習志野市議会 > 2022-06-09 >
06月09日-05号

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  1. 習志野市議会 2022-06-09
    06月09日-05号


    取得元: 習志野市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-21
    令和 4年  6月 定例会(第2回)      令和4年習志野市議会第2回定例会会議録(第5号)-----------------------------------◯令和4年6月9日(木曜日)-----------------------------------◯議事日程(第5号)  令和4年6月9日(木曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 1.会議録署名議員の指名 1.一般質問  ◯平川博文君   1 宮本泰介市長&荒木勇前市長の人事権を考える。吉川清志元資産管理室長、横井宏遠元総務部副参事、本城章次良元企業管理者、冨谷輝夫元副市長の市長人事について、職員意識調査から考える。懲役1年執行猶予3年の市役所公務員が普通退職した。懲戒免職処分ではない。なぜなのか   2 習志野市長・市議会議員選挙の開票結果に、重大な疑念を抱いてきた。平成19年6月27日。千葉検察審査会(司法機関)から、習志野市の開票作業に当たる公務員の態度や姿勢は明らかにルール違反を犯していると指摘され、強く反省を求められてきた。選挙に対する認識の甘さを猛省し、今後、襟を正した改善を市民に示さなければ、市民の市政に対する不信感は払拭されないとの指摘を受けてきた。さらに、平成18年10月6日のテレビ朝日報道で、ビデオ映像解析の専門家の東京理科大学の半谷教授は、市民に対する重大な裏切り行為があると断定した。このとき、不正開票選挙の実行犯の市役所公務員に対する社会的制裁がなかった。習志野市役所内部で、全てもみ消された。内部調査報告書は、作成されていない。近年の不正開票選挙の手口として、期日前投票箱の鍵をひそかに事前に開けて、投票用紙の差し替えが香川県高松市、宮城県仙台市、滋賀県甲賀市などで連続して発覚し、市役所公務員の総務部長をはじめ、選挙管理委員会事務局長などの逮捕者が出ている。全国的傾向がある。投票箱をひそかに開けて、投票用紙をすり替える。実行者は選挙候補者ではなく市役所公務員。候補者個人の選挙違反と比べてはるかに巧妙、悪質といえる。習志野市の期日前投票箱は、どうなっているのか   3 前弁護士市長の発言を会議録で見ると、「この土地をどうだ、ああだとすると、すぐ利権があるんじゃないかとか、僕らが言うとすぐにそう言われる。僕の不徳のいたすところでございますけどね」と発言してきた。財源確保を理由に売却したのに、安値で売却している。令和2年7月JR津田沼駅前44階建て、タワーマンションが完成した。財源確保を理由に、市有地を売却してきた。71億と56億の入札価格で、56億で習志野市は、「三菱地所レジデンス三井不動産レジデンシャル・野村不動産」に売却した。759戸のうち、特別販売の事業協力者住戸についての存否が再三にわたって不明瞭になっている。なぜ、電話ではなく、文書での回答を事業者から求めないのか   4 猛暑の熱中症対策として、市立幼稚園・小中学校にエアコンを緊急設置してきた。事業費は、22億3,994万円に上る。ところが、緊急対応の工事発注に絡んで、元市議会議長と元市議会副議長が関与する工事業者が利権介入したことが表面化している。市役所公務員の関与なくして、議員利権は成立しない。市会議員が関与している福井電機の受注金額を隠すのはなぜなのか   5 平成23年11月7日、荒木勇前市長の平成9年当時のJR津田沼駅南口26億円の土地取引の件で東京地検特捜部に刑事告発した。時効により、不起訴処分となった。26億の借入金の返済が26年間になった。指定暴力団関係者から買い取らされた3,000坪の土地は、現在、谷津小学校の前の公園用地の半分になっている。最近、この指定暴力団関係者が、町内谷津3丁目に住んでいることが分かった。前市長が株式会社新平和代表取締役社長に、土地売買代金として、9億9,356万8,000円を即金で支払ってきた。26億円の経過利息、返済総額、返済終了時期は、いつか。返済合計金額は、31億3,380万3,476円。なぜ、26年の長期返済期間になったのか   6 今から10年前の2011年1月31日、JR津田沼駅南口で弁護士の資格を有する荒木勇前市長の同意により、資産家の79歳の高齢女性とその娘さんが暮らす住宅に、早朝から電動のこぎりの大音響による住宅の解体、強制執行がJR津田沼駅南口土地区画整理組合により強行された。資産家の地権者に対する忘れてはならない悲惨な権限の行使となった。荒木勇前市長は、指定暴力団関係者と土地取引をする一方、資産家の高齢女性を痛めつけてきた。なぜ、土地区画整理組合の解散が10年以上、できないのか。なぜ、長期にわたる裁判経過を報告しないのか  ◯高橋正明君   1 令和4年度の防災訓練について    (1) 概要について   2 災害時協力井戸の登録制度について    (1) 概要と登録状況ついて   3 令和4年度の町会・自治会等活動の対応について    (1) アフターコロナ時代の対応について   4 あたご橋交差点の横断歩道設置について    (1) 進捗状況について  ◯関根洋幸君   1 子育て行政について    (1) 保育の質の向上について   2 教育行政について    (1) タブレット端末活用の現状について    (2) 家庭内での活用状況及び家庭との連絡手段の現状について    (3) 匿名メール相談ウェブアプリの現状について  ◯宮内一夫君   1 ごみ問題    (1) 燃えるごみの有料化方針について    (2) 清掃工場から排出される溶融メタルについて   2 会計年度任用職員の労働条件について   3 四市複合事務組合運営の三山園について 1.延会の件-----------------------------------◯出席議員(29名)   1番  入沢俊行君     2番  荒原ちえみ君   3番  平川博文君     4番  藤崎ちさこ君   5番  宮内一夫君     6番  中山恭順君   7番  市角雄幸君     8番  宮城壮一君   9番  木村 孝君    11番  谷岡 隆君  12番  布施孝一君    13番  清水晴一君  14番  清水大輔君    15番  高橋正明君  16番  市瀬健治君    17番  央 重則君  18番  鮎川由美君    19番  荒木和幸君  20番  佐野正人君    21番  木村孝浩君  22番  真船和子君    23番  小川利枝子君  24番  田中真太郎君   25番  相原和幸君  26番  飯生喜正君    27番  関根洋幸君  28番  斉藤賢治君    29番  佐々木秀一君  30番  宮本博之君◯欠席議員(1名)  10番  立崎誠一君-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名  市長       宮本泰介君   副市長      諏訪晴信君  政策経営部長   竹田佳司君   総務部長     遠藤良宣君  協働経済部長   根本勇一君   健康福祉部長   島本博幸君  都市環境部長   神崎 勇君   こども部長    小平 修君  教育長      小熊 隆君   学校教育部長   菅原 優君  危機管理監    亀崎智裕君   都市再生整備室長 森野 繁君  資産管理室長   塩川 潔君   クリーンセンター所長                            奥井良和君  選挙管理委員会事務局長           村山典久君-----------------------------------◯議会事務局出席職員氏名  事務局長     府馬一雄    議事課長     角田暁子  議事係長     西川 彰    副主査      飯塚宏樹  副主査      千葉麻衣    主任主事     山平祥大-----------------------------------     午前10時0分開議 ○議長(清水大輔君) これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は28名であります。よって、会議は成立いたしました。 暫時休憩いたします。     午前10時0分休憩-----------------------------------     午前10時2分再開 ○議長(清水大輔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(清水大輔君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、        27番  関根洋幸議員及び        29番  佐々木秀一議員  を指名いたします。----------------------------------- △一般質問 ○議長(清水大輔君) 日程第2、一般質問を行います。 通告順に従い、順次、質問を許します。3番平川博文議員。登壇を願います。     〔3番 平川博文君 登壇〕 ◆3番(平川博文君) おはようございます。 戦争が始まってから、ヨーロッパでロシアによるウクライナへの軍事行動が始まってから約100日がたちました。この出来事で世界中の、大げさですが、世界市民が大なり小なり影響を受けています。特に今回の市長の提案理由の中にある原油価格・物価高騰等という、この原油価格の高騰と物価の高騰は、やはりロシアによるウクライナへの軍事侵攻に由来するものと認識しております。大げさですが、アメリカやヨーロッパでは既に記録的なインフレが起こっています。記録的なインフレです。このインフレは、元をただせば、やはりロシアとウクライナによる戦争の原油価格の高騰にあると言われております。 前回の一般質問の冒頭に、2月3日のことでしたけども、2月3日のこの場面で、ウクライナの難民は87万人でした。この場所で申し上げましたね。その後、既に現段階ではウクライナの戦争難民は600万人に達しています。600万人です。この600万人というのは、ノルウェーの人口は500万人レベルです。デンマークの人口も500万人レベルです。要するに、ノルウェーやデンマークの全人口に匹敵する戦争難民が今発生しています。 そのうちのごくわずかの戦争難民が、ウクライナの人たちが日本に身を寄せている。補正予算にも、提案理由で述べられていたように、ごくごく少量かもしれませんが、習志野市も、ウクライナの戦争難民の受入れに対する、ごくごく小規模の予算措置をしていますね。 総括質疑のときに申し上げましたが、現在の政府・自民党による岸田文雄内閣の支持率が高水準に達しています。高水準です。その理由として、既に申し上げましたけれども、新型コロナウイルス対策、これが国民や市民から一定の評価を受けている。もう一つ大きいのは、日米首脳会談による安全保障の確認です。 この庁舎に入る前、仮庁舎の時代に、戦後77年の私たちのこの繁栄は、その原点は、日米安全保障条約にあるということをかつて述べてきました。日米安全保障条約こそが戦後日本の繁栄を支えてきています。 これは表面的には軍事同盟ですが、内容的には経済同盟でもあります。トヨタ自動車をはじめ様々な日本の産業製品が、アメリカに買ってもらうことで豊かな外貨を稼ぐことができてきました。ロシアではありません。中国ではありません。日本の経済的な豊かさをつくってきたのは、アメリカ国民の旺盛な消費生活が私たちの小さな国を支えてきたわけです。政府・自民党は、これからも日米安全保障条約の下で豊かな国民生活が継続できるように、地道な努力をしてもらいたいと考えております。 今回の戦争で一番、個人的に気になったのは、いわゆる国法の中で基本的な法律である憲法問題です。 この現在の日本国憲法は、当時の、昭和21年当時の内閣総理大臣の吉田茂氏が国会に提案して、現憲法となりました。それ以前は、いわゆる帝国憲法です、大日本帝国憲法。この大日本帝国憲法の、一番、私の世代で気になっていたのは、第2章の「臣民権利義務」で、その中で大日本帝国憲法第20条は「日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ兵役ノ義務ヲ有ス」、いわゆる徴兵制度です。 戦前の憲法では、国民皆兵で、全ての成年男子には、一定の年齢に達すると徴兵、兵役の義務が課せられていました。もし兵役の義務を逃れますと、逃亡者の扱いになります。逃亡者の扱いで逮捕されますと、当然、服役になるわけですが、ただの服役ではなかったと思います。服役だけでは戦争逃れになってしまいますから、三親等まで親兄弟を含めて、公務員がいれば全員免職です、徴兵の義務を逃れる者は。そのほか、その期間、戦前では憲兵隊による身辺の追跡調査が徹底的に行われていました。これが大日本帝国憲法における第20条の「日本臣民ハ法律ノ定ムル所ニ従ヒ兵役ノ義務ヲ有ス」という内容です。 こういう国であった我々のほうは、私は、今年で70歳になりましたけども、戦争が終わったのは私より7年前です、7年前。まだ硝煙の臭いのする世代です。 ポツダム宣言で日本はアメリカに無条件降伏をしました、無条件降伏。無条件降伏をしたときのポツダム宣言の第12項には、占領目的というものが書かれています。アメリカの日本の占領目的。その占領目的は、1つ目が、日本国民の自由意思を尊重する、日本国民の自由意思を尊重する。2つ目は、平和的傾向を有し、責任ある政府の樹立を求める。これがポツダム宣言の条件でした。責任ある政府の樹立を求める。これがなされることによって、米・英の占領軍の撤収条件としていたわけです。撤収条件はこういう条件でした。つまり、基本的人権の尊重と民主主義的傾向の復活・強化を要求した。 そこで、具体的に占領軍の指令として、連合国の中心であったアメリカの政府代表の、いわゆるマッカーサー連合国最高司令官は、昭和20年10月4日に我が国政府に対する口頭の指令として、憲法の制定を要求してきた。今の憲法です。アメリカが要求してきた。最高司令官の草案交付がなされて、現憲法の原案が成立してきた。これが経過です、現憲法の。 今、ウクライナの戦争で、あまり報じられていませんが、徴兵について、徴兵制度をしく準備がなされているようです、徴兵制度が。武器弾薬は支援国から提供されていても、戦闘員の派遣は、傭兵以外にはありません。好んで志願して戦場にぜひ行きたいという愛国者はともかく、戦争には行きたくない。与謝野晶子の言葉ではないですけど、「君死にたまふことなかれ」と。母親としては、愛国心もさることながら、我が子が戦場で朽ち果てるのは誰も望んでないわけです。早くこの戦争を終わらせるための政治指導者の登場を待ちたいと思いますね。 それで、これから一般質問の本題に入るわけですが、1つ目は、宮本泰介市長と荒木勇前弁護士市長の人事権を考える。吉川清志元資産管理室長、横井宏遠元総務部副参事、本城章次良元企業管理者、冨谷輝夫元副市長の市長人事について、職員意識調査から考えます。懲役1年執行猶予3年の市役所公務員が普通退職してきました。懲戒免職処分ではありません。なぜなのか。これが質問の第1項目です。 以前から、公務員の昇級・昇格の試験制度の導入の必要性をこの場で求めてきました。全国の警察組織は、全て試験制度を導入しています、全国の警察組織は。時々、元警察公務員と意見交換をするわけですが、やはりこの試験制度は一定のはっきりとした効果があると、元警察公務員との意見交換でよく出てきます。 ただ、そこに「ただし」がつきます。試験がよくできるから、統率能力があるかというと、これはまた違った次元のことがあるようです。しかし、導入部として、第一段階としては、まず試験制度を導入するというのが無難ではないかと思います。習志野市もぜひ市役所公務員の昇級・昇格の試験制度の導入を、繰り返し、この場所で要求しておきたいと思います。 質問の第2番目は、習志野市長・市議会議員選挙の従来からの開票結果に、重大な疑念を抱いてきました。平成19年6月27日。千葉検察審査会から、習志野市の開票作業に当たる公務員の態度や姿勢は明らかにルール違反を犯していると指摘され、強く反省を求められてきました。選挙に対する認識の甘さを猛省し、今後、襟を正した改善を市民に示さなければ、市民の市政に対する不信感は払拭されないとの指摘を受けてきました。 さらに、平成18年10月6日のテレビ朝日報道で、ビデオ映像解析の専門家の東京理科大学の半谷教授は、市民に対する重大な裏切り行為があると断定しました。このとき、不正開票選挙の実行犯の市役所公務員に対する社会的制裁がありませんでした。習志野市役所内部で、全てもみ消されました。内部調査報告書は、作成されていません。 近年の不正開票選挙の手口として、期日前投票箱の鍵をひそかに事前に開けて、投票用紙の差し替えが、香川県高松市、宮城県仙台市、滋賀県甲賀市などで連続して発覚し--今回、請願・陳情の一つに、衛藤征士郎、自民党の元内閣府のメンバーから陳情が出てましたね。この衛藤征士郎こそが自民党の内閣府のメンバーでした。不正開票選挙を告発して、香川県高松市の不正開票選挙を告発して、公務員が有罪判決を受けています。自民党の重鎮ですよ。 市役所公務員の総務部長をはじめ、選挙管理委員会事務局長などの逮捕者が出ています。これは選挙買収が、マネーによる選挙買収が下火になってきた傾向の中で、新たな選挙違反と言えます。全国的な傾向があります。投票箱をひそかに開けて、投票用紙をすり替える、あるいは燃やしてしまう、持ち帰って。実行者は選挙候補者ではなく市役所公務員です。候補者個人の選挙違反と比べてはるかに巧妙、悪質と言えます。習志野市の期日前投票箱は、どうなっているのか。 幾つか質問項目がありますが、その中の一つとして、選挙管理委員会は、警察の捜査に協力していく立場にすぎないという答弁がなされてきました。主体ではなく、従だと。主じゃなく、従の関係で、主は警察組織だと。選挙管理委員会は、警察の捜査に協力していく立場にすぎない。それでは、習志野市は、不正開票選挙の正常化をどう図っていくのか。具体策が見えません。来年4月の市長・市議会議員選挙はどう取り組むのか、お尋ねします。 3番目は、前弁護士市長の発言を会議録で見ると、「この土地をどうだ、ああだとすると、すぐ利権があるんじゃないかとか、僕らが言うとすぐにそう言われる。僕の不徳のいたすところでございますけどね」と発言してきています。会議録に残されています。 財源確保を理由に売却したのに、安値で売却してきました。令和2年7月、JR津田沼駅前44階建て、タワーマンションが完成しました。財源確保を理由に、市有地を売却してきました。71億円と56億円の売買価格で、56億円で習志野市は売却しました。 759戸のうち、特別販売の事業協力者住戸についての存在があるのではないかということで、繰り返し確認を求めてきました。答弁によると、電話で確認してきたから、それで十分だということになっています。文書での回答を事業者からなぜ求めないのか、お尋ねします。 4番目として、猛暑の熱中症対策として、市立幼稚園・小中学校にエアコンを緊急設置してきました。事業費は、22億3,994万円に上ります。ところが、緊急対応の工事発注に絡んで、元市議会議長と元市議会副議長が関与する工事業者が利権介入しています。市役所公務員の関与なくして、議員利権は成立しません。市会議員が関与している福井電機の受注金額を隠すのはなぜなのか。 質問項目として、特記仕様書の記載について、登記簿謄本、財務諸表、定款、会社概要の提出について。22億円レベルの公共事業の業者選定について。8社体制は誰が選定したのかについて。聞く必要がないので、聞いていないということについて。なぜ福井電機は受注金額を隠すのか等々、各論について質問項目を提出しています。 次に、平成23年11月7日、習志野市長の平成9年当時のJR津田沼駅南口26億円の土地取引の件で東京地検特捜部に刑事告発してきました。時効により、不起訴処分となっています。26億円の借入金の返済が実に26年間に及びました。指定暴力団関係者から買い取らされた3,000坪の土地は、現在、谷津小学校の前の公園用地の半分になっています。前市長が株式会社新平和代表取締役社長に、土地売買代金として9億9,356万8,000円を払ってきました。26億円の経過利息、返済総額、返済終了時期はいつか。返済合計金額は、31億3,380万3,476円。なぜ、26年の長期返済期間になったのか。以下、質問項目の具体的なところを提出してありますので、お答えください。 6番目として、2011年1月31日、JR津田沼駅南口で、弁護士の資格を有する荒木勇前市長の同意により、資産家の79歳の高齢女性とその娘さんが暮らす住宅に、早朝から電動のこぎりの大音響による住宅の解体、強制執行がJR津田沼駅南口土地区画整理組合により強行されました。あれから11年が経過しています。資産家の地権者に対する、忘れてはならない悲惨な権限の行使になりました。力による現状変更ですね。 荒木勇前弁護士市長は、指定暴力団関係者と土地取引をする一方、資産家の高齢女性を痛めつけてきました。なぜ、土地区画整理組合の解散ができないのか。動向を知りたいものです。答弁を求めます。 ○議長(清水大輔君) 暫時休憩いたします。     午前10時35分休憩-----------------------------------     午前10時36分再開 ○議長(清水大輔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆3番(平川博文君) 5番目は、クエスチョンとして、3,000坪の土地は所有者が明確でない、いわゆる登記、土地の登記がされていないものでした。令和4年3月の市議会では、公共施設整備の代替地として、一般財団法人習志野市開発公社が先行取得したものと説明してきています。このときの開発公社の理事長ほか理事は誰だったのか。また、市長、助役、総務部長、財政部長、企業管理者は誰だったのか、確認します。これが5番目ね。 4番目は、項目を申し上げましたけれども、量が多いので……。 ○議長(清水大輔君) 4の4だけ言ってません。 ◆3番(平川博文君) 特に、特に答弁を求めるのを今、選んでみますね。これにしようか……ああ、これにしよう。聞く必要がないので、聞いてみたいという答弁のところから、これは4番目ですね、項目4。聞く必要がないので、聞いていないという。 8社の法人の登記簿謄本、財務諸表、定款、従業員数の記載のある会社概要の提出を求めてきました。株式会社オーエンス有限会社外山電商の2社以外の6社は、なぜ財務諸表などの提出拒否なのか。令和3年6月、宮本泰介市長答弁では、聞く必要がないので、聞いていないという答弁になっています。令和3年9月定例市議会の宮本泰介市長答弁では、「御協力いただけませんでした。その理由は分かりません」、「聞く必要がありませんので、聞いておりません」という答弁になりました。 習志野市の入札参加資格名簿に登載されている事業者は、法人の登記簿謄本、財務諸表、定款、従業員数等の記載などは必要重要書類に当たります。習志野市長は、入札参加資格の重要書類の提出を義務づけています。聞く必要がないので、聞いていないでは、業務放棄に当たります。習志野市長が既に保有しているイーエム電設などの登記簿謄本、財務諸表、定款、従業員数の記載のある会社概要の提出を要求します。 まあ、答弁時間を考えると、もう一つぐらい言っておきましょうかね。 22億円レベルの公共事業の業者選定。工事工種は、空調工事、ガス工事、電気工事及び基礎フェンス工事で、事業者は、福井電機株式会社が選定しています。なぜ、22億円レベルの公共事業の業者選定が福井電機に独占的に集中したのか。 みずほリースが福井電機を委託事業者に決定した理由が保留答弁になっています。令和3年6月市議会で、現在も確認中であるとの答弁がなされています。その後、令和3年9月、12月、令和4年3月定例会の宮本市長答弁によると、みずほリース株式会社に確認したところ、依頼には応じかねる旨の回答があったとしています。依頼ではなく、要求として提出を求めるべきではないでしょうか。 まあ、こんなところで。今、質問した項目、総論は総論として、各論の部分については、20分もあれば答弁できるでしょう。答弁してください。     〔3番 平川博文君 降壇〕 ○議長(清水大輔君) ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。宮本泰介市長。自席から。 ◎市長(宮本泰介君) おはようございます。一般質問、よろしくお願いいたします。 朝一番の平川議員の質問って、何か珍しいですよね。朝一番の、いつも一番その日の最後だったような気がしてね。 非常にさわやかな朝ですね。     〔「朝から市長の答弁が聞けてよかったです」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(宮本泰介君) ありがとうございます。 それでは、選挙についての御質問は選挙管理委員会事務局長が答弁をいたします。私からは、御通告いただいた、また御質問いただいた内容を答弁いたします。 まず、大きな1番目、分限処分当時の人事審査会の委員について、お答えいたします。 まず、本事案につきましては、今から23年前の平成11年に当時の市議会において調査特別委員会が設置され、調査がなされております。また、本市としても、平成13年第4回定例会において一連の経過や再発防止策等について行政報告が行われております。当該職員につきましては、不適切な境界立会いに対する懲戒処分及び司法による有罪判決という厳格な判断も下されております。このほか、当時の市長、助役についても減給処分が行われております。 このように、当該職員は、社会的制裁を受け、組織としては再発防止策を含めて、議会への報告も行っておりますことから、一定の説明責任を果たし、けじめはついているものと認識しております。 当時の習志野市の人事審査会規則第2条において、審査会は、市長、助役、収入役及び市長が必要の都度選任する職員をもって組織すると規定されております。なお、審査会委員の役職並びに氏名につきましては、令和3年12月定例会で総務部長が答弁したとおりでございます。 続きまして、大きな2点目、選挙についての御質問は、選挙管理委員会事務局長が答弁をいたします。 続きまして、大きな3点目、JR津田沼駅前タワーマンションについてお答えいたします。 仲よし幼稚園跡地に建設されました津田沼ザ・タワーの事業協力者住戸の有無につきましては、これまでもお答えしておりますとおり、数度にわたり確認してきたところでありますが、民間事業者の売買契約について、本市として改めて文書にて確認する必要はないと考えております。 次に、未利用地の売却後の資産価値については、売却後は民有地であり、本市が実勢取引価格となる不動産鑑定評価額を調べる必要はないことから、調査を実施する考えはありません。 続きまして、大きな4点目、学校等のエアコン設置等について、お答えいたします。 初めに、民間会社についての登記簿謄本や財務諸表など先方の了解が必要となる御質問につきまして、一括してお答えいたします。令和4年3月定例会において答弁しましたとおり、該当する法人に確認したところ、依頼には応じかねる旨の回答をいただいております。また、本市では、これらの書類を保有しておりません。これは本市では書類を保有してないという内容については、もともと提出を求めていないので、書類は保有しておりません。したがいまして、隠しているわけではありません。 次に、業者はどういうふうに決まったのかということでありますけども、これも令和4年3月定例会において答弁しているとおり、その業者選定につきましては、その会社の自由でございますので、そこの部分についての理由は把握しておりません。 次に、大きな5点目、JR津田沼駅南口特定土地区画整理事業についての債務の償還に係る御質問でありますが、当該用地は、谷津市街化調整区域の整備において大変重要な位置づけとなる土地といたしまして、平成9年9月定例会に習志野市開発公社に対して平成9年度から平成21年度までを期間とする債務負担行為を設定し、一般会計補正予算並びに財産取得案件として議案を提出し、議会の御承認をいただいたものであります。 なお、当時の習志野市開発公社の理事長は鳥羽潤一郎氏であり、理事は井上千恵子氏、小倉孝氏、岩橋邦夫氏、冨谷輝夫氏、佐藤倉二氏、田村巖氏、大野耕造氏の7名であります。当時の市職員につきましては、令和2年6月定例会で答弁したとおりでございます。 私からの最後、JR津田沼駅南口特定土地区画整理事業の訴訟に関する御質問でありますが、当該事業に関する訴訟については、平成25年から計7件争われておりまして、土地区画整理法第101条の仮換地に関する補償の案件、千葉県収用委員会の裁決に関する案件など5件が既に結審しており、全て組合の主張が認められた結果となっております。国家賠償請求事件など残る2件については、現在も係争中であります。 以上、私からの1回目の答弁とさせていただきます。 ○議長(清水大輔君) 続いて答弁を求めます。村山典久選挙管理委員会事務局長。自席から。 ◎選挙管理委員会事務局長(村山典久君) はい。それでは、あらかじめ提出のありました選挙に関する3点の質問項目につきまして順次、御答弁のほうをさせていただきます。 まず、1点目、有罪判決となった者の個人情報の保護についてですが、繰り返しになりますが、これまで公開された情報を基に答弁をしております。退職金や再就職に関する個人情報につきましては、有罪となり処分を受けた者であっても、個人の権利・利益は一定の保護を受けるものと、そのように理解しております。 次に、2点目の選挙の取締り権限についてでありますが、公職選挙法では、選挙取締りの公正確保のため、検察官、都道府県の公安委員会の委員及び警察官が選挙の取締り機関として、取締りに関する規定の公正な執行義務を規定しております。当委員会に選挙に関する取締り権限はございません。 最後、3点目です。来年4月の市長・市議会議員選挙への取組についてであります。 御指摘の平成15年に執行した選挙に関しましては、裁判により、不正はなかったことが確定しており、選挙は公に認められたものであります。一方で、課題があったことは重く受け止めた中で、その後において速やかに改善を図り、これまで滞りなく選挙は執行しております。 来年の4月におきましても、これまでどおり、適正、円滑に選挙が行われるよう、また、関係機関とも協力しつつ、引き続き、準備を進めてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○議長(清水大輔君) 3番平川博文議員の再質問を許します。平川博文議員。 ◆3番(平川博文君) 意外と時間が、時間に余裕がありますね。じゃ、その余裕時間を活用して、22億円のエアコンの緊急工事に絡んで、元市議会議長と元市議会副議長が関与している工事業者の利権介入について、余裕時間がありますので、お尋ねします。 先ほども少し表紙の部分で触れましたけども、このときに、みずほリースはあくまでもリース会社です。工事会社ではありません。したがって、みずほリースは再委託を福井電機という事業者に行いました、再委託を。このときに、契約の特記事項として、市内業者を採用するということが記載されていたわけです。ところが、この福井電機というのは、市内業者ではありませんね。ならば、最初から特記事項などという契約書を作成する必要がなかったでしょうと。紛らわしいでしょう。紛らわしいでしょう。 特記事項と、表面だけ見ると、さも市内業者優先ということで、市内事業者は期待しますよ。そうじゃありませんか。法人税を払い、固定資産税を払い、都市計画税を払い、個人市民税を払っている市内事業者は、特記事項で市内優先と書いてあるんだから、まして22億円の規模のエアコンの工事ですよ。市内優先と特記事項でわざわざ書いておいて、開けてみたら、内容は千葉市の、千葉市に本店を有する事業者だったと。市内業者はだまされたと思いますよ、これ。期待してたのに。 中国のことわざで、「羊頭を掲げて狗肉を売る」という言葉があります。中国のことわざで。羊の肉を売ると言って、犬の肉を売る。要するに、だますということですよ。特記事項まで仰々しく書いておいて、実は、開けてみたら、市内業者ではなかったと、こういう事態になりました。最初から、こんな思わせぶりな、市内業者優先などという特記事項を記載するほうが、かえってよくなかったと思いますよ。 それから、8社体制について触れますが、この下請業者の8社体制は、市外に本店を有する福井電機が、福井電機がですね、選定しているわけです。この市外に本店を有する福井電機は、習志野市内の株式会社花島電業、株式会社オーエンス、あづま屋電気株式会社、有限会社外山電商、株式会社ナラデン、サービス電機株式会社、イーエム電設株式会社の、この8社です。令和3年12月、令和4年3月議会でも、8社体制は誰が選定したのかを確認してきました。宮本市長は、8社体制の理由は把握していないと答弁しています。そうですね。 この8社の中に、実は現職の市会議員が関与している会社があります。今日は時間に余裕がありますから、少しこの点について掘り下げますけど、現職の市会議員が深く関与している会社があります。まして、この福井電機という市外の業者は、その元市会議員がかつて勤務していた会社だという話も伝わってきます、福井電機は。今日は時間の余裕がありますから、少し掘り下げて言いますけども、現職の市会議員が、市会議員になる前に勤務していた会社が福井電機だそうですよ。さらに、この8社体制の中のイーエム電設は、この市会議員の直系の会社だそうですよ。 令和4年3月市議会で8社体制の中のイーエム電設株式会社について質問してきました。市内に本店を有し、イーエム電設ですね、習志野市の入札参加資格名簿に登載されている事業者との説明になっています。入札参加するためには、会社概要、定款、法人の登記簿謄本、財務諸表などの提出が義務づけられていますね。直近のイーエム電設の代表者名、所在地、業務内容、資本金、流動資産、資産合計、売上高、当期純利益を説明してください。答弁を求めます。
    ○議長(清水大輔君) 遠藤総務部長。 ◎総務部長(遠藤良宣君) はい。今ほど、2点あったかと思います。まず、民間の、本市から興銀リース、現在のみずほリース株式会社に契約した、その先のお話がまず1点ございました。 こちらのほうから御答弁申し上げますと、まず、本市が直接契約をした相手、現みずほリース、これについては、今ほど議員から御案内のあったとおり、福井電機株式会社に委託をされております。これはリース会社が直接工事ができないと、まさしく議員の言われましたとおりでございます。その先の福井電機から市内の各企業に至る再委託については、あくまでも民間の契約行為でございますので、本市といたしまして、この実情について把握はしてございません。 あともう1点のお話でございます、入札参加資格の際に、しっかりと書類等を審査をしているのではないかと、このような御質問でございました。確かに入札参加資格においては、議員御指摘の内容の書類、これを審査するようになってございますが、本市におきましては、ちば電子調達システム、これを、千葉県をはじめ県下の公共団体とともに、これに委ねております。したがいまして、お求めの書類等についての提出先、そして形式的な審査、これは千葉県の電子調達システムの協議会、こちらの方で行っているものであり、本市では把握はしてございません。以上です。 ○議長(清水大輔君) 3番平川博文議員。 ◆3番(平川博文君) 把握できるようにしてください。把握してございませんと言うけど、把握できるようにしてください。 イーエム電設の代表者名は分かりますか、お尋ねします。 ○議長(清水大輔君) 遠藤総務部長。 ◎総務部長(遠藤良宣君) 現在、資料、手元に持ち合わせてございませんので、分かりません。 ○議長(清水大輔君) 3番平川博文議員。 ◆3番(平川博文君) 事前に頂いた答弁書には代表者名、書いてあったよ。事前に頂いた答弁書には代表者名書いてあったよ。僕が分かって、君が分かんないって言うんじゃ、おかしな話だよ。 ○議長(清水大輔君) 遠藤総務部長。 ◎総務部長(遠藤良宣君) 大変失礼いたしました。イーエム電設株式会社の代表者は、和田千佳世氏でございます。 ○議長(清水大輔君) 3番平川博文議員。 ◆3番(平川博文君) 最近は……まあ、今日はこのぐらいにしておきましょう。以上。 ○議長(清水大輔君) 以上で3番平川博文議員の質問を終わります。 この際、換気のため、暫時休憩いたします。     午前11時3分休憩-----------------------------------     午前11時15分再開 ○議長(清水大輔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、15番高橋正明議員の質問を許します。登壇を願います。     〔15番 高橋正明君 登壇〕 ◆15番(高橋正明君) 皆さん、こんにちは。元気な習志野をつくる会の高橋正明です。本日も、地元東習志野より多くの市民の方が私の一般質問の傍聴に来ていただいております。なるべく分かりやすく丁寧に質問をしたいと思います。 それでは、これから私の一般質問を始めます。 令和2年1月、新型コロナウイルスが日本で初めて確認されてから今日まで約2年半、私たちはコロナウイルスと戦いながら生活を送ってきました。密閉、密集、密接の3密を避け、マスクの着用、手や指の消毒、少人数での食事など、いろいろな感染対策を行ってきました。また、最近では、コロナも落ち着きを見せ、少しずつではありますが、コロナ前の生活に戻ろうとする状況になっています。 令和4年5月23日付の内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室から、屋外、屋内でのマスク着用についての指針が発表されました。それによりますと、屋外でのマスク着用はかなり緩和され、室内においても会話をほとんど行わない場合には、マスクの着用は必要なしと表記されています。 また、水際措置についても見直しが講じられました。外国人の入国総数が6月1日より1日1万人から1日2万人に変更になり、外国人観光客の入国制限も、旅行代理店等を受入責任者とする添乗員つきパッケージツアーの受入れを6月10日より、つまりあしたから開始することとなりました。また、空港についても、現在の5空港、羽田、成田、関西、中部、福岡に加えて、新千歳と那覇の各空港も国際線受入れを6月中に再開する予定とのことです。 習志野市においても、4回目のワクチン接種が5月後半から開始され、アフターコロナの時代に向けて、新しい生活様式が少しずつ前進していると思われます。私も早く元の生活に戻り、市民の皆様と活発に交流ができるよう願っております。 今回の一般質問は、全部で4つの項目になります。 まず、1点目、令和4年度の防災訓練について、(1)概要についてをお伺いいたします。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、令和2年度、令和3年度と習志野市の防災訓練は中止となりました。しかし、令和4年度の防災訓練は予定どおり開催すると聞いていますが、コロナ禍が落ち着いて、コロナと共存していく生活が始まろうとしている中で、今年度の防災訓練はどのように進めていくのか、その概要についてお伺いいたします。 2点目は、災害時協力井戸の登録制度について、(1)概要と登録状況についてをお伺いいたします。 私は、令和元年第3回定例会の一般質問で災害時協力井戸について質問をしました。当時の危機管理課の答弁は、「本市では、これまで飲用としての水源確保を前提として努めてきましたことから、水質が安定せず、飲用として安全性が保たれないおそれがある災害時協力井戸については現在までに登録されておりません。今後は、……飲用のみならず、生活用水としての活用も考慮した上で、災害時協力井戸と同様の制度を運用している近隣市の状況について調査し、本市におきましても災害時協力井戸の登録について検討を進めてまいります」との答弁でした。 あれから約2年半、令和3年12月から習志野市においても災害時協力井戸の登録がようやく始まりました。ほとんどの市民の方にはあまり縁のない話ですが、昔から住んでいる市民の方で井戸を所有している方には、この機会にぜひ登録をお願いしたいと思います。そこで、災害時協力井戸の登録制度の概要と登録状況についてお伺いいたします。 3点目は、令和4年度の町会・自治会等活動の対応について、(1)アフターコロナ時代の対応についてをお伺いいたします。 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、令和2年度、令和3年度と、習志野市における地域のイベントはほとんどが中止となりました。しかし、令和4年度の町会・自治会等活動は、多くの地域で再開されると聞いております。アフターコロナの時代に、地域の盆踊りやお祭りをどのような基準で開催するのか、その対応についてお伺いいたします。 4点目は、あたご橋交差点の横断歩道設置について、(1)進捗状況についてをお伺いいたします。 このあたご橋交差点については、今までに多くの議員が交差点の改善を要望してきましたが、横断歩道が新しく設置されることはありませんでした。地域の皆様から言われている要望の多くは、階段が急で危険だ、高齢になって階段の上り下りができない、ベビーカーや車椅子の通行ができないなど、交差点内を平面的に移動できるような横断歩道の設置の要望です。 昨年度の予算に、交差点改良のための設計検討業務を専門のコンサルタント会社に759万円で委託しています。設計検討業務の具体的な内容は、歩道橋と橋脚の撤去の方法や、歩道橋の撤去に伴う信号機の移設、横断歩道設置のための歩道と車道の地盤の高さを合わせるための設計、交差点周辺の区画線位置の変更など、交差点の設計を行い、また、工事実施に係る概算費用の算出なども含まれます。 さらに、千葉県公安委員会と協議するための協議図書や工事発注に必要となる設計図書の作成も行います。現在、協議図書を基に、千葉県公安委員会と協議を行っている最中と思いますが、あたご橋交差点の横断歩道設置についての進捗状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。 以上、当局の答弁を求め、1回目の質問とさせていただきますが、3番目の質問の町会・自治会等活動の対応については、6月7日、藤崎議員と内容の一部が重複してると思いますが、本日、傍聴に来ている東習志野の市民の皆様は初めて聞くことになりますので、そのままの答弁でお願いいたします。 以上、1回目の質問を終わります。     〔15番 高橋正明君 降壇〕 ○議長(清水大輔君) ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。宮本泰介市長。自席から。 ◎市長(宮本泰介君) それでは、高橋議員の一般質問にお答えしてまいります。全て私からの答弁となります。 初めに、大きな1点目、令和4年度の防災訓練について、概要について、お答えいたします。 今年度の総合防災訓練は、コロナ禍により開催ができなかった期間のブランクを埋めるべく、市民、市役所、関係機関が連携して、地域防災力の向上及び防災知識・技術の伝承を行い、自助・共助の強化を目的として開催を予定しております。実は、昨年も、一昨年も、この時期には開催を予定しておりましたけれども、状況によって中止となりました。開催するとなりますと3年ぶりの開催となります。市として、昨今の状況から開催するという意思を持って臨んでまいります。 日程につきましては9月11日、日曜日となりまして、このときに改修工事中の実籾小学校を除く全ての公立小学校と県立実籾高等学校の16か所を訓練会場として実施いたします。 訓練の内容につきましては、市民初動訓練、地区対策支部運営訓練のほか、特に感染症対策に重点を置いた避難所運営訓練を中心に開催するとともに、公益社団法人習志野市医師会などの協力を得まして、災害発生時の医療本部と応急救護所における訓練を実施し、地域とのつながりが途切れないよう、また、職員のスキルの継承を図ってまいります。 今後につきましては、自主防災組織を中心とした各地域への事前説明会を6月25日土曜日から順次開催し、各地域の実情や要望を反映した時間配分や個別課目訓練なども取り入れまして、実りある訓練となるよう、準備を進めてまいります。 続きまして、大きな2点目、災害時協力井戸の登録制度について、その概要と登録状況について、お答えいたします。 災害時協力井戸の登録制度は、大地震など大規模な災害が発生した際、断水などにより水が確保できない場合に備えて、市民や企業が所有する井戸を事前に登録していただき、あくまでも飲料水としてということではなくて、災害時の生活用水として井戸水を無償にて提供していただく制度でございます。本制度の登録要件といたしましては、市内に所在する井戸として適正に管理され、かつ生活用水として使用できる水質であることなどが要件となっております。本市では、令和3年12月から本制度の運用を開始しており、現在までに3件の井戸が登録されております。 今後につきましては、さらなる登録の促進に向けまして、市ホームページ等による周知を行うとともに、井戸を所有している市民や企業等に対して協力をお願いしてまいります。 続きまして、令和4年度の町会・自治会等の活動の対応について、アフターコロナ時代の対応について、お答えいたします。 これまで本市が主催する会議やイベント、行事につきましては、コロナ禍によりまして、規模の縮小、内容の変更、さらには中止とさせていただいております。しかしながら、一方で、表彰式や政策決定などに関わる審議会等については、国・県の指針等を参照して作成いたしました「習志野版あたらしいルール」、会議運営編及びイベント編に基づきまして、感染症対策を徹底した上で実施してまいりました。 さらに、ワクチン接種が進むとともに、新しいルールや生活様式の浸透、リモートワークに代表されるICT技術の進展などもありまして、制限を設けながらも、緩やかに実施する範囲を広げてきているところであります。町会・自治会等の活動の対応につきましても、この「習志野版あたらしいルール」の最新版を基に実施できるものと考えておりますので、ぜひ御参照いただきたいと思っております。 こうした状況を踏まえまして、令和4年度の本市の取組としては、感染症対策をしっかり徹底した上で、必要な事業、イベントは実施していくということを前提に準備を進めております。町会・自治会等の活動につきましても、本市の取組に準ずる形で、感染症対策を徹底していただき、地域のイベント等の開催を検討していただけるものと期待しております。 特に、地域の皆様の関心が高いイベントといたしましては、町会・自治会等や商店会の主催による地域の祭りがございます。令和2年度及び3年度の2年間は、新型コロナウイルス感染症の影響によって、ほとんどが開催を中止せざるを得ない状況でありましたが、一部の町会・自治会等では、最新版の「習志野版あたらしいルール」、そのときの最新版の「習志野版あたらしいルール」を参考にして、3密を回避し、工夫を凝らした中でイベント等を開催し、地域の活性化に積極的に取り組まれたところもございます。 また、市民まつりにつきましては、習志野市民まつり実行委員会において、今年度は10月9日の開催に向けまして、感染症対策を含む実施方法等について検討が進められております。7月5日の総会にて、開催の可否が正式に決定される予定となっております。なお、市民まつり等、来場者が5,000人を超える見込みのイベントの開催に当たりましては、国の「イベント開催等における感染防止安全計画等について」の事務連絡に基づいて、感染防止安全計画を策定し、千葉県への提出が必要となります。 本市といたしましては、町会・自治会等の活動に関しましても、基本的な感染症対策を徹底した計画を準備する中で実施を検討していただきたいと考えております。 最後、大きな4点目、あたご橋交差点の横断歩道設置について、その進捗状況について、お答えいたします。 東習志野地区のハミングロードの交差点の一つであります、あたご橋の交差点につきましては、以前から複数の議員及び地元の町会などから、交差点内において平面的に各方向に移動できるような横断歩道の設置や、車両の右折レーン及び右折矢印式信号機の設置について要望をいただいております。 昨年度は、交差点改良設計の検討業務を専門のコンサルタントに委託して検討するとともに、この検討結果を基に、千葉県警察本部と協議を重ねてまいりました。具体的な検討結果といたしましては、交差点の南北の方向に設置している歩道橋を撤去した上で、同方向に横断歩道を設置することで、既存の横断歩道と合わせて3か所の横断歩道が設置され、交差点を平面的に利用することが可能となるものであります。 また、右折レーンなどの設置については、交差点における車道の幅員を見直した結果、右折レーンの設置が可能となることに加えて、右折矢印式信号機を設置する検討案となっております。 現在の取組状況としては、千葉県警察本部と協議を重ねた、この検討案について、千葉県公安委員会に対して、道路法の規定による意見を伺う申請を行いまして、去る5月24日付で同意を得たところであります。 今後につきましては、東習志野連合町会や東習志野・実花まちづくり会議において、地元町会へ検討案の報告を行ってまいります。本市といたしましても、このあたご橋交差点がさらに安全で円滑な通行が可能となるように、引き続き取り組んでまいります。 以上、1回目の答弁とさせていただきます。 ○議長(清水大輔君) 15番高橋正明議員の再質問を許します。高橋正明議員。 ◆15番(高橋正明君) はい。宮本市長、答弁ありがとうございます。 それでは、通告順に従いまして、再質問をさせていただきます。 まず初めに、令和4年度の防災訓練の概要についてを再質問いたします。 先ほどの市長答弁にありましたように、本年度の防災訓練は、市内16か所を訓練会場として9月11日日曜日に3年ぶりに開催されるとのことで、多くの市民の皆様が訓練に参加することと思います。コロナの影響で2年間のブランクがあり、その間に役員の交代などで引継ぎがうまくできていない団体も多いと思いますが、習志野市の指導の下で、例年どおりの防災訓練を行ってもらいたいと思います。 そこで、質問です。防災訓練に欠かせないのが自主防災組織です。習志野市の自主防災組織はどのような活動をしているのか、お伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 亀崎危機管理監。 ◎危機管理監(亀崎智裕君) 自主防災組織の活動について、お答えさせていただきます。 本市の自主防災組織とは、地域の住民の方が自分たちの地域は自分たちで守るという共助の意識や連帯感に基づき、災害による被害を予防し、あるいは軽減するための活動を行うことを目的とし、自主的に結成する組織であります。 自主防災組織の活動例といたしまして、平常時には家庭内の安全対策、地域ぐるみでの防災意識の醸成等防災に関する知識の広報・啓発及び防災訓練の実施などを実施させていただいております。また、災害発生時には、地域内の安否確認、被害状況等の情報収集及び伝達、火災発生時の初期消火の実施及び避難誘導等、安全・安心なまちづくりに取り組んでいただいております。以上です。 ○議長(清水大輔君) 15番高橋正明議員。 ◆15番(高橋正明君) はい。ありがとうございます。 次に、習志野市では、最近、新しい戸別受信機が配られたと聞いております。そこで、質問です。この新しい戸別受信機とは、どのようなものなのか、お伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 亀崎危機管理監。 ◎危機管理監(亀崎智裕君) 新しい戸別受信機について、お答えいたします。本市では、防災行政無線を使用した災害時の情報収集や伝達の手段として、昭和56年からアナログ方式を運用してまいりましたが、電波法関係審査基準等の改正により、アナログ方式による防災行政無線が使用できなくなることに備え、平成27年度より習志野市防災行政無線デジタル化整備計画に基づき、デジタル方式への導入を進めてまいりました。 新しい戸別受信機につきましては、デジタル方式であり、ノイズ、雑音に強く、聞きやすいと言われ、避難所となる学校並びに公共施設等に設置するとともに、各自主防災組織の代表者には、本年5月14日に開催しました自主防災組織リーダー研修会で配付しております。以上です。 ○議長(清水大輔君) 15番高橋正明議員。 ◆15番(高橋正明君) はい。ありがとうございます。 平成7年の阪神淡路大震災では、家屋の倒壊などによる生き埋めや閉じ込められた人のうち、消防など公的機関の救助によるものはわずか2%で、多くは自力または家族や隣人などの地域住民によって救出されました。 被災地域では、発災直後からいろいろなところで火災等が同時発生し、全ての災害現場に消防が駆けつけることは不可能な状態となります。災害発生直後は、公的機関による被災者支援等の緊急対応には限界があります。また、被害を最小限に抑えるためには、発災後、早い段階での救助が必要となります。 そのような状況の中では、地域住民一人一人が自分たちの地域は自分たちで守るという取組が大変重要です。そのためには、出火の防止、初期消火、災害情報の収集・伝達、避難誘導、被災者の救出・救護、応急手当、給食・給水の実施等、地域単位の自主防災活動が必要になってくると思います。 また、習志野市の自主防災組織の中には、活発な活動をしている団体もあり、防災まちづくり大賞、総務大臣賞などの表彰を受けた自主防災組織もあります。平成25年、本大久保ホームタウン自治会自主防災会、平成27年、本一町会自主防災部、平成28年、吹上苑町会自主防災会、平成30年、津田沼ハイライズ自主防災会などです。これらの団体の活動を参考にして、防災意識を高めてほしいと思います。 続きまして、災害時協力井戸について、再質問をいたします。 災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。大きな災害の後に、停電や断水など、生活に欠かせないライフラインが使用できなくなることはよくあります。すぐに復旧すれば問題はありませんが、復旧に時間がかかることもあります。大規模災害時に被災者及び避難者の避難生活を支援するためにも、災害時協力井戸は重要な役割を果たすと思われます。 近隣市の災害時協力井戸の登録件数は、八千代市が93件、松戸市も45件、船橋市では、民間企業が所有する井戸から生活用水を供給できるよう、34団体が協定を締結しています。習志野市では、昨年12月から災害時協力井戸の登録が始まりましたが、現時点では3件の登録にとどまっていると伺いました。今後、登録件数を増やす方法をどのように考えているのか、周知方法についてお伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 亀崎危機管理監。 ◎危機管理監(亀崎智裕君) 御質問にお答えいたします。災害時協力井戸の周知方法につきましては、現在、市ホームページにて周知するとともに、本年5月14日に開催させていただきました自主防災組織リーダー研修会にて、制度説明と併せて、さらなる登録促進に向け、周知を実施しております。 しかしながら、市長答弁にもありましたとおり、令和3年12月からの運用である新しい制度であり、今後も広報習志野や様々な媒体を通じて、その有用性を広く周知し、多くの登録が促進されるよう努めてまいります。以上です。 ○議長(清水大輔君) 15番高橋正明議員。 ◆15番(高橋正明君) ありがとうございます。 新しく始まった登録制度ですので、すぐに登録者数が増えるとは思えませんが、なるべく早く市民の皆様に周知されることを期待します。 次に、災害時協力井戸の今後の方針についてをお伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 亀崎危機管理監。 ◎危機管理監(亀崎智裕君) 今後の方針について、お答えいたします。本制度のさらなる周知に努め、市内で井戸を所有する市民、企業等に対して御協力をお願いし、拡充を図り、生活用水の確保に努めてまいります。あわせまして、現在御協力いただいている3件の井戸所有者宅に対しまして、今月中に災害時協力井戸が所在する旨の標識を家屋の門扉等、確認しやすい場所に設置するよう、準備を進めております。以上です。 ○議長(清水大輔君) 15番高橋正明議員。 ◆15番(高橋正明君) はい。ありがとうございます。 災害時協力井戸は、所有者が協力することによって制度が成り立っています。したがって、所有者が井戸はもう必要ないと考えれば、井戸の存続が難しくなり、井戸が埋められてしまうこともあります。井戸を所有するためには費用もかかりますので、少しでも所有者の負担にならないように考慮してほしいと思います。 私の希望としては、例えば、井戸のポンプが壊れたときの修繕費の一部を補助するとか、水質検査の費用の一部を補助するとか、現在井戸はあるが、ポンプが壊れて使ってなく、これからポンプを新しく購入しようとしてる所有者へポンプ購入費用の一部を補助するとか、所有者の費用負担を低減してもらいたいと思います。新しく井戸を造る費用を補助するのではなく、現在残っている井戸をなくさないための方法を考えてほしいと要望します。 次に、生活用水とは別に、習志野市の飲料水については、避難所となる小・中・高等学校に設置された防災倉庫に6月3日現在、2リットルのペットボトルが約4,400本あり、約8,800リットルを備蓄しています。このほかにも小中学校の受水槽には災害時に給水が受けられるよう、蛇口が取り付けてあり、これらの受水槽の容量は合わせて約70万リットルになります。また、秋津や奏の杜にそれぞれ設置してある耐震性井戸付貯水槽や企業局が給水場に貯水している水を合わせると、避難者に対して十分賄える飲料水を確保しています。 災害時の備えとして、各家庭で3日間程度の水や食料を備蓄しておくことが基本となりますが、自宅が全壊したり、地震火災で自宅が燃えてしまえば、自宅で準備していた備蓄品を使うことができなくなります。そのような方を支援するため、習志野市では市内の公立学校を中心に、防災倉庫を設置しています。 そこで、今回は、東習志野実花町会の皆様が多く傍聴に来ていますので、実花小学校にある防災倉庫について質問したいと思います。まず、防災倉庫の備蓄状況について、次に、有事の際、どのようなタイミングで鍵を開けるのか、また、誰の指示で防災倉庫を開けるのか、そして、防災倉庫の鍵の保管についてはどのようになっているのかをお伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 亀崎危機管理監。 ◎危機管理監(亀崎智裕君) はい。防災倉庫の備蓄状況等についてお答えいたします。 現在、本市の防災倉庫は、避難所となる小・中・高を中心に30基設置しております。なお、実花小学校に設置しております防災倉庫の備蓄状況につきましては、他の防災倉庫と同様に、食料や飲料水のほか、災害用トイレ、発電機、不織布マスクなどの生活用品、また毛布やレスキューシート、三角巾などの救出救護用品など、様々な資機材が備蓄されております。 次に、有事の際、どのタイミングで防災倉庫の鍵を開けてよいのかについて、お答えいたします。地域防災計画では、防災倉庫の備蓄食料や資機材等については、災害から被害を最小限に防止し、円滑な復旧活動に使用することとしております。一例を申し上げますと、災害により停電となった場合に、投光器や発電機が必要であると自主防災組織代表者や連合町会長が判断された場合は、防災倉庫の鍵を開け、資機材等を使用していただくよう、お願いしております。 なお、防災倉庫の鍵につきましては、危機管理課による管理と併せまして、自主防災組織代表者、連合町会長、各学校長に配付しております。以上です。 ○議長(清水大輔君) 15番高橋正明議員。 ◆15番(高橋正明君) はい。ありがとうございます。 少し時間がなくなってきましたので、防災倉庫に関してもう1点質問があったんですけども、今回は取りやめとします。 次に、3番目の町会のこともあるんですけども、一番重要なあたご橋にいかせていただきます。あたご橋交差点の横断歩道についてを再質問いたします。 ここで資料をタブレットに送りたいと思います。通知をお願いいたします。今回、タブレットに送りました資料は、あたご橋交差点の交差点改良図(案)です。これを見ながら、再質問をしたいと思います。 まず初めに、先ほどの市長答弁の中で少しだけ分かりづらい箇所がありましたので、改めて確認しますが、車両の右折矢印式信号は設置されるということでよろしいのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。交差点における右折矢印信号の設置について、お答えいたします。先ほど市長答弁でもありましたとおり、千葉県警察本部との協議におきましては、右折矢印信号機を設置する案としております。この案で千葉県公安委員会に申請し、先月の24日に同意をいただいているものでございます。実際に交差点改良をする際に、現地での調整は必要となると思われますけども、基本的には右折矢印信号が設置されるものと考えております。以上です。 ○議長(清水大輔君) 15番高橋正明議員。 ◆15番(高橋正明君) ありがとうございます。この車両の右折矢印式信号機についても、今までに何度も要望してきた案件の一つで、ここに来て、ようやく実現される見通しになりました。 あたご橋交差点に現在あるのは、みなし右折レーンで、右折レーンではありません。右折レーンとみなし右折レーンの違いは、直進車線と右折車線の間に白線があるかないかの違いです。車両の右折矢印式信号機を設置するには、右折レーンを設置する必要があります。みなし右折レーンでは、右折矢印式信号機を設置することができません。 私は、これまであたご橋交差点に車両の右折矢印式信号機をつけられない理由として、車道の道幅が狭く、右折レーンを設置することができないと考えておりました。 しかし、同じような車道の幅で右折矢印式信号機が設置されている交差点があります。それはあたご橋交差点からマラソン道路を西側へ大久保方面に、およそ1キロメートルほど行ったところの船橋市三山8丁目付近の県道千葉鎌ケ谷松戸線との交差点で、そこには右折レーンがついています。確認のため、ロードメジャーで計測してみると、あたご橋の交差点の車道の幅と同じ8.9メートルでした。同じ車道の幅で右折レーンがついている交差点とみなし右折レーンがついている交差点があることに疑問を感じました。 この疑問についても、習志野市で検討され、その結果、今回の図面にあるような右折レーンつきの交差点が提案されたものだと思います。千葉県公安委員会は、この右折レーンの設置を基に、右折矢印式信号機の設置を考えると思いますので、少しでも貢献できたのであれば、とてもうれしく思います。 次に、あたご橋交差点の南側、図面でいうと、交差点の下側の車両停止線が交差点中央側に8メートルほど移動していますが、なぜ、このような改良案になっているのか、お伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。交差点における停止線の移設、移動についてお答えいたします。あたご橋交差点におきましては、西側に、図面でいいますと交差点左側の横断歩道になりますけれども、ここに新たに横断歩道を設置することに伴いまして、交差点南側、図面でいいますと下側からですね、下側から左側、大久保方面に車両が左折する際に、横断歩道を渡る歩行者の状況、これを確認しやすくするために、交差点から停止線までの距離を短くいたしまして、交差点をコンパクト化する計画としております。このことから、車両の停止線、これを約8メートル、交差点側に近づける案としております。以上です。 ○議長(清水大輔君) 15番高橋正明議員。 ◆15番(高橋正明君) ありがとうございます。新しく横断歩道ができるため、交差点のコンパクト化を図り、安全対策を強化したためと理解いたしました。 次に、この交差点改良案で一番気になる点についてお伺いいたします。あたご橋交差点に入る脇道、図面で言うと、左斜め下から交差点に接続する市道12-019号線は、交差点において車両は左折しかできないと図面で確認できますが、なぜ、そのような案になっているのか、お伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。脇道からの車両について右折ができない、左折しかできない理由について、お答えいたします。交差点改良におきまして、市道00-014号線、これ、表の幹線道路になりますけども、これに右折レーンを設置することに伴いまして、右折レーンと直進左折レーンの2車線が新たにできることになります。 車両の右折による出入りを可能にいたしますと、この2車線を横断することになります。そうしますと、この交差点、非常に交通量も多く、信号待ち車両との錯綜や車両の渋滞、それと事故の危険性を千葉県警察本部との協議の中で指摘されました。したがいまして、安全対策といたしまして、市道00-014号線の中央部に車線を分離するオレンジ色のラバーポール、これを設置いたしまして、物理的に乗用車などの右折による通行を制限するということにしたものでございます。以上です。 ○議長(清水大輔君) 15番高橋正明議員。 ◆15番(高橋正明君) はい。ありがとうございます。交通量の多いあたご橋交差点で、信号待ち車両との錯綜や車両の渋滞及び事故の危険性を考えると、このラバーポールなどの安全対策は、市民の安全を考えると必要なものであると理解しました。 あたご橋の最後の質問になりますが、地元の皆様から、この交差点は歩車分離式信号にできないのですかと、よく問合せをいただきます。そこで、質問です。歩車分離式信号の導入ができない理由をお伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 神崎都市環境部長。 ◎都市環境部長(神崎勇君) はい。歩車分離式信号ができない理由ということでお答えしたいと思います。今回の協議におきましても、千葉県警察本部に本市から歩車分離式の信号の設置、これを要望しております。千葉県警察本部の本市からの要望に対しての見解といたしましては、車両の2方向の制御時間、これに歩行者横断専用の制御時間、これを加わりますと、当該交差点は非常に交通量が多い場所でございますので、交通渋滞の助長を促すということになるということで、あたご橋交差点におきましては、この歩車分離式の信号機の設置はできないということで判断をいただいているところでございます。以上です。 ○議長(清水大輔君) 15番高橋正明議員。 ◆15番(高橋正明君) ありがとうございます。 あたご橋交差点の横断歩道設置については、佐藤健二郎県議会議員や東習志野実花町会の町会長とともに、千葉県警察本部や習志野警察署へ何度も足を運んで要望してきました。今回、新しく横断歩道や車両の右折矢印式信号機が設置される見通しがついたことは大変うれしく思います。 時間も時間なので、これで最後ですけど、最後に要望です。来年度、令和5年度の予算案にあたご橋交差点改良のための工事の予算をつけていただくことを、少し気が早いかもしれませんが、強く要望しまして、私の一般質問はこれで終了とさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(清水大輔君) 以上で15番高橋正明議員の質問を終わります。 この際、暫時休憩いたします。     午後0時3分休憩-----------------------------------     午後1時20分再開 ○議長(清水大輔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、27番関根洋幸議員の質問を許します。登壇を願います。     〔27番 関根洋幸君 登壇〕 ◆27番(関根洋幸君) 元気な習志野をつくる会の関根洋幸でございます。今回は、大きく分けて2点の質問をいたします。 大きな項目の1点目、子育て行政について、(1)保育の質の向上についてでございます。 現在、習志野市では、令和2年度から令和6年度を計画期間とした習志野市子ども・子育て支援事業計画第2期計画を基に、様々な取組を行っております。子ども・子育て支援事業計画とは、子どもの最善の利益を実現する社会の構築を目指し、取り組むべき方策と達成しようとする目標や実施時期を明らかにし、習志野市の子育ち・子育て支援の方針を示すものであります。 まだまだ習志野市には子どもを取り巻く様々な問題が山積をしておりますが、最も重要なことは、保育の質を高めていくことだと考えております。今回は、保育の質や利便性の向上への取組についてお伺いいたします。 続いて、大きな項目の2点目、教育行政について、(1)タブレット端末活用の現状についてでございます。GIGAスクール構想の推進を受けて、本市でも昨年度より全ての児童・生徒にタブレット端末が配付され、学校現場においてもICTを活用した学びが提供されるようになってまいりました。 AIやIoTなどを積極的に活用する新たな時代を生きていく子どもたちに必要なのは、従来の知識を詰め込むだけの教育ではなく、創造性や論理的思考力を養う教育です。ICTなどの先端技術を活用して、創造性や思考力を育む教育を行い、次世代の人材を持続的に育成するという点。また、効果としては、児童・生徒ごとに最適化された学びの提供、教員の働き方改革が主な効果として挙げられております。本市でもタブレット端末の導入から1年が経過をし、この間、どのように活用しているのかについて、お伺いいたします。 続いて、(2)家庭内での活用状況及び家庭との連絡手段の現状について。同様に、学校のみではなく、タブレット端末の配付により、家庭での活用や家庭との連絡手段において、今までよりも大きく変化をしております。家庭での活用や家庭との連絡手段としての現状について、お伺いいたします。 最後に、(3)匿名メール相談ウェブアプリの現状について。以前より議会で、このアプリの導入を訴えてまいりましたが、本年度より導入をしていただきまして、深く感謝を申し上げます。今回、習志野市はSTANDBYを導入しております。私も何度も議会で取上げをさせていただきましたけれども、このほかにもスクールサインやLINE等、ほかのアプリやシステムを利用する可能性も大いにあったと考えますが、なぜ、今回、習志野市はSTANDBYを選定したのか。アプリ業者の選定理由について、お伺いをし、私の1回目の質問とさせていただきます。 御答弁のほど、よろしくお願いいたします。     〔27番 関根洋幸君 降壇〕 ○議長(清水大輔君) ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。宮本泰介市長。自席から。 ◎市長(宮本泰介君) それでは、関根議員の一般質問にお答えしてまいります。大きな2点目の教育行政については、教育長が答弁いたします。 私から、大きな1点目、子育て行政について、保育の質の向上について、お答えいたします。 本市では、平成26年度に策定いたしました習志野市子ども・子育て支援事業計画第1期計画及び令和元年度に策定した同計画第2期計画に基づいて、教育・保育提供区域における保育需要に対して施設整備等に努めてまいりました。令和4年4月1日現在での待機児童数でありますが、16人であり、平成29年4月1日時点でのピーク時338人と比べ、大幅に減少し、取組の成果が見えてきております。しかしながら、待機児童の解消には至っておらず、引き続き利用者の要望に応えられるよう、施設整備等に取り組んでまいります。 施設整備等に取り組む一方で、保護者が安全で安心して施設へお子様を預けるためには、保育の質の向上を図ることが最も重要であります。保育の質の向上を図る取組といたしましては、国や千葉県が開催する研修への参加のほか、本市におきましては、公立、私立合同による研修会を年10回開催するなど、職員及び施設全体で保育の質の向上が図れるよう取り組んでおります。 本年度は、公立の保育所、幼稚園、こども園、全ての施設におきまして、ICT化事業といたしまして、タブレット端末の配備、子どもの出欠確認や連絡帳機能等が組み込まれたシステムを導入いたします。本事業の実施は、職員の業務の効率化が図られ、子どもと向き合う時間が増え、より丁寧な保育の提供ができ、さらなる保育の質の向上につながるものと期待しております。また、保護者に対しましては、システムで欠席連絡ができるほか、お便りや写真を添付し、保育の状況や子どもの姿をより具体的に知ることができるなど、成長記録の可視化を図ることで、サービス面での質の向上につながるものであります。 今後におきましても、施設環境の整備、保育の質の向上やサービスの充実が図れるよう、取り組んでまいります。 以上、私からの1回目の答弁とさせていただきます。 ○議長(清水大輔君) 続いて答弁を求めます。小熊隆教育長。自席から。 ◎教育長(小熊隆君) それでは、関根議員からの一般質問、大きな2番目、教育行政について、(1)タブレット端末活用の現状について、お答えをいたします。 令和3年度当初においては、カメラやビデオ機能を使用したり、インターネット検索を行ったりするなど、タブレット端末を効果的に活用した授業を実施しておりました。さらに、教育委員会では、ICT活用教育研修の実施及びICT支援員を学校現場に配置し、学校では日々の実践や校内研修を行ってまいりました。 これらを行うことにより、教員の指導技術を高め、児童・生徒が話し合い、考える活動を主体としたコミュニケーション型授業や問題解決型授業の実践につなげてまいりましたが、一部の授業におきましては、活用が積極的に進められていない現状もございました。 そこで、本年度は、新たにICTマイスター育成事業を実施し、ICT機器活用の中核を担うリーダーの育成に取り組んでおります。各学校でタブレット端末活用の推進役を担う教員を育成するよう、研修を進めているところであります。 あわせて、各教科の指導主事が学校訪問や研修などの機会を通して、教員の指導力向上を図り、教科等の学びを深めるタブレット端末の活用や、児童・生徒の個に応じた学習活動を推進しているところです。しかしながら、全ての学校において同じように活用が図られるようにしていかなければいけないということで、今後、より一層指導を強化してまいります。 次に、(2)家庭内での活用状況及び家庭との連絡手段の現状について、お答えをいたします。 タブレット端末の家庭内での活用状況につきましては、調べ学習や文書作成アプリであるワードを使用した資料作り、学校で発表するためにカメラで学習の成果を記録するなど、それぞれの教科において活用しております。 次に、家庭との連絡手段といたしましては、学校は、学校だより等の文書をホームページに掲載していることを保護者へ連絡メールでお知らせしている学校もございます。さらに、学校によっては、動画やメッセージ、ファイル等を児童・生徒、そして教師間で共有できるTeamsというアプリを利用しており、学校からの配付文書のデジタル化を進めております。そのほかにも、学校は、学校評価の保護者アンケートについて、アンケート作成アプリであるFormsを用いて実施しております。 教育委員会といたしましては、今後もICTの活用状況を把握し、各校のよりよい取組、そして近隣他市の取組を研究した上で、各学校に周知するなど、家庭との円滑な連携や効果的な活用を図ってまいります。 次に、(3)匿名メール相談ウェブアプリの現状について、お答えをいたします。 本アプリは、いじめについて相談できない、周りに心配をかけたくないといった児童・生徒が安心して相談することができるよう、導入したものであります。相談の窓口を増やし、相談が増えることで、いじめの早期発見につながります。 今回選定いたしましたアプリは、児童・生徒に貸与しているタブレット端末と総合教育センターの教育相談員のパソコンとをウェブ上で結び、メールアドレスがなくてもメールのやり取りが可能となるものであります。メールアドレスを持たないため、児童・生徒がほかのアプリを登録したり、不用意に外部とつながったりすることがありません。 相談の方法につきましては、相談者と教育相談員の2者間のみで行われ、匿名であることから、児童・生徒は安心して相談を行うことができます。相談内容は、個別のパスコードで保護されており、児童・生徒が相談しやすい環境となっております。 また、いじめの未然防止のためには、いじめを許容しない集団づくり、傍観者とならないための意識啓発が必要であります。本アプリの業者は、児童・生徒がいじめを見て見ぬふりをする傍観者にならないよう意識啓発を行う、脱いじめ傍観者教育を業務の一つとして実施しており、多くの学校で傍観者を減らしていく取組を行っております。 このように児童・生徒が相談しやすい環境と意識啓発事業の取組の双方がそろっていることから、本アプリの事業者を選定いたしました。 以上、私からの1回目の答弁といたします。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員の再質問を許します。関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。御答弁いただきまして、ありがとうございました。 それでは、順を追って再質問させていただきます。 では、まず、子育て行政、待機児童についてですけれども、本年4月1日時点では16名と、ピーク時の338人から大幅に減少しており、これはまさに市の努力の成果のたまものであるというふうに思います。しかしながら、市長答弁にもございましたように、いまだに解消には至ってはおりません。今後、待機児童解消に向けて、どのような取組を行っていくのか、お伺いをいたします。 ○議長(清水大輔君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) はい。御質問にお答えをいたします。待機児童対策につきましては、令和2年度から令和6年度を計画期間とする子ども・子育て支援事業計画第2期計画及び、令和2年度から令和7年度を計画期間とするこども園整備と既存市立幼稚園・保育所の再編計画第3期計画に基づき、保育の必要量に応じた確保方策として、市立幼稚園に保育所機能を加えたこども園の整備や、市立保育所の私立化に伴う建て替えなどにより、保育定員を拡大し、待機児童の解消を図ることとしております。 具体的に申し上げますと、こども園の整備では、(仮称)向山こども園と(仮称)藤崎こども園を、それぞれ令和6年度と令和7年度に整備する計画としております。次に、市立保育所の私立化につきましては、大久保第二保育所及び菊田第二保育所を令和6年度に私立化し、藤崎保育所を令和7年度に私立化する計画としており、移管先法人による施設の建て替えに伴い、受入れ枠の拡大を図ってまいります。 このほか、民間認可保育所の整備を含め、令和7年4月1日時点の認可施設の保育定員は、令和4年4月1日時点より543人多い、4,291人となる見込みとなっております。以上です。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。ありがとうございます。取組について、よく理解することができました。 では、今後の児童推計については、どのようになっているのか、お伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) はい。御質問にお答えをいたします。令和4年3月末時点の住民基本台帳人口に基づく就学前児童の人口は8,131人であります。今後の就学前児童の人口推計は、令和元年6月に取りまとめました本年の人口推計に基づきますと、各年の3月末時点で令和5年が7,914人、令和6年が7,720人、令和7年が7,566人と徐々に減少し、推計の最終年であります令和31年では7,090人となる見込みとなっております。以上でございます。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) ありがとうございます。 今、御答弁いただいたように、本年の3月末時点では8,131名に対して、推計の最終年である令和31年には7,090人になるとありました。この人口減少、少子化の影響というのはもちろん習志野市にも大きく影響しておりまして、本市でも、まさに現在よりも1,000人以上の児童の減少というものが見込まれております。 先ほどの答弁でありましたように、令和7年度までにこども園の整備や市立保育所の私立化、認可保育所等の整備等々を含めて、本年度より543名多い4,291名の保育定員にしていくというふうに答弁もございましたが、これはぜひ待機児童解消に向けて粛々と進めていただきたい。 しかしながら、一方で、待機児童が解消に至っていない現在においても、保育の需要と供給のバランスというものには偏りが生じております。 もちろん、習志野市としては、人口の増加、定住促進というものをしっかりと図って推進していかなければならないというふうに考えておりますけれども、一方で、この推計のように児童数の減少というものが見込まれていくということも想定した場合に、保育所の立地条件等によって、今以上に保育の需要のバランスというものは崩れていくというふうに考えられますし、保育需要の平準化というものを図ることができなければ、これまで習志野市の保育事業に貢献をしている既存の民間の認可保育所の存在というものも成り立たなくなってまいります。 以前も議会で取り上げさせていただきましたが、先進自治体では、保育送迎ステーションというものを設置しております。習志野市、コンパクトシティといえども、縦の交通ラインの弱い習志野市の現状を考えた場合に、習志野市にとって保育需要の平準化を図る上で必要な事業であるというふうに考えておりますけれども、当局の見解をお伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) はい。質問にお答えさせていただきます。保育送迎ステーションは、駅前等の利便性の高い場所に、保育送迎ステーションと呼ばれる施設を設置し、複数の認可保育所等にバスで送迎する事業でございます。 県内近隣市では、流山市が実施しており、事業内容を申し上げますと、市内の2つの駅に保育送迎ステーションを設置し、朝7時から当該施設でお子様をお預かりし、同じく朝の8時から9時にかけ、市内の指定する各保育施設に専用バスを運行し、送迎をいたします。送迎を受けたお子様は、夕方16時までの降園時間まで各保育施設で過ごし、16時以降、再びバスに乗車し、保育送迎ステーションに戻り、保護者のお迎えまで預かり保育を行うものでございます。また、県内では松戸市において同様の事業を実施しております。 本事業は、待機児童の解消と地域の保育需要の差を埋めるという課題解決に向けた一つの方策としての取組であります。本市においても、計画的な施設整備等による待機児童の解消とともに、市全体における教育・保育施設の需要と供給のバランスが安定的に保たれるようにしていくことが課題であると認識をしております。今後におきましても、県内、そして県外の様々な取組に注視し、本市に適した方策について、引き続き、調査・研究に取り組んでまいります。以上でございます。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。ありがとうございます。引き続き調査・研究に取り組んでいくとのことでございますので、ぜひよろしくお願いいたします。 この保育送迎ステーション事業ですけれども、私としては、積極的に人口増加を図って、仮に今よりも児童数が増えるという場合であっても、人口推計、児童推計のように減少した場合においても、どちらにとっても非常に効果のある事業ではないかなというふうに考えております。 人口増加の場合はもちろんのことですね、人口減少、児童数の減少した場合にも、送迎ステーションを活用しながら保育の平準化を図り、そしてまず、公立の保育の定員というものを減らしていくことによって対応ということも十分に可能だと考えますし、ぜひ今後を見据えながら研究していただくようにお願いをいたします。 では、保育の質の向上を図る取組において、国や県が開催する研修への参加のほか、公立、私立合同の研修会を年10回開催しているというふうにございました。この研修の概要と詳細についてお伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) はい。研修の概要と詳細について、お答えをいたします。 保育所、幼稚園、こども園等の職員が日々の保育の振り返りとともに、研修会等に参加し、自身のスキルのさらなる向上を図ることは大変重要であると考えております。 国や県では、様々なテーマでの研修や経験年数に応じた層別研修などが開催されており、公立、私立の施設より多くの職員が積極的に参加し、日々研さんをしております。また、市の主催でも、保育の質を高めるための研修会を実施しております。その中で、公立、私立合同で行う研修会を3つ御説明させていただきます。 1つ目は、幼保合同特別研修会であります。多様な保育ニーズの動向を踏まえ、研修を通じて、保育者の資質向上を図ることを目的に、年10回ほど計画をしております。本年度は、乳児教育、幼児教育における遊びの質について、子どもの人権について、特別支援教育についてをテーマに取り上げ、講師を招いての講話や実技指導研修を予定しております。 2つ目といたしましては、幼・保・小関連研修会であります。小学校への円滑な接続と相互理解を図ることを目的に、市内幼稚園、保育所等の5歳児担任と小学校1年生の担任とで構成し、市全体として年3回実施するほか、個々の小学校区ごとに研修テーマを定め、職員間での情報交換や子ども同士の交流を年6回から10回ほど行い、理解を深めております。 3つ目といたしましては、地域ごとに行うブロック交流会であります。市内の保育者同士の交流を図り、視野を広げて保育に生かすことを目的に実施しているものでございます。保育施設を会場とし、保育室の環境や教材、援助の方法について、公立、私立の枠を超えて具体的な情報交換をする機会となっております。以上でございます。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。ありがとうございます。今いろいろとお話しいただきましたけども、保育ニーズの多様化ですとか、保育の仕方、状況というのは常に変わっていくものであるというふうに考えますし、公立のよいところ、私立のよいところ、それは様々あると思います。また、研修や交流を通してしか学べないものというものも大いにあると考えますので、ぜひ、これはさらに交流を深めながら切磋琢磨していただくように要望させていただきます。 では、続いて、昨年度行っていただきました紙おむつのサブスクリプションについてですけれども、この実証結果についてお伺いをいたします。 ○議長(清水大輔君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) はい。御質問にお答えをさせていただきます。紙おむつのサブスクリプションとは、子どもを保育施設等に預ける保護者がおむつを持参しなくてもいいように、事業者が直接、定額制で保育施設に届けるサービスであります。 本市では昨年度、公立保育施設1施設におきまして、事業者の協力の下、1か月の試行期間を設け、保護者ニーズの調査を実施いたしました。試行期間後の保護者アンケートでは、おおむね満足との回答が得られました。しかしながら、今回、試しに使ってみたいとして参加を希望した御家庭が全体の25%と、比較的少なかったこともあり、試行した保護者の満足度は高いものの、サブスクリプション利用者とおむつの持参者が混在している状況のままでは、保育士等の負担が増えてしまうことも明らかになりました。 このようなことから、今後は、保護者の利便性を高め、かつ保育士等の負担が軽減するような導入手法を検討する必要があると考えております。事業者からの情報収集や先進自治体の導入事例等を参考にし、引き続き研究してまいります。以上でございます。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。ありがとうございました。 今、御答弁いただいたように、利用者の満足度は高かったという一方で、利用者が全体の25%と少なかったこと、またサブスクリプションの利用者とそうじゃない利用者が混在した場合に、施設職員の負担が増えてしまうということが明らかになったというふうにございました。この施設職員の負担というものも、私も承知をしております。実際に現場の保育士等々にもお話し聞かせていただきましたけれども、最低でも8割から9割ぐらいの利用者がいないと、保育士の負担になってしまうというふうにも聞いております。 ただ、実際の利用者の満足度ということを考えると、やはりこのまま1回の実証で終わらせてしまうというのは非常にもったいないなというふうにも感じております。前回のこの実証、今、答弁いただいた実証では、たしか、市の持ち出しというものはなく、事業者のサービスによって成り立っていたというふうに記憶しておりますし、やはりいま一度実証を行う価値のある事業ではないかなというふうに考えております。 利用者が全体の8割から9割、これを超えてくれば、保護者の利便性向上はもちろんのこと、保育士、現場の職員の方の負担軽減にもつながります。どれだけ利用者を増やすことができるかということが重要になってまいります。前回の実証で、実際に、私、この周知というものが少し足りなかったのではないかなというふうに、これは率直に感じております。 ですので、1回で終わらせるということではなくて、これ、うまく回っていけば、本当に保護者の利便性、保育の質の向上というものにつながる事業であると思いますので、いま一度、検証していただくように要望させていただきます。 では、子育て行政についての質問の最後ですけれども、本年度より公立の保育所、幼稚園、こども園、全ての施設においてICT化事業として、タブレット端末の配備及び連絡帳等のICT化のシステムを導入するという旨の答弁がございました。 事業の実施により、職員の業務の効率化、子どもに対して丁寧な保育の提供ができるようになることや、保護者に対しての利便性の向上、またコロナ禍において、なかなかうかがうことのできなくなってしまった園での様子を可視化できるということが期待されております。 では、この連絡帳のICT化の導入時期、周知方法、予算、またスマホ等を所持していない保護者への対応について、お伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 小平こども部長。 ◎こども部長(小平修君) はい。御質問にお答えをさせていただきます。お尋ねの保育所等における連絡帳は、御家庭でのお子様の様子や子育ての悩みなどの相談あるいは施設での保育中の様子、御家庭での保育で留意していただきたいことなど、御家庭と保育所双方が連携した保育を行うために大変重要なものであります。 近年の急速なICT化による様々な分野での利便性の高まりを鑑み、本市といたしましても、保育所等の連絡帳などの機能についてICTの導入の検討を重ね、令和4年度予算において事業総額で349万9,000円を計上させていただいたところであります。本事業につきましては、本年10月からの運用開始に向け、現在、準備を進めているところであります。 導入するシステムでは、連絡帳機能、欠席連絡、健康観察や体調確認、災害等の緊急時連絡や各種アンケート集計等の機能を有し、保護者の利便性の向上につながるほか、保育の様子を画像で掲載することができるなど、お子様の成長を可視化して御家庭にお伝えすることが可能となります。 さらに、職員におきましては、欠席確認、健康記録、連絡帳の作成などの事務作業の簡素化を図ることができます。このことにより、子どもと向き合う時間や自己研さんの時間が創出され、より丁寧な保育の提供につながることが期待できるところであります。 システムの運営に当たりましては、運用開始までの期間にシステムを最大限に活用できるよう、職員に対する研修や試行の期間を設けるなど、スムーズな運用となるように取り組んでまいります。また、保護者への事前周知につきましては、システム導入やその機能について、保護者会、PTA等への説明や配付物等で周知を図ってまいります。 なお、スマートフォン等、インターネットに接続可能な端末の御利用がない保護者に対しましては、これまでどおり、紙媒体での連絡帳や配付物、電話等での連絡を継続してまいります。 いずれにいたしましても、システムの導入、運用に当たりましては、保護者に対し、丁寧な説明を行うとともに、円滑な移行ができるように努めてまいります。以上です。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。ありがとうございます。本年の10月から運用開始を予定しているということでございますので、これは非常に期待しております。 私も現在3歳の息子がおりまして、3月まで、まさに紙の連絡帳でやり取りをしてたんですけども、この4月からちょっと園が替わりまして、もう既にICT化の連絡帳、デジタル連絡帳を使ってるんですけども、利便性というものは本当に非常に高いです。保護者目線で言えば、やはり保護者の利便性の向上というのはもう保障されてると思いますので、あとは現場の職員たちが慣れていただければ、現場の職員たちの負担軽減にもつながるものであると思いますので、これはぜひ粛々と進めていただきたいと思います。 今、園の話をしたんですけども、私のこの息子、待機児童も経験いたしましたし、最初、民間の小規模認可保育所、その後に公立の保育所、現在、民間のこども園でお世話になってるんですけれども、どこもそれぞれ特色があって、非常にいい園だったということはあります。 ただ、民間と公立、この両方の保育園を経験した一保護者の視点から言わせていただくと、公立と民間ではやはり保育の質というものに少し差があるというふうに感じているところが、正直なところでございます。やはり民間のほうがよりきめ細やかな保育のサービスを行っているのではないかなというふうに感じました。誤解がないように申し上げますと、決して公立の質が悪いというわけではないです。非常に先生方もよくやってくださったんですけれども、ただ、民間と比べてしまうと、というところ、あります。 子ども・子育て支援事業計画にも「子育て日本一」を目指す習志野市という文言もございます。民間、公立、問わずに、どこの園に行っても、質の高い保育サービスが提供されるということがやはり理想でありまして、あるべき姿であります。当たりの園と外れの園というものがあってはならないというふうに考えます。それが公立であれば、なおさらであると思いますし、公立こそ、模範であるべきだというふうに考えます。 様々な研修を行っていただいているのは重々承知なんですけれども、民間の保育士が公立の保育園の見学に来るということもあるというふうに伺ってるんですけれども、逆に、公立の保育士が民間の保育所を体験するということはないというふうに伺っております。 職場体験ではないんですけれども、1週間とか1か月とか、ある程度時期を限定して保育士の民間留学というんですかね、交換留学というんですかね、という手段も必要なのではないかなというふうに感じておりますし、以前、20年ぐらい前に、デパートに職員の方が研修に行って、そういう百貨店のサービスを学んできたということがあったというふうに聞いておりますし、今も実際に、まつり事務局等への職員の出向というものもございます。 これ、十分に可能ではないかなというふうに考えております。現場を体験することより学びのある研修というものは、そうそうないというふうに考えますので、その点も一度検討していただければというふうに要望させていただいて、この子育て行政についての質問を終わります。 続いて、教育行政についてですけれども、教育長、御答弁いただきまして、ありがとうございました。タブレット端末の活用を進めているけれども、全体として進めているけれども、一部でなかなかちょっと活用できていないところがあったというふうに、これは教育長も強く認識していただいているというふうに思いますので、ぜひ、引き続きよろしくお願いいたします。 今年度、新たにICTマイスター育成事業を実施するとございました。このICTマイスターとは、どのようなものであるのか、お伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 菅原学校教育部長。 ◎学校教育部長(菅原優君) お答えいたします。ICTマイスターですけども、今年度から新たに設置するものでありまして、ICTを効果的に活用した事業改善等に向けた実践提案を積極的に推進し、各校の中核を担うリーダーとなる教員であります。今年度当初には既に十分な能力を有すると認められる18名を1期生として認定しております。また新たなリーダーの育成を目的として研修を行います。 具体的な内容ですけども、各学校より推薦された23名のマイスター候補者を2期生として、年6回の研修を実施いたします。さらに、各学校でタブレット端末を活用した授業研究を行うなど、効果的な研修と実践的な授業研究を進めてまいります。なお、6回の研修のうち3回は、トレーナーとして活動し、希望研修として各校から参加する教員に対して指導をします。マイスター自らの指導技術や授業実践を広める場となり、さらに、ほかのマイスターのICT活用の実践を学ぶよい機会となると考えております。 本研修によりまして、まずは、令和4年度から令和6年度までの間で合計90名程度のマイスターを育成・認定する計画であります。 教育委員会といたしましては、児童・生徒にとって、タブレットを活用した授業が有意義で楽しいものになり、さらに学力向上につながるよう、教員の研修指導を引き続き推進してまいります。以上でございます。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) ありがとうございます。令和6年度までに90名程度のICTマイスターを育成していくとございました。 教育長答弁でもありましたけれども、いまだ学校、学年あるいはクラスによってICT活用の格差というものが生じてしまっているというのは事実であると思います。やはりこの格差を埋めていくためには、各学校や教員の方々の努力というのはもちろんなんですけども、やはり教育委員会が主導して格差を埋めていくということが何よりも重要であるというふうに考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。 この内部の努力は引き続きしていただくと同時に、特に技術の更新速度の速いICTの分野においては、外部の知見を得るということも非常に重要になってまいります。タブレット端末の活用に当たりまして、外部の専門家の知見を生かすように要望してまいりましたけども、ICT活用教育アドバイザー、ICT支援員の活用の配置状況について、お伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 菅原学校教育部長。 ◎学校教育部長(菅原優君) はい。お答えいたします。ICT活用教育アドバイザー、こちらにつきましては、文部科学省が実施している事業において、ICTの活用や環境整備に関して各自治体からの相談に応じ、全般的な助言や支援を行う、専門的な知見を有する者であります。 令和3年度には本市がタブレット端末の活用を進めるに当たり、端末における著作物の取扱いなどにつきまして、ICT活用教育アドバイザーから助言をいただいたという経緯もあります。令和4年度におきましても、必要に応じて依頼をしてまいりたいと考えております。 続いて、ICT支援員について申し上げます。ICT支援員ですけども、民間事業者への委託により配置しておりまして、主な業務内容といたしましては、学校においてICTを活用した授業などを円滑に行うために、教員に対しましては、タブレット端末を使用した授業計画の作成支援、また児童・生徒に対しましては、授業の中で端末の操作支援などを行っております。 今年度は、学校への支援回数の増加を図るために、2名増員をして、6名のICT支援員を配置いたしました。このほか、本市職員といたしまして、ICT学習指導員を1名配置し、効果的なICT活用を推進するよう、各学校を訪問しながら、教員に対し、指導を行っております。 今後も教育委員会として、学校のさらなるICT活用を目指し、外部の相談機関や人材の活用を積極的に図り、学校現場のタブレット端末活用を推進してまいります。以上でございます。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) ありがとうございます。ぜひ、こちらも引き続き力を入れて活用していただきたいと思いますし、先進自治体等の研究もよく行っていただきまして、ICTのさらなる活用というものを期待しております。 では、続いて、タブレット端末の導入に当たりまして、以前から先行してデジタル教科書の活用推進というものを要望してまいりました。国あるいは県の事業等にも手を挙げていただいておりますけれども、令和4年度のデジタル教科書の配備状況と活用推進に向けた指導課としての取組についてお伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 菅原学校教育部長。 ◎学校教育部長(菅原優君) はい。お答えいたします。デジタル教科書の配備状況でありますけれども、今年度、国の事業といたしまして、小学校5年生、6年生に英語と算数の2教科、そして全中学生を対象に英語と数学の2教科が配備されております。加えまして、袖ケ浦西小学校に関しましては、本市の算数研究校であり、県の学力向上に関する研究校であることから、全学年に算数が配備されております。 また、図や文字を拡大できること、図を自由に動かせること、音読機能があることなど、デジタル教科書の機能を生かした学習をするため、本市独自の取組といたしまして、自閉症・情緒学級の小学校1年生から4年生に算数、中学校の全学年に国語を整備いたしました。 教育委員会といたしましては、年度当初に教科主任会議で積極的な活用を依頼するとともに、随時行う学校訪問におきまして授業の中での使い方を指導しております。今後につきましても、総合教育センターの研修や、引き続き指導主事の学校訪問を通しまして、より効果的な活用について周知や指導を行ってまいります。また、紙媒体の教科書との併用も含めた、デジタル教科書の効果的な利活用について検証を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) ありがとうございます。このデジタル教科書、様々な取組をしていただいておりますけれども、今、答弁で、中でも、本市独自の取組として、自閉症・情緒学級の小学校1年生から4年生に算数、中学校の全学年に国語を整備したというふうにございました。 国全体としてデジタル教科書の本格導入というものは令和6年度からというふうに見込まれております。以前にもお伝えさせていただいたんですけども、タブレット端末の導入というのは昨年度、全国一斉スタートの事業でございます。まさに、このやり方次第では、習志野市が全国で一番ICT教育の充実した町になるということも十分に可能性があります。 今ほど、答弁の中でも、紙媒体の教科書と併用しながらというふうにございました。これは私も非常に重要なことだと思いますし、何でもかんでもデジタル教科書であればいいというものでもないと思います。ただ、しかしながら、紙の教科書では得ることのできなかった学びというものも多くあると思いますし、まだこのICTの活用というものは、可能性というものは無限大にあります。ぜひ、今後も積極的な活用というものを教育委員会主導で行っていただくように要望させていただきます。 また、習志野市では、いわゆる置き勉を推奨しておりまして、タブレット端末、家庭まで持って帰らせて、ICTに日常から触れるということを目的といたしておりますけれども、家庭との連絡手段の今後の展望についてお伺いいたします。
    ○議長(清水大輔君) 菅原学校教育部長。 ◎学校教育部長(菅原優君) お答えいたします。家庭との連絡手段につきましては、欠席・遅刻連絡のデジタル化や学校からの便りのさらなるペーパーレス化を今後進めてまいります。また、保護者懇談会や進路説明などにつきましては、希望された方にはオンラインでの参加とし、学校に来校する時間の取れない保護者に対して情報の共有を図っていく学校もあることから、今後は市全体に進めてまいります。 さらに、アンケート調査につきましても、特に調査項目の多いものに関しましては、Forms、アンケートのアプリですね、をさらに活用するよう推進してまいります。今後も連絡手段のデジタル化を推進し、保護者の利便性の向上や教員の働き方改革につなげてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。ありがとうございます。連絡のデジタル化やペーパーレス化等、連絡手段においても、市全体に広めていくということでございました。やはり、こちらも学校によっては格差が生じております。 基本的には、デジタル化、ペーパーレス化していくということが保護者の利便性の向上や教職員の業務の効率化に資するものであるというふうに考えております。一方で、心配のあるお子さんですとか、連続欠席等々、心配事がある事態というものも想定されますけれども、その場合はしっかりと個別対応をしていくということでカバーをして、全体としては、このオンライン化、どんどん進めていくということが何よりも重要であるというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 先ほどの答弁でもありましたように、就学前児童においては、10月よりICT化が本格導入されるということでございましたので、ぜひ、この動きと連動して、一刻も早くデジタル化進めていただくように要望させていただきます。 では、最後に、STANDBYについての再質問をいたします。 教育長答弁では、STANDBYを選定した理由としては、貸与しているタブレット端末から活用できること、メールアドレスがなくても、やり取りが可能であること、匿名性が高いこと等々ございました。先般、清水議員の一般質問におきまして、このSTANDBY導入して1か月余りで延べ133件の相談があったと答弁ございました。 現在、総合教育センターで実施しているメール相談の昨年の相談件数が1年間で52件という数字を見ますと、非常に驚異的な記録であるというふうに感じますし、子どもたちのセーフティネットとしての効果というものは十二分に感じられております。また、脱いじめ傍観者教育というふうにございましたけれども、この脱いじめ傍観者教育の目的と内容について、お伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 菅原学校教育部長。 ◎学校教育部長(菅原優君) お答えいたします。脱いじめ傍観者教育は、児童・生徒が脱傍観者の視点に立ち、いじめの予防や解決の手だてを考えることを目的とした学習プログラムであります。 この学習プログラムでは、いじめ場面の事例を提示し、児童・生徒自身がほかの児童・生徒がいじめられている場面に遭遇した場合に、どのような選択をするのかということを考えさせ、意見交換を行い、いじめを止めようという意識の醸成を目指すものであります。また、いじめの被害者を心配する雰囲気を学級でつくり出すことで、いじめの防止につながることも考えられるところでございます。以上でございます。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。ありがとうございます。概要についてよく理解することできました。 いじめの傍観者にならないということを目的としての脱いじめ傍観者教育を行っているとのことでございましたけれども、まだこのSTANDBY導入して1か月ではあるものの、このことについて効果を感じられることがあったのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(清水大輔君) 菅原学校教育部長。 ◎学校教育部長(菅原優君) はい。効果を感じられることはという御質問ですけども、これまでに総合教育センターに寄せられました電話等による相談、この中には、いじめを受けている児童・生徒の周囲の児童・生徒からの相談というのはありませんでした。 しかしながら、本アプリの導入に伴い、脱いじめ傍観者教育、これを行ったことで、1か月という短期間におきまして、同じクラスの子がいじめを受けているなどの相談が3件寄せられております。この3件につきましては、個人的な情報でもあり、詳細は申し上げられませんが、現在、学校と連携する中で対応に当たっているところであります。 このことにつきましては、大きな効果があったものと捉えており、今後も同様の相談が増えてくると期待してるというか、そういうのが増えてくるんだろうと考えております。 教育委員会といたしましては、学校の教育活動全体を通して傍観者をつくらない、いじめを発生させない人間関係づくりを継続するよう、各校に指導してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(清水大輔君) 27番関根洋幸議員。 ◆27番(関根洋幸君) はい。ありがとうございます。 今までの手法の相談の中では、いじめを受けている児童・生徒の周囲の児童・生徒からの相談はなかったということでございましたけれども、本アプリの導入によって既に3件寄せられているとのことでした。これはいじめの未然防止、いじめの重大化の解消、脱いじめ傍観者教育というものに大いに効果があるというふうに感じられます。 6月6日の読売新聞の記事では、貸与されたタブレット端末を使用してのいじめが相次いでいるというように報じられておりました。具体的な内容としては、通信機能を利用して悪質なメッセージを送りつけたり、顔写真を撮っていたずら書きをしたり、中学生になると、ほかの生徒のIDやパスワードを入手して、成り済まし行為やアダルトサイトへログインする等の行為が行われているというふうに報じられておりました。 タブレット端末は、子どもたちにとって創造的な学びというものを提供する一方で、これまでタブレットがなかった時代には想像もできなかったような負の側面というものも生じてまいります。2020年の日本全体のいじめの件数というものは、コロナ禍ということもあって、減少しておりますけれども、教員の目から届きにくい、大人の目から届きにくいネットいじめの割合というものは増加をしております。 御承知のように、習志野市のアンケート結果では、誰にも相談することのできないというふうに回答している子どもたちが全体の3割おります。今回のSTANDBYですね、この3割の子どもたちを一人でも多く救うことができるツールであるというふうに感じておりますし、匿名性を武器にした、脱いじめ傍観者教育により、いじめの抑止力にもつながってくるものであるというふうに感じております。 ぜひ今後とも積極的な運用をお願いしていただきたいというふうに思いますけれども、一方で、現在、2名の先生でこのSTANDBYの対応に当たっていただいているとのことですけれども、答弁いただいたように、この1か月の動きを見ますと、今後、とてもじゃないですけれども、手が回らなくなってくるということは十二分に考えられます。児童・生徒のケアというものは、もちろん重要なんですけれども、やはり対応する先生の体制整備、体制整備の強化というものもしていただくように要望させていただきます。 最後ですけども、6月7日に、子ども政策に注力し、出生率の改善と人口増加を達成している明石市の泉房穂市長が、こども家庭庁に関する参考人として、参議院の内閣委員会に呼ばれて、その際の発言が話題となっておりますので、御紹介させていただきます。泉市長は、子ども政策が結果として地域経済の活性化につながり、税収増や借金返済など、行政の財政健全化に結びついたとして、こう訴えております。 「お金がないから、せこいことをするんじゃなくて、金がないときこそ、子どもに金を使うんです。そうすると、地域経済が回り始めて、お金が回り始める。明石では、子どものみならず、高齢者、障がい者、犯罪被害者やLGBTQ+についても全国初の施策が展開できております。お金ができてきたので、子どもだけじゃなく、みんなに優しい町がつくれたということだと理解をしております。また、子どもを応援すれば、みんな幸せなんです。子どもや子どもの親だけじゃなく、お年を召した方も、幅広いみんなにとって、私たちの社会にとって、いいことなんだという発想の転換をぜひお願いしたい。子どもの未来は、私たち自身の未来であり、子どもの未来は日本社会の未来だと本気で考えております」と発言をして、非常にSNS上等でも話題になっているというふうに聞き及んでおります。私も全くそのとおりだなというふうに感じました。 習志野市が子育て、教育の町としてより一層発展していただくように、様々な調査・研究あるいは実践というものをしていただくよう要望いたしまして、私の一般質問を終わりといたします。ありがとうございました。 ○議長(清水大輔君) 以上で27番関根洋幸議員の質問を終わります。 この際、換気のため、暫時休憩いたします。     午後2時19分休憩-----------------------------------     午後2時35分再開 ○議長(清水大輔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、5番宮内一夫議員の質問を許します。登壇を願います。     〔5番 宮内一夫君 登壇〕 ◆5番(宮内一夫君) こんにちは。市民の会の一般質問を行います。 大きな1番目のごみ問題のうち、2番目の清掃工場から排出される溶融メタルの問題については、先般、央議員が質問されました。それと同様の回答でしたら、割愛してもらって結構でございます。 それでは、ごみ問題から、1つ目は、燃えるごみ有料化問題についてであります。 一般廃棄物処理基本計画について、環境審議会に諮問され、答申がされました。その中でごみ有料化問題が取り上げられておりますけれども、その後の有料化問題についての取扱いについて、どのように進んでいるのか、お伺いをいたします。 2点目は、会計年度任用職員の労働条件についてでありますけれども、会計年度任用職員制度は、2020年4月導入され、今日に至っているわけでありますけれども、私はこれまでこの問題について何度となく改善を求めてまいりました。しかし……     〔私語する者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 何ですか、木村さん、何か用事ですか。 ○議長(清水大輔君) いや、大丈夫でございます。 ◆5番(宮内一夫君) 大丈夫ですか。いや、何か、こっちに聞こえてくるんだ。何か用事ですか。 ○議長(清水大輔君) 発言中は静かにお願いいたします。 ◆5番(宮内一夫君) これまで何度も改善を求めてまいりましたが、大きな改善は図られていません。特に、この制度導入に当たっては、フルタイムで働いていた職員の方々がパートタイムにされてしまったという大きな問題があります。その後、どのような状況になってるのか、お伺いをいたします。 3点目は、四市複合事務組合運営の三山園問題であります。同園の在り方について、今後の在り方についてお伺いをし、第1回目の質問といたします。     〔5番 宮内一夫君 降壇〕 ○議長(清水大輔君) ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。なお、1番、ごみ問題、(2)清掃工場から排出される溶融メタルについては、央重則議員への答弁と同じであれば、省略してもよいということですので、同じ答弁であれば、省略してください。宮本泰介市長。自席から。 ◎市長(宮本泰介君) それでは、宮内議員の一般質問にお答えしてまいります。 大きな1点目のごみ問題の御質問のうち、(2)の清掃工場から排出される溶融メタルについてのお答えは、央議員と同じ内容となりますので、議長の御指示により、省略いたします。 (1)でありますけれども、燃えるごみの有料化方針について、お答えいたします。御質問の有料化につきましては、排出者が排出量に応じて手数料を負担することから、本質を受益者負担と認識しており、その制度の導入に向けた取組の状況をお答えいたします。 本市では、本年4月から施行いたしました習志野市一般廃棄物処理基本計画の策定に当たりまして、案の段階で環境審議会に諮問しており、御審議の上、答申をいただいております。 この答申におきましては、3点の付記事項がありました。1つ目として、受益者負担制度の歳入は、清掃行政の各施策の推進に役立てること。2つ目として、受益者負担制度の導入に当たっては、できる限り市民の合意形成を図るよう努めること。3つ目として、同計画の進行管理に当たっては、取組の成果の検証を確実に実行し、特に受益者負担制度の導入の効果は十分に検証すること。以上、3点でございました。 今年度につきましては、本市の区域内から発生する一般廃棄物の処理・処分について、長期的・総合的視野に立って基本的事項を定めた、習志野市一般廃棄物処理基本計画の周知を図るとともに、受益者負担制度につきましては、これまでの基礎的検討の結果を整理いたしまして、環境審議会からの答申における3つの付記事項を十分尊重の上、本市にふさわしい制度の検討を進めてまいります。 続きましては、議長の御指示により省略させていただきます。 続きまして、大きな2点目、会計年度任用職員の労働条件について、お答えいたします。 会計年度任用職員制度につきましては、令和2年度に施行され、今年度で3年目となりますが、本市の行政運営にとって大きな役割を担う会計年度任用職員が意欲を持って業務に従事していただけるよう、各種休暇制度の拡充や、保育現場等で働く職員の基本給の引上げなど、処遇改善に努めているところであります。 本制度の運用につきましては、国のマニュアルに基づいて、職の必要性を十分に吟味した上で、標準的な業務の量に応じて、第2号会計年度任用職員、いわゆるフルタイム職員と、フルタイム職員より勤務時間が短い第1号会計年度任用職員、いわゆるパートタイム職員に整理し、適正に運用しております。 また、フルタイム職員とパートタイム職員の振り分けが適切であるかについては、制度導入時から、人事ヒアリング等を通じて各職場の業務量について調査・検証しており、昨年度は一部のパートタイム職員に時間外勤務が発生しておりましたが、新型コロナウイルス感染症等による影響から一時的なものであったことを確認しております。 新しい生活様式が定着していく中で、感染症対策と並行して、徐々にではありますが、コロナ禍以前に実施していたイベントや各種事業が再開しております。このことを踏まえ、今後も引き続き会計年度任用職員の業務量について各部への調査を行い、適正な業務内容、業務量となるよう努めてまいります。 最後、大きな3点目、四市複合事務組合が運営している三山園について、お答えいたします。 特別養護老人ホーム三山園は、昭和47年6月に100床の特別養護老人ホームとして、本市、船橋市、八千代市及び鎌ケ谷市の4市で構成されている四市複合事務組合によって、関係市内唯一の特別養護老人ホームとして運営を開始いたしております。当時、特別養護老人ホーム三山園は、老人福祉法に基づいて公費により措置入所を行う公助の制度下において運営されてまいりましたけども、平成12年からは介護保険法の施行に伴って、互助の制度下での運営となりまして、現在に至っております。 このような経過の中で、民間施設が増加するなど、施設運営を取り巻く環境は大幅に変化してまいりました。こうした状況の変化、施設の現状などを踏まえた、公設公営による施設としての役割や今後の在り方を検討するために、学識経験者5名と関係市の部長4名で組織した四市複合事務組合特別養護老人ホーム三山園あり方検討審議会が本年4月に設置されたところであります。今後、当該審議会におきまして、公設公営としての役割と今後の在り方について検討が進められることとなっております。 以上、1回目の答弁とさせていただきます。 すみません。ちょっと読み間違いがありました。「必要性」と読むところ、「安全性」と読んでしまいました。すみませんでした。訂正いたします。 ○議長(清水大輔君) 5番宮内一夫議員の再質問を許します。宮内一夫議員。 ◆5番(宮内一夫君) はい。それでは、順次、再質問してまいります。 1点目は、私は有料化というふうに質問しましたが、市長は依然として受益者負担、こういうふうに言っていました。これは前回の議会でも長々と質問いたしました、私は。受益者負担と有料化の違いは何だ。しかし、市長から答弁はございませんでした。その後、勉強されたですかね。今日も聞いてみましょうか。有料化と受益者負担の違いについて、いかがですか。 ○議長(清水大輔君) 宮本泰介市長。 ◎市長(宮本泰介君) お答えいたします。習志野市といたしましては、まず、これはほかの一般質問でもお答えしましたが、受益者負担といっても、その受益者というものをどういうふうに定めるのかということについても、まだ決定をしていない段階でありますし、そういう部分で、有料化というと、もう全ての人たちが有料になるというようなイメージもありますし、一方で、ずっと言ってきて、従前から言ってきている、厳密に言うと無料ではなくて、税の負担で行われているというところでもありますから、だから、有料化という言葉ではなくて、私どもは受益者負担と言っております。ただし、質問の中で答弁、担当からしているところでありますけれども、分かりやすい表現の仕方ということについても今後の検討の中でしていきたいと、このように考えております。以上です。 ○議長(清水大輔君) 5番宮内一夫議員。 ◆5番(宮内一夫君) 一般的にですよ、受益者負担というのは、特定の、本市でいえば使用料・手数料とか、あまりふだん多くの市民が利用しないけども、特定の人というか、公民館を利用するとか、こういったものを使用料とか手数料とかって定めて、頂いているわけですよ。ところが、ごみは出さないという人はいないね。いや、いるかもしれませんよ、ほかの人が出してくれるという可能性もありますよ。 受益といったら、全員ですよ、対象は。ただ、今、市長の答弁を聞いて、ちらっと思ったのは、多分に、減額措置であるとか減免措置であるとか、そういったものを導入して、もらわない人もいるよっていうことをにおわせているんじゃないかと思うんですよ。だけど、基本的には有料化ですよ。昨日、市角議員もこの問題で質問しましたよ、同じようなことで質問して。やはり国は有料化って言ってんですよ。 だから、基本計画見ると、混在しちゃってて、分かりづらいの。私も環境審議会委員ですから、一生懸命勉強させてもらいましたよ。やっぱり分かりづらい。あれね、読んで本当に理解してくれたとしたら、本当に少ない人だと思いますよ。あるときは有料化、あるときは受益者負担って出てくんだから。国とか県が言ってるのは、みんな有料化ですよ。習志野市が言ってるのだけ、受益者負担なんですよ。それでは、市民は混乱しますよ。改めるよう、求めますよ。 やはりね、何も言葉で変わるものではないと思うんですよ、言葉で。こっちが優しいから、あっちが優しいとかじゃなくて、きちんと、やっぱりね。いや、国が言ってるから、それに倣えと言ってんじゃないですよ。多くの人が使うことのほうがいいわけですよ、特別な用語を使うよりもね。 ですから、ぜひ、この辺については、統一して有料化ということで検討してみるようなことをにおわせていますから、ぜひ、これは市長のトップダウンではなくて、市民の意識がどういうふうにあるか、あるいは多くの人がどういうふうに感じてるかということを含めて考えれば、おのずと決まってくると思いますよ、私は。ぜひ、そういうふうにするように要望しておきます。そこで……これはもう答弁は要りませんから。 減量化を目的に、有料化の導入を進めていくということなんだけど、私は、不法投棄は増えるし、その証拠に、よく言われてるじゃないですか。例えば東習志野であるとか、あるいは藤崎とか、隣接かいわいの地域が有料化の自治体と接してると、向こうから持ってきちゃうと。だから、有料化してくれって声があるということも、当局、認めてるじゃありませんか。 だから、それは有料化のお金を払いたくないから、そうしちゃうんですよ、一つには。まあ、ほかの理由もあるかもしれませんよ。わざわざ自分のところの指定された集積所へ持っていくより、習志野市へ捨てちゃったほうが早いから、あるいは通勤・通学の利便性からいって、このほうがいいからっていうふうにやっている人もいるかもしれませんよ。 だからね、これはいろいろかもしれませんけど、やはりきちんと、私は、一番は。やっぱり説明不足とか、あるいはパンフレットを、転入してきたときにパンフレットを各転入者に全部渡しているわけですよ、窓口でね。それで習志野市はおしまいですよ。だけど、前回、前々回の議会でも私申し上げましたけど、横浜市などは、転入者全員に説明してんですよ。大変な労力だと思いますよ。あるいは横浜は、町会・自治会、いろんな組織に対して説明会をたくさんやった、1万回もやったんですよ。こういう努力が私は必要だと思うんですね。 習志野市だって、前回も紹介しましたけど、年間1万から1万3,000人、世帯数にすりゃ、その3分の1ぐらいになっちゃうかもしれませんよ--分かりませんけど、詳しく調べたわけじゃありませんけど--そういう人たちが出入りするわけですよ。増えてますよ、人口は。 それで、全国2,000近い自治体がある中で、同じやり方してるというのは、そう多くないと思うんですよ。だから、習志野市においでいただいたときには、きちんと説明をする制度、こういったものを本当に本仕掛けでやって、不法投棄や、あるいは間違った出し方をする人を少なくする。 前クリーンセンター所長は、水切りをしっかりしてくれって叫んでたけど、そうかもしれませんよ。生ごみのぬれたのを、さっと、ごみ袋へ入れられちゃうという感じで言っておられましたよ。そういうこともあるかもしれません。だけど、これはPR不足、あるいはそういう説明不足、そういうことがそうさせちゃってんだと私は思いますよ。いや、それは市の責任だけなんて言うつもりはありませんよ。 こういうふうに、この問題で、市民の皆さんにいろいろ多くの人に聞いてみたんですけど、特徴的なことを言うと、「私は、近所の人に嫌われるけど、本当に事細かく、分別がこうしてほしいとか、出し方はこうなんだよとかということを、自分で書いて近所に配付したり、来る人に説明した」っていうんですよ。 私ら議員だって、なかなかそこまではできませんよ--私はせいぜい自分のところの集積所を補修したりなんかするぐらいしかできないんだけど--ずうっとそこの、ずうっといなきゃいけないから。一部の人がやって、一部の人がやらないというわけにいかないからね、なかなかできにくいんだけど、やっぱり市民に協力を仰ぐわけだから、しっかり説明とか、資料は十分与えなきゃいけないと思うんです。 私はね、今年度、4月頃かな、配られたごみの出し方、あれ、ページ数も増えたように思うし、今までになく丁寧に作られてると思いますよ。お金もかかったでしょう、今までより。私は、あれを評価はしますよ。だけど、あれを読み砕いて、本当に真っ当に出すというのは、新しく来た人は、なかなか至難の業の面もあると思うんですよ。 ですから、習志野市もやったらいいじゃないですか、説明会。あるいは、今度こうなるかもしれません、有料化しなきゃいけないかもしれませんけど、知らないから、分からないから、ぜひ皆さんの協力で、そんなにごみだけにお金をかけるわけにいかないから、皆さんの御協力で、よりよい習志野市をつくるために、ほかに税金を使いたいから、御協力をお願いしますと、こういう説明を市長、先頭になってやるべきなんじゃないですか。 流山市もやったそうですよ。市角議員からも紹介がありましたし、前回の議会で私も紹介しましたけど、流山市は有料化の方向で進んでたのをやめたんだから。やめたんだよ。指定袋の制度は取り入れたの。有料化じゃないんだよ、あれは。市角議員が説明してたように、有料化じゃない。原価で払ってんの。例えば製造に100円かかったら100円、130円かかったら130円の袋代を払ってるだけなの。あれは有料化って言わないって、聞いてなかったのかね、市角議員が発言したのを。     〔「途中だって言ってる」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) ええっ。     〔「途中だって」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 何。     〔「途中」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 何だ、途中って。     〔「導入の途中なんです」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 何の途中ですって。     〔「導入の途中だ」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) いや、いや、導入しないんだよ。     〔「しないんじゃない」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) しないって決めたんだ。     〔「しないとは書いてないです」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) まあ、いいや、そんなことでやり合ったってしょうがないから。分かったよ。     〔「そこ、大事なとこです」、「大事なところ」、「大事なとこですよ、当然」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) そんじゃ、大事なところなら、言いたいこと、言ってみる……。     〔私語する者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 言ってみてよ。そんな、不穏当な発言で言うんじゃなくて、正式に手挙げて言ってくださいよ、だったら。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) いや、いや、駄目だよ。こっちが言いたいって言ってんだから、おれは、こっちに許してんじゃない、こっちに許してんだから。 ○議長(清水大輔君) 宮本泰介市長。 ◎市長(宮本泰介君) はい。御紹介いただいた流山市の、私の認識ですけども、有料化、受益者負担を導入するという方向性は変わってないはずです。その方向性の中で、今は指定袋になっていると、こういうふうに認識しております。そこは、だから、有料化をやめたということではないと認識しております。以上です。 ○議長(清水大輔君) 5番宮内一夫議員。 ◆5番(宮内一夫君) それは認識の違いだから、ここでやり合ったって、当事者によく聞いてくださいよ。まあ、いいよ。 だけど、今やってないことは事実なんだから。なぜ流山市が指定袋制度を入れたかというと、さっき私もお話ししたし、多くの人が心配している、近隣の人がどうしても流山市へ持ってきちゃうと。その見分けをするために、そういう市民の悩みがあるから、じゃ、指定袋だけは導入しましょうということで導入したんですよ。途中だから、こういう程度にしましょうって言ってんじゃない。ぜひ、それをちゃんと流山市に聞いてください。私は3回ぐらい流山市に聞いたんだから、担当者に。だから、ぜひ間違いのないように、そういうふうにしていただきたいというふうに思います。 不法投棄があるから、あるいは前回も大変議論したんだけど、15か所の集積所は乱れた出し方をしてるから、有料化をするんだ、こういう大きな問題があったわけですよ。それだったら、そこへ行って説明しなきゃ。そのトップの人、例えば町会とか自治会とか--何か分かりませんよ、全部どういうふうな形態でそこの自治会や何かがあるか、分かんないからね--だけど、そういう人のトップの人のところへ行って、あとは向こうにお任せではなくて、こっちから出向いて、トップの人にお願いして、みんなに集まってもらって、各家庭に行ってやる、こういうことが大事だと思うんですよ、私は。家庭に赴かなくても、やるべきだ。 昨日、NHKがニュースでやっていて、ひきこもりのニュースがあったんですよ。あれ、どこ市だったかな、ちょっとゆうべのことなのに、もう忘れちゃったんだけど、どこの自治体の名だったか。あの中で言ったのは、アンケート調査に協力してもらったと。一回送って返事の来なかった人は家庭訪問して、全員にアンケートを協力してもらったって、こう言ってんですよ。そのぐらいの意気込みでないとね。びっくりですよ。かなり大きな自治体だったけど、何百人っているからね。 だけど、ごみは、これ、全員が対象だから、そのぐらいの勢いで、この問題に取りかかってもらわなきゃ、これは市民の皆さんが本当に納得した方向で進まないと思いますよ。 それで、私のところへ何人か、はがきが時々来たり、手紙が来たりするんですけど、特徴的なことを、本当は2つ読もうと思ったけど、1つ読みます。燃えるごみの有料化に反対しますと。私は、有料化に備え、ふるさと納税をしようと考えていますと。習志野市なんかに税金払ってられないって言うんだ。そうだよ、だって、習志野市に住んでいて、目に見えてお世話になってるというのは、ごみ処理だと。それが有料化されちゃうなんて、とんでもないということなんですよ、これ。こういうふうに、本当に真面目に働いて納税してきて、今さら有料化だなんて言われちゃったんじゃ困るということですよ。 あるいは、前から私言ってるように、本当に先頭的に、先ほども紹介した人のように、みんなに説明したり、いろんな、こういうことでやってくださいね、こういう片づけをしてくださいね、ということをお願いしてる人たち、たくさんいるわけですよ。3,700か所の集積所がそれで何とか保たれてる面もあるわけですよ。だけど、残念ながら、分別がされてないものが、特に最近目立つように私も思います、それは。 アマゾンとかっていう会社の段ボール箱が結構入ってるのが多いんですよ。これは1つ、2つじゃないから、名前を、社名を挙げて言ってんだけど、燃えるごみの中、入っちゃってんですよ。今ウイルスの関係があるから、手を入れて分別しようというのはなかなか至難の業だから、それもやりませんけど、これは本当に教育が行き届いてない、説明が行き届いてないからと思いますよ、私は。 そうだったら、こういうことに、有料化の検討とか議論とかなんていうよりも、そういうことを血眼になってやってほしいよ、市長に。そのことが、よりよい、住みよい習志野市になるんじゃないですか。皆さんの協力によって、こうなりましたよと。この勢いでまちづくり、立派なまちづくり、私も先頭になってやっていきますから、今後よろしくって言えば、いいと思いますよ。 だから、来年の選挙のときは、ごみの有料化の問題を公約の一つにして、私は有料化にしますから、皆さん、御協力くださいっていうのを一番先に、筆頭の公約にして戦えばいいじゃないですか。あら、勇気ある市長だって、みんな、もろ手を挙げて賛成するかもしれませんよ。それは分かりませんけどね、結果は。だけど、そのぐらいの英断を下して、有料化に取り組んでもらわなきゃいけないと思いますよ。 近隣がやってるから、あそこがやってないからどうだとかっていうんじゃないんですよ。昨日、市角議員の質問に答えて、実際有料化してんのは千葉市と八千代市だったね。ということでしょ。ほか、やってないんだ。こういうことを本当につぶさに市民に知らして、その上に立って、習志野市はこうしていきますよ、正々堂々言うべきだと思います、私は。それが住民自治っていうもんだと思うんですよ。そのことを貫くようにお願いしたいというふうに思います。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清水大輔君) よろしいですか。 ◆5番(宮内一夫君) やはりね……     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清水大輔君) いいですか。宮本泰介市長。 ◎市長(宮本泰介君) まず、私から答弁いたします。宮内議員、自分でもおっしゃってましたけど、環境審議会のメンバーじゃないですか。その環境審議会が付記事項として、1点目に、受益者負担制度の歳入は、清掃行政の各施策の推進に役立てることって、こうあるんですよ。受益者負担制度の歳入はという書き方してるんですよ。 環境審議会としては、この受益者負担制度の導入ということについては、いいという判断をされてるんです。それをまずしっかり認識していただきたいと思いますよ。さっきから行政は何もやってないみたいな、そういうようなことをとうとうとおっしゃってますけど、イメージ操作も甚だしいですよ。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(宮本泰介君) まだ続いてますよ。冗談じゃない。     〔「いや、続いてない。はい」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(宮本泰介君) 段ボールを袋に入れて捨てる方がいらっしゃったという話ししました。まさにそういう方々は、そういった受益者負担ということによって、段ボールを資源化するんじゃないですか。私たちが周知不足だ、周知不足だって、どれだけ周知してると思ってるんですか、今まで。そういうことを全く評価もしないで、イメージ操作で、まさに来年の選挙に目指して、そういうこと言ってるんですか。冗談じゃないですよ。     〔「そうだ」、「じゃ、やめるよ。遅くなっちゃうから」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(宮本泰介君) しっかり行政としては……     〔「もうあと2つ……」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(宮本泰介君) まだ、私の答弁の時間です。しっかりやっていきます。まだ受益者負担のことについては、先ほども言ったとおり、検討する事項というのがいろいろあるわけですから、そういったことの中で、今、宮内議員がおっしゃってる、極端な言い方されてますけれども、しっかり、そこのところは行政として受け止めて、これからも検討してまいります。以上でございます。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎市長(宮本泰介君) 続いて……。     〔「はい。いや、いいよ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清水大輔君) 5番宮内一夫議員。 ◆5番(宮内一夫君) もう25分しかないんだから。それで、アマゾンのが分別されるなんて、うそだよ。あるわけないじゃん。生ごみで行ったら、みんな生ごみで燃やされちゃんだよ。     〔「段ボール、段ボールって……」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) さっき、市長は、違うよ、そういう形で、分別に参加してるっていうふうに言ってたじゃん。     〔「段ボールの話をしてるでしょう、だって。話をすり替えないで」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 段ボールじゃない、燃えるごみの中に入れられちゃってるって言ってんだ、私はよ。全然、市長が言ってんのと、私が言ってんの、違うんだよ。     〔私語する者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 段ボールを入れちゃいけないんだ、本当は。燃えるごみのときに入れて出しちゃ駄目なの。     〔「いけなくはないですよ」、「してないと駄目です」、「いけなくはないですよ、間違いです」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) いや、もちろん、そうだよ。いけないっていうのは、間違いだからいけないって言ってんだから、いいんだよ、市長、その……     〔私語する者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) いいよ。 ○議長(清水大輔君) 質疑応答でやっていただくよう、お願いいたします。 ◆5番(宮内一夫君) ああ、いいよ。だから、やっぱり、市長も間違わないように言ってよ。ちゃんとね、ああいう出し方いいんだみたいに聞こえちゃったんだよね。みんなまねしちゃうから。やっぱり、きちんと、そういうものは資源ごみで出してくださいと言わなきゃ駄目なんだよ、市長は、     〔「言ってます」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 言ってないから、そういうふうに出てんだよ。まあ、いいや、それでやってると、もう1問目も終わんなくなっちゃうから。     〔「手挙げてるよ」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) まあ、いい。それで、これ、審議会で私は反対したんだから。だけど、残念ながら、それは審議会の結論としてそうなっただけで……。     〔「審議会の結論じゃない。今、自分で言ったじゃないですか」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 何言ってんだ。     〔私語する者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 審議会のことは審議会で議論してきたんだから。 それからね……これ、じゃ、ごみ問題はもう時間がないから、やめます。次の問題にいきます。 清掃工場の基板の問題、メタルの問題ね。このメタルの問題は、やっぱり陳情が上がって、私らも目からうろこでしたよ。成田市では、習志野市では6,000円ぐらいのものが成田市では66万……それが今度99万円ぐらいになるという話だから、これは目からうろこの話ですよ。だから、我々は、それはきちんと入札をしてやれというような発言をしてるわけです。これ、市長、入札は駄目ですか。 我々は何も、入札することを求めるというだけで、変なことやれって言ってるつもりはないんですよ。今は随契でやっているわけですよ。随契でやってるのを入札制度に変えたらどうかって言ってんだけど、市長、どうぞ。 ○議長(清水大輔君) 奥井クリーンセンター所長。 ◎クリーンセンター所長(奥井良和君) それでは、溶融メタルを入札にすることについて、お答えをさせていただきます。 まず、溶融メタルにつきましては、本市の溶融炉で燃えるごみ、それから残渣等々を溶融処理をする中で生成されるものでございます。これは日々、溶融処理の中で、どんどん、どんどんたまっていくと、一定期間たまりましたら、それはもうすぐに排出しなければならないというものでございまして、これが滞ってしまいますと、炉の故障、ひいては清掃工場の稼働停止と、市民生活に多大な影響を及ぼすような事態にもなります。ですから、ここは安定的に稼働させることがもう最優先と考えております。 その中で、メタルにつきましても、搬出した後、例えば大きなストックヤードがございまして、そこにストックをしておくと、ある程度のところでしっかりと入札の時間等々取って、場合によっては例えば業者に、入札を考えている方に公開をして、実際の実物を見ていただいたりですとか、あるいは他市によってはサンプルをお渡ししたりという形で入札をしてると聞いておりますけれども、本市は、そのような場所もございません。 清掃工場の安定稼働の観点では、排出された溶融メタルはすぐに搬出するという必要がございます。このような清掃工場の安定稼働ということを最優先にいたしますと、やはり入札という手法は現状としては非常に難しいと。私どもは、安定稼働の観点で、今、お願いしているのが最善であると考えてはおります。 ただ、しかしながら、確かに、他市で高額でちょっと金や銀が出たというような事例、これについては、私どもも関心を持ってるという言い方が正しいかどうか分かりませんけれども、やはりそこは財源化というところで、私どももちょっとアンテナ高くして、いろいろ研究はしたいとは思ってるところでございます。 ただ、現状としては、入札できないのかといった御質問に対しましては、清掃工場の安定稼働という観点から非常に難しいけれども、その後の陳情が採択されたということもございますので、もう一回、その辺の課題等々を検証しているということで御理解いただければと思います。以上です。 ○議長(清水大輔君) 5番宮内一夫議員。 ◆5番(宮内一夫君) 研究・検討していっていただきたいと思いますよ、これは。あしたからやれって言ってんではありませんからね。 それで、ストックヤードないって言うけど、見に行きましたよ、あの清掃工場ね。清掃工場で10トンがたまると、業者に来てもらって持っていってもらうっていうんですよ。全部出そろってからやってるわけじゃないわけですよ、他市だって。ストックヤードにたくさんたまってから、それをやってるわけじゃないわけですよ。その中間でも何でも、そのサンプルを取って、サンプルを業者に渡して、そのサンプルで、どういう値段がつけられるのかというのを求めてるわけですよ。決して10トン全部集まんなきゃサンプルが出せないなんてことじゃないんですよ。大体均等で来るんだと思うんですよ、おおよそ。 そういうことですから、それは今、クリーンセンター所長が言われたような形でいいですよ。今日全部正しい答えを、あるいはよりよい答弁をもらおうなんて考えてませんから。研究・検討していってくださいよ。スピードをやや上げてやっていただきたいと思います。 今度、何だっけ、神奈川県の相模原市、もう、1週間ぐらい前から、やっぱり宝の山だっていうふうに報道されてるわけです。これ、みんな、気がつかなかったんです、今まで、こういうことに。だって、まさか、ごみの中に金、銀、プラチナが入ってるとか思わないもん、これは。そしたら、入ってたんだ。気がついたところから、実施してるわけですよ。そしたら、大変なお金になってる。相模原市なんか3,700万円だっていうんだよ。習志野市は、ないって言うんだから、金、銀、プラチナ。 だったら、さっき、研究・検討していくという中に入れてほしいのは、じゃ、習志野市は何で金、銀、プラチナが出てこないのか。基板は、このスマホにも基板が入ってますけど、これには金が使われてんだよね。だから、そういった基板を取り外して分けてるから、結果、出てこないということなのかという、そういう詳しい調査をして、だったらどういう時点で入札にかけたらいいのかとか、そういうことですよ。そういう研究・検討もしてほしいんです。何も変なことやれって言ってんじゃないんですから。ありのままのものを、本当に真っ当に市民のために。 だって、清掃工場だけで300億円からの建設費がかかっていくっていってんだから、少しでも、やっぱりストックしておく、お金をね。いや、ごみをストックしていくんじゃないよ。お金をストックしておかなきゃいけないわけだから。 大変ですよ、あそこやるとなったら。ダイオキシン処理しなきゃいけない。それから、コンデンサーみたいなのもある。それから、東日本大震災のときの放射能の混じった残渣がある。こういったのをいっぱい、あそこ、積み込まれてんだから。そういうものはみんな、あそこへ集めちゃっていって、これ、建設の前処理だって、大変だと思います。 だから、少しでもやっぱり都市鉱山と言われるごみに注目して、研究・検討して、それはよそ並みには出ないかもしれないし、もっと出るかもしれないし、分かりませんよ、それはやってみないことには。 あるいは、習志野市は出ないというのは、だったら、炉の中のどこかに付着しちゃってるのかね。分かりませんよ、それは。例えば、定期点検のときなんかの、本当は捨てちゃってたりなんかしてたものの中に入っちゃってたかもしれないわけだ。だから、そういうことも含めて全部精査してみて、私は、やるべきだと思うんです。その上で入札にかけるなり何なりをしていくということを研究・検討していってください。 もうあと15分しかないから、そういうことで。ああ、それから、資源回収協同組合、これは大変お世話になってるから、あれなんだけど、資源回収協同組合には、いろんな、リサイクル法で言われる10品目はじめ、いろいろな収集もしてもらってるわけね。 これなんかの、これは、じゃ、時間がないから、要望しておきますけど、資料を作ってくださいよ。容器リサイクル法に基づく10品目があるわけだよね。これをどういうふうな形で習志野市は扱ってるのか。入札かけたりなんかも含めて、どういう流れになってんのかというのを、今日のあした出せって言いませんから、次回の議会まででもいいですから、ぜひ作ってほしい。 これも随契でやってますからね。アルミだって、アルミや何かだって、相当の値段になってきてるし、今のウクライナ情勢を受けて、大変な高価なものになりつつありますから、そういったことを含めて、やっていただきたいというふうに思います。 それから、学校とか何かで有価物回収みたいな、やってんのが、どういうふうになってんのかも含めて、資料を作成してください。 ○議長(清水大輔君) その辺の答弁は。 ◆5番(宮内一夫君) 資料要求に対する答弁。 ○議長(清水大輔君) はい。奥井クリーンセンター所長。 ◎クリーンセンター所長(奥井良和君) はい。まずですね、リサイクルプラザでの処理から売却まで、私どもは、一括して資源回収協同組合にお願いしておりまして、契約の相手方は資源回収協同組合となります。現時点で、その後、資源回収協同組合がどのような形でやっているのかというところについては、私どもは関知しておりません。以上となります。 ○議長(清水大輔君) 5番宮内一夫議員。 ◆5番(宮内一夫君) 関知してないじゃなくて、それは依頼はしてるよ、その処理を。だけど、中身を知らしてもらうというのはできないの。できない話じゃないと思いますよ、私は。幾ら、渡しちゃったから、もう知らぬ、存ぜぬじゃないと思いますよ。     〔「いや、そういう話じゃないでしょ」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) 休憩ください。何か市長がぶつぶつ言ってる。 ○議長(清水大輔君) 暫時休憩します。     午後3時24分休憩-----------------------------------     午後3時26分再開 ○議長(清水大輔君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 奥井クリーンセンター所長。 ◎クリーンセンター所長(奥井良和君) はい。大変失礼いたしました。そうしましたら、その資料の内容につきまして、確認をさせていただきまして、後ほどお答えさせていただきます。以上です。 ○議長(清水大輔君) 5番宮内一夫議員。 ◆5番(宮内一夫君) あと11分しかないから、急いでやりますけど、幾つかまとめて質問しちゃうかもしれませんけど、三山園の問題に移ります。ごみ問題は後でまた、またやりますから、今日じゃないけど。 三山園が、今こういう大変な状況になってるわけだけど、これまで三山園がいろいろやってきたことは、平成28年、賃金ダウンしたんだよ、あそこに働いている人たちの賃金ダウン。市長はあれでしょう、もう市長になってたでしょう、平成28年だと。カットしたの。ダウンしたの、四市複合事務組合の中で決めちゃった。俺、知らなかったんだけど、後で知った話だけど。4市がやっても、直接報告というのが議会そのものにはされてないからね、俺らが注意してなきゃいけないのかもしれないけど。     〔私語する者あり〕 ◆5番(宮内一夫君) まあ、それは後で。だから、賃金ダウンされちゃった。このとき、脅かされたんだよ、民営化しちゃうぞって。今度も言ってんだよ、それがごとき。だから、審議会の中で検討するって言うけど、私は、働く人を、この審議会、4市の代表と、それから学識経験者というか、そういう人を入れてって、さっき答弁あったけど、私は、働いている人らも代表入れてやってくださいよ。 いや、かき回すとかなんかじゃないんですよ。ちゃんと、やっぱり実情を。じゃなきゃ、その審議会の人に1週間ぐらい泊まってもらってみりゃいいんだ、三山園に。それじゃなきゃ、審議なんて、本当にできないよ。夜のほうが大変なんだから。ナースコールみたいなのがあって、いろんな人がコールする、いろいろあるわけだから。つい2年ぐらい前まで、夜勤手当ももらえなかったんだから。私が三山園に関わってから、やっとですよ、できたの、認めたんだよ。 だから、そういう劣悪な労働条件で働かせておいて、募集するときは、船橋市職員と同等の待遇でって、こうやられちゃってんだよ。入ってみたら、みんな、あららら、違うじゃないの。本給も違うし、地域手当も違うんだよ。こういうあれだからね、だまし討ちみたいなものなんだよ。 それで、今度はどういうふうなの、出てくるか分かんないけど、だから、心配なわけですよ、そこに働いている人たちは。だから、私は、そうだったら、そういう関係者というか、学者とか、あるいは福祉の施設を運営してる人とかばっかりじゃなくて、そういう、そこに働いている人が少しでも現状を言えるような形で。あるいは、本当はそういう人を話を聞く場をたくさん設けてやってもらいたいというふうには思うんです。だけど、一番は、そこに参加してもらえて議論してもらうというのが一番いいと思うんですよね。ですから、ぜひ、市民や利用者、この声を聞くように。 もう一つ言っておかなきゃいけないのは、今まで話聞いてきたのは、これまで答弁で、民間施設が増えてきたと、それはそのとおりですよ。2000年の介護保険導入に伴って、民間施設がどんどん、こういう特別養護老人ホームをはじめ、いろんなショートステイとか、いろんな介護保険にまつわるような施設になってきたって、答弁も先ほどありましたけど、そのとおりだと思いますよ。 だけど、問題は、そういう介護報酬がやっぱり安過ぎるんだよね。だから、求人倍率なんか、2に近いの。1.8倍とか、1.7幾つとか、やっぱりそれだけ大変な職業なんだよね。そういうところで働いてもらわなきゃいけないし。 それで、民間施設では預かってもらえない人を三山園は預かって、きちんと、公設公営ですから、やってきたというふうに聞いてんですよ。だから、そういうこともなくなっちゃったら大変なんですよ、4市で支えてるわけですから。 それでね、時間がないけど、あれ、監査報告みたいの、今回の、この間の総会の資料、見せてもらって、三山園の総会の資料、市長も持ってると思うけど、あの監査の中で、経費がかかり過ぎるみたいなこと、書いてあるの。だから、その内容だと思うんですよ、私は。経費削減に努めてくださいよと書いてあるけど、それはへまやったりなんかして経費がかかっちゃってんのか、通常規模の中で、そういうふうに経費がかからざるを得なく、近年ですよ、なり続けちゃってるのか、そこが問題だと思うんですよ、私は。 そしたら、そんなこと言えないよね。通常勤務の中でこういう経費がかかるんですよということになれば、当然に4市で負担しなきゃいけないと思うんですよね。それは格好いいよ、経費削減に努めてくださいって書いてあるんだ。だけど、それだけでは済まないよね。だから、いろんな工夫が必要だとは思いますけど。 ぜひ、これも多くの、習志野市民で勤めてる人もいますからね、あるいは入所してる人もいますから、そういう人たちの声を聞きながら--何も習志野市に住んでる人や何かばかりじゃありませんけど--ぜひ、そういう入所者あるいは働いてる人、そういう人たちの声を大事にしながら、やっぱりこの改革に当たってもらうように言っていただきたいんですよ。 まして、平成28年に賃金カットしちゃっても、耐え忍んで勤めてくれてる人もいるわけですよ。だから、そういうことを、ぜひ習志野市のほうからも発言して、やっていただくようにしてもらいたいんだけど、いかがですか。 ○議長(清水大輔君) 島本健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(島本博幸君) お答えいたします。特別養護老人ホーム三山園、こちらにつきましては、四市複合事務組合が設置・運営しておりますので、今ほどいろいろお話しされたことについて特段触れませんけれども、基本的には、市長答弁にもありましたように、あり方検討審議会、こちらが設置されて、これから運営面等を含めまして、その施設のありよう、これが検討されていくということが今始まってきたということの中で、今、様々な意見、声を聞くということのお話につきましては、この審議会の事務局、これが四市複合事務組合ですので、そちらのほうにお伝えをさせていただくということでございます。以上です。 ○議長(清水大輔君) 5番宮内一夫議員。 ◆5番(宮内一夫君) それと同時に、部長、それと同時に声だけじゃないですよ、きちんと、働いてる人をそのあり方検討委員会に、正式には、ちょっとメモ見てないから、あれだけど、あり方検討委員会みたいな、あるわけだね。そこに働く人を参加させることができないのかどうかも含めて、意見反映してくれませんか。いかがですか。 ○議長(清水大輔君) 島本健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(島本博幸君) 委員構成等については、四市のほうの条例で設置が決まってるという中において、会長が必要と認める方については、その委員会の中に呼ぶことができるということもあります。ただ、それらについては、その審議会の中で決められるということになりますので、今ほど、繰り返しになりますけど、事務局のほうに、そういう意見があったということはお伝えさせてもらうということでございます。以上です。 ○議長(清水大輔君) 5番宮内一夫議員。 ◆5番(宮内一夫君) それはしょうがないですよ、ルールがあるだというんだったら、そのルールに従って。ただ、こっちからも意見が出たと、こういうことで、ぜひ参加させてあげてくんないかと。あるいは十二分に意見聴取する場を設けるとか、いろいろやり方はあると思うんですよ。だから、ぜひ意見反映していただいて、やってください。要望します。 それで、ちょっと戻るけど、会計年度任用職員の人たちの問題ね。これね、一番、習志野市のやり口の悪いってのは、やり口と言ったら……やり方の悪いの、は、フルタイムで働いてきた人を45分削ったからっていってパート化しちゃったんだよ。で、何て言ったと思う。一時金出すから、年間収入同じだって言うんだ。違うんだ。違うの。生涯賃金にすると。えらい違っちゃうんだ。1年間とか1か月でいえば同じぐらいかもしんないよ。私は全部見せてもらってないから、分かんないけど、これは大違いなんですよ、生涯賃金でいうと。 だから、そういう目先だけの話じゃなくて、きちんとやっぱりね、本当に20年も30年も働いた人たちが、フルタイムからパート化されてしまったという問題は大きな問題なんだから。総務省もちゃんと是正するようにと言ってるんだから、ぜひ、この点については、市長、先頭に立って改善するよう、お願いします。以上です。 ○議長(清水大輔君) 以上で5番宮内一夫議員の質問を終わります。----------------------------------- △延会の件 ○議長(清水大輔君) お諮りいたします。本日の一般質問はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(清水大輔君) 御異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決しました。 明日6月10日は午前10時から本会議を開きます。 本日はこれにて延会いたします。     午後3時38分延会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。              関根洋幸              佐々木秀一              清水大輔...