○議長(
小倉治夫君)
起立全員であります。 よって、第3号議案は原案どおり可決されました。 次に、第4号議案 東金市特別職
の職員等
の給与、旅費及び
費用弁償に関する条例
の一部を改正する条例
の制定について、
委員長報告は
原案否決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案否決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君)
起立少数であります。 よって、
委員長報告
のとおり否決とすることは否決されました。 改めて、お諮りします。 原案
のとおり可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第4号議案は原案どおり可決されました。 次に、第5号議案 東金市監査
委員条例
の一部を改正する条例
の制定について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君)
起立全員であります。 よって、第5号議案は原案どおり可決されました。 次に、第9号議案 令和元
年度東金市
一般会計補正予算(第7号)について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第9号議案は原案どおり可決されました。 次に、
文教厚生常任委員長
の報告を求めます。 相京
委員長。 [
文教厚生常任委員長 相京邦彦君 登壇]
◆
文教厚生常任委員長(相京邦彦君) 議長
のご指名を頂きましたので、令和2年第1回
定例市議会において、
文教厚生常任委員会に付託されました議案4件、陳情1件
の審査
の経過と結果についてご報告申し上げます。 当
委員会は、3月16日午後2時から第1
委員会室において、
委員全員出席、当局より
関係職員出席の下開会いたしました。 なお、各議案に対する質疑及び答弁は全て要約により説明いたします。 初めに、第7号議案 東金市
印鑑条例の一部を改正する条例
の制定についてでは、印鑑
の登録資格
の改正において、
意思能力を有しない者は印鑑
の登録を受けることができないとあるが、この
意思能力を有しないとする判断はと
の質問に対し、今回
の改正は成年被後見人
の権利制限が見直されたもので、印鑑
の登録
の際に
法定代理人が同行し、かつ本人が申請した場合については
意思能力を有する者と判断し、印鑑
の登録を受けることができるようになったと
の答弁がありました。 採決
の結果、
全員賛成により原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、第10号議案 令和元
年度東金市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでは、
財政調整基金の現在残高が約5億3,000万円になるが、どのように活用していく
のかと
の質問に対し、昨年
の6月に
財政調整基金を活用し、今後5年間税率を維持することを見込み
国民健康保険税の引下げを行ったことから、今後はこの考えに基づき活用していくと
の答弁がありました。 また、
国民健康保険の被
保険者数や
保険税収入、県へ
の国保事業費納付金の今後
の見通しはと
の質問に対し、被
保険者数は
後期高齢者医療制度へ
の移行が増加し、令和4年度以降は団塊
の世代が75歳に到達し、
国民健康保険の被
保険者数はさらに減少が見込まれ、
保険税収入においても被
保険者数に連動して減少していくと考えている。
国民健康保険事業費納付金については、
後期高齢者医療制度や
介護保険制度の事業運営に対し、国保
の被保険者も負担金を支払う仕組みとなっているが、1人当たり
の負担額が増加している中、被
保険者数の減少幅ほど
の納付金
の減少は見込めないと考えていると
の答弁がありました。 採決
の結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、第11号議案 令和元
年度東金市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてでは、当初予算と比較し
後期高齢者医療保険の1人当たり
の平均保険料が約6,500円増額となった要因はと
の質問に対し、
後期高齢者医療保険料の当初予算において、
後期高齢者医療広域連合が示した数値を基準に算定したが、所得
の増加により増額となったと考えていると
の答弁がありました。 また、
保険料軽減措置の見込額と
対象人数の数値はと
の質問に対し、令和元年度
の保険基盤安定対象者及び対象額において、7割軽減者数は3,251人、軽減額は9,330万4,182円、5割軽減者数は818人、軽減額は1,677万455円、2割軽減者数は753人、軽減額は620万9,660円であると
の答弁がありました。 採決
の結果、
全員賛成により原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、第12号議案 令和元
年度東金市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)についてでは、生活支援体制整備事業業務
の内容と委託先、また、減額となった要因はと
の質問に対し、本事業は超高齢化社会に対応するため、地域に不足するサービス
の把握や関係者間
の情報共有、支え合い
の地域づくりに向けた体制づくりなどを活動内容とし、生活支援コーディネーターを設置し、その対応に当たるもので、委託先は東金市社会福祉協議会である。減額
の要因は、東金市介護予防生活支援サービス協議会を6月に開催し、業務内容を関係者に説明した上で8月1日から
の業務開始となったため減額となったものであると
の答弁がありました。 また、生活支援コーディネーター
の活動によりどのような効果があった
のかと
の質問に対し、高齢者向け
の生活支援サービスガイド
の作成や、支え合い
の地域づくり
の推進やその必要性について、各地区に出向き説明をした結果、定期的な勉強会を立ち上げた地域もあり、意識
の向上や啓発につながったと
の答弁がありました。 採決
の結果、
全員賛成により原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、陳情第16号 小、中、高 かけがえない112人(2007年~2019年)
の命を守りたい自殺対策に関する陳情では、いじめ
の問題という
のは、学校
の美術や情操教育
の時間
の充実だけでは解決できない。先生方
の多忙により、子供たちに寄り添う時間がない状態
の中でいじめが起きていると感じている。いじめを解決するには、学校
の体制を改善することに重要視すべきと考え、この陳情には賛成しかねると
の意見がありました。 採決
の結果、賛成者はなく、不採択とすべきものと決しました。 以上で、
文教厚生常任委員会に付託されました議案4件、陳情1件
の報告を終わります。
○議長(
小倉治夫君)
文教厚生常任委員会
委員長
の報告を終わります。 ただいま
の委員長報告に対し、質疑を許します。 ございませんか。 (発言する者なし)
○議長(
小倉治夫君) なければ、質疑を終結し、討論を許します。 ございませんか。 (発言する者なし)
○議長(
小倉治夫君) なければ、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 初めに、第7号議案 東金市
印鑑条例の一部を改正する条例
の制定について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君)
起立全員であります。 よって、第7号議案は原案どおり可決されました。 次に、第10号議案 令和元
年度東金市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第10号議案は原案どおり可決されました。 次に、第11号議案 令和元
年度東金市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第11号議案は原案どおり可決されました。 次に、第12号議案 令和元
年度東金市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第12号議案は原案どおり可決されました。 次に、陳情第16号 小、中、高 かけがえない112人(2007年~2019年)
の命を守りたい自殺対策に関する陳情について、
委員長報告は不採択でありました。
委員長報告
のとおり、不採択と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君)
起立全員であります。 よって、本陳情は不採択と決することに決しました。 次に、建設経済常任
委員長
の報告を求めます。 佐竹
委員長。 [建設経済常任
委員長
佐竹真知子君 登壇]
◆建設経済常任
委員長(
佐竹真知子君) 議長
のご指名を頂きましたので、令和2年第1回
定例市議会において、建設経済常任
委員会に付託されました議案5件
の審査
の経過と結果についてご報告申し上げます。 当
委員会は、3月17日午後2時から第1
委員会室において、前嶋
委員、宍倉
委員欠席、当局より
関係職員出席の下、開会いたしました。 なお、各議案に対する質疑及び答弁は全て要約により説明いたします。 初めに、第2号議案 東金市森林環境譲与税基金条例
の制定についてでは、この条例により設置される基金に積み立てられることになる森林環境譲与税
の使途についてはどのような事業が想定される
のかと
の質問に対し、森林環境譲与税
の使途として、森林
の整備、人材育成や担い手
の確保並びに公共施設等へ
の木材利用
の促進、木育など木材利用等
の普及啓発といった事業へ
の充当財源として活用することを考えていると
の答弁がありました。 また、昨年秋
の台風では相当数
の倒木があり、その処理に多く
の山林など
の個人所有者が苦労され、いまだに処理されていない状況も見受けられる。森林環境譲与税を活用した事業により、市道や家屋に面した危険木等
の処理に取り組むことはできないかと
の質問に対し、森林
の整備に当たっては道路や家屋
の周辺など、危険度
の高い倒木箇所を重点的に対応していきたいという方針ではあるが、倒木した木
の管理は第一に所有者
の責任となり、対応を困難にしている。倒木
の撤去については、県単森林整備事業や溝腐れ対策事業を実施する際
の補助対象に含まれるため、これら
の事業を周知し、危険箇所
の対応を重点的に進めていきたいと
の答弁がありました。 採決
の結果、
全員賛成により原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、第6号議案 東金市ガス事業
の設置及び
管理条例
の一部を改正する条例
の制定についてでは、
地方自治法の改正に伴い、この条例が引用する同法
の関係規定に条ずれが生じたことから、これに対応するため条例改正を行う必要があると
のことだが、具体的にはどのような法改正があった
のかと
の質問に対し、市長や職員等
の市に対する損害
賠償責任につき、一定
の場合に損害賠償額に上限を設けることを定める
地方自治法第243条
の2が新たに追加されることから、これまで条例が引用してきた同法第243条
の2が第243条
の2
の2とされる
地方自治法の改正であると
の答弁がありました。 採決
の結果、
全員賛成により原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、第8号議案 東金市営住宅設置
管理条例
の一部を改正する条例
の制定についてでは、この条例改正により市営住宅に対する入居手続
の緩和として、これまで必要とされた保証人が不要とされると
のことだが、大口
の滞納者数とその対応状況はと
の質問に対し、大口
の対応として捉えている20万円以上
の滞納者は平成30年度末時点で6名いる。大口滞納者へ
の対応としては、粘り強い督促、催告、聞取り等を行い、支払能力を十分に加味しながら支払計画等を作成してもらうなど対応している。今年度に入っても順調に滞納解消へ向かっていると
の答弁がありました。 また、市営住宅退去に伴う畳
の表替えやふすまなど、経年劣化に対する負担については、市
の負担で行うべきであると考えるが、そのような考えはないかと
の質問に対し、公営住宅では低廉な家賃が設定されており、この家賃にはこれら
の経年劣化に伴う通常損耗分は含まれていないという判例等も示されており、これらに準拠して引き続き同様に運用していくことを考えていると
の答弁がありました。 採決
の結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、第13号議案 令和元
年度東金市下水道事業特別会計補正予算(第4号)では、この補正予算は汚水中継ポンプ場改築更新工事委託料2,147万円を令和2年度に繰り越そうとするものであると
のことだが、繰越
の原因となった二度
の入札不調
の原因はと
の質問に対し、台風
の時期と重なったことなどが要因であり、1回目
の入札においては9月9日
の台風15号
の接近により、9月13日
の指名競争入札予定日
の前に業者から辞退届が提出され、入札が取りやめになったものである。2回目
の入札は11月28日が指名競争入札
の予定日であったが、1社を残し、ほか
の全て
の業者が辞退し入札が取りやめとなったものであり、台風等による被害
の影響が継続していたことが原因ではないかと考えていると
の答弁がありました。 採決
の結果、
全員賛成により原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、第22号議案 市道路線
の認定及び一部廃止についてでは、市道3154号線で一部廃止となる箇所について、廃止後はどのような形になる
のかと
の質問に対し、今回廃止をしようとする箇所は、広域農道として整備をした市道0152号線と重なったことから、重複する箇所を市道3154号線から外そうとするものであると
の答弁がありました。 採決
の結果、
全員賛成により原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、建設経済常任
委員会に付託されました議案5件
の報告を終わります。
○議長(
小倉治夫君) 建設経済常任
委員会
委員長
の報告を終わります。 ただいま
の委員長報告に対し、質疑を許します。 ございませんか。 (発言する者なし)
○議長(
小倉治夫君) なければ、質疑を終結し、討論を許します。 ございませんか。 前田議員。 [13番 前田京子君 登壇]
◆13番(前田京子君) それでは、議長
の許可を得ましたので、日本共産党市議団を代表いたしまして、第8号議案 東金市営住宅設置
管理条例
の一部を改正する条例
の制定について、
委員長報告では
原案可決でしたが、
委員長報告に反対し、その理由を述べさせていただきます。 まず、民法及び公営住宅法
の一部が改正されたことに伴う内容ですけれども、まず入居
の手続については、これまで市営住宅
の入居には連帯保証人が必要でしたが、この規定を削除して保証人が不要となります。住宅に困窮する高齢者や低所得者が、連帯保証人を確保できないために入居できないという事態が生じないようにしていくことは重要な改善だと考えます。さらに、入居者
の資格
の見直しについて、同居親族要件
の規定を削除することについても反対ではありません。今後、住宅に困窮する方が入居できないようなことがないよう求めておきます。 また、敷金に関わる定義
の明確化についてな
のですが、市営住宅という
のは住宅に困窮する低額所得者に低廉な家賃で住宅を提供することにより、市民生活
の安定と社会福祉
の増進を図るため
の住宅であり、公営住宅
の目的を踏まえると、敷金については削除すべきです。 もう一つは、修繕に関わる規定についてですが、住宅を退去する場合、入居者
の責任において経年劣化による畳替えやふすま、障子
の交換など、住宅
の毀損等において入居者
の責任で原状回復する義務及び
賠償責任を条例で明確化します。 原状回復については、市営住宅は民間
の賃貸住宅に比べて低廉に設定しており、安い家賃で生活していただけるよう、経年劣化部分に関わる通常損耗は家賃に反映されていないということから、退去
の際、通常損耗
の修繕費用も借主である入居者
の負担とするという
のが市
の見解です。 2017年に改正された民法では、自然な劣化
の修繕費は貸主
の負担と明文化されて、国土交通省が賃貸住宅標準契約書を改定いたしました。民間では求めない負担を市営住宅で求めるという
のは道理が立ちません。 例えば、広瀬団地に入居する場合、風呂釜、浴槽が設置されていませんので、多額
の入居費用が必要となります。また、退去する場合は、風呂釜、浴槽も入居者
の負担で撤去し、30万円ほど
の多額な費用が必要となります。 所得が少ないために入居し、介護施設へ
の入所や病気や死亡などやむを得ない事情で退去することが多い中で、退去時
の通常
の損耗、修繕費用については市
の負担とするなど、修繕範囲を見直し、費用を少しでも低くできるようにすべきと考えます。 以上
の理由から、本議案に対しては反対し、討論といたします。
○議長(
小倉治夫君) ほかにございませんか。 (発言する者なし)
○議長(
小倉治夫君) なければ、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 初めに、第2号議案 東金市森林環境譲与税基金条例
の制定について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君)
起立全員であります。 よって、第2号議案は原案どおり可決されました。 次に、第6号議案 東金市ガス事業
の設置及び
管理条例
の一部を改正する条例
の制定について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君)
起立全員であります。 よって、第6号議案は原案どおり可決されました。 次に、第8号議案 東金市営住宅設置
管理条例
の一部を改正する条例
の制定について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第8号議案は原案どおり可決されました。 次に、第13号議案 令和元
年度東金市下水道事業特別会計補正予算(第4号)について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第13号議案は原案どおり可決されました。 次に、第22号議案 市道路線
の認定及び一部廃止について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君)
起立全員であります。 よって、第22号議案は原案どおり可決されました。 日程第4、予算審査特別
委員会
委員長
の報告でありますが、令和2年度各会計予算議案
の審査に当たられた予算審査特別
委員会
委員長
の報告を求めます。 上野
委員長。 [予算審査特別
委員長
上野高志君 登壇]
◆予算審査特別
委員長(
上野高志君) ただいま議長
のご指名を頂きましたので、令和2
年度東金市各会計予算審査特別
委員会
の審査
の結果について、ご報告申し上げます。 当
委員会は、第14号議案から第21号議案まで
の予算議案を審議するため、去る3月9日、10日、11日
の3日間、第1
委員会室において開催いたしました。 審査
の結果でございますが、第14号議案 令和2
年度東金市
一般会計予算については、3月9日及び10日
の2日間審査した結果、賛成少数により否決すべきものと決しました。 この結果を受け、本日、当局より第14号議案
の訂正について
の申出があり、訂正につき本会議で承認されたことから、午前10時57分より、第1
委員会室において、再度予算審査特別
委員会を開会いたしました。 訂正後
の第14号議案につきましては、再審査を行い、採決した結果、賛成多数により可決すべきものと決しました。 第15号議案から第21号議案については、3月11日に審査を行い、各議案とも賛成多数により原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で、令和2年度各会計予算審査特別
委員会に付託されました議案8件
の報告を終わります。
○議長(
小倉治夫君) 予算審査特別
委員会
委員長
の報告を終わります。 ここで休憩します。 午前11時54分 休憩 午後零時59分 再開
○議長(
小倉治夫君) 再開します。 ただいま
の委員長報告に対し、質疑を許します。 ございませんか。 (発言する者なし)
○議長(
小倉治夫君) なければ質疑を終結し、討論を許します。 ございませんか。 前田議員。 [13番 前田京子君 登壇]
◆13番(前田京子君) それでは、議長
の許可を得ましたので、日本共産党市議団を代表いたしまして、第14号議案から第20号議案に対し
委員長報告では
原案可決でしたが、
委員長報告に反対して、一括して主な理由について述べさせていただきます。 まず、新年度予算は一部修正されましたが、一般会計では前年度対比で6億円
の増額で189億9,000万円ということです。 新年度予算編成
の考え方として述べられたことは、国
の子育て政策、幼児教育
の無償化や高齢化社会へ
の対応により扶助費
の大幅な増額が見込まれることから、昨年同様に財政
の健全性や持続性
の維持をするために財調に頼らない予算編成ということでした。 しかし、昨年は二度
の台風とその後
の大雨により、市内でも多大な被害が発生し、災害復旧や被災者支援、災害対策に必要な予算が計上され、賛成する部分もあります。 しかし、政府は昨年10月から消費税10%増税を強行し、景気は大きく冷え込み、中小企業
の業績悪化、市民
の消費も所得も冷え込んでいる下で、市民
の暮らしに目を向けた有効な施策は示されていません。 まず、一般
のスポーツ施設
の使用料も値上げ、人間ドック助成額
の上限額も5万円から3万円に引下げ、そればかりか4月から幼稚園、小・中学校
の給食費
の値上げが予定され、2,266万円
の負担増です。また、循環バス
の運賃も、昨年から試行運行されていましたが、これについても一般
の大人
の運賃については値上げ、そして、この影響額という
のが1,300万円
の負担増です。障害者や介護が必要な方についても無料から有料化をするという大変冷たい市政です。 さらに、施政方針で市長から語られたことは、将来にツケを残さず次世代にバトンをつなぐために改革
の手を緩められないと述べられておられました。地方自治体という
のは、住民福祉
の機関として、将来、市民
の皆さんが安心して暮らせるように住民
の切実な要求に目をしっかりと向け、暮らし、福祉優先
の施策を行い充実させること。そのためには、
財政調整基金を活用すること。その上で、余剰金が発生をした場合には、
財政調整基金に積み立てるという措置がなされるべきと考えます。 それでは、主な項目について反対理由を申し上げます。 まず、災害対策についてです。新年度予算では、住宅災害対応事業費として約5,280万円が計上され、反対するものではありません。 2020年3月4日現在、罹災証明書
の発行件数は1,401件、そのうち年度内に修繕が完了した
のは83件で、1,300件を超える方にいまだ支援が行き届いていません。本市
の被災者住宅修繕緊急支援事業
の対象は、工事費用
の合計額が30万円以上と対象者
の枠が狭く、改善が必要です。被災された住宅へ、支援が十分に行き渡るようにすべきと考えます。 また、防災・減災
の取組も喫緊
の課題です。本市では、新規事業として災害情報伝達
の手段として、固定電話へ
の架電サービス
の予算が計上されています。このことについては、反対ではありません。 しかし、停電時には使用ができなくなります。昨年
の台風では、多く
の市民が、防災無線が聞こえなかったと訴えておられました。住民に情報を正確に伝えるため
の安価な防災ラジオ
の支給など、あらゆる手段を講じるべきと考え、本予算は不十分だと指摘しておきます。 次に、会計年度任用職員ですが、新年度から始まり、人件費で5.8%
の増率です。本市では、会計年度任用職員制度により約6割
の非正規職員には期末手当が支給されます。しかし、約4割
の職員は期末手当が支給されません。この間、期末手当や退職手当
の支給
の対象にならないよう勤務日数や勤務時間
の切り縮めが起こっている
のではないかと大変危惧いたします。また、非正規職員
の大半は女性です。女性も自立できる雇用
の質
の向上と会計年度任用職員
の待遇改善、正規職員を増やすため
の財源確保が必要です。 次に、子育て施策についてです。少子・高齢化
の進展
の中で、子育て支援施策
の充実が必要だということは、市長はじめ当局
の皆さんや議員を含めて、全て
の方々が一致する問題だと思います。しかし、子供
の医療費、通院
の医療費助成は、いまだ中学生
のままです。お隣、九十九里町では、この8月から通院・入院共に高校生まで拡充されると聞いております。早急に、高校生まで
の通院助成
の拡充を求めます。 また、先ほども申し上げましたが、幼稚園、小・中学校
の給食費
の値上げです。食材費
の負担や市として
の負担や、今無償化も広がっていますので、こういった取組をして子育て支援策に重点を置くべきだと考えています。全国的に、学校給食
の無償化という
のは県内で七つ
の自治体が行われています。給食
の無償化という
のは、子育て世代を経済的に支援し、子育てしやすい自治体となることで転入が増え、地域
の少子化が改善されると言われています。こういった点から、子育て支援については不十分だと考えます。 次に、教育予算についてです。 子供
の貧困率は13.9%、約7人に1人と高い水準で生活が困難な家庭が増えている中で、就学援助制度は保護者
の教育費
の負担軽減として重要な制度です。全国平均
の認定率は15.3%ですが、本市
の小学校
の受給率は平成26年度から下がり続け8.4%、中学校では10.8%と、いずれも全国平均
の認定率を下回っています。世田谷区では、学校を通じて申請書を全世帯に配布したことで申請書が多く提出されています。制度
の拡充とともに、必要とする家庭が利用しやすい制度としていくことが必要です。 また、小学校特別教室と幼稚園遊戯室
のエアコン設置については、新年度予算計上されていません。予算
委員会でも、東金中学校体育館
の床
の修繕について意見がありましたが、未来ある子供たち
の学習環境
の改善は喫緊
の課題であり、財調
の取崩しや公債費で
の対応が必要と考えます。 次に、交通施策についてです。 高齢化に伴って、誰でもいつでもどこへでも行ける交通権が保障されるまちにしていくことが求められます。そのためには、デマンドタクシー
の予約不成立
の解消や循環バス
の運賃
の値上げが行われていますが、こういったものは、私は撤回をすべきだと思います。特に、運賃については、障害
のある方や高齢者にとってはとても切実な問題だとありますので、真摯に受け止めて撤回を求めておきます。 次に、土木費についてです。 新ごみ処理施設
の事業費について、関連予算が計上されています。新ごみ処理施設
の当初
の事業費な
のですが、平成29年12月議会で当時
の担当部長が
基本構想策定時に試算した建設費は約135億円と見込んでおると、合計で東金市
の負担分は約45億7,600万円と想定されると議会で答弁されています。しかし、先日
の説明では、当初
の事業費は概算で140億9,700万円、そして先日
の予算
委員会、建設常任
委員会で
の説明では165億7,500万円で、市
の負担額が57億8,300万円と増額しています。これから、用地
の取得
の費用も含まれておりませんので、さらに事業費が負担増となることが懸念されます。 これまで大変問題になった
のは、やはり市民
の皆さんや議会にきちんとした説明がなされてこなかったことだと思います。今後、議会そして市民
の皆さんにきちんと説明すべきだということも指摘しておきます。 次に、農林水産費、商工費についてです。 住宅リフォーム助成制度は、新年度も計上されませんでした。住宅リフォーム助成制度
の経済波及効果は市も認めておられますが、雇用や家計へ
の二次波及効果も大きいと言われています。地域経済活性化
の大きな柱
の一つとして、住宅リフォーム助成事業を復活させるべきです。 農業施策については、飼料用米
の補助金とこの増額、そして家族経営ができる農業支援ということを考えれば、本予算は不十分だと考えます。 次に、特別会計
の国民健康保険事業会計についてです。 2018年4月から、国保
の財政運営が都道府県単位となり、全国各地で保険税が引き上げられる下で、東金市においては昨年、
国民健康保険税を引き下げました。しかし、所得250万円で子供2人
の世帯で約42万円にも上る高過ぎる保険税という実態はほとんど改善をされていません。保険税が払えなければ、保険証を取り上げられて、医療そのものが奪われることになります。また、新型コロナウイルス
の感染防止
のために、保険証
の今、資格証が発行されている方へ正規
の保険証を交付することを求めます。 また、
国民健康保険税についてですが、ゼロ歳児
の子供
の均等割額が課せられていて、子供
の人数が多い世帯ほど負担が重くなる仕組みです。日本共産党市議団は、子供
の均等割
の軽減を提案してきましたが、国
の責任で行うべきと、国任せ
の姿勢です。国保
の基金残高は、昨年度末で約5億円です。
国民健康保険税の引下げと均等割
の減免を、この基金
の活用で実施をすることを求め、本予算には賛成できません。
後期高齢者医療保険事業については、2020年から2021年
の保険料が均等割で2,400円
の値上げ、所得割は0.5ポイント
の増率で、1人当たり
の保険料は年額で5,100円
の値上げになる見込みです。年金が削減をする中で、負担増には賛成ができません。 次に、介護保険事業についてです。 厚生労働省は、2021年度から第8期
介護保険制度改定に向けて、さらなる負担増と給付抑制
の議論を進めています。これまで利用者
の負担増のみならず、介護する家族
の負担も重く、介護保険が利用できない大きな要因となっています。 保険者機能強化推進交付金により、要介護認定
の引下げや介護保険から
の卒業
の強要などにつながること、また、特別養護老人
の待機者も140人ですか、増えているかと思いますが、必要な介護が受けられないという事態が懸念されます。 介護保険料についても県内で5番目に高く、次期
の介護保険計画においては基金を活用して保険料を下げること。また、生活困窮による保険料を減免されている方は現在いません。減免者がいない要因は、要綱
の規定が実態に伴っていないということです。改善が必要だと考えます。これ以上
の負担増、給付削減によって、高齢者や高齢者を支える現役世代にも痛みを押しつけることがないよう要望いたします。 次に、下水道事業ですが、新年度から農業集落排水事業会計と下水道事業会計が統合され、特別会計から企業会計へと変更されました。公営企業は独立採算が原則ですので、地方公営企業法
の財務規定
の適用がされることで、今行われている一般会計から
の繰入れも制限されていく可能性があり、賛成ができません。 次に、病院事業会計についてです。 東千葉メディカルセンター
の経営は依然厳しく、令和元年度
の損益収支は計画を大きく下回り、赤字額は13億円程度を見込んでいるということです。赤字解消に向けた道筋が見えない状況で、フルオープン
の予定である令和7年度
の黒字化
の実現は難しいという
のが東金市
の見解です。 そういう状況
の下で、千葉県から
の30億円
の資金も投入いたしましたが、今年度末時点で
の残高は14億7,000万円程度で、現状
の赤字が続けば、2年程度で資金が底をつくことも想定ができるという状況が3月議会一般質問
の中で示されました。メディカルセンターは、地域
の中核病院として県立東金病院
の後を引き継ぎ、千葉県が認可した病院です。千葉県が直接運営すべきと考え、賛成ができません。 最後になりますが、新年度予算では新型コロナウイルス
の対策
の予算が一切計上されていません。感染状況を迅速に把握し、感染
の状況によっては休業期間を固定化せず、柔軟に対応すること。また、子供たちは屋外で遊ぶこともなかなかできません。長期化に及ぶ場合は、学校開放
の検討、子供
の居場所
の確保に努めることも必要だと考えます。 また、学童では、指導員
の皆さんが12時間勤務となり、かなり
の負担が強いられています。学校と
の連携による柔軟な対応
の徹底が必要です。 また、マスクや消毒液も十分ではありません。備蓄をしているマスクについては既に提供されたと思いますが、消毒液についても3月末に入荷予定ということで聞いております。ある学童では、消毒液が3月末まで持ちこたえられるかと大変心配をされていました。 医療機関、幼稚園、保育所、学童保育、そして子供が利用する市内
の民間
の施設も含めて、マスク、消毒液等
の不足状況を把握し、提供するため
の予算を早急に確保することが必要だと考えます。 日本共産党市議団は、市民
の皆さん
の切実な要求や要望に目を向けて、福祉、教育、暮らしを支える施策を強めて、希望を持って安心して暮らせる東金市政を目指してこれからも頑張る決意を申し上げまして、討論を終わります。
○議長(
小倉治夫君) ほかにございませんか。 水口議員。 [15番 水口 剛君 登壇]
◆15番(水口剛君) それでは、議長
のお許しいただきましたので、私
のほうからまず14号議案 令和2
年度東金市
一般会計予算について、
委員長報告は可決ということでありましたが、私は反対
の立場から討論させていただきます。 反対といっても、実は異なる立場ということをいつも私は言っている
のですが、賛成しかねるという立場で発言したいと思います。 まず、今年度
の当初予算189億9,000万円、前年度比3.3%増でありますが、この主要な原資は皆さんから頂いている市税、これが75億円、40%ですから、189億9,000万円
の中で、財源は東金市
の市民
の税金で75億5,000万円
の、言わば全体予算40%をもってこの財政運営をされていることはご案内かと思います。 ただ、問題な
のは、この市民
の納税者という
のは2万9,000人に膨らむ、課税課
の皆さんにいろいろと資料を出してもらって教わりました。そして、100万円未満及び300万円以下は2万9,000人
の納税者
の中で2万5,000人、87.2%、これが一つ
の現実な
のですね。一方、300万円、700万円、1,000万円以上という
のは3,700人、12.8%。 これは、よく我々は、安倍内閣、アベノミクスについて批判的な言動、お話をさせていただきましたが、GDP、世界
の第3位を占めた国
の中で、いわゆる貧困層と一般的に言われている300万円未満が納税者2万9,000人
の中で2万5,700人という、87.2%という現実は結構重い--結構という言い方はないですね--大変厳しい状況に置かれているかと思います。しかし、東金市
の市政
の税金
の40%は、2万9,000人
の納税者が事を決めているわけですね。 問題は、この100万円未満から300万円
の方が、この5年間で1,200人、納税者が増えている。ところが300万円から700万円、中間層は5年間でマイナス23名。そしてまた、700万円から1,000万円を超える
のは70人増えている。ですから、格差という
のが肥大化し、そして厳しい層
のところがどっと増えているわけですね。 こういうふうに考えた時に、まさに東金市政は、前田議員ではない
のですが、東金市
の市民
の生活、福祉に最大なる課題があるだろうと私は思っていますので、そういう立場から幾つか具体例として予算案について申し上げたいと思います。 多少、前田議員とダブるので重ならないようにこれからお話したいと思う
のですが、一つは生活保護、予算計上は14億9,000万円予算計上しています。事務方
の見込みとして、今年度は684世帯を見込んで、14億9,000万円
の予算計上で去年から見て30世帯増やすということが提案されています。 もう一方、生活困窮支援事業が1,175万円。これも補完的な役割として、十分機能するだろうと私は思っております。しかし、先ほど申し上げた100万円未満及び200万円まででいうと、納税者2万9,000人
の中で1万3,000人、46%ですね。これはまさに、誰がどう言おうと生活保護グレーゾーン
の中に生活しているわけですね。その家族が、誰かが病気する、誰かが失業すると、明日から生活保護という状態に待ったなし、綱渡り
の生活が、実は東金市民だけでなくて、全国的にそうなわけですね。 ですから私たち、よく言う
のは、グレーゾーンを生活保護
の世帯としてどう取り込むかという捕捉率という
のがある
のですが、ヨーロッパは大体80%ですよ。日本は20%台。それほど国民
の、あるいは東金市でいう納税者
の主力である70%、80%
の方々
の目線が少し遠い
のではないかと思っております。 先ほど前田議員もおっしゃった就学援助もそうです。小学校は、2,008万円ですか、就学援助ですね。中学校は1,704万円で、先ほど言われましたけれども、全国比率は15%。東金市は残念ながら、残念ながらという言い方も不正確な
のですね。全国平均いってればいいというわけではない
のですが、しかし、先ほど言った課税
の階層別、段階層はそういうことな
のですね。まさに300万円未満が87%、2万9,000人
の納税者
の中で2万5,000人、こういう中
の子供たち
の就学援助はこれで足り得るかどうかという
のが、真剣に向き合っていかねばならないし、特に教育現場は先生方
の多忙化が社会的な課題になっています。 特に、予算
委員会でも教育
委員会
の皆さん
のお話を聞いた
のですが、図書
の司書がゼロ、用務員も地方交付税
の費目に1人1学校360万円という交付税費目がある
のですが、ここもゼロ。非常勤はいますよ。正規
の用務員はゼロ。こういうことを含めていくと、東金市
の生活向上、収入構造から、東金市政が問われる内容が見え隠れしている
のではないかと思います。 当然、議論になる
のが子供
の医療費です。鹿間市政が、一つ
の未来へ
の投資で、子供たち
の高校生まで
の医療拡大を、残念ながら通院はできなかった
のですが、入院を対象としてやった。 去年でいうと、千葉県下54市町村ありますが、市は32か、そのうち14番目、お金
の厳しい中で、ある意味でいけば決断をした一つ
の未来へ
の投資。市長はよく、ポテンシャル
の一つ
の可能性を秘めた予算もつけた
のですが、今年度そこが止まっている
のですよ。 そこで次に問題な
のは、財政をどうつくるかということになるだろうと思う
のですね。これは前任者が悪いかどうかではなくて、義務的経費は92%ですよ。市長が政策費用としてできる
のは7%、8%ですよ。前任者が、ずっとそれをやってきた、様々なことがありながら。だけど、今は前任者
の継続事業はあっても、鹿間市政
の鹿間市長が言っている改革前進、ポテンシャルな未来へ
の投資はなかなか制約されて難しい
のですね。 私なんかは一議員ですから、事務方
の苦労話は聞く機会はありながらも絶えず向き合って議論しているわけではない
のですが、私なんかが常日頃考えている
のは、不用額とか未収金とか欠損金ですね。東金市は、ちょっと私は古い資料でしか今日持ち合わせていない
のですが、平成27年度か、ちょっと正確ではありませんが、例えば不用額は5億円、未収金は7億円、不納欠損は12億円、これはかなり古いかもしれない。今、大分改善されて、直近
の話を聞いていますから10億円を切っている
のではないかと思いますが、不納欠損もそうですよ。この使い方をどうするかということも一つ。 もう一つは、再三、去年から言っている
のですが、中小企業
の融資を支援する預託金1億2,000万円、各銀行2,000万円ずつ分けて、2,000万円ずつ正確に分けているかどうかはちょっと正確ではありません。いずれにしても6銀行に1億2,000万円を預託として、そして中小
の皆さんに設備資金と運転資金をということな
のです。これはその預託ですから、1年間また元に戻る
のですよ。また1億2,000万円を銀行に預託するという仕組み。これも、私は多く
の--多くって、私は多くそんなに零細企業や中小企業
の皆さんと交流ない
のですが--聞くと、いろいろな融資は、今いろいろな金融関係、いろいろな団体があるから、それはむしろそんなに関心はないと。利息補給ということを言われます。この辺も、事務方とゆっくりこれからも私たちが勉強しなければいけない
のですが、この1億2,000万円あったら、
鹿間市長の改革前進ポテンシャルでいけば、医療費、高校生
の通院、拡大すると2,000万円ですね。できる
のですよ。 それから起債も、減災・防災
の起債は結構メニューは、政府は持っています。交通関係
の起債も政府は持っていますよね。その辺
の情報も含めて、今、鹿間市政が前任者
の20年
の様々な制約がある中で引き継いで、今日頑張っています。 そのときに、どういう財源をつくるかは、やはり議会と事務方が本当に向き合ってやらないと先細りで、私なんか社会福祉
の4団体に、今度も4団体、16万5,000円だったか、予算がついた
のは。これは、そういうことで、私が議員になってから20年間
の中で、2分の1、3分の1に圧縮されている
のですよ。だけど、東金市
の経済構造でいけば、その人たちと向き合っていかないとこの東金市
のまちづくりはなかなか難しい
のではないかということで様々に申し上げましたが、私はこの意味で予算案に反対ということと、もう一つ、今度、本当に皆さんいろいろな議論はあったと思います。 だけど、非常に感想的なことを言うと、二元代表制をこの議会で真剣に向き合わないと、今回
の単なるハーフマラソン
の予算づけというふうに新聞だけ見ると、私
のところに3件、4件、抗議がありましたよ。ハーフマラソンで否決かと、おまえは何をやっている
のだというお叱りを受けました。だけど、私が言いたい
のは、議会と市長部局
の情報交換が非常に欠けていたことが、市民から新聞を見れば、何だハーフマラソンで全員が否決かとなりかねないわけですね。本当に議会が、市長部局が今
の東金市政について情報交換、情報
の共有がなければ、今回
の問題もまた起こるだろうと思っております。 余計な話ですが、それをもって私は反対ということで、一つ申し上げたいと思います。 ただ、もう時間がないので、15号議案 国保事業特別会計について、これも
委員長報告は可決な
のですが、私は反対です。 という
のは、今度、予算でも分かるように、前年度
の医療給付、保険給付は4億円圧縮されて39億円。
国民健康保険で、医療費
の保険給付を圧縮するという
のは大変なことだと思います。これは、保健師
の特定健診
の健診率が千葉県は全国を超えている実績
の中であるだろうと思うし、あるいは個別疾病
の介入を保健師がやって、改善に向かっている事柄が保険給付、昨年度から見て4億円
の圧縮というふうに現れている一つ
の成果だと思います。 ところが他方、
国民健康保険の不納欠損は、たしか私
のメモで2億5,000万円と書いていたかと思う
のですが、これはやはり大きな額だと思う
のですね。払えなくて、民法上、5年間で不納欠損処理される
のですよ。こういうことがあるということは、払えない第1号被保険者がいる。その生活基盤は100万円未満
の方、及び200万円
の方が70%を超える生活向上
の多く
の国民健康被保険者だと考えたときに、この保険税は限界に来ていると言わざるを得ないだろうと思っておりますので、事務方
の努力は是としながら、
国民健康保険そのもの
の制度、仕組みについて、在り方について、やはり見直す時期が来ている
のではないかと思っております。 第16号議案、これは時間がありませんから省きます。反対
の立場ですが、一つだけ言うと、私ももう古希を超えた
のですが、75歳になると高齢者はどうなるかというと、みんな
国民健康保険は世帯で保険料を払っていますね。75歳になると、今度は一人一人な
のだよ、おじいちゃんおばあちゃんは。一人一人から保険税が、しかも天引き、年間18万円あったら天引き。それに加えて、介護保険も天引き。しかも、私
の段階ですから、75歳という人口が増えれば、保険料が上がる仕組みになっている
のですね。そういう後期高齢者
の保険制度
の在り方、予算について反対をしたいと思います。 時間が限られたので、最後、病院会計だけお話ししたいと思います。 病院会計も、
委員会
委員長
の報告は可決でありますが、私は反対であります。 医療
の在り方、医療
の機関
の存在感は誰しもが認めることでありますが、結論だけ言うと、今度
の予算案もそうですが、千葉県
の交付金85億6,000万円。東金市
の分担は、正確ではありませんが、東金市
の九十九里町と合わせた26億6,000万円、これはフルオープンまでに何とかという、令和7年ですね。事務方
の資料を見ると、中期計画、3期計画
の3年、4年まではもちます。あと2年間。4年から、4、5、6、7、ゼロな
のです。そこはあれですよ。事務方は一生懸命に整理してこの案を作っていますが、既にあと2年間は大丈夫という話だけれども、分かりません。開院6年間、毎年10億円赤字ですから、そういう非常にリスク
の高い病院だということをも含めて、この予算案について反対であります。 時間となりましたので、私
のほうから反対意見を終わります。 ありがとうございました。
○議長(
小倉治夫君) ほかにございませんか。 (発言する者なし)
○議長(
小倉治夫君) なければ討論を終結いたします。 これより採決いたします。 初めに、第14号議案 令和2
年度東金市
一般会計予算について、訂正後
の委員長報告は可決でありました。
委員長報告
のとおり、可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第14号議案は可決されました。 次に、第15号議案 令和2
年度東金市
国民健康保険事業特別会計予算について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第15号議案は原案どおり可決されました。 次に、第16号議案 令和2
年度東金市後期高齢者医療特別会計予算について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第16号議案は原案どおり可決されました。 次に、第17号議案 令和2
年度東金市介護保険事業特別会計予算について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第17号議案は原案どおり可決されました。 次に、第18号議案 令和2
年度東金市介護予防支援事業特別会計予算について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第18号議案は原案どおり可決されました。 次に、第19号議案 令和2
年度東金市病院事業特別会計予算について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第19号議案は原案どおり可決されました。 次に、第20号議案 令和2
年度東金市下水道事業会計予算について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君) 起立多数であります。 よって、第20号議案は原案どおり可決されました。 次に、第21号議案 令和2
年度東金市ガス事業会計予算について、
委員長報告は
原案可決でありました。
委員長報告
のとおり、
原案可決と決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君)
起立全員であります。 よって、第21号議案は原案どおり可決されました。 次に、石崎議員ほか5名より発議案第1号が提出され、これを受理いたしましたので、ご報告いたします。 なお、発議案はお手元に配付
のとおりであります。 発議案を配付してありますが、配付漏れはございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小倉治夫君) 配付漏れなしと認めます。 直ちに提出議員
の説明を求めます。 石崎議員。 [21番 石崎公一君 登壇]
◆21番(石崎公一君) 発議案第1号 東金市議会議員定数条例
の一部を改正する条例
の制定について、提案理由
のご説明を申し上げます。 現在、少子・高齢化による人口減少が進展する中で、地方自治体
の財政難とも相まって、議員定数を削減する自治体が増加傾向にあると認識しているところであります。本市議会においても、議会改革特別
委員会で協議を重ね、議員定数について適正とされる明確な基準がない中で、将来人口、財政規模等
の面から議論を尽くした結果、議員定数を削減する方向で合意されました。また、削減数につきましては、本市
の将来
の人口減少を見越して4人削減する決定となりました。 本市議会議員
選挙を来年3月に控え、この時期に議員定数を決定し、市民に周知していくことは、現市議会
の発展及び活性化に非常に重要なことと認識しております。 つきましては、
委員会で
の結果を尊重し、現行
の議員定数22人を4人削減し、18人としようとするものです。 皆様
のご理解、ご賛同を心からお願い申し上げまして、提案理由
の説明といたします。
○議長(
小倉治夫君) 以上で提出議員
の説明を終わります。 この際、日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小倉治夫君) ご異議なしと認めます。 よって、発議案第1号を議題といたします。 それでは、発議案第1号について、質疑を許します。 ございませんか。 渡辺議員。
◆20番(渡辺直樹君) 定数削減
の議会改革特別
委員会で、いろいろ議論していると思いますけれども、4人削減という点がございましたが、ほかにどのような意見があった
のかちょっとお聞きします。
○議長(
小倉治夫君) 石崎議員。
◆21番(石崎公一君) 2人削減、4人削減
の2案が最終的に残りまして、採決
の結果、4人削減案で決定しました。
○議長(
小倉治夫君) 渡辺議員。
◆20番(渡辺直樹君) それでは、この賛成した
委員の中に、署名
の中に公明党議員が3名おりますが、私
の認識する中で公明党議員には定年制という
のがございますけれども、この中でこの
委員に聞きますけれども、そういういった意見はなかった
のかお聞きします。
○議長(
小倉治夫君) 上野議員。
◆8番(
上野高志君) その話はありませんでした。 (「発議案
の人間はあったかないか、議長、休憩に入ります」と呼ぶ者あり)
○議長(
小倉治夫君) 休憩します。 午後1時45分 休憩 午後1時46分 再開
○議長(
小倉治夫君) 再開します。 では、石崎議員、お答え願います。
◆21番(石崎公一君) なかったと思います。
○議長(
小倉治夫君) ほかにございませんか。 前田議員。
◆13番(前田京子君) 先ほど、発議案
の説明
の中で、市議会
の発展に定数削減が必要だと捉えた
のですが、なぜ定数
の削減が市議会
の発展につながる
のでしょうか。 そういった議論というか、その説明をもう少しお願いしたいと思います。
○議長(
小倉治夫君) 石崎議員。
◆21番(石崎公一君) 市民
の多くからは、東金市議会近隣
の市町村その他で定数削減が多くなっております。その辺で、市民
の負託に応えて、少ない議員でも十分やっていけるかなという感覚であります。 以上です。
○議長(
小倉治夫君) 前田議員。
◆13番(前田京子君) 市民
の中で、近隣
の市・町で定数削減が多く、市民
の中で議員
の定数が多いとか、そういうような議論
のことを今おっしゃっている
のだと思いますけれども、議員が多過ぎるという声がある
のであれば、議員とか市議会
の質という
のが問われる問題な
のかなと思います。 加えて、議員に対する不信感があるからではない
のかなと思う
のですが、今必要なことは単純に議員定数を削減する
のではなくて、市民
の不信感を取り除くため
の議会改革が必要だと思いますが、そういった質的な向上というような議論という
のはなかったでしょうか。
○議長(
小倉治夫君) 石崎議員。
◆21番(石崎公一君) 多く
の市民に議会
の内容を知らしめるということがあってもいい
のかなという、地区懇談会等を積極的にやっていったほうがいいではないかという、そういう意見もありました。 以上です。
○議長(
小倉治夫君) 前田議員。
◆13番(前田京子君) そうしますと、では、その議会改革
の中で具体的にこれから地区懇談会等を開いて、多分その地区で
の議会報告会というような具体的な今議論というか、結果という
のは出ている
のでしょうか、お伺いします。
○議長(
小倉治夫君) 石崎議員。
◆21番(石崎公一君) そういう結果は出ておりません。
○議長(
小倉治夫君) ほかにございませんか。 なければ、発議案第1号について質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 発議案第1号については、
会議規則第36条第3項
の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
小倉治夫君) ご異議なしと認め、
委員会付託は省略することに決しました。 それでは、発議案第1号について討論を許します。 ございませんか。 伊藤議員。 [5番
伊藤博幸君 登壇]
◆5番(
伊藤博幸君) 議長
の許可を頂きましたので、議員定数削減4人に対して、蒼政会を代表いたしまして、反対
の立場で討論を行います。 ただいま提出された発議案は、定数を22人から18人、4人削減するというものですが、私どもは決して定数を削減することに反対するものではなく、2人削減、つまり定数を22人から20人と2人削減する、この人数が妥当であるという考え
の下、反対
の討論をさせていただきたいと思います。 今、全国的に議員
の成り手不足、また人口減少や財源不足に伴い、議員定数
の在り方が何かと話題になっております。市民感情からいいますと、定数を削減するという
のは聞き応えもよく、削減をすることがまるで手柄
のような風潮があることも否めません。 今年度、本市で開催された議員研修会講師、早稲田大学マニフェスト研究所
事務局長中村健氏は議員定数に関して、議会として目指す活動を見極めた上で必要な定数を決めることが大切であると、お話がありました。 今まさに、本市が置かれているこの状況に応じた議員定数を定めることが求められています。その点を鑑みながら、まず定数2人削減
の根拠を数値的な知見から3点説明したいと思います。 まず1点目、全国
の議員定数平均値であります。全国市議会議長会による全国市議会議員
の定数
の状況において、東金市と同規模
の自治体
の議員定数
の平均値は20.9人となっています。つまり、全国的な平均値でいえば20人から21人が本市
の人口規模において妥当な議員定数であるということです。 2点目、県内
の近隣人口同規模自治体
の議員定数
の削減数であります。銚子市、令和元年、改定前19人に対して18人、1人削減。山武市、令和元年22人に対して20人、2人削減。旭市、平成30年22人に対して20人、2人削減。袖ケ浦市、平成28年24人に対して22人、2人削減。大網白里市、平成27年20人に対して18人、2人削減。 県内
の近隣人口同規模自治体
の削減数を見ても、人口減少という状況に合わせながら比較的少ない人数、2人程度削減している
のが現状であり、本市においても2人削減し、20人が妥当な数であると考えられます。 3点目、逆に、県内において議員定数を18としている自治体
の人口数であります。令和1年1月末現在、議員定数18
の県内自治体は、人口が一番多い銚子市で6万766人、続いて富里市5万164人、大網白里市4万9,311人、館山市4万6,400人、南房総市3万7,938人、いすみ市で3万7,868人、匝瑳市3万6,312人、人口が一番少ない鴨川市では3万2,853人でした。 これら
の議員定数18人
の自治体
の平均人口を調べますと、4万3,950人であります。本市と比較すると、人口が1万5,000人近く少ない自治体と同等
の議員定数になってしまいます。 本市において、果たして18人という議員数で本当に住民
の意見が議会に反映できる
のでしょうか。今回、一気に4人削減して、住民
の暮らしに身近に関われる議員がいなくなる地域が出てくる可能性があります。ますます一般
の人々
の政治離れが進んでしまう
のではないでしょうか。4人削減、18人として、本来議員になってもらいたい高い志を持った若い世代が本当に議員として参画できるでしょうか。 人口5万8,000人、面積89.12平方キロメートル、水田
の広がる農村地域、サンブスギを中心とした森林地域、駅を中心とした商業地域、様々な産業や観光資源、警察学校をはじめ大学もある。さらには、東千葉メディカルセンターにおいては、この山武長生夷隅地域医療圏
の中核的な存在でもあります。このような本市が持っている様々なポテンシャルを十分に発揮するためにも、議員一人一人が持っている立場や役割
の中で、市当局と切磋琢磨しながら東金市発展
のために活動していく、それこそが今大切な
のではないでしょうか。 今回は、定数2人
の削減をして22人から20人とする。そして、この議員定数
の削減については、今後も引き続き
の課題とし、人口減少に合わせながら検討を重ねていく、これが今本市が置かれている現状や様々なバランスを考え、一番妥当な人数であるという考えから反対
の討論とさせていただきました。 議員各位
のご理解とご賛同をお願いします。 以上です。
○議長(
小倉治夫君) ほかにございませんか。
布施議員。 [1番
布施満明君 登壇]
◆1番(
布施満明君) ただいま議長
の許可を頂きましたので、公明党市議団を代表いたしまして、東金市議会議員定数条例
の一部を改正する条例につきまして賛成
の立場から討論させていただきます。 東金市
の議員定数は、平成17年3月までは26名、それ以降、現在に至るまで22名となっております。今回
の削減案は、さらに定数を4減らし18とするものでございます。 さて、我々市議会議員
の仕事とは何か。言うまでもなく、先ほどお話がありました、市民
の多種多様な意見や要望を議会で取り上げ、この市政に反映させるということが市民福祉
の向上を目指すことにございます。 また、それぞれ直接
選挙で選出された市長と我々議員が二元代表制
の下に双方向で、政策
の提言や論議を通して、最終的には決議権を行使することにより市政
の運営を決するという大きな権限を、責任を持たされております。何名
の議員で議会を構成する
のが妥当な
のか、これについていかに高名な政治学者といえども、その答えを出すことは簡単ではないと思います。したがって、現状
の定数が妥当ではないという根拠にもなりません。また、現状
の定数が妥当であると
の根拠ともなりません。では、何をもって我々は我がまち
の議会
の議員定数をはかるべきか。 指針は、日本国憲法
の中にあると思います。日本国憲法
の第92条には、地方公共団体
の組織及び運営に関する事項は、地方自治
の本旨に基づいて、法律でこれを定めるとあります。 ここでいう地方自治
の本旨とは何でしょうか。それは、住民
の意思を反映した政治を行うこと、いわゆる民主自治と、地方公共団体が自主的に統治を行うこと、いわゆる団体自治を意味いたします。そして、この住民自治と団体自治を実現するために、第93条第1項で、地方公共団体に法律を定めることにより、その議事機関として議会を設置すると地方議会
の設置
の必要性が述べられております。 また、同2項では、地方公共団体
の長、その議会
の議員は、その地方公共団体
の住民が直接これを
選挙するという民主制
の原則に基づいております。まさに、このことが地方自治は民主主義
の学校と言われる最大
の根拠となっております。 それゆえ、議会
の議員定数については、議会制度
の自由度を高めるため、定数
の決定は各地方公共団体
の自主的な判断に完全に委ねるとし、法定上限を撤廃すべきであると
の考え
の下、平成23年、
地方自治法改正により定数
の上限が撤廃されました。 このことから、地方自治
の本旨たる住民自治、団体自治
の双方を満たすためには、多様な民意を集結しつつ社会状況、
財政状況を勘案し、最適な選択肢を示す民意
の統合も議会に課せられた重要な責務であり、権限であるとも言えます。しかしながら、百人百様
の民意を全て市政に反映させることは不可能であり、団体として
の意思決定が滞ることがあってはなりません。 以上を踏まえて、今回
の削減案を見ていきますと、まず議員が減ることにより、先ほど言っていましたが、民意が市政に反映されにくくなる
のではないかということもございます。ただ、昨今、直接市民と
の触れ合い
の中で民意をはかることはいままで以上に重要になってきておりますが、一方インターネットや各種SNSをはじめ、様々な広報媒体が普及していることも事実でございます。様々な方法で民意をはかり、また発信することも可能となってきていますし、的確な民意
の把握
のためには必須
の手段となってきているものと思われます。そういう意味からも、現在
の定数22もしくは20以上を維持しなければ、市民
の負託に応えることができないといった根拠にはなりません。 さて、国政では昨年、消費増税が実施され、全世代にわたる社会保障
の安定財源確保
の充実が図られました。一方、今年に入って、新型コロナウイルス感染症が世界規模まで拡大し、先頃WHОがパンデミックを発言する状況にまで至っております。幸い、日本では適切な対応と国民全体
の懸命な協力体制により、今
のところ大規模な感染拡大には至っておりませんが、経済面を含め全般的に大きな影響が出つつあります。今後
の景気
の動向も心配される状況になっておりますが、さらに本市における
財政状況を見ましても、
財政調整基金に復活
の兆しが見えつつあるとはいえ、度重なる台風、大雨被害など災害復旧へ
の支出もあり、引き続き健全な財政運営
のために不断
の努力も必要な状況でございます。 ところで、急速な少子・高齢化、人口減少が進む中、あらゆる業界、業種でその資質が本質的に変革しつつあると思います。業務量も増し、働き方改革
の必要性が叫ばれている昨今、Society5.0に代表される情報通信技術
の進展と社会全体
の変革などを前にして、行政面から見ても限られた職員
の中でますます複雑化、多様化する市民ニーズに対応しなければならない状況でございます。 当然
のごとく、議員定数
の適正化に対しても市民から高い関心が寄せられております。議員としても、常に考えていかなくてはならない課題である
のは間違いございません。事実、市民
の皆様から、各議員は具体的にどのような活動をしている
のかもっと知らせるべきといった厳しいご意見もいただいております。 現在
の状況を安住することなく、絶えず緊張感を持って活動することにより、我々議員
の資質向上も図られ、4年ごと
の市民
の方々から
の審判にも耐え得るものと思われます。 冒頭でも触れましたが、平成17年3月より定数26から22に減りましたが、議員が減ったからといって市民生活に支障を来した、あるいは協働
まちづくりが後退した、またはチェック機能が低下して行政
の無駄遣いが膨らんだなどといった状況にはなっていないものと思われます。こうした現実を見るとき、定数を減らしても十分市民
の負託に応える
のは可能であり、さらに、財政面からいえば、議員定数を4減らすことにより年間約3,200万円も
の削減が試算されます。この貴重な財源を、市民サービス
の向上に活用することは明確でございます。 何よりも、先に申し上げた平成23年
地方自治法改正による定数
の上限撤廃
の主旨は、定数
の決定を各地方公共団体
の自主的な判断に委ねたことからすると、その地方
の社会的、財政的な状況を総合的に勘案して、地方独自
の議員定数を決めることが地方自治
の本旨にかなうものと理解しております。 以上
のことから、定数を4減らしても、議員
の仕事、責任は十分に果たし得るものと考えると同時に、これから
の時代にふさわしい地方自治
の本旨に基づく議会を実現できるものと考えております。 一方で、地方分権化
の進展により、地方自治
の主体性と責任が一層求められる中、地方議会
の弱体化は避けなくてはなりません。議員定数削減が議員
の弱体化になってしまっては本末転倒です。議員
の数は適正か、削減が必要なのではと
の多く
の市民
の声は、裏を返せば、市民生活
の向上
のため今以上に議員は自ら考え、動き、学べと
の声であり、我々議員が緊張感を持って、不断
の努力と研さんをすることを市民
の多く
の方は求められている
のだと考えます。 このために、適切なICTツール等
の活用による議員活動、事務作業
の効率化や分かりやすい市民対話、さらに議会報告会、市民と
の意見交換会など、いわゆる議会
の見える化についても同時に積極的に進めていくことなどが必要だと考えております。 その上で、議員定数について議会が自ら身を切り改革をしていく姿勢を示すことこそ、また、それ以上に洗練された少数精鋭
の議員一人一人がより多く
の多彩な市民意見を集約し、その統合に努めることで議会
の弱体化を阻止することができる。また、この取組こそが市民から
の負託に応えるものであると考えます。 最後に、議員定数については、今後も市民
の方々
のご意見はもちろん、人口など東金市を取り巻く様々な社会状況
の変化、
財政状況の推移などを議会としてしっかり情報を把握しつつ、検討し続けていくことも大事と考えております。 以上
のことを付け加えさせていただきまして、議員各位におかれましては、新たな時代
の真に市民
の方々
のために開かれた議会になるために、今回
の議員定数4削減であるこの観点をご理解いただき、賢明なご判断を頂きますようお願い申し上げます。 以上で、賛成討論とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(
小倉治夫君) ほかにございませんか。 櫻田議員。 [11番
櫻田あや子君 登壇]
◆11番(
櫻田あや子君) それでは、議長
の許可を頂きましたので、日本共産党市議団を代表しまして、ただいま
の発議案第1号 東金市議会議員定数条例
の一部を改正する条例
の制定について、議員定数削減に反対
の立場から討論いたします。 今回
の条例改正案は、議員定数を22から4減
の18とするもので、到底認めることはできません。 地方議員は、市民と市政をつなぐ住民自治
の重要な担い手であり、議会と行政に住民
の声を届けるとともに、賛成討論
の中でもそういうお話はありましたけれども、住民、行政、市長
の行政運営を住民
の立場から監視し、チェックする重要な役割を持っています。議員
の人数が減ってしまえば、市民
の多様な意見を市政に反映することや、チェック体制が不十分になってしまいます。今回
の議員定数削減は、議員
の果たすべき重要な役割を否定するものであり、議会制民主主義
の後退を引き起こすものです。 先ほど、提案理由として人口減少を挙げられていました。人口減少は認める
のではなく、人口減少を議員そして市全体でこれを食い止める。食い止めるため
の定住・移住、そして子育て支援、これに力を入れるべきだと思います。人口減少を理由にする
のは間違っています。 そして、東金市議会改革特別
委員会
の目的として、地方分権が進展する中、二元代表制
の下、地方議会
の果たす役割は重要性を増しており、議会活動
の充実、強化を図るとともに、情報
の公開、透明性
の向上を図ることが一層求められている。東金市議会は、より一層市民
の負託に応えるため、また、市民生活
の向上と民主政治
の発展に寄与するため、これから
の本市議会
の在り方など
の調査、検討を行うことを目的に、議会改革特別
委員会を設置するとされているわけですね。 議員定数削減ありきではなく、ただいま申し上げた議会活動
の充実、強化という目的に、この議員定数削減は逆行するものでしかありません。議会改革や活性化は、議員定数減で図れるものではなく、各議員
の自覚において真摯に取り組むべき問題です。議員削減は、議員
の切捨てでしかないと私は思います。 以上
の問題を指摘し、発議案第1号へ
の反対討論といたします。
○議長(
小倉治夫君) ほかにございませんか。 清宮議員。 [12番 清宮利男君 登壇]
◆12番(清宮利男君) 発議案第1号 東金市議会議員定数条例
の一部を改正する条例
の制定について、賛成
の立場から討論させていただきます。 ご承知
のとおり、本市では、現在
財政調整基金に頼らない財政運営を行うべく、歳出
の削減を行うなど財政を立て直す途上にありますが、この過程
の中で様々な事業が縮小または廃止されるなど、市民サービス
の低下を招いております。 ただいま、櫻田議員
の反対討論
の中で、人口問題は定数削減に関係ないとか、そういうような意味合い
のそうではない話が、理由にならないというようなお言葉を頂いたところですが、私はこの人口
の減少は大変大きな問題だと捉えております。 本市
の人口については、ピーク時
の平成18年には6万1,000人を超えていたものが、令和2年3月1日現在では5万8,122人まで減少しております。本市
の、これから
の人口
の推移
の予測として、国立社会保障人口問題研究所
の推計データがありますが、この推計によれば、25年後
の2045年には人口減少がさらに進み、総人口4万5,718人、特に15歳から64歳
の生産年齢人口は3割強
の減少となる2万3,283人となることが予想されております。 人口減少、少子・高齢化は、税収
の減少をはじめ様々なマイナス
の側面をもたらしますが、本市についてもこの大きな変化に十分に対応していかなければならないと考えております。とりわけ、私たち市議会についていえば、このような未来を目
の前に、人口減少を見据えた定数
の削減という形で今こそ約15年ぶりに市議会として自ら時代に合わせ、身を削る決断をするときであると強く思うところであります。 市民から、定数減
の声も聞こえる状況を鑑み、本市議会における議員定数削減については、平成28年度に設置された議会改革検討協議会における協議
の結果、定数削減
の方向性について
の一致には至ったものの、具体的な人数等については3年前に後継
の議会改革特別
委員会に委ねられ、引き続き協議を行ってまいりました。そして、この特別
委員会で
の協議を経て、来年
の一般
選挙より4名減
の18名とすることが賛成多数により決定されました。 議員定数
の削減については、議会制民主主義による地方自治制度
の根幹に触れる重要な問題であり、定数削減についても様々な議論があることは存じておりますが、今後予想される急激な人口減少を見据え、また、現在
の本市が置かれた厳しい
財政状況等を勘案した上で、議会活動に支障を及ぼすことなく、かつ実現可能な範囲で大胆に削減できる数字として、現行定数22名から4名減
の18名体制が最もふさわしいものと確信しております。 また、私は22名
の議員がいたとしても、仮に議会中寝ていたり、ほとんど質疑も議員活動もしない
のであれば、18名
の議員
の一人一人がこれまで以上に努力し、市民
の声を集約し、議会に反映させていくことで、市民
の負託に応え、かつ本市
の健全な財政運営にも寄与することが可能であると考えます。 よって、発議案第1号 東金市議会議員定数条例
の一部を改正する条例
の制定について賛同
の意を表するものであります。 以上、議員各位
のご賛同をお願い申し上げ、賛成
の討論といたします。
○議長(
小倉治夫君) ほかにございませんか。 石田議員。 [16番 石田 明君 登壇]
◆16番(石田明君) 議長
のお許しを頂きましたので、私は発議案第1号に関し賛成
の立場で討論させていただきます。長くなると、要点が非常に見えにくくなる点がありますので、2点に絞ってまいりたいと思います。 まず、1点目はデータから見た適正な議員定数であります。先ほど某議員からは、定数
の削減が人数割
のところで出ましたけれども、私はこれはやりたくなかった
のですけれども、私
の調べたところによりますと東京都、神奈川県、茨城県、埼玉県、千葉県
の人口5万人台
の市、2019年1月現在
の人口に当たります。これを申し上げていきますと、東金市は、
布施議員からもありましたように、2005年
の3月に22人、26名から、そのとき私は立候補してここに立っているわけでありますけれども、その中で、今読み上げさせていく中では東京都福生市、羽村市、神奈川県逗子市、茨城県結城市、太田市、那珂市、坂東市、つくばみらい市、小美玉市、羽生市、幸手市、日高市、平岡市が埼玉です。千葉県によりますと、富里市、山武市も今現在、これは2011年4月
の話でございますので、今5万1,935名、恐らく5万人を割る状況にある
のかなと、他市
のことですので余分なことですけれども。東金市も、この統計でいいますと、先ほどは5万8,000ということでありましたけれども、この統計で見ますと5万9,000であります。 状況がそういう中で、平均数値を見ていきますと17.93人、これが適正であるという結果が出ております。そこで、私が東金市へもともと述べて、賛成
の中で述べていきますけれども、東金市は東京へ
の通勤、通学が可能な人口約5万8,000人
の地方都市でございますので、昨年、全国市議会議長会が公表した市議会議員定数状況
の調査から、今述べました5万人台は現状
の状況であります。その中で、この15市
の平均は17.9人、先ほど述べましたけれども議員発議
の18名は極めて近い数値と考えております。 発議案に反対される皆様
の中には、大幅な定数削減は新たに立候補を考えている方
の機会を奪う可能性や、地方分権が進んだ中、それぞれ
の市に見合った地方議会
の定数であるべきというようなご意見もお持ちでしょうが、東金市と同じような地域性と人口規模
の団体が東金市と山武市を除くと、全てが定数20名以下
の平均数18名という現状は、まさしく現在
の市民
の皆さんが望むあるべき議会
の型と考えております。 ただ、東金市は面積が非常に少ない。全国でいきますと。その中で議員定数が議論されるわけでありますけれども、私個人といたしましては、東金市
の面積から見たらやはり18人が適正かなと、豊成を申し上げれば、今某議員からは市民
の意見が当局
のほうに伝わらないという話でありましたけれども、私
の周りには4人も
の議員がおります。隣り合わせで住んでいる議員もおります。それが果たして正解な
のか、私は述べる立場にはありませんけれども、議員各位
の方々には鑑みながら、その辺
のところもご考慮願いたいと思います。 2点目でありますが、改革
の必要性とその効果でございます。 皆さんもご承知
のとおり、東金市は現在、非常に厳しい
財政状況を強いられております。そのような中、一昨年、おととし就任されました
鹿間市長は改革前進をスローガンに掲げ、職員と一丸となって様々な施策を進めており、現時点で最も力を入れている
のが財政健全化
の取組であります。残念ながら、東金市も人口
の減少が進んでいる状況において、今後一定
の行政サービス
の低下は避けられないところまできていると私は思います。 そこで、予算
委員会でもいろいろな要望が出て、削減されている予算案が、これ全部まとめていったら何十億
の金がつくられる
のか、あまりにも膨大な予算
の中
の、予算
委員会
の中
の質疑がありました。あまりにも無謀な質疑をしている
のかなと、私個人は思って聞いておりました。 そういった中で、市長と議会とは、よく言われる、二元制とは言いますけれども、よく車
の両輪に例えられますが、このような時期だからこそ市民代表である議会も当局と一体となって自ら
の改革を行い、より多く
の皆さん
のご理解を頂きながら東金市
の発展に寄与していかなければならないと考えております。 また、議会改革特別
委員会においても話がありましたが、議員定数を1人減らすことによって約800万円
の効果が出るという試算がされました。4名削減できれば、できた場合には年間3,200万円、任期
の4年間には1億2,800万円という財政が浮いてきます。そういったもろもろを考えれば、今議員各位が予算
委員会でも討論されている、議論されている還元ができると私も確信しております。 どこかに繰り入れていくべきであればと、我が豊成も循環バス
の問題、効果もしかりであります。こういった面で還元していただければ、循環バス
の無料化になる
のかなと私個人は考えております。 しかし、それが全てではありませんので、市民
の皆様に理解を得られるような財政的な見地から、報酬
の削減な
のか、それとは別
の意味において定数
の削減な
のか。お一人お一人
の考えは異なるものかもしれませんが、ただ、改革
の骨格として目に見える効果を現わすためには、私は4減が必要な
のかと考えております。 より高いハードルを求められて、私もここに、26名から24名
のところで戦って、立ち上がってきました。それを考えますと、それもありきな
のかなと思います。市民
の皆様に誇れる市議会であるためにも、私たちが変わらなければなりません。そして、今後もさらなる議会改革に向けて大いに議論を重ねていくべきであり、そういった議会人
の誇りを持った皆さんが集まっている東金市議会議員だと思っておりますので、何とぞ本提案に賛同いただきますようお願い申し上げまして、私
の賛成討論とさせていただきます。 ご清聴ありがとうございました。
○議長(
小倉治夫君) ほかにございませんか。 なければ、討論を終結いたします。 これより採決いたします。 発議案第1号 東金市議会議員定数条例
の一部を改正する条例
の制定について、原案どおり決することにご賛成
の方はご起立願います。 [
賛成者起立]
○議長(
小倉治夫君)
起立少数であります。 よって、発議案第1号は否決されました。 以上をもって、今期定例会に提案されました案件は全て議了いたしました。 これをもって、令和2年第1回東金市議会定例会を閉会いたします。 なお、次回令和2年第2回定例会は6月5日開会
の予定でございます。 午後2時28分 閉会
○議長(
小倉治夫君) 3月定例会
の閉会に当たり、市長より挨拶があります。
鹿間市長。 [市長
鹿間陸郎君 登壇]
◎市長(
鹿間陸郎君) 議長
のお許しを頂きましたので、令和2年第1回東金市議会定例会
の閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。 まず初めに、議員
の皆様方には、去る2月28日
の開会から25日間にわたり、多く
の重要案件につきまして慎重なるご審議を頂くとともに、当局から提案いたしました全22議案についてご承認を賜りましたことを厚くお礼申し上げます。 その中でも、第14号議案、令和2年度
の一般会計当初予算に関しましては、予算審査特別
委員会において皆様から頂いた様々ご意見を踏まえ、原案
の一部を訂正し、ご承認を頂いたところでございますが、今議会
の閉会時に市政
の運営方針としてご説明させていただいたとおり、現行
の第3次総合計画に掲げた各分野
の事業を総括して、市民生活
の基盤である道路等
のインフラ
の保全や、産業振興に直結する事業へ
の復活的対応を図るとともに次期総合計画、都市計画マスタープラン
の改定で定めていく
まちづくりの理念、目標を見据えて、未来へ
の投資に係る事業も盛り込み、さらには昨年
の秋
の風水害から
の復旧と復興に取り組むため
の諸経費などを含んで編成した予算でございます。 各予算
の執行に当たりましては、今議会
の一般質問、また予算
委員会、各常任
委員会などで皆様から頂いた貴重なご意見を十分に尊重し、それぞれ
の事業
の効果、有効性をしっかりと見極めながら、着実に実行していく所存でございます。 また、併せまして、私が政策的なスローガンとして掲げる改革前進
の取組を確固たるものとすべく、そして財政健全化
のたゆまぬ努力を継続することが本市
のさらなる発展
のため
の原動力となることに信念を持って臨みまして、責任を持ったマネジメントを継続してまいります。 今年
の冬は、記録的な暖冬でございました。桜
の花も、東京で観測史上最も早い開花が確認され、八鶴湖
の桜も、この連休で咲き始めたと
の様子でございまして、東金市が最も華やぐ季節となりました。 ご承知
のとおり、現在コロナウイルス
の感染予防
の観点から、世界的に出入国を規制する動き、また、行政や民間企業が主催する大規模なイベント、各種
のプロスポーツ
の試合
の中止や延期などが相次ぐなど、国全体
の活力や経済
の先行きまでが不安となるニュースが多く報道されている状況でございます。 本市におきましても、長い期間をかけて準備を進めてきたハーフマラソンを中止にするという苦渋
の決断や、小・中学校
の休校、公共施設
の休館、また、桜まつりも中止となりますが、春
の訪れとともに少しずつ明るい話題が増えることを願うとともに、一日も早く市民
の皆様が安心した日常生活を取り戻すことができるよう、行政としてできる限り
の対策を講じてまいりたいと考えておるところでございます。 迎えます令和2年度につきましては、これまでにもご説明してまいりましたとおり、新しい時代
のまちづくりの指針となります、次期総合計画と都市計画マスタープラン
の策定を行います。本市を取り巻く環境は、人口減少と少子・高齢化、地方経済
の縮小、地震や風水害といった自然災害
の脅威、そして新型コロナウイルスなど大きな難題が山積している状況でございます。 しかしながら、このようなときだからこそ、市民
の皆様、議会
の皆様、関係機関、行政がワンチームとなりまして、この大きな壁を乗り越えるため
の堅実な歩みを進めていくことが肝要だと考えております。 こうした着実な積み重ね
の成果が、市民
の皆様
の安全で安心な生活につながり、そして新たな時代
の計画が本市に関係する全て
の方々に夢と希望を与え、稼ぎ、にぎわうまちへと発展を続けられるよう、よりよい計画を市民
の皆様とともにつくり上げてまいりたいと考えております。 私も引き続き粉骨砕身
の努力を重ねてまいる所存でございますので、議員
の皆様におかれましても一層
のご指導とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、今定例会
の閉会
のご挨拶とさせていただきます。 誠にありがとうございました。
○議長(
小倉治夫君) これをもって、本日
の会議を閉じます。上記、会議
の顛末を録し、これに署名する。 東金市議会議長
小倉治夫 東金市議会副議長
上野高志 東金市議会議員
布施満明 東金市議会議員
中村美恵...