柏市議会 > 2014-03-06 >
03月06日-07号

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  1. 柏市議会 2014-03-06
    03月06日-07号


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    平成26年  第1回定例会(2 月定例会)      柏市議会平成26年第1回定例会会議録(第7日)                    〇                                  平成26年3月6日(木)午後1時開議議事日程第7号 日程第1 質疑並びに一般質問                               本日の会議に付した事件 議事日程に同じ                               出席議員(34名)     1番 内 田 博 紀 君       2番 日 下 みや子 君     3番 武 藤 美津江 君       4番 山 下 洋 輔 君     5番 永 野 正 敏 君       6番 長 瀬 慈 村 君     7番 塚 本 竜太郎 君       9番 中 島   俊 君    10番 円 谷 憲 人 君      11番 後 藤 浩一郎 君    12番 村 田 章 吾 君      13番 宮 田 清 子 君    14番 渡 部 和 子 君      15番 平 野 光 一 君    16番 市 村   衛 君      17番 上 橋   泉 君    18番 海老原 久 恵 君      19番 橋 口 幸 生 君    20番 林   伸 司 君      21番 助 川 忠 弘 君    22番 石 井 昭 一 君      23番 小 島 晃 治 君    24番 古 川 隆 史 君      25番 松 本 寛 道 君    26番 末 永 康 文 君      27番 本 池 奈美枝 君    29番 中 村 昌 治 君      30番 坂 巻 重 男 君    31番 田 中   晋 君      32番 小 泉 文 子 君    33番 山 内 弘 一 君      34番 山 田 一 一 君    35番 日 暮 栄 治 君      36番 山 中 一 男 君                               欠席議員(2名)     8番 小 松 幸 子 君      28番 戸 辺   実 君                               説明のため議場へ出席した者   〔市長部局〕                                  市  長  秋 山 浩 保 君     副 市 長  関 口 隆 明 君   副 市 長  石 黒   博 君  水道事業管理者  酒 井 美 一 君  総務部次長  成 嶋 正 俊 君     企画部長  岩 崎 克 康 君   財政部長  石 塚 幸 男 君    地域づくり  窪 井 公 輔 君                       推進部長            市民生活部長  山 田 研 一 君   保健福祉部長  下   隆 明 君保健福祉部理事  藤 江 美紀雄 君     保健所長  山 崎 彰 美 君  こども部長  鬼 澤 徹 雄 君     環境部長  伊 原   優 君 経済産業部長  大 竹 正 祥 君     都市部長  吉 川 正 昭 君  都市部理事  鈴 木 正 明 君     土木部長  石 井 健 三 君  会計管理者  飯 村 俊 彦 君     消防局長  羽 石 清 二 君   〔教育委員会〕                               教 育 長  河 原   健 君   生涯学習部長  草 野 啓 治 君 学校教育部長  田 牧   徹 君  学校教育部理事  大 内 俊 郎 君   〔選挙管理委員会〕                             事務局長  佐 藤 正 志 君                       〔農業委員会〕                               事務局長  関 根 美 登 君                       〔監査委員及び同事務局〕                        代表監査委員  吉 井 忠 夫 君     事務局長  山 仲 英 二 君                               職務のため議場へ出席した者   事務局長  菅 原 孝 弘 君     議事課長  小 林 敬 一 君 議事課副参事  渡 邊 浩 司 君     議 事 課  髙 村   光 君                     統括リーダー            議事課副主幹  早 﨑 秀 隆 君    議事課主査  渡 邉 昌 也 君  議事課主査  木 村 利 美 君   議事課主事補  新 山 稔 人 君                    〇                         午後 1時開議 ○議長(田中晋君) これより本日の会議を開きます。 ○議長(田中晋君) 日程に入ります。                    〇 ○議長(田中晋君) 日程第1、議案第1号から第42号についての質疑並びに一般質問を行います。 発言者、中島俊君。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)              〔9番 中島 俊君登壇〕 ◆9番(中島俊君) 公明党の中島俊です。質問の一部を変更しまして、順番の変更をしまして質問を行います。3.11東日本大震災から3年がたとうとしています。いまだ癒えぬ悲しみの中で、なお多くの方々が不便な生活に耐え、さまざまな困難を乗り越えながら復興を目指しています。我々は、3年前の2時46分、この議場が波打つほどの震動を体験した当時の恐怖と、また天災の恐ろしさを決して忘れてはいけません。そして、将来発生が懸念されている巨大地震を想定した防災意識のさらなる強化に努めることが大事なときではないでしょうか。防災対策についてお尋ねいたします。国交省が現在検討しているタイムライン事前行動計画と柏市の防災対策への影響との考え方についてお示しをください。 市民サービスの向上についてお尋ねいたします。エレベーターは、市役所に来られた市民の方も乗るパブリックな場です。そして、エレベーターに乗ると、その役所や組織の空気感がわかります。会社であれば、そこの社風、役所であれば市民に対する配慮、気配りと言えるものが肌で感じるものです。残念ながら、柏市役所の気配りは、操作盤の前に立つことすらできない職員がほとんどというのが現状です。先に乗っている職員がいるにもかかわらず、後から乗った市民の方が御自身で操作盤まで向かい、ボタンを押すという現状がほとんどです。せめて、職員であれば操作盤の前に立ち、人が乗り込んできたときに何階ですかと聞く配慮を持ちたいものです。マナー向上に努めていただきたいと思いますが、市長はどう感じられておりますでしょうか、お尋ねをいたします。次に、神奈川県逗子市でおきましたストーカー殺人事件の被害者の住所を聞き出す電話を逗子市役所にかけた調査会社の男が先日起訴されたと報道にありました。男は、全国の自治体から電話で聞き出した個人情報を探偵に売り、この事件で使われた被害者住所は依頼を受けてからわずか21分で逗子市役所から聞き出していたというものです。柏市では自治体の個人情報をどう守っているのか、そして今後どう守るのか、見解をお尋ねいたします。次に、振り込め詐欺に対する柏市の対策について伺います。先日の地方版の新聞の記事の中に、振り込め詐欺の一つである還付金名義の詐欺のことしの被害、1月の被害は前年度比と比べて25件ふえて34件、被害総額が3,100万円増した約4,300万円にもなった。いずれも4倍に達している。4倍に急増しているというふうな記事でした。この還付金の詐欺の特徴というのは、市役所の職員を装った電話で、「医療費の還付金があります。詳しくは銀行の者から電話させます。」などと連絡をさせて行う手口がほとんどだそうです。そして、この柏市においては連日のように新聞記事でも被害に遭った方の記事が掲載されているのが多く見受けられる現状です。このことから、柏市の対策について見解をお尋ねいたします。次に、市民が提出をするさまざまな申請書の中には押印が不要なものや簡素化できるもの、署名で足りるものなどが多くあります。市民の利便性を高める上でも、押印をなくしたり簡素化すべきと思われますが、見解をお聞かせください。 次に、子どもの医療費の助成制度についてお尋ねをいたします。書画カメラへ切りかえをお願いします。これは、県内の助成の現状をあらわしたものなんですけれども、こういう形で県下54市町村あって、柏市はまだ今現在では小学校3年生の部類に属したところに該当します。県下で見ますと、ほとんどの市町村が小学校3年生以上で医療費助成をしているところがほとんどなのです。小学校3年生という今現状は、全体からいうと約3分の1ぐらいしかなくて、あとほとんどはもうこのように中3というのが主流になっている現状がこの資料から読み取れます。はい、結構です。そこで、お尋ねをいたしますけれども、まずは、県下の統一への働きかけにつきましてお尋ねいたします。そして、先日も市長のほうからは国への働きかけ継続中とおっしゃっておりましたけれども、どの程度の働きかけなのか、具体的に教えていただきたいと思います。 書画カメラへの切りかえをお願いいたします。これは、2020年に向けてオリンピックを開催する地域周辺がどのように変わるかを絵にしたものなんですが、これがオリンピック開催地域ですね、江東区の。これをズームアップします。これは、東京駅周辺の現状態です。まず、羽田空港から成田空港を1時間で結びます直結の線が、都心への直結線がこの線なんですけれども、これが京成電鉄とか、また京浜急行といった既存鉄道を介しまして東京都心と空港が1本でつながる、そういった線であります。ここの裏の丸の円が書いてありますが、この円のところが丸の内に新東京駅を設置する計画のあるラインです。ですから、東京駅からすぐ隣がもうそういった隣接した地域で、設置予定箇所で、国交省は14年度の予算の中で調査費を既に3億円計上していると聞いています。2020年の開業予定として今進めている計画です。この丸のところにTXの東京駅延伸の駅を持っていきたいという計画があるそうです。ただ、それはまだはっきりとした状態ではないということも聞いています。そして、この青いラインですけれども、この青いラインが上野東京ラインです。上野東京ラインがいよいよ来年の3月に開通する予定になりました。これ開業しますと、上野が終点だった常磐線とか東北線、高崎線が、東京駅まで乗り入れできます。このところが東海道線、ここにまで直結することができる。これが直結可能となって、今まで閉ざされていた北と西、この融合が行えるということで、とても画期的といいますか、歴史的な出会いになるのではないかというふうに言わているぐらいの沿線です。とても、この3.8キロだけですけども、つながることによって一直線で結ばれることがとても相乗効果を生むとも言われています。そして、豊洲と勝どきが結ばれまして、これがゆりかもめの延伸計画が今行われている予定です。これは、同じ年の15年の12月につながる予定になっています。そして、この沿線上が延びますと、これが東京8号線計画、豊洲と住吉がつながる沿線につながっているんですね。ですから、ここ一体がやはり開催地域からライフラインがもっと延びていくという感じになります。そして、その翌年の16年、これは道路ですけども、環状2号線ができる。環状2号線が開通する予定です。これは、豊洲から虎ノ門といったところにつながって、新しい市場ができる豊洲と五輪選手村になる晴海が豊洲大橋で結ばれて、築地と新橋間がトンネルになる。ここがトンネルになって、3月の開通予定だということです。そして、この下にあるこのライン、これが環状3号線ですが、これが3月に、これは同じこの3号線の着手の期限が3月までだということです。着手、計画が実行になるかどうかのリミットが3月ということだそうです。この部分ですけれども、この部分が2017年の3月に中央区のバスの高速輸送システムBRT、次世代路面電車が晴海から銀座までつながる、そういう計画が今進んでいて、2017年の3月には開通をする、そういった予定になっていると聞いています。ちなみに、これが新しい競技場の位置ですけれども、これぐらいのこういった配置になる、そういった計画です。はい、ありがとうございます。そこでですけれども、またこれもつい先日の記事から目についたものなのですが、五輪合宿を成田で誘致を今促進させているという記事が紹介をされていました。成田市では、新年度予算の編成の中で誘致を目指す予算を既にとったということです。予算に向けての誘致に向けての事業戦略の調査、PR活動、スポーツツーリズムの整備の調査研究費などに1,500万円を計上した。そして、グラウンドがある多目的広場の拡張構想の策定にも取りかかっている。今からやらなければ間に合わないぐらいの準備だというふうな話でした。柏市におけますキャンプの誘致、そして観光客の誘致、また事業戦略、またTXの東京駅の延伸計画上野東京ラインのダイヤの増便への働きかけ、もろもろこれらの事業展開についての市長の感想をお示しいただきたいと思います。 柏の振興計画についてお尋ねいたします。また書画カメラへの切りかえをお願いします。これは、柏市を航空地図で上から眺めた写真なんですけれども、これは北部です。北部方面から、これがTXです。これが常磐道。北部方面からこう下がって、よく注視していただきたいのは、住宅がもうこんなにすごい、密度が高いというか、住宅がやはり密集しているというところを注目してもらいたいんですけれども、ほとんどやはり住宅地で埋め尽くされているという状態ですね。しかしというか、ただ沼南方面はこれだけの緑と、そして山がたくさん残っているというところをちょっと見ていただきたい。こういう感じで延びています。人口の張りつき方といいますか、やはりこれだけ違う。そして、沼南はこれだけ緑が多い、山がいっぱいあるというところがごらんいただけたかというふうに思いますけれども、はい、ありがとうございます。いいです。私には、このエリアの森林というか山が宝の山に思えてなりません。都市農業重点地区活性化のみならず、農作物の収穫体験や自然を生かす観光資源にとどまることなく、もっとこの地域を私はプロモーションすべきだというふうに感じます。書画カメラ、またお願いします。これは、沼南町時代の文化財マップをいただいて、今映しているんですが、さっきの山々がこういう形になっています。これからここでわかることといいますのは、実は城跡があったりですとか、また旧手賀教会跡があったりですとか、手賀沼をその昔海運を使ったことによって起きた地域地域のとても歴史名所がたくさん残っているんですね。そこが実は知らない人は知らないんですけれども、この手賀の興福院、手賀城跡とか、旧手賀教会堂ですとか、このあたり、ここには1年間で来場者が800人近く来られるんですね。全然宣伝といいますか、余り、知らない人は本当に知らないのですが、歴史好きな人にとってみればここがすごく貴重な地域だそうです。それだけ、その昔はこの手賀沼を周辺にして文化財めぐり、そして人を呼び込めるだけの価値ある歴史の名残がたくさんあるという、そういうふうな地域だそうです。ありがとうございます。私は、例えば今こういった文化財を取り上げましたけども、一つのプロモーションの仕方として文化財を取り上げましたが、それ以外にもいろいろと展開はできるかというふうには思います。市長の感想をお聞かせください。 続いて、柏市民文化会館耐震改修工事についてお尋ねいたします。前段に質問された議員の方から指摘を受けていました中途半端なバリアフリー対策、そしてエレベーターの設置がない改修工事についてお尋ねいたします。9億2,000万もの金額をかけますが、階段の解消がかなわない中途半端なバリアフリー工事、そして市民要望が最も多かったエレベーターを設置しない計画、これらは市民に理解してもらえる改修と言えるでしょうか、見解をお尋ねいたします。 不調工事について土木部長に伺います。発生状況、そして不調案件への対応方法、その理由についてお尋ねをいたします。 教育行政について、教育に関する事務の点検評価報告書が我々議員に配られたのが昨年の9月議会前でした。そして、9月議会で本池議員から、富勢中におけるいじめ問題が指摘をされました。そして、今議会では、柏市のいじめ問題対策連絡協議会条例の制定議案の上程、そして審議という流れが生まれました。この報告書では、いじめの解消については、年3回のいじめ調査、その後の追跡調査及び担当指導主事による学校訪問の実施を行っている。平成24年度はいじめに関する事件が全国的に相次いだので、関心が高まったためにいじめの解消率が低下した。そのパーセントは94.7%というふうに出ています。しかし、27年度までには解消率100%はいける、可能だ、可能といいますか、100%目指すというふうな表記がこの中に出されていました。そして、我々議員に配られた条例の制定に向けての資料。書画カメラ切りかえお願いします。我々に配られたこの資料ですが、この資料の中には認知度がもうすごい、うなぎ登りに上ってきている。24年、5年からだんだん上がってきている状態の資料であります。そして、指導に向けてのロードマップというのもこのような形で推移がされる。24年度は、ほとんどカウンセラー、この2つしか対応していなかったけれども、これからはこれだけ拡充します。そういうものですけれども、今まではこの2つで100%目指そうと思っていたのですけども、今回を機により充実させるという、そういったものになっていますが。はい、ありがとうございます。報告書は、形式的にまとめればよいというものではないはずです。実のある内容にしていただくことが私は大事だと考えます。いかがでしょうか。また、この報告書の今後のあり方について教育長の見解をお尋ねいたします。 議案第7号、いじめ問題対策連絡協議会条例について伺います。委員の人選は教育長の御自身の目で選ぶべきと思いますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。以上で第1問を終わります。 ○議長(田中晋君) ただいまの質問に対する答弁、市長。              〔市長 秋山浩保君登壇〕 ◎市長(秋山浩保君) それでは、まず防災対策に関する御質問からお答えをいたします。東日本大震災以降、国の防災対策の動向は、災害対策基本法の一部改正や国土強靱化基本法の施行、首都の直下地震の被害想定公表など、官民を含めた災害減災対策の推進に向け、さまざまな見直しや環境整備が進められております。国による事前行動計画の策定も市民の安全・安心を守る基礎自治体である市町村として防災対策に反映すべき取り組みとして注視していく必要があると受けとめております。また、災害対策の実効性を高めるためには関係機関との連携が不可欠となり、こうした意味合いからも国が率先して関係機関との連携を図ることは本市における計画実行のガイドラインとして、また対策推進の後ろ盾になると考えております。引き続き、今後の国の動向を注視するとともに、先進自治体取り組み状況など関連情報の収集に努めてまいりたいと思います。 続きまして、事例として市の職員に関するご質問ですが、事例としてエレベーターに乗ったときに先に職員が乗っているにもかかわらず、市民の方が乗られたときに何も聞かずにそのまま立っているだけという事例を挙げて、こういった姿勢はどうなのかといった部分の御質問でございますが、そういった事例がもし議員の前で行われた場合は大変申しわけないと思います。反省をしております。例えばさまざまな例があると思うんですが、その事例に関して言うと、そういった状況に接した際に、わかっているけど、市民の方から階数を聞かずにやらないのか、あるいはそもそもそういったことも想定できないのかといったふうに分けられると思うんですが、いろんな場合があると思うんですが、そもそもそういうことも想定しないといった事例が多いかもしれないと思っております。我々公務員として、どういったことを仕事を通して市民の皆様に対して尽くすのかと、仕事だけでなく市民に接した場合にどうあるべきかと、そういった部分に関していま一度庁内の中でいろいろな検討を行ってまいりたいと思います。ただ、昨年8月に来庁者に直接アンケートをする方法でした窓口サービスアンケートの結果を見ますと、職員の挨拶や言葉遣いや態度につきましては大変満足と満足で82.5%という数字が出ております。もちろん職員がいる前で答えていただくということで、若干甘目になる傾向があると思いますが、例えば窓口サービスのような日々市民の皆さんと接している部門では、やはり意識改革が進み、市民の皆さんに対して、仕事だけでなく接し方としてどう行うべきかといった考え方がある程度浸透してきていると思っています。市の中で大きな課題は、日々市民の皆さんと接しないような部署でなかなかそういった意識が醸成されないところに大きなものがあると思っております。特に会社さん、業者さんを相手にする部署であったり、あるいはなかなか市民の皆さんと接する点がない市役所の内部組織であったり、そういったところでは窓口サービスをやっている部署のように市民の皆さんに対してどういう姿勢で挑むかと、そういった部分の考え方について徹底できるよう、これから努力をしてまいりたいと思います。 3番目、市から、逗子の事例をいただきましたが、市から市民の住所等個人情報の漏えいがないよう、どういう対策を行うかという点です。市では、個人情報取り扱い及び情報セキュリティー対策を定めた職員のための個人情報保護情報セキュリティーハンドブックを作成しまして、個人情報保護の重要性や人的、物理的、技術的対策について職員への周知を図っております。その中では、個人情報が漏えいした場合の本人に予想される被害や行政への影響を例示し、個人情報を取り扱っているという認識について注意を促しております。また、管理職を対象にした情報セキュリティー研修や地方自治情報センターから送られてくる情報漏えい事故に関するセキュリティーニュース庁内電子掲示板に掲載するなど、適宜個人情報の適切な取り扱いについて注意喚起を行っています。具体的な対策としましては、これら注意喚起による個人情報保護に係る職員の意識向上を図るとともに、市民サービスの低下を招かないように留意しつつ、本人確認を徹底することとしております。 続きまして、還付金詐欺などの振り込め詐欺対策と警察との連携です。柏市内における振り込め詐欺を含めた特殊詐欺の被害は年々増加しております。平成22年には24件の被害でしたが、平成23年には48件、そして平成24年には46件、そして昨年平成25年は77件、被害額は3億円を超える形で急増しております。このような深刻な状況に鑑み、市では柏警察署地域包括支援センター老人クラブ連合会地区社会福祉協議会等で構成する地域団体が三位一体となって、高齢者が犯罪、交通事故の被害に遭わないように安全で安心して生活できる環境づくりを目指す高齢者安全安心推進会議を昨年9月に立ち上げ、情報交換、意見交換を行っております。この会議で、振り込め詐欺の対策として、1番目として迷惑電話チェッカー無料モニターの募集、2番目、振り込め詐欺をテーマにシンポジウムの開催、3番目、町会、自治会等における講習会の重点実施、4番目、町会等を通じた振り込め詐欺防止の啓発強化、5番目、広報かしわ等での継続的な広報、啓発活動という5つの事業を多重的に展開していくことを相互確認をしました。事業の実施に当たっては、いずれも警察との連携が欠かせないものと認識をしております。今後は、警察との連携をより密にとりながら、具体的な詐欺の手口を紹介することや市役所からATMでの還付依頼を電話することは絶対にないといったよりわかりやすい表現、フレーズに配慮していくとともに、高齢者の周辺に位置する人たちにも声かけの範囲を拡大するなど、対策の強化に努めてまいりたいと思います。 続きまして、各種申請書の押印についてお答えをいたします。押印は、我が国において古くから意思表示の裏づけとして、また書類が本物であることや本人確認の手段として伝統的に利用されてきたもので、市への申請等についても長年慣習的に利用されてきました。また、民事訴訟法の第228条の4項において、私文書は、本人またはその代理人の署名または押印があるときは、真正に成立したものと推定すると定めており、押印をもって文書は本物であることの推定の要件としています。しかしながら、本人に成り済まして申請を行う等の不正が行われた場合、押印では見破ることが困難であるため、最近では免許証等で本人確認を行うなど、押印にかえた方法を採用する方向にあります。押印による文書が本物であることの確認は完全なものではなく、特にさまざまな場面で押印されるいわゆる認め印は、誰もが安く入手できることから、本物である証明の意義は乏しく、手続に際し負担や障害となることすらあると認識をしております。こうした点に鑑み、柏市においては婚姻届など法律や国、県で手続方法や様式を定めているものなど押印廃止が困難なものを除き、数多くの市民の方が使用する住民票、印鑑証明等請求書や諸証明、市県民税交付申請書等は平成2年の段階で既に押印欄を廃止しています。また、押印欄があるものについては、法律等の定めがあるもの以外は免許証等での本人確認や自書等により押印を省略できる取り扱いとしているものがほとんどです。新聞報道によると、千葉市では約3,000件の申請書類のうち2,000件について押印を不要としたとのことです。当市においては、概数でありますが、申請書類1,800件、千葉は政令市なので書類が多いんですが、申請書類1,800件のうち、押印を廃止もしくは省略可能としたものは既に800件ございます。なお、法令や国、県の規定により押印欄を省略できない300件を除いた残りの700件につきましては、今後市民の便宜を図るため、押印の廃止を含め、千葉市の事例を参考にしながら、申請書類の簡略化に向けた検討を進めてまいります。 続きまして、子ども医療費助成制度に係る国、県への働きかけについての御質問にお答えをします。議員が御指摘されたとおり、子ども医療費助成制度は千葉県内でも市町村の助成内容にばらつきがあり、また県外も考えますとその水準の地域差はさらに顕著なものとなっております。本来医療という地域性の薄い最も基礎的な社会保障制度は、国の一律の制度として保障されるべきものであり、どこに住んでいてもひとしく安心して子供を産み育てることのできる環境整備のため、統一した子ども医療費助成制度の新設、または医療保険制度の中で取り組まれるべきものと考えております。県内の各市町村においても、隣接する東京都に比べ県の補助対象が狭いことから、各市町村が独自で助成対象の拡大を行い、その格差が広がっている側面があります。このような状況にあるため、昨年5月から6月にかけて中核市の市長会を通じて厚生労働省等に国による子ども医療費助成制度の新設を提言いたしましたが、現時点ではまだ回答はございません。今後も引き続きあらゆる機会を通じて、国、県に対して子ども医療費助成制度の拡充を各市町村と連携をして求めてまいりたいと考えます。 続きまして、常磐線の東京駅乗り入れ、そしてTXの東京駅延伸等の鉄道関係に関する御質問にお答えします。初めに、上野東京ラインについては、JR東日本によりますと、東日本大震災の影響もあり、当初の計画より1年おくれの平成26年度末の開業を目途に工事が進められており、既に御案内のとおり、名称も上野東京ラインと決定したことは議員がお話しされたとおりでございます。市では、上野東京ラインの一つである常磐線の東京駅乗り入れ本数を一本でも多く確保するため、沿線自治体及び千葉県を通じて要望活動を行っております。残念ながら、JR東日本からは、乗り入れ本数等を具体的に公表できる段階ではなく、本年12月ごろの記者発表に向けて検討中とのことでございます。上野東京ライン開業にあわせた常磐線の東京駅乗り入れ本数の確保については、利便性の向上や新たな観光需要を掘り起こす機会でもあることと考えることから、今後も沿線自治体及び千葉県とも連携して要望活動等を行ってまいります。次に、つくばエクスプレスの東京駅延伸ですが、今年度も沿線関係自治体とともに、鉄道を運行している首都圏新都市鉄道株式会社を初め、関係する国会議員連盟、国土交通省に対し、東京駅までの延伸と必要となる調査費の計上について要望してまいりました。しかしながら、現在までこちらも明確な回答を得られておりません。また、東京駅延伸に関する状況では、国の方針として羽田空港から東京駅を経由して成田空港と直結する都心直結線の整備検討を議員からお話あったとおり来年度から着手することと決定したようです。この都心直結線の東京駅予定箇所がつくばエクスプレスの東京駅予定箇所と非常に近接することから、同時期での施工でなければつくばエクスプレスの東京駅延伸は難しい状況にあると考えております。今後も引き続き沿線自治体と連絡協議を密にし、沿線一体となってより具体的な要望活動を行ってまいりたいと考えております。 そして、柏市振興計画の御質問で、手賀沼の南側に位置します自然豊かなエリアについてどう考えているかとの御質問にお答えします。議員御指摘の柏市の東部に位置する手賀、布瀬、片山地区については、自然豊かなエリアや史跡が多数集積しており、活性化を図るため、これまでにも手賀沼周辺に存在する史跡や名勝に関する観光情報を掲載した手賀マップの配布や我孫子市と共同でレンタサイクル事業などの取り組みをしているところでございます。しかしながら、市民の皆様がその貴重な資源の恩恵を受けられるためのPRや取り組み策はまだまだ検討の余地があると感じています。この貴重な資源である手賀沼の自然環境と史跡等を生かし、さらなる活性化につながる方策等を検討し、市民の皆様に楽しんでもらえるような市民の憩いの場づくりを進めてまいりたいと思います。以上です。 ○議長(田中晋君) 地域づくり推進部長。              〔地域づくり推進部長 窪井公輔君登壇〕 ◎地域づくり推進部長(窪井公輔君) それでは、私から柏市民文化会館耐震改修工事におけるエレベーター設置も含めたバリアフリー対策の取り組みについてお答えさせていただきます。このたびの工事は、耐震診断で基準を下回った大ホールの耐震補強工事及び建物の経年劣化に伴う雨漏り、あるいは老朽化が深刻な状況の大小ホールの舞台照明や舞台音響設備を早急に改修するための必要な工事であります。そのような中、平成22年度に行いましたアンケート調査で最も要望の多かったバリアフリー対策、これは具体的にエレベーターの設置、正面玄関及びトイレを利用する際の階段の解消、案内板の設置及び敷地内のアスファルト舗装の改修、これらにつきまして今回の改修工事の中でいろいろ検討してまいりました。しかし、エレベーターの設置につきましては、建物の内づけ、外づけの両面から検討してまいりましたが、いずれも耐震構造上影響が大きいだけではなく、長期にわたる施工期間、多額の工事費を費やしても非常に難しい工事になるということの理由から、総合的に判断し、やむなく見送ったところでございます。また、ロビーに入る正面玄関や階段、トイレ等を利用する際の階段の解消も、立地条件やレイアウト上実現することがかないませんでした。その他のバリアフリーにつきましては、古川議員、中村議員の代表質問で答弁いたしましたように、車椅子利用者、障害者や高齢者等が利用するときはなるべく南側の扉から入館され、1階客席を利用していただくよう、市民文化会館といたしましても主催者との打ち合わせ時に協力をお願いしてまいりたいと考えております。あわせて、工事竣工後、管理運営を委ねる予定の指定管理者の選定におきましては、民間の柔軟な発想によるバリアフリーへの取り組みを期待するなど、施設の設置者及び管理運営者一体でこの課題に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(田中晋君) 土木部長。              〔土木部長 石井健三君登壇〕 ◎土木部長(石井健三君) 私からは不調工事についてお答えいたします。初めに、入札不調の本数を申し上げますと、土木部所管事業では道路関係で6本、下水道関係で12本、合計18本でございます。その理由でございますが、国の経済政策による公共事業予算が拡大したこと、東日本大震災復興事業が進められていること、一方景気回復による民間事業の活発化と4月1日からの消費増税による駆け込み需要などにより土木、建築事業量が増大したことから、全国的に技術者と作業員が不足しており、市内業者においても施工体制の確保が大変難しい状況となっております。あわせて、労務費、資材、燃料費などの調達価格が高騰したことから、入札不調につながっているものと捉えております。次、対策についてでございます。緊急的な対応としましては、労務費を初めとした市場での調達価格をスピーディーに公共単価に反映させることが必要でございます。土木部では、2月1日付の国及び県の単価改正に従い、2月1日以降の入札工事について新単価を採用しております。また、このたび特例措置として、2月1日以降に契約した工事について、旧労務単価で予定価格を積算しているものについては新労務単価に変更するための協議の請求ができることとした対応方針を定めました。さらに、柏市建設工事請負契約書第26条に関する運用マニュアルを3月4日に定めたところでございます。具体的には、インフレスライドと呼ばれる情報などについてでございます。このインフレスライドにつきましては、適用対象を全ての工事とし、その中で残工期が2カ月以上あること等を条件とし、出来高部分を控除した、既に終わっている部分ですが、それを控除した残工事費について運用マニュアルの算定基準に基づいた額の変更を請求することができるとしたものでございます。これら該当する受託者には制度の周知を図ってまいります。一方、長期的かつ継続的には、繁忙期が年度末に集中しないよう年間を通した工事発注の平準化が重要と考えております。一部の工事ですが、債務負担の活用を始めたところでございます。工事発注の平準化につきましては、引き続き努力してまいります。以上でございます。 ○議長(田中晋君) 教育長。              〔教育長 河原 健君登壇〕 ◎教育長(河原健君) 教育行政について、教育に関する事務の点検評価報告書に関連してまずお答えいたします。この教育に関する事務の点検評価報告書は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律27条というところに規定がされておりまして、平成20年度から毎年度作成しております。これは、第1次安倍内閣のときに教育改革の一つとして法改正がされて定められたものです。点検評価報告書は、前年度の事務、前年度計画した教育行政の中身、事務事業、施策がどのように行われているかということについて点検をして、主にその進捗状況、おくれがあるんであれば、今後どうしたらいいか、そういった方向性についてまとめております。市民の代表である議会の皆様にも法律で報告することと義務づけられておりますので、毎年4月から6月、年度がかわった4月から6月にかけてこの点検のための取りまとめ作業をした上で、9月議会前に議会にも御報告申し上げているところでございます。議員御指摘いいただいたいじめ対策等について、平成24年度から来年度計画している26年度までの間の計画に若干不整合があるのではないかなという御指摘ですけれども、昨年8月にお届けした点検報告書は、平成24年度のいじめ対策の状況について、それを取りまとめた報告書になっております。本年度25年度のさらにいじめ対策の事業を踏まえて、来年度26年度のいじめ対策については今議会にいじめ問題等連絡協議会の設置などを含む、さらに強化した充実した対策をお願いしているところですけれども、どうしても前年度の評価、事務事業について評価を次年度の前半にお届けして、さらに次の年度、26年度、次年度の計画にうまく反映させるというところにはちょっとタイムラグがあるものですから、若干の不整合を感じるところであると思います。そもそも議会議員の皆様に報告いたすのは、市民の代表である皆さんから御厳しいさまざまな御指摘をいただいて、それを次の施策に生かすという、計画、実行、評価、改善のそのサイクルに使えという法の趣旨でございますので、議員からいただいた意見も含めまして、教育に関する事務の点検評価報告書、報告書の形、つくり方もそうですけれども、教育行政の課題解決のためにどう充実して生かすものにしていくか、実のあるものにしていくかというのをさらに検討して、活用してまいりたいというふうに思います。 続いて、今議会に議案7号として上程させていただいておりますいじめ問題対策連絡協議会の条例案にあります各委員の人選について、私自身の目で見て選んだらどうかという御提案いただいて、議員のお気持ちとしては、私がしっかりと確かな人を選んで委員として迎え、しっかりした対策をしろと、こういうことだというふうに理解をいたしました。しかしながら、この委員の協議会の委員については、御参加いただく警察、児童相談所、法務局、または医師や弁護士、学識経験者といった方々について、警察、児童相談所、法務局等はそれぞれ県あるいは国の機関として組織として動いておりますので、その組織の中から私が指名して選ぶというのはなかなか難しい点がございます。各機関の所属長からこの協議会の趣旨をよく説明した上で、適任の方を御推薦いただいて、委嘱するということを基本的には考えております。また、例えば医師でありますれば医師会の方にお願い、弁護士については教育委員会の顧問弁護士をしている弁護士事務所がありますので、そういったところに相談を今しているところでございます。以上でございます。 ○議長(田中晋君) 企画部長。              〔企画部長 岩崎克康君登壇〕 ◎企画部長(岩崎克康君) オリンピック、パラリンピックについての取り組み状況について、御回答いたします。オリンピック、パラリンピックにかかわります事前合宿地、もしくは観光に来られた方の宿泊滞在地、そういったことの可能性を考えまして、今現在市の内部におきまして庁内の関係課による会議を持ったところです。その中では、結果的にはやはり市の市内にありますスポーツ施設の有効活用、また新たな手賀沼という自然の中の景観を利用した活用等を踏まえまして、関係機関と協議を進めていこうと思っております。また、県の担当のほうにも、ことしに入りまして調整に行きまして、今現在これら誘致に関しまして協議を進めているところです。いずれにしましても、今後柏のほうが地域の活性化に伴うような施策を進めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(田中晋君) 第2問、中島俊君。 ◆9番(中島俊君) それでは、政治姿勢全般についてお聞きします。市長にお尋ねします。時間もわずかだから、市長と私は心をわだかまりなくさっぱりした平らな気持ちで語りたいと思うので、よろしく。虚心坦懐語り合いましょう。柏市のために、行政、市民のために。私は、市長が4年間やってこられた政策については、本当に頑張ったなという、そういった判断をしています。例えば長期債務の削減、これもやっぱりすごいです。379億円、4年間で下げた。そして、臨時財政対策債の抑制も行った。これは連動していますけど、これはすごいなというふうに思っていました。あと、税金の滞納の回収も、これやっぱり市長だからやったと私は思います。国保だって債権の回収額はずんずん、ずんずん上がってきている。そして、今回は子供の学習の環境の充実というのも目指している。言われたことをしっかりやっているというふうな、私はそういった目で見ています。また、頼もしい、今後の期待している限りなのですけれども、市長はある雑誌といいますか、対談で、組織の行政組織のマネジメント改革が一番市長には大事な課題であり、ここが難しいから、ここに取り組むんだというふうな決意表明をされていました。市の職員というのは、真面目で誠実だけども、思考や行動原理、前例の踏襲とか、ほかの自治体の事例とか、国や県が何て言っているか、そういったことを気にし過ぎちゃってがちがちになっていて、言いたいことも言わないし、隠すというふうな話しされていました。その理由というのは、市民とか議会に突っ込まれるからというふうに言っています。これは、今でも同じお気持ちですか。 ◎市長(秋山浩保君) どうしても行動原理や思考原理が、どうしても前例というか、今までの既存の延長線上で物事を組み立てるといった部分は、そのときお話ししたのは多分数カ月前なので、いまだにそうだと思っております。 ○議長(田中晋君) 中島議員に申し上げます。通告第1問で質問した…… ◆9番(中島俊君) これから出てくるんです。
    ○議長(田中晋君) お願いします。 ◆9番(中島俊君) だから、全般というふうな話で、いいですか。この中でも、市長はドラッカーの書籍を持ち出して、売り上げにかわるモチベーションの源というのは使命感というふうにおっしゃっている。役所に入って、役人に対して使命感をつくり出すことが自分の一番大きな仕事ではないか、このような話をされていました。私もとても共感するんです、その部分。そして、市長が最も行いたいことというのが、先ほど言いましたけども、行政改革のマネジメントの改革をやっていくんだ。議会の中でも数々の議員の方々がやっぱり同じようなところに指摘されている部分もあったので、私は助走なくしてここに話持ってきちゃったから、ちょっとそういった議長からの御指摘受けたかもしれませんが、私は今回のこの質問をつくるに当たっては、そこの行政の組織の改革を重視して質問をつくったつもりなんです。例えば沼南エリアの活性化の提案は、これは職員のアイデアが多かったんです、実は。また、オリンピック、パラリンピックの構想についても職員が持っていたアイデアはとても多かったんですね。私は、職員の方からこうですよ、ああですよ、こうでいいんじゃないですかというアドバイスを受けながら、なるほど、なるほどという思いできょうに至ったんです。とても職員には貴重なアイデア持っている人たくさんいます。ほんで、市民や議会に突っ込まれることを気にしないで、俺が、私が責任持つから自由にやってごらんという、そういった柔軟性を市長が腹を決めること、そういったお気持ちを持つ覚悟を私は市長が持てばもっと市民サービスも含めてできるんじゃないかな、このような感じをしました。市長、いかがでしょうか。 ◎市長(秋山浩保君) おっしゃるとおりだと思います。どうしても何か新しいことやるときは、当然リスクを乗り越えなければいけないので、そのリスクをきちんと、私のほうできちんとバックアップするということを信頼してもらうことは非常に大事なことだと思います。 ◆9番(中島俊君) 私は、実は今回の議案の16号と17号もそうなんですけども、実はこの議案というのは滞納の整理ですよね。実は、債権回収部門をつくらなければ、ひょっとしたらこれが今でも埋もれていたかもわかんないというふうに私は感じるんです。今回議案に出して、多くの方に目にさらされて、何だこれはというふうな指摘を受けているけども、この議案を出す背景には、先ほど言いましたけども、回収室をつくった市長の功績ですよ。そこに対して市長は覚悟を決めたと私は思ったんです。そういった御自身の取り組みが目立ってはしまう、しまいますが、こういう形で腹を決めるといいますか、市長の英断が行われことはこれからの後で必ず私は評価されるな、またこれをやったこの、ここを通過したことに対する評価は私高いというふうに感じています、個人的に。誤解を恐れずに言わせてもらえれば。原発の事故に由来して、放射性物質が市に大きな影響を、難題を突きつけたときに、市長は御自身の市政報告の中で、この難題に住民の皆様正面から向き合って、一丸となって除染に取り組んできた。このことについて市の底力を知る機会となって、市の一番の宝は市民の皆様だというふうに感じたというふうにおっしゃいました。このお気持ちと同じように、市の職員が宝だと、このように思えるような、心から発することができれば私は市長の難易度が高い課題が解決するというふうに思いますので、応援していますから。 ○議長(田中晋君) 以上で中島俊君の質疑並びに一般質問を終わります。 ○議長(田中晋君) 次の発言者、助川忠弘君。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)              〔21番 助川忠弘君登壇〕 ◆21番(助川忠弘君) 柏清風の助川です。質問に入らせていただきます。まず、市長の政治姿勢についてであります。第四次総合計画第六次実施計画、こちらについてですが、市長は昨年、4年間の活動報告を分析して出されましたけれども、この第四次総合計画第六次実施計画についても平成27年で終わるまでという中で、市長独自にそれぞれの事業等、自分自身では今掲げている目標がどうであったのかということで市長独自にも総括を行っていくべきだと思うのですが、市長の考えをお聞かせください。次に、第五次総合計画についてです。私は、再選をされた市長にとってのマニフェストというのはこの総合計画にあると思うわけです。ちょうど秋山市長の任期中に第五次総合計画を作成するわけですから、そこに市長の公約であったりとか思いというものをどのように入れていくのか、これがまたそれから10年、15年と続いていくわけですから、そこでのこの第五次総合計画の策定に当たる市長の考えというものをお聞かせください。また、第五次総合計画に向けての大まかなスケジュールについてもお示しください。 次に、シティーセールスについてであります。これは、まず観光用のパンフレットをつくるというものではありません。柏市のPRリーフレット作成の提案というところですけれども、観光用のパンフレットではなく、ちょっと書画カメラをお願いいたします。参考なんですけれども、これは大阪の箕面市になりますけれども、例えばこれは箕面に住むということで、例えば2012年住みよさランキングといったものを載せたりとか、また交通の便といったものを載せたりといった客観的に見ての評価といったものをPRリーフレットに入れてみたり、また裏面に行きますと、子育てしやすさ日本一というキャッチフレーズのもとで、妊娠から赤ちゃん誕生といった部分、保育所入所や幼稚園入園といったところでの補助、またその後の小学校入学以降の補助といったもの、こういった形でまちが取り組む政策や事業といったものをほかのまちに比べてどうすぐれていますよ、どこがすぐれているのかといったものを客観的に挙げてつくるようなパンフレットというものが出ております。シティーセールスというところでは流山がよく取り上げられますけれども、流山のパンフレットなどを見ますととてもスマートで、きれいで格好いい印象は受けるんですけれども、そうじゃなくて、より具体的にどこがいいんだといったものをパンフレットに載せていくといったものでのPRリーフレットの作成というものを提案したいと思います。書画カメラありがとうございました。このように、柏に来るのではなく、住むために柏を選び、住みたくなるような誘致のパンフレットを作成し、市内の各種団体や地元企業に使用してもらってはいかがでしょうか。中身に関しては、柏に住み、生活することのメリットを政策や事業、例えば子育て政策や保育、教育政策、税金や保険料、水道料金、子育て補助や医療費補助などの中から提案し、そこには市長の選ばれるまち柏のまさに選んでいただくための内容を豊富に取り入れた内容で作成することを提案しますが、考えをお聞かせください。 次に、若干質問が前後いたしますが、大学コンソーシアムについてであります。先月行われました学生ワークショップについて、4年目を迎えました。この学生ワークショップの原点ですけれども、4年前、京都の京田辺市と同志社大学が協働で行っている全国大学まちづくり政策フォーラムというのを視察しまして、当時の柏の担当者さんに提案し、企画して大学コンソーシアムの中で行ったのが始まりでした。それだけに個人的にも期待し、注目している事業であります。この学生ワークショップの手応えについてどのように感じているのかをお聞かせください。あわせて、書画カメラをよろしくお願いします。こちらは、先ほどの柏市のPRリーフレット作成の提案とも若干関連いたしますので、質問のほうを少し挙げさせていただきました。この中で、京田辺市の大学政策フォーラムの一例ですけれども、大学のプレゼンテーションとして、書画カメラお願いします。これがその政策、大学生が考えた中でのリンリンタウン計画という自転車を使って京都、京田辺市をいろいろと回ろうというものを一番最初に提案して、そのときに最優秀賞、全国大学ということで、東京の大学であったり、当然関西の大学とかたくさんあるんですけども、このときは地元の大学でした。例えば一休さんで有名なお寺さんを回ったりするんですけれども、そういった自転車で回ろうというものを提案して、その後なんですけれども、これです。かぐや姫の里、歴史を訪ねてと、こういった形で、要は市内の地域のマップといったものをつくるという事業を市と協働で行ったりという実績を持っている。それが今第9回まできているのがこの京田辺市の大学政策フォーラムにございます。書画カメラありがとうございました。そういった中で、先ほど質問しました柏のまちのPRリーフレットについてですけれども、もう一つ、学生、若者の目線から住みたくなるまち、学びたくなるまち柏のパンフレットを作成をしてみてはいかがでしょうか。今冬、学生と協働で柏のデートマップを作成したということは、これは私は大きな一歩であり、また次の一歩としてこの柏のPRリーフレット、PRマップといったものを取り組めたら、きっとおもしろいパンフレットになるのではないかでしょうか、あわせて考えをお聞かせください。 次に、外部からの市内宿泊視察プランの提案です。柏に来た人たちに何を見てもらうのかを考えると、歴史的建造物や文化遺産をめぐる観光というのではなかなか、やはりこの関東、他の地域に比べては難しいものがあろうかと思います。では、どうするのか、私が議員になりたてのころ、エコドライブラリーの開催について議会で質問させていただいたことがあります。これは、南部クリーンセンターをスタートして、北千葉導水路であったり、リサイクルプラザであったりとエコに取り組む施設を回りながら、エコドライブを体験しながら学んでいくというものでした。柏の中を走り回ったときに、まだまだ私たちの知らない柏の姿がたくさんあるのだということを知りました。そこで、提案ですけれども、他市で行っている事例をまず1点挙げたいと思います。済みません、書画カメラお願いします。これは、岡山県の真庭市というところなんですけれども、ここではバイオマスに関してなんですが、バイオマスの団体向け宿泊メニューをつくり、複数の見どころや体験学習といったものをパッケージにして募集を行っています。例えば真庭市におけるバイオマスタウンの全体の概要をこちら説明した後に、のれんのまち、城下町散策をしたり、森林観察会を行ったりということで、このようにして一つのパッケージにして宿泊も込みで見に来てもらおうといったものが徐々に徐々に全国でも始まってきております。そういったところで、この柏のさまざまな取り組みや事業を考えると、柏ならではの市内宿泊視察プランも可能ではないのかなと思います。どんなものかというところで、具体的に一例だけちょっと考えてみました。ちょっと書画カメラ継続でお願いします。これは一例、次のは一例になりますが、例えばこんなのはどうでしょうか。1日目に大体11時ぐらいから柏市役所、もしくはUDCKにて柏の概要や事業の概要を説明し、12時から昼食、公設市場や東京大学の柏キャンパスカフェテリア、そして午後1時から4時半程度で午後の部を開始する。このときには、大体4事業、5事業程度の候補から2事業を選択する形で、例えば1番、柏の葉のスマートシティーについてとか、東京大学及び東葛テクノプラザであったり、豊四季台、長寿社会のまちづくり事業であったり、ITS等の次世代交通システムとセグウエイ体験であったりと、そういったところからパッケージにして選んでいただく、その後夕方ホテルにチェックインし、夜、柏レイソルの試合があれば柏レイソルの試合観戦、または夕食のときにニッカウヰスキーで乾杯から始まる夕食。その後、2日目ですけれども、宿泊していただいて2日目、10時からインフォメーションセンターと柏駅前のにぎわい創出事業の観察、または中心市街地活性化基本計画であったりと、柏駅前の商業施設等での研修と。また、昼食を食べた後に道の駅で季節のソフトクリーム、イチゴや梨、ブルーベリー、カブなどのソフトクリームを季節にあわせて試食していただき、その後1時30分、3時ごろ、アグリビジネスパーク及び元気な地元農家さんとの交流という形で。こういったのは柏の事業を考えたらきっと担当職員の皆さんのほうがプロフェッショナルですので、さまざまなものを持っているかと思いますし、市外から柏に視察に来るデータなどもあろうかと思います。そういった中で柏が持っている事業のデータというものを、1事業の視察だけで終わらすのではなく、パッケージとして、また宿泊を伴って行うことで柏の中で外部からの市内宿泊視察プランというものをつくることができるのではないのかなと考えました。書画カメラありがとうございました。これは一例ではありますけれども、ターゲット、狙いとしましては、これを地方自治体の関係者や商工会議所など地域経済団体の視察として考えてみました。何にしましても、柏で市外から来る人たちに見てもらうなら、柏を視察し、宿泊して夜のまちまで柏の取り組みを深く理解し、好きになってもらえるような外部からの市内宿泊視察プランを提案したいと思いますが、見解をお示しください。また、これが実現すれば、その中からプランを変え、例えば市内の小中学生の柏を学ぶ宿泊研修や1日で回る柏の学び研修なども可能になるなど、さまざまな発展性が考えられると思います。そういった点での見解もお示しください。 次に、東京五輪・パラリンピックを見据えた柏の魅力アップと子供たちへの啓発について、教育という観点から質問したいと思います。まずは、東京五輪・パラリンピック、こちら東京オリンピックもしくは東京五輪と略させていただけたらと思います。今議会、やはりソチオリンピックでの日本選手の活躍もあって、東京オリンピックに向けたさまざまな質問が出ました。市への提案もたくさん出ましたので、教育というところで質問させていただきます。オリンピックに関して、ここにいる皆さんの中でもそれぞれに思い出に残る大会といったものがあったのではないかと思います。個人的に私が印象的だったのが夏のオリンピックですと1984年のロサンゼルス、ロス五輪でありました。小学生ながら、カールルイスの活躍というものが大変衝撃的でありました。冬の大会ですと、大学時代にアルペンスキーをやっていたこともありまして、リレハンメルオリンピックと長野オリンピックがまさにとても印象に残っている大会であります。そういった中で、質問の1点目です。これは、競技を学び、体験するということです。東京オリンピックまで6年、そのときに活躍でき得る選手の育成や、学校教育の中でメジャー競技はもちろん、競技人口の少ない競技でも、できるものであるならば柏の小中学校で行うことで、オリンピックを通じて学習を提供しているまちという柏のPRといったものをしてはいかがでしょうか。また、もう一つ、例えば100メートル走や走り幅跳びなど誰でもできる、学校の校庭や体育館でできる競技を世界記録を参考に体育の授業で自分の記録をはかるなど、自分の記録と世界の記録の違いを肌で感じる授業を行ってはいかがでしょうか。小学校では、50メートルのタイムをはかることはあっても100メートルのタイムをはかることはなかなか少ないと思います。走り幅跳びでは、8メートル90センチ、約9メートル先に目印が置いてあると、このちょっとした工夫で世界記録の偉大さといったものを肌で感じることができるのではないかと思います。教育の視点からできるオリンピックに向けた啓発といったものをどのように考えていくのかをお聞かせください。 次に、東京オリンピックに向けた国際交流としての教育の提案です。世界中から多くの人が集まるオリンピックは、国際交流の絶好の機会になります。冬季長野オリンピックでは、子供たちの参加促進というものを大会の柱の一つに掲げ、一校一国運動を行い、応援、交流する国や地域を決めて文化交流に取り組みました。柏市で東京オリンピックに向けて取り組むに当たり、この長野の一校一国運動に倣い、1クラスもしくは1学校、同じように一クラス一国運動といったものを行ってはいかがでしょうか。世界の国々を学ぶことが国際交流の一歩になるに違いありません。受け持つ国の歴史や文化、宗教、オリンピックで掲げられる国旗や金メダリストとともに流れる国歌、自分たちで調べた国の選手がメダルをとることができたなら、子供たちは平和の祭典としてのオリンピックのまた違った喜びを知ることになるでしょう。この国際交流のこれこそが国際交流のまず第一歩となると考えますが、見解をお聞かせください。 続きまして、書画カメラをお願いいたします。先ほど少し国旗の話をしましたけども、国旗にはその国の歴史が刻まれていると言っても過言ではありません。ちょっとどこの国旗にしようか悩んだんですけども、ちょうど先日武藤議員からスウェーデンなんて話が出たので、スカンジナビア半島の国旗を少し参考に、例えば例として挙げさせてもらいました。スウェーデン王国、この十字の旗というのは印象、見ただけでわかるかなと思うんですけれども、俗に言うスカンジナビア十字と言われるこの十字の旗、この十字というのは基本的にはキリスト教をあらわしている十字になります。スウェーデンですね。横にあるデンマーク王国、デンマークのこの旗というのが世界最古の国旗の一つと言われている旗になります。スウェーデンというものは、この色というのは青は澄んだ空の色をあらわし、黄色というのはキリスト教と自由と独立をあらわすと、黄色というよりも金色という言い方をするんですけれども、その下にあるのがフィンランドとノルウェーという、スカンジナビア半島にある旗というのがこの4つの旗に集約されていると。それによって、大体の国の位置であったりとか国の印象というものがわかってくるのかなと思います。例えばこの左下のこちらですね、白地に青の十字というのはフィンランドなんですけれども、フィンランドは雪に覆われた白い大地に豊かな自然、湖や青い空をイメージした青の十字が入っている。これを見ただけで、もう自然豊かで雪の中の風光明媚な広大な風景が想像できるのかなと思います。そして、隣のノルウェーというのは、先ほど上のデンマークの旗に若干青色の線が入っているんですけれども、歴史の中ではデンマークとのつながり、またスウェーデンとつながりが入っているという中での青十字が入ったりと。この国旗にはさまざまな意味が込められております。その下なんですけれど、ちょっとこれ挙げるに当たって、友好都市キャムデンのあるオーストラリアとか中国もいいのかなと思ったんですけれども、ちょっとそんなところでスウェーデンを中心としたスカンジナビア半島、こちらを挙げさせてもらいました。また、有名なところでは、フランス、トリコロールと言われる三色旗、これは俗には青は自由、白は平等、赤は博愛なんて言われていますけれども、もともとはフランス革命時の旗で、フランス王家をあらわす白とパリの紋章をあらわす青と赤、これが革命の後に融合したという中でのこの赤と白と青の紋章になって、このフランスの国旗になってきたと。ですから、当然国歌ラ・マルセイエーズの日本語の歌詞なんかを見ると、なかなか激しい内容であったりするわけなんですけれども、そういった歴史がここに込められるということも想像できるかと思います。アメリカ合衆国は有名なもので、赤で始まって赤で終わる13本の独立当時の入植地の州の数に、今で現在は50個の州の数をあらわす星の数。ハワイが入る前は49個だったり、アラスカが入る前は48個だったりと。やはりこの国旗というものはさまざまなその国の歴史が刻まれているものであり、日本におきましては日の丸というのが、世界でも白地に赤というのはなかなかシンプルで、どこに行っても、ああ、これは日本だねとわかる、そんな国旗であろうかと思います。一番最初に出てきたのは、これも諸説ありますが、続日本紀という歴史書に言及されているというのが最初と言われていますけれども、法律上は1999年の国旗国歌法というふうになっています。書画カメラありがとうございました。このように国旗にはその国の歴史が大変深く刻まれているものが大変多いかと思います。キャムデンを擁するオーストラリアなどは、イギリスとの関係をあらわすユニオンジャックが左上に配されて、また南十字星をあらわす5つの星ともう一つ星が入ったり、昨日サッカーで対戦したニュージーランドはオーストラリアと似ているけれども、5つの星の南十字星が入っていると。私にとって日本の日の丸を改めて意識したのは、先ほどもオリンピックの話をしましたが、1994年のリレハンメルオリンピックでした。金メダルをとったノルディック複合団体、荻原選手がゴール数十メートル前から日の丸を受け取って、笑顔でゴールした瞬間、日本人としてとても誇らしい気持ちになりました。また、先日のソチオリンピックで金メダルをとった男子フィギュアスケートの羽生選手がショートプログラム後のインタビューで次のように述べておりました。インタビューのそのままの引用になりますが、「やはりオリンピックというのは日本代表を物すごく感じますし、時にはそれが重いなと感じもするんですけど、今回は本当に日本を背負って日本の代表として誇らしい結果を出せたなというふうに思ったので、日本の国旗、日本の国、それとあと応援してくださった日本の方々に感謝の気持ちを込めました。日本の国旗は端っこのほうにあったので、ロシアの国旗の隣のほうにあったので、日本の国旗にありがとうございましたということを伝えました。」というコメントを残しております。また、金メダルをとった後の表彰式後には、こちらもコメントの引用になりますが、「すごく重い。とにかくうれしい。君が代が流れて、日本代表として誇らしい気持ちになった。日本の人たちと一緒に喜びを分かち合いたい。」と答えておりました。羽生選手が表彰式で金メダルを首にかけ、大きく口をあけて君が代を歌う姿に、日本人はもちろん、多くの人が感動を覚え、誇らしい気持ちになったのではないでしょうか。そして、仙台出身の中で被災地にも大きな勇気を与えたことと思います。私は、日本人であること、日の丸や君が代を次の世代にもその意味も含めてしっかりと伝えていくことの大切さを羽生選手の活躍から教えられました。何にしましても、世界の国々を理解するために改めて日本のことをよく知る学びが必要ではないでしょうか。つまり世界の国々を調べる前に、まず日本の歴史、国歌、君が代、国旗、日章旗を学ぶことから初めてはいかがでしょうか、見解をお示しください。 また、いきなり国の歴史や国旗を学ぶといっても、何から手をつけたらいいのかわからないかと思います。そこで、学びの第一歩として、まず最も身近な自分と家族の歴史を調べることから初めてはいかがでしょうか。また、国旗がそれぞれに意味があるということを学ぶために、自分や家族のオリジナルの旗やエンブレムをつくってみてはどうでしょうか。好きな色や食べ物、スポーツや動物を入れてデザインするのもいいでしょう。家族の人数に合わせてイメージカラーを割り当てたり、好きな言葉があれば、例えば花言葉にかえて花を配したり、子供たちの発想でつくると僕ら大人には想像もできないようなすばらしい世界で1つだけの自分自身の旗をつくることができるのではないでしょうか。この国際交流をする中で、また言葉がわからなくても歌は覚えることができます。交流する国の歌や国歌を学ぶと同時に、日本の国歌、君が代も学ぶことが大切であると思います。東京オリンピックを通じて世界の国々と交流するために、まず自分の家族の歴史を学び、自分の旗をつくり、学ぶやり方を学ぶ、日本の歴史、日の丸、君が代を学び、世界の国々の歴史や国旗、国歌を学び、国際交流をしていく。以上のような流れで、東京オリンピックに向けて世界の国々と交流するための教育を行うまちとしてPRしていってはいかがでしょうか。以上の提案について教育委員会の見解をお示ししください。 続きまして、手賀東小学校、こちら来年度の学級編制はどうなるのか、複式学級の有無についての現状をお聞かせください。手賀西小学校について、仮設校舎建設の今後の見通しについてお聞かせください。風早北部小学校は、過去に教室不足が問題化したときに今後の児童数と学級数の推計を出しておりました。現在、そのときの推計と現在の状況がどのようになっているのかをお示しください。小中学校における保護者への対応と教員のケアについてであります。担任を持つ先生の保護者対応について対応を誤った場合のストレスというものは相当なもので、先生方が心療内科にかかるケースも多いと聞いております。教育委員会として各担任を支える体制というものをしっかりと構築してほしいのですが、どのように考えているのかをお聞かせください。次に、保護者対応について、保護者の方と先生方との間での言った、言わないの問題といったものが発生しております。トラブルの解決というものは、会話をお互いの了承のもとで行うことが大切であると思います。そういった中では、まずこの会話というものをしっかりと録音することが必要ではないでしょうか。書面で、しっかりと間違いのないように聞き、お互いの発言に責任を持つように、それを書面で説明してから話を聞く体制にするべきと考えますが、いかがでしょうか、考えをお聞かせください。 地域の諸問題については、こちら割愛させていただきます。私のほう1問目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(田中晋君) ただいまの質問に対する答弁、市長。              〔市長 秋山浩保君登壇〕 ◎市長(秋山浩保君) それでは、まず第六次実施計画に関する御質問についてお答えをいたします。4年間の活動報告では、私の4年間の仕事としてマニフェストで提示した内容をマニフェストの内容を意識しつつも、業務を通して理解をした本質的に大事なことを優先的に取り組んだということを私から市民の皆様に御報告をさせていただきました。これは、1期目の選挙のときに市民の皆様にお示しをしたマニフェストに対する説明責任を果たすために、任期4年間を総括して御報告したものです。一方、総合計画は、本市のまちづくりの方向性を示す行政運営の総合的な指針となる行政計画です。議員御指摘のとおり、第六次実施計画に対する総括は必要だと考えておりますが、実施計画を含めた総合計画は行政組織としての指針であるため、私が独自に総括するというより、組織全体で総括をしてまいりたいと考えております。具体的には、本年度実施をした実施計画事業の進捗状況のヒアリング結果を考慮しながら、次年度の実施計画の見直しの中で第六次実施計画に対する総括を実施してまいりたいと考えております。 続きまして、第五次の総合計画に関する御質問にお答えいたします。まず、総合計画に公約等をどのように組み込んでいくかというお話でございますが、このたび15年ぶりとなる総合計画の策定に市長として参画できる機会に恵まれたことを肝に銘じながら、市民の皆さんとともに策定を進めていく中で取り組んでまいりたいと考えております。なお、本市の将来像やまちづくりの基本的な方向性を示す性格の基本構想については、長期的かつ一定の普遍性を持つことが必要と考えます。具体的には、人口や土地利用などの基本的なフレームについてここにしっかり位置づけていきたいと考えております。次に、策定に当たってどのような計画かということでございますが、次期総合計画の策定に当たっては、限られた財源の中で事業実施の優先順位や部門計画との関係、市民にとってわかりやすく、また市職員にとっても使いやすい計画、策定後の運用を見据えた視点で策定を進めます。そして、スケジュールでございますが、策定スケジュールにつきましては、平成28年度を計画開始とするよう、次年度から2年をかけて策定を進めます。具体的には、庁内検討作業に着手するとともに、総合計画審議会の諮問、市民の皆様から意見を伺うワークショップ、パブリックコメントなどを実施してまいりたいと思います。以上です。 ○議長(田中晋君) 企画部長。              〔企画部長 岩崎克康君登壇〕 ◎企画部長(岩崎克康君) 市のPRパンフレット作成の御提案についてお答えいたします。現在市では、選ばれるまちづくりを目指してシティープロモーション事業の方向性や基本方針を検討しているところです。この中で、市の魅力、これは市内に古くからある歴史的伝統施設や名産品、あるいはにぎわいや活気というイメージ資産だと思いますが、それだけではなく、柏市独自の施策や市外の方からは斬新に思える魅力としての評価をしてもらえるものがあると考えております。こうした魅力的と思われるさまざまな地域資産をターゲットに応じてメディアを使いながらPRしていくことは、非常に重要と捉えております。御提案のありましたPRパンフレットも、テーマやターゲットの特性を踏まえ、積極的に作成、活用していくべきと認識しております。また、学生視点でのPRパンフレット作成につきましても、将来柏市を担う社会人として期待できる層でもございますし、こうしたパンフレット作成作業自体がプロモーション活動でもあるため、積極的にその機会を捉えて、若い方々が今柏に行ってみたい、今住んでみたいというふうに思えるようなものを検討してまいりたいと思います。以上です。 ○議長(田中晋君) 経済産業部長。              〔経済産業部長 大竹正祥君登壇〕 ◎経済産業部長(大竹正祥君) 私からシティーセールスに関しまして、市内宿泊視察プランを提供すべきではとの御質問についてお答えいたします。議員御指摘のように、本市におきましては手賀沼やあけぼの山周辺を代表とする豊かな自然以外にも、町中のにぎわいやイベント体験、農家とのふれあいや交流を通じた農業体験、北部地域の最先端のまちづくりや東大、千葉大などの学術研究機関の立地など、観光資源が数多く存在しております。先ほど議員から紹介いただきました岡山県真庭市では、地域資源を生かした循環型社会を進めるための取り組みをツアーにしており、このツアーのコンセプトが明快で、視察先として選択しやすいメニューとなっていることやバイオマスの取り組みを旅行者が体験できるため、商工団体や企業、校外学習など、団体向けの視察ツアー仕立てとなっていることなどから、柏市にとりましても参考になる事例であると考えます。また、先ほど議員よりお示しされた市内のツアーの提案、2日間にわたって大変スケジュールが密度が濃くて、大変なツアーだと私は感じましたけれども、実際問題としまして柏の葉地区で行われている最先端のまちづくりを初めまして、先端技術や新産業あるいは大学の研究施設や産業支援施設においては既に多くの関係者や団体等が視察されております。UDCKでは年間200名ほどの視察があるとも聞いております。今後旅行会社等と連携し、ツアー仕立てとすることでより一層受け入れが容易になるとともに、柏の葉地区へ新たなホテルや施設が完成しますと、MICE、これはミーティング、会議、研修のMの頭文字であるとか、視察だとか招待旅行のインセンティブツアーのI、学会、国際会議といったカンファレンスのC、展示会、エキシビションのE、それを頭文字をとりましてMICEと呼ばれるものですけれども、そうしたMICEの誘致といったビジネス型観光の推進にもつながってくると思います。一度に多くの人々の動きがあり、一般の旅行に比べ消費が大きいなど、地域経済への波及効果も期待できますので、市としましてもさまざまな観光資源、例えば先ほどお示しされたレイソル観戦と食事、あるいは児童生徒の農業体験などを組み合わせることによりまして日帰りあるいは宿泊型観光プランが提供できるように、今後も旅行者を初めとする民間企業等と連携し、検討していきたいと考えております。以上でございます。 ○議長(田中晋君) 学校教育部長。              〔学校教育部長 田牧 徹君登壇〕 ◎学校教育部長(田牧徹君) 先日閉会しましたソチオリンピックの感動が記憶に新しいところでございますが、6年後の東京オリンピックも子供たちにとって感動体験を得られるまたとない機会になると考えております。議員の御提案は、オリンピック開催を機に子供たちが体育的、文化的に主体的に取り組み、自国や外国の歴史、文化を考える貴重な学び方であると考えます。御提案いただきました例えば一校一国応援などの取り組みに加え、例えば給食で外国のメニューを提供して外国の食文化に触れる取り組みや学校図書館にオリンピックコーナーを設置し、みずからの興味、関心に従って学べる環境を整えるといったことも考えられるのではと思っております。学校教育のさまざまな場で子供たちがオリンピックや諸外国の歴史、文化を実感しながら国際感覚を深める取り組みを推進していきたいというふうに考えております。 次に、手賀東小学校の平成26年度学級編制と複式学級編制の状況、風早北部小学校の児童数及び学級数の推移についてお答えいたします。手賀東小学校は、市内で一番小規模な学校ですが、小規模特認校制度を設け、小規模校ならではのきめ細かな特色ある教育を実践しております。学区外からの入学は、平成25年度は5名が入学し、平成26年度は2名の入学者を予定しております。平成26年度の学級編制ですが、現時点におきまして1年生13人、2年生9人、3年生6人、4年生5人、5年生7人、6年生12人、全校52名の児童数を予定しております。なお、2年生と3年生で複式学級を編制する予定となっておりますので、小規模特認校支援教員を1名配置し、2名の教員により授業を行ってまいります。風早北部小学校の児童数及び学級数の推移についてお答えいたします。風早北部小学校は、過去に教室不足が問題化した際、平成28年度までの児童数及び学級数の推移を予測しており、最大で平成28年度に約1,000人、30学級としておりました。現在の状況ですが、学区内の全ての児童数を見ますと、平成30年度に約1,000人、30学級で過去の予測より2年おくれとなっており、児童数の伸びが多少緩やかになっております。現在学区外就学による児童数が減少する傾向にあることや手賀の杜地区のゼロ歳児がここ数年減少傾向にあること等を考慮した推計では、平成26年度につきましては812人、25学級、平成31年度では約900人、29学級としております。いずれにしましても、風早北部小学校の児童数の動向につきましては引き続き注視し、適切な対応をしてまいります。 続きまして、保護者対応と職員のケアについてお答えいたします。本来地域や保護者からの学校への要望や苦情は、よりよい相互理解と連携につながるものと考えておりますが、中には利己的な要求、常識を超える理不尽な要求、あるいは無理難題を押しつけようとするものもあり、学校は困難な対応を迫られているケースが見られます。対応が長期化するケースでは、当事者である教職員のストレスや学校の負担は相当なものであり、日常生活や教育活動全体に影響を及ぼす場合もあります。このような保護者対応において教職員が疲弊することなく、心と時間に余裕を持って子供たちのために力を注ぐためには、当事者の教員1人に負担を集中させることなく、組織としての対応が必要であることは十分に認識しているところでございます。そのために、日ごろから学校の情報を発信し、教育活動についての説明責任を果たしながら保護者の理解を得るとともに、報告、連絡、相談体制の充実、管理職による職員の面接や日常観察の実施、さらに関係職員が共通理解のもとに相互に支え合える組織づくりにより、一枚岩となって保護者との対応に当たるよう、各学校に指導、助言をしているところです。教育委員会といたしましても、教職員の保護者対応能力向上やメンタルヘルスの研修及びストレスチェックの実施、カウンセリング体制の強化、産業医の面接や法律相談の活用などによりトラブルの予防に努めてまいります。また、学校だけでは対応が困難な事案には、指導主事、管理主事の派遣に加え、警察などの関係機関や専門家の助言を得ながら、それぞれの学校の状況に合わせた個別の支援を積極的に行っているところです。録音につきましては、信頼関係に基づく対話にふさわしいかどうかという問題もありますので、不当な要求への対応など話し合いの内容を正確に把握する必要が認められる場合には、記録のための一つの手段として、当事者の了解を得た上で実行していくのも方法かというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(田中晋君) 地域づくり推進部長。              〔地域づくり推進部長 窪井公輔君登壇〕 ◎地域づくり推進部長(窪井公輔君) それでは、私から大学コンソーシアムについてお答えいたします。大学コンソーシアム東葛は、柏市近隣4自治体及びその地域にある11大学が加盟し、相互の知的資源を生かしたまちづくりを進めるための協議の場となっております。その主要事業である学生ワークショップは、学生の視点から地域の現状と課題を見詰め、まちづくりへの提言、発表を行うものとして平成22年度から実施しております。今年度で4年目を迎えます学生ワークショップにつきましては、参加学生が地域課題に真剣に考え、1泊2日でフィールドワークや議論、交流会を通して解決策を提言にまとめ、関係者や一般観覧者の前で報告するものでございます。その過程は、参加している学生や大学の先生方からも貴重な経験を得られる場として高い評価をいただいているところでございます。ちなみに、ことしの柏市のテーマは子供の五感を育てるまち日本一といたしまして、柏の葉のUDCK跡地にUDCキッズを建てて子供による子供のための空間をつくり、子供たちが未来をつむいでいけるまちにしたいとの提案をいただいております。ワークショップでの提言は、まさに学生ならではの自由な発想、視点でまとめられておりますので、そのままでは施策に取り入れられない提案もございますが、参加自治体からは今後の施策立案の参考になるものと一定の評価を得ております。なお、昨年の第3回学生ワークショップにおきましては、かしわdeデートという学生の提案が柏インフォメーションセンターの企画会議を通り、昨年12月にフリーペーパーとして発行されました。今後も大学コンソーシアム東葛の主要事業として、また地域の活性化のために学生ワークショップの充実に努めたいと考えております。以上でございます。 ○議長(田中晋君) 学校教育部理事。              〔学校教育部理事 大内俊郎君登壇〕 ◎学校教育部理事(大内俊郎君) 手賀西小学校の仮設校舎の建設についてお答えをいたします。手賀西小学校は、主に手賀の杜地区からの学区外就学による児童数の増加があり、平成25年度、仮設校舎の建設を予定しておりました。しかし、平成26年度の当該学区外就学による児童数の増加が例年に比べ10人と少数になり、全校児童数152人、6学級となったことから、平成26年度に仮設校舎を供用開始することはなく、既存校舎で児童の受け入れが可能という状況でございます。このため、仮設校舎の建設を1年見送り、平成26年度当初予算に再度計上させていただいているところでございます。仮設校舎に向けた今後の見通しにつきましては、現時点では平成27年度供用開始に向けて平成26年度に仮設校舎建設を進める予定でございます。しかしながら、着工に当たり再度学区外就学数や転入による児童数につきまして十分把握した上、慎重に検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(田中晋君) 第2問、助川忠弘君。 ◆21番(助川忠弘君) 要望、提案が多いので、3問制で結構で、よろしくお願いします。まず、1つ目に、先ほどの市外からの宿泊プランというところで触れた夜にニッカウヰスキーなんてことを挙げたんですけども、ちょうど日経グローカルに柏市長、秋山市長の千葉県柏市、秋山浩保氏ということで、福祉に尽力なんてあったところに、特集で地酒で復権、競う自治体なんていうことで、酒どころの自治体では乾杯条例なんてものをユニーク条例をつくったりしているところも徐々に徐々に出ております。ちょうど秋山市長出ているものなので、読んでいるかなと思うんですけど、そういった中で、また来年市制60周年というところと、またニッカウヰスキーの創業者である竹鶴の奥様を題材にしたマッサンというドラマがまさに秋にNHKの朝の連続テレビドラマ小説で行われたりというところで、このニッカウヰスキーというのもまた改めて日本の中で注目される部類になるのかなというところでは、市長が力を入れてきたウイスキーフォーラムであったり、そういったところでこの柏というものも来年度というのは改めて世界に、日本中でもいいんですけれども、出すチャンスではないのかなというところで、ぜひこのウイスキーを柏のまちづくりの一つに取り入れていってほしいと思います。市長のほうの考えをお聞かせいただきたいと思います。 それから、先ほど東京オリンピックを見据え、国際交流と話ですけれども、ぜひ一校一国運動というところで身近なところからできるものから始めて入ってほしいなと思います。そして、例えば商店街であったりとか、運動会であったりとか、万国旗が掲げられている。並んでいるのを見て、ああ、あの国はどこの国だねなんてことがわかったり、ちょっとだけ旗が持つ意味というものをわかったりして、親子で会話してみたりとか、そういった学びにつながってもらえたらと思います。ぜひそういった点での身近なところからできる国際交流の学びというものを総合教育の時間などを使ってやっていただけたらと思います。 手賀東、手賀西、風早北部小学校については、こちらはもう根本的に解決方法というものを示していかなければならない時期じゃないのかなというか、もうずっと言い続けているところなんですけども、そういったところでは1校1校の対応ではなく、総合的にどうするのかといったものをぜひ示せるように、教育委員会内部でもより細かく研究して話し合ってもらいたいと思います。こちらは、要望で結構です。 それから、小中学校における、保護者への対応と教員のケアというところでなんですけれども、こちら具体的な例は聞き取りのときに伝えてありまして、相談者のプライベートにもかかわるため差し控えますけれども、学校の保護者対応に関して校長先生であったり教頭先生の裁量に任される部分というものも大きいかと思います。学校の中で教員の負担をケアできればいいのですけれども、これ対応を誤れば全て担任の教員に負担がのしかかり、行き場を失ってしまいます。ですので、もし学校長から教育委員会に相談がない場合でも、教員をサポートできる体制といったものもしっかりと構築してほしいと願うものであります。この質問を行うに当たって、実際に相談を受けた方、保護者さんであったりとか関係する先生に話をすることができたんですけれども、その中で該当する学校の校長先生の対応には私は疑問を持ちました。ただ、担任の先生は、また子供たちに支えられているなんてことでお話をしてくれたと同時に、聞き取りをする中で、以前は光ケ丘にいたんだけれども、河原校長先生みたいな人なら今回のような対応は絶対にしないという話をされておりまして、私の中でも個人的に河原学校教育長の株がぐんとさらに上がったところでありまして、河原教育長、ぜひ教員のケアについて教育長の実績と経験といったものを各学校に伝えていって、また富勢中でも本当に悲しいことありましたけども、教員を守るのでは、守るということはもちろんなんですけれども、保身に走る守るではなく、それぞれの尊厳を守る、人格を守る、そしてしっかりと対応するといったものを柏の中の教育委員会、そして学校の中で構築してもらいたいと思います。ぜひ教育長の教育理念なども、そういったところでどういったところに感銘を受けたのか、お聞きできればなと思います。 そういうところで、市長への先ほどのウイスキー関係の提案と保護者への対応と教員のケアについての対応について教育長と、2つお答えいただけたらと思います。 ○議長(田中晋君) ただいまの質問に対する答弁、市長。 ◎市長(秋山浩保君) 議員御指摘のとおり、ニッカウヰスキーの柏工場から出荷されているお酒が世界のコンテストで1位に数年にわたってなるというのは、本当に地元市民として非常に誇らしいことなので、ただこういったことを知らない市民の方が多いということもあって、それをいろんな方に知っていただくのは地元に対する愛着を増すに当たってすごくいいきっかけだと思っております。議員がお話しされたとおり、NHKの朝の連続ドラマでことしの9月から、ニッカウヰスキーの創業者の奥様を題材に半年間放送されるということで、柏工場は取り上げられないものの、大々的に竹鶴さんが取り上げられ、竹鶴さんがいろんなところ歩いた上で柏を選んだという明らかな歴史がございますので、それを踏まえて、余市と柏で何か手を組んで、これをうまい機会な形でまちおこしができないかというお話し合いを今させていただいております。以上です。 ○議長(田中晋君) 教育長。 ◎教育長(河原健君) 私の経験が若い先生方や後輩の校長先生方に役に立つんであれば、幾らでも伝えていきたいと思いますけれども、基本的には保護者の対応にしろ、子供の生徒指導の問題の対応にしろ、あるいは事故が発生したその対応にしろ、事実をよく見きわめて、是々非々で相手に対して誠実に対応していくということに尽きるんではないかなというふうに考えている次第です。 ○議長(田中晋君) 第3問、助川忠弘君。 ◆21番(助川忠弘君) 最後ですけれども、最後はことし退職される皆様にということで、市役所業務を陰で下から支えてくださった総務部長と財政部長、そして震災後、特に震災後は東日本大震災復興支援する柏市民の会を取りまとめていただいた窪井部長と、そしてまた青少年活動におきましてはなかなか接する機会も多かった草野部長と、本当に大きな人材がまた退職されるということを寂しく思いますけれども、地域の中でまた、ほか退職される皆様とも地域の活動の中でまた再会できることを心より願っております。そういうときには、また改めて柏のまちについてプライベートで語り合うことができればと思います。退職される皆様、本当にお疲れさまでした。私からの質問は以上で終わらせていただきます。 ○議長(田中晋君) 以上で助川忠弘君の質疑並びに一般質問を終わります。 ○議長(田中晋君) 以上で本日の日程は終了いたしました。 次の本会議は明7日、定刻より開きます。 本日はこれにて散会いたします。               午後 2時54分散会...