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09月17日-08号
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  1. 習志野市議会 2008-09-17
    09月17日-08号


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    平成20年  9月 定例会(第3回)     平成20年習志野市議会第3回定例会会議録(第8号)-----------------------------------◯平成20年9月17日(水曜日)-----------------------------------◯議事日程(第8号)  平成20年9月17日(水曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問 第3 休会の件-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 1.諸般の報告 1.会議録署名議員の指名 1.一般質問  ◯三浦邦雄君   1 安全で安心な暮らしのできるまちづくりシリーズNo.10    (1) 防災について     ① 地震対策及び豪雨対策について      ア 急傾斜地について      イ 液状化について      ウ 活断層について     ② 緊急地震速報システムについて      ア システムの導入はしないのか      イ システムの問題点     ③ 避難について      ア 避難場所とその経路の見直し     ④ AEDについて      ア 各家庭への配備について      イ 補助金の支給について      ウ 市民全員を対象とした徹底した講習について    (2) 災害時要援護者支援事業について     ① 支援事業者として日赤・町会組織等が入ってないが協力の必要性はないのか     ② 個人情報保護のための一極集中方式について    (3) 交通安全対策について     ① 歩道スペースの確保と安全対策     ② 自転車の安全対策     ③ 交通安全協会に対しての補助金の増額について    (4) 防犯対策     ① 夏場における事件・事故の状況について      ア 報告と今後の対策   2 三世代対策について その2    (1) 頑張っているお母さんの愛情にこたえて     ① 新型自転車について     ② 「家庭は愛の学校」について    (2) 「習志野っ子」でよかったの声に     ① 特に若者が頑張った北京オリンピック     ② 教育委員に予定しているオリンピック金メダリスト鈴木大地     ③ ロボットと教育について     ④ 若者スポーツ広場     ⑤ 「日本一夢のある習志野」にするための秘訣は    (3) 我々お年寄りのことも「面倒を見てくれ」との声に     ① お年寄りの独自による「老後生き生き起業」      ア 自分たちの手で     ② コミュニティバスについて      ア 一般家庭からもさらに拡大する市民の声について      イ アンケートの矛盾性について     ③ 公民館の運用について   3 地元屋敷が一番(地域対策)    (1) 6月議会質問事項の地元要求3点セットのその後の状況について(経過報告について)     ① NTT社宅空き家対策のその後の状況について     ② 大型車通行禁止取り締まり対策のその後の状況について     ③ 下水道整備対策のその後の状況について    (2) 屋敷入り口交差点の信号機の西日対策について    (3) 屋敷バス通り水銀灯設置について   4 資源物の持ち去りについて    (1) 資源物(特に新聞紙)の持ち去り苦情が寄せられているが現状と今後の取り組みについて 1.議事日程追加、議案第48号ないし議案第54号について(提案理由の説明、監査委員の決算審査意見、質疑) 1.議事日程追加一般会計決算特別委員会及び特別会計決算特別委員会の設置並びに議案第48号ないし議案第54号付託、閉会中継続審査の件 1.休会の件-----------------------------------◯出席議員(28名)   1番  清水大輔君     2番  藤本一磨君   3番  中村容子君     4番  高橋 司君   5番  伊藤 寛君     6番  木村静子君   8番  宮内一夫君     9番  時田尚敏君  10番  宮本泰介君    11番  田中真太郎君  12番  真船和子君    13番  央 重則君  14番  木村 孝君    15番  平川博文君  16番  加瀬敏男君    17番  斉藤賢治君  18番  関 桂次君    19番  小川利枝子君  20番  木村孝浩君    22番  入沢俊行君  23番  三浦邦雄君    24番  井上千恵子君  25番  宮本博之君    26番  帯包文雄君  27番  田畑富三夫君   28番  浅川邦雄君  29番  谷岡 隆君    30番  馬場信韶君◯欠席議員(2名)   7番  辰己久美子君    21番  伊波尚義君-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名  市長       荒木 勇君   副市長      島田行信君  企画政策部長   石井 享君   総務部長     本城章次良君  財政部長     橋本寿雄君   環境部長     長谷川昭仁君  市民経済部長   志村 豊君   保健福祉部長   山下みち子君  都市整備部長   鈴木清太君   こども部長    鶴岡 智君  消防長      谷本 仁君   企業管理者    西原民義君  教育長      植松榮人君   教育総務部長   平賀 潤君  総務部参事    五木田文孝君  代表監査委員   近藤一夫君  総務部次長    植草満壽男君-----------------------------------◯議会事務局出席職員氏名  事務局長     五代儀博美   事務局副参事   広瀬 猛  事務局主幹    吉橋英雄    主任主事     仁王俊明-----------------------------------     午前10時0分開議 ○議長(高橋司君) これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は25名であります。よって、会議は成立いたしました。----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(高橋司君) この際、諸般の報告をいたします。 本日市長から議案の送付があり、これらを受理いたしましたが、それらはお手元に配付したとおりであります。 これにて報告を終わります。-----------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(高橋司君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において        16番  加瀬敏男議員及び        17番  斉藤賢治議員を指名いたします。----------------------------------- △一般質問 ○議長(高橋司君) 日程第2、一般質問を行います。 通告順に従い、順次質問を許します。23番三浦邦雄議員。登壇を願います。     〔23番 三浦邦雄君 登壇〕 ◆23番(三浦邦雄君) おはようございます。 今議会最終日となりました。一般質問に当たりまして、当会派新政習志野9月1日付をもちまして、習明会の井上千恵子議員--ごあいさつです。井上千恵子議員新政習志野に加入していただきました。荒木市長も、よかったねと、4人団結して市政のために頑張ってくれというすばらしいお言葉をいただいております。4人は、それなりの個性を持って議会制民主主義を守ると同時に、習志野市民のため、そして習志野のまちづくりのために4人が力を合わせて、そして議員の皆さんに、また市民の皆さんにも評価していただける活動をやってまいりたいと思います。改めてよろしくお願いいたします。 まずは、会派新政習志野を代表いたしまして、三浦邦雄が今期最後の一般質問をさせていただきます。子供たちと、そして市民の皆さんにわかりやすく、そういう内容をモットーに一般質問をしたいと思います。 私の一般質問も、安全で安心なまちづくりシリーズ、今回でちょうど10回目、No.10となりました。まあ、いろいろと内容がありましたけれども、執行部の皆さんもその私の質問にお答えいただいて、そして安全のために全力を尽くしていただきました。また新たな観点から続けてまいりたいと思います。 その1といたしまして、防災について。ことしも9月1日、全国的に防災の日ということで、各地でいろんな防災の催しが行われました。習志野も市民を挙げて、今月28日ですか、日曜日に習志野市の防災訓練が催されます。 それにつきまして、1といたしまして、地震対策及び豪雨対策についての本市の取り組みについて、その状況をお伺いいたします。その中身といたしまして、まずは急傾斜地について、次に、液状化について、3番目、活断層についてお伺いいたします。 2番、いろいろと取りざたされておりますが、緊急地震速報システムについてお伺いいたします。緊急地震速報のシステムの導入は、習志野市はあるのかないのか。そして、そのシステムの問題点についてお伺いいたします。 次に、避難について。避難場所とその避難経路の見直しですね。 次に、人命を助けるためのAEDという装置についてお伺いいたします。AEDの各家庭への配備について、非常に高額でありますので、それに対する補助金の支給についての考え方、3番目といたしまして、市民全員を対象とした徹底した講習会についてお伺いいたします。 次に、2番目といたしまして、災害時要援護者支援事業について。これは新しい事業であります。これについてお伺いいたします。 支援事業者として日赤・町会等の組織が入っておりませんが、これの扱いについて、どうなっているのかお伺いいたします。 次に、個人情報保護のための一極集中方式についてお伺いいたします。 3番目、毎回やらせていただいておりますが、交通安全対策についてお伺いいたします。その1といたしまして、歩道スペースの確保と安全対策。歩道スペースですね、いろいろ問題になっておりますが、歩行者、自転車の安全対策について。2番目、それに関する自転車の安全対策についてお伺いいたします。3番目、交通安全協会に対する補助金の増額についてお伺いいたします。 次に、防犯対策。今期夏場における事件・事故の状況について御報告をいただきたいと思います。 2番目、大きい2番目ですね、三世代対策についてお伺いいたします。 1つ目は、頑張っているお母さんの愛情にこたえて。前回に引き続いてお伺いいたしたいと思います。その1、新型自転車について、2番、「家庭は愛の学校」という考えについてお伺いいたします。子育て支援において家庭教育はどうあるべきか、その後の状況についてお伺いいたします。 2番目、「習志野っ子」、習志野の子供でよかったの声にこたえて、質問をさせていただきます。 特に若者が頑張った北京オリンピックの感想を加味してお答えいただきたいと思います。本市の若者のスポーツの育成について、続いてお伺いいたします。 2番、教育委員に予定しております、オリンピック金メダリスト鈴木大地さんと本市のスポーツ振興の兼ね合いについてお伺いいたします。 3番目、前回に引き続きまして、ロボットと教育について、その後の状況について。仄聞するところによりますと、非常に教育委員会が力を入れてやっていただいているということが耳に入っております。その内容を楽しみにしておりますので、御報告いただきたいと思います。 4番目、若者のスポーツ広場、その後の状況について。スケボーとかですね、インラインスケート、若い人たちはそういうスポーツをやる場所がなくて非常に困っておる現実を改めて認識していただきたいと、そういう思いから質問させていただきます。 5番目、「日本一夢のある習志野」にするための秘訣は。市長にお伺いいたします。 3番目、我々お年寄りのことも「面倒を見てくれ」との声に。これも毎回繰り返して質問させていただいておりますが、その後のいろんな秘訣とアイデア、で、その状況をお伺いすると同時に、今、お年寄りは、自分たちで老後を生きる、起業といいますか、自分たちで考えてアイデアを出し合って、で、どうやって残された人生を楽しく有意義に過ごそうかということを各自が一生懸命頑張っております。それらについてもお伺いいたしたいと思います。 2番目、その後のコミュニティバスについてお伺いいたします。 3番目、公民館の運用についてお伺いいたします。 次に、地域対策、地元屋敷が一番ということで、まず、自分の足元の屋敷、住まわせていただいている屋敷の現状についてお伺いいたします。 いつも3点セットで申し上げておりますが、今、屋敷で一番興味・関心を持っておる問題は、旧NTT社宅空き家対策、かつて私が住んでおった社宅でありますけれども、その対策についてお伺いいたします。 2番目、相変わらず大量に通過している大型車両の対策、その後。事故の起きる前にやっていただきたいと思います。 次に、3番目といたしまして、下水道整備対策でありますが、担当部長、そして担当者の皆さんの御努力、そして市長を初め執行部の皆さんの御理解によって、今年度かなりの完成を見ることになりましたので、これについては割愛させていただいても結構でございます。 次に、3点セットとは別に、屋敷入り口交差点の信号機の西日対策について。前回質問させていただきましたが、その後どういうふうに進展しておるかお伺いいたします。 屋敷バス通り水銀灯設置について、防犯灯設置についてお伺いいたします。これも毎回質問させていただいておりますが、その後の対策についてお伺いします。これらは屋敷の皆さんが非常に日ごろ関心を持っている問題でありますので、前向きな御回答をいただきたいと思います。 最後に、資源物の持ち去りについて。これは新たな問題として発生しておりますので、これについて対策と今後の方針についてお伺いいたします。 詳しいことは再質問でやらせていただきます。以上であります。よろしくお願いいたします。     〔23番 三浦邦雄君 降壇〕 ○議長(高橋司君) ただいまの質問に対する当局の答弁を求めます。荒木勇市長。登壇を願います。     〔市長 荒木 勇君 登壇〕 ◎市長(荒木勇君) おはようございます。きょうも1日よろしくお願いいたします。 盛りだくさんの質問でございましたので、ちょっと早口に答弁させていただきますが、よろしくお願いしたいと思います。教育問題につきましては、教育長より答弁いたします。 最初に、防災につきまして、早速でございますが、お尋ねの3点につきまして、関連性がございますので一括して答弁をいたします。 大地震発生時には、建物の倒壊や火災などさまざまな被害が想定されますが、本市におきましては、地形などの特性から急傾斜地の崩壊による被害や液状化による被害が考えられます。急傾斜地の対策といたしましては、平成19年度に市内44カ所の急傾斜地崩壊危険箇所について現地調査と危険度評価を実施し、その中でも危険度が高いとされる15カ所についての精査を行いました。この調査結果につきましては、該当地区の連合町会、町会、自治会を通して周辺住民の皆様へ報告しております。 その内容につきましては、急傾斜地が家屋に近接していたり、斜面に過去の崩落跡があるなど、対策工事の難易度も極めて高い状況下にあります。対策工事を施工する際は、対象となる急傾斜地の上下に該当する住民の皆様全員の同意が必要となり、補助金につきましても、危険度や面積等の規模によりまして負担割合が異なってまいります。今後は、該当する住民の皆様に対しまして、必要に応じて詳細内容についての説明をさせていただきたいと思います。周知・啓発を促してまいります。また、今回の調査を踏まえまして、集中豪雨発生時には警戒パトロールを実施し、災害発生が想定される際には、避難勧告の発令や避難誘導を行うなど、今後の防災対策の強化に活用してまいりたいと考えております。 次に、液状化につきましては、埋立地や過去に川や沼、水田などがあった場所も液状化の危険性が高いとされております。その対策につきましては、地盤改良が最も有効な方法となりますが、建物の基礎を補強するなど、耐震性の高い構造とすることも有効な対策となります。今後は、出前講座や自主防災組織リーダー研修会等を通じ、地域の特性を生かした強いまちづくりなど、減災に役立ててまいります。 続いて、活断層につきましてでございますけれども、一般的に活断層とは、約200年前から現在に至るまで繰り返し活動していることから、近い将来も活動すると推定されている断層であると言われております。御質問の活断層につきましては、千葉県北西部の東京湾沿いの市川市と船橋市の境界付近から習志野を通り千葉市に至る、長さ約22キロメートルの東京湾北縁断層と呼ばれているものであります。この断層につきましては、国の地震調査研究推進本部地震調査委員会が平成12年11月に、東京湾北縁断層は活断層ではないと結論づけているところでございますので、活断層ではなく一般的な断層と御理解いただきたいと存じます。 近年、震度6弱以上の地震が国内でも頻発していることや、局地的豪雨などの異常気象により被害もあることから、今後も市民の皆様の生命、身体及び財産を守るとともに、市の地域特性を十分に考慮し、習志野市の防災体制の充実に努めてまいりたいと思います。 次に、防災について、緊急地震速報システムについて答弁いたしたいと思います。 緊急地震速報は、地震の発生直後、大きな揺れが来る前に各地へ予想到達時刻や震度を可能な限り素早くお知らせするシステムで、平成19年10月1日より一般向けの運用が開始され、現在、テレビやラジオなどでも放送されております。その効果といたしましては、電車、エレベーター、工場などの緊急停止による危険回避、また、学校やデパート、各家庭などで身の安全確保や避難行動を行うことにより被害を軽減することができるものと期待されております。本市における導入予定につきましては、防災行政用無線による放送を予定しており、現在、県による受信端末が整備され、防災行政用無線の接続工事も完了しております。今後は、県に対し早期の運用開始を要請してまいります。 しかし一方で、緊急地震速報には、震源の近くで揺れが大きい地域では情報が間に合わないことや、情報に誤差や誤報があるなど技術的な限界、問題点もあります。また、緊急地震速報により、デパートなどの集客施設でのパニックや、急ブレーキによる交通事故などが発生するおそれもあり、緊急地震速報を適切に活用するためには、技術的な限界や問題点、さらにはシステムの内容などを理解することが必要であります。 そこで、本市といたしましては、市民の皆様に緊急地震速報を適切に活用いただくためにも、今後も引き続きシステムの限界や問題点などを踏まえ、啓発・周知に取り組んでまいります。 次に、避難場所について答弁いたします。 町会など地元避難場所として自主防災組織や町会、自治会等地元があらかじめ定め、日ごろより周知し、災害発生時には、自主的に避難して災害の様子を見る一時的な初期避難場所として、空き地、公園等を指定しております。指定避難場所として、地域において、災害が発生するおそれがある場合、また、災害発生時において身を守り生命の安全を確保するため一時的に避難する場所として、コミュニティー別に学校や公園等を中心に市内46カ所を指定しております。災害時においては迅速な避難対応が必要であることから、液状化などが予想される地域についても避難場所として指定しておりますが、液状化や地盤沈下等により直近の避難場所に被害が及んだ場合は、別の避難場所へ速やかに避難していただけるよう避難体制を強化してまいります。 なお、昨年度より民間企業と連携をし、新聞等の折り込み広告にて、防災の日前後に防災マップの全戸配布を実施しております。今後も引き続き安全で安心な暮らしのできるまちづくりを目指し、防災対策の強化に努めてまいります。 次に、AEDについて答弁いたします。御質問のAEDについては、各項目に沿ってお答えしたいと思います。 最初に、各家庭への配備についてでございますが、本市では、心肺停止状態の患者に対応するため、消防が保有する救急車5台すべてにAEDを搭載しております。そのほか、心肺停止状態の患者の発生確率が高いとされるスポーツ施設、公民館、学校など47カ所の公の施設にAEDを設置しており、貸し出し用を含め、現在55台を整備しております。一方、民間施設につきましても、スポーツ施設、駅、イベントホール、大規模店舗に設置の要望をしており、既に21の施設に33台が設置されていると聞いております。 現在、一般家庭などで発生した心肺停止状態の患者への対応は、救急車が到達するまでの間、付近にいる人の心臓マッサージや人工呼吸などの処置が重要であり、このような処置を実施していただければ、救急車が到着し、直ちに搭載しているAEDにより対応することが可能となっております。このことから、御質問の各家庭へのAEDの配備につきましては、今後の研究課題と考えております。また、補助金の支給についてでございますが、各家庭への配備との関連があることから、同様に今後の研究課題と思っております。 次に、市民全員を対象とした、徹底した講習についてお答えいたします。 心肺停止状態の患者の救急救命効果を高めるために、AEDを含む心臓マッサージや人工呼吸などの技能を身につけることが大変重要でございます。そこで消防本部では、毎月9、19、29日に普通救命講習会を実施し、毎年、中学生を含めた市民2,000名以上が受講され、本年8月31日現在で延べ1万6,000名余りの方が受講済みとなっております。今後も、AEDの取り扱いを含めた普通救命講習会を積極的に推進してまいります。 次に、要援護者支援事業について答弁いたします。 今回の災害時要援護者支援事業に係る名簿の共有者に日赤や町会組織等が入っていないことについてでございますが、この災害時要援護者名簿につきましては、これまで必要性は認識しつつも、個人情報保護の観点から、なかなか作成するまでに至っておりませんでした。そこで、今回は市役所の中で共有するのは、要援護者の情報を持っている部署や災害関係を担当する部署など最小限にとどめさせていただいております。また、役所の外においても、日ごろから非常勤の公務員として市民の生命を守っている消防団と、個人情報の守秘義務が法律で規定され、地域において要介護高齢者などに対するボランティア活動をしていただいている民生委員・児童委員、及び市の要綱に基づき民生委員・児童委員と同じような活動をしていただいておる高齢者相談員に限定し、制度を構築いたしました。また、保健福祉部以外が共有する名簿の情報は、住所、氏名、生年月日、性別、身体の状況にとどめ、個人を特定するための最小限にいたしました。今後、この体制にて制度を運営し、要援護者や支援者の方から御意見、御要望を伺いながら、制度の改善等についても検討してまいりたいと考えております。 次に、災害時要援護者支援事業に係る個人情報保護のための一極集中方式についてでございますが、本事業は個人情報を取り扱う支援であることから、名簿を共有する3団体の方には、個人情報の守秘義務についてしっかり守っていただくことが原則でございます。そこで、名簿の共有と支援内容及び個人情報の守秘義務をより明確にするため、消防団については業務依頼の中で提示し、民生委員・児童委員及び高齢者相談員については協定書を締結いたしました。 御提案の一極集中方式は、市の担当課にて情報を集中管理し、災害時に迅速に要援護者の情報を地域の地区対策本部に流し、安否の確認や避難支援等の支援体制をとる方法であると考えますが、今回の支援体制の構築に当たっては、昨年度の後期高齢者の実態調査において、災害時に不安を抱えている方が多く、ふだんから災害時に備え、声かけをしてほしいというアンケート調査の結果を踏まえまして、民生委員・児童委員及び高齢者相談員の皆さんが名簿を活用して、地域の中で平常時においても要援護者の不安を少しでも解消していただくために、要援護者への声かけ、見守りをしていただくことになっております。国のガイドラインにおいても、平常時から要援護者名簿を共有することについての必要性が示されております。 以上の理由により、今回の支援体制を構築いたしましたので、御理解いただきたいと思います。 次に、歩道について答弁いたします。 平成20年6月1日より道路交通法が改正され、自転車等の通行等に関するルールが一部変更されました。具体的には、道路標識等により自転車も歩道通行ができることとされているほか、運転者が児童・幼児の場合や70歳以上の高齢者等も、歩道通行が可能となりました。このようなことから、歩行者の安全対策として、歩道の新設や拡幅と道路空間を広くする対策が必要でありますが、このためには家屋等が道路に近接している用地の買収が伴いますことから、本市といたしましては、市内における開発行為等において、事業者との協議・協力のもと、歩道空地の確保に努めております。今後におきましても、開発業者への協力要請や用地買収の機会を活用しながら、歩行者等への安全な道路空間の確保が図られるよう努力してまいりたいと思います。 次、自転車の安全対策について。 自転車の安全対策につきましては、去る6月1日に改正道路交通法が施行され、自転車の歩道通行範囲の拡大や子供へのヘルメット着用の努力義務化など、今日の交通事情を反映した対策を国全体で取り組まれているところであります。本市におきましても、その趣旨をそしゃくし、警察や交通安全協会、千葉県などと協議し、交通安全運動などを通じて、安全対策への理解や、交通ルールやマナーの遵守を啓発しております。今後も周知徹底にはさらなる啓発が必要と考えますことから、学校などで実施している交通安全教育や出前講座などの機会を通じて必要性を説いてまいりたいと思います。 次に、交通安全協会に対しての補助金の増額について答弁いたします。 習志野交通安全協会補助金は、交通安全を目的に活動する同協会の円滑な事業運営と地域社会の福祉増進に資するため、昭和52年度より交付しております。平成18年度より、習志野市補助金制度に関する指針に基づき、同協会と補助金の見直しを協議いたしましたところ、同補助金を市施策推進型補助金の事業費補助金と位置づけ、交通安全教育など地域住民に直接なされる活動費の2分の1とすることで了承を得ました。このことは、同協会の三役会議などを踏まえ、最終的な総会において承認を得たところでございます。 次に、夏場における事件・事故の状況について。 本市の防犯対策の取り組みにつきましては、1、地域の方々による防犯パトロール、2、習志野警察署の巡回パトロール、3、地元町会、防犯指導員及びキラット・ジュニア防犯隊が連携して行う防犯啓発キャンペーン、さらに、本市職員による合同・通常・特別パトロールなど、市、市民、警察、関係団体が一体となって、さまざまな防犯活動を展開しているところであります。 このような中、ことしの市内犯罪発生状況は、7月末現在は犯罪総件数は1,624件、昨年7月末の犯罪総件数は1,834件で、210件の減少であります。また、ことしの夏場における犯罪件数は531件で、昨年同時期の620件に対しまして89件の減少であります。減少している犯罪の主なものといたしましては、自転車、オートバイ盗難やひったくり、空き巣等であります。このことは、ひとえに各地域の皆様がこれまで継続的に防犯活動に取り組んでいただいた成果だと確信をしているところであります。 次に、今後の対策についてでございますけれども、本市では、毎年10月を安全で安心なまちづくり月間と定め、防犯の強化月間としております。この月間期間中は、みんなで目指そう、犯罪のないまち習志野を合い言葉に、キラット・ジュニア防犯隊も参加を予定し、街頭啓発キャンペーンや防犯講習会等を計画しております。このような活動を通じて、今後も防犯についての意識の高揚や知識の向上を図り、市民の皆様と一緒に安全で安心して暮らせるまちづくりを推進してまいります。 次に、新型自転車について答弁いたします。 3人乗り自転車につきましては、本年3月4日、警視庁が、安定した構造の自転車であることを前提に、3人乗りを容認する方向で検討する旨を表明したことに端を発し、現在、自転車産業振興協会など関係業界において開発が進められております。しかし、3人乗りにつきましては、走行上の安全面も危惧する意見もあり、並行して、警察を初めとする関係機関において、その是非を含め具体的な検討がなされております。 次に、「家庭は愛の学校」であるということについて答弁したいと思います。 幼児教育の基盤は家庭にあると考えております。乳幼児期における家庭教育は、親が子に言葉や生活習慣、コミュニケーションなど生きていく上で必要な技術を身につける助言をすることとも言われております。しかしながら、近年はこのような家庭の中での教育が、核家族化や少子化などの社会背景や精神的な未熟さなどの理由で、できない親が多くなっております。一般的には、親は子供を育てられて当たり前という価値観がある中、このような親は、いら立ちやストレスなどにより、子供への暴力や育児放棄につながる例も見られております。このようなことから、乳幼児期の子供を持つ親に対する行政からの支援が求められているところであります。 本市では、妊娠中からの一貫した母子保健事業や、家庭教育の大切さを学ぶ家庭教育学級を初め、さまざまな施策に取り組んでおりますが、中でも、子育て中の不安や孤立化への支援は重要であります。親子で集い、同じ子育て中の仲間との交流や保育士などによる子育て相談も可能なこどもセンターや、1日平均43名の利用があります、きらっ子ルームやつ並びに5月に開設し、1日平均75名が利用されている、きらっ子ルームおおくぼなどは、大きな効果が得られていると考えております。このようなことからも、今後のこども園整備計画の中で、各地域へのこどもセンターの設置を推進するとともに、既存のこどもセンターやきらっ子ルームの利用拡大に向け、PRなどに今後も力を注いでまいりたいと考えております。 次に、お年寄りの独自による「老後生き生き起業」、自分たちの手でという発想はどうかということであります。 少子・高齢化によって、高齢者は、今までの支えられる存在というより、むしろ意欲と能力のある就労可能な高齢者として、高齢社会を支える貴重なマンパワーと期待される存在になることが望ましいと考えております。また、高齢者の方々が就労することにより、いつまでも元気に過ごしていただくことが、御自身の健康保持や生きがいにつながるものと考えております。さらに、高齢化の進展に伴い、地域の元気な高齢者が集まって、支援を必要とする高齢者の買い物や通院など外出の各種手助けを行うなどの活動が活発になり、有償ボランティアやNPO法人化も期待されているところであります。 そこで本市においては、この秋から立ち上げる習志野市高齢者を地域で支える検討会議において、高齢者が地域社会の中でそれぞれの資質やこれまでの経験を生かし、多様な形で活躍できる方策について検討していただき、この結果を、御質問の自分たちの手での活動の展開に生かしてまいりたいと考えております。 次に、コミュニティバスに関する御質問につきまして、一括して答弁いたします。 昨年11月29日に市内4ルートで実証運行を開始いたしましたコミュニティバスは、8月末までに延べ27万6,000人余りの利用がございました。4つのルートのうち、京成津田沼駅を経由する内陸、海浜の2ルートにつきましては良好な乗車率で推移しておりますが、一方、京成大久保駅ルート、実籾駅ルートにおいては、運賃収入による運行経費のおおむね半分を賄える目標の乗車をいただいていない状況にあります。 そこで、これまでダイヤの改正やバス停の位置の変更などを実施し、利用促進を図っているところでございますが、これら2ルートで一層多くの方に御利用いただくには、ルートの見直しを含めた抜本的な改善策を講ずる必要があると判断しているところでございます。21年度に向けた運行計画の見直しに当たりましては、市民の方々の御意見、御要望をお伺いする中で、3月に実施いたしましたフォローアップ調査におけるアンケートを初め、6月15日号の広報習志野でコミュニティバスに対する市民意見を広く募集し、同時に、ホームページ上の市民満足度調査でも市民に意見を求めたところでございます。 その結果、郵送やファクシミリで76件、インターネットで140件の御意見、御要望が寄せられ、また、3つのまちづくり会議からも地域の御意見、御要望がまとめられて届けられました。これらの御意見の内容は、現在分析と集計を進めておりますが、現時点において明らかになってきている市民の意見の傾向では、1、京成津田沼駅ルートについてはおおむね満足をいただいていること、2、京成大久保駅については、津田沼方面へのルート延伸を望む声が多いこと、3、実籾駅ルートについては、大久保駅や済生会習志野病院方面へのルート延伸を望む声が多いこと等が上げられます。本市といたしましては、まず、いずれのルートにおきましても、現在の実証運行から一日も早い本格運行への移行を目指し、努力してまいりたいと考えています。 NTTの問題について答弁いたします。 御質問のその後の防犯対策につきましては、敷地内の草刈りは7月に実施しており、仮囲いの修繕については近日中に行うとの回答でありました。また、NTTでは、旧社宅の適正な管理を目的に、現在週1回のパトロールを実施しているとのことであります。 さらに、旧社宅の今後の土地利用につきましては、確認をいたしましたところ、現在検討中との回答でありました。いずれにいたしましても、地元住民の皆様の安全が第一と考えることから、犯罪が万が一にも起こらないように、管理会社に適正な管理及び今後の土地利用等につきまして引き続き強力に要請してまいります。また、地元地域住民の皆様が安全で安心して暮らせるよう、本市といたしましても習志野警察署と協力しながら、重点地区として今後も継続的なパトロールを実施してまいります。 次に、大型車通行禁止につきまして、市内道路の大型車通行規制区間の違反車両の取り締まりにつきましては、習志野警察署に平成20年7月に再度要請いたしました。これを受けまして習志野警察署において、パトカーでの巡回の際に随時取り締まりを実施しているところであります。しかしながら、いまだに屋敷バス通りにおける大型車両の通行が見受けられることから、再度、習志野警察署に対し、大型車通行規制区間における交通違反の取り締まりについて一層の強化を要請いたしております。 次に、下水道整備の状況につきまして、屋敷における下水道整備につきましては、平成19年度にバス通りの幹線下水道の整備が完了いたしましたので、平成20年度は、その幹線下水道の上流に当たる屋敷3、4、5丁目地区の約2ヘクタールの面整備を予定しております。当該地区の下水道整備につきましては、今後も計画的に面整備に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、西日対策につきまして、屋敷バス通りの入り口の交差点の信号機が認識しづらいとのことでございますが、この原因といたしましては、朝夕の太陽が低い位置にあるときに信号の色が認識しづらいと推測されます。現地を調査したところ、確かに状況によって見づらく感じることがありますので、この信号機の改善について習志野警察署へ要望しております。しかしながら、市内に同様の状況箇所はほかにもありますことから、県警本部において検討していると聞いております。 バス通りの水銀灯設置について、屋敷バス通りにつきましては、夜間において暗い箇所があるとの御指摘をいただき現地調査をしたところ、屋敷入り口交差点から天津神社前までの区間が暗い状況でありました。このことから、平成20年度中にこの区間におきまして水銀灯を2基増設することで、暗さの解消を図ってまいります。 次に、資源物について答弁いたします。 最近、鉄や古紙等の資源物市況の高騰に伴い、市民が資源回収としてごみ集積所に出した新聞などの資源物の無許可業者による持ち去り行為が、市内全域にわたり発生しております。持ち去り行為は、市の収集時間帯以前で複数の車両が確認されております。また、市民と持ち去り業者との間にトラブルが発生しており、この対策相談も数件出されております。 このことから、当面の対応といたしましては、持ち去り防止及びトラブルを避けるため、7月より午前6時30分から8時30分の間、市職員によるパトロールを実施しているところであります。さらに、トラブル等を防止する上で早急に市民への周知をする必要もあることから、各集積所に注意を促す看板の設置を予定しております。現在、集積所に出された資源物持ち去りの被害を防止する明確な対抗手段がないため、今後は、資源物についての持ち去り禁止や違反者への罰則規定を含めた条例改正を早急に検討してまいりたいと思います。 1回目の答弁を終わります。     〔市長 荒木 勇君 降壇〕 ○議長(高橋司君) 続いて、答弁を求めます。植松榮人教育長。登壇を願います。     〔教育長 植松榮人君 登壇〕 ◎教育長(植松榮人君) それでは、三浦議員さんの一般質問、大きな2番になります。三世代対策について、その2の(2)になります。「習志野っ子」でよかったの声に、「日本一夢のある習志野」にするための秘訣、スポーツ振興等に関する御質問について一括してお答えをさせていただいた後、最後にロボットと教育についてお答えをさせていただきます。 本年8月8日から24日までの17日間にわたって第29回北京オリンピック大会が開催され、水泳競技で北島選手や、女子ソフトボールで3連投413球を投げた上野投手を初め、日本選手の目覚ましい活躍が多くの青少年に夢と希望と感動を与えてくれました。このような中で私は、多くの青少年がその感動を胸に、みずからの夢や希望を実現するために、みずからにふさわしい方法でみずから進んで努力し、人々に感動を与えられるような人に育ってほしいと切に願っております。 そのために本市では、青少年のスポーツ活動支援として、スポーツ少年団による少年野球、ミニバスケットボール、ソフトボール、サッカー等の活動や、体育協会による各種競技スポーツの普及・振興や、競技力の向上を目指した組織的な活動を行っております。また、市民一人一人のライフステージに応じたスポーツ活動を推進するため、総合型地域スポーツクラブが立ち上がり、各クラブがさまざまな種目を用意して活発に活動し、スポーツの機会拡大を推進しているところであります。 このような中、本定例会において、ソウルオリンピック100メートル背泳ぎで金メダルを獲得された鈴木大地氏を教育委員に任命することについての議案を提出させていただいております。平成22年に第65回国民体育大会水泳競技が本市で開催されることになっておりますので、鈴木大地氏には、身近にいる金メダリストとして実績と見識を発揮し、本市スポーツの底上げや、選手あるいは指導者の育成、競技力の向上にも力をおかしいただけるものと考えております。 また、特に若者に人気が高まっているインラインスケートやスケートボードにつきましては、県内にあるこれらの施設の視察を行ってまいりましたので、これらをもとに、ニーズや今後の動向、整備に向けての課題等を引き続き調査・研究してまいりたいと考えております。 本年度、これまでに習志野高校ボクシング部がインターハイで2年連続優勝するとともに、第五中学校男子バスケットボール部が全国中学校総合体育大会で全国3位となるなど、全国レベルでの活躍が本市の青少年に大きな希望と感動を与えてくれました。若者たちへのスポーツ振興を通して、「習志野っ子」でよかったの声にこたえるために、今後も小学生からの一貫した指導体制づくりを推進するとともに、国民体育大会水泳競技開催を一つのステップとして、全国レベルの大会の観戦や一流のアスリートと触れ合う機会を通じ、青少年が頑張ろうとする意欲づくりに努めてまいりたいと考えております。 次に、ロボットと教育について、その後の状況についてお答えをいたします。 第五中学校3年生が、本年7月3日に「最先端技術に学ぶ」というテーマで千葉工業大学を訪問し、最先端の技術に触れる機会を教育課程に位置づけ、実施いたしました。ことしは都合によりロボット操作の体験はできませんでしたが、鯨生態観測衛星についての講義や、コンピューターグラフィック制作を体験することができました。生徒は、最先端技術のすばらしさに目を輝かせていました。また、日ごろの理科や技術科の学習が大切であることに気づき、上級学校でさらに広く、また深く学びたいという意欲が高まる場にもなりました。 また、夏休みの自主研修として、習志野市教育委員会理科部会の先生方が千葉工業大学を訪問し、ロボットの最先端技術に触れる研修会を実施いたしました。参加した先生方は、ロボット技術のすばらしさに驚きの連続でありました。各学校において理科教育を推進している教員が直接最先端技術に触れる機会を実施できたことは、2学期にその体験を子供たちに紹介することで、小中学生がロボットや最先端技術に興味を持ち、さらに地元大学のロボット研究等に学ぶ機会を広げる大きな第一歩であり、子供たちの夢や希望をはぐくむことにつがなるものと考えております。 そして、2学期後半より各学校では、来年度の学習計画の作成が始まります。教育委員会といたしましては、来年度の計画の中に、児童・生徒の発達段階に応じて、地元大学のロボット研究等最先端技術について学ぶ機会が計画されるよう呼びかけるとともに、地元大学との連携を支援してまいりたいと考えております。 次に、3番になります、我々お年寄りのことも「面倒を見てくれ」との声に。③になります、公民館の運用についてという御質問にお答えをいたします。最初に、お年寄りに対する公民館の取り組みについて、次に公民館の運用についてと、引き続いてお答えをさせていただきます。 お年寄りを対象とする公民館事業としましては、寿学級を1公民館当たり年間約43回開催しております。この講座は、健康問題、レクリエーション、社会見学等を通して、高齢者の生きがいと社会参加を促進することを目標に企画し、開催しているものであります。このほか、各公民館地区の要望などを参考にして、セカンドライフ講座、シニア講座、中高年のためのしなやか体操など、安心・安全で豊かな生活を過ごせるような講座に取り組んでいるところであります。今後につきましても、各地域に高齢者の増加が予想されますので、お年寄りの方々が参加しやすい講座等を企画・立案してまいりたいと考えております。 次に、公民館の運用について、利用状況から御説明をさせていただきます。 平成16年度の利用回数は、7公民館全体で2万3,947回、利用人数が39万2,692名、平成17年度が利用回数2万6,366回、利用人数が44万4,367名、平成18年度が利用回数2万6,409回、利用人数が43万8,204名、平成19年度が利用回数2万6,950回、利用人数が44万9,147名となっております。わずかでございますが年々増加し、平成16年度と平成19年度を比較しますと、利用回数が3,003回、利用人数が5万6,455名の増加となっております。 しかしながら、午前、午後、夜間の利用区分別に見ますと、夜間の利用に限りましては年々減少し、平成16年度と平成19年度を比較しますと、利用回数が587回、利用人数が1万2,035名減少しております。この夜間利用の減少につきましては、比較的規模の大きな大久保公民館、菊田公民館にあらわれております。そこで、夜間利用の減少について原因を調査し、その結果を踏まえ、夜間の公民館に明かりが絶えることなく地域の活発な活動の場となるよう、その手法について検討してまいりたいと考えております。 以上、1回目の答弁といたします。     〔教育長 植松榮人君 降壇〕 ○議長(高橋司君) これより三浦邦雄議員の再質問を許します。三浦邦雄議員。自席からどうぞ。 ◆23番(三浦邦雄君) 長時間にわたりまして中身の充実した答弁、ありがとうございます。 私は、この質問のやり方はですね、1回目の質問に力を入れて答弁をいただきたいというのが私のやり方でありまして、なるべく、再質問は確認ということでですね、疑問な点をお聞きするぐらい、1回目の答弁で処理したいというのが私のやり方でありますので、長時間答弁いただいたことを御勘弁いただきたいと思います。 再質問に当たりまして、その前に議長に、この議場をおかりいたしまして一言御礼を申し上げたいと思います。 先ほど、井上千恵子議員が我ら新政習志野に御加入いただいたということを御案内申し上げましたが、仮にしていただきまして、席ですね、高橋議長さんのお席を譲っていただきまして、その寛大なお心にですね、本当に感謝しております。ありがとうございます。 やはり会派はですね、別々にばらばらに座っておるとですね、やはりせっかく会派を組んだ意味もありませんし、なかなかこう会派の統制をとることもできませんので、そのところを気持ちよく御理解いただきまして、本当にありがとうございます。 それでは、再質問をさせていただきます。 安全・安心シリーズ、これで10回目になるんですが、私は、やはりこの世の中に生を受けまして、やはりこの安全・安心ですね、皆さんに長生きをしていただきたいと、そしてすばらしい人生を送っていただきたいというのが私の夢であります。まあ、災害といいますか、まあ人間がですね、命を落とす原因といたしまして考えられることは、私は素人でありますけれども、大きく分けて3つあると思うんですね。1つは、自然災害、2つ目は、病的による、まあ、死亡といいますか、被害、そして3つ目は、人的被害といいますかね、人的被害は、交通事故とか交通戦争と言われますように、戦争とかですね。 そのほかにおいても、毎年9月に入りますと全国的に9月1日は防災の日ということで、全国民が新たな気持ちでその自然災害について取り組みを考えていくわけでありますけれども、この自然災害ですね、これについて毎年振り返って、こう、いろいろと催し物とかですね、また行政の施策とか、こう考えてみますと、大事なものは残して、まあ、それはそれでよろしいんですが、なかなかこう、毎年、悪い言葉で言えば、余り目立った進歩がないといいますか、やはり毎年何か新たなですね、施策とか防衛策とか、そういうものが1年間検討されて、やがて9月の議会で発表していただけるかなと思って、私はそういうことを期待しながら、くどい、しつこいと思われるかもしれませんけれども、毎年毎回この安全・安心について質問をさせていただいております。 よく災害は忘れたころにやってくるという言葉がありますけれども、私は、忘れたころにやってくるんではなく、忘れたときに災害が起きるというふうに考えております。ですから、うちの家族にも私自身も、また友達関係にも、危険予知、あらかじめ知るという、この言葉は、私が青春時代、NTTに、電電公社に勤めているときに、やはり公社の方針として、危険予知、これを考えなさいと、災害が起きてからじゃ遅いんですよと、そういうことで職員を挙げていろいろと勉強させていただいた経験もありました。やはり危険予知という言葉を常日ごろ持って、忘れたときに災害が起きる。忘れたころじゃないと私は思っております。そうは言ってもですね、行政は行政で市長を中心に皆さんの知恵を出し合っていろいろと検討されていることは、私はそれなりに評価しながら感謝したいと思っております。 今回は、安全・安心シリーズ10の中でも、急傾斜地と液状化、そして活断層について、3点に分けてお伺いしたところでありますけれども、急傾斜地は、今のように基準法が厳しくなって当時建てられた家屋がたくさん今現在残っておられますけれども、そういう家屋に対する周知とまた指導、建てかえ等ですね、そういう、また市で援助できるものだったら市で協力する、そういうことも1回目の答弁に網羅されておりましたので、それはまあ、ぜひ実行していただいて、で、安全で安心な暮らしができるように願っております。 次に、液状化でありますけれども、習志野市は、3分の2ですか、埋立地というふうに位置づけられておりまして、今のところはそういうことはありませんけれども、やはりそういうところの地域の状況をよく把握していただいて、そのときが起きる前に、やはり行政の力で皆さんを守っていただきたいと願っております。 例えばですね、これからも話が出てくるんですが、私は時々、初めて議員にならせていただいたときから何回か、もう五、六回になると思いますけれども、避難場所ですね、避難場所。屋敷をとって言えば、私は、先ほども出ましたけれども、NTTの屋敷の空き家になっている社宅に13年住まわせていただいておりましたけれども、その地域から避難場所に移る場合、電電の屋敷そのものは、周りは、要するに液状化が起きる、底がない沼地に建った建物でありまして、仮に地震が起きた場合に、そこからはい抜けて、そして避難場所であります六中の校庭まで行く途中、これがまた液状化の起きる田んぼとか沼地ですね、そこを通って、そしてたどり着いた六中のグラウンドは、また以前は沼地だったというところ。ですから、上から下へどんどん、こう避難していくんですね。ですから、私はそのころ新人の立場で、やっと議場から抜け出して避難通路を通って、液状化が起きそうな避難通路を通って、で、たどり着いたところが、液状化の当然起き得る沼地を造成したグラウンド、こういうところが避難場所でよろしいんですかと私は聞いたことがあるんですね。 その当時の担当部長さんは、見直しをかけますということの答弁をいただきましが、その後も質問するたびに同じ答弁をいただいておったんですが、それからもう22年たっておりますけれども、またきょうも何か答弁の中にはですね、それと同じような答弁がありました。そして、それがだめだったら違う避難場所を案内して、そっちのほうに避難をさせるようにしますという答弁がありましたけれども、その別の避難場所というのは、それは周知されておるんですかね。私、きょう初めてそういうことを聞いたんですけれども、それをちょっとお伺いいたしたいと思います。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。五木田文孝生活安全室長。 ◎総務部参事(五木田文孝君) お答えをさせていただきます。 ただいま議員さんがおっしゃったとおりですね、私ども、避難場所として指定をさせていただいている場所、これにつきましては、従前変わらない場所を指定させていただいております。 ただし、今、議員さんの御指摘がありましたように、そこに行くまでに、軟弱地盤というんですかね、危険なところを通らなくちゃいけないと、そういうような事態が生じた場合には、先ほど市長の答弁にございましたように、地域で指定をしている避難場所というんですか、例えばで申し上げますと、畑ですとか、それから神社の境内ですとか身近な公園、そういったところが、地域で指定をしている場所が何カ所かございます。そういった場所に一時的に避難をしていただくと。そういうような形で、私ども、地域に出張っていって、出前講座ですとか、あとは地域の防災訓練、そういった中での説明をさせていただいていると、そういう状況でございます。以上です。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 三浦邦雄議員。 ◆23番(三浦邦雄君) ちょっと時間がありませんので、かいつまんで重要なところだけ確認の意味で質問させていただきます。 先ほどですね、私が言っているのはそういうことでなく、直近にそういう避難できない場所があったら、別の避難場所を速やかに、そちらのほうに避難していただきますという答弁なんですね。別の避難場所って、全然、私は習志野に来て36年、そういう別の場所なんて聞いたことはないんですよね。きょう初めてですよ。決められている、注意されている、市民の皆さんも心、頭の中に入っている避難場所、固定された避難場所、もう何十年も前からね、それはわかっていますよ。広報にも繰り返し載ったり、いろいろ周知されていますから。 ただ、そこに行けなかった場合、別の避難場所を紹介しますって、その別の場所って聞いたことないですよ。どこへ行くんですか、今、仮に地震が発生した場合。そこへ行けない、市で指定した場所、沼地から入っていって、沼地を通って、沼地の避難場所へ行くね。地震のとき、そういうところはみんな液状化で、グラウンドなんかはもう避難できるような状況じゃありませんからね。じゃ、そこはだめですよと、だれがどうやって周知するの、一人一人に。周知されたって全然聞いたことないですよ。私、それを聞いているの。どこにあるんですかと。全体を言うと時間がなくなりますから、六中の場合をとって言っているわけですよね。私がNTTの社宅から六中に、私自身がね、仮に避難する場合、どこへ行けばいいんですかと。これは切実でしょうよ。そういうところをこう細かくね、やはりそのときの状況に立って、そして検討していただきたい。 私が言っていることを御理解いただけると思うんですね。そのときによって、じゃ、そこは黙って、じゃ、皆さん、違う場所へ行ってくださいって、私、どこへ行けばいいんですか、そういう連絡もとれるんですか。それは、あれでしょう、さっき言ったように危険予知というので、前もってここがだめだったら第2、第3、第4という避難場所を設定しておくとか、それを周知するとか、市だけが知っているんでなく、16万人の市民の皆さんがそれぞれ認識していなくちゃ自分たちを守れない、そしてまちを守れないんじゃないかと私は思いながら質問しているわけですよ。別の場所ってどういうことなんですか。それは恐らく答えられないと思いますので、また12月議会がありますので、それまでにいろいろと御検討いただきたいと思います。 それからですね、活断層、これがですね、12年度に見直されて、習志野市には活断層はありませんという答弁でありましたけれども、なぜ12年度に急に、活断層は習志野にはありませんというふうに急に何で180度転換するんですか。それまでは、あそこがという認識で我々はいたわけですよ。12年度まではどこだったんですか、その活断層のあった場所は。私は知っていますけれども、そこはなぜそうでなくなったんですか。それを急に方向を転換していただきたくないと思いますね。お伺いします。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。五木田生活安全室長。
    総務部参事(五木田文孝君) 活断層につきましては、先ほど市長答弁のございましたように、200年来にわたってその活動が起き得る、そういう断層であると、そういう御指摘がありましたが、ここを国で調査したところ、そういう断層ではないという、そういう結果が出たということの報告があったということでございます。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 三浦邦雄議員。 ◆23番(三浦邦雄君) 国の報告は、それはわかりますね、国からそう来たんですからね。でも、私がね、ちょっと理解できないのは、今まで12年度までですね、ここが活断層です、その前に、その場所はどこなんですか、ちょっと確認のためにお伺いします。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。五木田生活安全室長。 ◎総務部参事(五木田文孝君) 先ほど市長答弁にもありましたように、千葉市からですね、市川市と……     〔「いやいやいやいや、そうじゃなくて場所そのもの」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部参事(五木田文孝君) 習志野の場所ですか。     〔「うん」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部参事(五木田文孝君) 北縁断層と言われている断層の位置でございますか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎総務部参事(五木田文孝君) すみません、ちょっと手元に資料ございませんので、今取り寄せます。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 三浦邦雄議員。 ◆23番(三浦邦雄君) 東京湾北縁断層って言われてもね、市民の人わかりますか。千葉から船橋を通ってずっとね。議員の中でも、今、失礼ですけれども、おわかりになっていますか、近場の皆さんってわかりますか、東京湾北縁断層。だから習志野にはありませんよって。12年度、つい最近までは、ここが断層ですよ、活断層ですよと新聞にも報道されていたわけですよ。以前にそういう質問をされた議員さんも、ここにまたちょっとお座りになっていますけれども。どこなんですか。 ○議長(高橋司君) 先ほど保留した答弁願います。五木田生活安全室長。 ◎総務部参事(五木田文孝君) 大変失礼をいたしました。 習志野市で申し上げますと、国道14号の山側と申しますか、北側ですか、その地区が、船橋のほうから千葉市に向かってこの断層があるということでございます。 ○議長(高橋司君) 三浦邦雄議員。 ◆23番(三浦邦雄君) そのとおりですね、まあ住所はいいでしょう。そこなんですよね。これはもう認知されておったんですよ、12年で。ここは活断層ありますよ、習志野に1カ所、ね。やはりそういうね、まあ、そこに住んでおられる方に失礼かもしれませんけれども、やはり自分も認識しなくちゃいけない、住んでいる方がね。やはりこの船橋から千葉までの北縁云々なんて言われたってね、住んでいる人だってわからないですよ。だから気をつけてくださいということをやっぱり現実的に教えてあげないとね、何だ、行政は知っていたのに我々住民は、まして被害者はね、知らなかった。それじゃね、後の祭りと言っていられないですよ。やはりそういうことはね、公開するところは公開して、そして注意していただくところは注意して、行政はできるところを協力して、みんなが安全に暮らせる、そういうまちづくりをしなければ、私は本当の行政じゃないと思います。お伺いします。どう思いますか。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。五木田生活安全室長。 ◎総務部参事(五木田文孝君) 三浦議員さんのおっしゃるとおりだと思います。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 三浦邦雄議員。 ◆23番(三浦邦雄君) そういうことで、ぜひね、早急にいろいろと周知方、研究していただきたいと思います。 それからですね、緊急地震速報に移らせていただきますが、この緊急速報を、質問をいっぱい書いてあるんですけれども、なぜ県は入れないのか、そして習志野市はなぜそれに従って入れないのか、そういうことも、まあ、いろいろ聞きたかったんですけれども、ただですね、この緊急地震速報システム、これはマスコミでも言われていますけれども、今いろんな問題が起きていますね。地震が起きて被害が起きてから情報が届いたとか、また、情報が届かなかったとかね、まあ、いろいろ。でも、これからそういうような装置もいろいろ研究する課題がたくさんあると思います。 ただですね、この緊急措置は、当然、ラジオ、テレビを通してですから、それをスイッチをつけていないと入ってこない装置ですよね、当然。そのためには、防災マイクを使ったりして習志野市は周知しますよという答弁だったんですが、ただですね、これは公の施設はそうであっても、民間の施設の管理はどうされているんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。五木田生活安全室長。 ◎総務部参事(五木田文孝君) 今の御質問ですと、民間の施設ということでございますよね。私どものほうでは、まあ、今、実際計画しておりますのは、防災行政用無線、これを利用しましてですね、そういう災害時に自動的にお知らせをすると、そういう方法をまず今検討--検討というか、もう既に接続はされておりますので、県のほうで運用開始ということになればそれを活用すると。民間については、常日ごろ啓発活動に努めさせていただくと、そういったことになると思います。以上でございます。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 三浦邦雄議員。 ◆23番(三浦邦雄君) まあ、担当の皆さんはね、一生懸命やられているのはわかっています、私も。ただね、私は、そういう、こう机上論での話でなくですね、現実にそこに行って、じゃ、どうするんだという、やはり命に直結すること、それが一番大事だと思うんですよ。 ただ、私はなぜこの質問をするかといいますと、驚いたのは、津田沼、JRの前にイオンができましたよね。皆さん、経験されていませんか。イオンの地下、あそこは車は何台収容されるんですか。あそこはね、電波が行かないんですよ。ラジオをつけたでしょう、ざざざざー、雑音ですよ、カーラジオがね。そういうところに何百台入れるんでしょう。車の中に家族4人が乗っているとすれば、掛ける4ですよ。それこそ何百人の方がその地下駐車場を利用しているわけだ。 習志野防災無線で、地震が起きましたよと仮に発令された場合、それを聞いた人たちはみんな集中的に避難しようとして車に行くでしょう。もうパニックですよ。車に乗ってエンジンかけた、ラジオのスイッチを入れた、全然入らないですよ、雑音ですよ。何度も私は行って確かめましてね。そういうところを消防署、また安全室で把握されておるんでしょうか。そういう意味で民間施設という質問をさせていただきましたけれども、その状況を把握されておりますか。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。五木田生活安全室長。 ◎総務部参事(五木田文孝君) 市内に、特定地下街というような位置づけになるんじゃないかなと思いますけれども、そういった場所の把握といいますと、市内の大型店舗は把握をしております。ただ、今、議員さん御指摘のありましたように、その地下駐車場等で非常時にラジオのスイッチを入れても通じないよと、もっともなお話だと思いますので、今後、事業者とそういった対応について十分協議をしていきたいなというふうに考えます。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 三浦邦雄議員。 ◆23番(三浦邦雄君) 私はね、なぜあえて言うかといいますと、命が大事なんですよ、この世に生をいただいてね。ですから、我々素人が気がつく前にね、やはり担当の方々がね、気がついて、そして習志野じゅうを調べて、行政指導、議会で議員に言われる前にね、消防署、そして安全室を挙げてやっていただかないとね。で、強力な行政指導、一言や二言言っても民間じゃ聞かないと思いますよ、私は。ですから、新宿の雑居ビルの火事が起きて被害者が出るとか、そういうことが発生するわけですよ。習志野に、本当にガラス張りで明るく開かれたすばらしい習志野ね、そういうところに1カ所でもこういうことがあるというのはね、ちょっと私はね、寂しい思いをしましたよね。ですから、総動員をかけて再検討をしていただきたいと思います。 まして、サンペデックという、今度モリシアとなりましたけれども、そこにも地下駐車場がありますよ。そこは行政も絡んでいるわけですから、あえてそこは、私はきょうはここではお伺いしませんけれども、全域について再検討、再見直しをしていただきたいと思います。また次回の議会でお伺いすると思いますので、みんなでみんなの命を守りましょうよ。ぜひお願いいたしたいと思います。 次に、時間がちょっとありませんので、屋敷の3点セット、あと防犯灯、信号機、これは先ほど答弁もありましたように、着々と実施のほうに向いております。常日ごろですね、都市整備部の皆さんが現地に乗り入れてよく調べていただいて、その結果だと思います。この場をかりて感謝、お礼を申し上げたいと思います。質問もね、もっと細かい質問もあるんですけれども、まあよろしいでしょう。 それからもう一つ、防災関係で、学校の関係ですね、小学校、中学校、例えば集中豪雨とか、学校をきょうは休校日にしましょうと、そういうこと。例えばですね、中学校が休校日、で、小学校が休校が出ていないとか、横のつながり、そういうアンバランスということはないんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。植松教育長。 ◎教育長(植松榮人君) 今、小中学校は、7時の段階で警報か注意報、ちょっとはっきりしませんけれども、そういったものが出ていますと、その場で休校になるというような判断をしております。ちょっとはっきり今しませんけれども、共通しているというふうに認識はしております。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 三浦邦雄議員。 ◆23番(三浦邦雄君) これもですね、小さい子供さんが小学校のほうが登校、そして中学校のお兄ちゃんのほうが休校、御両親がですね、迷っちゃうわけですよ、ね。お兄ちゃんのほうが登校で、小学校のほうは休校と言われたら、またちょっと話がね、それは雨のぐあいにもよりますけれども、それは理解できますけれども。 習志野はこういうゲリラ、集中豪雨とかというのは最近余りないんですけれども、10年ぐらい前にそういうことがありましてですね、そのとき、ああ、なるほどよく見ているなと思って僕は感心して、今回のこのゲリラの関係でね、一度思い出してちょっと質問しておるんですけれども、そのときも今の副議長の泰介議員がそういう質問をされましたので、それを思い出して、もう一度確認したほうがいいかなという気持ちで確認させていただきました。これ、大事なことですから、教育長、ひとつね、また次の議会でお伺いすると思いますので。 続けて質問させていただきます。 この雨の関係なんですが、先日ですね、議会一般質問に入る前に、違う用事で大久保公民館に行きまして、そこでベランダをこう見ておったんですね。前日までは雨が降っておった。その雨水が野球場にたまっておるわけですね、野球場に。で、この駐車場のほうから見ていましたから、デジタルカメラも撮ってあるんですけれども、グラウンドの奥のほうにきれいな芝生が植えてあって、お年寄りが和やかに楽しくみんなでパークゴルフをやっておりました。そこは雨が全然たまっていないんですね。ですから、当然、パークゴルフをやっておられたと思います。その手前のグラウンドがですね、水たまり。 なぜ私がこういうことを申し上げますかというと、1回目の質問にもありましたように、青少年たちのスポーツの場が極端に習志野は少ないんですね、行くところがないんですよ。ところが、既設のそういうグラウンド、せっかくあるグラウンドがですね、水たまりじゃね、野球ができないわけですよ。またあるものは使えない。やはりね、バランスのとれたそういう運動場、みんなが安心して使えるね、そういう、やはり一目で比べられるんです、並んでいますからね。こっちは使える、こっち、青少年たちのグラウンドは使えない。その日はもういい天気ですからね。 ちょうど伊藤寛議員がおられまして、雨水の対策について、今、公民館に相談に来たと。公民館の話では、上からの下水が流れ込んで水がたまっていますよというふうに説明を受けたというんですね。それは下水がね、今、そんな垂れ流しはやっているんですか。いや、答弁はいいですよ。 私も新人のとき数回、まあ、ほかの議員さんもそうですけどもね、そういうことについて質問しているんですよ。そのときは全部ね、下から雨水が逆流してわいてきて、雨水がたまるんですよと、はけが悪いんですよという統一された答弁なんですよね。ところが、伊藤寛議員は直接公民館に行って説明を受けたら、下水が垂れ流された。私は、伊藤議員の話を個人的に立ち話で聞いて、何でそういううそを言うのか、そんなことはないんですよ。下水を垂れ流しちゃったらね、たった今、私が褒めました都市整備部の皆さんね、そんな手抜きやらないですよ、もう何十年と前から。そんな下水対策なんかやっていないですよ、習志野は。すばらしい下水対策をやっていますよ。それをなぜ下水が流れ込んでいるなんて、そんなことを言うんですかと。だから私はこの議会をかりてね、議員が真剣に一生懸命、住民に頼まれて、それでやっているわけですから、そういううその説明をしちゃだめだと。わざわざ現地まで行って調べて、そしてお伺いしているわけですから。 私はね、その話を本人から聞きましてね、そのときは僕は黙っていました。本人ががっかりするといけないと思って。いや、本当、そうですよ。そんなこと言っちゃいけないね。やはり議員も職員も一緒になってまちづくりをしなくちゃ。うそは絶対言っちゃいけないですね、と私は思います。それがなかったら、こんな時間のないとき、あえてわざわざ言うつもりはなかったんですよ。 執行部の皆さん、自信を持ってね、市民のために一生懸命やっておるわけですから、そういう職員が中におられましたらよく指導していただきたいと、この場をかりて、市長さん初め、副市長さんを初め、お願いいたしたいと思います。みんなね、町をよくしようと思ってやっているわけですからね、ぜひお願いいたしたいと思います。 時間がないのでばらばらになりますけれども、これは大事なところだけつまんで質問させていただきます。 一番最後のですね、環境部の、民間業者の資源の横取り、私がうちにおりましたら、たまたま、その日は水曜日でしたね、隣でおばさんたちが、どこかのちょっと見かけない人たちと口論されているんですね。要するに、あんたたちが持っていく資源じゃないでしょうと、新聞紙じゃないでしょうと。そのかっぷくのいい作業服を着たお兄さんたちが、トラックに積んで、おばさんたちが「やめてくださいよ、これは市の資源ですよ、我々の財産ですよ」と。今、おばさんたちも元気ですからね、下がらないですよ。まして、それも場所を守りたいと、自分たちの生活を守りたいって、町に協力したいって、その一心でやっておるわけですよ。 そういう人は、いろいろ聞いたり調べたりしましたら、前日、そのまた前日あたりに全部、こう知らない業者の、今だから業者ってわかったんですけれども、こうチェックして歩いているらしいんですね、全部。ごみ箱を置くところ、新聞紙を置くところ、有価物を置くところ、全部地図に。そして、当日朝早くトラックで来て、ばーん。おばさんたち、早く当日ごみ出しますから、そこで、こうたまたまぶつかっちゃったわけですね、会っちゃったわけ。で、新聞、テレビでやっていますからね、東京のほうでね、そういう同じような問題。私、それを見ていて、いや、これは口論で済んだからいいなと思ってね、おばさんが1人でもね、何か危害を加えられたら大変だなと思いましてね、それですぐ環境部長の長谷川さんのところへ電話しまして、そうしたら長谷川さんもすぐ対応していただいてですね、じゃ、とりあえず手書きの看板だけでも、この看板をね、B4版ですか、ラミネートをかけて、じゃ、ここへ置きましょうというね、すぐ対応していただきました。その迅速さもすばらしかったんですけどもね、町を守ろうというおばさんたち、おじいちゃんたちね、やはり行政も一歩進んで、一歩情報をとってやっていっていただけたら、なおよかったなというふうに私は思います。でも、長谷川部長は、一生懸命ですね、こうしましょうってね、その前向きな熱意のある行動、やはり環境部を挙げてやりますからということでですね、安心できる言葉をいただきましたので、今お願いして着々と進めているところ、それをこの場をかりて、おばさん、おじさんたちになりかわってお礼を申し上げたいと思います。ぜひ全域にそれを広げていただき、で、被害のない、それこそ安全で安心できるまちづくりをですね、構築していただきたいと思います。 それから、新しい政策でありますが、山下部長には、るるいろいろと説明を受けました。でも、私はなかなか理解できないんですね。この要援護の関係ですね。消防団は、国からお墨つきをもらって、老人相談員の方は、そういうお墨つき、そういう、何ていうんですか、準公務員というんですか、そういうふうな扱いはされておるんですか。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。山下みち子保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(山下みち子君) 高齢者相談員でございますけれども、これは市の独自の制度でございまして、市の要綱により運営をされております。民生委員・児童委員さんと同じような活動をしていただいているところでございます。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 三浦邦雄議員。 ◆23番(三浦邦雄君) ただいま民生委員さんと同じような活動といいますか、資格の責任の面で私はお伺いしているんですが、消防団は国からのお墨つきをいただいてね、民生委員も国からのお墨つきでしょう、ね。で、相談員さんは、そうじゃない、市の独自の施策ですね。じゃ、日赤はどうなんですか。また、町会はどうなんですか。これは認知されていないんですか。ちょっとね、私はね、じゃ、今まで何だったんですかと、日赤。日赤の分団長をやっておられる市会議員の方がね、私も屋敷で分団長をやらせていただいておりますが、市会議員の方がほかにもおられるわけですよ。市会議員はいいとしてもね、日赤だってね、いろんな活動をやっておられるわけですよ。市民の方、国民の方、世界の皆様方からも認知されているわけですよ。町会だってそうでしょうよ。ネットワーク、みんなで助け合いましょうということで、町会。もう町会は底辺で一生懸命やっているんですよ。 それを個人情報は、日赤・町会、まるで信用できないから渡せない。ところが、消防団と相談員と民生委員は信用できる、渡せる、そんなふうな感じでしょう。じゃ、今まで日赤は何だったんですかと。町会活動は、じゃ一体何だったんですかと、信用されていないですかと、私はね。その3つを選ぶこと自体がね、その矛盾性、私はそれを質問の聞き取りのときに口を酸っぱくしてね、その3つしかないんだったら、3つがこうですよというね、明確な答えが欲しいわけですよ。日赤の人は納得しますか。日赤の委員長さんは納得されてもね、一生懸命底辺で活躍されている日赤の皆さんは納得されないと思うんですよ。町会の皆さんもそうですよ。個人情報を漏えいするから、ね。 じゃ、今回任命したこの3団体、皆さんまじめな方が入っておられるのはわかりますよ。そっちは信用できるけれどもこっちはできないという考え方であるのかどうかをお伺いします。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。山下みち子保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(山下みち子君) 決して地域赤十字奉仕団の皆様、それから町会の皆様方が信用できないということではございません。まず、先にそれを申し上げておきたいと思います。 地域赤十字奉仕団の皆様には、その博愛、人道という精神に基づいて、日ごろさまざまな活動をしていただいております。現にですね、今まで起きました大規模な災害、岩手・宮城のその内陸地震から、古くさかのぼりますと、阪神・淡路大震災に至るまでさまざまなその情報の収集ですとか応急手当て、炊き出し、安否の確認、物資の分配等ですね、さまざまな活動をされて実績があるということは私どもも十分承知しておりますし、また、そういう期待を、習志野の地において何かあったときには、大変、そのお力をいただけるということを期待しているところでございます。 また、町会の皆様方は、日ごろその住民同士の連携や互助活動、それから自主防災活動をやっていただいているところは、その共助の体制ということもしっかりと支えていただく準備をしていただいているというふうに思います。しかしながら……     〔「はいはい、結構、結構。議長、はい、もう時間がなくなりますので」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 三浦邦雄議員。 ◆23番(三浦邦雄君) 私はね、言われればそういうのはわかっているんですよ。もう聞き取りでも何度も何度も何度も何度も何度もやっていますからね。私が言っているのは心ですよ、心。あと歴史、ね。皆さん、一生懸命やってきているでしょう、町会。ですから、すばらしい町ができているわけでしょう。日赤はね、昔からね、ナイチンゲールの時代から、ね、全世界的にずっとやってきておられるわけでしょう。なぜ皆さんの力を集結して、町のために、市民のためにやろうじゃないかというね、そういう意気込みがないんですか。あるグループはね、だめですよと、このグループはね、個人情報の関係があるからこの3団体だけですよと、あとの団体は日赤、町会ね、くっついちゃだめですよとか、そういう分け方が、私は、心がない。気持ちではそうなんですよと言ってもね、やはり人間というのはほかの動物と違って、やはり文章、字に出て初めてね、ああ、認知されたとか、ああ、信用してくれているとか、認めてくれたとかなるんでしょうよ。あなた、部長はね、山下部長が、もう市長以上の能力とね、そういうものを持っているすばらしいね、人物だと評価していますとばっかり言われても、ずっと係長でいたらどうなんですか。周りの人が評価していますよ、で、自分が係長でいたらさ、また平社員でいたらさ、これは評価されていないということと同じでしょうよ。みんなそうだっていうの。ね、のっていないけど評価していますよと、のってから評価しますよ、のっていなくても評価します、こんなことはね、日本にはないですよ。一生言われてもこらえていますよ。 ですから、やはり皆さんと力を合わせてね、あの団体はだめだ、この団体はいいなんてね、そんな差別をしないで、今までみんなで力を合わせてね、やってきているわけですから、こういう制度ができたがためにぎくしゃくするようなまちづくりじゃ、私はおかしいと思います。これをね、前向きに検討を実施していただかない限り、私は延々とこの問題について議会で戦ってまいりたいと思っていますのでね。日赤の人、かわいそうですよ。町会の人もかわいそうですよ、ね。部長、町じゅう歩いて聞いてくださいよ、いいですよと言う人はいないと思いますよ、私は。私はそう思います。 まあ、ほかにもたくさんあったんですが、また残りは12月議会に回して質問させていただきます。長々と御拝聴をいただきましてありがとうございました。 ○議長(高橋司君) これより同一会派の関連質問を許します。関連質問ありますか。     〔「ありません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 以上で23番三浦邦雄議員の質問を終わります。 これにて一般質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。     午前11時43分休憩-----------------------------------     午前11時43分再開 ○議長(高橋司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 お諮りいたします。この際、議案第48号ないし議案第54号を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号ないし議案第54号を日程に追加し、議題とすることに決しました。-----------------------------------議事日程追加、議案第48号ないし議案第54号について(提案理由の説明、監査委員の決算審査意見、質疑) ○議長(高橋司君) 日程第3、議案第48号ないし議案第54号を議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。荒木勇市長。登壇を願います。     〔市長 荒木 勇君 登壇〕 ◎市長(荒木勇君) では、議長の御指示によりまして、議案第48号から第54号まで、平成19年度の一般会計、特別会計、公営企業会計の決算認定でありますので、一括いたしまして説明させていただきたいと思います。 平成19年度の我が国の経済前半は、バブル経済崩壊後の長い低迷から脱却し、景気回復が続くもと、企業部門に底かたさが見られましたが、後半は、サブプライム住宅ローン問題を背景とする米国経済の減速、原油価格の高騰による景気の先行き不安から、景気回復は足踏み状態にありました。 一方で地方を取り巻く環境は、三位一体の改革による所得税から住民税への税源移譲に伴いまして、個人市民税収入の大幅な増加があったものの、これを上回る地方交付税等の削減により、厳しいかじ取りを迫られております。 こうした状況の中、本市の平成19年度の予算編成では、財政健全化への取り組みといたしまして、平成22年度までを計画期間とする集中改革プランに盛り込まれた項目を着実に実行するとともに、さらなる事務事業の見直しや定員管理の適正化を進め、自主・自立のまちづくりを市政運営の基本方針と位置づけ、子育てと教育のさらなる充実と都市の顔・都市の骨格づくりを2本の柱として掲げました。これは、来るべき市制60周年に向けて、習志野が取り組むべき施策の方向性を指し示したものであり、最重要課題として取り組んだものでございます。 それでは、順次、決算の内容を御説明申し上げたいと思います。 議案第48号は、平成19年度習志野市一般会計決算認定についてでございます。歳入決算額は、対前年度比5.0%増の447億5,320万8,000円、歳出決算額は、対前年度比6.2%増の431億6,240万5,000円、歳入歳出差引額は15億9,080万3,000円となりました。この差引額から翌年度へ繰り越すべき財源3,553万1,000円を差し引いた15億5,527万2,000円が実質収支額となりました。 執行状況の主なものとして、子育て支援と豊かな人間性をはぐくむ教育の充実として、市内初の民間認可保育所かすみ保育園の開設、小学校、中学校の大規模改造事業や、小学校全校の特別教室で使用するパソコンを1人1台とする環境を整えました。さらに、子供の医療費の助成として、乳幼児の医療費のほか、小学生の入院医療費も助成の対象として拡大をしました。また、高齢者を初めとするすべての市民が安心して暮らせるまちづくりの推進として、習志野版セーフティネットの構築に取り組みました。具体的には、高齢者生活援護給付金支給制度を創設し、高齢者の経済的負担の軽減、生活支援を行うとともに、バリアフリー化の推進として、新京成新津田沼駅のホームのエレベーターと駅舎の多機能トイレ設置に対する助成を行いました。そのほか、都市(まち)の顔・都市の骨格づくりとして、JR津田沼駅南口開発事業を進めるとともに、コミュニティバスの実証運行の開始、ハミングロードの再整備事業に取り組みました。 次に、議案第49号は、平成19年度習志野市国民健康保険特別会計決算認定で、歳入決算額は122億6,869万8,000円、歳出決算額は121億7,114万8,000円、歳入歳出差引額は9,755万円であります。事業概要は、年間平均加入世帯が2万8,238世帯、年間平均加入者数が4万9,620人、加入者1人当たりの総医療費は35万5,276円となっております。 議案第50号は、平成19年度習志野市公共下水道事業特別会計決算認定で、歳入決算額は106億7,028万円、歳出決算額が106億7,013万2,000円、歳入歳出差引額は14万8,000円であります。この差引額から翌年度へ繰り越すべき財源5万7,000円を差し引いた9万1,000円が実質収支額となりました。事業概要としましては、津田沼処理区においては、藤崎地区の処理区域の拡大と津田沼浄化センターの改築に着手し、印旛処理区においては、主に大久保、本大久保、屋敷、実籾、東習志野地区の処理区域の拡大、高瀬処理区については、谷津5丁目、6丁目の処理区域の拡大を図りました。この結果、下水道普及率は83.6%となっております。 議案第51号は、平成19年度習志野市老人保健特別会計決算認定で、歳入決算額は81億7,806万9,000円、歳出決算額は81億4,456万9,000円、歳入歳出差引額は3,350万円であります。事業概要は、年間平均受給者数が1万916人、診療件数が33万3,159件、受給者1人当たりの医療給付費は74万1,444円となっております。 議案第52号は、平成19年度習志野市介護保険特別会計決算認定で、歳入決算額は56億8,728万6,000円、歳出決算額は54億7,551万3,000円、歳入歳出差引額は2億1,177万3,000円であります。事業概要は、第1号被保険者数が2万8,493人、要介護・要支援認定実人数が、第1号被保険者で3,316人、第2号被保険者で162人、保険給付費の総額が49億8,350万8,000円、地域支援事業の総額が1億943万3,000円となっております。 議案第53号は、平成19年度習志野市ガス事業会計決算認定についてであります。収益的収支において、事業収益決算額は68億2,402万8,000円、対しまする事業費用決算額は67億3,291万9,000円となりました。これらの金額から消費税等相当額を除いた当年度の損益は5,439万4,000円の純利益となりました。この額に前年度繰越利益剰余金を加えた当年度未処分利益剰余金5,711万4,000円の処分として、法定積立金である減債積立金に5,000万円、残る711万4,000円を翌年度繰越利益剰余金とするものであります。次に、資本的収支において、資本的収入は工事負担金、固定資産売却代金で、決算額7,275万4,000円、資本的支出の主なものは、ガス導管の整備、改良工事のほか、企業債償還金で、決算額は8億1,711万円となりました。この収支不足額7億4,435万6,000円を過年度分損益勘定留保資金、減債積立金などで補てんしたものであります。 議案第54号は、平成19年度習志野市水道事業会計決算認定についてであります。収益的収支において、事業収益決算額は20億4,844万3,000円、対します事業費用決算額は19億4,920万8,000円となりました。これらの金額から消費税等相当額を除いた当年度の損益は8,733万6,000円の純利益となりました。この額に前年度繰越利益剰余金を加えた当年度未処分利益剰余金9,662万3,000円の処分として、法定積立金である減債積立金に9,000万円、残る662万3,000円を翌年度繰越利益剰余金とするものであります。次に、資本的収支において、資本的収入は工事負担金で、決算額4億1,950万5,000円、資本的支出の主なものは、水道管の整備、改良工事のほか、企業債償還金で、決算額は7億6,012万5,000円となりました。この収支不足額3億4,062万円を過年度分損益勘定留保資金、減債積立金などで補てんしたものであります。 以上、各会計決算の内容を御説明申し上げましたところであります。なお、配付いたしました決算報告書など参照の上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。以上です。     〔市長 荒木 勇君 降壇〕 ○議長(高橋司君) 以上で提案理由の説明を終わります。 引き続き、ただいま議題となっております平成19年度各会計決算に対する審査意見について、代表監査委員の報告を求めます。近藤一夫代表監査委員。登壇を願います。     〔代表監査委員 近藤一夫君 登壇〕 ◎代表監査委員(近藤一夫君) 監査委員の近藤でございます。議長さんの御指示によりまして、地方自治法並びに地方公営企業法の規定に基づき、市長さんから審査に付され提出をいたしました平成19年度決算審査意見の概要について御報告申し上げます。 まず、その前に一言ごあいさつを申し上げます。私は、監査委員に就任して以来、各部局の監査などを通じましてその業務内容等を検証してまいりました。行政事務は複雑・広範・多岐にわたっており、本議会選出の木村監査委員さんの御協力もいただきながら、職責を果たすべく努力している所存でございます。今後とも常に公正不偏の態度を保持し、務めさせていただく所存でございます。また、市政の発展と市民の福祉増進のために、日夜献身的な御活躍・御検討をいただいております荒木市長さんを初め、議員の皆様方に対して、心から敬意を表するとともに、御礼を申し上げる次第でございます。 さて、平成19年度予算は、グランドデザインで示された自主・自立のまちづくりを基本に、子育て支援と教育のさらなる充実と都市(まち)の顔・都市の骨格づくりを2本の柱として編成され、執行されてまいりました。 一般会計における歳入決算額は447億5,320万8,000円で、前年度対比5.0%、21億5,009万円の増収でございます。この増収の主なものは、市税で19億2,400万円のほか、繰入金、国庫支出金、県支出金、諸収入、寄附金で、減収の主なものは、地方譲与税で10億1,179万9,000円のほか、地方特例交付金、繰越金、地方交付税でございます。 これに対する一般会計歳出決算額は431億6,240万5,000円で、前年度対比6.2%、25億1,355万7,000円の増加でございます。この増加の主なものは、民生費で8億350万6,000円のほか、総務費、消防費、教育費でございます。収支差額より翌年度へ繰り越すべき財源を控除した一般会計の実質収支額は15億5,527万2,000円で、剰余金処分として、このうち8億円を財政調整基金に積み立てております。 次に、特別会計全体における歳入決算額は368億433万3,000円、前年度対比17.1%、53億8,498万2,000円の増収で、これに対する歳出決算額は364億6,136万2,000円、前年度対比16.9%、52億7,319万4,000円の増加で、実質収支額は3億4,291万4,000円でございます。 次に、地方債の債務残高につきましては、一般会計と公共下水道事業特別会計を合わせ734億5,182万8,000円で、前年度対比で23億9,017万2,000円減少しております。債務負担行為の今後支出予定額は115億5,953万3,000円で、前年度対比16億1,842万5,000円減少しております。これらを合わせた債務残高は850億1,136万1,000円となり、前年度対比4.5%、40億859万7,000円の減少となっております。 普通会計決算におきましては、歳入決算額の財源別内訳では自主財源が市税や繰入金を主に対前年度比10.6%の増加であり、依存財源が地方譲与税を主に9.1%の減少となっております。性質別の歳出決算額では、義務的経費は扶助費を主に3.2%増加し、これに物件費等を加えた経常的経費は2.6%の増加となっております。また、投資的経費も11.2%の増加でございます。財政指数では、財政力指数が0.908で、前年度対比0.017ポイント上昇。経常収支比率は92.8%で2.9ポイントの悪化。起債制限比率は8.9%で0.2ポイント悪化し、将来債務比率は181.0%で11.9ポイント改善されております。 平成19年度決算を概観すると、三位一体の改革による税源移譲と定率減税の廃止の影響により、歳入構造が大きく変化しております。全体的には税収の伸びは所得譲与税等の減少で相殺され、環境整備協力費やすこやか子育て基金寄附金など新たな財源確保はなされておりますが、各種基金の有効活用を図る中での厳しい財政運営であったものと推察いたします。 また、集中改革プランにおける数値目標でございますが、平成19年度の進捗状況は、経常収支比率を除いては目標数値に近づきつつあり、財政健全化への取り組みが推進されていることがうかがえます。社会・経済情勢が厳しさを増す中にあって、自主・自立を堅持し新たな行政需要にも弾力的に対応するためには、まずは今ある財源の徹底した確保と改革と見直しの集約である集中改革プランの着実な推進が肝要と認識いたします。今後の財政運営においては、地方自治の本旨である最少の経費で最大の効果を上げることを旨とし、財政構造の基盤強化と健全化を図り、市政の繁栄と市民福祉の向上がさらに推進されるよう要望するものでございます。 次に、土地開発基金の運用でございますが、土地開発基金条例に定める設置目的に従い、適正に運用されているものと認められました。なお、本基金は、社会情勢の変化によりその役割を果たしたものとして、平成19年度をもって廃止されました。 引き続き、公営企業会計における審査意見の概要について申し上げます。 まず、ガス事業会計決算でございますが、本年度ガス販売量は6,750万9,000立方メートルで、家庭用を初めとするすべての部分で増加し、前年度対比2.4%、156万3,000立方メートルの増加でございます。営業収支では、ガス販売量の増加等により営業収支は前年度より増加しておりますが、原料価格高騰などに伴う購入ガス費の増加などにより営業費用の増加がこれを上回り、8,615万8,000円の損失計上となっております。これに営業雑収支、営業外収支、固定資産売却による特別利益を加えた事業収支は5,439万4,000円の純利益を計上し、前年度対比19.5%、886万6,000円の増益となっております。営業損失を特別利益でしのぐ厳しい経営状況にあったことがうかがえますが、財務比率が良好であること、近隣比較において低廉な料金体系が堅持されていることから、公営企業としての経営状況はおおむね適正であったものと認められます。 外国産天然ガスの原料価格高騰に対応するため、ガス供給条例が改正されたところでありますが、原料価格の動向は今後も厳しい状況が予測されます。地球環境の変化や社会・経済情勢を注視し、需要の変化や原料価格と料金体系の均衡についての短期的・長期的展望に立った考察が極めて重要な課題であると考えます。今後の事業経営においては、健全経営推進のために中期経営計画を確実に実行するとともに、公営企業の本旨である経済性を発揮し、低廉な価格を維持しつつ、安全で安定した供給に向けた一層の努力を要請いたします。 次に、水道事業会計決算でございますが、有収水量は1,232万5,000立方メートルで、前年度対比0.1%、8,000立方メートルの増加でございます。営業収支では、営業収益は大口需要家の移転などにより前年度より減少しておりますが、資産減耗費など費用の減少が図られたため7,802万8,000円の利益を計上しております。これに営業外収支と前年度分消費税の修正に伴う特別損失を加えた事業収支は8,733万6,000円の純利益を計上し、前年度対比24.5%、1,717万2,000円の増益となっております。財務比率において良好であること、近隣比較において低廉な料金体系が堅持されていることから、公営企業としての経営状況はおおむね適正であったものと認められます。本市の水道事業については、少子・高齢化やライフスタイルの変化、節水意識の啓蒙などの観点から、水の需要喚起、期待する事業展開は困難であり、一方では安定供給のための施設の改修や維持・管理の経費の増加が見込まれる厳しい状況下にあることがうかがえます。今後の事業経営においては、健全経営推進のために中期経営計画を確実に実行するとともに、公営企業の本旨である経済性を発揮し、低廉な価格を維持しつつ、安全で安定した供給に向けた一層の努力を要請いたします。 以上、決算審査意見の概要について御報告申し上げました。 続きまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定に基づき、市長さんから審査に付され提出をいたしました平成19年度健全化判断比率審査意見及び資金不足比率審査意見の概要について御報告申し上げます。 この制度は、地方公共団体の財政の健全化を図るために新たに新設されたもので、平成19年度決算より各地方公共団体は毎年度、財政の健全化をあらわす健全化判断比率及び資金不足比率を監査委員の審査に付し、議会に報告し、公表しなければならないとされたものでございます。さらに、平成20年度決算よりは、この比率が一定の基準を超えたときは、財政の健全化を図るための計画を策定し、実施しなければならないとされております。 まず、健全化判断比率でございますが、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率並びにその算定の基礎となる事項を記載した書類を審査した結果、いずれも適正に作成されており、各健全化判断比率はいずれも早期健全化基準と比較してこれを下回っていることが認められました。 次に、資金不足比率でございますが、ガス事業会計、水道事業会計、公共下水道事業特別会計に係る資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類を審査した結果、いずれも適正に作成されており、各資金不足比率はいずれも経営健全化基準と比較しこれを下回っていることが認められました。 以上、決算審査意見、健全化判断比率及び資金不足比率審査意見の概要について申し上げましたが、詳細は、市長さんに提出いたしました審査意見書に記述してございますので、ごらんいただくようにお願い申し上げまして、御報告を終わらせていただきます。     〔代表監査委員 近藤一夫君 降壇〕 ○議長(高橋司君) 以上で代表監査委員の報告を終わります。 この際、ただいまの各会計決算審査意見について、代表監査委員に対し質疑がございましたら、これを許します。質疑ありませんか。     〔「はい、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 質疑を保留し……     〔「どっちだ、あなたが議長だから」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 暫時休憩いたします。     午後0時14分休憩-----------------------------------     午後1時10分再開 ○議長(高橋司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど代表監査委員に対し、15番平川博文議員から質疑の手が挙がっておりましたので、これを許します。平川博文議員。 ◆15番(平川博文君) 代表監査委員におかれましては、先ほどお話しいただきましたように、広範・複雑・多岐にわたる意見書の作成の作業に、改めて敬意を表させていただきます。 そこで数点、19年度の決算審査に入る前に代表監査委員にお尋ねをしたいと思います。 まず1つ目はですね、御案内のとおり、ここ数年来はですね、庶民の年収は300万円時代と言われるような社会・経済状況がございます。そこで、習志野市の公務員の人件費について、代表監査委員は平成19年度の決算の意見書を作成するに当たってどんな御意見をお持ちだったのか、改めてお尋ねをいたします。 ○議長(高橋司君) ただいまの質疑に対する近藤一夫代表監査委員に答弁を求めます。自席から。 ◎代表監査委員(近藤一夫君) 近藤でございます。平川先生から大変鋭い質問が出まして、身の引き締まる思いでおります。 先生御指摘のとおり、昨今、年収300万円時代と言われる経済状態であることは、私も共通の認識でございます。習志野市の公務員の人件費のあり方についても、私個人としましては、厳しく一言で言えば、抑制すべきものかなと考えております。監査に当たりましても、7月の決算監査に当たりまして、この点についても報告がありました。具体的な数字は、今、ちょっと資料で何ページと取り上げることはできませんが、私の記憶によれば、職員の削減が予定どおり進んでおると報告を受けまして、私も、なお一層そのように職員の削減による人件費の抑制というものを進めてほしいとおおむね考えております。以上でございます。 ○議長(高橋司君) 平川博文議員。 ◆15番(平川博文君) 私も代表監査委員の答弁のとおり、同じ意見を持っております。 19年度の12月段階で、習志野市の人件費の比率は全国782市中776位の下から7番目と、この平成19年度決算がですね。人件費が全国で下から7番目に状態が悪いということになっているわけですが、御所見をいただきたいと思います。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。近藤一夫代表監査委員。 ◎代表監査委員(近藤一夫君) 御指摘の点でございますが、ある経済雑誌等によれば、そのような御指摘があったやにも記憶しております。その人件費比率の見方につきましては、いろいろな見方もあるやに私自身は感じておりますけれども、一つの見方として、そのようなある雑誌で取り上げられた見方もあるかと思われます。この順番からすれば、率直に申し上げれば、より改善を望みたいと思っております。 ○議長(高橋司君) 平川博文議員。 ◆15番(平川博文君) 私も同じ意見です。 習志野市の荒木市長は、人件費について、平成19年での発言ですが、今後、人件費比率を大幅に改善していくためには、行財政運営のあり方を構造的に改革していく必要があるとされております。代表監査委員も先刻御存じのとおりだと思います。 間もなく19年度の決算委員会は始まりますが、ぜひ次回の代表監査委員の意見書をまとめる際に、先ほど冒頭で申し上げました人件費の問題と、それから非正規職員、臨時採用職員とパート採用職員、そして市役所幹部職員の退職後の市内関連施設の再就職の問題について、既に意識はお持ちでしょうけれども、重ねてこの場をかりてお願いをしておきたいと思います。以上で終わります。 ○議長(高橋司君) ほかに質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 以上で代表監査委員に対する質疑を終結いたします。 暫時休憩いたします。     午後1時17分休憩-----------------------------------     午後1時18分再開 ○議長(高橋司君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより議案第48号ないし議案第54号に対する質疑に入ります。なお、便宜上議長において適宜分割したいと思います。 まず、議案第48号について質疑を許します。ただいまのところ通告はありません。質疑ありませんか。田畑富三夫議員。 ◆27番(田畑富三夫君) せっかくの機会でございますので、市長並びに財政当局に何点か伺いたいと思います。 けさの読売新聞の1面を飾ったものは、皆さんも御承知のように、アメリカの証券第4位にランクされておりますリーマン・ブラザーズが経営破綻した。1,400人の社員、しかも64兆円の負債総額、まあ、本当に考えられないような金額ですね。せんだっては、アメリカ合衆国の最大の保険会社のAIG、日本にも子会社が相当ありますこのAIGも資金繰りが悪化しているという状況の中で、日本の株価も下落しながらアメリカのドルも下がってくると、非常に厳しい情勢がひたひたと押し寄せているわけであります。私、この記事を見たときに、会社の会計決算はどうだったんだろうか。当然、アメリカですから、監査法人、あるいはいろんなサイドからチェックはしているはずですけれども、やむを得ないそういうような状況になってきたと。 これを考えたときに、決算のあり方といいましょうか、決算審査、ことし平成19年度のいわゆる財政健全化比率、そして来年度は公会計というものが導入されて、ますます議会にとっても、あるいは地方自治体にとっても決算の重要性があるわけです。平成19年度の決算、きょう配付されたわけでありまして、ざっと見させていただきまして、予算に対しての決算数値、これは細かいことですので、決算委員会がありますが、平成19年度は昨年でございまして、市長が第5選目を、厳しい選挙戦を勝利して、子育て日本一というスローガンを掲げて予算を計上してきましたですね。その中で5つの大きな重点方針の施策を掲げられまして、で、取り組んできたわけであります。この決算を見て、市長の平成19年度の予算措置の中で、一体、市長としてこの決算状況をどのように判断しているのかということをまず伺ってみたいと思うんです。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。橋本財政部長。 ◎財政部長(橋本寿雄君) 私のほうから、やや事務的になろうかと思いますが、述べさせていただきます。 市長の冒頭の提案理由にもございましたように、三位一体の改革、これによりまして税源移譲が19年度、大きくございました、個人市民税の税源移譲。これによって約十五、六億程度が移譲されたわけでございます。市税全体とすれば、自然増も含めましてもう少し伸びているんですけれども、それと引きかえになされているところのいわゆる交付税の改革、こうしたことによりまして、まあ一般財源的には、実質的には苦しくなっている、合計いたしますと。それが非常に大きな財源の改革というんでしょうか、これは非常に大きな特徴であったと。言ってみると、私どもにとっては経営的には経常収支のもとになる経常収入の減収ということで、非常に経営は苦しい環境に追い込まれた。しかしその中でも、市長が施政方針として掲げました子育て支援の充実であるとか、あるいは教育の充実、あるいはまちの顔づくりであるとかというようなことで、苦しい中でも何とか基金等のやりくりをいたしまして、所期のそのまちづくり、これには何とか取り組めたなと、こういうような感覚というんでしょうか、これは私ども財政部として認識しておるところでございます。 ○議長(高橋司君) 続いて答弁を求めます。荒木勇市長。 ◎市長(荒木勇君) 第1点は、今、財政部長が答弁いたしましたとおりですね、経常経費は92.8%ですか、分母のほうが3億少なくなりまして、分子のほうが6億多くなったわけでございまして、このことに非常に私もこだわりを持ってまいりまして、経常収支比率を85%という目標を掲げている。そういう中で、どうしてこういうふうになったのか、それをしっかり分析して、対応策で将来どういうふうに、85%ではなくても、どういう目標が立てられるのか、そこら辺もですね、吟味してほしいという指示をしているところでございますけれども、なかなかこのことは結構難しい。田畑議員御案内のとおり、難しいんですよね。千葉県が100%になっちゃったというようなこともありますけれども、やはり基本は、ここら辺は、経常経費の削減と経常収入をふやすという努力、とにかくこれからね、収入をふやす工夫をですね、どうしてやっていくかということが一番大きな課題でございましてね、経常経費はもう、扶助費なんていうのはもう国の一律で上がってしまいますからね、手の打ちようがないですよね。だからそこら辺の工夫をして、経常経費をどういうふうに持ち直していくかということが、今、私たちに課せられている、その19年度の決算から見ました大きな大きな課題であると、このように認識しております。 それともう一点ですね、19年度当選させていただいて1年と5カ月近くが経過いたしましたけれども、私は、選挙戦のマニフェストとかどういうことをやりたいということを前面に出しましてね、そして施政方針等につきましても、あるいは予算等につきましても、そういうことについて十分対応していきたいということで、職員のほうも非常に敏感にそれを受けとめてくれておりましてですね、私は、そういう意味におきましてですね、まあ、できているところ、できていないところありますけれども、4選挙戦を戦って5選目の私のマニフェストの政策は、75%ぐらい進捗をしている。1年5カ月の間の総括をしますとね、まあ、80点まではいっていませんけれども、そういう状況ではないのかなと、このように思っておりますし、まあ、いろいろな言い方はあろうかと思いますけれども、一層努力をしていく必要があると、これが19年度の決算に対する私の所見でございます。 ○議長(高橋司君) 田畑富三夫議員。 ◆27番(田畑富三夫君) 市長にお聞きしたかったのはそれなんですね。財政部長が数値をいろいろ言っていましたけれども、そういうことではなくて、平成19年度、市長の公約が実現できた結果なのかどうかと。今、市長は75%、あとの25%というのは、これはどういうような意味合いを持っているんでしょうか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。荒木勇市長。 ◎市長(荒木勇君) 子育て支援にいたしましても、公約は、2年以内に子供たちの医療費を全額無料にするというような公約でありますから、それはまだ、2つぐらいやりましたけれども、小学生等の通院費とかですね、これは大きいんですよね、中学生もそうでありますけれども、一番僕は気にしているのは、小学校の通院費をどうするかと、これはやっぱり課題としては残っております。もちろん中学校のそういう問題もあります。 それとか、まあ公約の中では、要するに子育て支援にかかわりますけれども、幼保一元化の問題ですよね。これもマニフェストの一つでございますけれども、今いろいろなところで議論をしていただいておりまして、2番目のこども園ができるのかなと、いつになるのかなと、あるいは御理解がまだまだ十分じゃないのかなということとかですね、もう一つ、マニフェストには直接書いておりませんけれども、子育て支援にとって私は日本一だと言ったことの中身の中に、1つ、表に出ておりませんけれども、やはり4階に行ってもらえばわかります。子供とお母さんが、もういっぱい来ていらっしゃるんですよね。やはりこの子供に対して、就学前の子供、一ところに行けば全部が解決するようなスペースを確保したいと。そのことによって、ほかの職員の働く場所も若干余裕が出てきましてですね、できるんじゃないかと。そういうことを今、真剣に、私の頭の中にもありますけれども、担当職員もね、いろいろと一生懸命そこら辺を、どうすればいいのか、予算との関係、どういう支障があるのか、場所はどこにするのか、あるいは、これから将来この本庁舎を建てかえなきゃならない、それとの関連をどういうふうに市民にわかるようにすればいいのかなどなどですね、まだ表に出す段階には至っておりませんけれども、そういうこともまた私の頭の中のどこかにあるわけなんですよね。そういうことをやっぱりやり遂げなきゃいかんじゃないのかなと。 幸いにして、JR津田沼駅南口はですね、今のところ、こう埋蔵物を含めましてですね、御協力によって、まあ順調にいっているのかなと。順調にいっている一番の大きな原因はですね、平川議員からもいろいろ御指摘を受けておりますけれども、やはり保留地がね、想定以上売れたということはね、この成功に非常に拍車をかけていると僕は思うんですよ。もちろん、それをどう利用するか、あるいは市に返してもらう、国に返してもらう、いろいろ問題はありますけどもね、保留地が高く売れたと、これが決算に、最終段階はどうなるかわかりませんけどね、それを前払いをしていただいている。その組合がですね、銀行から金を借りずにやれるというのはね、ここら辺の区画整理じゃもう初めてじゃないですか。そういう方向で、若干ね、そこら辺の、こう、よさはあるんですよね。 そういうことの中で、私がそのマニフェストに掲げたいろいろなことを総合しますと、まあ75%ぐらいしているのかなと、こういう私の感じですね。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 田畑富三夫議員。 ◆27番(田畑富三夫君) そこが大事な視点だと思うんですね。数値のことがいろいろあるでしょうけども、やはり事業執行の中で市長がいろいろ感じることがある、また私たちも感じることあるでしょうけども、それを来年度の新年度予算で、この決算と比較してどうなのかと。ただ、前年度の決算が、例えばですよ、子育て支援のほうに力を入れた、だけども、執行上どうも不備な点が出てきたら、そしたらまた来年はそこに視点を当てていくというような、いわゆる決算の見方といいましょうか、そこにやっぱり市長のトップダウンの公約というか考え方、これが浸透していけば、おのずと職員の中でも、私たちも人件費をもう少しこういう点で工夫しようじゃないかと、そういう点が出てくるんじゃないでしょうか。もっと厳しく言えば、大阪を見ていただければわかると思いますけれども、あれだけ踏み込みましたですよね。本市においては、公務員の皆さんの退職金については触れておりませんけれども、そこまで触れる大阪、何かの回答を私たちは見ていかなきゃいけないと思います。ですから、まず、私は、その政策を前面に出しながら、いかに市民の皆さんにそれを理解していただいて、そしてサービスを低下させない、しかも決算をよく見ながらやっていくと、これが大事ではないでしょうか。 財政部長に何点かお聞きしますが、まあ、決算で必ずこれ出てくる、もう本当に基礎的な数値ですけども、いわゆるプライマリーバランス、国におけるプライマリーバランスの考え方をそのまま地方自治体に導入して、よしあしという判断は、これは難しいですけれども、平成19年度の予算と決算の数値をお答えください。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。橋本財政部長。 ◎財政部長(橋本寿雄君) ちょっとお尋ねの趣旨が理解できなかったんですけれども、いわゆる習志野市の仮に一般会計であるならば、地方債を発行した収入の金額と、その年に、19年度に地方債の償還をした、まあ元利償還金というんでしょうか、言ってみると、返したお金と借りたお金、差し引きでどちらが多かったかというようなお尋ねであったのか、そうではなくて、単純に、例えば普通会計の決算の歳入の総額と、予算額と執行額というんでしょうかのお尋ねであったのかがちょっと理解できなかったんですけれども、申しわけございません。もう一度お願いしたいと思いますけれども。     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 田畑富三夫議員。 ◆27番(田畑富三夫君) 財政部長ね、プライマリーバランスの値がと言ったら、ぱっと出てこないですか。不思議ですよ。ちょっと私の計算ですけれどもね、予算に比べて決算のほうが大体上がったりする傾向はありますよ。大体4.2%ということですよね。だから本当のいわゆる借金を除いたものが、4.2%の割合で実質的な収支になるというように解釈できると思うんですけれども、決算が出てプライマリーバランスの値が出てこないというのは、財政部長、これはわからないというならしようがないですけれども。 次の問題をお聞きしますが、会計検査院のほうから、平成19年度は何か、会計検査院の何か調査というか、事業に対する監査か何かはあったんですか。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。橋本財政部長。 ◎財政部長(橋本寿雄君) 私のほうの部では、まずはございませんでした。はい。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 田畑富三夫議員。 ◆27番(田畑富三夫君) 会計検査院の場合はあれですか、定期的というか突然来たりする場合というか、どういうような状況で地方自治体のほうの検査がされるんでしょうか。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。橋本財政部長。 ◎財政部長(橋本寿雄君) 国の補助事業であるとか、あるいは国の負担事業、まあ負担金をもらう事業というのは、経常事業、福祉だとか教育だとか多いんですけれども、そうしたものについての会計検査と、それから補助事業については、一般的に下水であるとか土木工事であるとかというような建築工事が多いわけなんですけれども、まあ時々のその国全体としてのいわゆる課題があるようなものについては、まあ県を追ってというんでしょうか、各都道府県の順番にあるようでございます。それとはまた別な形としては、現実に私どもが会計検査を受けているのは、数年に1度、下水道だとかについてあるようですけれども、これも特に私の聞いている中では、特別定期的にということではなしに、千葉県全体としては定期的なのかもわかりませんけれども、今度習志野に行くよというような、こういう連絡をいただいて検査を受けていると、こういう実情でございます。     〔「終わります」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) ほかに質疑ありませんか。     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 宮内一夫議員。 ◆8番(宮内一夫君) 市長にお尋ねしたいんですが、この決算年度はですね、ボートピアができて、ボートピアからの環境整備費が2億1,300万ほど入っているんですが、この市長の御所見を伺っておきます。 ○議長(高橋司君) 答弁を求めます。     〔「市長だよ、市長の所見だろ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 石井企画政策部長。 ◎企画政策部長(石井享君) はい、環境整備費ということで、私のほうからお答えさせていただきます。 平成19年度の決算につきましては、順調というか、2億1,000万円ほどの環境整備費が入ってございます。その中で、まあ環境整備費ということの中では、市といたしましては、やはり教育費の中でその基金を通じましてですね、使用しているわけでございます。今後、まあ、ボートピアとしてどのくらいの伸びがあるかわかりませんけれども、2億から2億5,000万円ほどの、今後ともそういう傾向にあるんではないかというふうに予測はしております。以上です。     〔「市長に聞いたんだよ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 続いて答弁を求めます。荒木勇市長。 ◎市長(荒木勇君) まあ所見ということですから、率直に申し上げますと、小中学校の耐震改修工事にですね、おかげさまでしっかりと対応できる、そういうような基礎的な資金というんでしょうかね、そういうものになっていくだろうと、このように私は評価しております。     〔「はい、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) よろしいですか。宮内一夫議員。 ◆8番(宮内一夫君) まあ、残念ですね。要するに、これまで市民の意見が二分して、本当にボートピアがいいのか悪いのか、あるいは多くのボートピア近隣の皆さんは、本当に身に振りかかるいろんな問題点を指摘したことが起きていることについて市長は一切触れられないで、学校の耐震であるとか補強であるとか、そういった問題についてのみしか所見は述べられませんでしたけれども、本当はね、これはやはりこういう市民のね、いろんなその苦労と言ったらおかしいですけれども、いろんな場面のことが我々の耳に入ってくるわけですね。そういったことを市長が本当にきちっと受けとめた上でこういったものが話されるのかなと思ったんですけれども、まあ、しようがないです。 私は、数字の問題とかね、そういうのではなくて、所見というのはね、そういういろいろな意見の中で、こいうことが起きたということの意見が述べられるのかなと思ったんですが、非常に残念だということを述べて終わります。 ○議長(高橋司君) ほかに質疑ありますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第49号ないし議案第52号について質疑を許します。ただいまのところ通告はありません。質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 質疑なしと認めます。 次に、議案第53号及び議案第54号について質疑を許します。ただいまのところ通告はありません。質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 質疑なしと認めます。これにて質疑を終結します。----------------------------------- ○議長(高橋司君) お諮りいたします。この際、一般会計決算特別委員会及び特別会計決算特別委員会の設置並びに議案第48号ないし議案第54号付託、閉会中継続審査の件を日程に追加し、議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 御異議なしと認めます。よって、一般会計決算特別委員会及び特別会計決算特別委員会の設置並びに議案第48号ないし議案第54号付託、閉会中継続審査の件を日程に追加し、議題とすることに決しました。-----------------------------------
    議事日程追加一般会計決算特別委員会及び特別会計決算特別委員会の設置並びに議案第48号ないし議案第54号付託、閉会中継続 ○議長(高橋司君) 日程第4、一般会計決算特別委員会及び特別会計決算特別委員会の設置並びに議案第48号ないし議案第54号付託、閉会中継続審査の件を議題といたします。 お諮りいたします。議案第48号については、15名の委員をもって構成する一般会計決算特別委員会を、議案第49号ないし議案第54号については、14名の委員をもって構成する特別会計決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中継続審査に付することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号については、15名の委員をもって構成する一般会計決算特別委員会を、議案第49号ないし議案第54号については、14名の委員をもって構成する特別会計決算特別委員会を設置し、これに付託の上、閉会中継続審査に付することに決しました。 ただいま設置されました一般会計決算特別委員会及び特別会計決算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、お手元に配付した特別委員指名表記載のとおり指名したいと思います。----------------------------------- △休会の件 ○議長(高橋司君) 日程第5、休会の件を議題といたします。 お諮りいたします。9月18日、19日及び22日並びに24日ないし26日の6日間、総合調整のため休会したいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋司君) 御異議なしと認めます。よって、9月18日、19日及び22日並びに24日ないし26日の6日間休会することに決しました。 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。 来る9月29日は午後1時から本会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。     午後1時47分散会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。              加瀬敏男              斉藤賢治              高橋 司...