佐倉市議会 2021-03-03
令和 3年 2月定例会−03月03日-04号
令和 3年 2月定例会−03月03日-04号令和 3年 2月定例会
令和3年2月
佐倉市議会定例会会議録
〇議事日程(第4号)
令和3年3月3日(水曜日)午前10時開議
日程第1
一般質問
───────────────────────────────────────────
〇本日
の会議に付した事件
1.開議
の宣告
2.
一般質問
3.散 会
〇
出席議員(28名)
議 長 爲田 浩 副議長 平野裕子
1番 松島 梢 2番 川口絵未
3番 橋とみお 4番
宇田実生子
5番 齋藤寛之 6番 石井秀明
7番 押木孝和 8番 鍋田達子
9番 密本成章 10番 岡野 敦
11番 稲田敏昭 12番 玉城清剛
13番 木崎俊行 14番
徳永由美子
15番 山本英司 16番 斎藤明美
17番 敷根文裕 18番 高木大輔
19番
五十嵐智美 20番
萩原陽子
21番 藤崎良次 24番 石渡康郎
25番 久野妙子 26番 岡村芳樹
27番 櫻井道明 28番 中村孝治
───────────────────────────────────────────
〇
欠席議員(なし)
───────────────────────────────────────────
〇
議会事務局出席職員氏名
事務局長 向後昌弘 次長 三室隆行
───────────────────────────────────────────
〇説明
のため出席した者
の職氏名
市長
西田三十五 副市長 染井健夫
企画政策部長 岩井克己
総務部長 橋口庄二
財政部長 小川浩功
福祉部長 丸島正彦
健康こども部長 織田泰暢 産業振興部長 木原一彦
環境部長 佐藤幸恵
都市部長 小野寺正朋
危機管理室長 栗原浩和
資産管理経営室長小菅慶太
契約検査室長 疋田 健
上下水道事業管理者
関口直行
選挙管理委員会事務局長 教育長 茅野達也
前原一義
───────────────────────────────────────────
〇連絡員
企画政策課長 上野直哉 人事課長 村上一郎
財政課長 和田泰治
社会福祉課長 大谷誠一
障害福祉課長 山本淳子
健康増進課長 細井 薫
産業振興課長 櫻井裕樹
生活環境課長 菅沼健司
廃棄物対策課長 石井康秀
危機管理室次長 高科英明
資産管理経営室次長 上下水道部長 内田正宏
渡部友昭
教育次長 花島英雄
───────────────────────────────────────────
△開議
の宣告
午前10時01分開議
○議長(爲田浩) おはようございます。ただいま
の出席議員は28名であります。したがって、会議は成立いたしました。
直ちに本日
の会議を開きます。
───────────────────────────────────────────
△
一般質問
○議長(爲田浩) 日程第1、
一般質問を行います。
順次質問を許します。
萩原陽子議員の質問を許します。
なお、質問に当たり、資料配付
の申出があり、これを許可しておりますので、ご了承ください。
萩原陽子議員。
〔20番
萩原陽子議員登壇〕(拍手)
◆20番(
萩原陽子) おはようございます。議席20番、
日本共産党の萩原陽子です。
菅首相
の側近、
山田真貴子内閣府広報官が辞職しました。放送行政をゆがめようとする官僚
の接待は、忖度と威圧が蔓延する中で起こったものです。官僚
の人事権を官邸が握り、国民
のためより内閣
のために働く官僚を生み出しました。自由な発言や判断ができない組織からよい結果は生まれません。
佐倉市議会では忖度
のない発言を心がけ、会派を代表して質問を行います。
新型コロナの感染発生から1年余り
の間に、政府は3回
の大型補正予算を組みました。日本
のコロナ対策予算の総額は、IMF
の集計では230兆円で、アメリカに次ぐ世界第2位となりますが、実感できません。看板は
コロナ対策でも、実際には不要不急
の便乗予算が多く、肝腎
の感染防止対策や
医療機関へ
の支援は全く不十分です。国に先んじて住民を守る自治体
の施策が注目を集めます。
それでは、初めに
市中感染を防止する対策について質問します。市内
の感染者は700名に迫り、
感染経路不明率は調査中も含め65%です。
新型コロナウイルスの特徴は、無症状から感染することで、どこで感染するか分からず、不安です。
日本共産党は、
感染リスクの高い場所や集団で
のPCR検査を繰り返し広い範囲で行い、無症状
の感染者を見つけ、保護することが
市中感染を防ぐ最も有効な対策で、経済を回復させる近道にもなると一貫して提案してきました。今専門家
の意見も一致しています。今後
の市
のPCR検査方針を伺います。
これ以降は、自席より質問いたします。
○議長(爲田浩) 市長。
〔市長
西田三十五登壇〕
◎市長(
西田三十五) おはようございます。
萩原議員のご質問にお答えいたします。
市独自
のPCR検査につきましては、引き続き
疫学的調査の下、集団生活を送る子供たちを守るため、また
高齢者施設へ新規に入所される方に検査を行うことで、施設内で
の感染拡大を防ぐために活用する方針でございます。
また、尾身会長
のご発言もございました
感染リスクの高い場所や集団における
PCR検査の実施につきましては、県
の事業として3月中に入所施設
の職員に対する
PCR検査が予定されております。併せまして、佐倉市におきましても
ワクチン接種まで
の間を想定し、介護、
障害福祉サービス事業者のPCR検査等の実施に係る費用へ
の補助につきまして、
補正予算を追加提案しているところでございます。
今後につきましても、佐倉市民
の皆さんが安心して過ごしていただけるよう、千葉県や
印旛保健所、医師会
の皆さんと連携して取り組んでまいります。
私からは以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子)
緊急事態宣言解除後、
リバウンドを防いで、また
ワクチン待ちの体制で感染が拡大しないためにも、徹底した
PCR検査、これを増やすことが今こそ必要だと思います。
県
のPCR検査数は、2月1日現在34万件で、県民
の5%、感染率は6.6%でしたが、佐倉市
の検査数、感染率は分かりますか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
千葉県は、市町村別
の件数は公表しておりません。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 情報が余りにも少ない
のです。正確な
情報提供がコロナに対する認識を高めるために有効です。保健所に対して情報開示を強く求めていただきたいですが、いかがですか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
感染者
のより詳細な情報等につきましては、県へ要望しております。その結果、
感染経路がより詳細に公表されるようになり、市民
の皆様
の安心につながっていると考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 市民は、もっと情報を求めています。8月議会で議決した市独自
のPCR検査の予算ですが、有効に執行されたでしょうか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
現在
高齢者施設に新規に入所する方を対象とした
抗原検査を実施しており、有効に活用されていると認識しております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 8月
の予算は、子供
のため
の予算でしたよね。今
のご答弁は、ちょっと違う
のではないですか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
先ほど市長が答弁いたしましたとおり、
福祉サービス等の従事者を対象とした
PCR検査の実施も考えておりますので、今後も有効に活用してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 8月
の市独自
のPCR検査予算は使われていないという昨日
のご答弁だったと思います。いすみ市は、学校で発生したら
全校検査、また
かかりつけ医の紹介があれば無料で検査を受けられるなど、検査
の徹底で
感染者数を低く抑えています。市民は、
PCR検査を受けたいときに受けられる仕組みと
経済的支援を求めています。松戸市は、
希望者全員を対象に上限2万円
の助成を決め、予算は2億円です。印西市は、65歳以上
の検査無料を発表しています。佐倉市はどうしますか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
福祉サービス等の従事者を対象とした
PCR検査の実施を考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子)
検査対象が本当に狭いですよね。
唾液検査が主流になって、
検査費用は大幅に安くなっています。検査を増やす条件は整っています。市民
の要望に応えるべきではないでしょうか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
先ほどからご答弁させていただいておりますけれども、国
の分科会
の資料を見ますと、先ほど
リバウンドを防ぐために
感染リスクの高い地域、集団を中心にという発言がありましたけれども、この
感染リスクの高い地域、集団とは、繁華街などを示しておりまして、
市町村単位を示しているわけではございません。このことから、広く市民に対して繰り返し検査をすることはないというふうに認識しておりまして、検査
の拡充などは
疫学的調査の下、県、保健所が判断すべきものと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 今
ワクチンに対する報道が盛んになっていますけれども、
ワクチン接種については期待する市民と副反応へ
の懸念や不安を持つ市民に分かれます。接種は努力義務とされますが、接種を決める自由は保障される
のか確認します。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
ワクチンを受けるにはご本人
の同意が必要であり、強制されるものではございません。
ワクチン接種の有効性や副反応について正しい情報を発信し、市民
の方にご理解をいただいた上で、接種
の判断をしていただきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 命に関わるアナフィラキシー
の確率は低いとしても、アトピーなど
のアレルギー
のある場合は、副反応
の確率が高い
のです。接種
の自由について周知が必要ですが、副反応対策など
の情報提供と併せて、いつどのように周知するか伺います。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
接種券等の発送時に厚労省から
の説明書を同封するとともに、国や県から得られる情報を
市ホームページ等により、正確かつ迅速に周知啓発をしてまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 今問題になっている
のは、その券を発行しても、期日が記載されていないということです。問題になっています。マイナス75度
のディープフリーザーの受入れ準備状況を伺います。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
ディープフリーザーにつきましては、県が
医療従事者等に対する優先接種に向け、指定した佐倉市内
の医療機関等に設置する予定でございます。
以上です。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 昨日河野大臣は、現在日本に100台と言っています。接種に協力する60か所
の民間医療機関にこの
ディープフリーザーを配置できる
のでしょうか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
現在
基本型接種施設の東邦大学医療センター佐倉病院と
聖隷佐倉市民病院には設置されたと伺っておりますが、その後連携型
の病院にそこから配付されるというふうな仕組みになっております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子)
ワクチンについては、有効期間や入荷状況など不明な点が多いゆえに、昨日は
ディープフリーザーの温度が上がって大量
のワクチンが無駄になるということがありました。新たな問題が発生すれば、自治体は振り回されます。
ワクチンに頼るより、
PCR検査の拡充と
医療体制の確保を最優先とする取組
の重要性が再認識されたと思いますが、いかがお考えですか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
現在佐倉市におきましても、
ワクチン接種に向けた準備を整えております。また、
PCR検査についても、併せましてきちんとした
疫学的調査の下、医師
の判断を仰ぎまして行ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 今各自治体は、どんどんと
PCR検査を広げている
のです。切り替えが必要です。十分にこの方向で検討を求めます。
医療従事者は、厳しい勤務体制で働いている上、
一般受診者が減り、経済的にも逼迫しています。市がこれまでに実施した
市内医療機関へ
の支援と今後
の支援予定について伺います。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
市独自
の医療機関へ
の支援といたしましては、発熱患者に対応する
医療機関に対しまして、1
医療機関当たり20万円
の助成を行っております。また、
ワクチン接種にご協力いただく
医療機関に対する助成といたしましては、本議会
の補正予算として追加提案させていただいているところでございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子)
医療体制をしっかり守ることが重要です。対策を強めていただきたいと思います。
次は、困窮支援についてです。
コロナ禍で収入
の減少、失業、廃業に追い込まれるなど、市民
の経済状況
の悪化は明らかです。市税、
介護保険料、保育料
の滞納は増えているでしょうか。
○議長(爲田浩)
福祉部長。
◎
福祉部長(
丸島正彦) お答えいたします。
令和3年1月末時点における前年同月と
の現年課税分、滞納繰越し分を合わせました収入率
の比較では、各所属に確認しましたところ、市税
の収入率では0.24%
の微増、
介護保険料の収入率では0.57%
の微増、保育料等
の収入率につきましては6.2%
の減少となっております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 市民は、苦しくても税金を優先的に払っているという様子がうかがえますが、コロナによる経済
の悪化は弱いところにしわ寄せされ、格差が一層広がっています。安倍前首相は、
生活保護は国民
の権利と答弁し、菅首相は最後は
セーフティーネットとして
生活保護があると言いますが、生活に困窮したら誰でも受けられるようになっているか、
生活保護の相談、申請、決定は増加しているか伺います。
○議長(爲田浩)
福祉部長。
◎
福祉部長(
丸島正彦) お答えいたします。
令和2年11月から令和3年1月まで
の3か月間
の生活保護の相談件数は、各月で39件、41件、36件
の合計116件でありまして、前年同月期
の合計85件より増加しております。申請件数は、17件、13件、20件
の合計50件であり、前年同月期
の合計36件よりも増加しております。開始決定につきましては、11件、15件、12件
の合計38件であり、これも前年同月期
の合計28件より増加しております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 日本では、
生活保護は恥だというバッシングがあります。必要な人
の2割程度しか制度を利用していません。税金で生活する
のだから遠慮すべきだと、このようなことを職員が言うことはありませんか。
○議長(爲田浩)
福祉部長。
◎
福祉部長(
丸島正彦) そのようなことはありません。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) ヨーロッパでは、困窮者
の9割が利用していると言われています。親族へ
の扶養照会と自動車
の保有が
保護申請の障害になっています。先日障害児を抱える
シングルマザーから、どうしても車が必要なので、申請できずに困っていると相談がありました。年金5万円で暮らす80代
の方は、疎遠になっている息子に
扶養照会すると言われて申請を諦め、1日1食で暮らしていました。
生活保護の申請を阻むこの2つ
の要件について、どう対応するか伺います。
○議長(爲田浩)
福祉部長。
◎
福祉部長(
丸島正彦) お答えいたします。
生活保護制度では、親族から援助を受けられる場合には
生活保護より優先されるため、扶養義務
のある親族に
扶養照会を行いますが、DV等で避難している場合や明らかに扶養
の履行が期待できない場合には、直接的な照会は行わないこととしております。
次に、自動車につきましては、自営業で
の利用や障害者
の通院など
の理由で保有を容認しており、また6か月以内に保護から
の脱却が見込まれる場合には、
一定期間処分をせずに
生活保護の適用をした事例など、自動車全てを処分しなければならないということではございません。
扶養照会や自動車等
の保有につきましては、世帯
の状況を詳細に把握して、十分に検討して対応する必要があると考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 国会でも、
扶養照会は義務ではないというふうにしっかり答弁があったと思います。厚労省は、
コロナ禍で
の弾力的な運用について通知も出しています。本来貧富
の差を縮小するために、税制や
福祉施策によって富
の再配分を行う
のが国
の役割ですが、これが機能せず、格差が広がっています。
生活保護は命綱です。自殺者が出ないよう、親身な対応を求めます。
コロナ禍で困窮する人がためらわずに申請できるよう、「こうほう佐倉」や
ホームページへ
の掲載は予定していますか。
○議長(爲田浩)
福祉部長。
◎
福祉部長(
丸島正彦) お答えいたします。
現在は、市
のホームページに
生活保護制度の概要や手続、保護
のしおりやリーフレットを掲載し、周知に努めているところでございます。
なお、「こうほう佐倉」へ
の掲載につきましては、
掲載方法等につきまして関係所属と調整してまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 困窮している市民は、誰でも
生活保護制度を申請できますと広く呼びかけてください。
先ほど相談よりも申請が半分以下だったという、このことに驚きました。ぜひ親身な対応をお願いいたします。
水道料金の値上げです。
大口利用者が使用する口径50ミリ以上
の料金を引き下げ、97%
の市民が使う口径13ミリと20ミリ
の料金値上げ、これは市民
の暮らしに影響します。なぜこの提案な
のか伺います。
○議長(爲田浩)
上下水道事業管理者。
◎
上下水道事業管理者(
関口直行) お答えいたします。
昨日
の五十嵐議員のご質問にもお答えいたしましたが、第4回懇話会において提示いたしました事務局案につきましては、
日本水道協会の料金算定要領に基づき、従量料金を均一料金に近づけることを将来的な目標とする中で、大幅な負担増を回避する案としてお示ししております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 現在50億円
の預金がある
のに値上げを決める、その根拠について説明を求めます。
○議長(爲田浩)
上下水道事業管理者。
◎
上下水道事業管理者(
関口直行) お答えいたします。
今回
の懇話会で
水道料金の値上げを提示した根拠といたしましては、前回、平成27年度に実施した懇話会
の提言で、適時適切な検討による大幅改定
の回避という附帯意見が示されたことによるものでございます。今後10年間
の財政推計において、給水収益が減少していく中、老朽化した水道施設
の更新や耐震化等に係る経費
の増加により現金預金
の減少が著しく、現行料金を維持した場合、令和9年度に預金残高がマイナスとなります。危機的な状況となることが試算されております。本懇話会では、このような推計結果をご説明する中で、複数
のパターンをお示しし、ご議論をいただいているところでございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 今早め
の値上げをするときな
のでしょうかということです。
八ッ場ダム
の完成による取水コスト
の増加分3億円を市民が受益者として負担する
のは納得できないと、懇話会
の市民委員から意見が出ましたが、私も同感です。どう答えますか。
○議長(爲田浩)
上下水道事業管理者。
◎
上下水道事業管理者(
関口直行) お答えいたします。
受水費につきましては、水道法施行規則第12条第1項第2号において、料金算定に含まれるものであることから、受益者
の方々に負担していただくものでございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 国策で行ったダム工事
のツケを国民が負担する
のは納得できないという市民
のこの思い、私も本当に納得できません。水需要は減少傾向です。八ッ場ダムと奈良俣ダムで十分賄えます。さらに、水源確保として霞ヶ浦導水事業に参加する必要はあるでしょうか。工期が7年延長され、総事業費は495億円も
の増額です。埼玉県や九十九里水道、千葉市水道も事業から撤退しました。残る印旛広域水道
の負担は大きくなります。今まで負担した額と今後
の負担予定額は幾らでしょうか。
○議長(爲田浩)
企画政策部長。
◎
企画政策部長(岩井克己) お答えいたします。
霞ヶ浦導水事業につきましては、これまで
の市
の負担額は約4億6,000万円であり、今後
の負担額は約1億8,000万円が見込まれます。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 霞ヶ浦導水事業は、漁業権
の問題が難航して工期
の見通しがつかず、水質が悪いことも心配です。霞ヶ浦導水事業が完成した場合、市
の水道水
の地下水割合がさらに下がることが危惧されますが、何%になるでしょうか。
○議長(爲田浩)
上下水道事業管理者。
◎
上下水道事業管理者(
関口直行) お答えいたします。
霞ヶ浦導水事業が完成し、佐倉市
の受水増加に伴う施設改修整備が完了した場合は、地下水
の割合は3割程度になる
のではないかと見込んでおります。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 水道法第1条には、安全で安価な水
の供給が自治体
の使命であると記されています。
水道料金の値上げに直結する霞ヶ浦導水から
の撤退について、市長
の見解を伺います。
○議長(爲田浩) 市長。
◎市長(
西田三十五) お答えいたします。
私といたしましても、市民
の皆さんにはできるだけ安価なおいしい水道水をお届けしたいと考えておりますが、現在当市が参画しているダム事業には、継続して参画すべきものと認識しております。
その理由といたしまして、大きく2点ございます。1点目は、水源確保
の問題でございます。当市は、千葉県環境保全条例に基づく地盤沈下対策として、地下水利用が厳しく規制され、基本的に地下水が利用できない地域に指定されております。したがいまして、地下水に代わる新たな水源を確保する必要があり、このことが奈良俣ダム、八ッ場ダム、そして霞ヶ浦導水事業に参画する大きな理由でございます。
2点目といたしましては、ダム事業
の参画は、印旛地域全市町
の合意事項として実施されていることであります。印旛地域では、先ほど申し上げた地下水採取規制に対応するため、全市町が一致協力して利根川水系
のダム事業に参加しているわけでございますので、佐倉市としても責任ある行動をする必要があるという認識でございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 市
の水道水がまずくて高くなることを市民は誰も望みません。今伺うと、第一に地下水
の調査が必要です。そして第二は、この印旛
の近隣自治体、ぜひ市長、牽引してください。お願いします。
生活保護世帯
の水道基本料金
の免除、これを廃止すると提案していますが、免除を廃止した場合、料金
の値上げ緩和に月額幾ら影響する
のかお聞きします。
○議長(爲田浩)
上下水道事業管理者。
◎
上下水道事業管理者(
関口直行) お答えいたします。
生活保護世帯へ
の減免制度
の廃止につきましては、
生活保護費に光熱水費が含まれていること、公平性
の観点から受益者負担
の適正化を図る必要があることなどを踏まえ、懇話会においても廃止する方向で意見が集約されているところでございます。廃止した場合につきましては、令和元年度
の実績を基に試算いたしますと、減免額は上下水道基本料金で税込み年間約1,461万円となります。1件当たりといたしますと、年間約210円、一月当たり約18円
の負担が軽減されるものと試算しております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子)
生活保護世帯は、
水道料金も値上げされ、基本料金
の免除がなくなって、負担が重なります。これは、食費やお風呂
の我慢を強いることになる
のです。基本料金
の免除継続は必要ではないですか。
○議長(爲田浩)
上下水道事業管理者。
◎
上下水道事業管理者(
関口直行) お答えいたします。
水道料金の生活保護減免につきましては、現在
の佐倉市水道事業給水条例
の前進でもあります昭和31年に制定された佐倉市上水道使用条例に規定されておりますが、それについては不明でございます。よって、佐倉市
の水道事業管理者といたしましては、やはり保護費
の中で援助を受けているので、それが重複するという
のは何かと思いますので、極力今回
の懇話会
の中で相談をしていただいて、回答を出したいと思います。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 1世帯月18円ですよ。市長、人道的な判断を求めますが、いかがですか。
○議長(爲田浩) 市長。
◎市長(
西田三十五) お答えいたします。
この近隣
の中でも、この減免措置を取っているという
のは県内では非常に珍しい形と、私は認識をしております。そもそも
生活保護費という中に
水道料金のことがどういうふうに書かれているかという認識
の上に立って、今後は検討してまいらなければならないと思っております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) それでは、中小業者
の支援拡大について。
コロナ禍による経済へ
の打撃が広がり、市内でも飲食店
の閉店など影響が見られます。市内中小企業、商店等
の経営状況について把握しているでしょうか。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
市内中小企業等
の経営状況につきましては、
セーフティーネット保証
の認定申請件数や事業者総合相談窓口へ
のお問合せ、佐倉商工会議所から
のヒアリングなどを通じて把握に努めております。長引く
コロナ禍の影響を受け、市内事業者
の置かれている状況は依然厳しいものと認識しており、今後も引き続き状況を注視してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) この項目については、木崎議員より後ほど関連質問をいたします。
次に、コロナ危機・気候危機対策、グリーンリカバリーです。気候変動と
新型コロナは、世界共通
の危機となっています。経済と暮らしに大きな影響を及ぼしている
コロナ禍から
の復興
の鍵として、地球温暖化
の防止と生物多様性
の保全を目指すグリーンリカバリーが注目されています。
菅政権は、世界的な世論に押され、2050年まで
の温室効果ガス実質ゼロ、脱炭素を政策
の目玉とし、電気自動車、水素燃料、CO2
の回収等、研究開発に2兆円を計上しましたが、環境先進国はグリーンリカバリーとして、再エネ、省エネ、クリーン水素
の利活用を急ピッチで進めています。国が掲げた目標を受けて、環境施策を見直すため、市がこれまで取り組んできた温室効果ガス削減
の施策
の効果と実績についてお聞きします。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) お答えいたします。
市では、地球温暖化対策実行計画区域施策編に基づき、市民、事業者、行政が連携して取り組むとしており、住宅用省エネルギー設備等
の設置補助や講演会、環境教育などを計画的に進めてまいりました。
補助金
の実績といたしましては、令和元年度
の決算額が1,227万7,000円、内訳は太陽光発電システム33件、家庭用燃料電池システム、エネファームが23件、リチウムイオン蓄電システムが85件でございます。
効果につきましては、平成24年度から開始した太陽光発電システム
の補助総数は688件で、約3,000キロワット
の発電能力となりますことから、確実に温室効果ガス
の削減が図られたものと考えております。
以上です。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 施策
の効果を引き上げるために、今後
の取組について
の考えを伺います。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) お答えいたします。
佐倉市環境基本計画において、啓発活動や家庭
の省エネルギー
の促進を図るとともに、事業所
の省エネルギー
の促進、公共施設
の省エネルギー
の推進、再生可能エネルギー
の適切な導入
の促進、建物、設備
の省エネルギー化と緑
の保全など、歩いて暮らせる低炭素型
の都市、地域づくりを進めるとしております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) コストが低下している再生エネルギー、この利活用を提案します。再エネは、小規模で地域分散が可能、自治体が取り組む
のに適しています。市
の再エネ利用
のポテンシャルについて、調査研究は進めているか伺います。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) お答えいたします。
再生可能エネルギーは、主に国や研究機関において研究や先進的な取組が行われております。市といたしましては、気候変動へ
の対応とともに、災害時における自立分散型
の電源として利用価値が高いことから、これら
の先進事例について情報収集し、研究を進めているところでございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) この研究を進めているとおっしゃる、そのスピードをもっと速めていただきたいと思います。
欧州諸国は、2030年まで
の10年
の取組が未来
の明暗を分けると位置づけ、対策を急いでいます。2050年まで
の目標では遅過ぎます。ゆっくりしているときではない
のです。自治体でできることに今すぐ取り組むべきです。環境政策について市長
の考えを伺います。
○議長(爲田浩) 市長。
◎市長(
西田三十五) お答えいたします。
温室効果ガス
の増加による地球温暖化は、気温を上昇させるだけではなく、地球全体
の気候を大きく変え、自然環境や人
の暮らしに様々な影響や甚大な被害をもたらしております。この問題に世界規模で対応していくため
の地球温暖化対策は、省エネルギー
の促進、再生可能エネルギー
の導入、廃棄物
の減量再資源化、緑地
の保全等広範囲であり、即効性
のあるものはございません。今様々な分野
の人々が知恵を出し合って研究し、今後さらに新しい技術
の開発が日進月歩で進むものと期待しておるところでございます。
佐倉市においては、市民一人一人が問題意識を持ち、市民、事業者、そして行政が協力し、身近なところから対策を実践していく必要がございます。また、国や県においても、漸次法律や政策など
の整備を進めておりますことから、これら
の動向に対して情報収集に努め、迅速に対応してまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 第5次総合計画には、SDGsに対応した基本施策事業として、地球温暖化防止対策、省エネルギー
の促進を掲げています。今市長は、即効性はないというふうにおっしゃいました。だからこそ、取組を早くしなければいけない
のです。それと同時に、速効性
のあるものが現にある
のです。住宅用省エネ設備設置に今まで市
の補助を上乗せしていません。これを上乗せして設置率を上げるよう提案しますが、いかがですか。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) お答えいたします。
太陽光発電システムにおいては、額が以前より少なくなったものの、売電収入がございます。ですので、上乗せ補助については現在
のところ考えておりません。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 非常に対策が後ろ向きと言わざるを得ません。できることを急いでください。
続いて、電力
の地産地消と農地
の回復について。耕作放棄地が増え続けています。10年間で市内
の耕作放棄地はどれくらい増加したか。田と畑、それぞれ
の状況を伺います。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
耕作放棄地についてでございますが、年々増加傾向にございまして、令和元年度末では水田が約77ヘクタール、畑が約28ヘクタールでございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 市が実施した農家アンケートがあります。この結果から、必要な施策は見えたでしょうか。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
平成30年度に実施いたしました農家アンケートによりまして、農業者
の減少、高齢化、農業
の収益性低下等が課題でありましたことから、それら
の対応策といたしまして、農業経営
の改善支援、新規就農支援、また6次産業化等
の施策を推進しているところでございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 国連食糧農業機関、FAOは、地球温暖化で食料不足が迫っていると警告しています。食料自給率が37%に低下している日本は、生産性
の高い優れた農地を荒廃させ、輸入に頼り、アメリカやフランスは食料を戦略物資として輸出しています。農地を回復させ、生かす長期的な展望に立った政策がなければ、日本は深刻な食料不足になります。
耕作放棄地を再生させるために、営農型太陽光発電
の設置が有効と考えますが、農業振興地域へ
の設置
の現状と市
の対応方針を伺います。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
現在市内で営農型太陽光発電を行っている農地は4か所で、約4ヘクタールでございます。
市
の対応方針といたしましては、取り組む際
の課題等もございますことから、国や県とも連携を図って、必要に応じて
情報提供等をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 私は、この営農型を活用して耕作放棄地
の回復、そして活用を進め、担い手
の確保を図っていくためにも有効と考えますが、市長、いかがですか。
○議長(爲田浩) 市長。
◎市長(
西田三十五) お答えいたします。
耕作放棄地
の解消や担い手
の確保等については、佐倉市
の農業において非常に重要なことであると認識しております。議員ご提案
の施策も含め、様々な観点から農業
の発展に向けた取組を推進してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) SDGs
の目標にも合致する施策ですので、積極的な推進を提案します。
自校方式
の学校給食は、子供たちからおいしいと好評なだけでなく、多く
の利点があります。全校に配置された栄養士さんが食料
の購入を行い、地域
の商店や地元
の農家から仕入れることができ、地産地消に結びつきます。現在何品目
の農産物を給食に取り入れているでしょうか。
○議長(爲田浩) 教育長。
◎教育長(茅野達也) お答えします。
学校給食につきましては、今年度を例に挙げますと、地場産物
の食材を40品目取り入れております。具体的には、お米、レンコン、トマト、みそなどです。
以上です。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 地産地消による食育を進めるために、地域農業
の安定が不可欠です。佐倉市は新規就農者が増えていると聞きますが、何人
の新規就農者が定着しているか、また学校と結びついている生産者について伺います。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
令和3年1月末現在、新規就農者数は53名でございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 教育長。
◎教育長(茅野達也) もう一点
のほうですけれども、学校が直接給食食材を購入している生産者につきましては、現在13軒であります。また、JA千葉みらいを通して購入している生産者は、およそ60軒であります。
以上です。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 市内
の小中学校
の児童生徒と教職員で1日約1万3,000食
の学校給食は、農産物
の大きな販路になります。学校と農家
の結びつきで市内
の農業生産に一定
の役割を果たせると思いますが、積極的に取り組む考えを伺います。
○議長(爲田浩) 教育長。
◎教育長(茅野達也) お答えします。
学校給食における地場産物
の活用につきましては、市
の教育ビジョンにも示しておりまして、食育
の推進を重点事業として位置づけ、給食で
の地場産物
の使用を明記しており、活用
の促進を現在図っておりますし、今後も図っていきたいというふうに考えます。
引き続きJA千葉みらい、生産者、関係課などと連携を図りながら、旬
の食材を計画的に取り入れていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 資源を有効に循環させ、足元から
のグリーンリカバリー推進を要望します。
続いて、佐倉図書館
の建て替え問題です。建設工事が始まった直後、地震
のような振動と音に驚いた住民が現場に駆けつけ、抗議したと聞きました。工事内容について、どの程度
の説明を近隣住民に行っていますか。
○議長(爲田浩) 資産管理経営室長。
◎資産管理経営室長(小菅慶太) お答えいたします。
工事内容
の説明につきましては、近隣住民
の方に対し、2週間に1度工程表をお渡しし、工事
の進捗状況や今後
の予定をお伝えしているところでございますが、特に騒音や振動が著しいと想定される工程に際しては、具体的な期間や作業内容を説明するなど、より丁寧な説明を心がけてまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 頻繁に通行するダンプによって、雨どいやマンホール
の破損が起きています。どう対処しているか伺います。
○議長(爲田浩) 資産管理経営室長。
◎資産管理経営室長(小菅慶太) お答えいたします。
雨どい
の破損につきましては、目撃情報がなかったため、ダンプ運転手へ
の聞き取りや車両
の傷を確認したところ、破損したダンプを特定することはできませんでしたが、施工業者から早急に対応したい旨
の申出があり、施工業者
の負担で修理させていただいたところでございます。
また、マンホールにつきましては、以前にも現場付近で同様
の事例があったと
のことであり、今回も
道路管理者により修繕を行ったところでございます。
今後とも現場周辺
の安全対策には万全を期して工事を進めてまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 住民が雨どい
の破損を連絡したところ、建設業者はうち
の責任ではないと言ったそうですが、ダンプが雨どいにかかる証拠写真を見せたところ、それを認めて修理したというふうに聞いています。市長は、地域
の要望を受けている事業なので、我慢してもらえるはずと前議会で答弁しましたが、営業や生活へ
の支障など、近隣住民
の話を聞いていますか。
○議長(爲田浩) 資産管理経営室長。
◎資産管理経営室長(小菅慶太) お答えいたします。
工事現場に接している方々へは、頻繁に工事
の説明や調整に伺い、コミュニケーションを図っております。その中で、工事に関して
のご意見や気づかれたこと、ご心配事などは、直接ご連絡いただけるようにお願いしているところでございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 発見された無線塔
の基礎
の撤去工事は、かなり
の振動が発生したようです。工事を請け負っている前田建設は、現場
の安全管理が不適切で負傷者を出し、昨年10月に大津市で指名停止を繰り返していますが、前田建設
の事前調査は行ったでしょうか。
○議長(爲田浩)
契約検査室長。
◎
契約検査室長(疋田健) お答えいたします。
一般競争入札では、当該入札に係る公告に規定する入札参加者に必要な資格に関する事項を満たしている者であることを確認
の上、入札参加者に参加資格を付与しており、前田建設工業株式会社も当該資格要件を満たしていたため、入札に参加させています。
なお、当該事業者につきましては、入札公告以降現在まで
の間、佐倉市建設工事請負業者等指名停止措置要領に基づき、指名停止措置を行う事由に該当した事実はございません。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) この工事
の岡田設計とTRC、前田建設
の3社
の組合せは八千代図書館と全く同じで、当初から決まっていたか
のようですが、現場
の安全管理で指名停止を繰り返していることを承知していた
のか、それでも今
契約検査室長がおっしゃったように、問題がないという判断でしょうか。
○議長(爲田浩)
契約検査室長。
◎
契約検査室長(疋田健) 先ほども申しましたとおり、佐倉市
の建設工事請負業者等指名停止措置要領に基づき、指名停止措置を行う事由に該当するというような事例はございません。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 昨年10月
の不祥事も、要件に該当しないということな
のですね。
隣接する民家
の移転について、話合いは進んでいるか伺います。
○議長(爲田浩) 教育長。
◎教育長(茅野達也) お答えします。
先方と
の話合いにつきましては、ご意見を伺いながら進めているところであります。
以上です。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 1年以上も交渉しながら、折り合いがつかない理由は何でしょうか。
○議長(爲田浩) 教育長。
◎教育長(茅野達也) 現在進めておりますので、ご理解いただけるよう今後も努めていきたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 最終的には、収用手続を進めますか。
○議長(爲田浩) 教育長。
◎教育長(茅野達也) 先方と
のご協力、ご理解を最優先するという考えであります。
以上です。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 今工事がどんどん始まって、もう営業もできない状況になっています。6代続く理髪店を新町から追い出すことになる
のですが、これが活性化でしょうか。新町
のためと言われて、反対もできない
のが実情です。市長、この計画は中心市街地
の再開発ではありませんか。
○議長(爲田浩) 市長。
◎市長(
西田三十五) お答えいたします。
私は、ちょっと議員と考えが違って、皆さん
のご指摘では、新町
のこの図書館をモグラ図書館だとかいろいろ回っていますが、この図書館ができることによって、新町
の活性化につながると私は信じております。
また、先ほどから岡田設計、前田建設
のお話も出ましたけれども、私も何回か足を運んで実際に見て、大変職員
の方々
の意気込みというものを感じて、すばらしいものを造る
のだという意気込みを感じている次第でございます。私は新町
の活性化につながると信じております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 新町
の中心地にある今井家住宅、購入したまま利用されていませんが、活用計画について説明を求めます。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
今井家住宅につきましては、佐倉市観光グランドデザインにおいて、城下町地区
の観光拠点として位置づけられており、観光客はもとより、市民
の方も気軽に何度でも訪れていただけるような施設として整備してまいりたいと考えております。
市といたしましては、来年度、より具体的な活用
の方向性を検討するなど、準備を進めてまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 買物客
の流れが変わり、大型店舗にお客は流れています。新町
の店舗は、この20年間で何軒減少したでしょうか。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
新町地区
の店舗数につきましては、調査資料
のある平成23年度以降、ここ10年間
の推移では、平成23年5月
の営業店舗数が69軒であった
のに対し、令和2年10月は55軒であり、14軒減少しております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 新町
の活性化とは、どんな状態を想定している
のでしょうか。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
新町を含む城下町地区
の活性化につきましては、交流人口
の増加や観光消費
の喚起が図られ、まちににぎわいと活力がもたらされた状態と考えております。それを実現するためにも、佐倉市観光グランドデザインに基づいた古民家
の活用や、新図書館を起点とし、武家屋敷など周辺施設へ
の回遊を促す取組等を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 西田市長、市
の中心をどこに置いてまちづくりをする考えでしょうか。新町活性化
の青写真を示してください。
○議長(爲田浩) 市長。
◎市長(
西田三十五) お答えいたします。
どこが中心であるかというご質問ですが、日本
の中心はどこかと言えば東京になります。では、佐倉
の中心はというよりは、私はいろいろ、志津、臼井、佐倉、根郷、和田、それなりに全てやはり個性があって、私は伸ばすべきだと思っております。しかしながら、議員は中心がどこかということでございますが、江戸時代、また近代にあっても、やはりお城があったときには、あの新町
の通りも大変にぎやかだったと思います。また、近代になると軍都として57連隊がありました。そこで、やはりいろいろな方々が新町ににぎやかに多く集まって、商店街も活性化につながったと思います。私は、この図書館が新町
の活性化につながり、佐倉
の中心が新町であるというような方向に進めたら理想でございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 前蕨市長が寺崎を佐倉市
の顔にするとおっしゃっていたので、今
の質問をした
のですが、図書館は文化
の発信地、これを無理に狭い敷地に建てるために地下にした
のが間違いです。地上
の駐車場を支えるために、80センチ四方
の太い柱が13本も立つ
のです。それでないと、支えられないということです。車椅子は、柱
のところは迂回しないと通れない
のです。避難スロープと同様、バリアフリー
の設計になっていない
のです。障害者は、新町活性化に関係ない
のですか。
○議長(爲田浩) 資産管理経営室長。
◎資産管理経営室長(小菅慶太) お答えいたします。
さき
の議会でもご答弁しましたとおり、バリアフリー
の基準は満たしております。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 満たしているとはっきり言いました。避難スロープは満たしていないです。図書館に適した大手門跡
の広い市有地2万平米を活用しないことは、市民
の損失です。芝生を張るだけよりも図書館を建てたほうがずっと有効に使えると思いますが、市
の土地利用について
の市長
の見解をお聞かせください。
○議長(爲田浩) 市長。
◎市長(
西田三十五) お答えいたします。
私は、この新町に図書館ということで、市長になってから、いろいろるる議員から、国
の補助金
の関係を指摘されました。私はこの新町
の図書館が新町活性化につながるということは、この全体、佐倉
のお城、また連隊があったところも含めて、京成佐倉駅から小さな子供が手をつないで図書館に来る、おじいちゃん、おばあちゃんが循環バスに乗って図書館に来る、そういう点で、まちづくりが議員
の皆さん
のいろいろなアドバイスによって、また地域
の方々
の要望に応える中でそういう結果になったと思います。
また、先ほど前市長が寺崎が顔だと言うならば、そのときに4車線化をしっかりやっておけば、今後
の問題にならなかったと思います。私は、新町に対して自信を持って行います。
以上でございます。
○議長(爲田浩)
萩原議員。
◆20番(
萩原陽子) 本当に確信を持って、必ず活性化するということですね。私は、これ以上工事が進まないうちに計画を見直すことを強く求めて、私
の質問を終わります。
○議長(爲田浩) 木崎俊行議員。
◆13番(木崎俊行) 木崎です。続きまして、中小企業支援拡大について
の関連質問を行います。
まず、国
の補助金を活用して佐倉市が実施している
コロナ禍の中小企業支援応援施策だけで、市内
の中小企業、事業主を応援できているとは当然考えられず、国、県、市
の総合的支援が実施されていると考えますが、市
の認識はどうかお伺いいたします。
そして、市内
の中小業者が国、県
の支援制度をどれだけ申請され、支給されたか、これを把握することは、市が施策展開をする上で大変重要であると考えます。50%以上
の売上げ減少という厳しいハードルで、市内で何社、何人が支給された
のか、その件数、そしてそれは市内中小業者
の何割に当たる
のかお伺いをいたします。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
新型コロナウイルスの影響を受けた事業者に対する支援につきましては、国と地方が結束して全力を傾注しなければならないと考えております。市といたしましては、国や県
の支援に係る周知、啓発、申請に関するご案内などを丁寧に行いながら、市独自
の支援も併せて実施しております。
なお、国、県
の支援実績につきましては把握しておりません。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 木崎議員。
◆13番(木崎俊行) そこな
のです。本当に啓発はたくさんしていただいておりまして、業者を回ったときに、産業振興課
の職員
の方
の名前が出てきた
のです。非常に私はうれしかった
のです。ただ、その国、県
の事業と
の連携がなかなかうまくいかない状況になってしまっているという、これは制度
の欠陥だと私は思います。誰がどのように申請、受給しているかなど分かるように、国、県へ要望をしていただきたいと思います。
次に、経済産業省、これは日本商工会議所ですが、持続化給付金及び家賃支援給付金
の申請期限を2月15日、もう既に締切り過ぎていますが、延長しました。これはどうして延長した
のでしょうか。また、売上げ減少条件を20%に緩和した佐倉市
の応援給付金は、これは夏まででした。家賃給付金が1月29日に締め切りました。なぜ佐倉市は国同様
の締切りに延長をしなかった
のでしょうか。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
国
の持続可給付金及び家賃支援給付金
の申請期限につきましては、それまでに申請が行えなかった事業者に対する配慮や申請書類
の準備期間などを考慮したことにより、持続化給付金は1月31日まで、家賃支援給付金は2月15日まで延長されたものと考えております。
一方、市
の独自支援である小規模事業者応援給付金につきましては、当初8月31日まで
の期限を9月15日まで、小規模事業者家賃支援金につきましては、当初12月25日まで
の期限を1月29日までそれぞれ延長して申請に応じたところでございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 木崎議員。
◆13番(木崎俊行) これは、発想
の転換を求めたい
のですけれども、
コロナ禍が収束するまで公共工事などと同様、繰り越したりとか、継続対象にするということを検討していただきたい。強く要望をいたします。
次に、例えば市
の家賃支援金、これは上限10万円で3か月分ですが、売上げ20%減少していない事業者で固定費
の大きい事業者、特に個人事業主は10%
の売上げ減少でも事業継続を断念せざるを得ないダメージで、国
の3次補正を佐倉市が施策化するに当たり、この売上げ20%減少をさらに緩和して、支援金
の増額や同様
の施策を考えていないでしょうか。また、今度は課税対象としないという考えはないでしょうか。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
新型コロナウイルスの影響を受けている事業者へ
の支援といたしましては、本議会初日
の2月22日にご提案させていただいた
補正予算におきまして、中小企業事業継続支援金を計上いたしました。対象要件につきましては、これまでに実施した小規模事業者応援給付金及び小規模事業者家賃支援金を踏まえて検討しております。
また、これら
の補助金等が課税対象となるかどうかにつきましては、国税庁
の判断に従うべきものと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 木崎議員。
◆13番(木崎俊行) 緊急事態宣言に伴う外出自粛
の影響を受けた事業者へ
の一時支援金が予定されております。また、これも50%以上
の売上げ減少が条件になっております。これで今現在経営できているという
のは、かなり特殊な条件と忍耐です。お子さん
の進学が重なっている個人事業主などは、本当に涙ながら
の忍耐です。こういった忍耐がそろった場合です。市は、3次
補正予算を活用した施策で、応援給付金、家賃支援金同様に、条件緩和を考慮した同様
の施策を予定しているでしょうか。
○議長(爲田浩)
産業振興部長。
◎
産業振興部長(木原一彦) お答えいたします。
本議会初日
の2月22日にご提案させていただいた
補正予算におきまして、中小企業事業継続支援金を計上させていただいております。これにより、
新型コロナウイルスの影響を受けている市内事業者を広く支援してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 木崎議員。
◆13番(木崎俊行) これは、恐らく20%減少を対象にするということになると思う
のです。今申し上げたとおり、せめて10%減少を対象にすることを強く要望いたします。
次に、仕入れ値無視
の特売セールをしている商店があります。そういうところもあります。どの中小事業者も頑張っているし、耐えています。申請書類
の準備が間に合わなかった方も実際にいらっしゃいます。
コロナ禍は当分続きます。誰一人見捨てないという市長
の考えは変わっていないでしょうか。
○議長(爲田浩) 市長。
◎市長(
西田三十五) お答えいたします。
新型コロナウイルスの影響を受け、大変な困難を抱えている事業者
の皆さんに支援をお届けするため、全力を尽くしております。また、今後につきましても、引き続き全力を尽くしてまいる所存でございます。
私からは以上でございます。
○議長(爲田浩) 木崎議員。
◆13番(木崎俊行) 最後に、とあるお酒を提供している飲食店
のご主人は、お客が来ないストレスから、自分がお酒を飲み過ぎてしまって体を壊してしまったと。こんな私が給付金や融資を申請する資格などないとおっしゃっていましたが、政府が自助を強調する余り、自助
のできない自分は、公助を受ける資格などないと考えていらっしゃる
のです。
最後に、こういう方に、市長だったらどんなふうにお声かけいただけますでしょうか。
○議長(爲田浩) 市長。
◎市長(
西田三十五) 先ほどもお答えしましたけれども、大変苦しく営業されていることは私も感じております。しかしながら、やはり先ほど議員からもお話がありました。子供さんが学校とか、大変な思いをされていると。しかしながら、私もそういう営業
の在り方という
のを見ていて、昼間お弁当を作ったり、時間があるときに努力をしてやっている姿を拝見して、どうにかこのコロナが一日も早く終息できるように、
ワクチン接種の話もありますが、一日も早く佐倉市民全員に行き渡るように、
ワクチンが来て、接種をして、そしてどうか皆さんと力を合わせて、このコロナ
の終息を目指して頑張ってまいりたいと思っております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) これにて
萩原陽子議員並びに木崎俊行議員
の関連質問は終結いたします。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時10分休憩
───────────────────────────────────────────
午前11時19分再開
○議長(爲田浩) 休憩前に引き続き会議を開きます。
藤崎良次議員
の質問を許します。
藤崎良次議員。
〔21番 藤崎良次議員登壇〕(拍手)
◆21番(藤崎良次) 議席21番、市民オンブズマンひまわり会
の藤崎良次です。会派を代表し、2021年3月3日
の一般質問を行います。
これまで
新型コロナウイルスにより亡くなられました方々は、昨日までに国内で8,013人となっております。心よりご冥福をお祈りいたします。また、感染されました方々には、一日も早いご回復を願っています。そして、この
コロナ禍において、社会を支えていただいている医療関係者をはじめ、多く
の方々に深く感謝申し上げます。
さて、国政においては、第204回国会が1月18日から6月16日まで
の予定で開催されています。また、
新型コロナウイルスの蔓延について、日本政府は緊急事態宣言を再度1月7日に発し、3月7日までを目途に延長しております。そんな中、2月17日から
ワクチン接種が開始され、大いにその効力が期待されています。
ワクチンにより、この感染が早期に収まることを切に願っております。
それでは、具体的質問に入ります。第1、市長
の政治姿勢、1、新年度予算方針。新年度予算に関しては、
コロナ禍において、例年とは異なる内容になると思います。その編成方針と注意したことについて、福祉や教育へ
の取組を含め、お聞きします。
以降は自席にて質問します。
○議長(爲田浩) 市長。
〔市長
西田三十五登壇〕
◎市長(
西田三十五) 藤崎議員
のご質問にお答えいたします。
令和3年度当初予算編成では、健全な財政運営と持続可能な財政
の確立を基本方針として、将来都市像
の実現を目指すこととしております。昨年度
の災害から
の復旧、復興や
新型コロナウイルス感染症対策を最優先とした上で、臼井駅前へ
の交番移転を進めるなど、市民
の安全、安心に資する予算についても重点的に配分しております。
また、ご質問
の福祉分野では、保健事業と介護予防を一体的に行っていく事業など、高齢者福祉
の充実を図ってまいります。
そして、教育分野では、学校教育施設
の環境改善は継続しつつ、ICT教育
の充実を図るなど、必要な予算計上をしております。
私からは以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございました。
2019年
の台風被害、そして2020年
の新型コロナ被害があり、佐倉市
の財政も大きな痛手を受けています。その財政的痛手
の概要と今後
の備えについて考えをお聞きします。台風被害とコロナ被害に関する各財政調整基金
の支出とその際
の残額も含め、答弁をお願いします。
○議長(爲田浩)
財政部長。
◎
財政部長(小川浩功) お答えいたします。
予算ベースでございますが、昨年度
の災害関連
の歳出が約23億円で、そのうち一般財源は約8億円、
新型コロナ関連
の歳出につきましては約219億円で、そのうち一般財源は約4億円でございます。
なお、令和3年度予算で
の繰入れ後
の財政調整基金
の残高は、約27億円となっております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございました。
続いて、
ワクチン接種を含めた新型
コロナ対策について質問します。
新型コロナウイルスに対する
ワクチンが海外で製造され、日本でも承認されました。
ワクチン接種は、市町村、自治体が行うことになります。そこで、接種体制をどう考えているかお聞きします。人員、場所、市民
の費用負担などについてお聞きします。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
接種体制につきましては、地域
の医療機関における個別接種と、市民体育館及びイオンタウンユーカリが丘における集団接種を併せて実施する予定でございます。集団接種会場に配置する人員につきましては、佐倉地区医師会及び民間
の事業者と協議を進めているところでございます。また、接種に係る費用は国
の負担となりますので、個人負担はございません。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございました。
ワクチン接種に関しては、受けるか否かは受ける方自身
の判断によりますが、佐倉市内で
の接種希望者数をどの程度と考えているでしょうか。65歳以上
の予想接種者と比率を含め、答弁ください。また、接種を希望しない方へ
の対応も含めてお聞きします。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
ワクチンの接種率につきましては、市民
の70%が接種すると想定しております。65歳以上
の方は約5万9,000人で、そのうち
の70%を想定しております。
なお、今回
の予防接種は努力義務となっておりますが、
ワクチン接種の有効性や副反応など、正しい情報を的確に市民
の皆様に提供し、不安
の解消に努めてまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 接種を希望しない方へ
の対応はいかがでしょうか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
接種を希望しない方へ
の対応につきましても、個人個人
の判断にはなりますけれども、副反応等
の不安
の解消に努め、なるべく接種をしていただくよう努めてまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 次に、
ワクチンを保存するには、極めて低温で保管する必要があるということです。この冷蔵庫
の管理についてはどう考えているかお聞きします。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
国
の承認が下りましたファイザー社
のワクチンにつきましては、冷凍した状態で運搬や保管をすることが必要でありますことから、専用
の冷凍庫で
の管理が必要となります。国から配分された専用
の冷凍庫は、市内
の医療機関等で管理することとなっております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございます。
冷凍庫ですと電気を使うことになりますが、停電なんかも想定されるわけですが、それらへ
の対応はどのようになるでしょうか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
先ほどもご答弁いたしましたけれども、
医療機関等につきましては、停電等
の想定をしている
医療機関に配置することを考えておりますので、安全だと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございます。
今後
ワクチン接種が進んでいきますが、
PCR検査など
の感染検査へ
の取組には変化があるでしょうか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
引き続き市独自
のPCR等検査につきましては、
疫学的調査の下、集団生活を送る子供たちを守るため、また
高齢者施設へ新規に入所される方に検査を行うことで、施設内で
の感染拡大を防ぐために活用したいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次)
ワクチンによる副反応へ
の対策についてはいかがでしょうか。
○議長(爲田浩)
健康こども部長。
◎
健康こども部長(
織田泰暢) お答えいたします。
集団接種会場におきましては、医師が必ず常駐しておりますので、すぐに対応できるよう救護室や医薬品など
の準備もしております。また、佐倉市八街市酒々井町消防組合及び印旛管内
の救急病院に協力を依頼しまして、重篤な副反応が出た場合にも対応できるよう体制を構築しております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございました。よろしくお願いします。
続きまして、固定資産
の評価替え方法とその見通しについてお聞きします。固定資産
の評価替えは3年に1度行われ、新年度に実施されますが、佐倉市で
の評価替え方法についてお聞きします。評価
の手順と評価替えまで
の業務手続について示してください。
○議長(爲田浩)
財政部長。
◎
財政部長(小川浩功) お答えいたします。
土地
の評価替えにつきましては、標準宅地等
の新たな鑑定を行い、
道路の幅員や地理的要因などを加味し、各筆
の評価額を決定いたします。
なお、評価額が下落した場合には、評価替え年度に限らず評価
の見直しを行っております。
次に、家屋
の評価替えでございますが、国が示す固定資産評価基準に基づき、建築年数に応じた減価償却などを考慮して、新たな評価額を決定いたします。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 評価業務
の発注方式についてお聞きします。
不動産鑑定士等へ
の発注は、入札によっているでしょうか。入札
の場合は、その概要について地区割等を含めお聞きします。
○議長(爲田浩)
財政部長。
◎
財政部長(小川浩功) お答えいたします。
評価替え年度
の鑑定評価業務につきましては、標準宅地等
の評価地点を5ブロックに分け、一般競争入札により執行しております。
なお、当初
の鑑定評価額から
の下落率を把握するため、毎年実施する時点修正に係る鑑定業務は、鑑定地点
の状況や鑑定価格に至る過程を把握している評価替え時
の受託者と随意契約しております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 2年目、3年目
の随意契約ということは、今理由もおっしゃいましたけれども、2年目、3年目も入札にするということは無理がある
のでしょうか。
○議長(爲田浩)
財政部長。
◎
財政部長(小川浩功) 時点修正につきましては、金額もかなり安いこともありまして、また時間も限られていることから、随意契約で執行しているものでございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 次に、次年度
の固定資産税につき、評価額も含め、増減
の見通しをお聞きします。
○議長(爲田浩)
財政部長。
◎
財政部長(小川浩功) お答えいたします。
来年度
の固定資産税につきましては、国
の緊急経済対策における減税措置や評価替えに伴う税額
の減少に加え、新たな設備投資を控える企業が増えることも想定しております。その結果、前年度当初予算と比較いたしますと、評価額が約180億円減少することに伴い、税額で約4億2,000万円
の減少を見込んでおります。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうござした。
次に、職員採用と職員活用について質問します。今年度
の職員採用状況について質問します。募集人員、倍率、一次、二次、三次試験
の内容についてお聞きします。倍率は約10倍ですが、申込者数が前年度に比べると大幅に減少した理由をどう考えているかも答弁お願いします。
○議長(爲田浩)
総務部長。
◎
総務部長(橋口庄二) お答えいたします。
本年度
の印旛郡市職員採用共同試験
の募集人数は、一般行政職上級が15名程度、一般行政職上級社会人経験者が若干名、土木上級が10名程度、電気上級が1名、保育士及び保健師が若干名でございます。受験倍率につきましては、受験者数合計238名に対しまして、最終合格者は24名で、9.9倍となっております。
次に、試験内容でございますが、一次試験は筆記試験、二次試験集団面接、三次試験は集団討論と個人面接を実施しております。
申込者数
の減少につきましては、本市だけではなく、印旛管内
の市、町におきましても同様
の傾向を示しております。その要因といたしましては、若者
の人口が減少していること、そして新卒者が就職活動を始めた今年度当初につきましては、まだ売手市場であったことなどによるものと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 今年度は、
コロナ禍における採用活動であったわけですが、その影響はどうであったかお聞きします。
コロナ禍で休み
の大学も多かったと思いますが、その影響はあったでしょうか。
○議長(爲田浩)
総務部長。
◎
総務部長(橋口庄二) お答えいたします。
本年度
の採用活動におきましては、試験中
のマスク着用やソーシャルディスタンス
の確保といった感染対策へ
の配慮を要しましたが、
コロナ禍による直接的な影響はなかったものと考えております。
また、例年大学等に採用試験案内を送付し、学生に周知していただいておりますが、本年度は大学等ではオンライン主体
の授業で、学生はキャンパスに行くことができないという状況下にございました。しかしながら、近年
の採用試験受験者は、主にSNSや公務員試験
のため
の学校、あるいは試験対策
の書籍などにより情報を入手していると伺っておりますので、影響は限定的であったと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 世間では、リモート
の面接なども行ったというようなことも報道されていましたが、佐倉市ではそういう取組はあったでしょうか。
○議長(爲田浩)
総務部長。
◎
総務部長(橋口庄二) リモートで
の面接は行っておりません。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 試験問題そのものに関しては、以前に公表することになっていました。公表はされているでしょうか。公表していないとしたら、その理由をお聞かせください。
○議長(爲田浩)
総務部長。
◎
総務部長(橋口庄二) お答えいたします。
本市
の職員採用試験
のうち、筆記試験に係る事務は印旛郡市広域市町村圏事務組合が行っているため、同組合に公表について確認と要望を行いましたが、回答といたしましては、試験問題
の提供元と
の契約
のため、試験問題は公表できないと
のことでございました。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) この試験問題に関しては、漏えい
の問題もありますし、問題そのものが間違っているというような場合もありますので、多く
の機関で公表が進んでいますので、ぜひ佐倉市
の採用試験でも公表するように、引き続き努力をお願いします。
次に、職員
の昇任試験関係についてお聞きします。職員には昇任試験がありますが、その概要についてお聞きします。試験内容
の概要、合格数、合格率、応募者数、応募可能者人数等を含めてお聞きします。
○議長(爲田浩)
総務部長。
◎
総務部長(橋口庄二) お答えいたします。
本年度は、職務
の級が1級及び3級
の職員を対象とした昇任試験を実施しております。1級から2級へ
の昇任試験につきましては、筆記試験を実施いたしました。試験対象者は、1級職
のうち受験資格を満たす50名で、受験者数は49名、受験率は98%でございます。3級から4級へ
の昇任試験につきましては、小論文試験と面接試験を実施いたしました。試験対象者は、3級職
のうち受験資格を満たす208名で、受験者は122名、受験率は58.7%でございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 今年度行ったものは、まだ合格者が発表されていないという状態でしょうか。
○議長(爲田浩)
総務部長。
◎
総務部長(橋口庄二) 最終合格者につきましては、今年度末に決定する予定でございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 前年度
の試験結果を見ますと、非常に合格者が少ないような状態でした。合格率は、年度によってかなりばらつきもある
のですが、かなり低いような状態で、昨年度
の有資格者に対する受験率も非常に低い状態でした。そのため、受験する立場からすると、かなり厳しい試験ということになっています。厳しい試験について、市職員はどのように感じていると考えていますか。また、従来4級から5級へ
の昇任試験が、先ほどありましたように今年度から3級から4級へ
の昇任試験となりました。これにより、どのような変化があったかもお聞きします。
○議長(爲田浩)
総務部長。
◎
総務部長(橋口庄二) お答えいたします。
以前は、職務
の級が4級
の職員が5級になるため
の昇任試験を行っておりましたが、今年度からは3級
の職員が4級になるため
の昇任試験に変更いたしました。これは、4級
の職員は班長として班員を指導するなど
のマネジメント力が必要なため、将来的にマネジメントを担う
のか、あるいは実務に専念する
のかについて、より早い段階で自ら
のキャリアデザインを選択できるようにするためでございます。
昇任試験
の合格者数につきましては、その都度職位ごと
の職員数
の比率も考慮しながら決定しているため、毎年同じ数ではなく、比較的合格者が少ない年もあり、その結果難易度
の高い試験と感じる職員もいるかと思います。しかしながら、昇任試験は試験
の合格という結果のみを目的として実施している
のではなく、昇任試験という機会を通じて受験者自身が自己研さんすることで、成長
の機会にもつながるものというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございました。
昇任試験では、小論文や面接があります。これらについて、配点は明確になっているでしょうか。また、面接において高得点を得るには、受験者はどのような姿勢で臨むべきとなっているでしょうか。管理職へ
の心構えが問われる、そのような面がある
のでしょうか。
○議長(爲田浩)
総務部長。
◎
総務部長(橋口庄二) お答えいたします。
第一次試験
の筆記試験及び小論文試験は、問題
の提供及び採点を外部委託しており、本人に点数
の開示をしております。職務
の級が4級になるため
の昇任試験
の第二次試験として実施している面接試験では、点数は明示していないものの、内部
の面接官だけでなく、より多面的に評価や分析が可能となるよう、外部
の面接官を加えることにより、公正な評価に努めているところでございます。
面接試験に臨む姿勢につきましては、将来組織
のマネジメントを担うために必要なリーダーシップや部下
の育成などについて、受験者個人
の考えや決意を適切に表現することが重要であるというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) この合格率が低い
のは、各級
の職務に応じた人数が決まっていますので、上の級
の方が少なくなる、退職などで少なくならないと、合格人数が増えないということがあるわけです。合格率が低い現状において、職員
の意欲を高めるためにはどんな工夫をしている
のかお聞きします。外部へ
の派遣、市役所内
の異動、専門性
の獲得、あとキャリアプラン、ズーム等リモート会議
の活用などがあったら、それも答弁をください。
○議長(爲田浩)
総務部長。
◎
総務部長(橋口庄二) お答えいたします。
近年公務員
の昇任意欲
の低下について、報道などで取り上げられることもございますが、先ほど申し上げましたとおり、今年度実施した4級へ
の昇任試験
の受験率は58.7%でございまして、昨年度実施した5級へ
の昇任試験
の受験率48.7%と比較いたしますと、10ポイント上昇しております。このことから、昇任試験
の対象を変更したことで、比較的若い職員
の意欲
の向上に一定程度資することができたものと考えております。
職員
の意欲を向上させるためには、様々な方策があろうかとは思いますが、重要なことは職員が業務に対する充実感を得て、より大きな責任を伴う仕事がしたいと感じることだというふうに考えております。今後も適材適所へ
の配置を図ることなどによりまして、職員
の意欲
の向上につなげてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 次に、女性
の活躍策についてはどのように取り組んでいるかお聞きします。
○議長(爲田浩)
総務部長。
◎
総務部長(橋口庄二) お答えいたします。
現在は、女性活躍推進法に基づく佐倉市特定事業主行動計画に基づき、管理的地位にある職員に占める女性割合
の目標値を15%とする取組を行っております。令和2年度
の実績値は16.0%でございまして、目標は達成しておりますが、今後女性割合をさらに高めていくべきものと認識しております。
また、女性職員
の能力開発といたしましては、女性職員を対象とした研修
の実施、自治大学校など
の専門
の研修機関が実施する女性幹部養成プログラムへ
の積極的な派遣を行うことで、キャリアアップ、リーダーシップに対する意識や能力
の向上を図っております。
今後も女性職員が自身
の能力を発揮し、より一層活躍できるような環境づくりに努めてまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございました。今後も職員
の意欲を十分発揮できるような職場づくりということで、努力していただきたいと思います。
次に、第2として市民
の生活環境、1、障害者福祉
の整備ということで質問します。障害福祉関係
の資料は、佐倉市
のホームページにて公表するなどにより、少しずつ分かりやすくする努力がされていると思います。しかし、まだ分かりにくい点があると思いますので、質問をいたします。
障害者福祉において、制度や申請文書が複雑である面があります。また、記入例
の様式が古いものを使っている場合もあります。申請者にとっては苦労していると思いますが、どのような工夫をしているかお聞きします。
○議長(爲田浩)
福祉部長。
◎
福祉部長(
丸島正彦) お答えいたします。
窓口におきましては、お困り事や希望されている制度は何かなど、慎重に聞き取りを行い、適切なご案内ができるよう努めております。また、話
の速度や順序など、内容以外にも申請者へ
の配慮を行い、より分かりやすい説明ができるように心がけております。
なお、記入例
の様式につきましては、適宜必要な更新が図れるよう注意してまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございました。
次に、市
の施設
の割引制度等
の周知、表示について質問します。佐倉市
の施設については、窓口に障害者割引
の表示がされているでしょうか。例えば市民音楽ホール
の入場券割引、市立美術館
の観覧料
の割引があります。また、武家屋敷等入館料も割引になりますが、窓口に表示がありますでしょうか。
○議長(爲田浩) 教育長。
◎教育長(茅野達也) お答えします。
文化施設における障害者割引等につきましては、通年で公開しております武家屋敷、旧堀田邸及び順天堂記念館では、手帳を提示していただくよう受付に表示しております。一方、市民音楽ホール及び市立美術館では、窓口に表示はございませんが、有料
の催しを開催する場合、事前に作成しておりますポスター、リーフレット及び
ホームページに障害者割引等について記載し、周知に努めております。
以上です。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございました。
音楽ホールや美術館では、窓口に表示はしていないということですが、これは常時表示して、例えば無料
のものがあっても、その無料
のものを見に来た方が、そういう表示があればそういう制度がある
のだなということで、知り合い
の人に今度有料
の場合でも紹介してあげようとか、そういうふうに話が広がっていくと思います。そういうことで、ぜひ表示をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(爲田浩) 教育長。
◎教育長(茅野達也) 基本的には、今
の運営で進めていきたいというふうに考えています。一方、そういう方々が戸惑わないような対応をしていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ポスターやチラシに書いてあるといっても、それはそのときですので、構造物
の入り口に表示がしてあれば、より多く
の方が、実際自分がそうでない方も見て、世の中全体に、佐倉市内全体に浸透していきますので、ぜひその辺
の検討もしていただいて、努力もしていただきたいと思いますが、これは例えば国立
のそういう施設などでも結構書いてあるようなところがあって、これは国内だけに限らず、海外でも書いてあるというような状態ですので、ぜひそれは少し進めていただいて、多く
の方が知っていただくようになる
のがよいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(爲田浩) 教育長。
◎教育長(茅野達也) 多く
の方々にご理解いただけるように運営していきたいというふうに思います。
以上です。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ぜひ入り口などに表示をしていただくようにお願いしたいと思います。
次に、障害者が地域で暮らすために、グループホームが重要なものとなっています。日中サービス支援型グループホームという
のが最近新しく進められているところだと思います。その概要と今後
の見込みについてお聞きします。対応可能な支援区分や利用可能期間等についても答弁をお願いします。
○議長(爲田浩)
福祉部長。
◎
福祉部長(
丸島正彦) お答えいたします。
日中サービス支援型グループホームは、障害
の重度化や高齢化によって、日中活動サービス等を利用できない障害者に対応するため、常時
の支援提供体制を確保した施設でございます。利用に関しましては、支援区分や利用日数など
の基準は特に定められておりません。また、この施設は短期入所を併設し、障害者
の緊急一時的な利用に対応できるため、施設などから
の地域移行など
の役割を担うことが期待されております。
なお、現在は開設された施設や建設計画はございませんが、事業者から
の相談には適宜対応しております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございます。
佐倉市
の方針として、この日中サービス支援型グループホームなど、障害者支援区分1から6までありますが、重いほう
の方が利用できるような施設、これについてもっと増やすべきだというふうに思いますけれども、この辺について
の考えは佐倉市としてはいかがでしょうか。
○議長(爲田浩)
福祉部長。
◎
福祉部長(
丸島正彦) お答えいたします。
今回計画策定しております第6期
の障害者計画におきましても、この日中サービス支援型グループホーム
の計画等を盛り込んでいるところでございますが、事業者等から
のそういった要請がありましたら、相談に応じてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) いろいろな形で、この日中サービス支援型グループホームなど
の拡大を進めていただくようにお願いしたいと思います。
それから、今回
の質問で気がついた
のですが、前回
の質問も併せてですが、介護保険
の要支援、要介護
の認定者数は7,700人程度、それで障害者手帳をお持ち
の方が7,600人程度、合計しますと1万5,000人程度になるわけです。そして、佐倉市
の人口は17万数千人ですが、約9%、大まかにいきますと1割程度が介護保険、それから障害者手帳など
の当事者になっています。そういうことで、我々みんなにとって、どうしてもいろいろお世話になる可能性
のあるものですので、多く
の方
の理解が深まるように、担当部、それからそれ以外
のところも十分力を発揮していただきたいと思います。
それから次に、障害者
の非常時
の避難に関しては、その名簿が整備されている思いますが、これまで実際に利用されたケースはあるでしょうか。
○議長(爲田浩)
危機管理室長。
◎
危機管理室長(栗原浩和) お答えいたします。
避難行動要支援者名簿につきましては、平成28年度から名簿を作成し、運用いたしておりますが、災害発生時に活用された実績はございません。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 障害者
の平常時
の避難名簿に関しては、地域におけるサポートとして活用されていると思いますが、登録者は対象者
の何%くらいでしょうか、人数も含めてお答えいただけたらありがたいです。
○議長(爲田浩)
危機管理室長。
◎
危機管理室長(栗原浩和) お答えいたします。
平常時避難行動要支援者名簿につきましては、民生委員や自治会、自主防災組織など、各地域で避難支援を担っていただける方々に提供され、ふだんから
の見守り活動などに活用していただいております。
また、名簿
の登録に同意されている障害
のある方は、2,134人中1,567人で、割合は約73.4%となっております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございました。
障害者福祉に関しては、障害者総合支援法によって障害支援区分が設けられておりまして、先ほどもちょっと出ましたが、1から6まで
の区分があって、中度または重度
の方が結構ウエートが大きいような状態です。これに対して、障害者は地域で暮らすということですが、まだまだそういう中、重程度
の方
の対応が十分取れていないというような状態だと思いますので、市としてもお気づきだとは思いますが、これについて力を入れていくように、そのようにお願いをしたいと思います。
次に、自宅で
のみとりということについて質問します。佐倉市においても、高齢者
の比率がますます高くなっています。「こうほう佐倉」では、人口
の動きが公表されていますが、死亡者
の人数が多くなっています。
そこで質問します。病院に入院されている方が終末において病院で
の治療を望まない場合は、退院を促され、自宅でみとりをすることが増えていると思います。その人数等は把握しているでしょうか。
○議長(爲田浩)
福祉部長。
◎
福祉部長(
丸島正彦) お答えいたします。
ご自宅で
のみとり件数等につきましては、市では把握しておりません。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) これに対し、市はどんな援助を考えているでしょうか。
○議長(爲田浩)
福祉部長。
◎
福祉部長(
丸島正彦) お答えいたします。
ご自宅で
のみとりに関しましては、在宅医療に関わる
医療機関や薬局、訪問看護、介護サービス事業所など、複数
の関係機関
の連携が必要であり、佐倉市では平成27年度より毎年在宅医療介護連絡会議を開催し、関係機関
の連携推進に向けた検討などを行っております。また、在宅医療介護に携わる専門職
の方々を対象に多職種連携研修会を開催し、情報共有や連携強化に努めております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) これについても非常に重要なテーマになっていますので、ぜひ十分力を入れていただきたいと思います。
自宅で
のみとりについては、大変な面が多いと思いますが、これ
の講習会
のようなものは、先ほどちょっと出ましたけれども、市や県
の事例についてありましたらお聞きします。
○議長(爲田浩)
福祉部長。
◎
福祉部長(
丸島正彦) お答えいたします。
千葉県におきましては、平成25年度に終末期医療やみとり等をテーマとした地域別公開講座を開催しております。佐倉市では、みとりをテーマにした講座ではございませんが、介護者へ
の支援として、精神的負担
の軽減を目的とした介護者
のつどいや、介護知識や技術へ
の理解を深めるため
の介護者教室を開催しております。昨年度
の実績といたしましては、介護者
のつどいを35回、介護者教室を17回実施しております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございました。今後も会議へ
の参加者
のご意見なども聞いて、積極的にこの事業を進めていただきたいと思います。
次に、第3として市政運営
のソフト面、ハード面ということで、選挙管理委員会
の活動について質問します。選挙は、民主主義
の基本と考えられています。昨年行われたアメリカ
の大統領選挙では、選挙で不正が行われていると考えている人が大変に多いようです。そして、この1月に大統領選で敗れた陣営が連邦議会内へ突入し、銃弾などで死亡した人が5名に達する事態となりました。選挙に関係した不正をなくすことは、民主主義を維持する要と思いますので、質問いたします。
佐倉市
の選挙管理委員会では、昨年から政治活動
の立札や看板
の設置について、以前に比べ、より詳しく設置状況を把握し、適正化を目指しています。
そこでお聞きします。まず、政治活動
の立札や看板
の設置について、設置状況はどうであったかお聞きします。看板設置数等、是正が必要と判断したものの数及びその比率を答弁ください。
○議長(爲田浩)
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(前原一義) お答えいたします。
現地調査を行いました政治活動用事務所看板は341か所でございます。このうち、何らかの補正をお願いすることとしたものは138か所ございまして、比率といたしまして約39%でございました。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ありがとうございます。
是正する点があれば、それをどのように是正を実施する
のか、期限も含めお聞きします。
○議長(爲田浩)
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(前原一義) お答えいたします。
看板
の調査結果につきましては、調査結果
の分析中に緊急事態宣言が発令されましたことから、一旦保留とし、感染症
の落ち着きを見せた令和2年7月中旬までに証票
の交付申請者に対して、補正を依頼する文書を送付いたしました。
なお、当該通知につきましては、看板
の設置状態を認識していただくことが主な目的でございましたので、補正について期限を定めてはございません。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 補正期限を定めていないということですが、次
の段階では実際どういうふうにお願いをする
のでしょうか。
○議長(爲田浩)
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(前原一義) 補正を依頼した看板につきましては、昨年
の11月から12月にかけまして2度目
の現地調査を実施いたしております。結果について整理しているところでございますが、現在2度目
の緊急事態宣言が発令されていることから、通知については保留している状況でございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) では、それは緊急事態宣言
の関係も絡んでくるでしょうが、ぜひ実行をお願いします。
そして、今年は3月21日に千葉県知事選挙、秋までには衆議院選挙が見込まれています。それら
の選挙に関係し、多く
の裏打ちポスター、それから地権者
の許可
のないポスターなどが掲示されると思います。それらについて、公職選挙法違反があった場合はどのような措置をするか、選挙前
の警察、選管で
の撤去も含め、お聞きします。
○議長(爲田浩)
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(前原一義) お答えいたします。
公職選挙法に抵触すると考えられるポスターや、管理者に無許可で設置されているポスターについては、適宜掲示責任者、または選挙事務所に連絡をし、候補者等
の責任において、直ちに撤去することを要請いたします。また、選挙管理委員会
の注意にもかかわらず改善されない場合は、捜査機関である警察に
情報提供を行うこともございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 次に、情報公開として、2019年
の市議選
の公費負担については、
ホームページにて公表するでしょうか。また、これは選挙管理委員会で話合いをしたでしょうか。
○議長(爲田浩)
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(前原一義) お答えいたします。
選挙運動に要した費用につきましては、公職選挙法第192条第1項
の規定により、各候補者から提出された選挙運動費用収支報告書
の要旨を公表することが定められており、当市におきましては告示により公表を行ってきたところでございます。
ホームページによる公表につきまして、同第2項ではあらかじめ告示をもって定めたところ
の周知させやすい方法と規定されていることから、より広く周知に適した
ホームページによる公表方法へと変更することを視野に入れ、検討を進めてまいります。
なお、公表方法は、あらかじめ告示する必要がございますことから、次回
の市長、市議選挙執行時期において、選挙管理委員会で公表方法
の審議を行いたい考えでおります。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) ぜひ公表をお願いします。
次に、公費負担に関して
の公表についてですが、公費負担が少ない候補者は、経済的に余裕がある人、お金持ちである人であるという考え、そして結果的によい印象を市民に与え、公表は公平ではなくなると
の考えがあるかどうかお聞きします。
○議長(爲田浩)
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(前原一義) お答えいたします。
現時点におきましては、選挙運動費用
のうち、公費負担額だけを抜き出して公表することは、誤解を招くおそれもあることから、選挙運動費用全体
の中で公表することが適切であると考えております。しかしながら、公費負担制度に関して、公平性
の確保とともに透明性を高めることも重要なことであると考えておりますので、制度
の周知と併せて、適切な公表
の在り方について、引き続き検討を行ってまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 先ほど
の公費負担
の公表についても、選挙管理委員会
の委員長も含めて、会議をして決めた
のでしょうか。
○議長(爲田浩)
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(前原一義) お答えいたします。
選挙管理委員会
の審議事項として
のお話はしておりませんが、事務局から
の報告事項といたしまして、公費負担制度、それから収支報告書、こういったものの公表方法を
ホームページに変更したいということで、事務局が検討を進めておりますということを報告してございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 藤崎議員。
◆21番(藤崎良次) 次に、第4として上別所
のごみ
の山について質問します。まず、上別所
の現状についてですが、上別所
の廃棄物
のその後
の現状については、佐倉市ではどのように把握しているかお聞きします。
なお、この答弁
の後で、関連質問として宇田議員から質問がありますので、よろしくお願いします。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) お答えいたします。
現在上別所
の現場には、廃棄物及び残土
の搬入は確認されておりません。また、現地には千葉県により規制線が施され、作業は行われていない状況でございます。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 宇田議員。
◆4番(
宇田実生子) 議席4番、
宇田実生子でございます。上別所
の廃棄物
の山について、昨年11月議会に引き続き、関連質問いたします。
この土地
の地目は山林ですが、森林法
の規定による地域森林計画
の対象となる民有林
の区域外であり、届出は必要ない。また、
登記地目、現況とも山林であるため、農地法適用外であると
産業振興部長から答弁をいただきました。この土地に関しては、法的規制はない
のでしょうか。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) お答えいたします。
11月議会で
産業振興部長がお答えいたしましたとおり、森林法及び農地法
の適用除外となっておりますことから、この土地に関して法的な規制はございません。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 宇田議員。
◆4番(
宇田実生子) ありがとうございます。
県
の行政指導により、現在は搬入が停止されているということですが、県は廃棄物と判断したということでよろしいでしょうか。また、市ではどう判断なさっていますでしょうか。具体的な県
の行政指導
の内容も併せてお伺いいたします。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) お答えいたします。
県に現在
の対応を伺ったところ、現地にある廃プラスチック等
の堆積物を産業廃棄物として判断し、行為者に対して本年1月に廃棄物
の処理及び清掃に関する法律に基づき、行政処分である措置命令を発出し、撤去指導を行っていると
のことでございました。市といたしましても、県
の是正対応に協力してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 宇田議員。
◆4番(
宇田実生子) ありがとうございます。
佐倉市としては、佐倉市土地
の埋立て及び土質等
の規制に関する条例施行規則に基づき、残土
の撤去及び搬出にのみ指導を実施していくと
環境部長から11月議会でご答弁いただきましたが、そのほか
の状況、撤去
の見込みについてお伺いいたします。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) お答えいたします。
残土につきましては、昨年
の9月28日以降搬入はされておりません。市では、土砂
の撤去及び土砂
の発生元証明書
の提出など
の行政指導を行っておりますが、一向に履行されないことから、引き続き行為者に対し、是正措置を講じてまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 宇田議員。
◆4番(
宇田実生子) 2月13日に大きな地震がありました。その後
の大風もありました。近隣
の方から、何か被害等報告はありましたでしょうか。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) お答えいたします。
近隣住民
の方々からは、2月
の地震や強風による被害
の報告は寄せられておりません。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 宇田議員。
◆4番(
宇田実生子) よかったです。ありがとうございます。
昨年11月議会で
環境部長は、地方自治法で都道府県と市町村
の事務が相互に競合しないよう、事務配分について規定があり、廃棄物
の処理及び清掃に関する法律で、産業廃棄物に係る事務は都道府県、一般廃棄物に係る事務は市町村となっていることから、上別所
の件については県が調査を実施していると
のご答弁をいただきました。上別所
の廃棄物
の山
の脇、また付近には、一般廃棄物である明らかな布団など
のごみも捨てられております。ごみがごみを呼ぶと言われるように、今後このような便乗
のごみ捨てが増えていくと考えられます。佐倉市として
の対策をお伺いいたします。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) お答えいたします。
市では、今後も現地
のパトロールを継続しつつ、不法投棄された布団や電化製品など
の対処については、県と連絡調整を図りながら現場状況に応じた対応を検討してまいります。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 宇田議員。
◆4番(
宇田実生子) ありがとうございます。
昨年11月議会でも申し上げましたが、佐倉市には佐倉市快適な生活環境に支障となる迷惑行為
の防止に関する条例があります。目的、第1条、この条例は、市民
の快適な生活環境に支障となる不快な迷惑行為
の防止に関し必要な事項を定め、市、市民及び事業者
の責務を明らかにするとともに、これら
の者が協働して市民
の快適な生活環境
の確保及びまち
の美観
の保持に努め、もって健康的で清潔なまちづくりを実現することを目的とするとあります。土地
の適正な管理業務、第15条第2項、何人も、自ら所有し、占有し、又は管理する土地又は建物若しくは工作物にたい積し、又は蓄蔵した廃棄物が周辺
の市民に不快感、不安感等を与えないよう適正に管理しなければならない。第3項、市長は、土地
の所有者、占有者又は管理者が前2項
の規定に違反していると認めるときは、当該土地所有者等に対し不適正な管理
の是正を要請することができると定められております。
佐倉市を守るために何ができるかを考え、条例を制定する。市民
のために仕事をするクリエーティブな地方自治
の思想と実践が今
の佐倉市にとって必要だと私は今でも考えております。去る11月議会で、上別所
の現場に野積みされているものが廃棄物として判断された場合には、廃棄物
の処理及び清掃に関する法律に基づき対応するので、市
の条例を改正して適用するつもりはない、県条例により対応するとご答弁をいただきました。その理由をお伺いいたします。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) お答えいたします。
11月議会でお答えいたしましたとおり、また先ほど
のご質問にもございましたが、地方自治法において県と市
の事務が相互に競合しないよう事務配分について規定があり、廃棄物
の処理及び清掃に関する法律におきましては、産業廃棄物に係る事務は県、一般廃棄物は市となっております。このことから、市
の条例を改正して対応するものではなく、法
の枠組みに従って県と連携、協力し、県
の条例により対応することが適当であるとご答弁申し上げたものでございます。
以上です。
○議長(爲田浩) 宇田議員。
◆4番(
宇田実生子) その県
の条例とは、具体的に名前を教えていただけますでしょうか。今分からなければ、後で結構ですので、教えてください。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) 後ほど答弁させていただきます。
○議長(爲田浩) 宇田議員。
◆4番(
宇田実生子) 地方公共団体
の重要な機能
の一つが条例
の制定権です。条例とは、地方公共団体がその自治権に基づいて、その区域内
の一定
の事務に関する定めをする自主的立法です。条例制定権
の根拠は、日本国憲法第94条、地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理し、及び行政を執行する権能を有し、法律
の範囲内で条例を制定することができる。地方自治法第14条、普通地方公共団体は、法令に違反しない限りにおいて第2条第2項
の事務に関し、条例を制定することができるとあります。また、国
の法令で空白とされている事項で規制しようとする事項が地方公共団体
の事務に属するものであること及び憲法
の基本原理とする基本的人権
の保障や公共
の福祉
の要請に反しないと認められているものについて定める場合、その事項、対象が国
の法令と同じであっても、その目的が国
の法令と異なる場合、その目的が国
の法令と同じであっても、その事項、対象を異にする場合には、条例を制定することは妨げられないとされています。
地方自治体
の責務として、佐倉市を、市民を守るためにも、佐倉市快適な生活環境に支障となる迷惑行為
の防止に関する条例を改正し、上別所
の廃棄物
の山に関し、ただ県議にお願いをする
のではなく、西田市長が自ら土地所有者に対し、不適正な管理
の是正を要請することは当然なされるべきだと私は考えております。地方自治
の本旨
の意義と、法律と条例
の関係について
のお考えを踏まえた上で、お考えを聞かせください。
○議長(爲田浩) 市長。
◎市長(
西田三十五) お答えいたします。
地方公共団体は、組織及び運営に関する事項を憲法により保障されており、その自治による自主性
の一つに自主立法権を有しております。これにより、地方公共団体は地方独自
の政策課題に取り組むために条例を制定できるとされておりますが、先ほど
環境部長が答弁をいたしましたとおり、廃棄物に係る事務は千葉県に専属する事務であり、上別所
の件につきましては、現在千葉県が行政処分による指導を行っておりますことから、市
の条例を改正して適用する
のではなく、法
の枠組みに従って県と市
の相互
の役割分担に即して連携を図り、解決に向けて対応してまいりたいと思います。
以上でございます。
○議長(爲田浩) 宇田議員。
◆4番(
宇田実生子) ありがとうございます。
ご存じ
の方もいらっしゃると思います。市川市
の産廃と残土
の山、行徳富士、こちらは1980年代から現在まで放置されたままで、行徳
の中で標高値が一番高くなっております。ごみ
の山の上に木が生えて、これは何
の山だろうと思ったら、そこは産業廃棄物
の山な
のです。そこまでいったら、どうすることもできない
のです。
この間教えていただきました市原
の産廃
の山、市原
の廃棄物
の山、昨年
の1月に逮捕されましたが、そのままです。
私が調べた限りにおいては、廃棄物
の山は放置され続けています。先ほどから廃掃法
のことが出ました。廃掃法と佐倉市
の迷惑防止条例は、目的が違います。条例制定権を真にご理解いただいている
のであれば、既にあるこの佐倉市
の条例を用いて、さらには改正して、上別所
の廃棄物
の山に対し、できるということは分かるはずです。廃プラ問題は国
の問題であり、市では何もできることはないと多く
の方が思っておられるようです。しかし、現実にはある行政課題に対して、条例が先行して制定された後、後追い的に法律が制定されることは少なくありません。法律も条例も一定
の行政課題を解決するために定められるものであり、法律と条例
の関係も対立、抵触
の関係から、今は協力、補完
の関係へと変わってきています。最初から産業廃棄物は県
の問題だと、残土以外は何もしないという姿勢が、行政として、行政マンとして、また一議員として、一番問題であると考えております。
本日も、その廃棄物
の山
の前に住んでいらっしゃる息子さんがいらっしゃっております。今
の時期、これから桜が見られるということで、私も写真を見せていただきました。市が県に協力できることは、今でもあるはずです。私たち
の愛するふるさと佐倉市にごみ
の山を放置することを許してはいけません。市長もごみ
のことは、本当に悩んでいる
のは分かります。でも、行徳富士を見て私は思いました。本当にお願いするだけでは何も変わらない
のです。私はこのことを、また条例、法律を考えていきますので、ぜひ皆様、ご協力いただけますよう心からお願いいたします。
これにて質問を終了いたします。ありがとうございました。
○議長(爲田浩)
環境部長。
◎
環境部長(佐藤幸恵) 先ほど
のご質問にお答えをいたします。
千葉県
の条例でございますが、千葉県廃棄物
の処理
の適正化等に関する条例でございました。失礼いたしました。
○議長(爲田浩) これにて藤崎良次議員並びに
宇田実生子議員
の関連質問は終結いたします。
本日はこれにて
一般質問を打ち切りたいと思います。
─────────────────────────────────────────
△散会
の宣告
○議長(爲田浩) 以上をもちまして本日
の日程は終わりました。
明日は午前10時より会議を開き、
一般質問を行います。
本日は、これにて散会いたします。
お疲れさまでした。
午後零時21分散会...