富里市議会 > 2022-09-05 >
09月05日-02号

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  1. 富里市議会 2022-09-05
    09月05日-02号


    取得元: 富里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-31
    令和 4年  9月 定例会(第4回)         令和4年第4回富里市議会定例会会議録(第2号)                  9月5日出席議員   1番  荒野峰之君          10番  沖田健二君   2番  河田厚子さん         11番  戸村喜一郎君   3番  國本正美君          12番  田口勝一君   4番  藤田 幹君          13番  大川原きみ子さん   5番  井上 康君          14番  布川好夫君   6番  柏崎のり子さん        15番  江原利勝君   7番  岡野耕平君          16番  高橋益枝さん   8番  鈴木英吉君          17番  猪狩一郎君   9番  櫻井優好君          18番  野並慶光君           …………………………………………………欠席議員  なし           …………………………………………………地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名  市長        五十嵐博文君  都市建設部長    相川裕史君  副市長       山根康夫君   教育長       吉野光好君  総務部長      粕谷幸夫君   教育部長      金杉章子さん  企画財政部長    鈴木隆次君   消防長       山室俊夫君  健康福祉部長    森 秀樹君   総務課長(併)選挙管理委員会書記長                              五十嵐信幸君  経済環境部長    長谷川敏彦君  社会福祉課長    池田幸市君           …………………………………………………出席した事務局職員の職氏名  議会事務局長    高橋正浩    主査補       関口昌孝  主幹        岡村和宏    主査補       吉田貴一           …………………………………………………議事日程               議事日程(第2号)           令和4年9月5日 午後1時開議 日程第1 一般質問 日程第2 認定第1号から認定第6号まで(質疑・決算審査特別委員会設置・同委員会付託)           …………………………………………………本日の会議に付した事件  1 一般質問  2 認定第1号から認定第6号まで(質疑・決算審査特別委員会設置・同委員会付託)  3 特別委員の選任           …………………………………………………             …………………………………              午後1時00分 開議             …………………………………出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(野並慶光君) これから本日の会議を開きます。…………………………… △日程第1 一般質問…………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第1、一般質問を行います。 本定例会におきましても一問一答式により実施いたしますので、質問者、また答弁者におきましては、議事進行について御協力願います。 なお、第1回目の質問及び答弁は登壇して行い、第2回目以降の質問及び答弁は自席にて着席のまま御発言願います。 順番に発言を許します。 布川好夫君。          (布川好夫君登壇) ◆(布川好夫君) 新型コロナウイルス感染症が長期化する中、医療、消防関係の皆さん、教育関係の皆さん、そして市職員の皆さん、市民の生活と命を守り一日も早く今までの生活が取り戻せるよう、これからもよろしくお願い申し上げます。 会派公明党布川好夫、議長のお許しをいただき、一般質問を4点についてお伺いをいたします。1 子育て支援について (1)出生率について (2)出産育児一時金について (3)待機児童について (4)こども家庭庁について2 高齢者対策について (1)高齢者世帯支援について (2)運転免許返納者支援について (3)ごみ出し支援について3 電気自動車について (1)購入時の補助金について (2)環境整備について4 新型コロナウイルス感染症について (1)発熱外来受診について (2)自宅療養者について (3)療養解除について 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 布川議員一般質問にお答えいたします。 まず、子育て支援についてでございますが、出生率につきましては、厚生労働省が発表する人口動態統計の確定数では、本市の令和2年の合計特殊出生率は前年より0.13ポイント低い1.09となっております。 また、千葉県の合計特殊出生率は、令和2年の確定数では令和元年より0.01ポイント低い1.27となり、さらに、令和3年の概数では、令和2年より0.06ポイント低い1.21となり、県内全体での出生率は低下傾向となっております。 出生率低下の主な要因としては、全国的に女性の人口減少、若い世代の未婚化、晩婚化の進行が挙げられており、本市においても令和2年の婚姻件数は令和元年より36件減少し220件、減少率は14パーセントとなっております。 さらには、新型コロナウイルス感染症の拡大により、雇用不安や妊娠を控えるなどの背景が影響を及ぼしているものと思われます。 次に、出産育児一時金についてでございますが、国民健康保険の被保険者が出産したときに、一律40万8,000円が支給されるものです。出産した分娩機関が産科医療補償制度に加入している場合は1万2,000円が加算され、合計で42万円になります。 実績といたしましては、令和元年度が48件、令和2年度が36件、令和3年度が37件でございます。 なお、厚生労働省が公表している出産費用の実態に関する調査研究結果によりますと、出産費用は平成25年度から年間平均1パーセント前後増加し、令和2年度は公的病院での全国平均で約45万2,000円となっております。この結果を踏まえ、国では今後、出産育児一時金の引上げについて議論していく予定であり、市といたしましても、その動向を注視してまいります。 次に、待機児童についてでございますが、待機児童数は平成28年4月時点の73人をピークに減少傾向となり、令和3年4月には18人、令和4年4月には12人となりました。その要因といたしましては、平成30年4月から令和4年4月までの間に、民間幼稚園1園が認定こども園化され、5施設の小規模保育事業所が新たに設置されたことにより、保育の受皿が増えたことが挙げられます。 また、少子化によるゼロ歳から5歳までの児童数の減少も、待機児童の減少に影響を及ぼしているものと思われます。 待機児童の対策といたしましては、浩養幼稚園において、令和4年4月から3歳児の受入れを開始し、7月からは長期休業期間中の預かり保育を実施することで、保育サービスの充実を図っております。 引き続き、保育サービスの充実や民間特定教育保育施設等への支援に努めるとともに、今後の児童数の動向を注視して、待機児童の解消に取り組んでまいります。 次に、こども家庭庁についてでございますが、国において各府省庁が別々に行ってきた子供政策を一元化し、年齢や制度の壁を克服した切れ目のない包括的な支援を実現するため、令和5年4月からこども家庭庁が新設されることとなりました。 こども家庭庁の設置に先駆け、令和4年6月に児童福祉法等が改正され、市町村においても、子ども家庭総合支援拠点子育て世帯包括支援センターの設立意義や機能を維持した上で組織を見直し、全ての妊産婦、子育て世帯、子供への一体的な相談支援機能を有するこども家庭センターを令和6年4月の設置に努めることとされております。 本市におきましては、現在、子供やその家庭等で支援が必要な方に対し適切な相談・支援ができるよう、横断的な体制で定期的に情報の提供・共有を行い、一体性を持って継続的に対応しておりますが、こども家庭センターが担う機能を備えることができるよう、検討を開始したところでございます。 次に、高齢者対策についてでございますが、高齢者世帯支援につきましては、家庭生活上の困り事に対する支援と見守り支援であると考えております。 困り事に対する支援につきましては、市や市内4か所に設置している地域包括支援センターが相談に応じ、関係機関の紹介や地域資源を活用するなど、御要望にお応えすることができるよう対応しております。 また、本定例会の補正予算案において、買物や掃除などの生活支援サービスの実施団体を支援する補助金を計上しているところでございます。 高齢者に対する見守り支援につきましては、地域包括支援センターを中心に、様々な相談に応じるとともに、特に支援が必要な世帯に対して、緊急通報装置の設置や、定期的に自宅を訪問する見守り活動を行っております。 また、本市の独自事業として、フリーダイヤルで24時間365日対応の、いきいきテレフォンを設置し、各種相談に応じております。 今後も引き続き、高齢者に寄り添った、きめ細やかな対応に努めてまいります。 次に、運転免許証返納者支援についてでございますが、運転に不安を感じる方の自主返納につなげるため、運転免許証返納者に対し、商品や施設利用料が割引になる取組が全国的に行われており、千葉県においても千葉県警察による協賛企業の募集が行われております。 本市におきましては、富里市公共交通計画を策定する際に行った市民ニーズ調査で、免許返納後の移動手段に不安を感じる声が多かったことから、令和4年10月1日から運行を開始する新デマンド交通において、運転免許証返納者支援策を実施いたします。 具体的には、全市民を対象とした乗降ポイント方式での御利用の場合、運転経歴証明書をお持ちの方については運賃を半額とすることとしております。さらに、運転免許更新時に高齢者講習が義務づけられ、一般的に運転に不安を感じ始める年齢とされている70歳以上の方を対象として、自宅前から御利用いただけるドア・ツー・ドア方式での実証運行を開始し、高齢者の外出促進策についても併せて実施してまいります。 今後も運転免許証返納制度の周知に努め、新デマンド交通利用状況等を踏まえながら、さらなる充実に向け検討を続けてまいります。 次に、ごみ出し支援についてでございますが、高齢化社会や核家族化の進展に伴い、高齢者世帯が増加するにつれて、日々のごみ出しに苦労されている事例が生じております。 本市におけるこれまでの対応といたしましては、ごみ出しが困難な高齢者が介護保険制度でヘルパーを利用されている場合には、ヘルパーによる支援を行っております。 また、一部地域においては、生活支援サービス団体によるごみ出し支援を行っておりますが、本定例会の補正予算案において計上させていただいております生活支援サービス団体補助金により、ごみ出し支援も含めたサービス提供地域のさらなる拡大が期待できます。 一方、環境省では、家庭からのごみ出しに課題を抱える高齢者に対しての支援を進めるため、令和3年3月に高齢者ごみ出し支援制度導入の手引を作成しており、ボランティアの活用による支援や戸別収集による支援など、地方自治体福祉分野を中心とした関連のある外部の機関や地域団体等の連携による支援の事例が示されております。 今後の対応については、地域で活動する生活支援サービス団体の利用と併せ、ボランティアの活用による支援を推進するとともに、地域コミュニティー福祉分野の関連機関との連携を図ることにより、支援が必要な高齢者のニーズの把握に努め、本市の実情に見合った方策を検討してまいります。 次に、電気自動車についてでございますが、購入時の補助金につきましては、現在、国ではメーカーや車種によって異なりますが、電気自動車に対する購入補助として最大85万円、軽自動車規格には最大55万円の補助制度がございます。 近隣市町では、電気自動車購入時に「太陽光発電設備及びV2H充放電設備が併設されている」または「太陽光発電設備が併設されている」のどちらかの要件を満たし、対象年度内電気自動車を新規で購入される方を対象に補助金を交付しております。 電気自動車の普及は温室効果ガス排出削減に資するほか、災害時における緊急電源としても活用できることから、本市におきましても、家庭における地球温暖化対策と、災害等における電力の強靱化を推進するため、既存の住宅用省エネルギー設備設置補助金補助対象項目に、令和5年度から追加する方向で調整を進めております。 次に、環境整備についてでございますが、電気自動車などの次世代自動車の普及と、そのための充電設備の整備などは重要な取組の一つであると考えています。 本市における公用車への電気自動車購入につきましては、平成28年に1台導入しております。今後は、富里市環境基本計画においても、公用車の更新時に次世代自動車の計画的な導入に努めるとしていることから、公用車の更新の際は、環境に配慮した電気自動車などの次世代自動車の導入を検討してまいります。 また、電気自動車充電設備につきましては、現在、市内のコンビニエンスストアなど8か所に整備されておりますが、市役所庁舎車庫内の充電設備については公用車を充電する目的であるため普通充電設備となっていることから、一般の方への開放には至っておりません。 今後の充電設備の整備といたしまして、来庁された方が利用できる急速充電設備の導入については、電気自動車などの次世代自動車の普及状況、充電設備の需要、充電設備の整備費や維持管理費などの費用対効果などを踏まえ、検討してまいります。 次に、新型コロナウイルス感染症についてでございますが、発熱外来受診につきましては、令和4年8月末日現在で、市内6か所の医療機関が千葉県発熱外来医療機関として指定されております。 令和4年7月以降の感染急拡大により、発熱外来指定医療機関のみならず市内医療機関での外来受診が逼迫したため、受診予約が取れないといった市民からの相談が多数あり、医療サービスの提供体制に大きな影響があったものと認識しております。 次に、自宅療養者についてでございますが、重症者や重症化リスクが高い方に対する入院医療提供体制を確保するため、千葉県では感染者が無症状または軽症であること、同居者に重篤な基礎疾患を有する者がいないことなど、自宅療養の基準が示されております。 また、自宅療養者療養解除につきましては、その基準について随時見直しが図られており、現時点では有症状者は10日間、無症状者は7日間の療養が必要となり、療養解除の際に陰性を確認するための検査は実施せずに、療養は終了としております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 御答弁ありがとうございました。 再質問のほうに移らせていただきます。 1、子育て支援について、(1)出生率についてからお願いいたします。 令和2年で1.09となった富里市の要因の中に女性の人口減少、若い世代の未婚化、晩婚化の進行が挙げられる。さらには、コロナウイルス感染拡大による雇用不安や妊娠を控えるなどの背景が影響を及ぼしていると思われるとの答弁をいただきました。 2021年の人口動態統計によると全国では1.30とのことですが、富里市の出生率向上の取組と成果についてお尋ねをいたします。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 布川議員の再質問にお答えをさせていただきます。市の出生率の向上に向けました、これまでの取組と成果についてのお尋ねでございます。 健康福祉部の分野に限って申し上げさせていただきます。 まず、母子保健では産前産後サポート事業、あるいは産後ケア事業、そして子育て支援の分野では子育て支援センターにおいて、乳幼児及び保護者が相互に交流し、子育ての相談・助言などを行います地域子育て支援拠点事業をそれぞれ充実させる一方で、令和3年1月には子育て世代包括支援センターを設置するなど、産前から産後、そして子育て期間まで切れ目なく様々な取組を行ってまいりましたが、それらが出生率にどれだけ影響したのかがなかなか捉えづらいため、成果についての検証は難しい状況でございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ありがとうございます。成果についてはなかなか見ることができないということでございますが、多くの支援があるというふうに理解をしました。 ただ、富里市の出生率は1.09で、もっと大胆な対策を講じなければ、未来は危機的状況だと思います。国では希望出生率を1.8に掲げています。富里市の出生率1.8の目標に向けた今後の取組についてお尋ねをいたします。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 国の希望出生率1.8に向けました本市の今後の取組についてのお尋ねでございます。 出生率を向上させるためには、若い世代の雇用の安定、女性が継続的に就労できる労働環境の整備、ひとり親家庭への支援、あるいは保育・教育環境の充実など、繰り返しにはなりますけれども、妊娠前から子育て期にわたります切れ目のない取組をさらに進めていく必要があると考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 具体的な取組がいただけなかったのは非常に残念だったなという気はするんですけれど、夫婦で暮らすだけでも大変な世の中で、子供を持つとさらに負担が増えてくると考え、二の足を踏んでいるという方は少なくないと感じます。また、出産を控える人も多いと思いますが、出生動向基本調査で妻の年齢が30歳未満で子供を持たない理由が「お金がかかり過ぎる」、これが76.6パーセントあったと。また、「仕事に差し支えるから」という理由が17.6パーセント、「家が狭い」という理由が17.6パーセント、さらに、妻の年齢が30歳から34歳でも、「お金がかかり過ぎる」と、これが81.1パーセント、また「仕事に差し支えがある」ということで24.2パーセント、「これ以上育児負担に耐えられない」22.7パーセントでした。 全国の815自治体で出産祝い金制度があります。富里市ではどのように思うかお尋ねをいたします。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 出産祝い金制度についての本市の認識についてのお尋ねでございます。 出産祝い金につきましては、県内幾つかの団体が第1子から、もしくは第2子あるいは第3子以降の出産に対して支出していることは承知してございます。周辺では芝山町や多古町などが事業を実施しているところでございます。 本市においては、現在のところその制度はございませんが、現在は子育てしやすい環境の整備がまずは急務であろうと考えて、学童クラブの充実、あるいは保育所待機児童の解消に向けて力を傾注しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。
    ◆(布川好夫君) 残念なことに祝い金制度についてはまだまだ富里市は考えていないということを今理解しましたが、出産育児一時金について再質問をさせていただきます。 令和2年度では、出産費用公的病院での全国平均で45万2,000円との答弁です。公的病院のない富里市での出産費用についてお尋ねをいたします。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 富里市での出産費用についてのお尋ねでございます。 富里市国民健康保険の加入者で令和3年度に出産育児一時金を支給した方々の出産費用の平均は約50万2,000円でございました。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今、御答弁いただきましたが、全国平均よりも約5万円高いという出産費用がかかっていることが確認できました。国では補償制度を加えて42万円の一時金を拡充する議論が始まるとのことで、動向を注視したいと言われていますが、8万2,000円高い出産費用を、安心して出産できるよう軽減措置を富里市独自で考えるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 出産費用の軽減のための市独自の一時金についてのお尋ねでございます。 市長答弁にもございましたとおり、現在、国でその引上げについて議論をされておりまして、早ければこの令和5年度から実施されるというようなお話もございまして、その動向にまずは注視してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 国を頼って国を注視するということですが、この出産費用というのは全国平均よりも高いということは、これ地方自治体で補うべきだというふうに私は考えているんですね。そうしますと、この国の動向を注視することなく素早く決断することを期待したいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 出産一時金についての上乗せについての再度のお尋ねでございますが、一例としまして、東京都では出産一時金に10万円の上乗せをクーポン券という形で令和3年度から始めております。 今、議員もおっしゃったように都道府県間のかなりの格差が出てきているというところもあって、東京都のほうで動かれたんではないかと思うんですけれども、私どもといたしましては、まずは千葉県の単位で対応が望ましいんではないかというふうに今のところは考えているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) できましたら県にもしっかり要望していただいて、市としても対応をお願いしたいと思います。 次に、(3)待機児童についてお伺いをいたします。 厚生労働省は8月30日、待機児童初の3,000人割れ、前年比半減、4年連続最少と報道されておりました。本市では令和4年4月12名とのことで、一日でも早く待機児童解消に努めていただきたいと思います。 その上でお伺いをしたいんですが、保育施設が増えて少子化で申込者は減少したと言われていますが、富里市の申込者数について、現状についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 本市の保育施設等入所申込数の状況についてのお尋ねでございます。 ここ3年間の4月時点のゼロ歳児から5歳児までの申込数は、令和2年が755人、令和3年が740人、令和4年が728人となっておりまして、減少傾向となっております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ただいま答弁いただきまして、令和2年で755人、令和3年740人、令和4で728人と、年々減少になっているということで、もう放っておいても待機児童はなくなるんではないかなというような状況下に来ているのかなという気はしているんですね。 今後、出生数の減少に伴い申込数も減少し、保育施設定員割れに、国は2023年度から、どの施設にも通っていない未就学児を対象に定期預かりに関する多機能化を進める方針だと言われておりますが、本市の状況を踏まえた今後の方向性についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 今後予想されます保育施設等定員割れや、それに対します国の方針に係る本市の考え方についてのお尋ねでございます。 国におきましては、待機児童の減少が続く中でも女性の就業がより進みまして、保育ニーズが高まる可能性もあるとしまして、保育の受皿の整備には引き続き力を入れる方針と聞いております。 ただ、その一方で、議員御指摘のとおり、待機児童ゼロの先には定員割れとなる保育所等がございますので、その運営に支障を来さないよう、令和5年度から国において未就園児の預かりを対象とするモデル事業が募集され、着手されようとしてございます。 市内の保育所等は現在のところ定員を満たしている状況でございまして、今すぐに運営に支障を及ぼす事業者はないと思われますが、国の動向を注視するとともに、将来にわたる市内の子供の人口の推計などによりまして、必要に応じて対応できるよう準備してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 少子化のスピードというのはかなり早いと思いますので、その辺の準備を今の段階からお願いしたいと思いますので、次に移ります。 (4)こども家庭庁について再質問させていただきます。 子供は親を選べないとよく言われます。社会問題として、親や保護者から暴力を受けたり、つらいことをさせられたりする子供たちが増えていると報道されております。富里市では、いわゆる児童虐待についての報告はあるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 当市に児童虐待の報告があるかとのお尋ねでございます。 本市においても児童虐待に関する報告は受けてございます。過去3年間、児童虐待の対応件数につきましては、令和元年度は100件、令和2年度が79件、そして令和3年度が84件と推移をしているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 1年間で100件近い報告があると聞き、驚きました。いろいろな事情で学校に通うこともできない子供たちも増えていると伺います。 そこで、富里市での不登校の状況は増えているのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 布川議員の再質問にお答えいたします。 不登校の状況についてのお尋ねでございますので、教育部よりお答えいたします。 不登校の状況についてでございますが、本市の令和3年度の状況は小・中学校合計で130名、全体の3.86パーセントでございます。令和4年度は7月末現在63名、全体の1.93パーセントとなっております。昨年度と同時期の比較では若干増加傾向になっております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) こちらも令和3年度で130名の子供たちが不登校であるということ、また、令和4年度については増加傾向にあるという答弁でしたので、本当に驚いております。本当に社会問題がそのまま富里市にも当てはまるんだなというような状況が確認取れました。虐待や貧困、さらには障害で困難な状況にある子供たちを含め、全ての子供が取り残されることのない社会を富里市はつくっていただきたいと思います。 日本の社会の中において、子供たちの目線で子供の権利を大切にして、全ての子供がその命を守られ、自分らしく健やかに安心して過ごせるためにこども家庭庁という新しい組織が誕生するものだと私は理解をしております。令和5年4月から動き出す自治体においては、組織の見直し等が行われるとあります。「こどもまんなか社会」に向けたこども家庭センターへの財政的な支援、専門性の高い人的配置を考慮していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) こども家庭庁が今後設置されまして、市も今後、こども家庭センターを設置することになるだろうということもございますので、その予算配分や人的配置を考慮すべきだというようなお尋ねでございます。 こども家庭センターの人員配置につきましては、母子保健と児童福祉の双方に十分な知識を持つ者を中心として、子ども家庭支援員や保健師などの各専門職と一体的に支援を行う体制を構築することとされておりますので、今後示されます設置運営に関するガイドラインに基づきまして組織の在り方を検討し、適切な人員と必要な専門職を配置し、体制を構築してまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 富里市のすばらしいこども家庭センターに期待をしておりますので、よろしく準備のほうをお願いいたします。 次に、高齢者対策について再質問させていただきます。 (1)高齢者世帯支援について、高齢者になると次第に体力が落ちていくのが一般的です。そのため今まで普通にできていたことができなくなって、困り事となるケースが増えています。年金生活で予定外の出費はできるだけ避けたい、重い荷物の移動や押し入れの整理、切れた電球の取替え、さらには庭の手入れ等、日常生活に支援を送ることが富里市としても重要なことだと考えますが、先ほど答弁でもございましたが、今後行われるということですので、その点についても1点だけ確認をさせていただきますが、高齢者世帯の皆さんが誰もが安心して暮らせる体制は十分に市内全域行われているのかということをお尋ねしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 高齢者への日常生活支援についてのお尋ねでございます。 市長答弁にございましたとおり、本定例会で生活支援サービスを実施する団体に対する関係予算を提案させていただいたところでございます。 お尋ねの生活支援サービス事業につきましては、現在、日吉台小学校区で実施をされておりまして、本年10月からは富里市社会福祉協議会が市内の全域を対象に実施していくという予定でございます。サービス団体からは、高齢者の方々がお困りの事案に対して可能な範囲で対応していきたいと伺っております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひとも高齢者の皆さんが安心して暮らせる体制をお願いしたいと思います。 次に移ります。 (2)運転免許証返納者の支援について。 生き生きとした老後の生活を営む上で車の運転は重要な手段です。しかし、個人差はありますが、身体機能が確実に低下します。運転に自信がなくなった、家族から心配と言われたなどの理由で運転免許証を返納する方が増えています。運転経歴証明書を公安委員会で交付された公的な身分証明書は、いろいろな支援を受けられます。富里市では新たに10月から、公共交通で運賃を半額にとの答弁でした。タクシーや路線バスの割引、自動車の廃車や自動車保険の中断証明での等級の引継ぎ等、高齢者が運転免許証を返納するメリットについて、丁寧な周知をお願いしたいと思います。 また、駅のない富里市で、高齢者ドライバーに対して、さらなる独自の運転免許証返納者支援を考えるべきと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 布川議員の再質問にお答えいたします。 まず、高齢者が運転免許証を返納するメリットについての周知につきましては、運転に不安をお持ちの方、返納につながるよう丁寧な周知を図ってまいります。 また、市独自の運転免許返納者への支援策というところでございますが、駅がないという本市の状況を踏まえた市独自の支援策についても、今後調査研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 運転免許証を返納された方が何かわくわくするような、そういった支援をぜひとも考えていただきたいなというふうに思いますので、今後を期待しますのでよろしくお願いします。 次に移ります。 (3)ごみ出し支援について。 生活支援全般の支援を行う助け合いサービス事業の一環として開始した対象者は、要支援者を含む高齢者であり、町会や自治会、NPO等の支援団体によるごみ出し支援を社会福祉協議会が補助金等で支援を行う仕組みですということを答弁いただいておりますが、これは市内全域をカバーできるのか、まずお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) ごみ出しの支援などを行う生活支援サービス団体が市内全域をカバーすることができるのかというお尋ねでございます。 先ほども私申し上げましたけれども、本年10月から富里市社会福祉協議会が市内全域を対象に生活支援事業を開始する予定でございます。現在、説明会を開催いたしまして、協力会員を募集しているところでございますので、開始時点では全域をカバーすることはなかなか困難ですけれども、今後、徐々に会員が増加していくことで、市内全域に広がっていくものと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ごみ出しの困難な高齢者支援制度について、市の直接支援型というのが他市ではあるんですね。また、そういったものを取り入れなかったという考え、これについてメリットとデメリットがあると思うんですけど、どのように市は考えているのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 長谷川経済環境部長。 ◎経済環境部長長谷川敏彦君) 布川議員の再質問にお答えいたします。 ごみ出しが困難な高齢者支援制度として、直接支援型のメリット、デメリットについてのお尋ねでございます。 まず、メリットといたしましては、福祉サービスとの併設により高齢者がニーズに合ったサービスを選択しやすくなることや、近隣の方々にごみを出すお手伝いをしてくださる方に対して迷惑をかけているなどの気兼ねがなくなることなどが考えられるかと存じます。 一方、デメリットといたしましては、地域の支え合いにつながりづらくなることや、収集車が直接自宅に来ることによりまして、近隣の方に、支援を受けていることを知られてしまう可能性があることなどが挙げられると存じます。さらに、本市といたしましても、他の方式に比べて事業経費が高くなることが考えられます。 本市といたしましては、直接支援型も含めまして、ごみ出し支援について、高齢者のニーズに見合った方策について検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 私、個人的に考えているんですけれど、これ高齢者のニーズというのは、市民の方にお聞きをすると、やはり直接型のできれば戸別収集という、登録制でも結構なんですけど、そういうことをやっていただくことが高齢者にとって非常に助かるという、また、そういった地域、他市でもやられているというふうに聞いておりますので、その辺はもうぜひとも考えていただきたいなというふうに思います。ごみというのは結構、個人情報も入っていたりもして、他人に預けるというのはなかなか難しいというふうに言われておりますので、ぜひ今後検討をよろしくお願いいたします。 次に、3の電気自動車についてお尋ねをいたします。 (1)購入時の補助金について、令和4年度の補助金交付は令和3年度のCEV補助金の2倍以上となっており、電気自動車をお得に購入できる最大のチャンスとなっております。さらに、条件を満たした給電機能つきの車両だと増額する形となっております。最大85万円、これ答弁でありました最大85万円、軽自動車におきましては最大55万円とのことですが、補助対象者が個人、法人、地方公共団体ですが、富里市はこのチャンスに購入を検討していなかったお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 布川議員の再質問にお答えいたします。 電気自動車購入の補助の関係でございますが、国のクリーンエネルギー自動車導入事業補助金につきましては、個人のほか地方公共団体等に対しましても対象となっているということは承知してございます。 現在は電気自動車の価格が普通の自動車よりも高めの設定になっておりますので、公用車の更新につきましては、次世代自動車としてハイブリッド車を導入してきたところでございます。今後は、さらに温室効果ガスとなるCO2排出を抑え、地球環境に配慮した次世代自動車につきまして、補助金の活用を含めまして検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今、部長が、ハイブリッド車を次世代自動車というふうな形で位置づけをされておりますが、これは非常に時代遅れだと私は思っております。とても残念な答弁だったなというふうな気がしておりますので、次世代自動車もEVというような形になっておりますので、ハイブリッドはたしか入っていないと思いますので、そこの認識は改めていただきたいというふうに思います。 市は災害時に緊急電源として電気自動車購入とV2H設置を補助対象の今こそ購入し、地球温暖化や災害時の電力確保に努めていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) お答えいたします。 災害時の緊急電源の確保としまして、現在、電気自動車を1台導入してございます。災害時には活用させていただいております。 また、本年8月に三菱自動車関係の3者との間で、災害などが発生した際に供給機能を備えた電気自動車、プラグインハイブリッド車などの電動車両を貸与していただける、災害時における電動車両等の支援に関する協定につきましても締結いたしました。災害時の電力供給、電力の確保につきましては、今後もさらに重要なものと考えておりますので、努めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ありがとうございます。 災害時には、また停電時には電気は非常に大切で、近隣市町も同様なんですね。災害協定というのは非常に大事なんですけれど、一遍に遭ってしまったら、多分あそこには何台とかという形で協定を結んでいるんですけれど、なかなか配分されないというような状況があるんではないか。そういう心配を避けるためにも、いち早く災害時の電力確保、これを念頭に置いて購入というのは大事な部分ではないかなと思いますので、今後ぜひとも検討していただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 (2)の環境整備について移ります。 2022年6月、全国の電気自動車、EV、PHVの販売台数は6,685台で、昨年同月の3,623台から84.5パーセント増となっております。自動車メーカー各社、様々なEVが電気自動車、販売されており、2022年には本格的なEV普及が始まるEV元年と、業界ではうわさされています。 そこで、充電インフラ整備が重要となります。本市の取組についてお尋ねをいたします。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) お答えいたします。 現時点では、自動車全体に占める電気自動車の割合については低い状況でございますが、議員御指摘のとおり、ここ数年で電気自動車の開発が進み、各メーカーも力を入れている分野であると感じております。 国の2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略においても、2035年度までに乗用車新車販売で、電気自動車、またハイブリッド車、プラグインハイブリッド車などの電動車100パーセントを実現できるよう包括的に措置を講ずるとされております。 あわせまして、公共用の急速充電器3万基を含む充電インフラを15万基整備し、電動車の促進を図ることとされておりますので、電動自動車の普及状況を見据えまして、公共施設等への充電設備の整備についても検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 現状は充電設備が3万基というような状況から、2030年までには15万基を目標として進めようという形で推進が今図られているんですね。充電インフラ整備は補助金が非常に高く、全てにおいて対象になるというふうにも伺っております。特に道の駅やガソリンスタンド等では、先ほどちょっと紹介されました急速充電、この機器費用は100パーセント、工事費用も100パーセントで、補助上限はありますが、特に富里市としては末廣農場や市役所、図書館等にも設置をできる補助体制ではないかなというふうには僕は理解しているんですけれど、市はそういったお考えはないでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) お答えいたします。 現在、県内の公共施設で設置されている場所といたしまして、道の駅などの環境施設に多く整備されておりますので、今後の整備に関しましては、国の補助制度を活用しながら、充電設備の利用が多く見込まれる施設、また、長時間滞在される施設等への整備について検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 条件のいい補助金を活用して可能な場所に設置をして、来館者の皆さん、また市民の皆さんに利用していただき喜んでいただけるというのが行政の役割だと思いますので、どうかぜひとも推進をしていただきたいというふうに思います。 次に移ります。 4、新型コロナウイルス感染症についてお尋ねをいたします。 (1)発熱外来受診について。感染拡大により医療機関の発熱外来の受診予約がなかなか取れない、そういった相談についての対応についてお尋ねをいたします。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 感染拡大している状況で発熱外来への予約が取れない場合の市民への対応についてのお尋ねでございます。 千葉県では、医療機関に負担をかけずに感染者を把握し、その後の支援につなげるため、軽度の有症状者や濃厚接触者を対象に、新型コロナウイルス感染症検査キット配布陽性者登録センターを設置しておりますので、医療機関の予約が取れないなどのお問合せのあった市民の皆様方に対しましては、そちらを御案内しているところでございます。 なお、市民の皆様からの御相談に対しましては、市保健師などによります専門的な観点からも自宅療養に関する助言を行わせていただくとともに、年齢や症状などの状況に応じて保健所や発熱指定外来などの案内もさせていただくなど、併せて御説明をさせていただいております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 丁寧にやっていただいているなというのは今の答弁で分かります。また、発熱があり予約が取れないため医療機関の受診ができない市民への検査体制についてはどのように行われているのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 発熱の症状があるものの医療機関の受診ができない市民の皆様への対応についてのお尋ねでございます。 市外を含めた発熱外来指定医療機関を御案内しておりますが、電話がつながらない場合などでは、時間を空けてお電話していただくなどの御説明をしております。また、千葉県発熱相談コールセンターも併せて御案内をしております。 なお、お電話をいただいて相談を受ける際には、保健師などによります専門的な観点から、年齢や症状などの状況に応じまして、在宅療養時の留意点や症状が急に重くなった場合の救急車の要請などの対応についても助言を行わせていただいております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) そうです、体調が悪くてもどうすることもできないといった場合には、今、部長の言われたように救急車もやぶさかではないというような状況は私も考えられるのかなと。それをしっかりとお知らせしているということに安心しましたので、今後もよろしくお願いいたします。 次に、(2)の自宅療養者についてお尋ねをしたいと思います。 熱が高く、自分は重症に当たるか判断することが困難な場合についての問合せ先についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 自宅療養者の方で、熱が高く、御自身が重症かどうかの判断が困難な場合においてのお尋ねでございます。 自宅療養されている方から発熱などで相談があった場合には、その方の症状や健康状態を丁寧に確認させていただいた上で、千葉県が自宅療養者に対して周知をしております自宅療養者フォローアップセンターを御案内しているところでございます。 また、同居家族に発熱等の症状が出た場合には、千葉県発熱相談コールセンターに電話で相談をしていただくよう御案内をしております。 なお、緊急性が高い症状等を御説明するとともに、救急車の要請に迷うような場合には、千葉県が実施している救急安心電話相談を利用していただくよう併せて御案内しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) そういった状況の中で、どうしたらいいのかという方々がたくさんおいでで、相談が受けられるんだと思いますので、またさらにそういった対応はぜひお願いしたいなと思います。 次に、小さいお子さんがいる御家庭で、夜、夜中に子供が高熱でけいれんを起こしている。対応についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) お子さんが高熱でけいれんを起こしている場合についてのお尋ねでございます。 自宅療養の際に発熱や息苦しさの症状に関する問合せにつきましては、千葉県が自宅療養者に対して周知している自宅療養者フォローアップセンターに相談していただくことになります。 なお、子供の症状が重症と思われる場合には緊急の対応が必要となりますので、迷わず救急車の要請をしていただきたいというふうにお答えをしております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ありがとうございます。富里市の相談体制というのは本当に充実しているのかな、また、相談先があるということで、安心して市民の方々は日常を送れるのかなと、また、コロナに対して闘いが進められているのかなというふうに思っておりますので、今後もよろしくお願いします。 最後に、先ほど市長答弁でもありましたが、確認の意味でお願いしたいと思いますが、(3)の療養解除について、答弁では有症状者は10日間、それで無症状者は7日間での療養が解除になるとのことです。検査は実施しなくても療養は終了とのことですが、社会活動の復帰については陰性証明は求められることはないということで答弁いただきましたが、まだ世間というか、会社のほうでなかなかそういった認識がなくて、陰性証明を出してくれとか、そういった体制にはなっているかと思うんですけど、これは間違いなく検査はしなくても解除になるということを改めまして答弁いただきたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 自宅療養者の社会活動への復帰に伴う陰性証明の提出についてのお尋ねでございます。 厚生労働省からの通知によりますと、陽性者の療養期間または濃厚接触者の待機期間が解除された後に、職場等で勤務を開始するに当たり、職場等に医療機関、あるいは保健所等による退院もしくは宿泊、自宅療養の証明またはPCR検査等の、もしくは抗原検査キットによります陰性証明を提出する必要はないということを示されておりますので、電話等でのお問合せについても、このようにお答えをさせていただいております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) どうもありがとうございました。 私の質問は以上で終わりたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 先ほど電気自動車についての御質問の中で、環境整備についての項目、私、2035年度までに乗用車新車販売と申し上げてしまいましたが、正しくは2035年の誤りでございました。訂正させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(野並慶光君) これで布川好夫君の質問を終わります。 そのまましばらくお待ちください。 次に、荒野峰之君。          (荒野峰之君登壇) ◆(荒野峰之君) とみさと至誠会、荒野峰之、議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問を行いたいと思います。 今現在、日本全国で台風被害、ゲリラ豪雨、集中豪雨、線状降水帯による被害、様々な被害が日本各地で起こっております。富里市においても集中豪雨に対する被害というのは、最近では大きな問題となっていると思います。1 富里市公共下水道全体計画(雨水)について (1)現在の進捗状況は。 (2)獅子穴調整池の必要性をどう捉えているか。2 市内小・中学校からの要望について (1)要望をどのように把握しているか。 (2)既存施設の修繕について 以上、よろしくお願いします。 ○議長(野並慶光君) 荒野峰之君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 荒野議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては教育長が答弁いたします。 富里市公共下水道全体計画における雨水計画についてでございますが、現在の進捗状況はとの御質問につきましては、全体計画面積813.5ヘクタールのうち整備済み面積は79.2ヘクタールで、日吉台地区の一部及び七栄北新木戸地区の一部を流入区域とする根木名川九号雨水幹線の整備により、整備率は9.7パーセントとなっております。 次に、獅子穴調整池の必要性をどう捉えているかとの御質問につきましては、富里市公共下水道全体計画で計画されている獅子穴調整池は、七栄獅子穴地区の根木名川第五排水区105.3ヘクタールに附属し、本計画の排水区外からの流入7.8ヘクタールを加えた113.1ヘクタールに及ぶ広範囲を流入面積とする、調整容量約4万立方メートルの調整池でございます。 現在のところ、七栄暫定調整池及び空港代替地調整池が獅子穴調整池の一部として機能しておりますが、昨今の大雨による冠水被害等に鑑み、令和4年度におきましては、空港代替地調整池の流出口の修繕工事を行い、排水能力を高めたところでございます。 その一方で、七栄地区において道路冠水対策として千葉県との共同事業による県道成田両国線周辺の地域排水としての調整池整備工事や、七栄獅子穴交差点付近周辺の冠水対策として排水施設整備工事を実施しており、七栄地域の雨水冠水被害の軽減に取り組んでいるところでございます。 獅子穴調整池の整備につきましては、調整池本体の整備に加え、これに流入するための排水区域の雨水幹線及び枝線の管渠なども併せて整備することで冠水被害の抑制につながることから、これらの整備の必要性は認識しておりますが、長期的な視点で捉えた事業計画となりますので、道路排水対策と併せ、汚水事業計画との調整を図りながら検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 荒野議員の一般質問にお答えいたします。 市内小・中学校からの要望についてでございますが、要望をどのように把握しているかとの御質問につきましては、毎年7月から9月までの間に富里市校長会、富里市教職員組合及び富里市PTA連絡協議会から要望書をいただいており、児童・生徒の教育環境や各学校施設整備等についての要望を把握しております。 また、翌年度の当初予算の編成時期に合わせ、各団体から提出された要望書を踏まえながら、通学路等の現地調査や、各小・中学校訪問による学習環境や修繕、工事、備品購入等の要望調査を実施しております。 いただいた要望につきましては、関係各課や関係機関等と連携するとともに、市民の皆様の立場から内容を十分精査し、対応を検討し、成果重視の行政経営の視点に立ち、最大の効果が得られるよう翌年度予算に反映させております。 今後も児童・生徒の学習環境に支障のないよう各小・中学校と連携し、取り組んでまいります。 次に、既存施設の修繕についてでございますが、校舎や屋内運動場等の学校施設について不具合が発生した場合は修繕内容等を精査し、優先度を考慮の上、緊急性や安全性を見極めながら、児童・生徒の安全な学校環境の確保のため、学校生活に支障がないよう、迅速に対応しております。 また、軽微な修繕案件につきましては、年度当初に各小・中学校へ校舎等の建築経過年数を踏まえて配当する日常修繕の配当予算の範囲内で、各学校の判断により対応しております。 今後も、学校からの修繕要望によるもののほか、日常的な点検や定期調査の結果を基に、劣化や損傷が起こる前の軽微な段階から修繕を行うなど、建物を健全な状態に保つため予防保全を図っていくとともに、危険箇所が発見された場合は、児童・生徒の安全確保を最優先に対応してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) それでは、再質問のほうに移らせていただきます。 まず、1の富里市公共下水道全体計画(雨水)について、(1)なんですけれども、市長のほうから大変丁寧な答弁をいただきまして、非常に分かりやすくて助かっております。 今答弁にもありました、特に七栄地区の冠水対策、千葉県との共同事業による県道成田両国線周辺の整備工事、またその七栄獅子穴交差点付近の排水施設整備工事を実施しておりとありましたけれども、やはりこの辺の地域というのはどうしても、最近ですと末廣農場という観光拠点が市内に設置され、交通量も踏まえて、大変重要な道路となっているわけですけれども、これは以前に質問させていただいているんですけども、そのときのお答えが、今はその汚水整備に係る国の交付金が令和6年で終了すると、令和6年まではその汚水整備に力を入れると。ということでは、その令和6年度以降は市としてはどうお考えなんですか、雨水整備について進めることはできないのでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) 荒野議員の再質問にお答えいたします。 汚水整備に係ります国からの交付金に関するお尋ねでございますが、この交付金につきましては、議員申されたとおり、以前は令和6年度を目途に終了するとのことでございましたが、その後、国から改めまして令和8年度までとすることが示されました。したがいまして、この交付金の対象となる期間につきましては、まずは汚水整備を進めてまいりたいと、そのように考えております。 また、今後の雨水整備につきましては、汚水整備事業に係る国の交付金の動向を注視しながら、道路排水対策と併せ、汚水事業計画との調整を図りながら検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) ありがとうございます。そういった事情があるということなので理解はしているんですけども、その中でこの獅子穴調整池の予定地なんですけども、計画がなかなか進行しない中で、最近では市民ボランティアの方による谷津の整備が行われている模様なんですけれども、将来的にはこの下水道雨水計画には入っているわけなんですけども、その計画に対しての影響というのはないんでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長
    都市建設部長(相川裕史君) お答えいたします。 議員のほうからお話がありましたとおり、現在、獅子穴調整池予定地の谷津において、谷津を再生する目的で市民ボランティア団体が整備活動を行っていただいております。こちらの谷津は調整池の予定地でもありますことから、市といたしましてもボランティア団体、それから土地の所有者の方々と谷津の整備活動や、今取り上げられています下水道整備計画の情報をそれぞれで共有しながら、ボランティアのほうで活動を進めていただいているところでございます。 また、土地所有者の方々とは、この調整池予定地の利用に関しての覚書を取り交わさせていただいておりますので、現在の市の雨水計画への影響はございません。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 今、答弁いただいた覚書を取り交わしているということですので安心しているところではあるんですけども、とはいえやはり調整池予定地、調整池の計画をぜひ先に進んでいただけるように、この辺の地域は特にやっぱり冠水被害、大分深刻化しておりますので、ぜひこの下水道雨水計画、こちらのほうに力を入れていただけるようにお願いしたいと思います。答弁は結構です。 次に移ります。 2の市内小・中学校からの要望について、今、教育長のほうから丁寧に答弁いただいて、理解はしているんですけども、要望書自体はもちろん各組織のほうで取りまとめて、それを教育委員会のほうへ上げてきて、それを教育委員会で精査するわけですけども、その要望書を具体的にもうちょっとどのように把握しているかというのをお聞かせ願えますでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 荒野議員の再質問にお答えいたします。 具体的な要望の把握の方法についての御質問でございますけれども、先ほどの教育長答弁のとおり、各団体から要望書を頂く方法と、教育委員会が学校を直接訪問し要望を調査する方法により、把握に努めているところでございます。 要望の内容は全校に共通する要望もございますが、学校別の要望事項として、具体的な通学路の場所、施設の修繕箇所等の要望もあり、さらには前年度から継続している要望、新たな要望、また、緊急的な要望など多岐にわたっているところでございます。これらの要望について状況を確認した上で精査し、学校教育に与える影響、児童・生徒の安全性等を考慮し、優先度の高いものから対応してまいります。 なお、緊急性が高いと判断されたものにつきましては、迅速に対応しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 今答弁いただいた中で、各団体から要望を聞いて、また教育委員会としても、それを精査して現地に出向いて、ちゃんと精査しているということなので安心しているところではあるんですけれども、毎年上がってくる中で、この令和4年度というのは新たな要望というのは上がってきているんでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 令和4年度に新たに要望された事項についての御質問でございますけれども、令和4年度はICTの活用に関すること、通学路の整備に関すること、教職員の業務改善に関することが挙げられております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 教育委員会としては、このICTと通学路の整備、教職員の業務改善、こちらはこの3点は力を入れているのは承知しているんですけれども、なぜこの新たな要望というのを聞いたかというのも、ちょっとくどいようで申し訳ないんですけども、令和4年度からコミュニティ・スクール制度が始まって、地縁組織とかPTAとかそういったところから、この7月、9月の間に新たにこの要望書として上がってきているのか。それで、そういったその地域の方々の意見というのは今反映されているのか、要望書の中に。そこをお聞かせ願えますか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 新たな要望事項に地域やPTAの意見が反映されているのかとの御質問でございますけれども、令和4年度から各校に設置された学校運営協議会は、地域住民及び保護者の学校運営への参画、また、支援や協力を促進することにより学校運営の改善や、当該生徒の健全育成に取り組むものでございます。定例の会議の中で学校運営基本方針や地域と学校の協働活動の計画づくりなどの話合いがされておりますので、要望事項にも地域やPTAの意見が反映されてくるものと考えております。 コミュニティ・スクール制度は令和4年度にスタートしたところでございますので、今後年数を重ねていくうちに、より深く関わっていき、またこうしたことで要望事項にも意見が反映されてくるものと期待しております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 今御答弁いただいた中で、今後年数を重ね、もちろん初年度ですから、まだそんなにすぐいろんな意見というのは上がってはこないとは思うんですけども、今まで毎年要望書も上がってきて、教育委員会としても把握しているということなんですけれども、(2)のほうに移らせていただきますけども、その中でも、その要望の中で修繕ということに関してはかなりの要望が上がってきていると思うんですけども、その辺に対しての迅速な対応というのは、要望に応えられているんでしょうかね。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 既存施設の修繕要望について、迅速な対応がされているかとの御質問でございますが、建物及び施設設備等の修繕に関する要望は非常に多いことから、要望いただいた事項全てに対応することは難しい状況です。 要望については、状況を確認した上で優先順位を考慮し対応しております。対応が遅れることで施設等の損耗が拡大することがないよう、修繕の時期を見極めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) その緊急性というのをしっかりと精査した上で優先をつけて、たくさんある要望ですから一遍にというのはなかなか難しいんでしょうけども、今お答えいただいた中で、精査した結果、すぐには修繕は行えないんだけれども、ただ利用者というか、保護者の方とか、そういった方からすると、なるべく早い修繕というのを求めているわけなんですけども、そういった要望事項に対しては継続して対応してもらえるんでしょうかね。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 緊急的な対応とならなかった要望の扱いについての御質問でございますけれども、要望いただいた修繕箇所の状況を確認した上で、対応を見送った事項について、翌年度の要望書に継続案件として再度要望をいただいた際には、新規の要望、緊急的な要望と併せて、改めて優先度を判断してまいります。 繰り返しになりますけれども、学校教育や児童・生徒の安全に影響を与えかねない場合につきましては、早急に対応してまいります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 令和4年度にコミュニティ・スクール制度が始まって、これからどんどんいろんな意見が、今まで見えなかった問題点とかも上がってくると思うんですね。またそれをぜひ教育委員会のほうでしっかりと精査した上で、これからも学校運営に支障を来さないように、しっかりと動いていただければと思います。 以上で終わりにします。 ○議長(野並慶光君) これで荒野峰之君の質問を終わります。 しばらく休憩します。              午後2時24分 休憩             …………………………………              午後2時39分 開議出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(野並慶光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、高橋益枝さん。          (高橋益枝さん登壇) ◆(高橋益枝さん) 自民の会の高橋益枝です。これから4点について一般質問を行います。1 ヤングケアラーについて (1)国の実態調査における結果について  ア 全国の公立校に通う小学6年生の調査結果は。  イ 2020年度の中・高生の調査結果は。 (2)本市における実態調査について (3)厚生労働省によるマニュアルについて2 個別の配慮が必要な児童・生徒の対応について (1)長欠児童・生徒について (2)H・S・C(ハイリー・センシティブ・チャイルド)について (3)浮きこぼれについて3 学校図書館について (1)新聞の配備について4 「障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法」について (1)本市の対応について よろしくお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さんの質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 高橋議員の一般質問にお答えします。 なお、教育関係の御質問につきましては教育長が答弁いたします。 障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法についてでございますが、障害者による情報の取得利用や意思疎通に係る施策を総合的に推進し、共生社会の実現に資することを目的とし、令和4年5月25日に新たな法律として施行されました。 基本理念として、日常生活や社会生活を営んでいる地域にかかわらず、ひとしく情報取得等ができるようにすることや、障害者でない方と同一内容の情報を同一時点において取得できるようにすることなどが定められております。 本市の対応につきましては、これまで、高齢者・障害者等配慮設計指針に沿った市公式ホームページの運用や声の広報サービスによりアクセシビリティーの向上に努めてきたほか、市役所事務室に手話通訳者を配置するなど、障害者の情報取得や意思疎通に係る施策を実施しております。 今後は、情報通信技術の活用などを通じ、さらに円滑に意思疎通を図ることができるよう、国・県、事業者等と連携し、体制整備の充実を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 高橋議員の一般質問にお答えいたします。 ヤングケアラーについてでございますが、国の実態調査における結果について、全国の公立校に通う小学6年生の調査結果はとの御質問につきましては、「家族を世話している」と回答した小学生は6.5パーセント、そのうち世話を必要としている家族は兄弟が最も多く71パーセント、次いで母親が19.8パーセントという結果でした。また、世話に費やす時間が長時間になるほど学校生活等への影響が大きく、本人の負担感も重くなっていることが明らかになりました。 2020年度の中・高生の調査結果はとの御質問につきましては、「世話をしている家族がいる」と回答したのは、中学2年生が5.7パーセント、全日制高校2年生が4.1パーセントという結果でした。 本市における実態調査につきましては、独自には行っておりませんが、千葉県では令和4年度「ヤングケアラーの実態調査とその支援に関する調査事業」が実施され、7月には本市内の小・中学校においても調査に協力しております。 厚生労働省マニュアルにつきましては、福祉、介護、医療、教育等の様々な分野の連携を図るための方法について多くの事例を基に取りまとめられており、ヤングケアラーを早期に発見し、支援につなげるためには大変有効であり、本市といたしましても、関係機関と連携を図りながら活用してまいります。 次に、個別の配慮が必要な児童・生徒の対応についてでございますが、長欠児童・生徒につきましては、学習関係、友人関係など様々な悩みから登校しづらい状況になっています。富里市児童・生徒の長欠率は依然高い状況にあり、令和4年度1学期の時点で既に令和3年度の千葉県の長欠率よりも高い割合となっています。 この状況を鑑みて、市内小・中学校においては次の4点を中心に対応しております。 一点目は、長欠児童・生徒への組織的なアプローチとして、担任一人で支援するのではなく職員間の情報共有を積極的に行い、手だてや支援の方向性を確認し、学校全体で対応しております。 二点目は、関係機関との連携であり、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、子どもと親のサポートセンター等と積極的に連携を図っています。 三点目は、児童・生徒理解教育支援シートの有効活用であり、教育委員会で作成した支援シートを活用し、学年が上がり、担任が替わっても継続した支援を行えるよう手だてを講じています。 四点目は、該当児童・生徒、保護者との密接な関係づくりであり、長欠児童・生徒、その保護者に対し、小まめな家庭訪問、電話連絡を実施しています。また、令和4年度からはタブレット端末での連絡方法も奨励しています。 以上のことを中心に、長欠児童・生徒が少しでも学校へ登校できるように取り組んでおります。 次に、H・S・C(ハイリー・センシティブ・チャイルド)につきましては、各小・中学校からH・S・Cに関する報告は現在のところございません。 浮きこぼれにつきましても、各小・中学校からの報告は現在のところございません。今後、H・S・Cや浮きこぼれに該当する児童・生徒が学校生活に苦慮しているなどの状況となった場合は、本人、保護者のニーズを考慮しながら、当該児童・生徒がよりよい学校生活を送れるよう、できる限りの配慮を考えてまいります。 次に、学校図書館についてでございますが、新聞の配備につきましては、社会の様々な出来事について、関心、興味を高めることや、文章、漢字を読む力をつけるほか、自ら考えたり学びを深めたりするなどの効果が期待されますので、現在、市内の全ての小・中学校に児童・生徒用の新聞が設置されています。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) それでは再質問をさせていただきます。 まず、1番のヤングケアラーについての中の(1)、国の実態調査における結果についてでございます。 その前に、令和4年度とみさと教育プランを頂きました。それの中に、ヤングケアラーへの対応として職員研修を市内全小・中学校で行うと載っておりました。職員の方々に認識していただくのがまず最初だと思いますので、よかったと思います。 それでは(1)アです。全国の公立校に通う小学6年生の調査結果はということですが、2022年1月、350校で政府が調査を実施しました。無記名の調査票を郵送で、また郵送で回収する方式で、9,759人から回答がありました。厚生労働省が4月7日に公表した小学生ケアラーの初調査では、自由記述欄で児童が心情や要望を切々と書いてあり、勉強に時間を振り向けられない、貧困と親の病気の中での焦燥感、自分の状況を必死に説明しようとしている気持ちが表れていたそうです。 児童の様子の変化に気づく機会が多いと思われるのは学校です。6.5パーセントという調査結果で、約15人に1人の小学6年生がヤングケアラーとして存在しているということです。この調査結果を重く考慮していただきたいと思います。 イは抜かします。 (2)本市における実態調査について。7月に、本市市内の小学校においても調査に協力されたようですが、どのような調査だったのか、お答えできる範囲でお答えください。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 高橋議員の再質問にお答えいたします。 千葉県で実施した令和4年7月の調査についての御質問でございますけれども、調査内容といたしましては、支援が必要だと思われる子供への対応に関し、スクールカウンセラー等の配置状況、学校内での情報共有や検討体制、関係機関や要保護児童対策地域協議会との連携などが主な調査内容となっております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 子供への支援の対応のようですけれども、千葉県は、小学生から大学生まで計約14万人にアンケートを行い、分析、適切な支援など対策を盛り込んだ報告書を年度内にまとめると公表してあります。千葉市を除く県内の小学6年、中学、高校の2年生、大学3年の計14万人と約1,200校などを対象に実施されるようです。県内では、千葉市と船橋市が独自にもう調査して結果を公表してありますので、抜かされたんだと思います。 それから、また今週に開催予定の学識経験者らで構成する県調査研究委員会の会合で審議されるとなっておりますので、結果が待たれます。ということですので、次に、こういう調査の結果もありますけれども、今自体でもヤングケアラーいると思うんですけれども、そういうヤングケアラーの存在を認知した場合、教育委員会の対応はどのようにされますか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 教育委員会の対応についての御質問でございますが、各小・中学校では日頃から教職員が子供の様子を観察し、変化があったときには声をかけ、子供に寄り添っております。 また、子供との会話の中から子供の家庭での様子に気づくこともあります。教育委員会といたしましては、ヤングケアラーが疑われる事案が発生した際には、担任をはじめ関わりのある教職員、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、関係機関との連携により支援をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) なるべく早期発見し、対応に当たっていただきたいと思います。 次に(3)厚生労働省によるマニュアルについて。厚生労働省によるマニュアルについては、厚労省は令和4年4月マニュアルを公表し自治体などに活用を呼びかけました。本市としても活用していただきたいとのお答えでしたので、前回ですね、前回も質問しておりますので、しっかり連携をし、児童・生徒をより早く救ってあげていただきたいと思います。 また、厚生労働省では学校などで把握されたケアラーの情報を各自治体の1部門に集約する新たな枠組みづくりに取り組み始めています。新しい取組では、ケアラーの情報は学校からスクールソーシャルワーカーを通じて自治体に伝わる流れで、集約先は児童福祉部門などを想定しているそうです。これからのヤングケアラーの支援対策強化を注視していただきたいと思います。 ヤングケアラーについては以上です。 次に、2の個別の配慮が必要な児童・生徒の対応について。 (1)の長欠児童・生徒について、本市の児童・生徒の長欠率は高い状況とのことですが、学年が上がり、担任が替わっても継続して支援を行えるように手だてを講じているようであり、保護者との連絡も行われていて、タブレット端末の活用で長欠者を減らすための取組もされているようで、リモート授業を令和4年から行うと、とみさと教育プランに書かれていました。 そこで、長欠について、病気での人数、不登校の人数、先ほどの議員も答えられていましたけれども、ちょっと聞き逃しましたので、またお願いします。その他の人数が分かりましたら教えてください。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 長期欠席者の内訳についての御質問でございますけれども、令和4年7月時点で病気が12人、不登校が63人、新型コロナウイルス感染症の不安等によるコロナ回避が4人、その他は新型コロナウイルス感染症に伴う出席停止などで10人となっております。長期欠席者につきましては、学校を欠席している状況を把握し、それぞれの問題が解消できるよう、引き続き学校と教育委員会とで連携を図りながら取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) その不登校のうち、人間関係での件数、無気力等での件数、その他の件数が分かりましたら教えてください。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 不登校の内訳についての御質問でございますけれども、毎月行っている長期欠席者調査では、長期欠席者や不登校等の件数の集計を行っておりますが、人間関係や無気力など、その理由までは調査項目として設けておりません。 不登校には、学習の遅れや人間関係の悩み、気力が出ないなど個々に様々な理由がございます。引き続きそれぞれの児童・生徒に寄り添った指導に努めてまいります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) その不登校にはいろいろな理由がありますけれども、不登校の中にもいじめが入っていると考えられますが、令和4年度とみさと教育プランには、いじめ46件と記されています。その中でまだ継続している件数がありましたら、分かっていたら教えてください。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) いじめの継続件数についての御質問でございますけれども、本市の直近のいじめに関する調査では、令和3年12月時点で過去1年間に認知した事案は46件でございます。 この概要といたしましては、重大な案件はございませんでした。無視される、悪口を言われるといった内容が多くありました。それらの事案のその後の状況につきましては、令和3年度末には解消している、またはお互いの状況を経過観察しているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 重大事案はなかったというお答えでしたので、よかったと思いますけれども、令和3年度末には解消しているのもあるとのことで、よかったです。また、令和4年度もいじめの実態調査を定期的に行い、実態の把握と早期対応をさらに推進していくことをお願いします。 これは以上です。 次に、2の(2)ですね。令和2年12月定例会で、一度一般質問をしております。H・S・Pの子供版のようなもので、これはパーソンですね。のようなもので、人が大勢いるところではすぐに疲れてしまう、人が怒っている声が苦手、ちょっとしたことで傷つくといった刺激に対して敏感な子供のことを指します。H・S・Cの子供はその性質から、学校に登校することがストレスに感じることがあるそうです。 生まれつき持っている性質であり、共感力が高いため、たとえ本人ではなくクラスメートが先生に怒られているだけでも苦痛を感じてしまうそうです。H・S・Cについて、個性ある児童・生徒にどのような配慮をされていますか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 個性のある児童・生徒への配慮についての御質問でございますけれども、例えば聴覚の過敏な児童・生徒への支援では、保護者の同意を得た上で、別室でのオンライン学習を行うなどの方法が考えられます。児童・生徒の特性に関する支援となりますので、本人と保護者の意向を十分に伺い、当該児童・生徒の特性を理解する校内研修の実施を行ったり、また、校内支援体制の構築を行いながら、個々に対応していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) H・S・Cについての報告はないということですけども、やはりそういう似通っているというか、そういうようなお子さんは見受けられるので、そういう対応をしていただいていると思います。お答えのように、個人個人、一人一人皆違っておりますので、理解することが大事だと考えます。対応をこれからもよろしくお願いいたします。 次に、浮きこぼれについてですが、浮きこぼれとは、一般的には生まれながらにして高い知能を有していたり、通塾などによって高い学力を身につけたり、もともと学習意欲が高かったりする極めて優秀な児童・生徒が、通常の学校の授業内容に物足りなさや疎外感を持ったり、実際にほかの生徒から疎外されたりすることであり、吹きこぼれとも言うそうです。あまりいい言葉ではないと私は思っております。でも、落ちこぼれという言葉があるんですけれども、その対義語として使われているそうです。 2021年11月30日Eテレで「“浮きこぼれ”の子どもたち」という番組がありました。見過ごされてきた生きづらさが放送されました。この件についてはホームページに出ておりましたので、NHKのほうに連絡し、参考資料として使う許可を取りました。 新しいことを学びたい、もっと難しいことに挑戦したい、そんな強い好奇心や高い能力のために、かえって学校になじめない子供たちがいます。こうした子供たちがクラスで浮き、学校教育から取りこぼされている現状が明らかになってきました。これで浮きこぼれとなるんだと思いますけど、既に分かっている内容を繰り返し勉強させられる、学校の授業が苦痛で不登校になった児童もおられるそうです。 文部科学省は昨年、有識者会議を設置し、当事者や保護者らを対象にアンケートを行いました。1歳で絵本を暗唱する、8歳で相対性理論を理解するという事例が上がっているそうです。その一方、多くの困難も明らかになりました。同級生との話がかみ合わない、いじめの対象になりやすいなどがあり、小学生らの保護者の回答を有識者がさらに分析すると、約3割に不登校やその傾向が見られたとあります。 アメリカでは、飛び級など特別プログラムが用意されています。ギフテッド教育と言われています。韓国では才能ある子供を選抜し英才学校などで指導しています。また、フィンランドでは同じ教室での教育が中心ですが、子供のニーズに合わせた柔軟なクラス編成が行われています。 そこで、浮きこぼれについて不登校やいじめにつながる場合も考えられますが、見解をお尋ねします。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 浮きこぼれと言われる児童・生徒がいじめにつながっていないかとの御質問でございますけれども、特定の分野あるいは勉強全般の能力がほかの年齢のクラスメートと比べて高過ぎる子が、ほかの子供たちと自分が違っていて不安定な状態になることが懸念されます。 そのようなことが気になる児童・生徒への対応といたしましては、学校生活の様子を観察するとともに個人面談などを行い、困り感を聞き取るなどの方法で、その子供を理解しながら不登校やいじめにつながることがないよう配慮してまいります。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) ぜひ配慮していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 今、山形県天童市立天童中部小学校がすごく注目されています。マイプラン学習といいまして、年に40時間ほど、単元ごとに子供自身が授業計画を立て、自分に合ったペースで学ぶことができる学習方法だそうです。自学自習に取組から始めたそうです。また、フリースタイルプロジェクトという新たな授業も始まっているそうです。全国的に物すごく注視されておりますようなので、ぜひ参考になさってくださるといいのですが。 また、才能ある子供たちは、わがまま、生意気と誤解されがちだといいます。別室登校やオンライン学習等いろいろな配慮をしていただきたいと思います。 以上です。 次に、学校図書館についてです。 以前にも一般質問をしましたが、市内の全ての全小・中学校に設置されているとのお答えがあり、利用されていることと思われますが、各学校では複数紙の配置はありますか。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 市内の小・中学校への複数紙の配置についての御質問でございますが、新しい学習指導要領総則において、新聞を教材として活用することが位置づけられております。 また、選挙権年齢の18歳以上への引下げに伴い、児童・生徒が主体的に主権者として必要な資質、能力を身につけることが重要であると考えております。これらを踏まえまして、発達段階に応じた学校図書館への新聞の複数紙の配備について、学校図書の整備とともに検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 文部科学省は、図書館整備に関する2022年度からの5か年計画を策定しました。公立小・中・高全てで図書館に新聞を複数紙置くように、都道府県教育委員会に通知してあると思います。本市のお考えは先ほどお聞きしましたけれども、もう一回、この文科省の通知から何かお答えいただければと思います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 複数紙の配置についてのお考えということでございますので、再度お答えさせていただきたいと思います。 先ほども申し上げましたとおり、やはり複数紙の配備については新しい学習指導要領に基づいて必要なことであると考えております。今後、他の学校図書等の整備と併せまして、整備してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 新しい学習指導要領では、新聞を教材として活用することが位置づけられ、文科省は学校図書館の配備を進めています。2021年度までの5か年計画もありました。約150億円の地方財政措置であったのが、2022年度からの5か年計画では配備費用として5年間の計画で190億円の措置を講じています。子供たちは世の中とのつながりを実感できます。授業や調べる学習で活用している学校もあるようです。 また、文科省によると、2020年5月時点で公立小では56.9パーセントが配備され、平均1.6紙を置いているとのことです。公立小・中は56.8パーセントで、平均2.7紙を置いているとのことです。ぜひ検討していただきたいと思います。 これは、これで終わります。 次に、障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法について。 この法律は、令和4年4月12日に参議院厚生労働委員会において起草され、4月13日参議院において、また5月19日には衆議院においてそれぞれ全会一致で可決され、成立に至っています。市長のお答えのとおり、5月25日に公布、施行されました。 災害時には避難情報が分からないと命に関わることもあり、障害者の情報取得に特化した法律を当事者らが求めていました。今回の成立により、2022年5月20日、4団体による声明が出されました。その声明なんですけれども、全日本ろうあ連盟、日本視覚障害者団体連合、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会、全国盲ろう者協会、この4団体からの声明が出ております。 その中で、少しだけお聞きいただきたいんですが、この法律の制定を信じ12年間の運動を共に取組を進めた障害当事者団体や、情報保障を担う当事者団体の仲間たち、あらゆる関係団体、支援団体の皆様に心より感謝申し上げますとなっております。また、担保されて初めてアクセシビリティ・コミュニケーションという人権が行使できるのだと改めて明記されてあることを喜ばれております。 こういうふうに出されております。その中で本市の対応についてお聞きしましたけれども、その中でも災害とかそういうところもありますけれども……、ちょっとお待ちください。 それから、附帯決議として行政機関に提出する書類のバリアフリー化、災害時の情報保障、選挙における情報アクセシビリティーの改善、資格試験など各種試験のバリアフリー化など情報コミュニケーションアクセシビリティーのさらなる促進について、財政的な措置を含め必要な検討を行うことと決議されています。選挙における対応、これから来年度ありますけれども、どのように配慮をされていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 五十嵐選挙管理委員会書記長。 ◎選挙管理委員会書記長五十嵐信幸君) 高橋議員の再質問にお答えいたします。 選挙における障害者への対応はどのように配慮しているかとのお尋ねですが、投票所における支援として投票所の係員による付添いや介助を行うほか、代理投票及び点字投票について、投票の秘密に配慮し御案内しております。 なお、今回の新法の施行を踏まえ、選挙公報の音声版への対応など障害者の選挙における情報アクセシビリティーの改善について、引き続き検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 事前に視覚障害者の方たちにどのように知らせてあげられるか、そういうことも検討していただきたいと思います。 本市は様々な施策を実施されておられるようですが、国・県、事業者と連携し、体制整備の充実を図ってまいりますとのお答えに期待します。 以上です。終わります。 ○議長(野並慶光君) これで高橋益枝さんの質問を終わります。 明6日にも一般質問を行います。 本日はこれで一般質問を終わります。……………………………………………………… △日程第2 認定第1号から認定第6号まで……………………………………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第2、認定第1号 令和3年度富里市一般会計歳入歳出決算の認定についてから認定第6号 令和3年度富里市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算の認定についてまでを一括議題とします。 これから質疑を行いますが、ただいまのところ通告がありませんので質疑なしと認めます。 お諮りします。 認定第1号 令和3年度富里市一般会計歳入歳出決算の認定についてから認定第6号 令和3年度富里市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分及び決算の認定についてまでは、7人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、付託の上、審査することとしたいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(野並慶光君) 異議なしと認めます。 認定第1号から認定第6号までは、7人の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、付託の上、審査することに決定しました。 お諮りします。 本特別委員会に対し、地方自治法第98条の検閲検査権の権限を付与したいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(野並慶光君) 異議なしと認めます。 本特別委員会に対し、地方自治法第98条の検閲検査権の権限を付与することに決定しました。 そのまましばらくお待ちください。……………………… △特別委員の選任 ……………………… ○議長(野並慶光君) ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任については、お手元に配付の指名表記載のとおり指名します。 以上で本日の日程は全部終了しました。 明6日は午後1時から会議を開きます。 本日はこれで散会します。             …………………………………              午後3時18分 散会             …………………………………...