東金市議会 2019-06-05
06月05日-02号
①食物アレルギー対策の提出書類について
②除去給食
の実施について4農業行政について(1)農地
の基盤整備事業について
①事業
の内容と今後
の推進について5医療行政について(1)
東千葉メディカルセンターについて
①東千葉メディカルセンターの運営状況について
[
関連質問要旨](前嶋議員)
①経営分析に係る資料について
②MC
の慢性的な赤字体質について
②看護師養成修学資金貸付制度について
③送迎車両
の運行について21福祉行政について(1)市長
の目指す千葉県
子育て環境ナンバーワンについて
①産前産後ケア対策について
②児童館
の利用促進について
③保健師確保について
④一時保育・病児病後児保育について
⑤保育士確保について
⑥児童虐待について
⑦子育て情報発信について(蒼政会)
代表質問者
2.中村美恵
関連質問者
3.宮沢敬人
5.伊藤博幸
10.佐久間治行
22.宮山 博2医療行政について(1)
東千葉メディカルセンターについて
①平成30年度
の運営状況について
[
関連質問要旨](宮山議員)
①県から
の追加財政支援について
②産婦人科について3教育行政について(1)学力向上について
①小中学校
の教育力
の向上について
[
関連質問要旨](佐久間議員)
①学力向上プランニングシートについて
②今後
の取り組み及び数値目標について4農業行政について(1)森林対策について
①令和元年度
の計画について
[
関連質問要旨](宮沢議員)
①森林対策
の計画について
②森林対策
の現状と課題について
③今後
の森林保全について5一般行政について(1)今後
の地域振興策について
①地域振興
の取り組み方針について
②市民参加について
[
関連質問要旨](伊藤議員)
①市民活動支援について
②青少年まちづくり活動について31一般行政について(1)
自転車保険加入の促進
の取り組みについて
①自転車事故件数について
②自転車事故対策、安全教育
の取り組みについて
③市民
の自転車保険
の加入状況について
④自転車保険の必要性
の周知と
自転車保険加入促進の取り組みについて
(2)
成年後見人制度について
①成年後見人制度の周知
の取り組み、課題について
②市民後見人育成について(公明党)
個人質問者
14.佐竹真知子2福祉行政について(1)
新生児聴覚検査について
①実施状況について
②結果
の把握状況について
③受けられなかった新生児に対する対策について
(2)
ヘルプマークについて
①現状と周知について
②ストラップ型
のヘルプマークについて
(3)子育て支援について
①幼児保育・教育
の無償化
の対象者数について
②対象範囲について
③制度
の周知について3教育行政について(1)
SNSライン相談について
①現在
の相談体制及びその課題について
②相談件数について
③SNSを活用した
ライン相談開設について
(2)校務システムについて
①導入にあたり本市として
の考え方とスケジュールについて
(3)学校備品について
①整備
の状況について4環境行政について(1)食品ロスについて
①現状
の認識について
②可燃ごみ
の推移について
③今後
の取り組み目標と方向性について41一般行政について(1)病院跡地利用について
①入札経緯について
②落札業者
の概要と貸し付け単価を含めた契約条件について
③今後
の歳入について
(2)交通行政について
①交通弱者
の対応について
(3)ふるさと納税について
①返礼品
の内容について(公明党)
個人質問者
1.布施満明2都市行政について(1)公園利用について
①公園整備(
管理)
の費用負担等について3教育行政について(1)幼稚園
の夏休み期間
の試験的開設について
①幼稚園
の通年化
の目的について
②待機児童及び
潜在的待機児童の状況について
(2)教員
の働き方改革について
①小学校高学年から
の教科担任制
の導入について51福祉行政について(1)幼児教育・保育
の「無償化」について
①「無償化」
の概要について
②「無償化」
の対象施設について
③食材費
の実費徴収について
④自治体へ
の影響について
(2)
介護保険制度について
①介護予防・
日常生活支援総合事業について
②保険者機能強化推進交付金について
③介護保険料の減免について
④特別養護老人ホームの増設について(日本共産党)
個人質問者
11.櫻田あや子2一般行政について(1)平和事業について
①「非核平和都市宣言」を生かした取り組みについて
②「戦没者追悼式」について61福祉・教育行政について(1)子どもたち
の安全対策について
①保育所
の園外保育
の安全対策について
②通学路
の安全対策について(日本共産党)
個人質問者
13.前田京子2交通行政について(1)公共交通
の拡充について
①乗合いタクシー
の利便性向上について
ア.予約不成立
の改善について
イ.市外運行
の実現に向けた取り組みについて
②安心して住み続けられるため
の公共交通
の拡充について3医療行政について(1)
東千葉メディカルセンターについて
①千葉県による「
救命救急センター」
の運営について71農業行政について(1)市内農業
の現状について
①農業就労者の年齢推移について
②農業者所得の推移について
③耕作放棄地
の現状と対策について
(2)今後
の農業施策について
①国・県
の施策である農地
の集積について
②農地中間
管理機構関連事業と
経営体育成基盤整備事業について
③本市
の基盤整備
の現状と今後
の施策について(令和会)
個人質問者
19.塚瀬一夫2教育行政について(1)社会教育について
①地区公民館の現状について
②地区公民館の地区による自主運営について3環境行政について(1)
クリーンセンターについて
①移転計画と現況課題について
②今後
の事業推移について81医療行政について(1)
東千葉メディカルセンターについて
①県から
の追加支援と資金繰りについて
②県へ
の要望について
③東千葉メディカルセンター事業の一般会計へ
の影響について
(2)地域医療について
①予防、かかりつけ医、救命救急
の在り方について(社会民主党)
個人質問者
15.水口 剛2一般行政について(1)
次期総合計画について
①次期総合計画策定の考え方について
②鹿間市政は
次期総合計画ではどのような街づくりを目指す
のか
③「未来へ
の投資」個別施策について
④財政について 議事日程(第2号) 令和元年6月5日(水曜日)第1
会議録署名議員の指名第2 市政に関する
一般質問---------------------------------------本日
の会議に付した事件 議事日程
のとおり
---------------------------------------出席議員 22名 1番 布施満明 2番 中村美恵 3番 宮沢敬人 4番 前嶋靖英 5番 伊藤博幸 6番 土肥紀英 7番 坂本賀一 8番 上野高志 9番 相京邦彦10番 佐久間治行 11番 櫻田あや子 12番 清宮利男13番 前田京子 14番 佐竹真知子 15番 水口 剛16番 石田 明 17番 小倉治夫 18番 宍倉敬文19番 塚瀬一夫 20番 渡辺直樹 21番 石崎公一22番 宮山 博欠席議員 なし
---------------------------------------議案説明のため
の出席者 市長 鹿間陸郎 財政課長 関 弘文 副市長 井上一雄 社会福祉課長 緇莊裕之 教育長 飯田秀一 農政課長 神山英雄
企画政策部長 石渡淳一 建設課長 土屋和弘
医療担当部長 長尾泰正
教育総務課長 井坂 靖
企画政策部参事 鈴木 聡 総務部長 鈴木幸一 総務部参事 鴇田義弘
市民福祉部長 酒井良和
経済環境部長 青木 憲
都市建設部長 岡澤 茂 教育部長 醍醐義幸 会計
管理者
石橋浩幸---------------------------------------会議の事務職員は次
のとおり 事務局長 飛田和雄 次長 白鳥幹男 書記 林 裕一 書記
足立純一--------------------------------------- 午前9時59分 開議
○議長(小倉治夫君) おはようございます。 時節柄、暑い
のであれば、上着を自由にお取りください。 ただいま
の出席議員は22人であります。 定足数に達しております。 これより本日
の会議を開きます。 日程第1、
会議録署名議員の指名でありますが、会議規則第79条
の規定により5番伊藤議員、6番土肥議員を指名いたします。 日程第2、市政に関する一般質問を行います。 このまま休憩します。 午前10時01分 休憩 午前10時01分 再開
○議長(小倉治夫君) 再開します。 通告1番、新生みらい
の清宮議員
の代表質問を許します。 清宮議員。 [12番 清宮利男君 登壇]
◆12番(清宮利男君) 皆さん、おはようございます。 議長
の許可をいただきましたので、新生みらいを代表いたしまして一般質問をさせていただきます。 令和元年を迎え、初めて
の6月定例議会となります。東金市では昨年4月に鹿間市政が誕生し、改革前進を合い言葉に、厳しい財政状況ではありますが、財政健全化を優先しつつも、人口減少と少子・高齢化といった大きな課題を乗り越えるため、予算編成が行われました。 平成31年度
の一般会計当初予算は183億9,000万円で、前年度対比5,000万円
の減額、0.3%
の減率となり、予算
委員会や4月
の臨時議会でこの数値が取り上げられましたが、比較する平成30年度当初予算は、市長
選挙が行われたために骨格予算であったことから、本来は、肉づけ後
の予算である平成30年度6月補正後
の予算と対比することが必要ではないでしょうか。 そこで、6月補正後
の予算総額は187億円でしたので、比較いたしますと3億1,000万円
の減額、1.7%
の減率であり、今年度
の当初予算は、より大幅な削減であったことになります。 また、予算編成では、
財政調整基金を繰り入れずに、歳入に見合った歳出で
の財政運営を目指して、人件費や扶助費、公債費など
の義務的経費等を除いたこれ以外
の経費について、約3億3,000万円、率にすると21.1%
の削減目標を立て、各部署が取り組んだところです。私ども議会も25%
の削減をいたしました。 しかし、結果としては、
普通建設事業費など
の投資的経費だけでなく、維持補修費や各種団体へ
の補助金等に大きく影響を与え、事業費
のカットや事業
の廃止・休止、細かなところでは桜まつりや
YASSAフェスティバルの花火
の打ち上げはなくなりました。 このように、今年度予算は、
市民サービスの低下を招いた予算と言えます。このような予算編成に至った大きな要因は、逆算するとわかる
のですが、歳入見込みから義務的経費を除いたこれ以外
の経費は、計算式で申し上げますと、これ以外
の経費掛ける21.1%、イコール3億3,000万円となり、削減対象となる経費は16億円となります。 前年度対比で0.3%、1.7%
の減率という見方もありますが、16億円しか事業費
の削減対象にならないこと
のほうが、東金市
の厳しい財政状況をあらわしている
のではないでしょうか。 景気
の動向に左右される市税収入も決して明るい見通しでないことを考えれば、今後
の予算編成はさらに厳しい状況になると推測できます。 今年度
のように、市税や交付金
の増額や義務的経費
の減額がなければ、今後は歳出予算
のさらなる削減が必要になり、さらなる
市民サービスの低下につながります。 平成29年度
の決算では、7億円
の財政調整基金を繰り入れても、一般会計で4億3,900万円
の黒字という結果もありますので、
財政調整基金の繰り入れを視野に入れて、財政運営をソフトランディングしていただくことを要望いたしまして、通告書に従い代表質問を質問席から行います。 [12番 清宮利男君 質問席へ移動]
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 初めに、大項目、一般行政について
の中項目、(1)総合計画について
の小項目、
①次期総合計画の進捗状況について質問いたします。 一般的に計画というものは、目標を定め、その目標をどう実現するかということが計画本来
の意味であろうと思います。総務省
のデータでは、東金市
の人口は2015年から25年後
の2040年には20%減少すると推計しています。急激な人口減少、少子・高齢化は避けて通れません。 今後大きく変化することが予想される社会経済情勢
の中で、東金市
の将来像へ
の歩みを確実なものにすべく、行政と市民がともに考え、納得
のいく結論を共有する必要性から、法的義務がなくなった総合計画を定めようとしています。 昨年11月に我々市議会には、
次期総合計画スケジュール案の説明があり、ことし1月より
地区別懇談会を実施いたしました。このほかに、
総合計画策定市民会議や
若手職員プロジェクトチームの立ち上げなどが予想されていますが、進捗状況はどのように進んでいる
のか、お聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) それでは、清宮議員
のご質問にお答えさせていただきます。
次期総合計画の策定に当たりましては、幅広く市民
の意見を聴取していく必要があると認識しております。そのため、まず本年
の1月下旬から市内12カ所で各地区懇談会を実施し、3月には商工会議所、青年会議所
の方々と
の意見交換を行ってまいりました。 今後、清宮議員がおっしゃられました庁内
の若手職員プロジェクトチーム及び市民公募をいたしました
総合計画策定市民会議につきましては、6月から会議を開催し、さらなる意見交換をするとともに、
市民アンケートについても、近く
の実施に向けまして準備をしているところでございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。 進捗状況についてはわかりましたけれども、さらにSNSなどを活用して、若年層
の市民から
の意見聴取も進めていただき、幅広いニーズをもとに策定に至ると思われます。 今後、どのような過程を経て、いつごろでき上がる
のか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。
次期総合計画の策定
の進め方につきましては、まず
地区別懇談会で既にいただいたご意見や、これから
策定市民会議、若手職員
のプロジェクトチームや
市民アンケートなどでいただくご意見を取り入れまして、庁内
の策定会議で策定した案を、11月ごろをめどに再度市民
の皆様に説明させていただき、ご意見をいただきたいと考えております。 その後、そのいただいたご意見を反映し作成いたしました素案を、今年度中に
総合計画審議会へ諮問いたしましてご審議いただき、来年度
の9月議会を目標に、基本構想
の原案を議員
の皆様にお諮りしたいと考えております。 基本構想
の議決をいただきましたら、この基本構想に定めました将来像を実現するため、施策
の方向性を体系的に示す基本計画
の策定を進めまして、令和3年3月ごろに
次期総合計画として完成させたいと考えております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 次に、小項目②本市における総合計画
の位置付けについて質問いたします。
次期総合計画の策定に当たって
の基本姿勢
の中に、改革・前進
のため
の計画づくりが示されています。内容は、少子・高齢化、人口減少、厳しい財政状況など、さまざまな制約がある中でも、市民が明るく希望
の持てる東金市であるために、
財政立て直しという「改革」と、政策推進である「前進」
の両者をなし遂げる計画となるよう努めるとあります。私もこの考えには賛成です。
次期総合計画は、このようなまちづくり
の基本理念及び将来像、市
の進むべき10年間
の基本構想とこれを具体化するために策定する5年間
の基本計画に基づいて進められます。 この
次期総合計画が令和2年度中に承認されますと、翌3年度
の予算とリンクさせた実施計画が策定します。 このように縦軸
の中に、予算とリンクさせた毎年度ごと
の実施計画があるわけですから、総合計画については、人口減少や財政が厳しい中でも、総合的な将来
の展望や夢が記載されているものであり、ここは総花的でもよいと考えますが、見解をお聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 総合計画はまちづくり
の基本理念と将来像を示すとともに、その実現に向けた施策
の大綱を明らかにした基本構想と、その将来像を実現するため
の基本的な施策
の体系を示した基本計画から構成されます。 長期的な将来像を示す基本構想につきましては、清宮議員
のおっしゃるとおり、市民
の皆様が将来
の東金市に希望を持てるよう、行政
の守備範囲を幅広くカバーする総合的な展開を記載した総花的なものとなります。 その中で、現在、当市において人口減少や厳しい財政状況などさまざまな課題がございますが、市民が明るく希望
の持てる東金市を目指し、現在、財政
の立て直しをしていく「改革」と、将来へ
の投資も含めた政策を推進していく「前進」、この両者をなし遂げるため
の計画となるよう、市民
の方々
のご意見を尊重しながら計画策定を進めてまいります。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 次に、小
項目③総合計画とほか
の計画や施策
の実施について質問いたします。 総合計画につきましては、市
の進むべき方向を記したものですが、本市では各部署に所管しておりますマスタープランとして
の長期計画が数多くあります。 まず、全体
の計画数をお聞きいたしますとともに、この総数
のうち、法律で策定しなければならないと定められた計画以外
の、いわゆる東金市が独自で定めている計画書
の計画名と内容についてお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 現在、各部門で所管している計画につきましては、全体で31
の計画がございます。その中で、法律や国から
の要請などを根拠とせず、市が独自で策定しているものが4計画ございます。 まず一つ目でございますが、平成13年度から20年間
の本市
の現在
の基本構想に基づきまして、将来像を実現するため、5年間
の基本的な施策
の体系を示しました第4期基本計画。二つ目は、市民と行政が共通
の目的に向かい、協力・連携して地域
の課題解決へ
の取り組みを推進する市民と
の協働
のまちづくり計画。三つ目でございますが、東金市全域について雨水に対する総合治水対策
の基本方針を定めた第2次排水マスタープラン。最後に、遺産資源活用
のまちづくりを行うとした観光基本計画
の4計画となっております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 各部署で所管しております総計画数は31計画ということですけれども、総合計画に示された人口フレームや将来へ進むべき方向を踏まえて、施策を実現するために、この31計画は、現在
の総合計画
の中でどの段階で、どのような内容をもって施策
の実施にされる
のか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 総合計画はまちづくり
の羅針盤でございまして、本市における地域づくり
の最上位に位置づけられる計画となりますので、現在、各部門が所管している個別分野
の計画は、現総合計画を踏まえて策定しているものと考えております。
次期総合計画策定後に、総合計画と各部門が所管している個別分野
の計画で内容に著しい乖離がある場合には、計画
の見直しをするよう進めるとともに、既に事業等を実施中
のものにつきましては、適宜軌道修正を図ることに努めて、新しい総合計画と
の整合を図ってまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。 この
次期総合計画、国
のほうでは、法的義務をこれから持たなくていい、やらなくていい、つくらなくていいというような方針も示されたところです。あと基本計画、先ほどご答弁にあったとおり、これは5年間
の基本計画ですけれども、市が独自に考えてやっているもの、そういう中でありますので、この総合計画含めてですか。地区別説明会でもあった
のですけれども、一緒にお話をされているところ、そこら辺が、違和感があったところがあります。 総合計画、今まで20年だった
のを10年にしたわけではないですか。結局、10年間通したものがやはり総合計画と考える
のがいい
のかと。これ、考え方
の違いですけれども。 それとあと、一番この質問
の中で言いたかったことは、私は民間出
の議員ですので、こういう計画、民間ですと、計画を立てても、そこにはきっと利益
の追求があるもので、それに求めて届かなければ、どんどん変更していくということがあると思う
のです、特に強く。行政
の今
の計画を見ますと、どうもつくるところまでは一生懸命で、その後、それが計画と現実が乖離した場合
の対策が少し遅い
のかなということがありましたので、これを質問させていただきました。 次に、中項目(2)公共交通について
の小項目
①市内循環バスと乗合タクシー
の状況と今後について質問いたします。 昨年12月
の議員全員協議会で、持続可能な公共交通
の確保に向けて、平成31年4月より市内循環バス事業については、土曜日運行、運賃改定を試行期間1年で実施し、乗り合いタクシー事業については、午後6時まで
の運行時間を5時までとする変更案が示されました。 4月より福岡路線、豊成路線で市内循環バス
の土曜日運行、運賃改定を試行実施している中で、運行
の現状についてお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) それでは、土日運行
の実施状況についてお答えさせていただきます。 まず、福岡路線
の実施状況を利用者
の状況で申し上げます。4月
の乗車人数は93名、1日当たり
の平均利用者数は23.25名でございました。 次に、豊成路線でございますが、4月
の乗車人数は63名、1日当たり
の平均乗車人数は15.75名でございました。 なお、試行運転は、土曜日
の利用者見込み数を平日利用者数
の8割を見込み、開始したところでございますが、利用者数は見込み数に達しない結果でございました。 次に、運賃改定
の状況を行政負担率
の観点からお答え申し上げますと、運行日数
の増加により委託費が増加いたしましたが、行政
の負担率につきましては、7%ほど減少する結果となっております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。 市民ニーズと実態
の乖離が生じているということですけれども、福岡地区と豊成地区で路線バス
の廃止後、市内循環バスを運行し、その後、乗り合いタクシーを導入する際、過去
の当局答弁では、循環バス
の利用が低いため、今後は乗り合いタクシーに変えていく流れがあるという話があり、また、どちらか一つにしたいという説明がありました。 現在、二つ
の公共交通
の施策を進めていますが、事業を進めていく上で、判断基準とするものは、市民ニーズと収支
のバランスを重視すると思いますが、今後どのように進めていく
のか、お尋ねいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 本市におきましては、市民
の移動手段を確保するために、路線バスが廃止となった交通空白地域を基本として、循環バスを運行しております。 また、鉄道駅やバス停から離れている交通不便地域
の解消を図るために、乗り合いタクシーを運行しているところでございます。 その一方、公共交通
のあり方につきましては、運行コストや民間交通と
のバランス等さまざまな課題が生じており、多く
の方からご意見を頂戴しているところでございます。 今後は、次期
の東金市総合交通計画
の策定を進める中で、市民ニーズを把握して、課題を整理し、地域
の実情に即した公共交通システム
の構築に努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。 市内循環バスと乗り合いタクシーは、利用者が少ないという課題がありますので、別
の選択肢として、新たに、ということも考えてみてもいいと思いますので、お願いいたします。 乗り合いタクシー
の質問は、関連で前嶋議員から詳しくお聞きいたします。 次に、大項目、福祉行政について
の中項目(1)子育て支援について
の小項目
①子ども医療費助成制度について質問いたします。 子ども医療費助成制度は、自治体が抱えている急激な人口減少や少子・高齢化に歯どめをかける重要な制度であり、近年よく耳にする子供
の貧困に対応する制度でもあります。 通院や入院した場合
の保険診療医療費
の自己負担額や入院時
の自己負担額などが助成
の対象となります。本年度より自己負担額
の見直しや、高校生相当年齢までに拡充したということですが、その内容についてお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 本市
の新たな子ども医療費助成制度についてお答え申し上げます。 子ども医療費助成制度につきましては、まず中学生以下を対象としている現行制度
の見直しを行いました。また、高校生相当年齢
の入院に係る医療費助成制度を創設したところでございます。 最初に、中学生以下を対象としている現行制度
の見直し、これは自己負担額
の見直しでございます。本市ではこれまで、千葉県
の補助制度に基づく通院・入院について自己負担額300円に対し、本市独自
の100円上乗せ助成により、自己負担額を200円としておりました。これにつきまして、千葉県
の補助制度に合わせて、自己負担額を300円に見直すものでございます。 なお、保護者が住民税所得割非課税
の場合は、自己負担なしで、これは現行
のままでございます。 次に、高校生相当年齢
の入院に係る医療費助成でございますが、高校生相当年齢
の児童が入院をした際に、入院に係る保険適用
の医療費について、新たに助成制度を創設するものでございます。自己負担額は1日につき300円。保護者が住民税所得割非課税
の場合は自己負担はなしでございます。 なお、子ども医療費助成制度
の窓口負担額
の見直し、また、高校生相当年齢
の入院に係る医療費助成につきまして、ともに本年8月1日から開始させていただくものでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 若い世代が安心して子供を産み育てる環境整備
の充実が今
の時代は必要だと思います。 本市
の財政状況は大変厳しいと理解していますが、子ども医療費助成制度
の自己負担額
の200円から300円へ
の見直しは、子育て世帯へ
のサービス低下と考えられます。県内54自治体
の大半が、自己負担額が無料もしくは200円となっていて、多く
の自治体が対象児童
の拡大や自己負担額
の無料化へ向かっています。 また、高校生相当年齢
の入院にかかわる医療費助成についてですが、平成29年12月議会に子ども医療費助成制度
の高校生まで
の拡充を求める陳情が上程され、議会で賛成全員で採択されました。採択した内容は、高校生まで
の入院・通院まで
の助成拡大であったと認識しております。 今回
の見直しに関する理由、背景についてお尋ねいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 子ども医療費助成制度
の見直し等に関する理由、背景についてお答え申し上げます。 子ども医療費助成制度
の自己負担額
の見直しにつきましては、子育て世帯
の保護者
の方に、自己負担について1回当たり100円
の負担増をお願いするものでございまして、サービス
の低下ではないかという議員
のご指摘につきましても、真摯に受けとめるものでございます。 しかしながら、今後も本医療費助成制度を維持し、子育て世帯に対する安定した支援を継続していくため、県
の制度に合わせて見直しを行ったものでございます。 また、平成29年12月
の議会におきまして、子ども医療費助成制度
の高校生まで
の拡充を求める陳情が、入院・通院まで
の助成を求めるものであったことは、市としても理解しておりまして、この陳情が採択されたことを重く受けとめ、検討を重ねたところでございます。 調査・研究したところ、高校生相当年齢に対して、入院を初め、通院、調剤まで
の医療費を助成した場合、本市では、扶助費として2,000万円以上が見込まれること、また、そのほかシステム改修や人件費も別途必要となるところでございます。 これらを踏まえ検討した結果、陳情
の本来
の趣旨には及ばないものではございますが、まずは、保護者にとって医療費
の負担
の大きいと考えられる入院に係る医療費
の助成を行おうとするものでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 子供たちや高齢者へ
の投資は、東金市
の未来へ
の投資です。子ども医療費助成制度
の自己負担額
の引き上げについては、先ほど
の市内循環バス
の運賃値上げ
の件と同様に、制度
の前進と引きかえに、値上げという負担を伴う事業になっております。市民目線で見た場合に、市政
の改革前進とは言えない
のではないかと考えますが、市長
の考えをお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鹿間市長。
◎市長(鹿間陸郎君) お答えいたします。 子ども医療費助成制度
の自己負担額
の引き上げにつきましては、今後も子育て世帯に対する安定した支援を維持・継続していくために制度を見直すものでございます。 また、市内循環バス
の運賃値上げにつきましては、利用者へ
のサービス向上を目的に、土曜日運行を試行的に実施するため
の経費であり、持続可能なサービスを提供するため
の措置でございます。 これら
の見直しにつきましては、行政サービスをより多く
の市民
の皆様へ幅広く提供し、サービス
の向上を図ったものでございます。 なお、子ども医療費に関する助成につきましては、これまで、千葉県市長会を通じて国に対しては補助制度
の創設を、また、県に対しては補助制度
の拡充を要望しているところでございます。同様
の声は県内各市から上がっておりますことから、連携を図りながら引き続き要望してまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。 大変厳しい状況下ではございますけれども、改革前進を、本当に後退にならないように、よろしくお願いいたします。 次に、小項目②就学前児童施設
の今後
のあり方について質問いたします。 東金市
の就学前児童施設には、保育所における待機児童
の発生や、幼稚園における充足率
の低下、さらには施設
の老朽化など
の課題があるほかにも、少子化が今後どのように進む
のか、あるいは民間事業者
の進出動向など不確定要素も多い
のが現状です。 ことし4月に八坂台はぐくみ
の森保育園が開所し、約2カ月が経過したところですが、就学前児童
の状況に変化があった
のか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 就学前児童
の状況についてお答え申し上げます。 これまで本市では、定員等によって保育所に入所できない、いわゆる待機児童が毎年2名から5名ほどおりましたが、本年4月、私立保育所が開所したことにより、本年4月現在
の待機児童はゼロとなりました。 なお、この私立保育所には、小学校就学前
の子供47名が入所されておりまして、本市における保育ニーズ
の新たな受け皿になっていただいているものと認識しているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 先月
のこども
の日にちなんで、総務省統計局が発表したことし4月1日時点
の15歳未満
の子供
の数
の推計によりますと、我が国
の子供
の数は1,533万人で、昭和57年から38年連続で減少しています。 その中で、ゼロ歳から5歳
の未就学
の乳幼児
の数は581万人で、昨年度と比較して9万人
の減少となっております。 また、本市
の子供
の数を見ると、ことし5月1日時点
の住民基本台帳人口をもとに算出した中学3年生まで
の子供
の数は6,362人であり、前年度と比較して250人減少しています。この中で、ゼロ歳児から5歳児は2,403人から2,249人と154人、約6.4ポイント
の減少を示しています。 今述べたような少子化
のうねり
の中、本市
の就学前児童施設についても、市民ニーズ
の変化を初めとした諸課題が生じていると認識しているところです。 昨年度末に策定された就学前児童施設
の今後
のあり方は、中長期的な視点で幼保再編
の方針を示したものと捉えていますが、この中では、少子化によって生じる諸課題をどのように認識し、対応しようとしている
のか、どのような子育て環境を目指す
のかという策定コンセプトをあわせて説明をお願いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 市におきまして、昨年度末に策定いたしました就学前児童施設
の今後
のあり方における市が抱えている課題、また策定コンセプトについてお答え申し上げます。 就学前児童施設
の今後を検討する上で本市が抱えている課題としては、教育ニーズと保育ニーズと
の間で需給
のミスマッチが存在していること、施設
の老朽化、そして、各小学校区単位で教育と保育
の両方
のニーズに応えられていないことが挙げられます。 これら
の課題
の解決に向けて、本市における就学前児童施設
の取り組みとして、認定こども園へ
の転換や民間
の力を活用した施設
の更新を進めていこうと考えているところでございます。 この進め方としては、令和9年度まで
の10年間という時間軸と、各小学校区
の就学前児童施設、それぞれ
の方向性を示したスケジュール表を作成し、少子化
のさらなる進展や民間事業者
の動向など不確実なイベントに柔軟に対応することを前提として、このスケジュール表に沿って保育所・幼稚園ニーズ
の受け皿を確保しながら、子供たちを小学校教育へ円滑に接続する幼児教育・保育を提供することを目指してまいります。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 市が策定した東金市就学前児童施設
の今後
のあり方において、公立施設
の民間移行を掲げています。民間事業者は、経営が成り立つ場所を選ぶものであり、東金市においても、少子化が見込まれる上では、公立施設
の民間移行は喫緊
の課題と考えますが、この点について市
の見解をお聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 公立施設
の民間移行についてお答え申し上げます。 清宮議員ご指摘
のとおり、就学前児童施設
の民間移行を進める上では、その受け手となる民間事業者が本市を選んでくれることが必要であり、事業
の採算性や経営
の維持を考慮すれば、民間事業者は対象となる就学前児童が多くいるところを選ぶことは当然
のことと考えております。 このことから、本市就学前児童施設
の民間移行は、早期に取り組むべきであると認識しております。 一方では、就学前児童ファーストということで、子供たち
のことを優先で考えれば、民間事業者から提供される保育
の質も十分に留意する必要があります。さらに、市内各地区
の地域性を踏まえて、施設を利用する住民
の皆様
のご理解も必要と考えているところでございます。 このような側面も考慮しながら、本市
の目指す幼児教育・保育
の環境
の整備に即した民間事業者
の存在
の確認をすること、あるいは先進事例を参考に、民間事業者が本市を選ぶ条件を検討すること、こういったことを調べていきまして、本市就学前児童施設
の民間移行について検討を進めてまいります。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 東金市
の人口は現在6万人を割っていますが、6万人弱
の人口
の自治体で公立
の幼稚園8園、保育所5園を有する自治体は全国でもまれで、かつて教育
のまち東金と言われた時代
の名残かもしれません。 国
の方針では、保育所等を建設する場合に、民間事業者は補助金
の対象となりますが、自治体は補助金
の対象にはなりません。 平成27年度に示した計画とは異なり、民間移行に大きくかじを切ったことは、この補助金
の件が背景にあるものと思われます。 今回
の計画で
の課題は、施設
の民間移行を進める上で、受け手となる民間事業者が事業
の採算性などを考え、本市を選ぶことが必須
の条件であり、見方によっては不確実な受け身
の計画です。また、施設
の民間移行については、新設
のことしか触れていません。もちろん市中心部
の老朽施設
の更新
のためには、新設が必要と考えますが、今ある13園
の資源を活用して、公設民営による民間移行を進める考えも必要と思います。この公設民営について見解をお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 現在ある資源を活用して民間移行することについて、ということでお答え申し上げます。 東金市就学前児童施設
の今後
のあり方では、既存施設を活用した民間移行については触れていないところでございます。 このような方法が、本市が抱える課題を解決につなげることができるかどうか、これは民間
のアイデアも取り入れながら、早急に検討を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。 次に大項目、教育行政について
の中項目(1)小中学校
の適正配置について
の小項目、
①学校適正配置報告書について質問いたします。 東金市
の人口は、平成18年をピークに、その後、毎年微減ではありますが減少が続いております。市
の現状としては、少子・高齢化社会といった状況を迎えており、学校等
の教育施設だけではなく、東金市
の公共施設など
のハード面についても、人口減少、少子・高齢化に合わせ、最適化する必要があります。 静かなる有事と言われるこれら
の問題は、東金市だけでなく、どこ
の自治体でも避けて通れない課題であります。 そこで、平成29年3月に示されました東金市学校適正配置報告書は何をもとにつくることになった
のかお伺いいたしますとともに、答申
の内容をお聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 東金市学校適正配置報告書がつくられました。この大きな要因は、平成27年1月に文部科学省より、複式学級
のある学校については、速やかに統合などを検討する必要があると提言されたからでございます。 この提言を受けまして、同年12月に新しい
委員による東金市学校教育問題検討懇談会を立ち上げまして、ここに新たな適正配置
の問題について諮問し、その答申を受けたところでございます。そして、平成29年3月に東金市学校適正配置報告書が作成されたところでございます。 次に、答申内容を申し上げますと、この東金市学校適正配置報告書では、三つ
の答申を受けております。 一つ目は、学級数につきまして、小学校では1学年当たり2学級以上、中学校では1学年当たり4学級以上で、1学級当たり
の人数は上限35人から38人という内容でございました。 二つ目は、通学距離につきまして、小学校で片道おおむね4キロメートル以内、中学校で片道おおむね6キロメートル以内という内容でございました。 三つ目は、複式学級がある小学校及び今後
の児童・生徒
の減少により複式学級が見込まれる小・中学校については、学校統合等により適正規模に近づけることを速やかに検討する必要があるという、大きく三つ
の内容でございました。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 学校適正配置報告書には、小・中学校
の複式学級について言及し、統廃合などを速やかに検討する必要があると記載されていると
のことですが、市内には複式学級にならないものの、児童・生徒数が減少し、部活動や学校行事に支障を来す小・中学校があります。 また、今後校舎のみならず、給食室や体育館
の老朽化も問題となることから、総合的に適正配置について考えるべきと思いますが、教育
委員会
のお考えをお聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 教育
委員会といたしましては、東金市学校適正配置報告書
の答申に基づきまして、複式学級がある学校について、現在、統廃合など
の検討を進めておるところでございます。 議員ご指摘
のとおり、複式学級
の解消のみならず、部活動や学校行事、また、校舎
の老朽化など、総合的な観点から学校
の適正配置を考えなければならないと認識しておるところでございます。 例えば部活動につきましては、市内4中学校全体で部活動と同様な活動に取り組めるよう、地元にある地域スポーツクラブ
の活用を図ることや、さらに、4中学校による部活動
の拠点化等について検討を進めているところでございます。 また、学校施設
の老朽化につきましては、現在取り組んでおります学校施設
の長寿命化計画において、長期的な視点で検討しているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 老朽化施設
の対策としては、長寿命化計画、このごろいろいろなところでよく耳にする計画
の話ですけれども、給食室、ここに限って言いますけれども、新しい学校で、新設した場合はもちろん問題なくいい
のでしょうけれども、平成
の時代ではなくて、昭和
のレトロ感たっぷり
の給食施設、サッシでもないような施設がまだまだあると思う
のですけれども、例えば床面にしてもドライ方式ではなくて、湿式になっているとか、そういうところを長寿命計画で変えていくことができる
のでしょうか。その点についてお聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。
◎教育部長(醍醐義幸君) お答え申し上げます。 校舎や体育館につきましては、長寿命化計画
の中で進めていく必要があると考えております。ただし、ご指摘
のとおり、給食室につきましてはこれとは別
の検討が必要であると考えております。 東金市における小学校
の給食施設は、昭和50年代に建設されており、既に40年前後が経過しております。老朽化
のほうも進んでいる状況でございます。適宜補修工事や、調理設備
の交換は実施しておりますが、大規模な改修は行っておらず、現行
の学校給食衛生
管理基準に適合していない箇所も幾つか見られている状況でございます。 継続的に安全・安心な給食を提供するためにも、各小学校
の給食室につきましては、建てかえによる自校方式
の継続、または1カ所に集約するセンター方式、さらには、その整備手法などに関しまして、さまざまな立場
の方々
の意見を伺い、また、かかるコスト、こちらも比較しながら、
次期総合計画に盛り込むべく調査・研究を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 次に、小項目
②学校適正配置の進捗について質問いたします。 平成27年1月
の文部科学省から
の通知では、6学級以下
の小学校、3学級以下
の中学校については、速やかに統合等を検討する必要があると
の指針が示されました。東金市における小・中学校
の適正配置
の進捗状況をお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 東金市学校適正配置報告書に記載されておりますように、平成29年度から10年間
の推計によりますと、複式学級が存在する小・中学校は、現在、既に複式学級が存在する源小学校以外はございません。 東金市教育
委員会は、子供たちにとって、よりよい教育環境を整備するため、保護者や地域住民
の方々と共通理解を図りながら、検討を進めてまいっているところでございます。 具体的に申し上げますと、平成30年1月に立ち上げられました源地区源小学校問題協議会と東金市教育
委員会
の間で、平成20年度は133名であった児童数が今年度は37名にまで急激に減少してしまった源小学校
の今後
のあり方について、合意形成を図るため、源地区
のさまざまな方
の意向を十分に尊重しながら協議を重ねているところでございます。 これまで7回開催された協議会では、地区を対象にアンケートを実施したり、また、学区を越えて児童を募集している県内
の小学校へ
の視察をしたりしながら協議をし、多様な事柄についても話し合いを進めているところでございます。 東金市教育
委員会といたしましては、今年度
の早い時期を目途に、方向性を決めたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 次に、中項目(2)学校給食等における
食物アレルギーの対応について
の小項目①児童生徒
の食物アレルギー対策について質問いたします。
食物アレルギーは、特定
の食品を食べて、アレルギー反応が起こる場合をいいます。多くは、ゼロ歳から2歳児
の乳幼児期に発症し、卵が最も多く、牛乳、小麦、大豆が大半で、最近では小麦とピーナツ
のアレルギーが増加しているそうです。皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状が主な症状ですが、まれにアナフィラキシーショックを起こし、死亡することもあります。 本市には
食物アレルギーの症状がある児童・生徒は何人いる
のか、お聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 市内8幼稚園では16名
の園児、市内9小学校では40名
の児童、市内4中学校では10名
の生徒が対象となっております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 市民福祉部において所管する事務に係る施設において、
食物アレルギー対応が必要な子供
の人数についてお答え申し上げます。 公立保育所5施設については15名、私立保育園1施設については5名、私立
の小規模保育事業所7施設については1名、私立幼稚園及び幼保連携型認定こども園各1施設については11名、合計で32名と把握しているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。
食物アレルギーの質問は、関連で相京議員から詳しくお聞きいたします。 次に、大項目、農業行政について
の中項目(1)農業
の基盤整備事業について
の小項目①事業
の内容と今後
の推進について質問いたします。 人口減少社会を迎える今日において、農業後継者
の育成と農地
の保全はますます重要なテーマとなっており、行政
の支援
の方策も近年、さまざまな対応をとられている状況です。 とりわけ農地
の集積に関しては、近年では貸し手農家と借り手農家
の間に農地中間
管理機構を介することで、農地
の集積を進めている状況がうかがえます。 また、地区においては、利用集積
の次
の段階として、農地
の基盤整備についても実施に向けて検討している地区もあります。 基盤整備を実施する際
の手法として、農地中間
管理事業関連
の農地整備事業があり、工事費については、国・県・市が負担することで、地元負担がないという説明を受けました。 そこでお伺いいたしますが、
基盤整備事業実施に当たっては、工事に入る前にどのような事前調査が想定され、また、その際、国・県など
の補助などがある
のか、お聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木
経済環境部長。
◎
経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 現在、農業
基盤整備事業を実施する際
のハード事業につきましては、農地中間
管理機構関連農地整備事業と
経営体育成基盤整備事業がございます。どちら
の事業を実施する場合におきましても、工事に入る前に、現地調査や事業計画
の作成、営農計画
の作成、集積計画
の作成、換地計画
の作成などに係る事前調査、いわゆるソフト事業が想定されます。 なお、現況調査など
の事前調査費は、今年度、松之郷地区につきましては、県が負担すると聞いてございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君)
基盤整備事業を実施する際に、工事に入る前に、さまざまな事前調査、先ほど言われましたソフト事業が必要であるということがわかりました。 説明
のあった事前調査において、今年度、県
の負担で実施すると
のことですけれども、地元説明会で県担当者より、次年度以降は地元負担を検討していると聞きました。市としては、地元負担をどのように考えている
のか、お聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木
経済環境部長。
◎
経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 事前調査に係る費用負担につきましては、現在、市で何割負担するなど
の規定はございませんが、一定
の受益者負担は必要であると考えております。 今後、限られた財源
の中で、その他
の農業施策と
のバランスや費用対効果などを踏まえ、優先順位をつけた中で、費用負担
のあり方について検討してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 先ほど、
基盤整備事業を実施する際
のハード事業には二つ
の事業がある旨
の説明がありましたが、先日参加しました地元説明会において、農地中間
管理機構関連農地整備事業は、採択要件が少し厳しく、ハードルが高いと
の説明を受けました。 そこでお伺いいたしますが、農地中間
管理機構関連農地整備事業と
経営体育成基盤整備事業の大きな違いについてお聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 質問
の途中ですが、休憩します。 午前10時59分 休憩 午前11時10分 再開
○議長(小倉治夫君) 再開します。 答弁を求めます。 青木
経済環境部長。
◎
経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 農地中間
管理機構関連農地整備事業と
経営体育成基盤整備事業の採択要件など
の違いについてお答え申し上げます。 初めに、農地中間
管理機構関連農地整備事業でございますが、負担割合は国・県が92.5%、地元が7.5%でございます。 次に、採択要件となりますが、受益面積が10ヘクタール以上で、基盤整備完了後
の集積率が80%以上、事業実施地域
の収益率が20%以上向上することとなってございます。 一方、
経営体育成基盤整備事業でございますが、負担割合は国・県が80%、地元が20%でございます。 次に、採択要件となりますが、受益面積が20ヘクタール以上で、基盤整備完了後
の集積率が50%以上、収益率
の採択要件はございません。 以上
の中で最も採択要件が厳しく、ハードルが高いとされている
のは、農地中間
管理機構関連農地整備事業
の収益率20%以上向上を達成することと聞いてございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) ただいま説明
のあった
経営体育成基盤整備事業では、
基盤整備事業を行った場合、事業費全体
の20%が地元負担であると
のことですけれども、農地
の利用集積
の割合によっては、最大12.5%
の促進費
の補助があると聞いておりますけれども、その点についてはいかがでしょうか、お聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木
経済環境部長。
◎
経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 農地利用集積を促進するため
の支援事業といたしまして、担い手へ
の農地利用集積率及び集約化率を目標年度までに達成した実績に応じて、事業費
の最大12.5%を補助する事業がございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 農地
の基盤整備を実施するには、国・県
の補助をうまく利用しながら進めていく必要があります。何よりも市と地元が一体となった取り組みが実現
の鍵になってくると思います。
基盤整備事業の質問は、令和会、塚瀬議員が詳しくお聞きいたします。 次に、大項目、医療行政について
の中項目(1)
東千葉メディカルセンターについて
の小項目
①東千葉メディカルセンターの運営状況について質問いたします。 千葉県は、よく全国
の縮図と言われていて、東京に近い都市部
の特徴を有する地域と、太平洋に面した郡部
の特徴を有する地域が混在しています。 医療についても同じような状況が起きていて、医療機関
の偏在、人口
の密集地域・過疎地域というばらつきがあります。 医師
の地域偏在をめぐり、厚生労働省は、県内に九つある保健医療圏別
の産科医と小児科医
の医師
の充足度について、推計結果を発表いたしました。値が大きいほど医師
の充足度が高くなっており、産科医で最も高かった
のは、安房医療圏
の18.7ポイントで、私ども
の山武長生夷隅医療圏は8.1ポイントで最下位、トップ
の安房とは2.3倍
の開きがありました。 また、小児科医で最も高かった
のも、安房医療圏で154ポイントとなっており、最下位も同じく、山武長生夷隅医療圏で40.3ポイント、トップ
の安房とは3.8倍
の開きがありました。全国的に見ても、千葉県
の医師と看護師
の充足率は低い
のですが、充足率
の低い千葉県
の中でも、特に外房地域は低い値となっています。 このような状況
の中、病院
の業務運営
の礎となる第3期中期計画
の1年目が終わりました。
東千葉メディカルセンターの平成30年度
の損益収支について、どのような結果であった
のかお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君)
東千葉メディカルセンターの平成30年度
の損益収支
の状況につきましては、単年度収支は17億7,300万円
の黒字となる見込みです。また、累積赤字額につきましては39億3,000万円となる見込みでございます。これらは千葉県から
の追加財政支援30億円を含んだものでございまして、これを含めない場合
の単年度収支につきましては12億2,700万円
の赤字で、累積赤字額につきましては69億3,000万円となる見込みでございます。 なお、年度計画におきまして、
追加財政支援を想定した財源補填相当額1億1,700万円を考慮しない場合
の損益収支につきましては、9億4,800万円
の赤字と見込んでおりましたので、計画値よりも2億7,900万円程度
の下振れというような見込みとなっております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君)
東千葉メディカルセンターの平成30年度
の運営状況からは、救急搬送
の受け入れ、入院患者数、外来患者数も前年度と比べ大幅に増加となり、医療
の提供といった観点からは充実が図られ、地域における中核病院として
の位置づけが確立しつつあるものと認識しております。 一方、収支
の状況に目を移しますと、収益については増加しているものの、支出についても同様に増加していることがうかがえます。 それぞれ
の要因や背景について、どのように捉えている
のかお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 議員ご指摘
のとおり、受け入れ患者数等につきましては、前年度に比べて大きく伸びており、地域
の中核病院として
の役割を担っているものと捉えております。また、収益面におきましては、計画値を確保する一方で、費用面では計画を大きく超過しまして、想定以上
の費用を要しているという
のが実情でございます。 収益
の増加要因といたしましては、DPC
の導入、地域医療支援病院として
の承認、手術件数
の確保、施設基準に係る上位基準
の取得、計画以上
の病床
の開床といったものが主なものとして挙げられます。
東千葉メディカルセンターの医業収益
の増加を図るといった、そういった方針による収益増に向けた各種取り組み
の強化
の結果があらわれてきているものと捉えております。 一方、収益増に向けた医療
の提供体制
の確保に係る人件費等
の増加などによりまして、支出につきましても増加している状況でございます。 これにつきましては、救急等
の政策医療
の提供や、給与費対医業収益比率につきまして、開院当初と比較して改善は図られてきているものの、医療資源
の乏しいこの地域におきまして、医師・看護師等
の人材
の確保をしていくには、経費を要するといったことなどに起因しているものと捉えております。 なお、昨年から用度事務
の体制を強化しまして、診療材料や医薬品
の購入価格
の見直し、複数年契約に係る委託業務
の仕様見直しに着手しているところでありまして、職員に対するコスト意識
の浸透とあわせまして、継続して支出
の削減に取り組んでいる状況でございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 先ほど答弁
のあった平成30年度
の損益収支
の見込みやその要因によれば、千葉県から
の追加財政支援が措置されましたが、
東千葉メディカルセンターにおける赤字構造は解消されていないと考えます。
東千葉メディカルセンターの経営改善、また、その後
の安定化に向け、設立団体として今後どういった取り組みをしていく
のか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 昨年度
の3月に千葉県から措置されました
追加財政支援につきましては、その支援が直接的に
東千葉メディカルセンターにおける赤字構造
の解消といった根本的な解決にはつながっていないものと捉えております。 設立団体といたしましては、
追加財政支援に係る協議において、県へ要望、また提起させていただきました二次保健医療圏内
の財政支援も含めた連携に係る取り決め
の構築に向けた県
の主体的な取り組み、公立病院における政策医療
の提供に係る県
の新たな支援制度
の創設、
東千葉メディカルセンターの累積赤字
の取り扱いや解消に向けた手だてについてともに考えること
の3点
の実現に向けまして、
東千葉メディカルセンターの運営状況に係る県と
の情報共有はもちろん
のこと、県と
の継続的な協議等を行ってまいりたいと考えております。 それに加えまして、知事と
の意見交換会などといったあらゆる場において要望等を行ってまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) このまま赤字体質が続くようであれば、破綻は免れないものと私は考えています。
東千葉メディカルセンターについては、自由度
のある経営形態による収益
の確保を図る観点から、現行
の地方独立行政法人による経営を選択したものと認識しております。 そういった中で、収益
の拡大に向けた経営基盤
の強化、また、経費
の節減といった経営改善を図っていく上では、どこに課題がある
のかを見きわめ、それに対し柔軟かつ速やかな対応をしていく必要があると考えます。
東千葉メディカルセンターの経営面を考える
のであれば、診療科別
の収支を示すことが必要と考えますが、見解をお聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。
東千葉メディカルセンターは、三次救急医療を提供している医療機関であり、各診療科は
東千葉メディカルセンターの根幹である救急部門に派生するものでございます。また、原価計算に当たっては、病棟部門、外来部門、中央診療部門など
の診療収益が発生する部門だけではなく、医事課など
の補助部門や人事、経理、総務など
の管理部門に係る経費も計上する必要がございます。 材料費につきましては、薬剤費、診療材料費、給食材料費等に分類されますが、原価計算上は購入データや購入したものの配置等
のデータではなく、部門ごとに実際に使用されたデータ
の把握が必要となってまいります。さらには、病院全体に係る水道光熱費や委託費等
の共通コストをどの診療科に振り分ける
のかといった課題もございます。 特に医師や看護師
の人件費が支出
の大勢を占める中で、三次救急
の特性上、病棟や外来、手術室など
の部門をまたぐ動きをしている医師
の給与は、その行為にかかった時間によりまして各診療科に振り分けることが必要となります。部門間を兼務している看護師についても同様でございまして、これを各診療科に振り分けることは難しいという
のが実情でございます。 このような状況も踏まえまして、前回
の定例会における答弁
の繰り返しとなりますけれども、収支につきましては、病院全体を一つ
のパッケージとした中で整理するものと捉えているところでございます。 なお、政策医療に係る収支につきましては、収入に係る診療科別
のデータは整理がされておりますので、研究等を要するものではございますが、毎年度、国から示されます地方交付税、公営企業繰出基準に係る各種単価等を用いまして、収支
の推計値を導き出すということも一つ
の方法として想定するところでございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) 赤字体質から
の脱却に向けては、さらなる患者獲得が必要であり、外来患者についても増加傾向にあることは理解しております。しかし、患者を呼び込み過ぎますと、地域におけるほか
の医療機関
の経営
の悪化を招き、それにより地域医療
の衰退につながってしまうと思いますけれども、見解をお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 患者
の獲得は、
東千葉メディカルセンターの経営改善に向けた取り組みを進める中で対応していかなければならない、大きな課題
の一つかと認識しております。 そういった中で、限られた医療資源
の中で、それぞれ
の医療機関
の役割を分担、また明確化していくことで、地域全体で効果的に医療を提供していく、そういったことが重要であると認識しているところでございます。
東千葉メディカルセンターにつきましては、制度面におきましても、千葉県から平成30年5月に地域医療支援病院として
の承認をいただきまして、地域
のかかりつけ医と適切な役割分担と連携
の強化に努めているところでございます。 今後も、地域医療支援病院といたしまして、紹介率・逆紹介率
の向上を図るなど、関係医療機関と
のさらなる連携と信頼関係
の構築を進めてまいると
のことでございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) ことし
の10月から消費税率が引き上げられる予定でありますけれども、それに伴い材料費や委託料などに係る支出が増額となることが想定されます。 そういった中で、患者は医療費を支払う際、消費税は取られていないという認識であると思いますけれども、税率
の引き上げによる影響、またそれを踏まえた収支について、どのように捉えている
のかお尋ねいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君) お答えします。 消費税につきましては、最終的な消費者が負担するということになりますけれども、議員ご指摘
のとおり、医療費、これは医療保険
の適用があるものに限りますけれども、医療機関は患者から消費税を受け取ることはできないものとなります。 患者は国が定めました診療報酬や薬価等に基づいて、消費税という形ではない負担をしているということとなります。 このような中、
東千葉メディカルセンターを初め、各医療機関は材料費等
の購入におきましては、消費税率
の値上げ
の影響を受けることとなり、この対応といたしましては、消費税率
の値上げに際し、診療報酬や薬価等につきましても、特別な値上げ
の改定が行われることが国において決定されているところでございます。
東千葉メディカルセンターにおきましては、この改定
の内容と実績等を踏まえ、収支を見通してまいると
のことでございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 清宮議員。
◆12番(清宮利男君) ありがとうございました。 一般質問
の途中ですけれども、関連質問等ございますので、残りました質問に対しては、9月議会以降で、また質問させていただきます。ありがとうございました。
○議長(小倉治夫君) 以上で清宮議員
の代表質問を終わります。 次に、関連質問を許します。 ございませんか。 前嶋議員。
◆4番(前嶋靖英君) 乗り合いタクシーについて、その利用状況についてお伺いします。 路線バス
の本数が少ない、あるいは既存
のバス路線と競合する地区へ
の循環バス
の運行が困難な場合
の代替策として、いわゆるデマンドタクシー、乗り合いタクシー
の事業があるものと理解しておりますが、昨年度
の年間延べ利用者数、1日当たり
の利用者数、利用登録者数、年間
の運賃収入、事業へ
の市負担金総額は、それぞれどれほどだった
のでしょうか。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 平成30年度における状況でございますが、年間延べ利用者数は1万3,927人でございまして、1日当たり
の平均利用者数は約57人でございます。 次に、利用登録者数は5,156人でございまして、年間運賃収入は519万6,300円、事業に対する市
の負担金総額は2,108万9,236円でございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 前嶋議員。
◆4番(前嶋靖英君) デマンドタクシーを利用できない理由として、予約キャンセル数が相当数あると伺っていますが、昨年度
のデマンドタクシー
の予約キャンセル件数と、それとは別に、予約不成立件数はそれぞれ何件だった
のでしょうか。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 平成30年度における予約キャンセル件数でございますが、988件でございます。また、予約不成立件数につきましては609件でございました。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆4番(前嶋靖英君) 予約不成立が年間609件だったということは、予約を希望しながらも乗れなかったという方がそれだけいらっしゃるということです。費用
の問題がありますけれども、予約不成立
の解決方法としては、タクシーをもう1台ぐらいふやす必要がある
のではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 予約不成立を改善する対応といたしまして、希望する時間に予約がとれない場合でもオペレーターが別
の利用可能な時間帯をご案内することで利用につなげるなど、可能な限りご利用いただけるよう努めております。 また、平成30年8月から予約システム
の見直しをいたしまして、運行効率
の改善を図り、予約不成立を約40%減少させることができました。しかしながら、いまだに年間約600件
の予約不成立がございますので、今後は、利用者
の皆様に対しまして計画的な利用を改めてお願いするなどして、予約不成立
の改善に取り組み、快適にご利用していただけるよう努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆4番(前嶋靖英君) 予約不成立と同時に、キャンセル数が年間988件あったということで、これはちょっと驚きな
のですけれども、いわゆるキャンセルということで、どうしてもやむを得ないキャンセルというものと、それからどうも常識をわきまえない、何か承服しがたいキャンセルと、そういう場合とがあると思う
のですけれども、その数
の割合はどの程度な
のでしょうか。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 利用者
のキャンセル理由
の聞き取りは実施しておりますが、基準
の設定をしていないために、割合について明確にご答弁は申し上げることはできませんが、キャンセル理由
の大半が、体調不良や医療機関
の受診に時間を要し、予約時間に間に合わない等やむを得ない理由によるものがございます。 また、ごく一部ではございますが、事前連絡もなく、乗降場所にあらわれないなど、余り誠実ではない、不誠実なというような、そういう理由によるものもございますので、そのような場合には、家庭訪問等をいたしまして、個別指導を行わせていただきまして、ご理解とご協力を求めておるところでございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆4番(前嶋靖英君) 今
のご答弁ですと、やむを得ない理由によるキャンセルが大半であるということで、それは十分理解できる
のですけれども、常識をわきまえない、何か承服しがたいキャンセルという
のもあるということで、例えば、余りにも悪質なルール違反に対しては、1回目は注意、2回目は1週間
の使用停止とか、そういうふうなペナルティー制度があってもよい
のではないかなと思う
のですけれども、いかがでしょうか。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 キャンセル理由
の大半は、先ほども申し上げましたとおり、体調不良等
のやむを得ない事情によるものである状況ですとか、ペナルティー
の明確な基準
の設定を設けることが難しいため、今後も余り誠実でない、不誠実な理由で利用を繰り返す利用者に対する個別指導を継続いたしまして、予約不成立
の解消に向けて対応してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆4番(前嶋靖英君) 次に、
東千葉メディカルセンターの経営状況について質問したいと思います。 診療科別
の支出について、なかなか資料が出していただけない
のですけれども、例えば、病院全体における水道代であるとか電気代とかこういうものは、診療科別に振り分けることは、これは不可能だと思う
のです。ただ、物によっては、患者数に応じて比例配分するとか、そういうふうな案分
の仕方が可能なものも結構ある
のではないかなと思います。 また、材料費につきましては、一般
の会社組織あるいは官庁においてもそうだと思う
のですけれども、資材購入部分というか、
管理部門があるわけです。そうすると、どういう資材をどれだけ購入し、どの部門にどれだけ配付したかという記録が当然あるわけです。そうすると、そういう材料費に関しては、診療科別
の計算は容易ではないかと思う
のですけれども、いかがでしょうか。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 各診療科におきまして提供する医療
の内容、また、それに伴います診療報酬
の単価も異なるということでございます。また、各種経費につきましても、提供される医療
の内容により、単価や必要な量などが異なるものとなっております。 議員ご提案
の、患者数を初め、各種数値を用いて
の案分というような形で経費を振り分けるといった手法につきましては、どういった数値をどのように用いるべきか、また、実情に当てはまるものである
のかなどについて、十分な研究や検証等を要するものと捉えております。 なお、繰り返しとなりますけれども、薬剤費、診療材料費、給食材料費等から構成される材料費につきましては、原価計算上、購入データや購入したものの配置等
のデータではなく、部門ごとに実際に使用されたデータ
の把握が必要となります。 各診療科が
東千葉メディカルセンターの根幹である救急部門から派生しているものとなっている中、現場におきましては、患者へ
の医療
の提供が診療科
の枠を越えて行われておりますことから、その把握は難しいということが実情でございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆4番(前嶋靖英君) 先ほど
の清宮議員
の代表質問にもありましたけれども、患者数がふえ、医業収益も順調に増加してきておりますが、同時に医業費用も増加しております。 そういう
東千葉メディカルセンターにおける赤字構造を分析する上では、医業費用を構成する給与費、材料費、経費などといった各費目
の中身について、具体的にどのような科目がどういう要因により増加している
のかを示していただきたいと思う
のですけれども、いかがでしょうか。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 現状
の法人
の収支
の状況につきましては、費用につきましては、給与費、材料費、経費など
の分類をしておりますが、現状でお示ししていますそれ以上
の細かな分類による整理に至っていないという
のが実情でございます。 しかしながら、設立団体といたしましても、材料費や経費といった項目をさらに細分化してお示ししていくことにつきましては、経営的にも、情報提供
の観点からも改善に資すると考えておりますので、具体的な方法等につきまして、法人と協議してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆4番(前嶋靖英君) 私は経理
の専門家ではない
のですけれども、経費とか材料費とか人件費という
のを合計する前
の数字、それを表示するという
のはそんな困難な問題ではないと思う
のです。
東千葉メディカルセンターの事務部門とさらに協議を進めて、より具体的な数字を出していただけるように協議してください。 次に、県から
の追加財政支援30億円により、
東千葉メディカルセンターにおける資金繰りについては、一定程度
の安定化が図られたと考えますが、平成30年度
の損益収支も依然として赤字
の状況となっており、この状況が続くようであれば、数年
のうちに
追加財政支援による資金もすぐ使い果たしてしまうという懸念があります。 このような慢性的な赤字体質を抜本的に変革しなければならないと、以前から私は考えている
のですけれども、市長はどのようなお考えでしょうか。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鹿間市長。
◎市長(鹿間陸郎君) お答えします。 平成30年度
の決算状況を見ますと、平成30年度からスタートした第3期中期計画から既に下振れが見込まれており、このまま
の状況では赤字
の拡大が避けられないことにつきましては、十分認識しております。 しかしながら、県立東金病院を引き継ぎ、救急医療など
の政策医療を行う
東千葉メディカルセンターが二次保健医療圏
の中核病院として、この地域に必要な病院であるということは、誰もが認めることと認識しております。
東千葉メディカルセンターの安定的な機能維持に向けて、
追加財政支援に係る協議において、千葉県へ要望、また、提起させていただきました3項目を実行に移していただけるよう県に対して継続的に働きかけてまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆4番(前嶋靖英君) 以上で私
の関連質問を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(小倉治夫君) ほかにございませんか。 相京議員。
◆9番(相京邦彦君) それでは、私は先ほど
の清宮議員
のご質問
の関連質問として、
食物アレルギーについて質問させていただきます。 まず、この
食物アレルギー対策に対して、東金市はマニュアルをつくって対応していると聞いておりますが、このマニュアルについて、どのようにつくられてきた
のかお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 私から、幼稚園・小学校関係についてお答えいたします。 学校給食
の食物アレルギーへ
の対応につきましては、平成20年3月に公益財団法人日本学校保健会から、学校
のアレルギー疾患に対するガイドラインが示されまして、平成25年11月には、千葉県教育
委員会から学校給食における
食物アレルギー対応
の手引きが示されました。 東金市におきましては、平成25年6月に東金市学校給食
食物アレルギー対応マニュアルを作成いたしました。それ以降、国や県
の通知などに合わせて、マニュアルも改定しております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 保育所における
食物アレルギー対応マニュアル
の作成状況についてお答え申し上げます。 厚生労働省が平成23年3月に作成した保育所におけるアレルギー対応ガイドラインを参考に、平成29年3月に
食物アレルギーマニュアルを作成しているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 相京議員。
◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 それでは、次
の段階ですが、例えば保育所に入園、あるいは小学校に入学、あるいは中学校に入学するというときに、アレルギー
の有無を確認する必要があると思いますが、その確認
の方法と、その後
の手順、実際に給食が開始されるまで
の手順についてお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 教育
委員会からは、幼稚園と小・中学校で
の対応を説明させていただきます。 翌年に幼稚園入園、小・中学校入学を控えた子供
の保護者に、
食物アレルギーに関する調査票を記入していただきます。その中で、
食物アレルギーありと記載
のあった場合には、その保護者に生活
管理指導表という用紙をお渡しし、医師
の診断とその指導表に医師から
の指導を記入していただくようお願いしておるところでございます。 その生活
管理指導表を各幼稚園、小・中学校に提出いただき、幼稚園と小学校では保護者と、中学校では保護者と生徒に、学校栄養士と養護教諭
の面談を受けていただき、給食に関する対応を確認いたします。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 保育所につきましては、内容はほぼ重なっておりますが、このアレルギー対応についてご説明させていただきます。 入所が内定した子供については、アレルギー
の有無やその程度を確認するため、まず入所前
の2月にアレルギーを持つ子供
の保護者と本市
の栄養士が面接いたします。 その際に、平成29年4月に策定した
食物アレルギーマニュアルに定めた保育所におけるアレルギー疾患生活
管理指導表、いわゆる生活
管理指導表を市から保護者に配付いたします。保護者はかかりつけ医にその生活
管理指導表
の作成を依頼して、医師が作成した生活
管理指導表を保護者は3月中旬までに保育所へ提出していただきます。 提出された生活
管理指導表
の内容を本市栄養士が確認し、それをそれぞれ子供に合わせた
食物アレルギー対応を決定し、3月末までに保育所を通じて保護者へ市
の食物アレルギーへ
の対応方法についてご説明を申し上げます。 これら
の手順を踏まえて、入所された4月から除去給食や代替食を提供いたします。 なお、除去給食や代替食は、代替献立表を本市
の栄養士が作成し、それをもとに各保育所
の調理師がアレルギー食を調理して、誤食がないように提供に努めております。さらに、代替献立表につきましては、栄養士と保育所、そして保護者
の間で情報
の共有を図っているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。
◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 アレルギー対応は大変大事なことですので、保護者
の方あるいは学校ときちんと連絡をとりながら対応していただきたいと思います。 それでは、ちょっと時間も押していますので、幾つか質問は省略させていただくところもありますけれども、よろしくお願いします。 次に生活
管理指導表、このお話が出てまいりました。これについて
の作成費用等についてお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 生活
管理指導表
の作成費用についてお答え申し上げます。 医師により作成される生活
管理指導表は、保険外
の扱いでございますので、医療機関により設定された文書作成料がかかっているところでございます。 その額は医療機関によって異なりまして、近隣
の医療機関に聞き取りをいたしましたところ、消費税抜きで500円から3,000円程度と幅があるところでございまして、無償としているところもあるようでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。
◆9番(相京邦彦君) 今ご答弁
の中で、一番安いところだと500円、あるいは無償というところもあるようですけれども、3,000円程度、3,000円プラス消費税と理解していますが、かかるということはわかりました。 先ほど清宮議員
の質問
の中で、東金市でアレルギー体質
の方、アレルギー
の対応する子供たちが何人ぐらいかという
のは、100名弱ぐらいかなと聞いております。 そういう意味においては、仮に3,000円としたときに、30万円から50万円以内で何とか対応できる
のではないかなと思っています。 これらについて、ちょうど年度
のかわる時期でもありますし、保護者
の方も入り用
の多い、お金が必要な時期でもありますので、私は市
の負担にできないだろうかと思っておる
のですけれども、これについてどのようにお考えかお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) 医師
の診断及び指示を示す学校生活
管理指導表につきましては、幼稚園
の園児及び小・中学校
の児童・生徒に対しまして、安心・安全な教育を提供するために必要なものであり、
食物アレルギーに関する情報
の提供では、保護者
の方
のご負担によるものと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 生活
管理指導表
の作成に係る市
の負担、保育所につきまして
のお答え申し上げます。 厚生労働省が策定した保育所におけるアレルギー対応ガイドラインでは、保育所における基本的アレルギー対応
の基本原則として、保育所はアレルギー疾患を有する子供
の保育に当たっては、医師
の診断及び指示に基づいて行う必要があるとされているところでございます。 このように、医師
の診断及び指示を示す生活
管理指導表は、保育所において子供に安心・安全な保育を提供するために必要なものであり、
食物アレルギーに関する情報
の提供までは保護者
の方にご負担をいただこうと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。
◆9番(相京邦彦君) ありがとうございます。 どちら
の教育
委員会と市民福祉部
のご答弁でも、保護者
の方にご負担ということであります。これは今財政的に厳しいときでもありますので、ぜひご検討
の一つに入れておいていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思っています。 それでは、次
の質問に入らせていただきます。 学校では、アレルギーを持っている子と持っていない子、あるいは自分でお弁当を持ってきて食べる子、そういう方がいろいろおられると思います。学校等ではいろいろ食べるとき
の注意をきちんとやっているかと思っておりますので、これについてはご答弁も一応いただいておりますけれども、きちんと対応しているということで了解いたしました。 では、次
の質問に入らせていただきますが、除去給食というものがあります。これは松戸市とか市川市が実施している3大アレルゲン、卵であるとか乳だとか小麦、これを除いた給食
の提供を東金市で導入することはできないだろうかどうかということでお伺いいたします。 実際、県内でも幾つか
の市で対応しているところがあるわけですけれども、東金市は現在しておりません。これについて検討することをされている
のかどうか、その辺、あるいは実施できる
のかどうか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。
◎教育部長(醍醐義幸君) ご答弁申し上げます。 東金市におきましては、自校給食であるため、専門
の調理員
の配置や、専門
の調理スペースと器具が整っておりませんことから、対応が困難であるため、除去給食や代替食
の調理は行えない状況となっておるところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 保育所
の対応についてお答え申し上げます。 議員
のおっしゃるところは、恐らくなかよし給食と言われているものでございますが、これは卵、乳製品、小麦
の3大アレルギーを除いた除去給食を、子供たち全員に提供するものとして認識しているところでございます。 本市では、
食物アレルギーを持つ子供に対して除去給食
の提供を実施しているところでございます。 保育所
の給食は、もともと使用できる食材が限られているために、さらにこれを制限してしまいますと、献立
の幅が狭まってしまって、単調な給食となってしまうことが考えられます。 また、食育
の観点からは、多様な食材や調理
の組み合わせを、食経験として食べていただこうという思いもあります。 しかしながら、アレルギー児は年々増加傾向にあり、原因食物も多様化していること、保育所におけるアレルギー対応も複雑化している
のが現状でございます。 いずれにいたしましても、子供たち
の安心・安全な給食提供に向けて研究に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。
◆9番(相京邦彦君) 研究をぜひやっていただきたいと思います。 それから、私
の調べたところでは、代替
のものを使っても、給食費、材料費はそんなに大きな差がないということで、例えば調理をされる方たちについても、やはり楽とは言いませんけれども、つくりやすい、あるいは対応しやすいことになる
のではないかなと思いますので、ぜひ研究はこれからも進めていっていただきたいと思っています。 それでは、次
の質問です。 保育所及び幼稚園、小・中学校において、アレルギー対応
のお弁当を持参している子供がいらっしゃいます。 その子たち
の学校へ持ってきたお弁当等について、保管については学校で、冷蔵庫で保管するとか、いろいろあるようですけれども、専用
の冷蔵庫がある
のかどうか。それから冬等においては、大変お弁当も冷たくなってきているかと思いますので、このため
の電子レンジ等は備えてある
のかどうか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。
◎教育部長(醍醐義幸君) お答え申し上げます。 弁当
の保管というご質問でございます。 幼稚園につきましては、全て
の園に弁当保管用
の専用冷蔵庫が設置されております。 小・中学校につきましては、専用冷蔵庫がないため、家庭で保冷剤を入れて、教室で保管することにしておりますが、気温や湿度
の状況によりまして、保健室や職員室
の冷蔵庫を使用している状況でございます。 電子レンジにつきましては、幼稚園、小・中学校ともに設置はされておりません。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 保育所における保管用
の専用冷蔵庫や電子レンジ等
の設置についてお答え申し上げます。 除去食や代替食で
の提供が困難な児童につきましては、持参いただいたお弁当を職員室
の冷蔵庫で保管し、提供時は電子レンジを使い温めて提供しているところでございます。 現在、弁当を持参している人数は、各保育所で最大2名となっておりまして、専用
の冷蔵庫等
の配置はしておりませんが、誤配付には十分留意し、2名以上
の職員で配膳
の確認を行い、配膳を終えたらさらに除去食確認表へサインをするなど、一連
の流れから誤食
のないように徹底しているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。
◆9番(相京邦彦君) これについては誤食とか、間違えて食べてしまう、あるいは全然気づかないでほか
の方
のものを食べてしまったというような、誤食に近いと思いますけれども、そういう不注意といいますか、そういうことも危険性として私はあると思う
のです。 ですから、これについては冷蔵庫、どのぐらい
の大きいものがあるかわかりませんけれども、持ってきた子供たち
のお弁当を分けられるようなことも、きちんと先生方も認識して、対応していただきたいと思います。 次
の質問ですけれども、1月から行われた
地区別懇談会の中でもたしかお話が出たかなと思っている
のですが、給食室
の温度が大変暑くなることがある。時には40度近くにもなって、給食をつくってくださっている給食員
の方たちも、その暑さで、あるいは湿度
の高さで、体調を崩してしまったというようなことも聞いております。 幾ら食中毒だとかについて気をつけていったり、あるいはアレルギーに気をつけていっても、そのつくっている場所でいろいろなことが、温度が高かったりすると、食中毒
の可能性も大変出てきます。 そこで、今、小学校、ことしから普通教室にエアコンが設置されてきております。今現在は、そのかわりとして扇風機が配置されているかと思います。 今まで普通教室で使ってきた扇風機を給食室で使って、温度を下げるようなことができない
のかどうか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。
◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 小学校
の給食室に従事していただいております調理員
の方々
の体調や、また、食中毒など
の観点から、換気などによる空気
の入れかえなどについてはお願いしているところでございますが、根本的な解決には至っていないという状況でございます。 また、各小学校に配置されております扇風機、これにつきましては、エアコンが設置された後もエアコンと
の併用を予定しておるところでございますが、学級数
の減少等により、余剰
の扇風機が存在しておる場合がございます。 こちらにつきましては、職員室に設置するスペースが確保されている状況にあれば、校長
の裁量によりまして、給食室へ
の配置も可能であると、このように考えておりますので、学校
のほうにもそのように通知したいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 休憩します。 午後零時00分 休憩 午後1時00分 再開
○議長(小倉治夫君) 再開します。 再質問を許します。 相京議員。
◆9番(相京邦彦君) それでは、質問させていただきます。 これは事前
の通告がない
のですけれども、今まで
のヒアリング等を進めている中で、少し確認をしておきたいことがありますので質問します。 給食室、調理室でもいい
のですけれども、この部屋といいますか空間
の管理という
のは、多分日報あるいは日誌的なものをつくっている
のではないかと思っていますけれども、給食室や調理室
の室温についてはどのような、どのくらい
の温度あるいは湿度でいる
のか、わかれば教えてください。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。
◎教育部長(醍醐義幸君) お答え申し上げます。 給食室
の温度でございますが、学校給食衛生
管理基準
のほうにも載っておりますとおり、室温につきましては25度以下、湿度につきましては80%以下と、このように定められているところでございまして、またその記録については毎日記録をとっておくという状況でございます。 手元に持っている資料で申しわけない
のですが、一応湿度
のほうは手元に資料がございませんので、温度だけお伝えいたしますと、これは平均ではなくて、最高気温ということで、最高室内温度ということでご理解いただければありがたい
のですが、東小学校で38度、鴇嶺小学校で35.5度、城西小学校で34.5度、丘山小学校で33度、正気小学校で32度、豊成小学校で35度、福岡小学校で37.4度、源小学校で33度、日吉台小学校で34度という記録がございます。 これはあくまでも昨年度中
の最高気温でございまして、あとは温度計
の置かれている場所によっても差異が生じているものと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。
◆9番(相京邦彦君) 各学校
のを急いで調べていただいたということで、ありがとうございます。 今、教育部長が答えたマニュアルといいますか、基準といいますか。それともう一つは、大量調理施設衛生
管理マニュアルという、これもありまして、多分、現場
の方たちはこのマニュアルに基づいてされているかなと思っております。 こちらを見ますと、このマニュアルについては、同一メニューを1回300食以上、または1日750食以上を提供する調理施設に適用するとありますので、東金市内にある小学校・中学校は、全てこれに該当するとは思いませんけれども、この中にもやはり温度とか湿度が規定されております。今、教育部長さんが答えたものと基本的に同じな
のですけれども、施設は十分な換気をすること、それから調理場は湿度が80%以下であること、そして温度は25度以下に保つことが望ましいと書いてあります。 確かに、望ましいということですので、やりなさいということではないかもしれないけれども、法律的に、あるいは役所でいえば、望ましいという
のは、それにしなさいよということで間違いないと私は思っておる
のですけれども、これ
の大きな理由を考えていくと、以前は窓をあけて調理したかどうかわかりません、これが最初できたころは。これは平成29年に変えているようですので、今
の現状とほとんど合わせていると思いますけれども、以前は網戸さえあればいいですよぐらい
のことがあったかもしれませんけれども、何しろ換気もなかなかうまくいっていない。湿度がやはり当然高くなってきているというようなこともあります。 それともう一つは、これは先日私があるところで聞いた
のですけれども、野菜を加熱処理して、子供たちに給食として上げると聞いています。加熱処理したって、当然、部屋
の中でやりますので、すごく暑くなる。これを真空冷却機で冷やして、それを子供たちに提供するということな
のですけれども、やはり室内では相当温度が上がる、室温が上がるような機器を使っているわけですので、これについてきちんと考えなければいけないと思う
のです。 栄養士とか調理師、あるいは作業をされている方たちが、子供たちにとって本当に安全で、給食を提供できるように努力をしていても、やはりその方たち
の環境もきちんとやらなければいけないと私は思っています。 そういう意味では、再度お聞きしたい
のですけれども、教育
委員会としては、どのようにこれら
の室温が上がる
のを抑えるという努力をやっているかとか、あるいは指示をどのようなものを出している
のか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。
◎教育部長(醍醐義幸君) 給食室
の環境ということでございますが、一応、議員もおっしゃるとおり、換気
の推奨、また先ほど答弁申し上げたとおり、扇風機による空気
の循環、こちらを推奨してまいりたいと考えておりますが、今
のところ、先ほど清宮議員
のところでも答弁させていただいた
のですが、今後
の整備、給食室
の整備、この中で、そこら辺
の環境も全て整えてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。
◆9番(相京邦彦君) それでは、きちんと検討していただきたいということと、最後
の質問になりますけれども、このように見てくると、今は給食室
の問題も、例えば老朽化
の問題、それからもう一つは、食中毒
の問題、室温が、温度が上がってしまって、食中毒
の起きるような温度になってしまっているということもあります。 それから、そこで働いている方たち
の環境、あるいは体調
の問題、こういうようなものもありますので、ぜひ考えていただきたいと思う
のです。あるいは考えなければいけないと思う
のです。 そういうことで、清宮議員
のほうは、老朽化
のことから建てかえだとか、あるいはセンター方式
のことお話ししましたけれども、私は今言ったような形で、例えば環境
の問題だとか、それからアレルギー体質
の子供たちを各学校で対応していく
のではなくて、給食に対しても広いところで、一括して対応していったほうが間違いもないし、対応しやすい
のではないかなと思うことがあります。 そのようなことから、今は基本的に自校式を東金市はとっている
のだけれども、私も自校式が一番いいとは思いますけれども、今言ったような形で間違いがあったり、あるいは危険性があることを考えていけば、センター方式でやることも必要ではないか。老朽化だけではなくて必要ではないかと思う
のですけれども、それに対して
のお考えをお聞きいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 醍醐教育部長。
◎教育部長(醍醐義幸君) お答えいたします。 繰り返しになりますけれども、小学校
の給食施設につきましては、昭和50年代に建設されており、既に40年前後が経過し、老朽化が進んでいる状況でございます。 適宜、補修工事や調理設備
の交換は実施しておりますが、現在に至るまで
の間、大規模改修は行っておらず、現行
の学校給食衛生
管理基準に適合していない箇所も幾つか見られる状況であることを認識しております。 継続的に安全・安心な給食を提供するために、各小学校
の給食施設につきましては、建てかえによる自校方式
の継続、または1カ所に集約するセンター方式、さらには、その整備手法などに関しまして、さまざまな立場
の方々
の意見を伺うとともに、かかるコスト
の検証を行いながら、
次期総合計画、この中に盛り込むように準備を進めて、調査・研究を進めてまいるということでございます。また、その方向性についても決定してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) それでは私から、保育所における給食
のセンター方式
の導入が検討できないかということについてお答え申し上げます。 保育所
の給食につきましては、厚生労働省令によりまして、保育所に調理室を設けて給食を提供する、いわゆる自園調理が基本とされているところでございます。 ただし、満3歳以上
の児童については、外部から
の搬入も可能となっているところでございます。 現在、市内五つ
の公立保育所につきましては、それぞれが調理室を持ち、給食を提供しておりますが、年齢により外部搬入も可能であること。また、今後は、幼保再編に向けた取り組みを行っていくことから、望ましい給食
の提供方法について調査・研究をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 相京議員。
◆9番(相京邦彦君) 食育という言葉があるように、大変給食という
のも大事なことだし、また給食をすることによって、そこから子供たちも学ぶことがいっぱいあるかなと私は思っております。 そういうことでいけば、給食室というもの
の考え方、それから給食をつくっているという、そういう人間
の行動、そういうことを含めて、これから本当に真剣に私たちも取り組んでいかなければいけないかなと思っています。 ぜひ今、教育
委員会あるいは市民福祉部から
のお話
のように、これから検討して、きちんとしたものを早急に出していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思っています。 これで、新生みらい
の私
の関連質問を終わりにさせていただきます。
○議長(小倉治夫君) 以上で相京議員
の質問を終わります。 ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(小倉治夫君) 以上で関連質問を終了し、新生みらい
の質問を終わります。 そのまま休憩します。 午後1時11分 休憩 午後1時12分 再開
○議長(小倉治夫君) 再開します。 次に、通告2番、蒼政会、中村議員
の代表質問を許します。 中村議員。 [2番 中村美恵君 登壇]
◆2番(中村美恵君) 議長
のお許しをいただきましたので、市政に関する一般質問を始めさせていただきます。 本年5月1日、歴史的な皇位継承が行われ、令和
の新しい時代が始まりました。天皇陛下におかれましては、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合
の象徴として
の責務を果たす、ご即位後初
のお言葉を述べられました。 また、臨時閣議後
の記者会見において菅官房長官も、政府
の政策課題として、国力
の源は経済であり、今後も経済最優先
の姿勢は変わらないが、新たな課題として、全世代型社会保障
の実現に取り組んでいく、まずは幼児教育、大学
の無償化、そして保育
の受け皿
の拡大など、子育て世代や若者へ
の投資を拡大していく、こう述べられました。 本市においても、令和
の新しい時代を担う子供たちをいかに支援していくか。生まれたて
の赤ちゃん、子供たちが力を蓄え、そして頭脳も心も体もたくましく一人も欠けることなく、東金
の宝として育ててもらえるように、行政
の皆様とともに力を合わせてまいりたいと思います。 そして、若い人たちがいろいろな分野において挑戦することを後押しできるような、そんな地域社会、東金市になれるよう、私たちは環境をつくっていく
のが役目だと思っています。 そのためには、自分で歩き、自分
の目で見たこと、耳で聞いたことをしっかり考え、そして十分な議論を交わし、市民
の皆様にとって、よりよい施策となるように力を尽くしてまいりたいと思います。 しかしながら、悩んだり、迷ったりしたときは、私はなぜここにいる
のだろうと職責
の重さを受けとめ、そして、ここは誰
のために、市役所は市民
のためにある
のだと、自問自答し、迷うことなく邁進してまいりたいと思います。 それでは、本日
の質問です。 今回、蒼政会は代表質問形式を選択いたしました。大きな項目を五つに分けて質問いたします。 大項目
の1、福祉行政について、中項目で、市長
の目指す千葉県
子育て環境ナンバーワンについて、小項目で産前産後ケア対策について、児童館
の利用促進について、保健師
の確保について、一時保育・病児病後児保育について、保育士
の確保について、児童虐待について、そして子育て情報発信について、大項目
の2、医療行政について、
東千葉メディカルセンターについて、平成30年度
の運営状況について、産婦人科について、大項目
の3、教育行政について、学力向上について、小中学校
の教育力
の向上について、大項目
の4、農業行政について、森林対策について、令和元年度
の計画について、そして、最後
の大項目
の5、一般行政について、今後
の地域振興策について、地域振興
の取り組み方針について、そして市民参加について、以上、関連質問も含め、質問席より質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 [2番 中村美恵君 質問席へ移動]
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) それでは、大項目
の1、福祉行政について、中項目
の市長
の目指す千葉県
子育て環境ナンバーワンについて、順番にお伺いしてまいります。 改めまして、令和
の時代は、人口減少をより一層肌で感じる時代、少子化も待ったなしとなり、社会全体で子育てを支え、子供が健やかに成長する環境を、スピード感を持って整えていかなければならないと考えます。 繰り返しますが、子育て支援は単なるコストではなく、将来に対する投資です。子育てや女性に対する投資をしないと、東金市
の将来はないと言っても過言ではないと思います。 子育てに関する何もかもが将来にわたって市
の負担になるわけではないですし、方向性が間違っていない限り、国から
の補助は後からついてくると思います。 私は、自分が子育て
の当事者でいたときには、余裕もなかったし、気もつきませんでした。しかし、子供たちが成人した今、非力でありますけれども、次代を担う東金市
の子供たち
のために、声を発し、力になりたいと思っています。 鹿間市長におかれましても、改革前進を合い言葉に、幅広い視点、柔軟な発想で積極的に取り組んでまいります、と何度もお聞きしております。そして、今年度は特にこども課、子育て支援課と政策実現に向けまして
の取り組みが強化されました。具体的に市民
の皆様にお示しくださることと期待しております。 では、
子育て環境ナンバーワンの具体的な施策
のあり方な
のですけれども、女性が働きやすい国ほど出生率が高い、これはもう既にデータとして出ております。つまり、女性が子供を産み育てながら、働きながら子育てしやすい環境づくり、これを強力に進めていくことが最も大事だと思います。そして、東金市では、子育ては大変なことだと、このように認められている。よく女性活躍と言いますが、私はそうではなくて、男性も女性も、両方が活躍できる社会でありたいと思っています。ですけれども、女性に選ばれる自治体東金市となれるように、このように頑張ってまいりたいと思います。 そこで、具体的な取り組みな
のですけれども、まず、保育サービス
の水準を守りつつ運営主体を多様化し、量的拡大とサービス
の多様化を集中的に図る。それから縦割りになっている子供関連施策、これに横断的連携
の仕組みをつくる。利用者にとって行政サービス
の一本化を図る。窓口や情報も一本化する。そして、妊娠・出産から義務教育終了ぐらいまでは、子供
の育ちを継続的に支援、フォローする仕組みをつくる。そして、虐待や育児放棄から子供を守り、全て
の子供が健全に育てられる権利を保障する、など、切れ目
のない子育て環境が必要だと思っております。 それでは、まず初めに、小項目
の1、産前産後ケア対策についてからお伺いしてまいります。 妊婦は妊娠中や出産後、育児になれない時期にさまざまな悩みを抱えていることがあると思いますが、現在、市ではどのような取り組みをして対応されているでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 産前産後ケアに係る市
の取り組みについてお答え申し上げます。 当市
の取り組みといたしましては、まずは妊娠中
の妊婦へ
の対応につきましては、母子健康手帳を交付する際、保健師が個別に面談して、妊娠中
の不安
の軽減に努めているところでございます。 また、出産へ
の不安や孤立感
の軽減を目的として、マタニティサロンを開催し、妊娠中を安全に過ごせるよう、さまざまな情報提供を行うとともに、この教室
の中においても妊婦同士が交流を図れるよう、その機会を提供しているところでございます。 なお、母子健康手帳をお渡ししてからは、妊婦健診
の受診による医療機関と
のかかわりが中心となるところでありますが、妊娠に関する相談等があった場合には、地区担当
の保健師が電話や窓口で随時
の対応をしているところでございます。 次に、出産後
の対応といたしましては、保健師が出産を確認した時点で、育児状況や心配事
の有無などを伺い、不安
の軽減を図っているところでございます。必要に応じまして、保健師
の継続訪問実施や産後ケア事業
の紹介を行っております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 ご丁寧なご対応ということはよく承知しております。この時期はとても大事で、お母さんとなった女性
の心を癒やし、親子
の愛着形成、また親として
の自立を促し、社会復帰へ
の援助や子育て不安
の解消、それからお母さん
の孤立化を防ぐこと、これがとても重要なことだと思います。産後
の女性を包括的に支援することが、本来
の意味で
の産後ケアであると考えております。 というわけで、現在、宿泊型産後ケア事業を実施しておりますけれども、今後、新たな取り組みがあればお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 今後
の産前産後ケア事業
の取り組みについてということで、お答え申し上げます。 宿泊型産後ケア事業につきましては、支援者がおらず、育児不安が強い出産後8週まで
の方を対象といたしまして、現在、
東千葉メディカルセンターへ委託して、実施しているところでございます。平成30年度は6名
の方がご利用されているところでございます。 今後もこの宿泊型産後ケア事業を継続しながら、産後
の支援体制
の充実を図る取り組みについて、他団体
の事例を研究し、検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 核家族
の増加に伴いまして、頼れるはず
の親が近くにいなかったり、地域と
の関係も希薄になるなど、他者から
の子育て支援が、現在、期待できなくなっています。また、お母さん自身、自分
の体と向き合い、よりよい産後を過ごすことは、心身ともに健康となり、自立した女性として子育てを楽しむことにつながります。 現在、実施されている宿泊型産後ケア事業
のほかにも、いわゆる施設型
の日帰り、それから助産婦
の家庭訪問による訪問型
の産後ケア事業など、産後ケアを実施する、そして強く推奨していくことが、女性
の健康を守ることにつながると思います。 母子保健
のさまざまな課題を解決していくために、とても重要なことだと思いますので、これから
のご検討をよろしくお願いいたします。 続いて、小項目
の2、児童館
の利用促進についてお伺いいたします。 平成29年
の12月議会でも質問させていただいた
のですけれども、児童館は子供たちだけでなく親も一緒に交流できます。ご存じ
のとおり、東金は中心部にあり、利便性抜群です。少し古い
のですけれども、育児相談にも乗ってもらえる、子育て支援にとって重要な施設です。 児童館
の利用促進について、その後どのように取り組んでいらっしゃいますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 児童館
の利用促進に係る取り組みについてお答え申し上げます。 児童館につきましては、議員ご指摘
のとおり、子育て中
の保護者
の方々
の相談場所、交流場所として、子育て支援
の重要な施設であり、年間およそ3万人
の方がご利用いただいています。 そのうち、就学前児童
の保護者
の方につきましては、約1万人
の方がご利用いただいております。 児童館
の利用促進につきましては、子育て世代包括支援センターにおいて検討してきたところでございまして、本年4月から4カ月児相談
の際に、児童館デビュー記念品引換券としてカードを配布いたしまして、そのカードをお持ちいただければ、児童館にお越しいただいた方には、賛同企業からご寄贈いただいた紙おむつパックをお渡しすることで、児童館をより知ってもらうため
の周知を図っているところでございます。 まだ開始して間もない事業でございますので、実績として申し上げられるものがございませんが、引き続き子育て支援に関する資源
の一つである児童館を有効に活用していただけるよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) 工夫された周知活動、ありがとうございます。 先日、児童館で
のエアポリン
のときに行ってみた
のですが、児童館
の教室いっぱいに大きいエアポリンがあって、本当に楽しそうでした。4日間だった
のですが、1日2回行っていて、リピーター
の方もすごく多く、上
の子
のときと続いて来ましたと言っていらっしゃいました。 それから、初めて来た方は勇気を持って初めて来てみましたと、やはりきっかけが必要な
のだと思いました。児童館に来るのに、やはり勇気が要るんだなと改めて思いました。 前に、12月議会で
の質問
の際に、僭越ながら提案させていただいた、あのときはきっかけづくりとして、京都市
のごみ袋を児童館で引換券でお渡しするというきっかけづくり
のお話をさせていただいた
のですが、早速、紙おむつで実施していただいているということで、ありがとうございます。 これをきっかけに少しでも多く
の皆様、ママさんたちに児童館においでいただけること、これを願っています。 続いて、保健師確保についてお伺いいたします。 4カ月児相談、これは5月29日も33名対象
のうち、1月生まれな
のですが、30名
の方が来ていました。保健師と
の面接もご熱心にされていたようで、体重
のふえ方、また離乳食
の進め方、また睡眠時間等ご相談内容は多岐にわたっていたようですが、お母様方も皆さん安心して帰られたようです。 私も、ふれあいセンターで
の健診はたびたびお邪魔させていただいている
のですが、保健師
のお仕事は本当に重要です。子育て支援や健康づくりなど、さまざまな課題へ
の対応が求められる中、現在、保健師
の人数、これは足りている
のでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 当市における保健師
の人数についてお答え申し上げます。 平成31年4月現在、東金市における保健師は、14名配置しているところでございます。その内訳といたしましては、健康増進課へ11名、高齢者支援課へ3名となっておりまして、保健師間で連携して業務を展開しているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) やはりそうです。保健師
のお仕事
の中では、特に予防という点において、発生予防な
のですけれども、これは保健師が中心です。とても重要なお仕事です。ですから、これからも保健師は十分な人数
の配置が必要となってくると思います。 そこで、保健師
の確保について
のお考えをお聞かせください。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 今後
の保健師
の確保意向についてということで、お答え申し上げます。 保健師に求められる活動といたしましては、健康づくりだけでなく、介護予防、虐待防止など、その範囲は拡大してきていることから、必要なサービス提供を確保できるよう検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) 予防教育は、高校でも今度必修となりますし、生命保険などでも死亡保障から予防へ
の時代です。 地域
の事情に精通した保健・医療
の専門家として、保健師
の果たす役割はますます大きくなってまいります。それぞれ
の分野で力を発揮できるよう、改めて保健師
の増員や人材確保
の推進、これをお願いいたします。 続きまして、一時保育・病児病後児保育についてお伺いいたします。 子ども・子育て支援法改正案が国会で成立し、この10月から、3歳から5歳児は親
の所得に関係なく、幼稚園や保育所などが原則無料となり、経済的な負担が減る子育て世代には歓迎する声が多いと思います。しかし、保育
の質を維持できるか心配なところです。 例えば、基準を満たさない施設も、5年間に限り保育料がただになることなど、無償化に合わせて指導体制をより充実化していかなければならないと思います。認可外保育施設を利用するに当たり、一時預かり、病児保育、ファミリーサポートも無償化
の対象となります。 そこで、現在、本市における一時保育、病後児保育
の利用状況についてお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 当市における一時保育と病後児保育
の利用状況についてお答え申し上げます。 初めに、保育所で一時保育を実施していたとき
の利用状況について、平成30年度は公立保育所、延べ328名、月平均ですと27名
のご利用、私立保育所、延べ777名、月平均ですと65名
のご利用でございました。なお、公立保育所における一時保育事業では、一時保育
の児童を通年通う在籍児童と同じ教室で保育を行っていたために、毎日異なる児童が出入りすることにより、その影響で在籍児童
の落ちつきがなくなってしまうということがありました。 そこで、在籍児童にとって落ちついた保育を行うため、また、一時保育を担当する保育士を通常保育に充てることにより、待機児童
の解消につなげることを目的として、公立保育所における一時保育事業を、平成30年度末をもって廃止したところでございます。 なお、一時保育事業廃止後である本年4月
の私立保育所における利用者数でございますが、52名と聞いておりますので、昨年度
の実績、月平均は65名でありましたので、これと
の比較をすると利用人数が少なく、公立保育所
の一時保育
の廃止
の影響はなかったものと考えているところでございます。 続いて、病後児保育
の利用状況でございますが、まず、登録者数
の推移として、平成28年度は24名、平成29年度は43名、平成30年度は34名でございました。 続いて、利用者数
の延べ人数でございますが、平成28年度は34名、平成29年度は74名、平成30年度は57名でございました。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) 現在、どちらも利用人数は減少方向にあるようです。しかしながら、どちらも必要な制度であることには変わりはありません。一時保育については、民間
の二つ
の園で
の対応と
のことで聞いておりますが、これを広く周知していただきたいと思います。 病後児保育についてもそうな
のですけれども、実は、保育園
の園庭開放、健診などにお邪魔したときに、お母様たちから
の強いリクエストで、病後児保育より病児保育をお願いします、こういう声がとても多く、実際によく利用しているという施設も教えていただき、私は実際見てきました。 白子町
の酒井医院、病児保育所ラッコッコという
のですが、平成6年から診療を始められたので、もうかなり
のキャリア、25年目です。保育時間は朝
の7時から夜
の7時まで、利用料金は1日3,500円、半日で2,000円です。地元
の白子町、それから提携している一宮町、いすみ市、長生村在住
の未就学児から小学生までは1日2,500円、半日1,500円だそうです。 発熱、水痘、麻疹、おたふく風邪、それから風疹、インフルエンザでも受けてくださるというので、冬
のシーズンは大変混み合うということです。 東金市からですと、車で大体35分ぐらい--場所にもよる
のですが--かかる
のですが、利用される方はふえていて、年間11名
のときもあった
のですけれども、今年度はもう4月
の時点で既に9名利用されていました。 病後児保育に比べ、保育士はもちろん、新たな看護師や助手などマンパワーも必要となります。もちろん財源
の問題も含め、難しいということは重々承知しておりますが、本市において、今後
の病児保育について
のお考えをお聞かせください。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) お答えいたします。 ご提案いただきました病児保育につきましては、事業実施に必要な施設を整備すること、また、看護師を確保することなど
の課題がございます。 そこで、今後は先進自治体
の取り組み状況などを確認いたしまして、事業効果などを考慮しつつ、病児保育
の導入について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 お隣
の大網白里市は、病児保育利用者へ
の助成をされていますので、ぜひご検討お願いしたいと思います。 続いて、小項目
の5、保育士確保についてお伺いいたします。 先ほどから触れていますけれども、市内
の公立保育所、この園庭開放な
のですけれども、今回5園全て訪問してきました。その園によって保育事情
の違いなど、それぞれだなと思いました。保育士
の先生方
の配置、ローテーションも、5園ともとてもご苦労されていらっしゃる姿に頭が下がる思いでいっぱいになりました。そして、保育士
の人数は、私は十分ではないように感じました。 公立保育園を運営する上で、保育士
の人数を現在どのようにお考えでしょうか。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 保育士
の定数についてお答え申し上げます。 保育所
の入所人員に対する保育士
の数につきましては、法令で定める配置基準を正規職員のみで満たしているところでございます。ただし、近年は、保育に配慮が必要な、いわゆる気になる子が増加していること、保育士
の加配、これは通常よりも多く保育士を配置する措置でございますが、この加配ですとか、育児休暇等
の事由によりまして、保育士
の資格を有する臨時職員等による対応も行っているところでございます。 今後
の保育士確保につきましては、少子化
の進展や保育ニーズ
の変化など
の状況を踏まえ、全体
の定員
管理の中で、本市における安心・安全な子育て環境を整えるために必要な職員数
の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 ご認識されているようです。私は若干足りないと思う
のですけれども、でもこれは日本中どこ
の自治体もそうであって、他
の自治体では住宅手当を支給したり、働いている保育士
の心
のケアを充実させているところもあるようです。 本市
の保育士確保について
のこれから
の取り組みをお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) お答えいたします。 近年における保育ニーズ
の増加に伴いまして、保育士
の需要は高く、保育士
の確保は厳しい状況と認識してございます。 このような状況において、本市では保育士
の確保策として、臨時職員
の時給を従来
の1,000円であったものを、平成29年10月からは1,200円に引き上げたところでございます。 さらに、現在は市
の広報紙やホームページに募集案内を掲載したり、ハローワークにて求人をかけるなどして広く募集をすることで、臨時職員
の雇用に努めているところでございます。 今後は、県内
の他自治体
の取り組みを参考に、保育士確保
の手段について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) 保育士確保について、これは本当に大変です。保育士不足
の深刻化には、その背景に処遇問題があります。ご存じ
のとおり賃金が安い、労働がきつい、また休みがとれないなど、しかし、自治体がこれから始まる無償化においても保育
の質を高めるためには、保育士不足を解消することに本気で取り組んでいかなければ、保育
の質を高めることはできないと思います。 とにかく現場
の保育士が疲弊せず、心に余裕を持っていただけるよう、早朝保育や延長保育は、より多く
のスタッフによる交代制
の徹底を図り、保育士が資格保有者ならでは
の業務に専念し、それ以外は資格
のない保育従事者がやってくださるなど、業務に応じた配置基準もできるような、このような仕組みとなれば、保育
の質も高めていけると思います。 とにかく東金市で働いていただける保育士を確保するため、まずは潜在保育士
の掘り起こし、そして保育
の現場へ
の復帰支援、または仕事についていただくため
のサポート、その上で、限られた財源で
の処遇改善となってしまう現実に工夫する一案な
のですけれども、例えば保育士に限り、病児保育
の助成金
の支給をするとか、またはちょっと僣越な
のですが、市内
のトレーニングセンター、これはマシンなんかも使うところですけれども、これを無料にするとか、待遇条件をつけてみるなど
の積極的なアピールも必要ではないかと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、児童虐待についてお伺いいたします。 千葉県野田市立小学校4年
の栗原心愛さんが自宅で死亡した虐待事件を受け、文部科学省は5月9日、児童虐待へ
の対応策をまとめた学校や教育
委員会向け
のマニュアルを策定し、教員らが虐待に早期に気づけるようにし、再発防止につなげていくことといたしました。 千葉県でも5月21日、2019年度
の6月補正予算を発表し、一般会計
の総額1億8,800万円全額を児童相談所や小・中学校を通じた児童虐待
の防止に充てると発表しました。 6月5日、きょう開会する定例県議会で審議され、決定となりますが、この深刻な事案に迅速に対応されているようです。 本市においても、4月時点で東金市要保護児童対策地域協議会
管理児童数、166人、80世帯と、昨年よりは若干減りましたが、迅速に対応していかなければならないと思っております。改めまして、本市
の児童虐待対策に係る現状をお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 本市における児童虐待対策についてお答え申し上げます。 本市では、児童虐待
の早期発見及び適切な保護または支援を図るため、児童福祉法
の規定に基づく東金市要保護児童対策地域協議会、いわゆる要対協を設置いたしまして、児童
の身体・生命
の安全を第一とすることを基本として、虐待
の防止及び児童等に対する支援を行っているところでございます。 この要対協に参画する庁内関係課及び児童相談所、警察署、学校、幼稚園、保育所などが連絡調整を図り、児童虐待
の防止に努めているところでございます。 なお、本年4月からは本市唯一
の分娩機関であり、育児に心配
のある妊婦をケアする産後ケア事業についても実施いただいている
東千葉メディカルセンターに参画いただきまして、医療現場で
の安全確認や情報提供など、児童虐待防止にご協力をお願いして、要対協
の機能
の強化を図ったところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。
東千葉メディカルセンターにも参画していただけると
のこと、大変心強いです。発生予防
の観点からいえば、保健所やふれあいセンターなど保健部門だと思いますけれども、経済不安や転居
の繰り返し等
の社会的要因も子供虐待を発生させる要因です。 ですから、生活保護、児童扶養手当、また保育所
の入所や乳幼児医療費等
の申請窓口、また転入届受付窓口など子育て家庭と接点を持つこと
のできる機関としてリスク要因を把握していただき、早期に適切な支援につなげ、虐待
の防止に努めていくこと、これがとても重要であると思います。よろしくお願いいたします。 それでは、最後に、小項目
の7、子育て情報発信についてお伺いいたします。 前回
のその前
の議会でも、子育てアプリで質問をさせていただきましたが、子育て情報発信について、現在
の検討状況及び進捗等ございましたらお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 酒井
市民福祉部長。
◎
市民福祉部長(酒井良和君) 子育て情報発信について
の検討状況と進捗状況についてお答え申し上げます。 市では、新たな情報発信方法
の検討、子育て情報
の共有などを目的として、子育て世代包括支援センターを所管する子育て支援課及び健康増進課、関連するこども課や教育
委員会によりまして、子育て情報発信検討会議という検討グループを本年3月に設置いたしまして、既に3回
の会議を実施したところでございます。 この会議
の中では、既に他
の団体において導入されております子育て支援アプリ
のデモンストレーションなどを行いまして、導入によるメリットや課題について
の検討を重ねているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) どうもありがとうございます。 子育て情報発信検討会議を立ち上げていただき、既に3回
の会議を行っていただいていると
のこと、まさに庁内連携だと思います。ありがとうございます。 必要な情報が必要な方に届くことこそが、とても大切なことだと考えます。現在、子育て中
の方、子育て世代
の保護者
の大半
の方が、スマートフォンを利用されていらっしゃいます。このスマートフォンを利用した子育てアプリは、子育てする方々にとってとても有効なツールであると考えます。 先月
の5月22日に東金市
の保育所主催
のミニミニ運動会という
のが東金アリーナであったので行ってきましたが、ご参加された方々でも、当日まで知らず、園庭開放だと思って園に連絡してみて初めてわかったとおっしゃっていた方もいました。 また、ほとんど
の方が市
の子育て情報を広報とうがねから入手されているようですが、新聞をとってない方も多くて、子育てイベントなど
の情報がうまく伝わっていないようです。この日参加された皆さんに、保育園
の先生が、「きょう
のイベントを何で知りましたか」とお尋ねしたら、広報とうがねで知ったという方は、36名中、そのときは3名だけでした。 繰り返しますけれども、これからはペーパーレス、国会
の議員改革で今まさに取り組んでいる
のがこのペーパーレスです。そしてスマートフォンで
のキャッシュレス、スマートフォンで買い物から納税、家計
管理もアプリ、そしてオンライン診療など多岐にわたり現在スマートフォンが利用されています。 実際、私も、子育て情報、いろいろな東金市
の子育て情報を確認するに当たって、広報とうがねを見て、それから市
のホームページと照らし合わせて、日程を見る
のですけれども、結構大変な
のです。どっちだったっけとか。児童館はこの日で、図書館はたしか木曜日だったとか、だから多く
の方々が利用されるスマートフォンで、いつでもどこでも必要なときに、子育て情報を容易に見ることができたら、知ることができたら、どんなに便利なことかと思います。 現在、調査またご検討いただいているということですが、私は再度、東金市
の子育て世代
の皆様にとても必要だと思われる子育てアプリ
の導入、これを今回も要望いたします。これについて市長
のお考えをお聞かせください。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鹿間市長。
◎市長(鹿間陸郎君) お答えいたします。 子育てアプリにつきましては、有効な情報発信手段
の一つとなるものと考えておりまして、既に所管
のほうには調査・研究、検討
の指示をしているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 鹿間市長、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、大項目
の2、続いて医療行政について、中項目
の東千葉メディカルセンターについて、平成30年度
の運営状況についてお伺いいたします。
東千葉メディカルセンターの平成30年度
の運営状況、救急車搬送数及び外来患者数、市町村別
の状況、また損益収支
の状況をお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君)
東千葉メディカルセンターにおける平成30年度
の救急車による搬送
の受け入れ状況といたしましては、合計で3,092人、平成29年度実績
の2,598人に比べまして494件
の増加、年度計画値
の2,500人を大きく上回っております。 市町村別
の件数を多い順に申し上げますと、東金市が640人、20.7%、大網白里市が608人、19.7%、山武市が433人、14%、茂原市が417人、13.5%、九十九里町が203人、6.6%となっており、この5市町で全体
の74.4%を占めております。 外来患者数につきましては、平成29年度実績
の8万7,880人に比べて、1万4,730人増加
の10万2,610人となっております。1日当たりで申し上げますと420.5人ということで、年度計画値
の370人を大きく上回る結果となりました。 損益収支
の状況について申し上げますと、単年度収支につきましては、17億7,300万円
の黒字となる見込みで、これにつきましては、県から
の追加財政支援30億円を含めたものとなっておりまして、これを含めない場合
の単年度収支につきましては、12億2,700万円
の赤字となる見込みです。 年度計画におきまして、
追加財政支援を想定した財源補填相当額1億1,700万円を考慮しない場合
の損益収支につきましては、9億4,800万円
の赤字と見込んでおりましたので、計画値よりも2億7,900万円程度
の下振れというような見込みとなっております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ご答弁ありがとうございます。 この後、宮山議員より関連質問がございます。 続いて、小項目
の2、産婦人科についてお伺いいたします。
東千葉メディカルセンターの産婦人科については、平成28年度
の開設以来、安心して出産いただくために、産婦人科医師
の当直や小児科部門と
の連携といった体制
の充実を図っていただいていること、これまでもさまざまな機会でお伺いしてまいりました。 また、病棟
の見学会を実施するなど、分娩件数
の確保にも努めているようです。平成30年度
の分娩件数をお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 平成30年度
の実績といたしましては332件で、計画値である325件を達成した状況でございます。 なお、今年度
の分娩件数
の計画値につきましては、350件と設定されておりまして、今年度も引き続き見学会を実施するほか、ホームページなどを通じまして情報発信などに努めてまいると
のことでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) 332件ということで、ありがとうございます。
東千葉メディカルセンターのホームページを拝見しますと、出産
の不安を少しでも解消し、穏やかな妊娠期をお過ごしいただけるように、同時期に出産される方々
の集まりを企画されたり、出産に向けた体づくり、リラックス方法を学ぶヨガクラスを開催されるなど、妊婦に対する心
のケアにも取り組んでいることがうかがえます。 こうした取り組みは非常に大切なことであり、それにより赤ちゃんへ
の愛着が深められたり、不安
のあるときに無理し過ぎることなく、周り
の方々に相談しやすい環境が整えられていく
のかなと感じております。 そこで、出産等に関して、さまざまな不安を抱えられている妊婦へ
の対応として、
東千葉メディカルセンターにおいて、院内で
の取り組みや市を初めとする関係機関と
の連携など、特に心がけていることがあれば、具体的にお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。
東千葉メディカルセンターでは、安心して出産されて笑顔で退院していただけますよう、スタッフ間で十分な連携をとり合い、お母さんにも赤ちゃんにも細やかで、丁寧なケアを提供しております。 また、出産直後
の気分
の落ち込みや涙もろさ、不安など
のいわゆるマタニティーブルーと見られる症状に対応するため、今年度から精神看護専門看護師によりますケアを充実させていると聞いております。 特に支援
の必要な妊婦につきましては、これまでも市と病院と
の間で情報
の共有が図られているところですが、今年度からは組織的にも
東千葉メディカルセンターにおきまして、東金市要保護児童対策地域協議会に関連機関として携わるなど、より緊密な連携や適切な支援が図られていくものと考えているところでございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 先ほどもお伺いしましたが、東金市要保護児童対策地域協議会へ
のかかわりをいただく、そして今年度からは精神看護専門看護師による専門的なケア
の充実、これは妊婦にとって適切な支援が図られていると思います。 偶数月
の第1土曜日2時から病棟見学会、これもとてもわかりやすく資料も配られている
のですが、何といっても、妊婦にお配りしているこの冊子、「こう
のとり」という
のですけれども、この冊子、手づくりでできている
のですが、本当にすばらしくて、看護師と助産師でつくっているという
のですけれども、これ、ちゃんとした冊子にして、もっとほか
の方に周知できたらなと思うぐらい、とても充実しております。 そして、都市部と遜色
のないといいますか、施設
のグレードはもちろん、すばらしいスタッフ、先生方を擁し、私は日本でも有数
の分娩
のできる病院だと思っております。 先ほども、今年度
の分娩件数につきましては、350件という目標値を設定されていると
のことでありましたけれども、この達成に向け、医療
の提供体制、施設面で
の充実、また提供されているサービス等
の情報発信などに努めていく旨
のご答弁がございました。
東千葉メディカルセンターで
の出産はどういったものな
のかについて、さまざまな方法でご案内し、知っていただくこと
の積み重ねが重要であると考えています。 しかしながら、近年、全体的な出生数も減少傾向にあり、厳しい状況にある中で、この目標
の達成に向けて、
東千葉メディカルセンターで分娩される東金市民
の方々に特典を設定する。例えば、前もちょっと言った
のですが、通常
の分娩費用、多分約50万円で、一時金では42万円までがカバーできると思う
のですが、そこまでとは言わない
のですが、東金市民ママさん価格にするとか、または
新生児聴覚検査を追加
の費用負担なしで実施してあげるとか、そんなことを設立団体として、市民について
の差別化といいますか、優遇
の措置として、独自に取り組んでいただけるよう法人にお願いすることはできない
のでしょうか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 長尾
医療担当部長。
◎
医療担当部長(長尾泰正君) お答えいたします。 全国的に出生数が減少している状況
の中で、分娩件数
の増加を図るには、出産される妊婦やそのご家族
の方々に選んでいただける病院になる、そういう必要があるものと認識しております。 それには、安全・安心で快適な医療
の提供はもとより、議員ご提案いただいたようなオリジナル
の特典、また付加価値
の設定といったような取り組みにつきましても、大きな効果が見込めるものと考えております。
東千葉メディカルセンターにおきましても、スタッフ間で検討を重ね、実施に至りました赤ちゃん
の声
の録音や、足形
の提供といったサービスは、大変好評をいただいていると聞いております。 今後も、アンケート調査などにおきまして皆様
のお声をお伺いしながら、またいろいろな事例を研究しながら、求められるサービス
の把握に努め、一つ一つ向上、また改善させていく必要があると考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。ご検討よろしくお願いいたします。 続いて大項目
の3、教育行政について、学力向上について
の小・中学校における教育力
の向上について、教育
委員会ではどのようにお考えな
のかお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 小・中学校における教育力
の向上につきましては、東金市教育振興基本計画
の基本方針であります生きる力を育み、総合的な人間力を持った子供たち
の育成に向けまして、教育
委員会より各小・中学校に指導・助言をしているところでございます。 その中でも、学力向上に向けた取り組みは大きく二つございます。 一つ目といたしましては、確かな学力
の育成でございます。3月議会でも触れましたとおり、東金市といたしましては、次
の3点を確かな学力
の3要素として位置づけております。1点目は、基礎的な知識及び技能
の習得、2点目は、課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力
の育成、3点目は、主体的に学習に取り組む態度
の育成、新しい学習指導要領では学びに向かう力と称されております。それと、人間性
の涵養が新たに入っているところでございます。この3点
の育成に当たりましては、各学校はその特性に応じた多様な手だてを講じることによりまして、児童・生徒
の確かな学力
の定着とその向上に努めているところでございます。 大きな二つ目といたしましては、主にタブレットなど
のICT機器を活用した魅力ある授業へ
の取り組みでございます。学校現場からは、ICT機器
の活用が児童・生徒
の思考力、判断力、表現力
の育成に大変役立っているという声を多々聞いているところでございます。 そのほか、新学習指導要領につきましても、教職員研修会
の開催を通しまして、教職員
の指導力
の向上に向けて取り組んでいるところでございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 この後、佐久間議員から
の関連質問がございます。 続きまして、大項目
の4、農業行政について、森林対策について
の令和元年度
の計画についてお伺いいたします。 3月議会における宮沢議員
の一般質問に対し、今年度は森林環境譲与税を活用し、千葉県サンブスギ林再生・資源循環促進事業に取り組み、サンブスギ溝腐病
の蔓延
の防止やサンブスギ林
の再生を図っていくと
のご答弁がありました。 サンブスギ溝腐病にかかると、木材として
の価値を失ってしまうことから、森林から除去しないと、他
のサンブスギに被害が拡大してしまうと思いますので、重要な事業であると考えます。 今年度
の取り組みとして、どのような計画になっている
のでしょうかお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木
経済環境部長。
◎
経済環境部長(青木憲君) 森林環境譲与税を活用した今年度
の取り組みございますが、千葉県サンブスギ林再生・資源循環促進事業につきましては、毎年、県補助金を活用しながら実施してございます。 事業につきましては、木材として活用できる良好な森林環境を保全していくため
の森林整備事業と、既にサンブスギ溝腐病に罹患している森林
の被害拡大防止と再生
のため
のサンブスギ林再生・資源循環促進事業があり、ともに前年度よりも実施予定をふやした計画を立てておる状況でございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 この後、宮沢議員から
の関連質問がございます。 それでは、続きまして、大項目
の5、一般行政について、今後
の地域振興策について
の、まず、小項目
の地域振興
の取り組み方針についてな
のですけれども、地域コミュニティー
の維持・発展
の支援が市
の重要な施策であると認識しているということを承知しておりますので、すみません、時間
の都合上、この1問目を割愛させていただき、次
の市民参加について、市民参加
の促進について、現在どのように取り組みをしていらっしゃる
のかお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 市民参加促進
の取り組み
の一つといたしまして、地域
の課題解決
のため
の公益的な事業に対しまして、補助金支給等
の支援を行います市民提案型協働事業を実施しております。 この市民提案型協働事業には、市民活動団体を対象といたしましたNPO推進型と、地区単位
の地域住民団体でございます地区まちづくり協議会を対象といたしました地域活性化型がございます。 今後は、地域活動
の担い手不足に対応していくためにも、現在個々に活動している市民活動が地域におけるさまざまな活動と連携していけるよう調整することによりまして、地域活動を担われている方々
の負担軽減を図りながら、地域コミュニティー
の維持発展につなげていければと考えておるところでございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 中村議員。
◆2番(中村美恵君) ご答弁ありがとうございます。 この後、伊藤議員から関連質問がございます。 最後に、今後
の地域振興、地域活動、そして市民参加
のまちづくりにご期待を申し上げまして、本日
の私
の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(小倉治夫君) 以上で中村議員
の代表質問を終わります。 ここで休憩します。 午後2時03分 休憩 午後2時12分 再開
○議長(小倉治夫君) 再開します。 次に、関連質問を許します。 ございませんか。 宮山議員。
◆22番(宮山博君) それでは、会派を代表して
の中村議員
の質問に関連し、何点かお伺いします。 まず、千葉県より
東千葉メディカルセンターへ
の30億円
の追加財政支援についてであります。 本年
の3月8日
の県議会最終日に承認・可決されたわけでありますが、市長は、現在、東金市
の将来像を描く総合計画作成に当たり、市内各地
の懇談会に出席した際、千葉県から
の追加財政支援30億円は、自分がもらってきたといったような趣旨
の発言をしていたと聞いておりますが、いかがでしょうか。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鹿間市長。
◎市長(鹿間陸郎君) お答えいたします。 千葉県から
の追加財政支援につきましては、私も職員と一体となって協議に参加いたしまして、協議に当たりましては、引き下がることなく、東金市
の状況を説明し、鋭意折衝を行ったその結果として、市
の担当職員が日ごろから県
の健康福祉部と連絡調整を図ったたまものであり、職員
の努力
の結果と成果であるものと考えております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 宮山議員。
◆22番(宮山博君) 私は、市長は設立団体
の一方
の当事者として、職員とこうして一体となって対応、それから取り組みされてきたことは確かであります。 しかしながら、この30億円
の追加財政支援につきましては、前任者であります志賀前市長さんや地元
の石橋県議とか、二人三脚で粘り強い取り組みや、大勢
の県議団
の方々や県
の各関係機関
の方々
のご理解とご協力があったからこそと認識しているところでございます。 一口に30億円といいましても、大金であります。短期間で、3回程度
の直接
の交渉をされたと思いますけれども、その程度でいただけるようなお金ではないと、私はちょっと思っておりますが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鹿間市長。
◎市長(鹿間陸郎君) お答えいたします。 昨年度末に千葉県から
の30億円
の追加財政支援が実現したわけでございますが、そこに至るまでには多く
の関係者
の皆様にかかわっていただいたという認識は持っております。 議会
の皆様にも、千葉県及び千葉県議会に対しまして包括支援に関する要望書を提出していただくなど、ご尽力いただいたところでございます。 しかしながら、昨年6月
の末時点では、「いつ、どこで、何を」が決まっておらず、全く姿が見えない状況でございました。具体的には、公式
の場で、どこで協議する
のか、そういったところも決まっておらない状況でございました。 そのため、昨年9月議会までに、県と
の協議
の場を設定するように職員に指示し、8月20日に第1回
の協議が設定されたというような次第でございます。 その後、2回
の協議を経過しまして、本年1月16日
の最終
の協議
の場で、30億円
の予算計上が提示され、
追加財政支援が実現したものでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 宮山議員。
◆22番(宮山博君) ただいま市長からそういった関係者
の方々に感謝
の意が表された
のかなと、そういうふうに受けとめておりますけれども、この
東千葉メディカルセンターの30億円につきましては、県議団
の中でも、地元
の公立病院について
の支援等で、いろいろな意見があったと思う
のですけれども、石橋県議も健康福祉常任
委員会に長年にわたり
委員として、こうした病院問題には取り組んでまいりましたので、大きな役割を果たした
のかなと、そう思っているところでございます。 それから、ただいま市長から、3回目に質問させていただこうと思いましたが、昨年
の6月議会まで、この
追加財政支援がひとり歩きするものの、何も決まっていない、全く姿も見えていなかったという答弁がさきにあったわけでありますが、この
追加財政支援につきましては、平成29年9月
の県議会で
の石橋県議
の一般質問
の中で、県保健
医療担当部長さんと
のやりとり、そしてまた12月
の県議会、健康福祉常任
委員会で
の石橋県議と健康福祉政策課長さんと
のやりとり、また11月末から約2カ月間をかけて
の経営検討会議
の結果、あるいは平成30年2月県議会で
の實川県議さん
の一般質問
の中で
の保健
医療担当部長さんと
のやりとり、そして、昨年
の3月市議会で、志賀前市長さんと石崎議員と
の質疑
のやりとり
の議事録等を改めて拝見しますと、金額こそ提示されておりませんが、既にそのときに、県から
の支援
の内定をいただいていたと、そういうふうに私は認識しているところであります。 ですので、先ほど市長もおっしゃった、ひとり歩きするも、何も決まっておらず、また、全く姿が見えておりませんでした
のは、何か私と認識がかなり温度差がある
のかなと思っておりますけれども、その辺を改めて確認させていただければと思います。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鹿間市長。
◎市長(鹿間陸郎君) お答えいたします。 議員ご質問
のとおり、前回
の市議会定例会において、また先ほど
のご質問に対しまして、昨年
の6月末時点では、
追加財政支援等という言葉がひとり歩きするも、「いつ、どこで、何を」が決まっておらず、全く見えないといった答弁をさせていただいたところでございます。 これにつきましては、昨年2月
の医療センター評価
委員会
の場で県
の担当者から
追加財政支援を行う旨
の発言があり、市議会におきましても、これに関係する一般質問、またそれに対する答弁がなされたことは把握しておりました。 しかしながら、いつ
の予算に措置をされる
のか、どこで協議等を行う
のか、何を対象とした
追加財政支援で、どのように措置される
のかといったことがその時点では明らかになっていなかったという趣旨でご答弁させていただいたものございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 宮山議員。
◆22番(宮山博君) ただいまご答弁ありがとうございました。 私と市長では認識
の違いというより、私は既に昨年
の3月市議会
のときに石崎議員より、志賀前市長さんに感謝
の言葉が述べられましたので、そのとき既に私は内定したなと、そういった認識を持っておりましたので、このような質問をさせていただきました。 それでは、4回目
の質問をさせていただきます。 今後も、救急も含めた政策医療にかかわる負担を地域医療圏、つまりこの近隣
の市町に求めようとしている中で、もちろん県が中心となっているということでありますが、市長も着任されましてから1年と少しが経過した中で、設立団体
の一方
の長として、その環境づくり、つまり根回しが重要かと考えますが、どのような姿勢でどう取り組んでいる
のかを、先ほど清宮議員も同じような質問だったかと思う
のですけれども、その辺について再度お尋ねさせていただきたいと思います。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 鹿間市長。
◎市長(鹿間陸郎君) お答えします。 ただいまご質問をいただいたことにつきましては、千葉県や近隣市町村
の協力があってこそ、実現に近づくものだと考えております。 そのようなことを踏まえまして、ことし
の4月3日には、県
の健康福祉を担当します滝川副知事に面会しまして、厳しい経営を強いられている
東千葉メディカルセンターへ
の支援について、30分以上意見交換をさせていただいたというところでございます。 また、5月30日には近隣
の自治体に出向きまして、直接相手方
の首長へ、医療連携について
の申し入れも行ったところでございます。 今後も関係者と協力しながら進めていくことが重要だと考えておりまして、そのように今後も取り組んでまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 宮山議員。
◆22番(宮山博君) 今回、私がこのような質問をどうしてした
のかと聞きますと、先般
の県議選に当たりまして、この千葉県から
の30億円
の追加財政支援について、時には、事実が歪曲されたりねじ曲げられたような怪文書が出回ったり、また、持ち歩いていたという人がいるようでありました。 それがこうして政争
の具として使われたことは、全く残念でありますが、いずれにいたしましても、今、市長からも答弁がありましたけれども、今後も県
の関係者といろいろ折衝して、交渉してまいるということでありますので、それで安心しているところであります。 いずれにいたしましても、
東千葉メディカルセンターが30億円で安定した経営ということになりますと、そうではなく、今後も県
の支援をいただかなければという部分が多いわけでありますので、市長には再度、九十九里町と設立団体
のお互い
の長として、力を合わせて協力して東金市民、そして九十九里町民にとりましても、この地域にはなくてはならない病院でありますので、鋭意、今後も千葉県と
の信頼関係を構築していただきたいと思います。 そして、設立団体としても、これ以上
の負担増にならないように、ご尽力
のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。 以上で質問を終わります。
○議長(小倉治夫君) ご答弁はどうしますか。
◎市長(鹿間陸郎君) 結構です。
○議長(小倉治夫君) 以上で宮山議員
の質問を終わります。 ほかにございませんか。 佐久間議員。
◆10番(佐久間治行君) それでは、中村議員
の教育行政に絡んで
の関連質問をさせていただきます。 私は3月議会でも、また今回、学力向上について質問させていただくわけですが、私はこの東金市も今、少子化に、あるいは少子・高齢化に向かっているわけですけれども、そういう10年後、20年後、あるいは30年後
のこのまち
のまちづくりを見据えた中で、私は、学校
の教育力とか、学力向上という
のが大変重要だという、そういう視点で
の質問であります。 ただ単に点数がどう
のとかということではなく、繰り返しますが、10年後、20年後、30年後
のこのまち、少子・高齢化に向かうまちにあって、これはどこ
の自治体もそうでしょうけれども、東金市には言うに及ばず、総合大学、高校、警察学校、農業大学校、技術専門学校、特別支援学校等々、6万人
の都市としては大変多く
の学校があるわけです。学び
のまち、教育
のまちとも言われるわけですので、そういった視点で
の質問をさせていただきます。 それでは、最初に、3月議会
のときに学力向上プランニングシートというお話が出ました。具体的にこれはどのような効果を狙ったものな
のか、お尋ねいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 学力向上プランニングシートとは、全国学力・学習状況調査と千葉県標準学力検査
の結果をもとに、PDCAサイクルで学習指導
の見直しと向上を目指すため
のシートでございます。 具体的に申しますと、各学校にて、年度当初に過去3年間
の学力
の推移を確認しまして、今年度
の指導
の重点を設定いたします。 その後、進捗状況に応じて各学期ごとに計画
の見直しを行い、年度末に成果と課題を分析し、次年度
の方向性を検討することにより、学習指導
の改善と充実を図るものでございます。 教育
委員会におきましては、定期的に各学校
の取り組みを確認し、校長会や学力向上プロジェクト会議、教務主任会議を通して情報共有や各学校
の取り組みを見直すことにより、指導啓発を行っているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 佐久間議員。
◆10番(佐久間治行君) ありがとうございます。 学力向上に鋭意努力されているというお話を聞きました。大変心強く感じました。 それでは、学力向上プランニングシート
の具体的な効果はどのようなものだった
のか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 平成30年度
の学力向上プランニングシート活用
の効果としまして、大きく3点ございました。 1点目は、各学校におきまして児童・生徒
の実態を分析することによりまして、学習
の課題が明らかとなって、授業改善
の方向性も非常に明らかにすることができたという点でございます。 2点目は、分析結果を校内研修
の場において全職員で共有し、日々
の授業改善に生かすことができた点でございます。 3点目は、児童・生徒
の実態に基づき、学習規律
の徹底や基礎・基本
の定着、思考力、判断力、表現力
の向上など、児童・生徒
の実態に応じて具体的な方策を立てて、授業改善を進めることができるようになってきたということでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆10番(佐久間治行君) ありがとうございました。 それでは、今後、この学力向上プランニングシート
の今後
の取り組み、それから数値目標、それから県
の平均を上回っている教科と、あるいは逆に下回っている教科がどのようなものな
のか。また下回っている教科があるとするならば、それをどのように向上させようとする
のか。あわせて、これらを指導する
のは教職員でありますので、教職員へ
の指導をどのように教育
委員会として行う
のか、お伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 東金市におきまして、各学年
の学力
の状況を把握できることから、特に千葉県標準学力テスト
の結果を重視して、この学力向上プランニングシート
の数値目標として設定しております。これは東金市版
の評価方法として大変好評を得ているところでありまして、大変自負しているところでございます。 それは具体的に申しますと、例えば小学校におきましては、1年生から6年生まで実施教科、千葉県標準学力テストは全てやっていますから、ただし1・2年生
の理科・社会はない
のです、生活科になっておりますから。そうしますと、国語、算数、理科、社会で20項目あります。 中学校におきましては1年生から3年生まで
の実施教科、国語、数学、理科、社会、英語
の15項目になります。各学年が五つですから。それを、県や市
の平均値が出ますから、それと自分
の学校
の平均点を比べます。そして、県や市
の平均点よりも上であった平均、教科です、15分の幾つとか数えることができます。それが半分以上になれば、その年はいわゆる合格であるということでありますから、中学校で15分の7か8あれば、大体平均よりも上にいっている。小学校であれば20分の10以上あれば、県平均、市
の平均より上にいっているという、だんだん数値が出るわけでありまして、単なる全て
の教科
の平均で県
の上、下ではなくて、15分
の中で、20分
の中でどうなっている
のか、その半数以上達成することが、これが各学校
の命題である
のだと示してあるところでございます。 なお、平成30年度末に実施された千葉県標準学力テストにおきましては、小学校では基準値20項目
のうち、県や市
の平均値に16項目達成した学校は1校ございます。13項目達成した学校は4校ある。10項目達成した学校は2校ということでございます。 また、中学校では基準値15項目
のうち、つまり7から8項目以上ということでありますが、県や市
の平均値に13項目以上到達した学校が2校ございました。8項目到達した学校は2校ございます。 各教科ごとに見ますと、小学校で上回っている教科は、学校によっても違いますが、平均してみると理科と社会、中学校では国語、理科、社会でございまして、課題となる教科は算数・数学が本年度浮かび上がってきたところでございます。 そして、下回っているところについては、何が、どの内容が、どの観点がどうな
のかを分析を、自校
の職員全部で取り組んでもらいます。それが指導
の中
のどういうところが落ちていた
のか、あるいはどういう点を授業
の中で力を入れれば、それが伸びて平均以上いく
のかというウイークポイントを各学校で捉えて、それをしっかりと1年間やっていただく。特に、中では人事もあります。校内人事も出てきます。そして、当然、市教委でやはり人事で、この教科をもう少しこの学校にというあたりもあります。 逆に言えば、ある学校で理科がとても高い学校があります。その学校では、ある先生が、実験に夢中になっている5年目
の50代後半
の先生がいまして、そういう熱心な先生がほとんど
の理科
の実験はやっていた。そういうことから、この点数に結びついている
のかなというような解釈もできるわけな
のです。それをしっかりと学校で行う。そこに教育
委員会も入っていますから、各学期ごとに校長方を呼んで、私
のほうでも解釈した話をしながら、お互いにその平均点以上、落ちているところを伸ばす。そんな方式を今やっているところでございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆10番(佐久間治行君) ありがとうございました。 この数値とか、到達何校、これ多分、内部資料だと思いますので、こういう場でご答弁いただけたことに大変深く感謝申し上げます。 今、教育長が熱く学力向上についてお話をいただきました。個別に校長先生方と面接しているというようなこともお伺いしております。 最初に申しましたように、学校
の教育力、学力向上という
のは、このまちが、人々から選ばれるまち
の大きな要素
の一つになるかと思います。そういった観点で質問させていただきました。算数と数学がちょっと課題ということな
のですが、教育長、今、人事
のというような文言もあったわけですが、教育
委員会として鋭意取り組んでいただければと思います。 これで私
の関連質問を終わります。細かいご答弁ありがとうございました。感謝申し上げます。
○議長(小倉治夫君) 以上で佐久間議員
の質問を終わります。 ほかにございませんか。 宮沢議員。
◆3番(宮沢敬人君) それでは、中村議員
の代表質問に関連して、私からは森林対策
の計画についてご質問させていただきます。 中村議員
の代表質問
の中で森林環境譲与税を活用し、千葉県サンブスギ林再生・資源循環促進事業などに取り組んでいくと
の答弁がありました。 また、昨年よりも実施予定量をふやしたと
の答弁がありましたけれども、これまで
の進捗状況と、今年度計画についてどのようになっている
のかお伺いいたします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木
経済環境部長。
◎
経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 サンブスギ溝腐病に対する補助事業でございます。 千葉県サンブスギ林再生・資源循環促進事業につきましては、名称と事業内容を変えつつ平成9年度から継続しておりまして、昨年度までに累計14.7ヘクタールを実施いたしました。 今年度につきましては、昨年度
の実績1.77ヘクタールと比較し、2.5ヘクタールに実施予定量をふやした計画にしてございます。 なお、実施予定地区につきましては、家之子地区等でございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 再質問を許します。 宮沢議員。
◆3番(宮沢敬人君) ありがとうございます。 千葉県サンブスギ林再生・資源循環促進事業
の実績と計画についてはよくわかりました。また、その他
の事業として県
のほうで行っている事業があると
のことですが、どのような事業でどのような計画をしている
のか、お伺いします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木
経済環境部長。
◎
経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 森林
の整備に関する補助事業につきましては、先ほど
の千葉県サンブスギ林再生・資源循環促進事業
のほかに県単森林整備事業がございます。 この事業は、健全な森林を育成するため
の下刈りや枝打ち等へ
の補助事業でございまして、今年度は滝沢地区で
の実施を予定してございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 宮沢議員。
◆3番(宮沢敬人君) それでは、森林対策
の現状と課題について今度は伺います。 森林環境譲与税を活用した中で、今年度実施する森林対策事業についてはわかりました。そこで改めてお伺いしますが、市内
の森林
の現状について、近年は、後継者不足等により
管理されていない森林が目立ちます。当局はどのように把握している
のかお伺いします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木
経済環境部長。
◎
経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 市内
の森林
の現状についてお答え申し上げます。 当市
の総面積8,912ヘクタール
のうち森林面積は1,601ヘクタールで、森林率は18.0%となっており、森林面積
のうち1,032ヘクタールが人工林でございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 宮沢議員。
◆3番(宮沢敬人君) 今
の答弁で、市内
の森林
の状況はおおむね把握しました。 それでは、ほかにもいろいろ課題があると思いますが、市ではどのように考えておりますかお伺いします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木
経済環境部長。
◎
経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 森林は国土
の保全、地球温暖化防止等
の多面的機能
の発揮を通じて、市民が安全で安心して暮らせる社会
の実現や、木材等
の林産物
の供給源として地域
の経済活動と深く結びつくなど、貴重な再生可能資源だと考えております。 森林
の多くは私有、個人財産であることから、間伐等を初めとする森林整備
の実施は、森林所有者
の意欲や意思に委ねられており、補助金など
の助成があるものの、採算性
の悪化、後継者不足など
の理由で、適正な
管理がなされていない森林が多く見られます。 このため、間伐等
のおくれが原因により、水源
の涵養や土砂災害防止など
の公益的機能
の低下が課題と考えられております。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 宮沢議員。
◆3番(宮沢敬人君) ありがとうございます。 ただいま
の答弁
の中で、さまざまな課題
の中でも、所有者が適切な
管理をしていないということが挙げられました。私も先ほど申し上げましたけれども、健全な森林保全
のために、森林が適切に
管理され、森林本来
の機能を発揮できるようにすることが肝要であります。 そこで、またお伺いします。今後、森林保全
のためにどのような対策を講じていく
のか、あるようでしたらお伺いします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。 青木
経済環境部長。
◎
経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 森林経営
管理法に基づいた森林経営
管理制度が本年4月から施行されました。適切に経営
管理を実施したい森林につきましては、市町村が仲介役となり、その森林所有者に意向を確認した上で、意欲と能力
のある林業経営者へ経営
管理を委託することなどが可能となったものでございます。 今後は、この制度を活用しまして、健全な森林を育成
管理し、森林保全へとつなげてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 宮沢議員。
◆3番(宮沢敬人君) ありがとうございます。 森林経営については、農産物
のように1年や2年で結果が出るものではなく、やはり15年、20年、あるいは30年といった長きにわたって成長を見ていかなければ、見守っていかなければいけないという事業、大変な事業であります。そういった中で、市が介入したりすることはなかなか難しいことがあると思いますけれども、また、県と
の連携を図りながら、保全に努めていただくことを要望いたしまして、私
の関連質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(小倉治夫君) 以上で宮沢議員
の質問を終わります。 ほかにございませんか。 伊藤議員。
◆5番(伊藤博幸君) それでは、中村議員
の代表質問に関連して、市民活動支援についてお伺いします。 全国的に地方創生とうたわれ始めてから、市民と
の協働ですとか、市民活動支援、この自主性や自立性を高めるため
の取り組みが各自治体において行われていると思います。自治組織ですとか、NPO団体、ボランティア団体などが、さまざまな団体が地域を支える力を持って、自分たち
のまちは自分たちでつくる
のだという、そういう意識づけができると今後とても大事なことになると考えておりますが、まず、基本的な部分で、市内で活動する市民活動団体、ボランティア団体等はどれくらいある
のか、まずお伺いしたいと思います。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えさせていただきます。 市で把握している団体数といたしましては、市が発行しております市民活動ガイドブックに掲載している団体数と、社会福祉協議会が運営するボランティア・市民活動センターに登録
のある団体数を合わせまして、平成31年4月現在で約130団体ございます。 活動内容といたしましては、高齢者関係、障害者関係、子供関係、環境・まちづくり関係、文化関係、国際交流、地域活動関係、医療・健康関係、学校関係など多岐にわたっておるものでございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 伊藤議員。
◆5番(伊藤博幸君) 130団体も
の市民団体とかボランティア団体がさまざまな形で活動している。本当にすばらしいなと思う
のですが、そのような団体に対して市としてどのような支援を行っている
のか、教えていただきたいと思います。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 まず、特定
の市民活動団体等に対する支援といたしましては、地域
の課題解決
のため
の公益的な事業に対して補助金支給等
の支援を行いますNPO推進型
の市民提案型協働事業を平成26年度より実施しております。 これまで
の実績といたしましては、御成街道
の整備事業や、視覚障害者に向けた広報とうがね等
の音声訳事業、高齢者
のため
の健康サロン事業、発達障害
の理解を広める研修会事業などがございます。 今年度は3事業を採択いたしまして、20万円を上限に補助金を支給する予定となっておるものでございます。 また、広く一般的な支援といたしましては、団体
の活動紹介や会員募集等に関する情報発信
の一助といたしまして、先ほど申し上げました市民活動ガイドブック
の発行や、市民活動掲示板
の市役所及びサンピアへ
の設置等を行っておるところでございます。 また、市民活動や地域活動中
の事故によるけがや賠償責任を補償することによりまして、市民
の皆さんが市民活動等に参加しやすい環境を整えるため、市といたしまして市民活動保険に加入しているところでございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 伊藤議員。
◆5番(伊藤博幸君) 市民
の皆さんが市民活動を、それに参加しやすい環境づくりをしている。とてもありがたいことであると思います。その自治体
の取り組み方にもよりますけれども、参加者
の偏りがあったりとか、固定化があったり、住民
の意識や関心が低く、参加者が少ないとか、住民参加
の枠組みやルールがまだできていないなど、その自治体によってさまざまな問題点もあると伺っております。 ここで伺いますが、本市における問題点等、また課題などがありましたらお伺いしたいと思います。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 本市における市民参加促進
の問題と課題といたしましては、少子・高齢化、人口減少が進む中で、市民活動団体が自主的、自律的に取り組む活動が今後、地域
の活性化を進めていく上で重要性を増していくということにつきまして
の共通理解を深めていく必要があると考えているところでございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 伊藤議員。
◆5番(伊藤博幸君) 東金市において、このたび地域振興課が新たに設置されたという
のは、少子・高齢化と人口減少が進む中で、今後
の東金市
のあり方を考えた場合、とても有意義なことであると思います。 例えば、住民参加推進に向けた職員
の意識
の啓発とか、担当職員
の育成・配置といった、行政内
の住民参加に向けた環境
の整備は行われている
のか、お伺いしたいと思います。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えさせていただきます。 住民参加促進に向けました職員
の意識
の啓発といたしましては、平成26年度から平成29年度まで
の4年間、千葉大学
の教授に講師をお願いいたしまして、研修会を実施しております。 また、今年度におきましては、一般財団法人自治研修協会が実施いたします地域づくりと協働について
の講演会事業
の採択を受けまして、職員を対象とする研修会を実施する予定でございます。 今後も定期的に研修会等を開催いたしまして、職員
の育成を図ってまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 伊藤議員。
◆5番(伊藤博幸君) ご答弁ありがとうございました。 住民参加
の浸透という
のは、常日ごろから、この取り組みを根気よく継続しながら、市民やまた職員
の方々に認識してもらうということは、とても大切であると思っております。 次に、それに関連しまして、青少年
のまちづくり活動についてお伺いします。 この住民参加を考えた場合に、子供たちへ
の意識づけということもとても今後大切になってくると思いますが、青少年まちづくり活動
の概要、また、現在
の取り組み状況についてお伺いします。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 青少年まちづくり活動につきましては、将来
のまちづくり
の担い手を育成・確保するということも目的とした制度でございます。 活動に取り組むグループに対しまして、5万円を上限として活動資金
の援助を行おうとするものでございます。 これまで
の実績といたしましては、平成28年度に3件、平成29年度及び平成30年度にそれぞれ4件
の活動がございまして、具体的には、地域住民
の皆さんを招待して
の防災イベント
の開催や、東金駅駐輪場
の整理活動、東金
の歴史と文化をPRする動画
の制作、介護事業所や保育所で
の吹奏楽演奏会
の開催など
の活動がございます。 今年度
の活動につきましては、4月1日より募集を開始いたしまして、5月22日
の締め切りまでに4件
の応募があったところでございます。 今後
の予定といたしましては、今月
の来る6月15日に審査会を開催いたしまして、採択されたグループには7月から活動に取り組んでいただく予定でございます。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 伊藤議員。
◆5番(伊藤博幸君) ありがとうございました。 青少年まちづくり
の活動について、今後どのような事業を展開していこうと考えておるでしょうか、質問します。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 青少年
のまちづくり活動につきましては、現在
のところ中学校・高校
の生徒会、あるいは部活動といった単位で
の活動に取り組んでいただいている事例が多い状況でございますが、将来
のまちづくり
の担い手育成という観点から、もっと取り組み
の裾野が広がるよう、制度
の周知をさらに進めまして、地域
の活性化につなげていければと考えております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) 質問を許します。 伊藤議員。
◆5番(伊藤博幸君) 今、制度
の周知をさらに進めていきたいと考えているというご答弁でございました。 先ほど
の自治組織やNPO法人、またボランティア団体を含め、今後もっとこの若い青少年
のグループが活動して活動発表会が行われると、地域が持続的発展していける環境づくりにつながっていけると考えております。 今後このような取り組みをふやしていくこと、とても大切だと思いますけれども、そのようなお考えがある
のか、最後にお伺いして質問を終わりにしたいと思います。
○議長(小倉治夫君) 答弁を求めます。
石渡企画政策部長。
◎
企画政策部長(石渡淳一君) お答えいたします。 青少年まちづくり活動につきましては、補助金を支出する性質上、提案書や実績報告書等
の書類
の作成・提出や、審査会・活動発表会へ
の出席、そこで
の発表など、多く
の事務手続が必要でございまして、青少年
の負担が大きいということもさることながら、活動をサポートする方々
の負担感も大きいようでございまして、1年度当たり
の提案数が3件から4件にとどまっている状況でございます。 今後、こういった青少年グループが取り組みやすい環境づくりを進めまして、まちづくり
の担い手育成に取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(小倉治夫君) ほかにございませんか。 (発言する者なし)
○議長(小倉治夫君) それでは、以上で関連質問を終了し、蒼政会
の質問を終わります。 これをもって本日
の日程を終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後2時53分 散会...