います。暮れになってすぐ水が断水になるわけじゃないんで、水を使っているわけですから、それはそれでまた多少の猶予があると思うんで、配達するのなら配達する日はきっちりとやっぱり知らせてやっていただいたほうが、やはり現場が動きやすいというふうになると思いますので、これにはボランティアとかいろいろな人たちも出てくるんでしょうね。どこまで市が情報とかいろいろなものを決めて把握しているか分かりませんけれども、個別まできちっと行き渡らせるには非常にやっぱり、大きな皆さんの協力が要だと思うんで、その辺を考慮して、遅くならないように、特に暮れから正月にかけて、生活弱者の人を筆頭に、そういったところの生活のこともよく考えた上で、給水計画というのはきちっと立てて、皆様の前に明示していただきたいということをお願いしまして、私の意見です。じゃ、よろしくお願いします。 88: ◯青木正孝議長 ほかにございませんか。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89: ◯青木正孝議長 お諮りします。本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 90: ◯青木正孝議長 御異議なしと認めます。よって委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。本案について討論はございますか。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 91: ◯青木正孝議長 なしと認めます。以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 92: ◯青木正孝議長 異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第98号、令和2年度南房総市水道事業会計補正予算(第4号)について、質疑のある方は発言願います。  安田美由貴君。 93: ◯安田美由貴議員 7番、安田美由貴です。南房総市水道事業会計補正予算(第4号)についてお聞きしたいと思います。肩ナンバー37の地図、5か所に仮設の揚水管と、あとは緊急連絡管を設置するとのことでした。それぞれの進捗状況、どういうふうになっているのかということと、あと、仮設とありますので、渇水が終わった後、撤去する予定なのかどうかについてお聞かせいただきたいと思います。 94: ◯水道局長 5か所の進捗状況でございますけれども、箇所図上の左、丸山川仮設揚水管については、現在、くみ上げを実施しております。その右、鴨川市仮設揚水管については、まずは先行して、細い管ですけれども鴨川市のほうで、今週の土曜日に、まずは細い管ですけれども、そちらの施工を予定しております。その下、貝沢川仮設揚水管については、現在、施工中でございます。ポンプ、仮設管とも今、施工している最中でございます。  続いて、右の下、仮設緊急連絡管(花園)でございますけれども、鴨川市の接続となるところでございますけれども、南房総市側については今現在、管種を選定して、管種の調達について調整を図っているようなところでございます。受け側の鴨川市についても、現在どのような管種でということで調査をしているところであると聞いております。  そして、箇所図中央付近の仮設緊急連絡管(加茂)でございますけれども、こちらについてはもう、市境まで三芳水道の管が来ておりますので、南房総市で施工するように、現在、材料の調達等を業者と調整しているところでございます。  それと、全ての管において仮設管でございます。渇水が終わりました後には撤去をいたします。  以上です。 95: ◯安田美由貴議員 そうしましたら、今、施工中ということで、およそいつ頃、全て完了する予定なのかを、目安としてはどれくらいになるのか、分かりますか。 96: ◯水道局長 まず、貝沢川仮設揚水管ですけれども、もう完成が近いというふうに聞いております。来週中にでもくみ上げができればというふうに考えております。鴨川市の仮設揚水管については、先ほど申し上げた土曜日ということで、その続きについては鴨川市のほうで設計・施工していきますので、ちょっとはっきりといつまでということはお答えできませんが、緊急時であるということで、鴨川市のほうでも急いで対応しますということは伺っております。  続いて花園ですけれども、花園と柴は、どちらも仮設緊急連絡管で上水を受けるような工事となっております。  まず、館山市の境の加茂ですけれども、こちらは館山市と南房総市側の水圧に相当差がございますことから、実際に断水になるまでは上水を受水できないというふうになっております。事前に切替えをいたしますと、現在出ている加茂の住宅で管末のほうで一部断水が生じてしまう可能性があることから、まずは、こちらは断水を見込んでの連絡管の接続になると考えておりますので、仮設連絡管の花園、和田の花園地区の管のほうを先行して接続できればというふうに考えております。こちらについては、鴨川市側も少し、一部工事を実施することになっております。時期を合わせて一緒に施工できればというふうに考えておりますが、まだ管種が決定しておりません。管種、口径、また管の調達がまだはっきりしておりませんので、工期については現在、調整中で申し上げられません。申し訳ございません。
     以上になります。 97: ◯青木正孝議長 ほかにございませんか。  関壽夫君。 98: ◯関壽夫議員 10番、関壽夫です。今までの説明を伺っていると、この予算で、渇水が起こらなければ5億円以上の金が必要ない予算かなと判断するわけですけれども、これが天災だということでありますから、費用について国の支援、県の支援というのは受けられないんですか。今、一般財源か、あとは繰入れですか。ですよね。財源的に、天災だということであれば、県や国の支援も受けられるんじゃないかと思うんですけど、その辺はそういう手続とか打診とか、やっているんですかね。 99: ◯副市長 災害救助法とかいったものの適用になっておりませんので、基本的には市の負担になるというふうに認識をしております。 100: ◯関壽夫議員 それでは、災害ではないので対象外だから、国・県の支援は受けられるものはないということでよろしいんですね、3回しか、一々答えられると次に行けなくなっちゃうので。そういうことの答弁ですよね。多分そうなんでしょうけれども。  では、次、先ほど仮設の件が、この工事の仮設、ありましたけれども、仮設は撤去するということなんですが、撤去費用も予算に見込んであるのかということと、工事自体が仮設ということであって本設じゃないんで、例えば露出して工事をするとかいうことなんでしょうよね。撤去するということは。それと費用が、撤去費用も込みでもう既にこの予算の中に入っているのかどうか。そのことと、一番右の上の鴨川の仮設の配水管、負担金を工事の後、出すことになるということなんですけれども、この割合とか額とかというのは大体の概算はできているわけなんですかね。その件をちょっと。  以上で2回目は。 101: ◯副市長 先ほど関議員のほうから、災害ではないので国の金が出ないというような確認がありましたけれども、災害ではありますけれども、国のほうのそういった法律の対象となる災害ではないということ、今のところそうはなっていないということであります。 102: ◯水道局長 仮設管の撤去費用ということですけれども、現在、この中には正式に撤去費用として見込んではございません。あくまでも、全て布設、原水の取得にかかる費用のみを計上しております。鴨川市との仮設管の負担金割合ですけれども、五十蔵で受ける管については、全額南房総市で負担をいたします。南房総市でお願いして施工していただくことになりますので、全て南房総市で全額を負担いたします。 103: ◯関壽夫議員 まず、災害じゃないからというのは、私じゃなくて副市長が答弁したからそのように質問したわけなんですけれども、それじゃ、国・県の支援は全く見込めないということでいいわけですね。そうすると、渇水を起こした原因がどこにあるのかというのは、非常に大切なことですよね。これが天災ということの認識でしょうけれども、私は個人的には人災じゃないかなと思っていますけれども、これが天災なのに国・県の支援が受けられないとなると、非常に財政的に厳しい。南房総市は財政が何とかなっているからやれるんでしょうけど、財政のないところは厳しい、非常に困っちゃいますよね。何とか交渉できないものなのかな。その辺はぜひ、何かちょっと相談していたようですけれども、果たして国・県に打診しているのかというのもちょっと疑問に思うわけなんですけど、ぜひ、これだけの額が、両方合わせて幾らですか。すごい金額ですよね。水道だけで5億円ですか。あと、先ほどの補正でコロナ関係の予算もあったとしても、4億円が、そのうち3億円以上が渇水のものじゃないですかね。そうなると、すごい金額なんですよ、一般財源でこれを出すの。何とか国・県にお願いしてみてくださいよ、本当。それはぜひよろしくお願いしたいと思います。  それと、仮設の撤去費用は見込んでいないとなると、また撤去するときに費用がかかるわけですよね。その費用って幾らを大体見込んでいるのかというのも、これからまた、それを補正で組んでこなきゃいけなくなるんじゃないんですか。またそれも必要経費になっちゃうわけですから、ぜひ幾らぐらいかかるのかというのをお願いしたい。  それと、鴨川との負担金なんですけれども、先ほど工事は鴨川市が行うと。だけれども負担は南房総市が全額ということでよろしいんですかね。そうすると、大体、割合は10割にして幾らぐらいかかる予定でいるのか。これとてこの予算に入っていないわけでしょう。どうですか。負担金の額は今回の補正に入っているんですか。予備費ですか。 104: ◯水道局長 負担金の中に計上してございます。仮設揚水管の設置に係る負担金は1,500万円を計上しております。 105: ◯副市長 先ほど、県や国の支援ということでございましたけれども、金銭的な支援については、今のところありませんけれども、例えば給水車、千葉県さんに関していえば、千葉県さんも南房総市の渇水対策本部をつくってくださっておりまして、給水車の手配ですとか、あるいはペットボトルの支援ですとか、様々な制度、手続などをめぐって、様々な助言ですとかいった御支援を頂いておりますし、国のほうからも様々な方面で、今、こういう支援の方法もあるよという御提案はいただいておりますけれども、まだそういったものが正式に出動できる体制ではないということです。皆さん協力してくださっておりますし、連絡も取り合っております。                  〔「撤去費用」と呼ぶ者あり〕 106: ◯水道局長 申し訳ございません。仮設、原水の確保に全力を注いで仕事を進めております。撤去についてはまだ、今のところ、現在、試算をしてございません。ただ、極力埋設しないで、露出で配管をしております。乗り入れ等の部分のみ埋設ということで、撤去費用については、通常の撤去よりは安くできるかとは考えておりますが、現在まだ試算をしておりませんので、ちょっと詳しい数字については申し上げられません。申し訳ございません。 107: ◯市長 予算に関しましては何度か議員さんにも御説明をさせていただきましたが、大分慌ただしい作業の中で、今日上程する議案についても作成しております。今ちょうど12月議会という会期中もございましたので、何とかこの会期中に間に合わせられるような予算の考え方については、今回上程させていただこうということで、このように取りまとめておりますけれども、これ以外にも、もし断水というような状況に至ってきた場合、また、あるいはそれ以外にも緊急に予算執行していく、スピーディーにやらなければいけない場面というのがこれからも想定されますし、そうした意味では、以前から皆さんには申し上げておりますように、予備費ですとか、またあるいは専決という形の中で取り組ませていただきたいと思いますので、御理解を頂きたいというふうに思っております。 108: ◯青木正孝議長 関壽夫君、まとめてください。 109: ◯関壽夫議員 こういう状況の中で急いで補正を組んだというのは理解できます。理解できますけれども、説明する段階で、撤去費用についてはという説明もしていただければ、こういう質問をしなくて済むわけなんで、それは丁寧な説明というか、そういうのをお願いしたいと思う。それと、先ほど副市長、県の給水車、ペットボトルの支援があると。そのほかいろいろな助言を頂いていると。私が申し上げたのは金銭的な、予算ですから金銭的なことで、助言とかというのは当然のことであって、それは行政ですから当然なんだろうと思いますよ。本当、微々たるものだと思います、給水車、ペットボトル等の支援というのは。そうじゃなくて、何億円という予算が今、ここへ出ているわけですから、それに見合う支援をぜひ働きかけていただいて、何とかしてもらうように努力していただきたいと申し上げて、終わります。 110: ◯青木正孝議長 ほかに質疑はございますか。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 111: ◯青木正孝議長 ないようですので、質疑は以上で終結いたします。  お諮りします。本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 112: ◯青木正孝議長 御異議なしと認めます。よって委員会付託を省略することに決定いたしました。  次に、討論を行います。本案について討論ございますか。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 113: ◯青木正孝議長 討論なしと認めます。以上で討論を終結いたします。  これより採決いたします。本案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 114: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって本案は原案のとおり可決されました。    ──────────────────────────────────────────     ◎閉会中の継続審査申出について 115: ◯青木正孝議長 日程第19、閉会中の継続審査申し出について(総務委員会)から、日程第21、閉会中の継続審査申し出について(産業委員会)までを一括議題といたします。  各常任委員会から調査中の事件につき、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申出がございます。  お諮りします。申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに御異議ございませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 116: ◯青木正孝議長 御異議ないものと認めます。よって閉会中の継続調査を付することに決定いたしました。    ──────────────────────────────────────────     ◎閉会の宣告 117: ◯青木正孝議長 以上をもちまして、本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  これにて令和2年南房総市議会第4回定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。                                         (午前11時43分)      上記会議録を証するため下記署名いたします。           議     長   青  木  正  孝           署 名 議 員   神  作  紀  史           署 名 議 員   山  田  一  洋...