• 成人式(/)
ツイート シェア
  1. 富津市議会 2021-09-02
    令和 3年 9月定例会−09月02日-03号


    取得元: 富津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-23
    令和 3年 9月定例会−09月02日-03号令和 3年 9月定例会                 令和3年8月招集              富津市議会定例会会議録(第3号)                  議 事 日 程            令和3年9月2日(木) 午前9時30分開議 日程第1 一般質問      (個人質問) 日程第2 議案第1号及び議案第2号      (総括質疑、委員会付託省略) 日程第3 議案第3号から議案第14号まで      (総括質疑、委員会付託) 日程第4 議案第15号から議案第19号まで      (総括質疑、決算審査特別委員会設置及び付託) 日程第5 報告第1号及び報告第2号      (総括質疑) 〇本日の会議に付した事件
    1.開  議 1.議長の報告 1.三富敏史君の個人質問 1.佐久間勇君の個人質問 1.猪瀬 浩君の個人質問 1.千倉淳子君の個人質問 1.議案第1号及び議案第2号   (総括質疑、委員会付託省略) 1.議案第3号から議案第14号まで   (総括質疑、委員会付託) 1.議案第15号から議案第19号まで   (総括質疑、決算審査特別委員会設置及び付託) 1.決算審査特別委員会委員の選任 1.決算審査特別委員会正副委員長の互選結果報告 1.報告第1号及び報告第2号   (総括質疑) 1.散  会 〇出席議員  1番 宮 崎 晴 幸 君   2番 渡 辺 純 一 君   3番 三 富 敏 史 君  4番 福 田 好 枝 君   5番 関     努 君   6番 猪 瀬   浩 君  7番 諸 岡 賛 陛 君   8番 三 木 千 明 君   9番 千 倉 淳 子 君  10番 山 田 重 雄 君   11番 平 野 英 男 君   12番 佐久間   勇 君  13番 渡 辺   務 君   14番 石 井 志 郎 君   15番 平 野 明 彦 君  16番 福 原 敏 夫 君 〇出席説明員  市長         高 橋 恭 市 君  副市長        小 泉 義 行 君  教育長        岡 根   茂 君  総務部長       中 山 正 之 君  総務部参与      石 川 富 博 君  市民部長       鹿 島 和 博 君  健康福祉部長     坂 本 秀 則 君  建設経済部長     茂 木 雅 宏 君  会計管理者      池 田 剛 和 君  農業委員会事務局長  藤 川 幸 男 君  選挙管理委員会事務局長監査委員事務局長  消防長        宇 山 則 幸 君             尾 形 卓 信 君  教育部長       平 野   勉 君  総務部次長      市 原 岳 人 君  総務課長       高 梨 正 之 君 〇出席事務局職員  事務局長       重 城   祐    主幹         大 川 美佐子  係長         三 木 貴 好           ────────────────────────                    開     議             令和3年9月2日 午前9時30分 開議 ○議長(渡辺務君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。           ────────────────────────                     議長の報告 ○議長(渡辺務君) 日程に入るに先立ち、私から報告します。  本日、議場内の写真撮影の申出があり、これを許可しましたので報告します。  以上で、私からの報告を終わります。           ────────────────────────                  三富敏史君の個人質問 ○議長(渡辺務君) 日程第1、一般質問。  これより、個人質問を行います。  富津市議会申合せ事項により、通告順に質問を許可します。  質問時間は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、答弁を含めて45分以内です。  初めに、3番、三富敏史君の発言を許可します。3番、三富敏史君。                 〔3番 三富敏史君登壇〕 ◆3番(三富敏史君) 皆さん、おはようございます。議席番号3番、政友会の三富敏史でございます。  本市では、本定例会から議会のICT化に伴い、インターネットによる映像配信を昨日より開始しております。  ICT化とは、インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジーの略であり、情報通信技術を活用して、人と人とのコミュニケーションを図るものでございます。  つまり議会を傍聴することができない市民に対し情報提供するものであり、もって議会運営の効率化、見える化を図るものでございます。  また、国は、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」をキャッチコピーに、デジタル庁を設置。昨日9月1日に発足されました。  そのデジタル社会形成に向けた方針の1つに、情報公開による官民連携の推進や、個人情報の主体的コントロールなどが盛り込まれておりますので、本日は議会のICT化を機に、情報管理に関する質問を後ほどさせていただきます。  それから、今年の夏は、何といってもスポーツで胸を熱くいたしました。2年ぶりに開催の甲子園では、異例づくめでしたが、最後は系列校同士の熱い戦いに混乱したものの、最後まで見届けることができ感銘をしました。  また、その後、アクロバット飛行──華麗なアクロバット飛行で開幕をいたしましたオリンピック・パラリンピックでは、13歳の金メダルに13年越しの連覇、最強の兄弟と最強の姉妹、ガイドランナーとつかんだ栄光に、義足のロングジャンパーなどなど、アスリートたちからたくさんの勇気、感動、パワーとエネルギーを頂きましたので、今回は、そういった余韻に浸りながら、大綱3点ほど質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  初めに、表題1は、6月議会に引き続きまして、まち・ひと・しごと創生総合戦略について。また、表題2は、先ほど触れました議会のICT化に伴い、組織におけるコンプライアンスについて中項目2点。また、表題3は、先般、八街市で発生した事故に鑑み、交通安全プログラムにおける通学路の状況についてでございます。  本件につきましては、昨日、関議員からも質問がございましたので、確認の意味でいま一度質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、初めに1点目、本市が取り組む将来の方向性として、まち・ひと・しごと創生総合戦略について伺います。  本戦略につきましては──以下、総合戦略と言いますが、まさに地方創生、東京一極集中の是正にあると思います。これは、人口減少が地域経済を縮小させ、地域経済の縮小が人口減少を加速させるという悪循環の中、地方が弱体化すれば、大都市も衰退し、やがて日本の競争力自体が弱まっていくという負の連鎖に対処するため、平成26年に成立したまち・ひと・しごと創生法が基盤となっております。  本市では、それを受け、平成28年に、第1期総合戦略を策定し、地方創生に取り組んでおりますが、その後、第2期となる国の総合戦略を受け、本市では令和2年に第2期総合戦略を策定、計画期間を5年間とし、令和2年度からスタートしております。  そこで、本市の第2期総合政略策定に当たり、第1期総合戦略の検証をどのように行い、反映させたのか。また、第1期と第2期の関連性をどのように考えているのか、お伺いします。  次に、2点目は、情報管理におけるコンプライアンスについて伺います。  初めに、コンプライアンスとは、直訳すると、要求、命令などに応じることとなりますが、一般的には法令の目的や趣旨を正確に理解し、遵守するとともに、組織倫理にのっとり、誠実に行動することと理解しております。  中でも公務員に関しては、特有のコンプライアンス規制があると考えます。  まず、憲法99条では、公務員は、この憲法を尊重し、擁護する義務を負うと規定されていることから、公務員には憲法尊重擁護義務があると理解できます。  また、同法15条では、全て公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではないとの規定により、国家公務員や地方公務員には、それぞれの法律によって服務規程が定められております。  さらに、地方公共団体は、住民の福祉増進を図ることを基本に、地域行政を自主的、総合的に実施するものと自治法で規定されていることから、これらを総合すると、憲法尊重擁護義務を負う公務員は、全体の奉仕者として住民の福祉増進を図るというコンプライアンスを有するものと解することができます。  さらに、昨年4月に施行された改正自治法では、内部統制評価の作成や監査制度の充実強化が図られ、財務事務と法令に即し適正に執行されるよう改革されております。  内部統制方針の策定は、努力義務とはいえ、今後自治体のコンプライアンスへの視線は一段と厳しくなってくるものと思われます。  とりわけ本市では、市民と市政との信頼関係を構築するため、情報公開制度個人情報保護制度を実施しております。情報公開につきましては、開かれた市政運営に資するため、市が保有する文書、図画、写真などの情報を開示するものですが、公文書の作成は、文書管理規程にのっとり、市民が必要な情報を特定しやすいよう体系的に整理し、開示しなければならないと考えます。  また、個人情報につきましては、個人の権利利益を保護するため、市が保有する自己の個人情報の開示や訂正、利用停止、提供の制限など適正な管理と安全保護に努めていかなければならないと考えます。  そこで、本市の情報管理におけるコンプライアンスへの取組姿勢についてお伺いします。  次に、3点目、公共工事の入札及び契約におけるコンプライアンスについて伺います。  公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律、いわゆる適正化法の目的につきましては、まさに公共工事が国民の税金を原資に、社会資本の整備を行う性質であることから、入札や契約過程等の基本情報を公表することで、国民の信頼確保と建設業者の健全育成を図るものでございます。  そうした中、先般6月議会の議案第8号において、橋梁長寿命化修繕事業が、指名競争入札による執行で1者入札となったので取りやめ、繰越明許として処理する旨の説明がありました。  確かに、本市財務規則では、130万円を超える工事の場合、競争入札に附するものと規定しておりますので、指名競争入札でも可能ですが、適正化法3条の入札基本事項では、公正な競争が促進され、透明性が確保されることと規定しておりますので、指名競争入札よりも幅広く競争を促す一般競争入札で執行するべきかと考えます。  そこで、本市が今般実施した橋梁長寿命化事業をはじめ、指名競争入札で執行した案件の理由についてお伺いします。  次に、4点目は、交通安全プログラムにおける通学路の安全確保について伺います。  本プログラムにつきましては、登下校中の児童生徒が死傷する事故が相次いだことを受け、平成27年に策定、現在も通学路の安全確保に向けた取組を行っているところですが、先般、県内で再び下校中の小学生の列にトラックが突っ込み、児童5人が死傷するという痛ましい事故が発生しました。  亡くなられた方々の御冥福と御遺族の皆様にお悔やみを申し上げるとともに、負傷された皆様の1日も早い回復をお祈り申し上げます。このような事故は、二度と起こしてはなりません。  文科省、国交省、警察庁では、今回の事故を受け、通学路の交通安全の確保に関する取組を行うものとして通達、本市でも先月、各学校ごとに通学路の安全点検を行っておりますが、いまだ危険箇所は存在していると思います。
     特に、通学路に関しては、地域ごとに特性がありますので、ぜひ道路形状だけを見るのではなく、子供たちが実際に通学している様子を熟知している先生方、見守り隊の皆様方の御意見等も参考に調整していただければと思います。  そこで、今回の通知に対し、本市では関係機関と連携し、どのような取組をしていくのか、お伺いします。  以上、4項目について1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺務君) 三富議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 三富敏史議員の御質問にお答えいたします。  初めに、まち・ひと・しごと創生総合戦略について、第2期富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略についての御質問にお答えいたします。  第1期富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略の検証につきましては、令和2年9月に評価報告書を策定し、同月16日に開催した全員協議会において御報告させていただいたところであります。  第1期総合戦略では、4つの基本目標を立て、その下に基本的な施策の方向を掲げ、施策・事業の実施に取り組んでまいりました。  まず、基本目標につきましては、設定した数値目標を達成できたものはありませんでしたが、実績値が策定当初の数値を上回るものもあり、一定の評価はできるものとしました。  次に、施策につきましては、目標値を達成したものが3割、目標値の達成に至らなかったが、達成率80%以上のものが3割、達成率80%未満のものが4割となっており、全体として6割の施策が達成率80%以上でありましたことから、こちらも一定の評価はできるものとしました。  しかしながら、市の人口は、富津市人口ビジョン2040に掲げる富津市推計の数値を下回っており、また、年少人口の減少にも歯止めがかかっていない状況であることから、第1期総合戦略全体としては、目標としている人口減少の抑制を達成できておりません。  人口減少に歯止めをかけるための施策は、効果が出るまでに20年から30年(1世代)かかると言われていることから、第2期総合戦略においても、第1期総合戦略における4つの基本目標を継続して掲げ、施策、事業に取り組んでいくこととしております。  次に、組織におけるコンプライアンスについてのうち、情報管理におけるコンプライアンスの御質問にお答えいたします。  本市では、富津市個人情報保護条例のほか、富津市文書管理規程や富津市電子情報処理規程などを遵守するとともに、富津市職員倫理規程に基づき、個人情報の適正な管理と保護に努めております。  次に、公共工事の入札及び契約におけるコンプライアンスについての御質問にお答えいたします。  契約における競争入札の方式については、公告によって不特定多数のものを競争させる一般競争入札と、資力、信用その他について、適切と認める一定数のものを指名し、競争させる指名競争入札がございますが、本市では、設計金額1億5,000万円以上は一般競争入札、それ以外は指名競争入札を原則としております。  指名競争入札を執行する理由の1つとしては、災害時における迅速な対応を含む地域の公共工事の担い手の育成及び確保がございます。  次に、通学路交通安全プログラムについて、通学路の安全確保についての御質問については、教育長から答弁いたします。 ○議長(渡辺務君) 教育長、岡根 茂君。                〔教育長 岡根 茂君登壇〕 ◎教育長(岡根茂君) 私から、通学路の安全確保についての御質問にお答えいたします。  通学路の安全確保については、市教育委員会、国、県、市の道路管理者、富津警察署、PTA代表、校長会代表等の関係機関で組織する富津市通学路安全対策協議会を毎年開催し、通学路の安全確保に向けた対策をとっております。  今年度は、八街市での交通事故を受け、本市では交通事故の未然防止のために各小学校から道路の危険箇所について富津警察署に情報提供をし、現在、富津警察署が小学校周辺危険箇所マップを作成しております。  それを市、警察、道路管理者、交通安全協会安全運転管理者協議会、市内の車両を運行する事業所等で情報共有を行い、注意喚起を図る予定です。さらに、学校、地域住民等に周知し、市ホームページ等でも公開する予定です。  また、ボランティアである見守り活動の状況は、令和3年7月末現在で団体が7団体、個人が3名と把握しております。なお、富津警察署や交通安全協会の方々にも御協力いただき、児童生徒の登下校を見守っていただいております。  各学校には、児童生徒のかけがえのない命を守るために、交通安全指導のより一層の強化を依頼しておるところでございます。 ○議長(渡辺務君) 再質問に入ります。3番、三富敏史君。 ◆3番(三富敏史君) 御答弁ありがとうございます。  それでは、まち・ひと・しごと創生総合戦略から再質問させていただきます。  まず、総合戦略の本質につきましては、急速な人口減少と超高齢化という大きな課題に直面する中、地方がそれぞれの特徴を生かし、人口減少に歯止めをかけ、国全体の活力を上げていこうとするものでございます。  そうした自治体の取組を支援する制度が、地方創生交付金と認識しております。  そこで、本市では、国や県の補助事業を活用し、今後どのように人口増を図っていくのか、お伺いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  現在、市では、千葉県が国の地方創生推進交付金を受けて行うUIJターンによる起業・就業者等創出事業を実施しております。  また、特別交付税の支援が得られる地域おこし協力隊についても平成30年度から事業を実施しております。  今後も引き続き、国、県の補助金を活用できる事業について、積極的に活用してまいります。 ○議長(渡辺務君) 3番、三富敏史君。 ◆3番(三富敏史君) ありがとうございます。地方創生事業は、まさに人口減少に歯止めをかけ、持続可能な社会を目指すものですが、実際問題として、富津市の人口は、昭和60年の5万6,000人台をピークに減少の一途をたどり、2040年には3万人台まで減少すると推計されております。  とりわけ本市では、地域活性化のための人材確保として、移住定住促進事業に取り組んでおりますが、本施策に関しましては、6月議会でも質問させていただきました。その中で、まずは、ホームページの活用からという投げかけに対し、早々に移住お役立ちページを立ち上げていただき、ありがとうございます。  関連サイトにもリンクしますので、非常に見やすくなったと思います。今後は、より実効性のある取組で人口増を図っていく必要がありますが、それには、やはりUIJターン施策が有効だと考えます。  多くの人は、生まれ故郷や、その近くに戻ってくる可能性が高いと言われる中、全く関係ない人をターゲットにするよりも、UターンやJターンを中心に取り組むほうがより効果的だということです。  そのUターン施策の1つとして上げられるのが、奨学金返還支援制度であります。これは、奨学金受給者が卒業後戻って就職し、一定期間定住したら返済を免除する制度でございます。  しかし、この制度は、若者の受皿となる企業の創出が必要です。つまり、若い世代にやりがいのある仕事、魅力のある安定した仕事の提供が必要となりますので、雇用機会を創出できなければ難しいところがあります。  そこで、類似する支援制度として、ぶり奨学金制度というものがあります。このぶり奨学金のぶりとは、まさに出世魚、回遊魚のブリにちなんでつけられており、生徒や学生が10年後、卒業後、地元に戻って就職したら奨学金を免除する制度であります。  奨学金の原資は、公費だけではなく企業からの寄附やふるさと納税などの基金を財源とし、就職や企業などトータル的に支援することで地域経済にも好循環を生み出す仕組みと考えられております。  ぜひ、本市でもUターン施策の一環として、本事業を導入していただきたいと考えますが、本市の見解をお伺いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  地方を出た若者が、生まれ故郷に戻って定住したいと思うインセンティブの1つとして、また、地方の人材確保の見地から奨学金返済支援制度は、有効な施策と考えています。先進事例を参考に、定住促進策の1つとして調査、研究をしてまいります。 ○議長(渡辺務君) 3番、三富敏史君。 ◆3番(三富敏史君) ありがとうございました。すぐにとは申しませんが、御検討いただければと思います。  これら奨学金の助成制度につきましては、やはり地方に魅力ある雇用機会の創出が必要になりますが、本市にはそれを実現できるだけの環境にあると思います。  昨日の代表質問でも会派の会長、平野会長から新富工業団地内のリサイクル業者についてコメントがございました。また、石井議員からも新たな雇用の創出について提言がございましたので、本市の魅力をアピールできる関連記事を若干補足させていただきます。  昨日、平野会長が取り上げた内容は、日経クロノストレンドBtoB版ビジネスモデルとして、富津市がSDGsタウンとしても紹介されておりました。  BtoBとは、企業が企業に対しものやサービスを提供するビジネスモデルを言いますが、本市のことを次のように紹介しております。  富津市は、アクアラインを使えば都心から1時間ほどと近く、まとまった敷地、巨大な市場が確保できる。また、アクアライン通行量の大幅値下げに港に面していることから物流網にも恵まれている。  これだけの要素がそろった場所は、ほかにないということで、実際、工業団地内には、廃棄物を資源に変えるリサイクル関連企業が集積し、新たな拠点として開業。まさにSDGs聖地として1つの工業団地内に、これだけの先進的なリサイクル企業が集まっている地域は、関東全域あるいは東西日本全体を見回しても恐らくないと記事は伝えております。  このように、富津市は立地条件に恵まれておりますので、まだまだ企業創出は可能だと思います。ぜひ本市で育った子供たちが、卒業後戻りやすい制度づくり、ふるさとの未来のために活躍できる施策を打ち出していただき、地方創生に取り組んでいただければと思います。  次に、関連して、企業版ふるさと納税についてお伺いします。  企業版ふるさと納税とは、地方再生法に基づき、国が認定した事業に対し寄附を行った場合、税額控除する制度でございます。  期間は、平成28年から5年間の時限措置でしたが、昨年4月の改正で5年間延長され、令和7年3月までの事業が寄附の対象となりました。  控除の割合は、改正前3割から改正後6割まで引き上げられましたので、企業にとっては地域への社会的貢献はもとより、節税効果の高い制度ということができます。  実際の流れとしては、あらかじめ自治体が寄附の見込みを立てた上で事業計画を作成し、地域再生計画として国に申請するものでございます。  そこで、本市が掲げる地方再生計画寄附募集事業は、5つありますが、どのような視点から認定事業としたのか、お伺いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  企業版ふるさと納税の対象となる事業は、市で策定した地域再生計画に掲げている事業で、かつ新規事業または拡充した事業とされております。  そのようなことから、令和3年度当初予算に計上した5つの事業を募集事業としたところであります。 ○議長(渡辺務君) 3番、三富敏史君。 ◆3番(三富敏史君) ありがとうございます。では次に、確認ですが、企業版ふるさと納税は、個人版ふるさと納税のように特産物などの返礼品はありませんですので、個人版ふるさと納税の企業版でないことは明らかですが、企業のメリットとしては、税額控除と知名度向上くらいかと思われます。そこで、今後、どのように寄附法人を見つけていくのか、お伺いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  富津市のゆかりのある企業を積極的に訪問し、企業版ふるさと納税制度や寄附の募集事業について説明してまいります。  新しい市ホームページ、SNS等を活用し、賛同していただける企業を募ってまいります。 ○議長(渡辺務君) 3番、三富敏史君。 ◆3番(三富敏史君) ありがとうございます。企業からの寄附に関しましては、やはり提携や業績に左右されますので、費用対効果を考えた場合に取りやめるケースも考えられます。  今後、本市の魅力や特徴を十分認識した上で、寄附したくなるような事業を発案することが重要と考えますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、次に、情報管理におけるコンプライアンスについて、制度的な質問をさせていただきます。  まず、情報公開制度につきましては、要約しますと、市民に情報開示を求める権利を保障するものですが、一方の個人情報保護制度に関しては、市民のプライバシーを守る制度となります。つまり、両制度は、表裏一体の関係にありますので、双方のバランスをとりながら運営していく必要があると考えます。  特に最近は、インターネットの普及により、容易にアクセスできる環境となっておりますので、より一層の公文書管理が求められてくると思われます。  そこで、本市の情報セキュリティーについては、どのような対策を講じているのか、お伺いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  本市における情報システムは、個人情報を扱う業務系のシステムと、それ以外に使用する事務系のシステムがあり、ともに外部からアクセスできないようになっています。  また、業務系のシステムについては、職員ID、パスワードによる認証に加え、手のひらの静脈認証によるログインを行うことにより、また、事務系のシステムについては、LGWANとインターネットに接続する業務は、サーバ上で構築した仮想デスクトップ環境下でなければ行えないよう制限することにより、セキュリティーの強化を図っています。  さらに、情報セキュリティーに関する職員研修を開催するほか、情報セキュリティーポリシーの遵守を定期的に周知することにより、職員の情報セキュリティーに対する意識の向上を図っております。 ○議長(渡辺務君) 3番、三富敏史君。 ◆3番(三富敏史君) ありがとうございます。それでは、次に、個別の法体制についてお伺いします。  まずは、令和3年5月に成立したデジタル社会形成整備法に基づき改正された個人情報保護法につきましては、まさに個人の権利利益の保護と個人情報の有用性とのバランスを図るものとして、公布の日から2年以内の施行となっております。  現在、個人情報制度は、大きく分けて公的分野と民間分野に分かれており、それぞれの法律が異なることから、広域的な連携や利活用が困難な状況となっております。  これら現行の個人情報保護法は、主に民間分野について規定しており、国や会計検査院などの公的分野は、行政機関の保有する個人情報保護に関する法律が適用され、日銀や独法などの公的分野は、独立行政法人等の保有する個人情報保護に関する法律が適用されております。  また、同じく公的分野である地方公共団体につきましては、個人情報保護法の適用外となっていることから、各自治体では、それぞれの条例を定め規制しているものでございます。  こうしたことから、例えば、公立病院と民間病院あるいは大学病院では、個人情報の取扱いが異なるため、医療データ等の共有が困難となっていることから、今回一元化することで連携を可能とするものでございます。  その他、今回の改正では、特に企業に対し、より厳格な個人情報の保護と管理を求める内容となっております。  一方、国や独法、地方公共団体に対しては、前述のように個人情報取扱事業者から除外されていることから、それぞれの法律や条例で対応することになります。  そこで、令和5年春に施行予定の改正個人情報保護法に向けた本市の見通しなどについてお伺いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部長、中山正之君。 ◎総務部長(中山正之君) お答えします。
     改正法は、個人情報保護法、行政機関個人情報保護法、独立行政法人等個人情報保護法の3本の法律を1本の法律に統合し、地方公共団体個人情報保護制度を全国的な共通ルールとして規定するとともに、全体の所管を国の個人情報保護委員会に一元化するものでございます。改正法を受け、今後、関係条例等の整備を行う予定です。 ○議長(渡辺務君) 3番、三富敏史君。 ◆3番(三富敏史君) ありがとうございます。今回の個人情報保護制度の法制化により、各自治体では条例の改正など、ただいま答弁いただきましたような手続、あるいは事務要領等の整備、または職員の研修や市民への周知等、準備作業が必要と思われ、施行日まで十分な期間が与えられているものと認識しておりますので、遺漏のないようによろしくお願いをいたします。  それでは、次の質問ですが、同じく令和2年6月に公布され、2年以内に施行予定の改正公益通報者保護法について伺います。  まずは、公益通報者保護法の目的に関しては、まさに公益通報した労働者が不当に解雇等されないよう、事業者に対し法令順守を推進するものでございます。  公益通報者の定義につきましては、労働基準法で定める労働者になりますので、例えば、派遣職員であっても派遣先での内容を通報することができますし、取引先の不正行為も通報することができます。  本来は、通報者自身が勤める会社の組織に通報することが一義的ですが、行政機関に通報することも可能ですので、本市も当然その業務に関わります。  また、労基法で定める労働者とは、職種を問わず賃金が発生する労働者と定義されておりますので公務員も含まれます。よって、地方公共団体の職員も自己が勤務する職場に対し公益通報することができます。  この公益通報者保護法に関しては、施行されて15年余りが経過し、大企業を中心に制度の普及は一定程度進んでいるようですが、中小企業や労働者にはまだまだ認知度は低いようです。  そこで、今回の改正で、企業に対し適切な内部通報体制の整備を義務づけ、行政機関への通報がしやすいよう改革されておりますが、本市がこれまで処理した外部または内部の通報件数はどの程度あったのか。また、その対応について支障のない範囲でお伺いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部長、中山正之君。 ◎総務部長(中山正之君) お答えいたします。  本市では、これまで通報を受けた実績はございません。また、このようなことがあった場合には、総務課が窓口となり、通報者が不利益にならないよう配慮し対応してまいります。 ○議長(渡辺務君) 3番、三富敏史君。 ◆3番(三富敏史君) ありがとうございます。本制度につきましては、地方公共団体にとってもコンプライアンスを確保するための重要な手段であり、地方自治に対する市民への信頼確保にもつながりますので、ぜひ改正法の趣旨を現行法と併せ、消費者と事業者、そして、行政機関にも幅広く承知していただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは、次に、公共工事の入札及び契約におけるコンプライアンスについて、公平公正な地方自治推進の観点から再質問させていただきます。  初めに、さきの橋梁長寿命化事業に係る1者入札の是非ですが、まずは、一般競争入札の場合、適正化法の公表基準では、入札参加者は非公開ですので、開札日まで業者名は分からないことから、たとえ1者であっても競争性は維持されていると考え、入札を有効とする説、いわゆる1者有効説が一般的であり、多くの自治体で運用されております。  一方、指名競争入札の場合、指名基準は事前公表ですが、指名業者は事前公表していないことから、現説を同時に行わなければ、たとえ1者であったも競争性は維持されていると思われますが、本市では入札を中止している現状を考えますと、運用は一般競争入札に準じているものとも思われます。  とりわけ中小企業庁が示す国等の契約基本方針では、一般競争入札とする場合、契約の履行の確保に支障がない限り、過去の実績を求めすぎないよう配慮し、新規業者の受注機会の増大を図るよう閣議決定されておりますので、裏を返せば、実績重視の指名競争入札ではなく、より公平性のある一般競争入札を推進しているものと解することができます。  とはいえ、その一方で、地元業者への受注機会の拡大として、小規模工事は地域業者を優先して措置する割合が多いと言われる中、実態としては地元企業の自給率が低い傾向にあることが課題と指摘されております。  ゆえに、これらを総合して考えると、地域要件を細かく設定し、一般競争入札で実施すれば、たとえ入札参加者が1者であったとしても入札執行できますので、今回のような繰越明許とする必要はありません。それによって、当該年度に予算化した事業を確実に執行し、社会資本を整備することができます。  そこで、地元業者育成方針を基本に、入札形態に幅を持たせれば、会計年度独立の原則も推進することができると考えますが、本市の見解をお伺いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部長、中山正之君。 ◎総務部長(中山正之君) お答えいたします。  入札形態の見直しにつきましては、公平、公正な競争のより一層の促進と、工事等の性格や地域の実情等に応じて、適切な入札方法が選択できるよう検討してまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺務君) 3番、三富敏史君。 ◆3番(三富敏史君) よろしくお願いいたします。  地元業者につきましては、地域経済をはじめ、雇用面や災害時の対応など地域に多面的に貢献いただいております。本市では、昨年末の送水管漏水事故によって実証済みですが、昨今の公共事業の予算は年々下がり傾向にある中、ぜひ適正化法はもとより、地元建設業界の育成を考慮しながら入札形態を見直し、予算の有効的活用を図っていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。  それでは次に、通学路の安全確保についてお伺いをいたします。  さきの通学路点検結果につきましては、承知はしておりませんが、八街市の事故現場では、交通量は多いが、歩道なし、信号なしといった点検項目に複数該当していたようです。しかし、ガードレールも路側帯も設置されていない道路だったようですが、本市でも市道や県道において危険性が指摘されている通学路は幾つかあると思います。  そこで、直近の点検報告において、通学路の危険箇所はどの程度存在しているのか、お伺いします。 ○議長(渡辺務君) 教育部長、平野 勉君。 ◎教育部長(平野勉君) お答えいたします。  市内小学校8校から令和3年8月現在で信号、横断歩道、ガードレールの設置をはじめ、草刈りや樹木の伐採等の要望を含めて、合計44件の道路の危険箇所の報告がございました。 ○議長(渡辺務君) 3番、三富敏史君。 ◆3番(三富敏史君) ありがとうございます。危険箇所を改善するには、歩道やガードレールの整備が必要な場合もあります。しかし、路側帯やガードレールを設置するには、道路の幅員が必要です。拡幅するには、用地買収が必要な場合もあり、時間も要します。  そこで、本市では、危険箇所の改善について今後どのような対策を講じていくのか、改めてお伺いします。 ○議長(渡辺務君) 教育部長、平野 勉君。 ◎教育部長(平野勉君) お答えいたします。  危険箇所につきましては、富津市通学路安全対策協議会で関係機関と情報共有し、課題を把握いたします。その後、対策を立てております。  改善対策できる箇所は、できるだけ速やかに実施いたします。また、改善対策が困難な箇所は、より安全な対応ができるように検討いたします。  また、時間のかかる箇所は、継続的に改善に向けて取り組んでまいります。 ○議長(渡辺務君) 3番、三富敏史君。 ◆3番(三富敏史君) ありがとうございます。子供たちの交通安全対策は、重要でございます。さきのような事故は二度と起こしてはなりませんので、ぜひ関係機関が連携を図ることで効果的な改善策を講じていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。  以上でございますが、まだ、若干時間があるようですので、冒頭で申し上げました議会のICT化について少々補足させていただきます。  議会のICT化につきましては、議会運営の効率化、見える化はもとより、ペーパーレスによるコスト削減等の効果も期待できますが、市民の皆様にはどういうメリットがあるのかということを考えていく必要があると思います。  単にリモートによる利便性や安全性だけではなく、もう少し議会の内容や議員の諸活動なども市民に見える化していく必要があると考えます。  国のデジタル施策においても同様ですが、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル社会といったときに、御高齢者やスマホをお持ちでない方など、アナログ派の方々にどのように享受していただくかということが今後の課題だと考えております。  国民の支持がなければ、デジタル化を進めることはできませんし、議会のICT化についても同様かと思います。  GIGAスクール構想は、既に始まっておりますが、議会をICT化することによって市民はこういうこともできる、あるいはもう少し機動的な政策提言や行政サービスが構築できるなどセットで提案をできるようになりますと非常に価値の高いものになってくると思われますので、ぜひそういう方向で取り組んでいければと考えております。  以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(渡辺務君) 以上で、三富議員の個人質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩とします。会議の再開を午前10時30分とします。                  午前10時13分 休憩           ────────────────────────                  午前10時30分 開議                  佐久間 勇君の個人質問 ○議長(渡辺務君) それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。12番、佐久間 勇君の発言を許可します。12番、佐久間 勇君。                 〔12番 佐久間 勇君登壇〕 ◆12番(佐久間勇君) 皆さん、こんにちは。議席番号12番、政友会の佐久間 勇です。1年延ばしのオリンピックも無事閉幕いたしました。メダルラッシュの日本勢、選手の活躍する姿をテレビにかじりついて応援し、感動とパワーをもらいました。9歳のときにテレビで見た東京オリンピック、まさか日本で2度見られるとは思っていませんでした。さらに、現在、パラリンピックも開催中であります。昨日の杉村選手のボッチャには感動しました。「失ったものを数えるな、残されたものを最大限に生かせ」とルートヴィヒ・グットマンの言葉、頑張っている選手を見ると、私も頑張らねばと気合が入ります。  一方、収束が見えないコロナウイルス感染症、人から人に感染するこのコロナウイルスに人流の制限をどこまでかけたら拡大を防げるのか。我が富津市も1日に最多となる感染者が8人、15人、26人と一気に膨れ上がり、あっという間に300人を超え、9月1日現在、345人となってしまいました。緊急事態宣言、まん延防止等重点措置、さらに緊急事態宣言と途切れることなく続く行動制限、しかしながら、買物に行かなきゃならない、社会に生きる限り最低限、出向いて用を足さなければならないことも多々あります。大人も子供もストレスの発散に癒しを求めます。出歩くことを抑制することの繰り返し、もう宇宙服のように完全密閉の防護服でなければ、感染の抑圧は無理なのでしょうか。民衆の立場として、ワクチンの普及と抗体カクテル療法に期待するしかない現状です。とにかく、免疫力を高め、人ごみを避けることしかできませんが、ただ42.195キロのマラソンに例えるなら、ゴールがあるから全力を出し切れる、ゴールしようと思ったらゴールが先に延びていく、こんなことが何度か繰り返されたら心は潰れてしまいます。今こそ、お互いに思いやる気持ちが必要です。この未曽有の危機を支え合って乗り切っていきましょう。  さて、令和3年度の施政方針において、富津市制50周年を迎えるに当たり、これからも住み続けたい、住んでみたいまち、選ばれるまちにしていきたいと有言しています。どこの自治体もおらが町の魅力をいろいろな形で発信し、行政経営に取り組んでいます。富津市としても他に勝る魅力を訴え、人口増加につなげていく実行策が重要なことは周知のとおりであります。そのターゲットとなる世帯層も就労目的の単身世帯とかファミリー世帯とか、ついの棲家を求める老齢世帯とかある中で、どの地区のどんな魅力をアピールして富津市に移り住んでもらうことにつなげていくのか。これは市役所の縦割り部門だけの取組ではなし得ません。総合的な戦略を打ち出す中で、人口増加策への取組をお聞かせください。  若かりし頃、ファミリー世帯の自分が仮に引っ越しを考えたとき、必ず下調べをしたと思います。近くに学校があるか、公園やスーパー、病院も視野に入れます。車があるから駐車スペースも必要です。引っ越ししてから何がない、何が不便だと悔やまないように。  前回の6月議会で学区外の話をお聞きしました。区域外就学制度というものがあります。期間限定の転校、デュアルスクールという言い方もされているようですが、お試し移住という形で受入れをしている行政もあります。空家バンクもそうですが、移住定住を決める前段階として、望んでいる条件を満たす努力と積極的な売り込みなど、戦略的な発信が重要なポイントです。  学校教育現場におけるデュアルスクールへの対応をお聞かせください。  次に、「健幸都市ふっつ」について、お聞きします。  富津市は、健やかで幸せに暮らせるように「健幸都市ふっつ」をうたい、様々な予防事業に取り組んでいます。その中で、特に高齢者のフレイル予防について地域支援を促進して健康長寿に結びつけてもらえるような働きかけもしています。  そこで、今取り組んでいる高齢者の自立支援に向けた施策をお聞かせください。  足腰の衰えから転んでけがをする、さらに動けなくなるという悪循環を生みます。歩くことなら道具も要りません。ウオーキングをする環境は多くの公園を有し、自然豊かな富津市は整っています。  そこで、健康につながることを奨励する行政として、健康ウォークについての取組がありましたら、お聞かせください。  以上を、1回目の質問といたします。御答弁よろしくお願い申し上げます。 ○議長(渡辺務君) 佐久間議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 佐久間 勇議員の御質問にお答えいたします。  初めに、総合的な戦略についてのうち、人口増加策への取組についての御質問にお答えいたします。  人口減少の抑制は、市における最大の課題であることから、現在、第2期富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略に定める施策、事業を優先的に実行しているところであります。  具体的な取組につきまして、第2期総合戦略に定めている4つの基本目標ごとに幾つか挙げさせていただきます。  まず、基本目標1「子どもの笑顔があふれるまちへ」につきましては、第三子以降の保育料、入園料の無償化、地域交流支援センターカナリエの設置、産前産後ヘルパーの派遣、すくすくギフトの支給、指導補助教員の配置や放課後学習教室の設置、生活困窮世帯の子供に対する学習支援や居場所の提供などを行っています。  次に、基本目標2「自分のくらす地域を好きになる」につきましては、広報ふっつ、市ホームページやフェイスブックなどのSNSを活用した富津市の魅力発信、災害対策コーディネーター養成講座などの実施、自主防災組織の結成、育成、富津市いきいき百歳体操の普及啓発、支援、障害のある人やその家族のための相談窓口として、基幹相談支援センターの設置などを行っております。  次に、基本目標3「くらしやすく、移住しやすい環境づくり」につきましては、タクシー運賃の助成、路線バスの維持、向上に係る補助金、地域おこし協力隊の活用、空き家リフォーム補助金などを行っています。  次に、基本目標4「市の産業、仕事を創る」につきましては、閉校施設等を活用した企業誘致、ふるさとふっつ応援寄附の促進、ノリ共同加工施設の整備支援などを行っております。  今後も引き続き第2期総合戦略に掲げる施策、事業を着実に実行していくことで人口減少の抑制につなげてまいります。  次に、デュアルスクールへの対応については、教育長から答弁いたします。  次に、「健幸都市ふっつ」についてのうち、高齢者の自立支援に向けた取組の御質問にお答えいたします。  生涯を通じ、いつまでも住み慣れた地域で体も心も元気に、いきいきと暮らし続けることは私たちにとって最大の目標であり、喜びであります。自分らしく健康的な社会生活を送り、健康寿命を延ばしていくことが重要であると考えます。  高齢者の運動機能や栄養状態といった心身機能の改善だけではなく、地域とのつながりを保ちながら、一人一人の生きがいや役割を持って生活できる環境整備を進めてまいります。  次に、健康ウォークについての取組の御質問にお答えいたします。  ウオーキングは脂肪を燃焼し、血糖値の改善や動脈硬化の予防に優れた健康法であります。また、歩くという自然な負荷が高齢者にとっても筋肉量が減少するサルコペニアや、そこからさらに心や体が弱くなるフレイルの予防になり、健康維持につなげることができます。  本市では、健康確認のために1年に1回の健康診査を推奨していますが、健診を受けた御本人が歩くことで健診結果の改善につながり、健康が取り戻せるという有効性に気づくことでウオーキングが生活の中に自然に取り入れられていくと考えています。  今後も、健診や保健指導事業等で誰もが手軽にできるウオーキングを推奨してまいります。 ○議長(渡辺務君) 教育長、岡根 茂君。                〔教育長 岡根 茂君登壇〕 ◎教育長(岡根茂君) 私から、デュアルスクールへの対応の御質問についてお答えいたします。  デュアルスクールは、2016年に徳島県教育委員会が始めた事業で、地方と都市の2つの学校が1つの学校のように教育活動を行うことができる仕組み、制度のことです。住民票の移動なしに滞在先の学校に数週間から数か月の短期通学が可能です。  本市では、デュアルスクールは行っておりませんが、その類似なものとして海外の学校に在籍または入学予定の本市にゆかりのある児童生徒が夏季休暇等で一時帰国している期間、希望により本市の学校を体験するものです。今年度はコロナウイルス感染症拡大防止の観点から受け入れておりませんが、例年ですと何人かの児童生徒を受け入れておるところでございます。 ○議長(渡辺務君) 再質問に入ります。12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) 高橋市長、岡根教育長、ありがとうございました。  それでは、順次再質問をさせていただきます。
     人口増加策への取組について、再質問をいたします。  人口変動は出生と死亡による自然増減、転入転出による社会増減とあります。徐々に減少している富津市の人口、この人口動態を分析していると思いますが、データから見えてきたものは何か教えてください。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  本市の人口動態につきましては、自然動態は死亡数が増加傾向、出生数が減少傾向にあり、社会動態は1996年以降、おおむね転出超過となっております。  令和3年1月1日現在の常住人口は、令和2年同日の常住人口から680人の減少となっておりますが、令和2年における自然減が566人であることから、本市の人口減少は自然減による影響が大きいといえます。 ○議長(渡辺務君) 12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) 分かりました。人口を増やすために出生率を高めるとか外部からの流入を増やすことに力を入れるとかありますけれども、流入人口を増やすにはやはり市の魅力がなければなりません。  本年4月から移住定住推進室が設置され、稼働しています。その主な業務をお聞かせください。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  移住定住推進室の主な業務としましては、移住支援事業として、移住相談を実施しております。  4月から8月までの実績は、空家バンクの相談が25件、UIJターンによる起業・就業者等創出事業に関する相談が10件、その他移住に関する相談が12件、合計47件でございます。また、7月に地域おこし協力隊との協同により、移住定住パンフレットや空家バンクのリーフレットを作成いたしました。  また、移住定住推進の取組の一環として、子育て世代をターゲットとしたプロモーション映像の制作も進めております。  今後も、移住定住に係る各種イベントへの参加やホームページの更新、積極的なSNS等での発信を行うとともに、先進的な事例を調査及び研究し、富津市に合った新たな施策を展開する準備を進めてまいります。 ○議長(渡辺務君) 12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) 本市には、空家バンク制度というものがありますけれども、リフォームされた家といえども、立地条件が合わなければ、なかなか利用者は見つからないのではないでしょうか。  これまでの活動実績や課題がありましたら、教えてください。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  空家バンク制度は、令和元年5月に制度を開始し、これまで累計登録件数3件、成約件数2件であり、現在の登録は1件であります。成約件数2件のうち1件は、空家バンクリフォーム補助金が活用されました。  課題といたしましては、空家バンク利用希望者に対して提供できる空き家が少ない状況であります。  そのため、本年4月に、県外在住者の固定資産税納税通知書に空家バンクの案内を同封し、周知を図ったところであります。  その結果、3件の登録申請があり、宅建協会南総支部の協力の下、現在、登録に向け調査を進めている状況です。  また、先ほどの答弁でもお答えしましたが、7月に地域おこし協力隊と協同で作成した制度のリーフレットを活用し、引き続き周知を図ってまいります。 ○議長(渡辺務君) 12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) いいマッチングができればいいと思いますけれども。  コロナ禍における就労形態が大分変わってきました。接客業を除いてこなすべき事務をリモートで行い、インターネット販売をするような企業も増えてきています。  保険の契約もリモートでやれるようになっています。出社しないで、いながらにして仕事ができるならば、自然環境のいい場所でやりたいとバケーションと兼ねたワーク、いわゆるワーケーションのできる環境が求められています。これには電源とWiFi環境が不可欠です。  富津市として、リモートワークのできる環境づくりや働きかけすることについての考えをお聞かせください。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  平成25年3月1日から、東日本電信電話株式会社により、市内全域で光ファイバー高速大容量通信サービスの提供が開始されておりますので、リモートワークのために必要となる基本的なインフラは整っていると考えております。 ○議長(渡辺務君) 12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) 一次産業などの雇用支援、例えば、異業種期間就労というものができないものなのか。海も好き、農業もやりたいと決めきれない人、また両方を季節を分けて行いたいという人がいたとするならば、就労の場につなげていく行政があったら魅力的です。取り組んでいる施策や支援がありましたらお聞かせください。 ○議長(渡辺務君) 建設経済部長、茂木雅宏君。 ◎建設経済部長(茂木雅宏君) お答えいたします。  農業経営を大型化することにより、新たな雇用の創出が期待できると考えます。  現在、本市において大規模な経営を目指している事業者に対し、農地の集積、集約や施設整備の補助事業を国や県と連携して支援を行っております。 ○議長(渡辺務君) 12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) ぜひ、進めていただきたいと思います。雇用は移住を生み、人口増加にもなるきっかけになると思いますので、よろしくお願いいたします。  子育てしやすいまち日本一を掲げ、始終取り組んでいますが、産み育てる環境が整っていることは必須条件となります。自らの胸に手を当てて考えてみてください。どういうところで、子供を育てたいか。何があったら子育てしやすいか。私の鼻元、富津公園には木更津からも遊びに来る人が多いです。遊具だけじゃないんです。富津市には癒し空間が点在しています。ディズニーランドでの成人式のように市民ならではの特典があれば、移住にプラスの条件となるでしょう。気候が温暖、首都圏からの交通アクセスがいい富津市、地の利を生かして多くの人を呼び込むことができないものでしょうか。  そこで、お試し移住の話になります。いろいろなパターンのお試し移住があると思いますけれども、デュアルスクールへの対応についてもう少しお聞かせください。先ほど教育長からもお話がございましたが、実家が富津にある人が長い夏休みの間、実家に戻りながら子供たちに体験学習として学校に受け入れてもらうと、それもありでしょうが、私が特に言いたいのは都市部と地方、双方のニーズに応え、2拠点居住、地方移住を促進するための区域外就学制度の活用です。地方の学校で期間限定の転入を受け入れる、いわゆるデュアルスクールといわれ、よく徳島県が事例として上げられているようです。都市の人々にはサテライトワーク等、働き方改革を実践したいとか、家族での地方移住に向けてお試し居住をしてみたいとか、地方の豊かな自然や文化に触れさせることで子供に多様な価値観を持たせたい等の理由が上げられています。  また、受け入れる側の地方としても都市との違いに触れることで子供たちに様々な視点を持たせたいとか、地方だけでは養えない都市部の進んだ感覚を持たせたいとか考えられます。さらに、移り住んでもらえたら、ありがたい話です。成長過程の子供たちにとって生活環境の異なる人流が増え、教育環境の間口が広がることはいいことです。もちろん、今はコロナで駄目ですが。  交流人口の増加、地域の活性化や移住の促進にもつながるデュアルスクールへの取組、地域や受入れ学校、児童生徒に及ぼす影響、効果は計り知れません。乗り越えなければならない課題もあるでしょう。教育委員会のみで解決できる問題でもありません。ですから、総合的に戦略を立てて、各部局が連携して人口増加策の実現に向けた話として進めていくように提案したいのです。  人口が減り、子供が減り、学校が統廃合される、これは地域づくりからすると仕方なしと安易に受け入れられる問題では済まないのです。  富津市の将来を担うべく子供たち、まちづくりを踏まえ、教育環境のよりよさを求めるためにも、これまでの話を聞いて教育長のお考えをお聞かせください。 ○議長(渡辺務君) 教育長、岡根 茂君。 ◎教育長(岡根茂君) お答えいたします。  私は、児童生徒に対し、富津で学んでよかったといえるような充実した教育を実施することが一番に大切であり、それが人づくりになり、そんな人が集うことがまちづくりにつながると思っています。  デュアルスクールについては、教育制度としては、都市部と地方のよさを体験したり、友人関係が充実したりする一方で、教育課程の進度の確認や教科書の違いがあることなど、長短それぞれあるのかなと感じております。  教育制度としての視点からデュアルスクールについては、今後研究してまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺務君) 12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) ありがとうございました。  「健幸都市ふっつ」について、再質問いたします。  高齢者の自立支援に向けた取組をお聞きします。介護保険法が施行されて20年が経過いたしました。年金から天引きされている介護保険料ですが、要介護認定を受けると、そのランクに合わせ様々なサービスが受けられます。  余談ですが、うちの母親は今日、誕生日を迎え94歳になりました。血圧で定期的に通院するほかは全く問題なし。健康で元気に動き回っています。介護保険料は使わなければ損という考えはなくて、介護にならない喜びのほうが増しています。年々増加する社会福祉関連費、今回、医療的な予防事業の話はわきに置いておきます。できることが加齢とともにできなくなってくることは、仕方ないことです。  しかしながら、やってもらえることが当たり前ではなく、やりがいを生きがいにして介護に至らぬよう、自らの健康に対して意識的に取り組んでいる人も大勢います。そこに行政が加わり、さらに促進させ、フレイル予防につなげていく。地域支援への働きかけ、取組をお聞かせください。 ○議長(渡辺務君) 健康福祉部長、坂本秀則君。 ◎健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。  地域支援の働きかけ、具体的な取組につきましては、高齢者の筋力低下や心身の活力低下といったフレイル状態の予防に適した富津市いきいき百歳体操の普及啓発や栄養改善のための食生活教室、歯科医師、歯科衛生士による口腔教室を実施しております。  このほか、地区社会福祉協議会や社会福祉法人、NPO法人によって地域住民が集まって過ごせる通いの場としてサロン形式の集会やレクリエーション等が実施されており、市ではこうした取組を行う団体に対して補助金を交付し、運営の支援を行っております。  今後も引き続きフレイル予防の普及啓発や各種団体の支援に取り組んでまいります。 ○議長(渡辺務君) 12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) ありがとうございます。  要介護認定を受けるためには審査があります。その介護度によって受けるサービスの上限額も異なり、福祉施設におけるデイサービスの利用やホームヘルパーの頻度も変わってきます。介護度が軽くなって、ケアに行ける回数が減ったと嘆いているお年寄りがいました。私はその分、自分でできるようになったんだからよかったじゃないですかと話すんですが、その人にとってケア施設は憩いの場になっているんです。  自立支援に向けて、今取り組んでいること、またこれから普及させていきたいことがありましたら、お聞かせください。 ○議長(渡辺務君) 健康福祉部長、坂本秀則君。 ◎健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。  現在取り組んでいる内容は、さきに答弁いたしましたが、今後の取組といたしまして、高齢者の自立支援の一環としてフレイルチェックによる介護予防事業及び普及啓発を推進してまいります。これは高齢によって心身の機能が低下した状態、フレイルをチェック項目により判定し、フレイル状態の早期発見並びに対策を行うことで要介護状態に陥るリスクを少しでも減らし、自立した生活が送れるよう支援するものであります。このフレイル予防事業を取り組むに当たりまして、フレイル予防に関する講演会の開催やフレイルチェックを行うボランティアのフレイルサポーター及びフレイルトレーナーの養成研修を実施する予定でございます。  また、今年度からスタートいたしました富津市助け合いサービス事業の普及を促進し、日常生活の困りごとへのお手伝いや移動の支援、通いの場等でのレク活動など、これらを担っていただけるボランティア団体を増やしていきたいと考えております。 ○議長(渡辺務君) 12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) ありがとうございます。  フレイル予防事業、サポーター、トレーナー、ボランティアとか地域の支援がさらに必要になってくると思いますが、ぜひとも進めていただきたいと思います。  健康ウォークの取組について、再質問いたします。  二足歩行になった人間にとって、歩くことは死活問題となります。歩くことで健康につなげようと、健康ウオーキングが広まっています。このあたりの取組についてどうお考えでしょうか。 ○議長(渡辺務君) 健康福祉部長、坂本秀則君。 ◎健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。  生活支援コーディネーターからの提案を受けまして、昨年12月に「見守りウオーキング・わんわんパトロールのお願い」のチラシを全戸配布し、市民の健康増進と地域の見守りについて呼びかけをしております。  これは、健康増進のため、日々、ウオーキングや犬の散歩をしている市民の方が地域を散策中に何か変だな、困っている人がいるななどの異変や違和感を見たり、感じたりした場合には、最寄りの地域包括支援センターや警察署へ連絡していただくという内容のものであります。  今後もウオーキングを通じて、地域の助け合い、支え合いの一助となるよう普及啓発に努めてまいります。 ○議長(渡辺務君) 12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) そうですね。自分の健康をウオーキングという健康管理をしながらも地域を見守る、そういったことにつなげていく、犬の散歩のときもそういった地域の見守りに兼ねるということができていたら周りで支え合うという体制ができてくるのかと思いますので、ぜひとも進めていってください。よろしくお願いいたします。  道路の沿線だけでなくて、幸い、南房総のはしりであるこの富津市には公園がたくさんあります。自然の中の散策もでき、新たな発見もあるでしょう。  以前、ふれあい公園でこんなことがあったと聞きました。ウオーキング中におもしろい木の形が目に留まって、写真に撮った。人の顔や鳥に見える木、珍しい樹木と書いて「珍樹」といっています。テレビ番組で珍獣ハンターというのがありましたけれども、それこそ珍樹ハンターだと思いました。この珍樹の写真をふれあい公園の管理事務所に持って行き、活用できないかと提案したそうです。そういうことがあったかどうか、その後の対応をお聞かせください。 ○議長(渡辺務君) 建設経済部長、茂木雅宏君。 ◎建設経済部長(茂木雅宏君) お答えいたします。  過去に市民の方から珍樹を撮った写真を御紹介いただき、広報ふっつやふれあい公園ホームページに掲載させていただきました。珍樹を活用した取組については、公園の利用促進にもつながるのではないかと考えております。 ○議長(渡辺務君) 12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) できる限り、そういった意見を集約しまして外部に発信してもっともっと発展させていってもらいたいなとそう思います。よろしくお願いいたします。  そこで、提案です。健康につながる事業は健康福祉部の所管です。市内の珍樹を写真に撮って、インスタグラムやコンテスト等につなげていくような企画をする、それはまたほかの部署だと思います。だからこそ、全庁的に考えて戦略的に魅力を発信していくこと、健康長寿の人が増えて、さらに富津の魅力を外部に発信し、感じた人が移り住んで来るという相乗効果を生むかと思います。景色、景観のすばらしい富津市を歩いて、珍樹ハンターを普及させれば、子供も大人も健康ウォークにつながっていくことにもなります。この提案はどうお思いでしょうか。 ○議長(渡辺務君) 健康福祉部長、坂本秀則君。 ◎健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。  平成20年度から平成22年度にかけまして、生活習慣病予防支援事業といたしまして市民自らが日常的に身体活動の増加を支援する目的で市内各地域の特徴を楽しみながらウオーキングができるよう、市民ふれあい公園、上総湊海岸周辺、市役所周辺吉野の桜並木・田園の3コースのウオーキングマップを作成しております。  議員御提案のレクリエーション的なウオーキングの楽しみ方は自らの意欲継続となり、歩くことが健康維持につながると考えます。 ○議長(渡辺務君) 12番、佐久間 勇君。 ◆12番(佐久間勇君) 健康長寿を延ばし、自然減を減らし、さらに転入者を増やしていく、そういった試みを分かりやすく実行していっていただきまして富津市の人口を増やすことに尽力していただきたいと思います。  全く話は変わりますけれども、プロとは何でしょうか。それを生業としている人、それでお金を稼いでいる人、それがプロだと思います。  私はよくイラストや絵を描きますけれども、うまいねとかプロみたいだねと言われることがあります。プロはうまい、素人は下手という基準はちょっと違う気がします、自信を持って最高のものを提供しお金をいただく、この自負がなければプロであり続けられますか。素人から仕事のことでとやかく言われたら嫌ですよね。プロですから、プロに徹してもらいたい。皆さん方も行政のプロなんです。  今回、代表質問にもありましたが、人口増加のための切り口を変えて質問させていただきました。向こう富津市の人口がどんどん減り、3万何千人になるということが分かっていながら、どうして手立てが打てないのか。他市にない魅力を発信し、もっともっと人口を増やす手立てが打てないのか。歯がゆくてなりません。
     先祖から受け継いできた富津の町です。どこに住んでも住めば都というけれども、人のつながりがその土地に対しての愛着を生みます。適正人口が何人だか分かりませんが、限界集落とか廃校とかという話は寂しい限りです。災害が多い日本列島の中で恵まれた気候や立地条件、このことからしても富津市はいいところです。心温かい人が多いです。ただPRがあまりうまくない。もっともっとPRしなければ、あの手この手を使って人口を増やしていきましょう。与えられたものを、残されたものを最大限に生かせ。  以上で、質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○議長(渡辺務君) 以上で、佐久間議員の個人質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩とします。会議の再開を午前11時30分とします。                  午前11時10分 休憩           ────────────────────────                  午前11時30分 開議                  猪瀬 浩君の個人質問 ○議長(渡辺務君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。6番、猪瀬 浩君の発言を許可します。6番、猪瀬 浩君。                 〔6番 猪瀬 浩君登壇〕 ◆6番(猪瀬浩君) 議席番号6番、諸派市民の声の猪瀬 浩でございます。  本日は一般質問の時間の中で個人質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  さて、今回の一般質問は、表題に示す、市民に信頼される行政運営について、質問をさせていただきます。  そのテーマの中で、まずは市民要望に対する市職員の対応について、御質問させていただきます。  さて、市民要望に応えるのは、実際には市職員となります。その市職員の人数を増やすため、平成29年8月に富津市職員定員適正化計画、平成30年から平成34年度を定めたわけでありますが、4年たった現在において、この計画策定1ページに記載された、当時問題であった、一人一人に余裕がなく、職員間のコミュニケーションの希薄化や職場内研修が十分に行えない状況に加え、心身の故障により休職する職員が生じるなど、今後の人事管理、組織管理、事務管理に深刻な事態が生じることが危惧される問題はどれぐらい解消されたのかと思うかについて、市長が感じる庁舎内の市職員の雰囲気の変化等の状況を教えていただければと思います。  また、その庁舎内の雰囲気の変化によって、市職員の市民への対応がどのように変わったかについても、市長が感じる市民からの市職員への評判の変化をお答えいただければと思います。  続いての質問ですが、進捗状況の市民への報告になります。  過去、私も含めて、様々な議員が一般質問や委員会の場で改善要望等を出させていただいております。また、各地域の区長や住民からも、市へ要望が提出されていることと思います。それらの要望はすぐに対応できないものもたくさんあるかと思いますが、その後の進捗を確認するすべを何か検討されておりますでしょうか。  3年前の平成30年6月定例会の一般質問で、市民からの要望及び対応を全部署で閲覧、共有できるシステムの導入を提案をいたしましたが、現時点で、市民などからの要望を庁内で共有、また進捗状況を市民へ報告するために取り組んでいる内容を教えていただければと思います。  冒頭最後の質問となります。野良猫問題についてでございます。  地域で餌をやる方がいて、野良猫が集まってきてしまって困っているなど、市民から相談を受けることがあります。  富津市では、「犬・猫、ルールやマナーを守って住みよい富津に」と市ホームページにもうたい、飼い主や餌やりの方への注意事項を述べているわけですが、市ホームページ以外で、どのような形で、どれぐらいの頻度で周知を行っているかを教えていただければと思います。  以上をもちまして、第1回目の質問を終えさせていただきます。御答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺務君) 猪瀬議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 猪瀬 浩議員の御質問にお答えいたします。  初めに、市民に信頼される行政運営についてのうち、市民要望に対する市職員の対応についての御質問にお答えいたします。  平成29年8月に富津市職員定員適正化計画を見直し、職員定数を増やしたものの、年々業務量が増加していることもあり、現状は、突発的な行政需要などに対し、十分な組織的対応ができていない状況もあると感じています。  また、市民の市職員への評判につきましては、私はこれまで、来庁される方の相談内容を的確に把握し、解決につなげられる、明るく丁寧な対応をするよう、ことあるごとに職員に伝えてきたところであります。  現状として、全ての方に満足いただいているとは思っておりませんが、区長さんなど、比較的来庁される機会が多い方からは、よくやっているなどの有り難いお言葉をいただけることが多くなったと感じております。  引き続き、組織全体で来庁者の方に満足いただける対応ができるよう、職員のスキルアップに努めていきたいと考えております。  次に、過去に行った一般質問等に対する進捗状況の市民への報告についての御質問にお答えいたします。  区や市民の皆さんからいただく要望に対しましては、新たな要望事項であれば、どのように対応するかを、また、過去に同様の要望があった事項であれば、その進捗状況等を回答しています。  要望の中には、複数の部局に関連する要望もありますので、対応を含め部局を超えて適切に情報共有しております。  また、市民の皆さんから御意見、御提案をお聴きするため、市役所1階ロビーに市民の声提案ポストを設置するとともに電子メール、郵便等でお受けしています。  お寄せいただいた御意見、御提案等で、お名前や連絡先を記載していただいている場合には、必ず御本人に文書やメール等で回答し、その内容が市民の皆さんに広く共通する場合には、回答内容を含め、市ホームページに掲載するとともに、庁内情報システムで職員の情報共有を図っています。  なお、お名前や連絡先が記載されていない場合も、適切に情報共有しています。  次に、野良猫問題についての御質問にお答えいたします。  昨日の福田好枝議員の御質問にもお答えいたしましたが、野良猫を含む動物愛護につきましては、市民の皆様に正しい飼育方法等を御理解いただくことが重要であると考えております。  令和2年度においては、市ホームページ以外にも、6月、10月、11月、2月の年4回、広報ふっつへの定期的な掲載、併せて、必要に応じて区長回覧などでも周知を行っています。 ○議長(渡辺務君) 再質問に入ります。6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) それでは、市民に信頼される行政運営のうち、市民要望に対する市職員の対応について、再質問をさせていただきます。  今、市長のほうからお答えいただきましたとおり、職員定員適正化計画と、それと対になる人事計画としまして、富津市職員人材育成基本方針があるわけですが、こちらの基本方針については、半年前の令和3年3月に改定をされていると思います。  どちらの計画も根幹にあるものは、地方公務員法第30条、「全ての職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、かつ、職務の遂行に当たっては、全力を挙げてこれに専念しなければならない」という理念かと思います。  富津市の各職員は、この理念にのっとり、心身、体力、気力ともに健康な状態を保ちながら、公平公正な立場の下、地方行政における諸問題の解決に向けて、職員、個人が、そしてチーム富津市職員が積極的に、かつ全身全霊をあげて、市民の福祉向上と市発展のために活躍できる環境をつくり上げていることと思います。  そんな中で、私のほうから、市民の方から、もう少しこういう点を改善してもらいたいといった例をお伝えさせていただければと思います。  まず、地元の方からの相談になりますが、なかなかそれが市のほうへうまく情報が伝わらない。うまく話が伝わらないということで相談を受けまして、市に掛け合ってみました。  その際に、窓口対応をしてくれた職員の方なんですけど、私はこの部署に来てまだ1年もたっていないので、よく分からないのですといったような、困ったような態度をされて、こちらの話をメモを取ってくれたりということをしないような状況を目の当たりにしまして、これではちょっと確かに窓口職員の方として、ちょっと態度としてどうなのかなと思うようなことがありました。  市民の方からは、よく話が通る職員を窓口に出してよ、直属の部署の人間じゃないにしても、こちらの要望を聞いてくれて、ちゃんと担当者の方にしっかりと伝言をしてくれるような体制をつくってよというようなお話も受けることがあるわけですが、多分、今回、私が直面したような市職員の対応のことを言っているのかと思います。  富津市職員人材育成基本方針2ページには、市民の求めていることを理解し、的確に対応できる職員を育成していくと書かれております。  そこで御質問ですが、窓口業務を行うに当たって、重要だと思うことを総務部長にお答えいただければと思います。 ○議長(渡辺務君) 総務部長、中山正之君。 ◎総務部長(中山正之君) お答えいたします。  窓口業務につきましては、業務に対する正しい知識を持ち、加えて、来庁された方の目的を的確に把握し、丁寧な対応を行うことだと認識をしております。  丁寧な対応を行うためには、傾聴と共感を実践し、来庁された方とのコミュニケーションを十分取ることが重要であると考えております。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) ありがとうございます。  今答弁あった共感というところが、多分、一番大事なのかなと私も思います。  やはり困っているから相談をする。そうすると心の余裕がない中で窓口に行っていますので、そのときにまずは話を聞いてもらえる、それだけでも大分変わってくるかと思いますので、窓口の方にはちょっとそういうところをお願いできるよう、伝えていただければと思います。  続いてですが、私が市民から要望を受けた際に、議員として動く前には、まずは相談者自らもちょっと市のほうに問合せをしてくださいとお願いをするようなこともあります。  そのようにする理由としましては、市民の一人一人の方が一市民でも、市のほうに要望を上げることができたとか、また、このような形で要望を上げれば、市の方も話を聞いてくれるんだという理解を深めてもらうことで、市民一人一人が自らが当事者として、市のほうをよくする提案とかをできるようにしていきたいと思っているからであります。  そんな中で、市民の方から自ら市へ要望を上げてもらう際には、市職員の方がどのような対応をしたかということも、確認させていただくこともあるわけですが、その市の対応を改善したほうがよいのではないかという例を次に挙げさせていただければと思います。  1つ目ですが、市所有の設備の問題点についてなんですが、その状況を市民の方がおかしいということで気づいて、市のほうに電話をしたところ、市担当者の方は現場を確認する前に、自分たちが管理している市の帳簿を見て、そのような形にはなっていませんよというようなことを言われたということでありました。  私のほうも調査に入ってみたところ、市民の方がおっしゃることが正しくて、市の帳簿が間違っているようなことが分かりました。  要望者である市民の方からすると、要望を出しても市職員が真摯に受け止めてくれなかった。挙げ句には、その市民の方がうそを言っているように言われたと、実際には市の方ははそういうことは言っていないんですけど、そういうふうに言われたように感じたということを感想としていただきました。  また別の例では、とある市施設に野良猫がたくさんいるので、このような対応をしましょうということで、市民ボランティアの方が施設担当部署の方とお話をさせていただいたところ、その施設の担当者の方は、じゃあ、上司に伝えてみますねということで伝えたところ、何か野良猫はその施設にはいませんよとみたいなことが、最初、回答で返ってきたということでありました。  その後、保健所にも相談をして対応をしましょうということで、市も一緒に対応をしたということでありますが、ちょっとそのときの市の対応に驚いたということでありました。  ほかにも幾つかあるわけですが、今回、この挙げた2つの事例等を通しても言えることは、対応する権限を持つ職員の方が、どういう理由かは分かりませんが、市民からの要望をあってなかったものにする態度が、今現在も庁内であるのではないかという可能性を示唆しているわけであります。  このような窓口や部署での対応の市民からの要望を放棄する体制を防ぐためには、どのような対策を練っていく必要があると考えていますでしょうか。  庁舎横断的な問題を取り上げている庁内全体会議の実務責任者である副市長のほうに、ちょっとこちらは答弁をいただければと思います。 ○議長(渡辺務君) 副市長、小泉義行君。 ◎副市長(小泉義行君) お答え申し上げます。  各窓口や部署におきまして、様々な御要望をお受けする場合につきましては、御要望にお応えすることができるもの、また残念ながら、お応えすることが難しいものもございます。  そのような中、対応を放棄するということは、これはあってはいけないことだと考えております。そのためには、御要望一つ一つに対し、まずは現状を把握すること。その上で、丁寧な対応が必要であると考えております。  そのためには、研修などで学んだこと、現場で実践していく、生かしていく、そのようなことや、関係者との調整、これが重要であると私は考えております。  現在、そのようなことを組織全体で取り組んでいるところでございます。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) 現場を確認する、これが本当に大事だと思います。  私も市民の方にはできるだけ写真とか撮って、市の方が分かるように伝えたほうが、市の職員の方もしっかり動いてもらえると思いますよということをお伝えさせていただいているんですけど、市の方もそれを受けて、やっぱり1回現場を確認するということが大事だと思います。その上で調査がさらに必要であれば、少しお時間をくださいといったような対応をしていただけると、市民の方も安心するのではないかなと思います。  では、続きまして、進捗状況の市民への報告への再質問に移りたいと思います。  ここでは、私が過去質問した提案なども踏まえて、進捗状況についてお聞きしてまいります。  私は、過去の質問などで全ての現場を逐一確認するには、市職員の方の手が足りない状況、市長も答弁いただきましたが、そういった状況を鑑みて、防犯や防災のために監視カメラを導入するべきだということを訴えさせていただいております。  各担当部署においても、監視カメラは一定の効果があると思うという回答をいただいているわけですが、具体的にどこかに新たに設置されたという報告を受けたことがないので、監視カメラの設置の状況と併せて、進捗状況の確認をさせていただければと思います。  1つ目としましては、前回、6月定例会の一般質問において、不法投棄問題などで、防犯カメラの取り入れを主張させていただき、それに対して市執行部から、「一定の効果があると思われる」との答弁をいただきました。  それに対しまして、市執行部から、その後、担当部署の方や警察などと連携もさせていただきまして、地域住民などの理解を得て、民有地への防犯カメラの設置は問題ないだろうというお話をいただきまして、ボランティア団体では、今、それを試験運用をさせていただいております。  そこでちょっと質問となりますが、来月あたりから、令和4年度に向けての予算取り等の検討が入るかと思いますが、一定の効果があると思われるといった中で、不法投棄監視事業において、特に不法投棄がひどい場所において、防犯カメラなどの導入を来年度の予算で要求するような考えはあるのか、教えていただければと思います。 ○議長(渡辺務君) 市民部長、鹿島和博君。 ◎市民部長(鹿島和博君) お答えいたします。  監視カメラの活用につきましては、今後の不法投棄防止対策にとりまして、有効な手段の1つと考えております。  現在、個人情報の取扱いなど、監視カメラの設置に伴う適切な管理、運用の方法等について検討を行っております。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) 分かりました。以前、質問させていただいたときも、やはり個人情報の取扱いが問題になってくるかと思いますが、検討をしていただいているということですので、ぜひ前向きに進めていただければと思います。  続いてになりますが、ボランティア団体で、今試験的に設置した監視カメラなんですけど、結構クリアに映っています。その試験運用において、夜7時以降から夜明けまでの間なんですけど、結構、有害鳥獣が映っていることを発見をしております。  そこで、次の質問となりますが、昨年9月定例会の一般質問において、住宅地付近などに出没する有害鳥獣は、猟銃などの使用が難しいなどで、駆除が行いにくいという現実があるにしろ、児童生徒、そして、地域住民が安心、安全に暮らすためには、何かしらの解決策を見出していく必要があるのではないかと質問をさせていただいて、そのときには、市からの回答として、市街地に出没する有害鳥獣に対応するマニュアルを作成するということでありました。具体的にどのようなマニュアルを作成したのかを教えていただきたいとともに、市ホームページにちょっと確認をしたところ、そのマニュアルが掲載されていないようですので、そこら辺の開示ができているのかどうかをちょっと教えていただければと思います。さらには、あと今回、ボランティア団体でちょっと試験運用をして、ちょっと有害鳥獣などが映ったというところもあるので、有害鳥獣の出没時間が大体、今、深夜というところを踏まえますと、その生態状況などを確認するには、トレイルカメラなんかが有効ではないかと思っているわけですが、そこら辺どのようにお考えか教えていただければと思います。 ○議長(渡辺務君) 建設経済部長、茂木雅宏君。 ◎建設経済部長(茂木雅宏君) お答えいたします。  市街地に出没する有害鳥獣に対応するマニュアルについては、富津市有害鳥獣対策協議会、千葉県及び富津警察署等と協議し、令和3年3月に策定いたしました。  本マニュアルについては、住宅地等で猟銃の使用が難しく、駆除対応が困難な地域に有害獣が出没した際の対応手順や連絡体制、関係機関の役割などを明確にしたものとなっており、関係機関に配布し対応しております。
     市ホームページの掲載については、各関係機関が取るべき対応や情報伝達体制を整理したものであるため、掲載はしておりません。  市民に対しては、国や県が公開している有害鳥獣被害防止対策等の内容をホームページに掲載することで、周知してまいります。  次に、トレイルカメラについては、本市でも金谷地区の市街地周辺のイノシシ出没経路を把握するため活用したこともあり、有害獣対策の情報収集において有効であると考えております。  現在では、鳥獣被害対策実施隊により市内10か所で、おりの周辺にトレイルカメラを設置し、生態等の確認に役立てております。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) 分かりました。マニュアルのほうも作成をしているということなので、市民の方にそういった形で、市民の方がどこに相談をすればよいかというところと、そういうのでも対応をしてくれるということが知りたいかと思いますので、そこら辺を市ホームページのほうで伝えていただければと思います。  では、続いての質問ですが、昨年9月定例会の一般質問にて、河川の水位状況等を水位計や監視カメラなどで情報収集、情報公開をすることで、市民の安全を守る対策を検討してはどうかという問題提起に対しまして、市からは、水位計については千葉県に対して増設の要望を行っていきますということでありました。  直近でも、全国各地で大きな水害などに見舞われるような事態が起こっていたり、また、7月においては、豪雨においては、二間塚地区にある百目木川の護岸が破損する出来事もあったわけでありまして、市民としては、ダム、河川等の水位状況などは非常に気になるところであります。  昨年、質問しましてから既に1年がたったわけですが、当時お答えいただいた既存の3つの水位計が現在幾つに増えたのか。また、河川、監視カメラなどの設置は行われたのかどうか、現状の進捗状況を教えていただけばと思います。 ○議長(渡辺務君) 総務部長、中山正之君。 ◎総務部長(中山正之君) お答えいたします。  既存の3か所の水位計に加え、本年6月1日に湊川の寺尾橋に危機管理型水位計が設置され、4か所になっております。  また、監視カメラにつきましては、本年8月26日に湊川丹後橋に1台設置され、9月1日より運用されております。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) 分かりました。県のほうからも発表がありまして、富津市にも1つ、また富津市が関係する小糸川のところにも、君津市のところですけど、1つついているのを私もつい先日、ちょっと確認をさせていただきました。  これからまだまだやっぱり市民の方が豪雨があるごとに川の状況どうなのかなと見に行って、危険な目に遭わないためにも、県のほうに掛け合っていただければと思います。  では、続いての質問ですが、これは一昨年の12月定例会の総務産業常任委員会にて質問をさせていただいた、足立の坂を下りた付近の防犯カメラになりますが、こちらは児童生徒の通学の見守りのために設置されたものだと認識をしているわけですが、その後、ほかの学校等の通学の見守りなどで、新たに設置するような計画はあるのか、教えていただければと思います。 ○議長(渡辺務君) 総務部長、中山正之君。 ◎総務部長(中山正之君) お答えいたします。  新たに設置した防犯カメラはございません。  また、今後の設置につきましては、関係機関と協議し、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) 分かりました。この後もちょっと通学路の質問でもありますが、いろいろと検討をお願いできればと思います。  では、続いての質問になりますが、進捗状況の市民への報告のうち、通学路及び歩道の安全対策について、再質問をさせていただきます。  こちら、平成30年6月定例会の一般質問において、富津市安全対策協議会の中で毎年検討されている対策要望箇所一覧表について、市ホームページへ掲載をしていただけるようお願いをしまして、現在は、単年度ごとの検討内容を掲載してくださっています。しかしながら、単年度ごとの検討結果となっていますので、この年度、当時の対応が対策未定となっているものが、その後、対策されているかどうかというのが分からない状況であります。  今年の6月末に起こった八街市の通学路の事故でございますが、市としては、そういう危険な箇所を把握をしているにもかかわらず、なかなか対応ができなかったために起きた事故でもありますが、今回、八街市の事故を受けて、政府主導によって、富津市においても通学路の一斉点検を行っているところだと思います。  その点検の中で、判明した新たな危険箇所などと踏まえて、過去の危険箇所でまだ対策未定となっているような部分などについて、一覧で分かるような形で、今現状、何がまだ対策できていないのかというような資料を公開していただくことはできないでしょうか。  通学路の危険箇所は、どうしても短期間で解決できる問題ではないわけで、優先順位をどうしてもつけなきゃいけないかと思うんですが、通学路の安全確保に向けた取組についてのページの掲載内容として、なぜ対策未定のままなのか、何でできないのか、また、いついつに対応する予定なのか、そういったような掲載方法の検討をしていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(渡辺務君) 教育部長、平野 勉君。 ◎教育部長(平野勉君) お答えいたします。  過去の危険箇所の対策未定の欄につきましては、道路交通法等により、対策が困難な箇所を対策未定の欄に含んでいたことから、今後は記載方法を見直してまいります。  具体的には、対策が困難な場合は、その理由を記載し、対策予定につきましては、見通しを持った予定を掲載できるよう努めてまいります。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) せっかく公開をしてくれるようになったので、市民の皆さんが安心していただけるよう、また、できない理由についてはどうすれば、道路交通法の問題はちょっとなかなか難しいと思うんですけど、用地などについては、そういうことであればというふうに考えてくれる方も、もしかしたら出てくるかもしれませんので、どうしてできないかについては、理由までぜひ明記していただければと思います。  では、続いての質問ですが、こちら今通学路の問題ですが、こちら私、過去の質問の中で、通学路周辺の草刈り等をして見通しをよくするべきというようなことを提言をさせていただいております。  市としては、全ての通学路の見通しなどの安全確保を行うこと、草刈りですね。実質的に不可能であるという認識であるかと思いますが、そこで、こちらも何度か提案をさせていただいているんですけど、民助、市民ボランティアの力を借りて、通学路に関係する道路、路肩の草刈りやごみ拾いを推進していくべきだということも提言をさせていただいております。  私自身も狭い範囲かもしれませんけど、地元の通学路の安全確保に少しでも寄与できるように、草刈りやごみ拾いなどのボランティア活動をさせていただいているわけですが、その活動の中で、毎週ごみを拾っても、再度どうしてもごみを捨てられてしまうわけなんですけど、そのポイ捨てのごみの中にアルコール飲料の空き缶が毎週のように捨てられていることに気づきます。多分、自分が見た限りでは、車から捨てているんではないかと思えるようなことが考えられるわけであります。すなわち、その通学路で飲酒運転をしている方がいる可能性が非常に高いのではないかと危惧しているわけであります。  八街市の事故は、飲酒運転による児童を巻き込む事故でもありましたので、市や警察には何かしらの対処ができないかと相談をさせていただいているわけであります。  富津市としましては、警察署と連携をして、飲酒運転撲滅に対して何か取り組んでいるのか、ちょっとホームページ、その後見たら、市長が飲酒運転撲滅宣言もしていますので、一緒に取り組んでいるのかと思いますが、あとは、このボランティア活動をしている方なんかがやはりごみを拾うことによって、そこにアルコールのその缶が捨ててあったりということであれば、そういった飲酒運転をしている可能性を発見できる方でもあると思いますので、そういった地域住民の方々や様々な市民ボランティア団体の方から、通学路の安全確保に関する情報を拾い上げていく仕組みがつくれないか、市の見解をお聞かせいただければと思います。 ○議長(渡辺務君) 総務部長、中山正之君。 ◎総務部長(中山正之君) 飲酒運転撲滅について、お答えいたします。  昨年12月に、市長が飲酒運転根絶宣言を行いました。  この宣言は、市民を守るため「飲酒運転をしない、させない、許さない」という飲酒運転根絶の理念を忠実に履行するため、広く社会に飲酒運転根絶を訴え、この社会から飲酒運転が根絶されるよう、これまで以上に取り組んでいくことを宣言するものです。  取組の内容につきましては、富津警察署及び関係団体と協力し、飲酒運転の危険性などを認識していただくための広報紙「パトロールふっつ」や「おもいやり交通千葉」の回覧や街頭での啓発活動を実施しております。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) 分かりました。あと市のホームページのほうにも載っておりますが、9月21日から10日間ほど、この秋の全国交通安全運動を行うということで、この今回のスローガンとしましても、「飲酒運転根絶、飲酒運転は絶対しない、させない、許さない」ということで、重点目標として、飲酒運転などの悪質、危険な運転の根絶を行うということが書かれております。  今、私が申したところの路線ですが、結構やはり事故が多い路線であります。その中で、飲酒をしている可能性があるようなことが見受けられますので、ぜひ、この秋の交通安全運動の中で、飲酒運転を根絶するという意味でも、こういった路線も見ていただければなと思います。  私のほうも、もし一緒にどうですかというふうに言われれば、こういう状況ですよということをお伝えできると思いますので、よろしくお願いをいたします。  では、引き続いて、次の質問、野良猫問題について、再質問をさせていただきます。  平成27年12月の一般質問の中で、当時の議員の方が野良猫問題を取り上げておりまして、その当時の市の答弁としては、野良猫は近年増加傾向にありますということでありました。6年前のことですので、そこからどういった対応をしているか分かりませんが、いまだに相談を受けるということは、一定数まだ残っているということだと思います。  冒頭に述べた野良猫保護活動を行っている団体の方々に、ちょっととある団体のほうで取材をさせていただいたんですが、そのときにいろいろお話を聞かせていただきました。  野良猫の寿命は、どうしても野生環境といいますか、そういったところで、寿命のほうはせいぜい3年から5年ぐらいということであります。ただ、猫は大体年に数回出産があるので、何も対応をしなければ、その野良猫の数は増えていく一方になりますよということでありました。  先ほど、別のテーマのところでも述べさせていただきましたが、市としては、そこに野良猫はいないので、富津市としてやることはない。飼い猫かもしれないので手をつけられないと、現在も対策をちゅうちょしている状況かと思います。これでは野良猫の数を減らすどころか、増やす一方になってしまいます。  野良猫が増えれば、野良猫に困っている方の不満がたまり、市民の満足度は減少し、その地域の人口減少に拍車をかける可能性もあります。下手をすれば、フラストレーションを爆発させた市民の方が、野良猫を殺傷させるなどの事件が発生する危険も高まります。  昨日、同僚議員の方から、公益財団法人どうぶつ基金の行政枠の有効活用についての打診があり、活用を前向きに検討していきますという回答がありましたが、いま一歩踏み込んでいないような回答に受けました。  そこで、実際に環境センターさんの野良猫保護活動を一緒に参加されたかと思うんですけど、どうぶつ基金の行政枠を活用したわけでありますが、市に過剰な負担がそのときにのしかかってきてしまったので、継続してどうぶつ基金の行政枠の活用を力強く推し進めていくことをちょっとためらっているのかなとも思うわけですが、そのようなことがあるのか、いずれにしましても、見て見ぬ振りをしていけば、野良猫はどんどん増えていくだけになります。  ぜひ、この公益財団法人のどうぶつ基金の行政枠を活用していただいて、野良猫保護活動を行っている方などに協力をいただき、野良猫の数を減らしていただくことで、徐々にですが、野良猫の数を減らすことができる可能性があるわけですので、前向きに検討いただければと思います。  近隣市では、袖ケ浦市さんがホームページのほうに、そのどうぶつ基金のさくらねこ問題をしっかりホームページに掲載してくれています。袖ケ浦市や木更津市霊園などが近隣の自治体では取り組んでいる事例となりますので、ぜひとも富津市においては、この野良猫問題を減らし、住みよい富津市をつくるためにも、来年度早々でも、どうぶつ基金の行政枠制度が活用できるように整備を図っていただき、それを市民にホームページなどで周知していただけるようお願いしたいと思うわけですが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(渡辺務君) 市民部長、鹿島和博君。 ◎市民部長(鹿島和博君) お答えいたします。  昨日の福田好枝議員の御質問にもお答えいたしましたが、当どうぶつ基金のチケットにつきましては、苦情等の状況を十分に精査し、当制度の活用条件と照らし合わせた中で、適切であると判断した場合において、ボランティア団体などと連携し、有効利用していきたいと考えております。  なお、本年度行いました、富津市環境センターでの実施状況につきましては、現在、ホームページに掲載する方向で調整をしているところでございます。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) 環境センターで1事例ができたわけですので、市職員の方が負担でなければ、ぜひ予算もかからないところになるかと思いますので、前向きに進めていただければと思います。  では、最後、まとめとなります。  今回ですが、市民の方からの相談に対する市の対応の問題点の指摘と改善要望。また、今まで一般質問をした内容に対する進捗状況などを伺わさせていただきました。一般質問の場では検討します。調査します。研究しますなどの回答が多いわけで、これはすぐにどうしても調整が図れる問題ではないので、このような回答も致し方ないと思っております。しかしながら、何年も放置されている状況があると、一般質問の場では取りあえず検討します。調査研究しますと答えて、その場しのぎの回答をしていけばよいと思ってしまうこともあるわけであります。そこで、そういったような回答があるということで、議員に対してもそうであると、市民の方々、先ほど窓口での話も言いましたが、しっかりと対応をしてくれていないのではないかと危惧するような状況になってしまいます。  そこで、今回、質問をさせていただいた内容の中で、本気で市がいろいろな課題に、解決に取り組む気があるのであれば、予算を必要とするものはどうしても予算編成を組まなければいけないんですけど、予算を必要としないものについては準備ができ次第、動きがあるものだと思っておりますので、今回も幾つか要望等を上げさせていただきましたが、市からの実際の動きに期待をさせていただきたいと思います。  なお、半年前に策定をしました、富津市職員人材育成基本方針、こちら見ますと5つの柱があります。  1つ目としまして、市職員としての誇りと自覚を持ち、誰からも信頼される職員。2つ目、市民目線で物事を考え、安心と納得を提供することで、住民満足度を高められる職員。3つ目、停滞型思考から脱却し、柔軟に物事を考え、積極的に行動できる職員。4つ目、市民の求めていることを理解し、的確に対応できる職員。ちょっと今、4つだけをピックアップさせていただきますが、育てていくというようなことが書かれております。  そこで、最後、市長に御確認をさせていただきます。  今、挙げた、この人材育成基本方針の5つの柱、特に私が今挙げさせていただいた4つの方針、これをどこまで本気で市職員に求めていくつもりなのか、また、もし市民などからも、今回、お伝えさせていただいたように、底上げができていないのではないかというような苦情が出たときに、市長として、市民の福祉向上や市政発展に取り組む姿勢をどのように市職員に促していくのか、そこら辺の市長のお考え、また指導の方法を教えていただければと思います。 ○議長(渡辺務君) 市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) お答えいたします。  猪瀬議員、御指摘いただいた4つの項目につきましては、職員に対して全力で達成できるように取り組むよう、今後も努めてまいりたいと、そういうふうに考えております。  また、私もかねてより申し上げておりますけれども、市政を力強く前に進めるためには、現在、市民の皆さんの御協力は欠かすことができないと、そのように考えています。  行政の取組等を知っていただき、理解していただき、協力していただくことが、力強く市政を前に進める、その大きな原動力になるというふうに私は信じておりますので、そのためには、私も含めて市の職員全てが市民の皆さんから信頼される。かわいがられる。そういうような形を求めて、今後も努力をしてまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) 力強い御回答をありがとうございます。  私も議員でもありますが、市民側でもあります。市民としましても、できるだけ市の職員にどういう要望なのかをやっぱり分かりやすく伝えていくというところでは、いろいろ相談を受けたときには、そういった資料なども用意して、要望を上げさせていただきたいと思います。  また、市民の方から、今後また市職員の対応などについて、いろいろお話があったりするかと思いますが、この基本方針にどうしてもちょっとうまくできていないんじゃないかと感じるときには、都度、御報告をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  いずれにしましても、富津市をよりよくしていくためには、市職員の方々のお力もそうですが、市民一人一人がしっかりとそういったところで協力できる体制、今、市長からお答えいただきましたが、そういったような協力体制をつくっていくことが大事であると思っています。  私もその中で、議員という立場はありますので、それがうまくつながるように努力をしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  では、これにて私の一般質問を終えさせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(渡辺務君) 以上で、猪瀬議員の個人質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩とします。会議の再開を午後1時15分とします。                  午後0時14分 休憩           ────────────────────────                  午後1時15分 開議                  千倉淳子君の個人質問 ○議長(渡辺務君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  9番、千倉淳子君の発言を許可します。9番、千倉淳子君。                 〔9番 千倉淳子君登壇〕 ◆9番(千倉淳子君) 皆さん、こんにちは。議員番号9番、諸派の会市民の声千倉淳子でございます。9月定例会の最後の一般質問をやらせていただきます。よろしくお願いいたします。  ネット配信が始まりました。たくさんの皆様が、この議会の様子を見ていてくださればいいなというふうに思っております。日々、執行部の皆さん、そして、私たち議員も一生懸命市民の声を届けたり、それに応えようと頑張っているという姿がやっと配信されることになったことを喜ばしく思っております。そこに恥じないように、一生懸命やらせていただきたいと思っております。  まず、皆さん、この富津市、御自分のまち、その夏の風景というのを思い浮かべたときに、最初にどんな風景が思い出されるでしょうか。私の夏は、国道がとっても渋滞をして、そこに並んだ車は、富津を楽しむために来た海水浴場のお客さんで、あっという間に駐車場はいっぱいになり、そこで皆様が海を楽しむ姿です。  じゃあ、今はどうでしょうか。昨年、今年こそはコロナ禍でなかなか海も閉鎖されている状態ではございますが、そうでなければ、やはりたくさんの人々が富津の海を楽しみに来られていたはずだというふうに思います。  マリンスポーツのメッカとしてもネットなどではたくさん取り上げられ、発信がされています。私の友人にも、富津の海を楽しむためにこの地に来られたという方も少なくありません。都心から1時間で海を満喫できる富津市、この市にとってマリンスポーツは観光の柱とも言えるものになっているというふうに私は理解をしております。  しかし、一方では、その海で生計を立てる漁業関係者の市民もおり、また、静かにこの海を眺めたい、楽しみたいといって移り住んで来た方々もいらっしゃいます。そんな富津市の海で、先月、残念な事故が起こってしまいました。水上バイクによる事故です。一口にマリンスポーツといってもいろいろな種類があり、このように危険を伴うものがあるんだということを思い知らされる事件でした。
     みんなの海、どうしたらこの海を誰もが楽しむことができる富津市の誇れる海にできるのでしょうか。そこで、今回の1つ目の質問です。  富津市の海岸におけるマリンスポーツの現状と課題についてお聞かせください。  この質問に関しては、昨日より何人もの議員からの質問があり、重なるところも多いと思いますが、御答弁のほど、よろしくお願いいたします。  2つ目の質問は、6月定例会でもお尋ねしましたが、閉校になりました学校跡地の利活用についてです。  前回から、これまでの進捗状況を含めた現状と課題について教えてください。  これで1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(渡辺務君) 千倉議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 千倉淳子議員の御質問にお答えいたします。  初めに、富津市の海岸におけるマリンスポーツについて、富津市の海岸におけるマリンスポーツの現状と課題についての御質問にお答えいたします。  本市の海岸は、都心からのアクセスがよく、長い海岸線に加え、穏やかな海域であることから様々なマリンスポーツの愛好者の人気のスポットとなっており、市内外から毎年多くの方が訪れております。  一方で近年は、一部、騒音問題やごみの不法投棄など、海岸利用のマナーに係るトラブルが発生している状況であります。  次に、富津市の学校跡地利活用について、学校跡地利活用に向けての現状と課題についての御質問にお答えいたします。  令和元年度末に閉校した学校の跡地利活用については、地域の意見を踏まえつつ、民間活力の導入も図りながら施設の有効活用を検討していくこととしております。  現状としましては、先行して取組を開始した旧金谷小学校では、8月16日に利活用事業に係る優先交渉権者と基本協定等の締結を行いました。また、旧天羽東中学校では、2回のワークショップを実施し、地域の皆さんの御意見を頂いたところです。  また、前回の議会では、閉校の利活用についての市の方針や考えと、頂いた地域からの意見とのバランスをどのように取りつつ進めていくかが課題であるとお答えいたしました。  旧金谷小学校で利活用事業者が決定した現在、地域振興などの利活用の目的が達成されるよう実施される事業の状況を適切に見守っていくことの必要性を感じております。 ○議長(渡辺務君) 再質問に入ります。9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) 御答弁、ありがとうございました。  では、再質問に移ります。  先ほどもお話したように、8月12日、大貫海岸沖合で水上バイク同士の衝突事故がありましたが、この夏、全国的に水上バイクの事故が起きているようでございます。  まず、市内を考えていく前に、市外、県内外のマリンスポーツに関する規制についてお教えいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(渡辺務君) 建設経済部長、茂木雅宏君。 ◎建設経済部長(茂木雅宏君) お答えいたします。  東京都や茨城県などにおいては、内水面における船舶等の総合的な交通ルールなど、水上交通の安全を目的とした水上安全条例が制定されているほか、海水浴場等を有する県などでは、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例において、海水浴場内の安全確保のため、マリンスポーツの一部を禁止するなどの規制がされております。  また、本市が平成29年に制定した、富津市安全・安心な海水浴場等の確保に関する条例と同様の条例が多数の市町村でも制定され、海水浴場区域内及びその周辺においてマリンスポーツの一部を禁止しております。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございました。よそでも厳しいところでは、もう禁止といったような条例もあるようでございますね。  では、市内の詳しい状況について、まず、市に目を向けていきますと、これまで、本市の水上バイク利用に対する制限はどのようなものであり、どんな経緯でいつつくられたものか、また、その規制の運営主体、状況について教えてください。お願いします。 ○議長(渡辺務君) 建設経済部長、茂木雅宏君。 ◎建設経済部長(茂木雅宏君) お答えいたします。  富津岬海岸付近における水上バイクにおいて、漁業をはじめとして多くの問題が発生していたことから、平成12年度に財団法人日本海洋レジャー安全振興会により、関係機関や関係団体と調査研究を行い、関係する漁業協同組合の協力により走行エリアを富津岬先端から第一海堡の北側に決定いたしました。  その後、この走行エリアを利用する各グループ等が安心して楽しめるゲレンデとして後世に残していこうという目的の下、平成18年に富津岬をまもる会を発足させ、ごみ問題やローカルルールの徹底等の啓蒙活動を行っております。  また、夏期には、海上保安署やPW安全協会等とともに合同パトロールを実施しております。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございます。私も、その富津岬をまもる会というのをホームページで見てみました。そこに、この富津岬をまもる会の人たちの思いが書かれているので、ちょっと紹介したいと思います。  「富津岬は東京からのアクセスが良く、広い海岸線と穏やかな海域のため、様々なマリンスポーツを楽しむ方や日帰りキャンパー等が多数来場し、日頃のストレス発散や自然との触れ合いの場であります。しかしながら、マスコミをはじめ漁業関係者等から「ジェットは危険だ」「マナーが悪い」等が取り上げられ、ごく一部の人を見られ、誤解が生じております。また、PWCゲレンデ利用について、ゴミ問題、マナー問題により関係団体等から閉鎖をする動きが出てきており、富津岬においても例外ではなく、漁業関係者、富津市、PWSA千葉支部と話合いが幾度も行われております。夏場だけいつもと違ったゲレンデにジェットに乗りに来られる方が、ローカルルールを把握しない場合が多いため、日頃から注意、指導をしておりますが、徹底されていないのも事実であります。たまたま来てゲレンデを荒らして帰って、後にゲレンデが閉鎖されても痛くも痒くもないでしょうが、我々がジェットをする場を奪うような行為をするのはやめていただきたい。自分達の世代で富津岬が閉鎖されてしまっては、後世の人達の希望、可能性を潰しかねない。後世の人にも安心して楽しめるスポットを残そうとの意見が多数のチームからあがり、ゲレンデのゴミ問題や、ローカルルールの徹底等啓蒙活動をし、これからの富津岬の在り方を考えるため、この富津岬をまもる会を発足いたしました。  平成18年9月」  とありました。実際、マリンスポーツを楽しむユーザーの方たちが、やはり自分たちが楽しめる、この富津市のすばらしい海でやらせていただきたい。その状況を後世にも伝えていきたいという思いが、ここから私は伝わってきました。  そんなふうに民間の人もしっかりと御協力をいただいて、市とタッグも組んで、関係各所とも話合いを重ねた中で、今、富津岬は平穏にそれが行われているものというふうに私は理解をしておりました。  となりますと、広い海岸線を持つ富津市で、水上バイクの規制があるのは富津岬周辺のみが今は規制されているということになります。逆に言えば、規制のない場所へ人が流れるのは、多分、ごく自然なことだというふうに思われます。  岩瀬海岸では、富津岬の規制ができてから、水上バイクの利用者が増えたと聞いております。一時、路上駐車が問題となって、近年、バイクの乗り入れとなっていた場所にガードレールが設置されたというふうに記憶しております。  このガードレールの設置は、富津市行政として水上バイクを禁止する必要があると認めたからというふうに理解してよろしいでしょうか。お願いします。 ○議長(渡辺務君) 建設経済部長、茂木雅宏君。 ◎建設経済部長(茂木雅宏君) お答えいたします。  岩瀬海岸付近のガードレールの設置については、海岸等の利用者が自家用車を路上駐車し、車両の通行に支障を来していたことから、市道管理者として路上駐車の防止対策を講じたものです。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) では、あくまでのあそこの道路の混雑を避けるために、そこに設置したということでよろしいですね。──はい、ありがとうございます。  では、ここで、富津市行政が、これからほかの海岸線で果たすべき役割についてお伺いをしていきたいと思います。  今までの質問で、富津岬周辺の規制は、平成12年に民間主導で行われ、現在も運営を民間で行っていると私は認識しております。  広い海岸線を持つ富津市で一部を規制すれば、人が流れるのも自然なこと。先ほどのガードレールの設置からも分かるように、そこはバイクを禁止するということではなくて、そこの道路をスムーズに通すために設置したというふうに考えていいということであります。  そして、富津岬では、既に平成18年からですか、パトロールも始まり、富津岬をまもる会というしっかりしたルールも、守る形もできているということでございます。ということは、今の段階で、まだ、ほかの海岸にこのルールができていないということは、同じ富津市の海岸線の中で、これだけしっかりした組織とルールができていたにも関わらず、富津市の対応が少し遅かったのではないかと言われてしまうのではないかと思いますが、そのようなことについてどう思われますか。 ○議長(渡辺務君) 建設経済部長、茂木雅宏君。 ◎建設経済部長(茂木雅宏君) お答えいたします。  大貫海岸や新舞子海岸周辺においては、路上駐車や住家付近での走行による騒音、海岸での大人数の飲食によるごみの不法投棄、漁業への影響など、地域住民や漁業者等から苦情や不安の声が多く寄せられたことから、路上駐車の防止対策として岩瀬川河口付近の市道沿いにガードレールを設置し、夏期にはカラーコーンの設置を併せて行い、新舞子海岸においては、地元区により海岸への車両の進入禁止を周知する看板を設置しております。  また、夏期には、海上保安署など、関係機関やPW安全協会、シーバード富津、富津岬をまもる会など、関係団体の協力をいただき、合同パトロールを実施しております。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございます。合同パトロールを実施していて、今回のような事件が大貫で起こってしまったというのは、本当に残念なことだなというふうに思っております。  やっぱり富津の海が守られるためには、どうしても行政の方たちのリーダーシップの下にそういったことが、それだけの苦情が出ていたのであれば、ちゃんとできているところを学んで、同じように協議を早く始めて、つくっていくべきではなかったかなというふうに私は残念に思うところであります。  これまでのお話ですが、私は決してこのジェットスキーを排除したいというものではなく、今もお話ししたように、適切な対応と構想を持って、この海を楽しめるように行政指導でしていっていただきたいなという思いから、この話を、この質問を今回選んでおります。  富津市は、どこにも負けないポテンシャルがあり、マリンスポーツは観光の目玉となり得ると、先ほども話しました。また、広い千葉県の海岸線の中で水上バイクを楽しむには、市長からもお話がありましたが、富津のように海が穏やかで都心に近く、こここそメッカになり得るところだったんだろうなと、自然の成り行きだったんだろうなというふうに思います。  ですから、これから、このルールをどのように決めていけばいいのか。バイクのルールをしっかりと決め、場所を指定することで観光客をしっかりと誘導し、安全に楽しんでいただきたい。現状は、多くの観光客を呼べる観光地にするというチャンスを逃しているんではないかというふうにさえ思ってしまいます。  人が集まれば、飲食店も売店も宿泊業も水上バイクを整備する業者の方も、たくさんの方が潤うと思います。現在、水上バイクなどのマリンスポーツ、利用者向けの観光誘致が見られていないのですが、富津市行政はどのようにこの点を考えているか。計画があるのか、ないのか、その辺について教えてください。 ○議長(渡辺務君) 建設経済部長、茂木雅宏君。 ◎建設経済部長(茂木雅宏君) お答えいたします。  マリンスポーツを通じて、富津市に多くの方が来訪されることで地域の経済循環や観光振興につながるものと思っております。  本市は、長い海岸線と豊かな自然に恵まれており、これら貴重な自然資源を生かした観光コンテンツが数多く存在しております。  今後も引き続き、多様化する観光ニーズへの対応を図るとともに、富津市の魅力を広く発信し、誘客促進を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございます。今のお話で、促進を図っていきたいという市の意思はよく分かりました。できるだけこれを実現に近づけるためにいろいろな考えなければいけない計画があると思いますので、実践に向けて皆さんとともにそういう計画を立てるお手伝いができたらなというふうにも思っております。  では、そのためには、まず、先ほどから言っております、まだルールがしっかりとできていない海岸線をどうするかということだと思っております。今までお話しして分かるように、富津岬でつくられているルール同等、そしてまた、その海岸にそれぞれ合ったものが、どうしてもルールとして必要だというふうにこれまでのお話を聞いても思います。  その際には、漁業組合や民間団体、それから海でお仕事をする漁業の従事者の方々、そして、マリーナだとか船の修理などを行う関係業者の方々、そして、マリンスポーツを楽しむ人たちの代表、地元の住民、警察、安全協会など、それぞれの立場から協議できる協議体が必要であるというふうに思われますが、今後、いち早くそのルールをつくるための見解とスケジュールを教えてください。 ○議長(渡辺務君) 建設経済部長、茂木雅宏君。 ◎建設経済部長(茂木雅宏君) お答えいたします。  近年、大貫海岸や新舞子海岸周辺においては、水上バイクを利用される方が増加しており、漁業環境への影響、住家付近での走行による騒音、海岸での大人数での飲食によるごみの不法投棄など、漁業者や地域住民から苦情や不安の声が寄せられております。  このことから、現在、富津岬北側海域で運用している自主ルールと同様のルールをその他海域でも設定していく必要があると考えております。  現在、関係する漁業協同組合と走行エリアについて調整しており、関係機関や関係団体等と連絡調整を図ってまいります。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございます。二度ほど同じ答えをいただいたような気がしておりますが、ありがとうございました。  海岸線の管理は千葉県であることは承知をしております。ですから、県との連携というのはとても大事なものかなというふうにも思います。  ただ、富津市民も千葉県民ですから、富津市民の不安や問題を取りまとめて、これを要望として県に届け、連携をもって改善していくことは市の使命だというふうに私は思っております。  管理課が違うというようなことでは決してないかなというふうに思っておりますので、今、部長がおっしゃった協議体と会議を速やかに持っていただきまして、ルールづくりに関しては、昨日、三木議員からも同様な質問に対して、来年の夏までには、ぜひ、そのルールをつくっていただきたいというお話があったと思いますが、私も大賛成でございます。夏までとは言わず、もうすぐに取りかかっていただきまして、早くに住民や漁業者の皆さん、そして、ユーザーの皆さんの安心、安全を守るようなルールができることを願っておりますので、ぜひ、お約束していただければなと思っております。よろしくお願いいたします。  では、2つ目の再質問に移ります。  旧学校跡地の利活用についての再質問です。  この表題については、6月議会でも聞かせていただきましたが、今回はもう少し詳しく、これまでの経緯、成果、それから住み方、地元の皆さんがイメージできるような感じでお答えいただければなというふうに思っております。  では、旧金谷小学校のお話を聞かせていただきます。  金谷小学校については、ワークショップ、公募、入札、そして、優先交渉権者の決定となされてきたと思います。そもそも、3つの小学校と2つの中学校が一度に廃校になった中で、金谷小が最初になった理由というのは借地がなかったからということだと思っていますが、間違いないですか。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  旧金谷小学校の利活用の取組を先行して開始した理由といたしましては、唯一敷地内に借地等がなく、有効活用に結びつけやすいと判断したためでございます。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございます。すみません、ちょっと年を取って耳が遠いんだか、もうちょっとゆっくり、はっきり話していただけると助かります。申し訳ございません。  借地がなかったのでというお話ですが、借地がないと時間が早くできるということなのかなというふうに聞こえてしまったんですが、地主さんたちがいるからこそ早くの説明と早くの対応をしていかなければならないんじゃないかなというふうに、私は、この辺りのお話を聞いたときに思った次第です。お答えは結構です。  利活用の事業者はプロポーザルにて選定されたということですが、プロポーザルでの説明や評価の基準、審査結果など、その中の内容をお聞かせいただければと思います。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  プロポーザル方式による公募につきましては、価格のみを条件とする入札とは違い、相手方の提案内容の様々な面を総合的に判断して、最もよい相手方を選ぶ方式であります。  今回は、職員6名で構成する選定委員会において、応募書類及びプレゼンテーションによる審査を行い、審査員6名の合計評価点の平均点が最高得点の者を優先交渉権者といたしました。  審査においては、配点を高く設定した地域との調和のほか、富津市の政策への貢献や整合、市及び地域の活性化、事業の実現性や実行性などについて評価いたしました。  公募には、最終的に4者からの応募があり、評価結果は、優先交渉権者として決定した、株式会社フューチャーリンクネットワークが74.6点であり、ほかの3者は55点、49.8点、43.3点でございました。
    ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございます。  では、ワークショップがその前、昨年です、2度ほど開かれていますが、地元の住民からどんな意見が出てきたのか、そして今回、この決定権者になったときに、優先決定権者になったときに、これらの住民の意見や要望はどのように酌み取られたというふうに御理解されていますか。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  旧金谷小学校のワークショップでの御意見の例といたしましては、利活用は売却ではなく貸付けとしてほしいというもの、市に災害時の対応を求めるもの、地元の人が集える場所にしてほしいというもの、利益を生める観光客を対象にした施設にしてほしいといったものがございました。  また、プロポーザル方式による公募を実施するに当たり、災害時における避難場所としての機能の確保など必要と考えられたものは、応募の際の必須の条件といたしました。  また、応募者がワークショップでの発表を踏まえて、提案内容を考えられるよう、審査項目の設定などを工夫いたしました。  優先交渉権者となった株式会社フューチャーリンクネットワークの提案は、コミュニティスペースの設置など、地域のニーズに十分配慮したものでありましたので、この点も高評価につながったものと考えています。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) そうですね、決まったからには、今、おっしゃるように住民の意見が十分に酌み取られたすばらしい活用がされることを本当に心から願っています。  これから、もう少しほかの学校についても聞いていきますが、これを酌み取るという作業、これを、これだけの短い期間で酌み取って実践をするということは、本当に簡単なことではなく、ただただ祈るしかないなというふうに、今の話を聞いて思っていました。  では、次です。旧天羽東中学校の進捗状況について、お聞かせください。  学校が閉校になりましてから、この東中学校、現在までどのような管理下にあって、どのような──何か使われているとすれば、使われてきた経緯などがあるかどうか、聞かせていただきたいと思います。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  旧天羽東中学校は、令和2年3月末をもって閉校となり、現在は、普通財産として管理しております。  利活用に向けた取組といたしましては、6月27日と7月18日に、2回にわたり旧天羽東中学校の利活用を考えるワークショップを開催いたしました。なお、ワークショップの開催に先立ちまして、借地の地権者の方々に対し、取組についての御説明を直接行い、御理解をいただきました。  また、施設の管理につきましては、年2回の除草作業のほか、定期的に施設内外の点検を実施し、各種設備の点検等も実施してございます。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) すみません、今、2回、年に2回の管理等していらっしゃった。それは、どなたがやっていただけたんでしょうか、教えてもらっていいですか。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  年2回の除草作業については、市の職員と地元の方ということでございます。また、定期的に施設の点検をしてございますけれども、これについては、市の職員が、外回りについては毎週、施設の中については月1回程度、点検をしてございます。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) そうですね、住民の方も大事に思っている学校だからこそ、皆さんとともに管理をしていただき、きっと管理をするたびに学校がなくなったことの寂しさとここがどうなっていくんだろうという不安を感じていらっしゃるんではないかなと。私の地元もなくなりまして、除草作業があるたびに、皆さんからそんなお話を聞くところなので、何となく胸がきゅんとする思いがいたしました。  では、こちらもワークショップが終わっていると思いますが、住民からどのような意見や要望が出ておりますか。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  ワークショップには、約20名の方々が3班に分かれて2回にわたり参加いたしました。  1回目は、旧天羽東中学校の現状についての御理解を深めていただき、利活用に向けて期待していること、また、不安に思っていること、疑問点について班ごとにまとめていただきました。  2回目は、1回目のまとめを踏まえて、旧天羽東中学校の利活用のアイデアについて話し合っていただき、まとめたものを発表していただきました。  思ったことをそのまま意見するのではなく、2回の開催を通してお互いの立場や事情を理解し合いながら話し合っていただいたことで、貴重な御意見をいただくことができたと考えています。  参加した住民の皆さんの御意見の例といたしましては、行政サービス機能や公民館機能を提供してほしいというものや、避難所としての機能を確保してほしいとの御意見、スポーツ交流施設にしてほしいといった御意見がございました。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ごめんなさい、最後が聞き取れなかったごめんなさい。避難所と、その下、もう一回、お願いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) スポーツ交流施設にしてほしいといった御意見でございます。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございました。1回目で説明と不安や疑問点を解決して、2回目にはまとめて、利活用の要望をということで、以上で、後は公募に向かって走っていくという形ですね。分かりました。  では、今後のまだ残っております3つの学校についても2校と同じように進めて行くのか、また、この3校の順番というようなものがもう決まっているのか、決まっているようでしたら教えてください。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  残り3校の利活用事業に向けた取組は、各施設ごとにその土地や建物の状況などを総合的に判断し進めてまいりますので、これまでと異なった形での取組を行うことも考えられます。  また、進める順番についても、残り3校の土地や建物の状況などを総合的に判断いたしまして、現在、検討を進めている状況でございます。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) 分かりました。ありがとうございます。必ずしも今までどおりではないかもしれないということと、まだ順番も決まっていないということでよろしいですね。  では、この昨日、石井議員の質問の中にございまして、重なる部分もあって恐縮ですが、それぞれの学校の年間の維持費、これから修理もしていかなきゃいけないものとしたら、そういったものもあったら教えていただければなというふうに思っています。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  閉校後の旧天神山小学校、旧竹岡小学校、旧佐貫中学校の維持管理費として令和2年度の1年間にかかった光熱水費や各種点検費用、修繕費などの合計金額は、旧天神山小学校が約269万円、旧竹岡小学校が約329万円、旧佐貫中学校が約399万円となっています。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございます。  これは、それぞれに借地もあるということで、維持管理費に違いもありますでしょうということだと思います。そして、改修については、昨日の石井議員に対するお答えの中でも分かりましたけど、その改修費は市のほうで持つものではないというようなことでよろしいですか。ないということでよろしいですか、お願いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) 先ほど答弁いたしました修繕費の中には、窓ガラスの破損とかという修繕がございます。そのほかの大規模に修繕する場合については、市の対応としていませんので、大規模の修繕については修繕いたしませんということでございます。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございます。そうですか、では、危険を伴うような修繕がある場合には、それは市のほうでやっていただけると。それ以上大規模なものにつきましては、今のところはそのままになってしまうということですね、決定権者が決まるまではということになりますね。──はい、ありがとうございました。  では、これ、それぞれの小学校に今までに何かアプローチがあったかどうかと、あっても皆様には紹介しないということが前回の質問で分かったわけですけども、企業からのアプローチがあっても説明だけに終わって、地元に紹介したりとかそういった方たちとの話合いを先にするということはできないということでよろしいですか。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  利活用を希望する事業者からのお問合せがありましたら、施設の案内を行い、施設の状態等の説明を行った上で、事業内容等について伺ってまいります。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) 地元には話さないんですよね。そこのお答えが頂けなかった、話さないんですよね。お願いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) 申し訳ありません。地元にはお話しすることはありません。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) では、今のというか分かっている限りの市の計画どおりに行きましたら、最後の学校が今の金谷のように決定権者が決まるまで何年かかりましょうか。いつにそれを完了する予定でいらっしゃいますか。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  富津市公共施設再配置推進計画の地域ごとの方針で定めた行程表では、令和5年度末までに施設の有効活用の検討を行うこととしていることから、こちらを目安に取り組んでまいります。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) そうですね、5年末ということは、あと、ざっと2年半ということになりますか。今まで平成2年の3月に閉鎖をされまして、それから5年の3月まで一番最後のところはそのままの状態で置かれるということになりますよね。──はい、確認でした。  最後の質問になりますが、今回の統廃合とは別ですが、環南小学校について今の状態をお聞かせいただければと思います。お願いします。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) お答えいたします。  旧環南小学校につきましては、現在、使用されておりませんので、施設の活用などについて残りの3校と並行して検討してまいりたいというふうに考えてございます。  いずれにいたしましても、閉校した学校の利活用に向けた取組については、各施設の土地や建物の状況などのほか、業務全体のスケジュールを見ながらできる限り速やかに進めていきたいと考えてございます。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございました。環南小学校においては、以前、教室を借りている企業が2者ほどあったように思われますが、そこを出るように言われたというふうに私の耳にも届いております。  お答えは結構ですけど、何年も放っておいて、そこに入っている人がいて、出てもらって、出てもらったということは貸しているお金も入ってこないわけで、何でそんなに早く出ていかなくちゃいけなかったのかなというふうに何度考えても思うんですが、そこのところ、もし分かったらで結構です、教えていただけますか。 ○議長(渡辺務君) 総務部参与、石川富博君。 ◎総務部参与(石川富博君) 富津市公共施設再配置推進計画の中では、旧環南小学校については、民間企業等への施設の売却等を進めることとしてございます。その前段階ということでございます。 ○議長(渡辺務君) 9番、千倉淳子君。 ◆9番(千倉淳子君) ありがとうございました。質問は以上です。  いつも一般質問で、ここで立たしていただいて、皆さんにお答えを頂くたびに思うんですが、行政の仕事って本当に大変なんだなといつも思います。いろいろな規制があったり、縛りがあったり、約束事があったり、その中で、それをクリアしながらいろんなことをかなえていただいているんだなと思うと、本当に大変なお仕事で感謝をいたします。  市制50周年です。長い歴史の中で培われたノウハウや技術もあるんだろうなと。それをいつもいつも踏みながら皆さんは私たちのことを決めてくださっているんだなということはよく分かります。  お話をして、お答えを頂くと、ああ、そうやって言われちゃな、もう何も言えないなと思うこともたくさんあります。感謝もしていますし、大変だとも思うんです。だけど、どんな案件でもこれまでのやり方とか考え方を踏襲した形で、着々と、粛々と進めていっていただく。それで間に合うのかな。今のこの現状は、それをやってきた結果なんじゃないかなというふうに不安になることがあります。  確かに富津市だけではなく、世の中が物すごいスピードで変わっているのです。追いつかない部分があるのも仕方がないのかなと思います。でも、本当に仕方がないのかな。今回の質問のお答えを聞いていても、このままで何年もかけてゆっくり計画どおりにやっていたんでは、富津市はずっと上昇気流には乗れないんじゃないかなと思うと、非常に不安になります。  こんなにポテンシャルの高い富津市が、何でそんなになっちゃうのかなと考えると、富津市が輝く富津市になるようなビジョンが見えないな。毎回、そこに落ち着きます。石井議員のお言葉を借りれば、グランドビジョンですか、しっかりと構築していただきたいし、そのために有効な戦略や戦い方というのは、その都度、その物や事や時代、内容に合ったものであっていただきたいというふうに思っています。  これは、行政の方だけの問題ではないというふうには思っています。みんなでやることだと思っています。ですから、民間活用という言葉も市長のお口からも皆様のお口からも何度も出てきます。そう見たときに、今までこの富津市を愛してきた地元の人たちも富津のよさを理解して、この地に移住してくれた方たちも皆さん協力を求めて、協力することを申し出てくださる人はたくさんいるんですが、こんなゆっくりのまんまではその人たちに申し訳ないんじゃないかなと私は思っています。  もっと一致団結して、この地、恵まれた地が生かせるようなことを一緒に考えて進めていきたいと思います。学校は、地元にとって宝です。その宝がなくなった後をしっかりやっていくのに、2回のワークショップで結論が出せたとも思っていませんし、それを酌み取るのは大変なことだと思っています。今後まだ続きます。皆さんと共にもっといい方法を考えてやっていけたらというふうに思います。  最後に市長のお言葉を頂きたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(渡辺務君) 千倉議員、終わりですので終了します。 ◆9番(千倉淳子君) 失礼しました、市長、時間がなくなっちゃいました。また、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(渡辺務君) 以上で、千倉議員の個人質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩とします。会議の再開を午後2時15分とします。                  午後2時00分 休憩           ────────────────────────                  午後2時15分 開議
                    議案第1号及び議案第2号 ○議長(渡辺務君) それでは、休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第2、議案第1号及び議案第2号を一括議題とします。  ここでお諮りします。議案第1号及び議案第2号については、委員会付託を省略し、最終日に全体審議とすることに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺務君) 異議なしと認め、そのように決定します。  ただいま議題とした議案について、総括質疑に入ります。  事前の通告はありませんでしたが、質疑ありますか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺務君) 質疑もないようですので、総括質疑を終結します。           ────────────────────────                議案第3号から議案第14号まで ○議長(渡辺務君) 日程第3、議案第3号から議案第14号までを一括議題とします。  ただいま議題とした議案について、総括質疑に入ります。  事前の通告はありませんでしたが、質疑はありますか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺務君) 質疑もないようですので、総括質疑を終結します。  ただいま議題とした議案第3号から議案第14号までについては、お手元に配布しました議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託します。なお、付託されました常任委員会におきましては、休会中の日程に従い、審査をいただき、最終日に御報告を願います。           ────────────────────────                議案第15号から議案第19号まで ○議長(渡辺務君) 日程第4、議案第15号から議案第19号までを一括議題とします。  ただいま議題とした議案について総括質疑に入ります。  初めに、あらかじめ通告のあった議員の発言を許可します。6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) では、総括質疑ということで質問させていただきます。  本来ですと、この場ではなくて、この後、設置される決算審査特別委員会のほうで質問させていただくのが通常かと思いますが、−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−もう事前通告はさせていただいているんですが、20ページにぐらいにわたるちょっと質問を提出させていただいておりますので、−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−富津市議会会議規則の55条並びに第56条で許される範囲で幾つかピックアップをして質問させていただければと思います。  まず、1つ目の質問となりますが、決算書183ページ、歳出8款2項3目における二間塚排水整備事業について御質問をさせていただきます。  こちら、昨日の会派代表者質問でも出てきましたが、こちらの事業については、昨年度の当初予算で1億508万円で計上されて、こちら、昨年の6月19日に9,680万円で入札の結果が出ております。  その後、市による近隣住民への説明会が開かれて、工事が行われたわけですが、昨年度中に昨年度の工事範囲が終わらなかったわけであります。そのことに対しまして、地域住民のほうから、「いつになったら、この道路は通れるようになるのか」「アスファルトを剥いだ砂利道を児童生徒が通学路として使っていて危ない」などの心配の声が出たため、市に確認をさせていただきましたところ、工事の遅れは県の用水路事業の遅れによる影響であるというお話でした。  昨年度の近隣住民への説明会の際に、工事期間中のこの通学路の迂回路については、教育部と検討をしていきますというようなお話もあったと思うんですけど、通学路の迂回路について検討されて、飯野小と青堀小と富津中学校に通う児童生徒の方が影響を受けると思うんですけど、そこら辺の保護者の家庭に周知徹底をしたのか教えていただきたいのと、今現在、いろいろちょっと遅れている中で、もうこの状態がいつまで続くのかというところで、もし長引くようであるならば、一旦、全面にアスファルトを敷くなどの措置を取って、安全対策を講じていただく考えはあるのかを教えていただければと思います。 ○議長(渡辺務君) 建設経済部長、茂木雅宏君。 ◎建設経済部長(茂木雅宏君) お答えいたします。  二間塚地域排水整備工事については、令和2年8月に工事説明会を行いました、その後、通学路として利用している富津中学校、飯野小学校へ説明を行い、学校側から関係者に迂回路の周知を図っていただきました。工期の延期については、教育部を通じて学校側へ周知していると聞いております。  今年度の工事につきましては、年度内で完成する予定でおります。また、道路の歩行路にアスファルト舗装をし、通学児童や歩行者の安全確保に努めております。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) 分かりました。今、アスファルトも敷いていただいたということで、安全配慮ありがとうございます。ただ、ちょっと私も、またその後、住民の方からお話をいただきまして。 ○議長(渡辺務君) 猪瀬議員、すみません、もうちょっとゆっくりと明確にお話をください。 ◆6番(猪瀬浩君) すみません。アスファルトのほう早速対応をしていただきましてありがとうございます。  その後、私、ここの道路もちょっと見てきましてですが、どうしてもやはり砂利道なので、車が通ると砂ぼこりがすごい、また、敷いてもらったアスファルトのところに砂利が跳ねてしまって、子供たちの通学がちょっとやっぱり危ないというようなお話も聞いておりますので、ぜひちょっと現場のほうの確認をいただければと思います。  2点目の質問ですが。(「議長」と呼ぶ者あり) ○議長(渡辺務君) 石井議員、今、発言中ですのでお待ちください。どういう挙手ですか。 ◆14番(石井志郎君) 暫時休憩を求めます。 ○議長(渡辺務君) 理由をおっしゃってください。 ◆14番(石井志郎君) 総括質疑の内容について、総括質疑と議案質疑、本来ならば決算審査特別委員会で猪瀬議員が話したとおり、本来ならば決算審査特別委員会の中での項目について、今、総括質疑でやっておりますが、総括質疑の確認をさせていただきたい。 ○議長(渡辺務君) それでは、猪瀬議員、ちょっとお待ちください。  暫時休憩とします。                  午後2時22分 休憩           ────────────────────────                  午後2時26分 開議 ○議長(渡辺務君) それでは、会議を再開します。  猪瀬議員、引き続き、質問お願いします。 ◆6番(猪瀬浩君) すみません、ちょっといろいろ事前に確認をさせていただいたんですが、混乱を招きまして申し訳ありません。  今、議長のほうからお許しいただきましたので、残り2つ、事前通告してあるものを質問させていただきます。  では、2つ目なんですが、成果説明書144ページ、決算書141ページ、歳出4款1項5目の広域火葬場整備事業について質問をさせていただきます。  こちら、成果説明書141ページにあります事業の自己評価欄に、平成4年度中の供用開始に向けて、令和3年度においては本体の建築工事の着手、そして、条例整備などを行っていくということが記載されています。  そこで、ちょっと確認なんですが、令和2年度は順調に進み、令和2年度時点で供用開始時期の延期は見受けられないということでよろしいのかというところと、また、令和3年度において条例整備を行っていくとなっておりますが、この中には、多分、利用料などが盛り込まれてくることとなるかと思いますが、こちら条例、あくまでも、多分、木更津市議会で採決されるものになるかと思うわけですが、令和2年度において関係4市で、この利用料の協議や広域火葬場設置における近隣住民対策に関する対策費及びその案分方法などの協議はどこまで進んでいるのか、教えていただければと思います。 ○議長(渡辺務君) 市民部長、鹿島和博君。 ◎市民部長(鹿島和博君) お答えいたします。  木更津市の火葬場建設事業につきましては、現時点では予定どおり進んでおります。  また、使用料につきましては、令和3年3月の全員協議会でも御説明をいたしましたとおり、使用料1万2,000円をベースに協議を進めております。  また、地元対策費につきましては、現在、要望事項がほぼまとまったことから、経費算定や各種の負担について協議を行っているところでございます。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) 分かりました。いずれにしましても、こちら、あくまでも木更津市さんが建てて、それをほか3市でお借りする広域火葬場となるわけですので、木更津市議会で採決を諮っていくことになるかと思います。  それに先立ちまして、できれば、その議会の1つ前ぐらいに、ほか3市、富津市にも市議会のほうにも情報をしっかり伝えていただいて、その市議会の回答を木更津市のほうに伝えていただいて、木更津市議会で条例等の採決を図っていただくようお願いできればと思います。  では、最後、3点目の質問となります。  こちら、成果説明書211ページ、218ページ、決算書215ページ、221ページ、歳出10款2項1目並びに10款3項1目、小中学校における校内通信ネットワーク整備事業についてになりますが、こちら、ちょっと皆さんは、今現在、お手元にないかもしれないんですが、別途議員のほうにも配布されました教育委員会の点検評価、令和2年度の資料11ページを拝見いたしますと、令和2年度中に市内全小中学校の高速通信ネットワークの環境の整備と1人1台の情報端末の整備が完了した。  一方、教職員全員に授業用の情報端末の配備が完了していないこと、複数の学級で同時に接続した際は、通信状況に不具合が出る場合があることなどの課題が残っていることが示されています。  この8月のデルタ株の蔓延によって、各学校でオンライン化を検討するような自治体もある中で、富津市がもし万が一このような状況になったときに、この令和2年度の時点での状況では、なかなかテレワーク授業というのは難しいのかなと思うわけですが、この問題については、もう今現在、解決されているというような認識でよろしいんでしょうか。 ○議長(渡辺務君) 教育部長、平野 勉君。 ◎教育部長(平野勉君) お答えいたします。  議員お話のとおり、令和2年度末までに全ての小中学校で高速通信ネットワーク環境の整備が完了いたしました。  令和3年7月に市内小中学校で、家庭の通信環境の状況を把握する調査を行いましたところ、家庭にWiFi環境があると回答した割合は94.2%でございました。このため、WiFi環境のない児童生徒につきましては、学校でのリモートを検討しております。  現在、2学期が始まり、コロナ感染症の感染が不安で登校できない児童にはタブレットを配布し、リモート授業を行っている学校が2校ある状況でございます。  今後、各学校で全ての学級で一斉に授業ができるかは実証実験を行う予定としております。また、授業の1時間目から6時間目全ての授業をリモートで行うことにつきましては、テレビ報道でもございましたが、低学年の児童の集中力が続かないことも想定されますので、実態に即したオンライン授業の内容についても併せて検討してまいります。  また、教職員の端末不足につきましては、余剰となる児童生徒の端末の活用を考えております。 ○議長(渡辺務君) ほかに質疑ありますか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺務君) それでは、質疑もないようですので、総括質疑を終結します。  猪瀬議員に申し上げます。ただいまの発言は、質疑の範囲を超えています。議会会議規則の55条の3項に、「議員は質疑に当たっては、自己の意見を述べることができない」という決まりに反しておりますので注意をいたします。気をつけてください。           ────────────────────────                決算審査特別委員会設置及び付託 ○議長(渡辺務君) それでは、ここでお諮りします。ただいま議題となっております議案第15号から議案19号までの5議案については、8名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺務君) 異議なしと認め、そのように決定します。           ────────────────────────                決算審査特別委員会委員の選任 ○議長(渡辺務君) それでは、ただいま設置されました決算審査特別委員会委員の選任を行います。
     決算審査特別委員会委員の選任については、富津市議会委員会条例第8条第1項の規定により、議長において指名します。  事務局長から朗読させます。事務局長、重城 祐君。 ◎事務局長(重城祐君) 申し上げます。  1番、宮崎晴幸議員、2番、渡辺純一議員、3番、三富敏史議員、5番、関 努議員、8番、三木千明議員、12番、佐久間 勇議員、14番、石井志郎議員、15番、平野明彦議員。  以上8名です。 ○議長(渡辺務君) ただいま選任しました決算審査特別委員会委員は、休憩中に委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、その結果を御報告願います。  ここで、富津市議会委員会条例第10条第1項の規定により、議長において決算審査特別委員会を招集します。直ちに、第3委員会室に御参集願います。  会議の途中ですが、ここで休憩とします。                  午後2時34分 休憩           ────────────────────────                  午後2時53分 開議 ○議長(渡辺務君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。  6番、猪瀬 浩君。 ◆6番(猪瀬浩君) すみません、先ほどの私の質疑の中で、決算審査特別委員会委員に関する発言のくだりについては、不適切発言でございましたので、取消しを申し出たいと思います。 ○議長(渡辺務君) ただいま、猪瀬君から、富津市議会会議規則第65条の規定により、決算審査特別委員会委員に関する部分を取り消したい旨の申出がありました。この発言取消し申出を許可することに御異議ありませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺務君) 異議なしと認めます。よって、猪瀬君からの発言取消し申出を許可することに決しました。           ────────────────────────            決算審査特別委員会正副委員長の互選結果報告 ○議長(渡辺務君) それでは、報告を局長からお願いします。事務局長、重城 祐君。 ◎事務局長(重城祐君) 正副委員長名を発表申し上げます。  委員長に、15番、平野明彦議員、副委員長に、2番、渡辺純一議員。  以上です。 ○議長(渡辺務君) 以上の方々が決算審査特別委員会の正副委員長に決定されました。なお、付託されました特別委員会におきましては、休会中に審査をいただき、最終日に御報告を願います。           ────────────────────────                 報告第1号及び報告第2号 ○議長(渡辺務君) 日程第5、報告第1号及び報告第2号を一括議題とします。  ただいま議題とした報告について、総括質疑に入ります。質疑ございますか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺務君) 質疑もないようですので、総括質疑を終結します。           ────────────────────────                    散     会 ○議長(渡辺務君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了しました。  次の本会議は、9月22日午前10時から会議を開きます。  本日は、これにて散会いたします。                  午後2時55分 散会...