鴨川市議会 > 2019-10-24 >
令和 元年第 3回臨時会−10月24日-目次
令和 元年第 3回臨時会−10月24日-01号

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  1. 鴨川市議会 2019-10-24
    令和 元年第 3回臨時会−10月24日-01号


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    最終取得日: 2021-09-01
    令和 元年第 3回臨時会−10月24日-01号令和 元年第 3回臨時会                  令和元年第3回                鴨川市議会臨時会会議録 1.招集年月日 令和元年10月24日(木曜日) 1.招集の場所 鴨川市議会議場 1.出席議員  18名   1番 秋 山 貢 輔 君   2番 長谷川 倫 秀 君   3番 松 井 寛 徳 君   4番 本 吉 正 和 君   5番 杉 田   至 君   6番 佐 藤 和 幸 君   7番 佐々木 久 之 君   8番 川 股 盛 二 君   9番 川 崎 浩 之 君   10番 佐久間   章 君   11番 福 原 三枝子 君   12番 渡 邉   仁 君   13番 久 保 忠 一 君   14番 庄 司 朋 代 君   15番 平 松 健 治 君   16番 鈴 木 美 一 君   17番 渡 辺 訓 秀 君   18番 辰 野 利 文 君 1.欠席議員   なし 1.地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名   市長        亀 田 郁 夫 君    副市長       小 柴 祥 司 君   経営企画部長    平 川   潔 君    総務部長      増 田 勝 己 君   健康福祉部長    牛 村 隆 一 君    建設経済部長    佐久間 達 也 君   代表監査委員    石 渡 雅 之 君    教育長       月 岡 正 美 君
    1.職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名   事務局長      大久保 孝 雄      次長        渡 邉   洋   主査        代 見 郁 夫           ──────────────────────── △開会  令和元年10月24日 午前10時00分 開会 ○議長(庄司朋代君) 皆様、おはようございます。ただいまの出席議員は全員です。よって、令和元年第3回鴨川市議会臨時会は成立いたしましたので開会をいたします。           ──────────────────────── △開議  令和元年10月24日 午前10時00分 開議 ○議長(庄司朋代君) これより本日の会議を開きます。           ──────────────────────── △議事日程 ○議長(庄司朋代君) 本日の日程は、あらかじめお手元に配付いたしました印刷物のとおりですので、これによりご了承願います。 1.議 事 日 程 日程第1       会議録署名議員の指名 日程第2       会期の決定 日程第3       諸般の報告 日程第4       議案第70号及び議案第71号の上程(市長の提案理由  上程・説明            の説明)      議案第70号 専決処分の承認を求めることについて        補足説明            (令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第5号))      議案第71号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第6号)       〃 日程第5 議案第70号 専決処分の承認を求めることについて            (令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第5号))  質疑・討論・採決 日程第6 議案第71号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第6号)       〃           ──────────────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(庄司朋代君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において福原三枝子さん、渡邉仁さん、久保忠一さんを指名させていただきます。           ──────────────────────── △会期の決定 ○議長(庄司朋代君) 日程第2、会期の決定の件を議題といたします。この際、議会運営委員長の報告を求めます。議会運営委員長、渡邉仁さん。              〔議会運営委員長 渡邉 仁君登壇〕 ◎議会運営委員長(渡邉仁君) 皆さん、おはようございます。議会運営委員長報告をいたします。  本日、招集されました令和元年第3回鴨川市議会臨時会の運営につきまして、去る10月21日に議会運営委員会を開催し、慎重に協議をいたしましたので、その結果をご報告いたします。  まず、会期でありますが、本日1日と決定いたしました。  次に、本会議の議事運営についてでありますが、本日、議案の上程・説明を行い、その後、質疑考案時間を確保するための休憩を経て、議案に対する質疑・討論・採決を行います。  以上で議会運営委員長の報告を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) お諮りいたします。ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、今臨時議会の会期は、本日1日とすることにご異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) ご異議なしと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。           ──────────────────────── △諸般の報告 ○議長(庄司朋代君) 日程第3、諸般の報告をいたします。4件ございます。  1件目は、監査委員からです。令和元年8月分の一般会計、特別会計、基金会計、及び企業会計の現金出納検査の結果報告がありました。  2件目は、本臨時会の出席報告です。議案審査のため、地方自治法第121条の規定による出席要求に対し、市長以下関係者の出席報告がありました。  3件目は、議案の受理報告です。本日市長から議案の送付があり、これを受理いたしました。  4件目は、議長名による意見書の提出報告です。令和元年第3回定例会で可決した意見書、新たな過疎対策法の制定に関する意見書を議長名にて、関係行政庁へ提出いたしました。  以上で諸般の報告を終わります。           ──────────────────────── △市長の議案の上程・説明 ○議長(庄司朋代君) 日程第4、議案第70号及び議案71号の計2件を、一括議題として提案理由の説明を求めます。ただいま市長より資料を配付したい旨の申し出があり、これを許可しましたので、資料を配付いたします。                   〔資料配付〕 ○議長(庄司朋代君) 資料の配布漏れはございませんでしょうか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) 配布漏れなしと認めます。  傍聴席にお越しの皆様、本日は大変大勢傍聴にお越しいただき、まことにありがとうございます。もしかしたら、数のほうが間に合わない場合は恐縮ですが、皆さんで譲り合って、ごらんいただければと思います。申しわけございません。  それでは、指名申し上げます。市長、亀田郁夫さん。               〔市長 亀田郁夫君登壇〕 ◎市長(亀田郁夫君) おはようございます。本日は、取り急ぎご審議をいただきたい案件が生じましたことから、令和元年第3回市議会臨時会を招集させていただきました。  今臨時会に提出をいたしました案件は2件でございます。  これから、提案理由の説明をさせていただきます。  まず、議案第70号は、専決処分の承認を求めることについてでございます。  令和元年度鴨川市一般会計予算について、令和元年9月8日から9日にかけての台風15号により生じた、公共土木施設災害復旧経費等についての予算を措置する必要が生じましたが、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認められたため、地方自治法第179条第1項の規定により、令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第5号)を専決処分したので、同条第3項の規定により、その承認を求めるものでございます。  次に、議案第71号は、令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第6号)でございます。  令和元年度鴨川市一般会計予算に今般の台風15号、19号の被害により変更を加える必要が生じ、補正予算(第6号)を調整したので、地方自治法第218条第1項の規定により、議決を求めるものでございます。  議案の詳細につきましては、この後、担当から補足説明をいたしますので、十分なご審議の上、ご承認、ご可決を賜りますようにお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。  なお、ここで、私からの説明のお時間をいただきたくお願いを申し上げます。  このたび開催されました、令和元年第3回定例会におきまして、4億7,924万円を追加計上させていただきました。しかし、天津小湊小学校屋内運動場改修費や、江見老人憩い家ボイラー修繕費ほか、令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第4号)が否決をされました。  反対理由の多くは小湊小学校跡地利用について、地域あるいは旅館組合への説明不足とのことでした。小湊小学校跡地利用につきましては、昨年度、小湊小学校と天津小学校の統合を進める上で、小湊地域の活性化を遅らせないことが大前提のもとで進めてきたものでございます。そのため、先ほどお配りいたしました、この小湊小・中学校の跡地活用を中心とした地域の活性化についての報告書、この中の9ページにもございますように、小湊地区の各種団体様など、あるいは関係者皆様を中心とした検討会議と、無作為に選ばれた市民の皆様を中心とした100人会議を1年間の中で10回を行い、丁寧にご説明をさせていただいてまいりました。会議の進め方も私たち執行部が直接地域の皆様のご意見を伺うと、客観的あるいは冷静に判断ができないのでは、その思いから、議会の承認をいただきながら、構想日本にとりまとめを依頼し、4班に分けての議論などを行ってまいりました。そして、これが最終的にまとまりました。  小湊地域をよくしようとの思いでの、この1年間で費やした地域の皆様のご負担、そして構想日本あるいは市職員の努力は私自身評価できるものと思っております。今後の進め方といたしましては、基本設計を行う中、地域の皆様との議論をし、最良の運営ができるよう進めていくことを目指しておりました。先日議会でも報告いたしましたとおり、基本設計が整い次第、議員皆様にはご報告をし、実施設計へと進んでいく予定となっておりました。  また、旅館組合とのコンセンサスにつきましては、小湊旅館業協同組合、代表理事、稲葉靖様、鴨川温泉旅館業協同組合、代表理事、吉村敦広様より、最終的に2019年9月23日付けで同意書が提出されております。内容といたしましては、鴨川市から提案された小湊小・中学校跡地利用計画について、宿泊部分については基本的に同意をした。2番目、なお、宿泊運営、形態、料金、運営主体については引き続き協議を行い、組合の要望を反映したものとする。そして、当初の要望事項であったバスターミナル誘致については、引き続き開設を目指すことにする。以上の基本合意を双方忠実に遵守し、当跡地利用の有効活用を促進し、地域発展に貢献することとする。問題が生じたときは、双方誠意をもって解決する。このような内容の同意書をいただいております。私ども執行部は、ご意見を真摯に受けとめ、実施してまいる所存でございました。  また、鴨川市立天津小湊小学校、PTA会長、斎藤英之様からは、このたびの予算凍結により、現在実施不可能となっている小湊小学校の跡地の活性化、天津小湊小学校体育館の改修及び進入路の整備等の実現に向けて、約2,600名以上の署名もいただいております。  これらの事実を鑑みても、私ども執行部といたしましては丁寧に進めてきており、努力をしてきたつもりでもございます。しかしながら、小湊地区への説明不足での理由による予算否決により、小湊地域の活性化の道が閉ざされたかと思うと残念でなりません。  また、このたびの台風15号、19号におきましても、避難された方は1,200人を超えており、避難所のあり方も問われているところでございます。この小湊小学校跡地は多目的に利用できる施設にもなり、地域活性の推進となることも期待されており、ぜひ完成させたく思っております。  前回の補正予算否決は、私個人への批判とも評価されているところもございます。そのところは私自身不徳のいたすところでもございます。今後とも、できることなら地域の皆様、旅館組合の皆様、そして今回ご納得いただけなかった議員の皆様に対しては、いま一度丁寧な説明を行いながら、事業の推進を図ってまいりたいと思っております。  そのような中、時期尚早と思われる議員の皆様におかれましては、ぜひご自身で地域の方々はじめ、小湊地域の関係団体の皆様との話し合いをお願いいたします。私ども執行部といたしましても至らない点、また気づかない点もあると思いますので、議員の皆様には、さまざまなお立場、また見地からご提案をいただくなど、お互いが納得がいく建設的な議論を進めることが不可欠であります。  最後に、私どもは惑わされ、市民不在の地方自治とならないことが肝要です。議会と市執行部が、それぞれ異なる意見を持ち寄りながらも、何より市民福祉の向上という共通目標のもとに、与えられた使命を果たすことこそ、地方自治の本旨であると申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。  どうぞよろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。
              ──────────────────────── △議案の補足説明 ○議長(庄司朋代君) これより議案の補足説明を求めます。議案第70号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることについて、議案第71号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第6号)について、以上2件を一括して議案の補足説明を求めます。経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) それでは、議案第70号、議案第71号、一括して補足説明を申し上げます。  まず、議案第70号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第5号))につきまして、補足説明を申し上げます。  本議案につきましては、去る9月の台風15号に関連する災害復旧経費などについて、早急に予算を措置する必要が生じましたが、議会を招集する時間的余裕がないことが明らかであると認め、地方自治法第179条第1項の規定により、10月11日付けで専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により、その承認を賜りたいものでございます。  恐れ入りますが、議案書の3ページをお開きいただきたいと存じます。  今回の補正は、既定の予算額に歳入歳出それぞれ5億5,739万2,000円を追加し、補正後の予算総額を173億8,326万8,000円といたしたものでございます。  それでは、7ページをごらんください。  まず、第2表、繰越明許費でございますが、11款災害復旧費、2項公共土木施設災害復旧費では、台風15号で被災した市道6カ所及び河川1カ所の復旧工事について、本年度内の完成が見込めないことから、工事請負費分の1億2,400万円の繰越明許費を設定いたしたいものでございます。  次に、8ページの第3表、地方債補正でございます。まず、追加といたしましては、公共土木施設に係る現年発生補助災害復旧事業として、4,120万円の限度額を設定いたしたものでございます。9ページに移りまして、変更ですが、社会資本整備総合交付金の減に伴い、幹線市道整備事業の限度額を1億6,710万円に増額したものでございます。  次に、事項別明細書によりご説明いたしますので、12ページをごらんいただきたいと存じます。  まず、14款使用料及び手数料は、1,959万1,000円の減額でございます。幼児教育無償化に伴いまして、1項使用料、2目民生使用料の保育園保育料1,189万5,000円及び認定こども園保育料725万6,000円、並びに、7目教育使用料の幼稚園保育料44万円を、それぞれ減額したものでございます。  続きまして、15款国庫支出金は、2億5,617万4,000円の追加でございます。  1項国庫負担金では、1目民生費国庫負担金で、母子生活支援施設への措置に伴う負担金110万1,000円、4目災害復旧費国庫負担金で、台風15号により被災した公共土木施設の復旧に係る負担金8,270万8,000円の、それぞれ追加でございます。  次に、2項国庫補助金は、2目民生費国庫補助金で、幼児教育無償化による補助といたしまして、子どものための教育・保育給付交付金2,038万5,000円、子育てのための施設等利用給付交付金398万7,000円、子ども・子育て支援臨時交付金5,522万4,000円を、それぞれ追加したほか、3目衛生費国庫補助金では、台風15号により被災した家屋などから搬出された災害廃棄物の処理費用に係る補助といたしまして、災害等廃棄物処理事業費補助金1億1,698万2,000円の追加、また、4目土木費国庫補助金社会資本整備総合交付金は、本年度交付額の確定により、2,421万3,000円の減額でございます。  次に、16款県支出金は、999万3,000円の追加でございますが、国庫支出金と同様に、1項県負担金では、母子生活支援施設措置費負担金55万1,000円、子どものための教育・保育給付費県費負担金918万5,000円、13ページの2項県補助金では、子育てのための施設等利用給付費補助金18万7,000円を、それぞれ追加をいたしましたほか、3項委託金では、今月中の事業実施を予定しておりますオリンピック・パラリンピック教育推進事業に係る委託金7万円の追加でございます。  次に、19款繰入金は、2億4,284万9,000円の追加でございます。2項基金繰入金、1目財政調整基金繰入金は、今般補正の財源調整により2億4,084万9,000円の追加、23目東日本大震災復興基金繰入金は、防災ラジオの購入費に充当するため200万円の追加でございます。  続きまして、21款諸収入は、366万7,000円の追加ですが、災害廃棄物のうち金物の売払いが見込めますことから資源物売払代8万1,000円のほか、幼児教育無償化により実費徴収となります認定こども園給食代272万8,000円、保育園給食費85万8,000円の、それぞれ追加でございます。  続きまして、22款市債は、第3表、地方債補正でご説明したとおり、6,430万円の追加でございます。  次に、14ページの歳出でございます。  今般の補正予算におきましては、主に台風15号の災害関連経費を計上しておりますが、これらにつきましては、原則として、事業名の最後に(災害経費)という言葉をつけた事業で計上しておりますことを、まずもって申し上げさせていただきます。  まず、2款総務費は、339万6,000円の追加でございます。  1項総務管理費、6目財産管理費、庁舎等維持管理費(災害経費)では、市役所庁舎や附属棟シャッターなどの修繕料267万円、8目支所及び出張所費、天津小湊支所維持管理費(災害経費)では、浄化槽などの修繕料15万2,000円、コミュニティセンター小湊維持管理費(災害経費)では、屋根の修繕料1万5,000円、10目電子計算費、情報系システム維持管理事業(災害経費)では、江見公民館に接続する光ケーブルの修繕料33万3,000円、13目諸費、鯛バス事業(災害経費)では、鯛バス車庫のシャッター修繕料22万6,000円を、それぞれ追加したものでございます。  続きまして、3款民生費は、5,178万3,000円の追加でございます。  1項社会福祉費、2目老人福祉費、福祉センター維持管理費(災害経費)では、正面玄関軒下天井パネルの修繕料19万円の追加、長狭老人憩の家維持管理費(災害経費)では、屋根、大広間天井などの修繕料49万5,000円の追加でございます。  15ページになりますが、2項児童福祉費、3目母子福祉費では、母子生活支援施設措置事業で、施設入所者の期間延長に伴う委託料220万2,000円の追加、4目保育所費では、保育園維持管理費(災害経費)で、各保育園のガラス破損などの修繕料18万5,000円の追加のほか、保育園改修事業(災害経費)で、田原保育園の屋根改修工事費930万円の追加でございます。  また、5目認定こども園費は、補正額はございませんが、財源の調整をいたしたものでございます。  6目子ども・子育て支援事業費、教育・保育給付等事業費では、幼児教育無償化に伴い、利用者が負担する料金の相当額を給付する施設型給付費1,793万6,000円、子育てのための施設等利用給付費797万5,000円の、それぞれ追加でございます。  次に、5項災害救助費では、今般の台風により出動した職員の時間外勤務手当など1,350万円の追加でございます。  続きまして、4款衛生費は、2億3,130万7,000円の追加でございます。  1項保健衛生費、3目環境衛生費、公共施設浄化槽管理事業では、浄化槽清掃を行う作業員賃金54万円の追加でございます。  また、2項清掃費、2目塵芥処理費では、災害廃棄物の処理経費を計上いたしましたが、その一部は予算を流用して対応いたしましたため、この流用元の予算を追加するものでございまして、16ページになりますが、鴨川清掃センター維持管理費は1,550万8,000円を、また、焼却残渣等運搬処理事業は2,687万9,000円を、それぞれ追加したものでございます。  また、災害廃棄物処理事業では、今後の処分見込量から経費を算出したもので、13節災害廃棄物運搬及び処分委託料1億8,646万6,000円をはじめ、事業全体では1億8,809万2,000円の追加のほか、天津小湊清掃センター維持管理費(災害経費)では、管理棟、旧工場の修繕料28万8,000円の追加でございます。  次に、7款商工費は、96万8,000円の追加でございます。  1項商工費、3目観光費、観光振興事業(災害経費)では、温泉を採取するための施設の修繕費用に対して2分の1を補助する、温泉源保護管理施設等補修事業補助金96万8,000円の追加でございます。  17ページの8款土木費は、7,545万1,000円の追加でございます。  2項道路橋梁費では、2目道路橋梁維持費道路橋梁維持補修事業(災害経費)として、市内の道路等の修繕料など3,401万円の追加のほか、3目道路橋梁新設改良費では、補正額はございませんが、市道整備事業及び社会資本整備総合交付金事業において、事業の進捗状況に応じた内容の変更をいたしたものでございます。  また、3項河川費、2目河川維持費、河川維持補修事業(災害経費)では、市内の河川の修繕料115万円、18ページに移りまして、4項都市計画費、4目公園費、公園維持管理事業(災害経費)では、市立公園の修繕料300万円を、それぞれ追加したものでございます。  5項住宅費、1目住宅管理費では、被災住宅応急修理支援事業で、災害救助法に基づき、被災した住宅に対する応急修理経費として、被災住宅応急修理支援業務委託料2,975万円の追加、市営住宅維持管理事業(災害経費)では、市営住宅の修繕料700万円の追加、特定空家対策事業(災害経費)では、被災した家屋のうち、空家の所有者を調査するための委託料54万1,000円の追加でございます。  続きまして、9款消防費は、707万3,000円の追加でございます。  1項消防費、4目災害対策費、防災行政無線施設維持管理事業では、防災ラジオの貸し出し見込みが増えたことにより、新たに300台を購入する消耗品費594万円の追加のほか、防災行政無線施設維持管理事業(災害経費)では、防災行政無線の子局4カ所の修繕料113万3,000円の追加でございます。  19ページの10款教育費は、4,130万2,000円の追加でございます。  2項小学校費、1目学校管理費、小学校施設維持管理事業(災害経費)では、市内小学校施設の修繕料1,800万円の追加のほか、2目教育振興費、オリンピック・パラリンピック教育推進事業では、今月の事業実施に向けた講師謝礼等7万円の追加でございます。  また、3項中学校費、1目学校管理費、中学校施設維持管理事業(災害経費)では、市内中学校施設の修繕料1,500万円の追加のほか、4項幼稚園費、1目幼稚園費、幼稚園施設維持管理事業(災害経費)では、市内幼稚園施設の修繕料42万5,000円、幼稚園施設改修事業(災害経費)では、鴨川幼稚園屋根などの改修工事費89万1,000円の、それぞれ追加でございます。  5項社会教育費、2目公民館費、公民館維持管理事費(災害経費)では、天津小湊公民館のクーリングタワーの修繕料294万6,000円の追加でございます。  20ページに移りまして、6項保健体育費、2目体育施設費、総合運動施設維持管理費(災害経費)では、野球場防球ネットなどの修繕料47万9,000円、ブルペン屋根の改修工事費247万5,000円を、それぞれ追加したほか、3目学校給食費、給食センター維持管理費では、冷蔵庫の買換えを流用で対応したため、流用元の光熱水費を76万円追加したほか、給食センター維持管理費(災害経費)では、屋根、ベランダ、天井などの修繕料25万6,000円の追加でございます。  続きまして、11款災害復旧費は、1億3,711万2,000円の追加でございます。  1項農林水産施設災害復旧費、1目林業施設災害復旧費、林道災害復旧事業では、林道郷台線の測量委託料44万円の追加、また、2項公共土木施設災害復旧費、1目土木施設災害復旧費、土木施設災害復旧事業では、市道6カ所及び河川1カ所の復旧経費として、設計委託料774万4,000円、測量委託料492万8,000円のほか、市道の復旧工事費1億1,600万円、河川の復旧工事費800万円を、それぞれ追加したものでございます。  21ページの14款予備費でございますが、こちらは900万円の追加でございます。  今般の台風被害により、備蓄食料を配布いたしましたが、不足が生じましたため、急遽、予備費を充用して購入いたしました。  このため、予備費の残額が63万円となりましたことから、今後の不測の事態に備えるため900万円の追加をしたものでございます。  なお、22ページ以降につきましては、給与費明細書を添付しておりますので、後ほどごらんをいただければと思います。  以上で、議案第70号の補足説明とさせていただきます。  続きまして、議案第71号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第6号)につきまして、補足説明を申し上げます。  恐れ入りますが、補正予算書をごらんいただきたいと存じます。  今般の補正につきましては、既定の予算額に歳入歳出それぞれ4億8,739万9,000円を追加し、補正後の予算総額を178億7,066万7,000円といたしたいものでございます。  それでは、補正の概要につきまして、ご説明申し上げます。  6ページの第2表、繰越明許費補正の追加でございます。  今般の補正予算では、天津小湊小学校の屋内運動場改修事業に係る予算を計上させていただいておりますが、工期の設定上、本年度中の完了が見込めませんことから、10款教育費、2項小学校費、天津小湊小学校屋内運動場改修事業として、2億6,990万円の繰越明許費を設定いたしたいものでございます。  次に、7ページの第3表、地方債補正でございます。  まず、追加といたしまして、天津小湊小学校屋内運動場改修事業として、2億680万円の限度額を設定いたしたいものでございます。  8ページに移りまして、変更でございますが、漁港整備事業では、事業費の増に伴いまして、限度額を3,200万円に増額いたしたいものでございます。  また、西条小学校屋内運動場改修事業は、学校施設環境改善交付金の増により、限度額を1億530万円に、臨時財政対策債は、借入可能額が確定いたしましたことから、限度額を4億2,423万8,000円に、それぞれ減額いたしたいものでございます。  都合、4事業の合計では、限度額を1億5,013万8,000円追加いたしたいものでございます。  次に、事項別明細書により、ご説明を申し上げますので、11ページをごらんください。  まず、歳入でございますが、10款地方特例交付金は、交付額の確定に伴い217万1,000円の追加。  次に、11款地方交付税は、普通交付税の交付額が確定いたしましたことから7,080万2,000円の追加でございます。  続きまして、13款分担金及び負担金は、県営漁港広域漁港整備事業及び市単漁港整備事業に係る分担金として466万4,000円の追加でございます。  次に、14款使用料及び手数料は、49万8,000円の減額でございますが、これは、7目教育使用料の教育財産使用料の減額でございます。  続きまして、15款国庫支出金は、7,680万8,000円の追加でございます。  1項国庫負担金、4目災害復旧費国庫負担金では、平成29年度発生の漁港災害に係る負担金59万8,000円の追加のほか、2項国庫補助金、1目総務費国庫補助金では、マイナンバーカードに係るシステム整備補助として239万1,000円、2目民生費国庫補助金では、障害者支援に係るシステム整備補助として168万3,000円の追加などでございます。  12ページに移りまして、6目教育費国庫補助金の学校施設環境改善交付金は、天津小湊小学校屋内運動場改修工事分の内示に加え、西条小学校屋内運動場改修工事分が当初見込みよりも増となりましたことから7,174万5,000円の追加でございます。  次に、16款県支出金は、66万8,000円の追加でございますが、森林整備事業の事業費増に伴う追加でございます。  続きまして、18款寄附金は、4,827万7,000円の追加でございます。  1項寄附金、1目一般寄附金は、匿名の方からの1,000万円のほか、台風の災害支援などといたしまして580万7,000円を頂戴したものでございます。  また、2目総務費寄附金では、ふるさと納税のうち災害支援として3,188万円、公益活動支援寄附金が1万円、8目消防費寄附金は、鴨川みらいソーラー合同会社様から50万円、9目教育費寄附金は、鴨川ロータリークラブ様から8万円、それぞれ篤志としていただいたものでございます。  次に、19款繰入金は、562万5,000円の減額でございます。  1項特別会計繰入金では、前年度の繰出金の精算によりまして、3目介護保険特別会計繰入金4,838万5,000円、4目後期高齢者医療特別会計繰入金105万1,000円のそれぞれ追加のほか、13ページの2項基金繰入金、1目財政調整基金繰入金では、財源調整により6,997万2,000円の減額、また、25目ふるさぽーと基金繰入金では、遊休施設活用推進事業の財源として、1,491万1,000円を繰り入れるものでございます。  続きまして、20款繰越金は、前年度決算の確定に伴い、繰越額が確定いたしましたことから、1億4,087万7,000円の追加でございます。  次に、21款諸収入は、88万3,000円の減額、22款市債は、第3表、地方債補正でご説明申し上げましたとおり、1億5,013万8,000円の追加でございます。  次に、14ページの歳出でございます。  今般の補正予算におきましては、人事異動に伴う職員人件費の調整のため、それぞれの款項目の職員人件費において増減がございますが、これらにつきましては、説明を割愛させていただきたいと存じます。  まず、1款議会費は、129万5,000円の追加でございますが、これは、職員人件費の調整によるものでございます。  次に、2款総務費は、1億1,982万9,000円の追加でございます。  17ページになりますが、1項総務管理費、6目財産管理費では、基金積立金(財調・減債)で、財政調整基金積立金7,043万9,000円の追加のほか、遊休施設活用推進事業で、小湊小・中学校跡地を活用した施設整備に係る設計委託料2,990万7,000円の追加など、また、7目企画費では、基金積立金(ふるさぽーと)でいただいたふるさぽーと寄附金を積み立てる3,188万1,000円の追加のほか、移住支援事業では、空き家バンク導入などの移住施策推進に地域おこし協力隊を活用すべく、132万8,000円の追加でございます。  19ページの10目電子計算費では、地域情報化推進事業で、公民館等10施設に公衆無線LANを整備するため、18節コンピュータ機器購入費37万6,000円の追加などでございます。  次に、22ページ、3款民生費は、7,722万2,000円の追加でございます。  1項社会福祉費、1目社会福祉総務費では、24ページになりますが、生活困窮者自立支援事業で、昨年度の国庫負担金の精算による国県支出金等返還金471万円の追加、また、2目老人福祉費では、特別会計繰出金(介護・後期医療)で、介護保険特別会計の職員人件費の調整に伴い、介護保険特別会計繰出金71万4,000円の減額を、25ページになりますが、3目障害者福祉費は1,803万8,000円の追加でございますが、自立支援給付事業及び地域生活支援事業における昨年度の国庫支出金の精算による返還金などでございます。  また、2項児童福祉費、1目児童福祉総務費では、教育・保育施設障害児等受入促進事業で、私立認定こども園における障害児受入担当職員の増に伴い、教育・保育施設障害児等受入促進事業費補助金300万円の追加、26ページの児童虐待対策事業で、虐待への対応支援を図るための謝礼金12万円の追加、4目保育所費では、保育園改修事業で、天津小湊保育園に認定こども園の機能を追加するための改修に係る設計委託料198万円の追加などでございます。  また28ページの5項災害救助費、1目災害救助費、基金積立金(災害救助)は580万8,000円の追加でございますが、災害救助としていただいた一般寄附金を災害救助基金へ積み立てるものでございます。  4款衛生費は、1,300万4,000円の追加でございます。  29ページの、2項清掃費、2目塵芥処理費では、清掃センター事務費で、ごみ処理施設方向性検討業務委託料385万円の追加などのほか、30ページになりますが、4項病院費、1目病院費では、国保病院経営改革事業が189万7,000円の追加でございます。国保病院経営改革の一環として、その効率化を図るための取り組み支援をするものでございます。  続きまして、6款農林水産業費は、3,378万6,000円の追加でございます。  1項農業費、31ページの3目農業振興費では、総合交流ターミナル管理運営事業で、13節委託料では、施設の道の駅化に向けた道路現況調査委託料110万円の追加、施設のセキュリティ強化対策としてネットカーテンの敷設などを行う15節総合交流ターミナル施設改修等工事253万円の追加など、また、5目農地費では、県営ほ場整備事業で、北小町地区県営ほ場整備事業の地形図情報を作成するための、県営ほ場整備事業委託料625万9,000円の追加でございます。  次に32ページとなります。3項水産業費、3目漁港管理費では、天面漁港の水中残存物を撤去するための15節漁港整備工事312万4,000円の追加などのほか、4目漁港建設費では、県営漁港整備負担金事業で、天津漁港防潮堤嵩上げに係る県営漁港維持改良事業負担金56万3,000円、鴨川漁港施設機能強化及び天津漁港水産物供給基盤機能保全に係る県営漁港広域漁港整備事業負担金1,470万円の追加でございます。  続きまして、7款商工費は、504万3,000円の減額でございます。
     33ページとなりますが、1項商工費、3目観光費では、観光案内所運営事業が511万9,000円の減額。これは、JR安房天津駅、太海駅、江見駅の3駅で実施しておりました観光案内業務を、本年6月をもって終了したことから、事業費の減額をいたすものでございます。  続きまして、8款土木費は、457万8,000円の減額でございます。  34ページの4項都市計画費、3目都市下水路費、下水路維持管理事業では、排水路の補修工事費30万5,000円の追加でございます。  9款消防費は、183万5,000円の追加でございます。  1項消防費、2目非常備消防費では、公用車費(消防車)で、消防自動車等へのドライブレコーダーを配備するため、消防自動車用備品費165万2,000円の追加、4目災害対策費、防災訓練事業では、昨年6月に実施した津波避難訓練において怪我をされた方への補償といたしまして、防火防災訓練災害補償18万3,000円の追加でございます。  続きまして、10款教育費は、2億5,004万9,000円の追加でございます。  1項教育総務費、2目事務局費では、35ページの基金積立金(教育振興)で、篤志として頂戴をいたしました寄附金を積み立てる教育振興基金積立金5万円の追加など、また、2項小学校費、3目学校建設費では、小学校建設事業で、天津小湊小学校の屋内運動場改修に係る、13節監理委託料990万円、15節改修工事費2億6,000万円の、それぞれ追加でございます。  36ページの5項社会教育費、1目社会教育総務費では、基金積立金(文化振興)で、篤志として頂戴をいたしました寄附金を積み立てる文化振興基金積立金3万円の追加などでございます。  39ページに移りまして、6項保健体育費、3目学校給食費では、給食センター維持管理費で、11節厨房機器等に係る修繕料150万円の追加などでございます。  なお、40ページ以降につきましては、給与費明細書を添付しておりますので、後ほどごらんをいただければと存じます。  以上で、議案第71号の補足説明とさせていただきます。 ○議長(庄司朋代君) ここで、質疑の考案時間及び質疑通告書の提出のため、午前11時20分まで休憩いたします。                 午前10時52分 休憩           ────────────────────────                 午前11時20分 再開 △議案に対する質疑・討論・採決 ○議長(庄司朋代君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議案に対する質疑を行います。  この際申し上げます。会議規則第56条の規定により、同一議員が同一議題についてその質疑の回数は3回を超えることはできませんので、念のため申し添えます。また、議事進行について一言申し上げます。質疑に当たっては、質疑、答弁とも要点を簡明にお願いいたします。  以上、ご協力よろしくお願いいたします。  日程第5、議案第70号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第5号)の専決処分の承認を求めることについてを議題として、質疑に入ります。本案に対し、質疑の通告がありますので、発言を許します。杉田至さん。 ◆5番(杉田至君) それでは、通告に基づき三点についてお伺いをさせていただきたいと存じております。  議案第70号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第5号)につきましては、台風15号災害への対策費として5億2,840万円ほどの予算が計上されております。既にご案内のとおり、今般の台風15号及び19号は、主に東日本各地に大きな被害をもたらしました。本市におきましても大きな被害が発生し、これまでの災害の備えを再検証し、地域防災計画をはじめ、新たな防災体制の構築を速やかに推進してまいらなければならないものと存じておるところでございます。被災された多くの市民の皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復旧、復興に向け最善を尽くさなければならないものと存じておる次第でございます。  それでは、1点目の質問でございますが、予算書では16ページになります。災害廃棄物処理事業費として1億8,800万円ほどの予算が確保されておりますけれども、市内には、まだまだ数多くのブルーシートがかけられた家屋が相当数見受けられております。こうした家屋の修繕等は、年内から翌年へと長期に及ぶことが考えられ、修繕等に伴い排出される屋根瓦や建築廃材等の処分が必要となってまいりますが、今般の予算額は、こうした長期に及ぶ処分費を見込んでのものなのか、また、これが不足する場合には、当然にして予算を追加すべきと考えますが、その際には、今般のように国からの補助金確保が可能であるのかどうか、まずはお伺いしたいと存じます。  続いて2点目は、予算書は18ページとなります。被災住宅応急修理支援事業費としてこちらのほうは2,975万円が計上されております。そこでまず、今般の支援業務の内容と、本件につきましては業務委託となっております。その委託先について簡潔にお答えをいただければというふうに存じております。  続いて3点目、同じく18ページとなりますが、こちらのほうは防災行政無線施設維持管理事業費として594万円。同じく災害経費分として113万3,000円が計上されております。同じ事業名称で災害経費分とそうでない経費とに分けて計上されておりますけれども、それぞれの事業内容について、まずはお伺いいたします。こちらも簡潔で結構ですので、お答えをいただければと存じます。  よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 総務部長、増田勝己さん。 ◎総務部長(増田勝己君) それでは、私のほうからは1点目と3点目のご質問につきましてお答えをさせていただきます。  まず、処分費の関係でございます。こちらにつきましては全体の処分量を3,000トン、車にいたしますと1,300台相当、こちらを全体的な処分費、処分料ということを見込んで予算計上をいたしておるところでございます。それから、次に、不足分につきましては、当然足らなくなれば補正予算という形になろうかと思いますけれども、あくまでも被災ごみであって、一般廃棄物であれば、国庫補助金の対象となるというふうに伺っております。  それから、次に、3点目でございます。まず消耗品でございますが、防災関係でございます。消耗品費につきましては、防災ラジオ300台の購入費となります。また、修繕料につきましては、台風15号により防災行政無線の子局の基盤が故障したための修理となります。以上のことから災害経費といたしたところでございます。  私のほうからは以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 建設経済部長、佐久間達也さん。 ◎建設経済部長(佐久間達也君) それでは、私からは2点目の被災住宅応急修理支援事業の業務の内容及びその委託先についてお答えを申し上げます。  まず、内容でございますが、千葉県から事務委任を受けまして、災害救助法に基づき半壊以上の住宅被害を受けた方に対して最大59万5,000円までの応急修理を行うものでございまして、対象は、台風の被害に直接関係する修理のみとし、対象工事費の一部を市から直接施工業者へお支払いをするものでございます。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 杉田至さん。 ◆5番(杉田至君) それぞれご答弁ありがとうございました。それでは、再び2回目といいましょうか、再度質問させていただきたいと存じます。  まず、1点目の被災ごみの関係でございますけれども、今現在、被災ごみにつきましては、鴨川市南房総市環境衛生組合跡地での受け入れが行われておりますけれども、これも今現在では、その期限が10月の27日までとなってございます。市内には、先ほども申しましたとおり、数多くの被災家屋の修繕等があります。また、これが長期化することが確実視されておりますので、この受け入れ期間の延長も必要となってくると思われますけれども、この対応策について念のためお伺いさせていただきたいと存じます。  続いて、2点目なんですが、こちらの分は、今回の補正予算の分につきましては、半壊家屋に対する対応分だというようなことでのお答えでございました。2回目に、それでは、例えば一部損壊した被災住宅への支援、あるいは農業、漁業、商工業をはじめとする中小企業ですとか、自営業者への支援、あるいはひとり親家庭や、障害をお持ちの方への生活支援など、これら必要とされる事務の現在の進捗状況並びに補正予算の編成見込み時期について、お答えできる範囲で結構でございますので、お伺いをしたいと思っております。  それから、3点目の特に防災行政無線についてでございますけれども、今般のような大規模災害が発生した際、情報の伝達手段として、その機能を十分に発揮されなければならない防災行政無線が停電により全く機能しない、使用できなくなりました。パンザマストに設置されているバッテリーも特殊なものであって、通常の発電機も使用ができないというふうに聞き及んでおります。このような施設が果たして防災行政無線と言えるのかどうか。既にこの対策が講じられていなければならないものと思いますけれども、その対策と進捗状況についてお伺いをさせていただきたいと存じます。  よろしくどうぞお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 総務部長、増田勝己さん。 ◎総務部長(増田勝己君) それでは、お答えをさせていただきます。  まず災害廃棄物の受け入れにつきましてですけれども、今後、今月の27日以降の受け入れにつきましては、今回の台風15号、19号の影響により発生いたしました廃棄物であれば、本市の清掃センターで個別対応で受け入れていくこととし、現在受け入れ方法について検討しておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  次に、防災行政無線の関係ですけれども、防災行政無線の子局のバッテリーは停電後約1日でダウンをしてしまいます。また、発電機につきましても過電流が流れ、機器の故障につながるため使用ができないということになっております。したがいまして、その対策といたしましては、台風の暴風雨の際でも、家の中で情報が受信できる防災ラジオや安全安心メールを推進し、必要に応じて広報車による周知など、情報の多重化を図っております。また、進捗状況につきましては、現在防災ラジオの配布台数が1,608台、安全安心メールの登録者数が9,535人となっております。  私のほうからは以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) それでは、私のほうから被災者皆様への支援策についてお答えをさせていただきます。今般の台風15号、19号に関する支援策につきましては国の法に基づくもの、あるいは国、県の補助制度等に基づくものなど、さまざまございます。現在はその詳細を詰めている段階でございまして、これらが固まり次第、正式な手続きを進めていきたいと、このように考えております。  また、この時期でございますけれども、一部損壊した被災住宅への支援などについては、今月末あるいは来月当初からの事業執行というようなことも想定をしているところでございます。準備ができ次第、これらを含めまして、必要な予算を措置し、事務にあたっていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 杉田至さん。 ◆5番(杉田至君) それでは、3回目となります。  1点目の被災ごみの受け入れにつきましては、特に建設廃材等の被災ごみにつきましては、処理が進まない、実は修理をしてくれる事業者さんの数が圧倒的に不足しているという部分があるのかと思いますけれども、持ち込みたくても持ち込めないというような状況にあるような方が、まだまだたくさんいらっしゃるんだろうというふうに思います。ただいまのご答弁では、清掃センターのほうで個別に対応していくということではありますけれども、今現在と、同等の取り扱いが可能となるように、ぜひ、その点についてはご配慮をお願いをしたいと思っております。  それから、2点目。被災者の皆様への支援業務でございますけれども、こちらについては今後一部損壊、建物、家屋、住居の一部損壊あるいは農漁業、あるいは中小企業の皆様への支援対策というものは具体化してくると思われます。混乱のないように、しっかりとした準備のもと、適切な支援事務の執行をお願いしたいと思っております。こちらについては、3点目として、被災者の皆様への支援業務事務の進捗とともに、新たな周知が必要不可欠となってくるのではないかと思っております。より多くの皆様へ、わかりやすく周知していただきたいと考えますが、去る10月2日付けで各世帯へ配布したチラシはどうだったんでしょうか。この周知の方法について、例えば紙面であればもう少し字を大きくするとか、読みやすい紙面へ構成を考えるとか、そういったような工夫があってもよろしいのではないかなと思いますが、その点について何かお考えがあればお尋ねをしたいと思います。  それから、3点目でございますが、こちらは防災行政無線の関係でございます。これについては防災行政無線として停電に伴う機能不全、こういったようなものについては、今の施設設備を導入する際に、ある程度予測されていなかったのかどうか。停電によって、見ようによっては、わずかな時間のうちにダウンというようなことが起きてしまったということ。これはメーカーさんであれば、当然あらかじめ知っていたのではないかなというような気がするんですが、その辺は、もしお答えいただければ、あらかじめ予測されていたのではないかと、予測されている事案に対しての対処方法というものを、しっかりと既に構築しておかなければいけなかったのではないかといったような気がいたしますが、その点についてはどうなのか。  それと、私自身、現在の防災行政無線、この設備について否定するつもりは、もちろん毛頭ありません。しかしながら、とにかく聞こえない、聞こえが悪いといったような方の、多くの市民の皆さんの声を耳にしておるのも、また一方では事実でございます。ましてや先の台風15号のような暴風雨の中では、屋内で聞こうとしても、これは無理なことではないでしょうか。今現在、本市おいては防災行政無線の補完対策として、防災ラジオを有償貸与しておりますけれども、引き続き、この防災ラジオを活用する方針なのかどうか。仮にそうであるとするならば、かつて旧天津小湊町では、全世帯に屋内型の戸別受信機が無償配布されておりました。そのように、今般鴨川市においても防災ラジオを無償配布する、あるいは安価で有償貸与し、この普及の徹底、促進を図るべきと考えますが、この点につきましては、最後に市長にお伺いをしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) それでは、私のほうから今後の支援策の周知策ということでお答えをさせていただきます。議員からのご質問にもございましたとおり、10月2日付けで、その10月2日段階の支援策というものをとりまとめ、各戸配布をさせていただきました。この際にも、市民の皆様にわかりやすいものになるよう腐心をしたつもりでございますけれども、やはりどうしても至らない部分もあったのかというふうに思っております。  また、現在、支援策も検討しておりますが、その一つ一つがわかりづらい部分、複雑になっている部分もございます。こうしたものをなるべく市民の皆様にわかりやすいような形でまとめさせていただき、全戸配布あるいは公共施設の配布等についても考えていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 総務部長、増田勝己さん。 ◎総務部長(増田勝己君) それでは、防災行政無線の関係についてお答えをさせていただきます。先ほどバッテリーが約一日でダウンしてしまうというふうにお答えをいたしましたけれども、当然そのご意見につきましては、導入当時に把握はしておったところでございます。しかしながら、今回の台風15号のように、長期間停電が続くということが想定しづらかったということもございまして、1日持つバッテリーということで装備をしておったところでございます。こちらにつきましては、今後数日持つバッテリーですとか、そういったものについて検討をしていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  それから、防災ラジオについてですけれども、先ほどの答弁と一部重複する部分もございますけれども、市では情報伝達手段の多重化を図っていきたいと思います。防災ラジオは、その手段の一つとなりますので、今後も推進していきたいと考えております。また、無償で全戸配布、あるいは安価で有償貸与し、普及徹底を図ったらどうかとのことでございますが、現在防災ラジオは1台1万9,800円、約2万円で購入しております。そして、個人負担は3,000円をいただいております。当分の間は、現状のとおり普及促進を図ってまいりたいと、このように考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 市長、亀田郁夫さん。 ◎市長(亀田郁夫君) ご指名ですので最後にお答えいたします。  今回の台風、このような台風が今まで、こちらのほうに来たことはなかった。そして、それが全国的にも大きな台風、被害がものすごかったです。まずは、自分が今まで被災に遭ったことがなかった。被災に遭って初めて、災害のときに自助、共助、公助、東日本大震災の時にも何かというと自助、共助、公助だと、その大切さを言われたけれども、今まではそんなにわからなかった。ただ、今回は初めてそれがわかりました。そして、その大切さも今はお話ししませんけれども、いろいろなことがわかってきた。その中でボランティア、あるいは自衛隊の方々も今日で終わって帰られました。ただ、今日まで100人態勢でいてくださった。やはり皆様からの支援があってこそ、これは成り立っていくんだな、我々、復旧できるんだなということを感じました。ただ、その中で、やはり一番大切なのは自助。自分の身をどうやって自分で守っていくか、そして、その周りの人と一緒になって自分たちを守るか。自助、共助が一番大切だなと。  その中で本当に自分も身につまされる想いというのは、防災無線が聞こえなくなってしまった。聞こえなければ情報が入ってこない。そしてラジオも聞こえない。電池がない、電気も来ない。もちろん水が来ないもありますが、情報が来ないというのはもう最悪でした。何をやっていいかわからなくなってしまう。そして、これに対しては、スピーカー付きの車でずっと奥のほうまで回りましたが、すぐ電話がかかってきた。車で回っても聞こえないと。止まって、そこで何回かやってくれれば聞こえるけれども、走りながらそれを流しても聞こえない、どうしてくれるんだ。これについては、本当に自分たちもどういうふうにしなければいけないかということを改めて感じております。議員がおっしゃったように、我々、今お話ししましたように、情報の伝達、これを第一に考えながら、まずはやってきた。今の防災ラジオ、そしてそれ以外の電気に関して、これは東電とも今話しているところですが、皆様方と一緒に考えながら、きちっとした防災対策をできるように頑張っていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑ありませんか。佐藤和幸さん。 ◆6番(佐藤和幸君) それでは、私のほうからは予算書18ページ、土木費の中の「特定空家対策事業(災害経費)」54万1,000円につきまして確認をさせていただきます。  こちらにつきましては、先ほど補足説明の中で、被災を受けた空き家の持ち主の調査にかかわるものだというようなご説明をいただきましたが、こちらのほうの予算書のほうでは登記委託料というふうに項目が挙がっておりますが、具体的に登記の部分というのはどういったところに使われるのか。  また、こちらは金額的に54万1,000円ということで、基本的な調査の部分だけに使うと思いますけれども、例えば調査対象になっている被災した空き家というのは、どのように把握をしていくのか。そういったものの調査もこちらのほうに含まれているのか、お伺いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 建設経済部長、佐久間達也さん。 ◎建設経済部長(佐久間達也君) それでは、お答えを申し上げます。登記委託料の内容でございますが、相続人の調査、そして、相続関係説明図の作成をお願いいたすものでございます。そして、その対象につきましては20件でございます。これについては今回の台風15号により調査をした結果を踏まえて実施いたすものでございます。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 佐藤和幸さん。 ◆6番(佐藤和幸君) ありがとうございます。今回対象は20件ということで、こちらにつきましては、今現在、空き家ということで、なかなか情報が表に出てこない部分もあるかと思いますけども、今後引き続きそういった調査というのは、また別で行われていくのか、あるいは市民の方への周知、先ほど同僚議員のほうから、被災に関するさまざまな補助だったり支援事業についての周知方法についての質問がありましたけれども、そういったところに、こういったものが周知対象として含まれているのかお伺いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 建設経済部長、佐久間達也さん。 ◎建設経済部長(佐久間達也君) 特定空き家の関係ですけれども、以前に都市建設課において調査を実施させていただいておりまして、ある程度の把握は済んでおります。また、今後につきましては、付近にお住まいの住民の方々からも、市のほうにもお問い合わせ、ご相談等もございますので、そういった機会を捉えながら、しっかりと、この特定空き家については調査を実施し、把握に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 佐藤和幸さん。 ◆6番(佐藤和幸君) それでは、確認なんですけれども、現状把握できている20件とは別に、また近隣の方等からそういった空き家に対して雨どいが故障していたり、瓦やトタンなどが飛んでいたりして危険なところがあるというような情報があれば、また改めてこういった持ち主の調査事業というのを、これとは別で行っていくこともできるということで、理解でよろしいでしょうか。 ○議長(庄司朋代君) 建設経済部長、佐久間達也さん。 ◎建設経済部長(佐久間達也君) お答えを申し上げます。所有者が判明しているものについてはよろしいんですけれども、このように所有者が明らかになっておらない物件につきましては、今後、適正に予算措置をとりながら、このような形で所有者の把握に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑ありませんか。久保忠一さん。 ◆13番(久保忠一君) それでは、10款2項小学校費について、教育長にお伺いしたいと思います。  予算書の19ページ、教育費、小学校施設管理維持管理事業費の修繕料1,800万円。先ほど学校教育課長に少しお伺いしたところ、これは個別のいろいろな室外機の修理等々があって、その類型だということをお伺いしたんですけれども、ここにはまだ体育館の屋根、今回避難所になった体育館でも地元の東条小をはじめ、やはり雨漏りをしているところが多くございます。そういうような予算をここに入れてあるのか、今後修繕するものを入れてあるのか。先ほど災害ごみのところでは、増田部長のほうから3,000トンを見積もってというふうにおっしゃっていましたけれども、この小学校施設維持管理料、これについては今後修繕する予定のものを含んであるのか、また、ないとしたら、それをどのように今後対処していくのか、その点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 教育長、月岡正美さん。 ◎教育長(月岡正美君) ここに記載してある金額の対象ですけれども、それは今回の台風で被災したものの修繕ということでここに計上してあります。先ほどおっしゃいました台風以外のものにつきましては、去る9月議会で補正予算を組んであったんですけれども、あの中に小学校費、それから中学校のいわゆる普通の修繕の予算を計上してあります。それ以外に、また、今後出てくるかと思いますけれども、そういうものについては、その都度、定例議会で補正予算をお願いして修繕をしていくと、そういうふうに考えております。  以上です。 ○議長(庄司朋代君) 久保忠一さん。 ◆13番(久保忠一君) ありがとうございます。これは学校教育ということと避難所ということで、全く別の機能をということで、避難所の機能のために、これを修繕するということでは基本的にはないかと思いますので、基本的には学校教育ということで、これからいろいろと予算をつけていかなきゃいけないということだとは思うんですが、一方におきまして、やはり避難所、市民の生活のため、万が一の生活のためにも、安全のためにも、学校の敷地、あるいは設備というものが非常に重要になってくるかと思っております。ですので、今後の予算の計上については、学校教育で非常に必要だということはもちろんのこと、そのような今後の災害対策という点において、さらに強く予算づけをしていかなければならないと私は考えておりますけれども、その辺のお考えについて改めてお伺いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 教育長、月岡正美さん。 ◎教育長(月岡正美君) 当然、この教育費の中では学校教育、子供たちの学習環境を整備するということで、体育館についても、その観点から修繕していくというのは第一義的には一つあります。一方では、市民の皆様の避難場所として、公民館や学校が活用されているわけですから、そこの部分として、避難場所として必要な修繕があれば、それは防災当局と緊密に連携を図りながら、遅滞なく修繕をしていくというふうに考えております。
     以上です。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑ありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければこれをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。議案第70号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略して、直ちに討論に入りたいと思います。これにご異議ございませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) ご異議なしと認めます。よって、議案第70号は、委員会付託を省略して、直ちに討論に入ります。  反対討論ありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) 賛成討論ありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ討論を終結いたします。  これより、議案第70号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(庄司朋代君) 着席してください。起立全員です。よって、議案第70号は、原案のとおり承認されました。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第6、議案第71号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第6号)を議題として、質疑に入ります。  本案に対し、質疑の通告がありますので、発言を許します。川崎浩之さん。 ◆9番(川崎浩之君) それでは、議案第71号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第6号)、遊休施設活用推進事業、小湊小・中学校跡地等活用事業に係る設計業務について質問をさせていただきます。  この業務が行われる場所の安全性について質問をさせていただきます。今回、台風15号、そしてまた19号により当市は甚大な被害を被ったところでございます。そこで、鴨川市防災マップ、天津小湊地区版、ここに用意してございますけれども、マスコミ等もこのハザードマップ、かなりテレビ等で見る機会が増えてございますけれども、この中で、この施工が行われるであろう地域、小湊小学校、そしてまた、この地域にはコミュニティセンター小湊もございます。この中で紫色の地域の指定がございます。この説明の中で、この地域、鴨川市の沿岸部に10メートルの津波が来襲した場合に予想される浸水区域という指定がございます。そして、風水害の時には、指定の緊急避難場所という指定がございますけれども、津波等緊急避難場所としては、この小湊小学校及びこの近くにあるコミュニティセンター小湊は指定の場所にはなっておりません。そして、先ほどから話が出ております、東日本大震災を経て、平成28年11月30日に9,200万の予算を立て、ここに高さ12メートルの津波避難タワーを地域の方々の要望により建てました。この地域、宿泊等を兼ねた合宿所という設計業務になるのではなかろうかと思いますけれども、どうしてもこの津波等を考えると、決して安全な地域ではないのではなかろうかなと考える次第でございますが、地域の方々の要望、そしてまた、地域の旅館組合の方々の理解で進めていると先ほど市長の説明を私どもいただいたところでございますけれども、どのようにしてこの地域の安全を立ててから、今もそうですけれども、どのように安全対策をしていくのか、その辺のところをお聞きしたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) お答えを申し上げます。今、議員のご質問にもございましたように、今般整備を予定しております旧小湊小学校につきましては、地域の皆様のご要望によりまして、高さ12メートル、200名程度の方が収容可能な津波避難タワーを整備させていただきました。この津波避難タワーにつきましては、当時小学校の子供たち、そして近隣の皆様の避難場所として整備をしたものでございます。こうした中で、今般の施設整備に当たりましては、この津波避難タワーは一つの強みというふうに捉えております。この施設があることによりまして、この旧小湊小学校、中学校の整備に当たっては、人々の集う施設を整備することについて、ある程度の安全性が確保できるものといたしまして、小湊まちづくり会議の中でも制約なく地域の活性化に向けた拠点施設としての議論を進めてまいりました。その結果といたしまして、全体コンセプトを「小湊さとうみ学校〜『学び』、『集まり』、『見つける』場〜」として、地域内外のスポーツ、文化の交流の促進、親子が集う空間の整備、多世代交流のための空間の整備等、これらを進める手段として、今般の小学校校舎、体育館の整備を計画したものでございますので、今後はこれらを活用し、新たな人の流れをつくり、これを地域の活性化につなげていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 川崎浩之さん。 ◆9番(川崎浩之君) ご説明ありがとうございます。どうしても合宿所を伴う施設ということ、宿泊を伴う施設ということであれば、やはりかなりの方々が、この施設を利用されることになると思います。大変、この地域に住まわれている方のことを考えると、やっぱり忘れたころに、このように震災が起こるのではなかろうと考えております。しっかりした安全対策、防災対策をこの地域にぜひ行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) この安全対策という部分につきましては、今後の施設整備の中でも、例えば避難所あるいは避難場所等の確保ですとか、そういった部分を含めて進めてまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 市長、亀田郁夫さん。 ◎市長(亀田郁夫君) 防災対策、これは当然です。ただ、それはあそこの場所が海に近いから全部だめだと言ったら、全部だめですよ。そうではなくて、我々はこの鴨川に住んでいて、海だって売り物ですよ。これからは海を通して、お客さんに来てもらわなくてはいけない。だったらシーワールドはどうなるのか。それを言い出したら何もできない。そうではなくて、先ほど言ったように我々は自助、共助、公助、それによって、津波が来るんだったらその前に察知して、まず避難することを考える。何かあった時にはそれに対処していく。それをまず考えていかなかったら何もできない。この前ほかの議員からもございました。津波タワーがあるから、そこはどうなのか。これは津波タワーがあるということは当然危険だからつくったんですけれども、それは避難するためにつくっているんだと。そういうことを我々は、この鴨川に住んでいる我々は、もう一度考え直して、その地域地域でどういうふうにやっていったならば、そこが活性するのかを考えなければいかん。そして、それを表に対して発信していかなかったならば、鴨川は廃れてしまう。我々はそれを、海というものを完全にプラスにして持っていきたいと考えております。 ○議長(庄司朋代君) 通告者に発言を許します。平松建治さん。 ◆15番(平松健治君) 私のほうからも、今、川崎議員より質問しております2款1項6目、設計業務費2,990万7,000円についてお伺いをしてまいります。  今日、たくさんの方の傍聴をいただいているわけですが、今回、先ほど市長からもお話がありましたように、この議案、否決されての再提出でございます。この議論が、いかに前回の定例会で議論されたかと申しますと、本会議では1名の同僚議員が質問に立っております。その中で、三点の質問をされているわけです。内容については基本構想について、あと実施設計について、あと事業費について質問されておりまして、私が凝縮しちゃってあれなんですけれども、これで新しく出てきた答えは、事業費が今後、おおむね10億ぐらいのものとなるんだというのが本会議で出てきた答弁かなと。それ以外は大体説明書にあったかなと考えておるわけです。ただ、皆さんに公開された、今日もこれはネット公開されているわけですが、公開された議論はその程度で、その後運ばれた予算委員会では、かなり活発な議論がされております。これは私もその予算委員会の議員として議論に参加しますので、どういう発言をしたのかなということで、昨日資料をいただきましたが、細かい字で私の議論に対して、質疑、答弁含めて、4枚のものがされています。一般の方にすると当日の本会議での議論が何で反対までなったのかというようなことで、今、簡単に質問の前に解説みたくなっちゃったのですが、ちょっと具体的な質問を、予算書ですから、数字を交えて話をお伺いしていきたいと思うんですが、反対された議員に聞いたところ、今回の設計費の部分で質問をしたところ、基本設計と実施設計が同時にされるのだということに対して、この数字がはっきりしていないんだよと。とにかく理由は急ぐので、これをやると時間的に凝縮される。それと、やはり予算も限られた予算ですので、予算も凝縮できるよと、そんな話の中で今回一緒に予算を立てたんだと。ただ、具体的な数字をお聞きすると、なかなか具体的な数字が出てこない。これらが亀田市政になってから、予算執行に対する傾向なので、これをただしたところ、とうとう回答をもらえずに今日に至ったと。だから反対したんだというような、軽い話もございました。  そんなことで一つは基本設計と実施設計の金額について、予算審議ですから、これがどう振り分けられているのか数字をお聞きしたいと思います。  それと、この事業について事業説明であるんですが、先ほど市長から9月20日に関係団体から受けた要望書でしたかね、意見書ですかね、これは前回私も予算委員会の中で言わせてもらっていますけど、9月20日は、この今回の台風がなければ、もう終わっちゃっている以降の、予算委員会が終わった以降に出たものだから、ただ、それを丁寧に市長がすくい上げて、その説明を予算委員会の中でされたと思った、丁寧な説明をされているな、本来なら我々いろいろ、ある程度の段階で、いただいた意見を集約して議論に入らなきゃいけないので、本来であれば、これは場外のものなんだけど、丁寧に亀田市長やっているじゃないかというような思いで見ておったんですが、その中で、即23日には先ほど市長から報告がありましたように同意が得られたという話でございました。ただ、この同意について説明したから、やはり事業者ですから事細かくいろいろな部分で、いと簡単に、私は予算委員会の中で、もぐらたたきで叩いたんだろみたいな表現もさせてもらったんですけど、そうじゃなくて、やはりしっかり納得の上で同意されたと思うんですが、それが議員になかなか、我々議員に対して、ちょっと不足かなと感じておるわけでございます。  コンセプト等を伺っているんですが、ちょっとこの新規事業書を見ますと、今回予算書でもこのまま原案で出てきたということで、私は9月20日に出たものが23日に同意されたのであれば、ここの対象施設、用途ということで「スポーツ施設等合宿所」とあるんですね。だけど、その前の事業目的でいくと、コンセプトとして「小湊さとうみ学校、学び、遊び、見つける」等々、今、大山地区で今日傍聴されている、滝口前議員等が力を入れてやられました。 ○議長(庄司朋代君) 平松議員、恐縮ですが要点を簡明にお願いいたします。 ◆15番(平松健治君) そうですか。議論が薄いと思いまして。解説者含めてやっているんですが、じゃあ、もう少し、済みません。  じゃあ、要はここへ「スポーツ等合宿所」とあるんですが、この「等」の中、お聞きしたいんです。スポーツが前面に出て、今私が事業趣旨で言ったコンセプトの中に、スポーツよりも新しくいろいろ小湊を宣伝する、あるいは地域鴨川市全体を宣伝するための施策をここでやるんだよと。スポーツの合宿所だけをやるようなのが前面に出ているんですけど、実際は違うと思うんですね。それで23日に関係団体が理解していると思うんです。その辺のどう理解を得たのか、どういうことで納得をしたのか。その納得した内容、ただ、同意をしたということじゃなくて、その辺をちょっとお聞かせいただきたい。  それと、私はその中に、鴨川市過去に望洋荘がございました。これと同じように、既に小湊地区なんか民間の宿泊施設がいっぱいありますが、公のあえて宿泊施設はいらないんじゃないかという議論が私も思っております。ただ、望洋荘がなくなる時に、何で望洋荘を惜しむ人が、どういう部分があるのと言ったら、よく団体客が来た時にドライバーと運転手の宿泊施設がないんだよと。少し料金を抑えた宿泊施設がないんだよと。それが結構役割をしていたんだよと、観光業振興にかなり役立っていたんだよと、そんな話もいただきました。今回のスポーツ施設という何か限定的なものなんですけれども、そういう観光産業につながるような、宿泊業者がやはり利便的に、利便性のよい方向づけのものが入れるのか、そういう活動まで目指しているのか、私は23日に同意したのは、そんなものも入っているのかなと思っていますので、それらについてちょっとざっくりですが、第1回目はお聞きしたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) それでは、お答えを申し上げます。  まず1点目の基本設計、実施設計の金額でございますが、まず基本設計部分につきましては712万8,982円。これが全体の23.8%。実施設計分が2,277万7,335円。全体の76.2%となっております。もちろんこれらにつきましては、今後の基本設計の業務、あるいは実施設計の業務の中で多少の上下が出てくるものと考えておりますが、その辺はご了承いただきたいと思います。  また、具体的な内容でございますけれども、基本設計におきましては、基本計画で示された設計に必要とされる事項を整理した上で、基本的なレイアウト、備えるべき機能や設備、内外のデザイン等を基本設計図書としてまとめることとしております。また、実施設計につきましては、この基本設計図書に基づきまして、工事施行を考慮した詳細な設計図面の作成、また、具体的な積算業務、これを行ってまいりたいと、このように考えております。  続きまして、2点目。この合宿施設等の「等」ということでございますけれども、こちらにつきましては、先ほどコンセプトということで申し上げさせていただきました。こういった中で、この小学校施設の整備に当たりましては、まずは2階、3階部分に合宿施設を設けるということと、1階部分につきましては、地域の文化や歴史に触れることができる展示スペース等にもなる交流の場、これを想定しております。また、食堂やお風呂等の共用スペース、これを地元の方と共用することによりまして、地域内外の人々の交流ができる場、こうしたものを創出していきたいと、このようにも考えております。  また、体育館部分につきましては、これまでスポーツ合宿等々の利用ということは想定できたわけですけれども、これにホール機能を追加することによりまして、スポーツのみならず文化的活動、これはいわゆる音楽、合唱ですとか合奏、あるいはダンス等も想定できるところですが、こうした文化的活動の活用ということも想定をしていきたいと考えております。こうしたさまざまな使い方、活用方法によりまして、この地域の中で活性化を図っていきたいと、このように考えておるところでございます。  続きまして、3点目、これはご提言ということでドライバー、ガイド等のための低廉な宿泊施設というようなお話をいただきました。この施設整備にあたりましては、今後、宿泊関係事業者の方とさまざまな協議、ご相談をさせていただきながら、基本設計から進めていく段階としております。こうした中で地域の宿泊施設の皆様から、そのようなご要望をいただけるのであれば、これについても考えていきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) 1回目の質問でちょっと漏れちゃったんですが、先ほど杉田議員より今回の台風災害についてお話をいただきました。今回この施設でお風呂を計画と、地元の方のためにということで。確か、私、今回小湊地区にあっては大手宿泊施設さんより台風災害後、即、時間設定をされて、どうぞご利用いただきたいというようなことでご協力いただきました。この場をいただいて感謝をするわけですが、鴨川地区についても結構、大山地区等でやはり高齢者が行けないんだけど、どこか利用できないかと私が問い合わせたところ、青少年センターですかね、あそこを、停電しているんだけど、早めに電気復旧を東電に頼んで、それで満たしてやるつもりだということ。今、旧鴨川地区には、かなりお風呂の施設については、ところどころにあるような気がするんですが、今回、小湊地区については、お風呂の施設がないので、あえてここに入れるんだというような話も聞いています。その辺を執行部の答弁、説明の範囲というのがあるでしょうけど、やっぱり足らないと思うんです。やはり今回そういうものがないから、ホテル業者に協力をいただいているわけです。そういうものも今回、事業の補てんとしてはこの際、この施設に取り入れるんだというような説明をしっかり今後はいただくということもお願いしたいと思うんです。  それで、これは先ほど私、予算委員会の4枚ぐらいの原稿の中で、ちょっと私の質問に限ってしたいと思うんですが、私は財源について質問させていただきます。それについて確認と、改めて、今のお風呂の件とご答弁をいただきたいと思うんですが。これについては鴨川市合併以降、合併特例債という特殊なおいしい財源がいただけることになったんだけど、残念ながら鴨川市の古い借金対応のために、前、三首長によってそれが全て、あるいは賛成した議員によって、それが全てそちらに回って、常々私は議論の場で天津小湊地域に対して、もう少し合併の恩恵がないのかということで、最後の砦で多目的施設建設が予定されたんですが、これも亀田市長の強いリーダーシップ、皆さん魅了されたのか、議員が自分で決めたことを1年足らずで亀田市長に身を寄せて、今日に至っているわけです。  私はこの議論に対して反対討論をさせてもらいました。討論の趣旨は運動施設をとりやめておいて、それに期待してキャンプ用のお客なんかを、少しずつ利用したお客がどんどん増えることを見込んで、また増築等を考えていた人が、それどころじゃなくて、やらなくなったことに対して、今度は小湊に宿泊施設をつくるということは、ちょいとそれは真逆な施策じゃないかということで、あえて自分の判断を亀田市長の魅力に魅了されて国保病院に身を寄せた議員に対する批判票を投じたつもりが、何か今回その人さえ反対にまわっているようなおかしな議論になっているわけですが。ちょっとお聞きしますが、過疎債、これは過疎債を適用するのか。残されているのは過疎債しかないです。過疎債については、どんな将来像を持っているのか。今回、答弁でも市長が、やはりこの過疎債、千葉県下で過疎地域、過疎債の活用をいっぱいされている自治体はあるけども、私のこういう質問に対して同じ答えをいただきました。県下で部分的に過疎地域を背負っているのは鴨川市だけだと。要は、旧鴨川地区は過疎地域じゃない。旧天津地域は全部過疎地域だと。周辺でいくと勝浦市は全部過疎地域、南房総市も全部過疎地域、一部過疎地域は県下で6件ぐらいの過疎地域恩恵を受けている自治体があるけれども、1市だけだと。それが今回この令和4年3月末で、どうも切れそうだと。一部過疎債適用地域だけ、場合によると、もう今後利用できなくなる。それに今回は合わせたいので、いろいろ設計予算等も本来であれば基本設計と実施設計を分けなきゃいけないのに、その急ぐこともあって、ゴールを急ぐこともあって、一緒にやるんだとそういう説明もあったと思うんですが、それらがいろいろ説明不足であったと思うんですが、今言ったとおり。それと、ただ、過疎債の合併特例債よりも有利という話があるんですが、今後この財政負担、実際は10億借りて7億ぐらいが交付金処理されますので、自腹で3億を返さなきゃいけない。それが私が大体おおむね12年と思っていますので、年間2,500万、これらが今、鴨川市厳しい財政負担の中で、どう影響されていくのか、それについてもお答えいただけたらと思います。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) お答えを申し上げます。  まず最初に、お風呂の関係でございますが、これについては、この旧小湊小学校の利活用の前に、小湊中学校跡地活用の際にも地域のほうからは、お風呂という話はいただいておりました。ただ、その際には地域の中の多世代交流施設という中では、なかなか経費についてまかなっていくことが難しい部分があるだろうということで、なかなか実現が難しかったわけですが、今般このような地域の核となる施設、外からの人も入れていくという中で、その合宿所等としても活用する、また、地域としても活用するという複合的な利用の中で、このお風呂の設置が可能というような形で判断をさせていただいたところでございます。  また、今般の台風15号によりまして、停電と断水によりまして、お風呂が使えない家庭というのはかなりございました。この際に民間のホテル様のほうで、お風呂を解放していただいたことは、我々にとっても非常にありがたかったなというふうに思っております。また、我々も通電をした段階で、福祉センター、それから、また、青少年研修センターですか、こちらのほうを解放させていただき、お風呂として利用した経緯がございますが、この市としてお風呂を持っているということがございますと、やはりこうした際にも活用ができるというふうに認識を今般改めて持ったところでございます。これがまず1点目のお風呂の関係でございます。  2点目の財源でございますが、こちらにつきましては、今ご指摘のありましたとおり、過疎対策事業債ということで、この活用を検討しております。こちらにつきましては事業の充当率、これが100%ということで、この交付税措置もございます。こうした有利な財源を活用しながら、今回の整備を進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) 過疎債の答弁ありがとうございます。この過疎債については、かなり今後利用するに当たっては、大変まだご努力がいるようだということで、予算委員会の私の質疑に対してそういう答えをいただいています。要は、本来であれば過疎債が既に合併等にうたわれているような事業であればすんなり行くんだけど、今回、亀田市長の思いがあって、小湊地区でぜひそういう予算が、過去の合併特例債の予算が施されていないので、ぜひ活用したいということで。今後あれですよね、まだこの事業自体は、まだこれから過疎事業として承認を得て、また当然議会でこの事業を認定してということで、今回は設計ですけども、事業化するまでには、まだかなりのご苦労があると思う。そのさらの段階からこれを始めたということに対して、亀田市長は前に、私はちょっと個人的にですけど。 ○議長(庄司朋代君) 平松議員、恐れ入ります。要点を簡明にお願いできますでしょうか。ベテラン議員さんなので、事例が豊富なのはありがたいんですが、繰り返しの質問ではなくて。 ◆15番(平松健治君) 随分この反対議論のわりに、議会が空洞化しているので、いろいろ解説を含めて、両者やっちゃっているんですが、気をつけましょう。  それでは、市長、現在過疎債の行方もわからないながら、それを探りながら滑りたいということで、この想い。私は本当は反対したんですが、多目的施設のあれした人が、小湊地区の施設、いろいろお風呂だなんだ、いろいろ事業で、小湊地区は小湊地区に多少これをやっても、今までのあれからすれば、みんな毎年3億、4億のお金を無償した土地の購入費に当てたんですよ。その1年分をあそこに施して、実際財政負担は3割だという話を、修正案を出して戦おうなんて、当時寝返った、自分の自ら判断を変えた議員が、そんなことを考えていることに対して牽制をうって、それを反対討論を入れたので、まさかその人たちが、私に沿って反対するとは思わなかったので反対したんですが。市長、いろいろ長くなりますけど、市長はここで想いを言ってください、想いを。 ○議長(庄司朋代君) 市長、亀田郁夫さん。 ◎市長(亀田郁夫君) まずは過疎債。過疎債はこれをやるにあたっては、やはり過疎債というのは、整理すると、今年度、来年度でとりあえずは過疎債の見直しがある。そして、過疎債はなくならないだろう。ただ、鴨川のように、鴨川地域は過疎債の対象外、ところが天津小湊は過疎債の対象内。その一部過疎債の対象というものがもしかしたら、ないだろうけれども、来年度の3月で、もしかしたらばということも、これは一応考えました。ですから、まず、何にしてもこれをやっていくには有利な過疎債を使う。これは当たり前のことであるというふうに考えます。  そして、これはどこの多目的のことを言ったのかわからないですけれども、そこの運動場につくろうとしたもの、あれは32億使うのはやめました。それは、今、正しかった判断だと思っております。  そして、この天津小湊に関しましては、学校を統合した、そして、子供たちの声を消えないように、そして、勝浦から来た入り口である、それをまずはきちっとした形で、お客様をお迎えできるようなものをつくっていこう。そして、その中に今、スポーツというものが一つ中に入っています。ですから、その中にはお風呂とか今いろいろなものが、そこにも書いてありますけれどもございます。それはこれから、この基本設計をやっていく中で最終的に決めていく。そのように考えております。またこれから報告はいたします。 ○議長(庄司朋代君) 先ほど質疑ということで挙手がございましたが、午後にさせていただきたいと思います。  ただいまより1時15分まで休憩させていただきます。                 午後0時25分 休憩           ────────────────────────                 午後1時15分 再開 ○議長(庄司朋代君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑ありませんか。佐藤和幸さん。 ◆6番(佐藤和幸君) それでは、私のほうからも議案第71号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算につきまして、先ほど来、質疑の出ています予算書17ページ、遊休施設活用推進事業2,990万7,000円につきまして、お伺いいたします。  こちらにつきまして、登壇での市長の説明の中で、団体とのコンセンサスについて同意書という形でもらっているということで、その中で宿泊形態、料金等、その他について、今後組合と協議を続け、反映をしてもらいたいというような趣旨のお願いの文章が入っていたかと思うんですけども、こちらにつきまして、非常にこちらの施設をやっていく上で、根幹にかかわってくる部分になってくるのかなというふうにちょっと理解をしているんですけども、今回の予算につきましては基本設計と実施設計が合わせて出されているものになります。こちらにつきまして、今後進めていくスケジュールの中で、この協議というものを、どの段階で行っていくのか。また、基本設計を設計業務をしていく中で、それまでにしっかり話し合いが行われている必要があるかと思うんですけども、こちらはどのような形で進められているのか。また、やはり、今日、市長のお話の中にもあったように、今回のこの事業につきましては、小湊まちづくり会議で、何回も回を重ねてコンセプトなどを地元の人の要望をもとにつくってきたものということで、私のほうも理解はしております。それが、そういった一方の意見の中で偏ってしまわないような形をとるためにも、しっかりすり合わせ等を行っていくということも、今後本当に重要なものになってくるかと思うんですけども、そういった話し合いが進められた中で、改めてこのまちづくり会議等を開いて市民の方を含めて、またそういう話し合いをするような場を設けるような考えもあるのか、あわせてお伺いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) お答えを申し上げます。  まず、宿泊関係事業者との協議でございますけれども、これまでも宿泊関係の皆様とお話をしてまいりましたとおり、この基本設計の検討の段階からいろいろな形でご意見、それからご協議をお願いしたいというふうに申し上げております。これは宿泊部分について、なるべく民間の皆様とのすみ分け、あるいは民業の圧迫にならないような形での調整ということで進めていければというふうに考えております。  また、こうした中で、ただいま佐藤議員のほうからお話がありましたとおり、100人会議の中で、これまで話し合われてきました基本コンセプト、これは非常に重要なものだと思っております。このコンセプトをしっかりと堅持する中で、こうした施設が地域の中で受け入れられるようにしっかりと協議をしていきたいと、このように考えております。  また、実際に、この基本設計、こちらがある程度まとまった段階では、地域の皆様、そして関係者の皆様にも改めてご説明をさせていただきたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 佐藤和幸さん。 ◆6番(佐藤和幸君) 基本設計が整った段階で、いったん説明をというお話だったんですけども、こちらの説明方法等については、何か今の段階でお考えはありますでしょうか。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) 具体的な日程等の予定まであるわけではございませんが、前回、基本構想ができた段階で、一度地域の皆様にお声がけをし、説明会を開催させていただきました。それと同じような方法になるのかなというふうに考えております。また、宿泊関係の皆様につきましては、それぞれの組合単位等々ございますので、皆様の一番いい形で説明会をしていけたらというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑ありませんか。久保忠一さん。 ◆13番(久保忠一君) それでは、同じく議案第71号2款1項6目の遊休施設について、補足的に質疑をさせていただきたいと思います。  この案件の判断基準は、私としては、何といっても、基幹産業、宿泊業に対する影響、そこに最終的には尽きると考えております。それでは、今、佐藤議員からも質疑がございましたけれども、今、お答えの中にもありましたように、これから調整をしていくということで、今、質疑のやりとりがございましたが、私としては、これからの段階というよりも、事前に、その観光産業に対する、特に宿泊産業に対する影響というものを、事前にシミュレーションするべきであると考えております。それをしなければ、厳密なこの合宿所自体の収支計画も立てられないということにもなりますし、この合宿所自体が潤って、しかも、なおかつ多くの人にお越しいただいて、周りの宿泊業が潤っていくということが理想だとは思っておりますけれども、何分にも、鴨川には多くの観光産業、宿泊施設がございますが、今回の台風被害もありまして、やはりサービス業全般に落ち込んでいく方向に今なっております。そういった中で、どのように厳密な計画を立てていくのか。そして、納得してもらえる材料があるのか。その点について、まずお伺いしたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) お答えを申し上げます。  今回の小学校校舎の整備につきましては、敷地内に2つの体育館、そして、その1つは柔剣道にも使えるという施設であることを強みとし、これをこれまでのお客様ではない潜在需要の掘り起こし、新たな誘客につなげていくこと、また、本市の総合運動施設の利用団体の一部、こちらにつきましては、合宿の拠点を鴨川市以外に置いているというようなケースもあるようでございます。こうした団体を新たに市内に誘致することを一つの目的としております。  また、現在の鴨川の合宿の受け入れ状況などを見ましても、全体で約1万1,000人前後。このうちの小学校、中学校については、それぞれ600名程度と、非常に少ない形となっております。こうしたところに、また新たなチャンスがあるのかなというふうにも思っております。こうした中で、施設の運営、具体的な集客、あと、民間宿泊業の皆様とのすみ分け等については、先ほどもちょっとお答えをさせていただいたんですが、やはり宿泊関係の皆様と協議をさせていただき、具体的にどのような方法がいいのかということについて、ご協議をさせていただければというふうに思っております。  また、今般一緒に整備をいたします屋内運動場につきましては、これまで鴨川市内では非常に少なかった室内競技での合宿、あるいは音楽、ダンス等の新たな合宿ということについても活用いただけるようになっております。こちらは、この合宿施設を利用する方のみではなく、近隣の宿泊施設においても、この施設を広くご活用いただきまして、新たな宿泊ニーズの掘り起こし、これに活用していただければと、このような形で相乗的にこの施設を活用し、この地域の活性化が図ればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 久保忠一さん。 ◆13番(久保忠一君) ありがとうございました。お答えの内容は、それなりに合点のいくものがございますが、災害においても、産業振興においても、自助、共助、公助、この3つが、やはりやっていかなければならない。各事業者はもちろん自らの努力で、営業力を高めていかなければなりませんし、お互いに連携しあうことが大事だと思いますし、そして、公助としては、やはり市がこのようなものを、もしつくるのであれば、やはり市長自ら営業マンとしていろいろ頑張っていくとか、そのような何か具体的に、つくった後のこと、そして、これ自体が本当に活性化していく、そして、地域も本当に活性化していくという、そのようなもし意気込みがあれば、それをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 市長、亀田郁夫さん。
    ◎市長(亀田郁夫君) 意気込みというか、今、合宿合宿、ほかのところと全部バッティングする。確かにバッティングしないとは言いませんけれども、これはすき間の人たちを少しでもここで押さえたいなという気持ちが一つ。それと、やるのは市がやるわけじゃありません。我々がやって、民業をただ圧迫していくとか、そういうふうに、だれがそんなものをつくりますか。今、小湊の旅館組合の方々と話しているのは、そこをどういうふうにしたならば、一番すき間の人たちをそこで泊めることができるか。それをだれがやるのか。旅館組合でやってくれ。じゃあ、我々がつくる、そしてそこで例えば利益が出れば、それはまた観光振興に使ってほしい、あるいは地元の人たちと何かそこで連携してできないのか。その中には、さっき言ったお風呂も、もしかしたらできるんじゃないかということで、一番いいものをつくり上げようとしているわけです。それが、今全てここで、何千いくらまで、どういう人が来るんだ、それをやっていたら、多分事業は成り立たないと思います。ただ、それを地元の人たちとこれからは、本当に地元の人たちがあそこを何にしたいか。100人会議、私も全部出ていました。地元の人たちが自分は何ができるのか、ボランティアで何ができるのか。そして、その中で小湊を活性化していきたい。自分たちもその中に入って一緒にやっていきたいんだという人もたくさんいます。ですから、今の意気込みというのは、そういう人たちと一つになって、あそこを一つの場所として、みんなでそこを盛り上げていこう。これが我々の、今の想いと、これから先々へのことです。今日はいろいろな方がいらっしゃいますけれども、そういう方と一緒になってつくっていく。全て今ここで言わなければ、全てだめだと言うんだったら、それは今言いませんけども、それはこれから皆さんと一緒につくっていくということです。意気込みはあります。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑ありませんか。秋山貢輔さん。 ◆1番(秋山貢輔君) 私のほうから、確認の意味での質問なんですけれども、今、いろいろ地元の小湊のことを皆さんが前向きな議論をしていただいて、ありがたく思っておりますけれども、今回この提出された議案第71号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算についてですが、前回行われた9月の議会の時の補正予算と大きな変更点があるかどうか、そこだけまず確認させてください。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) お答えを申し上げます。  前回9月補正で上程をさせていただきました予算との比較ということでございますけれども、まずは今般の災害の関係でご支援をいただいた寄付金、これがございます。これを今回の10月補正の中では計上させていただくということで、基金積立金、これは歳出ベースになりますが、基金積立金としてふるさぽーと基金、これを3,188万1,000円ほど計上させていただきました。  また、全体的にですけれども、例えば地域おこし協力隊、あるいは臨時職員、こういった方々については10月から支出を予定しておりましたものを、今般の臨時会での上程ということで、1カ月分削らせていただきまして、その分については減額をさせていただいております。  また、加えまして、今般の専決予算のほうに計上させていただいた分、これにつきましては、母子生活支援施設措置事業ということで、これが220万円ほど、それから、幼児教育無償化に向けましたさまざまな金額がございます。こちらにつきましては、教育保育給付等事業費として2,590万円ほど。そして、それ以外には臨時職員の賃金ということで、公共施設浄化槽管理事業、こちらのほうの臨時職員の賃金は、この専決のほうに委譲させていただいたというような状況でございます。これらが主なものということで、実際に、この9月補正の中で、専決予算への移行分、これが2,872万3,000円。そして、新たに追加をさせていただいた分が3,687万5,000円。これらの差し引きということで、予算額全体では815万2,000円の増となっておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 秋山貢輔さん。 ◆1番(秋山貢輔君) ふるさぽーと、災害で寄附、私もサイトを見ましたけども、たくさんの県外の方、また市外の方が寄付していただいていることに、まず感謝の気持ちを申し上げたいと思います。  あと、専決で2,800万でしたかね、というのが繰り上げられているということ以外に関しては、ほぼ内容としては9月補正と変わらない。金額の前後は多少あるにしても、大きな内容の変更はないという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) ご質問のとおりでございます。 ○議長(庄司朋代君) 秋山貢輔さん。 ◆1番(秋山貢輔君) 一応今日は傍聴の方もたくさんいらっしゃっていますし、インターネットでごらんになっている市民の皆様も多いと思います。我々のほうと一度しっかり9月で、議会のときに予算委員会を含めて議論した内容が多くあったという事実だけ、一応確認させていただきました。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑はありませんか。渡邉仁さん。 ◆12番(渡邉仁君) ただいまの遊休施設活用推進事業、あわせてお尋ねをいたします。  この事業の概要の中に、日蓮聖人生誕800年の事業までに供用開始を目指すという言葉が入っています。これと対象施設が小湊小校舎、用途がスポーツ等の合宿所というふうになっています。この関係なんですが、日蓮聖人生誕800年事業、これまでに供用開始を目指すんだという、この日蓮聖人800年祭と、この宿泊施設というのは、どういう因果関係が出てくるのかお伺いします。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) お答えを申し上げます。  今、ご質問にもございましたとおり、現在、日蓮聖人御降誕800年を契機に、全国各地に向けた観光宣伝の実施による観光客の誘致、これを目的といたしまして、日蓮聖人御降誕800年観光客誘致委員会が観光関連団体等の皆様で組織をされ、誘致活動を進めております。また、こうした中で、これまで語り継がれてきました伝説の解明と、文化財としての位置づけなど、これも検討するということから、現在、日蓮聖人生誕地跡地調査の実施など、誕生寺周辺から小湊地区の活性化の機運が高まりつつあります。こうした中で、今般整備を行う旧小湊小学校の校舎、あるいは屋内運動場につきましては、地域の新たな拠点といたしまして、日蓮聖人に関する資料の展示、あるいはこの体育館を使った記念イベントの開催など、さまざまな形で交流の推進を図ることによりまして、小湊地区全体の活性化に結びつけていければと、このように考えております。こうした一つの日蓮聖人800年を盛り上げるための拠点施設としても、これを活用していけたらということから、この日蓮聖人800年までのオープンということを一つ目指してきたというような状況でございます。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) よろしいですか。  ほかに質疑ありませんか。福原三枝子さん。 ◆11番(福原三枝子君) それでは、同じく17ページの委託料2,990万7,000円について質疑をさせていただきます。  まずはじめに、台風15号、19号で被災された市民の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、質疑に当たり、臨時議会に至るまでの概要を述べさせていただきたいと存じます。それは傍聴者の方も多く、また、インターネットを多くごらんになっている方のためにとも思いまして、述べさせていただきます。  去る9月26日、9月議会採決で、議案第64号 令和元年度一般会計補正予算(第4号)は9対8で否決されたことはご承知のとおりです。否決した内容は、補正予算総額4億7,924万7,000円のうち、設計委託料2,990万7,000円で、遊休施設活用推進事業の小湊小・中学校跡地等活用事業に係る設計業務の事業内容です。執行部から説明のあったこの事業内容ですが、小湊小学校校舎はスポーツ合宿所、小湊小体育館はホール機能も備えた多目的に利用できる体育館の設計業務、基本設計、実施設計、積算業務等の費用とのことでした。これらに対し、9月25日の予算委員会では、100人会議と小湊の皆様と関係団体等の会議の意見を反映し決定したとの説明があったが、この事業内容に対して、9月20日に反対の要望書、9月23日の同意書が提出されることはコンセンサスを得ていないのではないか、ほか、基本設計と実施設計を一括で計上している理由、総事業費と財源の見込み、おおむね10億円、財源は、補助金や過疎対策事業債の活用、過疎債活用の実現性等が審議され、反対3、賛成5で可決されました。最終日9月26日、討論、採決では反対討論4名、賛成討論4名を経て、9対8で否決に至りました。詳細は議事録等で確認していただきたいと存じますが、跡地活用事業内容は、もう一度見直し、修正を求めた結果の否決であることは明白です。過日、天津小湊小学校のPTAからは、天津小湊小学校体育館送迎用駐車場進入路の改修工事についての要望で、「なぜ子供たちの安心、安全が礎となる小学校の体育館の改修が反対されたのか不思議でなりません」と記入されておりましたが、今回の予算の否決理由でもわかりますように、天津小湊小体育館改修費をはじめとする、ほかの予算は、だれ一人反対していなかったことを、この議場で再確認で申し上げます。否決となった補正予算は、市長が臨時議会を早期に開会すれば、天津小湊小学校屋内改修事業費は、早くに可決できたということを知っていただきたいと思います。本日の臨時議会は、9月議会閉会後、約1カ月が過ぎようとしています。この期間には台風15号、19号の対応支援と大変にお忙しい中であったと思いますが、この約1カ月間の間、否決された跡地活用事業補正予算に対し、どのような対応されてきたのか。 ○議長(庄司朋代君) 福原議員、災害対応の話ではございませんので。 ◆11番(福原三枝子君) 災害対応のことは。 ○議長(庄司朋代君) 簡明にお願いしたいと思いますけれども。先ほどのほかの議員さんの時もちょっと時間で注意を申し上げました。資料が配布したいということであれば、事前にお申し出をいただければ、それなりの対応もさせていただきます。ここは質疑の時間でございますので、質疑について簡明にご発言ください。 ◆11番(福原三枝子君) これからが質疑でございますので、もう少しだけご辛抱願います。 ○議長(庄司朋代君) 質疑についてどうぞ。 ◆11番(福原三枝子君) この1カ月間の間、否決された跡地活用事業補正予算に対し、どのような対応をされてきたのか、まず1点目。次の三項目について伺います。この間、地元の皆様にはどのような対応をされてきたのか。二項目目。旅館組合の皆様に対しては、また、否決した私たち9人の議員に対してどのような対応をされてきたのか、これは市長にお伺いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 否決後の対応についてということでご答弁をいただけますでしょうか。経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) 否決後の具体的な対応ということでございますが、この否決をいただいた時点で、この予算というのは執行停止になっている状況でございます。したがいまして、その間については、新しいお話ということもなかなかできないものでございますから、まずは市として今後の対応をどうしようかということで検討をしていたという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 福原三枝子さん。議案に沿った形での質疑をお願いいたします。 ◆11番(福原三枝子君) 今、私は具体的に地元の皆様にはどう対応したか、旅館組合の皆様にはどう対応されたか、否決した私たち9人の議員にどう対応されたか、この具体的な三項目を言っております。そのお答えはいただいておりません。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長、平川潔さん。 ◎経営企画部長(平川潔君) 具体的に個別の対応というのは、それまでの間、いたしておりません。 ○議長(庄司朋代君) 福原三枝子さん。 ◆11番(福原三枝子君) わかりました。まさしく、いろいろ、台風もございましたが、これに対応を何もしておりませんという、こういう答弁をいただきました。これは市民の皆様に本当に知っていただきたい内容だと思っております。  先ほど、市長は跡地活用の説明をしてくださいました。そのときに丁寧な説明を反対の議員や地域の皆様にするとおっしゃいました。なぜ、この内容を終わった後にされないのでしょうか。私にはちょっとそれが理解しがたいと思います。やはり9人の議員が反対した、この重み。なぜ反対したのか、そういうことをしっかりと受け止めていただいて、議論の場を持つべきと私は思いますが、市長、いかがですか。 ○議長(庄司朋代君) 市長、亀田郁夫さん。 ◎市長(亀田郁夫君) 9人の議員さんに何をお話しするか。今、ここで話していることが全てです。そして、さっきも申し上げましたけども、反対されている福原議員にしても、なぜ反対なのかということが、はっきりまだわからない。皆さんと地元の方々と、それこそお話をされたかどうかというのは、私もちょっと知りたいなと思います。自分は小湊の人とはその後もいろいろなところで話しました。ただ、我々の目指すところは一つ。この鴨川をよくしようということと、その中で小湊をどういうまちにしていこうかということで、これを早くやってくれないと困る。そしてまた、この前の台風の時にも、その話も全てしております。それを全て皆様にお伝えして、あなたにお伝えして、それで理解をしてから全部ここに出すということは、これはしません。それはもう私どものどうやっていくか、これは中で話していることを感じとっていただいて。そして質問をお受けします。それで話し合いをしながら決めていくものだと自分は思っています。皆さんとは、いろいろな形でお話はしております。また、反対された方と話したかというと、それはしていたかな、していないかな。まあ、そんなところで。あと地元の人、旅館組合の方々とはしっかりと話しました。これは何かというと、今さっき話したようなこと。旅館組合の人たちがどうやって、じゃあそれをつくるのは反対ではない。ただ、じゃあ何をつくるのか。それは一緒につくっていこう。これは何回も話しました。あれから要望書というのは出てきた。要望書は、不安だから出してきましたよ。そこで我々は、話しますと、お二人と話をした時には、まずはこれ気をつけてください、わかりました。わかりましたと言って、じゃあもう一回小湊も話してください。小湊と話しました。小湊が話したならば、小湊の方々は一緒になって同意書を持ってきてくださった。それが皆様方には20日で23日という非常に短いじゃないかとおっしゃる。だからそれで、コンセンサスがとれていないと言うと、それは全く違います。彼らはその中で、役員会を開いて、じゃあどうやって市とやっていこうかということを何回も開いて、そして、その結果を持ってきてくださいました。ですから、それに対して私は小湊、あるいは旅館組合の方々を尊重しております。その尊重した方々が持ってきてくれた。だから一緒にやっていこう。これだけ。ですから、今言った、地元の方々、そしてまた、旅館組合とは徹底的に話して、そして、これならばいいだろうということで、今、進んでおります。それだけです。あとの反対された方々に、お一人お一人話すということは、これはしていません。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑ありませんか。3回お立ちいただきましたので。ほかに質疑ありませんか。  なければこれをもって質疑を終結いたします。  お諮りいたします。議案第71号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) ご異議なしと認めます。よって、議案第71号は、委員会付託を省略いたします。           ──────────────────────── △議案第71号の修正案について ○議長(庄司朋代君) この際申し上げます。佐々木久之さん及び福原三枝子さんから、議案第71号の修正の動議が提出されております。この動議は会議規則第17条に定める要件を満たしておりますので、直ちに議題といたします。それでは、修正案を配布いたします。                   〔修正案配布〕 ○議長(庄司朋代君) 配布漏れはございませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) 配布漏れなしと認めます。それでは提出者から修正案の説明を願います。佐々木久之さん。 ◆7番(佐々木久之君) それでは、議案第71号 令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第6号)修正予算について上程をさせていただきたいと思います。主な変更点は、小湊小・中学校跡地活用事業に係る設計業務を切り離し、歳入歳出ともに2,990万7,000円を減額し、4億5,749万2,000円とするものでございます。  この主な理由といたしましては、前回の定例会で、お話をさせていただいたとおり、基本設計の執行、その後、実施設計の執行を分ける。そして、関係団体の合意ができていないことから、じっくりと事業を進めていただきたいと考えております。今回、両旅館業協同組合から9月23日に同意書が提出をされましたが、市内宿泊業者からは、まだまだ合宿所に反対の声も聞こえております。しかしながら、この跡地活用事業については、地元活性化のため、ぜひ進めていただきたい事業と考えております。さらに申せば、関係団体との丁寧な議論の後、合宿所について同意したのであれば、それについて何ら異議を唱えるものではございません。これらを理由にしっかりと時間をかけ、慎重に、この事業について進めていただきたい考えで、この事業を一時取り除き、修正をさせていただきました。  それでは、なぜ前回修正を提出しなかったのかという点でございますけれども、前回の定例会でも修正議案については、頭になかったわけではございませんが、一括して否決させていただいた理由といたしましては、これまで補正予算については、多いときでは20件を超える新規事業もあり、その中にはちょっとこれは議論が足りていない、事業効果がはっきり見えてこないといった事業も含まれておりました。しかし、今回もそうですが、そのほとんどが早急にやらなくてはいけない重要な事業や市民に直結する事業であり、反対することがなかなか難しく、これまで取り扱われてきましたが、そのように可決した事業の中には、効果が上がっていない、利用されていないといった事業もあり、このようなやり方ではいけない、変えていかなくてはいけないとの思いで、今後このようなことがないよう、市民と直結する本当に必要な案件を一括して補正に盛り込むのはやめていただきたい。もし、補正予算として一括上程をするのであれば、事業内容についてもしっかり議論し、詳細が決まってから上程をしていただきたいとの思いで、一括にて反対をさせていただいたところでございます。  早急に進めていかなくてはならない事業については、執行部のほうで速やかに臨時議会を開催し、我々が疑問に思うこと、ご指摘いただいたことを除いて、補正予算として上程されるものと思慮しておりましたが、なかなか臨時議会も開催されず、これについては災害等の対応に追われたこともあるかと思いますが、予算については、先ほどの金額でも提示がありましたとおり、まずは基本設計の契約の執行、その後、実施設計の執行をお願いし、今回修正という形をとることといたしました。当然、前回否決されれば市民に直結する事業が遅れる、できなくなるおそれがあるといったようなことも頭にありましたが、先ほども申したとおり、速やかに臨時議会を開催していただけるものと考えておりました。  混乱を招いていることに関しましては、深くお詫びを申し上げますが、これまでの一括しての補正予算の審議のやり方で反対がなかなかできない、しっかり議論されぬまま事業が進み、将来的に我々の税金が注ぎ込まれ、市の財政を圧迫するようなことがあってはなりません。また、毎回毎回、我々が修正予算を提出するような議会であってもならないと思っております。執行部におかれましては、しっかり内容を精査し、上程をしていただきたい、そうお願い申し上げるところでございまして、以上、ご理解をいただきご賛同いただきたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) ここで議事の都合により、午後2時5分まで休憩といたします。                 午後1時49分 休憩           ────────────────────────                 午後2時05分 再開 ○議長(庄司朋代君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより議案第71号の修正案の質疑に入ります。質疑ありませんか。鈴木美一さん。 ◆16番(鈴木美一君) 提案者に質疑するんですよね。 ○議長(庄司朋代君) 質疑の内容によりますが。 ◆16番(鈴木美一君) じゃあ、提案者にしたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) じゃあ、答弁席にお願いします。 ◆16番(鈴木美一君) 提案者は2人いますよね。 ○議長(庄司朋代君) 2人でも結構ですよ。じゃあ、お二人おかけいただけますか。 ◆16番(鈴木美一君) それでは、ただいまの提案者の説明の中に、9月の20日に要望書が出て、23日に同意書が出ているにも関わらず、この両組合との意思の疎通がないんだというようなことをおっしゃったと思うんですけれども、私の手元にありますけど、これは市議会議長宛てに正式に出た文書です。その中に同意書という文書を、私今持っていますけれども、この同意書があるにも関わらず、同意されていないんだという言い方をされたと思うんですけど、まず一点、それが私はどうかなと思います。  それと、今回、私は予算常任委員会の副委員長なんですけれども、この提案者である福原三枝子議員は予算常任委員長という立場です。その中で、今回この本会議で、予算常任委員会には付託しないということになったんですけれども、その前にこういう修正を出すんだという話も全く私は聞いておりません。ということは、委員長として何を考えているのかわかりませんけれども、私は福原議員に、まずこの二点、福原議員に答えていただきたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 福原三枝子さん。 ◆11番(福原三枝子君) まず、1点目の同意書、反対の要望書と同意書との関連のことですが、正式な文書で出ているのにコンセンサスがとれていないということに対して、ご質問だと思いますけれども、私は20日に出てきて23日に出たという、この3日間で、大勢いる旅館協同組合の皆さん、この3日間の間に果たして十分な審議ができたんでしょうか。ただ、出たからといって、それをそのまま受けるわけにはいかない内容ではないかという思いがございます。  それと、もう一点の予算常任委員長の件ですが、この予算修正を出すに当たって、この鴨川の会議規則などにも、予算委員会に、その旨を了解を得るとか伝えるとか、そういう規制はございませんので、そのようにさせていただきました。  以上です。 ○議長(庄司朋代君) 鈴木美一さん。 ◆16番(鈴木美一君) ありがとうございます。この同意書が、何回も言いますよ、これちゃんとお名前書いて、判を押して、正式な文書なんですよ。これが会議が開かれていない、失礼な話で、この両組合長さんが正式な文書として出したにも関わらず、話し合いがなされていないんじゃないか。失礼じゃないですか。そんなこと言ったら。これ正式な文書ですよ。いいんですか、それで。 ○議長(庄司朋代君) 佐々木久之さん。 ◆16番(鈴木美一君) 福原議員に私は回答を求めます。 ○議長(庄司朋代君) よろしいですか。福原三枝子さん。 ◆11番(福原三枝子君) 最初お答えした内容と同じでございます。 ○議長(庄司朋代君) 鈴木美一さん。 ◆16番(鈴木美一君) 今の回答について言いますけど、回答になっていないじゃないですか。失礼な。私はちゃんと会議をちゃんと、どういうふうに開いて結論出したんですか、確認したんですか。憶測だけで、会議も開かないで、この回答をいただいたのはおかしいんじゃないかと言っているわけですよ。そんなことは失礼な話ですよ。大きな組織ですよ。だから、なおさら、それなりのちゃんと話し合いをしているんじゃないですか。私はそう思いますよ。それを確認したかどうか、ちゃんとどういう手順で確認したか言ってください。 ○議長(庄司朋代君) 確認について。それでは福原三枝子さん。 ◆11番(福原三枝子君) 最初のお答えと同様でございます。 ○議長(庄司朋代君) 確認をしたかどうかの質疑に答弁をいただきたいんですが。 ◆16番(鈴木美一君) 確認したかどうか聞いているんですよ。 ○議長(庄司朋代君) 回答について。それでは、それにつきましては佐々木久之さんの答弁ということで、よろしゅうございますか。 ◆16番(鈴木美一君) 提案者ですから、福原議員。提案者ですよね。
    ○議長(庄司朋代君) その辺は執行部への質疑に関しましても、市長を指名されても部長が答えるというケースもございますので、提案者を一つとお考えをいただきまして、どちらかにお答えをいただくということで、ご理解を賜りたいと思います。 ◆16番(鈴木美一君) じゃあ、答えられない理由を言ってくださいよ。 ○議長(庄司朋代君) 内容についての質疑を受け付けてまいりたいと思います。ただいまの確認をしたかということに対して、提案者より答弁がございましたらお願いしたいと思います。佐々木久之さん。 ◆7番(佐々木久之君) 先ほど、確認したかということでございますけれども、まず9月20日、両旅館組合から組合一同反対する要望書が提出されました。内容といたしましては、民間を圧迫する、閣議決定された公営宿泊施設廃止の趣旨に反するということで、反対という要望が出され、また、同月23日月曜日には、両組合より基本合意した同意書が提出されました。これについては組合の要望を反映したものとするなど、基本合意をしたというふうになっておりますけれども、今月10月の22日火曜日には、鴨川温泉旅館業協同組合の役員会が開催をされまして、その中で役員全員一致で合宿所については賛成できない旨のことを伺っているところでございます。  以上です。 ○議長(庄司朋代君) 鈴木美一さん。先ほどの答弁漏れを指摘ということで、最後になります。どうぞ。鈴木美一さん。 ◆16番(鈴木美一君) 今のお答えですけど、ここに私、申しわけないですけど、正式な文書ですので読み上げさせてもらいます。いいですか。 ○議長(庄司朋代君) どうぞ。 ◆16番(鈴木美一君) 「鴨川市議会議長庄司朋代様。2019年9月23日。同意書。鴨川市から提案された小湊小・中学校跡地利用計画について、宿泊部分については基本同意した。なお、宿泊運営、形態、料金、運営主体等については引き続き協議を行い、組合の要望を反映したものとする。また、当初の要望事項であったバスターミナル誘致については、引き続き開設を目指すこととする。以上の基本合意を双方忠実に遵守し、当跡地利用の有効活用を促進し、地域発展に貢献することとする。問題が生じたときは双方誠意をもって解決する。鴨川温泉旅館業協同組合、代表理事、吉村敦広。小湊旅館業協同組合、代表理事、稲葉靖。」  正式な文書というか、印鑑も押してあります。ここに私コピーを持っていますので、今の佐々木議員のお話では、同意していないということですけど、ここには、これちゃんとした文書ですからね。だれに聞いたかわかりませんけれども、そんなお答えは、ここではしたら失礼じゃないですか。これちゃんとした同意として、文書出ているんですよ。いいんですか。 ○議長(庄司朋代君) 佐々木久之さん。 ◆7番(佐々木久之君) 私のほうからは、鴨川温泉旅館業協同組合、代表理事の吉村理事より電話で伺っておりまして、まずはその同意は出たけれども、今回の22日に開かれた役員会では、役員全員一致で合宿所については賛成できないという意見がまとまったというのは、本人から聞いて、伺っておりますし、この場で言っていいかということに関しても、確認は、言って構わないということで言われております。  以上です。 ○議長(庄司朋代君) ほかに。3回までとさせていただきます。  ほかに質疑ございませんか。秋山貢輔さん。 ◆1番(秋山貢輔君) 私のほうからも二点ほど質疑させていただきたいと思います。佐々木議員の最後の、ちょっと文章を書いたわけじゃないのでわかりませんが、議会として大切なものを切り取って、しっかりと議論していく。私のほうもそれに関しては大賛成であります。これから、議会というのはそういうふうにやっていかなきゃいけないなと思いました。  ただ、今回の私の地元小湊の遊休施設のことが、本当にそれに当てはまるのかどうかということをしっかりとやっぱり前もって議論する必要があると思います。そして、その提案の中で二点ほどあったと思います。設計のほうを、まず基本設計と実施設計に分けてやっていくのがいいんじゃないかと。確か、前回の委員会でも質問に出たと思うんですよね。一緒にしていく理由というのが、800年祭に向けて体育館のほうは何とか完成させて、それに使えるようにしていったほうがいいんじゃないかということはありますけれども、やはりそこまで強く反対する理由というのを改めてお聞かせいただきたいのと、今、鈴木議員からも指摘がありましたけれども、やはり地元のコンセンサスがとれていないと私のほうも言われてしまうと、正直ずっと引っ張ってきた跡地利用に関して非常に申しわけない、そういうふうに思われてしまったということ自体も申しわけないと思っておるんですけれども、正直私が前回否決されてしまったこの議案に関して、地域を細かく回らせていただいて、100人会議に参加した皆さん、それから、PTAの代表として来てくださった皆さんに関しましては、やはり100人会議は1年半以上もかけてやっておりますので、そこまで反対という方はいらっしゃらなかったと思います。もちろんいろいろな意見がこれからあると思いますけれども、そして、今鈴木議員がおっしゃっておりました、旅館組合の方なんですけれども、偶然私のほう、実は昨日、その方たちと全く違う別の会議でですが、ご一緒することがありまして、いろいろな話がありましたけれども、未来に向けて一緒に協力してやっていこうと、海辺を盛り上げていこうという話がありましたけれども、私のほうに跡地反対だぞというようなことは一言も言われなかったんですけれども、もう一度その辺を確認していただきたいなと思いました。これは思いですので、1点目の設計のほうに関しての回答をお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 佐々木久之さん。 ◆7番(佐々木久之君) ただいまご質問いただきました基本設計、実施設計を分けるメリットということでございますけれども、ただ、先ほど金額のほうは提示されましたけれども、基本設計と実施設計をただ分けるのではなく、基本設計の執行後、さらにその後に実施設計を執行するというところでございます。  このメリットといたしましては、基本設計では施設に必要な具体的な機能や設備等、基本的事項を設定して、それが執行後に、その関係団体、そして地域との意見を聞いて、それを含んだ上で実施設計に移っていただく。そして、その中で工事の実施や、工事費の内訳を作成いたしまして、よりそのほうが一連の流れで進むよりも、より丁寧に皆さんの意見が盛り込まれ、慎重に進むのかなと思っております。  また、2点目の、先ほどあったとおりです。お話があった跡地に関しては、だれも反対していないということでございますけれども、もちろん旅館組合さんは跡地については反対するつもりは毛頭ないということは私も伺っております。ただ、合宿所についてはいろいろ、どういう設備になるのかというが、すごく皆さん不安で不安で仕方ないというのは私のほうにも、昨日もそうですし、その前も毎日のように電話がかかってきておりますので、その辺で、もう少し慎重に進めたほうがいいのかなという思いでございますけれども、もちろん、しっかりと、秋山議員がおっしゃったとおり、この跡地活用については、しっかりと進めていただきたいという、そういう思いでございます。  以上です。 ○議長(庄司朋代君) 秋山貢輔さん。 ◆1番(秋山貢輔君) 基本設計と実施設計を分けるか一緒にするかという議論の考え方としても、私もずっと跡地の100人会議とかに関わってきておりますので、どうしても今まで決めてきてくれた方たちの思いを、やはり代弁しなきゃいけないという気持ちが強いものですから、今さら、今さらと言ったらあれですけど、この間質問が出たときも、基本設計を決めていく時にでも一緒に相談しながら決めていくということをおっしゃっていまして、そして、その目標としては、日蓮聖人800年祭に向けて、少しでも早めにそれを完成させていただく。そして、前回、前々回かちょっと失念しましたけれども、議会で通りました700万円の日蓮聖人の生誕地を、井戸を探すみたいなものも今並行して進んでおりまして、そういうものを、そのできた体育館でみんなで見てもらおうとか、そういう話も違うところでは進んでおりますので、私のほうとしては基本設計と実施設計を一緒にあげてもらって、1日でも早くなってほしい。ちょっと賛成討論みたいになっちゃいました。質問ではないんですけれども、今のお答えに対しての感想でございます。済みません。 ○議長(庄司朋代君) 質疑はよろしいですか。 ◆1番(秋山貢輔君) はい、大丈夫です。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑ございませんか。平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) 先ほど鈴木議員より、予算委員長である今回の提出者に質問しておりますが、私も同類で、先ほど鈴木議員が発言したのは、私の休憩中の抗議をつなげての話かと思うんですが、佐々木議員にあっては、共同提出者として、福原三枝子予算委員長を共同提出者として上げることに何ら懸念がなかったのか。要は、先ほど規制だとかそういうものに云々ということですけど、予算委員長として、本来であれば、そういうものがあれば、この修正案を提出する前に、委員長の、議長のほうから委員会付託を省略していいかという、我々に問いかけがあって、私どもはこれが出る、まさか委員長の手でこういうものが出る想定はしていないわけです。あり得ないわけですよ。委員長がそういうものを思っていれば、我々委員に対して、こういう修正案を持っているけどもどうなんだという委員会を、委員会招集を、省略じゃなくて、委員会招集をきちっと発言すべきじゃないですか、委員長。その辺について二点お聞きいたします。 ○議長(庄司朋代君) 平松議員、提出者に対する質問ですが、内容といたしましては、提出修正議案に対する質疑ということで、先ほど鈴木議員からも同様の質問がございましたので。 ◆15番(平松健治君) 委員会付託を省略したことに対して聞いているんです。新たな問題です。 ○議長(庄司朋代君) 委員会付託を省略するかにつきましては、こちらの修正議案の内容とは違う内容となってまいりますので。 ◆15番(平松健治君) 修正議案に対して委員会付託と、じゃあ、これは委員会付託、これから出す   の戻れますか。 ○議長(庄司朋代君) 今はできないです。 ◆15番(平松健治君) だから、何でそういうものを抱えながら、委員会付託を省略したのか。委員会の中で修正案を出すべきだったんじゃないかと考えているわけです。本会議にダイレクトじゃなく、委員会にて修正議案を出すべきだと考えております。以上です。それに対してお答えいただきたい。鈴木議員とは違う内容でございます。 ○議長(庄司朋代君) 議会運営に対する発言と受け止めますので、ここで暫時休憩をさせていただきます。 ◆15番(平松健治君) 議案審議についてですよ。 ○議長(庄司朋代君) 暫時休憩とさせていただきます。                 午後2時24分 休憩           ────────────────────────                 午後2時40分 再開 ○議長(庄司朋代君) 休憩前に引き続き会議を再開させていただきます。  先ほどの平松議員の質疑に対しまして、福原三枝子さんの答弁を求めます。福原三枝子さん。 ◆11番(福原三枝子君) お答え申し上げます。修正案につきましては、一議員として提出させていただきました。  以上でございます。               〔「佐々木議員」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) 佐々木議員の答弁。失礼いたしました。佐々木久之さん。 ◆7番(佐々木久之君) 私も一議員として提出したものでございますので、何ら問題ないと思っております。       〔「福原さんが一議員としてやったので、ここの」と呼ぶ者あり〕             〔「そういうことですか」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) 平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) 要は一議員で物事をスタンスをとる立場じゃないと私は考えて質問をしているわけですが、それは全て規程どおりやっているかどうかはあれですけども、全て振り払って一議員として、役を持ちながら一議員として活動したし、総務委員長として鴨川市全体のことを考える佐々木委員長も、予算委員長を引き入れて、この審議に当たる修正案という、まして本来なら予算的なものは予算委員会を付託、予算委員会の審議、そこで修正案を出して本会議に臨むべきという立場を超えて、一議員として全てやったと、そういうことで、わかりました。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑ございませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければこれをもって質疑を終結いたします。討論に入りますので、提案者は自席へお戻りください。  討論に入ります。討論は初めに修正案の討論、次に原案の討論の順に行います。    まず、修正案についての討論を行います。反対討論ありませんか。鈴木美一さん。 ◆16番(鈴木美一君) 私は、この修正案を反対の立場で討論させていただきます。  まず、私が言いたいのは、50年前から私は小湊地域を知っております。この中で多分ほかの議員は知らないと思うんですけれども、なぜかといいますと、高校の2年生、3年生のころから小湊の誕生寺門前の施設で、アルバイトをした経験があります。また、その後も勤めた職場で、あの地域を担当して、ずっと行っておりますけれども、まず、50年前のにぎわいというのはすごかったですよ。今何を言いたいかというと、小湊地域がすごく疲弊しちゃって、私に言わせれば、お寺とか鯛ノ浦ももっと、営業努力というか、人を集める努力をしたほうがいいと思うんですけど、それはなかなかお寺はすることじゃないかもわかりませんけれども、その中で、市長の決断で小湊に施設をぜひつくろうよということで進んでいることが、何で賛成できないのか、私はわかりません。それで、あと、今、提出者の福原議員におかれては、個人的なことを言って申しわけないですけれども、天津小湊町の職員として多分二十数年働いたと思います。天津小湊地域のことを一番知っている人間ですよ。それが、何で反対するのか私は全くわかりません。これは諸手を挙げて賛成すべきことだと思っています。ということで、何を言いたいかというと、ぜひ800年祭を前に、この小湊地域を盛り上げて、ぜひ鴨川全体を活性化していきたいと思いますので、この議案には反対をいたします。 ○議長(庄司朋代君) 賛成討論ありませんか。松井寛徳さん。 ◆3番(松井寛徳君) それでは、議長の指名をいただきましたので、賛成の立場から討論に賛成をさせていただきます。  今回の市議会臨時会は、主に令和元年第3回市議会定例会において、一般会計補正予算が否決となったことから招集されたものであります。令和元年第3回市議会定例会にて、討論が集中しました。ただいまやっております、小湊小・中学校跡地等活用事業に係る設計業務の事業費につきましては、残念ながら今回も何ら変更もなく、これでは、私は否決させていただきましたけど、納得のいくものではございません。  しかしながら、補正予算には天津小湊小学校施設改修工事をはじめ、県営漁港整備負担金事業や、県営ほ場整備事業、自立支援給付事業や、教育・保育施設障害児等受け入れ促進事業等々、市民生活の福祉向上に向け早急に執行しなければならないものが含まれており、これらを反対しているわけではございません。このようなことから、今回の修正動議は主に小湊小・中学校跡地等活用事業に係る設計業務2,990万7,000円を除いたものとなっております。ご承知のとおり、大きな爪痕を残した台風15号、19号、あるいはその後の大雨により千葉県をはじめ多くの県、そして、本市も被災をされているわけです。ならば、一日も早く日常の生活が戻れるよう、きめの細かい復興支援策をより一層充実させるべきと考えます。  私はなにも、小湊小・中学校跡地等活用事業につきましては、決して反対しているわけではなく、運営、収支等も含め、協議すべきことはしっかりと協議し、改めて実施すべきと考えます。  最後に、今日も傍聴に来られておりますけれども、これまで幾度となく検討会を重ね、ご苦労なされました小湊まちづくり会議の皆様には敬意を表する次第です。いくら施設を整備しても、利用したいというニーズがなければ本末転倒です。しっかりと利用意向を把握し、継続的な維持管理ができるよう、引き続きのお力添えをお願いします。  このあと、採決の結果がどうなるかわかりませんが、これ以上補正予算を遅らせることは、市にとっても市民にとってもよいことではありません。その思いは深くご理解をいただき、賛成の討論といたします。 ○議長(庄司朋代君) 反対討論ありませんか。秋山貢輔さん。 ◆1番(秋山貢輔君) 私は今出されました修正動議に反対の立場で討論いたします。  先ほどちょっと質問のところでも言ってしまいましたけれども、この小湊跡地会議、100人会議は1年以上もかけて皆さんが相談してくれて、できあがってきた事案でございます。どうしても、今回の議論の中では終わった後の、その会議を知らなかったとか、よくわかっていなかったという人の声を代弁するような議論が多くて非常に残念です。私としては1年以上もかけて自分の時間を犠牲にしてくださって、小湊地域を何とかしようと思ってくれた地元の皆さん、そして、100人会議に関わっている皆さんの声を代弁するためにも、この跡地利用の予算が抜かれた修正案には到底賛成することはできません。  以上をもって反対の討論とさせていただきます。 ○議長(庄司朋代君) 賛成討論ありませんか。佐藤和幸さん。 ◆6番(佐藤和幸君) それでは、私は、ただいまの修正案に賛成の立場で討論をさせていただきます。  私は去る9月第3回定例会におきまして、こちら、遊休施設活用事業が入る補正予算につきまして、反対の討論をさせていただきました。その後、いろいろな方とお話をさせていただき、また、今回改めて市長のほうから今回の補正予算を計上をいただいた中で、先ほどさまざまな質疑をさせていただきました。  私も前回の反対の討論の際から申し上げておりますが、私としてもこちらの事業自体につきましては、やはり学校施設がなくなった小湊地域の活性化という観点から、しっかりと跡地活用という形で、今後学校にかわる施設をつくっていっていただきたいという思いは変わりません。しかしながら、先ほど来、いろいろ議論が出ておりましたが、旅館組合さんから要望が出た出ていないというような、傍聴者の方がたくさんいる中でのそういったやりとりというのが、果たして適正だったかというのは、ちょっと私も改めて考えなければいけないというふうに思っておりますが、やはりそういった、この行政、執行部のまとめかた、やり方というところにつきまして、私は、やはり疑義を持っているため、今回しっかりと現段階で意見を言っておくことが議会に席を置く者の立場として、やはりそういった責任を持っているということを考えているため、改めてこの場で意見を申し上げさせていただきます。  先ほど、質疑の中でも申し上げましたが、旅館業協同組合さんから出ている要望の中には、組合の要望を今後反映してもらいたいというようなことが大きく書かれておりました。その中で、基本設計に、やはり入る前の段階で、しっかりそちらの要望というものがどういったものが具体的にあるのかということを出していただいた上で、まずは基本設計に向かう、基本構想とのすり合わせ、そして、市民の方とのすり合わせということをやっていっていただきたいなという思いがあります。  そのため、地域の方、やはりこの事業には賛成しているというようなお声も先ほど来からいただいております。そしてやっぱり早くやっていただきたいという思いも、いろいろな方からいただいております。十分承知はしておりますが、かといって、やはり今後10年先、20年先を見たときに、性急に推し進めたことで、そちらの施設が地域の求めていたものにならなかったということを、しっかりこの場で1回考えなければいけないのかなというふうに私は思っております。ですので、この事業に反対するのではなく、しっかり丁寧に進めていただきたい。その思いで、今回こちらの遊休施設活用事業を除いた修正案について賛成をいたします。  そして、こちら、前回の反対の時、反対をした時に、さまざまな地域の方からお声をいただきました。今回の補正予算の中には、引き続き小学校の屋内運動場等の改修、そういったもの、地域の方が求めている事業も盛り込まれております。そちらにつきましては、前回の反対討論でも申し上げたとおり、私は一括して反対することは本意ではないというふうに申し上げましたが、今回は修正案という形で出ておりますので、そちらの、その他皆様に望まれている事業、その他につきましては通していきたいという思いもありますので、今回の修正案に賛成をいたします。 ○議長(庄司朋代君) 反対討論ありませんか。平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) 先ほどは、私の質疑に対して、議長、議運の委員長、ご協議をいただき、ありがとうございました。また、傍聴者には貴重なお時間を頂戴し、申しわけございませんでした。  私は今回、先ほど申し上げたように、予算に関わる問題については、やはり必要があれば予算委員会を開いてやるべきだと考えておりますし、委員長たるものは、それを率先して指導する立場にありながら、委員会付託を省略しながら、こういう修正案を出したということに対して、非常に不信感を持っております。この議案そのものを見る気にもなりません。  以上をもって反対といたします。 ○議長(庄司朋代君) 賛成討論ありませんか。久保忠一さん。 ◆13番(久保忠一君) 市がこの事業を決断する以上、自助、共助、公助の中で責任を持って観光産業を振興させる明確な内容を感じられなければ賛成することはできません。先ほどお伺いした時に、私が聞いた限りですけども、私が解釈した限りですけども、市長は運営するのはほかなんだから、市長自ら何で動かなきゃいけないのかというようにとれるような発言を、私は受けました。もちろん、市長には意気込みがあろうと考えております。それを重々わかった上で、もし実施事業者が決まらないのであれば、決まらない中で実施設計まで行うということは早急過ぎませんでしょうか。とにかく、市長も言葉が足らなかっただけだと思いますけど、早く決めてほしいという感じは否めず、いずれにしても早急であると感じております。要望が出た出ないに関わらず、また、出したり引っ込めたりということは、まだまだ迷っている証拠であります。経営にかかわることは簡単に結論は出ないと思います。宿泊事業を経営する立場、そこで働く人の立場に立って考えていかなければならないと私は考えております。ちなみに今回の台風被害のあった時も、市内の宿泊業者は赤字覚悟で市民のために温泉施設を提供していただきました。そのようなことも含めまして、より、この小湊の跡地利用自体はもちろん私は進めるべきだと思いますが、より慎重で綿密な計画を再度、再考していただくようお願い申し上げまして、修正案に対して賛成の立場で討論させていただきました。ありがとうございました。 ○議長(庄司朋代君) 反対討論ありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) 賛成討論ありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) それでは続きまして、原案についての討論を行います。原案についての反対討論ありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕  賛成討論ありませんか。本吉正和さん。 ◆4番(本吉正和君) 私は議案第71号に対して、賛成の立場で討論いたします。今般の補正額4億8,739万9,000円は、昨年度9月定例会の補正額1億6,860万7,000円と比較してみますと、3億1,879万2,000円と、大幅な増額となっております。この主な要因は天津小湊小学校屋内運動場(体育館)改修事業費として2億6,990万円を計上したためです。  私は先週、実際に天津小湊小学校を訪れ、屋内運動場を見てまいりました。建築後40年以上を経過した当運動場は、老朽化が顕著で、入り口となる鉄扉は下の部分がさびて朽ち果て、躯体となる屋根にはコケが生え、雨漏りがし、床の摩耗は激しく、照明においては関係者によりますと、こんなに暗い屋内運動場、体育館はあまり見たことがないというほどの状況でした。この改修事業は、子供たちの安全な教育環境を整備するために、真に必要な事業であるという印象を強く持ちました。改修促進を願う2,600名を超える署名も集まっていると伺っております。また、本事業は、先ほど執行部の答弁にもございましたように、国の補助金や有利な過疎対策事業債を活用している点も大いに評価いたします。  さらに、今般の補正予算は、認定こども園化を見据えた保育園改修事業をはじめ、児童虐待対策事業なども計上されており、これらの施策は、本市の将来を担う子供たちの健やかな成長を手助けするものであると考えます。皆様、よくご存じだと思いますが、旧長岡藩の大参事であった小林虎三郎は窮状を見かねた師範から送られた100俵の米を藩士には分け与えず、100俵の米も食えばたちまちなくなってしまうが、教育に充てれば明日の1万俵、100万俵にもなると言って、その米を売却し、学校設立の費用としたそうです。教育環境の整備は、将来の日本の財政を潤すためにも必要な施策なのです。  また、今般の補正予算には、県営漁港広域漁港整備事業の負担金として1,470万円が計上されております。これは県が行う整備事業の一部を市が負担するもので、その内容は2級河川加茂川の一番下流にかかっているマリーンブリッジの落橋防止の工事費用等であります。総工費は1億3,500万円とも伺っております。この橋は、鴨川漁港で上がった魚を満載した市内外のトラックが、大消費地に向けて行き来する橋で、漁業振興という観点からも重要な施策であると考えます。財政状況が逼迫している中ではありますが、行財政改革を進めながら、真に必要な事業を実施していくよう期待いたしまして、以上原案に対する賛成討論といたします。 ○議長(庄司朋代君) 反対討論ありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) 賛成討論ありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、討論を終結いたします。
     これより議案第71号を採決いたします。採決は初めに修正案について、次に原案についての順に行います。  まず、佐々木久之さん、福原三枝子さんから提出されました議案71号の修正案を採決いたします。本修正案に賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(庄司朋代君) 着席してください。起立少数です。よって、議案71号の修正案は、否決されました。  次に議案71号を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。                   〔賛成者起立〕 ○議長(庄司朋代君) 着席してください。起立多数です。よって、議案71号は、原案のとおり可決されました。           ──────────────────────── △閉会 ○議長(庄司朋代君) 以上をもって、全議案を議了いたしました。  お諮りいたします。これで第3回臨時会を閉会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) ご異議なしと認め、令和元年第3回鴨川市議会臨時会を閉会いたします。  お疲れさまでございました。                 午後2時59分 閉会           ────────────────────────                本日の会議に付した事件 1.開  会 1.開  議 1.議事日程 1.会議録署名議員の指名 1.会期の決定 1.諸般の報告 1.市長の議案の上程・説明(議案第70号、議案第71号) 1.議案の補足説明(議案第70号、議案第71号) 1.議案に対する質疑・討論・採決(議案第70号) 1.議案に対する質疑(議案第71号) 1.議案第71号の修正案について 1.議案に対する討論・採決(議案第71号) 1.閉  会                  署 名 議 員          地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                   議  長  庄 司 朋 代                   議  員  福 原 三枝子                   議  員  渡 邉   仁                   議  員  久 保 忠 一            臨 時 会 議 案 議 決 結 果 【市長提出議案】 ┌─────┬────────────────────┬────┬────┬────┐ │     │                    │付 託 先│議  決│本会議の│ │ 議案番号 │     件        名     │    │    │    │ │     │                    │委 員 会│年 月 日│議決結果│ ├─────┼────────────────────┼────┼────┼────┤ │議案第70号│専決処分の承認を求めることについて(令和│付託省略│元.10.24│承  認│ │     │元年度鴨川市一般会計補正予算(第5号))│    │    │全会一致│ ├─────┼────────────────────┼────┼────┼────┤ │議案第71号│令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第6 │付託省略│元.10.24│可  決│ │     │号)                  │    │    │賛成多数│ └─────┴────────────────────┴────┴────┴────┘ 【議員提出修正案】 ┌─────┬────────────────────┬────┬────┬────┐ │     │                    │付 託 先│議  決│本会議の│ │ 議案番号 │     件        名     │    │    │    │ │     │                    │委 員 会│年 月 日│議決結果│ ├─────┼────────────────────┼────┼────┼────┤ │議案第71号│令和元年度鴨川市一般会計補正予算(第6 │付託省略│元.10.24│否  決│ │     │号)の修正案              │    │    │賛成少数│ └─────┴────────────────────┴────┴────┴────┘...