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平成30年第3回定例会(第5号) 名簿 開催日: 2018-09-12
平成30年第3回定例会(第5号) 本文 開催日: 2018-09-12

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  1. 白井市議会 2018-09-12
    平成30年第3回定例会(第5号) 本文 開催日: 2018-09-12


    取得元: 白井市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                  午前 10時00分  開 議 ◯秋本享志議長 皆さん、おはようございます。本日は御苦労さまでございます。  ただいまの出席議員は21名でございます。  これから本日の会議を開きます。   ─────────────────────────────────────────      ○議事日程について 2 ◯秋本享志議長 本日の議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりでございます。   ─────────────────────────────────────────      ○一般質問について 3 ◯秋本享志議長 これから日程に入ります。  日程第1 一般質問を行います。  順番に発言を許します。  9番、血脇敏行議員。 4 ◯血脇敏行議員 皆様おはようございます。会派しろい政和、血脇敏行でございます。通告に従い1項目、小規模特認校指定後の現況並びに今後の対応について、2項目めに都市マスタープランと産業の活性化について、質問並びに確認をさせていただきたいと思います。  質問に入る前に訂正とおわびを申し上げさせていただきたいと思います。2項目めの都市マスタープランと産業の活性化についてのところなんですが、質問要旨の3行目、「第4次総合計画」となっておりますが、これ「第5次総合計画」でございます。訂正をお願いするとともにおわびを申し上げます。大変失礼いたしました。  それでは、通告いたしました1項目めの小規模特認校白井市立白井第二小学校)指定後の現況並びに今後の対応についてお伺いをいたします。  本年4月、白井市立白井第二小学校が小規模特認校と指定され、約半年の経過しようとしているところです。  そこで、以下の点についてお伺いをいたします。  初めに、1番目の小規模特認校指定による効果、これは児童数及び児童の校内環境をどのように捉えているかお伺いをいたします。 5 ◯秋本享志議長 吉田教育部長
    6 ◯吉田文江教育部長 それでは、小規模特認校指定による効果についてお答えします。  小規模特認校制度では、一定の条件のもと、市内全域からの入学、転入学ができることとしております。他の通学区域から入学することは遠距離通学という大きなデメリットがございますので、もとより多くの希望者を望むのは難しい状況であります。  そのような中で、児童数としましては、小規模特認校制度による学区外からの入学者5人と通常の学区内からの入学者9名、合わせて14名の新入学生により新年度をスタートすることができました。白井第二小学校の活性化に向けた取り組みとして一定の効果が挙げられたと捉えております。  児童の校内環境につきましては、学区外からの入学者5名が加わり、14名になったことで、グループを増やすことができるため、他のグループの意見を聞いたり、話し合ったりする班活動において学習内容をより深めることができます。  また、体育の授業における対戦型のスポーツでは、チームの人数が増えることにより集団行動の充実を図ることができることなど、校内環境においても十分に効果を得られていると捉えております。 7 ◯秋本享志議長 血脇議員。 8 ◯血脇敏行議員 小規模特任校制度が4月から始まって、今御答弁の中で、学区外からの入学者が5名いうことで、一定の効果が得られたということなんですが、私も1学年で5名というのは、私が想像していたよりも複数の人数が入学されたんだなと思っているところです。  人数が増えることによって、グループ活動ですとか、そういうものの班編成なども、複数の班ができて、いろいろそういう部分で二小区のこの1年生はよい効果が得られているというように感じるところです。  次に、(2)になります、小規模特認校指定後の効果の検証はどのように実施されているのかお伺いをいたします。 9 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 10 ◯吉田文江教育部長 小規模特認校指定の効果の検証についてお答えします。  児童数については、実績として他の学区から5名の入学者がありましたので、小規模校のよさを生かした教育活動に賛同される保護者の方がいることが検証できたと思います。  児童の教育環境については、白井第二小学校ではこれまでも児童の人数が少ない分担任が効果的に指導できると、小規模校ならではの教育プランの検証を重ねながら実践してきておりますが、小規模特認校制度により入学した5名についても、他の児童と同様に積極的に取り組んでいると学校より報告を受けております。  また、保護者からも、入学してよかった、学校の教育活動については何一つ不満な点がないや、要望として早く学童保育所を開設してほしい等の声もいただいております。  なお、教育委員会としましても、2学期制の前期課程が終了する9月末ごろに、白井第二小学校の保護者を対象に、小規模特認校制度に関するアンケート調査を実施する予定です。 11 ◯秋本享志議長 血脇議員。 12 ◯血脇敏行議員 今御答弁の中で、要望として、早く学童保育所を開設してほしいというような要望が上がっているということなんですけれども、学童保育についてはちょっとこの後に御質問をさせていただきたいと思います。  この小規模特認校制度によって入学した5名、他の児童と同様に積極的に校内活動に取り組んでおられるということで、学校より報告を受けていると。保護者からも入学してよかったですとか、それから、何一つ不満な点がないと、ちょっとそうなのかななんて思う部分もあるんですけれども、何一つ不満な点がないというようなお言葉を聞いているということです。  最後の御答弁の中で、2学期制の前期課程が終了する9月末ごろに、白井第二小学校の保護者を対象に、小規模特認校制度に関するアンケート調査を実施する予定ですというような御答弁をいただいたんですが、今回この質問を出すに当たって、アンケートを実施していただきたいなと、実施してはどうかということで、ちょっと教育委員会のほうにお願いをしようと思っていたところなんですが、9月に実施する予定だということで、ちょっとほっとしているところです。  それで、ここでちょっと確認なんですが、学区外から通学されている児童の保護者から、第二小学校のPTA活動における何か意見ですとか、要望ですとか、そういうものというのは出ているんでしょうか。確認をさせてください。 13 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 14 ◯吉田文江教育部長 お答えいたします。  現在5名の保護者の方全員がPTAの会員の登録をしていただいております。また、PTAの活動につきましても皆さん前向きに取り組んでいただいておりますが、例えば、学区内のパトロールなど、学区が違うことにより検討が必要な活動もございます。今年度においては、PTAの方々から、先ほどのアンケートもありますが、情報を収集いたしまして、検討した上で、次年度ですが、PTA活動がより円滑に進むように改善していきたいと、学校のほうからも報告を受けているところです。 15 ◯秋本享志議長 血脇議員。 16 ◯血脇敏行議員 PTA活動、もちろん5名の方が全てPTAに入られて、前向きに取り組まれていると。1つちょっとあれなのが、学区外の方、校区内のパトロールの部分がということで今御答弁をいただいたんですが、次年度に向けていろいろと検討、改善等をするということですので、ぜひそのあたりは、PTA活動も含めて、もちろん児童のことは重要なんですけれども、その保護者の方のPTA活動等も考えていただきながら、この小規模特認校のよさを出していただきたいなと思うところです。  それでは、次に、3項目め、小規模特認校の指定校である旨の今後の周知方法をどのように行う予定なのかお伺いをいたします。 17 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 18 ◯吉田文江教育部長 小規模特認校指定校である旨の今後の周知方法についてお答えいたします。  制度の周知については、説明会の開催、就学案内の配布、市内関係機関へのポスターの掲示、及び市広報、ホームページの掲載等により行っていく予定です。  なお、説明会については、9月16日日曜日と11月25日日曜日に白井第二小学校において実施を予定しております。説明会の開催通知は、来年度小学1年生になる児童の保護者へ、市内の幼稚園、保育園を通して配布しております。  また、就学案内につきましては、10月下旬ごろに行う就学児健康診断の際、全保護者へ配布する予定です。 19 ◯秋本享志議長 血脇議員。 20 ◯血脇敏行議員 説明会の開催ですとか、市内関係機関へのポスターの掲示ということで、御答弁をいただいて、今私の手元にこの二小区の小規模特任校であるポスター、こちらがそうだと思うんですが、ここの中にも説明会の開催日が書かれておるところです。  説明会、最初は9月16日ということで、もう次の日曜日になります。2回目が11月25日に予定をされているということですが、この2回の説明会、前年度の説明会ではやはり2回行っています。1度目が二小区の方を対象にして説明会を実施、2回目の説明会は市内全域の方を対象に説明会を実施されておりますが、今回この2回説明会を開催するということなんですが、前年度同様の形で行うのか、それとも、今年はちょっと違う形でやるのか、その辺をちょっと確認させていただきたいと思います。 21 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 22 ◯吉田文江教育部長 お答えいたします。  説明会につきましては、今議員からお話があったように、昨年度につきましては、小規模特認校制度を始めるということに当たりまして、1回目につきましては、制度の実施に際して御理解をいただくために、白井第二小学校の保護者の方や地域の方に参加していただきましたが、本年度につきましては、1回目、2回目ともに小規模特認校制度による就学案内を目的にいたしまして、市内全域の方々を対象に説明会をする予定です。  内容につきましては、概要、実施状況、就学の手続、また、白井第二小学校における特色のある教育活動等について御説明をする予定です。 23 ◯秋本享志議長 血脇議員。 24 ◯血脇敏行議員 わかりました。説明会、2回の内容について。  それで、ちょっとここであれなんですけれども、4月からこの小規模特認校に指定されて現在に至っているわけですが、この間おおむね約半年になるんですが、教育委員会もしくは第二小学校のほうに、この小規模特認校についての何らかの問い合わせみたいなのというのは当局のほうに入っているのかどうか確認をさせていただきたいと思います。 25 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 26 ◯吉田文江教育部長 お答えいたします。  教育委員会には何件か、来年度に向けてということで、小規模特認校の制度について問い合わせが数件ございました。また、それにつきましては、その時点で対応しておりますが、説明会等ございますので、案内をいたしているというところです。 27 ◯秋本享志議長 血脇議員。 28 ◯血脇敏行議員 問い合わせか少しあるということで、説明会があるのでそちらのほうでというような形にしているということなんですが、わかりました。  それでは、次、4番目、先ほどの学校内、学校の保護者のほうから要望が出ているという学童保育所の整備についての進捗状況についてお伺いをさせていただきます。 29 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 30 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 学童保育所の整備についての進捗状況についてお答えをいたします。  第二小学校の学童保育所につきましては、現在工事を実施しており、9月末をもって完了する見込みとなっております。  今後につきましては、運営の効率性や他の学童保育所の現状などを考慮しつつ、早期に運営委託事業者を決定し、平成31年4月の開設に向け、保育に必要な備品及び消耗品の購入や、白井第二小学校との連携に関する事前協議、入所予定児童の保護者への説明会など、開設に係る準備を進めてまいります。  以上でございます。 31 ◯秋本享志議長 血脇議員。 32 ◯血脇敏行議員 来年4月に向けて工事等も実施しているということなんですが、ちょっとここで確認をさせていただきたいんですが、これは平成29年4月の定例会で、五十嵐部長が、整備に向けての調査については、本年9月に、本年というのは去年ですね、昨年9月に白井第二小学校に通う児童の家庭を対象にアンケート調査を行い、学童保育所の利用について、15人の児童の保護者が利用したい、または、あれば利用したいとしており、設置に向けて一定のニーズがあることを確認しているということなんですが、この4月に入りまして、学区外からの5名のお子さんも入っております。4月以降、この保護者に対して、学童保育所が開設されたときの利用等についてのアンケートというのは実施されているのでしょうか。 33 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 34 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 今御質問いただきましたアンケート調査ということで、私どものほうも改めて平成31年度に新1年生が入学後、学童保育所を利用する可能性のある1年生から5年生67名に対しまして利用希望調査を実施しております。その結果、利用を希望する児童が23名となっております。利用を希望する児童のうち特任校制度を活用している1年生3名は既に今年度から白井第一小学校の学童保育所を利用しています。といった状況でありまして、学童保育所の利用、ニーズというのは一定のものがあるというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 35 ◯秋本享志議長 血脇議員。 36 ◯血脇敏行議員 昨年のアンケート調査では15名、今回開設に向けて改めてアンケートをとったら、67名のうちの23名が学童を希望しているということで、一定のニーズどころか、かなりのあれがあるんだなと思うところです。  それでは、この学童保育あれなんですけれども、前回もちょっと去年の定例会で質問をさせていただいた部分があるんですが、5番目の放課後子ども教室との連携についての調整はどのように図られているのかお伺いをいたします。 37 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 38 ◯吉田文江教育部長 放課後子ども教室との連携についての調整についてお答えします。  白井第二小学校では放課後子ども教室を平成20年度から実施しており、白井第二小学校放課後子ども教室実行委員会を通して、学校や地域スタッフと連携しており、放課後子ども教室事業自体が既に地域に定着しております。  また、平成31年度から学童保育所が設置され、国が推進している同一の小学校内での両事業の実施により、一体型による放課後児童クラブ及び放課後子ども教室となるため、全ての児童の安全、安心な居場所を確保するため、福祉担当部局と調整をしているところです。  共働き家庭等の児童も含めた全ての児童が過ごすことができるよう、魅力ある放課後づくりを進めてまいります。 39 ◯秋本享志議長 血脇議員。 40 ◯血脇敏行議員 今の御答弁の中で、国が推進している同一の小学校内で両事業の実施によりという、全ての児童の安全、安心な居場所を確保するためということで、放課後子ども教室と学童保育所と、お互いに連携をとりながらやっていくというような形かなと思うんですが、これも、済みません、昨年の第4回の定例会で、これは当時の教育部長がお答えになっているんですけれども、昨年9月に保育課が行った学童保育所に関するアンケートでは、放課後子ども教室の開催日数の拡大などの要望もありましたと。今第二小学校は毎週木曜日に放課後子ども教室をやられているんですが、こういうような要望があるんですけれども、今度学童が開設されたときに、この放課後子ども教室の日数の拡大というのはあるのかどうかちょっと確認をさせていただきたいと思います。 41 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 42 ◯吉田文江教育部長 それでは、お答えいたします。  現在、今議員がおっしゃったように、白井第二小学校放課後子ども教室につきましては、毎週木曜日の放課後に実施しております。小学1年生から6年生まで参加していただくには、できるだけ同じ時間帯に下校できる日に開催することが望ましいと考えており、現在週1回の木曜日となっております。  新学習指導要領がこの後始まりますので、学校のカリキュラムの状況や学童保育所との連携を踏まえて、引き続き関係者と調整してまいりたいと考えております。 43 ◯秋本享志議長 血脇議員。 44 ◯血脇敏行議員 学童保育、それから、放課後子ども教室、両方2つやっていくわけですが、十分な連携を図ってよりよい形にしていただきたいなと思うところです。ぜひそのあたりをお願いしたいと思います。  それでは、6番目の現状の問題点及び今後の課題、検討事項をお伺いいたします。 45 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 46 ◯吉田文江教育部長 現状の問題点及び今後の課題、検討事項についてお答えします。  保護者の責任と負担において、公共交通機関や保護者の送迎により、児童を安全に通学させることができることを就学条件の1つとしておりますが、その保護者にかかる負担が一番の課題だと考えております。  現在白井第二小学校においては、保護者の負担を軽減できるよう、バス通学者に対して定期乗車券及びナッシー号回数乗車券の購入にかかる経費の補助を行っております。さらに、通学方法については、利便性及び安全性が高まるよう努めてまいります。 47 ◯秋本享志議長 血脇議員。 48 ◯血脇敏行議員 通学方法等、いろいろ課題というか、検討しなければならないことがいっぱいあるのかなと思いますけれども、白井第二小学校の学校目標、「未来に夢を持ち、たくましく生きる児童の育成」、特色ある教育活動を実践しているということなので、ぜひこの小規模特認校制度がまだ始まって半年です。これから長くこの制度を利用する保護者、児童が増えること期待して、この質問を終了させていただきます。  続きまして、2項目めの都市マスタープランと産業の活性化について、確認を含めて質問をさせていただきたいと思います。  平成26年3月に千葉ニュータウン事業が収束し、白井市のまちづくりは1つの局面を迎えました。市は平成28年3月に第5次総合計画とあわせて都市マスタープランを改定、その都市マスタープランでは白井駅圏には中心都市拠点として、また、西白井駅圏には生活拠点として、魅力向上を掲げています。また、工業団地については、産業の拠点として活性化を図ることとしています。  そこで、以下の点についてお伺いをいたします。  1番目、公益的施設誘導地区における提案のその後の状況についてということで、昨年の第4回定例会でも一般質問をさせていただきましたが、中心都市拠点となる白井市役所近くの公益的施設誘導地区において、地区計画の案の提案が1件されていましたが、その後の状況を確認させていただきます。 49 ◯秋本享志議長 小林都市建設部長。 50 ◯小林茂輝都市建設部長 公益的施設誘導地区における地区計画案の提案である根公益的施設誘導地区地区計画のその後の状況についてお答えします。  根公益的施設誘導地区地区計画は、市街化調整区域の性格の範囲内で一定の都市的土地利用を許容する地区として、都市マスタープランの土地利用方針に示した公益的施設誘導地区において、民間事業者からの提案により、計画的な開発誘導を進めるため、平成29年1月に策定しました白井市市街化調整区域の地区計画の運用基準に基づき提案されたもので、市都市計画審議会のおおむね妥当と認めるとの答申を経て、平成29年10月の行政経営戦略会議において、市の都市計画として手続を進めるとの措置決定をしているところです。  その後、当該地区計画の提案者は計画内容の具現化を図るとともに、関係各課等とさまざまな事前協議を進め、詳細な土地利用計画が確定したことから、市としては来る9月25日に市都市計画審議会へ付議する予定としております。  この後の都市計画決定スケジュールについては、当該審議会での議決をもって千葉県との都市計画法に係る協議を行い、その回答を得た後、10月中旬に都市計画決定告示を行う予定としています。  また、この決定告示以降の開発事業の手続については、市まちづくり条例第36条の規定による協議書の締結、併せて、都市計画法第29条の規定による開発行為の許可申請を受け、許可後に着工となります。  以上でございます。 51 ◯秋本享志議長 血脇議員。 52 ◯血脇敏行議員 都市計画審議会へ付議をして、10月の中旬ごろに都市計画決定告示を行う予定と、その後に開発行為の許可申請を受けて、許可後に着工となるということなんですが、この着工時期と完了時期というのはいつごろを予定されているのかお伺いします。 53 ◯秋本享志議長 小林都市建設部長。 54 ◯小林茂輝都市建設部長 開発事業の着工時期と開発時期についてお答えします。  事業者からは、工事は年内には着工予定で、工期は約1年間を予定していると確認しているところでございます。  以上です。 55 ◯秋本享志議長 血脇議員。 56 ◯血脇敏行議員 工事は年内に着工される予定だということで、わかりました、約1年と。  それで、この公益的施設誘導地区拠点開発誘導型、今回の提案が、これ最初の案件ということですが、拠点開発誘導型と沿道開発誘導型、これ、要するに、公益的施設誘導地区においての他の事業者からの提案とか相談というのはあるのかどうかちょっと確認をさせていただきたいと思います。
    57 ◯秋本享志議長 小林都市建設部長。 58 ◯小林茂輝都市建設部長 それでは、そのほかの提案の相談についてお答えします。  公益的施設誘導地区は千葉ニュータウン北環状線と木下街道に囲まれたゾーンと国道16号沿道におけるゾーンの2つがありますが、地区計画の提案の相談につきましては、16号沿道におけるゾーンでの相談はありませんが、千葉ニュータウン北環状線と木下街道に囲まれたゾーンではさらにもう1件の相談が来ているところでございます。 59 ◯秋本享志議長 血脇議員。 60 ◯血脇敏行議員 さらにもう1件の相談が来ているということで、いい方向に進んでいただくといいなと思います。  それから、国道464号や県道千葉ニュータウン北環状線などの高規格な道路は白井市のこれ強みであると思います。市の活性化のためには、このような沿道にさらに公益的施設誘導地区のような地区を設定することが必要だと思っているところですが、この都市マスタープランの土地利用方針を見直す予定ですとか、そういうものはあるのでしょうか。 61 ◯秋本享志議長 小林都市建設部長。 62 ◯小林茂輝都市建設部長 土地利用方針の見直しについてお答えします。  都市マスタープランは第5次総合計画と一体的に策定し、総合計画に掲げる将来像、ときめきとみどりあふれる快活都市の実現を目指し、土地利用の方針、都市施設の整備方針、地区別の重点方針などの基本的な都市づくりの方向を定めています。  したがいまして、総合計画の見直しを行う際には、土地利用方針を含め、都市マスタープランの見直しについても考えていくこととしています。  御提案のありました国道464号と県道千葉ニュータウン北環状線につきましては、市の都市づくりにおいて非常に重要な幹線道路であり、市の活性化につなげたいと考えているところでございますので、これらの進捗状況に注視しながら、土地利用方針の見直しを検討してまいりたいと考えております。  以上です。 63 ◯秋本享志議長 血脇議員。 64 ◯血脇敏行議員 わかりました。  それでは、この2番目の白井工業団地における都市計画変更について、白井工業団地を産業の拠点として活性化を図るために、用途地域の見直しを検討していると伺っているところなんですが、具体的な内容についてお伺いをいたします。 65 ◯秋本享志議長 小林都市建設部長。 66 ◯小林茂輝都市建設部長 白井工業団地における都市計画変更についてお答えします。  白井工業団地は、都市マスタープランにおいて、産業の拠点となる産業系市街地ゾーンの工業物流地区に位置づけています。  都市マスタープランでは、工業団地の質の向上のための土地利用の誘導と操業環境の保全を実現するため、適切かつ合理的な土地利用の規制誘導を図り、働きやすく魅力的な産業拠点が形成されることを目標としており、今回の都市計画変更はこの目標の実現に向け、工業団地の一部について土地の利用規制を見直すものです。  具体的には、平成29年1月に策定しました用途地域の指定方針及び指定基準に基づき、工業団地を東西に横断する道路、市道00-103号線、市道00-003号線、及び市道00-005号線の沿道25メートルの区域の用途地域を工業専用地域から工業地域へ変更し、工業団地内に不足している物販店や飲食店を誘導することで就労環境の向上を図るものです。  また、工業地域へ用途地域を変更しますと、住宅や遊戯施設等の工業団地としての操業環境に支障を及ぼすおそれのある建物も建築可能になってしまうため、物販店、店舗等以外の建築は規制する地区計画を併せて定めることとしています。  現在工業団地協議会の役員会や土地所有者等を対象とした説明会を開催しており、平成31年3月ごろの都市計画決定に向けて進めているところです。  以上です。 67 ◯秋本享志議長 血脇議員。 68 ◯血脇敏行議員 続けて、この3番目のほうに移りたいと思います。  白井市役所周辺における都市計画変更についてということで、市役所周辺を中心都市拠点としての機能向上のため、用途地域の見直しを検討されているということを伺っているんですが、こちらについても具体的な内容をお伺いいたします。 69 ◯秋本享志議長 小林都市建設部長。 70 ◯小林茂輝都市建設部長 白井市役所周辺における都市計画変更についてお答えします。  白井駅から市役所周辺を含めたこの地区は、都市マスタープランにおいて中心都市拠点として位置づけ、市役所周辺は行政、福祉、医療機能、白井駅周辺の商業交流機能、県道千葉ニュータウン北環状線沿道の公益機能の3つの核機能を有する地区としています。  今回の都市計画変更では、中心都市拠点としての都市機能の集約を実現するため、土地利用の細分化の防止を図り、都市的なにぎわいの創出を誘導することを目標としています。  具体的には、用途地域の指定方針及び指定基準により、市役所や総合公園が位置する区域を第一種中高層住居専用地域から商業地域へ変更し、これに隣接する生産緑地地区に指定されている区域を第一種低層住居専用地域から近隣商業地域へ変更することとしています。  また、この用途地域を変更する場合、住宅や小規模な店舗など、土地が細分化されるおそれのある建物が建築可能になってしまうため、地区計画を併せて定めることで住居系の建築を規制することとしています。  現在、土地所有者に対し数回説明会を開催しており、平成31年3月ごろの都市計画決定に向けて進めているところです。  以上です。 71 ◯秋本享志議長 血脇議員。 72 ◯血脇敏行議員 先に2番目でお伺いした部分とあれなんですが、工業団地地区と市役所周辺地区、この両地区において、地権者など、地元との合意形成に取り組んでおられるということなんですが、反応はどのように捉えているかお伺いをいたします。 73 ◯秋本享志議長 小林都市建設部長。 74 ◯小林茂輝都市建設部長 地権者等との合意形成の取り組みについてお答えします。  まず1点目の白井工業団地地区においては、工業団地協議会での説明を8月上旬及び中旬の2回行っております。地権者向けにつきましては、8月下旬に説明会を行ったところでございます。  また、市役所周辺地区におきましては、主要地権者に対する説明会を5月下旬及び6月上旬の2回行っております。  そのほかの地権者につきましては、8月上旬に資料を送付し、計画内容の説明を行ったところでございます。  反応につきましては、これまでのところ大きな反対の御意見はなかったところでございます。  以上です。 75 ◯秋本享志議長 血脇議員。 76 ◯血脇敏行議員 工業団地の地権者の説明会、私もその説明会のほうにちょっと足を運ばせていただいて、決して私は地権者じゃないんですけれども、どういう反応があるかなと思っていたら、そんな大きな反対ですとか、そういうものもなかったのかなと感じているところです。  ここで今回公益的施設誘導地区や用途地区の見直しについては、企業誘致などにより市内の産業が活性化し、雇用の創出なども期待できるところです。さらに固定資産税などの税収アップが期待できると考えますが、市の目指す方向性を伺いたいと思います。 77 ◯秋本享志議長 小林都市建設部長。 78 ◯小林茂輝都市建設部長 市の目指す方向性についてお答えします。  このたびの取り組みは、民間活力を活用した土地利用の誘導を図ることにより、にぎわいの創出や産業の活性化を目的とするものです。  御指摘のとおり、企業誘致により、雇用の創出、関連消費の拡大、土地需要の喚起などが期待でき、このことが地価の上昇にもつながり、ひいては市の財政面へのプラスの効果を波及させていくものと考えております。  以上です。 79 ◯秋本享志議長 血脇議員。 80 ◯血脇敏行議員 ちょっと最後に、こちら都市マスタープランの16ページから17ページ、将来都市構造ということで、17ページには将来都市構造図というものが書かれていて、この中には将来の都市形成の考え方で、主要な交通動線を中心とする都市軸ということで、今日本日はちょっとこの主要交通のところの質問はさせていただきませんでしたけれども、都市軸ということで、広域幹線軸、これが2軸、464号と国道16号、それから、地域軸ということで6軸、この図にうたわれております。これから千葉北道路の事業等も進んでいきます。この将来都市構造図、構想道路ですとか、そういうものがここに掲載されております。ぜひぜひこの市の主要交通網、交通路線、こういうところを考えて都市計画をしていただきたいと。総合計画や都市マスタープランには、拠点のにぎわい、拠点をつなげるといったキーワードがたくさんうたわれております。人や物が活発に動くことが地域の発展の源であり、そして、そのためには市は、民間企業誘致、支援することを重点に置いて努力していただきたいことをお願いし、この質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 81 ◯秋本享志議長 以上で、血脇敏行議員の一般質問を終わります。  休憩いたします。  再開は11時05分。                  午前 10時47分  休 憩   ─────────────────────────────────────────                  午前 11時05分  再 開 82 ◯秋本享志議長 会議を再開いたします。  なお、和田健一郎議員から一般質問に当たり資料の使用許可の申し出があり、これを許可しましたので御了承願います。  4番、和田健一郎議員。 83 ◯和田健一郎議員 4番、無所属の会、和田健一郎、通告に従いまして2項目の質問をさせていただきます。  まず、1番目の白井市の教育と所得向上についてということで質問させていただきますが、この生涯学習や教育に関しましては、平成28年の第4回の議会でも質問させていただきました。それからで言いましたら、私としましても、この教育に関しましてはいろいろと思うところがありまして、私自身も昨年ちょうど中学校の助教諭となることができる資格も取得しまして、さらには、平成のうちには高校までの教諭になることできる資格を今勉強しているところで、自分自身も実践をしながら、さらに塾講師もやっておりましたので、そういった意味で教育の現場として自分も横から見ていたという中でやってきたと。さらに中学校時代の恩師がまさかこういうふうな形で対面になったというのも、私もいろいろと、やはり生徒の立場と先生の立場ということで、意外と不思議な情報交換もできたりするような形はなっております。  さて、じゃあ、そういう形でのやはり、ちょっと前置きが長くなりましたが、本題に移りたいと思います。  学力と生涯年収の関係は強くあり、教育は市民の所得向上、国の経済発展にも影響を与える重要な政策と言えます。  そこで、義務教育と、さらに大人になって働きながらスキルアップ等による2つの観点による市民の所得向上を質問したいと思います。  (1)としまして、白井市の小・中学校の全国学力・学習状況調査の結果についてお聞きいたします。 84 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 85 ◯吉田文江教育部長 白井市の小・中学校の全国学力・学習状況調査の結果についてお答えします。  平成30年度の全国学力・学習状況調査は、4月17日に、小学校6年生、中学校3年生を対象に実施され、今年度は3年に一度の理科の調査が加わりました。  結果につきましては、夏季休業中に市教育委員会と各学校へ届いたところです。  今後市教育委員会で白井市全体の結果を分析し、10月の定例教育委員会議を経て、10月中旬に白井市教育委員会のホームページで公表します。  公表まで以上のような流れになっておりますので、結果につきましては昨年度の結果をお答えいたします。  全国学力学習状況調査は、教科に関する調査と生活習慣に関する調査で構成されています。教科に関する調査は、さらに知識に関するA問題と活用に関するB問題で構成されています。  全国の正答率と比べ、小学校では国語Aが上回り、国語B、算数A、Bがほぼ同じでした。中学校では、数学Aがほぼ同じで、国語A、B、数学Bがやや下回りました。  生活習慣に関する調査では、意欲、自己肯定感、読書好きが高い割合を示しました。  次に、各学校が行う公表ですが、学校ごとに11月を目安に学校だよりやホームページで公表します。  公表の仕方につきましては、4月の教育委員会議において審議し、学校間の序列化や過度な競争を生じることのないよう、数値での公表はせず、分析した結果や授業の改善点等を文章で公表することとしています。 86 ◯秋本享志議長 和田議員。 87 ◯和田健一郎議員 成績の公表に関しましては、公表できない、もちろん学校ごとの競争というのではなく、全体的にどう教育を上げていくのかという目標でございますので、もちろんその教育方針といったところでも理解したいと思います。  そこで、今年度の中での公表は10月だったのですが、理科に関しても加わったということで、参考までに前回のちょっと調査の結果をお聞きしたいと思います。 88 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 89 ◯吉田文江教育部長 お答えいたします。  先ほど申しましたとおり、理科は3年ごとの調査となっており、今年で3回目となります。平成30年度実施のものはまだ公表しておりませんので、直近の平成27年の分析結果についてお答えします。  白井市は、小学校、中学校とも正答率が全国をやや上回っています。  小学校では状態、変化等に関すること、生物の成長等に関することについて定着率が高くなっております。一方、天体や植物等、自然の事物や現象についての知識の活用について課題があります。  中学校では、科学的分野や生物分野の実験結果を分析して、解釈することについて定着率が高くなっており、一方、日常生活の場面で、理科の基礎的、基本的な知識、技能を活用することに課題がありました。  以上でございます。 90 ◯秋本享志議長 和田議員。 91 ◯和田健一郎議員 全体的な流れとしまして、理科も含めてなのですが、いわゆる基礎科目としましては、丸暗記でできる知識問題といったところでは大体全国を上回るかどうかということで、ただ一方で、応用問題に関しまして、全国の学習調査ではB問題という形でやっているのですが、私も直近の問題を見て解いたりをしていたのですが、正直申しまして、大人でも満点は難しいんじゃないかと、ちょっとどきっとするような数学や国語もございました。特に、県立問題、私も見ておりまして、特に国語に関しましては最後30字ぐらいで文章を読んでそれを要約した上であなたの考えを述べなさいというような問題、さらには後期の問題で1回出たのは、古典の文章を読んでそれをやってという問題に関しては、ほぼ生徒ができなかったといったところも記憶している中で、なかなか学習に対して点数がとれないというところで、塾側だとか、受験の側になると、テクニックにどうしても走ってしまって、本当は重要なんですけれども、丸暗記で解ける問題に力を入れて点数を上げてしまうだとか、そういうちょっと悲しい現象としてもあったのですが、やはりこの文章問題に関しまして、これは理科だとか、そういったところでも、実は私も中学校のときの理科の教師に言われたことがありまして、どんなに技術を開発したとしても、後世に伝えるような文書力がなければ技術の発展がない、そういう意味では、ほかの科目がずっとつながっていくといった形をちょっと教わったことがありまして、確かに、言われてみれば、ほかの科目についても、理科から見れば数学も必ず実証としての必要になってきますし、さらには国語力として伝える、特に最近問題になっていますのが、特許出願に関しまして、意外と世界との中で英語が重要だと思われるかもしれないんですが、実は日本語の原文で出願ができます。ですが、技術の内容についてを正確に把握した上でどう権利化をするかという、日本語の図面ではなく言葉が実は特許に必要になってくるということでありまして、実は文章を状況を理解した上でそれを正確にどう具体的に説明するかといった能力というので、かなり大企業のほうでも頭を抱えているというような問題がありまして、やはりここの部分で、得意な科目だけではなく、その基礎教育としてどう文章を作文をするかといった課題は、実は日本の社会としても大きな問題となり、そういう面では、国語のBという形の応用問題に関しては非常に大きな問題にもつながっていく、だからこそ大事な分野だといったところにつながっていくんじゃないかと思っております。  そこで、ちょっとお聞きしたいのが、教育大綱にも確かな学力として書いてあったかと思われます。もちろんその中で確認したいところしては、やはり直接は書いていないんですけれども、学力向上に向けて、さらには、それが所得につながるということの中の概念としても、私としてはつながるんじゃないかなと思ったりしているところなのですが、そこにつきまして、教育大綱の確かな学力を含めまして、教育長としてのお考えをちょっとお聞きしたいと思います。 92 ◯秋本享志議長 井上教育長。 93 ◯井上 功教育長 お答えいたします。  白井市の教育大綱の基本目標の1つである学校教育の充実では、生きる力を育む確かな学力、豊かな心、体の育成を重点としております。  ここで言う確かな学力というのは、これからの時代に必要となる生きて働く知識や技能、未知の状況にも対応できる思考力、判断力、表現力、学びを人生や社会に生かそうとする意欲や姿勢、主に2点目、3点目が議員御指摘のB問題に関わってくると思いますけれども、そのために、学校では、これまでの実践の上に、主体的、対話的で深い学び、いわゆるアクティブラーニングと呼ばれるものの視点に立った授業への転換を図っているところでございます。  例えば、小学校2年生での掛け算の九九をやりますけれども、私のころはまず九九、2・2が4、2・3が6というふうに、まずそれを覚えなさいということで、私はちょっと結構覚えるのが苦手で、かなり結構残されて何回も練習したという記憶がございますけれども、これからの授業では、この九九を、この表を見て、その規則性や法則性を、みんなでそれを見つけて、その規則性や法則性を話し合い、まとめて、それをまたみんなの前で発表すると、そういうような授業が展開されていきます。  今日では、情報や、また、計算などは、インターネット、また、電卓等で簡単に行うことができます。いずれは生活や仕事の多くを人口知能、AIが占めていくとも言われています。入手した情報やデータなど自分のものとして活用して、それを人生や社会に役立てようとする、そういった学習へ向かう意欲や姿勢、このことが最も重要になってくると思っております。 94 ◯秋本享志議長 和田議員。 95 ◯和田健一郎議員 やはり丸暗記の授業どう自分たちでやった上で表現できるかという、非常にこれは小さいときから大切なことになってくるんじゃないかなと思っております。
     ちょうどアメリカのたしか車の経営者で、アイヤコッカという方が、フォードの社長からクライスラーが倒産しかけたときに立て直した1980年代の経営者なんですけれども、一番役に立ったものは何かと言えば、小学校のときに1分スピーチをやったということで、そのときに、週末に感じたことを、1分間ですから大体400字か日600字ぐらいを簡潔にどうやるかということでやったという、その思考回路が実は大人になってからも役に立っていたということで、非常に初等教育における先生の影響を大きく受けたという話もありました。  私自身もどちらかというと理科が好きで、いろいろと好奇心といったところでやっていた学生時代を送ったのですが、最近ちょうど沖縄で初めて戦後の放送局を立ち上げた方で、川平朝清さんという方、ジョン・カビラ氏という、テレビでも出ている方のお父さんなんですが、その方と、私も無線の技術士ですので、その話でちょっとお会いしたときに盛り上がったのですが、当時戦後沖縄といいましたら、物資もほとんど戦争でない中で放送局をつくりたい、でも、どうするかといったら、座礁した船とか、いろいろな中の無線機の機材を取り出しまして、それを生き残った技術者の人たちがかき集めて、それを設計して、組み立ててつくったという、焼け野原の中でもゼロからのスタートではなく、そういう知識をフルに活用した中でないものやっていたという、やはりそういう戦後の復興という、社会のただ知識で学ぶ私だったんですけれども、やはり現状としてはそういうたくましさがあったから今のような世の中になったんではないかという、そういうつながりを見て非常に感銘した次第で、やはりそういう意味での考える力という、そういう当時の人たちのたくましさといったところを改めて思った次第です。  だからこそ、よくアメリカをやって、日本ではゼロから1につくるのが苦手だとかというわけではなく、やはりそういった考え方の発想の転換ができるかどうかが重要になってくるんじゃないかというところですね。特にスティーブ・ジョブズがなぜ日本にいないかという議論に関しては、趣旨はわかるんですけれども、アメリカにでも1人しかいなかった人間を日本にいないかという議論をするよりは、むしろそういう思考を広げていくといった形を、そういった教育として小さいころから、物心ついたときからやることが大事ではないかなと思っております。  さて、そういったところで、(2)番に移りたいと思いますが、では、その学力向上に向けた取り組みについてということで、またお聞きしたいと思います。 96 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 97 ◯吉田文江教育部長 学力向上に向けた取り組みについてお答えいたします。  市教育委員会といたしましても、児童・生徒に確かな学力をつけることは大変重要なことと考えております。  まず、学校におきましては、学力向上委員会を設置しており、児童・生徒の学力の状況を把握するとともに、その年度の重点方策を職員会議で共有し、定期的に評価、改善をしながら取り組んでいます。併せて、日常の学習の積み重ねが大切ですので、教師の授業力向上のために、授業研修会や相互参観を計画したり、基礎学力を定着させる時間を設けたりしています。  次に、市教育委員会では、学校と連携しながら、次の3点を中心に学力向上に取り組んでおります。  まず、各校の担当者を集めた白井市学力向上推進担当者会議を年2回開催し、必要な情報を提供するとともに、各学校の取り組みを共有し、自校の方策の改善に役立つようにしております。  全国学力・学習状況調査結果については、千葉県総合教育センターにより出されている千葉県の分析ツールを活用して分析を行っております。1回目の学力向上推進担当者会議では、この活用方法について全学校の担当者に確認をしたところです。さらに、千葉県標準学力検査の結果については、各学校が年度末に分析を行い、次年度の学習指導にどう生かしていくかを検討しています。併せて、校長会議、教頭会議の中で、市の学力の状況を分析、提供し、全体の向上を呼びかけております。  2つ目に、研修の充実に努めております。児童・生徒へ実際に授業を行う教員の授業力向上が大切です。校内研修に参加し、助言するとともに、若年層を対象とした研修や教育課題に対応した夏期研修を計画、実施しております。  3つ目に、児童・生徒にとって見やすくわかりやすい板書づくりを推進しております。教職員向け教育委員会だよりで市内の模範的な板書を紹介し、そのよさを共有するとともに、市内全校で取り組むことを励行しております。 98 ◯秋本享志議長 和田議員。 99 ◯和田健一郎議員 この学力向上に向けまして、よく言われるのはPDCAサイクルということでございますが、ちょうど文部科学省のホームページにも載っておりましたが、上位3県の、秋田県も含めてなのですが、やはり学習に対する向上の、学習効果の向上としましては、学校、家庭、地域、この連携による形でのPDCAサイクルということで取り組んでいるという話もございまして、やはり白井市としましても、今後学習環境という点でおりましたら、ちょうどお手元にちょっと配付しました資料を、環境の向上ということでの期待できることがあるんじゃないかということで、ちょっと資料を、これの資料に関しては、平成30年の文部科学省調査(施設整備による教育環境向上の効果について)という資料からそのまま抜き出しております。この資料によりますと、大阪府のある自治体でのエアコンを導入した後の全国平均から上回った学校が小学校、中学校ともに向上する効果があらわれたという形の資料になっております。さらには、集中力が向上する以外にも、保健室へ行く生徒も激減したという、7割減ったというような形もございまして、この資料でございます。  さらには、今年の6月なんですけれども、埼玉県の和光の市長が、この資料からさらに踏み込みまして、アメリカのほうの5月にある研究機関で発表された中で、初等教育の学力向上によって所得向上にもつながるという形で、学力が上がることによって将来的に所得が向上する、これは設備に対するものは未来への投資だという形で導入を検討したという話にもつながっておりました。  ただ、アメリカに対する資料ですので、そのまま日本にその数値が幾ら経済効果があるかというのは現状でちょっと実証するのがなかなか難しい話なんですけれども、ただ、その方向性としましては、単につながる、設備を導入したというだけではなく、学力向上により、さらには、全体を豊かにさせていくというような形の当市としてもその観点も必要だと、非常に期待できるんではないかと思っております。  そこで、この空調による教育環境による効果、その期待できる中での市としてのお考えもお聞きしたいと思います。 100 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 101 ◯吉田文江教育部長 それでは、お答えいたします。  この空調、エアコンの設置につきましては、児童・生徒の健康、安全保持はもちろんのこと、このエアコンの設置によって子どもたちの学習環境が整い、より集中力も増し、学習効率の向上が大変期待できると考えております。  以上でございます。 102 ◯秋本享志議長 和田議員。 103 ◯和田健一郎議員 エアコンといっても、期待できるということでのお答えでしたが、もちろんこの小・中学校の空調だけではなく、その教職員や地域、家庭での努力も含まれた上でということだったのでございますが、やはりそういったところを契機として学力向上につながっていくことを期待したいなと思っております。  私自身も7月にちょっと試験を受けていまして、やはり今年の夏はものすごく暑かったもので、いつもはエアコンをつけないのですが、やはりつけたといったところがあったもので、もう頭がぼーっとしてしまってあれだったといったところも記憶に新しいところですので、やはりそういう中で、市の財政が困窮していく中でも、昔の言葉でもありました米百俵の精神ということで、将来の教育に対してはどんなに財政が厳しくても投資をすべきだという逸話があると思いますので、やはりそういったところで今後もそういった期待をもとに学力向上に向けていきたいなと思っております。  ちょっと前置きが長くなってしまってあれだったのですが、では、3番目につきまして、これは前回2年前にも質問した中でも生涯学習が入るということだったんですが、その中でまたさらに所得向上につながるかということをちょっとお聞きします。白井市教育大綱の生涯学習にスキルアップによる所得向上が含まれるかということについてお聞きしたいと思います。 104 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 105 ◯吉田文江教育部長 白井市教育大綱の生涯学習にスキルアップによる所得向上は含まれるかについてお答えします。  平成28年度第4回定例会、和田議員からの義務教育終了後を中心とした教育方針の質問に対してもお答えいたしましたが、生涯学習の重要性につきましては、国民一人一人が自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたってあらゆる機会にあらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かすことができる社会の実現を図らなければならないと考えております。  これらを実現するには、まず、自立した個人を育てていくといった視点が必要であり、それを実現するため、白井市教育大綱には生きる力の推進、学習した成果を市民生活や市民活動などに生かせる環境づくりを目指すとしています。  人はさまざまな専門性を身につけ、仕事を持つことによって社会とかかわり、社会的な責任を果たし、生計を維持するとともに、みずからの個性を発揮し、自己を実現するなどの行為により、生きる力を養っていくものと考えております。仕事につくためには、社会的自立に向けて必要な基盤となる能力だけではなく、専門的な知識、技能を身につけることも重要です。  これらの教育については、学校教育のみで完成するものではなく、生涯学習の視点を踏まえ、教育のあり方を考える必要があり、職場において所得向上などを含む生きがいを見出すことを助けるという観点も含まれていると考えております。  これらの状況から、白井市教育大綱の生涯学習にスキルアップによる所得向上は大きな意味で含まれると考えております。 106 ◯秋本享志議長 和田議員。 107 ◯和田健一郎議員 学び直す機会としましては、私自身もちょうど今個人でいろいろと学習をしている中ですけれども、もともと数学関係に関しましては、中学校の数学から2年前に勉強のし直しをしてやりました。なかなか三角関数だとか、中学校といいましても、先ほど言ったとおり、大人になってからですと忘れる部分がありまして、学習調査の問題を解いてみるとしたら、やはり満点はとれるものではなくて、頭を抱えてしまったというのもあったりしたところでございますので、やはりそういったところと、さらに、生涯学習につきまして、私も文部科学省のもともとの提案といった形の、昭和63年、当時はバブル経済のころでしょうか、にあった中で、もちろん生活が豊かになったからこそ生涯学習が必要だといった中だったんですが、そもそもの定義としまして、いわゆる学歴社会によるものだけではなく、学ぶ機会が豊かになるためには必要であるという、そういったところもございました。  やはり今の社会問題としましても、格差社会、いわゆる所得によって進学状況が変わってしまったりするという話は昨日石井議員の一般質問でもあったとおりでございます。ただ、いろいろと、今インターネットの社会でありまして、調べたら、過去の国家試験の問題に関してもただで入手ができたり、専門書に関しましても、昔でしたら東京大都会の書店を探して1カ月ぐらいたたないと来ないといったものが、全国、沖縄や北海道、その離島も含めましてすぐに取り寄せるようなことができるようになったといったところで言えば、実は悲観する問題点も多くあるのですが、そういう面ではお金をかけずにもいろいろなことがチャレンジできる時代にも実はなってきたといったところもありまして、さらには、通信教育に関しましても、インターネットで受けて学習をした上で単位がとれるというような時代の中で変わっております。  だからこそ、いつからでも実はやり直せる機会というのが多い中でございます。だからこそ、それをどう生かしていくのかという、そうですね、市政としての具体策というとなかなか難しいところもございますが、では、4番目に移りたいと思います。(4)スキルアップによる所得向上における具体的に取り組みについてを、ちょっと難しい質問になるかと思いますが、ちょっとお聞きしたいと思います。 108 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 109 ◯吉田文江教育部長 それでは、スキルアップによる所得向上における具体的な取り組みについてお答えします。  市が実施している生涯学習の取り組みの中で、直接所得向上に結びつける目的での事業は現在行っておりません。  しかしながら、その糸口として、心の豊かさや生きがいを通じて生き抜く力を身につけたり、職業能力向上に結びつく可能性がある取り組みについては、市民大学校や市内公民館等で行われておりますステップアップを目的とした成人教育講座などが考えられます。  また、図書館には各種資格取得に関する本や学校案内、通信教育のパンフレットなどの情報提供も行っております。  今後もさまざまな年代にわたる市民の多様なニーズにこたえ、生涯にわたる学習機会の充実を図るとともに、学習した成果を市民生活等に生かせる環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 110 ◯秋本享志議長 和田議員。 111 ◯和田健一郎議員 図書の向上や、いろいろと市内にある設備を使った上での生涯学習の可能性というのがいろいろとあると思いまして、この効果に関しましては、私も2年前の12月でしょうかね、第4回の議会でも質問をしていた中で、いつからでもやり直せるチャンスがあるんだというふうに言いましたら、当時議会終わってから、教育長が、やり直せるチャンス、それよりもっと重要なものは何かといったら、続ける力であるということで、そういった話をしたのが私はすごく印象に残っておりました。やはり続ける力と言いますのは、どうしても努力してもうまくいかないときというのが非常に多くあるもので、やはり私自身もやる中なんですけれども、最初から受けているというより、やはり試験に落ちるほうが多いものですから、それでもめげずにどうやっていくのか。さらには、後から勉強し始めたはずの人のほうが先に受かってしまったりだとか、そういう中で、じゃあ、自分はだめだなみたいな、そういう形のところでやめちゃうかどうかも、ちょっと忙しいからという理由でやめたときもあったんですけれども、じゃあ、逆に何でこんなに忙しい、自分よりもそういうふうな後からやった人が受かっていたのかなといったところで、逆に聞くことによってその勉強のコツを教わるという形で、そういったところでちょっといろいろと実践したところもありました。  やはりそういう意味で、めげずにどう続けていくか、さらには、この生きる力ということで言いますと、やはり戦後のそのラジオ局の話でも、とにかく何もないと思って諦めるのではなく、そういう中でもヒントを探した上で知恵を絞ってやってきたといったところが放送局をつくることができたというようなつながりもあったと思いまして、やはりこういったところで言いましたら、お金がなくても、実はいろいろなチャンスがある中でどう続けていくかという、非常に大きな、まずは希望を持った上でそれをどう続けていくのかといったことが課題になるかなという、大きなところであると思います。  それで、ちょっと最後に、この続ける力ということでおっしゃっていた教育長に、全体的な形でのお考えといいますか、そういったところの生き抜く力、その話をもう一度お聞きしたいなと思っています。 112 ◯秋本享志議長 井上教育長。 113 ◯井上 功教育長 お答えいたします。  続ける力という、和田議員とそういう話をしたのを覚えていますけれども、私の身近にそういうのを期待している部分があってそういう話をしたんだなと思い出しましたけれども、家庭の所得と子どもの学力の関係性につきましては、学習環境や学習時間であるとか、また、塾や習い事の時間であるとか、さまざまな研究機関において今指摘、検証されており、大枠では関係性があるのかなと思っております。  しかしながら、それにとらわれることなく、全ての子どもに等しく平等に学びを支援するのが公立の学校教育の目的でございます。  そして、学びの中で、最も私は大事だと思っているのが、先ほども申し上げましたけれども、自分で学ぼうとする意欲や姿勢、これは家庭の所得には左右されるものではございません。学校教育ではこれをしっかりと身につけさせることが重要であり、学ぼうとする気持ちや意欲があればいつからでもスタートできると考えております。  教員の中にも、働きながら勉強して教員免許をとって、数年間かけてやっと教員になったという方も少なくありません。20代後半でなった、30代でなった、遅い方は40代でなったという方もいらっしゃるわけですけれども、教員としてのスタートは遅れていますけれども、概してそういう方々の仕事ぶりを見ていくと、やはりやっとなったという喜びと、今までの御苦労があるので、やる気と責任感が強い人が多いなと私は感じています。  やる気があればいつからでもスタートできますし、続ければ必ずゴールが近づくということですので、白井の学校ではそういった意欲、チャレンジする気持ちを持ち続けられる子どもたちになってほしいなと思いますし、そういう子どもを支援する教員たちを育てていきたいと考えています。 114 ◯秋本享志議長 和田議員。 115 ◯和田健一郎議員 やはりいつからでもできる、そういう中で、先生たちも努力をしながらやっているという姿を、恐らく子どもとしてもその背中を見て思うところは大きくあるんじゃないかなと思っておりまして、私自身もそういうところで、まさか、冒頭でもありましたが、中学校の恩師も含めて、こういった形でお話しできる機会があるといったところは、当時としては思いもしなかったことですけれども、ただ、やはり初等教育において私自身も大きく影響を受けたといったところもございました。やはり、だからこそ最初からいろいろな社会問題がある中で、それを中でたくましく生きる力をやっていく、そういった子どもたちが育っていくことを願って、この質問をちょっと終わらせていただきたいと思います。  では、次としまして、今年のふるさと納税の現在までの状況と今後の取り組みについてをお聞きしたいと思います。  平成30年度予算でも、ふるさと納税制度における減収は白井市の財政に大きく影響を与えました。市独自で同制度から脱退することは不可能であるため、全国の自治体の競争は不可避ですが、前回の一般質問でも挙げた伸び代のある2つの時期、主力の返礼品の梨があります夏季における実績の分析、さらに、全国的に駆け込み需要の多い今年の暮れの時期のどのような対策ができるかを検討したいと思います。  そこで、今年平成30年における現在までのふるさと納税の実績をお聞きいたします。 116 ◯秋本享志議長 宇賀企画財政部長。 117 ◯宇賀正和企画財政部長 平成30年におけるふるさと納税の実績についてお答えします。  平成30年1月から8月末現在の寄附金額は1,445万7,741円となっています。なお、昨年の1月から8月末現在の寄附金額については1,280万5,795円で、前年と比較し、165万1,946円、12.8%の増となっております。  以上です。 118 ◯秋本享志議長 和田議員。 119 ◯和田健一郎議員 昨年に比べまして12.8%、ちょうどNHKも含めまして、ふるさと納税の関係で言いましたら、白井市がPRしたということで、市長をはじめ、しろいの魅力発信課の加藤課長もテレビに出ていて、有名になったというところで、中には大学の研究として白井市のそういう状況を知りたいという学生達も多く、私のところにも問い合わせをしてきた等ありまして、ある意味ではけがの功名と申しますか、そういった状況が非常にわかった次第でございます。  さらに、昨日も総務大臣が話ししていたとおり、何と申しますか、この脱退が不可能な中で、どうしてもルールを度外視したほうが得をするというような、ある意味では理不尽な状況の中でも、白井市としては正々堂々と、とにかく頑張っていかなければいけないという状況でございます。  さて、では、昨年と比較して増額になった要因をどのように分析といいますか、どのようにお考えしているかをちょっとお聞きしたいと思います。 120 ◯秋本享志議長 宇賀企画財政部長。 121 ◯宇賀正和企画財政部長 昨年と比較して寄附金額が増額になった要因ということでございます。寄附金額を拡大するための取り組みといたしまして、平成29年6月からインターネットの専用窓口を拡大したこと、それから、梨の受付開始日を早めることで受付期間を拡大したこと、あと、市外でのイベント参加時にふるさと納税のパンフレットを積極的に配布したこと、前年寄附者へパンフレットを個別送付したことなどの工夫を行った結果、寄附額の増加につながっているものと考えております。  以上です。 122 ◯秋本享志議長 和田議員。 123 ◯和田健一郎議員 先ほども配布していた方への対応ということで、またちょっと重複するかもしれません。昨年やはりこういった場合、リピーターが大切になるということで、これは商売の基本という形になると思います。  では、そこで、白井市としてふるさと納税におけるリピーターの対応についてをお聞きしたいと思います。 124 ◯秋本享志議長 宇賀企画財政部長。 125 ◯宇賀正和企画財政部長 ふるさと納税におけるリピーターへの対応についてお答えします。  ふるさと納税として白井市に寄附をいただいた方々には寄附金受領証明書を送付する際に、返礼品とともに寄附いただいたことに謝意をあらわしたお礼状等を送付しています。  また、前年に寄附をいただいた方々には再度ふるさと納税の申し込みをいただけるよう、ふるさと納税のパンフレットを送付するとともに、白井の魅力を伝えるパンフレット、クリアファイルを同封し、寄附額の拡大や市の認知度向上、活性化に努めているところでございます。  以上です。 126 ◯秋本享志議長 和田議員。 127 ◯和田健一郎議員 ちょうど私の友人たちも、昨年のふるさと納税を白井市にしていただきまして、その中で、ちょうどそのクリアファイル、ここまで頑張っている自治体というのはなかなか珍しくて、非常に取り組みとしてはおもしろいということで、SNS、フェイスブックやツイッターでうちの友人たちも上げておりました。それ以降、至るところで、例えば、近所のスーパーになし坊を見つけたという、そういった形で関心を持ってもらうことによって、白井産の商品があったら何となく買いたくなったというような形にもなったりしておりまして、さらには、宣伝効果としてもじわり、じわりと来ているんじゃないかといったところは私も確信しているところでございます。  さて、ちょっと時間が押してきておりますのであれなんですが、では、ここの重要点としまして、全国的な駆け込み需要の多い年末、特に11月、12月だと思いますが、それに向けた取り組みについてをお聞きしたいと思います。 128 ◯秋本享志議長 宇賀企画財政部長。 129 ◯宇賀正和企画財政部長 駆け込み需要の多い年末に向けた取り組みについてお答えします。  昨年度においては、年末の駆け込み需要に合わせた取り組みは実施しておりませんが、寄附額拡大の取り組みとして、ふるさと納税におけるインターネット窓口の拡大や梨の受付開始日を早めることで受付期間を拡大したこと、また、前年の寄附者へパンフレットの送付などを行いました。  今年度については、駆け込み需要の多い年末に合わせてインターネット窓口をさらに拡大する予定です。  また、窓口の拡大に際しては、返礼品提供事業者への説明を行い、寄附者にとって魅力的な返礼品となるように、返礼品の見直しや新たな返礼品を追加するなど、寄附額の拡大に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 130 ◯秋本享志議長 和田議員。 131 ◯和田健一郎議員 先ほどの駆け込み需要の多い11月、12月の月別の寄附金の実績について、平成28年度、29年度、この実績をお聞きしたいと思います。 132 ◯秋本享志議長 宇賀企画財政部長。 133 ◯宇賀正和企画財政部長 11月、12月の月別の寄附金実績ということでございます。  まず月別ですので11月、12月を2カ年比較いたしますと、平成29年度の11月が59万5,497円、28年度が40万9,025円、11月については18万6,472円の増額となっております。  また、12月でございますけれども、平成29年度が49万3,124円、28年度が10万3,875円で、こちらは38万9,249円の増額となっております。  以上でございます。 134 ◯秋本享志議長 和田議員。 135 ◯和田健一郎議員 ちょうど昨年の年末に関しましても、やはり伸び代のある部分として、現状として伸びているというところが確認できましたので、さらに今年の年末はみんなでPRを頑張っていきたいななんていう、私も意気込みの中でやっている次第でございます。  それで、3番目としましても、さらに先ほどの答弁でインターネットの専用窓口を拡大するという話でございましたが、では、どの程度拡大する予定なのかをちょっとお聞きしたいと思います。 136 ◯秋本享志議長 宇賀企画財政部長。 137 ◯宇賀正和企画財政部長 インターネット専用窓口の拡大についてお答えいたします。  ふるさと納税のインターネット専用窓口については、平成29年6月に拡大をいたしまして、現在のところ2つの専用窓口を設けているところでございます。
     寄附金額を拡大するために、さらに2つ、3つの専用窓口を追加していきたいと考えているところでございます。  また、開設に当たっては、年末の駆け込み需要に対応するために、本年11月中には開設をしたいと考えているところでございます。  以上でございます。 138 ◯秋本享志議長 和田議員。 139 ◯和田健一郎議員 非常にインターネットによる申し込みといったところで、私とこの前会った中で、じゃあ、白井市に寄附をしてくださいという形になりましたら、スマートフォンを片手にやって、5分ぐらいちょちょっとやってくれたという、目の前でやってくれた方もいらっしゃいまして、非常にこのやり方としてはありました。  ただ、その中で1つ、私の友人の中で言われましたのが、今現在給付額がたしか1万円だけだったと思いまして、できればまとめての額だとか、2万円、3万円といった大口でやっても、実は手続が同じであるのであれば、それでまとめていろいろな返礼品だとか、そういったところの登録ができたら便利じゃないかという、そういった意見もございました。  つまり、そういったところで、その後1万円のみだったと記憶しておりますが、その他、2万円、3万円にも対応できるような検討というのはされる予定はございますか。 140 ◯秋本享志議長 宇賀企画財政部長。 141 ◯宇賀正和企画財政部長 返礼品の見直しについてお答えいたします。  現在返礼品につきましては、議員御指摘のとおり、1万円のみの返礼品となっております。返礼品につきましては、寄附者にとって魅力的な返礼品となるように、見直しや新たな返礼品を追加したいと考えているところでございます。  御提案をいただきました2万円、3万円などの返礼品についても、この見直しの中で対応していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 142 ◯秋本享志議長 和田議員。 143 ◯和田健一郎議員 今ちょうど返礼品の話で、金券ショップみたいな形に、換金できるものだとか、原則だめだと言われているものの換金率が高いものが、ルールを破った人たちが10億円以上集めるだとか、そういった状況もございました。  ただ、厳密に3割を守るとなると、なかなか1万円では返礼としては難しい面もございます。そういった意味でも、今後もルールが守られるように法改正されるとの報道もありますが、そういう中で言いましたら、2万円、3万円というような大口の中でどかんとしたものをやるといった形になっていくかと思います。  と申しますのがね、なかなか郵送関係の郵送費が年々今向上しているという形にもなっておりまして、そういったところも含めますと、なかなかその3割ルールというと1万円の中の換金というとなかなかつらいところもあるといったところも容易に想像できるところでございます。やはりなかなか厳しい中でございますが、我々としても正々堂々と頑張っていかなきゃいけない部分ではないかと思っております。  では、4番目、(4)にさせていただきたいと思います。市が行う他の事業と連携した白井市のふるさと納税のPR方法についてを、つながるようなことがないかということをお聞きしたいと思います。 144 ◯秋本享志議長 宇賀企画財政部長。 145 ◯宇賀正和企画財政部長 他の事業と連携したふるさと納税のPR方法についてお答えします。  ふるさと納税のPRについては、市と大規模災害時における相互応援に関する協定、及び友好交流協定を締結している福島県伊達市のだてな太鼓まつりや、柏レイソルホームでの白井ホームタウンデー、中山競馬場での白井特別競走などの各種イベントにおいて、しろいの梨をはじめとした農産物やふるさと産品等のPRを行うとともに、白井の魅力を伝える各種パンフレットと併せてふるさと納税のパンフレットを配布しているところです。  さらに8月から1カ月間、歌舞伎座の木挽町広場においてしろいの梨の試食販売を行った際には、歌舞伎座の最寄駅である都営地下鉄浅草線東銀座駅構内にふるさと納税のパンフレットを設置し、ふるさと納税のPRに努めたところです。  以上でございます。 146 ◯秋本享志議長 和田議員。 147 ◯和田健一郎議員 私もその中で言いましたら、そのイベントにもちょっと参加させていただいたりしている中でございますが、特に、直近で言いましたら、柏レイソルのホームタウンデー、市長が始球式を行いまして、そういう中で、意外と私自身も応援席で応援していたのですが、たまたま試合が終わった後で、もしかしてなし坊とかツイッターに上げている方ですかと声をかけられてびっくりしたんですが、意外とレイソルファン、サッカーの中でなし坊というと、来ると何か勝利の方程式みたいな、そういう話になっていたりして、それからなし坊を好きになってもらったという、それで、私も人形を持っていますと言われたときには、ちょっと度肝を抜かれた、まさか隣にいる人がそうとは思わなかったという中で、いうのもありましたが、やはりこういうイベントを続けていく中で、意外なところで実はファンが広がっているんだなというところを実感したところで、なかなか直接のPRにつながるかといったら、やはりこれこそ続ける力といったところの中で効果がじわりじわりと出てきている部分ではないかと思っております。  さらに、その中で今後の開催する市のイベントと申しますか、市が参加する中でPRが考えられるんじゃないかというイベントについてをお聞きしたいと思います。 148 ◯秋本享志議長 宇賀企画財政部長。 149 ◯宇賀正和企画財政部長 今後、市が開催するイベントや参加するイベントについてお答えいたします。  先ほどもお答えいたしましたけれども、9月、今月、中山競馬場での白井特別競走、それから、10月には白井文化会館でのNHKラジオ第1で「ふるさと自慢うた自慢」の公開録音、それから、同じく10月、白井総合公園でのふるさとまつり、ほかに、印西市で開催されるふるさとまつり、11月には同じく印西市で開催される産業振興まつり、あと、12月に東京駅KITTEで開催される千葉県アンテナショップなどのイベントを開催、参加を予定しておりまして、農産物やふるさと産品など、市のPRを行う予定でございます。  以上でございます。 150 ◯秋本享志議長 和田議員。 151 ◯和田健一郎議員 さらにいろいろと、メディアを含めて、そういう中で今後もPRできる機会があるということで、そういったところでみんなで頑張っていきたいなと思っている次第でございます。  さらに、先ほどもちょっとツイッターだとかで上げたということでありましたが、意外と白井を知ってからで言いましたら、タイに旅行に行ったらしろいの梨が売ってありまして、なし坊の箱を見つけたということで、私のところに写真を送ってもらった方もいたりしまして、意外なところで見つけたといったところの報告がございます。  さらにいろいろと、SNSの活用としましては、1つの方法としましては、ハッシュタグと申しまして、そのものの項目が一覧となって閲覧できるというような機能がございます。その中で、そのハッシュタグということで、大きく分けて2つございまして、白井を見つけたということで、ある意味お祭りみたいな形でみんながおもしろく参加できること、さらには、そのハッシュタグをつけますと市としてもどういうところにあるのかという情報が一元化されて収集できるというようなメリットもございます。  その中で、先日の柏レイソルのほうでも、私もなし坊の柏レイソルでハッシュタグをつけましたら、そういう中で、いつもなし坊を上げている方ですかという形で、そういったつながりでありまして、今は携帯電話ですぐに見られる時代になっておりますので、そういったところでも有効かと思っております。  例えばの話ですけれども、そういう意味で、白井見つけたコーナーみたいな形で、統一したハッシュタグをやって、意外なところで見つけた白井というような形をやったら、またさらにみんなの参加型のPRができるんじゃないかと思っておりますが、その考えについてちょっとお聞きしたいと思います。 152 ◯秋本享志議長 宇賀企画財政部長。 153 ◯宇賀正和企画財政部長 SNSを活用したPRについてお答えします。  SNSについては、若い世代を中心に急速に広がりを見せておりますけれども、市においても市民公募によりますなし坊サポーターズとともに、白井の魅力が伝わるように、ツイッター、フェイスブック、インスタグラムを活用し、継続的に情報発信を行っているところでございます。  SNSを活用したPRにつきましては、さまざまな方法があるかと思いますので、御提案をいただいたハッシュタグを使用した方法等につきましては、他市の事例等を参考にしながら、今後調査検討していきたいと考えているところございます。  以上でございます。 154 ◯秋本享志議長 和田議員。 155 ◯和田健一郎議員 そういうことで白井をどうPRするか、正確に呼ばれるかといったらなかなか難しいところもありますが、これこそこの前の柏レイソルのほうでやりましたら、とある隣町の非公認キャラよりも私はなし坊のほうが好きだと言ってくれた方もいらっしゃいまして、実際に会った人からだんだんとファンが増えてくるといったところにもなると思います。  さらに、ふるさと納税も、先ほども言ったとおり、やはり国の状況に振り回されてしまっている点は否めません。ただし、その中でも全国自治体とともに競争していかなきゃいけないという現実もある中ですので、やはりそれを悲観せずにどう自分たちである中の財源、人材の中でやっていくかとしたら、1つの方法としては、やはりみんなで楽しく参加型にしていって広げていくという方法もあるじゃないかと思いまして、そういったところで私も頑張りたいと思いますので、では、よろしくお願いします。  では、これで一般質問を終わらせていただきます。 156 ◯秋本享志議長 以上で、和田健一郎議員の一般質問を終わります。  休憩いたします。  再開は1時15分。                  午後  0時05分  休 憩   ─────────────────────────────────────────                  午後  1時15分  再 開 157 ◯秋本享志議長 会議を再開いたします。  なお、影山廣輔議員から、一般質問に当たりパネルの使用許可の申し出があり、これを許可しましたので御了承願います。  11番、影山廣輔議員。 158 ◯影山廣輔議員 市民自治ネットワーク、影山廣輔、通告に従いまして1項目の質問をしたいと思います。  白井のPR事業について、この点にかかわりまして、今年の夏、市民プールの入口前に開設されましたやおぷぅるのこと、あるいは、東京の歌舞伎座の木挽町広場での梨のPRのこと、それらを踏まえた上で今後どうするのかといったこと、これらについてお尋ねしたいと思います。  まず、1点目、やおぷぅるの実績並びに反省点、こちらは国の補助を受けましてやおぷぅるというものを設置しました。そのことについてお尋ねしたいと思います。 159 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 160 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 やおぷぅるの実績並びに改善点についてお答えいたします。  やおぷぅるについては、例年市民プールの来客者数が約5万人ある中で、約7割を占める市外からの来客者をターゲットとして、市民プールの営業期間中、平成30年7月1日から9月9日までのうち、延べ21日間を、JA西印旛を含む3団体が販売と市のPRを行いました。  JA西印旛は梨を中心とした市内等の農産物、社会福祉法人フラットは花卉と野菜、白井ふるさとガイドの会には白井市の文化財関連のガイドブックを、それぞれ販売していただきました。また、それに併せて市のPR関連のリーフレットを配布いたしました。  売り上げにつきましては、JA西印旛が約14万4,000円、ほか2団体は約7,000円と聞いております。  来年度に向けての改善点といたしましては、まず1点目といたしまして、梨の販売ができない7月上旬の土曜日、日曜日において営業する利用団体が見つけられなかったこと、2点目として、天候などの理由により、広報に掲載した開催日に開催できなかったこと、3点目といたしまして、やおぷぅるの施設の使い方が利用団体にうまく伝わらず、配架資料による市のPRがうまく来場者に周知できなかったことなどがあったと思われることから、来年度の事業方法等を見直してまいります。  しかしながら、今年の猛暑の中、市民プールから上がったときのしろいの梨を試食した味は、食べた人にしかわからない忘れられない思い出の味として、市外の利用客を含めて、一定のPR効果があったものと思われます。  以上です。 161 ◯秋本享志議長 影山議員。 162 ◯影山廣輔議員 最初に確認いたしますけれども、市の職員はこのやおぷぅるの現場にどなたがどれだけ足を運ばれましたか。 163 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 164 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  販売状況の確認ですとか、備品の管理等々を含めまして、産業振興課の職員が中心になるんですが、延べ20回程度現地のほうに赴いております。  以上です。 165 ◯秋本享志議長 影山議員。 166 ◯影山廣輔議員 ちなみに、じゃあ、実際に見た感想とか、そういった報告とかはいかがでありましたでしょうか。 167 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 168 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  いわゆる報告書的なものは残っていないんですが、行ったときの職員からは、例えば、やおぷぅるの中の備品が壊れていたりですとか、もしくは、チラシの配布の仕方がうまくできていなかった、このような報告は受けているところでございますが、職員も、私も含めまして、梨の販売を、もしくは試食のほうを行ったんですが、やはり、先ほどのお答えさせていただいたように、特に来場者の方から、梨を試食していただきますと、本当においしいという感想をいっぱいいただいておりましたので、そういった声は聞いている、このような状況でございます。  以上です。 169 ◯秋本享志議長 影山議員。 170 ◯影山廣輔議員 では、一つ一つ具体的なところからちょっとお尋ねしたいと思います。  先ほどの最初の御答弁の中で、梨の販売ができない7月上旬の土曜日及び日曜日において営業する利用団体が見つけられなかったという御答弁でありました。  そもそもこのやおぷぅるを開設した当初の、いわゆる運営の計画というのはどのようになっていたのでしょうか。 171 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 172 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  7月の上旬、特に7月の初日の日曜日につきましては、統計によりますと約2,400人ほどの多くの来場者が来ていただいたと聞いております。したがいまして、このなかなか2,400人という数字は、市内のあらゆる施設を見ましてもかなり多くの来場者でございますので、市としましては、できれば7月の当初からやおぷぅるを開設していきたいという形で考えていたんですが、何分メインとなる梨の時期と若干ずれておりまして、結果として、7月上旬については、その運営をする事業者が見つけられなかったということが反省点としてあります。  しかしながら、来年度以降、こういった反省点を踏まえまして、やおぷぅるの有効利用について、関係団体等々と引き続き協議をしてまいりたい、このように考えている次第でございます。  以上です。 173 ◯秋本享志議長 影山議員。 174 ◯影山廣輔議員 私も7月1日、今年は市民プールのオープンが7月1日でした。台風一過の青空のもと、気温もぐんぐん上がり、それで、日曜日ということもあって、今御答弁のごとく多くの利用客が訪れていました。  その天候のことはともかくとして、7月1日からオープンです。7月1日は日曜日ですと。これはもう前々からわかっていたことでもありますし、やおぷぅる自体設置はもう前年度から行われていました。ですから、こういうことを7月1日からちゃんと開いて、人を集めてという計画がどうして立てられなかったのかなというのが、先ほどから繰り返し運用者が見つけられなかったということを繰り返されていましたが、そもそもそれを見つけられなかった理由というのは何でしょうか。 175 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 176 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  やおぷぅるの運営につきましては、当初はJAと土日を中心に営業していただきたいという形で依頼をしていたところなんですけれども、土日だけですと、議員おっしゃるとおり、有効利用という面では不足しておりましたので、社会福祉法人等々が集まる会議のほうに産業振興課の職員が出向きまして、平日の有効利用をしたいからぜひともという形で、週に3日ですか、平日利用していただいたような経緯がございます。  しかしながら、議員おっしゃるとおり、7月の当初から本来であればあけられればよかったんですが、市のほうで考えていた対象の団体がその福祉関係のフラットと、あと、農協しか当初考えておりませんでしたので、それは来年度に向けて検討してまいりたい、このように考えている次第でございます。  以上です。 177 ◯秋本享志議長 影山議員。 178 ◯影山廣輔議員 そうですね、やおぷぅるの運用の依頼をどういう範囲で呼びかけたのかというのを聞きたかったんですが、結局直接声をかけたのは、市のほうが積極的に声かけをしたのがやおぱぁくと西印旛農協と、あとはそのフラットさんだけで、ふるさとガイドの会のほうは逆にこちらから、2日だけだけどどうかなと言って申し入れたということがあります。  ただ、その声かけの幅が広いので、これ梨じゃないといけないとか、八百屋じゃないといけないとか、そういう固定観念があって、もうちょっとそこのところを広げられなかったのかなと思いますけれども、そもそも梨以外でもPRするものはないかどうかという、そういう検討はなかったのでしょうか。 179 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 180 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  何回かこの場でも回答させていただいているんですが、プールのやっている期間と白井特産の梨がちょうど同じ時期に重なっておりますので、市といたしましては、梨をメインに販売をしていきたいという形でお答えをしていたんですが、今年の実績等を見ますと、梨以外にもやおぷぅるのほうではやおぱぁくのほうで販売している農産物等々も一緒に販売していただいたという形で聞いておりますので、梨がメインなんですが、ほかの農産物についても販売をしたという実績と、あとフラットにつきましては野菜のほかに団体の方が育てていただいたお花ですとかを販売していただけましたので、そういった意味ではいろいろ効果はあったのかなという形で考えているところでございます。  以上です。
    181 ◯秋本享志議長 影山議員。 182 ◯影山廣輔議員 どうせ開くんだったらその7月1日から梨以外の野菜をやおぷぅるで売っていただきたかったなということは思います。  では、市みずからによるやおぷぅるを盛り上げるための何かテコ入れ策みたいなものは具体的にありましたでしょうか。 183 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 184 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  市といたしましては、広報ですとか、インターネットの周知に加えまして、らーばんねっとがあるんですけれども、そちらのほうにこういったものができたのでぜひとも取材してくれという形で依頼をしまして、らーばんねっとのほうからの取材を受けている経緯はございます。  以上でございます。 185 ◯秋本享志議長 影山議員。 186 ◯影山廣輔議員 参考までに、例えば、なし坊、かおり、あるいは、非公認のキャラクターですけれども、じねんじゃーとかの応援はあったんでしょうか、参考までに。 187 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 188 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 本年度につきましては、そういったイベント的なものは開催しておりません。  以上です。 189 ◯秋本享志議長 影山議員。 190 ◯影山廣輔議員 その辺のところも、できれば7月1日に、もう日曜日とわかっていたんで、台風直撃でもない限りやっていただきたかったなというのを、これはちょっと申し上げたいと思います。  あと、これやおぷぅるの中に、市の魅力を発信する情報源として、紙媒体、チラシ等を置かれていましてそれをもって市内の周回を図るということをうたっていたと思います。これについて、実際に、じゃあ、やおぷぅるに置かれたチラシ媒体の種類や量についてお尋ねしたいと思います。 191 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 192 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  実際やおぷぅるに置いたチラシですとか、パンフレットの関係でございますが、ふるさと産品ですとか、ふるさと納税、あと、市内の施設でありますプラネタリウムのパンフレットなど、21種類を用意させていただきました。おおむね1種類当たり30枚程度用意しましたので、おおむね600枚程度という形で用意をさせていただいたところでございます。  以上です。 193 ◯秋本享志議長 影山議員。 194 ◯影山廣輔議員 ちなみに、その紙媒体の選定の基準と方法ですか、どういうふうに選んでいたのかということをお尋ねしたいと思います。 195 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 196 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  しろいの魅力発信課と産業振興課のほうで協議を行いまして、先ほど言ったふるさと納税の関係ですとか、あと、ふるさと産品の関係ですとか、広く白井のことが市外の方にわかるようなパンフレットだとかチラシを中心に置かせていただいたところでございます。  以上です。 197 ◯秋本享志議長 影山議員。 198 ◯影山廣輔議員 私も今手元にそのときのチラシの、全部ではないんですけれども、半分以上というか、かなりの数を持っています。大体これしろいの梨なら間違いなしということで、似たような趣旨のものがなぜか3種類もあったりとか、いささかダブっているところもありまして、あとは、そうですね、選定の主体がしろいの魅力発信課と産業振興課ですけれども、プラスほかに全庁挙げて、こういう会議をしたんだなというのが、あとは幾つかありますが、プラネタリウムとか、あと1枚、市の史跡といいますか、歴史に関する解説のが1枚入っていたりとかですね。  あと、実際一番売れたのが、多分これ千葉県の観光マップかなという感じもします。私はマガジンラックを2台置いてあるところに人がちょっと近寄ってくるのを何回か見ていますけれども、その中でも観光マップ、やはり遊びに来ていますから、こういったネタには一番食いつきやすいのかなという印象を持ちましたが、では、それをどれほどの人がこういったチラシを手にして、市内の周回とか、そういったところに効果があったのか、そこら辺わかれば教えていただきたいと思います。 199 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 200 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  先ほど600枚置いたというお話をさせていただいたんですが、産業振興課で残数、いわゆる残り枚数を確認させていただきました。そうしますと、おおむね300枚程度残っておりましたので、結果として、300枚程度が配布できたんはないかという形で考えております。  先ほど議員から御紹介がありました千葉県観光マップにつきましては、30部用意しまして5部しか残っておりませんでしたので、25部が配布できたのかなという形で考えております。  その結果といたしまして、例えば、先ほどプラネタリウムのお話をさせていただいたんですが、そのチラシを見て、例えば、プラネタリウムに行ったか行かなかったのかという、そういった統計はとっていないところでございます。  以上です。 201 ◯秋本享志議長 影山議員。 202 ◯影山廣輔議員 できればね、数値に基づく証拠といいますか、そういうのがあるといいなと思ったんですね。なかなか難しいんですけれども、実はこの後紹介します方法論を、ちょっと1つ紹介しますけれども、やりようは全くないわけではないんですね。  それはさておきまして、その人々にチラシ等を手にとってもらうための工夫というものは何かあったんでしょうか。 203 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 204 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  本年度につきましては、特に前半は、先ほど回答させていただいたとおり、利用団体のほうにそのパンフレットスタンドのどういった使い方をするんだ、もしくは、どうやって配布していただきたいんだということを、調整が正直言ってうまくいっていなかったところもあったんですが、後半につきましては、風がなくて天気のいい日には、やおぷぅるの外にスタンドを置いて、なるべく目立つところに置いてくれというお願いをしたりですとか、来年度以降につきましては、今議員から御提案あったように、手渡しもとても有効な手段だと思いますので、例えば、梨を販売した袋にそういったチラシを入れるだとか、そういった工夫も考えていきたい、このように考えているところでございます。  以上です。 205 ◯秋本享志議長 影山議員。 206 ◯影山廣輔議員 今回運営に参加された団体の1つ、ふるさとガイドの会のほうには私も参加していました、実は。確かに奥まったところで目立たないでいると何ですから、特に言われるまでもなく、その2台あったマガジンラックを建物の中から引っ張り出しまして、階段の前の目立つようなところに一応置いておいて、それで、ついでに帰りがけのお客さんの反応を観察したというわけですけれども、その結果として、この観光マップの1つがまず人気であったということ。あと、一部男の方が工業団地とか、あっちの産業系のほうにちょっと目をやったかなと、残念ながら手にはとってもらえなかったみたいですけれども、そういうのとかを確認はしています。  ただ、これ1つ最も大きな問題がありまして、やはりこのやおぷぅるオープン時のプレハブの使われ方ですね。そもそも国の補助を得て建てられたプレハブですけれども、これが本当に有効に機能したのかという点で、先ほどの御答弁中でやおぷぅるの施設の使い方が利用団体に伝わらずというところがありました。先ほど一部御答弁がありましたけれども、最初どういうふうに利用団体とこのやおぷぅるの使い方について協議したのか、最初のほうからちょっと解説していただければと思います。 207 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 208 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  やおぱぁくもしくはフラットにつきましては、まずは、先ほどからお答えしているとおり、やおぷぅるにつきましては梨を中心とした農産物のPRと、あと、市の知名度向上のために建てた施設なんで、その辺よろしくお願いしますという形でお願いをしたところなんですが、じゃあ、具体的にパンフレットはここに置いてくれだとか、こういった売り方をしてくれというお願いまではしていなかったところでございます。そういったことから、結果として、特に前半についてはいわゆる行き違い的なものがあったと認識しているところでございます。  以上です。 209 ◯秋本享志議長 影山議員。 210 ◯影山廣輔議員 1つちょっと聞きそびれたかもしれませんね。やおぷぅるの主な2つの団体、やおぱぁくとフラット、この2つですけれども、今御答弁の中で、天候などの理由により広報に掲載した開催日に開催できなかったというのも1つありました。この辺についてもう少し具体的な時間とかはわかりますでしょうか。広報しろいに書かれている内容で言いますと、「市民プールで地産地消、やおぷぅる」ということで、やおぱぁくは8月5日日曜日、11日土曜日、12日日曜日、18日土曜日、19日日曜日、26日日曜日と、午後3時から4時半、結構短い時間ですね。これ合わせると9時間ぐらいです。フラットさんの場合は、9月9日までの月、火、金曜日という、それで、午前11時半から午後4時半という、これは合計すると80時間、90時間近くがその広報しろいに書かれている内容ですと動いているわけです。  下には事情によって開かれていない場合もありますというただし書きもありましたけれども、実際、じゃあ、90時間を目指していた、その中で何時間稼働したのかちょっと確認させてください。 211 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 212 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  まず、時間については統計をとっておりませんし、事業者のほうに確認もとっていないところなんですが、まず、営業日につきましては、先ほど議員から御紹介あったように、まず、やおぱぁくのほうは6日間の予定だったんですが、今年梨、御存じのとおり早くできましたので、そのほかに7月28日と29日を前倒しして販売を計画しておりましたが、結果として28日は台風でしたので、29日、合わせて広報よりも1日多い7日間の営業となっております。時間帯につきましては、おおむね3時から4時半程度という形で伺っております。  一方、フラットにつきましては、月曜日、火曜日及び金曜日、11時半から16時という形であるんですけれども、トータルしますと、カレンダーを数えますと30日間となります。実際営業したのは14日間という形で伺っております。広報に書いてありますとおり、天候の関係ですとか、もしくは、野菜ですとか、お花の育成状況等によって、結果として14日間の営業となったものでございます。  このほかに、先ほど議員のほうからも紹介あったように、白井ふるさとガイドの会の協力を得まして、広報に載っていなかったのですが、プラス2日間営業していただいたという形で、議員におきましては、プールですとか、歌舞伎座ですとか、先日も柏レイソルのほうにも来ていただきまして、いろいろ御意見等伺っているところなんですが、やはりそういった西白井ふるさとガイドという形で御協力いただいたことは、市といたしましても、とても助かった、このように考えているところでございます。  以上です。 213 ◯秋本享志議長 影山議員。 214 ◯影山廣輔議員 これからこういう質問をしたり、あるいは、市のPRの効果を検証するために、現地に足を運ぶのは当然のことですので、それはそれとしまして、ただ、やはりちょっと話を元に戻して、この建てられたプレハブが本当に有効に機能したかということについて、1つちょっと見ていただきたい写真がございます。  こちらであります。真ん中に立っている人がやおぱぁくの関係職員でございます。このオレンジの服ですね。そして、その向かって右のほうに梨が並んでいます。この梨、一体どこに並べられているか。よく見ると、これはやおぱぁくの例の販売カーですね。車があるわけです。市長、見ていますか。  それで、その奥にぽつんと何か物置みたいなのがあって、手前には柵もありますね。これは何かといいますと、そう、国からの補助金も受けて建てられましたあのやおぷぅるの建物ということになります。  この使われ方を見ますと、営業時間も不安定で、営業していたとしても、例えば、この建物の中に、先ほど申し上げました市のPRのパンフレットとかが中に押し込まれて、所蔵されているというか、そういう状態になっているわけですね。これでよく300部はけたなというふうに逆に思うぐらいではありますけれども、途中から方法を変えたとは言っていますけれども、これについて、この補助金の使い方といいますか、そもそもの計画の立て方というものについてどうお考えになるでしょうか。 215 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 216 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  初めに、その写真を撮られた後に、やおぱぁくのほうからお話があって、議員が来て写真を撮っていただきましたという形で報告がありました。その中で、やおぷぅるの使い方はどうだというお話をさせていただいたら、当時、この前ほかの議員の質問でもお答えさせていただいたんですが、中にある什器、いわゆるテーブルですとか、飾り棚、そういったものが壊れておりまして、中にお子さんなんかが入ったらとても危険な状況だということで、あえてやおぷぅるの鍵を閉めて、誰も入れないような形をとっていたという報告を受けているところでございます。  しかしながら、もともとあの施設につきましては、先ほど来お話しさせていただいているとおり、市のPRですとか、梨をはじめとした農産物の販売のための施設でございますので、何回も繰り返しになりますが、やおぷぅるのきちんとした使い方をしてくれという形でお願いをして、後半は改善できたという報告を受けております。  一方で、国の補助を受けてどうなんだという御質問かと思うんですけれども、やはり7月20日、後半から販売をするに当たりまして、天気のいい日にはほとんどの梨等が完売しております。また、私も直接行ってお話を伺ったときには、白井市には、例えば、プールがあったりですとか、プラネタリウムがあったりですとか、特に夏休みでお子さんを持つ御家族の方からは、白井市の梨と一緒に、白井市はとてもいいところだねという形で御意見もいただいているところでもございます。  したがいまして、改善点がいろいろあろうかと思うんですが、それは来年度に向けていろいろ御意見を伺いながら、少しでもしろいの梨をはじめとした農産物のPRですとか、白井市の知名度向上に少しでも役に立つように、いろいろな意味で改善できるところは改善してまいりたい、このように考えているところでございます。  以上です。 217 ◯秋本享志議長 影山議員。 218 ◯影山廣輔議員 この補助金のついた予算について、私は賛成したんですね。とりあえずやれることはやってみてもいいんじゃないかと、やってみなはれの精神でと言ったんですけれども、そもそもやっていなかった、使われていなかったという事態は、これはちょっとさすがに今回えらい問題だなということを感じました。  やって、それでもだめだったならまだあれなんですけれどもね、それで、また什器が壊れてという話でしたが、この什器というのはそんなに壊れやすいようなものにはちょっと見えなかったんですね。木のちょっと太めのつくりで、むしろ太くてごっつくて、ドアから出しづらいことが問題だというぐらいの代物だったと私は認識しおります。それが壊れたというのは、3つも4つも壊れるものなのかなと。テーブル型のと、何か車輪がついたのと、あと、何か、そうですね、パラソルつきの机もありましたか。そういった備品、ですから、壊れたからといって、じゃあ、この場所を使わないというと、それもまたちょっと理由も違うと思います、壊れて危険なものはどければいいだけなんで、じゃあ、どうやったらもっと使えたのかということを真剣にちょっと検討していただきたかった。つくったからにはちゃんとまじめに開いてほしかった。本当は事業者にお任せではなく、市が直接責任を持って、イニシアチブをとってやるべきだったのではないかなという部分、こちらの反省点については次の次の(3)のあたりにちょっと回しまして、次の(2)番の歌舞伎座木挽町広場での梨のPRの実績並びに反省点というのをお尋ねしたいと思います。 219 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 220 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 歌舞伎座木挽町広場での梨のPRの実績並びに改善点についてお答えいたします。  都営浅草線東銀座駅の構内に直結した歌舞伎座地下の木挽町広場での梨の販売、PRについては、歌舞伎社会を梨園と称することから、味が日本一であると標榜するしろいの梨と梨園をマッチングさせ、白井市梨業組合が8月1日から31日までの1カ月間行いました。  梨の販売実績につきましては、市の位置図やなし坊ファミリーなどのイラストをデザインした箱に2個入りで販売し、1カ月間で452箱、36万8,500円の売り上げがあったと聞いております。  連日梨の試食を行い、試食をしていただいたお客様からは、みずみずしくてとてもおいしいと好評をいただきました。また、購入をいただいた遠方のお客様からは、食べてみてとてもおいしかったので、追加の梨の郵送を希望する声をいただいたと聞いており、梨のまち白井としてPR効果があったものと考えております。  なお、改善点といたしましては、歌舞伎座で梨の販売を行うに当たり、報道各社、プレスへのPRをはじめ、広報やしろいの梨のホームページ、東銀座駅構内のふるさと納税用PRラックなどを利用して周知したところですが、さらに各種のメディアに積極的に働きかけを行い、PRに努める必要があったものと考えております。  以上です。 221 ◯秋本享志議長 影山議員。 222 ◯影山廣輔議員 こちらのほうも、最初にお尋ねしたいのは、市の関係者、職員とかの中で、この木挽町広場の現場にどれだけ足を運んで様子を確認したのか、ちょっと確認したいと思います。 223 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 224 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  販売状況等の確認のため、10回程度現地へ行っております。また、8月14日には市長、梨業組合の組合長、副組合長、農協の組合長が来場者に梨の試食ですとか、販売を行い、白井市としろいの梨のPRも併せて行ってきたところでございます。  以上です。 225 ◯秋本享志議長 影山議員。 226 ◯影山廣輔議員 この木挽町広場での活動の補助を市が行うに至った経緯について、もう少し詳しくお話しいただければと思います。 227 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 228 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  昨年度、ちょうど予算の編成時期の前くらいなんですけれども、しろいの梨と白井市のPRについて、関係課であります、当時の農政課、商工振興課、あと、しろいの魅力発信課、企画政策課などの職員が集まりまして、来年度に向けてどんな事業をしていこうかという形で協議を何回かさせていただいたところでございます。  その中で、先ほど答弁させていただいたように、歌舞伎界のことを梨園と言いまして、白井市は梨のまちでございますので、その梨園と白井の梨をマッチングさせて歌舞伎座で梨が売れないかなという提案がありましたので、早速歌舞伎座のほうに連絡をとって、販売は可能ですかという形で伺いましたところ、そういった実績があるということも伺いましたので、本年度行ったところでございます。  以上でございます。 229 ◯秋本享志議長 影山議員。 230 ◯影山廣輔議員 市が梨業組合に補助をしたというふうな聞き方をしていたんですけれども、流れからするとかなり市に主体性があるようにも聞こえます。梨園と梨をかけた、人によってはこれはおやじギャグかと言うかもしれませんけれども、私はそういう発想自体はそんなに嫌いではありません。  それで、梨業組合以外で民間等が事業者の活動で市のPRの協働を持ちかけるような、そういった動きというのは事例がありましたらお願いします。 231 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 232 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  梨業組合以外に声をかけたのかというお話だったんですが、どうしても梨の関係でございますので、梨業組合以外には声かけ等は行っていないところでございます。  以上です。 233 ◯秋本享志議長 影山議員。
    234 ◯影山廣輔議員 そうなりますと、梨以外のコンテンツ、梨以外のこの白井の売り物というもののPRというものはあまり考えられていなかったんでしょうか。 235 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 236 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  一番最初考えたときに、白井の特産であるしろいの梨のPRと白井市の知名度向上のためにどんな方策がありますかねという形で、担当職員により協議をし、協議といいますか話し合いをしたところなんですが、やはりその中で梨以外の、例えば、自然薯ですとか、例えば、イチゴですとか、いろいろな農産物があるんですが、結果として、今年につきましては、梨のまち白井としての知名度を上げておこうという形で、結果として梨以外の農産物の検討はしなかった、このような状況でございます。  以上です。 237 ◯秋本享志議長 影山議員。 238 ◯影山廣輔議員 どうせやるんでしたら、便乗とか、行きがけの駄賃とか、もののついでとかいうのもありますけれども、梨以外のPRも、別に梨が中心であってもいいんですけれどもね、つまり梨園ということなんで、それはいいんですけれども、それ以外のものもぶら下げてやっておくようなぐらいの意気込みと気のきかせ方があってもよろしかったのではないかなと思います。  では、今回これ、木挽町でのPRを行うに当たって、これまで市が手がけてきたPRの素材ありますね、例えば、PR動画ですとか、あるいは、なし坊の応援隊でしたか、何かそういったものの発行物ですとか、いろいろ素材はあったと思うんですけれども、それを活用する考えはなかったんでしょうか。木挽町は、あるいは、先の(1)番でのところ、やおぷぅるのところでもそうですね、そういったことはあったのか、検討されたのかどうかお願いします。 239 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 240 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  木挽町広場、議員も見ていたと思うんですけれども、かなり販売のスペースが限られておりました。また、隣の店等もすぐ近くにくっついていた関係上、そういったPR動画を流しますと、まずお隣の方に迷惑がかかるということが1点と、もう1点として、そういったスペースがなかったということがございまして、結果として、プールもそうなんですけれども、スペースの関係と、そういったことがございまして、動画を流すようなことは当初から計画にございませんでした。  以上です。 241 ◯秋本享志議長 影山議員。 242 ◯影山廣輔議員 確かに私も現場を見てまいりました。幅としては、会議室テーブル、あれのイメージがちょうどぴったりでしょうかね、それだけの幅とはいえ、東京のど真ん中まで来てやっているわけですから、PR動画もこんな大画面をつくれとは言いません。これぐらいのこういう小さなモニターをちょこっと置いて、それで、迷惑かけるといっても、字幕つきのものを音を出さずに流せば済むような話かなと、電車の中でもありますよね、時々ね、扉の上に画面があって、テレビCMが流れていると、音は出ないと、それぐらいの工夫はできたんじゃないのかなと。ほかにも、紙媒体はやおぷぅるにはあったんですけれども、それほど木挽町のほうでは多くなかったということ、できれば、その梨の箱の中に梨以外のPR、例えば、箱の中に梨の実物は入っているんですから、箱の中に白井の冬は自然薯とか、あるいは、競馬学校に来ませんかとか、そういうのを、別の情報を突っ込んでもよかったんじゃないのかなという、そういうもののついでで幾つかピックアップして、市の魅力を梨以外も広げていくという工夫をしていただきたかったと思います。  マスコミ等への発信については反省点として出ていましたんで、一応具体的な数字をちょっとお尋ねします。今回木挽町でPRするに当たってかかったコストは、たしか市が176万円出しているという話ですが、その具体的な内訳をちょっとお尋ねしたいと思います。 243 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 244 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  まだ梨業組合のほうから正式な数字が来ておりませんので、具体的な数字は今手元にはないわけなんですけれども、予算のときは、まず、あそこの賃料、いわゆる1カ月をあそこでPRするための場所代、そちらが45万円、あと1カ月にわたりまして販売員を人材派遣で行いましたので、それが90万円程度、ほかもろもろの消耗品ですとか、梨の送料ですとか、もろもろを含めまして173万円の補助をしたところなんですけれども、正式な数字は上がってきてないんですが、それ以外にもいろいろな経費がかかりまして、おおむね200万円程度の経費がかかったのではないかといったような話は梨業組合のほうから話としては聞いているんですが、また、実績報告が上がってきておりませんので、詳細な数字は持っていないところでございます。  以上です。 245 ◯秋本享志議長 影山議員。 246 ◯影山廣輔議員 大ざっぱに言って、使われた予算の半分ぐらいが人件費、売り子さんということでしたね。私も実際にその木挽町へ行って現場を見てまいりました。確かに東京のど真ん中というだけあって、地下であってもやはり人の通りは多くて、そうですね、それで、売り子さんとも話をしまして、それで、話ししてみたら、ちょっとイントネーションが関西弁で、そこら辺に白井市との距離の遠さを感じながらお話を伺ったわけですけれども、やはりこの売り子さん、人を張りつかせるということは、さっきのやおぷぅるとも共通する話なんですけれども、やはりこのマンパワーの動員というか、張りつけ方というのがちょっと引っかかるところがあります。やはりお金で雇われた売り子さんですから、ちゃんとやることはやっているとは言いますけれども、やはり白井をPRするんだと、一生懸命売り込むんだという熱量というか、エネルギーというか、その点ではちょっといまひとつだったかなという印象も受けました。  市内からもう少し人を集めるような、そういう検討はなされなかったのでしょうか。 247 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 248 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  例えば、柏レイソルですとか、中山競馬場ですとか、エキなしですとか、そういった1日限りのイベントであれば、それこそ梨組合をはじめ、多くの梨生産者の方に参加していただいて、いろいろなイベントを組んでいるわけなんですけれども、木挽町につきましては、1カ月間、長期にわたります。それに加えまして、ちょうど梨の時期の真っ盛りでございまして、なかなか梨生産者の方に1カ月間にわたってそこに張りついてくれというお願はできませんでしたので、結果として、人材派遣を使わざるを得なかった、このような状況でございます。  以上です。 249 ◯秋本享志議長 影山議員。 250 ◯影山廣輔議員 人材派遣を全くゼロでなく、多少補助的に使うとしても、もう少し市内から人を集められれば梨の売り込みも違っていたのかなと思いますね。梨農家だけじゃないんです、白井市民は6万3,000人いらっしゃいます。夏休みですから、この時間にあいている学生ですとか、毎日や日曜日の下手な若者よりも活力のあるお年寄りですとか、ほかにも時間をあかしている人は白井市の中にいて、白井市のことを知っていて時間をあかしている人というのは何人もいると思うんですよ。どうしても、確かにお金で雇われたプロではありますけれども、白井に住んでとか、そういう実感を伴ったものを持っていない分、白井をPRするという点においてはどうだったのかなという疑問が私にはありました。  じゃあ、これまでの3つを踏まえた上で、今後のPR活動のあり方についてお尋ねしたいと思います。 251 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 252 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 今後の農産物のPR活動のあり方についてお答えいたします。  やおぷぅる及び歌舞伎座の梨の販売、PRの状況を踏まえ、今後は実施主体である梨業組合やJA西印旛等、関係機関等とPRの機会及び内容を十分協議し、効果的なPRの場の選定及び人員確保などの実施体制、方法等について再度検討していく必要があると考えております。  なお、今年度中にしろいの梨ブランド化推進計画を策定するため、その中で今年度のしろいの梨の各種PR活動の効果検証を行う予定です。  現在はしろいの梨のブランド力を把握するための消費者アンケート等の調査を進めております。  今後計画策定の過程において、しろい梨のブランディングの方向性を明確にするとともに、関係機関とも協議の上、来年度以降のよりよい効果的なPR活動の内容について検討してまいります。  以上です。 253 ◯秋本享志議長 影山議員。 254 ◯影山廣輔議員 私がこれまで見てきた感想として、というか、それ以前からも思っていることではあるんですけれども、改めて市をPRする情報のネタ、コンテンツのより多くの収集と整理を行っていただきたい。梨以外に何もなしにみたいに見えるぐらいの梨ばかりですと、やはりPRとしてはいかがなものかと。  例えば、千葉市なんかでは、やはり千葉氏の、氏は氏のほうですね、千葉氏の900年の歴史であるとか、海に近い環境ですとか、いろいろPRのネタを4本ぐらい立てて、主な柱を4本立ててPRを行っているところです。  白井の場合は梨の柱が1つだけあって、ほかの柱がぶら下がっているようなぐらいの弱々しさの印象なんで、このPRのコンテンツの収集と整理、これはやはりしろいの魅力発信課だけではちょっと厳しいと思うので、やはり各課、全課がこういう白井の魅力があるんだよとピックアップして、そういう収集、整理を果たしていただきたいと思うんですけれども、そこら辺についてはいかがでしょうか。 255 ◯秋本享志議長 宇賀企画財政部長。 256 ◯宇賀正和企画財政部長 白井のPRの関係、全体のお話になるのかなと思いましたので、私のほうからちょっとお答えさせていただきたいと思います。  白井市は県内一の生産を誇る特産の梨をはじめとして、農業を基幹産業として、さらに白井工業団地が造成されて、現在では世界に誇れる技術、それから、実績のある企業を有する県内最大の内陸工業団地を有しております。  また、地理的な部分では、やはり都心と、それから、成田空港からそれぞれ30キロメートルに位置しておりまして、千葉ニュータウン事業等で整備された生活しやすい良好な住宅地が形成されておりまして、首都近郊にありながらまだまだ緑や自然も多く残っております。  今後も策定いたしましたシティプロモーション基本方針に基づきまして、白井の住環境の魅力、それから、子育て環境の魅力、交通アクセス環境の魅力を効果的に発信して、白井の定住人口の増加でありますとか、活性化を図っていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 257 ◯秋本享志議長 影山議員。 258 ◯影山廣輔議員 あともう1つ考えなければいけないのが、PRの現場を支えるマンパワーの確保、こちらのほうについては、今2つの事例を見まして、木挽町の場合はどうしてもお金で人を雇って、コストがちょっと高くついたのかなという、そして、やおぷぅるに至ってはちょっとあけられなかったりとか、そういう事態になっているということで、やはり最終的にこういう活動というのは人が支えるものだと思うんですよね。そのマンパワーの確保についてどうお考えなのかお尋ねしたいと思います。 259 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 260 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 歌舞伎座の関係とやおぷぅるの関係の御質問かと思いますので、私のほうからお答えをさせていただきます。  今回歌舞伎座ですとか、やおぷぅるで、しろいの梨ですとか、野菜ですとか、白井のPR、いろいろ行ってきたわけなんですが、そういった意味では、例えば、プールにつきましては、農協のほかに社会福祉法人のフラットにお願いして、障害者の方の自立支援ですとか、職場体験ですとか、そういったところにも寄与できたのかなという形で市のほうでは考えているところでございます。  しかしながら、来年度以降についてはどうするんだというところがございますので、例えば、しろいの梨のことだけを考えますと、梨の若手で組織しております梨PR委員会ですとか、もしくは、白井市にはほかの農産物、いろいろな農業団体が集まった白井市農業研究会がございますので、そういったいろいろな団体が多々ありますので、そういった方々にもぜひともいろいろな意味で声をかけて、白井市全体で白井の農産物と白井そのもののPRを広げていきたい、このように考えているところでございます。  以上です。 261 ◯秋本享志議長 影山議員。 262 ◯影山廣輔議員 市長の御発言の中で最近多くなってきたオール白井という言葉、よく使われるようになったような気がしますけれども、このPRの現場、これこそオール白井でなければいけないんじゃないかなと、まさにこれこそ、ここに本物のオール白井がなければ、市の魅力を周りの人に、心に届けていくということができないのではないかと思います。そのところに触れまして、あともう1つ、こういうPR活動とか宣伝活動、正直言って市役所全体としてなれてはいないと思いますよね。こういう場合は、まず、お金のかからない小規模な、あくまで傷を受けないような小規模な実験を繰り返す、正しい意味でのトライ・アンド・エラーの繰り返し、経験の積み重ねというのが必要だと思います。  トライ・アンド・エラーといっても、失敗に正しい正しくないはあるのかあれなんですけれども、例えば、この間の税金の課税の関係で、ちょっと市民に御迷惑をかけたあの1件、あれは新しいシステムをトライしようとして失敗したのかなというところもありますけれども、それとは別に、新しいトライのもう1つの逆にいい例を申し上げますと、何ですか、マルシェですね、あれは西白井で実験をされて、西白井でなくなったという点は、西白井駅周辺の皆様からはちょっと不満かもしれませんが、事業そのものは、何というんですか、総合公園に移されまして、新しく展開し拡大しつつある、これは成功の例、トライに成功したというところです。あくまでもお金のかからない、あるいは、本業に食い込まないレベルでの細かな実験をたくさん重ねていくようなやり方が必要だと、そういう経験の蓄積が必要だと思います。  先ほどちょっとチラシの効果をどうやって検証するんだというのが1つありました。これについて言いますと、今度の中山競馬場での白井特別の件で、こちらで、白井で200ほど配布物があるそうですね。そこで郷土資料館のチラシが入るそうです、その1つに。その郷土資料館には現在入館者を電子的に数えるシステムもあって、なおかつ、入場者が手書きで市民であるとか、男女、何名と書くところもあります。つまり、数字としてこれ検証が可能なんです。それも通常の業務の中で簡単にできることなんです。チラシを1枚入れる、それだけでも着眼点とか観察力によっては立派な実験になり得るわけです。  そういうような細かなことを本業に支障のないレベルで100、200ぐらい積み重ねてみると、そういったことの中でPRの効果を上げていくような動きがあってもよろしいんではないかなと私は思うんですが、そこの辺どうお考えでしょうか。 263 ◯秋本享志議長 湯浅市民環境経済部長。 264 ◯湯浅章吾市民環境経済部長 お答えさせていただきます。  議員おっしゃるとおり、市といたしましても、今年の、例えば、歌舞伎座でのPRですとか、もしくは、この後何年か行っているエキなしですとか、最初エキなしを始めたときは本当にできるのかという御心配の声もあったんですが、結果としては、今毎年定着してきてきちんと行われているようなイベント等もある一方で、昔行っていたイベントが、今は経費の関係ですとか、人員の確保の関係でなくなってしまったイベント等もあろうかと思います。  市といたしましては、議員おっしゃるとおり、最小の経費で最大の効果が上げられるよう、いろいろな意味で検証を図っていきたいと思っております。  さらに言いますと、今年からは農政課と商工振興課が一緒になって産業振興課ができております。去年までは農政部門と商工業部門が別々で動いていたんですけれども、今年は農商工連携も図られましたので、そういった部分も含めまして、いろいろな事業にチャレンジして、またその効果を上げていきたい、このように考えているところでございます。  以上です。 265 ◯秋本享志議長 影山議員。 266 ◯影山廣輔議員 最後に、やはりこれからこのPRに当たっては、そのマンパワーの確保とか集約と、あともう1つは、梨を掲げること自体は否定しません、梨は柱の中心でいいんですけれども、梨以外も本当にこれからよろしくお願いしたいと思います。ということを申し上げまして、この質問を終わらせていただきたいと思います。  以上です。 267 ◯秋本享志議長 以上で、影山廣輔議員の一般質問を終わります。  休憩いたします。  再開は2時30分。                  午後  2時14分  休 憩   ─────────────────────────────────────────                  午後  2時30分  再 開 268 ◯秋本享志議長 会議を再開いたします。  15番、福井みち子議員。 269 ◯福井みち子議員 市民の声の福井みち子でございます。今回は3項目について質問をいたします。  まず、1項目めは放課後児童健全育成事業(学童保育)についてです。当市の学童保育は長い間働きながら子育てしようとする保護者が小学生の子どもの放課後と学校の3期休業中の1日にもいきいきとした生活を保障したいとの願いから、保護者と指導員が力を合わせて自主的に学童保育を運営してきました。  昨年10月からは、保護者等の希望もあり、白井第一学童保育所を除き民間委託で運営することになりました。  子どもの成長にとって信頼できる仲間や大人に支えられ、自由な空間や雰囲気の中で自分がしたいことを考え、みずから決定していく時間、空間で過ごすことはとても大切なことです。  そこで、学童指導員は、子どもがみずからの体験を通して発見したり、選び取ったり、深めていくことを援助し、子どもが学童保育を毎日の生活の場として捉えて安心して過ごせるように努められています。学童保育は保護者と指導員が信頼関係をつくり、一緒に子育てするという大切な役割を担っています。  そこで、現状と課題について伺います。 270 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 271 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 学童保育所の現状と課題についてお答えします。  当市の学童保育所は、現在のところ白井第二小学校区を除く8小学校区にそれぞれ開設しており、その運営は、保護者からの要望を踏まえ、本年4月より白井第一学童保育所を含む市内全学童保育所について、保護者会による運営から民間事業者による運営委託に移行しています。  民間事業者による運営委託への移行に際しては、学童保育所指導員の確保など、主に保護者による学童保育所の運営に係る負担の軽減を図るため、保護者の代表と延べ7回の意見交換会を開催するなど、保護者の意見や要望を可能な限り取り入れるとともに、児童の環境が急激に変化しないように、保護者会で雇用していた指導員の継続雇用を前提として移行を実施しております。  学童保育所の大きな課題としましては、未整備になっている白井第二小学校区での早期開設と捉えておりますが、本件については現在工事を行っており、平成31年4月開所を目途に準備を進めているところでございます。  また、昨年10月より事業者の運営に移行した学童保育所の保護者を対象に、本年3月に実施したアンケートによると、回答者の6割を超える保護者の方からは、現在の運営内容に満足またはおおむね満足しているという評価をいただいておりますが、一方で、改善要望として、夏休みなど長期休暇期間における開所時間の繰り上げ、運営事業者と保護者会の連携協力の強化、行事や手づくりおやつの充実などについて意見をいただいておりますので、今後保護者、委託事業者等と協議、検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 272 ◯秋本享志議長 福井議員。 273 ◯福井みち子議員 おおむね喜ばれているということなんですね、新しい、何というんですか、指導員たちのもとで満足しているというふうにお答えいただきましたけれども、前には保護者の上で行ってきたわけですね。そのときの学童の質というものと、そして、また、今回の民間委託になって新たに得られるよさというのはどうお考えになっているのか、その辺をお伺いします。 274 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 275 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 質の確保という面におきましては、特に今回の委託におきまして、指導員の雇用の部分での充実等を図りましたことが大きな内容になっておりまして、そういった意味では、これまでの指導員を継続して雇用できたことなどによりまして、それと、一定の基準を設けて指導員を配置するようにしたことなどで、一定の質の確保に努めてきたところでございます。  以上です。 276 ◯秋本享志議長 福井議員。 277 ◯福井みち子議員 前のね、保護者が自主的に運営していたというときには、結局保護者が主体的に自分の子どもの放課後の生活をどうあるべきかということを考えて、それを指導者の方と一緒につくり上げてきた、そういったよさがあったんですね。今回委託事業になって、そういったところが本当に続けていけるのか、今保護者のほうの会もあって、運営についてはしっかりと連携をとりながらやっているとは思いますけれども、やはり私は保護者自身が自分の子どもたちのことをしっかりと認識した上で、何というんですかね、指導者だけに委ねてしまうのではなくて、保護者自身がしっかりと責任を待って運営に、何というんですか、声を出していくというんですか、指導者と連携していくことがすごく大事だと思いますので、その辺をしっかりとしていっていただきたいと思います。  委託に当たって、ここの先ほどのお答えの中ではアンケートが実施されたと言っておりますけれども、このアンケートの結果報告書を見ますと、子どもの意見というのは聞いていないんですね。こちらについてはどのようにお考えですか。 278 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 279 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 今子どもの意見を聞く機会等を設けないのかというお話かと思いますが、私どものほうとしましては、子どもの皆さんの意見、要望等については、先ほど来出ております指導員が最も身近で把握しているものと考えておりますので、まずはその事業者、指導員等を通じまして、そういった意見等については把握するとともに、これまでもありましたが、現状でも保護者の皆様との打ち合わせをする会等は設けておりますので、その中で保護者の方からしっかりと確認をしてまいりたいと考えております。  以上です。 280 ◯秋本享志議長 福井議員。
    281 ◯福井みち子議員 せっかくアンケートをとったんだったら子どもの意見を聞くべきだったと思うし、子ども自身の意見表明権というものもあるわけですから、その辺をきちんと踏まえた上で、保護者を通じてということではなくて、子どもからじかに聞き取るということが非常に大切だと思いますので、その辺を事業者の方にもお願いをしたいと思います。  それで、その中の意見として、夏休み休業期間中に開所時間の延長ということが、早めるということですね、それから、土曜日も7時まで預かってもらえればというような意見がこの中にはありましたけれども、それについては、事業者と検討していくと言っているんですけれども、この検討は、それじゃあ、いつまでに結論を出すんでしょうか。 282 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 283 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 現在の長期休業中の学童保育所の運営時間につきましては、朝の8時から夕方の7時までになっておりますが、これにつきましては、保護者の方の意見を十分尊重して決定した内容になっていると認識はしておるところでございます。  こういった中で、夏休みなどの長期休暇期間における繰り上げについては、先ほど来出ておりましたアンケートの中でも一定のニーズがあるということについては、私どものほうも認識をしておるところでございます。  しかしながら、その実施に当たりましては、早朝における職員配置のための人件費でありますとか、場合によっては、施設の光熱水費等もかかるというようなこともあります。そういったことで保育料の見直しも含めて検討しなければならないということでありますので、また、事業者側の指導員の確保といった問題も一方ではあろうかと思います。そういうことでありますので、保護者の皆様と一緒に、そして事業者の意見等も確認しながら検討してまいりたいと考えております。 284 ◯秋本享志議長 福井議員。 285 ◯福井みち子議員 検討の結果はいつまでに出すつもりですかということなんですね。もう来年度の夏休みに向けてしっかりと検討していくということで御回答をお願いしたいところです。  それから、次に、これはそういうことで、次年度にはもうどうなるのか、するのかしないのかのね、結論をきちんと出してくださいということです。  それから、昼食についてなんですけれども、今の学童保育に通う子どもたちはお弁当持参が基本ですけれども、夏休みの間給食を実施する自治体が増えてきています。  出来合いの弁当や菓子パンなどを持たせる家庭などもあるほか、暑い時期に弁当の衛生状態を心配する声もあり、栄養の偏りを見かねて始めるケースが少なくありません。  白井市は新しい給食センターが開設することになりますけれども、この学童保育、夏場、長期休業中の給食、どのようにお考えですか。 286 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 287 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 夏休み期間中の給食センターの活用というお話かと思いますが、夏休み等の長期休暇期間の昼食については、今御指摘のありましたお弁当持参のほかに、市販のお弁当を事業者に用意してもらうといったことで対応しているところでございます。  給食センターの利用につきましては、本来はセンターが稼働していない夏休み等の期間ということになりますので、そうしますと相当な費用負担というのがかかるものというのに考えられますので、現在のところ、私どものほうとしましては、教育委員会等と協議もしくは要請するということについては考えていないところでございます。  以上です。 288 ◯秋本享志議長 福井議員。 289 ◯福井みち子議員 考えていないと言ったんですか、今。 290 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 291 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 現在のところそういう予定はしていないということでございます。 292 ◯秋本享志議長 福井議員。 293 ◯福井みち子議員 給食センターの委託契約を見ると、夏休み中でもできないわけではなく、食数からいってもやろうと思えばできる状況の契約になっていると思うんですよね。経費がかかるということはあるかと思いますけれども、やっているところでは、まず越谷市は、これも全部給食センター方式ですけれども、1食当たり270円で実費を徴収してやっています。それから、福岡の飯塚市などでは、親が弁当をつくるべきだという意見や調理師の労働強化になるという反対論もあったけれども、現実の問題として子どもの食を保障する必要があるとして行っておりますし、今年から実施した奈良市では、市長みずからが子育てをめぐる小さな負担が積み重なり、仕事と育児の両立が難しくなっている現状がある。子育て世帯を少しでも応援できればと、こういうふうに言っているんですね。それを白井市は検討もしないということですか。 294 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 295 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 確かに他市の状況で見ますと、そういったことを実行しているというところについては、私どものほうでも把握はさせていただいております。  ただ、現状でまだオープンしていない中で、まだそこまでの検討に至っていないということで御理解いただきたいと思います。  以上です。 296 ◯秋本享志議長 福井議員。 297 ◯福井みち子議員 教育委員会のほうとしては、こういったことが提案されれば検討しますか。 298 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 299 ◯吉田文江教育部長 お答えいたします。  給食センターに関しましては、夏季休業中には稼働期間にはできない機器のメンテナンス、保守点検や整備、清掃等を実施しております。毎週のように実施している状況です。そういう点と、また、配送された調理を受け取る配膳室、それから、移動のための廊下等の開放や、検査受診済みの配膳員の配置等が必要であり、なかなか課題はありますが、今後そういうことも含めながら考えていくような形になると思いますが、現状では難しい状況です。 300 ◯秋本享志議長 福井議員。 301 ◯福井みち子議員 事前にお話を伺ったときにもそういうことをおっしゃいましたので、ただね、やるつもりで検討するのか、初めからやりませんとね、福祉部局のように言うのかとではね、大きく違うですよね。一応検討してみようという意識を持っていただきたいと思いますので、次に行きます。  次は、夏休みのプール開放が今年はなくなりました。体育館とか図書館の使用についても学童はされていないと思うんですけれども、この辺についてはどうでしょうか。 302 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 303 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 プール開放等がなくなったということではございますが、その体育館等の利用もなくなったということはちょっと把握しないところですので、現状等についてはちょっと確認をさせていただいた上で、何か支障等が生じているようであれば、それについては事業者でありますとか、保護者の皆様と検討していくことになろうかと思います。  以上でございます。 304 ◯秋本享志議長 福井議員。 305 ◯福井みち子議員 失礼しました。そうしますと、私のほうの認識違いかもしれませんが、体育館とか図書館は今も使われているということですか。 306 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 307 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 使われていると聞いております。 308 ◯秋本享志議長 福井議員。 309 ◯福井みち子議員 それならそれは結構です。夏休みのプール開放なんですけれども、これは今年の暑さを見ても、子どもたちが水遊びというか、プールで遊ぶということは本当に子どもたちにとっては楽しみにしていることであると思うんですけれども、これについても今後はどのようにお考えか伺います。 310 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 311 ◯吉田文江教育部長 体育館や図書室等の開放につきましては、学校のほうに御相談していただければ生涯学習課を通して開放はできます。プールの開放につきましては、本年度よりプールの指導員の確保が非常に厳しいということもございまして、開放につきましてはない状態で実施いたしました。来年度以降につきましても、開放するということにつきましては、今予定はしておりません。 312 ◯秋本享志議長 福井議員。 313 ◯福井みち子議員 市民プールのときも言いましたけれども、他市の子どもたちのためと白井の子どもたちも大変喜んで使っていますけれども、それと学校プールの開放とどちらを重要視するかということから言えば、身近にある学校プールを開放することのほうががよほど子どもたちにとっていいと思うんですね。その辺も含めて、政策的にどうなのかというところを検討していただきたいなと思います。  では、次に行きます。放課後子ども総合プランを策定するというふうなお話がありましたけれども、この策定はどのようになっておりますか。 314 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 315 ◯吉田文江教育部長 それでは、お答えいたします。  放課後子どもプラン推進委員会を本年度より新たに立ち上げますので、委員会等で今後内容等についてはしっかりと話し合って進めていきたいように考えております。 316 ◯秋本享志議長 福井議員。 317 ◯福井みち子議員 委員会というのは、この平成26年度の厚労省と文科省からの通知があった放課後子ども総合プランに基づく放課後児童クラブの受け皿の拡大や一体化を中心とした放課後児童クラブ及び放課後子ども教室の計画的な整備と、これのための、それにかかわる運営委員会ということでしょうか。 318 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 319 ◯吉田文江教育部長 お答えいたします。  放課後子どもプラン推進委員会の中で話し合っていくような形になります。 320 ◯秋本享志議長 福井議員。 321 ◯福井みち子議員 これについては、こと細かに通知が来ていますよね。一体的、連携してやるとか、それから、学校の施設をなるべく使ってくださいとか、それから、運営委員会を立ち上げなさいとか、そういったことが大変こと細かに決められてきていて、それに沿って今この放課後子どもプランの策定に向けて運営をしているということですね。そうすると、どのぐらいまで進んでいるんですか。 322 ◯秋本享志議長 吉田教育部長。 323 ◯吉田文江教育部長 それでは、お答えいたします。  ただいま策定中ではあります。まずは白井第二小学校に学童保育所が4月から開設しますので、現在白井第二小学校にあります放課後子ども教室を毎週木曜日に実施しております。そちらを一体化して進めるような形でモデルプランとしながら、各小学校区にも広げていけるようにできるといいなと考えております。  推進委員会もまだ回数をたび重ねておりませんので、できるだけその一体化、将来的によい方向に向けるように進めていきたいと考えております。 324 ◯秋本享志議長 福井議員。 325 ◯福井みち子議員 現在第二小学校とか、それから、中木戸でしたっけ、清水口小学校、第三小学校の生徒、七次台小学校、大山口小学校を対象とした毎週月曜日1回、午後3時から、それから、大山口小学校の第2、第4木曜日、今言われた第二小学校の毎週木曜日、今やっているのはこれだけなんですよね。前にも私も言いましたし、ほかの議員もお話をしたと思うんですけれども、いわゆる学童保育と一体化して毎日行って、そして、必要のある子は学童にもそちらにも行くという、そして、学童に行っている子は最終的には学童保育の中で親の迎えを待つというような形になった、そういったものをイメージしているんですね。そういったイメージと白井のこの放課後子ども教室はあまりにもかけ離れているし、学校の施設を全然使っていないですよね。一体化もしてない、連携もしているように見えない、週1回、あとは月2回というような状況では、とてもじゃないけれども、この文科省が言っているような放課後の子ども教室というような形にはなっていないと私は思うんですね。  それで、以前のお話を聞きますと、地域の方々が何人か集まってやりますよと言ってくださればそれについては検討しますみたいなお話があったんですけれども、そうではなくて、行政側が主導して、きちんとした職員をつけて、お金もつけてやらなかったら、これはねなりようがありません。こういった文科省や福祉、どこでしたっけ、厚労省が一緒になって出したような、通知のようなね、ものにはなりようがないですよ、このやり方じゃあ、今のやり方じゃあ。  ですから、もっと私は行政がきちんと指導すること、そして、指導員をね、放課後子ども教室でも、指導員を地域の方にお任せして週1回なんていうんじゃあだめですよね。視察して、きちんとやっているところはそこにきちんとお金をつけているんですね。そのお金はどこから出てくるかと言えば、今度はそういうことをきちんとすれば、学童保育のほうの指導員の数が少なくて済むようになるはずなんですよ。今私のところに来ているお話では、例えば、週3回働いているパートタイマーのような人でも、夏休みでも、ほかの日でも学童に入れざるを得ない。これが放課後子ども教室がきちんとあれば、そちらに行けばいいわけだから、その子は学童に行かなくても済むと、そういった言い方もされていたりするわけですね。ですから、この辺の放課後子ども教室は、今のやり方はゼロから見直さなきゃいけないと思いますけれども、どうですか。 326 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 327 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 今回私どものほうが、第二学童において、そういった視点で進めたいと考えておりますので、そういったところで私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。  現在放課後子ども教室が開催されているところは2カ所でございまして、そのうち第二小学校区が非常に長く市民の地元の皆様の御協力で機能していると伺っております。私どものほうとしましても、ここで既に始まっておりますので、第二小学校で新たに学童保育を始めるに当たりましては、そういった一体利用という部分について大変重要視しておりまして、ぜひここでしっかりと取り組んでいく必要があるということは同じ認識でございます。  そういった意味からも、今回4月に、先に血脇議員にお答えしましたが、これから委託事業者等の選定に入りますが、その選定に当たりましては、過去の実績等で放課後子ども教室との一体利用について実績のある事業者について、そういったところで特に配慮して事業者を選定してきまして、その上で本市のモデルのような形での取り組みをしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解いただきたいと思います。  以上です。 328 ◯秋本享志議長 福井議員。 329 ◯福井みち子議員 今の回答以上は望めないんでしょうけれども、私は、何というんだろう、さっき言ったように、毎日やらなかったら意味ないんですよ。そして、学童の子と放課後の子どもが本当に一体になってね、いろいろな事業をやらなかったら意味がないんですね。この文科省から言っているような形になりようがない。ですから、ぜひ、市の職員の中にもそういうことをきちんと考えてやりたいなと言っている人もいるんですよ。ですから、そういう人をちゃんと仲間に、仲間にというか、入れて議論をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  では、次に行きます。保育所の待機児解消に向けた取り組みについて、幼児教育の無償化に対して、政府は経済財政の運営と改革の基本方針2018にその具体的内容を盛り込みました。  しかし、保育園待機児が一向に解消しない中で、無償化は保育園に入れない保護者の不満を一層高めるばかりか、保育園を利用している保護者と利用できない保護者の間での分断を生じかねません。当市においても待機児解消を進め、希望する全ての子どもが保育園を利用できるよう、地方自治体の責任を果たすことが喫緊の課題と考えます。  そこで、以下について伺います。  保育所の待機児童数の見通しと対策について。 330 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 331 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 保育所の待機児童数の見通しと対策についてお答えします。  本市の保育所の待機児童数は、本年4月1日現在24名となっておりましたが、その後の随時申し込みにより、8月末現在ゼロ歳児で6名、1歳児で17名、2歳児で5名、4歳児で2名の合計で30名となっております。  待機児童の今後の見込みについては、引き続き共働き世帯の増加、育児休業からの復職や子育て世帯の転入などを背景に増加するものと見込んでいます。  また、年度当初は園児の卒園や転出などにより待機児童は減少するものの、年間を通じて待機児童が増加する傾向がここ数年継続しています。  待機児童対策については、既存保育所の定員受け入れ枠の増、2つ目としまして、民間保育施設等の誘致、3つ目としまして、幼稚園での保育需要の受け入れの3つを施策の柱とし、これまでも待機児童の解消に取り組んでおり、具体的には人材派遣の活用や任期付保育士の雇用など、多様な任用形態の併用により保育士を雇用し、公立保育園の受け入れ枠を拡充しています。  また、平成29年4月に小規模保育所1園、平成30年4月に認可保育園1園を誘致、開所しています。  さらに本年4月からは保育所並みの保育時間を幼稚園で確保し、働きながら幼稚園を利用できるようにする幼稚園預かり保育時間の拡充事業を市内の幼稚園1園で実施しています。  また、市都市計画部門との連携により、根地先の公益的施設誘導地区地区計画において、保育、子育ての支援施設の建設を可能とし、当該区域に小規模保育所1園と一時預かり保育所を兼ねた幼稚園への送迎ステーションを併設した複合型子育て支援施設の誘致計画を立案し、現在事業者と開設に向け協議を進めているところです。  以上です。 332 ◯秋本享志議長 福井議員。 333 ◯福井みち子議員 まず、待機児の数が、私は92名と思ったんですけれども、読み方が違ったんですかね、市のホームページからずっと計算して92名になっていたんですけれども、30名は随分少ないなと思って、それにしても待機児がいるということでお話をさせていただきますけれども、この待機になった人たちというのは今はどうしているのか、そして、どういうニーズを持っているのか市は把握していますか。 334 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 335 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 待機となられた方につきましては、これまでも、ファミリーサポートセンター事業等を活用していただいているというふうに考えております。  以上です。 336 ◯秋本享志議長 福井議員。 337 ◯福井みち子議員 今度無償化になるとファミサポも無償化の対象になるというからいいのかもしれませんけれども、やはり保育園に入れたいわけですからね。30人が30人ファミサポだとは思わないわけですから、我慢して保護者の方、お母さんかお父さんかわかりませんけれども、が働くことを少し、何というんですかね、少なくしているとか、そういう状況になっているんだろうと思うんです。  次に、この開園予定となっているという、先ほど、午前中ですか、血脇議員が質問したところと同じだと思うんですけれども、新しくできる施設ですね、これ本当は今年度開園ということだったんじゃないかなと思うんですけれども、進捗状況、いつ開園になるのか伺います。 338 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 339 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 先ほど申しました都市計画部門との連携による送迎ステーション事業等のお話かと思いますが、これにつきましては、まだ最終的な結論には至っておりませんが、若干本体のほうの施設との関係から、32年4月ごろになるのかなというような見通しでございます。  以上でございます。 340 ◯秋本享志議長 福井議員。 341 ◯福井みち子議員 そうしますと、先ほどの幼稚園のほうの延長保育を増やしたりとか、そういうことを含めても、来年度ですけれどもね、来年度以降と言ったらいいんですか、待機児ゼロになるんですか。
    342 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 343 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 今後の待機児童の取り組みということでお答えをさせていただきたいと思いますが、まずもって3歳以上については、現在もおおむね保育需要には対応できている状況と考えておりますので、今後も幼稚園での預かり保育の拡充等を中心に、待機児童解消に努めていきたいと考えております。  それから、今後も伸びが見込まれる1、2歳児につきましては、現行の子ども・子育て支援事業計画に基づきまして、小規模保育事業所の誘致に努めるとともに、預かり保育事業で余裕ができる3歳児以上の保育枠を1、2歳児等に有効活用することでありますとか、保育士確保等に努めながら、私立保育園との受け入れ枠の確保等に努め対応していきたいというふうに考えております。  以上です。 344 ◯秋本享志議長 福井議員。 345 ◯福井みち子議員 結局あれですね、待機児ゼロは無理だなということですよね。 346 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 347 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 私どものほうとしましては、今回新しくこれまでの待機児童加速化プランに変わりまして、30年度から子育て安心プランというのがスタートしておりまして、それに基づく事業の国の補助対象になりましたので、そういった事業も活用しながら、待機児童ゼロを目指していきたいと考えております。  以上でございます。 348 ◯秋本享志議長 福井議員。 349 ◯福井みち子議員 期間限定保育というんですか、保育のスペースの空きのある3歳児のところへゼロ、1、2歳児を入れるという、そういったことも取り組んでいこうという考えがあると先ほどお答えになっていただいたんですかね。 350 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 351 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 送迎ステーション事業等による幼稚園の活用ですとか、今1園で実施しております預かり保育枠の拡充等によりまして、3歳児以上の者が幼稚園等を活用していただくことで、私立保育園、公立保育園もゼロ、1、2歳のほうに振り向ける余裕が少しは出てくるのかなと。ただ、正直申しまして、その辺の振り分けというのは施設のスペースの問題もございますし、安易に簡単にはいかないと思いますが、そういったことも視野に、1つの待機児童対策として考えているというところでございます。  以上です。 352 ◯秋本享志議長 福井議員。 353 ◯福井みち子議員 なかなか難しいなというのが本当のところだと思うんですね。  それで、私がお聞きしたいのは、これは市長なりほかの方でもよろしいんですけれども、今回ね、議案として出ている西白井のコミュニティプラザですけれども、あそこについては私はここの議会でたびたびあそこに保育施設が必要じゃないか、あそこを建てるのであれば保育施設を入れるように検討したらどうですかということをたびたび言ってきました。保育施設が要らなくなったら、それを高齢者施設の場所に変えてもいいと、今回の面積とか広さを見ると十分できる広さがありますね。これなぜ検討したんでしょうかね、しなかったんですかね。西白井のコミュニティプラザに保育所を入れるということ検討しましたか、しませんでしたか。 354 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 355 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 今御指摘のありました西白井地区のコミュニティ施設につきましては、議員からも御指摘をいただいていた部分等ございまして、コミュニティ施設建設検討の際に立ち上がりました建設準備委員会において保育所の併設が検討はされております。このときの委員会におきましては、待機児童の状況でありますとか、周辺における保育所の配置状況等を確認した上で、結論としますと保育所機能を含めずに、あくまでも施設用地活用検討委員会からの提案書をもとに検討することになったと認識しております。  以上です。 356 ◯秋本享志議長 福井議員。 357 ◯福井みち子議員 その検討建設委員会のほうで保育所をどうするかということが話題になったけれども、そのときその検討委員会は行政側にお任せするという話になったんですよ。だから、行政で検討したのかと聞いているんです。 358 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 359 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 当時も待機児童対策につきましては、これは重要な施策の1つとなっておりましたので、当時の子ども・子育て支援事業計画書におきましても、重点事業ということで位置づけられて、積極的に取り組むこととされてはおりましたが、その内容につきましては、施設整備ということではなくて、家庭的保育事業でありますとか、そういった事業の充実を図ることでの対応ということになっておったと記憶しております。そういった施策の考え方に基づきまして、そういった対応になったと考えております。  以上です。 360 ◯秋本享志議長 福井議員。 361 ◯福井みち子議員 そうすると、それは福祉部局だけの話ではなく、市民活動支援課のほうですね、コミセンを建てるとなれば市民活動支援課、財政課とか、そういうところで全部で集まって保育園どうするのかということで、しないということになったということですか。それとも、福祉部局だけでそういう検討をしてやらないことにしたんですか。 362 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 363 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 当時の建設検討準備委員会につきましては、施設整備に当たり市民が最も利用する身近な施設であることから、利用する地域の皆さんによる検討委員会をつくっていただいて、その中でしっかりとした議論をいただいた中で、その結果については極力尊重するというのが当時の市の方針だったと考えております。  以上です。 364 ◯秋本享志議長 福井議員。 365 ◯福井みち子議員 だから、建設検討委員会で保育園を入れることは行政のほうで検討してくれという話になったときに、行政は何で検討しなかったんですかと言っているんですよ。 366 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 367 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 繰り返しになりますが、その当時重要な施策の1つであるという認識はしておりましたが、その当時に施設整備というようなことではなくて、待機児童対策については家庭的保育事業などの事業を通じて対応するという方針になっていたということに準じた対応だというふうに認識しております。  以上でございます。 368 ◯秋本享志議長 福井議員。 369 ◯福井みち子議員 わかりました。今になって思えば、なぜあのときここへ入れなかったんだろうということじゃないですか。今西白井地区でしょう、待機児がいっぱい出ているのは、そういうことからも、この西白井のコミュニティセンターをどうするかということはね、もっともっときちんと政策的な課題として取り上げて議論してこなくちゃいけなかったんじゃないかなと思います。  次ですけれども、行政経営改革の中に項目として公の施設の運営方法の検討と実施というのがありまして、その中に保育園も入っているんですね。それから、学童保育も入っているんです。これについて、平成32年度に運営方法を決定するとなっていますけれども、現時点ではどれぐらい検討されているんですか。 370 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 371 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 2つあるかと思いますが、1つは、学童保育所については、移行させていただく当時に保護者の団体等の皆様と検討する中で、時間的な関係も、至急移行したかったということがありましたので第三者委託という形にしましたが、説明では指定管理者制度への移行も視野に検討させていただくということで、お約束をしたところでございます。そういったことで、32年度末までの契約期間が切れるまでに、そういったことの検討をしていく必要があるということであります。  それについては、教育委員会等々も施設管理のあり方等について、これまでも検討させていただいておりますが、今始まったところでありまして、そういったことが明らかになった時点で指定管理者に移行することが最終的に有利なのかどうかも含めて検討していきたいと考えております。 372 ◯秋本享志議長 福井議員。 373 ◯福井みち子議員 学童保育所の話ですよね、私は保育園のことのほうが聞きたいんです、保育園。 374 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 375 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 保育園につきましても、市としましては、できるものについてはできるだけ民間の皆さんにお願いしたほうが、市が行うよりも、同等もしくはそれ以上に有利である場合については、指定管理者等を含めた管理運営のあり方を検討するということでしておりますので、それについても現在検討は進めておるところですが、結論には至っていない状況でございます。  以上です。 376 ◯秋本享志議長 福井議員。 377 ◯福井みち子議員 それでは、次の質問で、保育士不足の解消策について伺います。 378 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 379 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 保育士不足の解消策についてお答えいたします。  保育士不足は全国的かつ社会的問題となっており、この確保については自治体間の競争が激化している状況です。  このような状況の中、市では保育士の確保に向け、平成29年度から私立保育園の保育士を対象に、駐車場の借り上げ及び宿舎の借り上げに係る補助金制度を創設するとともに、県の補助金を活用して保育士の月額給与に市の単独補助分の1万円を加えた3万円を上乗せして支給する処遇改善事業を平成29年10月から実施しています。  また、新たに保育士の資格を取得する新卒者及び保育士資格を持ちながら保育士として就業していないいわゆる潜在的保育士の掘り起こしを目的に、市内私立保育園及び私立幼稚園との協働による保育士合同就職説明会を開催するなど、保育士の確保に努めているところでございます。  以上です。 380 ◯秋本享志議長 福井議員。 381 ◯福井みち子議員 保育士の確保で合同説明会などをやって、非常に頑張ってくださっているなと思いますけれども、これの結果はどうだったのかと、それから、いわゆる保育士確保のためのいろいろな優遇策しましたね、これの効果がどれぐらい出ているのかお伺いします。 382 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 383 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 補助金等の施策、それから、先ほどの保育士の確保施策等によりまして、保育士につきましては、基本的には私立保育園と幼稚園でございますが、常勤が11名、非常勤が9名の増になっておりまして、一定の成果があったものと考えております。これにつきましては、全てそういった対応だということで確認をしているということではありませんが、その一助になったと考えているところでございます。  以上でございます。 384 ◯秋本享志議長 福井議員。 385 ◯福井みち子議員 今効果がね、あったということはよかったと思うんですけれども、保育士、受け皿として今量の拡張ということが緊急な課題になっているんですけれども、忘れてはいけないのは保育の質なんですよね。その質を上げる、保育の量と質をバランスよく上げていくということが非常に求められていると思うんです。そういう意味でも、保育士のいわゆる優遇策というか、改善するということはそれに結びつく、保育の質を高めることにも結びつきますので、ぜひきちんと、何というんですかね、こういう待遇改善に向けて取り組んでいただきたいと思います。  白井市の場合、公のほうですけれども、単価が1,080円ですよね。印西市なんかは1,200円で、これで単価の値上げ競争になってもいけないんですけれども、やはり待遇改善というところで、少し踏み込んでいただきたいなと思います。  では、次に市内の企業主導型保育事業所について伺います。 386 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 387 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 市内の企業主導型保育所についてお答えをいたします。  企業主導型保育所は、企業が従業員の子育てと就労の両立を支援するための制度、施設であり、児童福祉法の保育所に当てはまらない認可外保育施設となりますが、働き方に応じた多様で柔軟な保育サービスの提供や、複数の企業が共同で設置することが可能などのほか、従業員の子育てに伴う離職の低下や福利厚生に対する満足度の向上など、企業にとってメリットがあると言われています。市としましても、保育の受け皿が拡大し、待機児童対策の一助になるものと考えております。  当市において企業主導型保育所として千葉県へ届け出している保育所は、8月末現在1園であり、従業員向けの小規模な保育施設で、現在のところ定員12名のところ12名の登録があり、1日平均6名の児童が通園していると伺っております。  以上です。 388 ◯秋本享志議長 福井議員。 389 ◯福井みち子議員 どんぐり保育園というのだと思うんですよね。資料を見させてもらいましたけれども、なかなかいい保育園かなというふうには思うんですけれども、ただ、私が勉強会に行ったところによりますと、企業主導型事業所内保育所については、原則として年1回以上児童育成協会が立入調査を実施することにしていると。今年3月に行われたその立入調査を見ると、あまりに劣悪で危険な保育施設が乱立している状況が見てとれます。県の管轄であるために、市では実態把握ができないわけですけれども、やはり市内にある事業所ですので、しっかりと情報収集していていただきたいと思います。  ここは事業所内保育所ですが、というか、企業内ですけれども、市民を受け入れるということは可能なんですか。 390 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 391 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 まず最初に、このどんぐり保育園につきましては、私どものほうでも、視察というんでしょうか、させていただきまして、その際には、本来こちらの保育園については、2分の1以上保育士がいればいいということになるんですが、全ての保育士が保育士資格を有しているといったようなことでありますとか、大変環境の整った保育園だということで確認はしておりますので、今後もそういう形で対応してまいりたいと考えております。  それと、制度上2分の1以内で市民の方の受け入れをすることは可能となっておりますが、現状でこのどんぐり保育園では市民の方の受け入れ枠は確保されていないと聞いております。  以上です。 392 ◯秋本享志議長 福井議員。 393 ◯福井みち子議員 ここで市民が少しでも受け入れてもらえればいいかなと思います。  それから、次に幼児教育・保育の無償化についてお願いします。 394 ◯秋本享志議長 五十嵐健康子ども部長。 395 ◯五十嵐 洋健康子ども部長 幼児教育・保育の無償化についてお答えをいたします。  幼児教育・保育の無償化については、本年6月15日に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針2018において重要な少子化対策の1つとされたところです。  幼児教育・保育の無償化の内容については、無償化の対象などの詳細について、現在もなお国の実務検討チームにおいて議論されておりますが、経済財政運営と経営改革の基本方針2018においては、1つとしまして、無償化の対象範囲は3歳から5歳までの全ての子どもたちの幼稚園、保育所、認定こども園の費用を無償化し、ゼロ歳児から2歳児については住民税非課税世帯を対象として無償化を進めること、2つ目としまして、無償化の対象を保育の必要性があると認定された子どもであって、認可保育所や認定こども園を利用できていない児童を含むとし、認可外保育所、一時預かり事業、病児保育事業やファミリーサポートセンター事業なども無償化の対象とすること、3つ目として、実施時期について、平成31年10月からの全面的な無償化措置の実施を目指すことなどとされております。  しかしながら、詳細な内容や日程などについては、今後国及び県より示される予定となっていることから、国、県の動向を注視し、的確に対応してまいりたいと考えております。  以上です。 396 ◯秋本享志議長 福井議員。 397 ◯福井みち子議員 国のこれまでのやり方を見ていると、本当に間近になってから、制度がこうなりますのでよろしくというようなことで、財政負担がマイナスになるのかプラスになるのかもわからないような状況の中で白井は対応しなければいけないわけですので、しっかりとした情報をつかんで、早め早めの対応ができるように取り組んでいただきたいと申し添えてこの質問は終わります。  臨時職員及び非常勤職員の待遇改善について、2017年5月、会計年度任用職員制度の導入を柱とする地方公務員法及び地方自治法の一部が改正され、2020年4月に施行されることになっています。この制度は、任期最長1年、再度の任用は可能で、任用は自治体の判断になります。勤務時間によってはフルタイムと短時間勤務に分けられ、期末手当の支給が認められますし、さらにフルタイムには退職手当も認められます。  法の施行に向け、市ではどのような計画を立てて運用していくお考えか伺います。  1番、非常勤職員と臨時職員の現状について。 398 ◯秋本享志議長 笠井総務部長。 399 ◯笠井喜久雄総務部長 非常勤職員と臨時職員の現状についてお答えをいたします。  市では一時的な業務増や育児休業などの緊急の場合などには臨時職員を、事業や事務の補助が必要な場合には非常勤職員を雇用しています。  平成30年6月1日現在の雇用状況といたしましては、保育や学校現場などを中心に、臨時職員24名、非常勤職員347名を雇用しています。  雇用している主な職種としましては、保育士等60名、時間外保育士29名、保育補助44名、事務補助57名、調理員21名、補助教員29名などとなっています。  以上でございます。 400 ◯秋本享志議長 福井議員。 401 ◯福井みち子議員 では、次に、質問だけ先にいきます。  会計年度任用職員制度導入までのスケジュールについて。 402 ◯秋本享志議長 笠井総務部長。 403 ◯笠井喜久雄総務部長 会計年度任用職員制度の導入にかかわるスケジュールについてお答えをいたします。
     会計年度任用職員制度は、平成29年に公布された地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律に基づき、地方行政の重要な担い手となっている臨時・非常勤職員の適正な任用、勤務条件を確保するため、特別職非常勤公務員の運用の適正化及び臨時的任用職員の任用要件の厳格化と併せて新たに創設された制度でございます。  制度の導入は、改正法が施行される平成32年4月1日からとなっており、この導入に向け、平成29年8月に総務省から導入等に向けた事務処理マニュアルが示され、当市においてもこの事務処理マニュアルに沿った形で進めていこうとしています。  大まかな流れといたしましては、今年の2月に行った臨時・非常勤職員の実態調査をもとに、個々の職について、任用や勤務条件等の検討を行いながら、必要な条例改正などの準備を行い、議会への条例案を平成31年第2回の6月議会に上程したいと考えています。  可決された後、臨時・非常勤職員などへの制度改正内容の説明などを行い、平成31年9月ごろから会計年度任用職員の募集を行うようなスケジュールを想定しております。  以上です。 404 ◯秋本享志議長 福井議員。 405 ◯福井みち子議員 会計年度任用職員の採用方法や任期について伺います。 406 ◯秋本享志議長 笠井総務部長。 407 ◯笠井喜久雄総務部長 会計年度任用職員の採用方法や任期についてお答えをいたします。  会計年度任用職員の採用に当たりましては、総務省から示された事務処理マニュアルでは、競争試験または選考によるとされております。  当市においては、現在の臨時・非常勤職員の雇用時と同様に、書類選考や面接による選考を考えています。募集に当たりましては、できる限り広く募集するため、広報しろいや市のホームページの活用を考えています。  任期につきましては、会計年度任用職員の任期はその年度内で任命権者が定めることとなっておりますので、業務の遂行に必要な時期を考慮して、その職ごとに任期を定めることとしております。  以上でございます。 408 ◯秋本享志議長 福井議員。 409 ◯福井みち子議員 予想される財政負担について。 410 ◯秋本享志議長 笠井総務部長。 411 ◯笠井喜久雄総務部長 予想される財政負担についてお答えをいたします。  会計年度任用職員については、標準的な業務量によるフルタイムとパートタイムの職に分かれ、フルタイムは給料、パートタイムは報酬を支給することとなりますが、この水準は従事する職務の内容や責任の程度など、十分に留意して決定することとなります。  当市におきましては、現在まだ任用条件など詳細について検討できていないため、財政負担について明確にお答えすることはできませんが、現在の事務補助職員と同じ条件で比較した場合、期末手当を職員と同じ期間で支給すると、パートタイムでは約1.3倍、時間を多くしてフルタイムにすると約1.7倍程度に増額となるのではないかと推測をしているところでございます。  以上です。 412 ◯秋本享志議長 以上で福井みち子議員の一般質問を終わります。  これで一般質問を終わります。   ─────────────────────────────────────────      ○散会の宣言 413 ◯秋本享志議長 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  13日木曜日は午前10時から会議を開きます。  本日はこれで散会いたします。御苦労さまでございました。                  午後  3時31分  散 会 Copyright © Shiroi City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...