富里市議会 > 2020-02-25 >
02月25日-02号

  • 雨水貯留管(/)
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  1. 富里市議会 2020-02-25
    02月25日-02号


    取得元: 富里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-31
    令和 2年  3月 定例会(第1回)         令和2年第1回富里市議会定例会会議録(第2号)                  2月25日出席議員   1番  荒野峰之君          10番  沖田健二君   2番  河田厚子さん         11番  野並慶光君   3番  國本正美君          12番  田口勝一君   4番  藤田 幹君          13番  大川原きみ子さん   5番  井上 康君          14番  布川好夫君   6番  柏崎のり子さん        15番  江原利勝君   7番  岡野耕平君          16番  高橋益枝さん   8番  櫻井優好君          17番  猪狩一郎君   9番  鈴木英吉君          18番  戸村喜一郎君           …………………………………………………欠席議員  なし           …………………………………………………地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名  市長        五十嵐博文君  総務課長      中川幸雄君  副市長       石橋 規君   財政課長      鈴木隆次君  総務部長      加藤浩史君   社会福祉課長    金杉章子さん  健康福祉部長    尾崎正尚君   農政課長      長谷川敏彦君  市民経済環境部長  綿貫 薫君   建設課長      曽根明宏君  都市建設部長    森 秀樹君   会計管理者     根本 優君  教育次長      門澤將幸君   参事兼農業委員会事務局長                              高須利幸君  消防長       伊藤裕之君   参事兼監査委員事務局長                              吉池泰弘君  教育総務課長    中津義孝君   消防次長兼消防総務課長                              榊原 孝君           …………………………………………………出席した事務局職員の職氏名  参事兼議会事務局長 山嵜勝美    主査        寺沢宏明  副主幹       岡村和宏    主査補       齊藤貴士           …………………………………………………議事日程               議事日程(第2号)           令和2年2月25日 午後1時開議 日程第1 一般質問(個人) 日程第2 議案第1号(質疑・予算審査特別委員会設置・同委員会付託)           …………………………………………………本日の会議に付した事件 1 諸般の報告 2 一般質問(個人) 3 議案第1号(質疑・予算審査特別委員会設置・同委員会付託)           …………………………………………………             …………………………………              午後1時00分 開議             …………………………………出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(戸村喜一郎君) これから本日の会議を開きます。………………… △諸般の報告 ………………… ○議長(戸村喜一郎君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告を行います。 監査委員から例月出納検査結果の報告がありました。写しをお手元に配付しましたので、御了承願います。 これで諸般の報告を終わります。…………………………… △日程第1 一般質問…………………………… ○議長(戸村喜一郎君) 日程第1、一般質問を行います。 本日から個人質問を行います。 順番に発言を許します。 高橋益枝さん。          (高橋益枝さん質問者席) ◆(高橋益枝さん) 市民クラブ高橋益枝です。これから一般質問を行います。 (1)イベント民泊について  ①富里市のイベント時の活用について (2)準農家制度について  ①耕作放棄地等の解消について  ②農家の高齢化や後継者不足等の課題について (3)スクールロイヤーについて  ①県スクールロイヤー制度について  ②教育現場での必要性について (4)広報の号外について  ①緊急性のある場合、情報弱者の方への提供の方法について (5)住民避難保険について  ①度重なる災害に対処できなくなる場合の必要について 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さんの質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 高橋議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては、教育次長が答弁いたします。 まず、イベント民泊についてでございますが、イベント民泊は、多数の旅行者が見込まれるイベントの開催時に、宿泊施設の供給量や来場者数の見込み、過去の実績等から宿泊施設が不足するかどうかについて各自治体が判断し、意思を決定していくことになりますが、宿泊を伴う市内への来訪は、旅行者と地域住民の交流の機会を増やし、交流人口や関係人口の増加につながるものであり、市内での観光消費の拡大も期待できるものと考えております。 市外からの参加者が多い富里スイカロードレース大会や富里市すいかまつりへの導入について、観光庁で定めているイベント民泊ガイドラインに基づき、検討してまいります。 次に、準農家制度についてでございますが、耕作放棄地等の解消につきましては、農業従事者の高齢化や後継者がいないことなどで営農が継続できず、農地を貸したくても受け手がいないことなどにより、耕作放棄地となる場合がございます。本市では、農地中間管理事業を活用し、農地を担い手に貸し付けることで、耕作放棄地の増加防止に努めているところでございます。 なお、他の自治体では、農地を借りるための資格を緩和し、生きがいや趣味としての耕作ができる準農家制度に取り組み、耕作放棄地の解消に努めている事例もございますことから、市の耕作放棄地の実態を踏まえ、調査研究してまいります。 農家の高齢化や後継者不足等の課題につきましては、今後も新規就農者を支援する施策の情報提供や後継者対策について、関係機関と連携を図り、担い手の確保に努めてまいります。 次に、広報の号外についてでございますが、緊急性のある場合の情報弱者の方への提供の方法につきましては、現在、緊急性のある情報は、その内容に応じて、市ホームページ防災行政無線、防災・防犯メール市政協力員回覧などを活用した周知を実施しております。 パソコンやスマートフォンなどをお持ちでない高齢者の方などは、広報紙から情報を得ている傾向があることから、広報の号外の手段は有効と考えますが、緊急時の配布方法や、流動的な情報の掲載は混乱を招くなど、伝達方法の課題がございますので、これらを整理して検討してまいります。 次に、住民避難保険についてでございますが、度重なる災害に対処できなくなる場合の必要につきましては、防災・減災費用保険災害対策費用保険の加入による費用負担の軽減は有効的な方法の一つであると考えておりますので、今後研究してまいります。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 次に、教育次長門澤將幸君。          (教育次長 門澤將幸君登壇) ◎教育次長門澤將幸君) 高橋議員の一般質問にお答えいたします。 スクールロイヤーについてでございますが、県スクールロイヤー制度につきましては、県の事業としてスクールロイヤー活用事業がございます。これは、学校で単独では解決が困難な事案が発生した場合に、より迅速に法的側面の助言を得られるように実施されているものでございます。また、申請によって学校を訪問し、児童・生徒へ自他の人権を守ることの講演会を実施することができます。 教育現場での必要性につきましては、児童・生徒を取り巻く問題が多様化している中、教員と児童・生徒・保護者間に生じる法的問題の解決支援だけでなく、いじめや児童虐待の未然防止、早期対応に必要であると考えております。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、イベント民泊なんですけれども、イベント民泊は、祭りやスポーツ大会などが開催される際、住民が自宅に観光客らを有料で泊められるサービスです。都道府県や市町村が実施を決めて、家主を募集します。 イベント民泊と通常の民泊の違いは、イベント民泊は、自治体が実施を決定し、家主を募集します。でも、営業日数は、地域イベントに合わせ、数日間です。営業の届出や許可は不要です。非常用照明や消防設備などの設置義務もなく、家主の負担が軽いのが特徴です。 通常の民泊は、開業は家主の判断であり、継続的に営業が可能です。届出や許可が必要であり、非常用照明などの設置義務もあります。2015年の導入後、全国50件超のイベントで実施されています。千葉県では、千葉市が東京五輪・パラリンピックに向け、既にイベント民泊の実施を決めています。 その中で、お答えの中に、交流人口や関係人口の増加にもつながるとありますが、人と人との触れ合いから発展することもあると思います。 そこで、農業新聞なんですけれども、今月、2月19日の中に、昨年、国土交通省が実施しましたアンケートの中で、首都圏、中部圏、近畿圏、三大都市圏でアンケートをしましたが、そのうちで推計1,000万人を超える関係人口の方が、今増えているそうです。ですので、こういうイベントのときに、毎年来て泊まっていただければ、そういう人口が、富里市もだんだん知られてきていいのではないかと思います。 特に、富里スイカロードレース大会では、駐車場の確保が難しく、富里市民の中でも、この大会を見たことがない人もいます。イベント民泊を実施すれば、参加者は前日に来られて宿泊し、大会当日は送り迎えしてもらえれば、スタートに間に合うこともあると考えられます。 そこで、このイベント民泊なんですが、まだそれほど広まっておりませんが、イベント民泊のメリット、デメリットがあると思いますが、どうお考えですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) イベント民泊のメリットといたしましては、多数の集客があるイベントにおいて、市内の宿泊施設を補完することで、市内へ滞在する観光客が増え、観光消費の増が見込めること。また、市民と観光客の交流が生まれ、今後富里市に関心を持ち、関わっていただける関係人口でありますね、これの創出が期待できるところであります。 一方、デメリットといたしましては、騒音やごみ関係など、市民の住環境への影響などが考えられます。 実施を検討する中では、宿泊業者への影響に配慮しつつ、市民生活に影響が出ないよう、自宅提供者と近隣住民及び関係者との事前相談の実施等を念頭に置かなければならないものと考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 何年も何年も続ければ、これはかなり有効な、市にとって有効だと思いますので、お考えいただきたいと思います。 それで、それを実施するまでの、ほかの市町村もやっておりますが、作業手順とか流れがどういうふうになるか、お考えがありましたらお聞きしたいと思います。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) まず、イベント民泊を実施する要件といたしまして、イベントの開催時に宿泊施設の不足が見込まれるイベントの洗い出し、これを行わなければならないと思います。その後、観光部署、消防署、警察署等の関係機関で事前協議をした上で、市が実施の決定を行い、広報や市ホームページ等自宅提供希望者を募ることとなります。 その後、希望者が応募要件に該当するかの審査をした後、これを満たした希望者に対し、自宅提供の要請を行うこととなります。実施前には、自宅提供者に対する研修や、イベント民泊に関する苦情受付窓口などを設け、関係部署と連携し、トラブル時に対応できる体制を構築する必要があると思われます。 イベント民泊実施後は、自宅提供者アンケートなどを行いまして、イベント民泊の実施結果を把握しまして、厚生労働省及び千葉県の旅館業法担当部局へ報告することとなっているようでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。
    ◆(高橋益枝さん) いろいろと制約とか、そういう流れがあるようですが、市町村で実施を決定することになっております。今年のすいかまつりとか、そういうのには間に合わないかもしれませんが、その次の年の令和3年に向けてどうお考えでしょうか。かなり遠方からの参加者もいらっしゃいます。募集と兼ねてイベント民泊のお知らせもできると思われますので、どうお考えかお聞きしたいと思います。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) 市長が御答弁申し上げましたとおり、富里市においても、スイカロードレースすいかまつりについては、イベント民泊導入の可能性があると考えております。イベント民泊を実施するための要件である、イベントの開催時に、宿泊施設の不足が見込まれるものに当たるのかについて、市内の宿泊施設の稼働状況などから判断していくこととなりますが、現在、新型コロナウイルス肺炎が流行しており、市内の宿泊業者においてかなりの影響が出ているところであります。現時点では、スイカロードレース大会の時期に稼働見込みの予測がつかない状況にあること、また事務的な準備等もございますので、お尋ねのとおり、今年の対応はちょっと難しいと思っておりますが、実施できるか勉強してまいりたいと考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) これからですが、かなり有効な施策だと思いますので、考えていただきたいと思います。 それから、部屋の一部を提供される場合もあります、家主さんにとっては。そういう家主の募集等、それが一番大変だと思うんですけれども、まず一度実施していただきたいと思いますが、そこら辺まで考えが行っているかどうか、ちょっと聞きたいと思います。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) イベント民泊を実施するには、自宅提供希望者がいることが大前提でありますので、イベント民泊について市民に知っていただく機会を設けるなど、御理解いただくことも必要でございますので、実施が可能になるまでには、ある程度の時間が必要であるかなというふうに、現時点では考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) これからですので、いろいろ研究していただきたいと思いますが、ぜひイベント民泊ガイドラインもありますけれども、既に実施されている市があります。そういうところで、やっぱり聞いたりして、進めていただきたいと思います。 以上です、イベント民泊は。 次に、準農家制度に行きます。 これもかなり変わった制度なんですけれども、神奈川県愛川町は、遊休農地対策として、愛川準農家制度を始めました。農地法では、農地取得の下限面積を原則、都府県で50アールと定めていますが、農業委員会が下限面積を緩和できる特例があり、今回の制度では、この特例を活用し、家庭菜園など農業を趣味でやりたいと思っている人が、研修や経験がなくても農地を借りられるようにしました。これまで農地を借りられるのは、原則として、農家や新規就農者に限られていたので、ハードルが高かったんですけれども、同じような準農家制度、ほかでは大阪府の準農家制度、神奈川県南足柄市の市民農業者制度がありますが、いずれも農業経験が必要となっています。愛川町は違うんですね。 それで、富里市における、いろんな名称があるんですが、遊休農地、耕作放棄地、荒廃農地、大体同じだと思いますけれども、どのくらいあるか把握されていますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) お尋ねの遊休農地、それから耕作放棄地、荒廃農地につきましては、農地法施行状況調査により耕作が可能な農地を、これを遊休農地としております。平成30年の調査で、およそ44ヘクタールとなっているところであります。また、調査の結果、山林や原野と化し、再生利用が困難と見込まれる農地を、これを荒廃農地としておりますが、これを合わせますと約68ヘクタールでございます。 なお、農業センサスにおける平成27年度の耕作放棄地の面積でありますが、273ヘクタールとされていますが、ここには生産者が1年以上耕作をしていない農地を申告したものでありまして、実際の耕作放棄地よりも数値が大きくなっているものと考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) これから、富里市だけではなくて全国的なんですけれども、耕作放棄地後継者、高齢化によって後継者が不足になる、どんどん目に見えております。そこで、農地中間管理事業を活用とありますが、5反歩以上地続きになっていない地区では、畑が1反歩ぐらいずつ飛び飛び、田んぼも飛び飛び、そういうところではなかなか借手が見つかりません、まとまっていないと。南部のほうはかなりまとまっておりますけれども、旧村のほう、古いほうでは、本当に飛び飛びなんですよね。ですから借手もつかないし、愛川町制度は上限1,000平方メートルです。市民農園や貸農園等ありますが、1人でも借りられるようですので、耕作放棄地の解消に有効ではないんでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) 準農家制度耕作放棄地の解消に有効ではないかというお尋ねでございますが、今事例に挙げていただいたような小規模なものについては、確かにその有効性については認められるところであると思います。 ただ、富里市内の現状の耕作放棄地の多くは、主に谷津田の上流の水田であることや、それらから、今事例にあったようなぴったりとした解消の農地ではないのかなという一面がございます。なお、一部で散見される畑の耕作放棄地につきましては、これが市の農業の実情に合っているかなというところも、一つ観点として必要かなと思っております。 いずれにいたしましても、先進事例の御案内がございましたので、これらを調査してまいりたいと考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 調査していただきたいと思います。 それでは、②の農家の高齢化のほうに行きますけれども、高齢化、後継者不足の問題は、本当に全国的な問題です。新規就農者ばかりに頼っていないで、この準農家制度も利用したらよいと思います。これは農業委員会が担当しています。いかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 高須農業委員会事務局長。 ◎参事兼農業委員会事務局長(高須利幸君) 農地法では、農地を取得したり借りるなどして耕作を開始するには、先ほど議員から御指摘があったように、権利取得後の面積が50アール以上であることが条件となっております。この条件をいわゆる下限面積といいますが、この下限面積は、地域の実情を踏まえて、農業委員会が別段の面積を設定して公示した場合には、その面積を下限面積とすることが可能であるとなっております。 別段の面積を設定できる条件がございまして、その条件としては、定めようとする別段面積未満の農地を耕作している者の数が、市内の耕作者総数の40パーセントを下回らないように算定するとされております。 本市におきましては、平成23年に別段の面積を設定しておりますけれども、50アール未満の経営耕作面積の農家の割合が全体農家の6.7パーセントでありまして、40パーセントを大きく下回っていたことから、下限面積は50アールを設定して運用しております。 このようなことから、10アール程度の小規模農地を別段の面積として設定することは、本市の現状では難しいものと考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 本市の現状に合わせると、農地法ではちょっと危ないような感じですけれども、大分農地法も古いですので、現在当てはまらないかもしれませんが、いずれ、何年かごとにはそういう感じに、もう本当に40パーセントを切るような感じになるかもしれないんですね。それをそのときになってからやるよりは、少しずつこれから手当てみたいな用意をしていったほうがいいと思いますが、災害、それが繰り返し続いた場合、どんどん耕作をやめていくお年寄りやそういう方が増えていくと思います、これから。ですから、それを用意していくのも必要だと思いますけれども、市長は、令和2年度施政方針に、市街化調整区域については開発許可基準の見直しによる規制緩和を千葉県に対して強く要望しており、それらの実現を図ることで、新たな企業立地の受皿をつくることによる歳入改革を進め、それから持続可能なまちづくりを目指してまいりますとおっしゃっています。書かれていますけれども、富里市の農業は基幹産業であることから、新規就農者を増やしていくのはもちろんのこと、数年先を見据えて、県・国に規制の緩和を求めていっていただきたいと思います。私の希望です。 これは以上です。 次に、スクールロイヤーに行きます。 スクールロイヤーは、令和元年の7月から千葉県にスクールロイヤー制度が導入され、県内5か所の教育事務所と、県の子どもと親のサポートセンターに22人の弁護士の方が携わっています。制度の導入に当たっては、県弁護士会が弁護士を推薦し、その結果、多くの若い弁護士を中心に、やる気のあるメンバーが自発的に集まったそうです。協力体制としては、法律相談や児童・生徒向けのいじめ・虐待関連の講演、また教職員向けの研修などがあります。トラブルが発生した場合は、県の教育事務所担当弁護士を紹介し、迅速な対応が図れます。この費用170万円は、県が6月補正予算で計上しております。文科省の調査によると、2018年度の小・中学校特別支援学校いじめ認知件数は約54万4,000件で、前年度と比べ13万件増加、暴力行為の件数も約7万3,000件で、約9,600件増しています。 そこで、各小・中学校には、このスクールロイヤー制度について、どのように周知されましたでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長門澤將幸君) 各学校への周知ということでございます。令和元年の7月23日付で、各学校へはスクールロイヤー活用事業について、文書で周知いたしております。積極的な活用を依頼いたしております。また、令和元年の8月28日に、弁護士による管理職研修を行いまして、全小・中学校の管理職に県教育委員会から事業の説明がございました。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 管理職の方に県のほうから説明があったということですが、先生方への説明は、各学校にお任せしたのでしょうか。また、教育委員会の方も説明を受けていらっしゃいますか。それと、これまでにこの制度を使ったことはございますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長門澤將幸君) 管理職が研修に参加しまして、それらの校内での周知ということでございます。研修の内容につきまして、各学校の管理職から職員へ説明を行いまして、学校内で共有を図っているところでございます。また、教育委員会からも、生徒指導担当指導主事が研修に参加しております。 お尋ねの活用した事業ということでございますが、現在のところ、スクールロイヤー事業を活用した学校はございません。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 制度を使った学校がないということで、それほど深刻な問題は富里市にはないのかなとは想定されますけれども、このスクールロイヤーですね、講演会も各学校で行っております。その中の講演会なんですが、「あいつ、うざい」と悪口を言うのは何罪でしょうか、というような人権に関する授業が開かれ、生徒が脅迫罪、名誉毀損罪と答えると、この日の講師の弁護士さんは「侮辱罪です、いじめには犯罪になるものもあります」との答えがはっきりします。今後、スクールロイヤーによる児童・生徒への講演会を行う予定は考えておられるでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長門澤將幸君) 現時点ではまだ決まっておりませんが、今後、各学校からの要望に応じまして、行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) この制度ができる前にも、やはりいろいろ小・中学校でいろいろ問題があったと思います。保護者の方への対応や、難しい担任の先生の方だけでは対処できない場合もあったと思います。そのときにどのように対処されてきましたでしょうか、今まで。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長門澤將幸君) どのような対応を取ったのかという御質問でございます。各担任から相談を受けまして、まずは校内で管理職を含めまして、ケース会議、いわゆる個別の会議を行っております。その中で、学校だけでの対応が難しい場合については、市教委の担当指導主事がその会議に入り、対応について指導・助言を行って対応しております。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) また、学校でいろいろ問題があった場合、そういうケース、大変なことですよね。増えているのか、減っているのか、そういうのはお調べになっていますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長門澤將幸君) 御質問の件でございますが、学校の中で十分に話合いを持ちまして、対応を検討する件数については増えております。ただ、学校だけでの対応が難しい案件につきましては、現在のところ、特に増えてはおりません。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) もう②に入っておりますけども。 それでは、学校関係者の方は、やはり微妙に教育的配慮を考えられると思います。法律の専門家の判断と乖離が生じる可能性があると考えられますが、役割分担等の課題を意識していくことが必要とされるのではないでしょうか。この制度は、野田市の虐待事件を受け、導入された部分もあります。痛ましい結果になる前に、ぜひ判断をしていただきたいと思います。また、先生方の心労を考えれば、早期に決着がつくように、スクールロイヤーの方に早めに相談できるような体制づくりを考えていただきたいと思います。 以上です。 次に、広報の号外についてですね。今回、3回も大変な、度々災害が来ましたけれども、市原市では、昨年9月の台風15号による大規模停電により大きな影響が出たとき、市の職員が広報いちはらの号外を発行しました。号外は、停電や避難所など、また携帯の充電場所、水の配給所の場所等の情報を伝えるのに効果的な場所を今から考えて決めておき、配布するようになればいいのかなと思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 議員おっしゃるとおり、昨年の災害におきましては、防災計画を想定していない部分があったということで、皆様方には大変御不便をおかけしたというのも事実でございます。御提案の給水所とか充電の場所の拠点配布を今から考えたらどうかということでございますけれども、広報紙につきましては、その都度都度の内容の精査等必要があるというふうに思っておりますので、速やかな情報を出すためには、やはりほかのツールも考えるべきだと思いますけれども、御提案のようなことも踏まえまして、手法については研究してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 市原市では、通信手段のない地域ですね、そういう区の方々に、自前の機械で大量に印刷した号外を直ちに避難所などで配布し、その後も、また何かがあったときにやっているようですが、今回、コロナウイルスなんかにも使える場合もあるのではないかと思います。広報は、日にちが決まっております。ですので、号外がやはり一番早い情報だと思います。これからも起こり得ると想定される大規模災害に備えて、市原市のような取組を考えておけば、防災無線が聞こえない、ホームページも見れない、防災・防犯メールも見れない、そういう市民に向けて発信できればよいと考えていますが、これからあんまり例がないんですけれども、一応、一応というか、いろいろな場面がありますので、災害だけではなく、そういう号外を発行するというようなお考えを検討していただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 今、市のほうのツールといたしましては、ホームページとか防災行政無線とかメールとかやっていますけれども、それも聞こえないとか、分かりづらいとかいう市民の方もいらっしゃるのも事実でございますので、市原市の例は、参考にはさせていただいてございます。新聞でも見させていただいてございますけれども、先ほど来申し上げたとおりでございますけれども、喫緊にすぐ対応するべく内容については、やはり各課の調査とか必要がありますので、情報提供の手法、ほかにもある場合もございますので、検討してまいりたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 高橋益枝さん。 ◆(高橋益枝さん) 慎重に進めていく、情報というのは慎重にしないと大変なことになりますので、慎重に、もし検討していただければと思います。 次に、避難保険です。 避難保険は、大手損害保険会社が全国市長会や全国町村会と手がける市町村向けの保険です。自然災害時の住民の避難にかかった費用を保険金として支払います。市町村が費用を負担できないことを理由に、市民の安全を守る予防的な避難勧告や避難指示の発動をためらわないようにするのが目的で、自治体職員の時間外勤務手当や消防団員の出動手当も保険金の対象となります。この保険に加入する市町村が、昨年の9月末時点で約350となり、1年半の間に3倍に急増し、全1,718市町村の2割になったそうです。 その内容なんですけれども、避難所の設置、一人一日当たり320円出ます。炊き出し、その他による食品の供与、頂けるもので、一人一日当たり1,110円、飲料水等の供給、被保険者の区域における通常の実費、被服、寝具、その他もあります。いろいろと細かく定められておりますので、災害に適用になればいいんですけれども、適用にならなかった場合のことを考えて、こういう保険に入っておくのもいいかなとは思いますが、掛金がかなり高いので、一応調査研究していただきたいと思います。 これからどのような災害が来るのか予想できない時代になってきました。ぜひ考えていただきたいと思います。 以上です。終わります。 ○議長(戸村喜一郎君) これで高橋益枝さんの質問を終わります。 しばらくお待ちください。 次に、荒野峰之君。          (荒野峰之君質問者席) ◆(荒野峰之君) とみさと至誠会、荒野です。議長のお許しを頂いたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。 質問事項 (1)主要道路における雨水対策について  ①道路冠水としての市の認識は。   ア 市内の道路冠水状況について   イ 県道成田両国線の冠水について  ②富里市公共下水道雨水計画について   ア 計画の進捗状況について   イ 根木名川第五排水区の計画について   ウ 獅子穴調整池の必要性について (2)富里市子ども・子育て支援事業計画について  ①小児救急医療体制の確保   ア 休日・夜間の体制は。   イ 市内医療機関への打診は。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 荒野議員の一般質問にお答えいたします。 まず、主要道路における雨水対策についてでございますが、道路冠水としての市の認識につきましては、集中的な大雨により、一時的に雨水がたまり、通行の妨げとなる主要道路としては、国道296号や県道成田両国線などの国県道のほか、市道01-014号線の二重堀付近など、市内において数路線あると認識しております。 次に、県道成田両国線の冠水につきましては、富里市立図書館から富里小学校区間において、大雨により頻繁に道路冠水が発生していることから、冠水被害を改善するために、千葉県事業として、本市も含めた地域排水路整備事業を進めているところでございます。 また、事業に合わせ、冠水軽減対策として、雨水マンホールポンプの設置を本市が、道路側溝の機能改善工事を千葉県がそれぞれ実施いたしました。今後も、県と連携を図りながら事業を進めてまいります。 次に、富里市公共下水道事業の雨水計画についてでございますが、進捗状況につきましては、全体計画面積1,092.1ヘクタールのうち、現在のところ、整備済み面積は79.2ヘクタールで、整備率は7.3パーセントでございます。 次に、根木名川第五排水区の計画につきましては、七栄獅子穴地区99.2ヘクタールの流域面積に対応する雨水幹線等の渠及び調整池を整備するものであります。 次に、獅子穴調整池の必要性につきましては、昨今の大雨による冠水被害等を考えますと、根木名川第五排水区の流末となる当該調整池の整備は必要であると認識しております。また、これに流入するための排水区域の雨水幹線及び枝線の渠などもあわせて整備することが必要となってまいります。 次に、富里市子ども・子育て支援事業計画についてでございますが、小児救急医療体制の確保につきましては、休日・夜間の体制として、市内の医療機関が休診となった場合でも通年で診療に対応できるよう、本市を含む印旛管内において拠点となる小児一次救急診療所2か所を確保しており、市民の皆様にも御利用いただいている状況でございます。 次に、市内医療機関への打診はとの御質問につきましては、現在、成田市と佐倉市の2か所に救急診療所の拠点がある状況でございますが、それぞれ各市町による共同運営となっており、周辺にも入院も可能な救急医療を提供している病院も所在していることから、本市単独での新たな設置については、現在のところ難しいものと考えております。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 市長答弁ありがとうございました。それでは、再質問に移らせていただきます。 まず、道路冠水としての市の認識ということで、去年の台風15号、19号の台風被害もそうなんですけれども、その後の10月25日の大雨は、線状降水帯という豪雨であって、今まで経験したことがないような大雨でした。最近、観測史上初とか、10年に一度のとか、そういった表現をよく聞きますけれども、富里市としては、これから先は今までとは違った危機意識を持った雨水対策計画の取組が必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 近年、おっしゃるとおり、局地的な大雨やゲリラ豪雨などの短時間に集中する豪雨が頻繁に発生する状況にございます。そうした大雨の対策となりますと、道路排水のみならず、流域における広域的な雨水排水計画に基づきます対策が必要であると認識しているところでございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) その短期間の集中的な豪雨が多く発生する状況なんですが、この集中豪雨により、道路冠水が至るところで発生していますが、この道路冠水が起こる要因は何でしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 本来、道路の雨水排水に関しましては、道路上に降りました雨水を処理するものが道路側溝となります。道路側溝がない道路も市内にはございますけれども、道路周辺地域からの雨水も道路側溝に流入してくるという状況でございますので、道路側溝の排水能力を超えるような昨今の雨量の場合は、排水が間に合わず、冠水を引き起こしている状況にあると考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 道路側溝の排水能力を超える雨水が、道路冠水を引き起こしていると。昨年の9月議会でも発言させてもらいましたけれども、道路側溝を幾らきれいにしても、泥とかを排除しても、その側溝のキャパを超えるということは、もう現時点で分かっていることなんですが、その集中豪雨により道路冠水が起こっていて、特に国道296号線や、あと県道成田両国線は、国・県道となっているわけですが、この路線は、道路管理者は千葉県になるわけですが、冠水が発生すると、緊急時、救急車両もそうですけれども、通行することができないで、支障を来してしまいますので、今までもそうだったんでしょうけども、今後は、より強い改善要望を千葉県に対して出す必要性があると思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 御指摘のように、市内の主要幹線道路において、大雨によって通行上、支障を来しているというような路線は、千葉県が管理している国県道が主なものでございます。そういったところにつきましては、本市も千葉県と同様に把握をしているところでございます。その対策といたしまして、工事などを行うためには、そのハード面の事業費が非常に多額になる、あるいは工事の期間が長期となる、そういったことから、まずは冠水時の交通誘導体制の強化、あるいは迂回ルートの御案内、もしくは冠水したときに、路上に冠水した水位などを認識できるようなポールを設置するなどの国県道に対する要望を、これからも千葉県に対して行っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 県に対して強く要望してまいりますということですが、冠水路線の中で、特に県道成田両国線、図書館の辺りから富里小学校、表門ですね、ランドロームとか、その辺の成田両国線の道なんですが、冠水被害が年々多くなっていると思います。現在、千葉県と共同で雨水対策を進めているということを聞いておりますが、現在までの状況についてお願いします。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 御指摘の県道の成田両国線の雨水対策でございますが、平成29年度より、千葉県とともに排水ルート、あるいは冠水の原因の調査などを開始しておりまして、その後千葉県が測量、また地質調査など、基礎的な調査を実施したところでございます。 今後については、地域排水路整備事業といたしまして、本格的に事業を実施、そして着手していくことになりますけれども、冠水の軽減対策といたしまして、これまでは千葉県と本市、それぞれが横断排水渠設置工事、またマンホールポンプの設置などを行ってきたところでございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) そのマンホールポンプの設置とか冠水軽減対策、冠水の軽減対策としては、富里市が千葉県と実施していただいていることはよく分かりました。 それでは、今までは冠水の軽減対策をしてきたわけですが、今後の雨水対策事業の計画について教えていただけますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 今後の進捗、あるいは進め方なんですけれども、千葉県と本市でまず協定を締結する予定でございます。その協定に基づきまして、この事業については、千葉県がまず事業主体となりまして、県と市がそれぞれ流域面積によりまして、負担割合を定めまして、整備を進めていくということになります。その計画につきましては、雨水をまず一時的に貯留する調整池を整備するという方向性を今出しております。今後につきましては、千葉県が詳細設計を発注いたしまして、その成果品に基づきまして、調整池の規模、あるいは事業費などを細かく確定させた上で事業を進めていくということになります。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 分かりました。この成田両国線は、富里小学校、富里中学校の指定通学路にもなっています。去年の10月25日のときの大雨ですが、富里中学校で、緊急事態でしたので、保護者の方々に中学校のほうに送迎を、生徒を迎えに来れないかという事態でありました。そのときに道路が冠水していたら、保護者は中学校にたどり着くこともできないのかなと思います。 そういった指定通学路にもなっているということで、今後、冠水対策については、早急に千葉県とともに進めていただくようによろしくお願いいたします。 それでは、次に移ります。 富里市公共下水道雨水計画についてですが、先ほど市長答弁にもございました、全体面積のうち79.2ヘクタールとのことで、整備率としては低いと思うんですが、富里小学校、学校などもあって、七栄獅子穴地区、根木名川第五排水区、富里小学校裏門の近辺のエリアになりますが、こちらのほうの取り組んだ雨水事業等がありましたら、進捗状況なども教えていただけますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 富里市公共下水道雨水計画によります整備率は、まだまだ低い状況でございます。御質問の進捗状況でございますが、七栄獅子穴地区は、これまでに冠水被害が多うございましたので、平成14年から3年間にかけまして、流末となります岩崎別邸脇にございます七栄暫定調整池の整備、並びに調整池への一部流入環境の整備を、下水道事業として行ってきたところでございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 一部は既に整備されているということですが、富里小学校を含む根木名川第五排水区域ですが、今後のことも考えて、公共下水道による雨水排水整備というものを進めることはできますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 市の公共下水道計画は、汚水計画と雨水計画の二つがございます。現在までは、雨水整備も行ってきておりますが、汚水事業を比較的優先して行ってきております。国のほうからは、令和6年度を目途に、主要な汚水計画整備を完了させるよう通達を受けておりまして、この期間に集中的に国庫補助金等が投入される可能性がございますので、まずもって汚水の未整備区域を進めていきたいと、現在は考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) その公共下水道計画、汚水計画と雨水計画、二つありまして、この二つを同時に進行することは実施できない。理由は理解できるんですが、この排水区域を地図上で確認すると、市街地であるため、昔は結構畑とか空き地とか多かったんですが、そういったところに家屋が増えて、屋根が増えて、駐車場が増えて、流出する雨水の量が極端にというか、飛躍的に増えていると思います。それによって冠水がひどくなっていると思うんですが、このままというわけにはいかないと思うんですが、市としての認識はいかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 確かに、最近の大雨の状況から、このままというわけにはいかないと、我々も本当に思っております。今後につきましては、岩崎別邸脇の、先ほど申し上げました七栄の暫定調整池など、既存の雨水施設を有効に活用して、実効性の高い冠水軽減対策を、今後また検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 今、雨水調整池、七栄暫定調整池、暫定ということですが、現時点では暫定だとしても、暫定系があるのであれば、将来系があるのかなと思います。その内容についてお聞かせ願えますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 先ほど暫定と申し上げましたので、その件について簡単に触れさせていただきます。 現在の岩崎別邸脇にございます七栄暫定調整池につきましては、七栄獅子穴地区の根木名川第五排水区域の流末調整池として、主に、あくまでも暫定的ではございますが、道路排水を主眼として整備をさせていただいた調整池でございます。富里市の公共下水道雨水計画におきましては、道路以外の土地も含めました全流域を対象といたしました、その下の獅子穴調整池が将来的に別途必要になるものと計算されております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) そうすると、七栄暫定調整池以外の整備は難しいにせよ、今後必要性があるのかどうか、そこをお聞かせください。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 事業費等を考えますと、早期整備はなかなか困難なところではございますが、必要な調整池として私どもは認識しております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 早期整備は困難ということですが、先ほどから申し上げているとおり、昨今のゲリラ豪雨、線状降水帯、台風被害、いろんなことを鑑みると、早期整備は困難ということですが、なるべく小学校・中学校の指定通学路にもなっています。地域住民の方々も、この冠水はいつになったら改善されるのかという声はよく聞いておりますので、今後、調整池の早期整備をよろしくお願いします。 次に移ります。 小児救急医療体制の確保ということなんですが、まず小児救急医療の中の一次救急診療所、この一次救急についてちょっとお聞かせ願えますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 一次救急でございますけども、入院や緊急手術を伴わない医療のことで、初期救急とも言われているものでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 一次救急、小児救急診療所が印旛管内にあるということなんですが、その印旛管内にある一次救急診療所について、もう少し詳しくお聞かせください。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長
    健康福祉部長(尾崎正尚君) 現在、成田市と佐倉市に設置しているものでございまして、いずれも入院施設を持たない施設で、通年を通した夜間・休日の診療を行っております。一つが、成田市急病診療所でございまして、近隣の成田市、酒々井町、栄町、八街市、それから富里市によります共同運営でございます。小児科、内科、外科、歯科の診療を行っております。それから、もう一つでございますが、佐倉市にございます、印旛市郡小児初期急病診療所でございますが、こちら印旛管内の9市町による共同運営でございます。小児科に特化した診療体制となっております。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 成田市にあるのが成田市急病診療所、もう一つが印旛市郡小児初期急病診療所、この二つとなるんですが、富里市としての市民の利用状況はどうでしょうか、伺います。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 平成30年度の実績でございます。成田市急病診療所につきましては、小児科における利用者につきましては、富里市民ですが、818人、全体の15.6パーセントでございます。印旛市郡小児初期急病診療所につきましては、同様に274人で、2.73パーセントでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 確かに、富里市民の利用状況、成田市急病診療所のほうは全体の15.6パーセント、佐倉市にある急病診療所については、全体の中の2.73パーセントとなって、若干低い数字ではあるんですが、私も経験があるんですが、特に佐倉市ですね、佐倉市の小児救急診療所となると、夜間で道がすいていたとしても、30分、40分、時間がかかるところでございます。これが、もし近くにあったら、もうちょっと利用状況は変わってくると思うんですが、24時間体制ではないと思うんですが、佐倉市に行くのはちょっと遠いから、成田市まではちょっと時間がかかるからという理由で、病院に行こうかどうか迷っていると、夜中でもありますし、迷っているとなったときに、夜中のときの市民に対する対処についてお伺いしたいと思います。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 休日・夜間の対応でございますけれども、救急の指定病院のほうでも診療を行っております。また、判断に迷った場合などは、千葉県による電話相談も実施しております。市民の皆様につきましては、母子手帳ですとか、様々な方法で一応周知はしているところでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 夜間でも、電話による対応、様々な方法で周知はされていると思うんですが、比較的年齢の若いお母さん方にとっては、やっぱり電話相談があっても、夜間の診療所があっても、遠いとなれば心細いという気持ちが発生するのが多くあるのかなと思うんです。現在、成田市と佐倉市に小児救急、一次救急の診療所があると、また、電話相談とかいろいろな形で周知はされているんでしょうけれども、現在2か所を拠点としているんですが、富里市内にそういった医療機関の設置というのは考えているんでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 市長答弁にもございましたように、今の段階ですと非常に難しいというふうに考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 失礼しました。富里市内では、そういった診療所は難しいと、富里市としては、難しいということですが、千葉県内では設置している自治体はございますでしょうか、単独で。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 詳しい状況というのがあまりはっきりしていないところもございますけれども、県内に小児科を含む夜間・休日急病診療所につきましては、19か所ございます。そのうち、小児科に特化した診療所というのは3か所でございます。1か所は、先ほどから答弁しています印旛管内のものですけども、ほかの2か所ですが、一つは松戸市でございます。市立の総合医療センター内に松戸市夜間小児急病センターというのがございます。こちらは松戸市立ということでございますので、松戸市による運営ということでございます。もう一つなんですけども、八千代市にございます。学校法人による八千代医療センターの中に、八千代夜間小児急病センターがございます。こちらにつきましては、八千代市において、八千代医療センターに対して助成をしているというふうに聞いております。 ○議長(戸村喜一郎君) 荒野峰之君。 ◆(荒野峰之君) 松戸市も八千代市も、富里市と比べると、規模が全く違うので、やっぱりそれなりに大きい都市は単独で持つことが可能だということが分かったわけです。富里市は、決して恵まれていない環境ではないと思うんです。9市町の共同の印旛市郡小児初期急病診療所、こちらは365日、24時間体制で富里市民の子供、お母さん方を受け入れてくれるところがあるわけではあるんですが、あえて、なぜこの質問にさせてもらったかといいますと、富里市子ども・子育て計画、こちらをよりよい、働いているお母さん方が、子育てをしているお母さん方が、より富里市に住んでいてよかったと思ってもらえるような計画を実行するには、また現状のこの医療体制、小児救急は、特に小児救急ですから、現状に満足することなく、今後さらなる計画を進めていただければと思います。 以上で終わりにします。 ○議長(戸村喜一郎君) これで荒野峰之君の質問を終わります。 しばらく休憩いたします。              午後2時07分 休憩             …………………………………              午後2時23分 開議出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(戸村喜一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、江原利勝君。          (江原利勝君質問者席) ◆(江原利勝君) 会派公明党、江原利勝、一般質問をさせていただきます。 (1)園児らの安全対策について  ①キッズゾーン設置について  ②ゾーン30について (2)システム障害について  ①原因と補償について  ②今後の対策について (3)高齢者施策について  ①移動スーパーについて  ②さとバス・デマンド交通の取組について  ③免許返納について  ④自動ブレーキ補助について (4)イノシシ対策について  ①現状と対策について (5)消防について  ①広域化進捗について (6)市道01-017号線について  ①両国地先の対応は。 以上6点になりますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 江原議員の一般質問にお答えいたします。 まず、園児たちの安全対策についてでございますが、子供が犠牲となる事故が相次いで発生したことを受け、未就学児が日常的に集団で移動する経路の緊急安全点検が全国で実施されました。 本市では、点検の結果、対策が必要と判断した葉山こども園付近の交差点について、令和元年9月4日に警察立会いの下、合同点検を行い、今年度中に安全対策として、プラスチック製のポールから硬質の車止めの交換を行ってまいります。 御質問のキッズゾーンにつきましては、保育所等が行う散歩等の園外活動の安全を確保するため、小学校等の通学路に設けられているスクールゾーンに準ずるものとして創設されるものです。 キッズゾーンの設置につきましては、園児たちの安全確保のため、道路管理者や警察による交通安全対策の取組と併せて検討してまいります。 次に、ゾーン30についてでございますが、ゾーン30とは、生活道路における歩行者等の安全な通行を確保することを目的として、区域を定めて時速30キロメートルの速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内における速度の抑制や、ゾーン内を抜け道として通行する行為の抑止等を図る生活道路対策でございます。 ゾーン30は、交通規制となりますので、地域や道路管理者等と協議の上、千葉県公安委員会が区域を定めて交通規制するものとなっております。 次に、令和元年12月4日に発生したシステム障害についてでございますが、まず、原因といたしましては、クラウド委託事業者のデータセンターで管理している、サーバ機器類を制御する装置のプログラムに問題があり、不具合が生じたことによるものです。 これに伴う補償につきましては、本市の顧問弁護士とも相談の上、協議を進めているところでございます。 次に、今後の対策についてでございますが、事業者からは、サーバ機器類の正常化点検などを徹底的に実施するとともに、管理機能及び運用体制を強化し、再発防止策を確実に実行するとの報告があったところでございます。 市といたしましても、今後このような事案が起こらないよう、事業者に対し、システムの安定稼働と管理・運用体制の再構築なども含めた再発防止策の徹底について、改めて強く求めながら対策を講じてまいります。 次に、高齢者施策についてでございますが、まず、移動スーパーにつきましては、日常の買物が困難な方を対象に、食材などを積み込んだ車両が定期的に巡回し、販売する事業で、全国各地域で実施されております。 また、富里市高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画におきましても、買物支援体制の整備について位置づけ、検討しているところでございます。 このたび、大型スーパーを拠点としている移動販売車が、令和2年4月23日から運行する予定と聞いております。現在、利用者の取りまとめを行っているところであり、3月中旬以降に運行ルートが決定されると伺っております。 次に、さとバス・デマンド交通の取組についてでございますが、現行のさとバス・デマンド交通は、民間バス路線を補完するため、平成27年4月から本格運行しておりますが、その利用者については、特にデマンド交通においては、65歳以上の方の利用が、平成30年度が約67パーセント、令和元年度は12月末時点で約73パーセントとなっております。 今後、運行見直しの際には、さらなる高齢化の進展を見据え、本市の実情に合った運行となるよう、交通体系を検証してまいります。 次に、免許返納についてでございますが、運転に不安を感じる方や家族から運転を心配された方が、安全のために、有効期限が残っている運転免許証を自主的に返納する制度がございます。成田警察署に確認したところ、運転免許証を自主返納された方は増加傾向にあると伺っております。 引き続き、運転免許証自主返納後のバス・タクシー料金の割引などの支援措置について、周知してまいります。 次に、自動ブレーキ補助についてでございますが、衝突被害軽減ブレーキペダルや、踏み間違い急発進等抑制装置が搭載された安全運転サポート車について、65歳以上の高齢者の購入等を促進する補正予算が、令和元年12月に、国において計上されたところでございます。 本市といたしましても、国の動向に注視しながら、周知に努めてまいります。 次に、イノシシ対策についてでございますが、現状と対策につきましては、近隣市町でイノシシが捕獲されており、市内への侵入のおそれがあることから、富里市鳥獣被害対策実施隊隊員が隣接地での捕獲に協力しております。 また、市内でも竹林の掘り返しや足跡などが確認されており、目撃情報や足跡などの現地調査を行い、わなの設置や監視などによる対策を引き続き実施してまいります。 次に、消防についてでございますが、広域化進捗につきましては、令和元年12月議会でも御答弁申し上げておりますとおり、消防広域化推進の主体は千葉県であるとの考えから、令和元年10月28日付で千葉県知事宛てに要望書を提出し、加えて同年11月5日には千葉県の担当課長と意見交換を行いました。 その際、千葉県消防広域化推進計画にある、本市消防本部の広域化パターンの関係市町の市・町長部局及び当該消防本部との協議の場を千葉県の主催により設けること、また広域化後の安定的な運営に要する費用の財政支援を国に働きかけていただきたいとの2項目について要望をいたしましたが、現在、千葉県において、今後の進捗について、内部調整を図っていると伺っております。 次に、両国交差点を起点とする市道01-017号線についてでございますが、両国地先の対応につきましては、現在、市内の市道における路面状態の悪い路線や要望箇所などを確認した上で、優先順位をつけ、計画的に修繕を進めているところでございます。 当該路線については、現地の舗装路面の劣化状態なども把握しておりますので、今後の修繕計画に反映させるよう検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 答弁ありがとうございました。 ちょっと数があるんですけども、最初から行きます。 園児らの安全対策についてであります。 キッズゾーン、12月の議会でお聞きしたんですけども、これが間もなく3月でもやらせていただくということで、検討の余地があったのかどうか分かりませんけども、なぜ私がここで一般質問するのかというと、国も事故防止のために動きを進めているからであります。やはり大津市の事故を受けて、各自治体でもこのキッズゾーン、また要するに注意喚起のための取組だということでありますので、12月議会から今議会までの間に何か検討されたことというのはありますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) まず、令和元年11月12日付のキッズゾーンの設定の推進についてという通知でございますけども、こちらにつきましては、各県のほうにも情報提供をしたところでございます。 あと、こちらとしましては、市長答弁にもございましたとおり、合同点検の結果、具体的な対応策としまして、葉山こども園付近の交差点において、安全対策を実施するということになりまして、今年度末までにそれを実施するというところでございますので、キッズゾーンの設定ですとか、ほかの安全対策につきましても、その交通安全対策実施後に検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 未就学児を交通事故から守れという、こういう見出しで新聞でも発表されているんですね。 政府の調査がありまして、全国で3万6,000か所、ここが要するに園児らの散歩などを行う上で安全対策が必要なところだというふうに言われているんです。 要するに、未就学児の安全対策が新たな課題だということで、またもう一つの新聞では、都道府県所在地、政令都市、東京23区の計74自治体で園児らのコースを点検した結果、1万6,249か所、要するに全国で数えてもこれだけの数が危険だと、園児らの散歩コースも含めて。その対策をぜひ自治体で取ってくださいよと、そのような取組で来ているんです。 先ほども市長の答弁でありましたように、スクールゾーンに準ずるキッズゾーンと、そこがキッズゾーンでありますよということを道路を通行する方に分かっていただけばいいんですけども、この調査で、葉山のところが一番危険だというふうに言われていましたけども、そのほかに危険な箇所というのは市内であるんでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) この合同点検のときでございますけども、各園等にも状況を確認したんですけども、今回、合同点検に至ったところは葉山こども園付近の交差点のみということでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 国道の抜け道としてそこを通る車があるんです。何を急いでいるか分かりませんけども、非常なスピードで走り抜けていくと、非常に市民の方も恐怖に感じるという、そういう声もある中で、やはりあそこの交差点、葉山の交差点というのが、信号がなくて、非常に交差点としても見づらい場所であって、そこはぜひ早急なゾーンとしてのエリア、またそこの対策を取っていただきたいというふうに思っています。 これは、次の時点でもう一度次回お聞きしますけども、ぜひキッズゾーンについての取組をお願いしたいと思います。 ②のゾーン30についてお伺いします。 ゾーン30というのは、交通規制になるということから、やはり市内でも設置されている場所があります。そういうように、ゾーン30が交通規制となれば、千葉県の公安とか、規制するというふうにありますんで、ぜひ園児らの安全対策に役立てる、また有効な手段だというふうに思っていますけども、そういう施設周辺にゾーン30の設置についてのお考えはいかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) ゾーン30についてのお尋ねでございましたが、富里市内でのゾーン30につきましては、平成27年度に日吉台小学校地区及び富里特別支援学校地区の2か所を整備しているところであります。 設置している2か所の効果につきましては、地域の方々から、安全に歩行ができるようになったなどの意見をいただいているところであります。 これらゾーン設定によりまして、運転手の意識が変わったやに、そういう効果については見受けられるというふうに思っておりますので、有効な手段ではなかったかなというふうに思っております。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 部長言われるように、ゾーン30での効果は非常にあると、新聞でも、人身事故が3割減少しているというふうにも発表されています。 ですから、先ほどの園児らの周辺、そこを安全対策について質問していますので、そこの周辺の検討というのはぜひ行っていただきたい。 要するに、事故が起きてからでの対策ではなく、事故を未然に防ぐために道路を走行する車に対する注意喚起を取ってほしいと、そういう取組ですので、ゾーン30の有効な取組をお願いしたいと思います。 次に、システムの障害についてお聞きします。 原因と補償についてでありますけども、業者からの説明は先ほどありましたけども、もう一度その原因というのは何だったのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 原因につきましては、いわゆるコントロールしていますファームウエアの不具合というように聞いてございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) プログラムに問題があり、不具合が生じたと。このプログラムは、その委託業者が管理している、委託業者で作ったものではなく、新聞によりますと、ソフト開発業者がソフトを制作したと、別の企業からの開発であったというふうに言われているんです。 要するに、富里市においては、システムの変更、またシステムアップ等、どんどん企業から多額の金額で請求が来ておりますけども、この会社自体がシステム変更だとかプログラムアップ、そういうところがされていなかったんではないかというふうに推測するんですね。 私たちは、素人なんで、いろんな専門用語を並べられれば、分かんなくなるんだろうと、ですけども、簡単に、素人ながらの考えでも、バックアップは三つの体制で取ると、本体、外づけ、さらにハードディスクというふうに、これは素人でも原則なんですけども、この会社のシステムの取組についての、何かそういう詳しいところまでの説明というのはあったんでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 議員のおっしゃっているとおりでございまして、まず直接のメーカーが、私どもが契約しているメーカーが開発したものではないということでして、他の事業者との契約内容等についてになっていると思います。 この会社からの問合せといいましょうか、説明があったかということだと思いますけれども、そちらのメーカーからの説明は当市にはございませんでした。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) ぜひ、新聞でも、富里市は、4日からシステム障害が起きて、9日には全面復旧したと言うけども、非常に多くの方が迷惑を被った。大規模障害の原因となった制御ソフトという、そこら辺も全部新聞でも出てきて、やっと分かってきたんですけども、開発企業側が、以前から不具合が生じていたと、そういう中で影響は軽微なものと判断して、その会社に対して早期の修正を求めなかったとは言っているんですけども、富里市での不具合というのは発生していたのかどうか、ここら辺は承知していますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 今回のシステムの導入が平成30年10月1日からとなってございます。 御懸念の今のお話でございますけれども、それ以降につきましては、いわゆる不具合というのは発生はしてないということでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 要するに、自社のほうのバックアップがきちっと、またアップデートというか、そこら辺がきちっとやられていなかったのが一つの要因にもなるんではないかなというふうに感じるんで、ぜひ企業側のところまで踏み込んで、千葉県で4市町しかありませんから、そこにこだわる富里市ですから、そこは絶対に今後不具合があってはならんということを強く言っていただきたいのと、この不具合が発生した方々の人数というのは分かるんでしょうか、補償についてですね。また郵送で何人分郵送しなければならなかった事態に発展したのか教えてください。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 今の御質問の中では、具体的に市民の方の影響と当市が損害と言える金額の設定の2点かというふうに思っております。 システム障害におけます本市の費用といいますのは、例えば職員の時間外とか、あと後日郵送とか、そういうもので計算をしたものがございます。 今、計算をして協議をしているところでございますけれども、報告の内容といたしましては約81万6,734円というのが、今その金額が出てございますので、それで協議を進めているというところでございます。 あと、処理関係とか、市民の皆様方にどのような不具合があったことに対してでございますけれども、電話での問合せが76件ほどあったということでございます。 あと、窓口での問合せは88件、後日郵送での対応が102件となってございます。 そのようなことで、各方面に御迷惑をかけたということもございまして、対応をしたものでございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) そのほかに、いろいろな苦情ではないですけども、大きな契約ができなくなった場合の損害というような問合せとか、そういう苦情の電話等はあったんでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 個別の話については、ちょっと私のところで数値としては把握はしてございませんけれども、個別に窓口で今のようなお話はしたということは伺っております。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) これだけ大きな障害になるというのは誰も予測もしていないわけですよね。ですから、システムというのは、クラウドを介されてきちんとサーバのほうに収まってある中で、こういうソフトの障害ができてしまっていると、ほかのソフトでも年末に停止したという例も直接聞いたんです。 今後の対策なんですけども、富里市でバックアップを行っているデータ、これの更新というのはいつ行っているのか。要するに新聞によると、バックアップが古くて、一部のバックアップデータが自治体で復元できなかったために、なかなか時間がかかったと。データも見つからないし、バックアップが毎日毎日ではなく、非常に古かったと、そういう例も新聞でも報道されていますけれども、富里市のバックアップデータについては最新のものになっているのかどうか、そしてそのバックアップというのはいつ頃行われるのか、お願いします。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 当市のバックアップにつきましては、毎日夜中の1時にデータの更新を行っているところでございます。 発生した当日も、4時にはバックアップのほうが完了いたしましたので、その間の内容につきましては、その後に、1時には更新をされたということでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 本来であれば、このバックアップという部分も、当市で当然システムは持っているわけだと思うんですけども、企業側がシステムをクラウドして設置しているんであれば、そのバックアップまでも、本来は企業が設置してやるべきではないかなというふうに思うんですね。 企業の中でもそのデータ、またクラウドも、もう一つのシステムを構築していて、データに障害が出た場合にはそこをバイパスとして経由して、接続ができると、そういうのは子供たちの中でも簡単に考えられることなんですけども、そういう構築というのはしていないわけですよね、今の状況では。 当然、お金が、費用がかかるからそこまでは無理だと言うかもしれませんけれども、そういう請求というのはできないんですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 今回のことを踏まえまして、これから話は出てくるかもしれませんけれども、メーカーのほうとしての再発防止策等が、これから、今、出てきて報告されているところでございます。その辺を精査いたしまして、当市といたしましては、不具合のないようにしていきたいというのが今の考え方でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) このシステムは絶対もう不具合の発生、また障害が起きてはならないシステムであって、対策として、きちっと企業のほうに話をしていただいて、千葉県でも4市町しか加入していない大事な企業かもしれませんけれども、逆にそれが多額なシステムの変更だとか、費用がかかるようであれば、もうそろそろシステムの変更を踏み切ったほうがいいんではないかなというふうに思っていますけども、そういう考えというのは現在考えているのか、それとも検討の中の、検討するための検討に入っているのか、全然検討の余地はなく、いつまでもこのシステムで運用していくのかどうか、そのお考えはどうでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 過去から御質問も頂いたところで、今回こういう事故が起きたというのも事実でございます。ましてや今回総務省のほうも指導が入っているということがございますので、まずそこのところを全てクリアさせていただきたいというのが、まず一点ございます。 また、このメーカーを今後どうするかということで、平成29年12月に、今の費用がどのぐらいかかるかということで他社の見積り等を取った経緯はございます。そのときを含めまして、相当下がったというのも事実でございます。 また、長期継続契約の最中ということもございまして、違約金等の関係もあるということから、今は慎重にちょっとその辺のところを庁内で、体制を他社を含めまして検討しているところでございますけれども、まずはこの完全な報告書をもって対応していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) ランニングコストを考えれば、長期契約であっても、もう次回のときにはきちっと切り替えられるような、ほかの企業とはゼロ一桁が違うわけですよ、簡単なシステムの変更から比べてもね。ですから、そこを乗り換えた場合の計算はされたかもしれませんけれど、これからのランニングコスト、年間のことを考えれば、これは決して高くない費用になってくるんではないかというふうに思っていますんで、そこら辺はぜひ考えていただき、また企業側からの今後の対策についてきちんと報告を頂いて、またバックアップ体制等を企業が持っていただけるような、そこら辺もぜひ構築してもらえるようなことを求めていただきたい。 これは絶対にあってはならない、システムの障害にならないように、大規模停電であっても、電源のバックアップ等も全部それも構築できるような体制というのを完璧に整えていただきたいというふうに思っておりますので、また報告のほうをお願いします。 次に行きます。 高齢者の施策について。 移動スーパーについてでありますけども、回覧等で移動スーパーが始まりますよというのが回りました。 そこで、いろいろ問合せが来まして、非常に市民の方も関心が高いです。 具体的には、まだ決まっていないということで、今後4月23日から運行を予定すると聞いておりますと、何か他人事のような理解かもしれませんけども、そういう問合せというのはどんどん健康福祉部長のほうに行くと思うんですけども、市民から何人ぐらいの問合せというのはあったんですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) まず、この事業でございますけども、民間事業者が実施するということで、市につきましては、あくまでも後方支援という立場で関わっているものでございます。 チラシ等を配布、区長回覧等も行っているところでございますけども、一応申込み先、問合せ先が当該事業者、そして市ということで掲示、表記してあったわけでございますけども、問合せがあったことは確認しておりますが、詳細の件数まではちょっと私自身は把握しておりません。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 市もバックアップというか、支援されるということであれば、当然問合せは市のほうに行きますよね。今の部長の話だと、民間企業がやるから、うちは支援だけなんだ、ただ回覧を回すだけだったんですということではなくて、きちっと絡んでいただいて、市民が本当に買物支援をしていただきたいという声がある中で、回覧を回したからといっても、周知方法についてお聞きしたいんですけども、自治会に加入していない方とか、独居の方だとか、そういう方々に対する周知というのは、逆に支援した中では徹底されたのかどうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 周知の方法でございますけども、本年の1月6日からですけども、事業者のほうがチラシの戸別配布、それから新聞折り込みを実施したところでございます。その後に、区長回覧のほうをお願いしたというところでございます。 また、エリアでございますけども、事業者のほうで提供可能なエリアを考慮した上で、戸別配布と新聞折り込みを実施したというところでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) まだまだこれからの運行なので、何も決まっていないということですから、ここでいろいろ聞いたところで答えようがないと思うんですけども、実際運用になってから、この地域来られるのか来られないのか、こういうものはどうなんだというのがまたいろいろ出てくると思いますんで、これは運行開始の4月23日以降、6月議会だと思うんですけども、そこで質問させていただきます。 その中で、きちっとルート等をもし今後分かるんであれば、早めに議会等にお教えをしていただきたいというふうに思っていますけども、これからの運用を見た上での発表ということになるのか、それとももうルートが決まればすぐ発表できるのかどうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 市長答弁にもあったと思うんですけども、3月中頃にルート等を決めていくというふうに話を聞いております。今議会中にその辺が間に合うようであれば報告したいというふうには考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 今後の動き、よろしくお願いします。 次に、さとバス・デマンド交通の取組についてお聞きします。 限られた一部の方のみが利用できる、さとバス・デマンド交通、要するに民間バス路線の補完をするための交通だから、公共交通といっても限られた人しか乗れませんよと、これでは市民の方の利用というのはなかなか広がらないし、拡大についての取組というのは非常に難しいと思うんです。 まず、高齢者、ここら辺はどういうふうに対応できるようにするのか、ここの検討というのはされていますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 確かに、以前から高齢者の足の確保ということは議会等でも何度もお話しいただいているわけでございますけども、要介護ということになれば介護保険が使えたりというところがございます。なかなか難しいところではございますけども、やはり前からも答弁しているように、継続的に、全庁的に検討はしていかなければいけないというふうに考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 市長答弁にもありましたように、高齢者の方が非常に多く利用して、市民の足になっている、また地域住民の足ですよね。ですけれども、本当にバス停を置いてある、限られた人の公共交通なんだと。 そこで、地域公共交通活性化再生法の改正案が実は出まして、地域公共交通網形成計画を地域公共交通計画に改称し、自治体による作成努力義務とすると、そういう政府の考えもあるんですけども、また努力義務ですけども、そういう交通計画についての考えはいかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 御質問の地域公共交通活性化及び再生に関する法律の概要ですけれども、今年の2月7日というふうに聞いてございます。 議員おっしゃられるとおり、現在作成につきましては努力義務というふうに伺ってございまして、その情報を今収集しているのが実態でございます。 今後、動きが出るようでありましたら、その辺の内容を精査いたしまして、いわゆる公共交通網の形成計画を作成に向けて検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) その中で、いかに限られた方だけでなく、利用者の拡大、沿線の方々から踏み込んだ拡大をしていかなければ、これは地域のためにならないというふうに思うんですけども、先日シンポジウムがありました。2月5日、横芝光町の公民館で行われた公共交通シンポジウム2020というのがありましたけども、当市では当然参加されていると思いますけども、そこら辺の御意見等はどうだったんでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) ただいま御質問がございました、公共交通シンポジウムは2月5日、横芝光町で開催されてございます。当市は、担当をその会議に参加をさせてございます。3部制の中で、具体的な優良事例等ありましたので、今後それは参考にさせていただきたいというふうに感じてございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) ぜひ、こういうのを参考に、地域公共交通の充実、これは非常に市民の足でありますので、考えていただきたいのと、そろそろ車両も限界に来ているんではないかと、車両の更新、ここら辺についてお伺いするんですけども、そもそもこの車両については、運行会社が自前で持つと、そういうふうになっていましたけども、今どういうふうになったのか分かりませんけども、そこら辺ちょっとお聞きしたいんです。車両の所持については当市なのか、それとも運営会社のほうなのか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 車両自体につきましては、当市でございまして、委託会社につきましては、何かあった場合にバックアップしていただけるということで、予備の車両を用意していただいているという状況でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) そろそろ、この車両の限界というのはあと何年ぐらいもたせていくのか、それともエンジンが駄目であれば載せ替えてまでも、今の車両でこのまま継続していくのか。要するに車両の入替えと、この公共交通の見直しというのは同時に進んでいったほうがいいんではないかというふうに思うんです。ですから、この公共交通も、検討なのかどうなのかというのは聞きたいんですけども、並行で車両と同時に公共交通の構築、ここに向けての検討というのはいかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 現在使っております車両につきましては、2台ございまして、67万キロと69万キロということで、過去に御質問がございまして、お答えしているところでございます。通常で言われているような耐用年数とか距離数に近づいているのも事実でございまして、議員の今回の御質問も踏まえまして、いわゆるさとバスとデマンドの在り方というのは検証していくべきではないかというふうに感じてございます。
    ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) ぜひ、側面で、並行で検討していただきたい、もうその時期に来ているのではないかなというふうに思っております。 荒い運転をするドライバーではなく、決まったルートを定期的に走るわけですけども、エンジンが当たったからという、そういうことではなくて、もう限界に来ている、更新の時期、もし何かあった場合の予備はあるといえども、これがストップしないように、また対応をお願いいたします。 ③の免許の返納について、過去にも質問を何度もされております。 引き続き、運転免許証の返納とか料金の割引などの支援措置については周知してまいりますというんですけども、富里市としての支援措置、ここら辺はどういうふうに考えているんでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 免許返納に対応するための施策といいますか、高齢者の足の確保という観点だと思います。 これは様々な観点から検討する必要があると認識しております。今後、関係部署で十分協議し、検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) まだ検討ですよね。であれば、免許は別に返納しなくても、そのまま持っていても身分証明書になるし、あえて富里市は返納しなくても大丈夫ですよということを言っているわけですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) そういった趣旨ではございません。 あくまでも、運転のほうに、加齢とともに不具合が生じてきたような場合、御家族とお話合いをした上で、免許返納したほうがいいだろう、車の運転はやめたほうがいいだろうという状況であれば、免許はやはり返納ということが望ましいかと思います。 ただ、今現在につきましては、先ほど市長答弁にもございましたように、バスですとか、タクシーで一部料金割引をしていただけているところもございますので、そういったところの周知を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) そのとおりだと思っていました。 富里市が返納しなくてもいいという、そんな考えはないと思うんですけども、結局返納しに行っても、帰りの足もない、ですから身分証明書もなくなってしまう、だったらそのまま持っていて、仮に期限切れになった場合でも、要するに現在更新中とか、また切り替えれば身分証明書になるし、そこら辺が今後の対応かと思うんですけども、やはりそこまで手厚く免許返納に富里市の取組があれば、家族で考えて、もう危険だよということで話もできると思うんですけども、唯一富里市は、公共交通があるとしても車社会でありますから、車がなければ移動手段、本当にこの地域に住んでいけるのかどうか、最終的にはもう都心に移ってしまうという方も中には出てくると思うんです、高齢化になった場合ね。 ですから、そこら辺は何とか手厚い免許返納の方に対しては、証明書とタクシー、またバス等の取組をぜひやっていただきたいなというふうに思っています。 その中で、自動ブレーキの補助についてであります。 今、私も話したように、車が唯一移動手段であって、安全運転支援装置の購入費用、設置の費用を負担する自治体、これはもう出てきておりますけども、サポカー補助金というのが高齢者のために新聞等でも出ていますけども、こういうように、予算規模で1,139億円、約100万台に相当する規模の予算を今回の高齢者対策で可決しております。 その中で、予算額に達し次第終了だと。新車の場合には昨年の12月23日から、中古の場合には今年度の3月上旬から、後づけ装置についても3月の上旬から申請を受付して、高齢者を守るサポカー補助金というものがありますけども、当市としての取組はいかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) サポカー補助金に関しましては、国におきまして補正予算案が閣議決定されたということは承知しているところでございます。 しかしながら、その詳細につきましては、私どものほうにまだ具体的な話が来ておりませんで、運用の在り方が決まり次第、改めて私どもも周知してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) もう既に、65歳以上というふうに言われていますし、この安全サポート、これはどうしても必要になってくるんではないかと、車の構造上もそうかもしれませんけども、この動きについて、逐次情報がキャッチされていると思いますけども、今部長言われたように、国の動向を本当に見逃してしまえば予算に達し次第終了というふうになるかもしれませんので、早めな対応、要するに交通機関がある地域であれば、それは結構なんですけども、富里市としてはいち早く取り組んでいただきたい、こういうふうに思いますんで、ぜひよろしくお願いします。 次のイノシシについてお聞きします。 2月19日、目撃情報、メール等を見ました。ここら辺について詳しくお願いいたします。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) 御指摘がありましたとおり、2月19日の目撃情報がございました。 これは酒々井地先に近いほうでございまして、七栄地先でございますが、以前から隣接の市町での目撃や捕獲情報があったことから、これの対応でございますが、実施隊員によりまして、2月16日に現地調査を行っております。 その後、2月19日に目撃情報がございまして、翌日20日木曜日にカメラの設置による調査を開始したところであります。 また、2月23日日曜日でございますが、こちらでは実施隊員が箱わなを設置したところであります。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) イノシシ、南部だけの取組ではなくて、いよいよ七栄周辺からもこのように侵入の形跡が出てきたと。 富里市全体で、やはりこのイノシシ対策、取り組んでいらっしゃると思うんですけども、真冬だからということではなく、餌を求めて、餌場を求めて来るんだなと、非常に近隣から囲まれている富里市に対して、本当に瀬戸際で食い止めていただきたいし、秦野市、神奈川県ですね、秦野市では新たな取り組み、煙火を用いているというふうな新聞でも報道がありました。 各市で、取り組みについてはいろんな手法があると思うんですけども、そういうように、一つではなく、これもやってみようあれもやってみようという取り組み、新聞報道等も出ていますので、ここら辺についてのお考えはどうでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) ただいま、秦野市の煙火による対策という御披露がございましたが、これらも有効な手段であるというふうに私どもも読んで取れたところでありますので、私どもの自治体に対しましては、コーディネーターさんも専門家がついております。そういうところからの情報も頂いておりますので、あらゆる手法について研究してまいりたいと考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) このイノシシについては、私もう毎回やります。 なぜならば、基幹産業が富里市、農業であって、イノシシを質問する方が本当にいなくて、地域の方も一般質問を本当に楽しみにしていると、どういうふうに変わったんだということも聞かれますし、これは非常に分かりやすい質問で、現状と対策についてでありますから、毎回やらせていただいて、いろいろ周知はされていると思うんですけども、現状、また新しい取り組みについてもお聞きしますので、ぜひ取り組んでいただきたいのと、富里市にはイノシシを侵入させないという強い担当部課、中の職員の取り組みについても本当に感謝しながら、富里市全体として農業を守るという意識に立っていただきたいというふうに思っておりますので、ぜひともよろしくお願いします。 次の5番の消防についてであります。 広域化についてでありますが、市長も積極的に取り組むというふうにお話がありましたんですけども、まずは広域化について試算をすべきではないかと。前回というよりも、前にお聞きしたときには、かなり高くなるというふうな話も出ておりましたけども、何を根拠に高くなるのか、計算もしないで高くなるという、一般だけの話で議会での答弁もあったんですけども、これはきちっと試算をするという時期にも来てはいないかというふうに思うんですけども、これは試算をすべき場所というのは、消防で試算をできるのか、それともどちらでやるのか、ここら辺についてのお考えはどうでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 伊藤消防長。 ◎消防長(伊藤裕之君) 消防の広域化は、消防力の安定、強化を目的に行われるもので、広域化に当たっては、関係市町村間において、消防署など、施設の整備や消防救急車両の配備などの初期投資、職員の配備など、中長期的な課題等、複雑多岐にわたる検証が必要となります。 その後、これらの課題に対する必要経費を積算し、最終的には経費負担の案分などを協議することになるかと思われます。 現時点では、県の広域化パターンは示されているものの、協議のテーブルにも着いていないため、関係市町の広域化に対する賛否の考えすら確認できておりませんので、広域化に係る経費の積算には現在至っておりません。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) その試算も当然大事なんですけれども、今後、消防本部、建物、ここに係る経費、今後どのくらいお金がかかってくるんだと、パターンが決まってから、ここを修繕します、ここを広げます、ここを直します、車両、これは入れかえですという、それもパターンが決まってから計算するものなんですか。もうそこら辺は出ていると思うんですけども、昨年度のエアコンの不具合等も発生したりとか、これから庁舎といいますか、その経費というのは長い目で見れば相当お金がかかっていく、また必要なものそろえていかなければいけない、そこら辺の試算というのはもう出ていると思うんですけど、そこら辺はどうでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 伊藤消防長。 ◎消防長(伊藤裕之君) 複数の消防本部が広域化して、一つの消防本部になることによりまして、全体のコストは下がるのは理解しております。 しかし、その平均となる消防費が現在の本市の消防費より高くなるか、また低くなるかは、広域化の枠組みによって左右されるものと考えております。 千葉県消防広域化推進計画では、枠組みのパターンとしまして、印旛郡市6消防本部を一つの消防本部とする案が示されておりますが、そのように大きな枠組みの広域化であれば、費用面のメリットは出てくるものと考えております。 しかし、一対一の広域化になりますと、本市に隣接する市町は、いずれも市民一人当たりにかかる消防費がかなり高い状況であります。規模の大きい消防本部が広域化することによって、消防力を下げることはないと思いますので、一対一の広域化の場合は、本市の負担は大幅に上昇するものと考えております。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) いや、建物のランニングコスト、今後お金がかかる部分というのはもう計算されていると思うんですけども、そこら辺はどうなんでしょうかという質問なんですね。 要するに、パターンはいろんなパターンがあって、それを計算してくださいではなくて、どのような、部長何ですか、いいんですか、それをどういうふうに、総務部で計算できる部分なんですか、どうでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 公共施設の総合管理計画につきましては、既に作成はしてございまして、あとはこれから個別計画ということでございますので、そこにつきましては消防は消防で考えていきますので、全体の計画は今つくってあるというのが現状でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) ここで、今後の維持管理については、やはり多額の費用が当然かさんでくると、そこも含めた中の広域化というのも考えなければいけない。ただのパターンだけの予算を組めば、これはメリット、デメリット、当然言われるように大きな消防隊になれば当然安くなる、しかし装備するものも少なくて済むとか、そういう計算もいろいろできてくると思うんですけども、そういうパターン、また試算というのをいろんなことを考えながらやっていかなければならない。 ただ、今後いつまでも富里市消防本部が維持できるかどうか、予算面ですよ、人数的なものでなく、そこら辺をきちっと踏まえた上での試算というのはもう考えるべきではないかなというふうに思っていますけど、そこはどうでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 伊藤消防長。 ◎消防長(伊藤裕之君) 消防の広域化に向けた今後の動きとしまして、千葉県が主体となって関係市町村に参加を呼びかけて、協議開始のきっかけとなる会がまず開催されると伺っております。 その中で、各市町村の消防広域化に対する賛否など、考え方が判明してくるものと考えております。その後、消防広域化の協議に参加を希望する各市町村が広域化の枠組みについて合意に至れば、初めて協議に向けての枠組みが決定することになります。 その後としまして、消防広域化協議会というものが設立されることになると思います。 各市町村が広域化後に負担する消防費につきましては、その協議会の中で、施設、車両、また装備、職員数など、一つ一つ話し合われて、積算されることになると思われます。 したがいまして、広域化を希望する市町村同士の枠組みが定まっていない現状においては、試算は非常に難しいものと考えております。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 分かりました。 そうすれば、現状でのランニングコスト、建物等に対しての維持管理、また消防の費用についても、きちっと試算というのは出すというか、その検討もぜひしていただきたいなというふうに思っております。 もし答弁できればよろしくお願いします。 ○議長(戸村喜一郎君) 伊藤消防長、簡潔に。 ◎消防長(伊藤裕之君) 千葉県消防広域化推進計画では、令和6年4月1日まで、今後4年間を実践期間としまして、消防の広域化が実現することを期待されるとされております。 今後の県の動き、また近隣市町の動向を注視しながら、消防の広域化について検討を重ねてまいります。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 江原利勝君。 ◆(江原利勝君) 最後に、道路ですけども、両国地先は非常に早く舗装になった、また栄えた地域であります。現状、もう周知されていると思いますけども、ぜひとも取り組みをよろしくお願いします。 以上で終わります。 ○議長(戸村喜一郎君) これで江原利勝君の質問を終わります。 しばらくお待ちください。 次に、沖田健二君。          (沖田健二君質問者席) ◆(沖田健二君) 市民クラブの沖田健二です。一般質問させていただきます。 (1)空き家について  ①特定空家の対応は。  ②外国籍の所有者への説明は。  ③空き家バンクへの登録は。  ④みなし仮設住宅への対応は。 (2)避難所について  ①福祉避難所の周知について (3)高齢者へのごみ出し支援  ①市の取り組みは。  ②実施している自治体は。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 沖田議員の一般質問にお答えいたします。 まず、空き家についてでございますが、特定空家の対応につきましては、現時点で特定空家の指定はございませんが、空き家の中には地域の生活環境に与える影響が大きいと判断される建物もあることから、危険性・有害性のある空き家につきましては、優先的に建物所有者へ助言を行い、適正な管理に向けて協議を進めているところでございます。 次に、外国籍の所有者への説明につきましては、現在、市が把握している外国籍の方が所有する空き家は市内に1件ございますが、建物所有者と直接面会し、適正な管理をお願いしたところ、速やかに是正する旨の回答を得たところでございます。 次に、空き家バンクの登録につきましては、令和2年1月末現在で6件の登録がございます。 今後は、空き家バンクの設置・運用の在り方について、さらなる検討を進め、空き家バンクが有力な政策ツールとして発展できるよう努めてまいります。 次に、みなし仮設住宅への対応につきましては、国は大規模災害の際、民間住宅を借り入れて提供する、みなし仮設住宅を確保するため、自治体に空き家の状況把握を促す指針を策定すると聞いております。 現在、みなし仮設住宅に対する具体的な国の指針は示されておりませんが、本市の空き家バンクに登録されている物件を火災に伴う応急住宅として御利用されている方もおられ、みなし仮設住宅としての空き家の活用は有効な手段であることから、今後の動向に注視してまいります。 次に、避難所についてでございますが、福祉避難所の周知につきましては、現在、富里市地域防災計画では、保健センター2階と福祉センターの2か所を福祉避難所として指定しており、広報紙、市ホームページ等で周知しているところでございます。 次に、高齢者へのごみ出し支援についてでございますが、市の取り組みといたしましては、御自身での対応が困難で、介護保険制度でヘルパーを利用されている場合、そのヘルパーが支援することがございます。 御質問のごみ出し支援につきましては、実施自治体の状況や、現在集計中の介護予防・日常生活圏域ニーズ調査に基づく結果などを参考に、今後検討してまいります。 次に、実施している自治体についてでございますが、県内では、船橋市、松戸市、四街道市など7自治体が実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 御答弁ありがとうございました。 では、一般質問に移らせていただきます。 特定空家の指定はないということでしたが、では特定空家にさせないための空き家所有者に対する指導、勧告はどうしていますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 指導、勧告についてでございますが、まず空き家所有者等を特定した後に、その後空き家所有者等に対しまして、適正な管理を促す通知を送付させていただくとともに、直接御本人にお会いしまして、早期是正に向けた助言、あるいは指導を行っているところでございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) では、続きまして空き家所有者に対する助言、指導による成果はいかがですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 助言、指導によります成果でございますが、解体に至りましたのは7件、修繕等に至りましたのが11件でございまして、一定の効果が上がっていると考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) ありがとうございます。 助言、指導が必要な方は全部で何件ですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 助言、指導が必要だと当市が把握している件数といたしましては、全部で214件でございます。 そのうち、所有者の方と連絡が取れた35件に対しまして、直接お話をさせていただきながら、助言等を行っているところでございます。 また、残りの方につきましては、適正な管理に向けました是正通知を発送させていただいております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 続きまして、昨年の台風により判明した空き家は何件ありましたか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 昨年発生しました台風によりまして、把握いたしました空き家は40件でございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) その中で、成果が上がっていない物件の原因は何ですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) なかなか成果が上がらない案件が何件かございますが、その理由といたしましては、所有者の方が現在お住まいになられているところが、その空き家と離れていることによりまして、自ら日常的な管理が行えない状況にあることや、維持管理費をなかなか捻出することが問題であるといったところがあろうかと考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 非常に難しい話になってくるんですが、その方たちの今後の対応についてお聞きします。いかがですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) その方々への今後の対応でございますが、空き家が発生するまでの経緯、あるいは解決すべき課題、方策はそれぞれ各ケースによって異なるのですけれども、定期的に状況を確認しながら、建物所有者へ助言を行わせていただくとともに、空き家の有効活用を促進させるために、引き続いてセミナーや、あるいは相談会などを実施してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 都市計画、それから市のほうでセミナーを数多くやられました。この前もセミナーがありました。 それで、外国籍の所有者への適切な管理に関する助言はできますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 現在、市が把握しております空き家所有者のうち、外国籍の方はお1人いらっしゃいます。その方は日本語の使用には支障はなく、特に問題はない状況でございます。 なお、万が一、外国籍の方で日本語に御不便な方がいらっしゃる場合は、外国語を話せる職員、あるいは外国人支援窓口などで対応させていただきたいと考えております。 以上です。(沖田健二君「ありがとうございます。続きまして」) ○議長(戸村喜一郎君) 沖田君、手を挙げてください。 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 前の質問で確認したとおり、所有者の方は富里市にいないのがほとんどです。 文書での対応の準備は、ほかの部や課で外国人の方の対応をしていますが、何か国対応できる状況ですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 対応の方法といたしましては、基本的に英語を使わせていただいておりますが、諸外国の方に関しましては、また翻訳アプリなどを利用しながら書類のほうを作成しているところでございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 続きまして、空き家バンクの登録のほうを質問させていただきます。 アンケートで空き家バンクへの登録を依頼した人数はどのくらいいましたか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 空き家バンクへの登録を依頼した人数でございますが、依頼したと申しましても、アンケートの実施によりまして、アンケートの中で空き家と判明いたしました166件のうち、「空き家バンクに登録したい」あるいは「条件によっては登録をしたい」という御希望をされた方が71名いらっしゃいました。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 空き家バンクへ登録した方へのアプローチはどうしていますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 登録後は、市が空き家の活用を希望される方と建物所有者との連絡や、あるいは内覧などの調整について支援を行わせていただきまして、物件についての交渉を協定団体でございます宅建協会にお願いをしているところでございます。 また、空き家バンクのほかに、空き家の情報を市役所内で共有することで、関係各課や、あるいは団体さんでの活用についてを調査をする制度もございますので、その辺りの連携を密にして進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 手を挙げてください。 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 実際、空き家バンクへ登録されている方は6件とお伺いしましたが、アンケートで空き家バンクの利用を希望された方で、まだ登録されていない方への今後の対応はどうされますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) アンケートの結果、空き家バンクの利用を御希望されている方に対して、またその方がいまだ空き家バンクに登録していない方の対応でございますけれども、既にその方々は、ほかの不動産会社さんに依頼をしているケースもあれば、あるいは賃貸、あるいは売却できるような、空き家そのものが状態ではないといった方もいらっしゃいますので、私どもといたしましては、空き家バンクは非常に有効な手段の一つと考えておりますので、引き続いて利用促進に努めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 71人以外の方は、「空き家バンクに登録をしなくてもよい」と回答された原因は何だと認識していますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 空き家バンクに登録しなくてもよいと御回答された原因と申しますか、その方々のお考えの主なものといたしましては、ほかの方に売却をしたり、あるいはほかの方にお貸ししたりという予定が既におありになるという方が非常に多かったと認識しております。 その一方では、空き家バンクというシステムそのものをまだ御理解いただいていない方もいらっしゃるようですので、引き続いて周知に努めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) では、登録していただいた所有者さんから、市に対して何か要望などはありましたでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 今のところ、その方々からの、特に市に対しての御要望というのは頂いているものはございません。 しかしながら、ホームページなどで分かりやすい情報の周知には常に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 続きまして、④のみなし仮設住宅の対応についてお伺いします。 空き家を有効活用した、みなし仮設住宅への市の対応はどうしていますか。
    ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) みなし仮設住宅制度は、大規模な災害が発生した際に、地方自治体が民間賃貸物件や公営住宅、あるいは空き家などを借り上げて、被災者に供与し、応急仮設住宅に準じるものとみなす制度となっております。 応急的に建設する住宅よりもコスト面で有利であることや、既存住宅のほうがお住まいになる方がより快適に暮らせるのではないかとか、また全国的に問題になっております空き家そのものの有効活用ができるというような利点があるということで、注目をされているものでございます。 その活用方法はとても有効な手段と考えておりますので、今後につきましても、周知に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) みなし仮設住宅として、空き家を有効活用している自治体はありますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) みなし仮設住宅として空き家を有効活用している自治体につきましては、熊本地震あるいは西日本豪雨などによりまして、被災された地域において、空き家バンクに登録された空き家をみなし仮設住宅として活用されている自治体があると聞いております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 非常に地味な活動ですけども、最初の市長の答弁にありましたように、火事になったときに、この制度を利用して避難される事実がございました。これは、非常にこれから先、災害がどんどん、計り知れない災害が出てきますんで、こういう制度をぜひ続けていただきたいと思います。 次に行きます。 避難所についてです。 避難所と福祉避難所の違いを教えてください。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 避難所と福祉避難所の違いの御質問でございます。 避難所は、災害時に緊急的に住民の皆様が安全を守り、または災害により住家を失った住民等の生活の場を確保するための施設でございます。 福祉避難所につきましては、発災直後には開設はされませんけれども、避難所での生活で困難であると判断された場合につきましては、要支援者を受け入れるために開設される二次的な避難所でございます。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 昨年の災害時に、福祉避難所として指定している保健センターを避難所として開設した経緯を教えてください。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 昨年、19号の台風のときだと思いますけれども、台風15号で避難所と指定している避難所が、やはり被害を受けてしまったという経緯もございました。 19号につきましては、15号以上の勢力があるという事前の情報がございまして、より強固な場所を選定する必要があったことから、保健センターを避難所として開設をいたしました。 地域防災計画の中では、必要に応じ、市の公共施設に避難所として開設するということから、建物の安全性を考慮いたしまして、保健センターを避難所として開設をいたしました。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 昨年の災害時における避難所開設の教訓を踏まえて、今後どのように市は対応されますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 先ほど、答弁で申し上げましたけれども、前回の15号、19号、また長雨というのは、想定を超えたものでございました。 地域防災計画に定められました基準によりまして、防災行政無線、防災・防犯メール、エリアメール、ホームページなどを活用いたしまして、避難所開設情報を適時、適切に周知を図ってまいりたいと考えてございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 福祉避難所を利用する方々には、防災無線が聞こえない方や防災・防犯メールやホームページを確認できない方もおられると思います。また、情報を得ても避難できない方もおられます。そういう方々への対応は、今後どうされますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 私のほうで回答させていただきますのは、災害対策本部としての対応をさせていただいた内容についてお答えをさせていただきます。 障害者や独居高齢者等の災害時の要支援者の方々につきましては、電話や現地確認により現状を把握いたしまして、要請に応じて、一部の方に避難の支援をさせていただきました。 また、避難所におきまして、適宜でございますけれども、保健師等を派遣し、健康状態の把握に努めたところでございます。 御懸念の、そういう方が対応できない、自分では行かれない方等につきましては、災害直後に自助・共助の取り組み、安否確認や同行避難を実施した事例が全国ではあるというふうに伺ってございます。 有事の際につきましては、そのような地域の活動を自発的にできるよう、気象情報、避難情報、被災状況など、市民の皆様に必要な情報を適時発信してまいります。 また、平時におきましても、自助・共助の重要性や取り組み事例等につきまして、地域の防災訓練など機会を捉えまして、周知啓発を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君、手を挙げてください。 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) どうもありがとうございます。 避難所の区別がつかない方がたくさんいらっしゃるんです。それで、こういう質問をさせていただいたんですけども、これは皆さんに分かれば、それぞれに応じた状況で避難所を開設されますんで、そこに、避難所に行けると。 それから、避難所に、どこに逃げなさいというのは、昔は各学校区で決まっていたんですけど、それが撤廃されまして、その自治会の判断でインフラを見ながら、避難しましょうという形に変わっていますんで、こういうのは皆さんにどんどん理解していただければ混乱は避けられると思うので、今後もぜひ皆さんのために見ていただきたいと思います。 続きまして。 ○議長(戸村喜一郎君) 答弁よろしいですか。答弁いいのね。 どうぞ、続けて。 ◆(沖田健二君) 続きまして、高齢者へのごみ出し支援。 市の取り組みはいかがですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 現在のところ、直接、市としまして、高齢者へのごみ出し支援については、現在のところでは行っていないところでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健二君。 ◆(沖田健二君) 1世帯であっても収集してくれるようにすることも、内容としてあるわけです。その条件はいかがですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 条件でございますけども、既に実施している自治体の状況を見ますと、様々でございます。 先ほどの市長答弁でもお答えしましたとおり、ニーズ調査の結果などを踏まえ、ごみ収集部門と協議しながら、今後検討してまいります。 ○議長(戸村喜一郎君) 訂正します。 さっき、尾崎健二君と申し上げましたので、沖田健二議員、申し訳ありません。 申し訳ございませんでした。 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) 富里市では、この取り組みについて検討するということですが、どのくらいの時期をめどに考えていますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 現在、ニーズを確認中でございます。 また、国におきましても、高齢者世帯のごみ出し支援に対する財政措置がなされたところでございます。 これらを踏まえまして、今後その在り方から、ごみ収集部門と協議していくことになります。 先ほども答弁させていただきましたとおり、今後の検討ということで御理解いただきたいと思います。 ○議長(戸村喜一郎君) 沖田健二君。 ◆(沖田健二君) ありがとうございます。 まだ、はっきりした話は出てきませんけども、高齢者の方、まず一人で住んでいる方が多いんですね。その人たちがごみを出さなくなったら、ごみ屋敷になるんです。多分、行政のほうでは、あっちこっちでごみ屋敷になっているところは知っていると思いますけども、1人有名なところを多分御存じだと思いますけども、高齢者のごみをカバーしてあげないと、必ずごみ屋敷になりますんで、これからも援助のほうをよろしくお願いしたいと思いまして、私の質問を終わります。 どうもありがとうございました。 ○議長(戸村喜一郎君) これで沖田健二君の質問を終わります。 明26日も一般質問を行います。 本日はこれで一般質問を終わります。 しばらく休憩します。 そのままお待ちください。              午後3時49分 休憩             …………………………………              午後3時49分 開議出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(戸村喜一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。……………………………… △日程第2 議案第1号……………………………… ○議長(戸村喜一郎君) 日程第2、議案第1号 令和2年度富里市一般会計予算を議題とします。 これから質疑を行いますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。 お諮りします。 議案第1号 令和2年度富里市一般会計予算は、17人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(戸村喜一郎君) 異議なしと認めます。 議案第1号は、17人の委員をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定しました。 しばらく休憩します。              午後3時50分 休憩             …………………………………              午後3時51分 開議出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(戸村喜一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいま設置されました予算審査特別委員会の委員の選任については、お手元に配付の指名表記載のとおり指名します。 これから予算審査特別委員会を開催し、委員長及び副委員長の互選を行うため、しばらく休憩します。              午後3時51分 休憩             …………………………………              午後4時30分 開議出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(戸村喜一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。………………… △議長の報告 ………………… ○議長(戸村喜一郎君) 休憩中に開催されました予算審査特別委員会において、委員長及び副委員長の互選の結果の通知がありましたので、御報告いたします。 委員長に岡野耕平君、副委員長に田口勝一君。 以上で報告を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 明26日は午後1時から会議を開きます。 本日はこれで散会します。             …………………………………              午後4時30分 散会             …………………………………...