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平成15年 2月定例会−02月25日-03号

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  1. 佐倉市議会 2003-02-25
    平成15年 2月定例会−02月25日-03号


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    平成15年 2月定例会−02月25日-03号平成15年 2月定例会               平成15年2月佐倉市議会定例会会議録 〇議事日程(第3号)     平成15年2月25日(火曜日)午前10時開議  日程第1 一般質問  ────────────────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件   1.一般質問   2.発言の取り消し   3.散  会           ◎平成15年2月定例市議会委員会開催一覧表 ┌───────┬───────┬───────┬──────┬──────┐ │ 委 員 会 │ 月   日 │ 時   間 │場    所│事    項│ ├───────┼───────┼───────┼──────┼──────┤ │       │       │       │      │      │
    │総務常任委員会│ 2月28日 │午前9時30分│第4委員会室│付託議案審査│ │       │       │       │      │      │ ├───────┼───────┼───────┼──────┼──────┤ │文教     │       │       │      │      │ │  常任委員会│ 3月 4 日 │午前9時30分│第3委員会室│付託議案審査│ │福祉     │       │       │      │      │ ├───────┼───────┼───────┼──────┼──────┤ │経済     │       │       │      │      │ │  常任委員会│ 3月 5 日 │午前9時30分│第2委員会室│付託議案審査│ │環境     │       │       │      │      │ ├───────┼───────┼───────┼──────┼──────┤ │       │       │       │      │      │ │建設常任委員会│ 3月 3 日 │午前9時30分│第1委員会室│付託議案審査│ │       │       │       │      │      │ └───────┴───────┴───────┴──────┴──────┘ 〇出席議員(29名)     議 長   中村孝治君     副議長   伊藤昌弘君      1番   神田徳光君      2番   森野 正君      3番   藤崎良次君      4番   押尾豊幸君      5番   櫻井 豊君      6番   檀谷正彦君      7番   清宮 誠君     10番   桐生政広君     11番   宮部恵子君     13番   中村春子君     14番   中原英雄君     15番   臼井尚夫君     16番   西田三十五君    17番   粟生喜三男君     18番   秋葉 詳君     19番   倉田彰夫君     20番   戸村庄治君     21番   勝田治子君     22番   冨塚忠雄君     23番   吉井大亮君     24番   長谷川 稔君    25番   寺田一彦君     26番   榎沢四郎君     27番   望月清義君     28番   木原義春君     29番   中村克几君     30番   安川政好君  ────────────────────────────────────── 〇欠席議員(1名)     12番   服部かをる君  ────────────────────────────────────── 〇議会事務局出席職員氏名   事務局長    嘉瀬秀雄    次長      平川雄幸  ────────────────────────────────────── 〇説明のため出席した者の職氏名   市長      渡貫博孝君   助役経済環境部長事務取扱                           鎌田富雄君   助役      田山成一君   収入役     馬場孝之君   総務部長    熊谷隆夫君   財政部長    大川靖男君   市民部長    木内 直君   福祉部長    渡辺義本君   経済環境部長  萩原盛夫君   土木部長    宮崎愛司君   都市部長    内藤 隆君   志津霊園対策室長山田敏夫君   教育長     高宮良一君   水道事業管理者 長谷川昌雄君  ────────────────────────────────────── 〇連絡員   行政管理課長  河野尋幸君   財政課長    伊東芳幸君   市民課長    清宮美智子君  社会福祉課長  小出一郎君   農政課長    山岡裕一君   土木課長    石井宗隆君   計画課長    大木紀男君   教育次長    海野道義君   水道部長    新谷俊文君  ────────────────────────────────────── △開議の宣告  午前10時02分開会 ○議長(中村孝治君) おはようございます。ただいまの出席議員は29人で、議員定数の半数以上に達しております。したがって、会議は成立いたしました。  直ちに本日の会議を開きます。  ────────────────────────────────────── △一般質問 ○議長(中村孝治君) 日程第1、一般質問を行います。  順次質問を許します。  冨塚忠雄君の質問を許します。  冨塚忠雄君。                 〔22番 冨塚忠雄君登壇〕(拍手) ◆22番(冨塚忠雄君) おはようございます。議席22番、新社会党の冨塚忠雄でございます。小泉内閣は有事法制を制定させ、普通に戦争のできる国づくりをしようとしています。過去の反省を生かさず、アメリカのイラク攻撃に協力し、とうとうイージス艦をインド洋に派遣しました。その上、教育基本法を改悪し、さきの住基ネットとともに、国民を翼賛体制に取り込もうとしています。一方、私たちの生活は破壊されようとしており、税制改悪は弱者に重く、大企業、資産家には減税というものであり、あげくの果てには、消費税率を2004年度から1%ずつ引き上げて、2014年度には16%にするという提言があります。さらに福祉は切り捨てられ、相変わらず大量の失業者を生み出し、倒産は相次いでいます。国民の命を守ることを放棄し、国際社会に勝ち残るための大企業の優遇を進める小泉構造改革が明確になってきています。このような状況下で行われる自治体選挙は、人らしく生きられる社会づくりを目指してというキャッチフレーズがぴったりではないでしょうか。今年は市長選挙も行われ、渡貫市長は、3期目を目指す決意をしましたが、今日までの保守政治は、自民党長崎県連のごとく、公共事業受託企業から政治献金を集め、千葉県内では、鎌ヶ谷市長八千代市長が相次いで逮捕される事態を招いています。幸いにして、渡貫市長にはそのようなうわさは一つとして上がらず、安心しております。  また、8年前の市長着任と同時に確立した平和都市宣言平和条例の制定は、その後の平和施策事業へ大きく発展させており、私どもも高く評価しております。さらには、佐倉城の復元や市庁舎建設の凍結などを打ち出し、また子育て支援施策小児初期急病診療所の開設、介護保険料の月額2,911円の据え置き、男女平等参画推進条例の制定、そして国立佐倉病院の後医療対策など、市民生活優先に重きを置いた行政の運営をしていることについても、市民の評価は高いと思います。自信を持って市長選を闘っていただきたいと思います。  それでは、通告に従いまして、会派を代表して質問をいたします。平和の問題について。湾岸戦争やテロリズム、朝鮮民主主義人民共和国問題などにより、歴史を歪曲しようとする教科書があらわれ、日本の戦争参加論日本国憲法改正論教育基本法改正論がマスコミを飾るようになり、日本の平和主義の危機が迫っています。アメリカがイラク攻撃の姿勢を強める中、昨年12月に、米英軍のアフガニスタンでの作戦を支援するために派遣した海上自衛隊イージス艦「きりしま」、護衛艦「はるさめ」、補給艦「ときわ」の3隻は、アラビア海で米軍艦船への給油活動を続けています。バグダッドまで約1,300キロの海域に近づくこともあるとのことであります。イージス艦の高い情報解析能力を利用して米軍が武力行使をすれば、武力行使の一体化であり、憲法が禁じる集団的自衛権の行使に当たります。そのような中、2月18日の国連安全保障理事会の公開討論で、日本政府の原口国連大使が、新たな決議の採択を訴え、イラクに対する査察を打ち切り、開戦を急ごうとする米英両国への支持表明をしました。大使が言う新たな決議は、米英両国が数日中に提出しようとしている最終的な攻撃容認の決議以外にはないものであります。18、19日の2日間で発言した62カ国機構のうち、約50カ国機構が査察の強化、継続を要望しましたが、米英支持は、日本やオーストラリア等の10カ国のみでした。日本は、過去の世界大戦で大きな犠牲を強いられ、また広島、長崎に投下された原子爆弾によっていまだに苦しみ続けている方々の状況を考えると、日本のとった態度を許すわけにはいきません。戦争を放棄し、平和憲法を持っている日本の役割は、あくまでも平和解決への貢献をすべきであります。この件に関し、朝日新聞社による世論調査の結果が2月25日、本日の朝刊に報道されておりますが、それによると、「対イラク攻撃に反対」は78%であり、また「イラク問題の小泉内閣の対応を評価しない」は64%に達しているとのことでありました。ちなみに、私たち新社会党は、本議会にアメリカの対イラク先制攻撃に反対する意見書を提出する予定でおります。以上の点について市長の考えをお聞かせください。  日本国憲法教育基本法は、戦争に頼らず国際平和を希求し、国民の基本的人権の保障と国民の福祉を増進する人々の活動を求めており、また行政活動の基本は、福祉と教育、平和主義という基本に立ち返る市政を実行することであります。佐倉市は、全市民の願いとして、日本国憲法平和主義に基づく平和都市宣言平和条例を制定しております。この平和主義に基づく日本国憲法並びに教育基本法に基づいた市政と教育行政を行うことが求められておりますが、これらについての考え方をお聞きします。  世界各地で米英のイラク戦争に反対する声が日増しに高まっており、反戦デモはイギリスで200万人、ニューヨークマンハッタンで38万人など、都合60カ国で1,000万人を超えているとの報道があります。私たちも戦争を行える日本の社会制度づくりに税金を使うのではなく、戦争をしない社会づくりのために税金を使う佐倉市にすべきでありますが、その考えをお聞きします。  有事法制三法案、武力攻撃事態法自衛隊法改正案有事安保保障会議設置法改正案を今国会で成立させようとする自民党、公明党、保守新党とが躍起になっておりますが、これらについての見解をお聞きします。昨年6月議会で、市長は武力攻撃の事態が実際に発生した場合、成田空港にも近い佐倉市の場合、大変大きな被害が予想される。法案の中では、有事の際の地方自治体の役割に関する規定もあると伺っている。したがって、関係機関との連携、協力を図りながら、住民の生命、身体、財産の保護を図るための最大限の努力をすることが自治体としての責務であると考えている。この点、国と自治体との関係が明確に示せるように私は望むところであると市長は答弁をしていますが、その後どのように対処をしてきたのか、お聞きします。また、成田空港を取り巻く近隣市町村リーダー的存在平和条例を持つ佐倉市としての役割は重要でありますが、どのように認識しておりますか、お聞かせください。  平和都市宣言平和条例に基づく佐倉市の平和施策事業を継続、充実、発展させることはますます重要になってきていますが、どのように考えておりますか、お聞きします。また、小中学校における平和授業はどのように進めようとしているのか。さらに小中学校で原爆の絵の展示も考えるべきと思いますが、いかがですか、お聞きします。  2点目に、財政運営についてです。戦後復興以降最高の600万人と言われる失業者、労働者の賃金引き下げ、中央、地方を合わせて630兆円もの借金、際限なく軍事増強と戦争のできる社会づくりに、行政を企業の利益に変えてしまう議員の政治倫理が問われています。全国各地で立派な体育施設、ホール、橋、道路、リゾート施設ダム埋め立てなどの箱物土木工事と言われる公共事業を続けてきました。今年の政府の一般会計予算は81兆円ですが、このうち36兆4,000億円、44%が借入金です。また、返済金予算は、16兆7,000億円です。この事実は、中央政府も地方行政も、もう借金返済ができないサラ金地獄に突入していることを示しています。また、軍事費は、義務教育費国庫負担金の2倍以上の6兆1,000億円に達し、私たちの税金が箱物、土木と軍事という公共事業に食いつぶされている時代になろうとしています。佐倉市においても例外ではなく、一般会計の年間予算が380億円そこそこで、既に借金は404億円もあります。国家財政が破綻していけば、佐倉市の財政はますます苦しくなり、全国各地で行われている公共工事のまねをする必要はありません。特に周辺整備等の関連事業を含め、約500億円も要する八ツ場ダムの建設は、計画の変更や見直しを図るべきですし、また国体に合わせて45億円もの税金を投入して岩名運動公園に体育館を建設することも、この際きっぱりと中止を宣言するなど考え直すべきであり、歳入に応じた行政を行うべきです。これらについての考え方をお聞きします。  さらに、政府予算並びに千葉県予算が赤字となり、中央、地方ともに財政破綻が明確になってきました。この影響は、大衆課税の増税と福祉の削減、義務教育予算や年金、失業給付金などの削減として、全市民、全年代の生活を脅かし始めました。佐倉市もこの圧力から逃れることはできません。したがって、財政危機に対応するためには、佐倉市は全支出を再検討し、まず福祉、教育に十分投入し、余った税金で必要な公共工事を行い、借金を減らすべきです。考えをお聞きします。  また、このことに関連して、議案第41号の佐倉市道路線の認定についてもお聞きしますが、この議案は、国道296号線の道路を佐倉市に移管しようとするものですが、延長2,359.4メートル、面積1万8,560平方メートルであり、聞くところによると、用地境界が1割程度しか確定していないこと、道路舗装の表層の打ち替えが必要であることとガードレールの整備、道路排水問題等が山積みにされているようであります。これらは、移管後すべて佐倉市が市民の税金でまかなうようになるものであり、財源が逼迫している現状を考えると、無理があるのではないでしょうか。移管後の整備費用は幾らかかるのか、それらを含めてお聞かせください。  市長は、所信表明で高齢者と子供は社会の宝である。知識及び経験が豊富な高齢者の皆様が新たな社会参加をしていただくことは、まことに心強いものであり、また次の時代を担う青少年、そしてこれから生まれてくる子供たちが健全に育つ環境づくりこそまちづくりの原点であろうと確信していると述べておりますが、高齢者について言えば、現実の生活は非常に厳しいものがありますし、介護保険や高齢者医療問題、さらには高齢者がまちに出かけるにしても足の便が悪く、また地域で集まるにしても、施設が不足している等、問題が山積みしているのではないでしょうか。これらについてはどのように感じ、どのように解決していくつもりなのか、お聞かせください。  さらに、子供の件で言えば、マンモス校と言われている西志津小学校分離校建設も早急にする必要がありますし、創立55年を既に過ぎた志津中学校の改築も耐震診断の結果を考えると、早期に行う必要があります。また、子育て支援については、秋田県でのゼロ歳保育の無料化は画期的な制度であり、非常に興味深さを感じております。市長は、今年の成人式典で、最低2人の子供を生んでほしいと話されましたが、その支援策などの裏づけはどのようなものなのか。分離校建設志津中学校の改築ともあわせてお聞かせください。  最後に、市内循環バスについて質問します。長い間実施を主張してきた市内循環バスは、試験運行という形で実現したことは、質問をした一人として、大変うれしく思います。ただ、試験運行の実施が予定よりも3カ月おくれたことについては多少問題があると思いますが、まずは運行が始まってよかったと率直に思います。既に運行開始から3カ月が経過しましたが、順調に運行され、1日の最高乗車人数が136人で、平日の1日平均は82.4人になり、地域の足としての役割は十分に達しているようであります。そこで、次の点について質問をいたします。1、運行開始から3カ月が経過しましたが、この間についてどのように分析しておりますか。2点目、市民の反応はいかがですか。3点目、運行の実態も含めながら、安全運行はできておりますか。4点目、他地区の運行はいつごろ考えていますか。以上、4点について答弁をお願いを申し上げます。  私の質問はこれで終わります。(拍手) ○議長(中村孝治君) 市長。                 〔市長 渡貫博孝君登壇〕 ◎市長(渡貫博孝君) お答えをいたします。  最初に、平和についてのご質問をいただいております。当佐倉市の場合は、平成7年に平和条例を制定をいたしました。そして、この条例に基づいた行政を進めているところでございます。この平和条例の2条には、基本原則として、日本国憲法の基本理念である恒久平和の実現に努め、市民が平和で安全な生活を送れるよう平和都市を宣言し、この精神に基づき平和行政を進める行政の責務が規定されております。この規定に基づいて、これまでも中学生の代表を原爆の被災地に派遣をいたしまして、その実態、体験等を伺ってくる、こういう授業も行っておりますし、また平和祈念のコンサートや映画会、あるいは平和式典、そして市民の戦争体験を記録した冊子、これは「語り継ぐ記憶」というタイトルでございますが、こういったものを編集いたしまして、これを頒布しております。また、議会のご協力もいただいて、核実験を行った国に対しては、その都度抗議文を送るということで、自治体としての意思を明らかにしてまいったところでございます。  中学生の平和使節団は、今年度は長崎を訪れまして、長崎市民の方に直接被爆体験をお聞きするため、長崎の街頭でのインタビューも行ったということでございます。そして、この訪問の様子は、文集にまとめまして、議員各位のほか市内の小中学校や図書館にこれを備えつけておりますし、また市政資料室にもこれを備えてございます。なお、この訪問の様子は、千葉テレビでも放映をされたというように伺っております。そのビデオを小中学校にも配布いたしまして、平和教育の教材という形で使っているところでございます。毎年8月15日には、平和式典を市として行っておりますが、その司会や受付等も、この平和使節団に参加した中学生にご協力をいただいて、そして式典をとり行うということも議員各位がご覧のとおりでございます。  なお、今年度からは新規事業といたしまして、小学校を会場にした戦争体験者による講話と平和祈念映画を上映する事業を実施しております。今年度は、佐倉東小学校佐倉小学校、この2校で開催いたしまして、約580人の子供たちと地域住民の方約80人の参加をいただいていると、こういった報告を受けております。そして、より多くの子供や地域住民の方々に戦争体験や平和の尊さを語り継いでいただきたいということで、この事業は会場を変えて今後とも継続してまいる予定でございます。  なお、このたび広島、長崎の両市から被曝したアオギリのその二世ということで、原爆の被害を受けたアオギリのその後に生えた枝かと思われますが、これと被曝したクスノキの苗木、この二世の苗木も譲り受ける予定になっているという報告をいただいておりますので、これを本市の中に植えつけまして、平和事業に活用していきたいと、このように考えております。  本市が全国的に見て数少ない条例という形で平和都市を宣言した理由の一つは、かつて連隊の所在地であったこと、そして関係者の中から多数の戦没者を出していること、こういったことから戦争の悲惨さを、そしてまた平和の尊さを風化させないために平和都市の宣言を行ったと、このような経緯がございます。この点も議員各位が既にご承知のとおりでございます。今後とも日本国憲法の平和理念を念頭に置きまして、市民の皆様にご協力をいただきながら、条例に基づいた平和事業の継続、充実を図ってまいりたい。そして、特に青少年を対象とした事業を実施することで、若い世代に戦争の悲惨さと平和の尊さを語り継いでいく予定でございます。  次に、イラクの情勢でございますが、これは既に報道機関によって報道されているところでございますが、イラクの問題は、世界の安全保障に深刻な影響を及ぼしている問題であると、このように私は考えております。この問題は、国連において大いに議論をされるように期待をするところでございます。日本の政府としては、国民の意見を十分に踏まえて、しかも国際協調という立場で、イラク問題については国連主導によって対応をしていただきたい、このように願うところでございます。今後ともこの事態の推移を見守ってまいりたい、このように考えております。  なお、有事関連の法案については、これまでも全国市長会を通して、国民の理解が得られるよう、国においても慎重かつ十分な審議をお願いをしてまいりました。有事の際には、住民の生命、身体、財産を保護するために、私どもの自治体としても最大限の努力をするということは、当然のことでございます。国家としても、国の安全保障及び危機管理体制の整備を図るという観点から、国民の生命、身体、財産の保護が十分に図られるよう、今後とも国会において十分な審議を行っていただくように、そして国民が納得できる制度をつくっていただくように努めていくべきであろう、このように国に対しては望むところでございます。なお、有事法制の関係につきましては、平成14年11月に、国民の保護のための法制の輪郭が政府から示されております。この国民保護法制については、総務省に都道府県担当者による武力攻撃事態対処法制担当部長会議、長い名前でございますが、こういった会議が設置されて、会議が開かれていると、こういった動きが国においても見られております。なお、有事関連法案の関係につきましては、これまでも全国市長会を通じて、国に対して要望をしてまいりましたが、今後とも必要に応じて他の自治体と足並みをそろえながら、国に対する働きかけを行っていきたいと、このように考えているところでございます。  なお、教育関係につきましては、教育長からお答えをするようにいたします。  次に、財政運営でございますが、ご質問の中にありました岩名運動公園については、平成14年6月定例会でもお答えをしておりますが、岩名運動公園拡張事業については、体育館の建設を中心とするものではなくて、サッカーやラグビーなどの競技ができる補助競技場と駐車場の整備、これを当面中心に進めてまいる予定でございます。総合運動公園という岩名運動公園の位置づけを考えますと、佐倉市のスポーツ振興の拠点という役割もございますので、今後この運動公園としての施設の充実を図る上では、体育館は必要な施設であるという認識は持っております。ただ、その建設等の時期という点については、この社会情勢あるいは財政状況等を十分見きわめた上で総合的に判断すべきものと、このように考えております。また、八ツ場ダムの建設の問題も、昨年の9月議会でお答えをしておりますが、この事業は、国が事業主体となって、利根川水系の洪水対策と市民生活に必要な水の確保ということでの事業として進められているところでございます。市民生活に必要な水の確保という点では、佐倉市の将来の水需要を勘案いたしますと、八ツ場ダムの建設は必要であるということで進んでまいりました。この事業については、補償問題など長年にわたる話し合いを経て進められてきた事業でありまして、現在水利権を持っている団体も、その水利権を確保するために、国や県との協議を重ねてきた経緯がございますので、これら各団体との協調を図りながら、今後のあり方については検討をしていく必要があると、このように考えております。  次に、予算編成でございますが、平成15年度の予算編成について、これまでも福祉、教育を重点に予算編成を行ってまいりました。新年度予算におきましても、歳出総額の21.1%が民生費と、そして11.6%が衛生費、14.7%が教育費と、このような構成になっております。したがって、福祉や教育に重点を置いた予算編成であると私は考えております。なお、地方債の残高については、ご指摘のように、当初予算を上回っているところでございますが、地方債につきましては、当面する財源を補てんするという側面と、広い意味で社会的基盤整備のために要する事業の経費を長期にわたって世代間で負担をしていただくという一面も持ち合わせております。そこで、地方債の残高あるいは公債費、これは公の債務という意味の公債費でございますが、この残高等について十分配慮をしながら、これに過度な依存をすることのないように地方債を効果的に活用していきたい、このように考えております。  このほかの歳入面につきましては、市税の収納率の向上あるいは国や県の補助金の活用等、積極的に財源の確保を図っていく必要があるということは、私も承知しておりますので、その面についての取り組みをしてまいります。なお、税収の見込みにつきましては、既に説明も申し上げましたが、現在の社会情勢の中で、市民税、固定資産税とも大変厳しい情勢でございます。  一方で歳出面においては、公債費、これも公の債務という公債費でございますが、公債費や人件費、扶助費などの義務的経費が増大をする傾向にございます。したがって、財政の弾力性が失われるという方向に進んでおります。こういったことを踏まえまして、以前から予算編成においては、経常的経費についてマイナスシーリングを基本にしてまいりました。そして、臨時的経費については、実施計画に計上した事業を基本として査定をするということで、金額も実施計画での計上額を限度として予算編成を行うということで、歳出の削減に努めてきたところでございます。今後とも限られた財源を有効に使うために、この事業が市民の皆様にとって本当に必要なものかどうか、あるいはそれが市民にとって効果があるものか、そういった視点で事業選択を行っていくようにと、行政評価を取り入れたそういう事業手法をとってまいりたいと、このように考えております。なお、細部については、担当が補足説明をするようにいたします。  続きまして、子育て支援についてでございます。これは議員からご指摘がありましたように、少子化の傾向は、私どもの自治体にとっても、大変これは大きな課題でございます。国全体としても、将来を考える上で、少子化は大変憂慮すべき事態であると私は考えております。したがって、社会全体としてこの問題に取り組んでいかなければいけない課題であると、このように考えております。当市の場合は、大きな課題に対する重要施策の一つといたしまして、既に平成10年に佐倉市エンゼルプランを策定をいたしまして、保育園での園児の定数増あるいは学童保育所や子育て支援センターの新設、さらには小児初期急病診療所の開設あるいは子育て支援のための環境づくりということで取り組んでまいりました。今後ともこのような施策を継続をしてまいる予定でございます。なお、保育園における保育の質の向上あるいは子育て支援センターを通じての相談の充実強化等を行う中で、家庭で子育てをされる親御さんたちの交流が図れるように、あるいはその子育て上の悩みについてご相談に応じられるように、また親子で自由に参加できる、そういう場をつくるようにということで、事業を進めてまいる予定でございます。財政状況は厳しいということは確かでございますが、私どもの国やこの社会、私どもの自治体の将来を担う子供たちと、その家庭に配慮した施策を今後とも展開してまいる予定でございます。そして、積極的に子育てのしやすい環境をつくっていきたいと、このように考えているところでございます。  なお、西志津小学校についてでございますが、これは議員からご指摘があったように、現在大規模な学校になっております。今後もふえることが予想されております。当面は、仮設教室の建設によって対応ができるものということで施策を進めておりますが、本年度から低学年での38人学級がスタートしております。今後これが学年進行で、さらに上の学年にまで進むものかどうか、この動向と周辺の開発の状況等を見きわめて、社会情勢の変化によっては、分離校の建設計画も検討する必要があると、このように考えております。なお、今後ともこの変化を十分注意して見守っていく中で対応をしていきたい、このように考えております。なお、福祉関係の子育て支援等について、細部は担当から補足をするようにいたします。  次に、国道296号の移管の問題でございますが、これもこの経緯あるいは現状等を担当が説明いたしますが、県において今までこの国道296号の移管等の打ち合わせをしてまいりました。管理も県の印旛土木事務所が中心になって行ってくださっております。これは、市道に移管をする、その後千葉県ではまた他の部分についての整備を行っていきたい、こういった事務上の手順があるようでございますので、今回これを市に移管をするように進めておりますので、その点のご理解をいただきたいと思います。なお、お隣の酒々井町では、既にこの296号については、町道に移管を受けているということも伺っているところでございます。
     次に、循環バスでございますが、この点は議員からも過去にいろいろと資料等をいただいて、そして私ども大変参考にさせていただきました。昨年12月から内郷地区に循環バスがスタートいたしました。そして、間もなく3カ月になろうとしておりますが、利用状況もご指摘のように、地域の足としてお使いをいただいていると、このように私も考えております。特に朝夕の通勤、通学のほかに、日中は小さなお子さんから、高齢の方やあるいは障害をお持ちの方にもお乗りいただいているということで、幅広い層から利用されているということでございますので、大変これはありがたい、このように考えております。交通不便な地域での子供やお年寄りの交通機関を確保するということが目的でございました。この成果を見きわめまして、他の地域にもこれを実施していきたいと考えております。一方では、公共施設を回る循環バス等のご要望も多く伺っておりますので、そういったことも今後の検討事項の中に入れてまいりたい、このように考えております。  なお、運行の安全面でございますが、運行を委託した業者が法令に基づいた安全管理を行っておりますが、市といたしましても、常に注意を払いまして、安全運転に努めているところでございます。  今後の事業展開については、道路運送法の規制緩和によりまして、市内のバス事業者の路線にも変化があるようなことも伺っております。したがいまして、バス事業者とも十分協議をする中で、さらにこれを広めてまいりたい、このように考えております。なお、細部については担当が説明をするようにいたします。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) 教育長。                 〔教育長 高宮良一君登壇〕 ◎教育長(高宮良一君) 平和主義に基づきます教育行政に関するご質問にお答えをいたします。  ご承知のとおり、教育基本法に関する答申がこの3月末に出される予定でございます。見直しの視点がどのような文言で表現されましても、現憲法の平和主義にのっとりまして、現教育基本法にうたわれております人類社会の理想や普遍的な理念の実現のために、佐倉市の平和都市宣言のもと、教育行政を推し進めていきたいと考えております。  次に、平和施策事業並びに小中学校における平和学習についてのご質問にお答えをいたします。各学校で平和教育に関する取り組みを行っているところでございますが、これからその様子であるとか、成果やあるいは平和学習に関する資料や施設等の情報を、4月に立ち上げますホームページ上に掲載いたしましてPRするとともに、啓発していくことが大切だと考えております。そうすることで、教材の共有化が進み、印南小、南志津小学校に設置されております資料室の活用が一層活発になり、学校教育の場での平和教育が推進されていくものと考えております。なお、原爆の絵の展示会につきましては、平和教育施策を推し進める中で検討を進めてまいりたい、このように思っております。  次が、志津中学校の耐震診断についてでございますが、平成8年から平成10年度にかけて実施をいたしました。その結果、昭和37年から44年度に建設されました管理棟と普通教室棟に、42年度に建設された体育館が補強を要する建物と診断されております。また、昭和52年度建築の特別教室棟の校舎につきましては、補強することが望ましい建物と診断を受けております。さらに昭和54年度建築の特別教室及び普通教室につきましては、安全と思われる建物でございます。第3次実施計画におきまして、体育館の耐力診断調査、それから改築設計を平成16年度、改築工事を平成17年度に位置づけております。したがいまして、校舎棟の耐震補強あるいは改築につきましては、体育館改築が終了後、順次計画的に進めてまいりたい、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) 財政部長。                 〔財政部長 大川靖男君登壇〕 ◎財政部長(大川靖男君) 財政運営に関しまして、市長答弁の補足をさせていただきます。  まず、地方債の現状でございますが、平成13年度末におきまして、地方債の現在高は、一般会計で約404億5,000万円となっております。これが平成14年度末には約8億円減少し、およそ396億5,000万円となる見込みでございます。また、平成15年度当初予算におきましては、38億5,690万円の市債を計上させていただいております。一方、公共施設の整備などのために過去に借り入れました地方債の返済に充てる費用であります公債費につきましては、平成15年度当初予算では49億3,431万円を計上させていただいております。他方、地方債につきましては、公共施設の建設事業費などに充てる目的で借り入れをしてきたわけでございますが、国の施策で平成6年度から市民税の減税による減収分を補てんするための減税補てん債、さらに平成13年度からは普通地方交付税の減税に伴う代替措置といたしまして、臨時財政対策債を発行できるようになりました。これらの地方債の返済につきましては、後年度の地方交付税で措置されることとなっておりますが、地方債残高を大きく膨らませる要因となってきております。特に臨時財政対策債につきましては、平成15年度予算では、前年度と比較しまして、13億2,500万円増の23億円となり、大きな割合を占めるようになっております。  次に、公債費や地方債残高の今後の予測について申し上げます。地方債の中で、教育、文化施設の建設などのために借り入れました大型の地方債で、間もなく返済を終えるものが出てまいります。これらのことから、公債費は平成15年度、16年度がピークになるものと考えております。その後は、公債費や地方債の残高は減少していくものと予測をしております。ただ、国の政策によりまして、臨時財政対策債などの地方債の制度が今後も継続、拡大ということになりますと、地方債の残高などは増加傾向で推移することも考えられます。こうしたことから、予算全体に対します公債費の割合や地方債残高に十分配慮しながら、健全財政の維持に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) 土木部長。                 〔土木部長 宮崎愛司君登壇〕 ◎土木部長(宮崎愛司君) 財政運営の中の国道296号の移管問題について、市長答弁の補足をいたします。  本議会でご審議をお願いしております国道296号の市道認定につきましては、佐倉市、酒々井町行政境から都市計画道路馬渡萩山線の交差点までが平成8年にバイパスとして供用開始されたことに伴い、バイパス部分を国道に、旧道を佐倉市道にそれぞれ所管がえをしようとするものでございます。これは、千葉県のバイパス整備に伴う旧道事務処理要領によるものでございます。新町通りは、佐倉の秋祭りや時代まつりなどのイベントの舞台としても活用され、あるいは中心市街地活性化基本計画の中で、旧城下町通りとして整備をし、魅力あるまち並みを形成していくこととなっております。したがいまして、この道路を佐倉市道とすることは、幾つかの課題もありますが、いろいろな面で利点が見込まれることから、佐倉市道としてご承認をいただくものでございます。移管に伴う千葉県との協議の中で、移管後すぐ補修工事が発生しないよう、舗装が傷んでおります本町交差点から新町交差点までは、表層の全面打ち替えを千葉県にお願いし、現在施工中でございます。  なお、市道認定後に係るこれからの整備費用につきましては、本年2月庁内で発足した旧国道296号整備検討会におきまして、地元自治会や商店会からもご意見をいただく中で整備方針を決定しながら検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) 市民部長。                 〔市民部長 木内 直君登壇〕 ◎市民部長(木内直君) 循環バスのご質問につきまして、市長答弁の補足をいたします。  内郷地区における循環バスにつきましては、昨年12月に運行を始めましてから、利用者が間もなく6,000人に達するところでございます。1日平均にいたしますと、平日が約86人、休日で約50人の方が乗車されております。また、2月に入りましてからは、若干利用者が増加している状況でございます。乗車状況を分析いたしますと、朝6時台の始発から夜8時台の最終便まで、一定した利用がございまして、乗客のいない便がほとんどない状況でございます。朝夕は、小中学生や一般の方の利用が多く、日中になりますと、一般の方に加え、幼児や高齢者の方、また障害をお持ちの方の乗車も多く見受けられます。このような状況から、各年齢層においてそれぞれの目的に合った利用がなされているものと推測しております。  次に、安全運行についてでございますが、この点につきましては、運行を委託した業者が道路運送法に基づく国の運行許可を取得した中で安全管理を行っておりまして、運行管理者の資格を有する者がその責務に当たっております。市といたしましても、運転日報の提出や聞き取りによる現況の把握を行いまして、注意を払っているところでございます。この中で、今回運転手の勤務時間が長い状況が見受けられましたので、委託業者を通して労働基準監督局に確認をいたしました。この結果、特に指摘はなかったとの報告を得ておりますが、万全を期するために、委託事業者と協議をいたしまして、運転手の勤務体制を変えた経緯がございます。また、他地区への運行についてでございますが、循環バスは交通の不便な地域の解消とともに、公共施設の利便についても検討すべきと考えております。昨年2月に規制緩和があり、市内のバス事業者の路線にも変化が見られまして、新たに設けられた路線や廃止を検討している路線がございます。このような動きの中、新たな循環バスの路線を検討するためには、バス事業者の今後の計画をよく把握する必要がございますので、バス事業者と協議を重ねながら、循環バスとして必要な路線と時期を見きわめてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) 冨塚忠雄君。 ◆22番(冨塚忠雄君) 議席20番、冨塚でございますけれども、時間も余りないので、簡潔に質問したいと思います。  まず、第1点はイラクの問題ですね。この問題というのは、僕は佐倉市が平和都市宣言を確立し、そして平和条例を制定している市として、できれば印旛郡市近隣の市町村長の方々と協議をしながら、やっぱりイラク攻撃についてはやめるべきだと、日本も加担すべきではないというふうな、そういう申し入れを国に僕はすべきではないかというふうに思っていますので、そういう点についての考え方はどうなのかということが、まず第1点質問したいというふうに思っております。  それから、保育の問題で、先ほども秋田県のこの質問をさせてもらいました。第1子のみ補助ということで、ゼロ歳保育を無料化すると。もちろん秋田県そのものは、そんなに人口が多いということではないのでできるというふうな意見もあるそうですけれども、しかし少なからず、市長が言う最低2人の子供は生んでほしいと言うのなら、それなりの僕はやっぱり裏づけがあってもいいのだろうというふうな気がするのですね。確かに佐倉市の保育料金は、途中で切りかえて、2人いる場合については高い方を半額とか、低い方を半額というふうな仕方はしているのですけれども、もう少し思い切って、やっぱり経済面からいく助成も考えていかないと子育てができないのではないかというふうな感じしますから、そういう点についてお答え願いたいというふうに思っております。  それから、教育問題につきましては、先ほど教育長から答弁あったように、前向きにいろんな面でやると。教育基本法の改正が提示されても、平和条例平和都市宣言にのっとってきちんとやりますというふうな構えですから、ぜひともそういうことで頑張っていってほしいというふうに思っております。  それから、バス関係ですけれども、私が情報公開でとったこの運行日報がありますけれども、少なからず、12時間運転手さんが拘束されたという事実はあるのですよね。それと、市役所に来ても30分、40分という空き時間があって、それで運転手さんはそのバスの中にいざるを得ないというふうな状況、こういう状況をどうするかということですよ。例えば仮の部屋をつくってあげてそこで待機するとかという、そういう労働条件を変えていかないと、僕はやっぱり安全運行につながらないというふうに思っているので、そういう点についてもお答え願いたいというふうに思います。時間がないので、以上の点についてよろしくお願いします。 ○議長(中村孝治君) 市長。 ◎市長(渡貫博孝君) お答えをいたします。  1点目の近隣の自治体と意見をまとめて、イラク問題についての申し入れを行うべきという点、これは印旛郡市の広域市町村圏のまた集まりがございますから、そういったところで話題に出してみて、各自治体の首長さん方のご意見も伺ってみたいと、このように考えております。  次に、ゼロ歳保育の保育料を無料にするという秋田県の事例でございますが、この点は、私どももいろんな方法があろうと思いますから、その面で方法論についてはまた別の手も、方法もあろうかということで、これは検討させていただきたいと思います。  バスの問題については、これは担当の方からまた説明をするようにいたします。  以上です。 ○議長(中村孝治君) 市民部長。 ◎市民部長(木内直君) 循環バスに伴いましての運転手の仮の部屋の件でございますけれども、実際にはどのようにやるべきか考えなければならないこともありますので、検討事項とさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) これにて冨塚忠雄君の質問は終結いたします。  臼井尚夫君の質問を許します。  臼井尚夫君。                 〔15番 臼井尚夫君登壇〕 ◆15番(臼井尚夫君) 議席15番の臼井尚夫であります。市政会を代表して、質問をいたします。今期4年、定例議会のたびごとに一般質問を行い、回を重ねること16回になりました。4年間の締めくくりとして、私が特に重要だと考えたこと、また市民からの反響が大きかった問題を取り上げて質問をいたします。  第1は、志津霊園道路であります。前期から8年間、周辺住民がこうむった危険と迷惑、市が直接、間接に支出した費用、地域や通過車両がこうむった経済的損失は、はかり知れないものがあります。最近、市長は寺との交渉の見通しは明るいと言っております。深刻な不況が続いており、土地の価格も大幅に値下がりしております。仮に市が寺を訴え、1億5,000万円に利子を加えて寺が返還するような結末になれば、寺は何としてもこれは避けたいと、こういう気持ちではないかと推測をいたします。現に私のまちの檀家の中には、昨年本昌寺が嶋田組との係争に破れ、四千数百万円の支払い義務が生じたことに動揺をしている方が何軒かおられます。結果的には、寺の支出、損失は、自分たち檀家の身に降りかかってくるのではないかと、こういうことを憂慮しているようであります。  さて、市と寺が合意に達した場合、道路開通の最大の問題は、墓地使用者の移転合意であります。仄聞するところ、寺と争っても墓を移すつもりはないと発言している者もおります。この点について市の認識を伺います。  墓地の移転については、市は寺に協力するとしているが、具体的にはどんな協力をしようとしているのか、お尋ねをいたします。寺と墓地使用者と市が三つどもえに絡んで係争が延々と続き、また年月がむなしく過ぎて、行政と寺の言いわけだけが空回りする愚は、繰り返すべきではないと考えております。市長は、ある資料に円満に根気よくと書いてありますけれども、裏を返せば、住民はいつまでも我慢しなさいと読みかえることもできます。石の宴不動の建物取り壊し等に絡んで、住民の不満は非常に高いことを申し上げておきます。  次に、家庭用ごみ収集袋の認定基準について質問をいたします。私の一般質問の中で、市民の皆さんから問い合わせや意見が最も多く寄せられたのは、この問題であります。さまざまなご意見の中で、私が特に感じましたのは、家庭内のごみ処理を男性の方がやっておられると、こういう家が大変多いということであります。それからもう一つは、袋の値段については、ごみ処理の費用が含まれているというように一方的に思い込んでおられた方が多かったようであります。したがって、私の質問を聞きまして、それにはごみ処理の経費が入っていないということがわかりましたら、非常に多くの方から、市と議会は何をしていたのだというおしかりを実はいただいたわけであります。私は、値段が高い、それから裂けやすい、この原因の一番大きなものは、市の認定基準にあることを指摘いたしました。最近聞き取り調査をしたところ、1枚2円程度安くなった、品質もやや改善されたのかなと、破れにくくなったような気がするという意見がありました。しかし、変わらないよと、こういうお答えもあります。私は、市の対応はいささか遅いと、また十分でないと、このように感じております。市は、この認定基準をいつごろどのように変えるのか、競争原理をどんな形で導入してくるおつもりか、改めて質問をいたします。  次に、財政の健全化を求めてでございます。いろいろな角度から財政問題を取り上げてきました。効果的だったのは、バランスシートの作成であります。発生主義に基づく会計処理は、今まで見えなかった財産の価値を一目でわかりやすく表示することができました。90億円を超える退職給与引当金が負債として存在すること、資産、すなわち財産として計上されている30億円近い未収金は、その大部分が市税の滞納であり、将来欠損金として処理せざるを得ないものであることがわかりました。バランスシートの作成については、資産の評価の方法、減価償却の方法、まだまだ研究を要する問題もあります。今後の市の対応と方針について伺います。  関連して、行政評価の方法についての要望を申し上げます。私は、会社経営を長くやっておりましたので、一定の投資をするときに、必ずその効果というふうなものがいつどんな形であらわれるかと、それを考えます。例えば教育等に対する投資は、何十年あるいは場合によったら100年というような長期の見通しを一応立てなければならないという場合もありますし、また市民の直接の問題としては、1年、2年で効果を出さなくてはならないと、こういうものもあるはずであります。やはりいろいろな投資の内容あるいは予算を使う内容によって、評価の基準というものを私どもはみんなで真剣に考えて、きちっとした予算が使用できるように変えていくべきだと、このように考えます。私自身もいろいろな私案を持ってはおりますけれども、行政においても、この点は十分今後勉強をされるように要望を申し上げておきます。  次に、高齢者の健康寿命の延伸施策について伺います。高齢社会の深刻な問題は、医療費の増加であります。健康保険制度は、守り続けていかなければならない重要な制度でありますけれども、高齢者医療費の大幅な増加は、介護保険の制度まで含めて、健康に関する制度の根幹を揺るがしかねない状態にあります。健康日本21の地方計画も、この点に焦点を当てて考えることが必要であります。私は、昨年度2度にわたって、他県の実例等も示しながら、地域における高齢者健康づくりを提唱し、質問をしてきました。市においても、民間のスポーツクラブのインストラクター等に意見を聞くなど計画づくりの準備を進めていると伺っています。市の基本的な考え方と施策について伺います。高齢者が健康増進の活動などに参加することによって、1人当たり年間11万円の医療費節減ができるという報告もあります。医療費もさることながら、高齢者の人生の充実に貢献できる施策を要望いたします。この問題につきましては、筑波大学が中心になりまして、ベンチャービジネスを立ち上げております。つくばウエルネスリサーチと申します。これは、産、官、学一体で高齢者の健康というところに焦点を合わせて、一つの事業を推進していくというもので、皆さんご承知のように、大洋村で既に顕著な実績を上げております。私は、この中からいろいろな教訓を読み取ることができると考えております。今こそ高齢者の健康づくりについて、あらゆる知恵を絞って対処していくべきだと、このように思います。これは、要望として申し上げておきます。  次は、地域活動と破れ窓理論について質問をいたします。破れ窓理論というのは、ある新聞で教えられました。1枚の割れた窓ガラスをそのまま放置しておくと、やがてまち全体が荒れて汚くなり、多くの犯罪が増加する、こういうものであります。これは、アメリカ生まれの理論だそうであります。実践に移して成功したのが、ニューヨーク市だと言われています。すなわち破れ窓や小さい犯罪行為に目を向けて、住民の協力のもとに警察官の巡回回数を一段とふやすことにした。当初、余りにも身近な小さな取り組みであり過ぎるため、効果が疑問視されたけれども、見事に功を奏して、かつて無法地帯の別名もあった地下鉄は市民の足に戻り、また凶悪犯罪も劇的に減少したと言われております。凶悪犯罪などの多発に悩む日本の警察も、警察官の巡回回数をふやすなど、また地域住民組織との提携を強めるなどの活動に力を注ぐ方針のようであります。  若干PRめくのをお許しいただきたいわけですが、私のまちでは、職場をリタイアし、時間に余裕のある人たちに呼びかけてグループをつくりました。春、夏、秋、冬の四季の会と名づけて、女性も含めて会員は40名であります。簡単で着脱自在のユニホームをつくり、毎月第1土曜日の午前中、町内外の道路ぎわや空き地のごみ、カン、ビンを回収しております。特に通知は出しませんが、毎回35人ほどが集まります。最初のころは、回収する量が多くて、途中で袋を取りに戻る、こういうことでありましたけれども、回を重ねるごとに目に見えて減ってきました。随分周囲がきれいになったと実感をしております。このような組織が活動を始めると、数多くの仕事がふえてきました。時期によっては、拍子木を持ちながら防災、防犯の巡回、地域のイベントの会場づくりや交通整理、福祉活動への協力、近隣の自治会からも依頼があって、日程の調整に困ることもあります。40人の人たちが顔を合わせて作業をし、終了後二、三十分話をし合うこと、年3回会費制で懇親会を行うこと、目に見えないけれども、自然にまちづくりの心を養っているように思います。小さな活動の継続が破れ窓の理論にも通ずるものと考えております。もちろん自主活動ですから、援助も補助も期待してはおりません。佐倉市には、老人会なども含めて地域をよくする活動を続けている団体やグループは数多いと思いますが、実態について市が把握している範囲においてお答えください。  また、このような団体やグループは、それぞれ特色を持ち、リーダーの存在が極めて重要な意味を持ちます。そして、各種の活動は、市の事業と密接にかかわり合いを持っております。地域にこのようなグループがたくさん生まれ、相互の連携ができれば、佐倉市は大きく変わっていくだろうと思います。また、地域別にリーダーが集まって話し合う機会があれば、さらに大きい成果が期待できます。市のお考えと対応について質問をいたします。また、このグループは自治会の活動を補完し、まちづくり、地域づくりの隠れた担い手であることを申し添えておきます。  以上で私の1回目の質問を終わります。 ○議長(中村孝治君) 市長。                 〔市長 渡貫博孝君登壇〕 ◎市長(渡貫博孝君) お答えをいたします。  霊園の問題でございますが、移転に同意しない墓地使用者に対する対応という、この点についてのご質問と拝聴いたしました。移転に同意しないであろうと思われる墓地使用者、確かに現段階でも予想されるところでございます。平成8年9月から平成9年3月にかけて意向調査を実施しておりますが、その中でも同意をしないという意思表示をしている方もおります。本昌寺との任意交渉の中でも、最終的に同意しない墓地使用者に対する法的措置については、寺が必要な措置をとるということを求めてまいりました。これにつきましては、基本合意書締結に際して、佐倉市と協議の上、宗教法人としての法的措置を講ずるという趣旨の文書を寺から市に差し入れるという意思を本昌寺の側からいただいております。この問題については、既に最高裁の判例もあるということも、寺側からもその資料は示されております。したがって、宗教法人と墓地使用者との関係ということで、法的な措置がとり得るということは、説明を受けているところでございます。  先日も申し上げましたが、現在進めております交渉の中で、基本合意が調いましたら、次の段階は本昌寺側の代表役員に対して、墓地使用者からの委任状を出していただく、あるいは佐倉市長あてへの移転の同意書を墓地使用者から出していただくということに進んでいく予定でございます。これが一定の割合に達しましたら、過去に議会で決議をされております墓地使用者の100%の同意なしに一切の予算化は認めないという決議がございますので、この点については議会のご判断をいただいて、これは外していただいて、そして移転代替地の造成費や補償費算定のための調査費の予算計上をお願いしていきたい、このように考えております。したがって、この委任状や同意書の取得については、市も寺と積極的に協力をしませんと取得することができないということで、「佐倉市と本昌寺が協力して」という文言を入れて合意書を作成しようということでございます。  なお、ご指摘の中に、この霊園の問題が解決しないことが市民の皆様に大変ご不便をおかけしているということは、私もよく承知をしております。寺は争う相手ではなく、話し合う相手として今まで対応してまいりました。そして、話し合いをもとに問題の解決を図るという基本方針で臨んでまいりましたので、私は円満に根気よくという表現で対応をしているところでございます。交渉をするということでございますので、この点ご理解はいただきたいと思います。  なお、石材会社の建物については、既に裁判で判決をいただきまして、この議会でもご説明を申し上げておりますが、判決は建物の収去、そしてその底地、土地の明渡しという判決でございます。建物をしたがって取り去るということ、更地として市に土地を返すということ、これが裁判の判決で認められたものでございます。したがって、建物を取り壊すということが訴訟の本来の目的でございますので、この点は理解をいただきたいところでございます。なお、詳細については、担当がさらに補足説明をするようにいたします。  次に、財政の問題でございますが、貸借対照表、いわゆるバランスシートによって表現をして、その中で明らかになったこと、あるいは課題になっていること、このご指摘というように私は拝聴をいたしました。平成12年3月に、旧自治省からバランスシートの作成基準が公表されましたので、これを受けて、平成13年1月に初めて当市としても、平成11年度の普通会計の決算の分についてバランスシートの作成を行いました。その後、平成12年度のバランスシートも作成をして発表してございます。現在は、13年度分についての作成を進めているところでございます。この結果は、広報あるいはインターネットによって既にお知らせをしているところでございますが、13年度分もでき次第お知らせをする予定でございます。  バランスシートの作成の趣旨でございますが、地方公共団体も企業会計の手法を取り入れて、みずからの財政状況を総合的かつ長期的に把握をすることで、財政運営の一助にするということがそのねらいでございます。そして、市の財政状況を市民にわかりやすく公表するための一つの手法であると、このように考えております。バランスシートを取り入れることによりまして、今までに市が所有しております資産あるいは市が負っております負債の累計など、これは従来の決算書ではわかりにくかった内容が正確に把握できるようになっております。また、これを情報として提供できるようになったことで、市民の皆様に佐倉市の財政状況をより深くご理解いただけるものと、そういう効果があると考えております。  今後の対応方針でございますが、現在総務省の方式によって、バランスシートを作成しております。これは、引き続きこの方向で進めたいと考えております。その理由は、多くの自治体が総務省の方式で作成をしておりますので、自治体間の比較、検討をするためには、同じ方式をとっていくのが大変便利であるということが理由でございます。今後ともこの方向で進めていくことについてご理解をいただきたいと思います。なお、この問題についても、細部担当が説明をするようにいたします。  次に、高齢者の健康づくりの問題でございますが、現在佐倉市としては、健康さくら21のプランを策定を進めているところでございます。基礎調査等を行うことで、平成15年にこれが完成できるようにしたいということで取り組んでおります。国では、既に健康日本21というプランが発表されております。また、千葉県も健康ちば21の計画が策定されております。したがって、佐倉市もこういった流れに沿って、佐倉なりのプラン、健康さくら21と、仮称でございますが、これを策定するために現在委員会を設置して、意識調査を行って、平成15年度中に策定をしていきたいと、このように考えております。基本的な理念として五つほど掲げておりますが、一つは、「あたたかい心がふれあうまちづくり」ということで、福祉対策やボランティア活動の促進を進めていきたい。二つ目は、「安全で快適なまちとくらしづくり」ということで、環境整備や住宅対策を進めていきたい。三つ目は、「楽しく生きがいのあるライフスタイルづくり」ということで、生きがい対策の推進ということを考えております。四つ目は、「元気いっぱいいきいき健康づくり」ということで、一時予防に重点を置いた健康づくりの推進、このように考えております。五つ目として、「安心な老後を支える仕組みづくり」ということで、介護保険事業や保健福祉サービスの充実ということを基本方針として、今後取り組んでまいる予定でございます。  なお、健康づくりについて、大洋村の事例を挙げてのご質問をいただいております。ベンチャービジネス等の活動も始まっているようでございますから、今後も私ども自治体として取り組めるところから、そういった手法も取り入れていきたい、このように考えております。なお、この点も細部は担当が説明をするようにいたします。  次に、地域づくりという観点から、破れ窓理論をご紹介をいただいて、そして現在活動されている活動事例のご紹介もいただきました。各地域で地域をよくするために活動されている市民の方々には、本当に敬意を表しまして、またお礼を申し上げたいと思います。そういった市民活動が今後の自治体を支えるものということで、私は大変期待をしております。そして、行政とともに協力して働くということも視点に入れて、今後とも活動を大いに進めていただきたい、このように考えております。ご指摘のように、小さいことでも見逃していくと、それが大きな破壊あるいは崩壊につながるというご指摘であると私は伺っております。したがって、事が小さいときにこれに対処していくということは、安心して暮らせる社会づくりの中で大変大事なことであると、このように私も考えております。特にこれからの社会づくりの中では、住民自治ということを中心に置いて、自治能力を発揮していただいて、地域活動をよりよくしていただく、そういったことのつながりがこのまちをよくしていくことになっていくであろうと期待をしているところでございますので、今後ともご協力を賜りますようにお願いいたします。つい先ごろ、佐倉警察署管内でも、防犯を主眼とした組織ができておりますので、この実態等については、担当が説明をするようにいたします。  なお、一部訂正をさせていただきます。先ほど霊園関係の答弁の中で、最終的に同意しない墓地使用者に対する法的措置の根拠として、私は最高裁の判例もあると申し上げましたが、これは仙台高等裁判所の判例に訂正をさせていただきます。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) 田山助役。                 〔助役 田山成一君登壇〕 ◎助役(田山成一君) 霊園問題のうち、石材会社の建物の取り壊しにつきまして、市長答弁の補足をいたします。  石材会社の建物につきましては、判決で建物の収去と土地の明渡しが認められたものでありまして、この建物を取り壊すことが訴訟を起こした本来の目的でありますので、ご理解をお願いしたいというふうに思います。建物を解体せずに有効利用を図ることができないかという率直な市民のお気持ちは理解をいたしますが、従前から申し上げておりますように、この建物には銀行の抵当権が設定されております。したがいまして、この建物の所有権を取得するためには、抵当権者である銀行がこの建物を競売にかけ、これを落札して所有権を取得する必要がございます。しかしながら、建物が競売に付された場合には、佐倉市以外の第三者が適法に所有権を取得する可能性が出てまいりますので、佐倉市が競売に参加したとしても、必ず佐倉市が落札し所有権を取得するという保証はございません。こういった点を検討いたしまして、裁判の判決どおりに建物を取り壊すこととしたものでございます。ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(中村孝治君) 経済環境部長。                 〔経済環境部長 萩原盛夫君登壇〕 ◎経済環境部長(萩原盛夫君) ごみ袋の基準をいつごろどのように変えるのかとのご質問です。ごみ袋につきましては、強度が弱い、値段が高い、現状として1社のみの製造であると以前からご指摘をいただいております。昨年実施いたしましたアンケートの結果、ごみ袋の強度が弱いという意見が全体の約68%という数値を得ております。ごみ袋の強度につきましては、佐倉市ごみ収集専用袋の認定に関する基準第4条第4項において、日本工業規格であるJISのZ1702における引っ張り強さの規定を適用しております。これについて、平成14年8月に、第三者公的機関において強度検査をしたところ、JISに規定される数値と比較して、約2倍から3倍の強度があるとのデータが得られております。しかし、市民からのごみ袋改善に対する要望が強く、市としての取り組みとして、佐倉市ごみ収集専用袋の認定に関する基準におけるごみの袋の強度及びダイオキシン抑制素材について、袋の形状及び素材の厚さ等の観点からも再度見直しを行い、平成15年度早々、基準の変更を実施してまいります。  次に、競争原理をどのような形で導入するかというご質問でございます。ごみ袋認定業者につきましては、佐倉市ごみの収集専用袋の認定に関する基準において、当基準を満たすものであれば市が認定し、その後は製造業者による市場流通ルートでの販売となるものです。現在認定業者につきましては1社となっておりますが、これにつきましても、基準の変更を実施し、他の製造業者が参入しやすい体制づくりを確立してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) 財政部長。                 〔財政部長 大川靖男君登壇〕 ◎財政部長(大川靖男君) バランスシートの関係につきまして、市長答弁の補足をさせていただきます。  バランスシート作成に当たりましては、資産の評価方法などの研究課題もあるのではないかというご指摘をいただきました。自治体のバランスシートの作成につきましては、国の作成基準にもありますように、いまだ試作段階ということもございまして、こういった作成の手法、さらには公営企業会計あるいは特別会計を含めました佐倉市全体のバランスシートの作成など研究課題があるものと考えております。これらにつきましては、今後佐倉市として取り組むテーマであるというふうに考えております。また将来的には、このバランスシートの数値は佐倉市だけの評価にとどまらず、他の団体との比較におきまして、大変重要な指標となってくるものと考えております。  次に、バランスシートに計上されております市税の未収金についてお答えをいたします。バランスシートの未収金につきましては、市民税あるいは固定資産税など市税の未収金を流動資産として計上をいたしております。これら市税の未収金につきましては、滞納繰越額として年々増加しているのが現状でございます。市税の滞納繰越額は、平成12年度末で約29億7,900万円となっております。これが平成13年度末では、約31億3,900万円となっております。前年度より約1億6,000万円の増加となっております。このように、年々増加しております市税の滞納額の縮減につきまして、年度当初に徴収計画を策定し、滞納整理を実施しているところでございます。中でも、再三督促及び催告等をしているにもかかわらず納付されない滞納者に対しましては、税負担の公平性の観点から、不動産及び預金などを滞納処分として、差し押さえを行っているところでございます。これらのことから、年度末の滞納繰越額のうち、おおよそ3分の2程度が差し押さえ等の滞納処分により、時効が中断をしております。そして、この差し押さえ等を除きました滞納繰越額の一部について、不納欠損として処理をしております。市税の不納欠損として処理をした金額につきましては、平成12年度が約4,980万円、平成13年度が約9,100万円でございます。一方、徴収率を見ますと、平成12年度は89.4%でございました。平成13年度は88.8%となっております。また、平成15年1月末現在では、73.42%になっております。年度末には、前年度に近い徴収率が確保できるよう、現在市税の徴収に努めているところでございます。今後につきましても、滞納整理等をさらに強化して徴収率の向上を図り、滞納額の縮減に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) 福祉部長。                 〔福祉部長 渡辺義本君登壇〕 ◎福祉部長(渡辺義本君) 高齢者の健康寿命延伸施策につきまして、お答えいたします。  高齢者の健康寿命の延伸を達成するためには、中高年からの健康づくりと、市民みずからが自主的に取り組む一時予防が大変重要なことと考えております。佐倉市では、中高年からの健康づくりの施策といたしまして、基本健康診査や健康教育等の各種保健事業を実施して、健康増進に努めております。具体的には、骨折からの寝たきりを予防するために、理学療法士による個々に合わせた運動指導、相談を開始し、また骨粗鬆症検診で、指導の必要な方に転倒予防教室等を実施しております。閉じこもり予防や社会的交流を目的とし、軽い運動やレクリエーションを取り入れたB型機能訓練を実施しております。これは、市内の5会場で実施しており、利用者も年々増加しているところでございます。今年度新たにB型機能訓練を推進するために、協力者を養成するボランティア養成講座を開催いたしました。来年度には、この方々が中心となって、各地区に身近な会場をふやして実施してまいりたいと考えております。  市民みずからが自主的に取り組む一時予防といたしましては、ボランティア団体の協力をいただきながら、生活習慣病予防のために栄養や運動を通して、健康増進の普及活動が行われております。さらに昨年度より中高年の男性を対象とした男の健康づくり講座を開催し、現在講座を修了した方々が自主グループをつくり、健康づくり活動を行っております。今後も佐倉市といたしましては、自主グループやボランティア団体の育成をするとともに、活動を支援してまいりたいと考えております。  次に、健康日本21地方計画についてでございますが、(仮称)健康さくら21につきましては、現在一般公募による市民代表委員を含めた15人の策定委員のご意見をいただく中で、計画策定を進めているところでございます。進捗状況といたしましては、市民の健康に関する意識と課題の抽出を行うため、乳幼児の保護者から高齢者までの各層より無作為抽出いたしました市民約3,000人に対して、市民健康意識調査を実施したところでございます。15年度は、この調査結果を踏まえた上で、年代別の健康課題に沿った計画策定に取り組んでまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、高齢者の一番の関心事は健康であると言われておりますので、充実した生活を送ることができるよう、各種施策を推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) 市民部長。                 〔市民部長 木内 直君登壇〕 ◎市民部長(木内直君) 地域を守る小活動の積み重ねと破れ窓理論につきまして、市長答弁の補足をいたします。
     防犯に係る地域活動団体、グループの実態についてのお尋ねでございますが、私どもで把握しておりますのは、佐倉警察署管内防犯組合連合会に届け出をしております16団体と、防犯パトロールに伴う資機材を市から貸し出しております23団体の、計39団体を把握しております。今後情報提供をいただく中で把握していない団体、グループにつきまして、順次把握してまいりますとともに、これらの団体の育成に努めてまいりたいと考えております。また、リーダーが話し合うことによりさらに大きな成果が得られると、このようなご提言でございますが、そのとおりであると認識しております。そして、継続的に活動を推進していただくためには、リーダーの育成が大変大切と考えております。  なお、去る2月13日には、佐倉警察署管内におきまして、防犯団体の方々出席のもとに、防犯情報の共有と防犯意識の高揚を目途とした、佐倉防犯パトロールネットワークの発足式が行われております。この発足式におきましては、意見交換等研修的内容も含んで行われましたけれども、今後市といたしましても、研修会等を実施し、防犯活動の推進に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) 臼井尚夫君。 ◆15番(臼井尚夫君) 議席15番の臼井尚夫であります。自席から再質問をいたします。  先ほどの霊園の道路の問題でございますけれども、市長が近ごろ見通しが非常に明るいと、こういう発言をなさる。それからまた、霊園の石の宴の建物を取り壊すという掲示が出たということで、地域の住民がいよいよできるのですねと、よかったですねと言って、自治会の会長やあるいは道路開通促進協議会の役員に口々に言うと。それで、その方々がこれ本当かしらと言うので、数日前に集まりを持ったわけであります。そのときに一番問題になりましたのは、だけど寺に対して絶対服従しねえぞと、俺は裁判に負けるかもしれないけれども係争を続ける、こういう意向を持っている人が、これとこれとこれとこれといるよと、こういう話がありまして、これは見通しが明るいとかというようなことを市長が発言される。住民は単純に信じ込む。そして、何年も何年も再び泥沼の中を歩くと。これは、地域のリーダーたちとして耐えられないと、こういうことで急遽市長あてに要望書を出そうということになりまして、要望書は私にもこんな内容で出したいのだという提示がありました。これは自主的に出すものですから、ああそうですかと。市長は、恐らくその内容はご覧になっていると思いますけれども、この人たちは、もういたずらに住民が一喜一憂する状態を何年も繰り返したくないと。したがって、道路の問題については、墓地使用者と十分な話し合いをして、その人たちは寺に対してかなり感情的になっているのですね。ですから、市に対してではなくて寺に対して感情的になっている。それは取り除いていただいて、そして同意書ができるぞという見通しが立った段階で、ああ見通しは明るいと、こういうふうに実は私はおっしゃっていただきたいのであります。議会も、今期の議会というのはこれでおしまい。5月以降になりますと、新しい議員による議会ができるわけであります。したがって、その方々の全面的なご協力もいただかなければならないというふうなことで、地域のリーダーたちは、立候補者全員に対して、霊園道路の開通をどのように考えているのかということで、ご質問もひとつしようではないかというような話、これはやるかどうか知りませんけれども、そんな話も持ち上がっております。  いずれにしても、この問題は、選挙を目前にして、ああ、あれはぬか喜びだったなと言って、暗い思いに選挙が済んだ後に住民がとらわれることのないように、十分な配慮をちょうだいしたいと。降ってわいたような話であれば、私は何も申しませんけれども、長く長く続いて、その間落胆、失望、希望を繰り返し、繰り返ししてきた問題でありますから、事は慎重を要しますということを、特にこれはお答えがあればお答えいただきますが、強く要望をせざるを得ないと、こういうことであります。  それから、もう一つは、助役がお答えになりましたけれども、あの建物は取り壊すと。なるほどそのように考えればそうかなと、こう思いますけれども、市民の率直な、素朴な感情としては、せっかくあんな立派な建物があるのになぜ取り壊すのかと。しかもそれを我々の税金、千二百何十万も出して取り壊すそうではないかと。それに対して、これは立ち入り禁止、近日中に取り壊すというだけで、なぜというのは何も書いていないと。したがって、少なくともああいう張り紙をしたのならば、こういう理由で取り壊すのですということがわかるように、あの下に説明の文書をつけるべきであると、こういう意見が非常に強かったと。それも恐らく要望書の中に含まれていると思います。  それから、バランスシートの問題について申し上げますけれども、私は大変これはすばらしいことであったなと、よかったなと思っておりますが、総務省方式をそのまま踏襲して今後もいくのですよと。これは発表するものはそれでいいのです。ですけれども、例えば減価償却の方法にしても、あるいは今言ったように、不納欠損せざるを得ないというものについては、負債科目に引当金勘定をつくってみるとか、あるいは資産の評価についても、道路とかそういうものは、もう評価ゼロにしてみたらどうだと。実際に将来資産として売買できるかもしれないといったようなものを、いろんな方程式でやってみると。そういうふうなものを資料としていただければ、バランスシートとして示すのは総務省のそれでいいわけでございますけれども、資料としてそういうものをいただければ、私は独自に資産の内容を入れかえて、そして佐倉市の財政状態というものを企業会計的に、はっきり自分なりに検討をしてみるということができます。  それから、高齢者の健康増進でありますけれども、これは時間がないので要望ということにしておきます。基礎健診の中に、でき得ればその人の個人、個人の筋肉の強さというふうな項目を一つ設けておいたらどうかなと。それからもう一つは、高齢者1人ずつそれぞれ違うわけでありますから、健康についての個人メニュー、これをやはりつくっていくということが必要だと思います。時間がないので、申し上げたいことはたくさんありますけれども、以上で2回目の質問を終わります。 ○議長(中村孝治君) 市長。 ◎市長(渡貫博孝君) お答えをいたします。  霊園の問題での地元の方々からの要望書でございますが、これはまだ私の手元にはございませんので、まだ拝見はしておりません。ですから、届きましたらまた読ませていただきたいと思います。  それから、いわゆる墓地使用者が寺に対しての感情的なもつれという点は、やはり予想できるところでございます。したがいまして、この点については、お寺さんの側から墓地使用者にもよく説明をしていただく必要がありますし、私どもも出向いて説明をしていきたいと思っております。過去には、たしか平成8年9月22日であったと思いますが、あの大洪水のあったあの日に、墓地使用者に対しての説明会を開いておりました。そして、かなりの方がおいでいただいたのですが、ああいう悪天候の中でしたので、十分時間をとり切れなかったということもございますが、墓地使用者に対しての説明はその1回だけで終わっております。したがって、今後やはり進めるには、何回でも必要に応じた説明会は開くべきであろうと考えております。  それから、建物を壊すことについての立て札がございますが、なぜ壊すか、この説明については、これはやはり必要だと思いますから、するようにいたします。  なお、バランスシートについて、これはご意見として拝聴してまた対応していきたいと、このように考えております。健康についても、ご要望ということですので、これは私ども対応していけると思います。どうぞご理解いただきたいと思います。 ○議長(中村孝治君) これにて臼井尚夫君の質問は終結いたします。  この際暫時休憩いたします。          午後零時05分休憩  ──────────────────────────────────────          午後1時11分再開 ○議長(中村孝治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  中原英雄君の質問を許します。  なお、中原英雄君の申し出により、写真撮影を許可しております。  中原英雄君。                 〔14番 中原英雄君登壇〕 ◆14番(中原英雄君) 議席14番、創生の中原英雄です。会派を代表して質問いたします。  今回は、1問に限定して質問をいたします。渡貫市政の8年間の政治姿勢を検証して、その分析をしてみました。先般、市民の方と話をしておりましたら、渡貫さんは悪いこと一つもしないと。私が聞いたのですよね。八千代の大澤さんのようなことはしていないけれども、悪いことという基準は何ですかと。税金の無駄遣いはどうですかと。いや、それは一番悪いよと。私は、渡貫市長はこの8年間、相当税金の無駄遣いをした。だから、前菊間市政の予後効果であった財政力指数1が0.900になる、こういうことになってしまった。例えて言えば、西志津元小学校用地を買った。大きな土地を坪40万で買った。これが60坪、50坪ぐらいの土地ならば、40万でもやむを得ないかなと、そう思います。大きい土地は利用率が減ってきますから、建て売り屋さんに聞いたら、とんでもないと。道路を入れて造成して、金利のかかるお金を借りて営業して、それを全部差し引いて利益が出るというのは、半値以下だと。それを相手の言うままに買うということは、これは税の無駄遣いであります。つまり鑑定価格がにしきの御旗だと。前議会でしたか、私も意見を委員長報告に盛り込みましたが、現在は実勢価格が物すごく下落している。こういうときにあっては、鑑定価格を上限として交渉をすべきである。鑑定価格というものは、いいかげんとは言いませんが、相当実勢とかけ離れているというのが現状でありますから、この買い方は大変よろしくない、税の無駄遣いであると。私は、15億以上の無駄遣いをしたと考えております。──────────────────────────────────────────────────────────────────────                 〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆14番(中原英雄君) ─────────それから、黒塗り乗用車を私用に使っていると。これは具体的事実があります。2月2日日曜日、ある県議の事務所開き、これは私用であります。県政報告会を開くというのなら、これは公用になります。そこに職員の運転手を使って市長公用車で行く。もう一つあります、事実を確認してあるのが。2月11日の祭日にも、市議会議員立候補予定者新人の事務所に公用車で行っています、公務員の運転手を使って。これは全く税の無駄遣いであります。これは、恐らく今賛同のやじが飛びましたが、悪いことだと私は認識しております。自分の車で行けばいいのですよ、何も。無駄を省くという努力が全く見られない。  次に、うそを平気でつく人だなと。昨日の全員協議会でも、私には選挙対策と思える基本合意書案を説明されました。たしか「輝く佐倉の明日へ」というタイトルで、私が出している冊子とそっくりのものをお出しになりました。そこにも霊園問題の解決は目前と書いてあります。目前といいますと、眼鏡を外して字が読める、これが目前ですね。政策的な問題では、三月とか半年ぐらいなら目前と言えるかもしれない。しかし、堂々と市内全域に霊園問題は目前ですと、解決しますと。これをうそと言わないで何がうそでしょうか。昨日の全協でも、この基本合意ができて議会もオーケーをしたら、それから作業を始めると、こういうのは目前とは言わない、日本語では。どこの言葉かよくわからない。まして8年前、市長になるときに、六つの公約の上だと、別格本山の公約だと、霊園問題を解決しますと言って当選をされた方です。それが4年前には、所信表明のときに、霊園問題は努力しますと、たった1行半に減りましたね。皆さん覚えているでしょう。そのように、うその最大は霊園問題です。目前の解決なんかめどさえついていないというのが現状であるということを、市民の皆さんにもはっきりとここで申し上げておきたい。私がそれをうそだと言うのはけしからぬということなら、いかなる法的措置でもされて結構です。それと、形容詞をやたら並べた空疎で、陳腐とまでは言いませんが、言葉に心がこもっていない。ずっとそうでした。  次に、独創性がない。恥知らずとまでは言いませんが、他人のアイデアをパクる天才だなと。その証拠に例を挙げます。観光協会とヤングプラザが旧太陽神戸銀行の跡地にできました。前助役の野口信幸さんが一生懸命汗をかいた。市長はこれ大反対だった。私も市長室に行ってぜひやってくださいと言ったら、そんなものやらねえと。結果が好評だったら、私がやったと本にいっぱい書いてある。小児救急病院の問題も、たしか昨年の代表者会議で、市郡医師会長が2億出してくれないかと。1億は佐倉市お願いしますよと。1億は印旛郡市で佐倉を除くところで持ってくれると、NICを含む小児救急ができるのだと。しかし、私はそれを即座に断ってきましたと報告されましたね。代表者の方、覚えていると思う。それを選挙前になったら、5,000万円ぐらいのちゃちなものをつくって、選挙対策でお茶を濁した。まあできないよりできた方がいいけれども、やることと全く矛盾している。  それから、平和都市宣言、情報公開条例、市内循環バス、CATVを全域に、あるいは長嶋氏を名誉市民に、これらはすべて市長のアイデアではありませんよ。議会主導でやりなさいと。決議をしたり、いろんなことをやって、しぶしぶやった。結果がよければ、私がやりました。つまり他人のアイデアをパクる天才です。こう言いますとあれですが、余り詳しくいろいろ言ってもしようがない。その輝く何とかという本の中に、全くお笑いぐさのことが書いてありますよ。平成善政合戦に参戦したというのです。何じゃこれはと、冗談も休み休みにしてほしい。私は、平成7年の市長選で、及ばずながら渡貫市長を応援した一人です。結果は、財政を10%悪化させ、先ほども言った志津霊園問題も解決にほど遠い。市長を誕生させた一人として、やめていただくという責任がある。市民の税金を自分のお金と思って、大切に使わせていただくと、これが市長の役目です。いいかげんに使うということは一番悪いことです。余り言えませんが、私は挑戦をします。きっと大幅な政策の違いが市民に関心を呼ぶことでしょう。大いに政策論争をやり、公開討論会をやることを希望します。  最後に、議員各位も勇退される方、再度挑戦される方、さまざまだと思います。必勝を期して堂々と戦い抜いてくださるよう祈ります。次回、議場で会うときは、立場を変えて本音の議論ができることを希望しております。8年にわたり、大変お世話になりました。執行部の皆さん、ありがとうございました。これで質問を終わります。いつも答弁がいいかげんなので、答弁は必要としません。これで私の質問は終わります。                 〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(中村孝治君) 市長。                 〔「要らないと言っているのに、何で答弁させるんだ」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村孝治君) 市長、ちょっと待ってください。中原議員に申し上げます。  一般質問は、通告と同時に、質問者、答弁者、お互いに権利と義務がございます。                 〔「暫時休憩の動議を求めます、暫休の動議」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村孝治君) まだ議長の発言が終わっていませんので、ちょっとお待ちください。したがいまして、挙手をしましたので指名はする、これは議長の義務であります。  以上です。                 〔「議長、動議」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村孝治君) 中原英雄君。 ◆14番(中原英雄君) 暫時休憩を求めます。 ○議長(中村孝治君) 暫時休憩をいたします。          午後1時24分休憩  ──────────────────────────────────────          午後1時35分再開 ○議長(中村孝治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ────────────────────────────────────── △発言の取り消し ○議長(中村孝治君) 中原英雄君より発言を求められておりますので、これを許します。  中原英雄君。 ◆14番(中原英雄君) 14番、中原英雄です。  先ほどの質問の中で、───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────不謹慎であるとおわびをして、削除をお願いします。  ────────────────────────────────────── ○議長(中村孝治君) 市長。                 〔市長 渡貫博孝君登壇〕 ◎市長(渡貫博孝君) お答えをいたします。  最初の西志津のスポーツ等多目的施設用地でございますが、鑑定を上限とすべきということのご質問でございました。当然鑑定を上限として、そこから値引き交渉をした価格で議会に提案をし、承認をいただいたものでございます。  2番目に、黒塗りの乗用車を私用に使っているというご指摘でございますが、2月2日には現職の県会議員の事務所開きのご案内がありまして、これは当然県政の報告を兼ねておりますので、私は現職の県会議員とのおつき合いということで、公用車を使わせていただいております。2月11日の市議会議員立候補予定者の事務所開きという点については、私は全く関知しておりませんし、そこには行っておりませんので、全くの事実誤認ということを申し上げて、もう一度よくお調べいただきますようにお願いをいたします。  次に、霊園の問題で、8年前の公約と4年前の公約、4年前は引き続き努力という公約になっております。これは、裁判が中心になるということが見込まれておりまして、そして市として法定での争いということになっておりましたので、引き続き努力という表現をとっております。  次に、独創性がない云々のことでございますが、現在のヤングプラザ、当時の太陽神戸銀行の跡地、建物も含めてでございますが、これを取得するときには、佐倉図書館の面積が足りないから、そこをいわゆる読書ルームにしてはという、そういう案で最初私は原案を出しまして、その後政策調整会議等も開いて、そしてその中から現在の観光協会の事務所も今入っておりますが、あの事務所については、当初たしかパンフレットを置けばよろしいという程度で、観光協会の方からはお申し出があったということを私は記憶をしております。しかし、その後現在のような形に整備をして、青少年の居場所にしていくと。これは、当時の生涯学習課の案を持ち込んできたものを、私はこれはいいということで取り上げたものでございます。  小児救急につきましては、これは印旛郡市の広域市町村圏の仕事として実施をしてほしいという要請があったものでございます。そして、この印旛郡市の広域市町村圏で足並みがそろわなかったという経緯が一たんございました。そこで、佐倉市で健康管理センターの一部を使ってやってもらえる可能性はないかという意向打診がありましたので、それはお受けいたしましょうということで、現在のような形になっているところでございます。したがって、これも事実関係をきちんとお調べをいただきたいと思います。  最後の平成善政合戦、これは岐阜県の知事が主催して、堺屋太一さん等が加わってやっておりますが、私どものまちもこれに加わっております。インターネットでお引きいただければわかります。10個以上の政策がある場合には、大名の名前を名乗ってよろしいということですので、私どもは下総之守「さくらちゃん」という大名の名前で今登録しておりますので、よくご覧いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(中村孝治君) 中原英雄君。 ◆14番(中原英雄君) 2分で終わらせます。14番、中原です。  今の質問のとおり、答弁してもらってもちゃんと答えてくれない。だから、さっき答弁は要りませんと言ったのです。以上で終わります。 ○議長(中村孝治君) これにて中原英雄君の質問は終結いたします。  本日はこれにて一般質問を打ち切りたいと思います。  ────────────────────────────────────── △散会の宣告 ○議長(中村孝治君) 以上をもちまして本日の日程は終わりました。  明日は午前10時より会議を開き、一般質問を行います。  本日はこれにて散会いたします。  お疲れさまでした。          午後1時41分散会...