四街道市議会 > 2021-06-17 >
06月17日-07号

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  1. 四街道市議会 2021-06-17
    06月17日-07号


    取得元: 四街道市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    令和 3年  6月 定例会(第2回)          令和3年第2回四街道市議会定例会 第18日                            令和3年6月17日(木曜日)午後1時開議 議 事 日 程 (第7号) 日程第1 一般質問       ・久保田 敬次郎       ・栗 原 直 也       ・広 瀬 義 積 日程第2 休会の件                                              〇本日の会議に付した事件 1、開  議 1、議事日程の報告 1、一般質問    久保田 敬次郎    栗 原 直 也    広 瀬 義 積 1、休会について 1、散  会午後1時開議 出席議員(20名)     1番   久 保 田  敬 次 郎         2番   本  田     良     3番   阿  部  百 合 子         4番   田  中  徳  彦     5番   坂  本  弘  毅         6番   成  田  芳  律     7番   栗  原  直  也         8番   大  越  登 美 子     9番   保  坂  康  平        10番   西  塚  義  尊    11番   関  根  登 志 夫        12番   戸  田  由 紀 子    13番   石  山  健  作        14番   広  瀬  義  積    15番   山  本  裕  嗣        16番   森  本  次  郎    17番   高  橋  絹  子        18番   岡  田  哲  明    19番   長 谷 川  清  和        20番   清  宮  一  義 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  市   長   佐  渡     斉      副 市 長   武  富  裕  次  教 育 長   府  川  雅  司      危機管理監   澤  畠     博  経 営 企画   石  渡  省  己      総 務 部長   岩  井  勝  明  部   長  福   祉   齋  藤  千  裕      健康こども   山  﨑  裕  之  サ ー ビス                   部   長  部   長  環 境 経済   麻  生  裕  文      都 市 部長   嶋  田  浩  司  部   長  上 下 水道   外  谷  茂  行      会計管理者   齊  藤  宏  一  部   長  消 防 長   齊  藤  信  行      教 育 部長   伊  藤  克  紀 本会議に出席した事務局職員  事 務 局長   岩  堀  精  昇      局 次 長   飯  泉     克  係   長   金  親  敬  子      主 査 補   植  草  俊  幸  主 任 主事   金  坂  尚  輝 △開議の宣告                               (午後1時) ○成田芳律議長 ただいまの出席議員19名、定足数に達していますので、本日の会議は成立しました。  直ちに本日の会議を開きます。                        ◇ △議事日程の報告 ○成田芳律議長 本日の日程については、お手元に配付の日程表のとおりです。                        ◇ △一般質問成田芳律議長 日程第1、一般質問を行います。  発言時間については、質問時間のみで30分以内としますので、ご了承願います。  では、順次通告者の発言を許します。  1番、久保田敬次郎さん。    〔久保田敬次郎議員登壇〕 ◆久保田敬次郎議員 議席番号1番、市民くらぶ久保田敬次郎です。通告に従い質問いたします。  1、次期ごみ処理施設について。  ①、吉岡建設用地埋立て工事における市の業務体制はどうだったか伺う。  ②、現在の裁判状況を伺う。  ③、建設着工が遅れたことについて見解を伺う。  2、財政運営について。  ①、財政運営見通しにおける大型事業に関する事業費及び財源を伺う。市民の理解と協力を得るため、納得の得られる分かりやすい、丁寧な説明をよろしくお願いします。  3、国民保養センター鹿島荘の件。  ①、令和2年12月議会において、鹿島荘の廃止が令和6年9月30日まで延期するとの答弁があったが、吉岡次期ごみ処理施設の建設が1年半以上遅れることになりました。それに伴い、鹿島荘の廃止延長をさらに延ばしてほしいが、いかがかお伺いします。  以上、壇上からの質問を終わります。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さんの質問に対する当局の答弁を求めます。  環境経済部長麻生裕文さん。    〔環境経済部長 麻生裕文登壇〕 ◎環境経済部長麻生裕文) 私からは、第1項目のご質問について順次お答えいたします。  初めに、1点目の吉岡の建設用地埋立て工事における市の業務体制はどうだったかについてでございますが、くぼ地解消工事土地交換契約により下野商事が施工することになっておりました。  なお、市は実施主体として、土砂等発生元証明による確認と週2回から3回のパトロールを行っておりました。  次に、2点目の現在の裁判状況でございますが、これまで口頭弁論が4回、弁論準備手続が5回、千葉地方裁判所において行われてきたところでございます。  なお、本年3月議会以降の進捗状況でございますが、4月22日の弁論準備手続では、原告である市の準備書面について陳述し、被告の下野商事大谷総合都市計画事務所より準備書面の陳述がございました。次回は、6月24日に弁論準備手続が行われる予定でございます。  次に、3点目の建設着工が遅れたことについての見解でございますが、次期ごみ処理施設等用地での土壌汚染の問題により、法令に基づく調査が段階的に必要となったため、結果として相当な時間を要する状況となったものでございます。このような状況ではございますが、千葉県や指定調査機関に相談を行いながら、土壌汚染対策法に基づく手続や土壌汚染対策の検討などを進め、早期に施設建設ができるよう努めてまいります。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 経営企画部長、石渡省己さん。    〔経営企画部長 石渡省己登壇〕 ◎経営企画部長(石渡省己) 私からは、第2項目、財政運営についての財政運営見通しにおける大型事業に関する事業費及び財源についてお答えします。  令和5年に公表した中期財政見通しにおいては、大型事業として庁舎整備事業を加味し、事業費は令和3年度から令和7年度にかけて約53億円、財源として市債43.6億円、庁舎建設基金9.4億円を見込んでおります。また、令和8年度以降の公債費の見通しとして、普通建設事業債の償還額は庁舎整備事業分の償還額を加味しても令和元年度決算と同程度の水準で推移するものと考えております。  私からは以上です。    〔何事か言う人あり〕 ◎経営企画部長(石渡省己) 大変失礼いたしました。ただいま私、公表した年月を逆に言ってしまいました。「令和3年5月に公表した」が正しい答弁でございます。おわびして訂正いたします。 ○成田芳律議長 福祉サービス部長齋藤千裕さん。    〔福祉サービス部長 齋藤千裕登壇〕 ◎福祉サービス部長齋藤千裕) 私からは、第3項目の①についてお答え申し上げます。  四街道市国民保養センター鹿島荘につきましては、昨年12月市議会定例会において指定管理者の指定についての議案提出を行い、令和3年9月30日までとしていた指定管理者の指定期間を令和6年9月30日までとすることでご承認をいただいたところです。  ご質問のさらに施設の廃止延長をすることにつきましては、当該施設がクリーンセンターの関連施設であることを踏まえつつ、四街道市公共施設再配置計画において、機能、施設ともに廃止が位置づけられていること、開館から45年以上が経過し、機械設備、電気設備等の老朽化が著しい現状も考慮しながら考えてまいりたいと思います。  私からは以上です。 ○成田芳律議長 再質問はありませんか。  久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 ご答弁ありがとうございました。では、早速1の①の吉岡の建設用地埋立て工事における市の業務体制はどうだったかをお伺いしたいと思います。  これはいろんなことで、いろんな人物、市のほうの人物、そして業者のほうの人物が出そろいましたので、ここにこういうことであったと、市のほうの体制はこれでいいのかということを伺いながら、市長と副市長の意見を聞いていきたいと思います。  では、令和3年1月20日、百条委員会で宇田氏は、公共事業を行う、業務遂行する上で、担当課と次長、部長が市長、副市長に事業を説明し、指示を受けたり、方向性を示させたり、そういうことを積み重ねながら一つの事業の成果に向けて業務を進めていくというのが本来の姿であるということを述べております。私もそのとおりだと思います。ところが、吉岡の残土埋立てに関しては、市長と茂垣氏が直接会って2人きりで相談していた、これが宇田氏の発言であります。これが本当であれば、とんでもないことだと思っております。  宇田氏は、またこうも言っています。百条委員会で市長と茂垣氏に忖度して事業を進めていた自分がいたと。どうしていいか分からなかったのではないかと思っております。どちらが上司か部下か分からないありさま、どういう組織なのだということです。  次は、本田氏を述べます。令和3年5月14日、百条委員会での元市職員の本田氏の証言は、茂垣氏のことをしきりに先輩、先輩と呼び、縮こまっていました。茂垣氏は、再任用の環境経済部主幹、本田氏は部長ではないか。議員の質問で、大谷総合が経営する韓国クラブに行ったことがあるかの質問に、小さな声で韓国クラブに飲みに行ったことがあると証言しております。こうなると茂垣氏の思うつぼ、どちらが上か下か分かりません。こういう組織、一体何だろうかと思っております。  茂垣氏から見たら、宇田氏、本田氏、2人のよい上司に恵まれ、肩で風切るように仕事をしていたのではなかろうかと想像できます。やったことは、業者との癒着まみれ、現場のことを知っているとは思えない。現場は韓国クラブではなかったのか。茂垣氏を中心に、勇気のない宇田氏、本田氏、この3人は四街道市に多大な損害を与えた。業務体制がしっかりと確立していないからだ。市長、副市長を含め、責任を問うべきだ。特に茂垣氏については、市の主導で責任追及すべきだ。これだけの現役の職員、市議会議員、市長、副市長、全てを巻き込み、自分は知らない顔。反撃すべきだと思います。しっかりとお返しをしなければ笑われます。どれだけの損失を与えたか、合算したら20億円以上、ここで腰砕けになったら駄目だと思っております。  先般森本議員の一般質問の中で、副市長にこういう吉岡の状況に気づかなかったかと質問がありました。副市長は、気づかなかったと答弁なさいました。茂垣氏は、気づかれないように、気づかれないようにやったことなのです。完全に茂垣氏の術中にはまっています。副市長、知らなかったでは済まされません。副市長の責任を男らしく述べてほしい。知らなかったことに対しての四街道市民に対しての副市長の償い金はお幾らだと思いますか。 ○成田芳律議長 副市長、武富裕次さん。 ◎副市長(武富裕次) 私の責任を考える場合に、まだはっきりしていないことがたくさんありますので、それは裁判等を通じてどういうことが行われたのかというのははっきりしてくると思います。それを踏まえた上で、私の責任については私なりに考えていきたいというふうに思っております。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。
    久保田敬次郎議員 それは、あまりにもひきょうと言わざるを得ません。今裁判をやっているではないですか。なおかつ土壌汚染、幾らお金かかっていると思いますか。もう二度と返ってこないのです、このお金は。1億1,000万円ほどお金使っているのです。裁判では、勝った場合は2億円ぐらいのお金が要るのです。もうこのお金は返ってこないではないですか。裁判費用、何やかんや入れて合計何千万円というお金を投入しています。このことを四街道市民に払えというのですか。 ○成田芳律議長 副市長、武富裕次さん。 ◎副市長(武富裕次) 今の久保田議員のご指摘は、この一連のことで市が損害を受けていると、実際にもう受けているということでございますけれども、この吉岡の用地で土壌汚染が起きて、そのことに伴う損害だということだと思うのですが、それはまさに今裁判で、その責任のある下野商事等を訴えているわけで、損害賠償を求めているわけです。それが、今裁判でそれをやっているわけでございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 それでは、副市長にお伺いします。  退職した後でもそれは続行してよろしいのですね。ここは議会です。議会での発言は残りますので。全部事が終わった後、副市長はいないと、もう辞めたからということになりかねないではないですか。今こういうことになっているのは、市長をはじめ副市長が理解しておけば何とかなった話ではないですか。それがこういう足元をすくわれるようなことになっているのです。市制40年、四街道市になって40年、私も長く住んでいますけれども、こんなお金というのは聞いたことない。そのことを言っているのです。  では、副市長、どの段階で償い金のお金の計算できますか。おっしゃってください。 ○成田芳律議長 暫時休憩します。    休憩 午後 1時18分    再開 午後 1時19分 ○成田芳律議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  副市長、武富裕次さん。 ◎副市長(武富裕次) 損害額をどのように算定されるのかというご質問の趣旨なのでしょうか。そういう趣旨だとすれば、先ほど、今裁判でこの件に関して市が受けた損害、あるいは確実に受けるだろう損害というものは損害賠償として金額を示して、被告にそれを賠償するように求めているということでございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 副市長は知らなかったから、こういう大ごとになったのです。市長をサポートして、茂垣、駄目ではないですか、首にしましょうよと言えば何とかなっていた物件ではないですか、これは。私が言っているのは、市民にこの吉岡の経費関係を請求できるわけないでしょう。ならば、払うのは決まっているではないですか。順番から言えば市長、副市長、そしてその当時の茂垣らではないですか。その上で、副市長はナンバーツーに入っていますので、お幾らぐらいの償い金というのができるのですかという質問をしているのです。裁判は裁判ではないですか。今お金が出ているではないか、かなり。1億1,000万ぐらい、土壌検査代とか審査代、深度調査、出ています、基本のくいとか全部合計して。そういうのは二度と返ってこないお金なのです。その点を副市長はどうお考えなのですかということなのです。 ○成田芳律議長 副市長、武富裕次さん。 ◎副市長(武富裕次) 再三申し上げておりますけれども、今この件に関して市が被ったであろう損害、既にかかっている経費もある、それからこれから土壌汚染対策でかかる経費もある、それについては今裁判で被告に賠償しろという、それを求めているわけですから、それがどうして私が幾ら賠償するのかという話になるのかが全く理解ができません。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 ぼーっとしておった罰なのです。誰でも何でもかんでも自分の族にして、しゃきっとやる人間としゃきっとやらない人間がギャラが一緒ということはあり得ないではないですか。そこを言っているのです。反省してください。  それで、市長にも同じことをお伺いしたいのですけれども、あまりという気持ちがありますので、ちょっとほかの言葉に言い換えます。四街道市制40周年に当たり、今までにないこの出来事を石碑にして後世に伝えるべきだ。二度と繰り返してはならぬ。着工した2月15日は、四街道市にとって恥ずかしい日にちだ。この市の恥ずかしい日として市日、市の恥ずかしい市日、記念日としてはどうだろうか。後世に残すべきだという、私はそう思っておりますので。  次、1の②、現在の裁判状況を伺う。下野商事大谷総合都市計画事務所建設機構、泰斗建設、4者に対しての裁判状況及び4者の責任者は現在どうしているのか。私が特に知りたいのは、この4者の責任者が幸せに暮らしているかどうかを知りたいのです。そこを教えてください。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  4者との裁判状況につきましては、先ほどご答弁申し上げましたとおりでございます。  また、この4者の責任者が現在どうしているかにつきましては、裁判の相手方でもあり、直接原告、被告の関係ですので接触が取れないことから、おのおのの状況の把握はしてございません。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 連絡つかないのは構いませんけれども、4者に支払い能力があるのかどうか聞きたいのです。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  下野商事につきましては、裁判で市のお願いした要求が通った暁にということで仮差押えをしてございます。大谷総合都市計画事務所建設機構については、引き続き財産調査をしてまいります。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 お金で計算した場合、今回勝った場合、幾らのお金が入ってきますか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  市といたしましては、訴状の中で20億強というところの損害賠償請求を行っておりますので、その範囲内でということになろうかと思います。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 具体的に数字言っていただきたいのです。でなければ、副市長が困りますので。教えてください。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  裁判の判決の状況によりまして、当市の主張がそのまま通るかどうかというのは、それは裁判次第ということでございますので、仮定の話は現段階ではお答えできないと。ただ、市といたしましては約20億を請求しているというところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 裁判、四街道市のほうから持っていっているわけですから、勝つようにしないと。吉岡の現場がちゃがちゃ、裁判負けたでは話になりませんので。頑張ってください。  次、1の③、建設着工が遅れたことについての見解を伺う。これは、私が文章を読んだ場合、ほかの人が聞いても何が何か分からぬと思いますので、要約して申し上げます。今年、令和3年3月、先立つ2月に佐渡市長は次期ごみ処理施設の建設工事は遅れると発言し、新聞にも掲載され、議会でも報告がありました。遅れる理由は、新たに30本の観測井戸を設置し、1年間調べることになるということでした。そして、3月議会において、その費用7,200万を議会で議決しました。そのときに国の環境省は、何もそんなことする必要はないと、現場から250メーターの場所に飲用とするための井戸がなければ観測井戸は必要ないと言うにもかかわらず、議決して7,200万のコースを選びました。国の環境省の助言を無視し、何が何でも30本のくいを打ち、7,200万を使いたいのかという疑問がありました。  それで、みそら自治会は市長に説明会をお願いしましたけれども、来られないということで、市長の説明会は6月の末になりました。市長、来られますか。 ○成田芳律議長 市長、佐渡斉さん。 ◎市長(佐渡斉) 今回みそら自治会長さんの久保田さんのほうから、市長が説明に来てくれということで、今回出席しようと思ったのですが、議会前でもございましたので、議会が終わったらということで担当課のほうから久保田会長さんにお話ししたところ、了解されたわけですから、議会が終わったらみそら自治会の皆さんといろいろお話をし、またご意見をいただく、そういう機会を設けたいと思っています。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 その後7,200万を使って30本のくいの件が、その説明で麻生部長が来られました。ところが、太陽光発電の搬入路より、吉岡において夏からボーリング調査の試料、42か所から採取してあるうち6検体から、調べたらそこから鉛が出てきたという答えがありました。  麻生部長、今までさんざん検査やっているではないですか、お金を1億1,000万使って。何で今頃鉛が出てくるのですか。土壌検査をするのです。言ったのですか、鉛だけはしなくていいと言って。答えてください。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  当該の次期ごみ処理施設用地からは、30年3月に全項目調査を行いましたところ、フッ素及びその化合物のみが出てきたことから、そこからスタートしておりますので、そこから県の相談とかを経て、土壌汚染対策法による建設にこぎつけるにはどうしたらいいかということで調査のほうを開始しておりますので、当初はフッ素のみでいいというような判断でございましたので、そのような形でフッ素のみの調査をかけていったというところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 土壌汚染調べるのにフッ素だけやってくれ、お金とその言っていることのバランスが合わないではないですか。2,000万ぐらいだったら、しようがないなという気はします。1億1,000万使ってフッ素だけ調べてくれ、後で何か出てきました。それで業者を疑うのです、私。今までこの1億1,000万のうち、中央開発にお金は幾ら払いましたか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  当初は中央開発ではございませんでしたので、中央開発が入札で落札したのは、令和2年2月18日に契約をした地下水モニタリング調査と、令和2年5月1日に契約を行った深度調査、いわゆるボーリング調査でございますので、地下水モニタリング調査のほうが最終的には1,500万円強、深度調査のほうが最終的には2,500万強というところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 かなりの金額払っているではないですか。それで、そこから鉛が出てきた。要するに今の鉛が出た瞬間に振り出しに戻るということを言われましたよね。では、指をくわえて月日がたつのをじっと待たなければ駄目なのですか、これは。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  フッ素及びその化合物とその後判明した水素イオン濃度、pHについては全体像を把握しておりますので、それは調査をした結果として、次といいますか、建設に生かせるものでございます。  なお、今回鉛が出ましたので、鉛の部分を調査して、なおかつ鉛が判明する直前まで判明しておりました宙水の調査をすれば土壌汚染対策法上は次に進めるものと考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 土壌汚染ということでの検査で、後で鉛が出てきたということは、麻生部長、これは言い訳にならないのではないですか。この辺から麻生部長の責任分野なのです。ここから前は麻生部長の責任分野ではないのです。その分野は、ちゃんと守っていただきたいです。  みそら自治会が市と最後に契約した確認書、平成19年3月19日には、平成27年3月31日までにごみ処理施設の稼働を停止できない場合、市は自治会と補償について協議する。かなり前の話なのですけれども、約束の日からかなり日にちがたっております。市長は、締結しようとは思わないと発言されてもおります。四街道市長の発言とは思えないと私はそのとき思いました。本当参りましたよ、これには。隣の近所の友達と約束しているわけではないですから。民間だったら大変なことになりますよ、これ。  そこで私が言いたいのは、森本議員は延びたことへの補償についてどうなのだと、それに対して麻生部長クリーンセンターから出るばい煙の被害のみということを言われましたけれども、そういうことを森本議員に答えていいのですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  市の立場といたしましては、みそら自治会と平成元年8月30日に締結させていただきました協議協定書について、その中で遅くとも15年以内に稼働を停止するという項目が入っておりますのは事実でございます。また、公害の現クリーンセンターの操業時の大気に排出する大気汚染の項目についても入っておりますので、そこはクリアしながらというところがありますので、そこの補償の問題は、今公害というものは発生しないということでお答えしたものでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 部長、そういうことを言うと嫌われるのです。何でかといいますと、平成19年3月19日、最終の契約書なのです。これをちゃんと言わないと。森本議員から私がうそついているような言い方されるではないですか。私が困るのです。  それで、今度市長が来られるのだったら、この件もゆっくりお話ししたいと思います。しないならしない、僕らが「はい、分かりました」と言えば済むことですから。何も残す必要はないのです。だけれども、私だけが決めるわけにはいきませんので、ほかの自治会の方の前で説明してほしい。こうやってほったらかすから呪いが籠もってくるのです。見てください、吉岡のずたずた。一つ一つをやっておけば済む話だと思うのです。  先に進みます。ソーラー搬入路に関して、行政財産の使用許可を、申請を許可したということを聞きましたけれども、担当課、担当者、決裁は誰がしたか答えてください。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  担当課につきましては廃棄物対策課、起案をしたのは当時の担当者、課長が廃棄物対策課長の宇田氏だったと思います。その当時の部長は、杉山という部長であったかと思います。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 一般には、こういう発想はなかなかしないのです、業者は。こういうやり方は知らないから。誰がエスコートしたのですか、この件に関して。茂垣かということです、私が言っているのは。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  そこに関しては、今現在書類に残っているところが市の把握しているところでございますので、茂垣氏が関わっていたかどうかについては判明いたしておりません。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 想像で物言えというのは酷なのですけれども、ここまでの流れからいったら、「はい、そうです」と言ったほうが話がスムーズにいくのです、私に言わせたら。  それと、この件に関して、佐々木氏からの文書があります。もろもろの許認可取得の立て役者は大谷裕一であり、四街道市役所側は市長のパイプ役なる茂垣なる人物である。市長、ここでも登場しています、名前が。吉岡の残土埋立て工事の前に大谷総合都市計画と建設機構、島田氏が搬入路に砕石を埋めている、このことは本当か、答えてください。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  行政財産の一時使用を許可したときに、添付資料に再生砕石を使用するということは記載がございました。また、施工体制については、申請は地元の地権者2名と太陽光をやる業者で、造成工事は朋友建設という会社で、大谷総合都市計画事務所が設計監理ということになってございました。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 今回鉛が出たということで、いろんな見解があるのです。今回建設された場所及び深さは同じか、同じであれば搬入した土砂の種類は同じではないか。ならば鉛の原因は再生砕石と言うが、フッ素はほぼ全域で検出された。基準を超過した場所には鉛も存在する可能性があるのではないか。敷きならした場所も可能性があるのではないか。早急にフッ素を検出した方法で全域を調査することが必要ではないか、この件についてどう思いますか。 ○成田芳律議長 傍聴人に申し上げます。議場内では静粛にお願いいたします。  環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  先般市のほうで深度調査を行った際に、太陽光のときに貸し出した搬入路の部分に乗っかっている、搬入路とその先に乗っかっているボーリング箇所を照らし合わせて、6本のボーリングの検体、項目を拡大して調べたわけなのですけれども、そうしましたら鉛が出たということで、これが事実でございますので、全域にそれを広げるかどうかということにつきましては、これは判明した鉛の状況を今県のほうには説明してございますので、どういう範囲で調査したらいいのか、またその調査方法等を確認しておりますので、それが効率的な調査であり、お金、予算の使い方でもあると思いますので、そこを詳しく検討、検証しているところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 傍聴人に申し上げます。議場内ではご静粛にお願いいたします。  久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 その工程はいつ分かりますか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  県のほうに5月7日にご相談にお伺いしたのですけれども、そこから、なかなか難しい案件なので、時間が必要ということで、まだ結論のほうは出ておりません。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 2の財政運営について、財政運営見通しにおける大型事業に関する事業費及び財源を伺いたいと思っております。  まず、私のほうに令和3年から令和7年度の中期財政見通しの資料があります。これには次期ごみ処理施設整備事業が入っておりません。令和2年度から令和6年度、昨年には次期ごみ処理施設整備事業として146億と記載されている。なぜこの項目が消えたか、お伺いしたいと思います。 ○成田芳律議長 経営企画部長、石渡省己さん。 ◎経営企画部長(石渡省己) お答えいたします。  次期ごみ処理施設整備事業、こちらにつきましてはスケジュール等不確定というところでございますので、中期財政見通し、こちらには反映させていないところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 反映しないのですけれども、いざ着工したときににっちもさっちもいかぬような金額になっているのです。146億円、約3分の1が国、約100億が市債、要するに借金しなければならないような状況なのです。その点どうですか。 ○成田芳律議長 経営企画部長、石渡省己さん。 ◎経営企画部長(石渡省己) お答えいたします。  こちらの中期財政見通しでございますけれども、こちら5年間というところの財政見通しを策定しておりまして、それを毎年度ローリングするというところで策定しているところでございますので、繰り返しになりますけれども、先ほど申しましたとおりスケジュール等が不確定というところで、今回次期ごみ処理の関係の事業費は、こちらのほうには入れていないというところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 ですから疑うのです。要するに着工が延びたと、その時点で予算書が出てくるのは3月ですから、その前から準備してこの書類は作られたと思うのです。まさかまさか、その資料を私が見るとは思わなかったと思います。何で延びるのだと、あれ、予算も入っていないと。予算の入っていないやつが着工できるわけないですから。そういうことです、私は。  それと別に、今市税が7億1,000万ぐらい落ちて105億1,000万、残り市債が27億8,000万、国からと県からの補助が160億6,000万、合計293億5,000万円でスタートしていっているのです。これから少し追加のお金があるにしても、取りあえずこういうことでいっているのです。この293億5,000万から借金の支払いがありますので、20億ほど。だから、実際使えるのが、273億5,000万円が実際使うお金なのです。  私が心配しているのは、市庁舎、40億程度の地方債を発行ということですよね。これが7年にわたって、3、4、5、6、7かな、7年ですか、それにわたって部分的に借りるようになっていますけれども、最終的な段階では44億、20年ローンと聞いているのです。20年だったら、利息なしで毎年2億2,000万払わぬといかぬのです。ということは、その分だけ使えるお金が減ってくるのです。その点どうですか。 ○成田芳律議長 経営企画部長、石渡省己さん。 ◎経営企画部長(石渡省己) お答えいたします。  起債のほうの借入れというところでございますけれども、公債費、こちらのほうにつきましては、以前借りている市債、そういったものの償還等もございますので、毎年度増えていくというところではございませんので、返済した分が減る、それでまた借入れが始まるというところでございますので、そういったところを加味しましても今の段階では問題ないものと考えております。  以上です。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 問題ないけれども、そこを心配しているのです。今年に至っては、6月どうですか。年の支払額、大体20億払っていますよね。その足で27億借りているのです。要するに7億増えているという状況なのです。ですから、今200億ぐらいの借金があって、そのうちの元本払いの20億払っているのです。そして、今年は27億、その足で借りているのです。これは、一般の企業だったらなかなかできないし、一般の家庭だったら大変なことになります。利息を返しに行って、その利息につけ足して借りているのです。ですから、今部長が言われたこと、心配ないことはないではないですか。200億ですよ。これに市庁舎の44億加わったら244億ではないですか、その時点で。増えていなければ。今年も少し増えていますけれども。その点どうですか、心配ないと言われますけれども。 ○成田芳律議長 経営企画部長、石渡省己さん。 ◎経営企画部長(石渡省己) お答えいたします。  庁舎等で起債のほうを借りたというところでの返済につきましては、今後中期財政見通しのほうの数字でちょっと申し上げさせていただきたいと思いますけれども、令和元年度の公債費、それと令和7年度の公債費の数値を見ましても、さほど伸びといいますか、増額というところでは、ほぼ同程度となっておるというような推計を出しております。そういったところもございますので、私ども財政といたしましては、今の段階ではこのまま問題ないものと考えておるところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 そこが私がちょっとぴんとこぬところなのです。今のところ市税は105億です。105億しか入らないのです。残りの国や県からの交付金が160億です。だから、この105億は、110億になるとか120億になるとか、そうはならないと思います。それで借金は増えていっているではないですか。200億超えていますから、210億ぐらいになっています。市庁舎でそれに44億加わるわけですから、単純に言って部長が言われるようにゆっくり構えるというわけにはいかないと思います、これ。もうちょっと安心する答えを下さい。 ○成田芳律議長 経営企画部長、石渡省己さん。 ◎経営企画部長(石渡省己) お答えいたします。  ちょっと繰り返しになってしまうかと思いますけれども、私どもの推計しております中期財政見通し、こちらのほうでお話しさせていただきますと、公債費等の見通しというところでございますが、普通建設事業債、そういったところは毎年度約7億5,000万をベースに借入れをするというのを条件、あと庁舎建設事業につきましては、今年度から実際借入れをするわけでございますけれども、7年度までの借入れ、それとあと臨時財政対策債、そういったところの借入れの状況、こういったものを総合的に計算した上で推計をしているところでございます。その中で、先ほども申しましたとおり、令和元年度、それと令和7年度を比較しましても、さほどの増額となっていないというようなところでございますので、私どもといたしましてはそのようなことで推計し、問題ないものと考えているところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 では、部長、要するに市債の限度額というのはお幾らですか、それなら。借りれば借りるほどいいというわけではないですよね、元本が要るわけですから。予算も立っていくわけですから、その辺のバランスだと思うのです。市債の限度額は幾らですか。 ○成田芳律議長 経営企画部長、石渡省己さん。 ◎経営企画部長(石渡省己) 大変申し訳ないです、限度額というところではないですが、公債費につきましてはどのくらい、どの程度借りられるかというようなところで、私ども試算といいますか、確認等をしているところでございまして、それを申し上げさせていただきますと、当市と同じような財政規模であります類似団体、そういったところの状況を分析しますと、公債費が予算規模の12%となる団体が多く見られるというところでございます。それを当市の予算規模に置き換えた場合、約33億円程度となることから、30億円台前半ぐらいまでは公債費の負担が可能なものと考えるところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 最後に、国民保養センター鹿島荘の件、ひとつよろしくお願いします。前回延ばしていただきましてありがとうございました。今回延びる云々というのはよく聞きましたけれども、私が問題視しているのは、浴槽を使えない、ここを問題視しているのです。公共施設ですので、要するに悪いところはすぐ直す、これは基本だと思います。ごみ処理が延びるから、まあ、いいだろうと、だから直すのはやめようとか、それはちょっとおかしいのではないかなと思うのですけれども、どうですか。 ○成田芳律議長 福祉サービス部長齋藤千裕さん。 ◎福祉サービス部長齋藤千裕) お答え申し上げます。  今議員のほうからは、浴場を直すべきではないかというお話はございましたが、既に浴場のほうは廃止の手続を取って廃止しております。これに至った経緯をもう一度ご説明いたしますと、平成29年度にクリーンセンターと鹿島荘をつなぐ温水管の老朽化による漏水が発生をしたこと、それから同じく平成29年度に実施をいたしました浴場の排熱用煙突管のアスベスト調査によりまして、煙突管の断熱材にアスベストが使用され、なおかつ飛散のおそれがあるという結果が出たこと、さらにそれの修繕に多額の費用がかかるという試算がなされました。鹿島荘についても、この時点で新ごみ処理施設建設の予定が示されておりまして、新ごみ処理施設の稼働後はクリーンセンターからの余熱というのは利用できなくなるので、浴場については廃止の予定でございました。  施設を長期にわたって運営するならば修繕ということも考えられるわけですが、そのような状況の中で、多額の費用をかけて修繕をするというのは多くの市民の皆様の理解を得ることはできないのではないかと判断をいたしまして、平成29年の9月議会におきまして、平成29年10月末をもって浴場を廃止することをご説明させていただきまして、了承をいただいたところでございます。  あわせまして、千葉県知事に対しましては公衆浴場法に基づく廃止届のほうを提出している。  以上でございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 東北大震災のときに鹿島荘を避難所として開放しましたよね。そのときでもお風呂使えなかったと思います。どうですか。 ○成田芳律議長 福祉サービス部長齋藤千裕さん。 ◎福祉サービス部長齋藤千裕) お答え申し上げます。  2011年3月11日に発生をしました東日本大震災、これによりまして被災地のほうから避難をされてこられた方に対しまして鹿島荘を臨時に提供させていただきました。この際お風呂につきましては、毎日ではありませんけれども、たしか2日に1回程度、お風呂のほうは提供させていただいたというふうに記憶しております。  以上でございます。
    成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 お風呂のほうを提供したということであれば、お風呂使えるではないですか。 ○成田芳律議長 福祉サービス部長齋藤千裕さん。 ◎福祉サービス部長齋藤千裕) お答え申し上げます。  お風呂は、今申し上げましたように東日本大震災が発生をしたのは2011年のことでございますので、今から約10年前。鹿島荘のお風呂を廃止したのが平成29年でございますから、東日本のこの後にお風呂の廃止をしているということでございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 避難所として使えるということは、もし四街道市で何かあったときに使えるのではないかと思いますので、幾ら議会で廃止……何か矛盾しますね。さっきごみ処理の話をしたばかりですから、あそこでも7,000万とか5,000万とか1億、ばんばんばんと使っていますので。そういうお金でこっちできぬかなという気もするのです。それでも駄目。 ○成田芳律議長 福祉サービス部長齋藤千裕さん。 ◎福祉サービス部長齋藤千裕) お答え申し上げます。  先ほどもご答弁をしたとおりなのですが、平成29年に発生をいたしました温水管の漏水、それからアスベスト、要は煙突管にアスベストが使用されて、それが飛散するおそれがあったということでの費用に対して、その当時というのはクリーンセンターに新ごみ処理施設の建設が予定されていましたので、施設を長期にわたって運営するのであれば、そういう費用をかけても当然やるべきことは考えますけれども、新ごみ処理施設の建設というのがございましたので、それは多額の費用をかけるべきではないというふうに判断をさせていただいたところでございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 鹿島荘は、余熱を利用した鹿島荘といううたい文句なのです。だから、故障しやすかったら余熱なんか使わなくて、当たり前の浴槽でよかったのではないかなという気はするのです。でも、これはやってしまったから、もうどうしようもないのですけれども、私が言ったのは余熱ではなくて、当たり前のボイラーを使ってお湯を出すことはできないかということなのです。 ○成田芳律議長 福祉サービス部長齋藤千裕さん。 ◎福祉サービス部長齋藤千裕) お答え申し上げます。  いろいろと修繕の方法等は検討いたしましたが、結果的には廃止ということを決断させていただいたところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 要するにその決断は揺らぎのないものだということですね。どうすることもないということですか、それは。 ○成田芳律議長 福祉サービス部長齋藤千裕さん。 ◎福祉サービス部長齋藤千裕) お答え申し上げます。  既に廃止の決断をして、議会にご説明をして、正式に廃止をし、県知事に対しても廃止の届出を出した、これが事実、これが全てでございます。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 では、それは誰のせいでもないですね。部長のせいでもないですね、それは。分かりました。  先ほどの延びる件、延長の件です。ひとつ部長、気分悪くせぬようで、よろしくお願いしたいと思いますので、いいですか。 ○成田芳律議長 福祉サービス部長齋藤千裕さん。 ◎福祉サービス部長齋藤千裕) お答え申し上げます。  先ほど壇上でお答えを申し上げたとおりではございますが、少し補足をいたしますと、昨年の12月議会で指定管理者の指定期間を3年延長をお認めいただいたということで、まずはこの3年間の延長期間はしっかり施設を運営していくということが第一でございます。ただ、施設も大分老朽化をしてございますので、そういう老朽化の現状を見ながら、今後については考えてまいりたいということでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 では、私がもし聞かれた場合、大体のところの日にちはどういう具合に言っておけばよろしいですか。吉岡に煙突が立ったら終わるよとか、何かあるでしょう。 ○成田芳律議長 福祉サービス部長齋藤千裕さん。 ◎福祉サービス部長齋藤千裕) お答え申し上げます。  私が壇上で申し上げたとおりのそれ以上もそれ以下もないということでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 久保田敬次郎さん。 ◆久保田敬次郎議員 以上、終わります。 ○成田芳律議長 以上で久保田敬次郎さんの質問を終結します。  後刻速記録を調査の上、適当な措置を講ずることといたします。  暫時休憩します。    休憩 午後 2時05分    再開 午後 2時25分 ○成田芳律議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○成田芳律議長 引き続き一般質問を行います。  7番、栗原直也さん。    〔栗原直也議員登壇〕 ◆栗原直也議員 議席番号7番、会派市民くらぶの栗原直也です。ただいまより通告に従い質問をいたします。  項目1、次期ごみ処理施設用地について。このくぼ地埋立て工事による土壌汚染問題については、これまで4年間にわたり質問を続けてきました。しかし、いまだこの埋立て事業には多くの疑問点が残り、誰がどのように大規模な土壌汚染を引き起こしたか、また市はなぜ土壌汚染リスクの高い民間の埋立てを公共事業とし、残土条例の適用除外としたか、さらには残土の受入れ費や砕石の購入費に基づく事業収支がいまだ解明されないなど、事業の実態を把握することが依然困難なままです。  この土地交換契約に基づく隣接地主の義務は、一方的な工事負担ばかりか、建設残土の受入れという高額な対価を得られるもので、もしこの埋立て業者が高額な利益を得ていたならば、公共事業と認定しながら民間業者の利益行為に大きく加担した市の責任が強く求められます。  この事業収支について、市は当初残土の受入れ単価や再生砕石の購入価額、そして搬入量等を示し、事業者は数千万円の損失を被ったと主張しました。しかし、その後民間単価からは逆に事業者に数千万円の利益が生じることを指摘されると、急遽土地造成コストを持ち出し、あくまでも埋立て業者は数千万円の損失になると主張し続けました。  しかし、訴訟からは市有地のみでも約20万立米の残土が確認され、くぼ地全体では30万立米を超える残土の搬入が推測されることから、市の主張する単価を基にしても埋立て業者には1億円近くの利益が推定され、市はこれまで主張してきた事業収支が成り立たないことを初めて認めました。  では、実際どれだけの残土が搬入され、埋立て業者はどれだけ利益を得たのか。この埋立ての事業収支が解明されない限り、今回のくぼ地埋立て工事の全体像が見えないばかりか、実施主体である市の責任を究明することが困難と言えます。  そこで、①、くぼ地埋立て工事の事業収支に関する所見として、市はこの事業収支をどのように認識し、捉えているのかお尋ねします。  次に、市が許可した太陽光パネルの搬入路に関して、民間業者への便宜供与とも疑われる使用許可の妥当性や、あえてくぼ地を埋め立てる搬入路への疑問、さらには1万立米を超える大規模な埋立てや再生砕石による土壌汚染の危険性を強く訴えてきました。とりわけこの再生砕石が産業廃棄物である焼却灰などをセメントで固めた製品であり、また深度調査での土壌汚染箇所と太陽光パネルの搬入路とが同一であることから、この再生砕石の埋立てと土壌汚染との間に明確な因果関係の存在を指摘しました。  この発言を受け、市が再生砕石のコア検体を調査したところ、太陽光パネル搬入路の再生砕石から鉛及びその化合物が含有量基準を超過して検出されました。このことから、再生砕石の危険性が明白となり、この産業廃棄物をリサイクルした再生砕石による埋立てが清掃工場用地での大規模な土壌汚染を招いたとも考えられます。  さらに、この調査からは再生砕石の層が全42か所の検査箇所のうち、僅か数か所でしか確認されず、しかもその大半が太陽光パネルの搬入路部分であり、この搬入路工事の後に埋め立てられたはずの7万8,000立米もの再生砕石が層として確認できないことが分かりました。  では、なぜ再生砕石の層が確認されないのか。この用地には業者が1億4,000万円で購入したはずの再生砕石が約7万8,000立米埋め立てられているはずです。この大型ダンプ約1万3,000台分もの大量の再生砕石が面として確認できないことなど考えられないものです。  そこで、②、深度調査で確認された再生砕石に関する所見として、コア検体から層としての再生砕石が確認できない事実に対し、市がどのようにお考えかお尋ねします。  項目2、生活困窮世帯への支援策について。今月2日発表の厚労省による速報値からは、2020年度1年間の生活保護申請件数が22万8,081件に上り、前年度比2.3%、件数では5,039件増加したことが判明しました。また、同じく本年3月での生活保護申請件数も前年同月比8.6%増の2万2,839件となり、前年同月比での申請件数の増加は7か月連続となっています。  この生活保護制度は、憲法25条が保障する健康で文化的な最低限度の生活を権利として具現化したもので、生活に困窮した人がその利用し得る資産や能力を活用しても、なお生活を維持することが困難な場合は、速やかに生活保護申請が認められなければなりません。  また、この2月には厚労省より扶養照会の運用を見直すよう通達が出されました。この扶養照会とは、生活保護申請した人から親族の状況を聞き、援助が可能と判断した場合には親族に照会するものです。ただ、これまでもDVや虐待などの場合には扶養照会を行わない運用が取られてきましたが、さらに要保護者の意向を尊重し、要保護者が扶養照会を拒む場合には特に丁寧に聞き取ることが盛り込まれました。  しかし、民間団体の調査結果からは、申請者の親族への扶養照会が結果的に親族関係のさらなる悪化や関係の断絶を招くとともに、生活困窮者が生活保護申請をためらう大きな要因を占めていることが判明しています。さらには扶養照会に多大な負担を伴いながらも、結果として金銭的扶養の受けられる件数が1%に満たない自治体も数多く存在します。これらのことから、扶養照会の運用には多くの問題点があり、至急その改善が求められます。  そこで、①、生活困窮世帯の現状と支援内容、②、生活保護申請における扶養照会の運用状況についてお尋ねします。  以上で壇上よりの質問を終了します。 ○成田芳律議長 栗原直也さんの質問に対する当局の答弁を求めます。  市長、佐渡斉さん。    〔市長 佐渡 斉登壇〕 ◎市長(佐渡斉) 私からは、第1項目、次期ごみ処理施設用地についてのご質問に順次お答えいたします。  初めに、1点目、くぼ地埋立て工事の事業収支に関する所見でございますが、事業者による過剰土砂の搬入が判明してから、市が従前に設定した事業収支の予測は成り立たなくなっておりますが、土壌汚染等の原因究明には事業収支の把握が必要なため、引き続き求めてまいります。  続きまして、2点目、深度調査で確認された再生砕石に関する所見でございますが、市に提出されている土砂等発生元証明書に記載のある7万8,000立米の再生砕石について、深度調査ではまとまった層としての確認ができなかったことから、その存在が疑われるところでございます。  私からは以上でございます。他のご質問につきましては、担当部長よりお答えをいたします。 ○成田芳律議長 福祉サービス部長齋藤千裕さん。    〔福祉サービス部長 齋藤千裕登壇〕 ◎福祉サービス部長齋藤千裕) 私からは、第2項目の①及び②について順次お答えします。  最初に、①につきましては、新型コロナウイルス感染症による雇用情勢の悪化等により生活に困窮する方々が増加し、当市の生活保護や住居確保給付金の状況にも大きく影響がございました。生活保護の申請件数につきましては、令和元年度は121件に対し、昨年度は82件増の203件で、増加率は67.7%でした。また、保護開始世帯数は、令和元年度107世帯に対し、昨年度は76世帯増の183世帯で、増加率は71.0%でした。  なお、4月のみの比較となりますが、保護申請件数は昨年度25件に対し、今年度は10件減の15件で、減少率は60%であり、開始世帯数も昨年度26世帯に対し、今年度は11世帯減の15世帯で、減少率は57.6%でした。  今後は、ハローワーク千葉と協力、連携を図りながら、被保護世帯の就職による経済的自立を目的とした就労支援を中心に実施してまいりたいと考えております。  次に、住居確保給付金につきましては、令和元年度は申請、支給ともにございませんでしたが、昨年度は申請件数が135件、支給件数が110件と大幅に増加いたしました。こちらも4月のみの比較となりますが、昨年度は申請件数3件に対し、今年度は3件増の6件で、増加率は100%でした。  なお、決定件数については、昨年度はゼロ件でしたが、今年度は既に4件決定しております。  新型コロナウイルス感染症の影響による緊急小口資金特例貸付につきましては、昨年度は申請件数453件に対し、決定件数は414件でした。4月の申請件数については、昨年度60件に対し、今年度は36件減の24件で、減少率は40%でした。また、決定件数は昨年度30件に対し、今年度は2件増の32件で、増加率は6.6%でした。  また、総合支援資金特例貸付につきましては、延長や再貸付を含めた申請件数537件に対し、決定件数は356件でした。4月の申請件数については、昨年度4件に対し、今年度は20件増の24件で、増加率は500%でした。また、決定件数は昨年度はゼロ件でしたが、今年度は33件でした。  住居確保給付金の延長期限終了後や特例貸付を行った方への対応につきましては、くらしサポートセンターみらいにおける相談業務を今後も継続し、各世帯の状況に応じた支援プランを作成するなど、生活に困窮した方々に寄り添った支援を実施してまいりたいと考えております。  続いて、②についてお答えします。要保護者の生活歴等から特別な事情があり、明らかに扶養ができない者については照会を行わず、要保護者が扶養照会を拒んでいる場合等においては、その理由について特に丁寧に聞き取り調査を行い、改めて扶養義務履行が期待できるかどうか検討することとしております。  また、70歳以上の高齢者や一定期間音信不通であるなど交流が断絶している者、DVや虐待等の経緯がある者などの扶養義務者については扶養照会を行わないなど、個別的かつ効果的な対応を実施しているところです。  私からは以上です。 ○成田芳律議長 再質問はありませんか。  栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 では、項目の1、次期ごみ処理施設用地についての①、くぼ地埋立て工事の事業収支に関する所見について再質問します。  このくぼ地埋立て工事の事業収支については、平成29年の6月議会で森本議員から、くぼ地埋立て工事により隣接地主に数億円もの利益が生じたのではとの質問に対し、市長自らが残土の単価は1立米当たり1,000円で10万立米搬入され、また再生砕石の単価は立米2,000円で7万立米購入されたことから、残土の受入れ収入が1億円に対し、砕石の購入経費は1億4,000万円になると答弁しています。結果として、埋立て業者が4,000万円の赤字になることを市長は主張しました。しかし、県内複数の建材業者からは、発生元の受入れ単価は次期ごみ処理施設用地に搬入された石混じりの状態では立米当たり2,500円以上、さらに再生砕石は砂に近いもので1,000円程度で購入が可能と提示されています。  そこで、まず当時の市長が説明した搬入残土の受入れ単価と再生砕石の購入単価をどのように確認したのか、また現在でもこの単価が妥当と考えているのかお尋ねします。 ○成田芳律議長 市長、佐渡斉さん。 ◎市長(佐渡斉) お答えいたします。  29年の6月議会、森本議員の一般質問の中で私が説明をいたしました内容が今示されたわけですが、搬入残土の受入れ単価や再生砕石の購入単価でございますが、この受入れ単価については平成29年3月議会において森本議員よりご説明がございました1立米当たり1,000円、これを用いて、29年6月、森本議員の一般質問でございましたので、森本議員の提示されました1立米当たり1,000円、これを用いたところでございます。  次に、再生砕石の購入単価については、当時四街道市が発注する公共事業などから1立米当たり約2,000円、これを用いたところでございます。  現在でもこの単価は妥当かというご質問でございますけれども、この受入れ単価につきましては、29年6月議会での森本議員の一般質問の中で答弁したわけでありまして、森本議員が主張されます1立米1,000円という単価、これを引用しただけのことでございまして、それが妥当なのかどうかは分かりません。  また、再生砕石の購入単価、1立米当たり2,000円、これにつきましては当時の公共事業の発注する単価であったため、妥当であったと思っております。  以上です。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 といいますことは、発生土の受入れ単価については確認していない、再生砕石の購入単価については建設物価等に載っていると判断してよろしいのでしょうか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  当時の公共事業の発注の実績からでございますので、そこまでは確認してございませんけれども、それに準じたものというふうに考えていただいて結構だと思います。  以上でございます。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 分かりました。  次に、市長はこの森本議員への答弁の最後に、「残土問題とかいろいろおっしゃいますけれども、私としてはあそこのくぼ地を解消して、土地の交換を適正に民間活力を生かしながら最少の経費で進めているという、そういう選択だと、このように思っております」と述べています。  では、市長はご自身のこの答弁に対し、今はどのようにお考えかお尋ねします。 ○成田芳律議長 市長、佐渡斉さん。 ◎市長(佐渡斉) 行政の長として、常に最少の経費で効率的な事業を進めるという考え、これは当然行政の長、みんな持っていると思います。ですから、一般的に今もこの考え方に変わりはございません。  以上です。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 この残土問題は、市にとりまして極めて重要な問題で、くぼ地の解消といいながら、現実は汚染残土の山でしかありません。また、土地交換もいまだ引渡しが済んでおらず、さらに民間活力とは民間業者を一方的にもうけさせ、市が大損害を被ることでもありません。また最少の経費といいながら、実際に市は汚染調査や訴訟に数億円を費やしています。当時の市長の選択は、明らかに誤った認識と考えますが、改めて市長のお考えをお尋ねします。 ○成田芳律議長 市長、佐渡斉さん。 ◎市長(佐渡斉) お答え申し上げます。  結果責任という立場では、栗原議員のご指摘、これは重たく受け止めます。受け止めざるを得ません、結果責任としては。ただ、行政のかじ取りを行う首長としては、やはり民間活力を活用した、常に最少の経費の中で効率的に事業を進める、これも一つの基本的な考え、方針であると、こう思っております。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 では、次の質問に移ります。昨年百条委員会が設置される契機となったものは、埋立て関係者からの告発文であり、そこには多くの写真や資料も添えられています。これらの内容は、その後の百条委員会での証人喚問からも信憑性の高いものと認められており、その意味では土壌汚染問題の解明にとって貴重な資料と考えます。  この資料の中に平成28年1月から同年8月までの日付の納品書や請求書のコピーがあります。この期間が吉岡でのくぼ地埋立て工事と同時期であることや、書類の宛先が建設機構であること、またほかにも記載された署名が告発文の会社と同一であり、さらに再生砕石の請求書にはどれも平山から吉岡との文言があることから、これらのコピーはくぼ地埋立て工事の関係書類を写したものと思われます。  また、これらのコピーからは、再生砕石の購入単価が立米当たり600円から1,000円、また搬入残土の受入れ単価が立米当たり2,600円であったことも確認できます。これらコピーには一部印鑑のないものも含まれるなど、関係資料と断定するには不十分かもしれません。しかし、告発書では浜野リサイクルセンターから灰固定改良土が吉岡に搬入され、さらに建設機構が約4万立米分の残土受入れ費として1億円以上を受領していたと記されています。  そこで、これらコピーを確認すると、経費として購入された再生砕石が約750万円、また搬入された残土が約3万7,000立米、さらに残土受入れ費の請求合計も約1億1,800万円となり、告発書の内容とこのコピーとがほぼ一致することが確認できます。  そこで、この納品書や請求書のコピーについて、市はどのように認識しているのかお尋ねします。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  栗原議員よりご提供いただきました当該の資料につきましては、当該事業との関連性について不明瞭な部分がありますけれども、確認は必要だという認識でございます。  なお、建設機構は裁判の第2準備書面、これは平成2年11月8日付でございますけれども、こちらにおいて平成28年10月以降、決算資料も含めて会社が盗難に遭い、紛失していると、警察に被害届を出したというふうに陳述してございます。  以上でございます。    〔「令和」と言う人あり〕 ◎環境経済部長麻生裕文) 失礼しました。日付を間違いました。この準備書面は、令和2年11月18日付のものでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 ぜひ市は、このコピーについて調査していただけるようお願いいたします。  では次に、くぼ地について伺いますが、隣接地主側のくぼ地の大きさは市側と比べてどの程度の割合と考えられているか。  また、市側にはくぼ地を含め、約20万立米の残土が確認されていますが、隣接地主側にはどの程度の残土が搬入されたとお考えでしょうか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  隣接土地所有者側と市側のくぼ地の大きさの割合でございますけれども、参考数値となりますのが、土地交換契約書の添付図面に記載された盛土による平地面積増分という表記から、市側で約1万2,500平方メートル、隣接地側で約9,500平方メートルと記載されておりまして、市側の面積の割合が若干多くなっているところでございます。  また、隣接土地所有者側の搬入量につきましては、実際の面積や搬入量を直接調査することができないことから、明確なことは申し上げられませんけれども、航空写真等の資料を見る限り相当な量が搬入されているものと考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 ありがとうございました。  ここで、くぼ地埋立て工事の事業収支について検討しますと、まずくぼ地全体に搬入された土砂は少なくとも30万立米を見込むことができます。この数字を基に再生砕石が約7万立米、搬入残土を約23万立米とし、そこに先ほどのコピーから確認される単価を当てはめると、再生砕石の購入経費が約7,000万円に対し、残土の受入れ収入は約6億円となり、埋立て事業者の実質的な利益は5億円を超えると推測されます。この事業収支の妥当性について、市はいかがお考えでしょうか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  ご提示されております資料といいますか、数値が、くぼ地解消工事に関連性があるか否かが不明確な中では、栗原議員が今ご質問いただいた中で述べられておりました事業収支の妥当性について、市の見解を述べるのは難しいと考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 では、市は埋立て業者が利益を得ていたとお考えでしょうか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  令和元年の12月議会においてもご答弁させていただきましたけれども、市有地のみに約20万立米もの土砂が搬入されたと確認した時点で、事業者に負担が生じるとの事業収支の予測はもう既に成り立たなくなっているというふうに考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 では、額としてはどの程度とお考えですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) そこは、実際の金額というのが私どもとしては明確ではございませんので、幾らというのは申し上げることはできませんけれども、市で考えていたところの土砂が10万立米というところからは全くかけ離れたものになっておりますので、大きく利益が発生していたというのは事実だというふうに私どもとしては考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 では、確認させていただきますけれども、市は特定の業者に莫大な利益を与えたという認識をお持ちなのですね。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  与えたという表現は、私どもの中ではできませんけれども……    〔何事か言う人あり〕 ○成田芳律議長 傍聴人に申し上げます。議場内ではご静粛にお願いいたします。    〔何事か言う人あり〕 ○成田芳律議長 傍聴人に申し上げます。傍聴規則第12条第7号の規定により、傍聴人は議場の秩序を乱し、または会議の妨害となるような行為をしないこととされておりますので、静粛に願います。    〔何事か言う人あり〕 ○成田芳律議長 暫時休憩します。    休憩 午後 2時55分    再開 午後 2時55分 ○成田芳律議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  市のほうが与えたというような表現は、私どもとしてはできませんけれども、土地交換契約に基づいた適正な土砂を搬入しなかったということで、業者側が多大な利益を得ていた可能性は非常に高いというところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 では、市はこのくぼ地埋立て工事の事業収支を自ら解明しようという意思はおありですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  壇上でもご答弁申し上げましたとおり、土壌汚染等の原因究明には事業収支の把握が必要であり、引き続き求めてまいります。また、現在裁判所から事業者側に対して金銭代金の流れの分かる資料の提出が求められておりますので、これらの資料も積み上げていきながら、市としては全容を解明してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 この事業収支を解明する意義は大きく、土地交換契約の本質が何であったのか立証するためには必要不可欠なものです。さらに、これまで議会で主張してきたように、市の元再任用職員と埋立て業者との間に癒着が疑われる状況からは、その背景に埋立てによる高額な利益の存在が疑われます。これまで市は、埋立て業者は全く利益を得ていないと一貫して主張してきました。また、事業収支においても必ず埋立て事業者が赤字となる計算式のみを提示してきました。そのベースにあるものは、市を事業主体とした公共事業により民間業者が数億円もの利益を得ていたならば、市は公共事業の名の下に民間業者の利益行為に大きく加担したこととなり、それが事実ならば市長の責任問題に発展することが考えられるからです。さらには、将来市民に負わせる可能性の高い数十億円もの除染費用を加味するならば、市長の負うべき責任はさらに重いものです。  壇上でも申し上げましたが、たとえ市の単価を基にしても、業者は9,000万円もの利益を得ています。これらの事業収支から導かれる責任について、市長はいかがお考えかお尋ねします。 ○成田芳律議長 市長、佐渡斉さん。 ◎市長(佐渡斉) お答えいたします。  私どもが29年6月議会とか、その辺から事業の収支、市が予測している内容についてご説明をしてきましたが、麻生部長からご答弁申し上げましたように、搬入された残土の絶対量が大きく変わった、つまり前提条件が変わってまいりましたので、当時の説明としてはつじつまが合わない。それからまた、深度調査の結果、7万8,000立米の砕石が入っているかどうか、これも入っているかどうか非常に疑わしい状況になっておりますので、これまでの市が設計していたいろいろな収支、これは大きく異なってくるという答弁をさせていただいたところでございます。  そして、栗原議員が今、民間事業者が利益行為ということで、大きな利得が生じているという可能性があると。その可能性につきましては、市といたしましても収支の把握、これは大変重要でございますので、引き続きこの把握については努力をいたします。  それと、裁判におきましても、先ほどご説明いたしました、部長が答弁申し上げましたとおり、裁判所から事業者側に対しましても金銭代金の流れの分かる資料の提出が求められています。こういった中で、実際どの程度の利益が上がっているのか、これが判明してくると思います。  また、市のほうで行われております百条委員会におかれましても、そういった資金収支の流れとか、どれだけ利益があるのか。これは、百条委員会ではこれまでほとんど議論、尋問されていなかったように思いますので、これにつきましても百条委員会に大いに期待したいと思います。その結果、どの程度の利益が上がっていたのか、これによりまして、先ほど久保田議員もおっしゃっておられましたけれども、裁判やって裁判に勝っても賠償取れないのではないかとか、そういうご心配もある中で、どのぐらいの利益があるのか。これについても、市民の皆さん、大きな関心をお持ちだと思います。ですから、今後も市といたしましては、土壌汚染の原因究明のためには事業収支の把握、これは絶対必要になるので、引き続きこれを求めていくと。そしてまた、裁判の中でも金銭代金の流れが分かってくると思いますので、この結果を見ながら対応してまいりたい、このように思います。  以上です。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 市の元再任用職員と埋立て業者との間の癒着については、既に百条委員会の中で元再任用職員自らが認めています。市の幹部でありながら、利害関係者である業者から800万円もの大金を借りたこと、さらには家族の自宅の建設を手伝わせたこと、そしてその業者の経営する店舗で飲食していたことなど、これらを指して公務員と業者との癒着といいます。  また、市が公共事業の名の下に民間業者の利益行為に大きく加担した事実も数多く説明できます。市は、埋立て工事を公共事業としながら、入札も検査も日報もなく、工事写真すらない。また、搬入残土の総量も確認できず、事業収支すら解明されない。さらには、残土条例の適用除外により行政のチェック機能を麻痺させた結果、埋立て業者は勝手放題に汚染された土砂を搬入し続け、数億円もの高額な利益を得たものと推測されています。これを民間業者の利益行為への加担と言わずして何と言うのか、改めて市長の見解をお尋ねいたします。 ○成田芳律議長 市長、佐渡斉さん。 ◎市長(佐渡斉) お答えいたします。  今栗原議員のご指摘の中で、百条委員会の中で残土業者と市の職員が癒着しているということが明らかになったと。例えば800万円ものお金が回っていると。この件についても、私がその議事録を見る限り、その800万円は元市の職員に行ったのか、それとも実際に農地等を宅地にするためのいろんな工事費で、その地権者が借りたのか、あの議事録を見てもよく分からないのです。これについては、百条委員会でさらに明らかになると思います。  それから、韓国スナックを使ったとか、例えば先日、5月の本田元部長の尋問において、韓国スナックに行ったかということで、はい、行きましたと。大谷総合が経営者であったかどうか、誰が経営しているのか、それは知らないと、そういうふうにちゃんと答えていますので、それぞれ今栗原議員がご指摘されたことについて、一つ一つ、もうちょっと証拠が積み重なってくれば明らかになると思います。  大越議員から、何で建設機構と、それから大谷総合と茂垣、これを刑事告発しないのだというご質問がございまして、あしたそれぞれの議員が一般質問なされ、具体的にということなので、刑事告発ができる、そういう証拠を、また明確な根拠とか今日示されるのかと思ったのですが、こういうような発言があったとか、その辺の曖昧な話だとなかなか刑事告発まではいかないので、ぜひとも廃棄物対策課のほうに皆様方がお持ちの資料とかそういうものをご提示いただきたいと思います。ですから、ぜひそれをご協力いただければ助かります。  以上です。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 では、改めて百条委員会の中で茂垣氏が800万円を借りたのかどうか、明白にしていただくとともに、韓国店の経営者が誰であったのかということも確認すべきだと考えております。その結果、また改めてご質問したいと考えます。  では次に、②、深度調査で確認された再生砕石に関する所見について再質問します。壇上でも申しましたが、次期ごみ処理施設用地には約7万8,000立米もの再生砕石が埋められていなければなりません。その量は、大型ダンプ約1万3,000台分に相当しながら、太陽光パネルの搬入路以外からは面としての再生砕石の層が確認できませんでした。これは、実に不可解な現象です。  市は、敷地全体に敷きならした影響で土砂が混じり合い、広がったために確認できなかったと判断されるかもしれませんが、この再生砕石はくぼ地の湿地帯などの軟弱地盤を固めるために搬入されるもので、特定の箇所に数メートルの深さでまとめて埋められなければなりません。それがボーリングのコアから確認できないということは、実際には再生砕石は7万8,000立米も搬入されていなかったと考えるべきでしょう。この再生砕石は、敷地全体にならしても約1.5メートルの高さになるもので、実際にコア検体のカラー写真を確認しましたが、太陽光パネルの搬入路付近以外では再生砕石の層は見つかりませんでした。これらのことから、再生砕石は7万8,000立米よりはるかに少なく搬入され、水路や田んぼを埋め立てるのに必要な量だけがくぼ地部分に、また敷地全体にはダンプの搬入路を確保できる量だけが搬入されたと考えられます。  また、このくぼ地部分には太陽光パネルの搬入路工事において約1万6,000立米の再生砕石が搬入されており、既にくぼ地の2分の1近くは再生砕石で埋め立てられています。この搬入路を利用し、再生砕石ではなく建設残土を埋め立てることが十分可能となります。いずれにしても、再生砕石の層が検体から確認できないことから、くぼ地埋立て工事で搬入されたはずの再生砕石がどこにどれだけ埋め立てられたか再調査すべきと考えますが、市の見解をお尋ねします。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  市は、事業者による過剰土砂の搬入が判明してから、再生砕石を含む土砂等発生元証明書に記載された内容について調査を進めているところでございます。今後も継続して事業者の聞き取り調査等を進めて、事実の判明に進めたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 分かりました。  では次に、告発書とともに届いた先ほどのコピーを基にくぼ地埋立て工事で搬入された再生砕石について検討すると、この再生砕石は市に提出された書類上は土屋建材と川名建材から合計7万8,450立米搬入されたことになっています。しかし、これらのコピーの請求書の宛名はプラス興産、鎗建興業、神作興業、照栄などと記され、これらの会社は告発書では産業廃棄物である灰固定改良土の搬入業者と記されています。また、この請求書を合計すると、搬入された再生砕石は大型ダンプ885台、およそ5,300立米となり、どの請求書にも平山から吉岡と記載されています。これが搬出元と搬入先とを示すならば、これらの再生砕石が千葉市平山町にある浜野リサイクルセンターの再処理場から市内吉岡にある次期ごみ処理施設用地へと搬入されたと考えられます。  壇上でも申しましたが、コア検体の調査より太陽光パネル搬入路の再生砕石から鉛及びその化合物による汚染が確認されました。また、深度調査の結果からも、ほぼ同様の箇所からフッ素及び水素イオンによる汚染が確認されています。どちらも太陽光パネル搬入路での再生砕石というだけではなく、浜野リサイクルセンターから搬入された産業廃棄物を処理した再生砕石と考えられ、この危険な再生砕石が次期ごみ処理施設用地での大規模な土壌汚染の発生源ではないかと考えられます。  さらには、建設機構が甲栄建設に宛てた請求書には環境対策費と記されていることから、この搬入残土が浜野リサイクルセンターで環境対策として処理された再生砕石や再生砂であった可能性があり、建設残土の名目で搬入された再生砂による大規模な土壌汚染の危険性が考えられます。このような見解に対して市はいかがお考えかお尋ねします。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  ご提示されております資料がくぼ地解消工事に関連性があるか否か不明確な中でございますので、栗原議員がご質問の中で述べられておりました事業収支の妥当性について、市の見解を述べるのは難しい段階というふうに考えております。  以上でございます。
    成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 このコピーの請求書の中に記されております平山から吉岡という名称、これについてはしっかりと確認を取っていただきたい。これは、浜野リサイクルセンターの再処理場が千葉市平山町であり、今回の清掃工場用地が吉岡にあります。これは、明らかに平山から吉岡に搬入された砕石である、そのことが請求書の中に載っているものだと考えております。どうか改めて検討いただけるようお願いいたします。  これまでくぼ地埋立て工事の事業収支とともに再生砕石の搬入状況や安全性について質問してきました。まず、事業収支の検討からは、埋立て業者には数億円もの利益がもたらされた可能性があり、民間業者の埋立て工事を公共事業や適用除外とした市の責任が大きく問われます。さらには、再生砕石の購入経費が大幅に減額されることで、事業者にはさらに数億円もの利益が上乗せされたものと考えられます。  また、再生砕石の搬入状況からは、設計上の約7万8,000立米も搬入されていない可能性が高く、その分危険な再生砂や建設残土が大量に搬入されたものと推測されます。そして、再生砕石の危険性については、くぼ地全体が再生砕石で汚染されている危険性があり、さらには搬入された数十万立米の建設残土にも浜野リサイクルセンターの危険な再生砂が混入している可能性も考えられるなど、市の埋立て工事に対するずさんで業者任せの管理体制が大規模な土壌汚染を引き起こしたものと考えます。  このように市の環境行政を麻痺させ、公共事業としては前代未聞の大規模な土壌汚染を招いた責任は市長ご自身にあり、その結果責任の重大さは十分辞職に値します。市長は、その責任について、裁判を通して土壌汚染の原因を究明し、その責任を追及するとともに、次期ごみ処理施設を建設することと述べています。しかし、たとえ訴訟に勝ち、業者らの責任を追及できたとしても、回収できる市の損害額はごく僅かでしかなく、結果として合計数十億円にも達する汚染調査から訴訟経費、そして除染費用に至る全ての損害は四街道市民が負うしかありません。  今問われるべきは、土壌汚染により市に莫大な損害をもたらした市長の埋立て業者に寄り添った数多くの政治判断であり、さらにはあたかも市長自身が無関係な傍観者であるかのように、市民に数十億円もの損害を与えさせようとする無責任な政治姿勢です。今求められることは辞職ばかりか、市長自らが全資産をもってこの莫大な損害に対する弁済を確約することにあると考えますが、市長ご自身のお考えをお尋ねします。 ○成田芳律議長 市長、佐渡斉さん。 ◎市長(佐渡斉) お答えを申し上げます。  栗原議員の市長の責任、それからあと弁済等々の今ご指摘がございましたが、これにつきましてもこれまでの議会で何度もご答弁をいたしました。結果責任という形で、これについては副市長も申しておりましたが、裁判が終わった、結論が出た後で、これは結果責任が問われると思います。  そしてまた、今回どのような違法行為、あるいは怠る事実があったのか、これを明確に、市の内部としてはこれは調査しなければいけない、これは継続してやらせていただきます。  そしてまた、相手方、下野商事が違法行為、あるいは債務不履行ということで私ども四街道市に損害を与えていますので、これを裁判でちゃんと賠償請求を行う、これも当然必要なことで、今後も継続しなければなりません。そして、裁判に勝たねばならない。  それから、最終的に四街道市民の負担がどうなるのだと。確かに裁判経費とかいろんな大きなものが、大きな額がございます。裁判を進めるためにも、こういう損害を被ったのだということで、土壌調査とか深度調査とかそういうのもやって、そしてまた過剰な残土の量についても計算して出さなければいけませんので、これも委託料等々多額な金額がかかっておりますが、これは裁判に私どもの損害、これを証明するためには絶対必要不可欠な調査でございますので、これも裁判の中の賠償金額に含めて戦う、こういうものでございます。ですから、これから裁判の結果を受け、そしてまた議会のほうでもいろいろ証拠等々お集めのようでございますので、四街道市が相手方を訴えることができるような、また裁判に勝てるような、そういう証拠等をぜひとも提供していただいて、協力をぜひお願いしたいと、このように思っています。  以上です。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 今回の裁判の中で、市は20億円もの損害賠償請求をしております。しかしながら、仮差押えをした土地は下野商事の僅か1億3,000万円の評価分の土地だけです。そのほかは差押えも何もできない、ほとんど回収できないということが明白になっています。市長は、仮定の話にはくみできないという話をよくされますが、これは仮定どころではないのです。現実に目の前で明らかに分かっていることです。どんなに裁判で勝訴判決を受けて、どんなに損害賠償額が認定されようとも、現実的に回収できるものは1億3,000万もない。その1億3,000万すら土壌汚染されていないことを前提とした評価額です。土壌汚染を考えていくならば、僅か数千万円の評価が出るか出ないか、その程度でしょう。結果的には今回清掃工場を建てるだけでも15億円以上の除染費用がかかります。全てを合計していけば20億円以上の経費がかかるのです。その中で、回収できるものは僅か数千万円しかない。結果として、二十数億円の金額は四街道市民が負担するのです。  市長、あなた自ら招いた結果責任の重大さについて、真正面から見詰め直す必要があると考えます。それが市長としてのあなたの義務です。  では次に、項目の2、生活困窮世帯への支援策について再質問します。まず、扶養照会の効果を検討する上で、令和2年度中の扶養照会件数と金銭的援助が認定された世帯件数及びその割合についてお尋ねします。 ○成田芳律議長 福祉サービス部長齋藤千裕さん。 ◎福祉サービス部長齋藤千裕) お答え申し上げます。  令和2年度中の扶養照会件数は1,101件で、そのうち金銭的援助が認定された件数は19件で、その割合は1.72%でございました。  以上でございます。 ○成田芳律議長 栗原直也さん。 ◆栗原直也議員 市民団体による2019年度の県内他市での扶養照会の調査結果からは、柏市で扶養照会件数が5,760件、金銭援助件数が14件となり、その割合は0.24%、また扶養照会件数が1万7,333件もの千葉市は、金銭援助件数が僅か72件、その割合は0.42%で、どちらも1%に届きません。また、金銭援助件数が7件の佐倉市では、扶養照会件数そのものが僅か307件でしかありません。これらの数値からは、扶養照会の効果は極めて少ないことが証明されるとともに、この扶養照会が生活保護申請を諦めさせる手段として使われる懸念が考えられます。  扶養照会は、その得られる効果以上に申請者の心に深い傷を残すばかりか、親族間の絆にも深い傷や分断を招くものです。たとえ扶養照会が生活保護申請に不可欠であろうとも、その運用を生活困窮者に寄り添ったものへと変えていくことは可能であり、少なくとも申請者の事前の承諾のない扶養照会は行わないとの運用を強く求めまして私の質問を終了します。 ○成田芳律議長 以上で栗原直也さんの質問を終結します。  暫時休憩します。    休憩 午後 3時20分    再開 午後 3時35分 ○成田芳律議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○成田芳律議長 引き続き一般質問を行います。  14番、広瀬義積さん。    〔広瀬義積議員登壇〕 ◆広瀬義積議員 議席番号14番、市民くらぶ、広瀬義積です。通告に従い質問をさせていただきます。  第1項目、次期ごみ処理施設用地の現状と課題について質問します。過日この用地に基準値を超えるフッ素化合物や水素イオン濃度に続き、鉛及びその化合物が検出されました。同僚議員の皆さんもご指摘のとおり、汚染の問題や次期ごみ処理施設建設がさらに遅れることになります。平成29年3月議会で私が次期ごみ処理施設用地への土砂の搬入の問題を指摘したときには、発生元証明書で確認しているので問題ないと断言していました。私が疑念を抱き、指摘していたことが現実となっています。  この事件は、黙っていれば分からない、万が一表に出ても公共事業や適用除外で乗り切れると吹き込まれだまされたのか、自ら主導したのかは別として、先ほど栗原議員も指摘のとおり、市長としての権限を悪用、市職員を巻き込み、加担させ、忖度をさせ、このような重大な事件になったと私は考えています。そして、お金の流れは解明できていませんが、産業廃棄物、処理困難物などの処理によって出る利益を得た、もしくは得ようとした事件であり、次期ごみ処理施設用地である大切な市民の財産を不当に利用し、不当な利益を得ていたとすれば、市民の信頼を裏切る前代未聞の事件と言わざるを得ません。そこで、次の質問をさせていただきます。  ①、汚染状況調査の進捗状況と結果。  ②、土壌汚染対策法に伴う県との協議内容と今後の取組。  ③、次期ごみ処理施設建設への影響と今後の計画。  ④、本件に関わる損害と責任。  第2項目、新型コロナウイルス感染予防対策についてお聞きします。  ①、ワクチン接種の現状と課題。  ②、感染予防のための対策。  第3項目、四街道雨水幹線整備事業についてお聞きします。  ①、現状の取組と課題。  ②、今後の計画と住民への周知。  第4項目、市庁舎整備と財政について質問します。2025年問題など、本市がこれから直面する超高齢社会での課題への準備を急がなければならない大変重要な時期となっています。10億円の赤字を前提とした財政の計画の中で、債務の返還をしながら行財政計画を進めていくとの説明です。今までの行財政改革の延長線上では難しいことは言うまでもありません。ごみ処理費用の負担など、市民負担を強いることが前提のように思えて仕方ありません。  そこで、①、財政の実情と公共施設再配置計画。  ②、市庁舎建て替えに伴う財政計画。  以上、壇上からの質問とさせていただきます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さんの質問に対する当局の答弁を求めます。  環境経済部長麻生裕文さん。    〔環境経済部長 麻生裕文登壇〕 ◎環境経済部長麻生裕文) 私からは、第1項目のご質問について順次お答えいたします。  初めに、1点目の汚染状況調査の進捗状況と結果でございますが、くぼ地解消工事の埋土層などの中にある地下水の状況調査につきましては、砕石混じりの層の一部から検出された鉛及びその化合物が土壌含有量基準に不適合であることが判明したことから、予算の執行を一旦停止しております。  なお、地下水モニタリング調査につきましては、本年度から鉛及びその化合物を調査対象に加えて実施しており、年間4回のうち1回目の水質分析が終了し、フッ素及びその化合物、鉛及びその化合物、水素イオン濃度のそれぞれの数値は全ての地点で基準値に適合している状況でございます。  また、並行して進めております汚染残土の原因究明につきましては、市に提出されている土砂等発生元証明の事業者などに随時聞き取り調査を実施しており、協力を得られた範囲で事実関係の積み上げを行っているところでございます。  次に、2点目の土壌汚染対策法に伴う県との協議内容と今後の取組でございますが、現在土壌汚染対策の実施方法などについて再構築を図るべく、鉛及びその化合物を含有する再生砕石混じり層の取扱いを含めた土壌汚染対策法に基づく手続や、埋土層などにある地下水調査を含めた効率的な調査の実施方法などに関し、千葉県や指定調査機関に相談を始めているところであり、今後も引き続き相談を重ね、技術的助言を得ながら、早期の施設建設に向けて取り組んでまいります。  次に、3点目の次期ごみ処理施設への影響と今後の計画でございますが、現在土壌汚染対策の実施方法等について再構築を図っていることから、施設建設に遅れが生じてしまっている状況でございます。市といたしましては、こうした状況を踏まえ、施設建設スケジュールの短縮化を図るべく、まずは砕石混じり層の対処方法及び埋土層などにある地下水調査も含めた効率的な調査の実施方法について探ってまいります。  次に、4点目の本件に関わる損害と責任についてでございますが、市では相手方の故意または過失に基づく土壌汚染及び過剰土量の問題によって市が被った損害について、損害賠償請求により支払いを求めるとともに相手方の法的責任を追及するため裁判を行っているところであり、市の主張が認められるよう引き続き取り組んでまいります。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。    〔健康こども部長 山﨑裕之登壇〕 ◎健康こども部長(山﨑裕之) 私からは、第2項目、新型コロナウイルス感染予防対策について順次お答えいたします。  初めに、1点目、ワクチン接種の現状と課題についてですが、65歳以上の高齢者の接種状況は6月17日現在の実績で、1回目は1万3,438回で49.6%、2回目は2,714回で10%となっています。課題といたしまして、市外での大規模接種会場や職域接種が始まるなど国の方針やワクチン接種を取り巻く社会情勢が変化していることから、これらに対応し、接種を希望する市民が円滑に接種できるよう現在検討しているところでございます。  続きまして、2点目、感染予防のための対策についてですが、市内の5月末時点の累積感染者数は519人となっています。新規感染者数は、1月の160人をピークに徐々に減少傾向で推移しておりますが、感染力の強い変異株の広がりによっては感染が拡大する可能性があります。  市民の皆様には長期間にわたり感染症対策にご協力いただいており、自粛疲れなどでの危機感の薄れが危惧されるところであり、引き続き留意していただけるよう、ホームページやその他SNS、防災行政無線などでお伝えしてまいりたいと考えております。  また、現在ワクチン接種が最も有効な感染予防であると考えておりますので、ワクチン接種を希望する市民の皆様への接種を円滑に実施できるよう取り組んでまいります。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 上下水道部長、外谷茂行さん。    〔上下水道部長 外谷茂行登壇〕 ◎上下水道部長(外谷茂行) 私からは、第3項目、四街道雨水幹線整備事業につきまして順次お答えいたします。  初めに、1点目、現状の取組と課題でございますが、昨年度は東関東自動車道南側から四街道北中学校付近までの区間において、下水道ストックマネジメント計画に基づき施設の現状把握を行うため、既設構造物の調査、点検を実施いたしました。本年度は、東関東自動車道南側に計画している萱橋調整池等の測量を実施いたします。  次に、課題としましては、当該施設は大部分の箇所で家屋が近接しており、工事に伴う家屋への影響や、道路内の既存地下埋設物の対応等が想定されることから、現状に即した最適な工法を選定することが重要であるものと考えております。  続きまして、2点目、今後の計画と住民への周知でございますが、今後は調整池及びバイパス管の整備を予定しておりますが、現在各施設の構造や工法が確定していないため、具体的な計画をお示しできない状況でございます。  次に、住民への周知でございますが、具体的な計画を示せない状況であることから、今後適切な時期に周知したいと考えております。  なお、電電栗山自治会の皆様とは年1回会議を行い、市からは事業の進捗状況を説明し、自治会の皆様からは既設排水路の現地調査による破損箇所等の情報が提出され、維持補修箇所選定の参考にさせていただいているところでございます。電電栗山自治会の皆様の雨水幹線維持に対する活動に深く感謝申し上げます。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 経営企画部長、石渡省己さん。    〔経営企画部長 石渡省己登壇〕 ◎経営企画部長(石渡省己) 私からは、第4項目、市庁舎整備と財政について順次お答えします。  初めに、1点目、財政の実情と公共施設再配置計画についてですが、財政の実情として、令和元年度決算における実質単年度収支は前年度に引き続き黒字となり、経常収支比率は96.4%から95.5%と0.9%改善したところです。しかし、令和3年度予算においては扶助費等の経常経費の伸びが継続していることに加え、新型コロナウイルス感染症の影響による市税等の歳入の減少が予想されることから、引き続き収支改善に取り組んでいく必要があるものと認識しております。  また、令和2年2月に策定いたしました四街道市公共施設再配置計画につきましては、施設ごとの方向性を検証し、将来の施設改修や更新に要する費用負担の軽減を図ることを目的としたもので、本計画において市役所庁舎が建て替え、継続、第二庁舎が廃止、青少年育成センターが廃止の位置づけとなっており、今後の財政へ大きな影響を与えていくものと考えております。  続いて、2点目、市庁舎建て替えに伴う財政計画についてですが、庁舎建て替えに伴う総事業費は約54億3,900万円を予定しており、財源の内訳につきましては公共施設等適正管理推進事業債などの起債借入額が約44億1,500万円、社会資本整備総合交付金が約1,700万円、庁舎建設基金が約9億4,200万円、一般財源が約6,500万円で予算へ充当する計画であり、起債借入額に対する交付税措置額については約9億6,500万円を見込んでおります。  私からは以上です。 ○成田芳律議長 再質問はありませんか。  広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 それでは、質問させていただきます。  第1項目ですが、栗原議員からも質問があって、私の率直に感じるところでは、本当に職員の皆さんは大変なのかなと。忖度という言葉も出てきておりますから、それ以上のものなのかなというふうに思っています。これからの四街道市の将来を考えたときに、この問題、早く決着をつけて、きちっとした形をつくっていかなければ、四街道の本当に明るい未来というのが開けてこないのかなというふうに思います。本当にこんなことで時間をつくらなければならない、私自身にとっても本当にふがいない、こんなことを、特に麻生部長は大変なところだというふうに思うのですけれども、やっぱりこういうことでやり合わなければならない。本来であれば、次期ごみ処理の問題、リサイクルの問題、これからは環境問題だとか、そういうことについて考えていかなければいかぬ本当に大事なときに、このようなことを取り上げなければならないのは本当に残念で仕方がありません。とはいっても、先ほども言ったとおり何とか解決をしなければならないというところで、率直にお答えをいただければというふうに思います。  まず、鉛が出たことについてですけれども、鉛がどこから運び込まれたとかというようなことについてこれからどのように調査をしていくのか、説明いただければありがたいのですが、よろしくお願いします。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  まず、今回6本の深度調査のコアを抜いたものを調べたところにつきましては、先ほど来のご質問にお答えさせていただいているとおり、第一ソーラーの搬入路で貸し出した箇所になぞらえたところのコアからでございますけれども、そこから鉛が出たということで、では今後どのように、どこの範囲でやっていけばいいのかというところは、今県のほうに確認をさせていただいているところでございます。  また、今までのフッ素が出たときと違いまして今回大きく違うところは、この鉛の対象になっているところが今回のくぼ地解消の一番底の部分であるというところが非常に問題といいますか、どのように取り扱ったらいいかというところを県に相談しているところでございますけれども、一般的に言えば、まず地質、表面を調べて、そこから面的にどこに広がっているかというところを調べて、調べ終わったら深さがどれぐらいであるかというところを調べるのが今までのフッ素が出たときのやり方でございますので、これに準じた形でご指導といいますか、助言をいただけるのではないかと考えておりますけれども、いかんせんその地表というのが地面の下、埋め立てた下でございますので、それがどのようになるかというところを今待っているところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 これは、市単独で調査をするということはなかなか難しいと思うのです。そうですよね。業者にお任せするということになると思うのですが、そういうことでよろしいですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  そのとおり、そのような形にさせていただくのではないかと考えております。  以上です。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 今までの事例でいくと、何社かの業者に調査してどのぐらいのお金がかかるか、調査の分については入札なりをして費用の確定をしていくということなのですけれども、その辺のお話はもう進んでいますでしょうか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  まだ進んでおりません。ただ、表土調査というのは恐らくできませんので、ボーリングをして、そこの地点まで持っていくのがまず表土調査になるのかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 ボーリングを調査をするという、その経費も含めてですけれども、私の想像するところでは相当な経費がかかるのではないかなというふうに、ボーリング調査、この前では、前回の30本で七千何百万ということで考えれば、それに類するぐらいの金額になってくるのかな。またさらに大切な市の税金が使われることになるのかなという意味で、本当に残念でなりません。  それから、今回鉛が出たということなのですけれども、今までも問題ないということでずっと言ってきたということ、言わされた分も多分あるというようには思うのですけれども、これからほかの汚染物質が出る可能性はないのかどうか確認したいのですが。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  今回6本のコアでは、溶出量調査では出ていないと。フッ素以外の項目でやりましたので、出ていなく、含有量調査に鉛が出てきたというところでございますので、これは希望的観測になってしまいますけれども、鉛がキーになっているというところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 今までは、出ない出ないと言っていろんなものが出てきました。私もこの議場の中で何度も言っていましたとおり、本当に油まみれの土地が水路というか、仮の水路、そこのところにあふれていたりとか、またあとコンクリートの、本当に塊ですよね、それからアスファルトだとかいろんなもの、何でこんなものがここに搬入されなければいけないのかというぐらいの部分があったわけです。だから、その辺はきちんと調査をして、なぜこのようなことが起きたのかということを考えていかなければならないのですけれども、主に栗原議員も質問しておりましたけれども、どこから運び込まれたか、要するにどこからそのことが運び込まれたかというのはおおよそ見当はつくのかなというふうに思うのですけれども、その辺の調査は今後進めていくのか、再度確認をします。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  先ほど栗原議員のご質問のときも答弁をさせていただきましたけれども、ご協力をいただける範囲で発生元証明の搬入業者等を調査しておりますので、そこの調査はすると。また、太陽光の砕石の部分については、浜野リサイクルセンターというところであるというふうな書類が取りあえず残っておりますので、そこの部分についても調査を進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 鉛が出たということで、例えば業者もある程度特定されているというような話ですけれども、同僚議員の話ですと、もしそういうことがはっきりした場合については、その会社自体の存続にも関わるような話もあるということでお聞きをしているわけですけれども、その辺も含めてこの問題、鉛が出たということは大変な問題だというふうに思いますので、きちんと調査をしていただきたいというふうに思います。  それから、大変申し訳ないのですけれども、この問題についてはなぜこのような契約が結ばれたのかということについて、やっぱり考えていかなければならないのです。土地交換契約の中で、いわゆるくぼ地の解消工事ですとか、ソーラーパネルでは搬入路を使わせてくれということで、市のほうでその搬入路。しかし、結果的には、市長も言っておりました結果責任というところでは、そこに汚染された土が多量に入って、それを撤去されることもなく、いまだに大量の汚染土があるわけです。だから、そこを考えたときに、何でこんな契約になってしまったのかということなのですが、森本さん流にちょっとお聞きをしたいのですけれども、土地交換契約の部分でこういう行為、くぼ地解消工事、公共工事というのが行われるようなこういう計画というのは、副市長、武富さん、こういう行為というのは、ずっと長く県の職員をされていたということもあるので、こういうことというのは通常あることなのでしょうか、ちょっとお聞きをしたいと思います。 ○成田芳律議長 副市長、武富裕次さん。 ◎副市長(武富裕次) 実は、残念ながら私そういう事業部門というのはほとんど経験していないので、私の経験した限りでは、このような土地交換みたいなそんな契約とか、くぼ地をそれで埋めるとか、そういった具体的なものは経験したことがございません。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 私も議員経験長いのですけれども、何でこんな契約が正当で結ばれて、それがまことしやかにくぼ地解消工事、これは契約書でまとまっていますよと、この土地交換契約の中で公共工事ですよとか、ソーラーパネルのほうは同様にその分では淡々と進んでいるように思えるのですけれども、普通では考えられないですよね、市がやる行為として。これどうなのですか。  今武富副市長のほうでは、こういうことはないというようなことなのですが、なぜこのような、いわゆる私はずさんな契約というか、まともでない契約が結ばれたのかというのはどなたかお答えいただけますか。これはすばらしい契約だということでのお答えになることはないと思うのですけれども、結果責任ということで考えれば。これについては、どのように考えているのかお聞きをしたいというふうに思います。答弁はどなたでも結構です。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  当時隣接地主である下野商事と谷地を挟んで、半分ずつではないですけれども、両サイドにそれぞれの土地があったわけでございますけれども、市といたしましては次期ごみ処理施設用地ということで、その当時はまだ広域化であったり、みそら自治会さんとの継続操業のお話をさせていただいていた時期ではあったかとは思うのですけれども、当時それをやることによって土地を、一部凸凹していたところをおおむね同じ程度、同じ面積の土地を交換して、なおかつくぼ地を埋めることによって土地の有効利用が図れるというところを当時は判断して、なおかつ将来的に次期ごみ処理施設の関係があったとしても、それによりスムーズに施設のほうを建設できるというような判断だったというふうに捉えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 麻生部長、直接関わっていないので、それは前任の方ですとか、多分市長にも相談してそういうお答えをされているのだろうというふうに思うのですけれども、私がこの問題を取り上げたとき、当時本田部長は、これは隣地との契約の分について話したときに、ごみ処理施設の造成工事ではないと言っているのです。それは明確に言っているのですけれども、今でもそこは変わっていないとは思うのですが、造成工事ですよね、実際のところは。これ、もしやるとすれば。土地交換契約そのものについて、私は何ら反対するところではないのですけれども、ただそこになぜくぼ地解消工事で、それも市の適用除外だとか、認可の特定事業の取消しだとかというのが入ったのかなという、ここが大きなポイントだろうとは思うのです。こういうことがなければ市の条例に基づいたりとか、それからある意味では造成工事ということで実施をされていたならば、その計画に沿った形で、土台ですから、あそこもそんなに地盤のいいところではないと思うのです。一部問題のあるところ、あそこは地盤沈下の起きることも考えられるでしょうし、そういう意味ではきちんとしたものでなければ後々問題になるということで、適切な工事をしていかなければ。それが公共工事だというふうに思うのです。そのときにはやっぱり契約行為、入札なりなんなりきちんとして、工事そのものがきちんと進んでいくということが当たり前な話になるのですけれども、それが市長いわく、市長はいつもお答えになっているのですけれども、いわゆる民間に任せている、民間の力を使えばうまくいくということなのですけれども、誰が考えてもそんなことはあるわけないわけです。どう考えても業者をもうけさせるためにという話につながっていくというふうに思うのですけれども。  そこで、この問題に関わって建設機構との問題についてちょっと触れたいというふうに思うのですけれども、栗山での土壌汚染問題が当時ありましたよね。麻生部長もそのことについては十分ご承知だというふうに思うのですけれども、ソーラー発電所の建設における問題とか、下野商事との土地交換契約におけるくぼ地解消工事、この時期と、いわゆる市が建設機構に対して様々行政指導というか、その部分を含めて実施をしていた時期に重なるのですけれども、この辺との関係というのは、麻生部長、お答えできますでしょうか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  平成28年当時は、栗山の埋立地から水素イオン濃度が基準値をオーバーして、建設機構に改善の指導をしていた時期でございますけれども、栗山は一方そういう状況でやっておったわけですけれども、次期ごみ処理施設用地のくぼ地解消工事については、従前から申し上げておりますけれども、建設機構が関わっているということは当初は分からなかったというところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 このことは何度もお聞きしているので、部長も困っているかなというふうに思うのですけれども、知らないということで済まされるのかという話です。知りませんでしたと。あまり例えはうまくないかもしれませんけれども、例えばスピード違反して、いや、ここは知りませんでしたとか、メーターを見落としていましたという言い訳は通じませんよね。だから、建設機構がやっていたということについて、これはどこの土地でしたか、市の土地ですよね。市の土地なのに、その市の土地の管理がきちんとできていないということについては、これは問題ではないですか。それも、その当時いろいろ問題の起きている行政指導していた業者が関わっていたということを知らないということ自体が問題なのではないですか、お聞きしたいと思います。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  これは、市の担当課ということになってしまうのかもしれませんけれども、栗山の埋立ての問題の指導をしていたのは環境政策課でございまして、当然市内の埋立ての話でございます。民間の埋立ての話でございますので、廃棄物対策課はそれには入ってございません。一方、吉岡の次期ごみの問題に関しましては、くぼ地解消工事、埋立ての関係については適用除外のほうにいたしましたことから、そこから当然担当はその用地を所管する廃棄物対策課のほうに移って、いわゆる管理をしてございますので、担当課が当時も違ったことから、建設機構に関する認識というのは、環境政策課は知っていましたけれども、廃棄物対策課はその辺のことは詳細には知らなかったというところかと思います。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 部長がどういうスタンスでお話をされているのか分かりませんけれども、まさにそれ問題ですよね。同じ部内の中で情報がきちんと伝わっていない、それから対応ができていないということについては、私としては同じ庁内というか、市役所内でそういう情報が伝わっていないこと自体が問題でしょうし、さらに部内でそういうことの情報が共有されていないということについては、これはあまりにも問題というか、市の執行機関として本当に大丈夫なのですか、確認をさせてください。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  情報を共有していなかったということよりも、環境政策課は栗山の問題で建設機構に関わっておりましたけれども、吉岡のくぼ地解消工事については、よもや建設機構が入っていると当時思わなかったということから、情報以前の問題として分からなかったというようなことが適切な表現であるかと思います。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 私が推察するところで、どこまで誰がどのような形でということは別にしても、そういうことは、逆に関わっていることが分からないような形で実施をされてきたのかなというふうに、これは臆測の部分ですけれども、思っているわけで、それはなぜかというと、結局先ほど壇上でも申し上げましたけれども、まずはこのことが表に出なければいいと、分からなければ何か一挙両得みたいな話になってしまうのかもしれないけれども、その範疇でいいと思うのですけれども、私はこのような問題が起きるということは、悪事ではないですけれども、そういうことは分かるのは誰が見ても明らかなのですけれども、そういうことに手を染めてしまった今の市の体質だとか、それから今ちょっとお話がありましたけれども、連携の部分できちんとしたことができてこなかったというところについては、これは部の中で問題になるような話ではないのかなというふうに思うのですけれども、そこは部長の発言として、それを言わば認めたような話になってしまうと思うのですが、どうなのですか。部の中できちんと情報伝達なり、そういうことがきちんとできていない、環境汚染問題について十分に周知をされていない。今度の問題についても、きちっと今の残土条例なり、土対法との関係だとかということも含めて、そういうことが十分に部内の中で周知をされてこなかった状況の中でこういうことが起きたのかなというふうな気もするのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  このくぼ地解消工事については、従前ご答弁申し上げたこともあるかもしれませんけれども、市と下野商事、お互いの用地に土砂のほうを入れて平たん化するという契約、事業でございますので、契約書のほうにも入っておりますけれども、適正な土砂が入るということで、よもや汚染された土砂が入るとは思っていなかったというところの前提があるかと思いますけれども、それの前提で、一方栗山は同じ時期に建設機構に対してpHの改善のほうの指導をしておりましたけれども、先ほども申し上げましたけれども、よもやそちらの吉岡のほうに建設機構が入るというようなことは思わなかったでしょうし、そこは予想し切れなかった、し得なかったというところと捉えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 そこはお答えできるかどうかは別にしても、聞かなければいけないと思うのですが、これは問題がないということなのでしょうか。それとも今後の反省材料として、そのことについてはきちんとした情報共有だとか、それから私も百条委員会の中でお話ししましたけれども、要するに残土条例について、その中身はよく理解していなかったという元職員の方もいらっしゃいましたけれども、少なくとも部内の中でそういうことがきちんと理解されているような形をつくっていかなければいけない、常に研修したりとか。担当は、もちろんそのことは十分理解はしているでしょうけれども、そのほかの職員についてもそのことが理解できるような、またいろんな情報がきちんと共有できるような職場にしていかなければいけないのではないかなというふうに私は思うのですけれども、その辺は部長として率直に反省とかそういうことはないのですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  市のいわゆる残土条例につきましては改正を行って、関わっている業者のほうも子会社から孫会社、その辺まで調べ、また取締役や社長、幹部取締役などについても、過去のこういう不適切な行為を行った業者と関わりがあるかないかというのを含めた形で改正を行っておりますので、そこの部分についてはいろいろ、栗山問題も含めて過去の問題を教訓に改正を行っておりますし、今後あらゆる面で残土問題で不都合な土砂が搬入されないような形は取ってまいりたいですし、そのような形にすべくやってまいりますとお答え申し上げます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 個々細かくは申し上げませんけれども、反省すべき点があったと。今後この問題について、このような事件が起きたことについて、やっぱり深く反省をして、何らかの対応をしていくという決意ということで受け止めてもよろしいでしょうか。そういう決意があるかどうかということも含めてお答えいただきたいと思います。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  責任と反省ということにつきましては、今裁判のほうを行っておりますので、この場で市としての立場といいますか、どうであったかということを表明しますれば、それが市の認めたことということになってしまいますので、そこの部分についてはお答えすることができませんけれども、いずれにいたしましても今後といいますか、残土問題については問題のないように今後も進めてまいるという所存でございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 私は、将来のことも含めてお話をさせていただいているのです。部長もいずれは退任をするでしょうし。しかし、このような事件が起きたときにきちんとした対応ができなかった、そういうことでは次の職員の方に本当に申し訳ないと思います。このような事件がなぜ起きたのかということを部内の中でも、本当に誰に忖度するとかそういう話ではなくて、そこをきちっとやっぱりやっていかないと、このような問題というのは必ず起きてきます。そういう体質になってきます。だから、そこのところはぜひやっていただきたいと思います。  今話が出ましたから、ちょっと先に進めて裁判の話をさせていただきたいと思いますが、栗原議員が言ったとおり、裁判に勝ったとしても厳しい状況だということなのですけれども、そもそもこの裁判の二十数億という話なのですけれども、これはいわゆる4万7,000立米の要するに過剰な残土が運び込まれた、汚染されたものがあった。また、その後には17億のいろいろ汚染の除去だとか、そういうことの経費だとかというところが出ているわけですけれども、裁判の今後の進捗の部分で、市でも準備書面の段階ですから、今言うことはなかなか難しいのかなというふうに思うのですけれども、私が考えるところではちょっと難しいのかなと、裁判に勝つこと自体の部分でいえば。あまりにも裁判の、本当に勝つ気があるのかな、ただ裁判に臨んでいるだけというふうな、そんな雰囲気もするのですけれども、弁護士さんも含めたところの中では、十分にその辺は計画どおり進んでいるということなのでしょうか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  現在第6準備書面まで進んでおりますけれども、被告のほうが主張していることについては、違うものについては違うというような市としても意見を申し述べて、若干証拠調べ等に時間がかかっておりますけれども、進んでいるものと考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 損害賠償の額について、まだきちんとした確定しないというような印象を私は持っているのですけれども、それについてはいつ頃確定をするということですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  今過剰土砂の損害賠償のほうから、汚染土を含めた過剰土砂の部分も含めて約20億円で損害賠償請求しておりますけれども、そちらの部分について汚染土の部分で変更すべく、攻撃防御方法で変更すべく進めておりますので、近々そのような形で進んでいく予定でございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 あと、ちょっと戻ってすみません。ちょっと元に戻りますけれども、契約行為として、その後土砂が搬入されたのですけれども、そのときに実際は特定事業、土砂等の埋立て等の事業を実施する方への留意事項というのを市で出しているのですけれども、その中で埋蔵文化財の有無だとか、赤道や青道があるとか、あとは農地転用の許可とかというところについては、今回そのことを全く無視した対応というところで、業者任せですからこれは当たり前の話になってくるのは、当たり前というか、これは問題なのですけれども、これは公共事業ということですから、きちんとやられるのが当たり前ですけれども、なぜやらなかったのですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  埋蔵文化財につきましては、まずスケジュールは若干ずれましたけれども、行ってまいりました。また、農地転用に関する部分については、農地法で公共団体が行う事業については、こちらも適用除外という形でございますので、手続の必要は、最終的には行いますけれども、行わなくても問題ないというところで確認してございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 問題ないからやらないということではなくて、一般のところでは一般の事業者に対して、もしくは一般の土地に対してそういうことが行われた場合については、そういう指導をしているわけでしょう。ですよね。市はやらなくてもいいということではないですよね。確認します。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  農地転用に係る地目変更については、公共事業の場合は適用除外になっておりますので、最終的に施設を建設したときに変更すれば問題が全くないものでございます。  それと、赤道、青道につきましては、まだ用地内のレイアウト等も行っておりませんので、それが確定して造成工事が進んで終われば、赤道、青道の振替についてはどのようなところで行うかというのは、設計の段階でそのような形の協議は進めていく予定でございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 先ほどから何度も言っているとおり、本来は造成工事といってやるからには清掃工場の基本設計ですとか様々なものが決まってから、その上で隣地との境目の部分をどのぐらいのレベルにしていくとか、そういうことは含めてきちっとやるというのがごく当たり前の、公共事業としては当たり前の話ではないですか。それをやってこないで、幾ら言い訳を言ってもそれは話にならないです。結果的にこういう事件が起きてしまったということについては、私はこれはとんでもない話なのかなというふうに思っていますので。  これは、ちょっと時間もないので次に移りますが、昨日大越議員からも話がありました、この問題についてなぜ告発しないのかということなのですけれども、これはいわゆるお答えでは証拠がそろわないからと、市長からもさっきお話がありましたけれども、できないのか、やらないのかというところなのです。その辺のニュアンスも含めてご答弁いただきたいと思います。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  今民事で2つの訴えの提起ということで、議会のご承認を得て民事裁判のほうを行わせていただいておりますけれども、それに先立って刑事のほうができるのかできないのかという、刑事事件ですね、告発ができるのかできないのかということについても検討いたしました。警察のほうにも相談に行って、警察関係者のほうを紹介されて詳細を説明いたしましたけれども、今あるような状況、証拠等々、事実では、その辺は相手にされないだろうというようなことでアドバイスを受けたところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 ということは、警察は告発できないということで言われたということですか。これは事実ですか。それもし間違っているということになると大変なことになりますよ。いいのですか、そういうことで。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) 今ある資料では告訴するには足りる資料ではないのではないかというアドバイスをいただいたということでございます。それで、警察ではなく、紹介されたのは警察OBでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 OBに、さっきの話と違いますね、警察にという話でしたよね。何でそんな変わるのですか。
    成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) 警察に相談をいたしましたらOBを紹介されたと。県の廃棄物指導課だったかと思いますけれども、そちらにお勤めの方を紹介されたというところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 私とすれば、私が考えるところでは基準値を超えるフッ素及び化合物、それから水素イオン濃度の基準値も超えています。鉛及びその化合物、これも基準値を超えているわけですけれども、それは検出をされているわけですよね。ここからいくと、明らかに市の条例違反ですよね。そのことで告発ができないということは、何かちょっと矛盾を感じるのですけれども、なぜ告発ができないのですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  まず、発生元証明はそろっておりましたので、誰がそれを運搬したかということが不明であるというところがございます。そして、平成30年3月にフッ素が出たときには全部搬入が終わっておりましたので、どこに誰がいつ入れたかというのは、そこのところはもう明確ではなくなっておりますので、その部分についてもなかなか立証が難しいということがございまして、それが証拠が足りないという点です。  あともう一点、先ほど申し上げませんでしたけれども、どっちの、刑事か民事かに進むときの検討といたしまして、刑事に進んだとしても告発して社会的な制裁を求めることはできても、損害賠償についてはでき得る状況ではなくなってしまいますので、それよりは民事でまず損害賠償額の請求をかけて、それに応じなければ訴えの提起を議会にご提案して、お認めいただいて裁判をするというような形で、その損害賠償を求めながら次期ごみ処理施設の建設に向けていくということが数年前、その当時、今も変わっておりませんけれども、今のクリーンセンターを移転させるということの一番の方法、最良の方法だということで選択したものでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 その判断は部長がしたということですか。部長がそのように判断しているということですか。それとも庁内一致をした形で、そういうことでやっているということ、そういうことになるというふうには思うのですけれども、そういうことでよろしいですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  私、担当部長でございますけれども、四街道市の組織として決定したものでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 組織の長は市長ですから、それはあくまで。  いわゆる私が考えるところでは、市に非がなければ、これは民事訴訟に勝つために有力な手段となるわけです。もし刑事事件として告発をして、それなりに罪に当たるということになれば、相手方もそれは。それで、しかも民事で勝つこともできるわけです。有力な手段になるわけです。なぜやらないのですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  先ほども申し上げましたけれども、現状誰がどこにいつ入れたかというのが分からない中で、そういう判断ができなかったというところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 結局市の条例に違反して、搬入している業者もはっきり分かっているわけだし、先ほどの栗原議員の質問でもどこからどういうふうな形で入っているかということについてもはっきり分かっているわけです。それにもかかわらず誰がやったかとかという、そんな話をしていること自体、私は本当に率直に言って理解ができない。部長は、市長や関係者に対して忖度していないとはっきり言えますか、今。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  私は、忖度などしてございません。今ある事実に基づいて、その事実もころころ変わるというふうにいろいろご指摘をいただきますけれども、それはその当時そうだろうと思っていたものについてを、裁判等がございますので、いろいろ調べていく中で変わってきておりますので、そこはいろいろ調査をした結果ということでご理解いただきたいのですけれども、そういったものを追求しているということには変わりはございませんので、何か、誰かに忖度しているということは私はございません。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 私はそう思えません。議会の議決でこの真相究明に努めるということで、30年に議決をされているわけですけれども、それについての調査はどこまで進んでいますか。 ○成田芳律議長 環境経済部長麻生裕文さん。 ◎環境経済部長麻生裕文) お答え申し上げます。  その附帯決議、予算の附帯決議だったかと思いますけれども、そちらをいただいたことを経て裁判に向かい、様々な真相究明に努めているところでございます。また、百条委員会の結果についてもいろいろ参考といいますか、させていただいている部分はございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 広瀬義積さん。 ◆広瀬義積議員 私も当事者として、その辺の真相究明には努めていきたいというように思いますし、市としても自らの自浄能力としてきちっとやっぱり調査をしていただくということを強く要望します。  そして、部長も、その他の職員の皆さんも公僕として市民のために働いているということですよね。市民の立場では、市民共有の財産である自らの土地に違法な残土が不法投棄されたのです。 ○成田芳律議長 まとめてください。 ◆広瀬義積議員 そういう意味では、そのために……    〔「終わりだよ」と言う人あり〕 ○成田芳律議長 以上で広瀬義積さんの質問を終結します。                        ◇ △休会について ○成田芳律議長 日程第2、休会の件を議題とします。  お諮りします。6月18日、21日及び22日は、議案調査のため休会とします。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○成田芳律議長 ご異議なしと認め、そのように決定します。  なお、6月19日及び20日は、会議規則第10条第1項の規定により休会とします。                        ◇ △散会の宣告 ○成田芳律議長 以上で本日の日程は終了します。  6月23日は定刻より会議を開きます。  本日はこれにて散会します。    散会 午後 4時44分...