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03月19日-06号

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  1. 流山市議会 2018-03-19
    03月19日-06号


    取得元: 流山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-24
    平成30年  3月 定例会(第1回)       平成30年3月招集流山市議会定例会会議録(第6号)1  日  時   平成30年3月19日午後1時開議                      1  場  所   流山市議会議場                               1  出席議員   28名                                        1番   野  田  宏  規  議員     2番   近  藤  美  保  議員     3番   戸  辺     滋  議員     4番   西  尾     段  議員     5番   大  塚  洋  一  議員     6番   野  村     誠  議員     7番   坂  巻  儀  一  議員     8番   石  原  修  治  議員     9番   菅  野  浩  考  議員    10番   植  田  和  子  議員    11番   笠  原  久  恵  議員    12番   森  田  洋  一  議員    13番   加  藤  啓  子  議員    14番   斉  藤  真  理  議員    15番   阿  部  治  正  議員    16番   中  村  彰  男  議員    17番   楠  山  栄  子  議員    18番   西  川  誠  之  議員    19番   森     亮  二  議員    20番   徳  増  記 代 子  議員    21番   藤  井  俊  行  議員    22番   中  川     弘  議員    23番   海 老 原  功  一  議員    24番   根  本     守  議員    25番   小 田 桐     仙  議員    26番   青  野     直  議員    27番   乾     紳 一 郎  議員    28番   秋  間  高  義  議員1  欠席議員   なし                                    1  出席理事者                                          市   長   井  崎  義  治      副 市 長   石  原  重  雄      教 育 長   後  田  博  美      上 下 水道   志  村  誠  彦                              事業管理者                   総 合 政策   山  田     聡      総 務 部長   水  代  富  雄      部   長                                           財 政 部長   安  井     彰      市 民 生活   湯  浅  邦  彦                              部   長                   健 康 福祉   宮  島  芳  行      子ども家庭   矢  野  和  彦      部   長                   部   長                   経 済 振興   亀  山  隆  弘      環 境 部長   田  中  佳  二      部   長                                           ( 農 業                                           委 員 会                                           事 務 局長                                           併 任 )                                           都 市 計画   武  田     淳      都 市 整備   石  野  升  吾      部   長                   部   長                   土 木 部長   鈴  木  和  男      会計管理者   鹿  間  慎  一      選 挙 管理   矢  口  道  夫      監 査 委員   逸  見  克  弘      委 員 会                   事 務 局長                   事 務 局長                                           学 校 教育   小  澤     豊      生 涯 学習   戸  部  孝  彰      部   長                   部   長                   消 防 長   北  野  浩 一 郎      総合政策部   飯  塚  修  司                              次   長                                           ( 兼 企画                                           政策課長)                   秘 書 広報   須  郷  和  彦      マーケティ   藤  原  睦  美      課   長                   ン グ 課長                   誘 致 推進   大  津  真  規      情報政策・   内     安  広      課   長                   改 革 改善                                           課   長                   工 事 検査   松  丸  昌  弘      総務部次長   早  川     仁      室   長                   ( 兼 総務                                           課 長 )                   総務部次長   渡  邊  雅  史      総 務 課   帖  佐  直  美      ( 兼 人材                   政 策 法務                   育成課長)                   室   長                   財 産 活用   伊  藤  龍  史      財産活用課   井  上  雅  之      課   長                   ファシリティ                                          マネジメント                                          推 進 室長                   財政部次長   小  島  敏  明      財政部次長   秋  元     悟      (兼資産税                   ( 兼 財政                   課 長 )                   調整課長)                   税 制 課長   大  竹  哲  也      税 制 課   高  崎  輝  久                              債 権 回収                                           対 策 室長                   市民税課長   大  島  尚  文      市民生活部   石  田  和  成                              次   長                                           ( 防 災                                           危 機 管理                                           担 当 )                   市民生活部   今  野  忠  光      市 民 課長   浅  水     透      次   長                                           ( 兼 国保                                           年金課長)                                           コミュニティ  樋  口  洋  徳      防 災 危機   鶴  巻  浩  二      課   長                   管 理 課長                   健康福祉部   小  西  和  典      社 会 福祉   豊  田  武  彦      次   長                   課   長                   (兼障害者                                           支援課長)                                           高 齢 者   横  山  友  二      介 護 支援   菊  池  義  博      生 き がい                   課   長                   推 進 課長                                           児 童 発達   長 谷 川  聖  二      健 康 増進   伊  原  理  香      支援センター                  課   長                   所   長                                           子 ど も   熊  井     彰      保 育 課長   石  井  由 美 子      家 庭 課長                                           経済振興部   渋  谷  俊  之      流山本町・   恩  田  一  成      次   長                   利 根 運河                   ( 兼 商工                   ツーリズム                   振興課長)                   推 進 課長                   農 業 振興   安  蒜  康  志      環境部次長   染  谷  忠  美      課   長                   ( 兼 環境                                           政 策 ・                                           放 射 能                                           対策課長)                   ク リ ーン   糸  井  正  人      都市計画部   嶋  根  貴  俊      セ ン ター                   次   長                   所   長                   ( 兼 宅地                                           課 長 )                   都市計画部   長  橋  祐  之      都市計画課   酒  巻  祐  司      次   長                   交 通 計画                   ( 兼 都市                   推 進 室長                   計画課長)                                           建 築 住宅   石  川  東  一      都市整備部   後  藤  隆  志      課   長                   次   長                   都市整備部   天  川  一  典      まちづくり   小  野  満 寿 夫      次長(兼                    推 進 課長                   み ど りの                                           課 長 )                                           西 平 井・   秋  元  敏  男      土木部次長   遠  藤     茂      鰭ケ崎地区                   ( 兼 道路                   区 画 整理                   管理課長)                   事 務 所長                                           土木部次長   石  井  菊  次      河 川 課長   中  西  辰  夫      ( 兼 道路                                           建設課長)                                           会 計 課長   松  尾  研  彦      上下水道局   兼  子  潤  一                              次長(兼上下                                          水道局経営                                           業務課長)                   上下水道局   矢  幡  哲  夫      上下水道局   池  田  輝  昭      水 道 工務                   下水道建設                   課   長                   課   長                   選 挙 管理   斉  藤  昌  克      監 査 委員   仲  田  道  弘      委 員 会                   事務局次長                   事務局次長                                           農業委員会   秋  元     学      学校教育部   前  川  秀  幸      事務局次長                   次   長                                           ( 兼 学校                                           教育課長)                   教 育 総務   根  本  政  廣      教育総務課   大  塚  昌  浩      課   長                   施 設 整備                                           室   長                   指 導 課長   笠  井  善  亮      生涯学習部   井  口  仁  志                              次   長                                           ( 兼 生涯                                           学習課長)                   ス ポ ーツ   金  子  邦  晃      公 民 館長   中  西  直  人      振 興 課長                                           図 書 ・   小  栗  信 一 郎      消 防 本部   高  市     薫      博 物 館長                   次   長                                           ( 兼 中央                                           消防署長)                   消 防 総務   須  藤  恭  成      予 防 課長   斉  藤  一  浩      課   長                                           消 防 防災   笠  原  圭  史      東消防署長   吉  野  康  雄      課   長                                           南消防署長   片  瀬  章  博      北消防署長   鈴  木  孝  男    1  出席事務局員                                         事 務 局長   竹  内  繁  教      次   長   玉  田  雅  則      次 長 補佐   村  上  明  子      議 事 係長   小  谷  和  雄      副 主 査   鈴  木     忠      主   事   田  村  洋  介      事 務 員   後  藤  優  太                                    平成30年流山市議会第1回定例会日程表(第6号)                           平成30年3月19日午後1時開議                     第 1 議案第 1号 平成30年度流山市一般会計予算                                 (委員長報告・質疑・討論・採決)                     第 2 議案第 2号 平成29年度流山市一般会計補正予算(第5号)                   議案第 3号 給与改定に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について              議案第 4号 流山市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について         議案第 5号 流山市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定につ           いて                                       議案第 6号 流山市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制           定について                                    議案第 7号 流山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について                議案第 8号 特定事業契約の変更について(小山小学校校舎建設等PFI事業)           議案第 9号 平成30年度流山市介護保険特別会計予算                      議案第10号 平成30年度流山市後期高齢者医療特別会計予算                   議案第11号 平成29年度流山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)            議案第12号 流山市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について        議案第13号 流山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について               議案第14号 流山市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制           定について                                    議案第15号 流山市指定地域密着型サービスに係る事業者の指定に関する基準並びに事業の人           員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について    議案第16号 流山市指定地域密着型介護予防サービスに係る事業者の指定に関する基準並びに事           業の人員、設備及び運営並びに介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準           を定める条例の一部を改正する条例の制定について                  議案第17号 流山市指定介護予防支援の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介           護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する           条例の制定について                                議案第18号 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び児童福祉法の一           部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について       議案第19号 流山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条           例の一部を改正する条例の制定について                       議案第20号 流山市おおたかの森センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の           制定について                                   議案第21号 平成30年度流山市国民健康保険特別会計予算                    議案第22号 平成29年度流山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)             議案第23号 流山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について             議案第24号 流山市墓地等の経営の許可等に関する条例の一部を改正する条例の制定について     議案第25号 平成30年度流山市土地区画整理事業特別会計予算                  議案第26号 平成29年度流山市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)           議案第27号 平成30年度流山市水道事業会計予算                        議案第28号 平成29年度流山市水道事業会計補正予算(第2号)                 議案第29号 平成30年度流山市下水道事業会計予算                       議案第30号 平成29年度流山市下水道事業会計補正予算(第2号)                議案第31号 流山市生産緑地地区に定めることができる区域の規模に関する条例の制定について    議案第32号 流山市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例           の制定について                                  議案第33号 流山都市計画事業体型特定土地区画整理事業施行条例の一部を改正する条例の制           定について                                    議案第34号 流山市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について               議案第35号 流山市都市公園及び公園施設の設置の基準を定める条例の一部を改正する条例の制           定について                                    議案第36号 市道路線の認定について                              議案第37号 市道路線の廃止について                              議案第38号 平成29年度流山市一般会計補正予算(第6号)                          (委員長報告・質疑・討論・採決)                     第 3 請願第1号の継続審査の許可について                                      (質疑・討論・採決)                           第 4 陳情第1号の継続審査の許可について                                      (質疑・討論・採決)                           第 5 陳情第2号の継続審査の許可について                                      (質疑・討論・採決)                           第 6 千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙                       第 7 発議第 1号 所有者不明の土地利用を図るための制度構築を求める意見書について                 (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第 8 発議第 2号 子どもを取り巻く社会的養護体制の強化を求める意見書について                   (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第 9 発議第 3号 放課後デイサービスの更なる充実を求める意見書について                      (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第10 発議第 4号 千葉県立高校の校舎改修要望に応えるよう求める意見書について                   (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第11 発議第 5号 給付型奨学金の抜本的拡充を求める意見書について                         (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第12 発議第 6号 信号機の設置等交通安全対策の強化を求める意見書について                     (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第13 発議第 7号 パーティー券購入者の公開など政治資金の透明性を高める努力を求める意見書につ           いて                                              (議案上程・提案理由説明・質疑・討論・採決)               第14 議員派遣の件                                      第15 所管事務の継続調査について                                本日の会議に付した事件                                      議事日程表のとおり △午後1時00分開会 ○秋間高義議長 ただいまから本日の会議を開きます。  本日の出席を御報告します。  ただいまのところ出席議員28名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立していることを御報告します。  本日の議事につきましては、お手元に配付の日程表によって進めたいと思いますので、御了承願います。 △委員長報告 ○秋間高義議長 これより議事に入ります。  日程第1、議案第1号を議題とします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。青野直予算審査特別委員長。     〔青野直予算審査特別委員長登壇〕 ◎青野直予算審査特別委員長 予算審査特別委員会に付託されました議案第1号「平成30年度流山市一般会計予算」につきまして、審査経過並びに結果を御報告します。  本委員会は、去る2月23日の本会議において設置され、同時に議案第1号を付託されたものであります。同日、会議終了後、第1回目の特別委員会を開催し、委員長に私、青野直が、副委員長に加藤啓子委員が選任されました。  3月5日の歳入に関する審査を初日とし、3月6日、7日、9日に審査を行い、9日に行われた歳入歳出総括質疑まで延べ4日間にわたり特別委員会を開催し、市当局から詳細な説明を聴取しつつ、慎重な審査を行いました。  採決の結果、6対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  なお、各委員からは、お手元に配付のとおり49項目にわたる指摘・要望事項の提出があり、その中から9項目を議会全体の合意事項として取りまとめたところです。  市当局におかれましては、これらの指摘・要望事項を真摯に受けとめられ、行財政運営に万全を期されることを望む次第です。  以上をもちまして、予算審査特別委員会の委員長報告を終わります。 ○秋間高義議長 これをもって予算審査特別委員長の報告を終わります。 △委員長報告に対する質疑 ○秋間高義議長 これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。25番小田桐仙議員。     〔25番小田桐仙議員登壇〕 ◆25番(小田桐仙議員) 議案第1号「平成30年度流山市一般会計予算」につきましては、日本共産党を代表し、大きく5点を指摘させていただき、反対討論を行います。  理由の第1は、住民のニーズよりも市長のニーズが先行優先されている点です。平成30年度一般会計は、市税収入だけで前年度比10億円余、率として3.8%の増加は近隣市でトップとなり、歳入歳出総額554億円は過去最大規模となりました。この財源をフルに生かし、市職員と市民との協働を広げれば、多様化し、求められている住民の福祉の増進は十分に可能ですが、それらを市長の市政経営が阻んでいると言わなければなりません。  特徴的なこととして、まず2点を指摘します。1つは、安全や命への軽視です。人口増のもと、毎年300人以上の救急搬送が増加をしています。それらを支える夜間小児救急医療確保事業は、前年度比1.5倍化され、市長も最重要と位置づけました。しかし、誘致され、この地で生まれ育ち、将来はこの地を支える子どもたちの夜間救急を心底支えるという市長の思い入れを感じることはできません。なぜなら、交流人口の増加と市長が強い思い入れのある観光費は、夜間小児救急医療確保事業の3.8倍もの予算が確保されています。観光案内所を2,031万円で整備し、次年度以降は外国語が堪能な人員配置まで委託する予定です。本市を訪れた観光客にはおもてなしは必要ですが、いつ来るともわからない観光客、つまりは自然の風のようなものに傾注することがベッドタウンである本市の公的役割とは言えません。  2つは、市民や職員と市長の温度差です。バス交通の要望は、市内各地で聞かれています。ところが、流山おおたかの森駅西口から美田・駒木台を循環するぐりーんバスについて、1便から2便体制にする予算161万7,000円が本格稼働1カ月分として予算計上されました。当初の導入時とも異なり、今回は自治会等表立った要望書もなく、しかも平成31年度からは増便分1年間で約720万円が投入される見込みです。  一方、対象者が増加し、市民ニーズも高いのが妊娠、出産、育児にかかわる対面相談です。平成28年度実績で3%だったものが、市職員の奮闘で31%まで引き上げています。しかし、それらに付随する妊産婦、新生児訪問業務委託料は498万円、育児ヘルパー派遣委託は20万円、産後ケア業務委託は393万円、乳児家庭全戸訪問事業で471万円、増え続ける子どもやパパやママのフォロー体制よりも経費をかける緊急性や施策の優先順位に市民の理解は得られないのではないでしょうか。  市長が選挙を意識し、有権者の要望に応えることは、私も政治家ですから理解をします。しかし、幾ら住民要望があったとしても、市政全体の優先度の考慮し、頭を下げて実現できない理由をお酌み取りいただけるよう頭を下げることも政治家の仕事です。バス発着の時間に合わず、歩いて帰る人は健康寿命を延ばし、バスを待つ間、飲食店に立ち寄れば、消費の拡大にもなる。流山おおたかの森駅まで少々不便なら、住宅近くでの買い物をするなども見込めます。利便性と同時に、ほかの施策との融合など、首長として市全体を俯瞰したバランス力を培っていただきたい。そして、4期16年目の成長ぶりを示してもらいたいものです。  理由の第2は、市長の市政経営に明るい見通しはないからです。職員の適正配置ではなく、アウトソーシングを前提として職員の大幅削減を市長は売りにしてきましたが、退職者数を超える新規採用人数となって5年目、市債発行は公債費以下という市長独自のルールも凍結をされて8年目、この15年間で借金は218億円も増加をしています。ファシリティマネジメントも平成29年度、平成30年度、各公共施設は長寿命化個別計画なく大規模な改修更新が散見されます。しかも、専門家からは早期更新を何年にもわたり求められ、保健センターでは4メートルのクラック、3.8平米ものタイルの浮きなどの利用者の安全にかかわる改修を先延ばしにしてきた政策判断や道路改修を小規模修繕でだましだましやらざるを得ない予算編成が、逆に長寿命化を阻む結果を招いていると懸念をします。  私も求めていた北部柔道場の更新は、次期総合計画に延期したと思ったら、次年度実施という方向転換も含めて、市政経営の計画性は揺らぎ、根本政策も矛盾と課題でいっぱいです。また、矛盾と課題は市長発案の各施策にも出ています。保育分野では、所得に配慮した多段階制の保育料を圧縮し、相次いで値上げをした結果、保育運営委託事業に対する保護者の負担割合は32%にもなっています。一方、市長肝いりの送迎保育ステーション事業に対する保護者負担の割合は3.5%に据え置かれています。保護者負担のあり方が鋭く問われ、担当部も費用対効果を口にせざるを得ません。  ほかにも、夏休み子どもの居場所づくりは施工から本格化して、流山おおたかの森駅周辺の2校と南流山駅周辺の1校に限定され、学区外から通うには多くのハードルが生じています。ふるさと納税についても、市内特産品等贈呈事業は役務費0.6%しかかけず、記念品は100%市内に関係し、予算計上も多いのに、市長お試しの流山ファンづくりは、記念品3割が市内産ではなく、事業の27%の役務費をかけています。市長が廃止したスポーツ振興課の復活に続き、高齢者支援課も復活させる一方、市長が創設した誘致推進課は市有地活用も終えんが近づき、奨励費だけで産業振興部が対応できる内容となっています。マーケティング課が行う首都圏PR広告は、継続をやめてほしいという声が聞かれています。NPO活動の推進に導入した市民活動推進センターには1,080万円も投入しながら、5万7,500世帯に関係する自治体等交付金は1,265万円に抑えられています。  そして、いよいよ民間主導の企画で、民間資金を活用したおおたかの森市民ホールが今年度開設をします。施設管理の委託料は、年間ベースで1億円にもなることが明らかになりました。市長肝いりの政策であってもスクラップ・アンド・ビルドが必要ではないでしょうか。指定管理料だけで1億円、この財源を生かせば、どれほどの住民福祉の増進ができるのか、債権回収を初めどれほど市職員の心身が壊れかけているのか、初心に立ち返って真摯な行政運営を求めます。  理由の第3は、市長が立ち上げた債権回収室で適正適法を疑う対応が行われているからです。前年度比20%増、6万5,000人を超える深刻な事態となっている児童虐待の防止に向けて、官民挙げた取り組みが求められています。しかし、債権回収室によって国税徴収法で禁止をされている生活保護利用者への差し押さえを続けたり、最低生活費にまで納税を課すなど、事態は深刻です。小学生低学年も含め、4人の子どもがいる一家家族が年末年始の寒空に路頭に迷わされたり、子どもの餓死を想定しなければならない事態が起きることは断じて許されません。適正適法を繰り返しても、子どもは親を選べない以上、児童虐待や一家心中を引き起こしていい理由にはならないのです。20年目となる私の議員活動を振り返れば、税や保険料を滞納対策でさまざまありました。一人息子が納税などの対応にサラ金などに手を出し、結果返済が滞り、家出をしたことで、70代後半のお母さんが生涯孤独の身となりました。重い知的障害のあるお子さんの福祉手当まで差し押さえ、後日返還することもありました。私も含め、いつも自分が正しいなんていうおごりを持って職務に当たってはなりません。官民挙げたオール流山で生活困窮を支えるセーフティーネットを張りめぐらせることを強く求めます。  理由の第4は区画整理への対応です。過去最大規模の予算といえども、TX沿線区画整理事業の県施行木地区で事業費不足分26億円を県、市で折半する新たな負担を市長が了承しました。こんなことをしていたら、人口急増への計画的で積極的な経費に回せないのではないでしょうか。区画整理を終わらせるためだとはいえ、15年間繰り返し指摘してきたことをどう生かしたのかが問われます。しかも、今度の了承も内部による調整で、圧倒的多数の市民は事後報告となります。平成30年度の一般会計予算が554億円の本市と1兆7,000億円の千葉県、負担額は同じでも、その負担感は30倍も違うのです。しかも保留地販売が不振でもまた折半、運動公園地区の事業費不足でもまた折半、県の取り組みの弱さや誤りの尻拭いまでさせられては困ります。大規模開発の無責任体制は断じて許されないと指摘をします。  理由の最後の第5として学校教育への介入です。市教育委員会は、新設校の数を当初から明確にしていません。平成28年9月に、市長が新設校は小学校1校という政策決定から事態の負のスパイラルが始まっています。1校で推計される児童数を逆算すれば、教育長も適正とは言えない最大規模48学級が議論抜きに導き出される。おおたかの森小中学校併設校では56億円もかけた用地費は減らせと市長が指示するから、子どもが増えている地域とは無関係に建設場所が設定され、6分の1、7億円に据え置かれる。だから、普通使わないような交通量の多い大きな道路を登下校させたり、線路も渡らせることになります。2年前に学区変更した地域も含め、学区変更の苦情も増えます。今度は、苦情を減らせと市長が指示するから、現場の約8割以上が効果を認めている学力向上や子どもと教師の触れ合う時間を増やすことにつながっている少人数学級まで後退という禁じ手です。中学校も1校新設という政策決定が1年以上ずれ込むから、平成30年度の予算には場所も規模も、そもそも生徒や学級の推計や想定値も出さずに起債対応でやりくりしなければいけない事態です。これらを不問にしたままで着手をしているから、負のスパイラルがとまらないのです。市長のこれ以上の学校教育への介入はおやめいただきたい。  以上るる指摘をさせていただきましたが、多くが多選の弊害であり、その弊害は年々増幅していると強く指摘をさせていただき、反対討論を終わります。 ○秋間高義議長 暫時休憩します。     午後 1時19分休憩     午後 1時19分再開 ○秋間高義議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、24番根本守議員。     〔24番根本守議員登壇〕 ◆24番(根本守議員) 議案第1号「平成30年度流山市一般会計予算」について、予算執行段階における2点の要望を付し、自由民主党会派を代表して賛成の立場で討論をします。  来年度予算は人口増を受け、予算総額が554億8,500万円と過去最大規模となる中、最初に評価すべき点としましては3点です。1点目は、予算編成方針に関連して、健全性維持に向けた努力についてです。平成30年度予算は、健全財政維持条例の成立を受け、最初の予算編成となりましたが、これまでのTX沿線整備や子育てに優しいまちづくり、住み続ける価値の高いまちづくり、そして全国から選ばれるまちづくりの推進が功を奏し、若い世代を中心とした人口増に伴い、市税では前年度比10億1,615万円、率に換算して3.9%の大幅増を見込んだ予算となりました。その結果、財政調整積立基金からの繰り入れを前年度より大幅に減少、約5億2,400万円の減ができたこと、さらに特定目的基金に積み増しを行う予算となったことが健全財政維持の観点からは一定の評価をするものです。  一方、公債費の減少はあるものの、この人口増に対応するため、さまざまな事業を実施しなければならない中、地方債の残高が増加傾向にある点は、今後その推移については十分に注意していく必要があるものと1点指摘をしておきます。  2点目は、歳入に関するさまざまな工夫についてです。最初に、国の補正予算の積極的活用についてです。執行部からの説明にもありましたが、今回の予算においてもおおたかの森小中学校エアコン整備事業や東部中学校及び南流山中学校の武道場つり天井改修工事、さらに東深井排水整備工事など、子どもや市民の安心安全などにかかわる事業については国の補正予算を活用し、平成29年度予算に前倒しで予算措置をしたことは、結果として本市の財政負担の軽減につながることから、大いに評価するものです。  次に、千葉県の予算を可能な限り見込んだまちづくり型対応型の歳入予算である点についてです。県との関係では、木地区の区画整理事業が延伸となる中、市長をトップに執行部一丸となり、市の負担の軽減や平準化に努めた予算となっている点、さらに子育て支援の観点から、保育士確保のためや千葉県保育士処遇改善事業や配置改善事業補助金や学童保育のニーズに応えるため、西初石及びおおたかの森小学校区の学童クラブ建設に係る千葉県子ども・子育て支援整備補助金の確保に努めたこと、商工観光の視点からは、おおたかの森ホール内に開設する観光案内所の整備費補助金として、観光地魅力アップ整備事業補助金の導入を図った点、まちづくりの観点からは流山おおたかの森駅の北口エレベーター設置事業に関連して、鉄道駅エレベーター等整備事業費補助金の導入を図った点などです。これらの県費の確保により、まちづくり対応型の予算が編成された点についても評価をするものです。  3点目としては、歳出面における創意や工夫についての1、人口増加が続く中、歳出においても市民や議会からの要望に応えた予算編成であった点についてです。  具体的には、イとして、想定以上の人口増加が続き、クラス数の不足が見込まれるおおたかの森地区の小学校、中学校の建設の実現に向けた予算となっている点です。新設小学校については、平成33年4月の開校に向け、用地取得費や造成費などが盛り込まれたこと、さらに議会からの要望を受け、中学校の建設に向けても基本計画や基本設計、実施設計などの経費が盛り込まれたことです。  ロとして、おおたかの森小中学校のエアコン整備事業が位置づけられたこと、先ほどの2点目の歳入についてでも工夫を申し上げましたが、保護者や議会からも要望の強かったエアコン整備について、国の経済対策を活用しつつ予算化した点です。  ハとして、おおたかの森市民窓口センターやホールの利用者に対する配慮を行った予算である点です。これまで執行部は、おおたかの森の市有地に関連した施設利用者用の駐車場については、流山おおたかの森駅での交通の利便性や民間駐車場の利用を前提に、市では特に整備しないとの方針でしたが、議会からの指摘要望を受け、一定の駐車場の整備費用について予算化をしたことです。  ニとして、既成市街地に関連した市民要望にも応える予算となっている点です。北部地域においては、狭隘で歩行者の安全が確保できていない運河駅西口の整備事業が位置づけられたこと、流山本町地域においては交流人口を増加させ、まちのにぎわいに資する事業として杜のアトリエ黎明改修事業や坂川用水路の跡地植栽事業などに関連したまちなか森づくりプロジェクト植栽工事請負費が大幅な増額となっていること、さらに東部地域関連の予算においては、名都借跨線橋道路拡幅改良事業に関して、私からの質疑に対し、執行部からは繰り越し予算を含め、早期完成についてのしっかりとした決意を表明をしていただいたと思っております。東小学校前通学路道路拡幅整備事業とあわせて、東部地区にお住まいの市民の皆様の願いに一日も早く応えていただきたいと、これは要望しておきます。  2として、将来に向けた財政出動の抑制に配慮した予算となっている点です。  具体的には、イとして、区画整理の終盤に向け、さまざまな努力をされた予算となっている点です。各委員からの質疑の中でも執行部から明らかにされましたが、木地区の区画整理事業に関しては、県から事業期間や事業費の増加協議に対し、執行部として最大限努力をされ、県からの要望に対し、事業期間では6カ月間の短縮を図った点、さらに事業費でも約4億円の圧縮を図られた点については一定の評価をいたします。なお、執行部からの御説明にもありましたように、引き続きさらなる負担の平準化と一般財源の支出の削減に努めていただくことを要望いたします。また、運動公園周辺地区についても、事業の早期の完成と新たな国の交付金の導入による市負担の軽減に向けた一層の努力について、強く要望するものです。  ロとしては、将来の施設整備に対する財源措置を行った点です。今回教育文化及びスポーツ振興基金や廃棄物処理施設整備基金に前年度大きく上回る基金を積み立てたことです。教育文化基金約2億3,000万円増、廃棄物基金約8,000万円増、これらは将来的な建て替えや施設整備においても必要不可欠な資金を計画的に準備するために必要不可欠な予算となりますので、一定の評価をするものです。  なお、消防施設及び消防装備整備基金についても、中央消防署の移転もにらみながら、必要な資金について、引き続き計画的に積み立てを行っていただきたい点についても1点要望をしておきます。  平成30年度の予算については、これら3点の視点で評価をしていますが、予算執行に当たって2点の要望を付しておきます。1点目として、一層の健全財政維持についてです。先ほど指摘をいたしましたように、健全財政の維持に関してはさまざまな取り組みをしていただいている中、地方債残高の増加傾向が懸念をされます。これまでも執行部からは交付税措置のある地方債の厳選や基金残高にも意を払った財政運営に心がけるとの方針をいただいておりますが、今後はさらに将来的な人口減少を見据え、健全財政維持条例の趣旨にのっとった財政運営が求められます。そのためには、歳入においては今回の質疑でも要望いたしましたが、学校サポート教員派遣研究事業などのソフト事業についても、その現状を国や県に正確に伝え、財源の手当てなどについて強く要望していただきたいこと、また歳出においても執行段階においてさらなる経費節減に努め、地方債の発行を最小限にとどめる努力をしていただきたい。要望いたします。  2点目としましては、人口が増加しているおおたかの森周辺地域のみならず、既成市街地を含めた調和のある市域の発展に向け、市政運営についての要望です。市長が今定例会初日に施政方針で述べられた流山市政のさらなる発展に向け、18万6,000市民が安心して住み続けられる、住み続ける価値の高いまちの実現に向けては、さまざまな地域の課題や要望に応えていくことが最も重要だと考えますので、流山市政の発展に向け、予算執行段階でさらに御尽力いただきますよう要望して賛成討論とします。 ○秋間高義議長 次に、15番阿部治正議員。     〔15番阿部治正議員登壇〕 ◆15番(阿部治正議員) 社会民主党の阿部治正です。議案第1号「平成30年度流山市一般会計予算」に対して反対の立場から討論をいたします。  以下、歳入歳出や個々の費目の増減やその評価についてはあえて述べません。重要なことは、むしろ予算案の中のさまざまな数字が体現している施策や事業、政策の性格や中身です。そこに視点を置きながら、2018年度の一般会計予算案を見ていきます。昨年と同じように、平成30年度の主要事業の中で整理されている施策体系ごとに予算が抱える問題を指摘いたします。  まず、整備・開発と自然環境のバランスのとれた流山について。流山市施行の西平井・鰭ケ崎、鰭ケ崎・思井地区の区画整理事業は、ようやく完了のめどが見えてきました。しかし、木地区における計画期間の延伸、それに伴う市の負担の増加に対して、その軽減を図るための明確な姿勢や方策は打ち出されませんでした。  流山おおたかの森駅北口の市有地開発についてはどうでしょうか。市有地におけるマンション建設などは、多くの専門家が指摘する不動産バブルへの警戒心を全く抱かないまま進められています。流山市のマンション建設は、東京都心部などと違って実需が伴っているからバブルではない、そう言えるでしょうか。しかし、バブルかどうかの判断は、実需があるかないかだけでなされるわけではありません。実需に基づく不動産建設、不動産投資であっても、分譲での販売収入や賃料を当てにして証券が発行され、その証券の販売で開発投資資金がかき集められている現在のビジネスモデルでは、その証券の価格や利回り自体が市場の思惑によって支配され、投機が横行する世界となっています。実際流山市で建設が進むマンションや商業ビルも、ほとんどが既にそうした不安定な投機の世界に巻き込まれています。ホテルについて言えば、かねてから指摘しているように、オリンピック・パラリンピックの後の市場縮小への危機感は全く見られません。流山市政は、今危うい橋を渡ろうとしているということを指摘しておきます。  新川耕地への物流施設の誘致はどうでしょうか。大手のインターネット通販業者などもテナントとして進出してくる予定のようです。インターネット通販などは、一時代の大量生産、大量販売、大量消費のビジネスモデルを引き継ぐもの、その名残と言えるでしょう。まだしばらくは続くでしょうが、ずっとというわけにはいきません。既に物は余り買わない経済の萌芽が、さまざまなところから立ち上がりつつあります。大量販売、大量消費のビジネスモデル、あるいはそのような経済は長くは続きません。市当局の巨大物流施設誘致策には、そうした反省が見られません。  次に、生活の豊かさを実感できる流山について。この分野では、生物多様性流山戦略に基づいたモニタリング調査などを行うとしています。流山市は、里山や都市近郊の森などにおいて、生態系の頂点に立っているオオタカを市のシンボルにする考えのようです。しかし、昨夜のNHKでも取り上げられていましたが、オオタカとともに、オオタカの進出にあわせてエナガという小鳥の活動が見られるそうです。自らの捕食者であるオオタカを利用しながら、その生存権を確保しているユニークな小鳥エナガ、そしてオオタカとともにエナガの天敵である蛇の活動、その他さまざまな小動物の活動、流山市でもこうした生態系、生物の多様な相互関係が見られるはずであり、そうした調査は意義深いものと思います。  しかし、同時にオオタカやエナガなどの生息が危うくなるような大規模な緑の伐採を容認してきた流山市当局に、生物多様性の意義が本当に理解できているのかどうか怪しみます。まちなか森づくりプロジェクトやグリーンチェーン戦略を継続すると言いますが、それだけでは緑の縮小はカバーできないことは、年々の緑被率の減少によって既に明らかになっています。  廃棄物処理行政においては、放射能に汚染された剪定枝や草などの処理において、市外の業者に委ねて、埋設処分や発電燃料としての利用などを行っているようですが、その後のフォローを全く行おうとしていません。汚染物質の総量規制という考え方を投げ捨てることで、環境行政の崩壊という事態を招いてしまっていることの自覚がありません。市内の至るところに国基準を超えるホットスポットが存在しているにもかかわらず、放射能対策課を廃止するなどという決定は許されません。  次に、学び、受け継がれ、進展する流山に関する予算です。小学校、中学校の教室校舎不足の問題について述べます。流山市は、文部科学省がいう適正規模校なら、小学校で2つ、中学校で1校足りない状態ですが、小学校はマンモス校を1校のみ建設する計画が進められようしています。マンモス校が生じさせる弊害についての認識が浅く、危機意識が足りなさ過ぎます。その対策として、保護者が通わせたくなる特色のある教育などという本末転倒なことが語られています。保護者が通わせたくなる特色のある教育は、それ自体として意義が確認され、追求されるべきもので、マンモス校の弊害、通学区設定のゆがみを取り繕う手段として主張されるべきではありません。  社会の中で格差と貧困が広がり、子どもの貧困問題が深刻化していますが、流山市も決して無関係ではあり得ません。そんな中で、子どもの就学援助への期待が高まっています。就学援助におけるPTA費、生徒会費、クラブ活動費については、要保護世帯は文部科学省の予算の範囲で2分の1が補助され、準要保護世帯は地方交付税で措置されています。それにもかかわらず、流山市はいまだ支給しようとしていません。市当局は、研究をすると答えますが、いつになったら研究を終えるのか不明です。支給せずという態度の言いかえとしか聞こえません。  東京オリンピック・パラリンピックに向けて、市民の機運の醸成を図るとしています。しかし、近年のオリンピック・パラリンピックでは、一つの明確なアピールが発せられるのが当たり前になっています。それは、各国は市民の多様性を尊重すべきだというアピールです。市当局は、オランダチームの受け入れに向けて、オランダ文化、例えば食文化などを紹介するのだと言っています。食文化が悪いわけではありません。しかし、オランダと言えばやはりLGBTの最先進国ということは誰もが認めるところです。近年のオリンピック・パラリンピックの特色でもあり、意義でもある性の多様性を尊重すべきとのアピールについての言及を避けた市民の機運醸成策は、何かから逃げているようにしか見えません。  誰もが充実した生涯を送ることができる流山について述べます。保育の充実策のネックとなっている保育士の処遇改善に取り組んでいることは評価をします。しかし、この間増加が目立っているのは小規模保育所が中心、認可保育所の整備や3歳児以上への子どもの保育への接続の課題への取り組みは弱いと言わなければなりません。学童クラブも大規模化の弊害への対策をどうするかなど、課題への対策が不十分です。貧困の連鎖を絶つための子どもの学習支援も、国の生活困窮者自立支援制度におけるメニューの拡充があって初めて取り組むという消極姿勢です。加えて民間の塾経営に委託をするという安易な姿勢は問題です。高齢者福祉、特に介護の施策は、国による介護保険制度の切り縮めに対して、要支援者の介護保険外しや、介護や支援のボランティア任せというやり方で追随するのではなくて、国による制度改悪の影響を緩和する、あるいは無害化するための流山市独自の努力がもっとしっかりとなされるべきです。  また、保育士の処遇改善策と比べると、介護職に対するそれは、初任者研修や実務者研修への補助などにとどまっており、極めて貧弱です。このままでは、流山市の介護の仕組みはさらに後退を余儀なくされてしまいます。誰もが充実した生涯を送れる流山市を標榜するのであれば、オリンピックのところでも触れましたが、性の多様性、LGBT問題へのもっと積極的な取り組みがあってしかるべきです。ところが、流山市がこの問題に対して最初に明示的に予算を計上したのが、何と保健衛生の費目においてです。人々の多様性を認め尊重する、そういう文化を育む、あるいは人権問題という視点で考えるのではなくて、真っ先に保健衛生の問題としてこの問題を取り上げるということを流山市はやってしまったのです。これは、大変に大きなマイナスのメッセージを発したことになり、断じて容認することはできません。  さらに、にぎわいと活気に満ちた流山を目指す政策と予算についてです。ふるさと納税の普及や流山ファンづくりの事業を進めるとしていますが、ふるさと納税性が持っている税制としての体をなしていないという深刻な問題、返礼品の選定の仕方などによって、市内の各産業、業者間に無用な不公平を生じさせ、何よりも経済的に余裕のあるものへの優遇策となり、市の業務負担や財政的な持ち出しを増やしてしまう可能性についての反省が全くありません。安易な国策や流行への追随によって、市職員の自発的な創意工夫の力をそぐことはやめるべきです。  観光の振興についても随分力を入れていますが、流山市内にはもともと強力な観光資源は存在せず、それを新たにつくるといっても限界のあるまちだということをリアルに受けとめる必要があります。交流人口の増大の有効な方策として、本町や利根運河を活用していくというなら話はわかりますが、その限度を超えて、流山市が観光都市にでもなり得るかのような非現実的な思い入れに引っ張られた施策を打つことはやめるべきです。流山市のよさは、もっと別のところに見出すべきであり、そのよさを育むための施策に力を入れるべきなのです。  政府が進める働き方改革の流れに乗って、テレワークの実現を側面支援すると述べています。テレワークは、これまで働くことが難しかった人に働くことを可能にさせるという面を持つと同時に、反面で裁量労働制やみなし労働時間制の悪用、労働法制の適用逃れに利用される危険性の大きい働き方でもあります。今の日本における働く人々が置かれている無法状態とも言える一般的状況、そのますますの悪化という事情を見れば、労働法制の遵守、労働環境の保護が極めて重要ですが、この側面への問題意識は聞かれません。  公民パートナーシップによる構想実現と効率的、効果的行財政運営についても一言述べておきます。定員適正化計画は、事実上破綻しています。なし崩しの人員補充は行われているものの、その総括が回避されているために十分なものとはなっておりません。市の職場の現実は、今も職員に過度な負担を強いており、市職員が願うような質の行政サービスを提供できない事態を生んでいます。流山市の委託職場の職員の労働条件を見れば、多くは最低賃金ぎりぎり、その他の労働条件も同様です。過度な安上がり委託が進む中で、労働法や最低賃金を守れというレベルにとどまる流山市発注計画に係る労働環境に関する要綱は余りにも微温的に過ぎ、その限界が明らかになっているにもかかわらず、それ以上の施策は打ち出されようとしていません。  また、マイナンバー制度の導入は、流山市が大いにこの国策の意義を説き、追随してきたにもかかわらず、普及率がわずか二十数%と振るいません。国政における政権中枢がお友達の多いIT業界にビジネスチャンスを提供しようとして開始した国策ですが、自治体によるそれへの追随も含めて、完全に失敗したことは今や明らかです。  今求められているのは、子育て支援や教育の施策、障害者福祉や高齢者福祉、介護などに本気で力を入れるまち、格差や貧困対策に本気で取り組むまち、放射能汚染問題を初めとする環境問題に積極的に取り組む行政の姿です。現状の流山市の施策は、それに照らして極めて不十分、一部は逆方向に向かって進んでいると言わざるを得ません。  以上が予算案が裏打ちしようとしている流山市の施策や事業の限界や誤りの一例ですが、見過ごしにできない点であり、それゆえにこの予算案に反対するものです。  以上です。 ○秋間高義議長 次に、12番森田洋一議員。     〔12番森田洋一議員登壇〕 ◆12番(森田洋一議員) 皆様、こんにちは。議案第1号「平成30年度流山市一般会計予算」に対して、賛成の立場で、市民クラブを代表して討論いたします。  平成30年度、その予算規模は過去最大になっております。人口増加により税収が増え続ける一方で、人口が増えれば当然必要となる保育所、学校、文化やスポーツの拠点といった公共施設、行政サービスといった基準となる行財政の需要も増えてきます。さらに、高齢化の波は次第に大きくなり、2025年問題を避けて通ることはできません。一般的に宅地開発では、数十年たつと次の世代に引き継いでいくことが問題、必ずこういった問題が生じると言われています。したがいまして、次期の総合計画においては、いずれは人口減少が訪れ、税収増には将来的に限界があること、まちの人口と財政規模に応じた適正な公共サービスが求められていくことといったことを盛り込んでいく必要があると考えられます。  また、市債を発行して、先行投資の考え方で次世代に負担を引き継いでいく、こうした場合、やはり長く住み続けることのあるまち、価値や魅力を住民自らが見出せるまちになる必要があると思います。このことは、若かりしころいろいろな人生を経験して、最後流山には戻ってきたくなる、やはり住むには流山に決めたといったまちづくりが重要と思います。  このように考えると、本市の現状は、①人口増大によって税収が増えた分、行政サービスの拡充も必要となる。②世代を問わず住み続ける価値のあるまちを、緑や自然の保護、生物多様性の保全、良質な住環境の整備、切れ目のない子育ての支援、高齢者施策の充実などによってつくっていかなければならない、つくり出さなければならない、つくり続けなければならない。③交流人口を増やして、将来的な税収の減少に備えることが大切、こうした重要課題に直面していると考えられます。  これらの課題に対応して、平成30年度の予算においては、1、私立保育所整備、保育士確保を初め、待機児童対策を強化し、「母になるなら、流山市。」の看板に偽りなしとさせる努力をしていること。  2、地域の特性や諸事情に応じた行政サービスを拡充、施策を展開、課題解決に力を入れ、その内容自体、市民満足度向上に貢献した予算編成であると見られること。  3、観光案内所整備や外国人観光客誘致を初めとして交流人口を増大させ、将来的な人口減少という課題への布石を打っていること、マーケティングによる住民誘致で引き続き人口増を目指し、トータル的に攻めの姿勢であること。  こうした好材料が予算編成案には見られると判断し、私たちの会派は賛成といたします。
    ○秋間高義議長 次に、3番戸辺滋議員。     〔3番戸辺滋議員登壇〕 ◆3番(戸辺滋議員) 議案第1号「平成30年度流山市一般会計予算」について、公明党を代表し、賛成の立場で討論いたします。  平成30年度一般会計予算は、総額が554億8,500万円と過去最大規模となりました。まず、歳入に関して申し上げると、全国的に人口減少、少子高齢化が深刻な社会問題となる中、本市においては子育て世代をメインターゲットとした各種人口誘致策が功を奏し、常住人口が昨年同期に比べおよそ4,900人の増加となりました。それに伴い、市民税や固定資産税等が堅調に推移することが示されるとともに、財政調整積立基金からの繰り入れに関しても、対前年度約5億2,400万円の減額としたことや、各種基金への積立金の増額を見込まれたこと等に鑑みると、平成30年度は健全な財政を維持できるものと、一定の評価をいたします。  また、歳出においても、審査を通じ、さまざまな創意工夫を凝らしていることが確認できましたが、各種事業の中でも特に評価するものについて述べさせていただきます。  まず、急増する子育て世帯への支援策として、妊娠、出産、子育てサポート事業において保健師の増員を図り、産前産後のフォロー体制及び子育ての孤立化を防ぐ対策が講じられていることや、母子健康診査事業についても前年度に比べ大幅な増額とし、各種乳幼児健診の混雑解消策が図られていることなど、母子の心身ともの健康維持増進に関し、さまざまな対策が強化されていることが確認できました。これらの施策は、「母になるなら、流山市。」を標榜する本市にふさわしい取り組みであると評価いたします。  また、本市の課題の一つである保育施設の待機児童対策について、平成30年度は新たに認可保育園5園、小規模保育事業所6カ所を整備し、定員数424名の増加を目指すなど、待機児童解消に向け取り組まれております。また、保育施設の新規開設と合わせ、保育環境の質の向上も課題となっておりますが、私立保育所等運営補助事業の中に、保育士就労奨励金事業として保育士168名分の就労奨励金を計上したことや保育環境の質の向上を図るべく、各種研修会の開催や第三者評価、さらにはガイドラインの策定といったさまざまな対策が盛り込まれていることを評価いたします。  さらに、子どもたちへの貧困の連鎖を断ち切るべく、平成30年度から新規事業として実施される生活困窮者自立支援事業内の子ども学習支援事業については、経済的な理由で思うように学べないといった子どもたちの学習環境が改善されることに大きな期待を寄せるとともに、一事業として高く評価いたします。  一方、高齢者施策に関しても、高齢者住宅改造助成事業について、前年度に比べおよそ1.5倍の予算額が計上されておりますが、本市においても既成住宅地等を中心に高齢化率は着々と進展しており、今後は高齢者のみの世帯や単身高齢者世帯の増加等も懸念されることから、高齢者の生活環境の向上、さらには転倒防止による介護予防といった効果も見込まれる同事業の増額について評価いたします。  子育て施策及び高齢者施策の中でも、特に評価する事業について幾つか述べましたが、今回の審査を通じ、平成30年度一般会計予算はかつてないほど市民生活に寄り添ったソフト面の充実が図られた予算編成であることが確認できました。これらの各種施策は、市民ニーズに沿った施策であると公明党として高く評価いたします。  また、都市基盤の整備、生活環境の整備、教育文化の充実向上、市民福祉の充実と、これらの分野に概ね適切な予算配分がなされているものと評価いたします。  なお、予算執行に当たり、2点にわたり要望いたします。  1点目として、ぐりーんバス運行事業についてです。審査の中で、ぐりーんバス美田・駒木台ルートの1台増車について質疑し、総括質疑においても市長に見解を伺いました。確かに同ルートのバス停にて、長時間にわたり利用者がバスを待ちわびている姿を目にすると、1台増車について否定することはできませんが、ぐりーんバスが運行していない地域の住民の立場に立つと、同一ルートに2台のバスが運行することに関し、肯定的な意見ばかりでないことも推察されます。このような懸念を払拭するためにも、また将来的に運行されていない地域への新ルート開設を実現するためにも、美田・駒木台ルートを含む既存の全6ルートに関して、平成30年度はさらなる利用者及び収支率の増加が必須であると考えます。よって、利用者及び沿線住民がより利用しやすい環境整備を進めるための対策について、さらに考察していただくことを要望いたします。  2点目として、各事業の執行に当たり、市民及び利用者、対象者への周知について、さらなる創意工夫や懇切丁寧な配慮を切に要望いたします。具体的な例を申し上げれば、新規事業である子ども学習支援事業は、対象者への周知方法に万が一何らかの不備が生じれば、学ぶ意欲のある子どもたちのこの先の人生をも左右しかねないものであるため、周知に当たってはプライバシーの保護に十分留意することを強く要望するものです。また、高齢者住宅改造助成事業など、高齢者の生活環境を劇的に向上させることが見込まれる事業であるため、市民に対し、さらなる周知を要望いたします。  そのほかの事業についても、市民の立場に立ったあらゆる世代にとってわかりやすい周知方法について、創意工夫を凝らし、市民が快く利用していただくことでサービスの向上へとつながり、それがさらにシビックプライドの醸成へとつながるものと考えますので、各種事業の執行に当たっては、市民へのより一層の懇切丁寧な周知を要望いたします。  結びに、井崎市長が本定例会初日の所信表明において述べられた住み続ける価値の高いまち、また市民満足度の高いまちについては、市長を先頭に市職員が一丸となって、実現に向け尽力していただき、的確な予算執行及び市民サービスの向上を図られることを切に願いまして賛成討論といたします。 ○秋間高義議長 次に、9番菅野浩考議員。     〔9番菅野浩考議員登壇〕 ◆9番(菅野浩考議員) 無所属の菅野浩考でございます。議案第1号「平成30年度流山市一般会計予算」について賛成の立場から討論いたします。  平成30年度流山市一般会計歳入歳出予算総額は554億8,500万円で、前年度予算額529億1,000万円と比較し25億7,500万円、4.0%増となっております。歳入では、自主財源である市税において、市民税や固定資産税が増加しており、市税全体で対前年度10億1,615万5,000円の増となっております。  これは、流山市が積極的に進めてきたマーケティング活動や企業誘致活動、さらにはつくばエクスプレス沿線整備事業などによる人口の増加が大きく影響していることによるものと捉えております。また、繰入金については、財政調整積立基金からの繰り入れを対前年度5億2,394万5,000円減の9億2,809万4,000円とし、大きく減額したことは評価いたします。  一方、市債については、新設小学校や学童クラブの施設整備事業などの財源として54億8,770万円とし、前年度予算と比べ8億5,870万円の増額となったところです。  次に、歳出においては、民生費で25億4,549万円と大幅な増となっており、これは子育て世代の人口増加に伴う子育て施策に関連する経費が大きく増加し、保育園運営費委託事業を初め、学童クラブ施設整備事業などが大きく増加したことによるもので、必要な予算を計上したものと認識しております。  また、教育費では2億9,076万8,000円の増となっており、新設小学校の用地取得事業や建設事業などを計上しているもので、児童生徒数の増加に対応するための予算となっており、これらも必要な予算を計上しているものと認識しております。  最後に、2点指摘、要望をさせていただきます。  1点目は、地方債の残高についてです。地方債の発行については、前年度予算と比べ8億5,870万円の増額の54億8,770万円となったところです。これにより平成30年度末の地方債残高は約520億円となっており、残高に関しては年々増加傾向にあります。人口増加の乏しい流山市にとっては、地方債の発行はある程度やむを得ないことと十分承知はしておりますが、地方債の発行や残高には十分に注視し、執行段階においては再度精査をしていただくよう要望いたします。  2点目は、各基金の残高についてです。平成30年度予算では、健康福祉基金に約1億8,000万円、廃棄物処理施設整備等基金に約1億円、教育、文化及びスポーツ振興基金に約2億7,000万円の積み立てを行う予算を計上しており、大いに評価するものですが、財政調整積立基金を初めとした各基金の残高に意を払うとともに、特定目的基金については必要な積み立てが行えるよう要望し、平成30年度一般会計予算について賛成の討論といたします。 ○秋間高義議長 次に、1番野田宏規議員。     〔1番野田宏規議員登壇〕 ◆1番(野田宏規議員) 流政会の野田宏規でございます。流政会を代表して、議案第1号「平成30年度流山市一般会計予算」について賛成の立場で討論をいたします。  当議案は、平成30年度流山市一般会計の当初予算を歳入歳出総額それぞれ554億8,500万円とするものであります。これは、人口増加の影響を受けた過去最高額の当初予算でありました。その予算編成の内容としては、これまでどおり健全な行財政運営に努めるとともに、おおたかの森ホール整備事業、学校用地小学校取得事業、市民税等納付コールセンター事業など新たな事業に着手するものであります。  審査に当たっては、各種事業の目的と効果、昨年度までの予算と比較した課題と解決策、来年度以降の予算を見据えた傾向と対策を中心に厳しく質疑を重ねました。特に総括質疑においては、緑の保全、子育て環境の改善、各種交通課題に向けた取り組み等を確認した上で、ICTのような新たな分野への熱意を感じるとともに、丁寧な調査に基づいた計画的な行財政運営を行う覚悟を伺いました。  審査の結果、平成30年度1年間の行財政運営にふさわしい予算であると判断し、賛成討論といたします。 ○秋間高義議長 これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより議案第1号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第1号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。 △委員長報告 ○秋間高義議長 日程第2、議案第2号から議案第38号までの以上37件を一括して議題とします。  本件に関し、各委員長の報告を求めます。藤井俊行総務委員長。     〔藤井俊行総務委員長登壇〕 ◎藤井俊行総務委員長 総務委員会に付託されました議案8件につきまして、審査の過程における各委員からの討論及び審査結果について、審査経過順に報告します。  初めに、議案第2号「平成29年度流山市一般会計補正予算(第5号)」について申し上げます。  本案は、社会資本整備総合交付金の交付決定額の変更に伴い事業費を補正するほか、決算的見地による補正等を行うもので、既定の歳入歳出予算総額に歳入歳出それぞれ9億5,133万9,000円を減額し、予算総額を537億3,810万7,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 2点要望し、賛成の立場で討論する。  本案は、全体として概ね妥当だと思う。一般職の給与は増額になり、特別職及び議員の期末手当の改定は予算の範囲内であり、増額にならないため妥当と判断する。  予算の流用は、市長の執行権の範囲ではあるが、補正予算を提出する機会は年4回あり、説明する機会があるので説明をしていただきたい。  業務委託については、今回も低入札が出ている。確かに最低価格がないため、一番低い価格に決めるということだが、特に調査業務委託や設計業務委託など、人件費が非常に大きく占めるものは、ダンピングされると働く人の賃金に大きく影響するので、その点で適正な入札であったか十分に検討していただきたい。  2 3点要望し、賛成の立場で討論する。  学童クラブの整備や流山おおたかの森駅自由通路管理事業等、入札価格が当初予算を下回る金額であったための減額など、予算の減額については評価するが、管理運営上の質の確保や委託内容の適正な実行には十分留意すること。平成30年度には障害者グループホームを確実に建設すること。つばさ学園の作業療法士確保については、今年度応募がなかった要因をしっかり検証し、確実な確保に向けて取り組むこと。  3 2点要望し、賛成の立場で討論する。  本案は、歳入歳出とも決算的見地に立った補正であり、妥当であるが、つばさ学園における作業療法士が確保できなかったことは残念である。  児童発達の専門知識を持つ作業療法士は希少であり、確実に確保するためにしっかりとした処遇の対策をすること。  また、事業者の努力で落札率が低かった新おおたかの森小学校区学童クラブ創設工事設計業務、小学校詳細診断業務については、工事完了までの間総額が増大しないよう注意いただきたい。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第38号「平成29年度流山市一般会計補正予算(第6号)」について申し上げます。  本案は、国の平成29年度補正予算第1号に基づき、社会資本整備総合交付金及び公立学校施設整備補助金の内示があり、事業を前倒しして実施するもので、既定の歳入歳出予算総額に歳入歳出それぞれ3億5,303万8,000円を追加し、予算総額を540億9,114万5,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 賛成の立場で討論する。  おおたかの森小中学校のエアコン整備については、地域住民から再三要望があり、これに寄り添ったものと評価し、感謝する。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第7号「流山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、人件費単価又は物価水準の変動に伴う地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正に合わせて消防関係の手数料を引き上げるとともに、都市緑地法等の一部を改正する法律による建築基準法の一部改正に伴い、引用条文の整理を行うものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第8号「特定事業契約の変更について(小山小学校校舎建設等PFI事業)」について申し上げます。  本案は、小山小学校校舎建設等PFI事業に係る特定事業契約について、給食施設の維持管理及び給食食数の増加に伴う給食業務に関する費用の増加により、契約の変更をするものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  児童数増加に伴う必要な給食数を供給するための補正予算と認識している。  アレルギー対応については、対応給食数が増える理由で対応ができないということがないよう、しっかり対応いただきたい。  2 反対の立場で討論する。  我が党は、学校建設と管理運営を一体化した本事業に対して、公共サービスの市場化を促進するものとしてこれまで反対を表明してきた。今年で10年目となり、契約期間の中間点まで来たので、その評価をしていく必要がある。  この間、学校増築に伴う契約変更などたびたびの契約変更が行われているが、社会状況が大きく変化する中で、このような長期の契約でいいのか、議会からすれば本事業は一括委託になっており、見えづらくなっていると考える。  我が党は、学校給食について、自校直営方式が教育としての学校給食であり、食育を推進する上でもふさわしいと考えている。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議案第3号「給与改定に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」及び議案第4号「流山市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定について」及び議案第5号「流山市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について」並びに議案第6号「流山市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」の以上4件は関連がありますので、一括して審査したことを申し上げます。  議案第3号は、本市の一般職の職員に係る給料表、期末勤勉手当の支給月数、地域手当及び住居手当について関係条例の整備を行うものです。  議案第4号は、給与制度の総合的見直しに伴う経過措置である現給保障の適用期間及び55歳を超える職員のうち7級以上の者に対する給料等の1.5%減額支給措置の適用期間を改正するものです。  議案第5号は、常勤の特別職の職員及び教育長の期末手当の支給月数を改定するものです。  議案第6号は、流山市議会議員の期末手当の支給月数を改定するものです。  審査の過程における討論として、  1 議案第3号に賛成、議案第5号及び議案第6号に反対の立場で討論する。  初めに、議案第3号について、相次ぐマイナス人事院勧告、2012年度の公務員給与の大幅削減、2012年度からの公務員の退職手当の大幅削減を考えれば、職員給料やボーナスの増額は必要なものと考える。  次に、議案第5号について、市長、副市長、教育長のボーナスは、労働者とは一律に論じることはできない立場にあると考える。  多くの市民や中小業者がアベノミクスの格差拡大によって苦境にあえいでいること、そうした市民感情を考えれば、市長や副市長、教育長のボーナスの増額に充てる予算は、市民や中小業者を応援するために使うべきであると考える。  次に、議案第6号について、議員の期末手当が増額されるが、市長や副市長、教育長と同様に、議員もまた労働者とは一律、同列に論じることはできない立場である。  まして流山市議会は、一般質問の質問時間を40分から30分に短縮する決定を行った。議会の役割を自ら切り縮めるものと言わざるを得ず、期末手当の増額とは市民にはとても言えない。  2 2点要望し、議案第3号及び議案第4号に賛成、議案第5号及び議案第6号に反対の立場で討論する。  本案は人事院勧告に従い、一般職の給料月額を引き上げ、期末勤勉手当の年間支給月数を引き上げるよう改正するものである。特別職については、人事院勧告を受けた一般職の改定に準じて改正するものであるが、特別職の給料体系は一般職員のような号給制ではないため、市民からすると一般職に準じること自体違和感がある。民間給与が上がっているからといって、市長、副市長、教育長の特別職や議員の期末手当の支給月数についても引き上げるというのは理解が得られないと思う。  また、今までは自宅に係る住居手当が支給されていること、また特別職に地域手当が支給されていることや当然の業務を行うのに特殊勤務手当が支給されている例なども残存しており、今後は精査し、捻出した金額を人事評価制度で増減する勤勉手当に充てるなど、職員のやる気が出るような制度に変えていただきたい。  さらには、非常勤職員が忌引や結婚の休暇をとりやすくする規則改正についても、国に先んじて整備をしていただきたい。  3 1点要望し、4件の議案に賛成の立場で討論する。  本案は、人事院勧告及び千葉県人事委員会勧告に準拠したものであり、変更に当たっての考察や手続も妥当なものと考える。  総勤務時間の短縮に向けた努力を継続いただきたい。  がありました。  採決の結果、議案第3号及び議案第4号については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定し、議案第5号及び議案第6号については、4対2をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で総務委員会の委員長報告を終わります。 ○秋間高義議長 根本守教育福祉委員長。     〔根本守教育福祉委員長登壇〕 ◎根本守教育福祉委員長 教育福祉委員会の委員長報告をします。  教育福祉委員会に付託されました案件は、議案12件、請願1件、陳情2件でありますが、そのうち請願第1号「「腎疾患総合対策」の早期確立を要望する意見書を国に提出することを求める請願書」、陳情第1号「住民の健康増進と2020東京オリンピック・パラリンピックにむけて受動喫煙防止条例の早期制定を求める陳情書」及び陳情第2号「県民の健康増進と2020東京オリンピック・パラリンピックにむけて「千葉県受動喫煙防止条例の早期制定を求める意見書」の提出に関する陳情書」の以上3件については継続審査の申し出をしておりますので、それ以外の議案12件につきまして、審査の過程における各委員からの討論及び審査結果について、審査経過順に報告します。  初めに、議案第18号「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び児童福祉法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について」申し上げます。  本案は、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律及び児童福祉法の一部を改正する法律が施行されることに伴い、同法の改正の対象である法律の規定を引用する条例について条文を整理するものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第11号「平成29年度流山市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)」について申し上げます。  本案は、給与改定等に伴い職員人件費を追加するほか、後期高齢者医療市町村保険基盤安定拠出金の額が確定したことから、その確定額に基づき減額をするものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第10号「平成30年度流山市後期高齢者医療特別会計予算」について申し上げます。  本案は、後期高齢者医療広域連合への保険料の納付金及び被保険者の管理、保険料収納に要する経費等の所要額を計上し、これらの財源として後期高齢者医療保険料、一般会計からの繰入金等をもって充て、歳入歳出予算総額を22億592万4,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  対象の被保険者が増加傾向にあることから、現役世代が加入する保険から支払う支援金も増加し、負担感が増していると思われる。  しかし、保険料以外の事務費については、被保険者数が増加しながらも昨年度並みに抑えられており、その努力は評価できる。  また、ジェネリック医薬品の利用促進、レセプト点検の強化、事務作業の効率化など、できることを最大限に実施する姿勢は予算に反映されていると考えられる。  後期高齢者医療については、組織改編により、健康福祉部から市民生活部に移管されるが、さらなる行政サービス向上を図られるよう要望する。  2 1点要望し、賛成の立場で討論する。  平成30年度は、前年度に比べ被保険者数の増加及び保険料改定等の影響で増額となったが、広域連合からの提示額に基づき適正に予算編成され、歳出に関する経費についても人件費及び保険料徴収等の経費など適正な予算編成であると判断した。  組織改編により、平成30年度は保険年金課で事務を行うとのことだが、被保険者に混乱が生じることがないよう、綿密に庁内での連携を図っていただくことを要望する。  3 1点指摘し、反対の立場で討論する。  同一世帯でも、年齢で保険区分を分けるという制度そのものに大きな問題があると言える。  その上、平成30年度は介護保険と一体で、ダブルで5回目の値上げとなることから、高齢者の暮らしの実態から、経済的格差が健康や命の格差にまでつながることがないようにと指摘する。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第12号「流山市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律による高齢者の医療の確保に関する法律の一部改正に伴い、国民健康保険制度の住所地特例を受けている者で、引き続き後期高齢者医療制度の資格を取得した被保険者を、保険料を徴収すべき被保険者に加えるものです。  審査の過程における討論として、  1 1点指摘し、反対の立場で討論する。  制度がスタートして10年目を迎えて、各自治体としてさまざまな課題が浮上していることから、改正される内容には一定の理解をする。ただ、この制度が持っている同一世帯でも、年齢で保険区分を無理やり分けるという制度そのものの矛盾があらわれている一端だと指摘する。  2 賛成の立場で討論する。  国の法改正を受けた適正な改正であると考える。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第13号「流山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、第1号被保険者に係る平成30年度から平成32年度までの介護保険料の額を定めるとともに、過料の対象者の範囲を改めるものです。  審査の過程における討論として、  1 反対の立場で討論する。  介護保険法が成立して17年になるが、介護離職は毎年10万人に及び、介護殺人などの悲劇が後を絶たない。介護の社会化とはほど遠くなっている。その上、2014年の介護保険法改正では、給付抑制のために、要支援1、2の訪問介護やデイサービスが介護保険から外され、自己負担割合も原則1割から2割に引き上げられた。本条例改正案に至る法改正は、平成30年度からスタートするが、一部の方は自己負担割合がまた引き上げられ、要介護度が改善した自治体には交付金などインセンティブを支給し、介護判定の引き下げ競争を市町村にさせるかのような制度改正である。  それに基づく今度の条例改正については到底認められないと言わなければならないし、今の高齢者の生活から、値上げは厳しいと言わなければならない。  2 賛成の立場で討論する。  国の上位法である介護保険法の一部改正に伴う改正であり、介護保険料の基準額の改定、国庫負担による低所得者に係る保険料の軽減額の改定、過料の対象者の範囲を改定するなど、第7期の介護保険サービスに必要な標準給付費等の見込みをもとに、必要な保険料額を算定している。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第9号「平成30年度流山市介護保険特別会計予算」について申し上げます。  本案は、保険料の賦課徴収、被保険者の管理、介護サービス費等の保険給付費及び地域支援事業費等の所要額を計上し、これらの財源として介護保険料、支払基金交付金、国及び県支出金、一般会計からの繰入金等をもって充て、歳入歳出予算総額を114億7,179万3,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 反対の立場で討論する。  保険料の値上げに加えて、一部利用者の利用料負担も引き上げられる。居宅介護への移行を強めて、必要な介護サービスまで制限を加え、一部報道では介護報酬の改定で大規模通所介護の事業所に大きな打撃があるとされている。  利用者や家族、また介護従事者の願いとも大きくかけ離れていることから、政府が進める介護保険制度の改正には未来はなく、それを受けた平成30年度の予算については問題が多いと考えられる。  2 2点要望し、賛成の立場で討論する。  平成30年度は、第7期介護保険事業計画の初年度となることから、介護給付費の見込みをもとに介護保険料の改定が行われ、歳入歳出総額は前年度比およそ1億9,440万円の増額となった。  保険給付費以外の歳出の主なものとして、介護予防策や介護人材確保策の強化、地域包括支援センターの運営事業に要する経費の増額等、いずれも必要不可欠なものであると判断する。  今後さらなる高齢化率の伸展を見据え、介護予防への取り組みをさらに強化していただくこと、また介護人材の確保にさらに注力していただくことを要望する。  3 賛成の立場で討論する。  平成30年度は、第7期高齢者支援計画のスタートの年である。医療や介護などの社会保障費が急増する2025年問題を前に、本市でも高齢者数の増加に歯どめがかからない中、本予算においては健康寿命を延ばすための介護予防事業や地域住民によるサービス提供体制の構築を図っている。  また、要介護状態になってからも、状態の維持、改善のため、介護保険サービスを受けながら地域の中で自分らしく生活を続けていくための介護給付費等を適正に見込んでいるとともに、第7期高齢者支援計画を着実に実施していくための施策を盛り込んだ予算となっていると判断する。  4 賛成の立場で討論する。  要支援、要介護者は年々増加している中、平成30年度は第7期介護保険事業計画の初年度となることから、介護保険料の改定が行われるが、施設整備を進め、介護人材の確保の支援や医療と介護が連携した地域包括ケアシステムの推進を図っている点などを評価する。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第14号「流山市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の制定について」申し上げます。  本案は、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法令の整備等に関する法律による介護保険法の改正に伴い、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定めるものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第15号「流山市指定地域密着型サービスに係る事業者の指定に関する基準並びに事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」、議案第16号「流山市指定地域密着型介護予防サービスに係る事業者の指定に関する基準並びに事業の人員、設備及び運営並びに介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第17号「流山市指定介護予防支援の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について」の以上3件は関連がありますので、一括して審査したことを申し上げます。  一括審査した議案3件については、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の施行に伴い、指定地域密着型サービス等の事業の運営等に関する基準を改正するものです。  審査の過程における討論として、  1 議案第15号について、1点指摘し、賛成の立場で討論する。  障害を持つ方たちが真に望んでいるのは、65歳になっただけでサービスの支給の縮小や打ち切りが課せられ、定率負担が課せられる介護保険優先原則を廃止することである。そのことの具体化もぜひ図っていただきたいと指摘する。  がありました。  初めに議案第15号について採決した結果、全会一致をもって可決すべきものと決定し、次に議案第16号について採決した結果、全会一致をもって可決すべきものと決定し、次に議案第17号について採決した結果、全会一致をもって可決すべきものと決定しました。  次に、議案第19号「流山市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律が施行されることに伴い、同法の改正の対象である就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の規定を引用する条文の整理を行うものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議案第20号「流山市おおたかの森センターの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、流山市おおたかの森センターの附属設備にピアノを追加し、その利用料金を定めるものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で教育福祉委員会の委員長報告を終わります。 ○秋間高義議長 菅野浩考市民経済委員長。     〔菅野浩考市民経済委員長登壇〕 ◎菅野浩考市民経済委員長 市民経済委員会に付託されました議案4件につきまして、審査の過程における各委員からの討論及び審査結果について、審査経過順に報告いたします。  初めに、議案第24号「流山市墓地等の経営の許可等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、墓地または納骨堂の建設において、近隣住民等への周知を徹底するため、標識の設置、説明会の開催等を義務づけるとともに、所要の改正を行うものです。  審査の過程における討論として、  1 2点要望し、賛成の立場で討論する。  墓地や納骨堂の建設に関しては、必要な施設であることは認識しつつも、建設場所を決めるに際しては慎重な対応が求められることは言うまでもない。  今回の条例改正では、許可の対象を納骨堂にまで広げ、建設に伴うトラブルが生じないような対策となっており、住民の不安解消につながると思われる一方、近年では墓地等の経営をめぐり、全国各地でトラブルが生じている。  国内では高齢化が進展しており、団塊世代が75歳となる2025年問題が指摘されている中、安心して住み続けられる価値の高いまちを目指す上で、以下2点要望する。  1、墓地や納骨堂などの運営事業者が倒産するケースが起きており、経営の許可等に当たっては事業者の名義や経営状況をしっかりとチェックすること。  2、墓地や死後の対応に関して、市民の意識調査を実施し、今後の市内の墓地とまちづくりのあり方などを研究すること。  2 賛成の立場で討論する。  今後、墓地、納骨堂などの新規設営、改修、廃棄等、時代の流れによって変化することが予見される。当然周辺住民の賛否がさまざま発生することに鑑み、新たに市の立場、市民の立場で申請予定者への規制と配慮等を見直し、市長責務を含め実施した件を評価し賛成とする。  3 1点指摘し、賛成の立場で討論する。  墓地や納骨堂建設において、近隣住民等を対象とした説明会の開催を義務づけるなど、市民への配慮が盛り込まれた内容となっており、評価する。  墓地や納骨堂だけでなく、各地で反対運動が起きている遺体ホテルも対象に入るべきと指摘する。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第22号「平成29年度流山市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」について申し上げます。  本案は、給与改定等に伴い職員人件費を追加するほか、決算的見地から、歳入では前期高齢者交付金及び療養給付費等交付金を減額し、歳出においては一般被保険者療養給付費を減額補正するものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第23号「流山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、国民健康保険料の賦課基準の改正、そのほか所要の改正を行うものです。  審査の過程における討論として、  1 反対の立場で討論する。  本条例改正は、国民健康保険の都道府県単位化の具体化を進める改正である。  我が党は、国民健康保険料の負担増や滞納制裁の強化につながる市町村国民健康保険の都道府県単位化には一貫して反対していることから反対とする。  2 賛成の立場で討論する。  本件は、上位法の一部改正に伴い、本市の国民健康保険条例の一部を賦課基準の改正、その他所要の改正を含め制定されるものである。改正後の流山市国民健康保険条例第5章の規定は、平成30年度以降の年度分の保険料について適用されることとなり、国民健康保険制度を守り続けるために必要な措置として理解した。  2月21日発行の「広報ながれやま」にわかりやすい内容で市民へ周知されたことを評価するが、複数回掲載するとともにパンフレット発行をすることなど、さらなる周知活動を要望する。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議案第21号「平成30年度流山市国民健康保険特別会計予算」について申し上げます。  本案は、保険給付費、国民健康保険の広域化に伴う事業費納付金等の所要額を計上し、これらの財源として、国民健康保険料、県支出金、一般会計からの繰入金等をもって充て、歳入歳出予算総額を154億4,242万1,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  国民健康保険制度は、年齢が高く、医療費水準が高い低所得者が多いなど構造的な課題を抱える中で、本市においても被保険者数は減少傾向が続き、一般会計からの繰入金に頼らざるを得ない状況下、平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体となり、制度の安定化が図られる。  本市においては、資格管理、保険料の決定、賦課、徴収などの役割を継続して果たしていくことが求められる中、収納率向上、重症化予防、特定健診受診率と特定保健指導の向上が図られていることは評価する。  今後国の施策である保険者努力支援制度を最大限活用していくため、被保険者の特性に応じたきめ細かなデータヘルス計画を推進し、糖尿病等の重症化予防、レセプト点検の充実、ジェネリック医薬品使用促進、特定健診受診率と特定保健指導の向上をさらに図られることを要望する。  2 3点指摘し、反対の立場で討論する。  本制度は、国民健康保険加入者の多くが低所得者であるにもかかわらず、保険料が高いという構造問題は何ら解決しないばかりか、負担増と徴収強化が迫られるおそれがある。  県に対し、激変緩和措置を求め、市の法定外繰り入れの維持を含めた対応を求めたことにより、流山市の保険料率が平成30年度は据え置きとなることについては一定の評価をする。  市民の暮らしを守る自治体の役割を果たすため、以下3点を指摘する。  1、一人一人が払える保険料にするため、県単位化になっても引き続き一般会計からの繰り入れを行うこと。  2、市民の命と健康、生存権を守り、収納率向上を理由にした強権的な取り立てや差し押さえは絶対にしないこと。  3、社会保障制度である国民健康保険制度に責任を持たなければならない国に、国庫補助負担金の大幅増額を求めること。  3 1点要望し、賛成の立場で討論する。  団塊の世代が後期高齢者医療保険へ移管されるため、年々国保加入者が減少傾向と言われている。さらに、被保険者1人当たりの医療費も県平均を上回っている状況である。新しいスキームを健全な本市の国民健康保険運営に生かせるよう、ジェネリック医薬品の活用、重複や頻回受診の回避等、医療費の削減のための市民への周知徹底を含め、十分配慮、運営することを要望する。  4 2点要望し、賛成の立場で討論する。  今回の改正の大きな目的である「安定的な財政運営や効率的な事業の確保」を図りながら、制度の安定化に貢献するよう努めていただきたい。以下2点要望する。  1、平成30年度からの広域化の制度改正の趣旨を市民へ周知し、理解を求めること。  2、県内で1位となっている高い収納率を平成30年度も堅持すること。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で市民経済委員会の委員長報告を終わります。 ○秋間高義議長 中村彰男都市建設委員長。     〔中村彰男都市建設委員長登壇〕 ◎中村彰男都市建設委員長 都市建設委員会に付託されました議案13件につきまして、審査の過程における各委員からの討論及び審査結果について、審査経過順に報告します。  初めに、議案第36号「市道路線の認定について」及び議案第37号「市道路線の廃止について」は、関連がありますことから、一括して審査しました。  議案第36号「市道路線の認定について」は、物流施設の整備に伴うもの1路線を市道として認定し、適切な維持管理のもと、市民の利便の向上に資するものです。  また、議案第37号「市道路線の廃止について」は、物流施設の整備に伴うもの7路線を廃止するものです。  なお、本委員会は案件の現況を視察したことを申し添えます。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、議案第36号及び議案第37号については、両案とも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第31号「流山市生産緑地地区に定めることができる区域の規模に関する条例の制定について」申し上げます。  本案は、都市緑地法等の一部を改正する法律による生産緑地法の一部改正に伴い、生産緑地地区の区域の規模に関する条件を定めるものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第32号「流山市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、平方・中野久木物流施設地区地区計画の都市計画決定に伴い、当該地区計画の地区整備計画区域について、建築基準法第68条の2第1項の規定により建築物の用途等の制限を定めるとともに、都市緑地法等の一部を改正する法律による建築基準法の改正に伴い、引用条文の整理を行うものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第25号「平成30年度流山市土地区画整理事業特別会計予算」について申し上げます。  本案は、本市が施行する流山都市計画事業西平井・鰭ケ崎地区一体型特定土地区画整理事業及び流山都市計画事業鰭ケ崎・思井地区一体型特定土地区画整理事業を円滑に推進するための所要額を計上し、その財源として、国庫補助金のほか保留地処分金、一般会計からの繰入金等をもって充て、歳入歳出予算総額を10億7,045万7,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 反対の立場で討論する。  地権者の暮らしや人生設計を壊してはならず、少しでも早く完成させることが行政の信頼確保や地区の中に住んでいる皆さんの本当の願いではないかと思う。  地権者に寄り添うとともに、公金投入を増やす場合については、情報開示や説明責任をきちんと果たすことを強く求める。  2 賛成の立場で討論する。  国、県との積極的な協議を始め、予算の範囲内で工事を進捗できるとのことであった。一般会計からの繰入金等も当初計画から比べると大幅に増加はしているが、市の区画整理事業でもあり、積極的に予算計上されたことを高く評価する。  がありました。  採決の結果、4対2をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第26号「平成29年度流山市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)」について申し上げます。  本案は、決算的見地から西平井・鰭ケ崎地区土地区画整理事業及び鰭ケ崎・思井地区土地区画整理事業を減額補正するものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第33号「流山都市計画事業体型特定土地区画整理事業施行条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、市施行の土地区画整理事業の換地処分により発生する清算金の事務処理の円滑化を図るための所要の改正を行うものです。  審査の過程における討論として、  1 1点要望し、賛成の立場で討論する。  この事業は、そもそも4割減歩という重い負担を課す中で行われている区画整理事業だが、地権者泣かせとも言える。  事業が長期化するもとで、地権者も高齢化して毎年年金も削減されるということもある状況の中で、清算金の徴収は十分に暮らしの実態に配慮して、時には福祉部門とも連携をしながら丁寧な徴収に当たることを要望する。  2 賛成の立場で討論する。  区画整理に御協力いただいた地権者への優遇措置であり、事務処理の円滑化を図っている。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第34号「流山市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、都市緑地法等の一部を改正する法律による都市公園法の一部改正に伴い、引用条文の整理を行うものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第35号「流山市都市公園及び公園施設の設置の基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について」申し上げます。  本案は、都市緑地法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等に関する政令による都市公園法施行令の一部改正に伴い、都市公園内の運動施設の敷地割合を定めるものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第27号「平成30年度流山市水道事業会計予算」について申し上げます。  本案は、収益的収支では収入を41億5,104万3,000円、支出を34億299万7,000円とし、資本的収支では収入を3億1,364万6,000円、支出を28億8,653万9,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 賛成の立場で討論する。  給水収益は、平成29年度見込額に対前年度比率1.4%の伸びを見込んで算出した予算である。特別給水契約制度の導入による減額をも考慮し、計上されている。特に水需要の見込み、経営状況の分析等々、当局の取り組みを高く評価している。  また、経営戦略により、計画的に市民への安全な水の安定供給を目指して、職員一丸となって編成した予算であることを評価する。  がありました。  採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第28号「平成29年度流山市水道事業会計補正予算(第2号)」について申し上げます。  本案は、収益的収入において退職給付引当金を廃止するため戻入するもので、既決予定額に1億3,934万5,000円を追加し、総額を41億8,624万9,000円とし、収益的支出において退職給付引当金を廃止するため158万4,000円を減額し、撤去工事費の追加のため2,215万1,000円、決算見込みによる支払消費税の増額のため2,749万3,000円を既決予定額にそれぞれ追加し、総額を33億9,934万5,000円とするものです。  また、資本的収入については、配水管の拡張工事延長の一部を開発事業者が施工することに伴い、負担金842万4,000円を既決予定額から減額し、総額を6億837万1,000円とし、予算等支援業務委託事業について債務負担行為を廃止するものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議案第29号「平成30年度流山市下水道事業会計予算」について申し上げます。  本案は、収益的収支では、収入を31億9,847万1,000円、支出を32億5,032万6,000円とし、資本的収支では収入を27億3,959万4,000円、支出を32億1,255万4,000円とするものです。  審査の過程における討論として、  1 賛成の立場で討論する。  赤字予算も公営企業法上は違法ではないとのことから、企業会計としての積極的な予算を計上された。営業収益としての下水道使用料、雨水処理費負担金、他会計負担金を見込み、計上された。  資本的支出についても、事務的な経費はもとより、工事請負費、管渠工事費、舗装復旧工事費、公共汚水ます設置工事費等々、14億9,000万円余りの予算が計上された。そうした積極的な収入確保、支出の見込み等を評価する。  2 反対の立場で討論する。  つくばエクスプレス沿線整備のインフラ事業として、下水道事業の整備が行われ、拡大をし続けているが、今後の債務負担行為の支払いが過大であることや、これまで整備している管渠の維持管理や市街地における公共下水道整備などにしっかり軸足を切り替えるべきである。  がありました。  採決の結果、5対1をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議案第30号「平成29年度流山市下水道事業会計補正予算(第2号)」について申し上げます。  本案は、資本的収入において、受益者負担金の猶予解除及び滞納処分の補正増1,765万円、共用管建設負担金の補正増2,696万2,000円を既決予定額にそれぞれ追加し、総額を34億7,192万4,000円とするものです。また、排水管設備施工関連及び管渠等維持管理業務委託事業について、債務負担行為を廃止するものです。  審査の過程における討論は特になく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で都市建設委員会の委員長報告を終わります。 ○秋間高義議長 これをもって各委員長の報告を終わります。  暫時休憩します。再開は概ね午後3時50分としたいと思います。     午後 3時19分休憩     午後 3時50分再開 ○秋間高義議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 △委員長報告に対する質疑 ○秋間高義議長 これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。25番小田桐仙議員。     〔25番小田桐仙議員登壇〕 ◆25番(小田桐仙議員) 議案第27号「平成30年度流山市水道事業会計予算」につきましては、日本共産党を代表して反対討論を行います。  水道事業収益を41億5,100万円と見込み、水道事業費用には34億300万円を投入することで、7億5,000万円の黒字となる一方、資本的収入は3億1,300万円に対し、資本的支出はつくばエクスプレス沿線整備事業費として3億5,800万円などを含め、全体28億8,600万円となった結果、その不足分25億7,000万円は50億円余りの内部留保資金により対応するとしています。また、市の人口推計の見直しに基づき、水道事業の各種計画の見直しに70万円と6,000円が含まれていることも確認をしました。  しかし、この予算の最大の課題は、事業進捗がおくれているTX沿線区画整理事業と一蓮託生にあることです。区画整理の施行者は、保留地が売れ、計画どおりの事業費が確保できれば、それでよしとなりますが、水道事業はそれに加え、各民間地権者による住宅開発も含めた水道管整備計画が必要となり、区画整理事業における展開のおくれが将来的な水道施設整備の過大投資となりかねないという懸念は払拭をされていません。  特に心配をされるのが県施行運動公園地区です。事業期間を2年半延長した木地区では、平成29年度末、つまり事業開始から20年間で100%整備を達成している事実に対し、運動公園地区は事業開始から同じ20年間たっても36.3%となっています。今のペースのまま計画縮小などがなく推移するのであれば、あと55年、つまり私が100歳のころ完成するという深刻な事態です。当然区画整理に協力された地権者の目の黒いうちに完成という夢ははかなく消えてしまい、水道事業会計の破綻や料金の値上げなどが必至となりかねません。  水道事業会計に責任を持つ立場なら、区画整理、その規模や事業展開の縮小など問題提起をしていくことが欠かせないと指摘をして反対討論を終わります。 ○秋間高義議長 次に、26番青野直議員。     〔26番青野直議員登壇〕 ◆26番(青野直議員) 私は、流政会を代表いたしまして、議案第10号「平成30年度流山市後期高齢者医療特別会計予算」、議案第25号「平成30年度流山市土地区画整理事業特別会計予算」、議案第27号「平成30年度流山市水道事業会計予算」につきまして、それぞれ賛成の立場で討論をいたします。  初めに、議案第10号「平成30年度流山市後期高齢者医療特別会計予算」について申し上げます。平均被保険者数が平成29年度では2万172人でありましたが、平成30年度では1,541人増の2万1,713人、前年度に比較いたしまして7.64%の増を見込みました。一方、保険料率では均等割額、現行4万400円であるものを改正後は600円増の4万1,000円と見込まれました。その結果、後期高齢者保険料では、対前年度1億4,268万6,000円増の18億5,375万6,000円を見込み、これは千葉県後期高齢者広域連合からの提示額に基づき計上されたものであります。  歳出の主なものは、後期高齢者広域連合納付金でありまして、対前年度1億6,656万7,000円増の21億2,044万5,000円を計上されました。よって、歳入歳出それぞれ対前年度比1億7,689万8,000円増の22億592万4,000円の予算額となりました。  申し上げるまでもなく、平成37年には団塊の世代が75歳以上となるなど、本市の高齢化が一層増加することが推計されております。よって、高齢者が健康で生きがいを持って暮らせるように、健康、医療に積極的に取り組んでいただける予算と判断をいたしました。  特に新年度からは、利便性の向上を目指して、窓口の一本化を初め、1次予防の健康保持増進、2次予防の疾病の早期発見、早期治療等に取り組んでいただきたいと考えております。  次に、議案第25号「平成30年度流山市土地区画整理事業特別会計予算」について申し上げます。まず、歳入では、国庫補助金1億550万円、財産売払収入2億6,046万1,000円、一般会計繰入金7億449万2,000円と見込んで、歳入歳出予算をそれぞれ10億7,045万7,000円を計上されました。  主な事業では、西平井・鰭ケ崎地区は換地処分関連業務を初め、土地区画整理事業債の元金償還等の経費を計上されました。一方、鰭ケ崎・思井地区では盛り土造成工事を初め、損失補償としてのNTTケーブル移設やガス管の切り回し、仮住居補償、建物等移転補償等を見込んでおります。  本事業は、申し上げるまでもなく都心に直結したつくばエクスプレス一連の事業として推進をされて、人と自然が触れ合うまちづくりの事業であります。幸い今議会には市施行の土地区画整理事業の換地処分により発生する精算金の事務処理を円滑に進めるための条例の一部を改正する条例の制定も提案をされております。地権者の御協力をいただき、一日も早く事業が完了できますよう期待をいたしております。  次に、議案第27号「平成30年度流山市水道事業会計予算」について申し上げます。本案は、給水収益では平成29年度見込額に対前年度比率1.4%の伸びを見込み算出をされ、31億3,775万8,000円、構成比で75.59%を見込まれております。そのほか受取利息や給水見込み納付金、長期前受金戻入、雑収益で9億2,935万9,000円、構成比で22.39%、収益合計では41億5,104万3,000円を計上されました。一方、営業費用といたしましては人件費や受水費、委託費等では31億4,025万2,000円、構成比で92.28%、営業外費用では企業債利息、支払い消費税等合わせて2億2,903万円、構成比にいたしまして6.7%、その他特別損失、予備費等を含めて、費用合計では24億299万7,000円を計上されました。  支出の主なものでは、配水管改良工事実施設計委託、技術支援業務委託、配水管改良工事施工費委託、老朽管等改良工事等々11億3,844万2,000円を計上されました。そのほか拡張工事費、つくばエクスプレス沿線整備事業等々、積極的に予算計上されております。  そのほか水道事業の最も大事な水源では、深井戸からくみ上げた地下水と北千葉広域水道企業団からの浄水の受水で、安定した浄水が確保されていることが確認できました。  平成30年度も引き続き財政基盤の強化、自立基盤の充実、特に効率的で質の高いサービスの提供、そして何といっても長年の懸案でありました江戸川沿いの未給水区域に配水管を布設する計画を高く評価をいたしております。  今後もおいしい水の提供をする上からも、高度浄水処理水を配水している北千葉広域水道企業団との連携をさらに強化していただきたいことを申し上げて、私の賛成討論を終わります。 ○秋間高義議長 次に、27番乾紳一郎議員。     〔27番乾紳一郎議員登壇〕 ◆27番(乾紳一郎議員) それでは、日本共産党を代表して、議案第5号「流山市特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について」及び議案第6号「流山市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」、反対の立場から討論を行います。  千葉県人事委員会勧告を踏まえ、流山市の一般職の職員の勤勉手当の支給割合の引き上げに合わせて、議案第5号では特別職である市長、副市長、教育長の期末手当の支給割合を、第6号では市議会議員についても期末手当の支給割合を引き上げようとするものであります。  私は、市の一般職の職員については、ストライキ権などの労働基本権が制約されている代償措置として設置されている人事院勧告及び千葉県人事委員会の勧告ですから、尊重すべきだと考えます。また、この間の相次ぐマイナス人事院勧告、2012年度の公務員給与の大幅削減、やはり2012年度からの公務員の退職手当の大幅削減を考えれば、職員給料やボーナスの増額は理解できます。今回のボーナスの増額も含めて、公務員の賃上げが民間賃金の引き上げにつながること、労働者の所得を増やすことが景気回復の決定打になることを期待するものです。  しかし、特別職である市長や私たち市議会議員の給料や期末手当の引き上げについては、人事院勧告に機械的に準ずる理由は全くありません。市民から選出された代表者なのですから、市民の現状を反映し、市民の理解が得られるものであることが何よりも大切です。  さて、そうした観点から考えた場合、今回の特別職及び市議会議員の期末手当支給割合の引き上げは市民の理解が得られるでしょうか。今議会、予算委員会の審議の中でも、市民の中で生活困窮が広がり、税や保険料の滞納者への差し押さえが急増していること、生活保護世帯にまで差し押さえを行うような徴税のあり方が問題となりました。年金生活者は年々給付額が減少し、その上平成30年度は後期高齢者医療保険料、介護保険料の値上げや医療費負担増が実施され、生活はますます追い詰められていきます。多くの市民は、アベノミクスによる景気回復を実感できず、我が党が実施した市民アンケートでも生活が苦しくなった、やや苦しくなったが7割を超えています。富める者はますます富み、中間層の多くが貧困層になってしまう社会です。格差社会の弊害が各所に噴出しています。  こうした多くの市民の苦しい生活状況の中で、市民の代表である市長や我々議員の報酬は今引き上げるべきではありません。市民の暮らしが改善された後、初めて市民の代表である私たち特別職、そして議員の報酬や期末手当についても引き上げが検討されるべきと思います。  加えて、流山市議会は我が党が反対したにもかかわらず、一般質問の質問時間を40分から30分に短縮する決定を議会運営委員会で行ったばかりであります。本来果たすべき言論機関としての議会の役割、チェック機関としての役割を自ら切り縮めるものと言わざるを得ず、期末手当の増額などとても市民に説明することはできません。  以上の理由から議案第6号及び議案第5号に反対といたします。 ○秋間高義議長 次に、18番西川誠之議員。     〔18番西川誠之議員登壇〕 ◆18番(西川誠之議員) 市民クラブの西川誠之です。議案第21号「平成30年度流山市国民健康保険特別会計予算」及び議案第23号「流山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」、市民クラブを代表して賛成討論をさせていただきます。  議案第21号ですが、近年少子高齢化の進展がより顕著になると同時に、団塊世代の後期高齢者世代への突入と合わせ、国民健康保険特別会計予算作成時には従来と異なる状況となってきています。いわく団塊の世代が後期高齢者医療保険へ移管されるので、年々国民健康保険加入者が減少する時代と認識されています。  さらに、本市では被保険者1人当たりの医療費も千葉県平均を上回っているのが現状と聞いております。平成30年度より国民健康保険制度を守り続けるために、従来の市町村に加え、都道府県も国民健康保険制度を担うこととなりました。新規制度を制定された新しいルールを健全な本市の国民健康保険運営に生かせるよう、ジェネリック医薬品の活用や重複及び必要以上の受診を回避する等、医療費の削減のための市民への周知徹底を含め、十分配慮、運営することを要望して賛成討論といたします。  続きまして、議案第23号「流山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」ですが、本件は上位法(国民健康保険法施行令(昭和33年政令第362号))の一部改正に伴い、本市の国民健康保険条例(平成3年流山市条例第6号)の一部が賦課基準の改正及び関連するその他所要の改正を含め、新たに制定されるものであり、この条例による改正後の流山市国民健康保険条例第5条の規定は、平成30年度以降の年度分の保険料について適用されることとなり、国民健康保険制度を守り続けるために必要とする措置として理解できました。  市民の協力を得るべく、市民への周知については、2月の「広報ながれやま」のみならず、複数回実施するとともに、パンフレットを発行するなどさらなる周知活動を要望して、市民クラブを代表し、賛成討論といたします。  以上です。 ○秋間高義議長 これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  初めに、議案第2号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第2号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第3号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第3号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第4号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第4号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第5号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第5号は、19対7をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第6号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第6号は、19対7をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第7号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第7号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第8号を採決します。  地方自治法第117条の規定により、中村彰男議員の退席を求めます。     〔16番中村彰男議員除斥〕 ○秋間高義議長 本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第8号は、21対5をもって原案のとおり可決されました。  中村彰男議員の除斥を解きます。     〔16番中村彰男議員復席〕 ○秋間高義議長 次に、議案第9号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第9号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第10号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第10号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第11号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第12号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第13号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第14号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第15号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第16号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第17号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第18号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第19号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第19号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第20号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第20号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第21号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第21号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第22号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第22号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第23号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第23号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第24号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第24号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第25号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第25号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第26号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第26号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第27号は、23対4をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第28号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第28号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第29号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、議案第29号は、22対5をもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第30号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第30号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第31号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第31号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第32号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第32号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第33号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第33号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第34号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第34号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第35号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第35号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第36号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第36号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第37号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第37号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。  次に、議案第38号を採決します。  本案に対する委員長の報告は「可決」であります。  本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、議案第38号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。 △会議時間の延長 ○秋間高義議長 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長します。 △請願第1号の継続審査の許可について ○秋間高義議長 日程第3、「請願第1号の継続審査の許可について」を議題とします。  請願第1号「「腎疾患総合対策」の早期確立を要望する意見書を国に提出することを求める請願書」に対しては、教育福祉委員長から会議規則第111条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。 △質疑 ○秋間高義議長 これより閉会中の継続審査の申し出に対する質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより請願第1号の継続審査の許可について採決します。  請願第1号は、委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、請願第1号は、27対ゼロをもって委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定しました。 △陳情第1号の継続審査の許可について ○秋間高義議長 日程第4、「陳情第1号の継続審査の許可について」を議題とします。  陳情第1号「住民の健康増進と2020東京オリンピック・パラリンピックにむけて受動喫煙防止条例の早期制定を求める陳情書」に対しては、教育福祉委員長から会議規則第111条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。 △質疑 ○秋間高義議長 これより閉会中の継続審査の申し出に対する質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより陳情第1号の継続審査の許可について採決します。  陳情第1号は、委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、陳情第1号は、27対ゼロをもって委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定しました。 △陳情第2号の継続審査の許可について
    ○秋間高義議長 日程第5、「陳情第2号の継続審査の許可について」を議題とします。  陳情第2号「県民の健康増進と2020東京オリンピック・パラリンピックにむけて「千葉県受動喫煙防止条例の早期制定を求める意見書」の提出に関する陳情書」に対しては、教育福祉委員長から会議規則第111条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。 △質疑 ○秋間高義議長 これより閉会中の継続審査の申し出に対する質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより陳情第2号の継続審査の許可について採決します。  陳情第2号は、委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、陳情第2号は、27対ゼロをもって委員長からの申し出のとおり閉会中の継続審査に付することに決定しました。 △千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙 ○秋間高義議長 日程第6、「千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙」を議題とします。  海老原功一議員から千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員の辞職届が千葉県後期高齢者医療広域連合議会議長宛てに提出され、本市議会選出の連合議会議員が欠員となりますので、千葉県後期高齢者医療広域連合規約第9条第3項の規定により、新たな同連合議会議員を本市議会から選挙により選出することになりました。  これより千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。  選挙の方法は、投票により行います。  念のため申し上げます。この投票は、単記無記名投票であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて順次投票願います。  議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○秋間高義議長 ただいまの出席議員は28名で、この投票における投票議員数は28名であります。  まず、立会人を指名します。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に笠原久恵議員、植田和子議員、菅野浩考議員を指名します。  投票用紙を配付します。     〔投票用紙配付〕 ○秋間高義議長 投票用紙の配付漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めます。     〔投票箱点検〕 ○秋間高義議長 異状なしと認めます。  点呼に応じて順次投票願います。  点呼を命じます。     〔氏名点呼〕     〔各議員投票〕 ○秋間高義議長 投票漏れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 投票漏れなしと認めます。  投票を終了します。  議場の閉鎖を解きます。     〔議場開鎖〕 ○秋間高義議長 開票を行います。  よって、立会人の立ち会いをお願いします。     〔投票点検〕 ○秋間高義議長 投票結果を報告します。     投票総数    28票  これは、先ほどの投票議員数に符合しております。  そのうち     有効投票    27票     無効投票    1票  うち     白票      1票  有効投票中     私、秋間 高義 22票     徳増記代子議員 4票     西川 誠之議員 1票  以上のとおりであります。  この選挙の法定得票数は7票であります。  よって、私、秋間高義が千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員に当選しました。  ただいま千葉県後期高齢者医療広域連合議会議員に、私、秋間高義が当選しましたので、会議規則第32条第2項の規定により告知します。 △秋間高義議員の挨拶 ◆秋間高義議員 この場をおかりしまして、高いところから恐縮でございますが、当選の挨拶をさせていただきます。  ただいま皆様の投票により、千葉県後期高齢者医療広域連合議会の議員に選出されました秋間でございます。高齢化がますます進展する中、さらに重要な役割を担う後期高齢者医療広域連合議会議員として、流山市議会を代表し、しっかりと務めてまいります。どうぞ皆様の御協力をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手) △発議第1号上程 ○秋間高義議長 日程第7、発議第1号「所有者不明の土地利用を図るための制度構築を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○秋間高義議長 提案理由の説明を求めます。6番野村誠議員。     〔6番野村誠議員登壇〕 ◆6番(野村誠議員) 発議第1号「所有者不明の土地利用を図るための制度構築を求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。          所有者不明の土地利用を図るための制度構築を求める意見書  平成28年度の地籍調査において不動産登記簿上で所有者の所在が確認できない土地の割合は、約20%に上ることが明らかにされた。また、国土計画協会・所有者不明土地問題研究会は、2040年にはほぼ北海道の面積に相当する(約720万ヘクタール)所有者不明土地が発生すると予想している。  現行の対応策には、土地収用法における不明裁決制度の対応があり、所有者の氏名・住所を調べても分からなければ調査内容を記載した書類を添付するだけで収用裁決を申請できるのだが、探索など手続きに多大な時間と労力が必要となっている。  また、民法上の不在者財産管理制度もあるが、地方自治体がどのような場合に申し立てができるかが不明確な上、不在者1人につき管理者1人を選任するため、不在者が多数に上ると手続きに多大な時間と労力が掛かる。  所在者不明土地の利用に明示的な反対者がいないにもかかわらず、利用するために多大な時間とコストを要している現状に対し、所有者の探索の円滑化と所有者不明土地の利用促進を図るための制度を構築すべきである。                       記  1 所有者不明土地の発生を予防する仕組みを整備すること。  2 土地所有権の放棄の可否や土地の管理責任のあり方等、土地所有のあり方の見直しを行うこと。  3 合理的な探索の範囲や有益な所有者情報へのアクセスなど、所有者の探索の合理化を図ること。  4 所有者不明土地の収用手続の合理化や円滑化を図ること。  5 収用の対象とならない所有者不明土地の公共的事業の利用を促進すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成30年3月19日  衆 議 院 議 長  大 島 理 森 様  参 議 院 議 長  伊 達 忠 一 様  内 閣 総 理 大臣  安 倍 晋 三 様  国 土 交 通 大臣  石 井 啓 一 様  法  務 大  臣  上 川 陽 子 様  農 林 水 産 大臣  齋 藤   健 様  総  務 大  臣  野 田 聖 子 様                                        千葉県流山市議会  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○秋間高義議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○秋間高義議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○秋間高義議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第1号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 異議なしと認めます。よって、発議第1号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。2番近藤美保議員。     〔2番近藤美保議員登壇〕 ◆2番(近藤美保議員) 所有者不明の土地利用を図るための制度構築を求める意見書について、流政会を代表して、賛成の立場で討論いたします。  所有者不明土地は、所有者の特定等に多大なコストを要するため、公共性の高い事業推進などの場面で、その用途確保の妨げとなり、事業全体のおくれの一因となっており、将来的には流山市でも重大な問題となる可能性があると考えます。  所有者不明土地の利用にあっては、地域の課題を地域が責任を持って迅速に解決するため、土地利用や開発に地域の判断が反映する仕組みへと進むことを期待し、賛成といたします。 ○秋間高義議長 これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第1号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、発議第1号は、23対ゼロをもって原案のとおり可決されました。 △発議第2号上程 ○秋間高義議長 日程第8、発議第2号「子どもを取り巻く社会的養護体制の強化を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○秋間高義議長 提案理由の説明を求めます。20番徳増記代子議員。     〔20番徳増記代子議員登壇〕 ◆20番(徳増記代子議員) 発議第2号「子どもを取り巻く社会的養護体制の強化を求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案といたします。           子どもを取り巻く社会的養護体制の強化を求める意見書  虐待を受けている子どもなどを一時的に保護する一時保護施設は、千葉県内6カ所の児童相談所にある。しかし、2015年度の保護人数が1,155人となっており、施設面でも職員体制面でも限界を大きく超えている。  しかも、「2か月」という一時保護施設の基準はあるものの、それを超えて入所せざるを得ない子どもは314人にのぼり、最長は499日で、1年半、学校にも通えていない実態がある。  厚生労働省は2017年7月、子どもの社会的養護の将来像として、虐待などのため親元で暮らせない子ども(18歳未満)のうち、未就学児の施設入所を原則停止し、施設以外の受け入れ先を増やすため、里親への委託率を現在の2割未満から7年以内に75%以上とするなどの目標も掲げた。しかし、児童虐待による児童相談所への相談件数は、平成18年度3万7,323件から平成28年度12万2,578件と3.3倍も増えており、実像とは大きくかけ離れており、共助と同時に公助も、より一層の充実・強化は避けられない。  そこで、全世代を対象とした児童憲章の普及啓発、職員体制も含めた児童養護施設の拡充、里親制度の抜本的強化と周知啓発、里親も含めたサポート体制の強化など子どもを取り巻く社会的養護体制の強化を強く求める。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2018年3月19日  衆 議 院 議 長  大 島 理 森 様  参 議 院 議 長  伊 達 忠 一 様  内 閣 総 理 大臣  安 倍 晋 三 様  財  務 大  臣  麻 生 太 郎 様  法  務 大  臣  上 川 陽 子 様  厚 生 労 働 大臣  加 藤 勝 信 様  千 葉 県 知 事  森 田 健 作 様                                        千葉県流山市議会  皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。 ○秋間高義議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○秋間高義議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○秋間高義議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第2号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 異議なしと認めます。よって、発議第2号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。22番中川弘議員。     〔22番中川弘議員登壇〕 ◆22番(中川弘議員) 発議第2号「子どもを取り巻く社会的養護体制の強化を求める意見書について」、自由民主党を代表して賛成の立場から討論いたします。  子どもの虐待死のニュースが報道されるたびに、どうして救えなかったのだろうかというせつない思いを抱くのは私だけではなく、皆さん同じではないでしょうか。  警察庁の統計によれば、2017年までの15年間に18歳未満の子ども1,175人が虐待により亡くなっています。また、昨年の虐待死の子どもは、前年より9人減ったものの、ゼロから16歳で58人に上っています。100人前後に近い水準が続いた2003年から2008年は下回るものの、2013年以降も50から60人台で横ばいとなっています。  2017年に虐待の疑いがあるとして、警察が児童相談所(児相)に通告した件数は前年より2割増しの6万5,431人となっています。これは、虐待に対する意識の高まりや関係各位の努力によるものと思慮いたしますが、その一方で意見書案文にあるとおり、一時保護施設は慢性的な定員超過や保護期間の超過という深刻な状態となっています。社会全体で虐待から子どもたちを守り、育んでいく仕組みを構築していくことは今や極めて重要な課題であると考えます。  意見書案は、社会全体による虐待への取り組みを施設の拡充のみならず、さまざまな制度の充実を国に求めるものであることから賛同いたします。  以上をもちまして、発議第2号「子どもを取り巻く社会的養護体制の強化を求める意見書について」の賛成討論といたします。 ○秋間高義議長 これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第2号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成全員であります。よって、発議第2号は、27対ゼロをもって原案のとおり可決されました。 △発議第3号上程 ○秋間高義議長 日程第9、発議第3号「放課後デイサービスの更なる充実を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○秋間高義議長 提案理由の説明を求めます。20番徳増記代子議員。     〔20番徳増記代子議員登壇〕 ◆20番(徳増記代子議員) 発議第3号「放課後デイサービスの更なる充実を求める意見書について」は、案文の朗読をもって提案とさせていただきます。             放課後デイサービスの更なる充実を求める意見書  障がいのある子どもたちを放課後や長期休暇中に預かる「放課後デイサービス」は、働いている保護者はもちろんのこと、内容や程度など個々様々異なる障がいに応じた育児等に不安を持つ保護者にとってかけがえのない場所の一つであり、2012年に児童福祉法で制度化された。市内では毎年利用者が増え、平成29年度では200人強が利用している。全国的には16万人が利用し、小学生が6割を占め、中学生や高校生も利用している。  その担い手は、公立以外に、社会福祉法人や一般社団法人、NPO法人など非営利団体に加え、民間企業やフランチャイズによる運営形態も含め5年間で4倍に急増している。しかしながら、「単なる居場所となっている事例や発達支援の技術が十分でない事業所が軽度の障がい児だけを集めている事例など障がい児本人にとって適切な支援がされていないケースがある」と厚生労働省も指摘している。また、「事業者によってサービス内容の差が大きすぎる」、「生活訓練をする場所のはずが、テレビ保育が常態化している」といった利用者からの苦情も聞かれている。  厚生労働省では事業全体の質向上に向け、資格や経験など職員に対する新しい基準の導入や配置職員数、職員資格への加算配分も検討しているが、更なる充実は喫緊の課題である。  そこで以下のことを要望する。                       記  1 障がいの程度や内容によって対応や生活支援が様々異なり、かつ専門性を継続的に培う必要がある   ことから職員の処遇改善等をはかること。  2 専門的対応を高め合うためにも学校関係者や児童発達支援センターなどとの研修や児童生徒の情報   共有などを制度化すること。  3 放課後デイサービス事業所の87%が受けている送迎加算の廃止については、事業運営はもちろんの   こと、障がいのある子どもの利用に支障をきたしかねないことから、廃止しないこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2018年3月19日  衆 議 院 議 長  大 島 理 森 様  参 議 院 議 長  伊 達 忠 一 様  内 閣 総 理 大臣  安 倍 晋 三 様  厚 生 労 働 大臣  加 藤 勝 信 様                                        千葉県流山市議会  皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。 ○秋間高義議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○秋間高義議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○秋間高義議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第3号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 異議なしと認めます。よって、発議第3号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。11番笠原久恵議員。     〔11番笠原久恵議員登壇〕 ◆11番(笠原久恵議員) 流政会を代表いたしまして、発議第3号、放課後デイサービスの更なる充実を求める意見書に対して、放課後デイサービスですが、正しくは放課後等デイサービスと「等」が入ることを申し添えた上で、反対の立場で討論いたします。  現在放課後等デイサービスは、全国で平成24年事業創設以来、当年度2,540カ所から平成28年度8,352カ所となり、利用者も年々増加傾向にあることは認識しております。しかしながら、前文にあるような支援の質や不適切な支援、テレビを見せているだけ、ゲーム等で遊ばせているだけなどの問題については厚生労働省において既に把握しており、平成29年4月、放課後等デイサービス事業所の運営適正化に向けて、基準省令の改正、告示の改正により、職員の資格要件の見直し、人員配置基準の見直し、放課後等デイサービスガイドラインの遵守、自己評価の義務づけ等による国の指定基準の見直しを行うなどの対策を既に開始していること、以上のことから反対といたします。  以上です。 ○秋間高義議長 これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第3号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成少数であります。よって、発議第3号は、10対17をもって否決されました。 △発議第4号上程 ○秋間高義議長 日程第10、発議第4号「千葉県立高校の校舎改修要望に応えるよう求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○秋間高義議長 提案理由の説明を求めます。10番植田和子議員。     〔10番植田和子議員登壇〕 ◆10番(植田和子議員) 発議第4号については、案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。           千葉県立高校の校舎改修要望に応えるよう求める意見書  小中学校における校舎の長寿命化に向けた取り組みを本市でも計画的に行っているが、「雨漏り」「外壁が崩れ落ちそう」など学校校舎の改修を求める声は全国的に広がっている。  県内各県立高校における校舎の改修要望は、2016年度2,668件寄せられているが、608件しか予算化されていない。浄化槽など法定点検で指摘されながらも長期に手付かずのものまである。この背景には、千葉県における優先順位の低さということと同時に、国による予算措置は校舎の耐震化が優先され、校舎の補修・改修へ補助金の少なさも起因する。  そこで、国会及び政府、並びに千葉県に対し、県立高校等の校舎改修要望に積極的に応えることを強く求める。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2018年3月19日  衆 議 院 議 長  大 島 理 森 様  参 議 院 議 長  伊 達 忠 一 様  内 閣 総 理 大臣  安 倍 晋 三 様  財  務 大  臣  麻 生 太 郎 様  文 部 科 学 大臣  林   芳 正 様  千 葉 県 知 事  森 田 健 作 様                                        千葉県流山市議会  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○秋間高義議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○秋間高義議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○秋間高義議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第4号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 異議なしと認めます。よって、発議第4号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第4号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、発議第4号は、19対8をもって原案のとおり可決されました。 △発議第5号上程 ○秋間高義議長 日程第11、発議第5号「給付型奨学金の抜本的拡充を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明
    ○秋間高義議長 提案理由の説明を求めます。10番植田和子議員。     〔10番植田和子議員登壇〕 ◆10番(植田和子議員) 発議第5号については、案文の朗読をもって提案理由の説明にかえさせていただきます。              給付型奨学金の抜本的拡充を求める意見書  奨学金をめぐっては、有利子の第2種奨学金を借りたために、何百万円もの借金に苦しむ若者の増大や、非正規化の拡大により奨学金返済が滞るなど社会問題化している。  そのような中、安倍内閣では「給付型奨学金」を制度化し、「真に必要な子どもたち」に限って大学など高等教育の無償化を実現するとしている。その具体的運用は、高校を窓口に、進路希望の際、家計に不安のある生徒には日本学生機構の奨学金を勧め、機構は給付型の対象について、各高校に最低1人の募集枠を設定し、奨学金貸与の実績に基づき追加枠の人数を振り分けることとなっている。  しかし、2018年度の本格実施を前に、非課税世帯の子ども6万人のうち、学業や部活動で秀でた2万人に支給対象が限定され、かつその判断を高校サイドに求めてしまったことで、「どう選べばいいのか」「母子家庭や父親の事故死など生徒の生活環境をめぐり考慮すべき比較材料が多すぎる」「「秀でた」という基準だけでは、学校ごとの推薦基準に公平性・客観性が持てるか疑問」との声も聞かれている。  そこで以下のことを要望する。                       記  1 給付型奨学金の支給人数・支給額を引き上げること。  2 成績基準を見直すこと。  3 各学校への割り振りではなく、必要な生徒に行き渡らせるよう募集すること。  4 制度における事務負担の効率化を進めること。  5 「有利子から無利子へ」と文部科学省が進めている奨学金制度改革を早期に実現し、奨学金による   多額の借金を背負い卒業する若者を増やさないこと。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2018年3月19日  衆 議 院 議 長  大 島 理 森 様  参 議 院 議 長  伊 達 忠 一 様  内 閣 総 理 大臣  安 倍 晋 三 様  財  務 大  臣  麻 生 太 郎 様  文 部 科 学 大臣  林   芳 正 様                                        千葉県流山市議会  議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○秋間高義議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○秋間高義議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○秋間高義議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第5号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 異議なしと認めます。よって、発議第5号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、これを許します。2番近藤美保議員。     〔2番近藤美保議員登壇〕 ◆2番(近藤美保議員) 発議第5号「給付型奨学金の抜本的拡充を求める意見書について」、流政会を代表して、反対の立場で討論いたします。  日本では給付型奨学金の比率はOECD諸国の中で最低であることに加え、大学授業料が国際的に見ても高いほうに位置し、高等教育段階における私費負担の高い国です。よって、所得の多寡にかかわらず、相当の額が必要とされるため、経済的事情により進学を断念せざるを得ない子どもたちが存在することは認識しています。  しかしながら、給付型の奨学金については、貸与型の奨学金以上に税の使途としての説明責任が問われるものであること、貸与型奨学金を利用し、今現在多額の教育費の返済を行っている方々との公平性を考えれば、成績基準を外すなどの主張は時期尚早と考えます。  さらに言えば、経済的に困難な状況にある子どもたちの進学を後押しするためには、人間形成の重要な時期である子ども期からの支援も重要であり、財源の見通しが立たない中で給付型奨学金だけを抜本的拡充していくことは難しいと考えます。  より多くの方々が国の将来を担う子どもたちへの教育投資について向き合い、議論が深まっていくことを期待し、反対といたします。 ○秋間高義議長 これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第5号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成少数であります。よって、発議第5号は、9対18をもって否決されました。 △発議第6号上程 ○秋間高義議長 日程第12、発議第6号「信号機の設置等交通安全対策の強化を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○秋間高義議長 提案理由の説明を求めます。27番乾紳一郎議員。     〔27番乾紳一郎議員登壇〕 ◆27番(乾紳一郎議員) それでは、発議第6号「信号機の設置等交通安全対策の強化を求める意見書について」、日本共産党を代表して、案文の朗読でもって提案理由にかえさせていただきます。            信号機の設置等交通安全対策の強化を求める意見書  2016年、全国の交通事故発生件数は、49万9,201件で1981年以来ぶりの40万件台となった。千葉県内では、事故発生件数は1万8千件を超え全国第9位である。そのうち、交通事故死亡者数は、2016年中で185人と全国ワースト2位になり、その約半数が65歳以上の高齢者となった。交通安全計画(2011年から2015年度)で千葉県目標150人を大きく超えて解決に至っていない。  本市内では、つくばエクスプレス沿線での区画整理事業が進展し、人やモノの流れも大きく変わる中で、右折レーンはあっても右折信号が未設置の交差点や、交通量も事故も多く、地域自治会や議会等からの要望があってもなかなか信号機が設置されないというケースも生まれている。  そこで千葉県に対し、信号機の設置や歩道整備など交通安全の対策強化を求める。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2018年3月19日  千葉県知事  森 田 健 作 様                                        千葉県流山市議会  議員各位の御賛同をお願いします。 ○秋間高義議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○秋間高義議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○秋間高義議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第6号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 異議なしと認めます。よって、発議第6号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第6号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、発議第6号は、19対8をもって原案のとおり可決されました。 △発議第7号上程 ○秋間高義議長 日程第13、発議第7号「パーティー券購入者の公開など政治資金の透明性を高める努力を求める意見書について」を議題とします。 △提案理由説明 ○秋間高義議長 提案理由の説明を求めます。25番小田桐仙議員。     〔25番小田桐仙議員登壇〕 ◆25番(小田桐仙議員) 発議第7号、パーティー券購入者の公開など政治資金の透明性を高める努力を求める意見書につきましては、案文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。      パーティー券購入者の公開など政治資金の透明性を高める努力を求める意見書  政治資金規正法は、その目的で政治活動を国民の不断の監視と批判のもとに置くことで、政治活動の公明と公正を確保するとし、寄付に対し年額5万円以上の場合、個人名や企業名を収支報告書に記載する義務を課している。一方で、政治家や政治団体が開催するパーティーに対しては、1回20万円以下のパーティー券購入者は報告書に記載しなくてよいことになっている。  その結果、政治資金パーティーは与野党を問わず広がっている。しかも、パーティー券購入者は匿名で資金提供がしやすい上、政治家にとっては、補助金を受けるなど寄付を制限されている企業からも資金調達ができることから政治団体の主な収入源となっている。さらに、1回のパーティーで購入できる上限一人150万円という量的制限を考慮せず、同一グループの4社で1日合計500万円分を購入するなど脱法的な購入も散見される。  また、強い権限を持つ閣僚の政治活動については大規模なパーティー開催の「自粛」を求めた大臣規範が徹底されず、安倍内閣の閣僚のうち17人が、2016年、在任中に計56回パーティーを開催し、約7億4千万円の政治資金を集めている。しかもその94%、7億円程度は誰が支払ったのかが不明となっており、56回中26回ではパーティー券購入者の記載が一切ない。  賛否両論あるもとでも年間300億円を超える政党交付金を国民に求める以上、政治資金についてより一層、透明性を高める継続的な努力が各政党及び国会議員等に求められている。  そこで以下のことを要望する。                       記  1 寄付同様に、政治資金パーティーに対しても、5万円以上のパーティー券購入者は政治資金報告書   に記載すること。  2 パーティー券購入の上限はグループ企業にも適用させるなど法のはざまを使った資金集めのやり方   は厳しく規制すること。  3 政治に対する公正・公平さに疑念を生じさせないためにも大臣規範を再度徹底すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  2018年3月19日  衆 議 院 議 長  大 島 理 森 様  参 議 院 議 長  伊 達 忠 一 様  内 閣 総 理 大臣  安 倍 晋 三 様  財  務 大  臣  麻 生 太 郎 様  総  務 大  臣  野 田 聖 子 様  法  務 大  臣  上 川 陽 子 様  外  務 大  臣  河 野 太 郎 様  文 部 科 学 大臣  林   芳 正 様  厚 生 労 働 大臣  加 藤 勝 信 様  農 林 水 産 大臣  齋 藤   健 様  経 済 産 業 大臣  世 耕 弘 成 様  国 土 交 通 大臣  石 井 啓 一 様  環  境 大  臣  中 川 雅 治 様  防  衛 大  臣  小野寺 五 典 様  内 閣 官 房 長官  菅   義 偉 様  復  興 大  臣  吉 野 正 芳 様  一億総活躍担当大臣 松 山 政 司 様  内閣府特命担当大臣                      小比木 八 郎 様  (  防 災  )             内閣府特命担当大臣            (沖縄及び北方対策、                     福 井   照 様  消費者及び食品安全、           海 洋 政 策 )             内閣府特命担当大臣                      茂 木 敏 充 様  (経済財政政策)             内閣府特命担当大臣            ( 地 方 創 生・  梶 山 弘 志 様  規 制 改 革 )                                                   千葉県流山市議会  議員の皆さんの御賛同をお願いします。 ○秋間高義議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 △質疑 ○秋間高義議長 これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結します。 △委員会付託省略 ○秋間高義議長 お諮りします。  ただいま議題となっております発議第7号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 異議なしと認めます。よって、発議第7号は委員会の付託を省略することに決定しました。 △討論 ○秋間高義議長 これより討論に入ります。  討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 討論なしと認め、これをもって討論を終結します。 △採決 ○秋間高義議長 これより採決します。  採決は、電子採決により行います。  これより発議第7号を採決します。  本案は、原案のとおり決することに賛成の議員は賛成ボタンを押してください。  ボタンの押し忘れはありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 押し忘れないものと認めます。  確定します。  賛成多数であります。よって、発議第7号は、14対13をもって原案のとおり可決されました。 △議員派遣の件 ○秋間高義議長 日程第14、「議員派遣の件」を議題とします。  お諮りします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、平成30年5月12日、同月13日に初石公民館、北部公民館、南流山センター、生涯学習センターで開催する議会報告会に、お手元に配付の資料のとおり議員28名をそれぞれ派遣することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 異議なしと認めます。よって、平成30年5月12日、同月13日に初石公民館、北部公民館、南流山センター、生涯学習センターで開催する議会報告会に、お手元に配付の資料のとおり議員28名をそれぞれ派遣することに決定しました。 △所管事務の継続調査の件 ○秋間高義議長 日程第15、「所管事務の継続調査について」を議題とします。  各常任委員会委員長から、委員会の調査事項について、流山市議会会議規則第111条の規定により閉会中の継続調査の申し出がありました。  その内容としては、流山市議会委員会条例第2条で規定されているそれぞれの常任委員会が所管する事項となっております。  お諮りします。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○秋間高義議長 異議なしと認めます。よって、各委員長の申し出のとおり閉会中の継続調査を実施することに決定しました。 △市長の発言 ○秋間高義議長 以上をもって今期定例会に付議された案件は全て議了しました。  閉会に当たり、市長から特に発言を求められておりますので、これを許します。井崎市長。     〔井崎市長登壇〕 ◎井崎義治市長 特にお許しをいただきまして、一言御挨拶申し上げます。  去る2月15日に開会いたしました本定例会も、本日をもちまして33日間にわたる会期を終え、ここに閉会を迎えることになりました。  この間、議員各位には慎重なる御審議をいただきました結果、いずれも原案のとおりお認めをいただき、ありがとうございました。  本会議並びに各委員会の席上で皆様方から頂戴いたしました御意見、御提言を踏まえ、今後の市政経営に当たってまいります。  ここで、この場をおかりし、5件御報告申し上げます。  初めに、ツーリズム推進施策について申し上げます。  利根運河地域には、大正2年に利根運河の観光や集客のために建立されたビリケン像があります。本市と観光協会が連携し、この利根運河ビリケンを活用した利根運河ビリケン祠お披露目イベントを3月24日に開催します。当日は、大阪通天閣から2代目ビリケン像や通天閣オフィシャルバンドも来場し、イベントを盛り上げます。  また、流山本町地域では、現在地域回遊促進型の長期間イベントとして、新選組を題材とした女性向け人気恋愛アドベンチャーゲーム「薄桜鬼」のスタンプラリーを今月3日から31日まで開催しています。来訪者は、昨日までに市内外から若い女性を中心に1,000人を超えています。  4月1日には流鉄流山線流山駅の駅舎隣に、流山本町・利根運河ツーリズム推進事業補助金を活用した新しい店舗、「machimin」がオープンします。ここでは、本市の特産品である白みりんを使用したマシュマロやキャラメル等のオリジナル商品の製造販売や観光交流のスペースを設けています。  日増しに暖かさを感じ、街歩きや散策に適した季節となりました。市民の皆様はもとより、市内外からも御来訪いただけることを期待しています。  次に、市の鳥の制定について申し上げます。  昨年より制定に向けて作業を進めてきました市の鳥について、市民アンケートやパブリックコメントの御意見等を踏まえ、本日付で「オオタカ」を市の鳥に制定し、公告を行いました。  生物多様性ながれやま戦略では「オオタカがすむ森のまちを子どもたちの未来へ」を基本的な理念と位置づけ、オオタカを生物多様性保全の象徴として取り組みを進めてまいりました。既に駅名や学校名などの表記において「オオタカ」の名称が使用されるなど、「オオタカ」は本市に欠かせないシンボル的な存在となっています。  さらに、「オオタカ」を市の鳥に制定したことに伴い、汚水及び雨水のマンホールふたのデザインを一新します。これまでのデザインは、市の花「ツツジ」でしたが、新しいマンホールふたには市の鳥「オオタカ」、市の花「ツツジ」及び「つくばエクスプレスの車両」を一枚のふたにデザインしたものとなります。流山おおたかの森駅周辺に新デザインのカラーマンホールふたを設置するなど、今後とも市の鳥「オオタカ」を周知することはもとより、自然と共生した魅力あるまちづくりを推進してまいります。  次に、旧ジェトロ江戸川台職員住宅跡地の売り払い先の決定について申し上げます。  昨年の第4回定例会において報告しました旧ジェトロ江戸川台職員住宅跡地の公的利用の取得について、去る3月2日付で財務省関東財務局千葉財務事務所から本市が売り払い先として決定した旨の通知がありました。今後は、当該用地の取得に向けて、同千葉財務事務所と協議を進めるとともに、取得後の有効利用について庁内で検討を行ってまいります。  次に、新設小学校の通学区域の設定並びにおおたかの森小学校、小山小学校、八木北小学校及び西初石小学校の通学区域の見直しについて申し上げます。  去る2月28日付で通学区域審議会から答申があり、通学区域の方針について決定しました。今後は、この方針に基づき、平成33年4月の通学区域の見直しに向け、規則改正の準備を進めてまいります。また、新たな通学区域(案)については、市ホームページへの掲載はもとより、関係機関等への周知を図ってまいります。  次に、秋元家住宅土蔵の国登録文化財登録について申し上げます。  流山2丁目に所在する「秋元家住宅土蔵」は、江戸時代末期に建てられた流山本町に残る貴重な文化財です。秋元家は、白みりん醸造元の秋元三左衛門の分家で、「秋藤」の名称で酒やみりんの卸小売業を営み、大正時代から戦前まで酒、みその醸造も行っていました。土蔵は、明治時代後期に呉服「三河屋」の土蔵を買い取り、現在地に移築したものです。2階建ての切り妻屋根が特徴で、往時の江戸川の水運やみりん醸造で栄えた流山本町の歴史的景観を備えています。  昨年9月に市から文化庁へ、国登録有形文化財への登録の推薦を行い、審査を経て、去る3月9日に国の文化審議会が「国登録有形文化財」として登録するよう文部科学大臣に答申しました。正式な登録は6月末ごろになる予定となっています。  以上で報告を終わります。  結びに、開会日に申し上げました施政方針に基づき、本日可決いただきました平成30年度予算の執行に全職員とともに一丸となって取り組んでまいる所存ですので、議員各位の御理解と御協力を心からお願い申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。(拍手) ○秋間高義議長 これをもって、平成30年流山市議会第1回定例会を閉会します。  お疲れさまでした。 △午後6時00分閉会...