富津市議会 2020-09-16
令和 2年 9月定例会−09月16日-04号
以上が、
総務産業常任委員会に付託された
議案の
審査結果です。よろしく御審議のほどお願い申し上げまして、
報告を終わります。
○
議長(
渡辺務君)
委員長の
報告は終わりました。
ただいまの
報告について、
質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
質疑もないようですので、
質疑を終結します。
────────────────────────
教育福祉常任委員会委員長の
報告
○
議長(
渡辺務君) 次に、
教育福祉常任委員会に付託しました
議案等の
審査結果について、
報告を求めます。
教育福祉常任委員会委員長、
諸岡賛陛君。
〔
教育福祉常任委員会委員長 諸岡賛陛君登壇〕
◎
教育福祉常任委員会委員長(
諸岡賛陛君)
教育福祉常任委員会に付託されました
議案4件、陳情1件について、その
審査結果を
報告します。
去る9月8日、午前10時から、第3
委員会室において
委員会を開催し、
執行部へ
説明員の出席を求め、慎重に
審査した結果は、次のとおりです。
初めに、
議案第4号 令和2
年度富津市
一般会計補正予算(第8号)
富津市議会委員会条例第2条第2項第2
号該当のものについては、
審査の過程において、
新生児家庭応援給付金の
対象者の範囲は、どのようになっているのか。
児童遊園地管理運営事業のうち、
遊具設置等工事について、どの場所に何を設置するのか。
きずなメール配信委託料について、
メールの配信は、いつ頃から行い、どのように活用していくのか、などの
質疑がなされ、その後、
討論においては、第2期
君津地域広域廃棄物処理施設整備事業として9,166万6,000円計上されているが、ごみは各自治体で処理すべきであり、この事業に関する
補正予算に反対するとの
反対討論がなされ、採決の結果、
賛成多数をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第5号 令和2
年度富津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)については、
審査の過程において、令和元年度末の近隣市の
国民健康保険基金残高はどれくらいか。
国民健康保険基金は、今後どのように活用していくのか、などの
質疑がなされ、その後、
討論はなく、採決の結果、全員の
賛成をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第6号 令和2
年度富津市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)については、
審査の過程において、
質疑・
討論はなく、採決の結果、全員の
賛成をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、
議案第7号 令和2
年度富津市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、
審査の過程において、
介護保険給付費準備基金について、令和元年度末では3億8,000万円で、今回の補正による
積立金を加えると
基金残高は4億円を超えるが、どのように活用していくのか、との
質疑がなされ、その後、
討論はなく、採決の結果、全員の
賛成をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、陳情第1号 別居・離婚後の
共同親権及び
共同養育の
法整備に関する陳情については、願意を十分理解するため、
陳情者の
趣旨説明や
執行部の意見を聴取した後、
審査の過程において、市の
DV虐待防止計画の中に、この陳情の項目に該当するような記載はあるのか。
DV等の
支援措置の手続はどのようになっているのか、との
質疑がなされ、その後、
討論においては、この陳情について、子供に会いたいという気持ちなど、意図するところは充分理解するが、年間100日以上の面会の
義務化などの
法整備については、より慎重に対応が必要であると考え、現段階では反対するなどの
反対討論がなされ、採決の結果、
賛成なしで不採択とすべきものと決しました。
以上が、
教育福祉常任委員会に付託されました
議案等の
審査結果です。よろしく御審議のほどお願い申し上げまして、
報告を終わります。
○
議長(
渡辺務君)
委員長の
報告は終わりました。
ただいまの
報告について、
質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
質疑もないようですので、
質疑を終結します。
それでは、順次、
討論、採決をします。
初めに、
議案第1号
富津市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第1号を
委員長の
報告のとおり可決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、
議案第1号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君) 次に、
議案第2号 君津郡
市広域市町村圏事務組合の共同処理する事務の変更及び君津郡
市広域市町村圏事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第2号を
委員長の
報告のとおり可決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、
議案第2号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君) 次に、
議案第4号 令和2
年度富津市
一般会計補正予算(第8号)について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。4番、
福田好枝君。
◆4番(
福田好枝君) 私は、反対の立場で
討論いたします。
この
補正予算の中には
コロナウイルス禍に対する様々な市民への
支援策が盛り込まれておりますので、それらに対しては
賛成いたしますが、2点ほど
賛成できません。
1点目は、
公共施設再
配置推進計画に関する
委託料が計上されています。昨年4月に素案が示され、6月に
市民説明会がもたらされました。その後、
台風被害で私たちは
公共施設の大切さを身にしみて実感いたしました。
全員協議会に出された資料では、
市民説明会での市民の意見と
パブリックコメントに寄せられた市民の声が配付されました。台風と
コロナ禍を経験して、
公共施設再
配置推進計画案がどのように変更されるか注目していましたが、一部加筆されただけで何も変わっていません。市民の意見に耳を貸すことなく進める予算には反対いたします。
以上のことから、
議案第4号に反対いたします。
○
議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) ほかに
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第4号を
委員長の
報告のとおり可決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立多数です。よって、
議案第4号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君) 次に、
議案第5号 令和2
年度富津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第5号を
委員長の
報告のとおり可決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、
議案第5号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君) 次に、
議案第6号 令和2
年度富津市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第6号を
委員長の
報告のとおり可決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、
議案第6号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君) 次に、
議案第7号 令和2
年度富津市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第7号を
委員長の
報告のとおり可決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、
議案第7号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君) 次に、
議案第8号 令和元
年度富津市
一般会計歳入歳出決算の認定について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。4番、
福田好枝君。
◆4番(
福田好枝君) この決算には、台風の被害に対する様々な支援や市民生活を守る施策が盛り込まれていることには反対するものではありません。しかし、次の大きな4点に対する問題がありますので、認めることができません。
第1に、マイナンバー制度についてです。日本に住む全ての国民、外国人に生涯変わらない12桁の番号をつけ、様々な機関や事務所などに散在する各自の個人情報を名寄せ参照できるようにし、行政などが活用するものです。2015年に付番が行われ、2016年1月から、希望者に対し、顔写真やICチップの入ったマイナンバーカードが交付されています。しかし、政府が幾ら宣伝しても個人情報の漏えいやカードの紛失、盗難といった国民の不安は拭えず、マイナンバーカードを取得した人は2020年8月1日現在で18.2%にとどまっています。政府は、メリットだけを並べて宣伝していますが、先ほど述べた個人情報の漏えい、紛失、盗難のほかになりすまし悪用のリスクが大きいことも忘れてはなりません。日本のマイナンバー制度では、リスクを軽減する制度設計がなされています。しかし、将来的にマイナンバー用途の拡大や機能の増加に伴い、また異なるリスクが想定される可能性があります。クレジットカードには不正利用の補償があり、身に覚えのない請求が来た場合、第三者の不正使用と認められれば請求が取り消されます。マイナンバーは不正使用した者、漏えいさせた者は処罰されますが、被害を政府が補填してくれることがないことも大きな問題と言われています。
第2は、公共交通問題です。タクシー運賃助成事業は、利用券1回につき500円の上限があり、運賃が高額になる地域の方々には十分な事業とはいえません。来年度から事業の拡大がありますが、タクシーを呼んでもタクシーが来ない地域や利用運賃が高額になる地域の方々には恩恵がない事業です。バス利便性維持・向上事業には、5,100万円ほどのお金を使っていますが、市民が望んでいるのは、市が主体となってバスの路線の見直しをして、
公共施設、病院、買物など自由に行ける交通手段の実現です。他市のよい事例を参考にしてコミュニティバスや乗り合いタクシーなどを走らせてほしいという市民の要望を真剣に受け止めてください。
第3は、水道の広域事業についてです。我が国は、水道水を直接飲むことができる数少ない国の一つです。生まれたときから
当たり前のように水道水を飲んでいますが、広域化によって将来的に安全な水道水の確保ができなくなる危険性もあります。現在、
富津市には鹿野山山系からの豊かな水源があります。塩素消毒だけで家庭に配水できる誇るべき地域の資源です。しかし、人口減少や節水型ライフスタイルの広がりから水需要の減少で、
富津市の水源を将来的に全て廃止する計画があると企業団のホームページにありました。
富津市の水源を断たれてしまえば、市民は小櫃川からの水を飲むことになります。小櫃川上流には2012年、漏えいの事故を起こした新井総合という管理型処分場があります。ここは君津、木更津、
富津、袖ケ浦だけでなく、市原や千葉など35万人の水源である小櫃川、御腹川の水源地です。そしてこの処分場には東京電力福島第一原発事故による放射能廃棄物が大量に埋め立てられています。災害で処分場に事故が起こった場合の影響は計り知れません。したがって、
富津市水源は残すべきと考えます。
第4は、第2期ごみ処理事業についてです。この事業は、現在の4市から6市1町へとさらに広域化を進めるものです。本来、自区内処置が原則ですが、大規模なごみ処理施設をつくることでごみを減らすのではなく、その施設に合わせたごみを集めることになります。地球温暖化で命が脅かされています。CO2の排出を抑制しなければならない中で、ごみを燃やして処理する大型の施設を造る前に、自治体においては、ごみとして処理するのではなく、資源として活用する工夫をすることによってごみの減量を追求していくという大きな仕事があるはずです。市民にとっても目の前からごみがなくなればよい、ごみの行く先でどのような環境問題が起こっても我関せずという今さえよければの考え方を取ることは、自らが出すごみに関心を持たないことにつながります。
以上の理由で、一般会計の決算の認定に反対いたします。
○
議長(
渡辺務君) ほかに
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論はありますか。15番、平野明彦君。
◆15番(平野明彦君) それでは、私のほうから
議案第8号 令和元
年度富津市
一般会計歳入歳出決算の認定について、
賛成の立場から
討論させていただきます。
今決算におきましては、昨年の台風の災害についての対応が大きなものと思っております。しかし、成果説明書においてはそれなりの記述が少なかったのはちょっと残念に思っております。しかしながら、災害の対応として、高橋市長のスピーディーな決断と対応、またそれを可能とした
経営改革への取組による
財政調整基金、また職員の皆さんの献身的な取組、そして多くの方々からの応援支援があって市民の皆様を支えてくれたものと思っております。いまだに完全復旧とはなっておりませんけども、災害対応について、また今回のコロナ対応も含めて、大いに評価すべきものと思っております。
また、
経営改革の取組の成果として、多くの指標は経営
改善傾向にあります。しかし、今後も行政需要の増加が予測されること、また大型償却資産税のピークを迎えたこと、今後の税収はさらに厳しくなることが予測されます。昨年の災害の経験から非常時を前提とした平時の組織運営など持続可能な行政運営に向けての取り組む課題はまだまだたくさんございます。今後とも事業の統廃合を含め、事務の効率化を図って人的余力を生み出す努力に努めてもらいたいと思っております。
総じて、令和元年度決算を見ると全体統一して
経営状況は良好に運営されていると判断いたします。よって、本決算に
賛成いたします。
○
議長(
渡辺務君) ほかに
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) ほかに
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第8号を
委員長の
報告のとおり認定することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立多数です。よって、
議案第8号は原案のとおり認定されました。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君) 次に、
議案第9号 令和元
年度富津市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
賛成討論はありますか。12番、佐久間 勇君。
◆12番(佐久間勇君)
委員長報告にもありましたけれども、改めて私から
賛成の立場で
討論をいたします。
国民健康保険は、国民皆保険を維持し、少子高齢化の環境の中でも持続可能な医療保険となっている制度であります。
財政運営の主体は県となりましたけれども、職域保険加入者を除いた市民から税として徴収し、特別会計で運営している事業でございます。その構成は、対前年度比で世帯も被
保険者の数も減少しています。さらに高齢化、低所得層の構成率が高い中で基金から充当して安定運営を維持して、1人
当たりの
保険税も君津4市で一番低く抑えている現状であります。令和元年度の予算現額59億4,804万5,000円に対し、99.2%、58億9,934万6,657円の収入済額とまさに誤差なしです。所得の格差にかかわらず被
保険者の健康維持増進のため、
特定健康診査や
特定保健指導などを積極的に展開し、
医療費の
適正化を図っていること、また18歳以下の被
保険者に係る国保税均等割額を減額し、負担の軽減を図りました。
現行制度を遵守し、最大限に生かす努力がうかがえる事業決算でありますので、
議案第9号に
賛成いたします。
○
議長(
渡辺務君) ほかに
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) ほかに
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第9号を
委員長の
報告のとおり認定することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、
議案第9号は原案のとおり認定されました。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君) 次に、
議案第10号 令和元
年度富津市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。4番、
福田好枝君。
◆4番(
福田好枝君) 平成20年度にこの医療保険制度ができてから、75歳になると今まで加入していた医療保険制度から外されて扶養家族となっても
保険料を支払うことになりました。平成30年度からそれらの人の
保険料の
軽減措置も徐々に外され、
保険料は大幅に値上げとなりました。少ない年金では天引きでない人が滞納になります。滞納すると正規の保険証ではなく、短期保険証になります。以前の老人保健制度のときはこのようなペナルティーはありませんでした。
高齢者が安心して老後を暮らせるようにするのが自治体の在り方だと考え、決算の認定に反対いたします。
○
議長(
渡辺務君) ほかに
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) ほかに
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第10号を
委員長の
報告のとおり認定することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立多数です。よって、
議案第10号は原案のとおり認定されました。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君) 次に、
議案第11号 令和元
年度富津市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。4番、
福田好枝君。
◆4番(
福田好枝君) この介護保険ですが、令和元年度については、一番低い段階の
保険料の人でも月2,137.5円、年2万5,650円にもなります。月1万5,000円の年金者からのでさえ天引きするという理不尽さです。そして年金から天引きしていない
高齢者が滞納となります。滞納したらサービスの給付制限を受けることになります。それでも多くの65歳の人が
保険料を支払っているのは、将来、要介護や要支援になったら介護サービスを受けられると思うからです。ところが2015年度から実施された介護保険の改正では、例えば特別養護老人ホームの入所対象が、原則、要介護3以上の人に限定されました。この
介護保険制度は、よりよい介護を受けたいと願えば
保険料が上がる仕組みとなっています。国の
負担割合を引き上げない限り、
保険料は際限なく高くなります。市として国へ国庫
負担金の引上げを求めていただきたく、本決算の認定に反対いたします。
○
議長(
渡辺務君) ほかに
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) ほかに
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第11号を
委員長の
報告のとおり認定することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立多数です。よって、
議案第11号は原案のとおり認定されました。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君) 次に、
議案第12号 令和元
年度富津市
温泉供給事業特別会計決算の認定について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第12号を
委員長の
報告のとおり認定することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、
議案第12号は原案のとおり認定されました。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君) 次に、陳情第1号 別居・離婚後の
共同親権及び
共同養育の
法整備に関する陳情について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。6番、猪瀬 浩君。
◆6番(猪瀬浩君) 私は、この別居・離婚後の
共同親権及び
共同養育の
法整備に関する陳情について、反対の立場で
討論させていただきます。
現行の単独親権制度では、民法第766条第1項に定められている子の利益を最も最優先に考えた上で双方の親の協議の末、どちらか片方の親に親権を与えられることとなっています。その協議の際には養育費の問題、子と会う機会などを定めるわけですが、この親権を得ることができなかった親は養育費を支払う義務、子と会う権利が子の親権を得た親と比べて弱くなってしまう現実があるかと思います。そういった義務や権利を子の親権を得ない親にもしっかりと与えるためには
共同親権制度にしたほうがよいという
陳情者の訴えは理解できますが、一方で別居・離婚などを通して双方の親が別の人生を歩むことになった時点で、子を育てる親の義務や権利として定められる民法第820条から824条までを、離れ離れになっている双方の親が平等に負うことは難しいと考えます。例えば子のことを第一に考えて行動することが求められるということは、双方の親は、子が不自由なく双方の親に会えるように、かつ学校に問題なく通えるようにできるだけ近くに住むことが求められます。
また、
陳情者は、子と一緒に住まない親に対して年間100日以上子と会える権利を与えてほしいという要望を訴え、土日や長期休暇に会えるようにすれば年間100日以上を満たすことができるといった案を示しましたが、これは子と一緒に暮らしている親からすれば、平日働きながら子育てをする一方で、
休日に子供とゆっくり過ごす権利を奪われることにもなるわけであります。そういった不公平感を回避するのであれば、例えば週ごとに子をそれぞれの家で面倒を見るなどの取決めが必要となってくるわけであります。果たして双方の親で互いの納得のいく、親としての責務を果たす役割分担ができるのか。また、子にとって、そのような生活を本当に望んでいるのか、子にとって負担となっていないかをしっかりと把握していかなければならなくなります。さらには、家庭内暴力、DVなどによって別居・離婚する家庭もある中で、
共同親権制度を採用することによって、互いの親が離れることができなくなってしまうことを危惧するわけであります。よって、拙速に
共同親権制度を目指すのではなく、まずは単独親権制度という現行法に基づき、協議によって子の親権を得られなかった親であっても養育費を支払う義務を全うすることで、子に会う権利を幾ばくか得られるようにしていくべきだと考えます。その改善策として、
陳情者が提案するDV法の運用改善については、一考の余地があるかと思います。行政職員だけの安易な判断にならないように、警察や弁護士などと協力をしての司法判断に委ねられる仕組みづくりも考えていく必要があるかと思います。
いずれにしましても、今回の陳情内容は、様々な状況を考えた際に、
共同親権制度にしても問題解決とならない可能性があること、また新たな問題を引き起こす懸念が拭い去れないことより、このままの陳情内容を国に
法整備を求めていくべきではないと判断いたします。
以上が、私のこの陳情に対する
反対討論となります。
○
議長(
渡辺務君) ほかに
反対討論、ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) それでは、ほかに
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
陳情第1号を
委員長の
報告のとおり不採択とすることに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、陳情第1号は不採択と決しました。
────────────────────────
議案第3号
○
議長(
渡辺務君) 日程第2、
議案第3号を議題とします。
────────────────────────
○
議長(
渡辺務君)
議案第3号 民間資金等の活用による
公共施設等の整備等の促進に関する法律に規定する特定事業に係る契約の締結について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。4番、
福田好枝君。
◆4番(
福田好枝君) 私は、反対の立場なのですが、反対の
討論については、
議案第8号で述べたとおりですので、省略いたします。
以上です。
○
議長(
渡辺務君) ほかに
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) 次に、
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) ほかに
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
議案第3号を原案のとおり可決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立多数です。よって、
議案第3号は原案のとおり可決されました。
────────────────────────
意見案第3号
○
議長(
渡辺務君) 日程第3、
意見案第3号を議題とします。
ただいま議題としました
意見案は、お手元に配付の
意見案一覧表のとおりです。
────────────────────────
提出者の説明
○
議長(
渡辺務君) ただいま議題となっている
意見案第3号について、
提出者の説明を求めます。
提出者、
山田重雄君。
〔
提出者 山田重雄君登壇〕
◆10番(
山田重雄君)
意見案第3号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書について、申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は戦後最大の経済危機に直面しています。
富津市をはじめとする地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税・地方交付税などの
一般財源の減少が避けがたくなっています。地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想されます。
そこで、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、次の5点について、国に確実に実現されるよう、意見書を提出するものです。
1、地方の安定的な
財政運営に必要な地方税、地方交付税などの
一般財源総額を確保すること。その際、臨時財政対策債が累積することのないよう、発行額の縮減に努めるとともに、償還財源を確保すること。
2、地方交付税については、引き続き財源保障機能を財源調整機能と両機能が適切に発揮できるよう、総額を確保すること。
3、令和2年度の地方税収が大幅に減収となることが予想されることから、思い切った減収補填措置を講じるとともに、減収補填債の対象となる税目についても、地方消費税を含め弾力的に対応すること。
4、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築に努めるとともに、国税・地方税の政策税制については、積極的な整理合理化を図り、新設・拡充・継続に当たっては、有効性・緊急性を厳格に判断すること。
5、とりわけ固定資産税は、市町村の極めて重要な基幹税であり、制度の根幹に影響する見直しは、土地、家屋、償却資産を問わず、断じて行わないこと。さきの緊急経済対策として講じた特例措置は、臨時・異例の措置として、やむを得ないものであったが、本来、国庫補助金などにより対応すべきものである。よって、今回限りの措置として、期限の到来をもって確実に終了すること。
以上、何とぞ御賛同賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。
○
議長(
渡辺務君) 説明は終わりました。ただいまの説明について
質疑を行います。
質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
質疑もないようですので、
質疑を終結します。
お諮りします。ただいま議題となっている
意見案第3号について、直ちに全体審議とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) 異議なしと認め、そのように決定します。
それでは、
討論、採決します。
意見案第3号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書について、
討論に入ります。
反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
賛成討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君)
討論もないようですので、
討論を終結し、直ちに採決します。
意見案第3号について、原案のとおり可決することに
賛成の諸君の
起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○
議長(
渡辺務君)
起立全員です。よって、
意見案第3号は原案のとおり可決されました。
以上で、今
定例会に付議されました事件の審議は全て終了しました。
〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
渡辺務君) 14番、石井志郎君。
◆14番(石井志郎君) 審議の中で一連の
反対討論の中で確認したいことがございますので、暫時休憩を求めます。
○
議長(
渡辺務君) それでは、暫時休憩といたします。
午前10時56分 休憩
────────────────────────
午前11時04分 開議
市長のあいさつ及び
報告
○
議長(
渡辺務君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
それでは、市長から発言を求められておりますので、これを許可します。市長、高橋恭市君。
〔市長 高橋恭市君登壇〕
◎市長(高橋恭市君) 令和2年9月
富津市議会
定例会の閉会に
当たり、御礼の御挨拶と御
報告を申し上げます。
議員の皆様方におかれましては、御多用の中、本
定例会に連日、御出席を賜り、御提案申し上げました各
議案につきまして、慎重なる御審議をいただき、原案どおり御可決及び御認定をいただきまして、誠にありがとうございました。
今会期中に皆様方からお寄せいただきました貴重な御意見、御提言等につきましては、十分検討いたしまして、適切な措置を講じる所存であります。
次に、諸般の御
報告を申し上げます。
令和3年
富津市成人式について申し上げます。
例年1月に、新成人による実行委員の企画運営により開催しておりますが、令和3年
富津市成人式は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、例年どおりの会場設営が困難であることから、時間の短縮、式典を2回に分けるなどの対策を講じて実施する予定であります。
以上で、
報告を終わります。
さて、私自身、任期中最後の市議会本会議となりました。私は、4年前、市民の皆様から力強い御支援を頂き、
富津市政の重責を担うことになりました。
4年間を振り返りますと、当時最大の課題でありました財政再建につきましては、持続可能な行政経営を最重要課題に位置づけ、
富津市
経営改革プランに真摯に取り組み、いまだ道半ばではありますが、市の貯金である
財政調整基金につきましては、期間内に目標額を達成するなど順調に推移し、自治体としての基礎体力の強化が図れたものと考えております。
4年前、所信表明で申し上げました、「市民の皆さんが自信を持って次世代にバトンを渡せる
富津市づくり」を念頭に置いた活力あふれるまちづくりに、これまで職員と共に全身全霊で取り組んでまいりました。
「ひとの創生」につきましては、子育てしやすいまち日本一を目指し、病後児
保育の機能を有した地域交流支援センター「カナリエ」の開設、特定不妊治療費の助成、第3子以降の
保育料無料化などを実施し、妊娠期から子育て期を通しての心配や不安感の緩和に努めました。
児童・生徒が力強く生きる力を育むためには、一定規模の集団の中で活動することが必要であることから、小・中学校の再配置を実施し、心身ともにたくましく健やかに成長できるよう、近隣市に先駆け全ての小・中学校の普通教室へ空調設備を設置いたしました。
また、老朽化が著しかった天羽中学校校舎を改築いたしました。
「健康都市
富津市」の実現に向け、がん検診、各種予防接種事業の拡充、新たに成人歯科健康診査や、歯科衛生士による虫歯予防や歯周病予防指導などを実施いたしました。
「まちの創生」につきましては、
富津浅間山バスストップ及び駐車場の整備、市民の移動手段を確保するためのタクシー運賃助成制度などの各種公共交通計画推進事業を導入いたしました。
また、移住・定住促進事業として、空家バンクの開設、空家リフォーム補助などを実施いたしました。
「しごとの創生」につきましては、農林
水産業を次の世代につなぐため、強い農業担い手づくり総合支援事業、ノリ共同利用施設建設事業などを実施し、ふるさとふっつ応援寄附を通して、
富津市の特産品のブランド力を高めてまいりました。
また、
富津市商工会へ市内での創業支援や事業承継支援を促進するための補助を行い、
事業者や後継者へのサポートを継続的に実施いたしました。
そして、豊かな観光資源を活用し、観光協会などと連携し、各種イベントなどを通して交流人口の増加を図ってまいりました。
この4年間、厳しい財政状況、また、甚大な被害を受けた未曾有の台風や新型コロナウイルス感染症などがあった中で、子育てや健康を中心に、新たな施策に取り組んでこれましたことは、ひとえに市議会の皆様、市民の皆様の御支援と御協力の賜物であります。心から御礼を申し上げます。
私は、引き続き活力ある
富津市づくりの先頭に立たせていただきたいと思っておりますので、議員の皆様におかれましては、なお一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。
結びに、
富津市議会のますますの御発展と皆様方の御健勝、御多幸を祈念申し上げまして、閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
────────────────────────
閉 会
○
議長(
渡辺務君) これをもちまして、令和2年9月
富津市議会
定例会を閉会とします。御苦労さまでした。
令和2年9月16日 午前11時11分 閉会
上記会議の顛末を録し相違ないことを証するためにここに署名する。
令和 年 月 日
富津市議会
議長 渡 辺 務
富津市議会副
議長 平 野 英 男
署名議員 石 井 志 郎
署名議員 平 野 明 彦
署名議員 福 原 敏 夫...