鎌ヶ谷市議会 > 2020-12-08 >
12月08日-一般質問-05号

ツイート シェア
  1. 鎌ヶ谷市議会 2020-12-08
    12月08日-一般質問-05号


    取得元: 鎌ヶ谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-14
    令和 2年  定例会(12月会議)            令和2年鎌ケ谷市議会定例会 令和2年12月会議    議 事 日 程 (第5号)                令和2年12月8日(火)                                 午前10時開議     日程第1 市政に関する一般質問                                            〇出席議員(24名)    1番   後  関  俊  一 議員     2番   葛  山  繁  隆 議員    3番   宗  川  洋  一 議員     4番   松  原  美  子 議員    5番   佐  竹  知  之 議員     6番   德  野     涼 議員    7番   伊  福  幸  一 議員     8番   富  田  信  恵 議員    9番   鈴  木  哲  也 議員    10番   矢  崎     悟 議員   11番   中  村  潤  一 議員    12番   森  谷     宏 議員   13番   針  貝  和  幸 議員    14番   泉  川  洋  二 議員   15番   松  澤  武  人 議員    16番   佐  藤     剛 議員   17番   三  橋  一  郎 議員    18番   河  内  一  朗 議員   19番   津 久 井  清  氏 議員    20番   小  易  和  彦 議員   21番   芝  田  裕  美 議員    22番   土  屋  裕  彦 議員   23番   勝  又     勝 議員    24番   大  野  幸  一 議員〇欠席議員(なし)                                            〇説明のための出席者     市         長   清  水  聖  士  君     副    市    長   北  村  眞  一  君     総 務 企 画 部 参 事   弓  削  孝  司  君     ( 契 約 管 財 課 長)     総 務 課 行 政 室 長   髙  橋  秀  之  君     契 約 管 財 課 主 幹   小 野 関  弘  安  君     市 民 生 活 部 長   渡  邊  忠  明  君     市 民 生 活 部 副 参事   市  村  昌  子  君     ( 環 境 課 長 )     健 康 福 祉 部 長   菅  井  智  美  君     健 康 福 祉 部 次 長   西  山  珠  樹  君     ( 高 齢 者 支援課長)     都 市 建 設 部 長   貞  方  敦  雄  君     都 市 建 設 部 副 参事   松  岡  秀  樹  君     ( 道 路河川整備課長)     道 路 河 川 整備課主幹   白  倉  栄 太 郎  君     教    育    長   皆  川  征  夫  君     生 涯 学 習 部 長   狩  谷  昭  夫  君     生 涯 学 習 部 副 参事   関  根  延  年  君     ( 学 校 教 育 課 長)     選 挙 管理委員会委員長   石  井  君  雄  君     代 表 監 査 委 員   徳  田     朗  君     農 業 委 員 会事務局長   佐  山  佳  明  君                                            〇議会事務局職員出席者     事   務  局   長   斉  藤     薫     事  務  局  次  長   佐  藤  太  郎     同  主  任  主  事   井  上  裕  之     同  主  任  主  事   中  山  由 貴 子     同   主  事   補   歌  津  達  也          午前10時00分  開 議 ○議長(森谷宏議員) 皆様、引き続きお疲れさまです。 ただいまの出席議員は24名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △議事日程について ○議長(森谷宏議員) 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。 △市政に関する一般質問 ○議長(森谷宏議員) 日程第1、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、2番、葛山繁隆議員に発言を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) おはようございます。議席番号2番、葛山繁隆、令和2年12月会議、通告に基づき一般質問をさせていただきます。今回は、皆様議場のほうに配付されております鎌ケ谷大仏周辺地図を見ながらお願いします。私の質問は、大きく2点あります。 初めに、通告の1点目、道路行政についてお伺いします。鎌ケ谷市の幹線道路と言えば、市内を南北に結ぶ県道船橋我孫子線、通称船取線、市内を東西に結ぶ県道千葉鎌ケ谷松戸線市内東部地区を南北に結ぶ県道市川印西線通称木下街道があります。幹線道路は市の顔であり、住みたいまちとして他市と比べるときの評価基準の一つと考えます。また、幹線道路の拡幅、交差点整備により、渋滞緩和、交通安全、災害に強いまちづくりになります。管理主体は千葉県でありますが、実際に利用しているのは鎌ケ谷市民であります。 その中でも鎌ケ谷大仏交差点は、木下街道の白井市側に右折レーンがないことや、南側に新京成線の踏切があること、北側には何本もの道路が変則的に交わっている井草交差点があることにより、鎌ケ谷大仏交差点周辺で慢性的な渋滞が発生しているものと思われます。幹線道路が渋滞することで、生活道路へ多くの車が進入し、とても危険であります。 そこで、鎌ケ谷大仏周辺の渋滞解消を目的として進められている鎌ケ谷大仏交差点改良事業の現状と対策についてお伺いします。 まず初めに、鎌ケ谷大仏交差点改良事業の進捗について伺います。 その他の質問については再質問にて伺います。 続きまして、通告の2点目、歩道整備事業についてお伺いします。今年の10月6日に、市役所から船橋我孫子線を利用して南鎌ケ谷の自宅に帰る途中、図書館付近の歩道を走行する電動車椅子を見かけました。こちらも渋滞していたため、併走するように走行していました。電動車椅子は、歩道で歩行者とやっとすれ違いましたが、電柱が歩道の真ん中に立っており、行く手を塞がれた電動車椅子は車道へ、それを避けるために私は車をセンターライン側へ寄せました。電柱を越えた後、電動車椅子は歩道へと戻り、走行していました。以前も先輩議員が、歩道の真ん中に電柱があり走行できないと質問していたことを思い出しながら、自宅へと向かっていました。 自宅付近の木下街道に入り、坂道を下り始めましたが、この歩道の真ん中にも電柱がありました。電柱から車道までの距離は30センチメートルぐらい、これでは歩行者もやっと通ることができるくらいの歩道です。木下街道は、大型車やバスも通る幹線道路ですが、歩道幅が1メートルぐらいであります。歩道幅1メートル余りでは自転車も走行するのが無理で、車道通行となっています。仮に歩道を走っても、歩道の真ん中に電柱があっては走行できないため、車道側へ降りてきますが、急に前の自転車が車道に来ては、運転手も驚きます。そして、危険です。また、車道を走行する自転車をなかなか追い越せないでいる大型自動車により渋滞が発生することもあります。 このような状況が発生している中、高齢者や障がい者、子供が安心して道路を利用できるよう、歩道整備やバリアフリー化も含めて交通安全対策を進めていただきたいと思いますが、まず初めに歩道整備事業の基本的な考えについてお伺いします。 その他の質問については、再質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) おはようございます。ご質問の1点目、道路行政についてお答えします。 お尋ねは、鎌ケ谷大仏交差点改良事業の進捗についてでございました。千葉県では、車両の円滑な走行と歩行者の安全性を確保するため交差点を改良すべく、平成12年度より用地取得を開始しております。 事業の進捗状況でございますが、用地については約8割が取得済みであり、右折車線などの設置については県道市川印西線の鎌ケ谷大仏駅側からの右折車線の設置が完了しているところでございます。 次に、ご質問の2点目、歩道整備事業についてお答えします。お尋ねは、歩道整備事業の基本的な考えについてでございました。市内の歩道の状況につきましては、新鎌ケ谷駅周辺や東武鎌ケ谷駅周辺など、土地区画整理事業によって整備した道路や都市計画道路として整備した道路においては幅も広く、ゆとりのある歩道が整備されており、一定の安全が確保された歩道であると認識しております。 一方、既存の国道や県道、市道などでは歩道が整備されていない区間もあり、歩道が整備されている区間も幅員が狭く、必ずしも利用者の安全が十分に確保できているとは言えない状況でございます。 市としましては、歩行者が道路を安全に利用できるよう歩道等総合整備計画を策定し、歩道整備や歩行者空間の確保の安全対策を進めております。また、国道や県道についても安全に利用できるよう、歩行者空間の確保や歩道の整備、段差解消に取り組んでいただくように、道路管理者であります千葉県に対して要望しているところです。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 状況は分かりました。それでは、再質問させていただきます。 この鎌ケ谷大仏交差点改良事業は、過去にも多くの議員が一般質問で取り上げておりますが、確認の意味を含めて、全体の事業概要についてお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長
    都市建設部長(貞方敦雄君) 事業概要でございますが、事業延長は約400メートルで、両側に3.5メートルの歩道整備をいたします。また、4方向とも右折レーンを設置し、歩道を含め、幅員は14.5メートル、右折レーンを設置する交差点部は17.5メートルの幅員となっております。これにより歩行者の安全性が向上するとともに、交差点の渋滞も改善されるものと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 先ほど用地取得は8割とのことでしたが、鎌ケ谷大仏交差点は鎌ケ谷大仏駅にも近く、駅に向かう方も多いと思われます。この中には、お年寄りや車椅子を使う体の不自由な方もいらっしゃいますが、歩道が広がらない状況では大変不便であり、安心して利用することができません。この状況を早急に改善していただきたいのですが、用地の取得が進まない要因について伺います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 地権者や関係者との用地交渉につきましては継続して行っているところですが、それぞれの事情もあり、合意に至っていないとのことでございます。 市といたしましても、早期の完成を機会あるごとに千葉県に要望しておりますが、県としましても当該交差点の改良には用地取得が必要不可欠であることから、今後も鋭意交渉に取り組んでいくとのことでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 土地所有者の事情があると思いますが、鋭意取り組んでいただきたいと思います。 では、次に事業完了までにはある程度時間がかかることから、用地取得の状況を踏まえ、可能な対策を講じているようですが、短期的に実施した対策も含めて、具体的な状況をお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 交差点の南側区間となります鎌ケ谷大仏駅側では右折レーンが整備済みでございますが、歩道は未整備で、狭い状況となっております。 次に、交差点西側の区間では、交差点として拡幅する一部の用地が未取得であるため、右折レーンの整備はなされておりませんが、右折をしやすくするために交差点へ進入する車線を広く取り、暫定的な右折レーンと滞留スペースの整備を行っております。この間の歩道は、交差点付近を除き、おおむね整備が完了しております。 次に、交差点から北側の区間では交差点付近の用地が未取得であるため、右折レーンの整備がなされておらず、車線幅員は片側1車線分となっております。 最後に、交差点から東側の二和向台の区間では、左側の車線を広く取るいわゆる左折ポケットの暫定整備をしております。この間の歩道は、交差点付近を除き、おおむね整備が完了しております。 なお、現状の道路環境の改善といたしまして、歩道内の側溝について、破損やがたつきのある箇所の補修を行い、歩道としての利便性の向上を図ってきたところでございます。さらに、令和元年度には交差点の角にございました銀行の移転が完了したことに伴い、暫定的に歩行者の空間を整備したところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 令和元年度に銀行が移転して、少しは進んだと思いますが、交差点の改良の今後の見通しについてお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 千葉県としましても、当該交差点を早期に改良する必要があるとの認識の下、引き続き鋭意用地取得に取り組んでいくとのことでございます。 市といたしましても千葉県と連携を図り、情報共有に努め、事業の進展に努めてまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 鎌ケ谷大仏交差点の改良については、千葉県とよく連携を図り、早期に事業を進めていただきたいと思います。 次に、鎌ケ谷大仏交差点の北側で、木下街道と風間街道が交わる通称井草交差点について伺います。木下街道を南北に移動する際、もう一つ渋滞箇所として井草交差点があります。この交差点は現状が悪いため、交通渋滞が発生していると思いますが、この交差点について、市はどのように考えているか、お伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 鎌ケ谷大仏交差点の北側に位置する通称井草交差点は、県道市川・印西線と市道19号線、通称風間街道がY字に交差しております。また、鎌ケ谷井草県営住宅に向かう市道2903号線や地域の生活道路であります市道2902号線、さらには東部団地に向かう市道2737号線が接続されており、大変複雑な交差点となっております。そのため日常から交通渋滞が発生しており、その要因としましては、井草交差点の信号制御が複雑になっていること、南側の鎌ケ谷大仏交差点で右折レーンが整備されていないことから、右折で一時停止している車があること、鎌ケ谷大仏駅前において新京成線との踏切があることが渋滞の要因となっていると考えております。 なお、市道2902号線につきましては、大仏交差点から移転した銀行の建築により、県道との交差点から約20メートルの区間が拡幅されました。当初交通状況に変化が生じ、新たな課題が発生する懸念もございましたが、県道へ出入りする車両同士のすれ違いが円滑になり、通行の改善が図られたものと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 井草交差点の渋滞の解消には、県道も含めて交差点の改良が必要となると思いますが、この交差点改良についてどのように考えているかお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 渋滞の解消には、県道市川印西線を含めた改良が必要となることから、県道を管理する千葉県としては、まずは現在進めている鎌ケ谷大仏交差点改良事業を推進していくとの見解でございました。市としては、引き続き千葉県と改良等、安全対策について協議してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 井草交差点の改良、これは鎌ケ谷大仏交差点も含め、渋滞の解消には必要な事業であると思います。引き続き、千葉県と協議を進めていただくよう要望いたします。 続きまして、鎌ケ谷大仏交差点井草交差点の渋滞により影響を受けている生活道路の安全対策についてお伺いします。鎌ケ谷大仏周辺では、鎌ケ谷大仏交差点、井草交差点の慢性的な交通渋滞を避けるため、鎌ケ谷5丁目、6丁目や東武団地の生活道路などに多くの車両が進入し、安全であるべき市民生活に影響を与えている状況となっております。この生活道路のうち、鎌ケ谷大仏駅の二和向台側にある市道は抜け道として利用されていますが、踏切が狭く、踏切内での車と歩行者の接触事故も懸念されます。 市は、この踏切の状況をどのように考えているか、お伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) この踏切は、鎌ケ谷大仏駅の東側に位置する鎌ケ谷大仏1号踏切でございます。交差する市道4517号線は、鎌ケ谷大仏交差点を通過することなく、県道市川印西線と並行して船橋方面に抜けることが可能な一般市道で、地域の生活道路ですが、抜け道として利用されている状況にございます。この踏切は、幅員が約4.3メートルと狭く、車両の交互通行ができないことから、踏切の前後で譲り合いを行う必要があるだけでなく、歩行者にとっても安全が十分に確保できていると言えない状況であると認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) それでは、このような状況の中、これまで行った安全対策についてお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) これまでに行った安全対策としましては、踏切南側にグリーンベルトの設置、また踏切の北側にはカラー舗装や注意喚起看板の設置を行っております。 また、踏切道内は新京成電鉄において、踏切内の溝に注意の看板設置や、支障報知装置や警告灯、踏切照明灯を設置する安全対策を行っております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 安全対策として、これまでグリーンベルトの設置やカラー舗装などを行っていますが、この踏切の拡幅整備などはどう考えてるか、お伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 踏切の拡幅につきましては、スムーズな車両の通行や歩行者の安全に対し、一定の効果はあるものと考えておりますが、朝夕の通勤通学時間帯などには、さらなる多くの通過交通が市道4517号線へ流入することが懸念されるなど、課題もございます。このため、まずは現在千葉県が進めている鎌ケ谷大仏交差点の改良を実現させ、県道の渋滞を解消することにより、市道4517号線への通過交通の流入を抑制することが先決であると考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 鎌ケ谷大仏交差点井草交差点の渋滞、この交差点を避けるようにして、生活道路に進入する車両の問題など、課題がいろいろありますが、まずは大仏交差点事業を最優先にとのことですが、これからも事業完了に向けて、千葉県とともに連携を図りながら取り組んでもらうことを要望いたします。 続きまして、歩道整備事業についてお伺いします。登壇で歩道整備事業の基本的な考えについてお伺いしました。再質問では、鎌ケ谷市バリアフリー基本構想に基づく歩道などの整備状況について伺います。市内には歩道が狭く、でこぼこがあったり、スロープも急勾配となっている箇所が多くあります。これでは歩きにくいものだけでなく、車椅子の通行も難しいと思います。このような状況について改善する必要があると思いますが、鎌ケ谷市バリアフリー基本構想の中ではどのように考えているか、お伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 平成19年3月に策定した鎌ケ谷市バリアフリー基本構想の中では、自宅から最寄り駅まで、または目的駅から、生活関連施設など、移動の円滑化を図るため、道路などのバリアフリー化を進めていくこととしております。その中で、国道、県道及び市道において、歩道の段差の解消や点字ブロックの設置、音響式信号機の設置などによる移動円滑化の推進を整備方針として定めております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 次に、この中でも県道の歩道について伺います。 登壇でも申し上げましたが、県道船橋我孫子線初富交差点付近の歩道は狭く、車椅子が車道側に出てくることがあります。この歩道も含めて、初富交差点改良の取組状況についてお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 県道船橋我孫子線は、船橋市と我孫子市を結ぶ東葛飾地区の主要な幹線道路ですが、初富交差点では南北からの右折ができないことなどから、千葉県が歩道も含めた交差点改良を行うべく、現在関係機関と協議を行っているところでございます。県としても当該交差点の改良は必要との認識の下、事業化に向け、引き続き調査等、検討を行っていく予定と伺っております。 千葉県には初富交差点について早期に改良案を決定し、着手していただくよう、引き続き要望してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 初富交差点の改良は、長い間の課題です。千葉県ともよく連携し、ぜひとも早期に進めてもらえるようお願いいたします。 次に、同じ県道でも市川印西線、木下街道の歩道についても伺います。登壇でも申し上げましたが、県道市川印西線、木下街道は市内でも市街地に配置され、交通量の多い幹線道路となっております。その歩道の幅員は十分な幅が確保されておりません。近年改良が図られている箇所があるかと思いますが、どのようなところかお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 沿道につきましては、これまでにも狭い歩道の改善は千葉県に要望しておりますが、平成30年度に鎌ケ谷9丁目4番地地先の市道34号線とのコンビニエンスストアのある交差点付近において、可能な範囲で歩道の拡幅を行っていただいたところです。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) バリアフリー基本構想では、歩道整備などのハード面については、国道、県道及び市道の生活関連経路が対象となっているようですが、市道において、過去5年間に実施してきた路線及び現在実施中の路線についてお伺いします。また、今後の取組についてもお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 平成27年度から令和元年度の5年間におきましては、整備を行った路線として、佐津間地区の市道12号線、事業化を図っている路線として鎌ケ谷駅西側、道野辺中央地区の市道22号線、市道1号線、5号線、20号線、26号線、49号線、2107号線、新鎌ケ谷西側地区都市計画道路がございます。 また、既存の歩道について、東初富地区などにおいて17か所の段差や勾配の緩和を行いました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員
    ◆2番(葛山繁隆議員) 多くの路線で整備が進められております。県道では、先ほど質問しました木下街道も関係してくると思いますが、駅に向かって歩道は設置されているものの、幅が狭く、スロープも急勾配となっている場所があります。バリアフリーのためにも改良の必要があると思いますが、どのような対応をしているかお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 県道市川印西線通称木下街道につきましては、鎌ケ谷大仏駅周辺の点字ブロックの改修など、改善が図られてきたところです。しかしながら、歩道の幅員が十分な広さとなっていないことに加え、マウントアップ式の歩道となっている区間があり、宅地や店舗駐車場などの出入口では切り下げられていることから、箇所によっては段差やすりつけ勾配が急になっているところがございます。このような箇所については、なるべく緩やかな勾配ですりつけていただくよう千葉県にお願いしているところです。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 歩道の勾配が緩やかになるだけでもかなりの効果があると思いますが、段差の解消を進めるに当たって課題などについてお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 旧基準で整備された歩道が車道より一段高くなったマウントアップ型で整備されております。この歩道では、交差点付近や宅地、店舗駐車場への出入口部などで歩道が切り下げられ、段差や急勾配が生じております。この段差を解消するためには、歩道の高さを下げ、車道と同じ高さとする必要がございますが、その際、宅地の高さと歩道との段差が生じてしまうなどの課題がございますが、効果的な対策について、引き続き道路管理者であります千葉県に対して要望してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 段差の解消には課題があるということです。 次に、歩道上の占用物について、木下街道では狭い歩道の中に電柱などが配置され、車椅子の利用者が通行するには支障が生じております。この電柱について改善を、それぞれの占用者に求めることは可能なのか伺います。 あわせて、これまで県道の様々な件について述べてきましたが、ぜひとも要望を続けていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 沿道に限らず、歩道内には市民生活に必要不可欠な水道、ガスなど多くのライフラインがあり、電柱もこの一つでございます。 なお、電柱につきましては地上にあることから、市道内で占用する場合には、なるべく支障とならない位置に占用するよう協議を行っておりますが、やむを得ず通行に影響のある位置となっている場合もございます。県道内の占用については、道路管理者である千葉県に対し、電柱などの移設による歩行者空間の確保について占用者に指導を行っていただくように、また県道全般の様々な事案につきましても、引き続き千葉県との定期的な会議などの中で要望を行ってまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 歩道整備についていろいろとお聞きしました。 最後に、今後事業化が予定されている北千葉道路について、歩道整備の考え方をお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 北千葉道路の概略計画では、一般国道に歩道の設置を予定しており、併せて自転車通行帯を整備することで、歩行者と自転車を分離させ、安全性に配慮した計画となっております。 なお、幅員としては歩道、自転車道ともに約2メートルとし、自転車道については一方通行の計画となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆2番(葛山繁隆議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 2番、葛山繁隆議員。 ◆2番(葛山繁隆議員) 北千葉道路は、木下街道にも多大な影響を及ぼします。昔から道路が悪く、道幅が狭い木下街道ですが、銚子から荷を運び、木下で荷を下ろし、荷車などで市川方面に向かい、それから東京へと、主要道路となっていましたが、北千葉道路ができますと、白井市から東京に向かう車が北千葉道路に入ってきます。木下街道は、通過道路となることがなく、生活道路への進入も少なくなると思います。北千葉道路は、市内の交通渋滞の緩和だけでなく、歩行者や自転車道にも安全に利用できるよう十分な配慮をしていることが分かりました。ぜひとも早期着手、早期整備に取り組んでいただくようお願いします。 また、市内全体の歩道についても、鎌ケ谷市のバリアフリー基本構想に基づき、優先順位の高い区間から順次歩道整備を進められるよう、千葉県とともに連携していただきたいと思います。高齢者の方や子供が本当に安心、安全に歩くためには歩道の整備は非常に重要であります。これからもしっかり取り組んでいっていただきたいと思います。より一層、引き続き取り組んでいただき、これを要望いたします。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(森谷宏議員) 以上で2番、葛山繁隆議員の一般質問を終結します。 席の移動をお願いします。 ○議長(森谷宏議員) 次に、9番、鈴木哲也議員に発言を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) おはようございます。議席番号9番、鈴木哲也、令和2年12月会議に当たり、一般質問を行わせていただきます。今回私の通告しております質問は、動物愛護施策についてであります。順次質問させていただきますので、執行部におかれましては明快なるご答弁をよろしくお願いいたします。 近年動物虐待に関する事件は増加傾向にあります。このため、動物虐待に対する罰則強化や犬、猫へのマイクロチップの装着義務化などを盛り込んだ改正動物管理法が今年6月に施行されました。前回の改正では、生まれて間もない犬、猫の販売規制やマイクロチップの装着義務化などの課題が残っており、それらを検討する必要がありました。また、近年不適正飼養や動物虐待に関する事件が多く報じられています。警視庁によると、2019年に動物愛護法違反で摘発した動物虐待の件数は、前年より21件多い105件で、統計を始めた10年以降では最多となっております。ペットは、家族の一員としてかけがえのない存在です。 一方で、動物を傷つける事件が後を絶ちません。こうした状況を踏まえ、動物虐待などに対する規制強化を図るため、我々公明党は現場の声を聞きながら、多岐にわたって法改正を進めてきました。我々がリードした改正動物管理法が2013年9月に施行されてから7年あまり、飼育放棄などで殺処分された犬や猫が法施行前の4分の1まで減少しております。私たちは、この流れを加速させようと、統一地方選の重点政策に犬、猫等の殺処分ゼロを進めることを掲げています。改正動物管理法は、飼い主や動物取扱業者に、動物を最後まで面倒を見る終生飼養の努力義務を課したほか、自治体に引取り拒否の権限を与えたのが特徴です。加えて、殺処分ゼロを自治体の目標とすることも盛り込みました。これにより自治体の取組が加速。ボランティア団体と連携し、新たな飼い主を探す対策を進めたり、飼い主の意識を高める啓発活動に力を入れるようになりました。環境省の動物愛護管理室の長田啓室長は、殺処分がここまで減ったのは自治体や市民団体の貢献が大きいと話しておられます。 そこで、1回目の質問といたしまして、本市が行っている動物愛護施策についてお聞かせください。 その他の質問は再質問で伺います。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) ご質問の動物愛護施策についてお答えいたします。 お尋ねは、本市が行っている動物愛護施策についてでございました。近年ペットは飼い主にとって家族の一員であり、人生のパートナーとして深い関わりを持つようになっている一方で、動物への虐待事件が年々増加しております。 このような中、昨年6月に動物の愛護及び管理に関する法律、いわゆる動物愛護法が改正され、犬、猫へのマイクロチップの装着義務化や動物虐待に対する厳罰強化などが盛り込まれました。動物の存在が地域に受容される社会づくりに向けて、飼い主に対し、終生飼養や飼養管理などの責務について、行政が積極的に助言や指導する必要があることから、本市におきましても保健所や県の動物愛護センターなどと連携を図り、定期的な巡回指導やしつけ方教室の開催などに取り組んでいるところであり、併せて人と動物の共生する社会を実現するため、千葉県が作成したパンフレット、「犬猫の殺処分ゼロを目指して」を市窓口や広報、ホームページを活用して周知するなど、普及啓発にも努めているところです。 また、飼い主のいない猫適正飼養活動支援事業として、平成25年度以降、飼い主のいない猫不妊・去勢手術の助成を行っており、当該事業は殺処分数の減少や地域の生活環境の保全に寄与するものと考えております。あわせて、本市では動物愛護施策を充実させるため、3名の飼い主のいない猫適正飼養活動普及員を委嘱し、適正飼養の普及啓発を推進しております。 今後も先進自治体と情報交換し、さらなる取組を推進してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) 答弁ありがとうございます。 今回は、猫に特化してお聞きしたいと思います。私が環境省の統計を基に猫の殺処分数について調べてみたところ、平成30年度に全国で殺処分された猫の頭数は、悲しいかな3万757頭でありました。では、千葉県ではどれくらいの猫が殺処分されているのか。その殺処分の頭数についてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 平成30年度の千葉県の猫の殺処分頭数は597頭でございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) 先ほど登壇質問でも触れましたが、改正動物愛護法が2013年9月に施行されてから、飼育放棄などで殺処分された犬や猫が法施行前の4分の1にまで減少していると述べましたが、実際に千葉県ではどれぐらい減少しているのか。10年前の平成21年度、5年前の平成26年度、3年前の平成28年度、そして昨年の令和元年度の猫の殺処分の頭数の推移をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 千葉県の猫の殺処分頭数の推移でございますが、平成21年度は5,915頭、平成26年度は2,291頭、平成28年度は971頭、令和元年度は570頭と、大きく減少傾向にあります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) 千葉県においては、猫の殺処分の頭数が10年で10分の1にまで大きく減少していることが分かりました。これは、各自治体や市民団体及び市民の皆様のたゆまぬ努力の結果であると思います。 それでは、鎌ケ谷市としては殺処分をなくすために、どのような対策を行ってきたのか伺います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 殺処分を減少させるには、まず収容施設に保護される猫の数を減少させる必要がございます。そのため、飼い猫については、猫を飼ったら最後まで面倒を見る、猫は室内で飼養する、繁殖を望まない場合は不妊・去勢手術を受けさせるについてを広報、ホームページにおいて周知しております。 また、飼い主のいない猫については、個体数の抑制を図ることが有効であるため、千葉県京葉地域獣医師会や市民の方と協働で、飼い主のいない猫不妊・去勢手術費助成事業に取り組み、個体数の抑制に努めているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) 猫は、非常に繁殖力の強い動物で、放っておくとねずみ算式に増えてきます。1年に二、三回出産し、1回の出産で約5匹の子猫を産み、生後約半年から子供を産むことができます。つまり1匹の雌猫が1年後に50から70匹に増えている可能性があります。その意味でも個体数の抑制に努める本事業は非常に効果が期待できる取組だと思います。 では、飼い主のいない猫不妊・去勢事業のこれまで行った実績の推移を伺います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 本事業が始まった平成25年度から令和元年度までの7年間の実績を申し上げますと、平成25年度13頭、平成26年度13頭、平成27年度16頭、平成28年度14頭と平成29年度13頭、平成30年度26頭、令和元年度が56頭と、増加傾向となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) 本事業の実績が着実に上がっていることが分かりました。では、本年はこのコロナ禍でありますが、これまでの申込み状況と今後の見込みについてお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 今年度のこれまでの申込み状況と今後の見込みでございますが、6月に市広報で事業に賛同していただける市民を募ったところ、11月末現在で予算額を超える126頭分の申込みがありました。そのうち予算限度額内で交付決定済みが63頭分、履行期間内に手術が行えなかったケースが10頭分あり、現在キャンセル待ちは53頭分となっております。 今後につきましては、交付決定後、指定された履行期間内に手術できなかったケースが発生した場合は、順次キャンセル待ちの方に交付してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) 11月末現在で予算額を超える126頭の申込みがあり、53頭のキャンセル待ちの状況であることで、コロナウイルスの影響はないようです。この申込み状況からも、多くの市民の皆様が本事業に協力していただいていることが分かり、感謝を申し上げたいと思います。 では、ここから事業内容を少し掘り下げてお聞きします。鎌ケ谷市が行っている本事業の内容を具体的にお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 飼い主のいない猫不妊・去勢手術費の助成事業につきましては、人と動物が共生しながら、市民の快適な生活環境の確保及び動物愛護思想の普及を図ることを目的に平成25年度から実施しております。 本事業は、飼い主のいない猫への適切な餌やりやトイレの設置を実施し、本事業に協力していただける市民の方が捕獲した猫に、京葉地域獣医師会に加入する協力動物病院にて不妊・去勢手術を受けさせた際の費用について市が助成するというものでございます。 また、本市では不妊・去勢手術の際、併せて猫特有の感染症予防、駆虫措置及び個体を識別するためのマイクロチップの装着を行っております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) では、当該事業の効果についてどのようにお考えになっているのか、お聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 本事業の効果でございますが、本事業により個体数を抑制することで殺処分となる猫の数を減らすことや、市民の快適な生活環境の確保につながるものと考えております。不妊・去勢手術後は、発情期によるストレスが軽減されるため、猫が体調を崩すことが少なくなることや、大きな鳴き声がなくなり、鳴き声によるトラブル、他の猫との争いの防止にも効果があるものと考えております。 また、猫に付着したノミ、ダニや寄生虫は人間にも感染する可能性があることから、京葉地域獣医師会の協力の下実施している感染症予防と、ノミなどの駆虫措置により、猫の感染症や病気を防ぐことと併せて、人間への感染を軽減する効果もございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。
    ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) ただいま、感染症予防と駆虫措置の効果について伺いましたが、これは猫の病気を防ぐだけでなく、市民の生活環境の保全や人への感染を防ぐことにも寄与しているのだということが分かりました。改めて京葉獣医師会の先生方がここまで気を配って対応していただいている点は、大変に評価すべきことであると思います。 では、次に飼い主のいない猫にもマイクロチップを装着するとのことですが、装着によるメリットについて教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 装着によるメリットでございますが、マイクロチップを読み取ることで、不妊・去勢手術済みであることや飼い主のいない猫であることの確認が可能となります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) それでは、鎌ケ谷市が行っている事業内容で他市と異なる点はどのような点があるのか、お聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 多くの自治体では、動物愛護団体や自治会などの登録済みの団体を対象として、動物病院において実費支払いの後、その一部を補助金として請求できる制度となっておりますが、本市におきましては個人を対象としており、手術費用の個人的な負担はなく、京葉地域獣医師会との鎌ケ谷市飼い主のいない猫適正飼養活動支援事業に関する協定書に基づき、費用の一部を助成金として市から京葉地域獣医師会へ支払っております。 また、繰り返しとなりますが、動物愛護の観点から不妊・去勢手術に加え、猫特有の感染症予防と駆虫措置を行い、個体を識別するためのマイクロチップを装着している点が他市との違いであると認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) 鎌ケ谷市以外の多くの自治体では、動物愛護団体や自治会などの登録済みの団体を対象として事業を展開しているとのことですが、不妊・去勢手術事業の可否の判断を町会、自治会に委ねている自治体では、町会、自治会の代表者が猫嫌いであったり、また無関心である場合、市の事業を利用できず、また不妊・去勢手術が実施されていない地域が多数存在していると聞いております。また、町会、自治会に未加入の人も対象外になっているという例もあるようです。そうしたことを踏まえると、個人を対象としている鎌ケ谷市の取組のほうが面倒な手続もなく、市民にとってはありがたい制度であるなというふうに思います。 では、次に鎌ケ谷市では、3名の飼い主のいない猫適正飼養活動普及員を委嘱しているとの登壇質問の答弁でありましたが、普及員の活動とはどのような内容なのか教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 飼い主のいない猫適正飼養活動普及員でございますが、動物の愛護と管理を推進していくためには、広く市民の方が終生飼養の責務、動物虐待の防止及び動物の適正管理に関して知識を持つことが重要となります。 そこで、現在委嘱している3名の普及員はいずれも市内で開業している獣医師であり、猫の捕獲方法や生態、手術後の管理方法について、専門的な見地から市民の方に対してアドバイスを行っていただいているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) 非常に大事な役割を担っているなというふうに感じております。 鎌ケ谷市のホームページを見ますと、本市では人も猫も住みやすい環境で、共生することができる。人と猫に優しい地域を目指すとテーマに掲げていますが、ここまでの答弁を伺う中で、獣医師会の皆様をはじめ、行政の職員と市民の皆様が一丸となってこのテーマの実現に向けて取り組んでいただいていることが分かりました。 一方で、鎌ケ谷市では飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費助成件数の実績が大幅に増加していることも分かりましたが、それに伴い、ご協力いただいている獣医師会の先生方の労力や、また財政面のご負担も大きいと聞いております。そのような意味でも、獣医師会の先生方のご負担を軽減していく必要があると考えますが、本市の見解をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 飼い主のいない猫の不妊・去勢手術費の助成につきましては、毎年キャンセル待ちの方が出るなど、要望の高い事業となっております。また、飼い主のいない猫は、病院に運ばれた時点で感染症などを持っていることも多く、手術後に病院施設内の消毒作業を要することからも、手術件数が増えたことで獣医師の先生方の負担も増えていると伺っております。 市といたしましては、今年度助成金の単価の見直しを行い、予算の増額を行ったところでございますが、今後も獣医師会と協議しながら、当該事業が安定的に実施できるよう努めてまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆9番(鈴木哲也議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 9番、鈴木哲也議員。 ◆9番(鈴木哲也議員) これまで京葉獣医師会の先生のご指導の下、ご協力の下、鎌ケ谷市の飼い主のいない猫不妊・去勢手術費助成事業の取組により、野良猫の減少、苦情の減少、また殺処分の減少に大きく寄与し、成果を上げてこられましたが、これまで飼い主のいない猫は捕獲され、不妊・去勢手術を受けた後、元にいた場所に解放して、再び飼い主のいない猫として生活していくわけですが、それだけでは野良猫の数や市民からの苦情が少なからず残るのではないでしょうか。 そのような課題に対して今後どう対処していくのか。千葉県が作成した地域猫活動に関するガイドライン、これ見たのですけれども、その中で地域猫活動の目的が掲載されておりますが、その中に地域猫活動は地域住民と飼い主のいない猫との共生を目指し、不妊・去勢手術を行ったり、新しい飼い主を探して飼い猫にしていくことで、将来的に飼い主のいない猫をなくしていくことを目的としていますとあります。 そこで提案なのですけれども、飼い主のいない猫を捕獲して、不妊・去勢手術後、可能であればそれらの猫を飼い猫として飼っていただく、それに加えて飼い主のいない猫から生まれた子猫、いずれは殺処分の対象になりかねないいわゆる不幸な子猫をそのまま放置しておけば、半年後には出産し、野良猫が増えてしまいます。であるならば、この子猫たちを飼い猫とした場合、この鎌ケ谷市の普及員の推薦により飼い主のいない猫に認定していただき、不妊・去勢手術費助成の対象に入れていただく。そうした不幸な猫をなくす対策の実施が可能となれば、野良猫は今まで以上に減少し、新たに飼っていただく猫も不妊・去勢手術により出産しませんので、不幸な子猫が増えることもなく、鎌ケ谷市の野良猫を減らす効果が期待できます。さらに保健所や愛護センターに引き取られ、殺処分になる猫の減少にもつながります。 今こうして申し上げた私の提案にも当然課題があると思いますが、決して不可能ではない取組であるとも考えております。動物愛護管理法の基本理念は、人と動物が共に生きていける社会の実現であります。今後この理念の実現に向けて、鎌ケ谷市の動物愛護施策をさらに発展させていただき、人と動物が幸せに生きていける社会の実現を心から要望し、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で9番、鈴木哲也議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。          午前11時02分  休 憩                                                      午後 1時00分  再 開 ○議長(森谷宏議員) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(森谷宏議員) 次に、19番、津久井清氏議員に発言を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 議席番号19番、津久井清氏、12月会議に当たりまして一般質問を行います。通告は2点あります。 第1点目は、当市における新型コロナウイルス感染症対策を理由とした本年3月の保育園卒園式と小中学校卒業式の中止についてが第1点目であります。1回目の質問としては、3月に実施の市立保育園の卒園式、小中学校卒業式に、新型コロナ感染症対策を理由として式典に保護者の参加を認めなかった、その理由は何ですかということであります。 第2点目の質問は、当市における今後のPCR検査の拡充をはじめとする新型コロナウイルス感染症の対策の方向性を問うということであります。第1回目の質問としまして、当市の新型コロナウイルス感染症の発生状況を見て、市は緊急にどんな対策を必要と考えているか。 以上であります。よろしくお願いします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) ご質問の1点目、当市における新型コロナウイルス感染症理由とした本年3月の保育園卒園式と小中学校卒業式の中止についてお答えいたします。 お尋ねは、保育園の卒園式、小中学校の卒業式に保護者の参加を認めなかった理由についてでございました。本市において、卒園式及び卒業式の実施変更について保護者の皆様にご連絡をさせていただいたのは2月28日でございました。この時期、中国での感染は収まりつつあったものの、イタリアやスペインなどを中心に世界的に感染拡大の兆候があり、国内においても複数地域で感染経路が明らかでない患者が散発的に発生し、小規模クラスターが把握されるなどの状況となっておりました。 こうしたこともあり、国は国内での健康被害を最小限に抑える上で極めて重要な時期であるとの認識を示すとともに、全国の小中高等学校などの臨時休業要請を出すなど大変緊迫した時期でもありました。 また、2月末から3月にかけては近隣自治体でも感染者の発表が続き、小規模クラスターの発生がありましたが、本市においてはその時点では感染者こそ出ていなかったものの、保護者や従事者の周りで陽性者が見られるようになっていました。 私どもとしても、保護者の皆様にご連絡させていただいた後も、どうにか保護者の皆様を迎えて卒園式、卒業式を実施できないか検討いたしましたが、密になることを避けることが大変難しいことから、やむを得ず従来型の保護者の方を交えた式の実施は断念いたしました。何よりも大事なことは、市民の健康と生命を守ることであり、この認識に立って判断させていただきました。 なお、卒園式及び卒業式は、保護者の皆様にとってもお子様の成長を確認できる大きな節目の慶事であることから、保育園においてはお迎えの際に、各園のホールで卒園児、園長、保育士の参加の下、ご家族の参加を卒園児1名につき4名以内とし、保育の終了時間までの間に個別卒園式も別途実施させていただきました。 また、小中学校の卒業式につきましては、卒業生の人数により、体育館の面積に対して、当時のソーシャルディスタンス2メートルを確保できないこともあり、学校職員と卒業生のみによるクラスごとなどの複数回の卒業式を行っております。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) ご質問の2点目、当市における今後のPCR検査の拡充をはじめとする新型コロナウイルス感染症の方向性についてお答えいたします。 お尋ねは、当市の新型コロナウイルス感染症の発生状況から、どのような対策が必要と考えるかでございました。本市においては、令和2年4月10日に1例目の感染者の報告があった後、現在の累積感染者数は140名を超えており、その発生が継続をしております。このような状況の下、市の対策として大きく4つの対策が必要と考えております。 1つには、受診の必要な方がスムーズに受診できることです。現在県では発熱外来の数を増やす働きかけを行うとともに、市町村や発熱相談、医療機関への定期的な情報提供を開始しております。本市においても市民の皆様の不安に対応し、相談に応じ、必要な機関につなぐなどの対応をしておりますが、今後も鎌ケ谷市医師会や習志野健康福祉センター等と情報共有を密にしながら対応をしてまいります。 2つに、市民の皆様の相談に対応する窓口や支援情報の周知とともに、家庭や職場などでの感染を広めない、一人一人の感染防止対策への取組です。一人一人が感染リスクの高まる3密や5つの場面の回避、いつでもマスクなどの感染防止対策に取り組めるよう、市ホームページ及び広報等での周知を徹底するとともに、公共施設の利用の一部制限を延長し、令和3年3月末までとしたところです。 3つに、集団生活により感染者が発生した場合、クラスターが発生するリスクを抱えている市内施設等における感染リスクを低減する取組が必要と考えております。 4つに、トイレの自動水栓等改修工事など感染症に対応した設備改修を行うとともに、必要な備品やマスク及び消毒液等の備蓄を進め、感染リスクの軽減に努めてまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) まず、保育園の卒園式関係から質問を行います。 親に配られた、保育園の保護者に配られたお知らせによりますと、記として、1、園による卒園式、3月13日金曜、午前9時半からクラス単位ごとに卒園児、園長及び保育士の参加で実施(保護者の皆様の参加は予定しておりません)と、こういう要旨ですけれども、文書が配られております。保育園の卒園式について、市はどのように位置づけているか、認識しているか、お聞きします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 卒園式は、保育園におけるかけがえのない行事であるとの認識の下、保育園においてもその準備を鋭意進めておりましたが、今回は保護者の皆様の卒園式への切なる思いを受け止めるとともに、保護者の方の思いなどを酌みつつ、3密を回避し、防止対策を図った上で、形を変えた実施方法の検討を重ね、対応をさせていただいたところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) それが市の位置づけですね。それに対して、保護者からはどういう反応があったかということですけれども、私のほうにもその保護者からお手紙をいただいたり、メールをいただいたり、たくさんいただいているのですけれども、その中の一人は鎌ケ谷市長、清水聖士様宛てということで、鎌ケ谷市の公立保育園の卒園式は保護者の参加なしで行われるとのお知らせをいただきました。コロナウイルス感染症拡大のため必要な対策を取ることは理解できますが、保育園の卒園式は子供たちだけでなく、保護者にとっても非常に大切なものです。子供が成長し、保育園を卒園するその節目の行事に参加したいという保護者の気持ちをご配慮いただきたいと思います。これちょっと省略しまして、2月28日にいただいた新型コロナウイルスの感染拡大に伴う公立保育園卒園式の実施方法の変更についてのプリントには、保護者、来賓などの参加についてはご遠慮くださいとあったので、卒園式は保育士さんと子供たちのために行われることになります。先日保育士さんと面談したとき、兄の時代も含めて、8年間保育士さんは常に子供だけでなく保護者も一緒に包み込んでくれていた。最後になって、今まで行ってきたことを否定することですか。保護者なしの卒園式はあり得ないのではないですかと聞いたところ、保護者なしの卒園式はあり得ないというふうにはっきり言っておられましたと。 ちょっと長いので省略しますけれども、こういうふうに保護者からは、そういうどうにかして自分たちの子供たちと一緒に、長年小さいころから、ゼロ歳児から保育をしてきて、6歳とか7歳とか、それに近くなって卒園するのだということで、どうにか保護者も一緒に卒園式に参加してほしいという熱意のある反応があったかと思います。 そこでお聞きしたいのは、お手元に来ておりますが、配っております。厚生労働省子ども家庭局保育課事務連絡、令和2年2月26日、これはインターネットからすぐどなたも取ることができます。その文書について、保育所などの卒園式、入園式などの開催に対する考え方について、2月26日時点、ちょっと間はしょりまして、真ん中辺に、卒園式や入園式などについては、かけがえのない行事であり、現時点で政府として一律の自粛要請を行うものではありませんが、その後ですね、特に感染が発生している地域におきましては、市区町村において実施方法の変更や時期などの延長を求めて対応していただきたいと。 要点としては、卒園式は大変かけがえのない行事だと。これが厚労省の考えです。ただし、特に感染が発生している地域については対応を考えてくださいと、そういう文書が2月26日に発せられておりますが、これについてはどのように認識されていますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 厚生労働省からの通知文の記載の内容の解釈として、特に感染が発生している地域については、実施方法の変更などを前提として考えていただきたい旨の通知であると理解しており、発生していない地域において実施方法の変更ができないと解するものではなく、近隣市ではクラスターや患者の発生状況を踏まえた上で、変更するか否かは自治体の判断に委ねられているものと考え、対応を決定しております。 なお、本市においては子供たちの卒園式のほか、保護者を交えた個別卒園式を行うなど、保護者の皆様のお気持ちも考え、対応をさせていただきました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) さらに、今ちらっと触れられましたけれども、周辺の例えば松戸市、船橋市、市川市、こういうところはもう既に感染者が発生しておりました。それでも親と、いわゆる保護者と子供たちが一緒に卒園式を行っていたというふうに聞きますが、いかがですか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 松戸市、船橋市、市川市など近隣市の公立保育園では、卒園式の規模を縮小し、実施されており、松戸市及び船橋市では卒園児1名につき保護者2名の参加とし、市川市では各園で実施方法を決定することとし、事務室で園児と保護者の世帯単位で行う園や保護者の参加人数を制限する園など、実施方法が様々でございました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 私も予想はしていたのですけれども、保護者の皆さんというのはもうネットを使って、ライン使って、いろいろな形で周辺市の情報が刻々と入っておりました。その方からこのような指摘がございます。コロナ対策として、松戸市では施設内での謝恩会はなしで、式典のみとし、子供1名につき保護者2名の参加で、健康チェックリストを記入し、手指消毒とマスクを着用して卒園式を行っていると。船橋市では父母と先生の出し物は中止し、マスクを着用して行う。親と同時に行っている。市川市では時間を短縮して、保護者同伴で行っている。コロナ感染者が出た市川市や船橋市でさえ卒園式を中止したり、保護者なしで行おうとはしていません。卒園式は、誰のためにあるかを考えたときに、保護者なしで行うという発想は出てこないはずです。保護者なしで卒園式を行おうとしているところは千葉県内で鎌ケ谷市だけです。このような親の方からの指摘がありました。 やはりどういうふうに厚労省の、全部厚労省、国が出したものが正しいという前提ではありませんけれども、少なくとも今回のことに限って言えば、卒園式はやっぱりかけがえのない行事なのだと。発生しているところについては、それは対応したほうがいいと。では、発生している市はどうなのかといったら、やはり親のその思いを、あるいは保護者の思いを生かして、実際にやっているわけなのです。何で鎌ケ谷市だけが、この親の言葉を借りると、千葉県内で保護者同伴でなくやっているのかというこの怒りというか、思いというか、そういうものをやっぱり私らも重く受け止めなければいけないと思います。 そこでお聞きしたいのですけれども、卒園式に保護者の参加を認めないと、そういう決定というのはどのようにしてなされたのですか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 令和2年2月26日付で厚生労働省から通知があり、その趣旨は、卒園式等についてはかけがえのない行事であり、特に感染が発生している地域においては、実施方法の変更や延期を検討するようお願いするというものでありました。また、市の新型コロナウイルス感染症対策に係る会議が翌2月27日に開催され、市や周辺地域の感染が相次いでいることを受け、同感染症に係るイベント等の中止について協議がなされ、卒園式、卒業式については保護者、来賓等の出席を願わず、教員、保育士と対象生徒、児童のみを出席することとし、クラス単位での実施とする旨の基本方針が示されました。 なお、当時の近隣市における感染者の状況や本市の職員、保護者の周辺で感染者が発生している状況を考えますと、本市における発生が身近に迫っているとの危機感がございました。このような状況を踏まえ、卒園式が保護者の皆様に取りましてもかけがえのない行事であることは認識していたものの、子供の健康を第一に考えた感染拡大の防止措置として、同年2月28日付で公立保育園及び小中学校における卒園式、卒業式の実施方法の変更について、卒園児、卒業生の保護者宛て文書にて通知をさせていただいたところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) そのことについて、いろいろな方からそういうお手紙というか、メールというか、いただいているのですが、その卒園式に参加した後の簡単なメモがありました。市立A保育園では、卒園式に保護者の参加を認めなかった。ただし、保護者の代表一人が卒園式の様子をビデオ撮影して、後日必要な方に配布するというような形で進められたようであります。あまり私事は言いたくないのですけれども、私も共稼ぎで働いてきましたから、いわゆる多くの方が働きながら、苦労しながら子供を保育園に預け、そしてそれが6年間の、あるいは7年間の結実したものとして出てくるわけですね、卒園式ということで。その感動は、私自身も今でも覚えております。 そのようなものをどのようにして進めていくかという形で、ほかの市は、これから後で説明しますけれども、取り組んでいたのではないかというふうに思っております。 さて、次は小学校、中学校のほうであります。小学校、中学校については、お手元にお配りをしてあります。令和2年2月28日、鎌ケ谷市議会議員各位ということで、鎌ケ谷市長、清水聖士名で書かれております。そこの1番の(2)、卒業式、送る会は中止とするという文言が公文書の中に書かれております。私これ、自分の控室にいたのですけれども、ある職員の方がこれを持ってきたのです。私思わずのけぞって、言いました。本当ですか、小中学校の卒業式、中止するのですかと。別に突然だったから、そういう言葉が出たのですけれども、本当に私自身も物すごくショックで思わずその言葉が出たのですけれども、保護者にとってはもちろん、子供にとっても卒業式は一生に一度の大切な思い出になるわけです。 そこで、今度は学校です。卒業式をどう認識されているか、位置づけているか、お聞きします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 鎌ケ谷市及び教育委員会としても、卒業式は重要な学校行事の一つと認識しております。子供たちが在籍中の自らの成長を振り返り、お世話になった方々への感謝の念を持ち、新たな進学先等へ旅立つ決意を持つ大切な場であると考えております。このため、教育現場においてもその準備を進めておりました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 大切な場なのですけれども、結局父母というか、保護者が参加できなかったわけであります。これも当事者からメールいただいています。学校名とか名前は欠落します。失礼します。A小学校の6年生は、各クラスごとに体育館に出向き、校長より卒業証書を受け取り、教室に帰る。保護者は、校庭などの校舎に入ることができず、公道からは見えない卒業する我が子を思うのみだった。公道に6年生の保護者があふれ、交通が渋滞する状況を呈した。要するにある学校のフェンスがあって、そのフェンスから中に入れないので、自分の子供が卒業する姿が見えないと。だから、みんな背伸びしたりして、だあっとフェンスの周りで我が子を探すというか、見たのです。そのうち人数が多くなって、今度は車がなかなか、ブブーというので、動かなくなったというのがこの学校の場合であります。 もう一つ来ています。B小学校の6年生は、各クラスごとに体育館に出向き、校長より卒業証書を受け取った。これは同じですね。保護者に対しては、子供の見送り、迎えは校門の外でと言われたが、校庭には入ってしまう。卒業生は、卒業の歌声が保護者に聞こえるように、教室の窓を大きく開いて、精いっぱいに声を張り上げた。この学校は校舎内に入って、保護者がですね。子供たちは、大体上のほうの、6年生は上のほうの階ですから、そこでせめて子供たちの声が聞こえるように、恐らく窓を開けたのはコロナ対策もあったのでしょうけれども、やはり子供の声が少しでも聞こえるように配慮したという、そういう本当に何とも言えない事実があったというふうに報告が来ております。 そこで、次の質問です。千葉県下で小中学校の卒業式の中止を決定した市町村は当市以外にありましたか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 初めに、卒業式の中止についてご説明させていただきます。 本市といたしましては、休校中の対応ということもあり、卒業式の中止という表現をさせていただきましたが、3月中に例年どおりの卒業式の形態で行うことが難しいという意味で使わせていただきました。教育委員会としては校長会と協議を行い、全く卒業式を行わないという意味ではなく、時期の変更や、どこまで感染拡大防止策を取りながら卒業証書を授与し、簡略化しても子供たちがさきに申し上げた卒業への決意を持たせることができるかなど、様々な方法を検討しておりました。 その観点から申し上げると、県内外の幾つかの市で当初中止という文言を用いたようですが、いずれも簡略化した内容で行ったと聞いております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。
    ◆19番(津久井清氏議員) 3月5日の朝日新聞の千葉県版に、県の教育委員会は4日、県内の1市が市立小中学校の卒業式を中止する方向になり、3市町が実施するか決めていないと発表したということであります。こういう公式文書で卒業式を中止するというのは、少なくとも当市のみだったというふうに私は理解しております。 こういう、県下には55市町村あるのです。その中で、朝日新聞の報道によれば、1市のみがこのような形で行ったということ、これは大変私としてはざんきに堪えないということであります。 そこでお聞きします。この2月28日付、小中学校の卒業式の中止というこの公文書、これが決定に至った経過をお知らせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 令和2年2月26日付で、まず保育園のことと関連しますけれども、厚生労働省から通知があり、その趣旨は、卒業式等について、かけがえのない行事であり、特に感染が発生している地域においては実施方法の変更や延期を検討するようお願いするというものでありました。 また、市の新型コロナウイルス感染症対策に係る会議が翌2月27日に開催され、国や周辺地域の感染が相次いでいることを受け、同感染症に係るイベント等の中止について協議がなされ、卒園式、卒業式については保護者、来賓等の出席を願わず、教員、保育士と、対象生徒、児童のみを出席することとし、クラス単位での実施とする旨の基本方針が示されました。 なお、当時の近隣市における感染者の状況や本市の職員、保護者の周辺で感染者が発生している状況を考えますと、本市における発生が身近に迫っているとの危機感がございました。 このような状況も踏まえ、卒園式、卒業式が保護者の皆様に取りましてもかけがえのない行事であることは認識していたものの、子どもの健康を第一に考えた感染拡大防止措置として、同年2月28日付、公立保育園及び小中学校における卒園式、卒業式の実施方法の変更について、卒園児、卒業生の保護者宛て文書にて通知をさせていただいたところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) さて、今まで質問してきたのですけれども、今までを振り返ってみて、当市の卒園式、卒業式の中止について何か考えること、反省することはありませんか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 議長、生涯学習部副参事。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(関根延年君) 令和2年2月末時点では、本市において新型コロナウイルスの感染者は発生しておりませんでしたが、近隣市では感染者が増えつつあり、本市においても感染者の発生が身近に迫っている状況がございました。 また、当時は現在のような具体的な感染防止対策や治療方法が確立されておらず、PCR検査体制も整っておりませんでした。各市の判断にはそれぞれ相違がありましたが、私どもとしては市民の健康と生命を守るためにリスクを最小限に抑えるというリスク管理の基本に基づき判断をさせていただきました。 ただ、反省すべき点としては、卒業式の中止という誤解を与える表現を用いたこと、また保護者の方にご理解を求めるために、より丁寧な説明をするべきであったと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 次の質問があるので、一応ここで私の感想を述べさせてもらいます。 3点あるかと思います。まず1点目、新型コロナのこの状況に当たって、市は卒業式に対してどういう姿勢で臨んだかということが私は第1点目だと思います。ちなみに私は、当市が卒業式中止ということを聞いたので、M市、N市、A市など、教育の担当者、私のネットの中で、どうなっているのって聞いたら、大体こういうことでありました。コロナ対策は大事である。同時に、子供、親にとって一生に一回の思い出となる卒業式も大切と考え、工夫して親も参加できる形で行いたいと。これは、ほぼ共通した内容でしたし、実際に他市はこのようにいろいろな工夫して実施をいたしております。やはりこの辺が、私は鎌ケ谷市としても、どうしたら子供たちの一生に一回の思い出をやるのだと、卒業式の思い出として残したいのだと、そういうのが果たして十分だったかどうか。 確かに当時の、今でもそうですけれども、そういうのをやれば、コロナの危険性あります。でも、子供たちのことの、一生に一回というものを考えて、どうにかしてやろうという方向だったのかどうか。私は、そこに1点目の質問というか、問題があるかと思います。 2番目、この経過見ますと、26日に厚生労働省の先ほど読んだ方針、27日に安倍総理大臣の小中学校の全校休校、そして鎌ケ谷市から28日にこの中止の公文書を出すと。大変ぱっぱっと、早々とという言葉がありますけれども、決めてしまった。でも、決めてしまったけれども、果たしてそれでよかったのかどうかと。これ人間のやることですから、行政も含めてやることですから。 名古屋市の河村市長はどうしたか。名古屋市の河村市長は、卒業式は中止するということを言ったのです。新聞にもでかく出た。しかし、いろいろな意見を聞いてそれを撤回して、やはり卒業式、親も含めてやるのだということで、名古屋市はそのような形で動いております。例えばの例ですけれども。私もやむにやまれず、清水市長に直接お願いをしましたけれども、結果的には受けていただけませんでした。やはり千葉県下、千幾つの小中学校があり、55の市町村がある。その中で、なぜ鎌ケ谷市だけがこういうことやるのか。やっていいのか。そういう事後に対する反省というか、チェックというものが果たしてあったのかどうか。これも疑問であります。 3点目、何といっても今回の問題は、子供たちにとって一生に一回の小学校の卒業式、保育園もそうですし、中学校の卒業式、これを親とともに感動的に取り組めなかったこと、これは私も含めて、大人も含めて、私は考えなくてはいけない問題だと思います。やはりこの辺を今後の教訓として、私は生かすべきではないかということで、この質問は一応、途中ですけれども、区切らせていただきます。 続きまして、もう一つ通告してあります。PCR関係のことです。先ほどPCRの当面の取組ということをおっしゃったわけでありますが、最近の状況はすごく厳しい状況なのです。いろいろ私も調べてきました。新型コロナ対策は死者が急増していると。12月4日までの1週間で210名が死亡、第1波、第2波にもなかった重症化が進行している。特に重症化しやすい高齢者に感染症が広がり、大変その背景にあると問題点を専門家も危惧をしているということであります。これが第1点の特徴かと思います。 第2点の特徴としては、今まではクラスターという集団を見つけて、それをなくしていくというか、そこをPCR検査で陽性、陰性決めていくという流れがあったのですけれども、最近は感染路が不明なのです。12月4日に、我々議員に向けてこのコロナ発症者の発生がありますけれども、報告があります。135例目から141例目、6名感染者が出ておりますが、そのうち4名は不明なのです。不明ということは、クラスターだけをどうにかしていれば収まるかもしれないという時期はもう過ぎたということです。 3つ目、いろいろ私もそれなりに調べてみたのですが、千葉県下55の市があるのですけれども、その中で人口当たりの感染者数というのが出ております。鎌ケ谷市は感染者数、12月6日現在144名、人口10万9,321名、10万人当たりの感染者数132名です。この132名というのは、千葉県下55の中でどのぐらいにあると思いますか。悪いほうから見て9番目なのです。ですから、今鎌ケ谷市は55の市町村の中で、人口当たりにすると、ワーストという意味で言えばワースト9なのです。こういうやはり実態というのが今迫っています。 そこでどうしているかというと、いろいろな報道がありますけれども、例えば市川市、印西市、ここでは死亡率が高いと言われている65歳以上及び60歳から64歳の基礎疾患のある方に対して無料でPCR検査を市が行うというふうに決めて、今進められております。鎌ケ谷市でもやっていただけませんか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 本市におきましては、介護施設等での新型コロナウイルス感染症によるクラスターの発生防止の一助をすることを目的として、事業を実施できるよう現在準備を進めております。検査や医療体制を考慮し、市内の医療機関をはじめとする医療体制が逼迫しないようにということを基本に考えており、現時点では拡大しての検査実施は考えておりません。なお、近隣の11市中7市が介護施設等に限定しての対応としております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 残念であります。例えば印西市は10万2,000人です。ほとんどうちと変わらない人口です。いろいろ討論があったらしいのですね、議会内でも。でも、やろうということで今準備を進めています。 今このコロナをめぐっては、国の対応がいろいろ問題が遅れていると。今回の菅内閣の支持率もそうだけれども、どうも遅れていると。では、どうするのだというので、地方自治体が自分たちの創造性等いろいろなものを持って取り組んでいるのです。だから、地方自治体の格差が、残念ながらというか、出てきている。今言った千葉県下では市川市、印西市が報道されていますけれども、全国的にはこの流れは、よし、では地方自治体がやろう、命を守るためには出るのだ、そういう全国的な流れはいっぱいあります。ここで紹介している時間がありませんけれども。 では、次、無料は無理にしても、PCR検査を高齢者が、65歳以上の基礎疾患のある人ですよ、全員とかではないです。よくこれを言うと、どこでも誰でも、そんなの無理でしょうと言う人がいるので、言っておきます。65歳、それから基礎疾患ある人。その人に対してPCR検査を行ったら、2万円までは市が補助しましょうと。高齢者の命を守りましょうという市が今続々と出ております。白井市や、松戸市や、成田市や、今日ちょうど8時何分の朝のテレビを見ていたら、墨田区長、私のすぐ隣の区ですけれども、全員2万円の補助を出してやるよということをテレビで盛んにおっしゃっておりました。どうですか、これやってもらえませんか。補助金を出してPCR検査を行う。どうでしょう。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) PCR検査は、検査時点の結果を示すものであり、検査を受けたことにより一時的な安心感が得られる効果はありますが、検査後の新型コロナウイルス感染症の感染の可能性が消えるものではございません。時間の経過とともに、希望する都度検査は必要となります。現在は、体調が悪い方の検査、濃厚接触者やクラスターが発生した場合の広範にわたる感染制御のための検査は行われております。65歳以上の高齢者や基礎疾患を有する市民全員に対してのPCR検査につきましては、先ほども申し上げました感染防止対策の観点や医療、介護施設を守り、最も有効に経費を活用できる方法として、まずは介護施設での感染防止に注力し、感染拡大を防止してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) これもやらない。残念です。今答弁した中で、私重大な問題があると思って、指摘したいのです。PCR検査は一時的な安心感が得られるが、あしたのことは分からない、言うならね。それは検査ってそうです。私が今日PCR検査をする。例えば陽性とか陰性とか出る。では、あしたも、陰性だったら、あした検査したら分からないでしょうと。当たり前ではないですか。検査というのはそういうものです。その時点、未来の検査なんてできないのだから。ところが、どうもその答弁が、こんなことは消えるものではございませんということで、PCR検査って、今分かっていますよね、世界中でやっています。世界中、それに対して、PCR検査は今日のことは分かるけれども、あしたのことは分からないのだって、こういう後ろ向きな判断。もちろんPCR検査は100%正確でないということは、もう常識的に分かっています。こういうふうにPCR検査というのは、やっても今日のことは分かるけれども、あしたのことは分からないのだからという、毎日やらなくてはいけないでしょうみたいなことを言う人もいるのですよね。びっくりする認識です。 そこでお聞きします。では、現在時点で、世界中で今新型コロナウイルスの感染が物すごいものでしょう。日本も含めて。PCR検査に替わって、陽性か陰性かはっきりし、陽性者は隔離と言っていいのかな、別のところに行っていただく。そして、陰性者はそれなりに働いていいだろうと。これPCR検査以外で何かやり方あるのですか。お聞きします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 新型コロナウイルスの検査は、PCR検査や抗原検査、抗体検査と種類はありますが、PCR検査は新型コロナウイルス検査の中では最も高精度な検査方法であると認識をしております。 しかしながら、PCR検査は結果が判明するまでに1時間から6時間の時間が必要となることや、検体を採取し、検査をするために、医師や臨床検査技師などの専門職が多数必要であることなどの理由から、1日にできる検査数に限りがあるため、優先順位をつけ検査を実施することや、発熱などの症状がある場合に検査を受けていただくことが重要と考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) この答弁で鎌ケ谷市の姿勢がはっきりしているのです。今の答弁、何と言っていますか。最後のほうに。発熱などの症状がある場合に検査を受けていただく。いいですか。では、ほかの先進市というか、印西市や市川市や、あるいは墨田区や、そういうところはどうしているのですか。熱があるから測る、それが今までのやり方。でも、65歳以上や60歳以上の基礎疾患のある人は事前にやはりそれをチェックして、陽性かどうかを測ろうと。今大きな2つの流れがあるのです。残念ながら、鎌ケ谷市は熱があったらやりましょうと。消極的というのが、いろいろな表現あるけれども、消極的ですね。 次に、今困っている問題があるのです。例えばクラスター、学校や介護施設や様々なところで、クラスター、集団感染が発生した。そうすると、どうなるかというと、濃厚接触者を特定して、保健所が濃厚接触者に対してPCR検査を行う。この行政検査。ところが、あちこちから聞こえてくるのは、保健所は最小限にするために、例えば100人なら100人の例ですよ、クラスターが発生したら、濃厚接触者100人全部やるかといったら、やらないのです。そうすると、多くの人が行政検査の対象にならない。それでは困るというので、白井市とか、さっき言った先進市は、濃厚接触者と判定されなくても、クラスターの中にいたら、市が無料で検査を行うと、こういうことを決めています。私が持っている資料の中では、10月27日、白井市の決定がすごく詳細にあります。時間ないので、ここで紹介できませんけれども、どうでしょう、クラスターが発生し、保健所が濃厚接触者と判定した以外に行政検査を受けられなかった人に対して市が積極的にPCR検査を行う、これやってほしいのですけれども、いかがですか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 国は、これまでも濃厚接触者に限らず、特定の地域や集団、組織等において、関連性が明らかでない患者が少なくとも複数発生しているなど、検査前確率が高いと考えられ、かつ濃厚接触を生じやすいなど、クラスター連鎖が生じやすいと考えられる状況にあると認められる場合における当該地域や集団、組織に属する者も行政検査の対象となると示しており、保健所が医療機関の状況も勘案した上で、感染が広がらないよう必要な検査を実施しております。 さらに、高齢者施設等においては入所者、または介護従事者等で発熱などの症状を呈する者については必ず検査を行い、その結果、陽性が判明した場合は当該施設の入所者及び従事者の全員に対して、原則として検査を実施すること。また、クラスター事例の増加が見られる医療機関や高齢者施設等における検査の徹底など、クラスターが複数発生している地域における積極的な検査を実施することとしております。 繰り返しになりますが、本市といたしましては医療現場の逼迫を避けるためにも、優先度の高い方にまずは検査を受けていただくこととさせていただいております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) これもやらないと。今私はいろいろな資料を、皆さんもそうでしょうけれども、探しています。成田市のホームページ、7月16日にこのようなことが書いてあります。成田市の小学校の先生が新型コロナウイルスの感染症に感染したと。小学校の先生ですよ。印旛保健所は、今回の新型コロナウイルス感染症に対する濃厚接触者は学校内で認められなかったとして、調査を行わなかったと。要するに、AならAの学校が、先生がかかってしまったけれども、印旛保健所は濃厚接触者は誰もいないのだといって、PCR検査をやらなかったのです。 そこで成田市は安全性を確保するため、当該教員が担任する学級の児童と当該教職員にPCR検査を実施した。結果、小学校児童2名が新型コロナウイルス感染症に感染したことが判明した。それで隔離したと、こう書いてある。これ本当ですよ。やっぱり必要なのです。だから、保健所が調べたから全部安心だというのではなくて、やっぱり成田市は、これは心配だなといって、自らやっているわけです。そういうふうに、やっぱり市民の安全や子供の安全を守るなら、行動しなくてはと私は思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(菅井智美君) 現在学校やご家庭で感染防止対策を講じていただいていることもあり、鎌ケ谷市の児童生徒及び教職員に感染者の発生を幸いにも経験しておりません。成田市の事例は、本年7月の発生事案と思われますが、本市などを所管している習志野保健所管内では、かつてのような厳密な濃厚接触者だけではなく、学級単位、関係する部活動など、生活をともにしている集団の単位でPCR検査を行うことが多くなっていると伺っております。このような早期の介入が功を奏し、大規模クラスターには至っていないと認識しております。 現在は、こうした検査方針になっていること、またPCR検査を単独で広く実施するには、検査実施体制から見て大変厳しい状況にあることなどから、本市におきましては、まずは重症化リスクの高い高齢者への対策として、施設に入所する65歳以上の方へのPCR検査の体制を整備するとともに、教育や医療、介護等の施設を守り、施設内感染を防止するため、基本的な対策の周知啓発に注力し、感染拡大を防止してまいります。 また、有効に感染防止対策を講じるための検査制度について、検査機関や医療体制の状況及び関係機関との意見交換や調整も図り、国や県などの動向も注視しながら、より一層の感染防止対策について調査研究してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 時間がなくなってきましたので、最後3点ほど要望を出したいと思います。 1点目は、先ほどの質問の中でも触れましたけれども、残念ながら日本はアジアの中では相当のレベルで感染者が増え、そして死亡者も増えています。アメリカと比べたらいいだろうと言う人もいるのですけれども。それを言ったら、生命をどう考えるのだということになります。 そして、国の対応も、私から見たらあまり十分とは言えない状況です。Go To トラベルのことで今いろいろ意見が交換されていますけれども、Go To トラベルに1兆6,000億円から1兆7,000億円かけるという。それが感染に直結したのかしなかったのか、その辺論争があるようですけれども、しかしながら圧倒的にPCR検査をはじめとする医療体制が今厳しい状況になっています。ついに自衛隊の要請を頼むというところまで今来ています、大阪とかですね。 そのときにですよ、問題は。では、国のことを批判してればいいのか。とんでもない。国は国でやっているのです、やっぱりそれなりに。では、この11万鎌ケ谷市民を守るのは鎌ケ谷市でしょう。我々議員や行政、そうではないですか。そこを第一に考えなくてはいけないと私は思っています。相変わらずクラスター中心主義の取組をやっていたら、感染元が分からない人が、さっき言ったように増えていますからね、鎌ケ谷市でも。しかも、残念ながら鎌ケ谷市では人口当たりでは55市町村中9番目という大変厳しい状況にあるのです。 そのためには、私は具体的に3つやってほしいなと思っています。さっき駄目、駄目、駄目って3つやられましたけれども、できることなら65歳以上、私もそうですけれども、そしてそれぞれの基礎疾患のある方、この方々は、ある統計によると50倍ほど死亡率が高いそうです、平均から見ると。びっくりしましたけれども。そういう方々に、市川市や印西市のようにできたら無料で、そういう方々にやってほしい。いや、無料まで予算がきついよということであれば、ある上限を設けて、2万円なら2万円ですね。それを超えるものについては自己負担という形でもいいと思います。それは、常識的な形でどんどん進んでいますよ。そしてまた、先ほど言ったようにクラスターの発生に至って、保健所に対する、保健所も忙しいと。でも、保健所が対応できない。濃厚接触者と認定しないわけです。さっきの成田市の印旛保健所って、ホームページに書いてあるから言ってしまうのですけれども、あまり名前挙げてはいけないのかもしれないけれども、ホームページに書いてあるのだから、誰が読んだっていいのですから。そういう場合には、やはり市が前面に出て、そういう人たちの検査を行う。 対象は全員ではないです。対象は小中学校、保育園、幼稚園、高齢者施設、限定しています。そうでなければ、とてもやれませんと言っておりましたから。そういう形で、鎌ケ谷市の魅力って何ですかって聞かれて、梨があります、緑があります。そうではないでしょう。命と安全を守るまちだから魅力があるのでしょう。それをないがしろにしてはいけません。 そういう意味では、偉そうなこと言うようですけれども、やっぱり今がこのコロナに対する鎌ケ谷市の取り組みの強化、それを市民は望んでいると思います。私のところ、いっぱいいろいろな声聞こえてきます。ほかの議員も同じだと思いますけれども、行政にも来ていると思います。 そういう声に応えて、しっかり対策を取ることが、私は議員や、行政マンや、市長を初めとする幹部の方々の任務だと思います。それをやれないのだったら、また我々やっぱりどこかで足りないと私自身も思いますので、ぜひそういう形での対応を、ちょっと辛口で言い過ぎましたけれども、お願いをして私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(森谷宏議員) 以上で19番、津久井清氏議員の一般質問を終結します。 席の移動をお願いします。 ○議長(森谷宏議員) 次に、4番、松原美子議員に発言を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) では、始めさせていただきます。皆様、お疲れさまです。一般質問3日目、本日最後の質問となります。議席番号4番、日本共産党、松原美子でございます。通告に従い、一般質問をさせていただきます。 さて、本日の質問は大きく3つです。まず1点目は、施行後20年目を迎え、2021年度から始まる第8期介護保険事業計画がまさに検討中である介護保険制度について。2点目は、旧学校給食センター及び旧トレーニングセンター跡地の活用についてでございますけれども、この点については昨日質問をされました勝又勝議員と一部重複する部分があるかと思われますが、どうぞご容赦をお願いいたします。そして、3点目は児童相談所の問題についてでございます。執行部の皆様におかれましては、明快なるご答弁をどうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、質問の初めは、先ほど申し上げました施行後20年目を迎えた介護保険制度について伺います。高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画の1期から7期までの保険料の基準額についてお伺いいたします。 そのほかの質問につきましては、再質問にてお伺いいたします。 質問の2点目、旧第二学校給食センター及び旧トレーニングセンター跡地の活用についてお伺いいたします。 初めに、用地の活用方針が決まった経過についてお伺いいたします。 そのほかの質問につきましては、再質問にてお伺いいたします。 続きまして、3点目、児童相談所の問題についてでございますが、児童相談所の増設における千葉県の動向についてお伺いいたします。 では、よろしくお願いいたします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) ご質問の1点目、施行後20年を迎えた介護保険制度についてと、ご質問の3点目、児童相談所の問題についてお答えいたします。 ご質問の1点目のお尋ねは、高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画の1期から7期までの保険料の基準額についてでございました。平成12年に介護保険法が施行され、高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みが創設されました。 介護保険料については、高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画に基づき、これまで3年ごとに見直しを行っており、現在まで7回改定されております。推移につきましては、制度発足からの一月当たりの基準額で申し上げますと、第1期2,840円、第2期3,100円、第3期3,650円、第4期3,910円、第5期4,370円、第6期4,890円、第7期5,270円となっております。制度発足時と比較すると2,430円の増、率にして85.6%の増となっております。 ちなみに、この間の65歳以上の高齢者人口は、平成12年10月1日で1万1,487人、令和2年10月1日で3万1,271人と、1万9,784人の増、率にして172.2%の増となっております。 次に、ご質問の3点目、児童相談所の問題についてでございますが、お尋ねは児童相談所の増設における千葉県の動向についてでございました。現在千葉県には6つの児童相談所が設置され、本市は市川児童相談所の管轄区域となっております。本年1月に児童相談所の改革を着実に進めるため、千葉県知事から千葉県社会福祉審議会に児童相談所の管轄区域の見直しについて諮問が行われました。 審議会からは、6月4日付で答申がありましたが、その内容は、昨今の児童虐待対応件数の増加や一時保護児童数の増加に伴う一時保護所の定員超過の状況を考慮すると、1か所当たりの管轄人口が全国平均を大きく上回っている状況を改善すべきであり、県の児童相談所を2か所増設する必要があること、また新たな管轄区域については、地理的条件、人口、交通事情、他の分野における行政圏域等の社会的諸条件を勘案して検討した結果、増設する2か所については印旛郡市に1か所、本市、松戸市に1か所というものでありました。 千葉県では、6月に千葉県子どもを虐待から守る基本計画を策定し、本審議会の答申を踏まえ、令和11年度を期限に、2か所の増設を目標として位置づけたところでございます。その動向について千葉県に確認したところ、現在本市、松戸市を管轄する新たな児童相談所の設置に向けて調整を進めているところであるとのことでございました。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(弓削孝司君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(弓削孝司君) ご質問の2点目、旧第二学校給食センター及び旧トレーニングセンター跡地の活用についてお答えいたします。 お尋ねは、用地の活用方針が決まった経過についてでございました。当該用地は、平成21年に策定した公共施設再編計画において、2か所にあった各給食センターを統廃合し、跡地は売却を含め、有効利用を検討するとの方針が示されたことから、平成26年5月に庁内に設置された跡地の有効活用検討会議において活用を検討したものでございます。 その中で、様々な活用方法が議論されましたが、例えば子育て支援施設など公共施設の整備に関しては、行政境という地理的な条件、あるいは主要県道沿いにあるということから、児童の安全性の確保に課題があること、またその他の施設につきましても費用対効果、住宅地への配慮の面などもあり、整備は難しく、結果として公共施設としての整備は困難との結論に至りました。 その上で、当該地は用途が準工業地域であり、比較的建物などへの規制、制限は受けにくいこと、また県道沿いという立地条件から、企業誘致の種地など民間活用を図っていくということとして、平成27年4月に最終報告を取りまとめたものでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) おのおののご回答ありがとうございました。 それでは、まず介護保険制度についての再質問を行わせていただきます。ご回答より、高齢化率も増えているけれども、保険料、つまり市民の皆さんの負担も上がっていることが明確になりました。これは、本市に限ったことではない全国的な動向のようですけれども、それでは低所得者対策についてお伺いをいたします。保険料は、段階別に設定されているはずですけれども、高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画の1期から7期までに、低所得者対策についてどのように段階が変遷してきたのか、お伺いをいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 介護保険料の低所得者に対する軽減措置につきましては、65歳以上の第1号被保険者で、本人及び世帯全員が市民税非課税世帯に当たる介護保険料の第1段階から第3段階の方に対して実施しております。 第1段階である生活保護被保険者や老齢福祉年金受給者で本人の年金収入と合計所得金額の合計が年80万円以下の方では、第5期の平成24年度に市独自に公費を投入し、基準額に対する保険料率を国基準の0.5から0.45へ軽減しております。また、その後第6期の平成27年度に消費税率が8%に引き上げられた際、保険料率を0.45から0.4へ、第7期に当たる令和元年度に消費税率が10%に引き上げられた際には、2か年をかけて0.4から0.25へ軽減しております。 次に、第2段階である本人の年金収入と合計所得金額の合計が年120万円以下の方では、第5期の平成24年度に市独自に公費を投入し、0.75から0.6へ、その後第7期の令和元年度から2か年をかけて0.6から0.35へ軽減しております。 最後に、第3段階である本人の年金収入と合計所得金額の合計が年120万円を超える方では、第5期の平成24年度に市独自に公費を投入し、0.75から0.7へ、その後第7期の令和元年度から2か年をかけて、0.7から0.65へ軽減しております。 なお、低所得者の軽減における負担割合は、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 上がり続けている保険料に対して、低所得者対策が行われていることが、若干ですけれども分かりました。 次に、利用料について伺います。介護保険を使う場合の利用料金の自己負担割合について、これまでどのような推移があったかをお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 介護保険サービスの利用料の自己負担割合につきまして、制度開始から、所得や資産によらず、一律1割の負担でありましたが、平成27年8月から年金収入等が年280万円以上の場合、2割負担となりました。また、平成30年8月からは、世代間、世代内の公平性の確保、制度の持続可能性を高める観点から、2割負担者のうち特に所得の高い年金収入等が年340万円以上の場合、月額4万4,400円を上限とする3割負担となりました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 自己負担割合につきましては、2000年のスタート当初は利用者全員が1割負担をすることが平等であると言われまして、いわゆる応益負担が盛んに取り上げられていたわけですけれども、その負担割合が、収入に応じてですけれども、徐々に上がっていることが分かりました。 ところで、利用料負担が増えた部分は、この利用料部分だけでは決してありません。1割、2割、3割という負担の部分だけではありません。 参考までに、大変分かりやすい文献がありましたので、少し紹介をさせていただきます。特定非営利法人非営利・協同総合研究所が発行している「いのちとくらし」という冊子があるのですが、その2020年3月31日号「いのちとくらし」研究所報のナンバー70の2ページを参照いたしますと、2005年10月から施設利用者、つまり特別養護老人ホームや介護老人保健施設に入所や短期入所、ショートステイと言われるものですけれども、している方々の食費や部屋代が保険から外されて、自己負担となりました。このことにより、保険外の利用者負担がかなり増えたことになります。つまり利用料と保険料の2段階で介護保険利用者の生活を苦しめているということになります。 それでは、次に保険料が払えない場合についてお伺いします。保険料が払えないと、給付制限という自己負担割合が増えてしまうというペナルティーがありますけれども、現在本市において給付制限を受けている方はどれぐらいいらっしゃいますでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 特別な事情がないのに介護保険料の滞納が続くと、未納期間に応じて給付制限を受ける場合がございます。未納期間が1年以上の場合、サービス利用時に利用料の全額を支払う必要があり、1年6か月以上では高額介護サービス費で払い戻される利用料が差し止められ、それでも滞納が続く場合は滞納分の保険料に充当することとなります。また、2年以上では利用者の自己負担割合が3割以上に引き上げられ、高額介護サービス費の支給が受けられなくなります。 このような被保険者につきましては、催告書の送付時や納付相談時に注意喚起を行っており、現在本市におきましては給付制限にしている方はおりません。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 恐らくそれ以外に保険料が払えない方の対応として、納付相談をしていただいたり、分納などのお願いをしていただいたりしているかと思います。あと、保険料の減免の申請などについてもご紹介をされているかと思われます。 引き続きまして、ご説明のとおり給付制限を受けると、もはや介護保険サービスそのものが使えなくなってしまうということになってしまいます。保険料の切れ目が介護の切れ目、命の切れ目ということになってしまいます。 他市においての経験ですけれども、保険料の滞納を解消するまではサービス利用を諦めざるを得なかったというケースを何件か経験し、私自身もその目の前にしている要介護者の方を見て、大変苦しい思いをしたことを思い出します。本市においては、現在給付制限を受けている方はいらっしゃらないということで、大変安心をいたしました。今後も保険料の減免申請の紹介など、保険料を払いたくても払えない方々への丁寧なご対応をどうぞよろしくお願い申し上げます。 次に、介護保険特別会計の財政調整基金についてお伺いいたします。この基金は、介護保険料をためているものと認識していますけれども、どのように活用されているのでしょうか。その活用時期はいつになりますか、お伺いをいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。
    ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 介護保険特別会計における財政調整基金は、各年度の介護保険料の余剰金と基金の運用利子を加えた基金積立金を積み立てたものであり、3年ごとの介護保険料改定に当たり、被保険者の介護保険料の負担を抑制するため、被保険者に還元しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 基金の積立金が被保険者の介護保険料の負担抑制のために還元されているということを伺いまして、安心をいたしました。 先ほども触れましたけれども、2021年度はちょうど第8期介護保険事業計画と併せて、市町村介護保険料改定の年に当たるかと思います。高齢化率の上昇は、現状では否定できないことでしょうけれども、できる限りこれ以上の保険料負担が市民の皆さんの生活を圧迫しないように強く要望をいたします。 続きまして、ここからは新型コロナウイルス感染症問題が長期化する中で、その課題についてお伺いいたします。ここでは、全日本民主医療機関連合会というところが本年7月に全国的なアンケート調査を行い、新型コロナウイルス感染症介護事業所緊急調査、その報告、コロナ禍の下での介護事業所の現状と政府への要望をまとめておられます。それについて、今回はこの結果を参考にしながら、本市における介護事業所の現状把握の状況などをお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 本市におきましては、介護事業所やケアマネジャー等からの相談や本年7月にメールで介護事業所やケアマネジャーに対してアンケート調査を実施し、人材確保が難しい、マスクや消毒液の確保が大変など、新型コロナウイルス感染症による影響や困り事の把握に努めております。 また、事業所に対しては、新型コロナウイルス感染症に関する国・県からの情報を速やかに提供し、マスク等の衛生用品を提供するなどの対応を行っております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 先ほど申し上げました報告書のほうにも同様の内容が触れられておりました。市の職員の皆さん、業務多忙の中で大変な中で、本市としてもアンケート調査を行っておられたということについては大変敬意を表します。これからも介護事業所の皆さんの実態把握に努めていただき、そしてその困り事などに応えていただくことをお願いいたします。 ところで、さきの調査の中でも、介護事業所の経営が非常に厳しくなっていることに触れられていたのですけれども、本市において新型コロナウイルス感染症の影響で介護事業所が倒産したり、閉鎖したというところはありますでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 新型コロナウイルス感染症の影響により、全国的に見ると通所系のサービスが利用控えや感染症対策のための費用が増大したことにより、事業収益が減少しているなど聞き及んでおりますが、市内における介護事業所が倒産したという事例はまだ見受けられません。 また、新型コロナウイルス感染症の影響によるものか不明ですが、一部のデイサービスを提供した事業所が組織統合により市内の事業所の一部を閉鎖するという報告を受けております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 例えば認知症の方などは、特に通い慣れた施設が突然なくなってしまった、違うところに通わなければいけないということになりますと、それだけで病状が悪化することもあります。ご回答を伺い、少しほっといたしましたけれども、もし仮に介護事業所の経営が悪化した場合に使える給付金などはございますでしょうか。また、あるとしたら、どのように周知をされておりますでしょうか、お教えください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 新型コロナウイルス感染症の影響により売上高が減少しているなど、介護事業所の経営が悪化した場合の支援策として、国では中小法人や個人事業者を対象に、持続化給付金事業を行っております。主な条件としては、売上げが前年同月比50%以上減少している事業所で、令和元年から事業による事業収入があり、今後も事業を継続する意思がある事業所となり、1事業所につき法人では200万円を上限に支給するものです。 また、千葉県では新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業として、経営状況に関係なく、事業者への支援金及び職員への慰労金の支給を行っております。 次に、本市では、市内の中小企業者や個人事業主を対象に、鎌ケ谷市経営支援給付金事業を行っております。主な条件としては、原則として1か月の売上高が前年同月と比較して3分の1以上減少していることや、令和2年1月1日現在、市内に主たる事業所を有することなどで、追加支援を含めて、1事業所につき20万円支給するものです。 事業の周知方法といたしましては、ホームページや広報、チラシ等を活用しているほかに、介護関係に特化した国・県からの情報につきましては、介護事業所へ直接メールで周知をしております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) ありがとうございます。もともと介護事業所というのは、非常に低い介護報酬の中で苦しい経営を強いられてきた。そこに今コロナ禍が襲っているわけです。今後もこれらの使える制度というのを周知していただき、一件でも倒れることのない介護事業所が倒れることないように、ご支援をいただきたいと思います。 さて、先日教育福祉常任委員会でも少し触れさせていただきましたけれども、市内の介護施設でクラスターが発生していたということですけれども、職員に対するPCR検査はどうなっておりますでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 本市では、市内在住の65歳以上の高齢者で、介護施設等に新規で入手する方などのうち検査を希望する方を対象にPCR検査を実施する準備を進めており、その中で施設に勤務している65歳以上の職員の方は検査の対象としております。 なお、新型コロナウイルス感染症の感染者が発生した場合、現在は県内の保健所において検査対象者を拡大して検査しておりますが、国より令和2年11月19日付事務連絡で、高齢者施設等において新型コロナウイルス感染症が発生した施設においては、入所者及び従事者の全員に対して原則として検査を行うとともに、施設が自費で検査を行った場合、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援金の対象とすることが示されるなど、検査体制の拡充が図られております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 検査体制の拡充についておっしゃっていただきましたけれども、施設の入所者やそこでの職員への対応は分かりました。ところが、実はとてもデリケートになっているのが、デイサービスの利用者や従業員の皆さんでもあります。施設という閉ざされた空間だけではなく、自宅と施設を行き来するということから、感染症に対する不安も強くなっておられます。ぜひともデイサービス関係者の皆様も安心して検査の受けられる体制を実現していただきたいと、強く要望いたします。 それでは、この介護保険の項目の最後の質問とさせていただきますけれども、持続可能な介護保険制度の運用ということが国によっても言われておりますけれども、今後の介護保険制度の運用における本市の課題についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 課題といたしましては、今後人口減少や少子高齢化がさらに進んでいく中、将来にわたり持続可能な介護保険制度運用を図るため、財政基盤の安定化、負担の公平化、事務の効率化、介護人材の確保と育成、研修制度の充実、介護サービスの継続した提供など、保健、福祉、医療、介護などの関係機関との連携強化を図りながら、健全で公平な介護保険事業を推進していくことなどが挙げられます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) ここで、2020年11月2日に、財務省より社会保障についての資料が出されております。その中の介護の部分において、令和3年度介護報酬改定、①、国民負担の抑制という項目の中から一部を見ますと、令和3年度介護報酬改定について、新型コロナウイルス感染症が国民生活にもたらしている影響に鑑みれば、通常のトレンドによる国民負担増に加えて、令和3年4月からさらなる国民負担を生じさせる環境にはないと。ここまではいいのですけれども、問題はここからなのです。全体の改定率では国民負担を抑制しつつ、ICTの推進などによる運営の効率化、エビデンスに基づく報酬体系のメリハリづけなどを推進するべきであるとして、介護ロボットの導入などによる、介護現場における効率化と生産性の向上により、介護サービスの質の確保とコストの縮減を両立させる必要があると示しているのです。 私は、この資料を読んで、本当に背筋がぞっとする思いがいたしました。人にしかできない、人と人とのつながりの中でこそ発揮できるはずの介護のよさを何としても守っていかなければいけないと強く感じたところでございます。 本市におきましては、9月の決算委員会でも触れさせていただきましたけれども、介護移送サービス、あるいは訪問美容サービス、支給限度額の上乗せサービスなど、他市にはない温かい介護保険制度の運用を続けてこられております。このことを守り抜いていただくことを改めて要望いたしまして、次の質問に移ります。ありがとうございました。 それでは、ここから2つ目の質問項目である旧第二学校給食センター及び旧トレーニングセンター跡地の活用について質問に移らせていただきます。当初の活用方針が決まった経過について説明がございましたけれども、募集開始前の令和元年6月に再検討された跡地の活用方針についても経過をお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(弓削孝司君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(弓削孝司君) 平成27年4月の最終報告から3年の期間が経過したこと、また平成30年6月末には当該建物の解体工事も完了したことなどから、平成30年度に再度検討会議で検討した活用方針案を基に、市議会への意見照会とパブリックコメントを実施して、令和元年6月に跡地の活用方針を策定いたしました。 この活用方針では、企業誘致の種地など民間活用を図っていくこととし、民間活用の推進に当たっては、周辺地域への配慮などを提案項目に入れて、民間事業者からの柔軟な発想及び豊富な経験を生かしたアイデアの提案を募るため、公募型のプロポーザル方式により選定することとしたものでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 令和元年6月に策定した跡地の活用方針の中で、周辺地域への配慮など考慮するとの記載がありましたけれども、具体的な概要をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(弓削孝司君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(弓削孝司君) 当該用地は準工業地域であるため、建物用途への規制を比較的受けにくい場所となりますが、住宅地が隣接していることから、周辺地域への影響を考慮する必要がございます。このことから、活用方針に明記したものですが、募集要項でも提案条件として、騒音や振動等、近隣住民の迷惑とならない計画であること及び周辺環境に配慮した計画であることを求めており、二次審査において周辺環境への配点に加点を多くし、この項目が零点の場合は失格としております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 令和元年6月に策定した跡地の活用方針を作成する前に、議会への意見照会とパブリックコメントを行ったということでしたけれども、どのような市民要望が寄せられたいたのか、検討結果についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(弓削孝司君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(弓削孝司君) パブリックコメントは、平成31年2月1日から3月4日にかけて行っており、3名の方からご意見をいただきました。 ご意見では、幅広く活用できる広場の整備や災害時の緊急避難場所及びコミュニティセンターと児童センターなどが併設された施設整備をご提案いただきました。 検討結果でございますが、まず多目的に利用できる広場の整備につきましては、交通量の多い県道や住宅地に面していることから利用上の制約が多いこと、また地域全体を対象として、整備箇所の選定を検討する必要があることから見合わせることとなりました。 また、災害時などの緊急避難場所とする活用につきましても、近接する小中学校が緊急指定避難場所となっており、想定避難者数を収容することが可能となっているため、新たな緊急避難場所としてのご提案も採用には至りませんでした。 なお、コミュニティセンターは市内6地区での整備を完了しており、児童センターにつきましても東部地区に整備を予定しておりますが、旧第二学校給食センター跡地では、船橋市に隣接していることに加え、交通量の多い県道に面していることから、利用する小学生や未就学児童の安全を考慮し、当該跡地への公共施設としての整備は困難との結論に至っております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) ご答弁ありがとうございました。 それでは、当該土地の売却に係る公募型プロポーザル募集要項、私も拝見をさせていただいたのですけれども、用途指定及び譲渡などの制限や周辺環境への配慮など、周辺住民や市民に対して大変配慮がされている内容だと感じました。遵守されることを願っております。 ところで、当該用地は本市の貴重な財源として財産価値があるかと予測をされますけれども、この活用がもたらすメリットについて、その見解をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(弓削孝司君) 議長、総務企画部参事。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(弓削孝司君) 活用によるメリットでございますが、治水対策として排水施設を設置することにより、市民の安全確保に寄与すること、企業誘致の種地など、民間活用による地域の活性化や雇用の促進、売却による歳入や税収増などが挙げられます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) メリットについては分かりましたけれども、本市の面積は千葉県にある市の中でも下から3番目といういわゆるコンパクトさの中で、せっかくの市の土地が民間に売りに出されるというのは、私的にはとても残念な気がいたします。しかも手通公園に隣接をしているという立地ですから、本市の大きな財産を失うような気がしているわけなのですけれども、それについての市長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(森谷宏議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 本市の貴重な財産でありますので、その活用については地域の活性化や雇用の創出、あるいは税収の増と、そういったメリットのある形で活用していきたいと考えております。公募型プロポーザルによって、民間事業者からの柔軟な発想と豊富な経験を生かしたアイデアの提案に期待をしているところですけれども、準工業地帯でありますので、建物の規制を受けにくい場所であり、隣接する住宅地へ影響が及ぶことがないよう事業を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) ご答弁ありがとうございました。先ほどの執行部のご答弁からもメリットの部分がよく分かりましたけれども、しかしながら先ほどの私のまた意見になりますが、長い目で見たときに、どんな鎌ケ谷市を子供たちに残していくのかという視点で考えたとき、やはり鎌ケ谷市が貴重な財産、土地を、あんな大きなすてきな公園の隣にある土地を民間に売り渡すということは決して得策ではないのではないかと感じているところでございます。恐らくそう感じている市民も決して少なくないのではないかと思います。 現在プロポーザルでという方向が決まってはおりますけれども、今後鎌ケ谷市の土地が有効に活用されることを願って、この項目における質問を終わらせていただきます。 それでは、引き続きまして私の最後の質問の項目になります。児童相談所についての問題を質問させていただきます。1か所当たりの管轄人数が全国平均を大きく上回っている状況を改善するため増設するとのことでしたけれども、市川児童相談所の過去5年間の定員及び入所人数についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 市川児童相談所の定員及び入所人数について千葉県に確認したところ、定員数は本年11月末までは20名でしたが、一時保護児童の増加傾向が続いていることから、一時保護所の定員の拡充を図るため、12月1日より定員8名増の28名としております。 入所人数につきましては、過去5年間の4月1日時点で申し上げますと、平成28年度16人、平成29年度20人、平成30年度21人、平成31年度27人、令和2年度47人となっており、年々増加傾向にあります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) この数を拝見いたしますと、この2年間で急激な増加がうかがえるかと思います。ところで、先ほどのご答弁の中で、市川児童相談所内の一時保護所の定員が、12月1日から20名から28名に増員したということで、これにつきましては大変安心をしているところではございますけれども、ただこの増設をした場所が恐らくお子さんたちが遊んでいた庭の一部に建物を増設したということを伺っておりますので、本来的にもっと足りていない児童相談所を早急に増やしていく必要があるのではないかというふうに感じております。 さて、続きまして、児童相談所の定員オーバーをしている状況などが今分かりましたけれども、過去5年間でこの鎌ケ谷市の一時保護の状況についてお伺いをいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 過去5年間の本市の一時保護児童数は、平成27年度24人、平成28年度24人、平成29年度26人、平成30年度32人、平成31年度36人となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。
    ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) それでは、令和元年度一時保護になった人数、36人ということでしたけれども、例えばここの数でお伺いしますけれども、その中で再度一時保護になった割合についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 令和元年度、一時保護となった36名のうち再度一時保護になった件数は1件で、その割合は2.8%となります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 1件と非常に少ないということに安心をいたしましたけれども、それでは市川児童相談所から一時保護を解除され、家庭に戻った後、本市といたしましてはどのような対応を行っておられるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 一時保護の後、児童相談所において保護者との継続的な面談により家族間調整を行い、子供の安全が脅かされる状況の改善を確認し、子供の安全、虐待の再発防止体制の構築を行います。一時保護解除に当たっては、子供の安全が確保されるように、児童相談所、本市、地域の関係機関とで情報共有し、虐待が再発しないよう、関係機関との役割や支援の方向性の確認を行うなど、援助体制の確立をしております。解除後は、保育園や学校など児童が所属している期間があれば、その期間が主になり、児童の様子をきめ細かく見守っていくのと同時に、子供が安全な環境で生活できるよう、各機関が連携し、地域で継続して支援を行います。児童や家族に気になる様子が確認されたときには、子ども総合相談室や児童相談所にすぐに連絡をいただき、情報を共有し、必要に応じて個別支援会議を開いて、支援方針の見直しや確認を行い、その対応に当たっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 今の短いご答弁ではございましたけれども、本市の対応のきめ細かさをとても感じることができました。すばらしい取組だと思います。引き続き頑張っていただきたいと思います。 虐待は、それをする側もされる側も苦しい、時には命に関わる問題になってしまう問題です。本市として、保護者も子供も守る、命を守るという立場で臨んでいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ところで、新型コロナウイルス感染症に伴い、小学校の臨時休業や外出自粛で子供たちの虐待が増えているのではないかという懸念があります。報道でも言われていましたけれども、本市の児童虐待の状況や影響についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 令和2年3月から10月までの児童虐待相談件数で申し上げますと191件で、前年度の同時期と比較いたしますと4件の減少となっております。 新型コロナウイルス感染症に伴う児童虐待への影響については、小中学校の臨時休業や外出自粛などにより、各家庭においてストレスや生活不安による影響はあるものの、コロナ禍の中、重点的に子ども総合相談室や健康増進課などが個別の訪問や電話を入れるなどを行い、生活状況の把握や支援を行うとともに、必要に応じて児童相談所、保育園、学校、医療機関等の関係機関との情報共有を図りながら必要な支援を行っていることもあり、相談研修や相談内容からも児童虐待への大きな影響は生じていないものと認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 本市において影響が生じていないというご答弁にほっといたしました。 ところで、現状では定員を超過して受け入れておられる様子ですけれども、市川児童相談所の一時保護所での、新型コロナウイルス感染症予防対策についてお伺いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 議長、健康福祉部次長。 ○議長(森谷宏議員) 健康福祉部次長。 ◎健康福祉部次長(西山珠樹君) 市川児童相談所の一時保護所での新型コロナウイルス感染症予防対策について市川児童相談所に確認したところ、人と人との距離の確保、マスクの着用の徹底、手洗いなどの手指衛生、定期的な換気や施設消毒などの基本的な感染対策を行うとともに、密を避けるため、空いている部屋などを活用してスペースを確保するなどの対応を講じているとのことでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) ありがとうございました。本当にあれだけすし詰めというか、定員オーバーになっているところで、大変なご苦労されているかと思います。 さて、市川児童相談所の利用状況や一時保護が増えている中、児童相談所を早期に増設する必要があると思います。千葉県の答申でも、増設する地域の一つとして、松戸、鎌ケ谷地域に1か所となっているようですけれども、市長といたしましてはこの問題についてどのようにお考えでしょうか。お願いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長、市長。 ○議長(森谷宏議員) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 松戸、鎌ケ谷地区への児童相談所の設置は必要なことと考えておりますので、早期の設置に向けて、様々な機会を捉えて県に働きかけを行っていきたいと思っています。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 力強いご返答、ありがとうございました。本当に一日も早く増設されることを希望しております。 さて、今回の私の質問は、旧学校給食センター、旧トレーニングセンターにつきましては本市の問題、そして児童相談所の問題については、県に対して質問をすべきなのではないか、あるいは介護保険制度については国に対して質問するべきなのではないのと、質問する相手が違っているのではないかと思われるような質問だと感じた方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、いずれも鎌ケ谷市民の生活に大きな影響を与える問題でございます。 ここで、改めて地方自治の役割とは何かを問うてみたいと思います。国の制度、政策が、県の制度政策が実は鎌ケ谷市民にも大なり小なり影響を与えているということでございます。先ほどの介護保険料などもそうだと思います。ここで問われるのは、本市としての県、国それぞれに対する姿勢です。それぞれの政策をしっかりと見極め、市民の生活を守る。国に言われたから、県が決めたことだからということではなく、この鎌ケ谷市から市民の命、暮らしを守るためにしっかり声を上げるというのが地方自治体の役割だと私は思います。 そのことをまとめの一言として、今回の3つにわたる私の一般質問を終わらせていただきます。ご答弁のためにご尽力をいただきました執行部の皆様、情報をお寄せくださった皆様には心から感謝を申し上げます。そして、傍聴の皆様も含め、ご清聴ありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で4番、松原美子議員の一般質問を終結します。 △散会の宣告 ○議長(森谷宏議員) 以上で本日の日程は終了いたしました。 なお、明日の本会議は午前10時に開くことにいたします。 本日の会議を散会いたします。 お疲れさまでした。          午後 2時52分  散 会...