富里市議会 > 2019-12-06 >
12月06日-04号

  • 辻町(/)
ツイート シェア
  1. 富里市議会 2019-12-06
    12月06日-04号


    取得元: 富里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-31
    令和 1年 12月 定例会(第6回)         令和元年第6回富里市議会定例会会議録(第4号)                  12月6日出席議員   1番  荒野峰之君          10番  沖田健二君   2番  河田厚子さん         11番  野並慶光君   3番  國本正美君          12番  田口勝一君   4番  藤田 幹君          13番  大川原きみ子さん   5番  井上 康君          14番  布川好夫君   6番  柏崎のり子さん        15番  江原利勝君   7番  岡野耕平君          16番  高橋益枝さん   8番  櫻井優好君          17番  猪狩一郎君   9番  鈴木英吉君          18番  戸村喜一郎君           …………………………………………………欠席議員  なし           …………………………………………………地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名  市長        五十嵐博文君  総務課長      中川幸雄君  副市長       石橋 規君   財政課長      鈴木隆次君  総務部長      加藤浩史君   社会福祉課長    金杉章子さん  健康福祉部長    尾崎正尚君   農政課長      長谷川敏彦君  市民経済環境部長  綿貫 薫君   建設課長      曽根明宏君  都市建設部長    森 秀樹君   会計管理者     根本 優君  教育次長      門澤將幸君   参事兼農業委員会事務局長                              高須利幸君  消防長       伊藤裕之君   参事兼監査委員事務局長                              吉池泰弘君  教育総務課長    中津義孝君   消防次長兼消防総務課長                              榊原 孝君           …………………………………………………出席した事務局職員の職氏名  参事兼議会事務局長 山嵜勝美    主査        寺沢宏明  副主幹       岡村和宏    主査補       齊藤貴士           …………………………………………………議事日程               議事日程(第4号)           令和元年12月6日 午後1時開議日程第1 一般質問日程第2 同意第1号から同意第4号まで(質疑・討論・採決)日程第3 議案第15号(質疑・討論・採決)日程第4 議案第1号から議案第14号まで(質疑・委員会付託)           …………………………………………………本日の会議に付した事件 1 一般質問 2 同意第1号から同意第4号まで(質疑・討論・採決) 3 議案第15号(質疑・討論・採決) 4 議案第1号から議案第14号まで(質疑・委員会付託)           …………………………………………………             …………………………………              午後1時00分 開議             …………………………………出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(戸村喜一郎君) これから本日の会議を開きます。…………………………… △日程第1 一般質問…………………………… ○議長(戸村喜一郎君) 日程第1、一般質問を行います。 順番に発言を許します。 柏崎のり子さん。          (柏崎のり子さん質問者席) ◆(柏崎のり子さん) 共産党の柏崎のり子でございます。 3点にわたって質問するものでございます。 (1)台風・豪雨災害の検証と被災者支援について ①災害対策本部の事前の準備体制について ②災害時、停電時の通信の確保、情報伝達の検証、教訓と課題について ③「全壊(半壊で解体)」、「大規模半壊」支援制度、「半壊に至らない」支援制度の活用について ④対策パッケージに基づく被災農業支援について ⑤罹災証明書交付の周知について (2)教育について ①本市小学校、中学校の講師未配置の現状は。 ②富里南小学校エアコン設置の取り組みについて (3)高齢者福祉について ①補聴器購入補助制度について ②運転免許証自主返納者へのタクシー券助成について 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さんの質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 柏崎議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては、教育次長が答弁いたします。 まず、台風・豪雨災害の検証と被災者支援についてでございますが、災害対策本部の事前の準備体制につきましては、気象状況に応じて、富里市地域防災計画等に定めた配備基準により、活動体制を決定し、職員を参集しているところでございます。 次に、災害時、停電時の通信の確保、情報伝達の検証、教訓と課題についてでございますが、災害対策本部と避難所等の各担当部局間における連絡手段として、IP無線機の整備を拡充しているところでございます。 また、市民への情報伝達につきましては、防災行政無線防災防犯メール、Lアラート、緊急速報メール市ホームページ、広報車等を活用して、多角的に情報を周知しているところでございます。 また、今回の台風、大雨の検証につきましては、現在、各担当から意見聴取などを行い、全庁を挙げて進めているところでございます。 次に、全壊(半壊で解体)、大規模半壊支援制度、半壊に至らない支援制度の活用についてでございますが、令和元年11月22日現在、居住する住宅について全壊2件、大規模半壊1件、半壊24件、半壊に至らないが1,021件でございます。 そのうち、居住する住宅が半壊以上の被災された方には、罹災証明書を送付する際に、あわせて支援制度の周知を行い、状況に応じて直接自宅に訪問するなど、活用いただけるよう努めているところでございます。 また、半壊に至らないと判定された方への支援制度につきましては、内閣府と国土交通省、千葉県により、住家を対象とした補助金制度が策定され、本市においては、11月1日より受け付けを開始しております。 現在、制度の活用につきましては、市政協力員回覧防災防犯メール市ホームページ、市広報紙により、周知に努めているところでございます。 次に、対策パッケージに基づく被災農業支援についてでございますが、緊急対応策のうち、生活の再建における廃棄物、土砂の撤去につきましては、JA富里市や生産者協力のもと、被災した農業用ビニールなどの臨時回収を年内に実施し、農業用施設の復旧や営農に支障のないよう努めてまいります。 また、生業の再建のうち、農林漁業者の支援につきましては、強い農業担い手づくり総合支援交付金による農業用ハウスの再建、修繕、補強などの支援策に加え、台風第19号及び令和元年10月25日の大雨による被害の把握について、現在実施している台風第15号の被害状況の聞き取り調査とあわせて行い、当該パッケージにおいて示された支援についての周知と需要の把握に努めているところでございます。 次に、罹災証明書交付の周知についてでございますが、広報紙、市ホームページ防災行政無線防災防犯メール及び広報車を通じて、市民の皆様への周知を図ったところでございます。 次に、高齢者福祉についてでございますが、まず、補聴器購入補助制度につきましては、介護保険では該当する制度がございませんが、身体障害者の補装具の支給制度がございます。 次に、運転免許証自主返納者へのタクシー券助成についてでございますが、自主返納者が運転経歴証明書を提示することで、タクシー乗車運賃が1割引きになる制度が、県内で登録された事業者にございます。本市といたしましても、高齢者の交通手段や外出支援策が今後ますます必要になると認識しておりますので、検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 教育次長、門澤將幸君。          (教育次長 門澤將幸君登壇) ◎教育次長(門澤將幸君) 柏崎議員の一般質問にお答えいたします。 教育についてでございますが、本市、小学校、中学校の講師未配置の現状につきましては、現在、小・中学校には、17名の代替講師が配置されており、講師未配置は小学校で1名、中学校で1名となっております。この2名についても、早急に配置できるよう、千葉県教育庁に要請しているところでございます。 富里南小学校エアコン設置の取り組みについてにつきましては、富里南小学校のエアコンは、本年度で設置後30年以上とかなりの年数が経過しており、製造されていない部品があることや、修繕工事にも時間を要するなど、近年では修繕工事にかかる費用も多くなり、今後も多くの修繕が見込まれる等の課題が生じております。 このことから、令和2年度の空調機更新の実現に向けて検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 再質問を行います。 まず、今回の台風は、これまでにない甚大な被害を及ぼしたわけでございますけれども、答弁では、災害対策本部の事前の準備体制は、地域防災計画どおりだというような御答弁でございましたが、地域防災計画の第1編総則を見ますと、東日本大震災の教訓である想定外は許されないという考えのもと、市で想定される最大規模の被害を想定した災害対策を基本とすると、このようにつくられているわけでございますけれども、私は、改めて防災計画を見てみました。想定外は許されないとした災害対策のはずが、想定外になってしまったと、こういうことでは、やはり災害本部の職員の参集状況というのは、非常に大変な事態になるのではないかと思いますけれども、それについて、やはりどのような状況だったのかお答えいただきたいと思います。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 想定外の災害であったというお言葉でございますけれども、防災計画上の今回の台風自体につきましては、想定はしていた内容ではございます。 職員の参集につきましては、今回、災害警戒本部体制ということで、第3次の配備でございました。参集時点で、当時6時13分に参集の職員メールを流したところでございますけれども、当日が要勤務だったということから、台風の状況によりまして、時間はかかりましたけれども、参集はしてございます。 また、9月15日の災害対策本部の本部設置時には、既に職員は各業務を実施中でございましたので、特に参集に問題はなかったというふうに考えてございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) そこはまだ警戒体制というところで、参集には問題がなかったと、要は地域防災計画どおりであったということで、確認しておきますが、しかし、職員がその後、9月、10月と週末のたびに、職務と災害対応に追われたわけなんですけれども、未然防止活動職員動員計画、応急対策など、これは見合っていたのかどうなのか。市町村合併とか職員削減などで、災害対策に支障があったという報告も、私ども政府交渉の中で出ておりました。富里市においてはどうでしたか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 当市におきましては合併はしてございませんので、合併に伴う職員の減ということはございませんでしたけれども、議員御存じのとおり、職員数もやはり減っているというのも事実でございますので、それにつきましては、防災計画の中での数値の目標には達した状況です。当日につきましては、その人数は出勤はしておりますので、大丈夫だったというふうには感じてございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 今回の災害で、市外居住職員ですけれども、倒木とか停電、交通網が寸断されて、役所に来るのも大変だったと思うんです。ですから、やはり災害時の職員参集については、非常に検証が求められると思うんですが、その辺はいかがですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長
    ◎総務部長(加藤浩史君) おっしゃっているとおり、先ほど再質問の1回目でお答えいたしましたけれども、台風の通過中であったということもございまして、時間を要したというのは事実でございます。警備体制につきましては、1次、2次、3次、4次とございますけれども、当日につきましては、2次から3次に動くということで、ある程度の職員はいた状況ではございますけれども、議員のおっしゃっているところも踏まえまして、今後見直しもしておりますので、その検証を進めていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 検証、見直しについては検証を進めていくということでございますが、現在、非常勤職員がいるわけなんですけれども、非常勤職員については、防災計画の職員参集に含まれていないかと思うんですけれども、来年度から会計年度任用制度に移行するわけなんですけれども、そうなりますと、やはり責任は公務員法、自治法、これが適用されるわけなんですけれども、災害対策基本法42条の規定に基づいて、やはりこれら市防災会議においては、検討を加え、修正することが望ましいかと思うんですけれども、提案しておきたいんですけれどいかがですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 会計年度任用職員の防災に対する対応ということでございますけれども、制度自体が来年度から始まるということも踏まえまして、その中にはフルタイムとパートと両方いたりするのも現実でございますので、制度開始後に検証していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) よろしくお願いいたします。 次に、長期停電の想定なんですけれども、非常に長期停電により全体が、災害を受けたところはどこもそうですけれども、これに影響を受けたわけなんですが、地域的にも復旧に日数を要したわけなんですけれども、地域防災計画には、停電というのは位置づけされていないんですけれども、今後の課題ではないかと思うんですがいかがですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 議員おっしゃるとおりで、地域防災計画の中では、地震と風水害を想定しているということから、今回のような停電は想定してございませんでした。そこが想定外と言えば想定外でございますので、今現在で、庁内での検討会議もございました。当然ですけれども、その中でも、災害とは区別した新たな災害として位置づけるべきだろうという御意見もありますので、その辺は検討して考えているところでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) このことについては、住民の声をもとに、今回の教訓からあらゆる想定外を地域密着型で検証することを求めておきたいと思います。 次に、弱者に対する、災害時の停電時の通信の確保、情報伝達の検証、教訓と課題についてでございますけれども、やはり情報弱者といわれるのは、高齢者とか外国人と、これへの情報伝達、非常にこれが今後問題になってくるかと思いますがいかがですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 今おっしゃいました高齢者、外国人も含まれていると思いますけれども、今回につきましては、防災行政無線、先ほど市長も申し上げましたけれども、メール、ホームページ防災情報システムを通じたメディアの発信、広報等、全ての人に情報を的確に伝えるために、多角的な発信をしたところでございますけれども、今後も情報につきましては、さまざまな視点が必要かと思いますので、その情報通信の内容の検討を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 防災計画にもあらゆる情報伝達を考慮するというふうに書いてあるんですけども、高齢者福祉のほうです、福祉のほうでは、情報収集と安否確認などを回ったと聞いておりますけれども、どれぐらい回ったんでしょうか。地域の協力もいただいていたかと思うんですが、もし数字がわかれば教えていただけますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 今回の災害におきましては、避難行動要支援者名簿を作成してございますので、そちらをもとに、健康福祉部の職員で体制を整えて、また相談支援専門員ですとか、地域包括支援センターの情報との共有あるいは連携によって、安否確認またそれにあわせまして必要に応じて水や食料等の配布などを行ったところでございます。 件数でございますけども、台風15号では、停電した地区が中心になります。高齢者553件、障害者114件、母子支援、妊婦、産婦144件、合計して811件になります。 また、台風19号につきましては、高齢者485件、障害者618件、新生児等ということで68件、合計しまして1,171件。 また、10月25日の大雨によりまして、避難勧告が出されました地区でございますけども、そちらにつきまして、土砂災害危険箇所となっているところの14件について、安否確認を行ったところでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 大変御苦労さまなことでございましたけれども、まさに情報弱者、避難困難な方へのやっぱり配慮をしていただいたということで、これはよくやったと、職員は、ということになるかと思うんですけれども、外国人に対しては、外国人登録を現在富里市においては2,671人あるというんですけれども、非常に日吉台を見ても、外国人が多くなったんです。日本語学院が。もう私の近所でも2カ所あるんです、外国人の日本語教育が。そうしますと、それ以外にも家族、集団でアパートなどに住んでいるんです。そうすると、地域でも余りつながりがないということでは、今後具体的な検討が求められると思うんですが、端的にお答えいただけますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 外国人の皆様方の対応でございますけれども、防災以外でも、当然そのような内容を検証することは必要だと思っております。 今回の災害につきましては、外国人の方、一応聞こえるとすると、防災行政無線になるかと思います。防災行政無線の内容につきましては、ホームページ上では4カ国語で対応しているということでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 防災無線だけでは伝わらないことを、困難だからこそどうするかということを、課題として検討していただきたいというふうに思います。 次に、広報車のお知らせが聞こえにくいということで、住宅が密集した日吉台でさえも聞こえにくいと。これは農村地域でも、全市内共通の声かというふうに思うんですけれども、今日の住宅新築は、密閉性が非常に高いということもありまして、確かな情報伝達が欲しいというのがあります。これは、当局も考えているかと思うんですけれども、この辺はいかが考えていますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 広報車の件につきましては、対策本部のほうにも同様な御意見をいただいたところでございます。広報時に車をとめて、その場所で同じ内容を繰り返すとか、そのような対応をいたしたところでございますけれども、引き続き同じような検証を含めながら、視覚も必要かと思いますので、限られた車の中ではちょっと限度があるかとも思っておりますので、その辺も検討してまいります。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 広報車が、幾らでとまってやっても、スピーカーの性能が悪いと、さらに流れてしまうんです、走ってしまうと。そのことも頭に置きながら、検討していただきたいと思います。 次に、防災無線、個別受信機の配布についてですけれども、検討してもらいたいと思うのは、地域防災計画第3編の第2章の4、情報通信手段の確保と、多様な通信手段を用いて、情報伝達するとあるんですけれども、これについては、今後どういうふうに検討していくんですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 防災計画の中にも書かれているということでございます。その辺も認識しているところでございます。情報伝達の多重化の方法の一つとして、調査研究し、配布等の検討を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) きょうの千葉日報に、総務省消防庁の発表なんですけれども、防災行政無線の個別受信機を普及させるということで、これはやはり聞こえが悪いということの国民からの声のようでございました。2020年度に4億2,000万円盛り込んで、自治体に今後活用してもらうということなんですが、この制度が国のほうから来たら、即しっかりとした申請をしてもらいたいというふうにお願いしたいんです。これは屋外スピーカーだと聞こえないので、個別の受信機ということで、屋内では確実に情報を伝えることができると、国もそのようなことを感じ取ったことでございますので、ぜひ予算申請できるようにお願いしたいと思います。 次に、市内の地域特性ごとの被害状況と、農村地域はビニールハウスが飛ばされ、地下水も使えないという状況がありました。家も瓦も飛んだということで、地下水もくみ上げできなかったわけなんですけれども、停電時、断水するマンション等の建物や停止する日吉台の真空ごみ施設等の停止、このおそれのある施設を把握していたかどうかということです。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 計画上の中では把握はしてございませんでしたが、今回、日吉台サニーパークハイツでの停電により、マンション内の給水ポンプがとまったことによりまして、断水に至ったというのは事実でございます。そのときに、自衛隊も活動していただきまして、市民の皆様には給水の活動をしたところでございますけれども、長期停電というのは想定はしてございませんでしたので、今後市民生活の影響を重要というふうに考えてございますので、防災計画の今見直しをかけておりますので、検討を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 停電における、ただ真空ごみも冷蔵庫に入れてあった物がみんな傷んでしまうということで、収集車を回してほしいという住民から私も言われまして、もちろんマンションの給水のこともそうですけれども、やはりこういう事態があるんだと、やっぱり地域の特性があるんだということを、やはり防災計画に位置づけてもらいたいと。すぐ電話したら、収集車を回していただきました。対応は本当に謙虚に市民の声を聞いてくれたと思います。給水車も、自衛隊給水車、マンションの近くまで入れてくれましたので、それは市民からは喜ばれておりますことを伝えておきたいと思いますが、ただいま申し上げたこの内容について、しっかりと防災計画に位置づけて検討していただきたいと思います。 次に、いろいろ細かく言えばきりがありませんけれども、これらを踏まえて、千葉県に対する、東京電力に対する要望等もあるかと思いますが、それはしっかりとまとめなければいけないんです、今後のこととして。その辺はどのように考えていますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 今回の台風、大雨の検証を行うということは、先般の全員協議会のほうでもお話しさせていただいたところでございます。 既に、12月3日を含めまして、庁内の検証会を各課等含めまして進めているところでございます。その辺を踏まえまして、東京電力とか千葉県につきましては、災害の本部への人員の派遣等を要望したところでございますけれども、引き続き県並びに東京電力等についても、同じような体制で臨みたいと考えてございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 千葉県については、発電機をみんな要望したんですけれども、13の防災倉庫があり、また発電機は468台、今回貸し出した鋸南と神崎、この2つのだけだったと、信号機については県警に210台、残り250台は全く活用されなかったということで、やはり県のそういう対応も指摘されなければならないわけなんですけれども、県は職員の第1配備、第2配備、第3配備まで防災計画で決めているわけです。これらがきちんと機能しなかったということでございますので、そういうことも県に要望していただきたいということをつけ加えておきますし、また、東京電力では、原発のときもそうでしたけれども、各市町村から、自治体から損害賠償請求されたわけです。今回それはしろとは言いませんけれども、ただ、電柱が倒れたために、非常に被害をこうむったというのはあるわけです。国の風に耐える電柱の基準ですけれども、東京電力は40メートル、九州電力は50メートル、沖縄電力は60メートルと、このような基準になっているんですが、これが改正されても東京電力はなかなか応じていないということでは、これらも市町村から要望するべきだと思うんですけれども、そしてまた住民の生命、財産を守るための被害減少のために、これはしっかりと要望してもらいたいと思うんですがどうでしょう。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) おっしゃっている内容はそのとおりだと思われます。 今回、リエゾンとして、各国・県、東京電力もまいりましたので、自治体の実態についてはわかっていただいたというふうに思っておりますので、引き続きその辺の内容を検証して、要望できるような体制を整えたいと考えてございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 次に、住宅のことですけれども、1として、罹災された半壊に至らない方の支援制度、先ほど答弁ありましたけれども、住民の中には、なかなかわからない、理解しにくいという方があったものですから、その中で、応急について、本当に修理が先に完了して、代金を払ってしまった、これらの方も対象になるのかどうなのか聞いてほしいということがありましたがどうですか。短めにお答えください。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 今回の台風15号からの一連の災害で、半壊に至らないと判定された住家につきまして、新たに支援制度が創設されたところでございます。 支援制度には、損壊の程度によりまして2種類ございまして、災害救助法の規定によります応急修理と、国土交通省並びに千葉県によります被災住宅修繕緊急支援事業の2つがございます。 災害救助法に基づきます応急修理につきましては、代金を支払った方は対象にはなりません。一方で、被災住宅修繕緊急支援事業につきましては、代金を支払った後でも対象となります。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 制度の使い方によって、払ってしまったらだめだ、払った後でも利用できる、これは非常に被災された方も矛盾を感じるのではないかと思うんですけれども、これからでも後押しをするように働きかけてもらいたいと思いますので、これは要求しておきたいと思います。 次に、代金が。住んでいない人は制度の利用は認められるのかという、住んでいない。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 建物、住家、その方々がお住まいになっているところが対象となるということでございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 住民の皆さんは、非常に役所に出向いてもわかりづらい。行政用語がわかりづらい。ですから、かみ砕いたお話をして、支援しなければならないわけです。被災された全ての方が安心して生活を取り戻せるまで、救済が必要だと考えますけれども、被災者支援制度の終了期日は決まっていますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 終了期日でございますが、来年度につきましては、既に国・県から補助金の要望額調査が来ておりまして、補助制度は継続されるものとなっております。終了時期につきましては、したがいまして、国・県に問い合わせもしましたけれども、現在のところ未定でございますが、継続はされるということでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 期日についても、必要に応じた延長の手続なども想定して、被災者のお気持ちを考えた対応を進めることを求めておきたいと思います。 次に、農業パッケージについてですけれども、もう農協等も通して、また担当課を通して対応をしているかと思うんですけれども、農家負担の再建修繕ですけれど、10分の1以下ということなんですけれども、この1以下の以下の部分というのをどう解釈すればいいですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) 再建における補助率のうち、個人負担が10分の1以下というようなお尋ねでございますが、園芸施設共済、これは保険でございます、これに加入している場合、農業者の負担が10分の1以下になるような制度設計になっているということでございます。共済金が、給付金が事業費の30パーセント以上支払われた場合は、農業者の負担がゼロになるというような制度設計になっておりますことから、上限が10分の1と、それ以下になるという表現であります。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 共済加入していようが、未加入であろうが、農家の皆さんの声としては、同じように扱ってもらいたいと、農業をこれから続けていく上においては、そういう声があることを伝えておきたいと思います。 時間もないので、次に進みたいと思います。 罹災証明なんですけれども、この周知についてなんですけれども、非常にわかりにくいと、特に罹災証明を取っておけば、やはり市税、国保税、介護、後期高齢者保険料の減免制度、または被害があれば再調査、被害に疑問があれば、そういうことをできるわけなんですけれども、特に住宅のところでは、住まいですから急がなければならないわけで、懇切丁寧にわかりやすく、この案内をするべきだと思うんですがいかがでしょうか。罹災証明がないと、こういうただいま申し上げた制度、減免制度など利用できないわけですから、いかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 森都市建設部長。 ◎都市建設部長(森秀樹君) 住宅の件につきましてですので、私がお答えさせていただきます。 これまでも、区長回覧あるいは広報紙、防災メールあるいはホームページでお知らせしておりましたけれども、このたび千葉県から義援金の御案内を、半壊には至らない方々に一軒一軒通知することになっておりますので、その通知文の中に、あわせて改めて住家の今回の支援制度につきましても、個別の御案内を入れさせていただく予定でございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 引き続き丁寧にお知らせしてくださることを要望しておきます。 次に、(2)として教育についてですが、先ほど御答弁いただきました。この2名だということで、私は教育現場においては、穴をあけることは決してしてはいけないと思うんですけれども、本市における現在の未配置は2名ということで、私の県の担当課資料を見ますと、富里北中、南中、英語ですね。非常に大事な英語科なんですけど、未配置となっているわけなんですけれども、未配置には何名でしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 先ほど御答弁申し上げました数字は、直近のものでございまして、12月以前におきましては、小学校で1名、中学校で3名の未配置となっておりました。 今お尋ねの北中と南中の英語科の先生の未配置状況でございますが、富里南中の英語科の先生が現在未配置ということでございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 特に中学校の場合は、専科になるわけです。欠員が出て、代替講師が補充されなければ、児童・生徒の学びを保障するという第一義的な教育環境の充実または学校運営に支障を来すわけなんですが、欠員が出たら直ちに補充するべきです。教師の努力で穴埋めをするなど、過重負担で乗り切るような現実を解消しなければなりません。県教育庁に、未配置の現状をどう伝え、どのように要望したのですか、お聞かせください。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) どのように要望していくかという御質問でございますが、休暇を取りたいという申請があり次第、千葉県教育庁に報告いたしまして、代替講師の配置を要望しております。 また、未配置が解消されるまで結構時間がかかったりしますので、随時配置の見通しを確認しながら、継続的に要望しております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 講師募集については、県との連携を今御答弁いただいて、連携はとれているようですが、なかなか配置されないということを、私も認識いたしました。 県教育委員会の資料によりますと、講師未配置、県全体です、千葉市を除いて、平成29年度公立小学校49校、中学校24校、令和元年10月1日現在では、小学校85校、中学校40校、計125校となっているわけなんですけれども、減少どころか増加しているわけなんです。 先生方の出産や育児、病気療養休暇、これは制度として、権利として認められなければいけないし、要求するものであります。しかしながら、講師登録者を確保していても、任用できる人数が不足している現実があるわけなんですが、未配置の要因は、長期欠員を補充する安定した仕組みがないということにあるのではないかと思いますけれども、このような状況では、教職のなり手不足や教員変形労働時間制など、多忙化の解消にはならないと思います。 児童・生徒の学びと人格形成の大事な時期でもありますが、これは県の教育委員会が責任を持って教員を確保すべきだと考えますが、市はどのような見解をお持ちでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 当市といたしましても、教員の負担増を解消するということが早期に求められているところでございます。今後も講師未配置の対策が必要であることは、当然のことでございますので、引き続き市の状況を伝えながら、県の教育庁のほうへ要望を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 次に、南小学校のエアコン設置の取り組みについてですけれども、御答弁いただきました。私は6月議会にも質問したわけです。それで、成田空港開港に伴い、第1種騒音区域対策としてエアコンが取りつけられた富里南小学校、南中学校があります。特に、富里南小学校、三十数年経過していることで、修繕費が3カ年で1,000万円を超えているということが明らかになったわけですけれども、先送りすることなく早急に対応すべきと喫緊の課題を求めてきました。ただいまの答弁では、平成2年度の空調機更新を受けとめて検討していると、これは承知いたしました。 ほかの学校は、国の臨時特例交付金を使って、今進められているんですけれども、南小学校においては、学校環境改善交付金、これは使えるかと思うんですけれども、また空港対策交付金の活用も含め、事業の推進、これを強く求めるものですが、簡単にお答えいただけますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 今御指摘になりました富里南小学校のエアコンの設置につきましては、財源等も含めながら、財政当局と検討中でございます。先ほど答弁申し上げましたように、令和2年度の空調機更新の実現に向けて、今進めておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 来年度進めることによって、全校でしっかりとしたエアコン設置が整備されるということで、よろしくお願いいたします。 次に、高齢者福祉について、(3)です。補聴器購入の補助制度ですけれども、介護保険では該当する制度がないと、身体障害者の補装具の支給制度はあるという答弁でございました。 加齢性難聴者への支援ということになりましょうか。誰でもが加齢によってそういう状況が出てくるわけなんですけれども、国際的にも難聴の及ぼす認知症、鬱病との因果関係及び補聴器装用の効果は証明されているわけなんですが、身体障害者支援制度での利用状況はどれぐらいありますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 高齢者ということで限らせていただきますと、平成30年度、65歳以上で補聴器を購入した方は7名、また修理が2名ございました。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 高齢者でね。身体障害者のほうでは、その制度を使ってやっているわけですけれども、そこはわかりますか。障害者のほう、わからない。はい、わかりました。 これは、高いからね、補聴器って。だからちゅうちょされるというのがあります。厚生省介護予防マニュアル、社会活動に不活発であることが認知症の発症のリスクを上げると、そしてまた閉じこもりの身体的要因の一つ、聴力の低下を挙げているというふうに、これ厚生労働省の介護予防マニュアルなんですが、それは認識していますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 介護予防マニュアルのほうに、第6章というところにそういう記載がございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 国のほうでも、そういう位置づけはしている。しかしながらそういう助成の支援制度はないということで、今千葉県内では、浦安市、船橋市がやっていますけれども、全国的にはかなり広がりを持っているわけなんです。国のほうでも、今後の財政状況を考えれば、必要だということも言っているんです。その辺強く求めておきたいと思いますが、担当部長として、やっぱりその辺の加齢による高齢者のその辺の身体的状況というか、その辺はどのように理解していますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 聴力の低下を含む高齢化に伴う身体的要因、こういったものが閉じこもりといいますか、そういったところの要因となるということは承知しております。補聴器の購入補助制度ですけども、こちらにつきましても、今後の検討課題とさせていただければと思います。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 国のほうでも動きがありますので、やはり早期予防対策が求められるものだということを提案しておくものでございます。 次に、②として、運転免許証自主返納者へのタクシー券助成についてです。 答弁では、高齢者交通手段、外出支援対策が必要になると認識しているようでございますが、今さとバス、デマンドなど使っているわけなんですけれども、その一方で、千葉県警のほうでは、高齢者ドライバーの皆様への呼びかけで、免許証自主返納を考えましょうと呼びかけているわけなんですが、参考までに、成田管内また富里市における免許証返納状況についてお伺いいたします。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 成田警察署のほうに確認させていただいたところ、平成30年1月から12月までで、免許証を返納された方、管内で425人、うち富里市の方は101人とのことでございました。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) これは徐々に上がって、返納してきているというふうに受けとめていいものですか、年度年度。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) その辺ちょっとはっきりとも言えないところで、平成29年で申し上げますと、1月から12月末で、管内で431人、全体で言いますと多少減っている。富里市で見ると、平成29年が95人ということですので、こちらは若干ですけどもふえております。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 一方では、こういう返上しましょうと呼びかけ、また富里市においては、住民要望に応えて、さとバス、デマンドバス、これをやってきているわけなんですけれども、しかし、今やっぱり利用者からも、行動範囲が広がらないとか、やっぱり月曜日に利用したいときはもう金曜日に電話しなければならないとか、こういう声が上がってきているんです。 また、路線バスがあっても、乗らなければ、利益優先も考えれば、需要と供給、路線バスの本数も減っているわけなんです。日吉台地域においても、日吉台だってやはりそういう対策が必要じゃないかと、バスが通っているからとか、駅に歩いて行けるからでも、高齢になるとなかなかそれはできないわけです。交通機関があっても、本数が減っている。ひとり暮らしまた高齢者夫婦、家族同居でも勤めがある。そして要支援1、2、介護1、2、これの方々でも自力で行動できる人もいます。ですからこのすき間を埋める、今行われている福祉制度のタクシーの利用と、今さとバス、デマンド、これとあとここのすき間のある対策をやっていかなければならないのではないかというふうに思うんです。 今のバス運行も年間3,000万円で5年やっているということでは1億5,000万円、悪いとは言いません。対策を考えていかなければならないということで、県内タクシー券補助は、障害者対策以外の方にも、タクシー券を配布している市町村が16市町村あります。これは高齢で運転できないとかそれもありますし、家族の交通のサポートが受けられない、こういうところもあるんです。運転免許自主返納に対しては、限定して対してはいすみ市、75歳以上、または免許もともとない方、80歳以上にタクシー券、それで長柄では65歳以上、返納証明が必要ということ、免許があるが健康上運転が難しい、家族の支援が受けられない。家族も縛られては、勤めがありますので、やはりそういう実態があるわけなんです。 ですから、やはり今後、市長答弁もきのうですか、他の議員にありましたけれども、検討していくというような、各担当課、横断的にこれから検討していくんだという御答弁でしたけれども、やはり地域全体を含めて、全ての人に移動を平等に保障するという交通権保障の立場から、富里市全体を視点に置きながら、検討をすることがとても重要だと思うんです。 これはやはり高齢者が元気でいてもらうために、要支援1、2、地域支援事業になっています。介護1、2、これから地域支援事業にやろうと。そうしますと富里市の、介護保険から外されるわけですから、高齢者はみんな地域支援事業、地域支援事業になりますと、市町村の財政のあるなしによって、満足度というのが非常にやっぱりバランスが悪くなるし、ほかの市町村と比較するようになれば、財政がなければ寂しい対策になってしまうということを、私たちは長年富里市に住んで、介護保険料も払っています。ところが、国の制度のためにかえられてしまって、介護保険料が3年ごとに上がっていく。今度は後期高齢の窓口医療費も2割と上げられるという状況の中で、真剣にやっぱり考えてもらいたいと思うんですけれども、これは市長に御答弁をお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 五十嵐市長。
    ◎市長(五十嵐博文君) 私のほうから答弁させていただきます。 議員おっしゃるとおりであると思っております。いまだにやはり高齢者の方々の事故というのは、残念ながら減ってきていない。そういう現状もございます。そうした意味でも、やっぱり自主返納というのは推進していかなければいけない。 その一方では、やっぱり交通手段というものはしっかりと確保するということは、これはもちろんであると思います。ですので、富里市のさとバス、そしてまたデマンド交通、さらには今おっしゃっていただいておりますタクシー券助成も含めて、改めてこれ検証させていただければと思っております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 検証する場合にも、今、八街市なんかもタクシー券やっています。だから検証する場合には、どこに視点を置くかということなんです。返納させることを視点に置いてやるのか。返納に力を入れれば、結局はそういう穴を埋める対策がなければ、返納もできないわけなんです。だからそういうことをやはり考えていただいて、やはり住んでいる方々の高齢者の意見を聞くというのも大事ですね。出向いて意見を聞くというのも大事かと思うんですが、その辺はどうですか。日吉台なんかも、バード会という大きな組織もありますし、意見を聞くにはいい組織だと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 御質問の件でございますけども、8期の計画の作成、始まっております。そこのアンケートに、特に設問を今回設けさせていただいておりますので、そういったところでも意見が聞けるかと、その結果を踏まえまして、高齢者の交通手段、外出支援策の必要性は、市長答弁にもございましたように十分認識しております。運転免許自主返納者につきましても、その中であわせて検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) ただいま答弁いただきましたけれども、担当課として、やはり高齢者の立場に立ったきめ細かい対応で、ぜひ実現できるよう要求しておきたいと思います。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) これで柏崎のり子さんの質問を終わります。 しばらくお待ちください。 次に、河田厚子さん。          (河田厚子さん質問者席) ◆(河田厚子さん) 河田厚子です。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 (1)学童クラブについて ①現在の各学童クラブの運営状況と今後について (2)公共施設の利便性について ①市内にある公共施設の公衆無線LAN利用対応について (3)図書館について ①来館者向上のために教育委員会ではどのように考えているか。 ②利用施設について 以上、3項目についてよろしくお願いいたします。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さんの質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 河田議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係の御質問につきましては、教育次長が答弁いたします。 まず、学童クラブについてでございますが、現在の運営状況につきましては、市内7カ所ある放課後児童クラブのうち5カ所が、主に保護者で組織する運営委員会による運営であり、1カ所が指定管理者による運営、1カ所が社会福祉法人の運営する施設となっております。 今後につきましては、現在、第2期子ども・子育て支援事業計画の策定作業を進めているところでございますので、この中で各放課後児童クラブに対する必要な支援について検討を行ってまいります。 次に、市内にある公共施設の公衆無線LAN利用対応についてでございますが、市内公共施設の設置状況としましては、来庁者用などとして富里市役所ロビー、富里市民活動サポートセンター、富里市立図書館が公衆無線LANを利用いただける環境となっており、所掌する各部署が運用管理を行っているところでございます。 今後も、公共施設における公衆無線LANの必要性について検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 教育次長、門澤將幸君。          (教育次長 門澤將幸君登壇) ◎教育次長(門澤將幸君) 河田議員の一般質問にお答えいたします。 図書館についてでございますが、来館者向上のために教育委員会ではどのように考えているかにつきましては、開館当初と比較すると来館者数が減少傾向にあることから、図書の貸し出し目的以外でも、市民の皆様に御来館いただけるような事業を開催し、来館者数の確保に努めているところでございます。 また、図書の貸し出しにつきましては、本館への来館が難しい方でも図書の貸し出しが不便なく受けられるように、北部コミュニティセンター、浩養小学校市民図書室で本を受け取りいただけるように取り組んでいるところでございます。 次に、利用施設につきましては、図書館は1階部分に図書館としての基本的な機能を集約しており、2階部分については、80席の座席と大型スクリーンを備えた主催事業を行う会場として使用しているAVホールのほか、来館者が自身の持ち込み資料で自習が可能な自習室を備えております。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 御答弁ありがとうございます。 それでは、再質問をさせていただきます。 (1)学童クラブについてです。 現在、市内には、先ほど御答弁にもありましたが、公設民営、民設民営、指定管理での公設民営型の7カ所の学童クラブがありますが、児童数何名につき1名の支援員が必要かという規定はございますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 基準でございますけども、富里市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の第10条第2項におきまして、児童数1人以上30人以下で支援員2人以上、児童数31人以上40人以下は支援員3人以上、児童数41人以上は支援員4人以上で支援を行うというふうに規定しております。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) わかりました。児童1人以上30人以下というのは、支援員2人ではもうかなり難しいかと思いますが、30人の児童を2人で見るということは大変無理がございますが、2人以上ということなので3人もしくは4人というふうになるのかと思います。 では、支援員の先生で、勤続年数もまちまちなんでしょうが、リーダーもしくは中心となる先生というのは配置しておりますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 中心となる先生ということですけども、葉山キッズランド学童クラブと若草児童館学童クラブにつきましては、支援員の中に責任者を配置しているところでございます。 また、日吉台学童クラブでは、支援員の中にリーダーという役職を置いております。 そのほかの学童クラブにつきましては、役職上リーダーという方はおりませんけども、やはり経験年数の長い支援員の方を中心として運営がされている状況でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) それぞれの学童クラブでの支援員の役割があって、特色ある保育をされていたようでした。うまく回っているのかということなのでしょうか。 それでは、市では日ごろの学童クラブの状況をどのぐらいの頻度で見られているのか。支援員の先生に任せきりではなく、児童の環境調査などされていますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 日ごろの状況でございますけども、担当のほうで各種文書とかファクス、郵送が可能なものがございましても、可能な限り直接持参して、各学童クラブへの訪問を積極的に行うようにしております。ですから、月に幾度となく担当者が訪問するというような状況でございます。 その際に、学童クラブの施設の確認ですとか、支援員の方とお話をするというような形で、状況の把握に努めているところでございます。 また、訪問するだけではなく、ときには電話ということでも連絡は随時とらせていただいているところでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) わかりました。月に数回、週に数回かは行っていらっしゃるというふうにも、担当者から聞いておりますので安心しております。 平成5年に初めて日吉台小学校で学童クラブが開設してから、少し間があきましたが、平成16年、平成17年と市内でやはり放課後児童クラブの必要性が高まってきたころなのかと思われますが、2件開設されていて3件になりました。そのころから、学童クラブ間の交流というのが必要だというふうに言われてきておりましたが、今は7カ所となっております。ほかの運営状況を見る、意見交換をし合うというのは、大変大切だと思っておりますが、学童クラブ間の交流というのはされていますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 各学童クラブの情報交換あるいは支援員同士の意見交換ができる場としましては、年に1回でございますけども、各学童クラブの支援員が集まる会議は開催しております。 また、長く支援員をされている方々は、必要に応じましてそれぞれで連絡をとり合っているというようなことも伺っております。 また、学童クラブ同士の子供たちの交流ということでございますけども、今年度葉山キッズランド学童クラブと第一学童クラブで、合同のイベントを実施するという計画がございましたけども、実現には至っていないという状況でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 学童間の交流というのはすごく大事だと思いまして、今年度も実現ができなかったというのはとても残念に思いますが、今後いろいろ御検討くださるようよろしくお願いいたします。 本来でしたら、同じ支援員だけではなく、皆さんが交流できたらというふうに考えておりますが、そこから自分自身の活性化がされていて、在籍しているクラブの運営にも大変いい影響が与えられるのではないかと思っております。 それでは、市内の学童クラブ運営形態が3つあるということで、一本化ではないのですが、お隣の成田市のように、支援員の勤務先異動というお考えは、本市にはございませんか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 成田市のほうですけども、公営の学童クラブということで、勤務先の異動が可能なのかというふうには思います。本市の場合につきましては、各運営団体によって支援員が雇用されておりますので、また人数も限られておりますので、勤務先を異動するというのは現状では困難かというふうに考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 本市においては公設公営という形ではございませんので、勤務異動というのは無理だろうと承知しておりますが、どうしてこのようなことを申し上げますかと言いますと、現在、ほぼどこの学童クラブも支援員不足で苦労されていて、ほかの学童クラブの不足した日を補って、ヘルプに入っているという状況を聞いております。確認しております。支援員の皆さんも、学校の地区に住まわれる方ばかりではないようでしたので、公設民営の全学童クラブで支援員を取りまとめることができたらよいのかと考えた次第でございます。まだそう簡単ではないと思いますが。それぞれの学童で特色もありましたし、マンネリ化しないようにいろいろなイベントを組んだり、催したり、子供たちのことをとてもよく考えておられました。 では、支援員不足の解消の一つとして、シルバー人材の活用や臨時支援員を募って人材バンクをつくり、不足したところを補うようにするのがよいのかと思いますが、市のお考えはいかがですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 確かに支援員の不足というのは実際ございまして、こちらでも苦慮しているところでございますけども、今御提案の人材バンクでございますけども、今の支援員の状況からすると難しいかというのはありますけども、やはり支援員不足という点ございますので、今後それにつきましては調査研究していく必要があるのかというふうには感じております。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) よろしくお願いいたします。 毎月のように、広報とみさとには、学童クラブ支援員の募集というのが上げられておりまして、市では、広報以外で支援員不足解消のためにどのようなことをされていますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 今年度新たな取り組みとして、先ほど御質問にも出ましたけども、シルバー人材センターの紹介を行ったことによりまして、実際に浩養すいかキッズクラブでシルバー人材センターからの人材派遣の活用が始まったところでございます。 また、これも今年度からなんですが、支援員の求人ポスターを自前で作成いたしまして、公共施設に掲示をしたり、あるいは順天堂大学ですとか関係の機関にポスターの掲示を依頼したところでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) いろいろやられているということは承知いたしました。大学や専門学校生では、長期休業中での臨時の採用以外には余り見込めませんが、募集をかけているということで、了解いたしました。 中でも、それでもなかなか募集が来ないというのは、時間的拘束が短いということと、仕事内容の割に報酬が少ないということだと思います。この仕事が好きだから続いていますとうれしい言葉も支援員の中からいただきました。でもその気持ちばかりに甘えてばかりはいられないと思いますので、委託料についてもう少し増額は考えていますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 尾崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(尾崎正尚君) 委託料につきましては、県の最低賃金等勘案したりしているところでございまして、平成30年度につきまして、基本月額を5,000円増額したところでございます。現在11万9,000円というところでございます。処遇改善につきましては、引き続き努力していきたいと考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) わかりました。今後とも御検討よろしくお願いいたします。 次に、(2)の公共施設の利便性についてです。 ①の市内にある公共施設の公衆無線LANの利用対応について、現在配置されている場所は市役所ロビーと市民活動サポートセンター、市立図書館の3カ所とのことですが、これは全部七栄地区、市役所周辺だけに偏っております。他地域ではなく、市民活動サポートセンターの後に市役所ロビーに設置したのはなぜでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 市役所ロビーに設置したのはなぜかという御質問でございますけれども、既存の引き込み回線を利用できるという環境が整っていたことと、議会からも庁舎内のWi-Fiについては御質問もいただいていたところでございますので、1階のロビー周辺に設置いたしました。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 既存の引き込み回線を利用してWi-Fiを引き込む環境にあったということだと思いますので、市役所ロビーにWi-Fiがあるということは、むしろ必要ですし、よいかと思います。順番的にもう少しほかの地域でというふうに考えましたが、それは理解しました。 今は北部地域では、北部コミュニティセンターがあって、多くの利用者がおりますが、おわかりのように富里市の人口のおよそ5分の1という地区ですが、受付にはあえてここはフリーWi-Fiではありませんという張り紙がありました。北部コミセンでWi-Fiを使えないのはどういったわけでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) 北部コミュニティセンターのWi-Fi環境についてでありますが、北部コミュニティセンターにおきましては、フリーWi-Fiではございませんが、一部Wi-Fiの環境はあるということであります。ただし、これは北部コミュニティセンターの場合、出張所機能がまず一つある。ここへのネット環境が配置されております。それから管理運営のための事務室が事務室スペースとしてあり、そこでのネット環境があるということで、一部事務室環境のほうからは、パスワードの入力によっては使える環境はございますが、今のところフリーWi-Fiにはなっていないというのが現状であります。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) わかりました。この秋の大きな災害で、携帯充電に来ていらした方、日吉台小学校の避難所ですが、携帯充電に来ていらした方々の声で、ぜひ市内の公共施設にWi-Fiをとの訴えが大変多かったものです。停電時には、発電機などの機器も必要でしょうが、災害補助金などで、今後市内公共施設、避難所に係る部分で、現在災害検証中ではございましょうが、Wi-Fi設置が可能になってくるということは考えますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) そのような御意見もあったというのも承知しているところでございます。総務省のほうといたしましては、今議員のおっしゃったようなことで、補助メニューを設けた中で対応しているというところもございますけれども、導入に関しての補助はございますけれども、ランニングコストは対象外となっているところが、現在そのように至っていないところでございます。 今回の災害につきましては、指定公共施設の協力ということで、皆さん方実際に経験されたと思いますけど、ファイブゼロジャパンというフリーWi-Fiの環境を無償で設置していただいたという経緯がございます。それにつきましては、指定公共施設の協力ということで、災害対策基本法第6条1項に基づいての協力があったということで、そのような環境を提供していただいたということがございました。今後もその制度を活用して、緊急時における情報提供を実施してまいりたいと考えてございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 今回、9月15日の台風15号で、ファイブゼロジャパンというのは日吉台小学校で実際に見ることができました。これはありがたいシステムだと思います。ただ、ほかの避難所を回ったときに、携帯充電所を回ったときに、全避難所では設置されていたわけではありませんでした。今までもほかの議員から、市内Wi-Fi設置についての質問がございましたが、このたびの災害で公衆無線LANの必要性がますます高まったことがわかりました。将来に向けて、市の公共施設全体にWi-Fiの環境を整えることをお願いしたいと思います。今後またこれに関しては質問してまいりますので、よろしくお願いいたします。 次に、(3)図書館についてに入ります。 ①の来館者向上についてですが、現在の図書館が開館したのが2003年3月、当初としても大変画期的なシステムで、市民だけではなく他市町からの視察も多く、大変にぎやかであったと思います。にぎやかというか、表現は合いませんでしょうか、盛り上がっていたと思います。時がたつと足も遠のくこともよくあることでしょうが、図書館は教育文化の拠点として、市民の豊かな生涯学習を支援していくための施設です。しかし、ここ最近の本市図書館においての利用状況は、特に平日は大変寂しく感じました。 最初の御答弁にもありました教育委員会の会議などでは、来館者向上のために具体的にどのような意見が出ているのかお伺いいたします。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 教育委員会の会議の席上、主にやはり子供の読書を推進させるような形で、そういった御意見をいただいております。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) それはブックトリップというところなのでしょうか。子供たちには、読書の大切さを学校と連携して、今後も伝えていっていただきたいと思います。 では、開館から現在までの来館者数の推移というのがわかりますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 開館から現在までの来館者数の推移というお尋ねでございます。開館当初、先ほど議員のおっしゃいましたとおり、平成15年3月末から平成16年3月までの来館者数は35万1,116人でございました。その後、平成22年までは年間30万人台を推移しておりまして、平成23年から平成29年度までについては28万人台に若干落ち込んでおります。なお、平成30年度の来館者につきましては24万1,843人ということでございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 数字だけとると、やはり大分減っているのではないかというふうに思います。読書離れだけというふうには考えられませんが、例えば公共交通が少なく、足がないというのも一つの理由になるのかもしれませんが、日吉台地区では、北部コミュニティセンターでも図書の予約貸し出しができると思いますが、月にどの程度の利用がありますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 北部コミュニティセンターは、北部地区のサービスポイントとして位置づけられております。電話やインターネット、リクエスト用紙で受け付けた本の受け取りや返却が可能となっております。 1カ月当たりの利用状況につきましては、貸し出し人数は延べ人数で300名程度、同じく貸し出し冊数は延べ冊数で300冊程度でございます。 また、同じく返却冊数は延べ冊数で1,200冊から1,300冊程度の御利用をいただいております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) それは思っていたよりも利用されているのかというふうに感じました。図書館の来館者数にはカウントされていないようですが、貸し出し冊数は安定した状況のようで、大変よかったと思います。 次に、②の利用施設についてに入ります。 最近、図書館に出向いたときに2階に上がりましたら、以前にはなかった飲食スペースの部屋というのが設けられておりました。市民からの声が多かったのでしょうか。いつから開放されていますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) お尋ねの飲食スペースにつきまして、利用者の方の声を受けまして、平成28年8月から2階の研修会議室3という場所で開始したものでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 平成28年8月というふうに伺いました。少し前だったのですね。昼時をまたいで自習する方とか受験生などには、大変助かるところだと思います。ただ、用事があって2階に上がったときにようやくわかったという状況でしたので、もう少し入ったときに来館者がわかりやすい提示をしていただきたいと思いましたがいかがですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 御質問のとおり、館内には飲食専用スペースという掲示はしておるんですが、なかなかわかりにくいというお話でございますので、より来館者にわかりやすい方法、周知の方法を検討してまいります。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) よろしくお願いいたします。 ただ、ここは大変2階の奥まった部屋でございましたので、女性が一人で入るにはとても入りにくそうだと思いました。目の届きにくいところでございますので、大変ちょっと心配もあるのではないかと思いますが、市としては何か対応はなさっていますか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 女性が入りにくそうといいますか、確かに奥まったところの部屋でございますので、そういった形で御心配になられている方もいらっしゃると思います。職員が定期的に館内を巡回するほか、その部屋に行く途中、防犯カメラ等も設置してございますので、防犯カメラ作動中という掲示をするなどしまして、来館者の皆様が安全で利用しやすい環境づくりを努めていきたいと思っております。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 今後、特に受験シーズンには大変必要かと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 また、1つ気がついたことなんですが、1階の10台のパソコンがなくなっていましたが、どうなりましたか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) パソコン、従前設置してあったわけでございますが、近年、スマートフォン等の情報端末が広く普及しておりまして、パソコンを使用して検索などを行う利用者の方々が、実態として減っておりまして、例えば平成15年度については1万718件の御利用がありましたが、平成30年度になりますと2,224件という形で、約5分の1の利用状況になっております。したがいまして、そちらのパソコン10台は撤去いたしまして、自習用の机として活用していただいております。こちらについては、令和元年9月27日より変更しております。 なお、貸し出しカウンターの脇に、パソコン2台は従来どおり配置しておりまして、パソコンで検索をされる方用に、そういった形で2台は設置しております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 利用件数が余り、本当に大きく減ったので大変驚きました。実際スマートフォンが普及されているので、そのとおりなのだと思います。約8,500人の減少ということですね、わかりました。変わらず自習スペースとして活用いただいているようなので、大変よろしいかと思います。 ここでは、申請制でWi-Fiを使えるようですが、公衆無線LANは図書館全館で使えるようですか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 公衆無線LANにつきましては、図書館の1階部分で利用できるものでございます。図書館では、無線LANの使用場所に制限を加えてはおりませんが、無線の電波を発信する機械、無線アクセスポイントは1階に設置してあるため、1階が主な利用場所と考えております。 また、タイピング、パソコンを使う場合、カチカチという音が出ますので、そちらの配慮から無線LANは1階全館使えるんですが、パソコンでタイピングをされる方につきましては、無線LANコーナーと交流コーナーという形で、こちらで使用していただくよう御協力をお願いしております。 ○議長(戸村喜一郎君) 河田厚子さん。 ◆(河田厚子さん) 1階の全体だけでも十分に、Wi-Fiが使えるだけでも十分に市民に還元されているのかと思いますので、大変よかったと思います。 図書館は、図書の貸し出しだけではなく、市民の居場所として使ってもらえることで、利用していただきたいという施設です。いろいろな催し物、イベントや行事なども行われておりますので、もっと多くの皆さんに利用していただけるように、今後一層の御努力をよろしくお願いいたします。 以上で質問を終わります。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 先ほど北部コミュニティセンターの1カ月当たりの利用の答弁の中で、私、貸し出し冊数を300冊程度という答弁をいたしましたが、正しくは600冊でございます。訂正しておわびいたします。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) これで河田厚子さんの質問を終わります。 しばらく休憩します。              午後2時26分 休憩             …………………………………              午後2時43分 開議出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(戸村喜一郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、藤田 幹君。          (藤田 幹君質問者席) ◆(藤田幹君) 立憲民主党の藤田 幹でございます。 議長のお許しをいただきまして、質問通告に従い質問を行わせていただきます。 (1)教育現場の環境改善について ①各教室への大型モニター設置についてお答え願います。 ○議長(戸村喜一郎君) 藤田 幹君の質問に対する当局の答弁を求めます。 教育次長、門澤將幸君。          (教育次長 門澤將幸君登壇) ◎教育次長(門澤將幸君) 藤田議員の一般質問にお答えいたします。 教育現場の環境改善についてでございますが、各教室への大型モニター設置につきましては、文部科学省が示す「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画」において、2018年度以降の学校におけるICT環境の整備方針で目標とされている水準といたしまして、大型提示装置・実物投影機を各普通教室に1台、特別教室用として6台設置が示されております。この目標の実現に向けて、本市においても導入について検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 藤田 幹君。 ◆(藤田幹君) 御答弁ありがとうございます。 それでは、この件について伺ってまいります。 まず、冒頭なんですが、御答弁の中にありました「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画」、こちらについて簡単に御説明いただけますでしょうか。
    ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画」でございますが、新学習指導要領においては、情報活用能力が学習の基盤となる資質、能力と位置づけられております。小学校においてはプログラミング教育が必修化されるなど、今後の学習活動において積極的にICTを活用することが想定されております。 このことから文部科学省では、2018年度以降の学校におけるICT環境の整備方針を取りまとめ、これを踏まえまして「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画」を作成したもので、ICT環境の目標を示しているものでございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 藤田 幹君。 ◆(藤田幹君) 「教育のICT化に向けた環境整備5か年計画」の中では、学習用コンピューターを今の学校単位から学級単位に近づける、また校務支援システム、インターネット環境の100パーセント整備など、学校全体のICT化に向けた大きな目標が掲げられております。今回、その中でも、学校教員の方々から多くの要望が寄せられ、また継続的にそれが続いている、この中にある大型掲示装置、すなわち大型モニターの100パーセント整備という目標に対してお伺いしてまいります。 まずなんですが、本市における現状の大型モニターの設置台数、こちら幾つになりますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 現状での大型モニターの数でございますが、全体の数です。小中合わせまして49台でございます。各学校、おおむねフロアごと、いわゆる1階、2階、3階ごとに1台から2台の配置でございますが、これらの多くが更新時期を迎えている状況でございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 藤田 幹君。 ◆(藤田幹君) ありがとうございます。私も大型モニター、各学校のほうに足を運びまして、拝見させていただきました。今は大分すたれてしまったと言ったらあれなんですけれども、50インチのプラズマテレビが置いてありまして、なかなか堅牢に使われて、これが49台ですね。7小学校、3中学校でこれをシェアして取り回しているという環境も拝見させていただきました。 私が小・中学校のころは、各教室に必ず1台、テレビが置いてありました。特に道徳や理科の授業で活用されましたが、教育番組を見たり、これをテーマとしてディスカッションを行うといったような授業風景が展開されていたわけです。これが2000年代の後半から、地上波デジタルへの移行に伴って撤去されていく。すみません、そのころ私は小・中学校の環境というのはわからなかったもので、地上波デジタルのテレビは置かれていたんだろうなと思っていたら、どうやらそういうことはなくて、今の学校教室ではテレビがないのがある種当たり前になっているという環境です。当時の使い道としては、今申し上げた教育番組であったり、またビデオ機器を接続して、教材用のビデオを流すといったような使い方が主だったと思うんですが、これはテレビ番組のタイミングや、あとはビデオ機器を取り回すというようなところから見ても、足回り上、難しい機材であったことも撤去の一つの要因なのかなとは思ってます。 しかしながら、今現在におきましては、テレビや大型モニターには当時考えられなかった大きなメリットがあると考えます。今回の政府の方針の中でも、大型モニターを100パーセント設置、大型掲示装置と書いてありますけれども、大型モニターですね、これが100パーセント設置という目標が掲げられております。授業の現場における大型モニターの活用のメリットについての御認識をお伺いいたします。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 授業中における大型モニターのメリットでございますが、授業を行う先生にとっても、受ける子供たちにとりましても、実態としてそれを画面で把握できるということ、それから教材づくりも、今パソコン等を御使用なさっている先生も非常に多いので、働き方改革に伴って、授業の材料づくり等も手が少しはかからなくできるのかなというように考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 藤田 幹君。 ◆(藤田幹君) おっしゃるとおりだと思います。今の大型モニターは、もう本当に数多くの優位性を備えていて、モニターからHDMIのケーブル1本引いてしまえば、それをパソコン連携することで、パソコンに映せるものであれば、それが全て教材になり得る。さらに、今あるようなタッチパネルの機能がついたパソコンを使えば、これがいわゆる電子黒板の代替品としてもそれだけで可能な状態であって、先生方からも、こういったものがあれば授業の幅は格段に広がると。その中で、先ほど御答弁にもありましたとおり、49台が各校にそれぞれ配置されている。同じフロアの中で、一つの教室で使っている状況では、もう一つの教室では使えないといったことで、かねてより教職員組合のほうからも要望が継続的に出されておりまして、本年度、政策要望ということで出させていただいた際には、正直、その場で予算の関係で厳しいよ、みたいなことを言われてしまったような状態があります。 今回、そういった中でかなり前向きな検討をなさっているということで、ぜひとも頑張っていただきたいんですが、この前向きな検討に至りました大きな理由をお聞かせください。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 今回、検討に至りました大きな理由ということでございます。それは、学習指導要領が改定されまして、小学校は令和2年度から、中学校は令和3年度から全面実施になります。これに伴いまして、各学校において、大型モニターのさらなる活用が求められている状況となっております。したがいまして、学校からの要望のとおり、現状でも大型モニターが不足しているということは課題として捉えていたところでございますが、今後の整備の必要性が高まったことから、導入について検討を進めさせていただいております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 藤田 幹君。 ◆(藤田幹君) 今おっしゃっていただいた新しい学習指導要領では、先ほど御答弁にありましたプログラム教育だけにとどまらず、外国語教育の充実であったり、また主体的で対話的で深い学びといったアクティブラーニングというのが結構注目されておりますが、知識の総量を主体とした今までの学びから、直感的思考、また発展的思考を身につけさせるための授業が求められるようになると。こうなってくると、同時にその分だけ、授業といえば今までクリエイトしていただいた先生の創造的な負担というのが間違いなく大きくなってくる。政府が力強く推し進める新学習指導要領を確かに有益なものとして活用するためにも、そのためのツールとしても、ぜひとも大幅な増大に向けて前向きな御検討をお願いいたします。 さて、それでは大型モニター設置に向けた検討がなされているという中で、今後、導入に向けての具体的なプロセスについてお伺いできますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 現在、ICT環境の整備といたしまして、学習用のパーソナルコンピューター、それから校務用のパーソナルコンピューター、プリンター等の整備も進めているところでございます。これらの整備もあわせまして初めて大型モニターが活用できるということでございますので、これら一体的に整備の検討を行っていくということでございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 藤田 幹君。 ◆(藤田幹君) ありがとうございます。 今、これらのものの整備が整って初めてというところなんですが、大型モニターに関して言えば、先生が自分で持っているパソコンの中に教材を入れて持ってくるというだけでも、さっきも申し上げたように、ケーブル1本で使えちゃうので、この大型モニターの部分、なるべく的を絞ってやってもらいたいと思います。 今答弁にありました配置する数というところなんですけれども、市内の小・中学校の普通教室、また特別教室全てに配置することを検討しているということでよろしいでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 配置につきましては、文部科学省の示す基準を満たすことを前提に考えております。普通学級が全校で146教室、特別教室が60教室でございますので、全てで206教室について、できれば基準どおりの配置を検討しております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 藤田 幹君。 ◆(藤田幹君) 今お答えいただきました。普通教室、特別教室の数がそれぞれ146と60の計206教室ということです。この配置に当たって、今、教育次長のほうからも、できれば全配置を目指したいということだったんですけれども、先生方の御意見をお伺いしても、基本的に一義的には当然全部を目指してもらいたいんですが、普通教室への全配置を目指してほしいと思うわけです。 というのは、小学校とかの場合は担任の先生がクラスを見るんですけれども、中学校になると、担当教科の先生がそれぞれのクラスをまたいで同じ授業して回るわけです。そうなると、1組にはモニターがあるんだけれども、2組にはモニターがないというようになると、それだけでそもそもパソコンを使った大型モニターを前提とした授業のカリキュラムというのが組みづらくなってしまう。なので、なるべく平たく、こっちにはあるけれどもこっちにはない、こっちはすごい充実しているんだけれどもこっちには全くないというゼロか100かではなく、平たく普通教室のほうに配置するという形を目指してほしい。これがお願いでございます。 そうなると、先生や生徒にも不利益が……。せっかく導入したにもかかわらず、それを使わないといったことを前提にさっき言ったような授業を組み立てるようになってくると、置いてある教室でも使われないという宝の持ち腐れみたいな状態になるのは余りよくないのかなと思うわけです。 こういった中で、過去、今回の大型モニターの件にかかわらず、こういった要望の質問の中では、本市の財政状況が非常に芳しくないという中で、何を実現していくかという課題に直面していることは承知しています。そういった中で今回、導入に当たって検討される上で、市の財政状況を考慮しつつ費用対効果をも鑑みた上で、なるべく最少のコストで極力多くの配置を目指していただきたいと思うんですが、現在の具体的な方針というのはいかがなっておりますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 議員御指摘のとおり、全部一遍にはやはり整備ができない状況でございますので、各学校によって学年ごと、例えば3年生なら3年生という形の順を追った整備をまず一義的には計画しております。 御質問の件でございますが、大型モニターを活用した授業が展開できるように、実物投影機としての書画カメラ、習字等を書いたり、書き順とかがわかるような形のカメラがございます。そういったカメラの設置や、必要なスタンド、機器を支えるスタンドもあわせて導入することを検討しております。新学習指導要領の実施に合わせまして計画的に導入して、効果的に活用が図れるように進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 藤田 幹君。 ◆(藤田幹君) 今おっしゃっていただいたように、導入にもし時間がかかるようなところがあるのであれば、なるべく平たんに、同じ環境を一定の場所にということを念頭に入れてやっていただきたいということは改めてお願いしておきます。 今おっしゃられた中で、モニターと書画カメラ、実物投影機や先生の手元を映すカメラですよね。これに伴って設置に必要なスタンドもということなんですけれども、私、モニターであったり書画カメラ、スタンド、それぞれ調べてみると、大型モニターだけでも、同じようなスペックの中で市場価格に随分開きがあります。市としては、こういったもののスペックについて、どういったものを検討していらっしゃいますでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 門澤教育次長。 ◎教育次長(門澤將幸君) 御質問の件でございますが、当然、モニター、カメラ等、性能がいいほうがいいわけでございますが、配置場所が学校ということでございますので、まず第一に安全性を重視したいと考えております。それから操作性のほか、使用される教室での学習に適した機能を満たした機器の導入を検討しております。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 藤田 幹君。 ◆(藤田幹君) ありがとうございます。 今おっしゃられた安全性の確保、これはやはり、学校に配置するということなので、しっかりと確保しなければならないんですが、それぞれ学校、私も幾つか伺わせていただきましたが、安全性の確保の仕方にも、学校によってそれぞれ違いはあると思うんです。そういった点を今から検討して要望を出していくということになると思うので、今の段階で私のほうからこれがいいんだ、あれがいいんだみたいなことをこの場では申しませんけれども、各学校の配置の仕方についてはそれぞれ先生方にも御意見を伺って、こうでもいいんじゃないとかいうものもあるので、基本的には安全性を確保するという中でも、1教室でも多く普通教室に導入していく。普通教室には大型モニターがあって、先生が授業を担う際にはそれを使えるという平らな前提を確保してもらうことが、冒頭のICT環境整備、また今後改定される学習指導要領に現場が対応していく上でも極めて重要だと考えます。 乏しい財源の中で最大の効果を満たすためには、どうしても必要最低限の中で求めるものを満たしていくといった発想が必要になってくるんだと思います。その点は十分御承知だと思うので、あえて優先順位をこちらから示すようなことはいたしませんが、教育委員会のほうでも精査していただいて、小・中学校の全普通教室及び特別教室へのモニター設置を目指して、しっかりと検討していただきたいと思います。市長の掲げる富里市の学力向上という目標においても、現場の先生方の創意工夫を後押しすることが一番の近道になるのではないかなと思いますので、ぜひともしっかりとした御検討のほうよろしくお願いいたします。 以上で質問を終わります。 ○議長(戸村喜一郎君) これで藤田 幹君の質問を終わります。 これで一般質問を終わります。……………………………………………………… △日程第2 同意第1号から同意第4号まで……………………………………………………… ○議長(戸村喜一郎君) 日程第2、同意第1号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてから同意第4号 監査委員の選任につき同意を求めることについてまでを一括議題とします。 これから質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 質疑は自席にてお願いします。 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 人事案件に対して2件ばかりお伺いいたします。 まず同意第3号ですけれども、固定資産評価審査委員の選任についてですが、選任に当たっての経緯と適任とした理由についてお伺いいたします。 同意第4号ですが、監査委員の選任について。選任に当たっての経緯と適任とした理由。 お二人とも初めての方ですので、お伺いいたします。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 柏崎議員の質疑にお答えいたします。 まず同意第3号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてでございますけれども、選任に当たっての経緯と適任とした理由につきましては、固定資産評価審査委員会の委員は、当該市町村の住民、市町村税の納税義務者である者、または固定資産の評価について学識経験を有する者のうちから選任する必要がございます。 荒井 進氏におかれましては、富里市民であって、市税納税義務者であることとともに、行政書士、社会保険労務士及び税理士として事務所を開設され御活躍されているなど、学識経験を有されていることから、任命について上程させていただいたところでございます。 次に、議案第4号でございます。監査委員の選任についてでございますが、選任に当たって経緯と適任とした理由につきましては、監査委員は人格が高潔で、地方自治体の財務管理、事業管理及び行政運営についてすぐれた識見を有する必要がございます。阿部ますみ氏は、昭和49年に千葉県庁へ入庁いたしまして、40年以上にわたり千葉県民のために勤務され、特に税務行政に精通されておりますことから、任命について上程させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) まず第3号、専門職を身につけていらっしゃるんですけれども、固定資産評価審査委員としての特別な研修というか、特化した職務に当たり、そういうものは協議というか話し合いをされるのかどうなのかお願いいたします。 4もやっていいですか、一括で。 はい。じゃ、次の監査委員ですけれども、富里市においては初めての女性の監査委員ということでちょっと注目するものですけれども、今日の男女共同参画やジェンダー平等社会の中でこういう職務につかれるということは注目されるわけなんですが、市民の納めた税金の賄われ方や行政運営の政策に対しても意見を上げられるわけなんですけれども、職務をお願いするに当たり、代表監査ともなると幅が広いと思います。そこで、特化した研修など、職務前に予定されるのかどうなのか、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) この議案2件についてでございますけれども、同意をいただけましたらば、専門的な研修につきましては両方の委員に特化した研修を行う予定でございます。 以上です。 ○議長(戸村喜一郎君) 以上で通告による質疑は終わりました。 これで質疑を終わります。 お諮りします。 ただいま議題となっています同意第1号から同意第4号までは、委員会への付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(戸村喜一郎君) 異議なしと認めます。 同意第1号から同意第4号までは、委員会への付託を省略することに決定しました。 これから討論を行います。 討論はありませんか。……討論なしと認めます。 これから、同意第1号から同意第4号までを採決します。 採決は、分割して行います。 まず、同意第1号は、同意することに賛成の方は、起立願います。          (賛成者起立) ○議長(戸村喜一郎君) 起立全員です。 よって、同意第1号は、同意することに決定しました。 次に、同意第2号は、同意することに賛成の方は、起立願います。          (賛成者起立) ○議長(戸村喜一郎君) 起立全員です。 よって、同意第2号は、同意することに決定しました。 次に、同意第3号は、同意することに賛成の方は、起立願います。          (賛成者起立) ○議長(戸村喜一郎君) 起立全員です。 よって、同意第3号は、同意することに決定しました。 次に、同意第4号は、同意することに賛成の方は、起立願います。          (賛成者起立) ○議長(戸村喜一郎君) 起立全員です。 よって、同意第4号は、同意することに決定しました。………………………………… △日程第3 議案第15号………………………………… ○議長(戸村喜一郎君) 日程第3、議案第15号 富里市印鑑条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 これから質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 質疑は自席にてお願いします。 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 議案第15号 富里市印鑑条例の一部を改正する条例の制定についてです。 ①として、これまで印鑑登録等について相談があったかどうか。 ②被後見人の権利が認められたことは前進であるけれども、条例の周知について。 今後の登録の見込みについてお伺いいたします。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) 議案第15号の質疑についてお答え申し上げます。 まず、これまで印鑑登録等について相談があったかというお尋ねでございますが、これにつきましては、改正前は一律に成年被後見人は印鑑登録の申請ができない規定となっていたため、今のところ相談はございません。 次に、条例の周知の仕方というお話でございましたが、条例の周知につきましては、ホームページでまずは周知をいたしたいと考えております。 それから、今後の申請の見込みについてというようなお尋ねでございましたが、今回の条例改正後の申請の見込みにつきましては、現時点では想定できないというところであります。 以上であります。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) ホームページでお知らせするということで、成年被後見人という方々はこれまで、資格また職種、業務等から排除されてきたわけなんですけれども、そうしますと、わかりやすく説明するためにも、障害者団体の方々にも広報としてわかりやすくお知らせすることも必要かなと。被後見人については印鑑登録できなかったわけですから、そうしますと、今後の財産とかいろんなことが出てくるので、その辺はどうでしょうか。ちょっと行き過ぎた質問でしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 綿貫市民経済環境部長。 ◎市民経済環境部長(綿貫薫君) 本来の権利の根幹に踏み込む改正でございますので、お尋ねのような環境の方々にもわかるような工夫をしながら今後。まずはホームページでというお話をさせていただきましたが、そのほか、機会を見つけて、それから周知の方法もよりわかりやすく、工夫を凝らした周知をしてまいりたいと考えております。 ○議長(戸村喜一郎君) 以上で通告による質疑は終わりました。 これで質疑を終わります。 お諮りします。 ただいま議題となっています議案第15号は、委員会への付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(戸村喜一郎君) 異議なしと認めます。 議案第15号は、委員会への付託を省略することに決定しました。 これから討論を行いますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これから議案第15号を採決します。 議案第15号は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。          (賛成者起立) ○議長(戸村喜一郎君) 起立全員です。 よって、議案第15号は、可決されました。………………………………………………………… △日程第4 議案第1号から議案第14号まで………………………………………………………… ○議長(戸村喜一郎君) 日程第4、議案第1号 富里市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定についてから議案第14号 令和元年度富里市下水道事業会計補正予算(第1号)までを一括議題とします。 これから質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 質疑は自席にてお願いします。 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 議案第1号 富里市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定についてでございます。 ①として、期間を3年間を超えないとする根拠について。 ②として、休業制度となるが、本市における制度活用について。 ③、身分保障と復帰について。 以上です。お願いします。 全部やっていいですか。 ○議長(戸村喜一郎君) やってください。 ◆(柏崎のり子さん) 一括で。議長、一括でいいですか。 ○議長(戸村喜一郎君) やってください。 ◆(柏崎のり子さん) 議案第3号 富里市職員の給与等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてです。 ①として、住居手当改定による家賃額の下限、手当額の上限について。 議案第9号、16ページ、1款2項2目についてです。今、12月議会なんですけれども、本年度の調定見込額を想定した歳入状況なのか。滞納繰り越しも余りなくて、例年に比べると非常にきれいな数字だなと思って。それと額が、非常に歳入が多くなっているなというように思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 柏崎議員の質疑にお答えいたします。 まず議案第1号 富里市職員の配偶者同行休業に関する条例の制定についてでございますが、まず配偶者同行休業の期間の根拠につきましては、地方公務員法第26条の6第1項におきまして、3年を超えない範囲において条例で定める期間と規定されております。 千葉県や先行の他市、また国の規定との均衡を図ったものでございます。 次に、本市における制度活用についてでございますが、本市職員におきましても、海外勤務の可能性のある職業に配偶者が従事していることも見込まれることから、仕事と家庭生活の両立支援の方策として、将来的な需要に備えるため、制度の整備を図るものでございます。 なお、本制度において、過去に職員からの問い合わせを受けたことはございます。 次に、身分保障と復帰についてでございますが、休業期間中も公務員の身分や役職を有することとなります。また、復帰に当たりましては、休業期間の100分の50以下の範囲内を勤務したものとみなし、給料額の調整を行えるものとしております。 次に、議案第3号 富里市職員の給与等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでございますが、住居手当改定による家賃額の下限につきましては、現在、1万2,000円を超える家賃を手当の支給対象としているところでございますが、今回の改定によりまして4,000円引き上げ、1万6,000円を超える家賃を手当の支給対象とするものでございます。 また、手当額の上限につきましては、1,000円の引き上げを行うものでございます。 今回の改定では、市内居住、市外居住にかかわらず、同一の改定内容となりますが、改定による影響を受ける職員数につきましては、住居手当の支給を受けている職員57名のうち、増額の見込みとなる職員は36名、減額の見込みとなる職員は21名でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) しばらく休憩します。              午後3時19分 休憩             …………………………………              午後3時20分 開議出席議員  18名欠席議員  なし ○議長(戸村喜一郎君) 会議を再開します。 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 訂正させていただきます。 議案第9号中の16ページ、固定資産税について。1款2項1目でございます。訂正させていただきます。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 次に、議案第9号 令和元年度富里市一般会計補正予算(第9号)の市民税、固定資産税の増額補正につきましては、本年度の調定見込額を反映したものでございます。 個人市民税現年課税分は給与所得などの個人所得の増加、滞納繰り越し分は徴収状況により、それぞれ増額するものでございます。 法人市民税現年課税分につきましては好調な企業業績等によりまして、滞納繰り越し分は徴収状況により、それぞれ増額するものでございます。 固定資産税現年課税分につきましては、償却資産について、企業の設備投資等の増加により増額するものでございます。 以上でございます。 ○議長(戸村喜一郎君) 柏崎のり子さん。 ◆(柏崎のり子さん) 議案第3号のほうで、職員の給与等に関する条例の改正なんですけれども、昨年12月、条例改正した市外居住手当があったわけなんですけれども、今回の改正でこの格差というのは解消されないと認識していいのでしょうか。その辺はっきりさせてください。 ○議長(戸村喜一郎君) 加藤総務部長。 ◎総務部長(加藤浩史君) 議案第3号でよろしいですね。 御質問の格差の問題でございますけれども、市内、市外とも同様の改正となりますので、支給額の差には変更はございません。 ○議長(戸村喜一郎君) 以上で通告による質疑は終わりました。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっています議案第1号から議案第14号までは、お手元に配付しました議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託します。 お諮りします。 議案調査及び委員会開催等のため、明7日から18日までの12日間、休会したいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(戸村喜一郎君) 異議なしと認めます。 明7日から18日までの12日間、休会することに決定しました。 以上で本日の日程は全部終了しました。 12月19日は、午後1時から会議を開きます。 本日はこれで散会します。             …………………………………              午後3時23分 散会             …………………………………...