君津市議会 > 2021-02-10 >
02月17日-01号

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  1. 君津市議会 2021-02-10
    02月17日-01号


    取得元: 君津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 3年  3月 定例会(第1回)君津市告示第20号 令和3年第1回君津市議会定例会を次のとおり招集する。  令和3年2月10日                             君津市長  石井宏子                   記 1 日時  令和3年2月17日 午前10時 2 場所  君津市議会議事堂            第1回定例会会期日程                               (会期35日間)日次月日曜区分開議時刻摘要第1日2月17日水本会議午前10時開会 諸般の報告 会期の決定 会議録署名議員の指名 市長の施政方針 議案の上程(提案理由説明・補足説明) 議案の一部採決(議案第1号) 一部議案の質疑、委員会付託 (議案第18号~24号) 陳情の上程休会本会議終了総務常任委員会 議会全員協議会室第2日18日木休会午前10時教育福祉常任委員会 議会全員協議会室午後1時30分経済環境常任委員会 議会全員協議会室第3日19日金休会 議案調査のため第4日20日土休会  第5日21日日休会  第6日22日月休会 一般質問通告受付開始(午後1時から)第7日23日火休会  第8日24日水休会 一般質問通告受付終了(正午まで)第9日25日木休会 議案調査のため第10日26日金本会議午前10時会議録署名議員の指名 委員長報告、質疑、討論、採決 (議案第18号~24号)休会本会議終了議会運営委員会 議会全員協議会室第11日27日土休会  第12日28日日休会  第13日3月1日月休会 議案調査のため第14日2日火休会 議案調査のため第15日3日水休会 議案調査のため第16日4日木休会 議案調査のため第17日5日金本会議午前10時会議録署名議員の指名 一般質問第18日6日土休会  第19日7日日休会  第20日8日月本会議午前10時会議録署名議員の指名 一般質問第21日9日火本会議午前10時会議録署名議員の指名 一般質問 議案に対する質疑 予算審査特別委員会の設置 議案及び陳情の委員会付託第22日10日水休会午前10時総務常任委員会 議会全員協議会室第23日11日木休会午前10時教育福祉常任委員会 議会全員協議会室第24日12日金休会午前10時経済環境常任委員会 議会全員協議会室第25日13日土休会  第26日14日日休会  第27日15日月休会午前10時予算審査特別委員会 議会全員協議会室第28日16日火休会午前10時予算審査特別委員会 議会全員協議会室第29日17日水休会午前10時予算審査特別委員会 議会全員協議会室第30日18日木休会 議案調査のため第31日19日金休会 議案調査のため第32日20日土休会  第33日21日日休会  第34日22日月休会 議案調査のため第35日23日火本会議午後2時会議録署名議員の指名 委員長報告、質疑、討論、採決 閉会            令和3年第1回君津市議会             定例会会議録(第1号)1.招集年月日  令和3年2月17日1.招集の場所  君津市議会議事堂1.開会の日時  令和3年2月17日 午前10時00分1.出席議員  22名       1番   鴇田 剛君         2番   宇野晋平君       3番   鈴木高大君         4番   村上幸人君       5番   高橋健治君         6番   石上 塁君       7番   松本裕次郎君        8番   佐藤葉子君       9番   野上慎治君        10番   奈良輪政五君      11番   船田兼司君        12番   橋本礼子君      13番   下田剣吾君        14番   保坂好一君      15番   高橋 明君        16番   須永和良君      17番   加藤喜代美君       18番   三浦道雄君      19番   小倉靖幸君        20番   三浦 章君      21番   磯貝 清君        22番   小林喜久男君1.欠席議員  なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         石井宏子君   代表監査委員     鴇田源一君                      選挙管理委員会   農業委員会会長    石橋定雄君              増田金治君                      委員長   副市長        中川茂治君   教育長        粕谷哲也君   危機管理監      石倉丈士君   総務部長       荒井淳一君   企画政策部長     竹内一視君   財政部長       和田祐一君   市民環境部長     茂田達也君   保健福祉部長     上野裕之君   経済部長       鈴木広夫君   建設部長       出口 勝君   教育部長       安部吉司君   消防長        高橋広一君1.職務のため出席した者の職氏名   事務局長       小石川 洋   事務局次長      西村泰典   主任主事       佐々木耕平---------------------------------------
    △開会及び開議      令和3年2月17日午前10時00分 ○議長(鴇田剛君) おはようございます。 ただいまの出席議員は22名でございます。よって、定足数に達しておりますので、これより令和3年第1回君津市議会定例会を開会し、本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議長の報告 ○議長(鴇田剛君) 日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。 まず、今定例会における新型コロナウイルス感染症拡大防止対策についてご報告いたします。 出席者には、マスク着用の上、間隔を空けて着席いただいております。また、演壇、質問席及び議長席には、アクリル板を設置しております。あわせて、換気を行うため、議場の扉を一部開放して会議を行います。 なお、演壇及び質問席での発言については、長時間となることが想定されるため、マスクを外しての発言を許可しますのでご了承ください。 次に、地方自治法第121条の規定により、議長の出席要求に対する出席者は、お手元に配信してございます。 次に、1月18日、千葉県自治体病院経営都市議会協議会視察研修会が、1月26日、千葉県市議会議長会研修会オンラインで開催され、いずれも副議長、保坂好一君が出席いたしました。 以上で、諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △議案受理の報告 ○議長(鴇田剛君) 次に、本日市長より議案の送付があり、これを受理いたしましたので、ご報告をいたします。 なお、議案につきましては、お手元に配信してございます。--------------------------------------- (参照)                              君総第13号                              令和3年2月17日 君津市議会議長 鴇田 剛様                              君津市長 石井宏子               議案の送付について 令和3年第1回君津市議会定例会に付議する議案について、別添のとおり送付します。                   記 議案第1号 教育長の任命について 議案第2号 君津市学校給食費の管理に関する条例の制定について 議案第3号 一般職の職員の特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について 議案第4号 君津市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について 議案第5号 君津市立小学校設置条例の一部を改正する条例の制定について 議案第6号 君津市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について 議案第7号 君津市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について 議案第8号 君津市国保診療所に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第9号 君津市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について 議案第10号 君津市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 議案第11号 君津市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について 議案第12号 君津市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び君津市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 議案第13号 君津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第14号 君津市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第15号 君津市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について 議案第16号 木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市及び鋸南町広域廃棄物処理事業協議会規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について 議案第17号 第2期君津地域広域廃棄物処理事業に係る変更契約の締結について 議案第18号 市道八重原線道路新設改良工事橋梁上部工桁製作・架設工)の請負変更契約の締結について 議案第19号 令和2年度君津市一般会計補正予算(第10号)についての専決処分の承認を求めることについて 議案第20号 令和2年度君津市一般会計補正予算(第11号) 議案第21号 令和2年度君津市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 議案第22号 令和2年度君津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) 議案第23号 令和2年度君津市介護保険特別会計補正予算(第3号) 議案第24号 令和2年度君津市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 議案第25号 令和3年度君津市一般会計予算 議案第26号 令和3年度君津市国民健康保険特別会計予算 議案第27号 令和3年度君津市聖地公園事業特別会計予算 議案第28号 令和3年度君津市農業集落排水事業特別会計予算 議案第29号 令和3年度君津市介護保険特別会計予算 議案第30号 令和3年度君津市後期高齢者医療特別会計予算 報告第1号 専決処分の報告について 報告第2号 専決処分の報告について--------------------------------------- △議事日程の決定 ○議長(鴇田剛君) 次に、本日の日程につきましては、会議規則第20条の規定により、議長において定め、お手元に配信してございます。その順序に従いまして会議を進めてまいりますので、ご了承願います。--------------------------------------- (参照) 議事日程(第1号) 2月17日(水)午前10時開会・開議 日程第1 会期の決定 日程第2 会議録署名議員の指名 日程第3 施政方針 日程第4 議案第1号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) 日程第5 議案第18号ないし議案第24号(提案理由説明、質疑、委員会付託) 日程第6 議案第2号ないし議案第17号及び議案第25号ないし議案第30号並びに報告第1号及び報告第2号(提案理由説明、補足説明) 日程第7 陳情第1号 日程第8 休会について--------------------------------------- △日程第1 会期の決定 ○議長(鴇田剛君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。 今期定例会の会期は、去る2月10日の議会運営委員会において、本日から3月23日までの35日間と決定いたしました。 お諮りいたします。 会期につきましては、議会運営委員会の決定のとおり、本日から3月23日までの35日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から3月23日までの35日間と決定いたしました。 なお、会期中の会議日程はお手元に配信してございます。--------------------------------------- △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(鴇田剛君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において22番、小林喜久男君、2番、宇野晋平君、3番、鈴木高大君を指名いたします。--------------------------------------- △日程第3 施政方針 ○議長(鴇田剛君) 日程第3、令和3年第1回定例会でございますので、市長の施政方針を求めます。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 皆様、おはようございます。 本日、令和3年第1回君津市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。 初めに、去る2月13日午後11時8分に福島県沖で発生した大地震では、宮城県と福島県を中心に土砂災害や建物が倒壊し、甚大な被害を受けました。現在も懸命な復旧活動が行われておりますが、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い復興を願うものでございます。 さて、本定例会に提案いたします議案は、令和3年度の各会計予算案6件を含む30議案と報告2件でございます。よろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。 次に、令和3年度の施政方針を申し上げ、議員の皆様並びに市民の皆様のご理解、ご協力をいただきたいと存じます。 2020年は、新型コロナウイルス感染症世界的流行により、国内外が未曽有の混乱と戦後最悪の経済危機に直面しました。未知なる脅威の中、リスクと向き合い、命を守る最前線で力を尽くされている医療従事者保健所職員、福祉現場の方々の崇高な行動とご家族の皆様の支えに対し、深く敬意を表するとともに、心からの感謝を申し上げます。 昨年は、令和元年房総半島台風等からの復旧・復興を至上命題とし、職員が一丸となって取り組んでいたさなか、道半ばにしてコロナウイルスの急激な感染拡大という予期しない事態に遭遇しました。対策に一刻の猶予も許されない中、全速力で特別定額給付金の給付を進め、妊産婦への給付金支給、高齢者へのタクシー等利用券の発行、医療機関や福祉施設、公共交通機関への感染防止用品の支給などにより、安全・安心な暮らしの確保に努めるとともに、コロナにより低迷した市内の消費の回復を目指す「きみつ応援クーポン」の発行、中小企業者等コロナ対策テレワーク導入費用の補助など、経済活動の維持に努めてきたところです。 新型コロナウイルス感染症感染拡大による影響は、サプライチェーンの混乱や営業・外出の制限等により、供給と需要の両面に及ぶとともに、所得、雇用面にも波及するなど、急激な世界経済の低迷を引き起こしました。 IMFの世界経済見通しでは、政策支援とワクチンが経済活動を活性化させる見込みであり、世界経済は2021年に5.5%の成長を遂げると予測する一方で、景気回復の力強さは政策支援の有効性などにより各国間でばらつきが出るとされております。 国内に目を向けますと、今年1月に閣議決定された令和3年度の政府経済見通しにおいて、令和3年度の経済財政運営基本的態度に基づく、総合経済対策の円滑かつ着実な実施等により、令和3年度の実質GDP成長率は4.0%程度、名目GDP成長率は4.4%程度と見込まれ、年度中には経済の水準がコロナ前の水準に回帰することが見込まれるとされております。 しかしながら、今月15日には、昨年1年間のGDPの伸び率が前の年と比べてマイナス4.8%と、リーマンショック以来11年ぶりのマイナス成長となったことが内閣府により発表され、新型コロナウイルスによる日本経済への打撃の大きさが示されました。 また、コロナ禍の直撃を受けた事業者が、助成金などの各種支援を受けながらも、経営を維持できず破綻するケースもあるなど、新型コロナ関連の経営破綻が、全国で累計1,000件に達したとの報道がなされたほか、有効求人倍率の下落と低迷、完全失業率の悪化など、決して緊張を緩めることができない状況が続いております。 本市におきましては、地域経済に大きな影響力を持つ鉄鋼大手企業が、鉄鋼需要の持ち直しを背景に、昨年11月、一時休止していた高炉1基を稼働再開するなど市内経済の回復に向けた兆しも見えてきたところですが、昨年末からの急速な感染拡大や、緊急事態宣言の再発出による影響は予断を許さない状況です。 本市といたしましては、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の効果的・効率的な活用も図りながら、感染の拡大防止感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活の支援に全力で取り組みます。 本市は今年、市制施行から50年という大きな節目を迎えますが、立ち止まることなく今後50年、またその先のさらなる発展を目指し続けなければなりません。 「コロナ禍で将来への不確実性が増している状況にあっても、希望に満ちた君津の未来の実現に向け、市民の皆様と歩みを進めていきたい」、その思いを胸に、現在、私は、市の最上位計画である次期総合計画の策定に取り組んでおります。 策定プロセスにおいては、対話を重視し、初の試みとなるオンラインによる市民会議やワークショップなども取り入れながら、様々な年代や地域の皆様、経済や子育てなどに関わる多くの団体の方々と意見を交わし、本市の課題や目指すべき姿について共に考えてまいりました。そこにあったのはいつも君津の未来への希望、そしてこれからも安心して君津に住み続けたいといった皆様の「君津への愛」でありました。 就任から揺るぐことのない私の原点である「どんな状況にあっても、全ての市民が幸せを諦めないまちであること」を根幹に据え、令和3年度での総合計画策定に向け取り組んでまいります。 折しも災害やコロナ禍は、社会が抱える課題を浮き彫りにし、対応を加速させる契機となりました。先送りできない課題が目の前に横たわり、コロナ禍というかつてない大波が社会に襲いかかっている今こそ、新たな発想、創造と変革によりこの波を乗り越えなければなりません。 昨年12月に改定された国の第2期「まち・ひと・しごと創生」総合戦略では、これまでの取組の着実な推進に加え、感染症の影響を踏まえた新たな地方創生の取組を総合的に推進するとしております。 コロナ禍ポストコロナを見据えた人々の意識や行動変容、デジタル化の急速な進展など新しい時代の流れを捉えながら地方創生の取組を推進し、活力あるまちづくりを推進してまいります。引き続き、皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。 それでは、次に、私の新年度に向けた市政運営の基本的な考えについて申し上げます。 新型コロナウイルス感染症から、市民の命、健康、生活を守ることを喫緊かつ最優先の課題とし、感染拡大防止に全力を挙げるとともに、市内経済の再生に向けた取組を推進してまいります。 防災・減災の取組では、昨年11月、安全・安心の道づくりを求める全国大会において、全国から集まった500名以上の市町村長を代表し、激甚化する自然災害に備えるためには国土強靱化の中長期的な措置が必要であることを訴え、2020年度で期限を迎える国土強靱化緊急対策の5年の期間延長と15兆円程度の予算の積み増しを行う、防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策が昨年12月、閣議決定されたところであります。 令和3年度は、本年度中に策定する君津市国土強靱化地域計画に基づき計画的に事業に取り組み、激甚化する災害を見据えた真に災害に強いまちづくりを図ってまいります。 また、令和3年度は、現在の総合計画の総仕上げとなる年であり、次期総合計画への橋渡しとなる年でもあります。 総合計画の具体的な事業を明示する第3次まちづくり実施計画については、ウィズコロナポストコロナを見据えた施策展開や、激甚化する災害への備えを取り入れ、「激甚化する災害対策及び感染症拡大防止社会経済活動の両立に取り組みます」をはじめとする6つを重点施策として掲げ、着実な推進を図るとともに、このほど策定した君津市デジタルトランスフォーメーション推進方針に基づき、各種施策の実現をデジタル化の側面からのアプローチにより促進するほか、コロナ禍など社会動向の変化を踏まえた事業や施策の見直しを行い、効果的な推進に努めてまいります。 まず1つ目として、「激甚化する災害対策及び感染症拡大防止と、社会経済活動の両立に取り組みます」について申し上げます。 新型コロナウイルス感染症拡大による危機的な状況が続く中、国家プロジェクトとも言えるワクチン接種の実施体制が示されてまいりました。また、一部の海外開発のワクチンについて、投与した人のほうが投与していない人よりも発症した人が少ない等の臨床試験の中間結果が発表されるとともに、今月14日には、厚生労働省がアメリカの大手製薬会社新型コロナウイルスワクチンを正式に特例承認したことを発表するなど、収束への道筋が僅かずつ姿を現してまいりました。 大切な命を守るワクチンの接種を一日も早く始められるよう、市では新型コロナウイルス感染症対策室を強化し、現在、医療機関等関係団体と連携して予防接種体制の構築を進めているところです。引き続き市の総力を挙げ、迅速かつ円滑なワクチン接種に取り組み、新型コロナウイルス感染症拡大防止を図ってまいります。 あわせて、高齢者のワクチン接種会場への移動手段の確保を図り、万全な体制の下、円滑にワクチン接種を実施できるよう、全力で取り組んでまいります。 また、学校等において感染拡大のおそれがある場合には、PCR解析を行うことにより、安全・安心の確保に努めてまいります。 さらに、感染症予防に関する情報について、様々な媒体を活用した速やかな情報発信により、感染拡大防止の徹底に努めてまいります。 市内経済活動中小事業者等により支えられております。コロナ禍における市内の中小事業者等を支援し、労働生産性の向上のほか、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を推進するため、テレワークを導入する際に必要となる経費の一部を補助してまいります。 また、セーフティネット保証の迅速な認定と緊急時経営安定資金による資金繰りを手厚く支援してまいります。 さらに、君津商工会議所内に設置するきみつの未来活力支援センターを通じ、経営上の課題解決や、緊急時の事業継続・早期復旧を図るBCP策定のサポートなど、中小事業者等事業継続に向け、経営基盤の強化を支援してまいります。 また、新型コロナウイルス感染症拡大により、雇用にも大きな影響が出ております。昨年、開設いたしました君津版ハローワーク「きみジョブ」において、求職者や就労に結びつかず困っている方などに対し、経験豊富な相談員やキャリアコンサルタントが親身に相談に乗り、就職活動を支援するとともに、企業の人材確保を図ってまいります。 障害のある方の就労支援については、一般企業や就労支援施設等との連携を強化し、就労や職場への定着を促進する中で、個々の特性に合わせたきめ細やかな支援をしてまいります。 一方、コロナ禍では、社会の様々な分野においてデジタル化オンライン化の遅れなどの課題が浮き彫りになりました。国は、デジタル社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進する新たな司令塔としてデジタル庁を設置し、社会のデジタル化を強力に進めるとしております。 本市におきましても国と歩調を合わせながら、ウィズコロナへの適応は言うまでもなく、コロナ後の社会をも見据え施策を展開してまいります。 令和3年度は、キャッシュレス決済の拡充や電子申請サービスの促進、施設予約システムの導入に向けた準備など、市民サービスの利便性の向上を図るとともに、AI(人工知能)・RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の積極的な活用などによる生産性の向上、公共施設への無線LAN導入の推進などデジタル化を加速し、行政サービスの向上や行政運営の効率化を強力に進めてまいります。 強靱なまちづくりでは、令和元年房総半島台風等の災害対応における課題や、君津市国土強靱化地域計画で整理された災害リスク等を踏まえ、防災、減災の取組を計画的に推進してまいります。 また、倒木による市民生活への影響を最小限とするため、関係機関と連携し、森林の事前伐採を引き続き実施するとともに、かずさ水道広域連合企業団の水道施設への非常用電源の設置費用の一部を出資し、設置を促進してまいります。 さらに、土砂災害ハザードマップを作成し、危険性や避難方法等について周知を図ってまいります。 加えて、防災行政無線施設の整備やデジタル波に対応した戸別受信機の配備を進めるなど、情報伝達手段の充実強化を図ってまいります。 一昨年の風水害における経験から、私はトイレトレーラーの配備を決断し、昨年10月から開始したクラウドファンディングなどを通じ、総額1,816万7,000円もの寄附を頂くことができました。趣旨にご賛同いただいた多くの皆様のご理解、ご支援に重ねて御礼を申し上げますとともに、想像をはるかに超えた件数と金額に、皆様の関心の高さを強く実感しているところであります。 災害時には、市民の皆様に衛生的、かつプライバシーを確保した清潔なトイレをご利用いただくとともに、全国の被災地へ派遣することで支援の輪を広げ、皆様の思いにお応えしてまいります。 また、災害時等における迅速な救助・救急活動や円滑な避難等を図るため、橋梁やトンネルなどの老朽化対策を実施し、災害に強い道路インフラの整備による安全・安心なまちづくりを推進してまいります。さらに、耐震相談会などを活用した普及啓発や耐震改修工事等への財政的支援により、住宅の耐震化を総合的に支援してまいります。 加えて、地籍調査事業を推進し被災時の迅速な復旧、創造的な復興への備えを進めてまいります。 一方、大規模な災害に対応するためには、行政による防災対策だけでなく、地域の防災力を高めていくことが不可欠であります。このため、自主防災組織の設立支援や、実践的な防災訓練等の実施により地域の防災力の向上を図るとともに、地域住民が主体となった地区防災計画の策定に向けたワークショップの開催などに新たに取り組んでまいります。 また、市民一人ひとりがいざというときに迅速かつ的確な行動が取れるよう、マイタイムラインの活用など防災知識の向上や防災意識の高揚を図ってまいります。 地域防災力の中核として欠くことのできない消防団につきましては、人口減少などの社会情勢の変化を踏まえ、組織の再編を進め、活動の充実と活性化を図る必要があります。再編の基本的な方針を示す基本計画を策定するとともに、組織の再編を見据えた機庫の整備や車両の更新を行い、団員が活用しやすい体制づくりに努めてまいります。 また、常備消防につきましては、消防職員の安全管理の徹底と資質向上に努めるとともに、消防用自動車の更新や消防水利の整備を行い、市民の安全・安心な暮らしを守る消防・救急体制の充実に取り組んでまいります。 2つ目として、「転入促進と転出抑制で人口減少に歯止めをかけます」について申し上げます。 急激な少子高齢化、産業を支える若い世代の人口流出は、経済規模の縮小などによる地域の活性化の低下を招くなど、社会的、経済的課題を内包し、まちづくりに大きな影響を及ぼします。 本市では、第2期君津市「まち・ひと・しごと創生」総合戦略に基づき、施策横断的な取組により地方創生を推進するとともに、企業との共同研究を通じて創造性の好循環を生み出すまちづくりの実現を目指してまいります。 また、令和2年度税制改正において、企業版ふるさと納税制度が大幅に見直され、より活用しやすい仕組みとなったことを踏まえ、本市では第2期君津市「まち・ひと・しごと創生」総合戦略を基に、地域再生計画を作成し内閣府に申請中であります。地域再生計画が認定された折には、企業への効果的な働きかけに努め、地方創生に資する事業の推進を図ってまいります。 現在、次期総合計画の基本構想の策定を進めておりますが、併せて都市計画マスタープランの見直しや立地適正化計画を策定する中で議論を重ねながら、まちの活力と魅力の向上、快適な生活環境の実現を目指し、将来都市デザインや、本市のさらなる発展に大きなポテンシャルを持つ君津インターチェンジ周辺を含めた効果的な土地利用方針について検討してまいります。 あわせて、君津インターチェンジや観光拠点へのアクセスの強化を図る市道八重原線の整備により、道路機能と地域資源の融合を図り、観光交流の活性化と地域経済の成長を目指してまいります。 公共交通につきましては、交通事業者への不採算路線補助により生活バス路線の維持を図るほか、交通空白地域にコミュニティバス、デマンドタクシーを運行するとともに、久留里線の利用促進にも努めてまいります。 また、交通弱者の移動手段の確保に向け、地域の実情に即した住民との協働による地域交通について、引き続き取り組んでまいります。 経済振興の取組では、企業誘致を推進し雇用の促進を図るとともに、昨年拡充した市内に立地する企業の競争力強化に向けた奨励金により、市内産業のさらなる活性化と雇用の増大を目指してまいります。 また、コロナ禍におけるテレワークなどの急速な普及や、多様な働き方への期待による地方移住などへの関心の高まりを背景に、市内で増加する空き家の有効活用を促進する空き家バンクの充実に取り組み、定住促進策や国の関連制度との効果的な組合せにより、利用者のインセンティブの増大を図りながら、まちの活力の増進を目指してまいります。 さらに、都市部の農林業への関心が高い移住希望者の呼び込み強化による地域活性化を行うため、市が実施している空き家バンクの取組を通じて、農地付き空き家の提供を令和3年度から拡充できるよう取り組んでおります。 地方で暮らしてもテレワークで都会と同じ仕事ができるとの認識が拡大し、国においても、地方創生に資するテレワークを推進することで、新しい人の流れを創出し、地方分散型の活力ある地域社会の実現を図ることとしております。 昨年は、東京都で7月から6か月連続で転出超過したとの報道もあったところですが、本市でもこの流れを捉え、県外で勤務されている方が、仕事を継続したまま君津市に住所を移す場合に、引っ越し費用や、テレワーク環境の整備に係る費用の一部を補助し、都心から通勤圏内にある本市の立地を生かした転入を後押しするとともに、様々な手法により本市の魅力を発信し、転入促進に取り組んでまいります。 加えて、県外の大学等に高速バスを利用して通学する場合にその費用の一部を補助し、進学を契機とした市外転出の抑制に努めてまいります。 さらに、里山の豊かな自然を楽しむことができるサイクルツーリズムに定住の視点を取り入れ、訪れる人が君津の暮らしを知り、移住を考えるきっかけづくりを推進してまいります。 3つ目として、「君津の水と緑を活かしたまちづくりを推進します」について申し上げます。 本市は、美しく豊かな自然に恵まれるとともに、豊富な湧き水が農産物や特産品を育んでいます。久留里地域の清らかな地下水は、平成20年度に「生きた水・久留里」として環境省の「平成の名水百選」に選定されておりますが、このたび、名水を有する市町村で構成される全国水環境保全市町村連絡協議会において、本市が令和4年度全国名水サミットの開催地として決定されました。 この機会を通じ、久留里地域の地下水のすばらしさはもとより、上総掘りの技術、地下水にまつわる特産品や観光資源など、本市の魅力を広く発信することで、自然環境保全の意識の高揚と併せ、市制施行50周年記念事業としてシティプロモーションの絶好の機会にしたいと考えております。開催の前年度となる令和3年度は、時期や内容等の検討を進めるとともに、開催に向けた積極的なPRに取り組んでまいります。 また、豊かな水と自然を後世に引き継ぐとともに、この君津の貴重な財産を活用し地域の活性化を図るため、河川や湖沼など公共用水域の水質調査、臨海部事業場、廃棄物最終処分場、残土事業場などの立入検査、不法投棄防止パトロールなど、様々な環境保全対策に継続して取り組んでまいります。 さらに、国が2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする脱炭素社会を目指す方針を打ち出したことを踏まえ、今後予定されている地球温暖化対策推進法の改正や、地域脱炭素ロードマップの策定などの動向を注視し、本市における脱炭素社会のあり方について調査、研究してまいります。 観光政策では、コロナ後を見据え、君津らしさを生かした観光事業の振興を図るとともに、幅広い年齢層の方に合わせた効果的な情報発信により、知名度及び集客力の向上に努めてまいります。 また、郡ダム湖面の水上スキー競技への活用により、交流・関係人口の増加と地域活性化を図ってまいります。昨年は県との協議において、湖面の長期利用が認められたところであり、今後も引き続き、県や地元の住民、水上スキー関係者との協議を進めるとともに、市制施行50周年の記念事業として水上スキー大会の開催に向け取り組んでまいります。 本市の基幹産業である農業については、水生カラーや水稲をはじめとする豊富な農産物を生み出し消費者との交流が広がるなど、高いポテンシャルを有しております。そのポテンシャルを最大限に引き出し、農業者が笑顔で将来に希望を持てる農業を目指し、農業振興計画の策定に取り組んでまいります。 また、情勢の変化に対応し農業の健全な発展を図るためには、生産性が高く、集積に適した優良農地を最大限確保する必要があることから、農用地の利用を定める農業振興地域整備計画の改定に着手いたします。 全国で農業者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加が進む中、本市においても新規就農者の確保と定着促進、農地の保全が喫緊の課題であります。このことから、認定農業者の経営改善や規模拡大の支援はもとより、新規就農者に対し農地の貸出しのあっせんや就農直後の所得確保の支援などを行うほか、持続可能な力強い農業の実現に向け、地域の話合いに基づいた人・農地プランの策定支援と農地の集積を推進してまいります。 また、野生鳥獣による本市の農作物被害額は高止まりしております。さらに、営農意欲の減退、耕作放棄や離農の増加など、その影響は深刻であります。加えて、捕獲従事者の高齢化や担い手不足に伴い、新たな担い手の育成・確保も課題となっております。このことから、捕獲活動の強化や営農意欲の向上を図るとともに、鳥獣捕獲の狩猟免許取得の支援により捕獲従事者の確保に取り組むなど、引き続き鳥獣被害対策を強く推し進めてまいります。 また、昨年友好都市協定を締結した埼玉県白岡市との自治体間交流の取組として、同市の飲食店への「きみつ×ジビエ」の普及や、本市の特産品であるカラーの展示等を行い、両市の関係を深めるとともに販路開拓につなげてまいります。 本市の令和2年度の「ふるさときみつ応援寄附金」は、1月末時点で5億2,000万円を超える寄附を頂きました。寄附を下さった方々の本市への思いをしっかりと受け止め、寄附金を有効に活用するとともに、地元の特産品や実際に君津に足を運んでいただく体験型の返礼品により、本市の魅力を宣伝し、地場産業の活性化を図ってまいります。 4つ目として、「子育て支援を充実させ、「君津で産んで良かった」と言われるまちを目指します」について申し上げます。 本市では、地方創生臨時交付金を活用し、市の独自支援として子育て世帯への給付金加算やひとり親家庭等への臨時特別給付金、妊婦支援特別給付金給付事業などの生活支援を行ってまいりました。しかしながら、コロナ禍をきっかけにして子育て事情が大きく変化し、子育てに関する悩みや困り事が増えても地域のコミュニティに参加できず、人とつながる機会が減ったことで孤独感や心細さを感じている方が増えております。 地域子育て支援センターでは、子育て家庭の交流促進や育児相談等を実施し、子育ての孤立感、負担感の解消を図ってまいります。 また、子育て世代包括支援センター「つみき」では、妊娠期から子育て期にわたり、保健師や助産師をはじめとした多職種チームによる専門的支援や、関係機関との連携強化によるネットワーク型のワンストップ相談を実施するなどきめ細やかな支援に努め、君津で安心して子どもを産み育てる環境づくりに努めてまいります。 さらに、近年の子どもの発達に関わる相談の増加や多様化を踏まえ、臨床心理士がこれまで実施していた「こどもの発達相談」に加え、保育園や幼稚園、幼児健康診査等からの相談に、より専門的な見解を取り入れて対応できるよう、臨床心理士の活動の場を広げ、保健師と共に関係機関と連携して、療育等の適切な支援につなげてまいります。 コロナ禍では、生活の不安や孤立した子育てに対するストレスなどから、児童虐待の増加や深刻化も懸念されております。このため、相談者への寄り添った支援はもとより、引き続き関係機関との連携により虐待の予防、早期発見と早期対応に努めてまいります。 また、「君津市子どもを守る地域ネットワーク」を構成する児童相談所、警察、学校や医療機関等との連携をより強固にし、子どもたちの健全育成に資する養育環境を整えてまいります。 さらに、経済的困窮や社会的孤立など様々な困り事の包括的な相談窓口である生活自立支援センターきみつでは、相談支援員を1名増員するとともに、訪問支援の充実を含む相談体制の拡充に取り組み、生活・就労・家計相談など、相談者に寄り添った支援に努めてまいります。 保育環境の整備では、市内幼稚園の認定こども園化に伴い補助を行うとともに、内箕輪保育園と南子安保育園の民営化に伴う整備及び運営を行う事業者を募集するなど、民間活力を導入した施設整備を推進し、待機児童の解消や多様な保育サービスの提供を目指してまいります。 また、本市の子育て支援の拠点となる基幹保育園として(仮称)貞元保育園の整備に取り組むほか、市立保育園等に登園管理等のICTシステムを導入し保育士の事務の効率化を図るとともに、園児の健やかな成長を見守れるよう、保護者と保育士が緊密に連絡を取り合える環境を構築いたします。 子育てと仕事の両立支援の一環として、お子様が病気中または回復時にあるため集団生活が困難な期間、医療機関に設置された施設で一時的に保育する病児・病後児保育を実施してまいります。 また、放課後児童クラブの運営を支援するとともに、生活困窮家庭等の子どもに対する学習支援や居場所の提供を行うなど、放課後の子どもの居場所づくりを支援してまいります。 さらに、特定不妊治療費や、中学校3年生までを対象とした医療費の助成により経済的負担を軽減し、出産・子育て環境の整備を図ってまいります。 コロナ禍を乗り越え笑顔で過ごせる日常を取り戻し、引き続き住み慣れた地域で安心して子育てと仕事の両立ができるまちを目指すとともに、全ての人にとって暮らしやすい地域共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。 5つ目として、「教育環境を充実させ、いくつでも誰でも何度でも、学びなおしを支援します」について申し上げます。 Society5.0の時代を生きる子どもたちにとってICTの活用は不可欠であり、教育においてもICTを基盤とした先端技術等の効果的な活用が求められております。 本市では、文部科学省が掲げるGIGAスクール構想を推進し、近隣他市に先駆け導入した一人一台タブレット端末をはじめ、全教室への大型提示装置の配備、校内のネットワーク環境の強化、デジタル教科書の導入など教育ICT環境の整備・活用を進め、多様な子どもたちへのきめ細やかな支援により、資質、能力の確実な育成に取り組んでまいります。 また、タブレット端末は休校時における学びの継続や、不登校などの児童、生徒の学びのツールとしても活用を図ってまいります。 子どもたちにとってよりよい教育環境を目指す君津市学校再編基本計画の下、令和3年度には、新しい小糸小学校と上総小学校が開校し、中山間地域の学校統合を中心とする第1次実施プログラムが完了します。 引き続き、第2次実施プログラムに基づき、大和田小学校と坂田小学校の統合に向けた施設整備を進めるとともに、八重原地区の学校再編を軸とする第3次実施プログラムの策定に取り組んでまいります。 学校施設の整備では、老朽化対策に加え防災機能の強化も図る必要があり、非構造部材の耐震化を含む周西南中学校の屋内運動場の大規模改造工事など、学校施設の個別施設計画(長寿命化計画)に基づき計画的な整備を進めてまいります。 教育環境の整備では、介護及び教育支援を必要とする児童、生徒に対し、学習活動や体験活動等の支援・介護を行うため、生活体験指導員を配置いたします。 また、いじめや虐待など、様々な生徒指導上の課題解決を推進するとともに、いじめの防止に向けた対策を総合的かつ効果的に推進してまいります。 学校給食では、給食費の徴収等に係る業務を小中学校から市に移管し、保護者の利便性を高めるとともに、教職員が子どもたちに向き合う時間を確保してまいります。 高等教育の支援では、コロナ禍においても経済的理由により修学を諦めることがないよう、奨学金貸付制度の利用促進を図るとともに、返還が困難となる方などには返還猶予制度を周知するなど、個々の事情に柔軟に対応してまいります。 スポーツ振興では、オリンピック聖火リレーを万全の体制で受け入れ、市民の皆様、特に次世代を担う子どもたちが、より身近にオリンピック精神に触れる機会を創出するとともに、市を挙げて本市ゆかりの選手を応援し、パラリンピックスポーツに対する関心を高めるなど、多様性と調和を重んじるかけがえのないレガシーを残してまいります。 生涯学習の推進では、コロナ禍を踏まえた取組として、これまでの公民館事業における蓄積や取組を生かしつつオンライン講座などの新たな手法も取り入れるなど、工夫をしながら市民の自主的な学びの継続を支援してまいります。 また、青少年相談員連絡協議会による市制50周年を契機とした新・君津ふるさとかるた制作に係る費用を補助し、子どもたちのふるさとへの愛着を育む活動を支援してまいります。 図書館では、主体的な学びを支える知の拠点としての機能充実を図り、市民の自主的な学習活動の支援を目指してまいります。 文化振興では、君津市民文化ホールを拠点に、市民が文化芸術に親しめる機会の提供に努めるとともに、様々な文化芸術活動を行う市民団体の活動を支援し、地域や世代を超えた交流の活性化を図ってまいります。 また、市民の文化財保護に対する理解の促進や郷土への愛着を育む事業の充実に努めるとともに、文化財の維持・補修活動や伝統芸能等の後継者育成活動等を支援し、後世への継承を図ってまいります。 最後に、6つ目として、「老朽化が進む公共施設の質・量・財政負担の最適化を図ります」について申し上げます。 本市における公共施設の多くは、高度経済成長期の人口急増に伴い短期間に整備されてまいりました。本市は、市制施行から50年を迎えますが、同時に施設も老朽化が進行し、大規模改修や建て替えの時期を迎えている施設は全体の約6割に上るなど、その対策は市政最大の課題であると言っても過言ではありません。 しかしながら、更新には巨額の費用が必要となり、少子高齢化に伴う税収の減少や扶助費の増大、激甚化する自然災害への対応などの行政需要が年々高まっていることを踏まえると、人口急増期に整備された大量の公共施設をそのまま更新し続けることは大変困難な状況であります。さらに、社会情勢の変化やニーズの多様化により施設の利用需要も変化しております。 このような中、市民ニーズに対応した公共施設サービスを今後とも良好な状態で提供していくためには、財政的な余力が少しでもあるうちに長期的な視点に立ち、老朽化した施設等の複合化や統廃合、長寿命化などを先送りすることなく行い、財政負担を軽減、平準化しながら計画的に公共施設の最適配置に取り組む必要があります。 そして、安全・安心な公共施設を将来世代に引き継ぎ、必要な行政サービスを継続するとともに、民間活力の効果的な導入や連携に努めながら、魅力ある公共空間の創出と公共施設を拠点とした活力あるまちづくりを進めてまいります。 行政センター機能、保育園機能、公民館機能の複合化を図る旧秋元小学校跡施設の整備につきましては、各施設機能の連携により相乗効果を発揮させ、清和地区の地域活力の創造と地域課題解決へのアプローチの拠点として、持続可能な地域づくりに向けた公共施設再配置の先行モデルとなる複合施設の設計業務を進めてまいります。 本庁舎につきましては、必要最小限の維持管理を図りながら、次期総合計画の策定に合わせ、将来的な建て替えに向けて検討してまいります。 社会教育施設につきましては、施設の老朽化対策に加え、地域の活性化の拠点づくりと災害時の避難所機能の強化を図ることからも段階的に整備を進めてまいります。 さらに、令和4年4月の新施設稼働を目指す衛生センターにつきましては、循環型社会システムの構築に資する汚泥再生処理センターとして施設の整備を進めており、電力や使用水量及び薬品の削減などにより、環境負荷の軽減を図るとともに、維持管理コストの縮減を図ってまいります。 一方、当初の役割を終えたいわゆる空き公共施設の利活用等につきましても、引き続き、民間事業者との積極的な対話などにより市場性を把握しながら、利活用に向けた取組を行う中で企業の進出を促し、空き公共施設の有効活用と地域の活性化を目指してまいります。 続きまして、予算案の概要について申し上げます。 令和3年度の国の予算は、令和2年度第3次補正予算と合わせ、感染拡大防止に万全を期しつつ、中長期的な課題、デジタル社会・グリーン社会、活力ある地方、少子化対策など全世代型社会保障制度等にも対応する予算として編成されました。このように編成された一般会計の予算規模は106兆6,097億円、前年度比3.8%の増となっております。 地方財政計画における通常収支分については、新型コロナウイルス感染症の影響により地方税等が大幅な減収となる中、地方団体が行政サービスを安定的に提供しつつ、地域社会のデジタル化や防災・減災、国土強靱化、地方創生の推進、地域社会の維持・再生などの重要課題に取り組めるよう、地方交付税等の一般財源総額を確保し、歳入歳出規模は89兆8,060億円、前年度比1.0%減の見込みとなりました。 また、千葉県の一般会計予算は、3月に知事選挙を控えていることから骨格予算として編成され、1兆9,898億1,700万円で、前年度比9.4%の増となっております。 本市は今年、市制施行50周年を迎えます。この節目の年である令和3年度の一般会計予算は、次の50年を見据えて新たな君津市を築いていくための予算として編成いたしました。将来を見通し、課題の先送りをしないためにも、変革と創造に積極的に取り組んでまいります。 市民の方々が一番不安に感じている新型コロナウイルス感染症について、ワクチンの予防接種体制を整えて確実に実施するとともに、公共施設等の適切な管理、次代を担う子どもたちの育成、デジタルトランスフォーメーションの推進の3点について特に重点的に取り組んでまいります。 初めに、公共施設等の適正な管理については、旧秋元小学校複合化整備事業や学校再編に伴う統合校の整備事業、市民文化ホールの改修事業、衛生センターの整備等を橋梁の長寿命化や道路整備と併せ、強靱化の観点も踏まえ行ってまいります。 次に、次代を担う子どもたちの育成として、小中学校の全校全クラスに大型提示装置を配備し、タブレット端末と併せて効果的、効率的な教育環境を整備します。 最後に、デジタルトランスフォーメーションの推進についてでございます。 コロナ禍にあっては、全国的に行政分野のデジタル化オンライン化の遅れが課題とされました。本市においては、ドローンによる橋梁点検など、先進的な取組を他市に先駆けて実施しておりますが、さらにDX推進事業、庁内情報系整備運営事業、インターネット接続系整備運営事業の3本柱で、市民サービスの向上と業務の効率化、執務環境のデジタル化を推進してまいります。 本市の財政状況は、新型コロナウイルス感染症感染拡大による経済活動の停滞のため市税収入が落ち込んでおり、新型コロナウイルス感染症が収束するまでは回復が見込めないことから、今後の見通しが非常に厳しい状況にあります。しかし、いかなる財政状況であろうとも、災害やコロナ禍から市民を守っていくことを第一に考え、本市が発展していくために真に必要な事業については、先送りすることなく実施していかなければなりません。 不足する財源については、国庫支出金や財政調整基金の活用、市債の発行によって確保し、令和3年度の一般会計予算は、当初予算としては過去最大の343億8,000万円を計上しました。 また、特別会計については、予算規模176億200万円で、前年度比1.2%の増となっておりますが、主に介護保険特別会計において、要介護認定者等が増加したことによるものです。 一般会計と特別会計を合わせた予算規模は、519億8,200万円で、前年度比6.1%の増となり、一般会計における市民1人当たりの予算額は、41万4,000円となります。 最後になりますが、50年後の未来はどのような姿に形を変えているのでしょうか。科学技術のさらなる進歩が医療や介護、交通、農業、教育からビジネスに至るまで、私たちの生活を取り巻くあらゆる環境を刷新し、より便利で快適な暮らしが実現しているに違いありません。 社会はめまぐるしいスピードで革新し続けています。立ち止まれば、たちまち時代の潮流に取り残されてしまうでしょう。激動の時代を強靱に生き抜き、次なる50年、さらにその先を見据え、希望に満ちた未来を実現するためには、社会情勢を的確に捉えながら、時代に合った変革と創造に挑み続けなければなりません。 市の最上位計画である次期総合計画の策定は、様々な地域課題の解決に向けた改革の最大の好機であります。長期的な視野で来るべき未来を見据え、心豊かな暮らしの実現を目指してまいります。 また、次期総合計画の将来都市像の完成を目指す2030年は、国連が2015年に採択した誰一人取り残さないことを誓う国際目標であるSDGsの目標達成年限であります。 しかしながら、そのゴールは行政だけで到達することはできません。SDGsの理念を取り入れながら、私たちの世代と未来の世代との共存共栄を目指し、市民の皆様、関係機関、企業、地域、行政との協働により、オール君津で希望に満ちた君津の未来に向かい邁進してまいりたいと考えております。 以上、令和3年度の市政運営にあたり、私の決意を述べさせていただきました。コロナ禍で厳しい状況に耐えながら、社会がたくましくもしなやかに姿を変えようとしている時代にある今こそ、明るい未来を目指し、知恵を結集してオール君津で頑張っていこうではありませんか。 市議会をはじめ、関係機関のご理解と市民の皆様のご支援、ご協力を心よりお願い申し上げまして、令和3年度の施政方針といたします。ありがとうございました。 ○議長(鴇田剛君) 以上で、市長の施政方針を終わります。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午前11時11分--------------------------------------- △再開宣告 午前11時25分 ○議長(鴇田剛君) 再開いたします。--------------------------------------- △日程第4 議案第1号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) ○議長(鴇田剛君) 日程第4、議案第1号を議題といたします。 なお、議案の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。 直ちに提案理由の説明を求めます。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 議案第1号 教育長の任命について、提案理由の説明を申し上げます。 本議案は、令和3年3月31日をもって任期満了となります教育長の粕谷哲也氏を引き続き任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めようとするものでございます。 粕谷氏は、昭和59年4月、木更津市立畑沢小学校教諭として奉職されて以来、中小学校長、北子安小学校長、君津市校長会会長、学校法人清見台学園清見台幼稚園園長としてご活躍されました。また、令和2年7月からは、本市の教育長として地方教育行政に対する深い知識と経験を遺憾なく発揮し、教育行政の推進にご尽力をいただきました。 その人格は、高潔で教育、学術及び文化に関して識見豊かであり、本市の教育長として適任者であると考えます。 よろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で市長の提案理由の説明が終わりましたので、ただいま議題となっております議案第1号に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第1号については人事案件でございますので、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、議案第1号については委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 討論もないようでございますので、議案に対する討論は終結し、採決いたします。 議案第1号 教育長の任命について、原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。 ここで、ただいま教育長として同意されました粕谷教育長から発言を求められておりますので、これを許します。 粕谷教育長。     (教育長 粕谷哲也君登壇) ◎教育長(粕谷哲也君) 本会議の貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。 鴇田議長より発言のお許しをいただきましたので、一言ごあいさつ申し上げます。 ただいま議員の皆様方のご同意を賜り、改めて責任の重さに身の引き締まる思いでございます。 私は、昨年の7月1日、教育長に就任させていただいたわけでございますが、以来、微力ではございますが、君津市の子どもたち、市民の皆様のためによりよい教育環境を提供すること。学校教育においては、このコロナ禍にあっても感染症対策に万全を期し、子どもたちの学びを止めないよう努めてまいりました。 今後も初心を忘れることなく、市長部局の連携を強化しつつ、本市が抱える教育課題を解決するために誠心誠意務めさせていただきたいと存じます。 議員の皆様方におかれましては、今後ともご指導、ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。--------------------------------------- △日程第5 議案第18号ないし議案第24号(提案理由説明、質疑、委員会付託) ○議長(鴇田剛君) 日程第5、議案第18号ないし議案第24号を一括議題といたします。 なお、議案の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。 直ちに提案理由の説明を求めます。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 議案第18号から議案第24号までを一括して、提案理由の説明を申し上げます。 議案第18号 市道八重原線道路新設改良工事橋梁上部工桁製作・架設工)の請負変更契約の締結について。 本議案は、令和2年第3回君津市議会定例会において議決をいただき、令和2年9月29日に締結いたしました市道八重原線道路新設改良工事橋梁上部工桁製作・架設工)の請負契約について、変更契約を締結するにあたり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。 変更の内容につきましては、支承の材料費を追加するため、当初の契約金額に641万9,600円を増額し、1億5,491万9,600円で変更契約を締結しようとするものでございます。 議案第19号 令和2年度君津市一般会計補正予算(第10号)についての専決処分の承認を求めることについて。 本議案は、新型コロナウイルス感染症対策として緊急に補正予算の必要が生じたことから、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により、議会の承認を求めようとするものでございます。 補正予算額につきましては、新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの予防接種を行う体制を確保するための経費及び医療従事者等に対する予防接種の経費として、歳入歳出それぞれ4,619万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を436億1,872万9,000円といたしました。 第2表は、債務負担行為の設定でございます。 議案第20号 令和2年度君津市一般会計補正予算(第11号)。 本議案は、財政調整基金への積立てや生活保護費の増額分、令和元年度事業費に係る負担金などの超過交付返還金などを計上するとともに、契約差金や新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴い見直しした事業費の減額を行おうとするもので、歳入歳出それぞれ8億6,905万円を追加し、歳入歳出予算の総額を444億8,777万9,000円とするものでございます。 そのほか、第2表以降で繰越明許費の設定、債務負担行為の設定及び変更、地方債の限度額の変更を行うものでございます。 議案第21号 令和2年度君津市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)。 本議案は、事業勘定において、君津中央病院に対する令和元年度事業費に係る特別調整交付金の精算分などを計上したもので、歳入歳出それぞれ173万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を87億5,613万5,000円とするものでございます。 議案第22号 令和2年度君津市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)。 本議案は、農業集落排水処理施設の設備の補修に要する経費を計上したもので、歳入歳出それぞれ150万円を追加し、歳入歳出予算の総額を3,350万円とするものでございます。 議案第23号 令和2年度君津市介護保険特別会計補正予算(第3号)。 本議案は、基金利子の確定に伴う積立金を計上したもので、歳入歳出それぞれ4万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を73億4,946万5,000円とするものでございます。 議案第24号 令和2年度君津市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)。 本議案は、後期高齢者医療広域連合納付金の増額分を計上したもので、歳入歳出それぞれ1,087万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を11億9,988万円とするものでございます。 以上、議案第18号から議案第24号までを一括して提案理由の説明を申し上げました。 よろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で、市長の提案理由の説明が終わりましたので、ただいま議題となっております議案第18号ないし議案第24号に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結し、ただいま議題となっております議案第18号ないし議案第24号をお手元に配信してあります付託表のとおり、所管の常任委員会にそれぞれ審査の付託をいたします。 なお、議案第20号に関しまして、補正予算審査分類表を配信してありますのでご了承ください。--------------------------------------- △日程第6 議案第2号ないし議案第17号及び議案第25号ないし議案第30号並びに報告第1号及び報告第2号(提案理由説明、補足説明) ○議長(鴇田剛君) 日程第6、議案第2号ないし議案第17号及び議案第25号ないし議案第30号並びに報告第1号及び報告第2号を一括議題といたします。 なお、議案の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。 直ちに提案理由の説明を求めます。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 議案第2号から議案第17号まで、及び議案第25号から議案第30号まで、並びに報告第1号及び報告第2号を一括して提案理由の説明を申し上げます。 議案第2号 君津市学校給食費の管理に関する条例の制定について。 本議案は、国の学校給食費徴収管理に関するガイドラインに基づき、令和3年度から学校給食費の徴収等に係る業務を学校から市へ移管することに伴い、学校給食費の管理に関し必要な事項を定めるため、新たに条例を制定しようとするものでございます。 議案第3号 一般職の職員の特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令の廃止に伴い、条例の規定を整理しようとするものでございます。 議案第4号 君津市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴い、建築物エネルギー消費性能適合性判定を受けなければならない非住宅建築物の規模の下限が引き下げられたことから、新たに市が行うこととなった審査に係る手数料を定めようとするものでございます。 議案第5号 君津市立小学校設置条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、君津市学校再編第2次実施プログラムに基づき、君津市立大和田小学校及び坂田小学校を統合し、新たに周西の丘小学校を設置しようとするものでございます。 議案第6号 君津市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴い、条例の規定を整理しようとするものでございます。 議案第7号 君津市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、地方税法施行令の一部を改正する政令の公布に伴い、国民健康保険税の軽減判定基準を改めようとするものでございます。 議案第8号 君津市国保診療所に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、水曜日及び木曜日における国保小櫃診療所の業務時間を変更しようとするものでございます。 議案第9号 君津市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、令和3年度から令和5年度までの第8期介護保険事業計画期間における保険料率を定めるとともに、保険料率の算定に関する基準の特例措置を設けようとするものでございます。 議案第10号 君津市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準の一部改正に伴い、条例の規定を整備しようとするものでございます。 議案第11号 君津市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準の一部改正に伴い、条例の規定を整備しようとするものでございます。 議案第12号 君津市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び君津市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準及び指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準の一部改正に伴い、条例の規定を整備しようとするものでございます。 議案第13号 君津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、令和2年度末をもって市営住宅の市場団地を廃止しようとするものでございます。 議案第14号 君津市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、消防団組織の再編により、団員定数を見直そうとするものでございます。 議案第15号 君津市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、急速充電設備の全出力の上限を拡大するとともに、当該設備の設置に係る基準を改めるほか、条例の規定を整備しようとするものでございます。 議案第16号 木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市及び鋸南町広域廃棄物処理事業協議会規約の一部を改正する規約の制定に関する協議について。 本議案は、協議会の事務所を木更津市から富津市に改めるため、地方自治法第252条の6の規定により、関係地方公共団体と協議するにあたり、同法第252条の2の2第3項本文の規定により議会の議決を求めようとするものでございます。 議案第17号 第2期君津地域広域廃棄物処理事業に係る変更契約の締結について。 本議案は、令和2年第3回君津市議会定例会において議決をいただき、令和2年9月29日に締結いたしました第2期君津地域広域廃棄物処理事業に係る契約について、変更契約を締結するにあたり、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律第12条の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。 変更の内容につきましては、自治体処理委託単価の低減を目的として事業系ごみの受入れに係る費用を追加するため、当初の契約金額に5億8,573万9,000円を増額し、826億4,573万9,000円で変更契約を締結しようとするものでございます。 議案第25号から議案第30号までは、一般会計及び特別会計の令和3年度当初予算案でございますが、施政方針で概要を申し上げましたので、説明を省略させていただきます。 報告第1号 専決処分の報告について。 本報告は、令和2年10月13日、君津市北子安地先で発生した交通事故に係るもので、本市所有の軽貨物車が走行中、交差点を右折しようとした相手方所有の小型乗用車に接触したものでございます。 報告第2号 専決処分の報告について。 本報告は、令和2年4月13日、君津市作木地先で発生した事故に係るもので、相手方所有の小型乗用車が走行中、道路に生じた陥没により横転し、損害が生じたものでございます。 その後、これらの事故につきましては、当事者との話合いの結果、報告書のとおり和解し、地方自治法第180条第1項の規定により、君津市議会の議決により指定された市長の専決事項に基づいて専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 以上、議案第2号から議案第17号まで、及び議案第25号から議案第30号まで、並びに報告第1号及び報告第2号までを一括して提案理由の説明を申し上げました。 なお、各予算の詳細につきましては、財政部長から説明させますので、よろしくご審議をいただきますよう、お願い申し上げます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で市長の提案理由の説明が終わりましたので、補足説明を求めます。 和田財政部長。     (財政部長 和田祐一君登壇) ◎財政部長(和田祐一君) 議案第25号から議案第30号までの各会計予算について、補足説明をさせていただきます。 初めに、議案第25号 令和3年度君津市一般会計予算でございますが、お手元の一般会計予算書の22ページをお開きください。 歳入のうち、第1款市税の主な増減について説明をさせていただきます。 第1項市民税は51億1,006万3,000円で、新型コロナウイルス感染症の影響による個人市民税及び法人市民税の減収などを考慮し、対前年度比3億2,821万1,000円、6.0%の減を見込んでおります。 23ページをご覧ください。 第2項固定資産税は、102億8,078万7,000円で、家屋については、評価替えの影響による減収を見込むとともに、償却資産についても、新型コロナウイルス感染症の影響による減収を考慮し、さらに厳しい経営環境にある中小事業者等が所有する償却資産及び事業用家屋に係る課税標準の特例措置による減額分を見込み、3億248万5,000円、2.9%の減を見込んでおります。 恐れ入りますが19ページへお戻りください。 事項別明細書により、市税以外の増減の大きなものについて説明させていただきます。 第7款地方消費税交付金は、国内消費の落ち込みなどの影響が大きいものの、令和元年の税率引上げの影響が平準化することによる増が見込まれるため、前年度比1億2,400万円、6.3%の増。 第11款地方特例交付金は、固定資産税でご説明しました中小事業者等が所有する償却資産及び事業用家屋に係る課税標準の特例措置に伴い、新たに国から新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金が交付されることから、前年度比1億2,600万円、200.0%の増。 第12款地方交付税は、令和元年房総半島台風等による特別交付税の減により、前年度比2億1,900万円、99.5%の減。 第16款国庫支出金は、衛生センター整備事業国庫補助金などにより、前年度比11億7,224万6,000円、27.3%の増。 第17款県支出金は、被災住宅修繕緊急支援事業費県補助金などの減により前年度比2億3,230万5,000円、9.9%の減。 第18款財産収入は、土地売払収入について1億930万円を見込み、前年度比1億761万1,000円、209.0%の増。 第19款寄附金は、ふるさときみつ応援寄附金について5億5,000万円を見込み、前年度比4,500万円、8.9%の増。 20ページをお開きください。 第20款繰入金は、財政調整基金からの繰入れを10億3,000万円とし、前年度比10億8,731万3,000円の増。 第23款市債は、衛生センター整備事業債などにより前年度比12億5,020万円、64.0%の増となっております。 続いて、21ページをご覧ください。 歳出の主な増減を申し上げます。 第2款総務費は、旧秋元小学校複合化整備事業やDX推進関係事業などにより前年度比2億6,218万5,000円、6.0%の増。 第3款民生費は、生活保護費や保育園環境整備事業などにより前年度比2億3,962万3,000円、2.3%の増。 第4款衛生費は、衛生センター整備事業や新型コロナウイルス感染症対策事業などにより前年度比20億17万7,000円、44.6%の増。 第7款商工費は、企業立地促進事業などにより前年度比9,323万1,000円、14.0%の増。 第8款土木費は、公園施設長寿命化事業などにより前年度比4億2,900万7,000円、14.2%の増。 第9款消防費は、デジタル防災行政無線施設整備事業などの減により前年度比5億6,780万3,000円、27.3%の減。 第10款教育費は、周西南中学校屋内運動場整備事業などにより前年度比3億4,500万円、9.4%の増となっております。 次に、12ページをお開きください。 第2表、継続費となりますが、大和田・坂田小学校統合施設整備事業について、継続費を設定するものでございます。 次に、13ページをご覧ください。 第3表は債務負担行為に係るもので、ちば施設予約システム使用料などについて、債務負担行為を設定するものでございます。 次に、15ページをお開きください。 第4表は地方債で、かずさ水道広域連合企業団出資事業をはじめとする31事業について、借入れの限度額などを定めております。 続きまして、お手元の特別会計予算書により、各特別会計予算の説明をさせていただきます。 3ページをお開きください。 議案第26号 令和3年度君津市国民健康保険特別会計予算でございます。 第1条の歳入歳出予算の総額は、事業勘定については87億4,600万円とするもので、前年度と同額、直営診療施設勘定については1億700万円とするもので、前年度比1,500万円、12.3%の減となっております。 13ページをお開きください。 まず、事業勘定の歳入ですが、第1款国民健康保険税は、新型コロナウイルス感染症の影響などにより前年度比8,024万3,000円、4.7%の減となっております。 14ページをお開きください。 歳出でございますが、第2款保険給付費は、高額療養費の増などにより前年度比2,085万3,000円、0.3%の増となっております。 続きまして、41ページをお開きください。 直営診療施設勘定の歳入でございますが、第1款診療収入は、患者数の減により前年度比208万9,000円、4.7%の減。 第4款繰入金は、医療機器の購入などに対する繰入れの減により前年度比1,360万7,000円、18.7%の減となっております。 42ページをお開きください。 歳出でございますが、第1款総務費は、歳入で申し上げました医療機器の購入などの減により前年度比1,290万円、14.1%の減となっております。 第2款医業費につきましても、歳入で申し上げましたとおり、患者数の減により前年度比210万円、8.1%の減となっております。 続きまして、61ページをお開きください。 議案第27号 令和3年度君津市聖地公園事業特別会計予算でございます。 第1条の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ6,100万円とするもので、前年度比200万円、3.2%の減となっております。 67ページをお開きください。 歳入でございますが、第2款繰入金は、事業費の減により前年度比372万4,000円、12.0%の減。 第3款繰越金は、前年度比253万1,000円の増となっております。 68ページをお開きください。 歳出でございますが、第1款墓地公園事業費は、施設の修繕費などの減により前年度比187万4,000円、8.3%の減となっております。 続きまして、77ページをお開きください。 議案第28号 令和3年度君津市農業集落排水事業特別会計予算でございます。 第1条の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,500万円とするもので、前年度比300万円、9.4%の増となっております。 83ページをお開きください。 歳入でございますが、第2款繰入金は、繰越金の減及び事業費の増により前年度比536万円、19.6%の増となっております。 84ページをお開きください。 歳出でございますが、第1款農業集落排水事業費は、排水処理施設の修繕費などの増で、前年度比300万円、17.6%の増となっております。 続きまして、91ページをお開きください。 議案第29号 令和3年度君津市介護保険特別会計予算でございます。 第1条の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ74億300万円とするもので、前年度比1億5,000万円、2.1%の増となっております。 99ページをお開きください。 歳入でございますが、第1款保険料は、保険料率の改定及び被保険者数の増などにより前年度比9,323万3,000円、5.8%の増。 第4款支払基金交付金は、給付費の増などにより前年度比4,050万5,000円、2.2%の増となっております。 100ページをお開きください。 歳出でございますが、第2款保険給付費は、要介護認定者等の増により前年度比1億4,917万9,000円、2.2%の増となっております。 続きまして、127ページをお開きください。 議案第30号 令和3年度君津市後期高齢者医療特別会計予算でございます。 第1条の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ12億5,000万円とするもので、前年度比6,600万円、5.6%の増となっております。 133ページをお開きください。 歳入でございますが、第1款後期高齢者医療保険料は、被保険者数の増などにより前年度比3,553万円、4.2%の増となっております。 134ページをお開きください。 歳出となりますが、第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、歳入で申し上げましたとおり、被保険者数の増などにより前年度比5,063万8,000円、4.8%の増となっております。 以上で、各会計予算の補足説明を終わらせていただきます。 よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で補足説明を終わります。--------------------------------------- △日程第7 陳情第1号 ○議長(鴇田剛君) 日程第7、陳情第1号を議題といたします。 ただいま議題となりました陳情につきましては、陳情文書表をお手元に配信してあります。 なお、陳情の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。--------------------------------------- △日程第8 休会について ○議長(鴇田剛君) 日程第8、休会についてを議題といたします。 お諮りいたします。 議案調査及び委員会審査のため、2月18日から2月25日までの8日間を休会としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、2月18日から2月25日までの8日間を休会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(鴇田剛君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしましたので、これにて散会いたします。 なお、2月26日の本会議は定刻より開きますので、ご参集願います。 本日はご苦労さまでございました。          散会宣告 午後零時08分...