袖ケ浦市議会 > 2009-03-16 >
03月16日-06号

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  1. 袖ケ浦市議会 2009-03-16
    03月16日-06号


    取得元: 袖ケ浦市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    平成21年 第1回 定例会(2月招集)             平成21年第1回(2月招集)            袖ケ浦市議会定例会会議録(第6号) 3月16日      議事日程議事日程(第6号) 平成21年3月16日(月) 午前10時開議日程第 1 会議録署名議員指名日程第 2 一般質問日程第 3 休会について                       〇 △開議                平成21年3月16日 午前10時00分開議 ○議長(岡田實君) おはようございます。ただいまの出席議員は23名でございます。したがいまして、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。                       〇 △諸般の報告 ○議長(岡田實君) 16番、塚本幸子君より本日遅れの旨の届け出がございましたので、御報告いたします。                       〇 △会議録署名議員の指名 ○議長(岡田實君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第81条の規定により、8番・佐藤麗子君、9番・笹生猛君、10番・榎本雅司君、以上の3名を指名いたします。                       〇                                     一般質問 ○議長(岡田實君) 日程第2、13日に引き続き一般質問を行います。 なお、質問時間につきましては30分以内となっておりますので、また質問は通告内容の範囲で行ってくださるよう念のために申し添えます。           ※ 茂木芳和君の一般質問 ○議長(岡田實君) 初めに、6番、茂木芳和君、登壇願います。               (「はい、議長」と呼ぶ者あり)               (6番 茂木芳和君登壇) ◆6番(茂木芳和君) 皆さん、おはようございます。議長のお許しを得まして、初めてここに立たせていただきます。ちょっとひねた新人議員茂木芳和です。よろしくお願いしたいと思います。 以前にですね、私も野球をした経験がありますけども、けさほど朝5時から原監督率いる日本チームが6対ゼロということでワールドベースボール第1日目を勝ち抜きました。野球ファンとして非常に喜ばしいことと皆さんに御報告を申し上げます。先行きはさておきまして、緊張の中で4点ほどの質問をさせていただきます。 初めに、市長の施政方針で述べられております安全、安心なまちづくり、これにかんがみまして、高須地区治水対策についてお聞きするところであります。その内容はですね、昭和46年に京葉工業地帯の造成が始まり、36年を経過した今日まで水害に悩まされ、苦しんでまいりました高須地区の現状を市長にどういう対策をもって安全で安心なまちづくりに対応していくかという内容をお聞きしたいと思います。 1番目に、高須会館西側道路冠水についてでありますけれども、現在年に17回ほどの水没といいますか、道路に冠水がなされているような状況が発生しております。この問題についてどのようにお考えでありましょうか、お聞きするところであります。 次に、同じく水没道路でありますけれども、奈良輪小学校の西側の水害対策であります。これは通学路にもなっておりましてですね、水没する道路を通行する小学生の搬送に船をもって搬送した事例もあります。そのように水害に悩まされている高須地区の2つ目の現状です。 そして4番目にですね、大水門の改修と袖ケ浦駅海側開発の整合性についてお伺いをいたします。 以上4点の質問をいたしますが、市長に明快な答弁をお願い申し上げます。 ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君の質問に対し答弁を求めます。 市長、出口清君。               (市長 出口 清君登壇) ◎市長(出口清君) おはようございます。茂木議員の御質問にお答えしますが、その前に茂木議員におかれましては初当選、初質問ということで、今後の御活躍を御期待申し上げます。 初めに、高須地区治水対策についてでございますが、高須地区の現状については臨海部に位置し、低位にあるため、潮位の影響を受け、台風などの自然災害に苦慮されていることは十分承知しております。大雨が降るたびに高須地区の消防の分団員や地区の役員の方々が徹夜で見守り、住民の皆さんも不安で眠れない夜を過ごされておるとのことであります。大変なことであると認識しております。 現在高須地区の排水路は潮の干満の影響を受けるため、水門の開閉操作を行い、流量の管理を行っているところでございます。しかしながら、満潮と大雨が重なった場合には浸水被害が発生するおそれもあり、最近でも、家屋浸水被害にこそ至っておりませんが、道路冠水は発生しております。これらの被害を回避する対策といたしましては、内水を排除するための強制排水が最も効果的であると考えております。 そこで、対策の第1段階といたしまして、高須会館西側の第2号水門の改修とポンプ設置工事を平成21年度に行うこととしております。 第2段階の整備といたしましては、袖ケ浦駅北側土地区画整理事業の進捗と整合を図り、特定財源を確保しながら旧奈良輪漁港跡地奈良輪ポンプ場を建設し、満潮と大雨が重なった場合に強制排水ができる施設整備を実施していく予定であります。 次に、高須会館西側道路冠水に対する整備計画についてでございますが、先ほど述べましたとおり、第1段階の工事を行う予定としております。 次に、奈良輪小学校西側水害対策についてでございますが、今後調査を行い、ポンプ設置等について検討を行ってまいります。 最後に、大水門の改修と袖ケ浦駅海側開発の整合性についてでございますが、袖ケ浦駅北側土地区画整理事業との整合を図り進めてまいりたいと考えてございます。 なお、当面の大水門の改修については既に県にお願いしてあり、今月中に保守点検を実施する予定であります。その結果を踏まえて修繕計画を立てる予定と聞いておりますので、御理解くださるようお願いいたします。 以上でございます。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 高須会館の西側の水害対策について、水門改修ポンプ設置工事で来年度の予算に6,825万円を計上してありますが、昨年の田邊議員一般質問においては、財政当局に9,000万円の要望をしていると答弁しておりますが、この減額理由と6,825万円になった内訳をお聞きいたします。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) お答えいたします。 減額理由ということでございますが、この水門設備及びポンプ設備につきましては、見積りの段階では注文生産品という見積りをお願いしまして、予算計上というか、田邊議員さんのお答えにしていたところなんですが、その後調査しまして、汎用品に変更させていただきました。すなわち、一般に売られているものという形をとりまして、それで6,825万円ということでございます。 内訳ということでございますが、水門設備、それからポンプ設備、それから電気設備のほかに水門が破損しているというかですね、そういうことを調査しておりますので、土木工事等を含めてですね、この価格になったものでございます。 以上でございます。               (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 受注品から汎用品に変更した理由はどのような理由でしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) 受注品のいいところと、それから汎用品のいいところというのがあるんですが、受注品ですと発注してからですね、時間もかかるということ、こんなことがあってですね、工期の短縮も図れるというメリット、それからコスト縮減、こういうものも図れるということですね。それから、汎用品のいいところはですね、例えば破損したとき等部品がですね、そろっているとかですね、緊急に対応できるというメリットがございますので、汎用品に変えさせていただいたところでございます。 以上でございます。               (「はい」と呼ぶ者あり)
    ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 変更によってですね、性能、能力、この問題についてお聞きをいたします。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) 性能、能力ということでございますが、汎用品であってもですね、吸い上げる能力だとかそういうものは劣りませんので、そちらのほうに切りかえさせていただいたということでございます。 以上でございます。               (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 先般水害が発生しました1月30日の雨量を見ますとですね、福王台で降り始めから8時間程度で1時間当たり3ミリから20ミリ、最大21.5ミリの降雨量があり、満潮時と重なったとき本地域では人間の大人のひざ上の冠水があったわけであります。約70センチぐらいと記憶しておりますが、この水害が発生しております。市長は、小野議員一般質問においてですね、第1段階で高須地区の水害の危険を回避するために対策を講じると答弁しておりますが、この整備により水害の危機は回避できると考えておるのでしょうか、お伺いをいたします。市長にお伺いをいたします。 ○議長(岡田實君) 市長、出口清君。 ◎市長(出口清君) 先ほどお答えさせていただいたんですが、高須地区のですね、長年にわたりますですね、水害の被害については十分認識しておりまして、その都度気象条件等も変わってきてですね、また長年の間によって後背地のですね、地形等も変わってきているということも十分承知をしております。その中で私も現地に水害のときですね、雨の降る中お邪魔したことも実体験としてございますので、そのような認識のもとに小野議員の質問、そしてまた今回茂木議員さんの御質問にお答えさせていただいたんですが、予測される水害についてですね、段階的に、申しわけございませんが、第1段階、第2段階、また北側のですね、土地区画整理事業を進捗する中での整合性をとりながら、恒久的な対策、こういったことをですね、十分、段階的ではございますけども、踏まえてですね、排水対策をさせていただきたいと、こういうことで御理解いただきたいと思います。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 災害時に業者にお願いしてあるポンプ、このポンプとはどの程度の設備と考えているか、また緊急時の要請等はどのように行うかお聞きするところであります。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) お答えいたします。 災害時にどの程度ということでございますが、先ほど市長答弁で申し述べましたが、小学校側のほうにつきましてはまだ調査等十分行っていないのが現状でございますので、まず調査をすることが先決かなと思います。そんなことでですね、22年度にちょっと調査費を要望させてもらってですね、災害のない地域にしようというふうに考えております。 次に、災害時に業者に対してですね、どのような連絡していくのかということなんですが、建設業者さんとですね、災害協定等結ばせていただいております。その中でですね、私どものほうが気象予測をしながらですね、体制を整えてくれということを指令を出したりしておりますので、よろしく御理解願いたいと思います。能力云々の話はですね、調査結果をもとにしまして行っていきたいというふうに考えているとこでございます。 以上でございます。               (「はい、議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 今まだ質問前の奈良輪小学校の西側の問題をお答えを願ったようですけども、その問題ではなくてですね、高須会館西側の冠水についての質問だったんですけども、その問題についてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) 失礼しました。お答えいたします。 西側のほうの業者対応ということでございますが、西側も小学校側のほうもですね、災害に対しては大きな違いは特にございませんが、そういう意味からしてですね、西側のほうの能力につきましては、これは調査しております。今先ほどの答弁でですね、つけようとしているポンプにつきましては、毎分0.8トンの能力を持つポンプをですね、2つかけてですね、対応しようと。これは、固定したポンプでございます。そのほかに御質問のあったですね、業者さんとの協定のもとに私どものほうで災害対応してくださいというお願いをしてですね、備えるということで御理解願いたいと思います。 以上でございます。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) このポンプの要請につくわけですけども、これは地元の例えば区長さんから要請が出て、それでも要請にこたえてもらえるような体制でしょうか、お聞きします。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) お答えいたします。 緊急時なんで、地元の区長からという御意向かなと思いますが、私どものほうもですね、いろいろ気象情報等入手しまして備えるということで考えておりますので、地元の区長さんからの要請ではなくしてですね、まずは私どものほうに連絡いただいて、私どものほうからですね、協力要請をお願いするという形をしっかりと整えていきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 次に、奈良輪小学校、これからが奈良輪小学校ですので、奈良輪小学校西側水害対策について今後ですね、調査、検討を行うという答弁がありましたけれども、その時期についてはいつごろを予定しているのでしょうか。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) お答えいたします。 調査時期という御質問でございますが、私どものほうで考えているのが、21年度予算はほぼ要求が終わったものでございますので、22年度にですね、考えてですね、いるところでございます。調査費をですね、要望していってですね、その後しっかりと基本計画等を立てていきたいと、こんなふうに考えているところでございます。 以上でございます。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 22年度に調査をしていくということですね。その間ですね、当地区ではもう何回も水害に遭っているという現状があるわけですね。しかも、あそこは通学路、指定は別としてですね、現実に通学路で利用している道路であります。そのような観点からして非常に早急を要すると、災害が既に発生している状況でありますので、早急なる対策をしてほしいと思います。調査期間中にですね、そういうような災害が再発するようなおそれもありますので、もしその期間の対策というものがございましたらお聞かせを願いたいと思います。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) お答えいたします。 先ほど申し上げましたけれども、災害はいつ来るかわからないということだろうと思いますので、この調査期間の心配も十分私どもも認識しておりまして、先ほど述べました建設業者さんとの災害協定の中でですね、しっかりと対応していくというふうに考えております。大水門側のほうも高須の集落側のほうも、それから奈良輪小学校側のほうについてもですね、これは同一方法で緊急を推測しながらですね、対応していきたいと、こういうふうに考えておりますので、よろしく御理解願いたいと思います。 以上でございます。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 何しろ今の2点の問題はですね、災害が発生しているという現状を十分認識していただいてですね、対応していただきたいと。調査が22年とかそういう問題じゃなくてね、早速対応していただくというのが大きな願いです。 次に、大水門の改修と袖ケ浦駅海側開発の整合性については、1回目の答弁においてはですね、県が修繕計画を立てて実施するとのことでありますが、これも先般小野議員一般質問に対して、第2段階として土地区画整理事業に対応すべく事業が浮上した場合、雨水対策としてポンプ場の築造になるとしておりますが、このポンプ場の整備とは何か、また浮上した場合とはどの時点を指しているのかお答えを願いたいと思います。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) お答えいたします。 ポンプ場つくらなければですね、これはいけないというふうに市長もお答えしたとおりでございますが、この整備に当たりましてはですね、しっかりとした計画を持ってやらないとですね、これはいけないということで、市長が第1弾は旧集落、それからそこへたまる排水のお答えをしておりますが、第2弾としては今計画決定されているポンプ施設、これはもう公になっている話でございます。都市計画決定をして、位置も、それからおおよその能力も決定の中に書かせてですね、いただいて発表しているところでございますので、第2弾としてはやはりこのポンプ施設をしっかりと整備するのがですね、奈良輪周辺水害対策に機能するんじゃないかなと、こんなふうに考えているとこでございます。 それから、北側との区画整理事業の整合、これの浮上した場合ということの話なんですが、浮上した場合の定義づけは何かということなんですが、浮上したというのは非常にですね、あいまいというか、わかりにくいのかなと思いますが、私ども行政側からとらえた考え方としましては、この北側区画整理事業の認可に合わせてですね、ポンプ施設認可作業に入っていかなければ間に合わないというかですね、これはなぜかといいますとですね、都市計画事業で行うということを意思表示している関係上ですね、やはり認可は大前提でございますので、区画整理事業が認可に入るぞというのをしっかりとらえたときにですね、具体的な動きをしていって間に合わせるというふうに考えておりますので、よろしく御理解願いたいと思います。 以上でございます。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 排水対策についてはですね、区画整理事業とは切り離して排水対策をしていくというふうな考え方が述べられたと思うんですけども、その点をもう一度確認させていただきたいと思います。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) お答えいたします。 排水対策は確かに北側区画整理事業とは切り離してというのが過去に論じられた時期がございました。その排水対策の中身を詰めていきますと、先ほどというか、御答弁申し上げておりましたように、緊急避難用排水対策もございます。それから、先ほど第1弾、第2弾の議論を御答弁させていただきましたが、第2弾の事業につきましてはやはり恒久的な事業と、対策というふうに考えているところでございますので、この恒久的な排水対策については特定財源、すなわち国からいただけるお金等はですね、しっかりと財源として確保していこうと、こんな考え方を持っておりますので、都市計画事業で行うんですということを行政は考えております。 したがいまして、区画整理事業事業認可、これも都市計画事業で動き出すと思います。それから、私どもポンプ場施設についても都市計画事業として動き出すというふうに認識をしているところでございますので、北側の区画整理事業と、恒久的なポンプ施設については北側事業との整合を図りながらということで御理解を願いたいと思っているとこでございます。 以上でございます。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 私は、今まで聞いた中で大水門が雨水対策をね、兼ねるというふうにかねがね思っておったんですけども、その計画はそれでよろしいんでしょうか。大水門が雨水対策の対策としての用を足すと。そうでなければお答えをいただきたいと思います。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) お答えいたします。 現在備わっている大水門というとらえ方をしてお答えしたいと思いますが、現在設置されている大水門につきましては、確かに操作によってはですね、雨水時の機能も備わっておりますが、大きい目的はですね、高潮対策、これがですね、大きな目的で設置されております。要は海水がですね、上がってきたときに内側に被害をもたらさないようにということが第一の大きな目的でございます。そのほかに先ほど言いました雨水対策としましてはですね、あけ閉めによってはですね、干潮時にこの大水門を上げればですね、どっと出ていってしまいますので、雨水対策としての機能も若干含まれているということで御理解していただきたいと思っております。 以上でございます。               (「はい、議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) たびたび同じことを聞くんですけども、私の思っていた大水門というのは排水対策ということじゃなくて、高潮対策も兼ねてということであるんであれば、それ以外に水門をつくるような事柄もあるわけでしょうか。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) お答えいたします。 大水門のほかに雨水対策として水門を考えているのかということだと思いますが、ポンプ場施設を建設するときにですね、やはり今の大水門でいいのか、それからそのほかに新たなですね、そういう水門施設ゲート施設が必要なのかということを検討させていただいておりまして、詳細な国との詰めはまだ十分完了していないんですけれども、私ども市といたしましては、このポンプ施設をつくったときにですね、雨水対策を兼ねる水門施設を考えようということで今基本設計を書き上げたとこでございますので、大水門のほかにですね、雨水対策用の水門はあわせて設置されるということで御理解していただきたいと思います。 以上でございます。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) それでは、新しい水門というのは今現在第1水門、第2水門が港湾の中にありますよね。それとは別に雨水対策用としてもう一つ水門をつくろうという考え方があるということで、そういう受けとめ方でよろしいでしょうか。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) 現在第1水門、第2水門という形で旧の漁港のところに放水されておりますが、これは両方を統合しまして、第1、第2を統合しましてですね、新たな水門にですね、ポンプ場つくったときの水門のほうに向けて放流しようという考え方でございますので、御理解願いたいと思います。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 袖ケ浦駅海側の開発の工事と新たな水門とポンプ場工事期間における高須地域への水害対策、雨の影響その他の水害対策についてどのような方策をとろうとしているのかお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) 区画整理事業時ということだということでお答えしたいと思いますが、これは被害が出ないようにですね、内陸部のほうに調整機能を持たせながら整備を進めていきたいというふうな考え方でですね、今進めているところでございます。 以上でございます。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 同じく先般小野議員一般質問で、第3段階として将来市街化区域になる区域への対応に備えるポンプ場築造とはどの範囲までをお考えでしょうか。また、どの程度の降雨量に対した整備をお考えでしょうか。 ○議長(岡田實君) 土木部長、水野勉君。 ◎土木部長(水野勉君) 小野議員さんにお答えした第1排水区域ということでお答えしたいと思いますが、第1排水区域につきましては範囲が結構広くなっておりまして、高須のほかに奈良輪、それから坂戸市場、それから福王台の一部ということで約220ヘクタールほどの範囲をですね、抱えております。この水が一どきに来るということでございますので、それなりに備えをしっかりとしていくということで考えておりまして、その後の御質問のどれぐらいの降雨強度を考えているのかということでございますが、大体と言うとちょっと怒られますが、ほかの市内の施設等もこれにのっとって進めているんですが、時間雨量50ミリ、これに対応した整備をしっかりと計画の中に織り込んでいるということで御理解願いたいと思います。 以上でございます。               (「はい、議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君。 ◆6番(茂木芳和君) 以上でですね、大部分の私の質問は終わるわけですけども、今お聞きするところによりますとですね、部分的なポンプアップによって現在起きている水害というか、治水対策についてはリカバーしようと、そのポンプを設置してもはけ切れないというか、そういう状況が発生したときには新たにリースをするとか、そういうことで対応しようというふうなお答えでしたけども、実際に抜本的な対策としてはですね、大水門側に新たに設置するような水門とそこに設置するポンプアップ能力、これがきちんと設置できないとですね、抜本的な水対策にはならないというふうに思います。 先ほどちょっと述べましたけども、奈良輪、高須地区の水の勢いというものは年々勢いを増して、雨水大幹線ですか、あそこに集中的に入り込んできて、そして2つの水門を通して海に出るような方向性を今とっているんですけども、そこの時点で水没するような道路が発生しているというのが現状なんですね。その現状を本当に、道路冠水のみならず大排水のほうの対策もね、しないと、前回言った福王台が最高で25ミリですか、そのときも俗に言う大橋はもうすれすれでね、もう3センチもあったら水があふれるというふうな状態でしたので、ポンプの設置の能力が50ミリという対応の能力ですので、それまでにね、それが五、六年かかるというわけですよね、設置完了までに。そういう期間中に水害が発生したときに、これは住民は非常に困るわけです。現在も困っていますけども、さらにね、困るような情勢が発生するので、余りのんきにね、5年だ、10年だと、そんな長い間ね、計画ではなくして、現在発生している状況を十分なる把握をしてですね、早急なる対応をお願いして私の質問を終わりたいと思います。 ○議長(岡田實君) 6番、茂木芳和君の質問は終了いたしました。 10時55分まで休憩いたします。                     午前10時41分 休憩                                                       午前10時55分 開議 ○副議長(遠山修君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。           ※ 笹生 猛君の一般質問 ○副議長(遠山修君) 次に、9番、笹生猛君、登壇願います。               (「議長、9番」と呼ぶ者あり)               (9番 笹生 猛君登壇) ◆9番(笹生猛君) 9番、笹生猛です。改選後の初めての質問になりますので、ちょっと緊張しております。 今我々は非常に困難な時代にいるというふうに考えております。本格的な少子高齢化社会の到来、地球規模の環境問題、世界的な景気後退など深刻で重大な問題に直面しております。これらの問題に対して日本社会全体が明確な指針と方向性を持ち得ない、そういう状況ではないでしょうか。その問題のほとんどが今まで前提としてきた価値観やルールでは十分な対応することができない、そう感じております。これらの問題に対応するためには、新しいルール、新しい価値観を創造することが必要です。その新しい価値観に基づいた社会の転換が必要だと感じております。その社会の中で政治や行政が果たすべき役割をもう一度考え直す時期が来たと強く感じております。そして、今後行政がどのような役割を担うのか、その視点に立ち、今後袖ケ浦市がどの方向に向かうのか、そのためにはどのような行政運営が必要なのか、これが私の認識の原点でございます。この認識に軸足を置き、大綱3点についてお伺いします。 大綱1点目、袖ケ浦市の財政状況についてです。平成20年度の予算編成においては、財政調整基金を10億5,000万取り崩し、非常に苦労があった予算編成だというふうに感じております。また、平成21年度、本年度の予算においては、景気後退の中で先行き不透明な、そういう時代を見据えた非常に難しい予算編成であったと、そう思っております。このような経済状況はまだまだ続きます。また、少子高齢化社会もどんどん進行してまいります。このように社会の構成が変わりつつある、そういう状況の中で我々が財政についてもう少し考えなければいけない、そう思っております。そのようなことから2点お伺いします。 1点目、来年以降の歳入についてどのようにお考えかお伺いします。 2点目、歳出削減について今年の予算編成の中でどのように行われたのか、また来年度以降についてはどのようにお考えなのか。 大綱2点目、「安全で快適な潤いのある環境都市をめざして」、安全、安心なまちづくりの具体策について伺います。市長が掲げる安全で快適な潤いのある環境都市を実現するために、防災という観点は欠くことのできない観点でございます。私も現在現役消防団員として活動しております。昨年は、阪神・淡路大震災の被災地西宮に出向き、生の声を聞いてまいりました。阪神・淡路大震災のときは消防署からの救援は非常に難しく、地元の人たち、消防団の非常に活躍をした、そういう事例を聞いてまいりました。ゆえに、消防団と自主防災の連携が日ごろより何よりも重要だと感じ、そのことを昨年の3月議会で提案させていただきました。 現在私もその消防団と自主防災組織の共同訓練に参加しております。その訓練の中で自ら自分たちの街を守る、そういう意識を持ってしっかりと活動している、非常に心強く感じております。しかし、我々の消防団の日ごろの任務は火災発生時の対応でございます。火災発生時には、消防署の指揮下に活動します。この消防署の指揮下において2つ伺います。 火事現場での消防団の役割と消防署の防災体制、指揮命令系統について伺います。 次に、今後の消防団と自主防災組織の共同訓練のかかわり方について伺います。 大綱3点目、市長の掲げる市民参加のまちづくりについて伺います。所信表明演説もあったように、市民との対話を重視し、政策決定からの市民が参加をするという取り組みについては私は非常にすばらしいと考えております。市長が就任以来市民が新しい形で市政に参加をする、そのことを念頭に置きながらこのようなことを推し進めていったことも知っております。このような考えは、時代のニーズに合い、そして今市民が求めている一つの要素であると感じております。そこから2点お伺いします。 1点目、市民と市長のふれあいトークについて、このふれあいトークの目的は何で、実際はどのように行われ、またふれあいトークが意図している結果は何でしょうか。 2点目、情報公開について伺います。私が言う情報というのは、一般的に公文書を開示してくれとか、データを見せてくれというだけではなく、実際に市の取り組みについてそのプロセスや現状について市民に大きく、皆さんにわかるようにお知らせするということを含み、大きく情報ととらえております。市民に参加を促すだけでなく、今の状況を知らせることが市民参加のまちづくりには必要不可欠だと考えます。そして、そのようなところの現在の情報公開の状況について伺います。 以上をもちまして1回目の質問を終わります。 ○副議長(遠山修君) 9番、笹生猛君の質問に対し答弁を求めます。 市長、出口清君。               (市長 出口 清君登壇) ◎市長(出口清君) 笹生議員の御質問にお答えします。 初めに、これから数年の歳入の見込みについてでございますが、平成21年度においては市税、財産収入、繰入金などの減額を見込み、全体として前年度に比べ12億3,000万円の減として予算を編成いたしました。今回の景気後退は、過去に経験したことのない速さで世界中に広がっており、政府の追加経済対策なども予想されますが、今後の見通しについては予測が難しい状況にあります。このようなことから、現時点における来年度以降の歳入見通しとしては固定資産税が横ばい、個人市民税が微増、法人市民税が減少していくのではないかと考えております。 次に、歳出削減の取り組みについてでございますが、21年度予算編成においては堅実な行政運営を基本とし、できるだけ市民生活に影響が及ばないよう配慮しながら、部単位の枠配分の導入、単独事業の見送りなどにより歳出の削減に努めております。来年度以降についてもさらなる歳出の削減を余儀なくされることが予想されますので、今回実施した枠配分方式の改善を図るほか、事務事業の廃止を含めた見直しを一層進め、経費の削減を図ってまいります。 次に、火災現場での消防団の役割と消防署の警防体制、指揮命令系統についてでございますが、火災現場での消防団の役割は消火活動、避難誘導、警戒区域の設定、後方支援、二次災害の防止等の重要な役割を担い、消防署と協力して消火活動等を行うものであります。 また、消防署の警防体制、指揮命令系統については袖ケ浦市消防警防規程により定めており、現場ではこの規程に定めた警防活動体制や活動基準、活動要領等をもとに活動いたします。指揮命令については、最高指揮者がすべての消防隊を統括することとなるため、最高指揮者の優先順位についても定めており、災害現場では臨場の上席者が最高指揮者となり、消防隊に下命し、活動を行うこととなります。 なお、災害現場での消防署と消防団の連携活動は重要であるため、今後も消防署と消防団による合同訓練を充実してまいりたいと考えております。 次に、今後の消防団の自主防災組織等の訓練へのかかわり方についてでございますが、昨年の3月議会において笹生議員より消防団と自主防災組織の連携についての御質問を受けたことから、市消防団との調整を図り、市内防災組織との連携を深めるため、昨年11月より各地区の訓練に参加し、現在までに10地区での指導を行ったところでございます。自主防災組織等の活動については、地域に根差した消防団との連携、協力が非常に重要であることから、引き続き市消防職員及び市防災関係職員等とともに各地区の訓練へ出向き指導を行い、地域防災力の向上に一層努めてまいります。 平成21年度においては、各地区の訓練において消防団による指導が的確に行えるよう指導要領等の講習を実施し、全団員の指導力の充実を図ってまいりたいと考えております。また、各地区での訓練を通じて市民の方々に消防団活動の重要性をさらに深めていただき、消防団員の確保にもつなげてまいりたいと考えておりますので、御理解くださるようお願いいたします。 次に、市民と市長のふれあいトークについてお答えいたします。なお、本事業については既に他の議員に答弁した内容と重複しますが、御了解ください。 私は、市政運営の基本姿勢として、市民との対話を大切にした市民参画の市政を特に重視しています。そのための一つの方策として新たに市民と市長のふれあいトークを実施することとしたものでございます。 この事業の目的としましては、広く市民の意見を聞き、市政に反映させることで市民参加のまちづくりを推進しようとするものであります。 事業の内容につきましては、市内に在住、在勤または在学しているおおむね5名以上の方を対象にグループからの申し出に基づき行うもので、話し合うテーマについてもグループからの申し出の内容であり、単なる要望や苦情あるいは特定の個人、団体に対する誹謗中傷や宗教の布教等を目的とするものについては受け付けないこととしております。 実施時期については、年3回程度期間を定めて行うこととし、その都度広報やホームページで募集する予定でございます。さらに、実施後には個人情報に配慮した上でその概要をホームページで公開することを考えております。 また、この事業の意図しているものはとのことですが、意見交換を通じて市政の現状について市民の皆様にも御理解をいただくとともに、市民の皆様の豊かな社会経験などに基づく市民目線の意見を市政に反映させ、市民参加のまちづくりを進めることにより、市民にとってより暮らしやすい街をつくっていくことにあります。 最後に、情報公開についてですが、市民参加の市政を進めるに当たっては、まず第一に行政が保有している情報の積極的な提供に基づく市民と行政との情報の共有化が重要であると考えています。このため、本市の将来像や施策の方向性を示すまちづくりのプログラムとも言える次期総合計画の策定に当たっては、市政の現状についての情報を御説明するとともに、市民の皆様の御意見を伺うために市内5地区においてまちづくり懇談会を実施したところでございます。また、平成18年度からは市の重要な施策の策定に際し、広く市民の皆様からの意見を募集し、その意見を反映させながら決定を行うパブリックコメント手続制度を導入しております。さらには、市政協力員である区長、自治会長の皆様との行政懇談会を初めとする各種の集まりにおいて、私自身が市政やまちづくりについての考えや情報を積極的に説明することにより、市民の皆様に市政の現状を御理解いただけるよう努めておるところでございますので、御理解くださるようお願いいたします。 以上でございます。 ○副議長(遠山修君) 9番、笹生猛君。 ◆9番(笹生猛君) ありがとうございました。ちょっと内容について補足をしていただきたいんですが、よく言われる、今の答弁の中でありました堅実な行政運営ということについてもう少し詳しく教えていただきたいのと、また市民生活に影響が出ないということについて具体的にどういうふうなことを想定しているのか、また部単位の枠分配方式というのはよく聞くんですが、その辺について補足をしてください。お願いします。 ○副議長(遠山修君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) お答えいたします。 まず、堅実な行政運営についてでございますけれども、議員御指摘のとおり歳入の大宗を占めます市税、年々減少しております。この反面、少子高齢化社会の中で社会保障費が年々増加している状況にございます。こういうような状況の中で現状の施策を維持することが困難な状況になってきてございます。財源補てんとしての財政調整基金、これには当然限度がございます。この財政調整基金につきましては、後年度の健全財政を維持するための貴重な財源でございまして、この取り崩しにつきましては慎重を期して行わなければならないものと考えております。 このため、今後の財政運営でございますけれども、基本的な考え方といたしましては、歳入に見合った、また身の丈に合った予算の調製を行う、これを基本とした中で予算の編成に取り組んでまいる予定でございますけれども、具体的な歳入歳出の取り扱いでございますけれども、歳入につきましては市税、課税客体の適正な把握、賦課徴収に努めてまいった中で、歳出につきましては事務事業の見直しあるいは不要不急の事業等の統合整理、それといろいろな新たな施策への対応というようなものがあるわけでございますけれども、これらにつきましてはスクラップ・アンド・ビルドの徹底、1つの事務事業をですね、廃止、縮小等することによってその経費をですね、新たな施策に充当していく、こういうふうな取り扱いになるわけでございます。 それと、袖ケ浦市の場合市の単独事業、税金で賄っているような事業が非常に多いわけでございますけれども、今後事業の選択につきましては、あれもこれもからあれかこれか、事業の厳選を図った中で、国県補助対象あるいは起債対象事業を重点とした中で予算の編成に努めてまいりたいと考えておりますし、またそのような考え方の中で21年度予算編成を行ったところでございます。 それと、非常に一番大切というようなことで考えておりますのは、行政を運営する立場といたしまして管理監督者、部長、課長がやはり経営責任を持って責任と自覚を持った中で最少の経費で最大の効果が上がるよう予算の適切な進行管理を努めていく、このことが今後必要かと存じます。 それと次に、市民生活に影響を及ぼさないようにというふうなことでございますけれども、今回の経費の削減に当たりましては、内部管理経費を重点として経費の削減を行ったわけでございます。それと、先ほどお話ありましたように、経費の削減に当たりましては枠配分経費、これはこの後で御説明申し上げますけれども、枠配分経費の取り扱いの中で基本的には内部管理経費、いわゆる事務の執行や、あるいは行政運営に係る経費関係の削減を重点としたものでございまして、市民サービスに直結した手数料あるいは使用料関係等の見直しは行っていないわけでございます。 それと、こういうふうな削減を行うとともに、一方少子高齢化の中で子供医療費あるいは妊婦健診、それと各種補助費の増のほか、実施計画事業の見直しを行ったわけでございますけれども、この見直しの中で防犯灯の照度の増加、それと小中学校の体育館の耐震化など、4つの事業について繰り上げを行っておるものでございます。 それと、社会経済情勢非常に景気が悪化している中で、経済、雇用対策、これらも予算に盛り込んだところでございます。 次に、枠配分方式でございますけれども、この枠配分方式につきましては経常経費の削減の一つの手法として導入したわけでございますけれども、いわゆる経常経費でございましてね、物件費のうち賃金と光熱水費あるいは燃料費等を除いた経費、それと維持補修費、補助費、これらを対象といたしまして8%のですね、削減目標を持った中で各部へ枠の配分を行ったところでございます。この部の枠配分につきましては、各担当部長にいわゆる経費削減の権限を委任したと、予算編成の査定の権限を各部長のほうに移譲した中で、それぞれの課、部、いろいろな業務の性格があるわけでございますけれども、それらの特性を踏まえた中で弾力的な予算の削減というようなものをお願い申し上げたところでございます。枠配分方式につきましては、従前の財政課査定と違いまして、部にいわゆる権限を与えまして、その部の中で枠配分の中の経費で弾力的な事務事業等の見直しをお願いを申し上げた、そういうふうな性質の内容でございます。 以上です。 ○副議長(遠山修君) 9番、笹生猛君。 ◆9番(笹生猛君) 大枠のことはよくわかりました。これ私のちょっと個人的な感想等含めてお話ししたいんですけども、行政のほうが税収をふやすということは非常に難しいというふうに私は感じています。私が思う限り、行政が歳入をふやすためには手数料を上げるか、持っている財産を処分するか、税収を上げるか、その程度しかない中で、やはり財政を見直すときには歳出を見直すということが非常に重要な要素であり、避けて通れないと思っております。 このような中で私は全庁的なところで予算をもう一度見直すようなことをやったらいいと思っているんですね。というのも、平成17年千葉県のほうで事業の仕分けというのをやったそうです。それについてちょっと調べてきたんですが、ホームページから引っ張り出してちょっと読みます。構想日本による事業仕分けの実施というのが行われました。これは、簡単に言いますと各事業を構想日本という民間団体が入り不要なもの、民間がやるべきもの、国がやるもの、県がやるもの、市町村がやるものというように分けて事業を見直したそうです。このようなことというのは、私は県庁の職員の方に伺ったんですけども、行政改革推進行動計画の中に事業を仕分けをするという計画がされてからやったそうです。その前に先進地横浜に視察に行ったというような手順で行われたんですが、そのような、もちろん構想日本云々ということは別にして、全庁的にこのような歳出を見直すという取り組みについてプロジェクトのようなものは現在考えているかというか、構想にあるかとか、ちょっと影が出てくるようなことはあるんでしょうか。 ○副議長(遠山修君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) まず1つにはですね、急激な見直しというようなことよりも、段階的な見直しを基本とした中で財政の再編を構築していきたいと。それと、全庁的な見直しでございます。これらにつきましては、負担の適正化というふうな面の中で使用料、手数料、これら全庁的な中で検討というようなものを進めてまいる考えでおります。 それと、いわゆる第4次の行政改革、これは21年度で終わりまして、21年度にですね、新たな第5次の行政改革大綱実施計画を策定するわけでございます。これらにつきましては、第4次の理念あるいは考え方を継承した中で新たな行政改革のですね、具体的な内容を盛り込んでいく予定でございますけれども、第5次のですね、行政改革、この中でですね、全庁的な取り組みの中で簡素で効率的な行財政の運営のための方策というようなものを具体化してまいる予定でおりますので、御理解いただきたいと存じます。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 9番、笹生猛君。 ◆9番(笹生猛君) 今部長の答弁の中で段階的な見直し、これは私もそうだと思います。急にこれを手のひらを返すような形でやると、これこそ市民の生活に影響が出る、また混乱が起こるということですので、今現状どうなのかということについてじっくりと精査をするということが何よりも必要だと思います。その中で出てきた問題点について、かけられる時間の中で時間をかけて全庁的なもの、そして市民にも理解を願うということが何よりも必要であり、そしてそれが市長が掲げる市民参加のまちづくりの方策の一つではないかというふうに感じておりますので、この件につきましてはぜひですね、検討というか、具体的なものが上がってはいないみたいな話なんですけども、恐らく考えの中ではあると思いますので、これはしっかりと進めていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、大綱2点目、「安全で快適な潤いのある環境都市をめざして」についてお話をしたいと思います。実際にこのような、先ほど答弁いただいたんですけども、昨年の11月、第8分団の警防区域で民家火災がありました。私も地元ということで、これは本署の消防車が来る前に実際出動して消火活動をしておりました。何しろ民家火災ですので、消さなきゃいけない、延焼防止しなきゃいけないということを念頭に置いて活動していたわけですが、その後に見物人の方、また地域住民の方がいろいろ来て非常に現場が混乱した、そういうことがあったんです。そして、同じ方面隊の分団の仲間たちも車両で駆けつけてくれたんですが、実際に車両を使っての延焼防止だとか散水をするというようなことがほとんど指示というか、指揮がされないでいたわけなんですね。こういう中でやっぱり一番危惧するのはけが人が出ること、またもしくは死人が出てしまう。そういうことにならないためにぜひですね、指揮命令系統をしっかりとしていただき、我々が、消防団員は体張って地元を守っているわけですから、そういったことの十分にその思いが発揮できるような体制をつくっていただきたいんですが、市長、そのような状況について御存じでしたか。 ○副議長(遠山修君) 市長、出口清君。 ◎市長(出口清君) 消防団のですね、重要性私も十分認識しておりまして、特に災害、火災が発生した場合、特に火災の場合はですね、初期の消火、初期の活動が非常に重要だということで、災害を拡大しないために、そして人命、財産を守っていく観点から必要だと、これが重要だと思っています。その中で笹生議員言われたようにけがをしない活動、そういったことも配慮しなきゃいけない、これも十分認識しておりまして、日ごろからですね、笹生議員におかれましては地元の消防団で活動していただいていることに敬意を表したいと思います。 私も実は11月の30日の現場にも駆けつけさせていただいて、つぶさに消防署、そして消防団の活動についてお伺いをしながら、あるいは見させていただいてですね、後ほど消防本部のほうからもその内容について報告を受けてですね、課題等もあるということも承知をしております。そのことを受けてですね、質問だというふうにお伺いしました。特にあの現場住宅密集地でですね、なかなかふくそうする中でですね、活動がしづらかったということも消防本部のほうもですね、課題だというふうに受けとめておるようですので、課題解決に向けてですね、実は御承知のとおり分署体制から3消防署体制にしたわけですので、体制強化をですね、より有効に発揮し、またそこにですね、幹部職員等も配置をしながらですね、体制強化の機能、そして効果をですね、上げていきたいと、このように思っております。その中でですね、消防団の活動と連携しながら安心、安全のための充実した体制に持っていきたいと、このように考えておりますので、御理解いただきたいと思います。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 9番、笹生猛君。 ◆9番(笹生猛君) ありがとうございました。実際にですね、火事場に行きますと我々分団員が今までの経験やそのときの判断で物事をマネージするということが非常に多い、そういう状況でした。我々は、少なからず地域の安全のために体を張って貢献しているという自負があります。ですから、そのことは我々の思いが充満するような体制を今つくっていただけるというような答弁と理解しましたので、それは十分考えた上で今後ともよろしくお願いします。 次の大綱3点目に移ります。市民と市長のふれあいトークについては、たくさんの議員の方が質問しましたので、論点を絞ります。私は、このような取り組みが市政が理解されるということについては非常に有効な手段だというふうに考えます。実際に行政の行っていることを扱うというのは、非常に知識的な背景がたくさんなければいけなかったり、またなかなか理解されづらい。私も日ごろの政治活動の中でいろいろと理解してもらおうとお話をするわけですが、なかなか理解されるのが難しい。そういった中でこういう取り組みを行政が行うということについては、私は非常に期待しています。そのPRをする中で私は具体的にどういうふうなことを主眼に置きながらこれを進めていくのかということを伺います。 ○副議長(遠山修君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) まず、ふれあいトーク、この開催の取り扱いでございますけれども、先ほど市長答弁で申し上げましたように、5名以上のですね、団体あるいはグループの皆さん方からの申し入れによりまして開催を行うと。それと、開催に当たってのテーマ、これにつきましてはですね、申込者の意向に基づきまして市長と率直な意見交換の場を設けさせていただくと、こういうふうなことでございますけれども、当然申し入れする側といたしましてはですね、行政について情報等を仕入れると、また市のほうといたしましてもいろいろグループの皆さん方の1つのテーマの中でさまざまな意見、考え等もあるわけでございますけれども、市としてまちづくりに当たっての基本的な情報等についてですね、説明できる場を設定できると、双方にとって意義があるんではないかと、そういうふうに感じております。 以上です。 ○副議長(遠山修君) 9番、笹生猛君。 ◆9番(笹生猛君) これは、私の認識がどうかということについてちょっと伺いたいんですけども、PRをする、それは見る人と見ない人がもちろん出てくるわけですけども、行政がホームページもしくは市民だよりなどの中でいろいろと行政についてはお知らせをしているのも十分知っています。ただ、そうじゃないことを何かできるのか、また行政の質としてそれは難しいのか、ちょっとそぐわないのかという点について伺いたいんですが。 ○副議長(遠山修君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) まことに恐縮でございますけれども、議員さんが何を御意見として申しているのかちょっと私理解できないんですけれども、具体的にですね、ふれあいトーク等も含めてですけれども、何に対してなのか。例えばいわゆるこういうふうなふれあいトークの開催に当たって広くPRをする手法をどういうふうに考えているのか、そういう御質問でもないんですよね、今のお話は。ちょっとよろしくお願いしたいと思います。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 9番、笹生猛君。 ◆9番(笹生猛君) 済みません。もう少しわかりやすく言います。私は、議員として議員が今果たさなければいけない役割というのは変わっているというふうに認識をしながら活動しています。というのは、今までの議員というのは、力のある議員というのは頼んだことをすぐやってもらうということが私は非常に重要だったような時代があったと、そう認識しています。しかし、今そうじゃない。もうそれを市民の要望をすぐ実現するだけの行政体力もなくなってきている。そういう中で行政がどう考えているのか、どういうルールがあるのか、またどういうことができるのかできないのかということを補足するということが議員としての私は役割だと、それが合っているかどうかわかりませんが、私のそれは信条でやっています。ただ、そういう中で行政がもう少しPRを上手に市民の耳に届くところまで何かしてもらえるとありがたい。ただ、それが私もどういう方法があるかわからない。行政自体もちょっとその方向性というか、質が変わってもらいたいと思っているんですね。そういう中で何か新しい方策についてとか、何らかの違う行動が出てくるような考えや思いはあるのですかということが聞きたいことです。 ○副議長(遠山修君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) まず、市民参加あるいは市民と協働のまちづくり、これを今後の大きなまちづくりの課題としているわけでございます。この課題につきまして新たな総合計画の中で位置づけされているところでございます。これはあくまでも案の段階でございますけれども。そのような中で市民参加のまちづくり、市民と協働したまちづくりを推進していくためには、やはりいわゆる情報の共有化、行政情報関係等あるいは現状等を理解、認識をしていただく。また、市といたしましても多様な市民の皆さん方の御意見等を拝聴した中で行政施策に反映していくと。 具体的な手法というようなお話になるわけでございますけれども、これが最良であるというふうな方法というようなものはないんではなかろうかと。1つには、今回今までの広報広聴機能の一元化というような中で広聴活動の充実を図る。その一環といたしまして、市長と市民の団体の皆さん方との率直な意見交換の場を設けるような制度を4月からスタートさせるわけでございますけれども、このような一つ一つの歩みの中でですね、やはり市民参加あるいは行政にかかわる市民の皆さん方の理解、認識を培っていった中で、広く市全体の中でですね、共通認識を持った中でまちづくりを進めていくと、こういうふうな一つの方向性を御理解をいただきたい。ここで具体的に何を手法として考えるということでなくしてですね、やはり試行錯誤も当然必要かと存じますけれども、いろいろな御意見等踏まえた中で市民と率直な話し合い等をさせていただいた中で今後のまちづくりを進めていくんだと、そういうことで御理解いただきたいと存じます。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 9番、笹生猛君。 ◆9番(笹生猛君) ありがとうございました。方向性は理解をしました。これは議員としての活動の一環のことなんですけども、行政を補完するということは私は議員として必要だと思っているんです。ですから、その辺の補完をしやすいようなことを考えますので、そのことについてはまたいろいろと協力をしていただきたいというふうに思います。 最後に、これは市長に伺いたいんですが、何名もの議員が一般質問をしてきたんですけども、その答弁の中で、こういう言い方したらあれだと思うんですが、金がないから、できないということはなかなか言えないんでしょうか。確かに一般会計が1,000億あったとすれば、市民からの要望にこたえることは非常にたやすいと思うんです。しかし、それが現状ままならないのであれば、できない、そしてできるためにどうしようということを言っていただけると非常に胸のつっかえがとれるような思いがするんですが、これが正しいというか、この場で正しいかどうかわかりませんが、そういう答弁が欲しいんです。ですから、できないものはできない、できる範囲を明確にする、そのルールをつくる、こういうルールはできる、こういうルールできない、そして行政がカバーするのはここまで、その線引きを明確にすること、そしてカバーできない部分についてはどう補完するか、どういう例えば民間団体を使うかというようなことをまちづくりの施策の中で示していくということは、私は誠実な行政だというふうに思うんですが、そういった答弁してくれということではなくて、そういったことは今後どうなんでしょうか。市長にお伺いします。 ○副議長(遠山修君) 市長、出口清君。 ◎市長(出口清君) お答えさせていただきますが、なかなか一言で言えないお答えになると思うんですが、いろいろですね、今議会もいろんな形で切実な要望、御提言一般質問の中でいただいているわけなんですが、市民の皆さんと実はまちづくり懇談会に出て、そのほかのことも含めてですが、私も就任以降接触する中でいろいろ御要望いただいております。それを全部正直言ってできれば一番いいんですが、できない事情があると。 また、私が就任のときに申し上げて、その後も少しお話をさせていただいていますが、一言で言うと袖ケ浦市はですね、まちづくりの分岐点にあるというふうな表現をさせていただいています。これは、1つにはですね、まちづくりを行うためにはお金が必要だと、そのお金はですね、平成9年度のときの167億円がピークでして、現在はそれより約30億円減少していると、このことが一つの大きな分岐点の理由になることは間違いないと。ただ、そのことをですね、嘆いていてもしようがありませんので、この内容を私を含めた行政の職員、そして議員の皆さんにも、そして市民の皆様にも御理解いただく中でですね、どうしたらいいまちづくりができるかということになりますと、いわゆる自助、公助、共助、この観点のまちづくりを取り入れる以外ないというふうに思っております。まず、行政がですね、しっかりと財政状況を見きわめた上で行政のできることを計画立案をしていくと、そのことをしっかりと市民の皆さんにもお知らせして、地域で連携する中でですね、助け合いの精神に基づいて共助ですね、お互い地域含めて隣近所でできるものについてはその面でも補完をしていただくと、そしてまたもう一つ、市民一人一人の皆さんにも自助、自分でできるものについては自らがやっていただくようなこと、こういった観点で分け合ってですね、財政の厳しさをクリアしていくと、こういう以外にないんではないかと、こんなふうに思っていますが、そんな暗いことばかり言っていますとですね、なかなか希望が持てませんので、こういう厳しい中にもですね、できるだけ明かりが見えるような形の政策も提言をし、それにはスクラップ・アンド・ビルド、これもやむを得ないかなというふうな思いがあります。十分ですね、皆さん方の御意見、御要望は受けとめながらですね、そして市の現状をお知らせしながらですね、まちづくりをやっていきたいと、このように思っておりますので、御理解いただきたいと思います。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 9番、笹生猛君。 ◆9番(笹生猛君) 最後に、市長の考えていることは私は大変共感する部分が多いです。そして、こういう状況だからこそ知恵を集められるようなシステム、そういう施策をどんどん展開していただきたいというふうに考えます。その一環としてのふれあいトーク並びに市民が参加するという場をつくるということだと思いますので、ぜひですね、何しろ袖ケ浦市のために、そして袖ケ浦市の未来のために今後ともやってください。そして、知恵を集めるような、そして知恵を出すことも惜しみませんから、今後ともしっかりと行政運営のほうしてください。 以上で一般質問終わります。 ○副議長(遠山修君) 9番、笹生猛君の質問は終了いたしました。 午後1時まで休憩いたします。                     午前11時41分 休憩                                                       午後 1時00分 開議 ○副議長(遠山修君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。           ※ 立原 勇君の一般質問 ○副議長(遠山修君) 次に、17番、立原勇君、登壇願います。               (「議長、17番」と呼ぶ者あり)               (17番 立原 勇君登壇) ◆17番(立原勇君) ただいま議長の許可をいただきましたので、市長の市政運営方針と地球温暖化対策について質問いたします。 一般質問は、きょうが最終日であります。今回は17名の質問者があり、私は16番目の登壇となりますので、ほかの議員の質問や提言内容と重複することがあると思いますが、できるだけ視点を変えながら質問してまいりますので、事情御理解の上明快な御答弁をお願いいたします。 前市長の小泉さんは、新総合計画の作成を初めとした今後のまちづくりのかじ取りは新しいリーダーにお任せしたい、そういう趣旨の退任あいさつをされ、新市長にすべてを託されました。そして、多くの市民も議会もまたリーダーの交代によって袖ケ浦に新しい風が吹いてくることを期待したところであります。 出口市長は、19年10月の選挙において当選してから今日まで市政運営の基本姿勢とまちづくり基本政策を掲げ、その実現を目指して精力的に取り組んでこられたと思います。市長に就任されてからはや1年4カ月が経過しました。新しい市政運営方針に基づいた政策は、目標をしっかりと定め、適切な手順と手法により確実に実現してほしいと思います。そのためには625名の各職員に対し市政に取り組む市長としての熱い思いを十分に説明し、協力を得ることが何よりも大事なことだと思います。そこで、市長は本気で取り組む市政改革などの方針についてどのように周知徹底されてこられたのかお聞きします。また、その内容についても伺います。 また、市政運営に当たっては新しい試みとして市民との対話を大切にした市民参加の市政に取り組まれてきました。この対話内容とその成果についても伺います。 また、副市長の不在体制に関連して伺います。副市長の選任については、地方自治法162条によりまして議会の同意事項であります。定数については、袖ケ浦副市長定数条例により1名と定められております。また、副市長の専決事項や代決条件については、袖ケ浦市事務決裁規程の中で詳細に定められているとおり、市政運営にとって欠くことのできない重要な位置づけとなっております。副市長職は、出口市長就任前から不在であり、その後今日に至るまで選任されないまま長期にわたり不在状態が続いております。多くの市民から現在の副市長不在の異常状態について質問を受けることがありますが、正確な情報が十分にないことから、大変苦労しているところであります。そこで、市長にお尋ねします。現在の副市長不在体制の功罪と今後の対応についてどのように認識されているのでしょうか、お伺いいたします。 次に、2点目の袖ケ浦市地球温暖化対策についてであります。この問題は、平成4年に気候変動に関する国際連合枠組条約が採択され、世界中の多くの国が署名を行い、2年後の平成6年に条約として発効しました。以来署名国においては条約の目的を達成するための会議を繰り返し、平成9年の第3回国際会議において京都議定書が採択されております。これにより、日本は地球温暖化の原因となっている温室効果ガスの総排出量を平成20年から24年までに平成2年と比較して6%を削減するとの目標を定めました。しかしながら、平成14年の実績では逆に7.6%増加するという状況で、今後国を挙げてのさらなる取り組みが要請されているところであります。国としては、平成11年4月に地球温暖化対策の推進に関する法律を定めて、国、地方公共団体、事業者及び国民のそれぞれの役割を明確にして国や地方公共団体の実行計画の策定を義務づけております。当袖ケ浦市における地球温暖化対策の現状と今後の対応並びに行政と企業及び市民の役割分担についてどのように取り組んできたのか、またこれから進めようとしているのか伺います。 執行部のわかりやすい答弁をお願いして最初の質問を終わります。 ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君の質問に対し答弁を求めます。 市長、出口清君。               (市長 出口 清君登壇) ◎市長(出口清君) 立原議員の質問にお答えいたします。 初めに、市政運営方針の徹底についてでございますが、私はスローガンであります住みやすさナンバーワン、子育て環境日本一を目指して、市政運営の3つの基本姿勢とまちづくりの6つの基本政策、そして基本政策実現のための38項目の施策をマニフェストとして掲げ、市政運営に邁進しているところであります。これらの政策の実現のため、市長就任以来当初予算編成方針や政策会議など、機会をとらえ私の市政運営の方針を説明し、徹底しているところであり、また中堅職員との懇談会を実施し、私と職員との共通認識を図っております。これらの政策を効率的、効果的に実施するため、昨年から行政組織の見直しを検討し、本年4月に行政組織の改正を行うなどのほか、少子高齢化や安心、安全のまちづくりなど各種行政課題解決のため順次政策を実施してまいります。 次に、市民との対話を大切にした政策の成果についてでございますが、重要政策などへ市民の声を反映させるため、今年度まちづくり懇談会、地域福祉計画策定地区懇談会及びみちづくり懇談会の3つの懇談会を開催いたしました。その成果でございますが、各地区ごとに開催したまちづくり懇談会では、新総合計画案及び都市マスタープラン見直し案について広く市民の皆さんから御意見や御提案をいただくことができました。また、地域福祉計画策定地区懇談会では、地域福祉の課題や解決策についてワークショップ方式で検討していただき、地域福祉計画案に反映することができました。また、みちづくり懇談会では、日常生活における国県道や主要な市道の現状や各地域における課題について話し合うことができ、成果があったものと認識しております。 次に、副市長不在体制の功罪と今後の対応についてでございますが、残念ながら今議会において提案することができませんでしたが、市政運営に停滞が生じないよう各部長を初め全職員一丸となって邁進してまいる所存でありますので、御理解くださるようお願いいたします。 次に、地球温暖化対策の現状と今後の対応についてでございますが、まず地球温暖化対策の現状ですが、市では平成12年度に地球温暖化対策推進法に基づく地球温暖化対策実行計画を策定し、温室効果ガス排出量の削減に取り組んでいるところです。実行計画は、平成19年度に見直しを行い、新たに平成18年度を基準年度として23年度までに温室効果ガスを2.1%削減することを目標とし、引き続き一事業者として温室効果ガス排出量の削減に努めてまいります。また、今年度より環境への負荷が少ない自然エネルギーの普及を図るため、住宅用太陽光発電システムに対する補助を開始したほか、CO2家計簿の普及を図るため、インターネットを利用してCO2家計簿をつけることができるようにいたしました。このほか今年度は年4回にわたり地球温暖化対策をテーマとした環境学習の実施、あるいは環境イベントなど機会あるごとに温室効果ガス排出量の削減について啓蒙活動を実施いたしました。 次に、今後の対応につきましては、引き続き住宅用太陽光発電システムに対する補助を初め、従来の対策を継続するとともに、平成21年度は新たに夏場の冷房エネルギーの削減を目的としてグリーンカーテンを普及させるため、一般家庭を対象としたコンテストを実施する予定でございます。 次に、行政と企業及び市民の役割分担についてですが、行政につきましては実行計画に基づき事業者として引き続き温室効果ガス排出量の削減に取り組んでまいります。 企業につきましては、臨海工業地帯を初めとした多くの企業は独自に温室効果ガスの削減に取り組んでいるところですが、現在県において一定規模以上の事業所について温室効果ガスの排出状況を把握するために、温室効果ガス排出量の報告に関する条例の整備を検討しているところでございます。市としましても、この報告制度により各企業の地球温暖化に対する取り組み状況が把握できるものと思いますので、今後も県及び近隣各市と足並みをそろえて企業と連携した取り組みを進めてまいりたいと思います。 市民の皆様につきましては、自分の生活スタイルを見直し、それぞれの生活スタイルに合った削減行動をとっていただけるよう啓発活動に努めてまいります。 また、地球温暖化対策推進法第20条の1に区域の活動に関しその区域の自然的、社会的条件に応じて温室効果ガスの排出を抑制するための計画、いわゆる地域推進計画を策定するように努めるものとされております。この地域推進計画の中で市全域をとらえた温室効果ガスの排出量を算定し、行政と企業及び市民等各部門別における目標と対策を設定していくこととなります。この地域推進計画は努力規定でございますが、現在県内では千葉市、流山市を初め5市が策定しており、本市もこの計画の策定に向けて検討してまいりたいと思いますので、御理解くださるようお願いいたします。 以上でございます。               (「議長」と呼ぶ者あり)
    ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) それでは、ただいまの市長答弁内容も含めて再質問をいたします。 市長の市政運営方針は、企業においては社長の経営方針あるいは経営戦略と同じものだと思います。市長は従業員625名の株式会社袖ケ浦市役所の社長であり、会社は地域独占のサービス業の性格を持つ特殊な組織集団であります。また、市民の6万1,131名はこの会社の株主であり、お客さんであり、同時に最大の協力者であると思います。このことから、市政運営に当たってはサービス業としての質の高い、そして市民の望むサービスを提供することが必要であります。先ほどの答弁の中で市長の市政運営方針を周知徹底する手続や手法についてはわかりましたが、本気で取り組む市政改革を掲げるのであれば、それを実現するための力強いリーダーシップが発信されてもしかるべきだと感じました。市長は、市政運営に当たっての熱い思いを十分に説明されたと思いますが、その成果についてどのように評価されているのでしょうか。あわせて政策会議、中堅職員との懇談会の出席メンバー、要した時間、説明内容、資料等について御説明をお願いいたします。 ○副議長(遠山修君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) 何点かの御質問いただいてございますけれども、私のほうから市長と市中堅職員との懇談会、これにつきまして御説明申し上げたいと存じます。 市長と中堅職員との懇談会でございますけれども、市長と職員とのコミュニケーションを図り、行政運営に当たっての共通認識を培い、職員の意識向上をねらいとしたもので、職員研修も兼ねたものでございます。実施期間につきましては、1月の28日から3月3日の間、8日間開催いたしました。1回当たり職員11人程度、所要時間につきましては80分程度でございます。対象職員でございますけれども、中堅職員といたしまして30歳から37歳までの幼稚園、保育所、消防署の職員を除きました87名。内訳でございますけれども、男性が50人、女性が32人。それと、中堅職員のいわゆる職でございますけれども、主任主事、主任技師、副主査、消防士長のクラスでございます。テーマは、特に設けてございません。懇談会の運営に当たりましては、まず出席者の自己紹介をいただきまして、市長のほうから懇談会開催の趣旨説明、それと出席職員から業務や市政に対する意見等を出され、その中で市長との意見交換を行ったものでございます。 内容につきましては以上でございます。 ○副議長(遠山修君) 市長、出口清君。 ◎市長(出口清君) どのようなですね、市政改革についての取り組みと成果があったということなんですが、おおよそ細かいですね、点についてはちょっと用意しておりませんが、今担当部長からお話ししていただきましたように、職員とですね、私が共通認識を図るということがまず大事だということで、異例の取り組みだったんですが、中堅職員と87名と懇談をしてですね、まず私のほうから私の考えている状況、市政の置かれている状況、特に先ほどの質問にもありましたけども、まちづくりの分岐点であるという認識、このことをお話ししてですね、それぞれ職員から1人ずつですね、今現状の中で業務に携わった上でのですね、課題だとか提言だとか、それから今の状況をとらえてどういうふうに仕事の進め方を改善していけばいいのか、そういうことをですね、職員自らも話をしていただきました。その中でそれぞれ出席者が全員がですね、話をして、あるいは改善策を提言してまいりましたので、そういった意味ではかなりの意味でですね、87名ですので、職員の4分の1ぐらいですか、がそういった意識改革をまず行えたということではですね、かなりの効果があったんではないかというふうに思っています。特に中堅職員の皆さんは現場第一線でですね、市民の皆さんと直接ですね、接している人たちが多いですので、そういった意味ではふだんの業務の中の改善策を自らがですね、提言していただきましたので、私も項目的にですね、非常に多い項目を職員自らがですね、こうしたらいいんじゃないかという提言を今まとめている最中なんですが、ざっと見てもですね、80項目以上のですね、提言をしてもらっているという状況ですので、そういった意味で効果があったんではないかと思っております。 また、私就任以降若干間を置いてなんですが、直接のですね、現業業務をやっている現地のですね、出先機関に赴いてですね、現場を実態把握をすると同時に職員の皆さんと懇談を少しさせていただきながら、現状把握と、それから改革についての取り組みをお願いしてきた経過があります。幼稚園、保育園、そして消防の分署、公民館、健康づくり支援センター、そういったことも含め、クリーンセンターとか、そういう出先機関ですね、図書館も含めて、全部ほとんどのところを回らせていただいて、6日間かかりましたけども、22施設回ってですね、直接現場を把握しながら市政改革についての取り組みも少しお話ししながら、時間がなかなかとれませんでしたので、短時間のところありますが、そういった意味での成果が上がってきたというふうに認識しておりますが、まだまだ議員の皆さんあるいは市民の皆さんにとりますとですね、不足な点もあると思いますので、その辺については今後十分留意しながら進めさせていただきたいと、このように思っております。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) 精力的に市長の思いを語って回ったということで、それなりの成果も今御披露されたわけですけれども、短時間で多くの事務所を歩いて説明されたわけですけれども、各部、各課、いわゆる部門レベルでのですね、詳細にわたる徹底というのが市長のお話以外に必要な重要な内容ではないかと思います。部門別の部門レベルでのですね、職員に対する周知徹底がどのようにされたのか、その辺ありましたら伺いたいと思います。 ○副議長(遠山修君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) 市内部のですね、行政連絡あるいは行政の取り扱い等内容の検討、審議、こういうふうなですね、総合調整を行う場といたしまして各部のですね、次長職を構成といたしました政策調整会議、これを設けてございます。それと、総合的なですね、市の方針等のですね、長がいわゆる政策決定をするに当たってのですね、基本的な事項について審議していただくための組織といたしまして、政策調整会議の次の段階といたしまして、部長職と特別職を構成といたしました政策会議を設けてございます。政策調整会議でですね、情報交換あるいは政策の検討等、それらを踏まえた中で政策会議の中で最終的な判断を行っていくと。また、そのような中でですね、各行政における内部情報のですね、交換あるいは連絡調整というようなものを努めているようなところでございます。そのような中でですね、市長が出席しております政策会議におきまして、市長が市政運営に当たってのですね、基本的な考え方等もその中で申し述べていただいているところでございます。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) これまでの説明は、いわば市政運営方針のですね、入り口の取っかかりの段階ではないかというふうに私は思います。むしろその結果としてですね、全職員、職場末端までですね、十分その市長の思いがですね、伝達され、意識が変わってくると、そして一丸となって市長を中心とした行政を進めるというのが最後の姿ではないかと思います。そういう意味では、中間においてもこれからにおいてもですね、やはりそのフォローアップ、確認することが非常に大事な内容になってくるのではないかと思います。 一人一人のですね、職員の皆さんの意識の中身が全部把握できれば簡単なわけですけれども、なかなかそれも難しい状態ではないかと思います。そこで、例えばですね、市長の施政方針を掲げたポスターをですね、各職場に掲示するとかですね、名刺とか、あるいは名札の中にですね、市長の目指すスローガンを印刷をするとかですね、常にこの市政運営の精神が隅々まで徹底するような対応策がどうしても必要ではないかというふうに思います。その辺について新しい発想の徹底の仕方がですね、これまでされていたのか、あるいはこれから検討していることがあればですね、御披露していただきたいと思います。 ○副議長(遠山修君) 市長、出口清君。 ◎市長(出口清君) 私のですね、市政に対する考え方あるいは施政方針毎年度ですね、徹底の仕方なんですが、施政方針そのものはですね、それぞれの部署の課題をですね、解決すべくそれぞれの分野別にまとめ上げて、それを施政方針として職場にもう一度フィードバックしながら決めていく手順ですので、これそれぞれの職員がそれでなくてもですね、文書等あるいは今電子化の中でですね、電子情報の中で見ることができますので、徹底はできるものと思いますが、さらにですね、意識するような形での徹底をですね、会議等でしてまいりたいと思います。 新しい工夫はないかということなんですが、これについては私のですね、徹底の仕方が不十分だったのかもわかりませんので、そういった意味も検証しながらですね、何か工夫できるものがあるかどうか考えてみますが、何しろ1年半までたちませんが、そういった中での模索をしながらのですね、意識改革を含めての取り組みですので、今後議員の皆さんからの御提言等も含めてですね、できるものがあれば検討していきたいと、このように考えております。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) ぜひフォローアップをですね、十分に進めていただきたいと思います。ここの庁内を見てもですね、それから行政センター等の事務業務の現場を見てもですね、新しい市長の顔といいますか、考え方あるいは市としての内外に対する考え方の姿がですね、私から見てほとんど感じられない。感じるような機会が提供されていないということになるわけですけれども、やはりそういうことを内外に宣言することによってですね、自らも意識を引き締めていくと、これがこれからのサービス業としての役所の行政のですね、条件になってくるんだと思います。そういう意味では格段のですね、今後の御努力を検討していただきたいと思います。そのことによって、行政全体が例えば事務業務の考え方がはっきりしたということでこれからの方向性がはっきりすると、方向性が見えてくると、それから市役所がサービス産業という、そういう意識革命が十分に図れる、あるいは目的、目標意識が芽生えたことでグループ内の共通意識がはっきりすると、また日常的に管理職層との情報、意見交換が図りやすくなったというようないろんな結果が出てくる内容だと思っております。ぜひそういう意味では市長方針、社長の経営戦略でありますので、ぜひとも職場隅々までですね、浸透させながらサービス産業としての業績を果たしていただきたいと思います。 次に、先ほどの説明の中で従来から開催していた地区役員を対象にした行政懇談会のほかにですね、テーマを絞っての懇談会が開催されたと、幅広く市民の要望、意見が聞かれたことは市長の新しい発想という意味で実現したもので、大変評価できるものだと思います。それぞれの懇談会においてどのような参加人数あるいは参加した動機ですね、そして発言された人数、内容、この辺について、反映することができたという先ほどの答弁ありましたけれども、もう少し具体的にですね、この懇談会をこれだけ時間、それから回数を重ねたわけですけれども、その成果という意味で、こういうところが非常にこの懇談会を開いた成果として胸を張って説明できるということがありましたらですね、もう少し具体的に伺いたいと思います。 ○副議長(遠山修君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) 今回新たな総合計画を策定するに当たりまして、各地区別、5地区を対象といたしましたまちづくり懇談会を開催したとこでございます。開催の内容等でございますけれども、まず参加者でございますけれども、先ほど市長答弁で申し上げましたように、5地区で171名、一番出席が多かったのが中富地区の44名、それと次に昭和地区が42名、長浦地区で42名、それと平岡地区24、根形地区で21名、こういうふうな内訳でございます。 それと、出席者のいわゆる発言でございますけれども、171名の参加に対しまして34名の方が意見等発言されました。率でいいますと19.9%でございます。 発言の項目につきましては95項目ございまして、この95項目につきましてはそれぞれの地域におけるですね、現状、課題、そういうようなものを踏まえた中で、具体的な道路とか排水等の整備等の要望にかかわるもの、あるいは将来のまちづくりに当たって、具体的に申し上げますと、火葬場あるいは駅北側の開発等、こういうふうな賛否両論の話、そういうふうなそれぞれの地域における特性等を踏まえた中での意見が出されたと。 これはどういうふうにですね、意見を集約した中で計画に反映させていくのかというふうなことでございますけれども、まず基本計画、将来都市像をですね、具体化するために8つの基本方向を目標として掲げているわけでございますけれども、この意見等それぞれのですね、施策分野における内容等に照らし合わせまして、基本構想で取り入れていくもの、あるいは基本計画で取り入れていくもの、あるいは具体的なですね、個別事業につきましては今後実施計画の編成作業に入っていくわけでございますけれども、実施計画で取り組んでいくもの、そういうふうな仕分けをさせていただくと、またこれら意見として反映されないものにつきましては、一つの意見としてですね、今後のまちづくりの貴重な御意見として参考にさせていただくと、そういうふうな取り扱いになります。具体的にどういうふうなですね、意見が出されたのかということ非常に個々細目にわたりますので、もしどうしてもお答えする必要性があるということであればお答えを申し上げたいと思いますけれども、概略的な内容につきましてはそういうようなことでございます。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) 各懇談会とも出席人数、それから発言内容が評価されているということでありますが、私も長浦地区の懇談会に参加させていただきましたけれども、やはり限られた短い時間の中で内容の豊富な説明を受けて意見交換をするということには限界があると思います。やはり懇談会の運営の仕方、それから今後の問題として回数をもっとふやしたほうがいいのかどうか、あるいはこういう重要案件についてその都度懇談会をこのまま続けるのかですね、その辺の今後の懇談会の考え方、進め方について伺います。 ○副議長(遠山修君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) まず、今回のですね、懇談会につきましては市のですね、新たな計画づくりのためにですね、地区懇談会を開催したと。当然そのほかのですね、各業務における計画につきましても個々に地区検討委員会なり、あるいは市民検討委員会、そういうふうな組織の中でいろいろな検討等も行っているわけでございますけれども、まちづくり懇談会につきましては一つの目的としてのいわゆる会議の開催というふうなことで、今後こういうふうな計画づくりがある場合におきましては、まちづくり懇談会というようなものは検討いたしますけれども、4月以降ふれあいトークというふうな新たな市長と語る会の広聴制度を制度化するわけでございますので、その中でですね、広く市民の皆さん方の申し出によって意見交換を行わせていただきたいと、そういうふうな考えでございます。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) 今の考え方は理解できるわけですけれども、やはり大勢の市民はですね、なかなか広報を流してもですね、あるいは会議を呼びかけても参加をするのが難しい、そういう状況にあると思います。そこで、今回は市長を中心にして参加されたということで、大変な作業になったと思うんですけれども、こういう重要案件についてはですね、要請があって説明に行くという従来の考え方ではなくて、計画的にですね、これは部長さんを含めて大勢の管理職の方がいらっしゃるわけですから、手分けをしてですね、各地区に入って、できるだけ細かく大勢の人と情報交換すると、これが一番行政の内容を知ってもらう上では大事なやり方ではないかと思います。ぜひですね、メンバー編成を十分配慮しながら、夜間でも日曜でも使えるわけですから、回数を格段にふやして市民との対話を進めていただきたい。要望しておきたいと思います。 次に、3点目の副市長の関係でございます。市長は、副市長について新総合計画の取りまとめと議会の対応を託せる方を考えていると、そういう趣旨の発言を当初されたと思います。また、袖ケ浦事務決裁規程には副市長の専決事項として19項目ですか、定められておりまして、さらには市長事務の代決権限も定められております。実際には副市長とすればですね、さらに上積みされた日常的な業務が負荷されてくるんではないかと思います。そういう意味では副市長の位置づけというのは大変重要で、かつ必要な職制だと思っております。 そこで、お聞きしたいんですけれども、事務決裁規程の第4条というのがありまして、副市長に事故があるときは主務部長がその事務を代決するという条文があります。この事故があるときというのは、副市長が在籍といいますか、選任されていて事故ということになる、普通はそう解釈するわけですけれども、今の状態は副市長が不在、選任されていないわけですから、この条文の解釈上ですね、副市長の専決事項を処理するのは、これは当然市長に戻るんじゃないかというふうに私は解釈するんですけれども、この辺の条文の解釈について伺います。 ○副議長(遠山修君) 総務部長、山口幹雄君。 ◎総務部長(山口幹雄君) お答え申し上げます。 ただいまの副市長不在のときにあってはですね、権限が委任されるという形でございます。現在はですね、副市長の職務それぞれあるわけですが、現在不在がためにですね、部長がそれなりの副市長の備えたですね、権限を分化して担当しているのが現実でございますが、長期の不在のときもですね、それらについては支障ないものと判断してですね、対応しておるところでございます。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) 条文にはですね、副市長に事故があるときという表現になっているんですよ。不在とは違うんですよね。本人がいないのに事故という表現は、素直に読んだ場合ですよ、この条文の期待していない扱いではないかというふうに私は解釈しております。そうしますと、もともと専決事項を持っている副市長がいないわけですから、当然その専決事項は本来の市長の権限になってくると思うんですよね。市長の権限を部長が代決するということは私不可能だと思うんです。今の話だと不在という扱いだという解釈されたんですけれども、それについてもう一度お願いします。 ○副議長(遠山修君) 総務部長、山口幹雄君。 ◎総務部長(山口幹雄君) 私が先ほど申し上げましたのはですね、現状内部、外郭団体等における副市長の役職がかなりの数ございます。これらにつきましてはですね、関係する部長職等がですね、それぞれの役割を担っておるところでございますが、御質問にありました不在の場合ですね、これらについては当然ですね、専決ではなくてですね、市長がその職務を行うというのが原則でございますので、現在副市長が空席でございますので、それらの権限については当然市長が専決せずにですね、自らが行うというのが原理原則でございますので、御理解いただきたいと思います。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) その点についてはわかりました。 そうしますとですね、今副市長の専決事項はすべて市長が対応するという仕組みになってくると思います。もともと今の組織構成の中で副市長の業務を入れたバランスをとっていると思いますけれども、その副市長の専決事項を市長が対応するということになりますと、非常に相当の負荷がかかってくるのは当然でございます。そのことが行政として、あるいは市民にとってですね、必ずしもプラスにはならない、マイナス面に働くんではないかと思います。市民にとっては大変、損害とまではいかないにしてもですね、迷惑になる内容ではないかというふうに私は感じております。 副市長の選任は市長の専決事項であります。しかしながら、副市長の定数条例だとか事務決裁規程制定の経緯、趣旨をよくよく考えてみますと、副市長空席の状態というのは問題があると思います。市長には副市長の選任権限があるわけですけれども、同時にこれは選任しなければならないという義務が生じてくるんではないでしょうか。そうしなければこの条例だとか規程のですね、趣旨が生かされてこない。市民にとっても問題を残す扱いではないかと思います。そういう意味で今の長期にわたる副市長不在の異常状態は大変問題を残していると思いますので、現状と今後についてですね、市長の率直な御見解を伺いたいと思います。 ○副議長(遠山修君) 市長、出口清君。 ◎市長(出口清君) 副市長不在でですね、大変市民の皆さん、そして議会の皆さんにも御迷惑、御心配をいただいていること私も心苦しく思っている次第であります。今までの経過はいろいろあったことについてるる述べませんが、今後ですね、諸条件を整えながらですね、できるだけ早く皆さんに御提案できるように努力させていただきたいと。その間につきましては、先ほども申し上げましたように、特別職、そして部課長、さらには全職員一丸となってですね、市民の皆さんに御迷惑かけないように職務遂行に邁進をしていきたいと、このように思っておりますので、御理解いただきたいと思います。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) 市長にとりましては大変な仕事をされることになるわけですけれども、これからですね、どのような考えでいつまでに副市長を選任するかですね、議会が同意する同意しないは別にして、市長として市長の作業としてこれからどういう考えでいつまでに副市長について進めていくのかですね、忌憚のない考えを御披露していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○副議長(遠山修君) 市長、出口清君。 ◎市長(出口清君) これからですね、いつまでにということであるんですが、できるだけ早く諸条件を整えたいと思っております。ただ、率直に申し上げまして私就任以降ですね、人事案件について数度不同意になっておりますので、これは人選を進める上でですね、まずお引き受けをいただく方についてもちゅうちょもあろうし、また条件を整えていく作業も必要でありますし、またそれに立ってですね、議員の皆さん各位に御理解いただくような状態をどのようにつくったらいいのか、そういったことも含めてですね、条件整備が必要ですので、できるだけ早くとは思っておりますが、いましばらく作業を進めさせていただきたいと、このように思っておりますので、御理解いただきたいと思います。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) この問題は思いがあってもですね、お話しできない内容なのかもしれませんが、先ほども申し上げましたように、この長期の不在状態というのは非常に中からも外からもですね、問題を残しておりますので、次は6月議会があります。速やかにという今の市長の考え方が述べられておりますので、6月議会にはですね、ぜひ議会の同意を得るための上程をですね、努力をしていただきたいと強く要望しておきたいと思います。 次に、大綱2点目の温暖化の関係について幾つか聞きたいと思います。平成13年度から市役所の事務事業に伴って排出される温室効果ガスの排出量の削減を取り組んでこられました。目標値の3.3%に対して18年度の実績で4%、6年間の平均を見ても3.8%ということで、この目標値は十分に達成しております。そこで、18年度のCO2排出量の合計1万662トンがあるわけですけれども、この中で電気の使用量がですね、9,261トンということで、全体の86%を占めております。この電気使用量の中身というのは、どういう内訳になっているんでしょうか。 ○副議長(遠山修君) 環境経済部長、佐久間誠一君。 ◎環境経済部長(佐久間誠一君) お答えをいたします。 電気の使用量今お話ありましたとおりなんですが、ただ道路照明ですとか防犯灯ですとか、こういったものは換算といいますか、お答えをすることができます。86万1,315キロワットでございます。ただ、あとほかの暖房でどのくらいですとか、あるいは照明でどのくらいですとかいう話になりますと、これメーターが同じなものですから、その辺の仕分けをですね、ちょっとできかねているということでございます。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) いずれにしてもですね、電気の使用量が非常に大きいウエートを占めているのは間違いありません。CO2の排出量を減らすんであればですね、一番大きい電気の使用量を減らすのが一番簡単になるわけです。例えば今進めております防犯灯の32ワットの切りかえだとかですね、あるいは省エネタイプの電気製品に取りかえるとかですね、いろんなことを苦労されていると思うんですけれども、東京の千代田区ではですね、防犯灯を、これ5,500基あるそうですけれども、省エネ型に切りかえる作業を進めております。それから、街灯の水銀灯をですね、ナトリウム灯に切りかえをすると。こういう設備の切りかえで消費量が半減するという計算をはじいておりますね。これは、2010年度までに達成をするということまで具体的に目標を決めて取り組んでいる自治体もございます。ぜひですね、この86%の電気量を減らすための努力を前倒しにして進めてほしいと思います。その辺については、もし考えがあればお聞かせいただきたいと思いますけれども、強く要望させていただきたいと思います。 それから、これつい最近ですけれども、環境省からですね、地球温暖化対策など環境を切り口にした経済活性化策ということで日本版のグリーンニューディール、いわゆる緑の経済と社会の変革という骨格を固めております。これは今月中に内容がまとまるというところまで来ておりますが、その中で全国の学校や国、自治体の庁舎、公園などの公共施設に太陽光発電パネルを設置し、民間への普及の呼び水とするという条項が入っております。これは、関連質問の中でもあったと思いますけれども、民間住宅の補助の3万円ですか、これは盛り込んでありますけれども、公共施設については一切今のところふえていないということが言われておりますけれども、ぜひこの辺をですね、いずれこういう時代がやってきますので、早急に調査研究をして取り組んでいただきたいと思いますけれども、その辺の考え方を伺いたいと思います。 ○副議長(遠山修君) 環境経済部長、佐久間誠一君。 ◎環境経済部長(佐久間誠一君) 公共の施設に太陽光発電がないということでございますけれども、これにつきましては市長答弁のとおり、施設の増改築に合わせて検討していくということにしてございます。それから、現在国において、先ほど議員さんおっしゃられましたけれども、日本版のグリーンニューディールの骨格を固めたということでございます。公共施設の太陽光発電パネルの設置なども盛り込まれるということでございますので、これらも考慮して検討していきたいと思っております。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) 先ほどの市長答弁の中で今環境問題は役所の中の対策、いわゆる実行計画で対応されているわけですけれども、これから地域のですね、民間、それから企業、団体を巻き込んだいわゆる地域推進計画ですか、これを作成するわけですけれども、今のところは先行自治体が進めているだけで、まだ具体化されているとこが少ないという状況にあると思います。周辺の自治体と連携をしながらですね、県の指導を待って進めるというスタンスだと思うんですけれども、これは非常に間違いのない事務処理だと思うんですけれども、逆に言えば何もしなくてもですね、時期が来ればつくるんですよということにも聞こえるわけなんですよ。ですから、既に先ほども説明あった千葉市を初めですね、取り組んでいるとこがあります。船橋のほうではですね、この推進計画ができておりまして、これはいつですか。つい最近ですけれども、3月の14日と書いてありますね。地球温暖化対策地域協議会、これ組織団体、企業、それから民間人も含めた協議体があるわけですけれども、これがもう既に結成されていると。ここまで進んでいる自治体もあるわけですよね。ですから、県のガイドラインを待ってだとか、あるいは地域の自治体と連携してではなくて、積極的にですね、ほかの先行自治体に負けないようにぜひ取り組んで、袖ケ浦市の意気込みをですね、内外に示してほしいと思いますので、その辺について考え方がありましたらお願いします。 ○副議長(遠山修君) 環境経済部長、佐久間誠一君。 ◎環境経済部長(佐久間誠一君) この件につきましても、地球温暖化も明らかに進んでいるというのはもう周知の事実でございます。したがいまして、そういったことにつきましていろいろな情報を取り入れましていろいろ研究とか検討とかしてまいりたいと思っています。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君。 ◆17番(立原勇君) 時間がありませんので、一言だけ申し上げて終わりにしたいと思います。 出口市長以下625名の職員の皆さんのですね、一致団結した御努力によりましてこの袖ケ浦市のためにですね、元気に御活躍をしていただきたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。 一般質問終わります。 ○副議長(遠山修君) 17番、立原勇君の質問は終了いたしました。 2時10分まで休憩といたします。                     午後 1時57分 休憩                                                       午後 2時10分 開議 ○議長(岡田實君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。           ※ 石井俊夫君の一般質問 ○議長(岡田實君) 次に、25番、石井俊夫君、登壇願います。               (「議長」と呼ぶ者あり)               (25番 石井俊夫君登壇) ◆25番(石井俊夫君) 一般質問きょうで4日目になりますけども、議員、また執行部の皆さんには大変お疲れさまでございます。疲れを飛ばすような報告が、午前中茂木議員からワールドベースボールで宿敵キューバに6対ゼロで日本チームが勝ったという報告がありました。昼休みにニュースを見ておりましたら、若田光一さんが乗りました2月に出発する予定だったディスカバリー号ですか、が無事打ち上げに成功したということで、これは宇宙ステーションに3カ月間の長期にわたる滞在だそうでございますので、無事にですね、任務を終えて帰還されることをお祈りするばかりでございます。2つあることは3つあるということで、あとはこれは比較になりませんが、久しぶりの一般質問ですので、非常に不安でございますので、私の一般質問が無事に終了することをあと3つ目でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 今回一般質問者がですね、過去最高の議員の3分の2を超える17名の方々が行うわけでございますけども、私もその一員に加えさせていただきまして、先ほど申し上げましたとおり久しぶりでございますので、大変緊張しております。何かこの前までこの後ろの席に座っておったほうが気が楽だったんじゃないかという感じがしておりますけども、いずれにいたしましてもそういう状態でございますので、岡田議長にはよろしく采配のほどお願い申し上げたいと思います。 さて、出口市長におかれましては平成19年10月28日執行の袖ケ浦市長選にですね、これも7名という過去にない立候補者の中でですね、激戦、また数の多さゆえの再選挙が予想されたわけでございますが、見事にその数をクリアいたしまして当選されました。その選挙戦の中で地域の団体主催によります公開討論会が袖ケ浦市民会館で行われまして、それぞれの候補が自分の考え方、また政策を発表いたしました。私もそのとき参加させていただいたんですが、出口市長におかれましては6つの分野、38の政策を訴えて形よくですね、弁舌巧みに訴えていたのをいまだに記憶しているところでございます。その後就任されまして市長となられまして、初登庁後12月議会、また20年度の予算を審議する3月議会より今回の議会まで多くの議員が一般質問等で市長の政治姿勢やマニフェストの達成方法等をただしてきましたが、私はそのやりとりの中で残念ながら確かな答弁、答えがですね、なかった点があったと認識をしております。そこで、今回私も一般質問の機会を得ましたので、平成21年度の予算の組み方とですね、選挙当時から現在までの出口市長の政治姿勢を質疑させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。 21年度予算編成につきましては、予算審査特別委員会が結成されまして、その中で細かく、また慎重に審議されるわけでございます。また、この件につきましては今回も多くの議員の方たちが質問をされております。私は、それらの質問も参考にさせていただきながら私の気づきました点をですね、申し入れてある項目順に質問をさせていただきたいと思います。 初めに、平成21年度の予算編成についてでございますが、平成20年度に15億5,000万円の財調を取り崩しております。この年度は税収の伸びが特にありましたので、10億程度で済むということでございますが、またそれに引き続きまして平成21年度8億3,000万円と連続で財政調整基金を大幅に取り崩した編成でありますが、これは健全な予算編成と言えるかどうかまずお聞きしたいと思います。 次にですね、目立つ新規事業がございません。出口市長はですね、住民満足度向上計画と申しまして、こういった計画をマニフェストの中に取り入れておりますが、どこの政策で満足度を向上させたいと思っているのかあわせてお伺いしたいと思います。 また、新たな財源策につきましては、これも多くの議員の人たちから質問がございました。特に代宿工業団地、椎の森工業団地ですか、それとこの臨海部に進出しております企業の新たな投資を期待しているという答えがございましたが、これは市政としてやっぱり入るをはかって出るを制す、出るをやっぱり考えるには入るをはからなければいけないわけでございますので、その点もう一度お伺いしたいと思います。 経費の削減でございますが、経常経費の削減は努力しているということでございますが、どのような点で努力しているのか。 また、本来職員が行うべき仕事、これは先般も質問がございましたが、委託で大分行っている事業がございます。私がその委託費を出していただきたいと事前に申し上げましたら、各部や課でですね、ちょっと収集が難しいということで答えがありました。ということは、それだけ多くの委託があるという、裏返せばそういう答えじゃないかと思いますが、その辺の委託の何でしなくてはいけないのか、この点をお聞きしたいと思います。 また、今回経常的な委託費を削減するということで、一律8%カットを各課に依頼したそうでございますが、聞くところによりますと例えば清掃とかいろんな委託先の業者にですね、頭から8%をカットしてもらいたいという話を伺いましたが、その辺そういった委託先から了解を得ているのかどうか、またまず削減するには自分たちの身も正さなくてはいけないと思いますが、その点の努力の方法をお伺いしたいと思います。 次に、出口市長の政治姿勢についてでございますけども、初めに袖ケ浦市の市政執行者となりましての理念をお伺いしたいと思います。 また、2番目の選挙期間及び執行者としての発言と責任、また特別職の人事につきましては、後ほど2番目の質問からですね、これは出口市長が議員当時にですね、議運の委員長の当時に提案しました一問一答方式のほうがわかりやすいと思いますので、そのような形で質問させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 もう一つ、選挙中の市政公約、マニフェストの実施状況をお伺いいたしまして、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(岡田實君) 25番、石井俊夫君の質問に対し答弁を求めます。 市長、出口清君。               (市長 出口 清君登壇) ◎市長(出口清君) 石井議員の御質問にお答えします。石井議員におかれましてはですね、ベテランの議員でありますので、お手やわらかによろしくお願いします。 初めに、財政調整基金を大幅に取り崩した予算編成で健全と言えるかとの御質問でございますが、御承知のとおり、財政調整基金は地方自治法第241条及び地方財政法第4条の3に基づき、年度間の財源の不均衡を調整することを目的として設置しております。経済情勢の著しい変動等により財源が著しく不足する場合において、当該財源不足に充てることは一般的に行われていることでございます。 平成20年度、21年度予算編成においては、急激な歳入の減少に対して市民生活への影響や行政水準の極端な低下を招かないよう、不足する財源を財政調整基金の繰り入れにより対応したところでございますが、21年度においてはできるだけ繰り入れの抑制に努め、前年度から半減したものでございます。財政の健全性については、昨年施行された財政健全化法に基づく指標によれば、本市は健全性を保っており、21年度においてもおおむね良好な状況にあると考えております。しかし、現在のような経済情勢が今後も続いていく場合には、将来の予算編成に苦慮することも懸念されるところでございます。 次に、目立つ新規事業が見当たらないが、住民満足度が向上するのかとのことでございますが、21年度予算編成においては税収の減少が予想されることから、単独事業を極力抑制しながらも、市民に直接影響が及ぶことのないようできるだけ配慮いたしました。特に目立つ大型事業はないものの、限られた財源の中で安心して市民生活が送れるよう最大限の努力をしたところでございます。今後も財政状況に配慮しながら、市民の満足度が向上するよう計画的に事業を進めてまいります。 次に、新たな財源策を考えているかとの御質問でございますが、椎の森工業団地については着手から10年以上の期間が経過し、企業立地奨励金制度の制定などにより企業誘致を図り、今日ようやくその成果が実りつつあります。さらに、企業の設備投資を促進するため、現在新たな助成制度の検討を進めているところでございます。 次に、経常経費の削減についてでございますが、事業の見直し、部単位の枠配分などにより経費削減に取り組んでおります。 また、本来職員が行うべき仕事を委託していないかとの御指摘でございますが、専門的技術や高度な知識、経験を要する一部の業務については、職員のみによる対応が困難であることから、委託により実施しております。予算査定においては、真に委託によることが妥当であるかを精査し、計上しております。 次に、経常的な委託費を一律8%削ったのではとのことでございますが、今回枠配分により削減対象としたものは、個別査定を行う経費及び明らかに削減が困難と認められる一部の経費を除く物件費、維持補修費、補助費等でございます。枠配分の範囲内であれば、部内の調整による柔軟な組み替えを許容し、各部の自主性を尊重しながら予算編成ができるようにしたところでございます。 委託料につきましても、一律に8%削減ということではなく、委託内容の見直しなどによる削減努力を行うとともに、部内において同じ枠内で他の項目を削減するなどの調整をしたものであり、その結果委託料全体で前年度対比1.4%の削減であり、うち各種施設の清掃委託や公園緑地管理などの管理委託料においては、前年度対比2.2%の削減となっているところであります。 次に、私の政治姿勢についてということで、まず市政執行者としての理念はとのことですが、私は袖ケ浦市が地方分権時代にふさわしい将来にわたって自立した自治体として発展できるよう、また子供から若者、高齢者までだれもが幸せを実感できる全国に誇れるまちづくり、住みやすさナンバーワン、子育て環境日本一を目指して、市政に全力で取り組む決意を持って執行しております。具体的にはマニフェストで宣言した清新で公正、情報公開でよくわかる市政、市民との対話を大切にした市民参画の市政、行政の効率化、市民サービスの徹底の3つを基本姿勢とし、その実現のため6つの基本政策をもってその政策の具現化を着実に推進し、袖ケ浦市の一層の発展と市民満足の向上を図るべく全力を傾注して市政運営に取り組んでおります。 次の選挙期間中における執行者としての発言とその責任についてはということで、これは後ほどということでありますので、後ほど御質問があったときにまたお答えをさせていただきます。 次に、マニフェストの実施状況についてでございますが、私は住みやすさナンバーワン、子育て環境日本一を実現するため、柱となる3つの市政運営の基本姿勢とまちづくりの6つの基本政策、そしてその基本政策実現のための38項目の施策をマニフェストとして掲げておりますが、マニフェストに掲げました38項目につきましては、一部を除き着手または実施中となっております。 最後の特別職の人事についても後ほどということですので、以上でございます。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 25番、石井俊夫君。 ◆25番(石井俊夫君) 21年度の財政調整基金の取り崩しの理由が前年度とですね、大幅な違いがあるということは市政、市民へのサービスの低下になるということでの取り崩しという答弁がございましたが、取り崩しの方法としてはそれも一つの理由だというのはわかります。ただですね、今まで前任者が税収をですね、有効に使いまして袖ケ浦市の発展のために着実に進めてきた中での貯金ですよね、それが53億円あったわけでございますが、それをただ単に税収が落ち込んだと、これはある程度予測できたと思います。また、20年度は大型な蔵波小学校増築等の事業がございました。しかし、21年度はそういった事業がないわけでございまして、予算書の説明のときにも説明書の中では新規事業という記載は一切ございません。企画政策部長から予算書の中でですね、新規事業を説明されましたけども、正直部長の説明した新規事業というのは、これはほとんどが今までの継続事業じゃないかと。ということは、15億5,000万から8億3,000万になって額が減ったと、半分になったということですが、8億3,000万ということはこれは大変な数字でございまして、このままいくとですね、4年間で53億が底をつくというような事態になりかねないわけでございます。 この今の税収の減は、これは色々今アメリカのサブプライム問題から端を発した問題とは違うと思います。その問題は今後、袖ケ浦にはですね、津波のように押し寄せて、22年度以降影響してくるんじゃないかというのは想像されますが、おかげさまで本市におきましては豊田市とか、また日立市とか、ああいった製造業の大きな会社を持っている行政地域ではございませんから、大幅なそういった減収はないと思いますけども、いずれにいたしましても今後そういうことを予想されるわけでございます。また、財調は大きな災害があったときにもこれは利用しなくてはいけないわけでございまして、このままいくと非常に心配だという懸念がございます。 それと、もう一つですね、20年度はそういった事業があったから、やむを得ないというのを何歩か譲ったといたしましても、21年度はそういった事業がないわけで、そういったない中から8億3,000万も財調を取り崩すということは実質赤字予算じゃないかと、財調がなければこれは、使えたから、いいようなものの、実質は赤字予算じゃないかと思いますが、その辺の認識をお伺いしたいと思います。 ○議長(岡田實君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) まず、財政調整基金の基本的な考え方でございますけれども、この財政調整基金、地方財政法に基づきまして1つには繰り越しの2分の1を積み立てていくと、後年度のいわゆる財源としての確保を行っていくと、それと含めまして基本的な取り扱いにつきましては、非常に経済情勢等の中で年度間の歳入との増減があるわけでございますけど、その場合の補てん財源に活用しなさいと、それと大型事業あるいは災害等の充当財源として活用しなさいと、こういうふうな取り扱いになるわけでございます。 今回の財調の取り扱いでございますけれども、19年度対比で御説明申し上げますと、19年度から20年度にわたりまして法人市民税で約10億円の減収がございました。それと、来年度につきましては法人市民税で約3億8,000万、これに対しまして大規模償却資産のほうで2億7,000万の増があったもので、マイナスの1億1,000万の減と。したがいまして、19年度から対比いたしますと歳入の大宗を占めます税で11億円程度の減収があると。財政調整基金を除いたですね、歳入関係、交付金とか譲与税、これらすべて算定いたしますと約191億円程度になるわけでございます。当然市政運営の中でですね、行政水準を維持していく、基本となるのは平成19年度の予算額、210億になるわけでございますけれども、これをベースにしていった中で予算編成に取り組んできたと。そういう中で平成20年度急激な不足財源を補てんするために15億5,000万の取り崩しを見込んできたと。ただ、私どものほうは財政調整基金は非常に貴重な財源であるというふうなことの中で、年度当初予算はあくまでも見込み予定でございますので、執行に当たりましてはより安価な方法で経営努力をして、執行残を残すように周知徹底等を図ってきたわけでございますけど、そういうふうな結果等の中で最終的な取り崩しを10億円に抑制できたと。 今年度につきましてはそういう状況でございますけど、平成の21年度予算につきましても現時点におきまして歳入の不足分、これにつきまして市民の皆さん方のサービスあるいは行政水準等を維持するために、8億3,000万程度のいわゆる財調の取り崩しを見込んでいるわけでございますけれども、最終的な判断につきましては、年度末に最終的な税収の状況あるいは執行残等、これらを勘案して最終的な取り崩し額を決定していくと。やはり予算の執行の中でできる限り財政調整基金を取り崩し額を抑えているような予算執行の中での経営努力を職員に周知徹底を図っていきたいと。 いろいろちょっと長くお話があったわけですけれども、やはり将来にわたって財政調整基金は袖ケ浦市が自立した都市として行政水準を維持していくため、不測の事態等に備える場合の補てん財源として取り崩し等につきましては今後慎重の上にも慎重を期してまいりたいと、そのように考えております。基本には経験則からいうと大体30億程度というふうなこと、規模ですね、その程度が好ましい額ではないかと、そういうふうな判断をしてございます。 以上です。               (「実質赤字予算じゃないの」と呼ぶ者あり) ◎企画政策部長(森茂隆君) 実質収支から見ますと赤字でございます。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 25番、石井俊夫君。 ◆25番(石井俊夫君) 今後慎重にですね、取り扱っていただいて、余り無駄に使わないように、皆さん無駄とは認識していないでしょうけども、よろしくお願いしたいと思います。 新たな財源策でございますけども、先ほど申したように議員のみんなはですね、とにかく新たな財源策を今後ですね、考えていかなくちゃいけないんじゃないかと、そういった意味でですね、やはり私はずっと答弁を今まで聞いておりまして、私は袖ケ浦駅北側というのは貴重な財源策じゃないかと思うんですよ。17年度当時にですね、予測で年間約5億2,000万の税収が予測されたわけであります。これはもう17年1月7日に市街化編入されまして、今たまたま住民投票で市施行の区画整理が断念されたわけですが、その後組合施行でやるということで地権者の皆さんが立ち上げているわけでございます。 ということで、確かに市の補助は今後も得なくてはならないと思いますが、やはりあれを完成することによって恒久的な税収ができるわけです。投資というのはそういうものではないかと思いますけども、今回のどなたかの質問の中でも平成通りの土地の見直しという意見もございました。これは、いろいろな地権者と、また市の調整が必要と思いますけども、やはり投資して可能なところはですね、税収見込みがあるとこはやはりそれなりの投資をしなければ、これはただ企業の人たちから新たなですね、プラントでも何でもつくってもらって税収を上げるというのは、これは相手があることですから、これは採算性がとれなければやっていただけないわけで、待ちの体制ということになりますので、その辺はですね、やはり十分考えた中で発言をしていただきたいということと、もう一つ私はぜひ申し上げたいのはですね、袖ケ浦駅北側の区画整理についてでございますが、たまたま17年の住民投票でこれはだめになりまして、当時の小泉市長が断念いたしました。それはそれとして結果でございますから、これはやむを得ないと思います。 ただ、先ほど申しましたように、これはいろいろなあのときの問答の中でですね、無駄遣いだとか、地権者のためだとか、市外の投資者のためだとかといろいろ話がございました。私は、決してそうは思いません。私も地権者の一人でございますけども、たまたま親から譲っていただいた1,000平米がございますが、あれは農地であれば年間1,500円の税を納めれば維持できるわけでございますけども、今度今の計画でいきますと平均減歩が約50%ですね。これは平均でございます。場所によれば50%以上減歩しなくてはならない。それが市街化、今減免されておりますけども、満額になりますと大体50%取られると500平米になりますから、平米当たり今反対側の南側の土地等のやっぱり同じレベルで考えますと、平米4,000円から4,500円という値段になりますと年間約20万払わなくちゃいけない。20万ということは、その土地が稼がなければほかの収入からこれを支払わなくちゃいけない。また、その支払いができなければ手放さなくちゃいけないわけですね。区画整理することによって。また、市外からの投資してきたこの土地の取得者は、これは当然できればいち早く投資をするわけでございますから、いち早く投資をするということは税をですね、早く上げていただけると。また、なおそれ以上の付加価値が出れば私はなお一層の税収になると思います。 そういった面でですね、一部そういう話がございまして、誤解されている市民もいらっしゃると思いますが、その辺はですね、今後は組合施行でございますから、市長も県のほうにお願いに出向いていったり、県会議員の方もそういった面では市とのパイプ役になっていただいているようでございますので、今後袖ケ浦全域のためにですね、これは市長もよく答弁の中で昭和地区の住宅という言葉を出しますが、私はもちろん市内全域のバランスのとれた発展というのは必要であって、たまたま北口に関しましては横断道路が平成9年にできまして、ある程度横断道路からの袖ケ浦の入り口の一つになると思います。そういった面ではそこから上がる税収はですね、昭和地区だけに落とすんじゃなくて袖ケ浦全域で使われるわけですから、今後少子化、高齢化、いろいろ問題になっております。先般長谷川議員と市長のやりとりの中でも、老人を持っている家庭の非常に厳しさというのは話をされました。少子化問題は、いろいろ対応策がなされております。しかしながら、老人問題、医療問題、介護問題はこれは国策でございますから、といいながらやはり今我々が第1の団塊の世代でございますけども、平成25年になると約30%が老人になります。今でさえ施設に入れる待機者がですね、189名もいる中で、また今病院に入院しても治療が終わればもうすぐ退院してもらいたいと。家庭に帰ってきても家庭じゃなかなか見られないから、医療施設、そういった施設になるべく早く預かってもらうしかない。そういったことを考えると、ただ単にですね、国に任せるだけでは今後なかなか難しい問題が出てくると思います。特に袖ケ浦は2世帯、子供たちと一緒に住んでいるというのは少ないようでございますので、その点も考えながらですね、財源の確保はどんどん積極的にやっていかなければ私はならないんじゃないかと、このように考えています。それをひとつもし考えがあればお答え願いたいと思います。 ○議長(岡田實君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) まず、財源確保、基本的には人口のいわゆる誘導策、これが基本になっているわけでございます。新たにですね、策定しております総合計画、案でございますけれども、この中で人口6万4,000人と。この具体的な中身といたしまして、北側開発、組合施行で御努力いただいております区画整理事業、市が支援いたしまして人口の増加、それと商業施設関係等都市的な形成等が図れる。そうしますと、当然人口増に伴いましての個人市民税、それと固定資産税関係等も増加する見込みでございますし、先ほど議員御指摘のとおり、税収の予測というようなもの自体も5億程度ぐらいは見られるんではないかと、そういうふうな10年後のまちづくりの計画の中で具体的に位置づけしてございますので、その辺につきましては御理解いただきたいと存じます。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 25番、石井俊夫君。 ◆25番(石井俊夫君) 部長が答弁している間考えられますから、助かりますが、次にですね、経常経費の削減ですが、これは出口市長がですね、初めて就任された初議会、12月議会で露﨑議員からですね、経常経費の削減何%にするんだと、マニフェストでは出口市長は78%ですか、ということで公約しておりますが、たしか今年度、20年度ですね、は経常経費が84%ですか、にふえているわけですが、そのときの答弁がたしか4年間で78%にするという答弁をされたと思いますが、その辺は可能なのかどうかお伺いしたいと思います。 ○議長(岡田實君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) まず、19年度の答弁でございます。これにつきましては、答弁の錯誤、いわゆる誤解のあるですね、答弁をしていること自体は事実でございます。この辺を含めまして訂正方御説明申し上げたいと存じますけれども、まず経常収支比率、これにつきましては決算統計上で算定されますいわゆる財政運営の指標、弾力性を示す指標でございます。市長が申し上げておりますことは、経常経費、いわゆる予算の総額に対する経常経費の構成比率、これでございます。19年度決算におきましては経常収支比率84.4%の状況でございますけれども、予算として見ていった場合につきましては大体77%程度。具体的に申し上げますと、19年度の決算で構成比といたしましては経常経費は78.6%、予算といたしまして平成21年度ですと77.6%と。いずれにしましても19年度のいわゆる錯誤による答弁というようなことで、経常収支比率と市長が言っている経常経費というようなものを混同して答弁した経緯がございますので、この辺は修正あるいは訂正方御理解をいただければと存じます。 以上です。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 25番、石井俊夫君。 ◆25番(石井俊夫君) その数字は、今変更ということですか。1年とちょっとたっていますけども。 それとですね、職員が本来やるべき仕事ということで質問させていただきましたが、私はですね、この前も次期長期計画の案にしましても委託しておるわけでございますね。それは職員と2回ほど委託会社と相談したということでございますが、これもやはりその作成するに当たって例えば委託するにしてもですね、職員が一緒になって参加する、それはなぜかというと、やはり袖ケ浦をよく知らなければ長期的な展望というのはわからないわけでございますよ。そういった意味からですね、また職員の資質を向上するためにですね、やっぱり参加してですね、民間のノウハウも知るということが大事じゃないかと思います。 また、いろいろ工事等でですね、基本設計から委託して実施設計をやっているようですが、せっかく技術者が入っているわけでございます。一人前で入ってくるわけじゃないと思いますね。入ってからそういった仕事をやることによって一人前になると思いますので、その辺はですね、やはり何か大分忙しいから、できないと伺った、そういう話がありましたけども、それもやっぱり職員がやれるところはやってもらうと、そのための技術者であり、専門家ではないかと思います。その辺の考えをお伺いいたします。 ○議長(岡田實君) 企画政策部長、森茂隆君。 ◎企画政策部長(森茂隆君) 業務の運営に関することになるわけでございますけれども、私のほうでお答え申し上げたいと思います。 まず、設計関係でございますけれども、構造計算等ですね、いわゆる専門、高度な知識を要する場合あるいは耐震化診断関係ですね、こういうような性質のものにつきましては委託を行っているとこでございます。ただ、いわゆる簡易なですね、設計積算関係、これはすべて自前で行っていると。 それと、もう一点、いわゆる創造的企画業務でございます。さまざまないわゆる高齢化社会に向けた中での新たな調査研究あるいはまちづくり計画というようなもの自体を短期間に対応していかなきゃいけないわけでございます。当然のことながら日常業務があるわけでございます。その場合人と金の問題が出てくるわけでございますけれども、職員の定数管理の中で新たないわゆる人的配置というようなものは難しい状況にございます。それと、創造企画業務というようなことでさまざまな角度での客観的なですね、ノウハウというようなものが必要とされるわけでございます。そういうような業務につきまして、これは任せるんではなくして、あくまでも業務を支援していただくと。現在私どもが策定を進めております総合計画、これは委託というようなことで、業務を委託しているということじゃなくして、策定の支援に対して委託を行っていると。基本的にはやはりコンサル関係等から出されたものを内部ですべて調整いたしまして、原稿関係等含めましてですね、すべて職員等が鉛筆をなめた中で最終の素案というようなものをまとめていただいていると。端的に申しますと、いろいろな業務の中で臨時的に対応する場合、特に性質的に見て人的配置ができない、それと短期間で対応しなきゃいけない、それと専門的なシンクタンク的なですね、能力が要するような場合、こういうふうな場合におきましてのみ委託というようなことを行っているわけでございます。自前でできるものは自前でやるように、また予算査定もそういうふうな姿勢で臨んでいるものでございます。 以上です。 ○議長(岡田實君) 25番、石井俊夫君。 ◆25番(石井俊夫君) 極力ですね、職員が参加してですね、新たな知識を得ていくように努力していただきたいと思います。 もう一つの8%の削減問題ですが、これはお互いに納得のもとにですね、やられているということでございますので、了解いたしました。 次に、市長の政治姿勢を伺いたいと思います。私は、非常に気になったことがありますが、先ほどの公開討論の中で出口市長は声を大きくですね、今後袖ケ浦市の改革、しがらみのない政治ということをおっしゃっておりました。その改革、先ほども質問がありましたけれども、それとしがらみのない政治というのはどういうものなのかお伺いしたいと思います。 ○議長(岡田實君) 市長、出口清君。 ◎市長(出口清君) 私いろんな公開討論会あるいは選挙戦前後のですね、いろんな場面で、選挙戦に入るときあるいは入った後激戦の中で申し上げた経過がいろいろあると思うんですが、中心的にはマニフェストを中心にお話ししましたが、行政の中でいろんな形でこれから、先ほども申し上げましたけども、まちづくりの分岐的にあると。そういう中で今までのまちづくりのあり方あるいは課題の認識、そういったものをですね、見直ししていかないとなかなか今までの形でのまちづくりの考え方あるいは現状認識、そういったことでは、財政状況もそうだし、それから市民参加の観点からもそうでありますので、そういった意味で見直しをして今までの市民、そして皆さん方がいろんな形で参画をしてきた中での市政の取り組みのあり方を払拭していく必要があるということで、しがらみのないというふうなことで申し上げたと思います。御理解をいただきたいと思います。               (「しがらみという意味が、もう少し詳しく」と呼ぶ                 者あり) ◎市長(出口清君) 市民参画を進めていく上でですね、いろんな意味で市政の課題認識、それから状況認識をですね、今までと違った形で認識をしないと今までのことを払拭できないということで、課題が山積していく中でまちづくりの分岐点になると、そういう意味での表現を申し上げたと思っています。               (「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 25番、石井俊夫君。 ◆25番(石井俊夫君) 時間の配分が非常に難しくて早口になりますけども、よろしくお願いしたいと思います。 改革ということはですね、私は先ほどもやりとりを聞いて、袖ケ浦の場合は本質的な改革はないと思います。このマニフェストの中でも本当の声を聞くとか、いろいろな表現をしております。確かに選挙時はですね、市民に自分の考えを強く訴えるという気持ちはわかりますけども、ほとんどのこの政策は前任者の政策なんですよね。ただそこに装飾しただけであって、なるべく早くやるとか、対応を考えるとか、時期的なものも書いてありますけども、そういった面ではですね、やはりほかのたしか候補者は前任者の政策を引き継いでいくと言って、あなたは改革で支持を得たわけでございます。そういった面では、ほかの候補者に対しても失礼であるし、私はあなたをその改革で入れた市民に対してもこれは、ちょっと言い方は厳しくなるかもわかりませんが、公約違反じゃないかと、そのように認識をするわけでございます。 それとですね、しがらみということはですね、しがらみのない政治ということは今おっしゃったこととはちょっと私はあなたの意図は違ったんじゃないかと思います。当時はですね。やはりそれは何を言ってもいいという問題じゃないと思います。それなりの市長なら市長に出る、それを市民に訴えている言葉とすればやはりその辺はですね、十分気をつけていかなければならないんじゃないかと思っております。前任者は、そういったしがらみというのは非常に気をつけておったし、またあなたが今まで訴えております市民の声を聞くということは前任者もやっていたことなんです。 じゃ、例えば今回ですね、若い職員との、中間職との市長室で話し合いをして、現在87人の方とやられたと。これは非常にいいことだと私も思いました。その人たちがさらにあなたを理解して袖ケ浦市の発展のために今後努力してくれるというならいいんですが、ちょっと気になったことが、私は市長とそれ以上の幹部の人たち、例えばこの議場の中にいる幹部の人たちの答弁を聞いていて、何か矛盾があるんですよね。特に今回は非常にそれが感じられたんですが、部長の人たちが答弁して、議員が質問しますよね。議員とすれば、やっぱり納得が答弁得られなければこれは市長に振るわけですよね。市長は、違う答弁が出てくるんですよ。これは、非常にじゃ部長と市長とのそういった意思の疎通というのはできていないのかという、そういった勘ぐりをするわけでございますが、それは例えば先般の、これは具体的に言いますけども、定額給付金支給の問題、時期的な問題、また一般質問で同じく行われました公民館館長の問題、そういった点でございます。 それは以前にもございました。たまたま前任者、またその前の首長さんは部長が答弁して、部長答弁というのは市長答弁と同じだと私は認識しているんですけども、部長が答弁して、議員がこの答弁じゃちょっとわからないなというときは、出ていって議員に説明していたのが今までの首長でございます。逆にはっきり申し上げますと、今までは出口さんは部長が答弁で足りているのをまたそれを説明はですね、してくれるわけですが、その点が逆にぼけてしまうとこもありますので、今後ですね、我々議員としても本当に袖ケ浦がよくなるように努力しているわけでございますし、せっかく出口市長さんも市長になって1年半、あと2年半残っているわけです。ぜひ頑張っていただいてですね、あなたは今まで議員時代にいろいろな主張をしてまいりました。一般質問で行って、自己評価制度もそうですが、これも7,000万ほど市はかけてやりました。いろいろなことをやってきたわけですが、あなたはそれだけの能力がある人だと思っていますので、今後ですね、ぜひ残任期間を頑張っていただければ、私は今市民との話し合いを形だけではなくてですね、市民は精神的な満足はいかないと思います。多分市民の声を聞けば要望が出てくると思います。対応が出てこなければ不満になるわけでございますので、そういった点を考えていただきたいと思います。 最後に、今回17名の議員が一般質問行いました。私たちは、袖ケ浦市をより住みよい街にと願って執行者である出口市長に数々の質問をしたわけでございます。今後は政治のありようを変えていかなければならない時期に来ていると感じております。指導者の大局観は市を左右いたします。そこで、質問を受けての新たな認識及び決意がありましたらお伺いいたします。 ○議長(岡田實君) 市長、出口清君。 ◎市長(出口清君) 今石井議員さんから御指摘いろいろいただきましたが、これを肝に銘じてですね、市政執行に当たっていきたいと思っています。特にですね、数多くの御質問、御提言、先ほども申し上げましたけども、いただいた議会でありますので、そのことをですね、肝に銘じながらですね、今後とも全力で市政執行に当たりたいと思いますが、議員の皆さんと御理解をいただけるような、あるいは御説明をするような場面をですね、もっととる必要もあるなというふうに私も認識しておりますので、そういった意味でどういった手法がいいのか議長さんとも相談しながら、会派ごとなり、あるいは常任委員会ごとでフリーでですね、お話し合いするのもよかろうと思います。そういった具体的な仕方についてはですね、今後よく十分にですね、話し合いを進めながら工夫させていただければと、こんなふうに思っています。また、至らない点につきましてもですね、御指摘いただいたこと重く受けとめながら今後とも市政執行に当たっていきたいと思います。よろしく御理解のほどお願いいたします。 ○議長(岡田實君) 25番、石井俊夫君の質問は終了いたしました。                       〇 △休会について ○議長(岡田實君) 日程第3、休会についてを議題といたします。 お諮りいたしますが、3月17日から3月25日までは委員会開催及び総合調整のため休会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡田實君) 異議ないものと認めます。 よって、3月17日から3月25日までは休会とすることに決定いたしました。                       〇 △散会 ○議長(岡田實君) 以上をもちまして、本日の議事日程はすべて終了いたしました。 3月26日は定刻より会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。                     午後 3時04分 散会                                             本日の会議に付した事件1.会議録署名議員の指名2.一般質問3.休会について                                             出席議員議 長(23番)      岡  田     實  君副議長(19番)      遠  山     修  君議 員      1番  佐久間   清 君      2番  前 田 美智江 君      3番  長谷川 重 義 君      5番  篠 﨑 龍 夫 君      6番  茂 木 芳 和 君      7番  励 波 久 子 君      8番  佐 藤 麗 子 君      9番  笹 生   猛 君     10番  榎 本 雅 司 君     11番  阿 津 文 男 君     12番  片 倉 憲太郎 君     13番  神 﨑   寛 君     14番  田 邊 恒 生 君     15番  吉 岡 淳 一 君     16番  塚 本 幸 子 君     17番  立 原   勇 君     18番  福 原 孝 彦 君     20番  小 野 光 正 君     21番  露 﨑 信 夫 君     22番  篠 﨑 典 之 君     24番  渡 辺   盛 君     25番  石 井 俊 夫 君                                             欠席議員     な し                                             出席説明者      市  長  出 口   清 君                                          水道事業                 教 育 長  川 島   悟 君         内 海 久 雄 君                        管 理 者                                   教  育                 代  表                                         石 井   宏 君   委 員 会  川 島 一 昭 君      監査委員                                                     委 員 長                 選挙管理              農  業                 委 員 会  大 地   寛 君   委 員 会  勝 畑 孟 志 君      委 員 長              会  長                 企画政策                                         森   茂 隆 君   総務部長  山 口 幹 雄 君      部  長                                                     保健福祉                 市民部長  花 澤 敏 夫 君         鈴 木 啓二朗 君                        部  長                 環境経済                                         佐久間 誠 一 君   土木部長  水 野   勉 君      部  長                                                     会  計                 都市部長  渡 辺 哲 夫 君         川 島 一 郎 君                        管 理 者                 消 防 長  大 森 正 行 君   教育部長  森   義 臣 君      総 務 部                                         小 畑 耕 一 君                        次  長                                                                          出席事務局職員      事務局長  阿 津 光 夫 君   次  長  茂 木 好 明 君      副 主 幹  斉 藤 明 博 君...