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09月11日-04号

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  1. 東金市議会 2018-09-11
    09月11日-04号


    取得元: 東金市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-24
    平成30年  9月 定例会(第3回) 議事日程(第4号)                    平成30年9月11日(火曜日)第1 会議録署名議員指名第2 市政に関する一般質問-----------------------------------本日会議に付した事件 議事日程とおり-----------------------------------出席議員  22名 1番 布施満明    2番 中村美恵    3番 宮沢敬人 4番 前嶋靖英    5番 伊藤博幸    6番 土肥紀英 7番 坂本賀一    8番 上野高志    9番 相京邦彦10番 佐久間治行  11番 櫻田あや子  12番 清宮利男13番 前田京子   14番 佐竹真知子  15番 水口 剛16番 石田 明   17番 小倉治夫   18番 宍倉敬文19番 塚瀬一夫   20番 渡辺直樹   21番 石崎公一22番 宮山 博欠席議員  なし-----------------------------------議案説明ため出席者 市長        鹿間陸郎   企画課長      鈴木 聡 副市長       古川浩一   総務課長      酒井良和 教育長       飯田秀一   財政課長      鴇田義弘 企画政策部長    矢野政信   社会福祉課長    飛田和雄 医療担当部長    石渡淳一   農政課長      神山英雄 総務部長      井上一雄   建設課長      土屋和弘 市民福祉部長    中村貴一   教育総務課長    醍醐義幸 経済環境部長    青木 憲 都市建設部長    岡澤 茂 教育部長      鈴木幸一 会計管理者     長尾泰正-----------------------------------会議事務職員は次とおり 事務局長      石橋浩幸   次長        柴 伸一 書記        林 裕一   書記        齋藤洋佑-----------------------------------          午前10時00分 開議 ○議長(清宮利男君) 皆さん、おはようございます。 時節柄、暑いであれば上着を自由におとりください。 ただいま出席議員は22人であります。 定足数に達しております。 これより本日会議を開きます。 日程第1、会議録署名議員指名でありますが、会議規則第79条規定により、10番佐久間議員、11番櫻田議員を指名いたします。 日程第2、市政に関する一般質問を昨日に引き続き行います。 このまま休憩します。          午前10時00分 休憩          午前10時01分 再開 ○議長(清宮利男君) 再開します。 通告10番、蒼政会、中村議員質問を許します。 中村議員。     [2番 中村美恵君 登壇] ◆2番(中村美恵君) 皆様、おはようございます。蒼政会中村美恵でございます。議長お許しをいただきましたので、市政に関する一般質問を始めさせていただきます。 初めに、このたび北海道地方を震源とする地震により被災を受けられました全て皆様に、心からお見舞いを申し上げます。 それでは、質問に入ります前に、本日質問そして私議員活動を通して思いを少しお話しさせていただきます。 昨年初めて6月議会でも申し上げましたが、私は困っている人がいたら、その方を具体的にお助けしたい。泣いている人がいたら、その方お心に寄り添って笑顔にしてみたい。市民皆様が明るく暮らしていけるであれば、そのため労は決して惜しまない。そして、今一番強く思うことは、赤ちゃんから高齢者方々までが、これからもずっと住み続けていきたいと実感できるような東金市になることを、皆様と協力し合って築き上げていきたいということでございます。 さて、ことし夏を端的にあらわしますと、甲子園で金足農業高校手に汗握る大奮闘、そして、酷暑とも言える異常な暑さが続いたことと多く台風襲来であります。その猛暑さなか、私たち心を震え上がらせるような凶悪な事件が起こりました。大阪府では、逮捕された容疑者が警察署を逃走し、そして、その容疑者が盗んだバイクで女性かばんをひったくるという事件も起こしました。いまだ逃走中です。また、船橋市内では、夜道を帰宅途中女性会社員が刃物で刺されるという痛ましい事件も起こりました。このように、夜道を働く女性や、そして部活動で帰りが遅くなった女性が単独で歩くということは、大変危険であり、危惧するところでございます。 働く女性中には、少なからずとも子育て中方もいらっしゃると思います。ですから、我が東金市においては、このような事件が発生しないような安心・安全なまちづくり、これを推進することが、鹿間市長目指す「千葉県子育て環境ナンバーワン取り組みとしてつながるではないかと、このように推察するところでございます。 さて、現在日本は人口減少、少子・高齢社会真っただ中、本市においても例外でございません。子供たちや高齢者方々が安心して暮らしていけるまちづくりをすることが、喫緊課題と言えると思います。その取り組みとして、高齢者お気持ちやお体について認識、これは具体的に言いますと、どんなにお元気な方でも、生きていく中では耳が遠くなったり、目がかすんできたり、膝が痛くなったりいたします。ご不自由が生じると思います。ですから、このような高齢者方々お気持ちを私たちも認識していきたいと思います。 そして、これは生まれたて赤ちゃんについても同様と捉えるべきだと思います。なぜなら、赤ちゃんは自立して一人でご飯を食べることもできない、歩くこともできない、必ず介助が必要です。ですから、こうした子育て世代お父さん、お母さんは大変ですから、手厚い支援が行政として必要だと思います。 私は、子育て家族方々に東金市子育てに対する情報、また町なか情報を、いつでもどこでも必要に応じて入手できる体制づくりが必要だと思います。具体的に言いますと、行政側から子育てに悩んでおられる方々ために必要な子育て情報を、スマートフォン等アプリケーションを通して発信する必要もあると思います。もちろん行政単独というわけではなく、地域IT企業、また大学等と連携も必要だと思います。さらに、子育て家族が今どんな状況を提供してほしいかというニーズについても、市民対象アンケートを通して実施すべきではないかとも思います。 いずれにいたしましても、東金市をより活性化するためには、本市に在住する若いご夫婦が安心して子供を産み育てられる環境づくりが一番求められているではないかと思う次第でございます。 以上ことを踏まえました本日質問内容を申し上げます。大きな大項目、三つに分けて質問いたします。 大項目1、福祉行政について。中項目1、市長めざす千葉県子育て環境ナンバーワンについて。小項目で、子育て環境今後取り組みについて。子育て情報発信について。 続いて、大項目2、医療行政について。東千葉メディカルセンターについて周産期医療、小児科について。そして、夜間急病診療所連携についてと、災害拠点病院。そして、県による財政支援について伺います。 最後一般行政については、中項目一つ目として、外国人施策について多文化共生推進について、七つ項目に分けて細かく質問いたします。窓口サービスについて、就労支援について、民間団体や大学と連携強化について、ゴミ問題についてと災害時対応について、そして窓口設置についてと多文化共生計画的な推進について。 最後中項目二つ目として、安心・安全なまちづくりについて、防犯灯と防犯カメラについてを質問いたします。 以上、質問席より質問させていただきます。よろしくお願いいたします。     [2番 中村美恵君 質問席へ移動] ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) それでは、大項目1、福祉行政について。 市長めざす千葉県子育て環境ナンバーワンについてまず子育て環境今後取り組みについて質問いたします。 先ほども申し上げましたが、日本は現在人口減少、少子・高齢化という最大壁に立ち向かうため、政府は幼保無償化施策を半年前倒しいたしまして、来年2019年10月より本格実施する方針を固めました。子育て世代投資ため、子育て世帯負担を軽減し、質高い支援をしていこうとしております。本市におきましても、大変ありがたいことに、鹿間市長は子供たち今と未来ために、子育て支援に特に注力したいと聞いております。 6月議会でも質問させていただきましたが、千葉県子育て環境ナンバーワンについて、現在どのように進められているか、市長にお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) お答えいたします。 6月議会答弁と重なりますが、私は六つ政策ビジョン一つとして、若い世代が安心して子供を産み育てられる総合的な環境づくりため施策を進めることを掲げております。このため、まず6月議会におきまして、民間保育所設立を支援するため補助金を予算化いたしました。この民間保育所設置により、女性社会進出や社会情勢変化などから高まる保育ニーズ受け皿確保が進むものと期待しております。 次に、子ども医療費助成制度についてでございます。 このことに関しましては、子ども医療費助成制度高校生まで拡充を求める陳情が平成29年12月議会において採択され、市長として重く受けとめる必要があると考えており、担当部署には前向きに検討するよう指示しております。しかしながら、高校生まで拡充につきましては、一度開始すれば、一般財源を継続して支出していくことにつながり、自治体経営にも大きく影響することでありますので、最終的には担当部署検討結果をもとに、私が総合的に判断してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 再質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) 市長、ありがとうございます。 保育ニーズ受け皿確保、ご期待します。受け皿量はもちろんですけれども、質も大変重要でございますので、バランスとれた取り組みに留意していただきたいと思います。 それから、子ども医療費拡充につきまして、市長が陳情を重く受けとめ、検討すべき課題としていること、理解させていただきました。子育て支援施策子ども医療費助成制度、これは重要な施策一つと私も考えております。大賛成です。が、一方で、多額扶助費、それだけでなく、既に高校生などまで拡充を実施している自治体、これは県全体制度設計がないため、医療費や調剤助成費用を現物支給でなく償還払いで対応しているため、職員増員等、人件費負担増しもあると聞いております。 子ども医療助成対象を高校生などまで拡充した場合、財政面、事務面で課題についてお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 中村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長中村貴一君) お答え申し上げます。 子ども医療助成対象を高校生などまで拡充した場合財政面や事務面で課題についてでございます。 まずその前に、現行千葉県と本市制度についてご説明させていただきます。 現在制度設計につきましては、通院・調剤は小学校3年生まで、入院は中学校3年生までになっておりまして、県内医療機関を受診した際には、受給券を使用して、300円を窓口で支払うことで受給者対応は終了となり、差額につきましては医療機関から直接市に請求される現物支給という形になっております。 また、本市制度は千葉県制度設計形を踏襲した上で、通院・調剤についても中学3年生まで拡充し、さらに窓口で負担を200円とするなど、手厚いものとなっております。しかしながら、高校生まで拡充した場合、高校生は県制度設計では対象としておりませんので、議員おっしゃるとおり、医療機関を受診した際には窓口で医療費をお支払いいただき、その領収書を市にお持ちいただき請求を行う、いわゆる償還払い手続が必要となります。 また、事務面におきましては、償還払い受付支払処理を行う職員約1名分事務量が増加するほか、子ども医療費とは別制度設計となることから、新たなシステム導入などが必要となり、財政面では大きな負担になるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) 市民福祉部長、ありがとうございます。 財政面で大きな負担、やはりこれは大きな問題、課題だと思います。無料、つまり助成であるがゆえに、もしかしたら、本当に一部患者でしょうが、過度に受診、また過剰な検査・投薬も考えられます。その結果、公費負担も増大となります。そして、軽症でも夜間・休日を問わずに受診する、いわゆるコンビニ受診を生んでしまう可能性もあります。 本当に子供たち健康を考えるであれば、むしろ予防に費用をかけるべきだと思います。例えば新生児が精密な検査を受けられるようにすれば、病気予防や早期発見につながり、また子供ためにもなり、医療費も減らせると思います。就学前幼児医療費助成、また貧困家庭受診を控える、これを防いだり、また診察を通じて育児指導もできます。ですから、これは有効です。 ですから、医療費助成については、基本的に高校生まで拡充、これは大賛成ですが、例えば入院及び感染症など条件つきから始めていただくなど、十分なご検討をいただくことをお願い申し上げます。 続きまして、安心して妊娠・出産できる環境づくり。これも切れ目ない子育て支援にはとても大切なことだと考えます。出産する世代にとっては経済的負担、これも大きいと思われる中で、現在東金市では、妊婦健診助成、これはどのくらい受けられるかお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 中村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長中村貴一君) お答え申し上げます。 妊婦健診費用につきましては、1人当たり14回受診票を配布しており、総額で9万8,000円となっております。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 たしか平成29年度、9万3,000円から9万8,000円へ増額していただきました。ありがとうございます。 現在、東金市内で出産できる唯一医療機関、これはご存じとおり、東千葉メディカルセンターとなっております。子育て環境ナンバーワンを目指す中、東千葉メディカルセンターで出産される方に現在、助成はありますか。ちょっと確認ためお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 中村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長中村貴一君) 特定医療機関を受診された方に対する助成につきましては、現在ところございません。
    ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 そうですね。特定医療機関助成は、これは余りどこ自治体でもまだないかと思います。現在、出産育児金は42万円支給されております。 ここで、大変僣越ながら提案させていただきたいんですが、この後、東千葉メディカルセンター質問も準備しているですけれども、現在東金市で出産できる唯一医療機関東千葉メディカルセンターです。24時間365日体制でお産に臨めます。小児科、麻酔科や他診療科と院内連携も最大限に活用でき、産前産後フォローも最善体制が整っております。しかしながら、通常分娩費用約50万円、42万円一時金が支給されるんですけれども、すごく高いというわけではないと思うですが、お安いとも言えません。 そこで、東千葉メディカルセンター設立団体といたしまして、また東金市で一人でも多く赤ちゃんご誕生、これを心から待ち望むということから、東千葉メディカルセンターでご出産される方に限り、市として出産助成をお願いしたいと思います。東金市でご出産、そしてここで子育てをしていただく未来へ投資ということ前向きなご検討をよろしくお願いいたします。 続きまして、子育て情報発信について質問いたします。 ご存じとおり、4月からこども課健康増進課子育て世代包括支援センターが開設されました。現在相談内容、件数についてお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 中村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長中村貴一君) お答え申し上げます。 子育て世代包括支援センター相談内容や件数についてご質問でございます。 まず、相談内容でございますが、主なものといたしましては、健康増進課では、出産に向けた心配事や育児や発達に関することなど、こども課では、各種助成制度や各種手続など相談がございます。 また、育児を続けていく自信がない、あるいは生活資金がないなど、複雑な家庭背景相談があった際には、それぞれ課で状況を把握した上で、さらに必要であれば他部署であるとか専門機関につなぐなど、連携して対応しております。 なお、電話や窓口で行った、開設から7月末まで相談件数でございますが、健康増進課においては141件、こども課においては79件相談を受理しており、必要な窓口ですとか機関につなぐなど、適宜対応しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 健康増進課で141件、こども課79件と、直接ご相談があるとこと。まさにセンターが動き出してまいりました。かつては子育て悩みを打ち明ける相手はどこにでもいましたが、現在は核家族化、人間関係希薄化などで、気軽に相談できる人がいない方もいらっしゃいます。家で子供と1対1となり、閉ざされた空間で一人悩みを深め、虐待に至ってしまうケースもあるという若いお母さんたちへ、心通った丁寧な支援へとつなげていただきたいと思います。 次に、このセンター開設によりまして、今聞いたとおり、市民方が市に相談しやすい環境が整ったこと、これは本当によいことだと思います。生ご意見が出てくるですから。しかし、一方で、相談を受ける以外に、市側から子育てに関する市民ニーズや声、これをつかむためには現在どのような方法がとられていますか、お伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 中村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長中村貴一君) お答え申し上げます。 市民ニーズや声を把握する手段一つとして、本市でも幾つか市民アンケートを実施、あるいは行っていく予定がございます。 まず、毎年実施しております東金市民アンケートでは、行政各分野取り組みに対する満足度、意見を把握して、事務事業推進や改善資料としており、この中では子育て支援事業に対する意向も調査しております。 また、平成31年度におきましては、次期総合計画策定に関連して市民アンケートを行う予定と聞いておりますので、その際にも、子育てに関する意識調査となる項目について検討してまいりたいと考えております。 そのほかに、法律に基づいて平成27年3月に策定いたしました子ども・子育て支援事業計画につきまして、次期計画策定に向け、本年平成30年度に、主に本市就学前児童保育ニーズや幼稚園など教育ニーズを調査するため、東金市子ども・子育て支援に関するニーズ調査を実施する予定でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ご答弁、ありがとうございます。 冒頭でも申し上げましたが、子育て家族方々が今何について、どういう内容情報を提供してほしいか、これはとても大切なことです。ニーズ調査アンケート調査、よろしくお願いいたします。市民皆様声を拾い上げていただきたいと思います。 それでは、市さまざまな子育て施策を市民皆様にお知らせするために、わかりやすい情報発信、これが一番必要と考えますが、現在ホームページでは、なかなか必要な情報にたどりつくに苦労してしまうという声もお聞きいたします。ですから、子育てに関する情報、これを集約したページを作成するなど、こうするとよりわかりやすいと思うんですけれども、いかがでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 中村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長中村貴一君) ご質問子育て情報発信につきましては、本市では電子媒体といたしましてはホームページ、あるいは紙媒体として子育て情報誌「ひろば」というものがございますが、それによって行っております。他市事例では、子育てアプリですとか、子育て情報専用ホームページなどを導入している団体があることも聞いております。 本市といたしましては、他市情報発信よい部分を参考にして、現在子育て情報誌やホームページなどを、より内容がわかりやすく市民皆様にごらんいただけるよう研究し、必要に応じて改善をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 確かに、市ホームページ、「ひろば」ですね。きのう水口議員もお出しになっておられましたから、私もいつもかばんに持っております。必要な情報は入っておりますけれども、子育て世代方々はスマートフォン、またタブレットをとても多く活用し、必要なときに必要な情報を取得したいと、このように考えている方が多いです。 そのような若い世代方々に対する情報発信に子育てアプリ、これは非常に有効と考えます。先ほど申し上げましたが、城西国際大学と連携して導入するなど、いかがでしょうか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 中村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長中村貴一君) 議員おっしゃるとおり、子育てアプリにつきましては、現在ように若い方々にスマートフォンが普及している状況を踏まえますと、有効な情報発信手段一つになるものと考えております。このため、既に導入している自治体事例について調査研究し、導入手法も含めて検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 ぜひ大学と連携、これをお考えいただきたいです。私事ですが、この夏も大学生方と一緒に夏季セミナーに参加いたしましたが、やはり発想が豊かです。例えば健康なまちづくり、こういったテーマに対しても、ヘルシー居酒屋などはどうですかなど、斬新な意見がたくさんあります。こういう若い方ご意見を取り入れていただき、また、安心・安全なまちづくりをつくるにしても、市内を歩いていただき、死角になるところとか危険な場所をピックアップしてもらう。若い人が住みやすいまちづくりを一緒につくり上げていただきたいと思います。そして、必要な情報を提供し、多く市民皆様に見てもらえる、役立ててもらえる子育てアプリを導入していただきたいと思います。 例えばなんですけれども、そのアプリは見てもらうということで、鹿間市長も子育て応援という形で、改革前進ポーズなどをとっていただきまして、そのアプリ中に入っていただく。必要な情報を満載し、健診や予防接種日程、助成など手続から、医療機関情報、またお祭りやイベント情報、みのり郷東金など情報ですね、そして幼稚園、保育園園庭開放など情報、インフルエンザや風疹など、感染予防など情報もわかりやすくお伝えしたいと思います。改めまして、子育てアプリ導入を要望させていただきます。よろしくお願いいたします。 それでは、続きまして、大項目2、医療行政について、東千葉メディカルセンターについて質問いたします。 まず初めに、周産期医療ですけれども、先ほどから千葉県子育て環境ナンバーワンを目指す取り組みとして、医療充実は欠くことできないものです。そして、人口減少原因はまさに出生数減少です。改めまして、東千葉メディカルセンターで平成28年5月に分娩体制が整い、この地域で待望安心して出産できる環境が整ったこと、これは非常に心強いと感じています。今後も引き続き周産期医療体制準備に努めていただきたいと思います。 それでは、現在出産状況、今年度目標数をお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 平成29年度分娩実績でございますが、295件でございました。平成29年度実績から30件増加を見込みまして、今年度目標値につきましては325件として、現在取り組んでいるところでございます。 今年度分娩実績につきましては、4月から7月までで96件でございます。また、今後予定といたしましては、9月以降は毎月30件程度分娩を予定しているとことでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 東金市出生数も年々減少傾向にあり、この地域だけで目標を達成する、これは難しいことと思います。市内はもちろん山武地域以外へ周知、これも必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 周辺地域出生数うち、東千葉メディカルセンターで出産される方は全体3割程度でございまして、周知不足が一つ課題であると認識しているところでございます。 また、中村議員ご指摘エリア拡大につきましても、ホームページ等リニューアルを行い、サービス内容や施設魅力なども含めまして、積極的に周知を図っていきたいとことでございます。 なお、法人におきましても、安心してお産ができる場所として選んでいただけるよう、アンケートなどを実施し、食事やサービス改善に努めているほか、新たに見学会を実施するなど、病棟雰囲気やサービス、費用相談といったことにも対応してまいりたいとことでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 何度かご紹介しているんですけれども、東千葉メディカルセンター産婦人科にはLDR室、これは陣痛から分娩、さらに産後回復まで移動することなく同じ部屋で行うことができます。このLDR室も兼ね備え、また4Dエコー、これも装備された最新設備。そして、何といっても、院内連携を最大限に活用し、安心な最善出産体制が整っております。多く皆様へ周知、お願いいたします。大きなポスターなんかもいいかと思いますけれども、これも費用が発生いたしますね。 そして、分娩費用面でご相談について、先ほど本市独自東千葉メディカルセンターオンリー出産助成、ご検討を重ねてお願いいたします。 続きまして、小児医療についてお伺いいたします。 全国的に医師不足が大きな社会問題となっていますけれども、その中で、小児科医師確保については深刻さを増している状況でございます。改めまして、東千葉メディカルセンター小児科医医師数状況、また夜間・休日診療体制についてお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 直近状況で申し上げます。平成30年8月現在で、常勤医3名、非常勤医3名にて対応しております。なお、時間外対応につきましては、火曜日と木曜日は午後9時まで、また日曜日は午前中対応をしている状況でございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 昨年度小児科外来患者は約9,000人、また入院患者数は約1,000人と、非常に少ない先生方で夜間や休日ご対応をしていただいております。小児科先生方ご苦労に、本当に心から感謝申し上げます。 それでは、東千葉メディカルセンターで対応できないような小児重症患者、また特殊な疾患へ対応、それから生まれたて乳児へ予防接種等コーディネート、連携ですね、いつ何を接種するかなど、これは行っていらっしゃるでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 まず、対応できないような重症患者や特殊な患者へ対応ということでお答えさせていただきます。 東千葉メディカルセンターにおきましては、施設面において対応が難しい患者、また専門的な治療が必要な患者におかれましては、その病状に応じまして、千葉大学医学部附属病院や千葉県こども病院と連携し、対応している状況とことでございます。 また、生まれたばかり赤ちゃん予防接種等コーディネート、そういった連携についてでございますが、小児科において乳児健診や予防接種に対応しておりまして、また、安心して出産していただけるよう、産婦人科と十分に連携した中で、お母さんも赤ちゃんも産前産後生活が快適に送れるよう、細やかで丁寧なケアを心がけていただいております。 ご指摘件につきましても実施されている状況と聞いておりますが、本市といたしましても東千葉メディカルセンター連携を一層充実したものとして、より効果的なコーディネートに努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 妊婦たちから、この病院に来れば、ここに来れば全てオーケー、安心して出産できる、都市部と遜色ない場所と思っていただけますよう、トータルコーディネートをどうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、山武郡市夜間急病診療所連携についてお伺いいたします。 夜間急病診療所は、平成10年4月から診療を開始し、現在、山武郡市医師会から44名先生方ご参加をいただき、1年365日、午後8時から11時まで診療を行っております。また、平成24年5月からは週2回、水曜日と金曜日なんですけれども、こども病院から小児科先生を招聘いたしまして、つまり二診ですね。通常診察室と小児科、専門診療体制充実も図っています。 ここは、この地域一次救急最前線です。ここという夜間急病診療所なんですが。ここがこの時間帯窓口といっても過言ではありません。ここで対応できない患者は二次輪番病院へお送りいたします。ですから、ここ夜間急病診療所スタッフは夜間診療に係る機能分化、つまり東千葉メディカルセンター役割等を十分に理解されていないと、患者に対する説明が不十分なものとなったり、患者に対して緊急時制度、流れが間違った形で、もしかしたら伝わってしまう、こういったおそれもあります。 東千葉メディカルセンターは、二次輪番当番日以外に相当数後方支援もされています。患者にきちんとした、その場、そのとき説明ができる、これが大切なことです、重要なことです。夜間急病診療所全てスタッフに、東千葉メディカルセンター連携に係る機能分化、制度等共通認識を持つため説明会とか意見交換会等が必要だと思うんですが、現在どのようにされているんでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 地域救急医療体制につきましては、主に初期救急に対する夜間急病診療所や、入院治療が必要な患者を受け入れる二次救急、そして東千葉メディカルセンターが担っております重症者へ救命措置が必要となる三次救急に分類されております。 中村議員ご指摘件につきましては、具体的な説明は実施されていない状況でございますので、本市といたしましても、法人とともに夜間急病診療所を運営する山武郡市広域行政組合と地域救急医療における機能分担や相互連携等強化を図り、救急患者や重篤な紹介患者など受け入れを円滑に行えるよう、適切に協議してまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、災害拠点病院について質問いたします。 全国的に地震や異常気象による災害が多発しており、改めて自然災害恐ろしさを痛感したところでございます。東千葉メディカルセンターは、地域災害拠点病院として、災害時には医療救護活動拠点として機能を担うものと理解しておりますが、災害時など有事に向け、どのような体制を構築しているでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 地域災害拠点病院として取り組みにつきましては、災害時にその機能を十分発揮できるよう、緊急時に備えまして、地域医療機関、医師会、自治体等と連絡体制確保、医療物資等備蓄、また定期的にトリアージ訓練等災害訓練を実施し、有事際に迅速かつ弾力的に対応できるよう、体制整備を図っております。 また、千葉大学医学部附属病院と連携いたしまして、DMATを配置し、災害救護を想定した各種訓練等にも参加している状況でございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 災害時医療チームエキスパートであるDMATを配置されているとことで、非常に心強いです。よろしくお願いいたします。 それでは最後に、県による財政支援について、市長にお伺いいたします。 この本会議でも数多くご質問、またご答弁をいただいておりますように、8月17日には千葉県知事と意見交換会で知事に直接要望していただき、また、8月20日には県健康福祉部と財政支援時期や拠出方法等詳細についてもご協議をいただいているとことでございます。そして8月15日広報とうがね、これに東千葉メディカルセンター厳しい財政状況も掲載され、今後に向けて市長も相当お覚悟をお持ちになられたと痛切に感じております。 市長の選挙公約でもあります、「この病院は市民生活に欠くことできない施設なので存続させます」。そして「東千葉メディカルセンター経営健全化について」という選挙公約実現に向けまして、改めまして今後会議スケジュール、そして財政支援実現に向けた市長現在お心構えというか、お気持ちもあわせてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) お答えします。 これにつきましては、8月17日金曜日、千葉県知事と意見交換会席上におきまして、設立団体として改めて東千葉メディカルセンターに対する追加財政支援について、知事に対し直接要望したところであり、今後具体的な協議に進んでまいりたいと考えております。 また、事務レベルにおきましても、8月20日月曜日に県健康福祉課部長以下、設立団体市長、町長以下による協議をスタートしたところであり、今後財政支援時期や拠出方法等につきまして詳細に詰めていく予定でございますので、ご理解ほどよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) 市長、よろしくお願いします。 市長目指す、千葉県子育て環境ナンバーワン施策といたしましても、また市民命を守るためにも、都市部と遜色ない医療を受けることできる東千葉メディカルセンターは、この地域財産です。どうか次世代へ残してください。お育ていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、大項目3、一般行政について外国人施策について、多文化共生推進についてお伺いいたします。 多文化共生とは、「国籍や民族など異なる人々が互い文化的差異を認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会構成員としてともに生きていくこと」とされております。3月議会では、本市にご登録されている外国籍方は、平成30年1月1日時点で1,848人とご答弁をいただきました。この多くは城西国際大学留学生という特性を積極的に捉え、多文化共生まちづくりを本市においても推進していかなければならないと考えます。 そして、グローバル化進展、人口減少対策及び2年後東京オリンピック・パラリンピックを控え、外国人住民さらなる増加も予想されます。私も現在、東金市国際交流協会一員としてお手伝いをさせていただいておりますが、鹿間市長は、千葉市国際交流課をご担当されていらっしゃったことがあり、多文化共生については誰よりも深いご理解、またご専門知識とお考えをお持ちであると思われます。 それでは、外国人施策について、順を追ってお伺いしてまいります。 東金市に暮らす外国人は現在何人ぐらいいらっしゃるか。また、日本語を話せない外国方が転入など窓口手続に来庁された際、現在どのように対応されているでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 中村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長中村貴一君) お答え申し上げます。 まず、本市住民票に登録されている外国人でございますが、平成30年8月1日現在1,748人となっております。また、転入・転出など手続で市民課を訪れる外国人は、年間約1,000人ほどで、その大半方々は日本語を理解できる方や日本語通訳ができる付き添いを伴っておりますので、比較的円滑に転入・転出など手続を行っております。 しかしながら、ご質問ございましたように、日本語が話せない、あるいは日本語通訳ができる付き添いがなく来庁される方も年間10件程度と、わずかではございますが、おるということでございます。そういった方々場合には、職員がインターネット上翻訳機能を活用して対応しているところでございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 今ところ、大きな問題もなくご対応されているようです。10件程度とわずかなんですが、日本語におけるコミュニケーション能力不足などにより、さまざまなご不安を抱かれていらっしゃる方も多いではないかと思われます。そして、これからもふえる可能性が十分あります。引き続き丁寧なご対応をお願いいたします。 続きまして、就労支援についてお伺いいたします。 人口減少を迎え、城西国際大学を卒業する留学生を初めとした外国人定住促進も大切で、そのためには働く場確保も重要だと考えます。そこで、地域在住外国人に対する就労支援として、現在市はどのような施策を行っているでしょうか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 外国人就労支援は、千葉労働局ハローワーク千葉南が東金市を管轄する公共職業安定所でございまして、市役所に相談があった場合はこちらをご紹介しております。就労ビザによる在留場合は、在留資格に応じて就労活動に制限があり、ハローワーク千葉南では在留資格や期間等を踏まえて、労働相談が実施されております。ハローワーク千葉南には通訳者が週1日配置され、日本語が余り理解できない外国人方に、英語、スペイン語、中国語で対応を行っており、また千葉労働局には外国人労働者相談コーナーが週2日設置され、外国人方に生じた賃金や労働時間に関するトラブル相談に専門相談員が英語で対応しております。 市といたしましては、ハローワーク千葉南と連携により、就労意欲ある外国人に対する就労支援を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 ハローワーク千葉南と連携とことです。どのくらいご相談があるかなど、また次回お聞きしたいと思います。引き続きご支援、お願いいたします。 人口減少を食いとめるためには、各自治体それなり努力をしなければなりません。外国人方がこの東金市で仕事を持ち、地元皆様とうまくやっていけるようなご支援、そして、その労働力も必要です。この先企業誘致をしたとしても、雇用確保は企業が成り立つ上で最も大切なことです。外国人就労相談が増加している中で、人手不足と言われております分野、例えば保安とか建設、土木、それから介護サービス業なんですが、これから外国人労働力に結びつけていかなければならないと思います。 また、昨年11月に厚生労働省が策定いたしました外国人技能実習制度と、その窓口にある管理団体、これは行政では直接行えません。東金市として視野に入れていく必要もあるかと思います。 続いて、民間団体や大学と連携強化についてお伺いいたします。 国際交流協会を初めとする民間ボランティア団体、市民方々中には、外国語に堪能な方々もたくさんいらっしゃいます。また、東金市には多く留学生が学ぶ城西国際大学があります。こういった方たち力をさらに発揮していただくよう連携を強化する、また新たな連携仕組みをつくったりすること、これはできないでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 行政主導でボランティアを組織したりすることは難しく、現状では、国際交流協会や日本語IVC教室、これはインターナショナル・ボランティア・サークルというんだそうですが--など既存ボランティア団体に対する補助金交付、また市民提案型協働事業という形で協力を行っておりますが、今後、国際化進展に伴い、さらに有効な連携としていく必要があると認識しております。 城西国際大学に在籍する外国人留学生と連携につきましては、これまで市で発行しております生活情報冊子「暮らし便利帳東金」翻訳版作成や、市内鴇嶺小学校児童を対象とした英語活動補助など、幾つか分野で連携し、事業を実施してまいりました。 今後は、より幅広い分野で連携協力していくとともに、関係機関・団体と連携し、外国人留学生がその能力を生かして、さらに活躍できる場所や機会を提供できるよう、検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 外国人留学生がその能力を生かしたご活躍をさらに検討していただきたいと思います。 母国と日本事情に通じ、複数言語を使われる外国人留学生、これは本市国際化及び多文化共生社会を推進する上で強力なサポーターとなります。教育上でも、本市子供たちが外国人留学生などによる異文化理解講座などを小・中学校で開催されることにより、海外生活習慣また食文化紹介などを通じて、異文化理解を深める取り組み推進となると思います。国際理解教育を高める上でも、とても必要であると思います。連携強化、よろしくお願いいたします。 続いて、ごみ問題についてお伺いいたします。 東金市に住んでいらっしゃる外国人に対して、ごみ出し方周知方法、これは英語、中国語、韓国語3種類言語によるものを作成いただいており、適正に分別していただくような周知を行っていただいていると伺っております。 それでも外国人方が排出したごみ、これが回収されなかったなどクレーム対応、これはどうされているでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 ごみ集積所に排出したごみが収集されなかった場合につきましては、分別方法に問題があるものと思われます。本市分別方法等がわからない場合もあるかと思われますので、ごみ集積所の管理をしている地域皆様にご協力いただきながら、排出者が確定した場合には、市から直接その排出者へ分別方法説明を行ってございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 大変ですけれども、どうぞよろしくお願いいたします。 外国人方に生活上ルールを十分にご理解いただくこと、これが外国人も安全、また安心に暮らすために最も大切なことだと思います。そして、そのために必要な支援を充実させる。そうすることによって、東金市地域が多様性をまち力にすることができるではないかと思います。 次に、災害時対応について。 災害など混乱時には、外国人方へニーズ対応複雑さが表面化しやすく、情報や支援が十分に行き届かないことがあるなど、多文化共生社会成熟度が問われることとなると思います。万が一災害発生時において、日本語理解が困難な外国人方へ対応についてお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 災害時における外国人対応は、地域防災計画において要配慮者対策として位置づけまして、外国語による災害知識や災害時行動など普及啓発資料作成、避難所標識多言語化などに取り組むこととしております。現状といたしましては、防災行政無線デジタル化によるSNS、これはツイッターですが、それや、スマートフォンアプリを活用し情報発信手段を整備してきたことにより、外国人方々も翻訳機能を活用し、災害情報を受け取ることが可能となりました。 今後は、多く外国人方々が災害情報を受け取ることができるよう周知徹底を図るとともに、平時から災害知識や避難行動に関する知識を身につけてもらえるよう地域と連携し、例えば城西国際大学と連携して、その資料づくりを進めていきたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 地震や台風等災害時対応として、外国人へ防災知識普及、また災害が起きた際迅速・確実な情報伝達、これが今特に求められています。地域と連携していただき、外国人ため防災ガイドブック普及や、ご答弁いただきましたSNS等を活用した多言語による防災情報提供、これもお願いいたします。 続いて、外国人向け窓口設置についてお伺いいたします。 現在、各部署における外国人方々へご対応、これは理解させていただきました。このような現状を踏まえまして、外国人方向け窓口、これを一本化して組織として対応できるようにすることも必要ではないか、この意見も3月議会で質問させていただきましたところ、市当局から検討するとご答弁をいただきましたが、その後状況についてお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 現在まで本市における外国人方々へ窓口サービスは、各部署ごと、また各事案ごとにそれぞれ対応してきたところですが、ご指摘とおり、これから多文化共生施策を推進していく上では、これまで以上に外国人方々にとって暮らしやすいまちづくり、身近なところでは、外国人方々に優しく親切な行政窓口対応などが必要だと認識しております。 しかしながら、本市における現状やニーズなどを考慮しますと、大きな窓口新設ではなく、既存組織内で対応からスタートすべきものと考えておりまして、まずは交流事務を担当している秘書広報課に窓口を設置する方向で検討しているところでございます。 外国人方に対する窓口サービス向上に関する具体的な検討状況につきましては、千葉市、富里市など先進団体視察、研修会へ担当職員参加などを行っておりまして、こうした調査研究などを踏まえ、テレビ電話を利用して12カ国語に対応する通訳サービスシステム導入などを検討している段階でございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 テレビ電話を利用して通訳サービス導入、ぜひお願いいたします。 繰り返し申しますけれども、2年後東京オリンピック・パラリンピックを契機に、外国人観光客増加も想定いたしましてご準備をお願いしたいと思います。 それでは、最後に、多文化共生計画的な推進についてお伺いいたします。 外国人向け相談窓口設置についてご検討いただいているとこと、ぜひ早期開設をお願いいたします。 また、具体的な事例といたしまして、千葉市や富里市視察も行かれたとことですが、私も個人的に両市に伺いまして、窓口対応勉強もちょっとしてまいりました。千葉市では、コミュニティ通訳ボランティア普及、また外国人自立に向けた日本語学習支援強化取り組み、こういうことも、またほかにもたくさん行っていました。市規模が違うと言えますが、将来はぜひ本市でも実施していただきたいと感じました。 テレビ電話による通訳サービスシステム導入を検討しているとことですが、これは先日、保育所で日本語通じない外国人保護者方と保育士と間で、コミュニケーションを図るに苦労しているという事例も聞いております。子供ことに関する大切なご相談です。現場でも受けられるよう、こうしたシステムをぜひこちら現場等にも導入していただきたいと思います。 先ほども申しましたが、鹿間市長は、千葉市国際交流課長をご担当されていたことがあります。千葉市というは千葉県でナンバーワン国際交流都市ですけれども、多文化共生に関して、誰よりも深いご理解、お考えをお持ちと思われます。最後に、多文化共生施策計画的な推進について市長お考えをお聞かせください。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) お答えいたします。 多文化共生につきましては、仰せとおり、大切な施策であると認識しております。千葉市では、私在職中でも既に2万人を超える外国人方々が市内に暮らしており、多文化共生はいわば必然施策一つとして位置づけられておりました。 グローバル化が進み、東金市でも年々、外国人住民方が増加傾向にあり、また2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、訪日外国人増加も想定する中では、これから時代、本市においても多文化共生取り組みは、市あらゆる分野でも対応していかなければならないものと考えております。 今後も厳しい財政中ではありますが、計画的にこの施策を進めていけるよう、推進プラン等策定についても考慮に入れながら、段階的に着実に取り組んでいきたいと考えております。 あわせまして、国際交流協会や城西国際大学、また地域ボランティア方々と連携も図りながら、さまざまな国、さまざまな文化方々が東金市に集い、学び、働き、そして誰もが暮らしやすいまちづくりを実現できるよう取り組んでまいりますので、ご理解ほどよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) 市長、ありがとうございます。 多文化共生まちづくり、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、最後中項目2、安心・安全なまちづくりについて取り組みとして有効な、防犯灯、防犯カメラ設置について考え方、設置状況をお伺いいたします。 冒頭でも申し上げましたとおり、昨今凶悪な事件が各地で起こりました。市民皆様が暗い夜道で、また通学路等内で事故防止や犯罪に巻き込まれることないよう、防犯灯、防犯カメラ適切な設置、これが必要だと思います。 まず、防犯灯設置について現状をお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 防犯灯につきましては、犯罪未然防止、交通事故防止観点から、地域実情、要望を反映させたいと考えてございます。ゆえに、各区区長や小・中学校から申請や要望をいただきながら設置を進めております。平成29年度末で6,617灯、今年度も70灯程度設置を予定しています。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 潜在的なニーズ把握も含めたご対応を引き続きお願いいたします。 続きまして、防犯カメラ設置状況現状をお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 防犯カメラにつきましては、犯罪抑止観点、また昨今では犯罪事後証拠といった資料観点から、警察署と協議して、駅周辺や通学路、主要な交差点付近に設置しております。平成29年度末は31基でございます。今年度は2基予定しています。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 現在31カ所、そして今年度は2カ所新規設置予定ということです。 防犯カメラ設置は犯罪抑止にもなり、また、ご存じとおり犯罪検挙率も上がっております。私も地元区内防犯パトロールをして痛切に思うんですが、地域死角になるところ設置、これをご検討いただき、女性や子供たちが安心して暮らせるまちづくりために、さらに防犯カメラ積極的な導入に向けた予算化をすべきではないかと思います。いかがでしょうか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 今申し上げました目的趣旨から、防犯カメラあるいは防犯灯につきましては大変有効だと考えてございますので、いろいろな状況を見ながら、またご要望をいただきながら、その推進には引き続き努めてまいります。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 中村議員。 ◆2番(中村美恵君) ありがとうございます。 私地元、上宿区内でもまだ何カ所か不安な場所があります。もちろん東金市内全域でも危険な箇所があると思います。そういった場所へ防犯カメラ設置を要望させていただきます。そして、さらに東金市民ため安心・安全なまちづくり推進をどうぞよろしくお願いいたします。 最後になりますが、市民皆様お心に届くような必要な支援を提供させていただき、そのお手伝いをいたします。そして、市民皆様に定住していただき、できることならば将来は東金市にお返ししたいと、このように思っていただけるように、助けられた方が今度は税金を東金市に納めて、別人を助けてくださるような未来へ投資をしてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 以上で、本日質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(清宮利男君) 以上で、蒼政会、中村議員質問を終わります。 休憩します。          午前10時59分 休憩          午前11時10分 再開 ○議長(清宮利男君) 再開します。 次に、通告11番、蒼政会、伊藤議員質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) それでは、議長許可をいただきましたので、市政に対する一般質問をさせていただきたいと思います。 大項目1、一般行政、第3次総合計画第4期基本計画について。大項目2、防災行政、地域防災力向上について。大項目3、産業振興では、森林活用について、公共建築物における木造利用促進について、森林環境譲与税について。大項目4、教育行政、奨学金制度、石井清一郎記念奨学金について、質問席より質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。     [5番 伊藤博幸君 質問席へ移動] ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) それでは、大項目1、一般行政について、第3次総合計画第4期基本計画についてお伺いします。 本市基本構想であります第3次総合計画は、平成13年度から始まりまして、既に18年がたちました。本年度は、この総合計画最終計画である第4期基本計画中間年度であり、来年、再来年度において、この第3次総合計画総括をしていかなければならない時期であります。また、次総合計画策定に向けて、どのような施策を実現していくかをきちんと精査していかなければならない、大事な時期であると考えております。 そのことを踏まえまして、今改めて、この第4期基本計画についてお伺いします。 まず初めに、第4期基本計画はどのような取り組みをしているか、基本的な考え方。また、その実現に向けた重点政策取り組みはどのようなものがあるかをお伺いします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) まず、一つ手前第3期基本計画では、人口減少、少子・高齢化、景気低迷を乗り越えるため種まきを行ったものでございました。第3次総合計画最終計画である第4期は、今後急速に進むことが予想される人口減少へ対策としまして、地方創生という新たな考えに重点を置いた計画となっています。 具体的には、市域を超え人口流入を受け入れるため隣接する九十九里町と連携や、六次産業化を初めとする地域資源活用、市民と協働による情報発信などを通したまちにぎわい創出、さらにはJR東金線や高速バスさらなる充実と利用者利便性向上や、安心して子育てできる環境をつくるため防犯対策と施設整備に取り組んでおるところでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 再質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) その中で、短期的な実施事業、また長期的な実施事業にはどのようなものがあるか伺いたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 本市総合戦略において、平成27年策定当時におおよそ5年間、第4期基本計画期間中に実施すべき事業を短期実施事業、その後2060年まで長期的な視点で実施検討することにより人口減少歯どめに寄与するであろう事業を中・長期で検討する事業として設定いたしました。 短期実施事業主な事業といたしましては、大学が持つ専門知識や学生柔軟な発想を施策に生かす大学連携強化事業や、未婚男女に対し出会い場を創出する婚活支援事業を掲載しております。 また、中・長期で検討する事業としましては、総合戦略に例示してございますが、既に行われている事業であるみのり郷東金加工場六次産業化促進事業ほか、バスターミナル整備や工業団地整備検討、中心市街地再編成など、今後検討していかなければならない事業を掲載しているところです。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 本年度が第4期基本計画中間年度である平成30年度でありますけれども、地方創生という新たな考えに重点を置いた事業としては、どのようなものがあるかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長
    企画政策部長(矢野政信君) 地方創生は、端的に言えば若年層東京へ流出をいかに減らし、東金市やこの地域へ流入を促進するかということでございます。 そのために、まずは地域魅力を磨き上げ、積極的にPRすることで人を呼び込むことに重点を置き、観光等情報誌「るるぶ」製作や、職員手づくりによる動画「とうがねNews」による情報発信、移住定住に特化したウエブサイト「TOGANE Life」開設等に取り組んできたところでございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 第4期基本計画における重点政策実現ために、新たな財源確保が課題であると伺っておりますが、財源確保策については具体的にどのような取り組みをしているかお伺いします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 第4期基本計画中でも、特に対策が急務である地方創生については、各種交付金を活用してまいりました。例えば、地方創生加速化交付金を活用し、九十九里町と連携による「るるぶ東金・九十九里」製作や、まちにぎわい創出ため、地方創生推進交付金を活用したインターネットメディア局整備事業実施、さらには、地域資源活用ため、地方創生拠点整備交付金を活用した六次産業化拠点施設建設等に取り組んでまいったところでございます。 また、これまでも選択と集中という言葉で表現させていただいておりましたが、長期的観点から取り組むべきもの、短期・中期的観点から取り組むべきものを整理しながら、予算財源を含めたさまざまな状況などを勘案し、必要な事業を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 基本計画実効性確保ために、市長、部長、課長目標が設定されておりますが、当初目標に比べて大きく乖離してしまった事業はあるでしょうか。また、乖離した目標達成に向けて、どのような取り組みをしているかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 第3期基本計画総括において、目標と大きな乖離が生じた事業につきましては、要因を分析した上で、第4期基本計画において適切な目標を再設定したところでございます。こうした作業を経て策定したことから、第4期基本計画において現段階で大きな乖離が生じている事業はございませんが、期待する達成度を得られていない事業が出始めているところでございます。 また、基本計画に基づく各事業につきましては、当初掲げた目標どおりに事業が実施できたかについて毎年度チェックを行い、その達成度を確認するとともに、達成度低い事業につきましては理由を明確にし、翌年度以降事業実施に反映させるよう努めているところでございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 第4期基本計画到着点、第3次総合計画総仕上げである平成32年度でありますけれども、これまでさまざまな取り組みを踏まえて、この最終年度目標、また次基本構想ためにどのような考えを持っておられるか、お伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 本市基本構想につきましては、平成13年度から見た20年後、平成32年度を目標年度と定め、構想実現ために実施する施策をまとめた基本計画を5カ年、4期に分けて運用してまいりました。平成12年基本構想策定時では、平成32年度人口を7万5,000人と設定し、まちづくり基本方向を教育分野、健康福祉分野、自然・環境分野、産業・雇用分野、都市基盤分野五つに分類し、「人・自然 ときめき交感都市 東金」という市将来像実現に向け、施策を展開してきました。 この18年間で社会情勢変化もあり、実施する事業は柔軟に形を変えながら進めてまいりましたが、達成度評価・検証などにより、おおむね5カ年基本計画期間中に終了してくることができたと考えておりますが、少子・高齢化進展による人口減少局面へ大きな変化により、設定人口である7万5,000人につきましては、本市現状と大きく乖離しているも現実でございます。 しかしながら、基本構想第4期基本計画最終年度となる平成32年度につきましては、この20年総まとめとして目標どおり進められたこと、目標に届かなかったことを精査・分析するとともに、次期構想へスムーズにバトンを渡せるよう、必要な施策を粛々と実施していくことが重要と考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) ありがとうございます。 次に、人口ビジョン及び総合戦略についてお伺いします。 先ほどご答弁中で、第3次総合計画基本構想では、平成32年度人口を7万5,000人と設定したが、少子・高齢化進展により、人口減少大きな変化により設定人口は本市現状と大きく乖離したというご答弁がありました。 国は、平成26年に日本人口現状と将来姿を示し、今後取り組むべき将来方向を提示する長期ビジョンと、人口減少を克服し将来にわたり活力ある社会実現に向けて総合戦略を提示しました。それを受けて、本市においても東金市まち・ひと・しごと創生総合戦略が、平成27年度から来年平成31年まで5年間を期間として実施されておりますが、ここで質問いたします。 本市における人口ビジョン目的、どのような人口構造を目指したものなか。また、総合計画と総合戦略とかかわりはどのようなものなか、改めて伺いたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 国立社会保障・人口問題研究所推計では、東金市2060年人口は約3万4,000人と推計されておりますが、東金市人口ビジョンでは、2060年においても人口5万人を維持する将来展望を記載しております。 そのために、まず出生数減少による自然減少を抑制するべく、子供を産み育てやすい環境づくりを進めていくとともに、子供を産み育てる年代層を増加させる施策を展開することで、生産年齢人口が高齢者層を上回るような人口構成を目指したいと考えております。 また、総合戦略につきましては、総合計画中から人口減少対策について特出ししたものという位置づけでございまして、総合計画に内包されているものであると考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 総合戦略は、人口減少対策に対して特出ししたものであるということでありますけれども、総合戦略それぞれ施策において、来年度、平成31年度を目途とした数値目標、基準値、目標値が上げられていると思います。来年がこの目標設定となっている中で、事業として目標値が達成できたものはどんな事業があるか。また、逆に基準値と目標値乖離したものはどのようなものがあるか、お伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 五つ基本目標うち、げんきづくりにつきましては、市内観光地点を訪れた方数、いわゆる観光入り込み客数が平成27年時点で年間約71万6,000人見込みであったものが、平成28年度実績で約135万8,000人まで増加するなど、一定効果があらわれていると考えております。 中でも、昨年度作成いたしました新たな移住定住ホームページ「TOGANE Life」につきましては、平成31年度末における数値目標、累積7万件を上回る7万4,307件アクセス数を平成29年度のみで獲得することができております。 一方、みらいづくりにおける婚活支援につきましては、公益財団法人東金文化・スポーツ振興財団と共催によります婚活イベントを開催しているところですが、結婚に結びついた組数、5件が目標でございましたが、今ところゼロ件でございまして、目標値乖離が見られるところでございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 今ご答弁において、みらいづくりにおける婚活支援において目標値乖離があったということでございますが、その他施策においても本当に実現可能なか。目標値だけがひとり歩きしているようなものも見受けられるような気がしております。今その内容についてはご質問しませんけれども、この乖離した目標を実現するために、どのような取り組みをしていくかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 総合戦略に掲げる各施策については、効果を客観的に検証できるよう、KPIと呼ばれる重要業績評価指標を設定した上で、その達成状況等につきまして、毎年、外部機関による検証を行い、必要に応じて見直しを行うPDCAサイクルを確立しております。 本市では、総合計画審議会を外部検証機関として位置づけておりますので、目標と乖離が見られる事業につきましては理由を明確にし、審議会皆様から意見を取り入れながら、翌年度以降事業実施に反映させるよう努めているところでございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 次に、この項目最後質問をいたします。 次期総合計画基本的な考え方についてお伺いします。今まで何点か質問させていただきましたけれども、第3次総合計画、人口ビジョン、そして総合戦略を受けて、次期総合計画ではどのような将来像、基本方針を検討しているかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 我が国全体が人口減少傾向にある中で、持続可能なまちづくりを行うためには、都心から50キロ圏に位置するという立地特性や、圏央道等高規格道路や都心部へ高速バス開通という道路交通優位性、さらには歴史・文化や自然資源という本市が持つ強みを最大限に生かした施策展開が図れるような計画にしたいと考えております。 策定に当たりましては、広範な視点から検討を行うため、総合計画審議会に諮問するとともに、市民と対話を通じて市民意見を幅広く聞きながら進めることを考えております。あわせて、全庁横断的な策定体制を構築し、各職員が持つ知識・経験を結集するとともに、若い職員考え方も取り入れながら、実現性高い計画になるよう努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) ご答弁ありがとうございました。 このたび5年ぶりに一般質問をするに当たり、改めてこの第4期基本計画を読ませていただきました。総合計画位置づけ、基本構想・基本計画、将来像と基本理念、そして施策目標と、それぞれ施策が目標値に向けて実現できたならば、本当にすばらしいまちになるなと改めて感じた次第であります。 今、地方創生と言われる時代中で、加速度的に時代は変化し、将来予測が大変困難な時代であると思います。そういった意味でも、次期総合計画においては20年間という、ちょっと長期的なスパンというか考えではなく、もっと短期的で実効性と即効性ある、現実的でありながらも大きな夢を描けるような総合計画を策定していただきたいと考えております。2060年人口ビジョン5万人を維持できますように、今後も市勢発展と市民活動充実と向上をお願い申し上げながら、大項目1、一般行政について質問を締めさせていただきたいと思います。 次に、大項目2、防災行政について、地域防災力向上についてお伺いします。 昨今、昔に比べて災害規模が本当に大きくなっているような気がいたします。本年度においても、西日本豪雨により200名以上方々が亡くなられております。また、先日も台風21号が近畿地方に上陸し、関西空港を初め大変な被害が出ております。そして、北海道では震度7という大きな地震が起き、今日でも北海道全域にさまざまな影響が出ているが現状であります。お亡くなりになりました方々に、改めてご冥福をお祈りするとともに、それぞれ地域において一日も早い復興を心より祈念する次第であります。 さて、本市においても8月には台風12号、13号接近に伴い、ふれあいセンターと中央公民館が避難場所として開設されました。幸い直接的な上陸がなかったので本当によかったわけでありますけれども、今日日本ではいつどんな災害が起きるか、本当にわからないが現状であります。 改めて、地域防災については、さまざまな想定もと、迅速かつ計画的に進めていかなければならないと感じておりますが、その中でも特に、公に頼ることなく自分たち地域は自分たちで守るという自助・共助という考え中で、地域防災力向上を実践していくことは大切なことであると改めて今感じております。そのことを踏まえながら、ここで質問いたします。 まず、本市における自主防災組織活動促進について、どのような取り組みをしているかお伺いします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 大規模災害が発生したときには、公助支援が地域に届くまでに一定時間がかかってしまうことは、いろいろな事例から承知しております。そのときに、自分たち地域は自分たちで守るという共助取り組みが、被害を最小限に食いとめる上でとても重要と考えております。そのため、自主防災組織設立促進に取り組んでおり、ことし9月1日現在で32区、41.5%地域で自主防災組織が設立されております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) ただいまご答弁で、32区、41.5%地域で自主防災組織が設立されていると伺いましたけれども、東金市全体どの程度世帯数カバーがなされているか、改めて伺いたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 67.3%です。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 東金市全体世帯カバーは67.3%であるということでしたけれども、もっと東金市全体世帯数をカバーできるように、この自主防災組織設立ですとか、活動促進を促していくことが必要であると考えておりますけれども、この自主防災組織へ資材や機材等購入等助成現状というはどうなっているか、お伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 自主防災組織設立に当たって補助金として、千葉県地域防災力向上総合支援補助金を活用しまして、1団体当たり40万円補助をしております。どのような資機材を購入するかは団体によって差異がございますけれども、ヘルメットや懐中電灯、リヤカー、発電機、投光機などを購入する例が多うございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 次に、自主防災組織活性化についてお伺いします。 住民一人一人が防災に対する意識を高め、みずから命と生活を守れるようにするためには、住民エンパワーメントを自治体が後押ししていくことが大事であると考えております。 ここで質問いたします。自主防災組織活性化について取り組みをどのように行っているか伺いたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 当該組織設立後課題としまして、年数経過や役員交代により活動が停滞あるいは縮小してしまうというものがございます。そこで、活動が継続して維持されるよう、自主防災組織ごとに行われている防災訓練など側面的支援を行うとともに、組織構成員に地域防災リーダーとして消防官、消防団員、警察官などOBといった、防災や救助など知識・経験を有する人材を加えるように助言もしてございます。 また、地域リーダー育成として防災士資格取得費用補助をしてございまして、この3年間でその取得者は10人で、それぞれ地域で活躍していただいております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 防災士資格取得者は現状10人とお伺いしましたが、目標として、この地域防災リーダーというは何名ぐらいいらっしゃるといいか、お伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 リーダーにつきましては、防災士ほか、消防・警察OBなど、災害対応、救助、応急手当などに関する知識・技術を有する人材を各団体、自主防災組織ごとに、目標具体的な人数ではありませんが、複数名確保・育成していただくということがよいと考えてございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 次に、防災意識向上についてお伺いします。 防災意識を向上させるためには、例えば家族であれば、家中でいざというとき家族行動、避難所、避難方法、連絡方法を日ごろからよく話し合っておくことが大事でしょうし、地域においては、自分たちまちは自分たちで守るという心構えで、積極的に自主防災組織へ参加し、災害に強いまちづくりをしていくことが大切であるかと思いますが、こういった市民方々へ防災意識向上について、どのような取り組みをしているか伺います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 市民防災意識向上につきましては、6月入梅時期と9月台風多い時期に、広報1面で防災意識啓発記事を掲載してございます。また、我が家防災ガイドブックを全戸配布し、転入者には市民課で手続時に手渡し、市役所受付や各地区公民館でも随時配布しております。広報8月15日号でも、再度それを配布していることを周知しまして、多く市民方々へ配布できるようフォローアップも行って、自助・共助により被害を最小限に食いとめられるよう、防災意識向上に取り組んでおります。 また、昨今ではいろいろな災害を報道等で目の当たりにしております。ということで、逆に市民ほうから、こういうことはどうかというご提案もあるような状況でございます。意識は高まりつつあると、高まっているということは言えると思います。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 意識向上としてさまざまなことをやっていただいて、9月3日、シェイクアウト訓練というものが行われたと思います。これはまさに、自助・共助防災意識を向上するため取り組みであると思いますけれども、このような自助・共助を目的とした防災訓練というは、どのようなものが行われているかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 市では、自助・共助防災意識向上ため専門家講師による講演会や避難行動要支援者安否確認訓練、土のう積み訓練、家具転倒救出訓練等を実施してきました。各地区自主防災組織では、避難訓練や地域見回り訓練、危険箇所マップづくりなどを行って、有事・災害時に備えていただいております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 次に、避難環境整備についてお伺いします。 8月に来ました台風13号接近に伴い、ふれあいセンター、中央公民館が避難場所として開設されました。避難環境整備について、どのような状況になっているか改めて伺いたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えします。 大規模災害が発生したとき避難所についてでございますが、第1次避難収容所として、ふれあいセンターや中央公民館など9カ所、2次避難収容所として小・中学校や文化会館、東金アリーナ等15カ所、3次避難収容所として東金高校や城西国際大学など9カ所、合計33カ所を指定してございます。また、各避難所開設に当たって人員配置については、毎年度当初に担当職員を選任してございます。 避難所に配備すべき資材・機材につきましては、第1次及び第2次避難収容所24カ所には、インバーター発電機やバッテリーライト等必要な資機材を配備したほか、各地区ごとに、これは公民館とか小・中学校ですが--に設置してある防災倉庫に、飲料水、毛布、床に敷く避難所マット、簡易トイレ等を配備しております。 なお、高齢者や障害者等ため福祉避難所につきましては、東金市特別支援学校や市内4カ所高齢者支援施設、そして山武郡内10カ所障害者支援施設、そういったところと協定を締結して確保しております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 避難環境整備状況については理解しましたが、避難所看板設置状況についてもお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 避難所看板設置状況につきましては、避難収容所33カ所、避難場所60カ所、合計93カ所に設置済みでございます。また、電柱に最寄り避難所まで距離を示した電柱巻き看板を228カ所設置してございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 次に、要支援者の管理救助についてお伺いします。 高齢者や子供、障害者、傷病者、外国人など、災害時に手助けが必要な人を守るために、地域で協力し合いながら支援していくことが必要であると思いますが、災害時に自力で避難することが困難なこの避難行動要支援者を対象とした支援取り組みとして、どのようなものがあるかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 避難行動要支援者の管理把握についてでございますが、災害対策基本法第49条規定により、市町村長は避難行動要支援者名簿を作成しておかなければならないとされておりまして、本市においては作成済みでございます。そして、随時更新が可能になってございます。 次に、救助でございますけれども、災害が発生し、または発生するおそれがある場合については、この避難行動要支援者名簿を避難支援実施に必要な程度において、消防機関や警察、民生委員社会福祉協議会、自主防災組織、その他避難支援関係者に提供して、救助活動に当たれるようにすることになってございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) この避難行動要支援者という立場になりにくい方といいますか、妊娠中女性ですとか、産後間もない女性に対して取り組みというはあるか、お伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) 1歳6カ月児健診や3歳児健診など、乳幼児健診時に妊産婦と乳幼児視点で災害へ備えや注意事項などを記載した、乳幼児と保護者、妊産婦ためハンドブックをお渡ししております。また、備蓄品として、新生児用紙おむつ、ベビーパウダー、抱っこひもなどを備蓄してございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 最後に、独居老人ですとか高齢者避難行動要支援者に対して、地域で協力、支援体制へ取り組みはどうなっているかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 災害が発生したときに、避難行動要支援者避難行動を支援したり、安否確認をするには、行政力だけではどうしても足りず、どうしても共助力が必要でございます。支援体制構築につきましては、市高齢者福祉、障害者福祉関係部署と連携はもちろんこと、自治会や自主防災組織、民生委員といった地域協力も得ながら整備しておるところでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) ご答弁ありがとうございました。 災害時、地域において市民同士が助け合い、市当局とも連携しつつ、市民と協働により組織や団体が積極的かつ主体的に地域を守るような社会づくりをふだんから進めておくことが必要であると感じております。今後もさまざまな支援体制構築をしていただきながら、自助・共助取り組みを進めていただきたいと思います。 以上で、地域防災力向上について質問を閉じたいと思います。 次に、大項目3、産業振興について、森林活用について、現状取り組みについてお伺いします。 第4期基本計画活力あるまちづくりにおける林業支援策において、「森林有する憩いとやすらぎ、水源涵養といった多目的機能を維持保全していくために、県等森林関連機関と連携して健全な森林資源保全を進めるとともに、特産であるサンブスギ利用拡大を進める対応策を検討していきます」とうたっております。 古くから、サンブスギは幹が真っすぐで太さが一定な優良な材木であるので、本当に高く売れるというか、流通されているんですけれども、サンブスギは溝腐病にかかりやすく、病気にかかると商品として価値が下がってしまうものであります。 ここで質問いたします。東金市において、サンブスギ溝腐病現状はどうなっているかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 サンブスギ溝腐病は、全国的にはスギ非赤枯性溝腐病と呼ばれております杉にかかる病気であり、市内森林面積1,627ヘクタールうち、536ヘクタールが病気に冒されていると推計しております。 そのため、当市では、千葉県サンブスギ林再生・資源循環促進事業に取り組み、サンブスギ溝腐病蔓延防止やサンブスギ林再生を図ってございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) サンブスギ溝腐病現状はわかりましたけれども、事業によって伐採された木はどのように処分されているかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 サンブスギ林再生・資源循環促進事業では、被害箇所サンブスギ林を全て伐採することから、大量木材処分が必要となっております。現在、本事業で発生した処分木は、成田市にあります工場でチップ化され、発電用木質バイオマス原料として活用されてございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 次に、森林機能維持・保全についてお伺いします。 先ほどご答弁で、市内森林面積1,627ヘクタールうち536ヘクタールが溝腐病に冒されているということですから、ほぼ3分の1が溝腐病にかかっているというが現状であります。森林機能維持・保全について取り組みはどうなっているか、水源涵養観点からお答えいただければと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) サンブスギ溝腐病など病気に冒されている森林や、管理がされずに荒れている森林は、雨を貯留し河川に流れ込む水量を平準化するような、本来森林が持っております水源涵養機能などが低下していると考えられます。このことは、山崩れや洪水など発生原因一つと考えられます。 そのため、現在も活用しておりますサンブスギ林再生・資源循環促進事業や、森林下刈りや枝打ち、間伐や植栽などを行うため県単森林整備事業に取り組むことにより、森林機能を保全していくことができると考えてございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 次に、森林環境普及啓発についてお伺いします。 市民方々に木よさや、その木を育む森林大切さといったものを理解してもらわなければならないと考えておりますが、森林環境普及啓発取り組みはどのように行っているか、お伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) 森林保全などに関するパンフレット配布や、ポスター掲示による啓発を行っております。加えて、全国的な取り組みでございますが、緑化推進ため募金事業へ取り組みや、森林保全などを目的に門松カードを配布してございます。 また、産業祭でも、木工品無料配布や緑PRをしていただいている団体に引き続き出展をいただくことで、市民方々に木材よさや、その木を育む森林重要性を周知していきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 次に、公共建築物における木材利用促進について、東金市公共建築物等木材利用促進方針についてお伺いします。 平成22年、公共建築物における木材利用促進に関する法律が施行され、国及び地方公共団体が整備する公共建築物に積極的に木材を利用することが定められました。県においても、平成23年度に同法律が策定され、それを受けて市町村においても公共建築物等木材利用促進方針が、昨年度において千葉県内では54市町村うち33市町村において既に策定されています。 ここで質問いたします。東金市においては、まだこの促進方針が策定されていませんけれども、今現状についてお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 公共建築物等木材利用促進方針は、公共建築物木造化、内装木質化を図っていくことや、千葉県産木材使用を進めることを目的とするものです。また、方針策定により、木材利用促進が図れるだけでなく、市民に対して、木が有している素材としてよさや木を育む森林重要性を見直す機会提供として、波及的な普及啓発ができるものと考えてございます。 本市におきましても、これら意義、重要性を踏まえまして、本年度内策定を目指し、進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) ありがとうございます。 東金市においては、本年度内にこの促進方針を策定するということでありますが、実際にこの方針が策定されますと、市はどのような取り組みをしていくかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長
    経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 この方針では、公共施設へ木材利用や、木材持つよさや木材利用意義についてPR、及び普及活動を行うため目標を盛り込んで策定していく予定でございます。 詳細といたしましては、初めに公共施設へ木材利用といたしまして、新築や改修時には極力木質化に努めること、施設内におきましても木材を用いた製品使用に努めること、暖房器具やボイラーを設置する場合は、木質バイオマスを燃料とするもの導入に努めることとなっております。また、使用する木材につきましては、できる限り千葉県内森林から産出された木材を使用することとしてございます。 次に、木育観点からは、多く市民が木造施設に触れ親しみ、木材持つよさや木材利用意義を知ることができるよう、関係する木造施設PR、及び市民に対しまして木材利用普及啓発に努めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 次に、森林環境譲与税、仮称ですけれども--について、東金市における森林環境譲与税についてお伺いします。 昨年末に決まった平成30年度税制改正において、森林環境税及び森林環境譲与税創設が決まりました。森林環境譲与税においては、平成31年度から開始されます。次世代に豊かな森林を引き継いでいくため目的であるこの森林環境税ですが、ここで質問いたします。 この森林環境譲与税、基本的な内容についてお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 森林環境譲与税内容についてでございますが、現時点では、国で法整備等がまだ十分には整っていないため、わかっている範囲でお答えさせていただきます。 森林環境譲与税は、森林施業に係る担い手確保や人材育成、森林環境整備や木材利用促進ため普及活動など財源といたしまして、県及び市町村へ譲与されるものでございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) この森林環境譲与税は、県から市に対して財源が譲与されると聞いておりますけれども、東金市では森林環境譲与税目的として、どのような活用方法を考えているかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 当市におきましても、サンブスギ溝腐病へ対策費や森林機能維持保全活動、森林環境整備や森林保全など啓発活動に活用していきたいと考えております。 国では、市町村で活用方法一つとして、新たな森林管理システム導入を検討しているところでございます。この制度は、所有者が森林の管理ができない場合に、市町村が所有者にかわって森林下刈りや枝打ち、間伐などを行う事業でございます。本年度で制度設計を行い、森林環境譲与税をその事業財源に充てることを検討してございます。 なお、先ほども申し上げましたが、現時点で国法整備が十分整っておらず、制度について詳細が明らかになっていないところも多いため、引き続き国や県動向を注視しながら、必要な対策をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 森林環境譲与税について活用では、実際森林整備など、これらは千葉県でも動いているようですけれども、公共建築物整備ときに千葉県内森林から産出された木材を利用する場合ですとか、木材が本来持つよさを知らせる木育などにも活用できると伺っておりますが、市としては、そのような活用方法をどのように考えているかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 公共建築物へ木材利用や木育をする場合へ活用についてでございますが、現時点では活用方法について検討している状況でございます。森林環境譲与税金額等にもよりますが、公共建築物で木材利用促進や、市民に対して木育を行う際に活用することにつきましても、取り組んでまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) ご答弁ありがとうございました。 全国的な問題でもあるわけですけれども、林業従事者は年々数が減っているが現状であります。本市においても、間伐などが進んでいない、竹が生えていたり整備が整っていない山が大変目立ってきております。千葉県全体森林保有率は31%となっておりますけれども、千葉県全体から見ても、夷隅、安房、君津地区に次いで山武地区森林地区面積は多く、山武地区中でも本市は山武市に次いで森林地区面積は広いわけですから、それなり財源が県から市に対して譲与されると考えております。 今後、国や県動向を注意していただきながら、早目早目対応をしていただいて、必要な対策を行っていただきたいと考えております。 また、本年度から、東金市においても公共建築物等木材利用促進方針を策定するわけですので、公共施設で木材利用や木材持つよさ、木材利用意義についてPRや普及活動を今後積極的に行っていただくことを要望いたしまして、この質問を閉じたいと思います。ありがとうございました。 次に、大項目4、教育行政についてお伺いします。 奨学金制度、石井清一郎記念奨学金制度についてお伺いします。 子供が大学等に入学する際に、教育資金が不足している場合、一般的にお金を工面する方法として奨学金と教育ローンがあります。いろいろながありますけれども、結局、子供を持つ親としては、最後にはお金を返さなければいけないので複雑な思いがありますけれども、東金市においては、石井清一郎記念奨学金があると伺っております。 ここで質問いたします。石井清一郎記念奨学金制度概要と、現在まで実績や今後継続見通しについてお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 初めに、石井清一郎記念奨学金制度概要でございますが、本市大沼田出身で、明治26年生まれ故石井清一郎氏が、自身財産を大学生へ奨学金として給付することを目的としまして、公益信託されました奨学金制度でございます。 石井氏は、経済的に恵まれない状況中、勉学に励み、その後、東京において歯科医師として成功された方であります。石井氏が若き日に苦学された経験から、蓄財された全資産を奨学金給付に活用したいと意向によりまして、奨学金制度が設けられたものでございます。また、給付要件としましては、東金市に本籍ある大学生で、学力優秀、品行方正で経済的な理由で修学が困難な者を対象としておりまして、現在では年間20名大学生に返還不要奨学金としまして、月額2万円を支給しているものでございます。 次に、これまで給付実績としましては、昭和57年からこの奨学金制度が開設されまして、平成29年度末まで36年間で、延べ人数で863名、金額にしまして約2億4,000万円を支給しておるところでございます。 さらに、今後継続見通しにつきましては、現在と同様支給条件を継続した場合、あと十数年ほどは継続可能であると見込んでおるところでございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) ありがとうございます。 私どもにも高校3年生子供がいますけれども、高校PTA方とお話をすると、これ知りませんという方が結構いらっしゃいました。その中で、この奨学金制度がどのような形で周知を行っているかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) 奨学金周知につきましては、奨学金制度受託者である三井住友信託銀行と協定によりまして、市は協力機関として、奨学生募集に関する記事を広報とうがね及び市ホームページに掲載し、周知を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) そのような形で行っていただく中で、年間20名採用者に対して、どの程度応募があるかお伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) 今年度を含めた過去3カ年分応募者数状況でお答えいたします。 平成28年度が21名、平成29年度は28名、平成30年度は33名、これまではほぼ30名台という応募でございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) この奨学金受給対象者収入額など基準値といったものがあるか、お伺いしたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 この奨学金制度受託者である三井住友信託銀行に確認しましたところ、選考にかかわる応募者世帯収入基準はないとことでございます。年度ごとに応募者状況も異なっておりまして、奨学生選考に際しましては、応募者世帯収入が大きなウエートを占めておりますが、収入以外にも応募者成績や家庭状況を総合的に勘案して選考されていると伺っているところでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) 月に2万円が12カ月、4年制大学に行きますと100万円近くいただけると。親にとってはすごいことだと改めて感じておるんですけれども、この奨学金は返済不要であるという中で、奨学生として採用された学生にとって本当にありがたいものでありますけれども、この奨学生が、奨学金制度に採用されたことへ感謝気持ちといったものを述べるような機会はあるか伺いたいと思います。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 飯田教育長。 ◎教育長(飯田秀一君) お答えいたします。 奨学生として採用されました学生につきまして、8月と3月年2回、奨学生集いが市役所で開催されております。今年度につきましては、先日8月28日に第1回目集いが開催されたところでございます。その集い際、奨学生からは、大学生活における近況報告、今後抱負などとともに、採用されたことに対し感謝言葉が多く奨学生から述べられているところでございます。 また、この集い場において、個々奨学生には大沼田にある石井氏お墓まで略地図を配布しております。そして、お墓参りなど何らかの形で故人に対する感謝意を表するように、教育委員会でも薦めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 伊藤議員。 ◆5番(伊藤博幸君) ご答弁ありがとうございました。 東金市にとって本当にすばらしい先人がいらっしゃることを改めて感謝するとともに、東金市未来を考えた場合に、さまざまな可能性がある若者に対して希望を与え、その能力を伸ばしてあげることは本当に大切な取り組みであると感じております。今後も引き続き、この奨学金制度をうまく使っていただき、人材育成に努めていただきたいと思います。 以上をもちまして、私一般質問を終わりたいと思います。 ご答弁ありがとうございました。 ○議長(清宮利男君) 以上で、蒼政会、伊藤議員質問を終わります。 休憩します。          午後零時01分 休憩          午後1時00分 再開 ○議長(清宮利男君) 再開します。 次に、通告12番、東嶺会、小倉議員質問を許します。 小倉議員。     [17番 小倉治夫君 登壇] ◆17番(小倉治夫君) 皆さん、こんにちは。ただいま議長より許可をいただきましたので、市政に関する一般質問をさせていただきます。 項目は、今話題東千葉メディカルセンター、そして二つ目は、来年度に向けて予算編成について、そして、これから1年半後に迎える新しい新総合計画ですか、その作成について何点かお尋ねしたいと思います。 ちょうど質問3日目、しかも午後となりますと、皆さん十分、前葉体がこねて、頭がさえてくるではないかと思っております。それよりも、本来はこの質問というは、東金市がいかによくなるかという前提で皆さん質問しているだろうと思います。今まで質問を聞いておりますと、答弁に対して質問だろうと考えますが、多少なりとも爪先で立っているではないかと、そう思います。人間、背伸びをすると、どうしても爪先立ちになります。そうすると身体が不安定になります。その不安定な状態が今まで続いているではないかと、そう思っております。 1年半後に終わりを迎える今第4期計画ですか、それは1期計画、2期計画、3期計画と、全てその尻拭いで来ているではないかと私は思います。第1期計画場合は、アリーナとふれあいセンターを建てました。それは東金市人口増という大きな目標に向かってで建設でした。ところが、社会情勢あるいは経済情勢がそこで変化しました。これではいかんということで、早く言えば財政縮小、その縮小が職員皆さん萎縮あるいはモチベーションを低下させる大きな要因だったと思います。 その二つ大きな事業が一段落したら、今度はみのり郷東金と病院という大きなものをつくってやりました。そして今、その対応、処理に全庁挙げて、あるいは議員皆さんも含めて対応に右往左往している状況でないかなと、私はそう思います。 そういうことを念頭に置いて、鹿間新市長には、新しい総合計画は十分その身の丈に合ったような企画構想をつくっていただいて、それに邁進していけるような状況をつくってもらいたいと願っております。 あと質問は質問席から何点かお尋ねいたします。よろしくお願いします。     [17番 小倉治夫君 質問席へ移動] ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) それでは、まず最初に、東千葉メディカルセンターについて、幾つかお尋ねいたします。 3期中期計画まず進捗状況についてお尋ねいたします。 この新しい計画中においてだろうと思いますけれども、前にいろいろ議員がお尋ねになっていたですが、今後10年間で不足する金額が数十億円という額が出てきたように思われますけれども、この根拠というものを改めてお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 これにつきましては、第3期中期計画を策定する際に設置いたしました病院運営検討会議におきまして、今後10年間で予測される病床数、病床稼働率、外来・入院患者数、医師数、看護師数、事務職員数、給与費、査定率、材料費、経費、医療機器等更新といった各種データ分析をした中で、収支シミュレーションを重ねまして、最終的に法人自助努力をもってしてもなお不足が見込まれる財源として示されたものでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 再質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) この計画は、既に5カ月がたったと思うんですが、そうしますと3期中期計画は、いろいろな欠点だとか、あるいは修正すべき箇所というものは、おのずと私は見えてきたではないかと思うんです。その点はどう解釈しますか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 確かに現在、4月システム障害等がございまして、厳しい状況でございます。ただ、引き続き、第3期中期計画に盛り込まれております経営健全化に向けた取り組みを着実に推進いたしまして、計画達成に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) その見込まれる不足額というは、いずれ、どういう形にせよ、穴埋めをしなくてはいけませんよね。ということは、その財源は、手だてというものは十分考えられていらっしゃるんですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) 法人そういった経営状況進捗状況を見ながら、いわゆる県追加支援協議とかそういうものをやっていった中で、最終的にそういった追加支援額とか拠出方法等について、今後その法人経営状況を見ながら進めてまいると考えております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) それと、先ほど4月にシステム故障があって、それが経営に大きな支障を来したと、そう言われたんですが、平成29年度4月、5月累積赤字2カ月分が、ことし4月、5月と同額なんですよね。そう見てみた場合、その影響というものはそれほど大きなものであったんですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) 昨年度つくりました3期中期計画における月別計画を立てていた4月、5月、6月分に対しまして、やはりシステム障害というもの影響が大きく、計画を若干マイナスが上回っている、いわゆる目標を下回っているという状況でございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) いや、私はシステム障害が4月部分に大きい影響を及ぼしているとは、私はなかなか理解できないんですけれども。 では、次に行きますけれども、そうしますと、計画が予定より下回っているということになりますよね、影響があれば。その下回っている計画を取り戻すことが、今このような状態では可能ですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 経営健全化に向け実施いたしました、各部署を対象としたセンター長ヒアリング結果等を踏まえまして、収益に直結いたしますDPC係数向上に向けた検討や手術件数確保、また経費削減に向けた契約見直し等を行う中で、早期収益回復を図ってまいりたいということでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) そういうお答えは期待していなかったですけれども。もう少し前向きな答えであろうかと、そう思っておったんですけれども。 では、今3期中期計画ですか、この計画を途中で、5カ月経過した中において、多少修正する、修正してまでも病院運営をやっていこうというお気持ちはあるですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 進行管理や経営改善に係る助言等をいただく経営健全化会議におきましても、現状を分析した中で収益回復に向けた助言等を、今後改善策に盛り込んでまいりますことから、まずはこの計画達成に向けて、全力で傾注していくことが大事だと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) もう5カ月も新しい計画もと進行してきたわけですから、本来であったら、今話題になっているスポーツでも何でも、用意ドンでスタートした場合、少なくともその距離うち何割かをもう走っているわけです。そうしますと、解説皆さんも、走っている方体調やいろいろな面で予測できるわけですよね。ということは、この新しい計画ももう5カ月経過しているわけです。十分到着とき態勢だとか、あるいは順位だとか、もうわかるはずだと思うんです。それを放置しておけば、ますます傷口が大きくなるんじゃないんですか。 やはり民間並み経営を取り入れるということで地方独立行政法人というものを立ち上げたわけですから、地方独立行政法人が持っている身軽さ、自由さというものを十分ここで発揮すべきだと私は思うですけれども、その点はどうですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) 確かに、地方独立行政法人というは、経営柔軟性とかそういったものが特徴でございます。そして今、先日議員全員協議会でも事務部長ほうから発言がありまたように、今できるものからどんどん改革していくということで、契約見直しだとかDPC係数向上に向けた、今すぐできるものからとにかくやっていくということでお話があったところでございますので、設立団体としても、そういったところ支援をしてまいりたいと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) そういった中で、例えば新年度予算中で、一律に早く言えば減額をすると、そういうお話が当局から答弁でありましたけれども、そういった場合、病院運営、経営ほうにも多少影響が出てくるではないと思うです。その点はどうお考えですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 確かに方針として、予算編成20%削減というお話が出ているところですが、病院へ一般会計から繰出金につきましては、交付税措置分と、今までずっと言ってきた東金市・九十九里町設立団体あわせて10年間で26億5,000万円、これは堅持していくということでございますので、それについては変わりはございません。 ただ、あと看護師奨学金制度がございますが、これによりまして、今まで44名看護師方が東千葉メディカルセンターほうに就職しております。東千葉メディカルセンター医療体制を安定的に継続させて、質高い医療人材を確保する上で、また市内におけます看護師育成と定着を図る上でも、この奨学金制度というは大変有意義な手段だと考えております。 今後この事業展開につきましては、病棟開棟やその方向性を的確に見据えた中で、やはり確保する要員、人数と財政状況バランスを見た中で、また検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) この新しい計画は今年度から始まったわけですけれども、この計画というものは、そもそも経営改善を図るということが最大目的で、新しい計画が作成されたと思うんです。ということは、どの点が悪いか、いいか。もう見きわめる段階に私は来ていたと思うんです。その点はどうお考えですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) そういった見きわめをするために、昨年度、この計画を策定する際に、今まで計画と実績乖離、あるいはセンター設立経緯、そういったものを共通認識した中で、病院運営検討会議というものを開催いたしまして、そういった中で必要な事項について協議し、この計画ができておりますので、そういった中で協議はできてきたと考えております。認識できたと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) 今ような状況がずっと続いていった場合、いずれは不採算部門対応策というものを私は検討しなくてはいけないと思うんです。そういう対応策というものは十分お持ちなんでしょうか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 救急医療、小児医療、周産期医療といった、採算をとることが極めて難しい政策医療を東千葉メディカルセンターは提供しております。そういったことを提供しながら、医業収益均衡を図るには高水準目標を達成しなければならず、経営改善を難しくさせている要因一つであると認識はしております。 しかしながら、こうした政策医療には、この地域に必要な医療機能であるほか、東千葉メディカルセンター不採算医療へ取り組みに対する評価として、千葉県追加財政支援動きにもつながったものと捉えておりまして、第3期中期目標、中期計画においても、東千葉メディカルセンターが担うべき機能として位置づけられているものでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) 千葉県追加財政も検討しているというお話ですけれども、これは今計画を立てて、新しい計画ですか、これが確実に実行されている、あるいは実行するという前提も含まれるんじゃないんですか。その点はどうなんですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 確かに前提も含まれておりますが、やはり1年間というか、経営を続けていく上で、やはり途中で、どういう状況で、どういう進捗状況であるかというを把握して、逆に好転していればその額も変わってくるだろうし、そういった中で状況を見きわめて、追加支援協議というものも進めてまいっていくという状況でございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) ただ、今病院経営状況を考えてみますと、もう立ちどまって考えるという余裕は、私はないと思うんです。もう、かちかち山背中だと思うんですけれども。 では、次に行きます。基金についてちょっとお伺いします。基金財政状況についてお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 東千葉メディカルセンター整備事業基金につきましては、平成29年度末時点残高でございますが、25億9,342万1,637円。そのうち預金が1億4,952万1,637円でございます。また、法人へ貸付金が24億4,390万円となっております。 なお、平成30年9月末時点残高見込額につきましては29億7,520万4,015円、うち預金が3億8,330万4,015円、法人へ貸付金が25億9,190万円となっております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) 法人へ貸し付けが大分多いようですけれども、法人累積債務返済計画というは、もちろん私はあると思うんですけれども、それは計画どおり進んでおりますか。その点をお伺いします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 第3期中期計画収支計画におきましては、来年度に累積債務額ピークを迎えまして、以後減少に転じておりますけれども、累積債務解消には相当期間を要するものと認識しております。 なお、平成29年度末時点設立団体に対する債務残高状況といたしまして、病院事業債によります転貸債償還に係るものにつきましては、元金が92億2,528万9,909円でございます。利子につきましては17億2,951万3,512円となりまして、合計は109億5,480万3,421円となりまして、これ償還期間は平成55年度末までとなるものでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) 来年度にピークを迎えるという今お話でしたけれども、これは今実行している計画が順調に進んだ場合、このピークを迎えるという、そのように理解してよろしいんですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) 基本、前提はそういう状況で、計画どおり進んだ場合ということでございます。また、新しい債務というか借金をしなければ、こういう状況で続くということでございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) そうしますと、昨年平成29年度キャッシュフロー計算書中に出ているんですけれども、財務活動によるキャッシュフローが大幅なプラスになっているんです。本来だったら財務活動によるキャッシュフローはマイナスでなければならないんですよ。ところがプラスになっているということは、一体どういうことかというんです。ということは、多額な借り入れがあるということです。借り入れがあれば、そこには利息が発生します。ますます支払いが窮屈になっていくんじゃないですか。 ところが、上段を見ますと、業務活動はマイナスなんですよね。業務活動というは本来は、キャッシュフローはプラスでなければいけないんですよ。一方がマイナス、一方がプラス、かなりバランスが悪いんです。ということは、あの病院はやりくりに四苦八苦しているという状況なんです。そういう状況下において、順調にこの返済が進んでいくかどうかなんです。そういったこともやはりシミュレーションをしているんだろうと思いますけれども、その点はどうなんですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 そういったものもシミュレーションした上で計画となっておりますので、計画着実な推進、実行が前提ということでご理解いただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) そう言われれば、しようがないんですけれどもね。 では、先に行きますけれども、債務超過ことですけれども、金融機関から短期貸し付けは受けられるかどうか、それをちょっとお尋ねいたします。
    ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) お答えいたします。 金融機関から借り入れについてでございますが、昨年度におきましてもスポット的な資金ショートに対応するため、短期借り入れを実施いたしました。今後、その必要性が生じた場合につきましては、協議に応じていただける状況とことでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) スポット的な融資を受けられたということは、やはり支払い金利はふだんよりは高いんですよね。その点はどうなんですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) 申しわけございません。具体的な利率については、ちょっと今手元にないので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。すみません。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) それから、累積債務解消には相当期間を要するという、先ほど部長ほうからお答えがあったんですけれども、相当な期間ということは、どの程度を想定して、相当期間ということで述べられたんですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) 第3期中期計画を策定する際に、向こう10年間収支計画シミュレーションをさせていただきました。その中では解消しないということが明らかでございますが、その後につきましてはちょっと、あと何年かかるとか具体的な数字については算出できないというか、ちょっと今この場では何年というお答えはできません。すみません。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) ありがとうございました。 では、次に行きます。一般行政についてお尋ねいたしますが、新年度予算についてです。その中で、今後支出を抑えていくと、何割かカットする可能性もあると、そういうお話でしたけれども、各団体へ補助金ことについてお尋ねいたします。 各団体に対する補助金というは、与えるほうも与えるほうで、受けるほうによっては使う側にもそれなり努力が必要だと思うんですけれども、その点はどうお考えですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 補助を受ける団体においては、補助金が公費で賄われていることに十分ご留意いただき、補助金交付目的に従って誠実に事業を実施していただくこと。補助事業成果・効果を高める意識を持って取り組まれ、補助金に頼らない自立的また自主的な運営に努めていただきたいとは考えてございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) それと、補助を受ける団体が、補助を受けることが当たり前と理解しているところもあるではないかなと思うんです。そういった既得権化ですか、それに対してどのような検討をなさっているかお伺いします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 補助金は、特定事業を育成、助長するため、公益上必要な場合に補助するものでございます。補助金を予算化する際に、従来制度、実績、慣行にとらわれず、公費支出必要性、効果、費用負担あり方等について、補助を受ける側団体側と精査して、そういったことをするように担当課に指示はしてございます。 また、団体側において、補助常態化、既得権化という意識を招かないよう、団体自立性というものを含めた終期、終わりというものも念頭に置いて交渉するように指示はしてございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) やはり特定団体に対して、長期にわたって補助金が支出されているというお話を聞いたことがあるんですけれども、この点はどう解釈してよろしいでしょうか。あるいは、たまには出すだけではなくて、引くことも私は必要だと思うんですよ。その点、あわせてお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 補助金を支出する側、私どもですが、漫然とならないよう、補助金を予算化する際に従来制度、実績、慣行にとらわれず、公費支出必要性、効果、費用負担あり方等について、補助を受ける側団体とちゃんと精査するようにしております。 なお、補助金適切な執行ため、また補助金効果を把握するため、各種補助金交付要綱に基づく交付申請から実績報告まで一連手続過程において、補助事業等目的、内容が法令等と照らし合わせて適正であるか、交付決定内容に適合しているかを確認してございます。これらを次年度予算化判断材料一つとして、漫然とした支出とはならないように努めているところでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) 団体側に対して精査するということですが、どの程度精査しているか。あるいは、監査内容も十分精査なさっているかどうか。その点をお聞きします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) 表題が新年度予算ということでございます。そういったことで、私どもも今あらゆる予算について、その事業について見直しというものを今進めてございます。その中でも、補助交付といったものも聖域ではないということで、改めて精査するように、これは市長から指示でもありますし、私ども財政当局から指示でもございます。そういったものも進めてございます。 例えば、その中で例を挙げれば、団体毎年活動しているその中で、例えば繰越金が絶えず出てくる。そしてまた、それを次年度財源にして、また繰越金と同じ額が出る。それはもう浮いている金だと。そういったものはもう削減というようなことを指示してございます。また、市長も言うように、不要不急なことというは、補助金をやる団体についても言えることでございますので、これまでいろいろな実績報告書やルールブックですか、その団体ルールブックといったものを今精査しているところでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) 今まで補助金を出していた団体に対して、中止、あるいはカットすると、部分を。そうした場合、私はかなり抵抗があるではないかと思うんです。それに耐え得る説得ができますか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) 仰せとおり、相手があることです。また、今まで補助金を長年出していたといった場合には、やはり来年もいただけるんだろうなというは当然あると思いますので、そこでは相応エネルギーを使うということは承知してございます。イコール、時間も要することになります。毎年ように11月になってから、はい、予算つけましょう、補助金どうしましょうかといったら、絶対できるわけはないということで、要は、このことにつきましては7月13日から庁内に発布しまして、補助金そういった交渉についてはやるべしということでやっております。現在、各部署もその努力を進めております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) 今話題になっている地方活性化いうものを大義名分として、あるいは補助金を受けたいという団体、あるいは組織体もあると思うんですよ。そういうところに対しては、どう対応なされますか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) 地域活性化、あるいは、先日ちょっとご答弁させていただいたように、補助金というは、本来市がやるべき、行政がやるべきことを団体、市民方にやっていただいているという部分、市民とともにやっていくという意味合いもあります。ということで、そこら辺バランス、補助金といえども税金を使っているということ。ただし、市民もご一緒にやっていただいているというバランスをとりながら、そこは折衝するべきだと考えてございます。またそのようにしております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) やはり、私ども会派相京議員もご質問なさっていたと思うんですけれども、補助金に対しては徹底した公平性と透明性が求められると思うんです。そういった点で、当局ご見解をお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) 確かに仰せように、補助金においては公平性、また透明性というは必要だと思います。基本的に、どんな場合であっても透明性というは必要だと思います。ちなみに、公平性ということでございましたけれども、その公平性を貫くと漫然になります。 ですから、今後は、すべきものに優先順位をつけた場合、この団体にやっていただいていることは市にとっても優先性が高いというものについては、やはりそこに、単なるカットではなくて維持するなり、場合によってはふやすということもあるかもしれません。というような峻別というは今後必要だと、そういった意味で削減効果というを考えていかなければいけないと考えてございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) ありがとうございました。 それでは、次に行きます。新総合計画ほうことですが、新しいこの計画もあと1年半後に運用されるわけですが、東金市将来に向かって新しいこの総合計画は、例えば簡単に言うと、東金市をどういうまちにしたいか、あるいは、それにするにはどういうものを盛り込んでいくか、その点をお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 現在第3次総合計画が平成32年度をもって終了することから、次期総合計画策定に向けて現在、現状分析等準備作業に着手しているところでございますが、既に、平成32年度人口を7万5,000人と設定しておりました目標人口につきましては、現状と大きく乖離しております。このように、現状と乖離が見えてきた点につきましては、今後分析を経て、見直すべきものは見直す、次計画へ引き継ぐものは引き継ぐなど、本市にとって必要な施策を盛り込んだ計画を策定してまいりたいと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) この施策進め方ですが、現在行われている計画なんですが、どうも私が見た点は、一貫性がちょっとないんじゃないかなと、そう思われるんですが、その結果、無駄なものが発生したり、あるいは本来やるべきことをやらないで先送りしたり、そういう進め方に多少問題があったではないかなと思うんですけれども、そういった面はどうお考えですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 一貫性がなかったではないかというご指摘についてでございますが、次期総合計画策定に当たりましては、状況変化に応じ、見直すべきものは見直すなど、柔軟な対応が可能となるよう、計画期間設定やその構成など、他自治体例も参考にしながら工夫してまいりたいと考えており、このような計画とすることで、本市にとって必要な施策が推進できる体制を整えてまいりたいと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) そうしますと、今度新しい総合計画というは、例えば人間で言えば背骨に当たる部分というは、どう理解したらよろしいでしょうか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 背骨ということなので、東金市新しい形、どのようなまちにしたいかということで答えさせていただきます。 次期総合計画策定に当たりましては、市長理念である「市民とともに進める」もと、市民皆様から意見をいただくことに注力し、さまざまなご意見から目指すべきまち姿を描いてまいりたいと考えておりますが、基本的な方向性としては、市長が掲げたまち将来像であります「未来を託す人材が育つまち」、「市民同士が支え合えるまち」、「住んでみたいと思ってもらえるまち」、「安全で快適なまち」を念頭に、計画を策定してまいりたいと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) この新しい総合計画ですけれども、多分、委員会だとかいろいろな機関を設けて検討していくだろうと私は思います。その中に、やはりこれから将来を担う若手職員を、かなり人数を私は入れてもいいんじゃないかなと思うんです。例えば20代、30代職員皆さん、男女を問わず、私は入れたほうがいいと思うんです。 ということは、50代、60代方よりも長くこれから東金市に住んで、そして住むことによって地域に貢献してくれるだろうということ。そういう若手方を委員会か何かには入れるお考えはないですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 総合計画策定に当たりましては、市民皆様ご意見をいただくことはもちろんこと、次期総合計画を市職員が一丸となって推進していくために、将来を担う若手職員意見は重要なものと考えております。このため、男女を問わず、意欲ある若手職員意見が取り入れられるよう、庁内策定組織等工夫を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) 新しい総合計画を実行に移すにしても、やはり財源が必要だと思うんです。ということは、今これからやろうとしていることは、過去財源、いわゆる富を活用しているではないかなと私は思うんです。ということは、今後新しい計画を立てる場合、次にバトンタッチするにせよ、新しい富を生むような施策が私は必要ではないかなと思うんですが、例えば今やっている東金市場合は、田間区画整理にせよ、あるいは上宿、新宿、あるいは福俵とやってきたんですけれども、今その富を使って東金市は、早く言えば生活をしてきたではないかと私は思うんです。ということは、次もやはりそういう富をつくる、そういうお考えというものはお持ちなんでしょうか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 現在基本構想に、豊かな自然と共生、広域的道路ネットワークを生かした産業地域創出、豊かで暮らしやすい生活空間創出を掲げておりますが、それ以前からも、長期にわたる市域持続的発展を目指した施策を進めてまいりました。 具体的には、JR3駅や国道126号バイパスを中心とした市街地形成や、中心市街地で土地区画整理事業、日吉台など民間による大規模開発誘導などによって進めてきたところでございます。 今後土地利用を含めた富を生むという政策に関しましては、人が住み、集うようになったエリアについては、さらに成熟したまちとして引き続き反映させられるよう努めてまいります。また、新たな土地利用など富を生む方向性につきましては、首都圏、千葉県における東金市立地環境や高速道路網発展などを踏まえまして、さまざまな観点から研究を進め、次時代へ向けた種まきとなるよう、さまざまな利用形態について考えてまいりたいと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) 富を生むということなんですけれども、例えば日吉台です。開発を見ていても、今は車で行っても、あるいはあそこを通過していても、一等地に太陽光発電があるんですよね。あれはどう見ても私は異常ではないかと見ているんです。東金市一等地だと思いますよ、あそこは。しかも、大なり小なり東金市も関与していると私は思うんです。あそこに太陽光をやって、あれをやれば数十年はあのままです。 ですから、ああいう開発仕方、利用仕方というものに対して、もう少し東金市も、余計なお世話かもしれませんけれども、私は関与していく必要があろうかと思います。車で来た場合、あそこを通過した場合、東金市無策というものをあそこに露呈しているではないかと私は思うんです。ああいう活用仕方というものは、今後大いに、早く言えば意見、言葉は過ぎますけれども、管理監督ということが私は大なり小なり必要ではないかなと思うですけれども、その点はどうお考えですか。企画課ほうでは。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) この具体的な問題につきまして、民地ご利用形態について、今確かにと言うも、ちょっと答弁はできないかなと思います。 私感覚では、太陽光発電というものも、小倉議員は数十年はあのままでしょうと言われましたけれども、例えば数十年後、長いスパンで見ればまたその土地利用というは形態で変わっていくだろうと思います。ずっと永久にあれが続くわけではないと思います。また、土地利用形態というは、いろいろ時代時代によって変わっていきますので、今あの状態で太陽光発電が結構広域になったにしても、またいろいろ将来的には利用形態、私どもも確かに企画課としてどう考えかるかと言うならば、より有効な形態というを一緒に研究していかなければならないかなと考えております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) なぜかと言うと、平成32年度には7万5,000人という青写真を描いておったわけなんです。ということは、あそこに太陽光なんてとても考えられなかったと思うんです。ところが、社会情勢変化といえばそれまでかもしれませんけれども、これは、私は市怠慢だと思いますよ。ということは、それなりに場当たり的に手を打ってきた、その結果がああいうような状況を生んでいるんです。ということは、市ほうでもそれなりにきちんとした軸足を持っていれば、ああいうことはないと私は思うんです。その点はどうお考えですか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 多少内容的には繰り返しになりますけれども、民間土地利用については、ある意味民間例えば先ほど病院話では地方独立行政法人だから柔軟に対応して、地方独立行政法人よいところをどんどん発揮せよというお話もいただいたと思います。民間土地利用につきましては柔軟に、今、例えば人がどんどん来ない、人口がふえない、家が建たないというような中で有効に利用する形として、あの電気というものを設置されているかなと考えております。 市がよりよくそれに関与するためというは、新規計画とか中でもまた検討してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 穏やかな質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) わかりました。 では、7万5,000人というものは頓挫したわけですけれども、今後、東金市人口減少社会に対して、どのような対策を講じようとなさっているかお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 人口減少や少子・高齢化、それに伴う市税収入減少等によりまして、次期総合計画では、より一層厳しい環境もと施策を推進していかなければならないことが予想されますが、そのような中でも基本となるは、人呼び込みであると考えております。地域魅力を磨き上げ、積極的にPRもし、人を呼び込み、まちを元気にすることで、人が仕事を呼び、仕事が人を呼ぶ好循環をつくり出したいと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) 例えば、人を呼び込むという今お話でしたけれども、できればその一端をお聞かせ願いたいですが。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 先ほどちょっとほか議員答弁中にも含ませていただいておるんですけれども、人呼び込みにつきましては、まず東金市を知っていただくということが大事かと思いまして、地方創生交付金などを利用しまして、例えばるるぶ発行とか、インターネットを利用した情報発信とかに努めまして、先ほどちょっと申し上げましたが、東金市流入人口、入り込み客数というんでしょうか、それは目標を達成しておりますし、ある程度成果を上げてきたと考えております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) ありがとうございます。 そうしますと、新しい総合計画を進めていく中で、現状と乖離というものは、私は時々ぶつかるではないかと思うんですよ。そういった場合、新総合計画部分的でもいいですから、その都度変更して新しい局面に対応していくという、そういうお考えはありますか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 次期総合計画におきましては、将来像や施策大綱となる基本構想部分は計画根幹、目指すべきまちづくり羅針盤となるべき部分であることから、ある程度継続性が必要と考えますが、基本計画等につきましては、計画遂行過程で現状と乖離が見られた事業について、必要に応じて見直しを行いたいと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) ありがとうございます。 それと、私も東金市に住んで四十数年、ほぼ50年近くたつんですけれども、東金市というまちは常に、行政もそうですけれども、我々市民もそうなんですが、将来にわたってこの地域中核都市である、あるいは中核病院であるという、よくその言葉を使われると思うんですが、この「中核都市」という言葉は一体どういうことなか。あるいは、「中核病院」というものはどういうことなか。もしお考えがあれば、その一端をお聞かせ願いたいんですが。 ○議長(清宮利男君) 休憩します。          午後1時50分 休憩          午後1時50分 再開 ○議長(清宮利男君) 再開します。 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 今振り返って聞きましたは、「中核」というは、何かはっきりとした定義があるかとちょっと聞いたんですけれども、私も中核というような言葉定義としましては、例えば地域として、例えば九十九里側とか地域設定もあるかもしれませんけれども、東金市、また例えば以前東金町を含めて、この山武郡内中核、中心地として、例えば県いろいろな組織が置かれていたり、そういうことで中核という意識はずっと昔からあるんだと思います。その中で、例えば地域間競争というものがございますから、その中でも中核は、今現在は東金市なかなと、私どもは普通に感じておりますけれども。そういう中で、東金市が中核都市であったほうが、ほか地域にとってもよい面があるというようなことで中核ということで、例えば病院もそこに置かれているかなとちょっと考えているですけれども、それにしましても、今この時代、少子・高齢化というは全国で起こっておりますので、例えば千葉市も含めてこれから人口減にだんだんなっていきますから、本当中核というはどこ設定がいいかと、地方地方に中核があって、人口防波堤と申しますか、人口が減らない防波堤がそれぞれ地区であるべきというが、例えば地方創生一つ考え方かなと考えております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 小倉議員。 ◆17番(小倉治夫君) ありがとうございました。 これで質問を終わります。いろいろ失礼な質問をしましたけれども、お許しください。ありがとうございました。 ○議長(清宮利男君) 以上で、東嶺会、小倉議員質問を終わります。 休憩します。          午後1時52分 休憩          午後2時01分 再開 ○議長(清宮利男君) 再開します。 石渡医療担当部長。 ◎医療担当部長(石渡淳一君) 先ほど、小倉議員ご質問短期貸付金金利は高いかというご質問でございましたが、貸し付け通常金利相場が不明なことから、短期貸付金金利に関してもちょっと現状ではお答えすることはできません。すみません。よろしくお願いします。 ○議長(清宮利男君) 休憩します。          午後2時02分 休憩          午後2時02分 再開 ○議長(清宮利男君) 再開します。 次に、通告13番、蒼政会、佐久間議員質問を許します。 佐久間議員。     [10番 佐久間治行君 登壇] ◆10番(佐久間治行君) 皆さん、こんにちは。蒼政会佐久間です。 議長お許しをいただきましたので、市政に関する一般質問をさせていただきます。 このたび北海道地震におかれましては、お亡くなりになった方、またことしは、多方面で水害等で大勢方々が犠牲になっておられます。ご冥福をお祈りしますとともに、一日も早い復旧を心よりお願い申し上げます。 さて、私は前回この場で、軽トラックが好きで、よく軽トラックに乗っているという話をしたんですが、私軽トラックはエアコンがないものですから、ことしはこの夏耐えられないだろうと思いまして、6月中旬にエアコンついた軽トラックを申し込みました。ところが、2カ月以上かかるよとメーカーから言われました。なぜかというと、私が頼んだメーカー自動車部品をつくる工場が水没して稼働できなくなったので、おくれるということなんです。8月いっぱいには来るだろうと言われたですが、9月に入ってまだ来ておりません。幸いと言っては語弊がありますが、東金市ほうは被害がないですが、見えないところでつながっているなと、そして限られた地域だけ防災意識ではなく、広い視野で広い地域で防災対策を考えなければいけないと思った次第です。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 大項目1、一般行政について、大項目2、観光振興行政について、質問席より質問させていただきます。よろしくお願いいたします。     [10番 佐久間治行君 質問席へ移動] ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) それでは、一般質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 最初に、市長におかれまして事業見直しというお話がございますが、今後予算編成を進めていく上で、歳入確保はもとより歳出を抑えていくことになると思いますが、その歳出削減に向けた取り組み、現在進行状況をお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) お答えいたします。 平成31年度当初予算編成におきましては、具体的な目標として、6月議会でもご答弁申し上げましたが、財政調整基金に頼らない予算とすることとしております。そのため、予算編成方法につきましては、従来財政査定方式に加え枠予算配分方式を採用することとし、枠予算配分設定作業を進めているところでございます。全て事業を見据えた枠予算配分方式取り組みは初めてことで、大変困難な作業となっておりますが、鋭意努力しているところでございます。 また、各部長には一つ一つ事業予算を聖域なく精査し、不要不急な事業、効果が薄い事業などは休止・廃止、削減といった大胆な見直しをし、枠配分予算におさまらない予算要求、見直しがあらわれない要求は認めない旨を伝え、結果と成果を出すよう指示しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 再質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございます。 ただいまご答弁で、予算編成方法として、従来財政査定方式に加え、枠予算配分方式を採用するということですが、この方式が歳出削減につながるか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) お答え申し上げます。 枠予算配分方式とは、各部に一定財源を配分し、各部がその財源枠内でみずから裁量により予算を作成する手法でございます。この手法ですと、事業縮小や廃止により捻出した財源を、各部がみずから判断で新規事業や優先すべき事業に回すことができることからも、スクラップ・アンド・ビルド促進にもつながるものと考えております。 また、各部が主体的に予算編成に携わることにより、予算編成は財政仕事ではないと意識を持ち、それぞれ事業、予算に対する説明責任をより明確にすることで、予算執行方法見直しなど創意工夫を促すこととなり、歳出削減につながるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員
    ◆10番(佐久間治行君) わかりました。 財政が厳しい中ですから、いろいろ事業見直しは当然ことと思います。私は、ちょっと狭い視野で意見なんですが、北之幸谷というところに住んでおりますが、狭い道路がいつもすれ違いでトラブルが起こったりとかいろいろあって、長年念願かなって拡幅工事が再開したわけですが、予算がないということで、あともう少しというところで工事が中止になっております。地域住民ほうからは、かえって危ないので何とか、予算が少ない中ではあっても、ぜひ安全ために工事を早急に完成させてほしいという要望がございますので、この場をおかりして、質問ではないんですが、申しわけありません。 ○議長(清宮利男君) 佐久間議員、自分地区だけことを言ってもしようがないではないですか。そういうような議会ではございません。 ◆10番(佐久間治行君) 申しわけございません。気をつけます。 次、質問に移らせていただきます。 歳出を削減することだけでは市発展につながらないと思いますので、未来に向けて投資が必要だと思いますが、現在考えている新規事業というはどのようなものをお考えか、お尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) お答え申し上げます。 このことにつきましては、改革・前進「前進」として、また三つ理念、六つビジョン等具体化として、平成31年度に実施すべき事業具体的な指示をいたしました。具体的な事業を分類いたしますと、市内循環バス利便性向上、子育て支援充実、インフラ整備充実、将来に備えた計画づくり推進でございます。これら実施に向け、現在各部におきまして制度設計や予算化等を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 理解できました。 それでは、今、新規事業お話がございましたが、それに対する予算裏づけはどのようになっているかお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) お答えします。 新規事業所管部署に対しては、当該事業に関して三つ理念、六つビジョンへ関連、事業効果等について制度設計し、まずはみずから所管予算において計上するよう指示しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 新しい体制になったわけですので、いろいろな見直しはあろうかと思いますが、スピード感を持って事業を進めて、本来、きょうは何か具体的な新しい計画がお聞きできるかと思って内心期待はしていたですが、スピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。 次質問に移ります。人財育成についてですが、私はいつもこの場でお話ししたは、やはり地域最大資源は人とつながりである。いい人いるところにはいいまちができ、いいまちにはいい人がいる。そういった視点で人材育成についてお尋ねします。 「ざい」という字は、私は財産「財」を意識的に使っております。 まず初めに、市民活動を促進するために人財育成、特に若い世代育成が必要と考えますが、市考えをお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鹿間市長。 ◎市長(鹿間陸郎君) お答えします。 市民と協働まちづくりを進めていく上で、将来担い手となる子供たち育成・支援は重要であると考えております。そこで、市では平成28年度より、小学校から高校まで青少年が主体的にまちづくり活動を行う場合には、活動資金援助等を行う東金市青少年まちづくり活動を実施しております。この活動をきっかけに、東金市に関心や愛着を感じてもらい、将来まちづくり担い手に成長してもらうことを目指しております。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 子供たちによるまちづくりというは、大変すばらしい事業だと聞いております。 7月に蒼政会会派で行政視察、高知市「こどもファンド」というを視察してまいりました。子供たちがみずから主体的に考え、主体的に行動をする、そういった活動が、先進市ということで、高知市を会派で視察してきたんですが。大変いろいろいい勉強をさせていただきました。東金市もこれに関しては先進市とは認識しておりますが、より高めるために、こういった高知市等先進市状況も見ながら進めていただければ、大変ありがたいかなと思います。 次に、生涯学習充実による人財育成についてですが、子供は家庭で育て、学校で学び、地域が伸ばすと言います。今回は、教育委員会が主催する事業面から人財育成について質問させていただきます。 まず、子供会活動あるいは青少年相談員による活動、ジュニアリーダースクラブ活動について、どのような活動状況かお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鈴木教育部長。 ◎教育部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 まず、子供会活動につきましては、子ども会育成協議会が中心となりまして、学校、学年を超えた子供たちが一堂に集い体験できる機会を提供するため、6月に開催する「房総子どもかるた東金大会」など市全体主要な行事、そしてまた各地区独自行事という、大きく二つに分けた行事を実施しております。 また次に、青少年相談員活動につきましては、青少年相談員連絡協議会が中心となりまして、子供たちとじかに触れ合い、青少年を地域で見守り育てるため、主な事業といたしまして、5月青少年健全育成標語募集、また2月ウォークラリー大会などを行っております。 また、ジュニアリーダースクラブ活動についてでございますけれども、これについては、地域における青少年リーダー育成を目的といたしまして、キャンプなど体験事業を通して、リーダーとして知識や技術を身につけていただくような活動を行っております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございます。 それでは、今お話がありました子ども会育成協議会、青少年相談員連絡協議会、ジュニアリーダースクラブ各団体が目指す青少年人財育成について、どのような理念で行っているかお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鈴木教育部長。 ◎教育部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 子ども会育成協議会を初めとします各団体につきましては、地域子供たちを地域で育てたいという理念もと、青少年が多く人々と触れ合い、多様な体験をする機会を提供する重要な役割を果たしております。市といたしましては、これら団体と連携いたしまして、地域子供たちが自分たち育った地域を誇りに思い、地域ために力を尽くすことができるように、こういう理念もとに一層取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) それでは、その理念を指導に当たられる方が共有して、子供たち人財育成ということで取り組んでいただくことを願います。 この夏、高校野球、金足農業高校生徒たちが、勝った後に校歌を歌う姿に多く方々が感動したと思います。あの生徒たちは、自分学校を誇りに思い、自分地域に愛着と誇りを持ったからこそ、あのような体全身を使った校歌斉唱だったかと思います。私は、この東金地、今部長からお話があったように、人財育成理念もとに育てることによって、一人でも多く郷土愛を持った子供たちが育つことを切に願うものであります。 次質問に移らせていただきます。 では、野外教育意義と実施状況についてですが、まず初めに、市内小・中学校における泊を伴う野外教育実施状況についてお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鈴木教育部長。 ◎教育部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 現在、市内小・中学校におきましては、野外教育を主として特別活動である集団宿泊的行事と位置づけまして実施しております。市内全て小学校におきましては、自主性と思いやり気持ちを育てることを目的といたしまして、これは宿泊等はないかもしれないですがウォークラリー、あるいはキャンプファイヤー、また登山など自然体験活動を実施しております。 また、市内全て中学校におきましては、集団生活中で自主性や協調性を育み、物事を成就し、達成感を体感することなどを目的といたしまして、グリーンスクール等中でキャンプや飯ごう炊飯などを行い、多様な自然体験活動を実施している状況でございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 続きまして、生涯学習課が実施しております「あづみの探検隊」について質問ですが、昭和63年と平成元年、千葉県教育委員会が房総フロンティアアドベンチャーと称する10泊11日、これはリュックサック中に着がえや食料を入れて、徒歩による移動型。そして泊まる場所はアウトドア、要するにドア内側に入らないことを原則として、鴨川少年自然家から大房岬少年家まで歩いて、いろいろな人々と触れ合いながら、あるいは自然体験活動をしながら10泊11日で進む活動を実施しておりました。 そして、平成2年からは、各出張所単位で7泊8日房総フロンティアアドベンチャーという事業を実施しております。この房総フロンティアアドベンチャー事業というは、全国的にも類を見ない完全徒歩による移動型ということで、類を見ない事業であったと記憶しております。 平成4年に山武出張所管内で実施されました。それを見た東金市当時社会教育課が、このすばらしい事業を東金市でできないかということで、平成5年から平成21年までだったと思いますが、実施しております。実は、私は平成5年から今日まで、その指導記録というか、フィールドワークを全部私は宝物ようにとってあります。私は今回質問に際して、またちょっと読み返したわけなんですけれども、そこであづみの探検隊について質問です。 そういう経緯を踏まえた中で、今、あづみの探検隊は2泊3日ですが、安曇野市と交流という目的は達していると思うんですが、観光的な要素が強いではないか。当初ようなたくましい心、生きる力、そういったことを育てる事業とは少し違うではないかなと思っています。その点についてお伺いいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 鈴木教育部長。 ◎教育部長(鈴木幸一君) お答えいたします。 現在、あづみの探検隊は、友好都市であります安曇野市小学生と交流事業や自然体験活動を2泊3日で行っております。自然体験活動といたしましては、野外炊飯や烏川渓谷緑地における環境学習、またアルプスあづみの公園における野外活動などを実施しているところでございます。こうした活動によりまして、子供たち自立心、思いやり心、規範意識など、豊かな人間性や社会性が育まれるものと考えております。 なお、議員ご指摘ような自然体験活動につきましては、以前は軽登山なども実施しておりましたけれども、現在は、先ほど申し上げました野外活動等を行っている状況でございます。現在実施している自然体験活動につきましては、参加者が小学校4年生から6年生という状況でございまして、こういうこともありますので、日程面あるいは安全面、安全対策等問題を考慮いたしまして、現在形ということで、適切なものとして実施していると考えております。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 今部長お話中に、以前は軽登山ということがございましたが、当初、山武郡内を回るは東金探検隊、平成10年から安曇野に移ったわけですけれども、安曇野に行った最初年は峠体験だったんですけれども、その次からは常念岳、二千八百数十メートル登山、山小屋泊するような市町村単独行事としてはすばらしい行事、当時社会教育課人たちは大変ご苦労が多かったと思うんですが、そういうことをやっておりました。また一方では、長峰山という軽登山ですが、中にはとても軽登山ではない、これは立派な登山だというぐらい、子供たちに負荷をかけたといいましょうか、頑張る心を育てるような事業がございました。 これについては、今回それ以上通告もしていませんし、時間関係で議論しませんが、この当時、平成5年から脈々と続いていた、東金市が青少年育成、それから人財育成という視点で、野外教育意義を十分理解されて実施してくれております。庁内にも、その当時ご苦労して、子供たちと一緒にリュックをしょって歩いた職員もいらっしゃいます。このことについて、私は3月議会でもう少し時間をとって、この野外教育意義と青少年育成という視点で質問をさせていただきたいと思いますので、いま一度、こういった過去経緯をお調べいただきたいと思います。要望して、次質問に移らせていただきます。 さて、資格取得者へ補助でありますが、子供たちが、あるいは指導者が指導するに当たっては、やはり資格というがあろうかと思います。資格がなくても指導は十分できるとは思いますが、資格を取るということは、その過程で勉強し、専門知識を得、しかもリスク管理というものを非常に学びます。そういった面で、これから市民活動を推進するためには、その市民活動に必要と思われる資格取得あるいは講座受講等に関して、費用を助成する制度はあるか。また、そういったお考えがあるかお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) 現在ところ、例えば消防団員方が中型自動車免許等を取得する場合など、特定資格を取得した方に対して補助金を支給する制度は幾つかあるものの、市民活動全般促進を目的とした体系的な資格取得等ため助成制度はございません。 市としてどのような支援ができるか、先進自治体事例も参考にしながら研究してまいりたいと考えております。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 先ほど財政ところで、将来に種をまくというお話をしましたが、この資格制度というは、そうお金かかるものではありません。 例えば、私事ですが、キャンプディレクター資格を持っておりますが、更新は年7,000円です。それから、ソフトボール指導者を持っていますが、これは指導者を取っていますので、ワッペンをとるとき、年、たしか500円ぐらいだったと思います。取得するときはもうちょっとかかるんですけれども、そういったことではそうお金かかることではない。でも、効果はすごく期待できることだと思いますので、先ほど部長が先進自治体を参考にしながらではなく、東金市が先進自治体になるよう取り組んでほしいと要望して、次質問に移らせていただきます。 続きまして、市役所職員人材育成です。 これは、鹿間市長が公約中で、市役所職員を大切にし、育てるということがありました。私は全くこれに賛同するものであります。そういった観点で質問です。 これからさらに進む少子・高齢化、地方分権、それから地方創生、そういった中で、それを担う職員さらなるスキルアップが必要かと思います。そこでまず、職員向け庁舎内研修について、どのようなものがあるかお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 庁舎内研修取り組みとしましては、職場において上司・先輩等が仕事を通じまして行う職場研修と、全職員または階層を対象にした合同研修がございます。 職場研修は、職場上司・先輩が職場内で仕事を通じて、報告・命令等さまざまな場面で仕事に必要な情報や知識を部下へ計画的に教えるものであり、業務を進める中で最も効果的な研修でございます。当該研修につきましては、日常的に職員個人特性に応じたきめ細やかな個別指導が可能であることから、人材育成中心的な手法となっており、各管理監督者においては、有効な職場研修実施が重要な責務となってございます。 また、合同研修は、市職員として、または各階層に求められる基本的な知識・技能を習得することを目的として実施しております。例えば民間企業講師を招き、全職員を対象とした接遇研修とか、あるいは東金警察署員による不審者対応研修、あるいは新規採用職員を対象としたオリエンテーション研修、係長及び管理職を対象とした人事評価研修、新規採用職員から中堅職員までを対象とした政策法務研修、そういったものを実施してございます。 今後取り組みといたしましては、人材育成は本人意欲、主体性があって初めて可能となるものでございます。個々職員意欲を高め、主体的に考える力を育ててまいりたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 庁舎内研修にも多岐にわたる研修があることがわかりました。 それでは次に、出張研修、例えば市町村アカデミー研修会とか、国へ出向状況などについてお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 庁舎外で実施している研修といたしましては、外部研修機関を活用する研修と、国・県へ長期派遣研修がございます。 外部研修機関を活用する研修は、職員業務専門性を高めることを目的として実施しており、今年度における主なものを申し上げれば、例えば千葉県自治研修センターが20件、これは専門的な知識・技能を身につけるものでございまして、例えば税務事務研修、環境行政研修などがございます。また、日本経営協会、いわゆるNOMA研修が28件。それから、市町村アカデミーが2件。課題別で、高度で専門的な能力を養成する目的で、例えば固定資産税評価研修とか法令実務研修などがございます。 それから、行政組合研修が11件。これにつきましては、広域的な視野養成と能力分野別に専門的な技能習得を目的として、特に新規採用職員研修や初級・中級職員研修を実施してございます。また、自治大学校が1件でございまして、将来幹部職員育成を前提にしているものでございます。これらを実施してございます。 また、国・県へ長期派遣研修につきましては、日常的な業務を経験する中で、派遣先における先進的な業務手法等習得、あるいは幅広い視野を養うこと、あるいは特定政策ために、要は、言葉はあれですが、我田引水ということも考えるような研修という目的で、こういったものを実施してございます。本年度においては、環境省環境再生・資源循環局廃棄物適正処理推進課に1名送っております。また、千葉県には政策法務課政策法務班へ1名送ってございます。 今後取り組みは、本市行政を取り巻く環境変化や職員研修ニーズ変化に合わせて、優先すべき政策を展開する上で必要な研修、そういったものを重視してまいりたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございました。 大変多岐にわたるということがわかりました。日常業務ほかにこういう研修を受けるというは、何かと大変かと思いますが、市行政発展ためにさらなるご尽力をいただきたいと思っております。 ところで、今お話しは、どちらかというと今勤務している業務に必要な能力、スキルアップかと思います。一方で、これから市20年後、30年後を見据え、このまちをどうしたらいいかという熱く語る職員をつくる、あるいは政策形成能力向上を図ることも大切であると思いますが、今後取り組みについて、重視する点についてお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 例えば、地方分権が進展する中、自治体が地域社会発展に果たす役割が拡大しております。また、自治体自己決定、自己責任が強く求められております。それに伴い、自治体政策形成重要性がさらに高まっております。そのような中で、地方創生理念に基づき、地域魅力を高め、選ばれる自治体になるためには、地域実情と市民ニーズを一番知り得る、市職員政策形成能力を高めることが大切であると考えてございます。 今後取り組みにおいても、市民声をじっくり聞き、しっかり実行といった市長からご指示もございます。本市行政を取り巻く環境変化に応じて、優先すべき政策を展開する上で必要な政策企画立案、またそれを推進する能力、そういった人材を育てていければと考えてございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 今部長ご答弁中で、大変私は勇気づけられた言葉がございます。それは、「地域実情と市民ニーズを一番知り得る市職員政策形成能力」という言葉がございました。このようなことを、全職員がこの理念を共有して取り組んでいただきたいと思っております。 次に、政策立案をできる職員を養成したときに、それをプレゼンテーションといいましょうか、発表する場も必要ではないかと思います。8月29日、酒々井町取り組みが出ていまして、若手職員が市長を初め市幹部前でプレゼンテーションをして、効果があるという記事を見たわけですが、この辺について東金市はどのようになっていますでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 職員による積極的な企画立案や意見を発信する場を設けることは、職員育成を図るとともに、今後さまざまな政策課題に対応していくためにも、大変重要なことと認識しております。 当市では、政策形成能力向上を目的として、政策法務を専門とする講師による政策法務研修を実施してございます。昨年度は、新規採用職員を対象とした政策法務入門研修及び若手職員を対象とした政策研修を実施してございます。 政策研修は計3回実施しまして、グループに分かれて当市における政策課題について議論を行い、この講師助言もと、取り組み方針や課題へ対応策について取りまとめを行い、最終日に市長や副市長出席もと、子育て支援策や公共交通問題、地域コミュニティ課題等についてプレゼンテーションを実施したところでございます。こういった場を設けてございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 庁内研修から今プレゼンテーションまで、大変多岐にわたるお話を聞くことができました。大変心強く思います。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。 次に、市長による職員面接件ですが、私は教員をしていましたが、年度当初に個人目標等を申告し、3学期年度末にそこに記入し、校長面接というが全職員ありました。学校と市では人員規模が違いますが、一様にははかられませんが、職員思いとか、あるいは市長が励ますとか、双方にとってメリットがあるこの面接を、係長以上人たちに実施したらいかがかと思うんですが、この点についていかがでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 井上総務部長。 ◎総務部長(井上一雄君) お答えいたします。 市長による職員面接は、職員モチベーションや意識向上を図る上で、また市長政策理念、組織目標共有化を図り、職員が心を一つに取り組んでいく上では大変意義があるものと考えてございます。 しかしながら、係長以上職員に限定したとしても、係長・5級職以上人数を申し上げますと約200名ほどになります。その面接は、時間的制限と市長スケジュール管理の面では、なかなかちょっと難しいかなとは思われます。ただ、そもそも既に市長が就任されてから庁内各部署にみずから足を運び、職員とコミュニケーションを心がけてくださっております。面接にかわる対応はされているということでございます。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございました。 では、職員スキルアップということで、上司から励ましやらそういった言葉というは非常にモチベーションが上がることにつながると思いますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。 次に、大項目2、観光振興行政についてお尋ねいたします。 るるぶを特別編集しまして6万部作成して、その効果についてですが、これは先ほどほか議員質問中で、矢野部長から、いろいろネット等を使った、そういったことで情報発信をしているという話でしたので、るるぶだけに限ったことではないと思うんですが、一つ紹介しますと、一般財団法人地域活性化センターでは、東京都中央区日本橋日本橋プラザビル1階にふるさと情報コーナーというを設けておりまして、全国都道府県市町村パンフレットを置いてあるわけです。簡単に言いますと、このるるぶですね、これを経て、平成29年度このパンフレットをどれだけ人が持ち帰るかということで、人気度をはかるわけですけれども、何と平成29年度は、東金市は全国79位に入るという、大変輝かしい成果を見ているわけです。 そういったことで、東京日本橋プラザビルからは、そういった持ち帰りランクインがあったわけですが、さて、具体的に東金市にこの効果といいましょうか、観光客入り込み数とか経済効果についてお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 矢野企画政策部長。 ◎企画政策部長(矢野政信君) るるぶ政策ですが、この事業を実施するに当たりましては、効果を測定するため数値目標である重要業績評価指数(KPI)として、観光入り込み客数を設定いたしました。他交流人口増加ため事業と一体となった数値でございますが、平成27年時点で約71万6,000人見込みであった観光入り込み客数を、100万人にするという目標を設定いたしました。平成28年実績で約135万8,000人という結果を得られたことから、本件につきましては一定効果があったものと考えているところです。 以上です。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) その135万人が、まだ経済効果としてどのようなものかは、数値がはっきりしないかもわかりませんが、多く人が訪れたということは大変この市にとって有意義なことだろうと思います。 次に、近隣市町と連携、特に私はかねてから何度もここ場でお話ししているんですが、九十九里町と連携による具体的な政策実施状況についてお尋ねいたします。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 昨年度におきましては、九十九里町と連携し、地元プロ野球球団であります千葉ロッテマリーンズ公式戦協賛試合、東金・九十九里スペシャルデーを実施し、来場者へ特産品配布や球場内オーロラビジョンで動画上映等により、東金・九十九里地域PRを行ったところでございます。 また、山武地域6市町と各観光協会で結成します九十九里地域観光連盟におきましては、観光パンフレット作成、ホームページ運営を行ってございまして、県内大規模商業施設におきまして観光PRイベントを行い、東京都庁観光PRコーナーにおきましても各市町日がわりで特産品販売を行い、九十九里地域PRに努めております。 また、インターネットメディアにおきましては、各観光協会役員みずから出演によります、イベントPR番組企画なども実施しております。 また、ちばプロモーション協議会会員といたしましては、千葉県及び山武・長生・海匝地区各市町村と連携し、観光素材発掘、情報共有を図っております。そのほか、毎年9月に行われます九十九里トライアスロンにおきましても、会場となる各市町とともに実行委員として大会運営に参加し、競技終了後選手へおもてなしブースでは市PRも行っております。 これら取り組み成果を明確にお示しするは難しいところでございますが、パンフレット等配布実績と各種イベント集客数や観光施策へ入り込み客数推移に加え、商品紹介新たな機会を創設できていることから、一定成果は出ているものと認識しております。 今後も、近隣市町と連携によりまして、九十九里地域観光振興に努めてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) ありがとうございました。多岐にわたってPR活動を行っている様子がよくわかりました。 ご存じであったらダブってしまうんですが、千葉商工会議所が県補助金を使って、千葉県内各市町村アンテナショップ的な意味合い店を、この6月に千葉市中央公園近くにオープンしております。いろいろな特産品が置いてあったり、あるいは各自治体パンフレットが置いてあったりします。立地条件に恵まれたところでありますので、東金市もぜひ特産品を出すとか、パンフレットを置くなりしていただければと思います。東金市内業者も既に情報を入手し、加工品手続をとった業者もいらっしゃいます。ぜひいろいろなところ情報を入手し、PR活動を行っていただきたいと思います。 東金市では、紙ベースより今はペーパーレス時代といいますか、今はネット社会といいますか、どちらかというとそちらに重きが置かれがちな面もありますが、やはりペーパーパンフレットとかそういったものを目にして、ここ土地へ行ってみたい、これを食べたいというようなこともありますので、ぜひすばらしいパンフレット、るるぶがそうなんですが、そういったものをいろいろなところに置くようなPR活動により一層励んでいただきたいと思います。 次質問です。体験型・滞在型観光推進ですが、これは、私以前にもこの話はしたかと思います。旅行形態が、以前ように、見て食べて回るということから、体験型・滞在型に変わっているはご承知とおりだと思いますが、本市にもいろいろな体験するところがございます。そういった情報を一元的に冊子にすることはできないか、改めてお伺いいたします。 これはいすみ市が「わくわく体験」ということで、いろいろな果物狩りやら体験が、しかも何月ごろが一番とり時期ですよというようなことまで出て、大変すばらしいパンフレットがございます。そういったことを東金市でもぜひつくってほしいと思うんですが、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 本市には、プラムやブドウ、イチゴなど収穫体験、あるいは田んぼ学校や市民農園など農業体験、陶芸や炭焼き体験できる施設、また、みそづくりなど加工体験ができます加工場が何カ所かございますが、それらをまとめたマップ等は現在作成してございません。 今後は、情報を整理いたしまして、東金市ホームページ上で情報発信を行ってまいるとともに、議員ご指摘紙ベース冊子等につきましても、先ほど答弁にございましたるるぶの作成配布成果等も踏まえまして、今後作成を検討してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) よろしくお願いいたします。これはぜひ検討して実施していただきたいと思います。繰り返しますが、やはり手にとってみる、目に触れるというは大変効果があるものだろうと思います。よろしくお願いいたします。 次に、るるぶは、東金・九十九里見るところとか、食べるところとか、グルメとかいろいろ満載して大変すばらしいものなので、私もこんなところがあったんだなと改めて認識するわけですが。よく観光マップ等ではモデルコース、日帰りコース、あるいは1泊コース、そういったモデルコースを作成しているをよく見かけます。来る方にとっては、そういうモデルコースがあると便利なではないかと思うですが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(清宮利男君) 答弁を求めます。 青木経済環境部長。 ◎経済環境部長(青木憲君) お答え申し上げます。 ご質問にありましたような観光モデルコースは、現在は作成しておりませんが、近隣市町と連携した観光施策は重要であると認識しております。今後は、九十九里地域観光連盟やちばプロモーション協議会など、山武地域観光振興担当者会議等におきまして、協議してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(清宮利男君) 質問を許します。 佐久間議員。 ◆10番(佐久間治行君) 各団体と協議していくということは、ありがたいと思います。一方で、こういったるるぶというすばらしいもできてきているわけですので、スピード感を持った対応が必要ではないかと思っております。 私は以前ここで、グリーンツーリズムという言葉を使ったかと思います。千葉県場合は海があるということから、グリーンブルーツーリズムということを言っているわけですが、これは自然体験やらいろいろな体験を含んだ、この地観光ですね。そういった自然やら体験やら、そういったものを含んだ観光を指すわけなんですが、私事ではありますけれども、私はグリーンツーリズムインストラクターとコーディネーター資格を取得しております。そういったことで、今後、東金商工会議所や九十九里、そして城西国際大学観光学部と連携し、観光モデルプラン作成に着手したいと考えております。当局におかれましては、高所大所からご指導をいただければ大変ありがたいと思います。 以上で私今回一般質問は終わらせていただきます。 不備といいましょうか、大変申しわけない発言もしておりましたことを、改めておわび申し上げます。各部署におかれましては、ご答弁ありがとうございました。 ○議長(清宮利男君) 以上で、蒼政会、佐久間議員質問を終わります。 以上で、市政に関する一般質問を終了します。 これをもって本日日程は終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。          午後2時50分 散会...