袖ケ浦市議会 > 2020-03-24 >
03月24日-05号

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  1. 袖ケ浦市議会 2020-03-24
    03月24日-05号


    取得元: 袖ケ浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    令和 2年 第1回 定例会(2月招集)             令和2年第1回(2月招集)            袖ケ浦市議会定例会会議録(第5号)令和2年3月24日      議事日程議事日程(第5号) 令和2年3月24日(火) 午前10時00分開議日程第 1 会議録署名議員指名日程第 2 議案第8号及び議案第21号                                   (質疑討論採決日程第 3 議案第16号ないし議案第20号                             (委員長報告質疑討論採決日程第 4 各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査について                       〇 △開議                令和2年3月24日 午前10時00分開議議長前田美智江君) ただいまの出席議員は21名でございます。したがいまして、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。                       〇 △会議録署名議員の指名 ○議長前田美智江君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第88条の規定により、16番・長谷川重義君、17番・励波久子君、19番・笹生猛君、以上の3名を指名いたします。                       〇 △議案第8号及び議案第21号(質疑討論採決) △議案第8号 市道路線の認定について ○議長前田美智江君) 日程第2、議案第8号及び議案第21号を議題といたします。 初めに、議案第8号に対する質疑をお受けいたします。 質疑はございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 質疑はないようですので、これにて質疑を終結いたします。 これより討論をお受けいたします。 討論はございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 討論はないようですので、これにて討論を終結いたします。 採決をいたします。 議案第8号 市道路線の認定について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。               (賛成者起立) ○議長前田美智江君) 賛成全員でございます。 よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。                       〇 △議案第21号 副市長選任について ○議長前田美智江君) お諮りいたします。 議案第21号については、人事案件でございますので、質疑討論を省略し、直ちに採決をいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。               (「異議あり」「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 御異議がございますので、質疑討論の順に行います。 初めに、議案第21号に対する質疑をお受けいたします。 質疑はございませんか。 14番、佐久間清君。 ◆14番(佐久間清君) 議案第21号について質疑をさせていただきます。 千葉市では、総務省出身の女性副市長の起用、また浦安、白井では県のほうから副市長の起用が確認されています。市長は、国、県と太いパイプを持っていると思いますが、今回の副市長人事において、国や県からの起用をすることは検討しなかったのか伺います。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) 佐久間議員質問にお答えします。 国や県からの人事を用いて副市長選任しないかという質問でございますけれども、私も就任当初以来この副市長人選に関しては常に頭に置いて考慮させていただきました。その中で、当然今お話があったようなことも耳にしたことがありますけれども、私は就任当初から今回全市を見渡した上でやはり市内での人選をしたいという私の意向がありました。それは、やはり市の今の現状ですとか庁舎内のことを踏まえた上での私の判断でございます。 以上です。 ○議長前田美智江君) 14番、佐久間清君。 ◆14番(佐久間清君) 副市長人事については、市長の限られた人物や組織の裁量によってのみ判断や決定をする物事である専権事項であると考えますが、3月末で優秀な部長が数人退職し、残った部長も現状の袖ケ浦市政を熟知している方々と私は考えます。この中から副市長選任することを考えなかったのか、また退職して何年か経過している方を選任した考え方について伺います。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇
    市長粕谷智浩君) 今現在退職される部長たちのことも含めて在職している方ということの御意見だと思いますけれども、私が今回この副市長人事を考えるに当たりましては、やはり市内の方、当然行政経験がある方を想定しておりました。その中で、やはり一回退職をされ、民間ないし市政に身を置かれた方について登用を考えていきたいということがございました。それは、やはり外からの意見ですとか市民の皆さんのお声を一回自分の中で受け止めること、その期間があった方を選びたいということがございましたので、今回の選任に至った次第であります。御理解いただければと思います。 ○議長前田美智江君) 14番、佐久間清君。 ◆14番(佐久間清君) 副市長のポストは、対外的にも幅広い付き合いが求められると思います。また、本市の施策に影響を及ぼす大変重要なポジションではないかと私は思います。市長としてどのような期待を持って選任をしたのか伺います。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) 今回の選任に当たりまして、どのような期待をしたのかということでございますけれども、先ほどお話をさせていただいていますとおり、当然行政経験が豊富であるということはやはり考慮させていただいて、その部分でも力を発揮していただきたいということと同時に、今回私が選任をさせていただいております花澤氏におかれましては、やはり幅広い見識と、職歴の中でも在職中は企画財政部の参事として、秘書広報課長として対外的に見ることも多くございました。そして、多くの議員の皆様御存じのとおり、議会事務局長としての立場でも幅広い見地から交流がある、また見識がある方ということでございます。私の補佐として、やはりそのような見識も生かした上でぜひ活躍をしていただきたい、私を補佐していただきたいというふうに考えておりますので、御理解いただければと思います。 以上です。 ○議長前田美智江君) ほかに質疑はございませんか。 13番、鈴木憲雄君。 ◆13番(鈴木憲雄君) 議案第21号 副市長選任につきまして質疑をさせていただきます。 まず、今回の副市長選任に至るまでの経過理由につきましてお伺いいたします。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) 鈴木議員質問にお答えします。 御質問は、今回の副市長選任に当たっての経過及び理由ということでございますけれども、経過に関しましては、今回先ほどちょっと答弁のほうをさせていただきましたけれども、就任以来副市長人事については当然考慮させていただいて、選任を進めておりました。経過ということですので、その過程でございますけれども、実際におきましては、12月定例会の中で終了ぐらいまでに大体私の中で花澤氏を副市長として起用させていただきたいという過程の中で、やはり副市長という重責の下、本人としっかり話をさせていただいた上で議会に上程するというのは当然の過程でございますので、本人とお話をさせていただいた上で今回の選任に至ったわけでございます。 私自身の考えといたしましては、当然本人からの選任の同意をいただいた後に、できる限り早い段階で議会皆様にこの人選をお示しした上で、しっかりと御審議をいただいた上で議決をいただきたいということでございますので、今定例会の当初の議案として上程させていただき、本日のこの議決をいただくお願いをしているところでございます。 また、選任理由につきましてですけれども、これも先ほど答弁させていただいた部分が大きなところでございます。やはり同氏の職歴ですとか、その辺のことも考慮をした上での活躍を期待しているというのがまず第一の大きな理由でございますので、御理解をいただければと思います。 ○議長前田美智江君) 13番、鈴木憲雄君。 ◆13番(鈴木憲雄君) 過去の実績や期待する役割につきまして、特に市長との役割分担について、どのように考えていらっしゃるのかお伺いいたします。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) 副市長として同氏に求める役割ということでございますけれども、一般に副市長職務につきましては地方自治法に規定されているところがございます。その内容を当然念頭に置きながら、市長の私と副市長としての職責と役割、これをしっかりと考慮した上での協力体制の下で市政運営の重要な役割を担っていただきたいと、一般的にはそのように当然なるところでございますし、また先ほどお話しさせていただいたんですけれども、当然彼の経験、知識を生かした上で、市政全般を把握した上での私に対する職務補佐、また議会皆様へも対応ができるものではないかというふうに役割を期待しているところでございます。 以上です。 ○議長前田美智江君) 13番、鈴木憲雄君。 ◆13番(鈴木憲雄君) 今後の市政運営に当たりまして、台風等自然災害や、あるいは新型コロナウイルスへの対応など、財政施策のかじ取りはますます厳しさを増してくると思われます。企画財政や総務といった部門を部長として経験されておりませんが、選任するに当たってこのような点を考慮をされたのか伺います。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) 御質問同氏の略歴の中で、企画財政部長ですとかということを経験されていないことについてということでの人選についてということであると思いますけれども、私が今回そのような点、いろんな観点からでございますけれども、今回の来年度に対する人事に関しても、当然その点を踏まえて組織内でしっかりと対応をしていくことができると思いますし、同氏におかれましても行政知識がある中で財政運営等に関してもしっかりとした見識があるものと理解をしております。その点を踏まえた上での今回の選任になっておりますので、御理解をいただければと思います。 ○議長前田美智江君) ほかに質疑はございませんか。 19番、笹生猛君。 ◆19番(笹生猛君) 単刀直入に聞きます。今お二方から質問があったわけですが、ほとんど外形的な理由であって、なぜ花澤一男氏でなければ駄目なのかということが聞こえてこないんですよ。この2回の議会を見ていますけども、市長が本音でしゃべっているということを私は感じないんです。実際に例えば選挙で一生懸命頑張ったと。論功行賞、何があるんですか。例えばそれだっていいんですよ。自分の政策を一番理解して、そしてその実現のために行政で力を発揮する、例えばこれが理由だとしたら真っ当な理由で、私はもろ手を挙げて賛成します。なぜ花澤一男氏じゃなければ駄目なのかということが聞こえないので、そこをもうちょっと本音のところを聞かせてもらえますか。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) 笹生議員質問にお答えします。 なぜ花澤一男氏を選任したのかということでございますけれども、私の中で大きく3点今回の人選について考慮させていただいた点がございます。1点目、2点目につきましては、先ほどお話をしております同氏の経歴ですとかこれまでの経験、また袖ケ浦市への奉職を終えた後、地域の活動に本当に積極的に参加していただいて、地域の皆さんの声を市政に届けるというようなことを積極的にやってこられた。これは、やはり今度特別職に就任していただいて、私の補佐をやっていただく上でもしっかりと対応していただける、そのように考えております。 3点目でございます。これが私が一番今回花澤氏を選任した理由でございますけれども、同氏の人格についてでございます。一言で言えば、非常に真面目な方であると私は存じております。非常にきっちりと折り目がついた方という表現が正しいかどうか分かりませんけれども、折り目がついた方でございます。特別職として物事に対応するとき、その判断をするときに、公平公正に判断をし、市長である私をしっかりと補佐し、助言ができる人物であると評価をしたところです。そのようなことから、私が信用し、信頼をして今回の人選に至った、そのような経過でございます。御理解をいただければと思います。 ○議長前田美智江君) 19番、笹生猛君。 ◆19番(笹生猛君) 踏み込んだ見解が聞けて、それはよかったと思います。ここからもう一歩踏み込みますが、実際に今いろいろな意味で行政運営が厳しくなってきている。そういう中で、市長6つ基本政策を掲げました。それを実現するために、具体的にどういう役割が副市長に求められて、そしてどのような役割推進役として求めるのか、その点について伺います。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) どのような役割を持って同氏に仕事をしていただくかという御質問だと思いますけれども、6つ基本政策、今笹生猛議員のほうからお出しいただきました。袖ケ浦市におきまして、今回私が選任をさせていただく副市長は1名でございます。どの役割を委任してやっていただくということは実際には考えておりません。この6つ施策を進めていく上で、私の施策をしっかりと理解していただいている、そのように考えておりますし、そのような中でですね、先ほど来申し上げていますけれども、彼の経験の中から幅広い見識を持たれていると思います。そのような経験の中から、私の指示、また監督に従いまして、その6つ施策を含めて市政全般を前に進めていっていただける役割を期待しているところでございます。 以上です。 ○議長前田美智江君) 19番、笹生猛君。 ◆19番(笹生猛君) 市長の見解、思いはよく分かりました。反対するつもりは正直ないです。ただよく分からないというのが実際のところです。何が分からないかというと、6つ基本政策を進めるには、これは非常に難しいというか、財政的にも難しいし、社会情勢も難しい、そして今の総合計画の体系の中でどのようにこれを実現していくのかということに関しても、これはやっぱりかなりいろいろ幅広い能力が求められる。それが実際できるのかどうなのかというのは、この短期間で判断するのはちょっと今難しいと思っています。実際にこういう話がもっと事前に聞ければ、検証する機会はあったというふうに考えます。これは、議会人事案件に関する構造上の問題でもありますので、そのことに関してはちょっと置いておきますが、最後に、私はこれ反対するというつもりではなく、賛成の要素を知りたいということで伺います。実際にこれは市長政治責任の範囲の選択だと、任命だというふうに考えます。今後どういう形になるかどうか分かりませんが、これは市長政治責任をかけて任命するというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) 笹生議員の今の御質問は、私の選任に対する責任ということのお話だと思います。当然私といたしましても、副市長補佐をしていただく、このような場で皆さんに同意を求めるということでございますので、私が選任をした以上、私に責任があるというのは当然のことでございますし、逆に私も、先ほどお話をさせていただきましたけれども、信用、信頼をしている人物でございます。私の市政運営を進める上でしっかりと補佐をしてくれる人間であるということを踏まえた上での今回の選任でありますので、皆様の御理解をいただければと思います。 ○議長前田美智江君) ほかに質疑はございませんか。 21番、阿津文男君。 ◆21番(阿津文男君) 1点だけお伺いいたします。 市長選挙は、昨年の11月ですか、行われたと思いますけど、その結果で当選されました。12月議会に上程することができなかったのか、この議会、今年度予算の大事な時期にそこに座っていることはできなかったのか、1点だけ伺います。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) 阿津議員質問にお答えします。 12月定例会においてなぜ選任をしなかったかということでございますけれども、私の思いの中で、先ほどちょっとお話をさせていただいたんですけれども、しっかりと議会皆様に審議をしていただく期間を設けたいというのが当初から念頭にございました。その中で、どのような形がいいのかということを考えた上で、私の中では当初の議案として皆様にお示しをさせていただいた上で議決をすると、これは先ほど答弁させていただいたところでありますけれども、それを意識したものでございますので、御理解をいただければと思います。 ○議長前田美智江君) ほかに質疑はございませんか。 22番、篠﨑典之君。 ◆22番(篠﨑典之君) 議案第21号 副市長選任について質疑を行います。 今のやりとりの中で、経過ですとか理由についてはお話がありましたけれども、1点伺いたいんですが、確かにこの候補に挙がっている方は、非常に真面目ではあるというふうに私も存じ上げておりますけれども、ただ真面目であればいいというだけでも、それは行政の上ではそうかもしれませんけれども、やっぱり副市長となると、全体を市長とともに見渡しつつ、時には必要な意見を述べたり、場合によっては耳の痛いようなことなども意見を出してもらえるような関係といいますか、そういったことも必要になってくる場面も考えられるかと思うんですけれども、そのあたりについて、副市長役割についてどのように考えているのか伺います。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) 篠﨑典之議員質問にお答えいたします。 副市長としての役割ということで、彼に期待することということでありますけれども、当然篠﨑議員がおっしゃったとおり、行政全般について、それは略歴の中でこれまでもお話をさせていただいております。同氏がこれまで市でお勤めいただいている間にも、秘書広報課長ですとか議会事務局長等全般にわたって見る経験をしている人物であるという評価を私はしているところでございます。その上でしっかりと、先ほど助言ですとかというお言葉がありましたけれども、折り目がきっちりとした方という表現をさせていただきましたが、そういう観点におきましても、やはり是か非かという判断をしっかりと持っていただく上で、私の補佐、また助言をしていただけるというふうに考えておりますので、御理解をいただければと思います。 ○議長前田美智江君) 22番、篠﨑典之君。 ◆22番(篠﨑典之君) この間、袖ケ浦市においては副市長が不在の状態が続いたわけなんですけれども、具体的に粕谷市長として副市長との役割分担というものも出てくるかと思うんですけれども、そういった場合において、そのバランスといいますか、先ほど役割という話もありましたけれども、具体的なバランスですとか対応というものをどのように考えているのか伺います。 ○議長前田美智江君) 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) 今の篠﨑議員の御質問にお答えいたしますけれども、具体的なバランス、どのような役割を考えているかというお話でございますけれども、先ほどお話をさせていただきました副市長という職務に関しましては、一般的に法で規定されている部分もございます。どのようなバランスでということでございますけれども、市政全般にわたることに対して、その時々起こり得ることは未来のことですので、なかなか図りかねるところもございます。そのような中で、副市長としての職務、その中で私の指揮監督の下、意思決定を下す過程において、その知識、経験を生かしまして私に助言をしていただくと、これは市政全般において行っていくことだと考えております。副市長としての職務は当然ございますけれども、市政全般において私の職務補佐をしていただけるものと期待をしているところです。 ○議長前田美智江君) ほかに質疑はございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 質疑はないようですので、これにて質疑を終結いたします。 これより討論をお受けいたします。 討論はございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 討論はないようですので、これにて討論を終結いたします。 採決をいたします。 議案第21号 副市長花澤一男氏を選任することについて、これに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。               (賛成者起立) ○議長前田美智江君) 賛成全員でございます。 よって、議案第21号は同意することに決定いたしました。                       〇 △議案第16号ないし議案第20号(委員長報告質疑討論採決) ○議長前田美智江君) 日程第3、議案第16号ないし議案第20号を一括議題とし、これより総括審議を行います。 予算審査特別委員会審査経過並びに結果について、予算審査特別委員長から報告を求めます。 佐久間清君。               (予算審査特別委員長 佐久間清登壇) ◎予算審査特別委員長佐久間清君) 改めておはようございます。予算審査特別委員会審査を付託されました議案第16号ないし議案第20号、令和2年度袖ケ浦一般会計予算、各特別会計予算及び事業会計予算について、3月16日、17日、19日の3日間にわたり委員会を開催し、関係部課長等の出席を求め、審査いたしましたので、その審査した経過と結果について御報告いたします。 令和2年度は、現下の厳しい財政状況を踏まえた上で、新たな行政課題への対応施策に反映するとともに、市勢の持続的発展を図るため、6つの取組を掲げ、編成した予算とのことであります。令和2年度一般会計予算は259億1,000万円で、前年度当初予算比5.6%の増、特別会計予算は117億1,600万円で、前年度当初予算比4.0%の増、また下水道事業会計は24億9,800万円であり、総額で401億2,400万円となっており、前年度当初予算比では全体で7.5%の増であります。そのうち本市一般会計予算歳入の大宗を占める市税は前年度当初予算比0.5%減の135億2,111万円を計上しております。 審査過程において、行財政の健全運営市民福祉の向上、まちづくりの推進、生活環境の整備、産業の振興、都市基盤整備充実教育文化の向上、市民生活安全安心、災害からの復旧復興などの観点から、各委員より活発な質疑が行われました。 主な質疑として、予算編成考え方について、新型コロナウイルス感染拡大による歳入への影響及び財政支出見通し考え方について、税制改正による市財政への影響について、財政調整基金適正規模及び今後の積立て見通しについて、事業のスクラップ・アンド・ビルドを行うための検討について、市長所信表明の予算への反映状況について、職員の出退勤管理の改善について、職員の災害対応研修について、働き方改革を推進するために行う職員研修の内容について、シティプロモーション推進事業の取組について、新聞折り込み数の減少に伴う広報紙の配布状況について、区等集会施設の台風被害による補修及び耐震化について、市民協働事業の取組について、RPA・AI導入推進事業の取組について、情報セキュリティ対策事業の状況について、ファシリティマネジメント推進事業の取組について、ちばアクアラインマラソン協賛事業の取組について、地域公共交通づくり事業の取組について、バス路線維持費補助金の状況について、地域支え合い活動支援事業の状況について、市民生活安全パトロールの実施効果及び近隣市における実施状況について、国土強靱化地域計画策定の進め方について、IP無線機導入の内容について、マイナンバーカードの交付状況について、平岡小学校区放課後児童クラブの現状と新たな整備内容について、はり・きゅう・マッサージ施術費助成事業の年齢要件について、民生委員の活動及び委嘱の現状について、国民健康保険特別会計操出金の今後の見通しについて、重度心身障害者医療費支給事業の状況について、コミュニケーション支援事業の利用実績及び遠隔手話通訳との比較について、君津中央病院の経営状況等について、がん検診の受診者増に向けた取組について、次期広域廃棄物処理事業のスケジュールについて、廃棄物・土砂対策事業の取組について、台風被害を受けた農業への支援について、有害鳥獣駆除事業の取組について、農畜産物及び特産品の販売を促進するための取組について、商店街及び各個店の魅力向上を図るための方策について、観光情報の発信及び交流人口増加のための事業について、外国人労働力の活用について、袖ケ浦バスターミナル駐車場の現状について、空き家等対策の現状と今後の制度見直し検討について、地籍調査事業の進め方について、橋梁長寿命化に向けた点検内容及び点検結果について、消防本部中央消防署及び長浦消防署の統合について、消防団員の処遇改善及び台風に備えた訓練について、地域人材育成講座の内容及び地域人材活用事業とのすみ分けについて、スクールカウンセラー及び心の相談員の配置について、スポーツツーリズム推進事業の内容について、山野貝塚保存活用事業の取組について、学校ICT教育支援事業の内容についてなどの質疑があり、詳細な審査が行われました。 討論において、新年度予算は259億1,000万円ということでの予算であるが、人事管理の点で市役所そのものの行政運営の長時間残業といったものが解決されるような内容とはなっていない。地域公共交通の在り方、またマイナンバーを前提とした住民基本台帳管理、国保会計への繰出し、はり・きゅう・マッサージ施術への助成事業では年齢を65歳以上から75歳以上に引き上げている。保育所入所待ち児童への対応についても、現状子育て世代が増えているにもかかわらず対応し切れていない問題、火葬場等広域化を進めている点などのほか、全体として福祉を削減していくような流れが見受けられたと思う。様々な問題点があり、加えて残土条例なども制定しようとしないという姿勢もある。そういった問題が様々見受けられるため、賛成はしませんという意見と、令和2年度は厳しい財政状況の中、新たな行政課題への施策を反映した予算となっている。具体的には、昨年の台風被害への支援や公共施設の復旧、災害に強いまちにするための防災行政無線の更新やIP無線機の購入、保育ニーズに対応するため、私立保育施設整備への助成や放課後児童クラブの整備のほか、袖ケ浦駅海側地区の近隣公園の整備、一定規模以上の設備投資を行った企業への奨励金の拡充、前年度より継続して実施する市庁舎の整備などである。このような歳出事業の実施に対しては、国県補助金の確保や計画的な市債の活用など歳入確保に努めており、継続的な財政運営に配慮した予算計上であると考える。これまで取り組んできた各種事業について事業効果を上げる内容となっており、また新たな課題、市民ニーズについても的確に捉えて予算計上されていると判断できるため、賛成するという意見がありました。 採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第17号 令和2年度袖ケ浦市国民健康保険特別会計予算では、保険税徴収率の状況について、資格証、短期証の取扱いについて、医療費通知事業の目標値と効果について、人間ドック受診料助成の検査項目について、保険税の減免措置について、腎臓病地域連携パスによるかかりつけ医及び専門医の連携についてなどの質疑がありました。 討論として、本予算は65億1,700万円で、前年度比2億100万円増ということであるが、1つは、一般会計からの繰入れが令和元年度から5,000万円減らされ、本来であれば消費増税が強行された下で法定外繰入れなども維持あるいは増やす中で国保税値下げなどをすべきであるにもかかわらず、そういった措置が取られていない。また、資格証や短期証の交付なども引き続き続け、被保険者にとって柔軟な寄り添った姿勢が見られない。そういった理由などから賛成することはできないという意見と、令和2年度の予算総額は65億1,700万円となっており、前年度と比較して2億100万円の増額となっている。これは、高齢化の進展や医療技術の高度化等に伴い、1人当たりの医療費が年々増加していることが主な要因である。一方で、医療費適正化に向けた取組として、生活習慣病予防や重症化予防のための特定健康診査や保健指導などが実施され、さらに慢性腎臓病への取組も独自に行うなど、保険者において運営努力がされているところである。引き続き持続的かつ安定的な運営を確保していくことをお願いし、賛成するという意見がありました。 採決の結果、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第18号 令和2年度袖ケ浦市後期高齢者医療特別会計予算では、職員体制について、短期証の交付状況についてなどの質疑がありました。 討論として、令和2年度では7億1,600万円ということで予算計上されているが、そもそも後期高齢者医療制度自体が75歳という年齢で区切って医療負担を負わせる制度であり、承認できない制度である。また、本市においては後期高齢者に対しても短期証発行などのペナルティーを行っている。よって、この予算には賛成することはできないという意見と、令和2年度の予算総額は7億1,600万円となっており、前年度と比較して1億300万円の増額である。これは、保険料率の改定及び被保険者数の増加による保険料収入の増に伴う広域連合納付金の増加や新たに広域連合へ職員派遣を行うことに伴う人件費の増加などに起因するものである。また、本予算は運営主体である千葉県後期高齢者医療広域連合が積算した結果に基づき、袖ケ浦市の負担分を計上したものが主なものであり、その内容は適正なものと判断するため、賛成するという意見がありました。 採決の結果、賛成多数にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第19号 令和2年度袖ケ浦市介護保険特別会計予算では、介護予防把握事業で行うアンケート調査の内容について、袖ケ浦いきいき百歳体操の普及啓発について、保険者機能強化推進交付金の概要について、職員体制の現状について、包括的支援事務費等増額の内訳について、保険料増の理由について、介護施設への入所待ちの対応についてなどの質疑がありました。 討論はなく、採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 最後に、議案第20号 令和2年度袖ケ浦下水道事業会計予算では、マンホール浮上対策工事の内容について、マンホールポンプ用発電機の運用についてなどの質疑がありました。 討論はなく、採決の結果、全員賛成にて原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査過程において各委員から今後の行政の執行に当たり提言、要望した事項については、適切なる対応を期待するものであります。 以上をもちまして予算審査特別委員会の報告を終わります。 ○議長前田美智江君) 以上で予算審査特別委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑をお受けいたします。 質疑はございませんか。 19番、笹生猛君。 ◆19番(笹生猛君) 議案第16号、令和2年度一般会計予算委員長報告に対する質疑を行います。 令和2年度予算は、新市長誕生後初めての予算であり、また新総合計画の初年度の予算に当たるという点から、非常に非常に重要な予算だというふうに考えております。行政経営において、総合計画は地方自治における最上位計画であり、行政経営の根幹となるものです。2001年の地方自治法改正により、基本構想の必置義務はなくなりましたが、袖ケ浦市では2018年に総合計画条例を策定し、基本構想だけでなく、基本計画まで議決案件としました。この趣旨は、同条例第1条に、この条例は総合計画の策定等に関して必要な事項を定めることにより、総合的かつ計画的な市政運営を図り、もってまちづくりの推進に資することを目的とすると規定をしてあります。また、このような状況を含め、新しい市長が掲げた6つ基本政策を実現するという点では非常に重要というふうに考えます。 そういう中で、令和2年度から始まる新総合計画、これについて基本構想は議決されました。しかし、基本計画がいまだ議決されていない。このような状況の中で、実質的に基本計画となる事業を含む予算を審議することの矛盾について、どのような議論が行われたか伺います。 ○議長前田美智江君) 14番、佐久間清君。 ◎予算審査特別委員長佐久間清君) 当予算委員会の中では、新総合計画予算についての質疑はございませんでした。 ○議長前田美智江君) 19番、笹生猛君。 ◆19番(笹生猛君) 分かりました。総合計画は、構造上、総合計画の理念である基本構想、その理念を実現する基本計画、その計画を実施する実施計画という構造になっております。ちょっと古い話になりますが、昭和44年の自治法改正により市町村における基本構想の策定が義務づけられました。このときに基本構想の策定要綱についてという通知が行われました。その中で、基本構想の性格として、該当市町村の総合的な振興計画、あるいは各分野における行政に関する計画または具体的な諸施策が全てこの構想に基づいて策定及び実施されるというふうに記されております。 さらに、時間がもう少し前になりますが、この通知の前に、昭和41年、市町村計画策定方法研究報告書という報告書の中に、基本計画の性格は、市域の将来の目標及びその目標に到達するための市町村の施策の大綱を体系づけて取りまとめたものと位置づけられます。さらに、実施計画の性格は、基本計画で定められた市町村の施策の体系を市町村が現実の市町村の行政の中においてどのように実施していくかを明らかにするものであると位置づけられております。 このように関連が非常に深い中で、総合計画における基本構想だけ先に先行して議論されているということは、実際に実施計画が先行していると。これは、事業評価はできるけど、政策評価ができないというふうに考えます。政策評価ができないということは、この事業がどの方向に向かっているか方向性が明らかにされない中で一つ一つ執行しているというふうに私は考えます。そういう中では、市長が掲げる6つ基本政策を実現する構造、進捗を測る物差しがない、このように考えますが、この辺についてはどのような議論がされたか伺います。 ○議長前田美智江君) 14番、佐久間清君。 ◎予算審査特別委員長佐久間清君) 先ほどの答弁と同じになりますが、今回の予算委員会の中ではそういう議論はありませんでした。 ○議長前田美智江君) 19番、笹生猛君。 ◆19番(笹生猛君) これは、行政側にも耳を傾けていただきたいんですが、現在の状況の中だと、一つ一つの事業に明確な意味づけ、関連づけがされていないという状態にあります。これは、総合計画の意図である、本市の条例でも定められておりますが、総合的かつ計画的な市政運営を図り、まちづくりの推進を図るということにはもとる状況だというふうに考えます。どういう状況があったか分かりませんが、このような形で予算を先行させるというのは、これは行政のやり方として不適切だというふうに考えます。実際にいろいろな状況があったということは察しますが、このような手続をしっかり踏まないでやることは、これは今求められている説明責任を果たすオープンな行政というところには程遠いことだと考えます。 さらに、このような状況があって、真っすぐなものを曲げたりするようなことをすることは、大局的には皆さんの仕事に大きなマイナスだというふうに考えます。特に皆さんがしっかりとルールに基づいて仕事をすることにより、持続可能である組織になるとともに、皆さんの立場を守ることにつながるというふうに考えます。実際に現在の状況に関して私は憂慮しておるわけですが、今の状況は執行あって行政経営なしというふうな状況です。基本構想、基本計画、各事業の予算が可決されようとしているこのような状況の中で、行政のマネジメント基準、方向性が何に基づいているのか不明確です。基準や方向が明確でない中、職員がしなければならない状況に関して、どのような議論があったか伺います。 ○議長前田美智江君) 14番、佐久間清君。 ◎予算審査特別委員長佐久間清君) 今回の予算委員会の中では、そういう突っ込んだ質疑というのはございませんでした。 ○議長前田美智江君) ほかに質疑はございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 質疑はないようですので、これにて委員長報告に対する質疑を終結いたします。 これより議案第16号に対する討論をお受けいたします。 討論はございませんか。 22番、篠﨑典之君。 ◆22番(篠﨑典之君) 私は、議案第16号 令和2年度袖ケ浦一般会計予算に反対の討論を行います。 この予算は、歳入歳出それぞれ259億1,000万円で、対前年度比13億7,000万円、5.6%の増です。袖ケ浦駅海側地区等の人口、新築家屋等の増加等で個人市民税、固定資産税は増加傾向であるものの、消費増税と同時に引下げとなった法人市民税は2億5,431万円の減額を見込んでいます。 以下各款について申し上げます。2款総務費、人事管理費5,083万9,000円の中では、システム更新の庶務関係費で市役所職員の出退勤、休暇、時間外等を把握管理するとのことです。働き方改革が言われていますが、今の袖ケ浦市役所の残業時間は原則午後8時までとされていますが、実際は昨年の台風災害以前から深夜までの残業が恒常的に行われ、守衛室前の出退帳簿の記載もせずに帰宅する職員が数多く見られました。深夜零時、1時まで残業を強いられるような事態が続くことは許されません。システムの導入によっても、パソコン上はログアウトしてから残業を継続することも可能で、長時間労働に大きな効果があるとは思われません。各種業務をソフトアプリケーションの連携で効率化させるRPA、ロボティック・プロセス・オートメーションや、AI、アーティフィシャル・インテリジェンスの導入を推進する業務改善事業も予算化されていますが、市を挙げて恒常化している深夜までの長時間残業を根絶し、過労死や過労自殺を防止するためにも、業務量に見合った正規職員の大幅採用増と育成を迅速かつ抜本的に進めるべきです。 企画費、地域公共交通づくり事業5,384万5,000円では、住民の交通利便性確保と交通弱者の移動手段整備のための地域住民やNPO等の取組を支援する事業とのことです。既存交通システムの維持継続は重要ですが、どこに住む市民にも買物や医療機関に向かうための基本的人権を保障する仕組みの確立が極めて急がれます。自動運転システムの導入は、将来的には視野に入れる必要がありますが、今既に高齢期を迎えている市民の皆さんの交通移動手段確保は待ったなしです。デマンド交通の一刻も早い実施を重ねて強く求めます。 戸籍住民基本台帳事務費9,994万7,000円は、普及の進まないマイナンバーカードに1人5,000円相当のマイナポイントを付与することで普及を推進しようなどとするものです。以前政府が実施していた住民基本台帳カードの普及も進まないまま取りやめとなりました。このようなカードを発行して番号で国民の個人情報をひもづけて管理すること自体が、情報セキュリティー上のリスクは極めて高く、国内外問わず大量の情報漏えい事故の報道が相次いでいます。百害あって一利なしのマイナンバーカードはやめるべきです。 3款民生費、社会福祉費、国民健康保険特別会計操出金5億3,765万4,000円のうち国保会計へのいわゆる法定外操り出しが昨年度に続いて1億円にとどまっています。抜本的に増額して国保税の引下げにつなげるべきです。 障がい福祉費と老人福祉費では、理容師派遣事業が昨年度より減額となっております。障害者、高齢者の理容師を無料派遣していた制度の復活を求めます。 老人福祉費のはり・きゅう・マッサージ施術費助成事業350万1,000円では、これまでは65歳以上の方に対して年間最大1人12枚のはり・きゅう・マッサージ利用券を交付し、1回800円の助成でしたが、新年度の10月からはこれを75歳以上に限定するとのことです。令和3年度からは、この差額分を新年度7月から始める高齢者移動支援事業の費用に充てる予定とのことでした。同事業は、75歳以上の非課税世帯を対象に500円のタクシー利用券を月3枚まで交付するとのことです。令和2年度の事業費は637万5,000円ですが、令和3年度からははり・きゅう・マッサージ助成券を削ってタクシー利用券に回すとは極めて問題です。福祉の心を持たない冷たい財政運営であり、このような姿勢は改めるべきです。 児童福祉費、私立保育施設等整備助成事業2億6,311万7,000円では、新たな認可保育所整備を進めますが、保育所入所待ち児童数が217人にもなるとのことで、宅地開発に見合った子育て環境整備が不十分です。子育て世代の住民が増加することはよいことですが、公立、民間双方の保育所整備、放課後児童クラブ支援事業等の推進が喫緊に求められています。 4款衛生費、保健衛生費、保健衛生関係機関負担金等事務費、夜間急病診療所等運営事業2億8,999万8,000円には、厚労省から統廃合の検討対象だとして名指しされた君津中央病院大佐和分院運営費173万8,824円が含まれます。地域医療調整会議の動向を見ながら対応するとのことですが、大佐和分院が統廃合されれば、君津中央病院へも影響し、袖ケ浦市民の利用者への影響も免れません。台風や震災、新型コロナウイルスなどの災害事態に対する医療体制維持と拡充は極めて重要です。厚生労働省の424もの医療機関の統廃合計画撤回を求めるべきです。 保健衛生費、火葬場整備事業90万1,000円では、令和4年12月の木更津市火葬場建設整備、供用開始に向けて、同準備室に職員を派遣し、設計業務、施設整備を進めるとのことです。市原市との火葬場整備の協議検討もなく、PFI方式による木更津市主体の同火葬場整備は不透明であり、賛成できません。 清掃費、次期広域廃棄物処理事業349万7,000円は、PFI事業により整備運営事業者や建設地を決定し、基本協定、事業契約を締結するためのアドバイザリー業務委託費、準備室の運営費とのことです。これまでの君津地域4市による広域廃棄物処理事業が6市1町に拡大するのですが、専門的技術を要するとする要求水準書作成等、市民には極めて分かりにくい委託内容となっています。これまでPFI法的手法の中心を担ってきた新日鉄以外にどのような企業が業務を担っていくというのでしょうか。20年以上前に新日鉄君津が中心になって直接溶融炉方式での三セク運営を担うことになった経過も不透明でしたが、今回の建設地や運営事業者の決定過程も不透明です。廃棄物処理は、何でも高温で溶融する資源消滅型の処理ではなく、3Rを徹底した資源再利用システムを探求すべきです。広域廃棄物処理事業の在り方そのものに異議があります。 廃棄物・土砂対策事業808万2,000円では、残土条例をつくるものになっておりません。改めて同条例の制定を求めます。 8款土木費、都市計画費、空家等対策事務費137万2,000円では、空き家等の対策を進め、生活環境整備や空家バンク制度の活性化を図るとのことですが、現状の空き家登録数は実質的に1件とのことです。空き家の処分に困っている方が空き家の解体や貸借、売却をする上での助成制度制定の検討をすべきです。また、台風災害等での空き家被害にも配慮した制度設計を求めます。 住宅費、住宅修繕緊急支援事業6億9,387万円は、昨年の台風15号等の被災者生活の安定と住宅の安全確保を目的に、適正に補助金を交付し、通常生活を目指すとしています。財源のうち6億円余りは国県支出金ですが、適切かつ十分な支援がされているか疑問が残ります。罹災証明書の判定の在り方についても改善を求めます。 9款消防費、常備消防費10億3,308万9,000円では、福王台の消防本部の機能と老朽化した長浦消防署の統合計画があり、現行の3署体制から2署体制にする計画です。しかし、どこに移転されるのか、土地の確保計画が定まっておらず、市民の安心と安全の確保のためにも現場の声に基づく方針確定を急ぐことを求めます。その際、消防職員体制と機材整備の弱体化がないよう厳しく指摘します。 以上、各款について述べましたが、令和2年度は昨年の台風15号等の災害対応新型コロナウイルスによる影響への対応が急がれ、市民生活を守るための緊急の施策判断も求められます。既に観光業や物流、イベント関係の休業等に伴う収入減など生活やなりわいへの影響が深刻化しており、政府に対しても、融資にとどまらず、全ての分野への必要な緊急の給付支援策、庶民生活に大きな負担を課した消費税を減税することなども必要と考えます。行政として市民生活の実情に合った緊急支援策を迅速に実施するように求め、反対討論といたします。 ○議長前田美智江君) 次に、賛成討論をお受けいたします。 討論はございませんか。 13番、鈴木憲雄君。 ◆13番(鈴木憲雄君) 私は、議案第16号 令和2年度袖ケ浦一般会計予算について賛成討論をいたします。 令和2年度は、厳しい財政状況の中、新たな行政課題への施策を反映した予算となっております。具体的には、昨年の台風被害への支援や公共施設の復旧、災害に強いまちにするための防災行政無線の更新やIP無線機の購入、保育ニーズに対応するための私立保育施設整備への助成や放課後児童クラブの整備のほか、袖ケ浦駅海側地区の近隣公園の整備、一定規模以上の設備投資を行った企業への奨励金の拡充、前年度より継続して実施する市庁舎の整備などであります。このような歳出事業に対して、国県補助金の確保や市債の活用を図るなど歳入確保に努めており、継続的な財政運営に配慮した予算計上であると考えます。 以上のように、これまで取り組んできた各種事業について、事業効果を上げる内容となっているものと考えます。また、新たな課題、市民ニーズについても的確に捉えて予算計上されていると判断いたします。よって、私は予算審査特別委員長の報告のとおり、議案第16号 令和2年度袖ケ浦一般会計予算賛成するものであります。 ○議長前田美智江君) ほかに討論はございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 討論はないようですので、これにて討論を終結いたします。 採決をいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 議案第16号 令和2年度袖ケ浦一般会計予算予算審査特別委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。               (賛成者起立) ○議長前田美智江君) 賛成多数でございます。 よって、議案第16号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第17号に対する討論をお受けいたします。 討論はございませんか。 22番、篠﨑典之君。 ◆22番(篠﨑典之君) 議案第17号 令和2年度袖ケ浦市国民健康保険特別会計予算に対する反対の討論を行います。 本予算は、歳入歳出それぞれ65億1,700万円で、前年度比2億100万円の増です。一般会計からの法定外繰入金が昨年度に続き1億円にとどまっています。一昨年度までの1億5,000万円に戻し、協会けんぽの1.61倍となっている高過ぎる国保税の引下げをすべきです。 今政府は、法定外繰入れをゼロにする方向で自治体に様々なペナルティーをかけ、法定外繰入れを減らした自治体に加算金を増額し、法定外繰入れを続ける自治体には減額するというやり方をしてきています。今でも協会けんぽの1.61倍の負担となっている国保税がこれ以上値上げになれば、低所得層や無職が多い国保加入世帯の生活は一層追い詰められることになります。にもかかわらず、市長は法定外繰入れについて基本的には国の言うとおりに進めますと述べました。これは、今後国保税がもっと上がっても構わない、基本的に政府の言うとおりにするということに等しいです。市長は、高い国保税を支払うために必死に努力している市民生活に思いをはせるべきではないでしょうか。 また、新型コロナウイルスの影響等で、国保税の支払いに支障を来す方が増えることも懸念されます。政府は、2月28日付で新型コロナウイルス感染症に係る帰国者・接触者外来の受診時における被保険者資格証の取扱いについてという通知を発出し、国保資格証明書所持者を短期保険証所持者とみなして取り扱うよう求めていますが、本市においてもこれを徹底するとともに、この際資格証明書交付世帯には全て短期保険証または正規の保険証を発行するようにすべきです。加えて、新型コロナウイルスによる収入減の影響を受けている世帯に対しては、国保税の減免措置を十分に徹底するよう配慮することを求めます。 以上、反対討論といたします。 ○議長前田美智江君) 次に、賛成討論をお受けいたします。 討論はございませんか。 11番、緒方妙子君。 ◆11番(緒方妙子君) 私は、議案第17号 令和2年度袖ケ浦市国民健康保険特別会計予算について賛成討論を行います。 令和2年度の予算の総額は65億1,700万円となっており、前年度と比較して2億100万円の増額となっております。これは、高齢化の進展や医療技術の高度化等に伴い、1人当たりの医療費が年々増加していることが主な要因であります。 一方で、生活習慣病や重症化の予防のため、特定健康診査、保健指導、さらに独自に慢性腎臓病への取組を行うなど運営努力がされているところであります。引き続き持続的かつ安定的な運営を確保していくことをお願いし、私は議案第17号 令和2年度袖ケ浦市国民健康保険特別会計予算賛成をいたします。 ○議長前田美智江君) ほかに討論はございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 討論はないようですので、これにて討論を終結いたします。 採決をいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 議案第17号 令和2年度袖ケ浦市国民健康保険特別会計予算予算審査特別委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。               (賛成者起立) ○議長前田美智江君) 賛成多数でございます。 よって、議案第17号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第18号に対する討論をお受けいたします。 討論はございませんか。 22番、篠﨑典之君。 ◆22番(篠﨑典之君) 議案第18号 令和2年度袖ケ浦市後期高齢者医療特別会計予算に反対の討論を行います。 この予算は、歳入歳出それぞれ7億1,600万円です。前年度比1億300万円の増となっています。後期高齢者医療は、75歳以上の高齢者に医療費、保険税の負担を強いるものとなっています。また、滞納世帯には短期被保険者証の発行も継続されています。消費税の10%への増税にもかかわらず、政府は負担軽減どころか高齢者医療費の負担倍増の検討も進めており、断じて容認できません。 以上、反対討論といたします。 ○議長前田美智江君) 次に、賛成討論をお受けいたします。 討論はございませんか。 7番、山下信司君。 ◆7番(山下信司君) 私は、議案第18号 令和2年度袖ケ浦市後期高齢者医療特別会計予算について賛成討論を行います。 令和2年度の予算総額は7億1,600万円となっており、前年度と比較しまして1億300万円の増額であります。これは、歳出において、後期高齢者広域連合へ新たに職員派遣を行うことに伴う人件費の増や、1人当たりの医療給付費の増等による保険料率改定に伴う広域連合納付金の増額に起因するものであります。また、本予算は運営主体である千葉県後期高齢者医療広域連合の積算に基づき、本市負担分を計上したものが主となっており、後期高齢者医療保険の安定的な財政運営に必要なものであると考えられます。よって、私は議案第18号に賛成するものであります。 ○議長前田美智江君) ほかに討論はございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 討論はないようですので、これにて討論を終結いたします。 採決をいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 議案第18号 令和2年度袖ケ浦市後期高齢者医療特別会計予算予算審査特別委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。               (賛成者起立) ○議長前田美智江君) 賛成多数でございます。 よって、議案第18号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第19号に対する討論をお受けいたします。 討論はございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 討論はないようですので、これにて討論を終結いたします。 採決をいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 議案第19号 令和2年度袖ケ浦市介護保険特別会計予算予算審査特別委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。               (賛成者起立) ○議長前田美智江君) 賛成全員でございます。 よって、議案第19号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第20号に対する討論をお受けいたします。 討論はございませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 討論はないようですので、これにて討論を終結いたします。 採決をいたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 議案第20号 令和2年度袖ケ浦下水道事業会計予算予算審査特別委員長の報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。               (賛成者起立) ○議長前田美智江君) 賛成全員でございます。 よって、議案第20号は委員長の報告のとおり可決されました。                       〇 △各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査について ○議長前田美智江君) 日程第4、各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続審査についてを議題といたします。 各常任委員長及び議会運営委員長から閉会中の継続調査の申出がございます。 お諮りいたします。各委員長から申出のとおり、閉会中継続調査とすることに御異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長前田美智江君) 御異議ないものと認めます。 よって、各委員長の申出のとおり、閉会中継続調査とすることに決定いたしました。                       〇 △市長挨拶 ○議長前田美智江君) 以上をもちまして、本定例会に付議された案件の審議は全て終了いたしました。 閉会に先立ちまして、市長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。 市長粕谷智浩君。               (市長 粕谷智浩登壇) ◎市長粕谷智浩君) 令和2年第1回2月招集袖ケ浦議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。 本議会に私どもから御提案させていただきました追加案件を含め、議案22件、報告1件につきましては、慎重なる御審議をいただき、全て可決、御承認いただきましたことをまずもって御礼を申し上げます。 本定例会におきましては、市が目指す将来の姿を示す基本構想の議決、また先ほど議決をいただきました令和2年度の予算についても御議決をいただいたところでございます。特に予算につきましては、予算審査特別委員会等で御提言などをいただきましたことを十分に踏まえ、しっかりと執行してまいりたいと思っておりますので、御理解をいただければと思います。 また、副市長人事におきましては、多くの議員の皆様に御同意をいただきましたことに感謝を申し上げる次第です。4月1日に就任をいたします副市長とともに全力をもって市政運営に励んでまいりますので、これまで以上の御指導と、また御理解をいただければと思っております。 さて、例年にない暖冬で、桜の花も間もなくこの市内でも見頃を迎える季節となりましたが、皆さんも御存じのとおり、日本のみならず、世界中におきまして新型コロナウイルスが猛威を振るっている状況でございます。本市におきましても、2月5日に対策本部を設置して以来、市民の皆様の安全を第一に考え、医療機関ですとか学校、教育施設等の対策を十分にやってまいったところでございます。しかしながら、近隣市で感染者が報告をされている状況でございます。これまで以上に我々も意識を高めまして、市民の皆さんの安全を確保してまいりたいと思っておりますので、また皆様の御理解をいただければと思います。 特に市民生活におきましては、公民館等の利用制限等がかかる中で大変な御不便をおかけしている、また学校におきましては3月2日より休校している状況でございます。今の市の現状をしっかりと踏まえ、状況を判断しながら適切に対応してまいります。 本年は、この春を迎えて暖かい日が続いておりますけれども、日々の生活におきましては、非常に寒暖差が激しい毎日となっております。議員各位におかれましては、健康に御留意いただき、ますますの御活躍を御祈念いたしまして、閉会に当たりましての私からの挨拶とさせていただきます。                       〇 △閉会 ○議長前田美智江君) これをもちまして令和2年第1回袖ケ浦議会定例会を閉会いたします。 御苦労さまでした。                     午前11時18分 閉会                                             本日の会議に付した事件 1.会議録署名議員の指名 2.議案第8号及び議案第21号 3.議案第16号ないし議案第20号 4.各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査について                                             出席議員議 長(15番)      前  田  美 智 江  君副議長(18番)      佐  藤  麗  子  君議 員      1番  伊 藤   啓 君      2番  湯 浅   榮 君      3番  根 本 駿 輔 君      5番  山 口   進 君      6番  村 田   稔 君      7番  山 下 信 司 君      8番  在 原 直 樹 君      9番  小 国   勇 君     10番  笹 生 典 之 君     11番  緒 方 妙 子 君     12番  篠 原 幸 一 君     13番  鈴 木 憲 雄 君     14番  佐久間   清 君     16番  長谷川 重 義 君     17番  励 波 久 子 君     19番  笹 生   猛 君     20番  榎 本 雅 司 君     21番  阿 津 文 男 君     22番  篠 﨑 典 之 君                                             欠席議員     な し                                             出席説明者      市  長  粕 谷 智 浩 君   教 育 長  御 園 朋 夫 君      代  表  粕 谷 秀 夫 君   選挙管理  御 園   豊 君      監査委員              委 員 会                        委 員 長      農  業  小 泉 勝 彦 君   企画財政  宮 嶋 亮 二 君      委 員 会              部  長      会  長      総務部長  小 泉 政 洋 君   総 務 部  渡 邉   仁 君                        参  与      市民健康  杉 浦 弘 樹 君   福祉部長  今 関 磨 美 君      部  長      環境経済  分 目   浩 君   都市建設  江 尻 勝 美 君      部  長              部  長      会  計  小 野 一 則 君   消 防 長  大 野 勝 美 君      管 理 者      教育部長  石 井 俊 一 君   総 務 部  今 井 辰 夫 君                        次  長                                             出席事務局職員      局  長  根 本 博 之 君   副 局 長  島 田 宏 之 君      主  幹  多 田 晴 美 君...