東金市議会 2014-09-11
09月11日-02号
平成26年 9月 定例会(第3回) 平成26年第3回(9月)東金市議会定例会 市政に関する
一般質問通告一覧表通告No.大項目要旨(中項目・小項目)通告者11医療行政について(1)
東千葉メディカルセンターについて
①センターの診療体制について
ア.医師の体制について
〔関連要旨〕①個別具体の患者対応について
イ.看護師の体制について
〔関連要旨〕①看護師確保対策について
ウ.他の医療機関との関係について
②センターの運営状況について
ア.外来・入院の患者数と医業収入について
イ.持続可能な病院経営への取組みについて
〔関連要旨〕①医療費抑制のためのレセプトデータ活用の影響について
ウ.医師・看護師宿舎の状況等について(陵志会)
代表質問者
14.宍倉敬文
関連質問者
18.石崎公一2産業振興について(1)みのりの郷東金について
①オープンからの管理運営状況(来客数、売上額)について
②商品(野菜等)、施設(休憩場所、レストラン等)等の充実について
〔関連要旨〕①売上向上のための戦略について
②営業時間延長効果について
③イベント戦略の現状と今後について
③知名度向上、圏央道開通効果活用のための経営戦略について
〔関連要旨〕①PR方法の現状と今後の展開について
②指定管理費に頼らない経営について3観光行政について(1)八鶴湖の活性化と空き店舗対策について
①八鶴湖の活性化方策について
〔関連要旨〕①八鶴湖の活性化のための空き店舗の活用について
②観光イベントのあり方について4交通行政について(1)地域公共交通について
①デマンド型乗合タクシーの利用状況と今後の方策について5福祉行政について(1)高齢者在宅介護について
①在宅の寝たきり高齢者等への紙おむつ給付について(他市町村の対応を含めて)
(2)予防接種について
①BCG予防接種事故の原因と対応(謝罪、再発防止策、対象乳児の今後の見守り等)について
(3)子育て支援施策について
①子ども医療費助成事業の対象者の拡充について6一般行政について(1)職員教育について
①事故・過誤防止のための職員教育の現状と今後の対策について21建設行政について(1)東金中央公園について
①東金中央公園改修に関する検討委員会について(蒼政会)
代表質問者
2.坂本賀一
関連質問者
7.前嶋里奈2一般行政について(1)人口減少トレンドの中での行政上の諸問題について
①公共下水道について
②教育分野について
③福祉分野について
④産業振興について
⑤郷土文化の継承について
⑥消防組織について
⑦里山保全について
⑧社会インフラについて
(2)2020東京オリンピックについて
①東京オリンピックに対する市としての取組みについて
〔関連要旨〕
①東京オリンピックキャンプ地の誘致について
②パーク&ライド整備について31産業振興について(1)東金のブランド品創出について
①ぶどう・プラム・黒大豆について
ア.この10年間の栽培農家数、作付面積、売り上げ額の推移について
イ.今後の計画について
②オリーブ栽培について
ア.栽培計画について
イ.加工品作りと販売計画について(産業の六次化)
③農商工連携による新たな地域ブランド等の検討について
(2)着地型観光の取組みについて
①過去5年間の東金への観光客の人数について
②その主な立ち寄り先について
③体験型農園について
ア.種類別数について
イ.その来場者数について
ウ.体験型農園のパンフレット作成について
④「みのりの郷東金」の情報発信による効果について
ア.どのような情報発信をしたか
イ.この発信により、市内施設への回遊状況について
(3)農・食・観光を結びつけた産業振興について
①「東金グリーンツーリズム」への取組みについて(東金みらい)
個人質問者
5.佐久間治行2一般行政について(1)人材育成について
①職員の中央省庁や一般企業への派遣について
②職員の各種研修会への参加について3教育行政について(1)青少年育成について
①ジュニアリーダー養成事業について
ア.養成事業の現状について
イ.ジュニアリーダーの地域における役割について
ウ.市及び地域主催の行事への参加状況について
エ.
ジュニアリーダー養成の今後について
オ.過去のジュニアリーダーへのアンケートの実施について
カ.「
青少年育成東金市民会議」と「青少年問題協議会」について
②2020年東京オリンピックに向けて41教育行政について(1)学校教育について
①土曜授業について
②先生方の帰宅時間について
③総合交通の中での通学バスについて(東嶺会)
個人質問者
13.小倉治夫2医療行政について(1)
東千葉メディカルセンターについて
①四半期ごとの報告書の数値の示す意味について51建設行政について(1)人口減少に伴う課題について
①所有者不明の土地について
②樹木の繁茂による見通しの悪い道路について
③空き家対策について(東金みらい)
個人質問者
8.清宮利男2交通行政について(1)公共交通の総合的整備について
①デマンド型乗合タクシーについて3一般行政について(1)市民との協働のまちづくりについて
①市民提案型協働事業について
(2)スポーツ振興と健康づくりについて
①社会体育部門のスポーツ振興課としての復活について
(3)
コンピューター基幹システムについて
①システム機能の課題について61一般行政について(1)自治体Cloudの推進について
①個人番号制度やクラウドへの市の開発項目や概略スケジュールについて
②中間サーバの整備方針について
③各種公共データのオープン化の現状と取組み方針について
(2)高齢者向け生活支援・緊急対応について
①高齢者向け「
生活安全ガイドブック」内容や具体化について
②「救急医療情報キット」の計画の具体化について
(3)複式簿記・会計の推進について
①今後予想される国からの要請について
②資産台帳整備や新公会計制度に対する市の対応計画について
(4)
自治体スマートアプリの取組みについて
①他自治体事例の情報収集について
②データのオープン化と関連して市の取組みへの考え方について(公明党)
個人質問者
3.上野高志2建設行政について観光行政について(1)道路安全対策の整備推進について
①道路補修・橋梁補修・道路ストックの点検などの計画や優先順位について
(2)東金駅周辺活性化策について
①空き店舗資源活用に向けた制度設計の計画について
②観光と商店街の連携の具体化について
③みのりの郷東金の活用も含めた活性化策について3教育行政について(1)給食でのアレルギー・特定疾患対策について
①アレルギー・特定疾患の児童と対応の現状について
②国のガイドラインに基づくマニュアル化や教職員研修など今後の対応について
(2)読書通帳の取組みについて
①現状の通帳の特色と利用状況について
②今後の改善点と発展性について
(3)学校ICT化の取組みについて
①「ICT教育推進委員会」活動と教職員研修の現状と課題について
②授業内外の学校活動への利用法について71一般行政について(1)安心安全対策について
①東金市の防犯の取組みについて
②交通安全の取組みについて
(2)青年・女性施策について
①東金市の取組みと今後について(公明党)
個人質問者
17.中丸悦子2経済行政について(1)みのりの郷東金について
①看板と進入路について
②施設の活用状況について
(2)農業支援について
①補助制度について
②特徴ある作物の生産について3福祉行政について(1)
生活困窮者自立支援法について
①法律の概要について
②法律に対応するための予算組みについて
③支援制度の具体的な運用について4医療行政について(1)
東千葉メディカルセンターについて
①コンシェルジュの配置について81一般行政について(1)人口減少対策について
①現在行っている各部での特色ある取組みについて
②今後の取組みと庁内体制について
(2)防災施策について
①防災施策の進捗状況について
②これまでの防災訓練の実施状況について
③シェイクアウト訓練の意義について
(3)アンテナ職員について
①市民満足度向上のための業務改善の取組みの現状について
②アンテナ職員制度について
(4)安心安全施策について
①振り込め詐欺防止対策の現状について
②振り込め詐欺防止策として撃退電話装置の設置について(公明党)
個人質問者
11.佐竹真知子2教育行政について
(1)小中学生のロコモについて
①学校での健康診断における運動器検診の必要性について
(2)子どもを犯罪から守る対策について
①防犯ブザーについて3環境行政について(1)空き家対策について
①空き家の実態について
②空き家を原因とする苦情の状況について
③市の空き家対策について
④空き家バンク制度について
(2)ごみ収集について ①ごみ袋の適正サイズについて91一般行政について(1)児童生徒の登下校時の安全対策について
①幼小中学生に対する犯罪・不審者情報について
②犯罪危険箇所の把握と保護者による登下校時のパトロールなど今後の取組みについて
③青色回転灯装着車両によるパトロールについて
(2)防犯カメラによる犯罪抑止について
①市内の防犯カメラ設置の状況及び防犯カメラから得られたデータについて
②町内会、区会で設置する時の問題点について
(3)防犯に対する市民の意識の涵養について
①市としての支援、援助など具体的に行っている事業について
②市民と行政との連携について(東嶺会)
個人質問者
4.相京邦彦2福祉行政について(1)認知症対策について
①市における認知症発症者数と認知症発症者、その家族に対する支援、相談窓口について
②認知症理解のための研修、講座等について
(2)
地域包括支援センターについて
①支援センターの役割と、職員数、資格などについて
②今後の支援センターのあり方に関する市の考え方について3医療行政について(1)
東千葉メディカルセンターについて
①東千葉メディカルセンターが地域に対してする医療機能の提供について
②市の「健康プラン21」に対する
東千葉メディカルセンターの役割について
③東千葉メディカルセンターの開院に伴う周辺病院の
緊急搬送受け入れ状況について101交通行政について(1)循環バスについて
①利用情況と今後の改善点について
②循環バスの存続について
(2)デマンドタクシーについて
①デマンドタクシーの運行状況と課題について
②市外運行について(日本共産党)
個人質問者
6.櫻田あや子2福祉行政について(1)子ども・子育て支援新制度について
①新制度の概略について
②保育のあり方について
③新制度での問題点について3一般行政について(1)自衛官募集について
①広報、募集活動などについて4教育行政について(1)中学校での職業学習について
①職業学習の現状について5建設行政について(1)市営住宅について
①火災など災害時での住宅確保について111医療行政について(1)
東千葉メディカルセンターについて
①救急搬送の状況と受け入れ態勢について
②経営状況について
③「医療・介護総合推進法」による病床の機能特化について(日本共産党)
個人質問者
10.前田京子2福祉行政について(1)介護保険制度について
①介護保険料の引き下げについて
②特別養護老人ホームの増設について3一般行政について(1)上水道について
①県内水道の統合・広域化による水道料金の影響額について121教育行政について(1)東金市でのいじめについて
①現状認識について
②現状対策について
③未然防止策について(東嶺会)
個人質問者
9.斉藤範吉2医療行政について(1)
東千葉メディカルセンターについて
①地域医療、経営等の現状認識及び課題について
②今後の対策について3公共事業について(1)下水処理について
①受益者負担について
②事業費のあり方について
③今後の展開について 議事日程(第2号) 平成26年9月11日(木曜日)第1 会議録署名議員の指名第2 市政に関する
一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり
---------------------------------------出席議員 22名 1番 土肥紀英 2番 坂本賀一 3番 上野高志 4番 相京邦彦 5番 佐久間治行 6番 櫻田あや子 7番 前嶋里奈 8番 清宮利男 9番 斉藤範吉10番 前田京子 11番 佐竹真知子 12番 石田 明13番 小倉治夫 14番 宍倉敬文 15番 塚瀬一夫16番 渡邉直樹 17番 中丸悦子 18番 石崎公一19番 石渡徹男 20番 宮山 博 21番 松戸 進22番 今関正美欠席議員 なし
---------------------------------------議案説明のための出席者 市長 志賀直温 企画課長 板倉和彦 副市長 古川浩一 総務課長 井上一雄 教育長 飯田秀一 財政課長 鈴木幸一 企画政策部長 山本博泰 社会福祉課長 佐藤恵三 企画政策部参事 川代 泉 産業振興課長 今関貞夫 総務部長 小高 茂 教育総務課長 櫻田武央 市民福祉部長 齊藤一實 建設経済部長 椎名俊明 教育部長 錦見佳之 会計管理者
小見川智明---------------------------------------会議の事務職員は次のとおり 事務局長 布留川信男 次長 鈴木一成 書記 飯田康久 書記 吉井
理--------------------------------------- 午前10時00分 開議
○議長(石田明君) おはようございます。 ただいまの出席議員は22人であります。 定足数に達しております。 これより本日の会議を開きます。 日程第1、会議録署名議員の指名でありますが、会議規則第79条の規定により、7番前嶋議員、8番清宮議員を指名いたします。 日程第2、市政に関する一般質問を行います。 このまま休憩します。 午前10時01分 休憩 午前10時02分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 通告1番、陵志会、宍倉議員の代表質問を許します。 宍倉議員。 [14番 宍倉敬文君 登壇]
◆14番(宍倉敬文君) おはようございます。 このときを待ちかねておりました。議長のお許しを得ましたので、陵志会を代表して質問させていただきます。 その前に、全米オープンテニスの錦織選手に敬意を表したいと思います。準優勝、私は残念ながら、決勝で錦織選手の勝ちはないと予想しました。実況のテレビも見ませんでした。それは単に上背と体格の差でした。 かつて、オリンピック柔道無差別級で、日本のお家芸であるはずでしたが、ヘーシンクという体の大きい選手に優勝をさらわれてしまいました。 一方、テニスにおいて、クロアチアの198センチ男、
マリン・チリッチ選手は世界ランク12位、錦織選手は8位、ランクも、過去の二人の対戦成績は5勝2敗と、錦織選手の有利が叫ばれておりましたが、これはあくまでも参考であって、決勝に勝ち上がったことは同等であり、本当の決戦の場で時速200キロを超えるサーブは脅威であり、とても歯の立つ相手ではないと思いました。あまのじゃくですみません。いずれにしても、世界第2位、改めまして錦織選手に拍手を送りたいと思います。 ただ、錦織選手は13歳で、アメリカのフロリダ州の
IMGニック・ボロテリー・テニスアカデミーに留学しました。いわゆるプロ養成所で90カ国を超える同世代の選手が同じ屋根の下で寝食をともにするのだそうです。彼は国際人とも言えます。 今後、いろいろな面で外国留学がふえるのではないかと思われます。スポーツ、教育面で変化があらわれるのではないかとも思われます。 今回、我が会派は教育問題の質問がありませんが、飯田教育長としてはコスモポリタン、すなわち国際人としての教育についてどうお思いになるか、次回は教育問題も取り上げることを予告させていただきます。やらないときは謝ります。 前置きが長くなりましたが、以降通告に従い、質問席より質問させていただきます。 [14番 宍倉敬文君 質問席へ移動]
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 「窮鳥懐に入れば、猟師これを撃たず」ということわざがございます。窮鳥の「窮」という字は難しい字で、鳥が追い詰められて、懐に飛び込んでくれば猟師も哀れに思って殺さないという例えです。誰でも助けを求めてきたときは、これを助けるべきであるということわざです。すなわち、当局よりお手やわらかにお願いしますと言われれば、少しは考えるべきであると解釈できます。本当は私は何を言いたいのか、あとは皆様のご想像にお任せいたします。 それではまず大項目、医療行政について、中項目(1)
東千葉メディカルセンターについて、小項目1、センターの診療体制について。まず医師の体制についてお聞きいたします。 8月3日、脳梗塞の救急患者が
東千葉メディカルセンターの受け入れを断られたため、旭中央病院にドクターヘリで搬送され、数日後死亡した。当日は、土曜日であって脳神経外科の医師がいなかったと聞いているが、シフトはどのようになっているのか。
○議長(石田明君) ただいまの質問に対し、当局の答弁を求めます。 志賀市長。
◎市長(志賀直温君) ただいまの
東千葉メディカルセンターの医師の配置体制ということのご質問でございますので、まずは担当のほうからお答えする前に、私のほうから概要でちょっとお答えさせていただきたいと思います。 今、ご質問にも若干ありましたように、休日あるいは夜間、この体制につきまして、基本的には救急科1名、他の診療科1名の2名体制という状況でございますけれども、受け入れの状況で時間帯によっては、バックアップ体制として救急科の医師もう1名を加えまして3名体制としているという状況だそうでございます。特定の診療科の対応が必要な場合もございますけれども、この際にはオンコール、これは電話等の呼び出しということでございますが、これで基本的に対応できるところは対応していくという受け入れ態勢になっていると聞いております。 現在、ご承知のように、医師についても最終完成時の半分の体制と、30名の体制で始まったわけでございますので、時には対応できないということも、あるいは診療科によってはまだ医師がいないということもあるわけでございます。そういったことがございますけれども、今までこの地域の中では受け入れができなかった重篤患者、こういった方々を重点的に、優先的に受け入れるという基本的な姿勢の中で、多くのこの地域の救急患者を積極的に受け入れていただいております。 結果として、3月までの救急の他地域への搬送率というのが40%を超えておりましたが、それが4月以降は20%台ということで、管外搬送の改善もかなり図られてきているという状況が見えております。
東千葉メディカルセンターが、この地域の医療需要に、現在、特に救急を含めて、最大限の対応をしていただいているという認識を私どももしているところでございまして、今後ともこれが継続的に、やっぱり疲弊してしまわれても困りますし、無理はそれほど、やっぱり人間ですから、人間のやっていることですから、継続的にそういった状況が続けていただけるような体制をとるために、私どももこの支えまた育てていくという観点から、支援していきたいと思っておりますので、100%受けるのは現実的にはなかなかできない部分があるわけでございますから、本当にそういったほかの地域、病院に運ばれていくということは、ご家族等にとっても大変つらいことだと思いますけれども、時にはやっぱりそういった状況も発生してしまうことも、これは現実として避けて通れない部分だろうと思っています。 ぜひ、フルオープンに向けて、そういったより多くの方々がこの地域の中で受けられるような体制に持っていくために、先ほど申し上げたように、支え育てる環境というものをつくっていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君)
東千葉メディカルセンターの医師は救急・急性期を核とした高度な医療を提供するとのことですが、地域の医療に対する考え方はどのようなものですか、お聞きします。
○議長(石田明君) ただいまの質問に答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。
東千葉メディカルセンターは、救急・急性期に軸足を置いた医療を提供する地域の中核病院という位置づけでございます。現在は、循環器内科を除く外来診療につきましては紹介状がなくても受診することができますが、国の推進いたします医療機能の分担の考え方、基本的には最初に地域の医療機関を受診していただきまして、その医療機関で対応できない病状の場合には、医師の紹介状をいただいて
東千葉メディカルセンターで受診していただくということが基本になってまいります。 また、
東千葉メディカルセンターで治療を行い、病状が安定した患者様につきましては、逆に地域の医療機関に紹介することになり、
東千葉メディカルセンターと地域の医療機関が役割分担を行い、地域全体で持続可能な医療の提供を行うということを基本的な考え方としてございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 麻酔科の常勤医師確保についてはどのような進捗状況であるかお聞きします。
○議長(石田明君) 当局の答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 麻酔科の常勤医師の確保につきましては、独立行政法人の平澤理事長が確保に向け、鋭意努力していただいているということでお聞きしているところでございます。現在は、公立・私立大学にかかわらず交渉を行っていただいているという状況でございます。 また一方では、次年度におきます臨床教育センターへの配置につきまして、千葉大学医学部と協議を行ってございまして、近々に教授等の公募が行われるということでお聞きしてございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 常勤の麻酔医師がいないことにより、救急搬送の受け入れを断ったケースはあるかどうかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) 基本的に、常勤の麻酔科の医師ということでございますが、現在30名の常勤医師がいらっしゃいまして、この中でライセンスをお持ちの方が2名いらっしゃるということでございますので、基本的にはこの常勤医師及びまた非常勤医師によりまして、その対応を行っていただいているということでございます。 また、救急隊からの第一報で救急患者に対する麻酔が必要かどうか、これを判断することはできないということございますが、麻酔科医がいないことにより受け入れを断ったというようなケースはないということでお聞きしているところでございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君)
東千葉メディカルセンターは、開院後、救急車搬送を、予定数を上回るペースで受けており大変心強いのですが、同時に医師・看護師を初めとした医療従事者の疲弊が懸念されます。長時間の勤務もあると思いますが、開院後一番長い手術はどの程度の時間を要したかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 開院後、一番長い手術の時間ということでございますが、9時間30分程度ということでお聞きしてございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 手術の際はプロジェクトチームをつくるのか。同時並行で手術が行われる場合、プロジェクトチームは何班まで編成できるのかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 プロジェクトチーム、いわゆる班編成ということでございますが、基本的に班編成をするということはないということでございます。ただし、同時に2例の手術を行うことはよくあるという状況だそうでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 次に、看護師の体制についてお聞きします。 議員全員協議会での
東千葉メディカルセンターの運営状況の報告の中で、病床が満床に近いとの説明がありましたが、看護師が疲弊し、離職するようなことはないか、看護師の現状についてお聞きしたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 看護師の現状ということでございますけれども、救急患者が多い状況でありますことから、病棟看護師の重症患者等の対応、これが負担となっているということでお聞きしているところでございます。また、外来と病棟の看護師のシフトがえ、これについては容易にはできないという状況ということでございます。 看護師につきましては、救急・外来及び病棟におのおのの適性・能力、また希望を勘案して配属しているという状況でございます。多くの職員は、この病院が救急病院として、また地域医療の中核として成功することを目標にして日々頑張っているという状況でございまして、職員のモチベーションの向上には、地域の皆様の温かい励まし、これがぜひとも必要であるということで、今後ともご支援のほどお願いするものでございます。 なお、流動性が高い看護職にありまして、看護師の離職率は年間約1割と言われておるということでお聞きしてございますが、
東千葉メディカルセンターでは、4月から8月まで5名の退職者がおりまして、うち1名が非常勤に変更いたしましたが、離職率は3.84%でございまして、他の病院と比較しても高い状況ではないという状況だということでお聞きしてございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君)
東千葉メディカルセンターは、3次救急患者の受け入れを行い、高度な医療を提供するとのことですが、高度な手術に対応できるスキルを持った看護師は何人くらいいるのかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 手術部の看護師につきましては8人配属されてございまして、全員が高度な手術に対応できるスキルを持っておるということでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 次に、他の医療機関との関係についてお聞きします。 糖尿病の人工透析患者について、この地域の医療機関で対応できているのか。東金市の透析患者数はどの程度いるのかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 糖尿病の人工透析患者につきましては、国保加入者、このデータによりますと、平成23年度で75人、平成24年度で88人、平成25年度で80人という状況でございます。 この地域で市内の人工透析患者を受け入れるだけの施設はあると伺ってございますが、患者の病状によりましては、地域外の病院に通院されている方もいらっしゃるということでお聞きしてございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) さんむ医療センターを主治医とする近所に住む心臓疾患等の患者が新設の
東千葉メディカルセンターを受診し、数日後呼吸困難となった際、九十九里病院へ救急搬送された。一般的には重症患者であり、
東千葉メディカルセンターへ搬送されると思われる。当時、近隣の診療所の医師立ち会いのもと救急搬送されており、医療連携と盛んに言っているが、診療所等の医師が紹介する仕組みができていないのではないかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 救急搬送の搬送先につきましては、原則としましては救急隊の判断により行われるものでございます。重症患者の場合は、
東千葉メディカルセンターへ連絡し、それ以外の場合は2次救急輪番病院へ連絡いたしまして、受け入れができない場合には
東千葉メディカルセンターへ連絡する体制となってございます。 ご質問の救急搬送の件につきましては、救急隊が患者をできるだけ近い医療機関に搬送いたしますいわゆる直近対応の場合もございまして、一概に救急搬送の対応について判断することはできないとのことでございます。 また、先日行われました2次輪番病院の会議におきましても、
東千葉メディカルセンターが他の輪番病院で重症化した患者を相当数受け入れている状況につきまして、他の病院から高い評価をいただいているところでございます。地域連携が進んでいる状況が見受けられるということで考えてございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) ウォークイン患者及び救急隊からの
東千葉メディカルセンターへの救急の連絡体制はどのようになっているのかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 救急隊からの連絡につきましては、ホットラインを介しまして、救急科の医師に直接連絡が入る体制となってございます。また、一般のウォークイン患者の方々の対応につきましては、救急外来の看護師が連絡を受けまして、必要に応じて医師に相談し対応するということでお聞きしてございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 市民感情として、おらが病院というものがある。東金市民、九十九里町民を率先して診療する方針も必要と考えるがいかがなものか。
東千葉メディカルセンターのスタンスを伺いたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。
東千葉メディカルセンターは、救急・急性期に軸足を置いた医療を提供する地域の中核病院でございますが、病院の倫理上の観点からも、医療の必要のある患者様に対しましては平等に対応することを前提としてございます。ただし、設立団体の住民と他の団体の住民で、差額室料、紹介状がない場合の初診時選定療養費に差を設けまして、設立団体の住民の方に対する優遇措置、これを設けているという状況でございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 次に、小項目、②センターの運営状況について、外来・入院患者数と医業収入についてお聞きします。 まず診療科別の外来患者数、入院患者数の計画と実績を月ごとに提示願いたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 まず、外来の患者数につきましては、平均の患者数で申し上げますと1日当たり412.2人が計画上の目標の数値でございます。これに対して、実績として4月は1日当たり60人、また5月は88人、6月は96人ということで報告を受けているところでございます。 また、入院患者数につきましては、平均患者数で申し上げますと、一般病床・ICU・HCUを含めまして、1日102.2人が計画上の目標数値でございます。これに対しまして、実績といたしまして、4月は32人、5月は66人、6月は82人ということで報告を受けているところでございます。 外来・入院とも、診療科別の計画数値は設けていないとのことでございますが、実績につきましては、先般9月2日の全員協議会の資料に記載のあるとおりでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 診療科別の医業収入の計画と実績を月ごとにご提示願いたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 診療科別につきましては、ご提示できないということでお伺いしてございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 外来患者数は少ないが、救急が多いため医業収入は確保できていると聞いたが、現状はどのようなものであるかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 2次及び3次救急搬送者が見込みより多く、中等症・重症の入院患者が多いとのことで、稼働病床利用率、これが80から90%となっているところでございます。これらのことから、入院診療収入が予想より多いという状況でございます。 また、外来の患者数につきましては、6月で1日当たりの平均が96人ということで、計画の約4分の1にとどまっているところでございます。 しかしながら、診療単価が計画の約7,000円に対しまして、実績では約1万3,000円と倍近いという状況でございまして、外来診療収入につきましては見込みのおおよそ2分の1となっているところでございます。 医業収入に関しまして、第1・四半期はトータルでほぼ計画どおりと報告を受けているところでございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 外来患者が少ない要因はどのようなものか、場所や紹介状が関係しているのかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 議員ご指摘のとおり、計画よりも少ないのは事実ということでございまして、
東千葉メディカルセンターにつきましては、新設の病院ということもございまして、今後、入院患者が退院いたしまして通院されることが想定されますが、急激にふえるということはないと考えてございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 次に、持続可能な病院経営の取り組みについてお聞きします。 まず、外来患者をふやす方策はあるのかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。
東千葉メディカルセンターは救急・急性期医療を軸足に置きました地域の中核病院ということでございまして、基本的には地域の診療所等で診療することのできない急性期の患者様を医師の紹介を通じて診察することとなります。このため、
東千葉メディカルセンターでは診療所等との医療連携を促進することが重要になってくると考えているところでございます。 確かに、外来患者数は見込みよりも少ない状況でございますが、外来患者をふやすというのではなく、地域医療におきます他の医療機関との役割分担を行うことによりまして、
東千葉メディカルセンターの役割を果たすことが重要であると考えてございます。 現在は、重症患者に優先度を持って対応していただいている状況でございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 次に、安定した経営を継続するため、
東千葉メディカルセンターは医業収入の確保についてどのような対策を立てているのかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 9月2日の全員協議会で説明申し上げましたとおり、救急車搬送からの入院患者のベッド需要が大きいというのが現在の状況でございまして、8月19日に84床、これは2病棟体制となりましたが、今後は必要な看護師を早急に確保いたしまして、平成26年度に計画いたします126床を開くことが重要であると考えているところでございます。 なお、現在は、病床につきましては84床の稼働でございますが、病床の稼働率は90%を超えておるという状況でございまして、計画する病床稼働率70%を上回るという状況でございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 医師・看護師宿舎の入居状況について伺いたいと思います。空き室が多いのであれば、民間に貸し出しを考えてもよいのではないかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 医師及び看護師の宿舎につきましては、計画当初からフルオープンを想定いたしました戸数で考えてございます。ただいまの入居状況につきましては、9月1日現在で20戸に入居してございます。25戸が未入居という状況でございます。なお、宿舎につきましては、24時間稼働している病院の特性から、入居職員の生活時間帯はさまざまでございます。同じ病院職員ということで、お互いの立場を理解し合いながら、仕事と生活を両立させているという状況でございます。 宿舎の有効利用という観点からのご提案ではございますけれども、今後フルオープンに向けて多くの職員の採用を控えておりますことから、また、現在入居中の職員の心理面、施設管理面等を総合的に判断いたしますと、現在と同様に、職員宿舎として使用することが最良と考えているところでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) いろいろありがとうございました。 これで医療行政についての質問は終わりまして、次に産業振興について伺ってまいります。 まず、みのりの郷東金について、①オープンからの管理運営状況について、来客数、農産物や加工品の売り上げ状況についてお聞きしてまいります。 オープン後の評判は必ずしもよいとは言えないのではないでしょうか。農産物品の品薄状況は、少しは改善が見られるが十分とは言えないと思います。そこで、オープンからの来客数及び農産物、加工品の売り上げ状況について伺いたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 4月から6月までの第1・四半期の運営状況等についてございますが、まず直売所におきます来客数につきましては、レジ通過者でございますけれども、4月が4万7,029人、5月が3万6,564人、6月が2万3,983人で、3カ月間の合計では10万7,576人ということでございます。 また、直売所におきます売り上げの状況では、4月が2,873万円、5月が2,294万円、6月が1,759万円で、3カ月間の合計では6,926万円という状況でございました。 農産物、加工品の売り上げ状況でございますが、まず農産物につきましては4月が887万円、5月が809万円、6月が663万円で、3カ月間の合計では2,359万円でございました。加工品につきましては、4月が1,878万円、5月が1,406万円、6月が995万円で、3カ月間の合計は4,279万円でございました。 オープン時の勢いを維持することは難しいと考えておりますが、植木の流通時期の適期が過ぎたこともありまして、来客者数、売り上げ額につきましては、現在減少傾向となっている状況でございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 次に、②商品(野菜等)、施設(休憩場所、レストラン等)等の充実についてお聞きします。 依然として定休日前や午後は野菜等が品薄状態にあると思われます。農産物の充実のための対応策は。また、お客様が回遊する際に適切な休憩所が必要ではないか。特に、高齢の来客者も多いため、適切な場所にベンチ等を設置すれば来場者の確保につながると考えるがどうか。また、レストランではオープン時に比べ、追加されたメニューはどういうものがあるかお聞きしていきます。お願いします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 商品の充実に向けた対応策といたしましては、市内出荷者の充実を図るため、再度出荷者確保に向けた勧誘活動を行っております。 また、午後搬入を推進するため、売れ残り商品の取り扱いにつきまして、現在その検討を進めておるところでございます。定休日前日には出荷が抑えられる傾向にあることから、安定した出荷体制を維持し、また来訪者の利便性等を考慮した中で、水曜定休日を廃止する方向で現在検討を進めております。 休憩所の設置につきましては、現在、直売所入り口脇、情報発信コーナー、イベント広場、そしてレストラン内で確保しておりますが、今後は圃場側にも現在舗装・整備をしておりますけれども、その終了後に休憩場所の設置をしたいと考えております。 また、レストランのメニュー関係でございますけれども、オープン当初では、パスタ、ピザ、サンドイッチ等でございましたが、その後、リゾットやカレーライス、ハンバーガー等が加わり、8月からはポークジンジャーやイタリアンカレー等もメニューに追加して対応しているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 次に、③知名度向上、圏央道開通効果活用のための経営戦略について。 集客力アップにつながる知名度の向上のため行っていること、また、圏央道の開通を活用した集客対応策についてお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 市外からのお客様を広く呼び込むため、現在、観光施設等への営業活動として、旅行会社や九十九里沿岸の白子町、九十九里町、蓮沼などの宿泊施設、東金有料道路パーキング、バス会社等を訪問し営業活動を行っております。また、情報発信として、新聞や情報誌への広告掲載やFM局を活用しての情報発信等も実施しております。 なお、圏央道からの集客対策の一環といたしまして、関係団体との連携の中ではとバスツアーのコースとしての実施が10、11月に予定されているところでございます。 また、道の駅による集客力につきましても、大変大きな効果を生むことが想定されますことから、施設の管理面など対応を考慮しながら、その認定について考えていきたいというふうに考えております。 今後も、東金元気づくり株式会社、市、関係団体と連携して、みのりの郷東金のPRを行い、集客力の向上につなげてまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) ありがとうございました。 次に、観光行政についてお聞きします。 (1)八鶴湖の活性化と空き店舗対策について。①八鶴湖の活性化方策についてお聞きしていきます。 市民の憩いの場として、また観光資源として重要な八鶴湖に大勢の方が訪れていただけるように、どのような取り組みをしているのかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 八鶴湖は、緑豊かな自然に囲まれた歴史ある湖でございます。江戸時代には、徳川家康が鷹狩りの際に訪れ、現在では子供から大人まで楽しめる憩いの場となっております。 この八鶴湖に、さらに大勢の方に訪れていただくためには、施設整備、景観整備等が必要と考えますことから、建設業団体から成ります東金を良くする会と市の協働事業による湖底土のしゅんせつや、関係団体との協力のもと水質浄化を実施してきました。 また、施設整備面につきましては、緊急雇用創出事業を活用した八鶴湖周辺施設の整備及び補助事業を活用した八鶴湖の外周道路や旧道からのアクセス道路の舗装・補修を実施し、観光資源としての魅力を高めてきております。 また、集客イベントといたしましては、東金市観光協会主催による東金桜まつりや東金商工会議所による八鶴湖を活用したイベントが開催され、交流人口の拡大を図っているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) ありがとうございました。あとは、石崎議員に関連質問をお任せいたします。 次に、交通行政について、中項目、地域公共交通について、デマンド型乗合タクシーの利用状況と今後の方策について。 まず、ことしの4月より市内全域運行を開始したデマンド型乗り合いタクシーについて、利用状況はどのようになっているのか。また、市内全域運行を開始する前に予定していた利用者数と比較すると、どのような状況になっているのかお聞きします。
○議長(石田明君) 当局の答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) それではお答えいたします。 デマンド型乗り合いタクシーの4月以降の利用状況でございますが、4月の利用者数が延べ744人、5月が638人、6月が766人、7月が889人で、5月はゴールデンウイークの関係で若干減りましたが、6月、7月と徐々に利用者が増加している状況でございます。 また、市内全域運行開始前に推計いたしました利用者数でございますが、4月から6月の第1・四半期で1日当たり50人程度を見込んでおりましたが、第1・四半期の平均が約35人、第2・四半期の推計値は63人に対しまして7月は約41人でございまして、推計利用者数までにはまだ達していないという状況でございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) デマンド型乗り合いタクシーが運行したことで市内循環バスの利用者の増減はあったか。また、あったとすればどのようなことが原因であると考えているかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 デマンド型乗り合いタクシーが市内全域運行を開始した本年4月から7月までの循環バスの利用者数を前年同月期の利用者数と比較いたしますと、まず福岡路線でございますが、ことしの4月から7月までの合計で延べ3,551人、昨年の同月期が4,355人ですので、約18%程度の減となっております。これは、千葉県立東金病院の閉院の影響が大きいものではないかと考えているところでございます。 次に、豊成路線につきましては、ことしの4月から7月までの合計で延べ2,607人、昨年の同月期が2,315人でございますので、逆に約13%程度の増加となっております。 また、デマンド型乗り合いタクシーの利用者数についてでございますが、ことしの4月から7月の合計で福岡地区が297人、豊成地区が295人でございまして、乗り合いタクシーの利用者は、循環バスの利用者がシフトしたというよりも、バス停から遠い人や目的地が循環バスのルートにない方など新たな利用がなされていると考えられますので、利用者の目的によって循環バスと乗り合いタクシーの使い分けがなされているのではないかと考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 政府の方針として、今後の人口減少社会を支える新たな公共交通システムとして、地方自治体が主体となって行う乗り合いの予約型の小型バスやタクシーの運行に対し、新たな補助制度を創設するとあった。 東金市では本年4月より先駆けて、予約型の乗り合いタクシーであるデマンドタクシーの運行を開始したが、今後この新たな補助制度を活用して小型バスによる運行も可能ではないかと思うが、いかがなものでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 現在運行しておりますデマンド型乗り合いタクシーは、それこそ日常の生活の移動手段として利用できるものでございまして、国が今後地方公共団体に広く普及させていく制度そのものでございます。しかしながら、新たな国の支援内容につきましては、現段階では具体的な内容が示されておりません。今後、要綱等の通知がございましたら、この制度を積極的に活用していきたいと考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 以上で終わりまして、福祉行政についてお聞きしていきます。 (1)高齢者在宅介護について。①在宅の寝たきり高齢者等への紙おむつ給付について 現在、東金市では介護度4と5に認定されている在宅寝たきり高齢者に対し紙おむつを支給しているが、介護度3と認定されている方でも家庭環境等により、経済的に苦しく負担に感じている家庭もあるようだが、支給対象者を介護度3まで拡大できないのかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 齊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(齊藤一實君) お答え申し上げます。 紙おむつ給付事業につきましては、介護家族の経済的・精神的負担の軽減を図るため、在宅の寝たきり高齢者等で要介護4及び5に認定された方を対象に介護保険の地域支援事業として実施しているところでございます。 要介護3の認定者への対象拡大につきましては、給付費への影響を考慮し、介護家族を地域で支える支援策として、家庭環境など課題等を整理し、地域における日常生活の包括的支援の一つとして、今後検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 次に、他市町村の紙おむつ給付についての対応について。 千葉市においては要介護1から5が対象と聞いているが、他市町村の状況はどうであるかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 齊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(齊藤一實君) お答え申し上げます。 山武郡内の市町の紙おむつの給付事業の状況を申し上げますと、まず、大網白里市の支給要件は在宅介護を受けている要介護4・5の認定者とされております。山武市では、在宅介護で要介護3から5の認定者でございますが、市税等の納付状況を要件としております。九十九里町では、要介護4・5の認定者で、同じく市税等の納付状況が要件とされております。横芝光町では、在宅介護で要介護1以上の認定者の支給要件とされておりますが、利用者負担を課しております。芝山町では、在宅介護を受けている要介護3から5の認定者が支給要件とされております。 各市町におきましては、高齢者人口や支給財源等を勘案しながら、在宅介護の家族支援として、紙おむつの給付事業を行っている状況でございます。本市におきましても、今後の地域支援事業の見直しを踏まえ、支給要件等について検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 次に、(2)予防接種についてお聞きしていきます。 去る7月17日に実施した予防接種事故の報道が各紙に掲載されましたが、それによると当日16人の乳児のうち5人に使用済みの注射針を誤使用したとのことであり、看護師が廃棄場所を説明しなかったのが大きな原因だとされていますが、本当にそうなのか。報道ではわからない部分がありますので、被害児のご父兄からお聞きした点もあわせて何点かお聞きしていきます。市民の生命と健康を守るための最大限の努力を当局に認識していただきたく、質問させていただきます。 まず、1として事故に気づいたのは当日なのか、何日たってからなのか、いつの時点だったのか教えてください。 次に、公表が23日になった理由として、血液検査の結果を待っていたとありますが、廃止された県立病院なら半日もあれば結果が出ていました。血液検査はどこに委託して、何日かかったのかご答弁いただきたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 齊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(齊藤一實君) お答え申し上げます。 7月17日の当日、16人のBCG予防接種が終了した時点で、スタンプ式注射針が5本残っていたことから、予防接種の事故が判明したものでございます。 また、7月17日に実施したBCG予防接種事故におきまして、スタンプ式注射針を最初に使用した5人の血液検査は、7月22日に
東千葉メディカルセンターで実施いたしました。山武郡市小児科医会会長でございます医師の指導のもとに、医学的な見地から必要な血液検査5項目を実施いたしました。4項目はその日のうちに結果が出ましたが、1項目の検査が他の専門の検査機関での実施となったため、7月23日の夕方に血液検査の結果が判明したものでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 次に、保護者への事故の説明の月日を教えてください。 それから、最初被害児の自宅を回った際、誰がどのような説明をしたのか、何人で訪問したのかお伺いしたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 齊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(齊藤一實君) お答え申し上げます。 使用済みの注射針を再使用したおそれのある11人の保護者には、7月22日の午後4時以降に、健康増進課の職員が3名ずつ3班体制で自宅を訪問させていただきました。保護者の自宅を訪問した際には、7月17日に実施しましたBCG予防接種において、使用済みのスタンプ式注射針が11人の乳児のうち5人に再使用してしまったことの報告とおわび、7月24日に行う保護者説明会への出席をお願いしたい旨のご説明をさせていただきました。また、7月24日の個別説明会において、市長、医師の謝罪、事故についてのご説明、血液検査の協力依頼など、今後の対応等につきましてご説明させていただきました。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問の途中ですが、休憩いたします。 午前10時59分 休憩 午前11時10分 再開
○議長(石田明君) 再開いたします。 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 17日予防接種の日、注射担当の医師が30分ほどおくれたそうですが、そのことと今回の事故については関係があるのかないのかをお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 齊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(齊藤一實君) お答え申し上げます。 接種担当の医師が接種開始時間におくれたため、問診担当の医師が最初から5番目までの乳児にBCGの予防接種を行いましたが、今回の事故の原因は、使用済みの注射針の廃棄場所が明確でなかったため指定された場所に廃棄しなかったことによるものと考えております。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 被害児の親がそのことを職員に聞いたら、「お医者さんのことは言わないでください、今後予防接種ができなくなると困りますので」と言われたと言っていましたが、医者を責めるのではなく、今後事故を二度と起こさないための検証は必要だと思いますが、市長は医師会と市の関係を含めてどのように考えておられるのかお伺いします。
○議長(石田明君) 答弁求めます。 志賀市長。
◎市長(志賀直温君) 今回、あってはならないことが発生したことについては、これはきちんと対応していかなければいけない、また改めていかなければいけないと思っています。 それで、今回私も状況を担当から聞きまして、その指示を出しましたのは、まずその注射針、これはスタンプ式ですからふたがついているんですけれども、これが本来はドクターが外せばいいものを、事前に看護師が外して並べてしまってあると。その脇にたまたまトレーがあって、そこが廃棄済みだと思ったドクターがそこに置いてしまった。ここは極めて紛らわしい状況になってしまったということはあります。 ですから、まず、新しいものか古いものかすぐわかるというのは重要なので、誰もドクター全て再利用していいという思いはしておりません。ですから、まず未使用であるというのはわかるためにふたは外さないこと。それからもう一つ、廃棄場所は下に用意してあったんですが、それが見えなかったということです。きちんと廃棄場所というものを誰が見てもわかるように明示するというようなことを指示いたしました。要するに、そこにどなたが座ってもすぐに、新しい針がここにあって、廃棄場所はここなんだというのがわかるような流れをつくらなければいけない。 実は、私も厚生労働省のマニュアルを見ましたけれども、マニュアルではそこまで書かれておりません。ですからそれは現場の中で、きちんと誰が座っても、誰がやっても当然その資格のある人間ということになりますが、流れがわかる、目で見てわかるような体制をとるべきだという指示を出しまして、そのように今現場では変えてやっていると認識しております。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) その後、父兄は、注射針を使ったらすぐ捨てるのが原則で、ワクチン接種開始時に一番大切なのは廃棄箱の有無、設置場所の確認ではないかと言っておられました。人命を預かる者として当然の責務と思いますが、当局はいかがお考えですか、お伺いしたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁求めます。 齊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(齊藤一實君) お答えを申し上げます。 予防接種におきまして、正しい接種方法で接種し、血液感染を防ぐため使用済みの注射針を廃棄して、再使用しないということは必ず行わなければならないことでございます。安全な予防接種業務は、一目見てわかるような現場設定をして、誰が従事してもわかりやすい業務の流れで実施していくことが重要と考えております。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 次に、被害に遭った乳児の父兄を集めて説明会を開催し、市長も出席されたとのことですが、わずか一、二分で帰られたようですが、ご父兄の感想としては、市長がお忙しいところわざわざご出席くださいましたと紹介したようですが、これは間違っていませんか。なぜなら、被害者のご父兄がお忙しいところをご出席いただきというなら話は見えますが、職員が市長を雲上人のように紹介すべきではないと思います。 市の執行する業務は、市長以下全職員に、職分に応じた責任度合いがあるはずです。これについて市長のお考えをお聞きします。 担当側からは、どこまで今回の事故について報告が市長にあったのかお聞きしたい。詳細に報告されていれば、事の重大性に鑑み、わずか一、二分で帰る発想はできないはずです。もっと被害者側に寄り添った接遇の仕方があったのではないかと思いますが、市長のお考えをお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 志賀市長。
◎市長(志賀直温君) 今回の予防接種事故につきましては、その経過について詳しく担当から聞き取りをしておりまして、先ほどお答え申し上げましたように、資格を持った人が、誰がそこに座ってもすぐに流れがわかるような対応をとるべきだと、流れにするべきだということで指示したところでございます。 また、その謝罪については、本来は一軒一軒謝罪して歩こうということで考えていたところでございますが、たまたまドクターも一緒に状況のご説明と、それから、医療の部分ですから私ども素人にはわからない。どういう今後の心配があるのかあるいはないのか、そういったことをご説明いただくという状況がありましたので、そのドクターのご説明にある程度時間をかけるということもありました。ですから、私は決してそそくさと出てきたということではございません。一緒にしばらくいたところもございましたし、私どもの話の中で、ある程度その時間的な配分を見て、あとドクターとの説明、あるいはその後の職員の事務的な説明もありましたので、その際には退席したと記憶しているところでございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 市長が退席した後、ご父兄から要望が出たようですが、その一つとして、予防接種についてのマニュアルがあるはずなのでコピーをいただきたいと申し入れたらどんな回答が来たか、市長、想像できますか。今、コピー機が壊れていて渡せませんと言われたそうです。それでは、いつ壊れて、いつ修繕したのか、明細について業者名を含めて、今会議中に提出してください。そのとき、社会福祉協議会のコピー機は使用できたのではないのでしょうか。当局の答弁を求めます。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 齊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(齊藤一實君) お答え申し上げます。 予防接種業務のマニュアルを要望された保護者の方々には、その時点で担当課よりマニュアルをお渡ししているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) その後、マニュアルを請求したら、医師と市の委託契約書を渡されたそうです。要求してもまだマニュアルを渡されていないそうです。 事故の原因についてですが、何で今回このようなことが起きたのか、臭い物にはふたをするのではなく、二度と事故を起こさないようにするため、市民と行政が一体となるべきと考えますがいかがですか。市長のお考えを伺います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 志賀市長。
◎市長(志賀直温君) まさしくそのとおりだと思います。再発防止の対策というのは、先ほど現場での対策は指示したところでございます。 それと、やっぱり市民の方々と行政だけではなくて、今回は専門職であるドクターがどうしても入っていただくことになるので、そういった方々も、言ってみればボランティア的にやっていただいている医師会との関係というのも事実ございます。そういったことも含めて、先ほど来申し上げているように、どなたがドクターとしてそこに座っていただいても間違えない、すぐ目で見てわかる流れ、対応の流れというのをしなければいけないというように考えておりまして、今後そういった取り組みをより深めていきたい、いくように指示したいと思っているところでございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 市には、予防接種当日の確認事項を記載するものがありますが、その項目1から6までありますが、大項目を読み上げますと、1、ワクチン保管庫からワクチンを取り出す際の確認事項、小項目として6点ある。2、ワクチン接種準備の際の確認事項として4点の小項目、3、受け付け時の確認事項として4点の小項目、予診時の確認事項としての5点の小項目、接種時の確認事項としての4点の小項目、接種後の確認事項としての3点の小項目がありますが、これらのチェックマニュアルを守って対応していれば、かなりの確率で事故は防げたのではないかと思うがいかがですか。実際には何年も記録をつけていないと聞いているが、本当でしょうか。 千葉県と千葉県医師会では、市町村のための予防接種間違い防止マニュアルを平成13年11月に作成配布していますが、関係職員に配布し研修させているのかお伺いします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 齊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(齊藤一實君) お答え申し上げます。 予防接種当日の確認事項につきましては、予防接種当日にワクチン保管庫からワクチンを取り出してから接種後まで確認をするもので、これを予防接種におけるマニュアルとして使用しておりました。ただし、接種終了後に確認内容を記録していたため、このような事故を起こしてしまったものでございます。 今回の見直しで、現場の設定が一目見て確認ができ、予防接種業務において医師、看護師、事務職員の役割を明確にする確認項目もさらに追加いたしました。また、これまで実施してきた確認事項を記載した記録は、公文書として5年間保存しているものでございます。 予防接種を担当する関係職員に対しては必要な研修を行っておりまして、職員の資質向上を図っているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 本当に注意してもらいたいと思いますが、今回の事故の大きな要因は、一看護師の責任でなく、一番の基本事項である感染症廃棄物を入れる容器にバイオハザードマークを長年にわたってつけてこなかったことが根本原因であると思いますので、市全体として日々緊張感を持って、二度とこのようなことが起こらないように対策を立てていただき、また被害に遭われた乳幼児がエイズ等の感染症のないことを願い、この質問の結びとさせていただきます。これは要望でございます。 次に、福祉行政についてお聞きします。 (3)子育て支援施策について。
①子ども医療費助成事業の対象者の拡充について。 市長は公約に基づき、子ども医療費助成事業について、これまで小学校3年生まであった通院、調剤に係る医療費の助成対象を中学校3年生まで拡充したのは、少子化が進展する中、子育てしやすい環境を整えていることからすばらしい施策であったと考えます。そこで伺いますが、香取市が本年12月より子ども医療費助成を高校生まで拡充すると千葉日報記事に掲載されていました。千葉県内及び近隣市の現況について伺います。お願いします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 齊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(齊藤一實君) お答え申し上げます。 千葉県内の子ども医療費助成の現況でございますが、平成26年8月1日現在、県内54市町村のうち通院の助成対象を高校3年生までとしているのは山武市、いすみ市、一宮町の3団体でございます。また、横芝光町は高校2年生までを助成対象としております。中学校3年生までを助成対象としているのは、東金市を含め37団体でございます。ほか6団体が小学校6年生、7団体が小学校3年生までの助成となっております。なお、香取市では、小学校6年生までの助成対象を高校生まで拡充するという予算を、9月議会に上程していると聞いているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) 東金市の子育て支援のさらなる一手として、この子ども医療費助成事業の助成対象を高校生まで拡充することについての考えをお尋ねします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 齊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(齊藤一實君) お答え申し上げます。 子ども医療費助成事業につきましては、本年6月議会で補正予算の承認をいただき、本年8月からの通院、調剤に係る医療費の助成対象を中学校3年生まで拡充いたしました。医療費の助成対象の高校3年生までの拡充でございますが、高校生につきましては、高校に行っていない方との公平性の検討などさまざまな議論が必要になりますことから、熟慮し、県内他団体の動向についても注視してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) これは要望でございますが、この子育て支援の医療費助成事業です。ここに通院助成対象、高校3年までと、山武市がございます。それと紙おむつ、山武市は3から5ということですね。東金市は4、5。だから、比較しても山武郡市内のリーダー的存在である東金市がやっぱり山武市以上のことをしてほしいという要望でございます。ぜひ医療費を、東金市も高校3年まで、それから紙おむつとしては2からでいいんじゃないかと、山武市に負けず劣らずの施策をとっていただければ幸いと存じます。これはあくまでも要望でございます。 次は、一般行政についてですが、(1)職員教育について。①事故・過誤防止のための職員教育の現状と今後の対策について、職員の日ごろの尽力に感謝します。 ところで、公用車事故、市民サービスのふぐあいが連続している。これらに関して、職員教育は全庁的にどうしているのかお聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 小高総務部長。
◎総務部長(小高茂君) お答え申し上げます。 全員協議会でもご報告させていただきましたが、平成26年度になり、公用車による事故や市民サービスのふぐあいが連続しております。議員の皆様初め市民の皆様には、改めておわび申し上げたいと思います。今後、職員を挙げて再発防止に努め、市民の負託に応えるべき職務精励をしていく所存でございます。 さて、こういった事案に対しましてどう全庁的な教育をしているのかというご質問でございますが、交通安全、適切な仕事のやり方、そして仕事の姿勢、意識につきましては年間を通じてのいろいろな研修の中で触れてきていることではございますが、今回の事案発生に関しまして申し上げますと、まず公用車の事故防止につきましては、庁内喚起の数度の通知はもとより、職員個々全員に、一般論ではなく公務員としての自動車運転と事故の重さ、事故を起こした場合の人事罰、公用車事故例や具体的な注意点、また組織管理について、ビジュアル資料を配信し、あるべき行動、日常的な注意や認識の喚起などの教育をしてございます。 また、市民サービスのふぐあい防止につきましては、各部署の業務の再点検と市民に直接係る定型業務のチェックシートを作成し運用するよう、8月20日付で市長の厳命を各部署に通知し、担当者初め管理監督的立場の職員による組織的な適切な業務管理をするようにしたとこでありまして、適切な仕事のやり方、また管理監督のあり方につきまして教育しているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) これでおしまいですが、公務員は民間と違い、教育、罰がぬるいので基本的意識が薄いのではないか。事務管理、仕組み的なことの教育ではなく、事故を起こさない、適正な業務貫徹をする仕事のやり方をするんだという基本的意識の動機づけをし、かつ啓発、研さんの契機となり、公務全般での人間的な進歩ができるような厳しい研修も組むべきである。そのような教育を研修体制に取り込む等の考えはどうでしょうか、お聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 志賀市長。
◎市長(志賀直温君) さまざまな出来事が日々ある中で、特に今ご指摘の職員の不都合といいますか、対応のまずい部分というものは時々入ってくる状況もあります。私自身もそれはやっぱり感じている部分もありますし、特に今回は新しい任期に4月に入った段階で、職員に訓話として話した内容は、自分がこうすることによって何が起こるかということを、想像力を働かせてほしいということ。そしてまた、一人で抱え込まないで組織の中で連携して物事をやっていくこと、これを強く申し上げた経緯がございました。 人生の大先輩である議員等から見れば、まだまだ不足している部分はあろうかと思いますけれども、それはもうそういったことを注意してもらいながら、今お話があったように研修の機会も多くして、育ってもらうということも必要だと思っていまして、特に研修は力を入れてやっていこうということで、今動いているところでございます。詳細はまた部長からちょっとお答えします。
○議長(石田明君) 小高総務部長。
◎総務部長(小高茂君) お答え申し上げます。 ご質問にございました基本的意識の動機づけ、また、公務全般での人間的な進歩ができるような厳しい研修を組み込む、そのような教育を研修体系に取り込む等の考え方について、ご質問にお答えさせていただきます。 現在、交通安全教育や初任、また中堅、係長、管理職といった段階に応じての教育、また、接遇や法令遵守等の研修の中で、仕事上の倫理、仕事に対する意識、仕事のやり方、管理監督者のあるべき仕事などにつきまして教育しておるところでございます。 しかし、私どもの基本的な仕事に対する姿勢、意識の改革は、これらの研修の中ではカバーし切れない部分もあることは否めないと考えております。こういった仕事に対する基本的姿勢や意識改革をする動機づけ、それによる公務への研さん意識を持つことは重要かつ必要なことと考えております。基本的には、各部署の日常業務を通じての上位職員等による職場教育や日ごろのチェックが重要でありますが、総務サイドの喚起や教育とともに、事務管理的ではなく意識改革を触発する外部教育につきましても研修体系に組み込む等の模索をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(石田明君) 質問を許します。 宍倉議員。
◆14番(宍倉敬文君) ありがとうございます。 ただいま市長並びに小高部長の力強いお言葉を頂戴しまして、今後に十分期待するものであると感じました。ぜひ、東金市発展の礎になるように頑張っていただくことをお願いしまして、私の質問を終わります。
○議長(石田明君) 以上で宍倉議員の質問を終わります。 次に、関連質問を許します。 ございませんか。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君)
東千葉メディカルセンターについての質問を行います。 先ほどの旭中央病院に搬送された件でございますが、脳神経外科がおらず受け入れができなかったとのことでありますが、通常は2名体制で診療しているものではないでしょうか。その辺をお答え願います。
○議長(石田明君) 質問に対し当局の答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 夜間及び休日の医師の体制でございますが、基本的には救急科1名、また他の診療科1名と2名体制でございます。受け入れの状況で、時間帯によりましては、バックアップ体制ということで救急科の医師1名を加え3名体制としているとのことでございます。特定の診療科の対応が必要な場合には、オンコール、これは電話等での呼び出しでございますが、基本的に対応しているということでございます。 また、現在は部分開院でございまして、限られた医療スタッフの中で最大限の対応をしていただき、受け入れられるものは受けていただいてございますが、他の病院同様に全ての患者様をお引き受けすることはできないということが現状でございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) 8月11日に、九十九里町から高血圧を原因とする救急患者がウォークインでメディカルセンターに運ばれましたが、同時に長生郡広域のほうから救急車が入っておりまして、その人が言うには2時間待たされたあげくに九十九里病院に行ってくれということで、非常に激怒して私のところに連絡が来たんですけれども、このような対応はいかがなものか。早急にその時点で、診察できないから九十九里病院に回ってくれという対応ができればもっとよかったんじゃないかと思うんですけれども、その辺の対応はいかがでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 夜間及び休日の診療は救急患者の診療が中心となりますが、ウォークインによる来院患者も受け入れを行っているところでございます。この場合は事前の電話確認をお願いしているところでございますが、事前の連絡なしに来院される方もあり、その場合も可能な限り対応しているとのことでございます。なお、救急患者の治療が優先されることから、待ち時間が長くなるケースもあり得るとのことでございまして、その点はご理解いただきたいと考えているところでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) 続きまして、看護師の確保対策についてお伺いします。 ナースコールをして、約20分、30分待ってから看護師がやっと来るような状況だと聞いておりますけれども、看護師の数が相当足りないのじゃないかなという気がするんですけれども、その辺の看護師対策はどのようになっているのかお伺いします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) 看護師の状況でございますが、4月におきまして130名でスタートいたしました。以降採用した者も数名おりますが、退職者もおりますことから、現在は常勤看護師は130名程度でございまして、開院時と同程度の状況でございます。 また、平成26年度中に計画する126床を開棟するため現在も募集を行っておりますが、年度途中の採用のため応募者数が伸びていない状況とのことでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) ということは、看護師が足りていないということでよろしいですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) 現状といたしまして、平成26年度におきましては計画で126床の開棟を予定しているところでございます。計画でまいりますと、130名にあと15名採用いたしまして、予定の126床の開棟というようなことで考えてございます。したがいまして、今後、看護師の募集、これを予定しておるという状況でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) 続いて、医業収入の外来、入院収益を確保し黒字化するためには看護師の確保が必要であると思われますが、どのように確保するのかお伺いします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) 看護師募集につきましては、病院のホームページによる募集、また市町広報によります募集に加えて、病院における就職説明会の開催、看護師養成機関への訪問、新聞折り込みやポスティングによるチラシの配布等を行っているとのことでございます。 また、看護学生に対する奨学金の貸し付けを引き続き行っておりまして、平成27年4月には、法人貸し付けにより11名の採用を予定しております。また、加えて平成28年4月以降、設立団体の奨学金制度による城西国際大学の看護学生15名を採用する予定としております。 現在、地域における看護師の確保が難しい状況の中、育児、出産、介護等でブランクのある看護師資格を持つ方を対象に復職支援研修を行っておりまして、地域における潜在看護師の掘り起こしにも力を入れているとのことでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) 医療費抑制のためのレセプトデータの活用についての影響について質問いたします。 8月19日付の読売新聞に、レセプト電子情報を利用した国による医療費抑制の記事が掲載されていましたが、
東千葉メディカルセンターの医業収入に影響はないのかお伺いします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。
東千葉メディカルセンターでは、現時点での判断は難しい状況とのことでございますが、今後、国の動向を注視し対応等を協議してまいります。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) 続きまして、産業振興についてお伺いします。 東金元気づくり株式会社は、来場者をふやし、売り上げ向上のための企業努力としてどのようなことを行っているのか。また、7月に佐賀県の道の駅を視察したということでございますが、今後の改善点を何か考えているのか、できれば副市長、社長のほうにお願いしてお答えいただきたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 売り上げ向上策といたしましては、先ほど宍倉議員へもご答弁申し上げましたが、現在、旅行会社や宿泊施設等への営業活動による集客力向上に向けた取り組み等を行っております。 あわせまして、この秋の行楽シーズンに向け、直売所におきましては週末における広域からの客層をターゲットとしたイベントの開催や土産品の充実等により客数や客単価を上げていくこと。また、植木圃場におきましては、果樹や紅葉の植木等の特設ブースを設置し、販売を強化し、園芸相談コーナー設置による新規顧客の獲得、また土や肥料の販売も計画しております。水曜定休日を廃止し、通年営業による経営の安定化や人件費等の経費節減策にも取り組んでまいります。 次に、佐賀県の視察を踏まえた今後の改善策についてでございますが、視察した3施設全てが地域特性を十分に考慮し、またターゲットを絞り込み、施設のコンセプトを明確に打ち出すことが安定した集客力につながっていることとか、当施設の今後の運営に生かしていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) 6月から営業時間を試行的に2時間延長しておりますが、6月、7月の延長時間の売り上げ状況、来客者数、また全体の売り上げ、来客者数に占める割合はどのようになっておるのかお伺いします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 6月より直売所及びレストランにおきまして、営業時間の2時間延長を試行的に実施した結果といたしまして、延長時間の6月の売り上げにつきましては94万円で、全体に占める割合は3.6%でございました。また、6月の来客者数は663名で、全体に占める割合は2.6%でございました。同様に、延長時間の7月の売り上げにつきましては93万8,000円、売り上げ全体に占める割合は3.9%でございました。7月の来客者数は731人で、全体に占める割合は4.5%でございました。 このような結果を参考に、東金元気づくり株式会社において費用対効果を分析しましたところ、引き続き2時間延長を継続することはちょっと採算が合わないということを判断いたしまして、9月1日より午後6時までの営業時間に戻したところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) 続きまして、現在でもPR活動を行っていると思いますが、高速道路を利用したPR等を実施しているのか、また、その他どのようなPRを行っているのかお伺いします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 高速道路を利用したPRといたしまして、4月のオープン以来、千葉東金有料道路にかかっております山田水呑台橋に横断幕を設置し、千葉方面からの通過者にPRを行っております。また、パーキングでのPRでは、秋の行楽シーズンに向け、パンフレット、チラシの設置によるPR活動を行う予定でございます。 また、その他のPR活動の状況といたしましては、市のホームページ上に専用ページを設け、情報発信を行っております。あわせて、FM局を活用した土日、祝日の宣伝も7月、8月に実施しております。また、新聞や情報誌による情報発信等にも取り組んでいる状況でございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) 収支計画を指定管理委託費を当て込み設定している状況と思いますが、赤字部分としての指定管理委託費に頼らない、独立採算でみのりの郷東金の運営を行っていただきたいと思っていますが、どのように考えているのかお伺いします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 指定管理制度におきましては、三つの運営方式がございます。 一つといたしましては、指定管理料のみで運営する方式。二つ目といたしましては、利用料金のみで運営する方式。三つ目は、指定管理料と利用料金の両方で運営する、三つの方式が定められております。そのうち、経費の削減や経営努力を促す効果の観点からは、利用料金のみで運営できる独立採算できる施設が適切であるとされておりますが、一方で利用者へのサービスの向上が本制度の大前提であることから、バランスのとれた方式を採用すべきとされております。 このことを踏まえまして、当施設におきましては指定管理料と利用料金の両方で運営する方式を採用してございます。その指定管理料の設定に当たりましては、管理運営に必要とされる経費総額と事業収入の差額を指定管理料と定め、経営努力の中で毎年削減を図る計画となっております。なお、ご指摘のとおり本施設が独立採算となるよう努力はいたしますが、現状におきましては、当面は安定経営に向け、市の支援が必要であると考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) 続きまして、観光行政についてお伺いします。 八鶴湖を活性化するためには、商店街など周辺地域と一体で考えていかなければならないと思っております。商店街には空き家店舗があり、これを活用することにより八鶴湖の活性化につながると思いますが、どのように考えているのかお伺いいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 東金駅から西口商店街を経て八鶴湖に至る動線の集客力を高め、一体的な活用を図っていくことは、八鶴湖のみならず西口商店街を活性化するためには重要なことであると考えております。 これまで、中心市街地の活性化を図るため、商店街や観光協会を初めとする元気アップ計画推進員の方々との協議を重ねる中で、空き店舗対策についても話し合っており、現在その制度設計といたしまして、起業者への家賃補助、改装補助費等、土地の有効活用を促すため、空き店舗を取り壊す際の解体費の補助を検討しております。解体費補助につきましては、商店街や八鶴湖などへ訪れる人が利用できる駐車場などへの誘導を想定しております。これにより、来街者への駐車場環境を向上させることで、商店街や八鶴湖への集客強化へつながるものと考えております。 あわせまして、城西国際大学に依頼しております学生によるアンテナショップによっての活用についても現在検討を進めているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) 八鶴湖への集客のために東金桜まつりなどさまざまなイベントを積極的に実施していくことが必要だと思いますが、どのように考えているのかお伺いします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 大勢の方に八鶴湖へ訪れていただくためには、さまざまなイベントを年間を通じて実施していくことは、交流人口拡大のためとても重要なことであると認識してございます。 毎年、八鶴湖を会場といたしました東金桜まつりは、市の一大イベントとなり、県内外から多数の観光客が訪れるお祭りとなっております。 春以外のイベントといたしましては、東金市観光協会では、平成19年度より十五夜、十三夜において湖畔の観月会を実施し、湖畔にキャンドルをともすなど幻想的な雰囲気で年々観光客が増加しております。なお、本年は9月8日に十五夜の観月会を実施し、10月6日に十三夜の観月会を実施する予定でございます。 また、まちの駅ネットワークや東金商工会議所による八鶴湖を活用した辺田方八十八ヶ所札所めぐりのイベントが開催されるなど、今後も関係団体と協議しながら新たなイベントを積極的に実施していきたいと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 石崎議員。
◆18番(石崎公一君) 最後に、介護のおむつの給付についてお尋ねします。 先ほどの回答では、東金市よりも条件が満たされている他町村がありましたけれども、現に困窮者でその対応に困っている状況がありますので、職員が訪問してくれておりますが、内容を十分に把握されておりますが、支給対象外であるためと断っている状態があります。もっと困窮者にも支給できるような条件、東金市で先駆けて本当に1から全部に支給できるようなことはできればいいかなと思っていますけれども、今後ともよろしくお願いします。
○議長(石田明君) 要望でよろしいですね。 (「要望でいいです」と呼ぶ者あり)
○議長(石田明君) 以上で関連質問を終了し、陵志会の質問を終わります。 休憩いたします。 午前11時54分 休憩 午後1時01分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 次に、通告2番、蒼政会、坂本議員の代表質問を許します。 坂本議員。 [2番 坂本賀一君 登壇]
◆2番(坂本賀一君) 皆さん、こんにちは。蒼政会、坂本賀一でございます。 議長の許可をいただきましたので、通告書に沿って一般質問をいたします。 昨今、少子・高齢化、人口減少、生産労働人口などという言葉が飛び交っております。ただ、ざっくりとしたイメージでしか捉えていないのが大方の捉え方ではないでしょうか。 人口減少が東金市に与える影響について、どんな課題を行政当局が認識しているのか伺っていきたいと思います。それら課題に対してどう対応していくのか考えるのが我々の責務であろうと考えております。冒頭に申し上げましたように、通告書に沿って一般質問をいたします。よろしくお願いいたします。 [2番 坂本賀一君 質問席へ移動]
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) それでは、大項目、建設行政、中項目、東金中央公園について、東金中央公園の改修に関する検討委員会について質問いたします。 6月定例会にて、東金中央公園改修について当局の方針を伺いました。それは東金中央公園改修に関する検討委員会を設置するというものでした。 現在、その検討委員会設置の工程表はどうなっているのでしょうか。
○議長(石田明君) ただいまの質問に対し、当局の答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 検討委員会の組織立ち上げにつきましては、これまでそれぞれの用途や役割に合わせて整備してまいりました公園のあり方が、時代の変化とともに安全・安心なまちづくりの観点が重要視されるようになり、防犯や災害対応などのニーズも高まり、目的の優先順位や考え方が変わってきたように感じております。 そのため、いろいろな分野から広く意見を聞き、市民が求めるような公園整備を目指し、(仮称)都市公園整備検討委員会設置の準備を現在進めております。この検討委員会は、市内全体での公園及び要望書の出ております東金中央公園について検討する予定で、9月末を目途に、検討委員会設置要領の作成、委員の選任を行い、委員会を設置する予定でございます。検討委員会の委員は、区長会や防犯組合、学校の保護者会などの住民を代表する者及び都市計画審議会委員や大学教授、学識経験者等から選任する予定で現在進めておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 再質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) それでは、今後の予定についてはどうなっているでしょうか。
○議長(石田明君) 当局の答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 この検討委員会は10月から4回程度開催を予定しております。年度末までに今後の公園整備のあり方についての提言書を提出していただく予定で進める予定でございます。内容でございますけれども、まず1回目の検討委員会では市内都市公園及び東金中央公園の現状の把握、2回目の検討委員会では、今後の都市公園整備のあり方についての検討、3回目の検討委員会で、具体的に東金中央公園の改修整備等について検討すると。4回目の検討会で、提言書として提出いただくような工程で考えておる状況でございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) ありがとうございました。 それでは、大項目、一般行政、中項目、人口減少トレンドの中での行政上の諸問題について、公共下水道について質問します。 公共下水道事業特別会計は現在、一般会計の繰り入れに頼っている状況です。果たして、公共下水道利用者が何世帯になれば収支が均衡するのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 公共下水道事業は地方財政法上の公営企業であり、事業に伴う収入、これは使用料等でございますけれども、これによって経費を賄うとされております。しかしながら、受益者負担が適当でないとされます雨水処理に要する経費及び不明水の処理に要する経費につきましては、一般会計による負担金によって賄うことが認められております。 平成25年度決算額で申し上げますと、一般会計繰入金が4億4,700万円、このうち4億3,099万4,000円が一般会計の基準内の繰入金でございます。したがいまして、平成25年度決算額で申し上げますと、一般会計からの繰入金で賄うことが適当ではない金額は1,600万6,000円となっております。これを単純に平均で下水道使用者を増加させたと仮定した場合に照らし合わせますと、約380世帯の方が下水道につなげていただいて使用料を支払っていただきますと、基準外繰入金がなく運営できる状況となる形となるものでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) そのためにどのような方策があると考えていますか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 これにつきましては、現在与えられております予算の中で、維持管理費のさらなる縮減を図ることはもちろんでございますが、先ほど申し上げましたとおり、下水道の接続世帯数を増加させることによることが必須であると考えております。この取り組みといたしましては、産業祭への出展をしてPRするなど、また、職員による戸別訪問等により下水道が供用開始されている区域については、できるだけ積極的に下水道に接続するようPR等に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 中心市街地には、多くの社会資本が投下されております。これらの社会資本の維持・更新のためには、公共下水道を例にとると、利用していただけなければ維持コストや更新コストも捻出できないと思います。しかし、現在の中心市街地の状況を見ると、東金駅の西側や上宿区などで空き家、空き地が目立ってきており、利用率も下がっていると思われます。実際、中心市街地での、例えば公共下水道の使用量はどのような変遷になっているのでしょうか。全体の変遷ではなく、当局の想定する中心市街地での使用量変遷を20年くらい2年ごとで示していただきたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 市で中心市街地と捉えておりますのは、東金、これは岩崎、谷、新宿、上宿、それと東岩崎、東上宿、東新宿とした場合、この区域を中心市街地として捉えた場合の水道について申し上げさせていただきます。ちなみに、下水道使用量は水道メーター等から算出されます水道の使用量を用いて賦課している状況でございます。 お答えいたします。この区域での下水道使用量が、まず平成17年度が74万4,833立米、平成19年度が71万8,800立米、平成21年度が67万6,448立米、平成23年度が65万3,013立米、平成25年度が63万6,753立米と年々減少している状況でございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 平成25年度東金市下水道事業特別会計決算書を見ますと、国庫支出金としての下水道事業費補助金とありますが、これは決まった額が毎年度、歳入として計上できるのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 下水道事業費補助金は、前年度に必要額、これは事業計画とか改築更新計画等に基づく事業費を算定いたしまして、これを国・県等に要望いたしましてヒアリング等を行い、認められた金額が割り当てられます。支払いにつきましては、事業完了後、実績に応じた金額が国庫支出金として支払われることになります。 なお、事業費に対する補助率につきましては、事業内容に応じて定められておりますことから、浄化センターの改築・更新事業では、内訳は55%分と50%分になるものでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 基準内繰入金には限度額があるのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 基準内繰入金には限度額がございます。これは、国で基準内繰り入れの算出基準が定められておりますので、その項目に沿って算定いたしますので、基準内繰入金には限度額があるものでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 人口減少によって、税収がトレンド的に減少していく可能性があります。また、国の財政状況や市の財政状況を考えると、将来にわたって一般会計繰り入れや国庫支出金が同じ額で維持できると予想されているのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 国庫支出金は、施設の改築・更新事業を実施する際の大きな歳入でございます市債とあわせましての主な財源となりますので、国の制度に変更がない限り直接影響を受けることはないと考えておるところでございます。 一般会計繰入金は、主な歳入の下水道使用料、歳出の元利償還金等の増減によって大きく影響を受けます。 下水道使用料については、減収となれば直接一般会計繰入金の増額につながりますが、現在の収支計画においては、下水道使用料が大幅な減収となることは推計しておりません。 また、元利償還金については償還のピークを過ぎ、年々減少していく見込みであることから、一般会計繰入金については現状程度で運営できるものと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 国の財政難で、国庫支出金が減額される可能性はあるとお考えでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 先ほども申し述べましたが、下水道事業費補助金は、前年度に国・県とヒアリングを行い要求いたします。国が財政難になれば、当然要求額からは減額となりますことから、ヒアリングの中で、市の事業の中で優先順位に応じて割り当てていただくようお願いしてございます。しかし、東日本大震災以降、要求額が満額で割り当てられていないのが実情でございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) いただいた資料から質問いたします。 公共下水道整備の充実度から考えると、東金、先ほど申しましたように、岩崎、谷、新宿、上宿、東岩崎、東上宿、東新宿の充実度はほかの地域に比べ、イメージ的にはどのくらいなのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 東金、岩崎、東上宿、東新宿につきましては、公共下水道の整備率、これは供用開始でございますけれども100%であり、他の地区では100%に至っておりません。したがいまして、この地区につきましては、公共下水道整備の充実度から申し上げますと最も充実した地域であると言えるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 中心市街地内での空き家率は高いと思われますが、この区域内での空き家が多くなれば使用料収入にも影響が出てくると考えておるのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 議員ご指摘のとおり、中心市街地内の空き家率が高くなる傾向であると仮定した場合は、下水道供用開始区域内の使用者が減少することとなりますので、当然、使用料収入において少なからず影響を与える要因になると考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) いただいた資料から質問いたします。 中心市街地の公共下水道使用量が減っていますが、どうして減っているのかの調査はしているのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 中心市街地に限定しての下水道使用量の調査はしておりませんが、統計資料等から申し上げますと下水道使用量は微減しておりますが、調定件数はほぼ横ばいの状態でございます。このことから、アパートなどの単身世帯の増加により、調定件数が減少しなくとも下水道使用量は減少する傾向にあると推察しております。 また、中心市街地のみならず供用開始しております区域においても同様の傾向でありますことから、近年の節水型電化製品の普及や社会情勢、経済状況等、さまざまな影響を受けることにより下水道使用量が増減することが考えられますが、これらを調査分析し要因を特定することは難しく、原因究明までには至っていないのが現状でございます。 しかしながら、下水道事業にとって使用料収入は重要な財源でございますので、今後の推移、傾向を注視してまいりたいと考えておるところでございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 人口減少や節水型設備による影響に対する浄化センターの対応策はいかがでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 東金市公共下水道基本計画におきましては、浄化センターの水処理施設は4系列、これに砂郷地区、田間第2期地区等の用途地域は、公共下水道での設備を現在予定しているものでございます。仮に、人口減少や節水型機器の普及により計画汚水量を下回るような形になった場合には、計画を4系列から現状の3系列へ見直しし、汚水量の変化に対応した整備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 予想される人口減少は、教育あるいは教育施設、建物、福祉、産業振興、郷土文化の継承、消防、里山保全に対しても影響を及ぼすと考えます。 そこで、人口減少における地域教育分野での課題は何であると認識しているのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 市内の小・中学校におきます児童・生徒数の推移をまず申し上げますと、ピーク時でありました平成8年の6,677人から、10年後の平成18年には5,577人、本年5月1日時点では4,362人でありまして、この18年間で2,315人、率にいたしまして34.7%減少しております。今後も少子化の進展によります減少傾向は否めないと考えております。 このような状況から、教育分野におきましては、児童・生徒数の減少に伴いまして、学区の再編も含めましての小・中学校の適正配置と学校施設の更新が将来的な課題であると認識しておるところでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) ありがとうございました。学校施設の更新については、将来的な学区の再編や学校の統廃合を見定めながら、適正な施設規模や現状施設の改修あるいは建てかえ等を検討していくということです。将来的な学区の再編や学区の統廃合についても提案できる部署であると考えますので、将来を見据えた対応策を打ち出していただけることを期待します。 次に、人口減少における地域福祉分野での課題は何であると認識していますか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 齊藤市民福祉部長。
◎市民福祉部長(齊藤一實君) お答え申し上げます。 今後、団塊の世代が75歳となる平成37年には、我が国の75歳以上の高齢者は18%と見込まれておりまして、要介護認定者の増加も懸念されております。国では、このような介護の将来像を踏まえ、持続可能な介護保険制度の維持確保を実現するため、介護保険制度の改正や必要な法整備を実施し、市町村にその施策の方向性が今示されているところでございます。 このたびの介護保険制度改正におきましては、高齢者等ができる限り住みなれた地域で安心して暮らしていくための医療、介護、住まい、介護予防、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築等、市町村主体で進める仕組みの実現が重要とされております。 今後、市の体制も含め、制度を円滑に移行、実施していくため、関係機関等とも連携し、地域に合った具体的な施策を整備していくことが必要と考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) ありがとうございました。2025年と申しますと11年後でございます。すぐそこの現実です。財源と相談しながら施策を進めるしかないのですが、一自治体で対応が難しいというなら、広域で行うのも一案なのではないかとも考えます。 次に、人口減少における産業振興分野での課題は何であると認識しておるのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 人口減少に伴い想定されます産業振興の課題の関係についてご答弁させていただきます。 まず1点目が、労働力人口が減少することで生産性が落ちると考えます。 また、2点目といたしましては、物を買う人が減少し、消費減が市域需要の縮小を呼ぶことで価格の下落も危惧されるところでございます。 これらにより商工業は推進力が衰退し、資金力の低下から企業の淘汰が起こる可能性が高まると考えます。また、農業も同様に、人口減少から担い手や農業後継者が不足することで、農地集積による営農活動が衰退し、今以上に耕作放棄地が増加する可能性が高まります。あわせて、農地の持つ多面的機能が失われることになります。 このように、人口減少が産業に及ぼす影響は大きく、その結果地域力が衰退していくものと考えますので、産業面だけではなくさまざまな施策連携のさらなる推進と産業関係者や市民との協働により、定住人口あるいは交流人口の確保に努めていくことが必要であると考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) ありがとうございました。 次に、人口減少における郷土文化の継承の分野での課題は何であると認識していますか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 人口減少によります郷土文化の継承の課題につきましては、後継者不足とその育成であると認識しております。 教育委員会では、小・中学生が行事に参加しやすい環境づくりですとか、郷土文化発表の場の提供あるいは用具類等の整備の支援を積極的に行ってまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 次に、人口減少における消防分野での課題は何であると認識しておるでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 小高総務部長。
◎総務部長(小高茂君) お答え申し上げます。 安心・安全のまちづくりにおける地域防災の重要なかなめであります消防団におきましては、毎年消防団員確保に努めておりますが、大変厳しい状況でございまして、ここ数年は消防団員の数も同レベルを堅持しながら消防力の体制を現状維持で進めている状況でございます。今後、人口減少が進むということ、特に若い世代の方々の減少ということになりますと、災害が発生した場合の機動力としての消防団員のあり方にも深刻な影響を及ぼすことが予想されます。 火災等の災害発生における対応につきましては、中核となります常備消防署と消防団の連携・協力により活動していただいており、地域防災における消防団の存在は、消防団が地域を守ってくれているという大きな安心感を市民生活に与えているものと考えております。 ご質問の人口減少における消防分野での課題といたしましては、消防団員の確保が特に大きな課題であると認識しているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) ありがとうございました。 次に、人口減少における里山保全分野での課題は何であると認識していますか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。里山に限定せず、森林全般についてのご答弁とさせていただきます。 ご承知のとおり、里山や森林は木材生産の場であるばかりではなく、水源涵養や景観・自然環境の保全といった多面的な役割を持っておりますが、現状としては林業従事者の減少や高齢化、また溝腐れ病等の被害により十分に管理が行われていない森林が増加しております。 今後、人口減少が予測される中におきましては、後継者不足等により森林や里山の保全に与える影響はより一層深まるものと予測されることから、森林整備計画等による事業実施により支援することで、その保全につながればと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) ありがとうございました。 次に、社会インフラについて質問します。人口減少は、行政にとって直面する課題となると考えていますか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 志賀市長。
◎市長(志賀直温君) 厚生労働省が公表しております2013年の合計特殊出生率、これは1.43という数値でございます。2005年は1.26ということでございましたので、それを底にわずかずつ上昇傾向にあるように見えますけれども、実際の出生者数でからいきますと、昨年が約102万9,000人ということで、統計史上最も低い数値であったという状況でございます。 人口数を維持するための合計特殊出生率については、2.08から2.10と言われているところでございまして、このまま低水準の出生率が続いていけば、人口の減少というのはますます進んでしまうと考えております。 この人口減少問題は、当然、今まで議員は各分野での影響をお尋ねいただいたわけでございますが、それらがトータルした形としてさまざまな問題が発生してくると私どもは予測しております。これは、一つ東金市だけではなくて、日本全体、そういった全ての地方公共団体に影響を与えるものであると考えております。 私ども東金市としては、これまで進めてきております定住人口の確保、交流人口の増加、これを柱に据えながらさまざまな施策を打ってきているわけでございまして、住んでみたい街にしたいという思いの中で進んできておりますので、これからもそういった流れの中でやっていくことが必要だと考えておりますし、あわせて地域連携、これもまた当然必要なことだと考えております。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 国立社会保障・人口問題研究所が平成25年3月に推計した2040年の日本の地域別将来推計人口によると、東金市も厳しい推計値となっております。行政としてどんな課題が想定されていますでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 志賀市長。
◎市長(志賀直温君) 先ほどの答弁の続きにもなりますが、ことし5月、日本創成会議・人口減少検討問題検討分科会が、都市部への人口移動が終わらない状況があるということを想定したケースを考えてみた場合は、さらに厳しい推計となるだろうと思っています。 若年女性が50%以上減少し、人口が1万人未満となる市町村が全国で523団体ということで、これらは、将来消滅するおそれがあるという警鐘を鳴らされたところでございます。これは一つの仮定に基づいたデータとはいえ、やはり十分にこれは視野に入れながら、どうすればいいかということを考えていかなければいけないと思います。 国レベルの問題として今それは示されておりますが、地方行政としても、この課題を想定いたしますと、人口減少による経済の衰退、社会保障制度の崩壊、一次産業の後継者問題のほか、現状と変わらずに少子・高齢化が進展した場合には、医療、介護、福祉の分野の需要の増大、それから地域の既存コミュニティの減少と新たなコミュニティの増加、あるいは子供の減少による教育環境の変化、未婚者・晩婚者の増加といったあらゆる行政分野に影響する課題が生じてくるものと考えております。 したがって、これはもう人口減少はある意味避けて通れない部分があろうかと思いますので、当然、単独市町村、単独市だけで考えていくということはもうできない状況にもなってくるだろうと。ですから、私ども市としては、今回の選挙の折にも挙げておりますが、交流人口・定住人口の増加というための取り組みを、今後もやれる限りやっていくということ、今、医療の問題については、安心して住んでいける都市として、今、定着をこれから広げていくことになりますけれども、そういった住む場所を選んでもらう、そういう取り組みをこれからも進めていくことが必要ですし、あわせてやはりいつも近隣との、この地域内での行政体の連携、これがもう避けて通れなくなってくるだろうと。東金市は合併ができない状況ではございましたけれども、合併云々ではなくて、さまざまな形での連携を図っていって、この地域としての生き残りをかけていくと。これが必要だろうと思いますし、そのために東金市がある意味リーダーシップをとって、そういった方向性もつくっていくことも、これは政治上必要だろうと思います。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 先ほどの答弁の中で、新たなコミュニティの増加とありましたが、具体的にはどういうことでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 現在の社会制度のまま少子・高齢化が進展したことを想定いたしますと、元気な高齢者の人数も比例して増加していきます。 これまでの地域コミュニティは、どちらかというと子供や働く世代を中心としたグループなどが多い傾向にございましたが、今後は、釣り、登山、ゴルフなどの元気な高齢者を中心としたサークル活動の増加、また、ICT技術を活用した新たなコミュニティが増加することが予想され、こうした方々との協働が一つの課題となるということなどを含んでいるものでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 人口減少による税収減では、今ある公共建築物や社会インフラの維持管理コスト、更新コストを捻出するのは難しいと考えているのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 本市を含め地方公共団体の多くは、厳しい財政状況が続く中で、公共施設等の老朽化の対策が課題の一つとなっております。さらに、今後は市全体の人口減少が進むことによる公共インフラの適正な整備規模の検討と、少子・高齢化の進展による新たなニーズへの対策等が求められてくることも予想されます。また、東金市の中でも、人口の増減や子供の人数等の推移には地域間の格差が生じており、こうした課題にも対応する必要があると認識しております。 これまでは、第3次総合計画の基本構想で設定した将来像「人・自然 ときめき交感都市 東金」をまちづくりの基本理念として、限られた財源の中で計画的なまちづくりを進めてまいりました。これからも中長期的なまちづくりの方向性を定め、新しい時代にふさわしい魅力ある東金市にしていきたいと考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 人口減少は大きな課題であると認識しているということですが、その課題の中で企画部門としては具体的な問題点を想定していますか。例えば、行政上どんなふぐあいが出て困るのか。それらをどう解決していくのかというようなことと、対応策について伺います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 具体的な問題点の想定ということでございますが、先ほど各部長の答弁で申し上げました各業務分野の課題に加え、災害弱者、交通弱者の増加、地域の既存のコミュニティの減少、空き家、空き地の増加等など問題も想定されます。 また、こうした問題に対する対応策ということでございますが、これまでお答えしてきた課題・問題点につきましては、国立社会保障・人口問題研究所の推計する2040年の人口構造を前提としたご質問に対する答弁であり、この想定上の具体的な問題への対応策は現在講じておりません。しかしながら、こうした推計どおりに人口減少が進まないように、暮らしやすいまちづくりを目指し、定住人口の増加を図るためのさまざまな施策を推進していく必要があると考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 東金市第3次総合計画の2005年の人口目標が6万3,000人ですが、人口減少のデータをもとに計画を修正すべきだと思うが、どう考えているのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 第3次総合計画の基本構想では、2020年の人口を7万5,000人と設定いたしております。また、ご指摘のとおり、第1期基本計画では2005年の人口を6万3,000人と推計しておりました。5カ年計画の策定時には、5年後の人口を推計しておりまして、第2期基本計画では2010年の人口を同じく6万3,000人と推計いたしました。また、現在進行中の第3期基本計画では、2015年の人口を6万47人と推計しております。 このように、この5年ごとの基本計画では人口動態に即した推計を行っておりまして、実施計画のレベルでは、こういう推計値をもとに事務事業を計画しているところでございますので、ご理解願いたいと思います。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 東金市の公共施設のリストはございますか。それを把握しておりますか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) 公共施設のリストにつきましては、財政課において公有財産台帳を整備しておりまして、庁舎の土地・建物、公園、教育施設などをシステム化して管理しております。また、道路・ガス・下水道施設につきましては、各業務所管課で管理を行っているところでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 東金市の公共施設の取捨選択の優先順位はできているのでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 教育施設の更新や耐震補強、また、下水道やガスの老朽管の更新等につきましては各課が計画的に取り組んでおりますが、公共施設全体の取捨選択の優先順位というものは現在のところ設定しておりません。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 公共インフラの適正な整備規模の検討とありました。また、中心市街地に対するこれまでのインフラ整備を考えると、無駄にできないとも考えております。これらを踏まえ、どのような整合性のもとに整備や人口配置が効果的と考えておりますか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) これまで市が整備を進めてきました公共施設や所管インフラにつきましては、ご指摘のとおり無駄にはできないものと考えております。 また、整合性を持った整備についてでございますが、需要の減った施設を他の目的に利用したり、地域を超えた利用など、これまで以上の資産の活用を図ることが必要だと考えております。 なお、人口配置につきましては、市としては考えておりません。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 人口配置という言葉が適当ではないのかもしれません。東金市としてのまちづくりの方向性として推奨する居住エリアは構想として持っていますか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 総合計画や都市計画マスタープランにおいて、土地利用の基本方向を定めております。この中で、住宅地、商業地、工業地及び農地などの適正な配置に努め、豊かな自然と市民生活との調和を図ることを掲げております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 基本的に、居住する地域は自由であります。行政サービスを行っていくという観点からすれば、一方ではある程度の不便さはあるが中心市街地には居住しない、他方では便益性を求めるなら中心市街地に居住するということが起こると考えていますか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 市として居住場所を誘導する考えはございませんが、新たに市街から転入されている方の動態を見ると、市街地の中の住宅地として開発されたエリアを選択するケースが多い状況にございます。 住みやすさの基準は個人によって異なりますが、生活する上での便利さは居住地を選択する際の重要なファクターであると考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 前のような質問をした理由は、人口が減少する中で、今まで行ってきたような社会インフラの整備はできないと思うからです。当局の見解はいかがでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) ご指摘のとおり、ある程度の選択と集中という考え方や従来の設備の再活用などは必要になってくると思われます。しかし、公共交通の充実などによりまして、どのエリアでも住みやすさの向上を目指し、その地域のよさを生かしたまちづくりを心がけていくことも大切だと考えているところでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 財源が限られる中で、また、効率的なインフラ維持をしていかなければならない中で、これまで整備してきた地域を拠点に行政運営していくことが求められると思うがいかがでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) ご指摘のとおり、市街地を中心にインフラ整備を進めてきた面もあります。しかしながら一方では、東金市は8地区の地域ごとにそのよさを生かしたまちづくりを進めてきたという面もございます。 これまでは、各地域で地区公民館や小学校などが拠点施設となって、区長会を初めとする活発な地域コミュニティ活動が行われてきました。今後も、こうした歴史や伝統、既存コミュニティを大切にしたまちづくりを継続していきたいと考えております。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 東金市の公共施設の取捨選択の優先順位はという質問に、できていないというご回答でありましたが、そのような取捨選択は必要となると考えていますか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 ここ数年間の本市の人口は、ほぼ横ばいで推移しております。現状では、公共施設の取捨選択の優先順位などは検討しておりませんが、人口減少が進めば、東金市でも公共施設の統合や取捨選択などの検討は必要になると考えております。 近年の厳しい財政状況を踏まえ、第3期基本計画におきましては、選択と集中を一つのキーワードといたしました。これから策定に入る第4期基本計画におきましても、こうした取り組みをさらに強化させていく必要があると考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) それでは、2020年東京オリンピックについて、東京オリンピックに対する市としての取り組みについてあるいは方針について質問いたします。 人口が減少していく予測が立つ中で、定住人口や交流人口をふやす取り組みが重要だと思います。例えば、2020年に開催される東京オリンピックのキャンプ地誘致活動などは市のPRにも有効だと思いますが、市として取り組む考えなどはあるのでしょうか、また、取り組んでいるようであれば、その状況をお伺いします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 オリンピックには、世界から多くの選手団や観戦客の訪日が予想されます。東京都によると、大会期間中、観客動員は約1,000万人、また、国は年間訪日外国人旅行者数を2013年の1,000万人から2020年に向け、倍の2,000万人を目指すとしております。 成田空港を有する千葉県にとっては世界に向けて千葉の魅力をアピールするチャンスとして位置づけ、昨年、東京オリンピック・パラリンピック戦略推進本部を立ち上げました。本市としても、国内外に東金市をPRする絶好の機会と捉え、企画課を所管としてオリンピックに向け、キャンプ誘致と観光客誘致に取り組むことといたしました。既に庁内において、生涯学習課と連携しながら、東金アリーナへのキャンプ誘致などについて県の戦略室との協議を開始したところでございます。現段階では具体的なものは決まっておりませんが、まずはキャンプ誘致の実現に向けて取り組んでいきますので、議員の皆様におかれましても、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 坂本議員。
◆2番(坂本賀一君) 9月定例会では、公共下水道、社会インフラについて深掘りし質問させていただきました。しかし、私自身の考察もまだまだ不十分でございます。さらにこれからの対応策についても詰めていかなければならない点も多くあるように感じました。また、教育、福祉、産業振興、郷土文化継承、消防、里山保全に関しては入門的な質問で終わりましたが、今後はさらに深めていきたいと考えております。中心市街地については、ところどころで質問させていただきました。しかし、中心市街地における商機能には言及しませんでした。現在その機能を担っているのが商店街でございます。 人口減少、高齢化が進み、コンパクトなまちづくりを進めると仮定した場合、コンパクトな面空間には、商機能、居住機能、医療、福祉、社会インフラなど、いわゆる生活インフラが備わっていなければ生活できないと思います。そういう意味で、生活空間としての中心市街地の再生のために、商機能を担う商店街の活動にも支援が必要であり、生活に必要な社会インフラが持続可能でなければなりません。今からその備えをすることが肝要だと考えております。その上に、中心市街地が活性化し、その価値が上がれば、固定資産税にも寄与し、市の財政にもメリットがあると思います。税収増を支える一つの仕組みにもなり、持続可能な財政に寄与すると考えます。 蒼政会の一般質問に真摯にご答弁いただいたことを感謝し、私の代表質問を終わります。ありがとうございました。 次に、前嶋議員に譲ります。
○議長(石田明君) 以上で坂本議員の質問を終わります。 次に、関連質問を許します。 ございませんか。前嶋議員。
◆7番(前嶋里奈君) 蒼政会を代表しましての坂本議員の一般質問に関連して、幾つか質問させていただきます。 2020年東京オリンピックを契機とした市の取り組みについて伺ってまいります。 1、キャンプ誘致事業について。 ただいまの坂本議員の代表質問の中で、本市においても千葉県と連携しながらキャンプ地誘致などを進めていくとの答弁がございました。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックは、国や世代、文化を超えた交流を通じて、日本を夢や希望にあふれた社会にする千載一遇のチャンスであり、また3・11の東日本大震災という未曽有の大災害から復活した日本の姿を世界に発信する絶好の機会でもあります。 よって、日本中が今後この一大イベントの成功に向けて、あらゆる分野において取り組んでいくことが予想されます。とりわけ各地方自治体は、今後の人口減少社会の中で、地域間競争における有効な手段として、この2020年東京オリンピックを契機としたいろいろな取り組みを行っていくことが予想されます。 そこで質問いたします。本市において、キャンプ誘致を進めるに当たって、どのような施設が利用可能なのか伺います。
○議長(石田明君) 当局の答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) それでは、お答えいたします。 2020東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致に当たっては、効果的なプロモーションや情報発信を行うため、本市の受け入れ態勢の整備状況について、千葉県に利用可能な施設について報告してございます。この報告の内容でございますが、練習施設として東金アリーナ及び城西国際大学、宿泊施設としてエストーレホテル、観光施設としてみのりの郷東金、八鶴湖、松之郷ぶどう郷、またはキャンプ地誘致を検討している競技または国に対しては、東金アリーナ、または城西国際大学を練習施設として使用することを前提に誘致したいという内容で報告してございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆7番(前嶋里奈君) 次に、このような利用可能な練習施設があることについて、各国に対してはいつごろどのように情報を発信してPRしていくのか伺います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 キャンプ地誘致のための情報発信やPRにつきましては、基本的には千葉県がさきに掲げた2020東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みの基本方針に基づき進めてまいります。 基本戦略といたしましては、競技会場である東京都と成田空港とのアクセスの優位性を踏まえ、オール千葉で取り組んでいくこととなっております。よって、県がリスト化した練習可能施設や宿泊可能施設について、今後情報発信し、その後、オファーのあった国の条件に合うかどうかなど検討に入るものと考えております。 なお、PR等の時期につきましては、本大会前のプレ大会からの誘致も含む場合もあることから、国によってはかなり早い段階からリサーチに入ってくるとのことであり、本市もこういった状況に乗りおくれないよう、県と連携して進めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆7番(前嶋里奈君) 数日前の千葉日報に、千葉県議会においても、2020年の東京五輪に向け、パラリンピックのキャンプ誘致や通訳ボランティア養成に向けた関連予算として3,000万円をこの9月の一般会計補正予算に計上したとの記事が掲載されていました。2020年まであと6年ですが、まさに今、いえ、もう既に各自治体は手を挙げて参加の意欲をアピールしています。我が東金市においても、このチャンスを最大限に生かすべく、まずはその土俵に上がる準備を漏れなくしっかり進めていただきたいと思います。 次に、キャンプ地として選ばれるためには、練習可能な体育施設があるだけではなく、選手等が宿泊可能な施設も必要になってくると思われますが、この宿泊施設について伺います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 キャンプ地の選考に当たっては、競技の練習が可能な体育施設のほかにも幾つかの重要なファクターがあるものと考えております。 まず、交通アクセスの面では、東京会場あるいは成田空港とは高速バスにより1時間程度でアクセス可能であります。また、選手の健康管理の面で必要とされるヘルスケア施設についても、日本メディカルトレーニングセンターがございます。 ご質問の宿泊施設につきましては、選手のほか関係スタッフやプレス関係者等大勢の方々の宿泊が見込まれますが、市内のホテル等での対応では十分でないと考えております。よって、宿泊施設の確保につきましては、近隣の市町との連携した対応が必要であると考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆7番(前嶋里奈君) 近隣市町村との連携した対応が必要との答弁でした。 例えば、お隣のサンライズ九十九里や白子町のホテルなど、太平洋に面した宿泊場所は、地理的に全く異なった国の人々にとっては大変魅力的であり、キャンプ誘致へのアドバンテージであると思っております。それぞれの自治体の持つ利点を最大限に利用して、この地域一帯の魅力を底上げしてPRしていくことが大切だと考えます。 それに加え、海外からのお客様をお迎えするためのおもてなしの面では、ホームステイも一案だと思います。私の過去の経験からいいますと、異国の土地で一般家庭に泊めていただいた貴重な体験は、何十年たった今でも、ホストファミリーと交わした会話や、そのときいただいたお食事の味や香りなどとともに、鮮明に覚えています。中には、いまだに交流を続けているファミリーもあります。 世界からこのお客様をお迎えする準備の一つにホームステイの提供を加えることは、魅力的な提案であると思いますが、これを国際交流協会などの協力を得て実現するとの考えはいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 志賀市長。
◎市長(志賀直温君) 大分幅広い観点からのご質問でございますので、私のほうでお答えさせていただきます。 まず、6年後のオリンピック、東京オリンピックに向けての姿勢については先ほどお答えしたとおりでございまして、県の戦略室と連携し協議しながら、何ができるかということで積極的にやっていきたいと思っています。 また、スポーツ施設等で申し上げますと、実はきょう朝一でジェフ千葉のレディースの方々が見えていただいて、10月上旬に公式戦が東金アリーナで、今、春秋やっていただいておりますが、そういうことで、大変東金市の施設というのは知名度が上がりつつあるという状況も出てきておりますので、そういったものもよりメリットの部分として発信していければと思います。 それで、今、お話しいただいた部分につきましては、いろいろな施設の面ということも不足している部分は当然ありますし、できないものも当然ある。ただ、気持ちの上では、やっぱりそのホスピタリティを向上させるという面からの取り組みで、あわせて国際的な対応になるので、東金市の国際交流協会の会長もいらっしゃいますけれども、そういったさまざまなレベルでの協力・連携というものは大変重要なことだと思いますし、それがうまく連携して、いろいろな能力を発揮できるものだろうと思いますので、ご質問の趣旨を頭に入れながら、取り組みを進めていきたいと思います。
○議長(石田明君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆7番(前嶋里奈君) 市長、ありがとうございます。 国際交流協会などとの連携に加えて、また、東金市にはJIUがございますので、JIUの留学生などと連携して協力し合うというのは、東金市オリジナルの、大変意義の大きいものであると思っております。そういった国際交流協会やJIUとの連携のもと、東金市にしかできないおもてなしの形をつくり上げていただきたいと思います。 次に、このおもてなしに関しまして、ハード面、環境整備について伺いたいと思います。 外国の方がいらしたときに、ふなれな日本に滞在する際に地域の情報を入手する方法は重要だと思います。例えば、道路や施設案内版の表示を英語などの多言語表示にしたり、スマートフォンやタブレットですぐに調べられるよう、Wi-Fiの環境整備などについてはどのようにお考えになっているかお伺いいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 千葉県が定めた2020東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みの基本方針の中で、多言語に対応した外国人旅行者受け入れ態勢の整備の一環として、道路の案内標識の英語標記、多言語で表現された観光案内板や公衆無線LANの整備など、ハード面での整備促進も掲げております。今現在具体的な内容は示されておりませんが、今後、具体的な事業計画がわかりましたら、市としても積極的に取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○議長(石田明君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆7番(前嶋里奈君) 次に、キャンプ誘致のそのほかのメリットについて伺っていきます。 キャンプ誘致を契機とした取り組みについて、東金市のPRの効果以外に、次の二つを挙げたいと思います。 第一に、子供たちの国際理解教育の促進、第二に、姉妹都市交流を初めとした国際交流活動の活性化という2点です。 キャンプに来た外国人とじかに触れ合い、練習のサポートをしたり歓迎のイベントを行ったりすることは、次代を担う子供たちにとってかけがえのない財産になると思います。また、国際交流の姉妹都市を結ぶチャンスにもなると考えられます。 姉妹都市といえば、先日フランス・マルメゾン出身の学生さんがJIUで学ばれたり、夏休みに行われた子ども議会でも、市長に最近の交流の現況を質問されるなど、ここ最近、市民の皆様はそういった身近な国際交流を望んでおられるのではないかと私は感じております。疎遠になっていたマルメゾンとの交流を再開するもよし、キャンプ誘致が可能になった国の自治体と新たな姉妹都市交流を始めるのもよしと思います。 キャンプ誘致の機会を最大限に生かして、我が市の子供たちや市民の皆様に国際理解教育や国際交流の場を提供することは、行政の役割であり責任であると考えますがいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 仮に、本市がどこかの国のキャンプ地となった場合は、市内の子供たちが他国の方々と触れ合うまたとない機会でございまして、国際理解教育の促進という面でも非常に有意義なことであると思います。 また、東金市にてキャンプを行う国が決まりましたら、市内の小・中学校において、その国の言葉や文化などを学ぶさまざまな取り組みを進めるとともに、先ほど出ておりますように、城西国際大学、また東金国際交流協会とも連携を図りながら、具体的な歓迎の方策等につきまして検討したいと考えておるところでございます。 さらに、姉妹都市や姉妹校につきましても、当然ながら相手方の規模や意向などクリアすべき条件はございますが、もし可能であれば、オリンピック終了後も引き続き国際交流、また、学校では国際理解教育を進めるよい機会でありますので、継続してそういう方策をとっていきたいと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆7番(前嶋里奈君) 教育長、ありがとうございます。そのように、行政、それから学校、小・中学校みんな一体となって、このまたとない機会を活用して取り組んでいただきたいと思います。 次に、パーク・アンド・ライド構想について伺います。 さて、この2020年の東京オリンピックに向けて本市をPRしていくためには、交通アクセスの充実も重要なファクターであると考えております。 現在、オリンピック競技が行われる都心の東京駅や羽田空港と本市を結ぶ高速バスは東金市内から運行しておりますが、このようなアクセスをさらに充実させる方法として、市街地にパーク・アンド・ライドの建設を提案したいと考えます。 このパーク・アンド・ライド構想は、以前に旧千葉銀行跡地を利用した高速バスのバスターミナルの計画がございましたけれども、その代替案で、市民の皆様が自宅から車で市内のパーク・アンド・ライドの駐車場まで運転してきてそこに駐車して、自分の目的のバスに乗るというターミナルの建設です。イメージは、駐車場・駐輪場のほかに待合室があり、お手洗いがあり、利用者は各方面に向かう高速バスに乗車するというバスの拠点、ハブをつくるという構想であります。 このパーク・アンド・ライドを、この際、より具体策をもって実現に向けて努力すべきであると思いますがいかがでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 公共交通の充実は、市民生活の移動手段の確保にとどまらず、街のにぎわいや触れ合い、地域の活性化につながるものでございまして、東金市の住みやすさをPRする有効な手段であると考えております。 現在、東金駅と東京駅及び羽田空港方面とのアクセスが高速バスにより可能となったことで、本市と首都圏との時間的距離感がかなり縮まり、本市の住みやすさの向上にもつながっていると考えております。 ご提案のありましたパーク・アンド・ライドにつきましては、仮に市街地にあった場合、路線バスからの乗り継ぎや、自宅から車で来て高速バスに乗るなど、効率的な移動が可能なことから、市民生活の利便性向上、また東金市の定住人口増加や交流人口の増大のためのPRの手段としてメリットはあると考えますが、現時点では整備計画等はないのが実情でございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆7番(前嶋里奈君) 現在、既にある東京駅、浜松町駅や羽田空港へのアクセスのほかに考えられる目的地はどこかありますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) お答えいたします。 民間バス事業者が新規のバス路線をスタートさせるためには、潜在的な利用者ニーズの把握やコスト計算等を行い、採算性のある場所が目的地となり得ると考えますので、一概に新たな目的地の候補について言及することは難しいわけでございますが、他市の状況によりますと、東京駅、品川駅以外の首都圏、成田空港、アウトレットパークなどを目的地とした高速バスが考えられるところでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆7番(前嶋里奈君) ありがとうございます。 ただいまお答えいただいたように、東京都心以外にも、成田空港あるいは木更津市のアウトレット、あとは、私が考えていたのははとバスなどの拠点になってもいいと思います。そういったバスの基点となれば、キャンプ誘致という面だけではなく市民生活の利便性も高まって、東金市PRの付加価値につながるのではないかと思いますが、この点について再度お伺いいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 山本企画政策部長。
◎企画政策部長(山本博泰君) 先ほども申し上げましたとおり、公共交通の充実は市民生活の移動手段の確保にとどまらず、街のにぎわいや触れ合い、地域の活性化につながるものでございまして、東金市の住みやすさをPRする有効な手段であると考えております。 また、キャンプ地誘致に関しましても、実際に競技が行われる東京都周辺とのアクセスを向上させることは、セールスポイントのアップにつながるものと考えております。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 前嶋議員。
◆7番(前嶋里奈君) ありがとうございました。 以上、2020年の東京五輪に向けて、ソフト面・ハード面の両面から取り組むべき課題をまとめてみました。 国際文化都市東金へのステップアップを図り、より魅力あるまちづくりのため、今から着実に準備していただきたいと思います。 ありがとうございました。
○議長(石田明君) 以上で関連質問を終了し、蒼政会の質問を終わります。 休憩します。 午後2時09分 休憩 午後2時22分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 次に、通告3番、東金みらい、佐久間議員の質問を許します。 佐久間議員。 [5番 佐久間治行君 登壇]
◆5番(佐久間治行君) こんにちは。 東金みらいの佐久間です。議長のお許しをいただきましたので、市政に関する一般質問をさせていただきます。 大項目1、産業振興について、大項目2、一般行政について、大項目3、教育行政について、この三つの項目について質問させていただきます。 それでは、質問席より質問させていただきます。よろしくどうぞお願いいたします。 [5番 佐久間治行君 質問席へ移動]
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) それでは、よろしくお願いいたします。 私が第一に産業振興、特に農業問題を掲げますのは、前回もお話ししましたとおり、私たちの食卓を支えているのは、農業に携わっている方々のおかげだという感謝の気持ち、そしてこの東金の地はやはり農業振興なくして地域活性化はないという思いがありますので、産業振興、特に農業について質問させていただきます。 東金ブランド品創出についてですが、まず、東金市が推奨してきましたブドウ、プラム、黒大豆についてですが、この10年間、あるいは5年間でも結構ですが、栽培農家数と作付面積の推移についてお伺いいたします。 あわせて、この三つの品種についての今後の計画についてお尋ねいたします。
○議長(石田明君) ただいまの質問に対して、当局の答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 ブドウにつきましては、松之郷地区において、松之郷ぶどう郷として取り組みが行われ、県内では最大規模の産地となっております。この5年間の栽培面積につきましては10ヘクタール、栽培農家数は10戸となっております。また、プラムに関しましては、丘山地区において、丘山プラムの郷として栽培を行っております。品質の高さから固定客も多いと伺っております。この5年間の栽培面積につきましては2ヘクタール、栽培農家数は10戸でございます。黒大豆に関しましては、東中島地区営農推進委員会によるオーナー制やみそ加工など、付加価値をつけた販売が行われております。毎年ご好評いただいており、多数のリピーターがおるところでございます。また、昨年度から市内飲食店の皆様により、黒大豆を用いた鍋料理の開発を行っております。この5年間の栽培面積は1.1ヘクタール、栽培は個々の農家の取り組みではなく、会員115名の東中島地区営農推進委員会としての取り組みをしているところでございます。 今後の計画でございますけれども、ブドウ、プラム、黒大豆、いずれの取り組みにいたしましても、今後の課題となってまいりますのはやはり担い手の確保でございます。今後も引き続き産地としての取り組みが行われ、担い手にとって魅力ある営農が図れるよう、それぞれの団体の実情に応じた支援を他業種と連携を図りながら推進してまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) 次に、オリーブ栽培ですが、東金市が今後オリーブ栽培を積極的に推奨し、栽培していくということを伺っております。新しいことに挑戦するというのは大変すばらしいことだと思っております。 そこで、それに関してですが、栽培計画とか加工品づくり、販売計画等をお尋ねしたいわけですが、先ほどプラム、ブドウ、黒大豆栽培の今後の課題として担い手の確保というのが挙げられましたが、私はもう今回、新しいものを栽培することに関して大切なことは、現在従事している方の年齢がどのくらいなのか、あるいは後継者がいるかどうか、とても大切なことだと思います。 オリーブは、今から植栽して、収穫して商品となるにはおよそ10年ぐらいかかるだろうと思います。そういった意味で、オリーブ栽培に当たっては、植栽したら担い手、後継者が不足というような事態にならないような計画にしていただきたいと思います。 また、この冬、大雪でハウス倒壊の被害がたくさんあったわけですが、果物の産地として知られる山梨県では、倒壊したハウスの建て直し補助金の要件として、今後15年間栽培を約束できる農家に補助するということです。したがいまして、後継者のいない農家は倒壊したハウスをそのままにしているところもあると伺っております。 こういったことを考えまして、先ほどの繰り返しになりますが、植栽したら、担い手、後継者がいないということにならないような計画を立てていただきたいわけですが、栽培計画についてはいかがでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 まず、担い手の関係ですけれども、新しい取り組みをしても担い手がないという状況であれば長続きしないというようなご指摘をいただきました。 市では現在、担い手につきましては、質問の中でございましたけれども、確かに農業につきましては高齢化が進んでございます。その中で、年齢的なものとか、後継者がいるかについては具体的には把握していないのが現状でございますけれども、いずれにいたしましても魅力ある農業の取り組みができれば、後継者についても確保できるという考えがございますので、そのような考え方で進めさせていただいております。 オリーブ栽培につきましては、植木産業の低迷化の中で、みのりの郷東金の設置を契機に、新たな特産品として産地化を目指すため取り組みをスタートさせたものでございます。植木の生産及び果実の加工、観賞用植木などの関連産業の活性化、そして何よりも遊休農地の活用により農地の保全を図ろうとするものでございます。本年度において、市域での育成栽培の可能性を探るための試験栽培を実施しており、植木組合の協力のもと300本の苗木を定植し、適する品種や栽培方法等を実証するための取り組みを進めてございます。この試験栽培の結果を踏まえまして、今後の方向性を見きわめ、早い時期に産地計画を策定していきたいと思います。 後継者の関係につきましては、できるだけ魅力ある農家、農地、産業という形で取り組みができればおのずからついてくるものだと確信しておりますので、できるだけ早期にこの取り組みを進めて実施していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) ありがとうございました。 次に、加工品づくりと販売計画ですが、オリーブは実をそのまま出荷するという方法もありますが、東金市で商品化する、いわゆる付加価値をつけて収益性を高めることが大切だと思います。そのままやるよりも付加価値をつけて製品化したほうが、5倍の収益性があるとも言われております。その意味で、加工所の設置が必要かと考えております。植栽、収穫、加工、販売という一連の栽培計画が必要と思います。 この計画、いわゆるもうかる仕組みづくりを示すことにより、若年層の栽培参加が期待できますし、今最大の課題となっている後継者育成にもつながるのではないかと考えております。見通しを持った計画が必要だと思いますが、そういった意味を踏まえて、加工品づくりと販売計画について、いわゆる産業の六次化についてどのようにお考えでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 オリーブにつきましては、先ほどご答弁申し上げましたとおり、現在試験栽培に取り組んでいる最中でございます。 今現段階におきましては、加工場等の整備等の具体的な計画は持っておりません。しかしながら、議員ご指摘のとおり、生産、加工、販売までを捉えた六次産業化の重要性は十分認識しておりますので、オリーブの大量収穫の見通しや、加工生産に取り組む人たちの活動が醸成されるようであれば、積極的に六次産業化に取り組んでまいりたいと考えております。 なお、果実の加工による製品として、オリーブオイルや漬物、また、葉自体の活用例から粉末使用等も想定しているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) オリーブは健康にもいいと言われておりますので、ぜひこれが成功し、この地に根づくことを願っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。 次に、東金のブランド創出についての平成26年度計画の中で、産業振興課のことしの取り組みの中で、農商工連携による新たな地域ブランド等の創出がありますが、その進捗状況についてお伺いいたします。
○議長(石田明君) 静粛にお願いします。静粛に。 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 平成26年3月から市内の農業者と飲食店の有志によるプロジェクトチームを立ち上げ、東金の黒大豆に着目してオリジナル商品の開発ができないか検討を始めました。その中で、黒大豆を使用したみそをベースにした東金オリジナル鍋の提唱があり、参加店6店舗でそれぞれの店舗に応じた鍋料理の開発を現在進めておるところでございます。当面の目標といたしましては、ことしの冬に試作品を完成させ、各店舗において黒大豆みそ鍋の提供を開始する予定で、お客様の反応を見ながら随時改良を加え、よりよいメニューにしていく計画となっております。鍋ですと冬だけというイメージになってしまいますので、将来的には黒大豆を使用した別メニューを考案し、東金の黒大豆をブランド化していきたいと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) 鍋料理の効果については、私は6月の議会の中でもちょっとお話しさせていただいた経緯があります。大変楽しみにしております。 ところで、鍋料理についてですが、山口県の周防大島町ではみかん鍋というのがご当地グルメとして有名です。そこで、東金市では、ユズがたくさん栽培されています。このユズを使ったユズ鍋の開発もあわせてご検討いただければと思います。 また、一方、黒大豆に関しましては、既に東金商業高校の生徒が黒大豆ロールケーキとか、黒大豆みそアイスクリームというのを開発し、既に販売しています。これらとも連携して、黒大豆のブランド化を高められるようご尽力いただければ大変ありがたいと思います。 ところで、今のご答弁の中で6店舗というお話がありましたが、これはみのりの郷東金とっチーノでは扱うのでしょうか。お尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 先ほどご答弁した参加店6店舗の中に、みのりの郷東金のとっチーノは現在含まれておりません。当然、みのりの郷東金につきましては、東金市の産業の情報発信という位置づけを持っておりますので、とっチーノにおいてもこの鍋の一企業として参加して、それぞれこれから研究してやっていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) みのりの郷東金の設置の趣旨、目的からしますと、こういう新たな地域ブランド創出に当たっては、率先してあそこで扱っていただき、市民へのアピールに一役買っていただきたいということを切にお願いいたします。 続きまして、着地型観光の取り組みについてですが、これは定住人口、交流人口を図る上でとても大切なことだと認識しておりますので、お尋ねさせていただきます。 最初に、過去5年間の東金市への観光客の人数と、あわせてその主な立ち寄り先についてお尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 観光入り込み客数につきましては、ゴルフ場やテニスコートなどの娯楽施設、また、ブドウ狩りなどの観光施設、東金桜まつりややっさフェスティバルなどの主なイベントについて調査を行っております。 平成21年度につきましては71万7,800名、平成22年度は72万4,700名、平成23年度は57万5,900名、平成24年度は57万2,100名、平成25年度につきましては46万300名となっております。なお、平成23年度は東日本大震災により東金桜まつりが中止になったことや、平成25年度は荒天により花火大会が中止となったことが人数減少の要因となったと考えております。 過去5年間の立ち寄り先についてお答えさせていただきます。 主な立ち寄り先につきましては、年間を通して楽しめますゴルフ場への来客が約20万人となっております。また、東金桜まつりややっさフェスティバル、産業祭などのイベント時でも、来客が延べ20万人を超える来客数となっておるところでございます。また、雄蛇ケ池は調査箇所に含まれておりませんが、釣りのメッカであり、また、湖畔周遊による自然との体験ができることから、主な立ち寄り先となっております。 また、本年4月4日に産業交流拠点としてオープンしたみのりの郷東金との連携を強化していくことで、さらに東金市を訪れる観光客を増加させるよう取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) ありがとうございました。 それでは、続きまして体験型農園についてお尋ねいたします。 まず、種類別数とその来場者数についてお尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 東金市が支援しております取り組みといたしましては、東金田んぼの学校が3カ所、東金市民農園が2カ所ございます。 東金田んぼの学校の来場者数につきましては、平成15年度の開始時は約40名ほどでございましたが、近年では100人前後で推移しており、リピーターの数も多く、毎年ご好評いただき、安定的な参加者数を確保しております。また、東金市民農園につきましては、平成16年の開始時は約60名ほどの利用者でございましたが、現在支援しております農園は2カ所でございますが、このほかに2カ所の農園が市の支援から自立した運営を行っており、これらを加えますと、近年は130名程度の利用者を有しており、継続した利用者も多く、定着した取り組みとなっております。 また、田んぼの学校を卒業された方がより主体的に米づくりに取り組む東金田んぼの市民農園がございます。こちらは現在5名の皆様が取り組んでいる状況でございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) ありがとうございました。 先ほど東金市への観光客の立ち寄り先で、ゴルフ場とか、ブドウ園は農に関することではあるんですけれども、今後、着地型観光等が有意義と言われる中で、そういったことが少ないかなという認識をしております。今ご答弁いただいた田んぼの学校とか市民農園をもっともっとふやして、この東金の地、農業を生かした観光客、あるいはその人たちにこの地でお金を落としてもらえる仕組みづくり、その情報発信が大変必要なことかなと思います。 そこで、体験型農園のパンフレット作成ですが、個々のはあるんですが、東金市としてのPRできるパンフレットというのがまだないのではないかなと思っております。いろんなところで情報発信、市内の観光施設、娯楽施設、あるいは千葉とか東京の情報発信とか資料を置けるところに大いに置いて宣伝してみてはどうかと思います。 そういった意味で、農園のパンフレット作成についてお伺いいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 現在、体験型農園を含めた地域産業の情報発信といたしましては、東金市地域産業ネトワークホームページを運営しており、年間15万件以上のアクセスをいただき、地域産業の情報発信として一定の効果を上げていると考えております。 ご質問いただきましたとおり、インターネットのみでなく、パンフレットとして直売所や公共施設等に置いて、お客様が手にとれる形での情報発信も非常に有効であると考えております。今後は一元化した紙媒体による情報発信に向け、農業者を初めとした皆様の協力を得ながら、発行に向けた検討を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) 検討してくださるという大変ありがたいお話をいただきましたが、検討の結果、これはいつごろどのような形で公表していただけますでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 できるだけ早急に実施したいと思います。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) ありがとうございました。それでは早急にお願いいたします。 続きまして、みのりの郷東金についてですが、みのりの郷東金は産業交流拠点あるいは情報発信の基地ということをうたわれているわけですが、どのような情報発信をこれまでなさり、また、この発信により、市内施設への回遊状況についてお尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 みのりの郷東金の情報発信といたしましては、市のホームページ上にみのりの郷東金の専用ページを設け、あわせてFMラジオ局を活用した宣伝もこれまで3回程度実施しております。加えて、新聞や情報誌にも掲載している状況でございます。 また、市の産業や歴史、文化などの情報発信といたしましては、施設内の情報発信コーナーでの市内企業等のパンフレットやチラシ等を設置し、また、大型スクリーンにおいて、城西国際大学の協力により作成いたしました地域の観光資源や東金市の農業等の映像放映、あわせて情報発信コーナーに料理研究家を招いての献立や調理の工夫など、農産物の消費拡大につながる講演も実施したところでございます。加えて、みのりの郷東金を情報発信の基地として、市域の各施設への回遊を促す取り組みも進めているところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) ありがとうございました。 続きまして、東金グリーンツーリズムですが、人、自然、食、農、観光、これらを結びつけた東金グリーンツーリズム、これは私は、交流人口とか定住人口あるいは外から観光客をたくさん呼び込むということで、大変有効な手法だと考えておりますが、これについての取り組みはいかがでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 椎名建設経済部長。
◎建設経済部長(椎名俊明君) お答え申し上げます。 本市では、田んぼの学校などの体験型農場や農産物直売所、農産物加工所、農家レストランなど、農と食に関連したイベントや施設がございますが、現在のところそれらを結びつけた観光としての取り組みにまでは至っておりません。今後は、農業者を初め関連いたします団体等の意向を踏まえながら、農と食に関するイベントや施設等のネットワークを構築するなど、観光と連携した取り組みへつながる支援を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) 東金グリーンツーリズムは、農林水産省が約20年前から積極的に進めておりまして、まだこの言葉になじみのない方もいらっしゃるかもわかりませんが、全国の都市では積極的に進めて、地域の収益性、そういった向上に貢献しているものもたくさんございます。そういった意味で、東金市にはそういったソースというか資源も多々あろうかと思いますので、それらを結びつけた取り組みを進めていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。 産業振興については以上です。ありがとうございました。 続きまして、人材育成についてですが、私はこの東金の街というのはとても安定していて住みやすいと思っております。私が知っている20代、30代の若者も、この街はとても好きだという方がたくさんいらっしゃいます。 私の知人で県外から田間に越してきたご高齢のご夫妻がいるんですけれども、越してきましたので、住民手続等でこの窓口に数回訪れたそうですが、窓口の方々の対応がとてもよくて、本当にいい街に住んだなという喜びの声を私は直接聞いております。 私はこの東金の地がさらにいい街になって、住みたいと皆様から選ばれる街であってほしいと思っております。また、今後、東金市が人口20万を想定した中核都市機能も備えてほしいという願いを持っております。そういった意味で、職員の皆様方のスキルアップといいましょうか、人材育成がとても大切なことと思います。 そこで私は、中央省庁や一般企業に出すだけが全てとは思っておりませんが、国に出るということはいろいろな情報が入る、見識を広める、また、東金市の市役所にいるのとは違った視点での研修も非常に得られるかと思います。そういった意味で、中央省庁とか一般企業への派遣について、市長のお考えをお尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 志賀市長。
◎市長(志賀直温君) 行政課題をそれぞれ克服していくというのが私どもの果たすべき役割でございますが、そういった中でやはり職員のモチベーション、自分自身のモチベーションを高めていくこと、それで仕事に誇りを持って元気に対応していくことは必要なことでありますし、またスキルアップを進めていくことも当然必要なことです。そういうことで、現在、頑張った者が相応の地位、給与などを得ることができるような職員の待遇、これも取り組んでおりますし、また、研修による能力あるいは向上心のアップ、こういったものも身につけてほしいということで取り組みを進めております。 その中でも、未来への投資、元気の創出、モチベーションアップ、これには市役所内外での職員研修、これが一つの大きなテーマになると考えております。 中央省庁への派遣研修もございますが、これまで東金市では千葉県政策企画課、ここへ派遣して研修をやっております。また、近隣の自治体との人事交流もやっております。それから、市町村アカデミー、これは議員さん方もご利用いただいていると思いますが、こういった地方行政間での研修、そういった場での研修というのは行っております。 そこで、また、よりこれを広げていきたいということで、現在はそれに加えて、職員の政策立案能力の向上、あわせてモチベーションアップ、これも期待したいということで、今年度は特に総務省の自治大学校の中堅女性職員の派遣という枠がございましたので、そちらへ職員を送っているところでございます。 今後は中央省庁への派遣も視野に入れまして、政策立案能力の向上はもとより、国の政策動向ですとか補助金についての情報をタイムリーに把握し、場合によってはこちら側から提案してそういった制度をつくってもらうことも必要になりますので、ぜひそういったことを満たす目的でも、派遣研修、中央省庁に向けての研修というのも考えていきたいと思っております。 また、一般企業での派遣研修というのも重要なことでございまして、私自身今回マニフェストにも掲げてございますけれども、仕事のスピーディさ、厳しさ、顧客満足の仕事のやり方の習得、こういったものをやはり民間で身につけるということは必要なことだと思います。行政についても新たなやり方で元気を注げるような研修についてもリサーチし、派遣先などについても、また議員の皆さん方のお知恵もおかりしながら、検討させたいと考えております。これは庁内であとできることとすると、民間からの講師に来ていただく、こういったことはできるわけなので、そういったことも進めたいと考えております。 ただ、ご承知のように限られた人数で今仕事を動かしておりますので、そういった場合に仕事に支障が出ないようにすることも一つ必要なことでございます。そういったものにも配慮しながらやっていきますし、また現在は、例えば医療センターあるいは一部事務組合、広域連合、千葉県市長会、震災の関係では、宮城県山元町、こちらのほうにも職員を派遣している現状がございますので、こういったものも考慮しながら、さらに広げることを考えていきたいと思います。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) 検討してくださるということですので、これはご答弁いただかなくて結構なんですが、検討の結果はまたどこかで公表していただきたいと思います。 それから、今、現状の職務体制というお話ですが、確かに財政規模等によって職員の給料が下げられたり、あるいは人員が削減されたりしているわけですが、そのことによって職員がゆとりを失ったり研修体制が十分とれないということでは、金銭の数字上は減少したとしても、真の市民サービスの向上につながるかということでは、私はちょっと不安を覚えております。そういった意味で、やはり十分な職員がゆとりを持って、あるいは研修意欲が持てるような体制というのも必要かと思います。 ちなみに、私は市役所とは違いますが教員になったわけですけれども、教員は今、初任者研修制度がかなり充実していまして、年間六十数回、外に出るわけですけれども、そのときは代替教員、要するに補助教員がつくわけですけれども、職務内容が違いますから、それを市役所に即充てるというわけにはいかないとは思いますが、何らかの形で必要かなと思います。 午前中、宍倉議員の質問の中では、危機管理だとかモラルとか、そういった大変大切なご指摘がございましたが、それとあわせて、気持ちが高揚するといいますか、おらが街を何とかしようというような、そういうモチベーションを高める施策も大変必要かと思います。そのことによって人員の配置がふえても、私は市民の理解が得られるのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、ちょっと同じような質問ではありますが、職員の各種研修会への参加について、現状についてお尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 小高総務部長。
◎総務部長(小高茂君) お答え申し上げます。 現在本市では、毎年度職員研修実施計画を策定いたしまして、職員自体の資質向上はもとより、各分野、各部署の業務や政策的な課題に対応した研修を内外において実施しておるところでございます。例えば、税務、財政、防災、協働、土地、まちづくり、総合計画、公共施設マネジメントなど各分野の課題、新たな情報獲得のための研修参加をしております。これは、前年度に各部署での課題と、それに対する必要な研修項目についてまとめ上げまして、次年度の研修計画としているものでございます。 最近では、民間の研修主催団体での研修が多くなってきており、多角的な視点で、かつ専門的な内容となっており、事業、業務範囲に有効と評価しておるところでございます。また、加盟しております各種協議会など、団体の総会時や通年の研修会に参加しており、それぞれの分野での地域的実務課題に対応した研修参加も行っておるところでございます。 今後も引き続きそれぞれの課題に即した実務に有効な研修も進め、さらに新たな研修先も皆様方のご指導もいただきながら開拓できればと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) ありがとうございました。 先ほど市長のご答弁に対しても触れましたが、ゆとりある配置といいましょうか、6万人規模の都市としては、人員、職員数は適正だと伺っておりますが、個々の部署の配置について私はわかりませんが、ぎりぎりだとするならば、繰り返しになりますが、職員の方々がゆとりを持って研修意欲が湧く、あるいはそういう心のゆとりが持てるような配置について、あわせてお願いいたします。よろしくお願いいたします。 続きまして、大項目3、教育行政についてですが、中項目では青少年育成についてです。 私はずっと農業振興と人材育成ということを掲げているわけですけれども、まちづくりは人づくりからと言われますように、やはり人材育成が大事だと思っております。人材というのは、その地域の最大の資源とも言われておりますので、家庭、学校、地域社会が連携した人づくりが大事だというような、そんな観点から質問させていただきます。 それでは、
ジュニアリーダー養成事業についてですが、最初に養成事業の現状についてお尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 ジュニアリーダーにつきましては、平成5年度より市内の中学生、高校生を対象といたしまして、子ども会活動の支援ですとか、キャンプなどの自主事業を行っております。 養成するための事業といたしましては、毎年小学5、6年生を対象といたしまして、各種の養成講座を実施しております。この講座では、危険予知の訓練ですとか、キャンプの基礎知識あるいはレクリエーションの方法なども学んでおります。参考までに、参加者につきまして申し上げさせていただきますと、今年度平成26年度は9名、平成21年度から平成25年度までの過去5年間の合計では46名が参加しております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) 平成5年からという大変長い歴史、着実な歩みがあると伺っております。このジュニアリーダークラブの生徒たち、子供たちも数多く知っておりますが、地域の中でそれぞれ活躍している姿を直接見ております。引き続き、この養成についてはご努力いただきたいと思います。 次に、そのジュニアリーダーの地域における役割と、市及び地域主催の行事への参加状況について、あわせてお尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 役割ということでございます。 東金市子ども会育成協議会が行いますかるた大会ですとか、青少年相談員連絡協議会が実施しておりますウォークラリー大会などにスタッフとして参加しております。そのほか、各地区の子ども会のイベントに参加しておりまして、レクリエーションなどを行っております。 このように、子ども会活動と連携しながら地域のイベントを盛り上げていくことが、一番大きな役割であると認識しております。 また、このジュニアリーダーの参加状況についてお答えいたします。 主なものについて申し上げますと、平成25年度の実績といたしまして、子ども会主催の房総子どもかるた大会に5名、
ジュニアリーダー養成講座に4名、サマーキャンプに14名、子ども会主催のお化け屋敷の支援といたしまして12名、源子ども会クリスマス会支援に8名、青少年相談員連絡協議会主催のウォークラリー大会に4名となっております。また、先月末に実施いたしました今年度のあづみの探検隊には、キャンプ事業ボランティアに登録しておりますジュニアリーダーも参加しております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) ジュニアリーダーズクラブで育った子供たちが市や地域の行事に積極的に参加するというのは大変すばらしいことだと思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 それでは、
ジュニアリーダー養成の今後の計画についてお尋ねしたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 ジュニアリーダーの養成につきましては、今までと同じように
ジュニアリーダー養成講座を主体といたしまして、受講者がそのままジュニアリーダーになるというスタイルで進めてまいりたいと考えております。また、サマーキャンプなどジュニアリーダーがかかわりますイベントの参加者にも積極的にその存在をPRいたしまして、ジュニアリーダーの増加につながりますよう努めてまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) ありがとうございました。 次に、過去の平成5年から参加した子供たちのアンケートの実施ということですが、ジュニアリーダークラブに参加したことによって家庭生活や学校生活でどんなことに役立ったか、あるいは、もっとこんなこともやっておいたら、生活上あるいはリーダーとしての資質が高まるというようなことがわかる内容のアンケートをぜひとっていただきたいと思います。そのアンケートによって、今後の計画に大変役立つと思います。何でもそうですけれども、事業でやはりその成果というものをきちっとして把握しつなげることが大変大切なことだと思いますが、アンケート実施についてはいかがでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 これまでは追跡調査的なことをやった経緯はございません。しかしながら、議員ご指摘のご意見、大変貴重なご意見だと受けとめておりますので、早速実施に向けて準備してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) より一層充実するために、ぜひお願いしたいと思います。 次に、
青少年育成東金市民会議と青少年問題協議会というのがありますが、この活動と、その
ジュニアリーダー養成のかかわりについてお尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 青少年問題協議会も
青少年育成東金市民会議につきましても、ジュニアリーダーとの関係は全くございません。 参考までに申し上げますと、青少年問題協議会につきましては、青少年施策に関しまして調査、審議をしたり、施策に必要な関係行政機関相互の連絡調整を図るために設置されております。市長を会長といたしまして、市議会議員、民生・児童委員、社会教育委員、保護司、その他関係機関の長の方々で構成されております。活動といたしましては、毎年1回の会議を開催しております。 また、
青少年育成東金市民会議につきましては、市内の各種団体あるいは学校の生徒指導主事の先生などで構成しておりまして、活動といたしましては、総会にあわせて実施しております講演会ですとか、啓発パンフレットの配布ですとか、あるいは親子でのウォーキングを中心といたしましたイベントなどを実施している状況でございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) ありがとうございました。両会議ともジュニアリーダーと直接的な関係はないというご答弁でしたが、先ほども言いましたように、地域を挙げて子供たちを育てるというような視点から、せっかくの会議ですので、これらが有機的に結びついて青少年育成に寄与していただければと思います。これはご答弁いただかなくて結構、要望です。せっかくの会議ですので、ただ形式的なものではなく、そこで出された課題や問題を青少年育成のフィードバックというんでしょうか、そういったことはとても大切なことだと思いますので、検討していただければと思います。よろしくお願いいたします。 次に、2020年東京オリンピックに向けてですが、私はこの東金の地から一人でも日の丸を背負うような子供があるいは青年が出てほしいと思っております。子供たちには無限の可能性がありますので、やはり夢を見、希望を持っていただきたいと思います。 ちょっと嫌なお話を一つ例として申し上げさせていただきますが、ある小学校である男の子が「僕、将来プロ野球選手になりたい」というお話をしましたら、担任が即座に「あんた下手なんだから、あんたなんかなれるわけがない」と言われたそうです。子供は自分の能力というのは、年をとればわかります。自分で判断できます。だけど、そういう夢を持ったときに、「頑張れよ、先生、応援するからな」そう言われた子供と否定された子、たとえプロ野球を目指さなくても、勉強とかほかのスポーツ、自分の選んだ道に一生懸命頑張れると思うし、その応援してくれた先生のことは生涯忘れないと思っております。ごくごく一部だと思うんですが、事実こんな話を私は直接耳にしております。 この辺について、教育委員会としてどのように捉え、今後どのように対策といいましょうか、進めるか、まずそれをお尋ねしたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 教師の何げない一言がどんなに子供たちに深刻な影響を与えるか、プラス面、マイナス面、今、佐久間議員のおっしゃったことで、私自身も深く考えました。早速、また校長会等を通しながら、そういうあたりのお話もさせていただきたいと思います。大きな可能性を持った子供たち、やっぱり夢を育むための指導・支援の重要さを非常に大事に扱ってみたいと考えております。 6年後の東京オリンピックも控えておりますが、東金市からも選手を輩出できますよう、小学校では正課体育を充実させたり、運動活動に積極的に取り組んだりして、運動に興味を持つ児童を育ててまいりたいと考えております。また、中学校では、特に運動部活動で活躍している生徒をより大切に育てていきたいと考えております。 そのためにも、過去においてオリンピックで活躍した選手のエピソードや、あるいは小さいころの努力の様子などを随時、学級指導や道徳の時間の中で取り上げていくことも、オリンピックの意識を高める上で重要なことだと考えておるところでございます。そのほか、ちば夢チャレンジかなえ隊等の県の施策に積極的に応募して、一流アスリートと触れ合う機会をつくるなど、児童・生徒の運動への関心をさらに高めてまいりたいと考えておるところでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) 前向きなご検討ありがとうございます。 先ほどの例の件で、今、教育長、校長会等というお話をいただきましたが、教育長は言葉には出さなくてもご理解いただいていると思うんですが、校長会のみならず、教頭会とか教務主任会とか、初任者研修とか5年研修、10年研修、そういった折に触れてやっていただきたいと思います。 特に、私はこの中で注目するのは、やっぱり教務主任というのが、ある県の調査の中で、校長、教頭、教務主任、この三つのポジションの中で誰がかわったら一番学校が変わるかという調査がありました。六十数%の人が教務主任と答えております。その学校の中で教務主任の持つ力というのが大変大きいと私は認識しておりますし、なるほど、学校では中間管理職的なこともやるし、授業にも出る、生徒指導にも出る、あるいは中学校だったら進路指導にも、多方面にわたってやっていらっしゃいます。そういった意味で、繰り返しになりますが、校長会のみならずいろいろな場面で、この地がみんなを励ます、夢を育むということを培う指導をしていただければ大変ありがたいと思います。 次に、教育長のお話の中で、いろいろアスリートのお話が出ましたが、8月24日の新聞に五輪授業、全国で1,000校でというのがありますが、これは文部科学省が指定して、手を挙げた学校にはメダリスト派遣というのがあるんですが、これについて私は積極的に手を挙げていただきたいと思いますがいかがでしょうか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 五輪メダリストらを招いての授業や競技体験は、子供たちにとってオリンピックを身近に感じ、競技に関心を持つ絶好の機会かと思います。特に、東金市でも既にもうメダリストがおります。また、活躍した東金市在籍の方々あるいは出身者もおると思いますので、それらの方々をお呼びして、各小・中学生にお話を聞かせる機会を設けるなど、こういうことも今考えておるところでございます。また、これらをきっかけにオリンピック選手を目指したり、2020年東京五輪・パラリンピックの大会運営を担うことに興味関心を持つ子供たちがふえたりすることが期待されるところでございます。そういうことから、スーパーオリ・パラスクールへの応募を積極的にして、取り入れたいと考えておるところでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) ありがとうございました。 次に、東金市制60周年事業の中で、メッセージボード掲示事業というのがありますが、私は本当にこれはすばらしいことだと思っております。先ほど来、夢を育むというお話をしましたが、これは小・中学生、全クラスに配るわけですけれども、このとき私は、大事なことは、子供たちがこんなことを書いたら笑われるんじゃないか、こんなことを言ったら先生に叱られるんじゃないかとか、否定されるんじゃないか、そういうことではなく、大いに夢や希望、抱負を語ってもらえる、そんな地域であってほしいと思っております。これは市役所企画課が所管で配ると思いますが、これもぜひ先ほど来言っています校長会、教頭会とか、教務主任会等々と連携して、この市を挙げての子供たちの夢を育む事業ということを周知していただきたい。いろいろな文書、市の行事とかを学級担任が子供たちに配布するときに、ただ配るのと、一言添える「これは君たちおもしろいから応募しろよ、よし、みんな自分の夢を書けよ」その教師の一言、何でもない、大人にとっては何でもない言葉がけでも、子供たちにとって物すごく重要なことだと思います。 そこで、教育長、いかがでしょうか。ぜひこれをこの地域を挙げての子供たちの夢を育む事業として捉えていただきたいのですが、それについて教育長、何か施策がありましたらお伺いしたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 メッセージボードに関しましては、既にこの趣旨、企画は各学校に流してございまして、いろいろな反響が今あるところであります。子供たちの夢や挑戦したいことなどを自由に書いて、そしてメッセージボードとして展示する企画は、まさに子供たち一人一人に夢を抱かせる機会となり、すばらしい企画であると考えておるところでございます。そして、子供たちが東金市制60周年の意義についてしっかりと理解した上で、本事業に積極的に取り組めるよう、今、佐久間議員がおっしゃったように、具体的にどんなことを書いたらいいのかというような指導も加えながら取り組めるようにしたいと考えております。校長会等を通じまして、企画の目的を周知してまいりたいと考えておるところでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 佐久間議員。
◆5番(佐久間治行君) ありがとうございました。先ほど来、繰り返しますが、教師は、大人にとって何でもない言葉でも、子供たちにとっては大変重く響く言葉ですので、この東金市は大学があり、高校が3校あり、大変若者の集う街でもあります。その若者たちが夢を持って羽ばたく地であってほしいと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。 以上で私の一般質問は終わらせていただきますが、いつも担当の方々は大変丁寧な資料作成をしていただきまして、また、質問に対してご丁寧な答弁、本当にありがとうございました。ありがとうございました。
○議長(石田明君) 以上で佐久間議員の質問を終わります。 休憩します。 午後3時17分 休憩 午後3時38分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 次に、通告4番、東嶺会、小倉議員の質問を許します。 小倉議員。 [13番 小倉治夫君 登壇]
◆13番(小倉治夫君) ただいま一般質問に対して、議長からお許しを得ましたもので、質問席からは何点か、まずお聞きします。 ちょうど、今、皆さん20分間の休憩で、肩の筋肉が凝った部分と緩んだ部分があろうかと思いますけれども、それに懲りず私の質問を聞いてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 [13番 小倉治夫君 質問席へ移動]
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 最初に、教育行政について幾つかお尋ねいたします。その中の学校教育、これについて、小項目として土曜の授業について、まずお尋ねいたします。 何年か前にゆとり教育というものが叫ばれまして、だんだんここに来て、そのゆとり教育を見直すということで、その点で、土曜日の授業を取り入れているところがだんだんふえてきているというお話です。それで復活させていいものかどうかというものも、地方の教育委員会に判断を委ねていると、そういう状況でございます。 そこで、一体この東金市は土曜の授業に対してどうなのかということを、まず第一点お聞きいたします。
○議長(石田明君) ただいまの質問に対し、当局の答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 土曜授業につきましては、平成25年11月、学校教育法施行規則の一部が改正されまして、これは教育委員会が必要と認める場合は土曜授業を実施できるという形になりました。そこで、本年度は全国小・中学校の中で16.3%に当たる学校が多様な形で実施するようになったわけでございます。 ここでの授業形態でございますが、大きく三つに分けられます。一つ目は、今までどおりの授業、つまり通常の教育課程内の授業ということでございます。授業不足の場合にはこういう形が多いと思います。二つ目は、体験学習など教育課程外の授業。総合的学習のような扱いで、学校の授業だけじゃなくて、外に出た授業も含まれるわけであります。三つ目は、地域、保護者、民間団体などと連携して行う多様な学習。教員が全員出勤しなくても可能であるというようなパターンになると思います。 千葉県内では野田市だけが今年度取り入れておるわけでございます。野田市の場合は第二と第四の土曜日、月2回、年間17回、実施する予定とのことで、本年度も既に実施されているところでございます。 なお、指導は各学校の教師と市が独自に採用している少人数授業等の講師、さらに、土曜授業アシスタントなどの指導員が担当して、算数、数学を中心に指導を行っていると伺っておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 16.3%が行われているという今のご答弁であったんですが、これは千葉県ではどうですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 千葉県では野田市内の小・中学校のみでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) わかりました。ありがとうございます。 特に土曜について、土曜授業の狙いというものは、当局はどのように見ていらっしゃるか、それをお尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 子供たちにこれまで以上に豊かな教育環境を提供して、子供の成長を支えていくことに大きな狙いがございます。そのために、学校、家庭、地域が連携して、教える側も役割分担しながら、学校における教科の授業や、ふだんできないような授業、また、補習的な授業を行ったり、さらに地域における多様な学習、文化やスポーツ、体験学習などを行ったりしていくものでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) よくわかりましたけれども、そうしますと、東金市は一体土曜の授業をどのように考えているかということなんです。ということは、東金市教育委員会が必要と認めた場合はやるようになるのですか。その点お聞きします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 東金市では、平成14年度から実施されております学校週5日制が定着しておりまして、土曜日にさまざまな学習、文化、スポーツに触れる機会がたくさんございます。特に小学生では、民間や地域の各種スポーツ団体も多くあります。そこに所属している子供も多数おりまして、練習に、また大会や対外試合など、年間を通して土曜日は忙しく過ごしておる実態でございます。また、そのほかにも文化面、学習面で、やはり民間団体中心の団体、また、習い事、地域の行事などで充実した活躍をしている子供たちも大変多く見られます。いずれも教育委員会としましては、生きる力の原点はそういう社会的な学習にあるのかなと、そのように捉えているところでございます。 中学生では、部活動の練習、また対外試合などは土曜日に多く実施されているところでございます。 また、東金市の小・中学校の年間総授業時数は、どの学校も現在標準時数を上回っているところでございます。 なお、教員が土曜日に出勤した場合には、その代休、また振りかえという形になりますと、現在は夏休みに多く振りかえられているところでございますが、その辺の確保が大変難しい状況も今見られるところでございまして、以上のような理由から、現在東金市では土曜授業の実施は見合わせているというところでございます。ご理解願いたいと思います。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 見合わせているということは、要するに慎重に検討していかないということですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) 近隣の市町村、あるいは広く千葉県の状況等もいろいろ検討いたしまして、まだ近々には東金市では実施する方向ではないなという感じは現在しております。授業時数が足りておるというのが一番大きな理由になるでしょうか。それと、学校週5日制の趣旨が非常に東金市の場合は浸透してきているということでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) いろいろその要件が緩和されているこの昨今です。ですから、ましてや東金市は教育の都市と言われているんですけれども、千葉県下でも率先して実施してみたらどうですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) わかる範囲でお答えしますが、教育のまち東金と言われることもあるようでございますが、やはり不易流行という中で、新しい時代に即した内容、それから古くからあるものを大事にしていきたいというようなその接点が大変難しいと思いますが、土曜授業もいろいろ今までの週6日制から大きく変わって、ちょうど10年たちました。そこで、また原点に戻る方向に流れはあるようですけれども、なかなか全国の流れもそういう方向には一斉には向かない。したがって、東金市でも実践している市や町の事例も踏まえながら注視している状況でございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) ありがとうございます。 先ほども市長からのご答弁で、定住人口の増大という文言を使ってお答えになっていたと思うんですけれども、教育のカラーというものを東金市で独自に出せば、それも定住人口の増加の一翼を担うことができると私はそう思っているんですが、その点はどうですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) 恐れ入りますが、もう一度お願いしたいんですが。聞き取りにくかった。
○議長(石田明君) もう一度。
◆13番(小倉治夫君) 先ほどの市長のご答弁の中で、定住人口の増大を図っていくのも一つの東金市の大きな政策の一つだと、そういうことをおっしゃっていたんですけれども、そういうことになれば、今のような教育というものも、別のいろいろなカラーを出して東金市をアピールしていけば、定住人口の増大にもつながっていくんじゃないかなと、その一翼を担うんじゃないかなと、そう思って再度質問したんですけれども。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) 魅力のある東金市、また魅力のある東金教育と、独特のものを出す場合と一般的な教育の中で出す場合、二つあると思うんですよね。 それで、今、学校週5日制で定着した内容から、今度学校6日制にちょっとかじを変えた場合には、土曜日に欠席する、また、そちらの習い事というんでしょうか、今スポーツ団体もいろいろありますので、そういったあたりで非常に難しい問題もあると。現に、野田市の場合には昨年度までは日曜日で月2回やっておりました。そうしたところ出席率が非常に悪くて、たしか2割近くであったかと思うんですが、そういうような中で、かなりの子たちが土曜日に週5日制で求めている社会あるいは地域の中で活躍しているというあたりをいかに学校に向けるかというところが大きな課題だと私は考えております。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 物事というのは、新しいことに挑戦する場合、いろいろな困難な面が生まれてくると思うんですよ。やはりそれを打破してやるのも教育改革の大きな一歩じゃないですか。物事に挑戦する場合はある程度の勇気、英断を持ってやるのも一つの手段だと思うんですけれども、その点どうですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 確かにこれまでの教育を大きく変えていくということも重要だと思いますが、この土曜授業につきましては、大きく捉えますと授業不足、文部科学省の学習指導要領で年間の時数が決められております。それをカバーしている東金市では、あえて土曜日授業をする必要というか、それは新しい方向ならばいいでしょうけれども、というようなことが一番大きな要因でございます。 また、今の週5日制の趣旨になれ切っている家庭、その意向も少し調べなければいけないということも、今あえて考えているところでございますが、とりあえず近々では少し検討を要するということで、見合わせるという言葉で、恐れ入りますがご理解いただければと思います。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 先ほどのご答弁の中で、土曜の授業は学習の機会を与えるという意味で効果的であると、そういうお言葉があったんですけれども、ちょっとそれに対して後ろ向きになりましたね。どうですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 そのまま休憩します。 午後3時53分 休憩 午後3時53分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 答弁を求めます。 飯田教育長。 (「ちょっとすみません、休憩」と呼ぶ者あり)
○議長(石田明君) 休憩します。 午後3時53分 休憩 午後3時54分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 反問権で、小倉議員、もう一度お願いします。 小倉議員。 (「反問権で時間変わらないですか」「変わらない、ストップ」と呼ぶ者あり)
◆13番(小倉治夫君) いや、反問権か……。
○議長(石田明君) そのまま休憩します。 午後3時54分 休憩 午後3時54分 再開
○議長(石田明君) 再開します。
◆13番(小倉治夫君) 土曜の授業は学習の機会を与えるという意味で効果的であるという、先ほどご答弁なさったと思うんですけれども…… (「それは覚えているよ。反問権でしょう」と呼ぶ者あり)
○議長(石田明君) 休憩します。 午後3時55分 休憩 午後3時56分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 最初に話したことと矛盾しているんじゃないかというようなことに理解しておりますが、まず、5日制の授業の土曜日は3通りの授業があると私は申し上げました。一つは通常の教育課程内の授業。これは授業不足の学校や市町村には有効であると思います。二つ目は総合的学習ということで、行う場合に土曜日を使うタイプ。三つ目が民間団体、保護者や地域ともあわせながら土曜日をしていくという形態でありますから、私は土曜日は授業には非常に有効であるということは申しておりません。三つのタイプの形態があると私は申し上げたところでございます。 以上のようなことで、もしこれを実施した場合のデメリットのほうが、現在のところは多く考えられるというところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) ありがとうございます。 それでは、次にいきます。 私の近所には学校の先生をやっている方が何人かいらっしゃるんですけれども、朝は早いし夜は遅いと。大分、早く言えば疲労感が漂っているんじゃないかと私は見ているんですけれども、小・中学校の先生方の帰宅時間というものに対しての実態は一体どうなっているかお聞きいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 市内の小・中学校が定めております教員の退勤時刻はほとんどの学校が午後4時30分となっておるのが現状です。曜日により若干異なりますが、授業が終わり子供たちが下校するのが、これは中学校も同じでございますが3時ごろから4時にかけてでございます。したがって、放課後業務のできる時間は1時間半から30分となります。その時間に下校指導、部活動の指導、職員会議も含めまして各種の会議が入っております。それから、事務処理、この事務処理というのは、国や県や市からの提出物もあるし、これは結構多いんですけれども成績処理等の事務処理があります。また、家庭との連絡、これを電話なりあるいは手紙などで結構あります。さらに、あすの授業準備などの教材研究もこの時間帯、それらが全てこの時間帯に入ってしまうわけです。したがって、帰宅時間が退勤時刻を超えてしまうのが今の実態です。これは東金市のみではなくて日本全国そうでございまして、OECDの調査では、日本が世界一勤務時間の長い国に、今位置しておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) そういう実態を市の教育委員会はどのように見ているんですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) お答え申し上げます。 多くの教員が退勤時刻を超えての仕事をしております現状を見ますと、肉体的、精神的疲労はかなり大きいものと考えます。疲れが残っている状況での勤務は、子供たちへの指導において影響が出るばかりでなくて、通勤途上の交通事故や鬱病の原因ともなりかねない、やはりこれは何かしなくてはいけないと考えているのが実情でございます。 また、教員一人一人が常に自分の行っている業務を見直し、スリム化する意識を持つことや、部活動や校務分掌など、一部の職員に負担がかかることのないように、学校を挙げて意識の向上、つまり精選化、省力化という面により細かく目を向けて、そういう改善を狙っていきたい。例えば、会議等の効率化です、職員会議は月一遍、そして時間をきちっと決めた中で行うとか、そういう学校自身の省力化も必要になってくるという考えを持っているところでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) そういう実態について、市の教育委員会はどういう改善を行っていこうか、あるいはそういう計画があるはずだと思いますが、その点をお聞きいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) 改善の方向についてお答え申し上げます。 現在、東上総教育事務所からの指導によりますと、退勤時刻、一人一人の職員の退勤時刻を十分に調べなさい、月一遍は教頭が調べると、これは東金市でも行いました。出勤時刻と退勤時刻の違いを、一応一週間分を表にしなさいということがあるんですが、しかしこれをやったところで、根本的な解決には向かないということが見られました。 大きく4点に分けて、今教育委員会は取り組んでいますが、一つ目は今申し上げました管理職が超過勤務の削減に努めるために、そういう調査を行うことによって、教員が早く帰宅できるような方向に、管理職がまず目を向けてもらいたいというのが1点目。 二つ目は、週1日はノー残業デー。これで勤務時間終了後退勤ということに持っていきたい。また、部活動も週一遍はノー部活というようなことですが、なかなか守られない状況も見られます。 3番目としましては、情報機器等の活用による会議の効率化、今、パソコンがどんどん入っていますので、伝達事項的なことは職員会議を通さないというようなことですね。それと、効率化と省力化を図ること。これを学校教育活動の中でできるだけ多く取り入れていく。 4番目は、国や県などいろいろな機関が行っている調査、依頼文、アンケート調査も含めまして、その簡素化、精選についてそういう関係機関に要望していくこと。また、市教育委員会への提出文書の簡素化。これについても、例えば市教育委員会の段階で、今、作文とポスター依頼がすごくあるんですね。それを教育委員会側である程度精選していくということを一部実施しておりますが、しかし全てとは言えません。学校には事務の忙しさというのが一番に挙げられると思いますが、そういった上部機関からの依頼文書、回答、これが非常に多く見られます。そういうあたりの学校での精選、効率化というあたりに向けてもらいたい。 さらにもう一点を加えるとすれば、部活動担当者の負担軽減、これはなかなか難しいことで、なかなか解決できないところであります。 先ほど申しました4点については、今市教育委員会として最も力を入れて取り組んでいるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) では、東金市の教育委員会では、独自に何か取り組むためのことはお考えなんですか。この部分だけは一生懸命やってみようじゃないかという、そういう部分はあるんですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) 教員の多忙化については、もういろいろなところで話題になっておりまして、東金市教育委員会で、今一番力を入れているところは、省力化、精選化ということが挙げられます。 それからもう一つは、学校で、いろいろな解決できない問題等がありました場合には、常に市教育委員会に相談ということですね。報告、連絡、相談とありますけれども、常に何かありましたら相談してください。つまり、例えば、ある困難な生徒指導問題が生じたとします。学校側がそれだけに抱えておりますと、ほとんど夜中まで全職員が残ったりということも考えられますので、常に一番よき理解者は教育委員会であるから一緒に、即担当を学校に向けて、そういう対応に、今しているところであります。 大きくはその点でございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 余り多忙だと、翌日の授業の下調べというものが大変おろそかになるんじゃないかなと、私はそう見ているんですけれども、それと、余り忙しいと、本来学校でやる仕事を自宅に持ち帰ってやる。そうした場合、パソコンが盗まれたりあるいは落としたりした場合、また、その教職の先生方には迷惑がかかってしまうと、そういうことがたびたびあるんじゃないかなと私は思うんですよ。特に下調べがおろそかになった場合は、やはり子供たちにとってみれば不幸ですから、早く改善していってもらいたいなと私はそう思っていますが、その点はどうですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 飯田教育長。
◎教育長(飯田秀一君) 小倉議員のおっしゃるとおりでございまして、教員の多忙化について、早速県からもいろいろなアドバイスがあるわけですが、改めて、これは東上総教育事務所、改めて教員の定員増加でもらっている教員がございますけれども、さらなるそういう教員の増員というんでしょうか、そういうことも含めて対応してまいりたいと考えております。 また、部活動関係につきましては、現在、城西国際大学が非常にスポーツも盛んでございまして、そこにチューター会議等を年間四、五回、教育委員会と持っておるところでございまして、既に部活動の学生を中学校に派遣してくれないかというお願いをしておりまして、そういう面では、今2校ほど来ていただいている。非常に学校側からも喜ばれているところでございまして、さらにそういう手だてを市内のボランティアの方でできる人がいるかどうか、学校支援という組織がありますけれども、そういうあたりにも目を向けながら、できるだけ学校にそういう余剰教員というんでしょうか、臨時教員派遣というあたりも含めて、大学の学生とあわせながら人員増強に努めてまいりたいとも考えております。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) ありがとうございました。 次に移ります。 通学バスのことについてちょっとお聞きしますけれども、今市内で通学バスはどういう学校で使われているか、それをちょっとお尋ねいたします。いわゆる通学バスというよりはスクールバスですか。その実態をお尋ねいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 源小学校、源幼稚園、公平幼稚園、北中学校において運行しております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 利用者は何名ぐらいなんですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 今年度の1学期末の時点におきまして、源小学校、源幼稚園で55名。内訳は源小学校が52名、源幼稚園が3名でございます。公平幼稚園が11名、北中学校で14名でございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) そういう人たち、利用者の場合はバス代を払っているということを私はお聞きしたんですけれども、実際どのくらいの金額、トータルすると、1人幾らで、大体その児童全員の総計幾らぐらいになるのか、それをお尋ねします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 そのまま休憩します。 午後4時12分 休憩 午後4時12分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 今年度の利用者の負担金でございますが、源小学校、源幼稚園で月額3,500円、公平幼稚園では月額3,600円、北中学校で月額2,500円でございます。 また、利用者負担金のそれぞれ4地区の合計というご質問でございますので、お答えいたします。源幼稚園、小学校で、すみません、概算で数字を申し上げます、240万円、これは年間です。それから公平幼稚園では約40万円、北中学校では約70万円で、合計約350万円を地区運営委員会が徴収しております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) その金額は利用者が負担しているわけですよね。どうしてこれは無料にならないんですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 通園・通学バスにつきましては、市の補助金と利用者負担金を主たる財源といたしまして、地区運営委員会により運営されております。また、利用者負担金の額につきましても、それぞれの地区運営委員会で決定しております。 教育委員会といたしましては、通園・通学バスが児童・生徒及び園児の安心・安全な遠距離通学のための重要な交通手段であると認識しております。そのため、一方では利用者の減少に伴います課題等も顕在しておりますことから、これらを踏まえまして、今後地区運営委員会と連携、協議をする中で、議員ご指摘の利用者負担金の無料化につきましても検討してまいりたいと考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 早急にこれは検討してもらわなければ私はいけないと思います。ましてや、先ほども中学生や高校生まで医療費の無料化云々という言葉が出てきているご時世ですから、園児からお金を取る、中学生から、小学生からお金をもらってバス通学をさせるという、これは少し道が外れているんじゃないですか。早急にその検討をしてみてもらいたいと思うんですけれども、いつごろまでに答えが出ますか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 市といたしましては、補助金交付団体と主体団体でありますただいまの無料化の議員のご要望につきましては、庁内での協議を経た上で、今後それぞれの運営委員会にお諮りいたしまして、利用者、つまり保護者と、それから市と運営委員会でなるべく早い時期に検討して、無料化に向けた取り組みができるのかどうか、テーブルにのせていきたいと考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 人口が減少したから学校の統廃合云々という、それ以前の問題じゃないかと私は思うんですよ。 通学にはそれは安全は必要ですよ。お金を払って安全を買うということは少しおかしいんじゃないですか。できれば12月ごろまでにきちんとした考えを出すことはできないんですか。この額からいった場合は、補正は組めると思うんですよ、みのりの郷だって多額な補正を組むことができるわけですから。そうじゃないですか、錦見教育部長、どうなんですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) お答えいたします。 貴重なご意見として拝聴いたしまして、なるべく早い段階で各地区運営委員会に申し伝えたいと考えております。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 住民のサービスからいった場合は、やはりこのサービスという言葉は都市間の競争になってくると思うんですよ。先ほどほかの会派の方のご質問があったんですけれども、やはり東金市の場合は、教育に関してはちょっと色が違うなと、他の市町村から見てもそういうことを私は期待しているんですけれども、どうなんですか。検討するのはいいけれども、早急にこういうものは教育委員会を通じて、あるいはここにも市長がおられるわけですから、早急にその会議を開いてもらって結論を私は出してもらいたいと思うんですけれども、どうなんですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 そのまま休憩します。 午後4時17分 休憩 午後4時18分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 錦見教育部長。
◎教育部長(錦見佳之君) 休憩をいただき申しわけありません。 早急に検討したいと思います。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) じゃ、早急に検討をお願いいたします。 次に、医療行政について幾つかお尋ねいたします。 この間、
東千葉メディカルセンターの運営状況(第1四半期)という小冊をいただいたんですが、これを見まして、当局はどういう所見をお持ちなのか、そういうものをちょっとお聞きしたいなと思うんです。もしそれが無理でしたら、細かに聞いていきたいんですけれども、もし所見が述べられるようでしたら、一言お願いしたいと思います。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 そのまま休憩します。 午後4時19分 休憩 午後4時19分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 次に進んでください。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) それではちょっと細かくお尋ねしますが、この中の運営状況の中に損益収支のことが載っておりますけれども、これは3カ月間のメディカルセンターのことが載っていると思いまです。早く言えば通信簿みたいなものだと思いますが、損益というのは、皆さんよくご存じだと思うんですけれども、どのくらいもうけをあらわしたものであり、メディカルセンターが3カ月間にどのくらいお金を稼いで、そのためにどのくらいお金を使って、どのくらいもうけたかを処理したものだと私は理解しています。もしこの考え方が間違っていればご指摘ください。 そういった考えに基づいて、幾つかお尋ねいたします。 まず、この給与費なんですが、4月、5月、6月と大分数字が大きく変動して、6月の場合は大幅に上がっておりますが、なぜこれは上がっているか説明願いたいんですが。
○議長(石田明君) 当局の答弁を求めます。 川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) 給与費につきまして、4月と比較して5月、6月、伸びておるというようなことで、この要因についてということでございます。 5月の増額につきましては、4月実施のいわゆる残業手当、また、非常勤職員の賃金、こういったものが5月に計上されましたことから増額となっておるという状況でございます。 また、5月から6月の増額要因につきましては、これは主な要因は賞与でございまして、賞与の額は1億2,830万円とのことでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) その賞与のことですが、これは何名が対象ですか。4月1日からお勤めになった方も対象ですか。そうしますと2カ月ということになりますけれども、どういう計算でこの金額が出てきたんですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 まず、対象でございますが、支給期間につきましては、医師以外の職員につきましては、6月の勤勉手当につきましては、支給対象期間を昨年度から在籍している職員は12月以降5月末までを期間といたします。また、2月採用の職員は2月以降5月末まで、また、4月採用の職員は4月以降5月末までをそれぞれ期間としているところでございます。 医師につきましては年俸制でございまして、年俸額の中で2.5カ月分を6月と12月にそれぞれ業績年俸として支給する形をとっておるとのことでございます。 また、対象となる人数でございますが、これにつきましては正規職員が対象でございます。看護師130名、またコメディカル及び事務職員、これがおよそ60名、また医師については30名というような状況でございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) この中には法定福利費は入っていますよね。どうですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) 給与費の中には法定福利費が入ってございます。ちなみに、この3カ月間の合計といたしましては約3,200万円という状況でございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) それと、賞与引当金と退職給付費用ももちろん入っていると思うんですけれども、これはどのくらいになっているんですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) 賞与引当金でございますが、地方独立行政法人会計基準及び同注解によりまして、公営企業型地方独立行政法人は、独立採算原則に基づき経営を行う法人であることから、役職員の賞与の給与についても、本来提供するサービスの対価としての料金収入等により賄うべきものとされてございます。賞与引当所要額についての引当金を計上することが原則とされてございます。そのため、平成26年度末に平成27年6月の賞与の平成26年度相当分を引き当てる予定とのことでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) ありがとうございました。 じゃ、次に、材料費の支出の項目と金額についてお伺いいたします。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 材料費の支出項目を細目ごとに申し上げますと、薬品費、診療材料費、これは手術の際等に使用するカテーテルなどということでございます。また、医療消耗備品費でございまして、材料費の2億300万円のうち薬品費が約6,200万円、診療材料費が約1億3,100万円、また、医療消耗備品費が約1,000万円とのことでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 材料費というのは、本来は購入した金額じゃないんですよね。使用した金額が材料費として計上されるべきだと思うんですけれども、そういったことはどうなっているんですか。もう一回お聞きしたいんですけれども。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 診療材料費につきましては、使用した材料分を計上しておるという状況でございます。また、薬品等につきましては購入額を計上しておるという状況でございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 薬品の場合、私はわからないんですけれども、もう一回説明してもらいたんですが、どうして薬品の場合は購入した金額を計上するのか教えてください。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 休憩します、そのまま。 午後4時28分 休憩 午後4時28分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 次に向かってください。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) わかりました。 じゃ、次に、経費のことをちょっと、内訳を教えてもらいたいんですが。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。経費の内訳ということでございます。 経費の総額は2億2,100万円でございまして、うち光熱水費、約4,500万円、また委託料が1億2,300万円、その他の経費が約5,300万円とのことでございます。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) 普通は経費の場合は、貸倒引当金というんですか、いわゆる未収入金とかあるいは公債費なんかは入っていると思うんですけれども、そう思って解釈していいんですか、その他の金額の中に。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。 休憩します。 午後4時29分 休憩 午後4時30分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 次にいきます。
川代企画政策部参事、答弁を求めます。 (「議長、休憩もらいます」と呼ぶ者あり)
○議長(石田明君) 休憩します、そのまま。 午後4時30分 休憩 午後4時30分 再開
○議長(石田明君) 再開します。 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) それでは、一番肝心なところを私は聞きたいんですけれども、減価償却が空欄になっているんですけれども、右のほうにいきますと、これは8億3,400万円という記載が平成26年度の計画の中にはなっているんですけれども、どうしてこれは空欄になっているんですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 減価償却費に関してでございますが、独立行政法人では固定資産台帳システムを構築して整理することを予定しておるという状況でございます。新規の病院であるがゆえに、多くの固定資産の整理を行い、また、適正な減価償却費の計上並びにその調達財源を明確にする必要がございますことから、全ての新規調達固定資産を整理して年度末に一括して計上することを予定しているとのことでございます。なお、いわゆる管理会計といたしましては、年度途中の各月の損益収支の判断をする際に、平成26年度の減価償却費予定額を各月に充てて、収支を勘案して考えておるとのことでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) わかったようなわからないようなことなんですけれども、本当は独立行政法人というのは、いわゆる独立独歩で運営していきますよと、そういうことだと私は理解しているんですけれども、そういった趣旨から見れば、やはり減価償却というものも記載して運営していったほうがわかりやすいと、私はそう思うんですけれども、そういった考えというのは間違いですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) 減価償却費の計上の考え方ということでございます。 ただいまご意見いただいた内容については、独立行政法人へご意見という形でお伝えしたいというふうに考えます。よろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) ありがとうございます。 それと、有形固定資産の取得に対して、6月は1億5,300万円という多額な額が計上されているんですけれども、多分これは医療器具の購入だと私は理解しているんですけれども、もちろんこれは高度な医療を行うには、やはりこういう器具が必要だと私は常にそう思っております。ところが、10ページのところにその記載はされているんですけれども、この10ページは月次の収支状況ですから、これは多分キャッシュフローとして考えても私はいいと思うんですけれども、7月に繰り越す金額が手元割高で5,187万8,000円という金額が記載されているんですが、これが7月、8月の場合は、この金額で大丈夫ですか。もし何か手だてがあるなら教えてもらいたいんですけれども。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。 10ページの資料の中では、確かに6月末の段階で翌月への繰越金、約5,100万円というような状況でございます。独立行政法人の7月以降の収益ということで見てみますと、市町からの運営費負担金を7月に交付しておりますとともに、また、4月以降の医業収益、これは保険請求分が2月おくれで収入されるということから、資金残については現段階では問題ないものと認識しておるところでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) ありがとうございました。 それと、先ほど私は医療器具と言ったんですけれども、当病院には医療機器のリースというものはあるんですか。あれば教えてもらいたいんですけれども。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) お答え申し上げます。リースでございます。 リース契約につきましては、具体的には電子カルテ、放射線部門システム、栄養管理システムなどの情報管理システム、また、血液培養自動分析装置、輸液ポンプ、床頭台、鋼製小物等が該当してくるということでございます。これらの費用につきましては、その他の経費の中に賃借料を計上し、支払いを行っているとのことでございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) ありがとうございます。 ということは、月々その経費で落ちるということですから、長期未払い金は全く必要ないということで判断していいんですか。
○議長(石田明君) 答弁を求めます。
川代企画政策部参事。
◎企画政策部参事(川代泉君) 長期未払い金につきましては、財務諸表、各会計年度の決算時におきます貸借対照表の中で計上するものということでお聞きしてございます。 以上でございます。
○議長(石田明君) 質問を許します。 小倉議員。
◆13番(小倉治夫君) どうもありがとうございました。 これで私の質問を終わります。どうもありがとうございました。
○議長(石田明君) 以上で小倉議員の質問を終わります。 これをもって本日の日程は終了いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後4時38分 散会...