富津市議会 2020-06-18
令和 2年 6月定例会−06月18日-03号
令和 2年 6月定例会−06月18日-03号令和 2年 6月定例会
令和2年6月招集
富津市議会定例会会議録(第3号)
議 事 日 程
令和2年6月18日(木) 午前9時30分開議
日程第1
一般質問
(
個人質問)
日程第2 議案第31号
(
提案理由の説明)
日程第3 議案第3号から議案第9号まで並びに議案第11号及び議案第31号
(
総括質疑、
委員会付託)
日程第4 議案第10号
(質疑、
委員会付託省略)
日程第5 議案第12号から議案第30号まで
(質疑・
委員会付託省略)
日程第6 報告第1号から報告第3号まで
(
総括質疑)
〇本日の会議に付した事件
1.開 議
1.議長の報告
1.
千倉淳子君の
個人質問
1.三木千明君の
個人質問
1.議案第31号
(
提案理由の説明)
1.議案第3号から議案第9号まで並びに議案第11号及び議案第31号
(
総括質疑、
委員会付託)
1.議案第10号
(質疑、
委員会付託省略)
1.議案第12号から議案第30号まで
(質疑・
委員会付託省略)
1.報告第1号から報告第3号まで
(
総括質疑)
1.散 会
〇
出席議員
1番 宮 崎 晴 幸 君 2番 渡 辺 純 一 君 3番 三 富 敏 史 君
4番 福 田 好 枝 君 5番 関 努 君 6番 猪 瀬 浩 君
7番 諸 岡 賛 陛 君 8番 三 木 千 明 君 9番 千 倉 淳 子 君
10番 山 田 重 雄 君 11番 平 野 英 男 君 12番 佐久間 勇 君
13番 渡 辺 務 君 14番 石 井 志 郎 君 15番 平 野 明 彦 君
16番 福 原 敏 夫 君
〇
出席説明員
市長 高 橋 恭
市 君 副市長 小 泉 義 行 君
教育長 岡 根 茂 君
総務部長 白 石 久 雄 君
総務部参与 前 田 雅 章 君
市民部長 中 山 正 之 君
健康福祉部長 坂 本 秀 則 君
建設経済部長 庄 司 優 人 君
会計管理者 赤 井 明 浩 君
農業委員会事務局長 茂 木 雅 宏 君
選挙管理委員会事務局長兼
監査委員事務局長 消防長 岩 崎 脩 君
平 野 勉 君
教育部長 相 澤 智 巳 君
総務部次長 市 原 岳 人 君
総務課長 牧 野 常 夫 君
〇
出席事務局職員
事務局長 重 城 祐 主幹 大 川 美佐子
庶務係長 三 木 貴 好 主査 平 野 智 裕
────────────────────────
開 議
令和2年6月18日 午前9時30分 開議
○議長(渡辺務君) おはようございます。
ただいまから、本日の会議を開きます。
────────────────────────
議長の報告
○議長(渡辺務君) 日程に入るに先立ち、私から報告します。
本日、市長から追加議案1件の提出があり、これを受理したので報告します。
受理しました議案については、本日の日程第2としてありますので御了承願います。
次に、本日、議場内の写真撮影の申出があり、これを許可しましたので報告いたします。
以上で、私からの報告を終わります。
────────────────────────
千倉淳子君の
個人質問
○議長(渡辺務君) 日程第1、
一般質問。
昨日に引き続き、
個人質問を行います。
富津市議会申合せ事項により、通告順に質問を許可します。
質問時間は、
新型コロナウイルス感染症予防対策として、答弁を含めて45分以内です。
初めに、9番、
千倉淳子君の発言を許可します。9番、
千倉淳子君。
〔9番
千倉淳子君登壇〕
◆9番(
千倉淳子君) おはようございます。議席番号9番、無会派、
千倉淳子でございます。
新型コロナウイルス感染症のための
緊急事態宣言がやっと解けました。6月に学校が再開され、
経済活動も徐々に取り戻していかれるとは思われますが、まだまだ第2波、第3波の懸念もされる中、市民の不安は解けることはありません。
昨年度の
台風被害といい、今回の
コロナウイルスといい、未曽有のできごとが次から次へと私たちの生活に押し寄せており、これを乗り切るためには
高橋市長の
リーダーシップの下、
富津市民一丸となって、どんな難局にも立ち向かっていく、そういった決意を持って戦っていかなければならないんだろうなということを強く感じる昨今でございます。
そして、そんな中、4月に
市議会選挙が行われました。それを終えて、また2期目、ここに今、立たせていただくことに心から感謝をいたしまして、2期目の今期は初心を忘れることなく、4年間の経験を少しでも生かしながら精進してまいりたいと思いますので、皆様にはよろしくお願い申し上げたいと思っております。
さて、2期目最初の
一般質問にさせていただきます。
まずは、富津
市の
移動支援についてお伺いをしたいと思っております。
私、介護のお仕事をさせていただきながら、人がいつまでも自分らしく、そしてこの住み慣れた街で暮らすためには、一番には何が大事なんだろうと、いつも考えながらお仕事をしてまいりました。
心身の健康でしょうか、生きがいを持つことでしょうか、社会との関わりでしょうか、イの一番は人によって違うのかもしれません。
でも、どの問題もどの望みも、うちに閉じこもって独りでいたのでは、何一つかなえることはできないと思います。人が人として活動していくためには、まず自分の意思で外出できること、それが何よりも大事なんじゃないかと、強く感じるようになっています。
ですから、富津
市が平成29年に
高橋市長の
リーダーシップの下、
公共交通会議を発足していただきまして、翌年3月には富津
市地域公共交通網形成計画、これが発表されたときには、私としてはとてもうれしく、期待に胸が弾んだのを覚えております。
そこで、今回の1回目の質問です。
その計画の
進捗状況も含めまして、市民の
移動手段を確保するための
移動支援として、今、どのように進んでいるのか、現状と課題をお伺いしたいと思っております。
そして、これに関連して2つ目ですが、
移動支援につきましては、これは富津
市だけの問題ではございません。全国的に高齢化が進む中、そして一極集中の外側に配置されました私どものような地域が多くあることから、どうしても
移動支援にはマイカーを使ってしまうという、そういう状況が全国に広がっておりますので、その免許がなくなった先には交通が困難になるという状況は、全国の問題となっているところは皆さんも御存じのとおりだと思います。
そんな中、平成29年に
介護保険法の改正もございまして、
介護認定という中で、要支援というふうに判定をされた方、その方たちは、今までは
介護保険の中の一角として
サービスを使っておりましたが、平成29年の改正からは、
一般高齢者とともに日常の生活について
介護予防、
日常生活支援総合事業というものを、市町村の
リーダーシップの下、始めてくださいという改正がございました。
これについては、1期目の最初に、私もここで聞かせていただいたところでございました。残念ながら、そのときには、まだ富津
市としては従来の
サービス以外、地域として施策を始めるところに至っていないよと、徐々にこれから考えていきますよというお返事でした。
残念ながら4年たった今でも、そこに新しい事業が始まるというのは、なかなか難しいこととなっております。それは富津
市だけではございませんで、近隣でもなかなか
市独自の政策というのをつくるところには、なかなか難しいものがあるなというのは感じておりますが、それでも、その国が市町村でといった中の
ガイドラインには、この
移動支援というところが、もう一つの単独した
サービスとしてつくるのはどうだという
ガイドラインができております。
総合支援の中の国のラインでは
通所介護、デイ
サービスと呼ばれるものですね。それを従来の国がやっていたものだけではなくて、A型、B型、C型、それぞれの
ガイドラインが示されておりました。
そして
訪問介護、ヘルパーがお宅に伺って介護をするときの中に、
訪問介護の従来のもの以外に、A型からD型までございました。そのD型というのが、取りも直さず
移動支援という、そこを特化した施策ということで、
ガイドラインには載っておりました。
これはあくまで
ガイドラインですから、それをやりなさいということではないんですが、そういう考え方ですよというところでございました。
そして、先ほども言いましたように、残念ながらまだ富津
市では、その
総合事業は始まってはいないようですが、この、今、富津
市でも
移動支援に苦慮している中、そして、そこに対する財源を求めなければいけない中、この
ガイドラインに沿って、その
総合事業の中で
移動支援の位置づけや取組を考えていくというようなお考えはあるのかないのかというところを、2つ目にお伺いしたいと思っています。
次に、通告書、表題の2となります。富津
市の
新型コロナウイルス感染症予防対策についてお伺いをしたいと思います。
まずは、学校の
休校期間が長くございました。3月2日からだったと記憶していますが休校が始まりまして、それから6月に始まるまでの期間、もろもろの対策を国も県も、そして
市も独自のものがあったかと思いますが、示していただいたかと思います。
そうした期間を過ごして、今の気づき、そしてやってみた課題、それを踏まえて、今後2波が訪れた場合、また類似の不測の事態で休校があった際、富津
市としてはどのような方向性でこの対策を練っていこうというようなお考えがあるかどうか、その辺を聞かせていただきたいと思います。
次も同様に、今のに倣ってといったら変ですが、今のような1回目の初めての
コロナウイルスの対策を踏まえて、医療の対策について、今、富津
市としては気づき、課題、今後2波が訪れた、類似したことが訪れた際の心構えというか、
方向性等がありましたら教えていただきたいと思っております。
これで1回目の質問とさせていただきます。御答弁、よろしくお願い申し上げます。
○議長(渡辺務君)
千倉議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭
市君。
〔市長 高橋恭
市君登壇〕
◎市長(高橋恭
市君)
千倉淳子議員の御質問にお答えいたします。
初めに、富津
市の
移動支援についてのうち、市内の
移動支援の現状と課題についての御質問にお答えいたします。
富津
市地域公共交通網形成計画も3年目を迎え、
地域交通事業者などと連携を図りながら
各種事業を進めています。
これらのうち、
タクシー運賃助成事業については、
令和元年7月から運用を開始し、本年度から
運転免許証を保有していない就学前の子供を持つ父母なども対象に加えるとともに、
福祉輸送事業者が運行する
タクシー、いわゆる
介護タクシーも使えるよう、制度の拡充を行いました。
高速バスについては、昨年10月1日に
富津浅間山バスストップがオープンし、房総なのはな号(白浜・東京線)、新宿なのはな号(館山・新宿線)、
南総里見号(館山・千葉線)、
館山羽田空港横浜線の4路線の利用が開始されています。また、二次交通を確保するため、
バスストップ駐車場でカーシェアリング
サービスを導入いたしました。
次に、昨年4月から
竹岡地区において、
移動手段確保等支援事業補助金を活用した
公共交通空白地有償運送が本格運行されています。
公共交通についてお知らせし、理解していただき、利用していただくため、
公共交通ニュースを発行しています。
公共交通の
利用促進を図るため、昨年度、富津
市の
公共交通全体を示した
公共交通マップを発行し、全戸配布するとともに、本年1月に最新の状況を更新した
公共交通マップ改訂版を作成しました。
引き続き、これらの事業を広く周知し、多くの方々に
公共交通を利用していただけるよう、
交通利便性の向上に努めてまいります。
次に、
介護予防日常生活支援総合事業と
移動支援についての御質問にお答えいたします。
介護予防日常生活支援総合事業につきましては、高齢者の
介護予防と自立した
日常生活の支援を目的とした事業で、
介護予防生活支援サービス事業と
一般介護予防事業の2つからなっています。
本市の
介護予防生活支援サービス事業につきましては、要支援1と2の方を対象とした
訪問型サービス、
通所型サービス及び
介護予防ケアマネジメントを平成29年4月から実施しています。また、
一般介護予防事業として、富津
市いきいき百歳体操、
栄養改善教室及び口腔機能の向上教室を実施しています。
移動支援につきましては、現在、本市の
総合事業の中に該当する
サービスはありませんが、重要な
サービスであることから、今後、調査検討してまいります。
次に、富津
市の
新形コロナウイルス感染症予防対策についてのうち、学校の
休校期間の対応についての御質問については、教育長から答弁いたします。
次に、富津
市の今回の経験を踏まえた今後の
医療対策についての御質問にお答えいたします。
本市では、
新形コロナウイルス感染症対策として、市民への
健康被害や生活に重大な影響が及ばないよう、学校の休校や
公共施設の使用休止、
市が主催するイベントの中止などを行いました。
そのほか、
市内医療機関や
介護福祉施設、
小中学校等に対しては、マスク、
消毒液等の
衛生用品を、富津
市要援護者見守り
事業登録者や妊婦の方々には、私や保健師からのメッセージを添え、マスクを配布いたしました。
今回の課題としましては、
感染症拡大後は
マスク等の
衛生用品の確保が困難となるため、備蓄の必要数などを改めて検討し確保するとともに、これから訪れる
台風シーズンに向け、感染症に対応した避難所の運営体制を構築してまいります。
また、
感染症拡大により、
救急医療体制を逼迫させないよう、
君津保健所や君津・
木更津医師会、
君津中央病院、
君津保健医療圏4
市と連携し、新しい
生活様式のもと、
感染症予防並びに
拡大防止に努めてまいります。
○議長(渡辺務君) 教育長、岡根 茂君。
〔教育長 岡根 茂君登壇〕
◎教育長(岡根茂君) 私から、富津
市の
新形コロナウイルス感染症予防対策についてのうち、学校の
休校期間の対応についての御質問にお答えいたします。
富津
市では、
市内小中学校を3月2日から休校とし、6月1日から段階的に学校を再開いたしました。今回の
休校期間では、年度末、年度初めということもあり、卒業や入学に関連する行事が削減、縮小されるなど、大切な学びの機会が失われたと認識しております。
休校中の対応として留意したことは、学習面では家庭学習をどのように進めていけばよいか、生活面では不規則にならないよう、生活のリズムがしっかりと取れているか、また心のケアとしてストレスを抱えていないかなど、
子供たちの声に耳を傾けるよう留意していました。
また、第2波が訪れた場合には、状況によりますが、
子供たちの健康や安全を考えた上で、休校を実施するかの判断をしてまいります。休校中は、学習はもとより
子供たち一人一人の心身の健康に留意し、支援してまいります。
また、最終年度に学習の未履修がないよう、小学6年生、中学3年生を優先とした分散登校や定期的な登校日を設けることも視野に入れた対応をしてまいります。
○議長(渡辺務君) 再質問に入ります。9番、
千倉淳子君。
◆9番(
千倉淳子君) 丁寧なお答え、大変ありがとうございました。また、昨日来の
一般質問の皆様の内容と重なるところがありまして、再度のお答えを頂いたところ、大変恐縮いたしております。申し訳ございません。
では、再質問に移らさせていただきます。
先ほど、市長の御答弁の中で、今回の
移動支援に対して行われた施策、いろいろ発表させていただきました。その中で、イの一番に出てまいりました
タクシーチケットについて、少々お聞きをさせていただきたいと思いますが、一番最初に用意させていただきました地区別の
利用状況、地区別の
利用分布ということをお聞きをさせていただきたい。これは、昨日の
佐久間議員の御質問とも全く重なる部分でございますが、大変恐縮ですが確認のため、もう一度教えていただければと思います。よろしくお願いします。
○議長(渡辺務君)
総務部参与、
前田雅章君。
◎
総務部参与(
前田雅章君) 事業開始いたしました
令和元年7月から、本年3月末の実績でお答えいたします。
登録者数は1,333人で、そのうち
利用者数は698人、延べ7,547人となっております。
地区別の
利用状況では、
富津地区が利用者297人、延べ2,744人、
大佐和地区が利用者338人、延べ4,202人、
天羽地区が利用者63人、延べ601人で、利用者のおおよそ9割が富津及び
大佐和地区にお住まいの方でございます。
○議長(渡辺務君) 9番、
千倉淳子君。
◆9番(
千倉淳子君) ありがとうございます。そうですね。今、最後、富津・
大佐和地区で9割というお話がございました。
天羽地区というところが
タクシーの配車というものがどのくらいなのか、それに続けてお答えいただきたいと思います。お願いします。
○議長(渡辺務君)
総務部参与、
前田雅章君。
◎
総務部参与(
前田雅章君) お答えいたします。
天羽地区の
タクシー配車の状況は、
JR上総湊駅前に
天羽合同タクシーが1台配車されております。
○議長(渡辺務君) 9番、
千倉淳子君。
◆9番(
千倉淳子君) 私の記憶では、去年の今頃の、これが始まった頃のお話だと2台あったというような御報告を受けたことがあったんですが、今は1台ということでございます。
私も天羽の出身でございますので、ふだん皆様と接しているときに、「だって天羽には
タクシーがねえっぺよ」という言葉を、とても多く聞きます。ないわけではございません。確かにこういうふうに配置をしていただいておりますが、実際に使おうとしたときに、使いたいように使えない、呼んでも来ない。そういう状態だと、あるというふうには認識ができないというような状況にあるのではないかなというふうに思っています。
確かに上手に使われている方もいらっしゃいます。ですけれども、今の、例えば御高齢の方たち、年金でお暮らしの方たちの国民年金の1か月当たりの金額というのは、大体手元に来るのは3万円前後でございます。
その中で病院に行く、買い物に行くというときに、500円の
タクシーチケットをもらって、なかなか呼べない
タクシーを呼んで、そこに行く、そして
乗り合いで行くという案を頂いた、それもとてもすばらしいなと最初は思ったんですけれども、家が密集しているところでは、何人かを拾っていっても、大して料金のかさ増しにはなりませんが、天羽のように1軒1軒が離れているところで、もし
乗り合いをするとなれば、みんなが同じところまで出てくるか、やっぱり拾っていかなければなりません。拾っていくと、当然、料金が上がってまいります。
そういったことと、
あと高齢になってまいりますと、私たちが思う以上に約束をするとか、電話をかけあってどこかへ行こうという計画を立てるというのが、大変つらい作業になってまいります。
そういったことからいって、私は
タクシーのこの
チケット、大変いいことだと思っております。富津全体の中でたくさんの方がお使いになって喜んでいただけることは、一つでもいいからどんどんやっていただきたいというふうに思っています。
ですけれども、そういった穴が空いてしまった部分を、今度はじゃあ、どう埋めていこうかというところに目を向けて、私たちも一緒に討議をしていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思うところでございます。それで、この御質問をさせていただきました。
では、
タクシー業者さんの反応を、ちょっと教えてください。
○議長(渡辺務君)
総務部参与、
前田雅章君。
◎
総務部参与(
前田雅章君) お答えいたします。
タクシー事業者の反応は、全体的には肯定的なものが多く、今まで利用していなかった人が利用するようになったとの声もあり、
タクシーの
利用促進に一定の成果があったものと考えております。
中には、一乗車で複数枚の利用を認めてはどうかといった意見もございました。
○議長(渡辺務君) 9番、
千倉淳子君。
◆9番(
千倉淳子君) ありがとうございます。では、業者さんが、おおむね反応がよく、これからも御協力を頂けるということであれば、すばらしいことだなというふうに思っています。
私も何件かの
タクシーさんにお聞きをしたのですが、そういった意見も確かにございました。ただ、その中にはデメリットといたしましては、利用する人が増えてきたわけではないと。延べ人数としては増えるかもしれないけれども、新しい人の獲得にはなかなかなっていない部分があると。
あと、一極集中で皆さんが同じところに行くのに、
乗り合いで行かれるわけですけれども、どうしても時間帯なり動くところが重複してしまいますので、なかなか配車をするのに不足してしまいがちだというような御意見も伺ってはおります。
そういったことの対策も、また一緒に協議をしていくべきなのかなというふうに思った次第です。
先ほど、市長のお答えの中に、対象者の変更でありますとか、変更というか増やしていただいた部分でありますとか、お話がありましたけれども、それも含めて今回の変更点を、もう一度整理していただいてよろしいですか。
○議長(渡辺務君)
総務部参与、
前田雅章君。
◎
総務部参与(
前田雅章君) お答えします。
先ほど、市長のほうからもございましたが、令和2年度から
介護タクシーの
制度拡充もいたしておりますし、また、免許を持たない就学前の子供を持つ父母なども対象としたところでございます。
○議長(渡辺務君) 9番、
千倉淳子君。
◆9番(
千倉淳子君) 今のところ、枚数の変更などはお考えはいかがでしょうか。
○議長(渡辺務君)
総務部参与、
前田雅章君。
◎
総務部参与(
前田雅章君) お答えします。
今後の
制度変更の予定につきましては、利用者などの御意見を伺いながら、利用券の複数枚利用に限らず、より利用しやすい制度となるよう検討してまいります。
なお、この
助成制度の特徴といたしまして、御近所同士やお仲間といった複数の対象者が同乗し利用される場合に、それぞれの方の利用券を合わせて使用できますので、相乗りを推奨しているところでございます。
○議長(渡辺務君) 9番、
千倉淳子君。
◆9番(
千倉淳子君) ありがとうございました。よりよいものになっていくように、期待をしております。
次に、
公共交通空白地有償運送、これについて少しお伺いをしたいと思っておりますが、この制度なんですけれども、
福祉有償運送というのがあります。それと、もう一つ、この空白地有償運送というのがあります。この両方を合わせて自家用有償運送というふうにうたわれていて、陸運局からお許しを頂いて走るような形となっていると思うんですけれども、以前、この
一般質問の中で一部の議員さんから、地域の限定制が狭いこと、それから、その限定制があること、それから現状の利用が少ないことを含めまして、必要性自体を考えるべきではないかといったような旨の発言があったかと私は記憶をしております。
また、助成金ありきの施策ではないかというようなお声も、そのときに頂いたように思っておりますが、そういったお考えに対して、執行部のほうではどうお考えですか。
○議長(渡辺務君)
総務部参与、
前田雅章君。
◎
総務部参与(
前田雅章君) お答えいたします。
富津
市地域公共交通網形成計画では、地域住民等が主体となり、地域に合った
移動手段を導入することとしております。
竹岡のNPO法人が
公共交通空白地有償運送を立ち上げるに当たっては、
市として情報提供や検討資料の作成、会議の場への出席などの支援を行ってまいりました。
その結果、当該地域に新たな
移動手段が導入され、他地域で検討する際の先行事例となったことの意義は大きいものと考えております。
しかしながら、
利用者数については当初の想定を下回っており、この課題を解決するため、本年1月に当該NPO法人が地域住民を対象にアンケート調査を実施したところでございます。本年度は、アンケート結果を基に、よりニーズに見合った運行方法の改善に向け支援してまいります。
○議長(渡辺務君) 9番、
千倉淳子君。
◆9番(
千倉淳子君) ありがとうございます。今、NPOという話があって、皆様、もう御存じだと思いますので、白々しいことを千倉は言っているとお思いでしょうけれども、そのNPO、私が行っているところでございます。なぜかというと、これをやりたくて、私は10年間、お仕事を一生懸命やってまいりました。
私の住んでいる地区は本当に高齢化が激しくて、日々、介護のお仕事をしていても、うちにお尋ねをしますと具合が悪いから今日はデイ
サービスに行けないといって寝ている方に何人も会う毎日がございました。お医者さんに行こうかって言うけど、いや、息子が休みになるまでは行けないから大丈夫だとおっしゃいます。
食べるものがないんだという方もいらっしゃいました。何か買ってこようか、でも明日は息子が来るからそれまで待っているという方もいらっしゃいました。
その人は、具合がよければ歩けないわけでも、外に行けないわけでもないのに、こんなことを続けていたら、この人はどうなってしまうんだろうと。毎日毎日、私の前で繰り広げられるその光景を見て、私はどうしたら、私がその人たちを外に連れていけるのか。1回こっきり、今、行ってあげるよというのは簡単な話でございます。
でもこれを、何かシステマチックに、そういう人たちの声を集めて何かをするとしたら、ちゃんとした事業にしなければいけない、そこから考え始めたのが今の形になって、そして
市との見解が平成29年にあって、先ほど壇上でもお話しいたしましたが、やっとここまできたなと、市長が御理解を頂いたというか、市長がそれを問題だと上げてくださったことが、私にはとてもありがたかったし、すぐに動いてくださったことがありがたかった。
そして、今、部長がおっしゃったように、地域で考えてくれたなら助成しますよとうたってくれたのもありがたかった。そして、この機会を逃してはならないと思って始まったのが、今のバスでございます。
確かに結果はよくありませんが、皆様は、そのピンク色のラインを入れたバスが走っております。あれを見ると安心するよという声が、いっぱいあります。
その裏には、運転はまだできる、できる間はする、でも運転できなくなったらどこへも行けなくなるという不安を、あれを見ると、あれに乗れるんだなというふうに思うよというお声を、たくさん頂いております。
ですから、今回のこの御質問をさせていただいた中身ですけれども、先ほどの
タクシーのことも含めて、何で
公共交通がなくなってしまったのか、
公共交通がなくなってしまったということは、すぐすぐ何を始めても、すぐにたくさんの人がそこに飛びついて乗れるわけではございません。
でもそれを、その人たちに合った乗れるようにしていくこと、それが
移動支援だろうというふうに私は考えております。
今回、これをやるにあたり、行政の方にたくさんの力を借りました。本当にありがたかったです。企画課の若い職員の皆様が、私が口にすることを文章にしてくださいました。チラシにしてくださいました。会議も開いてくださいました。本当にありがたいと思っております。
こうやって、
市というのはつくられていくんだなというのを身をもって、私、この事業をやったことで感じさせていただいたので、これからもこの交通については、一生懸命やっていきたいと思っております。
時間が短いので、あと2つ質問を考えておりましたが、これについては省略させていただきます。
これからもルートの変更ですとか、ニーズに合った走り方でございますとか、そういったものを皆様とともに、市民住民の皆様とともに検討いたしまして、少しでもいいものにしていけたらというふうに思っております。よろしく御協力のほど、お願い申し上げます。
では、次の質問ですが、先ほど言いました自家用有償運送の中に、この空白地有償運送と、もう一つ、
福祉有償運送というのがございます。それについて行政のほうで、御理解しているところの御説明をよろしくお願いいたします。
○議長(渡辺務君)
健康福祉部長、坂本秀則君。
◎
健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。
道路運送法によります自家用有償、旅客運送につきましては、対象とする旅客の範囲により、
福祉有償運送と
公共交通空白地有償運送とに区分されます。
その
福祉有償運送は、その対象者が他人の介助によらず移動することが困難であると認められ、かつ単独で
タクシーその他の
公共交通機関を利用することが困難なものとされており、具体的には身体障害者、要介護要支援認定者、その他肢体不自由、内部障害、知的障害、精神障害などの障害を有する方に限られております。
また、事業の実施に当たりましては、一般旅客自動車、運送事業者を含めました富津
市福祉有償運送運営協議会におきまして、意見調整を要することが条件とされております。
現在、本市におきましては、2つの事業所において本事業が実施されております。
○議長(渡辺務君) 9番、
千倉淳子君。
◆9番(
千倉淳子君) ありがとうございます。さすがでございます。私が説明をしようと思っても、こういうふうにはまいりません。行政の方たちに御説明いただきますと漏れがなく、大変伝わりやすいと思っております。感謝しております。
そういうものでございます。そして、今、部長のお話にもありましたように、これは
介護認定を持っている方、それと障害の
サービスの資格を持っている方が基本でございます。
ですから、高齢であってもその資格を持っていない方は、今のところは会員になることができない状況となっております。
それから、これについて悲しいかな、
介護保険が関わってくる部分の方がほとんどでございますので、その関係から、1台について1人、もしくはその1人に対してお付添いの方が1人、とにかく1台に対して1件の方しか対応ができない。
例えば、行くところが同じであっても、同じ時間であっても、2人の利用者を乗っけていくということが、今の制度の中では、なかなか難しくなっております。
なので、少ない台数で少ない運転手で回していくと、あっという間にいっぱいになってしまうというところを、小さな事業所としては大変悲しく思っているところで、それで、戻りますが、もっとたくさん運べないかということで
公共交通空白地有償運送というところにたどり着いたというのが、こちら側の事情ですけれども、経緯でございます。
実は、これについては空白地有償運送も、この
福祉有償運送も2つのタイプが、もうガイドブックに書いてありまして、市町村がそれをやるというタイプと、民間、NPOと民間、市民団体がやるという、2つに、もう筋が分かれてございます。
でも、なかなか市町村でやっているところもそんなにないようですが、これ、今のお話からいきまして、さっきの
公共交通のようになかなか事業として成立するものではございません。
こういったときに、市町村からの助成というような考え方というのはどうなんだろうと、私、いつも思って、今ここまで、平成23年に立ち上げて、今年で丸9年、10年目を今度迎えますけれども、一度も
市から助成、県からの、国からの助成はいただいたことはございませんが、この辺について必要性とか、今後とか、何か考えがありましたら教えてください。
○議長(渡辺務君)
健康福祉部長、坂本秀則君。
◎
健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。
バスや
タクシーなどの一般旅客自動車、運送自動車が営利を目的として事業を展開する一方、
福祉有償運送はその事業主体が社会福祉法人やNPO法人などの営利を目的としない法人に限られるものであり、地域の身体障害者等の移動制約者にとって、大変重要な制度であります。
本事業への助成につきましては、近隣3
市を含め本
市では実施しておりませんが、全国的には実施している自治体もございます。その助成の内容といたしましては、車両購入費用、車両保険料、運転者講習料、燃料代などへの補助であります。
高齢者等の
移動支援は、本
市が抱える大きな課題であることから、
福祉有償運送に対する助成等につきましては、調査研究を進めてまいりたいと考えております。
○議長(渡辺務君) 9番、
千倉淳子君。
◆9番(
千倉淳子君) 前向きなお答えをいただいて、大変うれしく思います。それができることによって、担い手が増えてくれたらいいなというふうに思っております。
車につきましては、例えば社会福祉法人だったりでありましたら、動かない時間の車でありますとか、デイ
サービスが送迎をする時間帯以外は空いている車だとか、いろいろ考えられるところはあると思います。
ですから、そういったところで話合いをした中で、何が必要なのかというところを手助けしていただきますと、多分、この制度に対してもう少し積極的に乗り出していただけるところがあるんではないかなと期待をしております。
なぜかというと、これ、ただでやっているところもあります。社会福祉法人には、本当に困っているので、もうただでボランティアの人が送っていくよというようなことをやっています。本当の本当のボランティアです。経費が出るだけのボランティアでやっているところもありますので、その辺をよくお話合いをいただけたら嬉しいなというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。
では、時間もないので、一つ飛ばしまして、実は先ほど来からこだわっております福祉の介護の
総合事業のほうなんですけれども、これ、できるだけ簡単に、今はその
福祉有償運送に乗るためには、どうしても
介護認定を取らないと高齢者は乗れないわけですけど、
介護認定を取るということは、行政にとっても費用のかかることでございます。認定調査に行ってもらう認定調査員の方のお手当、それから、審査をしていただく審査員の方たち、それから、その後、ケアマネが入るケアマネジメント費、それは自己負担がないので、ほぼ全て公費でございます。時間と費用がかかってしまいます。
ですけれども、もっと簡単な形でこれが必要だということが分かったら、もっと使いやすくなるのかなと思ったときに、先ほど来、私がお話ししております
総合事業の中の考え方としては、チェックリストというものがございます。
総合事業の実施に伴いということで、要介護・要支援認定の実施によるものだけではなく、簡単に
サービスにつなぐために、基本チェックリストの実施によって該当
サービスの利用が可能とされたところですという一文が、この制度が始まったときの富津
市からの説明会の中の資料にも書いてございます。
そこで、しかし、「が」というのがつきまして、本市では多様な
サービスの提供がまだ始まらないことから、このチェックリストについては予定はしておりませんという一文がここにございます。
では、どうでしょう。この一文をここでお考えいただいて、早急にチェックリストを使うことによって、この有償運送、交通を使えるような方向にはいけないかどうか、その辺をお聞かせください。
○議長(渡辺務君)
健康福祉部長、坂本秀則君。
◎
健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。
本市では、
総合事業におきまして、対象者を判断する目的で実施する基本チェックリストは現在使用しておりませんが、今後、
総合事業の
サービス拡充にあわせまして、基本チェックリストの使用を検討してまいります。
○議長(渡辺務君) 9番、
千倉淳子君。
◆9番(
千倉淳子君) ありがとうございます。今日は本当に、検討していただけるというお返事が頂けることを、大変うれしく思っております。早急に、これ検討いただきまして、いい結果が出ることを、私、懇願しております。よろしくお願い申し上げます。
時間もないので、表題の2つ目に移ります。
コロナウイルス感染症予防対策についての中の学校の休校対策についてなんですが、これ、4月に一度、学校の再開をしようかという時期があったかと思っております。その頃に、私のもとに、お母様たちから、大分、お問合わせのお電話を頂きました。
御意見としますと、いきなり休校に3月になるといったときはびっくりしたし、そんな必要性はあるのかというのを正直思っていたけれども、その後、どんどん拡大するいろいろな状況を踏まえ、本当に、今、再開して大丈夫なのかということを思っていると、そんな声でございました。
そんなことで、私のほうも
市としての考え方をお聞きしたいということで、ある人を介してですが、どんなふうに
市が動いているのか、そして市長様がどうお考えかというようなことを、ちょっと聞かせていただく機会がございました。
そのときに、市長もそれに心を痛められ、休日も返上して皆様と会議をしているんだよということを、私、知り得ることができまして、それをお母様たちに直接お伝えをしました。そうしましたら、市長様に動いていただいていることへの感謝と、あとその後、私がその人を通じて皆様のお声を届けましたよって言ったときに、それも踏まえて市長はお話合いにかけてくださいますよというお話をしたら、自分の声が市長に直接届いたと、市長がそれを、ちゃんと受け止めてくれたということを、本当に喜ばれていて、やっぱり市長のお言葉というのは、市民の心に直接届くんだなというのを、私はとても実感をしました。
そして、そこで、まだ結果が出てもいないんですが、市民の方たちは、一度、すごく安心をされていた。ちゃんと私の声は届いている。その中で結論は出るんだという安堵感を私は感じて、感謝と新たな気づきと尊敬の念を抱いたところでございます。
そのときに、お母様たちから聞かれたことを、ちょっと素朴にさらっと聞きたいと思いますが、この休校が解けると決まったときに、もし、それでも不安であればお休みをしても構わないよと、それはお休み扱いにしないよというようなお話があったと思いますが、そこのところと、あと登校は、休校の間でも登校していた児童たちはいたのか、それから、その欠席をしたことによって、その後の進路を目の前にしている人たちは、それに影響があるんじゃないかとか、そういうことをとても気にしていたので、その辺をちょっと、理解できたとこだけでお話しいただければと思います。
○議長(渡辺務君)
教育部長、相澤智巳君。
◎
教育部長(相澤智巳君) お答えします。
休校期間の登校の希望については、保護者からの申出により、各学校において児童の預かりを行いました。
再開後は感染の心配があり、登校しない場合には欠席扱いとはしておりません。また、それに伴う進路等の影響はありません。
○議長(渡辺務君) 9番、
千倉淳子君。
◆9番(
千倉淳子君) ありがとうございました。この
コロナウイルス感染につきましては質問を用意しておりましたが、昨日来からたくさんの議員様からのお答えを聞いておりますので、お時間の関係で割愛させてもらいます。
本日、本当にこのコロナ対策で
市の皆様、窓口の皆様、本当に御苦労されたことに対して、感謝を申し上げる次第でございます。今後とも、今日の質問、1つ目も2つ目もそうですが、民官一緒になってやらなくては決してかなわないことだと思っております。当初にも言いましたように一丸となりまして、微力ではございますが皆様と一緒に仕事をさせていただければと、2期目の最初の質問に当てさせていただきました。丁寧な御答弁、どうもありがとうございました。これで終わります。
○議長(渡辺務君) 以上で、
千倉議員の質問を終わります。
会議の途中ですが、ここで暫時休憩とします。会議の再開を、午前10時25分とします。
午前10時16分 休憩
────────────────────────
午前10時25分 開議
三木千明君の
個人質問
○議長(渡辺務君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
8番、三木千明君の発言を許可します。8番、三木千明君。
〔8番 三木千明君登壇〕
◆8番(三木千明君) 皆さん、おはようございます。議席番号8番、自由民主賢政会、三木でございます。
御承知のとおり、市議会というのは市民の皆様の付託を受け、市民の皆様方一人一人に代わって、その声を市政に反映させ、
市の意思を決定する議事機関であります。
富津
市をはじめとする地方自治体では、首長と議会議員はともに直接選挙で選ぶ制度、二元代表制を取っており、ともに住民を代表する市長と議会が相互の抑制と均衡によって緊張関係を保ちながら、議会が首長との対等の機関として、自治体の運営の基本的な方針を決定し、その執行を監視し、また積極的な政策提言、提案を通して、政策形成の舞台となることが求められております。
その二元代表制を担う一方である富津市議会議員一般選挙が、今年4月19日に執行され、新たに16名の議員が選出されました。そして、今年9月にはもう一方の市民の代表を選ぶ富津市長選挙が執行されます。
私も
高橋市長も、初当選というくくりで捉えますと、月は違えど4年前の同じ年に執行された選挙で初当選したという共通点がございます。
4年前、2016年、平成でいう28年、どのような出来事があったか、皆さん、覚えていらっしゃいますでしょうか。
天皇陛下が退位の意思を示唆、熊本地震死者150人超、オバマ大統領歴史的な広島訪問、日銀マイナス金利を初導入、アメリカの大統領選挙ではトランプ氏が勝利、このような大きな出来事があったとなっております。
また、御当地富津
市での出来事としては、前回まで議員定数18名であったところ、2名減の定数16名、この16名を選出する平成28年4月17日執行の富津市議会議員一般選挙が行われました。
そして、同じく同じ年の9月、任期満了及び富津市長を3期務められた当時の佐久間市長の勇退に伴い、10月2日執行の富津市長選挙で高橋恭
市現富津市長が初当選されました。この2つの選挙、当選結果が、当時の富津
市の大きな出来事に、まず上げられたのではないでしょうか。
その富津市長選挙で初当選をなされた
高橋市長は、市長就任後、平成28年所信表明を皮切りに、力強く市政運営の船出をし、はや任期最終年を迎えたところであります。
そこで、高橋市政1期目を振り返り、「安心して暮らしやすく活力あふれる富津
市づくり」の観点から質問をさせていただきます。
まず1点目に、平成28年所信表明における、特に「ひとの創生」について伺います。
高橋市長は、市長就任時の平成28年所信表明において、市長として富津
市の市政運営をどのように行っていくかなど表明されましたが、私は、まち・ひと・しごとの創生のうち、まず、「ひとの創生」があり、「まちの創生」、「しごとの創生」へとつながると考えておりますと、その後、折に触れ主張されてきました。
つまりは、「ひとの創生」を自らの行動や施策実行のその際の念頭に置いて市政運営を手がけられてきた市長1期目であったと、私は捉えております。
そこで、高橋市政運営の中でも重点を置いてきたと考えられる「ひとの創生」について、具体的に取り組まれた施策事項や成果と捉えている内容等について伺います。
2点目に、平成28年所信表明に対し、4年間の実績と評価等について伺います。
具体的には、「ひとの創生」以外の事項等における4年間の実績と評価などについて伺います。
示された所信表明に対し、「ひとの創生」以外の事項等において、具体的に取り組まれた施策事項や成果と捉えている内容等についてお答えいただければと思います。
以上、高橋市政1期目を振り返り、「安心して暮らしやすく活力あふれる富津
市づくり」についてのうち、1点目、平成28年所信表明における、特に「ひとの創生」について、2点目、平成28年所信表明に対し4年間の実績と評価等について、具体的には「ひとの創生」以外の事柄などにおける4年間の実績と評価等について、都合2点について、1回目の質問とさせていただきます。
高橋市長、御答弁、よろしくお願いいたします。
○議長(渡辺務君) 三木議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭
市君。
〔市長 高橋恭
市君登壇〕
◎市長(高橋恭
市君) 三木千明議員の御質問にお答えいたします。
初めに、高橋市政1期目を振り返り、「安心して暮らしやすく活力あふれる富津
市づくり」についてのうち、平成28年初心表明における、特に「ひとの創生」についての御質問にお答えいたします。
私は、平成28年10月に市長に就任して以来、市民の皆さんが自信を持って次世代にバトンを渡せる富津
市づくりを実現するため、スピード感を意識して様々な取組を行ってまいりました。
特に、「ひとの創生」については、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、第3子以降の保育料の無料化などの各種施策、子育て中の皆さんが、親子で気軽に訪れ、情報交換や子育てに関する相談ができ、病後児保育室を併設した地域交流支援センターカナリエの開設、
子供たちの学習環境を最優先に考えた小中学校の再編、老朽化した天羽中学校の改築、小中学校普通教室へのエアコンの設置、生活困窮世帯の子供が安心して集まり学習ができる環境を提供するための支援などの施策を実施してまいりました。
年少人口の減少抑制には、出会いから教育までライフステージ全般に対するケアが必要であると考えておりますので、今後もきめ細やかで切れ目のない施策を実行してまいります。
次に、平成28年所信表明に対し、4年間の実績と評価等についての御質問にお答えいたします。
経営改革については、持続可能な行政経営を最重要課題に位置づけ、富津
市経営改革プランに真摯に取り組み、
市の貯金である財政調整基金については、平成28年度末が14億6,000万円だったものが、
令和元年度末は約20億9,000万円を見込むなど、自治体としての基礎体力の強化が図れたものと考えています。
次に、「まちの創生」については、館山自動車道の4車線化に併せ、
富津浅間山バスストップ及び駐車場を整備し、東京、千葉、横浜方面へのアクセスが飛躍的に向上しました。
交通弱者対策としては、自ら運転することが困難な高齢者等の
移動手段の一つとして、
タクシーの利用を促進し、費用負担を軽減するため、
タクシーの利用料金の助成などを実現しました。
次に、「しごとの創生」については、企業誘致活動により、この4年間で新富地区に進出した企業は6社、全体では59社、分譲可能面積の99.5%を占めるに至りました。
また、この4月からは、千葉県立天羽高等学校に工業基礎コースが設置されています。
ふるさと富津応援寄附金につきましては、平成28年度決算額約2億6,500万円に対して、
令和元年度は約4億7,200万円となる見込みです。これは生産者の努力はもちろん、富津
市の特産品のブランド力が高まった結果であると考えています。
4年間の自らの評価はとのことでありますが、現時点では任期満了まで初心を忘れることなく、市民の皆さんが自信を持って次世代にバトンを渡せる富津
市づくりに、力いっぱい取り組んでまいりたいと考えています。
○議長(渡辺務君) 再質問に入ります。8番、三木千明君。
◆8番(三木千明君)
高橋市長、御答弁ありがとうございました。評価については、ちょっとさりげなくかわされたような感もありましたけれども、ただいま、
高橋市長より高橋市政1期目を振り返り、「安心して暮らしやすく活力あふれる富津
市づくり」の2点について御答弁いただいたところであります。
それでは再質問に移らさせていただきます。
平成28年所信表明における、特に「ひとの創生」について、順次伺ってまいります。
市長就任時の平成28年所信表明、すなわち富津市政の先頭に立ち、これから任期中に自分はこのように市政運営を行っていきたい、まちづくりを行っていきたい、このことに力を注いでいきたいといったような、市長としての市政運営にかける考えや信念、方針などを示されたわけでありますけれども、先ほども申し上げましたとおり、市長は平成29年市政方針の中でも、私はまち・ひと・しごと創生のうち、まず「ひとの創生」があり、「まちの創生」、「しごとの創生」へとつながると考えておりますと示されたほか、機会あるごとにそのような内容の「ひとの創生」に、まず力を注ぎたい、それがあっての「しごとの創生」「まちの創生」であるということを主張されてこられました。
つまりは、「ひとの創生」を自らの行動や施策実行の念頭に掲げ、市政運営を手がけてこられた、そう捉えております。
その「ひとの創生」について、市長就任時の平成28年所信表明で、「子育てしやすいまち日本一」を目指すと示され、市長の示された所信表明に沿い、
高橋市長を先頭に、行政機関として富津
市は施策展開や様々な取組を展開されてきたと考えておりますが、ここで伺います。
「子育てしやすいまち日本一」とは、どういった街なんでしょうか、伺います。
○議長(渡辺務君)
健康福祉部長、坂本秀則君。
◎
健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。
「子育てしやすいまち日本一」とは、行政や地域が子育て世帯に寄り添い支援をすることで、安心して子育てができ、伸び伸び育った
子供たちの笑顔が街にあふれ、子育てに関わる全ての人が子育てを喜びと感じられる街が、
市が目指す子育てしやすい街の姿であります。
○議長(渡辺務君) 8番、三木千明君。
◆8番(三木千明君) ありがとうございました。行政や地域が子育て世帯に寄り添い支援をすること、つまりは行政や地域が子育て支援している街ということではないかなと思います。
また、安心して子育てができ、伸び伸びと育った
子供たちの笑顔が街にあふれ、子育てに関わる全ての人が子育てを喜びと感じられる街、こういったことを実践している街、これが富津
市が目指す「子育てしやすいまち日本一」ということですね。
では、そこで伺います。行政や地域が子育て世帯に寄り添い支援をすることで、安心して子育てができること、結果、伸び伸びと育った
子供たちの笑顔が街にあふれ、子育てに関わる全ての人が子育てを喜びと感じられる街、これが富津
市が目指す、また高橋市政が目指す「子育てしやすいまち日本一」とのことですけれども、では、その実現に向け、具体的にこの4年間取り組まれてきたことは何でしょうか、伺います。
○議長(渡辺務君)
健康福祉部長、坂本秀則君。
◎
健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。
「子育てしやすいまち日本一」を実現するため取り組んできたことにつきましては、先ほど、市長からお答えいたしましたが、経済的な支援といたしまして、平成29年度に特定不妊治療
助成制度の導入、第3子以降の保育料無料化を実施いたしました。
また、親子が安心して過ごせるだけでなく、多世代も交流できる場として、病児保育施設を併設いたしました富津
市地域交流支援センターカナリエを、令和2年4月にオープンさせたところでございます。
○議長(渡辺務君) 8番、三木千明君。
◆8番(三木千明君) 取り組みとしては、特定不妊治療
助成制度の導入、第3子以降の保育料の無料化、地域子育て交流センターの設置、また、その子育て交流支援センターと併設ですけれども病後児保育施設の設置、先ほど市長の答弁でも触れられておりましたけれども、具体的にこれら施設の設置と施策を実現されたわけでありますね。
つまりは、市長就任当時に所信表明の中で、「ひとの創生」に係る内容で示された内容を、全て、この1期目の間で実現されたことになります。
ただ、第3子以降の保育料無料化については、
令和元年10月1日から、国が幼稚園、保育所、認定こども園などを利用する3歳から5歳児クラスの
子供たち及び住民税非課税世帯のゼロ歳から2歳児クラスまでの
子供たちの利用料無料化を実施しましたところでありますけれども、我が富津
市では第3子目以降とはなるんですけれども、国に先んじて、富津
市では保育料の無料化に着手したことになります。
具体的で積極的な評価されるべき内容と、その取組、改めていい内容だったんじゃないかと、評価されるべき内容だと思います。
ただ現状、富津
市に限らず、少子化・高齢化が日本の国内で大きな問題となっている中で、どちらかというと、子育てというより富津
市の子を増やすための施策に重点を置いたような内容にうかがえたんです。
もちろん、実際の子育てに直結するものにも取り組まれておりますし、今、申し上げたような子供を増やすための施策というものも、順序立てて考えれば、子育ての一環とも取れるわけではありますけれども、いえ、まあ、けちをつけて文句を言っているわけではないんですけれども、つまりは、平成28年所信表明で示された内容であり、示された内容を施策として実現した事案は、主に少子化対策を軸に置いた内容に私にはうかがえたですけれども、子育てしやすさ日本一と掲げた上では、今、まさに、子育て真っ最中の世代、若いパパ・ママに向けて直結する取り組んだ施策、こういったものはないんでしょうか。改めて伺います。
○議長(渡辺務君)
健康福祉部長、坂本秀則君。
◎
健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。
「子育てしやすいまち日本一」を実現するため、子育て中の世代に向け取り組んだことにつきましては、新生児紙おむつ処理用ごみ袋の配布、授乳やおむつ替えができる赤ちゃん休憩室の整備普及、ファミリーサポートセンター事業の
利用促進を図るために、利用クーポン券の交付を行ってまいりました。
子育て中の親子を孤立させない取組として、「子育ての話 何でも聞きます窓口」を設置し、相談体制の充実を図ったほか、地域の親子の交流の場として、市役所庁舎内に親子の集いの場「なかよし」を開設いたしました。また、生活困窮世帯の生徒へ学習支援事業を実施いたしました。
○議長(渡辺務君) 8番、三木千明君。
◆8番(三木千明君) ありがとうございました。おむつ処理用のごみ袋の配布、赤ちゃん休憩室の整備普及、ファミリーサポートセンターの
利用促進のための利用クーポン券の交付、子育て中の新米パパやママを孤立させないための「子育ての話 何でも聞きます窓口」の設置、また、市役所庁舎内に親子の集いの場「なかよし」を開設、これは、たしか庁舎2階のミッフィーちゃんの人形、今、アンパンマンでしたっけ、これが目印のところですよね。
また、生活困窮世帯の生徒への学習支援事業、こういったことに実際の子育てに関わる部分では、具体的にこういったことに取り組まれてきたという御回答でありました。ありがとうございます。
生まれて間もない新生児から、児童生徒と呼ばれる学校に通う
子供たち、そして子育て中のパパやママまで、幅広く行政機関として、まさしく子育て世帯に寄り添い、支援をし、安心して子育てができる環境の充実、結果、伸び伸びと育った
子供たちの笑顔が街にあふれるまちづくりを実現させるため、幅広く取り組まれてきたことを承知しました。
ちょっとここで伺いますけれども、今まで御答弁いただいた内容で、富津
市は子育てしやすさ日本一になったとお考えでしょうか。
○議長(渡辺務君)
健康福祉部長、坂本秀則君。
◎
健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。
これまでの答弁でも「子育てしやすいまち日本一」を実現するため、また、真に子育て中の世代に向け取り組んできたこと、給付金など、今回、
新型コロナウイルス感染症対策の支援を申し上げておりますけれども、子育ての世代が富津
市の子育てっていいね、富津
市で子育てできてよかったねと感じてもらえる施策、事業が今後もまだ必要だと思っております。
よって、子育て世代に今後も寄り添いながら、支援していきたいと考えております。
○議長(渡辺務君) 8番、三木千明君。
◆8番(三木千明君) ちょっと失礼な内容の質問だったかもしれません。お答えいただきありがとうございました。
直接、今、御担当されている
健康福祉部長から、まだまだ、いろいろ手がけられる内容はあるんじゃないかと。もちろん、今までやってきてこられたことも、例えば病後児保育でしたっけ、あれはちょっと、今まで近隣の中でも富津
市、正直言うと遅れていた部分があったと思うんですけれども、今回、それに手がけられて市民
サービスの向上につなげていただいたと、そう理解をしております。
何をもって子育てしやすいかというのは、たくさんの切り口があると思います。例えば、人口に占める子供の割合、子供の人口伸び率、これらが高い自治体というのは、一般的に総じて子育てしやすいと捉えられる傾向があると考えます。
また、ほかにも保育施設の数、待機児童の状況、独自の子育て関連手当、小児科医院・産婦人科医の多さ、公園や児童館の充実度、小中学校区や児童数、これらの政策面も若いパパやママには大変気になるところだと思います。
日経新聞社と同系列社でアンケートなどを中心に調査された子育てしやすい自治体ランキングというのがありました。その中の子育てしやすい自治体ランキングでは、1位、千葉県の印西
市、2位、愛知県
長久手市、3位、茨城県つくば
市、4位、大阪府箕面
市、5位、東京都港区、このランキングの特徴は、実際に住んでいる人から、子育てに関する評判をアンケートした結果と、人口に占めるゼロ歳から14歳の年少者の割合や伸び率といった定量的な実績を合わせて集計したところにあります。
中でも、1位になっている同じ千葉県の印西
市は、アンケートや調査の子育ての項目で、保育所、幼稚園、認定こども園などが充実している、教育機関が充実している、子供向けの体育、文化活動が盛んである、自治体による出産・育児・子育て支援が充実している、子供を遊ばせる場所が多いといった、子育て評価項目で全て1位に選ばれておりました。
また、同じく日経新聞社と系列各社が自治体を対象に調査した共働き世帯から見た子育てしやすいまちランキング、この調査は自治体の子育て政策に焦点を当てたのが特徴であり、特に子育て家庭にとって恩恵のある施設、インフラと補助、お金、
サービスの充実度を見比べております。
結果は、1位、東京都葛飾区、2位、千葉県松戸
市、3位、東京都新宿区、4位、東京都杉並区、5位、東京都福生
市、総合ランキング1位では、東京都の葛飾区が選ばれておりました。
この葛飾区、特に保育園への入りやすさでは評判が高く、区長が地道に現場とコミュニケーションを取りながら、取り組んできた結果であるというふうに書かれておりました。
2位の千葉県松戸
市、ここはゼロ歳児への支援が手厚く、保育園無償化の対象にならないゼロから2歳児には、独自の補助を出しているとのことでした。また、保育士確保の施策として、松戸
市では保育士に直接支給する手当があるということです。これは大変珍しいと思います。
また、自治体ランキングを決めた評価ポイントという点では、認可保育園に入りたい人が入れているか、認可保育園の保育利用額の今後の増設状況、認可外保育施設などの受皿がどのくらい用意されているか。また、利用者への助成はあるのか。病児保育施設の充実度、待機児童ゼロの達成状況、未就学児がいる世帯への
サービス、現物支給があるのか、学童保育は充実しているか、保育士確保へ自治体独自の取組があるか、保育の質・担保への取組があるか、産後ケアへの取組があるか、不妊治療助成を実施しているか、児童虐待に対応する支援拠点の整備がなされているか、未就学児の人数、この14の項目が上位に上げられておりました。
このデータを見て、アンケートの結果なんですが、私は、やはり何をもって子育てしやすいかと判断するのは、物すごくたくさんの切り口がある、改めて感じました。
また、具体的には今回取り上げたランキングの中だけでも、住民の評判、満足度、年少人口の割合、伸び率、認可保育園への入りやすさ、子育て家庭への手当や
助成制度、子育て関連施設の公共投資額、このような判断材料があるというのです。
また、私自信、漠然と子育ては田舎といいますか、子育てやマイホームなどの住宅の取得の観点から、地方が圧倒的に人気があるのかな、例えば東京都を中心に考えた場合、千葉ですとか神奈川の地方、こういったほうが人気なのかなと思っていたんですけれども、ただいま申し上げたとおり、住民の評判がいいところには、結構都市部が多い、この結果には少し驚きました。
その裏づけとしては、皆さんが求めているニーズ、そういったものが大きく関連しているということになろうかと思います。
いろいろ話させていただきましたが、まずは再質問を通じ、特にこの4年間、「ひとの創生」という観点及び市長就任時の平成28年所信表明で示された子育てしやすさ日本一の実現に向け、果敢に積極的に
高橋市長をはじめ富津市役所、行政が取り組まれてきたことに納得した次第であります。
ただ、先ほど
健康福祉部長がおっしゃられたとおり、まだまだ手がけられることは多岐にわたると考えます。そこには、財政的な問題、地域的な問題もあることは用意に想像できますけれども、つまりは子育てのしやすさ日本一、このことに、これが全て、これで全てという答えがない、非常に裾野の広い取組がいのある目標とも言えるわけではないでしょうか。
富津
市として、これからもまずは、今、富津
市に住んでおられる市民の皆さんのニーズに担う子育てしやすい街の実現に向け、これからも精力的に調査研究を重ね、実行に向け、
高橋市長、富津
市の目指す「子育てしやすいまち日本一」に果敢にお取り組みいただければと期待して、次の質問に移らさせていただきます。
平成28年所信表明における、特に「ひとの創生」についての再質問であります。
繰り返しになりますけれども、市長は「ひとの創生」を念頭に、施策展開や自らの行動を行ってきた4年間であったと判断しております。
この「ひとの創生」にカテゴライズされる事柄も、さきの子育てしやすさ日本一同様に、非常に多岐にわたる裾野が広い、まさしく市長が絶えず主張されてこられた「ひとの創生」があっての「まちの創生」、「しごとの創生」につながる、すなわち「まちづくりはひとづくり」と言えるのではないか、このことに、私も全く同感であります。
その「ひとの創生」、私は教育が大きく関わってくるものと捉えております。さきの質問でもお答えいただきましたとおり、高橋市政でのおおよそ4年間、子育てしやすさ日本一、これとも関連し、富津
市で育つ
子供たちに向けた施策展開、積極的に取り組まれてきたところであります。
この4月から、再配置後の
市内小中学校体制となり、11校あった小学校が8校に、5校あった中学校が3校の新体制となりました。
富津
市で育つ
子供たちが、グローバル化が一段と進む現代社会でも活躍でき、将来を希望あふれるものにするため、何よりも懸案であった複式学級の解消を目的に、一定規模の集団の中で学校生活、活動を通じ、富津
市の
子供たちに生きる力を育む学校教育環境を整備することが必要であると判断し、再配置が行われました。
もちろん、この
市内小中学校の再配置も、「ひとの創生」につながる大事な決断であり、実施だったと私は理解をしております。
おかげさまで、このように富津
市で育つ
子供たちの、特に教育環境は目指す先へ向かい、少しずつ整いつつあると判断しております。
そこで伺います。子育てしやすさ日本一同様に、教育の分野にこれから富津
市がどう取り組まれるのか、このことは、「ひとの創生」にも関わる非常に重要なことであると捉えております。そこで、これから積極的に取り組むべきと考える富津
市の教育について伺います。
特に、教育部では、今年度の重点取組事項、達成すべき目標として、GIGAスクール構想の実現に向けたICT環境整備、市内の全小中学校において、1人1台、端末での学習環境を整備する、そのために、令和2年度は校内通信ネットワーク環境を整備すると掲げておられます。
GIGAスクール構想は、文部科学省も
令和元年度補正予算で予算組みし、まず、校内通信ネットワーク環境を整備することから着手するとのことでありますが、文部科学省が狙う1人1台端末及び高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する、このことに向け、富津
市はどのように捉え考えていくのか、この質問については、同様の質問を、既に事前に質問、また答弁を受けた議員の皆さんがいらっしゃいますけれども、重ねてになりますが、私からも伺わせてください。
○議長(渡辺務君)
教育部長、相澤智巳君。
◎
教育部長(相澤智巳君) お答えいたします。
現在、国のGIGAスクール構想に基づき、今年度中に各学校のネットワーク環境を整備するとともに、1人1台の情報端末をできるだけ早く整備することを検討しています。
これからの社会を生きる
子供たちは、多様な変化がある中で、その変化に対応するための、いわゆる生きる力を
子供たちに身につけさせることが大変重要だと思います。
また、
子供たちが成長していく中で、ICT機器を活用しながら情報をつかみ、正しく活用していく力を育むことが必要と考えます。
○議長(渡辺務君) 8番、三木千明君。
◆8番(三木千明君) 国の掲げたGIGAスクール構想を念頭に、また、今春、国内においては新型コロナ感染症の影響で、国内全てといってもいい、各学校機関はおおよそ3か月間の休校措置がなされたところであります。
国民の理解と、各自粛への取組や気温などの関係もあってか、国内においては新型
コロナウイルスの感染者数など、小康状態に向かいつつある昨今ではありますが、ただ関係者等によれば、インフルエンザ同様に秋口から冬にかけては再燃するのではないかと警戒する動きもあります。
そういった際の対応等も含めた上で、何よりもSociety5.0と言われる時代を生きる
子供たちにとって、教育におけるICTを基盤とした先端技術等の効果的な活用が求められる一方で、現状における我が国の学校ICT環境の整備は遅れており、自治体間の格差はもとより、私立校と公立校の格差も大きい。文部科学省では、令和時代のスタンダードの学校像として、国一律のICT環境整備が急務であると捉え、本構想に着手しております。
また一方で、経済産業省では、今日、世界中でAIの制御を強く意識した教育改革、具体的には誰一人取り残さず、創造性や課題設定力、解決力を重視する学びの革命が進行しております。
こうした中、工業化時代の教育の成功モデルである我が国の教育も、同様の問題意識のもとで再構築を進める必要があります。
そのためには、学習者中心を基本として、AIドリルや動画等のEdTech、この活用によって、教科知識のインプットを効率的かつ効果的に進め、SDGs等の社会課題や未来社会のテーマに挑戦する文理融合型、プロジェクト型のSTEAM学習の機会を目指すことが必要であると、本事業ではこうした問題意識のもと、EdTechやSTEAM学習プログラム等の開発実証を民間協力、学校、産業界等の参画によって進め、国際競争力ある教育
サービスを創出しますと、教育イノベーションの促進のため、令和2年度当初予算で学びと社会の連携促進事業、
令和元年度補正予算でEdTech導入実証事業の予算案を計上するなど、経済産業省では推進しておる状況であります。
教育現場のICT環境整備と、そのソフトの導入、整備、つまりはGIGAスクール構想というのは教育現場のハードの構築、EdTechの導入というのは教育現場等でのソフト整備の導入と捉えることができ、それに加え、
子供たちに教える側である教員の皆さんの指導方法や方式、技術などが加わり、三位一体となってこその学校、または授業のICT化、すなわち文部科学省の唱える、令和時代のスタンダードな学校像となり得るものと、私は捉えております。
富津
市では人の創生、「子育てしやすいまち日本一」を目指す上で、日本一早く、GIGAスクールの実現と併せ、富津
市の
子供たちへの先行投資として単独の予算を施してでも国の構想に先んじて、令和時代のスタンダードな学校像の構築に、ハード・ソフトに加え、指導者の教育と育成に取り組むことを求め、希望し、このことについては次の質問の機会にもっと詳しく当たらせていただくこととして、本件質問を終わらせていただきます。
次の質問に入ります。
最近、1階窓口付近で、総合受付担当の方以外に職員の方がいらっしゃるのを見かけます。このことは、平成28年所信表明に対しての4年間の実績と評価等に関連する再質問として質問させていただきますけれども、この総合受付担当以外の方の職員の皆さん、どうやら来庁された市民の皆さんに声をかけて、いろいろ御案内をされているように見受けられますけれども、これは特別定額給付など、臨時的な事案に対しての施しなのか、それとも、これから恒常的な配置になるのか、施策の一環なのかどうか伺います。
○議長(渡辺務君)
市民部長、中山正之君。
◎
市民部長(中山正之君) お答えいたします。
市の業務は多岐にわたることから、来庁されてもどの窓口に行けばいいのか分からないお客様も多いため、本庁舎全体を御案内する総合案内職員がおります。
また、市民部としましては、住民票、戸籍、税証明などの書き慣れない申請書の書き方に戸惑うお客様を補助するため、5月25日から職員1名を輪番で配置いたしました。これは、特別定額給付金等に対する臨時的な対応ではなく、来庁されたお客様の利便性の向上のために始めたものです。
また、職員が直接市民と対話することで、コミュニケーション能力の向上を図るなど、人材育成の取組の一つとして継続してまいります。
○議長(渡辺務君) 8番、三木千明君。
◆8番(三木千明君) ありがとうございます。臨時的な対応でないということで、これ、市民の皆さんからも、非常に高い評価をいただいている内容なんです。「あれ、いいね」というふうに声をかけられました。ありがとうございます。
それで、かゆいところに手が届くような対策、施策の実現というのは、一番市民の皆さんに直結しますし、よく伝わる市民
サービスの一環だと思っております。ありがとうございます。
そもそも市役所というのは、市民の皆さんに直結する内容を扱い、相談や申請等を受ける先であります。その生活に直結する相談や申請場所を、どの場所、どの窓口にすればいいのか、市役所に出向いてから行き場を見失ったり、また少し、イレギュラーな内容で市役所を訪れた際など、そもそも伺う先が分からないなど抱えて来庁される方も多いと思います。
そんな中で、まさしく市民に寄り添う行政、市民に寄り添う市役所を体現する、今、申し上げましたけれどもかゆいところに手が届く、すばらしい取り組みだと思います。
ただその中でも、まだ5月25日からでしたっけ、施されたということなんで、ちょっと職員の皆さんも、ちょっとおっかなびっくりというか、そういうところも見受けられるんですけれども、何よりもそういう方が存在することで、来庁された皆さん、安心していろいろ相談もできますし、無駄な時間を省くことにもなりますんで、今度はその対応の向上を目指して、堂々とお客様のコンシェルジュとして対応すること、これが市民
サービスの向上、市民
サービスの向上につながるということは、住みやすい富津
市に、住んでよかった富津
市に、必ずや結びついてくると思いますんで、継続して、また精進していただければと思っております。
これらの取り組みも、元をたどれば市政運営の先頭に立つ
高橋市長の、自分はこういうことをやっていきたい、こういう街にしたい、またこういう市役所にしたいという考えや信念、方針に基づくものではないかと私は捉えております。
そこで、最後に
高橋市長に伺います。
国、都道府県、市町村、規模の大小はあっても、行政運営の先頭に立ち、決断と実行を担われる市長の職務と業務は、いつの時代でも、どの時でも本当に大変だと思います。
平成26年の財政破綻報道後の富津
市の財政再建には、自らの給料をいまだ30%カットしながら率先して取り組まれ、併せて行財政改革にも果敢に取り組まれ、道半ばとは言いつつも、確実な成果を出されてこられました。
もちろん、ただいまの質問に答弁いただいたような市民に寄り添う行政運営と富津
市づくりを目に見える形で実現させてもこられました。また、この1年間だけでも、今までに富津
市自体が経験はおろか、対峙したことのない猛烈な規模の台風に相次いで見舞われ、甚大な被害を受けた我が街の復旧復興に追われ、国内でも爆発的に感染者が拡大した
新型コロナウイルス感染症に、少なくとも富津
市に感染を拡大させないための対策等を、
緊急事態宣言に起因する各自粛に伴う富津市民と市内事業者等への経済対策や救済措置に奔走された、全力で走りっぱなしだった4年間であると捉えております。
平凡で平穏な4年間であれば、先ほど部長からも答弁ありました、もっとあれもできた、これも手がけたかった、こうすればよかった、しかし、それを阻害された最終年にかけての1年であったとも言えると思います。
それらを踏まえ、先ほどの質問で何度も言って申し訳ないんですが、富津
市の子育てしやすさについて、まだまだ富津
市として手がけていけば、子育てしやすさの充実につながることはあるとの答弁をいただいておったところでありますけれども、大変失礼ながら、
高橋市長、御自身の4年間の市政運営でやり残したことがないのか伺います。併せて、高橋市政1期目の評価をしていただきたい。
昨日、
一般質問でトップバッターを務められた、同じ会派、自由民主賢政会の先輩議員、石井議員の最後の質問では、継続して市政運営の先頭に立たせていただきたい思いであり、今秋の市長選挙に、再度臨むと、力強くお答えいただいておりましたし、今朝の新聞にも、既に載っておりましたので、答えは分かっておりますけれども、私、今定例会の最後の質問者なので、念のため、そして一晩たって、昨日の石井議員への答弁内容や気持ちに揺らぎがないのか伺います。
○議長(渡辺務君) 市長、高橋恭
市君。
◎市長(高橋恭
市君) お答えいたします。
まず、やり残したことはないのかという部分から御答弁をさせていただきたいと思います。
昨年の台風、そして今回のコロナと、この1年弱の間に経験のないことが数多く起きております。やはり、災害や非常時に強い自治体でなければ、市民の皆さんが安心して暮らせないというようなことを、強く感じておりますので、それらの災害、非常時に備える、そういう力を自治体としてこれからは持っていかなければいけないなと、そういう努力をしていかなければいけないと、まず一点はそのように感じています。
そして、やり残したことということでありますけれども、様々なことが道半ばの状況であることは、強く意識をしております。
公共施設の問題に関しても、今の富津
市にとっては避けて通れない大きな課題であるというふうに思っています。やり残した課題についても、ぜひ今後も、行政として大きな方針のもとに、しっかりと向き合いながら進めていくべきだというふうに考えております。
また、昨日、石井議員にお答えしたことが1日たって気持ちの変化はないかということでありますけれども、4年間、貴重な経験もさせていただきました。4年前に市長になりたいと思ったときの情熱、気力も変わっておりません。
ぜひ、大変厳しい中での富津
市でありますけれども、魅力を磨けば多くの皆さんに選んでいただける、そういうすばらしいふるさとだと思っておりますので、市民の皆さん、そして議員の皆さんとともに、そういうまちづくりをしていく、その先頭に立たせていただきたいと、そういう思いも本日、この場でも持っているということを答弁とさせていただきたいと思います。
○議長(渡辺務君) 以上で、三木議員の質問を終わります。
会議の途中ですが、ここで暫時休憩とします。会議の再開を、午前11時20分とします。
午前11時11分 休憩
────────────────────────
午前11時20分 開議
議案第31号
○議長(渡辺務君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
日程第2、議案第31号を議題といたします。
ただいま議題とした議案は、お手元に配付の議案一覧表のとおりですので朗読を省略します。
────────────────────────
市長の
提案理由の説明
○議長(渡辺務君) ただいま議題となっている議案について、
提案理由の説明を求めます。市長、高橋恭
市君。
〔市長 高橋恭
市君登壇〕
◎市長(高橋恭
市君) ただいま提案いたしました、議案第31号の
提案理由について説明いたします。
議案第31号 令和2年度富津
市一般会計補正予算(第7号)については、既定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ8,051万2,000円を追加するもので、補正の内容は、
新型コロナウイルス感染症の影響により放課後児童クラブの臨時的な開所等に伴う子ども・子育て支援事業、独り親世帯を支援するためのひとり親世帯臨時特別給付事業、段階的な学校の再開を支援するための学校教育活動再開支援事業に係る経費及びこれらに関連する歳入を計上するものであります。
以上、議案第31号の
提案理由の説明といたします。
なお、本議案につきましては、担当部長から補足説明をいたさせます。十分御審議のうえ、原案どおり御可決賜りますようお願い申し上げます。
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補 足 説 明
○議長(渡辺務君) 続いて補足説明に入ります。議案第31号について補足説明を求めます。
総務部長、白石久雄君。
〔
総務部長 白石久雄君登壇〕
◎
総務部長(白石久雄君) 議案第31号 令和2年度富津
市一般会計補正予算(第7号)について、補足説明を申し上げます。
補正予算書(第7号)の2ページをお開きください。
初めに歳入ですが、16款国庫支出金2項国庫補助金は5,791万2,000円の増額で、ひとり親世帯臨時特別給付事業に係る母子家庭等対策
総合支援事業補助金3,891万2,000円、子ども・子育て支援事業に係る子ども・子育て支援交付金600万円、学校教育活動再開支援事業に係る学校保健特別対策事業費補助金1,300万円でございます。
17款県支出金2項県補助金は480万円の増額で、子ども・子育て支援事業に係る子ども・子育て支援交付金でございます。
20款繰入金1項基金繰入金は1,780万円の増額で、歳出予算に係る一般財源分として、財政調整基金からの繰入金を計上するものでございます。
次に、歳出についてご説明いたします。3ページを御覧ください。
3款民生費2項児童福祉費は5,451万2,000円の増額でございます。感染症の影響により学校が休校となった間、放課後児童クラブを臨時的に開所したことや感染拡大の防止を図ったことによる経費を支援するための放課後児童健全育成事業補助金1,560万円、感染症の影響による独り親世帯の子育て負担の増加や収入の減少に対し支援するためのひとり親世帯臨時特別給付事業及びこの事業に係る会計年度任用職員人件費、合わせて3,891万2,000円でございます。
10款教育費2項小学校費は1,800万円の増額、3項中学校費は800万円の増額でございます。これらは段階的な学校の再開に際し、子供の学習を保障するため、学校の感染症対策等の強化を支援するための学校教育活動再開支援事業でございます。
以上、歳入歳出予算の補正額合計は、それぞれ8,051万2,000円の増額で、補正後の予算額を246億8,036万円にするものでございます。
以上で補足説明を終わります。
○議長(渡辺務君) 以上で
提案理由の説明を終わります。
────────────────────────
議案第3号から議案第9号まで並びに議案第11号及び議案第31号
○議長(渡辺務君) 日程第3、議案第3号から議案第9号まで並びに議案第11号及び議案第31号を一括議題とします。
ただいま議題とした議案について、
総括質疑に入ります。
初めに、あらかじめ通告のあった議員の発言を許可します。6番、猪瀬 浩君の発言を許可します。
◆6番(猪瀬浩君) それでは、第8号議案です。議案つづり18ページの
提案理由についてお聞きいたします。
ほかの議案などでは法律の一部改正に伴い、
市条例の改正というような
提案理由があるわけですが、今回、こちら第8号議案、重度心身障害者医療費などの助成に関する条例の一部改正においては、上位の法の改正などのものがないんですが、
市条例が改正になるということですので、その
提案理由の補足をお願いできればと思います。
○議長(渡辺務君)
健康福祉部長、坂本秀則君。
◎
健康福祉部長(坂本秀則君) お答えいたします。
この条例改正につきましては、千葉県の重度心身障害者障害児医療給付改善事業補助金交付要綱に、8月1日から精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者で、障害等級が1級に該当するものを新たに加える改正に併せまして、当市の条例の一部を改正するものでございます。
よって、県の補助金交付要綱の改正に伴うものでございます。
○議長(渡辺務君) ほかに質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺務君) それでは、ほかに質疑もないようですので、
総括質疑を終結します。
────────────────────────
委員会付託
○議長(渡辺務君) ただいま議題となっております議案第3号から議案第9号まで並びに議案第11号及び議案第31号については、お手元に配付しました議案等付託表のとおり、所管の常任委員会に付託します。
なお、付託されました常任委員会におきましては、休会中の日程に従い、審査をいただき、最終日に御報告願います。
────────────────────────
議案第10号
○議長(渡辺務君) 日程第4、議案第10号を議題といたします。
ここでお諮りします。議案第10号については、
委員会付託を省略し、最終日に全体審議とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺務君) 異議なしと認め、そのように決定します。
ただいま議題とした議案について、質疑に入ります。
それでは、猪瀬 浩議員の発言を許可します。
◆6番(猪瀬浩君) それでは、今、全体審議になったということで、この場にて質問をさせていただきます。
議案つづり22ページにおいて、今回、デジタル化対応にするための防災無線機ということで、2年前に
富津地区、そして去年、
大佐和地区、そして、今年は
天羽地区の設置工事の契約だと思いますが、当初予算では2億5,112万1,000円となっていまして、随意契約で2億5,300万円になったというものが、今回、上がってきております。
それで、当初予算のときにも質問をさせていただいたんですが、昨年、台風15号等で長期の停電が続いたというところの中で、防災無線機にも非常用発電機、そういったものをつけたほうがいいんではないかというようなことを提案させていただいたんですが、補正予算も特に出ていないようなので、そういったものが業者との契約の中で盛り込まれることになったのか、それとも盛り込まれていないのか。また、暴風雨や倒木などで無線が聞こえにくくなったところについての補助無線機って、提供とかの増設要望があったのか、そういったところを教えていただければと思います。
○議長(渡辺務君)
総務部長、白石久雄君。
◎
総務部長(白石久雄君) お答えいたします。
防災行政無線につきましては、現在、デジタル化に向けて改修工事を行っているところでございますが、従来のアナログの時代から、電源についてのバッテリーを各子局に設けておりますので、おおむね3日間程度の停電時でも使用は可能となっております。
また、子局に併せて個別受信機を整備しておりますが、これについては、基本的には現状対応してある箇所につきまして、アナログの個別受信機を、デジタルに更新する内容となっております。
○議長(渡辺務君) 6番、猪瀬 浩君。
◆6番(猪瀬浩君) 今現状のものということですが、もし今後、地域の方々、昨年の台風などを鑑みて、今、言った個別受信機等が必要だというところも出てくるかもしれませんので、その場合には、今後、補正予算などで対応を検討していただければと思います。これは意見ですので。
以上です。
○議長(渡辺務君) 答弁はよろしいですね。
◆6番(猪瀬浩君) はい。
○議長(渡辺務君) ほかに質疑はありますか。12番、佐久間勇君。
◆12番(佐久間勇君) ちょっと関連ですけれども、今の防災行政無線の関係で、デジタル化ということですけれども、デジタル化の特徴というか特性は、相互交信ができるということにあると思うんですが、今後、パンザマスト等にカメラ等をつけて情報を入手するということも可能になると思うんですが、その辺のところはどうなんでしょうか。
○議長(渡辺務君)
総務部長、白石久雄君。
◎
総務部長(白石久雄君) お答えいたします。
現状は、まずアナログ波が利用できなくなることから、まず今年度までにデジタル化に向けて、工事を今やっているところでございまして、今後はまた、いろいろ新しいものが開発されてくると思いますので、常にこれからも研究していきたいと思います。
○議長(渡辺務君) ほかに質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺務君) それでは、質疑もないようですので、質疑を終結します。
────────────────────────
議案第12号から議案第30号まで
○議長(渡辺務君) 日程第5、議案第12号から議案第30号までを一括議題といたします。
ここでお諮りいたします。議案第12号から議案第30号までについては、人事案件につき、質疑、
委員会付託を省略し、最終日に全体審議とすることに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺務君) 異議なしと認め、そのように決定いたします。
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報告第1号から報告第3号まで
○議長(渡辺務君) 日程第6、報告第1号から報告第3号までを一括議題といたします。
ただいま議題としました報告について、
総括質疑に入ります。
それでは、猪瀬議員、質問はありますか。どうぞ。
◆6番(猪瀬浩君) それでは、議案つづり47ページの報告第3号についてお聞きいたします。
昨年の台風において、
市の損害賠償等が専決処分で行われているわけで、今回は年度をまたいでしまったというものだと思いますが、このほかにも、まだ今、調整を図っているものがあるのかないのかだけ、ちょっと教えていただければと思います。
○議長(渡辺務君)
総務部参与、
前田雅章君。
◎
総務部参与(
前田雅章君) お答えします。
台風などに係りますものにつきましては、今回の報告分をもちまして、全て解決となっております。
○議長(渡辺務君) ほかに質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡辺務君) ほかに質疑もないようですので、
総括質疑を終結します。
────────────────────────
散 会
○議長(渡辺務君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了しました。
次の本会議は、6月29日午前10時から会議を開きます。
なお当日は、第96回全国市議会議長会定期総会における永年在職議員表彰状の伝達及び記念品の贈呈式を、午前9時40分から行いますので、御了承願います。
本日は、これにて散会といたします。お疲れさまでした。
午前11時34分 散会...