• 水素(/)
ツイート シェア
  1. 富津市議会 2021-06-01
    令和 3年 6月 1日全員協議会−06月01日-01号


    取得元: 富津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-23
    令和 3年 6月 1日全員協議会−06月01日-01号令和 3年 6月 1日全員協議会              全員協議会議事録 1.日  時  令和3年6月1日(火)本会議終了後 1.場  所  第3委員会室 1.出席議員   1番 宮 崎 晴 幸 君   2番 渡 辺 純 一 君   3番 三 富 敏 史 君   4番 福 田 好 枝 君   5番 関     努 君   6番 猪 瀬   浩 君   7番 諸 岡 賛 陛 君   8番 三 木 千 明 君   9番 千 倉 淳 子 君   10番 山 田 重 雄 君   11番 平 野 英 男 君   12番 佐久間   勇 君   13番 渡 辺   務 君   14番 石 井 志 郎 君   15番 平 野 明 彦 君   16番 福 原 敏 夫 君 1.欠席議員   なし 1.出席説明員   市長         高 橋 恭 市 君   副市長        小 泉 義 行 君   総務部長       中 山 正 之 君   総務課長       高 梨 正 之 君   市民部長       鹿 島 和 博 君   環境保全課長     錦 織 和 則 君 1.出席事務局職員
      事務局長       重 城   祐     主幹         大 川 美佐子   庶務係長       三 木 貴 好     副主査        渡 邉 秀 樹 1.議  事    (1)富津市一般廃棄物最終処分場浸出水下水道放流について           ────────────────────────                    開     会           令和3年6月1日(火) 午前10時40分 開会 ○議長(渡辺務君) ただいまから全員協議会を開催いたします。           ────────────────────────                    議長あいさつ ○議長(渡辺務君) 議員の皆様には、お忙しい中、御出席をいただきましてありがとうございます。  本日の協議事項につきましては、お手元の会議次第のとおりです。  それでは、よろしく御協議のほどお願い申し上げまして、私からの挨拶といたします。           ────────────────────────                    市長あいさつ ○議長(渡辺務君) 開催に当たり執行部を代表して市長から御挨拶をお願いします。市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) 全員協議会の開会に当たりまして、御挨拶申し上げます。  議員の皆様方には、本会議終了後、引き続き本協議会を開催していただきまして、誠にありがとうございます。  本日御協議申し上げます案件は、富津市一般廃棄物最終処分場浸出水下水道放流についてでございます。  詳細は、この後、担当より御説明いたさせますので、よろしくお聞き取りの上、御意見、御指導賜りますようお願い申し上げまして挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。           ────────────────────────                     協議事項     (1)富津市一般廃棄物最終処分場浸出水下水道放流について ○議長(渡辺務君) それでは、直ちに協議事項に入ります。  協議事項(1)富津市一般廃棄物最終処分場浸出水下水道放流についてを議題とします。  それでは、執行部の説明を求めます。環境保全課長錦織和則君。 ◎環境保全課長錦織和則君) それでは、富津市一般廃棄物最終処分場浸出水下水道放流についてを御説明させていただきます。  お手元の資料を御覧ください。  初めに、1の富津市一般廃棄物最終処分場概要でございますが、富津市一般廃棄物最終処分場は富津市から発生した焼却残渣や不燃性ごみの埋立て処理を行う施設で、富津沖埋立工事の一環として、昭和59年8月から埋立てを開始、埋立て期限は令和5年4月までとなっております。  当初は環境センターからの焼却灰や不燃残渣、また、かずさクリーンシステム稼働後はKCSからの飛灰を埋め立てております。  埋立て量は、容量6万立方メートルのところ、5万6,218立方メートルとなっておりますが、平成23年3月に発生しました東日本大震災に伴う放射性物質特別措置法施行等もあり、平成24年2月以降は、本処分場での埋立て処理は行っておりません。  なお、本処分場施設概要は記載のとおりでございますが、所在地について御説明させていただきますので、別紙1を御覧ください。3枚目となります。  所在地は富津市新富地先で、下水道終末処理場に隣接しております。また、一昨年の台風災害で発生しました災害廃棄物の新富仮置場の北側となります。御確認ください。  1ページにお戻りください。  次に、2の本処分場施設整備等の経緯でございます。  本処分場から発生する浸出水、これは埋立てごみと接触し、汚れた場内の雨水などを言いますが、これらの処理を行うため、汚水処理施設を設置しております。  当初計画におきましては、処理能力が1日当たり140立方メートル必要とされていましたが、当初時の過剰投資を避けるために2系統に分割して整備し、昭和63年に第1期分として1日当たり70立方メートルの汚水処理施設を整備したものでございます。  その後ですが、本処分場の廃止に向け、未整備分処理施設の必要な処理能力を改めて調査したところ、不足分は1日当たり50立方メートルであることが示され、同時に施設整備費税込みで7億8,400万円であることが試算されました。  なお、こちらの数字につきましては、中期財政計画にもお示ししてございます。  図の1を御覧ください。  最終処分場の構造でございますが、大きな箱のようなものをイメージしていただければと思います。その中に廃棄物を埋めていくわけですが、廃棄物は雨等にさらされまして、長い時間をかけて自然浄化していきます。しかしながら、中にたまった水は汚れていますので、きれいに処理しまして、外に放流しなければなりません。  図の中に「浸出水処理」と書いたところがあると思いますが、ここが汚水処理施設となり、現状においては70立方メートルの施設で処理を行っているところでございます。  次に、3の廃止に向けた浸出水処理計画の見直しでございます。  本処分場廃止当たりまして、当初、処理能力が不足する汚水処理施設の増設を予定しておりましたが、事業費が高いことから、事業費低減のため、ほかの方法についても検討したところ、本処分場立地条件並びに平成24年2月以降、焼却灰等の搬入を行っていないことにより浸出水水質濃度が低下、比較的安定していることなどから、隣接する下水道終末処理場に本処分場浸出水を放流処理する方法が有効であるとの結論に至りました。  恐縮ですが、別紙2─1と2─2を御覧ください。A3の横のものでございます。  本処分場における浸出水水質測定結果を示したものでございます。  別紙2─1は、過去の水質結果のまとめでございますが、廃棄物の埋立てを行っていた頃の平成5年度からと、廃棄物の埋立てをやめた平成24年度から、また近年の平成30年度からのデータについて、それぞれの平均値最大値を示したものでございます。  特に、4の鉛及びその化合物、34の水素イオン濃度、36の浮遊物質量を御覧ください。色の付いた部分が下水排除基準値を超えているところでございますが、年数経過とともに徐々に数値が下がってきているのが確認できるのではないかと思います。  また、別紙2─2でございます。  こちらは、令和3年1月から3月までの間、週に1度の水質検査を実施した結果でございます。直近のデータでございますが、鉛などをはじめ、水素イオン濃度浮遊物質量もかなり数値が低くなり、非常に安定していることが分かると思います。  2ページにお戻りください。  このことから、令和2年度に下水道組合に対しまして、終末処理場浸出水を放流することの協議を申し入れ、協議を重ねた結果、現状におきましてはおおむね了承頂いたところでございます。  なお、下水道放流当たりまして新たに貯留槽等を設置しますが、これらに伴う施設整備費税込みで1億560万円と試算をしております。  ただし、当金額は下水道放流するための施設整備費であり、後に説明させていただきますが、廃止に向けた廃棄物の敷きならしなどの土木工事費ランニングコストにつきましては含まれておりません。  なお、ここで、経費的なメリットについて少し整理をしたいと思います。  先ほど申し上げたとおり、当初、施設整備費7億8,400万円が必要というふうに考えておりましたが、下水道放流に変更することに伴い、1億560万円と経費が削減できます。  逆にですが、下水道放流により増額する主なものとしましては、下水道組合との契約の時点で生ずる受益者負担金、これが約3,850万円、毎年かかるものが下水道使用料で、これが最大で約1,200万円、このほか水質検査費約200万円などの増額を見込んでおります。  このように、ランニングコストは増加となりますが、しかしながら、施設整備費からトータルで考えた場合、メリットがあるものと判断したところでございます。  次に、4の下水道放流に伴う処理フロー等でございます。  別紙3を御覧ください。一番最後のページでございます。  下水道への処理フローを示してありますが、青いところが今回新設する施設、黄色いところが既設の汚水処理施設でございます。  青いところを御覧ください。  本処分場浸出水はまず原水槽に入りまして、その後、水素イオン濃度の調整を行った上、貯留槽等を経由、下水道へ直接放流することになります。  ただし、下水道放流リスク対応としまして、水質の状態を監視するため、浮遊物質量自動連続測定を実施いたします。浮遊物質量の濃度が一定の基準以上の数値を示した場合、これは現状におきましては下水排除基準の10分の1である60mg/Lを想定しておりますが、この数値を超えた場合には放流を一旦停止させ、その他の水質測定を実施、支障のないことが確認された場合のみ放流を再開することといたします。  また、万が一ですが、測定結果が基準値を満たさないということが確認された場合には、既設の汚水処理施設に送水、処理を行った後、再度、全ての項目が基準値内を満足していることが確認出来た場合のみ放流を再開することとしております。  次に、5の廃止に向けたスケジュールです。  2ページを御覧ください。  スケジュール表と、次ページの図2であります、埋立計画模式図を合わせて御覧いただきたいと思います。模式図のねずみ色のところが廃棄物、水色のところが浸出水ということで考えてください。  スケジュールですが、まず令和3年度に下水道放流に伴う施設整備を行いまして、令和4年度から場内にたまっている浸出水をできる限り抜き取りながら、それに合わせて廃棄物の敷きならしを実施いたします。また、令和5年度には、最終覆土を行う予定で考えております。  その後、水質のモニタリングを実施しまして、法令に定められた基準を2年以上保持するなど、これらの廃止基準に適合されれば、本処分場の廃止ができることとなります。  なお、廃止後につきましては、場内の余水等を直接公共水域へ放流することが可能となります。  最後でございますが、その他でございます。  令和3年度当初予算では、汚水処理施設増設に伴う予算措置となっております。このことから、令和3年6月議会におきましては、下水道放流変更に伴う予算の組替え及び公共下水道認可区域外流入に伴う受益者負担金の計上につきまして補正予算を提出する予定でございます。よろしくお願いいたします。  簡単ではございますが、以上で説明を終了させていただきます。 ○議長(渡辺務君) 執行部の説明は終わりました。  ただいまの説明について、御質問等ありませんか。6番、猪瀬 浩議員。 ◆6番(猪瀬浩君) 事前通告はしてあるんですが、まずちょっと確認させていただきたいのが、1ページ目、2番目の本処分場施設整備等の経緯の中で、本処分場の廃止に当たり再調査をしたところというところがあるんですけど、この調査をした日にちをちょっと教えていただければと思います。 ○議長(渡辺務君) 環境保全課長錦織和則君。 ◎環境保全課長錦織和則君) これは委託で実施しまして、令和元年度の委託調査で実施しております。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩議員。 ◆6番(猪瀬浩君) 分かりました。令和元年度に調査を行ったということなんですが、今までは日量70立米の処理ということで、調査をしたところ、50立米不足をしているということだったんですが、この時点で、また今現在までの間に、足りない分はどんどん水かさが多分増えてきていたと思うんですけど、それによって近隣の土壌に漏れたとか、そういったことはないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(渡辺務君) 環境保全課長錦織和則君。 ◎環境保全課長錦織和則君) この120立米という設定でございますけども、この施設規模は、本処分場の全体面積等踏まえ、搬入実績や施設の稼働実績、また過去の気象データ等に基づきました降雨量、また埋立て層や水面からの蒸発量を勘案し、本処分場を安全に管理、廃止できるように設定した数値であります。浸出水が外に出るという心配はございません。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩議員。 ◆6番(猪瀬浩君) 逆に、心配がないとなると、増設、ちょっとする理由が分からないんですが、多分、少しずつ増えているから今回やらなきゃいけないんだと思います。  その中で、ちょっといろいろ計算すると、確かに今の状態だと、計算上の雨量、年間雨量を計算すると、少しずつ水かさが増えてくるんではないかなとは思うわけですけど、その中で、例えばですが、上に遮水シートをかぶせるなんかをして中に雨量がたまるのを減らすとか、そういった対策は今回は取らないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(渡辺務君) 環境保全課長錦織和則君。 ◎環境保全課長錦織和則君) 現状の水質の処理の状況なんですけども、既設の70立方メートルの処理施設が、おおむね現状の降水量に対応した日処理量、要するに出入りが同じような状態になっております。新たに設置する50立米の施設が水位低下に寄与するということで考えております。
    ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩議員。 ◆6番(猪瀬浩君) 分かりました。最近、雨量が大分増えてきているところもあるんで、それも見越して、万が一漏れないために造るということなのかなと理解しました。であれば、増やすことによって、そこまでの雨量がなければ、徐々に水かさが減っていくような感じになってくるのかなと思います。  今度、ちょっと続いてなんですけど、これからかかる予算のほう、新しく市が独自に施設を造れば7億8,400万円という試算がされていると。これを下水道組合さんのほうに放流をさせてもらえれば、施設のほうとしては初期投資として大体、加入料も含めて1億五、六千万円ぐらいと。年間の処理量が120立米あったとしても、年間は1,200万円超えないということの説明だったと思うんですけど。  2ページ目なんですけど、令和4年度から下水道さんのほうに放流をさせてもらうということで、一応令和5年度までは維持をして、そこから2年間は経過を見なければいけないということで、うまく行けば、令和7年度で、国か県が分からないですけど、廃止をしていいですよという許可が下りて、令和8年度なり令和9年度なりにはもう廃止ができるということで、最短で、じゃあ、5年ぐらいを見とけばいいんですか。うまく行った場合ですけど。 ○議長(渡辺務君) 環境保全課長錦織和則君。 ◎環境保全課長錦織和則君) 先ほども説明しましたけども、水質モニタリングを開始してから法令で定められた基準を2年以上保持するなど、廃止基準に適合されれば廃止が可能となります。ただし、この時点で、これがいつかというところはなかなか想定が難しいというところが現状でございます。 ○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩議員。 ◆6番(猪瀬浩君) 7億8,400万円よりも安いという根拠で、初期投資が1億6,000万円ぐらい、年間の放流が1,200万円、5年と仮にしましても6,000万円、合わせて2億2,200万円だから、うまく行った場合は5億円ぐらい、下水道さんに流したほうがよいという形で、もっと伸びてしまえばその分ランニングコストはかかるんですけど、それでも安くなるだろうというのが多分市の見解なのかなと思います。  最終的には、廃止するときには施設壊すので、7億8,400万円かけて立派な施設を造って、うまく行っちゃったら5年で──うまく行っちゃったらっていう言葉が悪いですけど──5年で廃止するようなものにそれだけの費用をかけるよりは、今回、この1億円ぐらいの施設にとどめといたほうが経済的なメリットもあるだろうという考え方でよろしいんでしょうか。 ○議長(渡辺務君) 環境保全課長錦織和則君。 ◎環境保全課長錦織和則君) そのとおりでございます。 ◆6番(猪瀬浩君) 分かりました。 ○議長(渡辺務君) ほかに何かありますか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(渡辺務君) なければ、協議事項1を終了とします。  協議事項は終了しました。           ────────────────────────                    市長あいさつ ○議長(渡辺務君) 執行部を代表して、市長に御挨拶をお願いします。市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) 本日は御多用の中、本協議会を開催していただき、私どもの説明内容をお聞き取りをいただきまして、誠にありがとうございました。  最終処分場の安全、安心を第一に、閉鎖に向けてしっかりと取り組んでまいりたいと思っておりますので、今後とも御指導のほど、よろしくお願いいたします。  本日はありがとうございました。 ○議長(渡辺務君) ありがとうございました。お疲れさまです。           ────────────────────────                    閉     会 ○議長(渡辺務君) 以上で閉会とします。御苦労さまでした。                  午前10時59分 閉会  上記会議の概要を記載し事実と相違ないことを証するためにここに署名する。    令和  年  月  日              富津市議会議長  渡 辺   務...