富里市議会 > 2008-09-04 >
09月04日-03号

  • 石井準一(/)
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  1. 富里市議会 2008-09-04
    09月04日-03号


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    平成20年  9月 定例会(第3回)        平成20年第3回富里市議会定例会会議録(第3号)               9月4日出席議員   1番  塩田和夫君          11番  布川好夫君   2番  中間幸一君          12番  高橋保夫君   3番  櫻井優好君          13番  柏崎のり子さん   4番  原 清一君          14番  栗原恒治君   5番  高橋益枝さん         15番  佐藤繁夫君   6番  押尾 隆君          16番  秋本真利君   7番  猪狩一郎君          17番  窪田 優君   8番  中野信二君          18番  杉山治男君   9番  立花広介君          19番  鈴木英吉君  10番  大川原きみ子さん       20番  江原利勝君        …………………………………………………欠席議員  なし        …………………………………………………地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名  市長        相川堅治君   消防長       藤崎 操君  副市長       石橋 規君   参事兼総務課長   佐々木 智君  総務部長      岡本昇三君   参事兼財政課長   林田博之君  健康福祉部長    大塚良一君   参事兼社会福祉課長 岩澤新一君  経済環境部長    山田照好君   産業経済課長    高岡明仁君  都市建設部長    池田光一君   参事兼建設課長   篠原眞司君  教育長       吉冨芳正君   会計管理者     小野祐一郎君  教育次長      細野 明君   水道課長      鴇崎敏明君  農業委員会事務局長 高橋恒夫君   教育総務課長    南條正和君  監査委員事務局長  関 利之君   消防次長      森田武臣君        …………………………………………………出席した事務局職員の職氏名  議会事務局長    綿貫一義    主査        岡村和宏  次長        加藤浩史    主査補       土屋則行        …………………………………………………議事日程               議事日程(第3号)           平成20年9月4日  午後1時開議 日程第1 一般質問        …………………………………………………本日の会議に付した事件  1 一般質問        …………………………………………………          …………………………………            午後1時00分 開議          …………………………………出席議員  20名欠席議員  なし ○議長(江原利勝君) これから本日の会議を開きます。…………………………… △日程第1 一般質問…………………………… ○議長(江原利勝君) 日程第1、一般質問を行います。 山田経済環境部長。 ◎経済環境部長(山田照好君) きのうの中野議員の一般質問の中で答弁をさせてもらっていない部分がありますので、すみませんけれども、ここでさせていただきたいと思います。 千葉県リサイクル功労者表彰についてでございますけれども、本市では、過去において、平成10年ですけれども、一団体が表彰を受けております。現在ございませんけれども、今後につきましては候補者の活動状況等踏まえて検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(江原利勝君) 順番に発言を許します。 佐藤繁夫君。          (佐藤繁夫質問者席) ◆(佐藤繁夫君) それでは、一般質問をさせていただきます。 (1)シルバー人材生きがいを 団塊の世代と言われる人たちが定年退職し、生きがいを求めている。そこで、農業を基幹産業と位置づけている富里市は、この世代の人たちに楽しみながら働ける農業の機会を提供することを考え、また、人手が欲しい農家のことを考え、他市に倣い、政策として事業を行ってほしいと思います。当局の考えをお示しください。 (2)農業科授業について 2番目といたしまして、農業科事業について。 富里の農業も機械化が進み、かつてのように子供たちが労働力になる時代は終わっていますが、最近は食育教育、また世界的な食料問題、そして我が国の自給率の問題等で、多くの人たちが農業に関心を寄せるようになってきた今、基幹産業として農業を位置づけている富里市としては、教育の一つの柱として農業科を据え、額に汗し、土などで手を汚す農作業を通じ、生き物との共存、命の大切さを教える時期が来たと思います。当局の考えをお示しください。 (3)消防の広域化について 次に、消防の広域化について。 3月5日付のちば県民だよりに千葉県消防広域化推進計画が掲載されていましたが、消防の広域化について、富里市は、どのように市民の安全に対処する方法が最善なのか検討に入っていると思います。その結果、経過等につき県の推進担当と協議もしたと思います。富里市として、検討・協議等行ってきた経過、結果等についてお示しをいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、相川堅治君。          (市長 相川堅治君登壇) ◎市長(相川堅治君) 佐藤議員一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 まず、シルバー人材生きがいをについてでございますが、平成10年に定年退職者等の高年齢者の就業機会を確保し、社会参加の推進を図ることを目的に、富里市シルバー人材センターを設立し、定年退職者等就業機会の確保に努めているところです。 ご質問にございます農業に係る就業機会の提供について申し上げますと、平成19年度実績で契約額1億3,600万円のうち4,400万円と全体の3割以上を占めている状況でございます。また、JA富里等関係機関による農業労働力補完システム確立のための農業ヘルパー事業により、労働力の欲しい農家と農家で働く意欲のある者との雇用の仲介を行い、雇用募集農家の支援を行っているところです。今後ともシルバー人材センターを含め、農業に係る雇用促進への取組を支援してまいります。 次に、消防の広域化についての富里市としての検討、協議の経過及び結果についてでございますが、千葉県の計画策定を受け協議を行った結果、本市にとって広域化による消防体制の充実を図っていくことは有効であることから、前向きに取り組むこととしました。本年6月には、千葉県より消防広域化の実現に向けた協議、検討の端緒とするための意見交換会が開催され、本市としては、消防の広域化によって消防力の強化を図っていきたい旨を回答し、その実現については千葉県の強いリーダーシップを希望したところであります。 しかし、各市町村では、広域化についての意見に相違があり、千葉県としてもあくまでも市町村の自主的な意向によるとのことで、その後は進展がない状況であります。本市としては、今後も関係市町村の動向を注視しながら対応を図っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(江原利勝君) 教育長、吉冨芳正君。          (教育長 吉冨芳正君登壇) ◎教育長(吉冨芳正君) 佐藤議員一般質問にお答えいたします。 農業に関しての授業の件ですが、富里市内の学校では、生活科や社会科、総合的な学習の時間などの活動として、農業体験を工夫して取り入れているところであります。 まず、低学年の生活科では、実際に学校の畑などで野菜を育てる活動を行い、種まきから収穫までの一連の体験学習を通して植物を育てることの喜びを味わわせ、植物にも命があることに気づかせるようにしています。また、小学校3年生の社会科では、実際にスイカ農家の作業の様子を見学したり、スイカ農家の方をお招きしたりして、子供たちに富里の農業についての理解を深めさせております。さらに、小学校5年生では、学校や地域の特色を生かし、田植えから稲刈りまでの米づくりの体験を実施している学校もあります。 議員ご指摘のように、このような農業体験を通して、生き物との共存、生命の大切さを教えることは重要であり、今後ともその推進に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) まず、シルバー人材の関係でお聞きしたいんですが、富里のシルバー人材センターの3分の1以上は農家のお手伝いの仕事をやっているというようなことで、これは大変いいことだと思います。 以前にも私はお聞きしたんですけれども、そのときにも技術を身につけて、そして農家へ派遣すべきだと。遊休農地などを活用してこういうのをやったらどうですかと言ったら、もう富里では十分やっていますからというような答えはいただいているんですが、私の知っている人が、農業を知っている人ばかりではなくて、何かグループに分けて、リーダーがいて、知らない人もついてくると、そういうような形の中では、仕事をできるという形のものではない部分がある。ですから、リーダーによっては仕事の能率が大分違ってくるという話を聞かされたことがあるんです。その後、農協の理事会でも、ある理事さんから、農協も市にお手伝いをして、市と農協で技術を教える機会を設けて、ある程度の知識なり技術を持った人を農家に派遣してくれるとありがたいんだという話が出たんです。 ですから、富里として4,000万円を超える売り上げがありますと言っているけれども、さっき言ったように、できる人はそれはできるんです。だけれどもそのグループ全体ができるのかというと、そうでない人がまじっていると。そこに、受け入れるほうとしてはみんなができたほうがいいわけですから、そういうことが希望として出ているんです。その点についてはどうですか。 ○議長(江原利勝君) 山田経済環境部長。 ◎経済環境部長(山田照好君) 農家によっての農家それぞれのやり方というのもありますし、農作業もいろいろな種類がありますので、一律的にはなかなかいかないのかなと思っております。そういった中では、行った先の農家の方の意向というんですか、そういったものをよく聞いた中で作業をしてほしいという形での、そういった指導の中で対応しているというところでございます。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) 白井市のシルバー人材センターは、去年からナシ栽培技術講習会というのを行って、そしてそのナシ農家のほうへ働く人を派遣しているというんですけれども、こういう人材を育成するという考え方はどうなんですか。 ○議長(江原利勝君) 山田経済環境部長。 ◎経済環境部長(山田照好君) いずれにしても、雇用依頼があっての話ということになりますので、そういった中で現状は対応しているということでありまして、品目に特化した形の中での研修というのは行っておりませんけれども、そういったことも考えていく必要性はあるかなというようには思っております。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。
    ◆(佐藤繁夫君) 富里ではスイカとかニンジンとか、これは全国的に有名な作物ですよね、そういったようなものを中心に、ある程度の知識というものを覚えていただいて、そして働けば、農家で働く機会も、要するに定年退職後の方々が仕事をする機会がふえると思うんですよ。中には、わからないからとしり込みしている人もいるかと思うんです。そういう点、富里の場合には少しの面積ならば、今活用されていない土地も市の所有で、新橋に要らないの、あっちのほうにありますよね、農地が3町歩ぐらいあるわけですから。ですから、やはり指導するというようなことを真剣に考えてみるということはないんですか。 ○議長(江原利勝君) 山田経済環境部長。 ◎経済環境部長(山田照好君) 研修ということも必要かなと思っておりますので、そういったことは考えていきたいと、こう思っております。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) それでは、これは参考になるかどうかはわかりませんけれども、愛知県の刈谷市では、刈谷ニューファーマーズセンターという事業を行って、講師には県やJAのOBを対象にしてセンターに常駐してもらう。そして、団塊の世代の人たちに農業を覚えてもらうと。刈谷市の場合には、1年間講習をして農地法にかかわる部分、それはよけながら、一応市がいわゆる貸し農園的な形で農園を確保して、農業に楽しんでもらうという計画を昨年度から、2007年度から何か始めたようですけれども、やはり富里でも何かそういう希望の人が多いようですから、農業をやってみたいという人の希望が多いようですから、やはりいろいろな形、さっき私は、一つは、人材をある程度育成して農家への支援、今、刈谷市の場合には、その人たちが自分たちで農業を楽しむ機会をつくると、そういうようなことがあるわけですから、やはり教えるというその体制づくりというのを、ただ通り一遍の答えではなくて、ある程度の決意として、主として考えていただかないと。今、働いてもらいたいという農家の人も結構いるわけですし、動きたいという、働きたいという人もいるというように聞いていますから、もう少し市が積極的に考える必要があると思うんですけど、どうですか。 ○議長(江原利勝君) 山田経済環境部長。 ◎経済環境部長(山田照好君) 関係機関ともよく協議して、いろいろ考えていきたいと思っております。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) 関係機関ということは、具体的にはどこになりますか。 ○議長(江原利勝君) 山田経済環境部長。 ◎経済環境部長(山田照好君) JA富里市とかシルバー人材本体そのものとか、そういった、要するに関係する人たちで協議をしてその辺を考えていきたいと、こう思っております。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) 技術を指導するのには、お話なんですけれども、さっきもちょっと提案というか質問の中で、白井市の場合には技術を教えて農家で働いてもらうと、富里市でもそういうのを希望している農家がいっぱいいますと。だけれども、刈谷市みたいな形のものもかなり私はいるというように聞いていますから、そうしますと、農地の関係で、これは農水省がいわゆる耕作放棄地対策というので各市町村に対して農地の実態の調査をして、農地と非農地をはっきりしろと、要するに荒れているところは農地にするのか、あるいは非農地にするのかということをはっきりしろというように言ってきているわけです。最後には、富里市長相川堅治がそれを決定するわけです。もちろんその間にいろいろな人たちにご意見を聴取するわけですけれども、そういうようなのもありますから、例えば農地として使える部分というものは農地として残すことができるようなことも考えながら、畑やってみたいという人もいっぱいいますから、そこらの点について、さっきも言ったように刈谷市の場合は、市が農地法にクリアするような貸し農園の形のものをつくるというようなようですから、やはり何らかの形で農地が確保できるような方策というのがあってもいいと思うんですけど、そこらについてはどうですか。 ○議長(江原利勝君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 富里市も10年くらい前はまだ農地がそう広くあいてきていないなというように感じたんですけれども、最近、ぼつぼつ荒れている農地が見受けられるようになってきました。ただ、全体的に歩いてみても、広く荒れているというのはちょっとないんですけれども、できればあいている農地を利用できる方法が今言われている方法かなというように感じますので、これからぜひ担当課とも検討したいと思っております。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) では次に、農業科の関係なんですけれども、教育長さんから体験をさせていますよと。これは私もあちこちで話聞いて知っています。私が子供のときには体験どころではなくて、完全に労働力で、南小学校で2町4反ぐらいの畑があって、1町歩は6年1組、2町歩を6年2組、残りを5年生以下で耕して、私が6年生のときには、農作物を売った金で修学旅行は家から持ってこなくても学校が出してくれたというような経験がございます。私はそれをやろうとは言っていません。ただ、農業というのは、断片的に、学校の授業ですからやむを得ないと思うんですけれども、ちょこちょこととらえるというものではないと思うんです。系統的に知ってもらう、それが一番大事だと思うんですけれども、富里市で今、継続して時間的に、例えば南小学校だったら何年生で何時間とか、そういうような形のものでわかれば教えていただきたい。 ○議長(江原利勝君) 細野教育次長。 ◎教育次長(細野明君) 今時間のことを聞かれたわけですけれども、ちょっとその辺は申しわけないんですけれども、把握していないんですけれども。南小につきましては高野の田んぼの土地をお借りしまして、これは土地改良区の協力を得まして、それからまた、田植え、稲刈り、あともう一、二回、定期的にはやっているんですけれども、時間のほうはちょっと把握していないので大変申しわけないんですけど、そういったことで、地域の方の協力をいただきながら現在総合的な学習の時間の中で対応しているというところでございます。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) 私のときも同じで、近所の農家の方が農業を教えに来てくれていました。そういう点は同じなんですけれども、福島県の喜多方市は、市内小学校20校の中で9校が現在農業科を実施していると。授業時間は年間45時間、要するに週1時間だと思うんですけどね、45時間ということでやっているようです。 そういうような中で、さっきも言ったように、継続的な仕事をやらせていくと。2年生、3年生、4年生、5年生、6年生と別々なやり方で指導しているようですけれども、やはり富里としても農業を知ってもらうのは田んぼだけではないはずですから、そういう点についてはどうですか。 ○議長(江原利勝君) 細野教育次長。 ◎教育次長(細野明君) 答えになっているかどうかわかりませんけれども、福島県の喜多方市ということで、こちらにつきましては構造改革特区小学校農業教育特区を認定されたということで、19年から始めているというのは聞いております。 また、その背景としましても、やはりもともと農協さんだとか地域の方のいろいろ協力もあって、その前から何か進めてきたというような経緯があるようでございます。喜多方市のねらいは、確かに継続的なものもあるんですが、佐藤議員さんがおっしゃられるように、これはやはり自然との共生だとか命の大切さだとか、共生などについて、そういったのをねらいにしてやっているというようなことでございます。 富里市においても、先ほど教育長答弁にもございましたように、形態は違いますけれど、生活科あるいは総合的な学習の時間、あるいは社会科等の中で、子供たちが段階的にいろいろな形でそういった農業体験をしていると。そういうところから、やはり同じように命の大切さだとか、共生だとか、環境だとかと、そういったことを学んでいるということで、富里市としましては、また、ふるさと学習ということで今年度から始めたその中でも、農業体験という形の、また一つのそういったものも踏まえていきたいというように考えておりますので、今後ともそういったことで、形態は違いますけど、そういったことで推進は図っていきたいなというように考えております。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) ちょっとその考えを大きく持ってもらいたくて若干話させてもらうんですけれども、2010年4月にも関西の四つの大学、大阪市立大学、大阪府立大学、関西大学、同志社大学が「食の大学院」をつくると。これは要するに今、食の安全だとか、いろいろと問題があるので、これからはこういう問題を研究する学校が必要だということで、四つの大学が一つになってやると。 要するに、喜多方市の考え方が特区で、特別な考え方だというように思ってもらいたくなくて、今、関西の四つの大学がこういう大学院を共同でつくるという構想があるということをお話しして、富里市も農業を主体としているまちですから、例えば畑を借りて、ニンジンの間引き、今は間引きしないように、できるだけ努めて間引きしないで済むような形の作付をしていますけれども、例えばの話、ニンジンの畑をつくって、ニンジンの種をまいて、そして間引きもする、草取りもする、そして、場合によって農薬をかける場合には、そういう指導をする、援助をする人にやってもらうようになるかと思うんですけれども、そういう作業の経過、ずっと続けたものを子供たちが確認できるような形の農作業を知ってもらうと。そして、それを自分たちが食べると。 私たちも南小学校では、秋には収穫祭でサツマイモをふかして食べたり、あるいはご飯を炊いてごちそうになったりというようなことをしたんですけれども、そういうような中で、やはり食の安全とかいろいろと、命を植物からいただくということを実感として知ってもらう教育があっていいのかなと、時代が、今まで何か経済合理主義でどんどん走ってきたんだけれども、こういうような形のものがあってもいいのではないかなと思うのでお聞きするんですけれども、いかがですか。 ○議長(江原利勝君) 吉冨教育長。 ◎教育長(吉冨芳正君) 佐藤議員の提案は、大変魅力的だというように思います。喜多方市の場合は、地元の農業を考えて、徹底的に稲作を中心とした農業を体験すると、そういう行き方でいっているんだろうと思います。 翻って、富里市でどんなふうに考えるか。皆さんにお配りした富里教育プランでは、「ふるさと富里を誇りにし、このまちの未来を拓き世界に羽ばたく子どもを育てます」と、こういうように我々の目標であり、市民にも約束をしたわけですので、その具体的な手だてとしてふるさと学習というのを今考えています。 それで、ご指摘のように、できるだけ地元の農業の様子を取り入れたいというように思っていまして、試みにつくっている、今カリキュラムをつくっている途中なんですけども、この中身では、小学校低学年で、例えば畑の先生と一緒に落花生やニンジンなどの野菜を育て、収穫し、その喜びを味わうとか、中学校ぐらいになると、スイカ農家等で職場体験をして、体験を通して大地を守るということを考えさせるというような要素を取り入れられないかなと思っています。 私としては、体験をできるだけ取り入れるんですが、そこからもう一歩、自分たちが富里に対して何ができるかというところまで総合的に展開できるようなカリキュラムをつくれたらなと思っておりまして、ご提案の趣旨も踏まえてまたカリキュラムをよく検討していきたいと思います。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) 余計なことだと思うんですけれども、授業時間は富里市で多分1時間、50分でやっていると思うんですけれども、学校の裁量なのか、教育委員会の裁量なのか、45分授業にすると1日30分の時間がとれるということですから、そういうような形で時間をつくりながらも、私はぜひそういうような体験というよりも、むしろ真剣に取り組むということです。単なる体験というと、さわってみるということですから、そういうようなことができないのかなと。 変な話ですけれども、それぞれ人間には能力がありまして、場所によって若干傾向は似通っているようですけれども、例えば日吉台小学校は、テストをすると全国的にも仮に富里市の中では成績がいいと。しかし、洗心小学校は、農村部ですから、何か千葉県で自転車の競技で入賞したと、6位とか新聞に書いてありましたけれども、やはりそれぞれの能力を生かす、そういうような機会もつくれるわけですから、ただ時間がないからできないというようなことではなくて、時間をつくって、そしてその命の大切さを教えていっていただきたい。5年、6年になったらば、実際にさわらせるのは危険ですけれども、農薬の関係についてもいろいろと指導していただいたほうがいいんじゃないかと思うんです。 これは、ちょっと私の常識とは若干違う形で日本教育新聞に出ていたんだけれども、いわゆる無農薬だとかなんとかというものの中には、わけのわからない漢方農薬を使うんですか、それで、逆に人間に被害を与えるような格好のものもあるから、きちんとした農薬指導といのがあってもいいのではないかというようなことが新聞に出ていました。ですから、やはり今、5年、6年にもなったらば、この農薬はこういう形で安全に使わなければならないという、そのくらいまでは話をしてもらってもいいのではないかと思うんですけれども、どうですか。 ○議長(江原利勝君) 吉冨教育長。 ◎教育長(吉冨芳正君) 農業を初めから終わりまで徹底的にやるというのは一つのいき方で、そういう例があるのも承知しております。稲作でやってみると、農薬どの程度使うか、使わないとしたらカルガモ飼おうかとか、台風が来たら心配してみんなで駆けつけるとか、そういうような徹底した取組をやっているところもあると承知しております。 今、私が考えていますのは、ある程度スタンダードな農業体験も取り入れたカリキュラムをつくっておいて、それを同じようにというよりは、学校の特色を生かして徹底的に農業に取り組める条件が整っているところはそういうように深めていってもらってもいいというように思っておりますので、そういう発展性のあるものを考えていきたいというように思っています。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) 次に、消防については各自治体の自主性に任せる、要するに広域化は任せるというようなお話ですけれども、ただ、ここの部分で若干聞いておきたいんですけれども、要するに広域化が何か理想的だというようなことを頭ではちょこっと言っていたような気がするんですけれども、どういうように理解していいかちょっとわかりかねますので、広域化の有意性というんですか、そういうものはどういうようになっていますか。 ○議長(江原利勝君) 藤崎消防長。 ◎消防長(藤崎操君) 広域化の有意性ということなんですけれども、富里の消防を考えた場合に、富里の消防力あるいは人員、財政、そういうものを考えたときに、広域化したときに得られるメリット、こういうことを考えますと、やはり否定的よりも肯定的に考えたほうがいいのではないかなというように考えております。 メリットを若干申し上げますと、火災に対する対応力の強化、まず一つあります。これはどのようなことかといいますと、広域化によって消防車両の整備、こういうものを拡充することになって、大規模火災が発生したときに初期対応の速さ、あるいはまた統一的な指揮の下に活動ができるというようなことがまず一点です。 二点目として、救急体制の高度化というのがまず考えられます。それは、応急措置の拡大によって、現在除細動器AEDですね、ああいうものとか、あるいは輸液とか気道確保とかいう医療行為を行うことになりました。このために、高度な知識、技術を持った救急救命士、こういうものが強く人員の確保というものを求められてきております。それと、人員の面で言いますと、やはり救急救命士が特に多いんですけれども、講習があります、あるいは研修ですね、その期間が長くとれるというのが人員の面ではあります。 それと、もう一点は、予防行政の増大ということです。立ち入り検査あるいは消防動員、危険物規制等、極めて重要であります。こういう予防行政におきましても、専門的知識が求められておりますので、それにも対応できるんではないかなというように考えます。 それと、救助隊の設置なんですけれども、これも現在富里市には救助隊、もちろん設置してあります。人員については5名張りついております。そういう救助に関する、やはり救助技術の専門的な、技術的なものもあります。そういう研修も含めてとれるんではないかなと、専任化がだんだんできてくるのではないかなというように思います。 あとは消防車両、それと消防救助に使う資機材なんかの高度化といいますか、そういうものも質の高いものがそろえられるんではないかなというようには考えます。 ですから、広域によって得られるメリットというのは、何点か今申し上げたような形であると思います。そんなところです。 以上です。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) 私が何回も聞かなくても大体答えを先にいただきまして、そういうことであれば、やはり広域化というのは必要なんだなというように思います。 これは、私の用意した質問の大体答えをいただいたので、出ていなかったところで、例えばこれは決してあってはならない、あっては困るんですけれども、最近何箇所かの空港で飛行機の墜落事故がありましたよね、そういうようなときに、例えば富里市へ落ちた場合の指揮監督をとるのは現状ではどこなのですか。 ○議長(江原利勝君) 藤崎消防長。 ◎消防長(藤崎操君) 今、空港の事故ということがお話に出ましたけれども、幸い成田空港開設して以来、富里市に落ちたという事例はないんですけれども、仮に落ちますと、事故がありますと、この空港を取り巻く各消防本部が空港連絡協議会というものを立ち上げまして、事故があったときには協力をし合ってその事故に当たろうというようなことでございますけれども、仮に富里市に落ちますと、富里市に指揮権があります。富里市の指揮によって、富里市の消防力では飛行機事故が起きたときにはとても対応が難しいので、当然連絡協議会ということで応援を求めることになります。それで、近隣の消防本部が協力してやるということです。そうしますと、そこに時間的ロスが生じますよね、連絡が入ってから応援態勢をとってきて指揮隊と。そういうのがやはり、余りないんですけれども、大規模火災のときにはそういう通報が入ったときには同時に出動できる大部隊といいますか、そういうものを同時にできるというようなことで、初動態勢は強化されると。そういう面が先ほど申しましたメリットの中に入ってくるんじゃないかなという感じはいたします。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) 今言ったようなことは極端なことで、あってはならないことですけれども、99.9パーセントなくても、0.1パーセントぐらいの可能性はあろうかと思います。 ただ、先ほどの説明の中で、市長の答弁の中で、どうも先行きが見えないと。そういうことですと、この後富里市ではどう考えるんですか。 ○議長(江原利勝君) 藤崎消防長。 ◎消防長(藤崎操君) 今年度の6月にこの計画ができまして、最初に北総県民センター管轄内の、要するにこの組み合わせの14市町村ですか、それが集まりまして、この広域化を進めるに当たってどういうように進めていくかということで、各構成市町村の意見を聞いたわけです、県が。そのときに、いろいろな意見が出まして、うちは合併、広域化には賛成しないというようなところもあって、3月の議会のときにも前消防長が答弁しましたけれども、かなりの温度差があるというようなことであります。県の、これは非公式ですけれども、要するに今後そのような懇談会というか打ち合わせというか、そういうものは持つつもりはないと言っていました。それはなぜかといいますと、やはりそういう反対のところが結構あるところで打ち合わせを持ったとしても、話は進まないというようなことが言われています。 ですから、富里市としても、多分賛成しているところは、やはり小さいところの消防本部だと思うんですよ。ですから、やはり近隣の関係市町村の動向を踏まえて、その辺で見守っていくというところが、富里市の対応としては今のところそういうようにしたいというように考えています。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) 3月議会で成田市でも広域化について質疑が行われているようですけれども、富里市よりも踏み込んだ質疑がされておりますよね。今のところ県が仲介には立つ気がないというけれども、24年度までですか、やれというように言っている、千葉県がそれを言っていて、後は各市町村がやるならやりなさいと、やらなくてもいいよというようなこと程度のものだったんですか。 ○議長(江原利勝君) 挙手をしてください。 藤崎消防長。 ◎消防長(藤崎操君) 最後がちょっと聞き取りにくかったんですけれども。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) これは24年度かな、までに組み合わせをやりなさいということになっていたけど、後は勝手にしなさいという程度のものだったのですか。 ○議長(江原利勝君) 藤崎消防長。 ◎消防長(藤崎操君) この広域化につきましては、自主的な広域化、自主的にやりなさいと、この自主的という言葉はかなりいろいろなところで出てくるわけです。これはなぜかといいますと、消防組織法の第6条で、消防に対する責任は市町村にあるというようなことから来ているわけです。 平成18年に国の基本指針が出まして、その基本指針に基づいて推進計画を19年度までにつくりなさいというような形で、県としては各消防本部の意見、各構成市町村の意見を聞いて、あとは県民の意見も聞いてこれをつくったわけです。この作成から5年以内、年度で言いますと24年までには広域化をしなさいということなんです。ですから、自主的ですから、そういうことなんですね。 以上です。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) 何か成田市の市会でのやりとりを短い行間で見ると、成田市はこれをやると合併につながるんじゃないかと。市町村合併につながるのではないかという形で多分やらないと言っていると思うんです。だけれども、私も先ほど話ししたように、あってはならないんですけれども、絶対に落ちないという保証はないわけです。少なくともこの14の関係市町村ではなくても、空港を取り巻く、ここに書いてあるのは芝山も入っていますね。芝山町、神崎町も入っています。ですから、この成田市と。この周辺のそこらあたりは、訓練のときには空港対策で訓練をするんでしょうから、指揮が一本化できるような形のものがあったほうがいいのではないかと思うんですけど、どうですか。成田市の場合には議員さんがこれやると市町村合併につながってしまうというような言い方をして、答弁はそういうことはありませんとは言っていますけど、どうですか。 ○議長(江原利勝君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) そのとおりでありまして、市町村合併につながるものではこれは全くありません。 ただ、空港を中心とした枠組みに、確かに広域化もなっているのも事実であります。それはやはり空港というものがありますので、事故や何かというものを考えてのことなのかなと思いますけれども、ただ、今成田市は確かに消防長の報告は受けているんですが、余り賛成はしていないというようには聞いております。ただ、やはりそれもちょっと私には理解できないんですけれども、非常に大きな税金が入ってきておりますので、自分らでも成田市はできるのではないかなというような、私の憶測ですけれども、そういう感じはございます。 しかし、これ確かに広域化にして非常に性能がよくなるし、安心して安全になるわけですけれども、ただこの組織の中を監視するというか、この広域化というのは監視する目を持つ皆さん方が果たして議員になっているかというのは、非常に私もいろいろなところに出ていて疑問視されることがありますので、ただ言われるままにどんどん進むと、かえってお金がかかる場合もできてきますので、その辺は十分注意をしながらやっていきたいというように思います。 ○議長(江原利勝君) 佐藤繁夫君。 ◆(佐藤繁夫君) 先ほど、私が幾つも用意した質問、先にもう答弁いただいてしまって、何か大分いいことがあるよと、広域化するといいことがあるよということを消防長から聞かされました。 これも最近新聞に出ていたんですけれども、たしか柏市と我孫子市だったと思うんですけれども、通信の司令のやつですね、これを広域化でデジタル化することによって職員が3人だか4人削減することができるようになったというようなことがありましたから、市民に対して有利なものであるならば、市民に喜ばれるようなものであるならば、やはり進める努力はあってもいいのではないかと思うんですけれども、どうですか。 ○議長(江原利勝君) 藤崎消防長。 ◎消防長(藤崎操君) おっしゃるとおりだと思います。やはり市民サービスが低下しないように進めていくのが消防の役目だというように考えております。 ○議長(江原利勝君) これで、佐藤繁夫君の質問を終わります。 次に、塩田和夫君。          (塩田和夫君質問者席) ◆(塩田和夫君) 塩田和夫でございます。通告に従いまして一般質問させていただきます。 (1)根木名川沿い市道01-002号線の道路整備について 久能の三叉路から大和・根木名106号線の信号へと抜ける区間の道路は、生活道路として、また抜け道道路として車の通行量が多く、曲がりくねったカーブや道幅が狭い、見通しの悪い道路です。危険防止、また歩行者の安全対策上、道路整備が必要でありますが、今後の改善についてお伺いします。 ①拡幅工事について ②歩道ラインの設置等歩行者安全対策について ③破損箇所の補修について ④道路を覆う草木の伐採について (2)さとバスの日吉台運行について さとバスは、交通空白地域の解消と高齢者や交通弱者の日常生活の移動手段の確保を目的に運行されております。高齢者がふえており、市民のニーズに合った公共交通機関の充実が望まれております。生活ラインの足の確保として、また、2年後に(仮称)成田富里徳洲会病院の開院に向けて、日吉台一丁目へのさとバスの運行について検討お願いします。 以上です。 ○議長(江原利勝君) 塩田和夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、相川堅治君。          (市長 相川堅治君登壇) ◎市長(相川堅治君) 塩田議員の一般質問にお答えいたします。 まず、市道01-002号線の道路整備についてでございますが、久能から大和までの区間の拡幅工事につきましては、現状の道路境界の中で少しでも多くの幅員が確保できるよう補修工事を実施いたしてまいります。 次に、歩道ライン設置等の安全対策につきましては、当該路線は全体的に幅員が狭いため、補修工事等にあわせ道路幅員が確保できた際に、歩道ライン設置について検討していまいりたいと考えております。 次に、破損箇所の補修につきましては、当該路線は計画的に維持補修を行う路線として位置づけており、毎年工事を実施してまいりました。今年度につきましても、路面の傷みが著しい箇所について補修工事を実施する予定となっております。 次に、道路を覆う草木の伐採につきましては、当該路線は効率性と安全面を考慮し、業者委託による年2回の除草業務を実施しております。また、当該路線は道路の損傷と草や民地からの木について重点的にパトロールを実施し、通行上の安全確保に努めるとともに、伐採対象となる木等があった場合は、所有者に対し適正な管理の周知とご協力をお願いしております。 次に、さとバスの日吉台一丁目への運行についてでございますが、現在のさとバスは、路線バスが運行していない交通空白地帯について1日4ルートを計17便運行しており、路線バスとの競合回避や運転手の労働条件等により1日に走行できる最大の距離による運行となっております。このため、日吉台一丁目へ運行する場合は、既存のルートの減便や廃止等を行わなければなりません。また、日吉台地区は路線バスが運行しているため、路線認可や路線の競合により、路線バスが撤退してしまう事例も多くあることから、現状の運行実施は困難であると考えております。 しかしながら、(仮称)成田富里徳洲会病院が開院されれば、通院のための利用ニーズが多くなることは認識しておりますので、路線バス事業者の路線計画を含め、今後も関係機関と継続的に協議検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(江原利勝君) 塩田和夫君。 ◆(塩田和夫君) 01-002号線、久能から根木名の106号に突き当たる地域ですけれども、この区間の道路は30年間ほとんど変わっていないというのが実情でございます。根木名から大和、久能、日吉倉、そして成田市へ抜けていく主要生活道路として存在しておりますけれども、大和地先、畑ケ田の先のカーブがごく一部、大分前に拡幅されたのみというように認識しております。昭和50年代から、旭ケ丘、成城台、富里台あるいは根木名ニュータウン、北大和、大和グリーンタウンと、団地の入居者がふえて人口も4倍、あるいは5倍と大幅に増加をして、生活道路としての交通量が大幅にふえる一方である。抜け道道路としての交通量増加もありまして、住民がひやりはっとを味わい、事故に遭っている人もおられるのが実態です。 道路機能の整備改善が必要だと考えておりますが、拡幅、カーブの道への対策、限られた予算の中ということになるんでしょうが、ぜひともお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 池田都市建設部長。 ◎都市建設部長(池田光一君) 議員の質問にお答えいたします。 まず、01-002号線につきましては、1級市道という位置づけもございますので、幹線として大事な部分であるというように市としても考えてございます。あわせて市長答弁にもございましたように、毎年工事を実施して、計画的に維持補修をしていく路線という位置づけもされておるところでございます。昨年度につきましては、三叉路から成田市側になりますが、東関東自動車道の近辺につきまして舗装の修繕等をいたしました。あと、三叉路から手前につきましては、一部のりの補修をしてございます。ことしにつきましては、予算を確保いたしまして、ほたる橋から成田市側の一部路面の傷みが激しい場所につきまして、70メートル程度の舗装の打ちかえを行うことにしてございます。あわせて先ほど申しましたように、昨年度は、三叉路からの部分につきましては大きな補修はできておりませんが、毎年予定を立てまして計画を進めていくつもりでおりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(江原利勝君) 塩田和夫君。 ◆(塩田和夫君) 歩行者の件ですけれども、大和方面から久能のバス停まで歩いてバスを利用して、成田駅や日吉台の方面へ出る人たちがおります。これほとんど女の人ですけれども。また、農家の人たちも歩いております。自転車で通る人も見かけられるんですが、たまたま私もきのう7時ごろ暗くなってあそこの道路を通ったんですが、自転車に2台会ったんですが、自転車もよろよろ非常に危なっかしく走るし、車のほうもちょっと走りにくいというのが実態で、あそこの道路を知っている方皆さん感じたと思いますけれども、そういった状況でございます。道路幅を広げるとか歩道ラインをつくるとか、何か具体的な歩行者安全対策をとることはできませんでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 池田都市建設部長。 ◎都市建設部長(池田光一君) 直接歩道を新しく用地を買って整備をするということは、非常に予算的なこともございまして難しいというように思っております。ただ、現況の道路幅の中で、先ほど言いましたように、路面の非常に悪い部分につきましては現況の幅の中で幅員を広げるようにいたしまして、できる部分につきましてはラインを引き、歩行者、自転車と区別できるようなことを考えていくということを一つ考えてございます。 そういった道路拡幅につきましては、現状の工事とあわせてできる部分についてラインをつくっていく、できるだけ歩行者の安全を確保するというように考えているところでございます。 以上です。 ○議長(江原利勝君) 順番にお願いいたします。通告の順番どおりで。 塩田和夫君。 ◆(塩田和夫君) 歩行者のあれですけれども、これは位置の拡幅とも関連してきますけれども、あの道路、実際問題としてはそんなに拡幅がどうのこうのといっても大変な道路であることは私自身もよく知っています。ただ、実際には50センチメートルぐらい違っても、やはり随分違う面もございますし、そういう面では少しずつでも改善してほしいなと。道路の拡幅、あわせてそれは歩行者へのまた対応にもつながるという問題だと思います。 次に、三番目、破損箇所の補修についてですが、道路はご存じのように古くて傷んだところもいろいろございます。時々破損箇所が見受けられるような状況で、担当部署にたまに連絡することもありますが、補修についてはどのようなあれでチェック、対応しておられますか。 それともう一点、前にもこれ担当部署の方に言ったんですが、久能のバス停の三叉路の乗降口、こちらが破損してでこぼこになっていて、バスの乗降で足をひねった方もいるというようなことも、苦情というか耳に入ってきております。そういう点では何か問題もあるのか、しばらく時間もたっているんですが、修理が願えないかということでお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(江原利勝君) 池田都市建設部長。 ◎都市建設部長(池田光一君) まず、補修の工事でございます。先ほどちょっと申し上げましたが、ことしにつきましては、ほたる橋の成田市側の一部の路面の傷みが激しいことを周知しておりますので、そちらにつきまして一部打ちかえ工事を予定してございます。あわせて市長の答弁にもございましたが、極力路線としてのパトロールをいたしまして、補修する場所を確認する、また、地元の方からの通報等いただいた中で現地を確認するということで、パトロールにつきましても行って決めてやっているわけではございませんが、極力通れるときには通って現場を確認するという対応をしてございます。 以上のようなところから、できるだけ計画的に、先ほど申し上げましたように、今後も舗装の傷み等激しいところにつきまして整備を進めていきたいというふうに思っております。あわせて、三叉路のバス停のところでございますが、そういったお話をいただいていることは十分理解しておりまして、今検討している状況でございます。 以上です。 ○議長(江原利勝君) 塩田和夫君。 ◆(塩田和夫君) 特に草の問題なんですけれども、春先から秋にかけて草が両側から伸びて道を覆うということで、1年前に私、質問したときも、委託業務で年2回草刈りも実施しているということだったんですが、これは本当にあっという間に伸びてしまうような状況で、我々も団地の近くのあれは、自分でできるところはごくわずかの場所でも草刈りもするんですけれども、ぜひ今後ともよろしくお願いしたいと思います。 それと、次にもう一点、ちょっと確認とお願いですが、スピード、制限速度なんですけれども、あの道路30キロメートル道路ということで、地面にも書いてあるんですが、50キロメートルあるいは50キロメートルを超すようなスピードで走る車があるということで、スピード制限を守る方策について何か方策がないかということで住民の要望がありますけれども、対策についてはいかがでしょうか。 ○議長(江原利勝君) ちょっとお待ちください。草木の伐採についてという通告ですので、通告に従っての質問をお願いします。 ◆(塩田和夫君) すみません。草木の伐採についてご回答お願いします。 ○議長(江原利勝君) 池田都市建設部長。 ◎都市建設部長(池田光一君) 議員の言われたとおりだと思います。私どものほうは、先ほど、パトロールをいたして、必要な時期に業者委託により年2回の除草を行っているということは事実でございます。ただ言われましたように、伸びも早いし、できるだけ数多くそういうことは刈っていきたいんですが、申しわけございませんが、この路線だけではなく、ほかの路線につきましても予算の範囲内でやっておりますので、極力適宜、必要な時期に刈るような体制は、草刈りをするような状況をつくっていきたいと思いますが、現在のところは年2回ということで考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(江原利勝君) 塩田和夫君。 ◆(塩田和夫君) すみません、スピードの件なんですけれども、制限速度30キロメートルということで道路にも何箇所か書いてあるんですが、50キロメートルあるいはそれ以上のスピードを出して走るような車があるということで、住民の人たちからはスピード制限を守る方策について何か手だてはないかというような要望が出ていますが、対策はいかがでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 塩田和夫君、草木伐採についてという通告なので、それに従っての質問、質疑を行ってください。 ◆(塩田和夫君) では、取り消します。 ○議長(江原利勝君) 塩田和夫君。 ◆(塩田和夫君) わかりました。この質問はこれで終わりにしたいと思います。 最後に、お願いといいますか、住民からいろいろな意見が寄せられます。毎回同じ話の繰り返しになりますが、根木名川を挟んでちょうど対岸の200メートルの距離あるかないかのところに成田市側の道路がございまして、いつも引き合いに出されます。そういう面で少しずつでも何とかならないかということが言われますので、限られた予算の中でそれこそ牛歩の歩みのような形になるかと思いますが、一歩ずつ前進して修理のほうをお願いしたいということで、これはお願いとして質問を終わらせていただきます。 ○議長(江原利勝君) 終わりですか。 ◆(塩田和夫君) 終わりです。 あと、さとバス…… ○議長(江原利勝君) 続けてどうぞ。 塩田和夫君。 ◆(塩田和夫君) 次に、さとバスの運行について、確認あるいはお願いということで、二、三質問させていただきます。 さとバスの運行につきましては、市内の交通空白地域を中心にした路線バスを補完する目的で運行されていますが、生活ラインの足として以前から日吉台への運行を希望する数多くの人たちがおります。高齢者の人はもちろん、幅広い人たちから要望があります。高齢化が進んでおり、いつ車の運転ができなくなるかもわからない中で、さとバスの運行の充実、利便性の向上が求められていますが、今後の運行見通しについてお伺いします。 ○議長(江原利勝君) 岡本総務部長。 ◎総務部長(岡本昇三君) 現在4ルート17便について、さとバスについては運行しているところでございます。この現状況についてすぐ見直すということ自体は考えておりませんが、今後高齢化等も進む中で各地区の高齢化の状況等も踏まえまして検討してまいりたいというように考えております。 ○議長(江原利勝君) 塩田和夫君。 ◆(塩田和夫君) 見直しについてはすぐにはということですが、さとバスが運行されて7年になると思います。平成14年からだと思いますが、運行経路が市役所を中心にした循環の形で、空白地帯を回っているケースが多いということですが、住民からは、市役所に行く用事はたまにしかないよというような声をいつも聞かされます。高齢化が進んでいる、市民のニーズも変わってきている、そして、住民の要望もいろいろふえてきているという中で、全部を満たせないと思いますが、運行についての見直しを早急にすべきと考えますが、この点いかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(江原利勝君) 岡本総務部長。 ◎総務部長(岡本昇三君) 昨年のさとバス運行検討委員会の中でもいろいろとご建議をいただいております。コースの設定については市民のニーズを常に把握して、その需要に合った設定等も建議されているところでございます。そういうことを踏まえながら、これも十分検討してまいりたいというように考えております。 ○議長(江原利勝君) 塩田和夫君。 ◆(塩田和夫君) 具体的な話で、現在、根木名から大和、久能、市役所循環という形で運行さているバス、さとバスですが、私もたまに乗ったり、あるいはいつも通るのを見ているんですが、空白地帯を運行しているだけで乗る人もほとんどいない、あるいはごく限られているということで、高齢者や交通弱者の生活ラインの足の確保というニーズは満たしていないのが実態で、これが長く続いていると。この点から見直し、変更、検討する必要があると考えていますが、いかがでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 岡本総務部長
    総務部長(岡本昇三君) これ、さとバス全体の状況というところもありますが、実態としましては、根木名循環につきましては年間3,555人の利用がございます。これにつきましては新橋の次に二番目の利用ということで、実態としては高松、十倉というか、合わせた乗人数よりも実態としては多いと。そのような状況でございます。確かにご指摘の点もございます。今後、運行ルート設定等考えていく上で、十分ご指摘の点を踏まえながら検討してまいりたいというように考えております。 ○議長(江原利勝君) 塩田和夫君。 ◆(塩田和夫君) 平成19年度に実施したさとバス運行検討委員会の建議書、これも見せてもらったんですが、こちらの中にもありますが、60歳以上の利用者が71パーセントですか、圧倒的に多い。また、女性の利用者が79パーセントという数字になっておりまして、そういう観点からは高齢者、交通弱者の足の便となっているというように考えられます。 ただ、市民ニーズの点からいうと、ルートの見直し、変更の必要があるのではないかというように私は考えております。3月に行った市長の答弁でも、通院のため利用している方が多いことは認識しておりますので、今後も関係機関と継続的に協議検討してまいりますとの話がありました。また、さとバス事業の目的、あり方については、この検討委員会の提言でも、コース、設定等については市民のニーズを常に把握し、既存の公共交通との連携を図りながら、状況に合った設定をすることとの提言が明記されております。このような状況を踏まえて、どうか高齢者、交通弱者の生活ラインの足の便として、運行見直しの検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 富里市でもう何年も、非常に交通網の整理という、要するに足の確保というのが富里市では一番問題となっている部分でありますし、富里市のアキレス腱でもあるというのはもう皆さんもご存じのとおりであって、一般質問にもやはりそれが非常に多いわけでございます。ただ、この日吉台に乗り入れるということは、あそこは相当の数、千葉交通が通ってございますので、難しいかなというように考えてはおります。 ただ、徳洲会病院というものができ上がるにつれて、徳洲会病院に来る人たちをどのように運ぶのかというのは、やはり病院側とも話し合う一つの問題点であろうなと私も考えておりますので、徳洲会病院に行くというようなルートというか、そういうことについては一番最初答弁させていただいたように、交通機関、例えば千葉交通とも話し合っていきたいし、病院とも話し合っていきたい、そしてでき得る限り病院に皆さんが行きやすいように手段をとっていただけるようにお願いしたいというようには思っております。ただ、一丁目へ行くというのは、さとバスで行くというのは、今のところ難しいかなというようには考えられます。 ○議長(江原利勝君) 塩田和夫君。 ◆(塩田和夫君) 一丁目へ行くというのは難しいという今ご答弁ございましたけれども、実際そういう面もあろうかと思います。ただ、住民の側からすると、要望としては、2年後に仮称成田富里徳洲会病院が旧ダイエー跡地に開院されると。それから、さとバスが日吉台一丁目へ行くということは、病院に行く通院のため、あるいは薬局へのニーズを果たすと。あるいはまた、買い物や成田駅へ交通アクセスがつながるということで、前から、千葉交通がさとバスが始まる前、平成12、13年ごろですか、14年までですか、私どもの下、根木名川沿いも走っていたんですが、それがなくなってから特にやはり何かの代替がないかということでそういう要望が多く出されております。そういう面で、難しいことは承知もしておりますが、ぜひこの病院ができるということを機会に検討願いたいと思います。お願いをしまして、質問を終わりにしたいと思います。 ○議長(江原利勝君) これで、塩田和夫君の質問を終わります。 しばらく休憩します。            午後2時17分 休憩          …………………………………            午後2時35分 開議出席議員  20名欠席議員  なし ○議長(江原利勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、秋本真利君。          (秋本真利君質問者席) ◆(秋本真利君) (1)基盤整備について ①酒々井IC並びに市道8号線バイパスについて ②富里保育園前の歩道整備について ③幹線道路整備予算について 区画整理内も含んでお答えください。 ④企業立地の推進策について 県の要件緩和の影響も含む答弁をお願いいたします。 (2)福祉政策について 福祉政策についてお伺いいたします。 ①葉山保育園について ②障害者の就職支援策について ③母子福祉の現状について ④子育て支援策の現状について (3)各種政策・事業についてお伺いいたします。 ①スイカロードレースについて  ア 本年度の状況について  イ 準備作業 草刈り等含む事前準備に要している職員数や時間の累計をお答えください。  ウ 来年の実施内容について ②姉妹都市提携・国際交流についてお伺いいたします。  ア 国内外に対する考え方について  イ 小学校の韓国との交流事業の現状について ③市が管理しているテニスコートについて 市が管理しているテニスコートについてお伺いいたします。  ア 各コートの使用率について  イ 他競技施設への転用は可能か テニスコートでなければならないのか、また、テニスにした理由をお答えください。 ④クリーンセンター 自主搬入の現状・今後についてお伺いいたします。 ⑤警察署誘致の可能性について 最後に、警察署の誘致の可能性についてお伺いいたします。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、相川堅治君。          (市長 相川堅治君登壇) ◎市長(相川堅治君) 秋本議員の一般質問にお答えいたします。 なお、教育関係のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 まず、酒々井インターチェンジ並びに市道01-008号バイパスについてでございますが、酒々井インターチェンジにつきましては平成22年中の完成を目指して事業に着手しており、進捗状況としましては、平成20年5月末に酒々井町施行分の用地買収として1.9ヘクタールのうち91パーセントが、千葉県施行分の10.6ヘクタールのうち約42パーセントの用地買収が完了していると聞き及んでおります。 市道01-008号バイパスにつきましては、酒々井インターチェンジと国道409号との接続、また、国道296号のバイパス機能を有することから、これまで千葉県に対し県施行としての整備を要望してまいりました。しかしながら、千葉県としての施行は難しい状況との中で、市としましては、現在の01-008号線の状況からもバイパス整備は必要であるということから、いわゆる成田空港財政特別措置法の中で施行できるよう現在県とともに国に働きかけている状況であります。 次に、富里保育園前の歩道整備についてでございますが、今年度につきましては、昨年度に引き続き、県に対して段差解消について要望しているところでございます。 次に、幹線道路整備予算についてでございますが、市道01-006号線につきましては、人形台交差点から第二工業団地までの区間で未買収地が解決し、さきの6月議会で補正予算を上程し、可決していただいたところでございます。今後、補助金等の協議を行いながら、早期の工事実施に向けて努力いたしてまいります。また、土地区画整理事業区域内の幹線道路整備につきましては、事業の進捗に合わせ予算措置をしてまいりたいと考えております。 次に、企業立地の推進策についてでございますが、平成16年に市内の工業団地に企業の立地を促進するため、必要な奨励措置を講じ、産業の振興と雇用機会の拡大を図り、もって市勢の発展に寄与することを目的に企業立地促進条例が制定されております。各企業に対しましては窓口でのご説明はもとより、インターネットや土地所有者等により条例の有効性を周知しているとともに、立地の促進に努めているところでございます。 また、企業誘致につきましては、逼迫する市の財政状況も踏まえ、早急に対応すべき重要課題であると認識していることから、平成18年に企業等立地サポート制度を制定し、土地所有者との連携により各企業へのアンケート調査等PRにより、誘致の促進に努めております。 次に、市街化調整区域における物流施設に係る開発許可立地基準についてでございますが、県は本年7月18日付でこの基準を見直し、富里インターチェンジ及び成田国際空港第6ゲートから5キロメートル以内の特定の区域については、流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律に定める認定総合効率化事業者が行う特定流通業務施設の立地が可能となりました。この区域指定は県が行うものとされておりますので、市といたしましては、県の指定の見直しに合わせて適宜追加指定の協議を行い、立地の促進が図られるよう努めてまいります。 次に、福祉政策についてでございますが、まず、葉山保育園につきましては、平成17年度から18年度にかけて、老朽化した園舎の改築により保育環境の改善を図るとともに、子育て家庭の保育ニーズの増大、多様化に対応するため整備しました。旧園舎では対応できなかった乳児保育等を実施するなど、低年齢児保育や特別保育事業の一層の充実を図ってまいりたいと思います。 なお、葉山保育園の児童の朝、夕の送迎時においては、駐車スペースが20台分確保されており、現在、路上駐車については、以前と比較するとかなり減少している状況でございます。 次に、障害者の就職支援策についてでございますが、障害者自立支援法に基づく事業として、就労移行支援事業、就労継続支援事業などがありますが、市としては障害者の就労について検討するため、本年度より富里市地域自立支援協議会の下部組織として、就労研究部会を設置いたしました。この部会は、障害者福祉関係者以外にも富里市商工会、JA富里やハローワーク成田も参加いただいており、障害者雇用の推進につながるものと考えています。 次に、母子福祉の現状についてでございますが、子育てと仕事を両立するための支援として、保育園への優先的入所や財政的支援としての医療費等の一部助成、児童扶養手当や福祉資金の貸し付けなどを行っております。 さらに、母子家庭就労支援事業ということで、母子家庭の母が自主的に行う職業能力の開発を推進するため、職業能力の開発を自主的に行う者に対して自立支援教育訓練給付金を支給するという制度を平成20年4月より実施しております。 次に、子育て支援策の現状についてでございますが、葉山保育園内にある富里市子育て支援センターを市の子育て支援の拠点として、子育て相談、育児講座、園庭開放等の事業を実施し、子育て中の親子の育児情報の交換や子育てに関する相談、友達づくりのコミュニケーションの場として、地域の皆様にご利用いただいております。 また、地域における同年代の親子の交流機会の不足により、育児不安を抱える親が増加しているため、地域の子育ての拠点である私立保育園2園におきましても、子育て支援センターと同様な事業を実施していただいている状況でございます。 次に、姉妹都市に対する考え方でございますが、国内、国外を問わず市民の方々が新たな交流を行うことは、市民活動を活性化させ、市民の生活に潤いを与える非常によい取組であり、今後とも推進すべきものと考えております。 なお、印旛管内において国外の都市と交流を行っているのは、成田市、四街道市、白井市の3市が姉妹都市提携をしております。一方、行政間において姉妹都市の提携をせずに交流をしている市町村は、富里市、佐倉市、八街市の3市でございます。 富里市での国外の都市間の交流の事例といたしましては、本市の国際交流に貢献している富里国際交流協会において、アメリカウィスコンシン州メクオン市とホームステイ交流をしております。この交流については、平成12年度から市内中学2年生を対象に毎年実施しており、また、メクオン市からは隔年で中学生、高校生の受け入れをしており、交流を深めております。今後とも、市民生活をより豊かなものとしていくために、国内外の交流について検討、推進を図っていきたいと考えております。 次に、市が管理しているテニスコートの使用率につきましては、ふるさと自然公園内に全天候型1面とクレーコート1面があり、平成19年度における使用率は、全天候型が約48パーセント、使用回数234回、使用人数1,476名で、クレーコートが約6パーセント、使用回数23回、使用人数104名でございました。 次に、他競技への転用につきましては、ふるさと自然公園は雨水流出の調整及び抑制並びに市民の健康増進に資することを目的として設置したものでありますが、近年における短時間的降雨に対応することから調整池機能を最優先とするため、現在のところ設置の変更等に関しては考えてはおりません。 次に、クリーンセンターへの自主搬入の現状と今後についてでございますが、平成19年度における自主搬入の状況といたしましては、生活系ごみ、事業系ごみ、生活系と事業系ごみの混載の搬入台数が9万3,187台、搬入量が2,908トンで、前年度と比較しますと、搬入台数で9,643台、搬入量で370トン、それぞれ減少していますが、今後ごみの分別や収集方法の見直し、収集場所の利用等について内部協議を行っているところでございます。 次に、警察署誘致の可能性についてでございますが、県警本部に確認したところ、警察署の新設については、管轄する地域の面積、人口、犯罪の発生状況、交通事故の発生状況、庁舎建設用地の有無、既存警察署との均衡などを総合的に勘案して決定するとのことであります。また、現在のところ、県内おける要望箇所への新設計画はなく、今後も継続的に検討していくとのことであります。このような状況を考えますと、富里市への警察署誘致につきましては、現状では困難な状況にあります。今後、市といたしましては、昨年の犯罪発生状況を考えますと、警察力の増強は必要であると認識しておりますので、警察官の増員や駐在所の交番への格上げについて引き続き要望していまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(江原利勝君) 教育長、吉冨芳正君。          (教育長 吉冨芳正君登壇) ◎教育長(吉冨芳正君) 秋本議員の一般質問にお答えいたします。 最初に、スイカロードレースの本年度の状況についてですが、申込者数は1万2,230名、受付人数10,606名、完走者数10,061名の結果でした。昨年と比較し、参加人数は少なかったものの、例えば成田駅臨時バスの運行については、乗車の待ち時間や会場までの所要時間など課題も見られました。スタート地点やコースについての参加者アンケートの結果を見ると、「よかった」と答えた方は65パーセントで、昨年と比べ17ポイント上昇するなど、大会運営に対する一定の評価はいただけたものと考えております。 次に、準備作業についてですが、打ち合わせや関連事務を除いた主な作業は、草刈り、看板設置、駐車場設営、物品の準備・確認、会場設営、参加通知書関連作業等があり、準備に要した職員数は延べ264名、作業時間は2,052時間でした。 次に、来年の実施内容についてですが、本年度の申し込み状況を勘案し、総参加定員枠の中で若干の変更をいたしましたが、基本的には本年度同様に進めてまいりたいと考えております。次回開催に向け、参加者や関係者の皆様のご意見を踏まえ、改善すべきところは改善し、安全・安心な大会を目指して努力してまいりたいと考えております。 次に、小学校の韓国との交流事業の現状についてですが、七栄小学校において平成6年2月に韓国ソウル市内の高尺国民学校との間で姉妹校結縁書を交わし、人的交流を行っていたと聞いておりますが、現在は児童の作文や図画作品などの文化交流のみを行っております。また、七栄小学校の学区には、かつて大韓航空の社宅があったため、20名程度の韓国の児童が同小学校に在籍しており、その時期は日々の学校生活の中で折に触れ、韓国の生活習慣を紹介したり、韓国のあいさつを教えたりというような活動もありました。しかし、大韓航空の社宅が場所を移したため、多くの家庭が転居し、現在在籍している韓国の子供たちは数名であるということから、韓国の文化を日常的に取り扱う活動が少なくなっているというのが現在の状況です。 次に、市が管理しているテニスコートの使用率についてですが、教育委員会が所掌しているテニスコートは、市営運動場に設置の全天候型2面があります。平成19年度における使用率は約70パーセントで、使用回数は734回、使用人数は7,220名でございました。 次に、他競技への転用についてですが、市営運動場のテニスコートは、当時、テニスを愛好する団体があっても施設がなかったことから設置されましたが、現在でも使用率は高く、他競技への転用は考えておりません。 以上でございます。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) 酒々井インターから始めますけれど、平成22年中の完成を目指してという答弁がありましたが、一部報道等、またいろいろな発表等を聞いていますと、おくれるんではないかということも聞いておりますが、この辺は実際本当に間に合うのか、またおくれそうなのかという現状についてはどうなんでしょうか。認識はどういうようにお持ちでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(江原利勝君) 池田都市建設部長。 ◎都市建設部長(池田光一君) 先ほど市長のほうから回答がありましたように、用地買収としましてはまだ進んでいない部分がございます。言われたように、22年については一部22年は難しいというようなお話も聞いてございますが、事業主体が直接富里市ではございませんので、その辺につきましては、詳細な部分についてはわかっておりません。 以上です。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) では22年ということを前提にこの先の質問もしていきますけれども、用地買収状況も事業主体が市町村でありませんけれども、買収の実行部隊としては地元が動いているという中で、かなり人員の組織の体制だとか、またそこの首長さんの意識等で、全体の進捗状況は何パーセントというようなのは出ていても、各市町村とかで何とか地先ですね、酒々井地先であるとか、そういった中での進捗率というのはかなり差があるということも聞いておりますけれども、その辺は、酒々井地先と富里地先の進捗率というのは何パーセントぐらいずつかというのは把握しておりますでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 池田都市建設部長。 ◎都市建設部長(池田光一君) 申しわけありません。その辺につきましては先ほど申したように、直接事業をやっていないこともあって理解しておりません。申しわけございません。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) 正確な数字はいただけませんでしたけれども、間違いなく酒々井地先のほうが進んでいると。首長さんの意識も高くて、大変人員等も配置をして鋭意進めているということを聞いております。それに比べて我が富里地先は、絵が見えてこないと。特に一緒に質問をしております、当然これは絡んでくるんですが、同時に質問していますけども、市道8号バイパスが開かなければ富里方面へ向けてのアクセス道路はないという状況になっております。 過去、質問を見ますと、平成15年のころから私質問しているんですよね、もう。国幹会議の決定される前からどうなんだろうかと。決定された後も市長に向けてどうなさるのかということをずっと質問してまいりました。その中でいろいろな紆余曲折があったんですが、今の答弁の中で財特ですよね、1回、9号の延伸が終わった時点で途切れてしまったのではないかというものがここで復活しそうだというような内容の答弁でしたが、これが適用されるのかされないかによって相当大きい違いがあると思うんですが、事業主体等も変わってくるわけですよ。この辺の見通しというのは本当に実際のところどうなのか。そこの辺は政治的な部分が絡むので職員が話せないということであれば、市長、要望等言っていると思いますから、この辺の見通しというのはどういう状況にあるのかということで、市長もしくは総務部長のほうからお答えいただきたいと思いますけど。 ○議長(江原利勝君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 先ほども答弁しましたとおり、本当は県道として県でやってもらうのが一番いいということで県に運動してきたわけでございますけれども、県ではそれはできないということですので、申し上げたように特例の財特法でやろうというふうに。それは、県が事業主体ではなくて市が事業主体になるのかね、財特はね。市で土地を買って市でやるような方法で今は進めていこうということで。それで、千葉県で申し込んでいるのが3本、財特法がありまして、あと2本は騒音地区の2本でございまして、県道でございます。この分だけが市道で騒音地区でもないということなので、もう石橋副市長とも話したんですけれども、やるべき手段はすべて私としてはやったつもりで今待っております。あと何をやったらいいかなということが浮かんでこないので、とにかく陳情、あらゆる手段を使ってこの1本だけ残さないようにということでやってきましたから、私としては最大の期待を持って待っているということです。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) 事業主体が市になるという点では財政的な負担が出てくるというわけですけれども、県が主体でできないという以上、そのままほうっておいても多分できませんから、そういった意味では次善の策だったんではないかなと。その中では最高の結果を得られたのではないかということで、市長のその辺の活動等も私は個人的には評価したいというように思っております。 ただ、では仮にそこの3本という中でメニューに乗ったと、適用された場合、当然これ事業年度というのが設定されてくると思うんですが、おおむね何年ぐらいの事業設定がされそうな感じなのか、総務部のほうでわかっていると思いますので、お答えしていただきたいというように思います。 ○議長(江原利勝君) 岡本総務部長。 ◎総務部長(岡本昇三君) 財特法は延長事業年度5年間で完了するというのが原則でございます。したがいまして、新規事業が採択されれば、その5年間の中で事業を組み立てるという構図になろうかと思います。極力できるだけ早くできればいいんですが、財政上の財源の問題もございますので、そこら辺の組み立てにつきましては今後の話になってくると思います。どういう形で事業を組み立てていくかになってくると思いますので、一応5年間ということでご了解いただきたいと思います。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) 5年間ということで、大変時間がないわけですけれども、ちょっとその前に同じ財特で直前まで事業として採択されて完成した9号線、当然8号につながる入り口のところになるわけですけど、当時この同じ成田財特使って補助率何パーセントでされたのか。担当者、当時の担当者だったと思いますので、お答えできると思いますから、当時の補助率です、教えていただきたいと思います。 ○議長(江原利勝君) 岡本総務部長。 ◎総務部長(岡本昇三君) 補助率につきましては、かさ上げ分含めまして町村の場合が80パーセント、市の場合は3分の2ということでございます。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) そうすると、当時80パーセントだったものが、今回仮に8号に適用、見通しとしてはされるだろうという中で、された場合の率は今の総務部長の答弁だと、おおむね70パーセント弱という見通しなのかどうか確認しておきたいと思います。 ○議長(江原利勝君) 岡本総務部長。 ◎総務部長(岡本昇三君) 市の場合は補助率3分の2でございます。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) そうすると、ここでお伺いしたいんですが、裏負担、つまり自主財源なる部分の担保というのは間違いなく大丈夫なのかどうか。5年間の事業年度の中でできるのかどうか。この辺はできれば市長に決意のほどを語っていただきたいと思うんですけれども、どうでしょう。 ○議長(江原利勝君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 財源につきましては何とか努力したいと。いろいろな方法を、言えないんですけれども、いろいろ駆使しまして努力したいと思っております。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) 一応おくれるのではないかという前提ですけど、22年度中の完成を目指しているというインターと、成田財特が適用された場合、5年間の事業年度ということだと、来年からだとすると25年までということで完成には間に合わないという。つまり、来年から手をつけたとしてももう間に合わないわけですよ、おおむね。そういった中で、予算も、市長ができる限りの努力をしますという答弁いただきましたが、例えば少なくとも調査費というのはこの枠の中から外れると思うんですよ。来年度から事業が採択されて5年間で動き出すという中で、今年度もう先に調査費をつけて調査してしまおうと。調査費は市長がもうよし、もう腹を決めて8号やるんだから、ことし調査費つけてやるから調査しろと。この辺については市長、どうですか、お考えありませんか。 ○議長(江原利勝君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 本当に申しわけないんですが、調査費無駄になってしまうと困るという点もございますので、そのことはちょっと考えてはいません。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) しつこいようですけれども、採択されて、では間違いないということになれば、調査費も含めて買収費用と残りの市の負担部分も含めて潤沢に、職員が現場に行って胸張って話ができるぐらいきっちりとつけていただけるのかどうか。この8号というのは、少なくとも、今答弁の中でも市の認識として必要な道路でありますという答弁がありましたので、この必要な道路をつくるためにそれだけの予算の確保というのは市長のほうは心してしていただけるのか、最後にもう一回だけお願いします。 ○議長(江原利勝君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 潤沢にかどうかわかりませんが、最大限予算は確保して、この道路をつくることによって富里市の未来も相当開けるかなと思いますので、予算は確保していきたいと。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) では、予算のほうは市長の心強い答弁いただきましたので、できる限り、最大限つけていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。とにかく、決定しましたら、本当は決定する前につけてもうらうのが一番なんですけど、調査費というのはそれも含めて検討していただきたいというように、なるべく早急につけていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 また、人員の配置ですね、冒頭酒々井町の話をしましたけれども、あれだけ小さな町でもかなりの人員を割いているということを聞いておりますし、実際に酒々井町のほうに行って話も聞きました。熱の入れようが違うなというように感じますけれども、その人員の配置についても、あとずっと後ろに来ますけれども、スイカロードレースのところでも話ししますが、本来業務ができないぐらいのような配置というのはしないように、ぜひこの8号に関しても用買、かなり人員使うと思いますので、配慮等していただきたいというように思います。 全くちょっと話変わるんですが、最後にこの8号ですね、いろいろなルートがあると思うんですが、今環境用地に、施設用地になっていますけれども15町歩、せっかく市が持っているわけですから、ルート係ると思うんですよ。できればこれに隣接するような形で、少なくとも近くを通るような形でルート設定していただきたいというように思っていますが、この辺のルート設定等についてはどのような考えを持っているかお伺いいたします。 ○議長(江原利勝君) 池田都市建設部長。 ◎都市建設部長(池田光一君) まだ財特延伸も決まっていない中でございますが、私どものほうとしましては、酒々井インターは決まっているということで、一つは009号線からの延伸ということも当然考えるわけです。その間の中で、先ほど議員申されましたように、できるだけ市の財政的なところを減らすべく、現在の8号につきましてはちょうどあの田んぼとの境にあるところですから、逆に言いますと、上側の沢、谷津等が入り込んでいますので、そういった意味でいけば、工事費から考えていきますと、できるだけ上側に来て浅い部分で谷等は当たったほうがいいということもございますし、そういった総合的な、土木的な切り盛りの判断を含めて、何ルートかを検討するつもりでおります。その中の要素としましては、全体の道路1本の中で、それに関係する土地が幾つか、民地も含めて出てまいりますので、その辺を含めて今、言われました場所も含めて有効に利用できるように線形の検討も進めていきたいというように考えております。 以上です。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) それでは、先に行きますけれども、富里保育園前の歩道整備ですが、答弁の中では昨年に引き続き段差の解消を要望していきたいというような答弁でした。国道とは言いつつも、事業主体は県になっているわけですが、せっかく都市建設部長も県から来ているわけですから。昨年も参議院の石井準一先生の力添えもあって、千葉政経という、県の議会の方十数名見に来てくださいまして、その直後に予算措置していただいて施行できたという意味ではかなり意味があったのではないかなというように私自身は考えておりますが、今年度は、そこで一度手をつけていただいたわけですから強く地元で要望して、また冒頭申し上げたとおり県から部長が来ているわけですから、古巣ですけれども、できるだけ、地元の区長さん等からも要望書上がっているということも聞いていますので、長い区間、早期に手をつけていただきたいなというように思いますが、強く要望していただきたいと思うんですが、その辺については部長、どうでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 池田都市建設部長。 ◎都市建設部長(池田光一君) 保育園の前につきましては、昨年度100メートルほど現場ができておりまして、非常に市民の方も喜んでいただいているということもございます。それの関係もございますので、ことしにつきましても議員言われるように、七栄交差点側に向かって約4カ所の切り下げ要望、40メートルについて県のほうに要望してございます。それとあわせて、ほかの歩道整備、県道、国道等の歩道整備についても成田整備事務所が窓口になりますが、県のほうに要望を済んでおります。実際にどちらについて予算がついてくるのかについてはまだ聞いておりませんが、極力保育園の前につきましては続けて工事ができるような要望を考えていっているつもりでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) 次に、幹線道路のほうに先に進みますけれども、まず市道の6号です。買収が完了したということで、手をつけることが決定しているわけですよね、前後やっているわけですから。その区間だけ手つかずであったという中で、買収も完了した中で、どうせやるのであれば早期に予算措置をして、そんなに長い区間でもありませんから、きれいに仕上げていただきたいなというように思いますので、これは要望として。 次に、南新木戸の一部に予算措置がもうほぼ整っているにもかかわらず、手つかずな部分があると思うんですよ。ここはいろいろな事情があって、最後は市長の政治決断等がなければ前に進まないのかなと私は思っておりますが、6号の買収の完了とか、これに予算がもう来ているにもかかわらず、行政が施行しないというのは不作為のきわみでありますので、できるだけ早急に施行していただきたいというように思いますので、よろしくお願いします。これも要望で、先に進みます。 企業立地ですけれども、県の要件が少し緩和されて、ただし区域指定は県だという中でまだ指定されていないので、指定された場合は鋭意進めますというような答弁だったと思いますが、かねてから冒頭の酒々井インターの質問のところとかぶりますけれども、あの15町歩含めて酒々井インターに向けてのあの辺の規制緩和、そして企業を呼び込むという話を市長も一時期かなり強くおっしゃっていて、堂本さんのところにお願いしに行くというような話もされていましたが、あの15町歩を今環境施設用地として持っているわけですが、これはまだはっきり市も答弁できないとは思いますが、本当に環境施設用地としてそのまま持っていていいのかと。本当に必要なのかという議論がもうそろそろされるのではないかというように思います。 その中で、買い戻しの期限も迫ってきていて、ではあの土地どうするのかといった中で、8号バイパスがあの近くを通って、規制緩和も進めば、一つには企業立地のための種地として使うという考え方もあるのではないかと。また違う考え方もありますので、一概にそこを何が何でも種地にして企業立地を進めろということではないんですが、そういったことも含めて、総合的に勘案して戦略的に進めていってもらいたいというように思いますので、規制緩和等、都市計画のラインというと50町歩だとかその辺の難しい規制もあるようですからなかなか難しいのかなという思いもしますが、規制緩和もありますので、あの辺はちょっと対象になるのかどうか私はちょっとわかりませんが、全体的にそういったことまで含めて企業立地、企業を呼び込むということは税収が上がれば市が潤うわけですから、ぜひ考えていただきたいというように強く要望しまして、先に進みたいと思います。 葉山保育園のほうにいきますけれども、ちょっと答弁の中で私は予想していなかったんですが、スペースで20台分を用意して、かなり路駐が減って緩和されているという答弁がありましたが、この認識は私はちょっと納得できません。私は地元で住んでいますので、あそこをよく通りますが、とても緩和されたという状況にはないのではないかというふうに思います。何度も父兄の送り迎えのときに手前でとまって、また子供が道路に飛び出したり、危ないシーンを何度も目撃しております。 それで、冒頭もう、今2回生以上の議員の方は覚えていると思いますが、しつこく、あそこをつくるときに、ピットイン方式にして、そこに車を寄せて中から先生たちが迎えに出るような形で園児の乗りおりをさせるので、あそこは路駐の、そういったことはないんだというような説明があったと思います。これは、今でもきちっと守られているのかどうか。この辺の考え方というのはどういうようになってしまったのかなと思うんですが、現状はどうなんでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 当初はスルー方式というような形で計画したようでございますが、それを実施いたしますと、さらに交通渋滞を引き起こすということでございまして、またそのピットインということになってお子様を引き取るわけでございますけれども、お子様方の健康状態とかそういうものを聞き取る必要があるということで、保育室のほうで引き取っているというような状況がありますので、そこでまた時間がかかりますので、非常に込んでしまうということからそれをやめまして、縦列で駐車をしていただくと。私もちょっとその緩和されたということで考えていたわけでございますけれども、保護者の方につきましても、奥からとめていただくような形でお願いするとともに、昨年4月から、本来の目的は職員の駐車を主体とするものでございますけれども、職員数よりも多くとめるような形で、駐車場組合として駐車場もすぐ近くにお借りしましたので、そちらの使用ということもお願いしているという現在の状況でございます。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) ピットイン方式というのは当初からだめではないかなと思っていたわけですけれども、案の定こういう結果になったわけですよね。当時、集会所の移転等も含めてさんざん議論をした中で、市はピットイン方式だというように言い切って、あれを押し切ったわけですけど、結果としてはさんざんたる結果で終わっているわけです。その中で、私は別口で強く当時の都市建設部、また市長、総務部長等にお願いをして、ふたかけをして駐車場のほうに延ばしていったわけです、あれ。やるからには水路、危ない思いさせるのではないということで。その先に駐車場があるわけですよね。路駐をできる限りしないように再度父兄の方々に周知徹底していただきたいというように思いますので。例えば今、さきに質問した富里保育園のほうなんかだと、かなり離れているところにとめてきちっと歩いてきているわけですよ。整備された歩道の上を歩いて、コの字型にかなりこう迂回して歩いて、それでもきちっと送り迎えしているわけですから。葉山だけ路駐で落っことして目の前であれだけの、地元の住民からの苦情も聞きますので。すべてが、あの近隣の方が児童の父兄ということではないわけですから、遠方から来る方もいて地域の住民に迷惑かけるということもありますから、ぜひ、子供たちに危ない思いもさせるわけですから、路駐はさせないと。できる限りきちっとしたルールに基づいて送り迎えしていただきたいというように思いますが、周知徹底はしていただけますか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) その辺、保育園長ともよく状況を聞き取りまして、議員おっしゃることが妥当と言うと失礼ですけれども、要するにその状況等を含めた中で父兄にお願いすべきものはお願いしていきたいというように考えております。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) 障害者のほうですが、これは新しい制度設計をして進めているということですので、障害者の就職支援という意味では大変有効な施策になっていくのかなと、していただきたいというように思いますので、有効にシステムとしてこう動くように、運用のほう、動き始めたときに精査してきちっとしていただきたいというように思いますので、よろしくお願いします。 母子福祉のほうに行きますが、母子家庭数の把握というのはどの程度なされているのか。つまりは、漏れがあるのではないかと、把握し切れないところがあるのではないかと思いますが、市としては100パーセントに近づく、できる限り進んで把握していただきたいと思いますが、その辺は現状どうなっていますでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 母子家庭の把握でございますが、現在子育て支援課で所掌しておりますけれども、児童扶養手当というのがございます。これは、母子の関係の手当になりますけれども、これにつきましての制度的には全部支給、一部支給、あるいはその所得に応じた、提出するものもあるわけでございますけれども、そういう児童手当の中での把握ということで申し上げれば、母子家庭につきましては421世帯でございます。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) 把握し切れないところもあると思うので、できるだけ把握をして、申請主義ということではなくて、積極的に把握していただきたいと思いますので、これは要望しておきます。 また、自立給付金事業、この20年4月からこれだけ予算ない中で、市長の判断なのかどうかわからないですけれども、始められたという中で、予算は20万円というように聞いておりますが、現在までに申請等はありましたでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 現在1件申請があったというように聞いております。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) この給付金事業ですけれども、全国的に見ると、かなり80パーセントぐらいの市で行われているというような状況も聞いておりますが、近隣印旛管内等ではどうなっていますでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 現在この実施状況につきましては県で取りまとめ中ということで、20年度の実施状況につきましては正確なところは把握しておらないわけでございますけれども、19年度の実施予定ということで申し上げれば、この事業につきましては三つございまして、自立支援教育訓練給付事業というのがございますけれども、これが県内36市町村中18が実施予定ということで、これにさらに20年度は柏市、四街道市、成田市、富里市ということで加わったということでございますので、印旛郡で申し上げれば佐倉市、白井市、四街道市、成田市、富里市ですか、というような状況でございまして、また、この自立給付金事業のもう一つといたしまして、高等技術訓練促進事業というのがございますけれども、これにつきましては白井市だけということでございます。県内の状況につきましては、19年度予定でございますけれども、36分の10というような状況でございます。 また、常用雇用転換の奨励金事業でございますが、これにつきましては36分の3ということで、まだまだ県内でも実施していない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) ちなみにですけど、自立支援教育訓練給付金の補助率の内訳というのはどのようになっていますでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 国庫で4分の3でございます。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) そうすると、1件当たり大体10万円前後という中の4分の3を担保されるという意味では、市の持ち出しはほとんどないわけです。そういった意味では市長、ぜひ拡充を、申請件数の状況にもよるんでしょうけれども、周知をして、まだまだ周知されていないと思うんですよ。母子家庭のお母さん方に広く積極的に周知していただいて、4分の3というと10万円のうちの7万5,000円程度になるんでしょうか、ほとんど2、3万の出費しかないということですから、市長にさらなる拡充をお願いしたいと。 また、高等技能訓練促進事業ですけれども、全国的に見ると約60パーセント以上の市が行っているという意味では、少なくとも二つに一つ以上やっているということですから、富里市も早くここに名前が載るように。また、その上の常用雇用転換奨励金ですか、こちら36分の3ということで、全国的に見ても27パーセントということですから低いですけれども、いつかこのあたりまでいけるような形で努めていただきたいなというように思いますので、よろしくお願い申し上げます。 先に行きますが、子育て支援ですが、母子福祉も子育て支援課ですけれども、せっかく目玉としてつくったわけですが、何となくつくったときにぶち上げる目玉制度みたいなものがなかったような気がするんです。例えば祝い金制度、大網白里町なんかがやって一時期大きく新聞にも出ましたが、例えば若い世帯の家賃補助ですとか、そういった意味で何か、どういった形でもいいんですが、そういったものも含めて目玉事業を市長、つくったほうがいいのではないかと。せっかく子育て支援課つくったのに目玉事業もなくて、何となく事務量が煩雑で大きくなってしまったから社会福祉課から分離して離しましたよというだけでは寂しい気がするんですが、この辺については市長、どうでしょうか。子育て支援ということで例えば祝い金なんかは最近はやりのようですけれども、少子高齢化で子供がどんどん少なくなっていって、こういった言い方したら失礼ですけれども、高齢化社会迎える中で、分母どんどんふえていく高齢者と違って、逆に今減り過ぎてしまって困っているぐらいの赤ちゃんというか子供たちですけれども、この辺はどんどん分母が小さくなるわけですから、考えてもいいのではないかなというように私は思うんですけれども、その辺含めてどのようなお考えをお持ちなのか、政策的に、総合的にどんなお考えをお持ちなのかお聞かせ願いたいと思いますけれども。 ○議長(江原利勝君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 少子高齢化というのはもう国でも本当に悩みの一つであろうと思います。それに対する政策も、国もどんどんとっていっているようにも思いますが、なかなかそれが現実的に効果が上がってこないというのが今の形かなと思います。 目玉事業をつくりなさいというお言葉でございますが、今は正直言って考えておりませんので、こういうことやりますということは言えませんけれども、ぜひ考えてみたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) 考えていただけるということなので楽しみに待っていますので、お母さんたちも待っていると思いますので、ひとつ早く考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 スイカロードレースのほうに行きますけれども、ちょっと時間もないので幾つかまとめて質問しますけれども、実際1万2,000人の参加を募って、実際走ったのは1万人と。この辺はどうも聞くとですね、実際走る人数を1万2,000人ぐらいにしたいということで、欠席率等も勘案して募集をかけたということですが、ふたをあけてみたら1万人しか来なかったと。天気等の関係もあるので言いわけをすれば幾らでもありますが、こういった制限をしたことによって、ましてや前回も質問しましたが、1万2,000人以上把握しないということでイベントの力自体がどんどん落ちていってしまうのではないかなと私は危惧しております。 アンケートもですね、答弁の中で、おおむね良好な回答17ポイントと、これ当たり前の話だと思うんです。参加人数、今までも多くて芋洗いのような状況の中減って、走りやすくもなる、当然バスの待ち時間等も総合的に考えれば短くなる、これは当然いい結果が返ってくるのが当たり前の話で、では、あふれた方たちにアンケートをとったらどうなのかと。毎年参加してきたのにことしは走れなかった、ふざけるなという意見も必ずあると思うんです。これは走れた人間だけつかまえてアンケートとって17ポイント上がりました、ああこれはよかった、いい大会でしたというのは絶対これは間違った考え方ですから。現実に、5,000人も減っているわけです、走った人数が。売り子等やっていた方々に聞くと、明らかに減っていると。私はこれだけ大きいイベントにしたので、できれば大きいまま維持する、もしくは何かしら方策を考えてより大きくしていくということを考えていったほうがいいのではないかというように個人的には思っています。来年はことしを踏襲したようなやり方をするということですが、この辺はぜひイベントが小さくならないように、富里市の一大イベントですから、その辺を勘案していただきたいというように強く思います。 また、準備作業ですけれども、職員を2,000時間以上使っていると。そうすると、高い職員給料払って2,000時間も草刈りや看板つけに使うということはこれは果たして本当にいいことなのかという議論も必ずあると思うんです。外部委託できるところは外部委託して、職員の負担を減らすと。そのためには例えばエントリーフィーを上げるだとかいろいろな方策があると思うんですよ。この辺はぜひ総務、企画のほうで考えていただいて、本来業務が停滞してしまっては本末転倒なわけです。現実に私自身もある課に行ってお願いしたところ、スイカロードレースが終わるまで待ってくれということを一、二度言われました。これは、私も市民という広い意味で考えれば、ほかの市民要望も多分おおよそそういうような形とっているんでしょうから、本来業務の依頼を先延ばしにしたという事例は多分調査すれば何件もあったんじゃないかなというように思いますので、多少は仕方ないのかもしれないですけれども、余りそういった部分ばかりが表に出てこないような形でしていただきたいというように思います。 来年度以降ですけれども、1万2,000人枠あってもいいですけれども、これ以上把握するような方策であるとか、例えば申込順と残りの1万人以上の2,000人については抽せん方式をとるとか。いろいろ煩雑なようですから、とにかく全部を抽せん方式にするとなかなか大変だというようなことも聞いておりますので、1万人までは早い者順にして、それ以上オーバーした分については抽せん方式で抽せんして参加者を決めるというような形でも何かできるのではないかなというように思うので、その辺を考えていただきたいということが一つと。地元児童の参加率が余りにも低いんじゃないかと。私は、今言ったみたいなスイカロードレースの運営というのは本来企画でやるべきだろうと。教育委員会としては、せっかく今こうやってかかわっているわけですから、もう少し教育委員会がかかわっているのであれば、地元の児童の参加率というのはもうちょっと上げてもらいたいなというように思うんですよ。市の一大イベントに走らせていただきたいと。強制はできませんが、そういった意味では地元の児童に関しては、例えば学校通じて申し込んだ者に関してはエントリーフィーの減免措置等も考えられるのではないかと思いますが、その辺全体的にどうなんでしょうか、答弁していただきたいと思います。 ○議長(江原利勝君) 細野教育次長。 ◎教育次長(細野明君) ただいまの最後の部分の、後段の部分でよろしいでしょうか。 まず、子供たちへの参加ということで減免措置の関係と、それとあと学校を通じてというお話あったかと思うんですけど、本年度も学校を通じまして募った経緯はございます。また、先生方につきましても、給水場でボランティアという形で、そちらのほうもお願いしてきたところでございます。今後、学校等に呼びかけまして、その辺も、強制はできませんけれども、そのような形でより多くの子供たちが参加できるような形にはちょっと努めていきたいかなと思っております。 それとあと、減免措置の関係につきましては、こちらにつきましては組織の中で検討させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) ロードレースのほうは今いろいろ言いましたけれども、とにかく1万2,000人枠も含めて、とにかくその辺全体的にイベントの力をそがないような形でできるような形で考えていただきたいというように思いますので、よろしくお願いいたします。 姉妹都市提携に行きますけど、国外はともかく国内の都市と結ぶと、それにくっつけて実のある部分では災害時の応援協定等も結べると思うんですが、国内では、私が知っている限り富里市が一番交流しているのは舟形町ではないかなというように思うんですが、この辺を含めて姉妹都市というか交流都市としての交流はもちろんのこと、災害協定も含めて国内に対する考え方というのは舟形町なんかどうかなと、私は現実に船形町以外の市町村とどこかつき合いがあるのかなというぐらい私は舟形町しか名前聞いたことがないんですが、災害時の協力協定も含めてどのような考え方をお持ちかお考えをください。 ○議長(江原利勝君) 岡本総務部長。 ◎総務部長(岡本昇三君) その辺の必要性といいますか、市長が答弁していましたように交流というのはかなり有効的な手段なんだろうと。そういう意味も含めまして今後十分検討してまいりたいというように考えております。 ○議長(江原利勝君) 秋本真利君。 ◆(秋本真利君) 時間がないので、最後要望だけで終わりにしますが、テニスコートです。テニスじゃなければならない理由というのが特に強くなかった気がするし、クレーコートに関しては6パーセントの利用率しかないということですので、フットサル、最近人気がありますので、転用できるのではないかと思いますので、その辺ぜひ検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で終わりにいたします。ありがとうございました。 ○議長(江原利勝君) これで秋本真利君の質問を終わります。 次に、立花広介君。          (立花広介君質問者席) ◆(立花広介君) 一般質問をいたします。 (1)乳幼児医療対策事業について 最初に、乳幼児医療対策事業についてお尋ねをいたします。 国保の保険証が取り上げてられている世帯の子は、制限を受ける仕組みになっていると思います。これは直ちに是正して、すべての子が施策を受けられるようにすべきだと考えます。当局の考え方をお聞きします。 (2)国保無保険証(資格証明書)者の問題について それから2番目に、国保の資格証明書を発行されている人の問題についてお尋ねをいたします。 3月議会で、市長答弁で実態の一部が認識できました。改めて質問いたしますが、この3月の議会で、約100件の方が、資格証明書を発行されている人の中で10割負担の医療を受けていると。そしてその後、償還払いなどの手続をしているという答弁がありました。この約100件のうち階層別支払金額、件別の受診日数等々お尋ねをしたいと思います。 (3)後期高齢者医療保険について それから3番目に、高齢者医療保険についてですが、この制度で明記されている滞納者への保険証取り上げ措置について、市長は、3月議会でどこの自治体の市長もこの点については心配をしていると。保険者である広域連合と協議をしたいというふうに私に答弁をされました。その後、どのような協議をされたかお尋ねをしたいと思います。 それから、県の医師会もこの制度に対して厳しく批判をしております。それは、報酬や医療点数の内容などが医者に不利だとかなんとかというような問題ではなくて、制度設計の根幹に対する鋭い批判であります。市長はこれらについてどう認識しているか。また今後、県医師会の見解などを聞く用意はあるかどうか、お尋ねをしたいと思います。 (4)療養病床の削減に伴う問題点について 4番目に、この一連の後期高齢者医療制度の導入、あるいはその前から始まっている医療制度改革などの中で、療養病床の、実に乱暴な計画ですが、削減計画があります。その問題について種々お尋ねをしたいと思います。 こういう中で、私が非常に心配するのは、実際問題として療養病床が今の計画どおり削減されていって、本当に在宅医療への移行はできるのか。そして、そういう条件整備については、市当局あるいは市長はどのように考えているのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、相川堅治君。          (市長 相川堅治君登壇) ◎市長(相川堅治君) 立花議員の一般質問にお答えいたします。 まず、乳幼児医療対策事業対象者に対しての国民健康保険被保険者資格証明書の交付についてでございますが、この資格証明書交付の取り扱いにつきましては、滞納が1年以上で何の理由も申し出ず、納税交渉や納税相談にも応じない場合は、富里市国民健康保険被保険者資格証明書交付等取扱要領に基づき対応しているところです。資格証明書では、医療機関での受診料を一たん全額負担し、後日特別療養費の申請を行っていただき、保険診療分の8割を市が被保険者に支払うものであります。また、就学前児童のいる世帯に対して一律に資格証明書を交付しないことについては、一般の被保険者証受給者との公平の観点から、無条件での交付は好ましくないものと考えます。 次に、資格証明書が交付された世帯の受診した例97世帯の詳しい内容についてでございますが、所得階層別につきましては無所得13件、未申告39件、100万円以下10件、150万円以下10件、200万円以下1件、250万円以下6件、300万円以下8件、350万円以下3件、400万円以下2件、450万円以下2件、500万円以上3件でございました。1世帯当たりの平均診療日数は4.6日でございます。また、10割負担で1世帯当たりが医療機関窓口で支払った金額の平均は3万6,309円でございます。 次に、後期高齢者医療保険のご質問についてでございますが、滞納者への保険証の取り扱いは、高齢者の医療の確保に関する法律におきまして、保険料を滞納している被保険者に対し、後期高齢者医療広域連合は被保険者証の返還を求め、資格証明書を交付することとされております。この運用につきましては、県内で統一的な運用が行われる必要があることから、保険者である千葉県後期高齢者医療広域連合では運用基準につきまして今後協議が進められる予定となってございます。 次に、千葉県医師会の制度に対する批判の内容については承知しておりませんが、各県の医師会を含む各種団体が反対または慎重な対応を望む声は承知しております。本制度は法律に基づくものであり、現在のところ市としては千葉県医師会に見解を伺う予定はありません。 次に、療養病床の削減に伴う在宅療養への移行の条件整備についてでございますが、医療制度改革の一環である療養病床の再編成につきましては、平成24年3月までに医療の必要性に応じた医療と介護の機能分担を図ることとされています。これらは、療養病床における利用状況において、医療の必要性の高い人や医療よりも介護が必要な人が混在する中で、入院患者の状態に即した適切なサービス提供の必要性が求められるものとなっており、医療の要する方は引き続き医療保険適用で、介護の必要性が高い方は介護保険適用による居宅系のサービスや介護施設等で受けとめることで対応することとなっています。 こうした中で、療養病床の再編に関して、転換に当たっての支援措置が示されたとはいえ、現状としては入院している患者の退院、転院等の調整や医療機関側の施設整備の方策が定まっていない状況にあります。本市といたしましては、療養病床の再編成に当たり、円滑な転換がなされるために利用者の現況や、医療機関側の意向や課題を掌握しながら、密接に関連する千葉県地域ケア整備構想と照らし合わせ、実情に即した施設整備量を見込み、現在取り組んでいる富里市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画第4期と一体的に策定するとともに、連携される医療、介護、福祉の観点から適切な支援を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 非常に基本的な認識で大きく食い違っているんですが、私がこの最初に、乳幼児医療対策事業について最初のところの基本的な考え方は、今までの一般質問の中でも市長も答弁していますように、この乳幼児医療対策事業については子育て支援、あるいは各家庭の経済的負担を軽減してもらうとか、幾つか上げています。健康に子供が育ってもらうことももちろんそういうように入っていると思いますけれども、私はこの制度が、支援策が、衛生費の中で国保の負担あるいはその医療保険の自己負担の分を衛生費の中で援助するということで、非常に仕組みが複雑なんですが、医療保険と連動しているわけですよね。しかし、私は子育て支援あるいは少子化対策、そして子供を育てている家庭の方に安心して育ててもらうと、子供もすくすく育ってもらうという趣旨からいえば、子供には何ら責任ないわけですから、滞納している人がいわゆる資格証明書を発行されているといっても、その家庭でも子供は受けられますよという工夫を市としてやるべきではないかということが私の言いたいところです。 そして、実際問題として、先ほどの市長の答弁では、保険証をちゃんと保険料払っている人と不公平が出てくるということから、無条件では医療が受けられるようにはできないというように答弁されたんですけども、では、無条件でなければ、どういう方法があるのか。私は、子供に責任はないんだから、すべての子供は医療を自由に受けられるようにしてあげるべきだということに一歩近づける考えはないのか。そういうことについて答弁をしていただきたいと思います。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 議員さんは連動しているということでございますけれども、連動はしているといえばしているわけでございますけれども、制度的には別でございます。それで、市といたしましても、3月議会でも質問いただいたわけでございますけれども、滞納している場合に、要するに相談をしてくださいと、そういうようにお願いをしているわけなんです。資格証明書を渡す場合も何度かの通知も差し上げるし、弁明の付与もしているわけです。ですから、ともかく連絡はくださいと。それがまず第一に私たちが言いたい話なんです。その中で状況をお聞きいたしまして、その中でお渡しできるものは正規の保険証と申しますか、それをお渡ししたいというようにお願いしているところでございます。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 事務当局の大塚部長の言い分も話としてはわからなくはないんです。ただそれは、いわゆる連絡をとらないとか、相談をしていただきたいとか、そういうことも必要でしょうけども、私の理念は、就学前の子供は医療を支援しますよという趣旨からいえば、すべての子供が制度を受けられるようにしてあげるべきではないかと。そういう工夫はできませんかと言っているんですけれども、今言われたようなことは今までの延長線上ですよね。そういう工夫はできませんか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) ですから、その辺がもう全然考え方が平行線になってしまうわけですけれども、要するに私が申し上げたいのは、市長も答弁しておりますけれども、やはり納税の義務ということで、医者にかかろうとかかるまいと、所得から見ても大変な世帯というのは私のほうも承知しております。そういう形の中で保険税をお支払いいただいている世帯もあるわけです。そういう中で、要するに乳幼児の医療を使うということだけをもって、その中で要するに無条件ということになりますと、これはまた既にご承知でしょうけれども、現在の収納率というのは非常に低いわけです。それで、やはりそれは、低いということは、善良な納税者に迷惑もかけることでございますし、また収納率が悪いと特別徴収交付金のほうにも減額というのも生じるわけでございます。ですから、私たちは要するにそういう方々のためにも、公平に仕事を進めたいと、こういうように申し上げたところでございます。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 実務的なことで聞きますが、このいわゆる資格証明書が発行されている家庭で就学前の子供さんがいる世帯は何世帯ありますか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 7月31日現在で申し上げますと、就前のいる世帯ですと20世帯です。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 20世帯のうち実際に18年度でしょうか、19年度でしょうか、資格証明書を発行されている人のうち10割を負担してお医者さんにかかった件数は何件ですか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 19年度はございません。18年度は同一世帯で申請については2件という。 1世帯ですね、1世帯で2回あったということでございます。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) この約500件近い資格証明書が発行されている家庭の中で、その中で子育て、いわゆる就学前のお子さんがいる世帯が20世帯だと。私は、この人たちがほとんど1年間お医者さんに一度も行かなくて済む状況というのはちょっと考えにくいんですけれども、結局受診を自己規制して子供さんが病気になっても保険証がないから行かないと、お医者さんには行かないという人が相当あるのではないかと思うんですよね。そういうことを心配しているわけですが、このことだけでやっていると時間がたってしまいますので、児童福祉法の総則といいますか、冒頭のところに書かれている文章をちょっと読んでいただきたいと思います。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 児童福祉法でございますけれども、第1条は、すべて国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるよう努めなければならない。2項といたしまして、すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。 2条もでしょうか。(立花広介君「3条まで読んでください」)第2条といたしまして、国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負うと。第3条でございますけれども、前2条に規定するところは、児童の福祉を保障するための原理であり、この原理は、すべて児童に関する法令の施行にあたって、常に尊重されなければならない。 以上でございます。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 市長、今、大塚部長が児童福祉法の冒頭の3条を読んでいて聞いていただいたと思いますけれども、私は今この資格証明書の発行されているうちの就学前のお子さんを持っている家庭に対して、市が特別の施策を、いわゆるその実施をするとしても、予算の金額はそんなに大したことないし、今の児童福祉法の精神から見ても、親の責任で子供が医療を受けられないという状態は何とかしてあげなければいけないと思うんですよ。大塚さんが言われるように、収納率も非常に悪いと。こういうことをやれば、滞納していても平気なんだということの影響があるんだというような発言ですけども、そういうこととは私はやはり市民はそういうようには理解しないと思うんですよね。 それで、この制度については非常に複雑なので、私が近隣の市のやっていることを聞きましたところ、ある市では、副市長がいわゆるその審査会をつくって副市長を先頭にして、資格証明書を発行している家庭でも、就学前の子供さん、その市は就学前までだか何かよく正確ではないので、そういう子育て支援としての医療費の助成をしている対象のお子さんがいる世帯に対しては、原則として短期証をお届けしていると。できるだけ連絡はとっていただきたいということは言っていますけども、その審査会で乳幼児医療の制度の対象のご家庭には資格証明書は出さない、短期証にするということをしていると。ただし、それは実施規則とか文章化されているのではなくて、委員会で、審査会でそういう申し合わせのようなことでやっているという話がありました。 私、市長がそういう、いわゆる児童福祉法だとか子育て支援だとか、そういう理念を大事にして、この問題は考えていただきたいなというように思うわけです。 もう一つ言えば、ちょっと不思議なんですが、相談してくださいと。資格証明書を発行している家庭が100件もあると。その中に乳幼児医療の制度の対象にもなるような施策もやっている中で、いわゆる滞納整理とか、そういうのというのは一体どうなっているのかなと思うんですよ。相談してくださいと呼びかけても来ないというのではなくて、そういう家庭には必ず市が出向いても接触をするという施策はどうなっているのかね。私はそういう親が、もちろん広報とみさとだとかいろいろなことで呼びかけていますよと言っても、全然読まない家庭もあるし、本当に信じられないような無理解な人もいますよね。でも私は、だからそこの子供は病院に行くときには10割負担しなければ病院にかかれないんだよということでほうっておいていいということにはならないと思うんです。さっきも児童福祉法も読んでもらいましたけど、これはやはりそういう意味では、例えば今、保健センターの保健師が家庭訪問するとか、そういうような別のところとの関連なんかも含めて、何とかして就学、いわゆる医療費の援助を受けられる家庭については、どんなことをしても連絡をとるんだという姿勢は、私は持つべきだと思うんでけども、いかがでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 保健センターとあるいは国保との関係でございますけれども、これにつきましては、国保の状況を未納であるというものを健康推進課に渡さなければいけないわけです。そうしますと、守秘義務に若干抵触するのかなと思うわけですよ。ですから、そういう問題について少し研究はする余地があるのかなということでございますよ。先ほどもいろいろなご意見をいただいたわけでございますけれども、当然その臨戸徴収等も行っておりますので、そういう資格証明書に当たっては連絡のとれない方が大部分だというように思っているわけです。ですから、そういう関係もありますので、なかなかその保健センター、イコールすべてが未納者を渡すということになると、若干問題あるのかなというようには思っております。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 市長に聞いて、市長、先ほどの質問は、市長にも言ったり、大塚部長にも言ったりしたんですけども、市長はこの問題について、私が言っている親の責任で子供が医療を受けられない、あるいは病院へ行くことがおくれる、そういう状態があってはならないということについて、何らかの工夫をすべきだと。市長も研究してくださいと、検討してくださいということについては何と答えますか。 ○議長(江原利勝君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 確かに児童福祉法の理念というものにのっとってやりなさいということでございます。できればぜひこの相談に来てもらいたいという思いが強い。相談に来てくれれば、子供ですから、それは受けられるようにしてやる方向で相談に乗るはずですから。今言ったように、私にもわからないんですから、実際言うと。どこで滞納してどこの家へ行っているかというのは、これは言わないわけですから、ちょっと難しい。その家へ行くというのもちょっと難しいところがあるのかなという気がするので。また、その役ではない人がそこへ行って、あんた滞納しているのではないかというと、どこから聞いてきたということで、それもちょっと難しいので、できればぜひ相談に来てもらいたいというように思います。そういう人は本当に数少ないので、立花議員さんが言うように、そんなに予算はかからないんですよ。それもよく報告して聞いているんです。聞いていますので、何とか相談に来てもらいたいなというように、今は思っています。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) ちょっと市長、誤解があると思うんだけど、私は保健センターの保健師に、あんた滞納あるよと言ってくれと言ったのではないんですよ。衛生費で、子育て支援事業はどうやら保健センターの所掌だということで、むしろ就学前のお子さんはみんなその医療費を助成しているんですよということを言いながら、お子さんの健康状態どうですかということで。行くのには、私はね、それぐらいのことは守秘義務だなんだという問題にはならないと思いますよ。私は、どこの市町村もこの保険料を滞納している人の資格証明書を出された家庭の子供が医療を受けられないということについて人権問題だという視点から、全国的にも問題になってきていますので、私は先進的に市長が積極的な検討をしていただきたいというように思います。 2番目に移りますが、資格証明書の発行をされている世帯で、ちょっと確認しますけど、さっき市長が答弁してくれた100万円までの所得の人が10件とかね、そういうちょっと私メモし切れなくなったんですけども、これは10割負担して、受診して償還払いをしたという手続をした人の中の割合ですよね。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) そうでございます。3月に質問を受けまして、資格証明書で受診した人数ということで聞かれたわけでございまして、そのとき97件ということで申し上げているわけでございますけれども、97件に対しましての所得でございます。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) ここで私は何を言いたかったかといいますと、保険医団体連合会とか、お医者さんの団体などが、資格証明書で10割負担で受診できる人と、いわゆる正規の保険証を持っている人との間には、やはり受診率において物すごい差があるんだと。結局、ついに病院にも行けないまま事実上、野たれ死にのような死に方すら、全国では何十件というように報告されているわけですよね。 それで、もちろんここで今聞いたのは、300万円以上の世帯が8件もあると。350万円以上の所得の人もいると。私はこの中に、確信を持って保険料を払わないと、病気になったらそのとき10割払えばいいんだというようにもう開き直っている人はいると思うんですよ。そういう人はやはり今まで言われたように、今まで議論されてきているように、やはりかなり強く徴収の手だてを尽くすべきだと思うんですよ。 だけどもやはりその、今聞いた中では、63パーセントとか65パーセントぐらいの人は、非常に所得が低い階層の人たちですよね。例えば京都なんかでは157分の1しか、その資格証明書を発行された人は、一般の人との受診率はそんなに違うんだよという数字もあるんですよ。そういう意味からいうと、今の状況の中で、富里市では病院に行くことがおくれたために重症化したとか、そういう例は当局は把握していますか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 私に限っては把握しておりません。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 部長は把握していないということですが、もちろん保険料についてはいろいろ議論あります。確かに厚生省の担当の課長がNHKの報道に対して、あくまでも保険なんだと。保険料が払えない者は受診できないのは当たり前だということをテレビで公言したんですよ。これは衝撃的な放送で、ひどいという話が、これはセンセーションを一時巻き起こしたことがありますけども、一方で、確かに保険料を払わない人は自己責任だという考え方もあるし、さっきも言ったように、そういう国民健康保険の方向が、払わない人は制限を受けても仕方がないというような考え方も世の中ではかなり蔓延していますけどね。同時にやはり受診おくれだとか、経済的な理由で医療を受けられなかったということというのは、自治体として問題ですので、そういう目でやはり実態を正しく見ていっていただきたいなというように思います。いかがですか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 確かに国民健康保険については、要するに100件について申し述べたわけでございますけれども、市とすれば全体の所得に関しまして数字を持っているわけです。それ等を見ますと、やはり所得の低い方が40、50パーセント、国保というのは占めるわけですよ。ですから、そういう性格がございますので、やはり大変だとは思うわけでございますけれども、それで、把握ということですか、努めるということですか。これについては、やはり把握は今後とも努めていく必要があるというようには思っております。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 次に移ります。 後期高齢者医療保険についてお尋ねをしますが、先ほどの市長の答弁は、やはりいろいろ批判はあるけれども、制度が発足しているんだからということで、それは立場もわからなくはないですよね、制度の中でいろいろ仕事をしなくてはならないという意味からいうとそうだと思いますが、ただ、3月の議会で、滞納者に対して今度の後期高齢者医療というのはいろいろ問題がある中で、滞納者に対しては保険証を返してもらって、資格証明書を出すんだということが法律で明記されているわけですよね。今まで老人保健法では書かれていなかったことが、今度明確に書かれたわけですよ。それについて3月の議会では、市長は、これはどこの市長さんもこれはひどいねというような話をしていると。心配していると。後期高齢者医療広域連合で話もしていきたいという答弁もしているんですが、それについて市長はなぜその後そういうことを主張していないのか、もう一回聞かせてください。 ○議長(江原利勝君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 保険証を取り上げるということは、本当にひどいなと私も思います。ただ、それを主張していないのかといわれれば、主張はしておりません、はっきり言って。こういうことを話し合う場所は広域連合で話し合うのではないかなと思ってもいますし、また、市長会なんかでも、私自身はそういう主張はしていないと。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) そうすると、私の読み違いだったのかなんだ、議事録も読んだつもりもありますけども、広域連合などで話をしたいというように、市長はこの前答弁したというように私は思っていますけども。 先日、教育福祉常任委員会で、県の医師会にこの後期高齢者医療についてどんな考え方を持っているか勉強に行きました。そこでやはり非常にお医者さんも県の医師会も怒っているんだなというように思いましたけれども、市長は、批判的な見解があるのは知っているけども、県の医師会の見解を聞くつもりはないという答弁でした。今、国会でも大変な問題になっているわけです。参議院では廃止法案が可決しているわけですよね。衆議院でどうなるかまだわかりませんけども、それぐらい非常に全国的にも批判が多くて、そういう中でやはり市長の見解というのは非常に今後大事だと思うんですよ。やはりこれは困るなと思うことは困るなと言ってもらわないと、発信力はないと思うんですが。 先日、千葉日報ですかね、我々が県の医師会に行って説明を受けたときの千葉県医師会の理事で川越一男さんという方が千葉日報に、非常に短い文章ですけども、ここに書かれています。その中で何と言っているかといいますと、現在医師会を初めいろいろな政党や団体から、1、給与所得者の被扶養者で負担ゼロの人が保険料をとられると、問題点についてです。保険料を滞納すると保険証を取り上げられると。3番目、医療費の包括定額制で受診抑制が起こる。4番目、医療費の増加した広域連合で保険料の値上げが起こるなどが指摘されています。 県の今後の方針については、34兆円の医療費のうち11兆円が高齢者の医療費と言われ、医療費削減(医療費適正化と言っている)が国家目標にされていると。この結果、高齢者の方々に早く死ねと言わんばかりの負担が強いられている。現在、国会で与党の中からも修正の意見が出ている。2,200億円のシーリングが前提となり、社会保障や医療費の削減が行われ、国民の生命が脅かされることに、県医師会も適正な制度になるように最大限の努力をしなければならない。こういうように、短い文章ですけれども、非常に怒りが伝わってくる内容が書かれています。 そこで、富里市の中で、いわゆる主治医として包括診療をということで、その制度で今後受診しますよといっているお医者さんというのはどれぐらいありますか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) その件につきましては、市内の医療機関というのはちょっと把握していません。知っている限りで言うと、大きな病院はそのような申請をしたというのは聞いていますけれども。 以上でございます。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 大きな病院ではそういう制度にのっとって、一主病で主治医制をうちはやりますよと、そういう診療報酬体系を引き受けますよという大きな病院があるということですか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) この制度もいろいろ始まったばかりでございますので、詳しく承知しているわけではありませんが、もうそうですね、半年か1年なると思いますけどもインターネットで探ったときに、そういう病院としての中にそういうものもやっているというのも見つけたという個人的な情報の中での今ご答弁なんですけど、ですから細かく、そういうはっきりこうなっていますという市内の中で、その制度をとっていますというのはちょっと把握していないということでございますが。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) これが非常にひどいんですけども、例えば今までお年寄りが眼科も行っている、整形外科も通っている、あるいは内科で糖尿だとか高血圧もやっていると。それを、一つの病気を主病として、特定のお医者さんと主治医として契約するわけですよね。 ○議長(江原利勝君) 立花議員、医師会についての質疑ですよね。 ◆(立花広介君) そうです。 ○議長(江原利勝君) 簡明にお願いいたします。 ◆(立花広介君) でも、いいでしょう、私の時間だから。 ○議長(江原利勝君) 質疑の内容を簡明にお願いいたします。 ◆(立花広介君) 医師会は、これは実際には、千葉県の医師会はこの診療体系については反対ですと、はっきり私たちが行ったときに言っていました。そうすると、私も近くの病院、クリニックへ行っていますけども、うちはやりませんと言っていましたけども、これはあれですかね、こういうことが実際に富里市の現場でお年寄りたちにいろいろな混乱が出てくるのではないかと思うんだけど、やはり私は市長がちゃんとこういうことを医師会なんかとも勉強する必要があると思いますけど、それはあれですか、勉強する気もない。 ○議長(江原利勝君) 相川市長。 ◎市長(相川堅治君) 勉強する気はないわけではないんですが、余りにもちょっと目まぐるしく変わり過ぎる、今この制度が。これがなくなる可能性がないとは決して言えない。選挙によってどうなるかわからないわけですから、だから勉強しないということではないんですけれども、非常に変わる。窓口はいつも電話はかかってくるし、対応、変わるたび大変な思いをしているので、ぜひ、私も勉強する気はありますけども、ちょっと。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) それでは、療養病床のほうに移りますが、富里市の中でいわゆる介護保険で入院できる病床数は今幾つあって、それがどのぐらいに削減されようとしているか、数字を教えてください。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) その病床を持っているところは中沢病院だと思いますが、病床数についてきっちりこれだけというのは今手元に資料がございません。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 今ちょっと最後のほう、ちょっと聞きにくかったんだけど、もう一回ちょっと。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) その病院に該当するものは中沢病院でございますが、介護なり療養なりのきちんとした病床数というのは今手元にございません。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 私がこの質問を出した中で、担当の課長といろいろお話をした中では、中沢病院で230床が削減する意向だというように聞きましたけど、それは私の聞き違いでしょうか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) その辺ちょっと私、中沢の療養病床が191と介護療養が120と。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 120というのは、削減する目標数ですか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 現在持っている病床数でございます。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 中沢病院は、この今持っている病床数を介護病床、介護型病床と言っているそうですが、これをやめる方向だというように聞いていますが、部長は知りませんか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) やめるということではなく、そういうような意向はあるようでございますけれども、制度に対しまして私申し上げたと思うんですけれども、国は23万床から15万床にするというわけですよね。その中で、こういう病床数を持っているものは、要するに転換していくというのがこの制度なわけですよ。ですから、当然医療の療養病床については減らしたり、介護療養についてはまたその転換をしたりというようなことになるわけです。これは国が示したものでございまして、千葉県の計画としては、千葉県として計画を立てるわけです。それに従って、病院等の意向を聞いて転換をしていくというような運びになろうかと思います。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) 医療保険で入院できる病床数は、今、医療保険というのか、富里市というのか、それはどのぐらい数ありますか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 医療保険で入院できるというのは、医療系の病院しかないわけです。中沢ということになると思います。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) それは幾つですか。 ○議長(江原利勝君) 大塚健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(大塚良一君) 失礼いたしました。日吉台病院もその病院に指定されているというように思います。失礼いたしました。 ○議長(江原利勝君) 立花広介君。 ◆(立花広介君) あと3分しかないので、まとめて聞きますけども、私は、これはっきり国は療養病床をもう何というのか、驚くべき乱暴な方法で、つまり医療費を削減するために療養病床をもう限りなく削減するわけです。それが、はっきり言えば、この間県の医師会が言ったように、こういう中身を体現して、まるでお年寄りに早く死ねと言わんばかりの負担が強いられていると言っているわけですよ。そういうことで、結局療養病床をなくして、介護型も医療系も削減して、どうするかといったら、お年寄りは家で死にたいと言っているんだから在宅療養へ移行するんだと言っているわけです。そうなってくると、介護保険にしろ後期高齢者にしろ、何にしろ、自治体が結局責任を持ってくるわけです。在宅療養ということになると。がんの予防法でしたか、最近できた。あれだって痛みが緩和するケアまで、麻薬を使わなければならないようなケアまで在宅でやらせると言っているわけです。お医者さんたちはこんなことできないと言っているわけです。それを、結局は市が何もかもさばいていかなければならないわけです。そうすると、私みたいな素人でさえもこれは大変だぞと。ここはこうなっている、ああなっているという状況がある程度、資料、厚生省が出している資料だとか何かでわかるんだから、もうちょっと市当局は敏感になって、これは大変だぞと、中沢病院には病床を減らさないでくださいよというようなメッセージを出さないと、私はね。富里市の高齢者だってみんな同じになってしまうと思うんですけども…… ○議長(江原利勝君) 発言時間の制限を超えていますので、これで立花広介君の質問を終わります。 明5日にも一般質問を行います。 本日はこれで一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 明5日は午前11時から会議を開きます。 本日はこれで散会します。          …………………………………            午後4時36分 散会          …………………………………...