白井市議会 2019-06-19
令和元年第2回定例会(第2号) 本文 開催日: 2019-06-19
↓ 最初
のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前 10時00分 開 議
◯長谷川則夫議長 皆さん、おはようございます。本日は御苦労さまです。
昨日
の10時20分過ぎに、新潟県を中心として震度6弱から震度6強
の地震が発生しました。被害に遭われた方に対してはお見舞いを申し上げます。
ただいま
の出席議員は21名でございます。
これから本日
の会議を開きます。
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○議事日程について
2
◯長谷川則夫議長 本日
の議事日程は、お手元に配付
の日程表
のとおりでございます。
─────────────────────────────────────────
○
一般質問について
3
◯長谷川則夫議長 これから日程に入ります。
日程第1、
一般質問を行います。
本日から4日間にわたり17名
の議員が
一般質問を行いますが、各質問者とも、事前に通告した質問
の範囲を超えないよう、また、通告した質問事項全てに答弁を求めるようお願いをします。
順番に発言を許します。
なお、
平田新子議員から、
一般質問に当たり資料
の使用許可
の申し出があり、これを許可しましたので御了承願います。
6番、
平田新子議員。
4
◯平田新子議員 おはようございます。新たな議会で
の一般質問、
トップバッターのNT21、平田新子でございます。
これより通告に従いまして3項目
の質問をさせていただきます。
まず初めに、
水道事業の料金改定についてをお伺いいたします。
白井市では、
行政経営改革、
財政健全化を念頭に、
各種公共施設の利用料、補助金や
粗大ごみ処理手数料の見直しなど、次々に料金
の改定が実施となっております。
そのような状況下で、
上下水道事業の中では、市
の水道料金の改定が既に検討されてきております。
まずは、市
の水道料金の現状と課題、特に市
の財政と
の関連をお尋ねいたします。
5
◯長谷川則夫議長 高石都市建設部長。
6
◯高石和明都市建設部長 白井市
水道事業の現状と課題、市
の財政と
の関連についてお答えします。
市には2つ
の水道事業があり、
千葉ニュータウン等は県営水道が、冨士、白井、西白井等は
市営水道が給水しています。
白井市
水道事業は、昭和59年から整備を進め、昭和62年に冨士地区から給水を開始し、順次給水区域
の拡大を図ってまいりました。近年についても、
宅地開発等の影響により、給水人口
の増加が続いているものの、利用者
の9割以上が一般家庭であるため、節水意識
の高まりや節水機器
の普及などにより、
水道料金収入の大幅な伸びが見込まれない中、今後は
法定耐用年数を迎える水道施設
の更新費用
の確保が必要となります。
また、
市営水道は小規模で経営
の効率化に限界がある中、県営水道と料金をほぼ同水準としていることから、供給単価が
給水原価を下回る状況が続いており、運営経費
の不足については千葉県から
の補助金と
一般会計から
の繰入金に依存している状況です。
市
の財政と
の関連につきましては、平成30年8月に作成した財政推計
の見直しと
財政健全化の取組においては、
一般会計の財政状況も楽観視できないことから、
水道料金の適正化が
財政健全化の取り組みに位置づけられたところです。
これら
のことから、
水道料金の改定について、白井市
上下水道事業審議会に諮ったところ、
料金改定が必要であると
の答申をいただいたところです。
以上です。
7
◯長谷川則夫議長 平田議員。
8
◯平田新子議員 それでは、次に、資料をごらんください。水道
の蛇口
の絵がついている資料1
のページですけれども、まず、白井市で
の水道利用状況というところで、全体を100%としたときに、今回改定
の対象になっております市
の水道、給水区域は全体
の約27%、それから、給水人口といたしましては全体人口
の31%、これを同じ水道管
の太さという条件で他市
の水道料金と比較したものが2番
の部分ですね。これは、最高額、最低額を見ますと、水源地が近くにあるとか、離れているとか、
インフラ整備にかかった経費などに価格が反映しているように思われます。
また、県内あちこちで
水道料金の改定が行われているということで、昨年、30年に値上げをしたところが、南房総市、
三芳水道企業団ということで、いろいろな自治体も
水道料金には苦慮しているということがわかっていただけると思います。
それでは、質問に戻ります。
白井市
の水道事業で
の長年
の課題となっている
のが逆ざやです。いわゆる原価割れを
一般会計から
の繰入金により賄ってきた状態だと
先ほど答弁がございました。
例えば、平成29年度決算で言うと、
給水原価と供給単価
の差異はどれぐらいだった
のでしょうか。
9
◯長谷川則夫議長 高石都市建設部長。
10
◯高石和明都市建設部長 平成29年度決算における給水原価と供給単価についてお答えします。
給水原価が1立方メートル当たり269.57円、供給単価が1立方メートル当たり202.23円で、67.34円
の差異となっております。
以上です。
11
◯長谷川則夫議長 平田議員。
12
◯平田新子議員 監査委員から毎年御指摘も出てきます。議員たち
の脳裏にも逆ざやという言葉はくっきりと焼きついております。
そこで、ここ数年
の一般会計から
の基準外繰入金額の推移はどうなっているかお尋ねいたします。
13
◯長谷川則夫議長 高石都市建設部長。
14
◯高石和明都市建設部長 過去5年
の一般会計から
基準外繰入金についてお答えします。
一般会計から
の繰入金については、国から認められている
基準内繰入金と、それ以外に不足する
赤字補填分として
の基準外繰入金があります。
今回
の水道料金改定はこの
基準外繰入金を減らそうというものでございます。
基準外繰入金の過去5年間
の推移ですが、平成25年度が4,084万9,000円、26年度1,061万4,000円、27年度1,732万5,000円、28年度1,752万円、29年度3,935万8,000円となっており、26年度から増加傾向にあります。
以上です。
15
◯長谷川則夫議長 平田議員。
16
◯平田新子議員 増加傾向とはおっしゃいましたが、ものすごく数値には一方的に増加しているわけではないこの波は何か要因がありますか。
17
◯長谷川則夫議長 高石都市建設部長。
18
◯高石和明都市建設部長 その増加
の波についてなんですが、主にここ数年比較的抑えられてきたという
のは、どちらかというと開発に関するいわゆる
申込納付金等がかなり多く入っておりましたので、その件でここ何年かは少なく済んできたという状況でございます。
以上です。
19
◯長谷川則夫議長 平田議員。
20
◯平田新子議員 それでは、やはり全体としては増加傾向ということでよろしいですね。
それで、確認までにお伺いいたします。昨年完成した配水場
の建築あるいは運営に係る費用と市
の水道料金改定、今回
の改定
の因果関係は何かありますか。
21
◯長谷川則夫議長 高石都市建設部長。
22
◯高石和明都市建設部長 配水場建設と
の関係についてお答えします。
配水場
の建設費は
国庫補助金と企業債
の借入等を活用しておりまして、今回
の水道料金改定と
の因果関係は直接的にはございませんが、配水場
の本格稼働に伴いまして、施設
の運営管理費や
減価償却費など
の運営費用が増加する見込みでございまして、
料金改定の検討に当たってはこれら
の運営費用を予測額に計上して検討しております。
ただし、今回配水場が完成することで料金を改定する
のかと言われればそうではなく、先ほども答弁いたしましたが、
配水場建設以前から繰入金に依存した厳しい経営状況は続いておりまして、また、
一般会計の見通しも厳しい部分があるなど、これら
のことが今回
の水道料金の改定
の趣旨でございます。
以上です。
23
◯長谷川則夫議長 平田議員。
24
◯平田新子議員 直接的に配水場
の建設とは関係ないけれども、全体
の運営としてはやはり多少関わりがあるということですね。
次に、昨年は国会で水道法が改定されました。そのころから
水道事業の民営化、あるいは、これから先
の不安というものがいろいろ報道されております。
この資料
の右ページをごらんください。
ちょっとパソコンを打ち間違えまして、冒頭
の部分だけ読ませていただきます。
電気、ガス、水道
のライフラインは、私たち
の生活に欠かせません。2018年7月5日に水道法
の改正案
の採決が衆院本会議で行われ、可決後、継続審査となり、その後参院で
水道事業を民営化しやすくする
改正水道法が可決され、12月6日、再び衆院本会議で賛成多数で可決成立となりました。
こういった流れ
の中、要因としては、老朽化、それから、各自治体
の人口減少が関わっている。それから、赤字になる自治体が増えている。全国的に
水道料金は
値上げ傾向にあり、今後30年間で6割も値上げになるという予想も出ています。
ただし、災害時
のライフラインの確保や、人口が少ない地域で
の水道事業の成り立ちは可能か。また、ビジネス化してしまって、水道
の質が落ちる
のではないか、料金が急変する
のではないかという問題点もはらんでいるということで、あとは詳しく資料をごらんいただきたいと思います。
白井市は、
水道事業の民営化に対してはどのようなお考えをお持ちかお伺いいたします。
25
◯長谷川則夫議長 高石都市建設部長。
26
◯高石和明都市建設部長 水道事業の民営化についてお答えします。
今議員からも御説明あったとおり、平成30年12月6日に可決成立しました水道法
の改正は、全国的な課題となっている人口減少に伴う水利用
の減少、それから水道施設
の老朽化等
の課題に対して
水道事業の基盤強化を図るものでございます。
その手法
の1つである官民連携
の推進については、
コンセッション方式を導入しやすくするもので、官民連携
の選択肢を広げるものです。
しかし、海外
の事例ではありますが、民営化後、水質
の悪化や
水道料金の高騰により、再び公営に戻すという事例もあるように聞いております。
また、白井市
水道事業では、経費
の削減や
水道料金改定など、経営基盤
の強化を図り、今後も引き続き経営
の効率化に努めることにより、当面は安心・安全で安定的に給水できるものと考えております。
このようなことから、今回
の水道法改正に伴う民営化については、慎重に検討すべきことでありますので、現時点においては公営企業による運営を維持する考えであります。
以上です。
27
◯長谷川則夫議長 平田議員。
28
◯平田新子議員 とりあえず民営化は考えていない、公営で頑張るということで回答いただきました。
世界的に見ますと、水
の奪い合いで新たな戦争が起こる
のではないかと言われている時代です。外国資本がいつの間にか日本
の水源地
の土地を買収してしまっていた話、あるいは、農産物、畜産物
の生産に要した水
の量を、農産物、畜産物
の輸出入に伴って売買されていると捉える
バーチャルウオーターの問題では、既に日本は世界各国から大きな指摘を受けております。
我が国には昔から湯水
のように使うという言葉があります。改めて意味を調べましたら、湯や水を使うように惜しげもなくまたは無駄に使うこととありました。
水道
の蛇口をひねればそのまま飲んでもよい水が出る。水源地に潤沢に恵まれてきた日本
の水にもそれ相当な経費がかかっていることを再認識、再考すべき時代になっているということです。
私たちも水を湯水
のように使わずに、生活資源
の1つとして大切に使っていきたいと思うと同時に、これから幾つも
の課題を抱えながら、継続的に、安全・安心、安定的な白井市
の上下水道事業がなされていくことを切望いたします。
さて、本題に戻ります。
白井市
上下水道事業審議会に
水道料金改定の諮問がなされておりました。そこで
の委員から出された御意見、答申内容について伺います。
29
◯長谷川則夫議長 高石都市建設部長。
30
◯高石和明都市建設部長 白井市
上下水道事業審議会委員から
の意見と答申内容についてお答えします。
市では、
水道料金の改定に当たり、
学識経験者5名、受益者2名、
市民3名
の10名で構成する白井市
上下水道事業審議会へ平成30年8月22日に諮問し、その後3回
の審議を経て、平成31年3月7日に答申をいただいたところです。
審議過程における主な委員
の意見につきましては、
水道事業は独立採算が原則であり、市
の補助金に依存している状況から改善すべきである。市
の補助金は
市民から税金であり、
市営水道へ
の多額
の補助金を解消するため、改定率を高めにして早急に
料金改定すべきである。水道は
市民生活に密接に関係していることから、改定率は低めに設定したほうがよい。など
の意見がありました。
全体的には、
料金改定は必要であるが、段階的に改定することが妥当であると
の意見にまとまり、
平均改定率は15%、改定期日は令和2年4月1日とする答申がされました。
以上でございます。
31
◯長谷川則夫議長 平田議員。
32
◯平田新子議員 水道料金改定に向けては、
市民の御理解を得ながら進めていく必要性を感じます。
市民へ
のアプローチ、周知という意味ですけれども、
アプローチと今後
のスケジュールをお伺いいたします。
33
◯長谷川則夫議長 高石都市建設部長。
34
◯高石和明都市建設部長 市民へ
のアプローチと今後
のスケジュールについてお答えします。
水道料金の改定は利用者
の生活に大きな影響を与えることから、
市民へ
のアプローチは広報しろいやホームページ
のほか、検針票や請求書に記載するなど、さまざまな手段でお知らせしてまいります。
今後
のスケジュールは、7月6日土曜日に
市営水道区域の方々を対象として、
白井コミュニティセンター、
西白井複合センター、
冨士センターで
住民説明会の開催を予定しております。
また、令和元年第3回
白井市議会定例会においては、
水道料金を定めている白井市
水道事業給水条例の一部を改正する条例案を提案させていただく予定です。
以上です。
35
◯長谷川則夫議長 平田議員。
36
◯平田新子議員 ちょっと今
の答弁でよくわからなかったので説明をお願いしたいんですけれども、
住民説明会は7月6日、条例
の提出は9月第3回定例会ということですが、条例案が可決する前に住民に説明をするという
のはどういうことな
のでしょうか。
37
◯長谷川則夫議長 高石都市建設部長。
38
◯高石和明都市建設部長 説明会
の開催時期等についてお答えします。
水道料金の改定は、白井市議会において条例
の改正議案を審議いただき、可決いただいた後実施されるものでございます。この説明会は、白井市議会
の審議に先立ち、白井市
上下水道事業審議会から
の答申に当たって
の附帯意見、
水道料金は
市民生活に密接に関係していることから、
料金改定の趣旨や内容をわかりやすく
市民に周知することとされておりますので、これを踏まえまして、これまで
の経緯や具体的な内容、経営
の現状や今後
の見通しなどを説明しまして、利用者
の方々に
料金改定の必要性について御理解、御協力をお願いするため開催するものでございます。
以上です。
39
◯長谷川則夫議長 平田議員。
40
◯平田新子議員 議会を通して決定する以前に、
市民の皆様にわかりやすく丁寧に説明をしていくということだと思います。
市民生活に直結した影響
の大きい問題なので、時間をかけて丁寧にお願いしたいと思います。
本件に関しましては、白井市
上下水道事業審議会に
水道料金の改定が諮問された段階からたびたび傍聴してまいりましたが、丁寧に非常にわかりやすい資料を作成して説明もされましたし、
市民の皆様、委員
の皆様も活発に意見を出してくださったと思っています。
今後も白井市
の水道利用者に御理解、御納得いただけるよう、万全
の体制で努めていただきたいということをお願いして、次
の質問に移らせていただきます。
2項目め、まちサポ1年間
の実績と
市民の声にこたえるあり方についてをお伺いいたします。
白井市役所東庁舎1階にしろい
市民まちづくりサポートセンター、まちサポが開設され1年が経過いたしました。
市民活動
の拠点として、また、
市民と行政をつなぐ場として、市
の直営となり、7つ
の機能
の充実を目指していくと
の目標を掲げております。
今後
の市政にも非常に大切な、将来にわたっては、まちづくりをも視野に入れて、
市民活動を活性化していくため
のサポートをしていく場所として、
市民活動
の拠点となるべきところがまちサポです。
まずは、平成30年度
の活動内容、利用状況及び市
の評価をお伺いいたします。
41
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
42 ◯川上利一
市民環境経済部長 それでは、平成30年度
のしろい
市民まちづくりサポートセンター
の活動内容、利用状況と市
の評価についてお答えいたします。
しろい
市民まちづくりサポートセンターは、拠点機能、情報収集・発信機能、相談機能、資源
の掘り起し・提供機能、交流・コーディネート機能、育成機能、調査・研究機能
の7つ
の機能を令和2年度末までに段階的に拡充させることを目標に掲げ、平成30年度
の開設初年度は施設
の認知度
向上を図る事業を実施するとともに、ホームページやフェイスブック
の開設、まちサポ通信
の発行など、拠点機能と情報収集・発信機能
の2つ
の機能を重視し、事業を推進してまいりました。また、相談、資源
の掘り起こし・提供、交流・コーディネート、育成に関する事業にも取り組んできたところです。
利用状況につきましては、会議室、多目的スペース、共有スペース、作業スペースを合わせまして、年間1万2,557人で、1日当たり平均40人程度
の利用がありました。
なお、平成30年度末
の登録団体数ですが、以前
の市民活動推進センターに登録していた51団体
のうち40団体が登録しており、そのほか
の新規登録
の34団体を含め、合計74団体
の登録がございました。
こうした初年度
の目標、活動内容、利用状況から、拠点機能や情報収集・発信機能についてはおおむね一定
の成果があったものと捉えておりますが、資源
の掘り起こし・提供機能、交流・コーディネート機能、育成機能、調査・研究機能については、2年目
のセンター
の運営
の課題と考えているところでございます。
以上でございます。
43
◯長谷川則夫議長 平田議員。
44
◯平田新子議員 今登録団体数など
の推移はわかりましたが、場所も違いますし、条件も違いますので、同じ比較材料として、印刷機器
の利用、多目的スペース以外
の会議室
の利用について、利用者
の推移がわかる比較可能な数値でお答えいただけますか。
45
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
46 ◯川上利一
市民環境経済部長 それでは、推進センターとまちサポ
の利用者
の推移ということでお答えをさせていただきます。
まず、会議室
の関係でございますが、
市民活動推進センターとしろい
市民まちづくりサポートセンターでは開設日数や会議室
の部屋数が異なるといったことで、同じ条件で客観的に比較可能な仕様といたしまして、利用率で御説明をさせていただきます。利用率につきましては、会議室
の利用
のあった日数をセンター
の開設日数で割りかえしたものでございます。
市民まちづくりサポートセンターは昨年5月に開設いたしましたので、平成30年5月から平成31年3月末まで
の利用率と、
市民活動推進センター
の平成29年5月から平成30年3月まで
の利用率をお示しいたします。
市民活動推進センター
の利用率は63.6%でございました。
市民まちづくりサポートセンター
の利用率は52.5%でございます。
以上でございます。
47
◯長谷川則夫議長 平田議員。
48
◯平田新子議員 これは一概に利用率が下がったからといって、条件が違うので、場所が遠くなったとか、そういうことも関係しているかとは思いますけれども、減っているということですね。増えてはいないということです。
次に、第6回
市民活動推進委員会
の中で、まちサポに多目的室ができたことで団体
の活動発展へ
の可能性が広がったと評価される御意見があった一方で、
市民ニーズに対する働きかけ
の必要性、事業計画案
の希薄さ、例えば、数値、量的にも質的にも目標や結果に対するフィードバックなどが盛り込まれていない、分析しないと意味がない、私
の会社だったらこんな計画書では怒りますといった厳しい御指摘が議事録にも載っておりました。
年間
の事業計画策定は、
市民の血税から出ている予算をいかに有効に使うかという大切な計画です。それがこのように希薄さ、不十分さを指摘されるという
のは非常に疑問を感じます。こういった書類を手慣れてとても上手につくられる市役所
の職員
の皆様、この市役所直営でありながらこういうずさんな書類しか出せないという
のは、市
の直営で運営されているまちサポでは、業務範囲
の把握、
市民活動支援課と
の報告、連絡、相談
の関係性、文書、資料作成など
の基本的事務作業、事業、イベント
の開催手法といった運営全般について、不慣れで認識
の浅い、いわば新卒で市役所にお勤めをし出したばかり
の新入職員と同様
のスタッフに対して、支援課で
の指導、育成、フォローをどのように行ってきた
のでしょうか、お尋ねいたします。
49
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
50 ◯川上利一
市民環境経済部長 それでは、
市民まちづくりサポートセンター、スタッフへ
の指導、育成やフォローということ
の御質問でございましたので、お答えをいたします。
市民まちづくりサポートセンター
の開設に当たりまして、平成30年4月に10時間程度、市
の市民活動
の状況やまちづくり、センター
の理念や機能、それから、運営に関する研修を行ってございます。また、センター開設後は、月に2回センター職員全体
の会議がございまして、この会議に
市民活動支援課が加わりまして、センター運営に関する企画
の協議、調整等を行ってきたところでございます。
また、日常的にセンター運営や事業に関する相談に対応してきたということで、必要に応じてそういった状況について
の指導、あるいは、指摘を行ってきたところでございます。
以上でございます。
51
◯長谷川則夫議長 平田議員。
52
◯平田新子議員 今
の答弁
の中に、必要に応じてという言葉がありましたが、その必要
の認識
の仕方が白井市として甘かった
のではないかという現状を私は危惧いたします。
市役所
の業務
のやり方という
のには独特
のものがあります。また、
市民を直接相手に接することが多いまちサポですから、一つ一つ
の業務をきちんと
市民活動支援課で確認して、スタッフ
の方々が困ることがないように、また、スタッフ
のほうも自分
のアイデアや主張を展開する以前、当然
のことですが、市
の意向をきっちりとくみ取って真摯に業務
の基礎力を高めていただきたいと願います。
次に、従前
の市民活動推進センターからまちサポに移行する段階で、
市民へ
の説明、協議
の中で出ていたさまざまな課題へ
の対応をお伺いいたします。
答弁いただく前に、A3
の2枚目
の資料をごらんください。
左側に、さっき答弁でありました7つ
の機能が下
のほうに書いてあります。上
のほうはこれから
の目的みたいなことが書いてあります。それから、右上
の表は
市民活動推進センターと今
のまちサポ
の比較
の表になっております。それから、下
のほうは、後ほどまた申し上げますけれども、
市民参加・協働
のまちづくりプラン、これは平成25年2月につくられたもので、このころから
の方向性が現在に至るまで続いているということを御確認いただきたいと思います。
質問に戻ります。
従前
の市民活動推進センターでは、長年
市民が運営
の母体となり、努力を積み重ね、各種団体同士
の有効的なきずなを構築してこられました。しかし、役員を受け持ってくださる皆さんには、各所属団体
の活動もあり、2つ
の機能以上、7つ
の機能に拡大していく
のは不可能ということで、結局白井市が直営とした経緯がございます。
その移行に向けて
の説明会では、会議室
の有料化や多目的スペース
の新設、職員にはコーディネーター
の能力を求めることなどが説明されました。特に有料化については、大きな議論を巻き起こしたこと、今でも記憶に新しいところです。
そのとき市が目指すと言っていた方向にちゃんと向かっていない、こういった落胆や怒りを感じている方が非常に多い
のですが、進捗状況、課題へ
の対応を伺います。
53
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
54 ◯川上利一
市民環境経済部長 それでは、
市民と
の協議における課題へ
の対応についてお答えをさせていただきます。
市民活動推進センターからしろい
市民まちづくりサポートセンターへ移行する過程におきまして、
市民活動推進センター登録団体を対象に意見交換会を3回開催しております。また、しろい
市民まちづくりサポートセンター
の利用登録説明会を開催したところでございます。
その中で、施設使用
の無料化、印刷機
の増設、パソコンで
の施設予約システム
の導入、利用団体
の要望や意見を集約する組織
の設立、登録更新時期
の見直しなど、さまざまな御意見をいただいております。
施設使用
の無料化につきましては、市
の使用料、手数料
の考え方により、施設使用は有料とさせていただきました。また、印刷機
の増設につきましては、施設
のスペース
の問題と費用対効果により、また、パソコンで
の施設予約システム
の導入は、登録団体など
の施設利用
の推移を見てそれぞれ見送らせていただいたところでございます。
対応した事項といたしましては、登録更新時期は3月末としておりましたが、登録団体
の代表者が4月から5月にかけて行われる総会で変更されることが多いことなどから、代表者変更届
の書類申請
の手間を省くため、5月末までに見直しを行ったところでございます。
利用団体
の組織設立につきましては、しろい
市民まちづくりサポートセンター
の開設に伴い、
市民活動推進センターにて登録対象となっておりましたNPO団体や
市民活動団体だけでなく、自治会やPTA等も登録できるよう利用団体
の間口を広げたことから、設立初年度は利用団体
の登録状況
の動向を見定め、2年目に組織を設立する予定としておりました。
こうしたことから、今年度は利用団体
の組織化を検討し、設立に向け取り組んでいくこととしているところでございます。
以上でございます。
55
◯長谷川則夫議長 平田議員。
56
◯平田新子議員 まちサポ
のスタッフにはコーディネーターとして
の能力を求めるということでした。現在
のセンター長、スタッフ
のコーディネーターとして
の資格、あるいは、開設後研修によるスキルについて伺います。
57
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
58 ◯川上利一
市民環境経済部長 それでは、コーディネーターとして
の資格あるいは研修についてお答えをさせていただきます。
まず、職能としてコーディネーターという資格というものはございません。ただ、コーディネーター
の実績を評価して自治体が認定する場合がございまして、まちサポスタッフ
の1人が鎌ケ谷市
の認定コーディネーターとなっております。
また、業務上求められるスキルについては多岐にわたりますが、例えば、相談業務につきましては傾聴スキルが非常に重要になってまいります。ここでセンター長が臨床傾聴士
の資格をこの3月に取得したところでございます。
次に、研修による成長
の視点では、さまざまな角度からコミュニティマネジメント研修を受講してございます。
まず、
市民活動として最も重要なビジョン
の共有や事業展開
の方向性を確立する、
市民活動を行う団体を育成する力が
向上したと考えております。
また、活動が低迷していた団体に対しては、一つ一つ課題を整理しながら、組織づくり
のアドバイスを行う力を高めることができたものと考えております。
コミュニケーション研修
の成果としては、個人や団体間をつなぐ際に相手
のニーズを的確に捉えるコーディネート力
の発揮につながったものと捉えているところでございます。
以上でございます。
59
◯長谷川則夫議長 平田議員。
60
◯平田新子議員 白井市内でも昨年、平成30年度には3回にわたってコーディネート講座が開催されました。自治会やPTAほか、各種団体からモチベーション
の非常に高い方々が20名ほど参加されており、自己啓発とともに団体
の運営
の仕方を学ぶ機会となり、他団体と
の交流
の場としても非常に有意義だった、参加してよかったと
の御感想が多かった講座でした。
しかし、そこにまちサポ
のスタッフは1人も参加されておりませんでした。この件については、センター長にお尋ねいたしましたが、何
のお返事もいただけませんでしたので、お伺いいたします。
61
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
62 ◯川上利一
市民環境経済部長 それでは、スタッフが研修に参加しなかった理由ということでございますが、まず、地域づくりコーディネート講座
のことを御指摘いただいたことかと思いますけれども、こちらにつきまして3回連続講座でございました。こちらにつきましては、センターで
の勤務あるいは主催事業を含む地域
の市民活動、あるいは千葉県主催
のスキルアップ研修講座等を受講することなどによりまして、それぞれ調整がつかなかったため受講ができなかったということでございます。
以上でございます。
63
◯長谷川則夫議長 平田議員。
64
◯平田新子議員 3回もあって5人もいて誰1人1回も調整がつかなかったという
のはちょっと疑問です。せっかくそれだけ地域で活躍する人、活躍しようと意欲
のある方と出会う場面もあったので、よそ
の講座を受けることも大切ですが、地域
のそういう方と結びついていくという意味でも今後参加していただきたいと思います。
次に、初年度とはいえ、
市民の中からは本来あるべき機能を果たしているとは思えないといった不満、指摘
の声が続出、実際
市民活動支援課にもまちサポにもこのような御意見を直接話に行かれた
市民が何人もいらっしゃったはずです。
この
市民のお気持ちをどのように把握し、今後
市民ニーズにこたえるため
の改善をどのように図っていきますか。
65
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
66 ◯川上利一
市民環境経済部長 それでは、
市民の声
の把握と
市民ニーズにこたえる改善についてお答えをいたします。
センターでは、御利用いただく皆様からセンター
の運営や取り組み等について直接窓口で御意見を伺ったり、利用者アンケートにて確認しているほか、さまざまな機会を通じて把握に努めているところです。
センターは、先ほど申し上げました7つ
の機能を令和2年度末までに段階的に拡充していくこととしておりますが、利用者等から職員
の窓口応対や親身になった相談対応等で
の評価もいただいており、さまざまな御意見をセンター内で共有し、さらなる機能
の充実に向けて取り組むことにより、
市民ニーズにこたえる改善を図ってまいりたいと、このように考えております。
以上でございます。
67
◯長谷川則夫議長 平田議員。
68
◯平田新子議員 実にお役所的な答弁ありがとうございました。
昨年
の前半より、私もいろいろな
市民のお声を耳にいたします。そのたびに、まだでき立てで、体制が整うまで待ちましょう、見守りましょうと申してきました。
しかし、登録団体
の全容さえ一向に知らされないまま秋になり、今年
の1月
の大交流会開催に至っても、出席団体や登録団体
の資料は出ませんでした。何度も
市民からセンター長に要望が出ていたにもかかわらず、どんな団体がどんな活動をしている
のかさえわからないまま、
市民の交流や活動
の拠点とうたっていながら、昨年度市では登録団体
の情報や連絡先は出してはならないと指示を出されていた
のでしょうか。
69
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
70 ◯川上利一
市民環境経済部長 そのような指示は出してございません。
以上でございます。
71
◯長谷川則夫議長 平田議員。
72
◯平田新子議員 例えば、地域包括で行われているサロン
の交流会や、先ほど出てきたコーディネート講座
の際、参加団体
の交流や情報交換を前提に、それぞれ
の活動内容や連絡先がわかる資料が配付されております。その情報が提供されない、まちサポは
市民活動
の拠点であるはずなのに、まことに変な話だなと思います。
本年度に入って交流事業
の実施に向けて会議が2回開催されましたが、第1回目では準備不足だと
の御指摘が多くあり、参加者はいら立ちを感じながら帰途につかれています。そこでいろいろな資料は2回目
の会議前に必ず出すよう、
市民から
の強い要望に促され、登録団体
の概要資料もやっと6月15日に出されたという顛末です。この流れを見る限り、
市民活動支援課がちゃんとまちサポを直営しているという意識で指導やフォローをしている
のかはなはだ疑問です。
また、同時にセンター
のスタッフが市や
市民から
の指摘に真摯に対応しているとも思えないので、たびたび
市民が不満を感じています。市とまちサポは一枚岩、指定管理者でもない
のですから、どこを切っても同じものが出てくる金太郎あめであるべきだと思います。現在はそうなっていないように思えて、皆さん大変心配されております。この連携体制にはきちんとした反省を踏まえて、大きな意識改革と改善をしていただくことを強く求めます。
次に、
市民は従前
の市民活動推進センター時代に戻ることを望んで回顧主義になられているわけではありません。逆にまちサポに対しては新しいものへ
の期待を抱かれていたぐらいです。
しかし、機能として一番なくしてはならないはず
の登録団体同士
の交流やきずな、この1年でぷっつり切られてしまった感じです。これまで長年かかって構築してこられた基盤、
市民活動
の拠点として一番大切な部分をたった1年で失ってしまったこと、この憤りは大変大きいようです。
まだ生まれ立てでスタッフも慣れていないまちサポだから、頑張っていらっしゃるからと、皆さん相当長く好意的にじっと待っていてくださいました。なのに、1月
の大交流会と銘打ったものは内容が非常に希薄で、スタッフにコーディネート能力がないので外部
の方をお願いした
のかもしれませんが、その方が本当に必要だった
のか意味不明、大した役割を果たされていなかったという感じでした。
さらに、大きな丸い段ボールをテーブルがわりに、自分たち
のひざで支えながら、これは非常に経費
の無駄遣いで、使いにくく、お話に集中できず最悪でした。なのに、集合写真は華々しくフェイスブックに大成功でしたと載っています。
そのとき
のアンケート
の結果をちゃんと分析し、改善を図ろうという姿勢もあまり見られず、また、委員会に提唱された事業報告で言えば、まちサポ
の主催事業でないものがさもまちサポ主体
の事業であったか
のように混同され列記されておりました。
会場費を支払って多目的スペースを利用した団体からも、主催はうち
の団体だったのにまちサポが中心だったか
のような広報
の仕方には違和感を感じているというお声もいただきました。
もちろんセンター長を初め、スタッフ
の皆さんは一生懸命働いていらっしゃるので、御努力はある一定認めさせていただいております。けれども、よりよくなるため、改善していただくために、
市民活動支援課、白井市
の意思を確実に反映した
市民の活動拠点という目標からは大きくかけ離れ後退している感じが否めません。勝手な例えで言うと、
市民は市役所に行きたいと思ってバスに乗る。市役所は
市民に来てほしいと思って待っている。しかし、このバスは全然わけ
のわからないどこだろうというところに走っていっています。バス
のガイドはこのお洋服すてきでしょう、このリボン私がつくった
の、今日はキャラ弁
のお弁当がありますよ、そういう
のをインスタ映えするフェイスブックに載せている、そういった感じです。ちょっと言い過ぎかな。
結果、
市民の発言をそのまま引用させていただきます。意地悪で言っている
のではないんですけれども、
市民の皆様
のお声を幾つかメモしておりましたので、御紹介します。
市民活動を何もわかっていない、何だあれは、まちサポが主役で
市民は添え物な
のか、
市民の拠点というより体
のよいカルチャーセンター
の受付じゃないか、上っ面だけで内容が非常に希薄、白井市はいつも経費節減と言っており、従前
の市民活動推進センターでも非常に経費については神経を使ってきたが、折り曲げもしない大きな封筒でセンター
の自己PR
の資料などを何度も何度も送ってくる。直営になるとこんないいかげんな支出
の仕方ができるんだ。センター
のスタッフにコーディネーターを能力があるとは決して思えない。あそこには気軽に立ち寄りたい雰囲気がないよね、空気悪いよなど、市内
のいろいろなイベントでばったりお会いする
市民によく捕まってこのような御意見を伺っておりました。
このように、
市民活動団体
の気持ちがまちサポから離れ切ってしまっている実態で、本当に令和2年度末に7つ
の機能が整備されていく
のでしょうか。私はというより、
市民は絶対に今
のスケジュールで計画
の達成は無理だと思っています。
また、本来
のスケジュールではその先に指定管理者による運営、あるいは、まちサポ
の名前にあるように、まちづくり
の拠点にもと
の計画が続いています。
が、そもそも掘り起こしてみますと、これまで
の経緯でも、資料
の下にあります平成25年度作成
のまちづくりプランで
の実施すべき内容が完全にお蔵入りしていたことがありました。その内容は、白井市第5次総合計画
の基本構想や前期計画にそのまま盛り込まれており、あるいは、白井市にとって重要な事業であったことは過去
の一般質問でも指摘し、早期実現を要望しております。
これから前期計画で予定どおりに7つ
の機能に至らしめることができなくても、これまで
のように後期計画に先送り先送りでスルーさせていけばいい
のでしょうか。それが白井市役所
の仕事
の流儀な
のでしょうか。計画は上手につくるけれども、結果には責任を持たない、残念ながら白井
市民にはそういうふうに映っています。
改めてお伺いいたします。令和2年度末に設定した目標に到達するかどうかについて、まちサポを市直営として運営している市
の考えをお伺いいたします。
73
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
74 ◯川上利一
市民環境経済部長 それでは、令和2年度までに7つ
の機能が整備されるかどうかということでお答えをさせていただきます。
市民まちづくりサポートセンターは、議員御承知
のように、
市民活動をつなぐ、広げる、
市民主体
の協働
のまちづくり
の拠点となる中間支援施設、これを基本理念に掲げてございます。この基本理念を実現するためには、7つ
の機能を
向上させていくことが重要と考えております。センター
の運営も2年目を迎えましたので、着実に機能を
向上できるように努め、令和2年度末までに7つ
の機能が備わるよう、最善を尽くしていきたいと考えております。
以上でございます。
75
◯長谷川則夫議長 平田議員。
76
◯平田新子議員 この質問
の最後に、まちづくりプラン作成時には
市民と熱い議論を重ねながら、御自身も大きく関わってこられました笠井新市長に、白井市として
の市民活動、
市民協働、
市民自治
のあり方とまちサポ
の位置づけ、これをお伺いいたします。
77
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
78 ◯笠井喜久雄市長 私は職員時代37年間
のうち、7年間がこの
市民活動
の皆さんに関わってきました。その経験から申しますと、私は23年度ですかね、当時
の市民活動推進センターを登録団体で運営しようということで、いろいろ議論をして、登録団体
の運営協をつくって運営をしていただきました。その後、平成25年には
市民参加と協働
のまちづくりプランをつくりました。その経験から申しますと、やはり
市民活動を行っている
市民の皆様
の思いという
のは非常に熱いものがあります。能力的にも非常に長けています。その方と一緒にやっていくには時間がかかる
のだと思います。信頼関係を築くためには、ある程度いろいろな議論、本音をしゃべりながら、やりながらでないと、なかなか信頼関係ができないと、こういう経験がございます。そういう中でサポートセンターができたわけですけれども、これを一遍に7つ
の機能を進めることは、やはり信頼関係があって、そして、そういう中で進めていかなければいけないと思っています。
私がオール白井を標榜した
のは、この
市民活動
の皆さんといろいろなお話をした中で、やはり行政だけではなくて、
市民の皆さんと事業者と行政が一体になってこのまちを運営していくことが望ましいというふうに考えております。そういう意味からも、このサポートセンターという
のは重要な、私は位置づけだと思います。
ですから、やはり今言ったように、信頼関係を築きながら、一つ一つ丁寧にやっていきたいと思っております。
以上です。
79
◯長谷川則夫議長 平田議員。
80
◯平田新子議員 ありがとうございました。信頼関係を築くということをキーワードに、市
の方向性を改めて市長
の言葉で確認させていただきました。
この実現に向けては、市が直営するという責任、そして、
市民の協力、そのかなめとしてまちサポが健全に運営されていくことをお願いいたします。
次
の質問に移ります。
各種団体へ
の考えと施設利用について。
先ごろ市
の社会教育関係団体を認定する審査が行われました。これまでと条件や審査基準が著しく異なった点で戸惑いを覚えている団体が多くあります。
まず、今回
の基準と結果、その判断
の目標とするところを端的にお答えください。
81
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
82 ◯小泉淳一教育部長 今回
の基準と結果、その判断
の目標とするところについてお答えいたします。
少子高齢化に伴う暮らし、社会
のグローバル化、人々
の趣向
の多様化に伴い、生涯学習で求められている学びたい内容も多様化、複雑化し、これにこたえる学び
の提供
の充実が求められている今日、行政だけでなく、
市民社会全体を巻き込んで学び
の提供を拡充していく必要が望まれています。
市教育委員会では、しっかりと学び
の提供を行える
市民団体を社会教育関係団体として認定し、支援をすることで、
市民へ
の学び
の提供
の充実につながると考えており、昨年度社会教育関係団体
の認定に関する規定
の見直しを行いました。
これまでは福祉的な活動や奉仕活動を行っている団体も含めて幅広く認定していましたが、減免目的となってしまっているところもあり、今求められている学び
の提供を充実させるために、社会教育活動について
の実績やしっかりとした事業計画、継続性
の担保がとれるなど、社会教育関係団体
の主たる目的である社会教育に関する事業について、継続的かつ計画的に行うこと
のできる公益性
のある団体を認定することといたしました。
平成31年度
の申請数は101団体で、現場
の公民館
の審査、生涯学習課で
の審査
の後、
学識経験者や学校関係者、社会教育
の関係者、
市民公募
の委員15名からなる白井市生涯学習推進委員会から意見を聞いた上で、今回35団体を社会教育関係団体として認定をしたところです。
以上でございます。
83
◯長谷川則夫議長 平田議員。
84
◯平田新子議員 施設使用料
の100%を利用する人が払う受益者負担、これが大原則、利用していない人
の税金で支えられている減免に対しては公共性や公平性が求められ、なぜ減免にする
のかという根拠を明らかにするため
の市
の見直しだということを説明すると、御納得いただけない
市民の方はほとんどいらっしゃいませんでした。この方向性は私自身も正しいと思っております。
ただ、今回生涯学習課では各種団体
の実態を把握している
のかどうか疑問です。他市
の社会教育団体、福岡県古賀市で
の定義には、学習、文化、スポーツなど、社会教育に関する事業を行うことを主たる目的とし、その活動を地域文化、スポーツ
の向上や生活文化
の振興、さらには社会福祉
の増進につなげ、自主的な運営をする団体、その事業とは、技術
の習得や、教養を高めたり、生活を充実させたり、地域をよくするために行われる学習活動、文化芸術活動、スポーツレクリエーション活動、そして、ボランティア活動
のこと云々と書いてありました。
生涯学習課では教えるということに限定して、それ以外は、ボランティア活動とか、そういう地域活動という
のは範囲じゃないということで、それは法的に認められていないというような説明をいただきましたが、こういうことを社会教育
の中に盛り込んでいる古賀市は違法だと思われますか。
85
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
86 ◯小泉淳一教育部長 お答えいたします。
先ほどお話ありました各種団体
の実態把握についてですけれども、公民館を利用する各種団体については、団体名や利用人数、利用目的などは指定管理者を通じて間接的に把握をしております。しかし、一つ一つ活動に付き添えているわけではございませんので、具体的な内容や社会教育活動が実際行われていたかどうかまでは把握できないという
のが実情でございました。
社会教育関係団体を認定する要件については、先ほどお話ありましたように、各自治体において定めているため、自治体ごとに認定
の要件は異なります。本市においては、
市民の皆さん
の求める学習意欲
の多様化にこたえるため、今回団体
の事業計画や実績を重視するようにし、社会教育法に即した団体を増やすために規定
の見直しを行わせていただいたところでございます。
以上でございます。
87
◯長谷川則夫議長 平田議員。
88
◯平田新子議員 あれこれ申しましても、
市民にとっては減免か否かということが直結した問題です。社会教育を広げる条件と減免
の関連、考え方を改めてお尋ねいたします。
89
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
90 ◯小泉淳一教育部長 社会教育を広げる条件と減免と
の関連、考え方についてお答えいたします。
社会教育を広げるためには、地域でいかに社会教育に興味を持ってもらうかが重要と考えます。そのためにも、社会教育関係団体が地域で多く活躍し、学び
の提供を行っていただくことが必要になります。
このことから、学びを提供できる社会教育関係団体に対して市が支援することは社会教育を広げるためにも重要とは考えておりますが、その支援
の方法については、現在白井市生涯学習推進委員会において内容を検討しているところでございます。
市では平成30年12月に市
の統一基準として使用料
の減免基準を決定いたしました。その中で、市が活動を支援している公益性
のある市内
の団体であって、規則で定める団体が利用するときに、施設
の使用料を減額することができるとなっています。社会教育関係団体は学び
の提供によって
市民へ利益を与える公益性
のある団体として規則に位置づけられており、減免
の対象となっております。社会教育関係団体は社会教育法により法人であると否か等を問わず、公
の支配に属しない団体で、社会教育に関する事業を行うことを主たる目的とするものいうと定められており、社会教育に関する事業を実施しない団体は社会教育関係団体に該当しないことになります。
このことから、今回
の規定
の見直しは、本質に合った社会教育関係団体を認定していくために見直したものであり、減免に関しては切り離して考えていただく必要があると考えております。
以上でございます。
91
◯長谷川則夫議長 平田議員。
92
◯平田新子議員 先ほど
の答弁で、101団体
のうち35団体、ということは、70近い団体が登録を認められなかったということで、特にこれは文化団体協議会、みなし団体として所属していれば今まで減免だったという団体に多く起こったことと思いますが、ここ
の会長
のコメントでは、まず、今まで
の既得権、今までずっと長年これでよかったじゃないかというものが大幅に変わってしまうときに、丁寧に理解できるまで説明をいただけなかった。それから、実績をつくる期間が、3月に説明会をして、2カ月しかなくて、これから
の計画にこれをやっていきます、教育的なことをやっていきますと書いても実績がありませんといってばさっと切られてしまった。そういったところ引き渡し方
の乱暴さ、これが一番問題だとおっしゃっておりました。いろいろな団体から市にも私にも御意見が来ましたけれども、この点に集約されると思います。
次に、文化、スポーツ
の活性化やさまざまな
市民活動は、市ではどのように位置づけておりますか。これは今回切られたことによってもう二度と市
のイベントには参加したくないとか、センターは利用しないとか言っている団体が多く出ていることについてお伺いいたします。
93
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
94 ◯小泉淳一教育部長 文化、スポーツ
の活性化やさまざまな
市民活動を、市ではどのように位置づけ、捉えているかについてお答えします。
市では文化活動やスポーツ活動など、
市民が行う活動については、生涯学習
の充実や推進をするものとして重要であると考えております。
市
の第5次総合計画
の前期実施計画におきましても、地域拠点がにぎわうまちづくりや、文化や芸術を充実させるために、地域
の人や団体を生かした生きがいづくりや健康づくり
の場
の充実として、地域で活動している総合型地域スポーツクラブへ
の支援を行ったり、生涯学習に関わる人や団体に対して
の支援として、文化を支える人材育成
の支援を行ったりしていくこととしています。
市民がみずから進んで学び、実践し、学びを提供していけることも重要であり、市としてそれぞれ
の分野で支援していくことで、
市民の皆さん
の学び
の場や活動
の場が広がっていくものと捉えております。
以上でございます。
95
◯長谷川則夫議長 平田議員。
96
◯平田新子議員 最後
の質問です。教育委員会で
の社会教育関係団体、まちサポで
の市民活動団体、ウエルぷらっとを利用する社会福祉関係
の団体など、各分野で施設利用条件を定めた基準が幾つも白井市には存在しています。
市民の目からはその違いがわかりにくく、市全体で条件設定を統合し、利用登録申請を一本化できないものかと
の声も聞こえております。いかがでしょうか。
97
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
98 ◯小泉淳一教育部長 利用登録申請
の一本化についてお答えをします。
施設を利用する際
の登録申請については、それぞれ
の施設
の設置目的や利用登録に対する要件があり、それに沿って登録を行っております。公民館やコミュニティ施設を利用する際
の利用登録については、それぞれ
の施設に関する設置及び管理等に関する条例や施行規則に設置
の目的や利用について
の要件があり、その内容に沿って各施設において登録を行っております。
まちづくりサポートセンター
の利用登録については、しろい
市民まちづくりサポートセンター
の設置及び管理に関する条例や施行規則に設置
の目的や利用について
の要件があります。
保健福祉センター
のうち地域福祉センター及び障害者地域活動支援センターが利用登録
の必要な施設となっており、白井市保健福祉センター
の設置及び管理に関する条例及び施行規則にセンター設置
の目的とそれぞれ
の利用について
の要件があります。
このことから、公民館やコミュニティ施設、まちづくりサポートセンター、保健福祉センター
の登録申請
の一本化については、それぞれ
の設置目的や利用に関する要件などが異なることから、難しいと考えております。
以上でございます。
99
◯長谷川則夫議長 以上で
平田新子議員の一般質問を終わります。
休憩いたします。
再開は11時15分。
午前 11時01分 休 憩
─────────────────────────────────────────
午前 11時15分 再 開
100
◯長谷川則夫議長 再開いたします。
8番、田中和八議員。
101 ◯田中和八議員 会派しろい未来研究会
の田中でございます。通告に従いまして1項目
の質問をさせていただきます。
本来ならば部長答弁というところもあるかと思いますけれども、市長
の考え方ということでよろしくお願いします。
市長
の政治姿勢について。先
の市長選挙において、対抗馬がなく、無投票になったことで、笠井市長
の考え方、施策等を、
市民の方々を含め伺う機会がありませんでした。
初登庁日には、
市民の方を初め、職員、市議会議員等、多く
の方々
の歓迎を受けられ、期待
の大きさが感じられました。
行政マンとして37年間
の実績は評価させていただきますが、今後は白井市
の顔として、少子高齢化、人口
の減少、公共施設
の老朽化対策、財政状況
の変化等、さまざまな問題に直面し、解決していかなければ、白井市をもっと豊かにし、魅力ある白井市を次世代に残すことはできません。
伊澤前市長にかわり、白井市
のため、
市民のために活躍されることを私も願っております。
そこで、以下
の点についてお伺いします。
1番目、市長として
の抱負についてお伺いします。
102
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
103 ◯笠井喜久雄市長 市長として
の抱負についてお答えをいたします。
4月
の市長選挙で市長に当選させていただき、白井市
のかじ取りを任せていただくことになりました。6万3,400人を超える
市民の皆さん、臨時、非常勤職員を含め約800人も
の職員とその家族
の生活、人生
の一端を担う責任、そして、300億を超える予算を執行すること
の職責を痛感し、改めてその責任
の重さに身
の引き締まる思いを日々感じております。
白井市は都心に近いながらも豊かな緑に恵まれた良好な住宅地が形成され、特産
の梨を初めとする農業を基幹産業に、千葉県最大
の内陸工業団地には数多く
の優秀な技術と実績を持った企業が操業しているなど、バランスがとれた都市へと発展してきました。
これは歴代
の市長を初め、議員各位、
市民の皆様が絶え間なく白井市
の発展
のため尽くされた大きな成果であり、就任に当たり、これまで御尽力いただきました多く
の皆様に改めて感謝と敬意を表します。
私は、白井をもっと豊かにして、魅力あふれる白井市を次世代に残したいということを公約として市長選挙に立候補いたしましたが、
市民の皆様が自分なりに生活
の豊かさが実感できるまちづくりを目指してまいります。
その実現を目指すためには、行政
の力だけでは限界がありますので、行政のみが主体となって進めていく
のではなく、
市民、事業者、行政
の力を結集するオール白井として、それぞれがそれぞれ
の役割
の中で主体となって、連携をしながら取り組んでまいります。
そのためには、地域やまちづくりについて、
市民の皆様も自分事として考え、つくっていくという真
の市民自治が必要であると考えております。
先人たちが築いてこられたふるさと白井をしっかりと受け継ぎながら、白井市
の良さや特性を生かし、令和
の新たな時代に白井市
のさらなる発展
のために全力で市政運営に尽くしていく覚悟でございます。
104
◯長谷川則夫議長 田中議員。
105 ◯田中和八議員 市長は公約である5つ
の施策
の柱を出しております。もっと子育て・教育
のまちに、もっと元気で健康なまちに、もっと安全で安心なまちに、もっと緑豊かで快適なまちに、もっと健全な行政運営
のまちにします。
この5つ
の施策
の実現
のためには、オール白井で
の取り組みが不可欠であるとしています。まちづくり
の考え方としていろいろあるとは思う
のですが、
市民、事業者、行政、いわゆる産官民
の力を結集してということだと思いますけれども、産官学民
の考え方もあると思います。当市には大学はありませんが、当市に縁
のある優秀な
学識経験者は大勢いらっしゃいます。学を入れる考えはありませんでしょうか。
106
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
107 ◯笠井喜久雄市長 オール白井は
市民、事業者、行政
の力を結集としていますが、これに限るものではなく、白井市に関係するあらゆる分野
の方々
の力が必要と思っております。議員
のおっしゃるとおり、市
の審議会等には
学識経験者として大学
の先生を委嘱している場合も多く、それぞれ
の立場から市政
のために御意見をいただいておりますので、もちろんそういう方にもオール白井
のメンバーとして加わって一緒にやっていきたいと思っております。
以上です。
108
◯長谷川則夫議長 田中議員。
109 ◯田中和八議員 産官学民、オール白井
の皆さん
のお力でまとめ上げていく、大変期待しておりますので、よろしくお願いします。
2番目、白井市
の現状と課題についてどのように捉えているか伺います。
110
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
111 ◯笠井喜久雄市長 白井市
の現状と課題についてお答えをいたします。
白井市はこれまで千葉ニュータウン開発により着実に発展してきましたが、今後、他
の地方自治体と同様に、少子高齢化
の進展に伴う人口減少社会による税収
の減少と社会保障関連費
の増大、道路など
のインフラや公共施設
の老朽化など、多く
の課題が見込まれ、これまで
の白井市では経験したこと
のない極めて難しい局面を迎えることとなります。
また、現在
の白井市
の財政状況等は健全ですが、これら
の影響により財政状況が厳しくなるとともに、現行
の行政サービスを維持することが大変難しくなってきます。加えて、人口減少などにより地域
のきずなやコミュニティが形骸化し、地域
の安全や防災力など
の低下を招きかねません。
具体的に申し上げますと、市
の人口はこれまで一貫して増加し続けてきましたが、令和2年をピークに減少に転じ、その後減少し続ける見込みです。
また、平成27年国勢調査における市
の高齢化率は23.4%で、国
の26.6%、県
の25.9%と比べ低い水準にありますが、千葉ニュータウン事業や土地区画整理事業により同世代
の方が一斉に入居したため、今後は国や県を上回るスピードで高齢化が進展し、令和18年には高齢化率31.7%と、国や県と同程度まで上昇する見込みでございます。人口減少と高齢化
の急速な進展は、市財政を初め、コミュニティ、産業など、さまざまな面で
の悪影響が懸念されます。
そこで、第5次総合計画に掲げた3つ
の重点戦略を着実に進めて、少しでも人口減少を抑制し、良好な人口構成
の維持に努めながら、長期的には縮小する人口規模と急速な人口構成
の変化を見据えて、学校や公共施設、地域コミュニティ、産業、行政サービス
のあり方など、さまざまな面から対策を講じていく必要があると考えております。
次に、産業
の担い手不足と担い手
の高齢化でございます。例えば、市
の基幹産業である農業では、1995年から2015年
の20年間で農家数は25%減少しております。年齢別に見ると、特に50歳代以下
の農業者が減少傾向にあるため、高齢化も進展しております。このことは農業に限ったことではなく、商業、工業でも同様
の傾向にあります。さらには、産業分野のみならず、民生委員・児童委員など
の地域福祉や
市民活動
の担い手についても同様
の傾向にあり、担い手
の発掘、育成を進めていく必要があると考えております。
次に、北総線運賃問題と公共交通ネットワーク
の利便性
の向上です。
北総線に関しては、これまで
の住民意識調査を見ると、北総線運賃対策に対する
市民の満足度は最も低く、重要度は最も高くなっており、運賃値下げは
市民の切なる願いであると捉えております。しかし、北総線運賃問題は白井市のみで解決できるものではありませんので、北総鉄道株式会社を初め、千葉県や沿線6市と連携、協力して取り組んでいく必要があります。
また、公共交通ネットワークに関しては、地域公共交通網形成計画を策定する際に実施したアンケート調査において、10年後
の外出に不安を抱いている人は約48%おります。今後高齢化に伴う運転免許
の返納者
の増加などを踏まえると、鉄道、民間路線バス、タクシーなど
の公共交通機関全体で
市民の移動を支えていく必要があります。
最後に公共施設等
の老朽化です。市では千葉ニュータウン事業に伴い、昭和50年代から平成初期にかけて、小・中学校を初めとした多く
の公共施設等を短期間
のうちに整備してきました。建設から30年以上経過したものが増加し、今後は一斉に建て替え等
の更新時期を迎えるため、上水道と下水道を除く公共施設等
の更新費用は年平均で20億円となり、その財源を確保することは大変難しい状況です。
私は
市民の価値観が多様化している中、多様な意見にも耳を傾け、合意形成
のプロセスを大事にすることを政治
の基本姿勢として、これら
の課題に取り組んでまいります。
以上です。
112
◯長谷川則夫議長 田中議員。
113 ◯田中和八議員 御答弁
の現状と課題について、幾つか
の質問をさせていただきます。
白井市は都心に近いながらも豊かな緑に恵まれた良好な住宅地が形成され、特産
の梨を初めとする農業を基幹産業に、千葉県最大
の内陸工業団地には数多く
の優秀な技術と実績を持った企業が操業しているなど、バランスがとれた都市へと発展してきましたと抱負
の中にありました。
確かに良好な住宅地が形成され、工業団地には数多く
の優秀な技術と実績を持った企業があります。その一方で、基幹産業である農業、特に特産
の梨農家は近接に住宅
の建設や後継者不足等で年々栽培面積が減ってきて、農林業センサス平成27年度資料によりますと、平成17年梨栽培農家数は263件で、栽培面積は約308ヘクタール、これが平成27年には、農家数205件、栽培面積約259ヘクタールとなっており、10年間で農家数が22%減、面積が16%減となっており、農家数最大
の昭和62年329件に比べ現在62%、栽培面積最大
の平成8年約332平米、これに比べ78%になっており、平成27年以降も市街化調整区域
の住宅開発や後継者がいないことから、廃業も多くなっております。
梨
の栽培をやめることになっても市へ
の報告
の義務はないことから、5年に一度
の調査ですから、来年令和2年には大幅な減少になることは想像されます。白井市
の基幹産業である特に梨
の栽培は年々衰退していて、いつまでも白井市は千葉県一
の梨
の生産地とは言えなくなってきております。
白井市を長年にわたり支えて続けてくれ、今後もできる限り農業を支えてくれるであろう白井市農家
の将来について、市長としてどのような展望を持っているか伺います。
114
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
115 ◯笠井喜久雄市長 議員
の御指摘
のとおり、梨
の面積や農家数は減少している一方で、若い後継者も実際に団体を結成している状況でございます。そういうことから、白井
の梨
の一層
の発展に向けて取り組んでいる方もいるというような状況がございます。
また、梨以外にも新たな産地形成に取り組む動きがあると聞いておりますので、これは国、県
の補助金事業などを活用しながら積極的に支援をしていきたいと考えております。
以上です。
116
◯長谷川則夫議長 田中議員。
117 ◯田中和八議員 今申し上げましたように、廃業されて、農業振興地であっても生産をやめざるを得なくなった土地について、荒れ地としておくより、道路
の隣接地や土地利用条件をつけて貸し出しができるような特例をつくるなど、土地
の有効利用を考えていただきたい
のですけれども、市長
のお考えはいかがでしょうか。
118
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
119 ◯笠井喜久雄市長 農業振興地域内
の農用地は、地権者に意向があれば農業委員会を通じて地域
の担い手農業者等に集積を図ることができます。現状
の法制度や都市計画
の規制
のもとで
の農業振興地域内農用地
の活用方法としては、農家が
市民農園を開設し、農地として活用する方法
の提案や支援等を行っています。農業者による生産または地域住民に体験や学習、交流を提供する資源として活用することが原則と考えております。
以上です。
120
◯長谷川則夫議長 田中議員。
121 ◯田中和八議員 おっしゃることはある程度わかるんですけれども、大変素人考えで申しわけないんですけれども、優良な未利用地があり、必要としている事業者がいても、開発ができない
のであれば、前例
のないことかもしれませんし、時間もかかる大変なことだとは思います。線引きを変えたり、農地転用
の検討をしたりしないと、いつまでたっても空き地
のままでもったいないことです。
今回はこれ以上
の回答は求めませんけれども、改めてこの問題については取り上げさせていただきたいと思います。
次に、人口減少問題についてお伺いします。
人口減少は、当然
のこととして白井市だけ
の減少ではありません。しかしながら、人口
の減少を抑制することは施策次第ではどの市町村においても可能です。
4月
の市議会議員選挙時にある立候補者は、人口が減少しても、小さくても豊かな市を目指すことを訴えておりました。
他市と
の人口
の奪い合いという方もいますが、私はこのまま指をくわえて何もせずに人口減少を待つより、白井市
の魅力である都心に近く比較的災害に強い地盤で住宅価格が安く、交通
の便など、立地条件
のよい緑豊かな土地、また、安心して子育て
のできるまちにもなってきている白井市
の魅力を発信して、他市から
の移住を推進していくことも1つ
の方策だと考えております。白井市にはまだまだ優良な土地が多くあります。また、市街化調整区域
の開発を条件つきで認めることができれば、若い家族
の転入は期待できます。人口は少なくても豊かな市を目指す守り
の施策か、それとも、市
の魅力を発信して移住促進を図っていく攻め
の施策か、どちらを選択していく
のかをお伺いいたします。
122
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
123 ◯笠井喜久雄市長 人口減少は白井だけ
の問題ではございません。統計を見ますと、8年前から日本
の国は人口が減っていると。しかし、白井におきましても、令和2年から人口が減少と、こういうような状況でございます。
議員
の御指摘
のとおり、白井市
の魅力といいますと、やはり地盤が固いこと、都心から
のアクセスが良いこと、こういうような強みを生かしながら、緩やかな人口減少に取り組んでいきたいと思っております。そして、市内外
の方に白井市が選ばれるような取り組みをしなければいけないと考えているところでございます。
以上です。
124
◯長谷川則夫議長 田中議員。
125 ◯田中和八議員 次に、人口減少
のことですけれども、転出者を白井市に定住してもらうことについて少しお伺いいたします。
市民課
のほうで、転出入される方にこのようなアンケートを書いていただいています。これは全員ではなくて、ちょっと時間
のある、何というんですかね、窓口を待っている間とかにつけているんですけれども、このデータによりますと、こっちじゃなくてもう1つ
市民課
のデータがございまして、それによりますと、平成29年
の転入者が2,789人で、転出者は2,321人、平成30年
の転入者は2,767人、転出者は2,703人と、2年間で約5,000人と、多く
の方が白井市から転出をされております。もちろんその分5,000人ぐらい
の転入者もおります。平成31年4月現在でも、転出者は既に1,293人となっています。
転入者、転出者ともに20代、30代が多く、転出者
のうち単身者は62.9%、転入者
のうち単身者が39.1%とあり、市外に出ていく方は単身者が多く、市外より転入は家族が多いことがわかります。転出先として、千葉県内が53%、転入者は52.8%となっており、県内で
の移動が多く見受けられます。転出
の理由は、就職先や北総線
の高運賃等いろいろだと思う
のですが、せっかく白井市に縁があって住まれた方々です。
このアンケート
の設問
の中に、転出されるに当たって、白井市内でも住まいを探したかと尋ねております。1番目に、市外に住もうと決めていたので白井市内は探さなかった。2番目に、白井市内も探したが適当な物件がなかったので市外に決めたがあります。
例えば、いつでも空き家情報も含め、住居
の相談ができる部署を庁内につくり、広報にお知らせをするなど
の工夫をして、せめて千葉県内に転出していく
市民を白井市にとどまっていただけるため
の施策、これを考えていただくことはできないでしょうか。
126
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
127 ◯笠井喜久雄市長 白井市
の空き家率は、平成25年度
の総務省調査では7.1%で、全国平均13.5%、県平均12.7%と比べると低い水準となっていますが、今後増えていくことが見込まれますので、平成30年3月に白井市空家等対策計画を策定し、今後
の空き家率
の上昇を抑制するために、予防対策に重点を置いた取り組みを中心に進めてまいります。
空き家利用としては、一般社団法人移住・住みかえ支援機構が進めるマイホーム借上げ制度
の紹介、空き家
の相談者がいた場合に、市内
の不動産業者紹介窓口である商工会を紹介しています。
移住、定住促進策とする場合には、空き家
のオーナーと借りたい方
のマッチングなどが課題と思いますが、市
の政策として進めていく場合には、費用対効果も十分精査した上で検討していく必要があると考えております。
以上です。
128
◯長谷川則夫議長 田中議員。
129 ◯田中和八議員 転出していく1つ
の大きな原因になっている北総線
の運賃問題、白井市
の発展
のためにはこの運賃問題解決を避けることはできません。私も4年間折に触れこの問題を考えてきましたけれども、先ほど
の市長
の話
の中にありましたが、北総線運賃問題は白井市のみで解決できるものではなく、北総鉄道株式会社を初め、関係機関と連携、協力して取り組んでいく必要があると私も考えます。市長には折に触れ運賃値下げ交渉をお願いしたいと思います。
次に、公共交通機関、バスについてです。市長もバス、タクシーなど
の公共交通機関全体で
市民の移動を支えていく必要があると発言されました。白井市内に一番多く走行しているバス、これを御存じでしょうか。それは、市庁舎
のすぐそばにある2つ
の病院所有
の送迎バスです。市内循環バス
の何倍も市内を循環しております。ここに池の上、堀込、南山方面ということで、西側
のほう
の病院
の、これが時刻表なんですけれども、16台、この方面だけで一日16台走られているんですね。
それで、この病院
のバス、これを市内移動
の交通機関として事業者に相談をすることができないだろうか。
柏市では、市内移動
の手段として、タクシー会社と連携し、地域によってはバス
の運行を廃止し、タクシー等
の補助を出しております。
高齢化が進む中、5月には池袋で乗用車が暴走し、親子2人が死亡し、6月には市原市で車が公園に突っ込み、保育園児をかばった保育士が巻き込まれる痛ましい事故があり、高齢者による事故が毎日
のように報道され、運転免許証を自主返納する方が多く見られております。
県警免許課によると、2014年に免許を自主返納した人は約9,000人で、17年、18年には約2万人と大幅に増えております。
白井市でも、地域によっては車移動しか手段
のない場所もあり、免許証
の自主返納をすることで高齢者
の行動範囲が狭められます。
公共交通機関、バス利用も、時間によっては1時間以上待たなければならず、不便で生活が成り立たない状況では自主返納もできません。
今後財政状況も厳しくなる判断がされております。高齢化に伴う運転免許
の返納者
の増加などを踏まえると、早急に移動手段を、それこそオール白井で考えていかなければなりません。
病院
の送迎バス、工業団地所有
の昼間あいている送迎バス、また、タクシー
の利用など、移動手段を検討していただくことはできないでしょうか。
130
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
131 ◯笠井喜久雄市長 病院や企業バスと
の連携は、利便性
の向上、車両
の効率的な利用、運行経費
の抑制、企業
の地域貢献
の推進や地域コミュニティ
の活性化などが期待できますので、できる限り連携を図っていきたいと考えています。しかしながら、送迎バス
の多くは運賃を収受しない白ナンバーで運行していますが、運賃を収受する場合には法的な許可が必要となること、一般
の利用者が加わることで、同じルートを通る既存
のバス路線
の利用が損なわれるおそれがあることなど、多く
の課題もあるところですので、当面は循環バス
の効率化に向けて取り組みを進めているところでございます。
132
◯長谷川則夫議長 田中議員。
133 ◯田中和八議員 便利だということで、一部
の、ほんの一部だと思うんですけれども、
市民の方は自分
の移動手段、病院ということはなく、このバスをお使いになっている方が、何十名と言っていい
のか、数名と言っていい
のか、いらっしゃることも確かなんですね。ですから、バス路線、今後どういうふうに直していく
のか、ぜひ検討
のほうをよろしくお願いしたいと思います。
次に、地域コミュニティ
の形骸化についてお伺いします。
人口減少などにより、地域
のきずなやコミュニティが形骸化し、地域
の安全や防災力などは低下を免れません。このこと
のためにも、小学校区単位
のまちづくり協議会は必要です。
市長はまちづくり協議会に対し、どのような思いを持っている
のかお伺いをいたします。
134
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
135 ◯笠井喜久雄市長 私は職員時代から、地域
の皆様が主体となり、地域課題を解決していく取り組みとして、まちづくり協議会
の立ち上げについて強い思いがございます。
ただし、まちづくり協議会は行政がお膳立てをして
市民に参加していただく
のではなく、
市民の皆様が主体になり取り組んでいただき、行政が支援していく形が望ましいと考えております。
現在モデル小学校区としている第三小学校区と大山口小学校区
の今後
の取り組みに大きな期待をしているところでございます。
なお、まちづくり協議会
の設立に向けては、市職員も小学校区まちづくり支援チームを立ち上げ、支援し、モデル地区
の皆さんと市が協働し、まちづくり協議会
の設立を目指していきたいと考えております。
以上です。
136
◯長谷川則夫議長 田中議員。
137 ◯田中和八議員 まちづくり協議会は
市民参加、協働
の最たるもので、
市民自治を形にあらわしているものと私は考えております。
まちづくり協議会について、特に防犯、防災
の分野で期待をされているようなんですが、今市長もおっしゃったような、大山口小学校区と第三小学校区がモデル地区として、来年度
のまちづくり協議会設立に向かって準備会立ち上げ
の検討会議を行っております。
第二小学校を除く残り6校全てにまちづくり協議会を設置するためには、相当
の年月がかかると考えます。どのように小学校区単位
のまちづくり協議会を広げていく
のか、市長にお伺いをいたします。
138
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
139 ◯笠井喜久雄市長 これまでも小学校区単位
のまちづくりを推進するきっかけをつくるため、自治会、民生委員・児童委員連絡協議会や地区社会福祉協議会など
の地域
の組織、団体を対象にした意見交換会、地域フォーラム、地区別まちづくり懇談会を開催してきましたので、引き続き地域
の皆さんと
の意見交換等を通じて意識
の醸成を図りつつ、地域
の声を聞きながらまちづくり協議会
の設立に向けた支援を行うことにより、小学校区単位
のまちづくりを広げていきたいと考えております。
以上です。
140
◯長谷川則夫議長 田中議員。
141 ◯田中和八議員 今申し上げました6小学校区単位
のまちづくり協議会、これを広げていくためにも、今回2チーム計11名
の支援チームになっておりますけれども、私
のところ
の大山口小学校区まちづくり支援職員
の方々は、私たち
市民、今4人で入って一緒にやらせていただいておりますけれども、
スケジュールが厳しくなるほど非常に熱心で、準備会設立
のため、打ち合わせを2月18日から5月28日までで既に7回開催しております。協議会設立へ
の真剣さ、期待
のほどが伝わってきております。
次
の小学校区に広げていくためには、今後
のまちづくり支援チーム
の職員をどのように育成確保していく
のかをお伺いいたします。
142
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
143 ◯笠井喜久雄市長 小学校区
の皆さんと協働してまちづくりを進めていくためには、まちづくりへ
の高い意欲と地域
の皆さんとともに活動する積極的な姿勢が職員に求められます。こうした職員を市として奨励し、評価するとともに、職員研修等を通じて職員
の育成に努めてまいりたいと思っております。また、意欲ある職員がまちづくり支援チームで活躍、活動しやすい職場環境づくりも進めていきたいと考えております。
以上です。
144
◯長谷川則夫議長 田中議員。
145 ◯田中和八議員 次に、財政状況が厳しくなる予測
の中、安定財源確保
の方策として、公有財産
の利活用についてお伺いをいたします。
146
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
147 ◯笠井喜久雄市長 公有財産は
市民の皆様
の大切な財産です。その大切な財産を最大限に有効活用するためには、官民連携
の手段により、幅広く民間事業者から
のアイデアやノウハウを取り入れることも検討する必要があると考えております。
今後は、人口減少社会
の到来により税収
の減収が見込まれることから、新たな財源確保
の取り組みとして、公有財産
の利活用を積極的に進めてまいりたいと考えております。
以上です。
148
◯長谷川則夫議長 田中議員。
149 ◯田中和八議員 先ほど発言させていただいた、生産をやめざるを得なくなった土地について、先ほど
の道路わきとか、条件つきで貸し出しができるようになるような方策がとれるんであれば、ここからも税収増が期待できると思います。ぜひ一考をお願いできればと思っております。
それと、先日北千葉道路有料区間内に、白井市内に1カ所
のインターチェンジができますよということが発表されたんですけれども、まだ場所もわかっていない
のかなとは思うんですが、税収増
のためにどのようにこのインターチェンジを生かすおつもりか、もしお考えがあったら教えていただければと思います。
150
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
151 ◯笠井喜久雄市長 議員御指摘
のとおり、北千葉道路は白井にとっては発展する要素を秘めた道路と私は認識をしております。北千葉道路については、次期都市マスタープラン
の改定に向け、事業
の推移を見守りながら検討していきたいと思っております。
以上です。
152
◯長谷川則夫議長 田中議員。
153 ◯田中和八議員 それでは、3番目、市政運営
の重点事項についてお伺いをさせていただきます。
154
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
155 ◯笠井喜久雄市長 市政運営
の重点事項についてお答えをいたします。
私は第5次総合計画前期基本計画に掲げられている施策を着実に実施していくとともに、公約である5つ
の施策
の柱を、もっと子育て教育
のまちに、もっと元気で健康なまちに、もっと安全・安心なまちに、もっと緑豊かで快適なまちに、もっと健全な行財政運営
のまちに、を市政運営
の重点事項として取り組んでまいります。
以上です。
156
◯長谷川則夫議長 田中議員。
157 ◯田中和八議員 市政運営
の重点事項として、第5次総合計画前期基本計画に掲げられている施策を効果的に推移していくために、定められた実施計画事業を着実に実行していくとともに、公約である5つ
の施策
の柱を市政運営
の重点事項に取り組んでいくというようなお話だったと思います。
第5次基本計画後期基本計画
の策定が始まっていると思うんですが、市長としてこれだけは後期基本計画に入れたいと思うような事業は何かございますでしょうか。
158
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
159 ◯笠井喜久雄市長 新しいことに取り組むことも大事ですが、まずは今ある事業
の魅力を伸ばしていくことも大事であると考えています。
後期基本計画については、まだ策定に着手したばかりでありますので、今後住民意識調査やタウンミーティングにより
市民の意見を聞くとともに、今後
の財政状況を見据えて枠組みを検討していきたいと考えております。
以上です。
160
◯長谷川則夫議長 田中議員。
161 ◯田中和八議員 先ほど質問をさせていただきました現状と課題
の中で、少子化、高齢化
の進展に伴う人口減少社会による税収
の減少と社会保障費
の増大、道路など
のインフラや公共施設
の老朽化など、多く
の課題が見込まれ、これら
の影響により財政状況が厳しくなるとともに、現行
の行政サービスを維持することが大変難しくなってきていますと発言されました。
市長は今後
の市政運営
の重点事項を決める上で、多額
の予算は伴うが効果が期待される事業を重視していく
のか、それとも、予算がなくても効果が出る事業を着実に実行していく
のか、どちらを重視していく考えでしょうか。
162
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
163 ◯笠井喜久雄市長 今後
の市政運営については、選択と集中が大事なことだと考えています。予算をかけて効果が大きいもの、予算がなくても小さな効果なもの、どちらを選ぶ
のではなく、どちらも費用対効果や
市民にとって有益かどうか十分検討し、財政状況なども十分に踏まえながら、必要なところにはお金をかけられるように、戦略的、計画的に施策に取り組んでいきたいと考えております。
以上です。
164
◯長谷川則夫議長 田中議員。
165 ◯田中和八議員 今
の御答弁
の中で、当然
のことながらそういうようなお答えだろうと思っておりましたけれども、お金をかけなくても効果
の出る事業という
のは、これは当然今後も、今までもあったと思います。提案をさせていただきたいと思っております。今後ですけれども、よろしくお願いしたいと思います。
市長
の公約を実現するためにも、オール白井で
の運営が必要なことはわかります。行政サービスをある程度維持していくためには、予算と職員
の人材育成が必要だと考えます。財政推計
の見直しに人件費
の削減、職員数
の削減を市
の方針として打ち出しております。この方針をどのようにすみ分けしていかれる
のかお伺いいたします。
166
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
167 ◯笠井喜久雄市長 職員
の定数は定員管理指針で目標を定めており、昨年
の財政推計
の見直し及び
財政健全化の取り組みなども踏まえ、昨年10月に改定したところですが、職員
のマンパワーを最大限に発揮させるため、職員
の人材育成は大変重要と考えております。また、職員に過度な負担がかからないように、働き方改革などにも取り組んでまいりたいと考えております。定員管理指針についても、市
の状況等を踏まえながら、適宜見直しを検討することも考えております。
以上です。
168
◯長谷川則夫議長 田中議員。
169 ◯田中和八議員 市長におかれましては、このように課題
の多い白井市
の運営をみずから手を挙げ重責を担っていく覚悟
の一端が伺い知れました。
私も新たな時代に向けた変革
の白井市
のため、微力ながら精いっぱい
の努力を惜しむものではございません。
この後市長がどのようなかじ取りをしていく
のか、お手並みを拝見させていただきたいと思っております。
この後、6人
の議員
の方が市長
の政治姿勢について
の質問がございます。
質問
の最後に、空席になっています副市長人事についてお考えをお伺いいたします。
170
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
171 ◯笠井喜久雄市長 今
のところ全く白紙
の状況でございます。自分が目指すまちづくり、どういうようなまちづくりを一緒にパートナーとしてやっていく人がふさわしいか、いろいろな角度から今検討しているところでございます。
以上です。
172
◯長谷川則夫議長 以上で田中和八議員
の一般質問を終わります。
休憩いたします。
再開は1時15分。
午後 0時02分 休 憩
─────────────────────────────────────────
午後 1時15分 再 開
173
◯長谷川則夫議長 再開いたします。
なお、議場内が暑くなっておりますので、上着を取っていただいても構いません。
9番、小田川敦子議員。
174 ◯小田川敦子議員 会派
市民の声
の小田川敦子です。通告に従いまして2項目
の質問をさせていただきます。
まず、1項目めです。
扶助費
のあり方について。白井市は扶助費について
の基本的なあり方を整理、明確化し、扶助費
の適正な支出を図るため
の方針として、扶助費
のあり方を平成30年10月に策定いたしました。
支出
の抑制を図る対象は任意的扶助費に係るもので、平成31年度予算では高齢者在宅福祉サービス
の利用料を見直し、一部負担額を値上げしていますが、その先はどうなる
のでしょうか。市が求める効果や今後
の方向性など、扶助費
のあり方について市
の見解を伺います。
1番、扶助費
のあり方
の検討・経緯と取り組み状況についてお伺いいたします。
175
◯長谷川則夫議長 中村企画財政部長。
176 ◯中村幸生企画財政部長 それでは、扶助費
のあり方
の検討・経緯と取り組み状況についてお答えいたします。
市は平成29年3月に策定した白井市行政経営指針において、扶助費
の対象や必要性、妥当性、有効性などを検証し、見直しを行うことを定め、行政経営指針に基づいて、市
の行政経営改革を着実に推進するため
の計画である
行政経営改革実施計画に扶助費、補助金
の見直し
の取り組み項目を位置づけております。
扶助費
の見直しについては、当初
の行政経営改革実施計画では、市
の統一的な方針を示した上で一律に見直しを行う予定でしたが、平成30年度予算
の予算科目
の扶助費、及び性質別
の扶助費
の予算約47億1,000万円
の現状を調査したところ、義務的な予算が約37億4,000万円で、扶助費
の予算全体
の約79%を占めており、残り
の任意的な予算約9億7,000万円
のうち、市が見直しをできる市単独
の扶助費
の予算は約2億3,000万円で、全体に占める割合は約5%と非常に小さく、また、その中でも約1億8,000万円が人件費的な保育士賃金や保育士派遣委託料で、見直し
のできないものでございました。
そこで、平成30年度に
行政経営改革実施計画を改定し、従来
の取り組みとしていた統一的な方針を定めた上で一律に見直しを行う
のではなく、扶助費
の現状把握をもとに基本的な考え方を整理し、扶助費
のあり方を定めたところでございます。
市は扶助費
のあり方に基づき、任意
の扶助費について、個々
の現状を把握しながら適正に支出してまいります。
177
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
178 ◯小田川敦子議員 今
の御答弁ですが、扶助費
のあり方を策定した後
の見直しに当たっても、最終的には全体
の約5,000万円程度
の任意的な扶助費しか見直し
の対象としては上がらなかった、効果が低いものであったという説明でした。
それでは、取り組み
の検討と経緯
の取り組み状況
のほうを今お聞きしまして、その次
の質問として、白井市における扶助費
の推移
の現状と課題をどのように捉えていらっしゃるかお示しください。
179
◯長谷川則夫議長 中村企画財政部長。
180 ◯中村幸生企画財政部長 扶助費
の推移ということでございますけれども、当市にかかわらず、多く
の市町村では、高齢化
の進展、あるいは子育て支援
の充実などによって扶助費が増大しておりまして、本市においても、平成20年度では19億7,375万円だった、これは決算
の数字なんですけれども、扶助費
の額が、平成29年度では44億467万9,000円と、約2.2倍にもなり、少子化、高齢化
の進展等により今後は厳しい財政状況が見込まれているところです。
このような中ですが、限られた財源を効率的に活用して最大限
の福祉サービスを提供し、地域福祉をより一層充実するため、扶助費について
の基本的なあり方を整理、明確にして、適正な支出とすることから、見直し
のあり方に今回取り組んだというところでございます。
181
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
182 ◯小田川敦子議員 平成17年から29年にかけて扶助費が約2.2倍に増加していると。けれども、その2.2倍に増加をした扶助費であっても、見直し
の対象となる任意的な扶助費は約5,000万円と低い、なかなかその扶助費
のほうを何とか下げる、少子高齢化
の増加を抑えるような扶助費
の抑制という
のは難しい状況だなと受けとめました。
次
の質問になりますが、この扶助費
のあり方を策定するに当たって2回調査を行っています。
まず、平成30年
の1回目
の調査結果では、効果額が1,000万円程度ということでした。見直し効果が低いということで、もう一度再調査をかけた、そのときに性質的な扶助費まで範囲を広げて2回目を実施し、効果額対象、抑制、見直し対象
の扶助費が大体5,000万円ありますという先ほど
の説明に結びつくわけです。
ところが、依然として、効果としては低い扶助費ではありますけれども、この扶助費だけを見直す
のではなくて、扶助費的な要素を持った物件費なども、範囲をさらに拡大をして見直したほうがいい
のではないかというようなことも付議書
のほうに意見として残っています。
そこでお聞きいたしますが、この平成31年度、今年度
の当初予算
の中で、行政改革
のほうが実行したというか、執行した扶助費
の取り組み、削減効果というものはどれくらいあった
のかお示しください。
183
◯長谷川則夫議長 中村企画財政部長。
184 ◯中村幸生企画財政部長 それでは、お答えします。
今御質問があったように、扶助費については、簡単に一律に制度設計を設けて見直すというところが困難なところがございますので、それぞれ一つ一つ
の扶助費について、このあり方、今回つくったあり方
の考え方に基づいて精査、対象とか、あるいはその範囲、受益者負担等を踏まえて精査をしていただきたいというところ
の考え方にあるわけなんですけれども、この効果額がどれくらい31年度予算であったかといいますと、あり方については昨年できたものなんですが、具体的な幾ら効果があったということでは、数字は今捉えてはいないところなんですが、一例を申し上げますと、高齢者
の関係
の在宅サービス
のほうで、高齢者在宅サービス
の利用料、これは給付する側
のサービスというよりは受益者負担でサービスを利用する側
の負担になるんですけれども、こちらについて
の利用料金
の見直しをしたというところがございます。
それと同じやはり高齢者
の在宅サービス
の中で、住宅
の改造
の助成費用、これについては介護保険でも同様な事業をやっているというところで見直しをさせていただいたという実績がございます。
以上です。
185
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
186 ◯小田川敦子議員 やはりあり方ということで、さらに少子高齢化、扶助費
の抑制を、急激ではなく、徐々に、緩やかにでも進めていくというところで、策定直後
のこの31年度予算にも影響、影響というか、取り組みが始まっていたことを改めて思いました。
そして、その取り組み効果なんですけれども、やはり補助金
のような一定基準は設けず、その個々
の施策に対応して見直しを図っていくというお話が今ありましたけれども、改めて確認させていただきます。扶助費
の適正化を図っていくことに関しては、一定
の基準を設けず個々に対応していく、つまり、削減目標に数値化するものではなく、そのとき
の状況に応じて取り組みを見直していくという認識、受けとめ方でよろしいでしょうか。
187
◯長谷川則夫議長 中村企画財政部長。
188 ◯中村幸生企画財政部長 お答えします。
今ございましたように、扶助費
の見直しについては、決して削減そのものを目標に、目的にしているということではございません。これから当然財政事情が厳しくなるというところ
の中で、その必要とする対象者に対して必要な扶助をきちんとしていけるような制度
の維持、それから、充実という
のが必要ですので、今ある扶助費について、この考え方に基づいて、真に必要な制度設計になっている
のか、そういったことを個々に判断しながら取り組んでいくということですので、一律にラインを設けたり、幾ら削減しましょうということ
の目標
の中で進めていくといった
のもではございません。
189
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
190 ◯小田川敦子議員 ありがとうございます。
行政経営改革実施計画
の中では、市が任意に支出をする扶助費について、ヒアリング結果をもとに方針を示し、適正化を図るとあります。
さらにもう1つ、この適正化を図るというところをお聞きいたします。適正化を図るため、それはどのような検討が行われる
のか、この適正化を図るというところ
の少し具体的な説明を求めたいと思います。
支援を必要とする方が対象から除外されないためにはどのような手当が考えられている
のか、それもこの適正化
の範囲
の中で検討されて結論が導かれると思いますので、この扶助費について適正化を図るという点
の具体性をお示しください。
191
◯長谷川則夫議長 中村企画財政部長。
192 ◯中村幸生企画財政部長 それでは、どのような適正化を図っていく
のか、どのような整理をしていく
のかということだと思いますけれども、これについては、扶助費
のあり方
の扶助費へ
の対応方針という記載がございます。この中でちょっと御説明させていただきますが、いわゆる任意的扶助費、市が独自に提供している扶助費になるんですけれども、これへ
の対応として、まず1点目は、その被扶助者
の範囲、あるいは、扶助金額、受益者負担、これについてまずよく検討する。それから、扶助費が経済的支援を目的としているところを踏まえまして、経済的に十分な負担能力がある方もあろうかと思いますので、そういった
所得制限等
の設定等が必要かどうかということについても考えていただくというところで、各々
の事業内容を踏まえて、支援を本当に必要とする者が被扶助者から除外されないように慎重に検討していくとしております。
それと、扶助費については、こういった市
の課題は社会的な課題で全国的な課題でもあるかというふうに思っております。したがいまして、これについては、国
の政策、対策も十分注視していく必要があると思いますので、国
のほうで、例えば、新たな助成制度等があった場合については、それをまた財源として活用できるような、そういった視点も常に見ながら整理をしていくというところでございます。
以上でございます。
193
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
194 ◯小田川敦子議員 わかりました。ただ、くどいようですけれども、行政
の中で出されてくるものは、やはり紙に書かれたその扶助
の対象
の、例えば、
所得制限であるとか、障害がある方であれば手帳
の有無であるとか、あと、年齢
の状態であるとか、そういったことになってしまいます。あくまでも、扶助費使っているということは、やはり何らかの社会保障を受けている立場
の市民の方でいらっしゃいます。社会保障という
のは安心して生活をしていくために国が、もしくは市
の単独事業として、その
市民の方に給付をしている金額になります。数字だけではなく、その実態をきちんと確認した上で、扶助費
の見直しを考えていただきますようにお願いいたします。
次に質問いたしますが、この扶助費
のあり方、これが適正化
の方針であるとか、扶助費を考える市
の方向性が書かれています。これが
市民へ
の情報公開ということをどのように取り組んでいらっしゃるんでしょうか。
市民の方にこういった指針を指し示すことは、市としては大切な責務と考えますので、
市民へ
の情報公開、どのようになっている
のかお示しください。
195
◯長谷川則夫議長 中村企画財政部長。
196 ◯中村幸生企画財政部長 議員おっしゃられましたように、当然
市民に影響
の大きいもの、必要なものについては積極的に
市民に対してお知らせをしていく必要があると考えております。
この扶助費
のあり方については、実はちょっとうち
のほうも調べたところ、まだホームページ等では公表していないと聞きましたので、これについては早急に公表していきたいと考えております。
扶助費
の見直し、こういった見直し
の情報提供だけではなくて、やはり市
の状況、予算や決算も含めて、こういったことについては十分知っていただく必要があると思いますので、法令や条例に基づいた公表、それから、その内容についてはできるだけわかりやすい形で提供していけるような工夫をしてまいりたいと考えております。
以上です。
197
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
198 ◯小田川敦子議員 ぜひ進めていただきたいと思います。
あわせて、この扶助費
のあり方とともに、財政状況というものをもっとわかりやすく
市民に公開すべきではないかと私は考えております。
例えて言うなら、佐賀県庁に関しては、もちろんホームページで公開をしていますけれども、伝えるポイントを絞って、Q&A形式にまとめてコンパクトに伝えています。
近隣
の柏市においては、イラストやグラフ、説明文を入れて、見やすく、わかりやすく予算と財政状況と多種な柏市
の側面をホームページで公開しています。
市民の方は「わからない」ということを一番不安に思っていらっしゃいます。市
の財政が厳しいんだってねといううわさを聞けばうわさに流されてしまいますが、自分
の中で何かを調べて確認するということを習慣づける、もしくは、聞いてそこにたどりついて確認ができるというふうに、情報公開をもっと進めていくべきだと考えています。
その中で、財政という
のはやはりなじみがなければ全くわかりづらいというか、わからないものです。私も4年前に初めて議員になったときには、決算書とか見て本当にわからないと思いました。ですので、わからないままではなく、やはりわかってもらう努力をこちらが指し示して、既にわかりやすく取り組んでいる自治体
のところを参考に、市
の状況、将来的にこのように厳しいんだということを、白井市
の場合はグラフ、字が多いので、ポイントとして要点を伝えることでもっとわかりやすくなると思いますので、そのように
市民の方に情報公開をしていくことを扶助費
のあり方
のホームページ公開とあわせて要望いたしますが、いかがでしょうか。
199
◯長谷川則夫議長 中村企画財政部長。
200 ◯中村幸生企画財政部長 繰り返しになるかと思いますけれども、現在地方自治法
の中で市に対して市
の予算、決算、あるいは、市
の財政状況を
市民に公表することが求められております。本市においても、先ほど申しましたように、予算、決算
の市
の財政状況を
市民に対して公表しております。財政状況
の報告については、条例に基づいて告示するほか、広報しろいで上半期と下半期
のそれぞれについて、年に2回になりますが、図表等を用いましてわかりやすくなるように報告をしております。また、市
のホームページでも、財政状況資料集ということで、これちょっと細かなデータになるんですけれども、
市民に対して提供をしているところでございます。
議員
の提案
のとおり、市としては、先ほども申し上げましたが、よりわかりやすくなるよう、どこまでできるかわかりませんけれども、工夫に努めたいと思っております。
以上です。
201
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
202 ◯小田川敦子議員 ぜひ前向きに実施を進めてください。
次
の質問に移ります。今後
の展開についてお伺いいたします。
203
◯長谷川則夫議長 中村企画財政部長。
204 ◯中村幸生企画財政部長 それでは、今後
の展開についてお答えいたします。
扶助費については、市が任意に支出する扶助費であっても、国等
の要綱に準拠して制度設計されているものがほとんどであって、市が独自に仕組や補助率を制度設計している補助金とは異なるものです。
このことから、扶助費
の見直しに当たっては、単に廃止や削減を目的とした見直しを行う
のではなく、各課が扶助費
のあり方に基づいて整理をすることで、適正な扶助費
の支出をすることとしております。
以上でございます。
205
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
206 ◯小田川敦子議員 今後
の展開についてお聞きしたいことは、1点です。扶助費
のあり方、方針
の中に、扶助対象者及び扶助費
の増加
の抑制を図るとあります。少子高齢化に伴い、扶助費
の増加に対応するために、それぞれ
の市が現在行っている事業効果を高めることで給付を抑制する。例えば、健康に取り組み、健康寿命を延ばす、足腰をしっかり鍛えていただく、そういったことで、扶助費を請求する、そういった時期を後にずらすという形で
の給付抑制が可能になる
のではないかと思います。これは1つ
の例ですけれども、そういった事業と
の連携
の中で、事業効果を高めることで扶助費
の抑制を図るというこの取り組み
の状況について、市はどのようにお考えでしょうか。
207
◯長谷川則夫議長 中村企画財政部長。
208 ◯中村幸生企画財政部長 おっしゃるとおり、義務的な扶助費については、その制度設計、例えば、対象年齢であったり、あるいは、その額であったり、そういったものについては市で制度設計できるものではありません。ただ、例えば、高齢とともに体がきかなくなって介護になっていくというような経路をたどるとするならば、それを事前に介護予防、あるいは、健康づくりをすることで、そういった体
の状態になることを少しでも遅らせる、そうすることで、対象者が減ってくる、先々扶助費
の額
の抑制、支給
の抑制にもなってくるということで、市ではさまざまな健康施策、あるいは、介護予防策にも取り組んでおりますし、生涯学習等を通じていろいろな方々がさまざまな場面で自分たち
の生活
の生きがいづくりに取り組んでおりますので、こうした事業を通じて対象者を減らしていく、より健康で長生きをしていただくような環境づくりという
のはしてまいりたいと思っております。
以上です。
209
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
210 ◯小田川敦子議員 ぜひよろしくお願いいたします。
当初予算で、30年度、前年度から、前年度比、今年当初予算
の扶助費
の伸び率は1.1%でした。心配するほど
の伸び率ではありませんが、やはり低下をしていく、現状維持というところは難しいように思います。けれども、扶助費
の性質という
のは、削減、見直しを図るため
の5,000万円と見込まれた、その事業に関してはほとんどが子育て支援、それに関連する予算です。その次にある
のが障害関係
の扶助費となっています。
項目どれを見ても切るに切れない、これを切ったらどうなるんだろうと思いを馳せてしまうような切ない事業名であったりもしましたので、やはり扶助費を抑制するということよりは、個々
の事業効果を高めて、そして、財政
の健全化を継続的に取り組み、持続可能な白井市となった上で、今ある扶助費
の支給、給付
の内容を現状維持していけるように頑張っていけたらと切に要望いたします。よろしくお願いいたします。
では、次、2項目め
の質問に移ります。
教育振興基本計画
の策定について。平成31年2月に白井市教育大綱及び教育振興基本計画
の策定方針が決定し、令和3年度から教育振興基本計画が実施されることになりました。新学習指導要領では、新しい時代に必要となる資質、能力
の育成と、学習評価
の充実が求められていますが、白井市はどのように取り組み、教育
の充実を図っていく
のでしょうか。
近年は高度情報通信技術
の急激な進展に伴い、社会
のあらゆる分野で
の情報化が進んでいます。高度情報通信社会を生き抜くために、児童・生徒が情報活用能力を身につけることや、学校がICTによって授業を改善していくことがますます重要になっています。
しかし、学校
のICT化に期待が膨らむ一方で、インターネット依存など
の弊害を予防する教育も必要と考えます。
子どもたちが健やかに成長し、社会で生き抜く力を身につけ、活躍するために、以下
の項目について伺います。
1番、教育振興基本計画において、教育
の情報化をどのように取り入れる
のか、その方向性と課題についてお伺いいたします。
211
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
212 ◯小泉淳一教育部長 教育振興基本計画において教育
の情報化をどのように取り入れる
のか、その方向性と課題についてお答えいたします。
新学習指導要領総則では、情報活用能力
の育成を図るため、各学校においてコンピュータや情報通信ネットワークなど
の情報手段を活用するために必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習活動
の充実を図ることと記載されております。
白井市では、現在小学校
の各教室に大型テレビを設置し、パソコンや実物投影機を利用した授業づくりが行われております。
また、ICTサポーターを各校に月に2日派遣し、パソコンを活用した授業づくりなど
の研修や、担任と一緒に授業を行うなど
の取り組みを進めています。
中学校でも、実物投影機が導入され、生徒
の発表
の補助として、作品やノートやプリントに書かれた内容をモニター画面に投影したり、教職員による実演など、画面を通して学習することができるようになりました。
教育
の情報化を推進することにより、授業
の中で映像や音声を使用することができたり、複雑な図形を手元で動かして立体的に見ることができるなど、五感に訴えるわかりやすい授業を行うことができます。
インターネットを適宜利用することができれば、自分自身で調べることができ、考えをまとめたり深めたりすることができ、児童・生徒が主体的に学習に取り組む時間をたくさん確保することにもつながります。
将来
の職業においても、デジタル機器は必須
のものとなってきており、早くからデジタル機器に慣れ親しむことは大切なことです。
課題についてですが、教育振興基本計画につきましては、策定方針が決まったところであり、今後は具体
の事業計画に整理していく作業が必要です。文部科学省から示されている教育
の情報化
の提起に基づき、ICT活用、情報教育、ICT環境整備など、教育
の情報化についても本計画
の中では重要な位置づけとなるので十分検討していきたいと考えております。
以上でございます。
213
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
214 ◯小田川敦子議員 私以前、千葉県内
の中学校になりますけれども、タブレットを活用した授業を参観したことがあります。そのとき
の感想なんですけれども、まだ授業展開としては使いこなせていないな、タブレットを生かし切れていないな、そういった印象を持ちました。
どういう状況だったかといいますと、グループ
のまとめ発表をしていました。子どもたちがパワーポイントを使ってわかりやすい発表をしていることは好印象でした。でも、一方で、五感をもっと使った授業、旧来
の授業ということになるかもしれませんけれども、そういうこともない状態な
のはどうな
のかなと疑問を持ちました。個々
の意見をタブレットに打ち込んで一斉に発信する
のではなくて、手を挙げて人と
のつながりを感じながら発表したほうがいい
のではないかな、率直にそのように感じました。
子ども
の成長には五感を刺激することも必要だそうです。ICT化を進める反面、そういった感性
の育みが阻害されることを心配しています。
市はどのようにお考えになっておりますか。
215
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
216 ◯小泉淳一教育部長 お答えいたします。
議員が今おっしゃっていただいたとおり、体験的な学習により理解を深める場面は学校では多くあります。概念や意味を身につける小さい学年ほど操作活動は大切です。知・徳・体をバランスよく育成する学校教育においては、五感を使って感じ取る体験が大きな感動にもつながります。情報機器
のよさと体験や操作活動
のよさを両方生かせる授業
のために、先生方には力量を高めていただきたいと思っております。
以上でございます。
217
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
218 ◯小田川敦子議員 ICT化、これが白井でもいよいよ教育振興基本計画に盛り込まれて始まっていくわけですけれども、このICT化という
のは体と心
の健やかな育ちを学校
の中でどう考えるか、古いものから新しいものへ、時代
の変わる転換期ではないかとも受けとめています。
今質問いたしましたが、ICTを学校で使っているだけで何が変わるんだと思われるかもしれませんけれども、学校でも家庭でもそういった機器に触れる、1日
の24時間
の中でどんどんそういったものに触れる時間が増えていくわけです。見ているときは体は動きません。ですから、五感がなかなか刺激されない、そういったことを私、一保護者としても心配をしています。
そこでお伺いいたします。現在市
のほうで進めていますけれども、学童と放課後子どもプラン
の融合、これはどのように進んでいますでしょうか。進捗状況を聞いているわけではないんですけれども、教育機関が所管する子ども用
の施設として、もう1つ児童館というものがあります。体を動かし、五感を刺激する、そういったものがこの学童と放課後子どもプラン
の融合、そして、学校
の外
の児童館、こういった居場所をつくり、提供することで、子どもたちが今までどおりに直接相子ども、もしくは、相大人ということ
の人として
の育ちをそのまま続けていく貴重な機会に、場所になる
のではないかと思っていますけれども、教育委員会はどのようにお考えになりますか。
219
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
220 ◯小泉淳一教育部長 それでは、学童と子どもプラン
の融合についてという御質問をいただきましたので、お答えさせていただきます。
先ほどからお話ありますように、子どもたち
の放課後
の活動
の中でも、五感を活用したいろいろな体験ができるということは、子どもたち
の育ちにとって大変いいことだと教育委員会では思っております。
白井第二小学校
のほうに学童ができましたので、ここで学童と放課後子ども教室が両方ある学校ができたわけです。ここでどのような融合
の仕方ができるかということを研究していきまして、それをまたほかに広げていければ良いと考えております。
以上でございます。
221
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
222 ◯小田川敦子議員 二小
のほうで融合した形、始まるということはもう既に承知をしております。ただ、全校的に融合した形で進めていく、その取り組みが各学校
の初動
のクラスというか、受け入れ人数が少ないという点を気にしておりましたので、やはりそういったところも積極的に進めて、子どもたち
の安心な放課後、そして、健全育成
のために進んでやっていただきたいと要望いたしますので、よろしくお願いいたします。
次
の質問に移ります。
済みません、2番目
の質問に行きます。時間
の関係で、2番目、インターネットに依存しないなど、健全育成
のため
の取り組みについてお伺いいたします。
223
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
224 ◯小泉淳一教育部長 インターネットに依存しない等、健全育成
のため
の取り組みについてお答えいたします。
インターネットは、みずから
の知りたい情報を瞬時に調べることができる大変便利なツールです。また、買い物をしたり、自宅にいながら世界中
の人と会話ができるなど、私たち
の暮らしにはなくてはならないものになっています。
便利な一方で、2017年
の厚生労働省
の調査では、病的なインターネット依存が疑われる中高生が5年間でほぼ倍増し、全国で93万人に上ると推計を発表しました。
このような状況
の中、児童・生徒が依存しないように、インターネットやSNS利用に伴う利便性と危険性を理解することが重要です。
中学校では、技術家庭科
の情報教育において、ネット依存防止について
の学習を行っております。また、インターネットやSNS利用に関するアンケート調査をしたり、IT企業より講師を招いて、児童・生徒や保護者向けに講演会を開くなど、家庭へ
の啓発活動も行っております。一部
の学校では、生徒が主体となって自分たちでインターネットやSNS利用に関するルールづくりをしているところもあります。
あわせて、県主催
の研修会に指導主事が参加し、その内容を受けて各学校に適切に伝達し、教職員
の意識
の向上を図っております。
何よりも、子どもたち自身が依存しないよう、気持ちと行動
のコントロールが大切だと考えますので、今後とも継続してインターネットやSNS
の利便性と危険性を踏まえた利用
の仕方を伝えられるようにしていきます。
以上でございます。
225
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
226 ◯小田川敦子議員 ここでは2つほど要望させていただきます。
まず1つ目、今御答弁
の中にありましたけれども、学校
の中で行われているネット依存防止
の学習会について、これは国
のほうでも求められている内容でもありますので、積極的にやっていただきたいということがまず1つ。
そして、学校
の中でやり方がいろいろと、種類が違ったりしていますよね、LINEであったり、それから、ルールづくりであったり、やはりこういったところをきちんと教育委員会
のほうでも、これから何を子どもたちに学んで、危険な目に遭わないかという部分を精査した上で、白井市としてそういった学習会を提供していただきたい、そして、それはあわせて保護者にもお願いしたいと思っております。親子で参加できる学習会、そして、子どもたちにもきちんとルールを守れるような学習会、実になる学習会を取り組んでいただきますよう要望いたします。
そして、2つ目です。スマートフォン
の利用制限について、いろいろな問題があります。家族が買い与えている携帯なんですから、家族
のほうでしつけ
の範囲でやるべきだけれども、そういった中で当事者
の保護者であるとか、子どもたち
の中からも、やはり限界を感じているというような声が上がってきている
のも事実です。
そんな中で、2014年になりますけれども、愛知県刈谷市が21時以降
の利用禁止を打ち出しており、それから続々と使用時間を制限する条例や宣言を出す自治体が増えてきました。刈谷市は保護者と連携をして、市
の教育委員会、学校、警察などで構成されている愛護会というもの発足させて、そこで発案をし、各学校から保護者に要請をする形で9時以降
の利用禁止を打ち出しています。
私、これを白井市でもぜひ検討していただきたいと思い、要望いたします。スマホ問題は各家庭
のしつけに任されてきた部分が大きく、意識啓発ですら保護者も本人に情報提供し、自分たちで考えてもらう方法が大半です。今学校がとり行っている学習会においても、やはり参加をしても、それがきちんとできているかどうかという
のは家族に、家庭に委ねられている
のが現状だと考えています。
しかし、スマートフォンが普及し、LINE等で
の会話が日常的になってきた今、児童・生徒へ
の影響は深刻であり、各家庭で
の判断だけでは立ち行かないレベルにまで達してきたと感じる側面もあります。
そういう意味で、刈谷市
の要請は、学校から
の提案として意義深いものであると私は受けとめております。賛否両論あると思います。9時以降スマホを持てない
のかといったこと
のいろいろな声があるとは思いますけれども、子どもたち
の健全育成とネットによって阻害される部分、そういったものも検討をした上で、白井市としてこういった他市
の事例を取り入れていただけますようよろしく要望いたします。
次、3番目
の質問に移ります。
特別な支援を必要とする児童・生徒へ
のICT活用についてお伺いいたします。
227
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
228 ◯小泉淳一教育部長 特別な支援を必要とする児童・生徒へ
のICT活用についてお答えします。
特別な支援を必要とする児童・生徒にとって、ICT機器は必要不可欠であると考えます。第2次特別支援教育推進基本計画では、ICTを活用した教育
の推進として、障害
のある児童・生徒
の情報活用能力
の育成を求められています。
ICT
の活用方法として、1日
の予定
の確認に使ったり、読み書きが苦手な児童・生徒がICT機器で補ったりすることによって、より主体的に学習に取り組むことができるようになります。
市教育委員会といたしましては、学習効果を高める観点とともに、障害を理由とする差別
の解消
の推進に関する法律における合理的配慮
の提供
の観点から、ICTを活用した教育
の充実が図れるよう努めていきたいと考えております。
その1つとして、今年度は音声教材ソフトであるデイジーを導入します。デイジーはパソコンにダウンロードした物語や説明文などを自動で読み上げるソフトです。教育委員会より発行元である日本リハビリテーション協会に申請し、活用
の準備を進めています。デイジー
の活用により読むことが苦手な児童・生徒へ
の支援が大きく前進することを期待しております。
以上でございます。
229
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
230 ◯小田川敦子議員 それでは、特別な支援を必要とする児童・生徒がICTを活用するために必要な今後
の課題についてお聞きいたします。
231
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
232 ◯小泉淳一教育部長 お答えいたします。
特別な支援を必要とする児童・生徒がICTを活用するため
の今後
の課題は何かという御質問だと思いますが、児童・生徒
の困り感に即した教材を選定する教員
の情報力と活用力が1つです。
そして、児童・生徒にもICTを使うことが特別扱いとならないように、周囲
の理解を促す必要があります。こうすればみんなと同じことが一緒にできる、これがあればできるという配慮がしやすい学級
の雰囲気をつくっていく必要があります。障害理解を進め、子どもたち
の関係をよくすることで、ICT
の活用につながると考えております。
以上でございます。
233
◯長谷川則夫議長 小田川議員。
234 ◯小田川敦子議員 ぜひデイジー導入、そして、広げてタブレット
のほうまで進めていただきますようにお願い申し上げます。
そして、もう1つ、ICTが進む中で、特別な支援を必要とする子どもたちならでは
の心配なこともございます。タブレットを、それこそそれに任せてしまう
のではなく、やはり特別な支援が必要であるからこそ人と
の触れ合いも必要だと私は考えています。補助教員
の人数が、31年度、時間、人数削減されています。ICTを導入することで、さらに個別支援学級
のお子さん、そのほか特別な支援を必要とするお子さんに対する人件費というか、マンパワー
のほうも削減されていくんではないかということも心配しておりますが、その点は教育委員会はどのようにお考えでしょうか。
235
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
236 ◯小泉淳一教育部長 お答えいたします。
人的支援による効果は十分に成果が上がっておりますし、議員からお話があったように、人と
の触れ合いも大変大切だと考えております。人的支援
の必要性については情報機器
の整備とまた別に検討していく内容だと考えておりますので、そのところはしっかり確保
のほうも考えていきたいと考えております。
以上でございます。
237 ◯小田川敦子議員 終わります。
238
◯長谷川則夫議長 よろしいですか。
以上で小田川敦子議員
の一般質問を終わります。
休憩いたします。
再開は2時15分。
午後 1時59分 休 憩
─────────────────────────────────────────
午後 2時15分 再 開
239
◯長谷川則夫議長 再開いたします。
16番、岩田典之議員。
240 ◯岩田典之議員 北総一揆
の岩田典之でございます。通告に従いまして、市長
の政治姿勢について質問をいたします。
市長、笠井喜久雄市長、初当選おめでとうございます。新しい時代
の新しいリーダーとして、これから4年間
の市政を担う大変大事なかじ取り役となられたわけですけれども、しっかりとその重責を果たしていただきたいと思います。
市長はトップリーダーですから、市長
の考え方によって市
の方針も変わっていいわけです。国も政権が変われば政策が変わる。例えば、中身はともかくとして、アメリカがいい例です。韓国がしかり、フィリピンがしかりであります。
国内においても、大変大きな予算をかけて進めていた世界都市博を直前になって中止した都知事がいました。合併推進派
の首長から合併反対
の首長にかわれば、当然
のことながら政策も変わるわけです。近隣でも、病院移転構想を凍結した例もある。
市長は選挙により
市民から負託を受けて市
のかじ取り役を担うわけですから、思い切ったかじ取り役をしていただきたいと思うんです。
とは言っても、選挙戦初日に、私も白井市全域を回りましたけれども、市長
の選挙カーとはすれ違いませんでした。また、私
の知っている限りでは、市長
の口から直接ビジョンを聞いた人は誰もいない。さらに、無投票
のために選挙公報も出されていない。公選はがきも出されていない。市長
の唱えるビジョンが全く見えてこないんです。ほとんど
の市民も同様だと思いますので、
市民にかわって市長
の考え方をここで質問させていただきます。立場上、答弁次第では大変厳しい質問もあるかとは思いますが、御容赦を願いたいと思います。
まず最初に、どのような市政運営を考えている
のか伺っておきます。
241
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
242 ◯笠井喜久雄市長 市政運営についてお答えをいたします。
私は、市政運営に当たっては、白井をもっと豊かにして、魅力あふれる白井を次世代に残したい、そして、
市民の皆様が自分なりに生活
の豊かさが実感できるまちづくりを目指していきたいと考えております。
その実現を目指すため、行政
の力だけでは限界がありますので、行政のみが主体となって進めていく
のではなく、
市民、事業者、行政
の力を結集するオール白井として、それぞれがそれぞれ
の役割
の中で主体となって、連携をしながら取り組んでまいります。そのためには、地域やまちづくりについて、
市民の皆様も自分事として考え、創っていくという真
の市民自治が必要であると考えております。
そして、少子高齢化
の進展に伴う人口減少社会による影響や、公共施設
の老朽化など、今後多く
の課題が見込まれています。
そのため、現行
の第5次総合計画前期基本計画を踏襲しながら、新たな
市民ニーズや課題に対応した施策を立案し、中長期的な展望
のもとで将来
の財政見通しを立て、経営的な視点により自立した行財政運営を目指してまいります。
あわせまして、
市民全体
の利益を最優先に考え、行政
の透明性と効率性を図り、形骸化した事業や行政サービス
の積極的な見直しを行い、
市民の皆様に納得していただける
行政経営改革を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
243
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
244 ◯岩田典之議員 模範的な答弁ありがとうございます。しかし、びびびびびーっと伝わってくるものが、これだ、俺はこれをやるんだという
のが伝わってこないですね。オール白井もいいですけれども、リーダーはまず自分
のビジョンを掲げて、
市民や議会に問うべきではないかと思うわけです。しかし、そうではなくて、今
の答弁ですと、まず先に
市民が自分事としてまちづくりを考えてつくっていくと、こういうことでしょうか。
245
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
246 ◯笠井喜久雄市長 今話しをした
のは、これから
のまちづくりという
のは、もう行政だけでは対応できない。ですから、白井市には有能ないろいろな
市民の方がいます、また、民間
の方も多くいます。こういう力を結集して、みんなでこのまちをつくっていきたいと、そういう思いでございます。
以上です。
247
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
248 ◯岩田典之議員 それはわかるんですけども、まず市長
のね、先ほど最初に言いました、ビジョンが見えてこないんです。真
の市民自治として一緒になってつくりましょうという気持ちはわかりますけれども、まず最初に、市長が私はこういうことをやっていくんだと、これだけは譲れない、これから
の白井はこれが必要なんだと、まず最初にそういうビジョンを打ち出すべきだと思うんですけれども、その前にまず
市民や議会や事業者
の話を聞いて、皆さんで考えてから決めると、こういうことなんですか。
249
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
250 ◯笠井喜久雄市長 私は、選挙にあたりまして5つ
の公約
の柱を掲げてございます。それを実現したいと思っております。
以上でございます。
251
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
252 ◯岩田典之議員 先ほど
の発言
の中で、
市民全体
の利益を最優先に考えるということは、
市民ファースト
の市政運営と、このように考えてよろしいでしょうか。
253
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
254 ◯笠井喜久雄市長 まちづくり
の原点は、主役は
市民だと思っております。
以上でございます。
255
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
256 ◯岩田典之議員 ということは、当然
市民のため
の市役所、
市民ファースト
の市政、こういうことでよろしいですよね。
257
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
258 ◯笠井喜久雄市長 繰り返しになりますが、やはり行政という
のは、まちづくり
の主体は
市民でございます。
市民のため
の行政を築いていきたいと思っております。
以上です。
259
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
260 ◯岩田典之議員
市民のため
の、今日は市長
の政治姿勢についてということですから、細かいことは聞きませんけれども、ということは、例えば、駐車場、特定健診
のときとか、確定申告
のときには明らかに駐車場が不足をしている。例えば、東庁舎
の北側にあるあの職員専用
の駐車場、あれを、例えば、
市民に開放するとか、あるいは、今や駅やホテル、ファミレスでも当たり前となっているWi-Fiをフリー化するとか、あるいは、この議場、この議場
の管理者は市長ですから、この議場を
市民に開放するとか、あるいは、職員
の窓口対応についてもそうですけれども、
市民優先的な市政運営をしていただきたいと、もうこれ以上は聞きませんけれども、よろしくお願いしたいと思います。
先ほど、行政
の透明性と効率性を図り、形骸化した事業や行政サービス
の積極的な見直しを行うと、こう答えましたけれども、これまでそれができていなかったと、こういうことでしょうか。
261
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
262 ◯笠井喜久雄市長 今までも事業
の評価、検証という
のは、第三者を交えやってきました。私が考えている
のは、今まで以上にやはり
市民の目だったり、専門家
の目を入れて、形骸化したものについては、同じような目的
のものについては、やはり統廃合するなり、見直しをしていきたいという思いでございます。
以上です。
263
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
264 ◯岩田典之議員 これまで以上にということは、それまでもやってきたということなんでしょうかね、あるいは、それができなかった。できなかった
のか、やらなかった
のか、それは前
の市長
の責任な
のか、あるいは、特別職を除けば、市長は半年前まで、去年
の暮れまでは総務部長、いわゆる行政
のトップですよね。なぜそれができなかった
のか。これからもっとやろうというんですから、それはそれでいいんですけれども、なぜそれができなかったんですかね。
265
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
266 ◯笠井喜久雄市長 これまでも
行政経営改革なり、いろいろな第三者を交えていろいろな事業
の見直しを行ってきました。ただ、見直しに当たっては、多様ないろいろな意見がございます。そのサービスを受けておられる
市民の方もいますので、そこはじっくりしなければいけない、そういう問題もありましたので、これからはもうだんだん人口減少になってきまして、財政的にも厳しくなりますので、そういうようなことは思い切って見直しをやっていこうという思いでございます。
以上です。
267
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
268 ◯岩田典之議員 ぜひお願いしたいと思います。
次に、通告してありますように、行政マンと首長
の違い、これは何だと思われますでしょうか。
269
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
270 ◯笠井喜久雄市長 行政マンと首長
の違いについてお答えいたします。
私は、端的に申し上げますと、首長はリーダーとして決断することだと考えています。職員でもその立場に応じて決断することはたくさんありましたが、首長は政治的判断も求められますので、市
のリーダーとして決断すること
の責任
の重さを日々感じているところでございます。
また、市
のリーダーである私
のスタンスが定まらないと、職員が業務上決断していくときにも迷いや不安が出ますので、市長である自分
の考えや姿勢は常に職員に発信していく必要があると考えております。また、
市民や職員
の多様な意見にも耳を傾けることが必要であると考えております。
以上です。
271
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
272 ◯岩田典之議員 そうです。そのとおりですね。首長は政治家ですから、当然
のことながらも、まだ1カ月はたっていないんですよね、もうすぐ1カ月ですかね、そろそろといいますか、政治家になったんだという自覚をしてもらいたいし、半年前
の行政マン
の延長では当然
のことながら困ってしまいます。政治家として自覚を持ってやっていただきたい。
先ほどもみずからお答えになりましたように、市長はみずから決定権を持つ、つまり、判断をし、決断をする。例えば、国や県から
の方針であっても、市
のビジョンとそぐわない場合にはノーと、それは違うと。わかりますか。いくら国や県から言われても、市
の方針、市へ
のビジョンと違えばそれはできない、ノーと言える勇気と判断力を持っていただきたい。市長は自分
の責任において重い判断をすることができると、こういうことでございますけれども、じゃあ、笠井市長、そもそもなぜ市長になろうと思ったんですか。
273
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
274 ◯笠井喜久雄市長 私は37年間職員をやってきまして、いろいろな首長さんと仕事をさせていただきました。例えば、健康文化都市、それと、暮らし
の先進地、それと、伊澤さん
の安全・安心なまち、
行政経営改革、それを中心的に担ってきました。それが途中でこのまま終わるということは非常に残念だと、自分も関わってきた以上は、最終的には自分がリーダーとなってこれを完成させていきたいという思いで、今回立候補させていただきました。
以上です。
275
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
276 ◯岩田典之議員 市長になったからには、政治家ですからね、独自色、笠井カラーを出さなきゃいけないと思うんですけれども、前
の市長とどこが違うんですか。
277
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
278 ◯笠井喜久雄市長 私は今まで
の首長
の政策については、大変評価をしております。特に伊澤市政につきましては、中心的な役割を担ってきましたから、伊澤市政をそのまま継承したい。
何が違うかといいますと、私が37年間やった中では、数々
の市民の皆さん、
市民団体
の皆さん、そして、大学関係者
の皆さんとネットワークを持っておりますので、さらにこういう人たち
の力をかりて、もっと住民参加なり、協働
のまちづくりを進めていきたいと思っております。
以上です。
279
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
280 ◯岩田典之議員 それはそれで頑張ってください。いいと思います。
市長
の最大
の権限は人事と予算だと思うわけですね。今
の人事は前
の市長が決められたもの、当然そこには総務部長であった笠井市長
の考え方もあった
のかもしれませんけれども、この今
の人事、これはこのまま踏襲するということでしょうか。
281
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
282 ◯笠井喜久雄市長 12月まで総務部長として、人事についてはある程度大枠という
のは考えて後任者
のほうにお願いをしてきました。ですから、私はこのまま
の人事は引き継いでいきたいと思っています。
以上です。
283
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
284 ◯岩田典之議員 人事で特に大事な
のが副市長ですね。初代副市長は大変よかったですね。町
の助役
の時代から市政になって最初
の副市長、大変よかった。町
の時代から大変な困難な仕事をこなしてきて、今でも違った立場で活躍をしておられます。その後
の副市長は私は評価しておりませんけれども、初代
の副市長は大変よかったです。
この大事な副市長を、この市役所
の中から、県や国から、あるいは、民間からか、この副市長人事はどのように考えていますか。
285
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
286 ◯笠井喜久雄市長 先ほど田中議員にもお答えしましたが、現時点では白紙でございます。
今議員がおっしゃったように、中から持ってくる
のか、県、国からである
のか、それとも、民間人である
のか、そういうことも、全体的なものを考えながら、この白井、この私が進める施策に誰が一番いいかをこれから考えていきたいと思っております。
以上です。
287
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
288 ◯岩田典之議員 大変大事な人事ですから、しっかりと検討して、市長
の片腕というか、本当に信頼できる副市長人事をお願いしたいと思います。
もう1つ
の市長
の権限であるこの予算ですけれども、この予算という
のはどのように考えているでしょうか。
289
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
290 ◯笠井喜久雄市長 予算につきましても、12月までは予算に関わっておりましたので、白井
の場合は基本計画が基本になりました予算ですので、これについても引き続きこれは継続をさせていただきたいと思っております。
以上です。
291
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
292 ◯岩田典之議員 先ほど言いました、市長
の一番
の権限は人事と予算です。当然今
の人事と予算も総務部長として関わってきたんでしょうけれども、これからやはり志あって市長になったんですから、それは皆さんいろいろな意見もあるでしょうけれども、笠井市長独自
の人事とか、予算とか、そういうものをぜひ打ち出していただきたいと思いますけれども、これから市政運営をするに当たって、具体的な施策を伺っておきます。
293
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
294 ◯笠井喜久雄市長 具体的な施策についてお答えをいたします。
具体的な施策としましては、先人が築いてきた白井市
の魅力や特性を生かしながら、令和
の新たな時代に白井をもっと豊かにして、
市民の皆様が自分なりに生活
の豊かさを実感できるまちづくりを目指していくため、第5次総合計画前期基本計画を着実に実施していくこと、それから、公約とした5つ
の政策
の柱を戦略的、計画的に推進してまいります。
5つ
の施策で具体的な施策
の第1としましては、もっと子育て教育
のまちにします。将来を見据え、社会
の担い手となる子どもたちをしっかりと育て、守っていき、白井市
の未来を託していくことが重要であると考えています。そして、子どもたちが住んでいるまちに誇りと愛着を持って、子育て世代になっても魅力を感じられるまちを築き、一生涯を通して住みたいと思ってもらいたいという願いがあります。
また、若者、子育て世代
の定住促進に取り組んでまいります。その実現に向けては、学校トイレ設備
の和式から洋式へ
の改善、学童保育と放課後子ども教室
の充実と再編、子どもたち
の学習意欲が高まるよう教育環境
の充実を進めるため、ICT、情報通信技術を活用した教育環境
の充実に取り組んでまいります。
第2は、もっと元気で健康なまちにします。人生100年時代と言われ、健康で豊かに暮らしていくためには、健康寿命を延ばし、楽しみや生きがいを見つけることが重要であると考えています。そのためには、生活習慣病
の予防対策として、子ども
のころから健康づくり
の習慣をつけることが大事な取り組みとなります。
また、意欲
のある高齢者には就労
の拡充と居場所づくりを行い、心身ともに健康で充実した生活を送っていただきたいと考えております。その実現に向けては、ライフステージに応じた健康づくり
の推進、介護予防事業で健康寿命
の延伸、シルバー人材センターや工業団地等と
の協力した高齢者
の就業促進、生涯学習などを通して趣味や生きがいを見出していただく居場所づくり、生活者
の視点に立った安心して暮らせる環境づくり
の推進に取り組んでまいります。
第3は、もっと安全・安心なまちにします。今後30年以内に高い確率で大きな地震が発生すると報道されています。また、台風や集中豪雨などに起因した大規模な災害が、毎年日本国内で発生しており、白井市でも災害に強いまちづくりは
市民の安全・安心
のために重要な施策となります。
また、急速な高齢化
の進展や人口減少などにより、地域コミュニティへ
の影響が出ており、その活動に支障が出ている場合もあります。地域コミュニティ
の再生と活動
の活性化を図るために、自治会や地区社会福祉協議会、PTAなど、多分野が連携する小学校区単位
のまちづくり協議会
の設立が急務となります。その実現に向けては、災害に備え、自助・共助・公助
の連携強化、防災や防犯など
の地域課題に取り組むため、まちづくり協議会
の設立
の促進、コミュニティ活動
の活性化に取り組んでまいります。
第4は、もっと緑豊かで快適なまちにします。白井市
の基幹産業である農業や商業関係では、人手不足や高齢化が大きな課題となっています。市内
の産業を活性化させていくためにも、市内で生産した白井産
の農産物を市内で消費循環できる環境づくりが必要と考えています。販売できる施設や店舗を増やし、配送業とも協力して進めてまいります。
公共交通
の面としましては、北総線
の運賃問題と少子高齢化や人口減少を見据え、持続可能な公共交通網を確立するため、鉄道はもとより、民間路線バス、タクシー、循環バスなどが連携しながら公共交通ネットワーク
の利便性
の向上と充実に努める必要があります。その実現に向けては、生産、消費
の地域循環を促進し、白井
の農業、商業を守るため
の事業展開、豊かな自然や緑を守り、次世代に残すため
の事業拡充に取り組みます。
北総線運賃対策については、従前
の対話路線を継承し、千葉県や沿線6市と
の連携協力により、粘り強く協議を行ってまいります。また、循環バス、民間路線バス、タクシーなど、公共交通ネットワーク
の利便性
の向上、各地域を結ぶ生活道路
の整備とともに、工業団地へ
のアクセス道路
の整備に取り組んでまいります。
第5は、もっと健全な行政運営なまちにします。現在
の白井市
の財政状況は健全ですが、少子高齢化
の進展に伴う人口減少社会による税収
の減少と社会保障関連費
の増大、道路などインフラや公共施設
の老朽化など、多く
の課題に対応していくため、財政状況が厳しくなることが見込まれる一方で、子育て支援や教育環境、福祉などに対する新たな財源確保が求められています。
これらに対応するためには、まず公共施設等
の長寿命化を図りながら、将来を見据え、多彩な
市民参加による公共施設等
の統廃合
の検討、限られた市役所職員
のマンパワーを最大限に発揮するため、職員
の働く意欲を高めていきたいと考えています。
また、行政サービス
の質やコストを見極めながら、事業主体を行政だけではなく、民間事業者や
市民へ
の委託に移行していくなど、行政
のスリム化を図る必要があります。その実現に向けては、市役所
の仕事を見える化して、事業
の見直し改善を行い、行政
のスリム化を図ります。
また、働き方改革と職員
の意識改革を進め、生産性
の向上及び職員
の意欲と資質
の向上を図ります。さらに、
市民参加による次世代を見据えた公共施設等
の最適な配置に取り組んでまいります。
以上です。
295
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
296 ◯岩田典之議員 今具体的な施策を伺いました。いわゆる5つ
の施策
の柱ということで述べられましたけれども、このことについては、この私
のすぐ後に中堅で油
の乗り切っている血脇議員が、明日は冷めた目線で冷静に物事を見きわめるベテラン
の古澤議員が深く質問をしますので、そちら
のほうに譲りたいと思います。
次に所信表明について伺いますけれども、今議会
の初日
の所信表明、一歩踏み込んだ所信表明でした。評価します。
その中で、幾つか重要なキーワードがありました。健康文化都市、これだけで1時間は質問ができます。北総線
の運賃問題、このキーワードでは3日間は質問ができます。そのほか、キーワードとしては、白井市
の財政状況、ICT、職員
の意識改革、地域産業
の振興、新たな財源確保、生活
の豊かさが実感できるまちづくり、まちづくり協議会、こういったキーワードがありました。非常に印象に残りました。
今日は市長
の政治姿勢についてということですから、つまり、考え方、方向性をただすわけですから、細かいことは聞きません。幾つか市長
の考え方を伺っておきたいと思います。
まず、最初
のキーワード、健康文化都市、得意でしょう。平成12年9月に白井市が制定した健康文化都市宣言に、当時
の担当
の職員として市長は関わったと、こういうことです。このときはまだ町でしたけれどもね。町ですよ、市ではありませんよ。この翌年に市になったんですけれどもね。
今
市民大学がありまして、その
市民大学
の在校生、卒業生がさまざまなところで活躍をしています。20年前、当時は健康文化都市大学という
のがありましてね、私はその2期生であり、その卒業生が、夢ふれ愛サークルとか、いろいろな
市民団体をつくって活動して、今も、20年たった今も活躍をしております。
私はその後、健康文化都市評価委員を務めまして、その後に市長が所信表明でおっしゃったように、健康文化都市宣言があったわけですね。
しかし、十数年前ですかね、島内先生と立ち話をしたときに、白井は残念だと、せっかく健康文化都市宣言を根づかせようとしたのに。看板をおろしてしまったと、佐倉市に抜かれてしまったと、当時こういうふうに嘆いておられました。
今再度、笠井市長、健康文化都市を掲げるつもりはないですか。
297
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
298 ◯笠井喜久雄市長 議員がおっしゃったように、20年前には健康まちづくりをキーワードにしながら、健康づくりと健康なまちづくりをやっていこうという構想でございました。その中では、まず人を育成するために、今おっしゃったように、健康文化都市大学を開校しまして、さらに、そこから育った人たちに、まちづくり
の中に、地域に入っていただいて、担い手になってもらうと、そういう構想を持っておりました。
さらに、当時は、プランをつくるときには職員が、自分
の記憶では30人ぐらい職員を委員にしまして、さらに一般
市民の各団体と公募
市民で、多分おそらく同じような人数で、本当に60人ぐらい
の規模で、いろいろなテーマに沿って会議をやって、そして、業者にも委託をかけないで、自分たちでつくった記憶がございます。それをさらに評価をしたいということで、健康文化都市
の評価システムをつくりました。
その評価という
のが当時画期的で、主観的なものと客観的なもの
の2つ
の視点で評価をした。それをやはり進めていくためには宣言をしなくてはいけないということで、健康文化都市を宣言したと、こういう流れで、20年前、今思うと画期的な取り組みをやっていたんだなと。
それが、なぜ継続できなかったか。そこは自分
の中
の反省点でございます。そこはなかなか次々にと引き継ぐ間に、その思い、考え方がだんだん薄れてきた
のが実態でございます。
以上です。
299
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
300 ◯岩田典之議員 さすが滑らかにぺらぺらしゃべれますね。私が今聞いた
のは、再度健康文化都市宣言をするつもりはないかと聞いたんですね。その答えになっていないですけれども、市長はヘルスプロモーション学会
の理事でしょう。また、この学会
の常任理事には市
の職員もいますよね。この学会
のそうそうたるメンバー
の中で、市
の職員が入っている
のは白井市だけですよ。
ですから、再度、20年前からそういう思いがあったならば、今ここで白井健康、白井はあってもなくてもいいんですけれども、健康文化都市宣言をしてもらいたいと。後期基本計画、今策定中ですけれども、そこ
の中に健康文化都市を、将来像といいますか、スローガン、掲げたらどうですかね。
今せっかく市長がこの場で、急で申しわけないですけれども、健康文化都市宣言をテーマにするという状況をつくりましたし、ちょっと振ればもういくらでも、健康文化都市についてはもう何時間でもしゃべれそうな、ヘルスプロモーションをもう20年以上やってこられた方ですから、どうですかね。即断したらどうですかね。これからは、20年前、健康文化都市宣言をしましたよ。この健康文化都市をスローガンにして、目標にして、将来像にしてやっていく、そういうことを今ここで即断できませんか。
301
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
302 ◯笠井喜久雄市長 第5次基本構想という
のは、これはいろいろな
市民の方が集まって、また、職員と議論をして、最終的には議会
の承認をいただいたという流れになっておりますので、今すぐ今
のスローガンを変える意図はございません。
303
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
304 ◯岩田典之議員 構想はあと7年ぐらいあるわけですね。市長、任期4年ですよ。今
の構想が終わったら、市長
の2期目があるかどうかわかりませんけれども、せっかく政治家になって、志あって、そして、当選されて、市長になったんですから、何か独自色を出したらどうですか。それは議会
の承認も要りますけれども、今広報しろいでもありますよね、それを今、後期基本計画をつくっているんですから、健康文化都市に変えると言ってくだされば、即断してくだされば、もう全面的に応援しますよ。先ほどだと、いや、構想を生かすからと、ぐにゃぐにゃぐにゃーっと、7年間は変えないということでしょう。何
のために市長になったんですか。何
のために政治家になったんですか。これだけは譲れないとかね、ヘルスプロモーション学会
の理事でしょう、20年間やってきたんじゃないですか。白井町が健康文化都市宣言をしたとき
の担当職員
のときからずっと関わってきたわけでしょう。今ここで宣言をしなかったらいつやるんですか。再度答弁をお願いしますよ。
305
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
306 ◯笠井喜久雄市長 繰り返しになりますけれども、今
のつくった流れは、本当にいろいろな
市民の方が関わって、いろいろな思い、そして、職員が議論をした結果、それを議会
の方が承認をしていただいて、こういう経過がございます。それをすぐ健康文化都市に変えることは考えておりません。
ただし、健康文化都市、要するに、健康なまちづくりという視点、発想という
のは、これから
の健康施策に生かしていきたいと思っています。
以上です。
307
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
308 ◯岩田典之議員 みんなで決めたことなんだけれども、やはりこれはという
のをね、ぜひ掲げて市政運営を。市長ね、やはり政治家、トップリーダーなんですから、トップリーダー、これだと言って、それはいいぞと応援をして、アクセルを踏む
のも議会なんですよ。いや、市長、それは違うよ、それはだめだと待ったをかけて、ブレーキを踏む
のも議会なんですよ。だから、みんな
の意見を聞くという
のはわかるんだけれども、まずは、アドバルーンじゃないけれども、こうするんだというビジョンというか、目標とか、方針を打ち立てないと、せっかくなったんだから、行政マン
の延長じゃないんですよ、市長ですから、トップリーダーですから、ぜひ掲げてやっていただきたいと思います。
次
のキーワードに移りますけれども、北総鉄道、この株主総会がたしか今週末にあるような気がするんですけれども、この株主総会に市長は出席されるんでしょうか。
309
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
310 ◯笠井喜久雄市長 株主総会には出席をいたします。
以上です。
311
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
312 ◯岩田典之議員 出席をして、何か発言するんでしょうか。もし発言するんであれば、どのような発言をするんでしょうか。
313
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
314 ◯笠井喜久雄市長 まずは、運賃
の改善や利便性
の向上などを要望したいと考えており、株主総会に向けて、現在要望内容を検討中でございます。
以上です。
315
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
316 ◯岩田典之議員 この運賃問題につきましては、白井も株主なんですから、ぜひ印西市
の板倉市長と連携して、もう北総鉄道にガツンともの申していただきたいと思うわけであります。
次に、教育レベル
の向上を目指すため、ICTを活用した教育環境
の充実を図ると、このように所信表明で述べられました。教育委員会は首長から独立をした行政委員会でありますから、このことにつきましては、教育長
の見解を伺っておきます。
317
◯長谷川則夫議長 井上教育長。
318 ◯井上 功教育長 笠井市長が掲げられた公約
の中
のICTということですけれども、先ほど小田川議員
の質問に部長も答えましたけれども、その有効性については重要であると考えておりますので、活用
の仕方を十分検討していかなければならないと考えております。
319
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
320 ◯岩田典之議員 市長が掲げられた柱
の1つでもありますし、大変大事な子ども
の教育レベルを上げるために必要なICTなので、ぜひ教育長、市長と協議をして進めてもらいたいと私は思います。
それから、次に職員
の意識改革、このキーワードについて伺っておきますけれども、この職員
の意識改革という
のは一般職員
の意識改革な
のか、幹部職員
の意識改革な
のか、どんな感じでしょうかね。
321
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
322 ◯笠井喜久雄市長 この範囲でございますが、全て
の職員を対象に、幹部職員には幹部職員に合った意識改革という
のをお願いして、改善をしていきたいと思っております。
以上です。
323
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
324 ◯岩田典之議員 なぜそれが今までできなかったんでしょうかね。新しく入庁してこられる職員は優秀で、非常にモチベーションが高い。そのやる気をそいでしまった
のは行政マン
のトップであった笠井市長にも責任があるんじゃないですかね。どうですかね。
また、その職員
の意識改革ということですけれども、どのようにして意識改革をさせるんでしょうか。
325
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
326 ◯笠井喜久雄市長 まずは、ほとんど
の職員は数が少ない中で一生懸命仕事に取り組んでおります。ただし、今後、先ほど言いましたように、人口減少で税収が減ってきますと、どうしても人件費
のところに目がいってしまいますので、少数精鋭で事業に取り組む必要があります。ですから、これから
の職員には、やはりコストなり、事業
の目的、有効性というものを再度見直しをしていただきたいと。その中で、本当に
市民にとって必要な事業な
のか、サービスな
のかということを改めて検討をしていただきたいと思っていまして、それに合った研修なり、人事評価という
のをこれから進めていきたいと思っています。
以上です。
327
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
328 ◯岩田典之議員 よろしくお願いします。
次に、次
のキーワードですけれども、地域産業
の一層
の振興につなげる取り組みと、このように表明されました。白井市は成田空港と都心
のちょうど真ん中、大変大きなポテンシャルがあります。来年は東京オリンピックも開催をされる。白井を世界ブランドにとうたっている、唱えている、市長
の大学
の後輩議員もいます。
そこで、観光課とか、観光協会をつくるつもりはありませんか、白井に。
329
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
330 ◯笠井喜久雄市長 成田空港から近い、さらに羽田空港からも近いという立地条件は非常に有効だと考えております。
観光というものは、私
の中では広域的なものだと捉えております。具体的に言いますと、成田、佐倉、印西、鎌ケ谷も含めた広域的なものを資源として発信することが重要ではないかと思っておりまして、単独で観光協会をつくる考えは現在
のところ持っておりません。
以上です。
331
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
332 ◯岩田典之議員 ぜひとも考えてください。白井にも、それは笠井市長はずっと白井で生まれ育って、約60年近く、ただ、やはり、あまり言っちゃだめかな、言っても大丈夫かな、まあいいや、つい余計なことを言おうと思いますけれども、よそから来た人、よそから来た人というか、結構白井
のいいところがいっぱい見えるわけですよ。観光資源はいっぱい私はあると思うんですよね。そういった恵まれた資源、例えば、今井
の桜もありますよ、そろばん博物館もありますよ、梨もあれば、観光農園もそうだし、いろいろなところがあるじゃないですか。やはり白井に来たら、白井ならどんなものがある
のか、どこに行けばいい
のかという意味ではね、観光協会とか、観光課でなくても、どこか
の部門にそういった観光関係
の、あるいは、よそから白井に転入してくる場合、あるいは、訪ねてくる場合には、白井
の見どころ、魅力発見課という
のがありましたよね。こういったものがね、白井にはあるんだよということを積極的に発信していただきたいと思っています。
次は、これ全部今所信表明に述べられたことを1つずつ聞いていますからね、細かくは聞きません。また時間があればいずれ
一般質問で細かく聞きたいと思いますけれども、白井市
の財政状況は健全という
のがありました。どこへ行っても、いろいろな
市民に聞いても、市は予算がないと、お金がないから何もできないと、
市民みずからが、ああ、市はお金がないから何もできない、何か言う前に
市民のほうから言っているんですね。何か洗脳されたか
のように言っている。
現在
の財政状況は健全であるということを確認しておきます。
333
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
334 ◯笠井喜久雄市長 現在
の財政状況は、財政法に言われています4つ
の指標で見ますと健全と捉えております。
以上です。
335
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
336 ◯岩田典之議員 ありがとうございます。現在
の財政状況は悪くないんですね。あまりお金がない、お金がないということは、笠井市長みずからが言っているわけじゃないですけれども、どこへ行っても、何か言う前に、もう
市民から、いやいや、お金がないと、みずからそう言っている
のはどうかなと思うわけですね。
新たな財源確保、これは何か考えがある
のか伺っておきます。例えば、法定外目的税とか、あるいは、ラッピングバスとか、ネーミングライツとか、いろいろな考えが、さっきもちょっとちらっとありましたし、公有財産
の利活用とか、いろいろありました。何か新たな、それはね、そういういろいろな知識
の人に話を聞いてからでもいいですよ。ただ、やはり市長なんだからみずからこういうことがね、こういうことを考えているということを言ってくださいよ。何でもかんでも、まず
市民に聞いてとか、事業者に聞いてとか、そういったことに詳しい人に聞くんじゃなくて、市長みずから、例えば、こんなことを考えている。1つでいいですからね、新たな財源確保、何かあったら教えてください。
337
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
338 ◯笠井喜久雄市長 行政経営指針というものを28年度につくってございまして、その中にも新たな財源確保ということで、大きくは、やはりまずは徴収率を上げていこうと。これは当たり前
のことですけれども、まず優先はそういうものをやっていこうと。さらには、この立地を生かした企業誘致なり、あとは、今議員がおっしゃったようなネーミング、さらには、午前中ですか、質問がありましたけれども、土地
の有効活用、こういうものをやりながら、新たな財源というものを確保していきたいと思っております。
以上です。
339
◯長谷川則夫議長 岩田議員。
340 ◯岩田典之議員 以上、さまざまな角度から市長
の政治姿勢について質問をしてきました。所信表明で述べられたことや、今答弁されたこと、全て答弁、私
の質問に全て的確な答弁があったかどうかは何とも言えませんけれども、今答弁されたこと、それから、所信表明、その所信表明を私は評価していますから、述べられたことを常に忘れないで、今後これから多く
の課題、あるいは、困難なことに直面するかもしれません。あるいは、何といいますかね、昭和54年に千葉ニュータウン
の入居が始まってちょうど40年。今年、来年ごろからは白井市も人口減少に向かい、一気に高齢化が進む。今までつくってきたインフラも維持費がかかってくる。さまざまな困難が想定されると思います。
今まさに過渡期
の白井市
の新しいかじ取り役として、しっかりと市政運営に取り組んでいただくことを要望いたしまして、私
の一般質問を終わります。
以上です。
341
◯長谷川則夫議長 以上で岩田典之議員
の一般質問を終わります。
休憩いたします。
再開は15時20分。
午後 3時05分 休 憩
─────────────────────────────────────────
午後 3時20分 再 開
342
◯長谷川則夫議長 再開いたします。
12番、血脇敏行議員。
343 ◯血脇敏行議員 会派政和、血脇敏行でございます。通告に従いまして、笠井市長が掲げる5つ
の施策
の柱についてが1つ、もう1つ、桜台小・中学校
の今後
の給食調理場についてということで、2項目
の質問をさせていただきます。
この質問をする前に、先ほど、大先輩であります岩田議員
のほうからプレッシャーをかけられ、ちょっと戸惑っているところでございますが、それでは、早速ですが、質問に入らせていただきます。
質問項目といたしまして、笠井市長が掲げる5つ
の施策
の柱について。笠井市長は、白井をもっと豊かに、魅力あふれる白井を次世代に残したいということで、具体的に5つ
の施策を柱に推進するとしております。
そこで、各施策について以下
の点をお伺いさせていただきたいと思います。
これは笠井市長が市長になる前
の討議資料でございますが、この中に5つ
の柱が出ております。この5つ
の柱
の中に、3つもしくは4つ
の細部というか、そういうものが掲げられていますが、5つ
の柱
の中
の1つずつをちょっと抜粋してお伺いをさせていただきたいと思います。
初めに、子育て、教育
のまちにと、学童保育と放課後子ども教室
の充実と再編と表記されているが、充実、再編について
の構想、お考えをお伺いいたします。
344
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
345 ◯笠井喜久雄市長 学童保育と放課後子ども教室
の充実と再編について
の構想、考えについてお答えをいたします。
学校が終わった後
の放課後等において、全て
の児童が安全・安心に過ごすためには、学童保育や放課後子ども教室は大人が地域
の子どもを見守ってくれる大変重要な政策だと考えております。
白井市でも、国が策定した新放課後子ども総合プランに基づき、しろい子どもプラン
の中で、放課後児童クラブ及び放課後子ども教室
の交流や連携などを検討することが必要と考えています。
学童保育については、未実施となっていた白井第二小学校区でも平成30年度に白井第二小学校に学童保育施設を整備し、本年4月からは全て
の小学校区で事業を開始したところでございます。
放課後子ども教室については、現在3カ所で実施しているところですが、白井第二小学校では今年度から同一敷地内で学童保育を運営していることから、共稼ぎ家庭等
の児童を含めた全て
の児童が放課後子ども教室へ参加することが可能となり、国が推進している一体型
の放課後児童クラブ及び放課後子ども教室として、両事業
の連携を始めたところです。
今後放課後
の居場所を必要とする子どもたちが学童保育と放課後子ども教室
の両事業に参加できるようにするためには、放課後子ども教室について、実施場所
の確保だけではなく、子どもや保護者
のニーズに合った活動プログラム
の検討や、運営規模に見合った指導等
の確保が必要と考えます。
また、市内小学校は児童数が増えている小学校もあること、学校内で放課後子ども教室を実施する場合は余裕教室に警備システム
の設置が必要など、具体的な整備や拡充については引き続き検討が必要だと考えております。
検討に当たっては、昨年度設置しました放課後子どもプラン推進委員会でも協議をしてもらうなど、子どもたち
の放課後
の居場所づくり
のために、取り組みを進めてまいりたいと思います。
以上です。
346
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
347 ◯血脇敏行議員 放課後子ども教室と、それから、学童
の部分
の今充実というようなところで答弁をいただいたところで、白井第二小学校においては今年度から学童が始まったと。第二小学校
の場合は、放課後子ども教室が先だったと、後から学童と。連携がこれからうまく図れていくんだろうなというように想像しているところでございます。
しろい子どもプラン、これ
の38ページに、放課後児童健全育成事業についてということで、確保方策
の考え方という
のが38ページで、50ページには学童保育所
の充実と、これは保育課で、放課後子ども教室
の充実、これ生涯学習課と、それから、62ページには、白井市
の今後
の取り組みということで、市が検討する項目ということで、放課後児童クラブ及び放課後子ども教室
の31年度に達成すべき目標ですとか、それから、今後
の具体的な方策だとか、教育委員会と福祉部局
の具体的な連携に関する方策ですとか、こういうものが書かれております。
これは2019年度、今年度でこの計画が終了、終了というか、終わって、新しい計画が今度はつくられる
のかなと思うんですが、この新しい計画
の中に今市長がおっしゃった充実とかそういうものが入ってくるだろうと思いますが、今市長
の御答弁
の中で1つ回答がなかった
のが、学童保育と放課後子ども教室
の充実と再編というように記載されております。今充実という部分は御答弁をいただきました。再編について
のお考えという
のは、市長、どのようなお考えでこのよう形で表記されている
のか、お伺いいたします。
348
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
349 ◯笠井喜久雄市長 学童保育所は、市内全て
の小学校で整備が整ったところですが、放課後子ども教室は第二小学校、大山口小学校及び中木戸公園
の3カ所で
の実施となっている状況です。
国が推進している学童保育と放課後子ども教室
の一体化に向けては、現在実施している放課後子ども教室と学童保育
の活動場所や対象などが異なっていることなど、課題がありますので、放課後子ども教室
の実施場所
の拡充とあわせて、学童保育と放課後子ども教室が連携した取り組みができるよう、再編を進めてまいります。
以上です。
350
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
351 ◯血脇敏行議員 再編という、どのような考えで再編と表記をされた
のかなと思っていたところですが、それでは、次に、2番目
の元気で健康なまちにと、ライフステージに応じた健康づくり
の推進について、これから
の構想、お考えをお伺いいたします。
352
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
353 ◯笠井喜久雄市長 ライフステージに応じた健康づくり
の推進について、これから
の構想、考えについてお答えをします。
人生100年時代と言われ、健康で豊かに暮らしていくためには、健康寿命を延ばし、楽しみや生きがいを見つけることが重要であると考えています。そのためには、生活習慣病
の予防対策として、子ども
のころから健康づくり
の習慣をつけることが大事な取り組みになると考えております。健康に対する認識や取り組みは、年代や環境など、それぞれ
のライフステージによって異なりますので、
市民誰もが健康に暮らせるように、現在
の取り組みなどを踏まえながら、具体的な取り組みを検討していきたいと考えております。
以上です。
354
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
355 ◯血脇敏行議員 今御答弁いただいた中で、これがちょっと、生活習慣病
の予防として、子ども
のころから健康づくり
の習慣をつけることが大事な取り組みになると考えておりますというような御答弁をいただいて、こちらが第2次
のしろい健康プラン、ここ
の60ページに、生活習慣病
の発症予防と重症化
の予防ということで、これをざっくりと見ると、やはり大人、成人向け
の部分でいろいろ記載されている
のかなと。健康診査ですとか、健康相談、健康教育、それから、普及啓発、及び情報提供ということで、COPDですとか、そういうもの
の講座というか、そういうものが地域で実施されていると。
この子どもプラン
の今度46ページになるんですが、この中
の46ページ
の末尾
のほうに、学童期、思春期
の保健対策ということで、ナンバー20、生活習慣病(小児)予防検査ということで、児童・生徒
の健康保持増進と疾病予防
のため、小・中学生を対象に検査を行うという、これ生活習慣病に関わるような、こういう
のが行われているんですが、そのほかに、先ほど市長が申した、子ども
のころから
の健康づくり
の習慣をつける大事な取り組みということなんですが、具体的に市長
のこういうことみたいな、何かお考えという
のはある
のかお伺いしたいと思います。
356
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
357 ◯笠井喜久雄市長 先ほど岩田議員にもお答えした
のですが、健康づくりという
のはヘルスプロモーションという視点がございます。それは、それぞれ
のライフステージに応じた健康づくりと、健康づくりという
のはいろいろな場面場面によって違うと。家庭
の健康づくり、学校
の健康づくり、地域
の健康づくり、職場
の健康づくりと、こういうようなこと
の考え方をこれから取り組んでいきたいと思っています。
今現在では、健康づくりはその年齢や環境にかかわらず、学校や職場、それぞれ
の家庭などで、あらゆる場面で取り組んでいくことが望ましく、また、それぞれ
の年代に応じた対応が必要と考えています。これは昔自分が考えていた健康づくりと合うところでございます。
1つ
の例を挙げて説明しますと、市では梨トレ体操となし坊体操を作成して健康づくりに取り組んでいますが、梨トレ体操は介護予防を主な目的とし、高齢者層を中心に、一方では、なし坊体操は小学生低学年から実施できるように作成した体操で、小学生に不足していると言われる動きを取り入れたものとなっております。現在普及啓発を進めているところです。幅広い世代を対象とした事業等もありますが、それぞれ
のライフステージに応じた施策を実施していくことが大事と考えております。
つけ加えますと、やはり幼児に合った健診とかやっております。その健診結果を見て、将来この状況で何になっていく
のかという、幼児だった頃
の健診、学校
の健診、成人でやります。こういうようなデータをやはり見ながら、将来生活習慣病につながっていくだろうと、そういう予想を立てながら、それぞれ
の世代に合った健康づくりを進めていきたいと思っています。
以上です。
358
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
359 ◯血脇敏行議員 生活習慣病になるようにと、なったらまずいので、私も気をつけないといけないなと思いながらいるんですが、さて、じゃあ、次に、3項目め
の質問をさせていただきます。
安全・安心なまちにと、防災や防犯など
の地域課題に取り組むため、まちづくり協議会設立
の促進について
の構想、お考えをお伺いいたします。
360
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
361 ◯笠井喜久雄市長 まちづくり協議会設立
の促進についてお答えをいたします。
私は、これから
のまちづくりは
市民の皆様が自分事として地域やまちづくりについて考え、つくっていくという、真
の市民自治が必要であると考えております。
その一環として、市では小学校区を単位に、地域が主体となり、協力、連携
のもと、住みよい地域をつくっていく小学校区単位
のまちづくりを推進しており、これに関しては私が職員時代から取り組んできたところでございます。
その先駆けとしまして、現在白井第三小学校区と大山口小学校区をモデル小学校区として、地域と市と
の協働によりまちづくり協議会
の設立を目指しているところでございます。
市としましては、まちづくり協議会
の設立を支援するため、職員による小学校区まちづくり支援チームを創設し、
市民の皆様とともに
市民主体
のまちづくりを進めてまいります。
モデル小学校区で
のまちづくり協議会
の設立まで
のスケジュールの見込みとしましては、8月から9月を目途に準備会を発足し、来年
の夏ごろ
の設立を目指していく予定としております。防災や防犯は地域
の重要な課題であることから、準備会において十分に協議をいただき、まちづくり協議会
の設立により、地域と市が協働し、安全・安心なまちづくりを築いていけるよう取り組んでいきたいと思います。
モデル小学校区
のまちづくり協議会
の設立
の状況を見ながら、その他
の小学校区で
の取り組みについても、順次地域
の声を聞き、それぞれ
の地域
の特性に配慮しながら設立に向けて取り組んでいきたいと考えております。
以上です。
362
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
363 ◯血脇敏行議員 先ほどこのまちづくり協議会については、田中議員
のほうからも御質問があったりしたところなんですが、今御答弁
の中で、モデル小学校区で
のまちづくり協議会
の設立まで、8月から9月ごろを目途に準備会を発足し、来年
の夏ごろ
の設立を目指していくということなんですが、この準備会ですが、これちょっと確認なんですが、第三小学校区と大山口小学校区とあります、これ別途に1つずつこの準備会という
のが立ち上がる
のかどうか、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
これは市長じゃない分野になるかなと思うんですが。
364
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
365 ◯川上利一
市民環境経済部長 それでは、お答えをさせていただきます。
それぞれに準備会が立ち上がる
のかといった御質問だと思いますが、第三小学校区、それから、大山口小学校区、それぞれに準備会を設立する予定でございます。
366
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
367 ◯血脇敏行議員 それぞれに準備会が発足されると、これが、目途が8月から9月ごろと、おおむね2カ月ぐらい先ですか、ということで、その準備会
の構成人数という
のはどんなになっているんでしょうか、お答えお願いします。
368
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
369 ◯川上利一
市民環境経済部長 それでは、構成メンバー
の人数というお話でございましたが、それぞれ20人程度で構成する予定でございます。
メンバーにつきましては、地域により若干異なりますが、自治連合会
の小学校区支部、それから、地区社会福祉協議会、民生委員・児童委員連絡協議会、青少年相談員連絡協議会、PTA、小学校、高齢者クラブ、こちらが両方に共通したメンバーでございます。
このほか、地域特性がございまして、第三小学校区では消防団、交通指導員、防犯指導員、保育園等が予定されております。また、大山口小学校区につきましては、NPO法人等、こちらが準備会
のメンバーに入るということで考えているところでございます。これら合わせまして20名程度で準備会をそれぞれ発足する予定でございます。
以上でございます。
370
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
371 ◯血脇敏行議員 済みません、1つ確認させてください。先ほど自治連ですとか、民生ですとか、それから、青少年相談員ですとか入っていた、PTA
の後に、その後に何か小学校という言葉が聞こえたんですが、小学校はどういうあれなんでしょうか、済みません。
372
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
373 ◯川上利一
市民環境経済部長 こちらは、学校も地域
の重要な施設ということがございまして、こちらはそれぞれお話を進めていく中で、ぜひそういう学校にも入っていただきたいということで打診をしまして、御了解いただいて入る予定ということになってございます。これはあくまでも小学校でございます。
以上でございます。
374
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
375 ◯血脇敏行議員 済みません、しつこいようで申しわけないです。その小学校なんですけれども、教職員
の方が入られるということな
のか、ちょっとその辺が、学校という
のが幅広くて、済みません。
376
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
377 ◯川上利一
市民環境経済部長 現在
のところでは、校長先生にお入りいただくということで、お話をしてございます。
以上でございます。
378
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
379 ◯血脇敏行議員 承知しました。
これ、これということはないんですけれども、まちづくり協議会を立ち上げる
のは大変かなと思うところであります。先ほど
の御答弁
の中でも、順次地域
の声を聞き、それぞれ
の地区
の特性に配慮しながら、市も設立に向けてということなんですが、やはり地域性でかなりさまざまな課題ですとか、そういうものがあると思います。十分その地域
の方とさまざまな協議を図りながら、まちづくり協議会
の立ち上げに尽力していただければと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
それでは、続きまして、4番目になりますが、緑豊かで快適なまちにと、消費、生産
の地域循環を促進し、白井
の農業、商業を守るため
の事業展開について
の構想、お考えを市長
のほうからお願いいたします。
380
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
381 ◯笠井喜久雄市長 消費、生産
の地域循環を促進し、白井
の農業、商業を守るため
の事業展開についてお答えをします。
白井市
の基幹産業である農業や商業関係では、人手不足や高齢化が大きな課題となっています。また、市内に商店など約200
の小売事業者がありますが、近隣市にあるような大型商業施設はなく、スーパーやドラッグストアなどがあるものの、多くは従業員5人未満
の小規模事業者となっています。
このような地域特性を踏まえ、農業従事者や商工事業者など
の関係者等と連携し、地産地消を推進すべく、白井産
の農産物や加工品を市内で消費循環できる環境づくりに取り組むとともに、新たな店舗が出店、進出する際には、地域
の特産品等
の取り扱いを推奨するなど、支援を行ってまいります。
また、農業をまち
の活性化
のため
の資源とし、積極的に支援し、産業が連携する活力あるまちづくりを進めるため、農商工
の連携による農産物
の高付加価値化やブランド化、地域資源を活用した加工品
の創出、多様な形態
の農業経営と担い手
の支援などに取り組んでまいります。
さらに、農地を活用して市
のイメージを魅力的にアピールするため、種まき、収穫体験等
の事業、レンタルファームなど
の開設
の支援等を行い、子どもから高齢者まで農作業を体験できる取り組みやにぎわいづくりを進めてまいります。
以上です。
382
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
383 ◯血脇敏行議員 白井は農商工、非常にバランス
のとれた市でありますので、これ市長にぜひ、市長にということないんですけれども、市
のほうで、農業、商工業でうまく連携が図れるような形で、何というんですかね、各事業者というか、そういう方と間に入っていっていただきたいなと強く思うところでございます。
今
の御答弁
の最後
のほうに、レンタルファームなど
の開設
の支援等を行いとあるんですが、これ具体的にどのような支援を考えておられる
のか、これは市長じゃなくても、担当課
のほうでも、お願いします。
384
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
385 ◯川上利一
市民環境経済部長 それでは、レンタルファームということでございますが、簡単に言いますと、
市民農園になります。これは市が行う
市民農園ではなくて、
市民の皆様、要するに、地主さんですとか、あるいは、農業
の法人みたいなところもありまして、そういうところ
の開設というようなものということになります。
こちらは、いろいろ支援に際して、農業委員会等でもそういう貸し出し
のところ
の許可を出したりとかということがございますので、あとはPRとかで支援をしてまいりたいと考えております。
386
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
387 ◯血脇敏行議員
市民農園と、そこはわかったんですが、開設
の支援というんですか、何といったらいいんですかね、市がどのような支援というものな
のか、ちょっと確認をさせてください。私、聞き漏らしていたら済みません。
388
◯長谷川則夫議長 川上
市民環境経済部長。
389 ◯川上利一
市民環境経済部長 実際には、民間
の方がこういう形でやりたいということでプランを立てます。その際に、いろいろ許可
の関係ですとかもございますので、そういうときにスムーズに許可ができるようにとか、あるいは、そういったときにちょっとしたアドバイスですとか、そういう形
の支援を考えてございます。
390
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
391 ◯血脇敏行議員 ちょっと時間もなくなってくるんで、次
のほうに移らせていただきます。
5番目なんですが、健全な行財政運営
のまちにと、白井市
の仕事を見える化し、事業
の見直し、改善を行い、行政
のスリム化について
の構想・お考えを伺います。
392
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
393 ◯笠井喜久雄市長 行政をスリム化する構想・考えについてお答えをします。
私は今後
の市
の財政状況は、急速な高齢化
の進展や人口減少による歳入
の減少、公共施設
の老朽化対策などによる歳出
の増加などにより、年々厳しくなっていくと考えています。
このことから、市役所
の仕事を見える化し、事業
の見直し改善を行い、行政をスリム化していく必要があると考えています。
そのためには、限られた市役所職員
のマンパワーを最大限に発揮することが重要であると考えますので、まずは職員
の意識改革に取り組みます。
その上で、市が行う事業については、市
の守備範囲を改めて検討しながら、
市民にとって必要性
の低い行政サービスについては勇気を持ってやめる判断をすることで、行政をスリム化していきます。
また、私は市が行う事業であっても、
市民の立場になって事業
の目的を達成するため、誰を事業主体とすれば最も効率的、効果的であるか、また、
市民の納得を得られるかを考えることが必要であると考えています。
そのため、事業
の実施に当たっては、職員が行った場合と、民間事業者や
市民に委託した場合
のコストやサービス
の質を比較した上で、職員が行うよりも適した民間事業者や
市民がいる場合は、
市民と
の情報共有を図りながら積極的にアウトソーシングしていくことで、行政をスリム化していきます。
以上です。
394
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
395 ◯血脇敏行議員 この市長
の答弁
の中でちょっとお聞きしたいなと思っていた
のが、職員
の意識改革に取り組みますという言葉が入っていました。これをちょっと伺ってみようかなと思っていたんですが、この前に岩田議員がここについて質問をされておりましたが、申しわけありませんが、この職員
の意識改革について、いま一度市長
のどのような取り組みかをお伺いしたいと思います。
396
◯長谷川則夫議長 笠井市長。
397 ◯笠井喜久雄市長 血脇議員とは高校時代一緒に野球をやった仲です。今白井市が置かれている立場は、今職員が大体400人ぐらいいます。この2年間で約1割
の40人ぐらい
の方が退職をいたしました。これはちょうど千葉ニュータウン事業で、54年にまち開きしました。その間に、55年、56年に採用した職員が大体40人ぐらい退職しています。そのほとんどは幹部でした。
ですから、今自分が考えている
のは、やはり人材
の育成をやっていかなければ、次
の世代になかなか引き継いでいけないということが、前提条件がございます。そして、もう1つは、職員
の数も年々減ってきております。一番多いときで、平成15年ぐらいですかね、そのときには正規職員が435人、自分
の記憶
の中では435人いました。そのとき、たしか
市民の方
の人口も5万人ちょっとだったと思います。
今は正規職員、再任用は別ですけれども、大体400人弱です。人口はといいますと、6万3,400人ちょっと超えているところでございます。ですから、職員
の方
の負担という
のは増えている。そして、さらにはなかなかその人材育成という
のもこれから
の大きな課題、そういう中で、どのようにその職員
の意識改革を図っていくかということで、今年
の5月に職員
のあるべき姿という
のを策定しました。これは行政経営指針にもある
のですが、まずは、
市民がどういう職員を望んで、どういう職員がいいかということを職員
の中でつくってみようと、こういうことで、若手職員が中心になりまして、職員
のあるべき姿をつくりました。それに基づいて、これからは人材育成
の基本方針をつくっていきたいと思います。
職員と
市民が考える職員像を実現するためにはどういう職員をこれからつくっていくか、そのためには、当然研修もございます。さらには、意欲
のある職員についてはちゃんとした評価をするような取り組みも必要でございます。
私はこれから
の一番大きな課題、市役所
の人材をいかに伸ばしていくか。それと、野球で言いますと、チームをどう高めていくか。個人
の4番バッターよりも、多く
の職員
の底上げをどうやっていくかが一番重要と考えております。
以上です。
398
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
399 ◯血脇敏行議員 ありがとうございました。何か私と市長が高校球児だったことをPRしていただいたようで、ありがとうございました。
それは別にして、この御答弁いただいた後半
のほうで、
市民の納得を得られるかどうか考えることが必要であると、これ本当に重要なことだと、本当に重要だと思います。こういうところをしっかりと気持ち
の中に入れながら、市長としてこの後頑張っていただきたいなと思うところでございます。
ちょっと時間もなくなってきたので、次
の項目
のほう
の質問に入らせていただきます。
桜台小・中学校
の今後
の給食調理場について。昨年財政推計
の見直しと、
財政健全化の取り組みと、市内小・中学校へ
のエアコン
の早期整備に係る
住民説明会が市内各小学校において開催されました。
私もこの説明会、2カ所行っております。1カ所が第二小学校で開かれた説明会に参加させていただきました。その後に桜台小学校で開催された説明会に足を運ばせていただいております。
その説明会
の中で、桜台小学校、中学校
の自校式
の給食調理場
の老朽化に伴い、最新設備を備えた学校給食共同調理場へ移行しますと
の説明から、桜台小学校において開催された説明会では、保護者からさまざまな意見あるいは異論が聞かれたと記憶しています。
私何で桜台小学校に行った
のかといいますと、9月に第二小学校で開催されて、この財政推計
の説明会
の中
の資料
の中で、ちょっと私ぽろっと気になった
のが、4ページ目に、公共施設等
のあり方
の見直しということで、(2)桜台小学校、中学校
の自校式給食
の見直しということで、取り組み内容、先ほども申したんですが、最新設備を備えた学校給食共同調理場へ移行しますというような形で書かれていて、あれ、ちょっとこれ、ちょっと心配というか、桜台
の保護者
の方はどう思う
のかなと思いながら桜台
のほうに足を運ばせていただいたわけでございます。
いろいろ異論とかが出たんですが、そこで財政推計
の見直しと
財政健全化の取り組み
の説明会以降、当校保護者に対してどのような対応をされた
のかお伺いいたします。
400
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
401 ◯小泉淳一教育部長 財政推計
の見直しと
財政健全化の取り組み
の説明会以降、桜台小・中学校保護者へ
の対応についてお答えいたします。
財政推計
の見直しと
財政健全化の取り組み
の説明会は、平成30年9月29日に行われました。歳出削減
のため
の取り組みと公共施設等
のあり方
の見直し
の1つとして、桜台小・中学校
の自校式給食
の見直しを提示しました。
内容としましては、桜台小・中学校
の自校式
の給食調理場
の老朽化に伴い、最新設備を備えた新学校給食センターへ移行しますと資料に提示しました。
その後、定例教育委員会議で方針を決定し、平成30年12月15日、桜台小学校多目的室にて両校保護者を対象に説明会を開きました。
開校当時は共同調理場でつくること
のできる食数
の限界により自校式
の給食としましたが、現在25年経過し、設備
の老朽化や施設面で衛生管理基準を満たしていない部分があり、新学校給食センターで市内全児童・生徒分
の給食
の配食が今後可能となるため、桜台小・中学校
の新学校給食センターへ
の移行を説明しました。
説明会では、保護者
の方から
の意見や質問も多くいただきましたので、今後も保護者
の方々に丁寧に説明をしながら進めてまいります。
以上でございます。
402
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
403 ◯血脇敏行議員 ちょっと確認をさせていただきたい
のですが、白井市
行政経営改革実施計画、これは平成32年度まで
の30年度改訂版、これ
の59ページに学校給食に関わる計画が出ているんですが、30年度学校給食業務
の一元化
のため
の準備ということで、31年度に新学校給食センター
の稼働に合わせて、学校給食
の業務を新学校給食センターで一元化と。32年度、ここに桜台小・中学校
の効率的で安全な学校給食
のあり方
の調査検討
の開始というものが出ています。
スケジュール、これグラフというか、何ですかね、棒上に、32年度
の後半からこのあり方
の調査検討が始まるというような計画になっています。
今回この桜台小・中学校に関して自校式
のものが出ておるんですが、ここと
の何か齟齬があるように思うんですが、このあたりどのようなあれな
のかちょっと御説明いただきたいと思います。
404
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
405 ◯小泉淳一教育部長 それでは、お答えいたします。
ただいま御指摘
のとおり、白井市
行政経営改革実施計画
の30年度改定版では、桜台小・中学校
の学校給食
のあり方
の調査検討は平成32年度より実施することとしておりましたが、次
の3つ
の理由から前倒しを検討することといたしました。
1つ目は、桜台小・中学校
の児童・生徒に、より安全な学校給食を速やかに提供することが望ましいと考えたこと。2つ目は、本計画を検討していた時点と比較し、児童・生徒数が少ない見込みとなり、新学校給食センター
の調理能力から、平成33年度から
の実施も可能と考えられたこと。3つ目は、財政推計
の見通しと
財政健全化の取り組みとして、給食業務
の効率化を図ること。以上
の3点から前倒しという形とさせていただいたところでございます。
以上でございます。
406
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
407 ◯血脇敏行議員 何というかな、前倒しということなんですが、それを全て否定するわけではないんですが、この9月に開かれた説明会
のときに、要するに、保護者
の方は今後
の桜台小・中学校
の学校給食
のあり方を全く、何というんですかね、協議検討部局と協議検討されていないような状況でこういうように出てきたと私はちょっと感じてしまったんです。
ここでちょっと1つ引き合いに出して申しわけないんですけれども、去年、ちょっと済みません、いつだったか忘れたんですが、健康増進ルーム
の今後
のあり方
の説明会という
のがあって、私議員にみんなA4
の紙で配られたときに、やはりその活字
の中にちょっと不安だなと、これ大丈夫かなという
のがちょっと目について、じゃあ、ちょっとその説明会を聞きにいこうと、行ったらやはりその説明会
の中がちょっと紛糾するような感じになって、市はもう一方的に決めたものを
市民に押しつけているんじゃないかというような意見が出ておりました。
今回この桜台についても何となくそういう雰囲気、雰囲気というか、保護者
の方々がそういうことを言っている方がいたと記憶しています。もう市は決めているんじゃないかというようなところをちょっと感じ取ったんで、ちょっと進め方がどうだった
のかなというところで感じているところです。
済みません、ちょっと確認ですが、このとき
の9月29日、桜台小・中学校
の保護者から
の意見、質問という
のはどのようなものがあった
のか確認をさせてください。
408
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
409 ◯小泉淳一教育部長 お答えいたします。
9月29日
の財政推計と、あと、財政
の健全化
の会で
のものについては、ではなくて、12月15日
の桜台小・中
の保護者を対象にした説明会
の中
の御意見をお伝えする形でもよろしゅうございますでしょうか。
それでは12月15日
の説明会ではどのような意見や質問があったかということについてお答えをさせていただきます。
市
の財政状況について、教室
のエアコン設置と自校式
の見直しは別問題ではないか。給食提供数が6,500食とあったが、マンション等
の開発により児童・生徒数が急に増加した場合はどうするつもりか。食育を軽視していることにはならないか。小・中で1つ
の調理場を使用する親子型給食
の是非も検討してほしいなど、多く
の意見や御質問をいただきました。
以上でございます。
410
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
411 ◯血脇敏行議員 今部長
のほうから答弁をいただいたんですが、じゃあ、済みません、私
のほうから、9月29日
のその桜台
の小・中学校
の説明会
の中で出ていた意見とか質問を、済みません、失礼しました、このような質問が出ています。もうセンターへ移行ありき
の話だったので聞いてびっくりしたと。財政推計ではエアコンと一緒にセットになっているので、これはもう別に考えられた場合、多数
の保護者は今以上に反対される方が多いと思うと。できたら存続していただきたいなと思う
のですが、そういう方向で探っていただくことはできないでしょうかというようなものが出ています。
もう1つは、この9月29日
の説明会
の前に、桜台小・中学校
の保護者
の方が何かアンケートを実施しているようで、保護者
の7割近く
の方から回答をいただき、小学校、中学校でも納得できない
のは50%を超えている回答が出ていると。ただ、納得できないという形だけでなく、メリット、デメリットを含め冷静に考えてみれば仕方がないというような意見も3割ぐらいあったと。あと、わからないという人も2割ほどいるのでと。このときに、今日
の説明を受けて、改めて近日中に保護者に説明をしていただければありがたいと思っています、今後ともよろしくお願いしますというようなことが出ております。
その次
の質問をさせていただきます。
この桜台小学校・中学校
の給食調理場
の今後
のあり方は今どのように協議、検討されている
のかをお尋ねいたします。
412
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
413 ◯小泉淳一教育部長 桜台小・中学校
の給食調理場
の今後
のあり方は今どのように協議、検討されているかについてお答えをいたします。
桜台小・中学校
の給食調理場は、平成6年開校と同時に設置された施設です。今年で25年を迎え、老朽化が進んでおり、衛生管理や故障
の面で、食
の安全や確実な提供について今後心配があります。昨年12月
の説明会
の中では、自校式
の給食を残してほしいという意見も多くありました。現在説明会で出て持ち帰った内容について検討しています。次
の説明会で返答する予定です。8月または9月
の開催を予定しています。
新学校給食センターでは、7月以降、市内
の小・中学校
の保護者を対象に、新学校給食センターを会場に試食会を開く予定でいます。桜台小・中学校
の保護
の方にも御案内する方向で進めております。試食会や説明会を通して質問や意見を伺い、出た内容については検討を繰り返しながら進めてまいります。
以上でございます。
414
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
415 ◯血脇敏行議員 自校式
の給食を残してほしいという意見が多くありましたという御答弁があって、前回
の説明会で持ち帰った内容については次
の説明会で返答する予定ですと。この説明会が8月から9月ごろに予定されているということで、ちょっと確認をさせていただきました。
それと、それとというか、このいろいろな質問が出た中で、説明会で返答するということなんですが、その返答内容というか、そのあたりという
のは、今ある程度方向性が見えたものだけでも結構ですので、ここで提示していただければと思うんですが、いかがでしょうか。
416
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
417 ◯小泉淳一教育部長 では、お答えいたします。
今は検討中
のものもたくさんございますので、また試食会を7月
の頭に実施することができますので、そこで
のまた御感想等もお聞きして、一遍に一旦次
の会ではお話をしたいと思っていますけれども、1つには、親子型給食
の是非が可能な
のかどうかということについてももう1回検討してもらいたいというようなお話もありましたので、その辺
のところはやはり細かい計算等が必要ですので、今次お答えできるような形で進めているというところでございます。
418
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
419 ◯血脇敏行議員 その親子型給食なんですが、私も聞いていて、親子型は、要するに、今度あそこにもし親子型を建てたら、それは工場として
の扱いになるので、これは市としてはそういう対応はという回答をあそこでしていたと記憶しています。
その回答に、桜台
の保護者は、いや、あれは建築基準法第48条
のただし書きを使えばいいんじゃないかみたいな、何か保護者
の方からそういう
のもあって、再度検討というか、考えてくれみたいな話も伺っていたんで、伺っていたというか、そういう
のも聞いたんで、後でちょっとこの親子
のところも聞こうかなと思っていたところ、今部長から答弁をいただいて、わかったというか、今何を聞こうか、次何を聞こうか忘れてしまいました。
そうだ、済みません、その試食会、今7月
の上旬というようなお話をされたんですが、ちょっと確認です。この試食会という
のは他
の学校
の試食会もありますし、それから、桜台小・中学校
の保護者に対する試食会も開催されると、これは別物で開催されるものな
のかどうか、ちょっと確認をさせていただきたいと思います。
420
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
421 ◯小泉淳一教育部長 では、お答えさせていただきます。
7月9日
の日に予定しております。他校
の保護者
の方にも同様に、7月9日ではないですけれども、今後御案内をしていく予定ではございますが、新学校給食センターがスタートしまして、ここ何カ月かはきちんとやはり正常にしっかりと動くということを中心にして取り組んでまいりましたので、ここでやっと試食会
のほうを開催できるようになったという
のが現状でございます。
他校につきましては、子どもたち
の校外学習等
のときに、その学校で今
の新学校給食センター
の給食を試食していただくことが可能なんですけれども、桜台小・中学校
の保護者
の方にはそれがちょっとできませんので、そういった意味で、一番初めに特に御案内をして、7月9日でいかがでしょうかということで、開催
の運びになっているという状況でございます。
以上でございます。
422
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
423 ◯血脇敏行議員 済みません、細かなことを聞くようで、御案内をしているんですが、どのぐらい
の申し込みというか、反応という
のはもうある程度数字という
のは出ていますか。
424
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
425 ◯小泉淳一教育部長 お答えいたします。
御案内した
のが、もう本当に今御案内しているかしていないかというぐらい
のところなので、申し込みは学校給食センター
のほうへ申し込んだ結果が来ることになっています。こちら
のほうもやはり気になりますので、把握をしてまいりたいと考えております。数
のほう、ちょっとお答えできなくて申しわけないんですが、以上でございます。
426
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
427 ◯血脇敏行議員 済みません、時間がなくなってしまって、それでは、3項目め、今後
の対応方針を伺います。
428
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
429 ◯小泉淳一教育部長 今後
の対応方針についてお答えをします。
今後は平成30年11月
の定例教育委員会議で決定した5つ
の方針に基づき進めていきたいと考えています。
1、桜台小・中学校
の児童・生徒により安全・安心な学校給食を提供すること最優先とする。
2、桜台小・中学校
の児童・生徒
の利益を損なわないように配慮するとともに、他校
の児童・生徒と
の公平性をあわせて考慮する。
3、桜台小・中学校
の保護者に丁寧に説明し、理解を得るよう努める。
4、市財政に与える影響を最小限にし、費用対効果
の最大化を図る。
5、検討期限は令和元年12月までとする。
新学校給食センターでは、今後児童・生徒数
の減少により、市内小・中学校
の児童・生徒へ
の配食が可能になります。最新
の学校衛生管理基準
のもと調理された、さらに安全な給食を市内全学校で食べていただきたいという思いがあります。
しかしながら、桜台小・中学校
の保護者
の方々
のさまざまな意見もあることは理解しておりますので、理解が得られるように丁寧に進めてまいります。
以上でございます。
430
◯長谷川則夫議長 血脇議員。
431 ◯血脇敏行議員 桜台小・中学校
の保護者からさまざまな意見がということで、丁寧に進めていくということなんですが、もちろん学校給食、安全・安心が一番だと、これはもう言うまでもないことなんですが、先ほど5番目にあった、検討期限は令和元年12月までとするというような御回答をいただきました。教育委員会議
の議事録、これは昨年
の11回
の教育委員会議
の議事録なんですが、その中でも検討期限は、これは、済みません、去年
のことなんで、平成31年12月までとするというように出ております。
これが桜台といろいろ、保護者
の方と話しして、この期限に行けばいいんですが、これ行かなかったこと、行かなかった場合、どのように考えている
のかちょっとお尋ねさせていただきたいと思います。
432
◯長谷川則夫議長 小泉教育部長。
433 ◯小泉淳一教育部長 それではお答えいたします。
検討期間を12月といたしました
のは、次
のような理由がございます。桜台小・中学校
の給食業務は現在委託契約で行っております。契約は令和2年7月までとなっています。今後
の契約について、延長または短期
の延長や終了など、判断をする必要があります。また、新しい学校給食センターへ仮に移行する場合にも、配送トラック用
の配膳室
の改修が必要となり、その予算を設計しておかなくなりません。いずれにしましても、12月に一定
の判断が必要となってきます。
理解が得られない場合という御質問でございましたけれども、何とか理解を得られるように説明を何度も繰り返しながら進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
434
◯長谷川則夫議長 以上で血脇敏行議員
の一般質問を終わります。
これで本日
の一般質問を終わります。
通告
のありました秋谷公臣議員、広沢修司議員、斉藤智子議員、古澤由紀子議員
の一般質問は20日に行いますので、御了承願います。
─────────────────────────────────────────
○散会
の宣言
435
◯長谷川則夫議長 以上で、本日
の日程は全部終了しました。
20日木曜日は午前10時から会議を開きます。
本日はこれで散会します。
御苦労さまでした。
午後 4時20分 散 会
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