富津市議会 > 2019-06-13 >
令和 元年 6月定例会−06月13日-03号

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  1. 富津市議会 2019-06-13
    令和 元年 6月定例会−06月13日-03号


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    令和 元年 6月定例会−06月13日-03号令和 元年 6月定例会                 令和元年6月招集              富津市議会定例会会議録(第3号)                  議 事 日 程           令和元年6月13日(木) 午前9時30分開議 日程第1 一般質問      (個人質問) 日程第2 議案第1号      (質疑、委員会付託省略) 日程第3 議案第2号から議案第6号      (総括質疑、委員会付託) 日程第4 議案第7号及び議案第8号      (質疑・委員会付託省略) 日程第5 報告第1号から報告第5号      (総括質疑) 〇本日の会議に付した事件
    1.開  議 1.議長の報告 1.高木一彦君の個人質問 1.三木千明君の個人質問 1.議案第1号   (質疑、委員会付託省略) 1.議案第2号から議案第6号   (総括質疑、委員会付託) 1.議案第7号及び議案第8号   (質疑・委員会付託省略) 1.報告第1号から報告第5号   (総括質疑) 1.散  会 〇出席議員  1番 猪 瀬   浩 君   2番 諸 岡 賛 陛 君   3番 三 木 千 明 君  4番 高 木 一 彦 君   5番 千 倉 淳 子 君   6番 山 田 重 雄 君  7番 平 野 英 男 君   8番 渡 辺   務 君   9番 松 原 和 江 君  10番 岩 本   朗 君   11番 石 井 志 郎 君   12番 藤 川 正 美 君  13番 永 井 庄一郎 君   14番 平 野 明 彦 君   15番 鈴 木 幹 雄 君  16番 福 原 敏 夫 君 〇出席説明員  市長         高 橋 恭 市 君  副市長        小 泉 義 行 君  教育長        岡 根   茂 君  総務部長       白 石 久 雄 君  総務部参与      前 田 雅 章 君  市民部長       鶴 岡 正 義 君  健康福祉部長     島 津   太 君  建設経済部長     宮 崎 一 行 君  会計管理者      岩 名 生 麿 君  農業委員会事務局長  庄 司 優 人 君  選挙管理委員会事務局長監査委員事務局長  消防長        岩 崎   脩 君             相 澤 智 巳 君  教育部長       笹 生 忠 弘 君  総務部次長      秋 嶋 隼 人 君  総務課長       石 川 富 博 君 〇出席事務局職員  事務局長       大 塚 幸 男    主幹         大 川 美佐子  庶務係長       三 木 貴 好    副主査        平 野 智 裕           ────────────────────────                    開     議            令和元年6月13日 午前9時30分 開議 ○議長(平野明彦君) 皆さん、おはようございます。  ただいまから、本日の会議を開きます。           ────────────────────────                     議長の報告 ○議長(平野明彦君) 日程に入るに先立ち、私から報告をいたします。  本日、議場内の写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、御報告いたします。  以上で、私からの報告を終わります。           ────────────────────────                  高木一彦君の個人質問 ○議長(平野明彦君) 日程第1、一般質問。  昨日に引き続き、個人質問を行います。  富津市議会申合せ事項により、通告順に質問を許可します。  なお、質問時間は答弁を含めて60分以内となっておりますので、念のため申し添えます。  初めに、4番、高木一彦君の発言を許可します。4番、高木一彦君。                 〔4番 高木一彦君登壇〕 ◆4番(高木一彦君) 皆様、おはようございます。議席番号4番、市民の声の高木一彦でございます。本日は、一般質問の中で個人質問をさせていただきます。きのうから、皆様の御発言にもありましたけれども、令和元年最初一般質問ということで、改めて気持ちを引き締めて質問に挑みたいと思っております。  それでは、通告書どおりに質問をさせていただきます。  まずは、表題1、公共施設配置推進計画についてですが、こちらは、富津市公共施設配置推進計画の素案が発表され、市内各地域でこれから説明会が行われる予定となっております。それに先立ちまして、天羽地区では、今出前講座によりまして再配置に関する説明会が各所で開催されております。  そこで、2会場で出前講座を拝見させていただきました。そちらで感じたこと、そして疑問に思ったことを、今回中心に質問を組み立てていきたいと思っております。  それでは、質問内容に入ります。1、施設の有効利用について。出前講座の説明を聞きまして、市民からは、「古くなって廃止になるのは仕方がないが、それにかわる提案はないのか」、「施設の譲渡と書かれているが、維持管理の費用はどうなるのか」、「地域では管理しきれない」、「地域の切り捨てではないのか」、「市民サービスを低下させるだけでは」、「このままではいけないのではないか」等々、市民からは不安を感じる内容となっておりまして、具体的な施設の有効利用方法市民サービスの維持に向けた市の考えをお聞かせいただきたいと思います。  続きまして、2番目、今後のスケジュールについて。各施設によって違いはあると思うんですが、市民説明会後のスケジュールについて、いま一度確認したいと思います。特に、廃止施設・跡地利用に向けた取り組みについて、そちらの予定をお聞きいたします。  続きまして、表題2、持続可能なまちづくりについて。こちらは、質問内容は一つだけなんですが、持続可能な開発目標の達成に向けた取り組みについて、こちらについて質問させていただきます。  まち・ひと・しごと創生基本方針の中にも、地方自治体における持続可能な開発目標、SDGs(エス・ディー・ジーズ)と言われておりますが、こちらの推進が盛り込まれております。まち・ひと・しごと創生総合戦略2018年改訂版にも、主な施策として、1番、地方公共団体に対する普及促進活動の展開、2番、地方公共団体によるSDGs(エス・ディー・ジーズ)達成のためのモデル事例の形成、3番、地方創生SDGsエス・ディー・ジーズ官民連携プラットホームを通じた民間参画の促進、そして、地域循環共生圏の創造が示されております。  近隣の木更津市でもSDGs(エス・ディー・ジーズ)達成に向けた取り組みが開始されました。本市につきましてもSDGs(エス・ディー・ジーズ)の取り組みについて、今後どのように考えているのかお聞きいたしまして、1回目の質問とさせていただきます。御答弁、よろしくお願いいたします。 ○議長(平野明彦君) 高木議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 高木一彦議員の御質問にお答えいたします。  初めに、公共施設配置推進計画についてのうち、施設の有効利用についての御質問にお答えいたします。  公共施設配置推進計画の素案では、廃止施設・跡地利用の方針において、地域の意見を踏まえつつ、民間活力の導入などによる施設の有効活用について検討することとしています。例えば、閉校後の学校施設については、地域の声を取り入れた上で民間事業者の力をお借りするなど、できる限り有効活用を図り、地域の活性化につなげてまいりたいと考えています。  次に、今後のスケジュールについての御質問にお答えいたします。  市民説明会などで市民の皆さんからいただいた御意見を踏まえて、再度検討して改めて案を作成し、パブリックコメントを実施した上で計画を決定していく予定であります。廃止した施設・跡地の利用に向けた取り組みについては、地域の皆さんや民間事業者の意見を聞きながら、有効活用について検討してまいります。  次に、持続可能なまちづくりについて、持続可能な開発目標の達成に向けた取り組みについての御質問にお答えいたします。  現在、市では、「富津市人口ビジョン2040」において、「住み続けたい、移住したい」と思う住民満足度の高い魅力的な富津市を目指すと定め、その実現に向け、富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略の着実な実行に、市民の皆さんとともに取り組んでいるところであります。今後も引き続き、市民が幸せを感じられるまちづくりに全力で取り組んでいくことが、持続可能な開発目標の達成にもつながるものと考えています。 ○議長(平野明彦君) 再質問に入ります。4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) それでは、再質問に入らせていただきます。  公共施設配置推進計画についての中で、施設の有効利用について質問させていただきます。先ほども施設の有効利用についてお聞きしましたが、ここでは、廃校となる学校校舎の利活用に絞って質問をしたいと思っております。  そこで、今、この「みんなの廃校」プロジェクトというのが、文部科学省のほうからありまして、こちら廃校活用推進のため、全国各地のすぐれた活用事例の紹介や活用希望廃校情報の公表等を通じて、廃校を使ってほしい自治体と廃校を使いたい企業とのマッチングを行っていますというのがありますが、今回、こちら、こういうのも視野に入れた推進計画となっているんでしょうか、ちょっと確認でお願いします。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) お答えいたします。  高木議員が今御紹介いただいた「みんなの廃校」プロジェクト、これにつきましては、私のほうでも一応参考に、今させていただいているところでございます。  また、閉校後の学校の利活用につきましては、まず、ワークショップ等により地域の皆様の意見を伺ってまいります。その結果を踏まえまして、施設の有効活用について検討し、民間事業者の力を活用することとなった場合には、事業の発案段階で、民間事業者の提案を求めるサウンディング型市場調査等を実施してまいります。できる限り地域の活性化につながるような施設の有効活用を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございました。視野に入れていただけるということでありがとうございます。本題のほうなんですが、地域の事業者による利活用を推進していくためにも、ある程度、市の方針、ビジョンができていないといけないと感じておりますが、具体案が、後でお答えくださいという形で質問しようと思ったんですが、今のがちょっとお答えみたいな形になってますよね。はい、ありがとうございました。  続きまして、各地での先行事例が多数発表されておるんですが、富津市として何か参考になる事例、目指したいと感じた事例は、こちらは何かございますでしょうか、そちらについてお聞きしたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) お答えいたします。  閉校後の学校の有効活用につきましては、全国各地でさまざまな事例がございます。  県内の事例を3点ほど申し上げますと、長南町の旧西小学校が民間企業によりスポーツ合宿、ゼミ合宿、企業研修などの宿泊施設として活用されております。また、南房総市の旧長尾小学校は、民間企業によりまして、シェアオフィス、宿泊・商業施設等として活用されております。最後に、勝浦市の旧清海小学校は、民間企業によりまして、コワーキングスペース、シェアオフィス、ドローンスクールとして活用されております。  本市におきましては、地域の皆様の御意見御要望を伺いまして、先行事例等も参考にしながら、できることから進めてまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。いろいろ検討していただいてありがとうございます。本当に5校もありますので、それぞれの地域ごとに適した使い方等、あると思います。千葉県内じゃなく、全国本当に各地域でいろいろな事例が、今発表されており、国のほうでも、そちらの情報はホームページ等で拡散をされているところでございます。私もいろいろ今調べているところでございますが、お互いに情報を共有しながら、よい方法が何かないかということで情報交換をさせていただきたいと思っております。  続きまして、私が気になった事例をもとに、ちょっとお話をさせていただこうと思ったんですけれども。身近なところで、事例といいますか、去年、おととし、地元の天羽東中学校、廃校となる学校なんですが、こちらの文化祭のほうで、生徒が総合学習のテーマごとの発表をする場があったのですが、その中でコミュニティ班というところが発表していただきまして、おととし、市長、教育長のほうにもプレゼンを聞く機会をつくっていただきましてありがとうございました。
     この発表がすごく印象に残っておりまして、こちら、生徒たちが自主的に調査研究しまして、富津市の、また地域の将来、廃校舎の利活用について真剣に考えているものなんですが、その中で、廃校舎について、都会の子供たちの里山体験の拠点にするとか、カフェをつくって交流の場にするとか、富津市の歴史資料館にするとか、図書館、また食堂とかをつくり、地域の人たちが一日楽しめて雇用も生まれる場とするとか、さまざまな提案がされておりました。  こちらは先ほど答弁のほうにもありましたけども、やはり全国の事例を見た中で、自分たちの地域にはどんなものがいいかなって子供たちなりに真剣に考えてつくったものだったんですけれども。このような自分の地域がどのような取り組みをすればよいか、こういう真剣に考えていただいて、この発表の後に、たまたま子供たちとお話をさせていただく機会がございました。そこで、ちょっと悲しい言葉がありまして。「私たちは地域と学校の将来のために真剣に考えておりました。でも私たちの意見なんて誰も聞いてくれないし、実現もできないよね、こんなの、ちょっと夢物語だよね」というような、ちょっと悲しそうな表情で話してくれたのが、ちょっと忘れられないんです。  やはりこのような提案って、子供たちだけの提案というのは、なかなか受け入れられないかもしれませんけども、子供たちも含めた地域全体、本当に多種多様な人たち、このような提案を、市として、このような提案は市の協力なしでは実現することができませんし、もちろん地域住民も一緒になって取り組む必要があるというのは承知しております。  先ほどの答弁の中にもございましたけれども、このような提案、上がってきた場合、市としては、一緒に取り組むということで、先ほどワークショップをやってみたりとかいろいろあったんですが、もっと何か具体的な案が上がってきた場合、ちょっと市民と一緒に歩んでいけるというような、何かそういう説明というのが、ちょっと今までの出前講座とかを聞いて、いまいち聞き取れなかったりするところがありまして、何かそういうところがあれば、すごく安心するんじゃないかなというふうに思うんですよね。ちょっとその辺のことを、もう一度、一緒に取り組むことが可能なんだよという部分を、もう一度お話ししていただければと思うんですが。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) お答えいたします。  先ほど、市長のほうからも申し上げたとおり、地域の皆様の声を拾っていくということは大変重要であるというふうに考えております。先ほど高木議員のおっしゃるような、そういった若い人たちの声というのも大変重要であるというふうに認識しております。今後は、また素案の中でも、そういった方たちの声を生かしてまいりたいというふうにも考えてございます。  先ほど来から申し上げておりますとおり、地域の皆様の要望等を伺った中で、また有効活用を図ることとなった場合には、具体的な手法につきましても皆さんと十分意見を交わしながら協議してまいりたいというふうに重く考えております。  先ほどいただいたお話についても、十分参考にさせていただきたいというふうに考えております。ありがとうございました。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。本当に、学校の校舎は、地域にとってはものすごく大事な建物です。やはりその思いのこもった建物を地域の方々と一緒に考える体制をつくっていくというのは、本当に私が望んでいるところでございます。地域の方々とも、そのような形で情報交換をしながら歩んでいきたいと思っております。  全国的に、廃校の活用についてなんですが、今廃校舎というのはどんどんふえておりまして、今需要と供給がバランスが崩れてしまっている、先ほど言いました「みんなの廃校」プロジェクトにおきましても、全国的に、やはり校舎のほうが余っていて、必要とされる企業のほうが少ないというのも現状というのもお聞きしております。そんな中で、やはり早く、もし全国的にこういう廃校舎の利用を発信するのであれば、早目早目に手を打ちまして、より利用する企業とか他の自治体の、もしそういった使いたいというお話があった場合とか、とにかく早目早目に発信する、そして、より魅力的なものを発信するというのが必要になってくると思いますので、その辺も含めて、またいろいろ検討していただきたいと思っております。  それでは、2番目の、今後のスケジュールについての説明をお願いいたします。こちらでは廃校・跡地利用に向けた取り組みについて、さらに具体的なスケジュールについてお聞きしたいと思っております。  まず最初に、市民説明会、意見交換、アンケートを経て、素案から案に変わりまして、その後、パブリックコメントをというふうな形になると思うんですが、それのタイミング、時期的なものは設定しておりますでしょうか、その辺のことについてお聞きいたします。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) お答えいたします。  公共施設配置推進計画につきましては、市民説明会等におきまして、市民の皆様から御意見をいただいた上で、できる限り早く案を作成したいというふうに考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 早目に素案をつくるということなんですが、パブリックコメントタイミングっていつごろか決まっていますでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) パブリックコメントにつきましては、素案から、今度は案に変わった段階で、パブリックコメントを実施していきたいというふうに考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 了解いたしました。  じゃあ次ですね、素案の中で、先ほどの答弁にもありましたけども、アンケートワークショップを通じて、現在の利用者や地域の意見を踏まえつつ、事業の発案段階で民間事業者の提案を求めるサウンディング市場調査により民間活力の導入による有効活用を検討しますとあります。先ほどの答弁にもあったのかもしれませんけれども、もう一度、この展開方法といいますか、具体的なお話をちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) お答えいたします。  廃止施設跡地利用の取り組みにつきましては、まずはアンケートワークショップ等によりまして、有効活用の手法や内容について、地域の皆様の御意見をお伺いしようと考えております。その結果を踏まえまして、民間事業者の力を活用して、有効活用を図ることとなった場合には、事業の発案段階で民間事業者の提案を求めるサウンディング型市場調査の実施を検討してまいります。  有効活用の手法や内容を決定する前の段階で、民間事業者の意見や、新たな提案を受けることで実現可能性や事業効果などを踏まえた上で検討を進めることが可能となり、また、検討段階で広く対外的に情報提供することにより、民間事業者からの参入意欲の向上も期待できるものと考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございました。ただいまスケジュールについてもお聞きしているんですが、ちょっとこれ、疑問といいますか、聞かれたことなんですけれども、各学校、借地が含まれておるんですが、関豊小学校のときは、市のほうで全て借地の部分を買い上げまして、一括で売却するという方法をとりました。今回についても借地のほうの扱いといいますのは、これはどのように考えているんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) お答えいたします。  敷地内に借地がある場合につきましては、旧関豊小学校のように、市で買い上げて、一括して売却するケースもあり得ますが、その後の活用方法等にもよりますので、土地所有者との協議を進めてまいろうと考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) わかりました。あくまでも関豊小学校関豊小学校ということで、これからは、また全てがそういうことではないということでよろしいですね、はい。  やはり関豊小学校の事例があるので、そういう廃校舎を欲しいと言っていた、たまたま事業者とお話しさせてもらったことがあるんですけども、あんなに安く買えるんだったらいいよねと、その方は言っていたんですよね。ただ、全てがあのようにはならないということでよろしいですか、ちょっと確認で、もう一つお願いします。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) はい。いろいろな事例や、また御意見等を伺った中で、さまざまなケースが出てこようかと思いますので、その都度、検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  続きまして、出前講座におきまして、各施設ごと、個別の検討会を行うというようなお話がございました。全ての施設ごとに、これ検討会をつくるということなんでしょうか。そちらについて、ちょっと確認をさせていただきます。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) お答えいたします。  廃止した施設跡地の利用に向けて、地域の皆様の御意見をお伺いする方法の詳細は、現在、検討中でございます。例えば、地域の皆様によるワークショップを実施する中で、他自治体の事例等を参考に、施設の有効活用についてイメージしていただきながら意見を交わしていただくといった方法が考えられます。今後、他自治体での取り組みも研究しながら検討してまいります。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。この検討会なんですが、検討会に入るメンバーといいますか、どのような方が、そこに携わるのかというのも、すごい重要なことではないかなと思いますけども、その辺についても何かお考えはありますでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) この人ということで限定するわけではなく、地域の人、また幅広く地域に関係する人、いろんな方がいらっしゃると思いますので、その辺も含めて、今後いろいろ検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。そちらについても十分検討させていただきたいと思っております。  そして、ワークショップを行うというようなお話がございました。私、ちょっとワークショップ等を、青年会議所時代に少しいろいろかじった関係もございまして、そちらで、やはり重要になってくるのは、ワークショップを進行するファシリテーター役になる人間が非常に重要だと思っております。その方が、いかに皆さんの意見を集約して、考えを引き出すかというのが、ものすごく重要になっておりまして、その辺につきましては、市ではどのように考えているのでしょうか。職員が対応するのか、それとも第三者、そういう専門の方を頼むのか、その辺のお答えをお聞かせください。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) ワークショップの実施方法につきましては、具体的な検討までは、まだ至ってございませんが、また具体的なワークショップの話になったときには、その辺も、また慎重に考えてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。ワークショップは1回切りで終わるものじゃございません。本当に長いところでは、何年もかけて計画を練らなければいけないものということで、本当にあと1年で廃校となる中で、ちょっと今からそういう検討をするのは、そう遅いという形ではあるんですが、ただやはりやってもらわなければ困るということで、ぜひともその辺につきましては、慎重に御検討いただきたいと思います。  それでは、廃校の利用につきましては、このあたりで一旦閉めさせていただきまして、続きまして、持続可能なまちづくりについて、持続可能な開発目標の達成に向けた取り組みについて、再質問に入らさせていただきます。  SDGs(エス・ディー・ジーズ)、こちらに関しましては、またこれからの取り組みということで、一方的にこちらから何か聞くというのも、各地の取り組み、事例とかをともに考えて、今後の取り組みについて考える場になっていただければなと思っております。  そこで、今現在考えているSDGs(エス・ディー・ジーズ)に関する取り組みについてお聞きしたいと思います。富津市では、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) お答えいたします。  現在、市では、将来にわたって市民一人ひとりが、さらに市に愛着を持ち、幸せを感じられるまちの実現を目指すため、富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略におきまして、基本目標を定め、その下に基本的な施策の方向、また具体的な取り組みを掲げ、その着実な実行に市民の皆様とともに取り組んでいるところでございます。今後も引き続き、総合戦略の着実な実行に取り組んでいくことが持続可能な開発目標に向けての取り組みにつながるものと考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。こちら、SDGs(エス・ディー・ジーズ)なんですが、非常にこうやって市の取り組みとかまちづくりに組み合わせるというのは、すごく難しいものというふうに捉えられているものでございます。今現在、進められていることを継続して、そして持続可能な取り組みとして歩んでいく、それだけでも持続可能な開発目標に向けての取り組みだと思っておりますので、その辺につきましては、継続で今までどおりでお願いいたします。  それでは、先ほども申し上げましたけども、近隣では、木更津市が今、SDGs(エス・ディー・ジーズ)に関する取り組みを始めました。こちらについては、どの程度把握していますでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) お答えいたします。  木更津市が推進しておりますオーガニックなまちづくりの基本理念、市が講じる施策、具体的な取り組みと貢献する持続可能な開発目標を対応させた「オーガニックなまちづくりとSDGs(エス・ディー・ジーズ)対応表」、また各課等が取り組むSDGs(エス・ディー・ジーズ)のゴール、目標ですね──を公表していることは把握しております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。木更津でも取り組みを始めたばかりでございまして、今ありました「オーガニックなまちづくりとSDGs(エス・ディー・ジーズ)対応表」というのがあるんですが、各課それぞれ17のゴールがあるんですが、その各課の目標に合わせて、この目標設定をしているというところで、これも全国的な取り組みの中で同じようなことをやっておりますので、そこの流れという形になると思うんですが、このオーガニックなまちづくりということと、このSDGs(エス・ディー・ジーズ)の理念というのが合っているだろうというような話もございました。  それでは、この木更津も含めた各自治体で、いろいろな取り組みが、今されております。富津市として、これSDGs(エス・ディー・ジーズ)に取り組む可能性といいますか、どんなイメージというか、お持ちでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) お答えいたします。  SDGs(エス・ディー・ジーズ)の取り組みというのは、持続可能な社会の構築を目指す上で有効なものであるというふうには認識しております。また、先ほども申し上げましたが、市が市民の皆さんとともに取り組んでおります総合戦略や各施策を着実に実行していくことが、持続可能な開発目標につながるというふうに考えます。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  順番が逆になってしまうかもしれないんですけど、木更津の取り組みについてホームページから抜粋してきましたので、先ほどの答弁とダブるかと思うんですけれども、ちょっと読み上げさせていただきます。  木更津では、地域社会を構成する多様な主体が一体となり、人と自然が調和した持続可能なまちづくりとして次世代に継承しようとする取り組みであるオーガニックなまちづくりを推進しております。オーガニックなまちづくりとSDGs(エス・ディー・ジーズ)は親和性が高く、行政や企業、市民等が一体になってオーガニックなまちづくりを推進することで、世界の目標であるSDGs(エス・ディー・ジーズ)の達成に貢献するものと考えます。オーガニックなまちづくりは、政策の一貫性を強化するためにオーガニックなまちづくり条例の制定及びアクションプランの策定によるSDGs(エス・ディー・ジーズ)の主流化や、木更津オーガニックシティプロジェクト推進協議会など、地域一体となった効果的なパートナーシップによるまちづくりを実施していることで、17のゴールのうち、特に目標17、パートナーシップで目標を達成しようという部分に貢献している。 ということでございます。  このように、17もの目標全てを設定するのではなくて、まずは1つからでも進めていく、そういう形でもいいのかなと思っております。こちらのほうも参考にしていただきまして、この木更津での今各庁舎の案内看板等、各課等が取り組む目標のアイコン、ロゴマークと言いますか、このSDGs(エス・ディー・ジーズ)のカラフルなこの表記が、いろんなところに今されて、非常に庁内も明るい感じになっております。このようなロゴマークの掲示とパンフレットの設置、これは取り組んでいる自治体全てに共通していることですので、富津市でも、まずは目標を設定していただいて、このような形のアイコンを設定するだけでも、富津市、何か新しいことに取り組んでいるなと市民の方にも非常に目立つものにはなるんじゃないかと思いますので、その辺についても御検討をお願いいたします。  さて、実は、先日、この「SDGs(エス・ディー・ジーズ)の実践」という、こちら自治体地域活性化に向けた本があるんですが、こちらの出版記念のシンポジウムというものに参加させていただきました。こちらについて、とにかくこのSDGs(エス・ディー・ジーズ)、まだまだ日本全国でも大体今9%、実質5%、もうちょっと低いのではないかと言われている自治体でしか取り組まれていないところでございまして、今30%の自治体で取り組みをしていこうというような形で国のほうでは進めています。というわけで、今回、このSDGs(エス・ディー・ジーズ)に関しましては、なかなか答弁もしづらいところではございますので、今回、この「SDGs(エス・ディー・ジーズ)の実践」、このシンポジウムに参加させていただきまして、こちらでこの本の中で講師の意見を聞きながら、重要な部分というのをちょっと抜粋させていただきました。そちらについて、ちょっと今回読み上げさせていただきまして、そちらについての感想といいますか、そちらを述べていきたいと思っております。  こちらは6月4日火曜日に行われましたSDGs(エス・ディー・ジーズ)シンポジウムなんですけれども、こちら、事業構想大学院大学出版部が出版しました「SDGs(エス・ディー・ジーズ)の実践〜自治体・地域活性化編〜」の出版記念ということで、この本を書いた著者が直接講義をするというものでございました。  まず、一般財団法人建築環境・省エネルギー機構理事長であります村上周三氏の講演から抜粋していきたいと思います。  SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、グローバルスケールの社会変革に向けた理想を掲げたもので、持続可能な社会構築のための目標として、多くのゴール、ターゲットが挙げられています。しかし、これらは既存の自治体行政にとって、なじみやすいものではなく、そこに地方創生のシナリオが示されているわけではありません。自治体関係者からSDGs(エス・ディー・ジーズ)の重要性は理解できても、その投入の具体的な方法がわからないというのは、このためです。しかし、このSDGs(エス・ディー・ジーズ)の理念、枠組みを自治体行政に導入することができれば、活性化に向けた自治体行政のパラダイムシフトをもたらすことになり、大きな波及効果を考慮すれば、チャレンジに値する取り組みであるということでございます。  まず、自治体が直面する課題といたしまして、全国自治体の経済性能、社会性能、環境性能を評価する「CASBEE─都市」というツールを用いまして分析をしましたところ、富津市、ちょっと図が小さくて細かいところまではわからなかったんですが、非常に自分はバランスがよかったんではないかと思いました。特に経済性能の部分では、近隣の木更津のほうに近いということなので、ちょっと色が濃いほうが評価が高くなったんですけども、富津市は、その評価の高いぎりぎりのところに入っていた。そして、社会性能、環境性能というのは、色的にはちょっと薄いんだけれども、全国的に見ると、ちょうど中間の位置ということでございまして、総体的には本当にバランスがいい地域だなとふうに感じております。  このSDGs(エス・ディー・ジーズ)の実践において、各自治体が、自身の立地条件の特徴を踏まえた独自性の高い導入計画の策定が必須であるということから、このツールの分析は非常に有効ではないかなというふうに考えています。  このツール、ホームページ上で検索すると出てきまして、実際に富津市、検索することが可能ですので、お時間があるときに、ちょっと検索して、富津市の評価がどうなっているのか見ていただきたいと思います。  また、自治体の直面する課題といたしまして、人口の減少、こちらは全国的に挙げられておるんですけれども、政府が進めますまち・ひと・しごと創生法の取り組みの中でも、SDGs(エス・ディー・ジーズ)における経済・社会・環境の総合的な取り組みを協力に推進し、まち・ひと・しごと創生総合戦略2017の中でも、全国の自治体30%にSDGs(エス・ディー・ジーズ)の導入を目指すと掲げております。  そして、SDGs(エス・ディー・ジーズ)の枠組みと日本社会の取り組みというところでございますけれども、国連総会におきまして、2005年9月に採択されました2030アジェンダのタイトル、こちらは「我々の世界を変革する」というふうになっております。SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、この中核文書をなすものでございますけれども、すぐれた理念がある反面に、実行段階における障害として、まず多過ぎる目標、17もありますからね。そして、理解が用意ではない。導入方法がわからない。そして、法的な拘束力がない。また、使用のためのデータの未整備、こちらが挙げられております。確かに17のゴールと169の行動目標、232のインディケーター、指標目標ですね、こちらを全て当てはめるのは容易なことではございません。  しかし、よりわかりやすく示す試みも進んでおりまして、SDGs(エス・ディー・ジーズ)の17のゴール群を、経済・社会・環境のトリプルボトムラインと言うんですが、この3つに分けまして、この理念構成の柱とされているもの、シナリオといたしまして並び変えたのが、SDGs(エス・ディー・ジーズ)ウェディングケーキという図になっております。こちらも検索すれば、どういうようなものか出てくると思いますので、参考にしていただければと思います。このゴール群を編集してわかりやすく示した先導的事例というふうになっております。  また、SDGs(エス・ディー・ジーズ)は、基本的に国レベルを単位としてグローバルスケールの課題解決のための枠組みとして企画提案されたものですが、それを自治体レベルの課題解決に適応するための翻訳作業というのが必要になってくるということで、そちらはローカライズというふうに呼んでいるそうです。この自治体の多様性に留意した独自性のあるSDGs(エス・ディー・ジーズ)の取り組みが求められているわけですが、そちらがこの自治体レベルの課題解決に適応するための翻訳作業、SDGs(エス・ディー・ジーズ)の目標をいかに自治体の目標に適合されるか、そこを翻訳というふうに言っているそうなんですが、そちらの取り組みが求められているということです。  さて、日本政府もSDGs(エス・ディー・ジーズ)を重要政策課題と位置づけまして推進本部を発足させました。そして、「SDGs(エス・ディー・ジーズ)アクションプラン2019」を策定し、取り組みの具体化を急いでおります。政府は、地方創生政策の枠組みのもとで、自治体へのSDGs(エス・ディー・ジーズ)導入を促進する施策を推進しております。その一環といたしまして、2017年に「SDGs(エス・ディー・ジーズ)未来都市」というプロジェクトを発足されまして、今現在、29の都市で実施されております。  済いません、順番がちょっとくるってしまいました。こちらですね、今29の都市で実施されているということですが、その29の中でも10の都市では、より具体的な施策を進めるということをやっているということです。その取り組み体制なんですけども、首長のリーダーシップのもと、自治体内の施策の実行部局におけるSDGs(エス・ディー・ジーズ)に対する参加意識を高めること、現場の意見を酌み上げることが、この仕組み、市民を含む外部人材、いわゆるよそ者の意見を酌み取ることなどが重要な視点とされているそうです。  ちょっと済いません、順番が狂ってしまいまして申しわけありません。こちらのSDGs(エス・ディー・ジーズ)未来都市についてなんですけれども、ビジョンを具体化してゴールやターゲットの内容を酌み取った、持続性の高い、独自性のある活動目標を設定するというところで──ごめんなさい。  続きまして、自治体のSDGs(エス・ディー・ジーズ)の導入方法について、ちょっと述べさせていただきます。先ほども述べたんですが、SDGs(エス・ディー・ジーズ)自体は、目標は指標を列挙したものでございまして、これを達成するための方法を示しているわけでもございません。したがって、自治体にSDGs(エス・ディー・ジーズ)を導入するための仕組みや目標設定は、自治体自身で行わなければならないということで、SDGs(エス・ディー・ジーズ)はわかりにくいという批判が出ることが多いのは、このSDGs(エス・ディー・ジーズ)のアイコン群がそのまま自治体の行政の枠組みに示していると解釈するということから誤解が起きまして、わかりづらいというふうになっているということです。  導入計画を策定するには、SDGs(エス・ディー・ジーズ)の目標群の意味するところを読みこなしまして、自治体の課題解決につながる施策に翻訳し、わかりやすい導入契約として取りまとめる必要があるということで、そのためには基本的な4つの視点を段階を追って進めることが有効だということです。  まずは、ビジョンですね。自身の自治体の2030年のあるべき姿をビジョンとしてまとめる、そのビジョンというのが、SDGs(エス・ディー・ジーズ)の理念を十分に反映し、社会の価値と共有しまして自身の価値を高めるものとする。そして、活動目標、こちらは、先ほどもちょっと順番を間違えて言ってしまったんですが、ビジョンを具体化するためのゴールやターゲットの内容を酌み取った、実現可能性の高い、独自性のある活動を策定する。そして、実行。多様な活動目標に対して総合的に取り組み、個別最適でなく全体最適を図り、相互によるエナジー、シナジー効果を生み出し、SDGs(エス・ディー・ジーズ)導入の実績を上げる。  そして、4番目といたしまして、進捗管理、ゴール、ターゲットの達成状況をインディケーターを用いて計測し、進捗管理を徹底し、組織の運営ガバナンスを高めるとなっています。そのために、5つのステップというのが提示されているんですが、このステップ1といのが、SDGs(エス・ディー・ジーズ)の理解といいまして、SDGs(エス・ディー・ジーズ)の導入に際しましては、基本的理念と全体的枠組みを理解することが出発点であるということ。  そして、ステップ2、取り組み体制といいまして、これは先ほど、ちょっと順番を間違えて言ってしまったんですが、部長のリーダーシップのもと、自治体の施策の実行部局によるSDGs(エス・ディー・ジーズ)に対する参加意識を高める等が重要となっております。  そして、ステップ3、目標と指標の策定、政策目標の設定、達成目標、指標の設定等、さまざまな設定が必要となっております。  そして、ステップ4ですね、今、ステップ1、2、3まで来ました。アクションプログラムといたしまして、こちらを作成する配慮の点といいまして、プログラムの合理性、独自性、そしてプログラムの実現可能性、具体性、推進組織のガバナンス、ステークホルダーの組織化、事業スキームと資金面管理事務、検証体制と情報発信というのが、ステップ4となります。
     ステップ5になりますけど、こちらはSDGs(エス・ディー・ジーズ)の取り組みを進捗をチェックするためのフォローアップで、チェックポイントは以下のとおりとなっております。SDGs(エス・ディー・ジーズ)にかかわる内外の調整の分析、政策目標、達成目標の評価、そして指標の妥当性の検討、内外の他自治体の比較検証というふうになっております。  このようなステップが必要となってきまして、続きまして、パートナーシップと官民連携という部分で、SDGs(エス・ディー・ジーズ)の取り組みにおいて官民の多様なステークホルダー間の連携協力が強く推進されているということで、このSDGs(エス・ディー・ジーズ)の導入を成功するためには、多様なステークホルダーの積極的な参画を促すことのできる仕組みの構築が不可欠で、そのステークホルダーを取りまとめる役割を担うのは自治体、その自治体が行うのが最も適切であるということです。官民連携を担う責任は非常に重いと言えるということでございます。  地域における官民連携は、さまざまな形で地域活性化に貢献します。SDGs(エス・ディー・ジーズ)の取り組みでは、従来の自治体行政の枠を超えたノウハウを求めることが多いので、自治体行政が対等な立場で協力する水平的連携が必要不可欠となっております。内閣府では、「地方創生SDGsエス・ディー・ジーズ官民連携プラットホーム」を設立しまして、官民連携を支援しております。その目的は、地方自治体と民間企業の共同事業のマッチングをするということとなっております。  SDGs(エス・ディー・ジーズ)なんですが、本当に今ずっと読み続けてしまいましたけれども、まだまだ日本で始まったばかりの取り組みでございますので、これから地方創生に向けた取り組みとして、SDGs(エス・ディー・ジーズ)を推薦する意義は十分あると考えるんですが、日本各地で展開されておりますSDGs(エス・ディー・ジーズ)未来都市、自治体SDGs(エス・ディー・ジーズ)モデル事業、こちらを参考にして、富津市でもできるところから取り組んではいかがでしょうか。政府の支援体制も、これからさらに充実していく方向になっているということでございます。導入しやすい環境は整いつつありますので、前向きな検討をお願いしつつ、最後に市長のほうに、このSDGs(エス・ディー・ジーズ)、この導入の可能性、実効性についてお聞きして、質問は終わりにしたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) お答えいたします。  先ほど担当のほうからもお答えいたしましたけども、SDGs(エス・ディー・ジーズ)への取り組みは、持続可能な社会への構築を目指す上で有効なものであるということは認識をいたしております。しかしながら、先ほど高木議員の御説明の中でも触れられておりましたけれども、実行段階における障害で、多過ぎる目標である、理解が容易でないというふうな御紹介をいただきました。しかしながら、難しく考えることではなくて、今富津市としては、豊かな自然を守りながら、ここに暮らす人々が幸せで生活できるまち、そして安全安心のまちづくりということを目指して、一つ一つ施策を行っております。ぜひ市民の皆様と、それを実行することによって次世代に富津市をつなげていく、そして今、細かな取り組みではありますけれども、市といたしまして、今年度から「ごみダイエット作戦100」というような取り組みも始めさせていただいております。また、多くの市民の皆様の御協力によってビーチクリーン活動等も行われています。17項目全てには該当しないかもしれませんけれども、SDGs(エス・ディー・ジーズ)のつくる責任、使う責任、また、海の豊かさを守ろうというところには該当するような取り組みではないかなというふうに思っています。今できることを一つ一つ積み重ねることによって、SDGs(エス・ディー・ジーズ)、まさに持続可能な開発目標の達成に、富津市としても努めてまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(平野明彦君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 済いません、本当に長い説明文章を聞いた後で、すばらしい答弁をいただきました。本当にこのSDGs(エス・ディー・ジーズ)、難しいというふうに考えるだけでなくて、今本当に市長の言ったような、今取り組んでいる取り組み、こちらを推進していく中で、そちらがSDGs(エス・ディー・ジーズ)の取り組みとリンクしてくるところが、本当に多々あると思います。  そういった中で、一つ一つこちらが意識をしながら、それを進めていくことで、よりこのSDGs(エス・ディー・ジーズ)という一つの世界的な目標と言いますか、こちらの共有部分というのは、一緒に同じ視点を見ながら取り組んでいくことによって、何かみんなが同じ目標に向かって進んでいる、より日本が、世界がよくなっているというような形になっていけばなと思っております。今、市長が答弁されたとおり、今進めている施策、どんどん進めていただきまして、市民と共に、そしてすばらしい富津市づくりを進めていきたいと思います。  これにて質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(平野明彦君) 以上で、高木議員の質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。会議の再開を10時40分といたします。                  午前10時23分 休憩           ────────────────────────                  午前10時40分 開議                  三木千明君の個人質問 ○議長(平野明彦君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。  3番、三木千明君の発言を許可します。3番、三木千明君。                 〔3番 三木千明君登壇〕 ◆3番(三木千明君) 議席番号3番、自由民主賢政会、三木でございます。  新元号が令和となり、5月1日から令和元年としての新しい時代が刻まれ始めました。  平成31年2月24日、天皇陛下御在位30年記念式典において、上皇陛下は、平成は昭和天皇の崩御とともに深い悲しみに沈む諒闇の中に歩みを始めましたと振り返られました。  思えば、戦争と復興の激動を生きた昭和天皇と、長く続いた昭和の時代の存在感は大きく重いものでありました。  しかし、戦後50年、60年、70年の節目を刻みながら、平成の時代が徐々に存在感を増していく中、阪神淡路大震災、オウム事件の衝撃が社会を襲い、雲仙普賢岳や三宅島の噴火、東日本大震災と福島第一原発事故など多くの災害のほか長期の景気低迷、国際的競争の激化といった試練にさらされてきた30年余りの平成の時代、上皇陛下は昨年の誕生日会見で、平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに心から安堵していますと締めくくられました。  その言葉を伺い、私は、平成は困難と試練の時代とも言えたのですが、近年の我が国において戦争のなかった時代、平和を享受し、その大切さを改めて感じさせてくれ、決意を新たにさせてくれた時代であったと改めて感じたものであります。  戦争のない時代は、平成に続き我々が令和に込める大きな願いの一つであります。この新しい時代の幕あけに対し、安倍晋三首相は、一人一人があすへの希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができるそうした日本でありたいと、令和の込めた願いを語られました。  我が国は、急速な人口減少、積み上がる債務残高、いずれ来るのではないかと言われている大災害など課題への対処が迫られております。世界でもこれらの課題が重なって今押し寄せているような国は見当たりません。  したがって、参考にすべき対処の前例がない問題の解決に直面しているのが我が国の現状であります。  むしろ同様の問題にこれから直面するかもしれないと捉えている他の国々は、我が国の対応、対策を注視しているはずです。  何よりも、我が国がこれからも世界をリードする主要国の一員として、悲観論に振り回されず、みずからの総意で長期戦略を練り、粘り強く実行していくことが唯一の解決策であると考えられます。  このことは、私たちの住む富津市にも当てはまるのではないでしょうか。  人口減少、少子化、高齢化など課題が多くある中、行財政改革の確実な実行により、いまだその道は半ばとはいえ、財政健全化も数値として顕著にあらわれてきているように、市執行部、市民の皆さん、そして、我々議会が一体となって対峙しながら、まずは今、富津市に住まう市民の皆様に、住んでよかったと実感いただけるまちづくりと、富津市の持つ魅力とポテンシャル、都心への近さやアクセスのよさをさらに強みに変え、子や孫たちにも自信を持って住み続けていただけるまちづくりを推進していくことが必要だと考えます。  すなわち、安心して暮らしやすい富津市とすること、そう皆さんに実感いただけるまちの実現に向け、さらに研さん、邁進していくことが必要であるわけです。  そこで、今回も3月定例会に引き続き、より安心して暮らしやすい富津市づくりについてをテーマに質問を行ってまいります。  より安心して暮らしやすい富津市づくりについて。  まず1点目に、安全で安心して暮らせる富津市づくりへの取り組みについて伺います。  安全・安心な社会を構築し、まちづくりを実現するためには、目指すべき安全・安心な社会やまちのイメージを明確にすることが必要であると考えます。  自治体においては、さまざまな施策展開等を通じ、いわゆる社会システムの安全を考察し、イメージし、確たるものとすること、そして、各個人においても自治体の講じる社会システム上の安全確保に信頼を寄せながらも、加えて自己と家族と、責任の及ぶ範囲を基本に、安全や安心確保のための最新の注意と、加えての防衛策などを、状況や環境に応じ、考察、イメージ、そして、対策しているものと考えます。  そんな中、本来、人が人に危害を加えてはならないという前提と、加えられないという信頼により構築されてきた現代社会を覆すような、人が人に、理由も判然としないまま危害を加えるような事件、また、異常気象や環境の変化に起因するとされている大規模な自然災害、特に周期的な要因などから首都圏を巻き込む、または首都直下型地震、これらが発生する、このような情報などが、テレビ、新聞等、メディアで連日のように報道されております。  一般的な理解を超えた事象というのは大変な恐怖であります。大変な恐怖を与えるような事件や事故、これらを未然に防ぐ手だてはあるのか。それは非常に多岐にわたり、行政として市民のためにどこまで取り組むことができるのか、際限のない課題なのかもしれませんが、このような一般的な理解を超えた事件、事故が事実として連日のように発生している社会情勢の中において、安全で安心して暮らせる富津市づくりへの取り組みについての所見を伺います。  2点目に、安全で安心して子育てできる取り組みについて伺います。  平成31年度施政方針においても、子育てしやすいまち日本一を実現するため、安心して子育てができ、子供たちの笑顔があふれ、子育てが喜びとして感じられるまちづくりを目指すと掲げ、その実現に向けさまざまな施策等を展開しているところでありますが、冒頭申し上げましたとおり、一般的な理解を超えた事件、あるいは自然現象に起因する事故等が日々発生するなど、子供たちを取り巻く社会環境が厳しさを増す現在において、それら事件、事故への対処や、未然に防ぐための対応等、安全で安心して子育てできる取り組みについて、市としての考えを改めて伺います。  以上、都合2点について1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(平野明彦君) 三木議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 三木千明議員の御質問にお答えいたします。  初めに、安心して暮らしやすい富津市づくりについてのうち、安全で安心して暮らせる富津市づくりへの取り組みについての御質問にお答えいたします。  安全で安心して暮らせる富津市づくりのため、富津市まち・ひと・しごと創生総合戦略において、地域ぐるみの防災、防犯体制の促進、生活環境の保全、子育てしやすい環境の整備等の基本的な方向を定め、各種の施策に取り組んでいます。  本年3月には安全で安心なまちづくりへの取り組み指針となる基本理念や市の責務、市民・自治会・事業者等の役割を定めた富津市犯罪のない安全で安心なまちづくり推進条例を制定し、市民の皆様とともに取り組んでいく所存であります。  既に地域で自主防犯団体による見守り活動に取り組んでいただいているところでもありますが、安全で安心なまちづくりには、日ごろから市民の皆さん一人ひとりが意識を持って、連携し、地域社会全体で取り組むことが必要であると考えています。  次に、安全で安心して子育てできる取り組みについての御質問にお答えいたします。  子供たちを取り巻く環境は、近年、過去に経験したことのない豪雨や猛暑など、生活環境を脅かす自然災害のリスクが高まっていることや、子供が保護者からの暴力によって命を落とす虐待事件も後を絶ちません。  身近な生活に目を転じても、児童が死傷する交通事故など、子供が巻き込まれる痛ましい事故・事件が各地で相次いでいます。  私は、安心して子育てができ、まちに子供たちの笑顔があふれる富津市を目指して、次代を担う子供と家庭を支え、子育てを巡る環境整備の取り組みを進めてまいります。 ○議長(平野明彦君) 再質問に入ります。3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 高橋市長、御答弁ありがとうございました。  それでは、再質問に移らさせていただきます。  ただいま高橋市長より、安全で安心して暮らせる富津市づくりへの取り組みとして、本年3月に安全で安心なまちづくりへの取り組み指針となる基本理念や市の責務、市民・自治会・事業者等の役割を定めた富津市犯罪のない安全で安心なまちづくり推進条例を制定されたとの答弁をいただいたところであります。  私も含めてなんですが、どちらかというと安全・安心なまちづくりといいますと、警察・消防・自衛隊・市役所、こういった行政にかかわる機関の皆さんが全てやってくれるもの、また、当然なものとして一般の市民はそれらを享受する側というふうな考え方でいたような風潮があったような気がします。  しかし、残念ながら、これだけ事件・事故が多発し、多様化する近年においては、とてもじゃないですけれども特定の機関だけに安心や安全を担保しろ、ましてや安心なまちづくりの全てを担え、行えということに、そのこと自体に無理があると私も考えております。  今までその一方的な押しつけを、根拠も役割も判然としないままやり過ごしてきたんではないかなという考えすらあります。  安全・安心をより確実なものにするためにはどうするべきか、これはよく防災訓練などで言われておりますけれども、自分の身は自分で守る、自助・共助・公助、この基本原則を災害時のみならず、普段の心がけで安心・安全の確保にも当てはめ実行する、こういった考え方や指針を明文化し、市の責務、市民・自治会、そこに滞在する事業者等の役割を定めたものが、ただいま説明のあった富津市犯罪のない安全で安心なまちづくり推進条例であると捉えております。  その条例第3条の中で、安全で安心なまちづくりは、みずからの安全はみずから守るという自立の精神及び地域の安全は地域で守るという相互扶助の精神に支えられた良好な地域社会を形成する必要性を市民等(市民・自治体等及び事業者を言う。以下同じ)がみずから認識することを基本として推進されなければならないとあります。  安全で安心なまちづくりは、市及び市民等がそれぞれの責務、みずからの安全はみずから守る、地域の安全は地域で守るという考えのもと、他者の権利に配慮しながら相互に連帯協力して犯罪のない安全で安心なまちづくりを推進すると示されています。  この中で、ちょっと私の理解力が伴わないんでしょうが、市の役割というか、みずから、すなわち個人個人の安全に関し、市はどのようにかかわっているのかが伺えるような感じがするんですが、市のかかわりはどうなっているんでしょうか、伺います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  安全で安心なまちづくりには、市民を初め自治会や事業者等の連携・協力が不可欠であり、まず、みずからの安全はみずから守る、地域の安全は地域で守るという共通認識を持つことが重要であります。  引き続き警察など関係機関と連携し、出前講座や各種会合等の場を活用した啓発活動や情報提供を行ってまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) では、市の責務や市民・業者の役割というのはどうなっているんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  市の責務につきましては、防犯意識の高揚のための啓発活動及び情報提供、犯罪のない地域社会を形成するための環境整備、自治会等が自主的に行う防犯活動への支援などとしています。  具体的には、出前講座の実施や防犯上危険な箇所の点検・改善、自主防犯団体への資器材の提供などであります。  市民の役割につきましては、みずからの安全を確保するために必要な知識を習得し、互いの尊重と協力のもと、安全で安心なまちづくりの推進に努めるものとし、また、市の実施する施策に協力するよう努めるものとしています。  事業者の役割につきましては、地域社会の一員として、事業活動を行うに当たって犯罪の防止に配慮し、安全で安心なまちづくりの推進に努めるものとし、市民と同じく市の実施する施策に協力するよう努めるものとしています。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) ありがとうございます。  先ほどにも申し上げましたとおり、これだけ事件・事故が多発し、多様化する現代社会においては、とてもじゃないですけれども、特定の専門的とも言える機関だけに、安心と安全を担保しろ、ましてや私も守ってくれ、地域も守ってくれ、まちを守ってくれ、こういったことを全て担わせる、担ってもらうということ自体に無理があると私、考えるんです。  そんな中で、安全・安心を現実的、より確実なものにするためにはどうするべきか、そのために、これ、本来の考え方であるんですが、みずからの安全はみずから守る、また、地域の安全は地域で守る、こういった基本的な考え、これを今まで誰も、誰もと言ったら語弊があるんでしょうか、余りはっきりさせないでいた。むしろそういう形の中で、先ほど申し上げましたとおり行政機関がそれをやってくれる、それが役割じゃないかというふうな考えが私自身も正直ありました。  ただ、それって市役所のやることなんじゃないの、警察じゃないの、自衛隊じゃないの、そのような線引きをしている場面や、そういう認識のある方々が日本中、富津市だけじゃないです。日本中に多かったと思うんですけれども、その中でこういった条例を定めて、第3条で、もう一度引用しますけれども、安全で安心なまちづくりは、みずからの安全はみずから守るという自立の精神及び地域の安全は地域で守るという相互扶助の精神に支えられた良好な地域社会を形成する必要性を市民等が、ここからです。みずから認識することを基本としてと書いてあるわけです。  この認識させる、またはみんなに自覚してもらう、行動に起してもらう、そういうことをまず条例を定めただけではなくて、皆さんにも、まずこういう条例を定めたので、皆さんもきちんとそれを踏まえてこれからのまちづくり、共に行ってくださいねというふうな形をとっていただければ、この条例を定めた意味もなくなってしまうと思うんですけれども、この条例制定に対し、市民等への条例の制定とその中身などの周知はどのように行っているんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  市民等への周知方法の御質問でございますが、まずは条例が施行されたことを市のホームページでお知らせしたところでございます。  今後につきましては、警察など関係機関と連携し、さまざまな機会を捉えまして広報啓発に努めてまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) この4万3,000人を超える市民の皆さん全員に確実にこの条例の制定のこと、そして中身のことを周知して理解していただける策というと、正直難しいとは思うんです。限界もあると思います。これが実情です。  しかし、この条例の示す内容、また、基本理念、こういったことで、市はこの条例に基づいてこれからまちづくり、安心安全なまちづくりを行っていきたいということを示す中で、できる限り広く市民の皆さんに知ってもらって理解してもらわないと、逆に何かあった際に混乱を招いてしまうわけです。  何だ市は何もやってくれないじゃないか、何でも地域、個人任せなのかというふうな、こういう言葉が出てきて、混乱してしまうんじゃないかと、それを避けるためにも、やはり条例のある意味、また、その内容をきちんと理解していただき、皆さんに実行に移していただく、実践してもらわなきゃならない。限界のある中で、本条例の制定と趣旨などの周知と理解、そして、実施についてできる限りの努力をしてもらいたいと思っております。  また、あわせて、今申し上げましたとおり、条例を知ってもらって理解していただいて、市民の皆さん、自治会・企業等には積極的に行動に移してもらわなければ、安心安全なまちづくりは実現できません。  そこで伺いますけれども、内容について理解していただき、伴う活動等を積極的に皆さん方に実践していただく上で必要に考えられることは何なんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  市民等が内容について理解し、活動を積極的に実践していく上で必要と考えられることは、やはり、意識・考え方の醸成でございます。
     安全確保のために、みずからできることは何か、家族のためにできることは何か、地域のためにできることは何かを念頭に身近なところから行動を起こしていただき、さらに地域で連携して行動していただくなど、活動を積み上げていくことが大事だと考えております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) そのためにもぜひ、この発信元の役割として、私も含めて市民の皆さん方、または企業の皆様方、自治会の皆様方に、市としての条例の制定の内容の啓発等も十分に行っていただきたいと思っております。  さて、本条例の制定目的などを伺ってきたところでありますけれども、犯罪による被害はいつ何どき誰がこうむるか定かではありません。  ただ、犯罪を犯す側からすれば、通りすがりに誰でもというよりは、本来そんなものはあっちゃいけないんですけれども、その目的を達成させるために、より有効で実効性の高い相手を見定め実行に移すのが考え方だと捉えております。  狙われやすい、被害に遭いやすい、狙いやすいという意味で、犯罪弱者という言葉があるようですが、犯罪弱者について、どういった方たちが該当するのか、具体的に伺います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  犯罪弱者は、子供・女性・高齢者・障害のある方など、防犯上の支援を特に必要とする方でございます。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 冒頭で申し上げましたとおり、平成の時代は戦争のなかった平和な時代として今後も語り継がれていくかもしれない。しかし、一方で国内を見渡せば、特に平成の時代から、さきにお答えいただいた犯罪弱者の中でも子供に関する事件・事故が毎日のように報道されているような感がいたします。  言いかえれば、平成の時代は戦争はなかったけれども、子供に関する事件・事故が毎日のようにあった時代と言ったら言い過ぎでしょうか。令和に時代が変わった今、こんなイメージは覆したい、覆さなければならない大きな問題であります。  富津市において、その点を強く考えた上で、制定された本条例だとも考えているわけでありますけれども、その条例の第9条で、市は、子供・女性・高齢者・障害者・その他の防犯上の支援を特に要する者(以下、犯罪弱者と言う)の安全に配慮した施策を実施するよう努めるものとすると定めております。  伺いますが、安全に配慮した施策とは何なんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  安全に配慮した施策は、犯罪弱者の立場・視点に立って、防犯教室の開催や危険箇所の点検・改善などを行うものでございます。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 特に犯罪、最近、最近といいますか、犯罪する側からすれば、やはり狙いやすい相手、あっちゃいけないんですけど、その効果を求めて、より高めるために、どうすることが具体的に成功に導くかということでいくと、先ほど来、お言葉出ていますが、犯罪弱者を狙って実行に移すということが容易に考えられるわけで、特に犯罪弱者への安全の配慮、これは安直に優位づけするものではないんですけれども、中でも、その犯罪弱者の中でも防犯能力・体力的な面などから、子供は最も守らなければならない対象であると私は思っております。  同条例の第11条で定める公共施設の整備及び管理、富津市の子供に係る公共施設で努めるべき犯罪防止の配慮といったらどういったことがあるでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  子供に係る公共施設において努めるべき犯罪防止の配慮といたしましては、保育所、学校、公園等における死角となる障害物の改善・解消などでございます。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) このことについては、実は、年度は前年度になるんですけれども、議会報告会、今回、平成30年度は議会報告会、子育てのことを何でも聞きますというテーマで行ったわけなんですけれども、やはり、今、総務部長から御答弁いただいた犯罪防止の配慮としての具体的な事例、公園等における死角となる障害物の改善、歩道等の段差の解消などということで、まさしく子供が頻繁にいるような所、ここでの要望事項も幾つかありました。  それに対しては、我々議会のほうでも、市のほうにもかけ合って、議会報告会も行った中で、こういう要望があったということで対応をしていただいているところであります。  やはり、この公共施設も、ただ、富津市、ただでさえ広い中で幾つもある、そういったところの施設の管理というのも、気づいた方が今まで市に言うだけだったところから、この条例の基づいて、まちぐるみで気づいた方が、ちょっとしたことは、もちろん市にも伝えながら、管理者の市に伝えながら、やれることをやって、やっぱり地域で子供を守っていこうよという、やっぱりこういう気持ちと行動を醸成していく必要があると思っております。  また、この条例がそれに大きく寄与してくれるものだと期待しております。  また、それを行った上では、やはり、周知の徹底、理解の徹底、そして、行動に移していただくための発信者側からのそういった手段もまだまだ行っていかなければ、絵に描いた餅に終わっちゃうんじゃないかなというふうなことで考えております。  この条例制定に基づいて、市民や市内で業務活動を行う法人などのほか、自治会、関係行政機関など市にかかわるみんなが総出で役割と責任などを定め、安全なまちづくりの実現に向け取り組んでいくわけでありますけれども、本条例に期待する効果を市はどのように捉えているのか伺います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  安全で安心なまちづくりには、みずからの安全はみずから守るという自立の精神及び地域の安全は地域で守るという相互扶助の精神が欠かせません。市民、自治会など地域で活動する団体及び事業者がそれぞれの責務及び役割を認識し、他者の権利に配慮しながら、相互に緊密な連携を図り協働することで、犯罪の起きにくい安全で安心して暮らすことのできる地域社会が実現されるものと考えております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) ありがとうございます。  私も、この条例の施行と実践、これが、みずからが住み、かかわる我がまち富津市に愛着と誇りを持ち、責任を持つ、こういった考えや行動をさらに醸成してくれるものと期待しておるところであります。  ただ、しつこいですけれども、この条例を定めました、ホームページで流しました、市の広報紙で流しましたというだけでは、なかなか実行に移していただけないんじゃないかなと、私も含めて、再度ですけれども、まだ、そういったものというのは市がやるんでしょという思いの方が多いと思うんです。私も気持ちを改めますけれども。  そういったことで、行動に移してもらえるための理解と、行動に移してもらうための情報発信と、この条例の本来の持つ目的、そして、期待とまちづくりにはこういったことが必要だということの周知の徹底、理解してもらうための努力を、条例を定めた以上、市のほうには改めてまた行っていただきたいと思っているわけであります。  また、これは個人の動向を含んだり、プライバシーの配慮ということで、なかなか大変デリケートな側面を持ち合わせてはいるんですけれども、繰り返しになります。我々の理解を超えるような悲惨な事件や事故が多発する中、そういった事件・事故の解決、また、その抑止に非常に効果を上げているのは、私は防犯カメラだと思っております。  防犯カメラが設置され、稼働しているということが判明すれば、犯罪抑止の効果も大きく見込まれると思います。  学校を初めとする公共施設等へ、また、犯罪弱者対策として、市内の防犯カメラの設置推進を提言させていただいて、次の質問に移らさせていただきたいと思います。  東日本大震災から8年の歳月が過ぎました。大変痛ましい傷跡と自然災害、特に津波が引き起こす恐ろしさをまざまざと思い知らされた。そして、甚大な被害を発生させた災害でありました。  しかし、悲しみに暮れるだけでなく、私たちは、多くの犠牲になられた方々や、災害が招いた傷跡から、同様の災害に遭遇したときに被害を少なくする、みずからの命を守るすべなどを教訓として生かしていくことが最も大切なことだと捉えております。  いわゆる南海トラフ地震発生のおそれに限らず、異常気象に大雨、伴う土砂災害、河川の氾濫などのさまざまな情報が飛び交う中、自治体においては社会システムの安全を考察し、さまざまな施策展開等を講じねばならず、その想定と対策は多岐にわたり、必ずしも万全とは言えない点もところどころ散見されているのも事実でありましょう。  その中の一つとして、災害等発生時に、通常の避難所での生活が長引く際において、特別な配慮が必要となる方々、また、その家族を受け入れる福祉避難所、この充実した整備等、具体的には、一時的に社会福祉法人の施設を福祉避難所として利用させていただくための災害時における福祉避難所の設置運営に関する協定、こういったものを施していなかったのは、近隣では富津市だけでありました。  私がこのことについて質問をしたのは、平成29年12月定例会でありましたが、このことの調査と質問の準備をしていたさなかの同年11月末に防災安全課の素早い対応で、民間施設と協定を結び、富津市の安心安全の確保がなされたところであります。  では、こういった方々を含めた有事の際に特別な配慮が必要な方々の受入先として協定を結んだ福祉避難所を含む避難場所への避難訓練の基本的な考え方について伺います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  福祉避難所は、避難スペースの確保、スタッフの配置など受入態勢が整った段階で開設されます。福祉避難所への避難は、指定避難所に避難した方の身体状態や介護などの状況を考慮し、優先順位の高い方から順次移送されることとなります。  よって、福祉避難所への避難訓練を行うとすれば、配慮者の状態によって、利用可能車両や方法など移送手段の確保などが考えられます。  指定避難所への避難訓練につきましては、単に避難所まで避難するだけはなく、地震・津波・大雨など、また、地理的状況などから避難するタイミングや避難経路も変わるため、地域の実情に即した避難訓練を基本と考えております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) せんだって6月2日に、千葉県と共催により富津市土砂災害避難訓練防災フェアが大佐和地区吉野小学校を会場に行われたところであります。  今回の訓練では、市民が適切な避難行動をとれるように、土砂災害による警戒レベル事案発生の想定のもと、一時避難場所への避難訓練などが行われたところであります。  しかし、災害等発生時に、行政等の警告する避難の声かけになかなか理解を示されないケースもままあるのが現状ではないかと考えております。  今後、適切な避難行動につながる市民への防災意識を高めるためにどうしたらよいか、市はどう考えているのか伺います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  平成30年7月豪雨を教訓とし、みずからの命はみずからが守る意識の徹底や、災害リスクと住民のとるべき避難行動を支援する防災情報の発信のため、今月から警戒レベルの運用が始まりました。6月2日の土砂災害避難訓練は、この防災気象情報を取り入れ行われました。  みずから判断し、行動ができるよう、防災気象情報の周知を図るとともに、地域でも声かけや避難誘導などの行動が行われるよう地域防災力の向上を主眼に、防災知識の普及啓発に努めてまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) この、市民の皆さんに防災意識を高めていただくためにどうしたらいいかということで今御答弁いただいたところなんですけれども、その6月2日の訓練です。これも、やはり市民の皆さん方に防災意識を高めてもらう、また、避難行動に参加のための意識を高めてもらうためのまさしく実践的なケースであったと思うわけであります。  ただ、ちょっと残念なんですが、この訓練のとき、私初め、議会のほうからも多くの議員が参加しておったんですけれども、かなり大がかりだったので、市のほうの対応も大変だったということは容易に推察できるわけなんですけれども、休みの日に市民の皆さんに声かけて、避難訓練で吉野小学校まで逃げたと、避難してきたというところで、この訓練、全部終わっちゃっていたんです。  避難場所に来た市民の皆さん方が、例えば区の役員の方たちが、あそこまで来てこれで終わりかと、安全点呼をどこで、まだ、声をかけに行ったんだけれども反応がない、ただ、警戒の水位まで来ているんで、土砂崩れの危険性があるんで、逃げるという指示で、その場に置いてきた方もいるというようなことがあった場合に、それを誰に伝達して、それを誰が助けに行くのか。  これは自助じゃなくて共助の部分じゃないか、公助の部分じゃないかというところを訴える、そういったところも訓練の中として何もなかったと、この避難の経路だけであれば、我々も地元だから十分知っているんだと。  だから、ここに来て、じゃ、逃げてきた我々を、この身の安全をどこで担保してくれるんだと、どこに行けばいいんだ、グラウンドにいればいいのか、体育館にいればいいのか、そして、その後どうすれば、この市が把握している情報を我々は知ることができるのか、安全が確保されるのか、何のために逃げてきたのか、そういったところのこの訓練の内容が全くなかったわけです。  確かに大がかりな訓練を行われたこと自体には、改めて皆さん方へのねぎらいと感謝を持っているところでありますけれども、今、私がお伝えしました内容、これ、言いたいことを言いやがってて思っているかもしれませんけれども、これ、実際に訓練に参加された市民の皆さん方から言われたことでありますし、我々も感じたところであります。  今、私が申し上げたことについて、ぜひ振り返っていただき、次回の訓練等に生かしていただきたい。この場をかりて要望し、質問に戻らさせていただきます。  さて、近隣に比べやや対応におくれをとっていた感のある福祉避難所について、先ほど申し上げましたとおり平成29年11月末に民間施設との協定を結ぶなど、充実した対応はとられてきたわけですが、福祉避難所の運営マニュアルの作成やスケジュールはどうなっているでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  現在、素案を作成中であり、今後、関係部局と協議を進め、本年度中の完成を予定しております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 今、素案を作成中だということなんですけれども、では、福祉避難所の運営訓練は行われましたか。行われていないとしたらば、今後の実施等の計画はどうなっていますか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  福祉避難所の運営訓練を行うには、運営マニュアルが必要となります。このため、運営マニュアルが作成されたのち、運営主体となる社会福祉法人と協議しながら運営訓練を計画していきたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 今、福祉避難所について幾つか伺ったところでありますけれども、もちろん、先ほど総務部長から御説明ありましたとおり、これ、私も改めて認識したところでありますけれども、何かあった際には、まず、いわゆる公民館ですとか一般的な避難所に皆さんを避難する、避難していただく。  そこの中で長期、この避難所での生活等が長期的なことになりそうだなという判断をされたときに、特別な支援の要るような方たち、また、その家族の方たちは、そこから福祉避難所のほうに誘導していくという段取りだということを、皆さんもあらためて認識したとは思うんですけれども。  当然、ある程度、48時間ですとか72時間だとかという一時的な危機的な状況から脱するという基準の時間帯もある中で、そこを逸した後に通常の生活に戻るまでの間、福祉避難所に特別な支援の要るような方たち、また、その家族の方たちを避難させるという段取りになるんですけれども、ただ、これそんなに早急なことではないのかもしれないんですが、でも、やはりこの災害というのはいつ何どき起こるかわからない。  事実、東日本大震災が3月11日の午後2時46分に発生するということを誰が知っていたんでしょうか。  また、それがあれだけ長期化になるということが誰が知っていたのか。  さらに、そこに二次的な災害が発生して、福祉避難所等への物資、また、その薬剤、いろんな手だてが滞ってしまう、また、長引く、道路が寸断される、いろんな二次被害も考えられる中で、やはり、皆さん忙しい中だと思うんですけれども、福祉避難所、ここにかかわる皆さん方への配慮ということで、安心安全を高める上でも、ぜひ、この運営マニュアルの作成、そういった、また、運営訓練、速やかに行える体制を市のほうで、これも役割ですから、ぜひ組んでいただいて、実践していただけることを速やかに行っていただけるよう期待しておるところであります。  その点を要望いたしまして、2つ目の質問の安全で安心して子育てできる取り組みについての再質問に移りたいと思います。  今定例会の初日に高橋市長より、小中学校の空調設備が予定どおり供用開始できたとのありがたい報告を受けました。非常に短期間で予定どおりエアコンが設置できたこと、心から感謝を申し上げます。お疲れさまでした。ありがとうございました。  ことしも夏本番前の5月から北海道で30度を超える日が発生するなど、本格的な暑さ到来前に、我がまちの子供たちの教育環境の充実、猛暑対策を実現できたことに安堵しております。  ここで振り返って、言葉で言うのは簡単なんですが、予定どおりに学校にエアコンが設置、供用開始できるようになった今、御努力いただいた執行部では、そのことについてどう感じているか、一言伺わせてください。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  児童生徒の熱中症対策といたしまして着手いたしました小中学校への空調設備につきましては、議会の初日に議長から御報告したとおり、5月末に工事が完了し、今月から稼働しております。  昨年の夏の災害並みの猛暑を受けまして、その状況から児童生徒を守ることは、市の責務であると強く感じたところでございます。ですから、今月から稼働できたことは、その重い責務を果たすことができたのではないかと感じております。  今度は、円滑なその運用ができるよう引き続き留意してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) ちょっと確認なんですけれども、富津市内の小中学校全部の普通教室で、これは供用開始できたということでよろしいわけですね。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  市内全ての小中学校の普通教室に空調設備の設置が完了し、6月から稼働できております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。
    ◆3番(三木千明君) 実は先週末、大貫小学校で運動会がありまして、ちょっと、お招きもいただいたので、子供たちの元気な姿を見に行ったんですけれども、校長先生初め先生方にも確認をしました。もちろんみんな喜んでいますということで、いい環境を整えてもらってありがたく思っていますということで、あそこは校舎の裏側のところに全部配管を通して、表から余り見えないようになっているんで、裏にも回ってみたんですけれども、設置だけじゃなくて運用もきちんとできているということを私も確認させてもらっております。  というのも、国が全国の公立小中学校へエアコンの設置を、この方針を固めた昨年の秋口において、その対象普通教室の数が20万とも言われていたんです。実際、現時点でおぼつかない自治体もあるんでしょう。そんな中、富津市は短期間で全校に設置できたポイントというのは何だったんですか。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  昨年の夏の猛暑を受けまして、検討を開始してから短期間で空調設備を設置できた理由は、従来の設計積算を経て工事発注をする方式ではなく、今回、リース方式を選択したことによりまして、設置までの期間を大幅に短縮できたことが大きな要因であると考えております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) ちょっと伺いますけれども、予算計上をされている臨時特例交付金、補正予算債などは活用できる見込みなんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  小中学校空調設備設置事業に計上いたしました冷房設備対応臨時特例交付金、これと、地方交付税対象の補正予算債につきましては、議決もいただいておりますけれども、今年度中に財産を取得すること及び工事費相当額を明示することによって活用できる見込みとなっております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) ここは富津市であります。ほかのところのことは別にいいんですけれども、参考までに、近隣のほかの自治体での公立小学校・中学校普通教室へのエアコンの設置の状況というのはどんな様子なんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  全ての小中学校普通教室に空調設備の供用開始の時期につきましては、私が把握している限りにおきましては、君津地域の中においては富津市が最も早く対応できたものと認識しております。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 今回の空調設備設置、エアコンの設置において活用したリース方式、これ、大変大きなポイントだということで、今、ポイントじゃなかったかなということでの御答弁いただいたところでありますけれども、このリース方式というのは、今回のエアコンの設置にだけ有効なんでしょうか。それとも、ほかの施設整備等においても活用できるとお考えでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  個々の事例を総合的に判断することを要すと思いますけれども、リース方式による今回の学校施設の整備につきましては、今回の空調設備のように設備全ての小中学校に一斉に設置するような場合については、供用開始までの期間を短縮できる有効な手法だとは考えております。  なお、先ほど、期間が短縮されたことはリースが原因だというふうにお答えいたしましたけども、今回の空調の導入は、それだけではないと深く認識しております。  準備期間が短く、全体的にもほとんど初めての発注方式と考えられるものであったにもかかわらず、昨年の12月補正、それに加えまして臨時に追加しております1月の財産取得にかかわる契約議決に関して、議会の皆様の御理解をいただいたこと、このこともこの結果につながっているものと思っております。改めて感謝申し上げます。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 私どものほうまでの感謝の言葉をいただいて、恐縮しております。  子供たちの教育環境整備、猛暑対策については、高橋市長の、ことしの6月からエアコンが使用できるようにすることとの強い思いと、その意を酌んで全力で取り組んでくださいました教育部の皆さん方を初め、執行部、市職員の皆様方の御努力と情熱のたまものであると認識しております。改めて感謝の御礼を申し上げます。ありがとうございました。  結果として、富津市が本気になって、安全で安心して子育てできるまちづくりに取り組んでいる、近隣市よりも一歩も二歩も進んでいるとの評価をいただけることになる、何より富津市の皆さんが喜んでくれることにつながっていると私は捉えております。  このことに限らず、安全で安心して子育てできる富津市づくり、お互いに全力で取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、次の質問に移らさせていただきます。  2018年の3月に、東京目黒で度重なる虐待を受けていた5歳の女の子が死亡し、その女の子の両親が逮捕された事件が発生しました。また、ことし1月には千葉県野田市で、父親から虐待を受けていた小学4年生の女の子が首をわしづかみにされる、冷水のシャワーを浴びさせられる、寝かさないなどの暴行・虐待を受け死亡した。  こういった事件が相次ぐ中で、言っている矢先に北海道でも虐待によると見込まれる幼い女の子が命を奪われる、しかも親によってという痛ましい事件が相次いでおります。  余りに常軌を逸した痛まし過ぎる子供への虐待・暴行による死亡事故、これら事件の背景には、父親による母親へのドメスティックバイオレンス、DVもあったと報道されています。  あらゆる虐待の理解などは誰もが持ち合わせておりませんし、子供への虐待自体、決して認められるものではありませんけれども、その対象となっていた親の間でDVが重なっていなければ、両親のどちらかが虐待をとめることができたのであれば、子供の命が失われるという最悪の事態は免れることができたのかもしれない、そう悔やむところがあります。  このように、子供への虐待や、夫婦や交際している男女間などにおけるDVによる事件が連日のように発生する中、衆議院厚生労働委員会はことし5月24日、政府提出の児童虐待防止法などの改正案と、与野党共同提出の修正案をそれぞれ全会一致で可決しました。  5月28日は衆議院本会議で一本化された改正案が可決、参議院に送付され、今国会中での成立の見通しであります。  改正案は、親による子供への体罰禁止が柱であり、改正案では、虐待した親の再発防止プログラムの実施について、医師や児童相談所の所長は、医学的、または心理学的見地に基づく指導を行うよう努めるものとすると定めるほか、法律では児童のしつけに対して体罰を禁止することを明文化し、子供の安全確保を最優先として、ちゅうちょなく一時保護に踏み切るための体制整備やDV、配偶者暴力、体罰との連携強化などが盛り込まれております。  このように国への子供への虐待やDVに対して法的措置がなされる中、富津市でも、これら社会的背景などから、DV防止法に基づく計画であることを基本としつつ、DV対策だけでなく、児童虐待、高齢者虐待、障害者虐待への対応や施策の指針としても位置づけた総合的なDV・虐待対策の計画、富津市DV・虐待防止計画を策定されました。  富津市では、計画を立てるだけではなく、この計画に基づき、悲惨で悲しい事件を発生させないための強い決意の行動と対策として取り組んでいるものと認識しております。  そこで伺いますが、昨年度末に富津市DV・虐待防止計画を策定するとともに、今年度4月からDV及び児童虐待、障害児虐待、高齢者虐待の総合対応窓口の一元化を図るため、福祉の窓口課が新設されたところであります。  計画に記載されている取り組みの全てを一度に実施するのは困難であると考えられることから、まず、今年度、どの部分から取り組みを進めていくのか伺います。 ○議長(平野明彦君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  富津市DV・虐待防止計画は、いかなる暴力も許さない社会の実現を基本理念に、4つの基本目標を掲げており、今年度は特に基本目標1、市民の理解・関心を深める取り組みの推進のうち、支援の情報提供とDV・虐待の根絶に向けた啓発と、相談窓口の周知、基本目標4の地域連携と推進体制の強化のうち、関係機関・部署との協働と計画の推進に取り組んでまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) 市民の理解、関心を深める取り組みの推進の施策の方向、また、支援の情報提供等、DV・虐待の根絶に向けた啓発と、相談窓口の周知について、それぞれの具体的な取り組み内容はどういったものなのでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  支援の情報提供とDV・虐待の根絶に向けた啓発につきましては、DVや虐待を防止するためには、市民の正しい理解と意識の向上が必要です。また、相談窓口の周知につきましても、早い段階で相談や通報を促すことや、市民がちゅうちょなく相談できるよう周知を徹底することが必要であります。  そのため、市ホームページや広報紙への各種情報の掲載を充実させるとともに、各種リーフレットなどを関係機関・団体等に協力をお願いして配付するなど、周知を図ってまいります。  また、市民や各事業者向けの出前講座を積極的に実施してまいります。  さらに、みずから声を上げにくい子供が相談しやすいよう、幼稚園、保育所・保育園、小中学校との連携を強化して、子供に対して虐待に関する知識の普及を図るとともに、保育士や教職員へのさらなる意識啓発にも取り組んでまいります。 ○議長(平野明彦君) 3番、三木千明君。 ◆3番(三木千明君) ごめんなさい。ちょっと時間がないんで、幾つかちょっと飛ばさせてもらいますけれども、富津市が本気になって悲惨で悲しい事件を発生させないための強い決意の行動と対策を示したものと、私は、この防止計画、捉えております。  ただ、その中で、福祉の窓口課、新設され、まさしく、こういった虐待やDVなどの防止になる窓口になって、先頭になって取り組んでいただかなければならないわけですけれども、あらゆる予兆や恐れを見逃さない、見落とさないことが肝要であると思います。  そのためにも、市として、所管業務の枠にとらわれず、また、関係機関や市民の皆さんからの情報提供等、あらゆる危険予測のアンテナを立て、キャッチし、対応することが求められると思います。  そうすることで、この富津市DV・虐待防止計画が、計画に沿った行動に移っていけるものだと思います。  また、それは富津市の皆さんが安心して安全に生活できることに必ずつながっていくものであります。  この富津市DV・虐待防止計画の実行と効果について、市民の皆様方の御理解と一丸になって取り組むことの醸成に期待し、私もともに取り組んでまいる所存であることをお約束し、次の質問に移りたいと思いますが、1分14秒でどこまで言えるか。  通学路について伺いたかったんです。  小学校の通学の列に車が突っ込む、整列してスクールバスを待っていた子供たち、何の非のない子供たちの列に刃物を持った男が無差別に襲いかかり、児童ら19人が殺傷された、こういった本当に想像もつかないような事件が、やはり犯罪弱者と言われている子供たちをターゲットに連日のように報道されております。  富津市における安全で安心して子供たちが通学できる取り組みについて伺って、質問を終わらせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  通学路における取り組みの例といたしましては、交通安全指導、通学路安全点検等による危険箇所の改修・改善の要望を道路管理者等に行っております。  また、昨年度から防犯を視点とした通学路の合同点検もあわせて実施するとともに、警察署と連携した防犯教室等も各学校で実施しております。引き続き児童生徒が安全・安心に登校ができるよう指導をしているところでございます。 ○議長(平野明彦君) 以上で、三木議員の質問を終わります。           ────────────────────────                    議案第1号 ○議長(平野明彦君) 日程第2、議案第1号を議題といたします。  ただいま議題といたしました議案につきまして、質疑に入ります。  事前の通告はありませんでしたが、質疑はございますか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平野明彦君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結いたします。  ここでお諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第1号につきましては、委員会付託を省略し、最終日に全体審議といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平野明彦君) 御異議なしと認め、さよう決定いたします。           ────────────────────────                 議案第2号から議案第6号 ○議長(平野明彦君) 日程第3、議案第2号から議案第6号までを一括議題といたします。  ただいま議題といたしました議案につきまして、総括質疑に入ります。  事前の通告はありませんでしたが、質疑ございますか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平野明彦君) 質疑もないようでございますので、総括質疑を終結いたします。           ────────────────────────                     委員会付託 ○議長(平野明彦君) ただいま議題となっております議案第2号から議案第6号までにつきましては、お手元に配付いたしました議案等付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。  なお、付託されました常任委員会におきましては、休会中の日程に従い審査をいただき、最終日に御報告を願います。           ────────────────────────                  議案第7号及び議案第8号
    ○議長(平野明彦君) 日程第4、議案第7号及び議案第8号を一括議題といたします。  ここでお諮りいたします。議案第7号及び議案第8号につきましては、人事案件につき、質疑、委員会付託を省略し、最終日に全体審議といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。                 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平野明彦君) 異議なしと認め、さよう決定させていたします。           ────────────────────────                  報告第1号から報告第5号 ○議長(平野明彦君) 日程第5、報告第1号から報告第5号までを一括議題といたします。  ただいま議題といたしました報告につきまして、総括質疑に入ります。  事前の通告はありませんでしたが、質疑ございますか。11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 報告第2号から報告第5号まで、一括して質問をさせていただきます。  以前も物損事故の損害賠償の専決処分と言うことで何度か質問をさせていただきました。議会としても今後、これに対して、執行部に対して意見を述べるような機会を設けるというようなお話がありましたが、改めて質問をさせていただきます。  報告第2号から報告第5号までの事案で、該当事故の報告書というものは、上司を通して総務のほうに上げられていると思います。  細かくなりますが、該当者がどのような部署、例えば建設経済部だとか総務部だとか健康福祉部だとか、どういう部署の人が、どういう状況でこの事故を起こしたか、その辺のことを報告第2号から報告第5号まで御説明いただけましたら、よろしくお願いいたします。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) お答えいたします。  初めに、報告第2号でございます。こちらにつきましては健康福祉部でございます。  事故の内容といたしましては、市の業務でお伺いしたお宅の駐車場に後退して駐車する際に、家屋の外壁に接触し、破損させたものでございます。  次に、報告第3号につきましては、これは市民部のものでございます。こちらにつきましても業務中のものでございまして、坂道を後進中に左側後輪が道路脇のブロックに接触し破損となったものでございます。  次に、報告第4号でございます。こちらも市民部でございます。  こちらにつきましては、業務中に、坂道で、細い道ですれ違う際、相手の車両と接触したものでございます。こちらにつきましては、当方の市側のほうがスピードをかなり緩めていたにもかかわらず、相手方が、逆光で視界が悪く、スピードを緩めずに当方の車にぶつかったということで、そういったスピードの速度案分によりまして、25対75というような形で過失割合が出たものでございます。  次に、報告第5号につきましては、こちらは建設経済部でございます。  こちらは、業務中に駐車場から道路に出る際にコンクリート塀に前方から接触した事例でございます。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 続きまして、これだけの職員が毎日車を動かしているわけですから、当然事故が起きてもしょうがないと思うんですが、以前からその対応というものをお聞きしておりました。この事故が起きたときに、職員に対してどのような指導、対応をしているか。  それと、まさかないと思いますが、過去に事故を起こした人がまた事故を起こしたという事例があったかどうか、その2点をお聞かせください。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与前田雅章君。 ◎総務部参与前田雅章君) まず、対応でございますが、その事故を起こした職員も含めまして、私のほうで把握している限りでは、やはり、入庁10年目以下の職員が多いということでございますので、昨年も10年未満の職員に対しまして、自動車事故防止講習会等も開催してございます。  また、それ以外に車の装備の部分で、例えばドライブレコーダーの設置であるとか、GPSを利用した車両運転システムの導入をして、職員に安全運転意識の向上を図るということで考えております。  また、庁議等でも、庁議構成員に対して、各所属職員に対して、注意喚起を図るようにということで申しているところでございます。  また、今後、たとえ軽微な事故でありましても、庁内情報システム等を活用いたしまして、職員間の情報共有を図ってまいりたいというふうに考えております。  また、過去に起こした事故の職員が、また起こしたかというところまでは調べてございません。申しわけございません。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 最後になります。  民間の会社では、通勤途上の自動車通勤の場合に、任意保険証、また、免許証等のコピーを会社に提出するというような企業が多くあります。今回のこの専決処分に関しましては業務中の事故であります。例えば、通勤途中で決められたコースを通勤する場合には、その責任は雇用主にあるというようなたしか判例があるというのを聞いた覚えがあります。  これは、あくまでも執務中の事故でありますが、通勤途上、あるいは帰宅途上での事故というものも、やはり今後、どのようなことがあるかというのは、できるだけやっぱり調査していただいて、どこにそういう事故の原因があるかというのを精査していかないと、大きな事故が起きたときに、通勤途中に、帰宅途中に死亡事故を起こしたと、富津市の職員が、非常に悲しい出来事になる可能性もあります。  今、三木議員が質問しましたけど、被害者になっても、加害者になってもこれは大変なことになります。その辺は今後、議会のほうからも御提案すると思いますが、執行部としていただきましては、やっぱり職員の安心安全も考えていただければと思います。  以上で終わります。 ○議長(平野明彦君) ほかにございますか。                  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平野明彦君) ほかに質疑もないようでございますので、総括質疑を終結いたします。           ────────────────────────                    散     会 ○議長(平野明彦君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。  次の本会議は、6月24日午前10時から会議を開きます。  なお、当日は、全国市議会議長会第95回定期総会における永年在職議員表彰状の伝達及び記念品の贈呈式を午前9時45分から行いますので、念のため申し添えます。  本日は、これにて散会といたします。どうも御苦労さまでございました。                  午前11時52分 散会...