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  1. 富津市議会 2019-09-04
    令和 元年 9月定例会−09月04日-02号


    取得元: 富津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-23
    令和 元年 9月定例会−09月04日-02号令和 元年 9月定例会                 令和元年8月招集              富津市議会定例会会議録(第2号)                  議 事 日 程           令和元年9月4日(水) 午前9時30分開議 日程第1 一般質問      (代表質問)      (個人質問) 〇本日の会議に付した事件 1.開  議 1.議長の報告 1.諸岡賛陛君の代表質問 1.平野英男君の代表質問 1.福原敏夫君の代表質問 1.三木千明君の代表質問 1.高木一彦君の代表質問
    1.松原和江君の個人質問 1.散  会 〇出席議員  1番 猪 瀬   浩 君   2番 諸 岡 賛 陛 君   3番 三 木 千 明 君  4番 高 木 一 彦 君   5番 千 倉 淳 子 君   6番 山 田 重 雄 君  7番 平 野 英 男 君   8番 渡 辺   務 君   9番 松 原 和 江 君  10番 岩 本   朗 君   11番 石 井 志 郎 君   12番 藤 川 正 美 君  13番 永 井 庄一郎 君   14番 平 野 明 彦 君   15番 鈴 木 幹 雄 君  16番 福 原 敏 夫 君 〇出席説明員  市長         高 橋 恭 市 君  副市長        小 泉 義 行 君  教育長        岡 根   茂 君  総務部長       白 石 久 雄 君  総務部参与      前 田 雅 章 君  市民部長       鶴 岡 正 義 君  健康福祉部長     島 津   太 君  建設経済部長     宮 崎 一 行 君  会計管理者      岩 名 生 麿 君  農業委員会事務局長  庄 司 優 人 君  選挙管理委員会事務局長監査委員事務局長  消防長        岩 崎   脩 君             相 澤 智 巳 君  教育部長       笹 生 忠 弘 君  総務部次長      秋 嶋 隼 人 君  総務課長       石 川 富 博 君 〇出席事務局職員  事務局長       大 塚 幸 男    主幹         大 川 美佐子  庶務係長       三 木 貴 好    副主査        平 野 智 裕           ────────────────────────                    開     議             令和元年9月4日 午前9時30分 開議 ○議長(平野明彦君) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。           ────────────────────────                     議長の報告 ○議長(平野明彦君) 日程に入るに先立ち、私から報告をいたします。  本日の一般質問は、保守の会、自由民主賢政会及び市民の声の代表質問並びに個人質問を行います。  また、あす9月5日は個人質問を行いますので、御了承願います。  次に、議場内の写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、御報告いたします。  以上で私からの報告を終わります。           ────────────────────────                  諸岡賛陛君の代表質問 ○議長(平野明彦君) 日程第1、一般質問。  これより代表質問を行います。  保守の会の代表質問を許可します。  質問時間は、富津市議会申合せ事項により、答弁及び関連質問を含めて90分以内となっております。  なお、関連質問は、会派代表質問通告者が質問を終了した後、発言を許可いたしますので、念のため申し添えます。  2番、諸岡賛陛君の発言を許可します。  なお、一般質問に際し、諸岡議員から申し出があり、資料の配付を許可いたしました。2番、諸岡賛陛君。                 〔2番 諸岡賛陛君登壇〕 ◆2番(諸岡賛陛君) 皆さん、おはようございます。議席番号2番、保守の会、諸岡賛陛です。本日は、平野英男議員とともに、当会派を代表して質問させていただきます。よろしくお願いします。  このたびは、表題を「富津市のまちづくりについて」と大きな課題にさせていただきました。その中で、大きく変化してきている生活環境の変化、新たなまちづくりに取り組むことになる公共施設の再配置、経営改革の推進について質問をさせていただきます。  まず初めに、生活環境の整備について伺います。  米の収穫も大分進み、秋の恵みを感じられるようになりましたが、ことし3月に、六野地区でイノシシによる人的被害が起きてしまいました。今までも出没報告は聞いておりましたが、イノシシによる人的被害の報告は初めてでした。大変びっくりしたのと、ついに起きてしまったという思いでした。  そこで、その発生したときの富津市の対応について伺います。  次に、経営改革の推進について伺います。  富津市公共施設再配置推進計画を査定する必要性について理解していただき、富津市の公共施設の現状と市の状況について説明することを第一の趣旨に、富津市公共施設の再配置素案の説明会が6月に開催されました。多くの市民が参加して、さまざまな意見やアイデアが出されていました。市民の反応がどうだったのかを伺います。  以上で、第1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いします。 ○議長(平野明彦君) 諸岡議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 諸岡賛陛議員の御質問にお答えいたします。  初めに、富津市のまちづくりについてのうち、生活環境の整備、鳥獣対策の御質問にお答えいたします。  御質問の事案につきましては、3月24日日曜日の夕刻に発生し、地元の区長が、当日富津警察署に被害報告を行い、翌3月25日月曜日の朝9時に市に連絡がありました。その後、市から富津市有害鳥獣対策協議会に連絡し、捕獲おり設置及びパトロールを1週間実施いたしました。捕獲には至っておりませんが、目撃や被害情報もございませんでした。  市の対応といたしましては、被害者や目撃者から被害の状況やイノシシの特徴等の情報を収集し、富津市有害鳥獣対策協議会と情報を共有するとともに、防災行政無線安全安心メール市ホームページで市民に注意喚起を行いました。  次に、経営改革の推進、公共施設の再配置の御質問にお答えいたします。  富津市公共施設再配置推進計画の素案に係る説明会を、6月に5カ所で開催し、私も出席をして、幅広くさまざまなお考えをお伺いすることができました。  市民の皆さんからは、市の考え方から計画の詳細に関する御質問、地域の施設がなくなってしまうことへの不安の声、行政サービスを維持するには施設の選択と集中が必要であるという御意見などがありました。  今後とも、公共施設の再配置について、市民の皆さんの理解を深める努力を重ねるとともに、いただいた御意見につきましては、計画の策定に生かしてまいります。 ○議長(平野明彦君) 再質問に入ります。2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) 御答弁ありがとうございます。それでは、再質問に入らせていただきます。  まず初めに、鳥獣対策についてから伺います。  そもそもイノシシは夜行性ではありませんが、日中活動すると人間に会ってしまうので、夜活動して、人間と遭遇するのを避けるほど臆病だと言われております。その結果、夜行性だと勘違いされているところもあるかもしれませんが、今回のような被害が起きてしまった要因について、どのように考えているのか伺います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  被害の要因につきましては、イノシシは繁殖力が非常に強く、一度に4、5頭を年複数回出産する場合もあると言われており、個体数が増加していると推測されます。  そのような中、農地については、農作物の被害防止のため、防護柵などの対策が進んでおり、そのため、住宅地近くにイノシシのすみかができ、町中に出没するようになったことが、被害が発生している要因と考えられます。 ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) ありがとうございます。  今までいろいろな対策を行ってきているということなんですが、今後について、どのように対策をしていくのかという考えを伺います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  今後の対策といたしましては、まず個体数を減少させるため、わなによる捕獲、一斉駆除の実施、さらにはパトロール等を引き続き、実施してまいります。なお、くくりわなにつきましては、鹿の捕獲に有効であることから、平成29年度から通年で実施できるようにするなど、捕獲体制の強化を図っております。  また、イノシシ棲み家撲滅特別対策事業を活用して、山裾にある耕作放棄地の雑草、灌木の刈り払いを行い、イノシシのすみかをつくらせないよう、引き続き、対策してまいります。 ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) 先ほど、警察や有害鳥獣対策協議会などの関係機関の連絡をという話がありましたが、実際に現在、警察や有害鳥獣対策協議会などの関係機関との連絡体制はどのようになっているのか伺います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  有害鳥獣による事故や目撃情報により、猟友会が発砲を伴う出動をとるときは、市から富津警察署生活安全課に文書で通知することになっております。なお、緊急を要する場合は、電話連絡のみで出動できるような体制も整えております。  また、千葉県自然保護課に毎月被害件数を報告するなど、情報の共有を図っております。 ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) ありがとうございます。  これまで、農作物に対する被害状況は何度か伺ってきました。その中で、例えば、宅地内の被害や車の衝突被害などの発生件数を把握しているのか伺います。 ○議長(平野明彦君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  市が把握している状況では、今年度は、8月20日現在、人的被害に関するものが1件、宅地内の被害に関するものが23件、車の衝突事故に関するものが6件となっております。
    ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) 思っているより、大分件数が多くなってきているのかなということが実感できると思います。  その中で、農作物の被害対策は、地域が広域傾向にあり、拡大しているということがあります。まだまだ進めていかなければならないと認識しております。また、鹿の増加により、被害対策の方法も変わってきており、費用も拡大していくと思われます。  今回、農林水産省の資料の中に奈良県の取り組みがありましたので、その資料をつけさせていただきました。この資料の右側の地図なんですが、この白線で囲ってある部分がその地域の外周部、17キロの延長になります。この資料の中の白線の間が抜けているところが、今回お話ししたいテキサスゲートの設置箇所で、切れているところが4カ所あるんですが、4カ所のテキサスゲートを設置した事例になります。  この地域なんですが、その各園地を防護柵で囲うと17キロの延長になってしまうんですが、地域全体を囲うと6キロで済むということで、延長をかなり減らすことができるということになりました。しかし、道路があることによって、その道路を塞ぐことができないので、テキサスゲートというものを設置してそれを解消して全域を囲うということで進められた事業であります。  このテキサスゲートなんですが、そもそもが、放牧地などで動物がその上を歩くとそこの先に行けなくなるというもので、マザー牧場なんかでも放牧用のところで活用されているんですが、それを民地でできないかということで、いろいろの案が出た中で、こういう形のものが、今いろいろなところで試されてやっているというものであります。  この事例なんですが、今までは各農地を囲んでいたんですが、このテキサスゲートを使うことによって、広域的に地域全体を囲むということができるということで、現在いろいろなところで進められている事業になります。  現在、富津市も、広域で防護柵の設置をしていますが、まだ農地を囲むという考え方だと思いますが、地区で防護するような考え方をしていかなくてはいけなくなってきているのが現状だと思っています。隣の君津市のほうでもテキサスゲートを設置して防護柵を設置し、このような事例が行われているということを、実際に現地のほうで確認してまいりました。  今後、富津市としまして、このような事例等を踏まえた何かいいアイデアがありましたら伺いたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  テキサスゲートにつきましては、被害対策の有効な手段として導入事例があるとの情報は入手させていただいております。しかしながら、一定の地域を進入防止柵で全て囲い、道路上に設置することから、歩行者や車両の通行の支障になる場合もあり、設置場所の検討も必要なことから、引き続き、情報収集に努めてまいります。 ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) よろしくお願いします。  現在、金谷地区では、今までも民家にイノシシの出没報告を受けてまいりました。最近ではイノシシの発生報告が日中でも聞かれるようになりました。小学校では、保護者の方が同伴で登校したり、下校時に目撃情報を確認して集団下校が行われたりしております。現在、非常に危険な状態だと思っております。  市民の安全をどのように確保していくのか伺いたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  イノシシ等の有害鳥獣に対する市民の安全対策につきましては、注意喚起と捕獲が中心になると考えており、広報ふっつやホームページ防災行政無線安全安心メール等で注意喚起を行っております。あわせて、富津市有害鳥獣対策協議会等関係機関と協力しパトロール等を実施することで市民の安全確保に努めてまいります。  児童・生徒への対策といたしましては、教育委員会と連携し、市内の各小中学校にイノシシに対する注意喚起を行っているほか、教員や保護者の方が引率し、集団登下校を行うなどの対応をしております。  なお、今回、9月の補正予算におきまして、パトロール等の経費を計上させていただいており、住宅地周辺のパトロールや捕獲体制の強化を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) ありがとうございます。  補正予算、農地だけでなく民地、人に対する鳥獣被害対策の予算をつけていただいているということで、まず第一歩進んだのかなと思っております。  しかしながら、鳥獣被害は拡大傾向にあると考えておりますので、市民の安全を守るためには、現在、建設経済部と市民部のほうからいろいろなお答えをいただいておりますが、直属の部署を設けて、ある程度の予算をつけた中で迅速な対応が必要だと思われますが、今後このような部署等をつくっていただき、予算づけを行っていただければと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  市の人口減少が続く中、長期的には職員を増員することは難しいと考えております。一方で、日々刻々と行政需要は変化しており、そのときそのときに合った組織に柔軟に変えていくことが求められています。  鳥獣の被害は、市にとって喫緊の課題でありますので、組織体制の強化、それと予算の確保についても検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) ありがとうございます。  鳥獣のほうは増加傾向にありますので、よろしくお願いします。  次に、公共施設の再配置についての再質問に入らせていただきます。  素案の説明会が5会場で開催されたということでありますが、参加者の各場所での人数はいかがだったでしょうか、伺います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  市民説明会は、6月14日から27日までの間に、議員おっしゃるとおり、5カ所で開催いたしました。参加者数につきましては、市民会館が47人、中央公民館が28人、富津公民館が27人、佐貫コミュニティセンターが42人、峰上地区公民館が47人、全体で191人の参加がございました。 ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) ありがとうございます。  地域性があるのかなという思いがしましたけれど、かなりの方が参加されていたのかなという実感が受けられます。その中で、公共施設の再配置について、地域コミュニティーの崩壊につながるのではないかと危惧される方がいました。その施設の使用用途が変更になったり廃止になることで、また別の意味で活性化につながるのではないかと私は思っていますが、具体的な対応策について、何かお考えがありましたら伺います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  地域のコミュニティーは、人と人との強い結びつきによりつくられていくものと考えております。市の公共施設だけではなく、地域で所有、運営する集会所等によっても維持されているものと考えております。  また、公共施設の複合的な利用や民間の協力など、さまざまな手法により、地域のコミュニティーが維持されるよう取り組んでまいります。 ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) ありがとうございます。  公共施設の再配置によって、この公共施設の素案のアンケート等が流れた時点で、公共サービスの低下だと一番最初に言われたことがありました。ある程度の不便は避けられないということで、市長のほうからもいろいろなところで話は伺っております。私も、いろいろな代案等があるのではないかと思っていますが、それらに変わるサービスについて、何かありましたら伺いたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  これまで、コンビニエンスストアでの市税の納付や各種証明書等の発行などによりまして、利便性の向上を図ってまいりました。  公共施設の再配置を進める中で、公共施設による行政サービスの提供場所は遠くなるなど、市民の皆様に御不便をおかけするケースもあるかとは思いますが、民間との連携などにより、できる限り行政サービスの維持に努めてまいります。 ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) 素案の中で、各施設ごとにいろいろな説明が書かれていたものですから、どの施設についても廃止、移行というような話が書かれておりまして、希望的な内容が読みとれないというような、会場でのお話しがあったと思います。具体的な内容を入れていただければという声もありました。  今後、説明会やワークショップの中で、うまく取り入れることができないのか。また、できれば取り入れた中で、いろいろな説明をしていただければと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  公共施設再配置推進計画は、次世代を見据え、市民の皆様にとって身近な公共施設を、富津市に合った形に変えていくことで、これからの富津市の基盤づくりを進めていこうとするものでございます。  公共施設の再配置を推進し、将来にわたって安定的な行財政運営の構築を図り、市民の皆様のニーズに沿った新たな施策を、総合戦略などの各種計画の策定や、毎年度の予算編成において検討し、実行してまいります。 ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) ただいま学校のほうの再配置もどんどん進んでおります。公共施設も多種多様で、いろいろな考え方を持った方々が多数いると思います。説明会やワークショップをやっていただけると思っています。  そして、今後のスケジュールについて伺いたいと思います。まだ、借地等いろいろな問題も多数あると思いますが、今後のスケジュールについて伺いたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  現在、6月に実施いたしました市民説明会や意見募集等によりまして市民の皆様からいただいた御意見の取りまとめを行っておるところでございます。いただいた御意見を踏まえまして、再度検討いたしまして、公共施設再配置推進計画の案を作成いたします。  そして、この計画(案)についてのパブリックコメントを実施し、計画を決定していく予定でございます。 ○議長(平野明彦君) 2番、諸岡賛陛君。 ◆2番(諸岡賛陛君) まだまだ(案)ということなので、(案)が取れるまでまた時間がかかりそうですが、公共施設のほう、迅速に進めていただければと思いますのでよろしくお願いします。  以上で、私の質問のほうを終わらせていただきます。 ○議長(平野明彦君) 以上で、諸岡議員の質問を終わります。           ────────────────────────                  平野英男君の代表質問 ○議長(平野明彦君) 続いて、7番、平野英男君の発言を許可します。7番、平野英男君。                 〔7番 平野英男君登壇〕 ◆7番(平野英男君) 皆さん、おはようございます。議席番号7番、保守の会の平野英男君です。それでは、諸岡議員に引き続き、保守の会、代表質問を行わせていただきますが、本日は、表題を「選ばれる自治体を目指して」としました。具体的な質問内容としては、シティプロモーションの推進と家庭教育支援チームの構築です。どうぞよろしくお願いいたします。  それにしても、ことしも暑かったですよね。ことしも連日の猛暑でしたが、皆さん、どのように過ごしましたでしょうか。私は、必要以上に外に出ないよう、できるだけ冷房の中にいるよう心がけて過ごしていましたが、そんなある日、知り合いの農家さんから一本の電話がありました。「平野さん、味は問題ないんだけど商品としてはもうだめで出荷ができないから取りに来なよ。マスクメロンあげるよ」もちろん、吹っ飛んで取りに行きました。その後、冷蔵庫で冷やして食べたんですが、いや、さすが富津のメロンですよね。おいしかったです。  皆さんも御存じのように、マスクメロンは富津市のふるさと納税の返礼品では一番人気が高い品です。当初、富津市で本格的にふるさと納税が始まったときには、私は数ある返礼品の中から何が喜ばれるのか、皆目見当がつきませんでしたが、結果は意外や意外、全く予測していなかったマスクメロンが一番人気になったのでびっくりしました。その後も毎年返礼品一番人気をキープしているので、これはもう農家さんにとってはうれしい限りで、富津市にとっても新たな名産品の登場に、今後の期待も高まっていることだと思います。  ただ、願わくば、なぜマスクメロンがこれほどまでに人気が高いのか、その理由が明確になれば、さらなる販売促進も可能になると思います。富津市創生の起爆剤になる可能性を秘めているので、マスクメロン人気の秘密、これに関しての市場調査が必要ではないかと考えているところです。  このように、住民は自分の選好、選好とは幾つかある選択肢の中から自分の好みに応じてあるものを選び取ることですが、住民は居住地選択の際にも自分の選好を満たしてくれる自治体に住むことを望んでいます。そして、自分の選好を満たしてくれない場合にはその自治体から去っていく。このような行動を起こすことで、住民はみずからの意思を明確にしていきます。  住民の福祉を増進する自治体には、ますます住民が増加し、そして、その増加した住民という市場や労働力を求めて企業進出が起こり、結果、その自治体はより豊かに繁栄していきます。一方で、住民が不満を持つ自治体からは人は去り、そして住民が減少することで市場価値も減退し、労働力が確保できないために企業等も撤退、結果、その自治体はますます衰退していくという悪循環に陥ります。  激化する自治体間競争の時代にあって、多くの自治体は住民の選好を満たし、選ばれる自治体の条件を備えようと、よりよい政策展開を目指しています。富津市でも自治体間競争を勝ち抜くために、住民の選好を満たすような政策が求められるところであります。  そこで、最初の質問になりますけれども、シティプロモーションの推進についてお伺いいたします。  富津市の平成30年の人口に関して、出生、死亡数、人の県外との移動、県内間の移動、そして全体の増減数をお聞かせください。また、国や民間調査団体がオープン化している各種統計データ、本市で取り組んだ市民意識調査やアンケートなどを、人口減少を抑制するために今後戦略的にどのように生かしていくのかお聞かせいただきたいと思います。  次の質問は、家庭教育支援チームの構築についてですが、昨今の少子化、核家族化、雇用環境の変化、地縁、血縁関係の希薄化などにより家庭が孤立化し、時間的・精神的ゆとりも持てず、ときに児童虐待などの深刻な問題が発生する社会的背景の中、文部科学省が地域や学校を初めとする豊かなつながりの中で家庭教育が行えるよう推進している家庭教育支援チームの、富津市での取り組み状況とその特徴をお聞かせいただきたいと思います。  以上で、1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(平野明彦君) 平野議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 平野英男議員の御質問にお答えいたします。  初めに、選ばれる自治体を目指してのうち、シティプロモーションの推進の御質問にお答えいたします。  出生、死亡、県外との移動、県内間の移動、全体の増減数につきましては、住民基本台帳の数値でお答えをいたします。  当市の平成30年の出生者は188人で、死亡者は712人であります。県外との移動は、富津市から県外へは534人、県外から富津市へは699人です。県内間の移動は、富津市から県内へは958人、そのうち木更津市、君津市、袖ケ浦市の3市へは624人です。県内から富津市へは753人、そのうち木更津市、君津市、袖ケ浦市の3市からは418人です。全体の増減数は、その他の移動を含み、576人の減となります。  また、現在、市民アンケートや市外居住者アンケート、子ども・子育て支援事業計画策定に伴う子育て世帯ニーズ調査のほか、国等がオープン化している各種統計データを活用し、次期富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定を進めているところであります。  引き続き、「住み続けたい、移住したい」と思っていただける、住民満足度の高い魅力的な富津市を目指し、取り組んでまいります。  次に、家庭教育支援チームの構築の御質問については、教育長から答弁いたします。 ○議長(平野明彦君) 教育長、岡根 茂君。                〔教育長 岡根 茂君登壇〕 ◎教育長(岡根茂君) 私から、選ばれる自治体を目指してのうち、家庭教育支援チームの構築の御質問にお答えいたします。  富津市が行っている家庭教育支援チームにつきましては、家庭教育支援員がコーディネーターとなって、保護者がいつでも気軽に相談できるよう取り組んでいることが特徴となっております。また、支援員が、小学校や公民館で、子供たちの放課後の居場所としてさまざまな体験や学習支援を行っております。
     現状では、中央公民館、富津小学校、環小学校で、34名の子供たちに週1回放課後の居場所を提供するとともに、保護者に対する相談業務を担っております。 ○議長(平野明彦君) 再質問に入ります。7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問のほう、行わせていただきます。  まず、最初のシティプロモーションの推進に関しての質問、ここでの質問の目的、最初に申し上げますけれども、これは冒頭の、ただいま触れましたけれども、各種統計データの分析を通して、いわゆるデータサイエンスに基づいて戦略的にシティプロモーションを行うことで人口減少を抑制していきましょうということが質問の目的になります。私自身の一般質問と前回、いわゆる3月の代表質問で行ったマーケティング戦略の続きです。  きょうも人口減少を抑制するために、どこの市場を狙っていくのか、誰をメーンターゲットにするのか、他市との違い、競争優位性をどう創出するのかなどを考えていきますが、これは当会、保守の会として非常に重要として位置づけているテーマなので、代表の渡辺会長と私のほうで交互に一般質問の場で取り上げさせていただいております。  ところで、今御答弁いただきまして、出生、死亡の自然減が大きいということに改めて驚きました。また、県内間移動に関しては、転出超過ということはわかっていたんですが、興味深いのは、県外との移動に関して転入超過だったことです。このような事実を踏まえて、人口減少を抑制するために、メーンターゲットをいかに設定するか考えていきたいんですが、皆さん、どう思いますか。  仮にです。では、じゃあ、自然減の抑制をメーンターゲットにするのか。現状富津市では、市長答弁でもあったように、生まれるよりも亡くなられる方の数がもうこれが圧倒的に多いので、これまで大変な御苦労をされて頑張ってこられた人生の先輩方、たくさんいらっしゃいます。そういった方々に今富津市が進めているいきいき百歳体操、こういった取り組みでさらに健康寿命を延ばし、長生きしてもらって、亡くなられる方の数をとにかく減らすことで人口減少を抑制することをメーンターゲットの政策として考えるか。いつまでもお元気に過ごしてもらう政策はとても大事なんですけれども、人口構造をピラミッド状態にする。この改善策としてはどうかなとちょっと思うんです。  では、人口構造のピラミッド状態を目指すために出生率を上げなければなりませんが、現在富津市の出生率は約1.1です。富津市人口ビジョン2040では、市民の希望出生率1.83とありますが、仮にこの1.83を実現したとしても、それでも人口は減りますよね。出生率2.0でやっと現状維持、人口をふやすのであれば2.1以上必要なんですけれども、現状、申し上げたように富津市は1.1ではるかに及びません。  では、転出者を抑えるために関所を設けてしまうか。そもそもそんなことはできませんが、調べたところによると、転出理由の主なものとしては、「仕事の都合」と「結婚を機に」ということが主たる理由としてわかっています。可能な限り市内で仕事をしてほしいですし、結婚をしても市内にとどまってほしいんですけれども、皆さんそれぞれ事情があります。  私は、去る者を無理に追うよりは、富津市に住んでみようと興味関心を示している人にこそ力を入れるべきだと思っていまして、市長答弁でいただきました平成30年の人の移動に関して、県外からの転入者がそんなに多いのであれば、そこをメーンターゲットに政策として考えていくべきだと思います。  そこで、県外との移動状況をもう少し詳しく教えてほしいんですけれども、今度、経年で、平成26年から平成30年の富津市から県外への転出者数、県外から富津市への転入者数、プラスマイナスその増減数を教えてください。 ○議長(平野明彦君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) 住民基本台帳の数値でお答えさせていただきます。  平成26年の県外への転出者数は463人、県外からの転入者数は544人で81人の転入者増となります。  平成27年の県外への転出者数は546人、県外からの転入者数は596人で50人の転入者増となります。  平成28年の県外への転出者数は545人、県外からの転入者数は640人で95人の転入者増となります。  平成29年の県外への転出者数は528人、県外からの転入者数は631人で103人の転入者増となります。  平成30年の県外への転出者数は534人、県外からの転入者数は699人で165人の転入者増となっております。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) すごいですね。ずっとプラスですね。それも右肩上がりなんですね。ちょっとびっくりしました、この転入超過に。恐らく市民の方もイメージで、富津市は多分出て行く一方で──これは県外との移動なんで県内間移動は含んでいないですけど──こんなにプラスだと思っている市民の方が果たしているかどうか。多分、ほとんどの市民の方、今の答弁を聞いてびっくりするんじゃないかと思っています。であれば、間違いなくそこに力を入れたほうがいいですよね。  質問を続けます。では、どの地域からの転入者傾向が強いのか教えていただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  東京都大田区、神奈川県横浜市や川崎市など東京湾の対岸地域から転入する方が多い傾向にございます。また、福岡県の北九州市からの転入者も多くなってございます。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) なるほど。わかりました。では、続けます。転入者、転出者に対しては、転入転出者アンケート、いただいていると思います。これ、任意なんで全ての方が記入してもらえるものではないと思うんですけれども、この転入転出者アンケートの回答率と転入理由を教えていただきたいと思うんですけれども。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  アンケートは、転入・転出の届け出時に記入していただいております。回答率につきましては、回答件数を転入・転出世帯数で除した数値でお答えいたします。  初めに、転入者アンケートの回答率についてでございますが、平成27年度37.6%、平成28年度25.9%、平成29年度9.8%、平成30年度3.0%となっております。  次に、転出者アンケートの回答率についてでございますが、平成27年度72.1%、平成28年度44.9%、平成29年度16.5%、平成30年度6.1%となっております。  転入理由につきましては、「仕事の都合」が最も多く、次いで「住宅の都合」となっております。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) 徐々に、アンケートの回答率がちょっと少なくなっているのが気になりましたけれども、ただ転入理由のところで、仕事の都合が半分以上ですか。住宅の都合が17%というのが興味深いんですけれども、例えば、住宅の都合で転入した人の、富津市を選んだ理由を教えていただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  住宅の都合で転入した人が富津市を選んだ理由といたしましては、自然環境が最も多く、次いで住宅価格、家賃となっております。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) ありがとうございます。  皆さん、どう思いましたか、ここまで聞いて。私、ここまでの答弁を聞いただけでも、転入者の傾向性がかなり明確になってきたような気がするんですね。あと、仕事の都合がアンケートに答えた中だと半数以上の転入理由だったんですけれども、ただ仕事の都合で富津に来たとしても、住むのは交通の便のいい君津とか木更津に住んでもいいわけじゃないですか。でも、そこを居住地とせずに富津市に住んでいる。このアンケート結果をどう読み取るか、この読み取り方次第で大きく戦略が変わるということですよね。  私、こう思いました。転入者のもといた、東京から神奈川にかけての東京湾岸の地域、そういった傾向性と、今答弁いただいたアンケート結果を受けて、こう推測します。東京湾のロケーションが好きで東京湾周辺に住みたいが、東京、川崎、横浜、湘南エリアのような地域ブランドにこだわらず、地価や物価の安さを求めている人が富津市に移住している、私、このように推測しました。  実は、私の家の近所に、今推測したとおりの理由が決め手となって、東京湾の、まさに向こう側から引っ越してきて、家を建てて富津市に住んでいる方がいます。ただ、自分の身の回りの事例で、その数至って少数なので、これで全ての移住者、転入者の転入理由だと断定することはできないんですけれども、でも、もし仮に推測どおり、東京湾周辺のロケーションであったり地価や物価の安さというキーワード、それが移住者の選好を満たし、居住地選択の決め手になっているのであれば、もうおのずと打つ手は決まってくるわけですよね。  そこで、質問したいんですけれども、転入者傾向が強い地域へ、まさにプロモーション活動を集中させるべきだと思います。転入者が多い傾向のその地域がわかっているのであれば、例えば、市内事業者──市内事業者というのは不動産業者ですけれども──、そういった不動産業者と連携して、転入者が多い地域に富津市の不動産物件をとにかく片っ端から入れまくる。  あるいは、オンライン広告、オフライン広告、ポスターであればその対象地域に富津市の魅力が伝わるようなポスターを掲出。オンライン広告、3月の代表質問でも言いましたけれども、ヤフーのバナー広告であれば、地域ターゲティングと言って、その地域限定で掲出をさせることができるので、方法論は問わないんですけれども、ただその転入者傾向が強い地域へプロモーション活動を集中させたほうが、当然いいに思うんですけれども、それに対するちょっとお考えを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  シティプロモーションの推進に当たりましては、今後、特定の地域をメーンターゲットとすることが有効か、まず検討することが必要であると考えております。  議員御提案の、転入者傾向が強い地域への不動産業者と連携した物件情報や、広告の掲出等によるプロモーション活動を集中させる手法の導入もあり得るものと考えております。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) ありがとうございます。  今回、袖ケ浦市に対しては、正直先を越されたなという悔しい気持ちがあります。御存じの方もいると思いますけれども、袖ケ浦市はこの夏シティプロモーションの対象地域を大田区と川崎市に設定して、今まさに広告の掲出を行っています。理由はその地域からの転入者が多いからです。  8月の一カ月間に関しては、京浜急行線の車内にポスターを掲出。今9月に入っていますけれども、この一カ月間に関しては羽田空港内にデジタルサイネージを掲出、デジタルサイネージとは電子看板のことですけれども、空港内の柱にディスプレイされた電子広告です。  富津市も本気で人口減少を抑制しようという気持ちがあれば、これくらいの勢いが欲しいなと思っています。激化する自治体間競争の時代にあって、工夫を凝らし、いろいろな仕掛けを行う自治体にはさらに住民が集まり、何もしなければただただ人を奪われるだけです。投資額にもよりますけれども、広告の掲出などに販売促進費用をかけたとしても、それをきっかけに家を買って富津市に住んでくれれば、そこから数十年の長きにわたって市民税、固定資産税が入ってくるので、費用対効果は望めるはずです。  では、具体的に、富津市をどう販売促進するかですけれども、例えば、皆さん、これどう思いますか。ある企業があります。その企業は、売り上げを上げるためにCMなどの媒体を使い、販売促進をしようとしています。しかし、実は売る商品がありません。これってすごく間抜けですよね。売る商品がないのに、売り上げなんか上げられるわけじゃないですか。ただ、ややもすると、売る商品がないのに、シティプロモーションだというふうに叫んでいる自治体がなくはないです。  要するに、自治体の移住、定住促進も同じで、伝える魅力がなければ人なんか来るわけがない。だから、プロモーションの前には、絶対的にブランド化がなされているということが絶対的な条件になるわけです。競争優位性の確立こそが販売促進の費用対効果を高めます。  先ほどの推測どおり、東京湾のロケーションが好きで東京湾周辺に住みたいが、東京、川崎、横浜、湘南エリアのような地域ブランドにこだわらず、地価や物価の安さを求めている人が富津市に移住しているとしたら、かつ都心に近く自然豊かな富津市が魅力的で転入をしているとしたら、この豊かな自然と歴史的文化遺産などは、競争優位性確立のためにどんどん発信すべきですよね。  歴史的文化遺産といえば、現在、日本遺産登録に向けて動き出している鋸山があります。来年の登録実現に大いに期待したいところなんですけれども、ただ、それにしては市内外の盛り上がりが少し欠けているような気がしてならないんですね。私自身は、皆さん方が市ホームページやSNS、広報ふっつでその取り組みを発信しているのは知っています。知っていますけれども、市内外の皆さんのどの程度の人が果たしてこの取り組みを知っているのか。私の近くにいる人には、そのような話をしています。それでも、市内外の圧倒的多数の人は、この日本遺産登録に向けた動きを正直知らないと思うんですね。  また、3月に上陸ツアーを実施し、今月23日──もう間もなくですよね──からは、はとバスとJTBによる東京湾第二海堡上陸ツアーが本格的に始まります。何より、このツアー実現に寄与した市の職員さんの営業努力、これには本当に感謝したいと思います。感謝しつつもさらにこう欲が出てしまうんです。こういった絶好のアピールポイントに関しては、繰り返し繰り返し、この繰り返しが大事だと思うんですけれども、繰り返し大々的にPRをして浸透させるべきだと思っています。  また、このようなPR活動を通して、私たちが絶対的に忘れてはならない第一海堡、ここにも光を当て、第一海堡利活用の機運を盛り上げる必要もあると思っています。第二海堡上陸ツアーはとてつもなく大きな一歩ですが、でもこれだけで満足してしまってはだめだと思います。  このように市内外の皆さんの意識を高め、盛り上げるためのPR活動を通してオンリーワンの確立、ナンバーワンの確立、競争優位性を確立すべきだと思います。  そこで、方法論は問わないんですけれども、例えば歴史的文化遺産に特化したSNSの開設であったりプロモーション動画作成、あるいはポスターを作成して市内外のいたるところに掲出をする、そういったことを通して、今鋸山と東京湾海堡の話をしたので、そういった歴史的文化遺産のイメージアップ戦略が必要だと思いますので、そこの答弁をいただきたいということと、あと、もし第二海堡上陸ツアー、間もなく始まりますが、申し込み状況などが現時点でわかれば、合わせて教えていただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  まず、鋸山につきましては、鋸南町及び関係団体、そして富津市で構成する「鋸山」日本遺産認定推進協議会を本年5月に設立し、日本遺産認定に向けて取り組んでいるところであります。  鋸山は、平成29年1月28日付日本経済新聞の日経プラスワンの記事において、外国人が次に目指す「ディープジャパン」15選の第2位に選ばれるなど大きく注目されていることから、さまざまな機会を通じ、広く鋸山の魅力を発信してまいります。  また、東京湾海堡につきましては、今月23日と28日にJTB及びはとバスが催行する、本市を発着する第二海堡上陸ツアーが実現する運びとなりました。第一海堡も含め、日本で唯一の海堡が本市に所在するというメリットを生かし、海堡周辺でとれた食材をつかった海堡丼、富津公園内の戦争遺構をめぐるガイドツアーや、富津岬先端から望む景色など、食の魅力と東京湾要塞、富津岬を観光資源として活用できるよう取り組んでまいります。  鋸山、東京湾海堡ともに本市の誇れる歴史的遺産として、議員おっしゃるようにSNSを活用した情報発信やポスター等により周知するとともに、観光協会、東京湾海堡ファンクラブ澪の会や金谷ストーンコミュニティなどと連携し、市民が誇りを持てる観光資源を市全体で盛り上げていくことが必要であると考えております。  また、第二海堡上陸ツアーの申し込み状況でございますが、8月末時点で9月23日が111名、9月28日が123名の合計234名と予想を上回る参加があると聞いております。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) ありがとうございます。  さらなるPR活動を通して市内外の方たちに、こういった富津市の持つ歴史的文化遺産が浸透することを期待しています。  転入者の話に戻りますけれども、今回、県外からの転入者傾向、かなり明確になってきたわけですけれども、ただそれでも、アンケートの回答率、先ほど、近年異常に回答率が少ないので、必然的に回答者数も少ないと思います。こういったことを考えると、まだ転入者の傾向性は推測の域にあるのかなと感じてしまいます。  そこで、転入者の選好を確信を持って見分け、実効性あるシティプロモーションを行うには、一層のデータの蓄積、ボリュームが必要だと思っています。そのためには、私、転入転出者アンケートの際に、インセンティブを設ける必要があるのかなと。任意だとやっぱり面倒なので書かないのかなと、先ほどのパーセンテージを聞いても感じました。  方法論は問いませんけれども、私が一つ、もしこれはどうだという案を示すとしたら、回答者に市内飲食店の割引券をプレゼントするから書いてください、そうすれば、市内事業者の活性化にも資するわけですよね。ただ、転出者に市内の飲食店さんをプレゼントしてもどうかという疑問はあるんですけれども、方法論は問いません。そのようなインセンティブを設けてもっとデータを蓄積したいんですけれどもいかがでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  シティプロモーションの推進に当たりましては、転入・転出者の実態を詳細に把握することは大変重要であると考えております。アンケートの回答率をアップさせるため、議員おっしゃるような何かしらのインセンティブを設ける手法もあるとは考えますが、まずは関係部署と連携いたしまして、より多くの方にアンケートに答えていただけるよう、転入・転出に係る手続の際の対応を検討いたしまして、回答率アップに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) よろしくお願いします。  蓄積されたデータがあれば、確信を持って次の一手が打てるわけで、こういったデータというのは富津市のまさに財産になるわけですよね。今回は数字の抽出作業などでは、担当職員さんには本当に忙しい中迷惑をかけてしまいました。かなり前から、通常業務があるにもかかわらず力を貸していただいたので本当に感謝の限りです。この場を借りて改めてお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。  ただ、今回担当課を回っていて少し違和感を覚えたのは、先ほど来の答弁、数字とかアンケート結果、答弁ありますけれども、私としては、データベース化されていて要望したらすぐ出てくると思っていたんですが、実際はそうじゃなかったんですね。だから、結果的に相当な労力を皆さんに強いることになってしまったんですけれども、ただ富津市が今後戦略的にシティプロモーションを推し進め、人口減少を何が何でも抑制しようとするなら、先ほど来の数字や傾向性がすぐ出てくるようでなかったら、人口減少抑制のための効果的な一手が打てないですよね。  ですから、人の動き、社会動態であったり転入転出者アンケート、そういったものをリンクさせたものをデータベース化すべきだと思っています。誰がどこからどこへ行ったか、来たか、年代は、家族構成は、転入転出理由は、富津市に対してどのようなイメージを持っているかなどがすぐに抽出できるようでなければ手が打てないと思うので、そういった必要性があると思いますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  先ほど来、申し上げておりますとおり、効果的なマーケティング戦略につきましては、転入・転出者の実態を詳細に把握し、その特徴をつかむことは重要であると考えております。  今後、アンケート内容の充実を図りまして、社会動態などの他のデータと合わせまして活用することで、転入・転出者の傾向をより詳細に捉えて参りたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) さらにですけれども、今回この質問をするに当たって3つの課を回りました。企画課、市民課、商工観光課ですけれども、そのときに感じたのは、シティプロモーションで成果を出すには一つの部署が必要なんじゃないかなと感じました。本当に各課の皆さん、私からの依頼を快く引き受けていただき、課ごとに連携をとってくれたんですけれども、ただ、もし私からこういった依頼がなければ、シティプロモーションに向けての各課の連携、データの共有などはなく、足並みもそろっていなかったと感じています。  そこで、どうでしょうか。シティプロモーションを戦略的に行うマーケティング課の設置が必要だと思うんですけれども、御見解をいただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  議員御指摘のとおり、シティプロモーションを戦略的に行っていくことは重要であると思われますので、効率的な組織体制づくりを目指す中で検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) 御検討よろしくお願いしたいと思います。  では、次の質問にいきます。  次の質問は、家庭教育支援チームの構築についてですけれども、ここでの質問の目的は、理想的な家庭教育支援チームのあり方を考え、構築し、家庭教育力向上の契機とするということが質問の目的となります。  先ほど教育長答弁で、富津市の家庭教育支援チームの取り組み状況と特徴を伺いましたが、この家庭教育支援チームというのは、現在文部科学省が取り組みを推進しています。ただ、こういうものが理想的な家庭教育支援チームですよというスタイルがまだ定まっていません。今は、全国全ての自治体があるべき姿を模索している段階なので、今回あえて取り上げさせていただき、富津市における理想的な家庭教育支援チームのあり方を考え、今後進むべき方向性を皆さんとともに共有したいと思っています。  きょうは、今後このテーマを皆さんと深く掘り下げていくきっかけとするので、少々質問の幅が広く大きくなりますが、あらかじめそこの部分、御了承いただきたいと思います。  また、念のため、誤解のないよう補足いたしますが、家庭教育支援チームとは、家庭、学習支援ではなく、親支援、家族支援を指しており、家庭内で子供の倫理観や自立心、社会性を育んでいくためのサポートをするチームのことを言っています。  私が、この家庭教育支援チームを磨き上げることが重要だと考えた理由は、全ての教育の出発点は家庭教育にあると思っているからです。教育基本法第10条には、このような記述があります。「父母その他の保護者は、この教育について第一義的責任を有する者であって、生活のために必要な習慣を身につけさせるとともに、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るよう努めるものとする」とあります。これが、全ての教育の出発点は家庭教育だということを指しているところですが、確かに時間の流れで考えてみても、生命が誕生した後、そこにあるのは家庭ですし、6歳から義務教育が始まったとしても、登下校の時間を考えると、学校にいるのは大体1日のうち3分の1。さらに、土日休み、春、夏、冬休み、ゴールデンウイークなどもあるので、圧倒的に子供は家にいるわけであって、クラブ活動や学童などの時間を加味したとしても、それでも長く過ごすのはやはり家庭なので、改めて家庭教育の重要さを認識するわけです。
     学校教育のカリキュラムの基準である学習指導要領は、およそ10年に一度改訂されて、子供たちが社会で生きていくために必要な資質や能力を身につけさせようと見直しを行っています。ただ、家庭教育は、今と10年前あるいは20年前とでは何が変化しているのか、どう進化しているのか、皆さんイメージ湧きますでしょうか。  全ての教育の出発点は家庭教育からなので、各家庭の努力が何よりも求められると思うんですが、ただ、だからといって、家庭頑張れと檄を飛ばされても、冒頭の質問でも触れたように、近年核家族化が進み、さらに雇用環境の変化、いわゆる共働きがふえ、また先ほどのシティプロモーションの質問の際に──これ事実確認できましたけれども──近年富津市は県外からの転入者が異常にふえているので、地縁、血縁関係の希薄化が進んでいます。結果、家庭が孤立化し、時間的、精神的ゆとりも持てない世帯がふえつつあります。  だから、教育基本法第10条の中には、第2項としてこのようにあります。「国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供、その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない」とあります。要するに、行政でも家庭教育のサポートをしてくださいということだと思います。  このようなことから、富津市がどのような家庭教育支援チームを目指すのか私は注目しているわけですが、そこで質問をさせていただきたいと思います。富津市版家庭教育支援チームの課題と今後の方向性を教えていただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  課題といたしましては、家庭教育支援員のスキルアップはもとより、支援チームとして御協力をいただける支援者を募り、育成していくことが必要であると考えております。  今後の方向性といたしましては、現状の3カ所を中心としながら、他の地域のニーズも踏まえ、対応を検討していきたいと思っております。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) ありがとうございます。  世にはさまざまな家庭教育支援チームがあるわけなんですけれども、講座型、拠点型、訪問型、総合型とあり、講座型では保護者への学びの場の提供、拠点型では地域の居場所づくり、訪問型ではその名前のとおり、家庭訪問による情報提供や相談対応、総合型はそれら全部を網羅したものとなるわけですけれども、ただ実際のところは、講座型のみ実施であったり、拠点型のみ実施というよりは、どこの自治体も印象としては全体を網羅することを目指しつつ、地域の実情に合わせて講座、拠点、訪問のどこに力を入れるかで、家庭教育支援チームの自治体ごとの個性を持たせているような気がしています。  チーム構成員も自治体によりさまざまですけれども、子育て経験者や教員OB、PTA、民生児童委員さんを初め、教育部門、福祉部門関係なく、子育て・教育の専門家や、ともにその地域で暮らす身近な人たちで構成されているわけです。  このように、スタイルや構成メンバーの違いはありますが、効果的な家庭教育支援が行えれば、家庭内で子供の倫理観や自立心、社会性を育む教育が一定程度でき、そうすると、学校現場の先生たちは、生活指導などに追われることなく学科教育に集中できるので、おのずと子供たちの学力は上がるわけですよね。理想と現実は違いますけれども、ただ、まず理想を掲げないと何も始まらないと思うんです。  そこで、現場の現実を教えていただきたいんですが、不登校の問題ですね。不登校児童の生徒の数を、平成28年度、平成29年度、平成30年度、教えていただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  年間30日以上欠席している長期欠席児童生徒のうち、不登校が理由の過去3年間の推移について申し上げます。  平成28年度が小学校9名、中学校が22名、計31名。平成29年度が小学校8名、中学校が25名、計33名。平成30年度が小学校が8名、中学校が16名、計24名。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) やっぱり、それなりの数の子供たちがいるということなんですね。わかりました。  今回は、先ほど言いましたけれども、あえて質問の幅を広く大きくと言いました。考えるきっかけにあくまでもしたいので、さらに質問の幅を広げさせていただきますが、次は福祉部門への質問になろうかと思います。  本年3月29日、内閣は、2018年12月7日から24日にかけて実施した、40歳から64歳までの5,000人を対象とした生活状況に関する調査報告書の中で、中高年の引きこもりの数を、推計61万3,000人と公表しました。また、内閣は、2015年12月には、15歳から39歳までを対象とした同種の若者の生活に関する調査報告では、若者の引きこもりの数を、推計54万1,000人と公表しています。この若者と中高年の引きこもりの調査に関しては、実際3年間のずれがあります。抽出条件も少し変えているようなので、単純に合算はできないのかもしれませんが、ただ、あえて正確さは欠くという大前提のもと足し算をさせていただくと、15歳から64歳までの引きこもりの数は約115万人となります。あくまでこれは推計なので正確ではないんですが、とにかくこれ、すごい数だと思います。  そこで、市内の大人の引きこもりの実態、これどのように把握しているか、ちょっとわかれば教えていただきたいと思うんですが。 ○議長(平野明彦君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  大人の引きこもりは、人間関係や社会的ストレスなどの要因によるものであることから、実態を把握することは難しい状況でありますが、家族等からの相談があれば、家庭訪問を行い、支援につなげるなど随時対応を図っているところでございます。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) そうですよね。なかなか把握といってもそのような答弁になるのかなと。なかなか難しいと思います。そういった方が、今部長答弁であったように、家族の方ないし本人が直接相談に来てくれれば把握のしようもあるんでしょうけれども、なかなか皆さん、そのようなアクション、起こさないのかなと思っています。  次も少しちょっと難しい質問になるかもしれないんですが、先ほど、じゃあ具体的な数字を抽出していただいた教育部のほうにちょっと伺いたいんですけれども、不登校児童生徒と大人の引きこもりに相関関係があるか否か、何か見解などわかれば教えていただきたいんですけれども。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  児童生徒の不登校の要因につきましては、さまざまな要因が考えられます。一概に大人の引きこもりと相関関係があるとは申し上げられないと考えております。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) そうですよね。私が思うに、相関関係があるとも言えないし、ないとも言えないし、微妙なところだと思うんです。ただ、相関関係を完全に否定することもできないと私自身思っています。  不登校の子供が復学してくれれば、保護者や地域の皆さん、学校側がこれ恐らく、間違いなく拍手喝采、大歓迎で迎えてくれると思うんですけれども、大人の引きこもりの方が社会復帰、いわゆる復職しようとしても、正直採用企業側としてはとてもとても慎重になるのかなと思います。簡単に社会復帰と言っても、本人にとっても厳しい現実が待っているんじゃないかなと考えるんですね。社会に出て仕事に従事し、汗を流して賃金を得る。そして、税金をしっかり納めてくれる、かつ地元で消費活動を行って地域の活性化に寄与してくれるかどうか。これは、本人の人生にとっても、また地元経済にとっても、はかり知れない影響を及ぼす社会問題だと思っています。  こういった問題を少しでもなくすためには、子供のころからの予防が大事だと思っています。その予防のためのヒントは、私は、古きよき時代にあったお節介型社会の復活、地域のお節介なおじちゃんおばちゃんたちの復活がかぎを握っているんじゃないかと考えています。  先ほど、家庭教育支援チームのスタイルの話をしましたが、講座型と拠点型に関しては、参加者の能動性が求められますけれども、積極的な保護者に関しては、声かけをしなくても、自身で情報収集をして参加してくれますよね。問題は、もうわかっていただけていると思うんですけれども、子育てのことで悩み、苦しんでいるにもかかわらず、コミュニケーションの場、学びの場に来てくれない保護者へのサポートをどうするか。そこで、来てくれないなら行ってあげる。このようなお節介型、訪問型の取り組みが重要だと考えています。  そこで、訪問型の取り組みの現場の状況を教えていただきたいんですが、思いつくのは、健康福祉部の健康づくり課、乳児家庭全戸訪問であったり小中学校の家庭訪問が訪問事業としてはイメージが浮かぶので、それに関して伺いたいんですけれども、そういった家庭訪問から得られる家庭との関係、要するに関係というのは連携関係であったり、協力関係であったり、信頼関係であったり、あるいは直接話すことによる親近感であったり、そういった現場の状況を両部長にお聞きしたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  健康づくり課では、希望する家庭に助産師が訪問する新生児訪問、対象の全家庭に市の保健師が訪問する2カ月児訪問を行っております。訪問時には、母子の体調、子供の成長、子育てに関する指導や悩みごと相談にも対応しております。家庭訪問をし、育児をする親と保健師が直接対話をすることで、不安や悩みを引き出し、助言などにつなげております。  また、子供の成長過程で受診していただく健康診査として、母子保健法で定められている1歳6カ月児健診、3歳児健診に加え、本市独自に4カ月児健診、5カ月児離乳食教室、7カ月児健診、10カ月児健診、1歳児健診、2歳6カ月児健診を実施し、さらに健診会場で受診できなかった方や希望する方などには、電話や市役所窓口での相談対応のほか、家庭訪問するなど各種の機会を通じて、子育てをする親との信頼関係を構築しつつ、親子関係の小さな変化にも気づけるよう取り組んでおります。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  小中学校では、年度当初に、各学級担任が全児童生徒の家庭訪問を実施し、居所や保護者を確認した中で子供の家庭での様子を確認しております。これにより、児童生徒の状況を把握し、保護者との面識を持つようにしております。また、何か気にかかることや問題が発生したときにも、保護者と連携を密にとり、場合によっては家庭訪問を行い、連携・協力しながら問題の解決に取り組むようにしております。  このように、家庭訪問等で相互理解を図ることによって、学校と家庭との信頼関係を築き、深めることができているものと考えます。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) 訪問型の取り組みというのは、まさに「あったかふっつ」そのものだと思います。講座型や拠点型のように、参加者の能動性が求められる家庭教育支援というのは、本当に来てほしい人はなかなか来てくれない。だから、来てくれないなら行ってあげるというお節介型、アウトリーチ型の家庭教育支援が必要だと考えています。  私は、訪問型に力を入れた家庭教育支援チームで成功していると言われている先進自治体、和歌山県湯浅町と、そしてその和歌山県湯浅町を参考に家庭教育支援チームを構築した大阪府大東市を、今回の質問のために調査研究してみたわけなんですけれども、ただ、きょうは行政視察報告のような場ではないので、詳細は省きますが、大阪府大東市では、国の補助金も有効活用しています。そういうことなんです。この事業は国の補助事業でもあるので、地方自治体が実施する家庭教育支援チームの組織化及び支援活動に係る経費は補助金が出るんですね。これに関しては、全て一般財源で賄う必要がないというところも非常にみそなので、それも取り上げさせてもらった理由の一つです。  現在、子育てのことで悩み、苦しんでいるにもかかわらず、コミュニケーションの場、学びの場に来てくれない保護者へのサポート、また不登校児童生徒の心のケア、そういった目先のかわいそうをなくすと同時に、将来のかわいそうもなくす、将来のかわいそうとは大人の引きこもり問題などを指していますが、そのための予防的な家庭教育支援実現のためには、私は訪問型に重点を置いた総合型家庭教育支援チームの構築こそ「あったかふっつ」を実現すると思います。  どうでしょうか。今申し上げたのがもう質問なんですけれども、富津市は訪問型に重点を置いた総合型を今後目指していくべきだと思いますけれども、いかがお考えでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 教育長、岡根 茂君。 ◎教育長(岡根茂君) お答えいたします。  議員のおっしゃる家庭教育支援ということについては、さまざまな部署で連携して行うべき内容のものかと思いますが、家庭教育支援チームについてお話ししますと、このチームは今年度から開始したものでございまして、現在放課後ルームを拠点として、保護者の皆さんからの相談業務ということで、気軽に相談できる体制ということからスタートしております。  総合型の家庭教育支援チームを推進するためには、まず支援員の方々はもちろんのことですが、支援チームとして、さらに協力していく方々をふやす必要があります。そのための予算も必要となります。  現状の拠点型をまず進めながら、地域のニーズを踏まえ、対応を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 7番、平野英男君。 ◆7番(平野英男君) ありがとうございます。  通告した質問は以上となるわけなんですけれども、今回、後半の部分では家庭教育支援チーム、この理想的な家庭教育支援チームのあり方を考え、構築し、家庭教育力向上の契機とする、こういったことをテーマに質問させていただいたわけなんですけれども、家庭教育支援チームというのは、すなわち地域教育力だと思っています。先ほども申し上げました、古き時代の地域教育を担っていたのは、お節介なおじちゃんおばちゃんたちだったと思いますが、これからの時代の地域教育を担っていくのが、子育て・教育の専門家やともにその地域で暮らす身近な人たちで構成される家庭教育支援チームだと思います。  目先のかわいそうをなくすと同時に、将来のかわいそうもなくす予防的な家庭教育支援チームの実現のためには、家庭教育、地域教育、学校教育の相互連携が絶対的に必要です。私は、訪問型に重点を置いた総合型家庭教育支援チームの構築こそ、今富津市、県外からの転入者がふえている富津市にとって大事で、それこそがソフト面での競争優位性確立にもつながり、「あったかふっつ」を実現すると信じています。皆さんはどう考えましたでしょうか。  きょうの問題提起が、今後富津市において、理想的な家庭教育支援チーム構築のきっかけになれば幸いと思っています。  以上で、私の質問を終了させていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(平野明彦君) 以上で平野議員の質問を終わります。  続いて、保守の会の関連質問を許可します。関連質問ございますか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平野明彦君) 質問はないようでございますので、保守の会の関連質問は終結いたします。  これをもって、保守の会の代表質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。会議の再開を午前11時10分といたします。                  午前11時01分 休憩           ────────────────────────                  午前11時10分 開議                  福原敏夫君の代表質問 ○議長(平野明彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  自由民主賢政会の代表質問を許可します。  質問時間は、富津市議会申合せ事項により、答弁及び関連質問を含めて90分以内となっております。  初めに、16番、福原敏夫君の発言を許可します。16番、福原敏夫君。                 〔16番 福原敏夫君登壇〕 ◆16番(福原敏夫君) 皆さん、こんにちは。16番、自由民主賢政会の福原敏夫です。本日は私どもの会派が通告いたしました富津市のまちづくり、あるいは安心して暮らしやすい富津市づくりいうことで質問させていただきます。  私のほうからは富津市のまちづくりのうち、青堀駅周辺の関係で質問をさせていただきます。  特に、青堀駅の駐輪場についてを私のほうから質問させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  富津市には多くの駅があって、青堀駅だけ取り上げますとなかなかほかの地区の方々がお使いになることはないと思いますので、その実態がわからないと思います。  私は生まれも育ちも青堀でございますので、子供のうちから青堀駅を使いました。今日までももちろんそうです。  しかしながら、学校も近くだったので通学に使うこともなかったということで、駅の生い立ちはよくわかっております。昔はもうどこの駅もそうでしたけれども、陸橋というああいうものがなくてストレートに駅に上っているような青堀駅でありました。今日は横断橋ができたり、陸橋ができておりますけれども、逆に、足の悪い方は電車に乗るのは大変不都合だということがいえるかもしれません。  そこで、少し前に有料駐車場の中でも取り上げていただいて、青堀駅のバリアフリー化にしようということで一旦はそういう方向に向かいましたけれども、残念ながら諸般の事情があってそれが中止ということになりました。  しかしながら、これも私もそうですけれども、恐らく諦めるということはないと思います。そんな中で、駐輪場を取り上げたということは、今の青堀駅に行って、あるいは降りてみて、ここが富津市の駅かという意味で考えたらとてもそういう段階じゃない。まして、夜、下りれば、外灯はついていますけれども、いろんな構築物が入り、街を見渡すようにはできない、そんな状況で、恐らく他から富津市に来たときに、富津はこういうところなのかと。  ここに大きい工場があるのということで聞かされたのが、うちのお父さんが今度富津の何々工場に行ったんだけれども、行ってみたらすごいところですね。まさしく富津は風光明媚、地形的にはいいところです。しかしながら、駅を見たら、うちのお父さん、左遷させられたかしらというほど田舎の駅であるということはまさしくいえると思います。そういう意味合いを込めて、きょうは青堀駅の駐輪について、市の今現在の考え方をお聞きしたいと思っております。  まずは、今青堀駅には聞きますと、4カ所ほど駐輪場があるんだそうです。私の考えている駐輪場というのは、青堀上がっていって、西口から行って駐輪場があります。右側に、つまり南のほうに。そこが主に駐輪場は主だと思いますけれども、そのほかにもあるということです。  しかしながら、利用者については、東口のほうはなかなか私も使いませんけれども、恐らくあそこは横断橋、橋がありますので、その下を使う、雨よけを使っている人がいるかもしれません。でも、現実には、西口の駐輪場については本当に雨ざらしのもう草が生えている、雨ざらしの駐輪場であるということで、その駐輪場、駅の前の駐輪場についての考え方と、現況をひとつまずお知らせをいただいて、1回目の質問にさせていただきますのでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 福原議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 福原敏夫議員の御質問にお答えいたします。  富津市のまちづくりについて、JR青堀駅の駐輪場整備についての御質問にお答えいたします。  JR利用者の利便性の向上には駐輪場の整備は重要であると考えます。  青堀駅周辺には駐輪場を福原議員4カ所とお話をいただきましたけれども、東口の2つのスペースを1カ所として駐輪場は数えさせていただいておりますので、青堀駅には3カ所設置をさせていただいておりますが、利用状況を見ますと、利用者にとって駅への動線から駐輪場が利用しにくいと思われます。有効に活用されているとはいえない状況であると認識をいたしております。  駐輪場をより利用しやすい環境とすることが課題であると考えています。 ○議長(平野明彦君) 再質問に入ります。16番、福原敏夫議員。 ◆16番(福原敏夫君) それでは、再質問をいたしますのでよろしくお願いいたします。  今市長の答弁にありましたように、青堀駅の今の説明のあった駐輪場3カ所ということでございますけれども、特に、西口の青堀駅に入って南側の駐輪場を私は主にきょうの議題としてお話をさせていただきます。
     今までの青堀駅については、まさしく、5万6,000人の人口があったときにはもっと利用があったかと思います。これは、しかし、時代の趨勢で人口が減っているということはやむを得ません。  ただ、先ほどでございましたけれども、今月の広報を見ました。富津の人口動態を見たときに初めてじゃないでしょうか。1人マイナスだった。過去の広報を見ても大体20人から30人は減っていたのかなという感じがしました。もしかしたら印刷が違うんじゃないのかと思ったほどですが、マイナス1でありました。そういうところを見ても減っていくばっかりじゃない、何か工夫を凝らせば人口減少は横ばいを保てる工夫はあるのかなという一端が今回の広報にあったと思います。  そこで、市長のほうで今答弁があったように、利用状況を見ると、あるいはあの駐車場の位置から見ると、大変難しい位置にあるということを先ほどお話をいただきました。  そこで、工夫をすればもう少しふえるんじゃないかという観点から再質問しますけれども、青堀駅には今乗車する人数、あるいはあそこを利用している人たちの利用人数等がわかりましたら教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  青堀駅の乗車人数は、JR東日本のデータによりますと、平成30年度は1日平均1,520人となっています。このうち、定期利用者は1,206人となっております。 ○議長(平野明彦君) 16番、福原敏夫議員。 ◆16番(福原敏夫君) 駐輪場の話をするのに、今の駐輪場についてはいかがな状態であるのか。数がわかれば数でも結構ですし、流れで結構ですからお願いします。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。大変失礼いたしました。  駐輪場の収容台数は、御質問の西口南側駐輪場が204台、同じ西口の北側の駐輪場が140台、そして、東口の駐輪場が316台、合計で660台でございます。 ○議長(平野明彦君) 16番、福原敏夫議員。 ◆16番(福原敏夫君) ありがとうございます。総体的には660とめられるということで、かなりの人が来ても全て路上駐車はなくてとめられるケースになるかと思います。  しかしながら、実態は、駐輪場もそうですけれども、駐輪場外の駐輪というんでしょうか、これやはり駅に行く人が時間がなくて行くので、改札の一番近いところからとめて駆け出して乗っていくということになっていると思いますけれども、かなり入らずにとめている人もいるようです。また、実際行ってみてもそのような形がありますので、そこで、じゃあ、どうして使わないだろうと考えたときに、もうかなり、今行っても恐らく使わない自転車というんでしょうか、乗れない自転車じゃないかというのも結構ある。それが入り口を結構占領しているということで、本当に使う方については、これは整理してほしいなという面もあると思いますけれども、私が見た限りでももう少し駐輪場の、今現在をみても整備の仕方があるのではないかなという感がします。  そこで、整理されていない自転車をどういう形で市のほうは今管理しているのか。片やもうとてもサドルがなくて乗れない自転車、いろいろ部品がなくなっている自転車等が整理されていないわけですよね。それがずっと置かれているということをみると、あれが6カ月に一遍きれいにしているのか、1年一遍きれいにするのかわかりませんけれども、管理状況がおわかりでしたら教えてください。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  駐輪場の放置自転車につきましては、年1回、富津警察署と共同で放置自転車と見込まれる車両を点検いたしまして、個人の財産であることから、表示をし、一定期間置きまして、それを確認した後で撤去しているところでございます。 ○議長(平野明彦君) 16番、福原敏夫議員。 ◆16番(福原敏夫君) まさしくわかりました。個人の財産とは思いますけれども、しかしながら、一般から見るとね、もう車輪がなかったり、サドルがなかったりというとね、本当に持ち主はいるのかなというのがあって、もう少し管理してほしいなというのが市民は絶対かと思いますので、よく検討してほしいと思います。  そこで、西口についてもう少し話しますと、今動線が悪いという話で、つまり自転車が来た方がスムーズに駐輪場に入れるかというと、ちょっと疑問点があると思います。  しかしながら、駅に一番近い駐輪場ということからいったら、まさしくすばらしい土地であると。ですから、もう少し使い方を考えていけばいいのかなと。今のような形ですと、ここを見た感じでは大部分が草に押されているということで、セメントのところだけはかろうじて駐輪場だといわれればそうかもしれません。しかしながら、どう見てもこの駐輪場では入れないというのがあるように、私は感じています。  そこで、やはり富津のひとつの駅、顔でございますので、あの駐輪場を本当に雨、風も含めて誰が見ても富津市を、駐輪場かというイメージする状況をつくる必要があるんじゃないかと思いますけれども。これから現況を考えると大変難しいという回答も今市長のほうからもございましたけれども、仮に、あの土地をどう生かすかということであれば、とりあえず駐輪場で行くという考えが市のほうで根底にあるようでしたら、そこで一体何をつけたらもっと利用するんじゃないかという感もしないわけじゃない。またぜひしてほしい。  そこで、いろいろこれ財政等の問題もございますけれども、そういう西口の、今私がお話しを申し上げた駐輪場について、今できなくても屋根つきにしようとかそういう考えがあるかどうか伺います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  西口南側駐輪場への屋根の設置につきましては、JR利用者の利便性の向上を図るには有効な手段と考えております。  しかしながら、先ほど議員御指摘もございましたとおり、駅の動線の問題に加えまして、現在の駐輪場が出入り口が狭く、また奥行きが長い形状も利用状況に影響していると見受けられます。  この現状を踏まえますと、課題を根本的に解消し、効果的な駐輪場整備を図るためには、利用状況や利用者の動線等を考慮し、かつ利用者の視点に立って検討をする必要があると考えております。 ○議長(平野明彦君) 16番、福原敏夫議員。 ◆16番(福原敏夫君) 答弁からすると大変難しいお話だと思いますけれども、私も現状を見たときにはね、奥行きがあってということはよく理解もできます。  しかしながら、いま一つ駐輪場を見たときには、片方は屋根がついておりますけれども、ほとんど利用がないということであるならば、やはり来た人たちの利用したい場所というんでしょうかね、屋根がついたからいいじゃないというよりも、屋根がついていなくてもやはり西口の駐輪場は使っているというのが現状でありますので、まず、ぜひ、今部長からありました青堀駅一帯を考慮した中での整備を検討する必要があるということですが、ぜひ、青堀駅を核として、一帯を整備するという考えのもとに駐輪場も含め、また、ほかの構築物も含めていろいろ改善に取り組んでいただきたい。  最後に市長にお伺いしますけれども、それと同時に、駅一帯含めて整備、それについてはやはり物をかたす、移動する、あるいはつくるという問題があるでしょう。ここに。  そのほかに、ちょっと市長、これ答えだけであっても結構ですけれども、考え方をひとつ聞いていきたいと思いますけれども、青堀駅ということで、昔からの地名の青堀があると今私も話しているんですけれども、残念ながら富津に進出した企業を見ると、青堀工場という企業はないですよね。全て富津工場と。そこで、私は提言じゃないですけれども、青堀駅を改名する考えはないのか。改名するなら富津駅です。日本全国から富津に行きたいんだということで、「切符を買って富津のどこへ行ったらいいでしょうか」と言ったら、恐らく「青堀駅だよ」というふうに案内がしてくれると思います。この後も合併しました。何年たつんでしょうか。そろそろそういう形で富津の知名度を上げる意味合いを含めて、まず駅を改名するという考え方が1つ。  いま一つには、市内には高校もございます。しかしながら、富津という高校はないというのが実情です。盛夏の高校野球が終わります。各市に、高校がありますけれども、市名のない高校が出ているというのは恐らく富津市だけなんです。ぜひそういう点も含めて、やはり富津市はここにありますというものを含めて、県内はもちろん、全国にPRしていく面で考えても市内にある高校の一つはぜひ、これは県のほうの問題になりますけれども、市としても名前を変えていくと、変えたいんだということをひとつ頭に入れて取り組んでほしいというふうに思いますけれども、市長の見解を聞いて私のこの問題は終了したいと思いますんで、よろしくお願いをいたします。 ○議長(平野明彦君) 市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) お答えいたします。  福原議員御指摘のとおり、かずさ四市を見渡しましてもJRの駅や県立高校に自治体名のつく駅、学校を持たないというのは富津市だけだと思います。袖ケ浦市には袖ケ浦高校がございますし、木更津市も同じです。君津市も同じであります。行政サイドから考えたときに、やはりシティプロモーション、富津市を知っていただく、そして、訪れる方にわかりやすくさまざまな理由からも、もし改名できるんであれば非常にいいんではないかなというふうに考えますけれども、まず、駅につきましては、やはり長年青堀駅で親しまれてまいりましたので地域の皆さんのお気持ちということと、あとJRにおきまして、さまざまな施設の改修、そういう意味でも多額な費用も考えられます。さまざまなことを研究しながらいい方向に進められたらいいなというふうに思います。  また、学校につきましても、高校野球のお話がありました。やはり県立高校で地元の高校という意味では、富津何々という名前に、君津商業高等学校がなればすばらしいなというふうに思いますけれども、地元の方同様にやはり歴史のある学校であります。大変多くのOBも存在しておりますので、さまざまな方の御意見をお借りしながら、お聞きしながらしっかり富津の名前がつけられるようなことが御理解の中で進められれば、市としても協力をしていきたい、一生懸命努めていきたい、このように考えております。 ○議長(平野明彦君) 16番、福原敏夫議員。 ◆16番(福原敏夫君) どうもありがとうございました。それから、冒頭に申し上げましたけれども、ぜひ老人も使える青堀駅を、再度、一旦は断念しておりますけれども、これから期間がかかっても検討をひとつしていただきたいと。また、お願いし、私からの質問にかえさせていただきます。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(平野明彦君) 以上で、福原議員の質問を終わります。           ────────────────────────                  三木千明君の代表質問 ○議長(平野明彦君) 続いて、3番、三木千明君の発言を許可します。3番、三木千明君。                 〔3番 三木千明君登壇〕 ◆3番(三木千明君) こんにちは。議席番号3番、自由民主賢政会、三木でございます。同じ会派の福原議員に引き続きまして会派代表質問に臨ませていただきます。  まだまだ日中は冷房が欠かせないほどの残暑の日々が続いておりますけれども、幸いにも朝晩には心地よささえ感じられる日々となってまいりました。虫たちの奏でる音色も大音量こそが生きている証であるという蝉の訴えから、風流で涼しげな和音の音色に変わってまいりました。振り返ると6月、7月はほとんどの日々が曇りもしくは雨、この2か月間梅雨らしい梅雨だなと感じる場面もありましたけれども、余りに日が差さないその期間が長過ぎ、しかも7月後半には早々と台風が日本に上陸するなど、こうなってくるとさずがに農作物の育成が気になり始め、明けて8月になりますと打って変わってかんかん照りの連続の猛暑日、酷暑日、しかし、後半には、佐賀県、福岡県などを中心に線状降水帯による集中豪雨が発生、8月28日を中心として各地点で観測史上1位の記録を更新、いわゆる令和元年8月九州北部豪雨と呼ばれる災害でありました。災害に見舞われた地域の皆様には心からの御見舞いを申し上げますとともに、一日も早く通常の生活に戻られますようお祈り申し上げます。  一方で、今のところ申しわけないほどに大型災害と縁のない状況下の富津市で生活していることに感謝の念を持たずにいられません。たまたまとはいえ、災害に見舞われていない地で生活できていることに感謝する一方で、今のところではありますけれども、災害に見舞われていないという偶然の連続だけにあぐらをかかない、真の安心して住みやすいまちづくり、安心して暮らせるまちづくり、このことを我々が普段の努力と創意により、そして、市民の皆さん方の協力、御理解をいただいた上でつくり出すことが求められると強く感じるわけであります。  そこで、今回も、平成31年3月定例会に引き続き、より安心して住みやすい、より安心して暮らしやすい富津市づくりについてをテーマに質問を行ってまいります。より安心して暮らしやすい富津市づくりについて、まず1点目に安心して暮らしやすい富津市づくりのための公共交通について伺います。  人口減少社会における地域社会の活力の維持、向上のために地域公共団体が中心となって地域住民や交通事業者を初めとした関係者との合意のもと、まちづくり等の地域戦略と一体となって、持続可能な地域公共交通を形成することの重要性が示されて久しいわけであります。  公共交通は自家用車を利用できない市民や、富津市を訪れる観光客等の移動手段として欠かすことのできないものであります。富津市では公共交通を必要とする人のためのものであること、公共交通というバトンを次世代につなぐため持続可能性を確保するものであること、この2点を基本的な考え方として市民の移動実態やニーズを詳細に調査し、住民代表、交通事業者、その他の関係団体の代表者と富津市地域公共交通会議で協議を重ね、平成30年3月に富津市地域公共交通網形成計画を策定いたしました。残念ながら今後も人口減少と少子高齢化が続き、公共交通の維持、また充実は厳しい状況が見込まれる中で、本計画は市民、交通事業者、行政だけではなく、商業や観光施設、医療機関などの多様な主体と連携し、公共交通を必要とする人のための持続可能な公共交通網の形成を目指すものであります。  計画の進捗や実情との問題点の整理または解消などに向け、富津市地域公共交通会議を継続して開催し、市の掲げる理想やよりよい公共交通網形成に向け取り組まれておられますが、そのような計画と主体となって取り組む組織が誕生し、動き出したということでややもすると、これで何とかなる、一件落着したといった錯覚に陥った感も持ち合わせているのかもしれません。  というのも、公共交通網形成計画が発表され、公共交通会議が動き出してから、もちろんゼロではありませんけれども、何となく公共交通に関する関心が薄れたような、計画が示され、対策など組織が動き出せば一件落着といった一服感が漂っているような感じがしてなりません。  当然ながら、結果を導いてもらわなくちゃならない公共交通会議でありますけれども、いかんせん、実情は産声を上げて2年目を迎えたばかりの組織と活動であります。できるだけ早い時期に現況の公共交通に係る問題と対策を施し、高齢になったことから運転免許証を返納された方々、また高齢者に限らず、みずから運転できない学生や一定期間運転を控えたほうが安心な妊産婦の方々なども不便や不安を感じないで富津市で生活できるようにするためには、やはり公共交通網の利便性と向上の維持は喫緊の課題といっても言い過ぎでないと考えております。  そこで、富津市地域公共交通網形成計画の進捗状況と課題について伺います。  2点目に安心して暮らしやすい富津市づくりのための公共施設再配置について伺います。  公共施設の再配置推進に向け素案をたたき台に6月に市民説明会を行ったところでありますけれども、そこで御参加いただいた皆様からいただいた意見などを踏まえ、市として今後の詰め方をどのようにしていくのか、見解を伺います。  以上、安心して暮らしやすい富津市づくりについて、1点目、安心して暮らしやすい富津市づくりのための公共交通について、2点目、安心して暮らしやすい富津市づくりのための公共施設再配置について、都合2点について1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(平野明彦君) 三木議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 三木千明議員の御質問にお答えいたします。  初めに、安心して暮らしやすい富津市づくりについてのうち、安心して暮らしやすい富津市づくりのための公共交通についての御質問にお答えいたします。  富津市地域公共交通網形成計画も2年目を迎え、今年度の事業計画書に基づき、地域、交通事業者、その他の関係団体と連携を図りながら各種事業を進めています。  これらのうち、タクシー運賃助成事業については、4月から申請を受け付け、6月下旬に920人の方へ利用券を発送し、7月から御利用いただいています。  なお、7月分までの受付において、1,022人の方を登録いたしました。  また、10月1日の富津浅間山バスストップの開設に合わせ、二次交通を確保するため、富津浅間山バスストップ駐車場でカーシェアリングサービスを実施いたします。  また、課題としては、地域が求めるニーズを掘り起こしていくことや、市民の皆さんに公共交通に関する理解を深めていただくことが必要と考えています。  引き続き、地域公共交通網形成計画の各事業を推進し、利便性の向上に努めてまいります。  次に、安心して暮らしやすい富津市づくりのための公共施設の再配置についての御質問にお答えいたします。  市民説明会においては、市民の皆さんから、行政サービスを維持するためには施設の選択と集中が必要である。施設の複合化、広域化、長寿命化を進めるべき。未来に希望が持てるような計画とするため、再配置を行うかわりに市が実施することを示すべき。コミュニティセンター等は地元区等への譲渡などを進めるとしているが、地元が譲渡を受けるのは難しいのではないかなどの御意見があり、幅広くさまざまなお考えをお伺いすることができました。  今後とも、公共施設の再配置について市民の皆さんの理解を深める努力を重ねるとともに、いただいた御意見につきましては計画の策定に生かしてまいります。 ○議長(平野明彦君) 再質問に入ります。3番、三木千明議員。 ◆3番(三木千明君) 高橋市長、御答弁ありがとうございました。ただいま高橋市長より、安心して暮らしやすい富津市づくりのうち、安心して暮らしやすい富津市づくりのための公共交通について、また、安心して暮らしやすい富津市づくりのための公共施設再配置についてそれぞれ御答弁いただいたところであります。  それでは、再質問に移らさせていただきます。  富津市地域公共交通網形成計画は、富津市として課題となりますけれども、公共交通を必要とする人のためのものであること、公共交通というバトンを次世代につなぐため、持続可能性を確保するものであること、この2つの考え方を基本とし、市内及び市外とのアクセスなどの移動手段の確保について、まちづくりとの連動や市民、地域、交通事業者、行政及び関係団体の多様な主体が連携し、将来にわたって持続的かつ安定的に安全安心な公共交通を維持、充実することを目的としております。  加えて、全国的にいわゆる高齢者ドライバーによる事故などが相次ぐ中、高齢化が加速している我が市においても安心して運転免許証の自主返納をしていただくための担保であり、それらを促進させるための施策の一部になると私は解釈しております。  そこで、次の3点について伺います。  本市の65歳以上の高齢者による交通事故の発生状況はいかがでしょうか。どうなっていますでしょうか。  また、本市の65歳以上の高齢者の運転免許証の返納実績はどうなっているでしょうか。  3点目に、本市における運転免許証の自主返納を促す施策はどのようなものがあるのか。3点、お答えいただければと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  まず初めに、富津警察署管内における交通事故発生件数は、本年1月から7月末までの間67件発生しております。そのうち65歳以上の方の運転によるものは22件発生しております。  次に、運転免許証の返納実績につきましては、本年1月から7月末までの65歳以上の自主返納者は120人となっています。  次に、運転免許証の自主返納を促す施策といたしましては、タクシー運賃助成事業を7月から実施いたしております。申請者からは、「これを機に運転免許証を返納する決心がついた」との声などもいただいているところでございます。  また、日東交通では運転免許証を返納し、運転免許の取り消し通知書の交付を受けた65歳以上の方を対象とした半額で路線バスに乗車できるノーカーサポート優待証制度を実施いたしております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明議員。 ◆3番(三木千明君) ありがとうございました。やはり私もさっき申し上げたんですけれども、視力的なことですとか、あと反射の関係などから、先ほどはテレビでもよく取り上げられております、いわゆる高齢者ドライバーの運転免許証の返納については、やはり特に自家用車での移動というのが中心となっている富津市においては、代替措置が確保されているというのがひとつの大きな運転免許証の返納のきっかけになる。先ほど御答弁いただいた中でも、これを機に運転免許証を返納する決心がついたというようなこと、これも本当に赤裸々な意見じゃないかなと思っております。そういった意味では、直接的にタクシーの運賃を助成する事業ですとか、あと運転免許証を返納された方に対してのサポートの優待証というのがあって、バスが半額で乗れるなどというのはかなり有効なものであるなと感じるところであります。  そこで、ただいま御答弁いただいた、ことし7月から運用開始された富津市タクシー運賃助成事業について、私も市民向けの告知等のPR、こういった資料を拝見したんですが、改めてこの概要について伺います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  タクシー運賃助成事業は、タクシー運賃の負担軽減を図り、利用を促進するため、市民がタクシーを利用する際、1回の乗車につき500円を助成するものでございます。また、利用券を持っている方同士で相乗りした場合、それぞれの方が利用券を使用することができます。  対象者は、65歳以上の高齢者及び障害者等で、運転免許証を保有していない方並びに出産予定日の前4カ月と後2カ月の間の妊産婦としております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明議員。
    ◆3番(三木千明君) ありがとうございました。私の地元大貫地区や、また吉野地区、一帯として私は大貫だと考えておりますけれども、この地区では大佐和タクシーさんが名乗りを上げてくださり、タクシー事業を再開してくれた、そういった背景を含め、このタクシー運賃助成事業は、「助かるね」「ありがたいね」という声を何人もの方々から伺っております。  先ほどちょっと市長の答弁にもあったんですけれども、そんな中で申請状況、申し込みがあった状況、それの総数と、いわゆる富津、大佐和、天羽、この3地区での申請状況がわかれば、お答えいただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  申請状況ということでございますが、7月受け付け分までの申請者のうち、該当にならない方を除いた登録人数でお答えいたします。  地区単位の登録人数は、富津地区474人、大佐和地区418人、天羽地区130人、計1,022人でございます。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明議員。 ◆3番(三木千明君) ありがとうございます。先ほど市長のほうからも答弁の中で正式なものが上がっておったですが、延べで1,022人、登録人数があると。地区別ですと、富津地区が474人、大佐和地区が418人、天羽地区130人、ちょっと天羽地区が少ないかなと思うんですけれども、地区別の状況ですとか総数というのは、今把握できました。  そこで、可能であれば、年齢別の申請状況というのがおわかりですか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  登録者の年齢分布は、65歳未満が45人、65歳以上75歳未満が148人、75歳以上85歳未満が573人、85歳以上が256人、計1,022人でございます。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明議員。 ◆3番(三木千明君) 年齢別、お答えいただきありがとうございます。ちょっとこれ注目していなかったんですけど、この65歳未満というの、これ確認です。65歳未満の方が45人いらっしゃると。これは、いわゆる先ほどの運転を予定日の前4カ月と後2カ月の妊娠されている方ですとか、あと障害がある方、もちろん65歳からがこれタクシー事業の対象になっていますんで、この45人、65歳未満で45人の方が、そういった方たちがということでよろしいですか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答え申し上げます。  うちのほうで把握しておりますのは、妊産婦の方で登録となっておりますのは2名いらっしゃいます。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明議員。 ◆3番(三木千明君) これね、突然で申しわけなかったですけれども、妊産婦の方2名、せっかくの制度ですので、やっぱりだんだんおなかが大きくなってくると、シートベルト締めるのも難しいだとか、いろんなことがあると思いますので、もうちょっとこれが広まるといいなと率直に感じたところであります。  さて、さまざまな要因などから富津市にはもちろん生活保護受給をされておられる方々がいらっしゃいます。その上で、生活保護を受給するようになると、いろいろな制限を守らなければならなくなり、車を所有することもその制限の一つと言われております。  生活保護を受けていながら車を保有することは可能でしょうか。原則として車の保有は認められませんけれども、条件を満たせば例外的に車の所有が認められる場合もあるというのが一般的な答えだと捉えております。  それでは、どんな条件を満たせば車を所有することができるか。例えば、山合いの奥地の集落等で、人口も極端に少なく、公共交通機関の空白地区などに住んでいて、車がないと生活が不可能に近い場合、身体に障害のある方で、通院、通学、通勤等する場合に、またはそれを送って行くなどの場合で、車以外の移動手段がない場合、自営業をしていて、車がないと廃業しなければならない場合、これはそんなにあるパターンではないと思いますけれども、そういった場合などが条件として考えられるんじゃないかと捉えております。  例えば、こういった条件などにより、生活保護受給を受けていても車の所有と運転などが可能であった方々が、高齢などを理由に運転免許証の返納などから、本件タクシー運賃助成事業に申請した場合、対象となるのでしょうか。  私は、生活保護受給者であっても、条件を満たせば対象となるべきと考えておりますが、何分にもタクシーを利用すること自体なかなかお金がかかるという見立てをされる話であります。ただ、仮に生活保護受給をされていても車の所有ができ、運転もできていたが、高齢化に伴い運転自体に自信がなくなった場合などで、公共交通に頼らざるを得ない状況になった場合、一般に利用的には高額とみなされるタクシーとその利用時の助成が受けられるのか、例えば、先に答弁いただいたノーカーサポート優待証による、これは富津市の場合です、路線バス半額制度は可能ですけれども、タクシー運賃助成は該当しないとなるのか。つまりは生活保護受給されている方は、タクシー運賃助成事業の対象になるのかどうか伺います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  対象の要件を満たしてさえいれば、生活保護受給の有無を問うものではございません。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) そうですね、安心しました。タクシー利用が高額と思われていても、例えば生活保護受給中であっても、それはその本人がどの公共交通機関を利用するのかの判断、また、地域の情勢や必要性などから考慮し、受給の範囲内で考え、判断することを前提に、例外なくタクシー運賃助成は行われるべきだと私は考えておりました。どうなっているのかなとちょっと疑問になったので、質問させてもらった次第であります。  さて、先の答弁で、7月までで本制度申請された方が1,022人おられたとのことですが、制度が始まったばかりのところで伺うのはちょっと早計かなと思いますけれども、状況確認の上でタクシー運賃助成制度の利用状況はいかがでしょうか、お答えください。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えします。  7月に開始いたしまして、その1カ月間の利用状況をお答えいたします。  6月下旬に利用券を発送した920人のうち、利用された方の実人数は251人、延べ739人の利用がございました。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) さすがですね、1カ月の範囲とは言え、利用状況をお答えいただいてありがとうございました。  では、伺いますけれども、1回当たりの利用距離ですとか、利用金額というものは捉えられておられますでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  1回当たりの利用金額は、1,000円未満が248件、2,000円未満が276件、3,000円未満が113件、3,000円以上が37件でございます。  なお、利用距離につきましては把握できませんので、一般的な例で申し上げますと、1,000円でおおむね2.8キロメートル、2,000円でおおむね6キロメートル、3,000円でおおむね9キロメートルの走行距離となります。  なお、先ほど御質問のございました65歳以下の、妊産婦の数は申し上げましたが、それ以外に障害者等につきましては、約30名ほどの登録がございます。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) ありがとうございます。今、利用状況とその利用された方の金額ですとか距離ということをちょっと伺ったところなんですけれども、ちょっと私、これ一番関心があったんですけれども、タクシー利用するに当たっての、乗車される方の目的、例えば通院である、例えば買い物のため、または電車利用のため駅まで行くのにタクシーを使うんだよと、そういった利用目的というのは捉えられておりますでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  利用券を使用する際には、利用券の利用目的欄へ3種類ほど記載するようになってございまして、1つが通院、1つが買い物、もう一つがそれ以外、このいずれか一つに丸を記載していただくことをお願いしてございます。  7月の延べ利用者739人中、通院で利用された方は365人、買い物で利用された方は241人、その他115人、未記入は18人でございました。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 今の御答弁で、対象の方がタクシー利用された際に、利用券の利用欄でしたっけ、そこに1番、2番、3番なのか、通院、買い物、それ以外と3つ項目を示して、どういった利用目的でということで印をつけてもらっているということでありますけれども、今、まさしく世はビックデータ時代と言われております。それらのデータというのは、富津市にとって今後生かせると思います。  また、このタクシー運賃の助成事業について、かなめとなるような情報だと思いますので、今後に生かせられるように、継続してそれらのデータの管理と活用は努めていただければと思っております。  さて、タクシー利用助成制度の、利用後の各タクシー会社さんへの行政機関からの精算方法というのはどうなっているんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  タクシー事業者は、1カ月分の利用券の枚数を取りまとめまして、翌月の5日までに市に請求します。  市は、請求書に記載された金額と利用券の枚数及び内容を確認いたしまして、不備がなければ事業者へ月末までに請求額を振り込みいたします。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) ありがとうございます。ことし6月に行われた富津市地域公共交通会議では、交通系ICカードの導入の推進について扱われておりました。具体的には、市内を運行する路線バス全車両にICカード、これは具体的にはPASMO、この機器更新を2020年に予定しているとのことでした。  ここで一つ紹介させてください。群馬県前橋市のタクシー運賃助成制度「マイタク」の利便性向上のため、市はマイナンバーカードを活用した全国初の実証実験を約2カ月間にわたって行った。マイナンバーカードをタクシー車内にあるタブレット情報端末にかざすだけで本人確認や運賃計算などができる。タクシー会社の負担軽減と行政効率の改善も図り、カード普及につなげる策である。マイタクは高齢者を対象として利用登録を済ませると、登録証と利用券が交付される仕組みであり、利用者は運賃の補助を受けられ、助成分をタクシー会社が市へ請求する仕組みであると。ただ、利用するお客様からは好評なんですけれども、券などを必ず提示しなければならない点が面倒で、利用者とタクシー会社、市にとっても課題であった。これは先行してタクシー運賃助成事業に取り組んだ群馬県前橋市の課題と対策を取り上げた産経新聞地方版の記事の内容であります。  いわゆる公共交通対策における解決策としては、ひところ沸き立ったデマンド交通の採用、取り組みについて私は否定的で、考え方としては各地域において自家用有償旅客運送を行うNPOなどによるサービスの提供、自助共助に類する意味での互助による有償に当たらない輸送、国の勧める自動運転技術の試験先として名乗りを上げ、実証実験かたがた自治体の予算と技術をお金をかけずに利用する、またそれが限定区間地域であっても最先端の実証実験先として場所を提供し、問題解決の一環としていく、これら3点を問題解消の本丸として私は考えております。  路線バスのいわゆるハブ化を行い、鉄道や高速バスなどを円滑に連携させていくことも重要であり、取り組むべきと思いますけれども、富津市においては海岸部、山間部、工業化の地区、ただでさえ広い市域、利用者そのものの減少などを考えると緻密に、そして大がかりに時間をかけ、事業者の理解と財政負担を確保して取り組まねばならない壮大なスケールの話になる、このようなそれぞれ超えなければならない壁などが多くあり、容易に実現に結びつかず、時間がかかることであることは承知しております。  ただ、その大きな目標に向かって、その間においてやれることは実行していく。今回のタクシー運賃助成事業の実施は、即効性と実効性、ともに効果が顕著に見られ、利用する側にも大変わかりやすく、使いやすい施策であると評価しております。  当然ながら利用実数が多くなった際の財政負担やタクシー事業者への車両増備等、現在各JRの駅を基地としている事例が多い中で利用が広まった場合、基地拠点の拡大など課題となることがこちらでも多々あるのは事実ですけれども、市民生活の向上につながる確信のあることはまず実行し、運用上で見えてきた課題は順次対応していく。今、富津市で生活されておられる皆様に、富津市は住みよい、住んでよかった、不便じゃない、そういったことを実感していただくため即効性のある施策であると捉えております。  その上で、本件タクシー運賃助成事業が利用者である市民の皆さんのみならず、タクシー事業者も決済等が効率よく行えるようにして、また、市でも課題となっているマイナンバーカードの普及、このマイナンバーカードについては、今後国の考え方として身分証明の役割、保険証や運転免許証の役割を持たせる、そんな構想があることを想定しているという話も伺っておりますので、富津市においてもマイナンバーカードの普及促進、それを目的に2020年度予定の路線バス全車両にICカードの機器を更新するだけでなく、この際富津市タクシー運賃助成事業関連のタクシー会社各社に協力を求め、タクシーに情報端末を配備していただき、登録証のかわりに利用者はマイナンバーカードを活用してタクシーの情報端末に読み込ませることで本人確認、また、運賃計算などができる方策、そうすることで利用者は運賃の補助を受けられ、助成分をタクシー会社が市へ請求する仕組みを構築し、タクシー会社の負担軽減と行政効率の改善も図り、カード普及につなげる策を私は提言させていただきたいと思います。  また、そうすることでタクシー利用券の電子化も可能と考えられますので、紛失や郵送時の料金負担の軽減も見込まれると考えております。  まだ始まったばかりの本助成制度ではありますけれども、私のみならず市民の皆さんの評価も上々であります。より利用者も事業者も、そして行政も負担軽減につながる見直しを意識しつつ取り組まれることを期待し、その一例を提言申し上げ、富津市タクシー運賃助成事業についての再質問を終え、次の質問に移らさせていただきたいと思います。  公共交通にかかる再質問のうち、次はいよいよ来月、10月1日より高速バスストップが運用開始されるとのことですけれども、当該バスストップに停車するバスの運行経路、そして各便数、おわかりでしたらお答えいただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  富津浅間山バスストップの開設に伴いまして停車する路線は4路線でございます。それぞれ路線別では房総なのはな号、これは白浜東京線、これが往復で23便、この23便というのは片道を1便と数えたものでございます。館山新宿線が往復で22便。南総里見号、館山千葉線が往復で46便、館山羽田空港・横浜線が往復で16便となりまして、合計で107便が停車する予定でございます。  なお、南総里見号、館山千葉線におきましては、まず下り方向で、例えば富津浅間山バスストップで乗車して、途中駅のハイウェイオアシス富楽里や館山駅前などで降車すること、また、逆に上り方向で館山駅などから乗車し、富津浅間山バスストップで途中下車することも可能となっております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 我々、資料もいただいてましたんですけれども、大分飛躍的に路線、また便数も多くなったなと、ありがたいなと思っております。  さて、現状富津市内を経由する高速バスは、例えば上り線では、館山から出て、高速を使って富津市内に入ってからは竹岡インターで高速道路から国道127号線へ出て、その127号線上の竹岡及び上総湊駅前の2カ所を経由して再び富津中央インターから高速道路に乗り、各目的地へ向かうわけでありますけれども、高速道路上にバスストップが設けられる今後、この高速道路から国道に下りる、そして乗降させてまた高速に乗り直しをして目的地に向かうというこのルートはどうなるんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  現状の国道127号経由の房総なのはな号は、上り16便、下り15便の往復31便を運行しておりまして、バス事業者との協議では、富津浅間山バスストップ開設後も同様の運行経路、便数の予定となっております。  今後は、開設後の利用状況の推移を見ながら、必要に応じてバス事業者と意見交換してまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 現在、高速バスストップまだ運用されてないんで、現状で言う館山のほうから出て、なのはな号ですから白浜東京ですか、こちらにいる房総なのはな号が高速道路から富津市へ国道に下りて、竹岡上総湊で高速バス利用者を乗降させ、そしてまた再び高速道路のり直すと。  ただ、国道とはいえ、特に竹岡の停車先は片側一車線の非常に狭い道路であります。バスの乗降で停車されることと、例えば年度末で道路工事などが重なるといろいろと不都合の多発する箇所であります。  そこから乗降されている方の定期券の関係ですとか、年度途中で運用が開始されたということも含めて、さまざまな理由があると思いますけれども、本来私は高速バスストップが完成し、運用されたのであれば、高速道路から下りて一般道路のところで高速のバスの停留所があって、そこにお客さんを乗降させて、また高速に乗り直す、こんなイレギュラーなルートを通る路線は、私は見直すべきだと思っております。バス運行事業者だって予定時刻の運行に支障が発生する、多分嫌がっていると思います。その解消のためだけとは思いませんけれども、今回高速道路上にれっきとしたバス乗降場ができたのですから、総合的な利便性向上のためにきちんと話し合いを行い、改善すべきだと思っております。今後も継続してそこら辺をバスの事業者さんとも協議していただければありがたいと思っております。  さて、今回富津市において運用開始の高速道路上のバスストップ、既に木更津市に同様の羽鳥野バスストップがあるんですけれども、後発にあたる富津市の当該施設では、後発ならではの特色のようなものはありますか。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  富津浅間山バスストップには、羽鳥野バスストップにはない97台の無料駐車場を併設しております。  また、カーシェアリングサービスなどの二次交通を導入し、利用者の方々の利便性向上に努めてまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 大分大型の無料駐車場があるということと、多分ここいらであんまり、都心のほうに行くとあるんですけれども、カーシェアリングのサービスが導入されるということ、ちょっと期待せずにはいられないんですけれども、ただその駐車場が決して人通りの多い先ではないと。また、すぐ脇を通る国道465号線からも高速道路またいでちょっと奥まったところにある、そういった背景からすると、夜間の防犯、安全対策はどうなっているんでしょうか。当然、これ、通勤で高速バスストップ使うというと、想定としては、朝、その駐車場に置いて、こちらから離れて、帰ってくるのは夕方から夜、その間大分とめるということになると思いますので、例えば夜間を含めた防犯、安全対策どうなっているのか伺います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  駐車場周辺の防犯、安全対策につきましては、まず照明灯を駐車場全体に8基、バスストップまでの経路及びプラットホームにも設置し、夜間においても安心して利用できるようにいたします。  また、防犯カメラを駐車場に6基、バスストップまでの経路に4基、高速道路上のプラットホーム付近に2基の合計12基を設置し、利用者の安全と犯罪の抑制に努めてまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 防犯カメラの設置を中心にして大分そこら辺の対策も促すということで安心したところであります。  さて、これは過去にも何度かこの場で、この場でというのは質問という形であったところでありますけれども、今回の高速バスストップまでの路線バスの乗り入れの予定というのはあるんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  過去の交通事業者へのヒアリングでは、バスストップまでの路線バスの運行の可能性について確認したところ、やはり採算性の低い新規路線の運行認可は難しいとの回答を得ております。  しかしながら、バスストップ開設後の状況等を踏まえながら、必要に応じてバス事業者と意見交換をしてまいることもあろうかと思います。
    ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 残念ながら、年々使いづらいダイヤ編成になっていく内房線であります。また、かずさ四市で唯一東京行きだけだった富津市発着の高速バス路線が先に答弁されたとおり新宿、千葉、羽田空港、そして横浜へとルートが大幅に拡大され、市民の利便性向上のみならず、派生するさまざまな波及効果が今後期待されるものであることは間違いがないことだと捉えております。  富津市外の高校へ通学される学生を中心に、同じく市外の通勤や通院、買い物等で鉄道を利用される方々のため、JRの利便性向上に向け、要望ほか働きかけは継続して行わなければなりませんけれども、これだけ行き先が多様化される高速バスの乗り場が市内にできたわけであります。  また、先ほど申し上げたとおり、私は持論として現在の白浜から出て、千葉に向かうような路線の高速バスが、富津市に入ったら一般道に下りて、国道に下りて、それからまた高速に乗り直すというこのルートを見直すべきだと、その背景にはやはりこの高速バスストップ、高速道路上のバスストップにどれだけアクセスする、利便性のあるアクセスを確保できるか。  つまりは、路線バスの乗り入れということがなければ、ちょっと今後の市内の公共交通網の形成上の戦略的展望と次の一手は打てないと私は断言するところであります。  市内在住の市民の方のみならず、観光等で高速バスを利用して、例えばじゃあ富津市にみえられた方々は、高速バス降りてからどうするんですかね。カーシェアリングだけで用が足りるんでしょうか。  また、代表的なマザー牧場まで、またここのところ入り込み数の多い新舞子海水浴場まで歩いて行くんですか、新舞子のところまでバス出てないですけれども、それこそタクシー使いますか。このタクシーの待機がなされるかどうかも未確認でありますけれども……。  昨今、ひそかなブームとなっております路線バスの旅、こんなローカル気分も相まって最低でも路線バスの乗り入れがないと、しつこいんですけどせっかくの高速バスストップを設けた効果は半分以下になってしまうと考えております。私個人のみならず、会派として早急に路線バスの乗り入れについて検討いただきたいと、この場を借りて強く要望するものであります。  公共交通会議の場を初め、あらゆる場面を通じてぜひともこの路線バスの高速バス乗り場への乗り入れについては、市として本気で取り組みをお願いしたい、そう考えるわけであります。  質問に移りますけれども、富津市内に高速バスストップが設けられること、運用が開始されることの周知が、私は徹底して肝心だと思っておりますけれども、周知広報の活動はどのように行っていきますでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  9月号の広報ふっつに、富津浅間山バスストップの開設並びに停車する高速バスの運行路線及び便数について掲載いたしました。  引き続き広報ふっつや市ホームページ、公共交通ニュース等の活用によりまして、周知に努めてまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) そうですね、これ以外の方法というのも考えられないことはないと思うんですけれども、ちょっとここでは控えさせていただいて、じゃあ今回この高速バスストップが運用開始されるということで、市民の皆様方に示す時刻表はあるでしょう、ないことはないと思うんですけれども、時刻表関係について、どのように扱っていくのか。  例えば木更津市などでは、市のホームページに高速バス時刻表のバナーが設けられているといった便利な対応されているんですけれども、富津市ではどのような対応を考えているんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  現在、市内を運行する高速バスの時刻表は、市ホームページのトップページに記載しておりますが、よりわかりやすくなるよう工夫してまいります。  なお、富津浅間山バスストップに停車する時刻表が公表され次第、掲載してまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 例えば、東京方面に行く場合というのは、基本私はいわゆる金田のバスターミナル、あそこに自家用車で行って、車をとめて使うパターンが多いんです。なぜかというと時刻表を見なくても本数が圧倒的に多いんで、時刻表で確認しなくても、あそこに行って5分、10分待っていればバスが来るということであるんですけれども、富津市のこの高速バスストップを通って行くバスの便数とかというものを見ると、やはり現在のJRの利用と同じで、時間を見てそれを目指してあそこにいるという形にならざるを得ない。  そうなると、大体皆さん、今、普及がどれぐらいいっているかわかんないですけど、スマートフォンを見て、ということが多いと思います。もちろん、スマホの環境の整ってない方ですとか、時刻表をきちんと手に持って行くような方もいると思うんで、ここら辺の市民の皆さんにここから何のバスが出て、何時にここに来てということは、明確に示していただくことを期待するものであります。  また、この高速バスストップとは直接関係ないんですけれども、お隣の南房総市では、地元の企業さんなどがつくる旅行商品の営業ですとか、打ち合わせ時の移動等で利用する小型のバス、この小型バスの車体に地びき網体験や花摘み、ビワ狩り、海女さんやツチクジラなどが描かれたラッピングカーを導入したそうです。富津市に劣らず広い市域を持つ南房総市を、この車両が再三にわたって移動する際、そういったことを活用し、動く広告として、また、市外各所へ営業や打ち合わせ、お客様の送迎等でこの車両が動くとき、とにかく移動する際の時間や場面を有効に活用し、視覚的にPRすることが目的であると伺っております。  その他民間でのラッピングバスの導入等でも、その効果は大きいとのことから、ぜひ富津市でも動く、そして移動する広告として、高速バスストップの開設や市のPR等、路線バスなどにラッピングを施すなどを検討されてはどうかと考えております。  もちろん先ほど御答弁いただいた広報活動、市の広報誌やホームページ、区への回覧板なども有効ですし、活用されるという御答弁もいただいたところでありますけれども、ただ、これだけの富津市の近年において大変ビックニュースだといっても差しさわりのないこの高速バスのバスストップの開設、これが設けられ、市民の皆さんの利便性の向上、富津市に住んでいても決して都心などへのアクセスに難がない、むしろ楽だと感じていただける自信ある施設の開設については、極端に言えば4万3,000富津市民もれなく、もしくは隣の鋸南町の方々にさえ完全に伝えたいことだと個人的には思っております。  お金がかかっても、現行路線バスの車体に市のPR、特に高速バスストップの開設のお知らせを施したラッピングバスを導入する、そのほかにも例えば交通安全週間などで主要道路等に設けられる横断幕、これを用いて富津市に高速バスの停留所が設けられた、また、例えばこの市役所の庁舎に懸垂幕を設けるだとか、そういったことまで私はやってはいかがかなと思っております。  せっかく高速バスストップという施設を設けても、無料の駐車場を設けても、知ってもらって使ってもらわないと全く意味がない。そのためには徹底して知っていただく、知らせる、そこから話が始まると思っております。もちろん高速バスストップの運用開始後でも構わないと思います。ただいま申し上げました周知に向けての3点、例えばラッピングバス、横断幕、懸垂幕、検討されたらいかがかなとお伝えして、次の質問に移らさせていただきたいと思います。  続きまして、安心して暮らしやすい富津市づくりのための公共施設再配置についての再質問に移ります。  私自身も何カ所か市民説明会場に出向いて傍聴させてもらったんですけれども、例えば再配置後、統合された学校施設の再利用についての見解や方向性など市民の皆さんから問われた際、質問があった際に、市としてまず地区の意見や要望など伺っていくといった説明にとどめ、具体的な内容などは即答していない場面が多かったように見受けられます。私としては、例えば今例に挙げた学校施設などは地域コミュニティーの中核となる公共施設であったことなどから、行政サイドが一方的に方針を押しつけるのではなく、非常に丁寧な対応だと感心して捉えているところですけれども、具体的な内容などは即答しなかったというその意図は何かあるんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  市民の皆様にとって身近な公共施設の再配置は、行政のみで考えるのではなく、市民の皆様に市の現状と考えを知っていただいた上で、さまざまな御意見をいただきながら進めていくことが重要であると考えております。  公共施設再配置推進計画の策定や個々の施設の具体的な方向性の検討に当たりましては、さまざまな機会を通じて市民の皆様に丁寧に御説明し、御意見を伺いながら慎重に進めてまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 地域の皆さん方の意見を伺って受けとめ、市の考え方などと照らして、つまりは丁寧に丁寧に進めていくということはもちろん大事だし、大変ありがたい、ぜひともそれは確実にそういったスタイルで進めていくべきだと思っております。  とはいえ、これ、私が調べたところですと、そもそも国からの要請等もあって公共施設の再配置、また検討ということが行われていると思うんですけれども、そういった要請があったという背景がある中で、全体の構想やスケジュール感に支障はないんでしょうか、ここまで丁寧にやってです、そこはどうですか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  現在、6月に実施いたしました市民説明会や意見募集等により市民の皆様からいただいた御意見の取りまとめを行っております。  いただいた御意見を踏まえまして、再度検討し、公共施設再配置推進計画の案を作成いたします。  そして、この計画案についてのパブリックコメントを実施し、計画を決定していく予定でございます。  国の要請により策定いたしました富津市公共施設等総合管理計画に基づきまして、公共施設等の維持管理、更新等を着実に推進するため、できる限り速やかに計画の策定を進めてまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) そうですね、やはりもともと長らくそこの地区等にあった公共施設がなくなるということ、仮に見直しが図られるですとか、統合されるですとかということがあった場合、やはり「いやいや、ないよりあったほうがいいよ」ですとか、「それは地域にとって重要だ」と、場合によっては感情的に一貫しての反対意見が出てくることもあろうかと思います。これは、当然その背景を考えれば、想像ですけれども、そういったことが出てきてもいたし方ないと思える部分もあるわけですけれども、ただそれらを含めて行政として強硬ともいえるような意見、一貫してただ単に「もうこれは必要だ」と言ったりとか、「なくなったら困る」というような、こういった強い強硬的な意見が出てきたときは、ちょっと答えづらいかもしれないですけれども、市としては対応をどう考えていらっしゃいますか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  市民説明会や意見募集においていただいた御意見のほかにもさまざまな御意見があろうかと思いますが、個々の施設の具体的な方向性の検討に当たっても、さまざまな機会を通じ、市民の皆様の意見を丁寧に伺い、公共施設の再配置について市民の皆様の理解を深める努力を重ねながら、できる限り多くの方に納得していただけるような形で進めてまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 私、冒頭にも申し上げましたけれども、大げさに言うと、これ、誤解のないようになんですけれども、たたき台を持っての説明会をやったときに、行政として、皆さんが質問どうぞと言って質問されたにもかかわらず、ちょっと歯切れの悪い答弁に終始したんだなというふうに、ちょっとじれったさを感じたんです。  というのは、当然皆さんがそれだけ関心があって、こういう機会を通じてあった施設が仮になくなったらどうなるんだ、具体的にはもう小中学校の再配置ということでは、具体的に今後の利用をどうするんだということが、皆さん最大の関心事になっているところがある。  ただ、それについて、まず行政として、私もその場でちょっと歯切れ悪いなと思いながらも、よくよく話を聞いていくと、皆さん方の意見をきちんと拝聴して、受けとめて、市の方向性とどう照らし合わせていくかということのための御意見を伺う場であったということであれば、そこで即答できなかったということもやむなし。  場合によってはそれが後手に回っているというふうな批判めいたことを行政サイドに対して感じる方もいらっしゃるかもしれませんけれども、やはりこの進め方の手順としては、私は間違っていないと思いますし、これからも今御答弁いただいたとおり、やっぱりあったものがなくなる、それが富津市の元気のなさを象徴するようなイメージを与えないためにも、その地域の皆さん方の御意見をきちんと真摯に受けとめながら、どうすべきかということを慎重に事を進めていっていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。  続いて、公共施設の再配置についてのうちで、具体的に来春から実施される小中学校の再配置、その中でも統合される学校のことについて伺いたいと思います。  実質まず統合校の開校まで半年になったわけであります。時間をかけて丁寧に説明等を行い、方向性に一定の理解を得た上で、諸準備等順調に進んでいると思うんですけれども、特に公募など広く内容などを伺い進めていると考えられる新しい学校の校歌ですとか、制服、これらの定めですとか、進捗状況はどうなっていますか。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  天羽小学校、大佐和中学校、天羽中学校3校とも校歌、校章は決定いたしました。  大佐和中学校のジャージ及び女子の制服につきましては、ほぼデザインが決定しております。  天羽中学校の女子の制服につきましては、天羽東中学校の制服とデザインがほぼ同様であるため、変更の予定はないと聞いております。ジャージについては、現在最終デザインを調整中とのことでございます。  なお、新しい制服等につきましては、新1年生から着用する予定としております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 時間的に早口でありがとうございます、助かります。私、この小中学校の再配置の計画が出されたときに、さすが富津市の教育部だなと、教育委員会だなと思ったことがあります。これはおべっかじゃなくて、それは何かといいますと、統合されて、今まで具体的に言えば、竹岡の小学校にいた子が今度新しい小学校のほうで新年度を迎えると、そういったことを考えて、いわゆる事前に生徒間の交流を行って、いきなり行ってみんながしどろもどろにならないように、少しずつ友達の感覚を持ってもらいながら新しい学校で新年度を迎えようということで、事前の不安解消の対策としての交流事業を行うということが、僕はこれすごくいいことだなと思ったんです。それで言っちゃうと、ちょっと私も答え言っちゃったんですけど、児童生徒の不安解消についての取り組みというのは、それらを含めてどうなっているのか、また、これは生徒、児童間に限らず、教職員の先生方も含めた交流事業の実施状況等があれば伺いたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  統合する中学校では、1、2年生が5月に合同の校外学習を行い、交流を深めました。  また、それ以外につきましても学期に1回程度交流授業を行い、交流を深めてまいります。  小学校につきましても、学年ごとに交流授業や合同の校外学習などを計画し、交流を深めてまいります。  また、各学校とも教員の合同会議等を定期的に開催し、統合に向けて準備を進めております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) ありがとうございます。残り30秒です。1点だけ端的にお答えください。1年前の平成30年9月定例会において、同じく会派代表質問時に、トイレの洋式化整備等について伺いました。具体的には新しくなる大佐和中学校、この関係のことについて伺ったわけでありますけれども、その際に平成32年度にトイレの洋式化等々行う予定であるという答弁があったんですけど、計画に変化はありませんね。 ○議長(平野明彦君) 時間です。では、この答弁をもって終わりたいと思います。答弁お願いいたします。  教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  来年度以降存続する小中学校11校のトイレにつきましては、設備の老朽化及び家庭等における洋式便器の急速な普及に伴う対策といたしまして、来年度までを期限とする国の国土強靭化関連事業を活用いたしまして、学校の状況に応じましてトイレの全面更新及びその洋式化率を引き上げる改修を実施したいと考えているため、今9月定例会にその設計費を計上させていただいております。よろしくお願いします。 ○議長(平野明彦君) 以上で、三木議員の質問を終わります。  これをもって、自由民主賢政会の代表質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。会議の再開を午後1時40分とします。                  午後0時41分 休憩           ────────────────────────                  午後1時40分 開議 ○副議長(岩本朗君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  私から報告をいたします。議長は退席しましたので、地方自治法第106条第1項の規定により、私が議長の職務を行います。           ────────────────────────                  高木一彦君の代表質問 ○副議長(岩本朗君) 市民の声の代表質問を許可します。  質問時間は、富津市議会申合せ事項により、答弁及び関連質問を含めて90分以内となっております。  なお、関連質問は会派代表質問通告者が質問を終了した後発言を許可しますので、念のため申し添えます。  4番、高木一彦君の発言を許可します。4番、高木一彦君。                 〔4番 高木一彦君登壇〕 ◆4番(高木一彦君) 皆さん、こんにちは。議席番号4番、市民の声の高木一彦でございます。本日は、一般質問の中で代表質問をさせていただきます。  さて、9月1日は防災の日でした。各地で防災訓練が実施されたわけですが、千葉県内でも九都県市合同防災訓練というものが船橋市で実施されました。私は所用で行けなかったのですが、現地を視察してきた仲間たちの報告を聞きますと、大変有意義な訓練だったようです。  今回の訓練は、大規模地震の発生を想定した訓練を行い、自助、共助、公助による地域一体となった防災力の向上を図ることを目的としており、約5,000人の参加があったそうです。  この訓練には、安倍総理も出席されまして訓練の閉会式に、災害に打ち勝つために大切なことは、国民一人一人がみずからの命はみずからが守るという意識を持ち、防災気象情報を踏まえた適切な避難行動を心がけること、そして平素からいざというときへ備えをしっかり整えておくことであります。  本日行われたような実践的な訓練は大変重要なことでありまして、こうした訓練を通じて地域の皆様と防災関係機関が強いつながりを持ち、自分の住む地域にはどのような危険があるか、発災時に、具体的にどのような行動をとるべきかということについて理解を深め、災害への備えを確かなものにしていただきたいと思いますと述べられたそうです。  先日、佐賀県の豪雨被害がございまして、油の流出等あり、非常に大変な思いをしているということでしたが、支援に向かおうとしていた仲間から、県外のボランティアの募集が今ほとんどされてなくて、行っても受入態勢ができてない状態だということで、むだ足になってしまう可能性があるので断念したということでございます。
     現地の市議会議員の報告ですと、被災者の避難所生活も疲労の色が濃くなっていますが、支援物資も届き、現地のボランティアの方々と助け合いながら、徐々にではありますが復旧に向けて動き出しているということでした。被害に遭われた方々が、一日でも早く普段の生活に戻れるようお祈り申し上げます。  それでは、質問に入らさせていただきます。今回は、表題3つ、公共事業の入札について、子供たちの未来のために、富津市の防災について質問させていただきます。  まずは表題1、公共事業の入札についての中から、1、庁舎中長期保全計画についてお聞きいたします。  今回質問するに当たりまして、市民から入札に関する疑問の声をお聞きいたしました。入札するに当たりまして、入札価格を算出するための資料が不十分なのではないか、どんな根拠で予定価格を算出したのか皆目不明であるということでした。  私自身も建設業界で長く仕事をしておりますので、公共事業の入札にかかわる金額を算出したことはございますが、確かにあいまいで予想でしか算出できないような案件もあり、その都度設計事務所や建設会社に問い合わせた記憶がございます。  やはり、そういった場合ですとどんなことがあっても対応ができるように、どうしても金額は高くなってしまうところではありますけれども、実際それでも大丈夫なのか不安のまま提出したこともございました。  そこで、現在入札が終わった直近の事業で、重要な事業でございます庁舎中長期保全計画についてお聞きいたします。この事業についての概要の説明をお願いいたします。  続きまして、表題2、子供たちの未来のためにの中から、空調設備についてお聞きいたします。  全小中学校に空調設備が完了し、議会でも視察に行って確認いたしましたが、改めて設置に当たって御苦労されたこと、設置後の生徒や児童、学校からの声等ありましたら、その辺につきましてもお聞かせ願います。  続きまして、子供の居場所づくりについてお聞きいたします。ここのところ、全国的に課題となっております子供の居場所づくりというところですが、富津市内でも学童保育クラブが9クラブ活動しており、常任委員会や全員協議会で議論がなされたところでございます。  また、放課後ルームという事業もスタートするということで、もうしてるということですね、子供の居場所づくりが着実に進んでいるところということだと思います。そして、現在改修を進めている仮称地域交流センターがオープンすることにより、より一層充実したものになるのではないかというふうに考えております。市長の考える子供の居場所づくりとはどんなものなのか、改めてお聞きいたします。  続きまして3番目、富津市の防災についての中から、自主防災組織についてお伺いいたします。  組織率100%に向けまして、自助、共助の重要性、自主防災組織の必要性を周知してるとこと思いますが、基本的な姿勢、考え方、また現在の設立状況についてお答えいただきたいと思います。  以上で1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。 ○副議長(岩本朗君) 高木議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 高木一彦議員の御質問にお答えいたします。  初めに、公共事業の入札について、庁舎中長期保全計画についての御質問にお答えいたします。  入札につきましては、関係法令を遵守し、公正に執行しているところであり、今回、指名競争入札により策定業務委託を発注した庁舎中長期保全計画は、市役所本庁舎等の老朽化によるふぐあい箇所等について調査等を行い、今後の改修工事の設計に必要となる基礎的事項を取りまとめ、中長期にわたる改修について計画を作成するものです。  次に、子供たちの未来のためにのうち、空調設備についての御質問にお答えいたします。  今回の設置に当たっては、リース方式により設置までの期間を短縮し、6月から供用開始できたところであり、また、リース後の空調設備を今年度中に取得することによって、国庫補助金及び起債を活用できる見込みであります。  空調設備の設置により、学校からは熱中症予防効果とともに児童生徒の集中力が高まり、より一層落ち着いて学習に取り組めるようになった。夏休み期間中でも学習活動ができるようになったなどの報告を受けています。  次に、子供の居場所づくりについての御質問にお答えいたします。  私は、次代を担う子供たちは、子供同士がさまざまな体験を通し、切磋琢磨し、友情を深め、地域の人との触れ合いによって、豊かな人間性や郷土を愛する気持ちが育まれるものと考えています。  子供にとって大切な居場所として、子供や子育て家庭が地域で孤立することなく、触れ合い、支え合いを実感できる場所をつくるとともに、子供の健やかな成長を願い、子育て中の人の気持ちに寄り添っていける地域社会をつくってまいります。  次に、富津市の防災について、自主防災組織についての御質問にお答えいたします。  自主防災組織は、地域防災力の向上を図る上で重要な役割を果たしています。また、自主防災組織の活動は、近年希薄になってきているといわれている地域コミュニティーの活性化へも寄与するものと考えております。  自主防災組織は、平成30年度末で67団体、本年4月以降新たに5団体が結成され、現在72団体となっております。今後もあらゆる機会を利用して、新規結成、育成・強化に取り組んでまいりたいと考えています。 ○副議長(岩本朗君) 再質問に入ります。4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) それでは、再質問に入らさせていただきます。  まずは1番目、公共事業の入札について、庁舎中長期保全計画についての再質問をさせていただきます。  入札についてなんですが、我々議員も入札について改めて理解する必要があるなと考えまして、その理解を深めていくための質問をしていきたいと思います。基本的なところなんですが、一つ一つ聞いていきたいと思います。  まず最初に、一般競争入札、指名競争入札とありますけれども、相違点など基本的なことをわかりやすく教えていただけますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  一般競争入札は、公告によって不特定多数のものを入札の方法によって競争させ、最も有利な条件を提供したものとの間に契約を締結する契約方法でございます。  指名競争入札は、資力・信用その他について、適切と認める一定数のものを指名し、入札の方法によって競争させ、最も有利な条件を提供したものとの間に契約を締結する契約方法でございます。  設計金額1億5,000万円以上の案件は一般競争入札、1億5,000万円未満の案件は指名競争入札としております。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございました。非常にわかりやすく説明していただきました。  じゃあ続きまして、関連なんですけれども、今年度の発注予定工事の一覧を見ますと、こちらのほうに通常型指名競争入札とあるんですけども、通常型というのはどういうものなんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  指名競争入札には、通常型、希望型、公募型と幾つかの方式がございますが、以前から実施をしていた一般的な方式を通常型としております。富津市では通常型で実施しており、ほかの方式は実施しておりません。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。現在は通常型しか富津市でやっていないということで、それではこの入札するに当たりまして参加資格というのがあるかと思うんですが、富津市の定めている参加資格についてわかりやすくお答えいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  市が発注する建設工事等の競争入札に参加しようとする業者は、入札参加資格の審査の申請を行い、参加資格があると認められたものは建設工事等入札参加者資格者名簿に登載され、入札に参加できることになります。  申請者が関係法令または市の審査基準で定める事項のいずれにも該当しないときは適格としております。具体的には、市との契約を締結する能力のないもの、破産手続開始の決定を受けて復権を得ないもの、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第32条第1項各号に掲げるもの、建設業法、測量法、建築士法等により業務を行う上で必要な資格を有していないもの、税金を完納していないもの、営業年数が1年未満のものなどでございます。これらのいずれにも該当しないときは、名簿に登載されることになります。  以上でございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 今参加資格についてお聞きいたしまして、名簿に登録されたものというふうになりますけれども、こちらには今何社ぐらい登録がございますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  8月1日現在で、登録業者数といたしましては3,411社となっております。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 済いません。ちょっと質問が前後してしまうかもしれませんが、この入札に当たりまして随時申請、当初申請というのがありますけど、これはどういうものなんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  入札の参加者名簿の有効期間は2年でございます。当初申請は、有効期間の初日から登載されるための申請をいい、随時申請は、有効期間内に新規、変更、追加等のため申請を行うものでございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。また大きな公共事業をやるときに、その業者もランクづけというのがされていて、それがどういう基準なのか、どのぐらいの工事で適用されるのか、また今このランクされているところが何社ぐらいあるのか、その辺についても教えていただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  格付は工事のみ行っており、その基準は建設業法第27条の23に規定する経営事項審査の項目及び基準により算定した客観点数となっております。土木一式工事、建築一式工事、舗装工事は、A、B、Cの3段階、管・電気等工事はA、Bの2段階となっております。  申しわけありません。今、登録のランク別の事業者については手元に資料がありませんので、後ほど答えさせていただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) あともう一つ、今入札について資格等お聞きしたところなんですが、今元請の話だと思うんですけども、あとそれに伴って下請とかそういうところにも社会保険等加入しているかとかそういう確認はしているんでしょうか。国交省のほうでは、加入してない業者は公共事業はさせてはならないという指針が示されているということなんですが、その辺についてもお答えいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  工事の入札参加資格申請をするものについては、社会保険の加入を条件としております。下請業者につきましては、関係書類の提出の際に社会保険の加入の有無の報告を受けております。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございました。それでは、ちょっと次の質問に入ります。  富津市建設工事請負業者等指名停止措置要領というのがあったんですけれども、これどんな場合に指名停止とかになるのか、その辺について教えていただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  建設工事請負業者等指名停止措置要領に定める指名停止となる行為は、工事事故と贈賄、独占禁止法違反行為、競争入札妨害または談合、建設業法違反、その他不正また不誠実な行為でございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) これ、指名停止となるようなことを行った業者には、ペナルティというかそういうのは何かあるんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  それを定める基準がございますが、一般的に指名停止となるものでございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 済いません。そうですね、そういうことてことですね。  続きまして、最低入札価格についてなんですが、今手元に千葉県内の地方公共団体建築設計業務委託入札制度実施状況という資料があるのですけれども、富津市では最低制限価格の制度、低額入札調査制度のいずれも採用してないようです。こちらを見ますと、木更津と君津が最低制限価格のこの制度を、そして木更津と袖ケ浦が低価格入札調査制度の実施をしているようです。  しかし、調べますとこの富津市にも富津市建設工事等低入札価格調査実施要領というのがございます。これはあれですかね、ちょっと私ぱっと見たんじゃわからなかったんですが、こちらの表に記載されてるものとこの富津市の示しているものというのは違うものということなんでしょうか。この違いといいますか、その辺についてもちょっと教えていただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  最低制限価格につきましては、富津市では全ての入札において導入しておりません。その他の制度といたしましては、1,000万円以上の工事または製造の請負において、ダンピング受注防止のため低入札調査基準価格を設定し入札を執行しています。  入札価格が低入札調査基準価格に該当した場合は、富津市建設工事等低入札価格調査実施要領に基づき低入札価格調査を実施し、契約をするか否かを調査しております。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) わかりました。ちょっとヒアリングのときにもお聞きしたんですけども、結局私が示したこの表というのがコンサルタント業務の最低制限価格ということで、富津市が示しているのは建設工事ということで、ものが違ういうことで御説明いただきまして、今答弁いただいたとおりだということで理解いたしました。  続きまして、ヒアリング時もちょっと資料を提出させていただいたんですが、千葉県建築設計6団体で要望書を提出しているんですが、富津市としてその辺についての考え方を教えていただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  千葉県建築設計6団体連絡協議会から、要望をいただいております建築設計業務の入札における最低制限価格制度の導入につきましては、県内の動向を見ながら検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。毎年提出されているというところで、やはりこれもダンピングを防ぐために必要なものだということですので、ぜひよく検討していただきたいと思っております。  それでは、庁舎中長期保全計画の入札についてちょっと改めてお聞きしたいと思います。
     こちらの入札の資料を見ますと、辞退された業者が非常に多いんですけども、こちら何か原因は把握しておりますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  入札を辞退した業者の最も多かった辞退理由につきましては、手持ち工事等が多くさらに工事等を受注することが困難であるというものでございました。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) これ、1回入札が終わって決定した後に、結局その業者ができないということで、また2回目の入札行われましたけども、こちらについて見てみますと予定価格に若干差があるんですけど、こちら何か変更点があるんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  再度入札を実施するに当たりまして、設計書及び仕様書の内容を一部見直し、変更いたしました。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 今回、この質問させていただいた経緯の中で、市民の声があったというふうに説明をさせていただいたんですけども、ヒアリングのとき建物自体の修繕箇所、把握して改修内容を提示しているということでした。どういうところを提示したのか、ちょっと具体的な内容を教えていただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  本計画の策定業務委託の内容につきましては、本庁舎ほか4棟の老朽化によるふぐあい箇所等について、現況調査及び職員等へのヒアリングを実施し、中長期にわたる改修計画を策定するものでございます。  具体的には、現場調査及び報告書の作成、改修工事の内容の検討、改修計画書の作成、概算工事費の算定を委託するもので、調査事項や計画で定めるべき事項等も含め、仕様書に記載したところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。それに伴いまして、建物自体はある程度市のほうも把握していますが、設備の改修についてはわからないので設計事務所のほうにお願いするていうことだったんですが、それに対しては市のほうではどのような要望、御指示を出しておるんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) 済いません。もう一度質問のほうお願いできるでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ヒアリングのときに、建物自体は市のほうである程度把握しているんですが、設備の改修についてはわからないので全てお願いしたいというな内容でしたが、結局これについてはあれですかね、わからないのでお願いするしかないというところで特に指示はしてないということでよろしいでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  現在、業務等進めるに当たりまして、業者との打ち合わせを進めているところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。済いませんけど、質問の最後まではっきり言わないとどうも答弁者が聞き取れてないところがあるんで。 ◆4番(高木一彦君) わかりました。 ○副議長(岩本朗君) お願いします。 ◆4番(高木一彦君) はい。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) これ、事前に渡してある質問そのままなのでちょっとあれですかね、ヒアリングのときと若干ニュアンスが違っていましたかね。ヒアリングのときには、先ほど言いましたけど、建物自体の改修箇所については説明いただきました。設備工事については把握ができないていうような、たしかニュアンスの説明があったと思います。  こちらについて、わからないだけではちょっと多分算出するほうも困ってしまうので、市としてはどういうところを注意してもらいたいというような何か要望事項があったのかどうかというところですね。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  設備工事につきましては、今回のこの中長期保全計画の中では、細かいところまではうちのほうも業者に対して要望するものではございません。あくまでもこの中長期保全計画というのはこの庁舎、今現在26年ほどたっておるんですが、あと24年たちますと50年、50年を維持していくためにどういった修繕をしてもたせていくかというような、長寿命化を図るための計画でございますので、また今後細かい部分につきましては、個別の箇所ごとに業者と話し合って決めていく予定でございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。確かにそうなんですけれども、結局金額を出すに当たりまして、今のような形ですとやはり予測というか、何があってもいいようにというような算出方法しかできないかと思いまして、結局正確な数字は出せないかと思うんですよね。  それについて、結局それは市民から出された声なんですけども、この算出することが不可能というふうに聞いてます。これについてはどんなふうにお考えなんですかね。これで算出ができるというふうに思っているんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) 本入札に当たりましては、縦覧期間を設けまして、その縦覧期間中に特に業者からの質疑等もなく、入札参加者におきましては仕様書の内容等を理解していたものと判断しております。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 結局あれですね、質問事項がなかったので理解しているものと思ったということで、わかりました。  それでは、ちょっと話が変わってしまうんですけれども、総務部資産経営課の今年度の目標というのが掲げられているんですけれども、その中に庁舎中長期保全計画の策定が上げられています。  国土交通省の示した考えによりますと、策定に当たりまして建物のライフサイクルコストの視点を踏まえた更新・修繕のレベル設定にも留意すること等が方針として示されておりますけれども、富津市でもそのような視点で実施されているんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  庁舎中長期保全計画は、国の要請により策定いたしました富津市公共施設等総合管理計画の考え方に基づきまして、予防保全により市役所本庁舎等の長寿命化を図るため、施設の状態等を踏まえ、中長期的な維持管理等の内容を定めるものでございます。  作成に当たりましては、施設の長寿命化、老朽化対策について、国の示している考え方についても参考にしてまいります。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。最後にちょっともう一つ、発注予定工事のこちらの表を見ていましてちょっと疑問になった、これヒアリングのときは言ってなかったんですが、基本的なことだけで構いませんのでお答えいただきたいと思います。  こちらに書いてあります、先ほど説明がありました通常型指名競争入札のほかに、随意契約というのが結構あるんですけども、この随意契約、富津市としてはどのように考えてこの随意契約というのがされているのか。ちょっと答えが今すぐ出ないんで、随意契約についてひとつお聞きしたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  随意契約については、それぞれ地方自治法施行令等で規定されて、こちら、手元にございませんので細かくお答えできませんが、基本的には入札ということで入札が前提で、それ以外について特別に該当する理由がある場合に随意契約となります。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 済いません。突然そんな質問してしまいまして済いませんでした。  結構随意契約というのが目立ったのと、たまたまちょっとほかの資料見ていた中で、少額な随意契約であっても国のほうは基本入札でいってほしいというような、そのような方針を出されているようです。  こちらにつきましては、今答えなくてもいいんですけども、随意契約というのが非常に多い中でこの随意契約についてまた後ほどお聞きしたいと思いますので、また後でお時間をいただければと思います。これについては、きょういきなりなので答弁はこれ以上は結構でございます。  次ですね、そしたらこれで庁舎中長期保全計画についての再質問は終わらさせていただきまして、表題2つ目の子供たちの未来のためにのほうの再質問に入らさせていただきます。  まず空調設備についてなんですが、近隣ではいち早く設置が終わったということなんですけども、その他このかずさ四市の中の設置状況についてお聞かせください。 ○副議長(岩本朗君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  先ほど市長から答弁申し上げたとおり、富津市では6月1日から全ての普通教室に空調設備を設置し、供用開始したところでございます。その後の7月1日に袖ケ浦市が供用を開始しております。木更津市及び君津市では、現在設置工事を継続中であるというふうに聞いております。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。それでは、富津市以外では袖ケ浦が今供用開始したということで、木更津、君津に関しても、現在進行中ということでお聞かせいただきましてありがとうございます。  さて今回、空調設備についてなんですが、小中学校のほうはいち早くこのような形で終了しまして、生徒たちにとってすばらしい環境ができ上がったということでございます。  しかし、市内の保育所等にエアコンが設置できないのかという声が結構聞こえてまいります。やはり小中学校と違いまして夏休み基本的にございませんので、一番暑い時期に幼児を預かる、また預けることに対して非常に不安だという、子供たちが倒れちゃうんじゃないかとかそのような声もお聞きいたします。現在、この市内の保育所の空調設備の設置状況についてお聞かせ願いと思います。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  公立保育所におけるエアコンの設置状況は、体温調整が未熟な乳児のための保育室、集団で過ごすことの多い遊戯室には設置済です。それ以外の保育室は未設置です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 各教室といいますか、生徒が普段過ごすところには設置がされてないということで理解いたしました。  この保育所等の空調設備設置には国や県からの補助金もなく、設置のための予算の捻出が困難な自治体も多いと聞きますが、やはり富津市でも今現在難しい状況なのでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  エアコン設備の設置には多額の費用を要し、公立保育所においては国・県からの補助制度もないため、全ての保育所に整備することは厳しい状況にあります。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ちなみに、もし必要だと思われる教室数、設置数ですね、あと設置した場合の予算、このようなものは試算をされているのでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  公立保育所に必要と思われるエアコンの設置数や予算等の試算については、設計はしておりません。市内7カ所の公立保育所で、エアコンを設置していない部屋は合計で34室になります。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。特にまだ予算等は試算されてないていうところなんですが、ストレートなんですが、今後設置の予定というのはどのような考えでいらっしゃいますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  近年の夏の暑さを考えますと、子供たちの保育環境の向上を図り、子供の健康を守るためにもエアコンの設置は必要となります。今後については、各保育所の利用状況を精査し、必要数を検討して、順次整備してまいりたいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。ぜひ前向きに進めていただきたいと思うんですが、なかなか現状を考えるとまだ今すぐというわけにはいかないかと思います。  そこでちょっと一つ、よその自治体なんですが、いまどきの手法なんですがクラウドファンディングというのを使用しましてこの保育園、子供たちにエアコン設置するプロジェクトというのを実施している自治体がございました。  愛知県豊川市ていうところなんですけれども、日本全国を記録的な猛暑が襲い、熱中症が大きくニュースになりましたが、この豊川市でも最高気温39.6度というのを記録しまして過酷な夏日が続いたということで、豊川市内の公立保育園におけるエアコン設置率が23%というところで、私立保育園、幼稚園についても未設置の保育室が数カ所あると。2020年度までに、全ての保育室へのエアコン設置を目指しているということなんですけれども、やはり国や県からの補助金がないという状況。  この状況を危惧いたしまして、子供たちの笑顔があふれ、安心・安全で人に優しいまちを目指すということで、猛暑における熱中症対策や健やかな子供たちの成長のために保育園等にエアコンを設置したい、そういった思いでふるさと納税を活用したクラウドファンディングというのを実施したそうです。  このクラウドファンディングは、一応目標金額が300万円のところ今寄附金額472万1,600円ということで、達成率157.3%ということでこれが達成されたということでした。  クラウドファンディングといいますと、本当に今どんどん進められているとこでございますが、富津市でもこのようなことも検討していただければなと思うんですが、この件についてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。自治体が事業実施に必要な資金をインターネット等を通じて不特定多数の人から調達するクラウドファンディングは、財源確保に有効な手法の一つとして認識しております。先行自治体の事例を参考に財源確保について研究をしてまいります。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ぜひこのようなことも踏まえまして、いろいろな可能性を考えて、ぜひ一日でも早く保育園の空調設備設置についてお考えいただきたいと思います。  続きまして、子供の居場所づくりについての再質問に入らさせていただきたいと思います。  全国的に見ますと、先ほど市長答弁のときでもお聞きしたんですが、この子供の居場所づくり、こちらについてさまざまな展開がされております。富津市において、これから何か考えている施策等はございますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。近年、保護者の就労環境の変化や核家族化により長時間、子供だけで過ごす家庭が増加しております。こうした子供たちが安心して過ごせる場所、保護者が気兼ねなく相談できる環境を整備することは、子育てしやすいまちを実感していただけるものと考えております。今後は放課後児童クラブのさらなる充実を図るとともに、(仮称)地域交流支援センターを核にNPO法人やボランティアグループ、地域の団体等と連携し、子供の視点に立って居場所づくりを進めてまいります。
    ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。本当に今、いろいろな取り組みがされているところで、民間のほうでも全国的にいろいろな取り組みがされている中で、こども食堂というものが結構、今、耳に入ってきていると思います。富津市内でもはらぺこキッチンというこども食堂が昨年よりスタートしておりまして、好評を得ているということでございます。NPO法人全国こども食堂支援センター、むすびえという団体では、全国に、このこども食堂のネットワークを築きまして、支援の輪を広げる活動をしていますが、そこのむすびえでは各小学校区に1カ所を目標に、今、こども食堂を展開していきたいというふうに目標にしているということでございます。富津市でも今後の展開が期待されるところではございますが、富津市内でのこども食堂の現状について、把握している範囲で構いませんのでお答えいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。市内のこども食堂としては、はらぺこキッチンと青堀保育園の2カ所を把握しております。はらぺこキッチンは月に1回、青堀保育園は月に1、2回程度実施しております。多くの子供たちの参加があると聞いております。はらぺこキッチンでは1周年を記念して子供たちが調理した食事を大人に提供するおとな食堂を実施した際には、地域住民の参加もあり、周知が進んでいるものと思われます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。今、市内2カ所でこども食堂が実施されているということでございます。  こども食堂と言いますと、もともとは子供の貧困対策というような形でスタートされたというふうに思っておりますが、今現在は地域の交流拠点としてというような意味合いが強くなっておりまして、今の御答弁の中にもありましたけれども、その地域のコミュニティーの一つの核となるものになってきているというところでございます。今後もそんな意味で、いろいろ多様性が求められている中で、その可能性についてもお聞かせ願いたいと思います。またこども食堂だけではなくて、今、中央公民館のほうで活動していますnigiwaiさんという、本を子供たちのために用意しています団体もございますが、その辺も含めてお考えをお聞かせください。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。こども食堂は利用する子供だけではなく、地元の農家や商店等から食材提供や調理等の支援に多くの地域の皆さんがかかわっておられると認識をしております。さまざまな世代の交流や地域に開かれたコミュニケーションの場、地域交流拠点としての可能性を十分に持っていると考えております。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。本当に今、民間の方々の動きが非常に活発で、この市役所の前の広場なんですが、広場というか駐車場とかありますけど、今までは商工会が商工祭という形でイベントを実施しているだけだったんですが、今年度になりまして、まずZiZiさんがネーミングライツで芝生の広場を年5回イベントとして使用していいという形になったり、先ほどお話したnigiwaiさんが市役所前で富津ノミの市というのを開催するということで、以前、市長も言ってましたけども、この市役所前を有効利用したいというようなことをお聞きしました。そういった中で、もう市役所自体もそういう地域コミュニティーの中心になるんではないかなというふうに私自身も考えております。  このような市役所もそうなんですけれども、今後、公共施設の再配置が進むにつれまして、空き施設、そちらのほうの有効利用等も求められてきてはおりますけども、このような子供の居場所づくりと地域交流の場としての活用も視野に入れていただきまして、こちらの再配置のほうも進めていただきたいと思います。  それでは最後に、この子供の居場所づくりというところで、本当に今、多様性がかなり含まれているというところで、先日、ちょっと私が参加しましたイベントについて報告させていただきまして、今後の参考にしていただきたいと思います。  私が参加したイベントというのが「MAZEKOZEらくがきだヨ!全員集合」という題名なんですが、もともとは先ほど私のお話しましたNPO法人全国こども食堂支援センター、むすびえさんと、東ちづるさんが代表を務めていますGet in touchという団体、そして地域のこども食堂、それを舞台に子供も、大人も、障害者も分け隔てなくみんなで一緒に共有の場で一緒に食事をして、このときは大きな体育館のようなところでやったんですが、敷き詰められた大きな白紙の、ロールのような大きな長い紙みたいなものに皆さんがいたずら書きと言いますか、それをどんどん、どんどん展開することによりまして、1枚の大きなアートができ上がるというようなイベントでございました。こちら、Get in touchの東ちづるさんと、むすびえの湯浅代表が、以前からこのような形でこども食堂を巻き込んで、いろいろな展開をしたいなということで始めた第1回目のイベントだったんですが、私の仲間がこのむすびえのメンバーをやっておりまして、今回、私のほうに声がかかりまして、こちらのイベントに参加してまいりました。本当に、場所が横須賀だったんですけれども、横須賀にあります、なかながやというこども食堂の方々と3つの団体で行って、それこそ本当に先ほど言ったように障害者、病気の方、国籍も本当に多種多様に、そしてLGBT、ひとり親家庭等、本当にいろんな方を交えた中で、いたずら書きだけではなく音楽、踊り等、非常にすばらしいイベントでございました。  ぜひ富津市でもやってほしいなということで、要望も声かけさせていただいたんですけども、このような形で、子供だけじゃなくてさまざまな多様な方たちを巻き込んだイベント、なかなか行政の縦割りの中では難しいのかなとは思うんですが、今、富津市でも2階のフロアで福祉も、そして子供のこともワンフロアで済ませるという状況ができております。そのような形で、福祉だけじゃなくて子供たちも交えたいろいろな多様なことができるようなイベントが富津市も開催できるようになればいいなと思っております。  また、これについては全国展開、これから進めていく中で、千葉県内でも開催したいなという話もございました。また千葉、富津市で開催するようなお話もございましたら、事前に御相談させていただきたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  これについては、私のほうのお話だけで答弁は結構でございます。  続きまして、富津市の防災について、再質問に入らさせていただきたいと思います。  今現在、自主防災組織、各地でふえておりまして、今現在72団体ですか、できているということなんですが、うちの地元も自主防災組織がようやく立ち上がりまして、出前講座による指導も済んでるところだというふうに聞いております。今現在、どのような自主防災組織で活動されているのか、実績や今後の展開等についてちょっとお聞きしたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。自主防災組織では、防災訓練や資機材等の点検の実施、出前講座による防災・減災への知識の習得など、災害に備えた活動を行っております。また防災資機材を独自に購入したり、災害非常食を備蓄する自主防災組織がふえています。  具体的な活動例を申し上げますと、上区防災会では、災害時の生活用水確保のため区内の井戸所有者と覚書の締結を、長崎区防災会では、災害時にひとり暮らしの高齢者から通報を受けるローカルエリア非常通報システムのテストを行っています。現在、自主防災組織が中心となって、自主防災組織を設立していない自治会と合同での防災訓練を2つの地域で計画しており、自主防災組織の意識が高まっていると感じております。  先ほど入札参加資格の御質問の中で、ランク別の登録業者数について御質問がありました。そのことについてお答えさせていただきます。今年8月1日現在で申し上げます。まず土木一式工事がAランク284社、Bランク107社、Cランク67社、建築一式工事、Aランク224社、Bランク38社、Cランク17社、舗装工事Aランク239社、Bランク38社、Cランク18社、管・電気等工事Aランク2,333社、Bランク820社。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 済いません、ありがとうございます。非常に多くの業者が登録されているということがございました。その中から富津市の重要な事業が進められているというところで、これからもそのような事業者とともにすばらしい形での事業の展開を求めてまいりたいと思います。ぜひともよろしくお願いいたします。  それでは、自主防災組織についての質問に戻らさせていただきたいと思います。  今現在、担当部署のほうでは少ない人数の中でこのような業務をこなしていくということで、非常に大変かと思います。以前、私の一般質問の中でも話が出たんですけど、災害対策コーディネーター、こちらを50名ほど育成していくというような話がございますが、そちらの進捗状況についてはどうなっているでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。災害対策コーディネーター養成講座につきましては、現在、開催に向け準備を進めているところで、募集定員は50名を予定しております。自治会や自主防災会の方々にも積極的に受講していただき、地域防災リーダーの育成につなげてまいりたいと考えています。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。準備中というところではございますが、近隣では袖ケ浦、木更津等はもう100人をゆうに超えるコーディネーターを要請しているというところで、富津市でも今後、この自主防災組織を展開していく中で、この災害対策コーディネーターの役割というのも重要なものではないかなというふうに考えております。早く準備期間を終えまして実施されることを望みます。  続きまして、富津市の地域防災計画の見直しというのがこの目標に掲げられておるんですけれども、こちらのほうに市民の意見も反映して一緒につくり上げるような、そのようなお考えはございますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。地域防災計画の策定に当たりましては、パブリックコメントを実施し、市民の皆さんから御意見を伺ってまいりたいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。直接ということではなく、パブリックコメントということででございますけれども、以前、私の一般質問でもお話をさせていただいたんですが、全国的にこの自主防災組織や地域ごとに独自の地区防災計画、地域防災計画ではなく、もっと細かいところ、市民からボトムアップで作成してこちらの地域防災計画のほうに反映させるような、この地区防災計画の策定、また地区防災計画の中で地域の防災マップ等を市民が主体的に動いて行動を進めることによって地域の一体感、そして防災についての認識等深めるための行動をしているところがふえているんですが、市内では今現在、そのような活動が始まっているところはございますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。災害対策基本法で規定する地域防災計画に定めようとする地区防災計画の提案はございませんが、地域独自の防災計画はいくつかの自主防災組織が作成していることは承知しております。防災マップにつきましては、過去に岩瀬5区で出前講座で災害図上訓練を行った際に、津波浸水区域やブロック塀の倒壊危険箇所を記入したマップを作成し、防災訓練時にそのマップを使い避難行動を行っています。このほかにもいくつかの自主防災組織が防災マップを作成しているところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。徐々にではございますが、そのような形で自主的にいろいろな取り組みがされているというところでございます。本当にこの市民の力と言いますか、自主的に動くという力が大きく働いたときに、この防災に関しても本当にいろんな意味でいい方向でどんどん進んでいくんではないかなと思います。  これからも私自身、以前にもお話しましたけれども、全国災害ボランティア連盟という全国組織に加入しているところで、全国的なそのような新しい動き、そして防災・減災に対するお話の場に多数参加する機会がございます。またそのような場に参加したときに、富津市でもやったほうがいいんではないかというような情報を共有してまいりたいと思っております。  また、この11月に今、話しました災害ボランティア連盟10周年の記念イベントを東京のほうで行うわけなんですけれども、その際にも地域の共助の部分ですね、やはり注目しておりまして、やはりその辺がうまくできている地域とできていない地域では、やはり災害が起こった後、復旧等に差が出てくる、そして大きな被害があった場所でも亡くなる方がやはり少ないというようなデータも出ております。そのようなことも含めまして、富津市として安心安全に住める地域をつくっていくというところで協力していっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、最後に、まだまだ時間が余ってるんですが、関連質問、多少あるかもしれませんので、総合的にまとめていきたいと思います。  今回は公共事業の入札について、子供たちの未来のために富津市の防災について質問させていただきました。公共事業の入札につきましては、我々もまだまだ勉強不足だと改めて認識させていただきましたが、重要な公共事業が適切な価格で入札されているのか判断するのは、我々に示されている現在の資料だけではちょっと不十分ではないかなというふうにも感じました。確かに建設に関する専門家ではございませんので、専門的な詳細資料を出されても理解できる方は少ないと思います。しかし、何もわからないまま、必要だけど、よくわかんないから、まあいいんじゃないのみたいな、そのような承認の仕方ではやはり非常に無責任ではないかと考えておりますので、最低限、この金額は国が定めたこのような基準で算出をしていて、この用途、規模、耐用年数、メンテナンス費用等、この辺のことを考えますとこの価格で適正ではないかというようなところまで、内容がわかるような資料の提示がもしできればあったほうがいいのではないかと考えております。  また、これから広域による廃棄物処理場等の大きな事業、そして市内各施設の老朽化による長寿命化や建てかえがどんどんふえることは予想されております。全ての事業ごとに議員に対して説明する機会を設けることは大変だと思いますが、よりよい富津市づくりをしていくためには必要なことではないかというふうに考えております。こちらについて検討していただきたいと思います。  続けて最後にまとめさせていただきます。  次に、子供たちの未来のためにということですが、市内保育所の空調設備につきましては、本当に緊急性が高いものと考えております。小中学生よりも夏場の暑い環境で過ごすことが多いことがわかっているにもかかわらず、環境の変化に弱い幼児が、空調設備が不十分な環境で過ごす、このような状況にあることは、何とかしてほしい、小中学校にはできたのに、なぜと、何度も言われています。それが現状でございますが、この私の先ほどのクラウドファンディング等の提案も含めまして、早急な対応をお願いしたいと思います。  子供の居場所づくりにつきましては、市長答弁でもお聞きしましたけども、市長の目指す、子育てしやすいまち日本一の実現のためにも非常に重要なことと考えます。また子供だけでなく多様な方々、お年寄り、障害者、健常者等含む全ての方々が集い、そして思いやりを持って接する機会、場をつくることが誰一人取り残さない世界の実現にもつながることと考えております。これからも前向きに取り組んでいただきたいと思います。  最後に、富津市の防災についてなんですが、自主防災組織の増加、これから取り組む災害対策コーディネーターの育成、全国で展開される防災に関する新しい取り組み等の対応を考えますと、やはり防災に関しては専門的知識のある職員の配置、または防災アドバイザー等の的確な指導ができる人材が必要と感じております。木更津市では現在、市内在住しております防災に関する全国的な活動をしています国崎信江さんという方を危機管理アドバイザーとして迎えております。私もお会いして交流してきましたが、やはりこの災害現場に率先して出向き、みずから災害現場で指示をするというところで、やはりこの的確な指示が出せる、非常な優秀な方だと感じております。近隣地でも依頼があれば応援等、検討していただけるということでございます。富津市でも定期的な講演や防災訓練等の依頼を検討してみてはいかがでしょうか。以前にも防災に関するスペシャリストを導入してはどうかという質問をしましたが、そのときの答弁では、今は考えていないということでした。常駐の職員ということではなく、アドバイザーという形でそのような検討もしていただきたいと思っております。まとめというよりも、ちょっと提案的な形になりましたけれども、最後にちょっと市長から一言お考えをお聞きして、今回の質問を終わらさせていただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) お答えいたします。御提案には先ほど来、担当部長が御答弁を申し上げましたけれども、私は市政運営を行っていく上で、市民の安全安心を守ることが最も重要なことだと、そのように考えております。また同時に現在、富津市におきまして、次代を担う子供たちはもちろんのことですけれども、市民の皆さんが住んでよかったと実感できるまちづくりを進めていくことも大変重要だと、そのように考えております。これからも市民の皆さんが富津市に住むことに誇りや愛着を持ち、幸せを感じられるまちづくりに全力で取り組んでまいりたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。本当に市長のおっしゃられています、この安心で安全なまちづくり、これについては非常に私も支援していきたいところでございます。まだまだ提案事項等はございますけれども、事前に提出しておりませんので、そちらのほうは控えさせていただきまして、関連質問、多少あると思いますので、私の質問はこれで終わらさせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(岩本朗君) 以上で、高木議員の質問を終わります。  続いて、市民の声の関連質問を許可します。5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) 高木議員がしてくれました代表質問の中で、庁舎中長期保全計画の入札について、1つ関連質問をさせていただきたいと思います。  私ども市民からの疑問の声が届きましたという声がさっき高木議員の発言の中にもございましたが、その中で、この保全計画の策定の業務の仕様書の中に、どうも試算に不十分なのではないかと思うような部分があるのではないかという疑問を私ども受けました。そして、じゃあその仕様書を私たちは見させていただけるのかということで、お聞きに行きましたら、これは公開することはできないと、見せることはできないというお返事でしたので、御本人のほうに、どういうところが疑問でいらっしゃったのかということをもう一度確認させていただきました。  そうしましたら、ある文言がその仕様書の中にたくさん出てきていて、こういう仕様書のつくり方で試算ができるのだろうかという御質問だったので、その文言をちょっと読ませていただきたいと思いますが、その仕様書の中の改善内容の欄に、その他の改修として、老朽化により改築の必要と思われるものを改善計画に反映させるという、非常に抽象的な文言が1カ所ではなく何カ所にも渡って出てきたということでございました。この計画に反映させると、老朽化により改築が必要と思われると、こういう文言の中では、なかなか設計に際する算出もできないということで、この件についてどうなんだというような御意見を聞かれましたが、私たちそういうわけで仕様書が見られなかったものですから、もしお答えがいただければ、これはこれで妥当なものなのかどうなのかというところをお聞かせいただければなというふうに思っております。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) 先ほどお答えと同じになってしまうかもしれませんが、通常、その縦覧期間というものを設けて、その間で不明な点についてはこちらに問い合わせいただければ、お答えできたのかなというふうに考えております。  今、お示しいただいた点につきましては、仕様書に確かにそう書いてございます。その中で、その辺の改修計画に反映させるどういう部分ということをはっきり伺っていただければお答えできたのかなというふうには感じております。 ○副議長(岩本朗君) 5番、千倉淳子君。 ◆5番(千倉淳子君) ありがとうございました。私、高木議員も言っておりましたが、こういう件に関しましてはまだまだ勉強不足でございますので、この質問が失礼だったかということでは大変勉強不足のところお詫び申し上げます。  ただ、私の中では仕様書というものはある程度明らかになるように、そうでないと、最終的に発注が決まったときに、そこの仕様書が中心となって業務というものは決まってくるのではないかというように理解していたものですから、なるべく曖昧なものについては1つずつが聞いてこないとわからないというような書き方はいかがなものなのかなというように、私は考えるところでございます。今後、その辺、御検討いただきまして、改善できる余地がございましたら、ぜひよろしくお願いしたいと思っております。 ○副議長(岩本朗君) ほかに関連質問ございませんか。1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) 済いません、入札の社会保険の加入の確認について、高木議員が質問したもので、元請けについては確認をしてるということだったんですが、下請けについては書類の提出を求めているというような回答があったかと思います。その中で、ちょっと私も元請けさんの下で下請けをやってる際に、昔ですと事業所番号だけ出して、そういったものに加入をしていますということでオーケーだったんですが、今は個人の方の番号まで出してくださいとか、またいくらその方に支払っていますかということまで確認をして、ちゃんと、本当一人一人が社会保険入ってるかどうかというところを下請けまで確認をされるような自治体さんがふえてきております。  富津市ではどこまで、どういったような書類で下請けさんが本当一人一人、職人さんが社会保険に加入しているかを確認しているのか教えていただければと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。先ほど答弁したとおり、市では下請け業者につきましては報告書の中に加入の有無を記載した報告を受けているところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) 具体的にちょっと確認をさせていただきたいんですが、それは市としては今、私が言ったような形で一人一人の社会保険の個人の番号まで確認をしてる、また支払いについてもそう言ったところをしっかり確認をしてると、そういった書類をもらってるということでよろしいんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) ただいま申し上げたとおり、報告書の中に加入の記載がございますので、そこで確認をしております。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) またちょっと別の機会に確認をさせていただきたいと思いますが、もう1件、随意契約ということで、高木議員が質問した際に、特別な理由がある場合にそういった契約をしていますよということで、平成31年度発注予定工事を見てみますと、その中で大きい数字のものとしては、防災情報通信ネットワーク整備工事、あとは天羽中学校校舎改築外構工事がそれぞれ当初予算で1億6,537万4,000円と、天羽中学校の外構のほうが5,713万4,000円で上がっていて、契約を随意契約という形で交わしていると思います。この2点について、特別な理由ということで、今、お答えできるようであればお答えいただければと思います。どういう特別な理由なのか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。防災情報通信ネットワーク工事につきましては、これは今、デジタル化に向け工事をしておりまして、この今のデジタル工事に入る前に当たりまして、この防災無線につきまして親局と子局、あと中継局、あと戸別受信機一体で整備いたします。それは数年に分けて行いますので、契約の相手方を決めるに当たりましては、プロポーザル方式を行いまして、その提案があった会社の中で最も優れた方式を採用して行っています。このため今年は子局の工事になってますが、プロポーザルで事業者が決まっておりまして、相手方が特定されるということで随意契約をしたものでございます。 ○副議長(岩本朗君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) 天羽中学校の改築工事につきましては、まだ工事契約はいたしておりませんけれども、本体工事の継続中に外構工事もあわせて行ってるということで、工期が子供たちが入るまで間に合わないというところもございますので、現場が並行して行うようなところがやはり工事上支障があるというところもありますので、総合的に判断し、随意契約を予定しております。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) 随意契約の防災情報通信ネットワークのほうで、ちょっと数字のほう、当初予算と今回、議案のほうで出てきていますが、金額を見ますと、普通入札で言う落札率という感じで考えるんであれば、契約金額割る当初予算金額で考えますと、今回、99.77%、また平成30年度も同じ随意契約ということで99.98%という数字が出ております。この……。 ○副議長(岩本朗君) 猪瀬議員、ちょっといいですか。そういう金額のことについては今回との関連質問にはつながらないと思いますので。質問がほかにあれば行ってください。 ◆1番(猪瀬浩君) では、随意契約について、特別な理由があるということで契約をされているということなんですが、発注予定工事のこれホームページに載っておるのが4月5日現在となっております。できましたら毎年の当初予算の審査のときにこの資料を出してもらうことはできないんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。現状では考えておりません。 ○副議長(岩本朗君) 1番、猪瀬 浩君。 ◆1番(猪瀬浩君) 最後は要望で終わらさせていただきます。こういったところ、随意契約にするのか、指名競争入札にするのか、または一般競争入札にするのか、そういったところを踏まえて予算のほうを審査をしたほうが、知らずに随意契約になっていましたというような感じで、そうすると質問する場がなくなってしまいますので、できましたら来年度以降、そういったことも御検討いただければと思います。 ○副議長(岩本朗君) ほかに質問はございませんね。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(岩本朗君) ほかに質問もないようでございますので、市民の声の関連質問を終結いたします。  これをもって市民の声の代表質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。会議の再開を午後3時20分とします。                  午後3時04分 休憩           ────────────────────────                  午後3時20分 開議                  松原和江君の個人質問 ○副議長(岩本朗君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  個人質問を行います。
     富津市議会申合せ事項により、通告順に質問を許可します。  なお、質問時間は答弁を含めて60分以内となっておりますので、念のため申し添えます。  9番、松原和江君の発言を許可します。9番、松原和江君。                 〔9番 松原和江君登壇〕 ◆9番(松原和江君) 皆さん、こんにちは。議席番号9番、日本共産党の松原和江でございます。通告してありますように、表題3つの質問をさせていただきます。  まず1番目に、福祉の向上として、高校卒業まで医療費の助成の拡充について質問いたします。  厚生労働省が、ことしの8月に発表した2018年4月1日現在の子ども医療費助成の全国の調査結果は、高校卒業まで助成している市区町村は、通院、入学どちらも3割を超えました。また、医療機関の窓口で、富津市は中学生まで200円の自己負担がありますが、全国では自己負担なしの市区町村は62.6%も占めております。富津市でも、高校卒業まで医療費助成を拡充する考えはあるのか、質問いたします。  2つ目は、国民健康保険税の引き下げについてです。県下一高かった富津市の国保税も、子供の均等割の3割軽減が実施されるなど、引き下げが行われました。しかし、国保加入者の収入に対する国保税は、まだまだ重い負担となっております。そこで、市の国保税の現状に対する市長の認識を伺います。  表題2、公共施設再配置推進計画について伺います。公共施設再配置推進計画素案が示され、市民説明会が5カ所で行われました。市の提案は、財政面ばかり強調され、市民サービスへの影響はどうなるのか、足りない公共施設はないのかなど、市民の立場での推進計画になっておりません。公共施設再配置推進計画案の段階で、計画の見直しをする考えはあるのか伺います。  表題3、市長の政治姿勢について伺います。6月議会で、私は5月24日に防衛省が木更津市に自衛隊がアメリカから購入するオスプレイ17機の木更津駐屯地への暫定配備先を要請したので、市長に暫定配備はやめるよう、意思表示をしてほしいと申し上げました。  市長答弁では、オスプレイの配備は防衛政策であるから、国が直接、国民の安全を含む、全ての責任を負うものだと考えている。しかしながら、今後も木更津市や千葉県の動向を注視しながら、情報収集や関係機関との連携に努めるとおっしゃいました。改めて伺います。木更津駐屯地がオスプレイの暫定配備地になることを、市長はどう考えておられるのでしょうか。  以上で、第1回目の質問を終わります。 ○副議長(岩本朗君) 松原和江議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 松原和江議員の御質問にお答えいたします。  初めに、福祉の向上のうち、高校卒業まで医療費助成の拡充の御質問にお答えいたします。  子育て支援策としては、有効な手段であると考えますが、昨年度実施した、子ども・子育て支援事業計画策定のためのアンケート調査をとおし、子供や子育て家庭が気楽に集い、安心して過ごせる場の整備を望む声が多く寄せられております。このようなことから、まずは来年度開設いたします、(仮称)地域交流支援センターの事業内容を充実させ、多くの皆さんに御利用いただけるよう努めてまいります。  次に、国民健康保険税の引き下げの御質問にお答えいたします。  富津市の国民健康保険は、年々被保険者が減少し、保険給付費も減少しておりますが、被保険者1人当たりの保険給付費は増加傾向にあり、県内では医療費水準が高い状況となっております。  対策としまして、糖尿病等生活習慣病の発症予防、重症化予防を図るため、特定健康診査の受診率の向上、特定保健指導対象者以外のハイリスク者への保健指導を実施しているところでございます。  保険税は、平成27年度までは、県内では一番高い保険税額でしたが、資産割額、平等割額の廃止や、国保基金からの繰り入れ等により、現在では県内でも低い保険税額となっております。保険税の税率は、県が示しました標準保険料率をもとに設定した税率となっており、適正な保険税となっていると認識をいたしております。  次に、公共施設再配置推進計画、計画の見直しについての御質問にお答えいたします。  公共施設再配置推進計画は、次世代を見据え、市民の皆さんにとって身近な公共施設を富津市に合った形に変えていくことで、これからの富津市の基盤づくりを進めていこうとするものであります。  現在、公共施設再配置推進計画の案を作成するため、市民説明会や意見募集等により市民の皆さんからいただいた御意見のとりまとめを行っているところです。公共施設の再配置を進めることで、公共施設のサービスのみならず、市民の皆さんのニーズに沿うよう、子育て、高齢者支援、防災などさまざまな行政サービスを維持し、そして向上させていくことで、活力あふれるまちづくりにつなげてまいります。  次に、市長の政治姿勢、オスプレイの木更津駐屯地への暫定配備の御質問にお答えいたします。  まず、木更津駐屯地が暫定配備先の最適地と評価されたことは承知しておりますが、オスプレイの配備を含む防衛施策につきましては、国が直接、国民の安全を含む全ての責任を担うものであると考えています。  今後も、木更津市や千葉県の動向を注視しながら、市民の安全、安心を確保するため、情報の収集や関係機関との連携に努めてまいりたいと考えています。 ○副議長(岩本朗君) 再質問に入ります。9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは、再質問を。県内の54市町村あるんですけれども、高校卒業まで医療費の助成をしている自治体はどのくらいあるか、自治体名も教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  令和元年8月1日現在、県内で高校卒業まで医療費助成を行っている市町村は、18市町村であります。実施市町村といたしましては、銚子市、旭市、印西市、匝瑳市、香取市、山武市、いすみ市、神崎町、多古町、東庄町、横芝光町、一宮町、睦沢町、長柄町、長南町、御宿町、長生村、東金市は入院のみでございます。全体の31.5%の市町村が実施をしております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 私も何回かこの質問をしまして、去年と比べてやはり、また市町村がふえているわけです。ぜひ、富津市でも実現していただきたいと思います。先ほどの市長答弁では、アンケートではまず、子育て支援のほうを先にやりたいということなんですけれども、違うほうで。でも、やはり中学生になってから、中学生のときに治療してたけど、高校になっても病気が治らない場合ありますよね、やっぱり。継続するわけですから、その子たちがやはり安心して医療が受けられるように、ぜひこれは実現していただきたいと思うんですけども、富津市で、この高校卒業まで医療費無料にする場合には、幾らの予算があったらできるでしょうか、試算されましたでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  県内で実施している他の自治体の実績を参考に試算したところ、900万円から1,000万円の見込みでございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 私が平成29年の9月議会で質問したときも同じ金額を示されたんです。子供の人数も減っています。少しは医療費上がったと思いますけれども、900万円から1,000万円でできるということで、富津市の財政調整基金が、ことしで2億5,560万円ふえて20億円になりましたでしょ、約21億円。平成26年度の財政基金のときから比べたらば、5年間で10倍になっているんです。やはり、こういう基金を活用して子供たちの健康のために回していただきたいと思います。  私、銚子市が2018年から実施しているということでびっくりしたんです。銚子市ってすごい悪いでしょ、財政力って。何かというと銚子が上がってきますよね、富津と比べ物にならないですよ。銚子の方に聞きましたら、いろんなところの基金を取り崩してもやっと2億円の財政調整基金、それでも銚子市は子供の高校生まで実施しているんです。それはなぜかっていうと、やっぱり子供たちの何をまず市政の第一位の柱に据えるか、子育て支援を据えるんだってことでもって実現していると思うんです。ですから、ぜひ富津市も何はさておき、子育て世代を応援するということで実施していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。来年できなくても、再来年とかって見通しございますでしょう。 ○副議長(岩本朗君) まず、健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  高校生まで拡充していくというのは有効な手段でございますので、今後検討してまいります。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) ぜひ、よろしくお願いします。全国知事会や全国市長会は、少子化対策の抜本強化を訴えて、国が全国一律の子ども医療費助成制度をつくるよう再三提起しております。国は逆に小学生以上の窓口無料化を行う自治体へペナルティ、要は国民健康保険税の国庫負担金の削減措置を続けており、全国知事会などはその廃止を求めております。富津市が独自に高校卒業まで医療費助成を実施の検討をすることと並行して、国や県に対して、高校卒業まで医療費を行うよう要請していただきたいんですけど、いかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  これまでも、千葉県市長会等を通じて、国による全国統一の子ども医療費助成制度の創設を要望してまいりました。引き続き、要望をしてまいります。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 厚生労働省が全国調査した中で、62.6%の市区町村が、窓口負担もゼロにしているんです。富津市も君津市と同様、200円の負担をなくすよう、要望しておきます。  それでは、次の質問に移らせていただきます。国民健康保険税の引き下げについて伺います。確かに、富津市は安くなりました。安くなりましたけれども、では富津市の国保税の実態を伺いたいと思います。本当に富津市が安いのかどうなのか、君津4市と比較していただきたいです。1人当たり幾らになるのか、モデル家族40歳夫婦で、夫の所得が250万円、妻の収入はゼロ、子供が2人の場合、富津、木更津、君津、袖ケ浦の1人当たりの保険税とモデル家族の保険税を教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  まず、1人当たりの保険税で申し上げますと、木更津市9万4,564円、君津市9万4,000円、袖ケ浦市9万1,355円、富津市8万5,579円でございます。  次に、モデル家族の保険税で申し上げますと、木更津市40万600円、君津市40万200円、袖ケ浦市36万2,800円、富津市39万9,900円でございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは、ことしの6月1日現在で、国保税を1期で滞納した世帯はどのくらいあるのか、それから、その滞納した世帯は加入世帯の何%に当たるのか、そして、昨年度の現年度分の収納率は幾らか教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  第1期分を滞納した世帯ですけれども、平成30年度分の状況でお答えいたします。世帯は990世帯でございます。  次に、率でございますけれども、13.3%でございます。  次に、昨年度の現年度分の収納率ですけれども、90.59%でございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは、先ほど富津市の1人当たりの国保税は8万5,579円で、そのほかの木更津、君津、袖ケ浦は9万円台だったんですね。確かに富津市の1人当たりの国保税は安くなっております。ところが、モデル家族、子供が2人いた場合、富津市は39万、40万円ですね、100円違うわけですが。でも、木更津も同じく40万600円ですから大した違いありません。君津市も40万200円ですから、富津市と同じくらい。袖ケ浦は36万2,800円ですから、だいぶ違うわけです。3万幾ら違うわけでしょ。1人当たり、袖ケ浦は9万1,355円なのに、富津市よりも6,000円ぐらい高いのに、なんでモデル家族のほうが富津市よりもこんなに安いのか。その原因は、やっぱり均等割が高いからだと思うんです。  これらの数字を見て、市はどんなふうに考えてらっしゃいますでしょうか。市の見解を伺いたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  1人当たり及びモデル家族の保険税額は、国保基金を活用していることもあり、君津地域の中では低い額となっております。  また、滞納者数も年々減少傾向であり、徴収率も向上しておりますが、今後も徴収率向上に向けて取り組んでいきたいと思っております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 滞納率、少し国保税が安くなったので、昨年と比べて滞納した世帯も少なくなっておりますし、加入世帯の割合も少なくなっておりますが、でも13.3%の世帯が滞納しているっていうこの事実。私、いろんな人に伺うんですけど、国保税だけは最初に払いたい。なぜかというと、短期証明書とか資格証明書になりたくない。安心して医療にかかれるように、国保税だけは、まず最初の税金として払いたい、そう思ってらっしゃる人が多いです。それなのに13.3%の国保加入者の世帯が滞納しているってことは、まだまだ国保加入の世帯に対する国保税が高いということです。  それで、まずその一つが、均等割が高すぎるということです。均等割が高くて、君津4市の中で、富津市が子供の均等割を3割軽減しました。しましたけれども、やっぱり高いんです。ということは、もっと下げなきゃいけない、均等割全体を下げなきゃいけないと同時に、子供の均等割をもっと下げなければ、やはり払えるような国保税にならないと思うんです。  富津市は当初、県内で初めて子供の均等割を軽減いたしましたっていうふうにおっしゃったんですけども、千葉県内でほかの自治体で、子供の均等割を軽減した自治体はあるのでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  富津市が、令和元年度分から3割、南房総市が5割の減額を実施しており、それ以外の県内市町村の実施はございません。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 南房総市が子供の5割軽減をしました。それでは、この子供の5割軽減をして、南房総市が富津市と同じ条件、モデル家族40歳の夫婦で子供2人の場合、年間の国保税というのは幾らになりますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  34万9,500円でございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) ちょうど5万円違うんです。南房総市と5万円も国保税が違うんです。じゃあ、やっぱり子供の均等割をなくす財源、要は今年度から富津市は3割軽減して、800万円の財源でできたというふうなことで、国保の運営協議会の中で発表されました。  じゃあ、子供の均等割をゼロにしたら幾らお金が必要になるかということ、計算されましたか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  令和元年度当初で賦課しました額で申し上げますと、約2,340万円でございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 子供の均等割をゼロにして、子供たちが、子供何人いても国保税は夫婦だけでいいということになって、そうすると約2,300万円あればできるということなんです。  国保の基金というのは今、幾らあるんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  平成30年度の決算で申し上げますと、平成31年3月31日現在で、7億9,769万6,833円でございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 約8億円あります。約2,300万円あれば、子供たちの均等割がゼロになる。少し取り崩してできるんじゃないかと思います、これだけ基金があれば。  ぜひ、これから少しずつでも均等割を安くしていく考えはあるんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  まず、子供の均等割の前に、全体的な均等割につきましては、県が示した標準保険料率を参考に決定をしております。後期高齢者支援金等課税額均等割額及び介護納付金課税額均等割額については、県が示した標準保険料率では増加となることから、基金を使い、均等割額の増加を抑えているところでございます。今後、基礎課税額均等割額につきましては、国保基金の活用や被保険者数の減少などの分析を行い、検討してまいりたいと考えております。  それから、子供の均等割につきましては、令和元年度分の保険税から国保基金を活用して、18歳以下の被保険者にかかる均等割額の3割相当分を減額しております。安定的な国保運営のためには、子供にかかる均等割額を全額減額することは、現状では考えておりません。
    ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 全額は考えてないけど、ぜひ徐々に子供の均等割、そして全体の均等割をなくしていただきたいと思います。でも、これはなくして、それと同時に、私、3月議会で協会けんぽと国保の差額を質問いたしましたらば、やはり協会けんぽと国保で、収入に対して、同じ収入だったら、協会けんぽの人とか半額なんです。それを国保も協会けんぽ並みに下げるためには、やはり国がもっと公費負担しなきゃいけないということでも、全国の知事会が国に対して、公費を1兆円入れなさい、そうしたらその均等割をなくすことができる。そうすると、協会けんぽ並みの国保の保険税になるということでもって、国に対して要望書を上げております。私も、そのとき、市としても国に対して、ぜひこの公費を1兆円入れるようにということでもってお話をいたしましたけれども、実際に要請していただきましたでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  国民健康保険制度は、所得に占める保険税負担が重いなどの構造的な問題を抱えていることから、国からの公費負担の増額が必要であると考えられます。今後、国庫負担金の拡充について要望をしてまいります。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) ぜひ、しつこく要望していただきたいと思います。やはり、市町村の声が国を動かしますので、全国知事会も要求していることですので、積極的にやっていただきたいと思います。  それでは、次の公共施設の再配置の質問をさせてください。  このことは、午前の代表質問の中でも、いろいろな方がおっしゃっておりましたけれども、まず、市民説明会が行われたんですけど、どのような意見をまとめられたのか、大ざっぱに教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  市民説明会におきましては、市の考え方から、計画の詳細に関する御質問、また地域の施設がなくなってしまうことへの不安の声、行政サービスを維持するためには、施設の選択と集中が必要であるなどといった御意見、幅広く、さまざまなお考えを伺うことができました。  公共施設の再配置につきまして、地域における行政サービスの低下に対する懸念が示される一方で、取り組みの具体化や、さらに進めていくことを求める声もあり、この問題に対して、皆様が高い関心をお持ちになり、自分たちが暮らす地域、そして富津市をよくしていこうという思いを強く感じたところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 私も、全ての市民説明会に参加いたしまして、その地域地域に少し温度差はあったんですけれども、やはり皆さん、切実な要求持っていらっしゃるということがわかりました。  それから、最後に、市民説明会が終わった後、意見公募というのを市民にされましたよね。それは何件、どのような意見があったんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  6月に計画素案についての意見募集を行ったところ、お2人の方から御意見をちょうだいいたしました。具体的には、市民を元気づける計画にしてほしい。将来の更新費用の試算方法が納得できない。行政サービスを維持していくために、選択と集中が必要であること、熱意を持って説明してほしいなどがございました。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 今、素案というのがあって、先ほども何回か今、その意見をまとめて案にするという段階で作業を進めてらっしゃるとおっしゃったんです。それで、皆さんの意見を取り寄せて案にするということなんですけれども、そのスタイルというのはどんな形になるんでしょうか。素案のスタイルのまま案がなくなるのか、それともこれに何か書き加えて、具体的になるんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) 現在、とりまとめしているところでございまして、その意見等を十分吟味しながら、案のほうを作成してまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 私は、その案を作成する段階で、1回目の質問でも述べたんですけれども、やっぱり、市民のニーズに合ったというか、市民の要求に合った、この素案じゃないと思うんです。  例えば、市民生活では、市民説明会ではコミセンの管理をどうするかっていうこと、すごく大きな問題だったと思うんです。市は地元に譲渡して、私も質問したんですけど、譲渡して、そこで地元が受けられなかったらどうするのか、そうしたらば、いろんなやり方があって、民間にやるとか、いろいろやり方があって、でも最後、どうしても地元が受けられなかったら、市が受けてくれるのか。市が今までどおり管理するのかといったら、その答えはなかったわけですけど。もう一度伺いたいんですけど、市民がどうしてもコミセンの管理できないよといったらば、市は管理してくれるんですか。そこのところもう一回、聞きます。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  公共施設再配置推進計画の素案では、コミュニティセンターは地元区等への譲渡などを進めていくとしておりますが、個々の施設の検討に当たりましては、地域の皆様と丁寧な協議を重ねていくことが大切であるというふうに考えています。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 丁寧な説明をしていっても、市はそれを、丁寧な説明は押しつけじゃないと思っているかもしれませんけど、丁寧の説明というのは押しつけなんです。要は、変えなきゃ押しつけなんです。変えるということがわからなければ押しつけなんです。  皆さん、説明会の中で、いろんな方がコミセンを地元ではこういうふうにやっていますというお話がございましたでしょ。私も白書見まして、飯野、佐貫、天神山、竹岡、金谷というコミセンがあるんです。そこで、平成25年から平成29年まで、公共施設白書の中に利用人数が出てます。全部掲載していましたので、平成25年度は、その5つのコミセンで、1年間で1万1,320人の方がコミセンを利用していたんです。平成29年は1万4,002人の人が利用しているんです。  コミセンというのは人口が減っているのに、利用がふえているわけです。やっぱり、地元の人が拠りどころにしているんです。いろんな地域の集まりの拠りどころにしている。サークル活動であったり、地元の話し合いであったり、コミセンというのは核なんです。普通は小学校が核だと思いますけど、どんどん小学校なんかなくなっちゃってるでしょ。だから、コミセンが拠りどころなんです、最後の。  集会所があるかもしれません。集会所がないところだってあります。ですから、このコミセンはなんとしても、今までどおり市が管理していただきたいと思うんですけども、そういう考えは選択肢の一つとしてあるのかどうなのか、はっきりとお答えいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) コミュニティセンターにつきましては、まだ素案の段階で、必ず地域に譲渡するとか、また廃止するとかいった内容は決まってございません。また、もし仮にコミュニティセンターが廃止というふうな形で、それは市民の声を聞いた中で、トータルで、最終的にそういった結論になったとしても、そういったコミュニティ施設の機能ですか、そういったものにつきましては、どこか代替できるところがないかとか、さまざまな視点から検討して、なるべく市民のニーズに沿ったような形で、最終的にまとめていきたいというふうに考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) だから、皆さんに丁寧にお話を伺って、ニーズを伺ってやります。でも市は、やっぱり大変なんです。じゃあこの代替え施設はこうですよとかって与えられて、でも今あるわけでしょう。今あったって、市はたかが年間520万円の補助費です。管理費の補助を出してるだけでしょう、今だって。ことしの予算では520万円ですよね。でも、この各コミュニティセンターは地元の方がきちんと管理していらっしゃって、使いやすいようにやっているわけ。地元の方たちがほとんど、ここで協力しているわけじゃないですか、市はお金出しているだけでしょ。あとは例えば修理とかなんかがあるかもしれませんけれども、だからそんなに、この520万円なり、600万円なりのお金をけちらなければできるじゃないですか。それはぜひ、やっぱりやってもらいたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) 先ほど来、申し上げていますとおり、コミュニティセンターにつきましては、すぐ廃止とか譲渡とか決まったわけではございませんし、またこの再配置推進計画素案の中では、今ある公共施設を、次世代の負担をなるべく軽減するように、例えば2つあるところを1つにして、多少ご不便をおかけするかもしれませんが、何とかそのどっちか1つに集約する中でやっていただけないかとか、やはり今後、人口減少するのはほぼ間違いなく減少すると思います。そういった中で、このまま同じ規模で残していった場合に、将来の方の負担がふえるというところも懸念されるところでございますので、そういったことも含めまして、トータルで考えていきたいというふうに考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは、要は連絡所が、身近な公共サービスがどんどん消えていくわけ。峰上公民館がなくなり、関豊連絡所もなくなる、金谷連絡所、富津連絡所なくなっていってるじゃないですか。こんなことを、市民サービスを低下させたら、歩いて行けるところなくなっちゃうでしょ。こんなことしていいんですか。これで、将来の子供たちに負担をかけないようにということなんですけど、人口がどんどん減っていくんじゃないですか、住めなくなっちゃうんじゃないですか。こういうことに対して、どう思ってらっしゃいます。市民サービスのこういう低下に対して。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  先ほど来、申し上げていますとおり、再配置により、多少御不便をおかけすることも出てくるかもしれませんが、市民の皆様になるべく迷惑にならないような形で、例えば、今現在、コンビニエンスストアでの市税の納付であるとか、各種証明書の発行等行っております。そのほかにも考えられるような、民間との連携など、できる限り、行政サービスの維持に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 平行線になるので、次の質問に移ります。  市営住宅の件なんですけれども、要はこの中では、新小原団地に集約、そしてその他の市営住宅は、要は順次なくしていくというようなことなんですけど、今、市営住宅に住んでいる方たちがいる限り、必ず雨漏りの補修とか、生活に不便になった補修とかは、必ず維持管理はやってくださるのですね、確認いたします。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  公共施設再配置推進計画素案では、新小原団地を除く団地について、建物の老朽化が進んでいる状況であるとともに、多くが借地であるため、早期廃止を目指すこととしております。しかしながら、高齢の入居者も多くいらっしゃいますので、それぞれの事情に十分配慮し、入居中の団地につきましては、引き続き適切に管理してまいります。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 適切に管理するということは、今住んでいらっしゃる方たちが、最後まで住みたい、その願いは必ず守ってくださるということでよろしいですね。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) 先ほども申し上げましたが、65歳以上の高齢者がもう75%いらっしゃいます。そのような状況もございますので、無理に追い出すというような形はとりません。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) もし、そんなことしたら大変なことになります。  この素案の中で、将来コストの見通しでは、あくまで推計として更新費用を518.3億円として計算していますけども、今までいろいろと説明会を聞くなかで、この数字が何の実現性もないということが、現実ではない、あくまでも机上の計算であるということがわかったんですけど、じゃあ具体的に公共施設を建てかえるのではなくて、一つ一つの公共施設を修繕しながら、維持管理していく方法というのは、この中に示されていないんです。先ほど、この市庁舎のところは維持管理の計画を出ているようですけれども、一つ一つの公共施設の維持管理をしていく、その計画書というのはできているんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  将来の更新費用の試算につきましては、今後の人口推移や個別の施設のニーズの移り変わり、また施設の長寿命化を図ることによる影響など、さまざまな要素を全て考慮して試算することは困難であるため、あくまでも一定の仮定に基づいて算出いたしました推計でございます。  公共施設の維持管理につきましては、富津市公共施設等総合管理計画の中で、計画的な保全を進めていくこととしておりまして、損傷が軽微なうちに修繕を行う予防保全を導入いたしまして、施設の長寿命化を図ることとしております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは、市民会館のことを伺いたいんですけれども、市民会館が雨漏りしているからということでもって、どのように修理されるのかというようなことを市民団体の方が市長に問い合わせをしたらば、回答がきました。その中で、やっぱり市民会館の雨水の配水管が建物の中に配管されているので、要はどういうふうに修理したらいいかわからないというようなことなんです。どうして、こんなことを7年間も放っておくのかということが、すごく不思議でしょうがないんですけど。市民会館はこれからなくしていくんですか、それとも必ず修理して市民が使いやすいようにするんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) 市民会館の今後につきましては、社会教育施設全般の中で検討をする予定でございます。  なお、市民会館の雨漏り、議員がおっしゃるのは多分、2階の通路部の天窓部だというふうに思っております。天窓部につきましては、安全機能としての排煙機能を有しております。このため、全面的な改修をするのが非常に難しい状況でございまして、今まで修理ができておりません。ただ、来年度に向けて修繕をしたいというふうに思っておりますので、現在8月初旬から、雨漏りの流入箇所の特定調査を行っております。今後については、その特定調査の結果を踏まえて、修繕してまいりたいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 市民会館の設計図というのはないんですか。 ○副議長(岩本朗君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) 当然、設計図はございます。ただ、排煙機能を有した構造が、先ほど市民会館の配管のお話もございました。市民会館全般につきましては、この排煙機能のところについては、ただいま雨漏りしておりますけれども、配管によって雨漏りが生じたような多目的ホールとか会議室は、部分的にはこれまでも修理しております。2階の排煙部分については修理がおくれて御迷惑をおかけしておりますが、適切に修理したいと思っております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) ぜひ、市民の願いにかなうようにやっていただきたいと思います。  公共施設というのは、利用者が少ないから、お金がないからとか、そういう統廃合をしていこうとか、そういう性格のものではないと思うんです。日常使う公共施設は、日常的に使える場所に必要なんです。やっぱり歩いていけるところにあるのがいいんです。車に乗らないといけないのでは、生活が成り立たなくなります。その結果、人口の減少で統廃合になって、生活が不便になって、便利なところに引っ越していこうって人口の減少が起きる、悪循環に陥ってしまうんです。  だから、あくまでも公共施設っていうのは、やっぱり、何はともあれ、住民が生きていくのに必要なものなんだから、市がそこをしっかりと守っていかなきゃいけないものだと思うんです。やっぱり、連絡所とかコミセンというのは、やっぱり今までどおり、しっかりと市が管理すべきだと思いますので、この機会に住民といろいろと話し合っていくと思いますけれども、結論を急がずに、地域コミュニティーを守る立場で、計画を本当につくり直してほしいと思います。もう市の考え方はこうだからっていって、それを理解を求める、理解を求めそちらに住民の考え方をもっていくんではなくて、やはり市は、市民が税金を払ってやっているわけでしょ。だから、きちんと生活を守る、それが最低限の、生活を守るということは市の役割だと思います。  例えば、民間に委託した、民間に譲り受けた、民間は営利企業です。利益が上がらなければ捨てます。でも、公共施設、公共サービスとかというのは、そんなことをしたら市民暮らせないでしょう。だから、あくまでも守っていただきたい。それは切にお願いします。案を期待します。コミセンは市が管理するということを期待します。公共施設の質問は終わります。  次は、市長の政治姿勢のことで、オスプレイの質問をしたいと思います。  市長の答弁は、私の6月議会の答弁と全く同じでございました。それで、市長は情報機関や関係機関との連携を強めるとおっしゃった。それでは、質問しておきたいと思います。  防衛省は木更津の6つの漁業組合の、近隣の住民に非公開の説明を行いました。8月3日には公開で市民の説明会を行いました。この8月3日の市民の説明会に市の職員は出席されましたでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  出席しておりません。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) なぜ出席しなかったんですか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  木更津市民向けの説明会と伺っておりましたので、市としては出席しておりません。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) ほかの自治体の職員はみえてました。市が、情報収集に努めるっておっしゃるから、あらゆる会を通じて、このオスプレイの情報収集に努めていらっしゃるかと思ったんですけど、いらっしゃらなかった。いらっしゃらなかったんですけど、木更津市のホームページはごらんになっていると思います。  8月3日の説明会に、私行きました。説明されたのは5月24日に木更津のホームページに出ていた、海上自衛隊にオスプレイと暫定配備にかかる考え方、これに対して、防衛省が市民に説明しておりました。そして、これ以外に、要はオスプレイの安全性の問題をプラスして説明しておりました。でも、わからなかったことがあるので市にお伺いいたしますが、暫定配備というのはあくまでも、本配備じゃないですよね。暫定配備はいつまでなのか、木更津なり県なりから情報を得ていますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  防衛省に問い合わせたところ、防衛省としては、陸上自衛隊オスプレイの恒久配備先として、佐賀空港が最適であると判断しており、陸自オスプレイを木更津駐屯時に配備することは考えておりません。仮に暫定配備された場合の期間については、諸般の事情により、現時点で確たることを申し上げることは困難ですが、木更津市の皆様の御理解と御協力をいただくため、できるだけ短くなるよう、防衛省として最大限努力してまいりますとの回答を得ております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 本格的な配備先は佐賀空港。ところが、佐賀空港というのは県の空港で、20年前、私も6月議会で言いました。県のその佐賀空港できるとき、漁業組合との協定で自衛隊には使わせないんだという約束をしているわけです。でも今、佐賀県知事はいいですよと言って、漁業組合との話し合いが全然進まないわけ。例えば、漁業組合がいいですよと言ったって、佐賀空港にはオスプレイを配備させるだけの設備がないから、その設備をつくらなきゃいけないわけです。そのためには、すごい時間がかかるわけです。ましてや、災害がありましたよね。ですから、見通しなんか何もないんです。だから、暫定配備が木更津が永久配備になるんじゃないかということで、市民も県民も日本全国が心配しているわけなんです。  では、富津市に対して、防衛省が何らかの説明に来られましたか。木更津にこういうわけでこうなんだよということを、富津市に対して、防衛省が説明に来られたでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  電話等でやりとりはしておりますが、直接、富津市にはおいでになっておりません。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。
    ◆9番(松原和江君) それでは、時間が少ないので次に移ります。  私、6月議会で、木更津飛行場運用規則というのをお見せして、富津市の宇藤原と君津市の九十九谷が場外発着訓練場になっているということをお知らせしました。では、この木更津飛行場運用規則の第42条というのは御存じでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  規則第42条につきましては、新たな場外離着陸訓練場及び低空域飛行訓練場としての適地を発見した際の手順を規定しているものと認識しております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 市は、この第42条を読んで、どのような意味かおわかりだとは思いますけど、どういう意味でしょうか。わかりやすく説明してください。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) 先ほど申し上げたとおり、訓練場としての用途にふさわしい土地を見つけた場合の自衛隊での手続について定めたものだと認識しております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 自衛隊が訓練をしていて、オスプレイで自衛隊訓練してました。でも、訓練する最適な場所を発見した者は、要はちゃんと情報をやって、上まで出しなさないよということは、今、富津市は宇藤原、君津市は九十九谷が発着場になっている。オスプレイの訓練は、原則として、今の木更津の駐屯地のヘリコプター団と、同じところで訓練するということを防衛省は説明しているんです。だから、今、ヘリコプターが飛んでいるところは、オスプレイも飛ぶっていうことなんです。だから、宇藤原と九十九谷が発着の訓練場になっているけど、それ以外に、あ、ここいいねと言ったら、そこも訓練場になるんですよっていうのは、42条で新たな訓練場の開拓になるんです。ということは、自衛隊の人たちが、あ、ここいい、訓練するのにちょうどいいと言ったら、どこだって訓練場になっちゃうというのが、この42条で木更津飛行場の運用規則の中にちゃんと書いてあるわけです。ということは、私これ見て、単なる宇藤原とか、どこだって日本中、訓練場になるっていうことを私は言いたいわけ。  だから、市長さんは木更津市や千葉県と、要は情報を公開しながらとか、国の防衛問題は、国民の安全、あれは国が守るんだって言ってるけど、市が守んなきゃいけないことだと思うんです。だって、富津市の上を飛ぶんです。それで、ここの地域が、富津市がどいうことのなかっていうことを、私、皆さんに6月議会のときお渡しいたしました。佐貫駅から南が低空訓練地域で入っているんです。その中で宇藤原と九十九谷が発着訓練場になっているんです。そういう意味で、富津市はそんなのんきなこと言ってられないと思うんです。横田に、今、米軍のオスプレイが年中、訓練してます。私、町田に友達がいたりしますけれども、もううるさくてしょうがないと言うんです。だから、町田なんていうのは、窓ガラスを二重にしています。その人が住んでいる人数によって、このうちはガラス窓二重に。木更津だってそうでしょう、今の飛行場のそばの人は二重に防音しているんです。  そういうことをやっているんで、富津市は傍観者であってはいけないと思うんで、ぜひ、やっぱり暫定配備をやめるように防衛省に言っていただきたいと思うんです。  もう一つ、このオスプレイが飛ぶようになったら、ドクターヘリは安全に飛べるかどうか、考えたことございますか。ドクターヘリが安全に飛べる保証はあるんでしょうか。いかがですか、考えたことございます。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  ドクターヘリにつきましては、君津中央病院で管理していることでございますので、富津市で判断するものではないと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは、オスプレイの購入費用のことに伺います。  私も、平成29年度の予算要求は幾らかといったら、その時は部長さんが1機98億円と答弁されました。これは機体のみの金額なんです。それでは、このほかに予備エンジンとか、アメリカの訓練費用などが含まれると思うんですけども、いったい幾らアメリカに支払うようになり、1機は幾らになるのか教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  防衛省からは、陸自オスプレイについて、機体自体の取得経費のほか、技術支援費などを含む契約金額は、平成27年度が5機を含め約612億円、平成28年度が4機を含め約793億円、平成29年度が4機を含め約721億円、平成30年度が4機を含め約710億円との回答を得ております。合計いたしますと、17機で2,836億円、1機当たりにいたしますと約166億8,000万円になります。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) そのほかに、例えばアメリカで訓練している費用とかあると思うんです。ここに、今、1機166億円とおっしゃったんですけど、これだけだって富津市の1年間の一般会計の予算じゃないですか。1機買わなければ、こんな市民の人たちや職員の人たち苦労する必要ないですよ。本当に、この無駄なことで、危険なことで。  最後にお伺いしたいんですけど、市民の方が8月26日に市長さんに対して、富津市でも説明会を開いてくださいという要請を行いまして、私も同行いたしました。沖縄へ何回も行かれた方もオスプレイの訓練で、熱風で地面が焼かれてしまって、周りが、立木が全部枯れてしまっているような写真を見せられて、部長さんと総務課長さんが対応してくれたんですけれども、防衛省は来年3月末から木更津基地に暫定配備したいと言っております。  そのためには、隊員のプレハブの宿舎を建設することになりますので、早急に防衛省に富津市議会と富津市民に説明をしてくれるように申し入れていただきたいのですが、いかがでしょうか。要請してくださいますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) お答えいたします。  オスプレイの配備を含む防衛施策につきましては、何度かお話をさせていただいておりますけれども、国が直接、国民の安全はもとより、重ねて情報の提供や配備の理解を得る努力も責任を担っているものだと、そのように考えております。しかしながら、市民の安全安心を確保する見地から見て、必要であると判断した場合には、防衛省に対して説明会を要請することも考えております。 ○副議長(岩本朗君) 以上で松原議員の質問を終わります。           ────────────────────────                    散     会 ○副議長(岩本朗君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。  次の本会議は、9月5日午前9時30分から会議を開きますので、念のため申し添えます。  本日はこれにて散会といたします。                  午後4時20分 散会...