君津市議会 > 2021-03-23 >
03月23日-06号

  • D(/)
ツイート シェア
  1. 君津市議会 2021-03-23
    03月23日-06号


    取得元: 君津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 3年  3月 定例会(第1回)            令和3年第1回君津市議会             定例会会議録(第6号)1.開議の日時  令和3年3月23日 午後2時00分1.出席議員  21名       1番   鴇田 剛君         2番   宇野晋平君       3番   鈴木高大君         4番   村上幸人君       5番   高橋健治君         6番   石上 塁君       7番   松本裕次郎君        8番   佐藤葉子君       9番   野上慎治君        10番   奈良輪政五君      11番   船田兼司君        12番   橋本礼子君      13番   下田剣吾君        14番   保坂好一君      15番   高橋 明君        16番   須永和良君      17番   加藤喜代美君       18番   三浦道雄君      19番   小倉靖幸君        21番   磯貝 清君      22番   小林喜久男君1.欠席議員  1名      20番   三浦 章君1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         石井宏子君   副市長        中川茂治君   教育長        粕谷哲也君   危機管理監      石倉丈士君   総務部長       荒井淳一君   企画政策部長     竹内一視君   財政部長       和田祐一君   市民環境部長     茂田達也君   保健福祉部長     上野裕之君   経済部長       鈴木広夫君   建設部長       出口 勝君   教育部長       安部吉司君   消防長        高橋広一君   市民環境部参事    林 俊弥君   経済部参事      田守光洋君   総務部次長      錦織 弘君1.職務のため出席した者の職氏名   事務局長       小石川 洋   事務局次長      西村泰典   議事係長       茅野和佳子--------------------------------------- △開議      令和3年3月23日午後2時00分 ○議長(鴇田剛君) 本日もまたご苦労さまでございます。 ただいまの出席議員は21名でございます。よって、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 なお、20番、三浦章君から欠席届が提出されておりますので、ご報告いたします。---------------------------------------追加議案受理の報告 ○議長(鴇田剛君) 本日、市長より追加議案の送付があり、これを受理いたしました。 また、議会運営委員長、高橋明君から発議案第1号 君津市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてが、会議規則第14条第2項の規定により提出されましたので、併せてご報告いたします。 なお、それぞれの議案につきましては、お手元に配信してございます。--------------------------------------- (参照)                              君総第37号                              令和3年3月23日 君津市議会議長 鴇田 剛様                              君津市長 石井宏子               追加議案の送付について 令和3年第1回君津市議会定例会に付議する追加議案について、別添のとおり送付します。                   記 議案第33号 固定資産評価員の選任について 議案第34号 令和3年度君津市一般会計補正予算(第2号)--------------------------------------- △議事日程の決定 ○議長(鴇田剛君) 次に、本日の日程につきましては、会議規則第20条の規定により議長において定め、お手元に配信してございます。その順序に従いまして会議を進めてまいりますので、ご了承願います。--------------------------------------- (参照) 議事日程(第6号) 3月23日(火)午後2時開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 議案第2号ないし議案第17号及び議案第25号ないし議案第32号並びに陳情第1号及び陳情第2号(委員長報告、質疑、討論、採決) 日程第3 議案第33号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) 日程第4 議案第34号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) 日程第5 発議案第1号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) 日程第6 防災対策基本条例等調査特別委員会に付託の調査事件(委員長報告質疑)--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(鴇田剛君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により議長において、22番、小林喜久男君、2番、宇野晋平君、3番、鈴木高大君を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 議案第2号ないし議案第17号及び議案第25号ないし議案第32号並びに陳情第1号及び陳情第2号(委員長報告、質疑、討論、採決) ○議長(鴇田剛君) 日程第2、議案第2号ないし議案第17号及び議案第25号ないし議案第32号並びに陳情第1号及び陳情第2号を一括議題とし、これより総括審議を行います。 去る3月9日の本会議におきまして、各常任委員会及び予算審査特別委員会に審査の付託をいたしました案件につきまして、各常任委員長及び予算審査特別委員長から審査の経過並びに結果についてご報告をお願いいたします。 まず、総務常任委員長、野上慎治君から報告願います。 野上慎治君。     (総務常任委員長 野上慎治君登壇) ◆総務常任委員長(野上慎治君) ご報告申し上げます。 令和3年第1回君津市議会定例会において、総務常任委員会に付託されました議案4件及び陳情1件につきまして、去る3月10日午前10時から、議会全員協議会室において、委員8名全員出席の下、本常任委員会を開会し、市当局より関係部課長の出席を求め、慎重審査いたしましたので、その経過並びに結果について、議案からご報告申し上げます。 初めに、議案第3号 一般職の職員の特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とし、審査いたしました。 本議案は、新型コロナウイルス感染症指定感染症として定める等の政令の廃止に伴い、条例の規定を整理するため、条例の一部を改正しようとするものであるとの説明がありました。 委員から、改正後の定義には、このところ報告されている変異ウイルスは含まれるのかとの質疑があり、そのように認識しているとの答弁がありました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第14号 君津市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とし、審査いたしました。 本議案は、人口減少などの社会情勢の変化を踏まえ、消防団活動の充実と活性化を図るために進めている消防団組織の再編において、先行して、小櫃地区の第4支団と上総地区の第5支団の一部の分団が令和3年4月1日から新たな体制としてスタートすることに伴い、当該分団の定数の見直しを行うとともに、全体の消防団員定数を960人から885人へと改めようとするものであるとの説明がありました。 委員から、施行にあたっての組織体制について質疑があり、現在消防本部において作成中である消防団活動マニュアルの案を示した上で、統合後の機庫や車両の管理、水利点検や警防体制についての意見交換を行ったところであり、円滑な統合に向け組織体制を構築するとの答弁がありました。 また、委員から、消防団の再編に係るスケジュールについて質疑があり、令和5年4月1日を目途に第3支団と第5支団の残る統合を進めていきたいと考えており、まず基本計画を作成し、地域や分団の意見を聞きながら、その他の分団についても再編を進めていくとの答弁がありました。これに対し委員から、分団機庫の建て替えや車両の更新、将来の人口推計など、全体像を見据えた計画の策定を望むものであるとの意見があり、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第15号 君津市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とし、審査いたしました。 本議案は、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、急速充電設備の全出力の上限を拡大するとともに、当該設備の設置に係る基準を改めるほか、条例の規定を整理するため、条例の一部を改正しようとするものであるとの説明がありました。 委員から、新たに加わる基準及び審査体制について質疑があり、全出力50キロワットを超える急速充電設備を設置する場合について、届出義務が生じることとなり、設置場所において検査を行うとの答弁がありました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第31号 令和2年度君津市一般会計補正予算(第12号)のうち本常任委員会の所管事項に係る予算を議題とし、審査いたしました。 本議案は、総務費のうち総務管理費財政調整基金積立金について、本補正予算に伴う一般財源の減額分を財政調整基金積立金の増額にて措置しようとするもので、2,155万5,000円を増額補正するものであるとの説明があり、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 最後に、陳情第1号 JR内房線へのワンマン運転導入に関する陳情について、執行部へ参考意見などを求めたところ、JR東日本千葉支社に対し、千葉県JR線複線化等促進期成同盟を通じて、ワンマン運転の安全管理の徹底及び障害者、高齢者への配慮について要望するとともに、3月3日には、内房線館山駅において、安全性と快適性を備えた新型車両について、200名を超える方が乗車体験を行っており、市としては、市民の安全確保はもとより、不安感が払拭されるよう、ワンマン運転の周知について関係市と連携を図っていくとの回答がありました。 討論においては、反対の立場から、導入する新型車両には乗降確認カメラが設置されるなど、安全性の向上やバリアフリー化を目的とした改良が図られているとの印象を受けたこと。また、国土交通省は昨年、駅の無人化に伴う安全・円滑な駅利用に関する障害当事者団体鉄道事業者国土交通省意見交換会を2回開催しており、無人駅のデータを整理した上で、夏までに鉄道会社向けの障害者のために取り組むべきガイドラインをつくるとしていることから、ワンマン運転の導入後にあっても市民の声をしっかり受け止め十分な配慮がなされるよう、動向を見守っていくことが本陳情の願意達成につながると考え、採択には至らないとの反対討論があり、慎重審査の結果、賛成なしにより、不採択とすべきものと決定いたしました。 なお、陳情の審査にあたりましては、陳情の願意を十分に理解し、慎重審査を期するため、別途協議会を開催し、提出者からの趣旨説明を受けておりますので申し添えます。 以上が本常任委員会に付託されました議案及び陳情に対する審査の経過並びに結果でございます。 ご報告を終わります。 ○議長(鴇田剛君) 次に、教育福祉常任委員長松本裕次郎君から報告願います。 松本裕次郎君。     (教育福祉常任委員長 松本裕次郎君登壇) ◆教育福祉常任委員長松本裕次郎君) ご報告申し上げます。 令和3年第1回君津市議会定例会において、教育福祉常任委員会に付託されました議案10件及び陳情1件につきまして、去る3月11日午前10時から、議会全員協議会室において、委員7名全員出席の下、本常任委員会を開会し、市当局より関係部課長の出席を求め、慎重審査をいたしましたので、その経過並びに結果について、議案から報告申し上げます。 初めに、議案第2号 君津市学校給食費の管理に関する条例の制定についてを議題とし、審査しました。 本議案は、国が令和元年7月に策定した学校給食費徴収・管理に関するガイドラインに基づき、令和3年度から学校給食費の徴収等に関する業務を学校から市に移管することから、学校給食費の管理に関し必要な事項を定めるため、新たに条例を制定しようとするものであるとの説明がありました。 委員から、移管後の滞納者への対応について質疑があり、学校給食共同調理場で滞納者への対応を行うことになり、滞納者が出た場合は、速やかな督促状の送付、臨戸徴収等を行うとの答弁がありました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第5号 君津市立小学校設置条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とし、審査しました。 本議案は、君津市学校再編第2次実施プログラムに基づき、大和田小学校坂田小学校を統合するため条例の一部を改正しようとするもので、統合後の校名を君津市立周西の丘小学校とすること、位置については現在の坂田小学校の坂田523番地とし、特例として、令和4年4月1日から規則で定める日までの間は大和田425番地とするものであるとの説明がありました。 委員から、周西の丘小学校という名称に対しての市民からの意見について質疑があり、名称の公募を行ったところ269件の応募があり、市民からは、丘という言葉が地域の特徴を表しており、なじみのある名称であるという意見があったとの答弁がありました。 討論においては、賛成の立場から、学校統合や名称については賛成であるが、今後、施設の整備については、設計金額等を十分に精査し事業を進められたいとの意見が付されました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第6号 君津市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とし、審査いたしました。 本議案は、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴い、条例の規定を整理するもので、主な内容として、新型コロナウイルス感染症について本条例に直接定義するものであるとの説明がありました。 委員から、定義には変異株は含まれているか質疑があり、変異株や再興型感染症になった場合も含まれるとの答弁がありました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第7号 君津市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とし、審査いたしました。 本議案は、地方税法施行令の一部を改正する政令の公布に伴い、国民健康保険税軽減判定基準を改めるため条例の一部を改正しようとするもので、主な内容として、平成30年度の税制改正により、給与所得控除公的年金等控除が10万円引き下げられたことに伴う被保険者への影響が生じないよう、軽減判定基準の拡充を行うものであり、均等割と平等割について、7割軽減、5割軽減、2割軽減、それぞれの基準額について33万円を43万円に拡充するとともに、給与所得控除公的年金等控除を受けた者の数が2人以上の場合は、その数から1を減じた数に10万円を乗じた額を加算するものであるとの説明があり、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第8号 君津市国保診療所に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とし、審査いたしました。 本議案は、国保小櫃診療所において、令和2年10月から試行的に実施している夜間診療について、利用者の増加や継続を望む声が多くあることから、令和3年4月以降も継続して実施するため、業務時間について条例の一部を改正しようとするもので、水曜日を午前8時30分から午後7時30分までに、木曜日を午前8時30分から午後2時までに変更しようとするものであるとの説明があり、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第9号 君津市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とし、審査いたしました。 本議案は、令和3年度から令和5年度までの第8期介護保険事業計画期間における保険料率を定めるとともに、保険料率の算定に関する基準の特例措置を定めるため条例の一部を改正しようとするもので、主な内容として、保険料基準額を月額5,200円から月額5,400円へと改正し、特例措置として、給与所得等がある被保険者の合計所得金額について、当該給与所得等から10万円を控除した額を基に算定するとの説明がありました。 委員から、介護サービス事業に係る人材確保について質疑があり、本市としても介護人材の確保については重要な課題と認識しているため、事業者の声を聞くとともに、きみジョブを活用するなど、人材確保に努めていくとの答弁がありました。 討論においては、反対の立場から、介護サービスの人材不足など、サービス提供体制に問題がある中で、高齢者のみに負担を増加させるような保険料の引上げについては認められないとの反対討論がありました。 以上、慎重審査の結果、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第10号 君津市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定についてないし議案第12号 君津市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び君津市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを一括議題とし、審査いたしました。 本3議案は、指定居宅介護支援事業指定介護予防支援事業及び指定地域密着型サービス等の事業の基準を定めた厚生労働省令がそれぞれ改正されたことに伴い、条例の規定を整備するもので、主な内容として、高齢者虐待防止の推進、介護保険等関連情報の活用とハラスメント対策の強化、業務継続に向けた取組の強化、感染症対策の強化などについて改正するものであるとの説明がありました。 委員から、条例改正による本市への影響及び周知方法について質疑があり、対象となる事業所数は、議案第10号は30か所、議案第11号は3か所、議案第12号は26か所あり、4月の初旬までに説明会を実施し周知を図るとの答弁がありました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第31号 令和2年度君津市一般会計補正予算(第12号)のうち、本常任委員会の所管事項に係る予算を議題とし、審査いたしました。 本議案は、民生費のうち社会福祉費生活困窮者等自立相談支援事業障害児通所等支援給付事業児童福祉費放課後児童健全育成事業及び衛生費のうち保健衛生費高齢者等検査助成事業については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てるため財源更正をするものであること。社会福祉費社会福祉施設等事業継続支援事業については、医療機関や社会福祉施設などに対し、コロナ禍においてもサービスが継続的に提供されるよう、事業の継続に向けた支援金を交付する費用として2,772万3,000円を増額補正するものであり、財源として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2,329万円及び一般財源を充てるものであること。次に、教育費のうち屋内運動場LED照明改修事業については、周西小学校及び周東中学校屋内運動場の照明をLEDに改修するもので、国の補正予算に係る交付金の決定を受け、前倒しにより実施するため、小学校費は1,552万1,000円を、中学校費は764万5,000円をそれぞれ増額補正するもので、財源として、小学校費は国庫補助金517万3,000円、市債1,030万円及び一般財源を、中学校費は国庫補助金254万8,000円、市債500万円及び一般財源をそれぞれ充てるものであること。小学校費及び中学校費、ICT学習環境整備事業並びに社会教育費君津市民文化ホール改修事業については、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てるため財源更正をするものであること。中学校費、周西南中学校屋内運動場整備事業については、国の補正予算に係る交付金の決定を受け、前倒しにより実施するため2億3,450万7,000円を増額補正するもので、財源として、国庫補助金3,545万1,000円、市債1億9,900万円及び一般財源を充てるものであること。準要保護世帯高校進学等支援事業については、高校進学者等がいる準要保護世帯に対し支援金を支給する費用として560万円を増額補正するものであり、財源として新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金476万円及び一般財源を充てるものであること。次に、保健体育費学校保健事業については、新型コロナウイルス感染症対策として、衛生管理消耗品などの購入に係る費用として2,160万円を増額補正するとともに、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てるため財源更正をするものであるとの説明がありました。 次に、継続費補正施設整備事業周西南中学校屋内運動場整備事業については、国の交付金の決定を受け、令和3年度整備予定の内容を令和2年度に前倒しして実施することから、継続費を変更するものであるとの説明がありました。 次に、繰越明許費社会福祉施設等事業継続支援事業については、国の交付金の決定により実施する事業で、年度内では適正に事業期間を確保できないことから、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業については、国からのワクチン供給が当初の予定より遅れていること、校舎等維持補修事業については、南子安小学校敷地排水整備工事の工期延長に伴い、当該工事後に予定していた遊具設置工事について、年度内では執行が困難なこと、学校保健事業については、国の交付金の決定により実施する事業で、年度内では適正に事業期間を確保できないことから、それぞれ翌年度に繰り越すものである。また、小学校屋内運動場LED照明改修事業及び中学校屋内運動場LED照明改修事業については、国の交付金の決定を受け、令和3年度分を令和2年度に前倒しして実施するため、金額を変更し、繰越明許を行うものであるとの説明がありました。 委員から、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業に関し、接種に係るスケジュールについて質疑があり、国からのワクチン供給が4月下旬を予定していることから、4月中旬には対象の方へクーポン券を発送するとの答弁がありました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 最後に、陳情第2号 75歳以上の医療費窓口負担について原則1割負担の継続を求める陳情書について、執行部へ参考意見などを求めたところ、厚生労働省の試算によれば、窓口負担が2割に引き上げられる対象者数は全体の20%とされており、これを基に本市の影響を考えると、法が施行される令和4年度後半の被保険者数をおおよそ1万4,000人と見込むと、1割負担から2割負担へと引き上げられる被保険者は約2,800人ということになり、その影響は小さいものではない。社会保障制度において、若い世代の負担軽減と高齢者の医療の確保が両立され、全ての世代が安心できる制度が構築されることが重要であるとの認識の下、国の動向を注視していくとの回答がありました。 討論においては、反対の立場から、現在の社会、経済情勢等を考えると、子育てや住居費、その他支出の負担により、若年世帯の経済的状況は相当厳しいものと見込まれる。団塊の世代が後期高齢者に移行する今後は、被保険者数とともに医療費も相当な増加が見込まれ、医療制度の持続と世代間の負担の公平性を確保するために、能力に応じた負担をお願いしていくことはやむを得ないものと考え、本陳情は採択に至らないとの反対討論が、また、賛成の立場から、後期高齢者医療制度そのものに問題があり、高齢者に的を絞って窓口負担を増やすことは福祉に逆行する考え方である。窓口負担2割化は受診抑制につながり、重症化を招くことが危惧されていることから、窓口負担原則1割を継続すべきであるとの賛成討論がありました。 以上、慎重審査の結果、賛成少数により、不採択すべきものと決定いたしました。 なお、陳情の審査にあたりましては、陳情の願意を十分に理解し、慎重審査を期するため、別途協議会を開催し、提出者から趣旨説明を受けておりますので申し添えます。 以上が、本常任委員会に付託されました議案及び陳情に対する審査の経過並びに結果でございます。 ご報告を終わります。 ○議長(鴇田剛君) 次に、経済環境常任委員長、奈良輪政五君から報告願います。 奈良輪政五君。     (経済環境常任委員長 奈良輪政五君登壇) ◆経済環境常任委員長(奈良輪政五君) ご報告申し上げます。 令和3年第1回君津市議会定例会3月9日の本会議において、経済環境常任委員会に付託されました議案5件につきまして、去る3月12日午前10時から、議会全員協議会室において、委員7名全員出席の下、本常任委員会を開会し、市当局より関係部課長の出席を求め、慎重審査いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告申し上げます。 初めに、議案第4号 君津市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とし、審査いたしました。 本議案は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、建築物エネルギー消費性能適合性判定を受けなければならない非住宅建築物の規模の下限が引き下げられたことから、審査に係る手数料を新たに規定するため条例の一部を改正しようとするもので、施行期日は令和3年4月1日とするものであるとの説明がありました。 委員から、新たに審査対象となる建築戸数の見込みについて質疑があり、執行部から、新たな審査対象はこれまで届出義務として扱われてきたが、届出に係る実績はなく、対象となる相談も受けていないことから、現在の見込みはないとの答弁がありました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第13号 君津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とし、審査いたしました。 本議案は、老朽化が著しい市営住宅市場団地について、昨年10月をもって全ての入居者が退去したことから、当該団地の用途を廃止するため条例の一部を改正しようとするもので、施行期日は令和3年4月1日とするものであるとの説明がありました。 委員から、市営住宅の耐震化の状況及び耐震性のない住宅の入居者への対応について質疑があり、執行部から、市営住宅9団地のうち、今回廃止予定の市場団地及び千鳥団地が耐震基準を満たしておらず、千鳥団地の入居者に対しては、継続的に訪問、文書の発送等を行い、粘り強く転居のお願いをしているところであるとの答弁があり、委員から、令和元年房総半島台風により、老朽化が進む市営住宅は甚大な被害を受けたことから、退去の際は市が転居費用の負担や転居先の紹介を行うなど、住居の確保に努めるとともに、入居者が安心して暮らせるよう、適宜修繕等を行われたいとの意見がありました。 また、委員から、解体後の土地の活用方針及び市営住宅全体の整備方針について質疑があり、執行部から、解体後の土地については、公共施設全体の方針を踏まえ、今後検討を進めるとともに、市営住宅全体についても、集約や民営化を進める方向で検討を進めているとの答弁がありました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第16号 木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市及び鋸南町広域廃棄物処理事業協議会規約の一部を改正する規約の制定に関する協議についてを議題とし、審査いたしました。 本議案は、第2期君津地域広域廃棄物処理事業に関し、次期施設の建設地が富津市に決定したことに伴い、協議会の事務所を木更津市から富津市に移設するもので、規約の一部改正について関係地方公共団体と協議するにあたり、議会の議決を求めようとするものであり、施行期日は令和3年4月1日とするものであるとの説明がありました。 委員から、事務所の移設による執行体制の変化について質疑があり、執行部から、協議会の会長について、令和2年10月に木更津市長から富津市長に変更されていることから、今後は富津市を中心に7自治体で連携を図り、事業を進めていくものであるとの答弁がありました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第17号 第2期君津地域広域廃棄物処理事業に係る変更契約の締結についてを議題とし、審査いたしました。 本議案は、第2期君津地域広域廃棄物処理事業を実施するにあたり、事業者から自治体処理費の低減を図る提案を受け、日本製鉄株式会社東日本製鉄所君津地区から排出される事業系ごみを受け入れることに伴い、変更契約を締結しようとするものであり、当初の契約額に5億8,573万9,000円を増額し、変更後の契約額を826億4,573万9,000円とするものであること、変更規約を締結するにあたり、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律第12条の規定により、議会の議決を求めるものであるとの説明がありました。 委員から、国からの交付金が減額となることを踏まえた上での事業者との協議状況について質疑があり、執行部から、排出事業者が事業費の一部を負担することで交付金は減額となってしまうが、それを上回るコストメリットが得られること。また、事業系ごみの受入れにあたり、排出事業者の対応を確認するなど、事業を着実に進めていく上で、市の立場や意見を示しながら、度重なる検討と協議を行ったものであるとの答弁がありました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第31号 令和2年度君津市一般会計補正予算(第12号)のうち、本常任委員会の所管事項に係る予算を議題とし、審査いたしました。 本議案は、土木費のうち道路橋梁費、舗装法面等長寿命化事業については、国の補正予算に伴う交付金の内定により、令和3年度予算分の法面対策に係る事業費を前倒しで計上するため5,070万円を増額補正するもので、財源については、国庫補助金2,510万円、市債2,510万円及び一般財源を充てるものであること。また、都市計画費、都市計画街路整備事業についても、国の補正予算に伴う交付金の内定により、令和3年度予算分の舗装修繕に係る事業費を前倒しで計上するため3,330万円を増額補正するもので、財源については、国庫補助金1,640万円、市債1,640万円及び一般財源を充てるものであるとの説明がありました。 次に、繰越明許費について、強い農業・担い手づくり総合支援交付金については、当該支援制度の申請件数が多く、作業員及び資材等の確保に想定以上の時間を要したこと、6次産業化ネットワーク活動交付金(農業費)については、年度途中の追加要望による事業のため工期が短いことに加え、想定以上の工期を要したこと、舗装法面等長寿命化事業及び都市計画街路整備事業については、令和3年度事業を前倒しで実施するもので、年度内の執行が困難なこと、被災住宅応急修理事業及び被災住宅修繕緊急支援事業については、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和元年房総半島台風等で被災した住宅の応急修理及び修繕の支援に不測の日数を要したことから、それぞれ翌年度に繰り越すものであるとの説明がありました。 委員から、強い農業・担い手づくり総合支援交付金に関し、支援実績及び復旧が完了していない方の対応状況について質疑があり、執行部から、当該支援制度の申請件数は567件であり、来年度への繰越しは213件となっている。また、復旧が完了していないもののうち、農業用倉庫、鶏舎等、屋根の修繕が必要なものはブルーシートをかけるなど、一時的な対応をしている方もいると聞いていることから、今後も早急に復旧できるよう支援を継続していきたいとの答弁がありました。 次に、被災住宅応急修理事業及び被災住宅修繕緊急支援事業に関し、繰越件数及び申請状況について質疑があり、執行部から、被災住宅応急修理事業のうち、半壊が6件、準半壊が18件、被災住宅修繕緊急支援事業については18件が来年度の完了となる予定である。また、両事業を合わせた罹災証明書発行件数に対する申請率は2月末時点で約49%であるとの答弁がありました。 以上、慎重審査の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上が本常任委員会に付託されました議案に対する審査の経過並びに結果でございます。 ご報告を終わります。 ○議長(鴇田剛君) 次に、予算審査特別委員長、須永和良君から報告願います。 須永和良君。     (予算審査特別委員長 須永和良君登壇) ◆予算審査特別委員長(須永和良君) ご報告申し上げます。 去る3月9日の本会議において、委員11名からなる予算審査特別委員会が設置され、令和3年度君津市一般会計予算、令和3年度君津市一般会計補正予算(第1号)及び各特別会計予算の議案7件が付託されました。 本特別委員会は、3月15日から17日までの3日間にわたり、議会全員協議会室において、市当局より関係者の出席を求め、慎重審査いたしましたので、その経過並びに結果についてご報告いたします。 初めに、議案第25号 令和3年度君津市一般会計予算及び議案第32号 令和3年度君津市一般会計補正予算(第1号)を一括議題とし、審査をいたしました。 まず、歳入に係る質疑として、土地売払収入に関し、今年度の実績及び来年度予算の積算根拠について質疑があり、令和2年度は、南子安職員住宅等跡地について約3,280万円、愛宕の市有林について約8,624万円の売払収入があり、南子安職員住宅等跡地については、民間のノウハウやネットワークを活用し、販売促進を効果的に進めたことで予定価格より高額で売却できたと考える。また、令和3年度については、旧南子安共同調理場について、暫定の鑑定額から解体費用として約3,000万円を除いた額を計上しているとの答弁がありました。 次に、歳出面における主な質疑としては、総務費については、X推進事業に関し、事業の効果及び組織体制について質疑があり、電子申請サービスの促進や施設予約システムの導入に向けた準備など、市民サービスの利便性の向上を図るとともに、庁内ネットワークの無線化やウェブ会議システムの本格的な導入による業務の効率化を図るもので、組織体制については、X推進課を新設するにあたり、デジタル枠として民間経験者からの採用を含め、約7名の職員配置を予定しているとの答弁がありました。これに対し委員から、セキュリティ対策に万全を期すとともに、効率化が図られたものについて数値で示されるよう検証されたいとの意見がありました。 また、旧秋元小学校複合化整備事業に関し、基本実施設計業務委託に係る予算額について、学校給食共同調理場など、建設済みの公共施設の設計費と比較した上で妥当であるか質疑があり、過去の実績との比較では高額になっているものの、国が設計業務の報酬基準を改定したことや、既存の建物の改修となること、さらに、複数の機能を備える複合施設の設計であることなどから、予算額については適正なものと考えているとの答弁がありました。 委員からは、当該事業の発注にあたり、より競争原理を働かせるため、一般競争入札の導入を強く望むとの意見があり、県内の状況を調査しているところであり、前向きに検討するとの答弁がありました。 また、自治体間交流推進事業に関する質疑があり、昨年、友好都市協定を締結した埼玉県白岡市において、本市の特産品であるカラーの特別展示や飲食店でのジビエ肉の提供を考えているとの答弁がありました。これに対し委員から、今後も自治体間の交流を広く進められたいとの意見がありました。 また、市制施行50周年記念事業に関し、実施を予定している事業について質疑があり、まずは50年の振り返りとして、SNSによって市民から募集した写真を使用した記念映像や冊子の作成、10年前に子どもたちがタイムカプセルとして埋めた手紙の発送などを考えているとの答弁がありました。これに対し委員から、婚姻や出生の届出の際に市長と記念写真を撮影することやカラーを贈呈することなど、市民と関われる取組の実施、また隣の富津市も50周年を迎えることから、共同事業の展開について期待するとの意見がありました。 次に、民生費については、ねたきり老人紙おむつ給付事業及び子だから祝金給付事業に関し、支給対象の拡大に向けた検討状況について質疑があり、両事業ともに議会からの意見等を踏まえ検討を行ったところであるが、支給対象の拡大には至っていないとの答弁がありました。これに対し委員から、ねたきり老人紙おむつ給付事業については、6か月間の寝たきり状態という支給条件の撤廃、子だから祝金給付事業については、第1子から支給対象とするなど、市民が利用しやすく、福祉の向上に資する制度設計を望むものであるとの意見がありました。 また、市立保育園等ICTシステム導入事業に関し、期待される事業効果及び具体的な運用方法について質疑があり、現在、園児の登園管理については帳簿に手書きで記入しているため、記録等の管理において効率的ではないことから、ICTシステムを導入し一括管理を行うことで、保育士の業務負担の軽減や離職率の低下などにつながっていくものと考えている。運用にあたっては、リース契約により69台のタブレット端末の導入を予定しており、保育園の入口等に端末を設置し、保護者が直接操作することも想定している。今後、効果的な活用を図るため、システムの詳細な仕様を検討し、業者の選定を行いたいとの答弁がありました。 次に、衛生費については、新型コロナウイルス感染症対策事業に関し、ワクチン接種の優先順位及びワクチンが届いた際の市の対応について質疑があり、医療従事者を最優先とし、その後65歳以上の高齢者、高齢者以外の基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者の接種を考えている。現在、4月26日頃に約1,000回分のワクチンが届く予定と聞いており、市は医療従事者以外の接種を進めることとなるが、市内の65歳以上の高齢者は約2万7,000人であり、全員の接種ができないことから、75歳以上の高齢者を優先して接種券を発送するなどの対応を検討している。また、その後の接種方針については、今後の供給量の見通しを把握した上で適宜対応していきたいとの答弁がありました。これに対し委員から、いつどれくらいのワクチンが届いても円滑に接種を進められるように、接種券の配布範囲など、事前に細かい接種方針を決めることが重要であると考える。また、医療機関の入院者等へのワクチン接種についても検討されたいとの意見がありました。 また、空家等対策推進事業に関し、事業を効率的に進めるための取組について質疑があり、令和3年度は特定空家等に認定された1物件の解体を行うとともに、新たに金融分野に精通した会計年度任用職員を採用し、職員に対し、相続、債権関係のアドバイス等を行う予定である。また、使用可能な空き家については、空き家バンク等の斡旋や、改善が見られない空き家については、所有者に対し継続的に配達証明付文書等を発送するなど、積極的な事業推進を図るものであるとの答弁がありました。 次に、労働費については、君津版ハローワーク管理運営事業に関し、利用状況及び関係機関との連携について質疑があり、令和2年10月から令和3年2月までの延べ利用者数は528名で、利用者の年齢層が高いことから、パートタイムでの就労が多くなっている。今後は、商工会議所、農協など、関係機関との連携を強化し、農家を含む様々な業種とのマッチングや求人の周知を行うことで、君津市版であることの特色を生かし、利便性の向上を図るとの答弁がありました。これに対し委員から、雇用促進に加え、パートからのキャリアアップや労働賃金の改善など、採用後の取組の強化に努められたいとの意見がありました。 次に、農林水産業費については、花木センター管理事業に関し、将来的な施設のあり方について質疑があり、現在1万8,000本のミツバツツジを管理しているが、令和3年4月以降、戸崎国有林君津イオンの森にできる限り移植をする計画であり、施設については廃止を視野に入れ、あり方を検討しているとの答弁がありました。これに対し委員から、移植に関しては専門家の意見を聞きながら、ミツバツツジの特性を理解した上で慎重に対応されたい。また、施設の廃止にあたっては、跡地活用について様々な事例を研究されたいとの意見がありました。 次に、商工費については、中小企業テレワーク導入支援補助金に関し、利用状況及び事業内容について質疑があり、パソコンなどの機器購入やネットワーク構築にかかった経費の3分の2、40万円を限度とし補助するもので、市内の従業員が5名以上の事業所を対象としている。なお、令和2年11月から令和3年2月までに19件の申請があったとの答弁がありました。さらに委員から、対象経費の審査方法について質疑があり、君津商工会議所内の産業支援センターでテレワーク環境の構築について事前審査を受けてから申請する方法を取っているが、市においても添付されている領収書等を確認するなど、補助経費が適切であるか審査を行っているとの答弁がありました。 次に、土木費については、市道維持補修事業の予算額において質疑があり、事業費全体では3,000万円ほど増額しているが、大規模工事を新規に別事業としたため、道路及び排水維持工事関係費は減額となっているとの答弁がありました。これに対し委員から、市民から通報があった個所など、必要な道路維持補修に関しては速やかに対応しているところであるが、令和2年4月に発生した人身事故を踏まえ、市民からの情報提供等が道路の維持管理に反映され、安全に道路を利用できるよう努められたいとの意見がありました。 次に、消防費については、消防団機庫整備事業に関し、事業内容について質疑があり、第10分団機庫の新築に係る用地の買収、実施設計、第38分団機庫の新築に係る用地の測量、実施設計及び第19分団機庫の賃貸借契約を行うもので、第19分団機庫については、現在機庫がないため早急に建設する必要があること、また、統合の可能性を考慮し、移設可能なプレハブ様式での整備を予定しているとの答弁があり、さらに委員から、賃貸借の期間について質疑があり、5年間のリース契約を予定しており、令和3年度については7月から3月までの9か月分の予算を計上しているとの答弁がありました。 また、地区防災計画策定事業に関し、予算の減額理由及び事業内容について質疑があり、令和2年度についてはワークショップを5回開催する予算を計上しており、結果的に新型コロナウイルス感染症の影響により開催できなかったが、事業を停止させることなく、地区防災計画策定の手引きの作成に取り組んでいる。令和3年度の事業については、この手引きを活用しながら、地域の方々とともに勉強会等を開催しながら、地区防災計画の策定に取り組むとの答弁がありました。これに対し委員から、今年度、地域防災計画の見直しが行われ、次は地区防災計画を作成することで、本当の意味での防災力の向上につながると考えるため、完成を目指し取組を進められたいとの意見がありました。 次に、教育費について、ICT学習環境整備事業に関し、教員のサポート体制及び大型提示装置導入のメリットについて質疑があり、令和3年度は各学校へ派遣しているICT支援員を増員するとともに、電話によるサポート体制の充実を図ること、メリットとして、子どもの視線が一つに集まることで集中力の向上につながること、新学習指導要領に示されている協働学習を進めるためのツールとなることが期待できること。また、コロナ禍において、各教室にいながらオンラインによる全校集会を開催することができ、感染防止につながることなどが挙げられるとの答弁がありました。 また、大和田・坂田小学校統合施設整備事業に関し、基本実施設計業務委託に係る見積額が適正であるか質疑があり、本統合校は最大で26の学級数を見込んでおり、規模が大きいこと、事業の内容として、校舎の改修、増築及び体育館の改築を予定しており、業務量が多いことを考慮して予算計上しているとの答弁がありました。これに対し委員から、外箕輪小学校や学校給食共同調理場の建設に係る設計費と比較すると高額であるとの印象を受けるため、市民の理解が得られるよう、入札方法等について十分精査し実施されたいとの意見がありました。 また、公民館施設の耐震性に関し、小糸公民館、周南公民館、小櫃公民館内の一部について、建物の耐震性を判断するための数値であるIs値が基準より低いということが判明しているにもかかわらず、耐震化が図られていないことについて質疑があり、整備が遅れていることは承知しており、個別施設計画等に基づく最適化を早急に進めていくとともに、利用者の安全性の確保を最優先に、適正に管理していくとの答弁がありました。これに対し委員から、災害はいつ発生するか分からないが、被害があった際に、行政上の理屈は市民には通用しない。命に関わることであるため、早急な対応が必須であるとの意見があり、利用者及び職員の命を守るため迅速に対応するとの答弁がありました。 次に、議案第26号ないし議案第30号の各特別会計予算を一括議題とし、審査を行いました。 まず、議案第26号 令和3年度君津市国民健康保険特別会計予算では、小櫃診療所に関し、施設の耐震性の有無について質疑があり、昭和43年に建築し、旧耐震基準の建物であり、老朽化が進んでいることや、指定管理者から建て替えや移設についての要望があることから、個別施設計画において、除却、他施設との複合化を検討しているとの答弁がありました。これに対し委員から、複合化については、他施設との調整や補助金活用の観点からも、国土強靭化地域計画及び個別施設計画により計画的に進められたい。また、地域医療を担う重要な施設であることから、耐震性について早急に市民へ周知されたいとの意見がありました。 次に、議案第27号 令和3年度君津市聖地公園事業特別会計予算では、墓地募集案内事業に関し、令和2年度の販売実績及び販売促進への取組について質疑があり、令和2年度の販売実績として、令和3年3月11日時点で43基販売した。その主な取組として、ドローンを活用したPR動画をホームページや本庁舎1階のモニターで放映することで、現地の魅力を伝えることができた。今後の取組としては、のぼり旗を作成し、民間の墓石販売所などに協力依頼し、設置したいと考えているとの答弁がありました。 次に、議案第30号 令和3年度君津市後期高齢者医療特別会計予算では、後期高齢者医療健診委託事業に関し、短期人間ドック助成の減額の理由及び周知方法について質疑があり、本事業に対する千葉県後期高齢者医療広域連合からの市への助成が廃止されたことに伴い、上限額を6万円から2万円に減額し制度を継続する。広報、ホームページへの掲載のほか、令和2年度の全利用者に対して郵送による周知を行い、おおむね了承を得たとの答弁がありました。これに対し委員から、隔年にすることで上限額を維持するなど、慎重なる事業運営と事業継続に努められたいとの意見がありました。 討論においては、反対の立場から、議案第25号については、プライバシー保護の観点から、自治体が取り入れるにはセキュリティ対策等が不十分であると考え、X推進事業については認めることができない。議案第26号については、他市に誇れる事業があることは評価するものの、画一的な資格証明書の発行について、議案第29号については、保険料率が引き上げられることを前提とした予算編成であることについて、議案第30号については、制度そのものについて、それぞれ認めることができないとの反対討論がありました。 賛成の立場からは、議案第25号については、新たに市内への転居費用やテレワークの環境の整備に対する支援を行うことは、コロナ禍においてテレワークの需要が高まっている中で、本市への定住促進が期待できること、真に災害に強いまちづくり推進のため、市内42か所全ての大規模盛土造成地の調査を実施し、危険個所の優先づけを行うことは高く評価するものであること、Xの推進については、セキュリティ面において万全を期された上で事業が展開されるものと理解すること。 なお、市政最大の課題であるファシリティマネジメントの推進においては、一部課題が見受けられたことや、被災住宅に係る支援事業など、支援を必要としている市民がいるのにもかかわらず、廃止をする事業等があったことから、各事業の見直しにあたっては、市民の理解を得られるよう取り組まれることを強く望むものであること。 また、議案第26号については、滞納者に対する資格証明書の発行は、負担の公平性の観点から適正な運用であること、議案第29号については、介護保険料の引上げは、利用者が増加する中で、適切なサービスの提供を継続するためにやむを得ないものであること、議案第30号については、後期高齢者医療制度は、高齢者の医療を安定的に支える必要不可欠な社会保障制度であるとの賛成討論がありました。 以上、慎重審査の結果、議案第25号、議案第26号、議案第29号及び議案第30号については、それぞれ賛成多数で、議案第27号、議案第28号及び議案第32号については、それぞれ全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上が予算審査特別委員会における審査の過程並びに結果であります。 さて、迎える令和3年度は、現在の総合計画の総仕上げとなる年度であると同時に、これまで先延ばしにされてきたデジタル化の推進、新型コロナウイルス感染症収束後の地域経済及び市民のライフスタイルや価値観の変化等を見据えた新たな施策に取り組む変革の年度であります。 厳しい財政状況であることは理解しますが、過去最大規模となる予算を計上している以上、コロナを理由に事業を遅らせることがないよう、万全の体制を整え改革を進めていただくことを期待します。 また、全ての質疑終了後、議員間討議を行い、委員会としての意見を集約いたしましたので、最後に申入れをさせていただきます。 1点目として、耐震性を満たしていない小糸、小櫃、周南の3公民館について、南海トラフ大地震、首都直下地震の発生確率が高まっていることに鑑み、市民の安全を考慮し、緊急安全対策を実施すること。同時に、複合化を含めた建て替えなどの対応を早急に図ること。 2点目として、築50年以上が経過しているにもかかわらず耐震診断を行っておらず、耐震性を満たさない小櫃診療所についても、同様に緊急安全対策の実施や公民館との複合化、建て替えなど、早急に対策を講じること。 以上2点について、予算審査特別委員会全会一致の意見として強く申入れを行うものであります。 本申入れは、審査の過程を踏まえ、委員間の討議を尽くし、委員全員が合意した委員会の意見であります。 執行部におかれましては、本申入れをしっかり受け止め、危機意識を強く持ちながら課題の解決に取り組まれるようお願い申し上げ、予算審査特別委員会委員長報告といたします。 ○議長(鴇田剛君) 以上で、各常任委員長及び予算審査特別委員長の報告を終わります。 ここで議事の都合により暫時休憩いたします。 再開を午後3時15分といたします。 △休憩宣告 午後3時01分---------------------------------------
    △再開宣告 午後3時15分 ○議長(鴇田剛君) 再開いたします。 次に、委員長報告に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、委員長報告に対する質疑を終結し、討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許します。 18番、三浦道雄君。     (18番 三浦道雄君登壇) ◆18番(三浦道雄君) 議場の皆さん、こんにちは。日本共産党の三浦道雄でございます。 ただいま報告のありました各常任委員長及び予算審査特別委員長報告に対しまして、幾つかの議案等に対して、反対の立場から討論を行います。 言うまでもなく、3月議会は予算議会でございます。政府が全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法の一部を改正する法律案は、まさに改悪に拍車をかけるような内容でございます。 また、デジタル法案は国民の監視強化の法案とも言われ、廃案、撤回を求める反対運動が起こっております。 ところが、君津市の一般会計予算や特別会計予算には、法案が通ることを前提に、先取り的な予算が随所に編成をされております。菅政権は、社会保障制度に対し、自助・共助を強調し、公の責任を後景に追いやる姿勢を堂々と述べる始末でございます。国・県言いなりの予算編成ではなくて、市民が主役の行財政運営を推進されることを切に望むものでございます。 それでは、以下、若干の反対理由を述べさせていただきます。 最初に、議案第9号の君津市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について。第8期介護保険事業計画期間における保険料率を定める条例の制定であり、はっきり言って介護保険料を引き上げるものであります。第1号被保険者に対して、平均して3.846%の負担増となります。市民等への新たな負担を求める条例改正案であり同意できませんので、本議案には反対するものでございます。 次に、議案第16号と議案第17号は、君津4市及び安房郡市2市1町の広域廃棄物処理事業に関わる案件でございますので、一括して討論を行います。 我が党は、かねてから広域行政には反対の立場を表明してまいりました。中でも、市民生活に直結している一般ごみ処理場問題や、命の飲み水の水道事業、遺族の別れの火葬場等は、独自施策、いわゆる市が直営の事業でなくてはならない、市の権限で施行すべき事業でなくてはならないと考えてきております。広域事業で行えば安上がりでできるとの発想では、地方自治体の本旨からその事業はかけ離れてしまい、あなた任せの責任逃れと言われても仕方がありません。私は、安房郡市を含めた広域事業化そのものを容認できません。 よって、木更津市から富津市に本社が改まることも、また議案第17号の契約金の変更についても、本事業そのものに同意できませんので、この2つの議案には反対するものでございます。 次に、予算審査特別委員会に付託されました7つの議案のうち4つの議案には同意できませんので、反対するものでございます。 最初に、議案第25号の令和3年度君津市一般会計予算について、歳入面では、私が反対してきました一般職の給与の引下げの予算化、歳出面では、菅政権が看板政策として掲げているデジタル改革の関連法案は、地方自治の侵害、個人情報の保護の規定もない、言わばプライバシー権などの人権保障をないがしろにしたままのものであり、極めて危険な施策だと思っております。 これから国会等で審議が進む中で、本質的な問題点等が審議されると思いますので、拙速な予算づけのX推進事業には同意できません。 君津市には、デマンド交通など、他に優れた施策は多々あります。それらについては評価するものですが、今回は以上の理由等で令和3年度君津市一般会計予算に反対するものでございます。 次に、議案第26号 令和3年度君津市国民健康保険特別会計予算についてであります。 私は、君津市の国民健康保険の各事業については、他市等と比べまして優れた施策がたくさんあることは承知をしております。しかしながら、高い国民健康保険税のために、払いたくても払えない低所得者層が多く加入しているのがこの国保制度でございます。滞納世帯には資格証明書を2月末現在で311世帯、437人へと交付されております。 また、短期保険証は403世帯、688人に交付されているのであります。苦しい生活を余儀なくされ、国保税が払えない、そんな世帯等にペナルティを課すような資格証明書の交付は認められません。誰でも払える保険料にすべきであります。 よって、令和3年度君津市国民健康保険特別会計予算に反対するものでございます。 次に、議案第29号 令和3年度君津市介護保険特別会計予算について。今回の議案は主に介護保険料の引上げであります。ただいま申し上げました議案第9号に反対の立場でありますので、一貫性を持つ立場として反対せざるを得ません。 よって、議案第29号の令和3年度君津市介護保険特別会計予算に反対するものでございます。 議案第30号の令和3年度後期高齢者医療特別会計予算について、私ども日本共産党は、この制度が導入されたときから制度そのものに反対をしてまいりました。これまで国保の加入者だった者が、また社会保険での扶養家族であった者が、75歳以上になった途端、問答無用の強制加入とされ、保険料の納付義務が発生するのであります。まさに年齢で差別する、諸外国にはない希代の悪法であり、高齢者は早く死ねと言わんばかりの制度だと私は認識しているものでございます。 私は元の老人保健制度に戻すことを主張し、議案第30号の令和3年度君津市後期高齢者医療特別会計予算に反対するものでございます。 次に、委員長報告では、市民団体等から挙げられました2つの陳情に対し不採択とのことでしたので、私は採択を主張する立場で、陳情第1号のJR内房線へのワンマン運転導入に関する陳情及び陳情第2号の75歳以上の医療費窓口負担について、原則1割負担の継続を求める陳情書に対しまして、採択を求める立場で発言をいたします。 陳情第1号については、JR東日本千葉支社等は着々とこの内房線を含めた在来線のワンマン運転導入計画を進めてまいりました。また、計画をいたしております。そのことは私も承知をいたしております。 しかしながら、国民、市民として利用者等に対しまして、JRはこのことについて何の説明もいたしておりません。言わば誰も知らない中で事を進めようといたしております。これは、久留里線の減便とも根っこは同じものではないでしょうか。もうからない在来線は縮小、統廃合、サービスの後退が続いております。JRは公共交通であり、利用者等に対しましては利便性、安全性向上が担保されなければなりません。 本市は、久留里線を含めた内房線の利用の向上をJR東日本千葉支社に求めております。この陳情書は、時期を得た内容等になっておりますので、本市が希望する趣旨にも合致するものではないでしょうか。 さて、昨今、新聞報道等に聞きますと、3月16日の13時30分頃、外房線太東駅において、上総一ノ宮行き2両編成のワンマン列車において、70代の男性が電車から降りようとしたところ、ドアが閉まり、そのままホームに転落し、大腿部骨折の重傷を負ったということでございます。駅からの緊急要請で救急車を手配して病院に搬送されたということでございます。 運転手が一人で安全が確保できるでしょうか。高齢者や障害者が乗り降りをする際の安全を確保できるのでしょうか。車体側面のカメラと運転台のモニターで確認できると千葉支社は回答しているようでありますが、運転士は車内を確認することはできません。今回、ワンマンでなくて車掌が乗降していれば防げることができた事故ではないでしょうか。 私は、こうしたことを鑑みたときに、今回の陳情書は私ども君津市としても、久留里線も含めて内房線の充実を求めている、そういう立場から見ても、議会として、議員各位の皆さん方の総意として、この陳情を全員が採択することを心から願うものでございます。よろしくお願いをいたします。 陳情第2号について、75歳以上の高齢者に対しても同様でありまして、今度の陳情はこれまで通り1割負担を継続してほしいというささやかな願いの陳情でございます。どうして75歳以上の高齢者の方々に負担増を強いるのでしょうか。私は、これでは国も高齢者福祉とは逆行するものだと言わざるを得ません。75歳の高齢者への窓口負担は、現状の1割負担の継続を求めるものでございます。ぜひこれも全会一致をもって採択されるよう、心からお願いを申し上げる次第でございます。 討論は以上でございますが、ただいま触れませんでした他の議案等は、各常任委員長及び予算審査特別委員長報告のとおり賛成するものでございます。 以上です。 ○議長(鴇田剛君) 21番、磯貝清君。     (21番 磯貝 清君登壇) ◆21番(磯貝清君) 21番、磯貝清でございます。 私は、全ての議案及び陳情について、委員長報告に賛成の立場を明確にした上で、ただいま反対討論がありました議案及び陳情につきまして討論をいたします。 初めに、議案第9号 君津市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてですが、高齢者の増加に伴い、保険給付費が上昇を続けている中で、将来にわたり持続可能な介護保険制度の確立のため、保険料率の引上げを行うことはやむを得ないと考えます。 次に、議案第16号及び議案第17号の第2期君津地域広域廃棄物処理事業に関してでありますが、今後は次期施設の建設地である富津市を中心として、7自治体で連携を図りながら事業を進めていくものと理解します。 また、広域処理をすることにより、環境負荷の低減や安定した経営が期待できるものと考えます。 令和9年度の稼働開始に向け、コスト面などのメリットや環境面の影響などを丁寧に説明し、市民の理解を得ながら事業を推進していくことを望むものであります。 次に、議案第25号 令和3年度君津市一般会計予算についてでありますが、現在のコロナ禍により、今後の見通しが非常に厳しい状況の中でも、災害対策や新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を講じるとともに、経済活動の活性化を図るなど、第3次まちづくり実施計画に掲げる重点施策を着実に推進していくための予算編成がなされているものと考えます。 また、将来を見据えた新たな君津市を築いていくためにも、転入の促進や転出抑制、さらには子育て支援や教育環境の充実など、スピード感を持って各施策に取り組まれること、将来を見通し、課題の先送りをせず、変革と創造に積極的にチャレンジされることを強く期待いたします。 なお、反対のありましたデジタルトランスフォーメーションの推進については、コロナ禍において社会全体のデジタル化が加速しており、行政手続のオンライン化の需要が高まっていることから、今後、働き方改革の推進や新しい生活様式へ対応していくために重要な施策であると考えます。 また、セキュリティ対策を徹底した上で、市民サービスの向上や行政運営の効率化を強力に推進されることを期待いたします。 次に、議案第26号 令和3年度君津市国民健康保険特別会計予算についてでありますが、滞納者に対する短期被保険者証、資格証明書の発行については、負担の公平性を確保し、適正な運営を図るため必要な措置であると考えます。 次に、議案第29号 令和3年度君津市介護保険特別会計予算については、議案第9号における討論におきまして申し上げたとおりでありますが、適切な介護サービスの提供を継続するために、介護保険料の引上げを行うことはやむを得ないものと受け止めます。 次に、議案第30号 令和3年度君津市後期高齢者医療特別会計予算についてでありますが、後期高齢者医療制度は、高齢者の医療を安定的に支えていくために必要不可欠な社会保障制度であると考えます。 次に、陳情第1号 JR内房線へのワンマン運転導入に関する陳情でありますが、導入された新型車両は、安全性の向上やバリアフリー化を目的とした様々な機能が認められ、今後も障害者や高齢者への十分な配慮がされるよう、動向を見守っていくことが本陳情の願意達成につながると考えることから、採択には至らないと考えます。 次に、陳情第2号 75歳以上の医療費窓口負担について原則1割負担の継続を求める陳情書ですが、趣旨については一部理解できるところでございますが、今後も被保険者や医療費の増加が見込まれることから、医療制度の持続と世代間の負担の公平性を確保するために、能力に応じた負担をお願いしていくことはやむを得ないものと考え、採択には至らないものと考えます。 以上申し述べた以外の議案についても、委員長報告のとおり賛成であることを表明し、賛成討論といたします。 ○議長(鴇田剛君) 以上で通告による討論は終わりました。 討論を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、討論を終結し、採決いたします。 議案第2号 君津市学校給食費の管理に関する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第3号 一般職の職員の特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第4号 君津市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第5号 君津市立小学校設置条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第6号 君津市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 議案第7号 君津市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第8号 君津市国保診療所に関する条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第9号 君津市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立多数。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第10号 君津市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第11号 君津市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第12号 君津市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び君津市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第13号 君津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第14号 君津市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第15号 君津市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第16号 木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市及び鋸南町広域廃棄物処理事業協議会規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立多数。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第17号 第2期君津地域広域廃棄物処理事業に係る変更契約の締結について、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立多数。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第25号 令和3年度君津市一般会計予算、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立多数。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第26号 令和3年度君津市国民健康保険特別会計予算、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立多数。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第27号 令和3年度君津市聖地公園事業特別会計予算、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第28号 令和3年度君津市農業集落排水事業特別会計予算、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第29号 令和3年度君津市介護保険特別会計予算、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立多数。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第30号 令和3年度君津市後期高齢者医療特別会計予算、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立多数。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第31号 令和2年度君津市一般会計補正予算(第12号)、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 議案第32号 令和3年度君津市一般会計補正予算(第1号)、委員長報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 陳情第1号 JR内房線へのワンマン運転導入に関する陳情、委員長報告は不採択でありましたので、原案について採決いたします。 本陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立少数。 よって、本陳情は不採択とすることに決定いたしました。 陳情第2号 75歳以上の医療費窓口負担について原則1割負担の継続を求める陳情書、委員長報告は不採択でありましたので、原案について採決いたします。 本陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立少数。 よって、本陳情は不採択とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △日程第3 議案第33号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) ○議長(鴇田剛君) 日程第3、議案第33号 固定資産評価員の選任についてを議題といたします。 なお、議案の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。 直ちに提案理由の説明を求めます。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 議案第33号 固定資産評価員の選任について、提案理由の説明を申し上げます。 本議案は、固定審査評価員の中澤政義氏が本年3月31日をもって退任することとなったことから、新たに高橋広一氏を固定資産評価員として選任したいので、地方税法第404条第2項の規定により、議会の同意を求めようとするものでございます。 高橋氏につきましては、昭和60年4月から36年の長きにわたり本市行政職として尽力され、この間、課税課長、財政部長などを歴任されるなど、地方行財政に対して深い知識と経験を有しておりますので、本市の固定資産評価員として適任であると考えます。 よろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で、市長の提案理由の説明が終わりましたので、ただいま議題となっております議案第33号に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第33号につきましては人事案件でございますので、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、議案第33号については委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 討論もないようでございますので、議案に対する討論は終結し、採決いたします。 議案第33号 固定資産評価員の選任について、原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程第4 議案第34号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) ○議長(鴇田剛君) 日程第4、議案第34号 令和3年度君津市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。 なお、議案の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。 直ちに提案理由の説明を求めます。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 議案第34号 令和3年度君津市一般会計補正予算(第2号)について、提案理由の説明を申し上げます。 本議案は、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化しており、生活支援を行うため、児童扶養手当受給世帯等への支援に要する費用を計上したもので、歳入歳出それぞれ5,859万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を342億3,646万2,000円とするものでございます。 内容について申し上げますと、児童扶養手当受給世帯等に対し児童1人当たり5万円を支給しようとするものです。これらの財源につきましては、国庫支出金及び諸収入で措置しております。 以上、議案第34号について提案理由の説明を申し上げました。よろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で市長の提案理由の説明が終わりましたので、ただいま議題となっております議案第34号に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第34号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、議案第34号については、委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 討論もないようでございますので、議案に対する討論は終結し、採決いたします。 議案第34号 令和3年度君津市一般会計補正予算(第2号)、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。--------------------------------------- △日程第5 発議案第1号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) ○議長(鴇田剛君) 日程第5、発議案第1号を議題といたします。 なお、議案の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。 発議案第1号の提出者であります議会運営委員長、高橋明君から提案理由の説明を求めます。 高橋明君。     (議会運営委員長 高橋 明君登壇) ◆議会運営委員長(高橋明君) 15番、高橋明でございます。 発議案第1号 君津市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について、議会運営委員長の私から提案理由の説明をさせていただきます。 本議案につきましては、多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、住民が議員として活動するにあたっての制約要因の解消に資するため、本会議や委員会への欠席事由として、育児、看護、介護等を明文化するとともに、出産について、産前・産後期間にも配慮した規定の整備を行うこと。また、行政手続等において、原則として押印を廃止する政府の政策動向を踏まえ、市議会に対する請願に係る押印規定の見直しを行うため、会議規則の一部を改正しようとするものでございます。 なお、施行期日につきましては、公布日からとしようとするものでございます。 よろしくご審議賜り、全会一致をもちまして可決いただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、ただいま議題となっております発議案第1号に対する質疑を行います。     (発言する者なし) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております発議案第1号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託をしないこととし、討論を行います。     (発言する者なし) ○議長(鴇田剛君) 討論もないようでございますので、議案に対する討論は終結し、採決いたします。 発議案第1号 君津市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。--------------------------------------- △日程第6 防災対策基本条例等調査特別委員会に付託の調査事件(委員長報告、質疑) ○議長(鴇田剛君) 日程第6、防災対策基本条例等調査特別委員会に付託の調査事件を議題といたします。 防災対策基本条例等調査特別委員長から、会議規則第102条の規定により、調査の経過と結果に係る報告書の提出がありましたので、この際、委員長の報告を求めます。 防災対策基本条例等調査特別委員長、保坂好一君。 なお、報告書につきましてはお手元に配信してございます。     (防災対策基本条例等調査特別委員長 保坂好一君登壇) ◆防災対策基本条例等調査特別委員長(保坂好一君) ご報告申し上げます。 防災対策基本条例等調査特別委員会は、本市に甚大な被害をもたらした令和元年房総半島台風、東日本台風等の大規模自然災害を教訓に、台風等による災害対応の検証及び次なる災害に備えるため、地域防災計画の見直しを行う必要性があること、また、自助・共助・公助、改めてその重要性を確認し、防災対策の基本理念を定める条例制定についての調査研究を議員全員で協力して推し進めるために、議事を統括する議長を除く全議員21名を構成員として、令和2年第1回定例会において設置されました。 調査においては、これまで各種の計画やマニュアルに基づき、災害対応や対策を進めてまいりましたが、さきの台風災害等では想定外の事態も多く発生し、市民生活に多大な影響を与えたことから、真に災害に強いまちを目指すための要ともなる地域防災計画の見直しへの提言が急務であるとして、特別委員会設置後、次の議会(令和2年第2回定例会)までに提言を行うことを目標に掲げ、スピード感を持って取り組むため、本特別委員会内に常任委員会を単位とする小委員会を組織し、調査研究を進めてまいりました。 総務小委員会では、防災、減災の対策の軸となる防災対策を統括する本部運営や今後の災害対策について本市の課題を整理し、平時から災害時への切替えに重要となる対策等についてまとめました。 1点目は、自然災害が多発化し、その被害が激甚化する中において、初動体制における平時からの備えや初期活動が確立されていないことから、タイムラインの作成が必要であること。2点目は、正しい情報がすぐさま市民等と共有でき、混乱を招くことがないよう、緊急時の情報収集、発信等について、有効な体制、仕組みづくりを構築すること。3点目は、いざというとき適切な行動が取れるよう、計画やマニュアルに基づき、効果的、実践的な防災訓練を実施することであります。 教育福祉小委員会では、主に市民の命を守る避難所運営、要援護者支援に関し、民生委員等の関係者から聞き取り等も行いながら課題整理を図ったところであります。 1点目は、避難所の開設について、警戒レベルから発災後の各段階に応じた開設順位を明確にするとともに、地域住民も含めた避難所担当者を確保し、人員不足による未開設を防ぐこと。2点目は、災害時要援護者について、災害時に効果的な支援ができるよう、避難支援者の設置を明確化すること。また、要援護者名簿については、本人の同意を得て、避難訓練時においても活用できるルールの見直しを行うことであります。 経済環境小委員会においては、令和元年房総半島台風等により、市内において多くの建物が被災し、長期間にわたる停電、それに伴う断水等、市民生活に深刻な影響を与えたことから、災害時応援協定を締結している団体等へ、迅速な応急・復旧活動が実施できる応援・連携体制についてアンケートによる意見集約を行い、主にライフライン対策についてまとめたところであります。 1点目は、市民の安全・安心を守るため、災害時応援協定を締結している団体等との連携をより一層図り、災害対応におけるルール、マニュアルの作成、見直しを行うこと。2点目は、被害を最小限に食い止め、迅速な応急、復旧対応につなげるため、関係団体等への情報伝達、共有に関し、窓口の一本化、明確化を図ること。さらに、応急、復旧対応にあたる地元事業者等の支援体制の整備を図ることであります。 ただいま申し上げた事項につきましては、当初の目標どおり、令和2年第2回定例会最終日に、議会の総意として、本特別委員会から市長へ、地域防災計画の見直しに係る提言書として提出させていただいたところであります。 執行部においては、今年度より危機管理監を登用し、組織力を高めながら防災対策や地域の強靭化を強力に推進している中、本特別委員会からの提言や一昨年の災害対応における経験や教訓を踏まえ、地域防災計画の見直しを進め、過日、その報告を受けたところでございます。 また、もう1つの調査研究テーマであります防災対策基本条例の策定につきましては、専門家を招き、自治体における条例の必要性について講演会を開催するなど協議を重ねてまいりましたが、現段階では、市民一人ひとりがどのように行動するのか、計画等の実効性を高めるための見直しを随時進めることが重要であるという方向性を決め、基本条例の策定については見送るとの結論に至ったところであります。 本特別委員会の調査研究はここに終了いたしますが、君津市議会では、これまでも東日本大震災を教訓に、市民の生命と財産、暮らしを守るため、防災に関する特別委員会を設置し、防災対策の現状把握や課題抽出、被災地において貴重な説明を受けるなど、本市の防災力強化に向け取組を続けてまいりました。 改めて申しますが、さきのような大規模自然災害等の発生時には、行政のみでの対応には限界があります。本市に関わる全ての方々の意識改革が必要であり、自助を基本としながら、共助・公助が補完するといった体制づくりを推し進めなければなりません。 また、現在新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、本市も感染者が増え続けている中、災害時には感染症の拡大リスクも高まり、特に避難所では公衆衛生対策の徹底など、感染症対策にも万全を期すことが重要であります。 行政、関係機関及び市民が総力を結集し、今後も防災、減災の基盤整備をはじめ、地域防災力の向上に向けた不断の取組が進められることを強く望み、防災対策基本条例等調査特別委員会委員長報告といたします。 ○議長(鴇田剛君) 以上で委員長の報告は終わりました。 ただいま行われました委員長報告に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結いたします。 なお、防災対策基本条例等調査特別委員会は全ての調査を終了いたしましたので、これをもって解散といたします。 以上をもちまして、今期定例会に付議されました案件の全部を議了いたしました。--------------------------------------- △市長あいさつ ○議長(鴇田剛君) ここで、閉会にあたりまして、市長からあいさつがあります。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 令和3年第1回君津市議会定例会の閉会にあたりまして、一言、御礼のごあいさつを申し上げます。 去る2月17日に開会いたしました本定例会は、本日をもちまして閉会となりますが、当初提案いたしました30議案と報告2件並びに追加提案いたしました4議案につきましては、本会議及び各常任委員会並びに予算審査特別委員会におきまして慎重なる審議をいただき、誠にありがとうございました。 議員の皆様から会期中にいただきました貴重なご意見やご提言などにつきましては、十分これを尊重し、今後の市政運営に生かしてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、間もなく市制施行50年の大きな節目となる新年度がスタートいたします。施政方針でも申し述べましたが、令和3年度は、現在の総合計画の総仕上げとなる年であり、次期総合計画への橋渡しとなる年でもあります。市の最上位計画である次期総合計画の策定は、様々な地域課題の解決に向けた改革の最大の好機であります。 引き続き、市民の皆様、議員の皆様をはじめ、企業や関係機関との協働により、オール君津で、希望に満ちた君津の未来の実現に向けて邁進してまいりますので、議員皆様にはより一層のご支援、ご協力をお願い申し上げまして、閉会にあたってのあいさつといたします。ありがとうございました。--------------------------------------- △閉会 ○議長(鴇田剛君) これをもちまして、令和3年第1回君津市議会定例会を閉会といたします。 長期間にわたりまして、誠にご苦労さまでございました。                       令和3年3月23日午後4時06分                                     閉会上記会議の顛末を録し相違ないことを証するためここに署名する。  令和3年  月  日            君津市議会議長   鴇田 剛            君津市議会副議長  保坂好一            署名議員      小林喜久男            署名議員      宇野晋平            署名議員      鈴木高大...