平成20年 第4回
定例会(11月
定例会)
柏市議会平成20年第4回
定例会会議録(第1日) 〇 平成20年11月28日(金)午後1時
開議議事日程第1号 日程第1 会期の決定 日程第2
会議録署名議員の指名 日程第3
市政一般報告 日程第4 議案(第1号~第15号) 日程第5 休会に関する件 本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
出席議員(40名) 2番 日 下 みや子 君 3番 武 藤 美津江 君 4番 村 田 章 吾 君 5番 塚 本 竜太郎 君 6番 小 松 幸 子 君 7番 芳 賀 晶 君 8番 永 野 正 敏 君 9番 助 川 忠 弘 君 10番 石 井 昭 一 君 11番 小 島 晃 治 君 14番 平 野 光 一 君 15番 渡 部 和 子 君 16番 小 林 敏 枝 君 17番 中 島 俊 君 18番 橋 口 幸 生 君 19番 高 城 早 苗 君 20番 中 沢 裕 隆 君 21番 古 川 隆 史 君 22番 山 内 弘 一 君 23番 高 城 幸 治 君 26番 市 村 衛 君 27番 松 本 寛 道 君 28番 宮 田 清 子 君 29番 林 伸 司 君 30番 田 中 晋 君 31番 佐 藤 尚 文 君 32番
海老原 久 恵 君 33番 上 橋 泉 君 34番 山 田 一 一 君 35番 成 島 孝 君 38番 戸 辺 実 君 39番 末 永 康 文 君 40番 本 池 奈美枝 君 41番 小 泉 文 子 君 42番 宮 崎 浩 子 君 43番 山 田 保 夫 君 44番 日 暮 栄 治 君 45番 坂 巻 重 男 君 46番 佐 藤 勝次郎 君 47番 山 中 一 男 君
欠席議員 な し 説明のため議場へ出席した者 〔市長部局〕 市 長 本 多 晃 君 副 市 長 浅 羽 大 嗣 君
水道事業管理者 関 口 隆 明 君
総務部長 吉 井 忠 夫 君
企画部長 石 黒 博 君
財政部長 川 上 博 司 君
市民生活部長 酒 井 美 一 君
市民生活部理事 落 合 啓 次 君
保健福祉部長 木 村 清 一 君
保健所長 山 崎 彰 美 君
保健福祉部理事 石 挽 峰 雄 君
児童家庭部長 森 康 行 君
環境部長 橋 本 正 得 君
まちづくり 岸 本 専 兒 君
事業本部長 経済産業部長 浜 田 和 男 君
都市計画部長 日 暮 正 人 君
都市緑政部長 小 林 俊 和 君
土木部長 飯 田 栄 君
会計管理者 鹿 島 昭 夫 君
消防局長 長 妻 力 君 〔
教育委員会〕 教 育 長 河 合 良 君 生涯
学習部長 玉 村 義 美 君
学校教育部長 河 原 健 君 〔
選挙管理委員会〕
事務局長 山 澤 孝 雄 君 〔
農業委員会〕
事務局長 秋 谷 精 一 君 〔
監査委員及び同
事務局〕
代表監査委員 渡 邉 義 一 君
事務局長 西 村 明 君 職務のため議場へ出席した者
事務局長 丸 山 正 美 君
議事課長 菅 原 孝 弘 君
議事課主幹 高 橋 京 一 君
議事課主査 早 﨑 秀 隆 君 〇 午後 1時開会
○議長(
海老原久恵君) これより
柏市議会平成20年第4回
定例会を開会いたします。 〇 午後 1時開議
○議長(
海老原久恵君) 直ちに本日の会議を開きます。
○議長(
海老原久恵君) ここで本
定例会の招集について市長に
あいさつを許します。
市長本多晃君。 〔市長 本多 晃君登壇〕
◎市長(
本多晃君) 本日ここに平成20年第4回
定例会を招集しましたところ、
議員各位には、
公私ともに
大変お忙しい中御参集をいただき、まことにありがとうございます。 今
定例会には、既に御案内のとおり、柏市
住民基本台帳カード利用条例の制定について等の議案を提案いたすことにしております。よろしく御審議をいただき、御賛同賜りますようお願い申し上げ、簡単ではございますが、開会に当たっての
あいさつといたします。
○議長(
海老原久恵君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。 〔
末尾参照〕
○議長(
海老原久恵君) まず、
地方自治法第121条の規定による
説明員の
出席要求に対し、当局より
説明員の職氏名の通知がありました。また、平成20年第3回
定例会において採択と決しました請願につき
関係当局に対し善処方を要望し、送付しておきましたところ、その処理の経過及び結果について報告がありました。また、
地方自治法第180条第1項の規定による
専決処分についてが報告されました。 また、
教育委員会から教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する
報告書が提出されました。また、
監査委員から監査の結果に関する報告について及び
例月現金出納検査の結果報告についてが報告されました。なお、
財政援助団体等監査結果に関し、その対応について市長から報告されました。いずれも各位のお手元に配付の
印刷物により御了承願います。(「議長」と呼ぶ者あり)
末永康文君。
◆39番(
末永康文君) 今議長から手元に配付されたと言われましたけども、
監査委員の報告を見ていますと、これある意味じゃ大変な事件にも値するような重要な案件だと私思うんです。
援助団体に
補助金を出したのに、その
補助金を返しなさいという監査報告出ているんですね。ただ、お手元の
報告書文書だけでは何も理解できないと思うんですよ。きちっと報告をちゃんとつけ加えないと、この約500万以上のお金を返せというふうに書いてありますね。そういう案件をただお手元の文書だけで見ればわかるという扱いは、これは私は不親切きわまりないと言わざるを得ないと思うんですね。ちゃんと説明をして、どうしてそういうふうになったのか、どうしてこういう状況にしたのか、その
算定方法はどうなったのかということを具体的に報告いただきたいと思います。
○議長(
海老原久恵君)
執行部からの諸般の報告は、書面により報告するのが先例となっておりますので、御了承願います。(私語する者あり)
議事進行は1回だけとなっております。(私語する者あり)指名しておりません。(私語する者あり)末永君は指名しておりません。(「
議事進行」と呼ぶ者あり)議事を進行いたします。 次に、議会の
事務報告についてでございますが、これもお手元に配付の
印刷物により御了承願います。(「了承できないよ」と呼ぶ者あり) 次に、平成20年第3回
定例会において可決した
意見書でありますが、国による
公的森林整備の推進と
国有林野事業の
健全化を求める
意見書については
内閣総理大臣、
財務大臣、
農林水産大臣及び
環境大臣あて、平成21年度
教育予算拡充に関する
意見書については
内閣総理大臣、
総務大臣、
財務大臣及び
文部科学大臣あて、
義務教育費国庫負担制度の堅持に関する
意見書については
内閣総理大臣、
総務大臣、
財務大臣及び
文部科学大臣あてそれぞれ送付しておきましたので、報告いたします。 以上で報告を終わります。
○議長(
海老原久恵君) 日程に入ります。 〇
○議長(
海老原久恵君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から12月17日までの20日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
海老原久恵君) 御異議なしと認めます。よって会期は20日間と決定いたしました。 〇
○議長(
海老原久恵君) 日程第2、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により、議長において芳賀晶君及び田中晋君を指名いたします。 〇
○議長(
海老原久恵君) 日程第3、
市政一般報告を求めます。
市長本多晃君。 〔市長 本多 晃君登壇〕
◎市長(
本多晃君) 平成20年第4回
定例会の開会に当たり、
市政運営の主要な事業について、その概要を申し上げ、
議員各位の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 初めに、食の安全を脅かす
事故等の発生に伴う本市の
取り組みについて報告いたします。 中国産
冷凍インゲンによる
健康被害への対応については、10月15日に市民からの通報を受け、
市保健所において直ちに
通報者の
健康調査と千葉県
衛生研究所への
検査依頼を行ったところ、
通報者の
健康被害はなく、また製品への薬物の混入はないことが判明し、これを速やかに公表したところです。 また、本市の
学校給食で出された
厚焼き卵に、
事故米を原料とするでん粉が使われていたとの第一報を、9月20日に千葉県
教育委員会から受けましたが、10月17日、農林水産省の再調査で、本市に納入された製品については、
事故米でん粉の混入がないことが判明したとの報告を受け、安全であることを確認いたしました。
伊藤ハム株式会社の
工場内井戸水から、
基準値を超える
シアン化物イオン及び
塩化シアンが検出されたとの報告を受け、
市保健所は10月24日、同
工場内井戸水の
水質検査を行ったところ、同物質については
基準値以下であることがわかり、これを翌25日に公表しました。市では、周辺の
井戸水の状況を確認することとし、10月27日、
環境部において同
工場内井戸水3カ所と
周辺企業内の井戸4カ所、
水道部においては
水道水源として使っている井戸36カ所において、それぞれ
臨時検査をしたところ、すべての
井戸水について、同物質は
基準値以下であることがわかり、翌28日、公表いたしました。今後も、
市保健所を中心に各機関と連携を図りながら、市民の食の
安全安心を確保してまいります。 さて、我が国の経済は、
個人消費が低迷する中で、
アメリカ発の
金融危機を背景にした
世界経済の減速による
企業収益の悪化や輸出の減少、円高、株安の
同時進行など、
景気後退が一段と鮮明になっています。このため、政府は、8月の
経済対策に続く、
定額給付金、
住宅ローン減税などの
生活者対策や金融・
経済安定強化、
地方支援などを盛り込んだ
追加経済対策を決定いたしました。地方六団体では、この
追加経済対策の実施と
地方財源の確実な確保について、国へ強く要望したところです。このような中で、本市の
財政状況は、引き続き厳しい状況が見込まれることから、今後も第三次
行政改革の
取り組みにより、
財政基盤の強化に努めてまいります。また、平成21年度予算については、
実施計画に位置づけた
重点事業の着実な推進と、財政の
健全性の維持に努めながら
予算編成を進めてまいります。 今回の
補正予算について、
一般会計では、
国庫支出金、繰越金などを財源に、
中小企業融資対策、
老人福祉施設運営助成、
街路整備事業、
高田野鳥の
森用地取得など、
緊急性、
必要性の高い事業について所要の額を計上するとともに、
元町通り線・
中通り線整備事業及び仮称、旧
吉田邸整備事業について
繰越明許費の設定を行います。このほか、
学校給食センター事業特別会計では、食数の増加に伴う所要の額を計上するほか、
水道事業会計で
企業債の
繰上償還及び
棚卸資産購入限度額にかかわる補正を行おうとするものです。 続きまして、前
定例会以降の主要な施策や事業について、報告をいたします。 第1に、「市民とともにつくるまち」を目指す「市民との協働」の関連です。 11月28日及び29日の2日間で、
アミュゼ柏を会場に、つながる
まちフェスタを開催いたします。これは、
国際連合が行った
世界人権宣言が60周年を迎えたことに合わせて、
市民活動団体、
柏人権啓発活動地域ネットワーク協議会等と連携し、人権を市民の
皆さんとともに考えようとするもので、本市では初めての事業となります。 仮称、柏市
手賀近隣センターの整備については、
用地取得について、現在
収用事業認定手続を進めているところです。今後、平成21年度までに
実施設計を行い、平成22年度から
施設整備を行う予定です。
情報化の推進については、今年度から3カ年を
計画期間とする第三次
情報化基本計画を策定しました。同
基本計画では、住民票の写しや
印鑑登録証明書などの
自動交付機の設置、
地方税電子申告システムの導入、
情報化社会に対応した
情報モラル教育の充実など、市民が安心して
情報通信技術の恩恵を受けられる
情報化を進めていくこととしています。 第2に、「人と交流が育まれるまち」を目指す「学習・交流」の関連です。
常磐線沿線のイメージアップと
活性化を目指し、本市を含む沿線の4区4市と
東京藝術大学、
JR東日本東京支社が設立した
JOBANアートライン協議会では、11月を
アートライン月間とし、イベントの開催や
情報発信を行っています。本市では、柏
駅周辺の
商業関係者や
東京藝術大学の学生などで組織する
アートラインプロジェクト柏実行委員会の主催により、柏駅近辺で、音楽・絵画・工芸・
ダンスパフォーマンスなど多彩な催しが実施されています。
スポーツを生かした
まちづくりについては、11月3日、本市を
活動拠点とする
スポーツチームである
柏レイソル、
JOMOサンフラワーズ、
日立サンロッカーズ、柏エンゼル・クロス、YBCフェニーズとの連携のもと、
日立柏体育館などで、
市内小中学生の参加による
スポーツフェスタかしわ2008を開催いたしました。 新
中央図書館の整備については、
整備基本計画を踏まえながら、現在、柏駅
東口D街区第一
地区市街地再
開発準備組合等と調整を行っております。今後は、
関係団体などの意見を伺いながら、
館内施設の配置や
サービスの
あり方を検討し、本市にふさわしい
図書館となるよう、進めてまいります。 大学との連携については、10月20日から11月8日にかけて、
市立図書館と市内にある4つの
大学図書館で、
合同企画展を開催し、各
図書館が所蔵する貴重な資料を一般に公開したところです。
幼児教育については、「柏市の今後の
幼児教育の在り方」について、9月26日、柏市
幼児教育振興審議会から、本市の
幼児教育施策全体を考える中で、
市立幼稚園の廃止も含めた検討が必要であるとの答申がありました。 姉妹・
友好都市との
交流事業については、9月26日から10月5日まで、オーストラリアのキャムデン町から青少年17人が来柏し、ホームステイや
学校訪問を通じて、市民との交流を深めました。また、中国承徳市との
友好都市締結25周年を記念して、10月14日から19日まで、市民22人による
友好訪問団が訪中しました。承徳市では、両市の
協働事業として整備された友誼林や、
日本柏市植物園などの見学を行いました。10月23日から27日にかけては、
市立柏高等学校吹奏楽部の生徒150人が承徳市を訪れ、
友好校である承徳第一中学校の
改築竣工記念式典に参加するとともに、
記念コンサートで演奏を
行い交流を深めました。 第3に、「活力と
賑わいのあふれるまち」を目指す「活力・
賑わい」の関連です。
北部中央地区の
まちづくりについては、
柏の葉キャンパス駅周辺に建築中の銀行や病院の完成が近づく中、住宅系の
建築工事も順調に進められています。なお、
つくばエクスプレスを挟んだ東西の街区において、
都市環境対策として省
CO2化など、
環境負荷低減の先導的な計画を策定しているところです。また、同
駅周辺に指定されている
景観重点地区については、区域の拡大に向けて手続を行っているところです。
北部東地区の
まちづくりについては、
土地区画整理事業者である
都市再生機構が申請していた
事業計画等の変更が、10月2日、
国土交通大臣の認可を受けています。既に整備の進んでいる柏たなか
駅西側の船戸・
小青田地区に加えて、駅東側の
大室地区においても整備が本格的に開始されると聞いており、今後は
学識者や
地元町会等を交え、
景観指針の作成や地域の特徴を生かした
まちづくりの仕組みについて検討してまいります。
公設市場の移転再整備については、事業の理解を深めていただくため、仮称、柏市
柏インター第三
土地区画整理組合設立準備会が事前の
説明会を実施するとともに、
都市計画の手続に向けて調整をしています。また、本
年度埋蔵文化財の
確認調査を行うための準備を進めているところです。一方、松戸市
公設地方卸売市場北部市場の統合については、松戸市と具体的な協議を行うとともに、場内の
仲卸事業者と面談を行っているところです。10月19日には、第4回
市場まつりを開催いたしました。当日は、
場内事業者による
模擬競りや水産物の
販売等が行われ、昨年を上回る5万1,000人の
来場者がありました。
多重債務者対策については、千葉県
弁護士会松戸支部の協力を得て、本年9月から月1回、
消費生活センターにおいて
無料相談会を行っています。また、ことし2回目の開催となる、同支部と東葛6市で構成する
東葛多重債務問題対策フォーラムによる
無料巡回相談会が、今月、各市で行われ、本市では19日に開催されました。今後も引き続き、
消費者生活相談の充実を図ってまいります。 第4に、「自然が身近に感じられるまち」を目指す「
環境共生」の関連です。 廃棄物問題への理解と、廃棄物に関するライフスタイルの転換について
普及啓発を図る3R
推進月間の事業として、10月5日、
リサイクルフェア2008を
市民団体との共催により実施しました。当日は、
リサイクル品の販売や
スタンプラリー、
フリーマーケットなどを行い、模擬店では、
リユース食器を使うことで、ごみはできるだけ出さないなどを実践し、約2,000人の
来場者にアピールしました。
環境美化事業については、9月12日に
柏の葉キャンパス駅において、柏市
環境美化サポーターの
皆さんの協力のもと、市内での
路上喫煙の禁止と
たばこのぽい捨て防止を呼びかける早朝キャンペーンを実施しました。また、
歩きたばこ禁止の呼びかけや、
駅周辺のぽい捨てごみの
清掃活動もあわせて行いました。市民から
撤去等の要望が強かった柏駅
南口自由通路の
喫煙所については、12月15日をもって廃止することとし、
利用者への周知を図っているところです。
不法投棄対策については、年末にかけて人家のない
行政界付近における
不法投棄を防止するため、11月6日に我孫子市、印西市、白井市と
情報交換会を行いました。今後も近隣市と密接な連携を図り、
不法投棄対策を行ってまいります。 柏市
地球温暖化対策計画の
重点プロジェクトの一つとして、10月1日から12月19日までの間、職員を対象とする
エコドライブコンテストを実施しています。この
コンテストは、
CO2削減を目指すものですが、職員の
安全運転意識の向上にもつながるものと期待しているところです。 第5に、「ともに育み、支え合うまち」を目指す「健康・福祉」の関連です。 平成21年度から25年度を
計画期間とする、第2期柏市
地域健康福祉計画の策定については、「だれもが、その人らしく、住み慣れた地域でいきいきと暮らせるまち 柏」を
地域健康福祉像と定め、現在、
健康福祉審議会地域健康福祉専門分科会において審議を行っていただいているところです。今後は、昨年11月から本年10月まで9回にわたり実施してきた
市民懇話会の意見や、庁内での
検討ワーキングの議論を踏まえて、
健康福祉分野の
総合計画として策定してまいります。 平成21年度から23年度を
計画期間とする、第4期柏市
高齢者いきいき
プラン21の策定については、国が示した基本的な考え方に沿い、本市の
介護保険の
運営状況を踏まえ、現在、
健康福祉審議会高齢者健康福祉専門分科会において審議を行っているところです。また、同
プランについては、10月20日には4月から実施してきた、
高齢者いきいき
プラン提言『百人』
フォーラムから、
在宅生活支援、健康・
生きがいづくり、
高齢者福祉施設の
あり方、地域支え合い推進などに関する提言をいただきました。今後は、これらの議論や提言を踏まえた上で、
介護保険の
サービス量と
介護保険料とのバランスが保たれた計画の策定を進めてまいります。
がん対策については、10月30日に
保健衛生審議会がん対策専門分科会を開催し、予防、検診、
医療連携、
緩和ケア、
人材育成などの面から
論点整理を行いました。また、
予防啓発活動の一環として、9月20日、
柏レイソルの
ホームゲームが行われた
日立柏サッカー場において、千葉県との共催により、
乳がん予防のシンボルとなっているピンクリボンキャンペーンを行ったほか、28日には、がんに関する
パネル展を
ららぽーと柏の葉で開催しました。このほか、地域での
取り組みとしては、9月に、
新富地区及び
南部地区の
社会福祉協議会が主催した
がん緩和ケア講演会を支援したほか、
健康づくり推進員の協力のもと、10月17日には
南部地域で、11月7日には
柏中央地域で
健康講座を開催し、市民の
皆さんに乳がんの
早期発見の
重要性について学んでいただきました。 柏市の
自殺予防に関する
取り組みを推進するため、2006年に制定された
自殺対策基本法を踏まえ、柏市
医師会や
柏商工会議所などから成る柏市
自殺予防対策連絡会議を設置し、11月21日の第1回会議において、本市における
自殺実態の
現状認識、各機関の活動などの
情報交換を行いました。今後、
関係機関との
ネットワーク構築へ向けての検討を行うほか、広く
関係者の方々からいただく意見を反映して、柏市の
自殺予防対策を推進してまいります。 総合的な
保健医療福祉施設の整備については、現在基礎の
躯体工事を行っているところです。なお、施設の
建築工事を請け負い、
東京地方裁判所に
会社更生手続の開始を申し立てていた、りんかい
日産建設株式会社については、9月22日に
会社更生手続の開始が決定され、10月7日には同社の管財人から本市に対し、
当該工事を引き続き継続していく旨の報告がありました。今後も、平成22年4月の開所を目指し、整備を進めてまいります。
こどもルームの整備については、10月1日に36カ所目となる
花野井小こどもルームを開設しました。また、現在の
整備計画が本年度で終了するため、新たに平成21年度から23年度までの3カ年計画を策定しました。この計画では、期間内に新設2カ所、移転1カ所の整備を行うとともに、国の
制度改正に伴う大
規模こどもルームへの対応についても、
既存施設の分割や第二保育室の設置を推進していくこととしています。今後も計画的に
こどもルームの整備を進めてまいります。
国民健康保険及び
長寿医療制度については、本年4月以降、継続的に
見直しが行われていますが、本市でも必要な対応を行っています。特に、
保険料特別徴収方法の
見直しにつきましては、所定の条件を満たした場合には、
預金口座からの引き落としによる
納付方法を選択できるようにし、その旨を対象者全員に通知いたしました。医療保険制度については、制度の枠組み自体についての議論も始まっておりますが、今後も引き続き動向を注視してまいります。 第6に、「快適に住み続けられるまち」を目指す「定住促進」の関連です。 新市建設計画に位置づけている幹線道路の整備については、本年6月に完了した柏公園入り口交差点の改良に続き、9月には県道柏・印西線の刈込坂交差点から名戸ケ谷小学校までの道路改良工事が完了いたしました。また、10月には、戸張新田の北千葉導水ビジターセンター前680メートルの区間の道路改良工事と、片山新田の曙橋入り口交差点の改良工事に着手したところです。 中高層建築物等の建築及び開発行為にかかわる調整等については、本年12月にパブリックコメントを実施し、条例案をまとめてまいります。 防災対策については、10月20日から31日まで、非常災害時に動員される第一配備までの職員1,720人を対象に、市内で大地震が発生し、公共交通機関等が全線不通となったとの想定で、徒歩等による参集訓練を実施しました。 防犯対策については、10月11日、柏駅東口サンサン広場において、
安全安心まちづくりキャンペーンを実施したほか、10月1日から30日まで、エンジョイ・パトロール参加登録者を対象に、より効果的なパトロール活動ができるよう、コミュニティエリア単位に
情報交換会を開催し、約350人の方に参加をしていただきました。また、11月20日から12月24日までの予定で、地域の防犯リーダーとして御尽力いただいている防犯指導員の方々に対し、地域の現状を把握していただくため、サポカーの体験乗車を行っていただいているところです。今後も、安全で安心な
まちづくりを目指し、防犯対策を進めてまいります。 消防通信指令システムについては、10月1日に柏市・我孫子市消防通信指令事務協議会を設置し、具体的な協議を行っており、今後平成22年4月1日の運用開始に向けて
実施設計を行ってまいります。 また、10月1日に発生した、大阪市の個室ビデオ店火災を受け、市内の類似店舗33施設を対象に予防査察を実施し、72件の違反是正指導を行いました。 水道事業については、今後の水道事業に求められる施策を着実に実施するため、水道の目指す将来像と、その実現のための方策等を示した柏市地域水道ビジョンを作成しました。今後、本ビジョンに掲げた「生命(いのち)の水を未来につなぐ柏の水道」を基本理念として、安心、安全な水を安定的に持続して供給できるよう取り組んでまいります。 最後に、その他の事項について報告いたします。
行政改革については、平成21年度が集中改革
プランの最終年度となるため、その目標の達成を見据えて新年度予算を編成するよう取り組んでまいります。 また、平成18年度から導入した指定管理者については、3年の指定期間が満了となる
スポーツ施設、あけぼの山農業公園及びあけぼの山公園施設、都市農業センターについて、指定管理者を更新するため、本
定例会において当該施設の指定に関する議案を提出しています。今後とも指定管理者制度の導入の拡大を図るとともに、道路占用制度を活用した駐輪場の管理など民間活力の導入を促進してまいります。 なお、去る9月5日、本市小学校の女性教諭が窃盗の疑いで逮捕されたことについて、10月29日、千葉県
教育委員会は、当該教諭を懲戒免職とする処分を行いました。また、11月13日には、本市中学校の女子生徒が詐欺の疑いで逮捕されたとの報道がありました。このような重大な事件が発生したことは極めて遺憾であり、今後再発防止に努め、市民の学校教育への信頼を回復できるよう努めてまいります。 以上、前
定例会以降の当面する市の課題などについて、御報告申し上げましたが、今後も市勢発展のため鋭意努力してまいる所存でありますので、
議員各位の一層の御指導、御鞭撻をお願い申し上げ、市政報告といたします。 〇
○議長(
海老原久恵君) 日程第4、議案第1号から第15号までの15議案を議題といたします。 〔
末尾参照〕
○議長(
海老原久恵君) 提案理由の説明を求めます。副市長浅羽大嗣君。 〔副市長 浅羽大嗣君登壇〕
◎副市長(浅羽大嗣君) ただいま議題となりました15議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 議案第1号は、柏市印鑑条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、
自動交付機による
印鑑登録証明書の交付を行おうとするものでございます。 議案第2号は、柏市
住民基本台帳カード利用条例の制定についてでございまして、住民基本台帳カードを利用して
自動交付機による証明書の交付を行おうとするものでございます。 議案第3号は、柏市
国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、出産一時金の額を改定しようとするものでございます。 議案第4号は、柏市公設総合地方卸売市場業務条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、委託手数料の額の設定及び変更を卸売業者の事前届出制とし、委託手数料の額の周知に関する事項を定めようとするものでございます。 議案第5号は、柏市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、高架の道路の路面下に設ける自転車駐車場等に係る占用料の制定等をしようとするものでございます。 議案第6号は、柏市駐輪場等条例の一部を改正する条例の制定についてでございまして、南柏駅西口第一駐輪場ほか5駐輪場及び
柏の葉キャンパス駅レンタサイクルを廃止しようとするものでございます。 議案第7号から議案第9号までは、指定管理者の指定についてでございまして、議案第7号は柏市富勢運動場ほか23施設の管理を株式会社協栄千葉支店に行わせようとするものでございます。議案第8号は、柏市都市農業センターの管理を株式会社道の駅しょうなんに行わせようとするものでございます。議案第9号は、柏市あけぼの山農業公園及びあけぼの山公園茶室の管理を財団法人柏市都市振興公社に行わせようとするものでございます。 議案第10号は、平成20年3月14日に柏市酒井根19番の2の柏市立酒井根小学校の校舎内で発生した事故について、相手側と示談を締結し、損害賠償の額を定めようとするものでございます。 議案第11号は、平成20年5月9日、柏市中十余二400番の2先の市道上で発生した事故について、相手方と示談を締結し、損害賠償の額を定めようとするものでございます。 議案第12号は、平成20年8月28日に柏市明原三丁目468番23先の道路上で発生した事故について、相手方と示談を締結し、損害賠償の額を定めようとするものでございます。 議案第13号は、平成20年度柏市
一般会計補正予算についてでございまして、歳入歳出にそれぞれ17億3,200万円を増額し、総額を1,040億2,300万円に補正しようとするものでございます。主な内容といたしましては、歳入では地方特例交付金で約2,360万円、
国庫支出金で約1億780万円、繰越金で約12億8,980万円、諸収入で3億円、市債で6,650万円をそれぞれ増額し、県支出金で660万円、繰入金で約4,910万円をそれぞれ減額しようとするものでございます。歳出では、総務費で2,000万円、民生費で約7,210万円、衛生費で約4,860万円、商工費で3億円、土木費で約12億5,030万円、教育費で3,990万円をそれぞれ増額しようとするものでございます。このほか、
繰越明許費の設定及び地方債の変更の補正を行おうとするものでございます。 議案第14号は、平成20年度柏市
学校給食センター事業特別会計補正予算についてでございまして、歳入歳出にそれぞれ300万円を増額し、総額を3億8,300万円に補正しようとするものでございます。主な内容といたしましては、歳入では事業収入で約220万円、繰越金で約80万円をそれぞれ増額し、歳出では事業費で約220万円、予備費で約80万円をそれぞれ増額しようとするものでございます。 議案第15号は、平成20年度柏市
水道事業会計補正予算についてでございまして、収益的収入の予定額を約7万円減額し、約79億2,190万円に、資本的収入の予定額を約820万円増額し、約12億5,990万円に、棚卸資産の購入限度額を約650万円増額し、約9,530万円にそれぞれ補正しようとするものでございます。 以上、提案理由を御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、御賛同賜りたくお願いを申し上げます。 〇
○議長(
海老原久恵君) 日程第5、休会に関する件を議題といたします。 お諮りいたします。 明29日から12月3日までの5日間は休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
海老原久恵君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。