富津市議会 2011-02-25
平成23年 3月定例会−02月25日-01号
平成23年 3月定例会−02月25日-01号平成23年 3月定例会
平成23年2月招集
富津市議会定例会会議録(第1号)
議 事 日 程
平成23年2月25日(金) 午前10時開会
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 市長の施政方針
日程第4 議案等の上程(議案第1号ないし議案第37号及び報告第1号)
(提案理由の説明)
日程第5 休会について
〇本日の会議に付した事件
1.開 会
1.開 議
1.故長谷川 剛君に対する追悼の言葉
1.市長のあいさつ及び報告
1.議長の報告
1.
会議録署名議員の指名
1.会期の決定
1.市長の施政方針
1.議案等の上程(議案第1号ないし議案第37号及び報告第1号)
1.市長の提案理由の説明
1.
企画財政部長補足説明(議案第2号)
1.
水道事業管理者補足説明(議案第7号)
1.
経済環境部長補足説明(議案第8号)
1.
選挙管理委員会事務局長補足説明(議案第9号)
1.消防長補足説明(議案第10号)
1.
教育部長補足説明(議案第11号)
1.
企画財政部長補足説明(議案第20号)
1.
健康福祉部長補足説明(議案第21号及び議案第23号)
1.
水道事業管理者補足説明(議案第24号)
1.休会について
1.散 会
〇出席議員
1番 十 川 敬 三 君 2番 渡 辺 務 君 3番 佐久間 勇 君
4番 松 原 和 江 君 5番 大 野 裕 二 君 6番 岩 本 朗 君
8番 石 井 志 郎 君 9番 藤 川 正 美 君 10番 岩 崎 剛 久 君
11番 澤 田 春 江 君 12番 永 井 庄一郎 君 13番 平 野 明 彦 君
14番 鈴 木 幹 雄 君 15番 福 原 敏 夫 君 16番 竹 内 洋 君
17番 小 林 新 一 君 21番 高 橋 謙 治 君 22番 高 梨 良 勝 君
〇欠席議員
18番 平 野 良 一 君 19番 鈴 木 敏 雄 君
〇出席説明員
市長 佐久間 清 治 君 副市長 平 野 和 夫 君
水道事業管理者 正 司 勲 君 教育長 渡 辺 隆 二 君
総務部長 磯 貝 昭 一 君 企画財政部長 中 村 芳 雄 君
市民部長 平 野 満 君 健康福祉部長 森 田 益 光 君
経済環境部長 中 島 照 夫 君 建設部長 高 橋 隆 君
会計管理者 正 司 行 雄 君
農業委員会事務局長小 間 敏 雄 君
選挙管理委員会事務局長兼
監査委員事務局長 消防長 森 定 男 君
嶋 野 俊 幸 君
教育部長 吉 原 賢 一 君 水道部次長 江 崎 勉 君
総務部次長 鹿 島 弘 巳 君
〇出席事務局職員
事務局長 金 井 茂 主幹 前 沢 幸 雄
主査 神 子 丈 夫
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開 会
平成23年2月25日 午前10時00分開会
○議長(福原敏夫君) ただいまから平成23年3月
富津市議会定例会を開会いたします。
ここで一言申し上げます。議員親睦会会長から、議員親睦会として、故長谷川 剛議員の追悼のお花を議場に飾る旨、申し出がありましたので、御承知おきください。
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開 議
平成23年2月25日 午前10時00分開議
○議長(福原敏夫君) 直ちに本日の会議を開きます。
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故長谷川 剛君に対する追悼の言葉
○議長(福原敏夫君) 日程に入るに先立ち、故長谷川 剛議員の御逝去につきまして、副議長から発言を求められておりますので、これを許可します。副議長、澤田春江君。
〔副議長 澤田春江君登壇〕
○副議長(澤田春江君) 皆さん、おはようございます。ただいま議長のお許しをいただきましたので、甚だ僣越ではございますが、市議会を代表いたしまして、去る2月12日、逝去されました故長谷川 剛議員の急逝を悼み、謹んで哀悼の意を表したいと思います。
本日、ここに平成23年3月議会定例会開会に当たり、いま一人、7番議席にはありし日の容姿と形骸に接することもできず、議員一同、惜別の情を禁じ得ないところでございます。
顧みるに、あなたは昭和28年9月、我が郷土、富津市富津の地に生を受け、地元富津の小中学校、天羽高等学校、そして国士館大学、柔道整復師の専門学校を終えられた後、昭和56年に整骨院を開業し、その後、事業に専念され、常に明るく、闊達で衆望厚く、常にリーダーとして周囲の者を統率する指導力に殊のほか優れていらっしゃいました。
その卓越した指導力等優れた資質は、高い人望のこともあり、地域住民はもとより、広く市民の支持を得るところとなり、平成16年4月、
富津市議会議員選挙において初当選の栄に輝かれ、以来2期連続して御当選になり、市政の推進に参画されました。
その広い交遊と政治手腕は、衆目の一致して認めるところであり、総務常任委員会副委員長及び委員長の要職を歴任されたところであります。
思い起こせば、昨年5月、体の不調を訴えられ入院、手術後は快方に向かい、12月の定例会の一般質問では、力強くがん対策について質問をされ、元気な長谷川議員に戻られたことと思っておりました。
その後、体調が急変し、御家族の手厚い日夜にわたる看護とその薬石も功なく、議員としての大成を嘱望されていた身をもって、ついに不帰の客となられたことは、痛惜のきわみでございます。
私たちは言いようのない驚きと悲しみの中で、もはやあなたとこの世で再びお目にかかれないという事実をみずからの心に言い聞かせるとき、運命の余りの厳しさに心引き裂かれる思いでございます。
生者必滅、会者定離の理とは申せ、いまだ春秋に富むあなたの急逝は今もって実感となり得ず、余りにもはかない人生の無常を嘆かざるを得ません。
再びあなたと相見えることはかないませんが、あなたの御遺徳と幾多の御功績は、永久に本市政に携わる者、並びに市民の胸に長くたたえられることと思います。
申し上げれば限りもなく、惜別の情は尽きませんが、ありし日の面影をしのび、生前の御功績をたたえ、ひたすら泉下の平安と御遺族、並びに富津市の前途に限りなき御加護を賜りますことをお願い申し上げまして、追悼の言葉といたします。さようなら、長谷川さん。
平成23年2月25日、富津市議会副議長、澤田春江。
○議長(福原敏夫君) 以上で追悼の言葉を終わります。
ここで暫時休憩をいたします。
午前10時07分 休憩
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午前10時13分 開議
市長のあいさつ及び報告
○議長(福原敏夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程に入るに先立ち、市長から発言を求められておりますので、これを許可します。市長、佐久間清治君。
〔市長 佐久間清治君登壇〕
◎市長(佐久間清治君) おはようございます。平成23年3月
富津市議会定例会の開会に当たり、ごあいさつと御報告を申し上げます。
議員の皆様方におかれましては、大変御多用の中、本定例会に御出席を賜り、まことにありがとうございます。
初めに、ただいま澤田副議長の追悼のお言葉にございましたとおり、長谷川 剛様が逝去されましたことは、まことに痛恨のきわみであります。今さらながら、長谷川様が市政に残された数々の御功績に、ただただ敬服するのみでございます。富津市発展のため、一途に尽くされた長谷川様の御冥福を謹んでお祈り申し上げます。
さて、本定例会に御提案申し上げます案件は、新年度当初予算案など37議案、並びに報告1件でございます。よろしく御審議の上、御可決を賜りますようお願い申し上げます。
次に、諸般の御報告を申し上げます。
初めに、叙勲受章者について申し上げます。高齢者叙勲で、篠部の元
富津市立佐貫小学校長、白石敏夫氏が瑞宝双光章を、宝竜寺の元特定郵便局長、川名 善氏が瑞宝双光章をそれぞれ受章されました。この栄誉に対し、心からお祝いを申し上げます。
次に、
千葉県民マラソン大会について申し上げます。市制施行40周年記念第33回
千葉県民マラソン大会が3月6日、総合社会体育館及びその周辺を会場に開催されます。議員各位におかれましては、参加者への御声援を賜りますよう御案内申し上げます。
以上で開会に当たりましてのあいさつ及び報告を終わります。
○議長(福原敏夫君) 以上で市長のあいさつ及び報告を終わります。
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議長の報告
○議長(福原敏夫君) 続いて、私から報告いたします。
本日、市長から議案等の提出があり、これを受理いたしましたので、御報告いたします。議案等につきましては、お手元に配付したとおりでございます。
なお、議案第1号から議案第7号までにつきましては、市長から事務手続及び予算執行上から先議の要請がありました。
次に、本定例会に説明員として出席通知のありました者の職氏名につきましても、お手元に配付してございますので、御了承願います。
次に、陳情1件の提出がありました。お手元の陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたしましたので、御了承願います。
次に、監査委員から例月出納検査の結果報告がありました。例により、各控室にその写しを配付してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
次に、
契約締結状況一覧表の印刷物の提出がありましたので、お手元に配付してございます。
次に、各種委員会委員の選出について、
富津市民生委員推薦会委員1人、富津市
介護保険運営協議会委員1人、富津市社会教育委員3人、富津市
公民館運営審議会委員3人、富津市
青少年問題協議会委員1人、富津市生涯
学習推進協議会委員1人及び
富津花火大会実施委員会委員11人の選出依頼が市長からありましたので、本定例会最終日までに御選考をお願いいたします。
次に、
議長会等関係行事諸報告をお手元に配付してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
次に、議会図書室に備えてあります第三次富津市
行財政改革推進実施計画進捗状況報告書の加除が行われましたので、御活用いただきたいと存じます。
次に、市長から平成22年国勢調査結果速報及び平成21年(ワ)第114
号損害賠償請求事件資料の提出がありましたので、お手元に配付してございます。
次に、平成22年12月定例会会議録をお手元に配付してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
次に、平成23年度
定例会会期日程表年間議運案をお手元に配付してございますので、ごらんいただきたいと存じます。
次に、第5回議場コンサートの開催につきまして、お手元に配付してございますとおり、3月8日の午前9時から行いますので、御参集ください。
次に、本日、議場内の写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、御報告いたします。
以上で私からの報告を終わります。
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会議録署名議員の指名
○議長(福原敏夫君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第81条の規定により、21番・高橋謙治君、22番・高梨良勝君、1番・十川敬三君を指名いたします。
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会期の決定
○議長(福原敏夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
本定例会の会期は、去る2月18日に
議会運営委員会が開催され、2月25日から3月24日までの28日間と決定いたしました。
お諮りいたします。会期につきましては、
議会運営委員会の決定のとおり、本日2月25日から3月24日までの28日間といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(福原敏夫君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日2月25日から3月24日までの28日間と決定いたしました。
また、3月8日、3月9日の両日については、開議時刻を午前9時30分といたします。
なお、会期中の会議日程につきましては、お手元に配付いたしました会期日程表のとおりでございますので、御了承願います。
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市長の施政方針
○議長(福原敏夫君) 日程第3、市長の施政方針に入ります。市長、佐久間清治君。
〔市長 佐久間清治君登壇〕
◎市長(佐久間清治君) 本日、ここに平成23年3月
富津市議会定例会を招集し、平成23年度予算案を初め、各議案の御審議をお願いするに当たり、市政運営の基本となる考え方を申し上げ、市民の皆様並びに議員各位の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
昨年を顧みますと、1月に荏原製作所が大型ポンプ、高圧ポンプを生産する工場の操業を開始しました。4月には、富津市
次世代育成支援後期行動計画がスタートしました。9月には、第31回九都県市合同防災訓練を千葉県、君津市などと共催で
小糸川漁港隣接地において実施しました。また、第65回国民体育大会の軟式野球競技が市民ふれあい公園臨海野球場などで行われ、大いに盛り上がりました。10月には、
東京電力富津火力発電所の4号系列第3軸が営業運転を開始し、発電能力では国内最大の火力発電所となりました。
景気回復の見通しが立たない中、このように市政が着実に発展しておりますことは、市民を初め、議会の皆様並びに関係者の皆様の御理解と御協力の賜物と心から感謝を申し上げる次第であります。
本年は、富津市にとりまして市制施行40周年という節目の年であります。今、多くの自治体が厳しい行財政運営を強いられています。本市も例外ではなく、今後の展望は決して楽観できるものではありません。しかし、だからと言って、現状をただ立ちどまってじっと耐える市政であってはなりません。
市民福祉の向上に向けて確実に一歩一歩前に進み、先人の方々の英知と不断の努力により、40年かけて築いてきたこの富津市をさらに飛躍、発展させ、人々が日々元気で幸せに暮らせる地域社会を次の世代に引き継いでいかなければならないと考えております。
市では、本年4月からスタートする富津市第3次基本計画の策定を進めてまいりました。現基本構想の最終5か年計画となる本計画は、基本構想の実現に向けた総仕上げとして、安全・安心で、子育てしやすく、人のつながりが広がるという3つのまちづくりを特に緊急かつ重点的に取り組むべき課題として取り上げ、この推進に当たって「安心して子育てできるまち」をテーマに掲げ、策定したところであります。
それでは、第3次基本計画の初年度となります平成23年度の主な事業について、計画の施策体系を基本としつつ、私の市政運営の柱に沿った形で申し上げます。
まず、平成23年度の予算編成に当たりましては、富津市第3次基本計画の
前期実施計画掲載事業、第三次
行財政改革推進実施計画等を考慮した中で、基本計画の推進テーマである「安心して子育てできるまち」を目指すため、引き続き市民生活の安全・安心の向上を図る事業に重点を置いたところであります。
こうした中で、予算規模といたしましては、一般会計は156億4,000万円で、対前年度比0.2%の増となったほか、
国民健康保険事業特別会計で68億9,320万9,000円、
後期高齢者医療特別会計で4億1,953万5,000円、
介護保険事業特別会計で33億6,986万2,000円、水道事業会計で23億3,541万8,000円、
温泉供給事業特別会計で235万6,000円となり、全会計の総額は286億6,038万円で、対前年度比0.1%の増となったところであります。
次に、主な事業を申し上げます。
初めに、「自然と施設をいかしたまちづくり」について申し上げます。
農林業の振興については、営農活動や農村の自然、景観等を保全する地域共同活動を促し、将来にわたって農業、農村の基盤を支えるため、農地・水保全管理支払事業を実施します。農地の有効活用を図るため、耕作放棄地の解消を促進し、担い手の育成・確保に取り組んでまいります。直接
支払い交付金制度を利用し、中山間地域における耕作放棄地を抑制し、農地の保全と生産活動の活性化を図ります。有害鳥獣による農林作物への被害を防止し、安定した農業所得の確保、生産意欲の向上を図るため、適正な捕獲駆除事業の実施及び侵入防止用の電気防護柵等の設置の費用を助成します。
水産振興については、水産物の供給基地である漁港の整備を行い、安全で使いやすい漁港を目指します。
東京湾漁業総合対策事業や
栽培漁業振興総合対策事業を実施し、安定した漁獲量の確保と漁業経営の安定を図ります。また、環境・生態系保全対策として、漁業者が行う藻場、干潟等の機能の維持、回復に資する保全活動を支援してまいります。
企業立地の推進については、
富津地区工業用地への企業誘致活動を積極的に行った結果、既に49社が進出し、その面積は分譲可能面積の95%を占めております。今後も引き続き、奨励金の交付等により、企業が進出しやすい環境整備を進め、優良企業の誘致を推進し、雇用の増大、定住人口の増加及び財政基盤の強化を図ります。
浅間山砂利採取跡地については、館山自動車道の開通により、首都圏からの交通アクセスが飛躍的に向上し、
市南部地域活性化の核となる地域であることから、市議会の
企業誘致対策特別委員会との連携を図りながら、千葉県、関係企業と早期活用に向けた協議を進めてまいります。また、新たな視点に立った地域の活性化に向けた方策を調査・研究してまいります。
中小企業金融資金対策については、中小企業者の経営の安定のため、運転資金や設備資金に係る融資制度の利用を促進し、これに対する利子補給事業を継続的に実施します。
観光の振興については、観光協会など関係諸団体と連携を図りながら、地域の特性を生かした各種イベントの開催、スポーツ合宿の誘致などを行い、集客拡大と宿泊・滞在型観光の促進を図り、魅力ある観光地づくりを推進します。市のホームページや地域情報誌などを活用し、特産品による食の観光PRを初め、本市の観光地の魅力を情報発信してまいります。新たに観光大使を委嘱し、メディアなどを通じて富津市の魅力をアピールしてまいります。
地域ブランド化戦略会議を設置し、地域資源を活用した富津ブランドの確立を目指します。また、
おもてなしキャラクター「ふっつん」の活用を進め、本市のイメージアップを図ります。
2点目の「安心して暮らしやすいまちづくり」について申し上げます。
道路、橋梁については、市民生活の向上と地域経済・社会の活性化を図るため、市内幹線道路の整備を推進します。また、橋梁の老朽化に備え、
橋梁長寿命化修繕計画を策定するため、引き続き橋梁の点検を実施します。
青木土地区画整理事業については、債権者との和解が成立したことから、組合の早期解散に向け、取り組んでまいります。また、
山王土地区画整理事業についても、組合総会の決議を踏まえ、県の指導を受けながら、早期解散に向け、取り組んでまいります。
乗合バスについては、利用者の減少が続く極めて厳しい状況ではありますが、事業者と協議・検討を行い、生活路線バスの維持・確保に努めるとともに、道路整備にあわせた新たな路線の整備についても検討を続けてまいります。また、利用が伸びている高速バスについては、路線拡充に向けたターミナル等の整備を進めてまいります。
東京湾口道路については、国土形成計画における長大橋構想の位置づけが長期的視点から取り組むとされるなど厳しい状況ではありますが、関係団体と連携を図りながら、引き続き事業化を目指して要望活動や情報収集等を実施します。
首都圏第3空港誘致推進については、羽田空港が再拡張されたものの、将来的に首都圏の空港容量の不足が予測されるため、関係機関と連携を図りながら、位置決定に向けた要望活動や情報収集を継続して実施します。
持ち家の普及と定住人口の増加を図るため、
住宅建設資金利子補給制度の周知を行い、利用者の拡充を図るとともに、新たな定住促進につながる制度を検討してまいります。
高齢者や障害のある人たちを対象に実施している要
援護者安心ネットワーク支援事業を推進し、平常時の見守り支援及び災害時の地域における協力体制の充実を図ります。
防災対策については、災害発生時における被害の防止と軽減を図るため、自主防災組織の設立促進及び育成に努めます。大地震時における防災対策の強化と防災意識の高揚を図るため、
三浦半島断層群地震を想定した発災対応型訓練を吉野地区において実施します。地震の際の住宅・建築物の倒壊等による被害の軽減を図るため、住宅の所有者が耐震診断を行う場合に費用の一部を助成し、耐震化の促進を図ります。津波や高潮災害に備え、浸水想定区域、避難場所を記載した津波・
高潮ハザードマップを市民に配布して、防災意識の啓発と避難体制の整備を図ります。また、土砂災害に備え、
土砂災害ハザードマップを区域住民に配布し、被害軽減への意識の啓発と避難体制などの予防力向上を図ります。情報伝達体制の充実については、新たに防災・防犯などの情報を携帯電話等へメールで配信します。
消防体制の強化については、火災・救急発生時における迅速・的確な消防活動を行うため、車両、消防水利等の整備を図ります。
消防防災センターについては、敷地の造成工事を実施するとともに、設計業務を行います。
交通安全対策については、引き続き交通安全施設の整備を進めます。高齢者が被害者となる交通事故が多いことから、高齢者を対象とした交通安全教室を開催するなど、交通事故防止に努めます。
消費生活をめぐるトラブルについては、訪問販売や通信販売、クレジット契約、架空請求に関するものなど、内容も悪質かつ多様化しているため、「広報ふっつ」に毎月「消費者相談Q&A」として相談事例を掲載するなど、市民への情報提供に努めるとともに、消費生活相談員による相談を実施します。
上水道事業については、今後15年間の水道事業運営の指針となる「富津市
地域水道ビジョン」を策定し、「市民に信頼される水道」を基本理念として、水道事業全般にわたる施策及び実現方策を定めました。今後、「富津市
地域水道ビジョン」の着実な実施により、より多くの市民に安全で安心な上水道を供給してまいります。
第3次拡張変更事業については、地域の要望等に沿って整備を進めてまいります。また、天羽地区南部の未給水区域は、各集落による小規模な水道により飲料水を確保してまいりましたが、適切な水質管理がなされていない状況も見られますので、給水区域の拡張に取り組んでまいります。
下水道については、公衆衛生の向上に寄与し、あわせて公共用水域の水質の保全に資することを目的として、君津富津広域下水道組合で普及促進に努めております。今後は、富津地区の整備を進めるとともに、終末処理場の整備及び適正管理を図ります。
環境保全対策については、環境の保全に関する協定に基づく立入調査等を実施するとともに、常時監視テレメータシステムにより大気の汚染状況を把握し、公害の未然防止と環境保全に努めます。また、河川の水質調査を定期的に実施し、生活環境の保全を図ります。
土砂等の埋立て等については、市民の生活の安全を確保し、生活環境を保全するため、規制を強化し、監視体制の整備を図り、事業の適正化を推進します。
不法投棄対策については、廃棄物の不法投棄を防止するため、広報等による啓発、立て看板の設置や投棄されやすい場所のパトロールを実施します。
廃棄物減量化・再資源化については、ごみの分け方・出し方に関する冊子を各世帯に配布し、ごみの分別等の周知に努めるとともに、引き続き一般家庭の生ごみ処理機等の購入及び資源ごみ回収活動に対し助成金を交付します。また、4月1日から一部ごみ処理手数料の改定を行います。
合併処理浄化槽の設置については、窒素やリン等の除去能力の高い高度処理型浄化槽の設置に対し補助金を交付し、河川や海域のより一層の浄化を進め、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ります。
3点目として、「青少年がのびのび育つまちづくり」について申し上げます。
次代を担う青少年の育成に当たっては、富津を愛し、富津の未来を託せる児童生徒の育成が図られるように、各学校間や学校と地域が連携を図り、知・徳・体の調和がとれた人づくりを目指すきめ細やかな教育を一層推進します。
社会の国際化に対応できる児童生徒の育成を目指し、外国語指導助手及び外国語指導員を配置することにより、外国語活動、外国語教育及び国際理解教育のさらなる充実を図ります。富津市国際交流協会の姉妹都市との交流や、地域に暮らす外国籍住民との交流活動に対し助成を行い、市民の国際社会や多様な文化への理解促進を図ります。
学校施設の整備については、児童生徒の安全を確保するため、小学校5校、中学校1校の特別教室棟、屋内運動場などの耐震補強設計を実施します。
生涯学習活動については、新たに策定した生涯学習推進計画に基づき、市民一人ひとりが生涯を通じて、いつでも、どこでも、だれでも楽しく学ぶことができ、その成果が活かされるような生涯学習社会の実現を目指します。
図書の管理及び貸し出しについては、富津公民館、中央公民館、市民会館、移動図書館車及び小中学校の蔵書について、ICタグつきバーコードラベルを貼付してネットワーク化を進め、利用者へのサービス向上を目指します。
スポーツ・レクリエーションの振興については、市民の健康づくり、体力づくりの意欲高揚を図り、生涯にわたってスポーツに親しんでもらえるよう、
千葉県民マラソン大会を初め、各種スポーツ大会やスポーツ教室等を開催し、スポーツ・レクリエーションの充実を図ります。
文化財の保護と活用については、青堀駅東口の史跡情報案内所などの有効活用を図ります。
文化・芸術活動については、市民が芸術文化に親しみ、豊かな文化の向上と創造の心が養われるよう、引き続き市民を主体とした文化活動の充実を図ります。
4点目として、「健康で思いやりのあるまちづくり」について申し上げます。
社会福祉の充実については、乳幼児、障害者、高齢者など、支援を必要とする人々が安全で安心して暮らせるまちづくりを目指して、各種の福祉施策の充実に努めます。富津市社会福祉協議会及び各地区社会福祉協議会など、関係団体との連携を深めながら、地域福祉活動の推進を図ります。
高齢者福祉については、高齢者が住みなれた地域において安心して暮らし続けていくことができるように、事業を進めてまいります。
障害者福祉については、いきいきふっつ障害者プラン及び第2期障害福祉プランに基づき、自立支援給付事業及び地域生活支援事業を柱に各種事業を展開し、障害福祉サービスの充実を図ります。
児童福祉については、第3次基本計画の推進テーマである「安心して子育てのできるまち」を目指して、市民が安心して子供を産み、育て、親と子がともに成長し、生きることの喜びを実感できる環境づくりのため、富津市次世代育成支援行動計画を軸に各種の施策を実施してまいります。保護者の経済的負担の軽減を図るため、子ども手当及び児童扶養手当を支給し、子供の医療費の助成については、小学校6年生までを対象としていたものを中学校3年生までに拡大します。児童の安全確保と保護者の働きやすい環境を整備するため、放課後児童クラブの拡大に努めます。
生活の安定と援護については、生活困窮者の最低生活を保障し、その自立を図るため、関係制度や福祉サービスを活用しながら、実態に即した適切な援助を行います。
男女共同参画社会の推進については、富津市男女共同参画のまちづくり条例の基本理念にのっとり、市、市民及び事業者が連携して、男女がともに生き生きと暮らすことのできる男女共同参画のまちづくりの実現を目指します。
保健・医療の充実については、急速な高齢化や増加傾向にある生活習慣病、救急医療などに対応するため、君津中央病院企業団の運営に必要な経費を負担し、地域医療の充実を図ります。子宮頸がん及び乳幼児の細菌性髄膜炎等の発症予防のため、新たに子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの予防接種を無料で実施します。
母子保健については、母子の健康の保持、増進、健全な発育・発達を支援するため、妊婦・乳幼児健診や母親学級、乳幼児教室などを実施し、きめ細やかなサービスを提供します。母体や胎児の健康確保を図るため、妊婦健康診査を引き続き14回実施します。
女性特有のがん検診事業については、昨年に引き続き、子宮がん及び乳がんの検診費用を無料とし、受診率の向上とがんの早期発見を図ります。
生活習慣病対策については、生活習慣病の早期発見、早期治療のため、若年健診の対象年齢を引下げ、18歳から実施します。
国民健康保険事業については、安定した事業運営を行うため、特定健康診査、特定保健指導などの保健事業を積極的に展開し、生活習慣病を中心とした疾病予防対策の強化を図り、医療費の適正化に努めます。
後期高齢者医療事業については、国の動向を注視しながら、千葉県後期高齢者医療広域連合と連携をとり、適正に事務を執行してまいります。
介護保険事業については、介護保険施設の一層の充実及び介護保険給付の円滑な実施に努めます。地域包括支援センターにおいて介護予防事業や総合的な相談支援業務、権利擁護事業等を行い、安心できる高齢者福祉の充実に努めます。
5点目として、「市民と対話をするまちづくり」について申し上げます。
開かれた行政を目指し、広報ふっつ、ホームページ等を活用し、より多くの情報発信に努めます。利用しやすさ、わかりやすさなどに配慮して、本年3月にリニューアルするホームページについて、一層の充実を図り、市のイメージアップに努めます。市民の会合や集会、パブリックコメント手続制度の活用など、あらゆる機会を通して、市民の考えや行政に対するニーズの把握に努め、市政への市民参加を促し、開かれた市政運営を推進してまいります。市民参加による協働型のまちづくりの必要性と有用性について啓発し、市民がみずからまちづくりに取り組む意識を醸成するため、市民参加促進事業を実施します。
情報公開の推進については、会議の公開や行政文書の開示等、市政情報の提供について一層の充実を図ります。
個人情報の保護については、市民の個人情報の適正な管理に万全の措置を講じます。
最後に、ただいま申し上げてまいりました諸施策のほか、効率的な市政運営に向けた取り組みについて申し上げます。
行財政運営の効率化については、より効果的で効率的な行財政運営を目指し、第三次行財政改革大綱及び推進実施計画により改革を推進します。各行政分野において、情報通信技術を有効活用し、情報の共有化及び行政事務の簡素、効率化を図ります。市民に開かれた電子自治体の構築に向け、各行政情報システムの有効利用ができるよう調査・研究を行い、より一層の利便性向上に努めます。
行政運営におけるさまざまな課題を認識、解決するために、法の解釈と運用を適正に行うとともに、公正で透明性の高い行政の実現に向けて、市民等に対して説明責任を果たしてまいります。
以上、平成23年度の施政に当たり、私の考え、またそれに基づく諸施策につきまして申し上げてまいりました。
私は引き続き、誠実、対話、実行を基本理念に、「よりよい富津市づくり」「いきいきとした富津市づくり」「安全・安心な富津市づくり」に力を注ぎ、富津市政の発展に全力で取り組んでまいります。どうか市民の皆様並びに議員各位におかれましては、なお一層の御支援、御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
○議長(福原敏夫君) 以上で市長の施政方針を終わります。
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議案等の上程
○議長(福原敏夫君) 日程第4、議案第1号から議案第37号まで及び報告第1号を一括議題といたします。
ただいま議題といたしました議案等につきまして、その表題を事務局長に朗読いたさせます。事務局長、金井 茂君。
◎事務局長(金井茂君) 申し上げます。
議案第1号 千葉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について
議案第2号 平成22年度富津市一般会計補正予算(第6号)
議案第3号 平成22年度富津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第4号 平成22年度富津市老人医療特別会計補正予算(第2号)
議案第5号 平成22年度富津市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議案第6号 平成22年度富津市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
議案第7号 平成22年度富津市水道事業会計補正予算(第2号)
議案第8号 富津市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の全部を改正する条例の制定について
議案第9号 富津市選挙公報の発行に関する条例の制定について
議案第10号 千葉市ほか10市1町8一部事務組合消防指令事務協議会規約の制定に関する協議について
議案第11号 青堀駅東口史跡情報案内所の設置及び管理に関する条例の制定について
議案第12号 富津市役所行政センター及び出張所設置条例の一部を改正する条例の制定について
議案第13号 富津市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
議案第14号 富津市子ども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第15号 富津市予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する条例の制定について
議案第16号 富津市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
議案第17号 富津市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
議案第18号 非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
議案第19号 富津市都市公園整備等基金条例を廃止する条例の制定について
議案第20号 平成23年度富津市一般会計予算
議案第21号 平成23年度富津市
国民健康保険事業特別会計予算
議案第22号 平成23年度富津市
後期高齢者医療特別会計予算
議案第23号 平成23年度富津市
介護保険事業特別会計予算
議案第24号 平成23年度富津市水道事業会計予算
議案第25号 平成23年度富津市
温泉供給事業特別会計予算
議案第26号 市道路線(川沼日渡線)の認定について
議案第27号 市道路線(北ノ作日渡線)の認定について
議案第28号 市道路線(障子北ノ作線)の認定について
議案第29号 市道路線(原障子線)の認定について
議案第30号 市道路線(上前田八反畑線)の認定について
議案第31号 市道路線(西原三貫目線)の認定について
議案第32号 市道路線(沖田庄司線)の認定について
議案第33号 市道路線(向原下田線)の認定について
議案第34号 市道路線(川渕百田線)の廃止について
議案第35号 市道路線(一丁目門前線)の廃止について
議案第36号 市道路線(不入斗原線)の廃止について
議案第37号 市道路線(南川前田線)の廃止に廃止ついて
報告第1号 専決処分の報告について
以上でございます。
○議長(福原敏夫君) 朗読は終わりました。
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市長の提案理由の説明
○議長(福原敏夫君) 議題といたしました議案等につきまして、提案理由の説明を求めます。市長、佐久間清治君。
〔市長 佐久間清治君登壇〕
◎市長(佐久間清治君) ただいま提案いたしました議案第1号から議案第37号まで、及び報告第1号について、一括して提案理由の説明をいたします。
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(議案第1号) 千葉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について
◎市長(佐久間清治君) 議案第1号 千葉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び千葉県市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議については、平成23年3月31日をもって館山市及び南房総市学校給食組合が解散されることに伴い、千葉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び当該組合規約の一部改正について、地方自治法第286条第1項の規定により、関係地方公共団体と協議するに当たり、議会の議決を求めるものであります。
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(議案第2号) 平成22年度富津市一般会計補正予算(第6号) (議案第3号) 平成22年度富津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)
(議案第4号) 平成22年度富津市老人医療特別会計補正予算(第2号)
(議案第5号) 平成22年度富津市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
(議案第6号) 平成22年度富津市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
(議案第7号) 平成22年度富津市水道事業会計補正予算(第2号)
◎市長(佐久間清治君) 議案第2号から議案第7号までは、平成22年度の補正予算であります。
議案第2号 平成22年度富津市一般会計補正予算(第6号)は、既定の予算に歳入歳出それぞれ1億856万4,000円を追加し、補正後の予算額を163億516万3,000円にするものであります。
歳出予算補正の内容は、天羽行政センター移転関係事業費2,022万2,000円、
国民健康保険事業特別会計の収支不足の補てんのための法定外繰出金3,883万3,000円、国庫補助金の活用による吉野小学校、竹岡小学校、環小学校及び佐貫中学校の各屋内運動場耐震補強工事に係る経費1億7,650万円を追加するとともに、決算における剰余見込額の一部から財政調整基金積立金を2億円計上するなど、既定予算の調整を行うものであります。
また、歳入については、市税、地方譲与税、繰越金等を増額し、国庫支出金、県支出金、財産収入及び市債を減額するほか、全体の調整を図るものであります。
このほか、天羽行政センター移転関係事業、市道二間塚汐入線整備事業、小中学校の耐震補強事業の一部等の予算を繰り越して使用できるよう、繰越明許費を補正するものであります。
議案第3号 平成22年度富津市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)は、既定の歳入歳出予算からそれぞれ9,304万3,000円を減額し、補正後の予算額を69億6,104万3,000円にするものであります。補正の主な内容は、国民健康保険税の減収などに伴い、収支に不足額が見込まれるため、一般会計からの法定外繰入金を計上するほか、決算見込み等により既定予算の調整を行うものであります。
議案第4号 平成22年度富津市老人医療特別会計補正予算(第2号)は、既定の歳入歳出予算からそれぞれ250万6,000円を減額し、補正後の予算額を306万4,000円にするものであります。補正の主な内容は、本年度末をもって円滑に会計を廃止することに伴い、決算見込み等により既定予算の調整を行うものであります。
議案第5号 平成22年度富津市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)は、既定の歳入歳出予算からそれぞれ1,998万9,000円を減額し、補正後の予算額を4億2,209万7,000円にするものであります。補正の主な内容は、決算見込み等により既定予算の調整を行うものであります。
議案第6号 平成22年度富津市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号)は、既定の歳入歳出予算にそれぞれ5,493万5,000円を追加し、補正後の予算額を33億9,241万5,000円にするものであります。補正の主な内容は、介護サービス等利用者の増加に伴い、給付費を増額するとともに、決算見込み等により既定予算の調整を行うものであります。
議案第7号 平成22年度富津市水道事業会計補正予算(第2号)は、収益的収支においては、年間総給水量の減に伴う減額を、資本的収支においては、建設事業費の確定等に伴う減額をするもので、補正後の予算総額を23億7,705万1,000円にするものであります。
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(議案第8号) 富津市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の全部を改正する条例の制定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第8号 富津市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の全部を改正する条例の制定については、現在、千葉県土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例で規制している3,000平方メートル以上の特定事業について、近年、当該事業に起因する問題が発生していることから、市の実情に即した規制とするため、条例の全部を改正するものであります。
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(議案第9号) 富津市選挙公報の発行に関する条例の制定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第9号 富津市選挙公報の発行に関する条例の制定については、公職選挙法第172条の2の規定に基づき、富津市議会議員及び富津市長の選挙における候補者の政見等を選挙人に周知する選挙公報を発行するため、条例を制定するものであります。
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(議案第10号) 千葉市ほか10市1町8一部事務組合消防指令事務協議会規約の制定に関する協議について
◎市長(佐久間清治君) 議案第10号 千葉市ほか10市1町8一部事務組合消防指令事務協議会規約の制定に関する協議については、地方自治法第252条の2第1項の規定に基づき、複雑多様化する消防需要に広域的に対応し、消防事務の高度化による消防力の強化を図るため、消防指令に関する事務を共同して管理し、及び執行する協議会として、千葉市ほか10市1町8一部事務組合消防指令事務協議会規約を制定することについて、関係地方公共団体と協議するに当たり、同法第252条の2第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
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(議案第11号) 青堀駅東口史跡情報案内所の設置及び管理に関する条例の制定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第11号 青堀駅東口史跡情報案内所の設置及び管理に関する条例の制定については、地方自治法第244条の2第1項の規定に基づき、南関東最大規模を誇る内裏塚古墳を中心とする周辺地域の史跡等に関する情報発信の拠点として、青堀駅東口史跡情報案内所を設置するため、条例を制定するものであります。
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(議案第12号) 富津市役所行政センター及び出張所設置条例の一部を改正する条例の制定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第12号 富津市役所行政センター及び出張所設置条例の一部を改正する条例の制定については、現在の天羽行政センターが耐震基準を満たさない建築物であることから、市民の安全の確保及び利便性の向上のため、同センターを富津市民会館内に移転することに伴い、関連する条例の一部を改正するものであります。
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(議案第13号) 富津市手数料条例の一部を改正する条例の制定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第13号 富津市手数料条例の一部を改正する条例の制定については、地番図、または航空写真の写しの交付、住民基本台帳の閲覧等に関する手数料の規定を整備をするため、条例の一部を改正するものであります。
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(議案第14号) 富津市子ども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第14号 富津市子ども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定については、安心して子育てできるまちの実現のための施策として、子ども医療費の助成対象者を小学校6年生までの子供から中学校3年生までの子供に拡大するため、条例の一部を改正するものであります。
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(議案第15号) 富津市予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する条例の制定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第15号 富津市予防接種健康被害調査委員会設置条例の一部を改正する条例の制定については、安心して子育てできるまちの実現のための施策として、平成23年度から子宮頸がん予防ワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン等の予防接種を実施することに伴い、当該接種に起因する健康被害を富津市予防接種健康被害調査委員会の調査対象に含めるため、条例の一部を改正するものであります。
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(議案第16号) 富津市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第16号 富津市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、健康保険法施行令が改正されることに伴い、安心して子育てできるまちの実現のための施策として、平成21年10月から暫定的に引き上げている出産育児一時金の額を恒久化するため、条例の一部を改正するものであります。
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(議案第17号) 富津市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第17号 富津市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定については、医療の高度化、高齢化の進展に伴う保険給付費の増加等に伴い、国民健康保険財政の維持を図る観点から、新たに一般会計からの法定外繰入金を見込んでも、なおその財政に歳入不足が見込まれることから、基礎課税額に係る所得割額及び均等割額を中心に国民健康保険税を約5%引き上げるため、条例の一部を改正するものであります。
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(議案第18号) 非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第18号 非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、千葉県が規制している土砂等の埋立て等について、市の実情に即した規制をすることと等に伴い、非常勤特別職として環境監視指導員を設置するため、条例の一部を改正するものであります。
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(議案第19号) 富津市都市公園整備等基金条例を廃止する条例の制定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第19号 富津市都市公園整備等基金条例を廃止する条例の制定については、昨年度末をもって富津緩衝緑地建設に係る償還が完了したことに伴い、富津市都市公園整備等基金が基金としての所期の目的を達したことから、条例を廃止するものであります。
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(議案第20号) 平成23年度富津市一般会計予算
(議案第21号) 平成23年度富津市
国民健康保険事業特別会計予算
(議案第22号) 平成23年度富津市
後期高齢者医療特別会計予算
(議案第23号) 平成23年度富津市
介護保険事業特別会計予算
(議案第24号) 平成23年度富津市水道事業会計予算
(議案第25号) 平成23年度富津市
温泉供給事業特別会計予算
◎市長(佐久間清治君) 次に、議案第20号から議案第25号までは、平成23年度の当初予算であります。概要は、施政方針で申し上げたとおりであります。
議案第20号 平成23年度富津市一般会計予算は、富津市第3次基本計画と前期実施計画との整合を図り、その推進テーマである安心して子育てできるまちを目指すことに重点を置いた予算で、予算額は対前年度比で0.2%増の156億4,000万円といたしました。
議案第21号 平成23年度富津市
国民健康保険事業特別会計予算は、保険給付費の増加などにより、対前年度比で0.7%増の68億9,320万9,000円の予算額で、特定健康診査、特定保健指導を中心とした疾病予防のための事業を推進し、医療費の適正化に配慮した予算といたしました。
議案第22号 平成23年度富津市
後期高齢者医療特別会計予算は、後期高齢者医療広域連合納付金の減少などにより、対前年度比で5.7%減の4億1,953万5,000円の予算額で、後期高齢者医療制度の趣旨普及を推進するとともに、被保険者の利便性の向上に配慮した予算といたしました。
議案第23号 平成23年度富津市
介護保険事業特別会計予算は、介護サービス等の利用者が増加することにより、対前年度比で2.7%増の33億6,986万2,000円の予算額で、給付費の適正化を図り、安定した保険給付に配慮した予算といたしました。
議案第24号 平成23年度富津市水道事業会計予算は、水道業務の予定量を給水戸数1万8,516戸、年間総給水量585万8,627立方メートルとし、予算総額を対前年度比5.1%減の23億3,541万8,000円といたしました。引き続き施設等の維持管理及び第3次拡張変更事業を進め、安定した生活用水の供給と事業経営の合理化に努めてまいります。
議案第25号 平成23年度富津市
温泉供給事業特別会計予算は、温泉供給業務の予定量を供給戸数20戸、年間総供給量6,960立方メートルとし、予算総額を対前年度比17.4%減の235万6,000円といたしました。
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(議案第26号) 市道路線(川沼日渡線)の認定について
(議案第27号) 市道路線(北ノ作日渡線)の認定について
(議案第28号) 市道路線(障子北ノ作線)の認定について
(議案第29号) 市道路線(原障子線)の認定について
(議案第30号) 市道路線(上前田八反畑線)の認定について
(議案第31号) 市道路線(西原三貫目線)の認定について
(議案第32号) 市道路線(沖田庄司線)の認定について
(議案第33号) 市道路線(向原下田線)の認定について
◎市長(佐久間清治君) 議案第26号から議案第33号までは、市道路線の認定に係る議案であります。これらは、地域住民の利便性を確保すべく、路線整備を図るため、または周辺における土地利用の変化により、専ら一般交通の用に供する道路となったため、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
議案第26号は、川沼日渡線を市道路線として認定することについて、議案第27号は、北ノ作日渡線を市道路線として認定することについて、議案第28号は、障子北ノ作線を市道路線として認定することについて、議案第29号は、原障子線を市道路線として認定することについて、議案第30号は、上前田八反畑線を市道路線として認定することについて、議案第31号は、西原三貫目線を市道路線として認定することについて、議案第32号は、沖田庄司線を市道路線として認定することについて、議案第33号は、向原下田線を市道路線として認定することについて、それぞれ議会の議決を求めるものであります。
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(議案第34号) 市道路線(川渕百田線)の廃止について
(議案第35号) 市道路線(一丁目門前線)の廃止について
(議案第36号) 市道路線(不入斗原線)の廃止について
(議案第37号) 市道路線(南川前田線)の廃止について
◎市長(佐久間清治君) また、議案第34号から議案第37号までは、市道路線の廃止に係る議案であります。
議案第34号は、市道川渕百田線を廃止することについて、議案第35号は、市道一丁目門前線を廃止することについて、議案第36号は、市道不入斗原線を廃止することについて、議案第37号は、市道南川前田線を廃止することについて、道路法第10条第3項の規定により、それぞれ議会の議決を求めるものであります。
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(報告第1号) 専決処分の報告について
◎市長(佐久間清治君) 報告第1号 専決処分の報告については、交通事故による損害賠償の額を定めること及び和解について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分したので、同条第2項の規定により報告するものであります。
以上が提案いたしました議案等の提案理由ですが、議案第2号、議案第8号から議案第11号まで、議案第20号、議案第21号及び議案第23号につきましては担当部局長から、また議案第7号及び議案第24号につきましては水道事業管理者から、それぞれ補足説明をいたさせます。
なお、議案第1号から議案第7号までは、予算及び事務の執行上から、先議をお願い申し上げます。
十分御審議の上、原案どおり御可決賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(福原敏夫君) 会議の途中ですが、ここで暫時休憩をいたします。
午前11時10分 休憩
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午前11時20分 開議
補 足 説 明
○議長(福原敏夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
続いて、補足説明に入ります。
初めに、議案第2号について補足説明を求めます。企画財政部長、中村芳雄君。
〔企画財政部長 中村芳雄君登壇〕
◎企画財政部長(中村芳雄君) 議案第2号 平成22年度富津市一般会計補正予算(第6号)について補足説明を申し上げます。
補正予算書の2ページをごらんいただきたいと思います。補正予算の主な内容について、御説明申し上げます。
初めに歳入でございますが、1款の市税は、1億69万円の増額補正でございます。
主な内容は、1項の市民税で9,707万5,000円の減額補正は、法人分は多少増加となったものの、景気の低迷が長期化していることなどにより、個人分が大幅な減額となったため、全体では減額となったものでございます。
2項の固定資産税で1億9,305万9,000円の増額補正は、埋立地区企業の設備投資に伴う償却資産分の増加により、大幅な増額となったものでございます。
3項の軽自動車税から6項の入湯税につきましては、決算見込みより補正したものでございます。
2款の地方譲与税は、6,500万円の増額補正でございます。内容は、1項の地方揮発油譲与税が2,500万円、2項の自動車重量譲与税が2,000万円、4項の特別とん譲与税が2,000万円の増額で、消費刺激策の影響や、猛暑による夏季電力需要が増加したため、LNGタンカーの入港数が増加したことによるものでございます。
6款の地方消費税交付金4,500万円及び8款の自動車取得税交付金1,000万円は、消費刺激策の影響により増額となったものでございます。
14款の国庫支出金は、4,174万7,000円の減額補正でございます。
主な内容は、1項の国庫負担金で、6,685万1,000円の減額補正は、障害者介護給付費負担金や子ども手当負担金など、扶助費の減額に伴うものでございます。
次に、2項の国庫補助金で2,611万5,000円の増額補正は、まちづくり交付金は減額となったものの、国の補正により小・中学校の耐震補強工事を前倒しして補正予算に計上したため、安全・安心な学校づくり交付金が大幅に増加となったためなどによるものでございます。
次に、15款の県支出金は、4,794万3,000円の減額補正でございます。
主な内容は、1項の県負担金で3,470万6,000円の減額補正は、障害者介護給付費負担金や子ども手当負担金などの減額によるものでございます。
次に、3ページをごらんいただきたいと思います。2項の県補助金で739万6,000円の減額補正は、事業費精算による第65回国民体育大会会場地市町運営費補助金などの減額によるものでございます。
次に、16款の財産収入は、5,599万8,000円の減額補正でございます。内容は、土地売払収入の減額によるものでございます。
次に、17款の寄附金は、359万4,000円の減額補正でございます。主な内容は、事業量の減少等に伴い、水産振興事業寄附金及び漁業整備事業寄附金が減額となったことによるものでございます。
次に、18款の繰入金は187万7,000円の増額補正でございます。内容は、財源組み替えに伴う漁業振興基金繰入金が92万9,000円、基金条例廃止に伴う都市公園整備等基金繰入金が30万3,000円、会計の廃止に伴う老人医療特別会計繰入金が64万5,000円でございます。
次に、19款の繰越金は1億4,616万4,000円の増額補正で、平成21年度の実質収支額のうち予算未計上額をすべて計上したものでございます。
次に、20款の諸収入は、421万5,000円の増額補正でございます。
次に、21款の市債は、1億1,510万円の減額補正でございます。主な内容は、臨時財政対策債が大幅な減額となったことなどによるものでございます。
以上、歳入補正合計額といたしましては1億856万4,000円の増額でございます。
続きまして、歳出について御説明申し上げます。4ページをごらんいただきたいと思います。2款の総務費は、2億669万3,000円の増額補正でございます。主な内容は、1項の総務管理費で、今年度、市税の増額などから生じた剰余金を積み立てる財政調整基金積立金が2億円、天羽行政センター移転関係費2,022万2,000円などによるものでございます。
次に、3款の民生費は、1億116万9,000円の減額補正でございます。
主な内容は、1項の社会福祉費で3,567万5,000円の減額補正は、収支の悪化による赤字補てんのための法定外繰出金3,883万3,000円を含む
国民健康保険事業特別会計繰出金5,030万6,000円などが増額となるものの、サービス利用見込みの減少により、障害者介護給付費が8,529万2,000円の減額となることなどによるものでございます。
次に、2項の児童福祉費で6,549万4,000円の減額補正は、決算見込みの確定により、子ども手当が5,879万9,000円及び児童扶養手当が505万8,000円の減額となることなどによるものでございます。
次に、4款の衛生費は、1,751万8,000円の減額補正でございます。
主な内容は、1項の保健衛生費で1,223万6,000円の減額補正は、受診者が減少したことによる後期高齢者健康診査事業が896万3,000円の減額などによるものでございます。
次に、2項の清掃費で567万3,000円の減額は、収集事業の委託料執行残額490万9,000円の減額などでございます。
次に、6款の農林水産業費は、2,124万6,000円の減額補正でございます。主な内容は、3項の水産業費で2,126万7,000円の減額補正は、県施行事業費の減少による富津漁港広域漁港整備事業負担金1,137万6,000円、浚渫工事を国が行ったため不要となった大貫漁港整備事業500万円などを減額するものでございます。
7款の商工費は、433万1,000円の減額補正でございます。主な内容は、交付額の確定により、企業誘致奨励金405万1,000円を減額するものなどでございます。
8款の土木費は、3,602万円の減額補正でございます。
主な内容は、1項の土木管理費で804万3,000円の減額補正は、庁舎周辺整備事業の執行残額704万5,000円を減額するものなどでございます。
2項の道路橋梁費で2,264万円の減額補正は、県施行事業への負担の必要がなくなった道路等整備事業負担金1,618万3,000円を減額するものでございます。
4項の港湾費は、535万1,000円の減額補正で、港湾整備事業負担金の減額でございます。
次に、5ページをごらんいただきたいと思います。9款の消防費は、163万円の増額補正でございます。補正の主な内容は、火災等出動件数の増加に伴う燃料費及び消火栓改良負担金などを増額するものでございます。
次に、10款の教育費は、8,791万円の増額補正でございます。
主な内容は、2項の小学校費で4,605万2,000円の増額補正は、国の補正予算に伴い、前倒しで工事を行う吉野小、環小及び竹岡小の屋内運動場耐震補強工事等の追加分が1億1,950万円の増額、既定予算の耐震補強工事等の執行残7,618万7,000円を減額するものなどでございます。
次に、3項の中学校費で5,707万8,000円の増額補正は、国の補正予算に伴い、前倒しで工事を行う佐貫中の屋内運動場耐震補強工事等の追加分5,700万円を増額するものなどでございます。
次に、4項の社会教育費で276万2,000円の減額補正は、埋立記念館管理運営基金へ繰り戻す1,000万円の積立金を計上するものの、執行残額を減額するものが上回るため、減額となるものでございます。
次に、5項の保健体育費は、1,074万1,000円の減額補正で、国体経費の執行残額を減額するものなどでございます。
次に、11款の災害復旧費は、738万5,000円の減額補正で、執行残額等を減額するものでございます。
以上、歳出補正合計額といたしましては1億856万4,000円の増額で、補正後の予算総額を歳入歳出それぞれ163億516万3,000円にしようとするものでございます。
次に、6ページをごらんいただきたいと思います。第2表の繰越明許費補正でございますが、今回の補正で追加計上した事業を含め、この表に計上した事業が年度内に事業を完了することが難しいため、繰越明許費を補正するものでございます。
次に、7ページをごらんいただきたいと思います。第3表の地方債補正でございますが、事業の執行に伴い、予算残額が生じたことなどにより、表合計の差額1億1,510万円を減額しようとするものでございます。
以上で平成22年度富津市一般会計補正予算(第6号)の補足説明を終わらせていただきます。
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○議長(福原敏夫君) 次に、議案第7号について補足説明を求めます。水道事業管理者、正司 勲君。
〔水道事業管理者 正司 勲君登壇〕
◎水道事業管理者(正司勲君) 議案第7号 平成22年度富津市水道事業会計補正予算(第2号)について、補足説明を申し上げます。
別冊となっております補正予算書の1ページをごらんいただきたいと存じます。まず、第2条、業務の予定量でございますが、給水戸数を81戸ふやし、1万8,380戸にしようとするものでございます。
次に、年間総給水量を9万4,900立方メートル減量し、594万1,135立方メートルに、1日平均給水量を260立方メートル減量し、1万6,277立方メートルにしようとするものでございます。
次に、主要な建設改良事業でございますが、拡張工事費を483万4,000円減額し、1億339万4,000円に、改良工事費を8,189万9,000円減額し、4億7,009万2,000円にしようとするものでございます。
次の第3条、収益的収入及び支出、第4条の資本的収入及び支出の補正予定額の詳細につきましては、後ほど7ページからの収入、支出の見積り基礎欄で御説明いたします。
次に、2ページをごらんいただきたいと存じます。第5条、企業債でございますが、工事費の確定により、起債の借入限度額を補正しようとするものでございます。
恐れ入りますが、7ページをお開き願いたいと存じます。先ほど申し上げました補正予定額の詳細につきまして御説明いたします。
初めに、第3条予算の収益的収入及び支出から御説明いたします。まず収入でございますが、第1款水道事業収益を3,921万3,000円減額し、15億487万1,000円にしようとするものでございます。
内訳といたしましては、第1項の営業収益を3,921万4,000円減額し、14億6,376万2,000円にしようとするものでございます。これは一般家庭用の口径13ミリ、20ミリの使用水量が加入者の節水意識の向上による減量にあることや、埋立地進出企業等の使用水量の減によるものでございます。
次に、第2項営業外収益を1,000万円増額し、4,110万8,000円にしようとするものでございます。これは消費税及び地方消費税の中間納付の還付が見込まれることから、費目計上するものでございます。
次に支出でございますが、第1款水道事業費用を625万9,000円減額し、15億2,342万円にしようとするものでございます。
内訳といたしましては、第1項営業費用を800万8,000円減額し、13億9,595万1,000円にしようとするものでございます。これは亀田浄水場管理業務委託の契約額確定による減や、電気料金の燃料調整費が下がったことによる動力費の減、及び君津広域水道企業団からの受水水量の減によるものでございます。
次に、第2項営業外費用を174万9,000円増額し、1億2,685万9,000円にしようとするものでございます。これは消費税及び地方消費税納付額の増額でございます。この結果、当年度は3,958万7,000円の損失となる見込みでございます。
次に、8ページをお開き願います。第4条予算の資本的収入及び支出でございますが、まず収入でございますが、第1款資本的収入を7,950万円減額し、5億1,733万8,000円にしようとするものでございます。内訳としましては、第1項企業債を7,950万円減額し、4億3,060万円にしようとするものでございます。これは事業費の確定によるものでございます。
次に支出でございますが、第1款資本的支出を8,673万3,000円減額し、8億5,363万1,000円にしようとするものでございます。内訳といたしましては、第1項の建設改良費を8,673万3,000円減額し、5億7,498万6,000円にしようとするものでございます。拡張工事費の工事請負費483万4,000円の減額は、入札による執行残でございます。
次の改良工事費も工事請負費8,189万9,000円の減額で、主な内容といたしましては、湊橋耐震化工事にあわせて施工する予定の配水管改良工事が翌年度以降に見送られたことや、配水管移設工事につきましては、当初予定していなかった小糸川地区人見幹線用水路工事に伴う配水管の移設がふえたものの、入札により執行残となったため、減額しようとするものでございます。
以上、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額3億3,629万3,000円は、当年度消費税及び地方消費税、資本的収支調整額及び内部留保資金をもって補てんするものでございます。
以上で議案第7号 平成22年度富津市水道事業会計補正予算(第2号)についての補足説明とさせていただきます。
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○議長(福原敏夫君) 次に、議案第8号について補足説明を求めます。経済環境部長、
中島照夫君。
〔経済環境部長
中島照夫君登壇〕
◎経済環境部長(
中島照夫君) 議案第8号 富津市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の全部を改正する条例の制定について、補足説明を申し上げます。
初めに、条例の全部を改正する趣旨でありますが、提案理由でも申し上げましたとおり、千葉県土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例により規制している3,000平方メートル以上の特定事業について、近年、当該事業に起因する問題が発生していることから、市の実情に即した規制をするため、条例の全部を改正しようとするものであります。
続きまして、内容の御説明を申し上げます。
議案つづり4ページをごらんください。富津市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例は、第1章から第7章で構成されております。第1章では総則について、第2章では土砂等の埋立て等に使用される土砂等の安全基準について、第3章では不適正な土砂等の埋立て等の禁止等について、第4章では特定事業の規制について、第5章では特定事業に係る土地所有者の義務について、第6章では雑則、第7章では罰則を規定しております。
第1章は、4ページから6ページであります。第1章の総則につきましては第1条から第5条で構成され、この条例の目的を初め、用語の意義や土砂等の埋立て等による土壌の汚染や災害の発生を未然に防止するため、市、事業者、土地所有者の責務を定めたものであります。
第2章は、6ページであります。第2章の土砂等の埋立て等に使用される土砂等の安全基準につきましては、第6条に土砂等の埋立て等に使用される土砂等の汚染状況の指標となる基準として、土壌の基準と水質の基準について定めたものであります。
第3章は、6ページから7ページであります。第3章の不適正な土砂等の埋立て等の禁止等につきましては第7条から第8条で構成され、安全基準に適合しない土砂等による埋立て等の禁止や、安全基準に適合しない土砂等が使用された場合、市長は埋立て等を行っている者に対し、必要な措置命令することができること、また、埋立て等を行う者、または土地所有者は、埋立て等に使用された土砂等の崩落、飛散、もくしは流出による災害の発生の防止をするように定めたものであります。災害の発生のおそれがある場合には、市長は埋立て等を行う者、または土地所有者に対し、必要な措置を講ずるよう指導できるといたしました。
第4章は、9ページから23ページであります。第4章の特定事業の規制につきましては、第9条から第31条で構成され、特定事業の許可から完成までの規定を定めています。特定事業の対象事業について定め、許可に必要な手続や土地所有者等の同意等、事前協議、許可の申請、申請の制限、許可の基準などの事項について定め、市長は許可をする際には許可の条件を付することができます。事業に着手した場合の着手の届け出、土砂等を搬入する場合の搬入の届け出、事業者に搬入経路等を詳細に記載する土砂等管理台帳の作成、土壌の汚染状況を把握するため地質検査及び水質検査の報告、利害関係者への関係書類等の縦覧、事業内容を周知するため標識の掲示について、また、事業の完了の届け出、事業の廃止の届け出、事業が期間内に完了しなかった場合の終了の届け出、このほか事業中、許可の内容に変更が生じた場合の変更の許可等、事業の譲り受けするときの譲り受けの許可及び事業が相続、合併、分割があった場合の承継の届け出について定めています。これらの規定に違反等した場合、市長は事業者に対し、許可の取消や停止を命ずることができると規定しています。
また、施工中だけでなく、完了、廃止、または終了の手続に伴う義務を行わず、土砂等の崩落、飛散、または流出のおそれがある場合には、市長は事業者に対し土壌の汚染や災害の発生を防止するための措置命令を規定し、関係書類の保存についても義務づけています。
第5章は、23ページであります。第5章の特定事業に係る土地所有者の義務につきましては、第32条から第33条で構成され、土地の所有者が土地を提供する際の確認事項や定期的な施工状況の確認、土壌の汚染や土砂等の崩落、飛散、または流出による災害のおそれがあると知ったときは、土地所有者は特定事業の中止等を求め、市長に通報する義務を定めています。土壌の汚染や土砂等の崩落、飛散、または流出による災害の発生を防止するため、市長は土地所有者に対し措置命令を定めております。
第6章は、24ページから25ページであります。第6章の雑則につきましては、第34条から第39条で構成され、報告の徴収、立入検査、措置命令違反者等の公表、土壌の汚染が発見された場合、千葉県への通報の規定、許可申請時に事業者に納めていただく手数料、この条例の施行に関する事項を施行規則に委任する規定について定めております。
第7章は、25ページから26ページであります。第7章の雑則につきましては、第40条から第43条で構成され、この条例の各条項に違反したものに対する罰則及び届け出義務違反、または虚偽の報告、命令違反した者に対する罰則のほか、行為者だけでなく法人などに対しても罰金を科す両罰規定を定めているものであります。
次に附則でありますが、この富津市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例は、平成23年10月1日から施行すること、事前協議及び必要な手続を平成23年6月1日から施行することを規定しております。
以上で補足説明を終わります。よろしく御審議いただくようお願い申し上げます。
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○議長(福原敏夫君) 次に、議案第9号について補足説明を求めます。
選挙管理委員会事務局長、嶋野俊幸君。
〔
選挙管理委員会事務局長兼
監査委員事務局長 嶋野俊幸君登壇〕
◎
選挙管理委員会事務局長兼
監査委員事務局長(嶋野俊幸君) 議案第9号 富津市選挙公報の発行に関する条例の制定について、補足説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案つづりの29、30ページをお開きいただきたいと存じます。この選挙公報の発行につきましては、公職選挙法第167条、これは選挙公報の発行に関する規定でありますが、衆議院議員、参議院議員、または都道府県知事の選挙におきまして、公職の候補者の氏名、経歴、政見等を掲載した選挙公報を選挙ごとに1回発行しなければならないとされておりますが、都道府県の議会の議員、市町村の議会の議員、または市町村長の選挙におきましては、公職選挙法第172条の2、これは任意制選挙公報の発行に関する規定でありますが、その発行は任意となっておりまして、同法第167条から第171条までの規定に準じまして、条例で定めるところにより発行することができるとされております。
富津市選挙管理委員会といたしまして、候補者の氏名、経歴、政見、写真等を掲載した選挙公報は、選挙人にとりまして投票に役立つ重要な情報源でありますとともに、多くの選挙人に知らせることにより選挙意識の向上や公正さの推進も図れ、また投票率の向上にもつながると思いますので、本市の市議会議員及び市長の選挙におきまして選挙公報を発行いたしたく、条例を制定しようとするものでございます。
それでは、条例案の概要につきまして御説明をさせていただきます。
第1条は、この条例の趣旨を定めたものでございます。
第2条は、選挙公報の発行に関する規定でありまして、選挙ごとに1回発行しなければならないとするものでございます。
第3条は、掲載の申請に関する規定でありまして、申請は選挙の告示日に文書で行うこと、及び掲載文に係る留意事項を定めております。
第4条は、選挙公報の発行手続に関する規定でありまして、掲載文は原文のまま記載することや、1つの用紙に2人以上の候補者を掲載する場合には、その掲載順序は選挙管理委員会がくじにより定めること、また、そのくじに立ち会うことができることを定めたものでございます。
第5条は、選挙公報の配布に関する規定でありまして、配布の期日及び配布の方法について定めております。
第6条は、選挙公報の発行を中止する場合の事由について定めております。
第7条は、選挙管理委員会への委任に関する規定であります。
最後に、附則でございますが、この条例は、公布の日から施行をしようとするものでございます。
以上で議案第9号 富津市選挙公報の発行に関する条例の制定についての補足説明を終わらせていただきます。
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○議長(福原敏夫君) 次に、議案第10号について補足説明を求めます。消防長、森 定男君。
〔消防長 森 定男君登壇〕
◎消防長(森定男君) 議案第10号 千葉市ほか10市1町8一部事務組合消防指令事務協議会規約の制定に関する協議について、補足説明いたします。
恐れ入りますが、議案つづりの32ページをごらんください。本議案は、千葉県内31消防本部のうち北西部地域を除く千葉市を含む20消防本部で119番通報の受け付け、出動指令などの業務を共同で処理するための組織として、地方自治法第252条の2第1項に基づく協議会を設置するものであります。
第1条、協議会の目的では、複雑多様化する消防需要に広域的に対応し、消防事務の高度化による消防力の強化を図るため、消防指令に関する事務を共同して管理し、及び執行することと規定しております。
第3条、協議会の参加団体は、記載のとおり、20団体でございます。
第4条では協議会の担任事務について規定し、第5条では千葉市消防局内に事務所を置くことと規定しております。
33ページをごらんください。第10条、職員では、協議会は法人格を持たないことから、担任事務に従事する職員の定数やその配分については、関係団体の消防長の協議により定めることと規定しております。派遣職員の身分取り扱いにつきましては、所属する普通地方公共団体の組織の身分を有したまま派遣されることから、その任免、懲戒、分限などはそれぞれの任命権者が行うこととなりますが、派遣職員がその事務に従事する場合の服務上の命令はこの規約により会長が行うものであります。よって、第10条第3項では、職務上の義務違反など、非行があると認めるときは会長が解任できると規定しています。
34ページをごらんください。第15条では、協議会における事務を管理、執行するに当たり、必要な条例や規則等は第15条第1項記載のとおり、千葉市の条例、規則等をこの協議会に適用することとしており、千葉市は条例等の制定、改廃について、あらかじめ関係団体の長と協議しなければならないこととされております。
第16条、経費の支弁の方法を規定しております。協議会に係る経費については、関係団体が負担することとなっており、人口等を参考にし、あらかじめ定める負担割合に応じ、関係団体がそれぞれ予算計上し、幹事団体である千葉市に納付、千葉市が執行することとなります。
35ページをごらんください。附則では、協議会の設置時期を規定しておりまして、平成25年4月から共同指令センターの運用が開始するまで2年余りとなり、その開始に向けて協議会で準備事務を行う必要があることから、平成23年4月1日からの施行を予定しております。
以上、議案第10号の補足説明とさせていただきます。
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○議長(福原敏夫君) 次に、議案第11号について補足説明を求めます。教育部長、吉原賢一君。
〔教育部長 吉原賢一君登壇〕
◎教育部長(吉原賢一君) それでは、議案第11号 青堀駅東口史跡情報案内所の設置及び管理に関する条例の制定について、補足説明をさせていただきます。
議案つづりの37ページをごらんください。本条例は新規条例であり、4条から、また附則の1条で構成されております。
趣旨でございますが、南関東最大規模を誇る内裏塚古墳を中心とする内裏塚古墳群や周辺地域の史跡等に関する情報発信の拠点として青堀駅東口史跡情報案内所を設置するため、条例を制定するものでございます。
第1条は、地方自治法の規定に基づく公の施設として、内裏塚古墳群や周辺地域の史跡等に関する情報発信の拠点とする目的で、青堀駅東口史跡情報案内所という名称の施設を設置するという内容でございます。
第2条では、案内所の位置を、富津市大堀2201番地と定めております。
第3条では、案内所の利用について、使用料を徴収しないことを定めております。
第4条は、案内所の設置及び管理に関し、必要な事項を教育委員会規則へ委任するものでございます。
最後に附則でございますが、本条例は準備期間を経て、平成23年6月1日から施行することとしたところでございます。
以上で議案第11号の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(福原敏夫君) 会議の途中ですが、ここで暫時休憩をいたします。
午後0時01分 休憩
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午後1時00分 開議
○議長(福原敏夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、議案第20号について補足説明を求めます。企画財政部長、中村芳雄君。
〔企画財政部長 中村芳雄君登壇〕
◎企画財政部長(中村芳雄君) 議案第20号 平成23年度富津市一般会計予算の補足説明を申し上げます。
別冊の平成23年度富津市予算書の1ページをごらんいただきたいと思います。一般会計の予算総額は、第1条で歳入歳出それぞれ156億4,000万円と定めたものでございます。
次に、2ページをごらんいただきたいと思います。予算の主な内容について御説明申し上げます。
初めに歳入でございますが、1款の市税は93億3,909万5,000円で、このうち1項の市民税は23億1,480万3,000円で、法人市民税は前年度とほぼ同額を見込みましたが、個人市民税は平成22年度の課税実績からの推計をもとに、所得回復のおくれを見込んだことにより、前年度より減額予算でございます。
2項の固定資産税は66億2,944万7,000円で、このうち土地につきましては時点修正により減収、家屋分は新築分の増加による増収、償却資産は
東京電力富津火力発電所の大規模償却資産分が増加したことにより増収となることから、前年度より増額予算でございます。
次に、4項の市たばこ税は2億8,267万2,000円で、昨年10月からの税率引き上げ分は増収要因で見込めるものの、販売本数が減少するものと見込み、ほぼ同額で計上したものでございます。
次に、2款の地方譲与税は2億2,900万円でございます。
1項の地方揮発油譲与税5,500万円及び2項自動車重量譲与税1億2,400万円は、平成22年度決算見込額に地方財政計画の伸び率を勘案して算出したものでございます。
次に、3項の特別とん譲与税5,000万円は、平年並みの入港数と見込み、算出したものでございます。
次に、3款の利子割交付金から3ページの8款自動車取得税交付金までは、平成22年度決算見込額に県が推計しました伸び率等を勘案し算出したものでございます。
次に、9款の地方特例交付金8,200万円は、子ども手当特例交付金と住宅借入金等税額控除による個人住民税の減収分や自動車取得税の減税による減収分を補てんするための減収補てん特例交付金を見込み、計上したものでございます。
次に、10款の地方交付税は5億6,000万円で、普通交付税4億円、特別交付税1億6,000万円の収入を見込んだものでございます。
次に、2行置きまして13款の使用料及び手数料は2億7,312万円で、2項の手数料では塵芥処理手数料の改定による増額を見込んだものでございます。
次に、14款の国庫支出金は15億5,677万7,000円で、内訳は歳出の投資的経費に充当する額が1,762万8,000円で、内訳は道路整備に係る社会資本整備総合交付金及び合併処理浄化槽の設置促進に係る循環型社会形成推進交付金でございます。また、経常的経費に充当する額は15億3,914万9,000円で、このうち主なものは子ども手当負担金、障害者介護給付費負担金、生活保護費負担金など、扶助費を中心とした社会保障給付に対するものでございます。
次に、15款の県支出金は10億75万2,000円で、内訳は歳出の投資的経費に充当する額が1億1,808万5,000円で、主なものは特別養護老人ホームの増築に係る介護基盤緊急整備特別対策事業交付金及び合併処理浄化槽の設置促進に係る生活排水対策浄化槽推進事業補助金などでございます。
また、経常的経費に充当する額は8億8,266万7,000円で、このうち主なものは、国保会計保険基盤安定負担金、
後期高齢者医療特別会計保険基盤安定負担金、障害者介護給付費負担金、県税徴収委託金及び県議会議員選挙費委託金などでございます。
次に、4ページをごらんいただきたいと思います。16款の財産収入は6,870万4,000円で、このうち土地売払収入を5,000万円見込んで、計上したものでございます。
次に、1行置きまして18款の繰入金は2億3,047万5,000円で、このうち財政調整基金繰入金を2億円計上したものでございます。
次に、19款の繰越金は5,000万円を計上したものでございます。
次に、20款の諸収入は3億4,961万7,000円で、主なものは給食事業収入、中小企業融資貸付
金収入、後期高齢者医療広域連合からの受託事業収入などのほか、臨時的なものとして消防救急無線の広域化・共同化事業への財政支援として、千葉県市町村振興協会助成金2,795万1,000円を雑入に計上したものでございます。
次に、21款の市債は10億6,290万円で、内容は建設事業の適債事業に充当する起債額が4億5,690万円、臨時財政対策債が6億600万円で、まちづくり交付金事業の終了などにより大幅に減額となったものでございます。
以上、歳入合計は156億4,000万円でございます。
続きまして、5ページの歳出について御説明申し上げます。1款の議会費は3億873万円で、議員及び職員の人件費のほか、議会運営に係る予算の計上でございます。なお、議会費が大幅な増額となった理由といたしましては、地方議会議員年金制度の廃止に伴い、その経過措置として実施される一時金支給などにより、議員共済組合負担金が大幅な増額となることによるものでございます。
次に、2款の総務費は21億8,485万3,000円で、新たな予算といたしまして、1項の総務管理費で市制施行40周年記念事業費が165万4,000円、本庁舎空調熱源機器改修工事費が7,276万5,000円、市活性化のための調査・研究等を目的とする地域活性化調査研究委託料を含む政策事業推進関係費が539万円、4項の選挙費で平成23年度執行予定の県議会議員選挙及び農業委員会委員選挙、平成24年度執行の市議会議員選挙の準備経費を計上したものでございます。
次に、3款の民生費は52億4,447万8,000円で、新たな予算といたしまして、1項の社会福祉費で国保会計の収支不足補てんのための法定外繰出金1億円、特別養護老人ホームの増築に係る地域密着型老人福祉施設整備事業1億150万円の計上のほか、拡充した予算といたしましては、2項の児童福祉費で、現在、小学校までの医療費助成を行っているものを、中学校3年生まで拡大実施する子ども医療対策費が9,400万8,000円、3歳未満児の支給額を7,000円追加し、2万円とした子ども手当給付事業費が8億1,731万2,000円などを計上したものでございます。
次に、4款の衛生費は18億341万7,000円で、拡充した予算といたしましては、1項の保健衛生費で子宮頸がん、ヒブ及び小児用肺炎球菌ワクチン接種を新たに加えた予防接種事業費が7,653万6,000円、空調設備の全面改修を行う火葬場修繕工事費2,790万3,000円などを計上したものでございます。
次に、5款の労働費は34万6,000円の計上でございます。
次に、6款の農林水産業費は3億5,818万8,000円でございます。
6ページをごらんいただきたいと思います。農林水産業費の新たな予算といたしまして、1項の農業費で循環型農業の確立を図るためのさわやか畜産総合展開事業補助金1,275万円、3項の水産業費で水産資源の生育環境の改善や回復を図る環境・生態系保全活動支援地域協議会負担金262万5,000円の計上のほか、拡充した予算といたしましては、有害鳥獣による農作物被害防止に係る農作物被害対策事業1,682万8,000円などを計上したものでございます。
7款の商工費は2億6,735万2,000円で、新たな予算といたしましては、市の観光振興とイメージアップを図るため設置する観光大使設置事業29万4,000円、昨年度に引き続き計上する宿泊・滞在型観光促進事業160万円の計上のほか、企業誘致対策として進出企業6社に対する企業誘致奨励金1億2,000万8,000円などを計上したものでございます。
次に、8款の土木費は14億7,352万8,000円で、新たな予算といたしましては、1項の土木管理費で、土砂災害の警戒区域における円滑な避難に必要な事項等を住民に周知するための
土砂災害ハザードマップ作成委託料105万円、消防庁舎の移転用地造成などに係る庁舎周辺整備事業1億5,712万7,000円、2項の道路橋梁費で社会資本整備総合交付金事業2,410万円などを計上のほか、主な予算といたしましては、2項の道路橋梁費で、昨年度に引き続き実施する橋梁長寿命化点検業務委託料280万円、6項の住宅費で住宅建設資金利子補給事業889万円などを計上したものでございます。
次に、9款の消防費は11億1,745万2,000円で、新たな予算といたしましては、消防庁舎の移転改築に係る
消防防災センター整備事業4,537万1,000円、債務負担行為により千葉市を中心とした県内20消防本部により、平成23年度及び24年度で実施する共同運用消防指令センター整備事業2,484万1,000円、津波・高潮による被害の軽減を図るために作成する津波・
高潮ハザードマップ作成事業698万3,000円の計上のほか、主な予算といたしましては、消防無線のデジタル方式移行等に伴い、千葉県市町村総合事務組合の共同処理事業として実施している消防救急無線設備整備事業6,007万1,000円、消防自動車等整備事業1,489万1,000円などを計上したものでございます。
次に、10款の教育費は14億5,638万9,000円で、新たな予算といたしましては、1項の教育総務費で市単独で小・中学校に支援教員を配置し、基礎学力の向上を図るための学力向上推進事業584万円、各公民館、市民会館、移動図書館車及び小・中学校の蔵書にICタグつきバーコード等を貼りつけ、図書流通管理システムを構築することに係る図書蔵書管理事業4,886万1,000円の計上のほか、主な予算といたしましては、1項の教育総務費で、新学習指導要領の実施に合わせた教師用指導書購入費3,570万2,000円、2項の小学校費で、新学習指導要領で5、6年生の外国語活動が導入されることに伴い設置する英語指導員設置事業432万円、耐震補強設計業務を含む施設整備事業に8,898万5,000円、3項の中学校費で、耐震補強設計業務を含む施設整備事業に1,159万8,000円などを計上したものでございます。
次に、11款の災害復旧費は400万円の計上でございます。
次に、7ページをごらんいただきたいと思います。12款の公債費は13億9,117万9,000円の計上でございます。
次に、13款の諸支出金は、1,008万8,000円の計上でございます。
次に、14款の予備費は、2,000万円の計上でございます。
以上、歳出合計は156億4,000万円でございます。
続きまして、8ページをごらんいただきたいと思います。第2表の債務負担行為でございますが、現在、事業実施中の小糸川地区の県営かんがい排水事業について、既に設定している債務負担行為では平成22年度までに事業を完了する予定でございましたが、一部の事業を完了することができなかったため、事業期間を平成23年度から30年度まで8年間延長する必要が生じたことにより、延長する事業期間に基づく債務については、新たに債務負担行為を設定する必要があるため、これを設定するものであり、期間及び限度額は表のとおりでございます。
続きまして、9ページをごらんいただきたいと思います。第3表の地方債でございますが、平成23年度の借入限度額の総額は10億6,290万円で、各事業の目的別借入限度額は表に記載したとおりでございます。
以上で平成23年度富津市一般会計予算の補足説明を終わらせていただきます。
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○議長(福原敏夫君) 次に、議案第21号及び議案第23号について補足説明を求めます。健康福祉部長、森田益光君。
〔健康福祉部長 森田益光君登壇〕
◎健康福祉部長(森田益光君) それでは、議案第21号 平成23年度富津市
国民健康保険事業特別会計予算につきまして補足説明を申し上げます。
予算の説明に入る前に、国民健康保険の加入状況を御説明申し上げます。本年1月1日現在の被保険者世帯は9,452世帯、市の全世帯の53.9%、被保険者数は1万7,777人で、市の人口の37.4%という状況でございます。
それでは、別冊の平成23年度富津市予算書の241ページをごらんいただきたいと存じます。平成23年度富津市
国民健康保険事業特別会計の予算総額は、第1条で歳入歳出それぞれ前年度比0.7%増の68億9,320万9,000円と定めたところでございます。
次に、242ページをごらんいただきたいと存じます。歳入について款ごとに御説明申し上げます。
第1款の国民健康保険税につきましては、国民健康保険税按分率の改定分と被保険者数の減少分を合わせまして、前年度比4.5%増の19億8,746万1,000円で、予算に占める割合は28.8%でございます。
次の第2款使用料及び手数料は、国民健康保険税の督促手数料の60万円でございます。
第3款の国庫支出金は15億7,525万7,000円でございますが、このうち第1項の国庫負担金12億9,588万2,000円は、一般被保険者の保険給付費等の34%相当額の療養給付費負担金、高額医療費共同事業負担金及び特定健康診査等負担金でございます。
第2項の国庫補助金2億7,937万5,000円につきましては、一般被保険者の保険給付費等の9%相当額の調整交付金と出産育児一時金補助金でありまして、調整交付金のうちの特別調整交付金は2,000万円を見込んでいるところでございます。
第4款療養給付費等交付金1億9,866万9,000円は、国民健康保険被保険者のうち退職者医療制度に該当する被保険者の保険給付等に対して、社会保険診療報酬支払基金から交付されるものでございます。
次の第5款前期高齢者交付金15億3,551万円は、65歳から74歳までの前期高齢被保険者の医療保険者間の偏在に伴う財政調整を行う目的で、社会保険診療報酬支払基金から交付されるものでございます。
第6款の県支出金2億8,959万4,000円のうち、第1項の県負担金5,248万6,000円につきましては、国庫負担金と同額の高額医療費共同事業負担金及び特定健康診査等負担金でございます。
第2項の県補助金2億3,710万8,000円は、一般被保険者の保険給付費等の7%相当額の調整交付金でございます。
第7款の共同事業交付金の7億6,381万円は、高額な医療費の発生による国保財政の不安定さを解消するために、国民健康保険団体連合会で行っております再保険事業からの交付金でございます。
次に、第8款の財産収入は、国民健康保険基金の利子で、費目計上の1,000円でございます。
第9款の繰入金5億3,555万7,000円のうち第1項の一般会計繰入金5億3,555万6,000円は、低所得世帯の国民健康保険税軽減分等の保険基盤安定繰入金、国民健康保険を運営するための職員給与費等繰入金及び物件費繰入金、並びに平成23年度に想定されます歳入不足補てんのための1億円の繰入金でございます。
第2項の基金繰入金は、国民健康保険基金の繰入金で、費目計上のための1,000円でございます。
第10款繰越金は、平成22年度からの繰越金でありまして、費目計上の1,000円でございます。
第11款諸収入の674万9,000円は、国民健康保険税の延滞金、第三者行為による保険給付費の返納金などでございます。
歳入合計68億9,320万9,000円でございますが、以上で歳入を終わらせていただきまして、続きまして、歳出について説明申し上げます。
244ページをごらんいただきたいと存じます。第1款の総務費1億8,194万1,000円は、国民健康保険を運営するための職員給与費等及び物件費、国民健康保険運営協議会に要する経費、並びに趣旨普及に要する経費でございます。この総務費は、すべて一般会計からの繰入金で賄われておるところでございます。
次の第2款保険給付費の46億2,531万8,000円につきましては、一般被保険者及び退職被保険者に係る療養給付費、療養費、高額療養費、出産育児一時金、葬祭費などの支給に要する経費で、予算総額の67.1%でございます。なお、時限措置として引き上げておりました出産育児一時金につきましては、その暫定措置額を平成23年度以降、恒久化すべく予算計上してございます。
第3款の後期高齢者支援金の7億8,018万8,000円につきましては、後期高齢者医療制度を支援するための後期高齢者医療の保険給付費の40%相当の額及び療養病床を介護保険施設などに転換することを支援する額でございまして、社会保険診療報酬支払基金に納入するものでございます。
第4款の前期高齢者納付金等は、65歳から74歳までの前期高齢被保険者の医療保険者間の偏在に伴う財政調整を行う目的で交付される前期高齢者交付金の被保険者数割の拠出金でございまして、社会保険診療報酬支払基金に納入するものでございます。
第5款の老人保健拠出金の205万円は、平成20年3月まで存在した老人保健制度における老人医療給付費に対する拠出金で、同じく社会保険診療報酬支払基金に納入するものでございます。
第6款の介護納付金の3億7,607万4,000円につきましても、介護保険制度を支援するために介護保険給付費及び地域支援事業費の30%相当額を医療保険者として社会保険診療報酬支払基金に納入するものでございます。
次の第7款共同事業拠出金の8億4万円は、高額な医療費の発生による国保財政の不安定さを解消するために、国民健康保険団体連合会で行っております再保険事業に対して拠出するものでございます。
第8款の保険事業費の9,877万6,000円は、40歳以上の被保険者に対して実施しております特定健康診査及び特定保健指導の経費、医療費の適正化を図るための経費、疾病予防事業などの経費でございます。
第9款の基金積立金は、国民健康保険基金の積立金1,000円の費目計上でございます。
第10款公債費は、一時借入金の利息の100万円でございます。
第11款の償還金及び還付加算金の2,055万2,000円は、過誤納国民健康保険税の還付金及び平成22年度に交付を受けました負担金等の返還金でございます。
第12款は予備費500万円の計上でございます。
歳出合計68億9,320万9,000円でございまして、以上で議案第21号 平成23年度富津市
国民健康保険事業特別会計予算につきましての補足説明を終わらせていただきます。
続きまして、議案第23号 平成23年度富津市
介護保険事業特別会計予算の補足説明を申し上げます。
313ページをごらんいただきたいと存じます。
介護保険事業特別会計の予算総額は、第1条で歳入歳出それぞれ33億6,986万2,000円と定めたところでございます。
次に、314ページ、315ページをごらんいただきたいと存じます。歳入、1款の保険料5億6,757万円は介護保険料でございまして、2款の使用料及び手数料10万2,000円は、保険料の督促手数料でございます。
3款の国庫支出金7億4,658万8,000円のうち1項の国庫負担金5億7,084万4,000円は、在宅サービス分に係る介護保険給付費の20%と、施設サービス費に係る保険給付費の15%の国庫負担金でございます。
2項の国庫補助金1億7,574万4,000円は、介護保険給付費に対する5%の調整交付金、地域支援事業のうち介護予防事業に対する25%、包括支援事業・任意事業に対する40%の地域支援事業交付金の計上でございます。
4款の支払基金交付金9億6,324万9,000円につきましては、医療保険の各保険者が第2号被保険者分として拠出した保険料が、社会保険診療報酬支払基金から交付金として介護保険給付費及び地域支援事業費の介護予防事業費の30%分が交付されるものでございます。
5款の県支出金4億7,465万1,000円のうち、1項の県負担金4億6,658万2,000円につきましては、在宅サービス分に係る介護保険給付費の12.5%と、施設サービス費に係る保険給付費の17.5%の負担金でございます。
2項の県補助金806万9,000円は、地域支援事業のうち介護予防事業に対する12.5%、包括支援事業・任意事業に対する20%の地域支援事業交付金でございます。
6款の財産収入17万4,000円は、介護保険給付費準備基金及び介護保険料軽減対策特例基金の利子でございます。
7款の繰入金6億1,609万円のうち1項の一般会計繰入金5億2,536万5,000円は、介護保険給付費及び地域支援事業のうち、介護保険予防給付費に対する12.5%と、地域支援事業費のうちの包括的支援事業・任意事業に対する20%の繰入金、並びに事務執行に必要な事務費及び給与費に係る繰入金でありまして、2項の基金繰入金9,072万5,000円は、介護保険給付費準備基金及び介護保険料軽減対策特例基金からの繰り入れでございます。
8款の繰越金は140万5,000円でございまして、9款の諸収入3万3,000円は、雇用保険の本人負担分の計上でございます。
以上で歳入を終わらせていただきまして、歳出につきまして316ページ、317ページをごらんいただきたいと存じます。
1款の総務費1億1,969万5,000円のうち、1項の総務管理費から3項の介護認定審査会費まで、職員人件費と一般事務費等を計上してございます。
4項の運営協議会287万5,000円は運営協議会の経費、平成24年度からの第5次介護保険事業計画策定の経費でございます。
5項の趣旨普及費48万3,000円は、介護保険の周知のために係る経費でございます。
2款の保険給付費31億9,207万8,000円のうち、1項の介護サービス等諸費29億1,019万9,000円は、要介護認定者が利用するサービスに対する保険給付費でございまして、2項の介護予防サービス等諸費1億1,505万円は要支援認定者が利用するサービスに対する保険給付費でございます。
3項のその他諸費397万5,000円は、保険給付費の審査支払手数料でございます。
4項の高額介護サービス等費5,783万6,000円は、サービスを利用したときの自己負担分が一定額を超えた場合に、その超えた部分を高額介護サービス費として払い戻すものでございます。
5項の特定入所者介護サービス等費1億501万8,000円は、原則、全額自己負担とされております居住費及び食費につきまして、低所得者が施設入所をした場合に、その一部または全部を保険給付するものでございます。
3款の地域支援事業費4,740万4,000円は、介護認定を受けていない高齢者が介護を必要な状態に陥らないように、さまざまな予防サービスを提供するものでございまして、1項の介護予防事業費1,876万4,000円は通所型介護予防事業委託等に係る経費、2項の包括的支援事業・任意事業費2,864万円は、総合相談の初期相談の委託、地域のケアマネジャーの支援、また介護保険給付費の適正化と家族介護支援に要する経費でございます。
4款の基金積立金17万4,000円は、介護保険給付費準備基金及び介護保険料軽減対策特例基金の利子相当額を積み立てるものでございます。
5款の公債費50万円は、会計の運用に資金不足が生じて一時借り入れをした場合の利子でございます。
6款の諸支出金1万1,000円は、保険給付費に係る国庫負担金等の返還金等でございます。
7款の予備費は、1,000万円を計上してございます。
歳出を終わらせていただきまして、以上で議案第23号 平成23年度富津市
介護保険事業特別会計予算の補足説明を終わらせていただきます。
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○議長(福原敏夫君) 次に、議案第24号について補足説明を求めます。水道事業管理者、正司 勲君。
〔水道事業管理者 正司 勲君登壇〕
◎水道事業管理者(正司勲君) 議案第24号 平成23年度富津市水道事業会計予算についての補足説明を申し上げます。
別冊となっております予算書の1ページをごらんいただきたいと存じます。まず、第2条業務の予定量につきましては、給水戸数を1万8,516戸と見込み、年間総給水量を近年の水需要等を考慮し、585万8,627立方メートルを予定したところでございます。また、1日平均給水量は1万6,007立方メートルでございます。
次に、主要な建設改良事業につきましては、拡張工事費の1億4,040万3,000円は、配水管の布設工事等でございます。
次に、改良工事費4億5,935万5,000円につきましては、老朽管更新工事、配水管整備工事、施設整備工事及び配水管等移設工事でございます。
なお、事業内容等につきましては、40ページと41ページに主要工事等の一覧表がございますので、御参考にしていただきたいと存じます。
次に、第3条と第4条につきましては、後ほど38ページと39ページの費目別構成表で御説明申し上げます。
次に、2ページをごらんいただきたいと存じます。第5条、企業債につきましては、起債の各事業の借入限度額、借り入れ及び償還の方法等を定めたものでございます。
次に、第6条、一時借入金につきましては、借り入れのできる最高限度額を2億円と定めたものでございます。
次に、第7条、予定支出の各項の経費の金額の流用につきましては、消費税及び地方消費税に不足が生じた場合に、営業費用から営業外費用に流用ができることを定めたものでございます。
次に、第8条、流用禁止事項につきましては、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費2億962万4,000円と交際費15万円について定めたものでございます。
次に、第9条、他会計からの補助金につきましては、一般会計からの高料金対策補助金として、前年度と同額の4,000万円を計上したものでございます。
次に、第10条、たな卸資産購入限度額につきましては、購入限度額を603万2,000円と定めたものでございます。
続きまして、予算の内容について、収益的収支費目別構成表により御説明申し上げますので、予算書の38ページをお開き願いたいと存じます。平成23年度の欄をごらんいただきたいと存じます。
まず、収入でございますが、給水収益の14億5,182万7,000円は水道料金収入で、全収入に占める割合は96.3%でございます。
次に、受託工事収益でございますが、当市では、以前から第三者が原因の配水管修理については受託工事費として処理し、収入は受託工事収益としておりましたが、近隣市を参考に、平成23年度からは第三者原因による漏水修繕につきましては、配水及び給水費の修繕費に含むものとし、収入につきましては、その他の営業費用の雑収入とすることとしたため、平成23年度はゼロとなったものでございます。
次に、受取利息及び配当金につきましては18万1,000円を見込み、計上したものでございます。
次に、一般会計補助金4,000万円は、先ほど御説明申し上げたとおりでございます。
次に、特別利益の1,000円につきましては、スクラップメーター等の売却益でございます。
次に、その他収益1,631万1,000円につきましては、設計、竣工検査等の手数料で343万3,000円、消火栓の維持管理負担金で500万円、下水道使用料賦課徴収受託収益として666万4,000円、雑収益として121万4,000円を見込み、計上したものでございます。
以上、収入総額は15億832万円でございますが、消費税及び地方消費税を含まない額は14億3,904万3,000円となり、対前年度比では2.3%減の見込みでございます。
続きまして、支出について申し上げます。
まず、人件費の1億4,275万1,000円につきましては、職員14人分の給料及び職員手当等のほか、非常勤職員2人分の報酬などでございます。
次に、委託料の1億4,448万3,000円につきましては、亀田浄水場管理業務委託料及び水道料金徴収等業務委託料、並びに検針業務委託料などでございます。
次に、修繕費の1億2,205万4,000円につきましては、配給水管漏水修繕費及び道路改良工事等による配給水管修繕費などでございます。
次に、動力費の4,000万4,000円につきましては、水源井、浄水場及び送水ポンプ場等における電気料でございます。
次に、薬品費の601万1,000円は、水質管理用薬品代でございます。
次に、材料費の129万円につきましては、施設維持管理用の材料代でございます。
次に、受水費の5億2,357万2,000円につきましては、君津広域水道企業団からの受水費用で、基本料金単価の値下げにより減額となったものでございます。
次に、受託工事費につきましては、先ほどの収入のところで御説明申し上げましたが、第三者原因によります修繕工事につきましては、配水及び給水費の修繕費に含むこととしたため、ゼロ円となったものでございます。
次に、減価償却費の3億4,549万7,000円につきましては、平成22年度末決算見込みにおける有形固定資産133億740万6,000円のうち、償却資産に対する減価償却分で、主なものは建物、構築物、並びに機械及び装置でございます。
次に、支払利息の1億1,039万3,000円につきましては、平成22年度末決算見込みにおける財務省62本、地方公共団体金融機構68本の企業債借入残高40億4,308万3,000円に対する支払利息及び一時借入金の利息でございます。
次に、消費税及び地方消費税の593万3,000円につきましては、消費税等の納付額を見込み、計上したものでございます。
次に、その他費用の4,159万6,000円につきましては、水道施設用地等の賃借料、資産減耗費、雑支出の不納欠損及び一般事務費等でございます。
以上、支出総額は14億8,358万4,000円でございますが、消費税及び地方消費税を含まない額は14億3,643万6,000円となります。この結果、当年度における純利益として260万7,000円を見込むものでございます。
次に、39ページ、資本的収支費目別構成表の平成23年度欄をごらん願います。
まず、収入の企業債は4億4,270万円で、内訳として、第3次拡張変更事業に8,960万円、改良工事で配水管整備事業に5,890万円、老朽管更新事業に7,130万円及び施設整備事業に2億2,290万円を借り入れしようとするものでございます。
次に、加入負担金5,526万円は、新規加入及び口径変更分を過去の実績等を勘案し見込み、計上したものでございます。
次に、工事負担金の1,762万3,000円は、開発に伴う工事負担金及び消火栓設置工事負担金でございます。
次に、開発負担金の105万円につきましては、宅地開発に伴う水道事業費用負担金でございます。
次に、固定資産売却代金2,000円は、土地売却代金の費目計上とスクラップメーターの売却代金でございます。
次に、国庫補助金410万円は、石綿セメント管更新事業に伴う補助金でございます。
以上、収入総額は5億2,073万5,000円でございます。
次に、支出について申し上げます。
まず、人件費の6,687万3,000円につきましては、職員8人分の給料及び職員手当等でございます。
次に、委託料4,574万7,000円につきましては、天羽地区南部の未給水区域を給水区域に拡張するに当たり、認可変更資料作成業務委託を計上したほか、老朽管更新工事実施設計図作成等の業務委託の9件分でございます。
次に、工事請負費の4億8,292万4,000円につきましては、拡張工事として5件、改良工事として老朽管更新工事5件、配水管整備工事5件、施設整備工事4件でございます。
次に、補償費80万円は、拡張及び改良工事施工に伴う補償費用を見込み、計上したものでございます。
次に、負担金の2万円につきましては、千葉県道路占用工事企業者連絡協議会負担金でございます。
次に、事務費339万4,000円につきましては、備消耗品等の事務執行に要する経費でございます。
次に、固定資産購入費の798万5,000円につきましては、メーター器及び桜井増圧ポンプ場新設に伴う用地購入等でございます。
次に、企業債償還金の2億4,409万1,000円につきましては、財務省58本分1億4,108万7,000円及び地方公共団体金融機構68本分、1億300万4,000円の元金返済金でございます。
以上、支出総額は8億5,183万4,000円でございますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額3億3,109万9,000円につきましては、内部留保資金の3億925万6,000円と、消費税及び地方消費税調整額の2,184万3,000円で補てんすることといたしました。
以上で議案第24号 平成23年度富津市水道事業会計予算についての補足説明とさせていただきます。
○議長(福原敏夫君) 以上で提案理由の説明を終わります。
────────────────────────
休会について
○議長(福原敏夫君) 日程第5、休会についてを議題といたします。
お諮りいたします。議案調査のため、2月28日を休会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(福原敏夫君) 御異議なしと認めます。よって、2月28日は休会と決しました。
────────────────────────
散 会
○議長(福原敏夫君) 以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。
次の本会議は、3月1日、午前10時から会議を開きますので、念のため申し添えます。
本日はこれにて散会といたします。
午後1時52分 散会...