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  1. 富津市議会 2021-02-19
    令和 3年 3月定例会−02月19日-01号


    取得元: 富津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-23
    令和 3年 3月定例会−02月19日-01号令和 3年 3月定例会                 令和3年2月招集              富津市議会定例会会議録(第1号)                  議 事 日 程           令和3年2月19日(金) 午前10時開会 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期等の決定 日程第3 市長の施政方針 日程第4 議案第1号から議案第23号まで及び報告第1号      (提案理由等の説明) 〇本日の会議に付した事件 1.開  会 1.開  議 1.市長のあいさつ及び報告 1.議長の報告 1.会議録署名議員の指名
    1.会期等の決定 1.市長の施政方針 1.議案等の上程(議案第1号から議案第23号まで及び報告第1号) 1.市長の提案理由等の説明 1.総務部参与補足説明(議案第6号) 1.総務部長補足説明(議案第18号) 1.健康福祉部長補足説明(議案第19号から議案第21号まで) 1.散  会 〇出席議員  1番 宮 崎 晴 幸 君   2番 渡 辺 純 一 君   3番 三 富 敏 史 君  4番 福 田 好 枝 君   5番 関     努 君   6番 猪 瀬   浩 君  7番 諸 岡 賛 陛 君   8番 三 木 千 明 君   9番 千 倉 淳 子 君  10番 山 田 重 雄 君   11番 平 野 英 男 君   12番 佐久間   勇 君  14番 石 井 志 郎 君   15番 平 野 明 彦 君   16番 福 原 敏 夫 君 〇欠席議員  13番 渡 辺   務 君 〇出席説明員  市長         高 橋 恭 市 君  副市長        小 泉 義 行 君  教育長        岡 根   茂 君  総務部長       白 石 久 雄 君  総務部参与      前 田 雅 章 君  市民部長       中 山 正 之 君  健康福祉部長     坂 本 秀 則 君  建設経済部長     庄 司 優  君  会計管理者      赤 井 明 浩 君  農業委員会事務局長  茂 木 雅 宏 君  選挙管理委員会事務局長監査委員事務局長  消防長        岩 崎   脩 君             平 野   勉 君  教育部長       相 澤 智 巳 君  総務部次長      市 原 岳  君  総務課長       牧 野 常 夫 君 〇出席事務局職員  事務局長       重 城   祐    主幹         大 川 美佐子  主査         吉 原 香保利           ────────────────────────                    開     会            令和3年2月19日 午前10時00分 開会 ○副議長(平野英男君) 皆さん、おはようございます。  それでは、ただいまから令和3年3月富津市議会定例会を開会いたします。           ────────────────────────                    開     議            令和3年2月19日 午前10時00分 開議 ○副議長(平野英男君) 日程に入るに先立ち、私から報告をいたします。  本日、議長から欠席する旨の届出がありましたので、地方自治法第106条第1項の規定により、私が議長の職務を行います。  では、直ちに本日の会議を開きます。           ────────────────────────                  市長のあいさつ及び報告 ○副議長(平野英男君) 日程に入るに先立ち、市長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 皆様、おはようございます。  令和3年3月富津市議会定例会の開会に当たり、御挨拶と御報告を申し上げます。  議員の皆様方におかれましては、大変御多用の中、本定例会に御出席を賜り、誠にありがとうございます。  本定例会に御提案申し上げます案件は、条例案など23議案並びに報告1件であります。よろしく御審議の上、御承認、御可決及び御同意を賜りますようお願い申し上げます。  次に、諸般の御報告を申し上げます。  初めに、叙勲受章者について申し上げます。  教育功労により、相野谷の熊澤旭氏が瑞宝双光章を受章されました。この栄誉に対し、心からお祝いを申し上げます。  次に、新型コロナウイルスワクチン接種について申し上げます。  多くの市民の皆様に、早期のワクチン接種の機会を提供し実施するため、接種における業務全般の企画調整及び実施を担う体制として、2月1日に健康福祉部健康づくり課に設置した新型コロナウイルスワクチン接種推進班では、医師会等医療機関との調整をはじめ、市民の皆様への御案内や接種を実施する会場等の確保、接種に関する相談体制の整備、接種状況やワクチン供給量の調整など、接種に向けた準備を行っています。  市が初めに担う65歳以上の方を対象としたワクチン接種については、厚生労働省から4月1日以降と示されています。現在、ワクチン接種の御案内を3月下旬に発送する準備を進めているところであります。  次に、春の富津海岸潮干狩り場のオープンについて申し上げます。  富津市の春の訪れを告げる潮干狩り場が、来る3月6日にオープンし、8月27日まで開設されます。コロナ禍ではございますが、感染防止対策を徹底し、開放された空間において多くの観光客の皆様に御来場いただくことを期待しています。  以上で、開会に当たりましての御挨拶並びに御報告を終わらせていただきます。 ○副議長(平野英男君) 以上で、市長の挨拶及び報告を終わります。           ────────────────────────                     議長の報告 ○副議長(平野英男君) 続いて、私から報告します。  本定例会では、新型コロナウイルス感染症拡大防止策として、マスクの着用、換気措置、議場等入室時の手指の消毒等を実施しておりますので、御了承願います。  次に、市長から議案等の提出があり、これを受理したので報告をいたします。  受理しました議案等については、お手元に配付したとおりです。  なお、議案第1号から議案第5号までについては、市長から事務執行上、先議の要請がありました。  次に、3月定例会会期日程表議運案については、お手元に配付したとおりです。  次に、本定例会に説明員として出席通知のあった者の職氏名についても、お手元に配付してありますので、御了承願います。  次に、陳情2件の提出がありました。お手元の陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託しますので、御了承願います。  次に、契約締結状況一覧については、お手元に配付したとおりです。  次に、議長会等関係行事諸報告についても、お手元に配付してありますので、御了承願います。  次に、市長から、富津市介護保険運営協議会委員1名の選出依頼がありましたので、本定例会最終日までに御選考をお願いします。  次に、監査委員から例月出納検査の結果報告がありました。富津市議会申合せ事項により各控室にその写しを配付してありますので、御了承願います。  次に、令和2年12月富津市議会定例会会議録については、お手元に配付したとおりです。  次に、本日、議場内の写真撮影の申出があり、これを許可しましたので、御了承願います。  以上で、私からの報告を終わります。           ────────────────────────                   会議録署名議員の指名 ○副議長(平野英男君) では、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  富津市議会会議規則第81条の規定により、4番 福田好枝君、5番 関 努君、6番 猪瀬 浩君を指名いたします。           ────────────────────────
                        会期等の決定 ○副議長(平野英男君) 日程第2、会期等の決定を議題といたします。  本定例会の会期は、去る2月12日に議会運営委員会が開催され、本日2月19日から3月23日までの33日間と決定いたしました。  お諮りいたします。  会期は、議会運営委員会の決定のとおり、本日2月19日から3月23日までの33日間とし、お手元に配付した会期日程表に従い、休会とする日も含め執り行うことに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(平野英男君) 異議なしと認め、そのように決定をいたします。  なお、3月3日、4日の両日に関しましては、開議時刻を午前9時30分といたします。           ────────────────────────                    市長の施政方針 ○副議長(平野英男君) 日程第3、市長の施政方針の説明を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 本日ここに、令和3年3月富津市議会定例会を招集し、令和3年度予算案をはじめ、各議案の御審議をお願いするに当たり、市政運営の基本となる考え方を申し上げます。  富津市は、昭和46年9月に誕生し、今年は市制施行50年、節目の年であります。先人たちが築いてきた富津市を、これからも住み続けたい、住んでみたいと思われるまち、選ばれるまちにしていきたいと考えています。  昨年は、誰も経験したことがない新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、これまで当たり前であった日常生活が一変し、市民生活が大きく翻弄され、発生から1年が経過した今でも、収束が見通せない状況が続いています。  災害とも言えるこの感染症に日々向き合い、懸命に御尽力されている医療機関、福祉施設、そして、市民生活を支えていただいている多くの関係者の皆さんに心から敬意を表します。  そして、緊急事態宣言下において様々な制限がかかる中、感染予防に御理解、御協力を頂いている全ての市民の皆さんに深く感謝を申し上げます。  市民の皆さんが日々安心して暮らせるよう、関係機関と連携し、一日も早いコロナ禍の収束に取り組んでまいります。  我が国全体では、少子高齢化が進展し、人口減少が進む中、コロナ禍により、さらに出生率が低下しているとの報道がなされています。富津市においては、私が市長に就任した平成28年に生まれた子供は212でありました。様々な子育て施策を進めてまいりましたが、令和元年の出生数は166さらに令和2年は138と大幅に減少しています。  私は、今を生きる私たち富津市民が、誇りと愛着を持って富津市に住み続け、富津市の地の利や生活環境、味覚、の温かさなど多くの魅力を発信し、富津市に関心を持つたちにこの地を選んでいただけるような施策を展開するとともに、より一層安心して子育てできる環境をつくることで人口減少の抑制に取り組んでまいります。  また、新しい生活様式やデジタル化の進展は、これまでの経済や社会のシステムを大きく変え、テレワークやワーケーションなどの普及により、地方への移住や二拠点居住に関心を持つ方が増えています。都心まで通勤時間が1時間ほどの自然豊かで風光明媚な富津市は、夢や希望を追い求める舞台として選択していただける可能性が高まっています。  我が国経済の先行きが不透明感を増す中、引き続き持続可能な行政経営を最重要課題と位置づけ、経営改革に取り組み、健全な財政運営に努めてまいります。  それでは、令和3年度施政方針につきまして申し上げます。  令和3年度の予算は、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないことから、今後の景気の先行きが不透明な状況にあり、市税収入の大幅な落ち込みが見込まれる中、経営改革の基本となる「将来にわたる持続可能な行政経営」を念頭に、「住みたいまち富津市」、「選ばれるまち富津市」づくりのための事業を着実に実行すべく編成いたしました。  災害対応力地域防災力の強化、妊娠期から子育て期のきめ細やかな子育て支援健康づくりの推進、道路網の充実、教育環境の整備、農林水産業の安定経営の確立、将来を見据えた健全な財政運営など、誰もが安心して暮らせる富津市づくりに重点を置いたところであります。  一般会計は188億円で、対前年度比4.1%の減となったほか、国民健康保険事業特別会計は58億6,300万円、後期高齢者医療特別会計は6億8,300万円、介護保険事業特別会計は51億5,300万円、全会計の総額は304億9,900万円となったところであります。  次に、所信表明で掲げた8つの施策に沿って申し上げます。  初めに、安全、安心なまちにつきまして申し上げます。  令和元年房総半島台風等の経験・教訓を踏まえ見直した富津市地域防災計画に基づき、市民の生命、身体及び財産を災害から守るため、防災関係機関及び市民、事業者等との連携のもと、より一層の防災対策に取り組みます。  高齢者や障害者などで避難に支援が必要な方が迅速かつ適切に避難できるよう、自治会、民生委員、福祉関係者等と連携し、避難支援を行う上で配慮すべき点、支援するやその方法を定めた要支援者ごとの「個別計画」の作成を支援してまいります。  防災行政無線の難聴区域や要配慮者への確実な情報伝達のため、安全安心メールの機能を拡大し、固定電話への架電やファクス送信ショートメッセージ配信の運用を始めます。さらに、LINE、ツイッター、フェイスブックでの配信も加えるなど、引き続き伝達手段の多様化、多重化に努めてまいります。  避難所の非常用電源となる発電機は、大規模災害時には燃料調達が困難となるため、長期停電の経験を踏まえ、LPガスの発電機や太陽光を利用した蓄電池の配備に引き続き取り組みます。  今後も予想される台風災害や大規模地震などによる人的被害を出さないためには、自らの命は自ら守るための個人の準備や適切な避難行動が重要です。津波・高潮、洪水、土砂災害の各ハザードマップを更新し、個々の災害リスクの確認や取るべき避難行動を考えられるよう、ハザードマップ防災情報を1冊にまとめた「総合防災マップ」を作成します。  さらに、自分たちのまちは地域のみんなで守るという地域連携の意識を、市民一が持つことも大切です。防災に対する理解を深めていただくため、出前講座の活用、防災講演会、地域の災害特性に応じた防災訓練を実施します。  また、地域の防災リーダーとなる人材を育成するため、災害対策コーディネーター養成講座を実施し、自主防災組織の結成・育成を促進します。引き続き資機材を交付するなど自主防災組織の強化を図り、災害に強いまちづくりを目指します。  消防体制につきましては、消防車両及び救急車を計画的に更新し、災害対応に万全を期すとともに、消防活動に関する訓練や研修を通じて消防職団員自主防災組織との連携を深め、地域防災力の向上を図ります。  また、火災発生時における生命・財産の被害を軽減するため、希望する高齢者世帯には住宅用火災警報器を消防職員が無償で設置します。  昨年、市内においては交通事故が104件発生し、そのうち高齢者が関わる事故が60件と約6割となっています。警察署及び関係機関との連携を強化し、引き続き高齢者向け交通安全教室の開催やドライバー向け啓発活動を推進するなど、交通安全対策に取り組みます。  防犯対策につきましては、特に「電話de詐欺」が増加していることから、警察署や自主防犯団体福祉サービス事業者等とも連携し、様々な広報啓発活動を行います。自主防犯団体には資器材を支給し、活動を支援します。また、犯罪抑止対策として、子供、女性、高齢者及び障害者に配慮し、死角となる危険箇所の点検・改善などを行います。  森林は、温室効果ガスの削減、生物多様性の保全、土砂災害の防止、水源の涵養など多面的な機能を有しています。森林の整備・保全を適切に行うため、森林整備方針及び事業計画を策定してまいります。この計画は、本市において有害鳥獣の対策の上でも重要であると考えています。  次に、子育てしやすいまち日本一につきまして申し上げます。  安心して子育てができ、子供たちの笑顔があふれ、子育てが喜びとして感じられるまちづくりを目指してまいります。  親になる不安や子育ての悩みを抱えた保護者に寄り添い、切れ目なくつながり続け、孤独な子育てを防止するために、「ふっつ子育てきずなLINE」を配信します。  妊娠期から子育て期を通して健診等の情報の一元化を図り、妊産婦と保健師との顔の見える信頼関係を築きながら、きめ細やかな子育て支援サービスの提供につなげてまいります。  「子ども家庭総合支援拠点」を健康福祉部内に設置し、子供とその家庭及び妊産婦等を対象に、実情の把握、子供等に関する相談全般から、通所・在宅支援を中心とした、より専門的な相談対応や必要な調査、訪問等による継続的なソーシャルワーク業務までを行い、子供とその家庭及び妊産婦等に寄り添った支援を行います。  これまでの妊婦乳児健診に加え、新たに妊婦歯科検診を追加し、妊婦自身の生活習慣の見直しを促し、健康的で、より安全・安心な出産のためのサポートを行います。また、赤ちゃんの難聴の有無を早く発見するため、新生児聴覚スクリーニング検査を実施します。  産後間もない、支援の必要な母子に対して、産後ケアサービス事業を実施するほか、産前からの支援として、産前産後ヘルパー派遣事業を新たに実施し、心身のケアや育児のサポートを行います。  また、医師、保健師などの実務経験を基に作成された「子どもノート」を出産されたお母さんに配付します。このノートを活用して、乳幼児健康診査や母子相談を実施し、母子の健康保持、増進、健全な発育を支援します。さらに、双子などを妊娠されたお母さんは不安が大きいと言われています。出産、育児の悩みを少しでも軽減できるよう、「ふたご手帖」を配付します。  子供の成長には語りかけ等のコミュニケーションが大切であることから、4か月児健診に併せて、絵本を通した親子の触れ合い方の紹介と初めての絵本をプレゼントするブックスタート事業を実施します。  子育て世帯を支援するため、ファミリーサポートセンター利用助成乳幼児紙おむつ処理用ごみ袋の支給、赤ちゃん休憩室事業等に加え、新生児の保護者にカタログからおむつなどの育児用品を選んでいただき、自宅へお届けする「すくすくギフト」を実施します。  第3子以降の保育料無償化及び給食副食費の補助を市独自で実施し、子育て世帯経済的負担の軽減を図ります。  地域交流支援センター「カナリエ」では、子育て中の親子の触れ合いだけでなく、地域の皆さんも気軽に立ち寄れ、コミュニティーの活性化につながるよう環境整備を図ってまいります。併せて多様な保育ニーズへの対応を図るため、病後児保育を推進します。  放課後や休日に就労等により保護者のいない児童に対し、安心して過ごすことができる居場所を確保するため、放課後児童クラブを支援します。  児童遊園地、子供の遊び場につきましては、地域の子供や大人たちが愛着を持って楽しく利用できる場所を目指してまいります。  不妊に悩み治療を受ける方々に対して特定不妊治療費の助成を行い、経済的負担の軽減を図ります。  様々な生活上の問題を抱えた独り親家庭の母子に対して、その実情に合わせた自立促進を支援する母子生活支援施設への入所を援助します。  次に、健幸都市につきまして申し上げます。  生涯を通じ、いつまでも住み慣れた地域で、体も心も元気に生き生きと暮らし続けることは、私たちにとって最大の目標であり、喜びであります。  平均寿命が延びる中、自分らしく健康的な社会生活を送り、健康寿命を延ばしていくことが重要であると考えます。  健康寿命の延伸を妨げる要因である脳卒中や心筋梗塞、慢性腎臓病等生活習慣病発症予防重症化予防のために、国保特定健診や18歳から39歳までの方を対象とした若年健診の受診率向上を図ります。さらに、健診保健指導を通じて、適度な運動や睡眠、バランスの取れた食事の大切さを伝え、健康に対する意識を高めてまいります。  いつまでも自分の歯で食事が楽しめるよう、成人歯科健診に加え、歯科衛生士による虫歯予防や歯周病予防指導を各種健診時や保育所、小学校等で実施します。  富津市は様々な体育施設を有し、スポーツに親しみやすい環境にあります。現在は各種スポーツイベントの開催が難しい状況にありますが、各種スポーツ団体スポーツ推進委員等と連携し、市民の体力と運動意欲の向上を図ってまいります。  高齢者がフレイル状態に陥ることを予防するために、そしゃくや飲み込みの訓練法などを指導する口腔教室、栄養改善のための食生活教室の開催や「富津市いきいき百歳体操」活動団体のさらなる増加を図ってまいります。  風疹の蔓延や先天性風疹症候群の発生を防ぐため、引き続き公的な予防接種を受ける機会がなかった男性を対象とした抗体検査や、予防接種が無料で受けられるクーポン券の発行、妊娠を希望する女性及びそのパートナーを対象とした予防接種費用の一部助成を行います。  がん検診につきましては、胃・肺・大腸の3つのがん検診を全て受診した方には奨励品を進呈します。年齢により、子宮がん及び乳がん検診を無料で受診できるクーポン券を配付します。がんの早期発見、早期治療につなげるため、受診率の向上を図ります。  白血病などの重篤な血液疾患には、骨髄等の移植が有効な手段であります。しかしながら、いまだドナー登録が十分ではありません。そこで、啓発活動を実施するとともに、骨髄等提供者及びドナー休暇を与えた事業所に助成金を交付します。さらに、骨髄移植等を受け免疫を失った方に対し、予防接種の費用を助成します。  国民健康保険につきましては、被保険者の健康保持・増進のため、特定健診を実施し、受診率の向上を図るとともに、糖尿病などの生活習慣病発症予防重症化予防を促す特定保健指導を充実してまいります。ジェネリック医薬品の推進等による医療費の適正化や、国民健康保険税の徴収率の向上を図り、事業の健全化と安定的な運営に努めてまいります。  また、子育て世帯経済的負担の軽減を図るため、引き続き18歳以下の被保険者に係る国民健康保険税均等割額を減額します。  後期高齢者医療につきましては、安心して医療を受けられるよう、千葉県後期高齢者医療広域連合と連携のもと、きめ細かく制度の周知を行い、業務を適正に行ってまいります。  市民一が健康な生活を送る上で、地域における医療体制の充実は必要不可欠です。市民がいつでも安心して受診できるよう、夜間及び休日の診療体制を維持するとともに、地域医療の核である君津中央病院企業団の運営に必要な経費を負担します。  君津中央病院大佐和分院は、地域住民に身近な病院であるとともに、急病の方を受け入れる二次待機施設としても必要不可欠であることから、今後も建て替えを含め、存続に向け取り組んでまいります。  次に、快適で便利なまちにつきまして申し上げます。  市民の皆さんの利便性向上のためには、道路網の整備は必要不可欠であります。  道路整備につきましては、市道浅間山線市道下飯野線などの整備を進めてまいります。加えて、本郷バイパス並びに神明山1号線の早期完成に向け、千葉県に働きかけてまいります。また、通行の安全を確保するため、長寿命化計画に基づき、岩瀬地先の海岸橋、桜井地先の桜井橋、更和地先の丹後橋の橋梁工事と大佐和中学校裏の道路のり面補修工事を実施します。  市民ふれあい公園につきましては、約53ヘクタールの敷地に野球場やテニスコート、陸上競技場などの施設が充実し、市民の健康増進とスポーツ振興に大きな役割を果たしています。公園施設長寿命化計画に基づいた計画的な施設の維持や更新を行い、利便性の向上を図ってまいります。  土地に関する境界紛争などのトラブルを未然に防止し、効率的な土地利用や災害復旧の迅速化、公共事業の円滑な推進やコスト縮減のため、地籍調査を推進します。  移住・定住の促進を図るため、総務部に移住定住推進室を新設します。また、富津市空家バンクの登録物件数の増加に取り組むとともに、契約が成立した登録物件のリフォーム費用を補助してまいります。  交通空白地域における地域住民が主体となった移動手段につきましては、地域と連携し、地域特性等に即したものとなるよう支援してまいります。運転免許証を保有していない高齢者等を対象としたタクシー運賃助成事業につきましては、登録された方がより利用しやすい制度にしてまいります。今後も現状を分析し、生活利便性の維持・向上を図るため、地域における旅客運送サービスの持続可能な提供を目指します。  木更津市新火葬場整備運営事業につきましては、名称の公募を行ったところ、審査の結果、令和2年11月に「きみさらず聖苑」に決定しました。令和3年度には新火葬場の建設工事に着手する予定であり、令和4年12月の供用開始に向け、事業に取り組んでまいります。  第2期君津地域広域廃棄物処理事業につきましては、株式会社上総安房クリーンシステムと事業契約を締結し、建設地が富津市新富地先に決定したことに伴い、令和3年4月1日、広域廃棄物処理事業協議会の事務局が本市に移転します。現在、本事業の環境影響評価の手続を行っており、令和5年9月には建設工事に着手する予定で、令和9年4月の供用開始を目指し事業を進めているところです。  私たちの生活に伴い排出された廃棄物を単に処理する社会から、廃棄物の発生を極力抑え、発生した廃棄物が環境に負荷を与えないように、再利用や再資源化する資源循環型社会への移行は、近年の大きな課題であり、国連が採択した国際目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の中にも位置づけられています。まずは、私たち一が食品ロスの削減やごみの分別など、身近な取組を心がけていくことが大切であると考えています。  令和2年7月からレジ袋の有料化もスタートしました。ごみの減量は、環境への負荷を軽減し処理経費の削減にもつながることから、市民の皆さんや事業者とともに「富津市ごみダイエット作戦100」に取り組むことにより、ごみの減量化につなげてまいります。  次に、教育環境改善につきまして申し上げます。  学校教育につきましては、知・徳・体の調和がとれたきめ細やかな教育を推進し、心身ともに健康で確かな学力を身につけた「富津を愛し、富津の未来を託せる児童生徒の育成」を図ります。  小学校においては、昨年4月から英語教育やプログラミング教育を全面実施しました。本年4月からは、中学校においてプログラミング教育を全面実施します。英語教育につきましては、外国人英語指導助手及び英語指導員を各学校に派遣し、教材等を効果的に活用しながら、外国語及び外国語活動指導の充実に努めます。プログラミング教育につきましては、市のICTアドバイザーの協力を得て、プログラミング教育講座を実施するなど充実を図ります。  児童生徒が新しい時代に求められる資質や能力を一層育むために、GIGAスクール構想にのっとり、ICTを活用した教育環境を整備します。11台端末が効果的に活用されるようにICT支援員を配置します。  小学校の授業でのつまずきの解消や学習に対する意欲の向上を目指し、放課後学習教室を実施します。  これまで実施してきた小学校における放課後学習教室は、学習に対する意欲の向上などの成果が見られたので、実施校を全校に拡大してまいります。  また、塾に通っていない中学3年生を対象とした冬期の学習サポート会を、社会教育指導員、家庭教育支援員及び市民ボランティアにより実施します。  家庭教育支援事業として放課後ルームを3か所で実施し、児童の体験活動や学習を支援するとともに、保護者が気軽に相談できる機会を設けてまいります。  本年は、東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されます。オリンピック聖火リレーは、3月25日、福島県をスタートし、全国47都道府県を巡ります。富津市では7月1日に君津大橋付近から青堀駅ロータリーまで聖火リレーが行われます。市民の皆さんと一緒にオリンピックの機運を盛り上げるイベントにしてまいります。  千葉県は、パラリンピックでは4種目の会場となっており、シッティングバレーボールを市内小中学校の小学4年生から中学3年生までが観戦する予定です。パラリンピックは人間の可能性の祭典と言われ、世界各国から集う障がいのあるが果敢に挑戦する姿を通して、子供たちのスポーツや障害者への理解がさらに深まることを期待しています。  新富の富津地区工業用地には、国内最大級の火力発電所や研究施設、産業機械メーカーなど多くの企業が操業しています。これらの企業と連携して工場見学や職場体験を行うなど、小中学校のキャリア教育をさらに充実してまいります。  富津市の小中学生は、県内平均と比較し肥満率が高い傾向にあることから、中学2年生を対象に糖代謝検査を実施し、糖代謝異常のある生徒の早期発見、早期治療につなげ、糖尿病等になることを予防します。  学校給食施設につきましては、老朽化が進んでいることから、現行の衛生管理基準への適合を見据え、3か所の調理場を統合し、新たな共同調理場の建設を進めてまいります。新共同調理場は、衛生管理の徹底、安全安心な給食の安定提供、食物アレルギーに可能な限り対応できる設備を備えるものとしています。
     昨年度より進めてまいりました小中学校11校のトイレの改修につきましては、本年度改修が完了し、児童生徒がより快適な環境で過ごせるようになります。  次に、産業が元気なまちにつきまして申し上げます。  農業の振興につきましては、従事者の高齢化と減少が進む中、次世代の農業を支える新たな担い手の確保・育成が課題となっています。このため、地域農業の将来設計図である・農地プランの実質化を推進し、農地中間管理事業を活用して、さらなる農地の利用集積、集約化を進めるとともに、次代を担う青年就農者の経営確立の支援、地域農業の担い手の確保・育成のために、農業機械・施設の導入支援を行ってまいります。併せて、国土保全、水源涵養、自然環境を維持するなど、農業・農村の多面的機能の維持・発揮を図るため、地域の共同活動や生産条件の不利な中山間地域等における農業生産活動を支援します。  有害鳥獣対策につきましては、近年では農作物被害にとどまらず、生活環境にまで被害が増加しています。引き続き農作物の被害対策として、富津市有害鳥獣対策協議会との協働により、捕獲わなの増設、侵入防止柵の設置範囲の拡大を図ってまいります。捕獲した有害獣の処分が大きな課題となっていることから、民間事業者との連携を強化することにより捕獲従事者の負担軽減を図ります。担い手不足が懸念されることから、農業者団体や集落に働きかけを行うとともに、狩猟免許取得費用の補助金を増額することにより捕獲従事者の増員を図ります。  また、住宅地や学校等の周辺に出没する有害獣に対しては、小動物用捕獲わなの増設や連絡体制及びパトロールを強化することにより、市民の安全安心を図ります。  水産業の振興につきましては、従事者の高齢化や後継者の漁業離れなどの問題が発生しています。  ノリ養殖においては、漁業者に代わり漁業協同組合が運営する共同加工施設の整備を支援し、生産者の労力や負担軽減を図り、品質向上や経営の安定につなげてまいります。漁業者及び漁業協同組合の安定経営を図るため、貝類の養殖技術開発試験事業を支援します。  市営漁港機能保全計画に基づき、大貫漁港の機能保全工事を実施し、安全で安定した水産物基盤施設としての漁港機能を維持します。  水産業多面的機能発揮対策事業として、環境や生態系の保全、海の安全や安心の確保など、水産業や漁村が有する多面的な機能の発揮を図るため、漁業者等が行う地域の活動を支援します。  商工業の振興につきましては、中小企業者及び創業者に対して、事業に要する資金を円滑に調達できるよう、運転資金や設備資金の貸付融資及び利子補給を、千葉県信用保証協会や市内の取扱金融機関と連携し行います。  日本政策金融公庫の小規模事業者経営改善資金融資を受けた事業者に対する利子補給を行います。  国の認定を受けた創業支援事業計画に基づく創業支援の取組を、富津市商工会や千葉県信用保証協会と連携し進めてまいります。  さらに、事業承継セミナーや後継者育成セミナーなど、事業者や後継者への継続的なサポートを、富津市商工会の経営指導員や専門家の指導及び支援を頂きながら行ってまいります。  観光業の振興につきましては、多くのが遠出を控える傾向になる中、県内や近隣地域、地元の魅力を再発見できるマイクロツーリズムが注目されています。  旅行業の資格を有する人材を地域おこし協力隊として採用し、旅行事業者等との連携により、自然、歴史、食などの豊かな観光資源を活用した、本市でしか体験できない着地型ツアーの企画を促進してまいります。  かつて、海上要塞であった第二海堡や、千葉県立富津公園内の砲台などの遺構につきましては、富津岬の歴史的背景を再認識できるものであることから、新たな観光資源として活用してまいります。  また、鋸山につきましては、現在、鋸南町地先の日本寺エリアのみが、県の名勝の指定となっていることから、引き続き鋸南町の協力を頂きながら、地獄のぞきや百尺観音を含む鋸山全体の国指定の史跡・名勝を目指してまいります。  今後ともより多くのに訪れていただけるよう、インスタグラムなどのSNSを活用し、引き続き地域の魅力や観光情報を発信してまいります。  長引くコロナ禍において、市内の多くの産業がその影響を受けています。国・県の助成施策を的確に発信するとともに、市独自の施策につきましても、地域の実情に応じ実施してまいります。  次に、誰もが住んでよかったと実感できるまちにつきまして申し上げます。  富津市人口ビジョン2040では、未婚率が高いことが合計特殊出生率の低さの大きな要因と捉えているところです。  結婚を希望される男女の出会いの場を提供する企業や団体に対して、その費用を助成します。また、結婚相談につきましては、結婚を望む方にお見合いの機会が提供できるよう努めてまいります。さらに、結婚新生活支援事業として、市内に定住する新婚世帯に対し、国の上限額30万円に市独自で上乗せし、60万円まで婚姻に伴う住居費及び引っ越し費用を補助します。  高齢者福祉につきましては、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続け、地域でいきいきと輝くまちの実現を目指してまいります。  介護予防事業、相談支援事業等を実施し、地域包括ケアシステムのさらなる深化、推進を図るとともに、生活支援コーディネーターや地域住民、地域活動団体などを有機的に結びつけることにより、高齢者の生活支援及び社会参加を図ってまいります。  認知症のに対する支援体制として、認知症初期集中支援チームによる、認知症の及びその家族の自立生活のサポートを行うとともに、認知症に対する理解と社会への啓発活動を実施してまいります。また、在宅医療と介護を切れ目なく一体的に提供するため、在宅医療・介護連携推進会議を中心としたスムーズな連携の強化を図ってまいります。  障がい福祉につきましては、障がいがあってもそのらしく、ともにいきいきと暮らせるまちの実現に向け、障がいのある方やその家族の最初の相談窓口として、地域の障がい福祉に関する相談支援の中核的な役割を担う、障がい者基幹相談支援センターを市役所内に設置し、より専門的な相談支援を実施します。  障がいのある方の高齢化や重度化、親亡き後を見据えた居住支援のため、市内の障がい福祉事業者の連携体制を構築して、地域生活支援拠点を設置します。その拠点においては、誰もが利用できるワンストップの相談窓口、緊急時の受入れ・対応、体験の機会及び場の提供、専門的人材の確保・養成、地域の体制づくりの5つの機能を柱とする事業を実施します。  また、入浴することが困難な障がいのある方に対し、健康の保持や家族の身体的・経済的負担を軽減するため、訪問入浴事業を実施します。  次に、健全財政のまちにつきまして申し上げます。  持続可能な行政経営につきましては、行財政全般にわたる経営改革推進の指針となるよう、内容を深化させた富津市中期財政計画「経営改革5か年計画」に基づき、限られた経営資源をより一層、効率的・効果的に活用し、絶え間なく経営改革に取り組んでまいります。  経営改革の重要課題である公共施設の再配置につきましては、富津市公共施設再配置推進計画の方針に基づき、着実に取り組んでまいります。  閉校となった小中学校につきましては、ワークショップの開催等により、地域の意見を聴きながら、利活用事業者の公募などを実施し、有効活用に取り組んでまいります。  ふるさとふっつ応援寄附につきましては、返礼品協賛事業者をはじめ、関係者が一丸となり返礼品のPRに努め、これまで全国の皆さんからたくさんの応援を頂いています。今後も返礼品の充実、拡大を図るとともに、生産者の思いやこだわりを全国に広め、富津市の特産品のブランド力を高めてまいります。  また、企業版ふるさと納税制度を活用するため、このたび国に対し地域再生計画の認定を申請したところであります。認定後は、市にゆかりのある企業からのふるさとふっつ応援寄附について積極的に募ってまいります。  冒頭申し上げましたとおり、今年は市制施行50年となります。  50周年記念式典を11月14日に富津公民館で催し、市民の皆さんとともにお祝いしてまいります。  これに加え、50周年記念富津市民花火大会の共催、NHK公開ラジオ番組収録、第二海堡クルージングなどの事業を予定しています。  また、50周年を記念して、生涯学習バスを1台購入します。2台体制となる生涯学習バスを有効に活用し、市民の皆さんの生涯学習活動、子供たちの体験活動をより充実してまいります。  間もなく、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種が始まります。ワクチン接種は、コロナ禍を克服する希望の光であります。  どの自治体も経験したことがない難事業であり、本年、最優先すべきミッションであると捉えています。市民の生命と健康を守るため、国・県・君津木更津医師会などの関係機関と連携しながら、全ての市民にワクチン接種の機会を提供できるよう、市役所の総力を挙げて取り組んでまいります。  以上、私の考え、また、それに基づく施策を申し上げてまいりました。  本年度、市が目指す将来像と市が直面している課題を市民の皆さんに分かりやすく示すとともに共有し、施策を着実に実行するため、市の最上位に位置づける構想として「富津市みらい構想」を策定してまいります。  令和3年度は、コロナ禍において市民の皆さんの生命や生活を守る極めて重要な1年です。しっかりと課題を捉え、一つ一つの施策を着実に実行し、市民をはじめ関係する多くの皆さんが誇りや愛着を持っていただける富津市をつくってまいります。  市民の皆さん並びに議員各位のより一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(平野英男君) 以上で、市長の施政方針を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。会議の再開を午前11時5分とします。                  午前10時55分 休憩           ────────────────────────                  午前11時05分 開議 ○副議長(平野英男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。           ────────────────────────                     議案等の上程 ○副議長(平野英男君) 日程第4、議案第1号から議案第23号まで及び報告第1号を一括議題とします。  ただいま議題とした議案等は、お手元に配付の議案等一覧表のとおりですので、朗読を省略します。           ────────────────────────                  市長の提案理由等の説明 ○副議長(平野英男君) ただいま議案となっている議案等について、提案理由等の説明を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) ただいま提案いたしました議案第1号から議案第23号までの提案理由及び報告第1号の報告理由について、一括して説明をいたします。           ────────────────────────   (議案第1号) 令和2年度富津市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認を求めることについて ◎市長(高橋恭市君) 議案第1号 令和2年度富津市一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認を求めることについては、新型コロナウイルス感染症の発生状況に対処するため、市が行う予防接種実施体制の整備及び予防接種の実施に係る予算を措置する令和2年度富津市一般会計補正予算(第11号)について、地方自治法第179条第1項の規定により、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、令和3年1月26日に専決処分をしたので、同条第3項の規定によりこれを議会に報告し、承認を求めるものであります。           ────────────────────────   (議案第2号) 令和2年度富津市一般会計補正予算(第12号)   (議案第3号) 令和2年度富津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)   (議案第4号) 令和2年度富津市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)   (議案第5号) 令和2年度富津市介護保険事業特別会計補正予算(第3号) ◎市長(高橋恭市君) 議案第2号から議案第5号までは、令和2年度の補正予算であります。  議案第2号 令和2年度富津市一般会計補正予算(第12号)については、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ9,926万8,000円を減額するもので、補正の主な内容は、決算見込みにより既定予算の調整をするとともに、公共施設等マネジメント基金、児童福祉基金及び学校教育振興基金を積み立て、新型コロナウイルス感染症対策に係る経費及びこれらに関連する歳入を計上するほか、繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正をするものであります。  議案第3号 令和2年度富津市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)については、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ1,810万円を減額するもので、補正の内容は、君津中央病院企業団が実施する訪問看護事業等に係る特別交付金及びこれに関連する歳入を増額するとともに、決算見込みにより既定予算の調整をするものであります。  議案第4号 令和2年度富津市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)については、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ333万7,000円を減額するもので、補正の内容は、基盤安定負担金に係る後期高齢者医療広域連合納付金及びこれに関連する歳入を減額するものであります。  議案第5号 令和2年度富津市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)については、既定の歳入歳出予算の総額からそれぞれ2,136万6,000円を減額するもので、補正の内容は、介護予防・生活支援サービス事業費及びこれに関連する歳入を減額するとともに、決算見込みにより既定予算の調整をするものであります。           ────────────────────────   (議案第6号) 富津市みらい構想条例の制定について ◎市長(高橋恭市君) 議案第6号 富津市みらい構想条例の制定については、市の最上位の構想とする富津市みらい構想の策定等に関し必要な事項を定めることにより、総合的かつ計画的なまちづくりの推進に資するため、条例を制定するものであります。           ────────────────────────   (議案第7号) 富津市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について ◎市長(高橋恭市君) 議案第7号 富津市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、非常勤特別職として委嘱していた認知症地域支援推進員、家庭指導員、母子・父子自立支援員等の職を整理するため、条例の一部を改正するものであります。           ────────────────────────
      (議案第8号) 富津市障害者介護給付等認定審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例の制定について ◎市長(高橋恭市君) 議案第8号 富津市障害者介護給付等認定審査会の委員の定数等を定める条例の一部を改正する条例の制定については、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第15条の規定により設置する、富津市障害者介護給付等認定審査会が中立かつ公正な立場で審査を行えるよう、身体障害、知的障害、精神障害、難病等の各分野の均衡に配慮し、委員の定数を引き上げるため、条例の一部を改正するものであります。           ────────────────────────   (議案第9号) 富津市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について ◎市長(高橋恭市君) 議案第9号 富津市介護保険条例の一部を改正する条例の制定については、健康保険法施行令等の一部を改正する政令が施行されることに伴い、令和3年度から令和5年度までの保険料率の算定に関する基準の特例を定めるとともに、保険料段階における所得要件の見直し等を行うため、条例の一部を改正するものであります。           ────────────────────────   (議案第10号) 富津市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について ◎市長(高橋恭市君) 議案第10号 富津市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、傷病手当金の支給対象となる新型コロナウイルス感染症の定義規定を整理するため、条例の一部を改正するものであります。           ────────────────────────   (議案第11号) 富津市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について ◎市長(高橋恭市君) 議案第11号 富津市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定については、地方税法施行令の一部を改正する政令が施行されたことに伴い、国民健康保険税の減額に係る所得の基準について、基礎控除額相当分の基準額が引き上げられること等のため、条例の一部を改正するものであります。           ────────────────────────   (議案第12号) 富津市国民健康保険基金条例の一部を改正する条例の制定について ◎市長(高橋恭市君) 議案第12号 富津市国民健康保険基金条例の一部を改正する条例の制定については、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い、療養給付費等交付金が千葉県に交付されることとなったため、条例の一部を改正するものであります。           ────────────────────────   (議案第13号) 富津市漁港管理条例の一部を改正する条例の制定について ◎市長(高橋恭市君) 議案第13号 富津市漁港管理条例の一部を改正する条例の制定については、国が定めている模範漁港管理規程例の一部改正に伴い、市が管理する漁港施設等の占用許可の最長期間を延長し、漁港の有効活用の推進を図るため、条例の一部を改正するものであります。           ────────────────────────   (議案第14号) 君津富津広域下水道組合負担金基金条例を廃止する条例の制定について ◎市長(高橋恭市君) 議案第14号 君津富津広域下水道組合負担金基金条例を廃止する条例の制定については、君津富津広域下水道組合終末処理場の建設事業費に係る千葉県からの負担金を財源として君津富津広域下水道組合負担金基金を設置し、運用してきたが、令和3年3月31日をもって所期の目的を達するため、条例を廃止するものであります。           ────────────────────────   (議案第15号) 富津市温泉供給事業特別会計条例等を廃止する条例の制定について ◎市長(高橋恭市君) 議案第15号 富津市温泉供給事業特別会計条例等を廃止する条例の制定については、地方公営企業として昭和46年度から金谷の区域内に温泉供給を行ってきた富津市温泉供給事業について、施設の老朽化、加入者の減少等により事業継続が困難であることから、令和3年3月31日をもって当該事業を廃止するため、関係する条例を廃止するものであります。           ────────────────────────   (議案第16号) 木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市及び鋸南町広域廃棄物処理事業協議会規約の変更に関する協議について ◎市長(高橋恭市君) 議案第16号 木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市及び鋸南町広域廃棄物処理事業協議会規約の変更に関する協議については、第2期君津地域広域廃棄物処理事業の実施に伴い、木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市及び鋸南町広域廃棄物処理事業協議会の事務所を木更津市から富津市に移転させること等から、木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市及び鋸南町広域廃棄物処理事業協議会規約を変更するため、地方自治法第252条の6においてその例によることとされる同法第252条の2の2第3項の規定により、関係地方公共団体と協議するに当たり、議会の議決を求めるものであります。           ────────────────────────   (議案第17号) 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律に規定する特定事業に係る契約の変更契約の締結について ◎市長(高橋恭市君) 議案第17号 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律に規定する特定事業に係る契約の変更契約の締結については、第2期君津地域広域廃棄物処理事業に係る契約の相手方のグループ会社のうち1社が排出する事業系ごみ等の受入れにより、自治体処理委託費の低減を図ることを目的として、令和2年9月に可決された当該事業について、特定事業に係る契約の変更契約を締結するに当たり、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律第12条及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものであります。           ────────────────────────   (議案第18号) 令和3年度富津市一般会計予算   (議案第19号) 令和3年度富津市国民健康保険事業特別会計予算   (議案第20号) 令和3年度富津市後期高齢者医療特別会計予算   (議案第21号) 令和3年度富津市介護保険事業特別会計予算 ◎市長(高橋恭市君) 議案第18号から議案第21号までは、令和3年度の当初予算であります。  議案第18号 令和3年度富津市一般会計予算については、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないことから、今後の景気の先行きが不透明な状況にあり、市税収入の大幅な落ち込みが見込まれる中、経営改革の基本となる「将来にわたる持続可能な行政経営」を念頭に、「住みたいまち富津市」、「選ばれるまち富津市」づくりのための事業を着実に実行する編成方針とした予算とし、予算額は対前年度比4.1%減の188億円としました。  議案第19号 令和3年度富津市国民健康保険事業特別会計予算については、特定健康診査の未受診者対策及び生活習慣病重症化予防のため、特定保健指導を中心とした事業を推進し、医療費の適正化に配慮した予算とし、予算額は対前年度比2.2%減の58億6,300万円としました。  議案第20号 令和3年度富津市後期高齢者医療特別会計予算については、後期高齢者医療保険料、基盤安定負担金などを後期高齢者医療広域連合へ納付するほか、制度の趣旨普及に配慮した予算とし、予算額は対前年度比2.9%増の6億8,300万円としました。  議案第21号 令和3年度富津市介護保険事業特別会計予算については、介護サービス利用者の見込みにより介護保険給付費の推計を行い、給付の適正化及びフレイル対策などの介護予防強化に配慮した予算とし、予算額は対前年度比3.4%増の51億5,300万円としました。           ────────────────────────   (議案第22号) 富津市固定資産評価審査委員会委員の選任につき議会の同意を求めることについて ◎市長(高橋恭市君) 議案第22号 富津市固定資産評価審査委員会委員の選任につき議会の同意を求めることについては、富津市固定資産評価審査委員会委員山田昌雄氏の任期が令和3年5月12日をもって満了となることに伴い、同氏を再任することについて、地方税法第423条第3項の規定により議会の同意を求めるものであります。           ────────────────────────   (議案第23号) 富津市教育委員会委員の任命につき議会の同意を求めることについて ◎市長(高橋恭市君) 議案第23号 富津市教育委員会委員の任命につき議会の同意を求めることについては、富津市教育委員会委員小坂洋子氏の任期が令和3年3月31日をもって満了となることに伴い、後任者として藤平慶子氏を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものであります。           ────────────────────────   (報告第1号) 専決処分の報告について ◎市長(高橋恭市君) 報告第1号の専決処分の報告については、富津市高宕山自然動物園における器物損壊事件による損害賠償の額を定めること及び和解について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分をしたので、同条第2項の規定により議会に報告するものであります。  以上、議案第1号から議案第23号までの提案理由及び報告第1号の説明といたします。  なお、議案第6号及び議案第18号から議案第21号までについては、担当部長から補足説明をいたさせます。  また、議案第1号から議案第5号につきましては、事務の執行上、先議をお願いいたします。  十分御審議の上、原案どおり御承認、御可決及び御同意賜りますようお願い申し上げます。           ────────────────────────                    補 足 説 明 ○副議長(平野英男君) 続いて、補足説明に入ります。  初めに、議案第6号について補足説明を求めます。総務部参与、前田雅章君。                〔総務部参与 前田雅章君登壇〕
    総務部参与(前田雅章君) 議案第6号 富津市みらい構想条例の制定について補足説明申し上げます。  議案つづりの3ページをお開きください。  富津市みらい構想は、今後、市が目指す将来像と市が直面している課題を市民の皆さんと共有し、施策を着実に実行していくため、市の最上位に位置づける構想として策定するものでございます。  本条例は、当該構想を策定するに当たり、必要な事項を定め、総合的かつ計画的なまちづくりの推進に資するため、制定しようとするものでございます。  それでは、条文ごとに御説明申し上げますので、4ページをお開きください。  第1条は、この条例の目的について規定するもので、ただいま申し上げたとおりでございます。  第2条は、定義について規定するもので、市が目指す将来の姿を示し、総合的かつ計画的なまちづくりの指針となるものとしております。  第3条は、位置づけについて規定するもので、当該構想を市の最上位とし、各分野における計画の策定等に当たっては、当該構想と整合性を図ることとしております。  第4条は、策定義務等について規定するもので、第1項ではその策定義務を、第2項では策定に当たり広く市民から意見を聴取する旨を、第3項では必要が生じた際に当該構想を変更できる旨を定めております。  第5条は、議会の議決について規定するもので、当該構想を市の最上位の構想に位置づけるため、その策定、変更を議会の議決事項とする旨を定めております。  第6条は、みらい構想の公表について規定するものでございます。  第7条は、補則といたしまして、委任を規定するものでございます。  次に、附則ですが、この条例の施行期日を公布の日とするものでございます。  以上で、議案第6号の補足説明を終わります。           ──────────────────────── ○副議長(平野英男君) 次に、議案第18号について補足説明を求めます。総務部長、白石久雄君。                〔総務部長 白石久雄君登壇〕 ◎総務部長(白石久雄君) 議案第18号 令和3年度富津市一般会計予算につきまして補足説明を申し上げます。  別冊、令和3年度富津市予算書の1ページをお開きください。  一般会計の予算総額は、第1条で歳入歳出それぞれ188億円と定めております。  2ページを御覧ください。  歳入予算の主な内容について御説明いたします。  1款市税は85億1,131万3,000円でございます。  1項市民税は22億3,866万1,000円で、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、個人市民税の所得割、法人市民税の法人税割が減額となる見込みでございます。  2項固定資産税は57億6,664万3,000円で、大規模な設備投資の減などの影響により、償却資産が減額となる見込みでございます。  3項軽自動車税は1億6,222万6,000円で、軽自動車等の種別ごとの台数見込みから算出。  4項市たばこ税は3億4,305万9,000円で、前年度の決算見込額から算出。  5項入湯税は72万4,000円で、令和2年度末をもって本市が運営する温泉供給事業を廃止するため、減額となるものでございます。  2款地方譲与税は2億1,502万円でございます。  1項地方揮発油譲与税3,700万円、2項自動車重量譲与税1億1,500万円、3項森林環境譲与税1,002万円は、地方財政計画の増減率等を勘案し算出、4項特別とん譲与税5,300万円は、感染症の影響による入港実績の減により、減額となる見込みでございます。  3款利子割交付金から、3ページ、11款1項地方特例交付金までは、県推計による増減率等を勘案し、算出したものでございます。  11款地方特例交付金、2項新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金4,200万円は、感染症の影響により厳しい経営環境にある中小企業等に対し、固定資産税の償却資産分などについて、令和3年度課税分の1年に限り軽減措置を実施し、その減収分を国が全額補填するものでございます。  12款地方交付税は8億3,000万円で、地方財政計画の増減率等を勘案して算出した普通交付税及び特別交付税を見込むものでございます。  13款交通安全対策特別交付金は450万円でございます。  14款分担金及び負担金は1億3,757万8,000円で、保育所入所児童保護者負担金、第2期君津地域広域廃棄物処理施設整備事業構成市負担金、漁港整備事業分担金などでございます。  15款使用料及び手数料は2億7,199万6,000円で、塵芥処理手数料、道路占用料、火葬場使用料などでございます。  16款国庫支出金は23億7,851万円で、社会保障給付に係る障害者介護給付費負担金、生活保護費負担金、児童手当負担金のほか、道路整備に係る社会資本整備総合交付金、橋梁長寿命化に係る防災・安全交付金などでございます。  4ページを御覧ください。  17款県支出金は17億1,301万3,000円で、ノリの共同加工施設建設に係る水産業強化施設整備支援事業補助金、社会保障給付に係る障害者介護給付費負担金、国民健康保険基盤安定負担金、後期高齢者医療特別会計保険基盤安定負担金、農作物の被害対策に係る鳥獣被害防止総合対策交付金などでございます。  18款財産収入は3,151万9,000円で、土地建物売払収入、土地建物貸付収入などでございます。  19款寄附金は5億101万1,000円で、ふるさとふっつ応援寄附金などでございます。  20款繰入金は4億3,731万4,000円で、公共施設等マネジメント基金、学校教育振興基金、児童福祉基金などからの繰入金でございます。  21款繰越金は1億円を計上するものでございます。  22款諸収入は3億8,522万5,000円で、給食事業収入、中小企業融資貸付金元金収入、後期高齢者医療広域連合受託事業収入などでございます。  5ページを御覧ください。  23款市債は19億8,780万円で、建設事業等に充当する市債が12億5,780万円、臨時財政対策債が7億3,000万円でございます。  続きまして、歳出予算の主な内容について御説明いたします。  6ページを御覧ください。  1款議会費は2億665万6,000円で、新規事業といたしましては、議会のインターネット映像配信に係る経費を計上するほか、議員及び職員の人件費、議会運営に係る経費を計上しております。  2款総務費は27億6,200万4,000円で、新規事業といたしましては、1項総務管理費で富津市みらい構想の策定経費、行政経営アドバイザーの設置経費、市制施行50周年記念事業を計上しております。そのほか、庁舎改修に係る工事等、ふるさとふっつ応援寄附関係費、公共施設等マネジメント基金積立金などを計上しております。  3款民生費は67億2,131万8,000円で、新規事業といたしましては、1項社会福祉費で、結婚新生活を支援するための補助金、障がい福祉に関する相談支援の中核的な役割を担う基幹相談支援センター事業、2項児童福祉費で、カタログから選んだ育児用品を1歳になる前月まで送付するすくすくギフト委託料、産前産後期に家事や育児を援助するヘルパー派遣事業委託料などを計上しております。そのほか、障害者に対する介護・訓練等給付費、生活保護扶助費、国民健康保険及び介護保険事業特別会計への繰出金、後期高齢者医療療養給付費負担金などを計上しております。  4款衛生費は23億5,932万5,000円で、新規事業といたしましては、2項清掃費で、環境センターの今後の在り方などについて、専門的視点からの分析・検証に係る経費を計上しております。そのほか、君津地域広域廃棄物処理事業、かずさ水道広域連合企業団出資金、君津中央病院企業団負担金、ごみ収集委託料、最終処分場に係る汚水処理施設増設工事、予防接種事業などを計上しております。  5款労働費は50万3,000円でございます。  6款農林水産業費は9億2,189万9,000円でございます。  7ページを御覧ください。  新規事業といたしましては、1項農業費で、防災重点ため池のハザードマップ作成経費、2項林業費で、森林整備方針及び事業計画の作成経費を計上しております。そのほか、ノリ共同利用施設建設事業、農作物被害対策事業などを計上しております。  7款商工費は2億2,383万5,000円で、新規事業といたしましては、観光振興に携わる地域おこし協力隊の設置経費、市制施行50周年を記念した市民花火大会への負担金を計上しております。そのほか、中小企業融資貸付金、海水浴場管理運営事業、企業誘致奨励金、温泉供給施設解体等工事などを計上しております。  8款土木費は14億6,941万6,000円で、主な事業といたしましては、5項都市計画費で、ふれあい公園の遊具及び給水施設などの改修工事を計上しております。そのほか、橋梁長寿命化修繕事業、二間塚地域排水整備事業、市道下飯野線整備事業、市道浅間山線整備事業、君津富津広域下水道組合出資金などを計上しております。  9款消防費は9億2,225万3,000円で、新規事業といたしましては、高齢者世帯等に対する住宅用火災警報器の交付及び設置に係る経費、各種ハザードマップを1冊にまとめる総合防災マップの作成経費を計上しております。そのほか、消防自動車等整備事業、消火栓新設改良事業、消防団活動事業などを計上しております。  10款教育費は15億6,144万2,000円で、新規事業といたしましては、2項小学校費、3項中学校費で、校務支援システムの導入やセキュリティー強化の実施に係る経費、GIGAスクール構想によるICT教育推進事業、4項社会教育費で、市制施行50周年を記念した生涯学習バスの購入経費、5項保健体育費で、新たな学校給食共同調理場整備事業を計上しております。そのほか、学校バス運営事業、幼児教育無償化事業、小学校施設改修工事などを計上しております。  11款災害復旧費は220万円でございます。  8ページを御覧ください。  12款公債費は15億9,914万9,000円で、市債の借入れに対する元金や利子の償還に要する経費を計上しております。  13款予備費は5,000万円で、災害等の不測の事態に対応するために計上するものでございます。  9ページを御覧ください。  第2表は継続費で、学校給食共同調理場整備事業といたしまして、現在3か所ある調理場を統合し、新たな共同調理場を建設するための基本設計及び実施設計に係る経費を設定するものでございます。  10ページを御覧ください。  第3表は地方債で、令和3年度の借入限度額の合計は19億8,780万円であり、目的別の限度額は記載のとおりでございます。  以上で、議案第18号 令和3年度富津市一般会計予算の補足説明を終わります。           ──────────────────────── ○副議長(平野英男君) 次に、議案第19号から議案第21号までについて補足説明を求めます。健康福祉部長、坂本秀則君。               〔健康福祉部長  坂本秀則君登壇〕 ◎健康福祉部長(坂本秀則君) 議案第19号 令和3年度富津市国民健康保険事業特別会計予算につきまして補足説明を申し上げます。  別冊の令和3年度富津市予算書の225ページをお開きください。  初めに、国民健康保険の加入状況を申し上げます。  令和3年1月31日現在の世帯数は7,068世帯で、全世帯の35.0%、被保険者数は1万912で、人口の25.1%でございます。  令和3年度の予算総額は、第1条で、歳入歳出それぞれ前年度比2.2%減の58億6,300万円と定めたところでございます。  次に、歳入につきまして、主なものを御説明申し上げます。  226ページを御覧ください。  1款の国民健康保険税は8億3,757万3,000円で、被保険者の減のほか、新型コロナウイルス感染症の経済への影響や、個人所得課税の見直しに伴う基礎控除の引上げなどによる税収の減少を見込みまして、前年度比8.1%の減でございます。  次に、4款の県支出金は42億5,467万9,000円でございます。  県支出金の内容につきましては、恐れ入りますが、予算書の233ページの下段を御覧ください。  県支出金のうち、1節の普通交付金は41億7,423万2,000円で、歳出の保険給付費のうち出産育児一時金、葬祭費及び傷病手当金を除く費用に対して交付されるもので、被保険者の減などに伴う保険給付費の減少に伴いまして、前年度比1.8%の減でございます。  2節の特別交付金は8,044万7,000円で、医療費適正化への取組に対する支援として交付される保険者努力支援制度分、特定健康診査等負担金等の交付金でございます。  なお、平成30年度の都道府県単位化前の経営努力が評価され、令和2年度は、特別調整交付金として経過措置で交付を受けていた経営努力分につきましては、交付先が市から県へと変更となったため、前年度比82.5%の減額となっております。  また、県繰入金分2号分につきましては、令和2年度当初予算では、「県特別調整交付金」と表記しておりましたが、県の交付要綱に合わせるため、名称を変更しております。  226ページにお戻りください。  6款の繰入金は7億6,349万6,000円でございます。  1項の一般会計繰入金は4億6,718万3,000円で、低所得世帯の保険税軽減分等の保険基盤安定繰入金、国民健康保険を運営するための事務費及び職員給与費等繰入金のほか、保険税軽減世帯の割合が高いことなどにより、一般会計から繰り出しを受ける財政安定化支援事業繰入金が増加したことなどによりまして、前年度比5.7%の増でございます。  2項の基金繰入金は2億9,631万3,000円で、国民健康保険事業費納付金等の財源に充てるため、国民健康保険基金から繰り入れるもので、税収の減少見込みなどに伴いまして、前年度比8.9%の増でございます。  次に、8款の諸収入は640万1,000円で、国民健康保険税に係る延滞金、第三者行為による保険給付費の返納金などでございます。  続きまして、歳出の主なものにつきまして御説明を申し上げます。  227ページを御覧ください。  1款の総務費は1億8,663万6,000円で、国民健康保険を運営するための一般職人件費、事務費、国民健康保険事業運営協議会に係る経費及び趣旨普及に係る経費で、主に一般会計からの繰入金等で賄われるものでございます。  次に、2款の保険給付費は41億9,353万9,000円で、一般被保険者に係る療養給付費、療養費、高額療養費などの保険給付に係る経費で、被保険者の減及び退職被保険者制度の終了に伴う療養給付費等の減によりまして、前年度比1.7%の減でございます。  なお、新型コロナウイルス感染症に感染した被用者等に対する傷病手当金につきましては、現在、適用期間が令和3年3月31日までとなっておりますが、申請が4月以降となる可能性もあることから、50万円を計上しております。
     次に、3款の国民健康保険事業費納付金は13億6,600万円で、医療給付費分、後期高齢者支援金等分及び介護納付金分に係る富津市に割り当てられた納付金として県へ納付するもので、主な増減要因は、医療給付費分及び後期高齢者支援金等分につきましては、被保険者の減による減額、また、介護納付金分につきましては、県が見込んだ県全体として支払う介護納付金が増額となったことによるもので、納付金全体では前年度比4%の減でございます。  次に、5款の保健事業費は9,617万円で、40歳から74歳までの被保険者に対して実施する特定健康診査、特定保健指導等による医療費適正化を図るための経費、疾病予防事業の経費などでございます。  228ページを御覧ください。  8款の諸支出金は1,010万円で、国民健康保険税に係る過誤納還付金等でございます。  次に、9款の予備費は1,000万円でございます。  以上で、議案第19号 令和3年度富津市国民健康保険事業特別会計予算についての補足説明を終わります。  続きまして、議案第20号 令和3年度富津市後期高齢者医療特別会計予算について補足説明を申し上げます。  別冊の令和3年度富津市予算書の269ページをお開きください。  初めに、後期高齢者医療の加入状況を申し上げます。  令和3年1月31日現在の被保険者数は8,338で、人口の19.2%でございます。  令和3年度の予算総額は、第1条で、歳入歳出それぞれ前年度比2.9%増の6億8,300万円と定めたところでございます。  次に、歳入の主なものにつきまして御説明を申し上げます。  270ページを御覧ください。  1款の後期高齢者医療保険料は4億8,752万7,000円で、被保険者の増によりまして、前年度比1.9%の増でございます。  令和3年度の保険料率は、所得割率8.39%、均等割額4万3,400円で、前年度からの変更はございません。  次に、3款の繰入金は1億8,665万8,000円で、後期高齢者医療を運営するための事務費及び職員給与費等繰入金のほか、低所得者等の後期高齢者医療保険料軽減分に係る保険基盤安定繰入金でございます。  4款の繰越金は401万円の計上でございます。  5款の諸収入は475万5,000円でございます。  2項の償還金及び還付加算金は265万円で、広域連合から受けます保険料の還付金及び還付加算金分でございます。  3項の受託事業収入は199万7,000円で、賦課決定通知書作成等に係る広域連合からの受託事業収入でございます。  続きまして、歳出につきまして御説明を申し上げます。  271ページを御覧ください。  1款の総務費は3,540万7,000円で、後期高齢者医療の運営や保険料の徴収業務に係る一般職人件費及び事務費で、主に一般会計からの繰入金等で賄われるものでございます。  次に、2款の後期高齢者医療広域連合納付金は6億4,294万3,000円で、保険料徴収分、保険料延滞金及び基盤安定繰入金を後期高齢者医療広域連合に納付するものでございます。  3款の諸支出金は265万円で、後期高齢者医療保険料に係る過誤納還付金及び還付加算金でございます。  4款の予備費は200万円でございます。  以上で、議案第20号 令和3年度富津市後期高齢者医療特別会計予算についての補足説明を終わります。  続きまして、議案第21号 令和3年度富津市介護保険事業特別会計予算につきまして補足説明を申し上げます。  別冊の令和3年度富津市予算書の293ページをお開きください。  初めに、介護保険の被保険者数等の状況を申し上げます。  令和3年1月1日現在の65歳以上の第1号被保険者数は1万6,390要支援・要介護認定者数は3,044で、認定者の第1号被保険者数に対する割合は18.6%という状況でございます。  令和3年度の予算総額は、第1条で、歳入歳出それぞれ対前年度比3.4%増の51億5,300万円と定めたところでございます。  次に、歳入につきまして主なものを御説明申し上げます。  294ページを御覧ください。  1款の保険料は、第1号被保険者の介護保険料10億3,347万5,000円で、前年度比0.5%の増でございます。徴収率は令和元年度決算における実績収納率を参考に算出しております。  次に、3款の国庫支出金は11億6,779万8,000円で、前年度比2.9%の増で、主な増額要因は、保険給付費及び地域支援事業費の増によるものでございます。  1項の国庫負担金の8億6,047万3,000円は、居宅サービス分の保険給付費の20%相当額及び施設サービス分の保険給付費の15%相当額の介護給付費負担金でございます。  2項の国庫補助金の3億732万5,000円は、保険給付費の5%相当額の調整交付金、介護予防事業費の20%相当額、包括的支援事業・任意事業費の38.5%相当額の地域支援事業交付金並びに市町村の地域支援事業としての取組を支援するための、保険者機能強化推進交付金及び保険者努力支援交付金でございます。  4款の支払基金交付金は13億3,007万6,000円で、前年度比3.7%の増で、主な増額要因は、保険給付費及び地域支援事業費の増によるものでございます。  なお、支払基金交付金は、保険給付費及び地域支援事業費の27%相当額の介護給付費交付金と地域支援事業交付金でございます。  5款の県支出金は7億3,003万4,000円で、前年度比3.9%の増で、主な増額要因は、保険給付費及び地域支援事業費の増によるものでございます。  1項の県負担金の6億9,315万9,000円は、居宅サービス分の保険給付費の12.5%相当額及び施設サービス分の保険給付費の17.5%相当額の介護給付費負担金でございます。  2項の県補助金の3,687万5,000円は、介護予防事業費の12.5%相当額及び包括的支援事業・任意事業費の19.25%相当額の地域支援事業交付金でございます。  次に、7款の繰入金は8億8,917万4,000円で、前年度比6.5%の増で、主な増額要因は、保険給付費及び地域支援事業費の増によるものでございます。  1項の一般会計繰入金の8億2,463万8,000円は、介護保険給付費の12.5%相当額の介護給付費繰入金、介護予防事業費の12.5%相当額及び包括的支援事業・任意事業費の19.25%相当額の地域支援事業繰入金、介護保険料の軽減強化を実施するための低所得者保険料軽減繰入金並びに介護保険を運営するための事務費及び職員給与費の繰入金でございます。  2項の基金繰入金の6,453万6,000円は、介護保険給付費準備基金を取り崩すものでございます。  8款繰越金の219万9,000円は、令和2年度からの繰越金で見込まれる未還付保険料などでございます。  9款諸収入の14万9,000円は、介護保険料の延滞金、第三者行為による保険給付費の返納金などでございます。  続きまして、歳出の主なものにつきまして御説明申し上げます。  296ページを御覧ください。  1款の総務費は1億2,462万5,000円で、前年度比1.7%の減で、主な減額要因は、第8期富津市介護保険事業計画・富津市高齢者福祉計画の策定に係る委託が終了したことなどによるものでございます。  なお、総務費は、介護保険を運営するための職員給与費等の人件費及び物件費並びに介護認定審査会、介護保険運営協議会及び趣旨普及に要する経費でございます。  次に、2款の保険給付費は47億8,041万1,000円で、前年度比3.7%の増で、主な増額要因は、居宅介護サービス給付費、施設介護サービス給付費などの増によるものでございます。  なお、保険給付費は、要支援・要介護認定を受けた者が利用する介護保険サービスに対する保険給付費、また、利用者負担額が一定額を超えた場合の高額介護サービス費などの支給に要する経費でございます。  3款の地域支援事業費は2億4,275万円で、前年度比3.9%の増で、主な増額要因は、総合事業の訪問型・通所型サービス費の増によるものでございます。  なお、地域支援事業は、総合事業の介護予防・生活支援サービス事業、そして、高齢者の方が要介護状態または要支援状態に陥ることを予防する一般介護予防事業、市内3圏域で地域包括支援センターを設置運営する委託料、また、住み慣れた地域で自立した生活を送れるよう支援する事業などを行う経費でございます。  次に、5款の諸支出金の219万9,000円は、見込まれる保険料還付金などでございます。  最後に、297ページの6款の予備費は300万円の計上でございます。  以上で、議案第21号 令和3年度富津市介護保険事業特別会計予算についての補足説明を終わります。 ○副議長(平野英男君) 以上で、提案理由等の説明を終わります。           ────────────────────────                    散     会 ○副議長(平野英男君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。  なお、次の本会議は、2月24日午前10時から会議を開きます。  本日は、これにて散会といたします。                  午後0時03分 散会...