成田市議会 > 2020-03-19 >
03月19日-06号

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  1. 成田市議会 2020-03-19
    03月19日-06号


    取得元: 成田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-28
    令和 2年  3月 定例会(第1回)議事日程第6号                        令和2年3月19日午後1時開議第1 会議録署名議員の指名第2 議案第2号~議案第31号   (委員長報告~質疑~討論~採決)第3 各特別委員会中間報告   (委員長報告~質疑)第4 発議案第1号   (提案理由説明~質疑~委員会付託省略~討論~採決)第5 発議案第2号   (提案理由説明~質疑~委員会付託省略~討論~採決)第6 議案第32号・議案第33号、報告第17号~報告第21号   (提案理由説明~質疑~委員会付託~委員長報告~質疑~討論~採決)---------------------------------------本日の会議に付した事件  議事日程に同じ◯出席議員(28名)  2番   葛生孝浩君    3番   眞野義行君  4番   大和義己君    5番   藤崎勇一君  6番   伊達孝紀君    7番   荒川さくら君  8番   鳥海直樹君    9番   星野慎太郎君 10番   鬼澤雅弘君   11番   会津素子君 12番   飯島照明君   13番   一山貴志君 14番   神崎 勝君   15番   小山 昭君 16番   雨宮真吾君   17番   鵜澤 治君 18番   秋山 忍君   19番   水上幸彦君 20番   荒木 博君   21番   海保茂喜君 22番   伊藤竹夫君   23番   神崎利一君 24番   村嶋照等君   25番   上田信博君 26番   油田 清君   27番   石渡孝春君 28番   宇都宮高明君  29番   大倉富重雄君◯欠席議員(1名)  1番   小高夕佳君---------------------------------------◯職務のため出席した事務局職員 参事(局長)    高橋康久君   次長        稲阪 洋君 係長        細田巨輝君   副主査       本城崇之君---------------------------------------◯説明のため出席した者 市長        小泉一成君   副市長       関根賢次君 副市長       小幡章博君   教育長       関川義雄君 企画政策部長    郡司光貴君   総務部長      宮崎由紀男君 財政部長      伊藤昭夫君   空港部長      森田 巌君 シティプロモーション部長      市民生活部長    加瀬林 操君           清水活次君 環境部長      宮本和人君   福祉部長      木下 敬君 健康こども部長   田中みを君   経済部長      五十嵐昭夫君 土木部長      後藤行也君   都市部長      岡田康裕君 企画政策課長    米本文雄君   秘書課長      堀越正宏君 総務課長(選管書記長)       財政課長      小川雅彦君           岩沢宏樹君 会計管理者     町田 浩君   水道部長      後藤 勝君 教育部長      神山金男君   消防長       大野勝也君 消防本部次長    鬼澤正春君   監査委員事務局長  須賀澤賢治君 農業委員会事務局長 荻原幸夫君 各課、所、場、館、署長 開会前に、関根副市長より今定例会において推薦の同意をした人権擁護委員の紹介があった。(拍手)--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(秋山忍君) 定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。                              (午後1時00分)---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(秋山忍君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、議長において星野慎太郎議員鬼澤雅弘議員を指名いたします。--------------------------------------- △議案第2号~議案第31号 ○議長(秋山忍君) 日程第2、議案第2号から議案第31号を一括して議題といたします。---------------------------------------委員長報告 ○議長(秋山忍君) 各委員長の報告を求めます。 初めに、経済環境常任委員長鳥海直樹議員。     〔経済環境常任委員長 鳥海直樹君登壇〕 ◆経済環境常任委員長(鳥海直樹君) 経済環境常任委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月4日午後2時から全委員出席の下、第1委員会室で開催いたしました。 執行部から市長、副市長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案第17号 令和元年度成田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)を慎重審査した結果、さしたる質疑もなく全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、審査終了後、執行部から4件の報告を受け散会した次第であります。 以上で、経済環境常任委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、教育民生常任委員長一山貴志議員。     〔教育民生常任委員長 一山貴志君登壇〕 ◆教育民生常任委員長(一山貴志君) 教育民生常任委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月5日午後2時から全委員出席の下、第1委員会室で開催いたしました。 執行部から市長、副市長、教育長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案8件を慎重審査した結果、議案第6号、議案第9号及び議案第18号については賛成多数で、議案第7号、議案第8号、議案第10号、議案第15号及び議案第16号については、全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の過程においては、様々な質疑がありましたが、以下、主な審査経過についてご報告いたします。 初めに、議案第8号 成田市重度心身障害者の医療費助成に関する条例の一部を改正するについてでありますが、「精神障害者保健福祉手帳の有効期間が2年間であることから、身体障害者手帳と療育手帳に比べて資格管理に注意が必要とのことだが、期限が切れた場合の運用は」との質疑があり、「精神障害者保健福祉手帳の期限が切れて失効した場合は、重度心身障害者医療費助成の対象とならない。また、精神障害者保健福祉手帳の失効後3か月間は更新手続が可能であるが、失効期間についても同様に助成の対象とならない」との答弁がありました。 次に、議案第15号 令和元年度成田市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)でありますが、「保険給付費が減額となった主な原因は」との質疑があり、「被保険者が減少したことと、給付費をインフルエンザ等の流行に備えて余裕を持って見積もっていたが、当初の見積りを下回ったことが減額の主な原因である」との答弁がありました。 次に、議案第18号 令和元年度成田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)でありますが、「高齢者医療保険料の軽減特例が一部変更とのことだが、その内容は」との質疑があり、「今年度から高齢者医療保険料の軽減特例の見直しにより、9割軽減の方が8割軽減になり、被扶養者であった方の均等割軽減が資格取得後24か月のみ5割軽減に変更された」との答弁がありました。 審査の経過は、以上のとおりであります。 なお、審査終了後、執行部から8件の報告を受け、散会した次第であります。 以上で、教育民生常任委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、建設水道常任委員長海保茂喜議員。     〔建設水道常任委員長 海保茂喜君登壇〕 ◆建設水道常任委員長(海保茂喜君) 建設水道常任委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月6日午後2時から全委員出席の下、第1委員会室で開催いたしました。 執行部から、市長、副市長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案5件を慎重審査した結果、議案第5号、議案第12号、議案第13号、議案第19号及び議案第20号については、全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の過程においては、様々な質疑がありましたが、以下、主な審査経過についてご報告いたします。 初めに、議案第5号 成田市手数料条例の一部を改正する条例の一部を改正するについてでありますが、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の改正に伴い、手数料条例を改正するとのことだが、本市において、この事務手数料徴収の対象となるものはあるのか」との質疑があり、「現在、該当する建築相談はない。これまでも実績のない制度であるため申請は当面ないと思われるが、今後本市が発展していく中で対象物が出る可能性があるため手数料を設定した」との答弁がありました。 次に、議案第12号 成田市営住宅条例の一部を改正するについてでありますが、「市営住宅の入居に当たり、連帯保証人を不要とし緊急連絡先を届け出ることとした要因は」との質疑があり、「民法改正により、市営住宅の入居手続において、連帯保証人が責任を負うことになる極度額を明示する必要があることから、連帯保証人になることをためらう方が増える可能性がある。結果として、申込み自体をちゅうちょする方が増えるおそれがあることから、連帯保証人を求めないこととした」との答弁がありました。 また、「連帯保証人を求めないことで増えるであろう家賃滞納のリスクを回避するには」との質疑があり、「家賃滞納になった場合は、敷金を債務の弁済に充てることができることを明文化した」との答弁がありました。 審査の経過は、以上のとおりであります。 なお、審査終了後、執行部から4件の報告を受け、会議散会後、現在改修工事が進められている中台運動公園水泳プールの視察を実施いたしました。 以上で、建設水道常任委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員長石渡孝春議員。     〔新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員長 石渡孝春君登壇〕 ◆新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員長(石渡孝春君) 新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月9日午前10時から第1委員会室で開催いたしました。 執行部から市長、副市長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案2件を慎重審査した結果、議案第11号については全会一致で、議案第31号については賛成多数で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の過程においては様々な質疑がありましたが、以下、主な審査経過についてご報告いたします。 初めに、議案第11号 成田市公設地方卸売市場の設置及び業務に関する条例の一部を改正するについてでありますが、「条例改正によって、卸売業者と仲卸業者の線引きがなくなることへの対応は」との質疑があり、「顧客の重複は想定されないと考えているが、双方で奪い合いとなるような事態を避けるためにも、どれだけ新規顧客を確保していけるかが重要であり、第三者販売の緩和については、できるだけ新規顧客の確保に努めていただきたいと考えている」との答弁がありました。 次に、議案第31号 令和元年度成田市公設地方卸売市場特別会計補正予算(第2号)でありますが、「事業の進捗に遅れが生じたことにより、国からの補助金が減額する見込みとのことだが、今後の国への対応は」との質疑があり、「国に対しては、大雨や台風といった自然災害などが事業の遅れの要因だったことを説明し、今後の補助金の補填の可能性について十分に協議していきたい」との答弁がありました。 審査の経過は、以上のとおりであります。 以上で、新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、総務常任委員長、荒木博議員。     〔総務常任委員長 荒木 博君登壇〕 ◆総務常任委員長(荒木博君) 総務常任委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月9日午後2時から第1委員会室で開催いたしました。 執行部から市長、副市長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案5件を慎重審査した結果、議案第2号から議案第4号、議案第14号及び議案第30号については、全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の過程においては、様々な質疑がありましたが、以下、主な審査経過についてご報告いたします。 初めに、議案第14号 令和元年度成田市一般会計補正予算(第8号)でありますが、「交通安全施設等設置事業について、市内の点検状況と補正により行う事業の内容は」との質疑があり、「国からの未就学児を中心に子供が日常的に集団で移動する経路の安全確保の通知を受け、関係課から抽出された危険箇所24か所について、昨年10月に合同点検を実施した。緊急に対策が必要とされた花崎町から不動ヶ岡にかけての路側帯の着色塗装、ウイング土屋と橋賀台の交差点への防護柵の設置、並木町の交差点へのラバーポールの設置について工事を予定している」との答弁がありました。 また、「新清掃工場関連付帯施設整備事業について、用地取得は引き続き地権者の理解を得つつ、既に取得した用地内での事業の推進も検討してきたと思うが、現状は」との質疑があり、「未取得の用地について、現段階では合意形成に至っておらず、引き続き地権者の方に丁寧に説明し用地の取得に取り組んでいきたい。また、取得済み用地内での施設建設は可能ではあるが、用地へ接続する道路の整備が必要であり、施設内容についても再考する必要があると考えている」との答弁がありました。 次に、議案第30号 令和元年度成田市一般会計補正予算(第9号)でありますが、「今後の公設地方卸売市場特別会計への繰り出しについての考え方は」との質疑があり、「国からの補助金の減額により、一般会計からの補填という基準外の繰り出しとなっているが、新市場開場後は一般会計に多大な影響がないよう、健全な運営をしていきたい」との答弁がありました。 審査の経過は以上のとおりであります。 なお、審査終了後、執行部から6件の報告を受け散会した次第であります。 以上で、総務常任委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、予算特別委員長村嶋照等議員。     〔予算特別委員長 村嶋照等君登壇〕 ◆予算特別委員長(村嶋照等君) 予算特別委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、3月10日から3日間にわたり、全委員出席の下、第1委員会室で開催いたしました。 付託されました新年度予算関係議案9件を慎重審査した結果、議案第21号から議案第24号、議案第26号については賛成多数で、議案第25号、議案第27号から議案第29号については全会一致で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の過程においては、様々な質疑がありましたが、以下、主な審査経過についてご報告いたします。 初めに、議案第21号 令和2年度成田市一般会計予算についてでありますが、まず歳入の主な質疑として、「固定資産税として5億5,685万4,000円の増収を見込んでいるが、その要因は」との質疑があり、「令和2年度の税制改正において、成田国際空港株式会社が所有する滑走路、着陸帯や誘導路など、事業の用に供する固定資産に係る課税標準の特例が廃止される見通しとなったことが増収の主な要因である」との答弁がありました。 また、「国から配分される森林環境譲与税の使い道は」との質疑があり、「現在は県と市、林業事業体間における森林情報の一元管理システムである森林クラウド回線使用料に充当し、残額は基金に積み立てている。今後は、公共建築物の内装の木質化、森林観察や木工体験など木に触れる機会の提供への充当が考えられるが、具体的な内容や時期については、市内の森林の現状を把握した上で、災害の未然防止などを含めて検討していきたい」との答弁がありました。 次に、歳出についてでありますが、まず総務費では、「まちづくり戦略推進事業において実施を予定している新駅設置需要予測調査の概要とスケジュールは」との質疑があり、「4段階推定法に基づいて鉄道駅の需要予測をする。予測対象地域をゾーニングし、ゾーンで発生する交通量及びゾーン間の交通量を予測、その後ゾーン間の移動に関する交通機関の分担などを予測する手法で、将来の予測も含めて推定するもので、調査期間は8か月を予定している」との答弁がありました。 また、「国土強靭化地域計画について、地域防災計画との違いは」との質疑があり、「地域防災計画は、地震や風水害などのリスクに対する対応をまとめたものであり、国土強靭化地域計画は事前にあらゆるリスクを見据え、最悪の事態が避けられるような強靭な行政機能や地域社会をつくり上げていく計画である」との答弁がありました。 次に、民生費では、「総合保健福祉計画の策定に向けた今後のスケジュールは」との質疑があり、「令和元年度に実施した市民アンケート調査について集計・分析した結果を保健福祉審議会に報告し、課題の把握及びニーズの吸い上げを行い、令和2年12月定例会において素案を報告したいと考えている。その後、令和3年1月にパブリックコメントを実施し、令和3年3月の計画策定を考えている」との答弁がありました。 また、「児童ホーム管理運営事業における児童の受入れ態勢の充実に関して、美郷台児童ホームの支援員を増員する理由は」との質疑があり、「美郷台児童ホームは10名から20名程度の待機児童が継続的に生じていることに鑑み、学校側の協力により、授業に支障のない教育施設を借用し運用できることとなったため支援員を増員した」との答弁がありました。 次に、衛生費では、「産後ケア事業において、新たに始まる宿泊型の支援の内容は」との質疑があり、「産後の身体的回復が不十分で育児疲労が強い産婦が宿泊し、子供と一緒に過ごしながら休養を取り、育児支援を受けるものである。1日当たりの自己負担額は、市町村民税課税世帯は利用額の1割負担の3,000円、非課税世帯は1,500円、生活保護世帯は無料であり利用可能な日数は7日である」との答弁がありました。 また、「焼却灰処理事業について、溶融スラグの使い道は確保しているのか」との質疑があり、「平成29年12月から販売を開始しており、平成30年度は発生量の8割を販売することができた。千葉県を通して、成田土木事務所管内の舗装工事における公共事業について、全面的に使用してもらうことで販売経路を確保している」との答弁がありました。 次に、労働費では、「中小企業退職金共済掛金補助事業について、事業の啓発や促進のための考えは」との質疑があり、「制度について、広報なりたや市のホームページで周知しているほか、今年度から成田商工会議所・成田市東商工会へ加入事業所に対する周知の協力をお願いしている」との答弁がありました。 また、「雇用促進奨励金交付事業について、交付事業所数及び雇用者数は。また、今後は事業所との連携やネットワークづくりが必要ではないか」との質疑があり、「平成30年度の交付対象者の内訳は、高年齢者は9事業所で14名、障がい者・重度障がい者は5事業所で7名、母子家庭の母・父子家庭の父は8事業所で8名、定年後再雇用者は7事業所で16名であり、新年度も同程度になると考えている。事業所とのネットワークづくりについては、今後検討していきたい」との答弁がありました。 次に、農林水産業費では、「農業経営強化対策推進事業について、農地流動化促進等活動事業補助金が廃止となり、農地集積促進事業補助金が新設されるとのことだが、農家の方にとってどう変わるのか」との質疑があり、「農地利用集積円滑化事業農地中間管理事業に統合されることに伴い補助金が廃止となるが、市の農地集積率を上げるために、これまでの事業内容を継続すべきという判断の下、制度を新設したものである。農家の方の手続等についてはこれまでと同様となり、大きな負担はないと考えている」との答弁がありました。 次に、商工費では、「新たに商工業振興計画を策定するに当たって実施した現行計画の課題の検証とその結果は」との質疑があり、「計画の策定に当たり、20歳以上の市民から地域別に無作為抽出した1,500人、市内の事業所から抽出した1,500社、市内にある16の商店会の方々を対象に郵送でアンケート調査を行った。現在アンケート結果を取りまとめており、調査結果から得られた内容を計画の策定に生かしていきたい」との答弁がありました。 また、「トランジットツアー運営事業負担金の内容は」との質疑があり、「現在、トランジットステイプログラムの運営のために、本市、芝山町、栄町等周辺自治体で負担金を出し合って事業を実施している。負担金は、ボランティア活動の運営費、インターネットでの予約など、トランジットステイプログラムシステム運営費等の費用の一部に充てている」との答弁がありました。 次に、土木費では、「吉倉地区周辺まちづくり事業について、令和2年度は、事業化に向けて区画整理概略設計を行うとのことだが、対象区域はどこになるのか」との質疑があり、「基本調査で組合施行の区画整理を想定した75ヘクタールを対象に実施していく予定である」との答弁がありました。 また、「橋梁の長寿命化修繕計画で2年以内に工事が必要な橋梁が39橋、5年以内に工事が必要な橋梁が110橋あるとのことだが、現在の修繕の進捗状況は」との質疑があり、「橋梁の長寿命化修繕計画は平成24年度に作成したものだが、今年度末で56橋について補修が完了する予定である。また、橋の重要構造物については5年に1度、近接目視による定期点検が義務づけられており、平成28年度から30年度にかけて橋梁点検を実施した結果、補修が完了したもののほかに、92橋ほど補修が必要だと判明したので、修繕計画を見直している」との答弁がありました。 次に、消防費では、「消防団拠点施設整備事業について、消防団器具庫整備の優先順位は」との質疑があり、「基本的には経過年数を基に更新をしているが、30年以上経過している施設が48施設あり、建て替え用地や破損の状況を考慮しながら順次更新をしている」との答弁がありました。 また、「市長の施政方針で、災害時にドローンなどを活用した情報収集を行うなど、消防装備及び施設の充実を図るとあったが、令和2年度の予算にどのように反映されているか」との質疑があり、「昨年10月に匿名で防災関連に対する寄附があり、ドローン2機と関連資機材を整備し4月1日から運用する予定である。令和2年度の予算にはドローンに関する保険料を計上した」との答弁がありました。 次に、教育費では、「学校適正配置事業における大栄地区の小学校の閉校記念事業の内容及び予算は、これまで閉校した学校と同程度か」との質疑があり、「事業の内容は、記念式典、記念誌、記念品、記念碑で、各小学校閉校事業実行委員会において、その内容を決めるものである。下総地区においても同様の内容で実施しており、大栄地区の各小学校の実行委員会における事業費予算についても同額で予算化している」との答弁がありました。 また、「大栄みらい学園開校に併せたスクールバスの運行で、小中一貫校である下総みどり学園と比べ、ルート数が倍になっている理由は」との質疑があり、「下総地区に比べ、大栄地区は狭隘な道路が多く面積も広いため、マイクロバスによる運行が多いからである」との答弁がありました。 次に、災害復旧費ではさしたる質疑もなく、続いて公債費では、「公債費が利子を含めて53億2,600万6,000円計上され、今年度と比べて約1億5,000万円、平成22年度と比べると約12億円増えている。財政的に厳しくなるおそれがあるのではないか」との質疑があり、「市債残高は、令和元年度末で約497億円が見込まれ、大栄地区の小中一体型校舎建設事業や運動公園整備事業の進捗に伴い、令和2年度の借入額については45億7,150万円を見込んでいる。ここ数年の予算編成については、借入額が元金償還を下回るように努めている」との答弁がありました。 次に、諸支出金・予備費ではさしたる質疑もなく、続いて議案第27号 令和2年度成田市水道事業会計予算では、「管路耐震化工事で、耐震化はどの程度改善されるのか」との質疑があり、「令和2年度に予定している耐震化工事で、耐震性を持たない普通鋳鉄管と石綿セメント管の管路は全て解消する予定である」との答弁がありました。 次に、議案第28号 令和2年度成田市簡易水道事業会計予算ではさしたる質疑もなく、続いて議案第23号 令和2年度成田市公設地方卸売市場特別会計予算では、「仲卸業者のうち何社が新市場へ移転するのか。また、市場事業者移転支援補助金5,000万円の内訳は」との質疑があり、「現在、仲卸業者については水産物部が23社、青果部が5社入場しており、そのうち今回移転を予定している仲卸業者は水産物部が17社、青果部が4社の合計21社である。市場事業者移転支援補助金5,000万円については、卸売業者2社に交付する補助金が各500万円、仲卸業者16社に交付する補助金が各250万円であり、その合算の額となる」との答弁がありました。 次に、議案第25号 令和2年度成田市農業集落排水事業特別会計予算では、「令和2年度は、農業集落排水処理施設の適切な運営に資するため、経営戦略を策定するとのことであるがその目的は」との質疑があり、「客観的な視点から現状分析、評価を実施し最適な資金計画等、経営課題を抽出するとともに改善方策を検討し、計画的かつ合理的な運営を行うための取組の方向性を示すことを目的としている」との答弁がありました。 次に、議案第22号 令和2年度成田市国民健康保険特別会計予算では、「保険給付費が約6億8,500万円減額となった理由は」との質疑があり、「国民健康保険の加入者は、近年減少を続けており、平成30年度は29年度と比較して874人減少している。1人当たりの医療費の見直しを行い、新年度については、今年度予算を総額で約6億8,500万円下回る84億4,509万8,000円を計上した。総額では減少となるものの1人当たりの給付としては、平成30年度の金額を約1万円上回る29万6,757円となっている」との答弁がありました。 次に、議案第26号 令和2年度成田市後期高齢者医療特別会計予算では、「保険料が今年度と比べ大幅に増加した要因は」との質疑があり、「新年度予算は千葉県後期高齢者医療広域連合の試算を基に計上している。令和元年度の当初予算では、均等割の軽減特例の見直しが見込まれていないこと。また、令和2年度から、さらに均等割軽減が見直されたのに加え、所得割、均等割が引き上げられたため約1億3,000万円の増額となった」との答弁がありました。 次に、議案第24号 令和2年度成田市介護保険特別会計予算では、「介護認定審査会の開催状況と今後の改善策は」との質疑があり、「平成30年度の要介護認定の申請は3,851件、審査件数は3,520件であり、審査会を90回開催した。申請から認定までは平均41日かかっており、1回の審査会の上限は45件で、1か月に8回の審査会となるが、今後、審査件数が4,000件を超えるようになると8合議体では審査が追いつかなくなるため、合議体を増やすことも慎重に検討している」との答弁がありました。 次に、議案第29号 令和2年度成田市下水道事業会計予算では、「根木名川中継ポンプ場汚水ポンプの増設の経緯は」との質疑があり、「平成28年度に実施設計をし、29年度、30年度は耐震工事について入札をしたが不調となった。不調の原因としては、ポンプ場を稼働させながらの工事であったため、ポンプが壊れた際の工期延長のリスクを懸念したことによると思われる。ポンプの稼働について支障がない形で整備すべきと判断したため、ポンプを1台増設した後、耐震工事に入りたい」との答弁がありました。 この後、総括質疑を行い、まず「現状の市債残高の評価と、低減に向けた取組及び考え方は。また、将来負担比率の適正数値の考え方と今後の比率低下の取組は」との質疑があり、「現状の市債残高について、本市がこれまで積極的に取り組んできた大規模事業や、現在取り組んでいる成田市場の移転再整備、大栄地区小中一体型校舎建設事業において市債を活用しており、市全体の市債残高は増加傾向にあるが、市民サービスの一層の充実や将来的に自主財源の確保につながるもので、未来への投資と捉えている。当初予算の編成において、市債の借入額と償還額とのバランスを考慮し、借入額が元金償還額を下回るよう努めており、今後も継続してプライマリーバランスに配慮していく。将来負担比率に関し一概に適正な数値は言えないが、早期健全化基準となる350%を大きく下回ることから、財政の健全性は維持されていると考える。今後の将来負担比率については、大規模事業の完了や予算編成におけるプライマリーバランスへの配慮等により逓減していくと考えるが、将来世代に過大な負担を残さぬよう、計画的な財政運営に努めていく」との答弁がありました。 また、「今後のSDGsの取組方針についての考えは」との質疑があり、「世界経済や気候変動、感染症といった地球規模の課題、貧困や格差、保健などの社会問題に対して、経済・社会・環境の3つの側面から統合的に取り組み、持続可能な世界の実現を目指すSDGsの役割が重要となっており、一人一人がSDGsに対する意識を高め行動していくことが求められている。NARITAみらいプランの第2期基本計画において、SDGsの目標を示し、各種施策を推進することにより、持続可能なまちづくりの新たなステージへの展開を図っていきたい」との答弁がありました。 主な審査経過については、以上のとおりでありますが、このほかにも多くの質疑や意見、要望等が活発に出されました。 執行部におかれましては、これらの意見、要望等を真摯に受け止められ、来年度の予算執行及び今後の行財政運営に十分反映されるよう望む次第であります。 以上で、予算特別委員会からの報告を終わります。
    ○議長(秋山忍君) 以上で各委員長の報告を終わります。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより各委員長に対する質疑を行います。 質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め、質疑を終わります。--------------------------------------- △討論 ○議長(秋山忍君) これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 初めに7番、荒川さくら議員。     〔7番 荒川さくら君登壇〕 ◆7番(荒川さくら君) 議席番号7番、荒川さくらです。日本共産党を代表して反対討論を行います。 議案第21号 令和2年度成田市一般会計予算に反対します。 成田市は、この間、駅前再開発、大学誘致や卸売市場の輸出拠点化に伴う移転など、大規模事業に多額の税金を使ってきました。市の借入れは増え、現在その返済に追われています。借金返済のための公債費は53億2,425万円と、10年前に比べ10億円以上も増え、今後も50億円以上の返済がしばらく続く予定です。そのような中、徴税の強化や生活保護費の削減など、市民生活への影響が出ています。こうした大型開発事業は、今後も計画されています。加えて、児童生徒に対する教員の数を減らす大栄小中一貫校建設への多額の予算も組み込まれています。 さらに、空港問題では、空港会社、国、県、市は空港機能強化を進め、騒音下住民に飛行機が飛ばない時間はたった4時間半しかないという負担を強いています。今、日本経済は、消費税10%への増税による家計の冷え込みから、10月から12月のGDPが年率換算で7.1%減となり、厳しい状況です。そこにさらに新型コロナウイルスの影響で、日本経済のみならず世界経済が深刻な影響を受けています。このような中、今、成田市が行うべきことは、大規模開発ではなく市民の暮らしと命を守ることを最優先にすることだと考えます。よって、本案に反対します。 議案第6号は、大栄小中一貫校である大栄みらい学園を義務教育学校として条例に位置づけるものですので、併せて反対します。 議案第2号 成田市基本計画の策定についてに反対します。 この計画には、国際展示場、国際会議場などを備えた民間活力によるMICE施設の建設の促進が、依然として位置づけられています。MICE施設設置は、その運営に必要とされる高収益の附帯施設としてのガジノ設置に道を開くものとなります。また、農業施策では、担い手農家への農地の集積を進めることが前面に押し出されています。国連は、2019年から10年間を国連家族農業の10年と定めました。世界では、家族農業こそが持続可能な社会をつくるために大きな役割を果たすという認識が常識となってきています。本来であれば、家族経営農家への支援が必要にもかかわらず、国は2023年までに全農地面積の8割を担い手に集約し、法人経営体数を5万法人に増やすという家族経営農家の切捨てを行おうとしています。成田の農業を支えてきた農家の離農を加速させる施策であることを指摘し、本案に反対します。 議案第4号 一般職職員の給与に関する条例の一部を改正するについて。 本案には、任期付職員の給料の改善が含まれるものの市職員の住居手当の改定により、住宅手当が減額される職員が出ることになります。よって、本案に反対します。 議案第9号 成田市国民健康保険税条例の一部を改正するについては、保険税の課税限度額を93万円から96万円に引き上げるものです。また、議案第22号 国民健康保険特別会計予算は、その市民の負担増を盛り込んだ来年度予算となります。限度額は、この10年で65万円から96万円へと引き上げられています。高過ぎて払えない国民健康保険税をさらに払えないものにする、これら2議案に反対します。 議案第11号 成田市公設地方卸売市場の設置及び業務に関する条例の一部を改正するについて。 本案は、卸売市場法の改定に伴い、成田市の公設卸売市場でも卸売業者による第三者販売などができるようにする条例改定です。第三者販売について、市の卸売市場運営審議会では、仲卸業者から卸と仲卸での顧客の奪い合いを懸念する意見が出され、市もそれを否定できておりません。顧客の奪い合いが起きれば、規模の小さい仲卸業者の経営への影響はより深刻に現れ、廃業へとつながりかねません。取引の規制緩和は、大企業優先の市場運営に陥る危険性があることを指摘し、本案に反対します。 議案第18号 後期高齢者医療特別会計補正予算は、高齢者医療保険料の均等割の軽減特例の見直しにより、市民負担が増えたために保険料などの補正を行うものです。また、議案第26号 令和2年度後期高齢者医療特別会計予算は、さらなる保険料の引上げにより、市内高齢者に負担増を強いるものとなっています。高齢者の保険料の引上げが含まれるこれら2議案に反対します。 議案第23号 令和2年度公設地方卸売市場特別会計予算は、成田市公設卸売市場の移転に伴う再整備、輸出拠点化には137億円もの総事業費が出され、市の負担は118億円にもなっています。また、計画当初に出された収支シミュレーションからたった2年半で、一般会計からの繰入れは100億円から120億円へと増えました。今後もこれが増える危険があります。国の輸出目標に寄与するということを主たる目的の1つに掲げる再整備に対しての市民負担が、あまりにも大き過ぎます。よって、本案に反対します。 議案第30号、31号は、卸売市場の輸出拠点化、移転再整備への国の補助金減額分を市の一般会計からの繰入れで補うものですので、併せて反対します。 議案第24号 介護保険特別会計予算に反対します。 介護保険制度は、この間、利用料の引上げ、要支援1、2の方の介護保険給付外し、要介護1、2の方の特別養護老人ホームの対象から外すなど、改悪が続いています。来年度は、高額介護サービス費や補足給付による負担軽減の縮小により、利用者の負担増への道が開かれる危険があります。よって、本案に反対します。 以上で、反対討論といたします。 ○議長(秋山忍君) 次に、16番、雨宮真吾議員。     〔16番 雨宮真吾君登壇〕 ◆16番(雨宮真吾君) 議席番号16番、雨宮真吾でございます。ただいまより政友クラブを代表し、議案第21号から議案第29号までの令和2年度予算関連9議案に対し、賛成の立場で討論を行います。 成田というまちは、成田山新勝寺や宗吾霊堂への参拝客によりまちが形成されてまいりました。そして、そうした観光客を運ぶために道路や鉄道が整備され、都市としての発展を遂げてきました。私は、成田空港と同級生なんですが、今からおよそ42年前、成田空港が開港してからは、成田市はそれまでにも増して飛躍的な発展を遂げてきました。しかしながら、その発展の陰では、地域格差の拡大や騒音地域住民の皆様との共生策の課題が次々と表面化するなど、3本目の滑走路の整備をはじめとするさらなる機能強化が示された中にあっても、我々は常にそうした方々のご理解の下に今が成り立っているということを忘れてはなりません。 新年度は、第2期基本計画の初年度であり、新たな市政発展のスタートを切る上で、大変重要な1年となります。そうした中、成田市の新年度一般会計予算は、対前年比3.6%増の628億円と、過去最高となる積極予算が編成されました。そこには、市をさらに前進させるんだという13万3,000市民の声に耳を傾けた小泉市長の強い思いを感じ取ることができました。各地域、各世代から構成している我々政友クラブが昨年要望した政策提言、政策課題の解消に資する予算編成となっていることはもとより、その配慮は、あまねく市民に届くよう各地域、各市民層に向けられており、このことについて我々政友クラブは評価するところであります。 そして、現在はWHOがパンデミックを宣言するなど、全世界が新型コロナウイルス感染症の拡大抑制に当たっております。こうした中、新年度に開院予定であった国際医療福祉大学成田病院が、同対策への政府要請に応えるため、前倒しして開院されたことを伺い、既にその力を発揮していることは、市民の一人として心強く思う次第であります。状況が収束し正式に開院した際には、地域医療の充実をはじめ医療産業集積など、周辺地域の進展を力強く推進いただきたいと思います。なお、時々刻々と変化する新型コロナウイルス対策にあっては、高い緊張感を持って事態の推移を注視し、市民の命と健康を守るため全庁体制で引き続き力を発揮していただきたいと思います。 また、新型コロナウイルスの感染拡大により世界全体を巻き込んだ経済活動の急激な落ち込みは、リーマンショック並みかそれ以上とも言われております。株価の暴落と急激な円高が我が国経済を直撃しています。参道を歩く観光客は激減し、店舗によっては売上げが例年の半分にも届かないと仄聞をしております。空港や成田駅周辺のホテルも、集客不振や相次ぐキャンセルなどが顕著となり、観光立市である我が市に陰を落としています。このような状況の中、地域経済に対してのきめ細やかな支援を図りつつ、安定した税収の確保を図るという二律背反的な難しいかじ取りとなると思いますが、両者ともに成果が上がることを期待しております。 また、同じ危機対応として災害に目を向けると、今年は阪神淡路大震災から25年が、東日本大震災からは9年が経過しました。成田市においても、首都直下地震の懸念をはじめ、昨年は3つの台風などにより初めて被災地となったことで、災害対策への課題が浮き彫りとなりました。そして、今なおその爪痕は深く、早期の復興が求められます。毎年のように過去最大レベルが更新されて災害が発生している現在の状況を踏まえ、自然災害においても、より一層対策を求めたいと思います。 新年度においては、市の発展に寄与する様々な事業や市民サービスが図られる積極予算が編成されておりますが、歳出面においては、扶助費や大規模事業などに伴い公債費が増加傾向であり、将来負担比率においても上昇見込みとなっております。そこに加え新型コロナウイルスの感染防止対策がヒトとモノの動きを止めたことで、景気が本格的な後退局面に突入するおそれも出ています。先を見通すことも難しい中で、様々な政治判断が求められる厳しい局面を迎えることになると思いますが、小泉市長のリーダーシップの下、市民サービスの低下や将来世代に過度な負担を強いることのないよう、適切な財政運営に努めていただき、効果的かつ効率的なまちづくりを新年度においても推進いただくことに期待し、政友クラブを代表しての賛成討論といたします。 ○議長(秋山忍君) 次に、11番、会津素子議員。     〔11番 会津素子君登壇〕 ◆11番(会津素子君) 会津素子です。ただいまより討論を行います。 まず、議案第2号 成田市基本計画の策定について及び議案第21号 2020年度成田市一般会計予算に賛成しますが、懸念事項について申し上げます。 まず、当初予算編成方針では、緩やかな景気回復と書かれていますが、消費増税に加えて新型コロナウイルスによる経済及び市民生活への悪影響は計り知れないことを前提に述べさせていただきます。 成田市は、この間ずっと人口が増加してきました。成田市人口ビジョンでは、2030年まで人口増加が続くことが予測されています。しかし、実際には2018年13万2,943人をピークに減少に転じ、今年の2月29日時点では13万2,697人と、2018年のピーク年に比べて246人減少しています。この246という数字も、よく見ると外国籍の市民が2018年から比べて1,256人増加、日本国籍の市民は1,502人減少していることが分かります。成田市は、人口増加を期待して大学を誘致しましたが、少子高齢化の影響は、市の想定を超えていることが伺えます。人口の推移とは逆に、成田市が大学誘致をはじめとした大規模事業を続けたことにより、2018年度に比べて市の借金である市債残高は増えています。これに伴い将来負担比率も2018年度76%から2020年度には97.5%に上昇することが見込まれています。これに加えて、成田市は大学病院を核とした新たなまちづくりを進めており、新駅などに対する多額の財政支出が予測されています。成田市には、老朽化した公共施設が数多く存在し、建て替えや大規模改修を待っている状況にあります。そして、近年、気候危機による自然災害が多発しており、防災は喫緊の課題となっています。 また、開発予定地域には、貴重な自然が残されています。さらに自然を破壊すれば、生態系の崩壊、気候危機の増大につながり、私たちの当たり前の日常さえ奪われる可能性があります。人口や財政、環境面から考えると、吉倉地区周辺まちづくりはリスクが大きいと言わざるを得ません。既に地元での説明会が行われているようですが、成田市の人口推移や財政状況も併せて説明を行っていただくよう要望いたします。また、市の税金を使う事業なのですから、全市民を対象とする説明会の開催も求めます。 予算編成に先立ち、私は市民と一緒に5回のワークショップを重ねて政策提言を作成し、市長へ提出させていただきました。気候危機対策や子供の虐待対応、災害対策について私たちの政策提言が、新年度予算に反映されている部分があることは評価しております。また、新年度予算の市債残高は前年度を下回るよう組まれており、両案に賛成しますが、成田市においては、開発・成長型のまちづくりから持続可能で成熟型のまちづくりに方向転換していただくことを強く求めます。 そして、予算編成方針の中で約束されている年度途中の補正は、制度の改正に伴うもの、災害関係費等緊急なもの、または当初予算編成の段階で特に協議したもののほかは行わない方針であるということは、お守りくださるよう重ねてお願いいたします。 議案第23号 2020年度成田市公設地方卸売市場特別会計予算及び議案第30号 2019年度同様の市場の特別会計補正予算に反対します。 輸出拠点として工事が進められている新市場ですが、集客施設棟に入る事業者や冷蔵冷凍庫エリアに入る事業者が、いまだに決まっていない状況です。このため公募要件が見直され、冷蔵冷凍庫エリアでは、施設使用料が下げられることとなりました。エレベーターなどを成田市が整備する可能性も出ており、市場の完成までさらに市の支出が増えることになりそうです。さらに、入札不調により工事が遅れ、見込んでいた国の補助金が減額されてしまいました。補正予算案では、これを補填するために財政調整基金を取り崩し、一般会計からおよそ3億8,000万円繰り入れようとしています。 成田市内では、GAP認証が進まず、新市場の輸出拠点化により市内の農産物の何がどの程度輸出できるのか、先の見えない状況が続いています。加えて、世界は気候危機対策のため温室効果ガスの削減に力を注いでいます。特に成田市が輸出先としてターゲットにしているEU内では、航空会社ですら飛行機を使う代わりに電車での移動を呼びかけるほど、極力飛行機移動は避けようという流れになっています。もちろん、島国日本と陸続きのEU諸国では、移動に対する感覚は異なりますが、フードマイレージというのは、食材が産地から食卓まで運ばれる間、どの程度、環境に負荷をかけたかを数値化した指標となりますが、このフードマイレージを考慮すると、環境意識の高いEUを相手に輸出することは厳しいのではないでしょうか。価格競争に勝つことは難しいと考えます。 以上のように、成田市が目指す新市場の輸出拠点化は、不安要素を幾つも抱えています。新市場の収支シミュレーションでは、2017年に行ったシミュレーションと比べて、一般会計からの繰入れが30年間で100億円から120億円と、既に大きく変更されています。毎年2,000万円の黒字が出るとシミュレーションには書かれていますが、こちらも信頼性は乏しいと考えます。成田市においては、輸出よりも地産地消を推進し自給率を高め、成田市の農業を発展させ、市民に安心安全な食を供給する本来の市場を整備していただきたいと望み、両案に反対します。 議案第26号 成田市後期高齢者医療特別会計予算にも反対を表明し、以上討論といたします。 ○議長(秋山忍君) 次に、29番、大倉富重雄議員。     〔29番 大倉富重雄君登壇〕 ◆29番(大倉富重雄君) 議席番号29番、公明党の大倉富重雄でございます。私は、公明党を代表して、議案第2号、議案第21号について、賛成の立場で討論を行います。 まず、議案第2号 成田市基本計画の策定についてですが、現在の地球規模でヒトとモノと情報が移動するグローバル社会の下では、世界経済、気候変動、感染症などといった地球規模の課題も連動して、貧困、格差などの社会問題に普及して深刻な影響も及ぼす時代になってきております。新型コロナウイルスを通じても、痛感しているところでございます。今、SDGsの役割が重要であり、2030年を見据えて誰一人取り残さない社会の実現に向けた取組が必要であり、一人一人がSDGsに対する意識を高め、10年後の目標達成に向けた行動を実践していくことが求められております。 こうした国連の持続可能な開発目標、SDGsや地球温暖化対策の国際的な枠組みであるパリ協定の目標達成年次は、10年後の2030年になっており、本年の取組がとても大事であると言われております。この大事な節目に、成田市は総合計画の第2期基本計画を策定いたしました。この内容は、本市としてSDGsの理念を踏まえた施策の展開が重要であるという認識の下、総合計画NARITAみらいプランの第2期基本計画において、SDGsの目標を掲示し、積極的な取組を図ることとし、SDGsの意識を市全体で共有して、将来都市像の実現に向けて、持続可能なまちづくりの新たなステージへの展開を図るとしております。本市が、SDGsの理念を取り入れた基本計画を策定したことは、画期的な取組であると高く評価するものであります。今後の取組に期待し賛成するものであります。 次に、議案第21号 令和2年度成田市一般会計予算ですが、当初予算628億円、歳入では税制改正に目を配りながら、自主財源比率67.6%を維持し、財源の確保を図っており、歳出では行政改革や公会計の取組などで、経費削減に努められております。SDGsの理念を取り入れた基本計画に基づき、各種施策を推進するために優先順位を決め、短期的、長期的事業の道筋をつけ、市の当面する諸課題に着実に対応するよう配分されており、議案第21号について賛意を表するものであります。 積極的な施策の中で、主な新規事業を挙げれば、防災備品に新たに液体ミルクや発電機を備え、国土強靭化地域計画を策定することは、安全で住みやすい環境を整備するものであります。また、多様化する墓地需要に対応するため承継を必要としない合葬式墓地の整備に着手することは、多くの市民が望むものであります。子育て世代を支援する宿泊型産後ケア事業、児童虐待対策のため、子ども家庭総合支援拠点を設置することは、本市の喫緊の課題にスピード感ある取組であります。閉校した校舎を利活用する文化財保存展示施設は、成田の歴史を知り、未来に継承するものであります。そして、多文化共生社会に向けて外国人の総合相談窓口を開設することは、国際都市成田にふさわしい施策であります。県下トップクラスの取組である市役所でのキャッシュレス決済で、各種電子マネーやクレジットカードで支払いを可能にすることは、市民の利便性向上を図るものであります。こうした事業は、大いに歓迎するものであります。そのほかにも、公明党が予算要望した項目も新規継続事業として盛り込まれており、感謝を申し上げます。 一方、本市の財政は、財政力指数では、全国上位に位置し、経常収支比率や実質公債費比率などの各種財政指標において健全性を保っておりますが、将来負担比率や義務的経費が増加傾向であり、公共施設等の老朽化が進行し、多額の財政負担が見込まれることから、今後の財政運営は厳しい状況にあると言わざるを得ません。したがって、積極的な行政運営と健全な財政維持の両立に努めると発言しているとおり、着実に実行していただきたい。そして、より一層の経費節減に努め、市民ニーズを的確に把握し、市民に情報を公開しながら、SDGsの理念を取り入れた各種施策を推進していくようお願いするものであります。 今後の世界は、新型コロナウイルス感染症により先行きの見えない厳しい社会に直面することになると言われております。未曽有の難局になったとしても、経験豊かな小泉市長の政治的、行政的手腕を発揮することを期待しております。私たちも力を合わせ、全力でご支援することをお誓い申し上げ、賛成討論といたします。 ○議長(秋山忍君) 以上で討論を終わります。--------------------------------------- △採決 ○議長(秋山忍君) これより採決を行います。 まず、議案第2号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第3号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第4号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第5号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第6号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第7号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第8号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第9号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第10号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第11号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第12号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第13号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第14号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第15号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第16号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第17号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第18号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第19号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第20号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第21号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第22号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第23号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第24号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第25号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第26号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第27号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第28号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第29号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第30号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第31号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(秋山忍君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 以上で採決を終わります。--------------------------------------- △各特別委員会中間報告 ○議長(秋山忍君) 日程第3、各特別委員会の中間報告について議題といたします。 各特別委員長から調査内容等について中間報告を行いたい旨の申出がありましたので、これを許します。 各特別委員長の報告を求めます。 初めに、空港対策特別委員長、神崎勝議員。     〔空港対策特別委員長 神崎 勝君登壇〕 ◆空港対策特別委員長(神崎勝君) 空港対策特別委員会からご報告申し上げます。 当委員会は、3月5日午前10時から全委員出席の下、第1委員会室で開催いたしました。 執行部から市長、副市長ほか関係部課長の出席が、成田国際空港株式会社から地域共生部長ほか関係社員の出席がありました。 会議に入り、2件の報告がありましたので、その主なものの概要について申し上げます。 初めに、成田国際空港株式会社から、成田空港のさらなる機能強化の進捗状況等について報告がありました。B滑走路の1,000メートル延伸、3,500メートルのC滑走路の新設、敷地面積の1,099ヘクタール拡大などを内容とする航空法に基づく施設変更について、本年1月31日に国から許可をいただき、2029年3月31日に完成予定とのことです。さらなる機能強化の今後のスケジュールについては、事業用地の取得や移転補償、建設工事を実施し、引き続き内窓設置工事の実施に努めていくほか、空港周辺の地域づくりについては、今後策定される実施プランに基づき四者で具体化していくとのことです。 また、さらなる機能強化に係る現地調査については、空港敷地拡張範囲のうち、成田国際空港株式会社の所有地から埋蔵文化財調査等を実施することに伴い、本年2月25日より地域住民へのパンフレットの配布を開始したことについて説明がありました。B滑走路延伸部における各種調査の実施箇所及び実施時期については検討を進めており、関係者と調整をしながら、地域住民へ説明の上、現地調査を進めていくとのことです。 質疑に入り、「成田空港のさらなる機能強化に係る施設変更許可を受けて、都市計画手続及び埋蔵文化財調査のスケジュールは」との質疑があり、成田国際空港株式会社から「騒防法及び騒特法の告示については、それぞれ国と千葉県に鋭意手続を進めていただいており、遠くない時期に告示されると期待している。また、埋蔵文化財調査については、数年程度はかかると聞いている」との答弁がありました。 また、「周辺対策交付金の拡充に伴い、規定の見直しも行うのか」との質疑があり、成田国際空港株式会社からは「騒防法の対策エリアが拡大されることが前提であるが、騒防法の告示後に周辺対策交付金の拡充が可能となった際には規定を見直していく」との答弁がありました。 次に、成田国際空港株式会社から、カーフューの弾力的運用の実施状況並びにA滑走路の発着時間変更に係る運用状況について報告がありました。2019年10月27日の冬ダイヤより、A滑走路に限定して運用時間を朝6時から深夜零時までに変更したため、同スケジュール開始後の2019年度第3四半期における22時以降の日平均の離着陸状況等についての説明がありました。 質疑に入り、「運用時間について、冬ダイヤにおける22時以降の離着陸の便数は予定どおりなのか。また、夏ダイヤにおける便数は増える見込みなのか」との質疑があり、成田国際空港株式会社から「冬ダイヤにおける22時以降の便数は妥当なものと理解している。夏ダイヤにおいても、現在の便数から変動はないと考えている」との答弁がありました。 また、「スライド運用の導入において、運用時間を朝5時から22時までとする早番の運用時には、カーフューの弾力的運用を実施するのか」との質疑があり、成田国際空港株式会社から「早番において弾力的運用は実施しないと理解している」との答弁がありました。 次に、その他として、千葉県及び成田国際空港株式会社に対し、成田空港のさらなる機能強化に関する要望書を提出することを決定いたしました。 以上が当委員会における会議経過でありますが、要望書提出の決定を受け、3月18日に千葉県庁及び成田国際空港株式会社に出向き、成田空港のさらなる機能強化に当たっては、地域振興の推進と残された課題を解決することが最優先であるとの考えの下、できるだけ早期に解決策を提示すること、また本市と空港周辺地域の発展のためには必要不可欠な成田空港のさらなる機能強化について、関係機関が連携して早期の事業着手と完成に向けて取り組まれるよう、千葉県及び成田国際空港株式会社に対し要望してきたところであります。 以上で、空港対策特別委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 次に、新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員長石渡孝春議員。     〔新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員長 石渡孝春君登壇〕 ◆新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員長(石渡孝春君) 新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員会からご報告申し上げます。 開催日時等については、先ほどご報告したとおりであります。執行部から、卸売市場の再整備及び輸出拠点化推進事業について報告がありましたので、その概要について申し上げます。 初めに、卸売市場の再整備について、施設整備の進捗状況、高機能物流棟事業者の募集、新生成田市場入場事業者意見交換会、集客施設棟事業者の募集についての報告がありました。入場事業者意見交換会では、新生成田市場に入場が決定している事業者を対象として、青果部・水産物部の卸売業者をはじめとする20事業者、37名が参加し、各社の事業概要や新市場での展望等に関する活発な意見交換が行われたとのことで、今後も継続して開催し、入場事業者間の連携が図られるような機会の創出に努めていくとのことでした。 質疑に入り、「参加申込みがなかったワンストップ輸出エリアについて、条件を変更せずに随時募集とした理由は」との質疑があり、「ワンストップ輸出エリアについては、今回、2者の事業者が選定されたところだが、募集をかけている中で、新たに興味を示している事業者が複数いたことから、条件を変更せずに随時募集とした」との答弁がありました。 次に、輸出拠点化推進事業について報告があり、フランス・パリを訪問し、現地飲食店でのプロモーションを実施するとともに、複数の高級日本料理店にマグロやハマチのサンプルを提供しシェフの反応を伺った。さらに、滞在中に在フランス日本国大使館、JETROパリ事務所、日本食材輸入卸との意見交換や現地の食品小売店の視察などを実施したとのことでした。 以上、当委員会における会議経過を申し上げ、新市場整備・輸出拠点化等調査特別委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 以上で、各特別委員長の報告を終わります。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより各特別委員長に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め質疑を終わります。--------------------------------------- △発議案第1号 ○議長(秋山忍君) 日程第4、発議案第1号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 議会運営委員長、雨宮真吾議員。     〔議会運営委員長 雨宮真吾君登壇〕 ◆議会運営委員長(雨宮真吾君) 発議案第1号 成田市議会議員政治倫理条例を制定するについて、提案理由の説明を申し上げます。 本案は、成田市議会議員が誠実かつ公正にその職務を遂行し、人格及び倫理の向上に努め、その地位による影響力を不正に行使して自己または特定の者の利益を図ることのないよう必要な事項を定めることにより、議会及び議員に対する市民の信頼に応え、公正で開かれた民主的な市政の発展に寄与することを目的として、この条例を制定しようとするものであります。 議員各位のご賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより質疑を行います。 質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め質疑を終わります。--------------------------------------- △委員会付託省略 ○議長(秋山忍君) 本案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会への付託は行いません。--------------------------------------- △討論 ○議長(秋山忍君) 次に討論を行います。 討論はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め討論を終わります。--------------------------------------- △採決 ○議長(秋山忍君) これより採決を行います。 本案について原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 以上で、採決を終わります。--------------------------------------- △発議案第2号 ○議長(秋山忍君) 日程第5、発議案第2号を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 宇都宮高明議員。     〔28番 宇都宮高明君登壇〕 ◆28番(宇都宮高明君) 発議案第2号 新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書について、提案理由の説明を申し上げます。 いまだ終息の気配を見せない新型コロナウイルスの感染拡大に、緊急事態宣言を可能とする改正新型インフルエンザ等対策特別措置法が施行されましたが、社会活動の停滞により観光客の激減、イベントの中止・延期、事業縮小など、飲食・観光・運輸等の分野では、営業不振が引き起こされ、経済と雇用、暮らしへの影響も深刻化しております。 また、政府は中国と韓国からの航空便の到着空港を成田空港と関西空港に限定し、入国から2週間、指定する場所での待機を要請いたしました。成田空港を擁する本市といたしましては、空港や関連施設従事者を含めた市民の安全について最大限の配慮が必要とされます。加えて、本市には感染症指定医療機関である成田赤十字病院があり、さらに国際医療福祉大学成田病院も、感染症患者の拡大に対する病床の確保という政府の緊急対策に呼応し、開院を前倒しして対応に当たっています。これらにつきましても、万全な感染予防対策が求められます。 そのようなことから、1、感染者の早期発見及び重症化防止のため、地方における検査・医療体制の強化に向けた支援を充実させるとともに、ワクチン及び簡易検査キットのさらなる早期開発に尽力すること。2、感染症指定医療機関などにおける医療機器の整備、医療物資の確保に対する支援を行うとともに、医療従事者等が安心して従事できるよう、院内感染防止のための医療機関に対する相談支援や設備の変更等に対する早急な支援を行うこと。3、保育所、放課後児童クラブや高齢者・障がい者施設などで各種対策を行い、必要な予算措置を講ずること。4、地域経済への影響を踏まえた対策を実施するとともに、地方自治体や医療機関が行う各種対策に要する費用について、できる限り地方負担のないよう十分な財政措置を取ること。5、観光業等における風評被害対策に万全の対策を講じるとともに、中小企業への経済的影響を十分考慮し、緊急の資金融資等の経済対策を漏れのないよう実施すること。6、必要な国庫負担等について、働く者の雇用の安定と収入補償などに万全な措置を速やかに講ずること。 以上の6項目について、必要な措置が講じられますよう、強く要望する意見書を国に対して提出しようとするものであります。 議員各位のご賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め質疑を終わります。--------------------------------------- △委員会付託省略 ○議長(秋山忍君) お諮りいたします。本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) ご異議なしと認め、よって、委員会の付託は省略と決しました。--------------------------------------- △討論 ○議長(秋山忍君) 次に討論を行います。 討論はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め討論を終わります。--------------------------------------- △採決 ○議長(秋山忍君) これより採決を行います。 本案について原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 以上で、採決を終わります。 次に、お諮りいたします。ただいま発議案が可決されましたが、意見書の字句などの整理及び取扱いにつきましては議長に委任されたいと思います。これにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) ご異議なしと認め、さよう決しました。--------------------------------------- △議案第32号・議案第33号、報告第17号~報告第21号 ○議長(秋山忍君) 日程第6、議案第32号及び議案第33号並びに報告第17号から報告第21号を一括して議題といたします。 当局の提案理由の説明を求めます。 小泉市長。     〔市長 小泉一成君登壇〕 ◎市長(小泉一成君) 本日、追加提案いたしました案件は、補正予算2件と報告5件であります。 以下、追加議案の提案理由について順次ご説明申し上げます。 まず、議案第32号 令和元年度成田市一般会計補正予算でありますが、国の令和元年度補正予算の成立等に伴い、令和2年度予算に計上している中学校の特別教室の空調設備整備等に要する経費を令和元年度に前倒しして計上する必要が生じたことなどにより、所要の補正を行おうとするものであります。 歳入では、国庫支出金で3,639万9,000円を、繰入金で245万6,000円を、市債で1億6,850万円をそれぞれ増額し、歳出では、教育費において小学校施設維持整備事業、小学校バリアフリー整備事業、中学校特別教室空調設備整備事業で2億735万5,000円を増額することにより、歳入歳出それぞれ2億735万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ662億725万7,000円としようとするものであります。 併せて、繰越明許費の補正では、遠山小学校除マンガン装置設置工事ほか2件について、年度内に事業を終了することが困難なため、繰越明許費を追加するとともに、崖地整備事業補助金について繰越明許費を変更しようとするものであります。 地方債の補正では、教育費を目的とする起債の限度額の変更を行おうとするものであります。 次に、議案第33号 令和2年度成田市一般会計補正予算でありますが、国の令和元年度補正予算の成立等に伴い、中学校の特別教室の空調設備整備等に要する経費を減額するとともに、CSFワクチン接種に要する経費について、緊急に予算措置を講じる必要が生じたことから、所要の補正を行おうとするものであります。 歳入では、国庫支出金で3,237万4,000円を、繰入金で4,708万1,000円を、市債で1億2,400万円をそれぞれ減額し、歳出としましては、農林水産業費では畜産振興事業で390万円を増額する一方、教育費では小学校施設維持整備事業、小学校バリアフリー整備事業、中学校特別教室空調設備整備事業で2億735万5,000円を減額することにより、歳入歳出それぞれ2億345万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ625億9,654万5,000円としようとするものであります。 併せて、地方債の補正では、教育費を目的とする起債の限度額の変更を行おうとするものであります。 なお、議案のほかに5件の報告があります。 報告第17号から報告第21号までの5件は、いずれも専決処分事項として議会からの指定に基づき専決処分を行いましたので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものであります。 報告第17号は学校給食費に関する訴えの提起について、報告第18号及び報告第19号は学校給食費に関する訴訟の和解について、報告第20号及び報告第21号は物損事故に伴う損害賠償の額の決定及び和解について、それぞれ専決処分を行ったものであります。 以上で、追加提案いたしました案件についての説明を終わらせていただきます。 よろしくご審議の上、ご可決くださいますようお願い申し上げます。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め質疑を終わります。--------------------------------------- △委員会付託 ○議長(秋山忍君) 議案第32号及び議案第33号については、総務常任委員会に付託いたします。 暫時休憩いたします。                              (午後2時43分)--------------------------------------- ○議長(秋山忍君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                              (午後3時55分)---------------------------------------委員長報告 ○議長(秋山忍君) 議案第32号及び議案第33号の議事を続けます。 委員長の報告を求めます。 総務常任委員長、荒木博議員。     〔総務常任委員長 荒木 博君登壇〕 ◆総務常任委員長(荒木博君) 総務常任委員会における審査経過並びに結果についてご報告いたします。 当委員会は、本会議休憩中、第1委員会室で開催いたしました。 執行部から市長、副市長ほか関係部課長の出席がありました。 付託されました議案第32号 令和元年度成田市一般会計補正予算(第10号)及び議案第33号 令和2年度成田市一般会計補正予算(第1号)を慎重審査した結果、全会一致でいずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の過程においては、様々な質疑がありましたが、主なものとして、「遠山小学校に除マンガン装置を設置するとのことだが、市内で同じ装置を設置している他の学校は」との質疑があり、「井戸水を使用している学校のうち、下総みどり学園が設置している」との答弁がありました。 また、「中学校特別教室空調設備整備事業について、国の制度として小学校の設備整備は中学校と同様の制度なのか」との質疑があり、「小学校についても中学校と同様の制度が整備されており、令和2年度に国へ補助金の要望を行おうと考えている」との答弁がありました。 審査の経過は、以上のとおりであります。 以上で、総務常任委員会からの報告を終わります。 ○議長(秋山忍君) 以上で、委員長の報告を終わります。--------------------------------------- △質疑 ○議長(秋山忍君) これより委員長に対する質疑を行います。 質疑はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(秋山忍君) なしと認め質疑を終わります。--------------------------------------- △討論 ○議長(秋山忍君) 次に討論を行います。 討論はございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(秋山忍君) なしと認め討論を終わります。--------------------------------------- △採決 ○議長(秋山忍君) これより採決を行います。 まず、議案第32号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第33号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(秋山忍君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 以上で、採決を終わります。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(秋山忍君) これをもって今定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 以上をもちまして、令和2年3月成田市議会定例会を閉会といたします。 お疲れさまでした。                              (午後3時59分) 上記のとおり会議の次第を記載し、相違ないことを証するため署名する。     令和2年3月19日         成田市議会議長     秋山 忍         成田市議会議員     星野慎太郎         成田市議会議員     鬼澤雅弘 閉会後、関根副市長より退職する幹部職員の紹介・挨拶があった。(拍手)...