成田市議会 > 2020-06-09 >
06月09日-02号

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  1. 成田市議会 2020-06-09
    06月09日-02号


    取得元: 成田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-28
    令和 2年  6月 定例会(第2回)議事日程第2号                         令和2年6月9日午後1時開議第1 議案第1号~議案第24号先議   (質疑~委員会付託省略~討論省略~採決)第2 議案第25号~議案第37号・議案第39号~議案第48号、報告第24号~報告第31号   (質疑~委員会付託)第3 議案第38号   (質疑~委員会付託)第4 請願第1号・請願第2号、陳情第3号   (委員会付託・回付)第5 休会について---------------------------------------本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(29名)  1番   小高夕佳君    2番   葛生孝浩君  3番   眞野義行君    4番   大和義己君  5番   藤崎勇一君    6番   伊達孝紀君  7番   荒川さくら君   8番   鳥海直樹君  9番   星野慎太郎君  10番   鬼澤雅弘君 11番   会津素子君   12番   飯島照明君 13番   一山貴志君   14番   神崎 勝君 15番   小山 昭君   16番   雨宮真吾君 17番   鵜澤 治君   18番   秋山 忍君 19番   水上幸彦君   20番   荒木 博君 21番   海保茂喜君   22番   伊藤竹夫君 23番   神崎利一君   24番   村嶋照等君 25番   上田信博君   26番   油田 清君 27番   石渡孝春君   28番   宇都宮高明君 29番   大倉富重雄◯欠席議員(なし)---------------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 参事(局長)    高橋康久君   次長        稲阪 洋君 係長        菅原拓実君   主任主事      齋藤和輝君---------------------------------------◯説明のため出席した者 市長        小泉一成君   副市長       関根賢次君 副市長       小幡章博君   教育長       関川義雄君 総務部長      宮崎由紀男君  財政部長      石毛直樹君 空港部長      伊藤昭夫君   空港部参事     鵜澤温光君 福祉部長      木下 敬君   健康こども部長   田中みを君 経済部長      五十嵐昭夫君  秘書課長      堀越正宏君 総務課長選管書記長)       財政課長      小川雅彦君           岩沢宏樹君 教育部長      清水活次君   消防長       鬼澤正春君 消防本部次長    青野 穣君 各課、所、場、館、署長--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(秋山忍君) 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。                              (午後1時00分)--------------------------------------- △議案第1号~議案第24号先議 ○議長(秋山忍君) 日程第1、議案第1号から議案第24号を先議いたします。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより質疑を行います。 以上24議案に対する質疑の通告はありませんので、質疑なしと認め、以上で質疑を終わります。---------------------------------------委員会付託省略 ○議長(秋山忍君) お諮りいたします。以上24議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) ご異議なしと認めます。 よって、委員会の付託は省略と決しました。---------------------------------------討論省略 ○議長(秋山忍君) 次に、お諮りいたします。討論を省略し採決を行いたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) ご異議なしと認めます。 よって、討論を省略し採決を行うことに決しました。--------------------------------------- △採決 ○議長(秋山忍君) これより採決を行います。 議案第1号から議案第24号を一括して採決いたします。 以上24議案について、これに同意することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、以上24議案は同意されました。 以上で採決を終わります。--------------------------------------- △議案第25号~議案第37号・議案第39号~議案第48号、報告第24号~報告第31号質疑、委員会付託 ○議長(秋山忍君) 日程第2、議案第25号から議案第37号及び議案第39号から議案第48号、並びに報告第24号から報告第31号を一括して議題とし質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 初めに29番、大倉富重雄議員。 ◆29番(大倉富重雄君) それでは、議案第40号、第42号、第46号について質疑をさせていただきたいと思います。 初めに、議案第40号についてでありますけれども、私は昭和62年9月議会から防災行政無線の設置について質問させていただいて、平成2年9月議会で前向きに検討するとの答弁をいただいたものとして、とても関心がございます。平成5年には防災行政無線がスタートして、合併後の平成21年には従来のアナログ波からデジタル波へ、3つの親局から1つの親局に更新し、子局も更新整備し、同時性・即時性のある情報を発信してまいりました。今回10年がたって、防災行政無線の親局のみを更新する契約となっております。 そこで、防災行政無線は、親局と子局149局が一体で機能するものであり、親局のみの更新で防災行政無線としての十分な機能を果たすことができるんでしょうか。親局の更新と同時に子局の更新は行わなくてもよいのか、お伺いするものでございます。 次に、議案第42号についてでありますけれども、高齢化の進展によって救急出動件数が年々増加し、救急救命士の役割も多様化して、救命処置用資機材の充実が求められております。平成25年には、本市の救急業務取扱規程が定められ、第35条には、救急資器材の適正な配備及び管理について定められております。国でも、救急業務実施基準の改正が平成26年10月に行われております。今回、新型コロナウイルス感染症対策も必要となってきておりまして、千葉市や柏市ではアイソレーター、感染症患者搬送資機材を導入しているということでございます。そこで、救命処置資機材の購入は実施基準に合うものでありますけれども、今までよりも充実されたものは何なのか、お伺いをするものでございます。 そして、議案第46号についてでありますけれども、小泉市長臨時議会で提案された本市独自の支援策第1弾は、対象の方々から本当に助かったと、少し息がつける、さすが小泉市長だなどと喜びの声が寄せられておりますので、ご紹介するとともに、市長の英断に感謝を申し上げます。今回の第2弾の支援策は、さらに光の当たらないところに政治の光を当てるものと受け止めております。この中で2点伺います。 1点目は、中小企業等緊急支援策として、地域経済の活性化を目的に市内の消費を喚起、下支えするためプレミアム付商品券を発行するとしておりますが、この事業は、私は平成21年、25年、27年、28年と質問、提案をさせていただいております。本市は、今までにも4回のプレミアム付商品券を発行しておりますが、今回は過去最高額13億円であり、今までとやり方はどう違いがあるのか。また、経済効果をどう見ているのか伺います。 2点目は、公明党はGIGAスクール構想を積極的に推進すべく、国の補正予算の成立に取り組んでまいりました。今回の国の補正予算により、一気に前倒して推進することになりました。私ども公明党成田市議団は、本年5月13日に新型コロナウイルス感染症対策の現状を踏まえた学校教育活動に関する要望書を市長・教育長に手渡し、GIGAスクール構想の実現に向けた取組等をお願いしたところでございます。そこで、GIGAスクール構想が一気に推進されますが、ICTを効果的に活用するためにどのような取組を考えているのか伺います。 ○議長(秋山忍君) 宮崎総務部長
    総務部長宮崎由紀男君) 私からは、防災行政無線につきましてお答え申し上げます。 本市の固定系の防災行政無線につきましては、無線のデジタル化に伴いまして、平成21年度から平成24年度までの4か年をかけて、それまでのアナログ無線方式からデジタル無線方式への更新を行ったところでございます。今回、親局の更新から既に10年が経過、また親局操作卓推奨使用期間、こちらも経過しているということで、また、交換部品の製造が終了しておりますので、有事に備えまして親局操作卓の更新を行うものでございます。 また、防災行政無線の子局に関しましても、更新から10年から8年が経過しておりますけれども、保守点検の際に必要となる部品の交換、修繕はその都度対応が可能となっておりますので、今後におきましても保守点検を行いながら維持管理を行いまして、子局の更新が必要となりました際には、計画的な更新に努めてまいりたいと考えております。機能的には親局と子局同時更新であるということを要するものではないというふうに考えております。 ○議長(秋山忍君) 鬼澤消防長。 ◎消防長(鬼澤正春君) 高度救命処置用資機材の取得に関しましてお答えいたします。 今回購入する資機材につきましては、例年整備するものとほぼ同様のものであり、新たに導入するといった類いのものはございません。こうした中、救急業務実施基準やあるいは現場からの要望等を踏まえまして、順次、充実させている主なものといたしまして、自動心臓マッサージ器オゾンガス発生装置、非接触型静脈可視化装置などがあります。これらの資機材の利点といたしましては、自動心臓マッサージ器は傷病者に装着することにより、どの状況下でも安定した胸骨圧迫ができるようになります。オゾンガス発生装置は、高濃度のオゾンガスが様々な細菌等を除菌することができるため、感染症患者を搬送後に救急車を消毒することで、感染拡大防止ができるようになります。なお、この機材につきましては、新型コロナウイルス対策としても活用しております。非接触型静脈可視化装置は、特殊な光を照射することにより、皮下静脈の位置を正確に確認でき、どのような状況でも点滴がしやすくなります。今後とも救急業務の高度化に資するべく、これらの資機材の充実に努めてまいります。 ○議長(秋山忍君) 五十嵐経済部長。 ◎経済部長五十嵐昭夫君) それでは、プレミアム付商品券につきましてのご質問にお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の影響により大きな影響を受けている地域経済の回復と、売上げが減少した地域商店や飲食店における販売促進を図るとともに、地域における消費喚起と下支えすることを目的とし、(仮称)なりた地域応援プレミアム付商品券を発行いたします。平成27年度に成田市商店会連合会を支援して、1冊1万3,000円の商品券を1万円で販売しましたけれども、今回の実施主体につきましては、市が主体となって実施いたします。商品券の額面につきましては、小規模な店舗でも売上げを誘導できるつくりをつくってまいりたいと考えておりますので、1,000円の共通券と500円の小規模店専用券を考えております。 商品券の購入までの手続といたしましては、今回の商品券の発行数は10万冊ということもあり、過去の販売状況から商品券を予約なしで販売しますと、販売時に大変混雑し、たくさんの方々をお待たせするおそれがありますので、混雑を最小限に控えるため、平成27年度と同様に、購入を希望される方からの往復はがきによる事前申込みによる販売を考えております。また、販売の場所につきましては、購入者の利便性等を勘案して適切に決めてまいりたいと考えております。 商品券の取扱い登録店につきましては、受託事業者と契約後、速やかに広く募集を行いまして、事前に登録して市内の小売、飲食、サービス業等の店舗において使用できるものといたします。また、商品券の発行による経済効果といたしましては、商品券の発行できる6か月間の間、13億円の商品券が市内に流通して市民の消費行動が刺激されることや、商品券の利用がふだん買い控える高額商品などを購入するきっかけとなることなど、また、商品券はお釣が出ないため現金と併せて利用されること、商品券の利用が市内に限られる消費行動を市内に囲い込みができることなどを考えております。 以上でございます。 ○議長(秋山忍君) 清水教育部長。 ◎教育部長清水活次君) それでは、私のほうからは、ICTの効果的活用についてご説明させていただきます。 GIGAスクール構想を推進していくため、本年度は当初予算で予算措置しておりますICT支援員を活用しまして、教職員あるいは児童生徒への研修を実施してまいります。また、ICT支援員だけではなく教育委員会指導主事なども、各学校での研修を支援してまいります。今後のスケジュールといたしましては、タブレットが年内中に納品されることを予定しておりまして、その後、ICT支援員などが学校を訪問し、段階的に児童生徒、教職員の研修を実施してまいる予定であります。具体的には、第1段階としまして、本年12月から来年1月までを学校での活用を基本としまして、これまでパソコンルーム等で実施してきました調べ学習、あるいは動画やアニメーションなどを授業に活用したり、授業支援ソフト学習支援ソフトの機能を確認したりするなど、教職員への研修を主体的に進めてまいります。 第2段階としましては、来年2月から3月までをスキルアップ期間としまして、タブレットを教室内外で使用したり、プログラミング教育にも挑戦する一方、教職員にはオンライン学習も視野に入れた学校同士のビデオ会議システムの実践なども行ってまいります。そして、4月からは第3段階としまして、導入ソフトのフル活用を始めてまいります。 ○議長(秋山忍君) 大倉議員。 ◆29番(大倉富重雄君) いろいろとご説明いただきましてありがとうございます。よく分かりました。 防災行政無線の親局の更新についてでありますけれども、このタイミングでの更新というのは、先ほど答弁がありましたように、推奨使用期間の経過と交換部品の製造が終了していることが理由であるということが分かりましたし、子局は保守点検の際に部品交換していくと、更新の必要があるときには、計画的に更新していくということでよく分かりました。そこで、親局の更新をすることになりましたけれども、どのような効果が期待できるのか伺いたいと思います。 次に、プレミアム付商品券のことでございますけれども、先ほど答弁がありましたように、大変13億円という大きな額であります。たしか平成21年、前のとき、4億円のときなんかは、市役所で何があったのかというふうに警察が問合わせがあるほど行列をされて、市長も聞かれたということで、私も並んだものですけれども、本当に大変な思いもして、やるたびに大変な市民が行列をなしたということで、先ほどの答弁を聞いて、そういうことがないようにできるんだなということで、分かったところでございます。また、小規模な店舗にも配慮した工夫も考えるということで、安心をしたところでございます。今までこれほどまでに経済部が注目をされたことはなかったんじゃないかというふうに思うわけでございますけれども、第1弾のときにも小泉市長の政策について、市長の思いを形にするために五十嵐経済部長はじめ事業者に寄り添った取組をされているということを見ていまして、本当にありがたいことだなというふうに感謝申し上げる次第でございます。五十嵐経済部長内田商工課長をはじめとする職員の方々に感謝を申し上げたいと思います。今度また13億円ということなので、また大変だと思いますけれども、市民に寄り添って、ぜひお願いをしてもらいたいというふうに思うわけでございます。 次に、GIGAスクール構想のことについてでございますけれども、ICT支援員を充実していくということで答弁いただきました。前倒しして一気にそろえるわけですから、そこの、物は入ったけれども、教えていく、慣れていくというのは大変だというふうに思うんです。そういう意味では、そのICT支援員の充実というのが求められるわけだと思いますけれども、4校に1人の割合でICT支援員の配置ができる経費については地方財政措置が講じられているというふうに聞いております。そういう意味では、ICT支援員の現状と今後の取組について、これからのことでありますけれども、ぜひ充実してもらいたいという思いから、聞ける範囲でお答えをいただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(秋山忍君) 宮崎総務部長。 ◎総務部長宮崎由紀男君) まず、防災行政無線の親局の今回の更新によりまして、大きく3点の効果が期待できております。まず、1点目でございますけれども、操作性の向上による迅速かつ正確な情報伝達が可能となります。次に、2点目といたしまして、職員の肉声のほか、テキスト入力による音声合成機能で作成したコンピューター読上げ音声でも放送が可能となりますことから、均一的な放送により視聴性が向上します。 3点目といたしましては、自動配信連携システムによりまして、迅速な情報伝達が可能となります。なりたメール配信サービス、また全国瞬時警報システムJアラートとの連携によりまして情報伝達の迅速化が可能となります。 以上でございます。 ○議長(秋山忍君) 清水教育部長。 ◎教育部長清水活次君) 議員ご指摘のように、ハード、ソフト両面で進めていくことが大変重要なことと考えております。本年度の予算的にも約190万円のICT支援の予算がございますので、それを十分活用しながら、また教育委員会としても指導主事とも協力して支援してまいりたいと思っています。 以上です。 ○議長(秋山忍君) 大倉議員。 ◆29番(大倉富重雄君) よく分かりました。防災行政無線についても、3つの特徴を挙げられて、操作性、視聴性の向上、自動配信連携という3つのことをご説明をいただきました。操作性と言えば、これまでのキーボードによる操作からタッチパネルの操作によって、迅速かつ正確な情報伝達になるんだということが分かりましたし、視聴性の向上についても、現状の聞きにくい等の市民からの声が解消できるということで、いいことだなというふうに思います。また、自動配信連携については、防災行政無線の内容をなりたメール配信サービス自動配信連携ができ迅速になるということで、大変いいことだというふうに、改善されるんだということがよく分かりましたので、以上で質疑を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、17番、鵜澤治議員。 ◆17番(鵜澤治君) 私は、議案第46号でありますが、若干お尋ねをいたします。 一般会計補正予算(第4号)でありますが、計上総額が18億5,075万7,000円でございます。このうち新型コロナウイルス感染症対策支援事業といたしまして設定されたものと想定をするわけでありますが、以下3件について質問をいたします。 その1つは、農業者の緊急支援事業3,000万円の計上であります。4月28日臨時会で上程され採択されました成田市の中小企業等緊急支援給付金、内容的には3,500事業所に対して30万円給付で、総額で10億5,000万円と追加される支援事業として、率直にこの事業に対して評価をいたすものであります。今回の予算措置で少々懸念されますのは、給付金の受給申請に係る要件であります。1経営体の前年度減収額が30%以上とされておるわけでありまして、しかし、基準減収率が30%に届かず、その手前の25%ないし29%減収の方の取扱いについて、柔軟な対処方を求めるものでございます。前年度減収率30%に届かず25%から29%の経営体に、一定の特例措置を講ずるべきではないかと考えますけれども、ご検討されますでしょうか、ご回答をいただきます。 次、2つ目ですが、成田空港機能強化のために騒防法、騒特法の見直しに係る予算措置で、今般3,100万円相当が計上されました。私からこの予算措置で何が問題かと、率直なところを言わせていただくならば、コロナ感染によって航空需要は開港以来、限りなくゼロに近い運用の事態であります。大きく減少している中で、成田空港のさらなる機能強化で将来、20年以上先になりますが、現行の航空需要を50万回を見込んで、そのための第3滑走路の新設、Bランの延長、Aランの運用時間を延長で、カーフューを含めて12時30分まで飛ばすなど、住民の同意のないまま事を進めてまいりました。コース下の住民の願いは無視する無謀極まる計画だと思うわけでございまして、コロナ感染の発症での需要の落ち込みが著しく、今回の機能強化のための追加補正は、ほとんど不要と言わざるを得ません。不要不急と言っても私は過言ではないと思うわけであります。市一般会計予算措置、今回の3,100万円です。機能強化のための空港関連整備費、これは国、国交省の計画になりますが、空港整備機能強化の一連の工事費総額で1兆5,000億円もの巨額を投ずるこの計画、従来の方針を変更することを政府に要請することは多分なかったんだろうと思います。こうした推進方は、容認できないものでございます。 この際、伺いますが、今般の3,100万円相当の予算措置空港会社による予算計上の指示を受けてのこと、当市の補正予算での計上なのか、政府、国交省が3,100万円を措置せよと言ってきた結果として今回計上されたものか、いずれの経過なのかをお聞かせをいただきたいと思います。 3つ目、予備費の2億円の使途についてお尋ねいたします。今般の予備費の使途目的は、第1次、4月28日の臨時会の補正予算計上での事業で、不足予算への補填という意味合いにもとれます。今、説明していただければ分かる話でありますが。また、今般の第2次の18億円相当を計上されておりますが、第2次の補正での、これで事業に不足が生じた場合に補填をされるという意味合いの予備費なのか、2億円は、いや、そのいずれでもなく今般の予備費は、この2億円はコロナ対策は長期戦が見込まれますので、今後の第2波、3波の感染対策に備えての予算措置であると、こういう解釈をしてよろしいのか、よく分かりませんが、篤とその使途目的について説明をいただきたいと思います。 ということで、以上3点でございます。 ○議長(秋山忍君) 五十嵐経済部長。 ◎経済部長五十嵐昭夫君) 本年4月7日、緊急事態宣言が発出されてから、飲食店では営業自粛がされるなど、中小企業及び個人事業主の方々は事業の継続に大きな影響がありました。一方、農業に関しますと、JAや生産組合などの農業団体から話を聞いたところ、特段大きな影響はなく、種類によってはむしろ販売が好調であると報告を受けたところでございます。 また、農業に関しましては、緊急事態宣言が発出された期間にありましても営業の自粛や休業要請がなかったことから、新型コロナウイルス感染症の影響を受け農業収入が減少している農業者を限定して支援することとして、要件を整理したものでございます。要件の1つとなっております前年同月比30%の減少につきましては、他の自治体の動向や国の持続化給付金の要件を勘案して設定させていただきました。現段階におきましては、要件の緩和は考えておりませんが、引き続き状況を注視してまいりたいと考えております。 ○議長(秋山忍君) 伊藤空港部長。 ◎空港部長伊藤昭夫君) 今回の空港部に関連する増額補正に関して、NAA及び国から指示があったのかというご質問でございますが、そういった指示はございません。今回の補正につきましては、成田空港のさらなる機能強化に伴い、騒防法の対象区域の変更及び騒特法に基づく都市計画の変更が告示されたことから、騒音対策の補助金など対象区域の拡大により増額となる経費を計上するとともに、谷間地域の解消に伴い廃止となる事業に係る経費を減額したものでございます。 ○議長(秋山忍君) 石毛財政部長。 ◎財政部長(石毛直樹君) 予備費につきましては、予算編成時に予測の難しい緊急事態に備えまして、使途を決めずに計上する経費でございます。使途につきましては、現段階で具体的にお示しすることに関しましては難しい状況でありますけれども、その中で例えば想定される使途につきましては、これまでの本市の独自の支援策の経費に充当するということも想定されます。また、リーマンショック時の対応のほうから申し上げますと、法人市民税におきまして多額の還付が発生しましたことから、今般の感染症拡大の影響によりましても、法人市民税の還付の発生が想定されるところでございます。還付が発生した場合には、予備費を活用することは早期に資金調達が必要な企業への一助となるとともに、行政側にとりましても還付加算金の縮減を図ることができると、そういったようなメリットもございます。リーマンショック時と今般のコロナ下の状況は異なりますけれども、こうした想定される使途に迅速な対応を行うために活用させていただきたいと考えております。 また、ただいま議員のほうからもお話がございましたように、今後の対応の中で、市民生活あるいは地域経済にとりまして早急な対応が求められる支出に関して、予備費を活用してまいりたいと考えております。 ○議長(秋山忍君) 鵜澤議員。 ◆17番(鵜澤治君) 順番を少々変えまして、3番目のただいま答弁をいただきました予備費の2億円について改めてお尋ねをいたします。 今後のこのコロナ感染対策ですね。第2波だ3波だと、いろいろと言われておりますように長期戦になるだろうと、こういう見方が圧倒的ですね。この2波、3波に対して、コロナ対策を当市としては、感染症防止の対策として何を中心に優先的に取り組んでいかれるのか。先般の協議会での私の質問をさせていただきましたが、本市におけるPCR検査は、これまでの説明から見ると、1日3時間稼働で30人で、1週間で大体90ですか。4週やったとしても300台ですね。東京都は、新宿区がこのPCR検査で大がかりな取組に今入ろうとしておるようでありますが、今の成田市のPCR検査のこの水準で、県の事業だから当市にあっては、何か非常にその、対岸の火事と言わないまでも、何かこちらの市の責任ではないかのような、でも、お住まいになっている空港を設置されている成田市の市民の命と暮らしを守っていく上では万全のコロナ対策を、検査体制を整える必要があります。今のままでいいんだということで担当はお答えになってもよろしいんですが、伺いましょうか。 ○議長(秋山忍君) 鵜澤議員、予備費の質疑なので、それに限ったことでお願いいたします。 ◆17番(鵜澤治君) 1回、2回、3回ですよね。これで座っちゃうと3回目が消えちゃうもんで、ちょっと続行いたします。 最初の質問で、農業者の緊急支援事業について取上げましたけれども、改めてこの今回の事業、30万円給付の農家への支援を今回このコノナ対策で初めて支援策を講じられたという点で、これはその政策上、この事業を評価をし、よしとして率直に評価をさせていただくところであります。前回の市の中小企業支援は、収入減少の要件を設けなかった。国、県の事業者向けの給付金、収入が50%減少要件がございました。この県や国の給付金よりも、素早い給付が実現できた理由の1つだと思うわけで、県の事業者への給付は、2万件の申請があるにもかかわらず、給付決定は僅か300件というふうに聞いております。今回のこの農業者への支給ですが、30%の収入減少という要件がついた。今回は、必要書類の審査に前回よりも多くの時間が必要となる。給付決定後は、1週間で給付としておるようでありますが、給付決定まで審査はどのくらいかかるのか、ここが心配であります。審査が通れば、それはすぐ翌日にでも振り込むということで、素早い対応かもしれませんが、問題は審査ですね。難しいと思う。前年比減少幅30%、若干1%下回ったものに対して、それは特例措置として救済を、私は質問者のほうは求めますが、関係する農家の方々もぜひひとつ、29%、30%減収の手前であっても、ご配慮いただきたいという思いがあると思います。五十嵐経済部長のお話だと、全くゼロではないですね。検討はやりませんというふうに答弁されたんでしょう。改めてこちらの質問者の意思をひとつ参酌していただいて、しかと取り組んでいただきたいなと思います。 空港の話ですが、これで終わります。3回目はやりませんからご心配なく、ひとつ。今ご存じのとおり、4月度は前年比で従来の軌道に来た成田空港の運用稼働率から見ると99.2%とか、つまりほとんどゼロに近い事態が4月時点の航空需要であったと思います。この航空需要は、従前の軌道、年間25万回は超しておりましたですが、これは本年度はそうはいかない。大幅に後退するでしょう。今、Bランが運用中止になっている中で、問題はAラン1本で今運航しているわけですが、これも、Aランの運用を止めろとは言いませんが、零時30分まで、これをとにかく当たり前のごとく堅持をして、機能強化に取り組むと、これはおやめになるべきじゃないでしょうか。併せて第3滑走路の整備、これに何度も申し上げておりますように、数字的には国交省からのおいでの方も、副市長はおいでですので、正確なことを言えと、こう思うでしょうが、いわゆる機能強化策の滑走路の整備費用その他、いろいろもろもろで1兆5,000億円、コロナ対策にこれを投入すべきで、今は成田空港機能強化をめぐって滑走路建設など、これはやるべきじゃない。それに係る予算措置を今回、何か泥棒の何とかのように、どさくさの中でこういった予算措置を講ずるのは、大変関係住民にとっては納得のできない、容認できない事業と言わざるを得ません。したがって、文字どおり不要不急の計画は、直ちにこの空港関係、白紙に戻すべきを政府に要請されますように、どっちを向いてお願いしたらいいんですか。市長、ぜひひとつこの問題、正面から取り組んでいただくように改めてお願いをいたしますが、いかがでしょうか。 以上です。 ○議長(秋山忍君) 五十嵐経済部長。 ◎経済部長五十嵐昭夫君) 先ほどの要件の緩和についてでございますけれども、現段階におきましては考えておりませんけれども、第2波の懸念だとか予断を許さない状況は続くものと考えております。そうしたことから、引き続き状況を注視してまいりたいと考えております。 また、申請等の手続につきましては、今回も三密を避けるために基本郵送を考えてございます。添付書類につきましては、申請書のほかに対象月の売上伝票だとか、写しが分かるものだとか、あと販売が分かるものだとか、あと通帳だとかを考えているんですが、分からない方もいらっしゃると思いますので、電話等で対応させていただいて、場合によりましては予約制で窓口で対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(秋山忍君) 石毛財政部長。 ◎財政部長(石毛直樹君) 予備費の件でございますが、今後、第2波、そして第3波が到来した際には、様々な分野におきまして、さらに深刻な影響が及ぶものと考えております。そのようなことから、影響の大きな分野を適切に見極めまして、重点的に対策を行うことが重要でございます。そうしたことから、不測のそうした事態に備えるために、今回2億円を増額させていただいたところでございますので、今後の市民生活、あるいは地域経済の早急な対応が求められる支出に活用してまいりたいと考えております。 ○議長(秋山忍君) 伊藤空港部長。 ◎空港部長伊藤昭夫君) ただいまの鵜澤議員の質問に対しまして、趣旨を確認するために反問の許可をお願いいたします。 ○議長(秋山忍君) 許可いたします。続けてどうぞ。 ◎空港部長伊藤昭夫君) それでは確認させていただきます。 鵜澤議員の質問につきましては、直接補正予算の議案とは関係ございませんが、Aランの夜間飛行の延長をやめろということと、空港機能の拡張を白紙に戻せという2点でよろしいでしょうか。 ○議長(秋山忍君) 確認されましたので、よろしいですか、それで。 鵜澤議員、合っているかどうかだけでいいですから。 ◆17番(鵜澤治君) 国交省の成田空港機能強化で、現在25万回下回っておりますが、これを15年、20年後に50万回飛ばすという計画に係る滑走路の整備等に1兆5,000億円もの予算を投じようという計画であります。これは、今、航空需要から言っても、現状から言っても、こういう無茶な予算の使い方はやめてほしい。併せて、コース下住民にとっては、深夜に及ぶ夜間騒音で苦しめられております。したがって、こういった航空需要の中で、その必要はない。 ○議長(秋山忍君) 質問の確認の反問に答えていただきたい。 ◆17番(鵜澤治君) 何をしゃべれというんですか。 ○議長(秋山忍君) 伊藤空港部長。 ◎空港部長伊藤昭夫君) 再度、反問の内容を申し上げます。 ○議長(秋山忍君) はい、続けてください。 ◎空港部長伊藤昭夫君) ただいまの鵜澤議員の質問につきましては、補正予算の議案と関係ないように思われますが、念のため確認いたしますと、Aランの夜間の飛行延長はやめろという点と、巨額の国家予算を使った第3滑走路を含めた空港の機能拡張を白紙に戻せという2点の質問でよろしいでしょうかという確認でございます。 ○議長(秋山忍君) はい、よろしいかどうか。 ◆17番(鵜澤治君) 今2回聞きましたんでよく分かりました。どうぞ。 ○議長(秋山忍君) よろしいですね。 ◆17番(鵜澤治君) ええ。 ○議長(秋山忍君) はい、そういうことだそうです。 伊藤空港部長。 ◎空港部長伊藤昭夫君) 反問を終了いたします。 ○議長(秋山忍君) 伊藤空港部長。 ◎空港部長伊藤昭夫君) それでは、お答えになるかどうかちょっと分かりませんが、確かに議員ご指摘のとおり、今回のコロナウイルスの影響によりまして、空港の運用は、これまでにない未曽有の極端な減少を示しているのは確かでございます。しかしながら、NAAにおきましては、この影響につきましては恒久的なものではなくて必ず回復するというふうに言っておりますので、私たちもそのように考えてございます。そういう点に鑑みますと、Aランの夜間の延長につきましても、さらなる空港機能の拡充につきましても必要なものと考えております。 ○議長(秋山忍君) 次に、7番、荒川さくら議員。 ◆7番(荒川さくら君) 議案46号の補正予算について、今の農業関係以外の給付金についてお聞きしたいと思います。 まず、なりた新生児応援給付金についてお聞きします。給付の理由では、新生児の保護者が生活の制限によって大きな影響を受けたと、こういったことが理由として挙げられていますが、この理由は具体的にはどんなことなのかお答えいただきたいと思います。また、対象が4月28日から5月31日生まれと約1か月の限定的なものとなっています。この理由についても併せてお聞きします。 2つ目に、なりたひとり親家庭応援給付金についてですが、内容がこの国の2次補正予算のひとり親支援と同じ内容となっているようですので、成田市ではその倍の額を支援するという形になるのかと思います。まず、この市の給付金について、国の給付金と一括でその手続であったり給付などを行うことになるのかお尋ねします。そして、収入が大きく減少した世帯には、さらに5万円の給付となっていますが、ここにある収入が大きく減少したという場合は、どういった場合、その基準はどうなるのかお聞きします。さらに、収入が減少した世帯への給付は審査後支給開始とし、9月以降の支給となっていて時間がかかるなという印象を受けました。収入減少した独り親家庭は、当然、早く給付が欲しいと思うと思うんですが、これについて早期に対応はできないのかお聞きします。 そして、次に高齢者支援商品券と地域応援プレミアム付商品券についてお聞きしたいんですが、2つの商品券が一時期にこの市内に出回るということになります。利用できる店舗やまた換金の取扱い方などが同じほうが利用者にも店舗側にも負担が少なくなると思いますが、そういった連携は取れているのか確認をさせてください。 そして、最後に障がい福祉、また介護サービス事業者等応援給付金について、障がいや介護の現場では、この非常事態宣言の下でも、そのサービスの継続というものが求められました。県内でも、障がい者施設、また介護施設でのクラスターが発生する中で、従事者の方々は日々感染の危険にさらされながら業務に当たってくださったと思います。一方で、その通所等を控える高齢者もいたことから、経営が苦しくなっている事業者もいると聞いています。日本共産党市議団も5月26日、市への要望書の中で、介護従事者や介護事業者の支援を求めていたところです。今回、事業者への支援を決めたということでうれしく思っていますが、この給付金について簡単に申請ができるものとしてほしいと思います。給付金の事業者への周知の仕方と必要な申請書類等についてお聞きしたいと思います。 ○議長(秋山忍君) 田中健康こども部長。 ◎健康こども部長(田中みを君) では、まず初めになりた新生児応援給付金についてお答えいたします。その理由と期間ということにつきましては、併せてお答えをさせていただきます。 まず、この理由につきましては、新生児ということになっておりますけれども、今回この理由を設定する前に、期間といたしまして当初、緊急事態宣言の期間が5月の末日までであったということがございます。対象となる期間を5月31日に設定したのは、その理由でございます。この新生児ということですが、新生児というお子さんを出産するということにつきましては、仮にこの緊急事態宣言が継続していない解除された状況であったとしても、感染症の予防に徹底をしなければならない。また、出産や出産直後、特に産婦が心身の不安や不調を起こしやすく、最も配慮が必要な時期であった。それに加えて緊急事態宣言等もあり、家族から十分な支援が受けられない状況で厳しい環境であったということから、その理由をもって、この給付金の設定とさせていただいております。 続きまして、ひとり親家庭応援給付金のほうに入ります。ひとり親家庭応援給付金につきましては、申請の手順、こちらにつきましては、令和2年6月分の児童手当を受給されている方というのが対象となっておりますので、給付金に関するご案内を送付後、児童扶養手当の登録口座に振り込むことになります。こちらの方については、特に申請の手続の必要はございません。ただ、児童扶養手当を受給している方を除くところ、収入が減少した世帯の給付につきましては、申請の必要がございます。こちらにつきましては、状況の聞き取りを行いますので、申請の手続をさせていただくということで、こちら、また別の手続とさせていただくことになります。その理由につきましては、独り親家庭というのは、多くの方がパートなどの非正規雇用であると考えられます。子供が在籍している保育所や学校の臨時休業、また、事業所などの休業で独り親家庭の就業環境が変化し就労収入が減少することも大いに考えられると思います。日常生活に支障を来すことが想定されることから、生活形態が変化し消費が大きく増えていることも加えて考え、負担が生じている独り親家庭に対して手厚い支援をということで設定させていただいております。 ○議長(秋山忍君) 五十嵐経済部長。 ◎経済部長五十嵐昭夫君) プレミアム付商品券事業と高齢者支援商品券事業の連携についてでございますけれども、現時点で検討できる連携策といたしましては、商品券のデザインに関することのほか、商品券が使用できる店舗に関すること、使用された商品券の換金業務に関することなどが考えられます。その業務の一部が連携できるものと考えておりまして、引き続きプレミアム付商品券を購入いただく市民の皆様、在勤、在学の皆様はじめ商品券が配付される高齢者の皆様にも使用がしやすい仕組みとなるよう、詳細な調整に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(秋山忍君) 木下福祉部長。 ◎福祉部長(木下敬君) それでは、私からは介護サービス事業者等応援給付金給付事業、並びに障がい福祉サービス事業者等応援給付金給付事業についてご説明申し上げます。 議員おっしゃるとおり、この2つの給付金につきましては、感染防止に配慮いただきながら事業を続けていただいている事業者の皆さんを応援していこうという趣旨でございますが、基本的には市内で事業を営んでいらっしゃる事業者さんは市のほうで把握ができておりますので、遅くとも6月中には各事業者様に直接申請書を郵送で全てお送りしたいというふうに考えております。申請の方法につきましても、既に事業者様の内容は市のほうで把握ができておりますので、極力簡単な申請で済むような形で速やかにお支払いできるように考えております。 以上でございます。 ○議長(秋山忍君) 荒川議員。 ◆7番(荒川さくら君) ありがとうございます。介護事業所については申請も簡単にしてくださるということで、ぜひお願いをしたいと思います。 まず、なりた新生児応援給付金についてなんですが、なかなかその家族の援助が得られず大変な中で出産に挑まれたという方についてお支払いというか、給付をするということで、この点についてはすごくいいとは思うんです。ただ、今回、緊急事態宣言に遭って里帰り出産ができないというのがありまして、もう既に里帰り出産をしないと決めて、これから成田で出産をしようと、家族の援助がなかなか受けられないけれども、こっちで頑張ろうとされている妊婦の方も実際いらっしゃって、かつ里帰り出産を今からやはりしようかといっても、なかなか病院との連携もあってできないというのもあります。ですので、やはり私は今回のコロナの関係があって、その影響を受けている妊婦さん、新生児を産んだ保護者の方ということであれば、この対象はもう少し広げるべきじゃないのかなと思うんですが、この点についてお聞きしたいと思います。 もう一つ、独り親家庭についてなんですが、先ほどその収入が大きく減少した場合というのはどのぐらいの基準になるのかというのを、お答えをもう一度いただきたいのと、あと、今回その独り親家庭への支援をすると、大変厳しい非正規などが多くてということで、本当によく分かります。ただ、今回その非正規雇用の方が仕事を失うなど、独り親家庭に限らず、かなり収入が厳しくなるという方も、ほかにも聞いております。例えば、障がいのある方からは、残業や勤務時間の短縮によって、もともと少ない給与がさらに少なくなって生活が苦しいという声が私のもとにも寄せられております。非正規雇用の方は、打ち切られるなどして本当に収入が減少している。こういった家庭が多岐にわたっている中で、やはり今回の収入減少世帯に対する給付というのをなぜ独り親世帯だけに限定したのか、この理由について、もう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(秋山忍君) 田中健康こども部長。 ◎健康こども部長(田中みを君) それでは、まず里帰り出産についてということでお答えをさせていただきます。 議員のおっしゃいますとおり、報道等にも里帰り出産を諦めた方ということを耳にしております。本市の子育て世代包括支援センターにおいて、本年3月から5月の間で妊娠後期、妊娠の第34週となりますが、迎えた方を対象に里帰り出産について確認をさせていただきましたところ、里帰り出産から市内での出産に変更したと答えられた妊婦さんは、全体310人のうちのお二人でございました。また、市内で出産をする予定であったけれども、お里であるところから親族の方が来られなくなってしまった、困ってしまったという方がいるかというところで確認もいたしましたが、そちらについては外国籍の方が1名おいでになられました。このように成田市につきましては、その後、産院等にも確認をいたしましたが、出産の受入れについては、産院は万全を期して待機しているので問題ないというお答えもいただいておりますので、今後につきましても、子育て世代包括支援センターと十分な連携を図りまして、個々に応じたきめ細やかな支援をしてまいりたいと考えております。 収入が減少した独り親世帯の基準ということでございます。独り親世帯の家庭応援給付金につきましては、児童扶養手当の受給世帯の給付、それと収入が減少した世帯への給付の二本立ての構造になっております。収入が減少した世帯への給付ということになりますと、新型コロナウイルス感染症の影響で収入が大きく減少していると申出があったものというふうに、国のひとり親世帯臨時特別給付金においても今、示されているところでございます。現在、国の制度を準用した形で、市のひとり親家庭応援給付金を考えておりますけれども、その詳細につきましては、今後、国が示すものと考えておりますので、その内容に合わせて市民の皆様に周知を図り、取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(秋山忍君) 田中健康こども部長、給付をなぜ独り親だけに限定しているのかという答弁をいただきたいと思います。 田中健康こども部長。 ◎健康こども部長(田中みを君) 失礼いたしました。なりたひとり親家庭応援給付金につきましては、まず先ほど申し上げましたとおり、児童扶養手当の受給世帯への給付ということがまず基本的にございます。児童扶養手当の受給世帯ということになりますと、一般家庭とは異なりまして独り親ということが限定となってまいります。そういう点で、このひとり親家庭応援給付金につきましてはこの方々を対象とさせていただいた、収入減となり生活に支障を来している方々を対象としたというふうにお考えいただきたいと思います。 ○議長(秋山忍君) 荒川議員。 ◆7番(荒川さくら君) 今回は独り親に限定をしてという、児童扶養手当の受給者にということなんですが、やはりその生活が苦しい方というのは独り親だけではない、もちろんここは本当に大変なので、すぐにでも手当てができるというのはすばらしいことだとは思います。ただ、いろんな様々な面で今、職を失っている方などもいらっしゃいますので、ぜひそういったところにも給付の支援の策を考えていただければと思います。本当に収入が減少して苦しいという方、特別定額給付金や、また緊急小口資金など、今それを使って何とかしのいでいるという状態の方が多くいらっしゃって、今後、感染拡大の第2波、第3波が予想される中で、経済がどれだけ回復をして、その中で自分たちのそういった方の生活がどれだけ立て直せるのか正直分からないというのが現状であって、そういった方も、その不安の中で今暮らしているという市民の方がいらっしゃると思います。ぜひそういった方の声を聞いていただいて、継続的に支援を行っていただければと思います。 以上で終わります。 ○議長(秋山忍君) 以上で質疑を終わります。 議案第25号から議案第37号及び議案第39号から議案第47号をお手元に配付した議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。 お諮りいたします。議案第48号については、新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) ご異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。--------------------------------------- △議案第38号質疑、委員会付託 ○議長(秋山忍君) 日程第3、議案第38号を議題とし、質疑を行います。     〔1番 小高夕佳君退席〕 ○議長(秋山忍君) 本案に対する質疑の通告はありませんので、質疑なしと認め、以上で質疑を終わります。 本案については、建設水道常任委員会に付託いたします。     〔1番 小高夕佳君着席〕--------------------------------------- △請願第1号・請願第2号、陳情第3号委員会付託・回付 ○議長(秋山忍君) 日程第4、請願第1号及び請願第2号並びに陳情第3号を一括して議題といたします。 今定例会において受理した請願は、お手元に配付した請願文書表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。 また、陳情については、お手元に配付した文書のとおり議会運営委員会に回付いたします。--------------------------------------- △休会について ○議長(秋山忍君) 日程第5、休会について議題といたします。 お諮りいたします。委員会審査等のため、明日10日から18日までは休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) ご異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(秋山忍君) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 次の本会議は、6月19日、午後1時から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 お疲れさまでした。                              (午後2時04分)...