君津市議会 > 2021-12-01 >
12月01日-02号

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  1. 君津市議会 2021-12-01
    12月01日-02号


    取得元: 君津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 3年 12月 定例会(第4回)            令和3年第4回君津市議会             定例会会議録(第2号)1.開議の日時  令和3年12月1日 午前10時00分1.出席議員  21名       1番   三浦 章君         2番   鈴木高大君       3番   宇野晋平君         4番   村上幸人君       5番   高橋健治君         6番   石上 塁君       7番   松本裕次郎君        8番   佐藤葉子君       9番   野上慎治君        10番   奈良輪政五君      11番   船田兼司君        12番   橋本礼子君      13番   下田剣吾君        14番   保坂好一君      15番   高橋 明君        16番   須永和良君      17番   加藤喜代美君       18番   三浦道雄君      19番   小倉靖幸君        20番   磯貝 清君      21番   小林喜久男君1.欠席議員  なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         石井宏子君   副市長        中川茂治君   教育長        粕谷哲也君   危機管理監      石倉丈士君   統括参事       田守光洋君   総務部長       荒井淳一君   企画政策部長     竹内一視君   財政部長       和田祐一君   市民環境部長     茂田達也君   保健福祉部長     嶋野晃広君   経済部長       鈴木広夫君   建設部長       出口 勝君   教育部長       安部吉司君   市民環境部参事    林 俊弥君   総務部次長      錦織 弘君1.職務のため出席した者の職氏名   事務局長       占部和裕    事務局次長      西村泰典   主任主事       佐藤佑哉    主任主事       佐々木耕平--------------------------------------- △開議      令和3年12月1日午前10時00分 ○議長(三浦章君) おはようございます。 ただいまの出席議員は21名でございます。よって、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の決定 ○議長(三浦章君) 本日の日程につきましては、会議規則第20条の規定により、議長において定め、お手元に配信してございます。その順序に従いまして会議を進めてまいりますので、ご了承願います。--------------------------------------- (参照) 議事日程(第2号)  12月1日(水)午前10時開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 一般質問--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(三浦章君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において2番、鈴木高大君、3番、宇野晋平君、4番、村上幸人君を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 一般質問 ○議長(三浦章君) 日程第2、一般質問を通告順に行います。 質問時間は答弁を含めて45分以内といたしますので、ご了承願います。 なお、通告順序11番、船田兼司議員から一般質問通告の取下げの申出があり、議長においてこれを許可いたしましたので、ご報告いたします。 8番、佐藤葉子君の発言を許します。 佐藤葉子君。     (8番 佐藤葉子君登壇) ◆8番(佐藤葉子君) 皆様、おはようございます。8番、公明党の佐藤葉子でございます。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、質問に入らせていただきます。 今回のコロナ禍で、医療、介護、子ども・子育てなどの社会保障、生活困窮者支援といった社会的セーフティネットの重要性が、私たちの暮らしにとって安心の基盤であることが改めて実感されました。 政府が発表した2020年の出生数は85万人を切り、過去最少を記録しました。このように、人口減少、少子高齢化の流れが続いている現状を鑑みますと、人々の安心を確保するため、社会保障制度は今後一層重要な役割を果たすこととなり、次世代育成支援対策の強化が急がれております。 2020年度の全国小中高生の自殺者数が過去最多となっており、新型コロナの一番の犠牲者が子ども、若者であるとも言われています。だからこそ、子ども、若者やその家族が大切にされる社会に進化すべき時期であることを、政治だけでなく社会にも発信しなければなりません。 次のようなエピソードを目にしました。となりのトトロからゲド戦記まで、スタジオジブリ作品キャッチコピーを手がけるなど日本を代表するコピーライター糸井重里氏は、無名時代ある媒体に発表した短い文章を、当時人気イラストレーターで一回り年上の和田誠氏に、あれはよかったねと褒められたそうです。糸井氏は、それは、そのことで人生が変わってしまうようなことでしたと振り返っています。実は和田氏も、若い頃、俺もそんなふうに褒められたことがあったと。先輩から受けた恩を若い人に送る恩送りが広がれば、人生も社会も豊かになるでしょう。地域の未来そのものである子どもや若者、そして子育て家庭を守り、子どもの幸せを最優先する社会、生きる喜びがあふれる社会へと願い、質問に入ります。 大綱1、子育て世代が住みやすいまち“きみつ”であるために、細目1、保育園待機児童解消の具体化について。 全国的に待機児童数は減少傾向にあるものの、本市の待機児童数は11月1日時点で134人、令和4年度当初も待機児童が発生する見通しとなっており、多くの子育て世代の生活に影響を及ぼし、特に女性の社会進出を妨げています。 現在、令和6年度終期の君津市保育環境整備計画に基づいて推進中ですが、民間参入により一時的に定員数が増えている令和2年度、令和3年度においても待機児童が発生しており、解消は急務です。過渡期における暫定的保育士確保策や整備完了後も安定した保育士確保策等を着実に講じ、年間通して待機児童ゼロに本気で取り組むべきと考えますが、見解を伺います。 細目2、在宅子育て支援の充実について。 就学前児童の約半数が在宅での子育てです。近年、家族や地域の中で子育ての知恵や経験を共有することが難しく、周囲の手助けを求めにくくなっている状況があります。 そこで3点伺います。 1点目に、令和3年4月改正母子保健法により、これまで出産後4か月だったものが、出産後1年以内の母子をサポートすることが市町村の努力義務となりました。これに伴う本市の産後ケア事業の拡充内容と事業の利用状況について伺います。また、切れ目のない支援として産前産後家事支援の必要性を感じますが、見解を伺います。 2点目に、これまでも平成30年12月議会の一般質問等で、本市に不足する一時保育の拡充を求めてきました。この間、民間保育園の開園もありましたが、改善が見られません。現状認識と今後の対策について伺います。 3点目に、本市は地域子育て支援センターを市内5か所に設置しており、子育て家庭にとって安心な居場所となっています。君津市子育て支援センタープレイルームを併設している小糸公民館の老朽化に伴う対応を含め、地域子育て拠点のさらなる機能充実について見解を伺います。 細目3、子育てLINE相談導入について。 10代から30代の連絡手段はSNSが圧倒的に多く、特にLINE利用率は9割を超えています。行政の窓口は対面型か電話によるものが主流ですが、若者には敷居が高い面もあります。子育て世代の孤立を防ぎ、適切な支援につなげるには、気軽に問合せや相談できる環境づくりが必要です。LINEを活用した情報発信や相談の導入を提案しますが、見解を伺います。 大綱2、人と動物が幸せに暮らすまちづくりについて。 細目1、災害時ペット同行避難について。 ペットは多くの飼い主にとって家族同然のような存在です。東日本大震災ではペットを自宅に置いたまま避難し、精神的にショックを受けた被災者もいたと言います。また、同行避難ができないことで、危険が迫っていても避難をちゅうちょすることがあってはなりません。本市は、令和元年房総半島台風を教訓に地域防災計画の見直しを行い、ペット同行避難に備えて、避難所に可能な限りのペット受入れスペースを確保することとしました。具体的な対策と市民への周知について伺います。 細目2、飼い主のいない猫を増やさない対策について。 無責任な餌やりは衛生上の問題等に発展するケースも少なくありません。飼い主のいない猫に餌やりをする優しい気持ちも大切にしたいものですが、その猫たちに不妊去勢手術をしなければ、年に何度も子どもが産まれ、猫は一気に増えてしまいます。 動物との共生に向けて、猫を好きな人も苦手な人も、共に快適な生活環境を保つために、平成29年12月の一般質問において、飼い猫の適正な管理とともに、これ以上頭数を増やさず一代限りの生を全うさせる地域猫の考え方について取り上げました。市では、地域猫活動の周知と人と猫が共生できる環境整備に努めることや、今後の動向を見て、独自の不妊去勢手術費助成の必要性を検討するとの答弁がありました。その後の推進状況と今後の取組について伺います。 以上を一次質問とし、二次質問以降は質問席にて行います。 ○議長(三浦章君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 8番、佐藤葉子議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、子育て世代が住みやすいまち“きみつ”であるために、細目1、保育園待機児童解消の具体化についてにつきましては、担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 細目2、在宅子育て支援の充実についてお答えいたします。 待機児童の早期解消をはじめ、子育て支援の充実は、本市のまちづくりにおいて、人口の維持、定着を図る上で最も重要な施策の一つであり、喫緊の課題であると考えております。 初めに、産後ケア事業につきましては、これまでの短期入所型・通所型に加え、令和3年10月から、1歳未満の乳児とその母等を対象に居宅訪問型を開始いたしました。コロナ禍においても利用は増加傾向にあることから、ご家庭の状況に合わせて選択できることが利用のしやすさにつながり、産後の身体的な負担軽減、育児に対する不安解消への支援になっているものと考えております。 ご提案の産前産後の家事支援につきましては、手助けを必要とする様々な方に必要な支援が届くよう、効果的な手法を検討してまいります。 次に、一時保育の拡充につきましては、第2期君津市子ども・子育て支援計画策定時のニーズ調査において、子育てに必要なサポートとして一時保育事業の充実を求める声が多く寄せられており、重要な取組であると考えております。 現在、本市においては、公立保育施設3か所、民間保育施設1か所で実施しておりますが、保育士の不足等により十分な受入れ体制が整っておらず、全てのニーズに応えることができていない現状にあります。 今後の対策につきましては、十分な保育士を確保するため、人材派遣会社を活用するなど新たな確保策を進め、待機児童ゼロの実現とともに一時保育の十分な受入れ体制を整えてまいります。また、(仮称)貞元保育園の整備や公立保育園の民営化を実施していく中においても、一時保育の拡充を推進してまいります。 最後に、子育て支援センターにつきましては、広大な市域を有する本市の地域特性を踏まえ、分散設置を維持するとともに、利用者ニーズ等に配慮しながら機能の充実を図ってまいります。 君津地区にある君津市子育て支援センターは、本市の地域子育て支援の重要拠点として整備します(仮称)貞元保育園との一体的な運営を検討しており、機能と施設の両面から、より充実を図ってまいります。 また、小糸プレイルームにつきましては、小糸、清和地区の拠点であることから、新たな総合計画に基づくまちづくりの中で、子育て支援拠点として機能の維持、強化を図るため、総合的な視点から検討してまいります。 私は、子育て支援においては、様々な状況下に置かれた市民の皆様に対して、誰一人孤立させない、取り残さない、寄り添った支援が必要であると強い思いを抱いております。新たな総合計画においても、安心して子育て・子育ちでき学びを楽しめるまちの実現に向け、全ての子育て家庭が安心してお子さんを産み育てる幸せを実感できるよう、全力で取り組んでまいります。 細目3、子育てLINE相談導入について、大綱2、人と動物が幸せに暮らすまちづくりについてにつきましては、担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) 自席より答弁をさせていただきます。 大綱1、子育て世代が住みやすいまち“きみつ”であるために、細目1、保育園待機児童解消の具体化についてお答えいたします。 待機児童の解消は、子育て世代が住みたい、住み続けたいと思えるまちづくりを進める上で大変重要なことであると認識しております。保育の受皿確保につきましては、公立保育園の民営化や統合による施設整備、小規模保育事業の新規誘致や私立幼稚園認定こども園化などに取り組んでいるところですが、慢性的な保育士不足により待機児童が発生しており、保育士確保が最重要課題となっております。 これまでの保育士確保の取組として、市のホームページやSNS、民間の有料広告等を活用し募集を行ってまいりましたが、コロナ禍の影響もあり、保育現場で働くことへの不安等から、例年にも増して応募が少ないのが現状であります。今後は、近隣の保育士養成校との連携や人材派遣会社の活用など、新たな保育士確保策の検討を進め、子育て世代に選ばれるまちとなるために、待機児童ゼロを目指して取り組んでまいります。 続きまして、細目3、子育てLINE相談導入についてお答えいたします。 令和元年10月に、子育て世代包括支援センターすこやか親子サポート「つみき」の開設とともに、子育て世代に向けた情報発信のため、母子手帳アプリを導入しております。今後、子育て世代のニーズを把握し、より一層アプリの活用を推進し、きめ細かな情報発信に努めてまいります。 LINE等のSNSを活用した相談体制の導入につきましては、手軽さとともに様々な課題があることから、先進事例や近隣の動向を注視し、効果的な相談体制の構築について検討してまいります。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) 自席よりご答弁申し上げます。 大綱2、人と動物が幸せに暮らすまちづくりについて、細目1、災害時ペット同行避難についてお答えいたします。 ペット同行避難への対応につきましては、これまで、避難所の軒下やグラウンドにペットの避難スペースを確保するよう努めてまいりましたが、令和元年房総半島台風等での教訓や国の方針を踏まえ、屋内でペットの受入れができるよう、避難所となる施設の管理者等と協議を行い、避難施設を確保しております。 次に、市民への周知につきましては、ふだんからケージ等に慣れさせておくことや、一定のしつけをしていく必要がございますので、飼い主とペットが事前に準備しておく対策を含め、ホームページ等で速やかに周知してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 茂田市民環境部長。 ◎市民環境部長(茂田達也君) 自席から答弁させていただきます。 細目2、飼い主のいない猫を増やさない対策についてお答えいたします。 猫は繁殖力が強い動物であり、飼い主のいない猫を増やさない取組が重要であると認識しております。市には、猫の飼い方や無責任な餌やりに起因した野良猫によるふん尿に関する相談が多く寄せられており、君津保健所と連携し、無責任な餌やりをしている方に対して指導するとともに、回覧等で正しい猫の飼い方及び不妊去勢手術の勧奨などの周知啓発を行っております。 地域猫活動につきましては、地域に密着した活動であるため、その活動には地域の方の理解と協力が不可欠ですが、猫の苦手な方の理解が得られないなどの課題もあり、地域に浸透していない状況にあります。また、不妊去勢手術の助成制度につきましては、県内自治体が活用している県の補助の対象が地域猫に限定されていることから、引き続き他の先進事例を参考に調査研究してまいります。 こうした中、市民が主役のまちづくり事業において、猫と人間との共存できる環境づくりに向けて活動しております猫レンジャーへの補助を令和2年度から行い、活動を支援しております。これまで、当該団体が月2回開催している保護猫の譲渡会において、新たな飼い主への譲渡を117匹行っているほか、市民からの相談に応じて、野良猫に不妊去勢手術を行い、元の場所に戻すトラップ、ニューター、リターン、いわゆるTNRを459匹に実施しており、飼い主のいない猫の減少に成果を上げております。 今後も、市民が主役のまちづくり事業を通じた活動支援を行うほか、君津保健所ボランティア団体との連携を図り、飼い主のいない猫の減少に努めるとともに、人と猫が共生できる環境整備に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) ご答弁ありがとうございました。 本市は、平成27年10月に保育環境整備に関する基本方針を示して以降、保育施設の整備とともに待機児童解消、多様な保育ニーズへの対応に努めるべく推進をしているところでありますが、この間も待機児童が発生しております。 来年度からの新たな君津市総合計画、今、策定中の基本計画における戦略的プロジェクト4つのうちの1つに、子育て世代が住みやすいまちをつくるというふうに定めており、期待をしているところでございます。 保育園の民営化によって、施設整備費であったり年間の運営費等、財政面の削減分があると思いますので、そういった面も併せて子育てに関する予算を十分に確保していただきたいと思いますが、基本計画における財政規模、どのように検討しているのかお伺いいたします。
    ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 待機児童ゼロの実現は、是が非でも取り組まなければならない課題であると考えております。新たな総合計画においても、子育て世代をターゲットにした取組に力を入れてまいりたいと考えておりますので、今後、必要な予算の確保に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) しっかりと予算の確保に努めるということを伺った上で、以下、具体的にお聞きをしていきたいと思います。 本市は、待機児童に関する国の全国調査において、令和3年度待機児童数が30人以上で待機児童率が高い自治体上位10自治体の1位となってしまいました。年度途中にも増加しており、多くの声が寄せられております。ご主人の収入だけでは生活が苦しいという方、また、乳児を抱えてシングルマザーになって、すぐにでも仕事に就かなければならないという方、キャリアがあって職場が復帰を待っているという方であったり、精神的な疾患によって終日の子育てが困難な方、いろいろな方のお声が届くわけですが、やはり優先順位をつけなければならない担当課も苦しい立場であると思います。待機児童の現状を厳しく受け止めていかなければならないと思っております。 本市の待機児童、今年度当初は85人、11月1日現在は134人ということで、量的な整備は進めていただいているので、定員数としては必要数を満たしている。しかしながら、答弁であったように保育士が不足しているという状況であります。例えば、この134人に対する保育士の必要数というのはどれぐらいなのでしょうか。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 各年齢における保育士の配置基準に沿って試算いたしますと、少なくとも30人程度の保育士が必要であると考えられます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 低年齢で預けるようになっていることもあって、本当に多くの保育士の数が必要なんだなというふうに分かりました。 令和4年度のほうを考えてみますと、美和幼稚園の保育枠もつくっていただいたりしている中ですが、貞元保育園の移行もあって、上湯江や常代保育園の新規入園はないということであります。令和3年度当初と同程度の入園申込みがあるとした場合、年度当初どれくらい保育士が足りないと予想しているか伺います。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 入園を希望する園児の年齢により変動はありますが、市全体で令和3年度当初と同程度の入園申込みがあったと仮定した場合、先ほどお話がありました美和幼稚園の保育枠等も考慮しまして、現時点での保育士の人数に対して10人程度不足をすると考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 分かりました。民営化を進める中で、公立保育士を採用しにくく、本当に難しい時期ということは理解をしておりますが、やはり手を打たなければなりません。 保育環境整備途中における公立園の保育士確保策として、答弁でも触れておられました人材派遣会社の保育士というところで、これは東京とかその付近の話かなと思っておりましたが、近隣市でも活用されているというふうに伺いました。こういったものも活用しながら、まずは令和4年度当初の待機児童ゼロを実現していただきたいと思いますが、部長のご決意を伺います。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 先ほどお答えしましたとおり、令和3年度当初と同程度の保育ニーズがあった場合、令和4年度当初で待機児童ゼロを実現するためには、少なくとも10人程度の保育士が必要であると試算しておりますが、現在検討しております人材派遣の活用等により保育士の確保に努め、待機児童が発生しないよう取り組んでまいります。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 分かりました。保育の質という部分は維持しつつ、暫定的な保育士確保のほうを努めていただきたいと思います。 また、就学前の児童数は減少傾向にあるんですけれども、女性の就業状況、読めない部分もありまして大変難しいわけですが、当面は待機児童が発生するのではないかと思われます。令和6年度以降をどのように推計しているのかお伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 令和6年度における就学前児童数につきましては、子ども・子育て支援計画において、コーホート変化率法により2,800人と推計しております。保育ニーズにつきましては、現在、利用状況や今後の利用意向などから1,300人前後と見込んでおり、これに対する保育の受皿については1,400人程度を確保する計画としております。 宅地開発等における社会増については、現状で保育ニーズを把握することが困難でありますので、今後の動向を注視し、必要に応じた計画の見直しを行いながら、施策の推進を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 大変難しいわけですけれども、民間保育士の独自支援として、新卒保育士への家賃補助をやっている自治体もあったりとか、君津市独自の手当を導入するとか、そういった検討であったり、また事業所内保育所や企業主導保育所の地域枠の要請であったり、状況に応じた具体的な手を打つべきであります。現時点で検討していることがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 待機児童の解消にあたっては、市内での就労の促進、新卒保育士の確保、潜在保育士の発掘などの保育士の確保対策のほか、既存の認可保育所の活用についても効果的な手法であると考えておりますので、先進事例を調査研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) よろしくお願いいたします。待機児童の解消もそうなんですが、質の向上という面においても、民間保育士のベースアップであったり、加配に対する補助であったり、そういった面も検討いただきたいと思います。 続きまして、細目2についてですが、一時保育についてお伺いします。 令和2年に複数園民間参入したんですが、一時保育機能等はありませんでした。多様な保育ニーズに対応し切れていないと思いますけれども、誘致の要件にはされなかったのか、お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 平成30年度に実施しました民間保育園誘致の公募では、主に待機児童の解消に向けて保育供給量の拡大を目的としていたため、事業者が参入しやすいように一時保育の実施は要件としておりませんでした。一方、令和2年度から令和3年度にかけて実施した公立保育園民営化の公募では、多様化する保育ニーズへの対応を求めた結果、1事業者において一時保育の実施、もう一方の事業者では発達支援センターの併設という提案をいただいております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 民間園1園と、冒頭の答弁にあった貞元保育園での実施を予定しているということで、承知しました。そのほかも多様な保育ニーズに応えるために動いているということでありました。 待機児童解消というところも重要なんですが、やはり在宅子育て支援にも目を向けていかなくてはなりません。現在、本市の一時保育は、量としてはまだ少ない上に、公立3園は満10か月からの預かりとなっています。産後の母親へのケアの必要性等から見ても、乳児の受入れ月齢を見直すべきと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 現在、公立園3か所で一時保育を実施しており、いずれも満10か月からの受入れとなっておりますが、今後、保育士の確保に努め、利用者のニーズに合わせて生後2か月からの受入れ、いわゆる産休明け保育の実施を検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) ぜひよろしくお願いします。 あと、保育園の入園可能な月齢についても、本市は公立園5か所で満10か月からの受入れとなっていますが、近隣市を見てみますと、袖ケ浦市は公立、民間保育園で生後57日目から、いわゆる産休明けですね。57日目からの入園ができるようになっておりまして、一時保育は満3か月からを対象としています。富津市においては、1園を除き生後57日目から受入れというふうになっております。時代に即した利用ニーズを捉えて、よく整理をして、量の見込みをしっかり立てた上で保育園整備を進めていただきたい、このことを要望しておきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。 続きまして、産後ケア事業についてですが、しっかりと拡充していただいているということが分かりました。 短期入所についてはまだ4か月というふうになっていますが、産後1年までにはならないものなのでしょうか。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 短期入所型の産後ケアを委託している産科医療機関は、動きが多くなる子どもを保育する環境にないことから、生後5か月以上の乳児の利用は難しいと考えています。しかしながら、産後1年まで利用可能な居宅訪問型の新設により、乳房トラブルなどの予防や改善のためのマッサージやお母さんの休息を目的としたサービス等が自宅でも受けられるようになり、ふだんと変わらない環境で、例えば兄弟がいても利用が可能となることから、よりきめ細かな支援につながるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 訪問支援が加わったことで、それで補えていけるということで承知しました。本市は、この制度ができる前から専任の助産師がいるので、他市に比べてすごく十分なケアもしていただいていたというふうに伺っておりますが、さらにきめ細かく制度としてできたということなので、必要な方に行き届くようにお願いをしたいと思います。 続きまして、産前産後の家事支援については、全国の3割ほどの自治体が取り組んでいると伺っておりますが、近隣市の状況はいかがでしょうか。また、母子の対応をする中で必要性を感じているか、お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 近隣市では、富津市、袖ケ浦市において介護ヘルパーを派遣する事業を実施しております。母子の家庭訪問等をする中で必要性を感じるご家庭もありますので、本市においても対応を検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 分かりました。希望するご家庭が利用できる体制の構築をお願いしたいと思います。 また、子育て支援センターにつきましては、小糸、清和地区の子育て支援拠点の機能継続と充実ということでお伺いをしました。また、利用に結びつかない方へのアプローチについても、例えば子育て支援拠点に初めて訪れた方に記念品をお渡しする仕組みをつくって、一度は施設をのぞいていただけるような工夫をしたりとか、そういったつながりをつくる取組もぜひお願いをしたいと思います。 次に、子育てLINE相談についてでございますが、LINE相談というのは課題があるということでありますので、とにかく情報発信を強化していただきたいと思います。 アプリのほうで対応していくということですが、アプリの登録状況、利用者の声などが届いていれば、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 令和元年10月に導入いたしました母子手帳アプリについてですが、年間300人を超す方が新規登録をしており、令和3年10月末現在で累計登録者数は938人となっております。 利用されている方からは、予防接種のスケジュールの管理や受け忘れの防止となり助かる、コロナ禍で健診や相談などの急な日程変更などの情報が来てよかったなどのお声をいただいております。今後も、タイムリーな情報とともに、子育て世代の支えとなるメッセージを届けるなど、より一層の活用に努めてまいります。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 分かりました。アプリをうまく使っている方もいらっしゃるということで、登録者数もよく推進をしていただいていると思います。母子手帳のような個人管理としては有効ですけれども、LINEで発信いただけると助かるという声も届いているところですが、多くの方に登録いただいているようですので、しっかりと子育て世代の支えとなる情報発信を強化いただきまして、そこからメッセージの内容次第で相談にも行きやすいかと思いますので、問合せや相談につながる工夫もぜひお願いをしたいと思います。 続きまして、大綱2の細目1です。ペット同行避難を準備いただいているということでありますが、一部の避難所になるんでしょうか。また、現場の対応はどなたが行うようになっているのか伺います。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 現在のペットが同行できる避難所につきましては、台風の接近などにより開設が想定されます第1及び第2避難所では、21か所中16か所で受入れが可能でございます。今後も、ペット同行避難に対して1つでも多くの部屋が確保できるよう努めてまいります。 また、避難所での対応につきましては、受付を行った後に、避難所担当者の指示に従いましてペットを同行できる部屋に入っていただく流れとなっております。部屋では、ペットをケージ等に入れ、飼い主が飼育することとなりますので、日頃から基本的なしつけをしておいていただく必要がございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 多くの避難所で確保いただいたことが分かりました。 事前に知っておくこと、しつけをしておくことというところになってきますが、防災訓練等を行う自主防災組織等への周知はどのようになっていますでしょうか。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 ペット同行避難につきましては、速やかにホームページ等で周知してまいりますが、今後は、自主防災組織や自治会が行う防災訓練や防災講演会においても周知していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) ぜひよろしくお願いいたします。 最後になりますが、大綱2の細目2、飼い主のいない猫を増やさない対策についてでございます。市が活動を支援する猫レンジャーは、譲渡を含めて全部で576匹に不妊去勢手術をされて、猫の減少の成果を出したということで、とてもすごい取組だと思います。 今後、地域において、猫の苦情などに悩む自治会が地域猫活動を行おうとした場合に、猫レンジャーなどのボランティアに協力要請ができるのか、お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 茂田市民環境部長。 ◎市民環境部長(茂田達也君) お答えいたします。 地域猫活動の相談につきましては、猫レンジャーの代表者の方に確認しましたところ、相談が寄せられた際にはアドバイス等の協力は可能であるということを聞き取ってございます。 なお、この団体につきましては、猫の理解をより一層深める活動として、市民向けの講演会の実施も検討しているということでございました。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 分かりました。 活動に賛同しても、手術費用というのがネックになってきますので、行政に求めることとして、1番は不妊去勢費用の助成をしてくれないかという声を多く伺います。 そこで、今回、飼い主のいない猫について調査をする中で、多くの保護猫団体が、寄附で成り立っているどうぶつ基金という、民間団体が発行する無料不妊手術チケットを一部活用しているということが分かりました。 そこで、このどうぶつ基金には行政枠というものがありまして、そこに君津市として手を挙げていただいて、独自の事業を構築いただけば、無料で手術をする仕組みができるんですが、そういった事業をしていただけないかお伺いしたいと思います。 ○議長(三浦章君) 茂田市民環境部長。 ◎市民環境部長(茂田達也君) お答えいたします。 今、議員からご提案いただきました公益財団法人どうぶつ基金が行っておりますさくらねこ無料不妊手術事業につきましては、他自治体が結構使っておりますので、そちらのほうを参考にしながら検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 佐藤葉子君。 ◆8番(佐藤葉子君) 他の自治体のことも調べていただいているようです。前向きなご答弁ありがとうございます。手術費は不要となりますので、捕獲器の貸出し等、若干の予算確保をお願いできればというふうに思います。 市として飼い主のいない猫対策事業を展開することは、野良猫の繁殖を抑制し、殺処分となってしまう命を減らすとともに、増え過ぎてしまった猫の被害の発生を防ぐことにつながります。事業を通して人と動物の共生への理解や支援の輪が広がるものと考えます。 本市は、ユーチューブで市制施行50周年記念チャンネルを発信していますが、特に保護猫の原くんの動画は民放のニュース番組でも取り上げられて、現在、56万再生を超えていて、心温まるエピソードとして市内外から大きな反響を呼んでいます。君津市は優しいまちですね等のコメントも多く見受けられているところですが、これに見合った人と動物に優しい取組とも言えるのではないでしょうか。 早期の実現を望み、私の質問の全てを終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(三浦章君) 以上で、8番、佐藤葉子君の一般質問を終わります。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午前10時44分--------------------------------------- △再開宣告 午前11時00分 ○議長(三浦章君) 再開いたします。 休憩前に引き続きまして一般質問を行います。 7番、松本裕次郎君の発言を許します。 松本裕次郎君。     (7番 松本裕次郎君登壇) ◆7番(松本裕次郎君) 皆さんこんにちは。議席番号7番、きみつ未来の松本裕次郎でございます。 議長より発言のお許しをいただきましたので、通告に従い、一般質問を行わせていただきます。 世界経済は、国や地域によるばらつきを伴いつつも、ヨーロッパやアメリカを中心に、総じてコロナ危機による落ち込みから回復基調を維持しています。先進国を中心にワクチン接種完了比率が60%を超えてきており、新規感染が引き続き高水準で推移する中でも、重症化率、死亡者比率は抑制されています。ワクチン接種や陰性証明などの防疫措置を講じつつも、外食やスポーツ、娯楽など、外出関連の経済活動再開が進んでいます。 日本経済は、10月の緊急事態宣言解除後も新規感染者数が低位で推移しており、飲食や宿泊など外出関連業種を含め、国内経済活動の再開が進んでいます。ワクチンの定期的な接種、無料のPCR検査の拡大、医療供給体制の強化などにより、外出関連の経済活動を本格的に再開させつつ、医療ひっ迫を回避できる可能性が高まっていくとされています。 2022年にかけては、経済活動の正常化に伴う雇用、所得環境の改善に加え、コロナ危機下で積み上がった約40兆円の過剰貯蓄の一部が消費に回ることもあり、潜在成長率を上回るペースでの回復が見込まれています。もっとも、半導体などの供給制約は、2022年にかけても引き続き企業活動の抑制要因となると予想されています。 しかし、最近の報道では、南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異株が検出されたと11月25日に発表がありました。ヒトの免疫反応を回避する特性を持つおそれがあるとして懸念が高まっています。この2年間は新型コロナウイルスの話ばかりで過ぎてしまったような気がします。 このような社会情勢の中、君津市の抱える様々な問題、課題について、大綱4点、細目7点の質問をいたします。 大綱1、次期君津市総合計画基本構想、将来デザインについて、細目1、君津駅周辺の商業・医療・福祉等の集積による都市機能の充実について伺います。 人口減少や超高齢化の進行、地球環境問題の深刻化、災害リスクの高まりなど、都市を取り巻く社会経済情勢は厳しさを増しており、持続可能な都市づくりを進めていく上で、都市計画が果たすべき役割は大変大きくなっています。また、地方分権の進展や厳しい財政状況などを背景として、市民と行政が目標を共有し、連携、協働して都市づくりに取り組むための仕組みが必要となっています。 本市の君津駅周辺は、良質な市街地が形成されている一方、商業、交流機能の集積は必ずしも十分ではありません。都市基盤施設を活用した活力、にぎわいのある魅力的な中心市街地を創出するため、低未利用地の高度・有効利用を促進する必要があると思いますが、見解を伺います。 細目2、若い世代も住みたくなる住環境の整備について伺います。 良質な都市基盤のストックを十分に生かしながら、定住都市づくりの基本となる暮らしの場、定住の受皿を確保するため、市街地における低未利用地の有効活用を促進する必要があると思いますが、見解を伺います。 細目3、君津インターチェンジ周辺の新たな産業の受皿づくりについて伺います。 君津インターチェンジ周辺は、農業関連法令により土地利用が制限されているものの、本市の玄関口としての特性を有することから、この立地特性を生かした土地利用を検討、誘導していくことが君津市のさらなる発展につながると思いますが、現在の状況について伺います。 細目4、砂利採取場跡地の活用について伺います。 高度経済成長期以降に建設需要が急増した採取資源は、1960年代半ばまでは川砂利が中心でありました。その後は陸砂利、山砂利や砕石に比重を移したことで、現在は山砂利や岩石が主流となっています。千葉県では多くの山砂が採掘され、県内や東京湾沿岸で埋立てやコンクリートの材料に使われています。これに伴って多くの山が削られ、消滅しています。 本市には多くの砂利採取場があり、現在も砂利採取が行われています。砂利採取が完了し、広大な跡地も点在しており、砂利採取場跡地の活用が期待されていますが、砂利採取場の跡地利用についてどのような活用が考えられるのか、また今後の課題について伺います。 大綱2、DX推進計画について、細目1、君津市DX推進方針について伺います。 近年の急速な情報通信技術の発展や、人口減少、少子高齢化などの社会情勢の変化が起こる中、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、新しい生活様式の実践や行政分野におけるデジタル化の遅れが課題となりました。行政サービスを支える自治体職員の負担軽減及び業務の効率化、またサービスを利用する住民の利便性向上の観点からも、地方自治体における行政システムのDX推進が求められています。 こうした状況を踏まえ、2026年3月までを推進期間とした君津市DX推進方針を2021年1月に策定いたしました。この君津市DX推進方針の中で方針1から方針4まで示されましたが、現在の進ちょく状況と今後の課題について伺います。 大綱3、子育て支援について、細目1、待機児童解消について伺います。 現在の日本では少子化が大きな問題となっています。そのため、教育機関の定員などに余裕が発生し、子どもの数が多かった昭和の時代よりも、子ども1人当たりが受けられる教育サービスは充実していて当然なはずであります。しかし、近年において、保育園、幼稚園は定員に達しており、入園ができない乳幼児から小学校就学前までの待機児童が増加傾向にあります。つまり、子どもが減っているのに保育サービスは満足に受けられない方が増加しているという矛盾が発生している状況です。 本市においても、共働き世帯の増加などにより、ゼロ歳から2歳児の低年齢児童の保育園の入園希望が増加傾向にあり、近年、待機児童が増加傾向にあります。今後の待機児童解消に向けての取組について伺います。 大綱4、学校再編について、細目1、学校再編第3次実施プログラムについて伺います。 君津市では、少子化による児童、生徒数の減少や学校の小規模化が進行する中、子どもたちにとってよりよい教育環境の整備を進めるため、平成26年1月から学校再編に取り組んできました。 現在は、第2次実施プログラムが進行中ですが、今後は第3次実施プログラムを進めていく必要があります。現在の進ちょく状況について伺います。 以上で一次質問を終わります。二次質問につきましては質問席より行わせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(三浦章君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 7番、松本裕次郎議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、次期君津市総合計画基本構想、将来デザインについて、細目1、君津駅周辺の商業・医療・福祉等の集積による都市機能の充実について、細目2、若い世代も住みたくなる住環境の整備について、関連がございますので一括してお答えいたします。 君津駅周辺は、市制施行前から土地区画整理事業により整然とした町並みが形成され、本市の中心市街地となっており、近年では君津駅の南北駅前広場を整備してきました。しかしながら、現在においても駐車場や空き地などの低未利用地が点在していることから、都市機能の集積は十分ではなく、長年の課題となっております。さらには、人口減少、少子高齢化が進展する中にあっても、定住を希望する方は多く、若者や子育て世代の生活利便性向上に向けた住環境整備や定住の受皿確保対策が、本市が持続的な発展を目指す上で喫緊の課題となっております。 そこで、新たな総合計画においては、君津駅周辺へ商業、医療、福祉等の都市機能を集積し、多様な世代が集い、にぎわう、魅力的な都市拠点を目指すこととしております。これを具現化するため、現在、都市計画マスタープランの改定や立地適正化計画の策定に取り組んでおり、これらの低未利用地を利用したまちなか居住の誘導や、君津駅周辺を中心とした市街地のリノベーションなどについて、多様な視点で検討してまいります。 私は、本市の玄関口である君津駅周辺に新たなにぎわいを創出し、市街地全体を活性化させることにより、その果実を広大な市域全体へ波及させ、誰もが住みやすく安心して暮らせる持続可能なまちを目指して、まちづくりに邁進してまいります。 細目3、君津インターチェンジ周辺の新たな産業の受皿づくりについて、細目4、砂利採取場跡地の活用について、大綱2、DX推進計画について、大綱3、子育て支援についてにつきましては担当部長から、大綱4、学校再編についてにつきましては教育長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(三浦章君) 粕谷教育長。     (教育長 粕谷哲也君登壇) ◎教育長(粕谷哲也君) 私からは、大綱4、学校再編について、細目1、学校再編第3次実施プログラムについてお答えいたします。 これまで、八重原地区の学校再編を核とする第3次実施プログラム案の作成に向けて、児童、生徒数の推計や学校施設、通学路、宅地開発の状況など、多岐にわたる条件整理を行いながら検討を進めてまいりました。 さらに、令和3年10月には、保護者や地域の代表者からなる学校関係者協議会を、八重原小学校、南子安小学校、北子安小学校及び外箕輪小学校にて学校単位で開催し、通学路の安全面や地域と学校とのつながりという視点からご協議いただいたところでございます。各学校からは共通して、交通や防犯など安全対策を第一に考えてほしい。子どもファーストで、大人や地域がそれに合わせていけばよいのではないかといったご意見をいただいております。 学校がどこにあるかということは、まちづくりの重要な要素の一つになりますので、第3次実施プログラムを検討するにあたっては、子どもたちにとってよりよい教育環境の整備を第一に考えつつも、本市のまちづくりの方向性と併せて一体的に考えていかなければなりません。引き続き、社会情勢の変化を踏まえ、地域からのご意見なども参考にしながら、本市のまちづくりの方向性に沿うような形で、八重原地区の学校再編について検討を進めてまいります。 私からは以上でございます。 ○議長(三浦章君) 出口建設部長。 ◎建設部長(出口勝君) 自席から答弁させていただきます。 大綱1、次期君津市総合計画基本構想、将来デザインについて、細目3、君津インターチェンジ周辺の新たな産業の受皿づくりについてお答えいたします。 君津インターチェンジ周辺の土地利用につきましては、市議会をはじめ多くの方々からご要請をいただく中で取り組んでまいりましたが、農業関連法令等による様々な土地利用の制限などにより、実現に至っていない状況にあります。そのため、都心に近い立地の優位性を生かした新たな企業誘致候補地としての活用も視野に入れ、基本構想の将来デザインにおいて、新たな産業の受皿づくりとして改めて位置づけ、取り組むことといたしました。 引き続き、総合計画における基本構想の実現を目指して、規制の緩和に向けた国の制度等の活用や、君津市都市計画マスタープランの見直しなど、千葉県などと連携しながら、あらゆる手法を検討し、取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 竹内企画政策部長。 ◎企画政策部長(竹内一視君) 自席から答弁をさせていただきます。 細目4、砂利採取場跡地の活用につきましてお答えをいたします。 本市には多くの砂利採取場が点在し、その跡地につきましては、これまでに太陽光発電や、ドラマ、映画のロケ地などの活用がなされてきております。そうした中で、都心に近い立地優位性を生かした新たな企業誘致候補地としての活用も視野に入れまして、従来よりも幅広い活用を目指して、新たな総合計画における基本構想の将来デザインに位置づけたところでございます。 その実現にあたりましては、林地開発許可に伴います採取跡地の緑化義務や、都市計画法をはじめとする関係法令による土地利用規制等の課題を解決していく必要がございますので、千葉県をはじめとする関係機関と連携する中で、調査研究をさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) 自席よりご答弁申し上げます。 大綱2、DX推進計画について、細目1、君津市DX推進方針についてお答えいたします。 本市では、国の自治体DX推進計画と歩調を合わせ、本年1月に君津市DX推進方針を策定するとともに、4月にDX推進課を設置しました。今年度は、行政サービスのオンライン化や行政経営の効率化を加速させるため、通信環境の整備や業務効率化のツールの利用促進等に取り組んでおります。 また、策定を進めている君津市DX推進計画では、新たな基本構想に示す将来都市像である「ひとが輝き 幸せつなぐ きみつ」を様々な可能性を秘めたデジタル技術を活用して実現できるよう、本市の今後のDXの方向性を定め、現在、パブリックコメントを実施しているところでございます。 市民の皆様の利便性の向上を目的としてDXの推進に取り組んでおりますが、デジタルの恩恵を最大限に受けるには、オンラインでも確実に本人確認を行うことができるマイナンバーカードの普及率の向上やデジタルデバイド対策に課題があると考えておりますので、今後はこれらに注力してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) 自席から答弁をさせていただきます。 大綱3、子育て支援について、細目1、待機児童解消についてお答えいたします。 本市の待機児童の現状につきましては、令和3年4月1日現在で85人、直近の11月1日現在で134人となっております。 近年、本市においても、低年齢児の保育ニーズが増加し、待機児童の約9割をゼロ歳から2歳までの低年齢児が占めておりますので、待機児童の解消に向けては低年齢児の対策が特に重要であり、そのための保育士の確保が急務であります。 これまで、市のホームページやSNSはもとより、ハローワークやちば保育士・保育所支援センターへの求人登録を活用するなど、保育士の確保に努めてきたところでございますが、保育士の不足は全国的な課題でもあり、ここ数年は十分な保育士の確保が困難な状況が続いております。 大変厳しい状況ではございますが、保育を希望する全てのご家庭が安心して保育施設をご利用いただけるよう、今後も人材派遣などの様々な手段の活用を検討し、一人でも多くの保育士を確保できるよう、効果的な取組を研究してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) それでは、これより二次質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 それではまず、大綱1、次期君津市総合計画基本構想、将来デザインについて、細目1、君津駅周辺の商業・医療・福祉等の集積による都市機能の充実について伺います。 長年の課題というふうにありましたけれども、今まで何か対策を打ってきたのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 出口建設部長。 ◎建設部長(出口勝君) お答えいたします。 これまでに、君津駅周辺の土地利用の現状調査の実施、また中心市街地の活性化を図るため、土地活用について土地所有者の意向確認や意見交換を行ってまいりました。土地所有者からは、当面の間、現状の土地利用でよいといった意見をいただいております。今後は、立地適正化計画等の中で検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) 現在、都市機能の拡散によって、住宅や商業施設だけではなく、病院や学校も郊外に拡散しています。また、中心市街地から人が少なくなって空洞化が進み、まちの活力や楽しみ、にぎわいが失われています。このままでは、車を利用できないお年寄りなどが、公共施設やお店で買物などを利用しにくくなり、生活利便性の低下が進みますし、新たなインフラ整備が必要になって、公共サービスが低下して、維持管理のための都市経営コストも増大していくと思われます。 先ほどもお話、交渉というか、土地所有者の方と意向確認されているそうなので、今後も粘り強く交渉を続けていただき、住環境のほうもそうですけれども、新しい住宅ができるように整備のほうをよろしくお願いいたします。 次に、細目3、君津インターチェンジ周辺の新たな産業の受皿づくりについて伺います。 新たな産業の受皿づくりというふうにありましたけれども、新たな産業とはどのようなことなのかお伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済部長。 ◎経済部長(鈴木広夫君) 自席よりご答弁申し上げます。 具体的には今後検討というふうになりますが、新たな産業というものにつきましては、本市の産業構造を重層化するもの、こういったものを考えておりまして、その一環としての受皿づくりということでご理解いただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) 新たな産業ということで、物流の拠点とかいろいろ考えられます。また、商業を持ってくるのか農業関係を持ってくるのかとか考えられますので、ぜひ君津市が一番いい方法を、今どうやって発展していったらいいかというのをしっかり考えていただいて、新たな産業を持ってきていただきたいと思います。 あと、先月の20日と21日に郡ダムで、君津市市制施行50周年記念の君津水上スキー大会として、全日本学生水上スキー新人戦が開催されました。そのときに熊谷知事が水上スキーをご覧になられて、その後、君津市内を視察されたと聞いています。新しいカラーの品種、ブリリアント・ベルを見ていただいて、その後、君津インターチェンジ周辺も視察され、その視察の中で意見などを聞いたと思いますが、どのような意見だったのかお伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 田守統括参事。 ◎統括参事(田守光洋君) 自席より答弁させていただきます。 議員ご指摘のとおり、去る11月20日の知事による本市視察につきましては、郡ダムの君津市市制施行50周年記念君津水上スキー大会へのご出席及びカラーの栽培ほ場の現地見学をいただいた後、意見交換を行いました。 君津インターチェンジ周辺開発につきましては、本市からは、都心に近い立地優位性や市の次期総合計画において新たな産業の受皿づくりとして位置づけたことなどをご説明し、連携と協力の要請をいたし、前向きな回答をいただいたところでございます。 以上です。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) 前向きな意見をいただいたということで、知事としっかり連携を密に行って、今後も進めていってもらえればと思います。 今までも多くの議員の方が、このインターチェンジ周辺について一般質問を行ってきました。やはりそれだけ可能性を秘めているということだと思います。高速道路は人や物の流れを支える重要な社会基盤であります。産業の発展や日常生活の利便性向上に貢献するとともに、道路沿線のまちの姿を大きく変える可能性を有しています。インターチェンジ周辺は特にこうした効果を受けることができる地域であることから、高速道路の整備効果が地域の強みと相まって、継続的に発展、発揮できるまちづくりを推進できると思いますので、様々な規制があると思いますけれども、今後も粘り強く、君津市発展のためにもよろしくお願いいたしたいと思います。 続きまして、細目4、砂利採取場跡地の活用について伺います。 本市以外も、全国的にやはり砂利採取場跡地があって、その活用が行われていると思いますが、どのような活用事例があるのかお伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済部長。 ◎経済部長(鈴木広夫君) 砂利採取場跡地の全国的な活用事例につきましては、近年では、やはり太陽光発電による活用が多く見られるところでございます。その他の活用事例といたしましては、お隣の富津市におきましては野球場等のスポーツ施設、こういったもので活用しているところもございます。また、水戸市においては、ごみ処理施設を跡地に建設した事例等もございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) そうですね。私もちょっと調べてみたところ、太陽光発電というか、メガソーラーが全国的に非常に多くなっております。それ以外にも公園とか、モータープール、これは木更津市ですけれども、工業用地とか、珍しいところではサーキットとか、いろいろあります。 先ほど言われたように富津市でスポーツ施設をやられたそうなので、様々な課題があると思いますけれども、進めていってもらえればいいと思います。住宅というのもあり、それはちょっと向いていないのかなと思いますが、跡地活用を行うことが、さらにまた君津市の発展になると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、大綱2、君津市DX推進計画について、細目1、君津市DX推進方針について伺います。 令和2年度に募集を行い、社会人のデジタル枠の採用を行ったと思いますけれども、DX推進課の中で活躍されているのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 採用しました1名につきましては、DX推進課に配属をしまして、民間経験を生かして、外部の目から見たDX推進計画の作成に携わっております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) ホームページを見ますと、4名たしか合格していると思うんですけれども、ほかの人たちはどこかほかの部署に行っているのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長
    ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 4名合格しましたが、そのうち1名が辞退となってございます。それから、DX推進課に行った1名以外の2名につきましては、配属先で担当業務のデジタル化を含めた業務に従事してございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) デジタル枠の採用時の求める能力、経験というのが書いてあったんですけれども、ICTを活用した市政課題の解決に向け、実務経験や専門知識を生かせる方とか、デジタル技術を取り巻く情勢や時代の変化を敏感に感じ取り、市政に取り入れることができる方、情報システムネットワークの開発、保守、運用の経験のある方、様々書いていますね。そのDX推進課以外に配属された方たちは、自分の思ったところじゃないところに行っているんですけれども、不満とかはないのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 デジタル枠で採用したんですけれども、面接のときにも、全ての人がDXの方向にすぐ配置できるということではないということは了解をもらっております。そして、他部署に配属されましたけれども、自分の業務の中でデジタル化の推進に向け、一生懸命業務に励んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) ICTの知識があれば、ほかの部署に行っても非常に重宝されるのかなと思います。しかし、心配なところは、その人だけに頼り切ってしまうと、その人しか使えないシステムというか、パスワードがあって開けないとか、そういうことも考えられますので、しっかりと技能伝承を行っていってもらえればと思います。 あと、答弁の中でマイナンバーカードの普及とありましたけれども、今まで市として何か実施してきたことはありますでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 マイナンバーカードの普及にあたって、まずハードウエアの整備としまして、マイナンバーカードの発行端末を2台増設、また出張申請受付用の端末も2台増設をしまして、発行体制を整えるとともに、ショッピングモールや市役所内に特設会場を設けて普及に努めております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) 先ほど、ショッピングモールや市役所内に特設会場を設けたということですけれども、実際に君津市民は何人ぐらい申請を行ったんでしょうか。また、その人たちのきっかけですよね、何でそこでマイナンバーカードを取得しようと思ったのか、分かれば教えてください。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 ショッピングモールにつきましては、10月14日と15日に行いまして、14日が74名、15日は59名でした。また、市役所5階の大会議室で実施しましたのが11月18日で、77名の方でございました。 これは直接私がお聞きしたことではないんですけれども、マイナポイント等、そのようなことがあって申請にいらしたというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) そうですね。マイナポイントがつくと。条件を満たせば全部で2万ポイントつくということで進めております。 このDX推進については、市民のマイナンバーカードの普及促進が肝というか、重要になってくると思われますが、今後はどのような対策を行っていくのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 マイナンバーカード取得率の向上を目指して、いろんな場所で特設会場を設けたりして普及活動をしたいと思っています。また、今後予定が決まっていますのは、イオンモールにおいて12月6日と7日の2日にわたって普及促進に努めると、そういう予定になってございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) ぜひともマイナンバーカードの普及促進、まだまだ難しいところもありますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 あと、最初の答弁の中で、デジタルデバイド対策とありましたけれども、デジタルデバイドとはどのようなことなのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) お答えします。 デジタルデバイドとは、デジタル機器を便利に使いこなせる人と使えない人の間に生じる格差のことをいうものでございます。 現代社会では、電子申請や電子決済、オンライン相談などの利用にスマートフォンが使われることが非常に多くなってございます。市が今後進めていく電子申請やオンライン相談では、簡単で分かりやすいメニューの作成や操作研修の実施などによって格差の解消に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) 格差の解消ということで、その辺が一番難しいのかなと。どうしても、アレルギーじゃないですけれども、電子機器を難しいと思ってしまう方がいますので、そもそもDX推進に必要性が感じられない場合、現実的ではないとも難しいとも感じてしまうのは当然です。DXの推進において理解が進まないのは、今まで必要なかったということが原因であり、これからも必要でないと考えてしまうからだと思います。 しかし、必ずしもアナログな方法は駄目ということではなくて、デジタルに切り替えていくことで存続できるケースも存在しています。コロナ禍においては、新しい生活様式に合わせてサービスを提供できず、老舗の飲食店や小さな販売店などは苦戦を強いられているのが現実です。逆に、EC化やオンライン化ができた店舗においては、ビジネスチャンスであったことも事実です。 現実的にも今までの消費が完全に失われることはないことを考えれば、ご飯を食べる人もいなくなるわけではありませんし、服や消耗品を必要とする人もいるからです。言い換えれば、消費者のニーズに応えるためにDXの推進が必要であり、応えられなければDXの推進が進んでいる同業に顧客を奪われるということであります。これらのことから、必要性どころか存続するためには必要であることが理解できます。 現在、新型コロナウイルス感染症対応においても、自治体のDXにおける推進が喫緊の課題となっています。行政サービスを支える自治体職員の負担軽減及び業務の効率化、またサービスを利用する住民の利便性向上の観点からも、地方自治体における行政システムのDX推進が求められています。 君津市のDX推進計画概要版の中で、絵でありましたけれども、デジタルの根を張る、今この時期だと思います。そして、デジタルの幹を育て、デジタルの枝葉を広げ、たくさんの花を咲かせ、大きな果実を実らせられるように、ぜひともDX推進を進めていってもらいたいと思います。 次に、大綱3、子育て支援について、細目1、待機児童解消について伺います。 保育士不足は全国的な課題と認識していますけれども、人材派遣など様々な手段とありますけれども、保育士の人材派遣が存在しているのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) お答えいたします。 全国的な保育士不足の状況は依然として続いておりますが、人材派遣を活用した保育士の確保につきましては、県内でも他の市町村で先進事例があることから、本市においても活用を検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) 先進事例があるということで、ぜひ進めていただければと思います。 やはり長時間育児をする保育園の需要が高まっているということで、先ほど佐藤議員もこの件に関しては質問していて、また保健福祉部長の決意も聞かれたので、この辺でやめますが、自分の会社の後輩たちも、本当に子どもが預けられないということで悩んでいる方がたくさんいますので、ぜひ安心して子育てができる環境づくりを進めていってもらいたいと思います。 続きまして、大綱4、学校再編について、細目1、学校再編第3次実施プログラムについて伺います。 学校再編第3次実施プログラムの公表は、昔の資料などを見ますと令和2年度中と聞いていましたが、いつ頃発表できるのかお伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 粕谷教育長。     (教育長 粕谷哲也君登壇) ◎教育長(粕谷哲也君) お答えいたします。 第2次実施プログラム決定後、新型コロナウイルス感染症の拡大や35人学級の段階的な導入、またGIGAスクール構想の急速な進展など、教育を取り巻く環境が大きく変わろうとしております。加えて、現在、新たな総合計画の策定など、本市の将来を見据えたまちづくりに全庁で取り組んでいる中、その方向性を踏まえて八重原地区の学校再編について検討をしているところでございます。未来を見据えて、手戻りのないように検討を進め、具体的な内容をお示しできる段階になりましたらご報告をさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) コロナの影響も大きいと思いますけれども、いつ出るのかなと待ちに待っていたもので、早く出せばいいというものじゃないですけれども、しっかりと検討していただければと思います。 今、第1次が終わって、統合したことによって、児童、生徒たちのよかったところとか悪かった意見とか、何かありましたらお伺いいたします。 ○議長(三浦章君) 粕谷教育長。     (教育長 粕谷哲也君登壇) ◎教育長(粕谷哲也君) お答えいたします。 統合1年後にアンケート調査を行ったところ、授業が楽しくなった、また、授業の中で多くの意見が出るようになった、さらに、行事が充実した、友人関係が広がったなど、統合してよかったという意見が大半でございました。一方で、統合当初、少数ではございますが、環境の変化や人間関係に戸惑いや不安を感じて、新しい学校生活にすぐに対応できないといったケースもございましたが、学校の丁寧な指導や対応に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 松本裕次郎君。 ◆7番(松本裕次郎君) よかった点に関しては、先ほど言われたとおり、楽しくなったとか行事が充実したとかということでよかったと思います。環境の変化とか人間関係に不安があったということですので、これからは、大和田・坂田、統合を控えていますので、その辺の丁寧な指導をお願いしたいと思います。 また、先ほど言われたように、第3次の実施プログラムについては問題、課題がありますが、最初の答弁で言われたように、子どもたちにとってよりよい教育環境の整備を第一に考えていただいて、すばらしい計画ができることを期待して、私の一般質問を終わりたいと思います。 ありがとうございました。 ○議長(三浦章君) 以上で、7番、松本裕次郎君の一般質問を終わります。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午前11時44分--------------------------------------- △再開宣告 午後1時00分 ○議長(三浦章君) 再開いたします。 休憩前に引き続きまして一般質問を行います。 なお、下田剣吾君から資料配布の申出がありましたので、お手元に配信してございます。 13番、下田剣吾君の発言を許します。 下田剣吾君。     (13番 下田剣吾君登壇) ◆13番(下田剣吾君) 皆さん、こんにちは。議席番号13番、通告順序3番、下田剣吾でございます。 ただいま議長より許可をいただきましたので、通告に従い質問いたします。大きな項目である大綱は4点と細目12点でございます。 大綱1、市長公約「乗り合い交通網の整備」について、細目1、新年度で実現する乗り合い交通網の内容について。 公約を守るために、新年度予算に具体的にどのような事業を盛り込む決意か伺います。これについては配信資料の1をご覧ください。石井市長のホームページから公約が載っております。 細目2、免許返納する市民へのワンストップ支援の必要性について。 本市でも、コミュニティバスの回数券など支援を行っていますが、評判はあまりよくありません。また、民間バスやタクシーの割引は別の窓口での手続が必要です。全ての支援が1回の手続で済むワンストップの支援、初めてのバス利用相談電話、電動シニアカーや電動自転車を購入して自分で動きたい方への購入の補助、利用者の少ない高齢者福祉タクシー事業の見直し、またコロナ禍で行った交通券配布の検討等、必要だと考えますが、見解を伺います。これについては、市長公約の右側、日東交通の2年間バスが半額で乗れるという仕組みを紹介しております。 大綱2、経営改革で市長の政策を実現するために、細目1、決算審査特別委員会の全会一致の意見ついて、配信資料でその外部の総点検の内容をお送りしておりますので、ご覧ください。 9月の委員会では、平成26年度の事務事業総点検において見直しや廃止とされた事業で、いまだに改善されていないものが見受けられる、経営改革を進めよとの委員長報告がなされました。執行部の率直な反省を含め、ここだけは優先的に見直したいという今後の具体的な取組を伺います。 細目2、本市の指定管理者制度の欠点と旧秋元小複合施設整備について。 制度が機能していないのではという意見もありますが、指定管理料の概要と、これまで指定管理料による売上げ増や工夫などで、市からの予算に残りが生じたことが1回でもあるのか伺います。また、旧秋元小複合施設で想定している指定管理料を伺います。 細目3、道路用地の残地の売却、活用について。 市道の脇には道路用地の残地が点在しており、この活用について平成25年に提案をいたしました。売却など活用を求めますが、見解を伺います。 細目4、君津駅南北通路について。 とても古く、距離も長いですが、耐震性を伺います。また、今の距離のまま建て替える場合と、距離を短くして建て替える場合の費用の試算を伺います。 細目5、文化ホールの経営改革について。 すばらしい施設で、今後長く使われると思いますが、土地の賃借料と今後の見通しを伺います。 細目6、市長退職金について。 石井市長が受け取る場合の退職金を伺います。 細目7、避難所となる体育館等の空調について。 輻射冷暖房の必要について見解を伺います。 大綱3、高校生の医療費無償化について。 今述べてきたような行政改革によって財源を生み出すことが、石井市長の政策を実現できる鍵になると私は考えています。そして伺います。 細目1、子ども医療費の高校生への拡大について。 子ども医療費の無償化を高校生まで拡大することが市長から次世代への応援になると考えますが、事業費について伺います。 大綱4、台風とコロナに苦しむ農業を支援するために、細目1、米価の下落に対する緊急支援について。 台風に続き、コロナ禍で痛んだ本市の農業者が米価の大幅な下落に苦しんでいます。本市独自に緊急支援をすべきと考えますが、見解を伺います。 細目2、卒業、入学する児童生徒へ本市花きのプレゼント事業について。 お祝い事に購入されることも多い本市特産のカラー、バラ、カーネーション、ミモザなど、花卉生産者もコロナの需要減に苦しんでいます。また、この春卒業する子どもたちは、行事の中止など大変苦しい思いをされています。そこで、本市が市内の花を購入し、本市の中学校、小学校、高校の卒業や入学で、お祝いの花として子どもたちに贈ることができれば、生産者支援と子どもたちへのエールという、一挙両得の石井市長らしいすばらしい事業となると思いますが、見解を伺います。 ○議長(三浦章君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 13番、下田剣吾議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、市長公約「乗り合い交通網の整備」について、細目1、新年度で実現する乗り合い交通網の内容についてお答えいたします。 私は、自らの移動手段を持たない市民が、買物や通院等に支障なく移動できる環境を整えていくとともに、持続可能な地域公共交通の形成を図っていくことは、本市のまちづくりにとって重要な課題であるとの強い思いを抱いております。 本市では、他市に先駆けて、コミュニティバスやデマンドタクシーの運行により、交通事業者の路線縮小等による交通空白地域の解消を図ってまいりました。加えて、令和元年度からは学校再編に伴うスクールバス運行を、令和2年度においては、特急君鴨ライナー実証運行支援事業や75歳以上の高齢者を対象とした外出支援事業を実施してまいりました。また、令和3年度においても、中島豊英線のリニューアル運行や新型コロナワクチン接種交通支援事業の実施等、様々な移動手段の確保に資する事業を手がけてまいりました。 今後は、来年度からスタートする新たな総合計画において、高齢者等への移動支援の取組を検討しているほか、一部存在する交通空白地域の解消のため、スクールバスやタクシーなどを活用した実証実験の実施も視野に入れ、乗合交通の整備に全力で取り組んでまいります。 細目2、免許返納する市民へのワンストップ支援の必要性について、大綱2、経営改革で市長の政策を実現するために、大綱3、高校生の医療費無償化について、大綱4、台風とコロナに苦しむ農業を支援するためににつきましては、担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(三浦章君) 茂田市民環境部長。 ◎市民環境部長(茂田達也君) 自席から答弁させていただきます。 大綱1、市長公約「乗り合い交通網の整備」について、細目2、免許返納する市民へのワンストップ支援の必要性についてお答えいたします。 運転免許証を自主返納した方への支援といたしましては、市でコミュニティバス等の共通回数乗車券を補助しているほか、千葉県警察や民間バス事業者等が独自の支援を行っております。各制度の利用につきましては周知に努めておりますが、それぞれ所定の手続が必要なため、手続の簡素化について、市の支援のあり方を含めて検討してまいります。 これまでコミュニティバス等に乗車されたことのない免許返納者からの問合せにつきましては、丁寧な対応に努めているほか、移動手段の一つとなる電動車椅子等の購入費の補助においては、先進自治体の事例を参考に調査研究してまいります。 また、高齢者の外出支援に対する要望は今後ますます高まることが予想されます。令和2年度に、コロナ禍における高齢者の交通支援を目的として、75歳以上の方を対象としたいきいき高齢者外出支援事業を実施したところ、利用した市民からは、タクシー等複数の交通機関で利用できることなどから好評をいただいております。一方で、地域の交通事情により利用が少ない地域があるなど課題もありました。 本事業の利用実績や課題等を参考に、現在、交通支援施策として実施している、ひとり暮らし老人等福祉タクシー事業の見直しを検討するなど、高齢者の外出支援の充実に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) 自席よりご答弁申し上げます。 大綱2、経営改革で市長の政策を実現するために、細目1、決算審査特別委員会の全会一致の意見についてお答えいたします。 平成26年度に民間事業者の視点で実施しました事務事業総点検につきましては、庁内での検討を経て、速やかに実施するものや経営改革実施計画で進ちょく管理するもの等に分類、整理し、取り組んでまいりました。今年度も総点検を実施し、令和4年度に向け、約40事業の縮小、廃止等を予定しております。 令和2年度決算に係る決算審査特別委員会からの経営改革の推進についての申入れにつきましては、受益者負担の適正化など見直しが遅れている項目もあり、重く受け止めております。今後とも、限られた財源、人的資源を効果的、効率的に活用していくため、不断の経営改革を強く推し進めてまいります。 続きまして、細目2、本市の指定管理者制度の欠点と旧秋元小複合施設整備についてお答えいたします。 本市で指定管理者制度を導入している公の施設の令和3年度予算における指定管理料の合計は3億5,195万円となります。また、指定管理者の利用料収入の増加があった場合は、収益の一部を市に還元する場合があります。一方、指定管理者の努力による経費節減につきましては、指定管理者の経営努力を促す観点から、原則として当該剰余金を返還させるなど精算を行わないこととしております。 なお、指定管理者制度による施設の管理開始から約15年経過しており、より厳格かつ適正な管理体制を構築するための指定管理者制度の評価手法の見直しについて、令和4年度から実施してまいります。 また、旧秋元小学校の複合施設の一部について、指定管理者制度の導入を検討しておりますが、指定管理料につきましては、現時点では具体的な管理の範囲や業務内容等が定まっていないため、その検討状況に応じて今後精査してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 出口建設部長。 ◎建設部長(出口勝君) 自席から答弁させていただきます。 細目3、道路用地の残地の売却、活用についてお答えいたします。 道路用地の残地は、道路の改良や拡幅工事などにより発生し、様々な形態となっており、これまでに六手貞元線でポケットパークとして有効活用した例がございます。 しかしながら、道路残地を道路施設等として活用するだけではなく、売却についてもまちづくりに有効であると考えられますので、先進事例を研究し、今後は、残地等の把握と売却を含めた有効な活用方法を検討してまいります。 続きまして、細目4、君津駅の南北通路についてお答えいたします。 君津駅の南北通路であるこ線人道橋は、昭和49年に完成し、現在の1日の乗降客数は約1万6,000人となっております。こ線人道橋については、耐震性の調査は行っておりませんが、日常の維持管理、点検を行っており、今後は橋梁長寿命化と同様の調査を行ってまいります。 また、こ線人道橋を現状と同様に建て替える場合と、線路やホームに近い個所に階段を設ける場合の事業費につきましては、こ線人道橋を短くすることにより建設事業費を抑えることは可能ですが、新たにエレベーターを設置する費用や駅前広場を再整備するなどの費用が発生いたします。しかしながら、一体的に整備することで投資効果が得られると考えられることから、中心市街地のリノベーションも含め検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) 自席から答弁させていただきます。 細目5、文化ホールの経営改革についてお答えいたします。 君津市民文化ホールは、地域文化の振興を図り、市民の福祉向上に資するため、平成2年に設置され、開館後31年を経過したところでございます。 年間の用地借り上げ料は、国有地が約109万円、民有地が3名で約324万円であり、合計約433万円となっております。また、令和2年度までの借り上げ料の累計額は、国有地と民有地合わせて約1億4,498万円となっております。 君津市民文化ホールの施設の使用については、君津市民文化ホール個別施設計画の中で、大規模改修等を行いながら使用年数80年を目標としております。今後50年使用すると想定した場合の借り上げ料の見込額は約2億1,650万円となります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) 細目6、市長退職金についてお答えいたします。 退職手当の支給事務につきましては、千葉県内の市町村等で組織しております千葉県市町村総合事務組合で共同処理されており、手当の額につきましては千葉県市町村職員退職手当条例に基づいて決定されます。 市長の退職手当は任期ごとに支給されることとなっており、試算しますと1,600万円程度となります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 出口建設部長。 ◎建設部長(出口勝君) 細目7、避難所となる体育館等の空調についてお答えいたします。 輻射冷暖房は、無風の空調方式で、ほこりやアレルゲン物質を巻き上げないクリーンな空調として注目されており、風の影響を受けやすいバドミントン等の競技中にも使用可能です。しかし、空気を動かさず輻射により、ゆっくりと床や壁、空気に熱が伝わっていくため、全体への効果が体感できるまでには時間がかかることから、エアコンと輻射パネルを組み合わせたハイブリッド方式が採用される傾向があります。 先進事例によると、導入費用はエアコンと比べて高額ですが、消費電力は半分以下となるため、10年以上の長期使用によりトータルコストが低くなります。 今後、体育館等の空調設計において、先進事例を参考に、輻射冷暖房についても検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 嶋野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(嶋野晃広君) 自席から答弁をさせていただきます。 大綱3、高校生の医療費無償化について、細目1、子ども医療費の高校生への拡大についてお答えいたします。 子ども医療費の助成制度は、子育て世帯の経済的な負担軽減を図るとともに、疾病等のあるお子さんに適切な医療が提供されるための重要な施策であると認識しております。 現在、市では、中学生までを対象として支援をしておりますが、支給対象者を高校生まで拡大する場合には、新たに5,000万円ほどの一般財源が必要であると見込まれます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 鈴木経済部長。 ◎経済部長(鈴木広夫君) 自席よりご答弁申し上げます。 大綱4、台風とコロナに苦しむ農業を支援するために、細目1、米価の下落に対する緊急支援についてお答えいたします。 従来からの課題でございます人口減少や食の多様化による米消費量の減少に加えまして、新型コロナウイルスの影響で外食需要が減少したことにより、令和3年産米価は、過去数年で比較してもかなり低い状況となっております。様々な形で米農家の皆様が対応に苦しんでおられるのを見聞きしており、大変厳しい状況であると認識しおります。 米価の安定には、需要に見合った生産及び飼料用米などの主食用以外の米、その他の作物の生産への取組が必要であるため、国は経営所得安定対策等推進事業、県は飼料用米等拡大支援事業を実施しており、市でも積極的に推進しているところでございます。また、米農家の経営の安定化を図るためには、経営規模の大小にかかわらず、経費と収入のバランスやリスクへの対策を図ることが重要であり、現在、収入保険などの制度の周知、普及を進めているところでございます。 市といたしましては、農業者の皆様からの声を伺いながら、経営にあたっての判断材料となる需給状況や施策などの情報を幅広く提供し、長期的な視野に立った適切な経営判断につながるよう支援の強化を図ってまいります。 続きまして、細目2、卒業、入学する児童生徒への本市花きのプレゼント事業についてお答えいたします。 新型コロナの影響で需要が落ち込んでいる農産物の中でも、イベントの自粛などによりまして、花卉は厳しい状況が続いていました。今年になってから徐々に回復しているものの、年明けの需要期などを控え、予断を許さない状況となっています。 市では、友好都市協定を締結した埼玉県白岡市でのカラー展示販売による需要喚起の取組や、市の職員に呼びかけて共同購入するなど、生産者を応援してまいりました。 ご提案いただいたことを受けまして、市といたしましては、需要の回復や各学校の状況を見極め、児童、生徒の皆さんたちの笑顔が見られるよう、また、生産者の皆さんの気持ちが少しでも明るくなるよう、関係者の方々と相談しながら、対応につきまして積極的に検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) それでは、二次質問よろしくお願いいたします。大変前向きな答弁をたくさんいただきまして、もう二次質問する必要ないのかもしれませんが、ちょっと整理しながら、質問させていただきたいと思います。 順不同になるかと思いますが、まず1点目、避難所となる体育館等の空調についてということで、輻射冷暖房について、10年たつとトータルコストが低くなるということでご紹介いただきました。実際に、鴨川市の学校跡施設である小湊小学校では輻射冷暖房を導入されるということで、答弁にあったように、埼玉県の志木市では全部の小中学校に輻射を導入して、トータルコストを下げたということでございますので、ぜひ前向きに検討いただければと思います。 続きまして、道路用地の活用についてということでお伺いをいたしました。 残地については、実際に残地の把握、売却を含めた有効な活用方法を検討していくということで、これについても前向きな答弁をいただきました。ありがとうございます。 特に本市は、曲がった道路を真っすぐにしたところ、両脇に土地が余っているところがございます。例えば職員の皆さんは、ここは市の土地なんだから草刈りしろよなんていう形で呼び出されることもあって、毎年草刈りに行っていたりするようなこともあります。また、活用から考えても、調整区域で家やお店がなかなか建てられないという土地にとって、この残地は、道路に隣接していますから水道も取りやすく、活用もしやすいということなので、早急に売却できる土地を検討していただきたいというふうに思います。 資料を見てください。これは川崎市の方針です。平成23年度の時点で、既に改革プランとして事業残地や道路残地を活用していくんだということが、もう10年前に決められたということで、なかなか仕事が早いなというところでございます。 本市も、言われた土地について検討するということはしているわけですが、そうじゃなくて、なぜかといえば、この道路残地は市が持っていても5年たっても10年たっても固定資産税が入らないわけです。しかし、活用できるところが少しでもあれば、そこが市の収入になり、市の経営改革につながるということですので、ぜひ答弁のとおりやっていただければと思います。ぜひよろしくお願いします。沖縄市などでもやっていますので、ぜひ検討をお願いいたします。 次は、文化ホールの経営改革についてということなんですが、文化ホールが、1年に国有地が109万円、民有地が324万円の土地の借り代がかかっていて、1億5,000万円近くに累計額はなっていることが分かりました。また、80年使用するので、このまま借りている土地のお金を借り続けると2億2,000万円近くかかるということでございます。すばらしい施設だから、今後長く使うというその方針はいいというふうに思っていますが、借地の額が大変大きな額、そして今後もそれが見込まれるということです。 特に国有地については、関東財務局との話になると思いますが、昔、国の権利があった管路で、今は全く使っていないということに関して年間100万円払っているということですので、ここは執行部と我々議会も協力しながら、せめて、この国有地を借りている土地代が何とかならないかということを交渉していきましょうという、これは呼びかけでございます。ぜひやっていきたいなと思います。 市ができることとして何があるかといえば、80年使うということが分かっているのであれば、例えば、文化、芸術というのは、やはり寄附の文化で支えられているところがあります。毎回いろんなアーティストや歌手の方が来てくれたときに、きみぴょんの着ぐるみとか縫いぐるみをちょっとラッピングしていたりとかということで、非常に君津はいいところだなということで、皆さんインターネット上でも評判が立っております。 では、今、そういう来てくれる芸術家の方々、アーティストの方々に、ふるさと納税のお願いをしていますか。例えば文化、芸術を守るために1万円でも2万円でもいいですから、君津市のために寄附してくれませんかと紙を渡すことができますよね。メッセージを伝えることはできますよね。ぜひそういうこと、寄附の強化ということをやっていただきたいと思います。ふるさと納税もそうだし、そして文化ホールの指定管理者は公益財団法人ですから、そこに寄附をもらって税控除させることもできます。ぜひ稼ぐ力を使って、このすばらしい施設をみんなで維持していこうというのが一つの提案。 もう1つは、今回、カフェが文化ホールの中に誘致されたことで、駐車場を使ってもらっていて、そこからまた収入、にぎわいが生まれているということがあります。例えば、木更津市ではホテル誘致が成功して、呼んだところは大体いっぱいになっていると。ルートインもそうですが、そういう状況がありますので、例えば敷地内にホテルを誘致するということがあれば、その駐車場を貸すということですね、土地を貸してそこに造ってもらって借り代を入れるということになれば、その収入が文化振興、文化ホールの活性化に使えるということですので、ぜひ頭を軟らかくして、文化ホールをどうやったら維持できるかというのを考えていただきたいというふうに思います。 私は個人的には、例えば小さい博物館の話がありますが、文化振興拠点のあの一画に、そういう文化財の収容施設を造るのもアイデアだと思いますし、その辺、今あるものをどう生かして、どうやって稼ぐのかというのを考えていただければと思います。 続いて4番目なんですが、米価下落に対する緊急支援についてということで、本当に農業者からは苦しい声が多く聞こえております。そうした中で、答弁の中では、支援の強化を図っていくということ、また、今の米農家に対する苦しい状況に対して、しっかりと認識しているんだという力強い答弁がありました。酒田市でも独自支援が始まったというのがありましたが、本市でもできることはありますので、困っている農家に寄り添った取組を、時間がない中ですが、ぜひ考えていただきたいと、答弁のとおりにお願いをいたします。 続きましては、本市の卒業する児童、生徒に花卉をプレゼントすることで花卉の農家を助け、そして子どもたちへのエールにしたらどうかという事業についても、大変前向きな答弁をいただきました。関係者と相談しながら対応していくということで、これも本当に満点の答弁だなというふうに思いました。 特に1つ、農家からの声では、粕谷教育長は分かると思うんですけれども、やっぱり卒業の花だとラッピングをしたり、リボンをつけたりとかということをできるかということを考えると、少しその辺はハードルなのかなというふうに思います。 なので、そこもちょっとアイデアを考えてきたんですが、今、SDGsということで学校でもやっていますよね。その花のラッピングってどうなるかといえば、大体プラスチック製でできていて、それを外して花瓶などに挿すという形になると思います。つまり、使い捨てになるようなものが多いと思うんですが、そこで私は、戦没者追悼で行われているような追悼方式を提案したいんです。花が積んであって、皆さん1本でも2本でも持って帰って故人にささげてくださいという形で、子どもたちの手で取るというような形にすれば、ラッピングの手間もなくなるし、環境にも優しいということがあります。例えばですけれども、市のほうで、卒業生の皆さんおめでとうございますみたいな、きみぴょんのイラストを花のいっぱい詰まった段ボールに貼るだけでも、それは一つのメッセージとなって、欲しい生徒たちが昇降口で最後に持って帰っていくということもできるかもしれません。ですので、ぜひ柔軟に考えて、私たちができること、農家も困らずにできることを考えていただければと、これはよろしくお願いします。 すごく石井市長らしい、いい事業かなと思います。修学旅行も中止だったりして、子どもたちは大変悲しい思いをしているので、ぜひ検討いただければと思います。 続きましては、一番大事なことでした。今日も多くの方が見に来られていますが、これは何かというと、今日、市長が選挙で約束した「乗り合い交通網の整備」について、大変前向きな答弁が出ました。交通の地域の会議に参加されていた方もたくさんいらっしゃって、また、地元のお年寄りから頼まれて送迎なんかをされていてボランティア的に動いていらっしゃる方もたくさん来ております。 なので、今日、市長は言ってくれました。来年度から高齢者の移動支援の取組を検討して、そして交通空白地域の解消のために、スクールバスやタクシーなどを活用した実証実験の実施を考えていくんだ、全力で取り組んでいくんだという答弁、皆さん聞きましたよね。本当によかったなと思います。本当に市長ありがとうございます。しつこく私も言ってきて心苦しかったんですが、今日の答弁で胸がすくような思いをしました。本当にありがとうございます。 特に、バス路線がない地域あるいはバス停が非常に遠い市民が、免許を返した後に、苦しみはやっぱり年々増していて、免許返納するという方もたくさん増えてきましたので、ここを何とか政治の力で助けたいんだ、市長の思い、議会の思いがやっとこことで一致したんだというふうに思います。 新年度予算、3月にできる予定ですが、楽しみにしております。周南地区の山間部、小糸地区の山間部、清和地区のバス停から遠い地域、ぜひ助けていただけるように、スクールバスの活用、工夫しながら、教育委員会もぜひ協力してほしいです。この市民の皆さんの思いを何とか、まだ3月まで時間がありますから、どうか一緒に実現していただければと思います。どうかよろしくお願いいたします。 そして、免許返納する市民への支援ということで、これに関しても具体的な提案、全て前向きな回答をいただきました。今は、バス会社と市コミュニティバスの券を配るのも、民間のバスの割引をもらうのは、日東交通の営業所か駅前のバス乗り場まで免許返納した人が行かなきゃいけない仕組みになっているんです。これはおかしいですよね。これもワンストップを検討してくれるということ。また、バスにどう乗車したらいいのか、その相談窓口についても検討いただけるということ。さらに電動車椅子や電動自転車の購入支援も検討するということで、全て提案に対して前向きな答弁をいただいて、本当にありがたいと思います。 例えば高齢者のための電動自転車の購入補助、愛知県の蟹江町では1台当たり1万5,000円の補助をしています。三重県伊勢市では3万円ということで、これはお子さんがいる世帯も含めて、高齢者の方と子育て支援と両方の観点みたいですが、こういうものもあります。まだまだ自分で動ける人で電動を使ってやってみたいという方が、この前、大野台でもいらっしゃいました。そういう方の支援もやっていただきたいというふうに思います。 さらには、これまで言ってこなかった福祉タクシー事業についても見直して、交通券の配布等、新たな外出支援の充実ということで取り組んでいただけるということで、これについても感謝を申し上げるところでございます。こうした一つ一つの取組をして、何とか市民の方々を助けていただきたいなというふうにお願いするところでございます。 次は、高校生の医療費無償化についてなんですが、高校生まで拡大すると5,000万円ほどの一般財源が必要であるということが分かりました。 配布資料の一番最後のページをご覧ください。高校生までの子ども医療費の充実に関しては、千葉県内54市町村中、23の自治体が既に実施をしているということが分かりました。本当に高校生に対する支援、だんだん広がってきたんだなということが、この資料で分かっていただけるかなと思います。もう既に子ども医療費のジェネリック使用で、5,000万円以上の医療費の削減は進んでおります。ですので、単純にこの5,000万円がマイナスあるいはお金のかかることというふうに認識する必要はないと思います。 もう1つ私は思いました。君津市の高校生に対する支援がやはり不足しているんじゃないかというふうに感じます。義務教育といっても多くの方が高校に進学をされます。しかし、丁寧に行われていたスクールバスも中学生で終わり、あるいは特別支援の丁寧な部分も中学生までで終わってしまう。そして、子ども医療費も中学生で終わってしまうということで、まさに今、君津市の子育て支援では、高校生の支援というのが少し抜けているんじゃないかということを、重要なことを指摘したいと思います。ぜひ高校生への支援、交通のこと、医療費のこと含めて、市長に考えていただけたらなというふうに思います。よろしくお願いいたします。 では、次は南北通路について伺います。 これは皆さん初めての情報だったかもしれませんが、昭和49年に完成をして、1日の乗降客数は1万6,000人いるということなんですが、一切耐震性の診断をしていないし、そして補強も行われていないということが分かりました。ですから非常に危険な話です。つまり、この1万6,000人の人たちが大地震でけがをするようなことがあったら大変な問題です。そして、JRが管理しているのはまさにチケット売場の周辺だけですから、本当に心配になるというのが1点。 そして、もう1つ大事なことは、この南北通路の改修に関して漏れちゃっているんです。今の計画の中に入っていない。位置づけとしては、こ線人道橋といって橋として直すというふうに入っているんですが、橋の長寿命化計画に今入っているかどうか聞いてもいいですか。一言だけ。 ○議長(三浦章君) 出口建設部長。 ◎建設部長(出口勝君) お答えいたします。 南北通路、こ線人道橋でございますけれども、これにつきましては通常の点検時、橋梁の長寿命化と同様の検査を行っているところでございますけれども、令和4年度から橋梁の長寿命化と同様のものについてまた調査を行っていくということになっております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) そういうわけで、今は全く入っていないんです。 何が問題かというと、もし架け替えとなったら、久留里駅の場合10億円という試算が、平成20年ぐらいに出ました。ですので、これに関してやるとすれば20億円、30億円というお金がかかってきます。ですので、これを位置づけていない。駅前に複合ビル、官民連携のビルが建つなんていうこともあったこともあってなんですが、完全に財政の計画からも長寿命化の計画からも漏れている中で、1万6,000人の方がいつも乗降しているということなので、ここはもう大方針を早く決めてやらなきゃいけない。 これは単独で市が建て替えることはどう考えてもできないですよね。ですので、一番肝腎なのは、まちなか居住や中心市街地の立地適正化の中で、しっかりと民間と連携して君津駅はやるんだという大方針を今にも決めなきゃいけないというふうに思います。ぜひこれについては急いで検討いただければというふうに思います。 次は、経営改革についてです。 事務事業総点検については、しっかりと反省をして、遅れているところはやっていくということでした。資料を見ていただけると、見直し、廃止とされたにもかかわらず、従来どおり続いている事業があるということを、皆さん見ていただけるんじゃないかなというふうに思います。特に、経営改革が停滞しているために、市長が市民と約束している公約を実現できていないと、この問題をぜひ認識していただきたいんです。 指定管理者制度の話でいうと、これも表をご覧ください。指定管理料は250万円から、文化ホールで1億円という形になりますが、こういう中で、秋元小複合整備については、まだ金額が定まっていないということが分かります。もう基本設計に入っているので、内容が決まっていないということ自体が完全に矛盾をした答弁だと思うんですが、考えていただきたいのは、いわゆるお金がどれぐらいかかるかということについてです。 例えばリフォームであれば12億円、新築であれば15億円ということで、清和公民館のホールも借りている土地の関係で解体することになっていますので、最大17億円かかるということでございます。しかし、周西公民館は3億7,000万円ぐらいで建っています。今の物価の価値に合わせても、周南公民館、小糸公民館、小櫃公民館を建て替えるのに必要な予算の試算は6億円から7億円というふうに言われています。ですので、3館やる値段と、そして清和の今回の複合施設にかけようとしているお金がイコールだということなんです。だから、本当にその辺しっかりと、失敗しないように検討しないといけない。 想定していると内部でうわさされている指定管理料は3,000万円だというふうに言われています。先ほどの指定管理料を見ていただけると、子育て支援センターの指定管理料が850万円ですから、子育て支援センター4つ分の指定管理料を清和にかけようとしていると。内みのわ運動公園の5,000万円に近い金額だということでございます。 何が言いたいかというと、清和観光交流センターを造ろうとして我々議会で議論したときには、1,350万円の指定管理料を想定いたしました。しかし、執行部は何と言ったか。市の負担は700万円です、なぜなら直売所で売上げが1億3,500万円上がるからだと。なぜなら、通過台数は3,682台あって、立ち寄り率が7.8%だから、1台当たり1,500円の売上げを上げて、その売上げでも満たすから、僅か市の負担は700万円ですと。それについても何とか経営の工夫をして、将来負担は少なくなるということを言いました。また、地元の雇用も8名から10名が生まれるということで約束をしたところでございます。 そうした中で様々な指摘があって、あの事業は止まったわけですが、例えば、清和のためには、茶水というものがありますよね。清和には温泉があります。そういうところを生かして、スポーツ合宿やそういうもので人を呼び込んでいって、そこで収入を得ていく。あるいは逆に、移住といっても、いすみ市のように、例えば清和地区に多く出てきた空き家を改修して、そこにお試し移住で住んでもらって、そして移住を呼び込む、そこの紹介料を取ること。あるいは空き家とのマッチングをするときに地元協議会にお金が入る、そういう仕組みをつくれば、いくらでも回す可能性があるじゃありませんか。 ですから、このお金の計算もできていないし、財政の中でどうやるかも決まっていないということに関しては、もう少し清和地区住民が将来困らないように、3億円かかっちゃいますよ、指定管理料だけで。10年たてば3,000万円の指定管理料は3億円になります。ですのでそこを考えていただきたいんですが、ちょっと内容を再検討していただきたいと思いますが、財政部長にお伺いします。 ○議長(三浦章君) 和田財政部長。 ◎財政部長(和田祐一君) 自席より答弁させていただきます。 今、様々なご意見をいただきました。今後、財政見通しを作成する中で関係部署と協議してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) ぜひ、清和地区の方々が、今も、そして10年後も困らないように、ちゃんとした施設を造っていただきたいと要望して、終わります。 ○議長(三浦章君) 以上で、13番、下田剣吾君の一般質問を終わります。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午後1時45分--------------------------------------- △再開宣告 午後2時00分 ○議長(三浦章君) 再開いたします。 休憩前に引き続きまして一般質問を行います。 6番、石上塁君の発言を許します。 石上塁君。     (6番 石上 塁君登壇) ◆6番(石上塁君) 議場の皆さん、こんにちは。議席番号6番、きみつ未来の石上塁です。 議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 東京2020オリンピック・パラリンピックが閉会し、はや3か月が経過しました。年が明けると2月4日に冬季オリンピックが開会、翌3月4日にはパラリンピックが開会となります。4年に1度の平和の祭典が1年のうちに2回も経験できる、またとない機会に遭遇しています。 東京2020大会を通じて皆さんは何を感じ得たでしょうか。日々の積み重ね、継続する力は言うまでもありませんが、若い力の可能性や新しいスポーツの魅力、スポーツ本来の楽しむというところにインパクトを受けた人は、私以外にもたくさんいるのではないでしょうか。 10月に世界で活躍した日本人に関するアンケートが、20代以上の方を対象にインターネットで実施されました。今年、世界で最も活躍したと思う日本人男性はという問いで、1位に選ばれたのはアメリカメジャーリーグで大活躍し、リーグMVPを受賞した大谷翔平選手、2位にはプロゴルファーでマスターズの覇者、松山英樹さん、3位は気象学者でノーベル物理学賞を受賞された眞鍋淑郎さんが選ばれました。一方、活躍したと思う日本人女性で1位に選ばれたのは、プロテニスプレーヤーで全米全豪を制覇した大坂なおみ選手、2位は卓球の伊藤美誠選手、3位は競泳でオリンピック金メダル2冠の大橋悠依選手が選ばれています。 次に、来年、世界で活躍を期待している日本人を聞いたところ、1位は大谷翔平選手、2位は松山英樹選手、3位には北京オリンピックでの活躍が期待される羽生結弦選手がランクインです。 今年、日本人が活躍したと感じる分野として、オリンピックイヤーということもあり、93.4%の方がスポーツを挙げています。来年、日本人の活躍を期待している分野でも、学術や研究、漫画やアニメの分野を抑えて77%の方がスポーツを選んでいます。このことからもスポーツへの関心や期待が大きいと受けて取れます。 スポーツの持つ意義、効果として、スポーツに親しみ、体を動かすという人間の本源的な欲求の充足を図るとともに、爽快感、達成感、他者との連帯感等、精神的な充足も図り、さらには体力の向上、ストレスの発散、生活習慣病の予防など、心身両面にわたる健康の保持、増進に大きな効果が得られると言われています。 また、スポーツには人間の可能性の極限を追求する営みという意義もあり、競技スポーツに打ち込む選手のひたむきな姿や高い技術は、人々のスポーツへの関心を高め、夢や感動を与えるなど、活力ある健全な社会の形成にも大きく貢献すると言われています。 そのほかに、スポーツの持つ社会意義には、1つに青少年の健全育成、すなわち人間形成としての意義、2つ目に地域コミュニティの醸成、人間関係の紐帯としての機能、3つ目に経済発展への寄与、自由時間社会においてのレジャー活動、4つ目に国際友好、国際親善への貢献など、スポーツには多くの役割や社会的意義が期待されていると同時に、まちづくりに必要な事柄が詰まっていると言っても間違いではないと言えるのではないでしょうか。 今ほど述べた中の1つのレジャー活動としてのスポーツは、コロナ禍で働き方や生活スタイルが大きく変わり、自由時間が増大し、今後もますます増えることが予想され、また経済発展への寄与も大きく期待されるということです。スポーツは、基本的に楽しさを追求するアミューズメント的な機能や欲求を満たす機能を持っており、生活にゆとりと豊かさを実感させてくれます。現代社会におけるスポーツの社会的意義では、このことが最も重要であると考えられています。 健康づくりや体力づくり、また教育としてのスポーツの意義も、前提にはスポーツを楽しむことがあっての第二義的な付加価値です。年を重ねるごとに忘れがちなことですが、スポーツをまず理屈抜きで楽しむということが重要であると考えられます。 スポーツの持つ力で明るく活力ある君津市を築いていきたいという願いから、そういう視点で大綱1点、細目3点について質問を行います。 大綱1、スポーツ振興によるまちづくりについて、細目1、スポーツ推進計画について伺います。 平成15年に、スポーツ振興を通して健康創造都市きみつを築いていくべく、君津市スポーツ振興マスタープランが策定され、健康づくり、いきがいづくり、生きる力の増進、新たな地縁社会の構築に向け、各種取組が進められてきました。その後、50年ぶりの法改正もあり、君津市スポーツ推進計画へと変わり、中身も効率的に見直され、現在に至っております。 スポーツ推進計画の基本理念にある「すべての市民が、気軽にスポーツを楽しみ、生涯にわたって心身ともに豊かに過ごせるまち」の実現を目指して、基本施策にある「する」スポーツの推進、「観る」スポーツの推進、「支える」スポーツの推進を展開してきている中で、次期計画の策定段階にありますが、おのおのの施策について計画どおり進んでいるのか現状を伺います。また、現状を踏まえ、次期計画を策定するにあたってどのような課題認識をお持ちなのか伺います。 2つ目、君津市スポーツ推進計画では、千葉県運動能力証合格率や成人のスポーツ実施率など、9つの項目が計画中で掲げられ、それぞれ目標に対して成果指標を設定し、施策の効果が確認されていきます。計画期間7年の残り1年となり、それぞれの項目において成果指標はクリアできそうであるか、今日までの進ちょくを伺います。 3つ目、生涯スポーツの普及にあたっては、安全・安心な環境や施設の整備が重要であると認識され、施策に盛り込まれています。各スポーツ広場、グラウンドゴルフ場、運動公園や仮運動場、学校体育施設など様々ですが、計画策定時から6年が経過する中で、各スポーツ施設に関わる整備はどの程度進めてこられたのか伺います。 大綱1、スポーツ振興によるまちづくりについて、細目2、中学校の部活動について伺います。 平成30年9月に学校における働き方改革推進プランが策定され、教職員の負担軽減の配慮や生徒の通学、塾通い、クラブ通いなど、様々な状況を考慮するため、部活動の休養日や活動時間の制限が明確化されました。プランの実施から約3年がたち、教職員の負担は軽減されているのか、また生徒たちの部活動への反応はいろいろあると推察しますが、現場からの声を把握できているのか伺います。 大綱1、スポーツ振興によるまちづくりについて、細目3、総合計画での位置づけについて伺います。 来年度より新たな総合計画がスタートしますが、次期計画において基本構想の将来デザインの方向性の一つに、内みのわ運動公園の新たな魅力づくりに取り組んでいくことが盛り込まれました。今日に至る過程では、学校の耐震化や統合再編、保育環境整備など重要な施策があり、内みのわ運動公園の再整備については、前向きに捉えることが難しい期間が続いたことは理解します。今回の総合計画での位置づけにより、再整備の実現に期待が持てる時期が到来したと感じていますが、庁内での検討状況と今後の方向性や施策の進め方について考えがあるのかお伺いします。 以上で一次質問を終わります。以降は質問席にて行いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(三浦章君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 6番、石上塁議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、スポーツ振興によるまちづくりについて、細目1、スポーツ推進計画について、細目2、中学校の部活動についてにつきましては、教育長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 細目3、総合計画での位置づけについてお答えいたします。 内みのわ運動公園は、市制施行を記念して整備され、スポーツはもとより憩いの場として多くの市民に親しまれている公園で、本市のシンボルとなっております。しかしながら、経年劣化による施設の老朽化や、近年におけるスケートボードやBMXなどのアーバンスポーツの普及によるスポーツの多様化に対応するため、運動公園のリニューアルが必要と考えております。 内みのわ運動公園は、市街地の中の貴重な緑と、君津インターチェンジに近く、国道127号に面したポテンシャルの高い、可能性を秘めたすばらしい公園であると捉え、新たな総合計画において、内みのわ運動公園の魅力づくりに取り組むことといたしました。 また、平成29年に都市公園法が改正され、新たに公募設置型管理制度が設けられたことから、民間活力の導入と令和2年に閉園したプールの跡地利用について庁内検討委員会において協議を重ねており、民間事業者のアイデア等を取り入れるためのサウンディング型市場調査及び市民ニーズを把握するためのアンケート調査を実施する予定です。 私は、健康都市宣言の下、スポーツ振興により、市民が心豊かに健康で、生涯にわたって輝き続けるために、市内外の交流を活発にし、地域の活性化を図る中核として、内みのわ運動公園の機能を飛躍させることが必要であると考えております。 今後は、魅力的な公園へとリニューアルすることで、スポーツはもとより様々なイベントの開催により新たな価値を創出し、公園の質の向上と本市のスポーツ振興を図るため、より一層、市民に親しまれ、市内外から注目を集める公園を目指してまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 粕谷教育長。     (教育長 粕谷哲也君登壇) ◎教育長(粕谷哲也君) 私からは大綱1、スポーツ振興によるまちづくりについて、細目1、スポーツ推進計画について、まずお答えいたします。 平成27年度に策定した君津市スポーツ推進計画における施策、「する」スポーツの推進で数値目標とした小中学生の運動能力証合格率は、小学校では目標値50.0%に対し、平成29年度は48.6%でしたが、令和元年度は40.3%となりました。また、中学校においても同様の状況であり、目標値40.0%に対し、平成29年度が36.8%、令和元年度には32.7%となりました。 成人の週1回以上のスポーツの実施率は、目標値65.0%に対し、今年度実施した市民アンケートの結果では51.1%でしたが、策定当初の平成27年度と比べ15.5ポイント改善いたしました。 これらは、近年の台風災害や新型コロナウイルス感染症の蔓延により運動する機会が減り、体力が低下したことが大きく影響していると考えております。 次に、「観る」スポーツの推進では、ソフトボールニュージーランド代表チームの合宿の観戦やパラリンピックボッチャ競技のオンラインビューイングの実施など、トップアスリートのプレーを間近で感じることができる機会の充実に努めてまいりました。 「支える」スポーツの推進としては、君津市民体育館の吊り天井の改修をはじめ、小糸スポーツ広場の駐車場や周回コースの走路整備、カウントボードの改修工事のほか、各スポーツ施設の修繕、補修を実施してまいりました。 これまでも市民がスポーツを始めるきっかけづくりに努めてまいりましたが、市民アンケートでは運動の機会提供を望む声が多く上がってきていることから、これらを踏まえ、次期計画の策定に取り組んでまいります。 続きまして、細目2、中学校の部活動についてお答えいたします。 現在、中学校の部活動については、平成30年度に君津地方4市教育委員会において協議し策定した部活動ガイドラインに基づき実施しております。 このガイドラインは、生徒の心身の健康や安全面を考慮し、学習時間を保証しながらバランスの取れた学校生活が送れること、また教職員の働き方改革による負担軽減に配慮することとしており、保護者による学校評価や教職員アンケートからは、生徒、保護者、教職員の負担軽減につながっているとの声が上がっております。一方で、年間を通してみますと、日没時間によって活動時間が決まるため、冬季の活動時間をどう確保するかといった課題もございます。 部活動ガイドラインについては、策定から3年が経過していることから、これらの課題等を整理し、改善を図るため、現在、君津地方4市教育委員会において協議を行っているところでございます。 今後も、子どもたちの心身の成長や保護者、教職員の負担軽減につながる、よりよい部活動のあり方について検討を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) それでは、二次質問に入らせていただきますので、順不同になるかと思いますが、よろしくお願いいたします。 まず初めに、細目3、総合計画での位置づけについて言わせていただきます。 非常に前向きな答弁がありまして、今までも再整備検討委員会等あったんですが、先の見えない中で本当に決まらない会議という感じを受けておりましたが、今回は具体的なところにも言及していただいて、しかも総合計画に位置づけていただいたということで、この先が見えてきたなというところで、本当にありがとうございます。 こういったところを含めて、先ほど市長答弁にもあったとおり、アーバンスポーツのところを述べていただいたんですけれども、以前、オリンピックでBMXの誘致等も言わせていただいたんですけれども、機運を見逃すことなく、こういったスポーツという情報をしっかりキャッチして、時代に合ったスポーツ等々を取り入れていただきたいなというところが1点と、あと体育館の改修に関しては天井と屋根のほうがちょっと逆になってしまったので、市民からはどうなんだ、この工事のやり方はという声もお伺いしているので、こういったことが今後ないように、屋根を改修した後はこの施設整備等もうまくやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 これは非常に前向きな答弁と受け止めて、今後もしっかりと注視していきたいと思いますので、いろいろ決まったことなどがありましたら、議会のほうにも進ちょく、経過報告等をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、細目1のスポーツ推進計画についてに移らせていただきます。 ここではまとめたとおり、結果を示していただきました。学校体育関係も非常に現場の先生に頑張っていただいて、運動能力も上がっている。一方で落ちている部分も全国的にもあるし、君津市でもどこが低くてどこが高いというところはあると思うので、こういったところは学校のホームページだけではなくて、市のホームページも活用して発信していただきたいなと。我々が見たくてもなかなか見ることができず、保護者しか見られないので、ここは何とか市のホームページでも全体的な数値が見られるように改善していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 あと、施設の整備もバックネットの改修等々、いろいろやっていただきまして、本当にありがとうございます。市民から要望はたくさんあるんですけれども、順位づけをしっかりしながら進めていただきたいと思います。 では、課題認識というところで、ここは非常にできた部分が答弁としてはあったので、ちょっと質問させていただきたいんですけれども、子どものスポーツ機会を充実させるために7つの施策が実行されてきています。 その中で、運動する機会の少ない、また運動、スポーツが苦手な子どもに対して、スポーツが好きになるとか運動が好きになるきっかけづくりを積極的にしていくとされていましたが、具体的な取組等あったらお伺いしたいと思います。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) 自席から答弁させていただきます。 君津市内の小中学校の教職員で組織した体力向上プロジェクト委員会で作成いたしました走、いわゆる走ることを中心とした指導書で、爽快に走るという意味で爽走プランというふうに名づけておりますが、この活用によりまして、外遊びという、運動というよりもちょっとハードルの低いところから、運動やスポーツ、こういったものを始めるきっかけや楽しさを広めるような取組を実施したところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) 分かりました。 そういったところ、小学校も多分あると思うんです、部活以外に。そういったところで小中でやれるというところでやっていただいたのかなと思っております。ここもしっかりと今後進めていただいて、走ることは運動の基本ですので、しっかり進めていただきたいと思います。 次に、スポーツ機会の創出やいつでもどこでもスポーツができる環境の整備として、具体的な取組内容、またニューイヤーマラソンとか、スリーエックススリーであったり、なわとび大会、インディアカ大会等と、今やっている大会があると思うんですが、この開催方法等の改善であったり新たな取組等、検討はなかったのかお伺いします。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 まず、スポーツができる環境づくり、整備ということにつきましては、平成30年度に小糸スポーツ広場野球場の外周にジョギングコースを設置いたしました。また、スポーツ広場、仮運動場の除草作業とか清掃を充実させまして、利用者が快適に利用できるよう管理に努めてきたところでございます。 また、大会の開催方法等の見直しにつきましては、まずは平成29年度にニューイヤーマラソン、また君津なわとび大会の参加資格を見直しまして、市内要件というのがそれまであったんですが、市外でも参加できるようにということで市内要件を撤廃したり、令和元年度につきましては、なわとび大会におきまして、より参加しやすくなるように、気軽にできる8の字とびの導入や、長なわとびの最少人数の引下げ等を行ってきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) 分かりました。 スポーツのできる環境整備としては、小糸のほうを中心にやっていただいたというところなんですけれども、今後、内みのわを再整備するというところで、そういったところの取組をやっていただきたいと思います。 あとニューイヤーマラソンも、今やっていただいている大会は定着していると思うので非常にいいと思います。でも、これは多分、マスタープランのときからのニュースポーツと言われるところでやってきた流れで、ずっとやっていると思うんですね。 新たなスポーツという意味で、若い人たちを取り込む。定着した人だけではなくて、それと違うところに取り組んでいくという意味では、先ほど言われたようなBMXだったり、スケートボードであったりクライミング、こういったところにも着眼点を置きながら、我々以上の世代の人たちじゃなくて、特に係長以下の人たち、若い発想をもらいながら、若い人の企画で実際にやってみるというのも、非常に職員の意欲を駆り立てるのではないかと思うので、そういったところもちょっとトライしてみていただきたいと思うので、今後の検討材料としてやっていただきたいなと思っております。 あと一つ、スポーツといえば体を動かす、そこばかり言ったんですけれども、今、eスポーツというのが、皆さんご承知のとおりあります。やったことはないと思うんですけれども、そういったところにも着眼点を置いてやっていただきたいと思っております。 今年も国体のほうは中止になりましたが、eスポーツのほうはオンラインではあったけれども開催されました。文化プログラムとして唯一開催されました。ほかは種目別には個々の大会をやったんですけれども、eスポーツのほうはそんな中ちゃんと期間でやっております。eスポーツに関しては、経済産業省が2025年、3,000億円の経済効果を見込んで、後押しするというふうな表明もしておりますし、そういった中で国体の後援とかにもしっかり名前が載ってやっているので、うちのほうも図書館近辺で5Gの実装とかもやっているので、若い職員に言ったら多分やる人はいると思うので、ぜひ取り組んでいただきたいと思いますので、総務部長もよろしくお願いいたします。 次に行きます。障害のある人、ない人への支援をやっていくというところとバリアフリー化というところがうたわれているんですけれども、こういったところの進ちょく状況をお伺いします。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 障害のある方もない方も共にスポーツを楽しめる環境をつくるために、小中学生を対象といたしましたパラリンピック日本代表の廣瀬選手を招いてのボッチャの体験会の開催や、ブラインドマラソンの体験会を実施しております。今後も引き続き、障害のある方のスポーツ活動支援に努めてまいりたいというふうに考えております。 また、施設のバリアフリー化につきましては、スポーツ広場のトイレ改修など、利用者の多い施設を中心に進めているところでございます。その他の未実施の施設につきましても、今後検討してまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) 分かりました。 実際に招いて、見て、体験するというのが一番いいんですけれども、今はなかなか厳しい。ちょっとは許されてきたんですけれども、そんな状況かなと思っております。そういったところでは、今、学校ではオンライン授業ができますので、対面しなくてもアスリートの方からアドバイスをいただきながら、それを実際やるということもできますよね。先ほど言っていたボッチャの貸出し等もできるような用具もあるので、学校単位でできると思うので、そういったこともチャレンジしていただきたいなと思っております。 あとバリアフリー化に関しては、小糸川の遊歩道の駅前のトイレがありますよね。あそこは、車椅子を使ってトイレに行くのはちょっと不便かなと思う部分はあるので、今後、利用者の多いところということで言っていただいたので、そういったところも歩きながらしっかりと現地を見ていただいて、改修していただきたいなと思っております。 次に、健康寿命延伸への寄与という取組です。身体活動指針「アクティブガイド」の周知、あとメインメッセージの+10を普及させるとありますが、こちらのほうはできているのかどうかお伺いします。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 こちらのほうにつきましては、特定健康診査等を受診した方に対します結果説明会におきまして、運動習慣の改善に向けました保健指導を行っておりますが、その中でアクティブガイドでうたわれております+10の周知、普及を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) 周知、普及を図っていると言うんですけれども、今の答弁ではどれぐらいの人に実際図られているのかという部分は見えてこないわけです。 本当に健康寿命延伸というところは非常に大切で、これからプレフレイルとかフレイル予防というのは非常にうたわれていて、定期健診よりも、そちらのほうに国としては方針を定めているので、こういったところにもしっかりと着目して、運動できることとこういったメッセージの周知、より図っていただきたいなと思っております。 次に、積極的な情報発信、先ほどもあったんですが、小中学校体育連盟主催の大会情報、スポーツ少年団の活動など、ホームページ等で周知できたのか。あと施設開放に関する情報等、広く確実に伝えられているのかお伺いします。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 現在、小中学校体育連盟主催の大会情報につきましては、基本、各学校のホームページを通じての発信となっております。また、市のホームページにおきましては、スポーツ少年団の事業報告や施設開放についての情報提供は行っております。 今後は、スポーツ少年団におけます団員募集、こういったものも含めて掲載してまいりたいと思っておりますので、各団体と調整を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) 分かりました。 先ほども言ったとおり、市のホームページでも何らかの形で、県大会に出場したとか、上位入賞したとか、そういったものが見られるように、個人名とまでは言わないですけれども、どこどこの学校のこういう競技が、こういう結果だったとか見られる形がいいかなと思いますので、周知していただきたい。あと、スポーツ少年団も非常に人数が減ったりしている部分もあるんですけれども、なおさらのこと周知していただきたいなと、そういう活動にも寄与すると思うので、ぜひともお願いいたします。 次に行きます。トップチーム、アスリートチームとの連携推進、交流機会を増やし、スポーツ活動への参加機会の充実や子どもたちのスポーツへの関心を高めること、こういったところへも取り組むとありますが、できているのか。また、そういったことをするにあたっての活動の基盤となる環境整備の充実は図られたのかお伺いします。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。
    ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 まず、トップチーム、トップアスリートとの連携の推進といった部分につきましては、日本製鉄のかずさマジックのご協力による野球教室や、同じく日本製鉄の君津サッカー同好会によるサッカー教室などの実施や、オリンピック・パラリンピック関係といたしましては、廣瀬選手をお招きしてのボッチャ体験会、こういったものを実施したところでございます。実施後のアンケートでは、やはり児童、生徒が体験したスポーツへの関心が高まったという声が上がってきているところでございます。 最後に環境整備としましては、具体的なところとしますと、1番はボッチャ用のシート、これを購入し、貸出しなどを行ったりとか、学校への体験会の案内等を積極的に行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) かずさマジックであったり、サッカーチームであったり、地域に密着した取組で非常にいいのかなと思うんですけれども、千葉県は本当にプロスポーツの団体が多い地域ではあります。そういった選手も年間に何十人、何百人とやめて、その一部の方は自分たちで団体をつくって、何とかいろんな地域に入って教えたりとか、プロ選手だとなおいいんですけれども、そういった方が引退してしまうと行き場がなかなかないという選手もいらっしゃるようなので、そういった方の活用と言ったらおかしいですが、一緒になって取組を進める中で、サッカーであったりバスケットであったり、野球もそうです、子どもたちはいろんな可能性を秘めているので、いろんなことに触れられるように、取組としてやっていただけたらなと思いますので、そういったところとの連携も視野に入れていただけたらと思っております。 次に、総合型地域スポーツクラブを広く周知できたかというところなんですけれども、小糸レインボークラブ、1つのクラブチームだけなんですけれども、このクラブチーム以外に、立ち上げ等について希望や要望があったのかどうかというところと、地域に積極的な働きかけを行えたかというところをお伺いします。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 まず、総合型地域スポーツクラブを広く市民に周知できたかということでございますが、今、議員のご質問のほうにございましたが、スポーツクラブについては小糸レインボークラブだけという状況でございます。このレインボークラブが主催したイベントにおきましては、令和元年度に約3,000名の来場者があったということで、そういったところで地域スポーツクラブのほうは一定の周知が図られたのではないかというふうに考えております。 また、新規クラブの立ち上げにつきましては、地域でそういう声が上がってきたときに、過去、協議はあったんですが、最終的には立ち上げには至らなかったというところもあるというふうに聞いております。ですので、今後につきましては、各スポーツ関係団体の会議等がございますので、そういった機会を捉え、働きかけをしていきながら、設立につながるよう努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) 小糸レインボークラブの周知という部分では、その方たちが携わって主催しているというのを実際分かっている方は少ないと思います。やっぱりレインボークラブがあるからこういうことができているんだなというところをしっかりとPRしていただいて、ほかの地域でもちょっとやってみようか、携わってみようかと思われるようなPRの仕方を工夫しながらやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 あと、スポーツ施設の整備について、女性や障害のある方へ配慮した整備というところ、あと、先ほどもちょっとあったんですけれども、人見の仮運動場及び貞元の仮運動場は今後廃止で、どこかに機能移転するというのが個別施設計画でうたわれていましたが、今後どうなるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 まず、女性や障害のある方への配慮といった部分でございますが、スポーツ広場及び仮運動場につきましては、やはりトイレがきれいでないと、女性、子ども等が利用しにくいというようなお話がございましたので、こういったところについてはまず清掃を徹底して、女性や子どもが利用しやすい環境の整備に努めております。また、令和2年度には、君津市民体育館の多目的トイレをオストメイト対応にするなど、障害のある方が安心してスポーツに参加できるような環境を整えているところでございます。 また、人見及び貞元の仮運動場につきましては、議員のご指摘のとおり、個別施設計画に基づきまして、利用方針が決定するまでの間は仮運動場として利用を継続いたしますが、利用方針が決定した際には利用を廃止して、機能移転は基本的に行わない方向で考えております。ただし、学校開放の利用など他の施設の周知を行いながら、市民が身近で運動、スポーツが行える機会の喪失につながらないように努めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) 分かりました。 市民体育館であったり、ほかのところのトイレの清掃等、やっていただいているということで、ここはしっかりと徹底していただきたい。まだ使えている地域もありますし、貞元、人見も利用者は多いです。こういったところの方針が固まってしまってからではなくて、こういうことが行われますよ、個別施設計画でこうですよというのは、利用者にとっては非常に重要なことなので、ここら辺もぜひ前もって周知していただきたいなと思っております。 確かに仮運動場ですので、いつまでもそのままで行くわけにはいかないのかなと思っておりますが、そういったものをどこかに移転する際は、今、スポーツ庁が来年度予算に盛り込んでいる、概算要求しているところなんですけれども、そこの施設整備ですね。民間スポーツ施設、あと学校体育施設、既存ストックのフル活用というところで、ユニバーサルデザイン化も含めて、誰もが気軽にスポーツを楽しめる場づくりの推進というところで、7,000万円ではありますが、こういったものもつけておりますし、ほかのところでも概算要求に結構な金額が載っておりますので、こういったところも活用できるかできないか検討しながら、そっちのほうに移行していく等々、検討していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、スポーツ施設の受益者負担、利用方法について改善は図られているのか、あとインターネットを利用した大会等への申込みはできているのかと、予約システムが来年4月から運用開始するという答弁を以前いただいたんですけれども、こちらのほうはしっかりとできるのかどうか、お伺いします。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 まず受益者負担につきましては、現在、全庁的に検討を進めているところでございますので、これに合わせて見直しは行ってまいりたいというふうに考えております。 次に、利用方法の見直しにつきましては、具体的には、学校体育施設の開放事業におきまして、令和2年度に、1団体当たり週2回まで、1回当たり3時間までという利用制限を設けることによりまして、より多くの利用団体が活動の機会を得られるように改善を図ったところでございます。 次に、インターネットを利用した大会等への申込みにつきましては、現在は導入には至っておりませんが、やはり参加者の利便性等を考えますと、利便性の向上につながることから、早急に導入をしてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) 受益者負担のところは、もうずっと言われてきているところであって、各自治体が非常に及び腰なところではありますが、施設を改修した際には、こういうところにもしっかりと取り組んでいただいて、いい環境を提供する代わりにしっかりと負担してもらいますよという状況をつくれるように、検討はしていただいていると思いますけれども、実際にそれを導入できるように、少しでも収入を得られるように、それで今後の改修等に使えるように、こういったところをしっかりと取り組んでいただきたいなと思っております。 あと、予約システムのところはまだできていないということなんですけれども、こちらのほうはDX推進課ができて、これからやっていくのかなと思っておりますが、実際に4月からということでよろしいんでしょうか。もう1回聞きます。 ○議長(三浦章君) 荒井総務部長。 ◎総務部長(荒井淳一君) 自席よりご答弁申し上げます。 施設予約システムにつきましては、令和3年度の末にシステムが構築できます。その後、若干習熟期間、練習の期間というのが必要となりますので、それに2か月弱程度いただいてから本稼働させたいと考えておりますので、5月の連休明けぐらいを目途に整備を進めているところでございます。また、周知についてもその間にしっかり行っていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) 習熟期間というのは絶対必要だというところなので理解はします。というところで、使う側への周知をしっかりやっていただきたいなと思っております。 次に行く前に、各施策について今質問させていただきましたけれども、いろいろ答弁でPDCAとよく言われるんですけれども、Cの部分がなかなか出てこないんです。やっぱりこういったところを認識していただいて次に生かす。計画をつくるんですから、ここの反省がないと、次の計画策定にはいかないと思うので、よりいい計画にして、施策実行にあたるという意味では、ここのCをしっかりやっていただいて、我々にも報告していただきながら、次の計画策定に臨んでいただきたいなと思いますので、今が悪いわけではないんです。体育振興課もしっかりやっていただいているんですけれども、これをもうちょっと一段上に進めていただきたいなと思っております。 今聞いていると、体育振興課だけでは、学校関係に特化している部分は強いんですけれども、そうじゃない部分、以前も新しいスポーツの部署というのを前向きに検討するというお言葉をいただきましたので、次期総合計画に合わせてそういった部署ができることを望みますので、今後とも前向きな検討をよろしくお願いいたします。 次、細目2のところ、中学校の部活動について、令和5年、2023年から段階的に部活動は学校教育から切り離すと、文科省のほうでも通達が出ていると思います。地域スポーツ活動に移行される方針ですけれども、全国ではもう実践研究も進められています。本市と近隣市の考え方と取組等あったら、また、検討内容があればお伺いします。 ○議長(三浦章君) 安部教育部長。 ◎教育部長(安部吉司君) お答えいたします。 部活動の地域移行は教職員の負担軽減を考慮した適切な指導体制の構築に取り組むことを目的とした取組でございます。 移行にあたりましては、やはり指導者数の確保や予算、場所の確保といった課題があることから、現在、本市や近隣市ともその課題解決に向け検討を行っているところでございます。このため、移行までの対応といたしましては、本市では指導補助者派遣事業、これによりまして教職員の負担軽減に努めているところでございます。 引き続き、近隣市や地元企業のスポーツチーム、そういったところとも情報や意見交換を行うとともに、先進地の事例を参考にしながら、移行に向け調査研究を進めてまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(三浦章君) 石上塁君。 ◆6番(石上塁君) ここの移行の部分に関しては、自治体に委ねられる部分が非常に大きいですけれども、休日の部活動については段階的な地域移行というところで、来年度の概算要求で3億5,000万円ついております。こちらは先進的なところが主になるのかなと思うんですが、本市も乗り遅れないために、休日の教員の取組であったり、地域の方の力を借りるのでもいいですし、今日の新聞にも載っていましたね。教員が休日の部活にあたる場合は、県のほうからお金でもらうという形、今まではそこに対価はなかったというところで、休日出勤だったりそういったところへもしっかりと分割して取組を進めている地域も出てきているようなので、本市のほうもこういった補助制度を活用しながら、教員の負担軽減と子どもたちのやる気を削がないように、取り組んでいただきたいなと思っております。 総合計画が新しく始まりますけれども、誰もがいつでもどこでも気軽にスポーツ、運動に励んで、活気ある君津市が今後つくられていくことを願いまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(三浦章君) 以上で、6番、石上塁君の一般質問を終わります。--------------------------------------- ○議長(三浦章君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしましたので、これにて散会といたします。 なお、明日12月2日の本会議は定刻より開きますので、ご参集願います。 長時間にわたりまして、ご苦労さまでございました。 △散会宣告 午後2時44分...