成田市議会 > 2021-03-18 >
03月18日-06号

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  1. 成田市議会 2021-03-18
    03月18日-06号


    取得元: 成田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-28
    令和 3年  3月 定例会(第1回)議事日程第6号                        令和3年3月18日午後1時開議第1 会議録署名議員の指名第2 議案第7号~議案第41号   (委員長報告~質疑~討論~採決)第3 各特別委員会中間報告   (委員長報告~質疑)第4 発議案第2号   (提案理由説明~質疑~委員会付託省略~討論~採決)第5 発議案第3号   (提案理由説明~質疑~委員会付託省略~討論~採決)第6 議案第42号、議案第43号   (提案理由説明~質疑~委員会付託~委員長報告~質疑~討論~採決)---------------------------------------本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(29名)  1番   小高夕佳君    2番   葛生孝浩君  3番   眞野義行君    4番   大和義己君  5番   藤崎勇一君    6番   伊達孝紀君  7番   荒川さくら君   8番   鳥海直樹君  9番   星野慎太郎君  10番   鬼澤雅弘君 11番   会津素子君   12番   飯島照明君 13番   一山貴志君   14番   神崎 勝君 15番   小山 昭君   16番   雨宮真吾君 17番   鵜澤 治君   18番   秋山 忍君 19番   水上幸彦君   20番   荒木 博君 21番   海保茂喜君   22番   伊藤竹夫君 23番   神崎利一君   24番   村嶋照等君 25番   上田信博君   26番   油田 清君 27番   石渡孝春君   28番   宇都宮高明君 29番   大倉富重雄君◯欠席議員(なし)---------------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 参事(局長)    高橋康久君   次長        稲阪 洋君 係長        菅原拓実君   主任主事      齋藤和輝君---------------------------------------◯説明のため出席した者 市長        小泉一成君   副市長       関根賢次君 副市長       小幡章博君   教育長       関川義雄君 総務部長      宮崎由紀男君  財政部長      石毛直樹君 福祉部長      木下 敬君   健康こども部長   田中みを君 秘書課長      堀越正宏君   総務課長(選管書記長)                             岩沢宏樹君 財政課長      小川雅彦君   教育部長      清水活次君 教育部参事     田中美季君 各課、所、場、館、署長--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(秋山忍君) 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。                              (午後1時00分)---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(秋山忍君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、議長において神崎利一議員村嶋照等議員を指名いたします。--------------------------------------- △議案第7号~議案第41号 ○議長(秋山忍君) 日程第2、議案第7号から議案第41号を一括して議題といたします。---------------------------------------委員長報告 ○議長(秋山忍君) 各委員長の報告を求めます。 初めに、教育民生常任委員長一山貴志議員。     〔教育民生常任委員長 一山貴志君登壇〕 ◆教育民生常任委員長(一山貴志君) 教育民生常任委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月3日午後2時から全委員出席の下、第1委員会室で開催いたしました。 執行部から市長、副市長、教育長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案10件を慎重審査した結果、議案第7号、議案第15号、議案第16号、議案第25号、議案第27号、議案第29号及び議案第41号については全会一致で、議案第12号から議案第14号については賛成多数で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 また、陳情第1号については、不採択とすべきものと決しました。 審査の過程においては様々な質疑がありましたが、以下、主な審査経過についてご報告いたします。 初めに、議案第12号 成田市敬老祝金条例の一部を改正するについてでありますが、「敬老祝金の対象者を88歳と100歳の2回贈呈することに見直した経緯は」との質疑があり、「敬老祝金を贈呈している県内各市の状況を調査したところ、2回贈呈している自治体が多く、また敬老祝金の目的が長寿のお祝いであるということを踏まえて、88歳の米寿の年と100歳の2回とした」との答弁がありました。 次に、議案第15号 成田市介護保険条例の一部を改正するについてでありますが、「今回の条例改正により介護保険料に影響が出る人数は。またその割合は」との質疑があり、「減額となるのは1万2,175人で、その割合は約39%であり、また増額となるのは110人で、その割合は約0.4%である」との答弁がありました。 次に、議案第41号 大栄地区小中体型校舎新築工事(建築工事)請負契約の変更についてでありますが、「工期延長に伴い、請負金額が増額となる理由は」との質疑があり、「国や千葉県から、新型コロナウイルス感染下における工事の対応として、必要があると認められる場合には、受注者の責めに帰すことができないものとする旨の通知があったことから、本市において、工期延長に伴い必要と認めた費用を増額することが、その理由である」との答弁がありました。 審査の経過は、以上のとおりであります。 なお、審査終了後、執行部から8件の報告を受け、散会した次第であります。 以上で、教育民生常任委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、新市場整備・輸出拠点化等調査特別副委員長、飯島照明議員。     〔新市場整備・輸出拠点化等調査特別副委員長 飯島照明君登壇〕 ◆新市場整備・輸出拠点化等調査特別副委員長(飯島照明君) 新市場整備輸出拠点化等調査特別委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月5日午前10時から第1委員会室で開催いたしました。 執行部から副市長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案3件を慎重審査した結果、議案第8号、議案第18号及び議案第26号については賛成多数で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の過程においては様々な質疑がありましたが、以下、主な審査経過についてご報告いたします。 初めに、議案第8号 成田市特別会計財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正するについてでありますが、「公設地方卸売市場財政調整基金を設置する目的は」との質疑があり、「新生成田市場の整備に係る消費税の還付金及び開場後の収益の一部を基金に積み立て、活用することで、一般会計からの繰入れを基準内に抑えることができるほか、年度ごとの繰入れの平準化が可能となり、財政の安定を図ることが基金設置の目的である」との答弁がありました。 次に、議案第18号 成田市公設地方卸売市場の設置及び業務に関する条例の一部を改正するについてでありますが、「今回の改正により、原状回復の免除を新たに規定しているが、その理由は」との質疑があり、「現市場の事業者が新市場に移転する際の原状回復義務を免除することで、事業者の負担を抑えること。また、新市場開場後も、撤退する事業者が不要となった機材を新たに入居する事業者が使用を希望した場合などにおいて、柔軟に対応できるようにするため本規定を追加するものである」との答弁がありました。 また、「高機能物流棟の事業者が、場外事業者から買い付けを行った場合に、実績の届出を必要とした理由は」との質疑があり、「事業者が市場外から商品を買い入れ、加工し、販売する場合や、市場外の事業者から委託を受け、加工や輸出手続を行った場合に、市場使用料を徴収することから、その実績を把握する必要があるため届出を求めることとした」との答弁がありました。 次に、議案第26号 令和2年度成田市公設地方卸売市場特別会計補正予算(第3号)でありますが、「市場使用料が減額となる理由は」との質疑があり、「青果については、成田青果商業協同組合が年度当初に撤退したこと、また水産については、新型コロナウイルス感染症の影響により、卸売業者の売上げが大幅に減ったことで、売上げに係る使用料分の減額が見込まれたことなどが減額となる主な理由である」との答弁がありました。 審査の経過は、以上のとおりであります。 以上で、新市場整備輸出拠点化等調査特別委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、経済環境常任委員長鳥海直樹議員。     〔経済環境常任委員長 鳥海直樹君登壇〕 ◆経済環境常任委員長(鳥海直樹君) 経済環境常任委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月5日午後2時から第1委員会室で開催いたしました。 執行部から副市長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案4件を慎重審査した結果、議案第11号、議案第17号、議案第20号及び議案第28号については、全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の過程においては様々な質疑がありましたが、以下主な審査経過についてご報告いたします。 議案第20号 成田市都市公園条例の一部を改正するについてでありますが、「広告事業を実施する施設が大谷津球場中台運動公園のアリーナ、野球場、球技場の4施設となっているが、他の運動施設での事業実施の検討は」との質疑があり、「施設の選定に当たり広告物を表示するスペースがあるか、表示によって施設の利用等に支障等が出ないかなどを考慮し、4施設を対象とした。今後の事業の運用状況により、ほかの施設での実施について検討していきたい」との答弁がありました。 また、「広告事業で約400万円の収入が見込まれるとのことだが、その算定根拠は」との質疑があり、「広告主が指定管理者に支払う広告料の50%と行政財産使用料を合計した額が市に納付される。現在予定している66区画の全てに広告が掲載された場合の年間収入を見込んだものである」との答弁がありました。 審査の経過は、以上のとおりであります。 なお、審査終了後、執行部から4件の報告を受け、散会した次第であります。 以上で、経済環境常任委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、建設水道常任委員長海保茂喜議員。     〔建設水道常任委員長 海保茂喜君登壇〕 ◆建設水道常任委員長(海保茂喜君) 建設水道常任委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月8日午前10時から全委員出席の下、第1委員会室で開催いたしました。 執行部から市長、副市長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案6件を慎重審査した結果、議案第9号、議案第10号、議案第19号、議案第22号、議案第30号及び議案第31号については、全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の過程においては様々な質疑がありましたが、以下主な審査経過についてご報告いたします。 初めに、議案第9号 成田市準用河川天昌寺川整備基金の設置、管理及び処分に関する条例を廃止するについてでありますが、「基金の条例を廃止するとのことだが、今後の整備に要する財源についての考えは。また、工事への影響はないのか」との質疑があり、「今後の整備は、基本的に一般財源により計画的に行っていく。国の交付金等の活用についても前向きに検討し、整備の進捗に影響がないように進めていきたいと考えている」との答弁がありました。 次に、議案第19号 成田市が管理する市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正するについてでありますが、「自動車の自動運転を補助するための施設である自動運行補助施設を条例に加える理由は」との質疑があり、「現時点において本市に導入する予定はないが、今後、自動運転サービスが普及する前提での法的整備として位置づけるものである」との答弁がありました。 審査の経過は、以上のとおりであります。 なお、審査終了後、執行部から3件の報告を受け、会議散会後、拡張整備を行った遠山スポーツ広場の視察を実施いたしました。 以上で、建設水道常任委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、総務常任委員長荒木博議員。     〔総務常任委員長 荒木 博君登壇〕 ◆総務常任委員長(荒木博君) 総務常任委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月8日午後2時から全委員出席の下、第1委員会室で開催いたしました。 執行部から市長、副市長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案3件を慎重審査した結果、議案第21号、議案第23号及び議案第24号については、全会一致でいずれも原案のとおり可決及び承認すべきものと決しました。 審査の過程においては様々な質疑がありましたが、以下、主な審査経過についてご報告いたします。 初めに、議案第23号 専決処分の承認を求めるについて(令和2年度成田市一般会計補正予算(第12号)専決第5号)でありますが、「現時点におけるワクチン接種に向けた進捗状況は」との質疑があり、「ワクチン接種に関する相談に応じるため、コールセンターを3月15日に開設するとともに、成田市医師団、成田赤十字病院国際医療福祉大学成田病院の協力をいただき、集団接種に当たる医師をおおむね確保できる見込みである。また、公募している看護師についても、20名の募集人員を上回る応募が来ている状況である」との答弁がありました。 次に、議案第24号 令和2年度成田市一般会計補正予算(第13号)でありますが、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金について、国に提出した第3次申請の実施計画の内容は」との質疑があり、「市独自の支援策として実施した医療従事者等慰労金給付事業予防接種事業などの7事業に加え、学校環境衛生事業などの感染症対策として実施した国庫補助事業の市負担分を対象として、実施計画を提出した」との答弁がありました。 審査の経過は、以上のとおりであります。 なお、審査終了後、執行部から3件の報告を受け、散会した次第であります。 以上で、総務常任委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、予算特別委員長上田信博議員。     〔予算特別委員長 上田信博君登壇〕 ◆予算特別委員長(上田信博君) 予算特別委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月9日から3日間にわたり全委員出席の下、第1委員会室で開催いたしました。 付託されました新年度予算関係議案9件を慎重審査した結果、議案第32号から議案第35号及び議案第37号については賛成多数で、議案第36号及び議案第38号から議案第40号については全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の過程においては様々な質疑がありましたが、以下、主な審査経過についてご報告いたします。 初めに、議案第32号 令和3年度成田市一般会計予算についてでありますが、まず歳入の主な質疑として、「法人市民税が約18億円の大幅な減少となった要因は」との質疑があり、「新型コロナウイルス感染症の影響を受けている空港関連企業で大幅な減収を見込むとともに、空港関連企業以外の法人については、国が実施する千葉県の景気予測調査を基に、減収を見込んだことが主な要因である」との答弁がありました。 また、「一般寄附金のうち、ふるさと納税寄附金の見込額は」との質疑があり、「ふるさと納税寄附金としては1億1,000万円を見込んでいる。なお、令和元年度の決算では約8,600万円、令和2年度は2月末時点で約1億5,000万円程度の寄附をいただいている」との答弁がありました。 次に、歳出についてでありますが、まず総務費では、「防災用品備蓄事業について、避難所用間仕切りテントの購入を予定しているが、その配備計画は」との質疑があり、「令和2年度に早期開設避難所10か所に各20基を整備し、令和3年度は残りの指定避難所42か所に各10基、市内全域で計620基を整備する計画としている」との答弁がありました。 また、「新たに創設する結婚新生活支援事業について、補助要件に所得制限を設けた理由は」との質疑があり、「国立社会保障人口問題研究所が、結婚に当たり障害となる要因について調査したところ、結婚資金などの経済的な事情を挙げる男女が近年増加傾向にあるとの結果であった。本事業は、経済的な理由で結婚に踏み切れずにいる若者を後押しする事業であることから所得制限を設けた」との答弁がありました。 次に、民生費では、「介護人材確保対策事業において、介護職員定着支援補助金通称介護版なりた手当を創設するとのことだが、非正規職員は対象となるのか」との質疑があり、「介護版なりた手当は、介護事業所の中心となる人材が事業所に定着することを目的としていることから、まずは正規職員を対象としている。非正規職員への支給については、今回実施する内容を見極めた上で今後の検討課題としたい」との答弁がありました。 また、「老朽化が進む松崎保育園小規模保育事業所として八生公民館の敷地に再整備するとのことだが、公民館敷地内での配置計画は」との質疑があり、「再整備する園舎の位置や園庭の規模については、既存の芝生広場やテニスコートなどとの兼ね合いを検討しながら、令和3年度中に実施する基本設計の中で決定していきたい」との答弁がありました。 次に、衛生費では、「医療相談ほっとライン事業について、新型コロナウイルスワクチンの接種開始に伴い、ワクチン接種に関する相談が増加すると思うが、新型コロナウイルスワクチン接種コールセンターとのすみ分けについてどのように考えているのか」との質疑があり、「新型コロナウイルスワクチン接種コールセンターについては、集団接種に関する予約、キャンセルの受付、ワクチン接種に関する相談に対応し、医療相談ほっとラインでは、新型コロナウイルスに関することに限らず、身体やストレス、メンタルヘルスに関する全般的な相談を受けることとしている」との答弁がありました。 また、「地球温暖化対策推進事業において、新たに断熱窓を補助対象としているが、補助の要件は」との質疑があり、「内窓の設置や複層ガラスなどに交換するなど、既設住宅の窓の改修を補助の要件としている」との答弁がありました。 次に、労働費では、「雇用促進奨励金の予算額が、昨年と比較して減少しているが、その理由は」との質疑があり、「雇用促進奨励金の制度については、広報なりたや市のホームページでの周知に加え、商工団体を通じて事業主へ周知を図っているが、近年、申請件数が減少しており、予算額と決算額の乖離が生じていたことから、予算の算定方法を見直したことが、減少の理由である」との答弁がありました。 次に、農林水産業費では、「有害鳥獣駆除事業において、イノシシの駆除単価を増額するとのことだが、その理由は」との質疑があり、「近年、イノシシの捕獲頭数が増えており、猟友会における捕獲体制の強化が急務であり、従事者を確保するためには、捕獲単価の増額が必要との要望等があったことから、国の交付金等の活用や周辺自治体の捕獲単価の状況を踏まえ、増額することとした」との答弁がありました。 次に、商工費では、「企業立地促進事業について、令和3年度から現行の奨励措置を拡充するが、どのように取り組んでいくのか」との質疑があり、「4月に施行する企業立地促進制度は、現行の企業誘致要件の緩和と対象業種の追加や、交付期間の延長を行うことで、中小企業も活用しやすい制度となることから、本市への企業進出が促進されるものと考えている。また、国際医療福祉大学成田病院の開院や、新生成田市場の開場、空港の機能強化等に伴い、周辺地域に医療関連産業物流関係施設等の企業立地が見込まれることから、事業の周知に努めていきたい」との答弁がありました。 また、「コロナ禍という状況の中、各行事への予算計上について、どのように考えているのか」との質疑があり、「観光客誘致による地域経済の活性化が大きな目的の一つであると考えている。新型コロナウイルスの感染拡大の防止と社会経済活動の両立を図り、景気回復と観光振興を目的に実施するという基本的な考え方に基づき、予算計上した」との答弁がありました。 次に、土木費では、「街路灯のLED照明化への更新工事について、ESCO事業ではなく市が直接施工する理由は」との質疑があり、「平成30年度にLED照明導入調査を実施し、ESCO事業と同様のリースによる場合と、市が直接施工した場合の工事費用及び維持管理費用を比較検討した結果、市が直接施工するほうが施設管理及び経費負担の面で有利であると判断したことが主な理由である」との答弁がありました。 また、「生活道路整備事業について、各地区からの要望状況と令和3年度における整備予定は」との質疑があり、「現在市内で145路線の改良要望が上がっており、地域の方々と相談しながら、優先度の高いものから順次整備を進めている。令和3年度については、そのうち16路線の測量調査及び道路改良工事等を実施する予定である」との答弁がありました。 次に、消防費では、「救急車両にオゾン発生装置を整備するとのことだが、整備内容とその効果は」との質疑があり、「予備車を除く全救急車8台に積載する予定である。また、オゾン発生装置はウイルスを不活性化する働きがあるため、感染防止に効果があると考えている」との答弁がありました。 また、「三里塚消防署化学消防ポンプ自動車を更新することになった経緯は」との質疑があり、「化学消防ポンプ自動車は、通常20年の更新計画としているが、今回更新する消防車両は、故障が続いており、消防力の低下を招くことがないよう、本来更新を予定していた令和5年度から令和3年度へ更新時期を変更したものである」との答弁がありました。 次に、教育費では、「令和3年度から小規模特認校制度を導入する豊住小学校において、学校と地域の連携をどのように考えているのか」との質疑があり、「小規模特認校の立ち上げに協力いただいた地域の方々や保護者を会員として、小規模特認校を推進する委員会を本年4月から発足させる予定であり、地域の願いや教育資源等を十分に生かし、より満足感のある教育を展開できるよう、地域からも協力を得て進めていきたいと考えている」との答弁がありました。 また、「小中学校太陽光発電導入事業として、令和3年度は3校に整備するとのことだが、効果をどのように考えているのか」との質疑があり、「太陽光発電設備は、LED照明の場合、普通教室で18教室程度の照明を賄うことができ、蓄電池では、災害時などにおいて、体育館の照明を約半日程度使用することができる。また、省エネや環境学習にも資するものと考えている」との答弁がありました。 次に、災害復旧費・公債費・諸支出金・予備費では、「公債費の償還額が増えているが、令和3年度の公債費負担比率は。また、今後の公債費の考え方は」との質疑があり、「令和3年度の公債費負担比率は13.3%になると見込んでおり、令和3年度の徴収猶予債の償還を除けば、令和6年度をピークに逓減していくと見込んでいる。引き続き歳入の確保及び支出の縮減に努めていきたい」との答弁がありました。 次に、議案第33号 令和3年度成田市国民健康保険特別会計予算では、「令和3年度の国民健康保険税の税率改正の考えはあるのか」との質疑があり、「コロナ禍であることなどを考慮し、令和3年度の税率改正はしないこととした」との答弁がありました。 次に、議案第37号 令和3年度成田市後期高齢者医療特別会計予算では、さしたる質疑もなく、次に、議案第40号 令和3年度成田市下水道事業会計予算では、「新型コロナウイルス感染症に伴う下水道使用料の支払い猶予制度について、継続の予定はあるのか」との質疑があり、「下水道使用料の支払い猶予は3月末までとしているが、国から柔軟な対応を求める旨の通知があることから、今後も継続するものと考えている」との答弁がありました。 次に、議案第38号 令和3年度成田市水道事業会計予算では、「水道事業を委託することについて市の考えは」との質疑があり、「個々の委託や包括的な委託については、既に実施している。また、水道事業と簡易水道事業を併せて発注することで経費節減を図っているところだが、水質や管路の管理などは、技術を継承していく観点からも、最低限の業務は市で直接行っていきたいと考えている」との答弁がありました。 次に、議案第39号 令和3年度成田市簡易水道事業会計予算では、「給水戸数の増加見込みはあるのか」との質疑があり、「井戸水を使用し水質に問題がない家庭が大半であり、簡易水道に切り替える場合、工事費や給水申込納付金などの新たな負担が生じることから、給水戸数が大きく増加する見込みはないが、引き続き広報なりたや市のホームページ等で安全・安心な水をPRしていきたい」との答弁がありました。 次に、議案第34号 令和3年度成田市公設地方卸売市場特別会計予算では、「新市場と成田空港を結ぶシャトルバスを運行するとのことだが、運行時間帯及び運行本数の予定は」との質疑があり、「シャトルバスの運行時間帯は、空港発を午前7時台から、空港着を午後8時台と予定している。また、運行本数は1時間に1本程度で片道13本、往復26本を予定している」との答弁がありました。 次に、議案第36号 令和3年度成田市農業集落排水事業特別会計予算では、「地方公営企業会計移行業務債の借入れを予定しているが、地方公営企業会計への移行を進めていくのか」との質疑があり、「総務省からの要請により、令和6年4月1日から公営企業会計での運営を開始するため、地方公営企業会計移行業務債を借り入れ、移行業務を行っていく」との答弁がありました。 次に、議案第35号 令和3年度成田市介護保険特別会計予算では、「高齢者居場所づくり事業補助金の概要は」との質疑があり、「高齢者の居場所を増やし、地域における住民主体の活動を促進することが介護予防の観点から重要であることから、なりたいきいき百歳体操等に取り組む住民団体の立ち上げを支援するため、1団体当たり10万円を上限に補助しようとするものである」との答弁がありました。 この後、総括質疑を行い、まず「令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により個人市民税や法人市民税の大幅な減収を見込み、全ての事業をゼロベースで見直し、予算を編成したとのことだが、廃止や規模縮小、予算縮減となった事業は」との質疑があり、「令和3年度の予算編成では、市税などで大幅な減収が見込まれたことから、市民サービスに影響を及ぼさないことを原則として、経費の縮減を図ったところである。具体的には、中台運動公園水泳プールの通年利用に向けた備品の購入、中台運動公園体育館給排水設備改修工事、高岡文化財保存施設改修工事などを令和4年度以降へ見送ったほか、現金給付からサービス給付へ転換を図るため、敬老祝金の対象の見直しを行った。さらには、契約実績に基づく継続費の縮減や各課が所管する視察研修の延期または規模縮小など、様々な面で縮減を図ったところである」との答弁がありました。 また、「市税など減収となる一方、歳入確保に向けた取組は」との質疑があり、「歳入確保に向けた取組として、ふるさと納税において魅力ある返礼品の調達を進めるとともに、令和3年度からは、ポータルサイトを新たに追加することで、さらなる推進を図っていく。このほか、スポーツ施設への広告看板の導入や固定資産税の課税客体となる償却資産の適正な把握に努めるとともに、国や県からの支出金の積極的な活用により、歳入の確保に努めていく。また、長期的な取組として、成田空港の更なる機能強化に伴う新たな開発需要や、人口増加に適切に対応していくため、吉倉地区周辺のまちづくりの推進など、本市の持続的な発展に向けた取組を行うことで、将来的には自主財源の増加につながるものと考えている」との答弁がありました。 主な審査経過については、以上のとおりでありますが、このほかにも多くの質疑や意見、要望等が活発に出されました。 執行部におかれましては、これらの意見、要望等を真摯に受け止められ、来年度の予算執行及び今後の行財政運営に十分反映されるよう望む次第であります。 以上で、予算特別委員会からの報告を終わります。
    ○議長(秋山忍君) 以上で各委員長の報告を終わります。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより各委員長に対する質疑を行います。 質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め、質疑を終わります。--------------------------------------- △討論 ○議長(秋山忍君) これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 初めに、11番、会津素子議員。     〔11番 会津素子君登壇〕 ◆11番(会津素子君) 会津素子です。ただいまより討論を行います。 初めに、議案第8号について反対します。 本案は、新たに公設地方卸売市場財政調整基金を設置するものですが、財政調整基金とは、財源に余裕のある年度に積立てを行うものです。市場の特別会計は、財源に余裕がないために一般会計から繰入れを行っております。新市場の開場後の繰入れは、30年間で115億円と試算されています。財政調整基金に積み立てる余裕があるなら、一般会計からの繰入れを減らすべきだと考え、本案に反対します。 議案第26号は、卸売市場特別会計の補正予算ですが、この市場の財政調整基金が組み込まれているため反対いたします。 議案第18号に反対します。 本案は、新市場への移転に向けて、市場の設置及び業務に関する条例を改正するもので、原状回復義務の免除や開場までの準備期間の使用料を免除する内容となっており、市の試算では準備期間中の使用料1億6,800万円がゼロになるということです。 私は、現市場の場内事業者への対応は理解いたしますが、新規参入の事業者まで対象とする必要はないと考えます。既に新市場は、公募条件の見直しによる使用料の減収、追加工事など、当初の予定にはなかった税負担を強いられています。今後も際限なく新市場への税支出は増えることが予想されます。そもそも新市場は、航空機を使い大量の二酸化炭素を排出しながら農水産物を輸出する拠点となる施設です。これは、世界の脱炭素の流れに逆行しています。成田市においては、脱炭素や食の安全保障の観点から、輸出より地産地消に力を入れていただくことを望みます。 以上の理由から本案に反対します。 議案第34号は、2021年度の卸売市場特別会計の予算となっております。さきに挙げた3つの議案と同様の理由で反対いたします。 議案第32号、2021年度の一般会計の予算です。こちらは賛成します。 歳入においては、今年度と比べて市税が18億円減額されている上、普通交付税が不交付になっています。また、歳出においては、高齢化の進行やコロナ禍による社会保障費の増加、そして公債費などの義務的経費が増額されており、厳しい財政状況となっております。加えて将来負担比率はついに119%と試算されており、次世代に過大な負担を残す指標が示されています。 予算編成方針には、より一層の効率化及び合理化により経費の削減を進める意思が示されており、各課におかれましては、行政改革推進計画に沿って節減に取り組まれていることが分かりました。コロナの収束が見通せない中、市民の命と暮らしを守るために必要な支援は十分行い、今後も行政改革に努めていただくことを求めます。 一方で、理解できない事業も見受けられます。成田市は、大学病院や職員宿舎へ固定資産税相当額を、およそ1億1,000万円補助しようとしておりますが、その根拠は、本来、学校法人が所有すれば非課税になる。企業立地促進条例の目的に資すると、納得できるものではありません。 さらなる懸念事項は、吉倉地区周辺まちづくりに伴う道路整備や東和田地先における新たな都市基盤整備の推進です。一体どの程度の規模のまちづくりが行われるのか、市の財政負担はどの程度なのか、市民には何も知らされないまま関連予算が組まれています。この一帯は自然環境の豊かな地域です。ゼロカーボンシティを宣言した成田市は、自然環境を守り増やさなければならないはずです。環境を破壊している場合ではありません。市は持続的な発展を目指して、これらの事業を進めようとしていますが、環境破壊と引換えに得る持続的な発展などあり得ないことは、近年の気候危機の状況を見れば明らかです。 国土交通省によると、2019年の全国の水害による被害総額は2兆1,500億円と試算されています。国連環境計画が2010年に行った試算では、生物多様性を失うことによる世界の経済的損失は、毎年最大450兆円に上ります。これは、経済発展を追い求めて環境を破壊し続ければ、結果的に大きな経済損害が生じることを表しています。逆に国連の試算では、動植物や森林保護などの生態系保存に年間3兆6,000億円を投資すれば、年間400兆円の経済価値を生み出せるとしています。これほどの価値を持つ自然環境は、1度失うと元に戻すことはできません。 現在のところ、これらの新たなまちづくり計画は、全体像がまだ明確ではないため、2021年度の一般会計予算には賛成いたしますが、成田市においては、目先の利益にとらわれず、市民にとって将来的に真に必要なことを見極めて、行政運営していただくことを心から求めます。 同じ理由から、新たなまちづくりに関連する議案22号の市道路線の認定については反対いたします。 最後に、議案第37号、2021年度の後期高齢者医療特別会計の予算についても、制度そのものに反対であるということを表明し、以上討論といたします。 ○議長(秋山忍君) 次に、12番、飯島照明議員。     〔12番 飯島照明君登壇〕 ◆12番(飯島照明君) 議案第32号 令和3年度成田市一般会計予算から議案第40号までの予算関連議案全てに、豪政会を代表して賛成の立場で討論いたします。 3日間にわたる予算特別委員会において、新型コロナウイルス感染症の影響や昨今の社会情勢、本市の現状を踏まえた上での市民ニーズや将来の都市像を見据えて、限られた財源を重点的、かつ効率的に配分されていることを確認するとともに、その実施による効果についても期待するものです。特に、令和3年度予算編成においては、新型コロナウイルス感染症の影響や普通交付税が不交付となることにより、歳入が大幅減少となり、予算編成においては、全ての事業をゼロベースで見直した上で、市民サービスに影響のないよう、次年度以降への事業見送りや規模の縮小、あるいは経費の削減や平準化等への取組などにより編成されたということについても、確認することができました。 歳入については、国・県支出金の活用はもちろんのこと、歳入の確保に向けた新たな取組も始めるなどしておりますが、今後も一層の財源確保の取組に尽力されますようお願い申し上げます。 そのような中、歳出における個別の施策では、特にこのコロナ禍においても、市民に夢と希望を与えるための取組であるスポーツツーリズムの推進による東京オリンピック・パラリンピックに向けた機運醸成、新婚世帯を応援し、若者世代の定住促進を図る結婚新生活支援事業、教育の分野では特認校支援事業、児童生徒1人1台のタブレット端末の導入に伴う小中学校教育情報化推進事業、消防では三里塚消防署化学消防ポンプ自動車の更新による消防力の強化が図られることについても評価するとともに、その効果についても期待するところであります。 また、福祉に関する施策では、敬老祝金を現状の現物給付からサービス給付へ転換し、(仮称)成年後見支援センターの設置や、今後、大幅な人材不足が予測されている介護人材の確保に取り組むなど、社会の課題に合わせて施策を迅速に実行することについても、評価するところであります。 また、将来のまちづくりに向けた取組では、吉倉地区周辺のまちづくりや東和田地先に設置を構想しているスマートインターチェンジを活用した産業促進、物流機能の強化への事業がいよいよスタートします。このコロナ禍においても、10年、20年先を見据えて、本市が将来にわたって発展するための第一歩を踏み出したことについては、大いに評価するところであります。そして、本市の将来に大きな影響のある成田空港の更なる機能強化や卸売市場の移転再整備などの事業の予算なども確保され、本市の将来の発展に向けての歩みを着実に推進することについても大きな期待をしております。 そのほかにも福祉、環境衛生、農林水産、商工や土木など、多岐にわたっての、本市が将来にわたって持続的な発展を続けていくために取り組むべき課題に対する施策の実施について、確認することができました。 以上、予算特別委員会における質疑の中から出された意見等を基に述べさせていただきました。 最後に、来年度についても、いまだに収束の見通しが立たない新型コロナウイルスによる市民生活への大きな影響を考えると、今後の追加の施策についても柔軟に、そして即時性を持っての対応が必要になると思いますので、引き続きのご対応をお願いいたします。 予算の執行に当たっては、市長をはじめ市職員の皆様におかれましても、市民の立場に立って真摯に取り組まれ、予算特別委員会での質疑を通じての意見や要望等を勘案しての事業実施をお願い申し上げまして、会派豪政会の賛成討論といたします。 ○議長(秋山忍君) 次に、7番、荒川さくら議員。     〔7番 荒川さくら君登壇〕 ◆7番(荒川さくら君) 荒川さくらです。日本共産党を代表して討論を行います。 議案第32号 令和3年度成田市一般会計予算に反対します。 来年度予算では、国際医療福祉大学附属病院だけを優遇する補助金が1億1,122万5,000円計上されています。今後、この補助金額はさらに増える可能性があり、継続的に補助されることになります。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、最前線で戦い大変な経営を余儀なくされている全ての医療機関への減収補填が必要だと考えますが、一大学附属病院だけへの特別扱いは認められません。 また、附属病院付近の吉倉・東和田南部の2つの地域の開発、構想駅の設置、延長4.1キロメートルにわたる幹線道路整備といった開発が進められています。数十億円単位の市税投入が想定されているにもかかわらず、市は実際に幾らの市税が投入されるのか明らかにしていません。 空港問題では、騒音下住民に飛行機が飛ばない時間は4時間半しかないという負担を強いながら、地域振興策の名の下、農地を開発のための用地にしようと県と一緒に進めています。一方で、コロナ禍で厳しい状況に置かれている市民に対して、依然として差押えも辞さない徴税を行うとしています。また、感染拡大を防ぐために必要な市独自のPCR検査費用も本案には入っていません。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、明日が見えない市民がいる中で、将来への投資という名の大型開発推進は市民の理解を得られません。検査拡充による徹底的な感染拡大防止対策と、何としても市民の暮らしと営業を守り抜くことを求め、本予算案に反対します。 議案第22号は、吉倉地区開発に関わる市道路線の認定ですので、併せて反対します。 議案第33号 国民健康保険特別会計予算に反対します。 来年度は、法定外繰入れを継続し、保険税を引き上げないということはうれしく思います。しかしながら、課税限度額が99万円へと引き上げられ、市民負担が650万円増やされます。これにより、課税限度額はこの10年で30万円以上の引上げとなります。市民への負担を増やすことに反対し、本案に反対します。 議案第14号は、課税限度額引上げを規定する条例改定になりますので、併せて反対します。 議案第34号 令和3年度成田市公設地方卸売市場特別会計予算に加え、基金を設置する議案第8号、市場の施設使用料の引上げなどを規定する議案第18号、基金への繰入れを行う議案第26号、市場関連4議案に反対します。 当初、市場関係者は現地での再整備を望みましたが、市は輸出拠点化機能をつけ空港近くに移転することを決めました。その結果、総事業費も137億円へと膨らんでいます。膨らんだ多額の借金返済のため、将来的に安定した市場会計の運営は厳しくなりました。30年間115億円もの一般会計からの繰入れが必要となり、基金を設置しなければいけない事態となっています。 また、議案第18号の条例改定では、市場の施設使用料の引上げなどが規定されます。これにより1平方メートル当たり1,400円だった仲卸業者の使用料が、新市場では青果で1,680円に、水産で1,820円に引き上げられます。青果については、1平方メートル当たり600円という特例もなくなります。巨額な総事業費の負担を事業者に求めるものです。 成田市場を支えてきた市場関係事業者にとって、移転に伴う負担は大きく、コロナ禍でさらに深刻になっています。そのような中、市は新市場成功のために新規事業者参入への優遇にも力を入れています。国の輸出目標に寄与することを主たる目的と掲げる再整備は、既存事業者を置き去りにし、市民の負担があまりにも多過ぎるということを指摘し、市場関連4議案に反対します。 議案第35号、成田市介護保険特別会計予算に反対します。 コロナ禍において、基金を活用し保険料の維持、軽減に努められたことはよかったと思います。しかしながら、来年度は高額介護サービス費や補足給付の改定があり、介護サービス利用者の負担が大きく増やされることになります。本案に反対します。 議案第37号、後期高齢者医療特別会計予算については、高齢者に負担増を迫る後期高齢者医療制度そのものに反対し、反対します。 議案第12号に反対します。 本案は、高齢者に対する僅かばかりの敬老祝金を削るものです。介護や高齢者支援を改善するために、高齢者への福祉予算を削らなければ改善できないということを前提にするべきではありません。反対します。 議案第13号に反対します。 本案は、マイナンバーカードを健康保険証として利用することができるようになることに伴う条例の改定です。マイナンバーにたくさんの情報をひもづけすることで、所得、資産、医療、教育など、膨大なデータが政府に集中し、国家による個人情報の管理が進む危険があります。今回、医療機関でのカードリーダー設置については、維持費への補助金がなく、将来的には保険証の廃止が狙われています。個人情報の漏えいを危惧し、必要ないと考えている方も多いマイナンバーカードを国民全員に押しつけることに反対を表明し、本案に反対します。 議案第19号に反対します。 歩行者利便増進道路の指定制度については、歩行者中心の道路空間の構築という理念には賛同するものです。しかしながら、この制度には住民と協議をする仕組みがないという欠点があります。大手不動産会社など大規模開発事業を進める特定事業者に公共空間である道路の占用を最長20年もの期間認めるもので、住民の意向を無視した再開発事業に利用されかねません。自動運転については、事故防止のための補助的な機能など期待される側面もありますが、安全対策や事故トラブルの際の責任の所在など課題は多く、急ぐべきではありません。よって、本案に反対します。 以上で、反対討論といたします。 ○議長(秋山忍君) 次に、13番、一山貴志議員。     〔13番 一山貴志君登壇〕 ◆13番(一山貴志君) 公明党の一山です。私は、会派を代表して議案第32号から第40号までの全ての予算関連議案に対し、賛成の立場から討論を行います。 議案第32号 令和3年度成田市一般会計予算612億円で、歳入全体での自主財源比率67.5%となっており、歳入では新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮しながら、市民サービスの低下を招かぬよう財源の確保を図ろうという姿勢が見受けられました。また、歳出では、行政改革の取組などで経費削減に努めながら分配されているものと考えます。 来年度予算の中で、具体的に幾つかの新たな事業を挙げてみますと、「安全・安心でうるおいのある生活環境をつくる」では、防犯灯維持管理事業でのESCO事業の導入、「健康で笑顔あふれ、共に支え合う社会をつくる」では、(仮称)成年後見支援センター運営事業、また介護版なりた手当として、介護人材確保対策事業、「地域文化を生かし、未来を担う心豊かな人材を育む」では、平成小学校増築事業にて、教室不足の解消に向けた取組が盛り込まれており、これから本市が直面する課題解決に向けての取組が図られているものであります。そのほかにも、会派として予算要望した事業も多く組み込まれ、市民ニーズに応えられたものであると考えます。 本市の財政は健全性を維持していると、この3日間の予算質疑を通して確認をいたしました。しかしながら、コロナウイルス感染症拡大による個人市民税及び法人市民税の大幅な減収などが見込まれる中、義務的経費が増加傾向であり、公共施設の老朽化の進行など、多額の財政負担が見込まれる状況であります。現状の財政の健全性におごることなく、より一層の経費削減に努め、市民ニーズを的確に把握し、効率的、効果的に事業を推進していただくよう、今後も慎重な財政運営をお願いいたします。 最後に、市長はじめ執行部の皆さんにおかれましては、今後とも市民の生活に対する不安をしっかりと受け止めていただき、何よりも市民の命と健康を守ることを最優先に取り組んでいただきますようお願いをいたしまして、賛成の討論とさせていただきます。 ○議長(秋山忍君) 次に、16番、雨宮真吾議員。     〔16番 雨宮真吾君登壇〕 ◆16番(雨宮真吾君) 私は、会派政友クラブを代表し、議案第32号から議案第40号までの令和3年度一般会計予算をはじめとする予算関連議案について、賛成の立場から討論をいたします。 令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止と社会経済活動の両立を目指す中で、一般会計で612億円、特別会計及び公営企業会計を含めた全体で約929億円の予算案が提案されました。私たち政友クラブでは、毎年度各種の政策及び施策に係る提言を行っており、令和3年度予算の編成に当たっては、成田空港、まちづくり、防災、総務、教育など、多岐にわたる政策についての要望に加え、新型コロナウイルス感染症対策などの11項目について、市の積極的な取組を要望させていただきました。それらの項目では、コロナ禍による影響を踏まえた新年度の予算案において、次のように十分な取組がなされているものと評価しているところであります。 まず、住民生活に寄り添った支援の充実では、コロナ禍による生活困窮世帯への対応が盛り込まれており、また少子化対策として保育の受皿となる民間事業者への支援や郊外の保育園の再整備に向けた取組、さらにはインフルエンザ予防接種の助成対象の拡大などの施策が計上されております。あわせて、高齢者対策などでは、介護保険事業において全圏域への第2層生活支援コーディネーターの配置など、きめ細やかな施策の展開が期待されております。 次に、災害に強いまちづくりの推進では、昨年発生した災害やコロナ禍による影響を踏まえ、市民の生命・財産を守るための具体的な取組として、消防装備及び施設の充実、防災メールの多言語化、防災行政無線固定局の更新など、防災体制の強化施策が盛り込まれています。また、感染症対策に向けた各備蓄品の整備や避難所用機材の充実、救急車両における感染症対策の取組を評価するものであります。 次に、医療及び福祉への支援では、成田赤十字病院に対する医療機器整備に係る補助、感染症科及び呼吸器外科への医師確保に関する補助に加え、新たな取組として、介護職員の定着を支援する介護版なりた手当が盛り込まれています。また、感染リスクなど厳しい環境下で従事されている方々に対し、処遇改善を含めた支援策が実施されていることは評価するものであり、引き続き感染状況を踏まえた適切な支援策の充実を期待するものであります。 次に、成田国際空港の機能強化・騒音対策及び空港関連企業への支援では、成田空港の更なる機能強化に向けた令和3年度の取組として、空港周辺9市町を国家戦略特区に指定して、土地利用や物流などに関する規制緩和を行えるよう、本年1月に千葉県から国に提案がなされました。 また、他方では空調機器更新の補助制度の創設や共同利用施設の機能向上など、地域に寄り添った予算措置も図られており、引き続き空港周辺地域の生活環境の改善に向けて、1人でも多くのご理解が得られるよう継続的な取組を期待するものであります。 次に、成田市場移転再整備への取組では、従来の市場機能に加え国内初となるワンストップ輸出拠点機能を有する高機能物流棟など、新たな付加価値を備えた新市場が、令和4年1月に開場する予定となっております。市場事業者への支援策も盛り込まれており、市場機能の強化と将来を見据えた取組の推進を期待するものであります。 次に、将来にわたる機能的なまちづくりの推進では、医療関連産業集積に係る施策の推進のほか、東和田南部地区にスマートインターチェンジ機能を核とした交通網整備を計画するほか、官民連携によるJR成田駅西口の再整備方針も示されるなど、アフターコロナへの取組を期待するものであります。 新年度予算案には、これらの項目のほか、私たち政友クラブの要望事項があまねく反映されており、NARITAみらいプランで掲げる将来都市像の実現に向けた施策が適切に計上されています。しかしながら、本市の財政状況は、コロナ禍の影響により、令和2年度末の一般会計の市債残高は約518億円、水道事業会計及び公営企業会計を含めると756億円に達し、また令和3年度には将来負担比率も急激に上昇することが見込まれています。 このような中で提案された令和3年度予算は、未曽有の危機にあっても市民サービスの向上を図ろうとする小泉市長の姿勢を評価するところではありますが、新型コロナウイルスとの闘いがこれからも続くということを踏まえると、本市の将来の発展に資するための取組と同時に、健全な財政運営が求められます。市民サービスの低下を招かぬよう、また将来世代に過度な負担を強いることがないよう留意し、引き続き効果的かつ効率的な財政運営に努め、各種財政指標に留意いただくことで、長期的な視野に立った財政運営をいただくよう申し添えるものであります。 以上、令和3年度一般会計及び特別会計予算に賛成する理由と財政運営についての指摘を申し上げ、会派政友クラブを代表しての私の賛成討論といたします。 ○議長(秋山忍君) 以上で討論を終わります。--------------------------------------- △採決 ○議長(秋山忍君) これより採決を行います。 なお、本日の採決に当たり、鵜澤治議員、石渡孝春議員においては、挙手をもって起立と認めます。 まず、議案第7号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第8号を採決いたします。 本案について副委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第9号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第10号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第11号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第12号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第13号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第14号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第15号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第16号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第17号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第18号を採決いたします。 本案について副委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第19号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第20号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第21号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第22号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第23号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は承認されました。 次に、議案第24号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第25号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第26号を採決いたします。 本案について副委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第27号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第28号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第29号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第30号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第31号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第32号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第33号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第34号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第35号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第36号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第37号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第38号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第39号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第40号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第41号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 以上で採決を終わります。--------------------------------------- △各特別委員会中間報告 ○議長(秋山忍君) 日程第3、各特別委員会の中間報告について議題といたします。 各特別委員長から調査内容等について中間報告を行いたい旨の申出がありましたので、これを許します。 各特別委員長の報告を求めます。 初めに、空港対策特別委員長、神崎勝議員。     〔空港対策特別委員長 神崎 勝君登壇〕 ◆空港対策特別委員長(神崎勝君) 空港対策特別委員会からご報告申し上げます。 当委員会は、3月3日午前10時から、全委員出席の下、第1委員会室で開催いたしました。 執行部から市長、副市長ほか関係部課長の出席がありました。 また、千葉県から総合企画部空港地域振興課長ほか関係職員の、成田国際空港株式会社から地域共生部長ほか関係社員の出席がありました。 会議に入り、5件の報告がありましたので、その主なものの概要についてご報告申し上げます。 初めに、成田国際空港株式会社から、成田空港の運用状況と更なる機能強化の取組について報告がありました。 空港の運用状況では、新型コロナウイルスの影響を受け、2021年1月の航空旅客者数は27万1,000人であり、前年同期比で7%となり、各国の入国制限や緊急事態宣言の影響等により、今後も運休・減便が継続する見込みとのことでありました。また、航空会社及びテナント各社に対する財政支援として、着陸料や停留料等の支払猶予で約225億円、構内営業料等の減免措置で約25億円の追加支援を決定したほか、1月12日より職業相談や出向・移籍支援業務等、雇用に関する総合的なサポートを提供する相談窓口であるナリタJOBポートを空港内に開設したとのことでした。 成田空港の更なる機能強化の取組についてでは、C滑走路の新設及びB滑走路の延伸等の具体化に向けて、埋蔵文化財調査や測量、用地取得に向けた現地調査等を実施しているとのことでした。 質疑に入り、「雇用の相談窓口として設置したナリタJOBポートについて、どのように周知を図っているか」との質疑があり、成田国際空港株式会社から、「ナリタJOBポートの開設に当たり、プレスリリースをするとともに、機会があるたびに説明し、周知を図っているところである。累計の相談件数は増えている状況であるが、引き続き周知に努めていきたい」との答弁がありました。 また、「周辺対策交付金における普通交付金と特別交付金の割合や地域振興枠について、今後の配分の在り方と見直しの考えは」との質疑があり、成田国際空港株式会社から、「特別交付金については、年度ごとに各自治体から事業の申請をいただき、使途の合致、空港との関連性等を確認した上で配分していることから、今年度の配分が翌年度以降も継続される考え方ではない。なお、配分の見直しについては、現段階では考えていない」との答弁がありました。 次に、千葉県から、1月15日に内閣府地方創生推進事務局に対して行った、成田空港周辺地域における国家戦略特区の提案について報告がありました。 成田空港の国際競争力を強化するため、更なる機能強化の強化を最大限発揮することが求められており、そのためには、増加する旅客や貨物などの受入れ環境を整備することが必要不可欠であるものの、空港周辺には規制のかかる農地が広がっていることから、県では空港周辺9市町を国家戦略特区に指定し、民間企業が参入しやすい環境を整えることが必要であると考えているとのことでありました。 提案の内容としては、空港周辺の一定の施設の整備が見込める農地について、農振除外要件及び農地転用許可基準の緩和や物流業界における人手不足を解消するため、外国人材の確保を目的に、在留資格特定技能の特定産業分野に倉庫業を位置づけることなどの提案を行ったとのことでありました。 質疑に入り、「国家戦略特区の提案から1か月が経過するが、内閣府からの反応は。また、千葉県としての今後の対応は」との質疑があり、千葉県から、「内閣府からは、提案の受領後に内部で提案内容の確認をし、既にワーキンググループの委員に内容の説明を行っていると聞いている。また、千葉県としては、土地利用の規制緩和はほかの規制緩和と異なり、ニーズがあったとしても、実現の可能性がないと民間事業者等の参入は難しいことから、現段階での特区指定の必要性をしっかりと説明していくことと並行して、民間事業者等への周知を行い、各市町や空港会社とともに、特区を活用した個別事業の具体化を進めていきたい」との答弁がありました。 また、「国家戦略特区の提案に当たり、空港会社はどのように受け止めているのか」との質疑があり、成田国際空港株式会社から、「更なる機能強化が空港周辺地域の発展に結びつくことを期待しており、物流施設や農業関連施設等を整備する際に、土地利用の規制緩和がスムーズに進むことは、非常に重要であると認識していることから、千葉県、各市町とともに取り組んでいきたいと考えている」との答弁がありました。 また、「成田市は、既に東京圏の一部として特区に指定されているが、今回の提案を受けて、市として今後どのように取り組んでいくのか」との質疑があり、執行部から、「空港の機能強化に向けた人材不足対策について、内閣府と特区の規制緩和の活用に関する協議を進めていた中で、今回の提案は本市が目指す方向と同じである。空港の機能強化は、国家戦略特区の制度が目指す国際競争力の強化や、世界で一番ビジネスをしやすい環境をつくるという目的に合致するものと考えている。千葉県が、空港周辺9市町を包含して特区の提案をされたことは、市として相乗効果を得られるのではないかと考えており、今後も千葉県と協力して取り組んでいきたい」との答弁がありました。 これらのほかにも、執行部及び成田国際空港株式会社から騒防法の告示により防音工事工法が変更になった場合の空調機器の更新工事の特例について、成田国際空港株式会社から成田空港の離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用の実施状況並びにA滑走路の発着時間変更に係る運用状況について、執行部から成田空港の離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用(令和元年度)の検証結果について報告がありました。 以上、当委員会における会議経過を申し上げ、空港対策特別委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、新市場整備・輸出拠点化等調査特別副委員長、飯島照明議員。     〔新市場整備・輸出拠点化等調査特別副委員長 飯島照明君登壇〕 ◆新市場整備・輸出拠点化等調査特別副委員長(飯島照明君) 新市場整備輸出拠点化等調査特別委員会からご報告申し上げます。 開催日時等については、先ほどご報告したとおりであります。 執行部から、卸売市場の再整備及び輸出拠点化推進事業について報告がありましたので、その概要について申し上げます。 初めに、卸売市場の再整備について報告がありました。 2月末時点における工事の進捗としては約66%で、今後の工事が順調に進めば、本年の夏の終わりまでに本体棟の工事を終える予定であることから、事業者の移転準備や要望なども踏まえ、新市場の開場は令和4年1月中旬をめどとし、具体的な期日については場内事業者等の意見を踏まえ検討していきたいとのことでした。 また、募集を行っていた高機能物流棟の輸出加工エリアにおいて、新たに有限会社船昭を優先交渉権者として決定したとのことでした。 優先交渉権者として選定した船昭は、既に東南アジアへのサツマイモの輸出などで大きな実績を有しており、新市場ではシンガポールをはじめとする東南アジア地域を対象に、新鮮な野菜や果物の輸出を行うとともに、国内向け顧客への販売や海外向け通販なども展開していきたいとのことであり、新市場での売上げに貢献できる事業者であると考えているとのことでした。 次に、輸出拠点化推進事業について報告があり、1月22日にもりんぴあこうづにおいて、新生成田市場に入場する事業者を対象とした意見交換会を開催し、17事業者31名に参加いただいたとのことでした。農林水産省や成田国際空港株式会社からの講演後、各部門に分かれて意見交換を実施したところ、インターネット販売や宅配の実施についてなどの新規需要の獲得や販路拡大に向けた意見などが出されたとのことでした。 これらのほかにも、新型コロナウイルス感染症の影響についての報告がありました。 以上、当委員会における会議経過を申し上げ、新市場整備輸出拠点化等調査特別委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 以上で、各特別委員長の報告を終わります。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより各特別委員長に対する質疑を行います。 質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) 質疑なしと認め質疑を終わります。--------------------------------------- △発議案第2号 ○議長(秋山忍君) 日程第4、発議案第2号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 議会運営委員長、雨宮真吾議員。     〔議会運営委員長 雨宮真吾君登壇〕 ◆議会運営委員長(雨宮真吾君) 発議案第2号 成田市議会会議規則の一部を改正するについて、提案理由の説明を申し上げます。 本案は、女性をはじめとする多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、住民が議員として活動するに当たっての制約要因の解消に資するため、本会議や委員会への欠席事由として、育児、看護、介護等を明文化するとともに、出産について産前・産後期間にも配慮した規定とするほか、行政手続等において、原則として押印を廃止する政府の動向を踏まえ、法人が請願する場合に必須となっている押印について、代表者の署名があるときには要しないこととするため、所要の改正を行うものであります。 議員各位の賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め質疑を終わります。--------------------------------------- △委員会付託省略 ○議長(秋山忍君) 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会への付託は行いません。--------------------------------------- △討論 ○議長(秋山忍君) 次に討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め討論を終わります。--------------------------------------- △採決 ○議長(秋山忍君) これより採決を行います。 本案について原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 以上で、採決を終わります。--------------------------------------- △発議案第3号 ○議長(秋山忍君) 日程第5、発議案第3号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 宇都宮高明議員。     〔28番 宇都宮高明君登壇〕 ◆28番(宇都宮高明君) 発議案第3号 核兵器の廃絶に向けた取組を求める意見書について、提案理由の説明を申し上げます。 昨年10月、核兵器禁止条約の批准国が50か国に達し、本年1月22日に条約が発効いたしました。これは、世界人類共通の悲願である核兵器の禁止、廃絶を具体化する大きな第一歩となるものであります。 唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現に向け、我が国においても核兵器禁止条約への署名、批准に向け最大限努力すべきであると考えますが、まずは今後開催される核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバーとしての参加などを通じ、核兵器廃絶に向け主導的に取り組むことを求める意見書を、政府に対し提出するものであります。 議員各位のご賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め質疑を終わります。--------------------------------------- △委員会付託省略 ○議長(秋山忍君) お諮りいたします。本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) ご異議なしと認めます。 よって、委員会の付託は省略と決しました。--------------------------------------- △討論 ○議長(秋山忍君) 次に討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め討論を終わります。--------------------------------------- △採決 ○議長(秋山忍君) これより採決を行います。 本案について原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 以上で、採決を終わります。 次に、お諮りいたします。ただいま発議案第3号が可決されましたが、意見書の字句などの整理及び取扱いにつきましては議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) ご異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。--------------------------------------- △議案第42号、議案第43号 ○議長(秋山忍君) 日程第6、議案第42号及び議案第43号を一括して議題といたします。 当局の提案理由の説明を求めます。 小泉市長。     〔市長 小泉一成君登壇〕 ◎市長(小泉一成君) 本日、追加提案いたしました案件は、補正予算2件であります。 以下、追加議案の提案理由について順次ご説明申し上げます。 まず、議案第42号 令和2年度成田市一般会計補正予算でありますが、新型コロナウイルス感染症対策として、本市の独自の支援策として実施している医療従事者等への慰労金給付事業について、対象期間を延長するとともに、国の補正予算を活用し、令和3年度予算に計上している学校施設の大規模改造事業等を前倒しして実施することなどにより、予算措置を講じる必要が生じたため所要の補正を行おうとするものであります。 歳入としましては、国庫支出金では2億6,075万3,000円を、繰入金では3,753万1,000円を、市債では11億9,570万円をそれぞれ増額し、歳出としましては、民生費では障がい福祉サービス従事者等慰労金給付事業、介護サービス従事者等慰労金給付事業で増額し、1,479万7,000円の増額、衛生費では医療従事者等慰労金給付事業で増額し、1,479万3,000円の増額、教育費では小学校大規模改造事業、小学校特別教室空調設備整備事業等で14億6,439万4,000円を増額することにより、歳入歳出それぞれ14億9,398万4,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ841億3,387万5,000円としようとするものであります。 あわせて、繰越明許費の補正では、障がい福祉サービス従事者等慰労金給付事業外8件について、年度内に事業を終了することが困難なため繰越明許費を追加しようとするものであります。 地方債の補正では、教育費を目的とする起債の限度額の変更を行おうとするものであります。 次に、議案第43号 令和3年度成田市一般会計補正予算でありますが、国の令和2年度補正予算の活用に伴い、学校施設の大規模改造事業等に要する経費を減額するとともに、新型コロナウイルス感染症対策として、新型コロナウイルスワクチン接種及び本市の独自の支援事業を実施することなどにより、予算措置を講じる必要が生じたため、所要の補正を行おうとするものであります。 歳入としましては、繰入金では2億7,491万3,000円を、市債では9億5,430万円をそれぞれ減額し、国庫支出金では4億4,994万3,000円を、諸収入では3万4,000円をそれぞれ増額する一方、歳出としましては、民生費では障がい福祉サービス従事者等PCR検査費用補助事業、介護サービス従事者等PCR検査費用補助事業で増額し、2,101万7,000円の増額、衛生費では予防接種事業新型コロナウイルス感染症対策事業で増額し、6億6,414万1,000円の増額、教育費では小学校大規模改造事業、小学校特別教室空調設備整備事業等で14億6,439万4,000円を減額することにより、歳入歳出それぞれ7億7,923万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ604億2,076万4,000円としようとするものであります。あわせて、地方債の補正では、教育費を目的とする起債の限度額の変更を行おうとするものであります。 以上が、追加提案いたしました案件の提案理由であります。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願い申し上げます。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより質疑を行います。 質疑はありませんか。 荒川議員。 ◆7番(荒川さくら君) では、追加議案の第43号、来年度の補正予算についてお聞きしたいと思います。 今回、補正予算の中に、65歳以上の高齢者へのPCR検査について、全ての65歳以上の高齢者を対象にすると、大変うれしく思います。この間、自己負担について、他の自治体では無料にできるようにするところも出てきているということで、今回、私も一般質問で無料化を求めてきました。今回は自己負担を抑えるということが言われているんですが、この点について無料にできないのかということをお聞きしたいと思います。 加えて、国ではこの制度については、65歳以上の高齢者と、あと基礎疾患のある方は別に対象としています。ですので、65歳未満の基礎疾患者を入れなかった理由についてお聞きしたいと思います。 ○議長(秋山忍君) 田中健康こども部長。 ◎健康こども部長(田中みを君) それでは、まず本人負担分を無料にということでございますが、感染が疑われる場合に行われる行政検査とは異なり、感染の疑いのない方が本人の希望により検査を行うということを鑑み、また受益者負担の観点から、優先して実施すべきである行政検査の必要とする方が受検できなくなるなどの支障が生じる場合も考えられますことから、本市といたしましては、一定のご負担をお願いすることとしております。今回は、来年度につきましては、実施医療機関のご協力によりまして、本年度は自己負担分7,000円としておりましたが、来年度は自己負担を3,000円程度とし、検査希望者のご本人のご負担の軽減を図るべく、現在、成田市医師団と協議中でございます。よろしくお願いいたします。 続きまして、重症化リスクが高い基礎疾患者ということでございますが、国によりますと、新型コロナウイルス感染症に感染した場合には、高齢者でかつ基礎疾患があるものについては、特に重症化リスクが高く、また年齢が高くなるほど重症化や死亡の割合が高くなるとしております。本市におきましては、令和2年度について、本事業の助成対象者を65歳以上の検査希望者、基礎疾患を有する方または介護保険施設等の新規入所者としておりましたが、この60歳代からの重症化率が高くなるというエビデンスに踏まえまして、また県の検査体制の整備計画との整合性から生じる行政検査への影響等も含めて、助成対象者を検討した結果、令和3年度につきましては65歳以上の高齢者としたところでございます。 以上でございます。
    ○議長(秋山忍君) 荒川議員。 ◆7番(荒川さくら君) この間、自分の自己負担があると、検査はなかなかできないという高齢者の方がいらっしゃって、やっぱりここは高齢者が感染をすると重症化のリスクがある。また、基礎疾患を持つ方もそうなんですけど、こういったところを考えた場合に、受益者負担というよりも、その方々の命を守る、そしてその中で感染を拡大させないという観点において、やはり私は無料化を目指していく必要があるのではないかと思います。加えて、対象についても、基礎疾患者にも広げていただきたいと思います。 次に、高齢者施設と障害者施設の通所・訪問事業者など、その県の検査の対象となれない事業者について市が補助をすると。こちらもとてもうれしいわけですが、この補助について上限1万5,000円で全額補助をするということになっています。先ほどの高齢者への検査の補助については上限2万円で、かつ自己負担が出るという形になっていますので、この違いについてお聞きをしたいのと、あわせて本当にこの金額で全額補助ができるのかということを確認したいと思います。 ○議長(秋山忍君) 木下福祉部長。 ◎福祉部長(木下敬君) 高齢者へのPCR検査の費用補助につきましては、医療機関で検査を受ける際の補助であることに対しまして、今回県が高齢者入所施設及び障害者入所施設の職員に対して行う検査は、施設で自ら採取した唾液を直接検査機関に送るという方式でございます。本市では、この県の検査と併せまして、県の対象とならない通所・訪問事業所の職員を対象としようとするもので、検査方法は事業所にお任せするものでありますが、県が実施します検査方法も認めることとしますので、多くの事業所では、県と同様の方法で検査を実施されるものと想定しております。 なお、検査の単価につきましては、県が委託している検査機関や同様の検査を受け付けている検査機関においては、おおむね1万5,000円程度でありますので、県と同様の方法で検査を実施する際には、1万5,000円を上限として全額補助することで、おおむね全てカバーできるのではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(秋山忍君) 荒川議員。 ◆7番(荒川さくら君) 医療機関ではないということで少し安くなると。先ほどの高齢者のところで、行政検査の妨げになるということが言われていたわけですが、こういったところもこの点については少しは解消されるのではないかというのが考えとしてはあります。 この施設への検査については、16日の参議院の予算委員会の中で、新型コロナウイルス対策本部分科会の尾身茂会長が、感染対策上、非常に意味があると。そして、今、高齢者施設でやっていますが、福祉施設や医療機関にも同じようにやっていけばいいというふうに答えております。そして、加えて、この検査は1回だけでやるのはほとんど意味がないということで、定期的に続けてやるのが極めて重要だと発言をしています。 今回、厚労省が、3月末までにこの検査を緊急事態宣言が出されている都道府県ではやりなさいと、計画を出してやりなさいといったときに、その後も継続を求めているわけですが、千葉県はまだ1回しか決めていないというのが、3月の頭のときの現状だったと思います。少し改善しているかどうか、ちょっと今分からないんですが、とにかくこれはやっぱり継続して行うことが必要だと思いますので、県と市と定期的に行うように協力してといいますか、どちらでもいいので、ぜひ定期的に行うように求めておきたいと思います。 また、緊急事態宣言が解除されることになりましたが、宣言下であっても、もう既に感染者が増えてきている状況が始まっています。現状の検査体制対策なしでは、本当に解除は厳しいのではないかと言わざるを得ません。この間もずっと求めている集団での濃厚接触者以外への検査についても、早急に今検討していただいて、検査を広げて感染拡大を防ぐということを求めて質問を終わりたいと思います。 ○議長(秋山忍君) ほかに質疑はございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め質疑を終わります。--------------------------------------- △委員会付託 ○議長(秋山忍君) 議案第42号及び議案第43号については、総務常任委員会に付託いたします。 暫時休憩いたします。                              (午後2時49分)--------------------------------------- ○議長(秋山忍君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後4時50分)---------------------------------------委員長報告 ○議長(秋山忍君) 議案第42号及び議案第43号の議事を続けます。 委員長の報告を求めます。 総務常任委員長荒木博議員。     〔総務常任委員長 荒木 博君登壇〕 ◆総務常任委員長(荒木博君) 総務常任委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、本会議休憩中、全委員出席の下、第1委員会室で開催いたしました。 執行部から市長、副市長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案2件を慎重審査した結果、議案第42号 令和2年度成田市一般会計補正予算(第14号)及び議案第43号 令和3年度成田市一般会計補正予算(第1号)については、全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の過程においては様々な質疑がありましたが、主なものとして、「予防接種事業について、風疹の抗体検査における国の目標値及び本市の実績は。また、対象者への周知についてどのように考えているのか」との質疑があり、「国では、全対象者の60%を目標としており、本市の実績としては、抗体検査の対象者数1万5,935名のうち、令和3年2月末で3,400名が実施している。また、対象者には個別のクーポン券を送付するほか、3月中にはがきで勧奨通知を送付する予定である。さらに、広報なりたや市のホームページでも引き続き周知していきたいと考えている」との答弁がありました。 また、「新型コロナウイルス感染症対策事業について、ワクチン接種のスケジュールは」との質疑があり、「4月中旬から65歳以上の方へのクーポン券を一斉発送する予定である。4月中に2回に分けて1,000人分のワクチンが千葉県より供給される予定である。接種については、高齢者施設からの接種を予定しており、その後、ワクチンの供給量に応じて65歳以上の方から順次接種を行えるよう体制を整えていく」との答弁がありました。 審査の経過は以上であります。 以上で、総務常任委員会より報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 以上で、委員長の報告を終わります。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより委員長に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め質疑を終わります。--------------------------------------- △討論 ○議長(秋山忍君) 次に討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め討論を終わります。--------------------------------------- △採決 ○議長(秋山忍君) これより採決を行います。 まず、議案第42号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第43号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 以上で、採決を終わります。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(秋山忍君) これをもって今定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 以上をもちまして、令和3年3月成田市議会定例会を閉会いたします。 お疲れさまでした。                              (午後4時54分) 上記のとおり会議の次第を記載し、相違ないことを証するため署名する。     令和3年3月18日         成田市議会議長     秋山 忍         成田市議会副議長    水上幸彦         成田市議会議員     神崎利一         成田市議会議員     村嶋照等 閉会後、関根副市長より退職する幹部職員の紹介・挨拶があった。(拍手)...