鎌ヶ谷市議会 > 2020-09-18 >
09月18日-一般質問-03号

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  1. 鎌ヶ谷市議会 2020-09-18
    09月18日-一般質問-03号


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    最終取得日: 2021-09-14
    令和 2年  定例会(9月会議)            令和2年鎌ケ谷市議会定例会 令和2年9月会議    議 事 日 程 (第3号)                令和2年9月18日(金)                                 午前10時開議     日程第1 市政に関する一般質問                                            〇出席議員(24名)    1番   後  関  俊  一 議員     2番   葛  山  繁  隆 議員    3番   宗  川  洋  一 議員     4番   松  原  美  子 議員    5番   佐  竹  知  之 議員     6番   德  野     涼 議員    7番   伊  福  幸  一 議員     8番   富  田  信  恵 議員    9番   鈴  木  哲  也 議員    10番   矢  崎     悟 議員   11番   中  村  潤  一 議員    12番   森  谷     宏 議員   13番   針  貝  和  幸 議員    14番   泉  川  洋  二 議員   15番   松  澤  武  人 議員    16番   佐  藤     剛 議員   17番   三  橋  一  郎 議員    18番   河  内  一  朗 議員   19番   津 久 井  清  氏 議員    20番   小  易  和  彦 議員   21番   芝  田  裕  美 議員    22番   土  屋  裕  彦 議員   23番   勝  又     勝 議員    24番   大  野  幸  一 議員〇欠席議員(なし)                                            〇説明のための出席者     市         長   清  水  聖  士  君     副    市    長   北  村  眞  一  君     総 務 企 画 部 長   笠  井  真 利 子  君     総 務 企 画 部 副 参事   小 笠 原  直  樹  君     ( 企 画 財 政 課 長)     総 務 企 画 部 副 参事   矢  島  忠  行  君     ( 収 税 課 長 )     総 務 課 行 政 室 長   髙  橋  秀  之  君     課   税  課   長   小  島  一  高  君     市 民 生 活 部 長   渡  邊  忠  明  君     市 民 生 活 部 副 参事   中  川     聡  君     ( ク リーン推進課長)     都 市 建 設 部 長   貞  方  敦  雄  君     都 市 建 設 部 参 事   浮 ケ 谷  勝  美  君     都 市 建 設 部 副 参事   松  岡  秀  樹  君     ( 道 路河川整備課長)     都市計画課都市政策室長   仲  田  政  樹  君     道 路 河 川 管 理 課長   永  束     昇  君     建 築 住 宅 課 主 幹   木  間  幸  司  君     教    育    長   皆  川  征  夫  君     生 涯 学 習 部 長   狩  谷  昭  夫  君     生 涯 学 習 部 次 長   小 松 崎  佳  之  君     選 挙 管理委員会委員長   石  井  君  雄  君     代 表 監 査 委 員   徳  田     朗  君     農 業 委 員 会事務局長   佐  山  佳  明  君                                            〇議会事務局職員出席者     事   務  局   長   斉  藤     薫     事  務  局  次  長   佐  藤  太  郎     同  主  任  主  事   井  上  裕  之     同  主  任  主  事   中  山  由 貴 子     同   主  事   補   歌  津  達  也          午前10時00分  開 議 ○議長(森谷宏議員) 皆様、引き続きお疲れさまです。 ただいまの出席議員は24名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △議事日程について ○議長(森谷宏議員) 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。 △市政に関する一般質問 ○議長(森谷宏議員) 日程第1、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、4番、松原美子議員に発言を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 議席番号4番、日本共産党、松原美子でございます。 まず、本題に入る前に、新型コロナウイルス感染症の問題が長期化する中で、近隣他市の議会では6月議会、9月議会と続けて一般質問の時間が短縮されるなど、議会運営に規制が加えられているとのことでした。本市におきましては、議会運営委員会で、一般質問については時間制限を設けず、各議員の自主性、主体性に任せて、1時間の時間制限内に発言をすること、また3密を避けて換気などに気をつけて開催するなどが確認をされました。これらのことについて、近隣他市の議員からは鎌ケ谷市はすばらしいですねと高い評価をいただいております。ご英断を下されました議長、議会運営委員長はじめ運営に様々な配慮をしてくださっています議会事務局の皆様、執行部の皆様に心から敬意を表します。 では、ここから通告に従い質問に入らせていただきます。執行部の皆様におかれましては、明快なるご答弁をよろしくお願いを申し上げます。今回の私の質問は、大きく2つでございます。1つは、今後の教育行政について、2つ目は、市税、各種公的保険料に関する滞納問題についてでございます。最初に申し上げましたとおり、新型コロナウイルス感染症の問題は、まだまだ終息の気配はありません。この問題に触れながら質問をさせていただきます。 では、まず初めに、直接的には新型コロナウイルスの感染症と関係していないかもしれませんけれども、小中学校の教員の配置の状況についてお伺いいたします。その他の質問については、再質問にてお伺いいたします。 続きましては、市税をはじめ各種滞納金対策の対応についてお伺いいたします。市税は、本市の歳入の根幹をなす貴重な自主財源であるため、税制確保の対策を講じることにより、徴収率の向上と滞納縮減に努めていただいていることと思いますが、令和2年度予算編成方針の中で、各種滞納金対策本部というところにおいて、滞納整理に関する総合的な対策を講じることにより、歳入確保に努めることとしますとされておりますけれども、この総合的な対策とはどのようなことでしょうか。そのほかの質問につきましては、再質問にてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) ご質問の1点目、新型コロナウイルス感染症が終息していない中での今後の教育行政などについてお答えいたします。 お尋ねは、教員の配置についてでございました。教員の配置につきましては、国の基準により児童生徒の人数によって決まることとなっております。具体的には、小学校1年生は35人以下、小学校2年生から中学校3年生は40人以下が1学級の児童生徒数と定められており、この基準による学級数に基づいて担任教員が配置されます。なお、1学級の人数については、国の基準に加えて都道府県単位で弾力的な運用が認められており、千葉県教育委員会では、公立小中義務教育学校学級編制基準及び公立小中義務教育学校定員配置基準において、小学校2年生と3年生、中学校1年生については1学級が35人以下、小学校4年生から6年生と中学校2年生から3年生については38人以下と定められており、本市においてはこれらの基準に示されたとおりに担任教員が配置されております。 さらに、小学校、中学校ともに、担任以外の教員として、学級数に応じた教員が配置されております。また、学校の実態に応じて通級による指導を行ったり、国語や算数の授業で学級を分割して、きめ細かな指導を行ったりするための教員が配置されることもございます。このように国や県の基準に基づいて教員の配置が決定するため、県教育委員会と連携しながら、適切な教員の配置に取り組んでおります。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) ご質問の2点目、各種滞納金対策本部における滞納整理に関する総合的な対策についてお答えいたします。 各種滞納金対策本部でございますが、各種徴収金における収入未済額の効果的な徴収を行い、収納率の向上や公平性と財源の確保を図るため、平成20年6月に庁内に設置いたしました。その主な対策といたしまして、4点申し上げますと、1点目、全庁的な連携と情報共有をより強化していくこと、2点目、滞納整理のノウハウの習得や応援体制の強化などにより組織的な対応を図ること、3点目、資力がありながら納付をしない悪質な滞納者への厳格な対応を図ること、最後に4点目として、相談や納付ができる機会の拡大といたしまして、休日合同納付相談を実施していくことでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員
    ◆4番(松原美子議員) それぞれのご答弁ありがとうございました。それでは、おのおのの再質問に入らせていただきます。 先ほどのご答弁の中で、学級の人数の話が出ておりました。ここで参考までに配付資料の①を御覧ください。これは鎌ケ谷市のホームページから出して、私がクラスの平均人数を出したものです。本市の小学校の場合は、中には41人とか37人という人数もあるようですけれども、比較的1クラスの人数が少なめかなと少しほっとしたところです。学級の人数の問題につきましては、後でも触れさせていただきます。 それでは、次の質問に入らせていただきますが、正職員と臨時的任用職員の比率はどのようになっているでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 校長など管理職を除く教諭と欠員補充の臨時的任用講師の比率を令和2年4月1日現在で申し上げますと、小中学校合わせて、教諭は358人、講師は23人ですので、比率はおよそ16対1でございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 正職員の数が多いことが分かりました。子供たちにとっても、労働条件の意味からいっても、この状況を守り続けていただければと思います。 それでは、続きまして学級担任の未配置などは出ていないかをお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 令和2年4月1日現在、市内小中学校において学級担任の未配置はございません。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 先日、千葉県のホームページを拝見したのですけれども、学校の先生方、20代後半から30代前半の年代の教師が最も多い比率のようでした。本市においても確認をさせていただきましたが、同様の傾向があるとのことでした。年代的には、産休に入られる方なども多いかと予想されますが、年度途中に産休代替や病欠者が生じたときの補充は、県から速やかに行われているのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 令和2年9月1日現在、小中学校合わせて産前産後休暇、育児休業、療養休暇取得者及び休職者は25名であり、そのうち23名は既に代替講師が配置されております。残りの2名については、担任以外の教員を担任に充てたり、教科の授業については同じ教科の他の教員が担当するなど、校内における人員体制で対応しております。代替者の確保に向けて、東葛飾教育事務所に代替講師を引き続き要望するとともに、市教育委員会としても代替講師の候補者に連絡を取るなど、人員確保に努めているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 今のお話伺いましたが、急ぎの場合は市の裁量で賄われる部分はあるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 代替の講師の任用が決まっていても、県教育委員会の発令までに時間がかかる場合等においては、県教育委員会の発令までの期間に、市教育委員会休暇等補助教員として代替の講師を任用することが可能となっておりますので、児童生徒の授業に影響がないよう活用しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) くれぐれも児童生徒の皆さんが不安に陥るようなことがないよう、よろしくお願いを申し上げます。 続きまして、教員の皆さんの残業状況はどのようになっているでしょうか。新型コロナウイルス感染症対策によって、残業時間への影響はあったでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 校長、副校長、教頭といった管理職を除いた市内全教員の平日における在校時間の平均を6月の状況で比較しますと、小学校では、令和元年度10時間47分、令和2年度は10時間7分でしたので、元年度と比較して、2年度は40分、また中学校においては、元年度11時間16分、2年度は10時間55分でしたので、元年度と比較して、2年度は21分、それぞれ短くなっております。在校時間が短くなった要因としましては、今年度の6月は新型コロナウイルス感染拡大防止のために、1日から5日までの期間は、分散登校が行われていたことが考えられます。また、分散登校以外にも、各行事の中止、部活動の段階的再開といった状況にあったことも短くなった要因として考えられます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 教員の皆さんの、お忙しさについては後に改めてお伺いいたしますが、コロナ関連でもう一つ質問をさせていただきます。これまでに学校関係者、児童生徒の間での新型コロナウイルス感染症発症者はおられましたでしょうか。今後発生した場合どのように対応するのか、その対策案がありましたらお教えください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 現在まで教職員及び児童生徒に感染者の発生は確認しておりません。なお、感染者が発生した場合には、その対応マニュアルである新型コロナウイルス感染者発生の場合の小中学校における臨時休業方針についてに基づき、休校の措置、保健所が濃厚接触者を特定するための資料作成、校内の消毒等を行います。なお、休校の期間については、保健所や学校医と協議の上、感染拡大の可能性を考慮し決定します。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) それでは、教職員の在校時間と併せて、改めまして今後の部活動への教職員の関わり方についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 部活動が徐々に行われるようになると、教職員の在校時間が増えてくることが予想されますが、引き続き部活動外部指導者部活動指導員の効果的な運用について検証してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 先日の決算審査特別委員会の中で確認させていただいたことですけれども、令和元年度において中学校には1校につき3名ずつ、15名の部活動外部指導者が配置されているとのことでした。吹奏楽が4名、卓球が3名、剣道、ギターが各2名、バスケットボール、バレーボール、柔道、サッカーが各1名と伺いました。今、教師の多忙化が問題となっており、政府としてもようやく先生方の働き方改革にも触れ始めました。先日、ある先生からお話を伺う機会がありましたけれども、教材の準備や書類、記録の整理など業務が多岐にわたっており、朝7時に出勤して自宅に返ってくるのは22時を過ぎていることもある。あまりにも先生方の業務が忙し過ぎて、教育実習に来た大学生が教師になる夢を捨ててしまう。子供たちからは、先生が忙しそうで声をかけられないと言われてしまったなど、悲痛とも言える声を聞きました。教員の皆さんが生き生きと働くことができなければ、必ず児童生徒に影響が出るはずです。地域の中での子育て力、教育力を高めるという意味でも、部活動外部指導者など枠組みを大きく広げていただくことを要望いたします。 それでは、次にGIGAスクール構想について、現在の進捗状況をお伺いいたします。また、新型コロナウイルス感染症の影響で、計画が前倒しになっていたりするならば、その状況などについてもお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 令和2年4月に閣議決定された新型コロナウイルス感染症緊急経済対策などを受けて、国の令和2年度補正予算案において、1人1台端末の早期に実現すべく総額約2,292億円が計上されたことを受け、令和元年度3月時点の整備計画より前倒しをしております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 分かりました。GIGAスクールの問題については、さきの6月会議や代表質疑、教育福祉常任委員会などにおいても質疑がなされておりますので、ここでは次の質問に移らせていただきたいと思います。 次は、教科書についての質問です。昨年が小学校、今年が中学校の教科書採択の年に当たりますが、本市においては、どのような点に留意をして採択されておりますでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 教科書採択につきましては、令和2年3月27日付の文部科学省からの通知、教科書採択における公正確保の徹底等についてに示されており、教科書発行者に限らず、外部からのあらゆる働きかけに左右されることなく、静ひつな環境を確保し、採択権者の判断と責任において公正かつ適正に行うよう留意して採択いたしました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) それでは、その採択の内容を市民に公表はされているのでしょうか。また、請求をすれば、情報開示などは可能なのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 採択した令和3年度使用教科書については、千葉県教育委員会ホームページ上で公表しております。なお、本市における教科書採択に関する会議は、柏市、我孫子市と合同で教科書用図書東葛飾東部採択地区協議会を組織しておりますので、当協議会事務局に請求していただければ、例年9月1日以降に開示されることとなっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 分かりました。先日、私はある市の中学校教科書採択の会議を傍聴させていただく機会がありました。傍聴者も60名を超える人数でした。教科ごとに教科書が採択されていく経過の一端を拝見することができました。本市の場合は、柏市、我孫子市との3市の協議会ということですから、傍聴などの機会をつくることは難しいかもしれませんが、児童生徒の成長を支える大切な教科書が決まる重要な会議だと、とても感じました。市民に対して、その内容が知らされるような、オープンな協議会になってくれることを今ここで強く要望いたします。 さて、今年度から採用されました小学校の教科書ですけれども、QRコードから動画サイトに入って、授業が展開できるようになっています。そこでの教師の役割については、どのように認識をされておりますでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 新しい教科書になっても、授業は教師が行っており、QRコードの動画等は、あくまでも補助教材や児童が考えるための資料となっており、児童の学びに主体性を持たせたり考えに広がりを持たせるために使用しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 私も、先日市の図書館で教科書を拝見して、様々なページにQRコードがついているなと思って、その数に驚きました、うまく活用していただければと思います。 それでは、小学校において、QRコードなどを活用してのオンライン授業は既に行われたのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 教育委員会としては、教師と子供または子供同士による学び合い、高め合う授業の実践が重要と考えております。また、新年度から2か月の休校であれば、授業のおくれを取り戻すことができることから、新型コロナウイルス感染症拡大防止に係る臨時休校中には、オンライン授業は行っておりません。このことから、教科書のQRコードは、学校が再開されて授業で活用しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) この問題は、GIGAスクール構想とも深く関連していると思われます。自宅にインターネット環境があるかないか、パソコンやタブレットの活用経験があるかないかなど、これは格差と貧困の問題にもつながるように思いますけれども、そのことにより教育格差が生じないよう、くれぐれもご配慮いただきたく要望いたします。 それでは、1つ目の質問の最後に、児童生徒の心のケアについてお伺いいたします。特に卒業式、入学式などもこれまでと違った形式で行われたようですけれども、保護者やお子さんたちの反応はどのように受け止められていたでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。
    ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 昨年度末の卒業式の頃は、新型コロナウイルスの感染者が身近にいないこともあり、卒業式への保護者の入場について多くの要望が寄せられました。ただ、その後の急速な感染拡大を考えますと、必要な対応ではなかったかと考えております。そうした中、新学期の入学式については数回の延期を経て行いましたが、その頃には感染拡大の状況を肌で感じることが多くなり、保護者の方のご理解を得て感染拡大防止に配慮しながら行い、その対応を評価してくださるご意見も多くなりました。また、児童生徒は特に卒業式について、もちろん多くの保護者、ご来賓の方々に見守られながらの式を望んでいたと思いますが、各学校工夫を行い、例えば密にならないように、クラスごとに式を執り行うなど、簡素化の中でも、学年職員と生徒がより心が通い合うような演出を行い、思い出になる卒業式となりました。小中学校とも、ほとんどの卒業生はとても立派な態度で卒業式に臨んでおりました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) お答えを聞いて少しほっといたしました。ところで、このようにほとんどの行事がなくなる中で、お子さんたちのモチベーションは保たれているのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 児童生徒のやる気については、もちろん行事を楽しみにしている気持ちもあると思います。しかし、高齢者や持病をお持ちの方が感染した場合に重症化したり、時には亡くなることもある病気であることを理解し、現状では中止はやむを得ない状況であると考えている児童生徒が多いと聞いています。現時点では、行事がなくなったことで、やる気のなさを前面に出している児童生徒の報告は受けていません。しかし、学校職員は感染拡大の状況に注視し、落ちついた状況になれば段階を踏み、最大限に感染拡大防止策を講じ、特に最上級生のために、学校の思い出となるような行事をできるように考えています。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 教職員の皆様におかれましても、初めての体験のことばかりですから、大変ご苦労されていることと思います。このような状況の中でも、お子さんたちとの思い出が積み重ねていかれますことを心から願っております。 さて、ここで新日本婦人の会という団体が、2020年6月2日から15日までの間に緊急アンケート「学校再開どうですか」というアンケート結果をまとめておられます。短い期間ですが、47都道府県、1,421人から回答が寄せられたとのことです。それが、こちらの結果をまとめた資料になりますけれども、カラー版のもので約10ページにわたっております。この中で、ごく一部を紹介させていただきますけれども、今後は密を避けるためにも、20人学級など少人数学級を実現してほしい、分散登校のような少人数で、一人一人に行き届いた教育を進めてほしいとの声が寄せられました。本市におきましても、小学校の場合、分散登校に際しては1クラスのお子さんの人数が半分になったため、学習がしやすかったとの声が私のところにも届いておりますが、本市としてはどのように評価をしておられますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 分散登校については、6月第1週に行いました。また、それ以前の5月18日から、教育課程に位置づけない分散学習支援を行っておりました。この頃の分散型の学習については、休校から段階的な再開を目指したもので、本人はもとより保護者の方が安心して学校に通うために、マスクの着用や児童生徒同士の意見交換を行わない授業の形態をとりました。また、休み時間は基本的にトイレ休憩のみとしていたので、この時期の分散型の授業から小人数指導や小人数学級としての効果の検証は難しいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) それでは、この質問の最後に、配付資料の②を御覧ください。全国知事会、全国市長会、全国町村会の会長名で、新しい時代の学びの環境整備に向けた緊急提言が出されております。この中にも少人数学級に対する要望が盛り込まれておりますことをお伝えいたします。併せて、教員の拡充、確保も含めておられます。また、6月7日には、ゆとりある教育を求める全国の教育条件を調べる会というところも提言を出し、毎年学級定数を1人ずつ減らせば15年、2人ずつならば8年で20人学級が可能になるとの試算を出しています。本市の場合は、最初にもお示しした資料のとおり、もともと1学級の人数は少なめですから、もっと早く実現が可能なのではないでしょうか。ウィズコロナとも言われている中、一人一人に行き届いたソーシャルディスタンスも保ちながら教育を実現させるためにも、少人数学級についてのご検討をいただくことを要望して、大きな質問の1つ目を終わらせていただきます。 それでは、ここから2つ目の大きな質問に入らせていただきます。滞納実態といたしまして、滞納者数、滞納額、徴収率について、過去3年間の推移をお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 市税の滞納者数、滞納額、徴収率の過去3年間の推移でございますが、まず滞納者数の推移といたしましては、平成29年度4,690人、平成30年度4,267人、令和元年度4,329人でございます。滞納額は、平成29年度、約6億9,400万円、平成30年度、約5億2,400万円、令和元年度、約4億2,590万円と減少傾向でございます。徴収率につきましては、平成29年度94.98%、平成30年度96.22%、令和元年度96.92%となっており、令和元年度は前年度と比較して0.7ポイントの増となり、過去最高の徴収率を更新している状況でございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 分かりました。詳しくありがとうございました。 それでは、次に滞納整理事務はどういう手順で行われているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 滞納整理事務の事務手順でございますが、納税相談にお見えになった方からは親身になってお話を伺い、収入状況や家族構成、他の債務の状況など様々な事情を伺った上で、今後の納付計画なども含めた相談をお受けしており、納期ごとの納税が困難な場合は、分割での納付や徴収の猶予についてお話をさせていただくこともございます。 一方、督促状や催告書をお送りしているにもかかわらず、納付や相談がない場合や分割での納付の約束の後、連絡もなく不履行となっている場合には、預貯金や給与、不動産など財産の調査に着手いたします。調査の結果、滞納解消につながる財産を確認した場合には、換価する目的だけではなく、納税相談をいただく機会とも捉え、差押えを実施しております。その後、納付や相談がない場合には、差し押さえた財産の換価を執行いたしまして、滞納となっている市税に充当することとなります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 取りあえず親身になってお話を伺っているとのご返答に安心をいたしました。 続きまして、滞納整理についてはどのような基本姿勢で臨んでおられるか、お伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 滞納整理を行うため何より大切な基本姿勢は、早期に相談していただくように促すこと、そして相談があった場合は親身になってお話を伺うことにあると考えております。しかしながら、納付や相談がない場合には、公平性の観点から財産調査に着手して、換価性のある財産を差し押さえるなど、法に基づいて毅然とした態度で取り組むことも必要であると考えており、職員一人一人が常にこのような基本姿勢を崩すことなく、日々努力して、めり張りのある滞納整理に取り組んでいるところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 様々な人がいらっしゃるでしょうから、日々の業務の大変さ、ご苦労が伝わってまいりました。 それでは、差押えの実態として、3年間の年度別差押え財産の件数をお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 市税の滞納処分により差押えとした年度別の差押え財産の件数でございますが、平成29年度は預貯金が1,258件、給与が88件、不動産が73件、その他生命保険など89件で合計1,508件、平成30年度は預貯金が1,163件、給与が156件、不動産が59件、その他生命保険など99件で合計1,477件、令和元年度は預貯金が567件、給与が286件、不動産が29件、その他生命保険など116件で合計998件となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) それでは、過去3年間の公売の実施状況についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 現在、差押えをした財産の公売につきましては、インターネット公売を実施しており、差押えをした不動産や動産をインターネット上の官公庁オークションサイトに掲載して、入札により売却した代金を滞納となっている市税に充てております。過去3年間の公売の実績といたしましては、平成29年度は腕時計など5点、平成30年度は釣りざお、キーボードなど12点、令和元年度は不動産、車、貴金属など83点でございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 私もインターネット公売、官公庁のオークションサイトを拝見したことがありますけれども、どうしても税金を支払えなかった人々の痛みが伝わってくるようで、胸が痛くなってしまいました。私の個人的な感情ですけれども、感情的にちょっとずっと見続けることができなかったわけですが、ここで配付資料の3を御覧ください。これは、厚生労働省がデータを出している新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報についてを元に、解雇など見込み労働者数の推移を私どもで作成したものです。データとしては8月28日が最後となっていますけれども、雇用見込み正規雇用労働者数と非正規雇用労働者数を合わせると、全国で4万9,467人との数に上っています。併せて、東京商工リサーチは9月15日付で、新型コロナウイルス感染症関連の破産は、負債1,000万円未満を含めて全国で500件に到達し、特に飲食業の倒産は過去最多を更新するものと見通しを発表しています。 もう少し身近なところで申し上げますと、千葉県の商工団体連合会という自営業者の方々で組織されている団体があるのですけれども、今年8月20日から30日までに実施したアンケートで、回答者は118人とのことでしたが、コロナで大きな影響を受けているが46.6%、少し影響が出ているは40.7%となっています。税金や国民健康保険など社会保険料の支払いについては、無理なく支払っているが20.3%に対し、無理して払っているは69.5%、そして滞納しているとの返答が7.6%になっています。併せて、本業だけでは生活できないが62.7%に上ります。ここからはアンケートの複数回答ですけれども、暮らしの中で困っていることは、生活費が39%、税金の支払いが35.6%、国保、年金の支払いが29.7%となっています。新型コロナウイルス感染症は暮らしに大きな影響を与えていることをぜひ知っていただきたいと思います。先ほどのグラフでの解雇見込みの雇用労働者の数についても、もう一度ご参照ください。 ところで、滞納整理には滞納処分の執行停止がありますが、その内容と件数をお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 市税の滞納処分の執行停止につきましては、地方税法第15条の7に基づいて行うものでございます。具体的に申し上げますと、滞納処分をすることができる財産がない場合や、滞納処分をすることにより、その生活を著しく逼迫させる恐れがある場合、または滞納者の所在及び滞納処分をすることができる財産が共に不明である場合は、滞納処分の執行を停止するものでございます。この滞納処分の執行を停止した場合、原則として執行停止をしてから3年を経過すると、徴収金の納付義務は消滅いたします。また、徴収することができないことが明らかな場合は、直ちに徴収金の納付義務を消滅させることも可能となっております。令和元年度に滞納処分の執行停止をした件数といたしましては、滞納処分する財産がない場合が67件、生活を著しく逼迫させる恐れがある場合が52件、滞納者の所在及び財産が不明である場合が8件の合計127件でございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 先ほどの資料やアンケート結果からも分かるとおり、税金を払えない人が増えてくるのではないでしょうか。払いたくても払えない人の数もです。特に現在のようなコロナ禍の下で、その原因を解決しなければ徴収はできないと思います。その原因について丁寧に相談に乗っていただくことで、そうした相談を受ける体制を強化する中で、徴収率を上げていくことがよいのではないかと思いますけれども、見解をお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 先ほども述べさせていただきましたように、滞納整理を行うに当たり、何より大切な基本姿勢はお話をよく聞くことと考えております。現在も収入状況や家族構成、ほかの債務の状況など様々な事情をお伺いした上で、納付計画などの相談を丁寧にお受けしております。相談の中で、納期ごとの納税が困難な場合は、分割での納付や徴収の猶予についてお話をさせていただくこともあり、調査の結果、滞納処分をすることができる財産がない場合や滞納処分をすることにより、その生活を著しく逼迫させる恐れがある場合などは、地方税法の規定により、滞納処分の執行を停止する場合などもございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) ぜひとも、市民の暮らしを守る立場でご判断いただきますようお願いをいたします。 では、納税緩和措置や徴収猶予、換価の猶予の活用状況はいかがでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 令和元年度の徴収の猶予、換価の猶予制度の許可件数でございますが、納税者本人の病気や入院などで未収入となったことなどにより申請のあった徴収の猶予21件、換価の猶予15件許可しております。なお、徴収の猶予や換価の猶予の制度につきましては、広報や本市のホームページなどでお知らせをしているところでございますが、様々なご事情で納期ごとの納税が困難な方が相談にお見えになった場合は、親身になってその状況をお聞きするなど、きめ細やかな納付相談をお受けしております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) ぜひこういうこれらの制度があることを広く市民の皆さんにお知らせいただければと思います。税金が払えなくて悩んでいる方、本当にたくさんいらっしゃいます。それでは、新型コロナウイルス感染症の影響により納税が困難となった方に対する徴収猶予の特例制度が今年度に設けられたと思いますけれども、どのような制度なのか、またその特例制度の申請はどの程度あったのかをお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 特例制度の内容でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響で、令和2年2月以降の収入に相当の減少があり、一時に市税を納付することが困難である納税者などが無担保かつ延滞金なしで、最長1年間、徴収の猶予を受けることができる制度でございます。本制度により徴収の猶予を受けた件数は、特例制度が創設された令和2年4月30日から8月31日までの間に102件でございました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員。 ◆4番(松原美子議員) 既に短い期間で102件あったということです。税金などを支払いたくても支払えない方々のためにも、ぜひこの制度の周知をお願いいたします。 それでは、最後に一般的な世帯では税や保険料などの額はどれぐらいになっているのか、一例をお示しください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 一例といたしまして、営業等所得者の平均値である総所得金額約360万円の世帯で、40歳の夫婦及び10歳の子供1人の世帯構成の場合で計算いたしますと、市県民税が年額20万9,100円、国民健康保険料が年額47万5,400円、国民年金保険料が年額39万6,960円となります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆4番(松原美子議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 4番、松原美子議員
    ◆4番(松原美子議員) ざっと計算をいたしますと、収入の3割が税金や保険料で引かれていくことになるわけです。 もう一つ資料を御覧ください。こちらですけれども、出典は2014年に全国商工団体連合会というところが発行した「税金(社会保険料、国保、年金)が払えず困っている人」へという冊子の中の、こちらも一例でございます。データ的には少し古いのですけれども、所得の約40%が消費税も含む税金や社会保険料で消えていくことが表されています。さらに、家賃や電気、ガス代、下水道代など、ライフラインには欠かせない費用がかかることを明らかにしています。加えて日本の社会保障制度の場合は、社会保険も国民健康保険も利用すれば3割、介護保険では1割、所得に応じて2割の自己負担に加え、食事代や部屋代など多くの自己負担も発生しています。働けど働けど我が暮らし楽にならないといった感じです。税制や様々な自己負担の問題は、決して本市だけの問題ではなく、長年社会保障費を削減し続けてきた国の責任を問うことも重要だと思います。こうした大変な状況を知っていただいた上で、一人一人の実情に合った納税相談を実施していただきますよう強く要望して、私からの今回の一般質問、終わらせていただきます。 ご清聴、そして多くの方々のご協力、本当にありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で4番、松原美子議員の一般質問を終結します。 席の移動をお願いします。 ○議長(森谷宏議員) 次に、19番、津久井清氏議員に発言を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 議席番号19番、立憲民主党の津久井清氏でございます。9月会議に当たりまして、一般質問を行います。 通告してありますのは1点だけであります。プラスチックの再資源化と削減に向けた市の取組についてであります。プラスチックといいますと、私たちの日常生活にほとんど全ての面でプラスチックの問題が関わっております。と同時に、そのプラスチックが実は世界と大きくつながっていると、例えば世界の海とか深海にまでこの日常生活に使っているプラスチックが関わっているということが、この質問の中で明らかになり、またこれからどうしたらいいかということが、それなりの方向、明確になってくれればいいなというふうに、そんな気持ちで一般質問に取り上げさせていただきました。 最初に、今年7月から私もよく買い物に行くのですけれども、レジ袋が有料化されました。多くのお客さんが来る中で見ていますと、7割ぐらいのお客さんがエコバッグを持参すると、私もその一人でありますけれども、これが今大きな話題というか、1つの課題として出てきております。 そこで、最初にお聞きしたいことは、このエコバッグが持参をするような、あるいは持参せざるを得ないようなレジ袋の有料化と、そういうふうに至った背景について伺いたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) ご質問のプラスチックの再資源化と削減に向けた市の取組についてお答えいたします。 お尋ねは、レジ袋の有料化に至った背景についてでございました。プラスチックは短期間で経済社会に浸透し、我々の生活に利便性と恩恵をもたらしてきました。一方で、資源の効率化や廃棄物の抑制が進まず、海洋ごみ問題、地球温暖化といった生活や環境を脅かす地球規模の課題が一層深刻さを増しており、これらの原因の一部となっているプラスチックについて、資源としてより有効に活用する必要性が高まっています。こうした背景を踏まえて、令和元年5月に政府はプラスチック資源循環戦略を策定し、その重点戦略の一つとして、リデュース等の徹底を位置づけました。その取組の一環として、レジ袋有料化義務化を通じて消費者のライフスタイルの変革を促すこととし、令和元年12月27日に容器包装リサイクル法の関係省令が改正され、令和2年7月からレジ袋有料化が義務化されることとなったところです。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 今お話のあったように、このレジ袋の有料化というのは、地球環境の問題と大変つながっているという答弁であったかと思います。いろいろな本、少し読ませてもらったのですけれども、その中には社会で今環境問題で大きく2つあるというふうに書かれておりました。1つは、言うまでもなく地球温暖化の問題であります。そして、もう一つはこのプラスチックの削減問題、公害問題、そういうものが世界の環境問題の中でも大きく今クローズアップされているというふうに記されております。ただし、このレジ袋が確かに有料化されて、私もエコバッグを持っていくのですけれども、実はレジ袋総量のプラスチックは全プラスチック資源の中の、生産量の中の1.数%、ですからこれをやっていればどうにかプラスチック問題が解決するのだというような状態ではなく、1%ちょっとということは、このレジ袋の削減が1つの環境問題のきっかけになればいいというふうな位置づけでもあるかというふうに思っております。 そこで、まず我々の足元の問題から入っていきたいと思っております。まず、我々市民が浮かぶのは、いわゆるプラスチック資源、プラスチックごみといいましょうか赤袋です。毎週1回うちも出しているのですけれども、この赤袋の再資源化の取組状況はどうなっていますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 本市では、プラスチックごみのうちプラマークのある容器や包装をプラスチック製容器包装類として分別収集し、リサイクルセンターにて選別、圧縮こん包の中間処理を行った上で、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に委託し、再商品化及び資源化を行っているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 今お話しになった公益財団法人日本容器包装リサイクル協会というのは、プラスチックを生産している、あるいは使っている会社が何がしかのお金を拠出しまして、それをリサイクル協会に集めて、そこでいろいろな品質調査とか、そのようなことを行っている団体であります。 そこで、次にお聞きします。この公益財団法人日本容器包装リサイクル協会が、品質調査というものを行っておりますが、市はどのような取組をしてきていますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 公益財団法人日本容器包装リサイクル協会は、受託したプラスチック製容器包装類を再商品化、資源化することから、一定の品質を確保するために毎年度品質検査を実施しており、A、B、Dの3つのランク中、一番低いDランクで品質の改善が見られずに、2年連続受けた自治体は引取りを中止されることになります。また、A、Bランクの評価を受けた場合は、協会に処理を委託した場合、その経費は令和2年度予算では約6,700万円要するところ約1%の67万円程度で処理が可能となることから、本市では協会での処理を継続するため、Dランクとならないように、常にAランクを目指しております。そのためA評価に向けた市の取組といたしましては、プラスチックごみを排出される市民の方の分別の向上を目的に、ごみ分別出前講座や広報、ホームページなどによる啓発を実施し、また柏・白井・鎌ケ谷環境衛生組合においては、中間処理への効果的な選別作業を行い、適宜搬入における自主検査等を行いながら、品質の高い資源物の引渡しを行っているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 私も、この鎌ケ谷市の軽井沢にある工場に何回かお邪魔をしたことがございます。入ってみますと、少し奥のほうに250キログラム、巨大な四角形のベールというのですけれども、それが積んであります。その積んであるベールを、容器包装リサイクル協会の職員が抜き打ち検査をするのです。こうやって切っていく、その切った中に汚れたプラスチックがあったりライターがあったり、そういう不純物があると、それがひどい場合にはDランクということで、先ほど部長がお答えになったように、大変な金額を2年連続Dランクの場合には支払わざるを得ないという、そういうシステムなのです。ですから、鎌ケ谷市としては財政的にも、資源の有効化という点でもこのベールに250キロの入った中にきちっとプラスチックが、汚れたものや、そうしたものは除いてできるかどうか、これが一番ポイントの一つになっているかというふうに思います。 そこで、お聞きします。鎌ケ谷市は過去5年間、このA、B、Dのランクのどの辺にいるのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 平成27年度から令和元年度までの5年間の評価では、Aランクの評価を受けているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) この5年間は、皆さん、市民も行政も頑張って、Aランク評価に来ていると、しかしながら、私もこの問題、過去に質問したことがあるのですけれども、Dランク評価に至った年度はありますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 平成18年度に、破袋度評価において破袋されていない袋が目立ったこと及び禁忌品評価において単3乾電池1個、ガラスの破片2種が確認されたことにより、Dランク評価を受けたことがございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) もう十数年前の例ですと、今お話になったかと思います。あの頃は私も質問するために現地に行ったり、市民の方もたくさん大変だというので見学にお邪魔というか行かせていただいていました。当時の議事録少し振り返ってみますと。このDランク評価を受けたと、来年度もDランク評価を受けるとどういうことになるか、容器包装リサイクル協会は受け取りません。では、鎌ケ谷市が独自にいわゆるプラスチックのベールを民間の業者に処理すると1億数千万円の負担がかかるということで、1億円も財政支出をする、とんでもないことになるということで、当時はもういろいろな当局はもちろん市民も我々議会も、それを防がなくてはいけないというふうなことがあったことが私も記憶にとどまっております。 さて、そこでお聞きします。過去の十数年前のDランク評価、そういうような市民も行政も我々議員も、どうにかしなくてはということで東奔西走したというふうに思うのですが、ではそこからどのようにして今5年間はAランク評価だと言っていますので、上昇できたのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) まず、プラスチック製容器包装類の見分け方や排出方法に関する説明会を開催いたしました。この説明会では、市民や転入された方を対象に、市役所や各公民館などの会場で延べ50回以上開催いたしました。また、ごみ分別一覧表の市ホームページへの掲載や、プラスチックをごみではなく資源であると認識していただくために、プラスチック製容器包装ごみからプラスチック製容器包装類へ表示の改善を実施しました。なお、公益財団法人日本容器包装リサイクル協会に引き渡したプラスチックごみに破袋されていない袋が目立ったことや禁忌品が含まれていたため、リサイクルセンターの設備を改善し、また作業員を増員することによって、手選別ラインの効率化の向上を図りました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 今の中で私思い出しましたけれども、その赤い袋にある名前をプラスチックごみという表現からプラスチック製容器包装類、要するにゴミと見ると何でも捨ててしまおうという意識があるので、これは再資源化につながるのだということで、表示の改善をしたことが思い出されます。それから、今50回以上、市役所や公民館で市民に対する説明会、もう行政も必死になって動き回っていただいたり、それから自治会単位でこの話もしていただいたりして、とにかくDランクを繰り返すなというのが合い言葉だったというふうに記憶しております。 ところが、そこまではそういう歴史なのですけれども、ここに「かまがや広報」7月15日号がございます。そこの一番裏の面にこういうことが書いてあるのです。プラスチック製容器包装類の適切なごみ出しお願いします。要点だけ読みますと、このたびプラスチック製容器包装類の処理を委託している再商品化事業者より、市から排出されたプラスチック製容器包装類の処理作業中に、混入していたバッテリーが破断され発煙事故が発生したとの報告がありました。使い捨てライター、乾電池、充電式電池類やカミソリ、注射器を混入することは大変なことになります。ぜひ皆さんご協力を、事故を防ぐため皆さんのご協力をお願いします。こういう7月15日号の広報に載っておりまして、私もこれ読んだとき、「あれっ」と思ったのです。またこういうことが起きかねないのではないかというふうに、大変心配をしております。まだ2カ月前ぐらいの話ですので、そこでこの問題について説明をお願いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 再商品化事業者での処理工程において、本市から排出されたプラスチック製容器包装類の中に混入していたバッテリーによる発煙事故が発生しましたことから、危険物の混入による処理施設の火災事故などを防ぐため、市民の皆様に適正な分別の協力をお願いしたものでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) こうしたことに、行政がいち早くこういうふうに出されたということは私いいことだと思います。もちろんこの事態そのものがよくないのですけれども、やっぱり市民の方にこういうことでいいのですかと、ある面では厳しい指摘をされたということは、私はこれを言っていながら評価、そういう意味の評価はしたいと思っているのです。 そこで、お聞きしますけれども、この分別に対して一般の市民の方の反応はどうなのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) プラスチックごみは、プラマークのある汚れていない容器包装を、プラスチック製容器包装類として、プラマークのついていない容器包装と容器包装ではない製品プラスチックを燃やさないごみとして、またプラマークはあるが、汚れの落ちない容器包装は燃やすごみに分別されますが、おおむねプラスチックの分別にはご理解をいただいている一方で、この分別が分かりにくいというご意見もございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) そうですね、市民の方からも少し前の昔の話といえば昔の話なのですけれども、例えばマヨネーズの場合、マヨネーズなかなか絞っても全部絞り切れないと、そういう場合は落ちないわけですから水で洗ったら今度は水をすごく使ってしまうので、これはどうしたらいいのでしょうかという相談が寄せられて、結果的には今答弁にあったように、汚れの落ちないプラスチック容器包装は燃やすほうに分別するのだというふうに途中で軌道修正されたのです。こういうやっぱり細かい市民からの反応に、行政がいち早く反応するというのも、やはり取組の活性化につながるかなというふうに思っております。 さて、次の問題なのですけれども、ここからだんだん話が広くなってくるのですけれども、いわゆるベールで250キロの四角をつくる。年に何回か突如として調べに来る。これが汚れているとDだということで、Dが2回続くとはっきり言って1億円以上かかると、そういうようなやり取りをしていたのですが、いわゆる再資源化できるという、俗に言うきれいな廃プラスチックは、中国が発展している中で、中国に多く輸出をして、結構売れて、1,600万円収入がありましたという報告をかつて議会でもいただいたことがあるのですけれども、ところが中国が、そういう汚れたプラスチックを輸入しないというのが、1917年に輸入禁止通達を出したのです。現在どうなっていますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 中国では、2017年より段階的に固体廃棄物の輸入を禁止しており、現在日本は中国へほとんど輸出を行っておりません。そのため、2017年よりタイやマレーシアなど東南アジア諸国に輸出するようになりましたが、現在では東南アジア諸国においても規制が強化されてきております。また、昨年5月に有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制を定めたバーゼル条約の締結国会議で、汚れた廃プラスチックは資源とみなされず、輸入国の同意がなければ、2021年1月より輸出禁止が採択されました。日本は、年間約900万トンの廃プラスチックを排出しており、この採択により輸出に頼ることが厳しくなり、国も今後は国内処理を目指すとともに、廃プラスチックの排出量を減らす取組も進められています。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 実は今おっしゃったように、世界の情勢は刻々と変わっておりまして、中国が自国に廃プラスチック、要する汚れたものの混じったものは嫌だと、輸入は禁止だと、今タイやマレーシア、アジアに輸出しているのですけれども、この国も聞くところによると、汚れたものはだめだというふうに言いつつあるそうです。そうすると、どうなるかというと年間日本で900万トンの廃プラスチックが排出しているわけですけれども、輸出ができないということになると今度は国内処理になるのですけれども、我々の手元にもプラスチックの廃プラの再生物が手元にもいっぱいあるのですけれども、もうそれも限界であると。こうなりますと、そのプラスチックそのものを作ったはいいけれども、それを処理することがだんだん困難になってきている。したがって、廃プラのその生産量、排出量、そういうものを減らすしかないというのが、今のこの一、二年の大きな問題になっています。 もう少し詳しく調べてみましたら、1918年、2年前ですか、日本の年間891万トンのプラスチック排出のうち、再生プラ、これは208万トン、23%にしかすぎないのです。多くは焼却とか、あるいは流出です。これが問題なのですけれども、要するに891万トンつくったはいいけれども、再資源化というのに208万トンしかできないという、これは2018年度の資料です。この辺が物すごく問題になっていると思うのですが、どう認識されていますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 我が国の現状では、プラスチックごみのリサイクルは再生樹脂などの材料リサイクルや、ガスや油になるケミカルリサイクルが行われておりますが、プラスチックごみの総量に対するリサイクル率は低い状況にあります。プラスチックごみの中でも、主にプラスチック製容器包装類及びペットボトルがリサイクルされており、その他のプラスチックにつきましては、主に焼却などにより処理されております。これらのプラスチックもリサイクルされれば、環境への負担も軽減されることとなりますが、現状では、全てのプラスチックがリサイクルできる環境にないことから、その環境を整えるための取組が現在進められているところでございます。また、海洋への流出につきましては、主にポイ捨てなどによる不適切な排出が原因となっていることから、今後とも、不適切な排出が行われないような環境づくりが必要と認識しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 今部長がおっしゃった最後のところ、海洋への流出という言葉がありました。要するに、水に流すなんていう言葉がまだあるようですけれども、何かあったら水に流してしまうというか、あるいは海に捨ててしまうとかポイ捨てとか、川に捨てて海に流れるとか、そういうことが日本だけではないのですけれども、起きているわけです。いろいろ調べましたら、鹿児島大学の藤枝教授が、この問題に論文を書かれておりまして、瀬戸内海に流れ込むプラスチックのうち、これ年間約4,500トンあるそうです。瀬戸内海に流れ込むプラスチックです。そのうち回収されるのは1,400トン、海底へ沈むのが700トン、瀬戸内海から外海に出ていくのは2,400トン、いわゆる瀬戸内海に入ってきたプラスチックの約4,500トンのうち、回収したのは約3割の1,400トンにしかすぎない。あとは、流出したり海の底に沈んで様々な問題が起きるという、こういう研究成果が発表されております。これどう認識されますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 海洋漂流、漂着ごみは、生態系を含めた海洋環境、船舶の航行への障害、観光や漁業、沿岸域の住環境などへの影響が懸念されております。このようなごみは、主にポイ捨てなどの不適切な排出によるものが原因と言われておりますが、本市は海に隣接していないものの、投棄されたごみが川などによって海に流出いたします。市といたしましても、投棄されたごみが海洋に与える影響について、市民の皆様に認識していただけるよう周知し、ごみが適切に処理されるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 今おっしゃったように、約3割しか回収されていない、あと7割は海の底とか、海へどんどん、どんどん流れ込む。これがもうこの数年どんどん加速されておりまして、海へ流れ込んだプラスチックはどうなるかというと、これも専門書の中に書かれていますので、それを引用しますと、5ミリ以下のマイクロプラスチックという大変微小なプラスチックに分解するそうです。それが全世界の海に浮遊して、プランクトンがそれを食べ、あるいは魚介類が食べ、そして人間がその魚の肉を食べるという悪循環です。プラスチックの最大の問題は、細分化はされるのですけれども、分解をしないと、地球の異物という表現で書かれておりました。こういうことが、もう我々の少し気がつかない間に広がっているのですけれども、これをどう認識されますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 海洋に流出したポリ袋やペットボトルなどのプラスチックごみは、海洋で細かく砕け、世界中の海洋を漂っています。その中でも、波や紫外線の影響で直径5ミリ以下となったプラスチックごみは、マイクロプラスチックと呼ばれ、魚の体内からも見つかっており、その影響が懸念されているところです。プラスチックはポリ塩化ビフェニル、通称PCBと言われている有害物質などを吸着する性質があり、海洋生物が取り込むことによる食物連鎖による影響や、たとえ有害物質を吸着しなくとも、蓄積することで生物に与える影響など、これらの影響は現在世界中で研究が進められております。市といたしましても、人体や海洋環境など地球規模の環境問題として、国や県などと連携して取り組むべき問題であると認識しているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。
    ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) ちょっと先日というか8月だったかと思うのですけれども、NHKの特集番組やっていまして。御覧になった方もいらっしゃると思うのです。しんかい6500という日本が世界に誇る海底探査機があります。6,500メートルをしんかい6500が潜って下りていって、そうしたら底に首があったのです。そのコメントは、首は人間ではなくてマネキンの首なのです。要するに、6,500メートルの深海にも、プラスチックでできたマネキンの首が、ほとんど損傷もされずに残っているということで、これ衝撃的な場面がNHKの特集番組でも出ておりました。また、世界の海洋の研究機関では、2050年には海の魚の総量とプラスチックの総量が同じクラスになるというふうに予測しております。これはこのまま行ったらということですけれども、ですからこのプラスチックの問題というのは、最初に少し述べさせてもらったように、私らの身近なところからどんどん、どんどん広がって深海まで、この問題が広がっているということであります。 そうした中で、議場配付をさせていただいた鎌ケ谷市海洋プラスチックごみゼロ作戦、この資料です。これが担当部局からも配っていただいて、市民にも配られているそうです。大変これは先進的です。上のほうに海洋中のマイクロプラスチック云々というのが書かれておりまして、やはりこのクリーン推進課、いろいろなことやっているのでしょうけれども、やっぱりこういうふうに海洋プラスチックとの関連を、もう既にこのような形で表しているというのは、大変敬意を表したいなというふうに思っております。さらに、この問題はもう少し広がるのです。鎌ケ谷市だけ、日本だけではなくて、世界でこの問題についてはこの数年急速に認識が深まっております。2018年には、いわゆる先進国のG7という会議の中で、海洋プラスチック憲章というものが制定されております。また、日本では2019年5月にプラスチック資源環境戦略というものを策定しております。 このように今この二、三年ですけれども、急速に世界、日本でも、この問題をどうにかしなくてはというような流れが出てきているわけですので、少し説明をしていただきたいと思います。海洋プラスチック憲章、あと日本のプラスチック資源循環戦略とはどういうものか、また本市はどのような取組を今考えているか、お願いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 初めに、海洋プラスチック憲章でございますが、2018年6月のカナダのG7において、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス及び欧州連合の首脳に承認され、2040年まで段階的にプラスチック製品が再利用やリサイクル可能となるよう、製造から回収及び処理に至るまでの取組などを確認したものでございます。 次に、プラスチック資源循環戦略についてでございますが、2019年5月に日本で策定されたもので、地球規模の海洋プラスチック問題について、リデュース、削減、リユース、再利用、リサイクル、再資源化の、いわゆる3Rを基本原則にプラスチックの資源循環を図ることにより、海洋プラスチック対策に取り組むもので、プラスチック製容器包装類や製品のデザインを分別が容易で再使用、リサイクル可能なものにするなど、2035年までの段階的な取組を掲げたものでございます。 なお、本市におきましてはプラごみ減量の取組指針を2019年1月に策定し、3Rの取組をさらに推進し、市民や事業者、行政が一体となり、プラスチックごみの減量に取り組むことにより、海洋プラスチック問題の解消に寄与することを目指しているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) 2018年には世界の海洋プラスチック憲章、2019年には日本の資源循環戦略、そして鎌ケ谷市も先ほどの資料にあるように出てきています。ただ、ここで大変残念なことがあるのです。これ私も調べていて、どきっとしたのですけれども、この2018年の海洋プラスチック憲章、これは先進国の7つの国が集まったわけです。今部長が答えられたように、カナダ、フランス、ドイツ、イタリアやイギリス及びEUはこれを批准しました。ところが、日本とアメリカは、これを批准しておりません。理由は何か。日本は国内産業の整備が整っていないという、これを読んだときに何というか複雑な心境でした。 これと似たような問題では、地球温暖化に向けて石炭火力の増設というのが小泉環境大臣のときに出て、またアジアに石炭火力を輸出するという、そして日本は化石賞という大変不名誉な賞を今年いただいたばかりなのです。いただくというか要らないものですけれども、ですからここであまり言いたくないのですけれども、世界の環境問題すなわち地球温暖化とプラスチックをどうにかしようという世界の流れの中で、何で日本とアメリカだけがこれを憲章に承認にしないのか。アメリカは、私個人の考えですけれども、トランプさんがあのように、アメリカンファーストとか、それから地球温暖化はフェイクだと言っていますので、そこは少しあれですけれども、ここにおいてはやはり指摘をせざるを得ないと思います。もし私の言っていることが「えっ」と思ったらネットで海洋プラスチック憲章を検索していただくと詳しく出ております。それはやっぱり指摘せざるを得ないので、ここで指摘をさせていただきます。 続いて、今度は明るいほうというか進むほうです。今、欧米諸国では、容器回収システムというループという方式が今進んでいるのです。日本でも、大手企業を中心に20社を超える企業が、同じ規格容器を再利用するシステムとして動き始めています。自治体でも、京都府亀岡市とか岡山県真庭市とか、いろいろな市がプラスチックの再資源化に向けて、行政としても取組を開始しているというふうに、様々な資料に出ているのですが、この辺はどう認識されていますか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 京都府亀岡市においては、使い捨てフォークなどを辞退する代わりに、指定飲食店で利用できるクーポンを配布するという事業を、また岡山県真庭市においては、市で施用した食器を飲食店のテイクアウト用に無料で貸し出すなど、行政と民間が協力した事業が実施されております。このような取組は、プラスチックごみの減量化に寄与するものと考えますことから、本市といたしましても先進市の事例を参考に、プラスチックごみの排出削減への取組について調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) ぜひお願いします。ただ、本市も私いろいろ質問するので、行政の担当者といろいろコミュニケーションさせてもらったのですけれども、もう既に本市でもごみ減量の取組指針としてプラスチックについて改善したいという、改善というか3Rというのですけれども、そういうものをしたいということが策定されておりまして、2枚の資料がもう既に策定されているのですけれども、これについて説明をお願いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 本市では、策定したプラごみ減量の取組指針を、商工会や市民の皆様に、チラシの配布や広報かまがやへの掲載、パネル展示や駅前キャンペーンなどにより啓発を実施してまいりました。また、平成31年4月からは市のホームページに専用のコーナーを設置し周知を行うとともに、市民や事業者の取組を投稿いただき、それを公表することで取組の見える化を図っております。さらには、鎌ケ谷市議会におきまして、議場へのマイボトルの持込みを認めていただくとともに、庁内におきましては各部署の取組を提案いただき、実践しているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) さらに、私も行政当局にいろいろ資料の提供をお願いしましたら、このプラごみ減量の取組指針に加えて、この行政の中の各部とか課、そういう各部署、そこについても取組をこうすべきだという詳細な指針が出されているというふうに伺っているのですが、これについて説明お願いします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 令和元年度にプラスチックごみ減量の取組として、各部署で既に実施している取組や、これから実施できる取組について意見を募りました。各部署からの具体的な提案といたしまして、職員のマイボトル、マイバッグの使用促進や会議等でのペットボトルの使用抑制、プラスチック製啓発グッズの使用抑制、詰め替え用消耗品の使用促進、プラスチックごみ問題について関係団体の周知を行うなど、数多くの提案がありました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) ここで資料を提示できないのが残念ですけれども、今部長がおっしゃったように、各課ごとにこういうふうにプラスチック削減しましょう、こういうふうにできませんかということで、詳細な方向が出ているのです。ですから、私も質問する中で大したものだなと、担当課だけではなくて、やっぱりこれについて取組しているのだなということで、改めて認識を新たにさせてもらいました。このプラスチック削減については、総論は反対する人はほとんどいないと思っていいのです。総論はいいのだけれども、各論、では自分はどうするのだと、どう行動するのだというところになると、やっぱりいつかはやるという感じになるので、そこまで具体的にこうしたほうがいいということを細分化して提起していることについても、私は取組を評価させていただきたいと思っています。 さて、少し視点が変わります。今年1月に子ども議会が開かれました。少し私もその資料を読んでいたのですけれども、多分この場でやられたのでしょうか、それに初富小学校のある、これは6年生かと思うのですけれども、ある議員がこんなこと言っているのです。プラスチックごみによる海洋汚染を防ぐため、プラスチックストローに代わる紙ストローが注目されています。初富小では、ペットボトルのキャップ回収に取り組んでいますが、市でも紙ストローを普及させる活動をしてもらえませんかいうのを今年の子ども議会で質問しております。これに市はどのように回答されたのでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 市では、プラごみ減量の取組指針を作成しており、指針では紙ストローだけではなく、マイボトルの持参やペットボトルの削減、使い捨てフォークやスプーンなどの使用抑制も含め、その削減に向けた考え方を示しており、実践するように促しております。ご提案の紙ストローの使用を促進する具体的な取組とのことですが、プラスチックストローを削減する方法といたしましては、紙ストローの使用を促進するほか、マイボトルを持参することでストロー自体を使用しないなどの方法も考えられることから、本市といたしましては、紙ストローの使用促進も含め、総体的な様々なプラスチックごみの削減を目指して取り組んでいきたい旨回答いたしました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) いい回答かなと思います。ご存じのように、今世界的な企業、例えばスターバックスとかマクドナルドとか、こういうところも自らプラスチックストローの削減ということをもう行動指針に取り入れて動いています。ましてや、将来を担う子供たちに、このプラスチックの問題をしっかりと理解していただいて、今のように少しでも紙ストローも含めて、前進させていただけたらと思います。これは一番最初に質問したレジ袋と同じように、プラスチックのストローなくしたから、ではプラスチック問題解決するのかと、そういう問題ではないと思うのです。入り口として、やはりこれは一番取り組みやすいし、それから影響も広がると思うのです。 そこで、質問したいのですけれども、将来の子供たちに、社会を担う子供たちに、給食など具体的なところで、プラスチックの削減について、いろいろな教育的配慮もあるかと思いますので、どんな取組を行っているのでしょう。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 学校給食におきまして、ストローのほかにプラスチックの使用について常用しているものはありませんが、デザートの一部では冷凍に耐えられるようにプラスチック容器を使用しているものがあります。また、デザートスプーンについては紙製のものを使用しております。なお、牛乳を飲むためのプラスチックストローについては、牛乳とともに納品されています。業者に確認しましたところ、紙のストローに変えるといった予定は今のところないということでございましたが、今後引き続き情報収集に努め、プラスチック製品の削減について、千葉県学校給食会と協議してまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) ぜひお願いします。どこからか声を出さないと、今までの前例踏襲で行く傾向が強いですから、やっぱりぜひこういう問題を提起してもらう、これは鎌ケ谷市のこういう方針でもあるわけですから、そういうものを呼びかけるということですので、ぜひ進めていただきたいと思います。 では、続いて学校教育上でプラスチック削減を始める環境問題について、具体的に子供たちにどのように指導しているか教えてください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 議長、生涯学習部長。 ○議長(森谷宏議員) 生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(狩谷昭夫君) 環境問題の学習につきましては、小学校4年生の社会科において、補助教材「わたしたちの鎌ケ谷」を活用し、暮らしとごみについて授業を行います。その中で、ごみを作らないための3つのRであるリデュース、リユース、リサイクルについて学習するとともに、実際にクリーンセンターを見学することで、ごみの量の削減に対する意識を高めるようにしています。また、その他様々な教科で環境問題に触れており、例えば小中学校の理科では、人の生活と環境問題との関わりを調べ、自然環境の保全やエネルギー問題など、持続可能な社会について学習したり、家庭科では、環境に配慮した消費行動や循環型社会について学習したりしています。特に、プラスチック削減については、中学校の理科と技術科で、プラスチックの種類と性質、身近なプラスチック製品について調べ、海洋や生態系に与える影響を学習し、リサイクル、植物原料や生分解性プラスチックなど、環境に配慮した技術を考えるなど、教科の枠を超えて多面的に環境問題への理解を深めています。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) ぜひ進めてください。環境問題という最後に言葉があったわけですけれども、私の今浮かんでくるのでは、五中のたしか屋上でしたか、あと給食センターなどでも太陽光を活用していますし、コンポストなんかも使われているかと思いますので、その中の一つにこのプラスチックの削減問題もこのような形で位置づけて、これからも子供たちに考えさせていただきたいというふうに思います。 最後に、今までのことをずっと聞いてまいりましたけれども、今後の鎌ケ谷市として、このビラに表れているような取組を含めて、具体的にどんな形で進めていくかを、お聞きしたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 議長、市民生活部長。 ○議長(森谷宏議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(渡邊忠明君) 本市では、できることから始めようをスローガンとして、プラごみ減量の取組指針に基づき海洋プラごみゼロ作戦を実施し、市役所が率先してプラスチックごみの減量に取り組むことで、市民や事業者の皆様に取組の重要性を周知してまいります。市といたしましては、各所属の諸事情にも配慮しつつ、1つ目にマイボトルの持参推進、2つ目として会議等でペットボトルを使用しない、3つ目として啓発物資の脱プラスチック化など、様々な取組を実施または検討しているところでございます。今後は、この取組の実効性を検証の上、市民や事業者の方々にもご協力いただけるよう周知を図り、市民、事業者、行政が一体となったプラスチックごみ減量の取組を展開し、海洋プラスチックごみ問題の解消に貢献できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆19番(津久井清氏議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 19番、津久井清氏議員。 ◆19番(津久井清氏議員) ずっと今回これ1本に絞っていろいろ調べさせてもらったのですけれども、2つ気がつくことがありました。一番最初に述べたように、私たちの日常生活でプラスチックと関わらないものというのは、ぱっと見ても、この壇上だけでももうすごいのです。こういう身近な我々が便利だと思って使っているもの、それが、ではしんかい6500ではありませんけれども、6,500メートルの深海にもプラスチックが残存し、それが分解されずに残っているという、こういう広い意味で公害問題とつながっているというところが私なりに、皆さんはどうか分かりません、皆さんにもご理解いただければありがたいなと思っています。それが1つです。 それから、もう一つは、調べていくうちに、途中でも何回か言いましたけれども、鎌ケ谷市は海洋プラスチックのビラもそうだし、プラごみ減量の取組指針もそうだし、結構進んでいるのです。ほかの市と少し幾つか調べたことあるのですけれども、進んでいるのです。ですから、それがこの問題を質問させてもらう中で、何回も何回も話を聞くうちに、これは鎌ケ谷市が脱プラスチックの1つのモデル市というか、先頭に立ってこれを取り組むようなことも可能ではないかなというふうに、すごく期待が高まってまいりました。 そういう意味で、先進性といいますけれども、物事をやっぱり時代を先取りして、この環境問題に鎌ケ谷市がさらに具体的に取り組むことを期待し、また私たちもそれを応援して、時にはチェックさせてもらって、やっていけたらいいなと思いました。どうもありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で19番、津久井清氏議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。          午前11時43分  休 憩                                                      午後 1時00分  再 開 ○議長(森谷宏議員) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(森谷宏議員) 次に、15番、松澤武人議員に発言を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) それでは、議席番号15番、松澤武人、通告書に基づきまして一般質問をさせていただきます。 まず初めに、先日新しい新総理大臣が誕生したわけでございますけれども、新しい菅新総理大臣は、横浜市の市議会議員をされていたということでございまして、地方自治体の議員をやっていたことの経験をしっかりと生かしていただきたいなというふうに期待をしているわけでございます。もちろん依存財源や権限などを含めて、国と地方の在り方についても、しっかりと前に進めていただけるよう、私も期待をしているわけでございます。 それでは、私が通告しましたテーマは、鎌ケ谷市の持続可能な住環境の形成に向けた取組についてでございます。先般行われました。決算審査特別委員会においても令和元年度の決算状況が明らかになったわけでございますけれども、令和元年度の数値におきましては、健全化判断比率においても、かなり健全な数値をされているということで、財政的には、大変問題ない状況でもあるのかなというふうに思いますけれども、やはり懸念されるのは今後のコロナの状況だというふうに考えております。この新型コロナウイルスの影響が、歳出にも影響を及ぼし、そして歳入にも影響を及ぼすということで、この歳入と歳出の在り方ということも、しっかりと考えていかなければならないのかなというふうに考えているわけでございますけれども、特に市民税の減少というのが予測されるのではないかというふうに考えております。 鎌ケ谷市におきましては、この10年ほど人口も増加するということで、そして市民税がだんだん増えてきているのかということで、昨年12月に議会で一般質問させていただいたときに、それほど市民税というのが増えていないという状況が分かったわけでございますけれども、やはり住民が増えてもなかなか住民税が増えてこないという要因としては、やはり高齢化の問題というものもございます。しっかりとそういったことをフォーカスしながら、鎌ケ谷市の人口、税収、そしてそれに基づく住居などをフォーカスしながら、鎌ケ谷市の未来像を伺ってまいりたいというふうに考えています。 それでは、まず最初に鎌ケ谷市の人口に対するビジョンについて、まずお聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) ご質問の鎌ケ谷市の人口に対するビジョンについてお答えいたします。 本市では、急速な少子高齢化の進展に的確に対応し、人口の減少に歯止めをかけるとともに、地域で住みよい環境を確保するため、平成27年12月にまち・ひと・しごと創生総合戦略及び人口ビジョンを策定いたしました。人口ビジョンには、市の目指すべき将来の方向性として、子供からお年寄りまであらゆる世代が、いつまでも安心して暮らすことができる活気と魅力あふれるふるさとの実現を掲げております。この将来の方向性を実現するため、3つの方向性を定めております。 1つ目は、鎌ケ谷の未来を担う若い世代の希望の実現を目指すもので、結婚、出産、子育てにおける様々な希望をかなえるための取組を進め、出生率の向上を図るものでございます。 2つ目は、人々が集まり、住まう魅力あふれるまちの実現を目指すもので、安定した雇用の確保、教育環境の充実などにより、人口の流出に歯止めをかけるとともに、市の魅力向上や発信等により、人口の流入増を促進するものでございます。 3つ目は、いつまでも安心して暮らすことのできるふるさとの実現を目指すもので、地域が連携し、支え合い、あらゆる世代の誰もがいつまでも安心して暮らすことのできる暮らしやすい社会づくりを進めるものでございます。 そして、この3つの目指すべき将来の方向に沿って、総合戦略に掲げた取組を継続的に実施することで、2060年に本市の人口が約10万7,000人となる将来展望を掲げております。また、世帯数につきましては、単身高齢者及び高齢夫婦世帯が年々増加傾向にあり、令和元年度は人口11万38人に対し、世帯数は5万91世帯となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。 先ほどご答弁の中にも、1つ目は出生率の向上ということで述べられていましたけれども、では実際その出生率であったり、あとは出生数、この推移というのはどのようになっているのか、5年ごとの間隔で教えていただければというふうに思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 千葉県衛生統計によりますと、出生数及び合計特殊出生率について、合計特殊出生率が平成元年と平成5年が不明となりますが、順に申し上げますと、平成元年が759人、合計特殊出生率は不明、平成5年が861人、こちらも出生率は不明、平成10年が1,014人、合計特殊出生率は1.35、平成15年が952人で1.22、平成20年が958人で1.34、平成25年が878人で1.33、平成30年が736人で1.29となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) こちらの出生率とそして出生数についてでございますけれども、平成10年度が大体1,014人ということでピークだったのかなというふうに思います。年々この出生数も下がって、平成30年度については736人ということで、大分減ってきてしまったなというふうに思いますけれども、出生率のほうは、それほど変化はない状況なのかなというふうに思います。もちろんここで生まれるだけではなくて、ここに流入するということも考えられますので、やっぱりそういうことも考えると、なるべくここで生まれる土壌をつくっていくということも大変重要になるのかなというふうに思います。社会情勢もございますので、この点はやはり子育てしやすい環境、産み育てやすい環境というのをつくる、つくっていく必要があるのかなというふうに思います。その先にしっかりと、バランスのとれた人口構成が構築できるのかなというふうに思いますが、この人口構成についてはどのようになっているのか、こちらも30年ほどの5年ごとの間隔で教えていただければというふうに思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 人口の構成について、0歳から14歳までの年少人口、15歳から64歳までの生産年齢人口、65歳以上の老年人口に区分してお答えいたします。 平成元年は、年少人口が1万8,814人で20.4%、生産年齢人口が6万7,796人で73.4%、老年人口が5,692人で6.2%、平成5年は、年少人口が1万6,256人で16.6%、生産年齢人口が7万4,157人で75.9%、老年人口が7,286人で7.5%、平成10年は、年少人口が1万4,820人で14.6%、生産年齢人口が7万6,795人で75.5%、老年人口が1万60人で9.9%、平成15年は、年少人口が1万4,309人で、13.8%、生産年齢人口が7万4,889人で72.2%、老年人口が1万4,570人で14.0%、平成20年は、年少人口が1万4,286人で13.4%、生産年齢人口が7万1,972人で67.6%、老年人口が2万277人で19.0%、平成25年は、年少人口が1万4,429人で13.2%、生産年齢人口が6万9,183人で63.1%、老年人口が2万5,956人で23.7%、平成30年は、年少人口が1万3,458人で12.3%、生産年齢人口が6万6,020人で60.1%、老年人口が3万304人で27.6%となります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) 確実に年少人口が減って、そして老齢人口が増えていくということは、日本全国の縮図でもございますけれども、この鎌ケ谷市でもこのような状況にあるわけでございます。先ほど、人口は11万人で、そして世帯数は、5万世帯を超えたということを聞いたわけでございますけれども、世帯数については、どのようになっているのか、その推移についてお聞かせいただきたいというふうに思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長
    総務企画部長(笠井真利子君) 世帯数は平成元年が2万8,119世帯、平成5年が3万1,732世帯、平成10年が3万5,653世帯、平成15年が3万8,491世帯、平成20年が4万2,935世帯、平成25年が4万5,936世帯、平成30年が4万8,810世帯となります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) この世帯数の増加、平成元年が2万8,119世帯ということで、平成30年が4万8,810世帯、そして令和元年度におきましては5万91世帯と、こちらも急激にこの世帯数というのが増えてきているということは、先ほど答弁の中にもありましたけれども、単身高齢者、そして高齢者夫婦世帯が増えてきたということが実情なのだろうというふうに思います。そして、これからもこの世帯数というのがきっと増加するはずなのです。ですから、世帯数が増加するということは、その住居の確保についてもしっかりと考えていく必要があるのかなというふうに思います。そういう意味では、高齢者の世帯が増えるだけではなくて、やはり現役世代もしっかりとこの鎌ケ谷市に流入させるということが、至上命題になるのではないかなというふうに思います。その点の人口流入策については、どのような見解を持っているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 人口流入策についてでございますが、総合戦略に掲げる4つの基本目標に区分してお答えいたします。 基本目標の1、人々が交流定着する魅力あふれるまちづくりでは、北初富駅前広場等の整備の設計、北海道や沖縄における観光ビジョンの推進、北海道日本ハムターズとの連携強化事業、魅力発信アドバイザーによる魅力発信事業などを実施しております。 基本目標の2、若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえるまちづくりでは、待機児童ゼロを6年連続で継続するとともに、幼児教育・保育の無償化の取組に加えて、(仮称)東部地区児童センターの整備、放課後児童クラブの施設整備などを実施しております。 基本目標の3、働きたいという希望をかなえるまちづくりでは、勤労者が働きやすい環境づくりとして、各世代における就職支援セミナーの開催、シルバー人材センターを活用した高齢者に対する就労支援などを実施しております。 基本目標の4、あらゆる世代の誰もが安心して暮らすことのできる支え合い、つながり合う地域づくりでは、新京成線の高架化や都市計画道路整備事業を計上するとともに、コミュニティーバスの運行助成事業、避難行動要支援制度を周知する説明会を実施しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) 鎌ケ谷市もこのような、人口流入策、企業でなく自治体のよさをPRするということで、マーケティングであったりブランディングの観点から行っているということでありますけれども、鎌ケ谷市だけがやっているわけではないのです。ほかの近隣の衛星都市はこの人口流入策をしっかりと行いながら、人口流入策を進めているというふうに聞いております。そういう意味でも、都市間競争でございます。より鎌ケ谷市に住んでよかった、鎌ケ谷市に住んだから夢がかなうことができた、そう思ってもらえるような鎌ケ谷市にしていくことが、人口流入策につながるのではないかというふうに考えているわけでございます。このように人口を流入させながら、しっかりとバランスのとれた人口構成にするということは、大変重要だというふうに私は考えているわけでございます。だからこそ、どういったターゲットに、どういった戦略を打って出るのかということを、しっかりと目標立てる必要があるのだというふうに思います。 私は、鎌ケ谷市で生まれ育って45年、本当にこの鎌ケ谷市で生まれ育ってよかった、そう思っているわけでございます。ですから、今まで鎌ケ谷市に住んでいた方が、都心など就業や進学に合わせて出ていった方々、そういった方々をきちんとPRしながら戻ってきてもらえるような、そんな政策も大変重要になるのではないかというふうに考えているわけでございます。ここに親が住んでいれば、何かのきっかけで鎌ケ谷市に戻ってくる可能性もございます。そういう意味で、3世代同居であったり近居に対する支援というのを、鎌ケ谷市も行っていく必要があるのだというふうに考えます。そういう施策をしながら人の循環をしていくこと、これが大変重要になるわけでございます。ぜひこのような人口流入策、もっともっとプラスになるような施策を考えていただきたいというふうに考えています。その点はご要望をさせていただきたいと思います。 人が住めば、人が流入してくれば、そこには住居が必要でございます。そういう意味でも、住居を確保したら固定資産税を払わないといけない。賃貸であっても、その所有者が固定資産税を払っているケースでございます。ですので、人が住めば、住民税だけでなく固定資産税にもしっかりと影響を及ぼしていくというのが税金の流れでございます。 それでは、固定資産税の概要と、この推移についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 本市の固定資産税は、平成30年度決算状況を見ますと、1人当たりの税額では大きいほうから数えて県内37市中35番目となっております。要因でございますが、本市は、東京近郊のベッドタウンとして発展してきたため、大規模な商業施設や工場などが少なく、課税標準額の6分の1の軽減措置がある住宅の割合が多いことなどが挙げられます。固定資産税の推移でございますが、決算調定でお答えいたします。10年前の平成21年度は約44億3,000万円、5年前の平成26年度は約43億8,000万円、令和元年度は約45億2,000万円となっております。年度によって増減はあるものの、10年前と比較いたしますと約9,000万円の増となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) この固定資産税も、10年前と比較して9,000万円プラスになっているということでございます。人口も増えている、そして人口が増えればそこに住む人も増えると、住むところも増えるということで、固定資産税としては増えるのではないのかなというようなところでございましたけれども、そんなに増えていないというのが実情でございます。それは一体何なのかということも含めて、しっかりと聞いていきたいなというふうに思います。鎌ケ谷市の土地の魅力としましては、利便性が高い割には比較的安価な土地だということで、人口流入もしやすい土地なのかなというふうに私自身は思っているわけでございますけれども、やはり固定資産税のもとになるというのは地価です。その地価というのが一体どのような変動を起こしてきたのか、そういったことを教えていただければと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 本市の地価はバブル崩壊以降、リーマンショックや東日本大震災等の影響もあり下落が続いておりましたが、近年は下げ止まりの傾向にあります。平成30年度の固定資産評価替えにおいては、新鎌ケ谷地区やその周辺地区等で地価の上昇が見られる一方、依然として下落が続いている地区もあり、全体的にはおおむね横ばいで推移しているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) 私もリーサスで鎌ケ谷市の不動産取引の価格を調べましたところ、2009年には平米単価で、10万1,720円だったのが、2016年には5万8,615円と一番低い価格になり、そして2018年には7万5,503円ということで、10年前と比較してもかなり下がっていると、25%ほど下がっているというような状況で、これはリーサスでございますので全体の平均になっているというふうに思いますけれども、この指標からも見て鎌ケ谷市の土地というのが余り上がっていないということ、それが固定資産税が増えていないというような状況にもつながっているのかというふうに考えるわけでございます。私自身は、この土地の固定資産税というのは、やはり少しずつでも上昇していくということが大変重要な施策なのだろうというふうに考えているわけでございます。やはり土地のポテンシャルを上げていくということも、しっかりと考えていきたいというふうに思います。 それでは、住宅の固定資産税についてはどのような評価をしているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 議長、総務企画部長。 ○議長(森谷宏議員) 総務企画部長。 ◎総務企画部長(笠井真利子君) 初めに、住宅用地の評価額につきましては、固定資産税路線価を基に、土地の形状等による画地計算を行って求めます。なお、住宅用地の税額は課税標準の軽減措置が適用されるため、更地や住宅以外の家屋の敷地と比べて下がることとなります。 次に、家屋の評価額は、同じ場所に同一の家屋を新築するとした場合に必要とされる建築費、すなわち再建築価格に経年によって生じる経年減点補正率を乗じて求めます。ただし、その評価額が前年度の評価額を超える場合は、前年度の評価額に据え置かれる仕組みとなっております。なお、経年により家屋は再建築価格の20%まで下がり、その後は据え置かれます。一般的な木造住宅は約25年、鉄筋コンクリート造の住宅は約60年で下限まで下がります。また、家屋の評価は3年に1回見直しを行っており、それ以外は据え置くこととなっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) ご答弁によりますと、家屋の評価については、木造住宅では25年かけて20%までになってしまうということ、そして鉄筋コンクリートの場合ですと60年までに20%になるということでございます。やはり新しい住宅のほうが固定資産税は高いということなのです。ですので、やはり鎌ケ谷市の住宅というのが、どういう状況なのかということもしっかりと考えていく必要があるし、可能な限り住宅の循環、新しい住宅を建てていくということが固定資産税が増えていく要因にもつながっていくのかなというふうに思います。しっかりとこの住宅を新しくさせるような施策というのも考えていく必要があるのかなというふうに思います。 私も平成30年度住宅土地統計調査というものを調べまして、鎌ケ谷市にどれだけ住宅総数があるのかというものを調べてまいりました。平成30年の集計では、住宅の総数が4万9,720、そして平成25年では4万7,170、平成20年では4万2,790、平成19年は3万9,270ということで、ここ15年で約1万件の住宅というのが増えていることが分かります。ですから、この15年で増えた分、本当は固定資産税も増えてもいいのではないかという推測も立てられるのですけれども、それ以上に今まで建てられたものが古くなっていって、そして20%に近い評価額になってしまっているというような状況なのだというふうに思います。しっかりとこの数値も含めて、鎌ケ谷市で住宅を建てたいというような魅力のあるまちにしていかないといけないというふうに私自身も思っているので、そういう施策展開をしていただければというふうに思います。 先ほど住宅の総数も話しましたけれども、住宅の総数をカウントすれば、必然的に空き家も生じてくるわけでございます。こちらの統計で、先ほどの統計と同じなのですけれども、平成30年度の調査では空き家が4,730戸、平成25年では4,930戸、平成20年度におきましては4,230戸、平成15年度では4,450戸ということで、空き家、空き室の総数というのはそれほど変化はないということなのだというふうに思います。ですから、やはりこの住宅総数が増えた割には、空き家というのが解消されているわけでもないし、減っているという状況でもないということを考えると、やはり新しい住宅をどれだけ造っていくのか、そして空き家がもっともっと古くなる前にどういった手当てをしていくのかということが大変重要になってくるかなというふうに思います。 老朽化する前に、この空き家に流入してもらうためには、それなりのイメージを持って、そして施策展開をするということが重要になるかというふうに思います。八尾市というところでは、中古住宅流通促進補助制度という制度を創設されておりまして、若い世代に対してこういった中古住宅を意図的に流通させるような施策をしているわけでございます。ぜひ鎌ケ谷市もこのような意図的な人口流入、そして中古住宅が流通させるような、そういった施策展開を考えていただきたいというふうに思います。 それでは、空き家の問題を述べさせていただきましたけれども、国の動向も踏まえました老朽化した空き家の対策について、どのような見解を持っているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 国は、空き家等の除却、活用について地方自治体を補助する制度を設けており、市ではこの制度を活用し、空き家等の除却に対する経費の一部を補助する鎌ケ谷市空家等除却推進事業を令和元年度から開始しております。また、老朽化した空き家を利活用するためには、耐震改修やリフォームなど多額の費用負担が想定され、多くの空き家が旧耐震基準による木造住宅であることから、平成30年に耐震診断改修補助事業を拡充し、従来は適用除外であった空き家も補助の対象としております。市では、空家等対策計画における最終的な成果目標を市全域における空き家等総数の減少と定めているため、今後も引き続きこの目標達成に向け、計画に基づく施策を推進し、積極的にさらなる空き家等の減少に取り組んでまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) 積極的に空き家の減少に取り組んでいるということでございますけれども、鎌ケ谷市の現状として老朽化した空き家というのがどの程度あるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 初めに、空き家等の現状でございますが、平成29年度に実施した空き家等の実態調査により、本市の空き家等と思われる建物は、平成30年3月31日時点において1,069件と判明しましたが、その後新たな空き家を94件把握し、その一方で建て替えや解体で231件の空き家が解消したため、差引き137件の減少となり、令和2年8月31日時点における空き家等と思われる建物は932件でございます。 次に、老朽化した空き家等でございますが、これら932件のうち昭和56年以前に建築された、いわゆる旧耐震建築物の割合が約64%と高く、また多くの空き家等で外壁の腐朽、破損、屋根の剥がれなど、老朽化が見受けられます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) 鎌ケ谷市でカウントした空き家というのが、現状で932件ということでございます。そのうちの旧耐震建築物というのが64%ということで、半数以上がもともと古い建物だということが分かったわけでございます。やはりこれを流通させるというのはなかなか至難でございまして、やはり早目の対応というのが老朽化した空き家を出さない、そういったサイクルになるのかなというふうに思います。本来であれば、市場の中で需要と供給の中で、この住宅が活用されることが一番望ましいというふうに考えますけれども、やはり鎌ケ谷市においても約1,000件ほどの空き家というのがあるわけでございまして、なかなか流通に向かない、そういった住宅もあるのではないかなというふうに考えます。そういったときには、やはり行政の役割というのが大変重要になるのではないかというふうに考えます。今回ご紹介したいのは、ランドバンク制度といいまして、この制度は2003年にアメリカのミシガン州で設立されたということで、主に固定資産税を払えない人、そして家を放棄した人の家をこのランドバンクというものが管理して、そして土地をコントロールするということで新たな住む人であったり、そういったことを賃貸したりということで取り組んでいるというようなものがランドバンクというものでございます。このランドバンクについては、市の見解はどのように考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 国が提案しているランドバンク制度は、管理不全土地等対策に関し、行政、法律家、土地家屋調査士、金融機関及び自治会などの民間の専門家等により構成し、地域における相談体制の構築や土地の適正な利用や管理に向けたマッチングコーディネート、土地の所有者等に代わる管理などの機能を担う制度でございます。このランドバンク制度については、係る国の法律が令和2年3月に公布、施行されたばかりでございますので、今後国・県や近隣市の動向を調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) このランドバンクは、国交省もこの制度というのを普及させたいということで、様々な地域で先進事例を認定しているわけでございます。一番有名なのは、山形県鶴岡市で行っているつるおかランド・バンクというものがございます。こちらについては、特定非営利法人つるおかランド・バンクということでやっているわけでございますけれども、そのほかにも、兵庫県が運営しているものであったり、そして千葉県では八千代市の緑が丘西自治会というところが、このランドバンクの活用を申請しているということでございます。鎌ケ谷市も、1,000件近くある老朽化するであろう空き家も含めて、総体的な空き家の対策というものを進めるに当たって、ランドバンクというものもしっかりと考えていく必要があるのだというふうに思います。このように様々な制度を用いながら、住宅の循環、これをさせていくことというのが鎌ケ谷市にとっても大変重要になりますので、ぜひ人の循環、そして住宅の循環、こちらをしっかり取り組んでいただきたいというふうに考えております。 このように空き家の問題も含めて、住環境をどうやって良好なものにしていくのかということを考える上では、住生活基本計画というものが国の法律で制定されたというふうに思います。その計画についてはどのようなものなのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 国は、住環境に関する政策として平成18年6月に制定された住生活基本法に基づき、同年9月に住生活基本計画を策定し、これまでに3度おおむね5年ごとに計画の見直しをしております。現行の計画は、平成28年度から令和7年度までの10年間を計画期間とし、居住者、住宅ストック、産業地域の3つの視点から8つの目標を掲げ、これら目標を実現するための基本的な施策を定めております。また、千葉県では平成29年3月に第3次千葉県住生活基本計画を策定しているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) それでは、この住生活基本計画の策定予定はどのようになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 本市では、住生活基本計画は未策定の状況でございますが、後期基本計画第4次実施計画におきまして、快適な暮らしの環境をつくるという政策に基づき、市民が良好な居住環境のもと、良質な住宅で暮らしていることを掲げております。平成30年度に実施いたしました市民意識調査によりますと、本市を「住みよい」あるいは「まあ住みよい」と感じている市民は56.3%と半数を超え、これは平成20年度から一貫して増加傾向であり、本市の住み心地や住まいを取り巻く環境につきましては、多くの市民の皆様から一定の評価をいただいているところでございます。今後は、市民意識調査等による市民の皆様の貴重なご意見を参考とし、現在策定中の次期総合基本計画前期基本計画第1次実施計画、都市計画マスタープラン及び市の個別計画である市営住宅等長寿命化計画、空家等対策計画、さらに国及び県の住生活基本計画等との整合を図りつつ、市独自の住生活基本計画の策定に向けて調査研究をしてまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) この住生活基本計画については、市独自で調査研究してまいりたいということでございます。鎌ケ谷市においては、次年度ですか、次期の都市計画マスタープランというものが計画されているというふうに思います。ですので、やはりそういった意味でも、住生活と、こういったマスタープランというものが、やはり本当は一緒に計画していくことというのが大事なのではないかなというふうに思うのですけれども、やはりそういう見解というのがなかなか個別、個別の計画になってしまっているということでございます。そのトータル的な都市づくりのマスタープランというものが、私は必要なのではないかなというふうに思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 本市のまちづくりにおいては、良好で持続可能な居住環境の形成を目指して、法令及び千葉県や本市の基本計画などの上位計画との整合を図りながら、都市計画マスタープラン緑の基本計画や空き家対策、都市計画道路整備などのおのおのの計画や方針を横断的に関連づけしつつ、取り組んでいるところでございます。こうしたことから、交通や住宅などの都市づくりのマスタープランにつきましては、今のところ策定の予定はございませんが、調査研究はしてまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) トータル的なまちづくりのマスタープラン、ぜひ考えていただければというふうに思います。このように様々な暮らしやすいまちづくりというのを鎌ケ谷市が行っているわけでございまして、これが人口流入に対するビジョンでもございます。暮らしやすい社会づくりを進めるいうことにおいては、今住んでいる方、そしてこれから進むであろう市民の方というものも、しっかりと意識を一緒にさせるということが大変重要だと私は考えているわけでございます。その観点からすると、今計画されている北千葉道路、こちらの計画というのが大変重要な位置を占めていくのではないかというふうに考えているわけでございます。もちろん鎌ケ谷市に訪れる方にとっては、大変利便性も高くなるということでございます。鎌ケ谷市に住んでいる方も、都内に出るとき、そして成田空港に向かうとき、大変利便性が高いものになるというふうに考えています。 一方で、住んでいる方は使わない方も出てくるかというふうに思います。そういう意味では、この北千葉道路というものが、住環境に大変優しいものではない、優しいものでなければならないというふうに私は考えているわけでございます。この計画を見ますと、鎌ケ谷市の部分、高架の部分と、そして地下の部分というものが計画とされているわけでございますけれども、その構造の考え方についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 北千葉道路の構造につきましては、専用部、いわゆる自動車専用道路は、コスト縮減と事業期間を短縮するため高架を基本とし、一般部の国道464号は、周辺の渋滞緩和と交差する道路などを考慮し、地表式を基本としています。なお、松戸市との市境付近におきましては、北総線との交差部に鉄道を下越しするために、既にボックス構造が設置済みとなっていることや新京成線の車両基地があるため、北総線から新京成線付近までの区間は専用部は地下構造としております。なお、一般部は高架となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) 白井市方面からずっと高架で、東京方面へ向かいますと、専用部分は高架から、そして北初富駅を過ぎてから、その線路をくぐりながら地下の部分になるということが専用部分、一般部の国道464号については地表が基本だということでございます。鎌ケ谷市の地形を考えますと、白井市から都内のほうに向かうと、やはり高低差が高いということもあると思うのです。そういう意味では、この鎌ケ谷市でずっと車で通ると専用部を通ると、高低差を通じるということは、スピードもやはり考えていかないといけないというふうに思うのです。高低差があればやはりスピードも低くなるということでございます。その間に東武野田線のところと、そして東武野田線と船橋我孫子線を挟んで4つの出入り口ができるということもありまして、そこのスピード、車が通行するに際してのスピードというものが大変低くなるのかなと、そうするとまたその周辺で渋滞ということも考えられるのかなというふうに考えるわけでございます。 やはりこの高低差を考えると、本来であれば地下を通すということも、この鎌ケ谷市内を全て専用部に限っては地下を通して、スピードを出しながら都心に向かう、そして成田に向かうというようなことも考える必要があったのではないかなと私は考えているわけでございますけれども、このように都市計画を本年度ですか、目指しているというような中では、なかなか大変厳しい状況だろうなというふうに考えているわけで、このままの計画でいくのであれば、しっかりと出入り口の部分、そして交差する部分というものも、しっかりと考えていく必要があるというふうに思います。計画の経過と変更の箇所というのがあるのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 都市計画の手続としましては、千葉県により市川市の東京外郭環状道路から船橋市の国道16号間における約15キロメートルについて、道路の幅などの変更について行っている状況でございます。なお、道路の幅が変更となる箇所としましては、都市計画道路3・4・10号中沢北初富線と交差する付近から松戸市方面にかけて、専用部である都市計画道路1・3・1号北千葉道路が新規に計画されること、また一般部の都市計画道路3・1・1号北千葉鎌ケ谷線の道路横断構成を見直したことによるものでございます。今後の状況でございますが、県によりますと令和2年度中に都市計画の手続を完了させるとのことでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。
    ◆15番(松澤武人議員) かなり早急に手続を完了させたいということだというふうに思います。それでも懸念されるものは、先ほども言いましたとおり、北千葉道路に接続する箇所というのが大変重要になるのかなというふうに思いますけれども、この接続箇所の課題はどのように認識しているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(浮ケ谷勝美君) 北千葉道路と船橋我孫子バイパス線が計画どおり整備されますと、県道船橋我孫子線は直接車両は横断できない形態となります。これは、県道船橋我孫子線を通っていた通過交通を船橋我孫子バイパス線へ変えることと、鎌ケ谷消防署前交差点と船橋我孫子バイパス線の交差点が近接していることから、円滑な交通処理を行うため、平面交差点は船橋我孫子バイパス線に設けることとしたものです。市民の皆様には丁寧な説明を行うとともに、市は都市計画の手続を行っている千葉県に対し、鎌ケ谷消防署前交差点は歩行者と自転車が通行できる立体横断施設の整備を検討していただけるよう要望しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆15番(松澤武人議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 15番、松澤武人議員。 ◆15番(松澤武人議員) 今のご答弁におきましては、今通っている船橋我孫子線については、消防署の付近から、こちらは車が通行できなくなるというようなことでございます。南から北部へ向かうということになりますと、完成した暁には北千葉道路の一般部を右折しながら、南から行った場合には右折しながら一般部を通って、そして船橋我孫子バイパス線の交差点を左に曲がって、そして粟野交差点のほうに向かうというようなことで、北から南に向かうと逆のことが起きるわけでございます。その部分では、やはり利便性というのが確保されるのかというのが大変心配なわけでございます。特に北から南に向かうと、市役所のほうに向かうとすると、やはりクランクのように曲がっていかないといけない。直線的に行きますと、船橋我孫子バイパス線をずっと通っていくということでございます。 そういう意味でも、その先の交差点というのが大変今混雑をしているわけでございます。稲荷三差路の問題、その先の交差点、そして船橋我孫子線につながる交差点ということで、全ての鎌ケ谷市の交通というものを考えると、やはり私はこの船橋我孫子バイパス線の一本ではなくて、通常の県道の船橋我孫子線も一つ確保しながら、粟野交差点を経由しながら北部に向かうというようなこともあっていいのではないかというふうに考えているわけでございます。しっかりと北千葉道路の一般部の道路交通の状況というのも、しっかりと考える必要があるかなというふうに考えます。変更も先ほど幅の問題で行っているということでございます。この鎌ケ谷市の状況を鑑みて、本当にこの計画でいいのか、しっかりと考えていただくよう要望いたしまして、私の一般質問とさせていただきます。 ○議長(森谷宏議員) 以上で15番、松澤武人議員の一般質問を終結します。 席の移動をお願いします。 ○議長(森谷宏議員) 次に、3番、宗川洋一議員に発言を許します。 ◆3番(宗川洋一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 3番、宗川洋一議員。 ◆3番(宗川洋一議員) 議席番号3番、宗川洋一、令和2年9月会議に当たり、通告に基づき一般質問を行います。 9月会議においても、コロナウイルス感染症の対策として、議場での3密を極力避けるという立場から、一般質問においても密接している時間を短縮してまいりますので、執行部におかれましても同様にお願いをいたします。 さて、今回取り上げましたのは一般国道464号北千葉道路についてです。本市のまちづくりにおいては、交通インフラの整備が急務となっており、特に本市の広域軸の一つである北千葉道路は、成田空港方面から来ると、鎌ケ谷消防署前で整備が止まっており、これを受ける主要地方道船橋・我孫子線との交差点付近では恒常的な渋滞が発生しております。さらに、この渋滞を避けるため市内の狭い生活道路にまで車両が進入し、朝夕には大変危険な状況も見受けられます。このような市内の慢性的な渋滞の解消を図り、さらに広域軸として本市の将来のまちづくりを進める上でも、北千葉道路の早期着手、事業化は大変重要な課題となっており、整備後の事業効果と沿道の土地利用などに、多くの市民が期待をしているところです。 そのような中で、北千葉道路は事業化へ向けて都市計画の変更等の手続が着々と進められております。さきの議案説明においても、市長から、千葉県は事業着手に必要な手続を本年度中に完成させ、来年度に新規事業化を図れるよう取り組んでいく旨の表明がされたという報告がありました。我が政友会としても、一昨日県庁で会派の議員全員で、千葉県知事に対して北千葉道路の早期着手と早期全線開通についての要望書を提出したところです。 以上を踏まえまして、登壇の質問として、一般国道464号北千葉道路の現在の進捗状況についてお伺いします。よろしくお願いします。 ○議長(森谷宏議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) ご質問の一般国道464号北千葉道路についてお答えいたします。 お尋ねは、現在の進捗状況についてでございました。市川市の東京外郭環状道路から船橋市の国道16号間における約15キロメートルの進捗状況でございますが、北千葉道路の都市計画道路の変更につきましては、千葉県により平成30年1月から、道路構造などが与える環境への影響と保全措置などを取りまとめる環境影響評価と併せて手続が開始され、昨年公表された概略計画に基づいて、令和元年9月に都市計画の変更案の概要、また令和2年2月に都市計画の変更案に係る縦覧を行い、現在沿線市は都市計画の変更案に対する意見を県に回答しているところで、本市においては9月9日に回答しております。また、環境影響評価につきましては、平成30年8月に環境影響評価方法書の縦覧、また令和2年2月に環境影響準備書を縦覧し、本年5月に環境に対する本市の意見を県に回答し、その後千葉県では本年7月21日に知事意見が通知され、準備書手続が完了し、現在評価書の手続を実施しているところでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆3番(宗川洋一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 3番、宗川洋一議員。 ◆3番(宗川洋一議員) それでは、順次再質問をしてまいります。 現在の状況としては、都市計画の変更に関しては、市の意見を回答して、県で手続を進めているところだと。環境影響評価については、市の意見を踏まえた知事の意見が通知されて、準備書という、その手続は完了したということが分かりました。この2つの大きな手続の流れは、いずれも北千葉道路の構造等を定めた都市計画の変更案などをベースに、手続が行われてきたわけなのですけれども、本市の都市計画の変更案というのはどういう内容なのでしょうか。この議場配付させていただきました資料を用いて、ご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 本市の都市計画変更の内容についてご説明いたします。 お手元の資料1ページの下段の計画書を御覧ください。今回の主な変更内容は、自動車専用道路である都市計画道路1・3・1号北千葉道路を新規に追加し、都市計画道路3・1・1号北千葉鎌ケ谷線は道路幅員が広がりました。道路幅員についてでございますが、市域の東側から西側にかけて、図では右側から左側にかけてでございますが、白井市との行政境から入道溜付近の都市計画道路3・1・2号粟野田境線との交差部を含む付近までは、現計画のルート及び道路幅員の変更がありませんが、都市計画道路3・1・2号粟野田境線との交差部付近から西側の松戸方面に向かってはルートの変更はございませんが、当初の変更の道路幅員40メートルから60メートルを超える道路幅員へ変更となっております。 次に、資料の2ページを御覧ください。都市計画に定めるものとして、道路の構造を示したものとなり、上段の模式図は北千葉道路の縦断の構造形式を表したものでございます。模式図の上段部分の平面図の赤い丸は、北千葉道路との交差部を示しており、西側から1つ目、北初富公園付近の国道464号、2つ目、串崎新田付近の市道3号線、3つ目、入道溜付近の都市計画道路3・1・2号及び3・4・10号、4つ目、都市計画道路船橋・我孫子バイパス線の4か所となっております。また、資料2ページの上段部分の黒い丸は、西側から北総鉄道、新京成線、東武野田線と立体交差する箇所を表したものとなります。 次に、模式図の中段部分の縦断図を御覧ください。赤い線は、新たに専用部として計画される都市計画道路1・3・1号北千葉道路は、自動車専用道路としてかさ上げ式いわゆる高架構造を基本とし、白井市側で現在掘割式の地形となっている箇所から緩やかに高架構造となり、右側の図で示す松戸市との市境付近において、新京成線から北総線の横断部は地下構造となっております。北千葉道路と北総線との交差部は、北総鉄道を建設する際、北千葉道路との交差方法について協議した結果、将来北千葉道路が鉄道を下越しすることとし、既にボックス構造が設置済みとなっていることや、松戸市と鎌ケ谷市との市境付近には新京成線の車両基地があるため、北総線交差部から新京成線を越える箇所まで専用部は地下構造としております。また、青い線は一般部として計画される都市計画道路3・1・1号北千葉鎌ケ谷線で、一般国道464号として一般道との適切な道路ネットワークを形成するため、地表式を基本として計画されております。資料2ページの下段の図は、高架と地表部の標準的な横断図となっております。 以上、道路のルート及び構造について、都市計画で定める主な内容となっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆3番(宗川洋一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 3番、宗川洋一議員。 ◆3番(宗川洋一議員) 大変丁寧なご説明ありがとうございました。今お話のあった中で、縦断線形について、特に自動車の専用部については、いろいろなご意見があることはお聞きしてございます。認識をしているところでございます。ただ、私の私見ですけれども、やはりこの北千葉道路の全線の早期開通、早期事業化という視点からすると、この費用の低減とか事業期間の短縮等を考慮して、こういう計画をつくっていかなければいけないと思うのですが、まさにこの地下部とその高架部というのは、めり張りのついた構造になっているというふうに私は十分理解できます。さらに、この縦断線形については、既に環境影響評価、この準備書の手続のほうも終了していますので、高架構造、地下構造両方の線形の中で、環境の保全等についても、準備書等で示された内容で対応可能なのかなということも、十分理解をしているところでございます。 さて、それではこの都市計画の変更について、市が千葉県へどのような意見を回答したのでしょうか、またその対応についてもお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 本市の千葉県への意見としましては、平成30年度の構想段階評価書に伴うもの、令和元年度の都市計画の原案に伴うもの、また本年8月の都市計画の案に伴うもの、計3回回答しております。このうち都市計画の変更に関するものとしましては、平成30年度の構想段階評価書におけるもので、内容としましてはお手元の資料1ページの上段の参考図を御覧ください。意見としましては、北千葉道路のルート及び区域の計画に当たっては、隣接する新鎌ケ谷特定土地区画整理事業施行区域、粟野地区公園区域、市制記念公園区域と整合を図ることを回答しておりまして、千葉県から示された都市計画の変更案においては、北千葉道路のルートがそれぞれの区域と整合が図られたものとなっております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆3番(宗川洋一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 3番、宗川洋一議員。 ◆3番(宗川洋一議員) この3つの区域、いずれも都市計画の事業として、区域を決定して事業を進めているところと新鎌の区画整理については既に終わっているところなのですけれども、特に新鎌については事業が終わって減歩でこういう区画整理事業をやっていますので、そこの区域の中にこの北千葉道路が入らないように、そこを整合していただきたいという要望であったと思います。それとの整合が取れているということでございますので、それにつきましては理解をしたところでございます。 では、この都市計画の変更に関する以外の意見としては、どのようなものがあったのでしょうか、またその対応についてもお聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 都市計画に関する以外の意見としましては、令和元年8月の都市計画の原案及び令和2年2月の都市計画の案について県に回答しております。内容につきましては、庁内で説明会を開催し、庁内で得られた意見としましては、地域の実情に応じた道路排水計画の策定に関するものや北千葉道路によって分断される市道の廃止や認定に関するものなど8項目の協議項目、また道路高架橋などについて景観への配慮や北千葉道路の交差箇所が4か所に限定されることによる地域住民の皆様への十分な説明や必要に応じて横断施設を設けるなど、地域交通に対しての配慮など10項目を回答しております。また、昨年9月の都市計画案に際しては、公聴会での公述人の意見にございましたとおり、鎌ケ谷消防署前交差点は歩行者と自転車が通行できるよう、立体横断施設の整備を検討するよう県に回答しているところでございます。なお、市の意見につきましては、鎌ケ谷市都市計画審議会でご審議いただいた上で提出しております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆3番(宗川洋一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 3番、宗川洋一議員。 ◆3番(宗川洋一議員) 市の意見を決定する際に、市の都市計画審議会を開催して、都市計画決定の変更の案について、ご審議をいただいたということですが、この都市計画審議会、この中でどういう議論があったのでしょう。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 市の都市計画審議会では、都市計画の縦覧に伴う公聴会での意見として、県道船橋我孫子線の車両が北千葉道路を横断できない理由や専用部の自動車専用道路はかさ上げ式いわゆる高架構造を基本とする理由についてのご質疑がございました。審議会に同席した千葉県からは、車両が北千葉道路を横断できない理由として、市の都市計画マスタープランでは、船橋我孫子バイパス線は市街地外郭幹線道路として、新鎌ケ谷、初富、鎌ケ谷駅周辺の中心市街地の発生集中交通を円滑に北千葉道路などの幹線道路へ誘導するとともに、県道船橋我孫子線などの幹線道路の渋滞緩和を目的として計画されていること、また北千葉道路の一般部は4車線であり、鎌ケ谷消防署前交差点と船橋我孫子バイパス線の交差点が近接しているため、両交差点とも南北に車両通行とすると、安全性や円滑な交通を確保する面で課題があることから、船橋我孫子バイパス線に平面交差点を設けることとし、県道船橋我孫子線については北千葉道路の一般部と左折出入りとする計画である旨の説明がなされました。 なお、県道船橋我孫子線の車両の横断が直接できなくなるのは、北千葉道路と都市計画道路3・4・5号船橋我孫子バイパス線が計画どおり完成した後となります。また、専用部の構造については、北千葉道路に求められる機能や地域の課題を解決するためにコスト縮減を図り、事業期間を短縮し、できる限り早期整備を目指すために、高架構造を基本とする旨の説明がなされました。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆3番(宗川洋一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 3番、宗川洋一議員。 ◆3番(宗川洋一議員) 市の意見については、市の都市計画審議会で公聴会の意見とか本市の都市計画の考え方、また北千葉道路の構造の考え方を踏まえた審議がされたということがよく分かりました。今のお答えの中に都市計画マスタープランの話が出てきたのですが、この都市計画マスタープランの中には都市計画道路の性格を一本一本位置づけているのです。この船橋我孫子バイパス線というのは、3つの中心市街地、ここに通過交通を持ってこない、いわゆる外郭環状幹線道路ということで、南北の通過交通量をそちらへ流していくという役割を持っている。その役割の中で、現在の船橋我孫子線というのは、交通量が減って渋滞が緩和された道路になっていく。この道路の役割というのは、3つのいわゆる中心市街地を連結して、お互いに強化を図ろうというような道路の位置づけであったように記憶をしております。 そういう中で、都市計画マスタープランをもとにまちづくりを進めているわけなのですけれども、新鎌地区へ過去に出店してきた大規模店舗などでは、こういう将来の道路計画とか都市マスタープランを参考にして企業進出してきたというところもあるのです。お話も聞いたことあります。それを参考にして進出している企業の中には、やっぱり将来の道路の道路網とかまちづくりの姿を期待して進出してきていますので、現在の船橋我孫子線の渋滞の緩和をして、それで大型店舗の店の出入りをちゃんとやっていくというのも、これも市の仕事ではないかというふうに考えております。そういったことも含めまして、都市計画マスタープランの計画道路の目的、位置づけなども、これをブレイクダウンしながら地元の皆さんに説明をしていくということが私は必要と考えております。その辺はしっかりと説明をしていただいて、事業の中でご理解をいただいて進めていただくように、これは要望いたします。 次に、登壇時のお答えで、千葉県では環境影響評価準備書の手続が完了して、都市計画の変更手続が進行中であるということでしたが、今後手続の完了に向けてどのように進めていくのか、お聞かせください。それから、北千葉道路の都市計画の変更手続の完了後に、来年度令和3年度に事業化、事業化ということをよく聞くのですが、この事業化というのは何をもって事業化というのか、その辺についても、すみません、お聞かせください。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 今後の予定でございますが、千葉県によりますと、都市計画変更につきましては沿線市の意見を踏まえた都市計画案と、環境影響評価につきましては県が作成した評価書に環境大臣の意見を踏まえ国土交通大臣の意見を補正し、今後千葉県都市計画審議会を開催し、審議を終えて、都市計画の決定と環境影響評価を併せて告示を行い、令和2年度中に事業化に向けての手続を完成させるよう進めているところとのことでございます。なお、通例国における事業化とは、測量などの事業費が予算化されることであり、国の予算成立後に予算の内訳が示されるとのことでございます。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆3番(宗川洋一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 3番、宗川洋一議員。 ◆3番(宗川洋一議員) 国における事業化というのは、北千葉道路の事業費が予算化されることをいうということでしたけれども、改めて国との深いパイプを持って、要望活動などを今まで以上に継続していかなければならないというふうに感じました。 さて、北千葉道路の事業化に向けて2つの大きな手続を中心にお話を聞いてまいりましたが、登壇でも申し上げましたように、北千葉道路の整備は市内の慢性的な渋滞解消だけでなくて、成田空港と都心を結ぶ広域軸の一つとして、本市のまちづくりを進めていく上でも大変重要な道路でございます。将来的には、市内にインターチェンジができることによって、さらに利便性が向上するわけですけれども、また沿道の土地利用や企業誘致を含め、ありとあらゆるその可能性をもたらしてくれるものと思います。そういうような可能性を検討しながら、現在策定中の総合基本計画前期や都市計画マスタープランへの位置づけについては、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 都市計画マスタープランは、都市計画法に基づく市町村の都市計画に関する基本的な方針で、市民の皆様の意見を反映して、都市の将来のあるべき姿や都市づくりの方向性を本市の総合基本計画や県が定める鎌ケ谷市都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針、都市計画区域マスタープランに即して定めるものでございます。本市における北千葉道路の整備は、市内にインターチェンジが設置され、都心や成田空港へのアクセス強化により飛躍的に利便性が向上し、地域の活性化など本市のまちづくりに大きく寄与することが期待されます。 沿道利用の事例といたしましては、千葉ニュータウンとして大規模な開発ではありますが、印西市では沿道に様々な商業施設が立地されております。また、市川市においては東京外郭環状道路が平成30年6月に供用され、地元産の梨をはじめ千葉県や市川市の特産品の販売、レストラン、カフェのほか、カルチャースクールなどが入る施設と駐車場120台のスペースを持つ都市型の道の駅が整備されております。こうしたことから、今年度から策定に着手した鎌ケ谷市次期都市計画マスタープランにおいては、上位計画である本市の総合基本計画や千葉県の都市計画区域マスタープランなどと整合を図り、北千葉道路の効果を最大限に発揮できるようなまちづくりとなるよう策定に取り組んでまいります。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆3番(宗川洋一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 3番、宗川洋一議員。 ◆3番(宗川洋一議員) 沿道利用を含めて道の駅というような、いろいろな可能性があるわけですけれども、この都市計画マスタープランへの位置づけの前に、まずはその上位計画である総合基本計画の前期、これに期待したいと思います。 それでは、最後の質問になりますが、北千葉道路が事業化された後の課題と、この課題に対する市の対応についてお伺いいたします。 ○議長(森谷宏議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 議長、都市建設部長。 ○議長(森谷宏議員) 都市建設部長。 ◎都市建設部長(貞方敦雄君) 北千葉道路の事業化後は、事業が進展していく中で、市民の皆様が、使いやすい道路としていただくよう国や県に引き続き要望していくことや、市民の皆様には事業についてご理解いただくよう丁寧に説明をすることが必要不可欠だと考えております。また、沿道の土地利用など地域活性化と併せて、市内の交通渋滞の緩和は早急に取り組まなければならない課題でありますので、国直轄による早期事業化、早期完成を引き続き要望してまいります。さらに、千葉県が主体となり沿線市、沿線の商工会など民間団体を加えた新たな組織を今年度中に設立することとなり、8月28日に建設促進大会が開催されました。今後は、沿線市で組織される北千葉道路建設促進期成同盟と併せて、国などへ整備促進について要望活動を行うとともに、北千葉道路にアクセスする幹線道路の整備などについて、県、沿線市と連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(森谷宏議員) 再質問を許します。 ◆3番(宗川洋一議員) はい、議長。 ○議長(森谷宏議員) 3番、宗川洋一議員。 ◆3番(宗川洋一議員) お答えのように、まず市民の皆様に事業についてよくご理解をいただくことが大切だと思います。ぜひ事業主体の千葉県と協力して、地元対応していただきながら事業を進めていただくよう要望しまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(森谷宏議員) 以上で3番、宗川洋一議員の一般質問を終結します。 △散会の宣告 ○議長(森谷宏議員) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次の本会議は、9月23日の午前10時に開くことにいたします。 本日の会議を散会いたします。 長時間お疲れさまでした。          午後 2時25分  散 会...