東金市議会 > 2020-06-11 >
06月11日-04号

  • 成田市(/)
ツイート シェア
  1. 東金市議会 2020-06-11
    06月11日-04号


    取得元: 東金市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-24
    令和 2年  6月 定例会(第2回) 議事日程(第4号)                         令和2年6月11日(木曜日)第1 会議録署名議員の指名第2 市政に関する一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員  21名 1番 布施満明    2番 中村美恵    3番 宮沢敬人 5番 伊藤博幸    6番 土肥紀英    7番 坂本賀一 8番 上野高志    9番 相京邦彦   10番 佐久間治行11番 櫻田あや子  12番 清宮利男   13番 前田京子14番 佐竹真知子  15番 水口 剛   16番 石田 明17番 小倉治夫   18番 宍倉敬文   19番 塚瀬一夫20番 渡辺直樹   21番 石崎公一   22番 宮山 博欠席議員  1名 4番 前嶋靖英---------------------------------------議案説明のための出席者 市長        鹿間陸郎   企画課長      神山英雄 副市長       井上一雄   総務課長      猪野健太郎 教育長       飯田秀一   財政課長      関 弘文 企画政策部長    醍醐義幸   社会福祉課長    緇莊裕之 医療担当部長    長尾泰正   農政課長      子安重光 総務部長      鴇田義弘   建設課長      安川尚紀 市民福祉部長    酒井良和   教育総務課長    鈴木健太郎 経済環境部長    鈴木 聡 都市建設部長    岡澤 茂 教育部長      石渡淳一 会計管理者     土屋和弘---------------------------------------会議の事務職員は次のとおり 事務局長      飛田和雄   次長        白鳥幹男 書記        大木 優   書記        足立純一---------------------------------------          午前9時59分 開議 ○議長(小倉治夫君) おはようございます。 時節柄、暑いのであれば上着を自由にお取りください。 欠席の届出がございましたので、ご報告いたします。 前嶋議員。 以上であります。 ただいまの出席議員は21人であります。定足数に達しております。 これより本日の会議を開きます。 日程第1、会議録署名議員の指名でありますが、会議規則第79条の規定により3番宮沢議員、6番土肥議員を指名いたします。 ここで休憩します。          午前10時00分 休憩          午前10時00分 再開 ○議長(小倉治夫君) 再開します。 日程第2、市政に関する一般質問を昨日に引き続き行います。 このまま休憩します。          午前10時01分 休憩          午前10時01分 再開 ○議長(小倉治夫君) 再開します。 通告7番、蟻友会、佐久間議員の質問を許します。 佐久間議員。     [10番 佐久間治行君 登壇] ◆10番(佐久間治行君) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、市政に関する一般質問をさせていただきます。 まず初めに、新型コロナウイルス感染、東金はまだ1名とはいえども、全国各地では大勢の方々が感染されたり、お亡くなりになっております。お亡くなりになりました方のご冥福をお祈りしますとともに、感染された方、一日も早く回復されることを祈っております。 また、当局におかれましては、いろいろな大変な思いで対策に当たられていると思います。特に1階部分、市民福祉部が中心かと思いますが、連日大勢の市民の方が訪れ、それに対する対応をされております。 最近、越してきたある市民の方から、転居の手続に何度か市役所を訪れたようなのですが、いつ来ても、大変対応が親切でありがたいという、そんなお話もいただいております。 一方、他の議会では、一般質問が中止ということが多々ある中で、本議会ではこのように一般質問をさせていただいていることに深く感謝申し上げます。議運の方々はじめ、会派代表者会議議会事務局、ご答弁くださる全ての方々に感謝を申し上げます。 それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。 大項目の1としまして、医療行政について、大項目2として、一般行政について、大項目3、教育行政について、質問席より質問させていただきます。よろしくお願いいたします。     [10番 佐久間治行君 質問席へ移動] ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) それでは、よろしくお願いいたします。 最初に、新型コロナウイルス対策についてですが、他の方々も似たような質問をされておりますが、確認と今後のということで確認させていただきます。 現在、感染者が収束の方向に向かっているとはいえ、識者の中には、第2波の発生を懸念する声も多々聞かれております。そのような場合、やはり市内の医療体制あるいは宿泊施設の確保等、大変大事かと思いますが、この辺、地元の医療関係との連携、あるいは宿泊施設の確保等、どのようになっているかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長酒井良和君) いわゆる軽症者に係る宿泊療養という点でお答え申し上げたいと思います。 議員ご指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症拡大による医療崩壊を防ぐためには、病床等のさらなる確保の取組と限られた医療資源の有効活用の観点から、重症者を優先する医療体制に移行するため、軽症者に対しましては宿泊療養の実施の体制づくりが必要となってきているところでございます。 このため、国からは、都道府県に対しまして、積極的に宿泊療養の実施について事前の準備をするよう要請がなされております。 これを受けまして、千葉県におきましても、感染者が多く発生している東葛地区を中心に、宿泊施設等を県が確保して、軽症者及び無症状病原体保有者に対しまして宿泊療養を実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 厚生労働省ホームページを見ますと、今収束の方向に向かっているとはいいましても、厚生労働省ホームページでは、千葉県の発症者が、2万人を超える、そこから各自治体では、人口比でそれぞれ出されております。山武郡でも3桁の発症者があるという予測がされたわけですけれども、今の部長のご答弁でもありましたが、第2波等を想定した場合、今県の連携の下という話が出ましたが、積極的に進めていくべきだと考えておりますが、当局のお考えをお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長酒井良和君) 東金における軽症者に係る宿泊療養施設の確保についてということでお答え申し上げます。 本市におきましても、地域の新型コロナウイルス感染症感染状況を踏まえまして、県との連携の下、市内において宿泊療養の実施についてご協力をいただける宿泊施設の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございます。 このまま収束に向かってくれるにこしたことはないのですが、やはり備えあれば憂いなしという言葉がありますとおり、市民の不安を払拭するためにも積極的な確保策が大変必要かと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。 次に、市民への周知方法についてですが、感染症とか、あるいは予防とかいろいろ情報があると思うのですが、広報等で周知、あるいは希望者には郵送等々あるわけですが、今2万6,000世帯でしょうか、そのうちの現在でのカバー率がどのくらいで、こういう有事に際して漏れなく市民に周知するべきだと思うのですが、その辺の今後の対策についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長酒井良和君) 新型コロナウイルス感染症に係る情報発信という点でお答え申し上げます。 新型コロナウイルス感染症についての周知方法としては、現在、ホームページ、広報とうがね、防災行政無線など、できる限りのメディアを使用して周知に努めているところでございます。 この中で、広報とうがねにつきましては、新聞折り込み等で1万9,000部を配布しておりまして、当市の世帯数約2万7,000世帯ですので、約7割のカバー率となっているところでございます。 また、この補完というか、別のメディアという形で、ホームページのアクセスということを期待しておりますが、このアクセス数は2月から5月までの件数を昨年の同時期と比較いたしましたところでは、昨年約11万件というところから15万4,000件に約4割の増加がされているところでございます。 こうしたことを踏まえまして、新しい情報を得られるメリットという点から、の情報についてホームページで情報収集をする方が増えていること、こういったことについても力を入れていく必要があると考えています。 これらを基に、今後も市民の皆様に引き続きご理解とご協力を賜れるよう、ホームページや広報につきまして、国や県の動向を注視して、創意工夫の上、情報発信を行ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございます。 ある自治体では、東金の場合、広報は新聞折り込みなのですが、新聞を購読しておられる方のパーセンテージ、それから郵送による配布約700件というぐらいに聞いております。ごめんなさい、ある自治体では、新聞折り込みではなく、地区の役員が一戸一戸配布しているところもございます。 今それを東金にしてくれというと、また地区役員の負担が増えるので、安易にそういう要望をするつもりはここではないのですが、ただ有事の際には漏れなく周知することが大事だろうと思いますので、引き続きご検討いただければありがたいと思います。よろしくお願いいたします。 では、次の質問ですが、一般行政についてですが、新型コロナウイルス支援ですが、ひとり親家庭の支援について、これは先の方も質問はされていたのですが、改めてちょっと切り口を変えてお尋ねさせていただきたいと思いますが、ひとり親家庭の支援は、私が把握しているところでは、17の自治体がひとり親家庭への支援を行っております。ということは、それだけ大事だということ、困窮のひとり親家庭に必要だということが多くの自治体が認めているから実施されているのだろうと思うわけです。 どうして東金がここにできなかったのか。図書券の配布、これは他の自治体に先駆けて大変すばらしいことだと思いますし、妊婦さんへのこれも私大変すばらしいことだと思いますが、ひとり親家庭への踏み切らなかった理由についてお尋ねいたします。あるいはまた、今後どうするかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長
    市民福祉部長酒井良和君) お答えいたします。 本市といたしましては、ひとり親家庭だけでなく、本市の全ての子育て世帯につきまして、また、新型コロナウイルス感染症に伴う影響を受けられました、全ての市民の方々の支援を総合的に検討してきたところでございます。 この検討の中においては、政府の緊急経済対策における全ての国民1人当たり10万円の特別定額給付金の給付が決定されました。さらには、児童1人当たり1万円の子育て世代への臨時特別給付金の給付も決定されました。本市におきましては、この両給付の手続を順次進めているところでございます。 こういったことを踏まえまして、今回新型コロナウイルス感染症に係る様々な影響下における子育て世代への支援につきまして、本として多方面から検討した結果、就学児童への図書カードの配布、また妊産婦の方には妊婦特別支援給付金を支給いたしまして、子育て世帯全体に目を向けた、多くの方々に広く給付することを優先させたものでございます。 また、今後の対応ということでございますが、私どもとすると、国や県、また他の自治体の動向を見ながら検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 県の動向というお話ですが、国は国、県は県、だと私は思うんですね。市民が一番よりどころとするのは、自分の住んでいるだと思うんですね。ですから、自分が住んでいるが支援してくれることが一番の勇気づけになるし、市民と市役所の揺るぎない信頼につながるものと私は思っております。 総合的に判断ということですが、例えばね、部長、1万円あったらお米、白米がどのくらい買えるかお分かりですか。値段の差異はありますが、約30キロ買えるのです。30キロのお米があると、親子3人、3食毎日お米を食べれば、平均的ですけれども、約2か月食べられるのですよ、1万円で。本当にお困りの家庭にとって、1万円というのはそれほどありがたいお金ですよ。 今後、国が5万円とかそういう数字が出ていますが、それはそれ、として、市民の安心、それから信頼を揺るぎないものにするためにも、ぜひご検討いただきたい。 さきの議会の初日に、議員報酬10%削減も決定されました。そういった財源も、皆さんそれぞれ議員、少しでも市民サービスを向上させたいという思いの中で削減されたんだと思いますので、ぜひそういったことを、お困りのひとり親家庭にしていただければありがたいと思いますので、ぜひご検討いただきたいと思います。 次に、新型コロナウイルスに関わる支援として、職業支援、これはひとり親だけに限らず、職業支援というか、就業相談というのか、そういったものについての窓口とか、どのような活動をされているかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長酒井良和君) 新型コロナウイルス感染症に関連する就業相談についてお答え申し上げます。 本市では、ひとり親家庭の経済的な自立などの相談につきましては、母子・父子自立支援員が応じているところでございます。 3月以降には、今回の新型コロナウイルスに係る就業に関するご相談もいただきました。例えば、営業自粛の影響で月々の収入が減少したことについてご相談を受けた場合には、ハローワークの相談員におつなぎするなど、相談者の生活形態に合った就労の提案に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) では、よろしくお願いいたします。 次に、中小企業支援について、これは宮沢議員の質問とかぶりますので、状況把握については割愛させていただきます。 それで次に、他機関との連携、例えば商工会議所の会員ですと、文章が詳しいのが配布されるのですが、非会員あるいは農家への周知というか、そういう対策はどうなっているのかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木聡君) お答えいたします。 東金商工会議所によりますと、今回の新型コロナウイルス感染症に係る中小企業への支援につきましては、会員、非会員を区別せず、相談に来られた場合には同様の対応、説明を行っているとのことでございます。 また、農家への影響についてでございますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、売上げが前年同期比50%以上減少した事業者に対し、法人の場合は上限200万円、個人事業者等は上限100万円を支給する国の持続化給付金でございますが、現在のところ、農家の方からへの相談はございません。 また、JA山武郡でも持続化給付金申請支援を行っておりますが、市内の農業者からの相談、問合せはないと伺っております。 そのため、現時点では市内の農業者への影響については限定的であろうと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 分かりました。 商工会議所が受付なのですが、これはたしか全て予約制ですよね。商工観光のほうの窓口で予約受付をしているということですが、近所の方から、大変市役所の対応、それから商工会議所の対応もスムーズで、すぐ手続ができたということでの感謝の連絡も入ったことも事実であります。 引き続きまして、市民の安全につながるような対応をしていただければ大変ありがたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは次ですが、次期総合計画について、これ私、この場でこの質問をするのは3度目になると思うのです。それだけに、これから東金がどうやって経営していくか。人口が少なくなるのは目に見えていますので、小さくても強い自治体をつくっていくために、やはりしっかりした総合計画、私はここで「売り」という言葉を使わせていただくんですが、東金の「売り」の創出についてですが、これをどのようにされているのかお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐企画政策部長。 ◎企画政策部長醍醐義幸君) お答えいたします。 本市の特徴、優位性といたしましては、千葉東金道路、圏央道、国道126号線をはじめとする広域道路網の要衝であるとともに、自然に囲まれた豊かな環境の中でも、首都圏や成田空港とも時間的な距離が近く、地理的なポテンシャルが高いと考えております。 特に、圏央道につきましては、令和6年に予定されている全面供用開始に向け、より一層の発展が期待されておりまして、物流産業をはじめとした事業所の立地や集積を期待しているところでございます。 また、市内には総合大学などの各種教育機関が存在することも、近隣に比べて優位な点であると考えておりまして、市民への学習機会の提供のほか、住み学ぶ若者が、将来にわたって関係人口、さらには常住人口となり得ることも期待できるものであると考えております。 そのほかにも、スポーツ・文化施設、ホテル、病院などの施設も立地していることから、近隣にはない優れた都市機能を有しております。 なお、第4次総合計画におきましては、その基本理念の一つとして、「未来へ向かいポテンシャルを最大限に活かしたまちづくり」を掲げており、このような本の持つポテンシャルや優位性を積極的に施策に取り入れ、まちづくりを進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) その優位性のポテンシャルは分かりました。ただ、今後具体的に絞り込んでいくことが必要だろうと思います。 また、総合大学等学校があることは、多くの人が指摘しているわけですが、今後、その数ではなく中身が問われることになるかと思っております。 では、次の質問ですが、今部長がご答弁くださいました優位性についていろいろお話を伺ったわけですが、新たな施策については、厳しい財政事情の中、選択と集中が必要になってくると思われますが、本市の「売り」を生かした施策を絞り込んで取り組むべきと思うわけですが、この点についてお伺いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐企画政策部長。 ◎企画政策部長醍醐義幸君) お答えいたします。 今回の総合計画におきましては、「とうがね10年の経営重点戦略」といたしまして、本が将来にわたって持続・発展するため、「稼ぎ・貯める戦略」と「活かし・伸ばす戦略」により構成されている施策の導入を検討しているところでございます。 投資と持続的な発展を循環していくためにも、基本理念で掲げております、本の持つポテンシャルや優位性を生かした施策を立案してまいりますが、施策の立案と実施に当たっては、総合的に検討いたしまして、本市に必要なものを絞り込んで取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございました。 圏央道の開通が数年後にあるわけですが、開通してから取り組んでも遅いわけですので、開通したと同時に本に取り込む施策が必要だと思います。時間は限られておりますので、迅速な対応を進めていただければと思います。 次に、地区懇談会があって、いろいろな年代層、あるいは地域の方々のお話を伺う機会があったわけですが、そこでどのような意見が出されたのかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐企画政策部長。 ◎企画政策部長醍醐義幸君) 市民からいただいたご意見についてお答えさせていただきます。 今回、第4次総合計画を策定するに当たり、地区別懇談会や様々な方々と意見交換を行ってまいりました。 その中で、千葉東金道路や圏央道の結節点である道路網や歴史・文化、観光資源などに強みを感じている一方、弱みとして、「公共交通が不便」「中心市街地のにぎわい、魅力の衰退」などの意見がございました。 特に、学生や30歳以下の若者からは、国道126号線沿いに飲食店の集積があることから、にぎわいや利便性を感じているものの、鉄道の不便さを感じる方が多く、また農業従事者からは、気候や地形、都心から近い立地優位性などから農業を営むに当たっても将来性が高い地域であるものの、担い手や後継者不足が課題として挙げられたところでございます。 令和元年7月から8月にかけまして実施いたしました市民アンケートでは、保健・医療の充実の施策につきましては、市民の重要度意識が非常に高く、満足度も高く評価されている一方で、公共交通の充実、子育て支援高齢者施策の充実等の施策につきましては、重要度が高いものの満足度は低い施策となっておりました。 これらの寄せられた意見の中で、本市の弱みにつきましては対処していく一方で、の強みの磨き上げと魅力の創出を図る計画策定を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) それでは、それらの意見を踏まえてこれから施策を立てるわけですが、実はそこに参加した方から、鹿間市長は非常によくメモを取ってくれていると、自分たちの話を聞き流すのではなく非常にメモを取ってくれ、きっと受け止めてくれたんだと好印象を持った市民の声を聞いております。 そこで、今部長がお話しされたような意見を取りまとめて、それをどのように生かそうとしているのかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐企画政策部長。 ◎企画政策部長醍醐義幸君) お答えいたします。 今回の総合計画案の作成を目的に市民意見の聴取として開催いたしました地区別懇談会、若者や様々な団体との意見交換会市民アンケートの結果やご意見などにつきましては、自分たちの地区や他の地区の方がどのようなことを考えているのか、また同世代や他の世代の方は本のことをどう感じているのかといった、市民のまちづくりの意識向上やまちづくりへの参加につながる資料であると考えております。 このため、総合計画の策定後の機会を捉えまして、懇談会の結果報告書等のPRや公表を行ってまいりたいと考えております。 また、市民の方々からいただいた意見を反映させ、作成いたしました基本構想や基本計画の計画案につきましては、総合計画審議会での審議・答申を得た後に、パブリックコメントを実施いたしまして、改めて広く市民から意見を頂戴する予定でございます。 なお、策定後にあっては、タブロイド判の広報や概要版などの作成、またPR動画などにより広く市民にお知らせするとともに、本の進む方向につきまして市民との意識の共有とまちづくりへの参加意識の向上を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございました。 今、新型コロナウイルスの対応に追われている中、同時に次期総合計画を立てる、何かと大変だろうと思いますが、東金の10年後、20年後、そういったことで大変重要な施策ですので、ぜひいい計画を練っていただきたいと思います。 続きまして、人材育成についてですが、人材育成について、私、この場で何度も取り上げさせていただいております。その大きな理由は、やはり小さくても強い自治体を構築することを視野に入れるべきだと思うものですから、質問させていただいております。 若手職員、何度もこの場で当局のほうから、若手のプロジェクトチームをつくっているというお話がありました。大変すばらしいことだと思います。 他の例で、いすみの例ですが、いすみは、六、七年前から市役所職員と市民向けに人材養成塾というのを行っておりまして、昨年2月は、若手の職員を3人ずつ三つのグループに分けて、それぞれのまちの課題を取り上げて、1年間研修したその結果を、市役所職員はもちろんですが、市民に向けてもプレゼンテーションしておりました。 堂々ときちっとまちの課題を捉え、その解決策についても言及されている姿を見まして、こういうふうにして人は育てていくんだなと思ったものですから、東金でも、およそ40歳以下の人たちのプロジェクトチームをつくったということですが、その方たちの声の生かし方、それはどのようになっているかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鴇田総務部長。 ◎総務部長(鴇田義弘君) お答え申し上げます。 職員の一人ひとりが自ら課題を抽出いたしまして、組織として、個人としての目標達成に向けた取組を進める上で、ただいま議員おっしゃっていただいたとおり、ベテラン、若手を問わず、職員間で意見を出し合える環境づくりというのは非常に重要なものと考えているところでございます。 そのためには、日頃から管理職員が中心となって、職員間のコミュニケーションを積極的に図り、職員それぞれの考えや意見を引き出し、業務に取り入れていくことが必要であると認識しているところでございます。 職員の育成につきましては、これまでも管理職員を対象といたしました研修会等を通じまして、若手の職員が自ら考え行動できるよう、職場の環境づくりについて共通認識を図っているところではございます。 今後も、東金の将来を見据えた中で、職員育成の観点から、若手職員が主体となって説明ができるような機会、いすみのようなことができるかというのはちょっと検討しなければなりませんが、そのような機会を設けるなど、対応について考えてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ぜひよろしくお願いいたします。 それが若手の職員にとって負担になったりすると、もちろんマイナスですが、そうではなくて、さっきも言いましたように、東金の10年後、20年後を考えたときに、何度も言いますが、小さくても強い自治体をつくっていくという観点から人材育成というのは不可欠なものだと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、庁内の意見収集についてですが、今般のコロナウイルス感染拡大や昨年の自然災害等、緊急時には的確な対応を行うためにも、庁内自由闊達な職員の意見交換や提案が必要かと思いますが、庁内における意見収集の方法はどのようになっているのかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鴇田総務部長。 ◎総務部長(鴇田義弘君) 庁内における意見収集の点でございますが、お答え申し上げます。 全庁的な懸案課題等につきましては、様々な説明の場を設け、共通認識を図っているところではございます。 日常的な業務の面では、事務改善あるいは業務能率向上を目的とした提案を職員から受け付けるという制度を設けているところではございます。 また、総合計画の策定に係る若手プロジェクトチームの立上げを通じまして、庁内横断的に対応するなどしており、意見収集の対象となる案件の内容や重要度、緊急度を考慮した対応により庁内の意見収集に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございました。 では、若手の育成とか庁内の意見収集という話がありましたが、ここで市長と副市長にひとつ質問させていただきます。 私は、ある本の中で、いい男というのはどういうものかとありまして、いい男というのは、守るべきものをきちっと守れるのがいい男だと書かれていました。家庭であれば家族を守る、会社であれば社員を守る、それぞれが守るべきものだと思うんですが、「いい男」というのを私は「いい市長」に置き換えさせて考えました。それは、やはりこの東金6万市民を守り、生命、財産を守り、そしてまた将来に向けてみんなが希望を持てるようになることだろうと思います。そこで、ぜひそういうリーダーシップを取っていただきたいと思うわけです。 もう一方、東金というのは、山武郡において常にリーダー的役割を担ってきたと思うわけです。今回の議会の答弁において幾つか市長答弁があったわけですが、県や周りの市町村を注視しながらというお話があったのですが、私はそうではなくて、やはりリーダーたる者、周りの市町村が東金を参考にしよう、東金を見習おうと、そういった東金がこの地域のリーダーシップを取っていくべきだと思います。その担い手が、私はほかならぬ市長だろうと思います。その辺について、市長のお考え、その辺をお聞かせいただければと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間睦郎君) お答えいたします。 今回のコロナウイルスの対応につきましては、東金だけではなく全ての自治体がそれぞれの実情を考慮した有事的な対応になっていると考えております。私も、東金の市民のために何をすべきなのか、何ができるのかを走りながら考えていたところでございます。 その過程の中で、隣の自治体はこんなこと、あんなことをするといった情報も確かにございました。しかしながら、東金地域・東金市民のためというオリジナル性を看過せずに対策や支援策を打ち出し、好機を逃がさないようにするような対応を取ってきたと感じております。 ただし、あくまでも独りよがりになってはいけない、的を外してはいけないということから、として独自の対応するもの、国の支援制度を活用するもの、それぞれ各部職員からの意見も吸い上げまして、知恵を絞り、トップと事務方による全庁的な対応を図ってきたと私は考えております。 対応につきましては、限られた時間の中で職員には大変ご苦労もかけました。そのような中で、近隣の団体等から私や各部署へ「東金はどのようなことを考えているのか、どのようなことをやろうとしているのか」というような問合せが多くあり、この地域での東金の存在意識を改めて再認識したところでございます。 このように、有事の際のリーダーシップの取り方を平時の日常業務や政策決定と推進の場面でも引き続き行うことで、議員仰せの独自性のある自主的な取組を進め、この地域の先導者となるとともに、東金市民へのサービスの還元の責任者としてあり続けたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございました。 独りよがりというお言葉があったんですが、これだけいる職員、先ほど来、自由闊達な意見を聞くというお話があったわけですが、そういった英知を集めれば、私は決して独りよがりではなく、東金がリーダーシップを取れるものと考えておりますので、ぜひこの地域のリーダーシップを取れるように取り組んでいただきたいと思います。 そこで、副市長にお尋ねなのですが、トップというのは常に孤独なものだろうと思います。そこで、そのトップが判断を下すためには、あらゆる情報収集が大事であると思います。 一議員がこのようなことを言うのは僭越ではありますが、私が教員時代、教務主任を仰せつかっていた頃ですね、校長から呼ばれまして、私はどっちかというと気性が激しくて人間の好き嫌いがあったものですから、「佐久間よ、リーダーというのは自分と同じ考えの人だけと集まるのではなくて、自分と違う考えの人、おまえのことを批判しているような人の意見によく耳を傾けるほうがいいんだよ、そのほうが組織をうまくできるんだよ」というアドバイスをもらったことがありまして、今もそれを教訓としているわけですが、そこで副市長におかれましては、庁内の意見の取りまとめ役、トップに情報を流す立場でおありかと思います。 そういった意味で、幅広く意見を収集して、市長が先ほど言ったように独りよがりにならないような、庁内の英知を集めた意見提言というのが必要かと思いますが、その点について副市長のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 井上副市長。 ◎副市長(井上一雄君) 今回のコロナ有事になぞらえての部分もかけながら、ご答弁差し上げます。 まず、ご質問のことに関しましては、もちろんトップ判断の一助になると考えてございます。 思いますに、トップの決断・判断は、その名宛て人は市民であること、信念的にぶれないこと。ただし、やはり市長おっしゃるように、独りよがりにはならないこと。それが質の高い決断・判断と考えてございます。 ですから、広く、深く、そして多くの情報・意見を早期にインプットしまして、質の高い判断・決断ができるようにしてございます。言わばトップと事務方の意見、そういった考えが整合していることが高い判断・決断、そして結果を生むものだと考えてございます。 ちなみに、今般のコロナ有事では、命、健康に関わることにつきましては、状況状況に応じて対応してございました。それは当然のことでございます。 また、市民生活やいろいろ経済支援策等が重要になると、市長も早い段階からこれは認識しておりました。そのようなことから、早い段階から、各分野、全庁的職員に対しまして、対策案とか支援策の案を考えさせまして、提案させていたところでございます。 ゆえに、東金の為政として好機を逃さず、臨機に対応した、また対応できたとは思っております。 その表れの一つが、4回にわたる専決処分、これは市長の裁量でやらせていただきましたが、それもこういった判断・決断のスピーディー、好機を逃がさないということの一つの表れだと考えてございます。 一方、平時におきましても、基本は同じであり、従前から申し上げておりますトップマネジメントということで、毎年度、早い段階からいろいろな課題や事業案を職員から吸い上げまして、夏には市長の判断を仰ぎ、東金の為政として次の予算とか計画を展開できるように毎年度しております。 というように、職員の意見も吸い上げ、そしてそれを材料にして決断・判断をし、指示するという背景のある市長のリーダーシップによる仕事のやり方、実践はしておるところでございます。 今後とも、庁内意見の酌み取りによる職員の人材育成も兼ねまして、継続してこの地域の為政としてのリーダーシップのための一助となるように、そういったものを継続してやっていきたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 今、市長、副市長のお話を伺いました。私もそれを聞いて安心しましたので、ぜひ実践していただければと思います。よろしくお願いいたします。 次に、教育行政ですが、休校中の児童・生徒の把握とか授業時数の確保については、前の何人かの議員が質問されておりますので、ここは割愛させていただきまして、小項目の③学力格差対策について質問させていただきます。 約3か月の休みの間、学習習慣のついている生徒は、学校から出されたプリントを自分で見るでしょうし、家庭に誰か大人の人がいて、子供の面倒を見ることができる家庭では勉強を進められるでしょうが、よく聞くのは、うちの子はゲームばかりやっていてちっとも勉強しないという声をよく聞くわけですが、そういったことで学力格差、あえて言えば落ちこぼれ、浮きこぼれが出ることが予想されます。 そういったことで、学力格差についてどのようにこれから対応しようとしているのかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 休業期間中、児童・生徒が在宅学習として取り組んだ課題、プリント等を採点・評価しまして、学習内容の理解度を確認した上で、各学校では、必要に応じ、個別の補習や授業の補充を実施する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 今申しましたように、プリント等が自分できるお子さんはいいんですけれども、なかなか一人ではできないお子さんもいるかと思います。 また、個別に指導するとなると、やはり現在の教員数では私は足りてはいないんではないか。今後、各学校に2次補正で若干予算がつくようなことも聞いておりますが、その前に、ぜひ教員の加配について、個別対応ができるような加配が必要かと思いますが、教育委員会としてその点についてはどうお考えでしょうか。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 現在、学習の遅れの解消を目的にしまして、千葉県教育委員会へ少人数指導のための加配要望をしておりまして、5月から4名が配属されました。6月からは2名の教員が配属される予定でございます。 また、今後、学校の再開に伴う学習保障に必要な人的体制の強化を千葉県が主体的に現在推進してまいりますので、学習指導員、スクールサポートスタッフなどを配置いただけるよう、引き続き、学びの保障について率先し要望を行ってまいりたいと考えております。 また、国からもそういう体制が示されておりますので、同じように積極的に取り組んでまいりたい考えでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 学力格差、特にこういう3か月間も休みがあった後ですから、学力格差があると思います。それが解消されるためには、一つは私は個別対応できる加配が必要だと思ったわけですが、今、合わせて6名の加配があるということですが、さらに現場が必要とするのであれば、ぜひ子供の教育には優先的に予算を割いて加配を進めていただきたいと思います。 次に、読書推進活動ですが、これは、私、この場で何度もお話ししているのですが、小学生プログラミング教育ですとか、一人ずつタブレットとかということがあるわけですが、併せてそれらを使いこなすには国語力が必要だと思うわけです。 そこで、この機会を逃さずお話しさせていただこうかと思いまして、実は、私、外出自粛の間に、その時間を全て読書に充てまして、「AIに負けない子どもを育てる」という本と、それから「将来の学力は10歳までの『読書量』で決まる!」という本に出合いまして、目からうろこが落ちる思いで読んでいたわけですけれども、いわゆる国語力、何をやるにしても国語力が必要なわけですので、読書推進計画はどのようになっているかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡教育部長。 ◎教育部長(石渡淳一君) お答えいたします。 本市におきましては、平成30年3月に東金子どもの読書活動推進計画を策定いたしました。 この計画は、令和4年度までを計画の期間と定めまして、計画の実現に向けて取組を今行っているところでございます。 本計画には、基本方針が三つございまして、一つ目でございますが、「読書に親しむ機会の提供と充実」でございます。 地域における読み聞かせを行う人材育成を図るため、年1回、絵本の読み聞かせ講座を開催し、毎回30人弱の参加をいただいているところでございます。また、各学校での一斉読書活動や移動図書館による貸出し、図書館における読書に関するイベントを実施しているところでございます。 二つ目でございますが、「環境の整備・充実」でございます。 学校図書館標準100%達成に向け、計画策定時、13校中4校が未達成となっておりましたが、現在未達成は2校でございます。学校司書や図書支援員の配置、学校図書館の蔵書データベース化を早期に整備できるよう取り組んでおります。 最後に、三つ目といたしまして、「読書活動に関する理解と関心の普及」でございます。 読書活動推進に向け、多くの事業を開催し、読書活動への啓発を進めているところでございます。そのため、年間を通して年齢に合ったイベントが必ずあるよう、体系的に計画し実施しているところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 続きまして、学校司書の配置、私、この場で言うの、これが4回目ぐらいになるかと思うんですが、ある識者によりますと、子供が本を読まない国に未来はない。要するに、子供が本を読まなくなったらその国に将来はないよ、そのくらい言い切っている識者もいるわけです。 先ほど言いましたように、やはり図書館を整備するためには学校司書というのは必要不可欠で、前回質問したときには、令和3年度から配置するというお話をいただいておりますが、これは間違いなく配置されるのでしょうね、お尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 児童・生徒の主体的で意欲的な学習活動や表現力や想像力を養う読書活動を充実させるために、学校司書を配置することは、学校図書館の活性化のために有効であると考えております。 現在、市内小・中学校の学校用図書の電算化を進めているところでございますが、学校図書館と東金図書館とのネットワークの構築や、学校図書館の機能の充実を図るために、近隣市町村の学校司書の実施状況についても調査・検討を進めているところでございます。 今後、子どもの読書活動推進計画に基づきまして、令和3年度に中学校区ごとに1名ずつの学校司書の配置ができるよう努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 教育長の力強いご答弁を賜りましたので、令和3年度から中学校ごとの学校司書配置を確信いたしました。よろしくお願いいたします。 次に、食育活動についての質問に移らせていただきます。 ちょっと時間の関係で、東金の取組は割愛して、小・中学校の朝食の実施についてですが、以前も私は早寝早起き朝食運動ということで、総論的なところで質問をさせていただいたんですが、今回ちょっと踏み込んで、朝食の中身についてはどのような調査をして、どのような実態になっているかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 令和元年度東金食生活アンケートの調査結果になりますが、当時の中学1年生におきまして、主食、主菜、副菜のそろった朝食を取っている生徒が24.3%、調査を始めた平成29年度の15.4%から比べますと、栄養のとれた食事内容へと変化してきていると考えられます。 また、主食のみと回答した生徒は、平成29年度は36.8%、令和元年度は24.9%へと減少しておるところでございます。 今後も、児童・生徒の発達段階に応じた指導内容や、学校・家庭・地域と連携しまして、効果的な朝食指導を継続してまいりたいと考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 今さら言うまでもなく、朝食を取った子と取らない子では学力云々というのがいろいろなところで発表されているところだと思いますので、本市においても、朝食を取れる子のパーセンテージを増やせるようにご尽力いただきたいと思います。 続きまして、和食推進についてですが、このコロナウイルスが出るようになってから、食事、要するに免疫力を高める食事ということが散見されて、私もさっきも言ったように、幾つか書物をいろいろ当たってみたんですが、「ジャパン味噌プレス」という毎月1回、みその専門の新聞ですが、この6月号に、食事スタイルと新型コロナウイルスとの関係を探るという特集があるわけですが、その中で、日本では欧米に比べて感染者とか死亡者が少ないのだけれども、その事実はまだ明らかではないながらも、この「ジャパン味噌プレス」というところは、食事が関係があるのではないかということで調査をして、しょうゆとみそと酢に統計的に優位な傾向が、これは傾向ということで、まだ国内外で正確な調査ではないので傾向ということでとどめているわけですが、そういったことで、いわゆる昔ながらの和食が非常にいいと言われているわけです。 それから、もう1点ここで取り上げるのは、健康長寿、今、人間百年時代と言われていますが、やはり健康長寿ということは誰しもが願うわけですが、実は京都府京丹後、私、行政視察に行かせていただいたんですが、そこでは人口10万人当たりの100歳以上の生きておられる方々が、全国平均の2.5倍。そして、ここは男性の長寿日本一、2013年に116歳でお亡くなりになった木村次郎右衛門さんの生まれ育ったまちでもあるわけですが、ここでは健康長寿と食事の関係があるだろうということで、100歳以上の方々とその家族に聞き取り調査をしたのがあります。 「京丹後百寿人生のレシピ」というのがあるのですが、私もできれば東金でもこういったものを作りたいなと思っているわけですが、ご案内のように、平成25年に和食はユネスコの無形文化遺産に登録されたわけですが、そういった日本が世界に誇る食文化をぜひ子供たちにも早い段階から意識をして語り継いでほしいと思うわけですが、教育委員会として、その点について、和食推進についてどのようにお考えかお尋ねいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 学校給食における和食の推進につきましては、食に関する指導を効果的に進める生きた教材であるという認識に立ちまして、伝統的な和食の献立の形、一汁三菜を取り入れ、汁物に魚や肉などの主菜と季節の野菜、果物などの副菜、御飯等の主食を組み合わせた給食として現在取り組んでいるところでございます。 教育委員会としましては、東金教育振興基本計画を作成して、食育を推進しておりますので、今後の事業展開に和食の推進を取り込むよう進めてまいりたいと考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございました。 コロナウイルス、このまま収束するにこしたことはないのですが、第2波に備えて、手洗いやうがいの励行、マスクの着用、これは気を緩めることなく実行することはもちろんですが、先ほど言いましたように、ウイルスの感染機能を高める食事ということも子供の頃から心がけるということも非常に大事かなと思います。 現場の先生方、忙しい中であれもこれもというのは大変だとは思いますが、やはり有効な手だてというのは少しでもやっていく必要があるかと思います。 先ほど言いましたように、私は健康長寿を考えたときに、できれば東金版の百寿レシピみたいなものを作りたいなと思っています。 そこで、私は、前にもこの場で紹介しましたが、東京の女子栄養大学では、香川栄養学園の健康を支える学食メニュー集というのがあるのですが、これは1年間学食で出されたメニューを全部、材料から、それからカロリー計算までしたものを全部1冊にまとめて、これは毎年出しているのですが、これ最新のもあるわけですが、参考にすべきもの、いろいろなことで他の自治体はいろいろ取り組んでいますので、そういったことを少しでも吸収しながら進めてまいりたいと思っております。 以上で私の質問を終わります。ご答弁、いろいろありがとうございました。 ○議長(小倉治夫君) 以上で蟻友会、佐久間議員の質問を終わります。 休憩します。          午前11時00分 休憩          午前11時09分 再開 ○議長(小倉治夫君) 再開します。 このまま休憩します。          午前11時09分 休憩          午前11時10分 再開 ○議長(小倉治夫君) 再開します。 通告8番、社会民主党、水口議員の質問を許します。 水口議員。     [15番 水口 剛君 登壇] ◆15番(水口剛君) 議長のお許しをいただいたので、私のほうから市政に関する一般質問を行いたいと思います。 一つは、健康福祉行政、これもこの議会の最大のテーマである新型コロナウイルスに関わる問題について6点ほど質問をさせていただきたいと思います。 もう一つは、平和行政、東金と自衛隊に関わる問題を質問させていただきます。 ちょっとコロナ問題一色のこの議会に自衛隊は似合わないかと思うんですが、これは、昨年、自衛隊に大変お世話になった中で、しかも東金の青年が自衛隊に十数名、今も働いている方がいるということをお聞きしていますので、改めてお尋ねしたいと思います。 質問は質問席で行います。よろしくお願いいたします。     [15番 水口 剛君 質問席へ移動] ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) まず1点目は、コロナ対策に関わることで、東金の対策本部をいち早く立ち上げたことに敬意を表します。 この対策本部に「いち早く」という言い方は、全体の状況を見てもそうかなと思っております。1月28日に日本国内で初感染者が出て、千葉県内に1月31日ですか、感染者が出て、その日に東金新型コロナウイルスの対策本部を立ち上げたわけですね。これは民主党政権時代に特別措置法ができた行動計画に基づいて、全国も言わば、今、安倍政権でつくられたものではなくて、民主党政権時代の特別措置法に基づいて1,700自治体が一斉に立ち上げたということになっております。 その意味で、その経過、考え方、特に非常事態宣言下のこの対策本部と、宣言下前の対策本部、これは任意ですからね、法的根拠と二重の性格を持って東金は対策本部を立ち上げたものですから、その考え方とやるべき内容についてお答えいただきたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長酒井良和君) 新型コロナウイルス感染症対策本部の設置経緯についてお答え申し上げます。 議員がおっしゃいますとおり、新型インフルエンザ等対策特別措置法、これは平成24年に制定された法律でございます。この法律が3月13日に公布、翌14日から改正法が施行されたところでございまして、この新型コロナウイルス感染症もこの特措法の対象となったところでございます。 本市の対策本部につきましては、当初はこの特措法の新型インフルエンザ等対策行動計画、これを準用いたしまして、今年1月31日に任意で設置をし、対策会議を開催してきたところでございますが、3月13日に公布、翌14日施行された法改正に伴いまして、4月7日の緊急事態宣言後は新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく対策本部という位置づけを有した形で実施をしていたところでございます。 また、対策本部が実施した内容でございますが、庁内における情報共有、市民への周知方法やその内容、各部署における業務の確認などの対応策、市内での感染者が発生した際の対応、イベント等の開催方針の決定など、その時、状況に合わせてが対応できる範囲での対策について検討してきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 今の答弁のとおりだと思います。というのは、1月31日にできた段階では法的根拠に基づいているわけではないんですよね。まさに任意の対策本部の立ち上げということになろうかと思います。 私が言いたいのは、緊急事態宣言4月7日発令以降、しかも安倍政権の下でつくられた新立法措置法に基づいて様々な展開をされてきたことについて、やはり検証する必要があると思います、これについては。これは、さきの第2波、第3波に向けて、国及び県、そして自治体がどういうふうに検証するかはこれからの作業になると思いますので、それはまたそのときにいろいろと意見を聞かせていただきたいと思います。 二つ目の質問は、その任意であっても立ち上げた、しかも法的根拠を持って事態は進行したところで、これは文字どおり、自治体の職員が感染の危険の中で普通業務とコロナの業務を、さきの台風のときもそうですが、二重三重の仕事を請け負って、しかも自分も感染する危険の中で市民の命と健康を守る業務をやったわけですね。その職員の言わば働き方について、いま一度報告していただきたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鴇田総務部長。 ◎総務部長(鴇田義弘君) お答え申し上げます。 職員の働き方ということでございますが、現実的には休暇等の創設をしておりますので、その点についてご答弁をさせていただきます。 新型コロナウイルスの感染症拡大防止に係る職員のまず特別休暇につきまして、令和2年3月1日に人事院から各府省に対しまして、新型コロナウイルスの感染症拡大防止において出勤することが著しく困難であると認められる場合の休暇の取扱いに関する通知が発せられたところでございます。 また、同日付で総務省から各地方公共団体に対しまして、同通知を参考に適切に対応するよう通知があったことを踏まえまして、特別休暇の創設をさせていただきました。 具体的な内容でございますが、職員またはその親族に発熱等の風邪症状等が見られること等から勤務しないことがやむを得ないと認められる場合、あるいは新型コロナウイルス感染症対策に伴い職員の子どもが通う小学校等が臨時休業となり、その子どもの世話を行わなければならない状況にある場合において、有給の特別休暇として取り扱うことしており、会計年度任用職員についても同様としたものでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 東金は、割と、割とという言い方はないのですが、非常に正確に事務方はその辺のことを整理して、幾つかの自治体は混乱したのですね。いわゆる有給休暇というのと特別休暇との混同があって、当市は、今部長がおっしゃったように、人事院規則にのっとって特別休暇、要するに賃金100%保障、いわゆる私的な年次有給休暇と区別したものとして処理をされたということがあったんで、しかもその適用者がいたということも、今お話があったように、それは順次整理されていると思います。 ただ、これはヒアリングでないから、もし部長がこれは違うということであれば言ってほしいんですが、昨日、前田議員のところで、会計年度任用の方々で休暇は、あれも当然特別休暇なのですが、ちょっと文言が、年次有給休暇と聞こえたんで、それは私の聞き間違いかどうか。もしそうであれば、それは違うんではないかと思っているので、私の聞き間違いであればそれでいいですが、これは今後のこともあるので、ぜひ、部長は多分人事院規則にのっとって答弁したと思うんだよね。それはそういうことでよければ、答弁要りませんので。 それで、次に聞きたいのは、特にこういう状況で労働者は、まさに感染という危険を感じる労働を言わばやるわけですから、その危険の状態の労働者の働き方、特に職員の労働環境についてどういう取組を行ったかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鴇田総務部長。 ◎総務部長(鴇田義弘君) お答え申し上げます。 本市の職員の労働環境に関しましては、まず新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けまして、職場内の三つの密の解消のための一助といたしまして、5階の会議室に電源、プリンター等を設置し、職員が分散して従事する取組、あるいは出勤時間や退勤時間を変更する時差出勤を進めたところでございます。 人数的なものを申し上げますと、5月末現在におきまして、分散従事をした職員は延べでございますが362名、時差出勤をした職員もこれも延べでございますが201名という状況でございます。 また、管理職員による出勤時の体温・体調の把握、あるいは旅行等については控えるように求めているところでございます。 なお、職員や市役所においでいただく市民の皆様への感染防止のためには、飛沫の拡散防止といたしまして、市民と接する窓口に透明のシートを使った間仕切りを設置させていただいております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) これは厚生労働省通達と私の理解は違うんですが、労働安全衛生委員会を、皆さんの資料の提出は、柔軟に対応し、6月までこれでやってくださいという、要するにやらなくていいと、いっていいかどうかは別にして、取れる通達ですよね、厚生労働省の。 一方、我々が総務省との交渉でいけば、だからこそ労働安全衛生委員会はやりましょうというのが総務省ですよ。これだけ国がばらばらのことを言っているので、やはりこういう時期で、保健師とかの窓口ですね、住民票なんかの、本当に命がけだと思いますよ。教員も先生方もそうですけれどもね、医療機関以外に。 そこの安全に関わるいわゆる産業医含めた場が、厚生労働省のいうような柔軟に対応して6月以降やってくださいということでは全然ないわけですよ。 ですから、賢明なる皆さんは、多分6月を待たずにやることを期待して、ここは終わります。 次に、私たち保健所が今最大の課題になっていますし、東金に県の保健所ありますが、このコロナ対策について様々に意見が一番飛び交っているのですよ。何が飛び交っているかというと、この間、東千葉メディカルセンターの理事長先生もおっしゃったように、今私たち報告できることは、設立団体の議会の皆さんだから報告しますけれども、私の報告についていけば、風評被害があります、医療崩壊につながります、個人情報等々あります、十分気をつけてくださいと現地の責任者はそう語った。大体そういう状況でこの山武の保健所、東金全体が状況になっているかと思います。 しかし、議会で議員は、情報不足の不安、多くの議員が語ったと思うんですね。そこでお尋ねしたいと思います。 この東金地域において、山武保健所を中心とした全国的にも課題になっているPCR検査の状況とPCRセンターの設置状況について、設置についてお伺いしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長酒井良和君) お答えいたします。 山武管内に住所があって、PCR検査を受けた方の人数について、山武保健所の報告によりますと、2月4名、3月23名、4月231名、5月につきましては5月20日現在で56名おられまして、合計で314名でございます。このうち9名の方が陽性の結果が出ております。 このほかにも、管外でPCR検査をお受けになって陽性になった方がお1人おられますので、山武管内では10名の陽性者が出ているところでございます。 このPCR検査につきましては、感染症を疑われた人に対して保健所にある帰国者・接触者相談センターが、帰国者・接触者外来のある医療機関との調整を行い、その医療機関で採取した検体を地方衛生研究所に搬送して検査を実施しているところでございます。 検体の採取につきましては、周囲に感染を拡大させる危険がございますので、適切な予防策が取られていること、また安全に検体の搬送体制が取られていることが大前提とされておりまして、条件の整った医療機関が県と契約を締結することで、帰国者・接触者相談センターを経由することなく検査を実施できることとなっております。 そうしたことを踏まえまして、本におけるPCRセンターということにつきましては、今後の感染状況について注視しながら、県や保健所、近隣自治体、医師会、医療関係機関等と協議をしながら検討を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 今、概略的なお話を受けたんですが、PCR検査は314名、全体ではありませんけれども、314名行われたと。そこで、我々が知っているのは感染者というのは、表に公表されているのは東金1名、芝山町1名、山武が3名、そして横芝光町が5名の10名と、1名が管外だという話ですが、報告もあったように陽性率は2.8%、約3%ですよね。 そうすると、単純にこれがそういうことで正確性は科学的根拠はそんなにないですが、3%に6万人を掛けたら0.3ですね、1,800人が東金市内に見えないウイルスの罹患者がいると、こういうふうになるのですよ。だから、生徒さんも親御さんも高齢者もみんな不安がっている。内容が分からないですから。1,800人の見えないウイルスの中で我々日常生活を送っているというのが、今の科学的な指標の一つですね、それが全てではありませんけれども。 そうすると、この314名の言わば感染の内訳、特に陽性者の10名の内訳というか、重篤者がいるのか、軽なのか、中なのか、これをぜひお聞かせいただきたいということと、それから、山武地域で第二種感染病棟病床があるのは芝山町の高根病院ですよね。そこが重症患者を受け入れる体制があるのか。例えば同じ医療圏でいけば、いすみの医療センターは、全員協議会で市長は、いすみ医療センターは第二種感染病棟の4床を持っていますが、重篤患者はできませんと、受け入れる能力がありませんと。したがって、亀田にお願いしますと、こう言っているのですね。 ところが、うちの芝山町の高根病院は、重篤患者を受け入れることができるのかできないのか、そういうことも市民は全く分からないということがあります。 いずれにしても、その体制含めてPCRの今は、東金は言わば行政検査というのみですよね、地方衛生研究所に検査を出すだけであって。今、都市部は、民間の医療機関と契約をして、様々に横断的な地域的な検査体制をやっています。いすみも、地方でありながらそういう体制をつくっています。この山武は、そういう体制は情報がないんですから、全く体制がないということですね。そういうことを改めて現状どうなっているかお伺いしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長酒井良和君) では、現状についてお答えいたします。 山武管内の新型コロナウイルス感染症の陽性者数10名につきましては、その方々の症状が重症か軽症かにつきましては、県が情報を一元管理しておりまして、情報提供がなされないことから、本としては把握できてございません。 また、山武管内のPCR検査につきましては、山武保健所を通して行われた行政検査のみでございます。 さらに、高根病院の体制でございますが、山武保健所にお聞きしましたところ、非公開の情報ということでご回答が得られてございません。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 答弁のとおりですよ。私どもの考えでいけば、情報をコントロールしているんではないか、こういうふうに思いたいぐらいに情報開示がないということかと思います。 これでは、多くの世界と戦っている情報の共有化がウイルスと戦う第一歩であるとどこでも言われて、日本国内もそうだし、千葉県下もそういうことで言われているのですよ。 ところが、この保健所含めて、保健所が悪いと言っているつもりは全然ないんですよ。それはもう東千葉メディカルセンターの増田先生がおっしゃったことが一つの基本ですから。 だけど一方では、私が今日示したいのは、東金にも旧民主党政権時代の東金新型インフルエンザ対策等の行動計画というのがありまして、ここにも東金の六つの行動計画というのがありますよね。ここには、こういう言い方ができるかどうか分かりませんが、県は二次医療圏のことですね、二次医療圏は、健康福祉センター、この保健所ですね、の所管区域を単位として健康福祉センター、保健所が中心となり、地区医師会、地区薬剤師会、指定地方公共機関を含む地域の中核的医療機関や薬局、市町村の消防等の関係からなる対策会議を設置し、地域に応じた医療体制を図るというのがあるのですが、これヒアリングやっていないですよ。 聞きたいのは、この対策会議というのはあるかどうか、それだけを聞きたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長酒井良和君) この行動計画に基づく対策会議ということでは、本市においては組織した対策会議という形では実施してきております。 保健所との連携という部分では、会議という形とは別に常に情報共有という形で協議、対応を検討しているというところでございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 部長の答弁どおりだと思います。要するに、保健所がそういうリードをやっていないから、リードというか、そういう方向性の案を出していないから、多分こういうふうになると思うんですが、これでは第2波、第3波の対応はできないと思うので、ぜひ議論をしてほしいなと思っております。 あと、時間がないんで、3番目に入りたいと思います。 コロナ対策の中で、いろいろとの対策があったかと思うんですね、感染症の予防のため。公共施設の閉館・休館、それから学校、それから保育所でも、随分この議会で議論になったので、2点だけ聞きます。 保育所について、これも厚生労働省は自粛してほしいと、子供を保育園に預けるのを自粛してほしいというお話があって、就業状態は50%に満たない状態で、言わば保育所もコロナの緊急事態宣言の中で行われていたということは聞いていますが、そのときに会計年度任用職員たちは、保母さんたちはどういう状況であったかをお聞きしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井市民福祉部長。 ◎市民福祉部長酒井良和君) 4月8日から5月30日まで、登園自粛要請期間ということで設定いたしましたが、保育所に勤務する会計年度任用職員等の業務体制についてということでお答えいたします。 この登園自粛要請期間中でございますが、お預かりするお子さんの数はそれまでの半分程度となったところでございますが、この自粛要請があってもなお保育が必要な方への保育環境を確保するため、配置基準を満たしつつ、施設内の消毒などの感染症対策や保育室の環境整備等の業務を行う必要がございましたので、この正規職員、会計年度任用職員とも通常どおりの勤務を取ったところでございます。 また、こういった現場では、保育の人材に必要な人材が欠かせないことから、臨時的な任用職員、また勤務時間等についての調整等は特に行わず、出勤をお願いしてきたところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。
    ◆15番(水口剛君) 次に、今指定管理者制度で東金の場合、文化会館、東金アリーナの業務を委託した職員たちがいるかと思うのですが、お聞きしたいのは、文化会館もアリーナも休館ですから、そのときの職員は多分何がしかの仕事含めておやりになっていることは聞いておりますが、会計年度任用とか非常勤の例えば委託の人たちとか、あるいは委託業務であった清掃とか警備とか等々がどういう状況になっているかお知らせください。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡教育部長。 ◎教育部長(石渡淳一君) お答えいたします。 ご存じのとおり、文化会館、東金アリーナは、公益財団法人東金文化スポーツ振興財団を指定管理者として施設の管理運営をお願いしているところでございます。 両施設は、新型コロナウイルス感染拡大によりまして、政府の緊急事態宣言を受け、5月末まで休館しておりました。休館期間中の、議員からお話のありました清掃業務、警備業務、これらにつきましては、財団のほうが委託している民間事業者に確認いたしましたところ、事業者から従業員には適正な賃金が支払われていたということで伺っております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) そういうことだろうと思います。 幾つか他の市町村では、いろいろと議論があるやに聞いているのですが、東金のほうは、今部長おっしゃったような状態かと思うんですが、いずれにしても、休館をし、閉館をしたわけですから、国の例えば持続化給付金の対象となり、しかも今日持ってきた千葉県の中小企業再建支援金であり、それに基づいて7月1日から東金もその上乗せ10万円ということになっているのですが、これはそういうこと、持続化給付金の手続、部内で討論、検討されているかどうかお聞きしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 石渡教育部長。 ◎教育部長(石渡淳一君) 文化会館、東金アリーナ、休館中につきましては、施設の利用者がいないことから、財団のほうでは大幅な収入の減額となり、施設を運営する上では厳しい状況が続くと考えております。 こういう状況から、国において、議員もおっしゃったように、営業自粛等による事業者に対して持続化給付金の補助制度がございまして、東金文化スポーツ振興財団もこの補助制度の活用を今検討しているところでございます。 といたしましても、国や県の今後の動向を注視いたしまして、公益財団法人が適正に運営できるよう努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) とにかく指定管理者のお金、1億2,000万円、それぞれお話しして管理費を払っていますけれども、いわゆる固定給で1億2,000万円、指定管理者は、超える内容として、我々でいえば義務的諸経費の中で苦労されて、なお休館・閉館で利用料は入ってこないということなので、早急に検討してほしいなと。 100%、我々も幾つか事業者のことをやって、大体2週間で入金されますよ。いろいろありますよ、トンネル会社で請け負ってやっているというのはあるけれども、我々がじかにやればそんなに難しくないと我々の関係者は見ているので、ぜひ早急にやってほしいなと思います。 ただ、ここで問題なのは、千葉県です。千葉県の中小企業支援金、ここの3ページを見たら、全国いろいろと改正しているのですが、千葉県だけ、改正していないのは。文化会館は対象外ですよ。対象となりませんというところのこの3ページ、我々が議論している、県でも。一向に改善する気がないけれども、大分、青森、各県で改正しているのが、例えば今文化会館、アリーナもそうですが、公益財団は対象外、社会福祉法人、対象外、特定非営利活動、対象外、農業法人等々というのは千葉県の政策です。 これがあるから、ぜひそれを先にやって、持続化給付金の受領証があれば速やかに手続が取れるのです。これで対象外になっているからね、それはどうですかという意見を上げないと、千葉県は変わらないと思います。こうしないと何が起こるかというと、今度、東金の10万円上乗せ、これに基づいてやっているのですよね。そうですよね。ということは、この公益財団法人東金文化会館は対象外です、東金の支援事業となるわけですよ。 だから、ぜひこれは千葉県に対して。いろいろな団体が申し入れています。今のところ、一向に聞く耳を持たないのか、余裕がないのか分からないけれども、2次補正で県議会で議論しています。ぜひ皆さんも上げてくださいよ、ということです。 それ以上は時間がないのでやめます。 次に入りたいんですが、これも多くの方が言ったんで、どの部分でお話を聞きたいかと思うんですが、いわゆる特別定額給付金10万円ですが、これはいろいろな方が聞いて、私もよく分かりました。 その中で1点だけお聞きしたいなということがありますので、一番直近のやつは、もう皆さんが言ったやつが直近ですか、現金、銀行口座に振り込んだ数は、では、聞かせてください。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐企画政策部長。 ◎企画政策部長醍醐義幸君) 直近のということでお答えさせていただきたいと思います。 振込済みの件数ということで、6月5日振込分が今直近の振込終了済みのものでございまして、2万3,305世帯、人数が5万1,911人分、89.1%、全体の9割近くの方の振込が終了しているというのが、今一番新しい数字でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) マイナンバー等々聞きたいんですが、いろいろな方があったので割愛して、昨日も議論があったんですが、これでなお漏れている人がいた場合は、再度、書類を郵送して促すということがありましたが、締切りは8月14日ですよね。8月14日締切りに向けて、今の段階で再度要請をするということで苦労されると思いますが、議員もおっしゃったように、漏れなくというところが大変大事なことで、100%、これはぜひ完遂してほしいなと思っているので、漏れなくというところをぜひお願いしたいということで、ここは。 マイナンバーは日頃やっているので、ずっと私反対なものですから。だけど、実態は700でしょう、使ったのはね、そんなものですよ。そんなものだというのは、それだけ市民権がないということですよ。国は、依然として義務化でないものを義務化したいと言っている。義務的根拠はないわけですよ。だけど、皆さんはマイナンバーのことは仕事としてやるということ。結果は2万6,000の中で700と。それがいいかどうかは、皆さんが日頃判断すると思うからそれ以上言いませんので、漏れなくというところだけ、どういう対応を考えているか、お願いいたします。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐企画政策部長。 ◎企画政策部長醍醐義幸君) お答えいたします。 議員おっしゃるとおり、申請期間は3か月間ございます。今月末、6月末に未申請の方に対して、再度、申請書をお送りする予定でございます。 また、最終的には未申請の方をピックアップいたしまして、その情報を分析いたします。その中で、例えば、高齢者ですとか障害者の方ですとか弱者対応が必要な場合は、また関係部署と連携いたしまして対応していきたいと考えておりますし、また郵便物が届かずに返ってきているようなお宅につきましては、できれば職員による現地確認とかをしながら、漏れのないように丁寧に対応してまいりたい、そのように考えております。 以上です。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) ぜひよろしくお願いいたします。 国のほうは、また5万円を考えるとか、また10万円とかいろいろと二転三転していますけれども、ほとんど当てにならない話なので、とにかくこの10万円を漏れなく、ぜひ徹底してほしいと思います。 それで、次、中小企業及び個人事業者への支援体制についてお尋ねしたいんですが、持続化給付金のことですが、千葉県は本当に変えるつもりがないのか、そういう度量がないのか分かりませんけれども、千葉県は支給しませんという対象にこだわっている。根拠を言えといっても言わないんですから。青森と大分はどんどん変えていますよ、各県は。なおこだわるところが今これから議論になると思いますから、そこに委ねるとして。 今私ども持続化給付金や千葉県中小企業再建支援金の申請状況をお伺いし、特に東金商工会議所でサポートセンター、これはご案内のとおり、トンネル会社かという話、いろいろなパソコンのやれる人が来ているけれども、制度そのものは分からない人がやっているとか、どんどん問題になっているけれども、取りあえずやらなきゃ始まらないんで、その状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木聡君) お答え申し上げます。 国の持続化給付金につきましては、5月1日から申請受付を開始いたしまして、6月8日現在で180万件以上の申請があり、千葉県の千葉県中小企業再建支援金につきましては、5月7日から申請受付を開始しまして、6月9日現在で3万2,000件の申請があったと伺っております。 また、5月28日から東金商工会議所で始まりました持続化給付金について、オンライン申請をすることができない方のためのサポートセンターでの申請件数になりますが、これは6月9日現在で128件と伺っております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 持続化給付、千葉県のことでいくと、3万2,000というのは千葉県の数ですね。千葉県全体が事業所、法人格は12万ですね。分かりました。 東金で今サポートセンターで関わりを持っているのが128件ということですね。 それでお尋ねしたいのは、この問題は、我々も国会でも議論していますが、なお問題というのは50%という線引きがあるのですよね。これは皆さんに教わったんですよ。我々はコロナに伴う損益、損失の補填だとずっと思っていた。ところが、皆さんから教わったのは、それは議員違うと、国の考えていることは、50%損失の基準だけれども、これは損失補填ではなくて、自粛の協力に対する支援金と、日本語的にほとんど私は分からない、いまだに。だけど、そういうふうに教えてもらったから今つぶやいているのだけれどもね。 全く合わないですよ。50%で申請線引きをやっておいて、だけど、損失の補填ではありませんよと、自粛に協力の支援金ですと。ほとんど間に合わないのですが、でも、実行されて、私どもの知り合いは200万円銀行に振り込まれた、60万円振り込まれたと言われて、それはそれで助かったということですよ。 だけど、問題は、49%、40%は放置されているわけですよね。これはこれから我々の中でも議論しなければいけないので、問題は、そういう状況の中で特に県で、さっき言ったように、社会福祉法人とか公益財団とか農業とかそういう対象外になっていることを含めて、県ですよ、なっていることが連動しているわけですから、連動している、東金も、県の上乗せだから。 そういうことを絡めて、はどういうふうに今考えているかお伺いしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鈴木経済環境部長。 ◎経済環境部長(鈴木聡君) ご答弁申し上げます。 今回の新型コロナウイルス感染拡大によりまして、幅広い業種の多くの事業者が売上げ減少に見舞われ、大変厳しい状況にあると認識しておりますが、売上げ減少の度合いを線引きをせずに全ての事業者に独自の支援を行うのは、資金面でも限界がございます。 今回は、国からの地方創生臨時交付金のおよそ半分に相当する約8,900万円を中小企業支援に充て、県が行う中小企業再建支援金に対し、東金中小企業再建支援金として10万円の上乗せを決定いたしました。 国の2次補正予算案において、地方創生臨時交付金の増額が国会で審議されておりますので、増額された際には、先進自治体等を参考にしながら、様々な可能性について検討してまいりたいと考えております。 また、申請書の作成が難しいと言われている雇用調整助成金や持続化給付金の申請手続をお手伝いする社会保険労務士の配置など、既存の支援策をうまく活用できない方への支援策についても、国の動向を注視ながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 国のことと言わず、千葉県のことと言わず、皆さんのそういう議論をしていこうという姿勢は評価したいと思います。 そこで、今お話があったように、例えば持続化給付金というのは経験がないわけですよ。雇用調整助成金は経験がある。だから、これは多分商工会議所もやれる人はいないと思いますよ。商工観光課職員だって、あらかじめ勉強されていればできないことはないんだけれども、難しいことなので、今部長おっしゃったように、やはり社会保険労務士をこの2次補正で雇い入れて、ちゃんと相談窓口に分かる人がいて相談を受けるという体制をぜひつくってほしいし、そうでないと本当進まないと思うんですよ。 雇用助成金では多少経験あっても、税理士も含めて持続化給付金については初めての方法ですよ。だから、社会保険労務士を、部長おっしゃったように、ぜひぜひ雇い入れて、もう千葉なんかやっていますよ。木更津商工会議所なんかは、社会保険労務士に頼んで、日当3万円だって聞いたけれども、そういうふうにして体制を作っていますよ。 東金商工会議所は、そういう話を私はまだ聞いていないんですが、ぜひ東金も部長が音頭を取ってそういう体制をつくってほしいと思います。 それから、ちょっと時間がないので、相談窓口もつくっていることは、ちょっと事務の方にお聞きしたんで、その体制もぜひ強化してほしいなと思います。 それで、6番目に、今2次補正のことが議論になっていますが、2次補正も1次補正で1兆円で1億9,800万円、2億円来たんで、我々皮算用で、今度は倍の4億円来るかなと思っているけれども、分からないよね。 というのは、千葉県が財政調整基金を500億円使い果たして、残っているのは6億円しかない。これも議論になっている。 今までPCRを制限したやつを、今度、県が吸い上げてやるというお金、全部取りますから、本当に東金は4億円来るのかなというのはクエスチョンマークをしながら期待をしていますけれども、この2次補正に向けて、1次補正の皆さんのメニューは、本当にいろいろな意味で勉強になったし、かゆいところに届いたメニューもたくさんあったかと思うので、この2次補正に向けてどういう意見というか考え方を持っているかは、誰かな。はい、すみません。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐企画政策部長。 ◎企画政策部長醍醐義幸君) お答えいたします。 国の令和2年度第2次補正予算に係る地方創生臨時交付金の増額につきまして、昨日、衆議院のほうで可決したということでございますが、まだ国のほうから各自治体の限度額などについては詳細は示されておりません。 ただし、今回の国会での予算成立後、速やかに実施計画の提出が求められることが想定されております。 このため、さきの第1次補正予算で実施する本の交付金対象事業を踏まえまして、不足している点はないか、また各世代、各分野に支援が行き渡っているかを念頭に、地域経済の活性化等への対応を図る観点から創意工夫とスピード感を持って取り組んでまいりたいと考えております。 なお、庁内的にはまだ示されておりませんが、5月28日付で1次と同様に、各部課長のほうに事前に考えておくようにということで通知はしている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 今部長おっしゃったとおりというか、そういう期待感を我々は持っているし、議論してほしいなと思うんですが、1次補正のメニュー、私もここにもらっていますけれども、例えば高齢者の見守りとセットで弁当チケットですね、これ本当にみんな喜んでいますよ。 ところが一方で、我々が今行って、喜んでいるでしょうねと言ったら、隣の人が出てきてね、何だと、うちはばあさんと2人でいるけれども、一人元気な、あいつは元気だと、弁当食べて、うちはおっかあは大腸がんですと、俺は男だから料理もできないと、よれよれだと。要するに、老老介護ですね。だって75歳いってないと言ったら怒られたけれどもね。おまえ、そういうこと言っているのかと怒られたけれども、そういう話が出てきて、そうすると、そういう話はやはり広がるのですよ。 また、行ったところで、旦那さんがくも膜下出血、私と同じなんだけれども、10年前で、今3年前に脳内出血を起こして寝たきりになっていますと。奥さんも、買物に行かれない状態ですと。私がビラを持っていったからね、誇らしげに、75歳一人暮らしは弁当ありますよって持っていって、このビラを見て頭にきたと。うちはどうなのと。そういう話ですよね。老老介護って悲惨ですと。 ちょっと事務方、高齢者支援課のほうに訪ねて、老老介護でどういう状況かなという話を聞いたんですが、データ的につかんでいないんで、これから情報交換しましょうとなっていますが。 今度2次補正で、元気というわけではないよ、75歳以上高齢者一人暮らしも。でも、元気な隣のおじいちゃんは弁当をもらって、弁当もらったわけではないけれども、されて、うちは老老介護で食事も用意できない、旦那が大腸がんの奥さんを介護している。あるいは、くも膜下出血で、置いて奥さんも買物に行かれない。そこによこしてほしいとは私の前だから言わないんだけれども、考えてよねと言われて、ぜひ議会で報告しますと帰ってきたものですから、今お話ししているのですよ。 そういうことを含めて私が言いたいのは、皆さん、事務方のいろいろな情報を持って具体化するのもそうだけれども、やはり議会で、例えば文教厚生常任委員会とか委員会で議論してほしいと思う。それは委員会でなくても協議会でいいですよ。議会の関係する協議会をやって、2次補正4億円ですから、やはりそれぜひそういう工夫をしてほしいなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。 最後の平和行政で、ちょっとコロナの全体の中で奇異に映っている方がいるかと思うんですが、台風のときに、習志野自衛隊の方が来られて、撤収式というのかお別れ会というのか、ちょっと正確には分かりませんが、そのときに、自衛隊の方が目に涙を浮かべている方がいたんですよね。横を見たら、うちの職員でも目に涙を浮かべた方がいたんですよ、撤収式に。 やはり台風で困難な時期を共に、多分その市役所の方、自衛隊の受入れ等々でやった方と後で聞きましたけれどもね、涙ですよ。自衛隊の方も涙で。後で聞いたら、記念品交換をしたという話も後で聞きましたけれどもね。 そういう自衛隊の方が本当に頑張ったなと思います。東金の青年も、直近でも17名ぐらい自衛隊として頑張っているという話も聞きましたので、自衛隊の言わば、国でも議論になっていますが、東金に限って尋ねますけれども、言わば住民台帳等々の閲覧に協力してやっている法的な根拠についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐企画政策部長。 ◎企画政策部長醍醐義幸君) お答えいたします。 自衛隊法第97条第1項に基づく自衛隊法施行令第119条の規定によりまして、市町村長は自衛官または自衛官候補生の募集に関する広報宣伝を行うこととされております。この広報宣伝事務につきましては、地方自治法に規定する第一号法定受託事務に位置づけられております。 この規定に基づきまして、具体的には広報とうがねへの募集記事の掲載、産業祭への広報ブースの出展協力等を行っているところでございます。 また、住民基本台帳法第11条第1項に、国の機関は、法令で定める事務の遂行のために必要な場合には、市町村長に対し住民基本台帳の一部の写しの閲覧を請求することができる、との規定があることから、自衛隊より自衛官等の募集事務の遂行を目的として閲覧請求があった場合には、この規定に基づきまして住民基本台帳を閲覧に供しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) 東金の若者たちが、直近3年間で17名でしたか、本当に国のため、国民のためにということで自衛隊に入られて頑張っていることは聞きました。 そうはいっても、法律上どうなっているかということで、自衛隊法第76条で戦場への発動もあるわけですね。発動される、そしてそのことについて事項服務規律としては、それにノーとは言えないということですよね。それのときの罰則規定というのはどういうふうになっているか、条文を紹介していただきたいと思います。 ○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐企画政策部長。 ◎企画政策部長醍醐義幸君) お答えいたします。 罰則規定ということでございますが、自衛隊法第122条に罰則規定の内容がございます。自衛隊法第76条の規定により防衛出動命令を受けた者が、争議行為の実施や3日以上の職務場所からの離脱、上官の職務命令への反抗等を行ったときは、7年以下の懲役または禁錮に処せられると規定されておりまして、また、これらの行為の教唆や幇助等を行った者も同様の刑に処せられるという、こういう規定がございます。 以上でございます。 ○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 水口議員。 ◆15番(水口剛君) そういう厳しい法律の中で自衛隊に手を挙げて東金の青年が今頑張っているということですが、去年、私たまたまブルーシートを張っているときに、自衛隊の方を要支援者の方と一緒に見ていたんですよね。そうしたら、80歳を超えるおばあちゃんが私どもに、私が何者か知っているかどうか別ですよ、こんな若者を戦場に行かせちゃいけないよねという話をぽつっと言って、自衛隊の方はそれに応対しませんよ、自衛隊の若者たちも聞いていましたよ、結構大きい声でしゃべったものだから。それは我々の仕事だからね、戦場へ行かすようなことができないような状態を外交でやらなきゃいけないなということを肝に銘じたことがあるものですから。やはりこの青年たちが真っ当な国の平和のためにやっていける環境を我々もつくらなきゃいけないなと思っております。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ----------------- ----- ------------------ ------------------------------------------------------------------------------------ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------------ --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------- --------- ----------------- ----- ----------------------------------------------------------------------------------------------------- 終わります。どうもありがとうございます。 ○議長(小倉治夫君) 以上で社会民主党、水口議員の質問を終わります。 以上で市政に関する一般質問を終了いたします。 これをもって本日の日程は終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。          午後零時11分 散会...