君津市議会 > 2020-03-04 >
03月04日-05号

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  1. 君津市議会 2020-03-04
    03月04日-05号


    取得元: 君津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 2年  3月 定例会(第1回)            令和2年第1回君津市議会             定例会会議録(第5号)1.開議の日時  令和2年3月4日 午前10時00分1.出席議員  22名       1番   鴇田 剛君         2番   宇野晋平君       3番   鈴木高大君         4番   村上幸人君       5番   高橋健治君         6番   石上 塁君       7番   松本裕次郎君        8番   佐藤葉子君       9番   野上慎治君        10番   奈良輪政五君      11番   船田兼司君        12番   橋本礼子君      13番   下田剣吾君        14番   保坂好一君      15番   高橋 明君        16番   須永和良君      17番   加藤喜代美君       18番   三浦道雄君      19番   小倉靖幸君        20番   三浦 章君      21番   磯貝 清君        22番   小林喜久男君1.欠席議員  なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         石井宏子君   教育長        山口喜弘君   総務部長       小礒勇二君   企画政策部長     安部吉司君   財政部長       荒井淳一君   市民環境部長     長坂精一朗君   保健福祉部長     茂田達也君   経済部長       河野孝夫君   建設部長       大橋英男君   教育部長       加藤美代子君                      総務部次長   消防長        高橋広一君              錦織 弘君                      (事)総務課長   財政部次長              会計管理者              和田祐一君              横倉 芳君   (事)財政課長            (事)会計課長   監査委員               農業委員会              村越 護君              本吉健次君   事務局長               事務局長   選挙管理委員会              田村和弘君   事務局長1.職務のため出席した者の職氏名   事務局長       小石川 洋   次長         粕谷一男   議事係長       浅倉正幸    主任主事       佐々木耕平--------------------------------------- △開議      令和2年3月4日午前10時00分 ○議長(鴇田剛君) おはようございます。 ただいまの出席議員は22名でございます。よって、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。---------------------------------------追加議案受理の報告 ○議長(鴇田剛君) 本日、市長より追加議案の送付があり、これを受理いたしましたので、ご報告をいたします。 なお、追加議案につきましては、お手元に配信のとおりでございます。--------------------------------------- (参照)                               君総第26号                               令和2年3月4日 君津市議会議長 鴇田 剛様                              君津市長 石井宏子               追加議案の送付について 令和2年第1回君津市議会定例会に付議する議案について、別添のとおり送付します。                   記 議案第24号 君津市衛生センター整備工事請負契約の締結について 議案第25号 令和元年度君津市一般会計補正予算(第11号) 議案第26号 令和2年度君津市一般会計補正予算(第1号)--------------------------------------- △議事日程の決定 ○議長(鴇田剛君) 次に、本日の日程につきましては、会議規則第20条の規定により、議長において定め、お手元に配信してございます。その順序に従いまして会議を進めてまいりますので、ご了承願います。--------------------------------------- (参照) 議事日程(第5号) 3月4日(水)午前10時開議 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 議案第24号ないし議案第26号(提案理由説明) 日程第3 一般質問 日程第4 議案第3号ないし議案第6号(質疑、委員会付託) 日程第5 議案第7号(質疑、委員会付託) 日程第6 議案第8号(質疑、委員会付託) 日程第7 議案第9号及び議案第10号(質疑、委員会付託) 日程第8 議案第11号及び議案第12号(質疑、委員会付託) 日程第9 議案第18号ないし議案第23号(質疑、予算審査特別委員会設置、同委員会付託) 日程第10 議案第24号(質疑、委員会付託) 日程第11 議案第25号及び議案第26号(質疑、委員会付託) 日程第12 報告第1号ないし報告第5号(質疑) 日程第13 陳情第2号(委員会付託) 日程第14 休会について--------------------------------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(鴇田剛君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、8番、佐藤葉子君、9番、野上慎治君、10番、奈良輪政五君を指名いたします。--------------------------------------- △日程第2 議案第24号ないし議案第26号(提案理由説明) ○議長(鴇田剛君) 日程第2、議案第24号ないし議案第26号を一括議題といたします。 なお、議案の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。 直ちに提案理由の説明を求めます。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 議案第24号から議案第26号までを一括して提案理由の説明を申し上げます。 議案第24号 君津市衛生センター整備工事請負契約の締結について。 本議案は、工事請負契約を締結するにあたり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めようとするものでございます。 本契約は、設計・施工一括発注方式により発注し、総合評価一般競争入札において、参加業者4社のうち1社から提出された技術提案書の審査及び工事価格の入札を経て、三井E&S環境エンジニアリング株式会社が、2月28日に請負金額35億6,400万円で落札したものでございます。 議案第25号 令和元年度君津市一般会計補正予算(第11号)。 本議案は、令和2年2月13日に国の補正予算に係る交付金の内定があったため、前倒しにより実施する事業について計上したもので、歳入歳出それぞれ1億668万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を375億6,263万8,000円とするものでございます。 内容について申し上げますと、教育費につきまして、施設整備事業南子安小学校敷地整備事業について増額するものでございます。 これらの財源につきましては、国庫支出金1,629万6,000円、繰入金19万円、市債9,020万円で措置するものでございます。 次に、第2表では、市民対話推進事業について、新型コロナウイルス感染症の影響により、住民協議会を延期することから、年度内に事業が完結しないため、また、南子安小学校敷地整備事業について、適正な工期を確保するため繰越明許費の設定を、第3表では地方債の限度額を設定するものでございます。 議案第26号 令和2年度君津市一般会計補正予算(第1号)。 本議案は、令和2年度当初予算から、令和元年度君津市一般会計補正予算(第11号)により前倒しをする事業について減額するもので、歳入歳出それぞれ8,000万円を減額し、歳入歳出予算の総額を315億3,000万円とするものでございます。 第2表では、地方債の限度額を変更するものでございます。 以上、議案第24号から議案第26号までを一括して提案理由の説明を申し上げました。よろしくご審議をいただきますようお願いを申し上げます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で市長の提案理由の説明を終わります。--------------------------------------- △日程第3 一般質問 ○議長(鴇田剛君) 日程第3、一般質問を昨日に引き続きまして通告順に行います。 なお、下田剣吾君から資料配布の申し出がありましたので、お手元に配布してございます。 13番、下田剣吾君の発言を許します。 下田剣吾君。     (13番 下田剣吾君登壇) ◆13番(下田剣吾君) 皆さん、おはようございます。議席番号13番、通告順序2番、下田剣吾でございます。ただいま議長より許可をいただきましたので、通告に従い質問いたします。大きな項目である大綱が5点、その中の具体的な項目である細目が13点です。 まず、去年の台風、大雨について、市では亡くなった方はいないと言っておりますが、実際には関連して亡くなった方がいらっしゃいます。こうした方々をきちんと把握して、そしてできることをしっかりやっているのかお聞きします。また、民間企業への支払いはあったのか、お聞きいたします。 次に、住宅の修理や解体、農業の支援、中小企業の支援も本格化しました。内容も他市に引けをとらないものというふうに考えますが、一方で、紙やインターネットに知らされるばかりで、支援策について知らない市民も多く、実際に申請数がとても少ないというふうに言われています。市民の方をきちんと支援する、その目的が果たされていないというふうに考えますが、見解をお聞きします。 次に、小糸川と、そして三島ダムをしっかりと安全にすることが大切だというふうに考えますが、今、農業者の方の三島ダムの工事に対する負担によって、年間払うお金あるいは脱退するためのお金が高くなるんじゃないかと心配する声がありますので、その対策についてお伺いをいたします。 次に、大地震も想定すると、傾斜地や老朽化した住宅の擁壁が崩れ、多くの被害が出ることが予測されます。市役所からも見える高坂と陽光台の間のコンクリートの擁壁がありますが、状態を見てみると、その地主は上の住宅の建物の方になります。しかし、崩れた場合の被害は下の家ということで、その管理責任、工事の負担も上の人が持つということで、このまま行けば進まない状況だというふうに考えられます。ぜひ危険度調査をして、できれば対策をしていただきたいというふうにお願いをいたしますが、見解をお聞きいたします。 次に、石井市長も大変頑張っておられて改革も進んでおるんですが、選挙で掲げた公約をどれぐらい実現したのか、ぜひお聞かせください。また、女性活躍への考えもお聞きいたします。 次に、交通の問題について。 運転ができなくなって、高齢で買い物や病院に行くことができないという方がたくさんいらっしゃいます。それに対して、小糸地区、清和地区でワークショップを行って、その政策の柱として、清和地区から君津駅まで直通で行くことができるバスをやるというふうに言ったにもかかわらず、進んでおりませんので、見解をお聞きいたします。 次に、市長肝いり市民対話推進事業の契約1,100万円の中身なんですが、どれぐらい実際に専門家という方は来られて、それは幾らぐらい払ったのか、お知らせいただきます。 そして、市民と約束した行政の無駄を省く行政改革について、40項目のうち、3月が締め切りですが、12しかまだ果たせていないということでございます。その原因、そして責任をどう考えるのか、しっかりお答えいただきたいと思います。 次に、過去10年、市に対する損害賠償の請求の件数、総額、本議会にも報告が上がってきておりますが、それをお知らせください。 次に、旧亀山あけぼの保育園用地、外箕輪の独身寮などをしっかりと活用すると議会では答弁されていますが、それが進んでいますでしょうか。お聞かせください。 また、旧香木原小は、有害鳥獣対策を担う民間企業が猟師工房ランドとして活用しています。市が公共施設に民間を誘致する、その営業努力が必要、その裏腹には、来ていただいた企業がしっかりと活躍できるように、そういう支援がしっかりと行われる必要があると考えますが、見解をお聞きします。 次に、健康診断や受診の勧奨に、厚生労働省がチラシの書き方とか文言をかえたりするナッジという技術があるんですが、それをどう活用しているのかお聞かせください。 次に、消防団について。 出動手当を回数に応じて頑張る団員に応えるとしながら、その支給額が少ないという声がありますが、見解をお聞きします。また、活動中のけがの状況や各種の改善状況についてお聞きをいたします。 また、分団統合により、団員の負担軽減や待遇改善を図る方針には賛同しますが、その中核となって案をつくっている支団について、しっかりとした交付金を支給しているのか、あるいは自己負担があるというような話もありますが、それについてどうなのかお聞かせください。 また、消防団は大事だと言いながら、台風で壊れた消防団の機庫を、壊れてそのままにしているという話がありますが、それについてお聞かせください。また、消防車両、私たちも予算をつけて導入しましたが、その消防団の車両が2台壊れていたということがあったそうなので、そんなことはないと思いますが、お聞かせください。 そして次は、高齢者、運転を続けたい、続けなければならないという人に関して、国は安全運転のための踏み間違え防止装置の支援を始めました。多くの自治体もそれにあわせて支援を始めているんですが、本市の見解をお聞きします。 また、本市から木更津まで行く道路を想像していただきたいんですが、ちょうどゆで太郎の向かい辺りから北子安のアップルぐらいまで、通勤、通学で自転車で通われている方もいるんですが、ほとんど電灯がついていなくて真っ暗な状態でございます。こうしたところ、あるいは内みのわ運動公園の横も、夜になると真っ暗になりますので、その辺の安全対策、また、小糸から周南を結ぶ道路上にも照明が少ないと考えますが、その対策について見解をお聞きします。 以上で終わります。 ○議長(鴇田剛君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 13番、下田剣吾議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、市民の命を守る防災対策につきましては、担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 大綱2、市長公約について、細目1、公約の着手・実現と女性活躍についてお答えをいたします。 君津はもっと元気になる、私は、こう確信し、優先して取り組む施策をきみつ元気プランとして掲げ、市長に就任いたしました。公約の実現にあたりましては、私の就任時に、既に策定に取り組んでおりました第3次まちづくり実施計画との整合を図り、人口減少に歯止めをかける、水と緑を活かしたまちづくりを推進する、子育て支援を充実させる、教育環境を充実させ、学びなおしを支援するを重点施策に位置づけてまいりました。 公約の進ちょくにつきましては、就任時点で既にあり、引き続き推進しているものが49%、新たに予算化等により着手したものが26%、既に実現したものが12%、未着手のものが13%でございます。 今後も、議会並びに市民の皆様と意見交換を行い、その進め方や実施時期を十分に精査しながら、公約の実現に向けて取り組んでまいります。 次に、女性活躍につきましては、私は、性別にかかわらず全ての方々がその持ち得る力を存分に発揮し、活躍できる社会を確立したいと考えております。2016年4月に女性活躍推進法が施行され、間もなく4年が経過する中、妊娠や出産、子育てと仕事の両立の難しさなどから、離職する女性がいまだ多い状況をみますと、これを解消する取り組みが求められます。このため、女性の社会進出の課題でもあります妊娠や出産、子育てをサポートする環境を充実させることで、女性の活躍をまずは後押ししてまいります。 細目2、公約・乗り合い交通網の整備について、大綱3、市役所の無駄をなくし改革を進めるためににつきましては担当部長から、大綱4、消防政策についてにつきましては消防長から、大綱5、交通安全につきましては担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鴇田剛君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) 自席から答弁させていただきます。 大綱1、市民の命を守る防災対策について、細目1、台風・大雨の市民の被害と支援についてお答えいたします。 ご質問いただきました3名の方々の事故に関しましては、その経緯について把握をしております。 上総地区での事故につきましては、9月10日となりますが、台風15号により被災した住宅の応急措置を行っていたところ、屋根から転落されたものであります。貞元地区の高齢者施設の件につきましては、9月11日、当該施設がまだ停電中であったときに、発熱等の体調不良により、木更津市内の病院へと救急搬送されたものであります。中島地区の建物火災につきましては、9月11日の夕方、停電、断水の状況下で発生したものであります。それぞれ大変不幸な出来事であり、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の皆様に対し謹んでお悔やみを申し上げます。 市といたしましては、今回の出来事を教訓といたしまして、災害発生中はもとより、台風や地震が去った後であっても、自分の身の安全確保について、より周知する必要があると認識したところであります。 また、今回の災害では、非常に多くの自治体、事業者及び個人の皆様より、心温まるご支援をいただいておりますが、災害時応援協定に基づいて本市から要請したものを除き、代金等の支払いは生じておりません。 以上でございます。
    ○議長(鴇田剛君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) 自席から答弁させていただきます。 細目2、市民への支援策についてお答えいたします。 本市では、被災者支援策として、生活再建支援や農業支援をはじめとする経済支援策などを行っております。中小企業支援につきましては、特別相談窓口の周知や支援策説明会などを行ってまいりました。また、県による中小企業の復旧を支援する新たな補助制度の開始に伴い、2月28日に説明会を開催し、19名の参加があったところでございます。 また、申請にあたり、商工会議所及び市において書類確認等の支援を行っておりますが、制度開始の2月3日からこれまでに、商工会議所に約30件の相談があり、うち半数程度について、現在申請に向けた支援が進められているところです。 被災家屋に対する応急修理や修繕緊急支援につきましては、申請件数は約1,200件であり、申請率は約3割にとどまっております。住宅修繕支援制度の周知について説明会等は行っておりませんが、被災者支援相談窓口専用ダイヤルの開設のほか、対象者に対しては申請書の個別通知を行ったところです。 今後も、被災された方々に対して広く支援が行き届くよう、制度の活用促進等、勧奨に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 大橋建設部長。 ◎建設部長(大橋英男君) 自席から答弁させていただきます。 細目3、小糸川、三島ダムの安全対策についてお答えいたします。 千葉県では、小糸川の安全対策について、流下能力の低い松川橋から東前橋までの約6キロメートルを河川工事実施区間に位置づけ、平成21年度から改良工事を実施しております。また、今年度、防災・減災、国土強靭化3か年緊急対策の一環として、貞元地先の釜神橋付近で土砂掘削や樹木の伐採を行っております。 今後も引き続き、河川改修の促進及び適切な維持管理について、小糸川河川改修促進期成同盟会と連携し、千葉県に要望してまいります。 三島ダムの漏水による抜本対策工事につきましては、有識者による洪水吐技術検討会の結果に基づき、国庫補助事業により県が今年度に実施設計を完了させ、工事を令和2年度から4年度の3か年で施工する計画であると伺っております。事業費につきましては、国50%、県25%、地元25%の負担率となっておりますが、農業を振興する上で、地元負担のうち10%を市が負担することで、農業者の負担軽減を図っております。また、令和元年11月に、君津市長、富津市長、両市選出の県議会議員及び土地改良区理事長により、負担軽減に関する要望書を県に提出しております。 今後も引き続き、農業者の負担軽減について、関係機関と連携し、千葉県に要望してまいります。 続きまして、細目4、傾斜地や住宅擁壁の防災対策についてお答えいたします。 国では、平成23年の東日本大震災、平成28年の熊本地震等の際に、大規模に谷や沢を埋めた造成地で滑動崩落が発生し、住宅や公共施設に被害が発生したことから、今年度、全国の地形図等を一斉に調査し、地震による滑動崩落が懸念される大規模盛土造成地の位置や規模を示すマップを作成し、市のホームページでも公表したところです。このことにより、今後は、地方公共団体及び宅地所有者が事業主体として、国の補助事業を活用し、詳細な調査等を行うことができるようになります。 陽光台の擁壁につきましては、一部に亀裂等が確認されておりますので、詳細な調査が必要と考えます。なお、国が作成した大規模盛土造成地マップにより、当該擁壁が大規模盛土造成地の対象に含まれておりますので、補助事業を活用し、対応してまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) 自席からご答弁申し上げます。 大綱2、市長の公約について、細目2、公約・乗り合い交通網の整備についてお答えいたします。 小糸・清和地区の望ましい公共交通のあり方について、日本大学理工学部との共同研究を行い、君津駅から中島まで運行されている路線バスの周西線を粟倉地先まで延伸することなどを研究結果として報告しております。また、過去の市議会において、まずは路線バスの延伸に向けてバス事業者との協議を継続して行い、早期の実現を図ることとする旨、答弁させていただいております。 バス事業者との協議につきましては、これまで事あるごとに、君津駅から中島まで運行されている路線バスの周西線を粟倉まで延伸することを要望しておりますが、バス業界全体としまして運転手が不足していることが課題となっておりまして、路線の延伸の実現には至っておりません。 共同研究の研究結果を実現させるためには、民間路線バスの延伸が核であると考えており、今後も継続してバス事業者に働きかけてまいります。 続きまして、大綱3、市役所の無駄をなくし改革を進めるために、細目1、随意契約と行政改革の未達成についてお答えいたします。 君津まちづくりプロジェクトにつきましては、事業の実施にあたり、令和元年8月16日に一般社団法人構想日本業務委託契約を締結しており、契約金額は390万8,751円となっております。本年度、当該団体の関係者の今後の見込みを含めた来庁回数及び延べ来庁人数は、10回で延べ58人程度となっていることから、来庁回数1回当たりの金額は39万875円、延べ来庁人数1人当たりの金額では6万7,392円となっております。 次に、第1次君津市経営改革実施計画につきましては、今年度が最終年度であり、目標達成に向けて全庁一丸となって取り組んでおりますが、40の取り組み項目のうち、目標達成が厳しい項目もございます。これらの目標達成が見込めない項目につきましては、利用者や外郭団体等と継続した協議を必要とする項目や、今回の災害を教訓に、改めて公共施設のあり方を検討し直す必要が生じた項目もございます。これらの項目につきましては、課題を整理いたしまして、第2次君津市経営改革実施計画に引き継ぎ、これまで以上に職員一人ひとりが改革の意識を持って取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) 細目2、市への損害賠償請求についてお答えいたします。 平成22年度から今年度までの10年間における市の損害賠償件数は70件、損害賠償額の合計は3,204万2,526円であります。内訳といたしましては、交通事故が38件、2,351万7,134円、道路関係が22件、225万3,880円、施設やその他に関するものが10件、627万1,512円であります。 施設や道路管理者は、定期的な点検やパトロールを実施し、危険個所を発見した際には応急措置を実施し、事故が起きないように努めております。交通事故につきましては、運転講習の実施や事故情報の共有化を図り、交通事故の防止に取り組んでおります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 河野経済部長。 ◎経済部長(河野孝夫君) 自席から答弁させていただきます。 細目3、市有地の活用についてお答えいたします。 旧亀山あけぼの保育園の跡地については、企業誘致候補地として公募しており、企業から利用したいという旨の問い合わせはありますが、今のところ譲渡や貸し出しには至っておりません。 旧外箕輪独身寮については、土地の境界や権利関係の問題があり、活用できる段階には至っておりませんが、問題解決に向けて努力してまいります。 旧香木原小学校については、鳥獣被害対策をテーマとした地域活性化の拠点として、平成31年4月から株式会社TSJに体育館と土地を貸し付けております。同社では、昨年7月に猟師工房ランドをオープンさせ、君津市産のイノシシ等の肉や狩猟の工芸品などの販売、さらにはジビエバーベキュー場などを整備しており、これまで7か月で延べ2,233名の来客があったと伺っております。 事業者からは、子どもたちを対象とした君津市の自然や狩猟の現状を伝える企画を実施するため、校舎の一部を活用したいとの要望を伺っておりますので、さらなる地域活性化及び鳥獣対策の拠点として、活用の拡大を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) 細目4、ナッジの活用についてお答えいたします。 ナッジ理論とは、人間の行動を心理学などの面から研究するもので、そっと後押しするという意味と理解しております。 国保特定健康診査につきましては、令和元年度において、過去の個人に対する質問票を分析し、健康意識の違いにより複数のパターンに分けて効果的な受診勧奨を行いました。その結果、令和2年1月末時点の受診者数は、平成30年度と比較して増加しております。 各種がん検診等につきましては、自己負担金なしで検診を実施しており、受診の動機づけになるよう1,400円から7,000円程度の費用がかかる検診が無料で受けられることを案内するとともに、健康マイレージのポイントの対象としております。 今後は、継続的に受診している方への働きかけとあわせ、ナッジ理論を活用し、検診未受診者にも有効な受診勧奨を工夫してまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 高橋消防長。 ◎消防長(高橋広一君) 自席から答弁をさせていただきます。 大綱4、消防政策について、細目1、消防団支援と待遇改善についてお答えをいたします。 消防団の出動手当につきましては、今年度から出動の回数と区分に応じた支給とし、4期に分けて個人の口座に支払いを行っております。今年度は1期、2期の支払いが完了しており、その平均支給額は5,210円となっております。 消防団員の公務災害の発生状況については、消防団員等公務災害補償等消防基金が公務災害と認定した平成29年度の統計では、消火活動が16.5%、演習訓練が66.5%となっており、その演習訓練の中でも、ポンプ操法の訓練等に関する事故が67.8%となっております。 消防団活動等の改善状況につきましては、事務の改善として、消防団への各種調査や書類の提出方法を一部見直したほか、現在、事務などの改善ができるよう、スマートフォンを活用したアプリについて調査を行っております。 交付金については、消防団活動の運営に係る費用として、君津市の各地区を統括する5つの支団に対し、それぞれ35万円を交付しておりますが、編上靴などに一部自分で支払ったものが存在すると聞いておりますので、消防団員が負担することがないよう努めてまいります。 次に、このたびの台風による消防団機庫への被害については、被害棟数が17棟で、うち7棟の修繕が完了し、9棟が修理中、このほか半壊被害を受けた1棟については解体し、現在は更地となっております。 消防団車両については、昨年度は3台の車両を貸与いたしました。うち1台については、納車時に計器の取り付けに関する不具合を確認しましたので、早急に交換するよう請負業者に指示をいたしました。その後、同車両とほか1台について、可搬ポンプの排気ホースにより配線カバーが溶けるという事案が発生しましたので、速やかに修理をいたしました。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 長坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(長坂精一朗君) 自席から答弁させていただきます。 大綱5、交通安全について、細目1、高齢者の運転支援についてお答えいたします。 高齢運転者の交通事故防止対策は重要な課題であり、市では、運転に不安を覚える高齢者が運転免許証を自主返納した際の支援と、高齢者が安全に運転を続けていくための支援という双方の視点に立ち、対策に取り組んでおります。 その中で、安全に運転を続けていくための対策として、交通事故を未然に防ぐ手段の一つとなる衝突被害軽減ブレーキやアクセルとブレーキの踏み間違い防止装置は有効なものであると認識しており、国においても、65歳以上の運転者を対象とし、当該装置が搭載された車両の購入費用などへの補助事業を創設したところです。 今後は、このような新たな機能や国の補助制度について周知を行っていくとともに、先進自治体の事例を調査し、市としての補助制度のあり方について研究してまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 大橋建設部長。 ◎建設部長(大橋英男君) 細目2、道路照明についてお答えいたします。 道路照明灯は、夜間の道路状況や交通状況を的確に把握するために、歩行者と運転者の良好な視覚環境をつくり、安全を確保するもので、主に交差点または横断歩道のある場所や、夜間の交通上特に危険な場所などに設置しております。 国道の道路照明灯につきましては、管理者である千葉国道事務所に要望してまいります。また、市道における新規の道路照明灯につきましては、事故が多く発生しているなど危険な場所への設置を検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) それでは二次質問、よろしくお願いします。 議場も、そして我々も、皆さんマスクをしておられますが、新型コロナウイルス対策ということで、ご理解をいただければと思います。 まず、道路照明についてお答えをいただきました。今回、やはり北子安から波岡小学校までにかけて、全く一灯も照明灯がついていないということで、暗い中を、私たちの君津市の子どもたちも高校に通学をしたり、あるいは買い物で行って帰ってくる方も見かけることがあります。ですので、しっかりとここに照明を、また国とも相談し、県とも相談し、設置していただきたいとお願い申し上げます。 また、内みのわ運動公園につきましては、公園の中に向いては照明があるんですが、歩行者、自転車に対する明かりが全くないということで、これは過去には事件も起きているということでございますので、防犯の観点からも、ぜひ自転車や歩行者に留意した照明設置をお願いいたします。 小糸についても同じです。県から移管された道路に、まだ明かりがついていないところがあります。1個設置していただいたので、また次の危険個所、ぜひ設置をよろしくお願い申し上げます。 今回の質問なんですが、通告を見て皆さんも思ったかなと思うんですが、多少厳しめの質問があります。これは何かといえば、まだ市長は就任して1年半ですから、ここでしっかりと新たな指示を出して顧みることができれば、まだまだ市民のための政策は実現できるという前提に立っています。ですので、ぜひ誠意ある答弁をよろしくお願いいたします。 まず、皆さんが気になるところからいきますと、消防についてです。消防団の車両、決して安くはないですよね。1台800万円で3台ですから、大体2,000万円を超える車でございます。それが消防団に納入されたときに、排気が出るマフラーに配線が接触をしていて、火災寸前の状態で団員が見つけました。そして、消防本部がとった行動としては、これからは気をつけてね、無料で修理してねというような対応でございました。もし本市の800万円で購入した公用車が、このような火災寸前の、マフラーが配線を溶かしているという初期不良があった場合に、このような対応で適切かどうか、お聞かせください。 ○議長(鴇田剛君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) お答えいたします。 その自動車とかに瑕疵があれば、その辺につきましては、自動車の設計についてどうだったか、それから業者のほうで設計どおりできていたのか、そこに瑕疵がなかったのかということが問題となると思います。もし瑕疵のほうが発見できれば、その業者に対する指名停止あるいは注意、口頭注意、文書注意とかを行うことになります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) それでは、今回の2,000万円の車両について、そうした適切な対応はとられたかとられていないか、総務部長、お答えください。 ○議長(鴇田剛君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) お答えいたします。 この件に関しましては、ただいま消防本部と、車両のいわゆる艤装というものがありますので……     (「現時点ではどうですか」と呼ぶ者あり) ◎総務部長(小礒勇二君) その設計の内容、それから瑕疵の大小、その辺について、今現在調査中、協議中でございます。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) 特におかしいなと思うのは、このミスに気づいたのは消防団員でありました。そして、火事寸前の状態で自ら見つけて消防本部に相談をした。にもかかわらず、そのことが総務では把握されずに、質問になってはじめてこうした手続きが進んでいるということで、現時点では適切な指導、調査はなされていなかったというのが事実でございます。 なぜこうしたことが、私たちが1,000万円の車はちょっと買えないですね。300万円、200万円、100万円でもいいですかね、100万円の車を買ったときに、マフラーで配線が溶けていたらどうなりますか。なぜ市民の税金という大切なものを使っているのにこのようないいかげんなことをやるのか、私は全く理解できません。すごく反省していただきたいなと、これは思います。 消防団についてもう1つ、出動手当。今までは、100回出動しても1回出動しても6,000円ということで、多く出動する団員が1回当たり500円を切ってしまうというような状況がありましたので、1回当たりの改正をしていただきました。しかしながら、支払われる金額は現時点で5,000円ということで、もともと6,000円というふうにしていたのに、それさえ配られていないということで、まさに団員たちに対する出動手当の充実・強化という、お題目はいいですよ、言葉はいいですよ、だけど、実際には支払われていないということがデータで明らかになりました。ぜひこの点は改善していただきたいというふうに思います。 また、消防本部も少しよくないところがあって、例えば、これは出動手当の対象になる出動ですよ、これは対象じゃありませんよ、そういうことで予算を縮減しようとしています。しかし、財政部長、お聞きしますが、この全ての消防団員の活動は公務災害にあたるかあたらないか、ご存じですか。 ○議長(鴇田剛君) 荒井財政部長。 ◎財政部長(荒井淳一君) お答えいたします。 全てのものがその対象になるかどうかは、申し訳ございません、わかりません。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) これは消防団員としてする活動全て、この活動は出る、この活動は出ないということじゃなくて、公務災害という考え方でいえば、全てそれは公務災害の対象になる。しかしながら、その中で、我々の財政難なり、お金が大きくなり過ぎないようにということで選別をしているということです。これもコンプライアンス上、法令上、適切なことではないというふうに思います。 また、台風で壊れてしまった清和地区の消防団、まさに一生懸命働いてくれましたよね。市長も感謝申し上げていました。その消防団の機庫が壊れたのに、修理しないでそのまま壊して更地にしてしまった。操法訓練も始まりました。歳末の夜警活動もありました。そういうときに消防団の機庫を直さない状態で、今も過ごしているというのが現状でございます。言葉はいいんです。だけど、団員を助けて、そして一緒にこのまちの安全を守っていきましょうと言いながら、台風で壊れたものをいまだにそのままにしている。これはいいかげんだなというふうに思います。ぜひ支団の交付金の面からも様々な改善をする必要があると思います。 ちょっと笑ってしまうんですが、消防団のマフラーで配線が溶けていた車両、何と右につけるべき計器が左側についていたそうです。そして、左側につけるべき計器が右についていたということでございます。しかしながら、総務部長は、それに対してきちんとした対応を現時点でしていないというのが今の現状でございます。ぜひ、いろんな経緯もありますから、しっかりと反省をしていただきたいと、これはお願いを申し上げます。 次に、企画のほうに行きますが、交通政策について。 既に、清和地区から君津駅直通のバスをつくるというのが私たちの一番の願いであり、そして地元の願いでもございました。日大が出した研究結果にも、それを延伸するというふうに言っていて、年月は言いませんでしたが、平成30年9月議会、2年前に、その延伸、必ずできるだけ早く実現しますということを約束したにもかかわらずやれていない。理由は何か。運転手がこの社会には不足しているからだということでございます。 市民と約束したこと、行政の中でやると決めたことは、しっかりと実現する。それは、例えば契約単価にも関わりますよね。どういうお金で契約するか、どういう条件をつけるか。そうしたことで実現していくのが皆さんの仕事ではないんでしょうか。約束したこと、議会で答弁したことを、平気で守らないというふうになってしまうと、市民はどうやって議会を選べばいいのか、そして議会はどうやって行動したらいいのか、その信頼関係に関わるすごく重要なことだなというふうに思います。 そこで、スクールバスの利用について、基幹路線バスとの間を結ぶスクールバスをどうやって活用するか。30年度予算委員会で、しっかりとこれについて話し合っていくというふうに言っていましたが、その結果を教えてください。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) お答えいたします。 まず、スクールバス利用といった部分については、今、清和地区等、スクールバスが走り始めたところでございます。こういったところ、スクールバスで児童、生徒を安全・安心に、各学校と、また家庭との間を結んで送り届けるというところが一番の使命であるというふうに考えておりますので、まずそこら辺の、スクールバスの運行スキーム、そういったものが固まり次第、今後、利活用がどうなのか検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) やっていないということなんです、つまり。予算を通すときには、スクールバスは昼間の時間があくので、これを何とか検討したほうがいいんじゃないかと質問したときに、検討します、年度内にその方法を検討しますと言いますが、あと半月で結論を出せるんでしょうか。 だから、考えてもいないことを言ったり、言ったことをやらないというふうになったら、議会の意味って何ですか。執行部の皆さんが答弁する意味って何ですか。きちんと約束を実現していただきたいんです。 では、ここで今日お配りした資料になります。鴨川日東交通が亀田病院と君津市を結ぶバスを通すということ、4月1日から実証実験が始まることがリリースされました。亀田病院から鴨川市役所を通って、君津ではふるさと物産館からバスターミナルを通って、そして市役所、君津駅に行くという。これは、だからまさに清和地区、小糸地区からの直通バスだというふうに言えると思います。 鴨川市のほうは、市役所を通り、福祉センターを通り、シーワールド前を通り、駅を通り、亀田病院を通りということで、これは市役所が日東交通と交渉して、こういうバス停を置いたんだなというふうにわかります。清和地区、小糸地区で、今まで要望は出ていましたよね、直通バスをつくってほしい。東粟倉のところに1つバス停を置いて、あるいは糸川、根本のところにバス停を置けば、そこから亀田病院に行くことができる、そこから市役所、君津駅に行くことができるというふうになりますが、その交渉をしたのかしていないのか端的にお答えください。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) お答えいたします。 まず、この路線等に限らず、清和地区、今ご指摘のありました粟倉地先のところに停留所をつくってもらいたいというのは、かねて要望していたところでございます。しかし……     (「この路線について」と呼ぶ者あり) ◎企画政策部長(安部吉司君) この路線につきましても…… ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君に申し上げます。話し合いの場ではありませんので、きちんとルールでお願いします。 ◎企画政策部長(安部吉司君) この路線につきましては、このルートがはっきりした段階で、粟倉等の停留所のほうの設置について要望しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) 大変失礼しました。 交渉しているというところで、しかしながら、これは国土交通省がきちんと認可を出すものですよね。12月時点で申請をして、そして4月から始まるということで、早い段階から交渉ができていなかったのは事実ではないですか。早い段階から交渉されていたということでよろしいですか。この路線をつくったのは君津市の努力もあるということでよろしいですか。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) お答えいたします。 この鴨川君津ルートについては、うちのほうからも要望は上げていたところでございます。なおかつ、ここの停留所として上げられているところについては、既存のバス停を活用しているものでございますので、新規バス停のものは含まれていないというふうに認識しております。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) 鴨川市の仕事も、うちの市のバス停を使っているからうちの市の仕事だという、非常にすばらしい答弁だなと感服をいたしました。 ではお聞きしますが、君津市の交通予算2億円を担当している若手職員は2人でございます。その2人、前は1人だったので1人増えて、それはよかったなと思うんですが、こういう2人の体制をしていることで何か問題は起きていないのか、不祥事運行はないかお聞かせください。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) お答えいたします。 ご指摘のとおり、今まで1人だったものを2人という形になって、人員のほうはある程度張りついてまいりました。しかしながら、議員ご指摘のとおり、過日の事件など、また不適切運行といったものが生じている部分もございます。こういった部分につきましては、やはりうちのほうとしましても、事業者のほうの管理、監督、こういったものを徹底していかなきゃいけないというところに至っているかと思います。今後とも、そこら辺のところは十分注意してまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) 特に私は、市長公約の中で市民の方が一番期待しているのは、買い物や通院を支援する乗り合い交通網の整備ということで、市長がお約束なさいましたよね。その約束がきちんと果たされるのか、そこが一番肝心なところだというふうに思います。 しかしながら、職員は2人である、2億円の予算を2人に任せている。そして、次のまちづくり計画にも、住民主体というかぎ括弧を入れることで、万が一実現できない可能性も含まれていると、現時点では読めるようになっています。 上総地区、小櫃地区、ほかにも指摘がありましたが、住民主体なら実現できますよということは一切言っておりません。清和地区の方、小糸地区の方が高齢になって、買い物や運転ができなくなって、そういうときにしっかりと乗り合い交通網で暮らしをしたいということを明確に要望しているわけですから、その要望にしっかり応える、それをお約束いただきたいと思いますが、見解をお聞きします。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) お答えいたします。 小糸、清和地区、また周南の一部については、やはり交通空白という地域が広がっておりますので、そこにお住まいの住民の方々、交通弱者等の対策、これについては積極的にスピード感を持って取り組んでまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) よろしくお願いいたします。 特に、まちづくり計画にしっかりと位置づけて実現をしていくんだということが大切になるというふうに考えます。 そして、関連して市役所のムダをなくすためにということで、構想日本と契約をしているということがわかりました。ただ、これについて、1回当たり39万円という形で高額な契約をしているということがわかりました。 1点お聞きしたいんですが、この契約、特別な随意契約が行われましたが、公募プロポーザルの方式はとれる状況、条件だったかどうか確認です。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) お答えいたします。 これは特命随契ということでございましたので、ここの構想日本が持っているノウハウ、こちらのほうを使いたいということで、特命随契というふうに判断させていただきました。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) 公募プロポーザルもとれるものではありましたよね。確認です。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) お答えいたします。 今回の契約の中の1つの視点といたしまして、いわゆるレビュー仕分け的なもの、こういったもののノウハウを持っていらっしゃるのは構想日本ということで、特命随契という形でさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) 私たちは、市民まちづくりプロジェクトが、仕分けというようなものになるというふうなことは聞かされておりませんでしたので、例えば今回の担当者の方は、民主党の秘書をされていた方です。 そして、もう1点聞きますが、君津市に過去の受注実績はありますか。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) お答えいたします。 本市ではございません。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) 本市で一度も受注したことないのに特命の随契をできる、その理由が私はわからないし、そしてそれが市役所としてのきちんとした判断だったのか、もう一度考える必要があるというふうに、これは思います。 一番肝心なのは、市民と約束した行政改革の40項目を、いまだに半分以上果たすことができない、15項目以上残そうとしているということでございます。これに関して、石井市長がきちんと3月までに行政改革を終わらせなさいという指示を出すことができれば、多分職員はやるしかなかったというふうに思うんです。市民との行政改革をしっかりして、お金を生み出して、そのお金で市長の公約を一つ一つ実現していくというのが当たり前のやり方だと思います。 ちょっとびっくりしたのは、ほとんどの政策は、鈴木市長がやっていた政策を拡充する、内容を少し変更するというもので、市長公約は実現したというふうに、先ほどの答弁でありました。しかし、市長、市民は君津市を動かす、変えるという期待を持って市長に投票されています。市長が約束した公約について、鈴木市長のやった内容を少し変更しましたから、私の公約実現、丸ですというふうにやられてしまったら、それは市民の方が市長に期待した気持ちと少し違うんじゃありませんか。 ですから、しっかりと行政改革を職員に指示をしてやらせる、そして生み出したお金やふるさと納税も、漫然と今の事業に埋めてしまったら、今の事業の問題点も消えてしまいます。例えば、山形県の寒河江市では、まちづくり基金ということで、ある程度ためて、そして市長の目玉事業や新しい公約実現のために使っていく、これが一つのセオリーでございます。ですので、行政改革をしっかりと進めて、今いい状況にあるふるさと納税のお金もしっかりとためて、市長公約を実現していく、これが一番の早い道だと思うんです。それには職員の協力がまだまだ足りないと。この点については、職員にもっと頑張ってほしいという思いで指摘をさせていただきます。 では、防災の話、台風の被害について。 3名の方が不幸にも亡くなられたということですが、市としては、公式には関連死あるいはそういう形では認めておりませんが、市長は災害見舞金、災害弔慰金の条例というものがありまして、市長が特に認めるときには、こうした方々に弔慰金、見舞金を支払うことができるというふうになっています。今の対応は、それは県の見舞金を請求してください、火事ならオーケーですよ、火事でオーケーというのは過去の事例なんですね。今回の台風が君津市にとって初めての経験であり、大変なことだなというふうに思ったら、その対象とならない人たちに対しても見舞金や弔慰金を出すというのが市長のあるべき姿じゃないかなと私は考えます。ぜひ再検討を願って、必要な方がいれば、市長の特に認めるとき、この条例を生かして支払っていただきたいというふうに、これはお願いをいたします。 そして、民間事業者の話がありました。我々を支援してくれた電気自動車の方々、あるいは市役所に充電のための車を派遣してくれたところもありました。そういうところには支払いは生じていないということでございました。しかし、市長の知り合いに対して支払いが行われたんじゃないかという話がありますが、事実ですか。 ○議長(鴇田剛君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) お答えいたします。 今回の災害におきましては、市から物資提供の要請をしたのは6者でございます。支払金額については合計365万9,825円となります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) この点は民間事業者が関わることですので、はっきりとは申し上げませんが、どんな人が見ても、しっかりとした仕事をしたというふうに言われるように、行政職員がしっかりと市役所の中をマネジメントして、間違ったことが行われないようにしっかりとやっていただきたいと、これはお願いをいたします。 市民への支援についてなんですが、ここにいる人たちみんなほとんどそうだと思うんですが、住宅が少し壊れたり、瓦がずれたり、雨漏りしたりということがありました。そうした方々が4,000人、罹災証明も出せていない方々を含めると4,500人から5,000人いるとしましょう。それのわずか3割にしか支援が行き届いていないんです。 皆さんはおっしゃいます。対象者にはみんな手紙を出しましたよ、ホームページで伝えましたよ、だけども3割なんですよ。せっかくつくった支援策が、市民の半分以上、7割に届いていないという現状を、本当に真剣に考えていただきたいんです。文書の書き方もそうです。そして、市のほうから個別に電話をしたり、話を聞いてあげてもいいんじゃないですか。何がハードルになっているのか。本当に困った市民たちを助けていただきたいと思うんです。 例えば社協がつくってくれた災害ボランティアセンターがありましたよね。あそこには、自分で片づけられないとか、屋根の修理をしたい、ブルーシートを貼りたいなどの声がありましたが、その記録が残っていると思います。それを、こうした支援情報をつなげるために、現在使っているか使っていないか教えてください。 ○議長(鴇田剛君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) お答えいたします。 現在、そのデータは活用はしておりません。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) あそこには、本当に困って、家族にも支援を求められないし、何とか助けてほしいという方々の記録が残っております。ぜひ一つ一つ当たって、こういう支援策があるよという形でつなげていただきたいと、これはお願いをいたします。ぜひ多くの市民、市長も思いがあったから、被害面積のパーセンテージ、10%以下を含めていただきました。この市長の思いをぜひ答えていただきたいんです。市長は、フェイスブック、台風情報を更新したのはいつか覚えていますか。 ○議長(鴇田剛君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 覚えておりません。 ○議長(鴇田剛君) 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) 10月17日でございます。そこから11月、12月、1月、2月と4か月以上たっております。ぜひ市長、改めてまた情報を整理していただいて、市長のフェイスブックから支援策に届く方もたくさんいらっしゃると思います。市長の周りの方、職員の周りの方、ぜひまた改めて支援策を周知して、パーセンテージがありますから、この3割にしか届いていない支援を、5割、7割、8割、そして市民の本当に困っている方々を助けていただくために、職員、市長挙げて努力をしていただきたいと、これはお願いを申し上げます。 その他、前向きな答弁をたくさんいただきました。小糸川、三島ダムに関してはできる限り、特に三島ダムは農業者の負担が高くならないように、ぜひご支援いただきたいというふうに思います。 また、陽光台と高坂の擁壁についても、しっかりと危険度調査をして対策を図っていただきたいと思います。 また、検診の受診率も上げるように、ナッジをしっかりと活用していただけたらなというふうに、これもお願いを申し上げます。 また、市の損害賠償請求については、10年間で70件で合計が3,204万円ということで、非常に高い金額でございました。二度とこういうことがないように、しっかり対応していただきたいというふうに思います。 少し厳しい質問になりましたが、今ならまだ顧みて間に合います。ぜひ市民の願い、交通の問題の要望も含めて応えていただきたいとお願い申し上げて、質問を終わります。 ○議長(鴇田剛君) 以上で、13番、下田剣吾君の個人質問を終わります。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午前11時06分--------------------------------------- △再開宣告 午前11時15分 ○副議長(保坂好一君) 再開いたします。 議長にかわり、私が議長の職務を行いますので、ご了承願います。 休憩前に引き続きまして一般質問を行います。 18番、三浦道雄君の発言を許します。 三浦道雄君。     (18番 三浦道雄君登壇) ◆18番(三浦道雄君) 議場の皆さん、おはようございます。日本共産党の三浦道雄でございます。 今、世間では、新型コロナウイルス問題で日本中が大変大騒ぎとなっております。国民への感染予防対策だとか、適切な情報提供と抜本的な財政支援策が必要ではないでしょうか。私は、不幸にして感染され亡くなられた皆様に心からお悔やみを申し上げます。感染が治癒されていない皆様にも心からお見舞いを申し上げます。 自然災害に負けない防災・減災対策、そして命と健康第一とした社会保障制度の拡充などが強く求められていると思います。まさに本腰を入れた取り組みが必要だと思います。安倍首相は、国民の不安への情報提供や感染予防対策などは示さず、一方的に小中高などの臨時休校を要請をいたしました。安倍発言が、本市を含めまして国民、市民に新たな不安と混乱、怒りを持ち込んでおります。 安倍首相の発言は、非常事態宣言、戒厳令的な発言を想起させまして、私は恐ろしく感じました。国民生活を顧みない暴挙的な発言であり、断じて認めることはできません。学校の臨時休校にしろ、人の集まるイベントにしろ、自粛・中止は地方自治体が現状を把握して判断するものだと私は思います。財政出動も善後策もない今回の安倍発言は撤回すべきであります。あらゆる部面で憲法をないがしろにしている安倍暴走政治から、市民の命と健康・安心・安全なまちづくりをつかさどるのは、地方自治体の責務でございます。 私は、安倍暴走政治の防波堤となって、石井市長が市民の命と健康・くらしを守る、医療や介護など社会福祉の充実を第一にした行政運営を今後も力強く推進されることを切に願うものでございます。施政方針で示されました未曾有の大災害に対する復旧・復興、被災者支援、そして市民の命と健康を守る、市民が主役のまちづくり等を念頭に置きまして、以下大綱4点、細目5点について、通告に従い順次質問してまいりますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、大綱1点、施政方針について、細目1、市長の政治姿勢について3点伺います。 1点目は、立憲主義を否定する安倍首相は、憲法9条改憲を声高に主張いたしております。国民消費が冷え込んでいる中、消費税率10%への増税も強行いたしました。市民との対話、市民が主役のまちづくりを標榜する石井市長は、安倍首相をどのように見ているのか、捉えているのか、認識をお聞かせください。 2点目は、2月18日の施政方針で、石井市長は6つの重点施策を述べられました。内容については歓迎できるものもある一方、本当にこれができるのか疑問に思う施策内容もありますので、6つの施策を実施する上で、被災者支援などを含む事業への決意をお伺いいたします。 3つ目は、木更津駐屯地へのオスプレイ暫定配備問題についてであります。施政方針の中では一言も触れていなかったのはなぜなのか、見解をお伺いいたします。 大綱2点目、社会保障制度の拡充について2点伺います。 1点目は、協会けんぽ等と比較して高い国民健康保険税の引き下げは喫緊の課題ではないでしょうか。だからこそ、全国知事会等は、国に対して市町村国保への公費1兆円負担増を求めているのでございます。全国知事会等が求めているこの主な内容について、認識をお聞かせください。 2点目は、介護保険制度についてでございます。この制度は3年に一度の見直しが行われます。制度が発足して20年が経過をいたしますが、その都度、介護保険料が増額をされます。そして、介護サービスは内容が縮小したり、公助中心のはずの国の制度なのに共助・自助へと丸投げされるような事態もございます。保険あって介護なしと言われるゆえんがここにあるのであります。いざというとき、誰でも安心して介護サービスが享受できる制度でなければ、保険に値しないではありませんか。見解をお聞かせください。 大綱3点目、教育行政について、細目1として学校再編・統廃合計画について3点伺います。 1点目は、上総・小櫃地区では、4つの中学校を1カ所に統合、3つの小学校を1つに統合する、いわゆる学校再編・統廃合計画が進められております。令和2年4月から4つの中学校が1つになり、小櫃中学校を使用校舎として上総小櫃中学校が開校いたします。その一方で、既存の学校が閉校・廃校されてしまう地域の住民は、遠距離通学が強いられるため、見直しを求め、統合校の中央部に新しい学校建設を求めてまいりました。なぜ老朽化している古い学校を使うのか、なぜかくも長距離の学校に通わせるのか理解できません。明快で納得のいく答弁をお願いいたします。 2点目、長い歴史と伝統のある小中学校が閉校・廃校になることに対して、教師として教育現場におられた石井宏子市長の心情をお聞かせいただきたいと思います。 3点目は、その上でお伺いいたします。令和3年4月からは坂畑小学校、松丘小学校が閉校予定でございます。小学校も中学校もこの地域からなくなるのでございます。蔵玉小学校は閉校記念式典を行いました。坂畑小、亀山中、松丘小、松丘中、久留里中の閉校記念式典を市主催で実施しないという理由はどこにあるのか。納得いくように答弁を求めます。 細目2として、学校給食共同調理場の運営についてお伺いいたします。今年度の4月から供用開始している小糸地先の君津学校給食調理場は、建設事業が立ち上がってから10年もの歳月が経過してやっとできた施設でございます。本市より後で計画された袖ケ浦市の給食センターは、2年程度の期間で約20億円の総事業費で完成をいたしているのでございます。本市の給食センターより充実しているのかどうかわかりませんが、異物混入等の苦情や業者間のトラブル、不平・不満の声は聞こえてまいりません。ところが、本市の給食センターを取り巻く環境・運営等は、順調に推移しているのかどうなのか非常に心配でございますので、状況をお聞かせいただきたいと思います。 最後に、大綱4点目は環境行政についてであります。 細目1として、新井総合施設株式会社の動向について伺います。新井総合株式会社の産業廃棄物最終処分場の第3期増設事業が着々と進められております。今年に入ってから第2期処分場に搬入されている1日当たりのダンプの搬入台数、台風被害等に対して、同社はどのような対応をされたのでしょうか。市が承知している情報をお伺いいたします。 以上で一次質問を終え、二次質問は質問席で行いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(保坂好一君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 18番、三浦道雄議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、施政方針について、細目1、市長の政治姿勢についてお答えいたします。 憲法改正、とりわけ9条の改正につきましては、その必要性や内容について、広く国民の声に耳を傾けながら、慎重かつ冷静な議論を尽くすとともに、丁寧な説明により国民の理解を得る努力が必要不可欠であると考えております。 消費税増税につきましては、少子高齢化により現役世代の負担が高まる中、社会保障の財源確保に必要なことだと認識をしております。 次に、施政方針の6つの重点施策につきましては、第3次まちづくり実施計画において、これまでの人口減少社会に対応した持続可能なまちづくりに資する5つの重点施策に、昨年の台風15号等を教訓に災害に強いまちづくりに最優先で取り組むため、災害からの早期の復旧・復興及び真に災害に強いまちづくりを加えることといたしました。現在もなお、被災された方からの様々な声を伺う中、後に令和2年度を振り返ったときに、この年があったから君津は災害に強いまちになったと感じていただくことができるよう、被災者支援を第一に考え、全力で取り組んでまいります。 最後に、オスプレイにつきましては、木更津市が協力を表明し、2月14日に暫定的な配備に係る合意書を国と取り交わしたところであり、報道によると、6月から7月にオスプレイ2機が木更津駐屯地に配備される見通しであります。 本市は、オスプレイの飛行訓練区域下にあることから、上空を飛行することに不安を感じている市民もおります。私は、市民のこの不安を払拭するため、防衛省から直接説明が得られるよう、県や富津市、袖ケ浦市と連携しながら、防衛省に対して速やかに要請を行ってまいります。 大綱2、社会保障制度の拡充についてにつきましては担当部長から、大綱3、教育行政について、細目1、学校再編・統廃合計画につきましては教育長から、細目2、学校給食共同調理場の運営状況について、大綱4、環境行政についてにつきましては担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(保坂好一君) 山口教育長。     (教育長 山口喜弘君登壇) ◎教育長(山口喜弘君) 私からは、大綱3、教育行政について、細目1、学校再編・統廃合計画についてお答えいたします。 統合校の使用校舎につきましては、学校再編の基本計画にもうたわれております既存施設の有効活用、これを原則に、児童、生徒数や施設の状況などを総合的に判断して決めさせていただいたところであります。 統合対象校は、いずれも長い歴史を持ち、地域で愛されてきたかけがえのない学校であります。地域の方々の様々な思いは十分理解しております。しかしながら、子どもたちの将来を考えると、再編は必要であると考えておりまして、これまで受け継がれてきた各校の伝統や文化の継承に留意しながら、活力ある魅力的な学校づくりを進めてまいります。 次に、記念式典についてでございますが、統合は新たな学校をつくり上げていくというもので、いわゆる閉校式といったものはそぐわないと、かように考えております。しかしながら、地域の方々が実行委員会を組織して、統合に向けた節目の式典などを開催する場合には、その思いを受け止め、学校との連携を密に、記念誌代の補助あるいは運営面で支援するなど、これまでも実質、共催に近い形で取り組んできたところでございます。 なお、4月に開校する上総小櫃中学校、清和小学校につきましては、市主催の開校記念式典を開催する予定となっております。 以上であります。 ○副議長(保坂好一君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) 自席から答弁させていただきます。 大綱2、社会保障制度の拡充について、細目1、誰もが安心して医療や介護サービスが享受できる制度の充実についてお答えいたします。 国民健康保険は、退職後に加入される方が多いため、年齢構成が高く、医療費水準が高い、所得水準が低いなどの構造的な課題がございます。このことから、全国知事会や全国市長会において、国庫負担割合の引き上げや低所得者層への負担軽減策の拡充・強化などについて、国に要望を行っているところです。本市におきましても、国保制度が将来にわたり持続可能な制度となるよう、引き続き他の国保関係者とともに要望を行ってまいります。 次に、介護保険制度につきましては、社会全体で介護の必要な方を支える制度として施行され、社会連帯の精神に基づき、共同してリスクに備える共助の仕組みであります。人々の暮らしや地域のあり方が多様化している中、現在、国において地域共生社会の実現に向け、介護保険制度の見直しが議論されているところでございます。こうした国の動向を注視するとともに、被保険者や要介護認定者等のニーズを把握しながら、介護保険制度の充実を推進してまいります。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 加藤教育部長。 ◎教育部長(加藤美代子君) 自席からご答弁申し上げます。 大綱3、教育行政について、細目2、学校給食共同調理場の運営状況についてお答えいたします。 学校給食共同調理場につきましては、今年度から調理業務等を委託し、新たな体制で学校給食の提供を行っております。 稼働当初に異物混入事案が発生し、ご心配、ご迷惑をおかけいたしましたが、その後は大きな問題もなく、おおむね順調に運営が行われているものと考えております。また、昨年10月に全児童、生徒を対象に給食アンケートを実施したところ、給食の味がおいしくなったとの回答や、ご飯やおかず、汁物など温かい給食が食べられるようになったとの高評価をいただいております。 今後も、衛生管理の徹底を図り、子どもたちに安全安心な学校給食の安定的な提供に努めてまいります。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 長坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(長坂精一朗君) 自席から答弁させていただきます。 大綱4、環境行政について、細目1、新井総合施設株式会社の動向についてお答えいたします。 新井総合施設株式会社君津環境整備センターへのダンプカーの通行は、1日当たり最大75台と制限されておりますが、現在稼働しております第2期処分場への廃棄物の搬入は、本年1月及び2月ともに1日当たり平均22台となっております。また、直近1週間では、2月25日が24台、26日が27台、27日が26台、28日が25台となっております。 また、このたびの台風15号をはじめとする一連の災害におきましては、遮水シートの部分的なめくれや植栽樹木の倒木、小堰堤のり面の部分的な崩落等が発生いたしましたが、昨年末までに全て補修は完了し、遮水シートのめくれ防止等の改善措置がされたことを確認しております。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) それでは、この場所より二次質問をさせていただきます。 通告に従いながら順序よく質問しようかというふうに思っていたんですけれども、緊急事態が発生しましたので、順不同になると思いますけれども、ひとつよろしくお願いをいたします。 まず最初に、大綱1点目の施政方針についてであります。細目1の市長の政治姿勢について数点お伺いをしたいと思います。 私は冒頭、壇上でも安倍政治に対する批判をいたしました。それはなぜかというと、憲法9条を変えるだとか、今回の新型コロナウイルスへの対応についても全く国民を無視したやり方なので、ある意味では常識を逸した総理大臣だなというふうに思っているんです。ですから、この安倍政治に対して、政治家として石井宏子市長は日ごろ含めてどう思っているのか、その辺を一言コメントをいただきたくて伺いました。いかがでしょうか。 ○副議長(保坂好一君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 私は、市長としてこの場に立たせていただいておりますので、政治家個人的な見解は控えさせていただきたいと思います。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。
    ◆18番(三浦道雄君) 石井宏子市長も我々も選挙で、市民から、国民から選ばれた、言わば政治家だと私は思っております。ですから、政治家としての私見を伺ったのでありますけれども、答弁ができないというのは甚だ残念に思います。 それでは2点目、伺いたいんですが、憲法99条には憲法擁護義務というのがうたわれております。一国の首相が、国民が望んでもいないのに改憲の旗を振る、この事態が憲法違反ではないかと私は思っております。このことに対して市長はコメントはできませんか。いかがでしょうか。 ○副議長(保坂好一君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) 自席から答弁させていただきます。 憲法を尊重し、擁護することは公務員の義務でございます。先ほど市長から申し上げましたとおり、その改正につきましては、憲法の規定に従って行うものと認識しております。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) ですから、政治家ですね、国会議員などはなおさらなんですが、憲法99条の視点に立って政治はやってもらわなくちゃ困るわけであります。ところが憲法違反の、憲法を変えるというようなことを安倍首相は言っているわけでございます。 しかしながら、今の答弁でしたので、別の角度から1点だけ伺いたいと思うんですけれども、実は私も驚いたといえば驚いたんでしょうね。2月23日の朝日新聞に天皇陛下がコメントを述べたんです。「研さんを積み、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、象徴としての責務を果たすべくなお一層努めてまいりたい」と言ったんです。もう一言言ったんですけれども、それを知っていますか。新聞等でもご覧になりましたか。ニュースも結構やっていましたけれども、私も天皇陛下の話を聞くこともあまりないんですけれども、もしわかれば。わからなければわからないでいいです。わかりますか、総務部長。 じゃ、朝日新聞に書いてある記事どおり紹介いたしますけれども、「憲法を遵守し、象徴としての務めを誠実に果たしてまいりたい」と言ったんです。これは当たり前のことを言ったんです。これと安倍さんを比べたら天と地の差が感じられました。そのことをまず最初に指摘しておきたいと思うんです。 そういう視点があって、そして先ほど私も申し述べましたが、施政方針の中で6つの重点施策の中に災害に強いまちづくりというものを加えたんです。それで、被災者支援を第一にというふうにも述べられました。 そういう状況の中で、今回、新たに新型コロナウイルス感染問題が急浮上しちゃったんですけれども、被災者支援を第一にということで今取り組んでいるわけですけれども、それと全く同じような状況で、今度は新型コロナウイルスの感染が大問題になっているんですけれども、これについてはどうしようとしているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(保坂好一君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) お答えいたします。 直近の新型コロナウイルス感染の発生状況を考えますと、感染の拡大のスピードを抑制すること、最小限に抑える、それから可能な限りの重症者の発生と死亡者数を減らすことが最大の目標と言われております。 感染のリスクが高いのは、屋内の閉鎖的な空間で多くの人が集まり、人と人の距離が近い状態、そういった状態が一定以上続くような環境と言われております。市民一人ひとりがこのような環境をできる限り避ける。そして、手洗いとかせきエチケットなどの一般的な感染症対策を励行することが重要であります。また、風邪や発熱など症状が出た場合には、外出を控えて自宅療養していただき、国が示しております相談、受診の目安に該当するような場合には、ちゅうちょせず保健所に設置されました帰国者・接触者相談センターに相談することが必要だと考えております。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) それでは、この件について教育長にお伺いいたしますけれども、君津市とこの近隣市、新型コロナウイルスの感染者といいますか、あるいは多少影響を受けている、そういうふうなことを調査したり、実態がどうなのかというのをあなたはつかんでいるのか。どちらでもいいですけれども、総務部長でも。教育長に聞きたいのは、その次の問題と関連があるので聞きたいんだけれども、調べたかどうか。 ○副議長(保坂好一君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) お答えいたします。 そういった感染者等の情報は、基本的に県のほうから入ってきますので、そういった情報が入りましたら、しかるべき対応をしてまいりたいと思います。今のところ発生の情報はございません。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) 市長も総務部長も保健福祉部長も教育長も、要するに新型コロナウイルスの感染者はこの周辺にはいないというか、存じていないと、そういう認識でいいんですね。それでいいですね。はい、わかりました。 じゃ、後ほど学校再編のところでやりますけれども、その問題に関連しますけれども、とりあえず通告にある程度沿って質問したいと思いますので、私、石井市長の姿勢で1つ気がかりなのは、消費税が10%に増税になったでしょう。それで非常に景気が悪くなるし、国民の暮らしは大変になってきたのに、先ほどの答弁ですと、10%になって、そのお金が社会保障か何かに使われるから非常に歓迎しているような、そういう答弁を聞いちゃうと非常にがっかりしちゃうわけです。社会保障の財源確保のために必要などという認識をお持ちのようなんですけれども、本当にそういう認識なのか、再度伺いたいと思います。 ○副議長(保坂好一君) 荒井財政部長。 ◎財政部長(荒井淳一君) 自席よりご答弁申し上げます。 現在、社会保障費は年々伸びております。そのために、充実した社会保障をするためには、消費税の税率引き上げというのは必要だと、そのように思っております。 以上です。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) あれは、財政部長が書いた答弁書なんですか。そうですか。社会保障に消費税を上げてその金を使うなんていうこと自体が間違っているんじゃないですか。ですから、私は、国の政治の中でもお金の使い方が間違っているというふうに思います。 それで、関連がありますので、オスプレイ問題で1点またお聞きしたいのは、先ほどの答弁の中で、比較的これまでとは趣の違った前向きな答弁をされましたけれども、4市で協議をして、そして県だとか北関東防衛局等に具体的な要請に行くという、そういう話になっているということなんですか。お願いします。 ○副議長(保坂好一君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) お答えいたします。 一次質問のほうでお答えさせていただいたとおり、今、袖ケ浦市、富津市との連携を図っております。加えまして県とも情報交換しながら、国のほうに要請したいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) すみませんが、ここから順番をちょっと変更させていただきまして、新型コロナウイルス問題と学校の小中高、特別支援学校も含めまして、休校になったというふうに私は聞いているんです。それで、非常に大変な問題です、学校を休校するという問題は。 ところが、我々議会には、その事前の相談も、これまでいろんな問題があると、議会全員協議会とか何かで話があったり相談があったりしたんですけれども、今回は全く議会には事前説明もなかったのはどういうことなんでしょうか。大問題だと思いますのでお伺いしたいと思います。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君に申し上げます。通告に沿った質問をお願いいたします。 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) じゃ、学校再編のほうに入らせていただきます。 学校再編・統合問題と今回の休校問題というのは関連がありますので、最初に2点伺いたいと思います。 地域の方々の様々な思いというのは、十分理解しているということを先ほど教育長は答弁をされました。何をどう理解しているのか、その真意を1点お伺いしたいと思います。 そして、今回全ての小中学校が、3月2日からでしょうか、臨時休校になったというのは、今、子どもたちのためにというようなことで学校再編・統廃合を進めている市の態度として、いかがなものかというふうに思うんですが、その辺について伺います。 ○副議長(保坂好一君) 山口教育長。     (教育長 山口喜弘君登壇) ◎教育長(山口喜弘君) まず、地域の方々の様々な思いを十分理解の真意とは、ということでございますが、学校はかつて地域の文化の殿堂と言われたころがございます。多くの地域住民、母校を卒業した方々が多かろうと思います。その母校が統合されるという寂しさ、そういったことは自然な思いで、これはよく理解できるということでございます。私自身も統合対象校の出身者でございまして、個人的にもよく理解できるということでございます。しかしながら、小さくなった学校でございます。これを何とかしようというのが今の学校再編であります。 それから、コロナウイルスの関係ですか。これは具体的には27日の夕方、政府のほうから、首相が要請をしたということでございます。うちのほうは、4市で教育長が集まりまして、25日からそういう対応はやっておりました。どういう対応をとったらいいのかということなんですが、これは文科省もそうだと思いますけども、それを超える英断というか、そういう措置でございまして、集団での生活をさせないということと家庭で過ごすことでございます。 それで、我々は専門的な知見がないわけであります。ですので、4市が連絡をとり合いまして、2日から同じように休校にするということをやったわけなんですが、コロナウイルスに関する知見は、感染防止策も含めまして、国の専門家会議あるいは県などから提供される情報を基本とするということを確認してやっております。ですので、この措置が後にどういう評価を受けるかということはあるわけなんですが、今やれることをやっているということだと思います。よろしいでしょうか。 以上であります。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) 今回の学校再編・統廃合問題で、いろいろ教育長とも議論をしてまいりましたけれども、物事の出発は学校教育とは何ぞやというところから始まっているわけです。憲法26条でしたか、義務教育ですから責任を果たさなくちゃなりません。そういうことで、子どもが少なくなってこれこれしかじかだから、こういうふうにするんだよというのが、学校再編・統廃合の主な中身だったでしょう。そういうことをやっている市が、新型コロナウイルスで、どこもそんな被災も何もないのに何で学校を休校するのか不思議に思うんです、誰だって。それは、安倍さんが会見をして要請したからそれに応えたと、そういう話だと全く私は情けないと思います。私も君津市の議員として非常にこういう措置は情けないと思う。 今、いみじくも、何をどう理解しているんだと聞いたら、るる述べられたそのとおりだと思うんです。だったらこの問題もどうなるかと何で考えないんですか。だって、目の前にコロナウイルスの患者がいっぱいいるとか、そういう状況じゃないのに、こういうことをすれば、子どもだけじゃなくて家族や地域にいろんな影響を及ぼすわけです。どうしてそういうところに思いがいかないんでしょうか、これだけ学校統合問題ではそういうことを言っているのに。知見があるなしの問題じゃないでしょう、現実にないんだから。ないのに安倍さんが言ったからそれに右へ倣えと、そんな情けない教育行政をやられては困るんです。 義務教育は義務ですので、それをきちんと果たす。極端な言い方をすると、2週間この形で被害も何もない、緊急事態でもないこの地域でそういうことをするということは、子どもの教育権を奪うということになるじゃないですか。そのことについて全く思いがなかったのかどうか。どなたでもいいですから一言お願いします。 ○副議長(保坂好一君) 山口教育長。     (教育長 山口喜弘君登壇) ◎教育長(山口喜弘君) お答えします。 もとより学校は学校教育をする場であります。そういう学習の保障というのが目的であります。ただ、こういう事態のときに緊急措置としてやらせていただいたということです。 明日ですか、急な話ですから校長会議を実施しまして、その学習の保障のあり方だとか、学童保育とか、その辺の調整とか、そういったことをしっかりやっていきます。例のない話の中で、いかに一番いい方法をやっていくかというのが我々行政の務めだと思っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。 以上であります。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) 私はこの間、議会が始まって、皆さんが一般質問する過程の中で、日に日に腹立ってきたんです。なぜかというと、学校の休校というのが地域にいろんな形で影響を及ぼしちゃったんです。わかりますか、どういうふうに及ぼしたかというのは。 そもそもインターネットで報告がありましたけれども、公民館は閉鎖です。それから、その他の公共施設も閉鎖ないしは中止です。イベントもみな中止。私が一番あきれたのは、私も地元で健康体操をやっているんです。自分の部落に自治会館があるんです。そこで、大坂地区という住民が集まるのはせいぜい10人ぐらいなんですけれども、10人ぐらいでやる健康体操も、市からそういう要請がありましたのでやめますと言うんです。ここまでこの問題が影響を及ぼしたということについて認識していますか。 ○副議長(保坂好一君) 再度忠告をいたします。コロナウイルスの関係は、細目、そして大綱には載っておりませんので、よく注意していただきたいと思います。 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) それでは、そう言われるんじゃないかなと思ったんですけれども、事が急な問題でしょう。急な問題だから市のほうだってころころ変わるでしょう。きのうの国会論戦を聞いていると、厚労省は何て言ったかといったら、要するに安全が確認されるんなら再開して結構ですよと、そういうことまで言っていますので、どうなるかまたわからないんだけれども、今のところ学校は2日から16日まで休むという話が、早くなるという可能性もあるかもしれませんけれども、今度の学校再編・統廃合問題に絡んだときに、こういう状態でいいのかということを強く感じたので、あえてさせていただきました。 それでは、もとに戻しまして、統廃合問題についてもう1点だけ伺いたいんですけれども、教育長は、統合とは新たな学校をつくり上げていくと、こういうふうにたびたび言われております。しかし、地域や子どもの目線から見れば、別の学校に編入されるだけです。新たな学校じゃなくて、ここの学校はなくすから、おまえたちはこっちの学校へ行ってくれと、そういうことではないでしょうか。新たな学校をつくるという言葉では筋が通らないというふうに私は思っております。新たな学校をつくるというのであれば、統合校の中心部に新しい学校を建設するというのであれば、このせりふは成り立つんではないでしょうか。 通学距離が延びる問題、通学路が狭いという問題、そして小学校の場合、3つの小学校の中で最も古い小学校をなぜ使うのかと、こういう問題は解決していないわけです。なのに、そういうことを言いながら、これをごり押ししてくということについて、もし市長から一言あればお願いしたいと思うんです。 ○副議長(保坂好一君) 山口教育長。     (教育長 山口喜弘君登壇) ◎教育長(山口喜弘君) 再度申し上げますが、本市における統合の考え方は、対等の立場で統合して新しい学校に生まれ変わるというものでございます。したがって、編入といった概念そのものがありません。それから、子どもたちは事前の交流をして、新しい友達もできて統合が楽しみだという声、それから、保護者のほうも初めは不安だったわけです。ところが今は、統合を早くやってくださいという意見も多数出てきております。 それから、校舎につきましては、大規模改修を行った、周東中など、これからできる上総小櫃中も新しく改修をしております。そういったことを見ていただいて、ご理解いただきたいと思っております。 それから、広くなる学区については、文科省のガイドラインというものがございまして、これにちゃんと沿ってスクールバス、安全運行が大切でございますが、そういったことで保障していきたいと、かように考えております。 以上であります。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) それでは、事前にも調べておいてほしいというふうに要望した件がありますので、その点をちょっとお伺いしたいのは、山口教育長と何ぼ話をしてもらちが明かないので、この近隣も含めて、君津市と同じように統廃合した自治体の中で、閉校記念式典らしきものを市が主催してやった学校というのは、調べたなら、どことどこだったのか教えていただきたいんです。 ○副議長(保坂好一君) 山口教育長。     (教育長 山口喜弘君登壇) ◎教育長(山口喜弘君) お答えします。 他市がどういう理念を持って統合しているのか、これは承知しているわけではございませんが、富津市では市主催の簡単な校旗の返納式をやったというようなことを承知しています。それがどこの学校かということまでは確認はしておりません。 以上であります。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) もうちょっと調べたほうがいいんじゃなかったですか。結構いろんなところがやっていますよ。ですから、今回の君津市の山口教育長の答弁というのはいまいちなので、検討してください。 ともかく今、上総小櫃中学校はこの4月から旧小櫃中学校を使うようになるんでしょうけれども、それに際して、いろんな事態があって、地元の実行委員会で統合記念式典という名称ですけれども、コロナウイルスの関連で中止といいますか、そういう話になっているんです。それと次は、我々の地元は、今度は小学校が統廃合して久留里小学校を使う予定になっているんですけれども、後で教育長にお渡ししますけれども、こういうのを見ると私は涙が出てくるんだよね。これは、「さよなら天神山小学校」です。児童37人が地域にお礼の言葉といいますか、そういうことをやって並んで、こういうカラーの写真で出ているんです。このくらいのことを何で市がやってくれないのかなって思っているわけです。中郷小もやったようですし、その辺もちょっと調査してもらって、その地域や何かに対する思いとか心があれば、この程度のことは普通やるでしょう。そのことを強く訴えておきたいというふうに思います。 次に、学校給食調理場について1点伺いたいんですけれども、学校が休校になったでしょう。休校になると、学校給食調理場はどうなっちゃうんでしょうか。今現在どうなっちゃっているんでしょうか。その辺伺いたいと思います。 ○副議長(保坂好一君) 加藤教育部長。 ◎教育部長(加藤美代子君) お答えいたします。 給食につきましては、現在、提供は中止しております。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) やっていないと。先般、業者の方から間接的に聞いたんだけれども、農協に食材をやっていて、それがストップされちゃったら、自分は農家でそのものを供給するという約束事になっているのに対して、一体どうしてくれるのというのがあるんです。要するに生活にかかってきちゃっていると、そういう問題も起きているわけです。ですから、それに対して国のほうも今いろんな議論をしておりますから、そういうものに対して国がお金を出しますという話で、出しますよと言いながら曖昧な部分もあるので、そういう場合は、その食材等の買い上げを市がするのかどうなのかというのは、どうなんでしょうか。 ○副議長(保坂好一君) 加藤教育部長。 ◎教育部長(加藤美代子君) お答えいたします。 食材につきましては、3月分は2月20日には発注をかけているので、もちろんキャンセルできるものについてはキャンセルします。国のほうの補助金のこともありますので、業者に負担がかからないように、市のほうも配慮してまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) 給食調理場問題については、ほかにも言いたいことはあるんですけれども、別の機会にしたいというふうに思いますので、ともかく給食センターで働いている人たち、あるいはそれに出入りしている業者たちが、気持ちよく学校給食調理場の運営に参画できるような状態をきちんと行政のほうも目配りしてほしいということを訴えておきたいというふうに思います。 それでは、環境行政問題について1点伺っておきたいというふうに思うんです。先ほどダンプの平均台数が二十数台という話だったです。私も、変な話ですけれども、戸面蔵玉林道というところを通過するんです。すると、あそこにきのう、おとといのダンプの搬入台数というのが書いてあるんです。先ほど部長が報告された数はあれで合っております。そのことによって、これも事前に調べておいてほしいと頼んだんですけれども、このまま推移すると、第2期処分場がいつごろ満杯になるかというのは承知しているんでしょうか。お伺いします。 ○副議長(保坂好一君) 長坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(長坂精一朗君) お答えいたします。 第2期処分場につきましては、昨年12月末の時点で約92%の埋め立てが終了しておりました。その後、本年1月に軽微変更という形でかさ増しが届けられております。そこで、あくまで計算上でございますけれども、埋め立ての進ちょく率は、その変更後には約86.5%というふうになると承知しております。 なお、満杯になる時期というものに関しましては、当事者の受け入れ計画によることとなりますので、私どものほうで予測することは控えさせていただきます。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 三浦道雄君。 ◆18番(三浦道雄君) もうちょっと突っ込んで聞いたほうがいいですよ。事業者だから今の状況でやれば、この施設がどのくらいで満杯になるなんていうのはわかるはずですよ。ですから、そういうのはちゃんと聞いてください。 それで、何でそういうことを言うかというと、今日、私、実はあそこを通ったんです。通って台数を調べたらどうなったと思いますか。ちょっとメモしてきたんですけれども、3月2日が38台なんです。それで昨日が34台なんです。というと、この間25台前後だったものが3月に入って10台増えたんです。要するに埋め立てのスピードが早まったということになるわけです。何でそうなったのかというのはわかりませんので、あなたも今そういう答弁をされたので、何でそうなったのか、その辺もあわせてぜひ追跡してほしいなということです。ごみの搬入がこの時期にこうなる、あるいは第3期処分場の1の区画がそろそろでき上がるという見通しのもとでやっている可能性もあるので、きちんと監視をしていただきたいということを訴えておきたいというふうに思います。 それでは、時間があれなので、最後に私の訴えというか、行政に対する思いを伝えておきたいというふうに思います。君津市は地方自治体ですので、福祉の増進に寄与するというのが大きなテーマになっております。だとすれば、君津市民の一人ひとりの思い、君津市民の状況をきちっと把握した上での行財政運営を進めるというのが、一番大事なことだろうというふうに思うわけでございます。 ですから、議長には静止されましたけれども、緊急になった今回の新型コロナウイルスへの対応問題というのは、私は間違っているというふうに思います。そのことによって、どれだけ君津市民に迷惑がかかるか、福祉が後退するか、そういうふうなことも鑑みないで、私がやるべきことは何かと言ったら、今、私どももマスクをやっていますけれども、感染予防対策だと思うんです、国民の皆さん、市民の皆さんに訴えるのは。そして手洗いの徹底、そして君津市でも各階に消毒液が置いてありますから、消毒をする、うがいをきちんとする。言わば健康を保持するために日常的に当たり前のことを今徹底すると、そういうことが私は大事だろうと思うんです。そのことが感染を防ぐことになるし、また相手の人に感染させないと、そういう防護策にあるので、私は自分自身は新型コロナウイルスと闘っているというふうに思っております。やはり闘わないと病原体に負けちゃいますので、闘う、そういう姿勢でこの問題は考えております。 そういうことで、市のほうも、市民の命と暮らしを守ると本当に思っているなら、やはり悪い政治と闘うと、そして市民の暮らしを守ると、そういう視点で今後とも全力で、石井宏子市長はじめ各位の皆さんが奮闘されることを期待しまして、質問を終わります。 ○副議長(保坂好一君) 以上で、18番、三浦道雄君の個人質問を終わります。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。再開を午後1時15分といたします。 △休憩宣告 午後零時16分--------------------------------------- △再開宣告 午後1時15分 ○副議長(保坂好一君) 再開いたします。 休憩前に引き続きまして一般質問を行います。 2番、宇野晋平君の発言を許します。 宇野晋平君。     (2番 宇野晋平君登壇) ◆2番(宇野晋平君) 通告順序4番、議員番号2番、宇野晋平です。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。 皆様、こんにちは。新人の宇野晋平と申します。 まずもって、昨年の台風15号、19号、そして10月25日の大雨によって被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。また、執行部、市職員の皆様におかれましては、昨年の未曾有の災害においてご尽力され、加えて、今現在猛威を振るっております新型コロナウイルスの感染拡大に関しましても、情報が限られた中、対策を決断し、市民に情報伝達されている姿に敬意を表するものであります。 さて、昨年の9月9日において、本市、君津市は台風15号による甚大な被害を受けました。私の勤める介護施設でも、電柱倒壊による電源喪失に伴い空調設備の機能喪失が起こり、また、生活用水を人力でしか2階、3階にくみ上げることができず、体力の弱った高齢の方々が非常に苦しい立場に立たされました。ポリタンクで水を運び、トイレ内の汚物を流す傍ら、空調が利かず、暑さに苦しまれているご高齢の方、水すらも満足に飲めない中、介護に従事している職員の姿を目の当たりにして、災害に強い君津のまちをつくらなければならないと強く感じました。あの電柱が1本倒れさえしなければ、ご高齢で体力の弱った方、あれほどつらい思いをすることもなかったであろうと思います。 減災・防災、災害に強い君津のまちづくり、また、高齢者、子育て世帯への福祉の充実を掲げて、選挙に打って出ました。そういった意味においては、将来納税することを期待される企業に対して、スタートアップとして一時的に助成金を給付する場合、また、景気悪化が顕著な場合において、一時的な措置として行う給付対策を除き、地方自治体が企業の活動に助成金をもって介入することには、市場原理をゆがめると懸念する立場から、また、より優先順位の高い予算執行があるのではないかと考える立場から、反対の立場です。 君津市民の懐温かく、地元出身でもない20代の人間に市議会議員という重責を担う機会を与えていただきました。温かい応援の声を届けていただきました支援者の方々に、その方々の負託に応え、君津市民のため本市の発展に寄与すべく、微力ではありますが尽力することをお誓い申し上げて、一般質問に移らせていただきます。 大綱1、経済対策について、細目1、景気減退への対応について。 内閣府が発表した昨年10月から12月までの実質GDPの成長率は、年率換算するとマイナス6.3%でした。明らかに消費増税の悪影響が顕在したものです。現在流行中の新型コロナウイルスの影響もあり、観光業、外食産業をはじめイベント業等、体力のない中小企業等にとっては、資金繰りの問題が死活問題となってくるように思います。こういった方々の生活を守るために市としてどのような対策をしていくのか、見解を伺います。 大綱2、疫病対策について、細目1、コロナウイルスについて。 中国発の新型コロナウイルスの感染が世界的にも拡大しています。政府の要請を受け、君津市でも各種イベントの自粛や臨時休校を実施しております。特に危惧されるのが、感染後、症状が重篤化しやすいご高齢の方や基本疾患をお持ちの方に対する感染のリスクです。市として取り組んでいる感染拡大の防止の施策について伺います。 大綱3、災害対策について、細目1、停電対策について。 昨年9月の台風15号は、本市に甚大な被害をもたらし、長期間にわたる停電により、多くの市民が苦境に立たされました。特に、人工透析患者をはじめ、医療にかかっている方、酸素導入機をお使いの方、体力の弱った高齢の方で、空調設備が不能となったご自宅や施設にいなければならない、そういった生活を強いられた方々にとっては、電源喪失はまさに生命に関わる事態です。こういった状況を鑑み、今後想定される首都直下型地震や大型台風など大規模災害において、あらかじめ停電被害を防止するために市としてできる方策について伺います。 細目2、交通網遮断の防止について。 また、昨年の台風被害は甚大ではあったものの、あくまで風と雨による被害でありました。より破局的な被害をもたらすと思われる大規模な地震についても、市民の生命を守るために、その対策を講じなければならないものと考えます。地震によって発生する家屋の倒壊や、それに伴う要救護者の医療機関への搬送などの事態を考えると、交通網の遮断を防止するために、街路樹の見直し、電柱の地中化、橋梁の耐震化、木造建築物の耐震化、減災のためのインフラ整備が必要となってくると考えますが、市の見解を伺います。 細目3、災害時の組織体制について。 ハード面の整備に加えて、ソフト面における体制の充実も必要となってくるものと思います。市役所内部の指示命令系統、連絡体制の確立に加え、外部の関係機関との連絡系統について、どのようにお考えか、市の見解を伺います。 細目4、地域自主防災組織について。 発災時において、市民の命が守られるためには、まず市民自らの力で生き残ること、それに加えて地域で連携して助け合うこと、そして自治体にしかできない支援が十全に行き届くことによって、その目的が達成されるものと考えますが、その前提に立って、地域防災力向上のための自主防災組織のあり方について、市の見解を伺います。 細目5、要支援者への支援体制について。 昨年の災害では、独居のご老人や障害者が苦境に立たされました。ひとり暮らしの高齢者や障害者など災害時における避難に支援を要する方、要援護者の方への支援について、安否確認が行われた日程とその支援を行った主体について伺います。 細目6、防災の日の制定について。 災害時においては、自らの命を守るために、まず市民自らが災害に対する意識の向上を図り、防災技術を高めなければならないものと思います。そういった観点から、本市に甚大な被害をもたらした台風15号が襲来した9月9日を本市の防災の日に制定し、あわせて市職員の定期的な防災訓練を実施すること、ひいては君津市全体の防災力向上に努めてはどうかと考えますが、見解を伺います。 大綱4、高齢者福祉について、細目1、地域包括ケアシステムについて。 高齢化の進む本市において、高齢者が住み慣れた地域で、その地域の特性に応じ、その人らしい生活が継続できることは、非常に重要なことだと考えます。介護・医療サービスの提供が市民全体の負担とならないよう、そして何よりご高齢の方、ご本人の生活の質、向上を図るためにも、健康づくり・介護予防の推進が必要になってくるものと思います。また、介護・医療サービスを受ける方にとって、地域の中でそういったサービスが一体的に提供されることが、利益者の利益につながると考えますが、そういった観点から、本市における地域包括ケアシステムの現状と今後の方針について伺います。 大綱5、子育て支援の充実について。 子どもたちは未来の希望であります。その子どもたちの安全を守ること、また、子育て世代への支援を拡充することは、まさに君津市の未来を創ることであると考えます。全世代型の社会保障への転換といった時代の流れも踏まえ、子育て世代への支援の拡充について考えたいと思います。 細目1、登下校時の安全の確保について。 義務教育期間において、子どもたちはいやが応にも学校に通わなければなりません。選択できる登下校の方法も限られたものとなると思います。そういった観点から、児童、生徒たちが通行する歩道を整備することは、交通事故を未然に防ぎ、将来ある子どもたちの命を守ることにつながると考えますが、通学路の安全確保に対する市の方針について伺います。 細目2、待機児童の解消について。 働くご家族を支援するといった観点から、待機児童の解消は喫緊の課題の一つであると認識しています。待機児童を解消するための市の方針について伺います。 細目3、子だから祝金について。 全ての人は十月十日、母親の胎内で命を育まれ、この世に生を受け、その誕生を祝うことは、全人類にとって普遍的な価値であると思います。妊娠、出産の苦難を思うと、母親という存在に敬意を払わずにはいられません。本市においても、市民の第3子以上の出産を祝福して子だから祝金を支給していますが、改めてその意義について伺います。 細目4、給食費について。 子育て世帯を強力にサポートするという観点から、また、給食費を回収する学校側の負担軽減を図るという観点から、給食費について無償化してはどうかと考えますが、市の見解を伺います。 以上で一次質問を終わります。 ○副議長(保坂好一君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 2番、宇野晋平議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、経済対策についてにつきましては担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 大綱2、疫病対策について、細目1、コロナウイルスについてお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症につきましては、全国的に感染拡大が続いている状況でございます。本市では、令和2年2月17日に君津市新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、全庁的な情報の共有と連携体制の強化を通して、感染拡大の防止に向けて取り組んでおります。 具体的な取り組みとしましては、正しい情報を適切な時期に市民に周知することが非常に重要であることから、せきエチケットや手洗いなどの感染症対策や、感染が疑われる場合の相談先、受診の目安などの情報を市ホームページやメール配信を活用し発信をしております。 市の公共施設につきましては、手指消毒液等の有無を調査し、全ての施設に設置するとともに、庁内の各階にも手指消毒液とポスターを設置し、手洗いやうがい、せきエチケットの励行を呼びかけております。さらに、重症化しやすいとされる高齢者などが入所する介護施設などに、情報提供と対応状況の確認を行っております。また、市が主催するイベント等の開催につきましては、令和2年3月末まで、原則として中止または延期としたところでございます。 なお、市内の小中学校につきましては、3月2日から3月24日までを休校といたしました。 感染拡大を防止するため、今後も引き続き、国や県、保健所、医療機関等と連携し、感染症対策に努めてまいります。 大綱3、災害対策について、大綱4、高齢者福祉について、大綱5、子育て支援の充実についてにつきましては、担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(保坂好一君) 河野経済部長。 ◎経済部長(河野孝夫君) 自席から答弁させていただきます。 大綱1、経済対策について、細目1、景気減退への対応についてお答えいたします。 市内の経済状況につきましては、消費税増税や台風等の災害に加え、新型コロナウイルスの感染拡大防止によるイベントの中止や観光の自粛ムードなどにより、今後も大変厳しい状況が続くものと考えております。そのため、金融機関や商工会議所等と連携し、対応策を検討するとともに、国や県の動向を注視しながら、地域経済の活性化に努めてまいります。 また、君津市中小企業資金融資制度や利子補給制度の周知に努めるとともに、キャッシュレス決済サービスにおいてマイナポイントが25%付与される予定となっておりますので、一人でも多くの市民が活用できるよう、マイナポイント取得に必要となるマイキーIDの設定支援も充実させてまいります。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) 自席から答弁させていただきます。 大綱3、災害対策について、細目1、停電対策についてお答えいたします。 昨年の台風15号は、最大3万7,700軒、最長15日間という大規模長期停電となりました。この停電により断水や通信障害などが発生し、市民生活や経済活動に多大な影響を及ぼしましたが、停電発生や復旧の遅れの大きな原因は、倒木等による電柱倒壊や電線破断によるものであります。 このことを教訓とし、今後も発生する台風等に備え、倒木等による交通の遮断、電柱や電線の損壊を未然に防止するため、森林所有者と協議を行い、補助事業等を活用して道路沿いの森林整備を進めてまいります。 また、電源喪失により生命維持に支障を来すおそれのある要支援者が多い施設については、電話や直接訪問等により状況確認に努め、市が所有する可搬式発動機の貸与や電源車の要請などを行いました。 今後については、各施設における停電対策として、非常用自家発電設備の整備が必要であると考えられるため、国の交付金等を積極的に活用し、非常時に備える体制の整備を支援してまいります。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 大橋建設部長。 ◎建設部長(大橋英男君) 自席から答弁させていただきます。 細目2、交通網遮断の防止についてお答えいたします。 大規模自然災害から市民の生命や財産を守り、また、迅速な復旧活動を支えるインフラ整備や道路環境の改善を図るため、街路樹につきましては、適正な植栽間隔や樹高となるよう、引き続き伐採や剪定を行ってまいります。 電柱の地中化につきましては、国道や県道の地中化の状況を踏まえ、市街地における幹線道路の地中化の範囲や路線を検討してまいります。 次に、橋の耐震化につきましては、橋梁長寿命化修繕計画に基づく補修にあわせ、地震による損傷が橋として致命的な状態にならないよう、幹線道路や第三者被害のおそれがある橋梁への落橋防止システムの部材の設置を引き続き行ってまいります。 木造建築物の耐震化につきましては、平成20年度に耐震改修促進計画を作成し、平成12年5月以前の木造住宅を対象とした耐震に係る相談会や木造住宅の所有者への補助金の交付を実施しております。また、広報きみつや自治会回覧のほか、約4,400枚の周知用チラシのポスティングも行い、制度の周知に努めております。 災害からの早期の復旧・復興及び真に災害に強いまちづくりに向け、ハードとソフトが一体となったインフラの強靭化に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) 細目3、災害時の組織体制についてお答えいたします。 災害時における組織体制については、地域防災計画や各種マニュアルに基づいて構築し、連携をとりながら対応に当たりました。しかしながら、大規模かつ長期的な停電及びそれに伴う断水、通信障害が発生したことから、外部の関係機関や民間団体等の連携に多少の混乱が生じた面もありました。今後は、これらを教訓として改善に努めてまいります。 続きまして、細目4、地域自主防災組織についてお答えいたします。 大規模な災害においては、被害が複数個所で同時に発生するため、公的機関が全ての現場に対し迅速に対応することは困難であります。また、被害を最小限にするためには、地域住民による避難誘導、初期消火、被災者の救出・救護等の初期対応が重要であります。この点において、自主防災組織が担う役割は非常に大きなものであり、自助・共助・公助がバランスよく機能することが必要であるため、災害対策コーディネーター等との連携も含め、自主防災組織の活動が活性化するよう取り組んでまいります。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) 自席から答弁させていただきます。 細目5、要支援者への支援体制についてお答えいたします。 本市では、災害時要援護者避難支援制度の中で、ひとり暮らし高齢者や障害者など災害時において避難に支援を要する方のうち、希望する方を対象とした災害時要援護者名簿を整備しております。 台風15号の際には、発災当日の9月9日に、ねたきりの方や医療ケアが必要な方について、職員が電話による安否確認を行ったほか、翌日10日には、民生委員・児童委員に名簿登載者の安否確認を依頼いたしました。また、停電が長期化したことから、12日には協力範囲を広げ、地元消防団や自治会にも依頼したところです。 今後も、名簿の効果的な運用に努めるとともに、制度の周知を図ってまいります。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) 細目6、防災の日の制定についてお答えいたします。 防災意識向上のため、国では、関東大震災の発生日にちなみ、9月1日を防災の日と定め、全国的に防災訓練を実施しております。本市としても、昨年9月の台風15号災害を記憶にとどめるため、本年9月に市民参加型の総合防災訓練を行うこととしておりますので、君津市防災の日の制定についても前向きに検討してまいります。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) 大綱4、高齢者福祉について、細目1、地域包括ケアシステムについてお答えいたします。 地域包括ケアシステムは、団塊の世代が75歳以上となる令和7年を見据え、高齢者が住み慣れた地域で安心して自分らしい暮らしを続けられるよう、住まい、医療、介護、介護予防、生活支援サービスが地域の中で一体的に提供される仕組みであります。 本市では、自治会館で実施する健康体操等の健康づくり・介護予防の推進をはじめ、認知症初期集中支援チームによる自立生活のサポート等の認知症施策や、在宅医療・介護連携の推進、介護サービスの充実等の事業に取り組んでおります。 今後、地域包括ケアシステムの構築を確実に進めるため、実施事業の評価や見直しを行い、それぞれの地域課題の解決に向けて、高齢者本人とその家族、また市民、介護事業者、医療機関等、地域資源と協働し、地域全体で取り組んでまいります。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 大橋建設部長。 ◎建設部長(大橋英男君) 大綱5、子育て支援の充実について、細目1、登下校時の安全の確保についてお答えいたします。 通学路の安全確保につきましては、平成29年6月に君津市通学路交通安全プログラムを策定し、教育委員会、警察、道路管理者などによる合同点検や危険個所の安全対策を実施しております。また、その対策の効果の把握や改善について、PDCAサイクルによって計画的に通学路の安全性の向上を図っております。 現在、周南小学校区の通学路の大山野奥谷線や小櫃小学校区の俵田・山本線などの歩道整備について、国庫補助金を活用した工事を実施しており、今後も君津市通学路交通安全プログラムに基づき、関係機関と連携し、児童、生徒が安全に通学できるよう、通学路の安全確保に努めてまいります。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) 細目2、待機児童の解消についてお答えいたします。 本市における待機児童の現状については、3歳未満児を中心に毎年待機児童が発生しております。現状としては、保育の受け皿不足に加え保育士の不足により、定員を充足できないことが要因となっております。このような課題の解決のため、保育の受け皿整備を進めており、令和2年度には民間保育園3園及び小規模保育園1園が開園することとなりました。 また、今後策定予定の君津市保育環境整備計画を推進し、さらなる保育環境の整備を行うことで、適正な人員配置を図り、あわせて保育人材の確保に努めることにより、待機児童を解消し、良質な保育を提供してまいります。 続きまして、細目3、子だから祝金についてお答えいたします。 子だから祝金は、市民の第3子以上の出産を奨励、祝福して祝い金を支給し、次代を担う子どもの健全育成を願うものであり、人口減少に歯止めをかけるために創設されたものです。 人口減少対策は本市における喫緊の課題であり、全庁的な視点に立って、魅力的な住環境の整備や雇用の創出、様々な子育て支援策などの連携等、総合的に施策を推進していく必要があることから、子だから祝金についても、その中でより効果的な事業展開について検討してまいります。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 加藤教育部長。 ◎教育部長(加藤美代子君) 自席から答弁させていただきます。 細目4、給食費についてお答えいたします。 給食費につきましては、学校給食法第11条に、学校給食に係る食材費は保護者が負担することとあることから、本市では食材費のみを保護者の皆様にご負担いただいております。無償化を実施した場合には、およそ3億円の財源が毎年必要となるため、財政負担面を考慮いたしますと、現時点では実施は難しい状況にあると考えております。 また、現在学校が行っている給食費の徴収・管理業務につきましては、今後、学校給食費管理システムを導入し、業務を市が行う計画をしておりますので、学校現場の負担軽減につながるものと考えております。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 宇野晋平君。 ◆2番(宇野晋平君) 二次質問は質問席で行わせていただきます。 景気対策につきまして、様々な施策を検討、実施していただき、大変心強く思います。ありがとうございます。中小企業の、特に観光業、外食産業、イベント業におきましては、資金繰りが喫緊の課題となってくることと思います。金融制度の周知徹底にご尽力いただけますようお願い申し上げます。 マイナポイントにつきましては、行政サービスを享受する際の煩雑さの解消と行政機関における管理コストの削減という観点に加えて、消費を後押しする給付政策となっておりますので、マイナポイント取得に対する機運の醸成や支援体制の充実をお願いいたします。 加えて、売り上げが急激に減った企業を対象に、セーフティネット保証と呼ばれる各地の信用保証協会が中小企業の借入金を100%保証する制度を全ての都道府県で実施すると報道にありました。また、雇用調整助成金は、売り上げや生産が減少しても従業員を解雇せず、休業や出向等で対応する企業に対して、国が手当の一部を助成する制度で、1月までさかのぼって適用されるとのことです。市として今後の国の動向に注意を払っていただきまして、可能な限り制度の周知にご尽力いただきますようお願い申し上げます。 コロナウイルスにつきましては、症状が重篤化しやすいご高齢の方や基本疾患をお持ちの方が多くいると推察される医療機関や介護施設におきましては、水際対策の徹底をお願いいたします。また、そういった施設におきまして、新型コロナウイルスに感染している方が見つかった場合の対応については、既に行われていることとは思いますが、保健所などの機関と連携し、対応策について協議をお願いいたします。 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策につきましては、市民の交流を抑制することによって、その感染のピーク数を抑え、医療リソースの圧迫を抑制することを目的とした対策と理解しております。感染抑制と経済への悪影響は、トレードオフ、二律背反の関係にあり、未知の病原菌を前に、大変な苦慮の末、様々な対策を打ち出されましたことに敬意を表します。しかし、イベントの自粛要請や保護者の休業によって、経済的な悪影響が懸念されることは事実でありまして、特に中小企業の、重ねてになりますが、資金繰り対策が喫緊のことと思います。景気対策に関する質疑の折に申し上げたとおり、支援に関する制度の周知徹底をお願い申し上げます。 また、お勤めの保護者の方に関しましては、厚生労働大臣が2日の参院予算委員会で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた臨時休校に関しまして、小学生などの子どもを持つ保護者が仕事を休んだ場合に、賃金を日額8,330円を上限に助成する制度を創設すると明らかにしました。従業員に年次有給休暇とは別に有休を取得させた企業に助成金を出すことができるとのことです。急な臨時休校に際し、経済的な理由から仕事を休んで育児に専念できない保護者の方に、制度の周知徹底をお願いいたします。 最後に、イベント自粛要請に関して、市の施設を利用予定だった団体がその施設の利用をキャンセルした場合におきまして、施設のキャンセル料の減免があるか否かについて、現状と今後の市の対応についてお伺いいたします。 ○副議長(保坂好一君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) お答えいたします。 キャンセル料については、いただかないということになります。また、いただいている利用料があれば返金するというような形をとっております。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 宇野晋平君。 ◆2番(宇野晋平君) 災害対策につきまして、停電対策につきましては、災害に強い君津のまちづくりのためにも、停電を未然に防止するインフラ整備に尽力していただきたいということをお願い申し上げます。特に、生命維持に支障を来すおそれのある患者さんの多くいる医療機関はもちろんのこと、避難所等の施設が電源喪失に陥らないよう、東京電力と協調しながら、発電所から施設に至るまでのインフラの整備を重点的にお願いいたします。 交通網寸断の防止におきましても、破局的な地震が起こった際においては、家屋の倒壊に巻き込まれ、命の危険にさらされる方が多数発生することが想定されます。木造建築物の耐震化はもとより、緊急車両、また復旧作業に従事する車両がスムーズに運行できますよう、インフラの整備をお願いいたします。 さて、その中で、街路樹の本数を減量することにより財政コストの削減が図れると考えますが、市内の街路樹の本数及び業者の委託費並びに清掃等のボランティア作業の状況について伺います。 ○副議長(保坂好一君) 大橋建設部長。 ◎建設部長(大橋英男君) お答えいたします。 街路樹の管理本数は約2,000本で、剪定や除草に係る経費は平成30年度決算で2,158万円でございます。街路樹の落ち葉の清掃や植樹ますの草取りなどに、市民や企業のボランティア団体や沿道の市民の皆様にご協力をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 宇野晋平君。 ◆2番(宇野晋平君) 街路樹1本当たり年間約1万円の費用がかかっており、それ以外にも市民の皆様に負担が発生していることがわかりました。平時におけるコスト削減に加え、災害時においては、市民の命を守る、その可能性を少しでも上げるべく、適正な街路樹の本数について検討をお願いいたします。 災害時の組織体制につきましては、混乱のさなか、市民の皆様の安全・安心を守るために、ご尽力いただいたことを重ねて感謝申し上げます。昨年の災害を契機に、より盤石な組織体制を築いていかれますようお願い申し上げます。 台風19号の際には、ある避難所におきまして、役所の3つのセクションから同じ内容の問い合わせがあったことに戸惑いを覚えた民間団体があると報告を受けております。災害時においては、災害対策本部をトップに、情報が漏れなく重複なくやりとりされることが理想と考えます。現場はもとより、市役所内における時間と労力の削減につながり、ひいては市民の生命、財産を守ることにつながると考えるからです。 既にマニュアルを作成していただいていることと思いますが、加えて、情報ライン、連絡経路の見える化、イラスト化を行い、市職員内、また関係団体と共有することによって、体制の強化につながると考えますが、市の意向を伺います。 ○副議長(保坂好一君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) お答えいたします。 さきの災害対応におきまして、特に初動期においては、情報の把握、それから整理に多くの労力を要しました。その中で、同じ情報を得るために複数の機関あるいは職員から調査や聞き取りが行われていたものと思われます。このことに関しましては、ご指摘のように、自治体間の連絡体制を一本化することが、効率的であると考えますので、今後、より体制の強化に努めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 宇野晋平君。 ◆2番(宇野晋平君) 災害は忘れたころにやってくるとよく言われます。市の職員の方の退職や新規職員の参入、人事異動によって、どういった対応をすればよいか即座に把握ができなくなること、これを防ぐためにも、マニュアルや情報連絡経路のイラスト化について、ご検討をよろしくお願いいたします。 地域自主防災組織につきましては、その活動が活性化するように取り組むのはもちろんのこと、防災士の活用や自主防災力の向上に資する教材の活用など、その内実の充足にも取り組んでいただきますようお願い申し上げます。 要援護者の支援体制につきましては、昨年の台風15号の際には、諸般の状況に応じて、当日の確認のほか、翌10日、12日以降の安否確認が行われたとのことでしたが、要援護者名簿自体は自治会、民生委員、地元消防団の手元に常にあると聞いております。現状について伺います。 ○副議長(保坂好一君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) お答えいたします。 災害時要援護者名簿につきましては、登録いただいた際、ご本人の同意を得た上で、民生委員、自治会、消防団等へ提供しております。台風15号の際には、停電の長期化に伴い、協力範囲を拡大するに当たって、最新の情報の名簿を改めて提供いたした次第でございます。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 宇野晋平君。 ◆2番(宇野晋平君) 名簿が常に手元にあるということが確認できて安心いたしました。といいますのは、大規模な地震の折には、より機動的な安否確認が求められると考えるからです。民生委員の方をはじめ、安否確認を行っていただく方々の二次災害のリスクにも留意し、適切な運営を図っていただくことをお願い申し上げます。 防災の日制定及び防災訓練の実施につきましては、前向きに検討していただき、ありがとうございます。市役所はもちろんのこと、災害時に中心となって活躍いただけることが期待できる関係団体や組織におきましては、そういった方々を十分に巻き込んでいただいた上で、オール君津で防災力の向上に努めていただきますよう重ねてお願い申し上げます。 地域包括ケアシステムにおきましては、市民の生活の質の向上に向けた取り組みであるとその理念について評価いたします。一方で、保険制度の範ちゅうにおいて、市が果たすべき役割とは別に、公的領域を超えた市民生活への介入に対して税金を投入することにつきましては、その線引きにおいて困難さが伴うことと思いますので、今後の動向に注目していきたいと思います。 医療や介護等の連携におきまして、今後、高齢化がますます進む中、サービス提供者の負担はますます大きくなっていくものと推察されます。事業所の負担を軽減するという観点からも、事業所を超えた情報共有システムの構築について、今後研究をお願いいたしたく思います。先行事例等につきましては、私自身も研究調査し、医療従事者、介護従事者の労力軽減、ひいてはサービス受益者の利益の向上に資する仕組みづくりについて考えてまいりたいと思います。 通学路の安全確保につきましては、しかるべき対策をしていただいているものと感謝申し上げます。一方で、多くの子どもたちが通学する中、安全性が完全には担保されていないと感じる場面に遭遇することがあります。様々な制約条件がある中においても、今後、子どもたちの安全のために何ができるのか、これからも研究してまいりたいと思います。 待機児童解消におきましても、しかるべき対策を講じていただきありがとうございます。さきに申しましたとおり、共働きの親世帯には十分な支援が必要と考える立場から、スピード感を持った対応をぜひお願いいたします。 子だから祝金につきましては、人口減少に歯止めをかけるための制度だと理解いたしました。子だから祝金制度以外の政策についてもご説明いただき、市の人口減少対策にかける熱い思いを感じたところであります。人口減少に歯止めをかけるという狙いを達成するためにも、第1子、第2子の出産に対して祝い金を支給してはどうかと考えますが、市の見解を伺います。 ○副議長(保坂好一君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) お答えいたします。 先ほども申し上げましたとおり、子育て支援全体の中で考えていきたいと思っておりますので、今後、総合的にまた考えてまいりたいと存じます。 以上でございます。
    ○副議長(保坂好一君) 宇野晋平君。 ◆2番(宇野晋平君) 祝い金を支給することによって第3子以上の出産を促すことに効果があるとされているので、この制度が創設されていると理解しておりますが、そういった理解で間違いはないでしょうか。 ○副議長(保坂好一君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) お答えいたします。 おっしゃるとおりです。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 宇野晋平君。 ◆2番(宇野晋平君) であれば、経済的な理由からお子様を産むことを諦めているご家庭や、あるいはお一人だけにとどめているご家庭におきまして、祝い金制度が人口減少防止に役立つと考えますが、そういった考えは成り立つか否か、見解をお聞きします。 ○副議長(保坂好一君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) お答えいたします。 確かに子育て世代、経済的な理由等いろいろございますけれども、そういったところでお祝いする気持ちも込めて、お祝い金をお出しするということについては、人口減少対策ということで有効だと考えております。 以上でございます。 ○副議長(保坂好一君) 宇野晋平君。 ◆2番(宇野晋平君) 有効であるというご答弁をいただきました。子だから祝金について質問させていただいた際に、人口減少に歯止めをかけるための施策ということで、非常に多岐にわたる施策もあわせて説明いただき、熱い思いを感じているところでありますので、ぜひ第1子、第2子にも支給するように制度の拡大を行っていただいて、より人口減少に歯止めをかけるために、ぜひこの制度の拡充についてご検討をお願いしたいというふうに思います。 こういった世帯に対して給付を行うことは、あわせて個人消費を伸ばすという、そういったことも考えられます。さらには、お子さんの誕生や出産をお祝いするという観点から考えますと、第3子以上は祝うが、第1子、第2子については祝わないという、そういった市の姿勢に対して若干の違和感を覚えるものでもありますので、これらの観点からもぜひ検討をお願いいたします。 給食費につきましては、保護者負担を懸念する一方で、財政の状況を鑑みるに実施は難しいとのことでありましたが、他方で、学校現場の負担軽減のためのシステムを導入していただきありがとうございます。 給食に関しては、第1には食育の観点が重要であることと思いますが、加えまして、子育て世帯に対する強力な支援を実施していくべきであるという立場から、今後もこの件につきましては調査研究を行ってまいりたいと思います。 至らない点、多々あったかと思いますが、辛抱強く対応していただき、また、丁寧にご答弁いただき、誠にありがとうございます。 以上で二次質問を終わります。 ○副議長(保坂好一君) 以上で、2番、宇野晋平君の個人質問を終わります。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午後2時01分--------------------------------------- △再開宣告 午後2時30分 ○議長(鴇田剛君) 再開いたします。 休憩前に引き続きまして一般質問を行います。 3番、鈴木高大君の発言を許します。 鈴木高大君。     (3番 鈴木高大君登壇) ◆3番(鈴木高大君) 皆様、改めましてこんにちは。3番、令和新政所属、鈴木高大です。鴇田議長より発言を許されましたので、通告に従い質問をさせていただきます。 昨年9月に行われた君津市議会議員選挙、こちらにおいてこの場に立つことを許されました。10代の市民の皆さん、そして君津全体の市民の皆さんのために、わかりやすく皆さんのお声を伝えるために、より誠意を持って取り組む所存でございます。 また、このたびの新型コロナウイルスにより命を落とされた方、ご冥福をお祈りいたします。また、ともにご家族の方、お悔やみを申し上げます。そして、感染された方の一日も早い回復を願っております。 2月29日土曜日、一国の首相、安倍総理大臣ですが、「よく見えない、よくわからない敵との戦いは容易なものではない。政府の力だけでこの戦いに勝利を収めることはできない」と訴えられました。今、この場を見渡しても、全員マスク着用の異常な事態ではないでしょうか。子どもたちを安全に守るためにやった措置だと思います。今は、この君津市もやれるべき対策を立案し、実施することが必要だと思われます。今、自宅、また学校で待機している子どもたち、この君津市を担う未来の子どもたちには、君たちの健康と安全を考えた策だったときっちりと伝えるべきでしょう。必ずや理解をしてくれることと思います。 また、執行部におかれましては、この緊急対応にあたりながら、休む時間を削りつつ、こちらに臨席をされていると思います。そんな中ではございますが、大綱6、細目10点の質問にお答え願います。どうぞよろしくお願いします。 大綱1、道路・河川整備について。 千葉県下2位の広大な敷地を持つ君津市では、生活をする上で道路使用が不可欠でございます。車利用はもとより、通勤、通学での自転車利用、また車椅子利用、そして徒歩での利用があると思われます。道路、歩道の適切な管理は安全・安心の生活を送る上で不可欠な要素と考えます。道路などの管理瑕疵による被害も散見されますが、道路、歩道の適切な管理についてどのようにお考えでしょうか。その方針について伺います。また、交差点付近の車ガードの設置、横断歩道の整備、街路灯の設置について、整備状況と整備方針について伺います。 細目2、君津市には、小櫃川、小糸川と2本の二級河川が流れております。その水の恩恵のおかげで水田が広がり、そしていちご、また小糸のカラーが盛んに栽培され、出荷されております。君津市ロビーにもそのきれいなお花が、各エレベーターにも小糸のカラーが飾られております。また、君津市の広報紙にも今月は特集され、そして市長自らも各地でトップセールスを行っております。そして、今月はホワイトデーがございます。ぜひとも男性から女性に、ホワイトデーという機会を利用して気持ちを伝えてあげてみてはいかがでしょうか。 そんな人の気持ちを動かすほどのきれいな花やおいしいお米、甘いいちごができるこの君津市、それが近年の集中豪雨、台風などによる河川の増水などで、ハウス浸水、収穫前後のお米が被害に遭うことがあります。また、ハザードマップを確認すると、宅地のそばでも危険個所が確認できます。特に、小糸川河川の増水対策と水位監視設備の状況についてお伺いいたします。 大綱2、誰もが外出しやすいまちづくりについて。 細目1、小糸地区の公共交通について。これは、上総地区でも運行されているデマンドタクシーのこともございますが、今回は小糸地区の公共交通についてお伺いします。 通勤、通学、通院、買い物が気軽にできなければ、地域の活性化にはつながらないと考えます。そこで、小糸地区の公共交通に関わる現在の状況と今後の展開について伺います。第3次まちづくり計画の策定にあたり、市民意識調査を実施されているときに、公共交通に対するニーズが高いことがわかっているかと思われますので、その点を踏まえお答えください。 細目2、鉄道とバスの運行体制の充実について。第3次まちづくり重点施策の中で、転入促進と転出抑制、人口減少を抑制するという中で、鉄道及び高速バス、路線バスの利便性の向上とございます。君津駅から短時間で東京駅、羽田空港まで移動できる立地条件は、通勤、通学者の利用増が見込める環境です。高速バス支援事業など積極性を示されている一方、路線バスのアクセスとJRダイヤとの調整、君津駅南口ロータリーの整備が必要と考えますが、見解を伺います。 大綱3、子育て支援について。 細目1、君津市子育て世代包括支援センターについて。令和元年10月から子育て世代包括支援センターが開設されていますが、その利用に関し、周知方法及び利用状況並びに地域コミュニティとの連携について伺います。 細目2、子ども医療費の助成について。子ども医療費助成事業に関し、制度開始から現在までの利用状況の推移及び対象者の拡大など、今後の事業展開について伺います。 細目3、保育環境の充実について。園児利用のトイレは教室と通じているため、特有のにおいがする中で食事が行われています。また、大人用トイレについても、通常はもとより、行事開催時には妊婦の保護者の利用もある中で、古いトイレは不便との話も伺っています。園舎自体の老朽化が著しい中、園舎の一日も早い改修とトイレ環境の改善が望まれますが、見解を伺います。 大綱4、居住環境における有害獣被害について。 本市の基幹産業である農業に関し、多大な有害獣被害が生じていることは周知の事実であります。また、居住敷地内でも有害獣による玄関先での地面の掘り返し被害や、通学路においても猿の集団が出没するなどの被害も生じております。荒廃した山林や田畑などから被害が拡大しているものと考えますが、今後の有害獣被害に対する方針について見解を伺います。 大綱5、市民サービスの向上について。 庁舎南口駐車場、駐輪場を利用される来庁者、特にお子様連れ、車椅子利用の方などにとって、玄関口までのアプローチは、特に降雨など、また夏の日差しの強いとき、その使用状況に大変不便を感じます。安全に来庁できるように、通路テントの設置、また、サービス向上に向けた取り組みが必要と考えますが、見解を伺います。 大綱6、有事における伝達方法について。 災害時の組織指示系統について。災害時のガバナンス統制に関し、行政内部での各部署間の連絡手順と市民への伝達方法について伺います。また、広い市域を抱える本市にとって、特に災害時には、地域ごとに職員を配置し、情報の収集と伝達を行うことが有効と考えますが、見解を伺います。 以上で一次質問を終了いたします。 ○議長(鴇田剛君) 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 3番、鈴木高大議員のご質問にお答えいたします。 大綱1、道路・河川整備について、大綱2、誰もが外出しやすいまちづくりについて、大綱3、子育て支援について、大綱4、居住環境における有害獣被害について、大綱5、市民サービスの向上についてにつきましては、担当部長からご答弁申し上げますので、よろしくお願いいたします。 大綱6、有事における伝達方法について、細目1、災害時の組織指示系統についてお答えいたします。 昨年の台風15号の際には、9月8日の午前9時時点で、危機管理課職員による注意配備体制をとり、同日午後4時30分に暴風警報が発表され、第1配備体制に移行いたしました。その後、9日の午前3時、土砂災害警戒情報が発表されたことを受け、同日午前3時47分に災害対策本部体制に移行、同日午前5時47分、職員参集メールで全職員の参集をかけております。 職員への連絡手段については、電話やメールのほか、チャット形式のアプリ等、通信障害の状況に応じて使い分け、市民に対しては、台風接近に伴う注意喚起、警報等各種気象情報、自主避難所や避難勧告等について、防災行政無線、ホームページ、メール、ツイッター等、様々なツールを活用し、情報発信を行いました。また、地域ごとの職員配置については、昨年の災害時においても、現地災害対策班を設置し、対応を図りました。 今回の災害における職員や市民への情報伝達方法の課題や教訓を整理するとともに、職員に対しては、各種災害に係る研修の充実などにより、防災意識の向上を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 大橋建設部長。 ◎建設部長(大橋英男君) 自席から答弁させていただきます。 大綱1、道路・河川整備について、細目1、道路の適切な管理と安全対策についてお答えいたします。 総延長約830キロメートルの本市所管の道路の維持管理につきましては、君津市道路パトロール実施要領に基づき、毎月2回パトロールを実施しております。その結果、補修が必要な個所については優先順位を決定し、順次補修を行っております。 交差点の車止めポール等につきましては、来年度末までに通学路で信号機の設置された交差点53カ所に設置し、また、横断歩道の整備につきましては、横断歩道の白線が見えにくい個所が見受けられることから、管理者である君津警察署に白線の引き直しを要望してまいります。道路照明灯の設置につきましては、交差点や夜間の交通上、特に危険な個所などに設置しておりますが、引き続き、事故が多く発生している個所などへの設置を検討してまいります。 続きまして、細目2、河川整備についてお答えいたします。 近年の集中豪雨、台風などによる河川の増水対策につきましては、小糸川中流部の上地先において、千葉県が平成21年度から河川改修工事を実施しております。また、下流部の貞元地先の釜神橋付近においては、今年度、河川の流れを阻害する堆積した土砂及び樹木の撤去工事を実施しております。 次に、市内の水位監視設備の状況につきましては、水位計が小糸川に3基、小櫃川に1基設置されており、災害時にはこの水位情報に基づいて避難勧告等を発令いたします。河川の監視カメラにつきましては、現在設置されておりませんが、河川の危険な状況を即座に確認でき、迅速な避難行動につながることから、設置に向けて、河川の整備や維持管理の促進とあわせて千葉県に要望してまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) 自席から答弁させていただきます。 大綱2、誰もが外出しやすいまちづくりについて、細目1、小糸地区の公共交通についてお答えいたします。 小糸地区におきましては、小糸川循環線と中島・豊英線の2路線のコミュニティバスを運行しているほか、中島から君津駅方面及び木更津駅行きの路線バスが2路線運行されております。一方、バス停までの距離がある、いわゆる交通空白地域も広がっていることから、通院や買い物など日常生活における移動手段を確保することが重要であると認識しております。 また、将来にわたり持続可能な地域公共交通を構築していくためには、行政、交通事業者はもとより、地域自らが公共交通をつくり、守ることが必要であると考えており、君津市公共交通網形成計画におきましても、地域内の助け合いなど、地域自らが移動手段を確保する取り組みを促進していくための仕組みの構築を検討することとしております。 このような考えのもと、日本大学理工学部との共同研究に基づく取り組みを継続して行っており、君津駅から中島まで運行されている路線バスの粟倉までの延伸についてバス事業者と協議していくほか、地域が主体となった交通の取り組みについて地域の皆様と推進してまいります。 今後も、市の交通アドバイザーの協力を得ながら、小糸地区の移動ニーズや地域の特性を踏まえた公共交通のあり方について取り組んでまいります。 続きまして、細目2、鉄道とバスの運行体制の充実についてお答えいたします。 基幹交通としての鉄道、高速バスは、都心などの主要都市とを結ぶ大変重要な役割を担っているとともに、交通結節点である君津駅や君津バスターミナルから座って通勤、通学できるなど利便性が高く、市民等の豊かな暮らしを支える大変重要な公共交通であると認識しております。 このような本市の良好なアクセス環境を生かし、また、若い世代の定住促進の観点から、高速バス通学定期券の購入費用の一部を補助する事業を新たに実施するなど、さらなる利用促進を図ってまいりますが、一方で、鉄道と路線バスとで乗り継ぎしづらい時間帯があるなどの課題もございます。そのため、君津駅や君津バスターミナルなどにおける鉄道、高速バス、路線バス、コミュニティバスといった各交通機関の接続について、各交通事業者と連携を図り、よりスムーズな乗り継ぎができるように努めてまいります。 また、君津駅南口ロータリーにおいては、朝と夜の通勤、通学時間帯、特に夕方から夜間にかけて、送迎の自家用車やバスで混雑している状況であることから、事業者等と利用方法について協議、調整を継続して行うとともに、ロータリー整備の必要性について検討してまいります。 今後も引き続き、公共交通のさらなる利便性の向上を図り、誰もが手軽に外出しやすいまちづくりに取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 茂田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(茂田達也君) 自席から答弁させていただきます。 大綱3、子育て支援について、細目1、君津市子育て世代包括支援センターについてお答えいたします。 子育て世代包括支援センターつみきの役割は、母子保健や育児に関する様々な悩みなどに円滑に対応するため、保健師などに加え、令和元年7月に2名の助産師を正規職員として配置し、より専門的な見地から相談支援などを実施し、関係機関と連携することにより、妊娠期から子育て期にわたるまでの切れ目ない支援体制の構築を目指すものでございます。 周知につきましては、リーフレットの配布や広報きみつ、ホームページなどの掲載に加え、同時期に始めた母子手帳アプリも有効な手段として活用しております。また、支援のはじまりとなる母子健康手帳の交付の際に、全妊婦を対象として行う面接において、妊娠から子育て期にわたり気軽に相談していただける窓口としてご案内しております。 利用状況につきましては、健診などを含め、月平均約300件の相談に対応し、必要に応じて継続支援につなげております。産後間もない時期では、継続的な支援が必要となる授乳などに関する多くの相談に対してタイムリーに助産師が対応し、子育て期では育児や発達に関する相談が多く、保健師を中心に関係機関と連携して支援することが増えております。 今後も引き続き、きめ細やかな支援を行っていく中で、つみきの役割が、市民の皆様をはじめ地域の子育て支援に関わる方々に認知され、顔の見える連携体制を強化していけるよう努めてまいります。 続きまして、細目2、子ども医療費の助成についてお答えいたします。 本市の子ども医療費助成につきましては、平成22年9月に助成対象を中学3年生までに拡大し、平成24年12月から助成対象者全てを受給券による助成方法としております。 利用状況について、現行制度移行後の平成25年度から平成30年度までの推移を見ますと、平成25年度の医療費助成額はおよそ2億6,700万円、平成30年度はおよそ2億6,100万円であり、年度によって増減はあるものの微減傾向にあります。平成30年度の中学3年生の年間医療費助成額をもとに高校生まで助成した場合を試算すると、約5,000万円の増額が見込まれることから、限られた財源の中で医療費助成制度を維持していくためにも、今後の事業展開につきましては慎重に検討してまいります。 続きまして、細目3、保育環境の充実についてお答えいたします。 本市の公立保育園の多くは、築40年以上経過している施設であり、老朽化が進行していることから、設備の劣化や、一部の保育園では大人用のトイレの洋式化がされていないなど、ご不便をおかけしていることは認識しております。園児をはじめ保護者や職員が快適に過ごせるよう、今後、トイレ環境の調査を行い、改善に努めるとともに、抜本的な整備を行うための具体的な方針を示す君津市保育環境整備計画を早期に策定し、計画の着実な推進により、本市の保育環境を充実させてまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 河野経済部長。 ◎経済部長(河野孝夫君) 自席から答弁させていただきます。 大綱4、居住環境における有害獣被害について、細目1、今後の方針についてお答えいたします。 猿やイノシシ等の有害鳥獣による農作物被害額は、平成28年度から平成30年度を通じて4,500万円を超える高どまりの状況が続いております。その対策のため、捕獲従事者による捕獲の徹底と鳥獣侵入防止柵の設置等を実施するとともに、地域ぐるみによる追い払いや草刈り共同作業の効果的な被害対策の取り組みを推進してまいります。また、居住地や通学路における猿やイノシシ等の出没についても、近年、市にも通報が寄せられており、その場合は警察など関係機関と連携し、迅速に住民の安全確保を行っております。 引き続き、庁内関係部局や関係機関においての情報共有や対策の協議を行うなど、連携して有害獣被害防止に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) 自席から答弁させていただきます。 大綱5、市民サービスの向上について、細目1、市庁舎出入口の整備についてお答えいたします。 庁舎南側の駐車場には、ベビーカーを使用する小さなお子様連れの方や車椅子利用の方等の優先駐車場を2カ所設置しておりますが、駐車場所から玄関口までは距離があり、降雨時には傘をさして移動が難しい方へ配慮する余地があると認識しております。降雨時には、車から玄関口付近で乗降できる北側玄関の利用や、地下駐車場に設置している優先駐車場の利用について周知してまいります。 ご提案の通路テントの設置につきましては、建築基準法で定められた基準への対応など制限もありますが、現庁舎の利便性の向上に向けまして何ができるのか、引き続き検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 鈴木高大君。 ◆3番(鈴木高大君) では、こちらから二次質問に移らせていただきます。 道路の適切な管理と安全対策について答えていただきました。まず、交差点の車どめポールに関しましては、痛ましい交通事故の後に迅速に対応していただいたこと、これで君津市の子どもたち、幾らかは安全面が向上したかと思います。このスピーディーさは本当に頭が下がる思いでございます。 一方で、総延長830キロメートルの本市所管の道路、この維持管理におきましては、パトロールをすると申しましても、月2回、君津、小糸、清和で4班、小櫃、上総で2回をやられていると伺いました。まして、先ごろの台風により様々な被害があったかと思います。その影響もあるかと思いますが、月間1,400回の電話報告があるとのこと、これはいかに対応するにしても大変な労力かと思います。 そこで、道路維持管理につきまして、地域活性化の面から必ずこれは必要なわけであり、そして早い情報収集が必要と考えます。そこで、建設部のパトロールのみだけではなく、職員の方の目視による報告、これは通勤時だけでもだいぶ違うかと思います。また、市民からの報告を受けとめるアプリの導入など、市民も参加をして市を守る意識になってほしいと思う観点があるのか、お伺いします。 ○議長(鴇田剛君) 大橋建設部長。 ◎建設部長(大橋英男君) お答えいたします。 道路の損傷個所の発見につきましては、道路パトロールのほか、市職員の通勤や勤務途中での情報も取り入れるなど、職員全体で道路の安全を確認する連絡体制を整備してまいりたいと考えております。 なお、アプリの導入につきましては、誰もが手軽に通報できるということから有効な手段であると考えております。先進地の事例を調査し、研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 鈴木高大君。 ◆3番(鈴木高大君) 市民が、道路の損傷個所だけではなく、例えば側溝に木の葉が詰まっている、そのような事例でも、今の時点では自分で処理をしていただける方もいらっしゃれば、これを電話通報する方もいらっしゃるかと思います。しかし今、誰しもカメラ付き携帯電話をお持ちかと思いますので、カメラを使い、事前事後の写真を送信することによって、例えば君津市が行っている健康マイレージに換算するなど、市民が自ら参加してこのまちをきれいにしていく、整えていくというような意識、そういった意識づけを行い、市民の皆さんに協力をしていただけるように、このまま調査研究を続けていただきたいと思います。 続きまして、河川整備は、水位計の情報をもとに避難勧告などが発令されるとのことですが、一体どこに情報が入り、誰がどの手段で、誰を対象に流すのでしょうか。お答えください。 ○議長(鴇田剛君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) お答えいたします。 小糸川、それから小櫃川に設置されております水位計の情報につきましては、千葉県防災ポータルサイトなどにおいてリアルタイムで公開されております。そこから入手した水位情報、それと気象庁等から提供される今後の予想雨量等を総合的に勘案して、市の判断において、地域を限定なりしまして避難勧告あるいは避難指示などを発令し、防災行政無線、市ホームページ、防災メール、SNSなどを通じまして市民に周知、広報しております。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 鈴木高大君。 ◆3番(鈴木高大君) せんだっての台風被害の折には、水位計はきちんと作動していたかと思いますが、実際に小糸川、中村橋付近では既に水が上がり、住居のそばまで水が来ておりました。これは水位計だけに頼るわけではなく、例えば監視カメラの設置であるとか、もちろん危険が伴いますが、身近な消防関連の方々の実視による確認というものがありますが、より早い避難勧告がなされることを願っております。何しろすぐに動ける方ばかりではございません。そして、家財道具一式を置いていくわけにもいきませんので、今後とも川の整備を含め、またこの監視システムにおいても、どうかお考えのほどお願いいたします。 また、しゅんせつ工事や樹木の撤去に加えて、竹の伐採も必要であると思われます。これには地元の協力も必要と思われます。どのように竹整備を進めていくべきかご回答お願いいたします。 ○議長(鴇田剛君) 大橋建設部長。 ◎建設部長(大橋英男君) お答えいたします。 千葉県では、県の管理する河川において、住民や企業が行う美化活動などのボランティア活動を支援するアダプトプログラムという制度があり、清掃等の道具類の支給、貸し出し、ボランティア活動保険の加入費用負担などの支援を行っております。本市の宮下川においては、宮下緑地をきれいにする会が河川施設、河川敷や緑地の環境整備等を行っている事例もあります。地元の協力という点では有効な制度の一つであると考えております。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 鈴木高大君。 ◆3番(鈴木高大君) 先ほどの猿の集団も、実は周東中学校の下の橋の欄干に座ってこちらを見ているようなことがあります。それは竹を多分伝わってくるのかと思います。ですので、今のようなアダプトプログラム、この詳細を各地域に、もちろん私もお伝えしなければいけませんので、詳細資料をお送りください。 そして、小糸川は上総高校の下を流れ、そして上流には、秋元で炭を作り、昔は江戸まで運んだといういきさつがあります。そして、河口には世界に冠たる日本製鉄がございます。この川は世界の七つの海へ通じる大事な川でございますので、どうか今後ともこの環境整備には力を添えていくことをお願いいたします。 続きまして、誰もが外出しやすいまちづくりについて、これはもう研究をやり尽くしているというか、清和地区の奈良輪議員をはじめ、背骨構想ということで、本当に清和、小糸一体となることになるかと思います。 ただし、小糸だけまずちょっと見ると、今、65歳から100歳まで数えますと約2,800人おります。一方、車にまだ乗れない小学生から見ると、7歳から18歳までだと約690人、何と3,000人以上が車を使うことがないような生活を望んでいると。もちろん、この君津が過ごしやすいわけですから、年齢が上がり、皆さん長生きで健康な方々が大勢いることも確かでございます。 しかし、一方でこんなことがございました。春に免許を返納しましたが、夏の暑さ、夏にスーパーに買い物に行ったら、もう暑くて家に帰るのもおっくうだと、そのような事態が起きないようにするためにも、今から地域の交通網というのを考えていかなければいけないと思います。 それには、地域自らが公共交通をつくり、守ることが必要であるとお答えいただきました。この地域自らの公共交通をつくるにおいて、何か条件もしくはご提案みたいなものがありましたらご紹介ください。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) お答えいたします。 地域が主体となった取り組み、これはいろいろなパターンがあろうかと思います。それはやはり地域の皆様方のお考え、地域特性、そういったものを含めまして取り組んでいくものというふうに考えております。その中で、主な取り組みとすると、まず地域の方々がNPO等を立ち上げるような形、または地域住民の方がボランティアで運行される形、こういうものが考えられるかと思います。 そうなってきますと、当然、例えばNPOを立ち上げるような場合については、道路運送法による登録が必要であるとか、または二種免許が要る、または国土交通大臣の認定講習が必要であるとか、そういった要件がございます。また、その際には自家用車も利用できるとかというメリット、または利用者から対価を受け取ることもできるというような形もできます。 一方、地域住民がボランティアでやる場合については、道路運送法に基づく許可、登録というのが要らないであるとか、普通免許で可能であるとか、自家用車を利用できる。ただし、利用者から対価は受け取ることができないという形もあります。 いろいろな形がございますので、その中で市としてもサポートとして、形態によりましては車両購入または整備費用、自動車の保険料、そういったものを補助する、そういうようなスキーム、これは立ち上げ方によって、いろいろ市のほうともご相談しながら決めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 鈴木高大君。 ◆3番(鈴木高大君) 思っていたよりも具体的な提案があるかと思いました。ここで、我がまちで私がやってみますという方がいましたら、これはあす、あさってにでもご相談に乗っていただけるという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) お答えいたします。 そういう方をご紹介いただければ、うちのほうとしてもいろいろご相談、いろいろな課題もあればその課題解決等について、ご相談に乗っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 鈴木高大君。 ◆3番(鈴木高大君) 持続可能な地域公共交通を構築するためにも、行政だけではなく地元住民一体となって進んでいければ、これは理想でございますけれども、なかなかそうはいかないというのも現実かと思います。 今おっしゃられたこと、そして今地域にいる65歳以上の皆様、そして交通弱者と言われる18歳以下の子どもたち、全てが全てを賄うわけにはいかないと思いますが、今みたいなご提案、真摯に受けとめまして、また地元に持ち帰り、検討していきたいと思います。ありがとうございます。 続きまして、細目2、鉄道とバスの運行体制の充実につきましては、基幹交通であるJRと、そして高速バス、これがダイヤ調整をしていただけるということですので、なにぶん、業者のほうにご提案しまして、東京への通勤また通学ですね、これは朝が早かったり夜が遅かったりいたします。そのために、まだ学生であったりすれば保護者が迎えに行く、その際にはお仕事をストップさせたり、経済的にも、また車を皆さん利用しますので環境的にもよろしくないと思われますので、バスのアクセス、そして電車のダイヤの調整というものをどうかよろしくお願いいたします。 ターミナルにつきましては、今後人口を増やすためにも整備、また土地の問題が出てくるかと思いますが、君津駅、そして駅周辺の整備というものは必要かと思われますので、利便性の向上を目指してお願いいたします。 子育て支援につきまして、これも定住人口を増やすために親身になって寄り添っていただくシステム、何と助産師さんが2名も常駐されているということで、施政方針である切れ目のない、妊娠から出産、子育てまで本当に安心してできるまち、これは全国的に言っても売りになるのではないでしょうか。そのぐらい安心できるもの、これが初めてのご出産であればなおのこと。また、1人目、2人目において、包括的に面倒を見させてもらうというご提案、これには、今、一人で子どもをみる、そのような事例があるかと思います。そうすると不安でしようがない、不安解消、そのためにも市が、行政が、こうして手をとり合って進めるということは、これからの子育て世代を応援するにおいて、大変前向きなセンターの開場だったと思います。 ただし、どうやら10月、大変な時期のオープンだということで、まだ周知がされていないそうです。今後、安心して住めるまちづくりということで、こちらのセンターの周知に努めていただきたいと思います。 子ども医療費の助成につきまして、中学3年生までが助成対象となっております。この助成対象が小学生から中学生、しかし、第2期子ども・子育て支援計画には、18歳に達した3月までが子どもと明記しておりますが、君津市を担うための高校生も、18歳までの子どもたちも、医療費が払えないということで、何かちゅうちょして大病になってもいけません。幸か不幸か小学生から中学生までの人口が減っている中、予算を何とかそちらのほうに移行し、そして高校生につきましては、全く無料なんていうことは市民も考えてはいないかもしれません。その辺を考慮いたしまして、どうぞご検討してみてください。 次に、トイレの件でございます。これは、君津市が今、保育園の耐震工事を進めていることも存じ上げておりますが、何しろトイレ、毎日使うものでございます。これは子どもたちも使いますし、当然、職員の方も利用します。そして、これは保護者の方から伺いましたけれども、続けてお子さんが行った場合は、その利用する際にどうも不便が生じると。職場の環境のまず整備をされるというのは、これはそんなに難しい話ではなくて、これから保育士を君津市にとり入れるということに関しても、やはり職場環境の改善というのは必須だと思われます。 そして、そのトイレに関しましても今は快適なものもありますし、今回、災害用のトイレのトレーラーも購入を予定されるということです。この災害用トレーラーの購入、大変すばらしいことだと思いますが、毎日の生活の中でのトイレ環境改善、これは譲れないものかと思われます。ぜひとも衛生面のほうから考えましても、そして将来の保育士獲得のためにも、君津市はこんなに環境がいいんだよということも踏まえながら、どうぞご検討ください。 有害獣の被害につきましては、農作物の被害に遭った方は本当に多大な被害が生じ、せっかくの収穫を前に被害に遭って残念なことになっております。しかし、そこはまた、おりであったりとか、そういった対応をされているかと思いますが、玄関先であったり垣根のほうをほじくられてしまう例が起きております。また、屋根の上に猿が乗っていたりとか、これは君津市内で起きている話でございます。 ですので、この対応、先ほどおっしゃっていただきましたけれども、テレビで出ているような警察官の方々も、野生相手ですと危険だと思われますので、別の対策を、それにかわらなくてもそれにプラスする対策をお考えください。 そして、移住者を今年度からまた手厚くとり入れる、また、中古住宅を奨励するにあたり、その環境整備がないことには、せっかく田舎暮らしをしようという住民がいても、ちょっとこれはちゅうちょしてしまうのではないでしょうか。そして、被害がないと、通報がないと、そういったデータが上がらないということになりますので、くれぐれもこちらの住居被害、また通学路においても、どうぞお考えのほどお願いいたします。 市庁舎の駐車場サービス、駐車場からの距離ですね、これはこちら辺で言う、じょうぼが長いと言われますけれども、せんだっても雨の日に、私、子連れの方に傘を差し出しました。そのようなこともございます。けさも雨が降っておりまして、足のちょっとお悪い方が大変苦労されておりました。 そういった面も含めまして、新しく住民となる方や、7月の聖火リレーの方々を招く場合、また、初めて来庁される方々、庁舎を市の顔として認識されると思います。南側玄関口も昨年の台風で故障したままとなっておりますが、来庁者を快く受け入れるおもてなしの気持ちがあるのかお伺いします。 ○議長(鴇田剛君) 小礒総務部長。 ◎総務部長(小礒勇二君) お答えいたします。 議員おっしゃるとおり、初めて本市に訪れる方にとりまして、庁舎は市を印象づけるものの一つと考えております。現在、災害のほうで壊れております南口玄関口につきましては、この3月末までに修繕を予定しております。 玄関口の修理だけでなく、来庁された方々が気持ちよく帰ってもらえるよう、職員の接遇なども含めまして、環境整備に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(鴇田剛君) 鈴木高大君。 ◆3番(鈴木高大君) 前向きなご答弁で、本当にありがとうございます。職員の接遇も含めとございます。ワンストップで、例えば今ですと、1階に行って、その後4階ですとか、これは高齢者にとっては大変不便を感じているとも伺います。そのあたりも含めまして、また環境整備とサービスの一環としまして進めてください。 そして、企業誘致も言われていますが、企業の方が初めてこの君津市に来たときに、やはりホスピタリティがあるかないかで事業が決まるか決まらないか、そして、いい気持ちで帰っていただくかどうかが決まるかと思いますので、そのあたりも含めてサービス向上と環境整備、どうぞよろしくお願いいたします。 有事における伝達方法について、市長からのご答弁ありがとうございました。さきの被害の際には、地元自治会、小糸自治会長の方々とせんだってお話ししたときがあります。そのときに、本当に行政の皆様はじめ一生懸命地域のために動いていただきました。 ただ、この君津市は本当に広いので、庁舎周辺と山のほう、上総地区、清和地区、小糸地区、これは求めているものが違う場合がございます。そして最悪のときの、例えば車が動かない、道路が寸断されるといった場合は、情報がどうしても入らないと。そのときには、地域の職員の方が無理に移動せず、そこの地域に残り、情報収集にあたっていただくと。そして同時に、自治会長をはじめとした地域の皆様が、何をすればいいか、どうすればいいか、その自助、共助の観点から、被災の際には対応に当たっていただくと。 そのときに、せんだって言われたのが、自治会長宛てに庁舎から連絡があった場合に、人それぞれどうもニュアンスが違って、せっかくの指令系統があるにもかかわらずきちんと伝わっていないと、そういったことがございました。 ですので、皆様の大変な中でのことだったと思いますが、今後とも何があるかわからない今この時代でございます。君津市民を守るためにも、どうぞ改めて皆様の体制を立て直ししていただきまして、今後とも市民安全のためにご苦労を重ねることをよろしくお願いしまして、鈴木高大の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(鴇田剛君) 以上で、3番、鈴木高大君の個人質問を終わります。--------------------------------------- △日程第4 議案第3号ないし議案第6号(質疑、委員会付託) ○議長(鴇田剛君) 日程第4、議案第3号ないし議案第6号を一括議題といたします。 直ちに質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結し、ただいま議題となっております議案第3号ないし議案第6号をお手元に配信してあります付託表のとおり、所管の常任委員会に審査の付託をいたします。--------------------------------------- △日程第5 議案第7号(質疑、委員会付託) ○議長(鴇田剛君) 日程第5、議案第7号を議題といたします。 直ちに質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結し、ただいま議題となっております議案第7号をお手元に配信してあります付託表のとおり、所管の常任委員会に審査の付託をいたします。--------------------------------------- △日程第6 議案第8号(質疑、委員会付託) ○議長(鴇田剛君) 日程第6、議案第8号を議題といたします。 直ちに質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結し、ただいま議題となっております議案第8号をお手元に配信してあります付託表のとおり、所管の常任委員会に審査の付託をいたします。--------------------------------------- △日程第7 議案第9号及び議案第10号(質疑、委員会付託) ○議長(鴇田剛君) 日程第7、議案第9号及び議案第10号を一括議題といたします。 直ちに質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結し、ただいま議題となっております議案第9号及び議案第10号をお手元に配信してあります付託表のとおり、所管の常任委員会に審査の付託をいたします。--------------------------------------- △日程第8 議案第11号及び議案第12号(質疑、委員会付託) ○議長(鴇田剛君) 日程第8、議案第11号及び議案第12号を一括議題といたします。 直ちに質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結し、ただいま議題となっております議案第11号及び議案第12号をお手元に配信してあります付託表のとおり、所管の常任委員会に審査の付託をいたします。--------------------------------------- △日程第9 議案第18号ないし議案第23号(質疑、予算審査特別委員会設置、同委員会付託) ○議長(鴇田剛君) 日程第9、議案第18号ないし議案第23号を一括議題といたします。 直ちに質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結し、ただいま議題となっております議案第18号ないし議案第23号につきましては、13名をもって構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、よって、議案第18号ないし議案第23号は、13名で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 次に、予算審査特別委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、2番、宇野晋平君、4番、村上幸人君、5番、高橋健治君、6番、石上塁君、7番、松本裕次郎君、8番、佐藤葉子君、11番、船田兼司君、12番、橋本礼子君、13番、下田剣吾君、14番、保坂好一君、15番、高橋明君、18番、三浦道雄君、20番、三浦章君、以上13名を指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま指名いたしました13名の諸君を予算審査特別委員に選任したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認めます。よって、ただいま指名いたしました13名の諸君を予算審査特別委員に選任することに決定いたしました。 ここで、予算審査特別委員は、休憩中に予算審査特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、その結果についてご報告願います。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午後3時36分--------------------------------------- △再開宣告 午後4時15分 ○議長(鴇田剛君) 再開いたします。 休憩中に予算審査特別委員会が開催され、正副委員長の互選を行った結果、委員長に三浦章君、副委員長に佐藤葉子君がそれぞれ決定いたしましたので、ご報告いたします。--------------------------------------- △日程第10 議案第24号(質疑、委員会付託) ○議長(鴇田剛君) 日程第10、議案第24号を議題といたします。 直ちに質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結し、ただいま議題となっております議案第24号をお手元に配信してあります付託表のとおり、所管の常任委員会に審査の付託をいたします。--------------------------------------- △日程第11 議案第25号及び議案第26号(質疑、委員会付託) ○議長(鴇田剛君) 日程第11、議案第25号及び議案第26号を一括議題といたします。 直ちに質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 下田剣吾君。 ◆13番(下田剣吾君) 13番、下田剣吾でございます。 議案第25号の補正予算の継続費について、市民対話推進事業の継続費が設定されておりますが、本会議でも出たとおり、特殊なコンサルタントと特殊な随意契約を結んだものでございますが、令和元年8月16日に390万8,751円で契約をしたということになっていますが、継続費は400万円を超えております。これも何か特殊な事情であるのかお聞きします。 ○議長(鴇田剛君) 安部企画政策部長。 ◎企画政策部長(安部吉司君) 今回、繰越明許をお願いしているこの経費でございますが、今、議員ご指摘の390万何がし、これは構想日本との契約金額で、その他の経費といたしまして、役務費、参加者等に資料等をお送りしますので、その切手代等がプラスになって429万6,000円、これを繰越明許をお願いしようとしているものでございます。 以上でございます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ほかに質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結し、ただいま議題となっております議案第25号をお手元に配信してあります付託表のとおり、所管の常任委員会に、議案第26号を予算審査特別委員会にそれぞれ審査の付託をいたします。 なお、議案第25号に関しまして、補正予算審査分類表をお手元に配信してありますので、ご了承ください。--------------------------------------- △日程第12 報告第1号ないし報告第5号(質疑) ○議長(鴇田剛君) 日程第12、報告第1号ないし報告第5号を一括議題といたします。 直ちに質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 須永和良君。 ◆16番(須永和良君) 報告第3号について質問させていただきます。 報告第3号にある120万円のエアサスペンションというのは一体どういう車なのか、そして1カ所なのかどうか教えてください。 ○議長(鴇田剛君) 大橋建設部長。 ◎建設部長(大橋英男君) お答えいたします。 車種についてはメルセデス・ベンツS550、右前輪サスペンションの破損でございます。 以上でございます。
    ○議長(鴇田剛君) 以上で、通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ほかに質疑もないようですので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結いたします。--------------------------------------- △日程第13 陳情第2号(委員会付託) ○議長(鴇田剛君) 日程第13、陳情第2号を議題といたします。 ただいま議題となっております陳情第2号をお手元に配信してあります付託表のとおり、所管の常任委員会に審査の付託をいたします。--------------------------------------- △日程第14 休会について ○議長(鴇田剛君) 日程第14、休会についてを議題といたします。 お諮りいたします。 議案調査及び委員会審査のため、3月5日から18日までの14日間を休会としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、3月5日から18日までの14日間を休会とすることに決定いたしました。 なお、委員会の開催日及び日程につきましては、会期日程表のとおりお願いいたします。 また、3月19日の本会議は、議事の都合により午後2時から開きますので、ご参集を願います。--------------------------------------- ○議長(鴇田剛君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしましたので、これにて散会といたします。 長時間にわたりまして、ご苦労さまでございました。 △散会宣告 午後4時20分...