鎌ヶ谷市議会 > 2016-03-15 >
03月15日-一般質問-04号

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  1. 鎌ヶ谷市議会 2016-03-15
    03月15日-一般質問-04号


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    平成28年  3月 定例会(第1回)            平成28年鎌ケ谷市議会3月定例会    議 事 日 程 (第4号)               平成28年3月15日(火)                                午前10時開議      日程第1 市政に関する一般質問                                                                          〇出席議員(24名)    1番   野  上  陽  子 議員     2番   中  村  潤  一 議員    3番   森  谷     宏 議員     4番   佐  竹  知  之 議員    5番   宮  城  登 美 子 議員     6番   岩  波  初  美 議員    7番   矢  崎     悟 議員     8番   川  原  千 加 子 議員    9番   小  易  和  彦 議員    10番   佐  藤     誠 議員   11番   松  澤  武  人 議員    12番   石  神  市 太 郎 議員   13番   泉  川  洋  二 議員    14番   原     八  郎 議員   15番   小  泉     嚴 議員    16番   大  内  一  也 議員   17番   三  橋  一  郎 議員    18番   針  貝  和  幸 議員   19番   津 久 井  清  氏 議員    20番   芝  田  裕  美 議員   21番   勝  又     勝 議員    22番   土  屋  裕  彦 議員   23番   池 ヶ 谷  富 士 夫 議員    24番   大  野  幸  一 議員〇欠席議員(なし)                                            〇説明のための出席者     市         長   清  水  聖  士  君     副    市    長   北  村  眞  一  君     会  計  管  理  者   相  川  克  己  君     総 務 企 画 部 長   皆  川  寛  隆  君     総 務 企 画 部 参 事    山  﨑  正  史  君     総 務 企 画 部 参 事    河  﨑  啓  二  君     (総 務 課 長)     総 務 課 行 政 室 長    後  藤  由  美  君     市 民 生 活 部 長   高  岡  敏  和  君     市 民 生 活 部 参 事    小  高  仁  志  君     市 民 生 活 部 次 長    渡  邊  忠  明  君     農 業 振 興 課 長      飯  田  純  一  君     商 工 振 興 課 長   葛  山  順  一  君     健 康 福 祉 部 長   望  月     忠  君     社 会 福 祉 課 長   髙  橋     徹  君     障 が い 福 祉 課 長    斉  藤     実  君     こ ど も 支 援 課 長    小 笠 原  直  樹  君     高齢者支援課主幹      大  関  克  由  君     健 康 増 進 課 主 幹    西  山  珠  樹  君     都 市 建 設 部 長   宗  川  洋  一  君     都 市 建 設 部 参 事    鎗  田     淳  君     道 路 河 川 管 理 課長   若  泉  哲  也  君     公 園 緑 地 課 長   弓  削  孝  司  君     教    育    長   皆  川  征  夫  君     生 涯 学 習 部 長   山  口     清  君     生 涯 学 習 部 参 事    田  中  芳  雄  君     生 涯 学 習 部 副 参事   小  島  邦  夫  君     学校教育課給食管理室長   仲  田  政  樹  君     生涯学習推進課長      石  井  邦  男  君     生涯学習推進課主幹     青  木  真  也  君     選挙管理委員会事務局長   佐  山  佳  明  君     代 表 監 査 委 員   徳  田     朗  君     監査委員事務局長      山  中  冬  樹  君     農業委員会事務局長     小 金 谷  幸  次  君     消    防    長   皆  川  宏  幸  君     予   防  課   長   相  川     昇  君     警   防  課   長   松  本  禎  久  君                                            〇議会事務局職員出席者     事   務  局   長   田  中  延  佳     事  務  局  次  長   石  井  孝  宜     同   副  主   幹   伊  藤  正  二     同    主    査   岩  松  昌  弘     同  主  任  主  事   鈴  木  一  義     同    主    事   近  江  光  穂          午前10時00分  開 議 ○議長(原八郎議員) 皆様、引き続きお疲れさまです。 ただいまの出席議員は23名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △議事日程について ○議長(原八郎議員) 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。 △市政に関する一般質問 ○議長(原八郎議員) 日程第1、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、18番、針貝和幸議員に発言を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 議席番号18番、針貝和幸、通告に基づき、一般質問を行います。 まず、大きな質問1点目、公共施設のあり方について伺います。きらり鎌ケ谷市民会館がオープンして2年目を迎えようとしております。市内最大規模の施設であり、市の中心に位置しております。使い勝手もよく、私も頻繁に利用させていただいております。しかしながら、駐車場の問題や騒音の問題など、多くの市民が利用することによって以前になかった市民要望というのがまた多くあると思います。周辺の公共施設にも影響が及んでいると思い、今回の質問でそういった部分を明らかにしていきたいと考えております。そこで、最初の質問ですが、公共施設の使用状況、あり方についてお聞かせください。 次に、大きな質問2点目、子育てしやすい鎌ケ谷市の子育て環境について伺います。鎌ケ谷市の公園面積は、周知のとおり、近隣と比べると多くありません。都心に近い都市部ということもあり、いたし方ない部分もあると思うのですが、やはり子供にとって自由に遊べる自然環境があるということが重要なことだと思います。私が子供のころは、公園を意識しなくても空き地がたくさんありまして、森林なども多く残っていたわけですが、現在子供たちが自由に遊べる緑地広場というのは公園ぐらいしか残っておりません。子供の視点に立ったとき魅力ある鎌ケ谷市とは何なのか、詳細は再質問で行いますが、まず魅力ある子育て都市として環境面でどのような施策、また施設が必要であるのかお聞かせください。お願いします。 ○議長(原八郎議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 議長、生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 私からは、大きなご質問の1点目、公共施設の使用状況、あり方についてお答えいたします。 初めに、公共施設の使用状況でございますが、きらりホールでは平成26年度と平成27年度1月末現在までの使用人数の比較、その他の各施設では平成25年度から平成27年度1月末現在までの3カ年の使用人数でお答えいたします。きらりホールは、平成26年度が7万5,449人とオープニングセレモニーの開催など多くの市民の方々にご来場いただきました。平成27年度1月末現在では4万7,983人となっておりますが、これは通常の利用形態に戻ったものと考えられ、稼働率では平成26年度より上昇傾向にございます。 その他の各施設につきましては、施設名と平成25年度、26年度、27年度と年度ごとの数字を読み上げさせていただきます。生涯学習推進センターは、平成25年度、3万4,386人、平成26年度、3万6,124人、平成27年度、2万3,941人、東部学習センター、平成25年度、9万9,619人、平成26年度、8万9,329人、平成27年度、8万7,372人、中央公民館、平成25年度、9万7,436人、平成26年度、6万6,674人、平成27年度、8万9,112人、北部公民館、平成25年度、3万331人、平成26年度、3万1,246人、平成27年度、1万9,119人、南部公民館、平成25年度、3万2,040人、平成26年度、3万5,636人、平成27年度、3万1,655人、東初富公民館、平成25年度、3万6,307人、平成26年度、3万2,602人、平成27年度、4万1,873人という状況でございます。 次に、公共施設のあり方でございますが、これは各施設の設置目的でお答えします。きらりホールにつきましては、市民の芸術文化の向上、福祉の増進、多様な目的の融合及び世代を超えた交流の創出を図るため設置するものであります。 生涯学習推進センターにつきましては、市民の生涯にわたる学習活動の推進及び援助を図るため設置するものであります。 東部学習センターや中央、北部、南部、東初富各公民館につきましては、市民相互の学習交流や自主的な学習活動を支援し、生涯学習のまちづくりに寄与するとともに、社会教育法第20条に規定する生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的として設置するものであります。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 大きなご質問の2点目、子育てしやすいまち鎌ケ谷市の子育て環境につきましてお答えいたします。 魅力ある子育て都市につながる施策につきましては、実施計画の市長方針の一つにも掲げております子育て世代に優しいまちづくりを目指して取り組んでおります。子育て世代に優しいまちづくりに向けましては、待機児童対策子ども医療費助成制度の対象者拡大、教育環境の整備として校舎耐震改修工事を初め全小中学校へのエアコン設置など、様々な施策に積極的に取り組んでまいりました。今後も子供が健やかに育つ取り組みといたしまして、民間保育所の整備などの待機児童対策子ども医療費助成制度の対象者拡大などの子育て世代の経済的な負担軽減、放課後児童クラブの整備、改修などの子育て環境の整備などに引き続き取り組んでいく必要があるものと考えております。 また、魅力ある子育て都市につながる施設につきましては、待機児童の受け皿としての公立保育園や民間保育所、地域の子育て拠点施設としての児童センター放課後児童クラブ、児童の安全かつ健全な遊び場所として子供向けの遊具が設置された都市公園や児童遊園などが必要であるものと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員
    ◆18番(針貝和幸議員) それでは、順次再質問していきたいと思います。 ただいま全体でお答えいただいたわけですが、生涯学習推進センター及び北部公民館の利用者が前年比でかなり減っているというのは、6月から9月にかけて大規模改修工事をしたからと伺っておるわけですが、では稼働率はどうなっているのか。きらりホール、公民館の稼働率の推移を教えてください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 議長、生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) きらりホール及び公民館等の利用率でお答えいたします。 まず、きらりホールでございますが、平成26年度が72%、平成27年度1月末現在で72%でございます。 次に、公民館等でございますが、施設名と平成25、26、27と年度ごとの数字を読み上げさせていただきます。生涯学習推進センター、平成25年度、68%、平成26年度、72%、平成27年度、70%、東部学習センター、平成25年度、78%、平成26年度、82%、平成27年度、82%、中央公民館、平成25年度、83%、平成26年度、75%、平成27年度、91%、北部公民館、平成25年度、36%、平成26年度、40%、平成27年度、52%、南部公民館、平成25年度、50%、平成26年度、54%、平成27年度、55%、東初富公民館、平成25年度、55%、平成26年度、60%、平成27年度、52%と推移しております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) やはり平成27年度に中央公民館の利用率が、物すごくふえているなというのが印象的でございます。 では、きらりホールの利用状況はどのようになっているのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 議長、生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) きらりホールの利用内容といたしまして、市民や行政が利用する貸し館とホールが企画、実施する自主事業に分けますと、貸し館は約60%で、その内訳は市民利用45%、行政利用15%となっています。これに対しまして自主事業15%、利用なしが84日と約25%となっておりますので、約75%は何らかの形で利用されているという状況でございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 市民からホールを使おうとしても行政が押さえていて使えないという、そういったご意見がありまして、行政の利用率を伺ったわけですが、今後もなるべく市民と重ならないように行政利用していただくようお願いいたします。 では、そのほか市民要望としてどのようなものを把握しているのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 市民要望といたしましては、きらりホールでの公演時に実施しているアンケートで、有名な音楽家などによるコンサート、親子で楽しめる演劇やミュージカル、落語や漫才など楽しめる催しなどを低価格で上演してもらいたいとの声が寄せられています。また、公民館等の施設には施設について大変満足しているが18%、まあ満足しているが63%と満足度81%となっており、接客につきましても大変満足している、24%、まあ満足しているが55%と満足度79%という状況にございます。しかし、駐車場、駐輪場が少な過ぎる、隣室がうるさい、もう少しサービス精神を期待するといったご意見もいただいております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 今お答えいただいた中で隣室がうるさいというのがありましたけれども、これはどのような対応をされているのでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 隣室がうるさいというご意見をいただいた際には、部屋の利用状況によりあきがある場合には部屋の移動をお願いしております。また、定期利用の団体登録の際、音が出る団体とわかる場合には防音施設の整っている集会室、学習室1の利用を促しております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 隣がうるさければ、会議をしようなどとしている団体の本来の使用の目的が達成されないわけですから、これは貸す側の責任になってしまうと思います。同じく駐車場が少ないとかいうクレームがありますけれども、それとは明らかに質が違うものなので、ぜひこういうクレームはないようによろしくお願いいたします。 では、駐車場整備されておりますけれども、どのようになっているのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 現在整備を進めております中央地区公共施設駐車場につきましては、平成28年4月から機械管理方式による有料時間貸し駐車場としての運営に向け、事務を進めてまいりましたが、採算が見込めない等の理由により事業者の選考が2回にわたり不調となりました。このため平成28年4月からは、来館者用の無料駐車場として直営により管理運営していくことといたしました。なお、鎌ケ谷市行財政改革推進プランにおいて平成29年度までに市役所駐車場とあわせまして有料化を検討することとしております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 2回にわたり不調になったというのにもかかわらず、これを有料化にするというのがよくわからないのです。事業者にしてみればもうからないからやらなかったわけであって、鎌ケ谷市で有料化した場合に市民からお金をもらって、それを業者に渡して、市民が丸損するなんて、そういうことってないですか。お聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 鎌ケ谷市行財政改革推進プランの中で平成29年度までに市役所駐車場とあわせますということで、市役所駐車場ときらりホール、公民館の駐車場をあわせて委託をすることを計画しておりますので、その結果をごらんいただきたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) そもそも何で有料化をしようというお考えなのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(皆川寛隆君) 総務企画部長。 ○議長(原八郎議員) 皆川総務企画部長。 ◎総務企画部長(皆川寛隆君) 市役所の駐車場の関係でございますので、私のほうからご答弁させていただきます。 行財政改革推進プランの中で、今後必要な自主財源を確保させていただきたいということで検討させていただいている事項でございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 財源確保のために駐車場を有料化するとおっしゃっていますけれども、ではきらりホールの駐車場と市役所の駐車場を有料化した場合どのぐらい採算が見込めるのかお聞かせください。業者に払う分と市役所の純増になる分でプラス・マイナスでお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(皆川寛隆君) はい。 ○議長(原八郎議員) 皆川総務企画部長。 ◎総務企画部長(皆川寛隆君) まだその辺の詳しい試算はしてございませんので、今後検討の中で収支は出てくるということで考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 市役所の駐車場を有料化して増収を図るというふうに前から聞いているのですけれども、きらりホールの駐車場がなくて皆さん困っているのです。そこでもしきらりホールを使った人は無料のスタンプとかで対応するのだったら、これは増収にならないではないですか。では、駅を利用する人が駐車場にとめて使うのだとしたら、もともときらりホールの駐車場という意味がなくなってしまうという矛盾をこの駐車場有料化の話を聞いているといつも思っています。今回無料になってよかったなと思っていたのですけれども、有料化を検討するということなので、そういった矛盾を解決してもらわないといけないなと思って今質問したわけです。まだ全然この詳細が見えていないということなので、これはまた次の機会にでも取り上げたいと思います。 では、駐車場がふえまして、全部とはいかないまでも多少解消されたと。そこで、市民の方からもっとお客さんを入れたい時に立ち見ができるなら入れられるのにという要望をいただきました。きらりホールは現在立ち見ができないわけですけれども、立ち見ができるホールもあるわけです。消防法によって立ち見ができないというふうに言われているのですが、どのような法令で定められているのか。また、仮にきらりホールで立ち見を可能にするのだとしたら、どういった問題があるのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) きらりホールは、設計の段階からクラシックコンサートや講演会などを主として使用する前提で計画されております。そのため他の公立文化ホールと同様に立ち見での鑑賞をしないものとして建設されております。法的な規制としましては、鎌ケ谷市火災予防条例第39条第2号に客席内の避難通路に客を収容しないこととあり、同条第4号では入場した客数が定員に達したときは直ちに満員札を掲げることと規定されておりますので、定員数以上の観客を入場させることができないことから、立ち見の客が存在しないということになります。 仮にきらりホールに立ち見席を設けるとすれば、鎌ケ谷市火災予防条例第35条第3号に立ち見席の位置は客席の後方とし、とあることから、後方通路の後ろにある防音の親子室8席と後方扉の両側にある14席の22席は立ち見席により舞台が見えなくなること、立ち見席後方に一定の面積を確保するため撤去せざるを得ないことになります。しかし、その工事を行うにはホール全体の構造の見直しや音響効果、防音効果に係る影響などが大きく、客席を22席減少させるということは事実上不可能であると考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 利用率などいろいろお伺いしましたが、今度はきらり鎌ケ谷市民会館の稼働によって、ほかの公民館に何らかの影響が及んでいるのかどうかお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 他の公民館施設の全体的な利用状況は、きらり鎌ケ谷市民会館の建設前の平成25年度で61.67%であったものが開館の年の平成26年においては63.83%、平成27年度1月末現在では65.17%と上昇傾向にあります。これは、きらりホールを利用する団体がホール利用までの練習において公民館施設を利用する機会がふえたことによるものと推測されます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 私も登壇のときにお答えいただいた公民館の利用人数というのを全て足し合わせてみたのですが、平成25年度が33万119人、平成26年度が33万7,060人、平成27年度が1月末現在で34万1,055人とふえているわけでして、このきらりホールの存在というのが鎌ケ谷市の文化の高まりに貢献しているのではないのかと思います。 では、ホールとして考えた場合に東部学習センターのレインボーホールなどは、このきらりホールの影響があったかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) レインボーホールのイベント使用数で比較いたしますと、きらりホールができる前の平成25年度はリハーサル等を含め約130イベントであるのに対し、きらりホール開館の平成26年度はおおむね100のイベント使用と減少傾向にあり、きらりホールができたことによる影響と考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) きらりホールは位置的にも使いやすい位置にあるのかなと思います。レインボーホールの使用数減少というお答えですが、レインボーホールにはレインボーホールの利点があるので、こちらも活用を促進していく必要があると思います。 では、きらりホールに併設する中央公民館については、直接的な影響があったと思うのですが、この中央公民館の利用団体はふえているのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 中央公民館につきましては、施設自体が新しくなったこともあり、利用団体はふえております。その中には、他の公民館施設を利用していた団体が施設の立地環境のよさから中央公民館の利用団体に移行したり、きらりホールを利用したことがきっかけで新規に利用団体として登録した団体もあることが直接的な影響であると考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 私もある団体をやっておりまして、それまでずっと生涯学習推進センターを使っていたわけですが、改修工事があったので、中央公民館に変えたのです。すると、中央公民館のほうが使い勝手がよくて、ほかの会員もこれからは中央公民館でやろうということになって、生涯学習推進センターに戻らなくなってしまったということがありました。そうすると中央公民館のひとり勝ち状況になってしまうのかなという心配がありまして、バランスよく市内の文化活動行われていたものが中央公民館に一極集中してしまわないのかなという懸念があるので、これは様子を見ていきたいと思います。 では、きらりホールの話に戻りますが、キャンセルの伝達方法について伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。
    ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) ホール使用のキャンセル並びにあき状況については、窓口や電話でのお問い合わせに対応しているところでございます。現在インターネットでホールのあき状況が検索できるようシステム開発をしておりますので、ホームページでホールの状況が確認できるようにしたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 今お答えいただきましたシステム開発をよろしくお願いいたします。 では、有料公演による割り増し金について伺いたいのですけれども、これも市民の皆様から使いにくいと言われているものでして、鎌ケ谷市は1,000円未満、3,000円未満という設定をきらりホールでしているのです。レインボーホールだと500円未満という区切りにしているのですが、これを1,000円以下、3,000円以下というふうに区切ったほうが市民にとって使いやすいのではないのかと思います。以前質問したときは、全体的な改正にあわせて検討するとのお話だったのですが、今回お配りした資料の入場料一覧をごらんいただきますと、きらりホールのほうだと2,990円とか980円とか、レインボーホールだと499円という不思議な料金設定になっているわけでございます。レインボーホールの場合は500円未満だと使用施設の20%、500円以上だと50%が加算されてしまうので、この499円というのは主催者にしてみれば大変合理的な数字だと思うのですけれども、市民としては使いにくいのかなと。私も以前三橋記念館でイベントをやったとき1,000円未満の料金設定にしまして、しかも当日券だったので、おつりに大変苦慮した記憶があります。そこで、資料に添付した成田市の新しくできた文化センターの料金表ですと1,000円以下で、このように鎌ケ谷市も以下という料金設定にしたほうが市民にとって使いやすいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 料金設定につきましては、様々なご意見をいただいております。今後他市の現状や公演利用者による入場料金設定の傾向、ホール使用料収入への影響などを勘案いたしまして、見直しが必要であると判断される場合には検討していくことになろうと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 1,000円だったものを990円に変えたり、逆に990円だったものを1,000円に変えて計算してみても、それほど金額大きく変わらない計算になります。先ほども25%、85日あきがあるというふうにおっしゃっていたので、使いやすい料金設定にして、利用率を上げたほうが収益的にも私はよいのではないのかなと思います。この辺はぜひよろしくお願いいたします。 それでは最後に、座席予約システムがカウンターの横に設置されているのですけれども、これの市民利用拡大はできないのかお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 座席予約システムを市主催の公演以外の利用者に拡大するには、販売代金の保管という点で地方自治法第235条の4第2項により制限されており、公金以外の現金が扱えないこととなっております。本市のように行政が直営でホールを運営している団体では、チケットの販売を請け負っている例がございません。 なお、ホールの座席表は、来館者の皆様が自由にお持ちいただけますので、ご利用者の中には座席表をもとに自前でチケットを作成し、全席指定で販売を行う団体もございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) ただいまのご答弁のように本市のように行政が直営でホールを運営している団体は公金以外は扱えない、だから委託しているところだと扱えるという話も聞いたことあるわけでして、では公金以外を扱えないなら無料のチケットの場合は扱えるのかどうかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 通常無料公演の場合は全席自由席での公演が多いところですが、無料であっても全席指定にしたいという場合には、先ほどご答弁したとおり、自前でチケットを作成し、主催者側で座席の発券管理をしていただくことが通例となっています。ホールの借り受け者である公演主催者のチケット発券作業は主催者が行うべき作業であり、公務とはなりませんので、無料チケットであってもホール職員が携わることはできません。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 座席予約システムはとても便利なシステムだと思うのです。きらりホールを使う団体として、システムを使えたら大変いいよねというふうなご意見あると思うのです。館長のところにもそういった市民要望があるのかどうかお聞かせいいですか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) 生涯学習部参事。 ○議長(原八郎議員) 田中生涯学習部参事。 ◎生涯学習部参事(田中芳雄君) それはございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) やはり館長のところにもそういったご意見あるし、私のところにもあるわけでありまして、目の前にあれだけ便利な機械が置いてあって、これは行政しか使えませんというのは、なかなか市民の皆様にご理解いただくというのは難しいのかなと。いろいろ課題があることは本当にわかるのですけれども、市民の利便性向上のためにも市民拡大を可能にしていただきますよう要望いたしまして、次の質問に移りたいと思います。 それでは、登壇のご回答で児童の健全な遊び場としての都市公園と児童遊園などが必要ということでしたが、市が管理している室外施設としてどのような場所があるのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 健全な遊び場所としましては、都市公園、児童遊園を初め、児童館の園庭、小中学校の一般開放などがございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) では、都市公園と児童遊園の違いというのをお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 都市公園は、都市公園法に基づき、原則として用地を取得して整備しております。次に、児童遊園は、児童福祉法に基づく児童福祉施設であり、遊具などを設けておりますが、用地につきましては地権者の方々のご厚意により借地となっております。そういったことから、2つの施設の相違点は法的根拠と用地の状況となりますが、市民の皆様からの視点では基本的に公園と児童遊園に大きな違いはなく、子供から高齢者の方が集う施設であるものと認識しております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 今回この公園の質問をしようと思いまして、189カ所の公園一覧表をいただいて、全部は行けなかったのですけれども、いろいろ回っていると公園と児童遊園の見分けがつかないなというのがあったわけです。そのほかにも県営住宅が設置している公園というのもありまして、それも市の管理にはなっていない。また、北中沢には赤い羽根公園というのがあるのですけれども、昔から公園と呼ばれているので、当然公園だろうと思っていたら実は公園ではなかったとか、いろいろ第3の公園というのがあるみたいなのですが、では圧倒的に面積を占めるのはやはり都市公園なので、市民1人当たりの公園面積というのはどのぐらいか、近隣と比較するとどうなのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 平成28年2月1日現在の都市公園数は189カ所でございまして、総面積は約31.8万平方メートルとなっております。これを市民1人当たりの公園面積に概算いたしますと、約2.9平方メートルとなっております。 他市との比較につきましては、平成25年度末での比較となりますが、県内37市中では33位、近隣の東葛6市の中では一番少ないという結果になっております。要因といたしましては、本市の都市公園の多くが宅地開発により設置されたもので、比較的小規模で市街地に点在している状況であることが考えられます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) その要因というのは宅地開発で設置されて、比較的小規模なのが市街地に点在しているというお答えだったのですけれども、私は本市の公園の少ない要因というのは、昔は住宅地と緑地が一体になっていたのです。住宅地のすぐそばに遊べる緑地があったので、公園とする必要性がなくて、そのために大規模公園を整備しないで進んできたのではないのかなというふうに思っているわけですが、しかし今この緑地が失われた中で公園としてちゃんと整備していく、そういった必要性が出てきていると思います。 では、「統計かまがや」を調べてみましたら、平成16年の「統計かまがや」と平成26年の「統計かまがや」を比べると、地目の畑だったのが70ヘクタール減少、山林は61ヘクタール減少で、この10年で畑と山林だけで131ヘクタール減少しておりました。公園は、先ほどのお答えだと31ヘクタールということなのです。これは公園の重要性は増しているのかなと思います。 では、宅地開発によって設置された公園が多いということですが、宅地開発によって設置される公園の設置基準をお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市計画法施行令では、住宅の建築を目的とした開発行為で、開発区域の面積が0.3ヘクタール以上である場合は、緑地ではなく公園を設置することを規定してございます。設置する公園の規模につきましては、鎌ケ谷市都市計画法に基づく開発行為等の許可の基準に関する条例に規定されており、専用住宅を目的とする場合は開発区域の面積の3%以上の公園を、共同住宅を目的とする場合は6%の公園を設置していただいた上で帰属を受けている状況でございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 今お答えいただいた基準だと、0.3ヘクタールの3%なので、90平方メートルになると思います。しかし、鎌ケ谷市は90平方メートルよりも小さい公園があるわけでして、一体どうしてこのような小さい公園ができたのか、その経緯をお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 基準となる90平方メートルよりも小さい公園につきましては、平成12年7月以前の鎌ケ谷市宅地開発指導要綱により設置されたものであり、市内には22カ所ございます。このような小さい公園は、開発事業者の協力により設置しておりましたが、不十分な規模である上、小規模な公園の点在は好ましくないため新たに条例を制定し、あわせて要綱の改正を行い、現在の基準に改めたものでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 確かに小規模な公園、一番小さいのだと12平方メートルしかない公園あるわけですけれども、確かに小さければ小さいほど人がいないというのが今回公園をいろいろ見てわかったところであります。 では、近隣市の開発区域面積に対する設置基準についてお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 近隣市では、開発区域の面積が0.3ヘクタール以上で公園の設置を規定しており、専用住宅、共同住宅の種別により基準が決まっております。 まず、専用住宅の基準についてお答えいたします。柏市、船橋市、市川市、白井市につきましては、当市と同じ3%となっており、松戸市につきましては6%となっております。次に、共同住宅の基準についてお答えをいたします。共同住宅につきましては、柏市、船橋市、市川市、松戸市が当市と同じ6%となっており、白井市につきましては3%となっております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 先ほども申し上げましたが、0.3ヘクタールの3%というのは90平方メートルなので、普通の家が1軒建つぐらいの大きさでありまして、そこで子供たちが走って遊ぶというのは相当困難でありまして、90平方メートルぐらいの公園だと余り人がいないわけであります。鎌ケ谷市の場合、専用住宅、戸建てが3%、今お答えいただいた中だと松戸市が6%とほかの市に比べてぬきんでていたわけですが、この6%だと0.3ヘクタールの開発でも180平方メートルの公園ができるわけで、もちろんこの開発区域がどんどん大きくなれば公園も大きくなるわけでして、大きな公園があるほうが市民にとっても私は魅力的だなと思うわけです。鎌ケ谷市の都市ブランドを高めていくことにもなると思うのですが、当市においても専用住宅を目的とする場合の設置基準を上げるということについてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 当市を含めた近隣の開発行為では、大型の住宅開発を行うのに十分な敷地が市街地に余り残っていないという状況や宅地の価格などによって公園面積の増大は開発事業者にとってもそれなりの負担を強いることとなります。設置すべき公園の面積基準につきましては、開発行為の規模に応じて定めることが望ましく、今後も近隣市の動向を見ながら、慎重に検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) ぜひご検討いただくよう要望いたします。 では、公園は、子供、子育て世代からお年寄りまで様々な方が利用されるわけですが、トイレがあると便利というご意見をいただいております。市内にはトイレのある公園とない公園があるわけなのですが、設置においてどのような基準があるのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) トイレの設置につきましては、明確な基準はございませんが、比較的遠距離の利用者がいる地区公園や近隣公園におきましては設置しているところです。設置している公園といたしましては、市制記念公園、貝柄山公園、新鎌ふれあい公園、市民の森の4カ所でございます。なお、仮設トイレを手通公園と井草橋公園の2カ所に設置してございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員
    ◆18番(針貝和幸議員) 明確な基準はないということで、地区公園や近隣公園に設置しているということですが、井草橋公園というのは街区公園なわけでして、街区公園でも0.25ヘクタールぐらいある中規模な公園への設置というのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 街区公園につきましては、近くにお住まいの方々の利用を目的とした公園であることから、原則的には設置していないところでございます。街区公園にトイレを設置することは、公園の規模以外の状況も考慮し、衛生面はもちろんのこと防犯面や環境面、地域コミュニティーの場といった公園の利用状況などを総合的に勘案し、検討していかなければならないものと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 街区公園、これ原則として置かないということでしたが、井草橋公園などは街区公園であっても設置してあり、多く利用されているわけであります。ほかの公園でも需要があると思われることから、地域の要望などを精査していただいて、検討していただくように要望いたします。 では、水飲み場のほうの設置というのはどうなっておりますでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 水飲み場につきましては、平成28年2月1日現在の都市公園数189カ所に対して127カ所に設置されているところでございます。近年の宅地開発で整備される公園については、水飲み場を設置する施設として指導しており、防災時の有効活用や子育て世代の方々が利用しやすい環境を整えるようにしているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 近年整備された公園というのは設置しているというお答えでしたが、では設置していない62カ所の公園について、余り小さい公園は除くとしまして、今後どのようにしていくご予定なのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 水飲み場が設置されていない公園につきましては、排水先がないなどの要因を除きますと、平成15年度以前に開発行為によって帰属されたもので、平成9年度以前に多く見られる状況でございます。今後の水飲み場の設置につきましては、近隣の公園等への設置状況や地域のコミュニティーの中心的な公園としての利用形態などを考慮し、設置計画を策定してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) では、児童遊園についてこの水飲み場の状況どうなっているのかお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 児童遊園につきましては、17カ所に対しまして2カ所に水飲み場を設けているところでございます。今後は老朽化した遊具更新にあわせまして、水飲み場などの設置につきましても検討してまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 児童遊園のほうが比較的大きな面積のところがありまして、それでも借地という関係上なかなか施設の設置が難しいのかなと。ですから、この辺は公園的なものにしていただきたいなと思うわけでありますが、この水飲み場は防災時にも有効ということなので、設置検討していただけるということなので、ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、今後の公園及び児童遊園の整備計画についてどのようになっているのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 公園は、子供から高齢者まで誰もが気軽に遊んだり、休息することができるだけでなく、貴重な自然を保全したり、景観に配慮するなど多目的な用途を持っております。市では地区公園整備事業として粟野地区公園を多自然型の公園として整備し、貴重な動植物を保全したり、観察できる公園として整備をしております。また、街区公園整備事業として、東道野辺ふれあいの森を公園とする事業も進めております。当該樹林地を市街地に残された貴重な市民財産として保全するだけでなく、森林を生かした公園として散策やレクリエーションの場として整備するものでございます。さらに、(仮称)総合運動公園整備事業では、現在ある市民体育館や陸上競技場などの運動施設を中心としつつ、多目的な広場を有するなどレクリエーション機能のほか休息や遊び、散歩などもできるような大規模な公園として計画を進めており、現在それらの施設を有機的に結ぶため、先行して緑道の整備を進めているところでございます。 今後の公園整備に当たりましては、市域全体の公園の配置状況などから優先順位を考慮し、整備計画を策定した上で実施計画に位置づけながら事業を実施し、子育てしやすいまち鎌ケ谷の環境づくりにも配慮した整備を進めてまいります。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 児童遊園の整備につきましては、西佐津間2丁目児童遊園用地につきまして地権者の方から用地の返還を求められたため、平成28年度に整備することを予定しておりますが、平成31年度までの第3次実施計画において新たに児童遊園を整備する計画はございません。今後は、既存の児童遊園を継続的に維持するため実施計画のローリングにおいて遊具の更新、用地の確保、水飲み場の設置など検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 今までは自然を残そうと思わなくても自然があったと思うのですが、今は自然を残していかなければ、そのように計画しなければどんどん失われてしまう状況にあります。魅力ある鎌ケ谷市のためにも今後とも公園と児童遊園の整備をお願いいたします。 それでは、先ほども児童遊園と公園というのは利用者から見分けがつかないとありましたけれども、児童遊園と公園の統合についてどのようにお考えなのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 児童遊園の管理は、実質的に公園と同様に実施しておりますが、児童遊園用地が借地である現状を踏まえますと、公園との統合に関しましては用地を購入する段階で検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 公園は、永続性があるという特徴があるわけでして、市民の広場の確保に努めていっていただければと思う次第であります。 それでは、今度児童館について少しお尋ねしたいのですが、この児童館という施設はどのように位置づけられているのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 児童館は、児童福祉法に定められる児童福祉施設のうち、児童厚生施設に位置づけられており、健全な遊びを与えて、その健康を増進し、または情操を豊かにすることを目的とする施設となります。児童館の運営に当たりましては、国や県が定める基準に基づき、設備の設置や職員の配置などを行うほか、児童館ガイドラインなどを踏まえて業務に取り組んでおり、具体的には鎌ケ谷市児童館設置及び管理条例などに業務内容、利用対象者などを定めているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 私もこの前初めて児童館に行ったわけですけれども、子供と公園ですごく寒い日に遊んでいたのです。すると、児童館の先生という方が来て、うちの子にお菓子をくれて、よかったら児童館に遊びに来てくださいと言ってくれたので、早速そのまま児童館へ行って遊んだのですけれども、余り人がいなくて、その割には子供が好きそうなおもちゃが盛りだくさんありまして、もっと利用されていいのではないのかなと感じたわけであります。そこで、質問なのですけれども、児童センターのPRというのはどのように取り組んでいるのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 児童センターのPRに関しましては、市のホームページ、子育てに特化した子育て応援サイトに掲載するとともに、児童センターの行事案内、スケジュールなどをお知らせするお便りを毎月発行しているところでございます。お便りなどのリーフレットに関しましては、乳幼児健診や子育てサロンなどで配付するとともに、小学校において低学年を対象に個別配付を行っているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) ぜひ利用拡大をよろしくお願いいたします。 先ほどのご答弁にもありましたけれども、子育て世代にとって、この児童センターは非常に重要な施設だと思います。では、東部地区だけ鎌ケ谷市で児童センターがないことというのはたびたび話題になっていますが、この整備計画についてお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 東部地区には児童センターが整備されていない状況となりますため、平成27年度から31年度までの後期基本計画第3次実施計画に東部地区児童センター設置事業を計上しております。具体的な整備計画は、平成29年度以降に策定することを予定しているため、他の児童センターの整備状況を踏まえまして、一般的なスケジュールでお答えをさせていただきます。 平成29年度から整備用地の選定を行い、平成30年度に不動産鑑定などを行った上で平成31年度に用地を購入し、その後基本設計、実施設計、整備工事の一連の業務におよそ2年程度を見込んでおります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。          〔24番 大野幸一議員着席〕 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 実施計画には1億5,000万円計上されて、平成29年度から整備用地の選定を行うというわけなのですが、候補地として具体的な場所はもうめどがついているのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 候補地につきましては、現在のところ具体的な場所は想定しておりません。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 土地はそんなすぐ探して見つかるのか懸念しているのですが、では東部地区ならどこでもよいというわけではないと思います。想定する用地というのは、どのように考えているのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 候補地といたしましては、児童センターが地域の子育て拠点施設として重要な役割があるとともに、主に小学生の利用が多いことを踏まえると、東部地区の中心に位置し、東部小学校や道野辺小学校の子供たちが集まりやすい利便性の高い場所を選定してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆18番(針貝和幸議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 18番、針貝和幸議員。 ◆18番(針貝和幸議員) 東部地区なので、東部小と道野辺小が対象になるのかなと思います。部長ご答弁のとおり、東部小、道野辺小の生徒が行きやすいところが理想なのではないのかと思っております。今東部地区では子育てサロンや移動児童館をやっているわけですが、もちろんこの児童センターができればそれにこしたことがないわけでして、ぜひ計画がおくれることのないようにお願いいたします。 鎌ケ谷市は、子育て世代の流入目指していろいろなキャッチコピーを考えているわけですけれども、もちろんコピーも大事なのですが、中身を充実させていくことというのが私は大切だと思っております。子育て世代の流入というからには、公園の面積が少なかったり、幼稚園の就園奨励補助金が少なかったりとかいろいろ鎌ケ谷市に来ようとした人がカタログ見比べた場合に、コピーで引き込むのはいいのですけれども、それを引き離さないという、離れていかないような中身の充実というのをぜひお願いいたしたいなと。予算委員会のときも申し上げましたけれども、幼年人口と生産年齢人口が減少してしまっているので、子育て世代の流入と流出抑制実現するためにも一層の子育て世代に対する施策の充実を要望いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(原八郎議員) 以上で18番、針貝和幸議員の一般質問を終結します。 ○議長(原八郎議員) 次に、3番、森谷宏議員に発言を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) 平成28年3月定例会に当たり、議席番号3番、森谷宏、通告に基づきまして一般質問させていただきます。執行部におかれましては、明快なるご答弁をよろしくお願いを申し上げます。 今回の私の一般質問は、新学校給食センターの現状と課題等についてであります。鎌ケ谷市の学校給食は、昭和44年に開設した第一学校給食センターと昭和53年に開設の第二学校給食センターで調理をし、市内の小中学校14校に給食を提供しておりましたが、老朽化に加え平成9年に制定された学校給食衛生管理基準への対応から、新しく学校給食センターの建設と運営が計画されることとなりました。そして、現在の新学校給食センターが平成26年4月より運用が開催されて2年目を迎えることとなりました。この新学校給食センターは、建設から運営に至るまで民間に委託するPFI方式で設置運営されて、1日当たり1万食の給食を調理することができ、またアレルギーなどを持つ子供への対応もされているとのことでありますが、その新学校給食センターも運用から現在まで運営面においても様々な課題があったかと思います。今回一般質問をさせていただくことで、この学校給食センターの課題をもとにさらに学校給食がおいしく楽しい給食の時間へと、そして食べ盛りの生徒や児童の思い出に残るような、また食育につながるようなPTAや保護者、そしてお母さんの要望に対しても取り入れて改善していくべきだろうと私は思います。その新学校給食センターについて第1回目の質問として、まず新学校給食センターの現状についてお伺いしてまいります。そのほかの項目につきましては、再質問で展開をさせていただきます。 これで1回目の質問といたします。ご答弁のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(原八郎議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 議長、生涯学習部副参事。
    ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 私からは、新学校給食センターの現状と課題等についての大きなご質問のうち、新学校給食センターの現状についてお答えいたします。 PFI事業方式による本市の学校給食センターは、安全、安心な学校給食を提供するため、平成26年度から主に給食業務や施設の維持管理などの運営業務等を本市が定める公共サービスの水準を示した要求水準書や入札時の事業者による提案書などの事業契約書に基づき実施しております。事業者の実施する業務が事業契約書に基づき適正に履行されていることを監視、確認するモニタリングの実施におきましては、国のPFI事業に関するモニタリングマニュアルを参考に、市及び事業者はもとより融資金融機関やアドバイザリー企業などの第三者的な立場からの確認の仕組みを導入し、随時及び定期に評価をしているところでございます。また、この評価内容は、サービス受益者や市民による監視のために学校給食事業において重要な事項を審議する鎌ケ谷市学校給食センター運営委員会に諮り、結果を本市のホームページで公開いたしております。これまで事業者から提供された公共サービスの内容や質については、事業契約において本市が求める水準を満たしており、安全かつ適切に実施されているものと評価いたしております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは、順次再質問に移ります。 運営状況について伺ってまいりたいと思いますけれども、民間が事業主体として、その資金やノウハウを活用して公共事業を行う方式と言われるのがPFI方式でありますが、本市の新学校給食センターの事業についてまず伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) PFI方式による本市の学校給食事業は、事業契約に基づき本市の事業を実施するためだけに設立された特別目的会社、いわゆるSPCと事業契約を締結し、実施しております。その特別目的会社は、運営、維持管理、建設、調理機器及びファイナンシャルアドバイザリー業務を行う各企業の出資による株式会社鎌ケ谷学校給食サービスでございます。運営期間15年にわたり給食調理等を担う運営企業を代表することで、安全、安心な学校給食の提供と事業の安定性を確保しようとするものでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは、各企業の出資による株式会社鎌ケ谷学校給食サービスということで、運営期間が15年とされていることについても特徴的かと思います。運営面の安定性についてもう少し具体的に伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) PFI方式による本市の学校給食事業では、15年間の比較的長期にわたる運営期間における運営面の安定を図る取り組みをあらかじめ要求水準や事業契約に盛り込んでおります。一例ではございますが、運営及び維持管理業務を担う企業に対しては、万が一倒産など不測の事態に備えて、当該企業が業務を継続できない場合には別の企業による業務継続の仕組みを設定しており、バックアップサービス企業からは確約書による担保をいただいております。また、運営及び維持管理業務の履行保証や事業者の資金面では、予備費の設定や事業終了まで配当を保留するなどの仕組みにより余剰金の確保を図っております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) 危機管理においても考慮された仕組みがあり、運営管理を行っていただいていることが理解できました。 それでは次に、学校給食の事業の管理といいますか、マニュアルなどについてお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 学校給食事業の実施におけるモニタリングにおいて、事業者は業務内容についてみずからが要求水準の達成状況を監視、確認するセルフモニタリングの責務を負い、市は事業者のセルフモニタリング結果を確認するモニタリングの必要があります。事業者が行うセルフモニタリングの実施においては、年度開始に当たり事業者が策定し、市の承認を得た学校給食衛生管理基準などの食品衛生にかかわる関連法令を充足した運営業務計画書のほか、事業契約において策定した各種マニュアルに基づいて実施いたします。その結果は、日報、月報、四半期報、年報の定期や随時の報告書により市に提出されます。 市が行うモニタリングは、コンサル企業の協力を得て策定した維持管理運営モニタリングマニュアルに基づき実施いたします。事業者の定期報告の提出に際し、要求水準項目に沿った業務水準評価シートにより履行状況の評価を行い、事業者に対し毎月及び四半期に結果を通知いたします。また、評価内容については、年3回開催予定の鎌ケ谷市学校給食センター運営委員会に諮り、年度終了後には四半期ごとの評価結果をもとに総合的な評価をいたし、ご審議いただいた後、本市の公式ホームページにおいて結果を公表いたしております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) 学校給食の取り組みについてもう少し伺いますけれども、鎌ケ谷市と事業者との連携関係において実施された内容があればお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) これまでに市と事業者が連携し、取り組んでまいりました内容としましては、子供たちや保護者の給食センター見学や試食会の対応がございます。また、平成27年度からは、全小中学校への栄養士による給食時間における学校訪問に際し、学校給食センターに勤務する運営企業の正社員が小学校3校、中学校2校に同行し、直接調理に携わる立場から学校給食の衛生面や調理の工夫などの説明や意見交換を行っております。このほか危機管理マニュアルで位置づけておりますアレルギー事故発生時の連絡確認やノロウイルス対策として見学時の嘔吐物処理等の対応訓練など事業者とともに実施しております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは、その意見交換等の頻度といいますか、実施期間のタイミングや実施についてもお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 今年度の見学会や試食会などの実施状況についてお答えいたします。 給食センターの見学会は、子供たちが延べ10回にわたり小学校6校16クラスの632名が、保護者については10月以降毎月1回開催し、16名のご参加をいただいております。また、保護者の方々を対象とした試食会は、3月1日現在小学校全9校で延べ11回、合計498名となっております。今後も学校との協力により拡充を図ってまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは次に、事業的なこととなりますけれども、運営面での課題や協議事項についてどのようにされてこられたのかお伺いをいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 事業者と市は、運営業務等の実施において毎月一度維持管理運営協議会を開催し、実施状況の確認や協議など双方の共通理解を図る場を設けております。また、新たな取り組みや早急に改善すべき事項に際しては、関係企業との随時の協議の場を設け、対応を図っております。 これまでの課題や協議事項の一例といたしましては、アレルギー除去食の提供に関する事項や学校要望への柔軟な対応を図るため配送計画の大幅な変更などがございました。また、施設設備の管理や事業契約で定める物価変動時の対価変更の協議など、安全、安心な学校給食を継続提供するために必要な様々な内容でございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは、今のご答弁の運営課題からこれまでの学校給食として食育について改善点があれば具体的にお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) PFI事業の学校給食の運営業務等が開始され、この3月で2年が経過いたします。これまでは、新しい学校給食センターから安全、安心な学校給食を確実に提供することを第一に考え、実施してまいりました。そのため食育の連携は、学校訪問や見学会などの一部対応にとどまっておりましたが、今後は事業者と連携をこれまで以上に図りながら、中学生を対象とした職場体験や学校訪問の機会の拡充などを中心にさらなる食育の支援業務の充実に取り組んでまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) ご答弁にありましたとおり、今後も事業者と連携を図りながら、職場体験、そして学校訪問などを中心にさらなる食育の支援業務の充実に取り組んでいかれることをお願い申し上げます。 それでは、次の項目の学校給食の現状と課題について伺ってまいります。まず、新学校給食センターから学校までの給食の流れについてどのようにされておられるのかお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 1日の学校給食の調理業務は、あらかじめ策定した作業工程表や作業動線図に従って行います。午前7時30分から使用食材の納入作業を開始し、順次野菜の水洗いや肉の下味つけなどの下処理作業、野菜のカットや空揚げの粉つけなど上処理作業を行い、回転釜などの調理器具により加熱調理を行います。仕上がった給食は、栄養士による味決定の後、各クラスの配缶、各校のコンテナ収納を順次開始し、配送業務に間に合うよう作業を行います。なお、給食が仕上がった後、栄養士、市及び事業者の責任者が検食を行います。 また、配送業務は、小学校と中学校で異なる給食開始時間を考慮し、配送計画により常時6台のトラックで食器類や給食を別々に届ける2段階配送を行っております。食器類は、予定として午前9時10分に開始し、10時半を目途に各学校への配送を終え、その後各校の給食開始時間30分前までに給食を配送できるよう取り組んでおります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは次に、児童生徒が楽しみにしている献立でありますけれども、その計画についてお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 現在本市の学校給食は、毎月小中学校の各基本食と小学校用の食物アレルギー対応食、除去食の3種類を提供しております。このためこれら献立の作成は、学校給食法の規定による学校給食実施基準で定めるところの学校給食摂取基準の栄養価やエネルギー量の充足のほか、使用食材のアレルゲン内容の確認などのため提供月の3カ月前から準備を開始し、2カ月前には基本食の実施献立を作成し、引き続きアレルギー除去食献立を定め、1カ月前に食材の入札業務を行う必要がございます。また、献立作成に際しては、食育の観点から日本特有の四季を感じられる旬の食材の活用や日本の食文化について学び、関心が持てるよう行事食や郷土食の取り組みを行っております。さらに、食材の選定においては、鎌ケ谷市産の食材に関する年間使用計画を立て、地場産物の活用、鎌産鎌消について積極的に取り入れるよう進めているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) 私の手元に献立表を市民の方からいただきました。中学校の予定の献立表でありますけれども、血、肉、骨になるもの、そして体の調子を整えるもの、働く力や体温になるものといった1群から6群までその食材が分かれて、そして1カ月の献立が作成されているわけであります。その中で、たんぱく質や糖質、そして塩分といった数値的なことが書かれてあるわけでありますけれども、塩分構成比などを見ると1食で3.1グラムとか4.4グラムとか、これはどうなのかと思いますけれども、この食材を考えられて、鎌ケ谷市の児童生徒がおいしいねと笑顔や声が聞けるような工夫を続けていただきたいと思います。 それでは、各学校の体制についてどのようにされているのかお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 本事業契約では、各小中学校での給食配膳業務も運営業務に含まれており、学校給食センターの食器、食缶や委託業者からの牛乳や御飯、パンなどをクラスごとに仕分けしております。この実施に当たり、現在小学校9校には1校当たり3名から4名、合計29名が、中学校5校には1校当たり2名から4名の計14名、合計43名の配膳員の体制で業務を行っております。また、配膳員の急な欠員に際しましても配膳業務の訓練を受けた事業者雇用の常駐事務員2名による対応が可能となっております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは、続いて給食の温度管理について伺ってまいります。 どのような基準になっているのか伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 学校給食の温度管理は、学校給食衛生管理基準や事業者の運営業務仕様書に基づき、学校給食センター及び各学校において食材の納入時、調理過程、調理完了時など指定の方法により測定し、その結果は日報で記録管理しております。また、食材保管用の冷蔵庫や冷凍庫の温度管理も事業者が毎日始業開始、終了など決まった時刻に記録管理を行っております。なお、学校給食センターの冷蔵、冷凍庫は、機械警備と連動しており、24時間体制での温度管理を実施しております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) ご答弁にありましたとおり、温度管理は学校給食衛生管理基準、事業者の運営業務仕様に基づき学校給食センター及び各学校で管理されているとのことであります。例えばですが、カレーなどの具体的事例についてお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 献立の具体例として、カレーにおける温度管理についてお答えいたします。 まず、食材の納入時でございますが、肉類の温度管理は10度以下であることを確認の上受け取り、調理直前まで温度10度以下の冷蔵庫内で保管いたします。なお、ニンジン、タマネギなどの生鮮野菜の温度測定は、実施対象外となっております。 次に、回転釜を用いたカレーの調理では、調理終了後の温度測定をいたします。食材の中心温度は85度以上で1分以上持続するかを測定した後、保温食缶に入れ、各学校へ配送いたします。なお、これらの温度管理の結果は、実施時間を付して記録しております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。
    ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) 適切に温度管理がなされ、温かいカレーが給食で出されているということは、おいしい要素の一つだと私も思います。 それでは、給食の量についてお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 学校給食に対する子供たちの率直な意見を伺い、学校給食の質の向上を図るため、平成26年度の全児童生徒対象に引き続き、平成27年度は小学校3年生、5年生、中学1年生を対象にアンケート調査を実施いたしました。 今年度のアンケート結果による給食の量については、ちょうどよいの回答が小学校で66%、前年度と比較して16ポイントの増、中学校では58%の13ポイントの増でした。また、少ないとの回答は、小学校で7%、前年度と比較して5ポイント減、中学校では16%の2ポイント減でした。多いとの回答においては、小学校で27%、前年度と比較して11%の減、中学校では26%の12ポイントの減となっております。アンケート結果から昨年度に比べ、給食の量については適量の提供となっていることがうかがえます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) 給食の基本的なことになるのですけれども、その適量ということと、それから給食の味についてどのように認識されておられるのかお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 今年度実施いたしましたアンケート調査結果において給食がおいしいかの問いに対しては、おいしい、どちらかというとおいしいを合わせ、小学校では83%、前年度と比較して3ポイントの増、中学校では59%の13ポイントの増でした。また、給食の味の濃い、薄いの問いに対しては、ちょうどよいとの回答は小学校で64%、前年度と比較して9ポイントの増、中学校では46%の20ポイントの増となっております。アンケート結果から昨年度と比べ子供たちの給食の味に対する満足度は向上していることがうかがえます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) ただいまのご答弁で数値的な結果をもとに分析されていることは理解をいたしました。食べ盛りの児童生徒がいる一方で、給食を残すことになることについて、給食の残食についてお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 今年度実施したアンケート調査の結果における給食を残したことがあるかの問いに対しては、時々残すが小学校35%、中学校43%、いつも残すは小学校26%、中学校16%で、これらの合計は小中学校ともに全体の半数以上を占める結果となっております。また、昨年度と比較しても小中学校ともに2から3%の減と昨年度よりも給食がおいしいと感じている一方で、残食については余り変わらない結果でした。給食を残す理由は、小中学校ともに苦手なものが入っているが一番多く、次に味が苦手でした。給食はおいしいと感じていることをあわせると、苦手な食材が入っているためにその食材の味が苦手で残すということがうかがえます。子供たちの苦手なものとしましては、アンケート結果からピーマン、ナス、トマトなどの野菜類やキノコ類、豆類が多く占めており、これは献立ごとに残食量の結果からも同様の傾向がうかがえます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) ただいまのご答弁のとおり、各学校給食の実態からすると相当数の給食が残食となり、返ってきているようであります。 それでは、その残食率についてどのように分析されておられるのかお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 平成26年度のパン、御飯の主食を除く学校給食センター提供の給食残食率は、小学校で24.8%、中学校では26.3%、小中学校全体で25.4%でございました。今年度1月末現在における残食率は、小学校で24.5%、中学校が28.3%、小中全体で26.0%でございます。昨年度に比べ、小学校はわずかながら減少したものの、中学校では2ポイントの増加となっております。 なお、本市の残食計量は、脱水処理等をせずに各学校から戻ってきた食缶の内容量を測定したものでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) パーセントがあらわしているとおり、完食率が少ないということになるのでしょうか。成長盛りの児童生徒が残さずに給食をいただく、そのようなことは難しいのでしょうか。 それでは、学校給食の残食の廃棄処理についてお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 学校給食事業における脱水処理後の調理くずや食べ残しにより発生する残さい処理量は、平成26年度の総量で8.17トン、今年度1月末時点では6.17トンと昨年度の1月末の値と比べ約0.9トン減少した結果となっております。残さいの処理方法は、基本的に焼却処分でございますが、その一部は堆肥化し、学校給食センターの食育ガーデンや植栽の堆肥としても利用を図り、食育の取り組みとしているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは、学校給食の食べ残しを少なくする取り組みについては、どのようにされておりますでしょうか、お伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 残食率が高い結果となった献立は、アンケートの結果等を考慮し、味つけや調理方法などを改善しながら、子供たちが食べやすい献立になるよう取り組んでおります。また、新たな献立につきましては、子供たちに食べず嫌いの傾向が見られることから、献立表や給食だよりを活用した献立の紹介や見学時での説明などの機会を活用し、定番の献立にするよう工夫を行っております。今年度からは給食だよりに給食のレシピを掲載し、給食の献立を家庭でもつくって楽しんでいただけるよう新たな取り組みを開始いたしました。 残食率の削減は、学校給食における大きな課題と受けとめており、給食の質の向上や食育の推進など様々な角度から取り組んでまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) 先日テレビのニュース番組の特番で春日部市の学校給食が取り上げられておりました。その番組では、各学校で給食が調理されておりましたが、春日部市では1食250円、牛乳が50円、給食自体は200円とのことでした。その金額内で献立を作成するために産地等を食べ比べ、価格差、添加物、原材料などを栄養教諭が検討している映像が紹介されておりました。また、給食ができ上がると、校長先生がまず試食、味見をすることを義務づけしているそうであります。圧巻でありましたのは、児童生徒が今日もおいしそうだねと、うまそうといった給食を楽しみにしている笑顔でありました。番組で紹介されていたのは、献立のうち黒豆の御飯でありましたが、お豆が嫌いな児童生徒もやわらかいと食べ、味のついた御飯をおいしそうに皆完食していた映像であります。鎌ケ谷市でもこのようなおいしいというような声が出るような給食を期待しております。 それでは、この項目の最後の質問になりますけれども、学校給食について保護者の方々からのご意見はどのようなものがあったのかお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 学校給食の周知と理解を図るため、学校と協力し、保護者の方を対象に給食試食会を実施しております。その際、給食についてのアンケート調査をさせていただき、様々なご意見をいただいております。 給食の味については、味がしないなどの意見もございましたが、参加された保護者の約9割の方からおいしい、ちょうどよいとの回答をいただいております。感想においては、家庭の味と比べて薄味だが、おいしい、これくらいの味つけが正しい塩の量だと知って、ふだんの味つけが濃いということを知ったなど家庭や外食などの食事と給食を比較し感じた点や子供が言っていたよりもおいしかったという保護者の声を多くいただきました。実際に食したことで給食のイメージが変わり、薄味と感じながらもおいしいとも感じていただいている保護者が多いことがうかがえます。 また、学校給食で特に重視してほしいことについてのアンケート結果では、安全な食材の使用、地場産食材の積極的な使用、多様なメニューの導入の順でご意見をいただいております。今後も子供たちや保護者とともに安全、安心で親しまれる学校給食を目指して取り組んでまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは、次の項目、食育について伺ってまいります。 食育を推進していくために策定されております鎌ケ谷市食育推進計画の目的とその概要についてお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 鎌ケ谷市食育推進計画につきましては、平成23年度から平成27年度を計画年度として策定し、次世代を担う子供を初め子供を取り巻く全ての市民が健やかな体と心をつくれるよう食の自立を目指し、食育の推進に取り組んでおります。基本理念であります「すこやかな身体づくりと心豊かな食卓を~食の自立を目指そう~」を実現するために、食べる力をつける、食卓を整える力をつける、食べ物を選ぶことができる力をつけるの3つの基本目標としています。そして、ライフステージごとの取り組みを支援するため、家庭、学校、幼稚園、保育園、地域、食の生産者、食品関係業者の各分野が取り組むことを示すとともに、全ての分野が連携して食育のイベントを開催しております。なお、現行の計画は、本年度が最終年度でありますことから、この5年間の取り組みの結果をもとに平成27年11月に第2次鎌ケ谷市食育推進計画を策定いたしまして、平成28年度から取り組んでまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは、その次の具体的な取り組みについてお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 本市の食育基本計画に基づき学校給食センターにおける食育は、大きく3つの取り組みを進めているところでございます。1つは、栄養士が学校訪問や給食センターの見学、試食会時において子供たちや保護者にじかに話をする機会を大切にしております。給食を生きた教材として捉え、専門職の立場から食の重要性についてじかに伝えることで受け手の食への興味や理解を深め、望ましい食習慣と食に関する実践力を身につける機会としております。 2つ目は、給食の献立における地場産物、旬の食材の活用、食文化、行事食などを通した食育の実施です。地元で生産したものを地元で消費する地産地消の取り組みにより、食材を身近に感じてもらうことで苦手意識の減少につながればと考えております。 3つ目は、学校給食センターを身近に感じてもらうための取り組みです。子供たちや保護者に対して、給食や栄養についての情報を給食だよりなどで発信しております。また、残食の少ないクラスに対するお礼の手紙や地元食材の活用状況の本市フェイスブックでの発信などの取り組みにより、提供する側と受ける側の距離を縮め、給食に親しみを感じてもらうことを目的として進めております。 このような学校給食を通して、学校と家庭との連携により食育の推進と充実に取り組んでまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) ぜひ給食に親しみを感じてもらうよう学校と家庭との連携をお願いを申し上げます。 それでは、学校における食育の推進について伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 学校における食育の目標を明らかにし、指導体制について位置づけを明確にするとともに、植物を育て、収穫することで食への関心と理解を深め、生産から消費、環境問題等の内容について指導していくよう計画しております。さらに、給食の時間や家庭科、技術家庭科の授業に限らず、学校教育活動全体において食育に関連する全体計画を生かし、実生活に結びついたわかりやすい指導を行い、日常生活に根差した食育に取り組んでおります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは、もう少しかみ砕いて学校給食を通じて食育教育に連動させるためにどのような指導をされておられるのか、具体的にお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 学校給食では、主食、主菜、副菜により定められた栄養価やエネルギー量による献立を作成し、様々な食材をバランスよく摂取することができるよう提供しております。これにより食事の量や質などの栄養の偏りのない食事のあり方や調和のとれた食事のとり方などの理解を図っております。適切な栄養の摂取により、健康の保持増進や食事についての正しい理解や判断力を培い、望ましい食習慣の形成を図るための学習指導要領の取り組みにつながるものと考えております。このほか地元食材の活用や行事食献立などの提供により、食文化についての理解を深めることができるよう取り組みを進めております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) それでは、各小中学校においての食に関する学習指導要領の内容についてお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 食育につきまして小学校体育科保健領域では、栄養の偏りのない食事等望ましい生活習慣づくりが、中学校保健体育科保健分野では年齢、生活環境等に応じた食事、運動、休養及び睡眠の調和のとれた生活、食事の量や質の偏りが盛り込まれております。小学校家庭科では、日常の食事に関心を持つこと、調和のよい食事のとり方、食品の栄養的な特徴、食品を組み合わせてとること、中学校技術・家庭科家庭分野では生活の中で食事が果たす役割や健康と食事のかかわり、栄養素の種類と働き、中学生の時期の栄養の特徴、食品の品質を見分け、用途に応じて適切に選択することなどが盛り込まれております。また、小学校社会科では、様々な食糧生産が国民の食生活を支えていること、食糧生産に従事している人々の工夫や努力、生産地と消費者とを結ぶ運輸の働き等が盛り込まれています。特別活動では、学級活動において基本的な生活習慣の形成、学校給食と望ましい食習慣の形成が盛り込まれています。道徳では、節度ある生活を送ること、望ましい生活習慣を身につけることなどが盛り込まれております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) 今のご答弁で具体的な取り組みとされております学校給食における千産千消デーの実施についてどのようにされているのかお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。
    ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 千葉県では、毎年11月の1カ月間をちばを食べよう!ちばの食育月間と定め、千葉県産の農林水産物をバランスよく食べて、生涯健康で笑顔あふれる暮らしを送っていただくため食育の取り組みを進めております。本市では、この期間における地産地消の取り組みとして、千葉県産の食材をたくさん使用した献立の給食を11月19日と20日に小中学校に提供するとともに、給食だよりで家庭にも情報発信をいたしました。実際に使用しました千葉県産の食材は、毎日使用しております千葉県産のお米、ふさこがねや牛乳に加え、千葉県が国内漁獲量や収穫量で第1位のイワシやナガネギのほか、ニンジン、大根、豚肉と、デザートには千葉県産のお米でつくられたお米のムースがございました。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) 様々工夫されて実施されていることが理解できました。 それでは、食品関係業者等における食育の推進について伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 今年1月24日から30日の学校給食週間の取り組みにおいて、鎌ケ谷市産の大根やかまたんの絵柄のついたコロッケなど、鎌ケ谷市にまつわる食べ物を集めた献立の鎌ケ谷市ふるさと給食を提供いたしました。この食材のうち初めての取り組みとして、市内に工場があり、一部の小学校の授業において工場見学を行っている食品会社の製品である小袋入りソースを関係各課との協力により使用いたしました。来年度以降も引き続き使用できるよう食品会社に対し入札登録の参加をいただくようお願いしております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) ぜひそういった取り組みを引き続いてよろしくお願いを申し上げます。 それでは、最後の質問となりますけれども、学校給食と食育全体での課題についてお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 今年度実施しましたアンケート結果から見えてくる学校給食の課題といたしましては、給食の味、量ともにちょうどよいと感じている子供たちが多い一方で、苦手な味があることで残してしまうという現状が見られ、課題として本市においても全国的な傾向と同様に苦手なものに対する取り組みの必要性が見えてきました。子供たちにおいては、苦手な野菜でも鎌ケ谷市産と聞いたから食べたというお話を先生方から伺っており、興味を持って食べる機会をふやすなど、学校給食センターが担うべき食育の取り組みを検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆3番(森谷宏議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 3番、森谷宏議員。 ◆3番(森谷宏議員) るるお伺いしてまいりましたけれども、学校給食の狙いは毎日の学校生活で生き生きとするために食事、運動、休養といった調和のとれた生活習慣を身につけることを食を通じて学ぶことにあると思います。特に成長発達時にある児童生徒にとって栄養バランスのとれた食事をとり、給食からも栄養を摂取することは、健康な学校生活を送る上で基本だと思いますし、また友人と和やかに食事をすることは、豊かな心や人間関係を育成する上からも大切な役割を果たすものであると私は思っております。そういった意味で、鎌ケ谷市の学校給食が株式会社鎌ケ谷学校給食サービスのもとで適切な管理運営がなされ、かつ児童生徒にとって学校給食が本当に大切な役割を担っていることをご認識いただいて、おいしいと言われる学校給食を提供していただくことを要望して、私の一般質問を終了いたします。 ○議長(原八郎議員) 以上で3番、森谷宏議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。          午前11時43分  休 憩                                                      午後 1時00分  再 開 ○議長(原八郎議員) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(原八郎議員) 次に、15番、小泉嚴議員に発言を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 議席番号15番、小泉嚴、3月定例会において一般質問をさせていただきます。 私の通告は2点でございます。まず、大きな質問の1点目、災害対策について、2点目、準用河川二和川の整備について伺いたいと思います。 まず、1点目、阪神・淡路大震災はどのような被害の状況であったか、通電火災について、消防訓練等について、以上3点を伺います。まず、戦後最大規模の被害となった東日本大震災では、テレビに映し出される映像は私たちに大きな衝撃を与えました。また、阪神・淡路大震災での倒壊した建物と火災による被害状況は、今でも鮮明によみがえり、東日本大震災の3月11日と同様に今年も1月17日には改めて地震の恐ろしさを再確認したところでございます。 そこで、地震によってなぜ火災が起こるのか、地震による火災に対しどのような対処が必要なのか。阪神・淡路大震災では、火災によって7,500棟を超える住宅が焼失しました。原因を特定できた火災のうち最も多かった出火原因は、電気器具や配線に関係する火災であり、建物の倒壊や家具、家電が転倒し、散乱する状況の中で電気ストーブや照明器具が加熱し、接触してしまうことに原因があったようであります。また、地震発生後にほとんどの地域で停電が起こり、その後地震直後に火災が発生した地域でも電気が復旧した際、通電状態になった電気ストーブやヒーター、また地震によって傷んだ配線からの出火が相次ぎ、地震による総出火件数293件のうち建物の火災は269件と大半を占めました。 そこで、今回の質問では、今後鎌ケ谷市でも起こり得る大地震について過去の大地震を教訓とし、少しでも火災被害が軽減されるという視点からお伺いいたします。阪神・淡路大震災から今年で21年、東日本大震災から今年で5年が経過した今日、30年以内に首都直下地震が発生する確率が70%と言われておりますが、本市で想定されている大規模災害はどのようなものを想定しているのか、まず伺います。その他細部については、再質問にて伺います。 次に、大きな2点目、準用河川二和川整備事業についてご質問いたします。この準用河川二和川は、上流の鎌ケ谷7丁目付近を始点とし、下流の鎌ケ谷グリーンハイツ付近まで流れておりますが、大雨が降るといろいろな場所で浸水被害が発生しております。市でも準用河川二和川の整備を行っており、浸水被害の軽減が図られた場所もあります。しかし、馬込沢地域や鎌ケ谷7丁目では過去に何度も浸水被害が発生し、平成25年の台風26号では各地で大きな浸水被害が発生し、周辺住民の皆様には大変ご苦労があったものと思います。 このような中、準用河川二和川の雨水を放流する1級河川大柏川第2調節池の整備を千葉県が事業主体となって着手しております。河川の整備は、下流からが基本であるため、この大柏川第2調節池の整備が進むことで馬込沢地区やその上流での河川整備がスムーズに運ぶものと考えております。特に先ほど言いましたが、平成25年の台風26号で非常に多くの床上、床下浸水の被害があった馬込沢地区については整備計画が作成されており、具体的な整備手法について住民の皆様へ説明会が幾度か開催されております。この中で、約40件の住民の方々に用地のご協力をお願いしたと聞いております。そこで、この説明会での出席者の方々のご意見はどのようなものがあったのかお伺いします。上流域の鎌ケ谷7丁目付近の準用河川二和川護岸工事については、再質問で行います。 ここで1回目の質問を終わります。 ○議長(原八郎議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 議長、市民生活部長。 ○議長(原八郎議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 私からは、大きなご質問の1点目、災害対応についてお答えいたします。 お尋ねは、本市で想定される大規模災害についてでございました。東日本大震災の発生以降首都直下地震や南海トラフ巨大地震の切迫性が再認識される中、近年では異常気象による集中豪雨やそれに伴う土砂災害が全国各地で頻発するなど多岐にわたる自然災害を想定しており、各自治体においても防災対策の充実強化が喫緊の課題となっております。 本市では、東海地震や大地震、長雨や集中豪雨による水害、交通災害や危険物災害などを大規模災害として想定しております。これら様々な災害から市民の生命、身体及び財産を守ることを目的とした市域の防災に関する業務や対策などを総合的な計画としてまとめた鎌ケ谷市地域防災計画を策定しております。この地域防災計画では、国や県の動向を踏まえるともに、市が実施した防災基礎調査や東日本大震災の経験などを踏まえて、実効性のある計画として平成26年3月に修正を行ったところでございます。今後は、さらなる防災体制の強化と災害に強い都市づくりを促進する公助、市民個々の自助、地域における共助の取り組みの強化による地域防災力の向上に努めることとしており、安全で安心なまちづくりに向け、防災力の強化を最優先に図らなければならないものと認識しているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 議長、都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 大きなご質問の2点目、準用河川二和川の整備についてお答えいたします。 お尋ねは、馬込沢地区における事業説明会での出席者の皆様からのご意見についてでありました。市では、馬込沢地区のたび重なる浸水被害を解消するため、準用河川二和川の整備計画を策定し、平成23年6月と平成26年2月に2回の地元説明会を行い、バイパス管の延伸と河川の拡幅をあわせた案についておおむねのご了解をいただき、平成26年度から予備設計を行ってきたところでございます。この予備設計により具体的な整備方法を策定したことから、周辺の皆様を対象とした事業説明会を平成27年12月12日に実施し、多くの皆様にご出席いただきました。さらに、平成28年1月31日には河川の拡幅により用地のご協力をいただきたい方々を対象とした説明会を行ったところでございます。この説明会の中では、皆様からはこの事業で本当に浸水被害が解消されるのか、移転先や補償費用についてなどのご質問をいただきましたが、具体的な整備手法や補償等の考え方などについてご説明し、おおむねのご了解をいただけたものと認識しております。 なお、用地をお譲りいただく方々につきましては、不安を少しでも解消していただくために今後もきめ細やかな説明を行い、事業へのご理解をより一層深めていただくよう努めてまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) では、基本的な考え方をお伺いいたしたいと思います。 本市に起こる大規模な災害に対し、本市ではどのような対策を考えて、また何か実行していることがあればご答弁願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 市民生活部長。 ○議長(原八郎議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 本市では、鎌ケ谷市地域防災計画に基づき、人命の安全を守る対策を最優先とした減災重視の防災対策や地域の防災力の向上を図るために自助、共助による取り組みの強化、関係機関との連携、災害時要援護者や男女共同参画の視点を重視した災害対策を進めているところでございます。 また、今年度は、危機管理マニュアルを見直し、23の危機事案に対し65のマニュアルを見直し、あるいは新規に追加いたしました。さらに、自主防災組織との協働により災害に備えた準備と災害が発生したときの対処方法をまとめた防災ハンドブックを作成し、全戸配布により広く市民に周知したところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 本市の地理的条件を考えますと、阪神・淡路大震災のような地震による建物の崩壊や火災による被害が発生するものと考えられますが、市の見解について、また何か対策をしているとすればお答え願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 市民生活部長。 ○議長(原八郎議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 阪神・淡路大震災では、建物倒壊による被害が大半であったことから、住宅の耐震化対策が極めて重要であると考えております。市の地域防災計画におきましては、既存建築物の耐震診断、耐震改修技術の普及、建築技術者の養成、耐震相談窓口の開設、所有者向けの啓発事業など耐震改修促進のための施策を推進することとしております。なお、現在木造住宅の無料相談会を年5回実施するとともに、木造住宅の耐震診断や改修のための補助金を設け、実施しているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 阪神・淡路大震災からは21年たちましたが、確認の意味で質問させていただきます。この被害状況はどんなものがあったのか伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 市民生活部長。 ○議長(原八郎議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 阪神・淡路大震災での被害状況でございますが、人的被害は死者6,434名、行方不明者3名、負傷者4万3,792名となり、施設関係では住宅の全壊が約10万5,000棟、半壊が約14万4,000棟の被害が発生し、このほか埠頭の沈下、山陽新幹線の高架橋などの倒壊、阪神高速道路などの通行どめなどの被害が発生したものでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) では、本市において大規模な地震が発生した場合の被害想定について伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 市民生活部長。 ○議長(原八郎議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 地域防災計画では、マグニチュード7.3の東京湾北部地震を基本として、被害が最も大きくなる鎌ケ谷市直下を震源とした地震を想定しております。この場合の被害想定でございますが、建物の全壊棟数約270棟、半壊棟数約2,340棟、火災による建物焼失棟数が約584棟と予測しております。また、人的被害でございますが、死者数33人、負傷者数425人、避難所生活者数1万1,234人、市域での帰宅困難者は2,542人発生するものと想定をしているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 私は、本市に大規模な地震が発生した場合、阪神・淡路大震災同様、火災による大きな被害が発生するものと考えますが、市として火災による被害想定はどのように考えているかお答え願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 市民生活部長。 ○議長(原八郎議員) 高岡市民生活部長。 ◎市民生活部長(高岡敏和君) 地震火災による被害につきましては、出火件数及び焼失件数が大きくなるものと予測された冬の午後6時で市全体で約5件の出火が発生すると予測され、そのうち1件が延焼し、延焼による焼失棟数は約584棟に上るものと予測してございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 次に、総務省消防庁の最終確定値では、阪神・淡路大震災では293件の火災が発生したとの報告がなされておりますが、本市も首都直下地震や南海トラフなどの大規模地震が発生し、火災の発生も危惧されますが、どのような原因で発生するのかお伺いしたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(皆川宏幸君) 消防長。 ○議長(原八郎議員) 皆川消防長。 ◎消防長(皆川宏幸君) 大規模地震による火災原因でございますが、阪神・淡路大震災では293件の火災が発生し、そのうち神戸市では175件でございました。その出火原因でございますが、不明を除き、電気器具や配線など電気に関係する火災44件、ガスや石油の燃焼機具類の火災10件でございました。本市においても神戸市と同様に電気に関係する火災が多くなるものと想定しているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 次に、阪神・淡路大震災で最も被害の大きかった神戸市の出火件数が175件発生しているとの答弁ですが、その中で電気による出火が多かったということですが、どのようなものがあったのか伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(皆川宏幸君) 消防長。 ○議長(原八郎議員) 皆川消防長。 ◎消防長(皆川宏幸君) 神戸市での電気に関係する火災の出火原因につきましては、44件のうち電気ストーブ9件、屋内配線類5件、熱帯魚用ヒーター5件、その他オーブントースター、電気スタンド、電気こんろなど25件でございました。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 神戸市を含む阪神・淡路大震災では、地震が発生して数時間後、または数日経過してからの出火が多いとのことですが、その要因についてわかっている範囲でお答え願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(皆川宏幸君) 消防長。 ○議長(原八郎議員) 皆川消防長。
    ◎消防長(皆川宏幸君) 地震発生後の数時間、または数日経過してからの出火要因でございますが、内閣府の大規模地震時の電気火災の発生抑制に関する検討結果といたしまして、大規模地震時における電気に起因する出火原因、出火状況については、地震直後に大規模な停電が発生し、家庭内の各電気器具の安全確認が行えない状態で復電後に出火する場合、いわゆる通電火災が要因でございました。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 通電火災による火災が発生しているとのことですが、どのような状況でこの通電火災というのは起きるのかお教え願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(皆川宏幸君) 消防長。 ○議長(原八郎議員) 皆川消防長。 ◎消防長(皆川宏幸君) 通電火災の発生状況でございますが、地震によって停電が起こり、その後停止されていた送電が回復することにより、転倒や損傷した電気器具に通電、また電源コードや配線がショートし、散乱した可燃物に接触して出火に至るものでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) では、通電火災を未然に防ぐ対策としては、どのようなものが考えられるかお答え願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(皆川宏幸君) 消防長。 ○議長(原八郎議員) 皆川消防長。 ◎消防長(皆川宏幸君) 通電火災を未然に防ぐ対策でございますが、日常では地震による落下物も視野に入れて電気器具等を正しく配置し、使用することや不要な電源プラグは抜いておくこと、地震時では使用中の電気器具等の電源を切り、避難する際は分電盤のブレーカーを落とすことなどの対策が重要でございます。また、地震時において自動的に電気の供給を断つシステムといたしまして、感震ブレーカーや感震コンセントが通電火災の出火防止に有効な設備でございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 今答弁の中で感震ブレーカーというものがありましたが、具体的にはどのようなものなのか。我々市民としてどのように設置すればよろしいのか伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(皆川宏幸君) 消防長。 ○議長(原八郎議員) 皆川消防長。 ◎消防長(皆川宏幸君) 感震ブレーカーでございますが、地震発生時に震度5強相当の揺れを感知いたしますと自動的にブレーカーを落とし、電気の供給を断つ設備や器具で、電気工事を必要とする分電盤タイプや工事を必要とせず、ご家庭で取りつけられます簡易タイプのものがございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 感震ブレーカーというものがあると。では、市民に対して周知させるためにも市ではどのような取り組みをするのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(皆川宏幸君) 消防長。 ○議長(原八郎議員) 皆川消防長。 ◎消防長(皆川宏幸君) 市の取り組みでございますが、現在市のホームページに地震による電気火災対策といたしまして、感震ブレーカーの啓発記事を掲載してございます。また、平成27年11月に経済産業省において感震ブレーカーの普及啓発用リーフレットが作成され、火災予防運動や消防訓練等で周知しております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 大規模地震時に本市で出火防止策としてどのように取り組み、対応していくのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(皆川宏幸君) 消防長。 ○議長(原八郎議員) 皆川消防長。 ◎消防長(皆川宏幸君) 大規模地震時の出火防止対策の取り組みでございますが、防火対象物の防火管理体制の整備充実を図るため、消防立入検査を強化拡充してまいります。自治会や自主防災組織などが実施いたします防災訓練に消防機関が積極的に参加し、火気使用の管理や初期消火方法の知識、技術を指導してまいります。 防火管理者を選任しなければならない事業所では、防火管理体制を構築すること、その他の事業所では地震に対する事前対策と発災時の応急対策が効果的に行われるよう消防指導を強化し、あらゆる事業所における防火対策の確立を図ってまいります。 また、出火防止対策といたしましては、市のホームページや広報紙等を活用し、啓発するとともに、火災予防運動や消防広場などの機会を捉え、その重要性について啓発してまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 出火防止についてお話を伺ってまいりましたが、災害が発生した場合には消防の迅速な対応に市民が大きな期待を持っております。消防は、災害対応の第一線で活動するため、消火、救急、救助などいろいろな現場へ出動いたしますが、消防署では各種災害に対応するため日ごろどのような訓練をしているのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(皆川宏幸君) 消防長。 ○議長(原八郎議員) 皆川消防長。 ◎消防長(皆川宏幸君) 初めに、消防署に配置されております各活動隊についてご説明いたします。 消防署には、災害現場で指揮統制する指揮隊、消火活動などに対応いたします消防隊、傷病者に対する応急処置や医療機関に搬送を行う救急隊、人命救助について活動する救助隊がございます。 訓練につきましては、消火、救助、救命など専門的技術を身につけるための各隊による訓練に加え、救急車と消防ポンプ車が同時に出動し、重度傷病者に対応する連携訓練などを日常的に行っております。また、ハイブリッドカーや太陽光発電など新技術への対応やガス、毒劇物等による特殊災害に関する各種研修を受講し、最新の知識、技術の習得に努めております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 先日台湾で発生した大地震では、崩壊建物により多くの方が閉じ込められ、現地の懸命な救助活動が報道されておりましたが、このように多くの方の人命救助が必要な場合、多数の負傷者が発生する事故への対応として、どのような訓練に取り組んでいるのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎消防長(皆川宏幸君) 消防長。 ○議長(原八郎議員) 皆川消防長。 ◎消防長(皆川宏幸君) 多数の救助を必要とするものや負傷者の発生を想定し、市内3消防署による合同訓練を年3回実施しております。この訓練では、様々な災害状況を想定し、各消防署が連携し、迅速、的確な災害現場活動を確保するための総合的な訓練を行っております。大規模地震災害を想定した訓練では、建物の倒壊により閉じ込められた要救助者の救出訓練や多数の負傷者を重症度と緊急度によって分別し、治療や搬送の順位を判断するトリアージ訓練を実施しております。さらに、近隣市との連携を目的に、松戸市や船橋市との合同訓練や市域を超えた大規模災害に対応するため、野営を伴う千葉県消防広域応援隊合同訓練に参加し、広域災害に備えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) ぜひともそのようにお願いしたいのですが、実は東日本大震災の火災件数とかそういうものが最近火災学会というのですか、そこから発表されております。その中で、398件のうち電気火災による件数が51%、次にろうそくによる火災、これが16%と、考えられないようなろうそくの被害もあるというようなことでございます。ぜひとも啓発するときにこのような事例もあるというようなことを加味して、市民に周知していただきたいと思います。 次に、準用河川二和川整備について再質問いたします。馬込沢地区の方々に説明会を実施し、大体の了承が得られたというご答弁でしたが、おさらいの意味で準用河川二和川の整備について事業概要をお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 事業概要でございますが、準用河川二和川流域は、千葉県が整備を進める真間川流域の中にあることから、整備の条件といたしましては下流に位置する1級河川大柏川や大柏川第2調節池の整備水準である1時間当たり約50ミリメートルの降雨に対応する整備計画としております。事業区間につきましては、横下貯留池付近から東武野田線馬込沢駅西口付近までの延長約1,000メートルでございます。整備方法は、バイパス管として整備する延長約470メートルと河川を拡幅し、整備する延長530メートルとなっております。なお、この拡幅区間では、約40件の方々に用地のご協力をお願いすることとなります。また、事業費総額は約37億円を見込んでいるところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 約40件の人に移転していただかないと成り立たないと。30年も40年も住んでいたところをこの事業に対して移転してもらうのは、本当に気の毒だなというような感もしますが、いずれにしましてもあの地域は家が張りついているのです。道路に張りついているから、これは難工事になるのではないかなと思うのですが、ボックスカルバートを設置する必要があることから随分な事業費がかかっているように思うのですが、その内訳についてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 事業費総額は、約37億円と大変大きなものでございますので、国の社会資本整備総合交付金を活用することを考えております。この交付金制度の事業費は24億円以内となっていることから、24億円の3分の1の8億円が国費、残り16億円のうち7割が船橋市負担、3割が本市の負担となります。さらに、交付金対象以外の約13億円につきましては、基本的には流域案分として船橋市と本市の負担により事業を実施する計画となっております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 馬込沢地区では、過去にも大きな浸水被害が何度もあったわけですが、住民の方から見れば待ち望んでいた事業であり、この整備が進むことで浸水被害が本当に解消できるのか期待していると思います。事業説明会では、質問にもあったようですが、浸水被害が解消できるとうかがえますが、その理由をお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 先ほど申し上げましたが、準用河川二和川流域は真間川流域の中にあることから、千葉県が進める整備水準である1時間当たり50ミリの降雨に対応する整備計画としているところでございます。この整備が完了いたしますと、馬込沢地区のたび重なる浸水被害は改善され、治水安全度は格段に向上するものと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) ほかにも住民の皆さんから移転に伴う不安な面を指摘されているようですが、具体的にどのような質問があったのかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) この地域に住んでおられる方が高齢者で、お子様は他の地区にお住まいになっているケースが多くございます。事業の進捗状況によっては移転時期が遅くなり、そのころには年齢的な問題から移転することが困難な状況になってしまうこともありますので、早期移転を希望する世帯などでは移転候補地を探すにしても用地補償費を早目に提示していただきたいなどの要望が寄せられているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 早期に移転したい方もいろいろな事情があるとわかりますが、市としてはどのように対応していくつもりかお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 約40件という多くの方々に用地のご協力をお願いさせていただきますが、できる限りご希望に沿う形で進めてまいりたいと考えております。その一つとして、移転対象家屋の方々には移転時期を含めたアンケート調査を実施するなどご要望を伺い、できる限りご要望に沿うようきめ細やかな対応をさせていただきたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。
    ◆15番(小泉嚴議員) では、用地取得を進めていくということですが、今後どのような計画で進めていくのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 今後は、皆様方からの用地のご協力をいただくために、まず皆様の所有されている土地の面積や形を確定させる用地測量を行い、ご協力いただく土地の面積を確定してまいります。その後、移転対象となる方々へ移転時期などのアンケート調査を行い、基本的には平成29年度から河川拡幅用地のご協力をお願いしたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 馬込沢地区においては、来年度から浸水被害解消に向けて本格的な事業をやるというようなことでございますが、平成29年度からは拡幅用地の用地取得に取り組んでいくものとご答弁がございましたが、今後二和川の流域の浸水被害解消に向けて市としてできる対策を進めていただきたいと思っているところでございます。この鎌ケ谷7丁目付近は、非常に大変な事業があると思いますが、その大きな事業というのはまず県道と市道の4517号線、いわゆる鎌ケ谷保育所の横断部、船橋市との行政境ですか、この工事が難工事ではないかと思いますが、今後の進め方についてお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 準用河川二和川護岸改修工事の進め方でございますが、まず鎌ケ谷7丁目付近の護岸改修工事の進捗状況についてでございます。現在準用河川二和川護岸改修第29期工事として、延長約130メートルの護岸改修工事を実施しておりまして、平成27年度末の完成を予定しているところでございます。 平成28年度以降の整備計画でございますが、平成28年度に鎌ケ谷保育園付近の市道4517号線を横断するボックスカルバートの改修を実施し、平成29年度に県道市川・印西線のボックスカルバートの改修を実施する計画としております。さらに、平成30年度に船橋市との行政界付近の延長約65メートルの護岸改修を行ってまいりたいと考えております。こうした工事を実施することで準用河川二和川の護岸改修事業が完了することとなります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 現在この護岸改修工事は、鎌ケ谷7丁目付近の工事を実施しております。平成28年度には市道4517号線を横断する部分をボックスカルバートというのですか、今まではヒューム管だったのですが、四角いもので改修工事を行うと。では、この工事の内容についてお聞かせください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 平成28年度に行う改修事業につきましては、既存のボックスカルバートを入れかえる工事を予定しております。この工事を行うことで河床が約40センチメートル下がることとなります。 工事期間中は道路の通行どめを伴いますが、周辺住民の皆様にはできる限り早目の周知を行うなど、影響を最小限にとどめられるよう事業を円滑に進めてまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) この改修工事が完了しますと、県道の横断部分と船橋市との行政境の護岸改修の2カ所が残ります。本来は、下流からこういう護岸工事というのはやるのが基本ですが、なぜ上流部分を先にやるのか、その辺の理由をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 県道市川・印西線の横断部につきましては、大変交通量の多い道路である上に多数の地下埋設物等がございますので、周辺の交通対策や関係機関との調整に相当の時間を要することが想定されることや周辺に与える影響を最小限にとどめる工法を検討する必要があることから市道4517号線を先行して実施することとしたものでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) この県道は、交通量も非常に多いわけです。それと、大型車両や路線バスも運行しているのです。この改修工事には細心の注意を払わなければならない工事だと思いますが、どのような工事になるのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 県道の横断箇所の施工方法についてでございますが、現在検討中でございまして、県道の通行や周辺地域の皆様への影響を最小限度にとどめられる工法を模索しているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 周辺の住民や通過する交通の影響を最小限にとどめ、事故がなく、できる限り浸水被害が軽減できるよう整備の完了に努めてください。 また、これらの上流の護岸改修工事が完了しますと、馬込沢地区の整備が完了しない中で周辺の雨水が多く流れ込んでくる浸水被害が発生する場合があると思いますが、河川改修のほかに鎌ケ谷市として浸水対策を行っているのは何かあるのでしょうか。その辺をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 市では、公共用地を活用した雨水浸透貯留槽の設置、公共下水道が整備された地域では道路側溝や集水ますを浸透式に変えるなど雨水の流出抑制に取り組んでおります。また、民間の宅地開発等が行われる際にも開発面積に応じた規模の雨水流出抑制施設の設置を義務づけるとともに、一般の住宅の新築の際にも雨水浸透ますの設置についてお願いしているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 雨水浸透貯留槽というのですか、浸透式の排水施設を設置するなど取り組んでおられるというようなことですが、その効果についてはいかがでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 雨水浸透貯留槽につきましては、二和川流域で申し上げますと、都市公園内などに3カ所設置し、約360トンの施設を整備したところでございます。また、浸透側溝や浸透式の集水ますの設置にも取り組んでおります。 効果につきましては、大雨時の職員のパトロールや近隣住民の方々の話などを総合しますと、周辺地域や下流河川への負担を軽減する対策として一定程度の効果があったものと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) 公共用地を活用して、雨水浸透貯留槽については今後設置する場所などは決まっているのかお答え願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 鎌ケ谷4丁目や5丁目付近から準用河川二和川までの間には、公園などの公共用地がございます。こうした用地を活用し、雨水浸透貯留槽などを設置することにより治水効果が発揮できる場所の選定をしてまいります。このような公共用地につきましては、上流からの雨水を貯留浸透することにより下流の浸水被害の軽減が見込まれることから、積極的に貯留浸透施設を設置してまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) ここ数年特に二和川流域においては、公共用地を活用して雨水貯留施設の設置を積極的に行っていくというようなことですが、浸水被害の解消に至っていないため、今後も治水事業として公共用地を活用し、施設整備を進めていただきたいと思っております。 ほかに上流部分の一つである船橋市域において治水対策が必要と考えられますが、上流の船橋市から多くの雨水が流れ込んできた場合、鎌ケ谷7丁目付近で浸水被害が起きることが懸念されますが、上流部の船橋市とどのような流出抑制対策を行うのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 船橋市とは、馬込沢地区の浸水被害対策として準用河川二和川整備基本計画を策定するに当たり、鎌ケ谷市との行政界における放流量の協議を行ったところでございます。船橋市の流出抑制対策も基本的には本市と同様な手法で流出抑制を行っているところでございます。 なお、本市との行政界付近は、市街化調整区域でございますが、船橋市では市街化調整区域の調整池の設置基準を市街化区域よりもきつい基準としており、より多くの雨水を貯留することとしております。このことから、船橋市における二和川流域ではより多くの流出抑制を図っていると伺っております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆15番(小泉嚴議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 15番、小泉嚴議員。 ◆15番(小泉嚴議員) では、最後に要望をしておきます。 鎌ケ谷市では、施策として安全・安心のまちづくりを掲げ、様々な事業に取り組んでいることと思いますが、安心して市民生活を営むのには台風シーズンなど安心して生活ができない地域が二和川流域の市民であります。ぜひ市民の皆様が安心して生活できるよう積極的な事業展開していただきたいと思います。 要望して私の質問を終わります。 ○議長(原八郎議員) 以上で15番、小泉嚴議員の一般質問を終結します。 ○議長(原八郎議員) 次に、4番、佐竹知之議員に発言を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 議席番号4番、日本共産党の佐竹知之です。2016年、平成28年3月定例会において質問通告に基づき一般質問を行います。 私の質問は、次の3つのテーマです。1つ目は、高齢者及び障がい者世帯に対する地域、行政が一体になった支援体制、地域包括支援体制の問題です。そして、2つ目は、農家に対する支援体制がどうなっているのか、どんな制度があり、活用状況はどうかについて。そして、3つ目は、県道8号線、東武線鎌ケ谷駅東口交差点北側を横断するための信号機設置についてです。 まず最初に、本格的な高齢化社会を迎え、高齢者のひとり暮らしや高齢者のみの世帯が多くなりました。内閣府の調査では、平成26年度10月現在で全国の高齢者世帯は3,300万世帯であり、その半分が夫婦のみとひとり暮らしであるということです。また、障がい者(児)のいるご家庭でも親亡き後のことを初め、様々な悩みを抱えながら暮らしていらっしゃいます。そして、これらの方々は、いつまでも安心して暮らしていける鎌ケ谷市をと切望されていると思います。そのためには地域社会と行政が一体となって、奉仕活動や体制の構築、行政のプランニングが大変重要になってきます。 そこで、大きな質問の1番目に、対策の基礎となる鎌ケ谷市における現状の数字をお伺いしたいと思います。1つ目は、高齢者ひとり暮らしの世帯数、2つ目はご夫婦など高齢者のみの世帯数、そして3番目には障がい者の世帯数について現況はどうなっているか伺いたいと思います。 次に、鎌ケ谷市の産業の大きな分野を占める農業、野菜もありますが、特に梨の栽培では県内でも市川市、白井市に次ぐ第3位の生産量を誇る鎌ケ谷市です。1件1件の農家の皆さんがそれぞれご苦労されて営農されていると思います。特に果樹栽培は、害虫予防や野鳥などの害から作物を守り、また天候などによって作業工程や収穫が左右されたり、いろいろなご苦労があると思います。農薬の散布も苦労の一つだと農家の皆さんが言っています。昼間散布すれば近隣の住民から洗濯物が干せない、子供の登校時で危険だなど苦情が来るので、早朝まだ暗いうちに散布をしていると機械の音がうるさいと言われる、そういうことであります。近隣の住民には気を使っていることも大変多いということであります。 そこで、大きな質問の2つ目ですが、苦労しながら営農している農家に対し、鎌ケ谷市では農家を支援するためのいろいろな制度があると思いますが、各種制度の概要と活用状況を教えてください。 次に、県道8号線、通称船取線ですが、この鎌ケ谷駅東口交差点北側への信号機設置問題について伺います。皆さんのお手元にその位置図といいますか、地図を用意しました。この問題は党派を超えて多くの先輩議員も取り上げてきた問題の道路です。皆さんも見ていて大変危険だという共通認識なので、取り上げていることと私は思います。事故があってからでは遅いと思いますので、二番煎じ、三番煎じと言われてもいいので、あえてこの問題を提起させていただきます。 大きな質問の3つ目ですが、市当局の担当者の皆さんも現場はご承知だと思います。横断禁止の標識はありませんでしたが、とにかく交通量が多く、横断は大変危険なところです。しかし、多くの通勤者が特に忙しい朝の時間帯に足早に横断しています。私は大変危険だと思いますが、市当局の認識について伺いたいと思います。 以上、3点最初の質問です。その他の質問は再質問で行います。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(原八郎議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) はい、議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 大きなご質問の1点目、高齢者、障がい者世帯などに対する地域社会の奉仕活動と地域包括支援センターの整備についてお答えいたします。 お尋ねは、鎌ケ谷市における現状について3点ございました。1点目、高齢者ひとり暮らしの世帯数でございますが、平成27年4月1日現在で3,293世帯となっております。 2点目、高齢者だけの世帯数でございますが、平成27年4月1日現在で4,799世帯となっております。 3点目、障がい者だけの世帯数は把握しておりませんので、障がい者がいらっしゃる世帯数でお答えいたしますが、平成28年2月23日現在4,568世帯となっております。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 議長、市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 私からは、大きなご質問の2点目、農業の振興を図るための各種制度の改善と新設制度の検討についてのご質問にお答えいたします。 お尋ねは、梨農家の営農を応援する各種制度の概要と活用状況についてでございました。梨農家への営農を応援する各種制度でございますが、各団体への補助金といたしましては、本市の梨農家のほとんどが組合員として加入されている鎌ケ谷市梨業組合及び市内観光農園が加入されている鎌ケ谷市観光農業組合などに対し、農業振興対策事業補助金を交付しております。これら補助金の活用状況でございますが、平成27年度の状況を申し上げますと梨業組合へは120万円、観光農業組合へは46万6,000円を交付してございます。 次に、農家単体への制度でございますが、スピードスプレーヤー等の農業機械を購入する際の融資に対し、一部利子補給を行う農業振興資金利子補給制度などがございます。今年度の利子補給の活用状況でございますが、平成27年12月末現在で38件、合計3,292万円の融資額に対し48万4,387円の利子補給を行っております。このほか都市化の影響により焼却処分が年々厳しくなっております梨の剪定枝の堆肥化事業に対する負担金補助や梨農家をお手伝いしていただく援農ボランティアなどの育成事業などを実施しております。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) はい、議長、都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 大きなご質問の3点目、県道8号線、東武鎌ケ谷駅東口北側への信号機設置の検討についてお答えいたします。 お尋ねは、横断する通勤者が多く危険と思うが、市の認識は、についてでありました。県道船橋・我孫子線と鎌ケ谷駅東口駅前広場から東に向かう市道40号線との交差点である鎌ケ谷駅東口交差点から北側に約60メートルほどの箇所で、駅を利用する通勤者などの歩行者が県道を横断している場所です。この付近の県道船橋・我孫子線は、日常的に交通量の多い道路でありますが、北向きの車両は交差点を越えたばかりで加速している状態となっております。一方、南向きは、信号のタイミングもございますが、青信号の間に交差点を通過しようと比較的スピードが高い車両も見受けられることから、乱横断は大変危険な状況であるものと認識しております。こうした乱横断の要因としては、駅利用者が県道を横断する場合、鎌ケ谷駅東口交差点の信号のある横断歩道を利用することとなりますが、横断方向の待ち時間が長いこと、また鎌ケ谷駅東口交差点より北側にお住まいの方にとっては遠回りに感じることなどから、横断者が発生するものと考えられるところでございます。この横断が非常に危険であることから、乱横断の防止を呼びかける看板の設置や横断防止柵の設置などの対策を実施してまいりましたが、依然として乱横断が見受けられる状況でございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) それでは、再質問で順次お伺いさせていただきます。 まず、第1のテーマであります高齢者、障がい者問題について伺います。孤独死、孤立死は、ここ数年大きな社会問題になっています。子供たちも巣立ちして夫婦2人となり、やがてどちらか一方が亡くなればたった一人で寂しい余生を送ることになります。様々な原因はありますが、誰にもみとられることなく息を引き取り、人間の尊厳が守られない状況で何日間も放置された後、発見されることも最近では珍しくなくなりました。今そのようなことのないように社会や行政が大きく動き始めていると思います。 そこで、お伺いしますが、孤独死、孤立死の定義とは何か。また、鎌ケ谷市における最近5年間の孤独死、孤立死の数はどのぐらいかわかったら教えていただきたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) はい、議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) まず初めに、孤独死と孤立死についてでございますが、厚生労働省の高齢社会白書では、誰にもみとられることなく息を引き取り、その後相当期間放置されるような状態を孤独死、または孤立死として表現しておりまして、法的に明確な位置づけはなされておりません。 本市における孤独死、孤立死の発生数でございますが、鎌ケ谷警察署を通じて千葉県警本部にもご確認させていただきましたが、孤独死の件数は把握できないとのご回答でございました。このため担当課で確認した状況としてお答えいたしますと、平成23年度が5件、平成24年度は2件、平成25年度は1件、平成26年度はゼロ件、平成27年度は現在までのところ1件でございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。
    ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 警察も把握できていないとのことでした。自宅でひっそりと亡くなった場合でも発見されたときには警察の現場検証があり、検視官の検視もあるわけですから、孤立死や孤独死の統計はわかると思うのですが、これが把握できていないということは余り人間の死について尊厳が払われていないような気がして残念です。 では次に、これらの孤立死、孤独死を生まない対策についての取り組みが重要だと思いますが、市の対策で取り組んでいることがありましたら伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 本市では、地域で高齢者に声をかけ、見守ること、いわゆるふだんからのご近所づき合いが孤立死、孤独死を生まない対策に最も効果があるものと考えております。また、本市では、民間事業者のご協力によりひとり暮らしの高齢者などの見守りを行う目的で鎌ケ谷市高齢者見守り事業を行っております。協力事業者は、電力会社、ガス会社、新聞販売店、宅配事業者、郵便局、コンビニエンスストアなど20事業所にご参加いただいております。具体的には新聞や乳飲料などの民間事業者が高齢者宅へ配達する際に新聞ポストに新聞が数日たまったままになっている、家の明かりがついたままになっている、洗濯物が干したままになっている、何日も雨戸が閉まったままになっているなど異変に気づいたときに市にご連絡していただきます。このご連絡によりまして市の担当部門で直ちに現地調査などを行い、状況に応じて消防署、警察署へ連絡し、協力を要請いたします。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 民間事業者に協力を依頼することは大事なことだと思います。ぜひこれは続けていっていただきたいと思います。 そこで、超高齢化社会進展のもと、政府は2025年に向けて自己責任と医療、介護の営利、市場化を土台とした地域包括ケア体制の整備を進めようとしています。これは、2014年に成立した略称プログラム法及び医療介護総合法の具体化です。これらの法律の概要について教えてください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) まず、プログラム法の概要でございますが、正式名称は持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律でございまして、少子化対策、医療制度、介護保険制度、公的年金制度など法制上の措置として講ずべき社会保障制度改革の全体像やその方向性、進め方などを法的に明示したもので、社会保障制度改革の全体像や進め方を明らかにすることから、社会保障改革プログラム法案と呼ばれたところでございます。 次に、医療介護総合法の概要でございますが、正式名称は地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律でございまして、プログラム法での規定を踏まえ、持続可能な社会保障制度の確立を図るため都道府県に新たな基金の創設や医療、介護の連携強化、医療法関係では地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保、介護保険法関係では地域包括ケアシステムの構築と費用負担の公平化を規定した社会保障制度改革の関連法でございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 政府が進めようとしている自助、共助を中心とした地域支援包括体制ですが、自治体や地域医療機関が手も足も出さなければ何の進展も望むことができません。政府が猶予期間としてきた期限が切れ、平成29年度から鎌ケ谷市でもいよいよ全面的に実施しなければならないと思います。そこで、鎌ケ谷市での具体化はどのように考えているか伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) はい、議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 新しい総合事業では、今まで要支援1、2と認定された方に対する予防給付のうち、訪問介護、通所介護につきましては全国一律の基準に基づくサービスから地域の実情に応じて市町村が効果的かつ効率的に実施することができる地域支援事業へと移行いたします。現行のサービスはそのままに、そのほかにボランティア、NPO、民間企業が生活支援サービスを提供することを想定しており、本市では平成29年4月からの移行開始に向け、平成28年度中にその方向性を決定してまいります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) その新しい総合事業の中で重要な役割を果たすのが地域包括支援センターだと思います。地域の皆さんが頼りにして、いろいろな相談をされるのがセンターです。また、地域ごとに高齢者などの実態をつかまれるのも支援センターの大事な役割です。もう既に準備もし、活動を開始していると思いますが、この地域包括支援センターは、鎌ケ谷市には現在どの地域に何カ所設置しておられるでしょうか、伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) はい、議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 現在地域包括支援センターは、市内3カ所に設置してございます。設置箇所につきましては、初富地区の初富保健病院内に初富地域包括支援センター、シルバーケア鎌ケ谷内に西部地区包括支援センター、道野辺地区の特別養護老人ホーム慈祐苑内に南部地域包括支援センターがございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 既に地域包括支援センターは設置されて、活動に入っているということでした。ここで1つ要望ですが、東部地域には地域包括支援センターがないので、つくってくださいという要望が寄せられておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、要支援1、2の訪問介護と通所を保険給付から外し、自治体の総合事業に移行するとしている件ですが、通所介護の保険給付を制限、特別養護老人ホームの入所条件も要介護3以上になると言われております。これら保険給付から外された人たちは、今後どのようになるのでしょうか。つい最近私のところにも50歳代の男性から電話が入りまして、今父親をホームに預けて会社に勤めているが、6月に再認定がある。もし要支援3以下だったらホームを出なければならないのか。父一人子一人なので、そうなったら父の介護のために会社をやめなければならなくなる。介護退職となるといった話が寄せられました。私は、間々ある話だなと深刻に受けとめます。そこで、現に入所している人たちも要介護3以下と判定を受けたら退所しなければならないのでしょうか。見解を伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) はい、議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 要支援1、2と認定された方は、地域支援事業へと移行されますが、市が実施する事業として今までどおりの訪問介護、通所介護サービスが受けられます。 また、平成27年4月から特別養護老人ホームは、在宅での生活が困難な中度、重度の要介護者を支える機能に重点化され、入所できる方は原則要介護3以上の方になりましたが、既に入所されている方は要介護認定が3未満でも引き続き施設入所を継続することができます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) 議長。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 心配されている方に早速連絡してあげたいと思います。 次に、鎌ケ谷市後期基本計画第3次実施計画、健康で生きがいのある福祉・学習都市をめざして、パートナーシップによる地域福祉活動の推進の中で、基本事業の狙い、目指す姿を実現するための主な内容として、1つ、地域での支え合い活動の充実、2つ目は社会福祉協議会との連携、3つ目はボランティア活動の活性化とあります。つまりセーフコミュニティーを目指していると思います。 市では、孤立死、孤独死を出さないために65歳以上の高齢者世帯、ひとり暮らし世帯、障がい者世帯など地域の実態についてある程度把握しているとは思いますが、徹底した実態把握活動が求められると思います。そこで、質問ですが、この高齢者、障がい者の個々の世帯の実態把握について市としてどこまで把握できているのか伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) はい、議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 障がい者世帯の実態把握といたしましては、障害者手帳の交付時に世帯の状況を確認した上で、障がい者が利用できる制度の説明を行っております。また、障がい者福祉サービスを利用する障がい者については、障がい者の心身の状況、その置かれている環境、サービスの利用に関する意向、その他の事情を勘案して厚生労働省令で定める事項を記載したサービス等利用計画書を相談支援事業者が原則として提出することになっているため、障がい者ご本人及び世帯の状況について把握することができます。 高齢者の実態把握につきましては、毎年9月中旬から11月の中旬にかけまして民生委員の方に実態把握を依頼しております。民生委員の方がご自分の受け持ち地区の高齢者宅を戸別訪問し、高齢者の実態を把握していただき、ご報告をいただいております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 高齢者、障がい者の個々の実態把握をぜひお願いします。ただ、民生委員だけにお任せというのではなかなか進まないのではないかと思います。民生委員さんもふだんからある程度実態はつかんでいると思いますが、余り無理をさせるとやめる人も出るのではないかと懸念しております。知恵を絞って、過重な負担にならないようお願いします。 そして、セーフコミュニティーを目指すのであれば、体制をつくり、孤独死、孤立死ゼロを目指すべきです。質問ですが、まず市として専門性を持つ職員を配置し、行政内部の横断的な連携、他機関との連携等で共有できる体制をとることが必要ではないかと思いますが、見解を伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) はい、議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 孤独死、孤立死防止には、自分のことは自分で守る自助や地域において常日ごろから接している隣近所、自治会、地区ふれあい員、民生委員の方などとの連携や高齢者見守り事業を行っている民間事業者とも地域で高齢者を見守っていく共助が必要と考えております。市におきましても例えば保健師、ケースワーカーなど専門資格を持っている職員を通じ、関係課で連携を図っておりまして、さらに民生委員など関係機関との連携を図っており、このような連携は重要と考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 職員間の連携も十分図っているとのことで安心しました。 次に、障がい者の問題です。とりわけ精神、知的障がいを持つ人たちへの対応ですが、余り人に話したくないことから相談もしない、手帳の申請もしないなど、実態がつかみづらいことは聞いております。しかし、対策を立てるにはある程度の把握は必要だと思います。今精神疾患を持つ人たちが年々ふえていると聞いております。医療機関と連携して実態把握に努めるべきだと思います。 そこで、質問ですが、手帳を持つ障がい者は当市で何人ぐらいおられるでしょうか。また、精神障がい者に関しては手帳の取得率が低く、症状も多岐にわたり、十分な対応ができないと聞いております。手帳を取得している人は、全体の障がい者の中でどのぐらいの捕捉率でしょうか。推定で結構ですので、お答えください。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 本市の平成27年3月末現在における障害者手帳を所持している人数でございますが、身体障がい者が3,472名、知的障がい者が650名、精神障がい者が593名の合計4,715名でございます。 また、精神障がい者の方で手帳を取得している人の割合でございますが、精神通院で自立支援医療を受けている方で精神障害者保健福祉手帳を所持している人の割合でお答えいたしますと、おおむね28%でございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 捕捉率がおおむね28%とのこと。まだ7割以上の方々が疾患がありながら手帳の交付も受けていない現状だということがわかりました。 精神疾患の患者さんは年々ふえ続けていますが、専門医はこのような患者さんを地域で支えるには24時間体制のアウトリーチが必要だと指摘しております。そこで、質問します。精神障がい者が地域で安心して暮らせるため、また孤独死、孤立死を防ぐためにも保健師の配置は急務であります。リスク世帯発見のため、また見守り事業を拡大する上でも体制強化は必要です。鎌ケ谷市には保健師が何人配置されているのでしょうか、伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 平成27年4月1日現在、市の保健師は23名おりますが、そのうち地区担当の保健師は11名でございます。また、障がい福祉課に保健師1名が配置されておりますので、本市が援護している精神障がい者の方たちに対しましては、これら保健師と連携して対応しているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 精神障がいを持つ方たちは、自分の思い、苦しみを誰にもわかってもらえないとみずから孤立の道に踏み込んで、時には自分を傷つけたり、自殺などの行動をとったりもします。保健師さんたちと密に連絡をとりながら、精神科医などとも連携、よき相談相手になってほしいと思います。 高齢者のひとり暮らしの孤立死、孤独死を予防するため、緊急通報システムはよく知られているところですが、ハローテレホン事業を考えてはどうでしょうか。ひとり暮らしの孤独な高齢者、障がい者などに訪問するとともに、電話でお元気ですかと声をかける。これだけでもすごく効果があると思うのです。また、高齢者、障がい者に異変があった場合の早期発見に加え、精神的癒やしの効果も期待できます。市当局の見解をお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) はい、議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) 孤独死、孤立死を予防するためには、自助、共助における連携が大切でございますが、市では孤立死、孤独死の予防策として緊急通報システム事業を実施しております。緊急通報システム事業は、ひとり暮らしの高齢者などに心臓疾患等の慢性疾患や転倒などにより緊急のときの連絡方法が不安な方に通報機器を貸し出している事業でございます。その事業の中で月1回契約者にお伺いの電話の安否確認を行っていただいていますので、ハローテレホン事業の導入は今のところ考えておりません。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) 議長。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) わかりました。 それでは、ライフライン事業者との提携について伺います。これは、生活困窮者の自立支援の一環でもあり、命を救済する事業でもあります。厚生労働省は、昨年2月の通知で改めて電気、ガス、水道などのライフラインの料金が生活困窮のために滞納となった状況を事業者がつかんだ場合、自治体への情報提供と連携強化の協力を要請しています。私は、昨年6月の一般質問でも紹介し、ニュースでも大きく取り扱われた一昨年9月の事件、銚子市の県営住宅で家賃が払えず、明け渡し執行の日に母親が中学生の娘さんの首を絞めて殺害し、無理心中を図ろうとした事件、母親は現在服役中ですが、二度とこのような事件を起こさせてはならない、あらゆる手だてを尽くして防止することが重要だと思います。そのためガス、水道、電気などの事業者に協力を要請し、大きな滞納を抱えている世帯の通報と状況の把握、本人からの相談を受けてほしいと思います。そこで、質問ですが、そのような理由からライフライン事業者への協力要請はしているのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(望月忠君) はい、議長、健康福祉部長。 ○議長(原八郎議員) 望月健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(望月忠君) ライフライン事業者との連携についてでございますが、現在は生活に困窮されている方の把握につきましては、アパートの大家さんなど地域の方や関係団体の方からの自主的な情報をいただくことにより把握を行っているものでございまして、ライフライン事業者への協力要請は行っておりません。今後生活に困窮されている方の連絡、協力体制につきましては、研究してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) ぜひ協力要請はアパートの大家さんだけでなく、電気、ガス、水道などの事業者との連携協力要請をしてください。一番最初に亡くなった人の人間の尊厳を言いましたが、今お話ししているのは生きて生活している人間が生活の困窮に陥ったときに、その人たちを救済しようというものであります。好きで家賃や電気、ガス、水道の料金を滞納する人は少ないと思います。生活に困窮して、払いたくても払えなくなったというのが普通の人たちです。そんなときライフライン事業者は、要請もされていないのに通報はしてくれません。私は、ぜひ人間味のある温かい手を差し伸べていただき、鎌ケ谷市は本当にすばらしい温かい配慮のある市だと思っていただけるようにしていただきたいことを要望して、このテーマを終わります。 次に、鎌ケ谷市の農業を発展させる課題について質問します。最初の回答で制度の活用状況についてはわかりました。次に、現在の課題と認識について市当局の考えを伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 現在の課題でございますが、都市化の進展による農地の減少、農住混在化が進むことによる周辺への配慮、農業従事者の高齢化と後継者不足などが挙げられます。中でも農業の後継者不足は全国的な問題となっており、本市におきましても重要な課題として捉えております。このような中、持続して農業経営を行っていくには大変厳しい環境にあるものと認識しております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 鎌ケ谷市の産業である農業、とりわけ梨農家発展のために現在の課題に行政が応援する上で何が必要かの認識を伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。
    ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 鎌ケ谷市の農業の特性を見定め、農業振興に向けた課題を整理していく必要があると認識しており、担い手の育成、環境に配慮した農業の推進とともに、鎌ケ谷産梨のブランド化の推進による農業経営の安定化に取り組んでいるところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 私は、農家の皆さんの要望を本格的に聞いているわけではありませんが、とりわけ都市近郊農業は大事だと考えています。農家の皆さんと行政がお互いに意見交換を図り、よりよい方向に持っていかなければなりません。そこで、市としては、農家の皆様に何を望んでいるのか伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市として農家の皆様に望んでいるものといたしましては、持続性のある農業経営の確立と市民との共存共栄でございます。また、農家の皆様に新鮮で安全、安心な食材を提供していただくことが本市の魅力づくりにつながるものと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 持続性のある農業経営の確立、そして農家と市民の共存共栄が図られること、大事なことだと思います。 そこで、後継者問題や営農上の問題など様々な悩みを抱えながら頑張っている農家に対して、鎌ケ谷市が応援している事業として先ほど農業振興対策事業補助金がありましたが、ほかに補助対象は何があるか伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 補助金の交付につきましては、鎌ケ谷市農業振興対策事業補助金交付基準により定められており、対象事業として先ほど申し上げました梨業組合などを対象とした農業団体育成に関する事業のほかに、園芸振興に関する事業、施設園芸育成に関する事業、営農環境整備に関する事業、畜産振興に関する事業、農家生活改善に関する事業、被災時の復旧に関する事業がございます。 なお、補助の対象者は、一部の除き農家3戸以上で構成する農業者団体としております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 様々な梨農家を応援する事業を展開していることがわかりました。 次に、防鳥害ネットへの補助制度改善について伺います。農機具の購入や防虫、防鳥ネットなどの購入に際して、鎌ケ谷市はなぜ個々の農家で購入することができないのか。3戸以上の団体購入でなければならないのか伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 防鳥ネットの補助制度は、先ほどご説明した園芸振興に関する事業に該当し、農業者団体を補助金対象の交付対象として定めており、個々の農家は補助対象としてございません。農家3戸以上で構成する農業者団体を補助対象として規定したのは、平成17年当時の県、近隣市の状況を踏まえ、総合的に判断したものでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 近隣市、とりわけ梨の生産1位の市川市、2位の白井市、そして船橋市、松戸市について防鳥ネットの補助制度の比較について伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 防鳥ネットに関する補助制度につきまして近隣市の補助対象の状況をお答えいたします。 市川市につきましては、補助対象を個々の農家単位としていると伺っております。白井市につきましては、平成25年度から平成27年度の3カ年限定でネットの張りかえを希望する農家に組合を組織してもらい、その組合に対して補助金を交付していると伺っております。船橋市につきましては、果樹園芸組合にて取りまとめてもらい、当該組合に対して補助金を交付していると伺っております。松戸市につきましては、認定農業者であれば個々の農家単位でも補助の対象となる旨伺っております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) このテーマの最後に、団体ではなく防鳥ネットに対する費用補助を個々の農家に対して行うことを提案し、市の考えを伺いたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 防鳥ネット整備の補助金交付の取り扱いにつきましては、各市様々な対応をしておりますことから、使い勝手も含め近隣市の補助金交付状況や関係団体等から意見を聞いて、今後の課題として検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) このテーマの最後に重ねて要望します。ぜひ検討されて、個々の農家に対する補助金とする制度に見直していただくことを強く要望したいと思います。特定農業者、または認定農業者3件以上で構成する農業団体に対して補助金を交付するという規定は、防鳥ネットだけでなく農機具などにも適用されています。しかし、特に農機具の共同購入では、農繁期が重なることから使い回しはできず、農家の皆さんからは不合理と言われています。 以上でこのテーマの質問を終わり、最後のテーマ、交通安全の問題に移ります。 駅前信号と同時連結の信号機を設置すべきということで提案をさせていただきましたが、この件についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 信号機の設置は、千葉県公安委員会となりますので、確認したところ、鎌ケ谷駅東口交差点との距離が短いこと、鎌ケ谷駅東口交差点の信号はすぐ南側の信号機と連動しており、システム上難しいこと、さらに信号機が短い区間の中で連続してしまうため県道船橋・我孫子線の渋滞がさらに大きくなることなどから、信号機の設置はできない旨お伺いしております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) それでは、今後この箇所につきましてはどのような対策が可能なのでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 都市建設部参事。 ○議長(原八郎議員) 鎗田都市建設部参事。 ◎都市建設部参事(鎗田淳君) 現状の中で考えられます対策は、やはり危険な乱横断をしないよう、そして信号のある横断歩道を利用していただくようお願いしていくことが重要であるものと考えております。 なお、現状の中で今後さらに有効な対策が可能かどうかにつきましては、引き続き警察と協議してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆4番(佐竹知之議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 4番、佐竹知之議員。 ◆4番(佐竹知之議員) 引き続き警察との協議を続けて、よい方法を考えていただきたいと思います。幾ら横断は危険だからやめろといっても横断は続くと思います。何らかの方法で信号機を設置するしかないと思います。例えば少し距離はありますが、東口交差点を含めてスクランブルにするとか、ぜひよい解決方法を見出してくださることを最後にお願いいたしまして、私の一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 以上で4番、佐竹知之議員の一般質問を終結します。 休憩します。再開を3時15分とします。          午後 2時39分  休 憩                                                      午後 3時15分  再 開 ○議長(原八郎議員) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(原八郎議員) 次に、2番、中村潤一議員に発言を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 議席番号2番、3月定例会の通告に従い、一般質問をいたします。2点ありまして、1点目は農業振興について、2点目が市の自然と農業等を生かした観光促進についてお伺いいたします。 私が生まれ育ったふるさと鎌ケ谷は、私たちが子供のころから緑が豊かで恵まれたまちでしたが、それから半世紀のうちに人口は増加し、交通機関が発達し、都市化の進展とともに緑も減少し、変貌しつつあります。鎌ケ谷市民憲章においても、「梨の花咲く郷土かまがやに誇りを持ち、住みよいまちづくりをめざしてこの憲章を定めます」と記しております。また、レインボープラン21の後期基本計画第3次実施計画の基本構想に挙げる都市像も「緑とふれあいのあるふるさと鎌ケ谷」としております。最近農家の相続発生や後継者不足など様々な理由により、緑の多くを構成する畑や林が減少していることから、昨年9月に質問した農業に関して鎌ケ谷市の重要な産業である農業振興について再度お伺いするものです。 まずは、現状と、そして平成27年の農業センサスの速報値が出ていると思いますので、農家数、耕作面積について前回実施した平成22年との比較についてもあわせてお聞かせ願いたいと思います。 次に、鎌ケ谷市は、改めて申し上げるまでもなく、東京都に隣接し、都心からも成田空港からも40分程度と非常に位置関係に恵まれております。また、市内には東武線、新京成線、北総線各駅8つがあり、交通機関の利便性が高い環境を有しております。そして、残された自然と農業等の地域資源が鎌ケ谷市の貴重な財産としてありますので、これらの資源に観光という名の光を当て、市内産業と人材の活用を図ることが市内外からの観光客を呼び込む上で必要ではないかと考えております。 ピンチはチャンスであると思っております。農業の縮小、低下基調が続く中、観光等の活用により道を開けたらと思うことから、通告の2点目の自然と農業等を生かした観光促進についてお伺いいたします。最初に、観光ビジョンの概要についてお聞かせ願いたいと思います。 また、その他の質問につきましては、再質問でお聞きいたします。執行部にあっては、明快なご答弁をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(原八郎議員) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 議長、市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 農業振興に関するご質問と市の自然と農業等を生かした観光促進に関するご質問にお答えいたします。 初めに、農業振興に関するご質問でございますが、お尋ねは2つございました。1つ目の農業の現状についてでございますが、本市は首都近郊の住宅都市として発展する中、これまで都市と農業の共存がなされてまいりました。梨農家を含め本市の農家全般に言えることでございますが、住宅地の増加とともに農地の減少及び農住混在化がますます進み、農家としては周辺への影響を配慮しながら営農せざるを得ない状況でございます。あわせて農業従事者の高齢化と後継者不足により、持続性のある農業経営を行うには大変厳しい状況にあるものと認識しております。一方、本市を含む東葛地域は、首都東京という巨大消費地が身近にあるという利点から、供給競争を意識する中で伝統的に養われた高い技術力とすぐれた経営感覚を持った農家の方々が多くいらっしゃいます。これらの方々がアイデアを出し合うことにより、今後なお発展する可能性は十分あり、生産者と消費者の共存共栄を図ることにより農業経営の活路を見出せる地域であるとも言えます。 次に、2つ目のお尋ねの平成27年の農林業センサスの速報値における農家数と耕作面積の現状について平成22年との比較でお答えいたします。農家数につきましては、平成27年の速報値で294戸、平成22年が334戸でございましたので、この5年間で40戸、率にして約12%減少している状況にございます。耕作面積につきましては、平成27年の速報値で約352ヘクタール、平成22年が約390ヘクタールでございましたので、この5年間で約38ヘクタール、率にして約10%減少している状況でございます。 続いて、大きなご質問の2点目、市の自然と農業を生かした観光促進についてお答えいたします。お尋ねは、観光ビジョンの概要についてでございました。鎌ケ谷市観光ビジョンは、平成25年度から平成34年度までの10年間に実施する具体的な取り組みを掲げ、訪れてみたい、訪れてよかった、住んでみたい、住み続けたいと思われるようなおもてなしの心が感じられるまちを目指し、これを実現するための5つの基本方針と24の具体的な実施項目を定めております。 その中で、本ビジョンを持続的に実施するため、速やかに実施でき、実施の可能性が高く、かつ様々な主体が協働で実施し、全員で効果を確認できる事業、これをリーディングプロジェクトとして位置づけ、次の3つの事業を先行して取り組むこととしております。1つ目は、認知度の高い鎌ケ谷大仏、ファイターズタウン鎌ケ谷、梨園・ブドウ園の3大コンテンツ間の回遊性の向上でございます。2つ目は、3大コンテンツの一つである北海道日本ハムファイターズを共通資源に、他の自治体との人的交流などを推進するファイターズ資源共有化と連携強化でございます。3つ目は、自分たちのまちに愛着や誇りを持ち、市民、事業者、行政が相互に連携し、協働で取り組むことの大切さを理解することを目的とした観光タウンミーティングの開催でございます。市では、今後これらのリーディングプロジェクトを中心に、計画的に事業を実施することで観光振興を推進してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) やはり想定していたとはいえ、農家の数、耕作面積ともに大分減少していることがわかります。 それでは、引き続きお伺いいたします。農業従事者数、従事者年齢別人数、性別についてわかりましたらお願いをいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 農業従事者数でございますが、平成27年の速報値で746名、平成22年が857名でしたので、この5年間で111名、率にして約13%減少している状況にあります。 従事者の年齢別人数と性別でございますが、平成27年の速報値では15歳から29歳の男性は27名、女性は14名、30歳から49歳の男性は90名、女性は61名、50歳から69歳の男性は194名、女性は182名、70歳以上の男性は86名で女性は92名でございます。平成22年と比較しますと、いずれの年齢層でも減っており、その減少人数は15歳から29歳の男性は7名、女性は5名、30歳から49歳の男性は19名、女性は18名、50歳から69歳の男性は23名、女性は16名、70歳以上の男性は7名、女性は16名減少している状況にあります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 同じく従事者数についても今のお話ですと50歳以上で554名、この年代で74.2%、70歳以上で178名、23.8%と高齢の方がかなり多く占めていることがわかりました。 では、後継者のありなしの農家については把握されているかどうか伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 後継者の有無につきましても平成27年の農林業センサスの速報値でお答えいたします。 294戸の農家のうち同居の農業後継者がいる農家は108戸、率にして約37%、同居ではないが、農業後継者がいる農家は27戸、率にして約9%、農業後継者がいない農家は159戸、率にして約54%となっております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 後継者がいない農家が54%もあるなど、大変厳しい現状がわかりました。 先ほど全体の農家数をお聞きしましたが、鎌ケ谷市の農家の約6割が梨農家とお聞きしておりますが、梨栽培農家についてはどのような状況でしょうか、お伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 梨栽培農家の状況でございますが、近年の農林業センサスには梨農家に特定した項目がないため、樹園地という項目でお答えさせていただきます。 まず、樹園地のある農家数といたしましては、平成27年が202戸、平成22年が213戸で、この5年間で11戸、率にして約5%農家数が減少している状況にあります。次に、樹園地面積ですが、平成27年が約190ヘクタール、平成22年が約213ヘクタールで、この5年間で約23ヘクタール、率にして約11%樹園地の面積が減少している状況にあります。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。
    ◆2番(中村潤一議員) 樹園地のある農家についても202戸、190ヘクタールとやはり厳しい状況は変わらないようですが、先ほどの答弁の中で梨農家の抱える課題的なことがありました。特に都市化の中での梨農家の課題としての農薬散布、剪定枝処理、騒音、病気、人手不足などについての現状についてお尋ねをいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 梨農家の現状といたしましては、梨畑の周辺に住宅が建築されている場合に、薬剤散布機械の騒音等で近隣住民に迷惑とならないよう散布を行う時間帯や当日の天気、風向き等に注意して散布をしていただいております。また、梨の剪定枝処理につきましても営農する上では焼却処分がやむを得ないものとして、市民の皆様に広報かまがや等によりご理解、ご協力をいただいているところでございますが、やはり年に数件は煙害についての苦情をいただいている状況でございます。さらに、梨の適正な育成管理を行うために病気や病害虫駆除に有効な薬剤散布時期、散布方法等につきまして市梨業組合による農薬講習を毎年実施しているところでございます。しかしながら、中には農業従事者の高齢化や後継者不足などのやむを得ない事情で人手不足となり、適正な管理を十分行うことができない梨農家もございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 現状はわかりましたが、これらに対する市としての対策はいかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市の対策といたしましては、人手不足の農家に対して農作業の補助を行う援農ボランティアを育成する事業を実施しております。また、農業青少年クラブの活動支援などを行うことで若手の農業従事者の活性化及び拡大を図っております。今後も引き続き市農業委員会、市梨業組合、県農業事務所等の関係機関と相談、連絡、連携、協力して、鎌ケ谷市産梨の適正な育成管理対策を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 農業従事者が課題に直面し、困った場合、今あった相談内容があるということですが、具体的にはどんな対応をしているのかお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 相談業務でございますが、病害虫に有効な農薬に関するものなど栽培に関する技術的な相談につきましては、県農業事務所の普及指導員が対応しております。また、本市においては、人手不足の農家に対し農作業の補助をしてもらう援農ボランティア等に関する相談を行っております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) いろいろ対策を講じていただいておることわかりました。相談業務につきましては、農家さんでは様々な問題を抱えていることも聞いております。担当部門には気軽に相談に乗れる体制を要望いたしまして、次の質問に移ります。 では、少し視点を変えまして、市民憲章において「梨の花咲く郷土かまがやに誇りを持ち」とありますが、小中学生が農業体験、梨農家体験を通じて郷土鎌ケ谷の梨栽培農家を知り、理解することも非常に大切なことと感じておりますが、いかがでしょうか。市の特産品である梨に関して実際に学校で行われている学習がありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 鎌ケ谷市で行われております小中学生の梨にかかわる学習についてお答えします。 まず、小学校3年生の社会科では、自分たちの住むまちのことについて学びます。その際、各市で作成しています副読本を使用することになっていますが、鎌ケ谷市で使用しております社会科の副読本「わたしたちの鎌ケ谷」の中では、働く人と私たちの暮らしという大単元の中で他の産業とともに農家の仕事について学ぶ学習がございます。そこで鎌ケ谷市の梨農家の仕事を取り上げています。副読本では、梨づくり農家を訪ね、梨栽培について調べる過程を通し、農家の仕事について学んでいく内容となっています。鎌ケ谷市の小学校3年生は、副読本の内容に従って、直接梨農家の方から梨づくりについてのお話を聞いたり、梨栽培の仕事をみずから体験させていただいたりしています。座学ではなく、貴重な体験活動の機会となっております。今年度も全ての小学校で900人以上の児童が実際に梨園に行って勉強をさせていただきました。梨の学習をきっかけとして、鎌ケ谷市でつくられている他の農作物にも目を向け、地元の農作物を身近に知るとともに、鎌ケ谷市の農業について学ぶ学習に広がっていく構成となっております。 また、中学校では、キャリア教育の一環として梨農家での体験を選択している生徒もございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 梨についての学習が行われていることはよくわかりました。私ども中学校のころに市内、その当時は町でしたが、梨の交配に行った記憶があります。特に今の小学生の3年生で行われている学習は、継続をしていってもらいたいと思います。 では、梨以外の植物の栽培についてはいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 生涯学習部副参事。 ○議長(原八郎議員) 小島生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(小島邦夫君) 小学校低学年の生活科や中学年以降の理科では、身近な自然を学習の対象としています。その中には植物の栽培や観察も含まれており、各学校で様々な植物の栽培が行われております。栽培の一例を挙げますと、アサガオやヒマワリなどからジャガイモ、トマト、大豆、トウモロコシ、ツルレイシその他学校によって多少違いはありますが、様々な植物の栽培を行っております。また、社会科や総合的な学習の時間とのつながりをとりながら、お米やコンニャクなどを栽培している学校もございます。全体を通し、単なる栽培方法を知るということではなく、産業と国民生活の関係や自然のすばらしさやその不思議さ、自然環境を大切にする気持ちなどを育むようになっています。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 小中学生の農業体験についてお聞きしましたが、では市民の農業体験についてはいかがでしょうか、伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民が農業と身近に触れ合える場づくりといたしまして、市内に4カ所、面積で合計約4,000平方メートルの市民農園を設置してございます。有料となりますが、市民農園を利用していただければ気軽に農業体験を行うことができます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 市民農園はいつから実施しているのでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 農家の方々にご協力をいただき、平成6年度から順次開園しておりまして、現在4カ所で貸し付けを行っているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) この市民農園の始まった背景はどのようなものでしょうか、お伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民農園を設置した背景でございますが、都市農業の育成のためには市民に農業に対しての理解を深めていただく必要があったことが挙げられます。市民農園の貸し付けは、市民に野菜等の栽培過程を体験する機会を提供するもので、農業体験を通じて農業に対する理解を深めていただけるものと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 市民農園の利用状況、使用料、面積等はどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民農園の使用料でございますが、1区画当たり16平方メートルの土地を年間1万2,000円でご利用いただけます。技術な指導については、市民農園を利用する市民に対し、鎌ケ谷市農業士等協会の協力を得て年2回の巡回指導を実施しております。この巡回指導により市民農園を利用する市民が農業の専門家から直接指導を受けることができ、より農業への理解が深まるものと考えております。市民農園の利用者層につきましては、詳細は把握しておりませんが、やはり定年退職後の方が多いようでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 利用率は高いようですが、利用者の声にはどのようなものがありますか、お伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市内4カ所の市民農園には合計で171区画ございますが、平成28年1月31日現在で151区画利用されており、利用率は約88%となっております。 利用者の声といたしましては、気軽に土と触れ合えるとともに、みずからの愛情を込めて育てた野菜を味わうことができる喜び、さらには大切な野菜を苗から育てる中で病害虫から守るための知識や方法を実際に経験できるというような声を聞いております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 市民農園の利用により農業に対する理解度も上がっているようですが、このような利用者の中から就農したいとの希望者はあるかどうか伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民農園の利用者の中には、農家の方も驚くほどすばらしい作物を栽培する方もいらっしゃいますが、大半の方が気軽に自然と触れ合い、自身で育てた野菜を自宅で食するのを楽しみたいという思いから市民農園を利用されているようです。現時点では利用者の中から就農を希望するというお話はいただいておりません。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) お伺いしたいのは、やはり先ほどの課題でありました後継者不足、担い手不足が農家減少の大きな要因であると思うところからお聞きしましたが、残念ながらなかなかつながっていないようです。 それでは、今後の振興策についてお伺いします。農業に対する理解者をふやすことも非常に重要なことと考えておりますが、農業体験を通じて農家と市民が交流できるようなことについてはいかがでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 農家と市民との交流推進は、当市の農業振興にとって欠かせないものと考えており、第2次鎌ケ谷市みどりあふれる都市農業創造プランにおいて基本施策の一つとして掲げております。そのための新たな取り組みとして、市民に対して農業への理解を深めてもらうことを目的に、親子梨狩り体験教室の実施を予定しており、平成28年度当初予算に計上させていただいているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 鎌ケ谷市では実施したことのない試みだと思います。梨の産地にいながら、理解不足で苦情に発展することもあると思いますので、子供のころから梨に親しみを持ち、その梨を身近に感じていただければ効果の高いものになると思います。 それでは次に、梨のPRについて伺います。鎌ケ谷市の梨の知名度については、どのような認識でしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。
    ◎市民生活部参事(小高仁志君) 今年度地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を活用し、インターネットを利用したふるさと名物商品(梨)事業を実施しております。この事業によるアンケート調査では、鎌ケ谷市の梨をご存じでしたかという設問に対し、知らなかったと回答した人の割合は県内在住の方では5.5%であったのに対し、県外の方では約7割にも上りました。このことから、近隣においては一定の知名度がある一方で、全国的な知名度は決して高くないものと認識しております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) ふるさと名物商品(梨)事業でのアンケート結果では、まだ知名度はないようです。なかなか知名度を上げることは難しいと思いますが、農産物ブランド化を推進するとありますので、その実施状況についてお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 農産物のブランド化につきましては、安心、安全を前面に押し出したPRを進めており、鎌ケ谷市の公認マスコットキャラクターとなりましたかまたんをさらに有効活用し、イベント等で鎌ケ谷産の農産物のPR活動を行っております。また、新たな取り組みとして、国内のみならず海外からの旅行者が多い羽田空港においてPR活動を行う予定としており、平成28年度当初予算に計上させていただいているところでございます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 新たに羽田空港でのPR活動を予定とのことですので、ぜひ今後も引き続きPR活動の場を拡充していただければと思います。 次に、全国でも大きな問題となっております後継者問題についてお伺いします。非常にプライベートな部分もありますが、よく聞くのは後継者に伴侶がいないということを聞きます。後継者がいても伴侶がいなければ継続して農業を続けていくことが困難になります。そこで、農業体験などを通じて出会いの場を提供することについてどのような認識であるかお伺いをいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 後継者不足という問題は、本市にとっても喫緊の課題であると認識しております。そうした中で、後継者対策の一つとして、農業体験を通じた出会いの場を創設することでパートナーを探せるという効果以外にも就農希望者の発掘や都市農業への理解を高める効果が見込まれるものと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 他の市で実施している例がありましたら、わかる範囲でお答えをお願いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 近隣において実施している市といたしましては、松戸市がとうかつ中央農業協同組合の協力を得て、畑婚と題した体験型の婚活事業を行っています。平成26年度に実施した会からは、結婚に至ったカップルが誕生したと聞いております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 結婚に至った例があるということで、大変明るいニュースだと思いますが、松戸市で実施しているということですが、何か課題等あるのでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 松戸市では、当該事業はNPO法人への委託により実施されているとのことでありました。年間の予算は70万円程度であり、特に大きな課題等はなく、来年度以降も実施していくと伺っております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 鎌ケ谷市での実施は、指導者など様々な問題、課題があると思いますが、農業関係に限らずいろいろな視点から考えていただければと考えております。 現状、農業体験、そして今後の農業振興策についていろいろお伺いをさせていただきました。しかし、冒頭で申しました基本構想に掲げる都市像「緑とふれあいのあるふるさと鎌ケ谷」を維持していくには、市の農業振興、そして後継者問題は待ったなしの状況にあると思いますので、対策を検討していただくことを要望いたしまして、次の質問に移ります。 次の質問は、鎌ケ谷市は3大コンテンツのほかにもさまざまな地域資源がありますが、例えば市内外からの集客につながる体験可能なフルーツ狩りはどのようなものがあるか伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 体験可能なフルーツ狩りでございますが、本市では夏や冬の時期を中心に市の特産物である梨を初めブドウ、桃、ブルーベリーやイチゴなど様々なフルーツ狩りを体験することができ、毎年市内外の多くの皆様に楽しんでいただいております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 梨狩り、ブドウ狩りは知られていると思いますが、現在親子などを対象とした農業体験の人気があると思います。本市でも市内外より人を呼び込めるようなフルーツ狩り以外の観光農業体験を実施しているのか。また、鎌ケ谷市の代表的な農産物、野菜などは何か伺います。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 現在フルーツ狩り以外の観光農業体験については、一部の農園で限定的に実施している状況で、芋掘り体験の実施について確認しております。 次に、本市の代表的な野菜でございますが、少し古いデータとなりますが、農林水産省の平成18年統計で回答させていただきます。収穫量の多い野菜として、上位から大根5,488トン、ネギ1,421トン、ニンジン1,214トン、ホウレンソウ713トン、キャベツ513トンの順となっております。また、作付面積といたしましては、上位から大根103ヘクタール、ネギ52ヘクタール、ホウレンソウ43ヘクタール、ニンジン34ヘクタール、里芋15ヘクタールの順となっております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい、議長。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) サツマイモ掘りなどは、幼稚園とか保育園でやっているのを見たことありますが、鎌ケ谷市の地域資源として市内外から人を呼び込めるような桜など花見ができる名所はどこかお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 市内におきまして市制記念公園、井草橋公園を初めとして桜の花見ができる場所が点在しており、桜の開花する時期になりますと多くの方々が来園し、楽しんでいただいているところでございます。また、桜につきましては、本市のまち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、桜の名所として新鎌ケ谷駅から市制記念公園を中心とした区域を新たに桜ゾーンと位置づける桜×鎌ケ谷=魅力アップ事業を推進することとしており、今後さらに桜の魅力を高めてまいります。 そのほかにも北部小学校の敷地内にあります藤棚など、地域の名所として親しまれている樹木も市内に多数存在しております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 桜ゾーンが形成され、名所として多くの方を引きつけるものと、そのようになることを願っております。 市の地域資源として、市内外から人を呼び込めるような本市を代表する都市公園はどこになりますでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 都市建設部長。 ○議長(原八郎議員) 宗川都市建設部長。 ◎都市建設部長(宗川洋一君) 市内の代表的な都市公園といたしましては、蒸気機関車などの展示がなされている市制記念公園や噴水のある貝柄山公園、また一年を通じて様々な草木を楽しむことができる粟野地区公園があり、平日、休日を問わず、市内外から憩いの場所として家族連れを中心とした多くの来園者が利用しているところでございます。また、本市のまち・ひと・しごと創生総合戦略では、公園の整備や樹林地の保全を図るとともに、粟野の森などの本市に残されている自然を生かし、環境学習や環境講座の啓発事業を実施することとしており、このような事業により特徴のある緑豊かなまちづくりを推進してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 今伺った粟野地区公園などは、一年を通じて草木を楽しめる公園があり、そのほかにもあるということで頼もしい限りです。 既に認知度の高いとっこめや市役所屋上で行っているダイヤモンド富士鑑賞会は、どのくらい来場者が来ているのでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) とっこめ桜まつりにつきましては、毎年4月の第1土曜日に開催されており、平成26年度は約6,000人、平成27年度は悪天候にもかかわらず約2,800人の来場があり、毎年大変にぎわっております。 また、ダイヤモンド富士鑑賞会につきましては、天候に左右されるところではございますが、毎年2月、11月の年2回の開催を予定しております。来場者の人数でございますが、平成26年度は1回開催し214名、平成27年度も1回開催し194名の来場者がございました。鎌ケ谷市で見ることのできる貴重な現象に対して市内外の写真愛好家を初めとし、入場制限が出るほど多くの皆様に喜んでいただいております。 なお、市庁舎の屋上は、かまがやスカイビューとして平日開放されており、ビルに遮られることなく見渡せる富士山や東京スカイツリー等を楽しむことができます。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) この屋上からのかまがやスカイビューも先ほど見てきたところですが、本市を代表する観光振興に寄与すると思いますので、観光施策に取り組んでいただきたいと思います。 そのような中、現在の観光ビジョンの取り組み状況についてお伺いいたします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 鎌ケ谷市観光ビジョンの取り組み状況でございますが、リーディングプロジェクトとして次の3つの事業を先行して取り組んでおります。 1点目の3大コンテンツ間の回遊性の向上では、今年度国からの交付金を活用して、利用料金や宿泊料金の割引、スタンプラリーなどを盛り込んだかまがやグルっとキャンペーンを実施したところでございます。2点目の他自治体とのファイターズ資源の共有化と連携強化では、昨年8月に市長がトップセールスとしてファイターズの本拠地のある札幌市役所を表敬訪問し、都市間連携について意見交換を行ったところでございます。3点目の観光タウンミーティングの開催では、今年度は市内事業者と地元高校生によるご当地グルメレシピづくりを実施いたしました。 他の事業につきましても、準備が整い次第適宜計画的に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 取り組み状況についてわかりましたが、3大コンテンツのファイターズタウン、鎌ケ谷大仏、梨園では、個々の地域資源に磨き上げ、観光入り込み客数の増加を図るためそれぞれどのような施策を検討、実施しているのかお伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 観光入り込み客数の増加を図るための施策でございますが、ファイターズタウンでは市内の梨農家の方やファイターズ、市が共同して鎌ケ谷市で生まれ育ったカブトムシの幼虫や成虫をイベント時に配布する取り組みを行っております。また、市とファイターズとの共催により実施している鎌ケ谷ランフェスタでは、昨今のランニングブームを受け、平成26年度の大1回大会では535名、平成27年度の第2回大会では963名と市内外から多くの参加がございました。鎌ケ谷ランフェスタでは、ファイターズの大谷選手なども参加し、大会に花を添えております。 次に、鎌ケ谷大仏では、観光タウンミーティング実施時に参加者から大仏のライトアップや大仏とのツーショット写真が撮れるスポットの設置等のアイデアをいただいており、今後実施の可否等について検討してまいりたいと考えております。 最後に、梨園におきましても同様に観光タウンミーティングで参加者から梨園での花見やバーベキュー等の提案をいただいており、今後実施の可否について関係機関と検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 3大コンテンツの活用状況について徐々に進展、拡大していることわかりました。 鉄道事業者は、今年も沿線の地域資源を発信、体験するハイキングを適宜実施しておりますが、このプログラムのルートに3大コンテンツを挿入できたらと思いますが、いかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 観光ビジョンの施策として、鉄道事業者との連携強化を掲げてございます。鉄道事業者は、定期的に沿線のハイキングを開催しており、その都度地域資源を回るコースを設定しております。このため今後市内をめぐるルートを検討する際には、本市の3大コンテンツをめぐるルートの設定について提案してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。
    ◆2番(中村潤一議員) 観光ビジョンには市民等の多くの方々が積極的に参画し、本市の自然や歴史、文化への理解を深めて、地元に対する愛着や誇りを持ち、イベント等に参加することが大事とうたっておりますが、3大コンテンツを活用したハイキングに市内の商店や飲食店に参加してもらい、市内をめぐるスタンプラリーを実施したらいかがと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 参加者にとって歩いて楽しいハイキングにするためには、議員のご案内のとおり、スタンプラリーを含めハイキング途中での様々な仕掛けも大切であるものと認識しております。3大コンテンツを活用したハイキングイベントを実施する際には、コースの安全性の確保のほか、関係機関や協力いただける方々との協働により進めていく必要があるものと認識しております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) よろしくお願いしたいと思います。 今、朝夕多くの方々が散歩している姿を見かけますが、市内外には様々なウオーキングクラブ、同好会があると思います。これらの団体に呼びかけて、3大コンテンツを周回するコースをつくってもらったらどうかとも思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 鉄道事業者では、沿線のハイキングコースを設定する際にハイキングに関する実績やノウハウを有しているウオーキングクラブの協力を得て、コースに取り込む地域資源や休憩場所等を決めるなど、参加者にとって魅力のある楽しいコースづくりを行っていると伺っております。本市では、観光ビジョンの施策の一つに3大コンテンツの回遊性の向上を掲げておりますが、ハイキングに関するイベントを計画する際にはやはり専門的なノウハウを有しているウオーキングクラブなどの協力をいただきながら進めていく必要があるものと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 最後になりますが、広報の充実は市民はもとより市外の方々に理解を得るため必要と思いますが、3大コンテンツの認知度をさらに高めるために市内の各駅に3大コンテンツ紹介掲示板を設置したらどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原八郎議員) 答弁を求めます。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 市民生活部参事。 ○議長(原八郎議員) 小高市民生活部参事。 ◎市民生活部参事(小高仁志君) 認知度を高めるための方策といたしまして、これまでに新鎌ケ谷駅の南北駅前広場及び東武鎌ケ谷駅の東口駅前広場に3大コンテンツを紹介する看板を設置してございます。また、昨年度は、鎌ケ谷大仏駅構内及び鎌ケ谷大仏の横に鎌ケ谷大仏にちなんだ観光案内板を設置して市内観光のPRを行っております。議員ご案内の鉄道駅での掲示につきましても、3大コンテンツの認知度を高める有効な手段と考えており、効果的な観光PRの方策の一つとして検討してまいりたいと考えております。 ○議長(原八郎議員) 再質問を許します。 ◆2番(中村潤一議員) はい。 ○議長(原八郎議員) 2番、中村潤一議員。 ◆2番(中村潤一議員) 観光ビジョンの充実、実施において市の諸資源を活用して、多くの観光客が鎌ケ谷市を訪問し、さまざまなところでにぎわいが誕生することを願って、質問を終わります。 ○議長(原八郎議員) 以上で2番、中村潤一議員の一般質問を終結いたします。 △延会の宣告 ○議長(原八郎議員) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(原八郎議員) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。 なお、明日の会議は午前10時に開くことにいたします。 本日は、これにて延会いたします。 長時間お疲れさまでした。          午後 4時05分  延 会...