茂原市議会 2021-03-04
第3号 令和3年3月4日
令和3年2月24日招集
茂 原 市 議 会 定 例 会 会 議 録 ( 第 3 号 )
議 事 日 程 (第3号)
令和3年3月4日(木)午前10時00分開議
1
一般質問
(1) 山 田 広 宣 議員
(2) 小久保 ともこ 議員
第
茂原市議会定例会会議録(第3号)
令和3年3月4日(木)午前10時00分 開議
○議長(ますだよしお君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。
現在の出席議員は22名であります。したがいまして、定足数に達し会議は成立しました。
☆ ☆
○議長(ますだよしお君) 本日の議事日程は、お手元に配付してありますので、それにより
御了承願います。
☆ ☆
議 事 日 程
一 般 質 問
○議長(ますだよしお君) それでは、これより議事日程に基づき、議事に入ります。
議事日程第1「
一般質問」を行います。
昨日からの
一般質問を続行します。
本日は、質問順位6番から7番までとします。
発言に入る前に申し上げます。質問者は質問内容を簡明に述べるとともに、答弁者はその内
容を的確に把握し、明確な答弁をされますようお願いします。
なお、質問時間は、答弁を含め60分以内となっておりますので、御了承願います。
それでは、順次質問を許します。
最初に、
山田広宣議員の
一般質問を許します。
山田広宣議員。
(12番
山田広宣君登壇)
○12番(
山田広宣君) おはようございます。公明党の
山田広宣でございます。
新型コロナ特措法に基づき発令されていた全国10都府県の
緊急事態宣言は、2月末で一部が
解除され、東京、千葉、埼玉、神奈川の1都3県は解除が見送られておりました。当初の解除
予定は3月7日でありましたが、2週間程度延期される見込みであります。解除がいつであれ、
今一重の
感染防止対策が望まれます。
一方で、大きく落ち込んだ日本経済も、2021年度は、
感染拡大前2019年10月から12月期の水
準に戻り、個人消費も、春以降、堅調に推移するとの見方がされております。民間予測による
実質国内総生産(GDP)は、立ち上がりが早い世界経済や好調な輸出が回復を牽引し、平均
で前年度比3.9%のプラスとなる見通しであります。
医療従事者に対する
コロナワクチンの接
- 129 -
種が始まるなど、長い我慢生活の終わりがうっすら見えてきたとも言えますが、一人一人が油
断することなく、もう一踏ん張りしてまいりたいと考えます。
それでは、通告に従い質問させていただきます。
1項め、
市政運営について。
1点目、市長の基本姿勢について伺います。
間もなく年度末を迎える令和2年度は、
新型コロナウイルス感染症に翻弄された年でありま
した。来年度は、田中市政4期目の2年目、折り返しに向かう年度となります。就任4期目の
成果を築くための布石を打つ重要な年の一つになろうかと思いますが、税収的にも厳しく、御
自身が描く理想を実現する以上に、市民を守るという重要な使命を担い、大変難しいかじ取り
をしなければならない年度とも言えます。そのような環境を背景に、令和3年度
予算編成を通
した市長の
市政運営に対する基本姿勢と市長が描く未来の茂原の姿をできるだけ具体的に伺い
ます。
2点目、
行財政改革について。
平成29年度から取り組んだ
行財政改革大綱第7次
実施計画は、
新規総合計画との整合を図る
ため、終了期間を1年延長して、令和2年度までの4年間とされております。前回12月議会に
おいて、
勤休管理システムの導入、
アカウンタビリティの充実については、年度内に達成でき
る見込みであり、他の項目についても、できる限り成果を上げられるように取り組んでいくと
答弁がありました。間もなく年度末を迎えるので、ほぼ結果が判明している時期かと思われま
すが、
勤休管理システムの導入、
アカウンタビリティの充実について、最新状況を伺います。
また、令和3年度から令和5年度までの3年間を計画期間とする新たな茂原市
行財政改革推
進実施計画の目的と、その内容について伺います。
2項め、
予算編成について。
1点目、令和3年度
予算編成について伺います。
今議会に、令和3年度当初予算案が上程されております。その中身として、一般会計は、前
年度比19億8589万9000円、6.0%減の310億2800万円、特別会計は、前年度比4億7455万2000円、
2.4%増の200億6628万8000円、一般会計、
特別会計合計で、15億1134万7000円、2.9%減の510
億9428万8000円を計上しております。そこで、令和3年度当初予算の編成にあたり、留意した
点、努力、あるいは苦労した点について伺います。
また、前回12月議会の
一般質問の答弁において、令和3年度は、
新型コロナウイルスの影響
で、税収等の大きな落ち込みが見込まれるため、今まで以上の選択と集中が必要であると述べ
- 130 -
られておりました。そこで、来年度予算において、選択と集中した
具体的内容を伺います。
2点目、国県の令和2年度
補正予算の活用について。
令和3年1月28日、参議院本会議において、
新型コロナウイルス感染症に対応するため、19
兆1761億円の令和2年度第3次
補正予算が可決成立しております。千葉県においては、一昨日、
3月2日に閉会した令和3年2月
定例県議会において、令和2年度2月
補正予算が可決してお
ります。
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金として、本市の第3次
補正分限度
額は2億9534万円とされております。そこで、本市ではこの
臨時交付金をどのように活用する
予定なのか伺います。
また、
新型コロナウイルスワクチン接種体制等の整備・接種の実施に係る5736億円が国の補
正予算として成立。千葉県においても、
ワクチン接種体制の確保として、1億1000万円の補正
予算が成立しております。本市では、
ワクチン接種に関して、国、県の
補正予算をどのように
活用するのか。また、本市で検討中の
コロナワクチン接種のうち、国、県の負担になる費用と
本市で負担しなければならない費用について、現時点分かる範囲で伺います。
3点目、
税制改正について伺います。
本年も、2月16日から3月15日まで、
茂原市役所市民室や
本納公民館において、令和2年度
分の市民税・県民税の確定申告を受け付けております。
コロナ感染の不安がある中、職員の皆
様には
大変御苦労をおかけしますが、よろしくお願いします。
さて、平成30年度の
税制改正によって、令和2年度1月から幾つかの変更が適用されており
ます。まず、
給与所得控除の改正であります。この中身は、
給与所得控除額を一律10万円引き
下げるものであります。また、
基礎控除の改正もあり、令和元年までは、
所得金額に関わらず
一律38万円の
基礎控除でしたが、令和2年からは、
所得金額によって
基礎控除額が変更になっ
ております。
合計所得が2400万円以下の場合は、
基礎控除額が38万円から48万円と10万円増え、
それ以上の所得者は一律の控除は必要ないという考えから、
基礎控除額が段階的に減り、2500
万円を超える所得者の
基礎控除は0円となっております。控除が大きいほうが納める税金は少
なくなりますが、
所得金額によって増税になる方、減税になる方、影響のない方がおられるこ
とになります。逆に言えば、市税としては、増収、減収の影響が出てまいります。そこで、増
税になる方、減税になる方、影響のない方は、どのような方なのか伺います。さらに、本市税
収への影響について伺います。
また、令和3年度の
税制改正は、
新型コロナウイルスの
感染拡大が国民に与えた影響を配慮
したものとなっていると理解しております。
個人所得課税関係の一つとして、
住宅ローン控除
- 131 -
の特例の延長があります。控除期間13年の
特例適用期限をさらに延長し、令和4年度末までの
入居者を対象とするものでありますが、令和2年度の住民税で
住宅ローン控除を受けている方
の人数と、その額について伺います。
以上で1回目の質問を終わります。
す。
市長 田中豊彦君。
○議長(ますだよしお君) ただいまの
山田広宣議員の
一般質問に対し、当局の答弁を求めま
(市長 田中豊彦君登壇)
○市長(田中豊彦君)
山田広宣議員の
一般質問にお答えさせていただきます。
私からはまず、
市政運営についての中で、令和3年度
予算編成を通した
市政運営に対する基
本姿勢と未来の茂原の姿についての御質問でございますが、令和3年度
予算編成にあたりまし
ては、
新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、市税の大幅な減収が見込まれる中で、
限られた財源を効率的に配分するため、次期3か年
実施計画等との整合を図りながら、選択と
集中により、各事業に予算を配分したところでございます。
また、未来の茂原の姿といたしましては、今回議案として提出させていただきました基本構
想の中において、10年後の本市の将来都市像を、未来へつながる「
交流拠点都市」もばらと設
定しております。未来へつながるという言葉には、将来にわたって持続していくまちや、市民
や企業と行政がつながり、協力し合いながらつくり上げていくまちなど、目指すまちのイメー
ジが込められております。そして、人や物が集い行き交う活気のある「
交流拠点都市」となる
ことを目指してまいりたいと考えております。
次に、
予算編成についての中で、
予算編成にあたり、留意等した点、また選択と集中した具
体的内容についての御質問でございますが、令和3年度予算の編成にあたりましては、新型コ
ロナウイルス感染症の影響により、市税の大幅な減収が見込まれましたので、
財政調整基金の
取崩しに頼らざるを得ない、非常に厳しいものとなりました。その限られた財源を効率的に配
分するため、次期3か年
実施計画との整合を図り、市民の生命、身体及び財産を守るため、内
水対策関連事業や
河川改修事業並びに公共施設の
長寿命化対策事業について、重点的に予算を
配分したところであります。これによりまして、一昨年の水害前まで約50億円近くあった財調
も、20億円を割ってしまうと、こういう状況になってきております。やはり、水害、それから
コロナ、この2つが大変な今後も脅威になってくると思っておりまして、私としても留意して
いるところでございますので、よろしくお願いします。
- 132 -
○議長(ますだよしお君) 副市長 豊田正斗君。
(副市長 豊田正斗君登壇)
○副市長(豊田正斗君)
山田広宣議員の
行財政改革についての御質問に御答弁を申し上げま
す。
行財政改革大綱第7次
実施計画における
勤務管理システムの導入につきましては、本年1月
より試験運用を開始しており、令和3年4月より本格的に導入する予定となっております。ア
カウンタビリティの充実につきましては、市が行う全ての行政処分につきまして個票を作成中
であり、今年度中に処分ごとの個票を各所管窓口に備える予定となっております。
現在策定中の新たな
行財政改革推進指針実施計画(案)でございますが、市を取り巻く様々
な社会情勢の変化に対応し、行政事務の効率化、
市民サービス向上のために策定するものでご
ざいます。取組項目につきましては、
行財政改革推進指針(案)で定める4つの基本目標がご
ざいます。1つ目として、事務改善による
業務効率化と
サービス向上。2つ目として、職員の
育成と資質の向上。3つ目といたしまして、事業の精査と見直し。最後ですが、4つ目といた
しまして、安定した
行財政運営の実施。これら4つの目標を具体化いたしまして、時代背景を
踏まえた内容となるように策定しております。以上でございます。
○議長(ますだよしお君)
企画財政部長 麻生新太郎君。
(
企画財政部長 麻生新太郎君登壇)
○
企画財政部長(
麻生新太郎君)
企画財政部所管に関わります御質問に答弁いたします。
国、県の令和2年度
補正予算の活用についての中で、
新型コロナウイルス感染症対応地方創
生
臨時交付金の第3次補正分をどのように活用する予定かとの御質問ですが、
臨時交付金の第
3次補正分につきましては、国から
交付限度額として2億9534万円と内示され、これまでの補
正分の執行残額と合わせて、
申請限度額を3億5255万2000円と見込んでおります。
第3次
実施計画の事業ですが、
新型コロナ感染防止に資する事業、地域経済の活性化に資す
る事業という観点から計上しています。主な事業内容は、既に実施している
医療従事者等への
慰労金給付事業不足分への充当、
指定避難所の備品や消耗品の購入、避難所として機能強化を
図るための
市民体育館の空調整備、
新型コロナウイルス感染症拡大による雇い止めや採用内定
を取り消された方を
任期つき職員として採用する事業等、新規・継続19事業、3億7233万9000
円を申請いたしました。
次に、
税制改正について、
給与所得控除の改正、
基礎控除の改正により、税が増となる方、
減となる方、影響ない方はどのような方か。また、本市税収への影響はとの御質問ですが、給
- 133 -
与
所得控除額の引下げにより、会社員などの
給与所得者は、給与収入で850万円を超える方は
税が増となります。また、
基礎控除額の引上げにより、
合計所得が2400万円を超える方は税が
増となりますが、多くの
個人事業主や自営業者については税が減となります。
なお、本市の税収への影響ですが、大半の所得者には
給与所得控除額の引下げと
基礎控除額
の引上げが併せて適用されるため、税額に変更はなく、税収への影響は少ないものと見込んで
おります。
次に、同じく
税制改正について、令和3年度の
税制改正で、
住宅ローン控除の特例の延長が
予定されているが、令和2年度の住民税で
住宅ローン控除を受けている方の人数と、その額に
ついての御質問ですが、令和2年度の住民税における
住宅ローン控除を受けている方の人数
1681人で、控除額は1億1000万円程度となっております。以上でございます。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
(
市民部長 久我健司君登壇)
○
市民部長(久我健司君)
市民部所管に関わります御質問に御答弁申し上げます。
国、県の令和2年度
補正予算の活用についての中で、
新型コロナウイルスの
ワクチン接種に
係る費用についての御質問ですが、
ワクチン接種に要する費用として、1回の接種費用が全国
一律で税込み2277円、予診の費用が税込み1694円と見込まれており、その費用は、
新型コロナ
ウイルスワクチン接種対策費国庫負担金により、全額国が負担することとなっております。ま
た、接種券の作成や予約管理を行う
コールセンターの設置など、接種体制の確保に関する費用
につきましては、全額、
新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業国庫補助金を活用し、
実施してまいります。今後、新たな課題が生じた場合、その費用につきましては、国、県と協
議してまいります。以上でございます。
○議長(ますだよしお君) 再質問ありますか。
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) では、最初の市長の基本姿勢についてから再質問をさせていただきま
す。
今回議案として提出されている基本構想において、田中市長の思いですとか
田中カラーがど
のように反映されているのか、特にどの部分に見られるのか伺います。
○議長(ますだよしお君)
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君) 基本構想においては、本市が目指すべき4つの基本方向を
示しております。「誰もが安全安心に暮らせる
まちづくり」では、一昨年の災害を受けて、河
川整備や内水対策の推進などのさらなる防災対策や医療体制の充実を、「明日を担う人を育む
- 134 -
未来に向けた
まちづくり」では、これまで市長就任当初から力を入れてきました教育環境の充
実を引き続き図ってまいります。また、「一人ひとりの地域参加で拓く協働の
まちづくり」で
は、
地域コミュニティの活動の充実強化に、「地域資源を活かしたにぎわいある
まちづくり」
では、産業振興と企業誘致に、今後も積極的に取り組んでまいります。こうした4つの方向性
を基本として、各種施策を推進してまいりますが、その根底には、将来にわたって市民一人一
人が少しでも、住んでよかった
ふるさと茂原と感じられるようにとの思いを込めたものでござ
います。以上です。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 分かりました。最初の市長の答弁でもありましたが、水害対策とかコ
ロナに関して、真剣に取り組んでいくという答弁もありました。一昨年の水害は、田中市長の
在任とは全く無関係、因果関係はないと考えます。記録に残る災害発生の時代に市長であった
この事実ですが、これを好転させた市長というあかしをぜひ歴史として残す意味でも、安心安
全な
まちづくりを徹底的にお願いしたいと考えます。
基本構想において、圏央道を中心とした交通網を活用し、活気のあるまちを目指すともあり
ますが、本市のポテンシャルを引き出していくために、既に取り組んでいる政策、今後取り組
んでいこうとしている政策、あるいは取り組んでいく必要があると考えている政策について伺
います。
○議長(ますだよしお君) 答弁を求めます。
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君) これまで、成田・羽田両空港、また都心からのアクセスの
よさによる
地理的優位性を生かし、
国内最大級の
ディスプレー工場や
ジェネリック医薬品工場
などの
先端技術産業の企業誘致及び茂原にいはる工業団地への企業立地に取り組んでまいりま
した。本市の
地理的優位性は、移住・定住を推進する上でも大きな魅力となりますので、引き
続き就業の場の確保や、
民間認定こども園整備による待機児童の解消など
子育て環境の充実な
どを図り、住んでみたい、住み続けたいと思える
まちづくりに取り組んでまいります。以上で
す。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) では、これらを実現していくためには、それなりの財源が必要になっ
てくると考えますが、財源確保についてはどのように臨むのか伺います。
○議長(ますだよしお君) 答弁を求めます。
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君) 企業誘致や茂原市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の推進
- 135 -
により、人口減少を抑制するとともに、市税等の自主財源の確保に努め、さらに事業の選択と
集中により、歳出の削減、抑制を図ることで、財源確保に努めてまいりたいと考えております。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 自主財源の確保は一朝一夕でなし得るものではありませんので、ぜひ
国、県の補助金などに対するアンテナも高くしておいていただくことをお願いいたします。
今から3年前の2017年、平成29年ですが、12月定例会で、初めてSDGsを取り上げました。
当時、SDGsとは何なのか、どう読むのかという程度の認識であったかと思いますが、今で
は国内外でかなり浸透しております。部長さん方もバッジをつけるなど、かなり浸透している
状況ですが、そこで改めてSDGsに対する本市の認識と取り組みについて伺います。
○議長(ますだよしお君) 答弁を求めます。
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君) SDGsの17の目標は、幅広い分野に及び、本市の施策と
も関連する部分が多くあることから、
次期基本計画においては、各施策に関連の深い目標を明
示し、事業を推進してまいります。今後も、
健康づくりの推進、
男女共同参画社会づくりの推
進、雇用の創出、防災対策など、持続可能な取組を進めることで、SDGsの達成に貢献して
まいります。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 令和元年の12月だったかと思いますけども、も
ばら市民活動フェスタ
2019で、SDGsを
カードゲーム形式で学ぶワークショップを開催するなど、市民の皆様もS
DGsに対しての理解が徐々に広がりつつあります。あるいは、名古屋市では、SDGsにつ
いて子どもがゲームや動画で楽しみながら学べるウェブサイトを開設するなどしております。
本市でも、未来を担う子どもを持続可能な社会のつくり手に育成することにも、ぜひ力を入れ
ていただきたいと考えますので、よろしくお願いします。
続きまして、2点目の
行財政改革について再質問をさせていただきます。
行財政改革大綱第7次
実施計画にありました
勤休管理システムは、試験運用を開始している
とのことでありましたが、その結果、どのような効果が見込め、課題は何があったのか伺いま
す。
○議長(ますだよしお君) 当局の答弁を求めます。
総務部長 山田隆二君。
○
総務部長(
山田隆二君)
緊急管理システムについては、令和3年1月から、全所属で試験
的な運用をしているところです。効果といたしましては、休暇や時間外勤務の申請、承認をシ
ステムで行うことによる紙使用量の削減や記入誤りの防止、集計作業の簡略化に加え、時間外
- 136 -
勤務や出勤状況の把握が容易になることが挙げられます。
システム導入により事務の効率化に
つながるものと考えておりますが、引き続き勤務時間や時間外勤務等の制度内容の理解を深め、
システム運用できるよう、定期的に説明会等を行ってまいります。以上です。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) では、この
システム導入により、実態に即した
勤務管理がされるもの
なのか。また、高残業者の把握が可能となるのか伺います。
○議長(ますだよしお君)
総務部長 山田隆二君。
○
総務部長(
山田隆二君)
勤休管理システムの導入は、事務負担の軽減や記入誤りの防止、
書類の
ペーパーレス化等を図るため実施するものであり、日常の
勤務管理は、従来
どおり適切
に行われるよう努めてまいります。また、時間外勤務の時間数については、管理職だけでなく、
本人も把握が容易になるため、各職員が上限時間を意識し、効率的に業務に取り組むことを期
待しております。以上です。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) ぜひそれはそれでお願いをしたいと思います。
では、実際に把握した高残業者につきましては、各部署ですとか職員課はどのような措置を
取るのか伺います。
○議長(ますだよしお君)
総務部長 山田隆二君。
○
総務部長(
山田隆二君) 一月の時間外勤務が45時間を超えたり、1年の時間外勤務が360
時間を超える見込みの場合、事前に職員課に協議することとしており、所属長を通じて、事務
分担の見直しや事務改善などに努めております。また、時間外勤務が多い職員に対し、産業医
や保健師との面談を実施するなど、職員の健康管理にも留意しているところでございます。以
上です。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) ぜひ職員の健康管理、留意しているとはございましたけども、本当に
よろしくお願いいたします。結構今、忙しい部署が出てきているはずですので、よろしくお願
いしたいと。
私も、以前勤務していた会社で、パソコンの電源のオン、オフに連動した、似たようなシス
テムを使っておりました。ただ、勤務実態に即した管理がされているかというと、決してそう
ではありませんでした。例えば、業務集中による特定職員の過重労働は、個人の意識ですとか
力量ではどうすることもできない場合が多いと思います。管理職の意識次第であり、部下の業
- 137 -
務実態を的確に把握して、人員補強など、適切に対応する力量、また管理能力に依存するとも
言えます。それらを総括する職員課の責務も重要であります。事務分担の見直しですとか事務
改善に努めると言われたとおり、的確かつ迅速な対応を要望いたします。
では、もう一つの
アカウンタビリティについてであります。
アカウンタビリティとは、簡単に言えば、利害関係者に対する説明責任や説明義務でありま
すが、
行財政改革大綱第7次
実施計画では、個票を各所管窓口に備える予定とのことでありま
した。実際はどのように市民に公開していくのか伺います。
○議長(ますだよしお君)
総務部長 山田隆二君。
○
総務部長(
山田隆二君) 見直しを行った条例適用分の個票については、平成30年1月1日
に、各課窓口へ備え付けるとともに、市公式ウェブサイトに掲載することで公開しております。
法適用分については、令和3年4月1日から、条例適用分と同様に各課窓口への備え付け、市
公式ウェブサイトへの掲載を予定しております。以上です。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 行政の透明性を高めるということで、市民の行政に対する理解の促進
と信頼の確保を今後も意識していただきたいと考えますので、よろしくお願いします。
新たな
行財政改革推進指針実施計画についてでありますが、これまでの
行財政改革大綱実施
計画と異なる名称を付与している理由と、異なるポイントについて伺います。
○議長(ますだよしお君)
総務部長 山田隆二君。
○
総務部長(
山田隆二君) 現在の
行財政改革大綱は、総論部分と各論部分が一体となった計
画文書として、平成8年に策定し、その後、各論部分を更新するものとして、第2次から第7
次まで
実施計画を策定してまいりました。今回は、新たな計画として、推進指針で
行財政改革
の基本目標を定め、
実施計画で具体的な取組項目を定めることとし、当初から2つの文書に分
けて策定しておりますので、名称については変更したものでございます。以上です。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 分かりました。目指すべき目的が達成できますように、お願いをした
いと思います。
その中にある窓口改革、市民利便性の向上についてということについて伺います。
我々公明党としても、これまで市民の利便性の向上に資する提案を度々してまいりましたが、
ここで計画するものは何か伺います。
○議長(ますだよしお君)
総務部長 山田隆二君。
- 138 -
○
総務部長(
山田隆二君) 手続が二度手間とならないよう、市民に分かりやすい手続のパン
フレット作成や職員による窓口での丁寧な説明、また今後はマイナンバーカードを活用したオ
ンライン申請などを導入することで、申請手続の簡素化を目指してまいります。以上です。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) この項目は、担当課として、市民課、国保年金課、障害福祉課、高齢
者支援課、子育て支援課と多部署にわたりますけども、取りまとめやPDCAを回すことにつ
いて、どのようなやり方を想定しているのか伺います。
○議長(ますだよしお君)
総務部長 山田隆二君。
○
総務部長(
山田隆二君) 毎年度、所管部署からの進捗状況を総務課で取りまとめ、行財政
改革推進本部にて評価を行い、場合によっては、取組内容の見直しなどを指示いたします。進
捗状況については議会にも報告させていただきますが、取組項目の目標達成に向け、所属部署
との連携を図ってまいります。以上です。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) ワンストップで終わらない窓口というのは、市役所側の都合であり、
縦割り行政の悪い意味での産物であるとも言えます。市役所窓口に行くこと自体に不安を持ち
ながら、さらに手続の煩雑さを感じる市民は少なくないと思いますが、そのような方にも寄り
添える茂原市役所であっていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
続きまして、2項めの
予算編成についての中の令和3年度
予算編成について質問を移します
が、地方交付税の財源不足分を国と地方が折半で補塡する臨時財政対策債でありますが、本市
の一般会計の市債残高に対する臨時財政対策債残高の割合は、平成29年度が40.61%、平成30
年度が42.29%、令和元年度が42.07%でありました。令和2年度決算の見込みと、来年度、令
和3年度の予算として想定している割合を伺います。
○議長(ますだよしお君)
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君) 市債残高に占める臨時財政対策債残高の割合については、
令和2年度、40.57%。令和3年度、42.84%と見込んでおります。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 今、答弁ありましたが、令和3年度予算では42.84%と、近年では最
も高いことが分かりました。
では、前回12月定例会で、ハード面に限定した内水対策、浸水被害軽減対策の一般会計全体
に占める比率について、予算ベースでの推移を伺いました。来年度予算ではこの数値がどうな
- 139 -
っているのか伺います。
○議長(ますだよしお君)
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君) 内水対策、浸水被害軽減対策に係る一般会計全体に占める
工事請負費の比率につきましては2.6%となり、事業費として8億800万円余と見込んでおりま
す。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) これまでの最高が、たしか令和元年度の7億2900万円余、2.43%であ
りましたので、来年度予算はこれを上回る過去最高の事業費と比率になります。市長の水害対
策にかける思いの一端であるものと理解をいたします。
では、公共施設の
長寿命化対策事業について、重点的に予算配分したとありますが、具体的
な事業内容と予算額について伺います。
○議長(ますだよしお君) 都市建設部長 渡辺修一君。
○都市建設部長(渡辺修一君) 老朽化によります入居率の低い市営長谷住宅2号棟及び3号
棟につきまして、主に屋上防水、外壁塗装、給排設備などの改善工事を実施するものでござい
ます。また、今後計画しております市営上茂原西住宅における改善工事設計業務委託等を合わ
せ、1億8247万4000円を計上しております。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 分かりました。確かにかなり悪化しているようでありますので、この
タイミングで、よい環境になるようにお願いをいたします。
なお、高齢化に伴い、2階、3階への昇降が難しい、厳しいという方もいらっしゃいます。
エレベーターの設置は費用的にも難しいかと思いますが、入居者に優しい環境整備をお願いし
たいと思います。
昨日、豊田副市長が答弁されておりましたが、市営住宅入居者側から見た建築課職員への評
価が非常に高かったです。職員の対応がありがたかったという感謝の声を何件か伺っておりま
す。今、建築課を例にいたしましたが、全部署の職員の皆様は本当によくやっていると思いま
す。自信を持ってこれからも市民に接していただきたいと思いますので、よろしくお願いいた
します。
次の2点目の国県の令和2年度
補正予算の活用についてですが、
新型コロナウイルス感染症
対応地方創生
臨時交付金の活用計画として、新規・継続19事業、3億2552万円を申請したとの
ことでありましたが、決定するまでの方法について伺います。
- 140 -
○議長(ますだよしお君)
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君) 12月下旬に、国の第3次補正の予算規模が発表されたこと
により、本市における
交付限度額は第1次補正分程度と想定し、その時点で、各担当部署と事
業の検討を始めました。その後、2月2日の内示日から2月8日の計画提出までの間に事業内
容を精査し、実施事業を決定いたしました。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 前回、
一般質問で、国、県の支援から抜け落ちた事業者をすくい上げ
るという観点で検討し、これまで目が行き届かなかった部分にも心を配っていただくことを要
望しておりましたが、そのような意味で計画している事業があるのか伺います。
○議長(ますだよしお君)
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君) 第3次
実施計画において、中小企業に関する新たな支援事
業はありませんが、本市としましては、国や県の支援制度に関する情報発信を積極的に行うと
ともに、現在取り組んでいる支援制度の活用を引き続き促進することで、中小企業に対する支
援の充実に努めていきたいと考えております。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) その中の中小企業支援の一つとして、国の小規模事業者持続化補助金
に茂原市が上乗せ補助をする小規模事業者持続化サポート補助金があります。これは、国の補
助金対象となった経費の6分の1、25万円を上限に補助するものであります。本市で認める補
助対象者は、国の小規模事業者持続化補助金の交付確定を令和3年3月31日までに受けた方と
しております。しかしながら、現在、国の交付確定がかなり遅れていることから、市としても
申請期限を延長すべきと考えますが、見解を伺います。
○議長(ますだよしお君) 経済環境部長 飯尾克彦君。
○経済環境部長(飯尾克彦君) 本市としては、国の事務の遅れ等を考慮し、申請期限の延長
ができるよう、令和3年度当初予算において、茂原市小規模事業者持続化サポート補助金を予
算計上させていただいたところでございます。以上です。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 承知しました。
中小企業や小規模事業者への新たな支援として、第3次
補正予算で、新分野開拓や業務転換
を進める際の新たな設備投資などに最大6000万円を補助する事業再構築補助金を創設しており
ます。資本金や従業員を増やすなどして中堅企業を目指す場合は、400社限定で最大1億円を
- 141 -
支援するなどの別枠もあります。コロナ収束後の経済回復につなげるため、本市では、この補
助金を活用して、攻めの経営に転じる手助けをするべきであると考えますが、どのような対応
を予定しているのか伺います。
○議長(ますだよしお君) 経済環境部長 飯尾克彦君。
○経済環境部長(飯尾克彦君) 今後、国において公募が開始される予定となっておりますの
で、状況把握に努めまして、市ウェブサイトやSNS等を活用しまして、周知を図ってまいり
たいと考えております。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 結構見逃す方もいらっしゃいますので、よろしくお願いをいたします。
国の
補正予算の有効活用を図る意味でもありましたが、市議会公明党として、これまで3回
にわたり、
新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書を田中市長に提出してまいりました。
これまでの事業にどのように反映されたのか伺います。
○議長(ますだよしお君)
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君) 御要望のありました事業提案につきましては、GIGAス
クールにおける児童・生徒用端末の整備、医療、介護、障害福祉サービス従事者への慰労金の
上乗せ支給、ひとり親家庭の給付金、公共交通事業者への支援金、避難所設備の拡充、新型コ
ロナウイルス感染症に関する啓発活動等として反映したところです。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 数々の反映、ありがとうございました。
今回、茂原駅南口公共駐車場の公共的空間安全・安心確保事業があります。どのような内容
を計画されるのか伺います。
○議長(ますだよしお君) 都市建設部長 渡辺修一君。
○都市建設部長(渡辺修一君) 男子、女子、身障者用トイレにつきまして、令和3年中に洋
式への交換、手洗い場の自動水洗化、人感センサー連動型の照明、換気扇の設置等の感染予防
に配慮した環境整備を計画しております。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 前回の議会において、茂原駅南口唯一の公共トイレという視点も取り
入れて、改修することを提案させていただきました。ぜひよいトイレをお願いしたいと思いま
す。
では、
コロナワクチン接種に関して伺いますが、
コロナワクチン接種を引き受けた病院が、
- 142 -
本来診療に使う時間を
ワクチン接種に回すことで、減収となる可能性があります。減収を何ら
かの形で補塡すべきではないかと考えますが、見解を伺います。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) ワクチンの接種につきましては、予防接種法の臨時接種として位
置づけられておりまして、接種に係る費用については全国一律の単価が設定されております。
接種に係る費用は全額国において負担することとされておりますが、接種に協力することによ
る病院等への減収等につきましては、現在のところ、何ら示されておりません。市といたしま
しても、国の動向を注視してまいりたいと考えております。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君)
医療従事者の方々には、これまでも長い期間、重責を担っていただい
ておりますが、さらに
コロナワクチン接種の御協力を頂くことで減収にさせることは、心苦し
い限りであります。状況をよく把握した上で、減収補塡など、必要な支援を今後検討していた
だきたいと思います。
ある自治体では、
ワクチン接種会場において人手が必要となることから、コロナの影響を受
けた方を臨時職員として雇うことを検討しているとも伺います。本市においても、ワクチン接
種に限らず、コロナの影響で失業した人、休業している人、内定が取り消された人などを臨時
職員などとして雇うべきだと考えますが、当局の考えを伺います。
○議長(ますだよしお君)
総務部長 山田隆二君。
○
総務部長(
山田隆二君) 失業者や内定取消者の雇用については、本年度と同様に、国の地
方創生
臨時交付金を活用して、取り組んでまいりたいと考えております。以上です。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) お互いが助け合って、コロナ禍を乗り越えたいと願います。
先日、3月1日の衆議院予算委員会で、公明党の北側副代表が自治体の接種事業に対する国
の補助金に上限額が設けられていることに触れた際、菅首相は、目安となる上限は示している
が、各自治体でかかったお金は全て国が責任を持って支払うと明言しておりますので、必要な
費用は国にお願いしていただきたいと思います。
最近、ワクチンを超低温で保管するディープフリーザーの異常が発生し、およそ1000回分の
ワクチンが使用できなくなったとされる問題が発生しましたが、これは電源コンセントが原因
であったとありました。長生病院に設置されているディープフリーザー用電源は、停電時の対
応を含めて大丈夫なのか、交付金が活用できるのか、必要に応じて国に要望することについて
- 143 -
伺います。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 長生病院でのディープフリーザー設置にあたりましては、電源は
単独でブレーカーを設けた形を取っており、停電時に対応するための非常用電源とも接続して
おります。なお、電源工事に係る費用につきましては、国からの補助金交付対象となる予定で
すので、支援してまいります。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) そうであれば、安心をいたしました。
公明党は、党本部と各都道府県本部に、
新型コロナウイルスワクチン接種対策本部を設置し、
中央と地方の連携を図っております。現在は、全国各自治体の意向調査や課題抽出を行ってお
り、その結果を国や県の計画に反映させるなど、
ワクチン接種を何としても成功させるとの強
い覚悟で取り組んでおります。
ワクチン接種の中身に関する詳細は、この後、小久保議員が質
問いたしますが、今後も国や県に伝えたい内容がありましたら、いつでもお知らせいただきた
いと思います。
最後の3点目、
税制改正についての再質問ですが、大半の所得者は、
給与所得控除額の引下
げと
基礎控除額の引上げが適用され、税額の変更はなく、税収への影響は少ないものと見込ん
でいるとのことでありましたが、そもそもこの
税制改正は何を狙ったと考えるべきか、当局の
認識を伺います。
○議長(ますだよしお君)
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君) この改正の目的ですが、
給与所得控除の一部を
基礎控除に
振り替えることによって、
個人事業主や自営業者が減税となり、様々な形で働く人を応援する
ことができ、働き方改革の後押しになるものと考えております。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 分かりました。
では、令和2年度の住民税における
住宅ローン控除額は、先ほど1億1000万円程度とのこと
でありました。市税のその減収分は、全て国より補塡されると考えていいのか伺います。
○議長(ますだよしお君)
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君)
住宅ローン控除による市税減収分は、地方特例交付金とし
て、国から補塡されることとなっております。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
- 144 -
○12番(
山田広宣君) 承知しました。
最後に、令和3年度の軽自動車税に関する
税制改正の内容と本市税収への影響を伺います。
○議長(ますだよしお君)
企画財政部長 麻生新太郎君。
○
企画財政部長(
麻生新太郎君) 軽自動車税に関する
税制改正の主な内容といたしまして、
環境性能割の臨時的軽減の延長がございます。これは、
新型コロナウイルス感染症の状況や経
済の動向等を勘案し、軽自動車を取得した場合、環境性能割の税率を1%分軽減する特例措置
について、適用期限を9か月延長するものでございます。税収への影響としましては、300万
円程度の減が見込まれます。
○議長(ますだよしお君)
山田広宣議員。
○12番(
山田広宣君) 承知いたしました。
ます。
税制改正は、市民の懐や市の財政にも影響しますので、今後も注視をしてまいりたいと考え
最後に、我々茂原市議会議員は、市民の審判を仰ぐ時期が近づいてまいりました。考えや手
段、言動は様々でありましたが、それぞれが茂原市のため、市民のためを第一に考えた結果で
あったものと信じております。
また、職員の皆様も、同じ思いで働いてくださっていると思います。その中には、3月末で
無事定年を迎えられる職員の方々も多くいらっしゃいます。その代表として、議場におられる
方でいえば、山田部長、久我部長、内山局長、岩瀬部長、花沢次長であります。これまで、影
になり、日向になり、人に言えない御苦労や御心労も経験されてきたかと思われます。茂原市
のために全力で取り組んでくださった奮闘の歴史に、心より感謝と御礼を申し上げます。あり
がとうございました。
そうは申しましても、まだ残された時間も、重要な業務も残っておりますので、最後の瞬間
まで御尽力くださることをお願い申し上げます。その上で、御健康に留意されながら、新たな
形で御活躍くださること、茂原市発展のためにお力をお貸しいただくことを御祈念申し上げ、
○議長(ますだよしお君) 以上で、
山田広宣議員の
一般質問を終わります。
私の
一般質問を終わりといたします。
ここで、しばらく休憩いたします。
☆ ☆
午前10時57分 休憩
午前11時10分 開議
- 145 -
○議長(ますだよしお君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、小久保ともこ議員の
一般質問を許します。小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 公明党の小久保ともこでございます。
(10番 小久保ともこ君登壇)
2019年12月以降、
新型コロナウイルス感染症の発生が世界各地で多数報告され、これまでに
経験したことのない事態に、暮らしや経済までもが深刻な影響を受けました。私ども茂原市議
会公明党は、日本国内において感染者の発生が報告されて以来、田中市長に対し、3回にわた
り、
新型コロナウイルス感染症対策に関する要望書を提出しております。その内容は、PCR
検査の拡充やコロナ禍における避難体制の構築、コロナ禍の影響に対する支援、円滑なワクチ
ン接種体制の構築など、様々な課題解決に向けた取組を求めており、その一つひとつが市民の
皆様の切実な声であります。その声を真摯に受け止めていただくとともに、行政、市民の皆様
が一体となって、この難局を乗り越えられることを願い、コロナ対策について
一般質問をさせ
ていただきます。
初めに、
ワクチン接種についてであります。
先月、コロナ収束の切り札となる
ワクチン接種が
医療従事者から始まりました。
医療従事者
等に対する接種は国や都道府県が取り組み、その他の人への接種は市町村が実施主体となるた
め、円滑な接種に向けた体制の構築などが急務となっております。政府は、供給スケジュール
の確定など、全力を挙げて取り組んでいるところでありますが、ワクチンが届く時期や量に不
明な部分が多いことなど、国からの詳細な情報が得られない中で、本市の
新型コロナウイルス
ワクチン対策室では鋭意努力をされていることと存じます。
ワクチン接種に関しては、多くの
市民の皆様の関心事であり、希望する全ての人を対象とする大事業のため、必ず成功させなけ
ればならないと考えます。そこで、現時点で想定される
ワクチン接種に関するスケジュールや
準備状況についてお伺いいたします。
次に、自宅療養者等への支援についてであります。
新型コロナウイルス感染の第3波で増えている自宅療養者等への生活支援について、一人暮
らしの方や近隣に生活を支援できる親族等がいない場合、その間の生活に関する不安の声をお
聞きしました。自宅療養の解除には、発症日から10日、症状がなくなって3日の経過が必要で、
この間、食料や生活必需品などが不足しても、外出することができません。千葉県は、昨年12
月22日、希望者を対象にレトルト食品や缶詰など、7日分相当の食料品を配達する配食サービ
スを始めておりますが、一方で入院やホテル療養と判断され、ベッドや部屋が空くのを自宅で
- 146 -
待っている待機者は対象にならないとのことで、流山市では、千葉県の軽症者等の自宅療養者
支援事業の対象とならない方に対し、冷凍のお弁当や常温保存の御飯、レトルト食品等の配食
サービスを実施しております。また、柏市では、食料品や日用品の配食サービスを実施してお
ります。自宅において療養される方が安心して療養に専念していただくためにも、このような
自宅療養者等への支援を本市でも行うべきと考えますが、御見解をお伺いいたします。
次に、差別や偏見についてであります。
緊急事態宣言が延長されるなど、いまだに収束の兆
しが見えず、予断を許さない状況が続いております。この
新型コロナウイルスとともに生きて
いくことが求められる中、感染者や濃厚接触者、
医療従事者やその家族等がいわれのない誹謗
中傷、いじめや差別的な対応を受け、心を痛めている現状がございます。また、差別的な書き
込みや感染者を特定するような書き込みなどがSNS等のインターネット上を中心として広が
っており、このような行為は根拠のないうわさを生み、風評被害や誹謗中傷といった人権侵害
へとつながり、決して許されることではないと考えます。そこで、市当局や教育委員会では、
このような行為についてどのように認識されておられるのか、お聞かせいただきたいと思いま
す。
次に、認定こども園についてお尋ねいたします。
移行に向けた取り組みについてであります。
平成18年からスタートした認定こども園制度でありますが、設立の趣旨として、幼児教育と
保育の両方の機能を持つことが上げられますが、それに加え、子育て支援を充実させ、地域の
子育てをサポートすることも大きな役割となっております。本市では、平成30年度に市立幼稚
園1園と、令和元年度に市立保育園1園が認定こども園に移行するなど、子どもを取り巻く保
育環境が大きく変化いたしました。そして、いよいよ来月には、ほのおかこども園が開園とな
り、もばら空と杜のこども園は令和4年4月の開園を予定しております。そこで、まず初めに、
その進捗状況についてお伺いいたします。
最後に、運営方針についてであります。
認定こども園の移行に伴い、保育や教育について何か変化はあるのでしょうか。保育所が認
定こども園に移行される場合と、幼稚園が認定こども園に移行される場合についてお伺いいた
以上で1回目の質問を終わりにいたします。
○議長(ますだよしお君) ただいまの小久保ともこ議員の
一般質問に対し、当局の答弁を求
します。
めます。
- 147 -
市長 田中豊彦君。
(市長 田中豊彦君登壇)
○市長(田中豊彦君) 小久保ともこ議員の
一般質問にお答えさせていただきます。
私からはまず、コロナ対策についての中で、
ワクチン接種に関するスケジュールや準備状況
についての御質問でございますが、
ワクチン接種につきましては、県内では2月17日から、5
か所の病院で
医療従事者等への先行接種を開始しているところであります。その後、現在、国
の説明によりますと、3月中旬からそのほかの
医療従事者等へ、4月以降に65歳以上の高齢者、
また開始時期は示されておりませんが、基礎疾患を有する方、65歳未満の方へと順次接種が開
始していく予定とのことでございます。しかし、本市では、住民接種はお近くの医療機関での
個別接種を中心に準備を進めておりますが、国からの配分される肝心のワクチンの確保の目途
が立っておりません。昨日も答弁申し上げましたけれども、いまだ
医療従事者への接種の予定
もちょっと見えないような状況でございまして、かなり危惧しているところであります。
それから、先日の政府の記者会見では、4月12日から高齢者への接種が限定的に開始される
とのことでありましたけども、今の状況を見ますと、恐らくこれもかなりずれ込むのかなと、
こんなような感じで捉えております。その時点で千葉県に入るワクチンは、2箱の予定で、接
種約2000回分、2回接種ですので、約1000人分ということになります。この地域に配分される
のかが全く不透明な状況のため、先ほども言ったとおり、大変憂慮しているところでございま
す。
これは、任意の接種でございますので、強制ではございませんので、皆様方、やりたくない
人はやらないというようなことでございますが、有効性がかなりあるということでございます
ので、できれば早めに大勢の方にやっていきたいというのが、私ども行政側の大変今思ってい
るところでございます。ただ、状況がそういうことでございますので、御理解をしていただき
たいと思っています。
現在の本市の取り組み状況に対しましては、接種券の作成や予約管理を行う
コールセンター
の設置など、郡内町村や茂原市長生郡医師会と協議を重ね、円滑に接種ができるよう準備は進
めているところでございます。
それから次に、自宅療養者等への支援に関する市の考え方についての御質問でございますが、
現在、感染者への対応につきましては千葉県が行っており、本市を含めた長生郡市内では、長
生保健所、長生健康福祉センターでございますけども、そこが感染者の詳細な情報により、健
康観察等を実施しております。自宅療養している感染者で、希望があれば、保健所から食料品
- 148 -
を配布する軽症者等の自宅療養者支援事業を実施しているところであります。市独自での自宅
療養者等への支援につきましては、感染者の特定につながるような情報を市では把握ができな
いことから、支援は難しいものと考えております。
私からは以上でございます。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
(
市民部長 久我健司君登壇)
○
市民部長(久我健司君)
市民部所管に関わります御質問に御答弁申し上げます。
コロナ対策の中の差別や偏見に対する認識についての御質問ですが、市といたしましても、
新型コロナウイルス感染症はどこでも誰でも感染する可能性があるため、あらぬ誤解や偏見に
基づく風評被害や誹謗中傷といった行為は、断じてあってはならないことであると認識してお
ります。そのため、市ウェブサイト等におきまして、注意喚起をしているところでございます。
以上でございます。
○議長(ますだよしお君) 教育長 内田達也君。
○教育長(内田達也君) 教育関係の御質問に御答弁申し上げます。
(教育長 内田達也君登壇)
コロナ対策の中の差別や偏見について、風評被害や誹謗中傷といった行為についてどのよう
に認識しているかとの御質問でございますが、感染者に対するいじめや誹謗中傷等の行為は許
されることではありません。児童生徒や教職員に感染者が出た場合には、感染者の特定や誹謗
中傷について、厳に慎んでいただくよう保護者へ通知するとともに、児童生徒にも十分に指導
しております。現在までに感染症に起因するいじめや差別行為等の報告は受けておりません。
以上でございます。
○議長(ますだよしお君) 福祉部長 関屋 典君。
(福祉部長 関屋 典君登壇)
○福祉部長(関屋 典君) 福祉部所管に関わります御質問に御答弁申し上げます。
認定こども園についての中で、移行に向けた取り組みについて、ほのおかこども園ともばら
空と杜のこども園の開園予定までの進捗状況についての御質問ですが、初めにほのおかこども
園の進捗状況でございますが、運営法人である社会福祉法人すくすくどろんこの会が本納保育
所敷地内に増築した新園舎が完成し、本年4月1日に開園の運びとなりました。運営にあたっ
ては、公私連携法人として、本納保育所と豊岡幼稚園の園児を引き継いでいただくことから、
市といたしましても、開園後も引き続き連携を図り、円滑な運営が可能となるよう支援をして
- 149 -
まいります。
次に、(仮称)南部認定こども園につきましては、社会福祉法人すくすくどろんこの会と本
年2月5日に運営に関する協定を締結し、園名がもばら空と杜のこども園に決定するなど、計
画どおり順調に進んでおります。現在の五郷保育所用地を活用するため、整備期間中の令和3
年度は、五郷保育所の在園児につきまして、主に鶴枝保育所で受け入れて、代替保育を行うこ
とになりますが、児童や保護者の負担が軽減されるよう努めてまいります。
次に、運営方針について、認定こども園の移行に伴い、保育や教育について変化があるのか
との御質問ですが、認定こども園とは、保育所と幼稚園それぞれの機能を有し、就学前の児童
が総合的な教育及び保育を受けることができる施設でございます。教育・保育内容の基本的な
部分は幼稚園や保育所と変わりませんが、保育所から認定こども園に移行する場合は、国が定
める幼保連携型認定こども園教育・保育要領に基づく、幼児教育の充実や、保護者の就労状況
が変わっても、通いなれた園を継続して利用できるといったメリットがございます。また、幼
稚園から認定こども園に移行する場合は、通常の教育時間の前後に行う預かり保育や夏季等の
長期休業期間に行う預かり保育が充実されることにより、多様化する保育ニーズに対応できる
といったメリットがございます。以上です。
○議長(ますだよしお君) 再質問ありますか。小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) それでは、再質問をさせていただきます。
初めに、コロナ対策の
ワクチン接種についてであります。
ファイザー社のワクチンについては、先ほどもありましたが、マイナス75度のディープフリ
ーザーの確保が必要となりますが、本市では何台確保し、どこに設置をされているのか。また、
今後は拡充される予定かお伺いいたします。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) ディープフリーザーの配置は、国、県が行っており、長生地域で
は、まず2月9日に、公立長生病院に設置されたところでございます。県からの情報では、今
後は長生郡市内に、3月中に7台、4月中に1台、5月中に1台、配置される予定となってお
り、10の医療機関に設置してまいります。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) この
ワクチン接種を進める上で課題となるのが、接種する施設へ
の移送となりますけれども、ワクチンについては慎重な取扱いが必要で、厚生労働省がワクチ
ンを安全に移送するための指針を2月中に自治体へ示すこととなっております。その上で、自
- 150 -
治体は移送方法等を検討することとなりますが、ワクチン移送に関する準備状況についてお聞
かせください。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君)
医療従事者等への接種では、ディープフリーザーを設置している
公立長生病院からほかの9病院への移送は自治体職員が行うことを考えており、バッグ等の準
備をしているところでございます。その後の住民接種に向けた体制構築の中では、業者への委
託も含め、茂原市長生郡医師会等と検討中でございます。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) ワクチンの移送については慎重に行う必要がありますので、トラ
ブル等の対応も含め、安全に移送できる体制を検討いただきますようお願いいたします。
次に、
医療従事者等から優先接種されますが、本年4月に採用されます
医療従事者、看護師
や理学療法士、作業療法士などのコメディカル人材、こういった人についても対象としてもら
いたいとの声を強く伺っております。そこで、国から示されている
医療従事者の範囲について
お聞かせください。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君)
医療従事者の範囲につきましては、病院、診療所、薬局、救急隊
員、保健所職員と疑い患者を含む
コロナ感染者と頻繁に接する機会のある方となっております。
本年4月に採用される
医療従事者も、同様の業務を行うことであれば対象となるとのことでご
ざいます。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 新規採用の
医療従事者も対象となるということで、該当される方
は安心をされたことと思います。
続きまして、
医療従事者等以外については自治体が予防接種
実施計画を策定することとされ
ておりますが、その計画の策定状況についてお伺いいたします。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 予防接種
実施計画につきましては、先日、国から
ワクチン接種の
実施期間を令和4年2月28日までとすることが示され、本年3月半ばまでに計画を策定するよ
う、国から依頼があったところでございます。現在、接種対象者の見込数や接種実施医療機関
の確保、ワクチンの保管や移送方法、相談体制の構築等について、茂原市長生郡医師会や郡内
町村と協議を重ねているところであり、早期の策定を目指しております。
- 151 -
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 予防接種
実施計画については医師会などと協議中とのことであり
ますけれども、高齢者や基礎疾患を有する者など、優先順位別の接種見込数についてお聞かせ
ください。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 接種のための
実施計画を策定するにあたり、本市における接種対
象者は、国から示された算定式によりますと、
医療従事者等が、本年1月1日現在人口の3%
とされており、2648人、65歳以上の高齢者が、住民基本台帳に登録されている方を抽出して、
3万781人、基礎疾患を有する方が、算定式では人口の6.3%となっておりまして、5561人、高
齢者施設等の従事者が、人口の1.5%となっておりまして、1324人となっております。
なお、千葉県が医療関係団体に希望調査を行った結果、2月26日現在で、この地域、医療従
事者等の接種対象者は、長生郡市全体で3877人となっております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) では、その人数分のワクチンは確保されると考えてよろしいか伺
います。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 国は、全国民のワクチン確保のため、ファイザー社など3社と基
本合意を結んでおり、接種見込数分のワクチンは確保されるものと思いますが、ワクチンの供
給体制が不透明な中、現時点での明言は難しいものと考えております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 承知をいたしました。
では、ワクチンの有効性や安全性、副反応など、
ワクチン接種に必要な情報発信を広報や市
の公式ウェブサイト、あるいはチラシなど、あらゆる媒体を使い、早期に周知することが重要
と考えますが、御見解を伺います。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 現在、国内100の医療機関において、
医療従事者等への先行接種
が行われており、今後その結果を踏まえた情報が国から示されますので、情報が入り次第、速
やかに発信し、周知に努めてまいります。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) よろしくお願いをいたします。
- 152 -
さきに、
医療従事者等は、10か所の病院で
ワクチン接種を受けることとなるとの説明がござ
いました。ワクチンの接種場所については病院での個別接種となりますが、今後その接種場所
は拡充されるのか伺います。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 現在のところ、
医療従事者等の優先接種を10か所の医療機関で行
う予定であり、その準備を進めておりますが、高齢者をはじめといたします住民の方への接種
に際しましては、接種場所となる医療機関を茂原市長生郡医師会の協力により、増やす予定で
協議を進めております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 接種場所へ出向くことができない高齢者など、高齢者施設等へ出
向いての接種のほか、集団接種を補完的に検討することも必要ではないかと考えますが、御見
解を伺います。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 今後、ワクチン供給量等の状況を踏まえた中で、高齢者施設等に
おける接種や集団接種をするかどうかの必要性等について、茂原市長生郡医師会などと協議し
てまいります。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) よろしくお願いをいたします。
次に、接種予約について。
神奈川県寒川町などは、
LINEアプリを使った接種予約システムを活用する自治体もござ
いますが、本市ではネット予約をどのように実施されるお考えか伺います。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) ネット予約につきましては、専用の予約受付ウェブページを開設
する予定でございまして、そちらで予約していただく方法を予定しております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 予約専用のウェブページを開設されるとのことで、ネット予約の
混乱は避けられると理解をいたしました。
次に、高齢者への
ワクチン接種券、いわゆるクーポン券の送付についてはいつ頃の発送を予
定しているのかお聞かせください。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
- 153 -
○
市民部長(久我健司君) 国から2月16日付で通知のありました
新型コロナウイルス感染症
に係る予防接種の実施に関する手引、何度か改定があり、2.0版によりますと、接種券等の送
付はこの3月末とされておりますので、現在、封筒の印刷やシステム改修などの準備をしてお
りますが、ワクチン供給などにより、国の指示も日々変更しております。また、最近の情報で
は、接種券の送付を遅らすという情報もあります。今後も国の情報を注視して、決定してまい
ります。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) そのクーポン券を配布した上で、予防接種
実施計画に基づき、よ
り具体的な接種場所や時期を広報や公共施設、医療機関等へのチラシの配架、また市公式ウェ
ブサイト等を使って周知することとなっておりますが、高齢者や障害者、また外国人などに配
慮した分かりやすい周知方法を検討すべきと考えますが、その点についてはどのようにお考え
かお聞かせください。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 2月26日に、厚生労働省のホームページ上で、
医療従事者の方へ
のリーフレットの提示はございましたが、その他の対象者の方へのリーフレット等の提示は、
現在のところ、ございません。今後は、こうした国からのリーフレットの活用も含め、分かり
やすい周知方法を検討してまいりたいと考えております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) よろしくお願いをいたします。
次に、高齢者、基礎疾患を有する者と、また高齢者施設等の従事者、それ以外の者に順次接
種とのことであります。この接種順位の上位に位置づける基礎疾患とは、慢性の呼吸器の病気、
心臓病、腎臓病、肝臓病、糖尿病などやBMI30以上を満たす肥満の方とされております。こ
れらの疾患を有する方は、
ワクチン接種にあたり、どのような申請が必要となるのかお聞かせ
ください。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 基礎疾患を有する方につきましては、特別な申請は必要なく、予
診票の中の項目にお答えしていただき、自己申告することで接種できることとなっております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 特別な申請は必要ないということで、承知をいたしました。
次に、単身赴任などの住民登録地以外での
ワクチン接種については、市町村への申請が必要
- 154 -
とされておりますが、その周知についてはどのようにお考えか伺います。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) やむを得ない事情による場合には、例外的に住民票所在地以外で
の
ワクチン接種は認められますが、入院や入所等、市町村への申請が不要な場合と、単身赴任
や出産のための里帰り等、申請が必要な場合がございます。こうした接種場所の例外につきま
しては、個別通知や広報もばら、市ウェブサイト等で周知を図ってまいります。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) やむを得ない事情のある方が円滑に接種できるよう、周知の徹底
をお願いいたします。
次に、
ワクチン接種に関する相談窓口についてですが、いつ頃、どのような形で設置するお
考えかお伺いいたします。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 国は、2月15日午前9時から、厚生労働省電話相談窓口を設置し
ており、千葉県におきましても、昨日の3月3日に設置されたという状況でございます。市と
いたしましては、3月中旬に長生郡市7市町村合同の
コールセンターを設置する予定で、準備
を進めております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
設置される予定か伺います。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○10番(小久保ともこ君) では、その相談窓口は、住民と医療機関からの問合せ等を分けて
○
市民部長(久我健司君) 長生郡市7市町村で設置予定の
コールセンターでは、主に住民か
らの相談と接種の予約受付を行う予定でおります。医療機関からの問い合せにつきましては、
ワクチン供給に関することや現在国が構築しております
ワクチン接種円滑化システムの入力に
関することなどが想定されるところですが、内容によりまして、7市町村の担当課、または県
が設置しました
コールセンターでの対応を予定しております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 承知をいたしました。
では最後に、この相談窓口の開設時間外に副反応などの症状が心配されるときには、どちら
へ相談するようになっているのかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
- 155 -
○
市民部長(久我健司君) 接種後の副反応等の相談につきましては、まずは接種した医療機
関に相談していただくことになりますが、当該医療機関が診療時間外の場合は、千葉県が昨日
設置しました24時間対応の
コールセンターで対応することとなっております。また、重篤な副
反応の場合には、救急対応となるものと考えております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 相談体制については、24時間の対応が可能とのことで、安心をい
たしました。ワクチンに関しては、国からの配分など、まだまだ不透明な状況でありますが、
ワクチン接種が安全かつ円滑に実施できる体制の構築をよろしくお願いしたいと思います。
次の質問に移ります。
自宅療養者等への支援についてであります。
千葉県が配食サービスを実施しておりますが、配食サービスを申し込み、実際に荷物が届く
までにタイムラグがある場合もあるようであります。そのような場合においても、流山市では
配食サービスを利用できるそうです。また、浦安市では、障害のある方など要支援者かつ単身
世帯で、PCR検査で陽性反応となり、自宅療養する場合で、食料などの調達が困難な方を対
象に、同様の事業を行っており、食料品を届ける際は、体調管理や相談支援も行っているそう
です。このように、千葉県の軽症者等の自宅療養者支援事業の隙間を埋めるサービスを検討い
ただくとともに、感染したとしても公的な支援が生活を支えてくれるといった内容を市の公式
ウェブサイトや広報などで発信していただければと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 感染者の特定につながるような情報を把握ができない市が支援す
ることは難しいものと考えております。しかしながら、千葉県が行っております公的支援の内
容につきましては、市ウェブサイト等で現在も発信しておりますが、引き続き効果的な方法も
模索してまいります。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) ぜひ広報においても、そういった支援内容を掲載していただくよ
うにお願いいたします。
次に、自宅療養者が療養中に様態が急変し死亡する事例が全国で相次ぎ、大変残念なことに、
県内においても死亡事例が発生してしまいました。自宅療養者急変の兆候を早期に把握し対応
することが課題とされる中、肺機能の状況が確認できるパルスオキシメーターの貸与を始める
自治体が増えつつあります。重症化の兆候をつかみ、療養者の命を守るため、本市においても、
- 156 -
このパルスオキシメーターを自宅療養者等に対し貸与すべきと考えますが、御見解をお伺いい
たします。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 自宅療養者へのパルスオキシメーターの貸与につきましては、長
生保健所において現在実施しており、100台程度確保し、貸出ししているとのことであります
ので、市独自で実施する考えはございません。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) パルスオキシメーターの貸与については、長生保健所において
100台程度確保しているとのことですので、自宅療養者急変の兆候を早期に把握することがで
きると理解をいたしました。自宅療養者が安心して療養に専念できるよう、今後も長生保健所
と連携を図り、取り組まれるようお願いいたします。
次の質問に移ります。
差別や偏見についてであります。
正しい知識を持って、コロナ差別をなくすため、市民の皆様へ大切なメッセージとして、市
長からのお願い動画を公式ウェブサイトで配信する自治体も多くございます。そこで、本市に
おきましても、市長からのメッセージ動画を市公式ウェブサイトで配信するなどのほか、回覧
等で注意喚起も必要ではないかと考えますが、御見解をお聞かせください。
○議長(ますだよしお君)
市民部長 久我健司君。
○
市民部長(久我健司君) 長引くコロナ禍において、コロナ差別をなくすための注意喚起は
必要であると考えます。国においては、新型インフルエンザ等対策特別措置法等の一部を改正
する法律が令和3年2月13日に施行され、本改正法において、新たに差別的取扱い等の防止に
関する規定が設けられたところでございます。これに基づきまして、市といたしましても、
様々な方法によりまして、正しい知識の普及等に努めてまいります。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) よろしくお願いをいたします。
先ほどの答弁で、学校では差別行為等の報告はないようでありますが、
医療従事者の家族や、
感染者が確認された学校に通われているという理由で、差別的な行為をされたとの声を伺いま
した。そこで、コロナ差別や偏見について、学校ではどのように指導されておられるのかお伺
いいたします。
○議長(ますだよしお君) 教育部長 岩瀬裕之君。
- 157 -
○教育部長(岩瀬裕之君)
新型コロナウイルス感染症に関する適切な知識を基に、資料や啓
発動画などを活用し、発達段階に応じた指導を行っております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) そのような啓発は、続けることで適切な知識が身につくものと考
えますので、その辺をどうぞよろしくお願いいたします。先進事例でありますが、昨年の11月
から、福井県では、誹謗中傷から感染者等を守るため、AIを活用し、インターネット上の投
稿などをモニタリングする事業を全国に先駆けて開始されているほか、無料の弁護士相談も行
っているようであります。県によりますと、今年2月から感染が拡大し始めた昨年3月まで遡
って調査をした結果、103件、問題の可能性がある投稿があったようであります。このように、
社会問題化している人権侵害の行為については、コロナ禍の長期化やストレス、感染症に関す
る誤解が背景にあると指摘されておりますが、それらの行為は断じて許されるものではありま
せん。先ほどの答弁にもありましたが、改正法の施行を機に、差別や偏見を許さず、さらに他
者を思いやることが大切であるとの機運を社会全体で醸成できるよう、啓発活動を進めていた
だきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
次の質問に移ります。
認定こども園の移行に向けた取り組みについてであります。
認定こども園は、保育所、幼稚園といった違う施設が一緒になるということで、子どもたち
が安心して通えるために、認定こども園へ移行する保育所や幼稚園、それぞれがどのような取
り組みを実施されてきたのかお伺いいたします。
○議長(ますだよしお君) 福祉部長 関屋 典君。
○福祉部長(関屋 典君) ほのおかこども園の整備にあたりましては、保護者、運営事業者、
茂原市から構成されます三者協議会を設置いたしまして、園運営の諸事項を確認するとともに、
円滑かつ適正な引継ぎについての協議を進めてまいりました。特に、豊岡幼稚園の園児につき
ましては、通いなれた園が変わることから、本納保育所におきまして合同保育を行い、新しい
環境になじめるように努めたところでございます。また、もばら空と杜のこども園につきまし
ても、既に三者協議会を設置しておりまして、多くの協議を進めているところでございます。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) ほのおかこども園では合同保育を実施し、両園ともに保護者など
の三者協議会において協議を進めたとのことでありますが、子どもたちが法人の職員になじみ、
抵抗感なく認定こども園に移行するためには、引継ぎ保育は必要不可欠であると考えます。ま
- 158 -
た、保護者の立場からも安心できると思いますが、移行前にこの引継ぎ保育などは実施された
のかお伺いいたします。
○議長(ますだよしお君) 福祉部長 関屋 典君。
○福祉部長(関屋 典君) 運営方針を作成いたしました引継ぎ共同保育等計画においては、
運営法人の保育士が、移行前に担当予定のクラスに入りまして、園児たちと交流を図る予定で
ございました。しかしながら、
新型コロナウイルスの感染症による
緊急事態宣言の発令等を鑑
みまして、実施は見送らせていただいております。
今後の引継ぎ保育の実施につきましては、
感染拡大防止策を勘案した上で、運営法人と実施
につきまして、引き続き協議してまいります。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) よろしくお願いをいたします。
以前、この認定こども園について質問をした際に、認定こども園が開園することで、待機児
童の解消につながるとの答弁がございましたが、その辺はどのようになっているのかお聞かせ
いただきたいと思います。
○議長(ますだよしお君) 福祉部長 関屋 典君。
○福祉部長(関屋 典君) ほのおかこども園につきましては、保育園児の枠が109名、幼稚
園児46名、合計155名の園児を迎えて開園する予定でございます。令和2年4月1日時点の本
納保育所でお預かりしている園児数は87名でしたので、ほのおかこども園の開園によりまして、
保育枠は22名増加し、本市の待機児童の要因となっております低年齢児の受入れ枠も大きく増
加しております。また、閉園する本納保育所の保育士を他の公立保育所へ配置するなどにより
まして、令和3年4月1日時点の待機児童は解消される見込みでございます。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 保育の受入れ枠の拡大や保育士の確保により、待機児童について
は解消されるということで、理解をいたしました。もばら空と杜のこども園についても、円滑
な移行に向けた取り組みをどうぞよろしくお願いいたします。
次の質問に移ります。
最後に、運営方針についてであります。
ほのおかこども園、もばら空と杜のこども園、両園の保育方針についてお聞かせいただきた
いと思います。
○議長(ますだよしお君) 福祉部長 関屋 典君。
- 159 -
○福祉部長(関屋 典君) 両園の運営法人であります社会福祉法人すくすくどろんこの会の
教育・保育理念でございますが、生きる力を育てるとなっており、子ども一人一人の個性を大
切にし、認めてあげることで、自己肯定感を育む保育を実践していると伺っております。また、
食育に大変力を入れている法人でございまして、乳幼児期から発達段階に応じて豊かな食の体
験を積み重ねていくことによりまして、生涯にわたって健康で生き生きとした生活を送る基礎
となる食を営む力を培うことを目標としております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 食育は生きる上での基本でありますので、食育を通じて、食に関
する知識を身につけ、生きる力を育むということに期待をしたいと思います。
続きまして、保育料については、両園とも従来の保育所や幼稚園と変わりはないのかお聞か
せください。
○議長(ますだよしお君) 福祉部長 関屋 典君。
○福祉部長(関屋 典君) 認定こども園ですけれども、特定教育・保育施設に該当するため、
園が独自で保育料を算定するのではなく、市が定めます保育料表に基づき、保育料が算定され
ます。このため、従来の保育所や幼稚園と保育料は変わりませんけれども、延長保育など、運
営法人が実施する自主的な事業については料金が変わってまいります。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 公立保育所では保育用品は支給されますけれども、認定こども園
ではどのように対応されるのか伺います。
○議長(ますだよしお君) 福祉部長 関屋 典君。
○福祉部長(関屋 典君) 保育用品等の費用負担につきましては、自治体や、あるいは運営
法人によって、対応は様々でございまして、本市の公立保育所では公費負担となっております
が、運営法人でございます社会福祉法人すくすくどろんこの会では、法人の方針といたしまし
て、保護者負担を頂くと伺っております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) それらの点については、保護者に対して丁寧な説明をお願いした
いと思います。
さて、子どもたちが環境の変化に不安や戸惑うこともあるかもしれません。そこで、慣らし
保育などを実施することはお考えか伺います。
○議長(ますだよしお君) 福祉部長 関屋 典君。
- 160 -
○福祉部長(関屋 典君) 0歳児から2歳児についてはおよそ7日間、3歳児から5歳児は
4日間の慣らし保育期間が設定されております。なお、慣らし保育期間中の保育時間につきま
しては、園児の状況等によりまして、多少前後することがあると伺っております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 承知をいたしました。
の併用利用を考えておられるのか伺います。
○議長(ますだよしお君) 福祉部長 関屋 典君。
続きまして、ほのおかこども園ともばら空と杜のこども園の両園において、子育て支援事業
○福祉部長(関屋 典君) 認定こども園では子育て支援事業の実施というものが義務づけら
れておりまして、ほのおかこども園ともばら空と杜のこども園の両園では、親子の集いの場の
提供等による情報提供、相談支援を行う地域子育て支援センターが開設されることになってお
ります。原則として、就園前のお子様が利用するサービスとなりますが、両園を併用利用する
ことは可能と伺っております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
のか伺います。
○議長(ますだよしお君) 福祉部長 関屋 典君。
○10番(小久保ともこ君) では次に、小学校との連携についてはどのように考えておられる
○福祉部長(関屋 典君) 本市と社会福祉法人すくすくどろんこの会の間で締結した協定に
おきまして、近隣小学校との連携を図り、円滑な接続に向けて、就学支援を行うこと、また引
き継いでいただく保育所、幼稚園が実施しておりました小学校との共催ですかね、行事につい
ても、過去の実績を尊重して、実施を検討することと定めておりますので、開園後も適切な連
携が図られるよう、支援をしてまいりたいと考えております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) よろしくお願いをいたします。
最後に、本市においては、保育所、幼稚園、認定こども園などと、それぞれ違った保育や教
育の就学前教育・保育に関わる施設があり、親にとっては、どの園に子どもを入れようかと、
選択に迷うことと思います。多様化する保育ニーズなどが求められる中、市として、将来の就
学前教育・保育をどのように取り組むお考えでしょうか、お尋ねをいたします。
○議長(ますだよしお君) 福祉部長 関屋 典君。
○福祉部長(関屋 典君) 議員のおっしゃるとおり、幼児期の教育や保育は、子どもの生涯
- 161 -
にわたる人間形成の基礎を培う重要な場であると認識しております。市といたしましては、公
立保育所、幼稚園が果たすべき役割を明確化するとともに、民間事業者による多様な保育サー
ビスの提供等を取り入れることによりまして、幼児期の教育・保育の充実につなげていきたい
と考えております。
○議長(ますだよしお君) 小久保ともこ議員。
○10番(小久保ともこ君) 次代を担う子どもたちが、就学前教育・保育により、心豊かにた
くましく生きる力を身につけられるよう取り組まれるとともに、また地域の子育て家庭に対す
る支援の充実が図られることに期待をいたしまして、私の
一般質問を終わりにいたします。あ
りがとうございました。
○議長(ますだよしお君) 以上で、小久保ともこ議員の
一般質問を終わります。
これをもって本日の議事日程は終了しました。
明日は午前10時から本会議を開き、報告第1号から3号、議案第1号から第38号並びに諮問
☆ ☆
第1号の質疑後、委員会付託を議題とします。
本日は以上で散会します。御苦労さまでした。
午後0時02分 散会
○本日の会議要綱
1.
一般質問
1.
山田広宣議員の
一般質問並びに当局の答弁
①
市政運営について
②
予算編成について
2.小久保ともこ議員の
一般質問並びに当局の答弁
① コロナ対策について
② 認定こども園について
- 162 -
○出 席 議 員
議 長 ますだ よしお 君
副議長 前 田 正 志 君
1番 飯 尾 暁 君 2番 西ケ谷 正 士 君
3番 石 毛 隆 夫 君 4番 岡 沢 与志隆 君
5番 平 ゆき子 君 6番 大 柿 恵 司 君
7番 向 後 研 二 君 8番 杉 浦 康 一 君
9番 はつたに 幸 一 君 10番 小久保 ともこ 君
11番 田 畑 毅 君 12番 山 田 広 宣 君
14番 金 坂 道 人 君 15番 中 山 和 夫 君
16番 山 田 きよし 君 17番 鈴 木 敏 文 君
19番 三 橋 弘 明 君 20番 竹 本 正 明 君
21番 常 泉 健 一 君 22番 市 原 健 二 君
☆ ☆
○欠 席 議 員
な し
☆ ☆
- 163 -
○出席説明員
市
教
長 田 中 豊 彦 君
市
長 豊 田 正 斗 君
育
長 内 田 達 也 君
事 中 村 光 一 君
副
理
総 務 部 長 山 田 隆 二 君
企 画 財 政 部 長 麻 生 新太郎 君
市 民 部 長 久 我 健 司 君
福 祉 部 長 関 屋 典 君
経 済 環 境 部 長 飯 尾 克 彦 君
都 市 建 設 部 長 渡 辺 修 一 君
教 育 部 長 岩 瀬 裕 之 君
田 中 正 人 君
中 村 一 之 君
地 引 加代子 君
花 沢 春 雄 君
山 本 茂 樹 君
白 井 高 君
髙 橋 啓 一 君
総 務 部 次 長
(総務課長事務取扱)
市 民 部 次 長
(生活課長事務取扱)
経 済 環 境 部 次 長
(商工観光課長事務取扱)
都 市 建 設 部 次 長
(建築課長事務取扱)
佐久間 尉 介 君
職 員 課 長 平 井 仁 君
木 島 成 浩 君
企 画 財 政 部 次 長
(企画政策課長事務取扱)
福 祉 部 次 長
(社会福祉課長事務取扱)
都 市 建 設 部 次 長
(土木建設課長事務取扱)
教 育 部 次 長
(教育総務課長事務取扱)
財 政 課 長
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○出席事務局職員
事 務 局 長 内 山 千 里
局 長 補 佐 鶴 岡 隆 之
議 事 係 長 金 坂 賢
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