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03月23日-06号

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  1. 流山市議会 2020-03-23
    03月23日-06号


    取得元: 流山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-24
    令和 2年  3月 定例会(第1回)令和2年3月招集流山市議会定例会会議録(第6号)1  日  時   令和2年3月23日午後1時開議                       1  場  所   流山市議会議場                               1  出席議員   28名                                        1番   渡  辺  仁  二  議員     2番   大  野  富  生  議員     3番   岡     明  彦  議員     4番   高  橋     光  議員     5番   野  田  宏  規  議員     6番   近  藤  美  保  議員     7番   戸  辺     滋  議員     8番   西  尾     段  議員     9番   大  塚  洋  一  議員    10番   野  村     誠  議員    11番   坂  巻  儀  一  議員    12番   石  原  修  治  議員    13番   菅  野  浩  考  議員    14番   植  田  和  子  議員    15番   笠  原  久  恵  議員    16番   森  田  洋  一  議員    17番   加  藤  啓  子  議員    18番   斉  藤  真  理  議員    19番   阿  部  治  正  議員    20番   中  村  彰  男  議員    21番   楠  山  栄  子  議員    22番   森     亮  二  議員    23番   藤  井  俊  行  議員    24番   中  川     弘  議員    25番   海 老 原  功  一  議員    26番   小 田 桐     仙  議員    27番   乾     紳 一 郎  議員    28番   青  野     直  議員1  欠席議員   なし                                    1  出席理事者                                          市   長   井  崎  義  治      副 市 長   石  原  重  雄      教 育 長   後  田  博  美      上 下 水道   志  村  誠  彦                              事業管理者                   総 合 政策   須  郷  和  彦      総 務 部長   渡  邊  雅  史      部   長                                           財 政 部長   安  井     彰      市 民 生活   伊  藤  龍  史                              部   長                   健 康 福祉   早  川     仁      子ども家庭   秋  元     悟      部   長                   部   長                   経 済 振興   恩  田  一  成      環 境 部長   田  中  佳  二      部   長                                           ( 農 業                                           委 員 会                                           事 務 局長                                           併 任 )                                           都 市 計画   武  田     淳      都 市 整備   石  野  升  吾      部   長                   部   長                   土 木 部長   石  井  菊  次      会計管理者   鹿  間  慎  一      選 挙 管理   染  谷  忠  美      監 査 委員   逸  見  克  弘      委 員 会                   事 務 局長                   事 務 局長                                           教 育 総務   菊  池  智  之      学 校 教育   前  川  秀  幸      部   長                   部   長                   生 涯 学習   飯  塚  修  司      消 防 長   北  野  浩 一 郎      部   長                                           総合政策部   浅  水     透      秘 書 広報   中  野  秀  紀      次   長                   課   長                   ( 兼 企画                                           政策課長)                                           マーケティ   河  尻  和 佳 子      情報政策・   内     安  広      ン グ 課長                   改 革 改善                                           課   長                   工 事 検査   中  西  辰  夫      総務部次長   菊  池  義  博      室   長                   ( 兼 総務                                           課 長 )                   総 務 課   帖  佐  直  美      人 材 育成   互  井  謙  治      政 策 法務                   課   長                   室   長                                           財 産 活用   石  川  博  一      財産活用課   井  上  雅  之      課   長                   ファシリティ                                          マネジメント                                          推 進 室長                   財政部次長   井  口  仁  志      財政部次長   高  崎  輝  久      (兼資産税                   ( 兼 財政                   課 長 )                   調整課長)                   税 制 課長   糸  井  正  人      税 制 課   吉  野  教  生                              債 権 回収                                           対 策 室長                   市民税課長   大  竹  哲  也      市民生活部   小  山  規  夫                              次   長                                           ( 防 災                                           危 機 管理                                           担 当 )                   市民生活部   今  野  忠  光      市 民 課長   鈴  木  宏  美      次   長                                           ( 兼 保険                                           年金課長)                                           コミュニティ  樋  口  洋  徳      防 災 危機   大  津  真  規      課   長                   管 理 課長                   健康福祉部   小  西  和  典      健康福祉部   豊  田  武  彦      次   長                   次   長                   (兼障害者                   ( 兼 介護                   支援課長)                   支援課長)                   社 会 福祉   石  戸  敏  久      高 齢 者   石  井  由 美 子      課   長                   支 援 課長                   児 童 発達   長 谷 川  聖  二      健 康 増進   伊  原  理  香      支援センター                  課   長                   所   長                                           子 ど も   熊  井     彰      保 育 課長   村  山  智  章      家庭部次長                                           (兼子ども                                           家庭課長)                                           経済振興部   渋  谷  俊  之      流山本町・   井  戸  一  郎      次   長                   利 根 運河                   ( 兼 商工                   ツーリズム                   振興課長)                   推 進 課長                   農 業 振興   安  蒜  康  志      環境部次長   大  島  尚  文      課   長                   ( 兼 環境                                           政策課長)                   ク リ ーン   伊  原  秀  明      都市計画部   嶋  根  貴  俊      セ ン ター                   次   長                   所   長                   ( 兼 宅地                                           課 長 )                   都市計画部   長  橋  祐  之      都市計画課   酒  巻  祐  司      次   長                   交 通 計画                   ( 兼 都市                   推 進 室長                   計画課長)                                           建 築 住宅   伊  藤  直  人      都市整備部   後  藤  隆  志      課   長                   次   長                   まちづくり   梶     隆  之      まちづくり   秋  元  敏  男      推 進 課長                   推 進 課                                           西 平 井・                                           鰭ケ崎区画                                           整 理 室長                   み ど りの   本  田  英  師      土木部次長   小  野  満 寿 夫      課   長                   ( 兼 道路                                           建設課長)                   道 路 管理   染  谷  祐  治      河 川 課長   池  田  輝  昭      課   長                                           会 計 課長   佐 々 木  和  美      上下水道局   矢  幡  哲  夫                              次長(兼上下                                          水道局水道                                           工務課長)                   上下水道局   秋  谷     孝      上下水道局   浅  川     晃      経 営 業務                   下水道建設                   課   長                   課   長                   選 挙 管理   斉  藤  昌  克      監 査 委員   横  山  友  二      委 員 会                   事務局次長                   事務局次長                                           農業委員会   秋  元     学      教育総務部   根  本  政  廣      事務局次長                   次   長                                           ( 兼 教育                                           総務課長)                   学 校 施設   大  塚  昌  浩      学校教育部   宮  本  信  一      課   長                   次   長                                           ( 兼 学校                                           教育課長)                   指 導 課長   西  村     淳      生涯学習部   中  西  直  人                              次   長                                           ( 兼 生涯                                           学習課長)                   ス ポ ーツ   寺  門  宏  晋      公 民 館長   鶴  巻  浩  二      振 興 課長                                           図 書 ・   小  栗  信 一 郎      消 防 本部   高  市     薫      博 物 館長                   次   長                                           ( 兼 中央                                           消防署長)                   消 防 総務   須  藤  恭  成      予 防 課長   斉  藤  一  浩      課   長                                           消 防 防災   笠  原  圭  史      東消防署長   鈴  木  孝  男      課   長                                           南消防署長   片  瀬  章  博      北消防署長   吉  野  康  雄    1  出席事務局員                                         事 務 局長   竹  内  繁  教      次   長   玉  田  雅  則      次 長 補佐   若  林  克  彦      主   事   田  村  洋  介      ( 兼 議事                                           係 長 )                                           主   事   五 十 嵐  大  雅      主   事   後  藤  優  太            令和2年流山市議会第1回定例会日程表(第6号)                            令和2年3月23日午後1時開議                      第 1 議案第 1号 令和2年度流山市一般会計予算                                  (委員長報告・質疑・討論・採決)                     第 2 議案第 2号 令和元年度流山市一般会計補正予算(第5号)                    議案第 3号 流山市部設置条例の一部を改正する条例の制定について                議案第 4号 流山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に           基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例           の制定について                                  議案第 5号 流山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正           する条例の制定について                              議案第 6号 職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について       議案第 7号 流山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について                議案第 8号 財産の取得について(新設中学校用地)                       議案第 9号 財産の取得について(中野久木散策の森用地)                    議案第10号 令和2年度流山市介護保険特別会計予算                       議案第11号 流山市看護師等修学資金貸付条例の制定について                   議案第12号 流山市学童クラブの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定につい           て                                        議案第13号 流山市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を           改正する条例の制定について                            議案第14号 流山市立小学校設置条例の一部を改正する条例の制定について             議案第15号 令和2年度流山市国民健康保険特別会計予算                     議案第16号 令和元年度流山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)              議案第17号 令和2年度流山市後期高齢者医療特別会計予算                    議案第18号 令和元年度流山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)             議案第19号 令和2年度流山市土地区画整理事業特別会計予算                   議案第20号 令和元年度流山市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)            議案第21号 令和2年度流山市水道事業会計予算                         議案第22号 令和2年度流山市下水道事業会計予算                        議案第23号 令和元年度流山市下水道事業会計補正予算(第2号)                 議案第24号 流山市景観条例の一部を改正する条例の制定について                 議案第25号 流山市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について     議案第26号 流山市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について     議案第27号 流山市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定           について                                     請願第 1号 「腎疾患総合対策」の早期確立を要望する意見書を国に提出することを求める請願           書                                        陳情第 2号 小児がん等「特別な理由」で再予防接種が必要な子どもに対する接種費用助成を定           期接種として位置付けを国へ求める意見書提出の陳情書                       (委員長報告・質疑・討論・採決)                     第 3 議案第28号 教育委員会教育長の任命について                                 (議案上程・提案理由説明・採決)                     第 4 発議第 1号 児童相談所等の拡充並びに体制の強化を求める意見書について                    (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第 5 発議第 2号 新型コロナウイルス感染症に関する決議について                          (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第 6 発議第 3号 実効性のある公共交通網形成計画の策定を求める決議について                    (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第 7 発議第 4号 フリーランス保護を前提とした労働法制の改正を求める意見書について                (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第 8 発議第 5号 県民生活の安全に必要な県職員の適正配置を求める意見書について                  (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第 9 発議第 6号 主要農作物の種子生産に係る必要な措置を求める意見書について                   (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第10 議員派遣の件                                      第11 所管事務の継続調査について                                本日の会議に付した事件                                      日程第9まで議事日程表のとおり                               第10 発議第 7号 小児がん等「特別な理由」で予防接種の再接種が必要な子どもに対する接種費用を           助成する制度の確立を求める意見書について                            (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第11 議員派遣の件                                      第12 所管事務の継続調査について △午後1時00分開会 ○青野直議長 ただいまから本日の会議を開きます。  本日の出席を御報告します。  ただいまのところ出席議員28名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立していることを御報告します。  本日市長から追加議案の送付があり、これを受理しましたので、御報告します。  本日の議事につきましては、お手元に配付の日程表によって進めたいと思いますので、御了承願います。 △委員長報告 ○青野直議長 これより議事に入ります。  日程第1、議案第1号を議題とします。  本件に関し、委員長の報告を求めます。加藤啓子予算審査特別委員長。     〔加藤啓子予算審査特別委員長登壇〕 ◎加藤啓子予算審査特別委員長 予算審査特別委員会に付託されました議案第1号「令和2年度流山市一般会計予算」につきまして、審査経過並びに結果を御報告します。  本委員会は、去る2月28日の本会議において設置され、同時に議案第1号を付託されたものであります。同日、会議終了後、第1回目の特別委員会を開催し、委員長に私、加藤啓子が、副委員長に大塚洋一委員が選任されました。  3月9日の歳入に関する審査を初日とし、3月9日、10日、11日に審査を行い、13日に行われた歳入歳出総括質疑まで延べ4日間にわたり特別委員会を開催し、市当局から詳細な説明を聴取しつつ、慎重な審査を行いました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  なお、各委員からは、お手元に配付のとおり60項目にわたる指摘・要望事項の提出があり、その中から14項目を議会全体の合意事項として取りまとめたところです。  市当局におかれましては、これらの指摘・要望事項を真摯に受け止められ、行財政運営に万全を期されることを望む次第です。  以上をもちまして、予算審査特別委員会の委員長報告を終わります。 ○青野直議長 これをもって予算審査特別委員長の報告を終わります。 △委員長報告に対する質疑 ○青野直議長 これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △討論 ○青野直議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。19番阿部治正議員。     〔19番阿部治正議員登壇〕 ◆19番(阿部治正議員) それでは、令和2年度流山市一般会計予算に反対する立場から討論をいたします。  これまでの予算、決算の討論と同じように、細々とした数字を挙げての討論ではなく、この予算案に現れている流山市当局の政策の方向や内容に対する私の意見を述べさせていただきます。  今回の予算案は、私が昨年の12月定例会で反対の意思表示をした流山市総合計画、基本構想、基本計画に基づく第1弾の予算です。私がこの構想と計画に反対した理由は、それらが目指すまちのイメージ、都心から一番近い森のまちが現在の流山市に求められている内容にはそぐわないと考えるからです。千歩譲って流山市を主体にした都心に一番近い森のまちと言うならまだしも、東京を主体にして都心から一番近い森のまちだと言われています。流山市は、都心から近いから価値があるまちなのだと、露骨な都心目線が示されています。これは、つくばエクスプレス沿線開発依存の新住民誘致、人口増の政策を基本に据えるという宣言にほかなりません。別の言い方をすれば、国が進めるバブル政策の上に乗っかっていこうという政策、そこでは流山市自身の魅力、流山市の地力に注目し、それを掘り起こして育てていこうという内発的な発展の観点は見られません。そうした欠陥がこの予算案においても随所に現れています。  その第1は、消費税増税による経済の失速、昨年末の時点でもGDPの年率換算で6.1%の低下が明らかになり、流山市の地域経済にも大きな影を落としているにもかかわらず、そのことに対する対策はありません。何かをきっかけに経済の大失速が起きたときは、国が補正予算を組んでくれるだろう、リーマンショックのときもそうだったという安直な発想は通用しません。したがって、消費税増税による住民の負担増に対しても極めて鈍感な予算となっています。昨年の10月から施行された消費税増税分を住民の利用料や使用料にそのまま上乗せする施策がまさに住民の痛みとして痛感され始めたこの1年においても、修正される様子はありません。住民の負担増を軽減するための施策も皆無、ほとんど効果がないと分かっている国策のポイント還元、プレミアム付商品券などへの期待でお茶を濁しているだけです。  第2は、人口誘致施策の負の側面として生じている子育て施設や学校不足、それらがもたらす子どもと保護者への犠牲のしわ寄せ、その解消策は後手に回ってしまい、不十分に終わっています。都心から一番近い森のまちのスローガンをますますアクセルを吹かそうとしながら、子育て施設や学校不足を解消するといってもおのずと限界があり、新たな矛盾が吹き出してくることは避けられません。  第3に、高齢者施策についてです。高齢者への医療と介護の提供は、現在国から自治体ベースへ、施設や病院から地域、在宅へという流れが強まっています。地域包括システムと言われていますが、その狙いは国の予算を余りかけないで済むサービスへという大きな方向転換です。流山市は、こうした国の施策を、介護保険制度の持続可能性のためにと言って弁護をしてきました。しかし、本当に求められていることは、むしろ介護を必要としている高齢者とその御家族の中に実際にどういう切実なニーズがあるのかということをきちんと見据えながら、介護の仕組みづくりを進めることです。流山市は、訪問型サービスCは、市の単独事業として維持しながらも、それ以外はボランティア依存、自治会への期待という限界が明らかな方向にかじを切ってしまっています。  第4に、商工業政策では相変わらず非現実的なインバウンドへの熱中と高所得者優遇の性格が拭いがたいふるさと納税政策への追随、これは予算額の多い少ないの問題ではなく、市の政治姿勢として大きな問題をはらんでいると言わざるを得ません。  流山本町・利根運河ツーリズム推進は、流山市の魅力に着目し、それを高めて交流人口の増大など、まちを活性化していく上で有意義な施策だと思います。問題は、そこに海外からのインバウンド客の集客、そこにまちの活性化や経済効果を期待しようとしている点です。これは、幾ら何でも過大な幻想に基づくものであり、流山市の行政がほかの切実な課題を差し置いて取り組む事業としては不適切だと言わなければなりません。  予算審査特別委員会では、今のコロナウイルス感染症問題が終息したらインバウンドを呼び込めるはずだと、そのための準備を進めていくという答弁がありました。しかし、今回のコロナウイルス感染症問題が教えているのは、ツーリズムやインバウンドもその目的や意義が根本的に問い直されているということです。ツーリズムは、確かに日常生活空間とは別の世界を体験することで、人々に新たな発見や感動をもたらし、人生の見方や世界の見方を変えてくれる効用を持つことは私自身も自らの体験を通して知っています。だからこそ流山市の市民や行政がなすべきことは、そのお手伝いを誠心誠意行うということであって、インバウンドの余波を無理やりに流山市の活性化に結びつけようとすることではありません。そもそも流山市が持つ観光資源にそこまでの課題を課すことは行き過ぎだということが、現実を冷静に見れば明らかだと思います。  ふるさと納税という寄附制度の持つ問題点については何度も触れているので、ここではこれ以上は述べません。  もう一つ、この予算に対して特に指摘をし、要望しておかなければならないのは、インバウンドに関連して先ほど述べましたけれども、新型コロナウイルスの問題です。この予算は、新型コロナウイルスが日本で流行することになるかならないか微妙な時期に示達されました。したがって、コロナウイルス感染症問題について予算が明示的には計上されていない点は仕方がないという声もあるかもしれません。しかし、その事情を理解した上でも問題を指摘せざるを得ません。予算審査特別委員会の質疑や討論の中でも、この予算案に示されている考え方のままでコロナウイルスが突きつけた課題に対して、果たして対応可能なのかという意見が多く出されました。もっともな意見だと思います。  私は、2月14日の一般質問の通告、そして25日の一般質問においてこの問題を取り上げました。あの時点では、世間一般も、流山市の執行部も、この問題をさほど重視はしていなかったと思います。執行部のヒアリングでの反応も、25日の答弁における反応もそうでした。しかし、私はこの問題が極めて深刻な問題とならざるを得ないことが既に予算の示達の頃にも明らかだったと考えています。  理由の第1は、一般質問の中でも指摘をしてきましたが、日本社会と日本の医療は歴代の政権の医療リストラ策によって、感染症に対して極めて脆弱な状態に変えられてきてしまっていること。第2は、大企業の利潤最大化のためのサプライチェーンの拡大が世界大に広がり、どこかの一国での異変が直ちに他の国々に伝播してしまう経済構造になってしまっていること。第3に、日本の経済は政府のやみくもなインバウンド客の量的拡大策に大きく依存するようになってしまっていること。これらのことによって、今回のコロナウイルスは普通の季節性インフルエンザはもちろん、新型インフルエンザと比べても格段に大きなダメージを及ぼさざるを得ないことは明らかだったと考えています。  私は、何年か前の予算案への討論の中で、流山市におけるインバウンドやホテル開業への過度な期待は、近年高まっている地政学リスクを考えれば当てが外れるだろうと述べておきました。感染症の拡大が今日では地政学リスクの一つとされていることは言うまでもありません。企業の利潤ばかりを考えたサプライチェーンの拡大とインバウンドへの熱中は、これまで続けられてきた人類とウイルスとの攻防を交えた適度な共生関係、それが損なわれたときへの対策を全く考えないまま外から乱暴に破壊してしまいました。それが今回の世界大の深刻なパンデミックだということを知る必要があります。  さらに言えば、これは私がこの数年間の予算と決算の討論のたびに主張をしてきたことですが、日本が陥っている経済、社会の構造の大きなゆがみの問題です。もう十数年にわたって続いている大企業の利潤率の趨勢的な低下、経済の長期停滞とも言われている問題です。この問題を小手先細工で取り繕おうとする金融緩和や財政ばらまき政策、それらは結局は見かけの上での底の浅い景気の維持やミニバブルを生じさせただけで、経済と社会を本当の意味で活性化させるものではありませんでした。こういう国や地域の経済社会構造は、一たび何かをきっかけにつまずけば、急速にもともとの脆弱な素の姿を露呈せざるを得ません。既にそのことが昨年の末に消費税の増税によって明るみになりかけてきており、そして今回のコロナウイルスで決定的となってしまいました。今回の世界と日本と地域の経済の急速な落ち込み、これは既に恐慌と言ってもよい状況ですが、コロナウイルスはこれを顕在化させた単なるきっかけであって、本当の原因は経済の長期停滞、人為的な金融緩和、財政膨張だけでこれを支えようとする経済政策などにあると見るべきです。  私は、以上のような問題意識から一般質問でコロナウイルスの問題を取り上げましたが、その危機感は共有していただけなかったようです。それは、一般質問から半月後の予算案をめぐる議論の中でも変わりませんでした。この点は、ぜひ見解を改めていただき、対策をしっかり打ち出すよう強く要望しておきます。  以上、この予算案の問題点の指摘と執行に当たっての要望をさせていただきました。しかし、そうは言っても行政は、特に流山市の市政は市民の暮らしを預からざるを得ないわけですから、市民の声に強いられて、市民の必要に応える施策もそれなりに予定されていることは確認できます。そのことには日々市民と接触しながら、市行政の現場を預かる職員の皆さんの問題意識や各部局の頑張りが反映されており、その点は率直に評価をするものです。国民の声に強いられて国が打ち出している様々な施策、国費や県費が期待できる施策の実施も流山市は当然に予定をしています。しかしながら、市民の声や市職員の努力によって行われようとしている必要な施策も井崎市長のカラーにべったりと染められてしまっているとまでは言いませんが、網かけを施されて、残念ながらくすんだものになってしまっています。  この予算案は、以上のような限界や欠陥を持っていると考えるがゆえに反対の立場を表明して討論といたします。 ○青野直議長 次に、1番渡辺仁二議員。     〔1番渡辺仁二議員登壇〕 ◆1番(渡辺仁二議員) 流政会を代表いたしまして、議案第1号「令和2年度流山市一般会計予算」について、賛成の立場から討論を行います。  流政会からは、地球上の誰一人取り残さないを誓う持続可能な開発目標、SDGsに沿って特に評価すべき点を含め申し上げます。  令和2年度の一般会計予算は698億3,500万円と、昨年度予算から約98億円増加、700億円に迫る過去最大の予算案となりました。歳入においては、個人市民税は約9億9,000万円の増加に加え、固定資産税も約7億9,000万円と税収も増加しております。昨年は、新市街地整備事業の区画整理の換地処分が終了。西平井・鰭ケ崎地区、鰭ケ崎・思井地区、そして木地区でも事業終了時期が見えてくるなど、広大な土地区画整理事業計画の進捗を堅持しており、日本では人口減少が加速する中においても、本市では子育て世代を中心に人口が増え続けていることは、市が推進してきたまちづくりがその成果を上げているものと評価いたします。  一方で、歳出では年間約5,000人もの人口増加において、子育てに必要なインフラが必要であり、私立保育所等運営補助事業や私立保育所整備補助事業、新設小学校、中学校建設事業など総額約91億6,000万円もの予算が計上されるなど、非常に厳しい財政運営が予想されます。様々な制約が想像される中で、予算編成に当たられた執行部の姿勢に敬意を表します。  中でも昨年社会問題として大きく取り上げられた児童虐待における体制強化、さらにはいじめ予防に向けて、私どもからも要望書を挙げさせていただいたスクールロイヤーやスクールソーシャルワーカーの専門職の大胆な人員拡充配置を中心としたいじめや虐待、教職員の体罰及び不適切な指導への訴えに対し、調査指導を行ういじめ防止相談対策室の設置や、若い教職員が急増している中で、児童生徒の学校生活における満足度や意欲等、学級集団の状態を調べる学級集団アセスメントを実施し、学級運営をよりよく行うためにQUの利用の促進と研修の確実な実施など、誰一人取り残さないの実現を目指す大胆な体制強化を最大限評価いたします。この体制を最大限生かせるよう、スムーズな連携を行い、問題発見が早期にできるよう期待します。  災害、環境、緑化関係事業としては、昨年の台風被害時の教訓から、地域防災計画の見直し、洪水ハザードマップの更新、道路、橋梁などのインフラ施設の適切な維持管理や整備を推進すること、また予算編成方針の示達から垂直避難場所の確保の推進も行うとのこと。近年防災力強化に向けた取組を行うことを確認しました。関連して、気候変動への対策、地球温暖化防止に向けて太陽光発電の設置や蓄電池を併用した場合の上乗せ補助を新たに取り入れ、電力の地産地消に取り組むこと、さらには緑化について専門性の高い市民ボランティアの育成を目指した講習会の開催を拡充することを評価いたします。  環境教育、省エネルギーのさらなる推進に向けて、気候非常事態宣言の研究や2050年度までにCO2をゼロに向けて先手の策につなげられることを期待します。  土木費では、歩行者と自転車の安全性、快適性、利便性の向上を図るための自転車ネットワーク計画や長寿社会を念頭に置いた地域公共交通網形成事業では、持続可能な発展を目指す都市として成熟するための確実な一歩であると評価いたします。  最後に、2点指摘、要望を述べます。  1点目、ツーリズムに関しては税金投下の効果を数倍とできるよう、短期的な事業評価も厳しく行うこと。新住民に対し地域愛の醸成を生むことで、どの程度経済効果が得られ、新旧双方にとってよい好循環が生まれるのか、具体的な生活指標を設定すること。  2点目、流山本町のまちづくりについては、地域住民とともにまちの将来を描くために、現況の課題を含め、情報共有と市職員の信頼関係が大変重要になります。予算審査の中でも御答弁頂きましたが、住民へのまちの価値と利用活用方法の情報提供、住民の声を聞く機会としての市職員の地域活動への参加、関係各課との連携についてぜひ徹底をお願いします。  以上をもちまして、流政会の賛成討論といたします。 ○青野直議長 次に、26番小田桐仙議員。     〔26番小田桐仙議員登壇〕 ◆26番(小田桐仙議員) 日本共産党を代表して、議案第1号、令和2年度一般会計予算に対して反対の立場で討論を行います。  第1の理由は、迫っている危機、新型コロナウイルス感染から市民生活の緊急防衛に可能な限り力を尽くしていると言えないからです。今一般会計予算案、そして2019年度最後の補正予算案の最終確定の前、1月末にはコロナウイルス感染による県内初陽性患者の発生、2月の第1週には横浜港におけるクルーズ船の乗客乗務員の下船規制があり、危機意識とは程遠い甘い姿勢が露呈をいたしました。そのツケは、流通備蓄だけに依存していたマスク等の不足として噴出をしています。そして、今救急医療現場ではマスク、ゴーグル、防護衣にとどまらず、簡易なビニール手袋、ビニールエプロンまで枯渇が広がっています。  改めて日本の物づくり文化、物づくり技術が政治の力によって非効率、不採算扱いにされ、より安い海外へ生産拠点が移行し、底が抜け落ちてしまっていること。また、政治の力によって保健衛生事業が軽視され、保健所、感染対策における医療体制の弱体化も流山市にとどまらず、国全体に警鐘を投げかけています。だからこそ、これまでの取組を真摯に反省できるかどうかが行政の役目です。  ところが、担当課ですら審査過程で認めた流通備蓄の課題を市長は率直に認めず、あくまでも自己責任とこの期に及んで公言しました。しかも、1枚20円という破格の値段まで持ち出して、避難者数2万5,520人、1人1枚3日分の7万6,550枚をそろえるために経費約153万円と、わざわざ総括質疑の答弁に盛り込みました。他市を見れば、人口5万人そこそこながら21万枚のマスクを備蓄し、今の緊急事態を市民とともに回避するべく努力をされている自治体とは雲泥の差です。しかも、市長のこの姿勢は、東日本大震災でも、放射能ホットスポットでも、水道水汚染でも共通したものです。2月19日、新型コロナウイルス感染症対策連絡会議を設置して以降3週間、流山市が使ったお金は予備費対応レベルの僅か341万円という事実も、国、県の様子の注視、発信のみで、現場の聞き取りを徹底されない各部署の実態も市長の姿勢の甘さの反映と言えます。改めて想像力を発揮し、一体感を持ち、現場に耳も心も寄せた危機対応を強く要望します。  第2の理由は、年間予算僅か0.5%でできるすぐやるパッケージなど、市民福祉の増進の阻害要因が今や市長の改革となっているからです。我が党は、コロナ対策以外に今予算案の審査に対して、すぐやるパッケージとして10項目、人、なりわい、まちをつなぐ事業を提案させていただきました。例えば奨学金を対象20人から40人へ拡充させるために、単なる追加予算にとどまらず、継続的かつ流山市の温かさを実感でき、将来に生かす取組、つまり市が今進めているシビックプライドの醸成にも配慮し、財源の一部をふるさと納税へ位置づけることにも踏み込みました。そのほかにも44年前から行政が続けている法人市民税の法人割超過課税について、全ての法人を対象とせず、なおかつ法人割を納税している零細事業者、つまり自分の家族経営の範囲で、かつ黒字経営、背伸びをせずこつこつ生真面目に働き続ければ継続的経営の可能性が高い地元の小さな事業者712法人に限定した総額3,222万円の減税提案もまとめました。そうすることで財政への影響を極力小さくしつつも、地域振興及び事業継承を応援し、かつ流山市の常識、世間の非常識を是正する政策提案といたしました。また、補助金を上乗せし、市内事業者への発注に限定した戸建て耐震改修、安全ではないブロック塀等の除去改修、昨年台風等により被災された住宅修繕の緊急支援を強化することにより、まちの安全、地域経済の振興、地域コミュニティの情勢を一体で進める政策などにもこれまで以上に重視し、対案を発表いたしました。  その背景には、まず国の経済対策が本市では市場に出回らないからです。この16年、国の経済対策はことごとく次年度事業の前倒し、基金積立てなど市の財源確保策に使われています。しかも黒字経営になれば超過課税、これを是正しなければ、いつまでたっても足腰の強い地域経済の振興ができません。また、市長の改革を進める、改革を改めるカウントダウンも始まったと指摘をいたします。  まず、夫婦共働きの子育て世代をターゲットにした人口増が持つ光と影、特に影や課題で言えば、今予算案では過去2番目に大きな市債発行額79億1,000万円のうち78%は人口増を理由とした起債であり、人口増を理由とした施策の対応がどの分野でも山積みにされています。とりわけ2021年度が人口推計上ピークを迎える就学前児童なのに、保育園は前年度比の倍の定員数を設置する方向は変えられず、民間保育園に関わる経費は10年前の4.5倍、民間保育園の定員数は4.7倍、施設数は4.3倍と急増する一方で、当初目的を見失った保育ステーションの経費は減るどころか、誘致のために増加の一途をたどっています。保育でもない事業で、かつ最長1日2時間バスに揺られる子どもの発育、成長そっちのけの事業に1億円弱の予算をつけました。また、学校の適正配置、適正規模の計画を策定せず、やみくもにマンモス校の乱発を是認し、突っ走った結果、小学校児童がピークを迎える頃に小学校2校を新たに新設する計画です。しかも、基本計画、基本設計、実施設計などの業務委託費約8,800万円弱が計上されてもなお予算を賛成する会派から、まだ場所が決まったわけではないとの認識です。  人気取りなど政治的綱引きに翻弄され、子どもにとって、教育にとってどうあるべきか、そもそもさえも見失っていることはゆゆしき事態です。さらに来年度事業を進め、児童センター及び図書館が併設される南流山中学校は、将来の生徒数の増加に対して、いけるかなという程度であり、特に今後検討されている国、県全体で進めている少人数学級の進展を十分見込んだ事業とはなっていません。しかも、これらは4月からの新総合計画、今後僅か10年間のうちにこの判断を大きく転換せざるを得ない時期が来ることも想定しなければなりません。  TXの開業が遅れた時期には、受けた改革も年を追うごとに現実の政治の実態や市民生活の実態と乖離が生じ、無計画、無責任な人口誘致は今やもうさびつき、まち全体がきしむ原因を生み出しています。ゼロ歳から15歳までに応える子ども家庭部が所管する予算は179億2,000万円に対し、生まれる前から高齢者、障害者までに応える健康福祉部が所管する予算はその半分、91億6,000万円と、人口規模からいってもいびつな偏りを是正し、市民目線の改革、福祉の増進という地方自治の本旨に戻るべきだと指摘をします。  第3の理由は、16年前、市長が批判した危機的財政は、不都合な真実として解消されていないことです。我が党のすぐやるパッケージに加え、夢をつなぐとして、私は将来需要、都市基盤のさらなる変化に対応する提案もさせていただきました。例えば現計画では江戸川新橋と都市軸道路の本格稼働、前ケ崎・東深井の交差点改良、名都借跨線橋の拡幅、新川耕地の物流センター完成などなど、5年後都市基盤がより一層変貌することを想定して何を準備するのか、市長も議会も小学校建設だけに目を奪われていいのでしょうか。  私は、はしご車2台目の廃車をするために、必要経費2億円を目標とする積立を開始するにしても、7年後の完全移行に向けた防災行政無線の完全デジタル化、10年後の公文書電子化の実務準備をスタートさせても、一般会計予算の1%があれば始められる仕事であり、いずれ市長の交代を契機に俎上に上ってくることを指摘するものです。  そのほかにも、既存小中学校や公共施設における計画的な借地購入、建屋、機器などの長寿命化の計画的遂行は不十分な状況が続いており、必要事業の財源を市民目線で試算すれば、決して危機的財政は終わった話ではないのです。しかも、大事な仕事は市長の都合で先送り、後回しにする一方、市長が求める交流人口という名の観光費にはとうとう1億円を超える大台といたしました。私は、どこからいつ来るのか、再び訪れるかどうか分からない交流人口の前に、今目の前にいる市民に、目の前の危機に手を差し伸べてこそ納税者の負託に応えられると考えます。  また、人口が減りづらいまち、持続可能なということのために、観光という名の経済性を当てにする前に、私ならベッドタウンのゆえの安全安心を最優先に、市内事業者及び地域自治会などとさらに積み重ねることで、地域振興も一体的に図り、どちらも、経済振興も一体的に図るべきだと考えます。どちらが市民の願いに応えられる道か今後も注視をして、積極的な政策提案をする決意を改めて述べるものです。  最後に、財政問題でも、福祉の問題でも、課題を残す理由は、市長の采配の誤りだけではなく、この大本にTX沿線での大規模開発が施策の第一優先になっていることも指摘しなければなりません。一般会計には毎年大きな予算が計上され、県施行の運動公園周辺地区では計画変更に伴い、市負担額も大きく増大されます。身の丈に合わない大規模開発に翻弄された市政経営を抜本的に見直し、市民目線の大転換を図るべきだと重ねて指摘をして、以上で反対討論を終わります。 ○青野直議長 次に、23番藤井俊行議員。     〔23番藤井俊行議員登壇〕 ◆23番(藤井俊行議員) 新生令和を代表し、議案第1号「令和2年度流山市一般会計予算」について、数字を交えながら賛成の立場から討論を行います。  令和2年度流山市一般会計歳入歳出予算総額は698億3,500万円で、前年度予算額600億6,700万円と比較して97億6,800万円、16.3%の増でした。歳入では、自主財源である市税において、市民税や固定資産税が増加しており、市税全体で対前年度18億6,433万3,000円の増でした。これは、流山市がこれまで積極的に進めてきたマーケティング活動を初め、企業誘致、さらにはつくばエクスプレス沿線整備事業などによる人口の増加や区画整理の進捗に伴う使用収益開始が大きく影響していることによるもので、評価いたします。  一方、繰入金については財政調整積立基金からの繰入れを対前年度1億5,001万5,000円増の9億5,262万1,000円、教育、文化及びスポーツ振興基金からの繰入れを対前年度6億8,360万1,000円増の6億9,416万1,000円と大きく増額となっています。  また、市債についても新設の小中学校の建設事業などの財源として、対前年度17億2,660万円増の79億1,540万円と、こちらも大きく増額となっています。  次に、歳出は教育費で59億2,137万9,000円の大幅な増となっており、これは新設小中学校の建設事業や八木北小学校校舎等建設事業などを計上したことによるもので、児童生徒数の増加に対応する施設整備の予算で、これらは必要不可欠な予算と認識しています。  また、民生費でも40億4,814万円と大幅な増となっており、これは子育て世代の人口増加に伴う子育て施策に関連する経費であり、保育園運営費委託事業を初め、新たに2か所の児童館、児童センター整備事業、私立保育所整備補助事業などが大きく増加したところによるもので、こちらも必要不可欠な予算と認識しています。  賛成の理由は、地震ハザードマップの更新、洪水ハザードマップ作成、私たちの会派からも要望書を提出した通学路の交差点等の安全対策に積極的に取り組んでいること、自転車ネットワーク計画の策定、防犯カメラの設置に対して2分の1では少ないと思いますが、自治会に補助を出すようにしたことは一歩前進したものと思います。  また、初石駅橋上化、新設小中学校の建設、2か所の児童センター新設、夏休みの居場所づくりとして子ども教室の運営、今まで以上の新規私立保育所の増設、小規模保育所から私立保育所に入所しやすくするために連携支援コーディネーターの配置などがあります。  そしてまた、一番賛成していきたいのは、16年前私が議員になったときの市職員の対応と現在の市職員の対応、マンパワーの向上にあると思います。例を挙げますと、何十年も守谷街道の県道でありますが、電柱移設が進まなかったこと、先ほど担当部長から報告がありました。何とか地権者を説得し、そして東京電力にも要請をし、県土木事務所の予算によって電柱移設が可能となったこと。これは、多くの市民がすごくよかったなと、市民生活向上につながることです。  議会の意見、要望、こういったものを真摯に受け止め、できない理由を述べるのではなく、何とか解決していく、そんな職員の姿勢があるからこそ、急カーブや急ブレーキができない行政、今回の新型コロナウイルスの対策でも6月定例会の補正予算に期待するものです。  最後に、予算執行に当たって2点要望をさせていただきます。本市では平成30年4月に流山市健全財債維持条例が施行され、全庁一丸となり様々な取組を実施されているところと認識していますが、令和2年度予算では市債発行額と地方債残高の増加が大きく懸念されるところです。令和2年度流山市予算に関する説明書からは、市債発行額は79億1,540万円、市債残高は591億2,210万4,000円となっております。人口増加の著しい流山市にとって、ある程度の地方債の発行はやむを得ないと理解しておりますが、地方債残高や近隣の動向等に注視され、予算執行段階で再度精査するなど、現在の健全な財政状況を今後も維持していただくよう強く要望します。  さらに、世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスの対策は、自治体独自の給付策や休業補償の支援を行っている先進事例も多々出てまいりました。本市でも先手で取り組むのはもちろんですが、予算執行に当たっては優先度を見ながら、予算の組替えも検討しつつ、中小企業や小規模事業者に対する支援策の充実や市民に寄り添う積極的な対応を強く求め、賛成の討論といたします。 ○青野直議長 次に、2番大野富生議員。     〔2番大野富生議員登壇〕
    ◆2番(大野富生議員) NHKから国民を守る党の大野です。市議会では、会派には所属しておりません。今回の議案第1号「令和2年度流山市一般会計予算」について、私は反対の立場で討論します。  一般会計約700億円、過去最大規模の698億3,500万円の予算案については反対の立場を取ります。予算計上されている各事業については、濃淡、優先順位はありながらも、どれも必要な事業だとは考えています。ですが、今回私はあえて予算案に対して反対の立場を取ります。主な理由を2つ挙げます。  まず1つ目は、予算の分配に関する優先順位についてです。現在連日新型コロナウイルスに関する報道を見聞きします。予算案が議会に提案された時点で、井崎市長以下執行部は新型コロナウイルスによる影響がここまで大きくなるとは想像していなかったようです。流山市内で予定されていた市主催、あるいは民間主催の行事、イベントは軒並み中止となっています。流山市だけの問題ではなく、国全体として依然として終息の見えない状況は変わっておりません。現段階では結論は出ておりませんが、7月、8月に予定されている夏季オリンピック・パラリンピック東京大会についても中止もしくは延期の可能性が高まっています。  そんな中で、令和2年度の予算案について、予算審査特別委員会の中で質疑が行われました。新型コロナウイルスについて、流山市に与える影響が果たしてどうなるのか、全貌を予測することは困難ですが、現状で想定できることはあります。流山市を含む千葉県、そして国全体での観光業への影響は間違いなく深刻な影響を与えると予想できます。このことは確実に言えます。年々増加し続けていた海外から日本に来日する外国人観光客、令和2年度、2020年度については間違いなく大幅に落ち込むでしょう。来日した外国人観光客が日本国内で消費するインバウンド消費は、令和2年度については落ち込みます。外国人観光客に限定せずに国内の観光客を市内に呼び込もうともしていますが、外国人観光客のインバウンド消費同様に落ち込むでしょう。  令和2年度予算案を作成した時点で、新型コロナウイルスの影響がここまで大きくなるとは想定していなかったことはやむを得なかったかもしれません。観光事業に関する経費の中で、令和2年度に計上しなければならない予算とは言えない項目があります。観光事業に関する経費を別の項目に振り替えるべきではないでしょうか。流山市内の経済を活性化させる方策として、観光事業、増加傾向にあった来日観光客の取り込み、いわゆるインバウンド消費を呼び込もうとすること自体は否定しません。ですが、現在の環境、流山市の意思では世界的に覆われている新型コロナウイルスの影響を打開し、終息させることはできるでしょうか。令和2年度については、インバウンド消費を呼び込もうと、どんなことをしても残念ながら成果は得られないでしょう。新型コロナウイルスについて終息する時期に備え、現時点から観光客の受入れができる環境を整備するとの考え方もありますが、市民がそのことを望んでいるとは思えません。  また、予算審査特別委員会の質疑の中で、見逃すことのできない執行部答弁がありました。観光案内所について、新たに市内に転入された新住民の方も対象としているとの見解でした。そうであるなら、令和2年度新型コロナウイルスが終息するまでの期間は、観光関連の事業については今後の取組を一度立ちどまって考え直す機会にするべきだと指摘します。  そして、何より流山市が今までに、そしてこれからも「母になるなら、流山市。」を掲げていくのならどうでしょうか。十分な予算がなく、人材を確保することができずにいる保育園、幼稚園、小学校の学童クラブに関連した予算を優先させるべきではないでしょうか。あるいは医療や介護関連の予算に対して優先して振り分けるべきではないでしょうか。例えば保育士、学童支援員、介護施設従事者の人材確保のための給与の上乗せ、処遇改善に関連した事業のほうが観光事業よりも優先順位は高いと考えます。限りある貴重な予算の中での優先順位、観光事業に関連した予算と子育てや医療、あるいは介護に関連した予算、どちらを優先させるのか。どちらか一方は不要だとは言いませんが、市民の多くは子育て、医療、介護に関連した予算を優先させることを望んでいると指摘します。以上が1つ目の理由です。  次に、2つ目の理由です。2つ目の理由は、具体的に項目を挙げます。広報活動に関する経費の中「広報ながれやま」の新聞折込業務委託料について、この項目の費用について、市が発行する広報紙を月3回新聞販売店に支給し、朝刊折込によって市内の新聞購読世帯に届ける事業ですが、広告代理店を通じて市内の新聞販売店に支給している数量、部数についてですが、少なくとも5年前、平成28年、2016年から同じ部数で対応しています。その部数は5万5,238部です。  主要な新聞社が加盟する日本新聞協会が発表するデータによると、平成29年度、2017年を基準にしたときに、2年後の平成31年、2019年度には日本全体の中で発行されている新聞の部数が10.3%減っています。約5万5,000部の市内の新聞購読数が2年間で約1割減れば、その数は約5,500部です。流山市としては、市外からの転入世帯が多く、新聞の購読率は下がっていても、世帯数が増加しているから相殺されているというのが見解ですが、果たしてどうでしょうか。  年度初め、4月1日を基準にしたときに、2017年度と2019年度を比較すれば、流山市の世帯数は5,344世帯増加していました。市外から市内に転入する世帯について、全世帯が新聞を購読していれば相殺できており、新聞販売店に支給している「広報ながれやま」の部数とその部数を基に支払っている折込業務委託料は適切だったと言えます。ですが、その理屈、その前提には無理がないでしょうか。新聞を定期購読契約する世帯は年々減少傾向にあるのと同時に、高齢化が着実に進行しています。「母になるなら、流山市。」として、市外の子育て世代、主に30代、40代の年齢層、共稼ぎ世帯をターゲットとして、その狙いどおり転入世帯が増えている現状を考えると、転入世帯が順調に増えていたとしても、低下する世帯当たりの新聞購読率を総数で相殺できるでしょうか。  窓口となっている広告代理店が取りまとめて担当窓口に報告している、流山市内で購読されている新聞朝刊の部数について検証が必要だと指摘します。広報紙1部当たりの折込委託料単価は僅かに数円、それでも年間37回依頼し、過去に部数が適切かどうかも検証し、もし報告されてきた数字に誤りがあり、実際の部数よりも多く支払っていたとしたらどうでしょうか。予算計上を前提とした部数と実際に朝刊に折り込まれていた部数の差は僅かかもしれません。ですが、年間に37回ならば1年間で幾らになるでしょうか。それが1年、2年、3年、4年と続けば一体幾らになるでしょうか。  井崎市長が掲げられている言葉の中に、1円まで活かす市政があります。過去の慣例、前例に従って予算編成と執行が行われてきましたが、今回指摘した新聞販売店の折込委託事業については、新聞社と販売店の間の立場、力関係に基づく特殊な取引、商慣習を知らなければ理解できない部分が多いのが実情です。広告代理店が取りまとめて報告する部数に関して、常識的な人は強くは関心を払わないし、1円だけの数字ならば疑わないのかもしれませんが、私は指摘せざるを得ません。予算として計上されているこの項目、新聞折込委託料については1円まで活かす市政には反している可能性があります。以上が2つ目の理由です。  令和2年度流山市一般会計予算について、以上の2つの理由から反対の討論をしました。ありがとうございます。 ○青野直議長 次に、16番森田洋一議員。     〔16番森田洋一議員登壇〕 ◆16番(森田洋一議員) こんにちは。議案第1号「令和2年度流山市一般会計予算」に市民クラブを代表して、賛成の立場で討論をさせていただきます。  いろいろ出てきたまず消費増税、これは多分失策、ただしこれは国の問題。  コロナウイルス、これはウイルスとの闘い、ペスト、スペイン風邪、歴史的に何回か経験して、これは人類共通の課題だと思います。さらに、今回WHOの判断が遅れたのが一番の問題だと思います。  さて、今年度の予算規模、これは過去最大となって、それと同時に次期総合計画の最初の年度として非常に重要な位置づけとなっています。人口推計を見ますと、区画整理地に建設されたマンションを中心に人口は引き続き増え続けております。その結果、歳入として税収の増加が見込まれ、その一方で歳出として必要とする行政サービスの規模、これも大きくなり、その主な財源の一つは先ほど出てきた市債となります。次の次期総合計画において、今後当面の間担税力のある市民は増加もしくは横ばい傾向にあり、したがいまして、発行した市債の返済というのは可能と現時点では見込まれています。ただし、このシナリオが順調に進んでいくには、定住人口の維持と増加、これらの促進、そして交流人口の増加、これは必須となると思います。この2点について以下詳しく見てまいります。  まず、定住人口の増加、これは住み続ける価値のある良質な住環境、人の温かみ、そして自然、これらを身近に感じ、今小中学校に行っている子どもたちの世代、そして若者の世代が将来的に永住したくなるまちとして地元流山市を選択する、こういった仕掛け、仕組みが必要となってくると思います。こうした市民が住んでいるまちに誇りを持つシビックプライドの醸成には、緩さと多様性、これらを兼ね備えた身近に集まれる場、すなわちサードプレイスと言われるところの創出やこれまで日本の社会が持ち得なかった利害関係のない生涯の仲間をつくれるようなまちづくり、これも必須条件となる可能性があります。こうしたことは、予算の数字、表面的な施策にはあまり現れてこないと思います。魂を込めた市政がここで求められると思います。  次に、交流人口の増加、ツーリズム施策の充実、これは避けて通ることができないと思います。今話題になっているコロナウイルスの件がこの先沈静化していけば、外国人観光客誘致、これは引き続き日本の基幹産業として今後経済を牽引していくと考えられます。今現在私のところにもスペイン、アルゼンチンの方で、国の措置で旅行には行けない、ただ措置が解かれればまた日本に来たい、こういった問合せが来ております。  そして、欧米人をターゲットとするならば、流山市を拠点とした東京近隣都市への観光を実施する滞在型の観光商品の開発、外国語のメニューを初めとしたサービスを中心に、外国人観光客対応、それと同時に人を介した満足できる仕組み、リピーターとなる、こういった接客は当然求められてくると思います。非日常性、こういった場の大切さは昔からこれは指摘されていることです。さらに、日本人向けの観光、ここに目を向けると、時代は団体から個人、そしてすき間市場に一点集中するマーケティングへと変化しています。また、稼ぐことができなければ、当然大切な福祉にはお金は回せないと思います。ゆるキャラ、B級グルメ、アニメとのコラボなど、流行の変化に敏感になる、これと同時にオリジナリティー、独自性が求められると思います。単なる他自治体のいいとこ取りで模倣して、このまねが失敗した、こういった事例は数多くあると思います。  当然予算の中にありましたバーベキュー施設、交通網の形成計画といった市民向けの行政サービスも、市民が積極的に参加していく、これと同時に近い将来、交流人口の増加を目的とした観光施策の一環につながっていく、そう考えることもできます。ぼおっと生きていると、柔軟な発想への転換を見誤ってしまう可能性が出てくると懸念されます。時代の変化に合わせた臨機応変な対応、そしてつぎはぎだらけの施策で当初の考え方が消えてしまう、こういったいわゆる「テセウスの船」状態にはならないこと、これを強く要望して、私の市民クラブの賛成討論といたします。ありがとうございました。 ○青野直議長 次に、17番加藤啓子議員。     〔17番加藤啓子議員登壇〕 ◆17番(加藤啓子議員) 議案第1号「令和2年度流山市一般会計予算」について、自由民主党を代表し、3点指摘し、賛成の立場で討論を行います。  令和2年度一般会計予算は、これまでの様々な取組の結果、子育て世代の人口増に支えられ、順調な税収の伸びが見込まれ、その規模も流山市として最大の700億円目前となりました。これに伴い、歳出面においては待ったなしとなっている学校、保育園、学童保育、児童センターなどの子育て関連施設の建設設備に関わる予算が計上されています。国の幼児教育無償化などによる予算規模膨張の要因があるとはいえ、令和元年度に対し16.3%もの高い伸びとなったことは評価するものでありますが、それに伴う市債の発行による市債残高は気になるところではあり、特定目的基金への積立てをも含めた世代間負担の平準化について、今後評価、検証してまいりたいと考えております。  その一方で、予算編成時には全く想定していなかった中国で発生した新型コロナウイルス感染は日本国内にも及んでおり、感染拡大はいまだ終息の兆しが見えないばかりか、世界各地に広がっており、その影響は計り知れないものであるとなっております。計画行政の基本は堅持しつつも、感染拡大防止への措置、それに伴う子育て世代の負担軽減、自粛などによる市内経済への打撃感は、災害備蓄品の見直しなど、市民に最も近い自治体としてその役割を果たすべく、柔軟な対応が必要であると考えます。これらを踏まえ、以下3点指摘を述べます。  1、新型コロナウイルス対策については、当市が子育て世代の誘致に力を入れていることを念頭に、国、県の決定を待つのではなく、当市の実情に即した先手先手の対策を講じるとともに、対策の負担においては国、県との適正な配分となるような経費処理策を講じられたい。  2、施設や基盤整備においては、当初の計画から完成時期が遅延しないように、着手前から十分な調査や検証、関係各方面との協議を行うよう努められたい。  3、特定目的基金については、その目的と目標額設定について、いま一度財政当局と関係部署との間で確認を行われたい。  以上をもちまして、自由民主党の議案第1号「令和2年度流山市一般会計予算」についての賛成討論といたします。 ○青野直議長 次に、18番斉藤真理議員。     〔18番斉藤真理議員登壇〕 ◆18番(斉藤真理議員) 議案第1号「令和2年度流山市一般会計予算」について、公明党を代表し、賛成の立場で討論いたします。  令和2年度の予算審査は、新総合計画の初年度であり、本市の今後10年間を方向づける重要な審査でありました。本市は、これまで子育て環境の充実や自然に恵まれたまちであることをキャッチコピーとして掲げ、共働きの子育て世帯を積極的に誘致してきました。このことにより、過去10年間では人口でおよそ2割、小学生4割、未就学児童は5割の増加を果たしました。  一方で、それに伴う保育需要の急増や学校施設の新設など、子育てインフラの整備等に力点を置かれた令和2年度の予算編成であったと捉えております。  まず、歳入においては、全体のおよそ47%を占める市民税や固定資産税について、前年度に比べ6.6%増、額にしておよそ18億6,000万円の増額を見込まれており、人口の増加に伴い、市税が堅調に推移することが示されました。  また、小中学校の建設など莫大な費用を要する事業においては、国や県の補助金を積極的に活用するなど、歳入確保に注力する姿勢であることが確認できました。  その一方で、財政調整積立基金については9億5,200万円もの取崩しを見込まれており、本市の健全財政を維持していくためには、より緊張感を持った財政運営が求められているものと捉えております。  次に、歳出においては、予算編成に際し、各種事業を改めて精査し、事業の統廃合化や新規事業の立ち上げ等、様々な改善点が随所に見受けられました。この点を見ても市民ニーズに寄り添い、住み続けたいまちの実現に向け、事業内容を改善していこうとする当局の真摯な姿勢を実感することができました。  ここで、各種事業に関して予算審査を通じ、特に評価すべき事業と指摘すべき課題について述べさせていただきます。  まず、子育て世帯の急増に伴い、起こり得る様々な課題、例えば安心して子どもを産み育てられる環境整備として、妊娠から子育てまで切れ目のない支援を目指し、整備、拡充がなされてきた子育て世帯包括支援センターがいよいよ本格始動することとなりました。この取組は、児童虐待の未然防止などにも大いに効果を発揮するものと考え、高く評価いたします。  また、3歳児健診時の視力検査では、弱視の早期発見のため、移動式の検査機器導入による検診が令和2年度から実施されることとなりました。  さらに、児童数が急増するおおたかの森地域と南流山地域への児童センターの設置や共働き、子育て世代からニーズの高い病児保育施設が1園増設されることにより、市内での総定員数が13名に拡充されることなど、これらの取組によって本市の子育て環境はより充実したものになると考えます。  一方で、待機児童解消に向け、保育士施設の新設、増設が予定されておりますが、保育士が確保できなければ開設することはできません。増加の一途をたどる保育需要に対しては、早急に保育士確保策のさらなる強化を図ることが必要であると考えます。  予算審査最終日の総括質疑においても、私の質疑に対し、井崎市長から、現在認可保育施設を対象に実施されている保育士処遇改善事業及び保育士就労奨励金事業について、国の認可を受けて運営されている企業主導型保育施設の地域枠に必要と思われる保育士への対象拡充を今後検討していく旨の答弁がありました。これについては、ぜひ導入に向け早急に取り組んでいただくことを要望いたします。  また、いじめ防止や教師の不適切指導に関する対策として、いじめ防止相談対策室の設置や常勤のスクールロイヤーを配置するなど、様々な課題の改善に向け、体制強化を図られていることも評価させていただきます。  併せて、市内全中学校で実施しているいじめ防止アプリSTOPitの効果が発揮されていることも審査の中で確認させていただきました。いじめ防止対策には関係部局が一丸となって、より一層の強化を図っていくことを切に要望させていただきます。  安心安全のまちづくりについては、いつ発生するか予測ができない大規模地震や大型台風に象徴される自然災害の激甚化、さらに今回の新型コロナウイルスのような感染症の予防対策など、不測の事態への対応策は市民の関心も高く、ますます重要となっております。特に防災備蓄品について、総括質疑においても本市の防災備蓄品としてマスクが備蓄されていない点を改めて指摘させていただき、市長からは今後事態が終息次第、防災備蓄品として配備していく旨の見解が示されました。マスクとともにアルコール消毒液など、感染症対策には必須と思われる備蓄品については再度検討し、確実に備蓄していただくことを要望いたします。  また、通学路の危険なブロック塀等を除去する補助金事業については、改善が進まない状況を審査の過程で確認しました。ブロック塀の除去、改修には想定以上に費用がかかることも多く、これについては対象者に改善を求め続けるだけでなく、地域の実情に合わせた通学路の見直しや補助金の拡充等も含め、総合的観点からさらなる対策の強化を早急に講じていただきたいと思います。防災対策には危機感と想像力を持ち続けることが重要と考えます。今後さらなる決意で、しっかりと取り組んでいただくよう強く要望いたします。  また、防犯対策についても、今回の審査の中で各小中学校の防犯カメラの設置状況について質疑をさせていただきました。防犯カメラ未設置校への早期設置はもちろんのこと、既に設置されている小中学校においても改めて万全の対策がなされているかなど、状況を再確認し、必要に応じて防犯カメラの増設等を早急に検討していただくことも要望させていただきます。  次に、生活困窮者への支援策については、生活保護受給世帯のエアコン設置について、昨年4月からの対象外となってしまっていたエアコン未設置世帯に対する本体費及び設置工事費の独自支援が実施されることとなりました。さらに生活困窮世帯を対象とした就労支援などの自立支援策の強化など、従前よりも一歩踏み込みつつ、よりきめ細やかな対策が盛り込まれている点について評価させていただきます。  結びに、令和2年度に実施される各種事業が市民にとって今後もこのまちに住み続けたいと実感できるものとなるよう、そして次の10年への大きな第一歩として着実に実施されることを念願し、賛成討論といたします。 ○青野直議長 これをもって討論を終結します。 △採決 ○青野直議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより議案第1号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成多数であります。よって、議案第1号は、21対6をもって原案のとおり可決されました。 △委員長報告 ○青野直議長 日程第2、議案第2号から議案第27号までの以上26件、請願1件及び陳情1件を一括して議題とします。  本件に関し、各委員長の報告を求めます。石原修治総務委員長。     〔石原修治総務委員長登壇〕 ◎石原修治総務委員長 総務委員会に付託されました議案8件につきまして、審査の過程における各委員からの討論及び審査結果について、審査経過順に報告します。  初めに、議案第2号「令和元年度流山市一般会計補正予算(第5号)」について申し上げます。  本案は、国・県支出金の変更に伴い、事業費の補正を行うとともに、令和元年度国の一般会計補正予算(第1号)に基づき新たに経費を計上するほか、決算的見地による補正等を行うものである。  また、これに関連して、継続費、繰越明許費及び地方債の変更等を行い、既定の歳入歳出予算総額から歳入歳出それぞれ3億2,141万6,000円を減額することで、予算総額を627億8,411万9,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 3点要望し、賛成の立場で討論する。  本案は、決算的見地や事業費の認定などが大部分であり、台風災害における被災者支援や学校トイレの洋式化など、市民の要求が前進している部分もあるので賛成とするが、以下3点については積極的な是正を求めたい。  1、国の経済対策について、市内の末端まで行き渡るような取組をしていただきたい。  2、千葉県施行の街路事業について、今回の補正予算でも地元負担金が盛り込まれている。これは、当初予算の関係で盛り込まれているが、今後県の事業については地元負担金がないように県当局と議論していただきたい。  3、新型コロナウイルス対策については、財政調整積立基金の残高があれば一定程度対応できるとの答弁があったが、国や県に対してぜひ財源の補償を要望するとともに、市内で必要となっている対策については機動的な財源措置を図り、市民の安心安全を確保していただきたい。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第7号「流山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、省エネ性能の認定について、複数の建築物が連携した場合の認定に係る手数料及び簡易な評価方法による認定に係る手数料を定めるほか、所要の改正を行うものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  そもそもこの出発点が地球温暖化対策やパリ協定の目標達成という大きなベクトルを目指して、国全体に分かりやすい基準を設けていこうという取組だと理解している。今後流山市も様々な公共施設の新築、増築等が計画されている。そういう点でも、市として独自に省エネ基準がしっかりと強化できるよう目標値を定めて、将来に向けてよりよいエネルギーの消費性能の向上に力を尽くせるよう、全庁を挙げての取組を求めたい。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第3号「流山市部設置条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、まちづくりに係る効率的及び効果的な事務執行並びに組織力の向上を目的として、都市計画部及び都市整備部を統合し、まちづくり推進部を設置するものです。  審査の過程における討論として、  1 3点指摘し、反対の立場で討論する。  今だけ、金だけ、自分だけ、こういうことにならないよう厳しく戒める立場でこれまでも市政をチェックしてきたが、具体的に以下3点指摘する。  1、市長就任17年目としてやるような内容ではない。事務効率ということであれば、この16年間にやらなかった自らの政治手腕のなさを表明することになると考える。  2、今の市政において事務効率という名による組織改編は、決して正しいやり方であったか、歴史的に証明されていない。  3、都市計画部がこれまで持っていた整備、開発、保全など、よりよいまちを求めて創り上げてきた任務や役割は決して終わっていない。  これから10年間新しい総合計画が始まろうとしている。都市整備部と都市計画部の統合が本当によかったかどうかはこの先決まることではあるが、現時点で言えることは、この統合によってよりよいまちづくりの計画、そしてその実行が本当に市民にとってよかったのか問われることになる。  2 賛成の立場で討論する。  本来は、もっと早く検討すべき課題であったと答弁があったこと。次期総合計画に位置づけられていること。事務量の軽減になること。1つの部署のほうが市民にとっても分かりやすいこと。責任の在り方ということでは継続性が見られること。  3 賛成の立場で討論する。  これまでの国や県との協議などで重複していた部分が解消できるなど、事務効率化が図られるものと考える。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第4号「流山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、私立幼稚園就園奨励費の支給に関する事務が令和2年4月1日に廃止されることに伴い、個人番号を利用できる事務から削除するものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第5号「流山市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律による地方自治法の一部改正に伴い、引用条文の整理を行うものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第6号「職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、正規の勤務時間以外の時間における勤務に関する詳細な事項について、規則で定めるよう委任規定を設けるものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  少数精鋭という名の下に職員の削減がこれまで繰り返されてきたが、人口の増大や業務量の増加に伴って職員の残業が右肩上がりで増え続けてきており、体調を壊す職員もいる。  適正規模、適正配置の職員を確保して、今回の条例で定めている内容が末端の職員まで全てに徹底されるようにし、ひいてはサービス残業の根絶、残業はできるだけなくなる市役所の実現に向けて引き続き全力を挙げていただきたい。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第8号「財産の取得について(新設中学校用地)」について申し上げます。  本案は、大畔地区に新設する中学校の用地を購入するものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  生徒が数多く住んでいる地域とは全く異なる地域で、しかも市街化調整区域として保全するべき地域に中学校を新設することが計画されている。  開校日程が決まっていることなどから、やむなく今回は賛成するが、都市計画上はあり得ない新設学校の用地購入というのは、将来に大きな禍根を残すことになりかねないので、十分な精査をしていただきたい。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議案第9号「財産の取得について(中野久木散策の森用地)」について申し上げます。  本案は、中野久木散策の森の用地を購入するものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で総務委員会の委員長報告を終わります。 ○青野直議長 斉藤真理教育福祉委員長。     〔斉藤真理教育福祉委員長登壇〕 ◎斉藤真理教育福祉委員長 教育福祉委員会に付託されました議案5件、請願1件、陳情1件につきまして、審査の過程における各委員からの討論及び審査結果について、審査経過順に報告します。  初めに、請願第1号「「腎疾患総合対策」の早期確立を要望する意見書を国に提出することを求める請願書」について申し上げます。  本請願は、「腎疾患総合対策」が確立し、国民が腎疾患から守られる日が早く達成されるように、「腎疾患総合対策」の早期確立を要望する意見書」を国に提出することを求めるものです。  初めに、当局より、今回の請願内容については、全国組織である一般社団法人全国腎臓病協議会が国に対して行っている請願署名活動と内容が同様で、相違部分はございません。  次に、近年の国請願に対する処理の状況ですが、衆参両院で採択が続いており、第198回通常国会、衆議院、参議院の両院においても採択され、令和元年度中に内閣に送付され、請願項目ごとに処理要領が示されています。  との意見がありました。  審査の過程における討論として、  1 不採択の立場で討論する。  全ての腎疾患をお持ちの方々が、よりよい医療を受けていただけるようにという思いは私も変わらないが、現在衆参両院に全国腎臓病協議会から請願が出され、多くの国会議員が紹介議員になっており、国会で採択され、平成30年7月には腎疾患に関わる対策の報告書がまとまって国自体が動き始めている。  あえて再度市議会から国へ意見書を上げなければならないという明確な根拠がないということで、請願に基づいて意見書を提出する必要はないと考える。  2 採択の立場で討論する。  腎臓病で苦しんでいる患者さんたちが体調が思わしくない中、署名を集め提出されたもので、その願意は命に関わる最低限の要望であり、身につまされる内容であると捉えている。  その当事者の願いに応えることが一番身近な政治家である市議会議員の仕事であり、市議会の役割であると考える。ましてや多額の費用を流山市だけに求めているのではなく、政府に対して意見書を提出してほしいと願う請願だけに賛成するのは当然であると考える。  がありました。  採決の結果、2対4をもって不採択すべきものと決定しました。  次に、陳情第2号「小児がん等「特別な理由」で再予防接種が必要な子どもに対する接種費用助成を定期接種として位置付けを国へ求める意見書提出の陳情書」について申し上げます。  本陳情は、小児がん等の治療である化学療法や移植、免疫抑制治療を受けたことにより、これまでの予防接種等で獲得した免疫を失った子どもたちの予防接種の再接種に係る費用を助成する制度を定期接種の一部として国へ早期実施を求める意見書を提出することを求めるものです。  初めに、当局より、乳幼児及び小児には、集団予防目的の比重が高く、接種の努力義務があるA類14種類の予防接種があり、法に定められた接種時期に接種を受けるものです。  小児がんの治療の一つである造血幹細胞移植は、一般的に化学療法等の治療では根治が困難と見込まれる場合に行われ、移植後は患者の体内にもともと存在する移植前に受けた予防接種により免疫を付与された血液細胞が全て消失し、主治医の判断の下、再接種を必要とする場合があります。  再予防接種については、A類予防接種は対象者に努力義務がかかること、免疫の獲得状況は様々であることから、免疫が不十分な方への接種のあり方について等課題があり、現行の予防接種法では定期接種として対応することは想定されておらず、自費での接種になっています。  本市では、当該者の疾病の発生及び蔓延を予防するとともに、経済的負担を軽減する目的で、令和2年度当初予算に「特別な理由により免疫が消失した子に対する任意予防接種扶助費」として予算計上し、令和2年度からの予防接種費用の助成実施に向け、規則制定の準備を行っています。  との意見がありました。  審査の過程における討論として、  1 採択の立場で討論する。  現在がんは治る病気とされている。せっかく治療をされているにもかかわらず、がん以外の病気になるというのは本末転倒である。将来のある子どもたちの治療後の健康をサポートするのみならず、治療によって抗体が失われることに対する処置、つまり予防接種の本来の目的である感染症の蔓延を防ぐという意味でも重要だと考える。  2 採択の立場で討論する。  子どもは、親御さんにとってかけがえのない尊い命であると同時に、社会にとってもかけがえのない大事な命である。  病気でも治療でも大変な思いをしてきた経験に応えることが社会の役目と考える。自己責任ではなく、かけがえのない命を守り、支える社会の実現にこの陳情書が大きな一歩となるよう願う。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって採択すべきものと決定しました。  次に、議案第11号「流山市看護師等修学資金貸付条例の制定について」申し上げます。  本案は、市内の病院等施設において、常勤として看護師等の業務に従事しようとする看護学校等の在学者に対し、無利子で修学資金を貸し付け、一定の条件の下でその返済を免除することにより、これらの者の修学を容易にし、もって市内における看護師等の充足に資するものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  千葉県の中でも流山市の看護士数が少ないがゆえの学資金補助である。引き続き本条例の目的である看護師の確保に向けて努力いただくことを要望する。  2 2点要望し、賛成の立場で討論する。  看護学生の願いに応えたものであり、本市における人材不足の解消及び安心安全の医療環境を整える効果がある。また、高等教育への進学及び修学について、経済的格差を是正するものである。ただし、以下2点を要望する。  1、職種は看護師以外にも広げて、多くの人手不足になっている職場の成り手確保に力を尽くすこと。  2、対象者は必要としている学生がいるなら、予算を超えても枠を広げること。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第10号「令和2年度流山市介護保険特別会計予算」について申し上げます。  本案は、保険料の賦課徴収、被保険者の管理、介護サービス費等の保険給付費及び地域支援事業費等の所要額を計上し、これらの財源として介護保険料、支払基金交付金、国及び県支出金、一般会計からの繰入金等をもって充て、歳入歳出予算総額を131億2,372万1,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 賛成の立場で討論する。  令和2年度は、第7期流山市高齢者支援計画の最終年度となる。介護人材確保と育成の事業はもちろんのこと、高齢者なんでも相談室や高齢者ふれあいの家の場づくりやながいき100歳体操を中心とした介護予防のための取組、VRを用いた認知症の啓発事業、医療介護連携の推進など、高齢化のさらなる進展を見据えた制度を持続的にする取組が計画されていることを確認できた。  2 反対の立場で討論する。  国同様に制度の改悪の方向に進もうとしており、大きな課題もある。  第1には、「介護の社会化」という願いから、家族への過度な負担を求める方向にあること。  第2には、保険料に加え、利用料の負担の高騰が減らされ続けている年金生活者の実態から見て重くなっていること。  第3には、高齢者が幾つになっても尊重されるべき人権が守れなくなっていること。  3 1点要望し、賛成の立場で討論する。  2025年を間近に控え、介護保険の重要性、必要性はさらに増している。その中、介護予防策の充実、地域独自のサービス、介護人材の確保といった当局の努力を高く評価する。  一方、成年後見、認知症予防対策において、市民への周知が今なお足りず、必要としている市民に行政のサービスが届いていない。周知の方法にさらなる創意工夫を要望する。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第14号「流山市立小学校設置条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、小学校を新設し、当該小学校の名称及び位置を定めるものです。  審査の過程における討論として、  1 2点指摘し、賛成の立場で討論する。  児童数の急増から必要な学校を条例上位置づけるための条例改正であるが、以下2点を指摘する。  1、実際に通う子どもたちから人気が高かった「おおぐろ」という学校名にするべきではなかったか。  2、児童数の急増から学校の適正配置や適正規模を提起してきた立場から、大畔地域への小学校新設は学区を含めて様々な課題を生み出しかねないと指摘してきた。それらを真摯に聞かずに進めていくならば、少なくとも学校名を地域に基づく名前にするなど、課題を減らす努力をするべきである。  また、政治的な思惑から「森」と付け加えたことでさらなる課題を生むことになるのではないか。  2 1点要望し、賛成の立場で討論する。  アンケートを実施した上で多く出てきたキーワードを組み合わせて、また流山市のイメージに合致するものを話合いの上で決めたというプロセスについて確認できた。  一方、アンケートの意見をどう利用したのかについては、少し分かりにくい面もあったかと思うことから、今後2校の募集方針、ネーミング方針など、分かりやすい説明等を追加していただくことを要望する。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第12号「流山市学童クラブの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、八木北小学校区第3学童クラブ、南流山小学校区第2あすなろ学童クラブ及びおおぐろの森小学校区学童クラブを新設するとともに、既存施設の名称を改めるものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  1つの支援単位を原則40人以下とし、質を確保するとして問題はないということであったが、1事業者で見る学童数が過大になることにより、学校内での施設単位が増えることで、お迎えの渋滞や学童支援員の育成や効率的な連携会議がしにくくなるなど、マネジメント上の課題が発生しやすい傾向があるように思う。今後1つの事業者が管理する学童規模の課題をしっかり検証していくことを要望する。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議案第13号「流山市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、放課後児童支援員認定資格研修の実施主体に指定都市の長を加えるとともに、放課後児童支援員とみなすことができる経過措置の適用期間を延長するものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  学童支援員の質の担保に向けて対応されている点は評価する。今後は、児童急増が予想されるが、全ての支援員がスムーズに資格取得できるよう目指していただくことを要望する。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で教育福祉委員会の委員長報告を終わります。 ○青野直議長 笠原久恵市民経済委員長。     〔笠原久恵市民経済委員長登壇〕 ◎笠原久恵市民経済委員長 市民経済委員会に付託されました議案4件につきまして、審査の過程における各委員からの討論及び審査結果について、審査経過順に報告いたします。  初めに、議案第16号「令和元年度流山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」について申し上げます。  本案は、決算的見地から、歳出では一般被保険者療養給付費を追加し、歳入では県支出金を追加するなど、既定の歳入歳出予算総額に歳入歳出それぞれ2億1,853万1,000円を増加することで、予算総額を148億8,596万3,000円とするものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第15号「令和2年度流山市国民健康保険特別会計予算」について申し上げます。  本案は、保険給付費、事業費納付金等の所要額を計上し、これらの財源として国民健康保険料、県支出金、一般会計からの繰入金等をもって充て、歳入歳出予算総額を141億4,182万4,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  国民健康保険制度は、加速する高齢化、生活習慣病等の増加などにより、医療費水準が高く、低所得者が多いなど、年々厳しいものとなってきている。本市において被保険者数は年々減少する傾向があり、前年度と比較しても国民健康保険の運営は厳しい状況が続いている。そのような中、収納率の向上、資格・賦課、給付、医療費の適正化、糖尿病重症化予防などについて積極的に取り組んできたことを評価する。今後も被保険者の特性に応じたきめ細やかなデータヘルス計画を推進し、糖尿病等の重症化予防、レセプト点検の充実、特定健診受診率と特定保健指導の向上、あんま・はり等、利用者への助成の実施、脳ドック・人間ドックの推進をさらに図られたい。  2 1点要望し、反対の立場で討論する。  国は、2020年度から「保険者努力支援制度」を改変し、一般会計から国民健康保険特別会計に繰入れを行う市町村にはペナルティーをかけ、繰入れの解消・削減に追い込もうとしている。この仕組みでは、住民負担は増える一方であり、ますます払いたくても払えない国民健康保険料になるものと考える。  本予算案では保険料の引上げはないが、当特別会計は非常に厳しくなっており、一般会計からの繰入れの解消・削減することになれば、保険料の大幅な引上げで市民生活がますます苦しくなることが予想される。  貧困化が拡大する中、高過ぎる保険料や窓口3割負担が支払えないことで受診抑制が広がり、本市では2019年も1人の手後れ死亡事例が起こっている。国民皆保険制度が大きく揺らいでいると言わざるを得ない。本市の手後れ死亡事例は5年連続であり、残念ながらあってはいけないことが続いている。  この問題を重く受け止め、保険担当部門はもとより、健康福祉部などとの横断的な取組により解消していくための努力を進めていただきたい。  3 1点要望し、賛成の立場で討論する。  被保険者の健康の増進を図り、医療費の増大を抑制するため、疾病の早期発見・早期治療に結びつく特定健康診断、人間ドック・脳ドック助成事業の取組を評価する。  さらに、新型コロナウイルスへの対策の件もあるので、自宅で納入できるラインペイでの納付の促進や様々な場合に備えられたい。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第18号「令和元年度流山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)」について申し上げます。  本案は、後期高齢者医療市町村保険基盤安定拠出金の額が確定したことから、その確定額に基づき減額し、予算総額を23億5,004万1,000円とするものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議案第17号「令和2年度流山市後期高齢者医療特別会計予算」について申し上げます。  本案は、後期高齢者医療広域連合への保険料の納付金及び被保険者の管理、保険料収納に要する経費等の所要額を計上し、これらの財源として後期高齢者医療保険料、一般会計からの繰入金等をもって充て、歳入歳出予算総額を26億1,042万7,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 反対の立場で討論する。  後期高齢者医療制度は、国民を年齢で区切り、高齢者を別枠の医療保険に強制的に囲い込んで、負担増と差別医療を押しつける稀代の悪法であり、2008年の制度導入以来2年ごとに保険料値上げが実施され、高齢者の生活を圧迫する要因となっている。2020年度は、保険料値上げが行われ、ますます高齢者の暮らしを脅かすものとなっている。  安倍政権の下で「全世代型社会保障制度」の名の下に75歳以上の窓口負担を現行の「原則1割」から「原則2割」に引き上げることが検討され、国民の中に不安が広がっている。  我が党は、安倍政権が推進する後期高齢者医療制度の保険料、窓口負担の引上げに反対する。差別と負担増の制度を廃止し、元の老人保健制度に戻すことを提案している。  2 賛成の立場で討論する。  執行部は、適切に保険料の徴収、申請や届出の受け付け、保険証の受渡しなどの窓口業務を行っており、今回の予算は妥当であると考える。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で市民経済委員会の委員長報告を終わります。     〔何事か呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 傍聴者に申し上げます。発言は禁止されておりますので、御協力をお願いします。  植田和子都市建設委員長。     〔植田和子都市建設委員長登壇〕 ◎植田和子都市建設委員長 都市建設委員会に付託されました議案9件につきまして、審査の過程における各委員からの討論及び審査結果について、審査経過順に報告します。  初めに、議案第23号「令和元年度流山市下水道事業会計補正予算(第2号)」について申し上げます。  本案は、資本的支出では工法変更等により工事費が増加したことから、管渠工事請負費が当初予算で見込んだ額を上回ったもので、既決予定額に6,200万円を増額し、総額を36億3,069万3,000円とするものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第21号「令和2年度流山市水道事業会計予算」について申し上げます。  本案は、収益的収支では収入を44億9,645万9,000円、支出を39億7,248万8,000円とし、資本的収支では収入を9億3,877万4,000円、支出を32億7,068万4,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 賛成の立場で討論する。  前年度に比べて、11.5%増の72億4,317万円規模の予算となり、引き続き積極的な水道事業経営を感じる内容となった。特に区画整理事業の確実な進捗と新市街地地区の概成による定住人口の増加が給水収益の増加などにも大きく寄与している形と言える。そのような中で、引き続き3億7,400万円の黒字経営となる見通しであり、安定的な水道事業を継続されることを期待する。  また、経営方針として、一般会計に対して納付金を支出し、下水道事業に対して貸付けを出資金に切り替えるなど、バランスの取れた取組も評価する。今後も給水収益に加えて、新設が続く給水申込納付金の収益などを元にして、主要配水管や老朽配水管などに関しては計画どおりに更新を行い、19万5,000人の市民の皆様においしい水の安定供給を実施されることを切に願う。  2 賛成の立場で討論する。  給水収益で、給水人口の増加により対前年度予算比で1.93%伸びも見込んでいること、給水申込納付金においても対前年度予算比27.71%の伸びを見込んでいること等、引き続き安定した収益を確保できる見込みであること。  未給水区域の解消を図るための拡張工事、新設井戸の設置工事等を積極的に進めていること。  また、災害用水袋を購入するなど、応急給水施設の充実を図っているなど、将来にわたって安心安全な水の供給を推進している。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第22号「令和2年度流山市下水道事業会計予算」について申し上げます。  本案は、収益的収支では収入を35億5,460万円、支出を34億9,399万4,000円とし、資本的収支では収入を26億2,293万8,000円、支出を37億7,144万3,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 賛成の立場で討論する。  収益においては、下水道使用料が対前年度予算比3.61%の増加を見込み、費用においては対前年度予算比8.95%の増加となっているものの、収益的収支で黒字を確保できる見込みであること。  流山市下水道事業経営戦略等の計画に基づき、汚水整備事業では対前年度予算比26.76%増の予算を確保し、三輪野山地区、西深井地区、美原地区などの汚水管整備を積極的に進め、下水道普及率の向上に努めていること。  また、令和2年度から合併浄化槽補助に関連した業務が一般会計から下水道事業会計に移管され、生活排水環境の改善が見込まれる。  2 賛成の立場で討論する。  前年度比4.66%増の72億6,543万円規模の予算となり、引き続き堅調な伸びを示した予算内容と言える。区画整理事業の確実な進捗と新市街地地区の概成による定住人口の増加などが営業収益にも大きく寄与している形と言える。  下水道使用料は、対前年度比3.61%の伸び率であり、順調な収益増により黒字経営の見通しであることを評価する。  今後は、収益を基に、引き続き下水道の未整備地区の解消に向けた積極的な取組を行うことと併せて、水道事業会計から出資を受けるなどの上下水道一体化経営の利点を生かした経営と計画どおりの下水道整備の概成が図られることを期待する。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第27号「流山市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、地方自治法等の一部を改正する法律による地方自治法の一部改正に伴い、引用条文の整理を行うものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第20号「令和元年度流山市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)」について申し上げます。  本案は、決算的見地から土地区画整理費を減額補正するとともに、事業の進捗を踏まえ、繰越明許費の設定を行うものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第19号「令和2年度流山市土地区画整理事業特別会計予算」について申し上げます。  本案は、本市が施行する流山都市計画事業西平井・鰭ケ崎地区一体型特定土地区画整理事業及び流山都市計画事業鰭ケ崎・思井地区一体型特定土地区画整理事業を推進するための所要額を計上し、その財源として清算金収入のほか、一般会計からの繰入金等をもって充て、歳入歳出予算総額を対前年度比1億5,005万6,000円、26%増の7億2,697万7,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  西平井・鰭ケ崎地区では、換地処分が行われ、保留地も完売し、清算金業務に向けて順調に進んでいる。  鰭ケ崎・思井地区では、保留地は計画より高く売れており、来年度の換地処分に向けて事業が進められていることは高く評価できる。今後も地権者に寄り添った事業の推進をされたい。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第25号「流山市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、公営住宅管理標準条例の改正に関する国の通知を踏まえ、市営住宅の入居に際して連帯保証人の確保を不要とするほか、不正入居者に対する明渡し請求の際に徴収する金銭に付す利息の利率を法定利率に改める等、所要の改正を行うものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  本条例の改正の背景には、身寄りのない単身高齢者の増加に伴い、保証人を確保することができないといった事態が生じることがないよう、保証人に関する規定を標準条例から削除するものであり、今後そのことで入居ができないなどの不測の事態が起きる前に条例の改正を行うことは有効なことであると考える。今後対象住民の方に寄り添った相談体制、丁寧な説明、周知されたい。  2 1点要望し、賛成の立場で討論する。  連帯保証人の不要化、損害賠償請求利息の変更ともに時代の動きに即したものと理解している。生活に困難を抱える方への突き放しにならないように、また孤独死等への対応をしっかりするよう求める。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第24号「流山市景観条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、これまで対象となっていなかった規模のコンテナ倉庫の建築等、コインパーキングの建設等を景観法第16条第1項の規定による行為の種類、場所、設計等を市長に届け出なければならない行為に加えるものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  流山市の上質な住環境を推進しようとする立場を評価する。ただし、この条例は私有財産の活用に対して制限を求めるものであるとも言い換えることができるため、事業者等への丁寧な対応や寄り添いを求める。  2 賛成の立場で討論する。  今回の景観条例の一部を改正する条例の制定については、流山市景観計画に即した計画となるよう改正されるもので、明度、彩度の基準に基づき協議するものである。また、必ずしも強制されるものではなく、夜間のコインパーキングの縁石や車止めについては、法に基づき安全を優先するものであることが分かった。今後良好な景観の形成を促進するものである。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議案第26号「流山市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、市道における自転車通行帯の構造の技術的基準の新設及び自転車道を設置する道路の要件の変更をするものです。  審査の過程における討論として、  1 2点要望し、賛成の立場で討論する。  これまで一般質問などを通して、自転車通行帯や自転車道の整備に関して推進を図ってきた。しかし、いまだに市民においては自転車の活用に関して混乱が生じている。そこで、自転車に関わる適切な広報を要望する。  さらに、自転車に関する事務分掌については、近隣市と比べても不明瞭と言わざるを得ない。そこで、改めて自転車に関わる事務分掌の整理も要望する。誰にとっても安全な道路の敷設を期待する。  2 賛成の立場で討論する。  令和2年度主要事業の一つである地域公共交通網形成計画策定を初めとする歩行者と自転車の安全性、快適性、利便性の向上を図るための自転車ネットワーク計画を策定し、自転車走行空間の整備を進めていく上で、まず行うべき必要不可欠な条例の一部改正であり、自転車関連の交通事故が減少することを期待する。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で都市建設委員会の委員長報告を終わります。 ○青野直議長 これをもって各委員長の報告を終わります。  暫時休憩します。再開は概ね午後3時50分としたいと思います。     午後 3時20分休憩     午後 3時50分再開 ○青野直議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △会議時間の延長 ○青野直議長 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長します。 △委員長報告に対する質疑 ○青野直議長 これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △討論 ○青野直議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。26番小田桐仙議員。     〔26番小田桐仙議員登壇〕 ◆26番(小田桐仙議員) 日本共産党を代表し、議案第19号「令和2年度流山市土地区画整理事業特別会計予算」及び議案第21号「令和2年度流山市水道事業会計予算」、議案第22号「令和2年度流山市下水道事業会計予算」の各予算案に対し、一括して反対の立場で討論を行います。  市施行の土地区画整理事業は、事業終了が見えたとはいえ、当初計画から68億円を超える市税の追加と今後の借金返済はついて回ることになります。また、保留地処分に高層マンションを誘致したことで、区画整理事業の収入は確保できたとしても、近傍小学校における校舎及び学童保育の増設など、支出の増額理由になっていることにも目を配る必要があります。  上下水道事業についても、人口増の光ばかり目を奪われていることは大変危険です。その影、例えば大畔地区の新設小中学校に対応した上下水道整備、上水道排水タンクの新設規模やその維持管理の増大、さらに運動公園周辺地区における膨大な先行投資など不安定要素は山積みです。人口推計どおり人口ピークをたどれば、この影は年々大きくなっていくことになりますが、その準備や手段が十分確保されているのか私は疑問を持っています。  以上、ハイリスクを伴った開発優先の在り方の見直しを強く求めて、3議案に対する反対討論を終わります。 ○青野直議長 次に、5番野田宏規議員。     〔5番野田宏規議員登壇〕 ◆5番(野田宏規議員) 流政会の野田宏規でございます。流政会を代表し、議案第24号、そして議案第26号に対して賛成討論をいたします。  まず、議案第24号「流山市景観条例の一部を改正する条例の制定について」は、1点要望し、賛成の立場で討論をいたします。  当議案は、既存の景観条例の運用範囲をコンテナ倉庫、そして有料駐車場まで広げるものと理解しております。まず、景観条例の適用範囲拡大は、流山市の上質な住環境を推進するものとして評価をしております。しかし、この条例は私有財産の活用に対してさらなる制限を求めるものであるということを事実として理解をしておかなければいけません。都市建設委員会において質疑をしていく中においては、強制力のない届出制度であるということ、そして適用範囲を無制限に広げようというように考えているものではないということなどが確認できました。  そこで、1点要望を申し上げます。事業者等への丁寧な対応や寄り添いをお願いしたいと思っております。景観への配慮が推進されて、まち全体の価値が上昇すれば、各事業者の経営にとっても有益な影響が出ることが想定されます。美しい景観の中でにぎやかな交流が行われる、そんな流山市を目指しまして、賛成討論といたします。  次に、議案第26号「流山市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」、3点要望して、賛成の立場で討論をいたします。  当議案は、道路構造令の改定を受けて、自転車通行帯や自転車道の整備基準を定めるものというように理解をしております。これまで私自身も一般質問を行うなど、自転車通行帯や自転車道の整備に関して推進を図ってまいりました。ついに基準の策定に至ったことについては評価をいたします。しかし、都市建設委員会における質疑においては、設置要件に該当する流山市内道路が少数である旨を答弁する等、消極的に感じられる姿勢もありました。自転車道ネットワーク計画の策定に向けて、導線の設定、経済効果、それから他市との連携などを十分に議論できるのか、これを懸念する意見も見られました。  そこで、1点目の要望として、自転車ネットワーク計画の策定に向けては、市内交通網の全容を俯瞰した機動的なものとすることを要望といたします。  さらに、自転車に関する事務分掌については、近隣市と比べましても流山市は不明瞭だと言わざるを得ません。私自身平成29年第4回定例会においてこのことを提言させていただき、今回の質疑にも同様に申し上げました。しかし、体制強化の糸口があるようには感じられませんでした。  そこで、2点目の要望として、自転車に関わる事務分掌の整理を要望といたします。  また、自転車は車両であるという認識が薄いためか、市内においても歩道を通行する、右側を通行してしまうなど、道路交通法上不適切な自転車の利用が散見されております。これには行政としても対策を取らなければいけない。少なくとも行政による案内や広報において、勘違いを誘発するようではよくありません。  そこで、3点目の要望として、自転車に関わる案内等を行う際は、自転車利用法に関する誤った認識を誘発しないように細心の注意を払うこと、これを要望いたします。  誰にとっても安全な道路の敷設を期待して、賛成討論といたします。  以上、議案第24号、第26号に対する流政会を代表した賛成討論といたします。 ○青野直議長 次に、4番高橋光議員。     〔4番高橋光議員登壇〕 ◆4番(高橋光議員) 日本共産党を代表しまして、今議会に提出されました請願第1号「「腎疾患総合対策」の早期確立を要望する意見書を国に提出することを求める請願書」につきまして、賛成の立場から討論を行います。  今回で3度目の請願書になりますが、流山市内の362名の腎疾患患者の思いが籠もった1,634筆の請願書です。腎臓病で苦しんでいる方々の体調が思わしくない中、市民一人一人に訴えて集めた署名ですし、中には透析後の疲れから、なかなか指先に力が入らず、ゆがんだ文字であっても必死な思いで署名をされる姿が目に浮かばれます。また、透析の結果、肌が黒くなってしまい、顔色を気にしつつ家族や友人を心配させないよう、いつも笑顔を絶やさない女性の思い、私はこの腎臓病で苦しんでいる患者さんたちの思いをしっかりと受け止め、その願いに応えるのが一番身近な政治家である市議会議員の仕事であり、市議会の役割だと考えます。  委員会審査では、全国組織での国会への取組以外に、請願者がなぜ地元市議会に請願書を提出したのかが争点の一つになりました。しかし、この請願が提出されなければ、腎臓病への深い理解、制度の様々な課題を認識する機会を、私を含め市議会議員が、そして市議会全体が得られたでしょうか。国会という遠い場所での議論にとどめず、市民に、腎臓病患者さんに一番近い政治家である市議会議員が様々な思いを超えて、お互いに切磋琢磨し、腎臓病への理解、腎臓病を患っている方々やその御家族への思いに寄り添う、これは請願項目だけにとどまらず、請願に明記されていなくても、誰も取り残さない社会、病の有無にとどまらず、誰もが尊重される社会の前進につながるものではないかと考えます。請願では多額な費用を流山市に求めているわけではなく、政府に対して1枚の意見書を提出してほしいと願う内容だけに、寛大な判断が求められます。  さらに、委員会審査でも透析患者さんにとって通院の命綱である福祉タクシー券について研究するとの大事な答弁がありました。また、私が傍聴した予算審査特別委員会でも、松戸市、柏市と比較し、発行枚数が半分以下であること、福祉タクシー券が障害者の社会参加のために発行されていること、今の制度をそのままに2倍に引き上げても、2,200万円あればできることも分かりました。この研究を口先だけにとどめず、他会派からの改善の要望も真摯に受け止めていただき、患者さんの声をしっかりと受け止める市議会であってほしいと願って、請願に賛成し、討論といたします。     〔何事か呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 傍聴者に申し上げます。発言等は禁止されておりますので、御協力をお願いします。  これをもって討論を終結します。 △採決 ○青野直議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  初めに、議案第2号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第2号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成多数であります。よって、議案第3号は、23対4をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第4号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第5号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第6号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第7号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第8号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第9号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第9号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成多数であります。よって、議案第10号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第11号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第12号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第13号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第14号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成多数であります。よって、議案第15号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第16号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成多数であります。よって、議案第17号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第18号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成多数であります。よって、議案第19号は、23対4をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第20号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成多数であります。よって、議案第21号は、23対4をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成多数であります。よって、議案第22号は、23対4をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第23号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第23号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  失礼しました。ちょっと待ってください。  暫時休憩します。     午後 4時16分休憩     午後 4時17分再開 ○青野直議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、議案第24号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第24号は、26対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第25号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第25号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第26号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、議案第27号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、請願第1号「「腎疾患総合対策」の早期確立を要望する意見書を国に提出することを求める請願書」について採決します。  本件に対する委員長の報告は「不採択」でありますので、原案について採決します。  本件は、原案のとおり採択することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成少数であります。よって、請願第1号は、11対16をもって不採択と決定しました。  次に、陳情第2号「小児がん等「特別な理由」で再予防接種が必要な子どもに対する接種費用助成を定期接種として位置付けを国へ求める意見書提出の陳情書」について採決します。  本件に対する委員長の報告は「採択」であります。  本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、陳情第2号は、27対ゼロをもって採択と決定しました。 △議案の上程 ○青野直議長 日程第3、議案第28号を議題とします。 △提案理由説明 ○青野直議長 提案理由の説明を求めます。井崎市長。     〔井崎市長登壇〕 ◎井崎義治市長 ただいま上程されました議案1件の提案理由について説明いたします。  議案第28号「教育委員会教育長の任命について」は、教育委員会教育長、後田博美氏から本年3月31日付をもって辞任する旨の申出があったことに伴い、後任に田中弘美氏を任命する内容です。  同氏の経歴につきましては、お手元にお配りしてあります経歴書のとおりですが、同氏は本市教育委員会学校教育部指導課長補佐として学校教育全般の円滑な執行のためにお力添えをいただいたほか、流山北小学校の校長、おおたかの森中学校の校長として学校現場で御活躍いただきました。その後、平成31年4月から現在に至るまで、流山市教育委員会学校教育部指導課教育研究企画室の小中学生専門相談員として市の教育に御尽力いただいているところです。  同氏は、このように人格、識見ともに優れ、教育全般に関する豊富な知識と経験を有し、教育長として適任であると考えますので、御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○青野直議長 以上で提案理由の説明は終わりました。 △正規の手続省略 ○青野直議長 お諮りします。  ただいま議題となっております議案第28号は、正規の手続を省略し、直ちに採決したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。  よって、議案第28号は正規の手続を省略し、直ちに採決することに決定しました。 △採決 ○青野直議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  議案第28号「教育委員会教育長の任命について」を採決します。  本案を同意することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成多数であります。よって、議案第28号は、23対4をもってこれに同意することに決定しました。 △発議第1号上程 ○青野直議長 日程第4、発議第1号「児童相談所等の拡充並びに体制の強化を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○青野直議長 提案理由の説明を求めます。海老原功一議会運営委員長。     〔海老原功一議会運営委員長登壇〕 ◎海老原功一議会運営委員長 議長より御指名いただきましたので、発議第1号「児童相談所等の拡充並びに体制の強化を求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案理由の説明に代えさせていただきます。            児童相談所等の拡充並びに体制の強化を求める意見書  警察庁発表の2019年犯罪情勢統計によれば、児童相談所に通告した18歳未満の子どもは9万7,842人と前年比約22%増加し、警察が虐待を事件として摘発した件数も過去最多となる1,957件、前年比約42%増となった。そんな中、多くの不手際も重なり、野田市内では虐待死により、かけがえのない幼い命が失われた。  いま千葉県は、第三者による検証委員会を立ち上げ、報告書をまとめ再発防止にあたっているものの、県内にある6つの県立児童相談所に付随する全ての一時保護所では、入所人数が、定員を超過する状況が常態化し、児童生徒の日々の生活に大きな支障を生んでいる。また千葉県は、施設増加や職員増員を来年度から計画しているものの、虐待等の相談件数の急増などもあり、まだまだ十分とは言えない。  そこで、政府及び国、千葉県に対し児童相談所及び関連施設の拡充や長寿命化、人員の育成強化・増員等、抜本的な対策を強く求める。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2020年3月23日  衆 議 院議長  大 島 理 森 様  参 議 院議長  山 東 昭 子 様  内閣総理大臣  安 倍 晋 三 様  財 務 大 臣  麻 生 太 郎 様  厚生労働大臣  加 藤 勝 信 様  千 葉 県知事  森 田 健 作 様                                        千葉県流山市議会  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○青野直議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○青野直議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○青野直議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第1号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。よって、発議第1号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○青野直議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○青野直議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第1号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、発議第1号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。 △発議第2号上程 ○青野直議長 日程第5、発議第2号「新型コロナウイルス感染症に関する決議について」を議題とします。 △提案理由説明 ○青野直議長 提案理由の説明を求めます。海老原功一議会運営委員長。     〔海老原功一議会運営委員長登壇〕 ◎海老原功一議会運営委員長 議長より御指名いただきましたので、発議第2号、新型コロナウイルス感染症に関する決議については、案文の朗読をもって提案理由の説明に代えさせていただきます。               新型コロナウイルス感染症に関する決議  新型コロナウイルス感染症への対応については、市当局としても「流山市新型コロナウイルス感染症対策連絡会議」を設置し、順次対応を図っている。  しかしながら、令和元年度補正予算及び令和2年度予算の調製時期と感染の進行時期に差が生じていることや、今後、状況の更なる変化、国・県など関係機関における施策の展開によっては、感染拡大のさらなる防止策等も想定される。  そこで、市民生活における安心・安全を保持するため、新型コロナウイルス感染症に対しては、機動的な財政措置も含め、積極的な対策を行うこと。  以上、決議する。  令和2年3月23日                                        千葉県流山市議会  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○青野直議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○青野直議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○青野直議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第2号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。よって、発議第2号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○青野直議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○青野直議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第2号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、発議第2号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。 △発議第3号上程 ○青野直議長 日程第6、発議第3号「実効性のある公共交通網形成計画の策定を求める決議について」を議題とします。 △提案理由説明 ○青野直議長 提案理由の説明を求めます。植田和子都市建設委員長。     〔植田和子都市建設委員長登壇〕 ◎植田和子都市建設委員長 発議第3号については、案文の朗読をもって提案理由の説明に代えさせていただきます。            実効性のある公共交通網形成計画の策定を求める決議  近年、子どもが犠牲になる痛ましい交通事故や、高齢ドライバーによる重大な事故が社会問題化している。本市ではこの問題についてこれまで道路や通学路の安全対策の強化をはかって来たが、今後は、高齢化の進展が著しい地域や、人口増加が著しい地域など、地域ごとのきめ細やかな課題整理と施策の展開が求められている。  特に、高齢化の進展が著しい地域では喫緊の対策が必須である。現在、高齢ドライバーの運転免許証の自主返納も増えているが、本市の平成30年度における65歳以上の自主返納件数は588件と、運転免許証を所有する人数の割合から考えるとまだまだ低い状況である。その理由の一つに、運転免許証返納後に代替の移動手段が確保できないことを指摘する声がある。現在、ぐりーんバスの高齢者割引制度を導入し、交通手段の転換を促進する取り組みなどを行っているが、それだけでは課題の解決策として不十分と考えられる。  本市では、そのような状況をうけ、令和2年度より公共交通網形成計画を策定する見通しである。計画策定に当たっては、将来的に移動手段の確保に対して不安を感じている方々へ十分な聴き取りを行い、地域住民と交通事業者と行政が効果的かつ持続可能な協働体制を実現し、老若男女の思いにより沿った仕組みづくりなどを盛り込んだ実効性の高い計画策定を求めるものである。  以上、ここに決議する。  令和2年3月23日                                        千葉県流山市議会  議員各位の御賛同よろしくお願いいたします。 ○青野直議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○青野直議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○青野直議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第3号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。よって、発議第3号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○青野直議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○青野直議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第3号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、発議第3号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。 △発議第4号上程
    ○青野直議長 日程第7、発議第4号「フリーランス保護を前提とした労働法制の改正を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○青野直議長 提案理由の説明を求めます。27番乾紳一郎議員。     〔27番乾紳一郎議員登壇〕 ◆27番(乾紳一郎議員) 日本共産党を代表して、発議第4号「フリーランス保護を前提とした労働法制の改正を求める意見書について」、案文の朗読でもって提案理由に代えさせていただきます。          フリーランス保護を前提とした労働法制の改正を求める意見書  一般雇用の労働者には、仕事中や通勤途中に怪我をした場合でも、治療費や休業補償が支払われる労働者災害補償保険(以下、「労災保険」という。)が適用されている。また1965年、労働省(当時)は、フリーランス(個人事業主)であっても建設職人の一人親方や個人タクシーの運転手、農作業従事者などを特定作業従事者と業種を限定し、労災適用に道を開いてきた。さらに2006年、国際労働機関(ILO)は「労働者性を判断する基準に一つでも該当すれば労働者として労働法を適用すべき」と勧告している。  一方、国内341万人ものフリーランスが増加し、働き方も多様化するもとで、コンビニ経営者の深刻な労働の実態、配達代行「ウーバーイーツ」の事故補償など現実社会と労働法制に乖離が生じている。  またフリーランスに分類されている芸能人では、俳優やマジシャン等の演技中の怪我、声優や歌手のポリープや難聴の発症、音楽家など舞台からの転落事故等が毎月のように報道されるものの、労災保険の適用が難しい場面に数多く直面している。さらに昨年、関係団体の調査によれば、俳優やライターなど会社に所属せずに働く人の61.6%がパワハラ、36.6%がセクハラ被害を訴えており、早急な改善が待たれている。  そこで、厚生労働省労働政策審議会で見直しされる労働法制の改正について、その労働実態を十分調査するとともに、フリーランスの保護を前提とした労働法制の改正を図り、もって、ILO勧告に基づく対応を図ることを政府に強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2020年3月23日  衆 議 院 議 長  大 島 理 森 様  参 議 院 議 長  山 東 昭 子 様  内 閣 総 理 大 臣  安 倍 晋 三 様  法  務  大  臣  森   まさこ 様  厚 生 労 働 大 臣  加 藤 勝 信 様  経 済 産 業 大 臣  梶 山 弘 志 様  一億総活躍担当大臣  衛 藤 晟 一 様                                        千葉県流山市議会  議員各位の賛同をよろしくお願いします。 ○青野直議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○青野直議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○青野直議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第4号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。よって、発議第4号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○青野直議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○青野直議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第4号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成少数であります。よって、発議第4号は、10対17をもって否決されました。 △発議第5号上程 ○青野直議長 日程第8、発議第5号「県民生活の安全に必要な県職員の適正配置を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○青野直議長 提案理由の説明を求めます。4番高橋光議員。     〔4番高橋光議員登壇〕 ◆4番(高橋光議員) 日本共産党を代表して、「県民生活の安全に必要な県職員の適正配置を求める意見書」につきまして、案文の朗読をもって提案理由の説明に代えさせていただきます。           県民生活の安全に必要な県職員の適正配置を求める意見書  2019年、台風や豪雨災害は、県内各地に大きな傷跡を残した。その現場では、市町村職員はもとより、千葉県職員が、福祉などの住民サービスを担い、災害時には県民の命と安全を守り、救援のために欠かせない役割があることを再認識させた。  しかし、1988年度からの職員削減により、1万836人いた知事部局職員は、現在、7,100人程度と35%も減少し、人口比で全国最少水準である。また、2019年2、3月には、旧水道局本所などへの労働基準監督署(以下、「労基署」という。)の立ち入り調査が行われ、500人分、1万4,046時間もの残業代未払いが発覚した。さらに、県立の佐原病院及びこども病院、がんセンターで労基署から「36協定」違反の是正勧告を受けた。  ブラック企業・ブラックバイトの根絶、過労死の撲滅が社会的要請になっているもとで、模範となるべき千葉県の公務労働現場で法令違反やサービス残業などが蔓延しているとすれば、断じて許されない。  そこで千葉県知事に対し、県民生活の安全にとって必須な職員は増員し、実態に即した県職員の適正配置及び働き方の改善を強く求める。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2020年3月23日  千葉県知事  森 田 健 作 様                                        千葉県流山市議会  なお、新型コロナウイルス感染対策の最前線となっている県の保健所も含んでの提案となっておりますので、重ねてお願い申し上げます。 ○青野直議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○青野直議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○青野直議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第5号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。よって、発議第5号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○青野直議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○青野直議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第5号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成少数であります。よって、発議第5号は、9対18をもって否決されました。 △発議第6号上程 ○青野直議長 日程第9、発議第6号「主要農作物の種子生産に係る必要な措置を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○青野直議長 提案理由の説明を求めます。14番植田和子議員。     〔14番植田和子議員登壇〕 ◆14番(植田和子議員) 発議第6号については、案文の朗読をもって提案理由の説明に代えさせていただきます。           主要農作物の種子生産に係る必要な措置を求める意見書  これまで県行政は、主要農作物種子法(以下、「種子法」という。)に基づき高品質な原種・原原種の生産・供給等を担い、本県の主要農作物である水稲、麦及び大豆の安定生産や品質向上に中心的な役割を果たすことにより、地域農業の振興に大きな貢献をしてきた。  しかし種子法の廃止を受け、業務の外部移管、種もみの価格上昇、品質低下を招きかねないとの報道もあり、県内の生産現場では、優良な種子の確保と安定供給に不安が広がっている。  よって千葉県に対し、今後も県行政が種子生産に中心的な役割を果たし、これまでどおりの施策を継続するため、必要な措置を講ずるよう強く求める。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2020年3月23日  千葉県知事  森 田 健 作 様                                        千葉県流山市議会  議員各位の御賛同よろしくお願いいたします。 ○青野直議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○青野直議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○青野直議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第6号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。よって、発議第6号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○青野直議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○青野直議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第6号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成少数であります。よって、発議第6号は、11対16をもって否決されました。  暫時休憩します。     午後 4時56分休憩     午後 4時57分再開 ○青野直議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △日程の追加 ○青野直議長 お諮りします。  本日、斉藤真理教育福祉委員長から発議第7号「小児がん等「特別な理由」で予防接種の再接種が必要な子どもに対する接種費用を助成する制度の確立を求める意見書について」が提出されました。この際、これを日程に追加し、議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。よって、発議第7号は日程に追加し、議題とすることに決定しました。  なお、以下の日程は順次繰下げますので、御了承願います。 △発議第7号上程 ○青野直議長 日程第10、発議第7号「小児がん等「特別な理由」で予防接種の再接種が必要な子どもに対する接種費用を助成する制度の確立を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○青野直議長 提案理由の説明を求めます。斉藤真理教育福祉委員長。     〔斉藤真理教育福祉委員長登壇〕 ◎斉藤真理教育福祉委員長 議長より御指名を頂きましたので、発議第7号「小児がん等「特別な理由」で予防接種の再接種が必要な子どもに対する接種費用を助成する制度の確立を求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案理由の説明に代えさせていただきます。      小児がん等「特別な理由」で予防接種の再接種が必要な子どもに対する接種費      用を助成する制度の確立を求める意見書  小児がん等の治療において、化学療法や移植に伴う免疫抑制療法などを受けたことにより、これまでの予防接種で獲得した抗体が失われてしまうことがある。感染症予防のためには、予防接種の再接種が必要となるが、現行の予防接種法においては、定期予防接種の対象外となり、接種費用は任意の予防接種として全額自己負担となっている。  そのため、小児がんの治療により定期接種で獲得した免疫を消失した子どもを感染症から守ることが必要と考える。  本来、予防接種の再接種に対しては、感染症予防及び重症化の予防として個人の保健衛生上重要であるとともに、多くの人が予防接種を受けることにより、感染症の蔓延を防ぐ公衆衛生上の社会的意義も持っているため、国の責任において実施すべきである。  よって、本市議会は国会及び政府に対し、化学療法等により定期に実施された予防接種の再接種が必要となった場合、当該再接種を定期接種として位置付ける等の助成制度の確立を要望する。  以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。  令和2年3月23日  衆 議 院議長  大 島 理 森 様  参 議 院議長  山 東 昭 子 様  内閣総理大臣  安 倍 晋 三 様  財 務 大 臣  麻 生 太 郎 様  総 務 大 臣  高 市 早 苗 様  厚生労働大臣  加 藤 勝 信 様  内閣官房長官  菅   義 偉 様                                        千葉県流山市議会  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○青野直議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○青野直議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○青野直議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第7号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。よって、発議第7号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○青野直議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○青野直議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第7号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  押し忘れなしと認め、確定します。  賛成全員であります。よって、発議第7号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。 △議員派遣の件 ○青野直議長 日程第11、「議員派遣の件」を議題とします。  お諮りします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、令和2年5月16日、同月17日に北部公民館、中央公民館、東部公民館、初石公民館で開催する議会報告会にお手元に配付の資料のとおり議員28名をそれぞれ派遣することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。よって、令和2年5月16日、同月17日に北部公民館、中央公民館、東部公民館、初石公民館で開催する議会報告会にお手元に配付の資料のとおり議員28名をそれぞれ派遣することに決定しました。  なお、この際お諮りいたします。ただいま議決した議決事項について、諸般の事情により変更する場合には議長に一任をお願いしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。よって、諸般の事情により変更する場合は議長に一任させていただきます。 △所管事務の継続調査の件 ○青野直議長 日程第12、「所管事務の継続調査について」を議題とします。  各常任委員会委員長から、委員会の調査事項について、流山市議会会議規則第111条の規定により閉会中の継続調査の申出がありました。  その内容としては、流山市議会委員会条例第2条で規定されているそれぞれの常任委員会が所管する事項となっております。  お諮りします。各委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○青野直議長 異議なしと認めます。よって、各委員長の申出のとおり閉会中の継続調査を実施することに決定しました。 △市長の発言 ○青野直議長 以上をもって今期定例会に付議された案件は全て議了しました。  閉会に当たり、市長から特に発言を求められておりますので、これを許します。井崎市長。     〔井崎市長登壇〕 ◎井崎義治市長 特にお許しを頂きまして、一言御挨拶申し上げます。  去る2月20日に開会いたしました本定例会も、本日をもちまして33日間にわたる会期を終え、ここに閉会を迎えることになりました。  この間、議員各位には慎重なる御審議を頂きました結果、いずれも原案のとおりお認めを頂き、ありがとうございます。  本会議並びに各委員会の席上で、皆様から頂戴しました御意見、御提言を踏まえ、今後の市政経営に当たってまいります。  ここで、この場をお借りして、2件御報告申し上げます。  初めに、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。  去る3月19日、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議において示された「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」等を受け、本市では明日24日、第4回流山市新型コロナウイルス感染症対策連絡会議を開催し、イベントの開催や公共施設の開館、学校の再開等、本市における新型コロナウイルス感染症対策に関する今後の方向性について協議を行います。  協議で決定した今後の対応方針等については、市ホームページや安心メール等で情報発信し、感染防止に努めてまいります。  次に、令和4年度以降の成人式について申し上げます。  成年年齢が現在の20歳から18歳に引き下げるとする民法の一部を改正する法律が令和4年4月1日から施行されます。  これを受けて、本市の成人式の対象者については、18歳は大学受験や就職で忙しく、多くの方々の参加が見込めないとの成人式実行委員会の方々からの御意見や成年年齢の引下げに関する世論調査の結果、18歳に引き下げられる令和4年度以降も引き続き成人式の対象を20歳の方々とし、例年どおり1月に開催いたします。  なお、令和4年度以降の成人式・式典の名称については、今後検討してまいります。  以上で報告を終わります。  結びに、開会日に申し上げた施政方針に基づき、本日議決いただきました令和2年度予算の下、新年度も引き続き流山市政の進展のため、住み続ける価値を高める市政経営に全力で取り組んでまいる所存です。  議員各位の格別なる御理解と御協力をお願い申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○青野直議長 これをもって、令和2年流山市議会第1回定例会を閉会します。  お疲れさまでした。 △午後5時10分閉会...