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09月11日-一般質問-04号

  • 石井準一(/)
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  1. 鎌ヶ谷市議会 2002-09-11
    09月11日-一般質問-04号


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    平成14年  9月 定例会(第3回)            平成14年鎌ケ谷市議会9月定例会    議 事 日 程 (第4号)                  平成14年9月11日                                   午前10時開議   日程第1 市政に関する一般質問                                            〇本日の会議に付した事件    議事日程のとおり                                                  〇出席議員(26名)    2番   勝  又     勝  君     3番   土  屋  裕  彦  君    4番   川  上  智  且  君     5番   石  神  市 太 郎  君    6番   岡  田  啓  介  君     7番   小  泉     巖  君    8番   三  橋  一  郎  君     9番   板  津  邦  彦  君   10番   駒  崎  年  子  君    11番   柴  田  光  泰  君   12番   塩  島  て る こ  君    13番   岸     三 重 子  君   14番   野  村  誠  剛  君    15番   池 ヶ 谷  富 士 夫  君   16番   勝  呂  幸  一  君    17番   皆  川  武  志  君   18番   大  野  幸  一  君    19番   石  井  一  美  君   20番   月  野  隆  明  君    21番   鈴  木  道  雄  君   22番   松  澤  一  男  君    23番   津 久 井  清  氏  君   24番   篠  崎  史  範  君    25番   塩  澤  敏  行  君   26番   平  原  俊  雄  君    27番   下  谷  喜  作  君欠席議員(なし)                                            〇説明のための出席者     市         長   清  水  聖  士  君     収    入    役   杉  山     巖  君     市  長  公  室  長   大  髙  勇  治  君     市 長 公 室 次 長                                   中  台     茂  君     (人  事  課  長)                     市 長 公 室 副 参 事                                   加  藤  三  郎  君     (地 域 振 興 課 長)                     市 長 公 室 副 参 事                                   高  瀬     光  君     (秘  書  課  長)     総   務  部   長   石  井     昇  君     総  務  部  次  長                                                     (総  務  課  長                                   人  見  秋  水  君     ・選 挙 管 理 委 員 会                                                     事  務  局  長)                     市   民  部   長   吉  村  祇  彦  君     保 健 福 祉 部 長   飛  田  真 佐 人  君     保 健 福 祉 部 次 長   青  木     学  君     土   木  部   長   皆  川  準  一  君     土  木  部  次  長   野  中  芳  勝  君     都   市  部   長   長  田  成  兒  君     都  市  部  次  長   杉  山  健  治  君     企   画  課   長   吉  村  和  久  君     財   政  課   長   北  村  眞  一  君     収   税  課   長   森  田  好 一 郎  君     情 報 推 進 室 長   松  原  正  彦  君     社 会 福 祉 課 長   大  野     要  君     高 齢 者 福 祉 課 長   山  川     進  君     高 齢 者 保 険 室 長   井  上  末  洋  君     管   理  課   長   渡  来  四  郎  君     工   務  課   長   新  山  保  信  君     街   路  課   長   長  倉  厚  夫  君     消    防    長   久  野  義  春  君     教育 委 員 会 委 員 長   寺  島  正  方  君     教育 委 員 会 教 育 長   井  上  和  夫  君     生 涯 学 習 部 長   川  尻  秋  重  君     生 涯 学 習 部 次 長   皆  川  信  行  君     生涯 学 習 部 副 参 事                                   高  岡  正  種  君     (学 校 教 育 課 長)                     生涯 学 習 部 副 参 事   新  留     勇  君     生涯 学 習 推 進 課 長   木  暮     稔  君     選 挙 管理委員会委員長   持  田  辰  彦  君     代 表 監 査 委 員   松  丸  幹  雄  君     監査 委 員 事 務 局 長   河  内  久  昌  君     農 業 委 員 会 会 長   大  野  照  光  君     農 業 委 員 会 会 長                                   飯  田  隼  人  君     職  務  代  理  者     農業委員会 事 務 局 長   勝  見     武  君                                            〇議会事務局職員出席者     事   務  局   長   渋  谷  定  重        事  務  局  次  長   小  池     仁        議 事 調 査 係 長   國  枝     仁        同    主    査   白  藤  盛  敏             午前10時00分  開 議 ○議長(松澤一男君) 皆様、引き続きご苦労さまです。 ただいまの出席議員は26名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △議事日程について ○議長(松澤一男君) 本日の議事日程はお手元に配付してあるとおりであります。 △諸般の報告 ○議長(松澤一男君) 報告いたします。 清水市長より、9日の平原議員への答弁の中で「恐らくこれは民間の出版社が出したものと思います」と発言した部分を「財務省印刷局が出したものです」と訂正願いたいとの申し出があり、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 △市政に関する一般質問 ○議長(松澤一男君) 日程第1、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、21番、鈴木道雄君に発言を許します。 ◆21番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 21番、鈴木道雄君。          〔21番 鈴木道雄君登壇〕(拍手) ◆21番(鈴木道雄君) 一般質問の3日目のトップということで、少し緊張しております。まずは、今回の冒頭に当たりまして、今回の市長選で見事当選されました清水市長に心からおめでとうございます。どうぞ頑張ってください。 まず、今回私は通告として2点ほど取り上げました。順次通告に従ってご質問させていただきます。 それでは、議席ナンバー21番、鈴木道雄、市政に関する一般質問を行わせていただきます。大体十三、四分かかりますので、大変申しわけないですけれども、大きな声を出して少し早口でしゃべらせていただきたいと思いますので、ご了承願いたいと思います。 通告1点目、交通安全協会への補助金とその活動について。今日モータリゼーションの発達した社会の中において、本市においても交通量の増加による交通渋滞、交通事故の多発など、ますます悪化している交通環境に対応し、市はこれまで市民の安全を確保し、歩行者優先の立場に立って交通事故のないための施策として歩道の整備、ガードレールの設置、交差点などにおける信号機の設置、改良などなど交通安全施設の整備、拡充を図って、交通事故を未然に防止するための交通安全対策には鋭意取り組んできたことと思います。このことに対して私は一定の評価を下すものだが、課題はまだまだ山積していると申し上げます。その中で特に今日の車社会として毎年交通事故で、1万人以上の尊い人命が失われております。このことは、私たちは忘れてはならないことと思います。そのための事故防止としての一番は、何といってもまず運転者、歩行者それぞれが交通安全に対する意識の高揚を図るとともに、交通規制の徹底を関係機関、関係団体との連携を密にしながら、時には要請するなどして総合的、計画的な安全対策を推進していくことが大事なことだと私は思います。その関係団体の一つに現在鎌ケ谷警察署内に交通安全協会がありますが、市は毎年度社団法人である協会に対しては、事務活動として額にして87万9,000円の補助金を税金から支出しております。そこで、私はこのことを踏まえて今回交通安全協会に対する質問3点を取り上げましたので、担当部局としてご答弁をお願い申し上げます。 質問1点目、交通安全協会の組織、実態はどのように成り立っているのか、まずお聞かせください。 質問2として、交通安全協会の果たす役目、役割についてお聞かせください。 質問3として、市民の組織、団体から協会に対し諸行事のために交通指導員の出動要請を受けた場合、協会はどのような対応をなされ、またなされてきたのかお聞かせ願いたいと思います。 次に、通告2点目として、市長の政治姿勢と行政の諸問題について問う。市政を担う行政のトップであった皆川前市長と川井前助役の両名が過般さわやかプラザ軽井沢建設工事の入札をめぐって収賄容疑で逮捕、起訴、辞職ということは何ということだろう。市民は、皆川前市長を信頼し、市政運営を託してきたはず。しかし、この事件を振り返ると、5期19年という長期政権に君臨してきたおごりの結果だろうか。それにしても、語るにもむなしく思うと同時に、いまだに私は心の底から怒りが込み上げてきます。そして、この不名誉な事件は、事件発覚とともに全国ネットを通じて当市の名は一躍広まり、市民は大変恥ずかしい思いをさせられました。もちろん私も同様な思いでありました。その上に、私は市政に携わる議会人の一人として、市民の皆様に対しては大変まことに申しわけないと思い、その責任を感じた次第でありました。 さて、問題とされた市長の権限は、市政を運営する中で私たち議員とは比較にならないほどの権限があります。それは、申すまでもなく市民10万3,000人、すなわち一自治体の代表であり、そして何といっても職員800人を擁する行政府の長であり、そのことによって条例の提案権、予算の執行権、契約案件、人事権など取り上げただけでもご理解いただけるものと思います。そのために、同種の事件が当市に限らず同様に至るところで起こるのであります。いずれにしましても、皆川前市長はこれまでの選挙戦においては負け知らずの19年ともなると、どこからともなくちまたではいずれは赤じゅうたんへの道だとの声もささやかれたやさき、これも身から出たさびとは申せ、それまでだが、まことに残念であります。しかし、前市長は在任期間、市長として行政手腕を遺憾なく発揮し、また政治家としての力量もあって、今日の我が市を躍動感あふれるまちに発展させた業績は高く、そのことは率直に評価すべきものと私は思っております。しかし、この世界、一たん不祥事、事件などを引き起こしてしまうと、これまでの市民の信頼が著しくなくなり、怖いもので、それまでのすべての業績も陰り、失い、奈落の底に容赦なく突き落とされる世界であることは、多くを語らずとも歴史が物語っております。 さて、新市長を迎えた今議会、傍聴される市民も関心度高く、本日の傍聴席もほぼ満席と見えますが、市政にかかわる者として申せば、これまでの傍聴席は空席が目立ちました。これを期に毎会期の議会において傍聴人の皆様においでいただき、市政により関心を持っていただければ、行政と議会と市民が一体の中での定例議会、どうぞご協力を壇上からお願いするものであります。 清水市長、あなたはこのたびの市長選で初当選されましたが、これからの市政運営においては行政府の長としての職と政治家としての顔を持ち合わせながら執行していくことになると思うが、いずれにしても当市を知らずに市長になったことは確かであり、当面は何かとご苦労なされると思うが、志を立てて支援されて新市長になったあなたに市民は今大いに期待を寄せております。そのあなたに私からもエールを送ります。どうぞ初志を貫徹し、市民10万3,000人の市民生活、ひいては市民福祉の向上、そしてさらなる市勢発展となる施策を打ち出して、そして実現に向けて市長としての力量と、その真価を遺憾なく発揮していただきたいと私も思っております。行政は、待ったなしであります。その中で、議会人としての私は是々非々の態度で臨みながら協力させていただくことを申し上げて、9問ほど質問に入ります。ご答弁は、質問要旨に沿って簡潔にお願いいたします。 まず、質問1として新市長にお尋ねいたしますが、市長はこの6月10日、当市に転入されたそうですが、数えてもまだ3カ月と日が浅く、この中で選挙戦、そして市長就任ということで、甚だ慌ただしく市内を駆けめぐり、多数の市民に接してきたと思います。そして、短期間で多くのことを見聞なされ、また学んだこともあろうと思います。その一つとして、昨日の三橋議員の質問の中で市内の歩道のことに触れておられましたが、そのほかに当市についてあなたの目から見てどのように写り、どんな印象を持たれたのか、感じたことを率直にお聞かせ願いたいと思います。 質問2として、清水市長に次のことをお尋ねします。あなたは、今回の選挙では政党推薦としては自由党、民主党、そして社会民主党の3党から受けたと思いますが、聞くところによれば、あなたはかねがね機会があれば市長を志したい願望から志を立てることを考え、過去において八千代市に赴き、時の大澤市長に副市長として選任してほしいと要請したが、断られた。一方において、習志野市長選に際してはあなた自身が立候補した場合、当選するかの有無を尋ねられたという話を私は告示前某新聞記者から直接聞かされた経緯がありますが、そこであなたを知る上でこのことの事実は本当なのかどうなのか率直にお答え願いたいと思います。 質問3として、総合基本計画の基本理念についてお尋ねします。この計画は、本市のまちづくりの根本的な考え方となる基本理念で、鎌ケ谷市市民憲章の精神にのっとって人間尊重、市民生活優先、そして都市像の緑とふれあいのあるふるさと鎌ケ谷を実現すべく前期10年、後期10年とした20年間の基本計画で、平成13年度を初年度としてスタートし、今年はこの計画の2年目であるが、市長は一読されたと思うが、この基本計画の内容を問う前に、本市におけるまちづくりのこの理念について新市長としてどう感じ、どう受けとめておられるかお聞かせ願いたいと思います。 質問4として、助役の選任については、昨日池ヶ谷議員から市長は就任当初助役は行政内部から昇格させたいと言われておりましたが、どうなのかとの質問に対し、それも選択肢の一つ、じっくり考えていきたいとの答弁であったと思う。そこで、私は一歩進めてお尋ねするわけですが、じっくり考えることは当然としながらも、その結論の実施時期をはっきりと明確に示すことがまた肝要かと思います。そのあたりについて再度ご答弁を願いたいと思います。 質問5としてお尋ねします。市長の所信表明の中で、税金のことに触れられております。すなわち納めた税金が正しく有効に使われているのだろうかとの問いがあります。では、適正に課税された税金を滞る市民に対しては一体どのような考えを持っておられるのかお聞かせ願いたいと思います。 また、毎年度4,000万円を超える市税が債権消滅、すなわち時効として発生し、処理されている。また、国保会計についても同様な額が発生している。市長は、この実情、実態をどのように認識され、どう考えておられるのかお聞かせ願いたいと思います。 質問6として、人事異動についてお尋ねします。行政は人なりと言われます。円滑なる行政事務を進めていく場合、人材育成を図りながら職員を適材適所の部署に異動させていくことは当然だと思うが、今回皆川市政から清水市政にかわったことにより、人事を刷新すべく部長級の異動がこの年内にあるや否やと聞こえてくるが、どうなのかをお聞かせ願いたいと思います。もしあるとするならば、適正な人事異動をお願いするものであります。 質問7としてお尋ねしますが、当市には現在郷土資料を展示した郷土資料館が中央地区にあります。その資料館を市長は既に見学しているとのこと。では、市長にお尋ねいたしますが、資料館の建物を含めた全体像の感想と郷土資料館そのものに対する市長としての認識とその位置づけについてお聞かせ願いたいと思います。 質問8として、平成13年度の決算書が出ましたが、決算カードでも全体の決算状況はわかるが、市長はこの財政指標の数値などを見て当市の財政状況をどう認識されているのかお聞かせ願いたいと思います。 質問9としてお尋ねします。特別職の公用車についてお尋ねいたします。現在利用している公用車の配置状況と運転手の配置状況についてお聞かせ願いたいと思います。 以上をもちまして第1回の質問といたします。(拍手) ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎土木部長(皆川準一君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 皆川土木部長。          〔土木部長 皆川準一君登壇〕 ◎土木部長(皆川準一君) 鈴木議員の1点目、交通安全協会に対する補助金交付とその活動等についてお答え申し上げます。 ご質問の第1点目でございますが、交通安全協会の組織、実態はどのようになっているのかということでございます。交通安全協会は、財団法人全日本交通安全協会の傘下のもとに都道府県単位に組織されております。千葉県においては昭和24年、当時の国家地方警察本部の指導によりまして民間の任意の交通関係者、団体から成る千葉県交通安全協会が発足いたしました。その後昭和26年には財団法人として認可を得、昭和33年7月、財団法人千葉交通安全協会連合会と改称いたしまして現在に至っております。すなわち交通安全協会は、営利を目的としない広域法人というふうなことに定義できると思います。 なお、県下には40警察署管内に44の交通安全協会が存在しております。その総会員数は、現在160万人を数えているそうでございます。 鎌ケ谷市におきましては、当初船橋交通安全協会鎌ケ谷支部として発足しましたが、平成3年3月、鎌ケ谷警察署の設置を受けて独立いたしまして、鎌ケ谷交通安全協会として設立されました。さらに、鎌ケ谷交通安全協会の組織についてご説明申し上げますと、当協会は会長、副会長以下東西南北の計四つの支部と婦人部から成っております。会員資格は、鎌ケ谷警察署管内に居住する運転免許保有者のうち事業活動に賛同する者ということになっているそうでございます。そこで、会員数は、8月1日現在で総数2万4,238名を数えるそうでございます。このうち事業を実施するため活動している方々は、役員のほかに交通指導員として選任されている39名の方が活動しているそうでございます。 なお、この活動に関しましては、この協会の事業の育成のため、鎌ケ谷市補助金交付規則等に基づきまして昭和40年から補助金を交付しているところでございますが、補助金の基礎となる事業は市の交通安全事業に直接かかわるものとして、交通事故の防止及び交通安全思想の普及、啓発に関する事業、交通安全指導に関する事業、交通安全のための調査研究にかかわる事業に係る経費を対象として、平成5年から各年度87万9,000円を補助させていただいております。 次に、2点目、交通安全協会の果たす役割についてお答え申し上げます。これはご存じのことと思いますが、交通安全協会交通事故防止のため、警察、市、その他関係団体、関係機関との緊密な連携をとりまして、交通道徳の普及、高揚と交通安全の実現に寄与するとともに、会員相互の親睦を図ることを目的として活動しております。具体的な活動内容といたしましては、春、夏、秋、冬の年4回実施いたしますところの交通安全運動への参加、毎年10日、いわゆるアクションテンというふうに言われていますが、交通安全の日等での街頭啓発活動交通弱者である子供たち、高齢者等を対象とした交通安全教室、さらには市民夏まつり、あるいは鎌ケ谷市の行う鎌ケ谷新春マラソン大会等の行事における交通整理等、その他市内の各地区で行われている盆踊りとかお祭りとか、そういうふうな事業における交通整理あるいは広報等による街頭広報、優良運転者に対する表彰など、交通安全全般に関する実にさまざまな活動をなさっているところでございます。 そして、3点目でございますが、市民の団体から交通指導員の出動要請があった場合どうなるかということでございますが、これにつきましては市内の各地区で行われます盆踊りあるいはお祭りなどの行事について、主に交通誘導のために交通指導員の派遣を要請される場合があるそうでございます。その際の事務処理手順といたしましては、事業実施責任者より文書で指導員派遣要請書なるものを提出していただきまして、要請内容について当該地区の支部長、会長、事務局で協議いたしまして、要請内容に応じた必要人数を選出することとなっているそうでございます。この申請者に対しましては、人数等を書面にて通知することになっております。ただ、各地区で都合がつかない場合の指導については、他の地区の指導員を要請することもあると、このようになっております。 その中で、交通指導員の選任につきましては、会員の中から交通指導等に熱意と機動力を有し、これにふさわしいと認めた者について所属支部長の推薦を受けて会長が選任する。その選任した交通指導員については、千葉県の連合会長に推薦して、その委嘱を受けることとなっているそうでございます。そして、指導員の選任と連合会長への推薦または委嘱を解くときは顧問である鎌ケ谷警察署長の意見を聞くものとなっておりますが、任期については特に定められていないということでございます。 また、この活動する交通指導員は、ボランティアとして全く無報酬でさまざまな活動に従事しております。ただ、交通指導員の活動にはさまざまな危険が予想されることから、万が一の事故に備えましては連合会からボランティア保険に加入しているというふうなことでございます。 当協会は、市民の方々で組織する法人ということで、私ども補助団体とはいえわからないところも多々ありますが、この辺はお許しいただきたいと思います。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。          〔市長 清水聖士君登壇〕 ◎市長(清水聖士君) 鈴木議員から、まずは温かいエールを送っていただきまして、大変ありがとうございました。それとともに、予期せぬ厳しいご質問いただきまして、是々非々の態度で応援していただけるということですので、よろしくご指導お願い申し上げたいと、そういうふうに思います。 質問の1点目でございますが、鎌ケ谷市に住んでどう印象を持ったかということでございますが、選挙期間中や市長の就任後たくさんの市民の方々とお会いして、また市内のさまざまなところへ出かけてまいりました。私の印象としましては、非常に緑が多くて豊かな自然環境があるということとともに、市民の皆様が市民同士のつながりがあって、まとまりのあるコミュニティだというふうに感じました。特に夏まつりが行われまして、幾つかのところに出かけてまいりましたけれども、そこで感じましたのがこの鎌ケ谷市が毎日の暮らしの場所であって、家族とともに暮らす場所で、また心のよりどころになるコミュニティとしての場所であると、そういうことを市民の皆さんがどうも感じていらっしゃるようだと、そういうふうなことを感じてうれしく思ったというところが印象でございます。 2点目のご質問でございますが、私は以前習志野市に数年間住んでおりましたということは事実でございまして、私が外務省で働いているときですが、たしか私も記憶が少し定かでないのですけれども、八千代市の市長と会う機会がございまして、そのとき外交の話とか幾つか話をして、たしか私の記憶ではその中の一つで、例えば国から役人を採るとか出向させるとか、そういったようなことがあるのかどうかなんていうこと、どちらからか忘れましたけれども、そういう話が出たかなというふうな記憶をしておるところでございますが、詳しくは余り覚えていないので、記憶が正しいかどうかよくわからないというところでございます。習志野市につきましては、何年間か住んでいたこともあり、習志野市の方から市長選挙に出たらどうかというお誘いを受けたことはございましたが、それは余り突き詰めて考えたつもりはないというふうなことかと思います。 次のご質問の総合基本計画の基本理念につきましては、基本的にはまちづくりの基本理念というものはそのまちの自然的、歴史的条件を踏まえてこれからのまちづくりの根本的な考え方を表現したものだと思います。そのような視点から鎌ケ谷市の基本理念を見ますと、前の総合基本計画から普遍的なものとして引き続き今日あるものだと思います。私は、これを尊重していくことは当然のことだと考えております。 助役の問題でございますが、これはきのうも申し上げたかと思いますが、内部登用も一つのオプションとして視野に入れながら、また従来の県からということも選択肢の一つとして踏まえながら、できるだけ早期に考えていきたいということでございます。 税金の滞納の問題でございますが、国や地方公共団体は行政活動を通じ生活に欠かすことのできない公共サービスを提供しております。市民みんなが幸せで豊かな生活をするためには、協力し合うこと、つまり分担し合うことが必要でございます。税は、この分担の考え方のもとにそれぞれの所得に応じて負担していただいているものと認識しております。 この税を滞納している方々に対してどのような考え方を持っているかということでございますが、基本的には相互協力のための分担金であると、そういう認識からいたしますと、税というのは市民としての権利と表裏一体の市民としての義務でございますから、この義務を何とぞ果たしていただきたいというふうに考えております。そうは申し上げましても、経済的な事情ややむを得ない事情によって納税が困難になっている方がおられることは承知しておりますので、こういった問題に対しては分割などの方法による納税相談を行うなどしながら、きめの細かい対応をさせていただきたいと考えております。 4,000万円前後の市税及び国保料の債権消滅の点でございますが、ご存じのとおりバブル崩壊後の経済不況により金融不安、雇用不安はいまだとどまるところを知らない状況でございます。いずれの自治体においても同様ではございますが、市民の皆さんの中にも過重な債務を負って履行不能となられた方、また収入の低下により生活が逼迫し、市税や国保料の長期滞納につながっている方がおられます。このような状況の中で、鈴木議員言われるように毎年度多額の市税及び国保料が時効発生に伴う債権消滅として処理されていることが実情でございます。納税や国保料の納付につきましては、今申し上げましたが、市民がお互いに協力し、分担しなければならない市民の義務でございますので、いたずらに消滅を待つのではなくて、十分な調査を行い、精査した上で極力市民の皆様に納付いただけるような方策をともに考えていくとともに、やむを得ない場合は地方税法の定めるところによる処理も行っていかなければならないだろうと、そういうふうに考えております。 次は、人事管理の問題でございますが、まず鎌ケ谷市の人事異動は四つの考え方がございまして、一つは職員の能力をより適正な部門で、より積極的に活用する。職員のマンネリズムによる能率低下を防止する。ジョブローテーションによる長期的、計画的な人材育成を実施する。事業の新設、拡大や廃止、縮小による要員の過不足調整を行う。そういった4点の必要性を踏まえて、勤務評定や自己申告書、各所属長へのヒアリングなどを通じて職員の能力及び適性の把握を行い、おおむね在課5年を経過した職員を対象に行っていると、そう聞いております。鈴木議員が言われますように、選挙によって市長がかわったとき、著しい人事異動を行うことは余りよくないのではないかと私も考えております。私が考えるところの適材適所の人事配置を今後行っていきたい、そういうふうに考えております。 次のご質問につきまして、郷土資料館ですが、鈴木議員から郷土資料館に関するご質問が出そうだというお話を聞きましたので、先日郷土資料館に行って見てまいりました。その資料館の中には、最古の時代から現代まで年代順に効率よく配置された貴重な資料が数多く展示されておりました。また、職員に聞きますと、展示物以外にも収蔵庫に相当の貴重な資料があるということでございました。こういったことからすると、そのときたしか改修中でございましたので、展示スペースが少ないという状況もあったかと思いますが、もう少し展示スペースがあってもよいのかなと。また、鎌ケ谷市の歴史を知る上でも、郷土のルーツを知る上でも大切な施設でございますので、今後とも企画展などを通して市民に対して、また市以外の方に対してもPRに努めるべきではないかと、そういう考えを持っているところでございます。 市の財政状況についてでございますが、端的に申し上げて非常に厳しい状況であると言わなくてはなりません。平成13年度普通会計決算を見ますと、経常収支比率が平成12年度よりさらに1.1ポイント上昇し、84.8%となっておりまして、望ましいとされております75%をはるかに超えて、また2年連続でアップもしております。また、地方債と債務負担行為を合わせた将来債務は市の年間予算に匹敵する金額にまで増加しております。これらの指標から、市財政は年々硬直化の度合いを深め、行政需要の変化に対応する力が衰えつつあると、そう言えるのではないかと思います。平成12年度から経常的収支が減ることに対し、これでもって賄うべき支出はふえていくと、そういう厳しい局面が続いておりまして、今後事務事業の見直しを進めるとともにコスト削減等に努めて、より効率的な財政運営を図っていく必要があるものかと考えております。 次、公用車のご質問については総務部長の方から答弁させたいと思います。 ◎総務部長(石井昇君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 石井総務部長。          〔総務部長 石井 昇君登壇〕
    ◎総務部長(石井昇君) 公用車の方を管理している担当部門でありますので、私の方から鈴木議員のご質問のご答弁をさせていただきます。 議員の方のご質問につきましては、特別職が利用している公用車の配置状況並びにこの公用車を運行しております運転手の配置状況についてご質問があり、ご答弁申し上げたいと思います。 特別職が利用している公用車は、実は現在5台保有し、配置しておるところでございます。この5台の車両につきましては、特に市長、そして現在不在ではございますけれども、助役、収入役並びに教育長、そして市議会の議長が日々の公務を円滑に執行するということで配置をしておるところでございます。 また、この特別職におきます公用車5台を運行する職員でございますけれども、現在4名の運転手を配置しておるところでございます。この4名のうち1名につきましては再任用の職員を採用し、当たっておるところでございます。現在の状況はそのようなことで運行させていただいております。 ◆21番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 21番、鈴木道雄君。 ◆21番(鈴木道雄君) 質問に対しては的確に、一応誠実にお答えいただけたと思います。若干この時間の中で詰めたいと思います。22分という限られた残り時間ですから、市長に少し欲張っていろいろと質問したいことがあるので、十分な質疑応答は次回にならざるを得ないなと、こう思っております。 そのことを踏まえて、まず交通安全です。実際ただいま皆川部長の方からご答弁がありましたが、それを踏まえて、今部長の方から一つの流れということで大体ご説明がありましたから、交通安全協会の概略というものはわかりました。そこで、質問1、質問2は承ったことで大体可としながら、時間がないので、3について質問でお願いしたいと思いますが、問題は交通安全協会の中では祭礼とか祭りとか、いわゆる盆踊り等です、具体的に言うと。いろいろな行事についてはそこへ申請書とか行っては請うといろいろな仕方があろうが、正式には文書と。そして、それに対して協力していただく。交通指導員は先ほど37名と言いましたか、交通安全協会のいろいろな規定によって選出すると、こういうような状況です。 そこで、私は具体的に申し上げたいのですが、まず質問も非常にしにくいのです。これ社団法人ですから、直接担当がないですから、市でも要望ということなりますが、実は具体的に話さないとわかりませんので、例のかまがや広報でも、あれは何月号だったか忘れましたけれども、東第1区の方では8月31日、9月1日に納涼夏まつり大会やるということが広報で出ていますから、行政としては関係部署の人が把握していると思います。その問題について、これは東第1区というのは約2,000世帯です。東鎌ケ谷一丁目から三丁目、東初富の一部ということなのですが、お祭りをやったということで、道路で祭り等々をここ数年ずっとやってきたと。例年交通安全協会の方に大体5名ないし6名応援していただいた。そして、道路でみこし担ぎますから、当然交通安全協会等々いながら、さらに私らの中で出すと。昨年までは同じ内容の中であった。しかし、今年は大きな公道を通ると、こういう危険の中、交通安全協会に申請を出し、口頭でもう既に上層部の人のオーケーを得ながら、なおかつ文書を出してくれということで、文書を出したのですが、結論を言うと、1名も出なかったと。1名出た人は自主的に出たと、こういう現状なのですが、まず担当部局としてはその辺のところは当然把握していないと思うから、あえて答弁を聞きたいと思うのですが、そういう実態になったと。事故がなかったからいいものです。また、今後ともこの問題については取り組むわけです。一応所管は社団法人ですが、担当部局としてはこういう事実を踏まえた場合、交通安全対策からどのように考えるか、ではあなたならどうなのか、その辺のところをひとつご答弁願います。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎土木部長(皆川準一君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 皆川土木部長。 ◎土木部長(皆川準一君) 私ども交通安全関係を担当いたします部といたしまして、市民の皆様が各種行事を実施なさるときに、そこに市民の皆さんがたくさんお集まりになる現況からして、やはり交通安全対策については必要なことと考えております。議員のおっしゃったような内容については私どもは存じ上げておりませんが、いつも交通安全協会の方々が多大な働きをされていることについては、私どもとしては非常に頭が下がる思いでございます。 ◆21番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 21番、鈴木道雄君。 ◆21番(鈴木道雄君) そういう事実があったということをまず行政の皆さんに報告すると同時に、担当関係部局にこういう問題は個々にどういう状況でなったのか、正式文書を通しているのですから、正式文書のトップの方に来ないで、祭りをやればみこしの担当とか踊りの担当とかいろいろあるでしょう。そうすると、それを取り仕切る総括ってありますよね。その上の方で文書を出したにもかかわらず、文書を出した長に対しては何もそういうのはなくて、下部の方でいろいろとして、結果的に要請に対してしないというこれは紛れもない事実ですから、ほかの問題等もありますから、来年もありますから、ぜひそういうことのないように行政を通じてひとつ要望を強くお願いしたいと思います。 なおかつもう一つつけ加えるならば、なぜ正式な文書に対して、トップの長に対してそういう要請がなかったのか、そういうことがなかったのか、その辺のところも回答の文書っていただけるならば要望していただきたいと思うのですけれども、いずれにしましても来年もありますので、今回のこの通告の1点目はそこが一番ポイントですから、ぜひともそういうことのないように、これは大きな事故がなかったからいいものですけれども、これは県営住宅の方からずっと来た大通りを木下街道から風間街道、あの通りを大人みこしから山車から子供みこしまで大変だったのです。そういう状況だったということです。事故がなかったからいいのですけれども、ぜひとも今後の対応を十分していただくように強く要望しておきます。 次に、通告2点目です。市長、ただいまご答弁ありました。ありがとうございました。それから、総務部長、ご答弁ありがとうございました。市長も質問1の中で鎌ケ谷市の実態、選挙とかいろいろと歩きましたから、当然市長はなるべく当選をして頑張ろうということで、結果的になったという状況ですから、歩きながら、選挙活動をしながらいろいろと、おれならこうする、こういうところはこうだと、やはり将来のまちづくりの一端はあったと思うのです。緑があって自然が豊かというのは、それは一般論で、そういう一端としては昨日道路というものが、歩道が悪いから歩道5カ年整備というような、バリアフリーというようなことも市長からあったと思うのですが、もっとほかのことも、本当は実はこういう問題もあって、ぜひこの中で取り組んでいきたいということを選挙戦を通じた中でご答弁をいただきたいと思ったのですが、それはそういうことで2問目に移ります。2問目については、実は私自身も質問をしにくいし、市長もなかなか歯切れが悪かったのですが、市長もその中である程度お答えいただいたということで、私はそれで結構だと思っております。 それから、質問の3です。これは、皆川前市長の中で基本計画というような、首長がかわりますと、一つの計画というものはその基本理念も変わるときも往々にしてあります。今回市長の方で前年度の先ほど挙げた人間尊重、市民優先、緑とふれあいのあるふるさと鎌ケ谷実現と、こういう一つの基本理念はやはり普遍的で、私も踏襲していきたいということでお答えをいただいたので、この点については次にします。 次に、4点目についてなのですが、市長、いろいろとお立場があろうかと思うのですが、さっき私は行政は待ったなしということで、そういうことになると市長は助役は要らないのかなと。じっくり考えるといっても、やはり一つの行政を執行していく上には少なくても目標を立てて年内にちゃんと助役はこういう方向で立てるとかしないと、早期にといったって早期というのは市長の考えによって、私は早期といっても1カ月かなと思うのだけれども、市長の早期は、いや、来年3月までだと、これ認識の違いがあります。市民は、どうなっているのだと。市長を支える助役が市長は必要ではないのかどうなのかというような、そういうお言葉もあるわけです。そこで、市長、自分はリーダーシップ発揮して、少なくても年度の間、12月なら12月とか、いろいろなご事情もあろうかと思いますが、そういった一つの目標数値をもう一回ちゃんと答えてください。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) お答えいたします。 12月がいいのか、あるいは年度内と申し上げればいいのか、そういったことも念頭に置きながら、今の鈴木議員のご指導も念頭に置きながらやっていきたいと、そういうふうに考えております。 ◆21番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 21番、鈴木道雄君。 ◆21番(鈴木道雄君) 市長になっていろいろなお立場がありますから、助役を選任する場合、首長になった市長の構想がいろいろとあろうから一概に、なかなか端的にできないと思う。でも、一応市長が年内というか、そういうふうに一つのセッティングをしていただきました。ありがとうございました。  次に、質問の5点目です。先ほど権利と義務ということ。あなたは国の外務省にいまして、私は東京都の主税局ですから、あなたは8年間と言った、私は税では30年やっていましたから、税については自負しているのですけれども、そういうことで私も正直者がばかを見ないような税金の使い方と言うけれども、私は初当選させていただいてから折に触れて税問題については結構取り組んでおるわけなのですが、そういう意味で市長が権利と義務ということをしっかり言いました。問題は、今年の決算書を見てもわかるように、いいですか、私もこれ見てびっくりしたのです、平成13年度の決算書、大体4,000万円代で時効があった。いかに今の財政状況が不景気で厳しいかというと同時に、いろいろな状況がありますけれども、何と倍上がってしまったのです。この平成13年度の時効が8,200万円。これは異常です。そうしますと、市長、きのうも25学級の問題で教員が100人、7億円だ云々と言っていましたけれども、単純に毎年4,000万円、国保料と合わせると、大体4,500万円ぐらい、8,000万円から9,000万円ぐらい1年に時効になるのです。10年間たつと幾らですか。すごいでしょう。大変な金額になりますね、1年でも。今年は1年間で8,200万円チャラです。いろいろな内容があります。そういう状況を踏まえると、この問題はいろいろな事情があります。私は税の専門ですからわかりますけれども、問題は、その中をいろいろと問うと、税の徴収方法、対応の仕方に工夫をすれば税の徴収力は非常に上がるということは、私はそういう面で御飯食べさせていただきましたからわかるのです。その辺のところをもっと、今の税務行政等にもう一回組織改正というか、その辺のところをお考えあるかどうか。早急に言って市長もご答弁が苦しいと思いますが、もう一度その辺のところを掘り下げて取り組んでいただきたいと思うのですが、このことに対してご答弁願います。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 鈴木議員のご指導もいただきながら勉強してまいりたいと考えています。 ◆21番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 21番、鈴木道雄君。 ◆21番(鈴木道雄君) ご指導はすることはします。8分ですから、後半に重要な問題がありますから、3分ずつにしても終わらないのですけれども、さっき人事の問題ありました。鎌ケ谷市の人事は、私から見ると人事管理制度が明確になっていないと、こう思われるのです。私は東京都にいました。あなたは外務省にいました。やはり人事管理制度がしっかりしているのです。国会で事務官がやめると米国の大使云々と、一例を挙げますとああいうふうに。それぞれ大きいところというのは一つきちんとしているのです。新潟だったですか、前に町だったか、人事課長が選挙で応援しなかったから運転手させたという、こういう私物化が、これは極端な仕方ですけれども、往々にしてなきにもあらず。鎌ケ谷市はそんなことはありませんが、一定の5年以上のベースでしますけれども、要は鎌ケ谷は人事管理制度なっていないと私は認識しているのです。具体的に申し上げますと、私も30年間の役人の生活していました。あなたもご存じですけれども、通常だれが退職し、だれが動いたら次にはこの人がこのポストになる。ところが、公室長にいた人が外郭団体行ったり、一つのルールがないのです。その辺のところはやはり人間関係をつくる意味で非常に行政を運営する障害と思うのですが、この辺のところを踏まえて人事管理制度については市長はどんなふうにお感じですか、ご答弁願います。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 私は、人事課長を運転手にするということはやらないと思いますし、また今おっしゃったその選挙の勝ち負けによる影響でもって人事を激しく動かすということは余りよろしくないのではないかと、そういうふうに考えております。 また、今の鈴木議員のご指摘のように、ある程度の昇進の決まったルートが必要ではないかという点は重く受けとめさせていただきますが、一方で、例えばよく国の役所でありますとおり、この課長になったら将来は必ず次官になると、そういう定まった暗黙のルールのようなものがあることについてはいかがなものかとも思わざるを得ない点もありますので、その辺も含めて鈴木議員のご指導を仰いでいきたいと、そういうふうに考えております。 ◆21番(鈴木道雄君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 21番、鈴木道雄君。 ◆21番(鈴木道雄君) 一つのルールということを申し上げたわけです。そういう意味では、昔というのですか、私が1期に当選させていただいたころの人事は、私から申し上げますといかがなものかなというのが随分ありましたけれども、最近は一つのルールというか、一つできたと思うのですが、まだまだ不十分なので、その辺のところはあなたもそういう役人生活をなさってきたので、そのいいところを取り上げながら人事制度を職員のためにしっかり確立していただきたいと思います。 時間が5分ですから、ここに2点重要な問題があるのですが、7問、私はこの郷土資料館というのは非常に高い位置づけをしているのです。私は、過日この資料館について現状の資料館どうなのだと、箱物行政と市長もおっしゃりますが、箱物行政はその時代に必要だったからしているのです。私は、箱物行政の中でこの資料館は大変必要だと思います。例えば市長がこちらの方に転入する、だれかが転入した場合にまずどこへ行って鎌ケ谷市の実態を知るかといったら、資料館に行って、その資料を見て、あるいは展示してあるのを見たりスライドを見たりして、そこに1日いれば鎌ケ谷市というものが何となくわかると、こういう状況が私は資料館の位置づけだと思うのです。ところが、ご存じのように、時間がないから見たご感想を聞かないのですが、資料館というのは大変お粗末な資料館です、あそこは。スペースも狭いし、しかも2階は倉庫、せっかくのいい資料が展示されていないという、こういう事実です。 そこで、1点だけ聞きますけれども、そういう意味で資料館の位置づけというのを私はご質問したのですが、あの資料館を見て、あなたは鎌ケ谷市を総評した資料館として十分だと思いますか、それとも今後この問題に対してはいろいろな教育の観点から等々を踏まえて、やはりここらあたりは箱物と言われる中でもしっかりと将来はやっていかなくてはならないのかどうか、そこ1点だけお願いします。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 郷土資料館は大変興味深いものでありまして、多くの市民の方がもっと見やすいような状況になればいいなというのが率直な感想でございますので、当市の財政状況もかんがみながらその辺考えてまいりたいと、そういうふうに考えております。 ◆21番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 21番、鈴木道雄君。 ◆21番(鈴木道雄君) 今の市長の言葉で表現すれば前向きな表現というのですか、それをいただいたので、それだけで満足するわけではないですが、時間が2分ということでございますので、そういう方向性で教育の観点からも実施計画の中に入れて、資料館についてはぜひそういう方向性で取り組んでいただきたいと要望します。 それから、8問です。ここも私の分野で財政問題、ずっとここ聞きたいのですが、2分でございますから、これは次回にしまして、最後の9問です。 先ほど公用車について特別職はこうこうしかじかということで答えています。行財政改革とか、いろいろな問題をしてコストを削減する云々ということが市長の公約の中にあります。そこで、私は市長にお聞きするのですが、聞くところによれば今鎌ケ谷市の公用車はトヨタの最高級の車であると。これ時価で大体600万円はするというのです。市長、その車に乗って、公用としてですが、それは高級車乗ればいい気持ちになるのはだれでも差がないと思うのですが、この辺市長は何もお考えにならないのか、まずそこを悪いですけれども、30秒ぐらいで答えてください。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 公用車の件に関しましては、今鈴木議員がおっしゃったとおり私もその黒塗りのセルシオという車には違和感を感じておりました。そこでまず、今のところは朝出勤するときと夜帰るときはこの黒塗りのセルシオではなくて自分のちっちゃな自家用車で通っておるところでございます。また、公務の場合でも市内を回るときは極力黒塗りではなくて、プリウスに乗るようにしております。 ◆21番(鈴木道雄君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 21番、鈴木道雄君。 ◆21番(鈴木道雄君) 市長、これも十分市民の感覚から、先ほど市民の常識と政治の常識とかいろいろとおっしゃいました、スローガンで。したがって、これは市民の常識からは大変かけ離れているわけです。これについてはできるだけ検討して、セルシオに何もほかの行政体と比べる必要はないです。自治体は自治体の財政力があります。そこで、ぜひこの辺のところも検討していただきたいと思います。終わりにします。 ○議長(松澤一男君) 以上で21番、鈴木道雄君の一般質問を終結します。 ○議長(松澤一男君) 次に、9番、板津邦彦君に発言を許します。 ◆9番(板津邦彦君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 9番、板津邦彦君。          〔9番 板津邦彦君登壇〕(拍手) ◆9番(板津邦彦君) 平成14年9月定例会に当たり、9番、板津邦彦、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。 私の通告は、一般行政1件でございます。大きく2点ございまして、そのうちの1点3問ずつでございます。執行部におかれましては明快なるご答弁をお願い申し上げます。 さて、近年の日本の経済の低迷による企業の倒産、失業者の続出、また少子高齢化社会に向けての福祉施策の増強、一方鈴木宗男事件に端を発し、加藤紘一、田中真紀子などの事件、加えて日本社会の崩壊かと思われる事件、すなわち狂牛病事件、日ハム事件、原発事件などは毎日の報道機関を通して国民の生活に大きな不安を与えてまいりました。そんな中で、鎌ケ谷市においても市民を巻き込んだいまだ経験のない大きな政治不信を招く問題が発生し、鎌ケ谷市内外より注目をされてまいりました。全国ネットで報道されたこの事件は、一日も早く正常化に向けることが市民のひとしく願うところでございます。その結果、今回清水新市長の誕生となりました。民間企業に10年、外務省に8年との豊かな市長のプロフィールは、地方分権時代の今日、最も期待されるところでございます。 そこで、市議会の9月定例会の市長の所信表明に当たり、若干のお伺いをいたします。なお、今回同様な質問が多数ございまして、重複する部分があるかと思われますが、その点よろしくご配慮を賜りますようお願い申し上げます。 まず冒頭に、市長は市民、議会、市職員に対してどのようなスタンスで対応されるかお伺いをいたします。 次いで、大きな1点目、3件ございます。その1、今回の事件で傷つけられてしまった鎌ケ谷10万市民のプライドを取り戻さなければならないと主張されているが、そのプライドの意味するものは何かお伺いいたします。 2、政治は自分たちのものであり、自分たちが政治の主役であると市民が意識を持てるまちづくりをしたいと主張されているが、その手法について特に意識することは何かお伺いをいたします。 3、市民が満足できるような税金の使い方を主張されているが、市民とその税金の有効使用についてどのような認識をされているかお伺いいたします。 次いで、大きな2点目、その1、汚職の土壌を払拭するについては、政治倫理の確立と公共事業における入札制度の抜本的改革を主張されているが、その手法と今後の対応についてお伺いいたします。 2、民間の経営感覚を持って行財政運営に当たるについて、経営感覚で行財政改革を進めると主張しているが、その手法についてお伺いいたします。また、新たな人事制度について、現行の人事制度との相違点をお伺いをいたします。 3、箱物行政から人、福祉、教育のまちづくりへについては、特に福祉については一般的には保健、医療、福祉と包括的にとらえられている場合が多いので、その点も加えてそれらに対する理念と対応についてお伺いをいたします。 以上、第1回目の質問を終わります。(拍手) ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。          〔市長 清水聖士君登壇〕 ◎市長(清水聖士君) 冒頭の板津議員のご質問ですが、市民、議会、市職員に対してどのようなスタンスで対応されるかという点ですが、まず市民に対しては私常々申し上げておりますとおり市政の主役は市民である、そういうことを念頭に置きつつ市民に対しては対応してまいりたいと思います。議会に対しては、住民の代表としての立場をお持ちでいらっしゃるわけですから、今後ともご意見を尊重してまいりたい。市職員に対しては、地方分権時代において自己責任を担う行政のプロと、そういう考え方で接してまいりたいと思います。 続いて、1点目のプライドでございますが、プライドと申しますと、要するにこのまちに住んでいるということを言って胸を張れると、そういったものかと思います。全国どこに行っても自分はどこどこに住んでいるのだと、そういうことを自慢できる、あるいは胸を張って言える、そういうものがプライドかと思います。今板津議員おっしゃったとおり、残念ながら今回の事件で私は鎌ケ谷に住んでいるということが言いにくくなってしまったと、そういうことを私におっしゃる人もおられますので、この回復のためにはほかの自治体に負けない質の高い行政を、市民が主役の行政を構築していく必要がある、そういうふうに考えております。 市民が政治の主役となるようなまちづくり、その手法についてどうかということでございますが、これは市民に対する情報公開の一層の徹底と愚直に市民の声を直接に聞いていくと、そういった手法をとり入れてまいりたい、そういうふうに考えております。 税金の有効使用でございますが、少し詳しく述べますと、行政サービスという言い方が世の中で一般的なものになっておりますように、今や市役所はまさしく一つの巨大なサービス産業であると考えます。このように市役所をサービス産業としてとらえますと、市税の収入は市の行政サービスという商品の代金ということになります。しかも、それは行政サービスの提供を前提に市民の皆様から事前にお預かりした前金という側面を持っておりまして、いわば市民の浄財とも言える歳入の基幹財源でありますので、決しておろそかに扱うことは許されない、そういうことでございます。特に現在のような不況の波が市民の暮らしを直撃している状況にあっては、貴重な税金という市民からの信託財産をその期待に沿って真に必要な施策に効果的に使っていくことが何よりも求められていると思います。粗悪な、役に立たない商品を売りつけることは、市の所有者である市民に対する背任ということにもなりかねないわけでございます。私どもはこのような考えを念頭に置いて、いやしくもむだ遣いしている、そういうふうに言われることのないよう、また市民の皆様に納税してよかったと、有効に使われると、そういう実感を持っていただけるように税金を使ってまいりたい、そういう考えでございます。 続きまして、選挙公約の汚職の土壌を払拭するという点をお聞きになったかと思いますが、これについてはこれまで述べてまいりましたとおり公共事業に関する口ききの問題、それに関する条例の制定を考えていくとか、入札制度の透明化、電子入札制度の導入、そういったものを図ってまいりたいと考えております。 民間の経営感覚を持って行政運営に当たるという点につきましては、行政活動は市民に対するサービスの提供、そう考えまして、その満足度を高めるための行政サービスの提供体制自体の改革と事業目的や市民ニーズをより安価に達成すると、そういうコスト意識を念頭に置いて民間の経営感覚を持って運営に当たってまいりたいと考えております。具体的な手法をお聞きになりましたけれども、これらにつきましては事務事業の評価制度やこれと連携した予算編成、電子入札などの入札制度改革、公共工事におけるコスト縮減、さらにはNPOの支援やPFIなど民間活力の活用などなどが取り組みとして考えられるものではないかと、そういうふうに考えております。 また、人事制度に関して、現行と今後の相違点というご質問でございますけれども、これはきのうまで申し上げてまいりましたとおり現在研究中でございますので、相違点についてはその研究が終わった段階で申し上げたいと、そういうふうに考えております。 3点目の福祉についてのとらえ方でございますが、これは保健、医療、福祉と包括的にとらえて理解しておるつもりでございます。したがって、私のこれまでの箱物行政から人、福祉、教育のまちづくりへという公約につきましては、これはこれまで以上に生活者にとって役に立つ税金の使い方をしてまいりたいと、そういう考えでございます。 ◆9番(板津邦彦君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 9番、板津邦彦君。 ◆9番(板津邦彦君) では、順次再質問させていただきます。 最初に取り上げましたプライドの件でございますが、市長おっしゃるようにいいまちであるということで鎌ケ谷市に住んでいて、それが傷つけられたと、こういうとらえ方もあろうかと思います。一方、私はまた別のとらえ方があるのではないかと。今回の事件で傷つけられましたその10万市民のプライドという意味は、もともとこの鎌ケ谷市という土壌は鎌ケ谷村、鎌ケ谷町時代からの流れを培ってきた古きよきその歴史、これがまだ十分市民の中に浸透しております。長老がいる、それから青年団、婦人団、そしてもろもろのボランティア組織、これが一つになって向こう三軒両隣的に非常にコミュニケーションのいいまちづくりをねらった非常に組織的な動きをだれ知るとなくみずから行って、この鎌ケ谷市にしてきたと。振り返ってみると、今10万都市になっているなというような気のつき方で、10万都市をねらって何かするという、強いて力んだ生活ではなくて、自然の中で培ってきた生活が10万都市になったと。長老の言うことだから、まあまあいいことであろう、間違ったことを言わないであろう、婦人団あるいは青年団がボランティアでいろいろなことをやってくれる、ありがたいことだと、こんなとらえからその生活をやってきた。そういう中で滞りなくなされてきた生活がある日突然爆弾が落ちたように、思わざる政治不信的なものが来たために、これは何だと、えっという一つの思いが市民の中にまず出たのではないかと私は認識しております。と同時に、この任せた、あるいはお願いしていた、あるいはまあまあいいよと、こういう生活をしていた、その生活態度がよかったか悪かったかは別にいたしまして、その爆弾に今まで思いを任せていた、任せるのもまずかったかは知りませんが、それで安泰に生活できていた。それが今度その何倍の力になって怒りに変わったのではないか、こういうふうに理解をいたしております。そのプライドの意味するというところは、若干市長のとらえ方と違っているというのは、私個人的にもそのような認識を持っておりますので、そういう市民も多かったのではないか、このような理解をしているのですが、市長、その辺のところはどうお考えでしょうか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 私もそのような思いをされる市民の方も多かったであろうと、そういうふうに認識しております。 ◆9番(板津邦彦君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 9番、板津邦彦君。 ◆9番(板津邦彦君) 冒頭にそういうことを申し上げまして、では2問目に入ります。 昨日土屋議員の質問がございました。それと重複する部分ございますが、確認の意味をもちましてお伺いさせていただきます。箱物行政から人、福祉、教育のまちづくりへという課題については、先ほども話がありましたように、高齢者、障害者、児童にも優しいまちづくりの理念のもとに福祉、保健施設の充実を図っていくと、そうしていくということがその保健、福祉、医療との一貫性という施策の中で、医療の視点については平成14年3月定例会において中核医療施設の建設については基本計画を遵守し、平成15年9月30日までに民設民営の医療施設の申請をするとの答弁を得ていますが、清水新市長となった今日も計画どおり進行していくものと理解してよいか。この件は期限つきの施策でございますので、これを意識し、遅滞することなく計画どおり進行していくと理解してよいかお伺いをいたします。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 平成15年9月30日という期限があるということを念頭に置きつつ真摯に取り組んでまいりたいと、そういうふうに考えております。 ◆9番(板津邦彦君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 9番、板津邦彦君。 ◆9番(板津邦彦君) では、これにつきまして福祉部長にお伺いをいたします。 平成14年4月以降の中核医療施設の建設についての進捗状況をお伺いをいたします。なお、今後の進展について支障はないかを含め具体的にお伺いいたします。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 飛田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) ただいまのご質問は、中核的医療施設の建設の進捗状況というお尋ねでございましたが、昨日土屋議員にもお答えいたしましたとおり、私どもといたしましてはこの関係につきましては市の公募による民設民営の中核病院の開設ということで進めてきておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 そこで、進捗状況でございますが、確かに若干事務作業がおくれておりますことは認めざるを得ないところでございますが、これは医療問題懇談会にご相談することになりますが、その後公募選定委員会を早期に立ち上げまして、そしてその中で来年3月までには一連の事務作業を終えて、何とか来年9月末に間に合わせたいというふうな形で考えております。 ◆9番(板津邦彦君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 9番、板津邦彦君。 ◆9番(板津邦彦君) では、次に入ります。市民の行政参加、政治の主役である市民を意識したとき、市民が参加するに理解されやすい市民参加条例を創設することについて以前議会で申し上げたことがございますが、これにつきまして市長の見解をお伺いいたします。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 市民参加条例創設につきましては、板津議員のお考えも伺いながら勉強させていただきたい、そういうふうに思っております。 ◆9番(板津邦彦君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 9番、板津邦彦君。 ◆9番(板津邦彦君) まだ時間がございますけれども、最後に鎌ケ谷市の現状は数年前より歳入歳出ともに大変厳しい環境の中で予算執行されてきております。そこで、その対応を含め、税金の使い方を含めた民間の経営感覚を持った行財政運営について、今後の新たな視点からどのような対応策をお考えになっているか、市長の思いも含めてご答弁をお願い申し上げます。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 本市を取り巻く財政状況につきましては、市政の最重要課題の一つとして就任以来財政担当よりその実情を聞いているところでございます。議員もご承知のとおり、本市の財政は歳入の根幹をなす市税や地方交付税が落ち込んでおりまして、これまで臨時的な財源として有効活用を図ってきた財政調整基金、これも減少しております。一方で、歳出面では扶助費や繰出金、負担金などが増加傾向にありまして、こうした厳しい財政環境は今後も依然として続くものと見込まれます。これらを勘案いたしますと、今後事務事業のあり方やそのコストを民間の経営感覚を持って見直していかなければならないのではないかと、そう考えております。今や行政サービスという言い方が一般的なものになっておりますように、市役所も一つのサービス産業であると、こう言えると思います。市役所にとって市民はお客様であり、かつ株主であり、そしてまちづくりのパートナー、そういうふうに考えております。顧客である市民の満足度を高めるためには市役所を一つの経営体としてとらえ、その商品であります事務事業についても大胆に切り込んで、何が本当に市民に必要かと、そういう原点に立ち返ってその再構築を図ることが必要だと考えます。 次に必要なことは、コスト意識でございます。質を維持しつつ、いかにコストを下げるか。今後は市役所もさまざまな創意工夫を凝らして事業目的や市民ニーズをより安価に達成する努力が必要です。また、このように市役所をサービス業としてとらえますと、市税収入は市の行政サービスという商品の対価、代金として考えられ、すなわち粗悪な商品を販売することは購入者である市民を裏切ることになります。したがって、これは繰り返しにもなりますが、納税して本当によかった、そういう実感を持っていただけるように、これまで以上に税金を市民生活向上のために有効に使っていく、こういう必要があると考えます。また、このような経営感覚による取り組みによって、市民が最少の投資で最大の利益を得られるよう経営的視点に立った財政運営に努めることが市政の主役である市民に対する責務であろうと、そう考えております。今後とも以上のようなことを肝に銘じつつ、時代の変革に立ちおくれることなく行財政の改革に取り組み、そして常に市民に目を向けた簡素で効率的な行財政運営を図ってまいりたいと、そういうふうに考えております。 ◆9番(板津邦彦君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 9番、板津邦彦君。 ◆9番(板津邦彦君) この民間的経営感覚を持っての行財政改革、これは日本の中でも各自治体同様な一つの考え方で進んでいるところが多うございます。地方分権というものが今目の前に来ておりまして、これをクリアするためにはやはりその辺のところは十分必要だと、こういう認識も私持っております。ただ、これを実施するに当たっては、非常に数多くの難問が山積することと想定できますので、市長におかれましては恐れることなく勇気を持って、なおかつリーダーシップを発揮しながら改革に邁進されることを切望し、私の質問を終わります。 ○議長(松澤一男君) 以上で9番、板津邦彦君の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。          午前11時28分  休 憩                                                      午後 1時01分  再 開 ○議長(松澤一男君) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(松澤一男君) 次に、14番、野村誠剛君に発言を許します。 ◆14番(野村誠剛君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 14番、野村誠剛君。          〔14番 野村誠剛君登壇〕(拍手) ◆14番(野村誠剛君) 平成14年9月定例議会に当たり、議席番号14番、野村誠剛、通告に基づき一般質問を行います。 私の通告は、電子自治体における地域情報の進展についての1件であります。市長及び執行部におかれましては、明快なるご答弁をよろしくお願いいたします。 初めに、清水市長の所信表明をしっかり伺わせていただきました。鎌ケ谷市の最高執行権者としての心構えとして受けとめさせていただきました。初心を忘れることなく、市民福祉優先で行政を執行していただきたいと念願するところであります。 それでは、本題に入りたいと思います。全国自治体の約7割が役所や学校、公民館などを高速、超高速の通信回線で接続し、さまざまな情報のやりとりを可能にする地域公共ネットワークを既に整備したかまたは整備計画を作成済みであることが総務省の調査で明らかになっています。2005年度までに同ネットの整備をするよう総務省では要請しているところでありますが、既に調整済みの自治体が34%、整備計画を作成し、2005年度までに整備予定が37.3%、整備も計画もまだなのが27.9%という状況であります。 そんな中で、鎌ケ谷市行政情報計画があり、電子自治体に向けた広域情報の検討も着々と進んでいることと思います。電子自治体を構築していくことにより市民から提出される押印の削減、ペーパーレス、事務手続のスピード化、防災関係など、より多くの利便性が供給されることは間違いないものと思います。鎌ケ谷市の行政情報計画は全国の見本となる計画であり、よくできている計画でないかと認識しております。中でも市長あてに寄せられた意見のうち主なものをホームページに掲載していることは先進的な取り組みだと思っております。しかし、この電子自治体をさらに進め、構築していくに当たっての問題点や弊害が数多くあります。阻害要因、例えば財政難、セキュリティーの確保、個人情報の保護、古い体質、人材の不足、情報機器の不足、国の法令など、一つ一つクリアしながら進めなければなりません。一つ一つクリアしても、なお電子化になじまない市民もいるわけで、既存の情報システムの保護もしなければなりません。そこで、行政情報計画の進捗状況はどうなっているのか、また2005年度までに整備し終える見込みがあるのかお尋ねいたします。 以上で1回目の質問を終わります。(拍手)
    ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎総務部長(石井昇君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 石井総務部長。          〔総務部長 石井 昇君登壇〕 ◎総務部長(石井昇君) 野村議員の一般行政、電子自治体における地域情報の進展についてのご質問にお答え申し上げます。 議員のご質問の中にもありましたように、国においては平成13年3月に電子政府の実現に向けe-Japan戦略を策定いたしまして、これを具現化し、なおかつ高度情報通信のネットワーク社会の形成のために政府が迅速かつ重点的に実施すべき施策の内容を明らかにするためにe-Japan重点計画を策定してきておるところでございます。その後平成13年6月に、平成14年度のIT重点施策に関する基本方針としてe-Japan2002プログラムが策定されてきたところでございます。この中で、やはり先ほど野村議員の方からのご質問の中にもありましたように、地方公共団体に対しましては平成15年度という目標で、複数の公共団体を結ぶ広域的なシステムである総合行政ネットワークの構築が要請されているところでございます。 そのような状況の中から、ご質問の第1点、行政情報計画の進捗状況についてお答えを申し上げます。本市におきましては、行政情報化を進めるための指針として平成13年度に鎌ケ谷市行政情報化計画を策定いたしまして、庁舎内及び出先施設を結ぶネットワークの基盤整備を計画的に推し進めてきておるところでございます。このうちハード面といたしましては、平成13年度に市役所本庁舎及び総合福祉保健センター内の各所属を結ぶネットワークを構築いたしてきているところでございます。そして、本年度は公民館などの出先施設を結ぶネットワークを推し進めているところでございます。このネットワークは、光ファイバーによるもので、現時点では最も高速なネットワークシステムであり、セキュリティー等に対しても十分考慮したシステムとなっておるものでございます。現在この作業は順調に進んでおりまして、当初の計画どおり本年10月からの稼働を予定いたしておるところでございます。 次に、ソフト面といたしましては、本年4月からグループウエア及び文書管理システムが稼働し、また8月からはインターネットメールも稼働させてきておるところでございます。そして、ネットワークが結ばれる10月からは各出先施設もグループウエア、文書管理システム、インターネットメールなど、本庁舎と同様のシステムが利用できるような状況になる見込みでございます。このほかこれらの基盤整備に先立ち、平成10年9月1日から鎌ケ谷市のホームページを立ち上げてきておるところでございまして、市民の皆様にインターネットを通じて行政情報等を発信しているところでございます。 次に、ご質問の2点目、2005年までに整備し終える見込みがあるかということのお尋ねでございますけれども、他の公共団体を結ぶ総合行政ネットワークについては平成15年度の接続に向け準備を進めているところでございますが、平成15年度中には接続が可能となる予定でございます。また、地域からはさまざまな情報をやりとりする地域公共ネットワークなどにつきましては、本年から2005年度まで、3年間の中でシステムを構築していくことになりますが、ご質問の中にもありましたように、現時点におきます、またこれから推計されます財政状況を初めとする多くの問題をクリアする必要があるわけでございまして、今後これらの問題を一つ一つ解決しながら市民の皆様が利用しやすいシステムの構築に鋭意努力をしてまいりたいと思っておるところでございます。 ◆14番(野村誠剛君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 14番、野村誠剛君。 ◆14番(野村誠剛君) 順次質問をさせていただきたいと思います。 情報というのは、大きく分けて行政業務上の庁内情報と申しましょうか、中で使う情報と、それから市民、いろいろな団体等に発信していく地域情報と大きく二つ分けられると思うのです。その中で、昨年度ですか、IT講習ということで鎌ケ谷市も大々的に講習やっていたわけでございますけれども、その講習に先駆けて公明党として鎌ケ谷市民にインターネットまたは電子関係等に対するアンケート調査をやったわけでございますが、それがもう2年以上経過しているわけでございますけれども、その時点で市民の中で30%程度の世帯にインターネットが入っているという状況がございました。それから約2年ぐらいの中で、最近のいろいろな全国的な情報を見ますと、約60%の世帯にインターネットが入っている。ここ一、二年の間にかなりの勢いでインターネットが進歩しているといいましょうか、加入していると申しましょうか、普及されていっているわけでございますけれども、鎌ケ谷市としても庁内情報のほかに地域情報ということでホームページを公開しているわけでございます。鎌ケ谷市としてもまなびぃネットとか、それから教育委員会のホームページ、各小中学校でもほぼホームページが整ったようでございますけれども、インターネットを通じていろいろな情報を発信するのは私も市民に知らしめていく上では結構なことだと思うのですが、これが何かルールがあるのかどうなのか。ただやみくもに発信しているのか、その辺を伺いたいと思うのですが、広報かまがやは条例に基づいて発行しておるわけでございますけれども、ホームページに関しては一個人がつくった情報を瞬時に掲載することができる、また意図的に情報をつくる、発信するという、そういう要素も持っていて、非常に危険性もあるわけでございます。そういった中で、個人情報の保護なども考えた場合に、そういった市のホームページまたはまなびぃネットのホームページ、教育委員会のホームページ、各小中学校のホームページ、行政側から発信しているものに対して何かルールがあるのか、その辺のルールがありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長公室長(大高勇治君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 大高市長公室長。 ◎市長公室長(大高勇治君) 私の方からは、市のホームページについてお答えさせていただきます。 市のホームページは、平成10年6月に制定した鎌ケ谷市インターネット管理要領に基づいて発信しております。この中で、記載内容、ホームページの所管課、電子メールの処理方法などのルールを定めておりまして、市のホームページはすべて地域振興課から発信し、他の部署からは発信できないようIDと、それからパスワードを管理しております。地域振興課では議員ご心配されるようなことがないように細心の注意を払っているところですが、今後この管理要領の見直しなど、さらに検討を加えていきたいと考えております。 ◎生涯学習部長(川尻秋重君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 川尻生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(川尻秋重君) お尋ねの後段の部分、教育委員会の所管のホームページについてお答えをいたします。 まず初めに、お尋ねのまなびぃネットについてでございますが、これは鎌ケ谷市生涯学習情報ネットワークシステムの整備基本方針に基づきまして平成6年度から運用を開始しております。また、その運用に際しましては、生涯学習情報システム管理運営要領を定めて行っているところでございます。従前は生涯学習情報のデータベースとして市民の皆様にご利用いただいておりましたが、市のホームページが開設された平成10年9月から市のホームページからもリンクできるようにシステムを構築したところでございます。 次に、教育委員会のホームページでございますが、今回は学校完全週5日制や、あるいは新学習指導要領の完全実施に伴い、家庭あるいは地域への情報発信の必要が生じましたので、教育委員会の学校教育課で作成をいたしました。ごらんいただいておわかりのとおり、内容といたしましては今まで教育委員会が作成しておりましたリーフレットなどを集約したものとなっております。したがって、この内容につきましては教育委員会の決裁を経てインターネット上で発信するに至ったわけでございます。 それから、学校のホームページについてでございますが、こちらの方は鎌ケ谷市立小中学校におけるインターネット接続に関する管理運営要領というものに基づいて管理をしております。学校長を委員長として、インターネット運用委員会を組織して運用しております。この学校のホームページは、鎌ケ谷市のホームページからもリンクできるようになっておりますので、鎌ケ谷市が作成したようにも見えますが、制度上は学校の校長が管理者となっておるところでございます。 ◆14番(野村誠剛君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 14番、野村誠剛君。 ◆14番(野村誠剛君) 先ほどから心配しているというのは、住基ネット等で昨日もいろいろな議題となっていたわけでございますけれども、情報というのは一つは出さない、漏れてはいけないという情報と、それから情報公開のように公にそれを知らしめていこうと、あえて情報を提供しようというふうな大きく二つに分けられようかと思うのですけれども、情報を出さないといっても一定の人がその情報を扱うわけで、それが完全に出さないとなった場合はその情報は要らないわけですから、大きく公開するものと保護するものと、こういう情報があろうかと思うのですけれども、インターネットの場合はどちらかというと表に出していこうとする、そういう情報であろうかと思います。ただ、出していく情報も行政情報として出していくわけでございますから、無造作に認知されないままに発信しているのではないかということが先ほどから私懸念している部分なのですけれども、先日も鎌ケ谷市のホームページの表がリニューアルされたわけでございますが、これもデザイン性からいろいろなものを含めた中で、ただリニューアルするよということで報告があってリニューアルされたものなのか、その内容、それからデザイン性なんかも含めて審議した中でリニューアルされたものなのか、その辺が私心配になるわけでございますけれども、市のホームページの中には各部署ごとの情報が数多く掲載されておるわけでございます。その一つに私どもの議会のページもあるわけですが、議会においては鎌ケ谷市議会だより発行規程の中の議会だより編集委員会でホームページの内容に対しては吟味することになっているわけでございます。そういった意味では、各部署ではその情報をどのように取り扱っているのかお尋ねいたします。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長公室長(大高勇治君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 大高市長公室長。 ◎市長公室長(大高勇治君) ホームページの掲載につきましては、ホームページ掲載依頼書というものがございまして、これを各課から提出していただいております。これは、広報掲載依頼書と同様各担当部長が決裁したものを掲載しておるということでございます。 ◆14番(野村誠剛君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 14番、野村誠剛君。 ◆14番(野村誠剛君) 情報に関しては、私も何度か一般質問で取り上げているわけでございますけれども、コンピュータまたは電子というよりも情報というとらえ方をしていただきたいと思うのです。情報というのは、漢字で解釈すると情けに報いるというのでしょうか、本来の意味と今使っている情報という意味合いが合うのかどうか、この辺私も非常に疑問なところでございますけれども、そういった中でかつて杉山収入役が総務部長の当時でございますけれども、いろいろ情報に関して質問させていただいたわけですけれども、情報の扱い、情報を格納する手段としてビデオもあれば文書もありますし、フイルム、磁気関係、いろいろな方法で格納しているわけです、情報を。そういった中で、当時メモ書きが公文書に当たるのか、こういった質問もさせていただいて、その当時どう答弁したかというのはさておいて、広報かまがや、その都度発行したものは保管していっているわけです。ただ、文書と違ってホームページの内容というのは随時更新していって変化していくわけです。そういった文書の内容というのは、逐次新しいものが出て古いものが消えていくという、紙で保管するものとは少し状況が違うわけです。そういった中で、ホームページというのは公文書としての扱いになるのか、また一度掲載された内容がきちんと保管されているのか消えたままになっているのか、その2点をお伺いいたします。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長公室長(大高勇治君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 大高市長公室長。 ◎市長公室長(大高勇治君) 基本的にはホームページを開設して以来掲載したデータは保存してございます。ただ、紙など別の媒体で存在するもの、例えば「今週の市長」などは保存しておりません。 なお、ホームページの内容につきましては、市が発信した文書ととらえることができますので、私どもは公文書と考えております。 ◆14番(野村誠剛君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 14番、野村誠剛君。 ◆14番(野村誠剛君) 先ほども申しましたけれども、情報に対する秘守、保護、こういう部分と、それからあえて発信していく、こういう二つのとらえ方があるということで申し上げましたけれども、ホームページに限らず電子情報、これを修正したり削除したり、電子情報というのは内容を改ざんしたりするというのがいとも簡単にできてしまう、こういったものが含まれております。だれもが簡単に入力できるようであってはならない。先ほどいろいろな答弁の中でそれはしっかり守られているよというふうなことが言われておりますけれども、住基ネットも含めていろいろな情報が動いている中で情報の内容の保護というのはどうなっているのか。昨日の住基ネットに関してはかなりいろいろなセキュリティーを組んでいるようでございますけれども、住基ネットに限らずにいろいろなセキュリティーを組んでいかなくてはならないというふうに思うところですけれども、この辺の情報内容の保護はどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎総務部長(石井昇君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井昇君) 情報内容の保護についてという観点でお答えを申し上げたいと思います。 今議員の方からお話がありましたように、この関係については制度面についてまずお話し申し上げますと、ご質問の中にもありましたように昨日も住基ネットの関係でお話があったわけでございまして、住民基本台帳のネットワーク及び庁内LANの稼働に合わせて個人情報保護条例、電子計算組織の管理運営規程、情報通信ネットワークの運営管理規程などの関係する条例、規程の見直しをしてきておるところでございます。 次に、当市の磁気データ保護のための体制について申し上げますと、住民情報などの個人情報を主体に取り扱うネットワーク、いわばホストコンピュータを利用したオンラインシステムと職員の一般的な事務処理のための情報交換、伝達を目的とした庁内LANをそれぞれ独立して構築し、お互いに接点を持たせないようにしているところでございます。オンラインシステムは、住民基本台帳ネットワークを通じて市の外部へ接続されておりますが、外部からの侵入対策としてファイアウォールの設置、通信の暗号化、端末使用時のカードキーの利用などのシステムハード面での対策を施しておるところでございます。 次に、庁内LANはその性格上、インターネットなどの公衆ネットへ接続するので、ファイアウォールの設置あるいはウイルス駆除ソフトの導入、VLANの構築などの一般的な対策のほかに、市のネットワークの内部に攻撃対象となるホームページ及びメールのサーバーを置かないようにしておるところでございます。また、ホームページの改ざん防止の一環として、ホームページ用サーバーは民間の専門会社に管理運営を委託しておるところでございます。 このような形で情報内容の保護の体制が構築されておると思っております。このほかに職員の情報内容の保護に対する意識や技術あるいは知識をより向上させるための研修を実施し、より強固な情報の保護に努めてまいりたいと、かように考えておるところでございます。 ◆14番(野村誠剛君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 14番、野村誠剛君。 ◆14番(野村誠剛君) 電子情報というのは、ここ数年急激に進展してきたわけであって、かなりいろいろな形、いろいろな人たちがそのとらえ方というのを錯綜しているような感じはするわけです。例えば同じシステムなのですけれども、住基ネットはだめだよと、電子入札はやってくださいよ、同じシステムなのになぜそういうふうに分かれてしまうのかというのが私も今どうとらえていいのか。やはり電子情報というのが進歩が早いがゆえにまだそこに乗れないのかなというふうな感じもしないわけでもないわけです。この庁舎内でも数年前までテーブルの上に紙が載っている状態が今各職員のテーブルにもほとんどがパソコンが載っているという状況になってきている中で、非常に電子情報の扱いというのは錯綜してきている。公文書等も個人のパソコンの中で動いていたりと、いろいろな状況が出てきているわけでございます。各部署で与えられた任務というのはそれぞれ違うわけでございますけれども、今以上にそういうふうな情報を電子的に取り扱っていく状況が出てくると思うのです。そういった意味では、総務部長の方からセキュリティー等に関してはるる今説明はあったのですけれども、一人ひとりの職員、それからいろいろな部署の中で発信していく、出先機関もあるでしょう、そういった中で鎌ケ谷市として基本的な電子情報に対する扱い、ルールを一本化していく、そういう検討もなさっているのだろうと思うのですけれども、その共通ベースとして電子情報をこう扱うのだという、そういうことが必要ではないかと思うのですけれども、その辺の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長公室長(大高勇治君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 大高市長公室長。 ◎市長公室長(大高勇治君) 現行の鎌ケ谷市インターネット管理要領は、先ほどお答えしたように平成10年に作成されたもので、現状とマッチしていないところが多々あることは認識しております。ただいま野村議員ご指摘の統一的なルールの作成は必要と考えておりますので、近々に関係部署と協議の上作成していきたいと、このように思っております。 ◆14番(野村誠剛君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 14番、野村誠剛君。 ◆14番(野村誠剛君) 今回は、インターネットに主力を置きながら庁内LAN等は触れていないわけでございますけれども、庁内LAN等も含めた中でいろいろな形で電子機器を使いながら情報を扱っているわけですけれども、そういった情報関係の計画またはその辺の統一化していく等の総合的な検討をしていく主な部署というのはどこになるのでしょうか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎総務部長(石井昇君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井昇君) 総合的に検討を推し進めていくところということでございますけれども、私ども現組織の中におきましては総務部の情報推進室がそれを担っておるところということで位置してございます。したがいまして、地域情報化の策定に向けましては、関係課と協議を推し進めながら現在準備に移行しておるところでございます。 ◆14番(野村誠剛君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 14番、野村誠剛君。 ◆14番(野村誠剛君) それでは、市長にお伺いしたいと思うのですけれども、市政演説に関しては私触れないできましたけれども、一つ新しい市長にお伺いしたいと思うのですが、昨日来の一般質問の中で鎌ケ谷市の状況、状態、いろいろな情報が日本中を駆けめぐったと、こういうふうな発言がそれぞれあったわけですけれども、この情報が日本にとどまらずインドにいた清水聖士さんにも届いてしまったということは、日本に限らず情報が世界まで飛び交っているというふうな状況であろうかと思うのです。その中で、聞くところによりますと、市長はインドにいながらにして鎌ケ谷市の市民とインターネット等を通じて交信したというのも伺っているところでございます。ということは、インターネットで誕生した市長かなというふうな感じもしないわけではないのです。そういった意味では、日本で初めてインターネットで誕生した市長、こう言って過言ではないのではないかというふうなことも私思っているわけでございます。市長になってすぐ「インターネット市長室」というのが誕生いたしました。鎌ケ谷市のホームページがリニューアルするとともに「インターネット市長室」、こういうふうなホームページができたわけですけれども、その中に「市長のつぶやき」と、こういうのがあるのです。私も非常に興味を持って見させていただいておるのですけれども、私のホームページも載せていただければなというなのもあったのですけれども、その中で一つ懸念するのが個人的なホームページなのか公人としてのホームページなのか、これも私気がかりになっているところでございます。 一つだけ市長にお伺いしておこうと思うのですけれども、「インターネット市長室」では情報を発信し、情報をキャッチしているわけですが、情報を発信しているけれども、だれも見ていない、または微々たる人たちがのぞいている、こういうケースもあるわけで、マスコミ等も考えますと、マスコミもかなり多くの情報を持っておるようでございます。その中で、視聴者が興味のある、そういうものを提供してきている。いろいろな情報を持っているけれども、あえて全部を提供しないで、興味のあるところだけを提供すると、これが一つあるわけで、ただ行政としては必要のない市民もいるかもしれないけれども、公に公開していかなければいけない、こういう情報もあるわけです。逆に今インターネットを通じて市民の声がストレートに入ってくる、その状況があるわけで、その情報手段をとった場合に1人の市民が何回も交信してくる場合があるわけです。そういった中で、その1人の市民の声があたかも数多くの市民の声に聞こえてしまう場合がある。そういう状況があろうかと思うのです。そういった情報を発信し、情報を受信する、その辺の情報の処理は市長はどのようにお考えでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 今発信と受信の情報の処理、どう対処しているかというご質問だと思いますが、現在まずそういった発信、受信に係る市民とやっております手段としては、このホームページ以外にも広報かまがやあるいは従前からあります市長への手紙、市政モニター、さらには要望、陳情といったようなものが既にございまして、またこれから実施していきたいと考えている市民との直接の対話などがございまして、ホームページのみに偏るようなことなく、また庁内の担当部局の意見も聞きながら種々の手段、方法を活用して市民の皆様との情報の受信、発信、そういうものをやりとりしてまいりたいと、そういうふうに考えております。 ◆14番(野村誠剛君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 14番、野村誠剛君。 ◆14番(野村誠剛君) 市長がそういう情報をうまく利用して市長選をかち取ったのではないかというふうな感じもしないわけではないわけですけれども、最後に質問したいと思うのですが、最初の方でも申し上げましたけれども、それでまた今後の展開等も先ほどるる説明がありましたけれども、地域公共ネットワーク、市役所や学校や公民館等の公共施設を結ぶネットワークであります。庁内LANよりも遠くの出先施設から整備した方が利便性が高いのではないか。特に電子情報を扱う上では北海道等非常に地域的に広い、そういったところで利便性を感じて普及しているのが日本の現状でございます。そういった中で、遠くから整備した方がいいのではないかというのを私今の状況を見ながら考えておったわけですけれども、地域公共ネットワークをどのように展開し、また今後どのように整備していこうとしているのか、その辺をお伺いいたします。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎総務部長(石井昇君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 石井総務部長。 ◎総務部長(石井昇君) 1回目のご答弁の中でもお答え申し上げましたように、重複する点はあろうかと思いますけれども、私ども本市におきましては平成13年度並びに14年度の本年、この2カ年をかけまして実施計画の中での事業として位置づけられた庁内LANの設置工事を現在進めておるところでございます。この事業は、先ほども申し上げましたとおり平成13年度に市役所の本庁舎並びに総合福祉保健センターを結ぶネットワーク化を構築いたしまして、平成14年度、本年度は公民館含めた出先の施設を結ぶネットワークを構築し、その計画を進めているところでございます。 具体的には光ファイバーケーブルによりそれぞれの施設を結び、グループウエアあるいは文書管理システムなどのほか、まなびぃネットあるいは図書館のシステムも同じケーブルの上で運用していきたいというふうに計画をしておるところでございます。この通信基盤に利用される技術と設備を利用することによりまして、市民の利用を主としたネットワークを構築するということも可能になるであろうというふうに思っておるわけでございます。このケーブル敷設は、本年10月で完成する予定でございますけれども、今後はこのネットワークを議員おっしゃるように市民の情報の端末といたしましてどのように利用していくことができるか、これからまた改めて研究し、検討を推し進めてまいりたいと、かように考えておるところでございます。 ◆14番(野村誠剛君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 14番、野村誠剛君。 ◆14番(野村誠剛君) この電子自治体、国でも大きく力を入れながら進展しているわけでございますけれども、行政の効率化、それから地方分権のためにも私も電子自治体というのは早く実現すべきであるというふうに考えているところでございます。しかしながら、解決しなくてはならない課題がたくさんあります。この課題を解決せずに前へ進んだなら、市民の混乱を招くばかりだ、こういうふうに考えております。ゆめゆめファミコンのようなバーチャル的な感覚や、または機械いじりで進めてはならないというふうに思っております。あくまでもそこには人間がいる、また市民がいる、こういうことを置きながら、市民福祉が最優先でなければならないというふうに考えております。 それで、5年ほど前になりますけれども、情報処理技術処理試験という国家資格ができました。その中にシステムアドミニストレーター、こういう資格がございます。先ほど質問したように、今そういう電子機器、また電子情報が非常に錯綜している中でコンピュータを活用するための知識、能力を備えた人で、必要に応じて情報処理技術者と連携したり、コンピュータにふなれな人を引っ張っていくような、そういうリーダーで、またコンピュータシステムを効果的に機能させるアドバイザー的な存在であると、私こう認識しておるわけでございますけれども、そういった人間の登用、配置もしていかなければ電子情報が効率的に作動しないというふうに思っておりますので、その辺のことも今後検討していただきたいというふうに思っております。 先日の一般質問の中でも住基ネットのセキュリティーの関係でレベルフォーと、いろいろな話が出ましたけれども、今各地方自治体ではそのシステムが効果的に作用しているのか、またはそういったセキュリティー規程があり、それがしっかり守られているのか、またインターネットで行政が間違った発信をしていないのか、情報の保護が確実に守られらているのか、目に見えない情報でございますので、その監視をする監視員制度というのが検討し始められているわけでございます。非常に専門性、それから目に見えない情報をどう監視していくのか、そういったことが各自治体で検討されてきておりますので、鎌ケ谷市にあってもその辺をまた検討していただきたいというふうに考えております。いずれにしましても、電子自治体を進めるに当たってはコスト削減、これにつながらなければ意味がない。それから、市民サービスの向上につながらなければ意味がない。業務が迅速に行えるようスピードがアップする、そういうものにつながらなければならない。そういった意味で、質の高い市民福祉につながるよう要望いたしまして、質問を終わります。 ○議長(松澤一男君) 以上で14番、野村誠剛君の一般質問を終結します。 ○議長(松澤一男君) 次に、27番、下谷喜作君に発言を許します。 ◆27番(下谷喜作君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 27番、下谷喜作君。          〔27番 下谷喜作君登壇〕(拍手) ◆27番(下谷喜作君) 平成14年9月定例会に当たり、27番、下谷喜作、ただいまより市政に関する一般質問を3点行います。 1点目は、清水市長の選挙公約について、2点目は政党の推薦を受けた所見について、3点目は「かまがやレインボープラン21」の見解について、以上を順次質問いたしますので、明快なご答弁をお願いいたします。 このたびの選挙で10万市民の代表として新任市長と古参議員との一般質問に関するやりとりでありますので、いじめですかと言われないように進める予定ですので、市長にもその点ご配慮をあわせてお願いいたします。 1点目の清水市長の選挙公約について並びに定例会においての所信表明については、質問者15名のうち13名が同趣旨の質問をして、それぞれ市長が答弁をしております。質問にはおさらいのつもりで丁寧に粛々とご答弁をお願いいたします。 それでは、本題に入ります。1点目、鎌ケ谷市長選挙広報における清水市長の公約についてお伺いいたします。「鋭い民間経営感覚で鎌ケ谷市を一新するため私はやります。」について3点6項目にわたって公約をされておりますので、お伺いいたします。1として、「すべての事業を鋭い民間の経営感覚で洗い直します。」、1項目め、「市民の大切な税金です。競争原理の導入で徹底的にコスト削減。」について。2項目め、「市役所は市民へのサービス業。職員の意識改革も必須。」について。2として、「箱物行政から人、福祉、教育のまちづくりに転換します。」、1項目め、「駅前保育園・学童保育の拡充など子育て世代をサポート。」について。2項目め、「歩道整備5カ年計画でだれもが安心して歩けるバリアフリーのまちづくりを推進。」について。3として、「汚職の構造を根本から徹底的に浄化します。」、1項目め、「政治家の口きき禁止、市長の任期は3期まで等々汚職根絶のための条例を制定。」について。2項目め、「公共工事などの契約過程を全面公開。談合のできない電子入札制度等を導入。」について。 2点目、政党の推薦を受けた所見について。公党であります民主党、自由党、社民党の推薦を受け当選されましたが、国政及び県政においては野党であります。その点について市長の所見をお伺いします。 3点目、「かまがやレインボープラン21」の見解について。本市の行政指針である鎌ケ谷市総合基本計画について市長の見解を伺います。 以上で1回目の質問を終わります。(拍手) ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。          〔市長 清水聖士君登壇〕 ◎市長(清水聖士君) 決していじめなどとは思っておりませんで、ご指導、ご鞭撻をいただいていると思っております。今のご質問に沿って順次粛々とお答え申し上げさせていただきます。 まず1点目、「すべての事業を洗い直します。」と、コスト削減という点でございますが、ご存じのとおり引き続く景気低迷によりまして、歳入の根幹をなしております市税収入が平成11年度までは毎年度130億円前後あったものが平成13年度は個人市民税の減少を主な要因といたしまして120億円まで落ち込んでおります。一方、歳出面におきましては扶助費、繰出金、負担金など経常的な歳出が年々増加の傾向にありまして、財政の硬直化が一段と進んできております。このような状況の中で、私は事務事業のあり方、そのコストの両面から民間の経営感覚を持って見直しを図っていかなければならないと考えております。その一つとして、入札契約制度における公正で公平な競争原理を導入し、徹底的なコストの削減を図ってまいる所存でございます。このために平成14年6月に設置いたしました市職員を構成メンバーとする鎌ケ谷市建設工事等入札契約制度検討委員会専門部会、ここにおきまして検討しているほか、間もなく設置する予定の学識経験者及び市民などで構成いたします鎌ケ谷市入札契約制度検討委員会、これにおきまして鋭意研究、検討をお願いしたいと思っております。もちろん現在議会において設置されております、また会議を重ねておられます鎌ケ谷市入札制度に関する調査特別委員会のご意見も承った上で、総合的な観点から現在の入札契約制度の見直しを行う所存でございます。競争原理の導入に当たりましては、ただ市内業者の育成と、こういうことは念頭に置く必要があると思いますので、あくまでも地域経済の活性化、これを重要視しながら進めてまいりたい、そういうことを考えております。 職員の意識改革という点でございますが、これはきのうまでも申し上げておりますが、現在国において公務員制度を改革すべく検討が進められております。能力評価、業績評価を行い、給与制度に反映させる、そういうものだと伺っております。つまり働けば働くほど評価される、そういうものだと聞いております。また、この国家公務員法の改正案がまとまりましたならば、地方公務員法の改正も恐らく準備されるものだと考えております。またさらには、民間企業の人事制度も含め本市としてもさらに能力評価、業績評価を取り入れるべく今後検討してまいりたいと、そういうことでございます。 続きましての箱物行政から人、福祉、教育のまちづくり、こういうことでございますが、子育て世代のサポートについて申し上げますならば、近年の少子化の背景には子育ての時間的、心理的、経済的な負担があると言われております。特に仕事を持っておられる親御さんにとっては、仕事と子育ての両立は相当の負担が伴う、そう認識しております。こうしたことから、子育てに対するサポートは喫緊の課題と考えております。小泉首相も昨年5月の所信表明において「女性と男性がともに社会に貢献し、社会を活性化するために仕事と子育ての両立は不可欠の条件です。これを積極的に支援するため明確な目標と実現時期を定め、保育所の待機児童ゼロ作戦を推進し、必要な地域すべてにおける放課後児童の受け入れ態勢を整備します」、こうおっしゃっております。国も積極的な子育て支援策を打ち出してきております。我が市としましても、そういった面で具体策としまして学童保育の拡充や駅前保育所等のものを掲げさせていただいているところでございます。駅前保育所につきましては、利便性の高い駅前に乳児や1歳児などの低年齢幼児を対象とした保育施設を設置し、同時に遠隔地の保育園への送迎のステーションなども併設して子供の送迎に係る保護者の負担を軽減していけないものだろうかと、そういうふうに考えております。その他の子育て支援策につきましても順次取り組んでいく所存でおりますので、ご理解のほどをお願い申し上げます。 続きまして、歩道5カ年計画でございますが、計画そのものはこれから担当部とともに十分に検討してまいりたいと考えておりますが、昨年度新たな試みといたしましてセンターラインのない生活道路の両側に外側線、これを設けまして、視覚的に道路を狭く見せる、そういうことによって自動車の走行速度を抑えることができるものかどうか市内2カ所で試験的にやってみましたところ、いずれもその効果がある、そういうことが結果として出ております。こういった手法も考えながら、歩道整備を含んだ交通安全対策につきましてはバリアフリーあるいは交通弱者とされる歩行者の視点に立って具体的方策と、さらに鎌ケ谷市の道路事情も加味しながらハード、ソフトなど多方面で検討してまいりたい、そういうふうに考えております。 市長の任期3期までということでございますが、現在地方分権の時代を迎えておりまして、市長には多くの権限が付与されることとなります。こういった状況の中で、同一の市長が長期間務めると、そういうことにつきましては組織及び政策のマンネリ化、さらには汚職事件といった可能性などなど弊害が生じるおそれがあると、そういう考え方が言われております。このため市長の任期を3期までとする条例、その制定につきましては一つには国の法令との関係という、そういう難しい要素もございますが、可能な限りで早い段階で条例化の検討ができないものか、そういうふうに考えております。私としましては、市長の在職期間は3期12年くらいまでが適当ではないかと、そういうふうな考えを持っております。 さらに、電子入札につきましては、電子入札制度は業者が一堂に会することがない、そういうことにより談合の防止には絶大な効果が見込まれております。また、事務の省力化と公正な入札確保のために早期に電子化を図る必要、これがあるものだと、そう認識しております。電子入札制度の導入に当たりましては、システム構築費用、管理運営費用など考慮しなければならないほか、受注の業者の側にとっても参加意欲あるいは資金、そういったもので課題があると、そういうことは認識しております。そういった課題は認識しつつも、この導入についてはIT時代の趨勢でもあり、受注者側、発注者側にとって大きなメリットを伴うものであると、そう認識いたしておりまして、できるだけ早期に導入できないものかということを考えておりますが、当然これは先ほど申し上げた議会の委員会やそういったところの回答も得ながら考えてまいりたいと、そういうことでございます。 公党の推薦につきまして申し上げますと、私が思いますには市長という立場はあくまでも市民の皆さんの代表でございまして、そういった立場で市民本位の市政を運営しなければならない、そういうことでございます。政治の主役は市民、常に市民が主人公である、そういう気持ちを心がけて市民が安心して豊かに暮らせるまちづくりをしたいということでございます。したがって、私は市民党、そういう立場で市民の皆さんの声に耳を傾けて、また市民の代表であられる議員各位のご意見も賜りながら市政を運営してまいりたい、そういうことでございます。 最後に、レインボープラン21、鎌ケ谷市総合基本計画でございますが、このレインボープラン21につきましては基本構想が平成12年9月28日に平成32年度を目標年度として鎌ケ谷市議会にて議決されたということを承知しております。また、基本構想に基づく前期基本計画が目標年度を平成22年として平成12年12月に策定されたということも了解しております。「かまがやレインボープラン21」は、鎌ケ谷市の総合基本計画であり、21世紀の鎌ケ谷市のまちづくりの基本的な方向を総合的、体系的に示された市政運営の指針となるものだと認識しております。したがいまして、今後のまちづくりは「かまがやレインボープラン21」をベースにしながら時代の変化に対応した施策を再検討しつつ市民サービスの向上に努めてまいりたい、そう考えております。また、昨今の財政環境は大変厳しく、税収も伸び悩んでおりますが、自治体でできることは努力しつつ緊急度、優先度を検討しながら施策を展開してまいりたい、そういうことを申し上げておきます。 ◆27番(下谷喜作君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 27番、下谷喜作君。 ◆27番(下谷喜作君) 箱物行政からという点につきましては、箱物行政を悪者に、悪者とまではいかないでしょうけれども、そういった思わしくないような、総合的な市長の公約からしますとそう受けとめがたい点についてでございますが、この点については選挙ですから仕方がないとは思いますが、箱物行政ということは清水市長は公共施設を指しているものと思います。平成13年度主要施設の成果に関する報告書の内容を見ますと、5カ所の公民館の利用者数24万191人、同じくコミュニティセンター全館の利用者数が10万4,435人となっております。その他生涯学習センターが6万人余、あるいはまた新しくできました同じ箱物の東部学習センター、これも今現在では6万人ということでございます。まだこれは10万人以上になるかと思いますが、そういった環境となっております。市民が各種団体活動を通して社会的教養の向上を図るための自主的な活動拠点として、またふれあいの場として箱物を活用している現状であります。新たに本市の指導者となった清水市長には、箱物もこんなに利用者がいて喜ばれていることを知ってほしいと思います。再度市長の認識をただしたいと思いますので、ご答弁をお願いいたします。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 市の計画では、コミュニティエリアにそれぞれ1館のコミュニティセンター、合計で6館、また各中学校区ごとに1館の学習センター、合計5館、これを整備していくということ、これが鎌ケ谷市の総合基本計画に位置づけられ、整備してきたということは理解しております。また、まなびぃについては生涯学習を推進していく施設であるということを認識しております。今議員からお教えいただいた数字から推察いたしまして、地域のコミュニティの場や生涯学習の場として市民の皆様からたくさんご利用いただいていると、そういうことは認識いたしました。箱物ということでございますが、箱物が、それがすなわち悪いと、そういうことではございませんで、要は市民の納得いく形でそういった事業が進められる必要があるのではないかということを私は申し上げてきた次第でございます。下谷議員の今のご発言は重く受けとめさせていただきました。 ○議長(松澤一男君) 以上で27番、下谷喜作君の一般質問を終結します。 ○議長(松澤一男君) 次に、10番、駒崎年子君に発言を許します。 ◆10番(駒崎年子君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。          〔10番 駒崎年子君登壇〕 ◆10番(駒崎年子君) 議席10番、日本共産党の駒崎年子でございます。今定例議会の一般質問の最後を受け持たせていただき、ただいまから一般質問させていただきます。 前市長の逮捕、起訴、辞職という事態を受けて、出直し選挙と盛んに言われる中で市長選が行われました。その結果、全有権者の16%の支持を得て、2位とは僅差をもって清水新市政が誕生いたしました。議会内会派日本共産党は、今までどおり野党の立場で是々非々の態度を貫いてまいる所存でございますので、まず冒頭に申し述べさせていただきます。 さて、平成13年度歳入歳出決算についての市長の説明の中で、我が国の国内総生産の実質成長率がマイナス1.3%で、我が国の経済は依然厳しい状況だと書かれております。私は、5.4%という依然高い完全失業率と0.54倍という過去最低の有効求人倍率、これで示される厳しい雇用情勢のことや小売販売額前年同月比5.3%マイナス、勤労世帯の実収入4%マイナスという8月末政府発表の7月のこれら指標につきましても留意の上、市民の暮らしを直視していただき、市政運営に当たってくださるよう切望申し上げ、質問に入ります。 大きな1点目、市長の政治姿勢につきまして、市長の選挙公約4点と有事法制化についての計5点をお伺いいたします。市長の政治姿勢につきましては、既に多くの議員が取り上げられましたので、私は重複のないようにと心がけてまいりたいとは存じますけれども、ご答弁のほどよろしくお願いをいたします。 1点目、汚職の土壌を払拭することにつきまして質問をいたします。汚職が発覚して辞職する国会議員、自治体の長、引き続き何人出ても汚職は後を絶たず、国民は政治不信を募らせております。一方中には、人間は欲得の動物であり、政治家の汚職はあって当たり前で、根絶することなど不可能だなどとの発言をする方もいられます。立場を利用した公共事業への口きき、あっせん利得など、貴重な税金が悪用されるものであり、絶対に許せるものではありません。お伺いします。市役所の中において市長が払拭されていくという汚職の土壌、これは一体どのような土壌だと市長自身分析していられるのでしょうか、まずお伺いしたいと思います。 2点目、民間の経営感覚で行政運営に当たるということにつきまして質問いたします。私は、収益を上げるために事業を行う民間企業と住民の暮らしを守り、福祉向上を図ることを基本の任務とする自治体とは全く次元の異なる存在だと考えておりますが、民間の経営感覚を取り入れるということであります。月曜日からの一般質問に対する答弁を伺っておりまして、コスト削減論だということは理解いたしましたけれども、具体的にはどのように削減を図っていくお考えなのでしょうか、お示しをいただきたいと思います。民間では不採算部門は容赦なく切り捨てていきます。この感覚で福祉などの採算の合わない部分を切り捨てていくということでしょうか。大いに気になるところでありますので、ご答弁をお願いいたします。 3点目、箱物行政から人、福祉、教育へにつきましてです。私は、この公約につきましては理解をし、共感をいたしております。前期基本計画の見直しも視野に入れられているのでしょうか、まずお伺いをいたします。 4点目、市民との直接対話ということについてでございますけれども、具体的にはどのような方法を考えていられるのでしょうか、お伺いしたいと思います。前市長が当初住民団体の活動の場所に夜間出向かれたことがあります。このように、謙虚に市民の話を聞こうという気持ちと姿勢を一貫して持ち続けていてほしいものと思っておりますが、まず地域に出向いてということが挙がっているようですけれども、地域に出向くとなりますと、対象は自治会単位ということになるのでしょうか、お示しください。 最後、5点目は、有事法制につきまして市長のご見解をお伺いしたいと思います。さきの通常国会におきまして国民の猛反対の中で成立することができなかったものであり、現在継続審議となっております。臨時国会に多少の修正をもって再度上程されようとしておりますけれども、有事法制化、すなわち武力攻撃事態法案及び自衛隊法改正案及び安全保障会議設置法改正案のこの3法案について市長のご見解を伺います。 大きな2点目は、福祉行政でございます。初めは、介護保険。平成12年度から基準月額2,840円と定められ、介護保険料の徴収が行われてまいりました。来年度からは、その額がその後の3年間の事業量を見通す中で改定されるわけであります。厚生労働省の6月時点の全国調査では、引き上げの率は全国平均11%になると発表されております。これでいきますと、鎌ケ谷市の介護保険料が基準額3,000円を突破してしまうのではないかという不安の声が聞かれているところです。鎌ケ谷市の次期の基準月額はどのくらいと計算されているのでしょうか、まずお示しいただきたいと思います。 7月閉会の通常国会で、医療保険制度が強行改悪されました。退職者医療の対象者も医療費負担が3割に、老人医療保険の対象者も一定額の負担から1割負担への引き上げられます。このような中で、所得の低い世帯への介護保険料の減免制度をつくることは、そのような世帯の命と健康を守る上で絶対に必要なことだと考えております。保険料減免制度について一体鎌ケ谷市はどのように考えていられるのでしょうか、お答えをいただきたいと思います。 次は、介護利用料の減免についてでございます。鎌ケ谷市で現在介護利用料で減免をやっておりますのは何かございますか。近隣では松戸市、船橋市、市川市、浦安市、さまざまな市で低所得者への利用料の減免制度を取り入れておりますのに、鎌ケ谷市は取り残されてしまっているではありませんか。減免についてのお考えを示していただきたいと思います。 また、3点目になります。全国的に介護保険利用者の中から痴呆の家族の介護に当たる方々、就寝中以外は全面的に見守りが必要であり、新しく横出しの制度、見守りに対する保険制度を何とかしてほしい、こういう声も聞かれております。一般新聞にも報道されておりました。この問題、当市での検討状況はいかがでございましょうか。 福祉行政の2点目、障害者福祉の支援費制度についてお伺いをいたします。2003年4月から障害者福祉制度が変わり、それまでの措置制度から支援費制度で福祉が提供されるということであります。保育行政、それから介護行政に続いて障害者への福祉に対しても自己責任による契約制度に移行することになるわけであります。この制度の仕組みについて簡単にご説明を求めたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。          〔市長 清水聖士君登壇〕 ◎市長(清水聖士君) 駒崎議員のご質問に順次お答えしてまいります。 1点目の公約の中で汚職の土壌を払拭する、市役所の中において汚職の土壌ないかと、そういうご質問でございますが、まず一般論として1人の市長が長い間その座に座り続けますと行政が沈滞したり、あるいは市長自身も倫理観や緊張感が薄れていくと、そういったこともなきにしもあらずだというふうには聞いておりますし、またそのことが市の職員に対して影響がないとは言い切れませんが、一方でここ鎌ケ谷市におきましては私は市の職員に対して信頼を置いて仕事をしております。 2点目でございますが、コスト削減につきまして申し上げますと、厳しい財政状況であればこそ真に市民のニーズを見きわめ、効率的、効果的に限られた財源を投資していかなければなりません。このためにもコストの削減を図るなど、財源の確保には最大限の努力を払う必要があると考えております。コストの削減につきましては、さまざまな考え方はあろうかと思いますが、私は事務事業の見直しによるコスト削減や、あるいは入札契約制度における公正で公平な競争原理の導入による徹底的なコストの削減、これを図ってまいる所存でございます。不採算部門を切り捨てるのかということでございますが、少なくとも行政は採算といったもののみでその判断ができるものではない、それは言うまでもありません。その事業の必要性、緊急性など総合的に判断しながら対応してまいりたいと考えております。 箱物行政から人、福祉、教育のまちづくりへということで、前期基本計画の見直しについてでございますが、基本計画は策定段階での市民参加のもとに議会で議決された基本構想を具体化した市政運営の指針でございます。そして、具体的に実施する事務事業を定める実施計画の基本となるものだと理解しております。したがいまして、私は前期基本計画を含む鎌ケ谷市総合基本計画については十分これを尊重してまいる所存でございます。 一方で、昨今の財政状況に照らしてかんがみますと、当面の実施計画の事業の選択において緊急度、優先度を再度精査して組み立てていかなければならない状況はあるかと思いますので、そういった点で実施計画の見直しも含めて考える部分はあるかと思います。 市民との直接対話でございますが、これは既に申し上げたことと重複いたしますが、対話の場の実施につきましては、市長の方が出向いていく方法などいろいろ案がありますけれども、ネーミング、時期、やり方を含め現在検討中というところでございます。 続きまして、有事法制が私に対する最後のご質問かと思いますが、第114国会で審議された有事3法案とは、自衛隊法などの一部を改正する法律案、武力攻撃事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律案、そして三つ目が安全保障会議設置法の一部を改正する法律案でございますが、現在これらはすべて継続審議扱いとなっております。この有事3法案は、国の方向を決定する重要な法案でありますので、慎重かつ十分な審議を強く望んでおります。本市といたしましては、国会での審議を注意深く見守り、今後の審議の過程で有事での対処の基本方針、国の責務、国と地方公共団体との関係、さらには自治体の役割、こういったことが明確になった段階で個別具体的な事例に即して慎重に見きわめ、対処してまいりたい、そういうふうに考えております。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 飛田保健福祉部長。          〔保健福祉部長 飛田真佐人君登壇〕 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) それでは、私からは福祉行政、介護保険、そして支援費制度に関するご質問にお答えしたいと思います。 介護保険制度は、介護を社会全体で支え合う、そういったキャッチフレーズによりまして2000年4月に施行されまして、もう2年半を経過しようとしております。今まで実施した中でわかりましたことは、全国の65歳以上の高齢者の約1割の方が介護保険の受給者で、さらに在宅サービスと施設サービスの割合はおおむね7対3の比率となっていることが明らかになったわけでございます。発足当初から私どもといたしましても制度上の問題点が幾つか残されていることは承知いたしておりますが、本市といたしましてはスタートから今日まで何とか無難に制度の運営がなされているものと思っております。 それでは、お尋ねの平成15年度からの介護保険料の見通しと、そして減免制度についてお答えいたします。まず、現在見直しを進めております65歳以上の介護保険料は、先ほどございましたように平成15年度から3カ年間の保険料の額を定めるものでございます。保険料の水準は、これからの介護サービス量をどの程度見込むのかによって変わってまいりますが、今までの給付実績を分析し、今後の見通しを予測いたしましたところ、6月の中間取りまとめの段階でございますが、先ほどございましたように国では11%ぐらいアップするという話がございましたが、正確には11.3%でございますが、私どもこの鎌ケ谷市におきましても現在の月額保険料の基準額、第3段階の方でございますが、2,840円の基準額がやはり全国平均に近い1割程度はアップするのではないかということがわかったわけでございます。高齢化がピークを迎えるまでにつきましては、保険料の値上げはどうしても避けられない問題であると思われますが、少しでも保険料の上がり幅が抑制されるように介護予防の推進、あるいは介護保険制度の理念でございます在宅サービスを重視した取り組みに努めてまいりたいと考えております。 続きまして、低所得者に対する保険料の減免制度についてお答え申し上げます。低所得者に対しましては世帯の収入や所得状況に応じた5段階の保険料が設定されるなど、制度当初から配慮がなされているところでございます。しかしながら、第2段階、すなわち先ほど私2,840円と申しましたその基準額の4分の3を支払われる方、つまり2,130円を負担していただいている方に対しては、その中に収入や資産が余りなくて生活保護基準に相当するという方もいらっしゃると伺っております。本市におきましては、平成15年度からの保険料の改定に合わせましてこの低所得者対策は重要課題であるというふうには認識してございます。減免を実施する場合の基本的スタンスにつきましては、国が示しております3原則が、これはどうしても必要ではないかというふうに考えております。まず、1番目といたしましては、一般財源の繰り入れは行わないのだということ、それから全額免除にしない、3番目といたしましては収入のみ着目した減免はしない、つまり資産状況等も預貯金も加味するということでございます。そういったことが必要であろうかと考えております。いずれにいたしましても、今後高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画策定委員会での議論を待ちたいというふうに考えておりますので、ご理解のほどお願い申し上げます。 次に、利用料減免についてお答えいたします。介護保険制度の低所得者に対する利用料の減免制度といたしましては、介護保険法の施行時にホームヘルプサービスを利用していた所得税非課税世帯の高齢者等に対しまして、制度導入によりまして負担が増大するのではないかということを配慮されまして、利用料10%のものが3%になる軽減措置が実施されているところでございます。先ほど鎌ケ谷市は何もしていないのではないかというふうなことがございますが、私どもといたしましては今年度から市独自の取り組みといたしまして、社会福祉法人による生計困難者に対する介護サービスに係る利用者負担減免の制度を準備しているところでございます。 次に、新しい横出し制度についてお答えいたします。在宅重視という制度の基本的な考え方に沿いまして、現在市の独自サービス、独自給付、いわゆる横出しサービスと言われておりますが、二つ行っているわけでございます。介護移送サービス、そして利用サービスでございますが、新たな取り組みといたしまして、これも一般財源を持ち出さないで先ほどございましたように手のかかり度の高い痴呆性高齢者対策に係る横出し事業を何とか実施できないものかということで今検討しているところでございます。 最後になりますが、支援費制度に関するご質問にお答えいたします。支援費制度の概要について、どういうものかというお尋ねでございますが、初めに支援費制度の背景についてお話しいたしたいと思います。近年我が国におきまして、障害のある方たちが障害のない人と同等に生活し、ともに生き生きと活動できる社会を目指す、いわゆるノーマライゼーションの理念が普及、定着しておるところでございます。障害を持たれている人々への福祉は、これまでの生活支援という面だけではなく、先ほどございましたように自立と社会参加を促進するため、この理念実現に向けて積極的に取り組むことが求められているところでございます。こうした障害者福祉政策の流れの中で、福祉サービスの利用に関しましては、これまでのように行政がサービスの利用者を特定して、そしてサービス内容を決定する、これが措置制度でございます。これから利用者本位の考えに立つ新しい仕組み、これは支援費制度に移行することになります。つまり措置から契約制度へというふうな移行がございます。この新しい制度におきましては、利用者でございます障害のある方々が事業者との対等な関係に基づきみずからサービス提供者を自由に選択し、契約によってサービスを利用することができるということでございますので、現在の介護保険制度を見ていたいただければわかるのですが、2000年4月以前は措置ということでやっておりました。これが現在は契約制度に変わっているということでございますので、同様に考えていただければと思います。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 順を追いまして再質問をさせていただきます。 まず、市長、汚職の土壌ということで、市長自身の緊張感、惰性に流れる、こういうことを挙げられましたけれども、私もそのように思います。市長は、緊張感、そして惰性に流れない、ご自分は3期やればこういう状態に、この反対の状況になるのだろうということの中で3期で市長はやめるということおっしゃっているのだと思いますけれども、私は使命感を持って、あくまでも市民から厳粛な信託を受けたというその立場をずっと忘れないでいれば、こういうような緊張感が薄れて惰性に流れる、そういうことはあり得ないというふうに考えております。そして、市職員へこのことが影響を与えるというようなこともおっしゃいましたけれども、私は市長にぜひ血の通った温かい組織をつくってほしいと思うのです。一方だけに血流が固まっているようでは私はいけないと思っております。このことにつきましては、人間ですから、どうしても一部分のところでの癒着ということが考えられ、このことがやはりさきのさわやかプラザのあの事件を起こしたのではないかというふうに思っています。人間との癒着につきましては、市長はどのように回避していくと心の中に決めていられるのかお答えください。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長
    ◎市長(清水聖士君) 人間との癒着、起きないようにするためには今言われたとおり血流が片方に偏ることのないように、全部に行き渡るようにやっていきたいと、そういうふうに考えております。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) それから、民間の経営感覚ということで、先ほどもお話し申し上げましたけれども、何が何でもコスト削減ということであっては地方自治法の精神、第1条に自治体の仕事は住民の福祉を向上させることだと、それを基本にしてとはっきりうたわれておりますけれども、そのことが非常に私は危惧されると思います。大企業は、不採算部門はどんどん切り捨てております。そのために、人件費もリストラも人減らしも今の状況の中ではどんどん進められているということなのです。ですから、民間の経営感覚というものを鎌ケ谷市の中に、行政の中に取り入れることはもともとどだい無理があるのではないかというふうに考えているのです。ただ、それがコスト、もちろんむだ遣いがあってはなりませんけれども、コストを削減していくということのために民間感覚だというふうなおっしゃり方をしているのであれば、それはそういうことだと理解いたしますけれども、民間のやり方は、先ほども申し上げましたけれども、決して地方自治体の基本任務にそぐわないというふうに私は思っております。それで、具体的に述べてほしいのですけれども、コスト削減ということです。例えばハードとソフト面でどのようにコスト削減を図るのかということでお聞かせいただきたいのですけれども、例えば道路を整備するといたします。その事業に対してコスト削減を図るのはどんな手だてがあるのでしょうか。一方でソフト面、例えば保育園行政などについてコスト削減をするということになりますと、それはどういうことをやっていくということになるのでしょうか。ソフト面とハード面に分けて聞かせていただきたいと思うのです。ソフト面でのコスト削減に私は非常に危惧を持つものでございます。お願いいたします。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 道路の問題に関しましては土木部長、保育園の問題につきましては保健福祉部長に答えさせます。 ◎土木部長(皆川準一君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 皆川土木部長。 ◎土木部長(皆川準一君) 私ども道路行政を進める上におきましても、コストの面では大分削減をすべくいろいろ努力をしてございます。例えば道路の建設に当たってコスト云々というふうなご質問でございますが、やはり道路を建設する上においてコストを削減する考えというものは基本的にはありますけれども、一定の道路をつくるときに、例えば安くするというふうなことはできないのです。例えばそれを入札するときにある意味では安くできるかどうかという、その問題はありますけれども、一定の道路をつくる、あるいは維持管理をしていく中でコストを大きく削減できるというのは非常に難しいと思います。ただ、清水市長がおっしゃるように、お考えの中で意を体してまた努力していきたいと思いますが、大幅なコスト削減というふうな意味では道路行政の中では少し難しいかなとは思います。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 飛田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) 先ほど保育園ということで出ましたので、私の方から答弁させていただきたいのですが、保育園につきましては、これはサービスは低下させないということが前提でございますので、こういった中で民間の活力を導入してやる方法、こういったものがあるということでございます。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 私は、ソフト面でのコスト削減、こういうことを打ち出せば、必ず民間の活力が入ってくると思います。それは、人件費的なことで、市の職員を採用するよりも民間の方をパートで採用すればコストが削減されると、そういう考えに立つものだと思うのです。そうすると、その結果、今保育園のことを例にとりましたので、本当にそれが子供にとってよいことなのだろうかと、そういう疑問がわくのです。ですから、市長は民間の経営感覚を取り入れるということを大々的に公約を掲げられましたけれども、これには一定の矛盾と制約があるということをご承知いただきたいと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 当然に自治体行政というものは利益追求が主目的ではございませんので、民間の経営感覚をすべての場面に当てはめるということはどだい無理なことであるということは従前から重々了解しております。実際民間企業におきましては人件費削減のために社員を解雇する、そういう企業もあるようではございますが、私が申し上げたいのは、前々から申し上げていますとおり、経営感覚といいますのは最少のコストで最大のサービスを市民に提供すると、そういった意味でコスト意識を持って行政運営をやっていきたい、そういうことでございます。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 市長は、最少のコストで最大のサービスを提供するということをおっしゃいました。そういたしますと、市長説明の中で税金は下げろ、サービスは上げろ、これは通用しないことだよとお書きになっていらっしゃるのですけれども、そのことと矛盾いたしませんか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) しないと思います。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 要するに市民負担は安くて、そして最大のサービスができるということは結構なことなのです。そのことを市長はしっかりと認識してほしいのですけれども、それが住民側から出たときに、それはないよということを大きな顔をしておっしゃってもらっては困るということでございます。 そして、3点目でございますけれども、箱物行政から人、福祉、教育、こちらを重点的にということで、見直しも視野に入れて緊急度、優先度ということで組み立てていくというご答弁を伺いました。市長は、ご自分の任期を3期というふうにもう既にお決めになっていらっしゃるようですけれども、いろいろ箱物をつくっていくという基本計画、もう既に内外に示されてしまっておりますけれども、1期目でどう対応なさいますか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 前期基本計画を尊重いたしつつ、一方で財政状況、さらに事業の優先度、緊急度を精査しつつ事業の重点化を図ってまいりたいと思います。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 私も箱物すべて悪者という考えに立つものではございませんけれども、鎌ケ谷市学校建設が毎年のように続いたときもあります。先ほどの下谷議員の質問の中で、コミュニティセンターもできた、東部学習センターもできたという、そういう状況が一つあり、それから財政的にも厳しい状況があってどんどん箱物がつくっていけるという状況ではないと、そういうことを申し上げ、この点については市長の公約に賛同するというところでございます。 でも、市長、抵抗勢力が必ずや出てまいると思います。不退転の決意で見直しをやっていただけるのかどうか、市長の指導力ということでお伺いしたいと思います。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 指導力を発揮してまいるつもりでございます。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 箱物すべて悪者ではありませんということを申し上げましたけれども、市長にはまず何といっても学校施設の訪問をしていただきたいと思います。かなり老朽化が進んでおりまして、大人はコミュニティセンターだ、学習センターだといろいろ集っておりますけれども、かなりひどい状況がございますので、一日も早い学校訪問をお願いしたいと思います。やってくださいますか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) もう既に訪問している学校も何校かありますが、訪問していないところも早期に見に行きたいと、そう思っております。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) さすが市長というふうに思いますけれども、では学校施設を訪問したその感想、施設について、どう受けとめられましたか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 例えば東部小学校には行ったことがございますが、体育館が大変暑かったという記憶が残っております。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 学校施設、かなりひどいのです。ぜひ早期に回っていただきたいと、校長先生の話もじっくり聞いてほしいというふうに要望いたします。 直接対話の件ですけれども、市長が対話をしたいという、市長側から望むところの人たちとしか会いませんか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 幅広い市民の方々と対話してまいりたいと、だれと会いたくないと、そういうことは特にございません。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) はい、わかりました。市長が会いたい、会いたくないという差別をしないということを伺いまして、鎌ケ谷市内でいろいろ運動をしている人たちは安心をしたのではないかと思います。 そして、ネーミングですけれども、市長の寺子屋というようなことが出されておりますけれども、市長の寺子屋というと、市長が先生で寺子屋にいる子供たちがという対等のイメージにはなりませんので、ぜひそういう立場ではないやり方で対話をしていっていただきたいと思います。対等、平等ということでは市長はどのように考えておりますか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) ネーミングは改めて考えておるところでございまして、仮に寺子屋といいましても教えていただくのは私の方だと、そういう考えも持っております。いずれにしても、寺子屋という言い方は、要は市井の中に今入っていくというか、市井の声を聞くと、そういうイメージで言っておったものでございますので、今の駒崎議員のお考えを参考にさせていただきたいと思います。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 市民から謙虚に学ぶ姿勢を持っていただきたいと思っております。 それでは、市長の政治姿勢の後段の有事法制、十分な審議を見守っていくと、明確になった段階になるまで見きわめるということですけれども、外務省の職員であった方ですから、有事3法案の中身がどんなものであったか市長は既にご承知だと思うのですけれども、大方どのように認識をしていられるのでしょうか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 法案そのものにつきましては、断片的な知識しか今のところ得ておりませんが、国としてそういう事態に対処すると、自治体に対しても基本的人権云々の制限をするとか、そういったことが案にあったかと思いますが、詳細なことについてはこれから勉強していこうと、そういう立場でございます。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 簡単に申し上げます。武力攻撃、これは国会の中では日本が武力攻撃される、そういう事態は可能性はないと防衛庁の長官も答弁しておりまして、我が国への武力攻撃、我が国は何だというと、海外にいる自衛隊も含まれると、そういう国会答弁でございましたし、武力攻撃の事態、これは実際に攻撃されたわけではなく、おそれのある場合、予測される場合、こんなことも含まれるわけです。そして、国民の自由と権利に制限が加えられることがある。アメリカ合衆国と緊密に協力をするのだと。今アメリカは何をやろうとしているかもちろん重々ご承知だろうと思いますけれども、そして地方自治体は実施する責務、国の要請に従ってやる役割があると。そして、国民も必要な協力が求められる。特に運輸、それから医療従事者なんかは駆り出されると。それから、その事態が武力攻撃の事態と判断するのは国会でなく、閣議で決定すればいいと、こんな内容です。市長、ご存じのはずだと思いますけれども、この法案は今の状態の中では必要性を国民の前に示すことができませんから、だからテロや不審船の場合はどうするのだ、備えあれば憂いなし、こんなことを言っているにすぎないと思います。市長は、地方自治体にもやらされる任務があるというようなこともおっしゃいましたけれども、市民にも一定の自由と権利に制限が加えられて、そして協力を求められる、申し上げましたけれども、運輸関係、医療関係。そうしますと、自治体の責務は住民の安全を守るということにあると思います。今の法案との関連で考えていったときに、事態を見守るということですけれども、成立してしまったら最後、自治法にうたわれた自治体の責務は遂行できないと思うのですけれども、その認識はいかがでしょうか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) ご指摘のとおり、地方自治体は地方自治体の本旨に基づき、市民の安全、福祉の向上を図ることが責務でございます。有事法制につきましては、先ほど述べましたとおり継続審議となっておりますので、国会での審議を十分見守っていきながら対応を考えていきたい、そういうふうに考えております。 ◆10番(駒崎年子君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 何にもしないで経過を見守っているだけでは、自治体の長としてはだめだと思います。ぜひこの法案に反対するという意思表示をどこかを通じて大きな声を上げていただきたいと思いますけれども、上げていただけますか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 駒崎議員の今のご発言を重く受けとめつつ、今後勉強させていただきたいと、そういうふうに考えております。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 勉強するだけではだめです。行動が必要だと思っております。自治体の長としての責任を本当に正面から受けとめてほしいと私は望むものでございます。 次は、福祉行政。そういたしますと、介護保険料は1割アップということになりますと3,000円を突破する、3,124円ですか、そんな金額になるというふうに受けとめてよろしゅうございますか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 飛田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) 1割程度と申し上げましたので、具体的な細かい数字は一応今のところ3,100円台から200円の間ぐらいということでご理解賜ればと思います。 ◆10番(駒崎年子君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。
    ◆10番(駒崎年子君) 今まで介護保険料の減免につきましてずっと取り上げ続けてきたわけですけれども、そのときのご答弁は5段階が設定されているのだから低所得者に対する配慮だというふうにずっとご答弁をいただいてきたわけですけれども、やはり重要課題だと受けとめざるを得ないという部長のご答弁は一歩ぐらいですか、進歩したと思っております。ただ、国の縛りがあって一般会計から入れないと、全額は免除するようなことはしてはだめなのだと、それから資産を見ていくと、そういう国の縛りがあるというのは重々承知しておりますけれども、ぜひ減免制度確立に向けまして頑張っていただきたいと思うのです。ただ1点私が心配なのは、その資産の状況を見なさいと、そういったときに、では資産があるから減免はしないということになりますと、資産を何とかしなさいよというようなことにつながりかねないといつも危惧しているのですけれども、その点はいかがですか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 飛田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) まず、この減免制度につきましては、私どもも従来から申し上げてきたのは、これは国の制度であるということで、この辺については国に対して市長会を通してずっと要望してきたわけです。このたび、もう3カ年を経過しようとしておりますが、国におきましては減免制度につきましては地方分権ということの中で各市町村独自で判断してくださいというふうな形で様子が変わってまいりました。そんな中で、今後3年間の保険料ということで、3年間は定着するわけでございますので、ですから検討する時期としては今しかないというふうなことで、それを越した場合についてはまた3年間は議論できないということでございますので、そういった意味で今現在議論しているということでございます。 資産の状況については、これは個々に償却できそうな資産とかいろいろありますので、この辺の詳細についてはまだこれからでございます。 ◆10番(駒崎年子君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 検討をしました結果、やりません、そういう結果ではなく、ぜひ前向きな結果を出していただきたいと思います。 見守りについても同様でございます。 最後に、障害者福祉の支援費制度でございますけれども、それでは市内での対象者、どのくらいいて、そういう方々への説明はどうなさるおつもりか。また、新しい制度ですから、混乱というか、わからない対象の方もいらっしゃると思いますけれども、相談窓口の設置とか、それから職員が手薄といいますか、事務がある程度新しくふえてくるわけでございますから、職員体制をどうなさるおつもりか、それから、こういう契約制度になりますと措置制度は一切なくしてしまうお考えなのか、それとも国の制度として措置制度、自力で契約できない方に対しては行政が手を伸べていいのだよと、そういう措置制度が残せるのかどうか。それから、国や県、それから市の、そしてご本人の負担がどうなるのか、重くなるのか軽くなるのか簡単にご説明いただきたいと思います。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 飛田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) まず、対象者でございますが、合計で112人いらっしゃいます。これは、契約行為をしなければいけない方、実際に対象者というのは1,187名でございます。と申しますのは、障害者手帳の保持者の方が2,442名いらっしゃいます。介護保険の利用者が1,255名いらっしゃいますので、対象者が。それを差し引いた数ということでございます。 それから、負担の関係についてのお尋ねでございますが、自己負担については、結論だけ申し上げます。まだ国の負担割合が出てまいりませんので、はっきりした形ではまだ申し上げられません。 それからあと、措置制度の関係でございますが、新制度に移行しても突発的な緊急の場合がございますので、措置制度はそのまま残ります。 ◆10番(駒崎年子君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) 職員の体制は大丈夫でしょうか、心配しております。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 飛田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) 現行の職員体制でもって頑張っていきたいと思います。足りない部分については、内部的に応援態勢をとりながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆10番(駒崎年子君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 10番、駒崎年子君。 ◆10番(駒崎年子君) これも国の福祉に対する考え方のあらわれでございまして、行く行くは自己責任で、何でも自己の責任で契約をしていけというものがどんどん広がっていくのでないかなというふうに思っておりますけれども、国がそのように取り決めて、決まってしまった。既に法が改正されておりますので、仕方ないと思いますけれども、移行に関しましては鎌ケ谷市介護保険導入の際はいろいろな説明会を持つなどしまして、まあまあスムーズに移行したのではないかというふうに考えております。ですから、この制度の移行につきましてもぜひ頑張っていただきまして、スムーズな移行と、それから漏れてしまうといいますか、そういう方のないようにお願いしたいと思います。やっていただけますでしょうか、お答えください。最後です。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 飛田保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(飛田真佐人君) 一生懸命努力してまいります。 ○議長(松澤一男君) 以上で10番、駒崎年子君の一般質問を終結します。 休憩します。再開を3時40分とします。 なお、関連質問の発言通告は3時15分までに提出願います。          午後 3時07分  休 憩                                                      午後 3時40分  再 開 ○議長(松澤一男君) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(松澤一男君) これより関連質問を行います。 まず、25番、塩澤敏行君に発言を許します。 ◆25番(塩澤敏行君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 25番、塩澤敏行君。 ◆25番(塩澤敏行君) 私は、発言順位5番の篠崎議員の市道認定におけるルール、規則について関連質問させていただきます。 篠崎議員も与党という立場で、ご理解をしない段階でおやめになったのかなと思いまして、私もよくわかりませんので、お尋ねをしたいのですが、市道の認定につきましては、道路法に基づく第8条の中で、市町村道とは市町村の区域内にある道路で、市町村長がその道路を認定したものをいうと、こういうふうに文章化されておりますが、多分これに基づきまして鎌ケ谷市市道認定要綱という中で四つの条件が付されております。一つ目が、道路管理者の計画に基づき施行した道路、次に都市計画法、土地区画整理法、その他の法令の規定に基づき事前に本市と協議し、帰属した道路、3点目として国または県が所有もしくは管理する道路で、今後市道として管理する必要がある道路、4点目として市道敷地として寄附の申し出のあった私道で、別に定める道路用地寄附事項事務取扱要綱に適合する道路、この4点に分かれたものを認定するというふうに定められていると思います。私道の場合ですといろいろな要綱が付されておりまして、完成した道路を受け入れるということが細かに規定されておりますが、1番、2番、3番にあります特に1、2の点でございますが、道路管理者の計画に基づき施行した道路というものはどういうものなのか、そして土地区画整理法等についての帰属した道路ということについて若干私もよくわかりませんので、大きく分けてまず1点目にお尋ねしたいのは、道路というものは何か、2点目としては、ではそれに伴う認定とはどういうものかということをわかりやすく、書いてあるのは非常に難しく、理解ができませんので、ご説明をいただければと思います。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎土木部長(皆川準一君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 皆川土木部長。 ◎土木部長(皆川準一君) 確かにこの道路法、全34条ございますが、これは昭和27年に制定されたということで、解釈的には非常に難しくなっています。それで、私どもが認定要綱を設けている理由もそこにあるのですが、議員おっしゃいましたように、道路法8条の中で市長が認定しようとするときは議会の議決を経なければいかぬというふうな条項があるのですけれども、認定しようとするとき、その中で認定するような根拠は何があるのか、時期がどうなのか、その辺は明確になっておりません。したがいまして、それを明らかにするために、私どもが制定当初から事務処理基準でやってきたのですけれども、昭和59年ですか、これを明文化すべく鎌ケ谷市市道認定要綱なるものを制定してまいりました。その辺について逐次ご説明させていただきたいと思いますが、まず道路とは何か。非常に定義が難しいところでございますが、道路法によりますと、この法律において道路とは一般交通の用に供する道だ、そういうふうな言い方をしているのです。ですから、道路というふうに一般に我々が言っていますけれども、一般交通の用に供する道が道路法でいうところの道路ですよ、あえて申し上げれば、鎌ケ谷市道はこの道路ですよというふうな位置づけになっていると思います。 そして、鎌ケ谷市認定要綱の内容でございますが、今回議案として提出した中で、大勢の方からというよりも何人かの方々から疑問だというふうな声を聞いたわけなので、非常にわかりにくいところもあろうかと思うのですが、この辺を説明させていただきたいと思います。まず、認定の定義ですが、認定の定義については先ほど申し上げましたように道路法の中に8条というものがあるのですが、認定は何だとは書いていないのです。それで、道路法のすべて37条ある中の法意として考えられるのは、認定とは特定の道路とすることだ。これは、道路法上の3条の中に種類が規定されているのですが、高速国道、一般国道、都道府県道、市町村道、この四つがあるのですけれども、この四つの中の一つ、市町村道に特定する行為がまず認定の第1の目的です。そして、第1の目的であるところの市町村道に決めたからにはそれを管理する者がいなければいけないわけで、したがって8条の認定にかかわる法律は特定の道路を明確にすること、そして道路管理者を明確にすることが認定というふうな解釈になろうかと思います。 その辺ご理解いただいた中で、私どもの作成しております要綱についてご説明させていただきたいと思うのですが、まず市道の認定要件、市長が認定しようとするときはというふうなことになっていますが、まず初めには道路管理者の計画に基づき施行した道路、この辺が一番疑義が多いところなのですが、施行というふうなものが、これは工事の工であれば非常にわかりやすい。工事が終わったものを道路ですよというふうなことでわかりやすいのですが、これは計画に基づき施行した、実施、実行の行うというふうな字で規定されています。これを法令用語的に申し上げますと、施行というのは法令の効力を現実に発生させることですよと定義されています。したがって、先ほどからご説明しております道路法に該当するような効力を発生させるために市長が認定しようとした道路ですよというふうなことが言えると思います。ですから、この工事を施行したというのは、工事というものに限定したもので考えるのではなくて、計画し、設計し、あるいは事業化したものと一連の流れの中で解釈するのが新しいものだと私は考えています。 それから次に、都市計画法、土地区画整理法、その他法令に基づき市と協議し、帰属した道路、これはご存じのとおりですが、例えば今回もありますが、開発関係で市の方に帰属したもの、そしてまた区画整理等で鎌ケ谷市の方に帰属したもの、これについては認定の要件として一つありますよと、これが二つ目です。 それから、国または県が所有もしくは管理する道路で、今後市道として管理する必要がある道路、これが具体的には37号線、あそこのユニオン製靴の前の道路が私どもの方として鎌ケ谷市が管理しますので、認定をした、こういうふうな格好になります。この市道認定要件の中の三つはそういうふうになっています。 ◆25番(塩澤敏行君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 25番、塩澤敏行君。 ◆25番(塩澤敏行君) 大変丁寧にやっていただいたので、余計わからなくなったのですが、実は認定というのは非常に難しいと思うのですが、今度清水市長、新しくなられて、9月定例会初めて市長名で一つの議案を提案されているわけです。この議案が幾つもある中で、認定要綱も市長の権限の中でこの道路を認定しようということで出されておりますが、今回の議案の中でこの条例に合致していないものがあったとすると、これはゆゆしき問題だと思いますので、もしそれがどうしても必要であれば、これから建設委員会等で審議される中で建設委員の皆さんによく了解を得て、わかりやすい行政をすることが必要だと思いますので、委員会の開かれるまでに市長よく説明をされて、市長もよく理解をした中で議案の審議に入っていただきたい。これは要望として終わります。 ○議長(松澤一男君) 以上で25番、塩澤敏行君の質問を終結します。 次に、23番、津久井清氏君に発言を許します。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 23番、津久井清氏、2点関連質問させていただきます。 第1点は、月野議員を初めととして多くの議員が質問されました25人学級の実現に関連して質問をいたします。 それから、もう一点は、歩道の整備の緊急5カ年計画、これは三橋議員を初めとして多くの議員が質問されております。 まず、前の方ですけれども、25人学級の実現につきましては、教育委員会の答弁などを聞いておりますと、7億円から8億円ということで、百数十名の新規職員を採用しなければ実現しないというような感じで答弁されていたかと思います。でも、そもそも25人学級が始まったのは埼玉県志木市なのですけれども、これ昨年に提起されておりますが、そこに我々も視察に行ったことあるのですが、そこの資料によりますと、全部一挙に25人学級をやるのではないと。すなわち学校になれるかなれないか、いわゆる不登校になりやすい小学校1、2年生を中心にして小学校教員免許状を持っている人に週5日勤務してもらうと。基本給は23万円、賞与、諸手当支給。志木市というのは6万4,000人のまちなのですけれども、そこで約10人から12名。この給料をずっと単純計算しますと、3,760万円から4,000万円弱ということで、志木市のスタートが行われつつあります。そういう点で見ますと、鎌ケ谷市は10万ですから、それを計算上当てはめてみますと、約5,000万円から5,500万円で小学校1、2年生の25人学級の一部実現ということが可能ではないかと思うのですが、市長にこの点はご存じかどうか、それからどう評価するか、この点についてお聞きしたいと思います。 それから、もう一点の歩道整備緊急5カ年計画でございますが、これも先ほど申しましたように三橋議員初めたくさんの議員から質問しておりますが、この中で、今日水曜日ですけれども、月曜日に私家におりましたら、ちょうど8時前にNHKの全国ニュースで鎌ケ谷市というのがどどっと出たのです。大体鎌ケ谷市と出ると例の事件なので、あれれと思ったのですけれども、ところが内容は全然違っておりまして、稲荷三差路で市民からのヒヤリ・ハット体験をもとにして道路の改良をしたと。そうしたら、事故が半減したと。信号をかけると3,000万円の予算がかかるのだけれども、300万円でできたというふうな大変好意的な報道がなされておりまして、ずっと生放送で、私二、三分やっていたのではないかと思うのですが、鎌ケ谷市のそういう大変な評価ということで全国ネットで放送されておりました。したがって、歩道整備緊急5カ年計画についてもそのような市民の声を聞きながらやっていった場合にそういう成果が出てくるのではないかということを感じたものですから、この点については土木部長がどのようにお考えかということお聞きしたいと思います。 この2点、よろしくお願いします。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 志木市の件でございますが、志木市がそういうことをやっているということは私も従前から聞いてはおりました。その件につきましては、埼玉県の教育委員会の相当の協力があったというふうにも聞いております。いずれにしましても、今津久井議員がおっしゃったような形での臨時職員等の採用とかも含めて少人数学級が実現できないものかどうか、前向きに検討させていただきたいと、そういうふうに考えております。 ◎土木部長(皆川準一君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 皆川土木部長。 ◎土木部長(皆川準一君) 月曜日のテレビ、ごらんいただきましてありがとうございます。実際に今ご質問のあったとおり、平成13年度の事業として国土交通省の社会実験の一つとして私どもが平成10年から実施しておりますところの交通事故半減プロジェクト、この内容が取り上げられました。この件に関して前にもご説明したのではなかろうかと思いますが、市民参加型交通安全対策というふうな形の社会実験を行ったわけです。ご存じのとおり、コンピュータあるいは紙、文書的なものでアンケートをとった中で645件の意見があったわけです。それは、各市内全域にわたりますから、今回実験として行いましたところの稲荷前三差路と中新山、2カ所やったのですけれども、この辺についてはごらんいただいた方もあろうと思うのですが、非常にシンプルな内容です。例えば路側帯をかく、あるいは中央線をかく、それから視線誘導標をかく、それから反射鏡を大きなものにする、こういうふうな、結果としては議員おっしゃるように300万円程度の経費でできたのですけれども、実際問題として地域の方々からご意見をお伺いいたしますと、非常に効果があったというふうな意見が寄せられております。ですから、私どもも実験した内容としては非常によかったなと思っています。津久井議員おっしゃるように、これが現在清水市長がおっしゃるところの歩道整備等交通安全施設の拡充につきましてもこの辺を参考にしながら設置等計画してまいろうと思っていますが、このほかにも通学路の状況とか、あるいは歩行者の状況とか、その辺を踏まえまして交通施設の拡充計画をしてまいりたい、このように考えております。 ◆23番(津久井清氏君) はい、議長。 ○議長(松澤一男君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) 前の方の話なのですけれども、25人学級、いろいろなやり方があるよと、一つにはこういうやり方で最少の予算で最大の効果という市長がおっしゃったようなことも私はできるかと思うのです。志木市のホームページを見ますと、こう書いてあるのです、一番最初に。「全国初1クラス25人程度の学級が実現します。市内の小学校1、2年生のクラスに30人以上の学級はなくなります。今までは埼玉県教育委員会の学級編制基準で40人以上限定数でしたが、志木市の強い要望で同意が得られることになりました」というふうにホームページの一番前に書いてあるのですが、例えば予算的なクリア、あるいはもちろん議会の同意、さまざまな方向性が出る中で、志木市のように、ここは埼玉県に強く要望したということで同意が得られたのですが、市長としてはもし可能性があれば、そういうふうに県の方にも要望される気がございますか。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) きのう、おとといも申し上げたとおり、県とも相談しながらその辺はやっていきたいというふうに考えております。 ◆23番(津久井清氏君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 23番、津久井清氏君。 ◆23番(津久井清氏君) いろいろ財政事情厳しいということは重々わかった上ですけれども、ぜひその所信を広げていただけたらと思います。 それから、後の方の質問ですけれども、先ほど言いましたように私テレビを見ていて久しぶりにさわやかになりまして、鎌ケ谷市がこれだけ評価されているなということを見ることはすごく、最近なかったものですから、しかも生中継で三差路の横にテレビカメラが備わってずっと朝の通勤帯が2分ぐらい写されたわけです。そういう点でもやはり市民の生の声を道路行政に生かす、そしてそれが結果的にそれだけ大きな成果を上げたということは最大の効果があるのではないかと思うのです。そこで、もう一点だけ聞きたいのですけれども、歩道の整備ということを大きなテーマにしているわけですが、例えば車いすの方とか、そういうものもいらっしゃってなかなか通行困難だよという方もたくさんいらっしゃるわけですけれども、その辺福祉部とも相談して、そういう形での歩道整備ということも視野の中に入れておられるかどうか、あるいは入れようとされているかどうか、そこだけお聞きしたいと思います。 ○議長(松澤一男君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎土木部長(皆川準一君) 議長。 ○議長(松澤一男君) 皆川土木部長。 ◎土木部長(皆川準一君) 従来から歩道整備等につきましては千葉県のまちづくり条例、あるいは国からの通達等を念頭に置いて実施しております。やはり身体障害者の皆様の意見もいろいろと聞こえてくるところでございます。したがいまして、先ほど申し上げましたように市民参加型というふうな形の交通安全対策を進める中で、今後機会があれば意見を聞いていきたいと思っていますし、また福祉部の方からの意見も取り上げて参考にしていきたい、このように考えています。 ○議長(松澤一男君) 以上で23番、津久井清氏君の質問を終結します。 以上で市政に関する一般質問を終結いたします。 △散会の宣告 ○議長(松澤一男君) なお、明12日の会議は議事の都合により、特に午前10時に繰り上げて開くことにいたします。 本日はこれにて散会いたします。 長時間ご苦労さまでした。          午後 4時02分  散 会...