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平成30年第 4回定例会−12月07日-04号

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  1. 鴨川市議会 2018-12-07
    平成30年第 4回定例会−12月07日-04号


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    平成30年第 4回定例会−12月07日-04号平成30年第 4回定例会                  平成30年第4回              鴨川市議会定例会会議録(第4号) 1.招集年月日 平成30年12月7日(金曜日) 1.招集の場所 鴨川市議会議場 1.出席議員 18名   1番 秋 山 貢 輔 君   2番 長谷川 倫 秀 君   3番 松 井 寛 徳 君   4番 本 吉 正 和 君   5番 杉 田   至 君   6番 佐 藤 和 幸 君   7番 佐々木 久 之 君   8番 川 股 盛 二 君   9番 川 崎 浩 之 君   10番 佐久間   章 君   11番 福 原 三枝子 君   12番 渡 邉   仁 君   13番 久 保 忠 一 君   14番 庄 司 朋 代 君   15番 平 松 健 治 君   16番 鈴 木 美 一 君   17番 渡 辺 訓 秀 君   18番 辰 野 利 文 君 1.欠席議員  なし 1.地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名   市長        亀 田 郁 夫 君    副市長       小 柴 祥 司 君   経営企画部長    増 田 勝 己 君    総務部長      松 本 憲 好 君   健康福祉部長    牛 村 隆 一 君    建設経済部長    平 川   潔 君   財政課長      山 口 昌 宏 君    税務課長      渡 邉 寿 美 君
      市民生活課長    塚 越   均 君    子ども支援課長   羽 田 幸 弘 君   都市建設課長    野 村 敏 弘 君    スポーツ振興課長  鈴 木 克 己 君   国保病院事務長   岩 瀬 英 彦 君    水道局長      角 田 敬 夫 君   代表監査委員    石 渡 雅 之 君    教育長       月 岡 正 美 君   学校教育課長    洲 永 康 弘 君    生涯学習課長    石 川 丈 夫 君 1.職務のため議場に出席した事務局職員職氏名   事務局長      佐久間 達 也      次長        渡 邉   洋   主査        小 滝 卓 也           ──────────────────────── △開議  平成30年12月7日 午前10時00分 開議 ○議長(庄司朋代君) 皆様、おはようございます。ただいまの出席議員は全員です。よって、議会はここに成立いたしました。  これより本日の会議を開きます。           ──────────────────────── △議事日程 ○議長(庄司朋代君) 本日の日程は、あらかじめお手元に配付した印刷物のとおりですので、ご了承を願います。 1.議 事 日 程 日程第1 議案第61号 鴨川市特別職の職員で常勤のものの給与等に関する条 質疑・委員会付託            例の一部を改正する条例の制定について 日程第2 議案第62号 鴨川市一般職の職員の給与等に関する条例の一部を改     〃            正する条例の制定について 日程第3 議案第63号 鴨川市税条例の一部を改正する条例の制定について      〃 日程第4 議案第64号 鴨川市立幼稚園設置条例の一部を改正する条例の制定     〃            について 日程第5 議案第65号 鴨川市保育所条例の一部を改正する条例の制定につい     〃            て 日程第6 議案第66号 鴨川市交通遺児等手当支給条例を廃止する条例の制定     〃            について 日程第7 議案第67号 鴨川市ひとり親家庭等医療費等の助成に関する条例の     〃            一部を改正する条例の制定について 日程第8 議案第68号 鴨川市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及     〃            び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条            例の制定について 日程第9 議案第69号 指定管理者の指定について                 〃            (鴨川市青少年研修センター) 日程第10 議案第70号 君津市と鴨川市との間の学齢児童及び学齢生徒の教育     〃            事務の委託に関する規約の一部を改正する規約の制定            に関する協議について 日程第11 議案第71号 平成30年度鴨川市一般会計補正予算(第6号)        〃 日程第12 議案第72号 平成30年度鴨川市国民健康保険特別会計補正予算       〃            (第2号) 日程第13 議案第73号 平成30年度鴨川市介護保険特別会計補正予算         〃            (第2号) 日程第14 議案第74号 平成30年度鴨川市後期高齢者医療特別会計補正予算      〃            (第2号) 日程第15 議案第75号 平成30年度鴨川市水道事業会計補正予算(第1号)      〃 日程第16 議案第76号 平成30年度鴨川市病院事業会計補正予算(第3号)      〃 日程第17       休会の件           ──────────────────────── △議案に対する質疑・委員会付託 ○議長(庄司朋代君) これより議案に対する質疑を行います。  この際、申し上げます。会議規則第56条の規定により、同一議員が同一議題について、その質疑の回数は3回を超えることはできませんので、念のため申し添えます。  また、議長から、議事進行について一言ご協力をお願いします。質疑に当たっては、質疑、答弁とも要点を簡明にお願いします。以上、ご協力をお願いいたします。  日程第1、議案第61号 鴨川市特別職の職員で常勤のものの給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題として質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第61号は、総務常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第2、議案第62号 鴨川市一般職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題として質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第62号は、総務常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第3、議案第63号 鴨川市税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題として質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第63号は、総務常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第4、議案第64号 鴨川市立幼稚園設置条例の一部を改正する条例の制定についてを議題として質疑に入ります。本案に対し、質疑の通告がありますので、発言を許します。平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) この議案は、65号に控えた東条保育園の廃止と共通する内容でございます。2つの施設を通した質問ということで、2議案ですので、2議案分の時間とは言いませんが、少々お時間をいただいて質疑をしてまいりたいと思います。  この東条地域は、安房管内全体的に人口減少、当然鴨川市もその中にあるわけですが、その安房全体の中でもこの東条地区というのは特異的なものがございまして、過去にその特異性に基づくいろんな施策が行われてきたわけでございますが、参考事例ですので、議論が拡散しているという話になるかわからないですが、東条地区では小学校の増築も、近年の中であったと思いますし、OURSが現在建築された場所もそういう特異的なこの地域はいろいろ子どもが増えているんだというような事情の中で、新市になってから取得しております。それと、今回廃園となります保育園も多費を投じて新市になってから改築をしていると思うのですが、その3カ所の、ついこの間行われたであろう施策の時期について、まずは1点目、お伺いしたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 3カ所の施策の時期ということですので、担当がそれぞれあろうかと思います。経営企画部長増田勝己さん。 ◎経営企画部長増田勝己君) それでは、お答えをさせていただきます。まず東条小学校の校舎の増築でございます。こちらにつきましては、完成が昭和55年10月に完成をしております。校舎のほう、児童の増に伴って増築をしているという状況でございます。  東条保育園につきましては、合併後、平成20年1月に竣工しておりますけれども、遊技室の改築を行っております。保育室の増築等は行っておりませんで、遊技室の改築ということで、老朽化による改築を行っております。  現在、OURSが建っております東条小学校脇の土地でございますけれども、本市といたしましては、東条保育園幼稚園児童園児の増によりまして、本市でそちらで幼稚園保育園を一体的にした施設を将来的に建築するというような目的で、当時の安房酪農、現在は違いますけれども、そちらのほうから購入をしたというような経緯でございます。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) ありがとうございました。今、ご答弁いただいたように、この地域では子どもが増えるんじゃないかということで、いろんな施策をやってきたわけですが、この間、学校教育課長議案説明の中で、民間の施設ができたから、そういう段階では公は行政、官の決まりごとであるが、公の施設を閉じるのが一般的であるというような説明をしていたような気がするんですが、我々視察等もするんですが、日本国内にはまだまだ人口増が顕著で、そういう子育て施設をどんどんつくらなければいけない、それに追われているような地区もあるわけです。最近、日本全国とは言わず近隣でもオリンピック誘致で成功した一宮町が若年層の移住で、子育て施設が足らなくて、どんどんつくっているんだよと、それに財政当局も追われているんだというようなのがメディアでも取り上げられ、ああ、うらやましいなと思ったわけですが、私もきちっと聞くわけではないのですが、このOURSの施策についてですが、できてから、当初キャパが全部埋まるのかなという心配がキャパについてあったんですが、この計画は成功したのか、随分外部流入もあったり、たくさんの人でいっぱいになっていると、そういうお話も聞いています。再度、閉園に当たって、その辺の確認をして、現在OURSのキャパが満杯状態だという延長上に新しいOURSに対する施策なんかも捉えているというような話も聞いています。本当に閉園していいのか。亀田市長もこの2つの施設を利用されてすくすくと育てられたと思いますので、いろんな思いもあると思うのですが、とにかくそういう子育て施設、この間お伺いした身延町でもかなりのいろんな施策を投じてやっていますが、休園だとか、いろんな施策もあるわけでございます。再度その辺の確認を含めて、とりあえず答弁では2回目、OURSの状況についてお聞きしましょうか。  とにかく、東条地区、いろいろ火種があるわけです。市長が今国保病院周辺に、余り火がないところに活力を上げてまちづくりをしようという思いが、それも成功を期待していますが、現在、安房の中でも東条地区という、こういう活力のあるところの施設の閉園、廃止ということに対しては、やはり真剣なまなざしで対応していくべきが我々の形だと思いますので、その辺、大変多岐にわたりましたが、そんな思いでいろいろ質問してますので、多くのご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 健康福祉部長、牛村隆一さん。 ◎健康福祉部長(牛村隆一君) それでは、東条地区におきます認定こども園OURSの現在の状況からまずお答えをさせていただきたいと思います。この認定こども園OURSでございますけれども、平成26年4月に社会福祉法人太陽会のほうから、幼保連携型の認定こども園を設置したいとのご提案がございまして、その中で24時間365日の受け入れ体制、このような形を整備したいというようなことがございました。その中で、今現在、OURSの定員は391名という定員でございますけれども、その利用希望者も平成28年4月に認定こども園OURSが開園を迎えてからと申しますと、微量の増ということで、なかなかこの施設だけでは対応ができなくなってきたというようなところもございました。その中で本年12月1日からは新たに社会福祉法人太陽会では、ゼロ歳から2歳児のクラスの利用枠、この部分に対応できるような形で企業主導型の保育事業というものも開設をされております。実際には利用定員、ゼロ歳から2歳のクラスで100名強となりますけれども、このような形で利用ができる。あるいは乳幼児を対象に365日稼働の一時預かりということも実施をしているところでございます。  このような形で公立の幼稚園保育園ではなく、民間という形で幼保連携型の施設が開設されたわけでございますけれども、特に東条地区におきましては、医療施設、あるいは旅館・ホテルなど、そういうようなサービス産業が多い中、働く世代の子育て支援というものも当然必要な地域というような特徴がございます。こういうことから地域の実情に応じた支援のあり方としては、OURSの必要性というものが十分にあると理解をしております。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) 多くの答弁を期待したのですが、ご答弁が少なくなったのですが、今新しい施策によって多少人気のあるOURSにあきが出そうだというようなことですが、いろいろ地区外の利用者等も多いようでございます。今言ったいろんな需要の中で、そんなことで、やはり市民の中には待機者さえいないけれども、地元住民に十分に説明をしたと、OURSができてから廃止の方向については十分説明したというような議案説明もありましたけれども、すぐそのあきの部分、新しい施策によって出たあき部分も埋まっちゃうじゃないかと、そんなときに地元で廃園しちゃって行く場所がない、それこそ待機しなければいけないような要素が出ないかと、そんなお話もありましたので、あえてご質問させていただくわけですが、その辺、再度になりますが、3点目に、地元にそういう考え方もあるという中で、十分説明したということですが、その辺の懸念を払拭するようなご答弁をいただけたらと思います。あわせて、先ほど言った市長の自分の育った苦渋の寂しさもあろうかと思いますので、答弁があればいただきたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 市長、亀田郁夫さん。 ◎市長(亀田郁夫君) 答弁というか、自分もこの1年9カ月前にこちらのほうに入ってきました。そのときに、東条保育園幼稚園が一緒になる。保育園があちらのほうに移っていくということを聞いて、そのときにお母さんたちのいろんな話も伺いました。自分もあそこには、さっき平松議員おっしゃるように思い出がたくさんある。自分も保育園のとき育ちましたので、少し時間をいただいて、遊んでいるときに友達が井戸におっこって、先生が一生懸命引き上げたとか、自分も遊んでいるときに、どういうわけか、あそこに肥だめみたいなのがあって、そこにおっこっちゃったとか、あるいは、あそにニッキの木があって、それを食べたら、腹に虫がわいちゃったとか、余りいい思い出はないのですけど、いずれにしても、あそこに行ったら、庭を見て、子どもたちが遊んでいるところが、自分もこんなところで遊んでいたんだなと、非常に懐かしく思いました。そして、さっきすくすくと育ったとおっしゃいましたけど、自分もこの年代ではすくすくと育ったほうなんですけれども、あそこの先生方がすごく優しい先生だったというのを覚えています。今行っても、公立のよさというのは教える先生方の気持ちが伝わってきました。これは天津小湊も一つになる。やはり子どもたちのことを考えてということで、お母さんたちもちょっと不便になるけれども、本当に行って大丈夫なのかという思いはあるけれども、1つにしたほうがいいというのはお母さんたちの考えであったと思っています。  そして、OURSに行ってみると、近代的で、さすがに太陽会でやってますから、衛生面とか、そういうのも結構いろんなところに気を配ってやっている。あれは病院というか、医療機関がやっているから、ああいったようなものができるんだなというところは、いろんなところにちりばまれています。ですから、そういう面では安心。そして、どんどん増えてきた。今度OURSベビーをつくって、ゼロ歳、小さい子をそちらで預かるということで、バランスがよくなってきて、全体の数もこれでとりあえず足りるというか、待機児童がなくなるという自信のもとでやっているので、夜もできるというのは、病院が経営しているノウハウもありますので、非常にいい形でいくのではないか。そしてまた、保育園を、我々の公立の保育園がなくなったということで、その分をもっともっと愛情を注いでやってくれればいいな。また、学童保育とかも中で一つにまとまっていければ、子どもたちに対してのすばらしい教育、保育ができるのではないかと思っております。そんな感想です。よろしくお願いします。
    ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑はございませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第64号は、文教厚生常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第5、議案第65号 鴨川市保育所条例の一部を改正する条例の制定についてを議題として質疑に入ります。本案に対し、質疑の通告がありますので、発言を許します。杉田至さん。 ◆5番(杉田至君) 1点だけ質問させていただきたいと思います。本年度末をもって閉園となります東条保育園には、今現在も9名の園児が通園していると伺っておりますけれども、翌年度の4月1日以降、この9名の皆さんが他の施設へ円滑に入園できるように、行政担当課として何か対策を講じておられるのかどうか、その点についてお伺いしておきます。 ○議長(庄司朋代君) 健康福祉部長、牛村隆一さん。 ◎健康福祉部長(牛村隆一君) それでは、お答えをさせていただきます。東条保育園に通う9名の園児につきましては、来年4月以降、希望に応じ、認定こども園幼稚園保育園などの施設に円滑に入園できるようにしてまいりたいと考えております。その中でこの11月26日からは、平成31年度の認定こども園幼稚園保育園への入園申し込み受け付けを開始したところでございますけれども、既に東条保育園の過半数の保護者から申し込みをいただいております。その中で閉園が見込まれます東条保育園に通う園児の保護者の方々とは、来年4月以降、円滑に他の園へ移ることについてご相談とともにご意見等をお聞きする場を、この12月17日にも設けさせていただく予定でございまして、このように新たな園に安心して通園できるよう、市といたしましては丁寧な対応を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 杉田至さん。 ◆5番(杉田至君) ただいまのお答えのとおり、まさに最後でございますので、最後まで行政として可能な範囲でのご丁寧な対応をお願いしておきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑ありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第65号は、文教厚生常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第6、議案第66号 鴨川市交通遺児等手当支給条例を廃止する条例の制定についてを議題として質疑に入ります。本案に対し、質疑の通告がありますので、発言を許します。平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) 鴨川市交通遺児等手当支給条例を廃止する条例の制定について、お伺いをいたします。議案説明では、廃止の理由として3点が上げられていました。ざっくり申し上げますと、最近は福祉支援制度の充実により、交通遺児に限定せず、各種被災者に対して基準を満たせばひとしくその支援が受けられるような時代になったこと。2つ目は、平成19年度より実績はなかったこと。受け付け実績がないこと。3つ目は、市役所の庁内で行った自主的事業仕分けで廃止の対象になったこと。その3点が議案説明であったわけですが、この制度、創設当時は全国的に各自治体で設定されたと思うのですが、この間の議案説明でも、現在受給を受けている人は引き続き全国的な組織等により、現在既に受けている人は引き続きそういうところからの支援が継続しますよということでございましたので、そういう組織、鴨川市は廃止するけど、そういう組織はぴしっと残っていくんだな、当然、全国的にはそうだし、千葉県下でも今住民に対して意向調査を伺っている前納報奨金の廃止は、鴨川市最後まで残ったようですが、この制度、鴨川市が最後のしまいの立ち会いになるのか、まだまだ県内にはいっぱい残っているのか、その辺について、まずお聞きしたいと思います。  もう一点は、平成19年より実績がなかったということですが、見方を変えると、これに対して広報活動、市民に周知する活動がちょっと足らなくて、それで実績がなかったこともあるのかなと、そんな見方もしております。  3点目の、庁内仕分け、申しわけないけど、役人さんだけによってこの廃止を決めたと。そこには市民の姿もないし、今やっている事業仕分けという姿でもなかったようです。こういう場合は、一般的には、全国的には、こういう大事な市民に根づいた施策に対しては、パブリックコメント等をやって、そういう経過を踏みながら、この提案をする傾向が強いと思いますが、鴨川市ダイレクトに庁内仕分け、職による仕分けだけで本案が提案されたというような議案説明でございました。地域の状況と3点についてご見解を伺いたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 健康福祉部長、牛村隆一さん。 ◎健康福祉部長(牛村隆一君) それでは、交通遺児等手当支給条例の廃止に関しまして、3点ご質疑をいただきました。順次お答えをさせていただきたいと思います。  まず、交通遺児等に特化いたしました手当でございますけれども、千葉県内の状況をお答えさせていただきますと、近隣では勝浦市、君津市、富津市、袖ケ浦市のほか、香取市、横芝光町に、本市を含めまして現在7つの市町でこの手当を支給するということになっております。  この手当でございますけれども、広く周知、広報等してきたのかということのご質疑でございますけれども、これまでもこの手当につきましては、現在はふれあいセンターの窓口で子ども子育て支援担当の課が窓口となっておりますけれども、実際にそういう対象者につきましては、民生委員児童委員、これらの方々が地域の中でいろいろと相談に応じる、あるいはそういう関係する福祉サービスにおいては、つなぐ役割ということで担っていただいております。こういう方々からの情報、あるいは幼稚園保育園、小学校、中学校など、そういう対象者がおりましたら、情報をいただけるような体制というのはとっているところでございます。特に児童扶養手当、ひとり親家庭などに手当を支給する制度がございますけれども、こういう制度の中でもこの手当の対象になる方がおりましたら、そういう中では対象としてのこれまでは周知という部分、あるいは利用できるような形という部分は図らせていただいて、今日に至っているところでございます。  その中で、今お話の庁内仕分けという部分がございました。確かに庁内仕分けによってその必要性という部分の有効性につきましては検討をしたその結果として、事業廃止との結論に至ったため、今般、本条例廃止という形をご提案させていただいたわけでございますけれども、その中では、それに伴いまして、実際にパブリックコメントという形は今回は実施はしておりませんけれども、その分、民生委員児童委員協議会、こちらのほうにお諮りをして、この手当の有効性、必要性という部分のご意見をいただき、また、交通遺児への支援ということでございますと、独立行政法人自動車事故対策機構、あるいは公益財団法人交通遺児等育成基金、交通遺児育英会、そしてまた千葉県社会福祉協議会や鴨川市社会福祉協議会、交通災害共済というような団体のご意見という部分、また、現在支援をしている内容など、そういう部分を把握させていただいて、そのような中で今般は必要な支援、手当という形では廃止をさせていただきましても、それにかわる福祉サービス、福祉制度の充実、それにあわせて関係団体が支援する形という部分が十分に図られているというようなことの判断のもとに今般はこのような形で条例廃止のご提案をさせていただいたというところでございます。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 次に、質疑の通告がございますので、発言を許します。福原三枝子さん。 ◆11番(福原三枝子君) 平松議員の関連で申し上げます。この鴨川市交通遺児等手当支給条例の目的が、交通遺児等手当を支給することにより、交通遺児等に将来への希望を与え、健全な育成を図ることを目的とするとございます。この手当ですが、月4,000円と伺っております。もちろん物心両面ですから、金額も必要とは思いますが、この条例の目的を読みますと、本当に心に寄り添う、そういう心の面に多く重心がかかっているのではないかなと思っております。また、廃止に至った理由が、先ほどの答弁でもございました。他の福祉制度の充実、平成19年度から新たな該当者がいなかった。また、事業仕分けで不要との説明がありました。ただし、突然交通遺児になってしまった子どもさんと、また、ご遺族などのお気持ちを考えますと、この条例の重みも感じております。  また、廃止の場合を考えますと、他の福祉制度でのこの条例の目的をきちんと伝えることのできる具体的な対応方法を考えていらっしゃると思いますが、それについて伺います。 ○議長(庄司朋代君) 健康福祉部長、牛村隆一さん。 ◎健康福祉部長(牛村隆一君) それでは、お答えをさせていただきます。この条例が制定された、若干背景という部分もお答えさせていただきたいと存じますが、この条例が制定された昭和47年当時は、遺族に対する保障等の制度は十分ではなく、生活に困窮し、高校進学を諦める遺児等もあったことから、将来への希望を持てるよう国による財団の設立と助成制度等支援の整備が行われまして、自治体は、交通遺児手当等の支援という形を図ってきた経緯がございます。  その中で、現在、児童扶養手当や子ども医療費の助成のほか、さまざまな福祉制度の充実も図られておりますけれども、福原議員ご指摘の心のケアにつきましても、丁寧な対応は必要であると認識をいたしております。  平成28年4月からは、子ども支援課に母子・父子自立支援員を配置いたしました。これに伴いまして、交通遺児等を含む、ひとり親家庭を訪問しまして、これらの方々がさまざまな相談に応じるとともに福祉制度の紹介や支援を行っているところでございますけれども、必要に応じては保健師の訪問や専門職のカウンセリングという形で支援につなぐ形をとっているところでございます。  福原議員ご指摘の本条例第1条の目的にあります「交通遺児等に対し、手当を支給することにより、将来への希望を与え、健全な育成を図ること」につきましては、ただいま申し上げました福祉制度の充実に加えまして、係る状況にある子どもたちそれぞれに、きめ細やかな寄り添う支援を行っていくことは、当然のことながら必要であると思っております。このような形の中、本条例の意義、重みにつきましても十二分に理解をいたしております。  その中で、本条例を廃止いたしましても、交通遺児等を含め、親を亡くした子どもたちに対しましては、ひとしく心情には配慮をしながら、これまで以上にきめ細やかな支援を行ってまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 福原三枝子さん。 ◆11番(福原三枝子君) どうもありがとうございます。今ご答弁いただいたとおりに、そういう方たちのために心に寄り添う、他の制度はもちろんですけれども、鴨川市としてのきめ細やかな心に寄り添うことをぜひお願いします。よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第66号は、文教厚生常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第7、議案第67号 鴨川市ひとり親家庭等医療費等の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題として質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第67号は、文教厚生常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第8、議案第68号 鴨川市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題として質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第68号は、文教厚生常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第9、議案第69号 指定管理者の指定について(鴨川市青少年研修センター)を議題として質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第69号は、文教厚生常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第10、議案第70号 君津市と鴨川市との間の学齢児童及び学齢生徒の教育事務の委託に関する規約の一部を改正する規約の制定に関する協議についてを議題として質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第70号は、文教厚生常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第11、議案第71号 平成30年度鴨川市一般会計補正予算(第6号)を議題として質疑に入ります。本案に対し、質疑の通告がありますので、発言を許します。平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) 議案書29ページ、3款2項4目15節の保育園空調設備設置工事費716万5,000円についてお伺いいたします。これはさきに行われました臨時議会の議案同様、空調設備についての予算化だと思うのですが、さきの臨時議会でも申し上げたように当初3億5,000万円が6億になってきた、事業費が伸びたことはびっくりしたんですが、この716万円がさらに出てきた。この間議案質疑の際に、もう少し分散してできないかという話もさせてもらったんですが、事が事だけに、同時期に全ての対応先に対応したいというようなご答弁をいただきました。そんな考えからすると、この予算、計画漏れで、どうもそのときに対象先としてリストアップできなかったということで今回追加してくるのか。  それと、財源について見ると、全てが一般財源となっているわけです。この間同僚議員も鴨川市の将来を案じて一般財源の活用を質疑としてさせていただいたようです。市長も、一般財源15億円削減という大きな旗を上げているわけですが、さきの臨時会の財源もそうでした。あれも6億円ですが、実際、補助対象が小さく、一般財源を約7割の、4億円台の一般財源を使うと、そんな議論でありました。とりあえずその財源として、700万円の議論としてはちょっと離れるかもわからないですが、さきの臨時議会で、予算委員会を開いてというような提案をしたんですが、それが受け入れられず、今日に至っているわけですが、700万円について、ちょっと大きい議論になりますが、合併特例債、さっきの4億の話をプラスして、合併特例債の利用ということを考えなかったのか。市長、就任当時いろいろ既に財源が決まった、道路予算だとか水道予算、前執行者がやったものに対しては事細かく神経をとがらしたようですが、みずからの議案はどうも、ぽそっと一般財源でやってしまう。合併特例債が飛んじゃってます。大きい使途として、ごみの中継施設に多額な費用がかかる、そこで全部使っちゃうからというような思いかもわかりませんが、今回700万円で申しわけないですが、合併特例債の対象にしなかったのか、それらさきの臨時議会の延長になりますが、執行に対してはあの場で余りこれに触れると、平松反対しているのかなという形になっちゃうんで、今日700万円のいい機会をいただきましたので、合併特例債の議論をさせていただきたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長増田勝己さん。 ◎経営企画部長増田勝己君) それでは、私のほうからお答えをさせていただきます。まず、今回の保育園関係の空調の設備を本補正予算に計上したことについてお答えをさせていただきます。  11月の臨時議会におきましては、11月7日に成立いたしました国の平成30年度補正予算(第1号)により創設された「ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金」を活用いたしまして、小中学校及び幼稚園に空調設備の設置をする事業費を計上いたしました平成30年度鴨川市一般会計補正予算(第5号)を提案いたしまして、ご可決をいただいたところでございます。  この「ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金」の対象学校の種類は、公立の小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校の前期課程、特別支援学校及び幼稚園とされております。  平成30年度鴨川市一般会計補正予算(第5号)は、この「ブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金」に特化した予算という位置づけをしたことから、対象学校種である小中学校及び幼稚園についての事業を計上いたしまして、また、全国的に事業の集中が予想されることから、なるべく早い時期に事業に着手するため、臨時議会でご提案させていただいたものでございます。  今回の保育園への空調設備整備費につきましては、小中学校と比較いたしまして事業費が少額であること、また、工事等の期間につきましては、短期間で済むこと、このようなことから、ほとんどが年度内に完了する見込みでありますことから、今般の補正予算に計上させていただいたところでございます。  財源内訳につきましては、交付金などの特定財源はございません。そのほかにつきましては、一般財源で措置をさせていただくというようなことで予算を計上させていただいたところでございます。私のほうからは以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 市長、亀田郁夫さん。 ◎市長(亀田郁夫君) 合併特例債の話、簡単にさせていただきます。これも平松議員おっしゃるように、当初32億円の多目的ホールをつくろうとしていた。その中に25億円が合併特例債を充てることになっていました。そうすると、32億円のうちの25億円、25億円のうちの市の持ち出しは3割、7億5,000万円、今言った32億円から25億円引くと、残りの7億円と今の30%の7億5,000万円、要するに14億5,000万円が市の持ち出し、そこには補助金が幾らか来るということで、十二、三億円の持ち出しで、合併特例債を全部使い切って、多目的ホールをつくろうとしていた。ただし、ここで、もう一回言うと、市の持ち出しは約13億円ぐらいあると。それだとほかのものは何もできなくなってしまうということで、合併特例債に関しては、25億円の合併特例債のうちに5億は国保病院に使わせてもらう。残りの20億を何に使うかということで、合併特例債は、今償還もしてますし、使うということにしている。まだ使っていない。その分が、例えばクーラーに使うのであればクーラーに使っても構わない。ただ、今は道路にも使っている。水道にも使っている。ごみ処理も使わなければいけない。そしてクーラーも入ってきたら、どこに使うかというのは、使えるところに使っていく。ただ合併特例債が今残っているのは20億円、そういうことです。  ですから、これに使う、使わないというのは、別にじゃぶじゃぶ使っているわけではなくて、足りなくなっちゃった場合には、20億円しかないんだから、25億円なら5億円は一般財源で出さなければいけない。ところが、ここで問題なのは、32億円もそれをやっていたら、全て道路、水道、ごみ、クーラー、これは全部一般財源で20億円とか二十数億はつくらなければいけなかった。そういうふうになります。ですから合併特例債は有利に使っていく。これは改めて、勉強会もしたいなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(庄司朋代君) 平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) 本件については、質疑ですので、これ以上あれすると一般質問になっちゃいますので。  次の議題に移ります。10款6項2目13節委託料について、42ページ、総合運動場施設維持管理費の委託料として917万2,000円が計上されています。この使途については議案説明では、あるいは紙面による新規事業の説明では、陸上競技場を3種公認として堅持するために行う予算計上だと、そういう説明をいただいたのですが、ここのこの3種公認の大会ですか、3種公認がどういう効果が既に実績としてあるのか、あるいは今後こういうものが予定されているとか、その辺の披露をまず1点いただければと思います。 ○議長(庄司朋代君) 建設経済部長、平川潔さん。 ◎建設経済部長(平川潔君) お答え申し上げます。第3種公認陸上競技場につきましては、県大会レベルの大会が可能となりまして、平成27年度に第65回千葉県民体育大会陸上競技を開催し、約700人の選手が利用いたしております。  また、毎年の実績といたしましては、県大会につながる予選会2回を含む8回の地域競技大会・記録会が開催され、延べ約2,000人の選手が利用いたしており、これも第3種公認陸上競技場として整備がなされている結果と考えております。  また、この県南の地において、陸上競技を行っている生徒、学生にとりましては、公認競技場の中で競技を行うことにより、標準記録を突破した場合には関東大会、全国大会への出場ということも可能になってまいります。  こうしたことも生徒、子どもたちのモチベーションにつながっていると考えておりますし、競技レベルの向上にも大きく貢献していると考えております。  今回、3種公認のための更新工事を行うことで、引き続き県内の公認競技大会の開催が可能となりますこと、加えて、トップレベルの大学や高校の合宿という受け入れも可能となっております。こうしたことに取り組みながら、この施設のより有効な活用を図ってまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) ありがとうございます。先ほど特例債の議論で出てきましたけれども、鴨川市、スポーツ施設が武器です。多くのスポーツ施設を武器として鴨川市スポーツのまちとして今後推進するんだというような中で、残念ながら多目的施設が中止になっているわけですが、そういう意味合いからすると、この施設、今言ったように現在もいろいろ外部からの流入に役立てているようですが、しっかりこの予算を活用して整備をお願いしたいと思うんですが、また多言になりますが、鴨川市はかつて、ここは平成17年でしたか、現市長、亀田市長と、その当時は2種競技場を、対象競技は実際誘客と活用がないから、ほとんどゼロだから、合理的な部分で3種に下げようという提案がされました。それに対して、私は亀田現市長とは対峙した討論をやった記憶が、亀田市長もそれが一番大きな思い出の議論だったと思うのですが、市長は2種を堅持しろと、私は今のご時世の中から3種でいいんじゃないかと、そんな議論をしたわけですが、そんな形で現在3種になっています。これ以上の降格はないと思いますので、今申し上げたようにしっかり予算を使ってやっていただくと思いますが、市長、その当時のあれして、また議長に怒られますが、ちょっと答弁があったら、それは市長が2年間議員であったかなというあかしで残っている唯一の仕事だったと思いますが、ひとつよろしくお願いします。 ○議長(庄司朋代君) 市長、亀田郁夫さん。
    ◎市長(亀田郁夫君) ちゃんとにお答えします。議員おっしゃるとおり、鴨川においてのスポーツというのは、地域活性の柱の一つにしなければならないというのは自分も思っていますし、今来てくださっている方、マリーンズだとかオルカだとか、それも応援しなければいけないし、子どもたちがみんな集まってきているから応援しなければいけないということは十分わかっています。それはやっていくつもりです。そして、今度スポーツコミッションもつくっていく。その中で確かに、17年とおっしゃっていますが、あのときに2種にしようとしたのは、あと1,000万円あれば2種になれた。1,000万円だったらやったほうがいいんじゃないのということで、自分はやっていてほしかった。その後のメンテナンスはまた別にしても、1,000万円だったら。ただ、これからやっていくのにその15億円を倹約しなければいけないと、いろんなのがあります。これからこれをやっていくのには、まだ精査しなければいけないですけれども、べらぼうなお金がかかります、スポーツ施設を直していくのに。ですから、そのほかにもクーラーやらなければ、何をやらなければいけない、たくさんいろんなのがあるんで、今あるものをもう一回精査して見直しながら一つずつをやって、そして今おっしゃったような3種スポーツ、これはどうにかいろんなお金も用意しながら続けていきたいなというふうに思っております。 ○議長(庄司朋代君) 次の通告者に発言を許します。杉田至さん。 ◆5番(杉田至君) それでは、私のほうから本年度の一般会計予算額についてなんですが、今般の補正予算を含めますと、既に180億1,500万円余りとなっております。ここ3年間の最終予算額を大きく上回ることとなっておりますが、その具体的な要因について、まずお尋ねしたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長増田勝己さん。 ◎経営企画部長増田勝己君) お答えをさせていただきます。議員ご指摘のとおり、今般の補正予算(第6号)についてご可決をいただきますと、補正後の予算額は180億1,502万1,000円となりまして、ここ3年間の最終予算額の平均値であります167億2,265万3,000円と比較いたしますと、12億9,236万8,000円の乖離がございます。  そこで、その具体的な要因でございますが、主なものとして3点ございます。  1つ目は、当初予算で計上いたしました公債費でございます。銀行等から借り入れる地方債につきましては、利子の軽減を図るため、10年ごとに利率見直しをすることとしておりまして、本年度におきましては、7億8,639万1,000円の借り換えを行いますことから、借換債分として計上させていただいております。これが一つの要因となっております。  2つ目といたしまして、市民の安全を守るため、補正予算(第3号)で計上したうちのブロック塀撤去等費用、これは金額は大して大きくないんですけれども、1,089万4,000円がございます。  3つ目でございますが、こちらは子どもたちの健康面に配慮いたしまして、快適な学習環境を整備するため、市内の小学校及び中学校並びに幼稚園の空調設備整備関係の経費として、先般の臨時市議会でご可決いただきました補正予算(第5号)で、6億372万4,000円を計上いたしました。  以上の3点が主な要因となっております。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 杉田至さん。 ◆5番(杉田至君) ご答弁ありがとうございました。3年間の平均予算額、167億2,000万円余りといったようなことでございました。今年度は既に180億円を超えているということで、12億9,000万円程度の増嵩となっているといったようなことでございますが、実は167億円も合併前の市長のそれぞれの予算額と比較をいたしますと、かなりな規模で膨れ上がっていると、そういう状態にあるということは、まず財政担当の皆さんもご認識をいただきたいというふうに考えております。  1点だけお尋ねをしておきますけれども、今回の例年度よりも多くなっている12億円という数字の中で、借換債が7億8,600万円余りあるということでございました。この借換債のことについてなんですが、今現在の借入利率をどの程度の利率に借り換えようとしておられるのか、これに伴って、どの程度の、後年度の財政的な負担といいましょうか、これが軽減できる見込なのか、その辺についてお伺いをしておきます。 ○議長(庄司朋代君) 経営企画部長増田勝己さん。 ◎経営企画部長増田勝己君) お答えをさせていただきます。今回の借り換えの対象になっております、事業にいたしまして8事業ございます。そのうち6事業については既に借り換えは終了しております。借換前の利率ですけれども、今回全部の8本、それぞれ利率は違うわけですけれども、一番安い利率で年利1.19%、一倍高い利率で1.575%でございます。そのうち6本既に借り換えをいたしておりますけれども、一番低利な利率が0.343%でございます。一番高い利率が0.84%ということで、いずれも借り換え前よりも安い利率で借り換えを実施いたしております。あと2本あるわけですけれども、仮にこの2事業を、今一番高い利率の0.84%で借りた場合、どうなるかというような試算をいたしましたところ、この8本合計で、後年度の利子の負担、約2,000万円ほど節約できるというような試算となっております。ご理解いただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) それでは、11時15分まで休憩といたします。                 午前10時59分 休憩           ────────────────────────                 午前11時15分 再開 ○議長(庄司朋代君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次の通告者に発言を許します。佐藤和幸さん。 ◆6番(佐藤和幸君) それでは、私のほうからは、議案第71号 平成30年度鴨川市一般会計補正予算(第6号)についてお伺いいたします。まず、予算全般についてなんですけれども、今回の補正予算の中では、来年5月1日に予定されている改元に伴う元号変更によるシステムのプログラム修正や改修の委託料が幾つか上げられております。補足説明の中では、補正予算書の22ページ、2款1項4目財政管理事務費のプログラム修正委託料49万7,000円、23ページの2款1項10目電子計算費のプログラム修正委託料409万4,000円、そして42ページ、10款6項2目総合運動施設維持管理費の中の公共施設予約システム改修業務委託料21万6,000円、こちらにつきまして、合計で約480万円と、決して小さな数字ではないかと思うのですけれども、こちらについて、今後も元号変更のたびにプログラム修正等が必要になってくるのか、今回の修正で職員が元号変更できるようにするなど、今後こういったシステム改修等が必要にならないような対応はできないのか、また職員の業務負担や市民の利用しやすさを考慮しますと、今後西暦に統一していくことが望ましいのではないかというふうに考えるのですけれども、こちらの必要性についてお伺いいたします。  もう一点、29ページの3款2項4目保育園維持管理費の中の空調設備設置工事716万5,000円につきまして、こちらの工事の内訳についてあわせてお伺いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 総務部長、松本憲好さん。 ◎総務部長(松本憲好君) それでは、まず1点目の今般のシステムのプログラム修正、この予算につきまして、私のほうからお答えいたします。議員ご質問のとおり、今般の補正予算には複数の改元に伴うシステムのプログラム修正に係る委託料を計上させていただいております。それぞれ担当課が違うわけですけれども、私から一括してお答えをさせていただきたいと思います。  今回3つですけれども、これらのシステムにつきましては、全て本市で独自で構築したものではなくて、基本的には既存のパッケージシステムに、場合によっては必要なカスタマイズを加えて使用しているというものでございます。  また、一方で、これらのシステムにおけるデータベース、あるいは内部のデータそのものにつきましては、基本的には西暦で管理をしておりますものの、これをディスプレイ、画面に表示し、あるいは帳票に出力する際に和暦に変換をしているというものでございます。  そして、今般の修正の委託料は、この和暦に変換する部分について、新たな元号への対応が可能となるよう、修正を行うことにかかわるというものでございます。  まず、ご質問の元号変更のたびに改修が必要かとのことにつきましては、将来の元号変更の際に使用しているパッケージシステムの標準の仕様にも左右されるわけですけれども、将来の元号変更の際には今回と同様に改修が必要となる場合も想定をされているところでございます。  次に、2点目、職員が元号変更を行えるようにできないか、あるいは西暦に統一することが望ましいのではないかとのご質問につきましては、既存パッケージシステムに大幅なカスタマイズを加えることになるわけでございますので、むしろシステム改修に係る費用がかさむことが想定をされております。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 健康福祉部長、牛村隆一さん。 ◎健康福祉部長(牛村隆一君) それでは、私のほうからは保育園の空調設備工事の関係でお答えをさせていただきます。今回の補正予算の計上715万5,000円につきましては、鴨川保育園・西条保育園・田原保育園・天津保育園の遊戯室、そしてひかり保育園の保育室のエアコンの新規設置、修繕のための部分でございます。それぞれの設置場所につきましては、環境や広さによって台数の違いがございますけれども、まず、鴨川保育園は、遊戯室に業務用のエアコンを1台、新規設置ということで、こちらは現在見積りを徴した金額でございますが、内訳では190万800円。また、西条保育園は、遊戯室に業務用エアコン1台の新規設置で87万4,800円。田原保育園は遊戯室に家庭用エアコン2台の新規設置でございますが、52万2,720円。天津保育園は、遊戯室に業務用エアコン1台、これは修繕でございますけれども、18万1,440円。これで計347万9,760円という金額になります。  これに加えまして、ひかり保育園は、現在、設置されているエアコンが業務用の重耐塩害使用でございます。塩害に耐えられる仕様ということになっておりますが、これを更新するものでございまして、この重耐塩害使用の場合には、受注生産ということになりますため、この価格の部分につきましては、高額なものになるということで、こちらのほうは業務用として2台、386万6,400円という金額になります。これらを合わせまして、今回補正でお願いをいたしております金額ということになるところでございます。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 佐藤和幸さん。 ◆6番(佐藤和幸君) それでは、まず先に空調設備設置工事につきまして、改めてお伺いいたします。ただいまの部長の答弁で、鴨川保育園のほうが109万800円、西条保育園のほうが87万4,800円ということで、それぞれどちらも遊技室に業務用エアコン1台を設置するというようなことになっておりますが、こちらにつきまして、エアコンの規模等については、部屋の広さはそれほど差がないというふうに推察いたしますので、エアコン自体の値段についてはそれほど変わらないと思うのですけれども、設置場所の環境等ということで、この金額が、100万円ほどの差があることについての要因についてお伺いいたします。  もう一点、元号変更に伴うプログラム修正につきまして、既存のパッケージを使っているということで、そちらを市のほうで修正できるような形にするためには、逆に改修費用のほうがかさんでくるということは理解いたしました。先ほどの答弁の中で、そもそも基本は西暦のデータがあって、それを和暦に変更して出力するためのプログラムの改修が必要ということで、やはり大きなカスタマイズには、そのお話を聞きますと、カスタマイズせずに、和暦に変更せずに西暦として出力するということは可能なのかなと思うんですけれども、先ほど私が聞かせていただいた件につきまして、システム上難しいというところではなくて、今後和暦を西暦に統一していくということが必要なのかなというところでお伺いさせていただいたのですが、現状市の総合計画等においては、平成32年度というような、存在しないものが、存在しているものもありますので、そういったところの混乱を避けたりするということも含めて、今後は西暦に統一していく、ほかの自治体では既に西暦と和暦の併記をしているところもありますので、いきなり西暦に統一しないにしても、そういった併記していくような、そういうような考えがあるのかというところをお伺いさせていただきます。 ○議長(庄司朋代君) 総務部長、松本憲好さん。 ◎総務部長(松本憲好君) お答えいたします。この西暦と和暦を併用して使われているといったような状況は当然私どものほうも認識はいたしております。しかしながら、西暦への統一ということになりますと、元号というものが法律、元号法に基づくものでございまして、本市のみならず国の全ての公官庁でこれを用いた表記を行っております。本市のみこれを西暦に変更すると。全ての申請文書、あるいは通知文書等、西暦に統一するというふうなことになりますと、さまざまな部分に影響も大きいかというふうに考えておりますので、現時点においては西暦に統一するというふうなことは考えておりません。  答弁漏れいたしました。これを2つを併記にするということにつきましても、現時点では考えておりませんので、ご理解いただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 健康福祉部長、牛村隆一さん。 ◎健康福祉部長(牛村隆一君) それでは、鴨川保育園遊技室の新規設置の部分、この金額の部分についてお答えをさせていただきます。鴨川保育園の遊技室につきましては、面積が84平米という遊技室の中に設置をさせていただきたいものでございますけれども、実際に遊技室の場所の中で設置を検討した中では、室外機、こちらのほうを設置するにつきましては、確認をしたところ、子どもたちの遊ぶ場所に面しているという部分で、触れる場所に設置をするようなことになりますと、安全確保の面からも心配されるところがございますので、それらの安全確保を十分にするということで金額がこのような形で190万円というような形に現在見積りをさせていただいたものでございます。このような形で若干の金額に開きがございますけれども、今年の夏のように、高温注意報が発令をされ、熱中症予防の注意喚起という部分が図られたところでありますけれども、特に乳幼児につきましては、体温調節をする自律神経等が未発達ということもございます。健康面では安全確保を図る必要があるということから、早期にエアコンにつきましても確実に実施をさせていただきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 次の通告者に発言を許します。松井寛徳さん。 ◆3番(松井寛徳君) 私からは、補正予算書42ページ、議案説明資料では59ページ、10款教育費、6項保健体育費、2目体育施設費、総合運動施設維持管理費の委託料のうち、設計委託料894万3,000円についてお伺いいたします。  先ほどの平松議員からの質疑にて3種公認の効果、実績はわかりましたので、私のほうからは第3種公認の継続とフィールド内の芝生の張り替えをするための実施設計の内容について、どのようなものか、お伺いをいたします。  また、実施設計後とはなりましょうが、現段階での工事費やその財源について、あわせてお伺いをいたします。 ○議長(庄司朋代君) 建設経済部長、平川潔さん。 ◎建設経済部長(平川潔君) お答え申し上げます。陸上競技場につきましては、公益財団法人日本陸上競技連盟による公認期間が、平成32年7月14日をもって終了となるため、その継続に向けた改修工事を行うための実施設計を行うものでございます。  内容につきましては、陸上競技のルール改正や老朽化に伴うウレタン走路の吹き替え、砲丸投げサークルの補修、投てき用囲いの購入のほか、審判台、写真判定装置、走り高跳び用マット等備品の更新でございます。  また、フィールド内の芝生につきましては、2020東京オリンピック・パラリンピックに向けた海外女子サッカーチームの誘致やオルカ鴨川FCのなでしこ1部リーグ進出への対応等、フィールド環境の向上に向けた、現在の高麗芝から洋芝への張り替え、スプリンクラーの設置、井戸の掘削及び貯水タンクの設置などを予定いたしております。  改修に係る工事費につきましては、現在、実施設計前ですので、概算ということでお答えをさせていただきたいと思いますが、現段階で4億円程度と試算をいたしております。  また、財源といたしましては、スポーツ振興くじ助成金を初め、より有利な補助金の獲得、あるいは起債の活用に努めるとともに、現在、強い鴨川づくりに向けた取り組みを進めております。こうした中でさらなる事業費の削減、事業効果の検証などもあわせて行ってまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 松井寛徳さん。 ◆3番(松井寛徳君) ありがとうございました。答弁にもありましたとおり、市の財政に負担のかからぬよう、財源の確保にはしっかり努めていただきたいと思います。  次に、今後、多額の費用をかけて改修工事を行うということになりますが、3種の公認継続、フィールドの洋芝化することでのメリットはどのようにお考えか、お伺いをいたします。 ○議長(庄司朋代君) 建設経済部長、平川潔さん。 ◎建設経済部長(平川潔君) お答え申し上げます。先ほどの平松議員への答弁と多少重複する部分もあろうかと思います。お許しをいただきたいと存じます。  鴨川市陸上競技場は、安房地域唯一の第3種公認競技場として平成7年に完成して以来、千葉県民体育大会を初め、小中体連による地域の陸上競技記録会のほか、日本代表が所属する大学や高校の陸上競技部による合宿にも利用されてまいりました。3種公認のための更新工事を行うことで、引き続き県内の公認競技大会の開催が可能となるほか、トップレベルの大学や高校の合宿の受け入れも可能となってまいります。  また、フィールド内につきましては、これまでもオルカ鴨川FCを初めとするなでしこリーグ公式戦の開催や千葉県高等学校サッカー選手権大会、小中体連によるサッカー大会などに利用されており、洋芝にすることによりまして、海外女子サッカーチームの誘致やなでしこ1部リーグの公式試合に対応できることが挙げられます。  第3種公認継続の工事と洋芝化の工事を一体的に行うことで、工事の効率化を図り、工事費の削減も期待をいたしているところでございます。今後とも陸上競技場で多くの人が集まり、活性化が図られるよう、これら合宿等の誘致のほか、しっかりとした施設の維持管理に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(庄司朋代君) 松井寛徳さん。 ◆3番(松井寛徳君) ありがとうございました。内容については理解をさせていただきました。先日、12月2日、日曜日でしたが、私も総合運動施設に伺いましたところ、市長杯サッカー大会や少年ソフトボール大会、それから南房駅伝も開催されており、大変にぎわっておりました。今後これらの改修により、より多くの利用者が見込まれ、交通渋滞も予想されると思いますので、地域の住民へのより一層の配慮とともに、総合運動施設の適切な維持管理、市民スポーツ振興に努めていただくことを改めてお願いし、私からの質問を終わります。 ○議長(庄司朋代君) 次の通告者に発言を許します。福原三枝子さん。 ◆11番(福原三枝子君) 私のほうからは3款民生費、2項児童福祉総務費、1目児童福祉総務費、19節負担金、補助及び交付金、教育・保育施設障害児等受入促進事業補助金について伺います。29ページになります。これについてよろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 健康福祉部長、牛村隆一さん。 ◎健康福祉部長(牛村隆一君) それでは、この補助金につきましてお答えをさせていただきます。  教育・保育施設障害児等受入促進事業補助金でございますけれども、この補助金は、市内の民間の教育・保育施設でも公立の施設と同様に障害児の受け入れが促進できるように、障害児の受け入れのための専門の資格を持った職員・保育士の加配等を行った場合には、人件費を補助する制度でございます。  本市では認定こども園OURSがこの対象となります。この認定こども園OURSには障害をお持ちのお子さんが相当数入園をしております。その中でも特に職員の配置、言語聴覚士、あるいは保育士、現在3名を配置という形などが必要になるわけでございますけれども、その中でお子さんが当初14名で見込んだところ、特に障害で支援が必要な方17名の入園となったことがございまして、さらなる配置が必要ということで、このように増額をさせていただいたところでございます。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 福原三枝子さん。 ◆11番(福原三枝子君) わかりました。ありがとうございます。続きまして、2点目、8款土木費について伺います。36ページです。8款土木費、5項住宅費、1目住宅管理費、19節負担金、補助及び交付金、住宅・建築物耐震改修等事業について伺います。  まず、この補助金の受け入れ事業者について、また、この事業につきましては、当初予算は9,223万円でありましたが、今回の補正額は1,454万9,000円になっております。この補正の理由等について伺います。 ○議長(庄司朋代君) 建設経済部長、平川潔さん。 ◎建設経済部長(平川潔君) お答え申し上げます。まず、1点目の補助金交付対象者でございますが、こちらにつきましては、株式会社吉田屋でございます。  この事業は、市内にある要緊急・安全確認・大規模建築物、これは、不特定多数の方が利用する建築物で、ホテル等の場合、階数3階以上かつ床面積の合計5,000平方メートル以上の建築物が対象となり、当該建築物の耐震改修工事に要する費用の一部を補助するものでございます。  続きまして、2点目、今回の補正となった理由についてでございますが、この補助金の額を決定する際の交付対象経費は、建築物の延べ床面積から算定をいたしております。当該建築物につきましては、既存建築物に増築されている部分があり、当初、これを含まずに補助金の算定をしておりましたが、増築部分についても算定面積に加えることができるという国からの助言もございまして、今般、補助金を追加して交付することといたしたものでございます。  ちなみに、補助金額につきましては、当初、8,842万3,000円を予定しておりました。こちらから1,454万9,000円を増額し、1億297万2,000円を交付したいものでございます。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 福原三枝子さん。 ◆11番(福原三枝子君) 増築の部分につきまして、今回補正ということですね。わかりました。そうしますと、昨年はたしか鴨川グランドホテルがこの制度を活用されたと思います。そして、今回鴨川館がやっていただいております。この取り組みをしていただくことによりまして、鴨川市は観光立市でございます。これとあわせまして防災にも、また観光集客にも安全・安心な鴨川として広報もできることですし、ぜひその取り組みをしっかりとやっていただきたいと思います。  あと、この事業対象者は鴨川市内において何社ありますでしょうか。 ○議長(庄司朋代君) 建設経済部長、平川潔さん。 ◎建設経済部長(平川潔君) お答え申し上げます。該当いたします施設といたしましては、1施設になります。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑はございませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第71号は、予算常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第12、議案第72号 平成30年度鴨川市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題として質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第72号は、総務常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第13、議案第73号 平成30年度鴨川市介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題として質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第73号は、文教厚生常任委員会に付託いたします。           ────────────────────────
    ○議長(庄司朋代君) 日程第14、議案第74号 平成30年度鴨川市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題として質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第74号は、総務常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第15、議案第75号 平成30年度鴨川市水道事業会計補正予算(第1号)を議題として質疑に入ります。質疑はありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第75号は、建設経済常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── ○議長(庄司朋代君) 日程第16、議案第76号 平成30年度鴨川市病院事業会計補正予算(第3号)を議題として質疑に入ります。本案に対し、質疑の通告がありますので、発言を許します。平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) この病院事業会計補正予算(第3号)、議案書1ページの1款1項7目他会計負担金1,000万円についてお伺いをしたいと思います。これについて、議案の説明では、国保病院に新しく割り当てられた病床事業である地域包括ケア事業に取り組むための事業費として一般会計からの繰り出しを要請したものだとの説明をいただきました。これについてですが、この病床の割り当てについては、安房地域医療構想会議が開かれて、その中でということで、この会議はちょうど3回目ぐらいでしたか、牛村部長、あるいは文教厚生常任委員長の川崎委員長からの要請で我々議員も、7月に行われました館山の会議に多数出席して傍聴してまいりました。その段階では、今回、議案説明では、新しく割り当てられた病床ということで提案に入っているんですが、7月に我々が行った段階ではまだまだ病床の割り当てはされてなかったと。これもこの議会の場でも正式に、過去は主に急性期と、急性期は52床、慢性期は18床で、計70床あったと記憶しているんですが、それがどのような形、風のたよりでは3区分されて、その不足が今回割り当てる地域包括ケア事業であるということでございますので、一応1点目は、我々傍聴したときにまだ決まっておらなかった鴨川市国保病院の病床の割り当て結果、これは結果として出たのか、協議が決まったのか、その辺について、まずはお聞きしたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 健康福祉部長、牛村隆一さん。 ◎健康福祉部長(牛村隆一君) それでは、地域包括ケア病床に関係します、これまでのある程度、安房地域の地域医療構想調整会議、これらの経過と、どのような協議の中で決まったかということでお答えをさせていただきたいと思います。  まず、この地域包括ケア病床でございますけれども、こちらは急性期医療を経過した方、また在宅療養をされている方などの受け入れ、並びに在宅復帰支援等を行う機能を有しているリハビリを重視した病床でございまして、在院日数の限度は60日、在宅復帰率は7割以上というような病床でございます。  医療スタッフにいたしましても、医師のほか看護職員は13人の患者に対し1人以上で、7割以上が看護師、また専任の在宅復帰支援担当者である医療ソーシャルワーカーが1名以上、専従の常勤理学療法士、作業療法士、または言語聴覚士が1名以上、これらの医療技術を有する専門職の確保が必要となっております。  このような地域包括ケア病床ですけれども、安房の地域では、2025年には259床不足すると見込まれておりまして、鴨川市においても高齢化率が高い中では、この入院機能はますます必要となってまいります。このために、昨年度鴨川市立国保病院建て替えという部分で安房の地域医療構想調整会議、まずは、昨年の10月4日に亀田医療大学で開催をされました地域医療構想調整会議の場で建て替え概要を説明をさせていただきました。  その後は、平成29年11月24日にはこの建て替えについては総務省でも70床で整備することの了承が得られたことでございます。  そして、さらに年明け、平成30年2月22日、これは平成29年度の第2回の安房地域保健医療連携に関する地域医療構想調整会議、こちらは館山市で開催されましたけれども、この場で鴨川市立国保病院の建て替えの最終的な了承と、病床機能につきましても、こちらのほうが52床の急性期、これを急性期を20床とし、また、回復期のリハビリテーション機能のあります地域包括ケア病床を30床、そして慢性期の療養を長期の療養を必要とする病床を20床の計70床ということで協議をいただいて、ご了承をいただいたというような形でございます。  このような形で現在、地域医療構想調整会議のご了承を経て、今般も新病院の開設前でありますけれども、少しでも転換を早期に図り、経営の改善改革に取り組もうということで、今般まずはこの年明けからは、8床分でございますけれども、転換をし、徐々に来年度増やしていきたいというような形で考えております。  このような経過で地域包括ケア病床の転換という部分を公の会議の場で認められてご了承いただきながら、現在に至っているという状況でございます。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 平松健治さん。 ◆15番(平松健治君) ありがとうございました。新しい病床事業に取り組むんだということで、1,000万円の新たな、本来であれば、国保病院、独立採算で頑張らなければいけない事業ですが、この間平成29年度決算で病院事業について議論をさせていただいたんですが、既に昨年度の繰り出しを超えている予算が成立している中、さらに新事業ということで1,000万円、約1億円の繰り出しをするわけですね。先ほどの15億円の財源削減に通ずるところなんですが、この間我々に配られた職員の異動の中に、社会福祉士が退任をされたというような情報もいただきました。片やそういう状況の中で今度新しい事業のために5人充てるために補正の予算ということでございますが、そういう状況下ですので、歳費については効果的なしっかりとした管理の中で使っていただきたいと思うんですが、その辺のことについて、1億に至ってしまう財政出動について、まだ国保病院建設前にこういう状況で、今後はかなり懸念されるんですが、それらに対して緊張感を持って対応しているという考えをお示しいただければありがたいなと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 健康福祉部長、牛村隆一さん。 ◎健康福祉部長(牛村隆一君) ただいま緊張感を持ってというようなことで、平松議員からはご質疑いただきました。確かに今回一般会計からの1,000万円という形で国保病院の補正予算には計上させていただいております。こちらのほうは、新病院の開院を待つことなく、少しでも取り組めるものであれば、経営改革をしていこうと、その一環で今回は、まず8床からですけれども、安房の地域で不足している地域包括ケア病床、こちらのほうを転換しまして、新病院開院時にはスムーズに移行できるようにしてまいりたいという目途で計上をさせていただいたものでございます。  この開院に当たりましては、準備期間でありますとか、受け入れ体制を確保していかなければいけないというようなこともございます。そのようなことから、今回は準備の部分に必要な専門スタッフもございますことから、配置をさせていただいたところでございますけれども、こちらも収益増が見込まれるように、その部分については診療報酬がこの地域包括ケア病床は一般の入院よりも高く設定をされております。こういう部分を今後しっかりと、収益を見込まれるように取り組むためということで、今回、一般会計から繰り出しをしていただいたところでございますので、しっかり取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 次の通告者に発言を許します。本吉正和さん。 ◆4番(本吉正和君) 予算書の、後ろから数えたほうが早いんで、7枚目、76号議案のところなんですけれども、第76号の第4条、債務負担行為をすることができる事項、鴨川市立国保病院建設事業の限度額20億6,064万円とあり、期間は平成31年度から平成32年度までとなっておりますが、仮に第76号議案が可決された場合、平成31年度の当初予算ではその約20億円のうち、どのくらいの額を本体工事に計上する予定なんでしょうか。 ○議長(庄司朋代君) 国保病院事務長、岩瀬英彦さん。 ◎国保病院事務長(岩瀬英彦君) お答えいたします。今回の債務負担行為には、工事費として、先行解体と新病院建設及びこの工事監理費を計上させていただいております。平成31年度当初予算には、このうち工事費と工事監理費として現状では工事期間等から算出いたしまして、約17億5,000万円の計上をする見込みとしております。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 本吉正和さん。 ◆4番(本吉正和君) また、1期工事は、先日配られた大きい設計書のようなこのくらいの紙に先行解体、本体工事と進み、外構工事に移行していくわけですが、これに監理費を含めて20億6,064万円と認識しております。  そこでお尋ねしますが、この他、CT、レントゲン、エコーなど、医療機器にどのくらいの費用がかかると考えておられますか。また、その他事務機器、医師住宅、もろもろの費用も含めて、新病院完成までに一体幾らかかるのか、お答えください。 ○議長(庄司朋代君) 国保病院事務長、岩瀬英彦さん。 ◎国保病院事務長(岩瀬英彦君) お答えいたします。平成30年第3回市議会定例会の川崎浩之議員の一般質問において、市長登壇で「病院本体の整備に約20億円を要するほか、医療機器、外構工事等を合わせ25億100万円を事業費として見込んでいる」とお答えさせていただきましたように、現在、その中に、医療機器につきましては、現病院で使用している医療機器等を新病院に移設して使用するもの、また、新たに購入する医療機器等の確認作業を実施しているところでございます。このため、現時点では医療機器の費用を明確にお答えできないところでございますが、極力、病院建て替えに係る事業費として見込んでいる約25億円の範囲内で導入できるように努めてまいりたいと考えております。  また、その他の費用として、現在、明確になっておりますものは、医師住宅に係る事業費として約1億円でございまして、これを加えますと、現時点では約26億円となっております。今後は、実施設計の完了とあわせ、建て替えに係る事業費につきましては十分精査してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 本吉正和さん。 ◆4番(本吉正和君) 今の答弁の中で、この間委員会で私が聞いた電子カルテが多分入っていないと思うんですけれども、そこにもお金がかかると思います。最後に、私は国保病院の必要性は重々認識しております。5日の秋山議員の一般質問でもあったように、財政状況がこのように逼迫している中、この事業は本市の盛衰を決める事業でありますので、できるだけ費用が膨らまないように慎重に事を進めてまいりましょう。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 次の通告者に発言を許します。杉田至さん。 ◆5番(杉田至君) 私からは3点ほどお尋ねをさせていただきたいと思います。  まずは1点目なんですけれども、この時期に20億6,000万円余りの予算を債務負担行為として計上する、あるいは、ここで計上しなければならないこの理由は何なのかお伺いをしたいと思います。  次に、2点目ですけれども、新病院を開業するまでの総事業費、ただいま本吉議員のご質問にもありましたけれども、開業するまでの総事業費はどの程度になるのか、いまだにその見込額も、私は不透明だというふうに思っております。また、その財源内訳も釈然としません。また、総事業費が不透明なまま、病院建物だけでも20億円を超える巨費が投じられることに加えまして、医師や看護師の増員に伴う人件費の相当額の増嵩が予測されるなど、新病院の経営が成り立っていくのかどうか、中長期的な収支計画、収支見込みもいまだに示されておらず、本当に不安でなりません。市民の皆さんが安心のできる、納得のできる資料や説明があってしかるべきと思いますが、市民の皆さんの不安を払拭する具体的なお取り組みをお考えでしょうか。大規模事業の予算計上は、こうした取り組みを経てからが通常の手順と考えますが、その点に関してはどのようにお考えなのでしょうか。  3点目なんですけれども、今般の債務負担行為に基づく新病院の施設規模はもとより、施設内部の診察室や入院の病室などの配置ですとか、大きさ、電子カルテや医療機器の導入、医療スタッフの確保、病院経営の改革、運営方針等々について、内部の定期的な検討会はあるのかどうか、また、専門的な見地を有する保健医療参与のご指導や意見などはどのような形で反映されているのかどうか。この3点についてお伺いをさせていただきたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) 国保病院事務長、岩瀬英彦さん。 ◎国保病院事務長(岩瀬英彦君) お答えいたします。私のほうから1点目、2点目についてお答えをさせていただきたいと思います。  まず1点目でございます。なぜこの時期に債務負担行為を計上するのかということでございます。今年度中に入札の準備や国県補助金の事前手続を進めるために必要となるため、債務負担行為として計上させていただいているものでございます。  2点目につきましてお答えいたします。先ほど本吉正和議員の答弁でもお答えさせていただきましたように、現時点では、病院建て替えに係る事業費として見込んでいる25億100万円に加え、医師住宅に係る事業費を加えますと、約26億円となるところでございます。今後は、杉田議員のご指摘の点を踏まえ、実施設計完了により見込まれます病院建て替えに係る全体事業費とともに、財源として見込まれる新病院の建設整備に係る国県補助金や合併特例債、病院事業債、一般会計からの繰出金等、また、これらにあわせた新病院の経営見通しにつきまして、1期工事費の予算計上を予定しております平成31年第1回市議会定例会までには、お示しをさせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(庄司朋代君) 健康福祉部長、牛村隆一さん。 ◎健康福祉部長(牛村隆一君) それでは、私のほうからは3点目についてお答えをさせていただきます。  まず、新病院の運営方針でございますが、地域のかかりつけ医機能に加えまして、プライマリケアによる在宅医療を中心とする地域包括ケアの拠点とするとともに、高度急性期を担う医療機関等との役割分担のもとに連携を図りながら、市民の皆様の暮らしを支える中核病院として運営してまいりたいと考えております。  このため、新病院の病床機能は、急性期20床、回復期の地域包括ケア病床を30床、慢性期を20床とする中、医師は千葉大学の教育・研究プログラムによる医師確保を図るとともに、リハビリによる在宅復帰を目指す地域包括ケア病床を開始するに当たりましては、看護師及び医療技術スタッフの確保を図りながら、常に病床利用率を70%以上とした安定的な運営を図ってまいたいと考えております。これには医療スタッフがチームとして動くための現在定期的な部署により若干の回数は違いますけれども、月1回以上は研修会という形で進めているところでございます。  また、今後の医療需要等の推移を見ながらではございますけれども、慢性期病床は介護医療院への転換を見据え運営を図るとともに、経営の効率化に向けては、地方独立行政法人化も視野に入れた経営形態の見直し等にも取り組んでまいりたいと考えております。  こうした中、本年度から、竹内公一保健医療参与には、医師として専門的な見地から、ただいま申し上げました病院運営に係る助言のほか、新病院建て替えに向けた実施設計におきましても、医師を初めとする医療スタッフや医療事務スタッフを同一フロアで仕切りなく業務を行えるような新たな体制の確保を図るとともに、外来及び検査室等の効率的な動線確保、さらには2階、3階の病棟におきましても、感染管理や看取り対応、ベッドコントロールのしやすさ等、個室病床採用に係る助言等、さらには電子カルテの導入に対しましてもご助言をいただいて、現在もおります。  実施設計は、構造計算による施設規模、構造が大方固まったところではありますけれども、その中でも、より機能的、かつ働く医療スタッフにとりましても使いやすい施設機能となりますよう、今後も可能な範囲で、竹内公一参与には、病院建て替えに係る助言をいただきながら進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 杉田至さん。 ◆5番(杉田至君) それでは、3点目についてなんですけれども、せっかくの専門的な知見を有する保健医療参与でございますので、ぜひ引き続き適切な助言、ご指導のもと、これを生かせるような体制づくりをお務めいただきたいというふうに考えております。  では、1点目なんですけれども、まず国県補助金の事前手続というようなことでのご答弁でございましたけれども、国県補助金の補助見込額はどの程度なのでしょうか。  また、今般のこの債務負担行為の設定は、こうした補助金の交付にかかわる必須の手続なのかどうか。それについてお伺いをいたします。  それと2点目なんですけれども、新病院の経営見通しについては、この次になりましょうか、平成31年第1回定例会でできればお示しをしたいといったようなことを申しておりましたけれども、今般の債務負担行為というのは、既に皆さんご存じのとおり、予算の一部ですよね。今般、予算の一部ですから、予算を今般何かしらの形で議決した場合には、既に予算が成立してしまっているという中で、予算が成立をしてしまっているのに、今さら経営見通しですとか、総事業費ですとか、あるいは財源内訳ですとか、そういったようなことを説明しても意味がないのではないかと思われても仕方ないと、私は思います。どうして今まで事前に資料を提示しない、説明しない、説明できなかったのか、その辺について、いま一度お伺いをいたします。 ○議長(庄司朋代君) 健康福祉部長、牛村隆一さん。 ◎健康福祉部長(牛村隆一君) それでは、まず最初に、この時期に債務負担行為を組んだ部分でございますけれども、平成32年度中の開院を目指す中では、建て替え後の新病院の1期工事に係る実施設計額は大方固まったことに加えまして、千葉県の地域中核医療機関整備促進事業補助金、これは医療施設に係る施設整備補助金でございますけれども、この補助金を来年度得るためには、千葉県との事前協議を年度内に行う必要があるというようなことから、千葉県との事前の調整を図った中では、この工事予算に係る債務負担行為が必要ということで、今回上げさせていただいたものでございます。  そして、この地域中核医療機関整備促進事業補助金でございますけれども、こちらのほうは対象施設は公的医療機関ということでの事業補助でございます。こちらのほうは、鴨川市立国保病院分といたしまして、現在県のほうから示されている金額、約1億7,400万円ということで示されているところでございます。  それと、今回、病院建て替えに係る事業費ということでこれまである程度必要な資料の公表など本来必要でなかったのか、すべきでなかったのかというようなことでございます。確かに議員ご指摘のとおりでございます。その中でも今現在、実施設計を行っているという部分で、事業費が国交省の建築単価の基準の中というところでは、構造計算まで大方固まった中で出てまいりました。それに加えまして、今後係る費用といたしましては、1期工事に加えて2期工事という部分の費用、こちらのほうは現行の病院を解体、あるいはその後の外構で駐車場整備などを含めて、今後係る費用もございます。これらについては今現在、実施設計のもとで進められている金額、こちらもお示しをすることは必要になってまいります。こういうものも含めて、今後ご提示をさせていただきたいというものでございます。  また、事前にただいま申し上げました債務負担行為に基づいての県の補助金を得るという部分なども今後明確に事前協議の中で金額も示されてくる部分、さらに確認をする必要などもございまして、こういう部分を含めますと、平成31年第1回市議会定例会までに今後の費用についてはお示しをさせていただきたいということで、先ほど事務長からお答えさせていただいたということでご理解いただければと思います。以上でございます。 ○議長(庄司朋代君) 杉田至さん。 ◆5番(杉田至君) 見方によりましては、今般の補正予算に計上されています債務負担行為20億6,000万円につきましては、ただいまのご答弁がございました国県補助金1億7,000万円を確保するがための事前手続として必要なんだというふうに聞こえます。20億円もの巨費をこれがための理由だけで債務負担行為を組んでよろしいのでしょうか、まずその辺はお考えいただきたいと思いますし、事前協議が必要であるということにつきましては、既に事前にわかっていたということではないかというふうに思います。であるならば、その前になぜ市民の皆さんの不安、そういったものを払拭するために財政の見通しですとか、そういったような資料を説明をし、どうして公表していかないのかということについては極めて苦言を呈さざるを得ないと思っております。  また、私は新人議員として初めて臨んだ6月定例会で国保病院の補正予算につきまして賛成の立場で討論をさせていただきました。私ももちろん国保病院が不要とは一切思っておりませんけれども、こうした経営見通しなどについては極めて重要なことであるので、速やかに提示していただきたい、ご説明をいただきたい旨の発言をさせていただいたところなんですが、これがいまだかつて、どのような理由であるのか、正直私にはわかりません、理解ができませんけれども、いまだにないということについては、はなはだ遺憾、苦言を呈さざるを得ないことを申し上げ、私の質問とさせていただきます。 ○議長(庄司朋代君) 市長、亀田郁夫さん。 ◎市長(亀田郁夫君) その事務の見通しについては、もう一回お話をしますけれども、今20億円かかります。そのうちの5億円が合併特例債、合併特例債を5億円使うということは、市の負担は1億5,000万円、20億円から5億円を引いた残りの15億円、そのうちの半分7億5,000万円が病院の負担、その残りの7億5,000万円が市で負担、その7億5,000万円のうちの半分は国から交付金で来ます。そうすると残りは3億7,500万円、今言った3億7,500万円と、さっき言った1億5,000万円、合わせた5億2,500万円というものが、この20億円かかる市の負担です。それを30年で割ると、年間1,750万円、これが市で負担しなければならないものです。そして、残りの7億5,000万円は病院で負担しなければいけない。それは一応30年で割れば1,750万円、ところが病院の場合には約6,000万円の年間の交付金がおりてくる。そうすると、その中でそれを払っても十分にやっていけるという見通しです。  それともう一つは、今まであの病院がずっとやってきて、赤字だ赤字だと言いますけれども、8,000万円の赤字があるけれども、今まで10年間で4億7,500万円は本来いかなければいけないお金はほかにつぎ込んで使ったわけです。病院のほうとしてみれば、今までずっときていれば、4億7,500万円から8,000万円引いた3億7,500万円は黒字になってお金も残っていた。でも、彼ら一生懸命やって、それをマイナスにはしていなかった。それが今この状況なんです。ですから、そういうのを見て、これから組んでいくときに、どういうふうにやっていくかということは、今のこの建築に関してそうです。  もう一つは、中の、今こちらのほうが話している、これからどうやって計画を立てていくか。今ドクターもいらっしゃいます。やめるドクターもいる。入ってくるドクターもいる。どういうふうにやっていこうかということを、今それに伴って、ベッドをどうやって使っていこうか、そして今はその中でも、あの病院でも70%の稼働率を13対1でやっていこうというところで、今組んできているか。それが13対1にならない、15対1になってしまう、10対1にいこう、中でかなり細かい計算やっています。ですから、さっき言ったように、来年の3月までにはきちっとしたある程度の見通しができてくるということを申し上げています。そして、電子カルテもそうです。確かにかかる。だったら今まで電子カルテ使っていれば、入れていれば、かからないで済むんです。それもさっき言った。それは4億5,000万円は何かというと、そうだったらいけないというということではないんでです。ですから、今その辺で助けていって、あそこを第2の鴨川の小さな拠点にしていくというところで見ていっていただきたい。  もう一つは、確かに全部償却をしていった場合には、その償却を全部とれるかといったら、それはわかりません。例えば多目的があったら、32億円あったら、償却を全部とったら、それは全然赤字になってしまう。そういったことで、償却をどこまで見るかということはありますけれども、何しろお金、市からの持ち出しを全部ずるずるやっていくということは、今までの過去を見て、新しくなったときに、それは大丈夫だというところで今動いている。細かいところは来年の3月に出しますので、その辺のところはご了解をいただきたいと思います。 ○議長(庄司朋代君) ほかに質疑はございませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) なければ、これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております議案第76号は、文教厚生常任委員会に付託いたします。           ──────────────────────── △休会の件 ○議長(庄司朋代君) 日程第17、休会の件を議題といたします。  お諮りいたします。8日は土曜日、9日は日曜日、10日は予算常任委員会、11日は総務常任委員会、12日は建設経済常任委員会、13日は文教厚生常任委員会、14日は委員長報告書作成のため、15日は土曜日、16日は日曜日、17日から19日は委員長報告書作成のため、よって、12月8日から19日までの12日間は休会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) ご異議なしと認め、12月8日から19日までの12日間は休会することに決しました。  なお、次の本会議は、来る12月20日、木曜日、午前10時から開きます。           ──────────────────────── △散会 ○議長(庄司朋代君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。本日はこれをもって散会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。               〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(庄司朋代君) ご異議なしと認め、本日はこれをもって散会いたします。どうもお疲れさまでした。
                    午後0時22分 散会           ────────────────────────                 本日の会議に付した事件 1.開  議 1.議事日程 1.議案に対する質疑・委員会付託(議案第61号〜議案第76号) 1.休会の件 1.散  会...