野田市議会 > 2021-03-11 >
03月11日-05号

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  1. 野田市議会 2021-03-11
    03月11日-05号


    取得元: 野田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    令和 3年  3月 定例会(第2回)                                              〇議事日程(第5号)          令和3年3月11日(木曜日)午前10時開議 第 1 一般質問                                                                                  〇出席議員27人 川  崎  貴  志       中  村  裕  介       木  村  欽  一 長     勝  則       濵  田  勇  次       木 名 瀬  宣  人 谷  口  早  苗       池  田  利  秋       栗  原  基  起 滝  本  恵  一       小  椋  直  樹       邑  樂     等 椿     博  文       星  野  幸  治       古  橋  敏  夫 織  田  真  理       吉  岡  美  雪       小  室  美 枝 子 山  口  克  己       深  津  憲  一       染  谷  信  一 平  井  正  一       西  村  福  也       内  田  陽  一 竹  内  美  穂       小  倉  良  夫       石  原  義  雄                                              〇欠席議員 1人 中  村  あ や 子                                              〇出席説明員 市        長   鈴  木     有    副    市    長   今  村     繁 教 育 委 員 会教育長   佐  藤     裕    水 道 事 業 管 理 者   斉  藤  弘  美 建  設  局  長   宮  前  雅  明    市 政 推 進 室 長   上  原  正  夫 市 政 推 進 室参事監   佐  賀     忠    企 画 財 政 部 長   中  沢  哲  夫 総  務  部  長   宮  澤  一  弥    市 民 生 活 部 長   牛  島  修  二 自 然 経 済 推進部長   宇 田 川  克  巳    環  境  部  長   柏  倉  一  浩 土  木  部  長   坂  齊  和  実    都  市  部  長   浅  野  開  作 保 健 福 祉 部 長   直  井     誠    児 童 家 庭 部 長   平  野  紀  幸 会  計 管 理  者   山  田  充  子    消    防    長   菅  野     透 教  育  次  長   山  下  敏  也    学 校 教 育 部 長   船  橋  高  志 (兼)生涯学習部長                                       選 挙 管 理 委 員 会   鈴  木     廣    監 査 委 員 事務局長   飯  塚  浩  司 事  務  局  長 農  業 委 員  会   染  谷  隆  徳 事  務  局  長                                              〇出席事務局職員 事  務  局  長   根  本  一  弘    事 務 局 参 事   川  島  信  良 事 務 局 主 幹    中  代  英  夫    事務局議事調査係長   岡  田  敦  子 (兼)庶務係長                                              〇本日の会議に付した事件 1 一般質問                                                       午前10時00分  開 議 ○議長(平井正一) ただいまから本日の会議を開きます。  初めに、欠席届出者を申し上げます。中村あや子議員、病気のため欠席でございます。  次に、日程につきましては、お手元に配付の印刷物のとおりであります。  次に、3密を避けるため、新型コロナウイルス感染防止のための確認事項に基づき、一部の議員の退席をお願いいたします。あわせて、一部の理事者の退席に御協力をお願いします。  なお、各議員におかれましては、会議終了まで議員控室にて待機されますよう念のため申し添えます。  暫時休憩いたします。                 午前10時01分  休 憩                                                               午前10時02分  再 開 ○議長(平井正一) 再開いたします。  ただいまから本日の日程に入ります。 △一般質問 ○議長(平井正一) 日程第1一般質問を行います。順次質問を許します。質問順位に従い、滝本恵一議員。 ◆滝本恵一議員 おはようございます。民主連合の滝本恵一です。本日3月11日は、東日本大震災が発生した日から10年となります。今なお大きな余震がある中で、多くの人の日常や命を奪った大震災さえも遠い過去になりつつあります。震災の記憶や災害への意識を風化させないためにも、東北の復興や我々が災害への備えを万全にしていくということがこれからも必要なのではないかと思います。これまでの10年も、これから先も安心安全のまちづくりのために努力していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告順に従い2項目について質問させていただきます。  まず初めに、関宿城関連遺産の有効活用について質問させていただきます。関宿城は、利根川と江戸川の分岐点に築かれ、水に守られた要城であるとともに、古くから水上交通の要衝として栄えました。交通上の要衝であっただけでなく、軍事的にも非常に重要な地点として、関宿城を獲ることは一国を獲ることに等しいとまで言われていました。現状は、江戸川の大改修によって大部分が水没してしまい、関宿城跡としてわずかな痕跡を残すにすぎませんが、関東一帯の治水という安全上の問題を考えればしようがないと言えます。  そして、関宿城跡から少し離れた場所には、遠くからでもはっきりと見える千葉県立関宿城博物館が平成7年に建てられ、お城マニアにはあまり興味がないかもしれませんが、テーマを河川とそれにかかわる産業とした全国でも珍しい博物館であり、利根川・江戸川の歴史と文化、伝統産業を紹介しています。  当時の県議会の議事録では、博物館は通常の博物館機能のほかに、建物の一部に関宿城の天守閣を併せ持った館であり、できるだけ史実に忠実にしたいと考えているとしていますので、天守の建設については歴的建造物の復元ではなく、博物館附属のお城型の展望台という認識であり、一般的には模擬天守と分類されています。関宿城は明治の廃城令により廃城が決定し、取り壊されましたが、城の一部は民間に払下げられ、現在も移築建築物として残されているものがあり、確認してきました。  まず、関宿台町にある実相寺ですが、これはお配りしている資料の①です。ここには鈴木貫太郎翁のお墓があり、客殿として、関宿城本丸の一部で新御殿と呼ばれた建物が移築されています。資料にもありますとおり、これが客殿として使用されております。また、実相寺の案内板にも書かれております。次に、資料の②ですが、東高野の個人宅前には埋門が移築されており、平成12年に野田市の有形文化財に指定され、説明の看板や駐車スペースもありました。説明板には、千葉県内において現存する数少ない城の建築物の一棟ですと明記されていますが、保存状態は非常にひどい状態で、塀はところどころに穴があり、塀全体もロープで補強がされている状態で、今にも朽ち果ててしまいそうでした。次に、茨城県坂東市の逆井城跡には薬医門が移築されており、きれいな状態で保存され、関宿城門の一つであると説明板が設置されていました。資料の裏面の③のところに写真が載っています。次に、資料の④です。栃木県下野市の飲食店駐車場に大きく立派な大手門が移築されていました。めぐりめぐって現在の場所に移築されたみたいですが、見学してみた感じは倉庫のように使われているのかなという感じで、とても残念でした。  そこで伺います。関宿城の現存している移築建造物は、歴史的・文化的価値が高い建築物であり、保存管理されなければいけない建造物だと思います。財源が厳しい状況ではありますが、クラウドファンディングやふるさと納税で寄附を募り、関宿城博物館周辺や関宿城跡へ移築し、保存すべきではないかと考えますが、当局の見解をお聞かせください。  次に、関宿城の本丸や二の丸の建っていた場所の大部分は江戸川に埋もれてしまっていますが、残っている場所には関宿城跡の石碑が建てられています。石碑の横には案内板と房総の魅力500選の説明板が設置されています。資料裏面⑤のところにあります。関宿城跡の石碑と案内板もつけさせていただきました。現状では、特に手入れをしているようには見えませんでしたし、これが房総の魅力500選になっているのかとも思いました。  そこで伺います。関宿城跡と周辺の堀などを含めて関宿城址公園みたいな感じで整備保存し、房総の魅力500選にふさわしい場所として有効活用できるのではないかと思いますが、当局の見解をお聞かせください。  最後に、関宿城周辺には、城下町だった名残の歴史的観光資源が多数あり、関宿城にレンタサイクルなどを設置し、関宿城跡、鈴木貫太郎記念館のほか、最近では関宿城にもあります御城印や、神社やお寺で頂ける御朱印を集める方が増えており、隣の境町には人気の御朱印がある神社や道の駅、高瀬舟もありますので、これらの近隣市町を含めて回遊式の周辺観光ができるようにすると、観光客の増加や野田市のPRにもなるではないかと思いますが、当局の見解をお聞かせください。  以上、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(平井正一) 滝本恵一議員の質問に対する当局の答弁を求めます。 ◎市長(鈴木有) おはようございます。関宿城関連遺産の有効活用について答弁させていただきます。  初めに、現存している移築建築物の保存についてでございますが、関宿城埋門につきましては、議員御指摘のとおり近年の台風などにより門にゆがみが生じているほか、板塀の欠損などの損傷が目立ってきており、ロープで補強しているところでございます。貴重な文化財であることから、現在専門家に修復方法などを検討いただいているところであり、今後修復し、適切に保存に努めてまいります。  関宿城本丸建物の一部であった実相寺の客殿につきましては、文化財の指定を受けておりませんが、実相寺のほうで大切に管理していただいており、外観はどなたでも見学いただけると伺っております。また、坂東市の逆井城跡公園に移築された薬医門は坂東市により管理されており、下野市の飲食店に移築された大手門は民間で管理されております。客殿、薬医門、大手門につきましては、それぞれの所有者に適切に管理していただいており、またいずれもかつての関宿藩の領地に建てられたものであることから、現在の地にあるのも不自然ではなく、市で買い取って移築するのは適切ではないと考えております。  しかしながら、歴史的な建築物を適切に保存し、活用していくことは重要であると考えております。また、平成31年4月に施行された文化財保護法の改正により、市町村は都道府県が策定する文化財保存活用大綱を勘案し、当該市町村の区域における文化財の保存及び活用に関する総合的な計画として、文化財保存活用地域計画を策定できる制度が設けられました。国はこの制度により、地域における中・長期的な観点からの文化財の保存、活用のための取組の計画的、継続的な実施が一層促進され、また地域の文化財行政が目指す方向性や取組の内容が見える化されるほか、文化財の専門家のみならず多様な関係者が参画した地域社会総がかりによる文化財の次世代への継承に向けた取組が促進されるとしております。  千葉県においても、令和2年10月に文化財保存活用大綱が策定されました。そういう中で、本市においては今後、県の大綱を勘案し、令和4年度中を目標に野田市文化財保存活用地域計画の策定に向けた検討を進めてまいります。当該計画に基づいて、市の文化財を適切に保存、活用し、市民の郷土愛の醸成を図るとともに、観光部局と連携し、交流人口の拡大に努めてまいります。  次に、関宿城跡を整備し、有効活用することについてでございますが、関宿城跡につきましては、堤防改修工事を免れた本丸の一部が堤防と農地の間に残されているものです。平成11年に関宿町の史跡に指定されており、解説板等を設置してどなたでも見学できるものとしております。しかしながら、道路アクセスが悪く駐車場がないことや、城跡と言いながら当時の面影を感じられる建造物等が全くないことに加え、現在、鈴木貫太郎記念館の再建が最優先の課題であると考えていることから、関宿城跡につきましては現状の保存に最大限努めることとし、さらなる整備については考えておりません。  次に、3点目の近隣市も含めた回遊式の観光の考え方についてお答えする前に、まずは市全体の観光及び市の魅力発信の観点から申し上げます。野田市には、例年ですと年間300万人の観光客が来訪しております。しかしながら、施設等への来場はあるものの、市内における周遊が課題であると考えております。そこで、魅力推進課を設置し、職員が市内を回り、地域の魅力を発掘することはもちろんのこと、魅力ある取組を行っている市民や団体等を取材し、その魅力を掘り下げたコンテンツを発信することに取り組み、その一環としてフィルムコミッションの積極的な受入れや、さらに関宿地域に人を呼び込むための施策として、コロナ禍の影響により延期しておりますが、清水公園から関宿城までの自転車を活用した観光まちづくりに向けて、立教大学の学生による関宿地域における河川を活用したスポット的な新たな観光資源の創出を目的に、市内を回遊するための観光プランづくりの検討やSNS等を活用した情報発信に取り組んでいるところでございます。  御質問の関宿城博物館を拠点としたレンタサイクルを活用した回遊式の観光につきましては、むらさきの里野田ガイドの会からも関宿城関連遺産については人気があると伺っており、駐車場のない名所・旧跡を巡るには有効な手段であることから、多くの方が関宿地域を訪れるようになれば、レンタサイクルのニーズも高まると考えております。繰り返しとなりますが、今後も関宿地域に人を呼び込むための魅力の発信に努めるとともに、生活スタイルの変化により、動画やバーチャル体験等、個人が感じる魅力は多様化していることから、目先の成果にとらわれず、常に新しく自由な発想で様々なアイデアを試してまいります。  以上です。 ◆滝本恵一議員 市長、ありがとうございました。基本的なところで、最初に聞かなければいけなかったことがあるのですけれども、現存する関宿城の建築物は、今私も質問したのですけれども、4つでいいのかどうか。本丸の跡と埋門、薬医門、大手門、そのほかにもあったりするのかどうか、確認させてください。 ◎生涯学習部長(山下敏也) 関宿城関連遺跡でございますが、議員おっしゃるように現存するのは4か所ということになります。  以上です。 ◆滝本恵一議員 ありがとうございます。埋門なのですが、貴重な文化財であるという認識でいるようですけれども、今にも本当に朽ち果ててしまいそうな感じで、今年もし台風があったらもつのかなみたいな感じなのですけれども、修復するということでお話があったのですが、どのような形で修復するのか、またいつごろ修復するのかというところについて、教えてください。 ◎生涯学習部長(山下敏也) 埋門の改修でございますが、工事につきましては板塀の補修、また門がゆがんでおりますので、それを修正するような補強工事、こういったものを想定しております。実施時期でございますけれども、専門業者に確認しましたところ、やはり一般建築物と違いまして、杉板を乾かしながら施工をするようなこともございまして、工期については最短でも3か月、状況によっては半年ほどかかることも想定されるということでございましたので、次の台風シーズンのことも考えますと、新年度に入りましたらすぐに取りかかりたいなと思っているところでございます。  以上です。 ◆滝本恵一議員 ありがとうございます。貴重な文化財として残っているものですので、なるべく早く修復していただいて、今後も有効に活用できればいいのかなと思っております。  大手門は下野市にあるわけなのですが、もともとは関宿藩の場所だったということで、かなり強引な感じもしますけれども、ここについてもやはり個人のものということで、なかなか野田市が手を出すというのも難しいのかなと思うのですけれども、本当に保存できているのであればいいのですけれども、そういう確認等をなかなかできないのかなと思うのですが、その辺の管理、保存ができているのか、また今後できるのかという点、教えていただければと思います。 ◎生涯学習部長(山下敏也) 大手門、または薬医門でございます。特に議員がおっしゃるように、大手門のほう、これは民間の管理ということでございますが、これにつきましてはしっかり管理をしていただいているということで考えておりますので、特に今後野田市からそういった働きかけをしようとするような考えはございません。  以上です。 ◆滝本恵一議員 ありがとうございます。  続いて、関宿城跡についてなのですが、現在確かに建造物等はありません。でも、周辺には三の丸の跡や大手門の跡、武家屋敷跡、内堀など、関宿城跡としては十分な魅力があるのかなと思っております。その辺については、川のフィールドミュージアムというようなことで看板が立てられているので、その辺一体となって、整備というより、写真を見ていただけると分かるように、関宿城跡の案内板ももう読めない状態ですし、なかなか難しいと思うのです。管理をもう少ししっかりしていただければ、この辺のところも魅力になるのかなと思うのでけれども、案内板等の修復、また関宿城跡の整備、管理という点について、もう少し詳しく教えてください。 ◎生涯学習部長(山下敏也) 関宿城跡の管理でございますけれども、毎年敷地内の除草とかツゲなどの生け垣、これの剪定は委託しておりまして、今年度につきましても敷地外に飛び出しているような桜の枝下ろし、これに合わせまして剪定も3月に入って、先週でございますけれども、実施したところでございます。また、敷地内にあずまやの跡がございます。これにつきましては、旧関宿町時代に設置されていたものでございまして、現在は骨組みだけが残っているというような状況でございます。ただ、実際にはりの部分の木材は老朽化、劣化が激しいということで、落下しかけているところもございます。危険な状態ですので、この点については早急に撤去等の対応をしてまいりたいと考えているところでございます。  また、最後の判別できない案内板については、周辺の史跡を掲示している案内板でございます。この案内板につきましては、関宿城跡、この案内板以外の案内板も市内にございまして、その更新についても順次進めていく考えでおりますので、他の場所との兼ね合いを見ながら、この関宿城跡の案内板につきましても更新をしていきたいと考えているところでございます。  以上です。 ◆滝本恵一議員 ありがとうございます。案内板は写真にもあるとおり読めなくなっていますので、なるべくというか、早く直していただければありがたいなと思います。この写真を撮った時期が悪いのかもしれませんけれども、今の時期ですと、菜の花が咲いて、桜が咲いてみたいな、もう少しきれいに映ったりもしますので、そういうのをSNSで発信してみてもいいのかなと、インスタ映えがするようなところにもなりますので、そのときにはちゃんと周辺の案内板等も直っていればいいのかなと思います。  次の回遊式の観光について、まちづくりコンテストの中で、多くの大学が参加して、テーマとして野田市を取り上げている大学も多くあったと思うのですけれども、その中でこの立教大学が選ばれて、野田市長賞として選ばれたわけですけれども、どのようなプランで、どこに魅力を感じたのかというところを分かれば教えていただきたいと思います。 ◎自然経済推進部長宇田川克巳) ただいま御質問のどのようなプランでというお話について御答弁させていただきたいと思います。立教大学の関係でございますけれども、令和元年度に開催されました大学生観光まちづくりコンテストにおきまして野田市長賞を受賞しております。この内容でございますけれども、立教大学の好意で埼玉チームのプランにつきまして、フラットサイクリング~平坦な道×気軽にふらっとというコンセプトで、観光客の多い清水公園を拠点に、関宿城までのサイクリングロードをキッズゾーン、一休みゾーン関宿ゾーンの3つのゾーンに分けて、それぞれ小さな楽しい仕掛けや拠点づくりを行いまして、サイクリストだけでなく観光客や市民に楽しんでいただく内容となっておりまして、観光客は非常に多く来ていると。その中でどうやって関宿地域に呼び込むかという、そういった内容の提案でございましたので、そういうことで今回立教大学を選ばせていただいたものでございます。  以上でございます。 ◆滝本恵一議員 ありがとうございます。今年度は、コロナ禍の影響でちょっとできなかったということですけれども、来年度はできることを期待しております。その立教大学のまちづくりのプランの中で、レンタサイクル等のことも書いてあったのか、またそこも含めて、今後こちらからも提案して今年度やっていただくのかという、レンタサイクルの部分等についてはどのような考えなのかお聞かせください。 ◎自然経済推進部長宇田川克巳) ただいま御質問のレンタサイクルの活用についてでございますけれども、提案の趣旨は、あくまでも自転車を活用したということで考えていただく内容になってございます。先ほども市長の答弁の中にありましたけれども、清水公園から関宿城まで、サイクリングロードを実際に学生さんたちが走りながら、自ら観光客の立場になってSNS等を活用し、野田市の魅力を情報発信していただくともに、ヒアリング調査を行っていただきながら、またレンタサイクルシェアサイクルの導入の可能性についても併せて検討いただきたいと考えております。いずれにいたしましても、立教大学の学生の皆さんの自由な発想と行動力に期待するものでございます。  以上でございます。
    滝本恵一議員 ありがとうございます。私も期待しておりますので、ぜひ関宿に観光客が多く来るようにお願いできればと思います。SNSで発信するということ、なかなか野田市のインスタグラムは、フォロワー数が伸びずに、240人ぐらいだったと思いますけれども、自治体のSNSのフォロワー数を増加させるにはなかなか難しい人数ですけれども、少しずつでもインスタ等のSNSを利用して、情報発信していただければなと。微力ですけれども、私も協力していきたいなと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。  次に移る前に資料1の実相寺の案内板なのですけれども、宝暦6年が1709年と、ちょっと字が小さく書いてあり、読めないのですけれども、宝暦6年は1756年で、1709年だとすると宝永6年、どっちが正しいのか分からないのですが、間違っていると思いますので、この辺も併せて修正していただければと思います。ホームページについては、今週いつの間にか直っていましたので、その辺を修正していただけるように、よろしくお願いいたします。  それでは、2項目めに参りたいと思います。公園の整備と管理についてお伺いいたします。今回は、3種類の公園の整備と管理についてお伺いいたします。1つ目は、昨日の竹内議員の質問にもありましたが、インクルーシブ公園についてです。2020年、東京都内に2つの公園が誕生しました。この2つの公園には共通点があります。それは障がいのある子もない子も遊ぶことができ、誰もが同じ場所で楽しむことかできる空間で、みんなが肩を並べて遊べるインクルーシブな公園であるということです。インクルーシブとは、包み込む、包括的なという意味で、障がいのある人もない人も分けずに包み込もうという概念であります。この公園の遊具がある広場では、地面にゴムチップが敷かれ、転んだときの衝撃を小さくする工夫や、体力が低い子供でも利用できるブランコ、車椅子に乗ったまま遊べる複合遊具が整備され、誰もが同じ場所で楽しむことができる空間を生み出しています。  違いを乗り越えて遊ぶということは、子供にとっても大きな成長の場であり、子供が人の多様性を自然に理解でき、共に生きる心が育つことも期待できます。また、付き添っている保護者にとっても理解が深まるきっかけにもなります。これまではユニバーサルデザインの視点を取り入れ、誰もが使いやすい公園づくりが求められていましたが、さらに一歩進んだ障がいのある子もない子も、大人も子供も高齢者も、みんなが遊べるインクルーシブの考え方を取り入れていくことがこれからの公園に必要な視点であり、野田市にも必要であると考えますが、インクルーシブ公園の認識と新しく整備することについて、当局の見解をお聞かせください。  2つ目は、プレーパークです。プレーパークは、自分の責任で自由に遊ぶをモットーにした遊び場で、既存の遊具は一切ないのが特徴です。現状では、公園内で事故があった場合の管理責任や利用者の様々な声があるため、公園での行動などは規制されていますが、プレーパークでは、事故が起きないよう注意を払う体制や、思わぬけがやトラブルにも対応できるリーダーが見守る中、木登り、穴掘り、泥遊びなど、自然の中でやりたいことを存分に楽しむことができ、子供は自分の判断で遊びの限界に挑戦し、自分の世界を広げることができます。プレーパークは、子供たちの好奇心を大切にして自由にやりたいことができる遊び場であり、新たな体験や交流を通じて、子供たちの主体性や社会性、コミュニケーション能力が育まれるとされています。プレーパークには常設型の公園と、開催する公園を替え様々な工夫を凝らして開催している場合などがありますが、いずれにしてもリーダーを育成することが重要であります。  そこで伺います。自然豊かな野田市において、子供たちが四季を感じながら自由に遊べる場所が必要ではないかと思います。行政主導ではなかなか難しい面もあると思いますが、プレーパークの整備とプレーパークには欠かせないリーダーの育成について、当局の見解をお聞かせください。  3つ目は、Park―PFIの導入についてです。Park―PFIとは、カフェやレストランなどの飲食店や売店などの公園利用者の利便の向上に資する施設の設置と、その施設から生ずる収益を活用し、公園の整備や改修などを一体的に行う者を、公募により選定する公募設置管理者制度のことで、平成29年の都市公園改正法により新たに設けられました。この制度のメリットは、公的資金の投入を最小限に抑え、公園利用者へのサービス向上が図られることであり、この制度を活用する自治体が増えています。  活用を検討するに当たり、実施する民間事業者の事業参入意向を把握するためのサウンディングの実施が必要となりますが、地方の多くの都市では効果的な民間事業者の選定や、どのように多くの企業へ情報を周知するかといった点で、大都市に比べると民間事業者の参入可能性が低くなり、有益な情報を得られる見込みを持てないなどの課題もありますが、この課題を解決するために国土交通省で取り組んでいるブロックプラットフォームを活用し、民間事業者への情報周知に関する負担を軽減することや情報交換をすることができます。また、都市公園の官民連携に特化したプラットフォームとして、Park―PFI推進支援ネットワークなども活用すれば、早期に情報発信や収集ができると思います。  そこで伺います。都市公園では、施設の老朽化や維持管理の難しさに加え、利用者が減少するなど、状況が変わってきている中、利用される方へのサービスは向上させなければいけません。十分な利益が見込める場所という前提はあるかも知れませんが、民間企業のノウハウを生かした利便性の高い施設の整備や効率的、効果的な管理で利用者がより使いやすい公園を目指すためにもPark―PFIの導入を検討してみてはと思いますが、当局の見解をお聞かせください。  以上、1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 ◎自然経済推進部長宇田川克巳) 公園の整備と管理について御答弁させていただきます。  まず、1点目のインクルーシブ公園の認識と新しく整備することについてでございますが、インクルーシブの考え方は、障がいの有無や年齢、性別にかかわらず、多種多様な人に公園を御利用いただくために大切なことと認識しております。野田市においても、障がいのある子もない子も遊ぶことができ、誰もが同じ場所で楽しむことができる空間を生み出すためにも、インクルーシブの考え方を取り入れていくことは必要だと考えております。さきの竹内議員へ御答弁申し上げたところでございますが、まずは今後新設される子ども館においてインクルーシブ遊具を設置してまいります。  次に、2点目のプレーパークの整備とリーダー育成についてでございますが、プレーパークでは、これまでの公園ではできなかった遊びが可能となり、子供たちが想像力を働かせて自らが考え、工夫し自由に遊ぶことができる場であると考えております。千葉県内には、一般社団法人千葉県冒険遊び場ネットワークが平成22年1月に設立され、県内のプレーパークを運営する支援ネットワークとなっております。その中の一例でございますが、千葉市にある子どもたちの森公園では、樹林地を生かした木登りをはじめ泥んこ遊びなども行われており、子供たちにとって新たな体験や交流の場となっております。  議員がおっしゃるとおり、プレーパークの運営には事故が起きないように注意を払う体制やけがなどのトラブルに対応できるリーダー役が必要となります。過去に野田市内にもプレーパークに位置づけられていました冒険の遊び場があったようですが、現在はこのようなプレーパークは、市内には残念ながらない現状となっているところでございます。このリーダー役が現れていただくこと、育成していくことについて、今後、千葉県冒険遊び場ネットワークの支援活動を確認していきながら、野田市内には樹林地や休耕田のような空き地が多く点在しておりますので、そのような場所を有効活用していくことも視野に入れ、各市で行われているプレーパークの現状を検証してまいります。  最後に、3点目のPark―PFIを導入し、公園を管理することについてでございますが、民間資金を導入して、施設管理費の軽減を目的として広く使われているところでございます。公共施設の維持管理を目的としたPFIでは、行政側では事業者が維持管理費や運営費を支出する代わりに、新たに施設整備等を行った際の利用料金収入以外に、指定管理料や委託料等の対価を支払うことになります。行政側の負担を少なくするためには、集客を見込める場所での整備、さらには導入の内容によっては建築要件や火気の使用など、各種条件の課題も多いと認識しております。今後Park―PFIの事業者を募集しても集まらないといった事例もあることから、野田市におけるPark―PFIの導入の可能性について検証してまいります。  以上でございます。 ◆滝本恵一議員 ありがとうございました。インクルーシブ公園ですが、新設する子ども館に造っていきたいということで昨日答弁がありましたけれども、私も今ある公園の遊具を1個取ったから、そこにインクルーシブの遊具を1つ入れるという考えはなくて、やはり一体的に公園の遊具を全部交換するという考えでないといけないのかなと思っております。1つだけ交換して、ここがインクルーシブ公園ですと言うのも少し違うのかなという感じもしますので、今後なかなか難しいのかもしれませんけれども、子ども館のほかにも導入していっていただければいいのかなと思いますけれども、なかなか場所とかお金も含めて難しいのかなと思います。今後も誰でも遊べる場所というところは必要になってきますので、ぜひお願いしたいなと思っております。  インクルーシブ公園の中で1つ再質問があるのですけれども。このインクルーシブ公園を、もし何か今設置できるようなところがあるとすれば、子ども館のほかにどこがあるのか教えてください。 ◎自然経済推進部長宇田川克巳) 今候補地で、ほかにあるのかという御質問ということで御答弁させていただきたいと思いますが、現状では非常に厳しいのではないかなと考えているところでございます。また、東京都世田谷区の砧公園に整備されました複合遊具につきましては、ある程度面積が必要になるということでございます。また、設置上、先ほども議員さんのお話もあったように、高額になってございます。ということで、整備する際につきましては、既存の街区公園の規模では非常に難しいと。また、もし可能性があるということであれば、ある一定の面積を持った総合公園やスポーツ公園などの、利用者が多くて面積が広い公園については可能性はあるのではないかなと考えております。  以上でございます。 ◆滝本恵一議員 ありがとうございます。なかなか場所もお金もかかるということで難しいのかなと思いますけれども、子ども館に造るということでありますので、その辺は使いやすいようにしていただければと思います。  2つ目のプレーパークについて再質問があるのですけれども、以前野田市にもあったということですが、どこにあったのか、分かれば教えてください。 ◎自然経済推進部長宇田川克巳) ただいま御質問でございますけれども、プレーパークは以前ですけれども、のだ遊ぼうよの会という団体が山崎地区にございます山崎子ども館に隣接しました森の中を活動場所として活動してございました。  以上でございます。 ◆滝本恵一議員 ありがとうございました。なくなってしまったというか、リーダー役が、自分の子供が大きくなるとやめてしまうというところもあるのかなと思いますけれども、そのリーダー育成が大変なのかなと思っております。また、野田市は樹林地等が多くあるということでしたけれども、今後プレーパークを整備していく上で、リーダーの育成や、その場所の選定等をどのような考えで今後やっていこうと思っているのか、教えていただければと思います。 ◎自然経済推進部長宇田川克巳) 議員御質問のリーダー役やどのような場所に整備していくのかというお話について御答弁させていただきたいと思います。  先ほども申し上げましたけれども、このプレーパークの整備とそのリーダー役の育成につきましては、千葉県冒険遊び場ネットワークの支援活動を確認しながら進めていきたいと考えておりますが、常設型であるプレーパークにつきましては、既存の都市公園では現在の利用者の方との兼ね合いもございますので、現在のところ難しいかなと考えてございます。  なお、樹林地の空き地利用という考え方では、市民の森であったり、また三ツ堀里山自然園であったり、そういったところを活用してできるのではないか、そういったところの可能性も探っていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆滝本恵一議員 ありがとうございます。なかなか難しいところもあると思いますけれども、野田市の自然を生かして、遊び場が増えればいいのかなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  最後のPark―PFIなのですけれども、ここについてもなかなか募集をしても収益が見込める場所ではないというところで難しいのかなと思いますし、またなかなか住宅街にある公園にカフェをつくっても、ちょっと町並みに合わないという苦情でもめている地域もありますし、逆に地元産の野菜などを使ったレストランをつくって賑わっているような場所もあります。どのような公園にするかというところが最初の基本の構想の中で盛り込まれるのかなと思っておりますけれども、野田市もなかなか難しいのかなと思いますけれども、総合公園等に飲食店やお店もありませんし、指定管理とはなっていますけれども、こういうものを利用して、ほかの民間のお店を入れていっていただけるとありがたいなと思っております。  子育て世代が自分たちが子育てをするまちを選ぶ一つに、やはり公園が充実しているというところが一つ挙げられるのかなと思っております。誰でも楽しく遊べる公園ということについては、やはりしっかりとしていかなければいけないのかなと思っておりますので、その辺をよろしくお願いしたいと思います。また関宿クリーンセンター跡地についても、Park―PFIなんていうのも使えるのかなとも思いますので、その辺の検討もしていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  いろいろな公園づくりの提案をしましたが、造って終わりではなく、市民がより使いやすい公園になるような方策を考えて実施していただくようお願い申し上げまして、民主連合、滝本恵一の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(平井正一) 次に移ります。質問順位に従い、織田真理議員。 ◆織田真理議員 日本共産党の織田真理です。東日本大震災、原発事故から今日で10年がたちました。被災者の方々はいまだ復興したとは言えないとおっしゃっております。先日も大きな地震がありました。汚染土、汚染水の問題も解決されておりません。野田市にも放射能が降りました。原発は一たび事故が起きれば甚大な被害をもたらします。再稼働しているのは今は9基で、地震大国における日本では、原発ゼロの日本にしなければと思います。  さて、質問に入ります。初めに新型コロナウイルスに関連する質問をさせていただきます。日本共産党は、コロナが日本に入ってくる以前から保健所の体制を増やすべきと指摘してきました。千葉県においては、1994年当時、県保健所数は18、現在は政令市1、中核市2を除き13、職員においては1994年は836人、現在は692人、保健師においては全国平均20.7人に対し16.7人です。我が党のみわ県議会議員より、今年1月の新規感染者がピークのとき、保健所が感染経路をたどれなくなっていると聞いておりました。こうなると、従来のように発症2日前の感染経路は追えず、取りこぼしてしまうケースも出てくると考えられるのではないでしょうか。菅総理は今月5日、緊急事態宣言の再延長に当たり、国の責任で高齢者施設等での社会的検査拡充、無症状者に焦点を当てた市中の感染源発見のための検査を行うと位置づけました。しかし、この検査は1日1万件であり、少な過ぎます。大量検査の技術的条件が整備されてきた現在、少なくとも10万の桁でモニタリング体制を行う必要があります。これにより感染集積地を絞り込んだら、地域住民や在宅者全体の大規模な面的検査を行い保護につなげる、モニタリングから感染症措置への連携を明確にすることが急務です。このことを冒頭に述べまして質問に入ります。  1、クラスター化した高齢者施設への対策等について。市内の高齢者施設や病院でクラスター化してしまったところがありました。2月10日、日本共産党みわ県議会議員の質問に対し、3月まで感染者が多発している高齢者施設等の従事者を対象に国と県で100%負担し、検査を行う。4月以降については感染状況等を踏まえ、改めて検討していくと県当局の答弁がありました。さらに、1都3県の緊急事態宣言延長の会見の際、政府分科会の尾身会長は、ワクチン接種と同時に無症状感染者を見つけ出すため、リスクがある高齢者施設などを集中的に検査する、これをセットで行わなければならないと発言しました。私がこの質問通告書を提出したのは2月26日です。その当時とフェーズは変わってきていますが、現在に至るまでの状況をポイントを押さえ、お答えいただきたいと思います。  まず初めに、①、クラスター化してしまった施設では、保健所が指導に入っているとのことですが、その内容について、どのような対応を行っているのか。  ②、我が党の県議会議員によると、県はクラスター化した施設や事業者の名前の公表は、事業者の了解を得なければ報道関係者以外には公表しないとのことですが、これについて市の見解を伺います。  ③、PCR検査の行政検査で漏れてしまった方を市費で検査しているとのことですが、その対象者はどういう基準で行っているのか。  ④、クラスター化してしまった施設へ通院、通所している市民から、検査を希望したがやってもらえなかったと聞いています。こういう方も含め検査を拡充すべきと考えますが、いかがでしょうか。  以上4点、お聞きします。 ○議長(平井正一) 織田真理議員の質問に対する当局の答弁を求めます。 ◎保健福祉部長(直井誠) クラスター化した高齢者施設等への対策等についてお答えをさせていただきます。  まず、1点目のクラスター化してしまった施設では、保健所が指導に入っているというが、具体的にどのような対応が行われているのか伺うにつきましては、千葉県野田保健所に確認したところ、保健所長の要請により、千葉県から感染症対策の専門家チームが派遣され、具体的には感染管理の認定看護師が保健所職員とともに施設へ出向き、防護服の着脱方法や施設内の消毒、医療廃棄物の処理方法などを調査、指導し、蔓延防止を図っていると伺っております。  2点目の県はクラスター化した施設等の名前の公表は、事業者の了解を得なければ報道関係者以外には行わないというが、これについての市の見解を伺うにつきましては、千葉県新型コロナウイルス感染症対策本部から、施設や利用者家族等の風評被害を避け、保健所の逼迫した業務を解消し、患者対応を優先させるため、令和3年2月19日より集団発生の報道方法を変更し、施設名は原則非公表とするとの通知がありました。市といたしましては、今後、市内事業所で集団感染が生じた場合、保健所が実施する行政検査の対象外となった方に対し、市独自でPCR検査を実施する等、集団感染が起きたときの支援策を実施していく上で、施設名が公表されなくなることに非常に困惑しております。県には、感染対策上の観点からも、施設、保健所と市が連携して対応していくためにも公表をお願いしてまいります。  3点目のPCR検査の行政検査で漏れてしまった方は市費で検査を行っているというが、その対象者はどういう基準で行っているのか伺うと、4点目のクラスター化してしまった施設等へ通院、通所している市民から、検査を希望したがやってもらえなかったと聞いている、こういう方も含め検査を拡充すべきと考えるが、市の見解を伺うにつきましては、併せてお答えさせていただきます。  厚生労働省の新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の拡充に向けた指針にあるとおり、感染拡大防止のため感染リスクの高い高齢者施設等においては、保健所が濃厚接触者以外にも広く行政検査を実施することとなっております。このため保健所が責任を持って行政検査を実施していただけるものと考えておりますが、高齢者施設等から支援の依頼があった場合には、これまでどおり当該施設と協議の上、PCR検査を実施してまいります。 ◆織田真理議員 クラスター化してしまった施設等の公表について、県のほうにお願いしていくという答弁をいただいたわけです。ぜひそれを強く求めていただきたいと思います。感染者の公表は、確かに個人情報に配慮した上、当面公正公平でなければ、誰でも感染し得るコロナウイルスを乗り越えられないと私は申し上げてきました。公表しなければ、うわさが先行してしまい、かえって市民の不安や風評被害が出てしまいます。確かに一企業等で決まった人のみの出入りしかしない事業者等へは、クラスター化の公表には慎重な姿勢で行うことは必要かなと思います。しかし、不特定多数の人々が出入りする病院や施設がクラスター化してしまった場合は、利用者の中には、一つの病院なり施設だけではなく、複数通っておられる方もいるので、感染拡大につながらないようにするためにも公表が必要であると、私の意見も述べさせていただきます。  また、このウイルスは無症状の方がいるウイルスです。先ほど施設の依頼があれば検査を行うということでしたが、クラスター化した施設に通院されている人から、不安でいっぱいになり、自費で検査したところ3万円かかった。高過ぎる検査代だったが不安感から逃れられ、安心した。私は何とか受けられたけれども、受けられず不安でいっぱいになり、心身ともに病んでしまう人はたくさんいるという御意見を伺っております。また、医師との信頼関係もあり、病院を替えることもできない、これではいつ感染してしまうか分からないという不安感が消せないとおっしゃっているのです。だからこそ施設の要望があればということではなくて、通院、通所、例えばリハビリなどで通われている方にも検査を働きかける形で行うべきではないでしょうか、お聞きします。 ◎保健福祉部長(直井誠) 通院や通所をしていた方に検査をしてほしいと言われたときに、市のほうで全て実施すべきではないのかということでございますが、実際その検査を希望した方が、感染者が出た施設等で、いつ通院や通所をしていたか分かりませんが、厚生労働省の新型コロナウイルスの感染症に関する検査体制の拡充に向けた指針にあるとおり、感染拡大防止のため、感染リスクの高い高齢者施設においては、こちらは病院も含まれておりますが、保健所が濃厚接触者以外にも広く行政検査を実施することになっております。このため検査を希望された方がどのように陽性者と接触していたのか、またしていないのか、保健所ではないので、市のほうでは分かりませんが、検査が実施されていないのであれば、陽性者と、例えば一緒の空間にいることがなかったとか、どこかですれ違うこともなかったとか、陽性者との接触があれば、広く実施する行政検査の対象になったと思われますが、ならなかったということで検査のほうは実施されなかったのではないかと思います。施設といいましても、それぞれ入所施設であれば建物も一体化していると思いますが、それの附属施設、いろいろ感染のルートというか、そういうものが施設ごとで違ってくると思いますので、保健所のほうでそのような検査の対象を確認して行ったのではないかと思います。  今回のクラスター化した施設には、最初に陽性者が出たという情報があったときに、それぞれ市から連絡をして、状況のほうの確認をしておりますし、また、支援の必要があればというようなこともお話をさせていただいておりましたが、検査のほうの依頼ということではございませんでした。 ◆織田真理議員 そうしますと、ちょっとこの通告書を出したときと大分変わっているのかもしれませんけれども、以前は濃厚接触者からたどっていったのとはまた違うやり方で検査を行っていくという認識でよろしいですか。 ◎保健福祉部長(直井誠) この通告以前から、高齢者施設等の重点的な検査の徹底というのは、例えば令和2年11月19日も出ていますし、令和2年12月25日も再徹底というようなことで通知が出ていますので、これに基づいて千葉県、また野田保健所は検査を実施していたということではないかと思います。 ◆織田真理議員 私は、このクラスターを起こしてしまったところへ通院されている方からお手紙を頂いているのです。先生に検査をしてほしいと頼んだけれども、行ってもらえなかったというお話なのです。今の部長のお話を聞いておりますと、どうもかみ合わないというか、なぜ漏れてしまったのか、すとんと落ちてこないのですが、お答えいただけますか。 ◎保健福祉部長(直井誠) 通院ということですので、医療機関に通院していたということかなと思いますけれども、クラスターが発生したその医療機関であれば、施設の入院者とか看護師とか、そういう方が陽性になっていってクラスター化したと思います。通院といいますと、外来ということになるのかと思いますけれども、やはり施設の全てが、職員を含め陽性になった者がそこを利用していたのかどうか、私もちょっと構造上どうなっているか分かりませんが、基本的には分かれていたのではないかと思います。一緒であって、職員も先生も利用者も全てが同じ場所を利用するようなことであれば、通院した方も当然検査の対象になったのではないかなと思いますが、施設の構造上で利用区域、ゾーンといいますか、それが分かれていたために検査は対象にはならなかったのではないか。ただ、正直保健所から詳細な情報は、市のほうにいただいておりませんので、あくまで今御質問いただいた中で想定されることで、ちょっと答弁をさせていただきました。 ◆織田真理議員 全国で初めてクラスター化してしまった和歌山県の病院では、病院の関係者全てに集中的に検査を行って、3週間で終息することができました。また、国内最大規模のクラスターになった埼玉の戸田中央総合病院は、そこへ私も行ったことがあるのですが、幾つも病室等があるわけです。そこへ看護師なりなんなりのスタッフが行き来していて、どこで感染をもらったか分からないうちに最大のクラスターになってしまったわけです。ここを触って、ここを誰が触るかなんて分からない、そういう理屈だと思うのです。なので、不安感を拭うためにも、やはり希望したらやってもらいたいという、私なんてそう思うほうですが、もしかしたら自分が無症状で誰かにうつしてしまうかもしれない、そういうことを払拭するためにも、ぜひ検査の拡充をする方向で考えていただきたいと思います。  また、各自治体独自でも、こういったことを含め、無症状の方を見つけ出す検査の拡充を始めています。さらには認知症や精神疾患を持つ方、障がいを持つ方などはマスクの使用ができない方がおられます。私の父は認知症が進み、私のことも分からない状態です。この父にマスクをする必要性を理解してもらうことは不可能です。こういう方はたくさんおられます。だからこそ関係者全てに定期的な検査をすべきだと改めて申し上げます。  次の質問に移ります。小中学校で感染者が出た場合の検査について伺います。①、市内小学校で感染者が出ており、一旦収まっても再度感染者が出てクラスター化も起きています。この状況についての経緯を伺います。  ②、子供は重篤化しない、無症状の場合が多いと言われていますが、家族がいます。保護者から検査を希望したが、やってもらえず不安な暮らしを続けていたと聞いています。さきの高齢者施設等と同様、検査の拡充を行うべきではないでしょうか。  以上2点伺います。 ◎教育長(佐藤裕) 2項目めの①の市内小学校でのクラスター化が起きた経緯についてお答えいたします。  まず、千葉県によりクラスターと認定されたのは七光台小学校のみです。概要を申し上げますと、12月21日に児童1人の陽性が確認され、22日から学校全体を臨時休業といたしました。その後濃厚接触者とその関係者に対しては保健所が、また保健所が検査対象外としたものの、同じ学級の児童と接触があった教職員に対しては、市が独自に野田市医師会の協力を得てそれぞれPCR検査を実施しました。その結果、陽性者は計11人となり、25日に県が同校での集団発生を公表しました。臨時休業中に同校で市が実施した独自の検査は3回で計117人となっております。その後は、冬季休業期間を経て1月4日から学校を再開いたしました。  木間ケ瀬小学校についてですが、1月28日から2月3日までの間、臨時休業を実施しており、その間に濃厚接触者とその関係者に対しては保健所が、また保健所が検査対象外とした同じ学級の児童と接触があった教職員に対しては、市が独自に野田市医師会の協力を得て、それぞれPCR検査を実施した結果、陽性者の数は計8人となりました。保健所が感染経路を検証したところ、学校内での感染と断定できないため、同校の集団発生の認定を見送っております。いずれの学校においても、PCR検査のほかに、市で専門業者による校舎の消毒を実施し、再開後に新たな感染者は現在のところ発生しておりません。学校では、教育委員会が作成した新型コロナウイルス感染症対策通常登校開始に伴うガイドラインに沿って、引き続き感染拡大防止に努めてまいります。  現在野田市としては、保健所が濃厚接触者はいないとする場合にも、市民の安心を得るため検査の範囲を広げる意味で、市独自のPCR検査や校舎の消毒を行っています。今後もPCR検査の対象者の範囲につきましては保健所等の関係機関とも協議しながら対応してまいります。  以上でございます。 ◎保健福祉部長(直井誠) 私からは、2点目の子供は重篤化しない、無症状の場合が多いと言われているが、家族がいる。保護者から検査を希望したがやってもらえず不安な日々を送っていたと聞いている。高齢者施設同様、検査拡充を行うべきと考えるが、市の見解を伺うにつきましてお答えさせていただきます。  積極的疫学調査を実施し、感染リスクに応じて検査の範囲を特定するのは保健所の所掌であるため、今後も保健所に広く行政検査の実施をお願いしてまいります。ただし、厚生労働省通知では、都道府県に対して、感染者が発生した高齢者施設等には濃厚接触者以外にも広く行政検査を要請しておりますが、学校には要請しておりません。そのため市では、これまで同様行政検査の対象とならず、感染リスクは低いものの、感染者と短時間接するなどした同じクラス、学年、クラブなどの関係者のうち、検査を希望する方には、不安解消のために市独自の検査を実施してまいりますが、全ての児童生徒を対象とするものではございません。  以上でございます。 ◆織田真理議員 まず、①の質問に関することですが、市でも検査をしていくとおっしゃっております。私はそもそも濃厚接触者と定義することに疑問を持ち続けているのです。なぜなら、無症状の感染者がいるウイルスなのですから、発症した人から感染経路をたどり、濃厚接触者の検査を行うというやり方自体、このウイルスの特徴とはかみ合わないではないでしょうか。希望したが検査をしないのは、濃厚接触者に当てはまらない、またそれに近いものにも当てはまらない等々ということだと思いますが、これは理論的にも科学的にもコロナの持つ特徴に当てはまらないと考えますが、市のほうではどのようにお考えですか。 ◎保健福祉部長(直井誠) 陽性者が出たときに、市のほうでも保健所とその感染状況等、また学校からも感染状況等の確認をした上で、保健所に対しまして広く検査をするよう要請してまいりましたし、今後も要請してまいります。その上で、感染リスクが低いというものについて、陽性者と接触したおそれのある関係者には検査対象外であっても市は行ってまいります。ただし先ほども答弁いたしましたとおり、その学校に通っている子供たち全てを最初から検査を行うということでは考えていないということでございます。 ◆織田真理議員 七光台小学校でクラスター化したというお話が出ましたが、たしか2回感染者が出ましたよね。ということは、1回目のときに面的、社会的な検査をしていれば、少し結果が違ったのではないかという気持ちが拭えないのですが、その辺に関して見解を伺います。 ◎学校教育部長(船橋高志) 今七光台小学校の発生につきましてお話がありましたが、1回目と2回目の期間についてはかなり間が空いておりますので、これについては感染の関連はないと考えられます。ですので、先ほども再発したというお話がありましたが、これは再発ではなくて、あくまでも別の件だと認識しております。  以上でございます。 ◆織田真理議員 期間が空いていたといっても、当事者にとってはやはり心配だというお気持ちを酌んでいただきたいと思います。それから、感染してしまう理由の一つに、現場からお声をいただいているのですが、教員等が一生懸命感染対策を行っていても十分行い切れない実態があるのではないでしょうか。そもそも正規教職員が不足しているため、再任用でフルタイムの教員が担任を持たなくてはならない状況です。コロナ対策として感染対策に従事する職員の増員を行うべきではないかと思いますが、そのことについて伺います。 ○議長(平井正一) 織田真理議員に申し上げます。今の質問は通告内容から読み取れません。質問を変えてください。 ◆織田真理議員 ではこのように現場の声を要望として申し上げておきます。それから、現場ではコロナ発症当時から変わらず対策を必死に講じておりますので、ぜひ考えていただきたいと再度申し上げます。  それから、2番目の再質問ですが、希望したがやってもらえないという声を多くの市民からいただいておりました。要望書も日本共産党野田市議団が年末に出させていただきました。子供が感染したとき、川崎病に似た症状が出たという話も報道されていますが、多くの子供は無症状が多いわけです。家庭にウイルスを持ち込む可能性は拭えません。そもそも同じ施設内で学校生活を送っているわけですから、水道の蛇口を自動にしたことは大変評価しますが、どこに触れたかなど分からないのが実情ではないでしょうか。これ以上感染者を増やさないためにも、クラスターを繰り返さないためにも、やはり小中学校においても家族がいて、そこにおじいさま、おばあさまがいらっしゃるという御家族もあるのですから、検査を希望される方には行うべきではないでしょうか、再度伺います。 ○議長(平井正一) 織田真理議員に申し上げます。行政検査は保健所の判断となります。市の責任を持って答弁する範囲には限界があります。再質問の内容を変えてください。 ◆織田真理議員 そういうことでしたら、また要望として上げておくしかないわけですが、本当に不安でたくさんの声をいただいているということは、市のほうにもメールや電話をかけたというふうに申し上げておられる方もたくさんいますので、それは受け止めるべきだというふうに私は思います。  日本共産党の加藤県議会議員は、2月17日の県議会にて、面、社会的検査はやっては駄目だという法的縛りはあるのかと質問をし、当局は面、社会的検査は法的に可能と答弁しました。つまり、国、県がその気になれば地域全体での面、社会的検査はできるということです。一刻も早く面の検査ができるようにしなければ変異ウイルスの感染拡大は止められないのではないでしょうか。  3月10日、厚生労働省は9日まで271例の変異株が確認されたと発表、昨日も北海道で13人、大阪で50人など続々と発表されています。変異株はイギリス型をはじめ南アフリカ型、ブラジル型が国内で確認されております。これらは感染力が高いといいます。慶應大の研究チームは、たんぱく質の一部が変わったE484Kがあり、国内で以前から広まっていたウイルスに入った可能性が高い。この変異があると、免疫が十分効かなくなる可能性があると発表しました。尾身会長は、従来株と変異株が取って代わっている可能性があり、そのプロセスは既に始まっていると発言しました。国立感染症研究所は、変異株の国内の蔓延状況は過小評価されているとしています。さらには厚生労働省のアドバイザリーボードは、変異株は継続的に確認されており、感染者とクラスター数の増加傾向が見られると分析しています。感染のしやすさが最大で70%近くなる、子供がかかりやすい変異株もある、今あるワクチンが効かない可能性もある等々、専門家たちが警鐘を鳴らしています。緊急事態宣言延長の理由に、変異株の感染拡大のおそれを口にしない専門家はいなかったのではないでしょうか。変異株の感染が拡大しないためにも、一人も取り残さない面、社会的検査は急ぐべきだと申し上げます。  3項目めに入ります。新型コロナウイルス感染者を受け入れる医療体制及び宿泊療養施設についてお聞きします。入院待ちの間に状態が急変してしまった、家族に感染させないため療養施設への滞在を希望していたが、空きが見つからず家族が感染してしまった等々、コロナによる医療体制の逼迫が起きています。  そこで伺います。1、市内には新型コロナウイルス感染者が入院できる医療機関や宿泊施設は何件あるのか。  2、施設がクラスター化し、重症、中軽症者及び回復後も治療が必要な方は市内の医療機関等に移れているのか、ピーク時から現在に至るまでの状況について伺います。  3、今後、医療機関の逼迫を防ぐためにも、行政が関わり、重症、中軽症者、回復後も治療が必要な方の受入れなど、市内医療機関で協力体制が取れるようにすべきではないか。  以上3点、お聞きします。 ◎保健福祉部長(直井誠) 新型コロナウイルス感染者受入れの医療体制及び宿泊療養施設についてお答えをさせていただきます。  まず、1点目の市内には新型コロナウイルス感染者が入院できる医療機関や宿泊施設は何件あるのか伺うにつきましては、入院できる医療機関については所管の千葉県が非公表としておりますので、答弁は差し控えさせていただきます。また、宿泊療養施設につきまして、県全体では2月末時点で6施設ございますが、野田市内にはございません。  次に、2点目の施設がクラスター化し、重症、中軽症者及び回復後も治療が必要な方は、市内の医療機関等に移れているのか。ピーク時から現在に至るまでの状況について伺うにつきましては、所管の千葉県野田保健所に確認したところ、詳細は非公表であるが、集団発生のピーク時においても地域の中で連携が取れ、県全域での入院調整により必要な方は医療機関に入院できていると伺っております。  3点目の今後、医療機関の逼迫を防ぐためにも行政が関わり、重症、中軽症者、回復後も治療が必要な方の受入れなど、市内医療機関で協力体制が取れるようにすべきと考えるが、市の見解を伺うにつきましては、病床の確保や入院調整等の医療提供体制の確保は千葉県の所掌であり、市が実施するというものではございませんが、市内でも医療機関が連携しており、県全域で入院調整に当たっていると野田保健所に伺っております。市といたしましても、引き続き地域の医療提供体制の確保をお願いしてまいります。  以上でございます。 ◆織田真理議員 少し驚きを持っているのですが、1番に関して、医療機関等の数を聞いているのですけれども、数も非公開なのですか。 ◎保健福祉部長(直井誠) 先ほども答弁いたしましたとおり千葉県の所管でございまして、数も含めて公表はされておりませんので、答弁のほうは差し控えさせていただきます。 ◆織田真理議員 そういうことでしたら、違う聞き方をさせていただきたいと思いますが、例えば市内ではなく、市外の病院へ行くということもあり得るのですか、お尋ねします。 ◎保健福祉部長(直井誠) 陽性者がどこの病院に入院したのか、入院しないのか、ホテルに行ったのか、そういう詳細な情報は市のほうには提供されておりませんので、お答えすることはできません。  以上でございます。 ◎市長(鈴木有) 先ほど答弁させていただいたとおり、医療機関に関しましては県全域で調整をしながら行っているというふうに伺っておりますので、その可能性はあるということとさせていただきます。 ◆織田真理議員 可能性はあるというお答えでしたけれども、なぜこのようなことを聞くかといいますと、確かに県のホームページを見れば載っておりますが、ここできちっとお答えいただいたほうが議事録に載せられるかなと思ってお聞きしております。お答えできないほうがどうかなと、市民から見れば思うのではないでしょうか。  それから、これからワクチンの接種が始まるわけです。そして変異株のことも考えると、病院がまた逼迫するおそれ、そして第4波も近いと今日のニュースなどではしきりに申しておりました。やはり受入れ施設、または宿泊療養施設、重症者、中軽症者、回復後も治療が必要な方、これを市内の医療機関で連携を取るようなことが必要だと思います。  そこで申し上げます。墨田区モデルですが、ここは重症者用に1年間2ベッド以上確保した医療機関に1,000万円を補助しています。先ほど申し上げました重症者、中軽症者、回復後も治療が必要な方と、区内医療機関で協力し、受皿をつくったことでコロナ患者を受入れやすくなり、コロナから回復しても転院できないということがなくなる、なおかつコロナ以外の急性期医療に必要な病床も確保できる、こういうシステムになっているわけです。区では、これまでコロナ患者を受け入れなかった民間病院などから、行政が真剣に関わってくれるので、医療機関等の連携が進んだといいます。国や県に支援を求めつつ、こういった仕組みづくりを進めていくことが今最も求められていると考えますが、市の見解を伺います。 ○議長(平井正一) 織田議員に申し上げます。保健所の業務になります。市が責任を持って答弁できる範囲を超えております。次の質問に移るか、質問を変えてください。 ◆織田真理議員 市の見解もお答えしていただけないということは、市独自で対策を立てているのかと普通に疑問を持つ市民の方は多くおられると思います。まとめます。医療機関の逼迫を抑えるためには、国民に自粛を求めるだけでは無理です。また、変異株が感染拡大してしまうことを絶えず考えると、一刻も早く医療体制の構築を図ることが必須です。行政がまとめ役となり、医療機関の協力体制を図ることを早期に行う必要があります。厚生労働省は、ワクチンによる発症予防効果は臨床実験で確認されたが、感染予防効果は明らかになっていないと言います。さらにワクチンの効果が長期にわたって続くかどうかも不明です。変異株の中には抗体がない逃避変異もあるとのこと。よって、ワクチン頼みになって感染対策の基本的な取組がおろそかになると大きな失敗になる。だからこそ我が党が一貫して求めてきた無症状患者を含めた検査の抜本的拡充、医療機関への減収補填、十分な補償など、感染対策の基本的取組を同時進行でしっかりと行うことがいよいよ重要です。コロナはどんどん変異しています。今できること、やらなければならないこと、これらをスピード感を持ち、行っていただきたいと強く申し上げます。 ◎市長(鈴木有) 議員の発言の中には、医師会と協調して連携を図ってというお話がありましたが、野田市の医師会は非常に市に対して協力的であるし、市民にとって非常に心強く活動していただいています。PCR検査センターを設置したのは野田市だけですよ。これは、医師会の協力なくしてできないのです。今医療体制をもっとしっかりしろという話でしたけれども、仮に病院とか施設をつくったとしても、そこに医師、看護師を置かなければならない。その置かなければならない状況をどうやって確保するのか、その辺もしっかりと考えて質問していただきたい、発言していただきたいと思います。野田市の医師会はしっかりと対応していただいていますし、常に医師会、保健所と3者で協議を行って、市民の安全安心のために常々やっています。野田市は、正直な話、千葉県でもトップクラスでやっていると思います。それは自負できます。  以上です。 ◆織田真理議員 野田市の医師会と野田市がしっかりやっていないとか、批判的なことを言ったつもりは毛頭ございません。答弁はいただきません。  次の質問に移ります。南部小学校及び南部中学校の通学路について伺います。流山街道の梅郷駅に向かう歩道橋近くに、お米の自動販売機が設置された三差路があります。その付近には信号はありますが、小中学校の児童生徒が一斉に右へ左へと通る通学路です。地元の方、学校関係者からは改善を求めていたようですが、何年も前からこのままの状態です。  そこで伺います。1、地権者から通学路の拡幅に協力したいと担当課に申入れをしたと伺っております。流山街道側の一部分は拡幅されましたが、流山街道から南部中学校へ向かう入り口部分の拡幅はどうなっているのでしょうか、計画、または検討している対策について伺います。  2、また、この流山街道の通学路近くには、お米の自動販売機がある三差路があります。ここは狭い道なのに一方通行でもなく、線路側への道と流山街道へ向かう道となっています。見通しが悪く、事故もたびたび起きており、通学路を通る児童生徒が巻き込まれないかと心配される道路です。地元の方も地権者の方も改善を訴え、市にも要望してきたとお聞きしております。  そこで伺います。この三差路について、市の改善対策及び安全対策はどのように考えておられるのか。  以上2点、伺います。 ◎土木部長(坂齊和実) 1点目の南部中学校への入り口付近の拡幅につきましては、市道1390号線(旧県道)の南部中学校ヘの入り口付近において歩道が整備されていない区間があり、南部小学校からも歩道の拡張とガードレール等の設置について改善要望が提出され、市の通学路交通安全プログラムにおいても整備を進めていく箇所に位置づけられております。市といたしましては、市道1390号線の歩道のない区間だけ歩道整備を行う方法もございますが、押しボタン式信号のある交差点を含めた三差路全体を考えた大規模な交差点改良を進めなければならないと考えております。  具体的には、押しボタン式信号の交差点に接続する東側の市道51048号線と、旧県道を挟んで反対側の市道52025号線を主道路とした道路計画として、道路拡幅を含めた交差点改良を検討する必要があると考えております。大規模な交差点の改修には、千葉県警察本部との交差点協議を行う必要があり、一方通行や進入禁止などの交通規制を伴うことから、地元住民への説明と協力がないと進められず、改修計画の策定には時間がかかると考えております。  2点目の三差路の改善及び安全対策については、現在南部小学校、南部中学校の児童生徒が押しボタン式信号を利用し、市道1390号線(旧県道)を横断して歩道のない区間を歩行していることは承知しております。南部中学校方面や市道1390号線から走行してくる車両が速度を緩めず左折し、市道51049号線に進入することで歩行者が巻き込まれるおそれがあることから、歩行者の安全を確保するために、この歩道のない箇所について、路肩部のカラー舗装やポストコーンの設置など、暫定的な安全対策を進めてまいります。 ◆織田真理議員 ここの危険性を認識しておられ、計画にも位置づけておられるということを聞いて安心いたしました。そして、ポストコーンをつけていただけるという話ですが、その計画、例えば何年後とか何年計画というところまでは、まだ見通しは立っていないのかお尋ねします。 ◎土木部長(坂齊和実) ポストコーンとカラー舗装については、応急処理工事程度の工事になるかと思いますので、早急に進めたいというふうに考えております。全体的な改修につきましては、これは警察との協議、それと全体を進めるときに、補助事業として進めたいというふうに考えておりますので、県、国と協議しながら進めるということになりますので、まだ時間は要するというふうに考えております。 ◆織田真理議員 南部中学校を通って反対側にはポストコーンがあります。私もそこを毎日通るのですけれども、倒れているのもあって、ドライバーとしては確かに邪魔だなと思いますが、でもあれがあると全然違うのですよね。ドライバー視線でも、歩いていても。それをこっち側につけてくださるということは大変ありがたいし、ほんの僅かなのですけれども、このくらいかな、舗装されていないところ、ここが水たまりになってしまうので、ここも舗装してほしい。つまり流山街道から南部中学校に向かうさえぐさ医院の横ですね、細かいようですが、そこも舗装してほしいということなのです。その部分をもう一度お聞かせ願いますか。 ◎土木部長(坂齊和実) そういう細かい水たまりとか、そういった歩行に不便が出るような損傷とか、そういったものは管理課のほうで対応しておりますので、窓口のほうに説明していただければ、応急処理工事として進めるような形で進めていきたいというふうに考えております。 ◆織田真理議員 窓口のほうへ言っていただければというお話でしたが、言っておられるので、ぜひぜひお願いいたします。  本当に私も越してきて、あの三差路のところと、あともっと言えば歩道橋からお肉屋さんのところも分かれていますよね。そこから三差路、何て怖い道なのだろうと思って暮らして、なるべく通らないように生活してきたくらいなのです。たまたまお世話になることになって、この地域の方に、この問題を本当に何とかしてもらいたいと。世代も交代したので、できれば譲渡したいというお話も、この質問を上げるまでもなく、昨年度地元の方たちと課のほうにも相談に行きましたので、少しずつでも目に見える形で、交通安全のために自主的に地域で立っていらっしゃる方も高齢化されていますし、なかなか御父兄の方も仕事がありということで大変な状況に向かっていきますので、私も説明していきますので、ぜひその辺は地元の方に分かりやすく、市からも地元の自治会等に説明していただけるようお願い申し上げます。ありがとうございます。 ○議長(平井正一) 次に移ります。暫時休憩いたします。                 午前11時49分  休 憩                                                               午後 1時00分  再 開 ○議長(平井正一) 再開いたします。  午前中に引き続き一般質問を続行いたします。質問順位に従い、山口克己議員。 ◆山口克己議員 政清会の山口克己です。もうすぐ2時46分を迎えます。東日本大震災が発生して丸10年がたちました。改めて犠牲者になられた方々の御冥福をお祈りし、まだまだ被災の影響が続いている方々には寄り添う気持ちを持ちながら、忘れることなく、風化させることなく、一日でも早い福島の第一原発事故をはじめ東北地方の復興を御祈念申し上げます。そして、私自身いつ起こるか分からない災害に対しまして備えていきたいと思います。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、3項目について質問させていただきます。初めに東武野田線連続立体交差事業について質問いたします。野田市民にとって一大関心事であるため、進捗状況に併せて質問させていただくことをお許し願います。いよいよ令和3年3月28日に高架上での運行が開始されると市政一般報告にありました。平成20年3月の事業着手から10年以上が経過し、野田市民の悲願でもありました高架切替えが実現する運びとなったことは、私自身非常にうれしく思っております。愛宕駅、野田市駅の駅舎においても日に日に工事が進んでいく様子が見え、どのような駅になるのか、楽しみにしております。  愛宕駅は、「「現代から未来へ」~生まれ変わる愛宕~未来へ進む、新たな街のシンボル」を基本コンセプトに、高瀬舟をイメージしたモダンなつくりとなっております。野田市駅は、しばらく工事用の幕によって外観が見えない状況でしたが、先週末、2月28日だったと思いますが、幕も取り払われ、ガラス越しにエスカレーターなどが見え、少しではありますが内部の様子がうかがえるようになりました。また、「「温故知新」~歴史に寄添い、発展する街~近代化産業遺産との調和」を基本コンセプトにしたレトロ風の外観を見ることができるようになり、今朝も感慨深く見てきたところであります。  そこで、3月28日の高架切替え後の愛宕駅、野田市駅ともに、駅利用はどのようになるのかは市民にとっても、私にとっても気になるところでございます。市といたしましても、ホームページや市報に掲載するとともに、駅や公共施設などで広報することと思いますが、市民の皆様により分かりやすいように教えていただきたく、お伺いいたします。  1点目として、高架切替えに伴う愛宕駅、野田市駅の駅利用方法についてお教え願います。  また、2点目として、高架切替え後における残りの事業はどのようになるのでしょうか。例えば仮線撤去の時期や駅部の完成時期、加えて踏切撤去後の交差道路など、令和3年度から事業完了までのスケジュールについてお教え願います。  以上、御答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(平井正一) 山口克己議員の質問に対する当局の答弁を求めます。 ◎市長(鈴木有) 連続立体交差事業についてでございますが、1点目の令和3年3月末の高架切替えに伴う愛宕駅、野田市駅の駅利用方法について、お答えいたします。愛宕駅は、東西それぞれの新駅舎改札口への通行が可能となります。東側は、現在の仮駅舎から入っていただき、従来の東西を連絡していた跨線橋の手前において、平面の仮設通路で旧線路を渡り新駅舎東口につながります。また、西側は、愛宕駅西駅前線から駅前広場予定地脇の歩道を通って新駅舎西口につながります。野田市駅は、現在の仮駅舎の改札口を引き続き御利用いただきますが、地下通路は閉鎖となり、平面の連絡通路で新駅舎までつながります。  なお、愛宕駅、野田市駅両駅ともエスカレーター、エレベーターが設置され、トイレについては愛宕駅は新駅舎のトイレを利用できることになり、バリアフリー化が図られます。これらの駅利用につきましては、市報や広報紙及びホームページ等において市民へお知らせしております。  次に、2点目の令和3年度から事業完了までのスケジュールにつきましては、令和3年度愛宕駅東側や野田市駅東側の二期施工に向けて、まずは愛宕駅及び野田市駅周辺の仮線の撤去に着手し、引き続き清水公園駅から愛宕駅までの区間や、野田市駅から平成やよい通りまでの区間の仮線を撤去する予定です。また、野田市駅の二期施工としましては、仮線撤去後に残る1面3線の施工に着手し、令和5年度での完成を目指してまいります。そのほか残っている工事としましては、仮線撤去後に愛宕駅東側の通称大どぶと言われた座生1号幹線の水路付け替えに着手し、併せて交差道路の整備を行い、令和5年度末の事業完了を目指してまいります。  以上です。 ◆山口克己議員 分かりやすい丁寧な御答弁ありがとうございます。3月28日は、愛宕駅、野田市駅利用者にとって思い出に残る日となることでしょう。また、駅舎全体が完全ではないにしろ、エレベーターやエスカレーターが使えるようになり、利便性からいっても大変喜ばれることと思います。私自身もこの3月28日に時間をつくり、乗車しようと思っております。  それでは、2項目めに移りまして、野田市駅西土地区画整理事業について質問いたします。野田市駅について、先ほどからありますように、3月28日に高架上での運行が開始される連続立体交差事業による営業線高架切替えが予定され、それに合わせて駅舎の整備によりエレベーター、エスカレーターが設置され、バリアフリー化も図られるとお聞きしました。駅利用者に便利になるということが現実となりました。一方、駅前については土地区画整理事業が進んでおり、工場やテニスコートが除去され、野田市駅前線が整備されているところであります。  野田市駅は、野田市の顔として、市民の皆様から何ができるのだろう、いいものができるといいなとの会話がよく聞かれ、関心が高いところであります。過去の答弁でも用途地域を商業系に変更し、市は土地区画整理事業によるライフライン整備などを行い、にぎわいの創出に向け、商業施設が立地できる基盤整備に取り組んでおり、商業施設誘致については、全て民間の所有地ではありますが、土地利用についてにぎわいが創出される飲食店や店舗、市民の利便性が向上する業務も含めた複合的施設、野田市独自の物品販売など、多様な選択肢があるなどの御答弁をいただいております。その後、土地区画整理事業も目に見えて進んできており、市民の期待、注目度も日に日に高くなってきていることから、1点目といたしまして、野田市駅周辺の現状に加え、野田市駅周辺にどのようなものができるのか、お分かりでしたらお教え願います。  また、野田市駅前では、権利者の皆様の御協力により建物が移転され、都市計画道路野田市駅前線の整備が進められておりますが、新駅前広場整備については、2か年で整備すると前回の議会でお聞きしたと記憶しております。  そこで2点目といたしまして、その新駅前広場用地内に、現在の暫定駅前広場があるように思われますが、現在ある暫定駅前広場の移設や新駅前広場の具体的な整備スケジュールについてお教え願います。よろしくお願いします。 ◎都市部長(浅野開作) 野田市駅西土地区画整理事業についてのうち、1点目の野田市駅周辺の現状と駅周辺にどのようなものができるかについてお答えいたします。  野田市駅周辺は、野田市総合計画及び野田市都市計画マスタープランにおいて、中心サービス核に位置づけ、商業、業務など、各種サービス機能を集積することとしており、建築できるものについては様々な選択肢がございます。また、現在は新型コロナウイルスの影響により、テレワークの推進など、電車利用者が減少している状況です。したがって、にぎわいの創出に関する市場ニーズも刻々と変化してきております。  一方、当該土地区画整理事業地内における北側の線路脇大街区が利用可能となるのは、最短のケースで令和5年度から6年度頃になる見込みです。そのため野田市といたしましては、権利者の意向次第とはなりますが、にぎわいの創出として、集客できる施設がつくれるよう道路や街区を含め整備を進めており、権利者様と意見交換をしながら商業施設誘致に関する条例を策定してまいります。  次に、2点目の現在ある暫定駅前広場の移設や新駅前広場の具体的な整備スケジュールについてでございますが、現在の暫定駅前広場が将来の駅前広場計画用地内にあることから、完成形の野田市駅前広場の整備のためには、暫定駅前広場を令和3年度の工事着手前までに公園用地内に移設する必要がございます。そのため、現在接道する都市計画道路野田市駅前線の整備を進めており、野田市駅前線から現在のバスターミナル付近の現道に接続する工事を行い、令和3年7月頃を目標に、車や人の通行を現在の線路脇の車道、歩道から、野田市駅前線が通行できるよう切り替えてまいります。  また、令和3年度は、野田市駅前広場内の雨水、電力線や電話線を地中化する電線共同溝や上下水道整備を実施するとともに、車道、歩道の路盤までの整備を進めます。令和4年度は野田市駅の自由通路からバス、タクシー、一般車の乗り入れ場所までの屋根シェルターやベンチ、歩道の平板ブロックを設置いたします。車道はわだちができにくく、長期的に維持管理しやすい舗装である半たわみ性舗装の整備を予定しております。なお、駅前交番は令和4年度末までに駅前広場内へ移設する予定と野田警察署から聞いております。  以上でございます。 ◆山口克己議員 御答弁ありがとうございます。  1点だけちょっと確認を含めてお聞かせいただきたい。今市民の皆さんの関心事として、先ほども言いましたように、駅前に何ができるか、またいつ頃できるか、自分たちが生活している上で、いろんな話題が出ることがあります。その中で、集客できる施設ができるよう、市として意見交換をしていきたいというお話でした。まだまだこれからいろんな業者だったり、土地の所有者の方々だったりとのお話合いが持たれていくわけでしょうけれども、敷地の中で、まずどの辺から手をつけるというか、どこが最初に利用できるようになるのか、またそれがいつ頃になるのか、その辺お答えできるとしたらお願いいたします。よろしくお願いします。 ◎都市部長(浅野開作) 野田市駅西土地区画整理事業地内の土地について、どの辺りから、いつ頃から使用できるようになるのでしょうかとの御質問でございますけれども、土地区画整理事業として、土地が使用可能になるのは原則として周辺の道路、上下水道などの公共施設が整備され、土地の造成が完了後、各権利者様へ使用収益開始の通知を行い、使用可能となります。しかしながら、土地の活用を早く開始したいとの強い御要望がある場合には、将来の整備を考え、不適合とならないように御相談により開始することも可能でございます。  野田市駅西土地区画整理事業地内の整備については、排水方向の関係もあり、地区の北側から順次整備を進めてきました。したがって、地区の北側1街区、つまり元のキッコーマン中央研究所の南西にある準工業地域の箇所が一番最初に使用収益が開始され、野田市駅前線や野田市駅前広場、西側の区画2号道路が順次整備されることにより、県道野田牛久線より北側の画地が使用可能となります。時期といたしましては、隣接地の造成などの調整などから、最短のケースで北側1街区が令和3年度から4年度末、野田市駅前広場北側の平成食品がありました線路脇の画地につきましては、連続立体交差事業の野田市駅整備二期工事の資材搬入や施工ヤードとなるため、令和5年度末頃に使用可能となる予定でございます。  以上でございます。 ◆山口克己議員 御答弁ありがとうございました。ここまでこの事業が現実化してきて、本当に目に見えて、あと二、三年なら期待だけです。それでなのですけれども、いろいろな方々のお話合いがあって何ができるか、これからだと思いますけれども、ここまで来たのも、市長はじめ皆さんの御尽力に本当に市民の一人として感謝申し上げる次第です。さらにもう一歩、今後駅前のにぎわいを創出すべく、地権者の皆様と協働して商業施設、複合施設の誘致にも御尽力いただきたく、お願い申し上げます。よろしくお願いいたします。  それでは、3項目めといたしまして、野田橋の架け替えを含む浦和野田線(主要地方道越谷野田線)の4車線化の進捗状況と今後の取組について質問させていただきます。  野田市は、三方を河川に囲まれており、大都市東京をはじめ他自治体へのアクセスには橋を渡らなければいけない特有の地形を有しています。定かではありませんが、以前誰かに現在の野田橋は3代目と伺ったことがあり、また現在の橋が昭和38年12月31日完成ということで、まだ一般家庭において車があまり普及していない、主要道路野田牛久線も舗装されていない時代ですけれども、私自身小さかった頃ですけれども、新旧2本の橋が架かっている景色が、うろ覚えではありますが、記憶の底にあります。  旧来から私が住んでいる中野台上花輪地区は、特に埼玉県東部にあります地域と地縁、血縁といった親類縁者も多く、往来が盛んで、野田橋をすごく身近に感じており、今でもたくさんの市民が利用されていると思います。  そこで、現在浦和野田線は、車の普及と一体的な生活圏の形成により慢性的な交通渋滞が発生し、都市機能や生活機能に様々な影響が生じております。中でも野田橋付近においては、両県の交通が集中することにより特に交通渋滞が激しく、近隣や沿線住民にとっては大変な迷惑を被っているとお聞きします。野田市においては、埼玉県側の浦和野田線に接続している外郭環状道路を成す都市計画道路山崎吉春線と、平成30年4月に供用開始した市道船形吉春線並びに松戸野田有料道路の無料化により利便性が向上し、交通量が増大しております。さらに、千葉県において事業が進められております都市計画道路今上木野崎線(川藤野田線)ですけれども、完成されますと外郭環状道路の全線が開通することとなり、市内の都市計画道路網の形成と、野田橋への交通アクセスがますます向上するとともに、交通の集中が生じることが予想されます。そして、この野田橋周辺においては、流山市の大規模な物流施設が一部開業し、さらに建設も進んでいる状況で、より一層の交通量の増加が見込まれ、野田橋及び玉葉橋周辺の渋滞が激しいことは、周辺に住んでおられる方々、周辺を通る方々等御存じかと思います。  そうした中で、2023年度までの完成を予定しております流山市と埼玉県三郷市を結ぶ(仮称)三郷流山橋の建設が進んでおり、江戸川に架かる流山市内の橋としては約60年ぶりの新しい橋となり、渋滞解消と県境を越えた連携強化を目的とした有料道路になる予定だと聞いております。また、野田橋付近の埼玉県側は、国道4号東埼玉道路延伸に当たる埼玉県吉川市から松伏町までの約3.8キロメートルについて、用地買収などが順調に進んだ場合、2025年春に開通できる見通しとの報道発表がありました。また、都市計画道路浦和野田線につきましても、埼玉県側の事業が着実に進んでおり、未着手区間は、千葉県側の約0.5キロメートルのみだと聞いております。  今後この沿線の先には、新しく愛宕駅、野田市駅が生まれ変わり、その周辺は人が集まる拠点となり、人や物の移動がさらに活発になることが予想されます。また、避難経路や救護、物資輸送の確保など、大規模災害への備えとして、防災力の向上も重要と考えます。このような中で、浦和野田線建設促進期成同盟会の一員であります野田市も、野田橋の架け替え、4車線化を含む改修について、毎年要望活動を千葉県、埼玉県に対して行っていると思いますが、改めて渋滞解消に向けて、野田橋の架け替えを含めて、浦和野田線(主要地方道越谷野田線)の4車線化の進捗状況と今後の取組についてお伺いいたします。よろしく御答弁お願い申し上げます。 ◎建設局長(宮前雅明) 野田橋の架け替えを含む浦和野田線4車線化についてお答えいたします。  浦和野田線の4車線化については、浦和野田線建設促進期成同盟会として、長年にわたって千葉県、埼玉県に整備促進の要望を行っているところです。野田橋周辺の慢性的な交通渋滞を解消するためには、野田橋の架け替えと4車線化を実現することが最も重要であることから、今年度も昨年11月18日に千葉県知事に対する要望書を松伏町長、野田市長、野田市議会議長とともに県土整備部長に対して直接お渡ししているところであります。また、埼玉県側の都市計画道路浦和野田線の整備促進についても、昨年8月25日に埼玉県知事に対して要望書を提出するなどの活動を行っております。  埼玉県内で自動車専用道路として計画されている東埼玉道路の松伏町までの延伸計画が昨年2月に公表され、開通時期についても発表されたこともありまして、東埼玉道路と接続する浦和野田線の整備も急務となっております。このような状況を踏まえて、昨年8月27日に国土交通大臣と面会し、整備促進と財源等の確保のための要望書を直接お渡ししているところであります。  今後の取組につきましては、これまでと同様に要望活動を行ってまいりますが、流山市の大規模物流倉庫が完成すると、さらに交通量が増え、野田橋周辺の交通渋滞が慢性化することが予想されます。千葉県知事に対して、野田橋の架け替え及び4車線化の実現に向けて、計画の早期着手を要望してまいろうと思っておるところでございます。  以上でございます。 ◆山口克己議員 御答弁ありがとうございます。3点ばかり再質問させていただきます。  まず、野田橋付近の交通量。見た目では、労働金庫とか、コナカの辺りからずっと野田橋まで渋滞していると。昔は土日だったり、夕方だったりということが、今は日常、ふだんの日でも、またこの時間にというような状況でも混雑しているというか、渋滞しているのは、本当にしょっちゅうあるのです。僕の家は、そこから中に入ったところなので、ちょっと脇道を通れば、その渋滞に巻き込まれずに家に帰ることができるのですけれども、そこの沿線のところにいらっしゃる方々というのは、家に帰るまで、自分の家が目の前に見えていながらもなかなか帰れないという方々が僕の周りにたくさんいらっしゃるのです。そういうことで、今回こういう形で質問させていただいたのですけれども、見た目ではそういうことですが、この野田橋付近の交通量はどのぐらいあるのか数字的なものをお示しできるものがあるのであれば、お示しいただければと思います。よろしくお願いします。 ◎建設局長(宮前雅明) 昨年の9月に千葉県が野田橋周辺で交通量調査を行っています。ただ、これは今後の計画のための基礎資料ということで公表されておりません。参考までに、平成27年度の道路交通センサスで、野田橋周辺の交通量を調べてみましたけれども、埼玉県側の野田橋のたもとで、交通量が1日に2万6,041台になっております。  以上です。 ◆山口克己議員 御答弁ありがとうございます。そうしましたら、もう一点、先ほどもちょっと触れたのですけれども、浦和野田線路線図なるものがありまして、これを見させていただいての話なのですけれども、先ほども申したのですけれども、東埼玉道路の延伸により、浦和野田線に多分、ちょっと私自身正確に把握しているわけではないのですけれども、松伏町田島地内、県道中井松伏線交差部付近で、多分ここが結節というのかな、することで交通量が僕はちょっと多くなるだろうということを推測させていただいているのですけれども、この辺の影響というのを捉えておられるのかおられていないのか、影響を捉えておられるのであれば、その辺のお答えというか、影響がこのようだというようなことの御答弁ができるようでしたら、お答え願います。よろしくお願いします。 ◎建設局長(宮前雅明) 東埼玉道路の延伸をすることによる影響は、具体的な数値とかはここでお示しすることはできないですけれども、東埼玉道路と浦和野田線が交差する箇所に松伏インターチェンジというものが計画されています。野田橋を利用して、千葉県内や流山市、それから茨城県の坂東市を通行していく車、そういうものが増加していくことが考えられます。野田橋周辺の交通渋滞がさらに増えていくのではないかというふうに考えております。  以上です。 ◆山口克己議員 ありがとうございます。そうしましたら、最後にもう一点、これは県道ということで、先ほど御答弁いただきましたように、千葉県庁への要望だったり、また千葉県だけではなくて埼玉県にもという要望活動の中で、もう本当に何十回となく多分していただいていると思うのです。そういう中で、今現状、正直変わらずというか、その努力がまだ報われないという状況があるのですけれども、現状で、まず千葉県として、このことに関してどういう捉え方というか、どういうふうに見ていただけているのか、その辺の反応というか、ちょっと感覚かもしれませんけれども、お示しいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 ◎建設局長(宮前雅明) 千葉県のスタンスなのですけれども、毎年千葉県に対して要望を行っているところなのですけれども、その答弁が、野田橋の4車線化の課題については十分承知しておりますと。ただ、千葉県内の事業のバランス、いろんなものがございますので、そのバランスを考えて事業を実施させていただきたいと、こんな発言がありました。昨年2月に東埼玉道路の延伸が公表されて、また三郷流山橋の建設も進んできて、野田橋周辺を取り巻く道路事情には変化が見えてきております。そんなこともあって、野田橋の改修に対して、少し考え方が変わってきているのかなというところで、昨年9月に交通量調査を実施したと、こんなところではないかなと考えられるところであります。  以上です。 ◆山口克己議員 御答弁ありがとうございます。今の建設局長の言葉、本当に期待したいと思います。先ほども申し上げましたが、これからの野田市の発展、また市街地の活性化や今後大いににぎわいが期待される愛宕駅、野田市駅周辺、大規模災害等を考えますと、日常的な主要道路つくば野田線や野田牛久線の混雑渋滞は致命的と考えます。毎年千葉県、埼玉県に要望活動していただいておることも十分承知させていただいているのですけれども、実現に向けてより一層の御尽力をお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(平井正一) 次に移ります。質問順位に従い、川崎貴志議員。 ◆川崎貴志議員 六諭会の川崎貴志でございます。議長のお許しをいただきましたので、御質問いたします。  思い起こせば10年前の3月11日は、私の次男が卒業する第一中学校の卒業式での祝辞をPTAを代表して何とか終えまして、家族や知り合いと愛宕駅のそばのそば屋さんで、ちょっと遅めの昼食を食べたりして、帰宅した直後に東日本大震災が起こりました。後日、第一中学校の耐火のガラスが落下したというニュースも伺いまして、卒業式の最中でなくてよかったなと安堵いたしましたが、改めて亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、今もなおたくさんの方が避難生活を送られております。一日も早い復興をお祈りしたいと思います。その後も原発事故や異常気象、大規模な風水害、そして平成から令和になっても新型コロナウイルス感染症と試練続きではございますが、子供たちへより明るい未来をつなぐために、我々大人が頑張らなくてはいけないなと改めて決意する10年目の3月11日でございます。  さて、教育に関する質問を2項目お願いいたします。新型コロナウイルスの感染者が野田市の小中学校でも出ましたが、教育現場の皆様や関係各所の早急な対応により、大規模なクラスターに至らず、抑え込まれております。各方面の皆様の多大なる努力に感謝を申し上げます。  まず1項目め、GIGAスクールの進捗状況と運用についてお伺いいたします。既に運用が始まっている他の市町村の先生のSNS等の発言から、運用条件を厳格にし過ぎて、せっかくのメリットが損なわれている市町村もあるようです。一方、面談の予約や保護者との行事等の連絡や情報共有など、教職員の働き方型改革にもつながるような活用情報も上がっておりました。校務関係とは切り離されたネットワークだと思いますので、セキュリティーも重要ですが、自由度や使い勝手のよさも大切だと思います。  そこでお伺いします。内容の1番目、端末が先行配備された学校の運用状況につきましてですが、みずき小学校と岩木小学校で先行配備されて運用が開始されていると伺っております。野田市ではどのような運用をしていくお考えでしょうか。また、その上で先行配備された学校の子供たちの反応や先生の感想、手応え感、保護者からの感想等ございましたら教えてください。また、みずき小学校、岩木小学校以外でも既に導入が完了し動き始めていらっしゃる学校もあると思いますが、その情報もございましたら併せて教えてください。  今回導入される端末は、クロームOS搭載機種ということで、クラウドでのデータ活用が前提となりますが、今後クラス替えや転校など、継続して小学校6年間、また中学校3年間のデータの有効活用、振り返りや先取り学習など工夫されていかれると思いますが、その点も教えてください。  内容の2番目、既存のPCルームとの今後の利活用につきまして方針を教えてください。各学校のPCルームには、キーボード部分が取り外すことができまして、タブレット化もできる2in1ノートPCが配備されていたと思います。今回導入されるクロームOS端末と違いまして、ウインドウズ10がインストールされていると思いますが、これらと今回導入されるクロームOSの端末との利活用のすみ分けといいますか、GIGAスクール導入後の活用の方向性について教えてください。今年度中に配備されるのは児童生徒の3分の2の分ですので、残りの3分の1が配備されるまでの補完利用にも役立つと思います。また、サーバーが各学校に設置されていた以前と違いまして、コンピューター室の存在意義も薄くなってきております。大規模校では教室が足りていない場合もあります。教室の有効活用の面でも今後どのようにされるのか、方針を教えてください。  以上1項目め、よろしくお願いいたします。 ○議長(平井正一) 川崎貴志議員の質問に対する当局の答弁を求めます。 ◎教育長(佐藤裕) まず、1項目めのGIGAスクールの進捗状況と運用にお答えいたします。  1点目についてですが、端末を使用する上で必要となる校内高速大容量通信ネットワーク及び電源キャビネットの整備は、全小中学校で1月末に完了しました。また、タブレット型PC端末は、2月末に全小中学校で児童生徒数の3分の2の数の整備が完了しました。残りの3分の1については、令和3年度に整備できるよう進めております。現在全児童生徒と全教職員に1人1アカウントを付与し、活用を開始しております。  野田市教育委員会では、昨年度よりNICTプロジェクト、通称野田市ICT教育、ニクティプロジェクトと呼んでいるわけですが、この推進をしてまいりました。ICTの活用が進んできたみずき小学校と岩木小学校をパイロット校に指定し、具体的にどのような場面で端末を活用していくのか、研究、検証を進めてまいりました。具体的な例として、今まで学習の振り返りや授業に対しての意識調査を行う際に、アンケート用紙や付箋等の紙を使用することが一般的でしたが、各種アプリを使用することにより、それぞれの準備をなくすことができました。また、学習で使用するデジタルドリルも校内ネットワーク環境が整っているため、いつでもアクセスができ、確認テスト等もタブレット端末を使用すれば、すぐに回答、提出が可能になりました。  学習に関するデータは、個人ドライブに保存ができ、中学校卒業まで計9年間のデータを蓄積することができます。さらなる活用を進めるためには、オンラインでの授業参観、教職員の研修も行っています。パイロット校であるみずき小学校では、1月21日、2月17日に教職員向けにオンラインでの授業の公開を行い、各学校の管理職やICT担当だけでなく、多くの教職員が参観し、活用方法のヒントとなりました。タイピング入力が難しい小学校低学年の児童も、音声入力や手書き入力の機能を使用することで抵抗なく活用し、充実した様子がうかがえました。パイロット校の岩木小学校、みずき小学校以外でも保護者への授業公開を行っている学校があり、授業中に端末をどのように使用するか分かりやすかったと、参観者の感想をいただいております。現在4月からの本格的運用に向け、教職員の研修を進めています。さらに教職員、児童生徒が最大限に端末を活用できるよう、運用ルールの見直し、更新も進めているところです。  次に、2点目ですが、中学校のPCルームのパソコンは、技術家庭科での情報の学習で専用のソフトウエアを使用するため、今までどおり活用していきます。小学校のPCルームは必要がなくなることから、今後視聴覚ルームなど、各校で新しい特別教室として活用していくことになります。なお、小学校のPCルームの2in1パソコンは、1人1台の端末と使用方法が重複するため、今後教職員用として移設することを計画しています。このパソコンは、主に授業で指導するために教職員が使用します。教職員にも1人1アカウントが付与されているため、端末の機種が異なっても児童生徒用と同様に活用することができます。児童生徒用の端末、教職員用のパソコン、中学校のPCルーム、それぞれの特長を生かした有効活用を目指し、さらなるICT環境の整備と教職員の資質向上を進めていきます。  あわせて、どのように使えば児童生徒の学びが深められるかといった観点から、これまでの教育実践と最先端のICT、それぞれのよさを相互に生かすことで主体的、対話的で深い学びの視点からの授業改善を目指してまいります。  以上でございます。 ◆川崎貴志議員 詳細な御答弁ありがとうございます。アンケートを取られたりされていて、非常に好感触でいらっしゃるというところが先行実施のところも伝わってきて、安心いたしました。1点だけちょっと再質問させていただきたいのですが、年度末ということで、先生方もお忙しい時期かと思いますが、研修のほうに取り組まれるということで、具体的にどんな感じの研修内容というか、方向性なのかというのをもし教えていただければお願いいたします。よろしくお願いします。 ◎学校教育部長(船橋高志) 教職員の研修について、具体的なものについて御答弁させていただきます。  端末や各種アプリを有効活用できるよう、教職員向けの説明会及び研修会を1月、2月に行いました。端末を活用する上で必要最低限の知識を学ぶ基礎研修は、3月末までに市内全ての教職員が受講することになっております。さらに既に基礎研修を受講した教職員を対象に活用研修を行いました。各学校から合計64名の教職員が参加し、端末を操作しながら、授業を想定した6時間の研修を行っております。基礎研修は動画配信、活用研修はオンラインでと、教職員の意識改革、それから業務改善にも十分に配慮した内容での実施としております。これらの技術を生かせば、効率のよい授業準備を行え、業務改善にもつながるとの感想がありました。次年度はさらに進んだ活用方法や教科に特化した発展研修、コンピューターが苦手な職員に対してフォローする再入門編の研修、そして情報モラルや不祥事防止の研修を行う予定となっております。  以上でございます。 ◆川崎貴志議員 御答弁ありがとうございます。段階的に研修等を行うということで安心いたしました。全ての先生方が何となく敷居を高く感じることなく活用していただきながら、先ほどの教育長からの答弁の中でもありましたとおり、教職員の方々の負担軽減、アンケートですとか、いろいろ実際のアプリを活用したりとかして進めていただければ、ウィン・ウィンではないですけれども、先生方も子供たちにその分向き合う時間が増えるということで、いいなと安心いたしました。  この件については再質問はいたしませんが、私のほうから少しお話しさせていただきたいと思います。GIGAスクールに関しましては、今回私3回目の質問ということで、ちょっと本当にしつこくて申し訳ないのですけれども、小学校の教科書も次期改訂が令和6年ということで、デジタル教科書もどんどんこれからは本格的に進められていくのかなと思っております。教育の在り方が大幅に変わる節目のGIGAスクールだと思っておりますので、この際ちょっとしつこいのを許していただければと思います。  民間の調査で、小学校1年生のタブレットを持っている所持率というのが、令和2年に25%を超えているということで、前年度比11.3%ぐらい増えている。2年生から6年生に関しても約4分の1ぐらいがタブレットを所有している、これは神奈川県での調査結果なので、野田市の場合は少し違っている可能性あるのですけれども、最近通信教育であったり、保育所であったり、幼稚園でもタブレットをかなり活用しているところが増えていますし、塾でも使っているということで、子供たちは割と使い方に慣れているのかなというのもあります。GIGAスクールを導入した全国の学校では、1日1台の情報端末を授業と家庭教育の両方で継ぎ目なく活用して、そんな学びを新年度前に持ち帰りを議論されているところもあるようでございます。新聞各紙にそういう特集記事がGIGAスクールに関してよく出ていますので、ぜひ野田市では一応持ち帰りは1人1台でもないし、検討されていない段階ですけれども、行く行くはこのデジタル教科書の頃に先駆けていただいて、その辺もちょっと検討していただけるといいかなと思います。とにかく柔軟な発想を持つ子供たちの情報端末での本格的な学びを推進するためには、とにかくいろいろな機能を伸び伸びと子供たちに使ってもらうのが一番だと思いますので、今後インターネットを使った生きる力といいますか、ネットワークリテラシーを育むためには、初めからいろいろ制限をがちがちかけて縛るよりは、問題や課題が生じたときに、子供たちが自らどういうふうに解決するかというところを成長させていただけるような教育のほうで頑張っていただければなということでお願いしたいなと思います。  この辺は、いじめ問題なんかも同様だと思うのですけれども、GIGAスクールを最大限に活用していただいて、ちょっと攻めの教育といいますか、野田市ならではの攻めの教育を進めていただきますようお願いいたしまして、1項目めを終わらせていただきたいと思います。  続きまして、2項目め、コロナ禍における学校行事や教育活動の在り方についてお伺いいたします。内容の1番目として、学校行事や教育活動の今後の見通しや方針についてですが、新型コロナウイルス感染防止のため、様々な行事や教育活動が中止されたり内容が変更されたり、また制限されたりしておりますが、命を最優先するためにはやむを得ないと思います。しかし、科学的な予防法もどんどん蓄積されてきておりますし、今後ワクチン接種や治療法、治療薬などの状況にもよると思いますが、卒業式や入学式、修学旅行、林間学校、スキースクール、運動会、職場体験、音楽、家庭科、理科、体育など、来年度の学校行事や教育活動の見通しや方針につきまして教えてください。  2番目に、コロナ後の新たな感染症対策もにらんだ野田市独自の学校行事や教育活動の在り方について教えてください。野田市では、学校二学期制や土曜授業、学校支援地域本部事業など、野田市独自のすばらしい取組が行われておりますが、これらのコロナ後の新たな感染症対策もにらんだ観点からも併せてお願いいたします。  以上2項目め、よろしくお願いいたします。 ◎教育長(佐藤裕) 2項目めの①の学校行事や教育活動の今後の見通しや方針についてお答えいたします。  令和2年度の教育活動につきましては、国や県の通知を基に、教育委員会が作成した新型コロナウイルス感染症対策通常登校開始に伴うガイドライン(第4版)に従って進めてまいりました。今年度の小中学校の修学旅行は実施できなかったため、代替行事として、小学校の多くの学校で、日光に日帰り校外学習を実施しました。また、中学校ではバーチャル修学旅行を実施した学校もあり、リモートにより講師の指導を直接受けながら、清水焼の絵つけをしたり、バーチャルゴーグルをつけ、京都、奈良の疑似体験をしたりしました。生徒たちからは、京都に行った気分になった、実際に行ってみたくなったという声も聞かれました。そのほか野田市内の清水公園や近隣の広場等を活用し、自然観察やレクリエーションを実施する学校や陶芸等の体験学習を実施した学校もありました。  令和3年度の学校行事と教育課程については、現在各小中学校で検討しているところです。今のところ運動会や校外学習、林間学校、修学旅行等できる限りの感染症対策を行った上で実施する方向で計画しております。なお、行事等を実施する時期の感染状況や国、県の動向も踏まえ、実施内容や実施時期の変更も視野に入れ、児童生徒の安全を第一に考えた対応をしてまいります。  次に、②のコロナ後の新たな感染症対策もにらんだ、野田市独自の学校行事や教育活動の在り方についてお答えします。野田市が行っている土曜授業についてですが、4月、5月の小中学校の臨時休業により授業時数の確保が必要となりましたが、夏休みを短縮することや、土曜授業を活用することで対応できました。学校再開後、友達との人間関係づくりや授業に不安を抱えた児童生徒もおりましたが、学校生活を通して不安を解消することができました。今年度はコロナの関係で職場体験を行えませんでしたが、野田市が進めているニクティプロジェクトや学校支援地域本部事業を連携させ、リモートによる職場見学や職業講話等の実施を検討してまいります。現在新型コロナウイルスの対応については明確な見通しが立てられない状況ですが、様々な感染状況に対応できるよう、1人1台のパソコンの活用も含め、児童生徒にとって有益になるような手だてを探ってまいります。  以上でございます。 ◆川崎貴志議員 詳細な御答弁ありがとうございます。1点だけちょっと再質問をお願いしたいのですけれども、私がちょっと野田市オリジナルということで縛ってしまったものですからあれなのですけれども、野田市だけではなくても、野田市の地域性や特色を生かした学校行事、学校教育活動の例が、完全オリジナルでなくても結構ですので、何か特徴的なものを取り組まれているものがあったら教えていただければ助かります。お願いします。 ◎学校教育部長(船橋高志) 野田市には、皆さんも御存じのとおり、自然豊かな環境がございます。この野田市の特徴を踏まえまして、それぞれの学校がいろいろな工夫をして取り組んできた実例を幾つか申し上げたいと思います。例えばみずき公園や清水公園へ徒歩での遠足やウオークラリー、里山自然公園でわぴちゃんによるお話会を行った学校もありました。そのほかPTAの協力の下、射的などの出店を開くなど、こども縁日を開催したり、あるいはPTAバザーの中止を受け、何とか子供たちに閉塞感みたいなものを打破をしてほしい、そんなような願いを込めまして、バルーンリリース会を行った学校もありました。このバルーンリリース会では動画配信も行い、児童、保護者ともに大好評でした。また、バルーンが届いた牛久市やつくば市などの近隣の方からも、元気が出ました、勇気をもらいましたと喜びの手紙を頂いた例もございます。  以上でございます。 ◆川崎貴志議員 詳細な御答弁ありがとうございます。わぴちゃんは、私はコーディネーターもやっていますので、いろいろ授業をお願いしたりとかしていて、存じ上げているのですけれども、バルーンリリース会ですとか、地域性を生かしたこども縁日ですとか、そういうものを取り組まれていらっしゃったということで、非常に子供たちにとっては思い出づくりによかったのではないかなと思います。  さて、再質問はいたしませんが、まとめのほうに入らせていただければと思います。かくいう私も今申し上げたとおり、地域教育コーディネーターとして福田地区で活動させていただいているのですけれども、1月の下旬に福田第一小学校で6年生向けのキャリア授業で、ズームを活用してコーディネートした授業で、学校側からできればリモートでというお話をいただきまして、パティシエの方の実演も入った授業だったのですけれども、コーディネートしたのですが、私もパソコンオタクなものですから、PCとか、その辺のICTの関係で設定をしまして、お手伝いをさせていただきました。その際の子供たちや先生方の反応とかも、もう慣れていらっしゃるといいますか、子供たちも違和感なく、日頃から学校の中で、福田第一小学校の場合は福田第二小学校と算数の授業を一緒にやったりとか、何年も前からやられていたようですので、そういう面では、現場ではある程度ICTを使ってニクティプロジェクトをやられている部分もありますので、かなり活用されている先生も多いのだなというのを実感いたしました。  また、学校支援地域本部事業につきましては、2月27日の土曜日の午後なのですが、例年はいつも柏の葉のさわやか県民プラザで、関係者が参集する形で教育支援実践研究交流会というものが行われておりましたが、昨年度はコロナ禍で、ちょうど緊急事態宣言で中止になりまして、本年度は何とかということでリモートで実施されて、基調講演からズームを活用してやられていまして、川間地区の学校支援本部の皆さんが、川間中学校の地域ルームからズームを使って、野田市全体のすばらしい取組も含めて紹介されていらっしゃいました。野田市は、全11中学校区に学校支援地域本部もあるということで、地域性を生かして、皆様が活躍されているということで、ありがたいなと私も日頃から思っております。  このコロナ禍で、いろいろ体育の授業内容なんかも制限される部分もあったり、あと部活動も時間制限があるということで、子供たちの体力の低下や運動能力の発達の遅れがすごく危惧されているわけですが、通常授業の在り方についても工夫しながらという形でないとちょっと進められない、皆様の考え方というものが様々であるので、学校現場としても非常に慎重な形を取らなくてはいけないとは思うのですが、今後とも刻々と変化する状況に応じた柔軟な対応をしていただきまして、子供たちの思い出づくりの面でも御配慮いただいて、行事の面でもできることをできる範囲で結構でございますので、お願いできればと思います。私たちも頑張りますので、野田市ならではの特色を生かした攻めの教育で、子育てしやすい野田市を実現していただきますようにお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(平井正一) 次に移ります。質問順位に従い、星野幸治議員。 ◆星野幸治議員 日本共産党の星野幸治でございます。最初に、新型コロナウイルス感染症により亡くなられた皆さんと現在闘病中の皆さんに心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。  本日で東日本大震災の発災10年となります。まだまだ新型コロナウイルス感染症との戦いは続くわけですが、防災への備えも怠りなく進める必要があると思うものであります。それでは、今回は2項目について質問をさせていただきます。  それでは、1つ目の新型コロナウイルスワクチンの接種について伺います。この問題は先に他会派の議員も質問されておりました。ダブる部分もあるかと思いますが、御答弁のほどよろしくお願いを申し上げます。現在引き続き関東の1都3県で新型コロナウイルス感染に対する緊急事態宣言が継続されています。2月19日発表の野田市新型コロナウイルス対策本部の報告では、保健所が市内の感染状況として、新規感染者数は1月下旬をピークに減少傾向にあるものの、施設のクラスターが終息をせず、引き続き地域医療は逼迫している状況と言えると述べまして、引き続き基本的な感染対策の継続を市民に呼びかけております。  2月の臨時議会では、国の第三次補正予算の成立に伴いまして野田市の一般会計の補正が行われました。補正予算の歳入6億8,315万3,000円は国の負担金と補助金から成りまして、歳出は新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費2億4,640万4,000円と、新型コロナウイルスワクチン接種対策費4億3,672万9,000円と、さらに新型コロナワクチン接種に関する費用で、PCR検査に関する費用、これは障がい者の施設検査3万6,000円、高齢者施設検査212万9,000円、行政検査対象外の他施設の対策費、これが113万5,000円となっております。今回私は新型コロナウイルスワクチンの接種に限定をして質問をするものであります。  ワクチンは、感染終息への有力な手段ではございますが、未知の問題を多く抱えております。厚生労働省もワクチンによる発症の予防効果は臨床実験で確認されたが、感染の予防効果については明らかになっていないというふうにしております。ワクチンの効果が長期にわたって続くかどうかも分かっていません。変異株の中では、抗体が効かない、いわゆる逃避変異もあると指摘もあります。したがって、ワクチンの接種が始まっても、社会全体での効果が確認をされるにはかなり時間がかかる、そういうのが専門家の一致した指摘であります。しかも2月17日、やっと医療従事者の一部である2万人から4万人を対象とした接種が始まったばかりであり、高齢者や基礎疾患のある方、一般市民を対象とする規模に至るまでには、4月以降までかかるテンポというふうになっております。この先の入荷計画等まだまだ不透明なものとなっております。ですから、ワクチン頼みになって感染対策の基本的取組がおろそかになったら、大きな失敗に陥ることになります。この点で、現在新規感染者数の減少に伴って検査数も減少していることは大きな問題であります。以上の感染対策の基本的取組については、さきの我が党議員の質問で明らかにしているところであり、そのことを前提にしたワクチン接種の取組について、市の御答弁を求めるものであります。  そこでお伺いします。1点目として、市内での新型コロナウイルスワクチン接種の体制と準備の状況、これはどこまで進んでいるのかをお伺いします。2月の臨時議会での報告では、補正予算の内容として、市民9万6,000人を対象とし単価2,070円を想定しており、接種の方法として各医療機関での個別接種を基本としているが、集団的接種も1か所程度を考えているとの内容でありました。この2月時点での接種方針の考え方からの変更はないのかも含めて、該当者への通知の方法、各医療機関との実施に当たっての現時点での確認状況などを報告願います。  2点目といたしまして、次の段階としての高齢者施設等での接種はどのように行う計画で、その準備の状況についてお伺いをいたします。  3点目といたしまして、各家庭内での寝たきり状態の方や外出が困難な方に対しての接種計画、これはどのように考えておられるのかを伺います。  4点目といたしまして、市内における接種状況や副反応の状況など、野田市としての情報公開はどのように行うのかを伺います。  以上でこの項目、1回目の質問といたします。どうぞ御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(平井正一) 星野幸治議員の質問に対する当局の答弁を求めます。 ◎市政推進室長(上原正夫) 新型コロナウイルスワクチン接種についてお答えをさせていただきます。  まず、1点目の市内での新型コロナウイルスワクチン接種の体制と準備の進捗状況につきましては、さきの議員にも申し上げましたが、接種の方法につきましては個別接種により実施する方向で現在医師会と調整を進めておりますが、市内69医療機関のうち58医療機関から御協力をいただけるとの回答がございました。3月8日、9日及び明日12日の3日間で、医療機関を対象に第1回目の説明会を開催いたしまして、さらに今後説明会を随時開催することにより、医師会の御協力をいただきながら具体的な接種方法及び接種体制を構築してまいります。  なお、2月の臨時議会における補正予算の内容としまして、集団接種も1か所程度を考えていることをお答えいたしましたが、高齢者への接種につきましては個別接種で実施いたしますが、その後のワクチンの供給量次第では集団接種の実施もあり得ることを踏まえ、予算計上したものでございます。  次に、具体的な接種に向けてのスケジュールにつきましては、さきの議員にも申し上げましたとおり、先般、高齢者への接種券発送のスケジュールが、標準的に4月23日頃までの接種開始に近い時期を想定していると国が発表いたしました。しかし、実際にワクチンが市に届く時期につきましては、4月の最終週に1箱配送されることが確定しておりますが、それ以降の配送時期は未定であることから、野田市といたしましては、4月23日以降に接種券を発送するということで準備を進めております。さらに、十分な量のワクチンが供給されない状況では、接種予約を受け付けたところで混乱に陥ることが想定されますことから、まずは高齢者施設へ優先的に接種を進めていくことといたしまして、ワクチンの供給がある程度進むであろう5月の連休以降に高齢者に対する接種が開始できるよう、医師会と接種体制について協議をしてまいります。  次に、2点目の高齢者施設等での接種計画、その準備の進捗状況につきましては、先ほど申し上げましたとおり4月の最終週にワクチンが配送されることになりますが、ワクチンの供給量が少ないことを踏まえ、まずは高齢者施設へ優先的に接種を進めていくことを基本といたしまして、今後医師会と調整をしながら、高齢者施設に対する具体的な接種方法や接種体制を構築してまいります。  3点目の各家庭内での寝たきり状態の方や外出が困難な方に対しての接種計画はどのように考えているかにつきましては、寝たきり状態の方は訪問診療や往診を受けていることが多いことから、その主治医が訪問によりワクチン接種を行うことができるよう、医師会と協力をしながら接種体制を構築してまいります。また、外出が困難な方に対しましては、医療機関に行くことができない方であると想定いたしますと、それらの方につきましては、個別の相談として対応してまいりたいと考えております。  4点目の市内における接種状況や副反応の状況における野田市としての情報公開につきましては、個人や地域を特定する情報の公表はできませんが、ワクチンの供給量をはじめ接種回数や接種実績、さらにワクチン接種後の副反応情報などの統計的な情報について公表をしてまいりたいと考えております。さらに、副反応による健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく救済を受けることができる健康被害救済制度があることから、こうした情報についても個人情報に十分配慮をしながら公表してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆星野幸治議員 まだ情報はかなり不明確な中で準備を進めること、これは非常に大変なことではありますが、ぜひ進めていただきたいというふうに思います。  1点目についての再質問をちょっとやらせてください。今考えておられますワクチンの備蓄の方法、それから各種医療機関への配送の方法、これも連続してお答えいただければと思いますが、お願いできますか。 ○議長(平井正一) 一問一答でお願いします。 ◆星野幸治議員 では、まずワクチンの備蓄の方法についてお願いします。 ◎市政推進室長(上原正夫) ワクチンの備蓄の方法ということでございますが、現在接種の準備をしているワクチンについては、御存じのとおりファイザー社製のワクチンということになります。このファイザー社製のワクチンの備蓄方法ということであれば、マイナス75度程度の環境で保管をする必要があるということです。そのためには原則超低温冷凍庫、いわゆるディープフリーザー、またはドライアイス入りの保冷ボックスでの保管のいずれかの方法に限定されております。マイナス75度の保管では6か月程度保存が可能と言われております。なお、ディープフリーザーから取り出した後、希釈して接種するまでの間、これについては冷蔵庫で2度から8度の保管庫で保管した場合には、最大5日間の保管が可能ということになっております。また、最近になって、マイナス15度からマイナス25度の状態であれば、最長で14日間保管できるということも言われておるところでございます。  以上でございます。 ◆星野幸治議員 ありがとうございました。それでは、その次の段階ですが、各種医療機関、そこへの配送の方法、何か振動が問題だというようなことが報告されていますけれども、そこら辺も含めてどういう方法を取るのか、ちょっと教えてください。 ◎市政推進室長(上原正夫) 配送の方法ということでございますが、現在検討中であるということを前提にお答えをさせていただきます。  基本型接種施設から診療所やクリニックなどのサテライト型接種施設へのワクチンの配送については、大手の配送業者に委託をすることで現在検討をさせていただいております。先ほど議員もおっしゃられていましたが、このファイザー社製のワクチンについては、冷凍されていない状態で振動を加えると、品質や有効性が低下するおそれがあると指摘されております。当初国では、移送は保冷バッグを用いて2度から8度で移送すると示しておりましたけれども、先ほども申し上げましたが、最近になり一般の冷凍庫でも対応できるマイナス15度からマイナス25度の状態であれば、最長14日間保管できるというデータが国から示されました。これによって、配送業者の冷凍庫とか保冷ボックスなどを使えば、冷凍の状態のままで品質や有効性を維持し、輸送や保管ができることになりますので、現在配送業者から提案された配送方法について検討している状況でございます。  以上です。 ◆星野幸治議員 どうもありがとうございました。4点目と関連すると思うのですけれども、情報公開という問題でいきますと、以前の報告ではコールセンターの設置をしていくということがありました。どの程度の規模ということも含めまして、もう一度市民に徹底する意味で報告をお願いいたします。 ◎市政推進室長(上原正夫) コールセンターということでございますが、これも前の議員にお答えをしておりますけれども、3月1日から開設をしておりまして、ただいま10回線でやっております。最終的には20回線になるものでございまして、3月10日までの問合せ件数が38件ございます。主にいつごろから接種券が発送されるのかとか、接種はいつからとか、そういった内容の質問が多いようです。  以上です。 ◆星野幸治議員 ありがとうございました。コールセンターは、直接市民の質問に答えるという意味で非常に有効だと思います。それ以外にも市のホームページだとかまめメール等がございますが、今どの程度の質問が来ているか、お聞かせできればお願いします。 ◎市政推進室長(上原正夫) ホームページとかまめメールの内容についての質問は来ていないのですけれども、このアクセス数についてお答えをさせていただきます。市のホームページには、2月10日から掲載しております新型コロナウイルスワクチン接種についてのページがございまして、このページへのアクセス数につきましては、3月10日現在で7,425件、また3月1日に市のコールセンターを開設したということをまめメールで配信をさせていただきました。この配信件数が2万8,608件になります。  以上です。 ◆星野幸治議員 ありがとうございました。やはりかなり関心が高いなというふうに考えます。ただ、このいわゆるまめメール、それから市ホームページあるいはコールセンター、これだけで十分かとは思いますけれども、市民への徹底という意味でほかに何か手だては考えておられますか。 ◎市政推進室長(上原正夫) ホームページ、まめメール、それからあらゆるSNSを使って周知してまいりたいと思っておりますけれども、最終的には個人に接種券を配布、郵送させていただきます。その中にいろいろな資料を入れさせていただきたいと思っております。  以上です。 ◆星野幸治議員 では、質問はこれくらいにして、まとめに入らせていただきます。ワクチンの接種は、集団免疫、これを獲得するために非常に必要なことというふうに私も考えております。今回は、いよいよ始まりました新型コロナウイルスワクチン接種に限定をして質問をさせていただきました。  以下のことは再質問ということではなくて、ぜひ要望としてお聞きいただけるようにお願いをいたします。2月22日の報道では、国立病院機構等の先行接種で、接種後の蕁麻疹や発熱者が2例報告をされました。ワクチン成分に伴うものかどうか、まだ不明ということでありました。この時点での接種検査は約5,000件と報告をされております。しかし、3月9日の報道では、アナフィラキシー症例が17例報告されました。約10万6,000例を母数としますと、海外の報告よりもはるかに多い発症率だというふうに報道をされています。ぜんそくなどの基礎疾患を持たれている方々であったとの報道はあるものの、症状と経過などの詳細が発表されておりません。一国民としての判断はまだまだ困難な状況にあると言えます。その意味では、かかりつけ医で接種するという方針に、安心感があるのかなというふうに受け止めております。国民の中には新型コロナ終息への有効な手段としてワクチンへの期待がある一方、不安の声も少なくありません。ワクチンの安全性、有効性、副反応などのリスクについて、迅速、徹底的な情報公開が必要であります。しかし、ワクチン頼みで感染対策がおろそかになれば、大きな失敗に陥ることを最初に申し上げました。  我が党は、これまでも申し上げてきたように、新規感染者数が減少して、検査のキャパシティーに余裕ができた今こそ、徹底した検査によって感染を抑え込むことが重要というふうに言っております。無症状感染者を含めた検査の抜本的拡充、医療機関への減収補填、十分な補償など、感染対策の基本的取組を同時並行でしっかりと行うことがいよいよ重要であります。 ○議長(平井正一) 星野議員の質問の途中でありますが、暫時休憩いたします。                 午後2時36分  休 憩                                                               午後3時05分  再 開 ○議長(平井正一) 再開いたします。  休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。 ◆星野幸治議員 それでは、2つ目の野田市における生活保護行政についてお伺いをします。  長引くコロナ禍の影響で、失業者、生活困窮者が増え続ける中、最後のセーフティーネットである生活保護の役割が今問われております。安倍前政権は、2013年8月から生活保護受給世帯における食費や光熱費等の生活扶助費の引下げ、期末一時扶助の減額、住宅扶助基準の引下げ、冬季加算の削減など、生活保護の申請者や利用者の人権と暮らしを破壊する連続削減を強行してまいりました。その規模は平均で6.5%の引下げとなっております。このことに対しまして、全国で基準引下げの無効を求めた裁判が起こされ、2月22日には大阪地方裁判所で違法との判決が出されたことは皆さん御存じのことと思いますが、私は当然のことと受け止めております。  政府は、そうした削減を実行する際に、生活保護世帯と生活保護を利用していない低所得世帯の所得や消費を比較し、格差是正や均衡の名で保護費を減らすことを常套手段としております。支援の拡充や貧困の打開に国を挙げて取り組むのが政治の責任のはずです。そうした事態を放置しながら、保護世帯と保護を利用していない低所得世帯を競わせ合うなど本末転倒であります。私は、この問題について平成30年にも質問しております。そこでも日本弁護士会が発行しておりますパンフレットを御紹介しながらお示ししたように、不正受給者が横行しているかのような報道がありますが、そういうケースは僅かな例外で、全体の0.53%です。むしろ使うべき状況にある多くの方が受給から漏れているのが現状で、受給資格のある世帯のうち捕捉率、利用している率は15.3%から18%と低く、先進国の中でも特に少ない利用状況であることを厚生労働省の指標とともに御紹介をいたしました。  問題は、本来受給資格がある世帯のうち約8割の方が利用されていないということであります。現在は、長引くコロナ禍で業態の変更を含む対応が求められる状況や格差が拡大する中で、失業者、生活困窮者が増え続けております。その影響はアルバイト等収入の道を断たれた学生やシングルマザー、高齢者などを中心に全ての国民に及んでおります。政府の姿勢は自助のみを押しつけ、公助による十分な補償が行われず、制度の狭間に身動きが取れない、そういう国民の実態が私たちの生活相談にも寄せられております。  そこでお伺いします。1点目として、生活保護行政における市の現状についてお聞きをします。これから申し上げる幾つかの指標について、直近の数字をお聞かせください。1つには、世帯構成別の世帯数、2つには年齢別の受給者数、3つには直近の行政報告書に記載されている時点での年間保護人員の中で、いわゆる保護援護から外れた、要するにいわゆる卒業した方で、その延べ世帯数及び人員数をお願いします。4つには、人口に対する被保険者の割合、保護率、千分率なのですが、他市と比較できる数字があれば示していただきたい。  2点目として、野田市の扶養照会の状況をお聞かせください。ちょっとこれ市民の皆さん、扶養照会って何だというふうになると思いますので、市民の皆さんが理解できるように説明をさせてください。扶養照会とは、生活保護に当たって、親や配偶者だけではなくて、兄弟や孫など3親等まで扶養義務があるとして照会が行われることで、申請者の大きな心理的ハードルとなっているものであります。3年前の私の質問時にも、市としての利用率向上のための措置についてお伺いしています。いわゆるスティグマと言われる生活保護は恥だという意識や生活保護バッシングから保護申請に対するためらい感への対応について、市の御答弁では、1つには保護の相談時において、国の手引等に従い、市が独自に作成をした保護の仕組みを活用し、生活保護全般について親切丁寧に説明をし、ためらいによる未申請がないよう十分な配慮に努める。2には制度を知らない人への周知の徹底です。3には水際作戦と言われるような対応は一切していないと答えておられます。今回は、この扶養照会というものが申請者の大きな足かせになっているという問題意識から、状況をお聞きするものであります。  3点目として、扶養照会はやめるべきというふうに考えますが、市のお考えをお聞かせいただきたい。1月の参議院予算委員会で、我が党の小池議員は、生活保護は必要な世帯の2割しか利用できていない実態に触れた上で、総理は最後のセーフティーネットと言うが、その役割を果たしていないと指摘しました。この質問に対しまして、田村厚生労働大臣は、扶養照会は義務ではないと明言をしておられます。今回質問の扶養照会についても、この保護申請の際に行う親族への照会が申請を阻害していることが明らかとなっておりますが、市としての考えをお聞かせをいただきたい。  4点目といたしまして、生活保護担当部署の拡充を求めるものでありますが、現状及び市のお考えをお聞かせをいただきたい。昨年の決算時の報告では、令和2年3月末現在、ケースワーカー1人当たりの件数は102世帯、職員数13名、被保護世帯1,326世帯と報告をされております。私たち議員団は、基準の80世帯にはほど遠い状況であり、改善を求める意見をいたしました。今回提出されました報告では、令和3年1月1日現在96.1世帯、職員数14名、被保護世帯1,346世帯、1,788名というふうに報告をされ、職員の負担状況は、若干ではありますが、改善が認められております。しかし、対象世帯数はこれからも増え、昨年春から引き続くコロナ禍での相談内容は複雑化し、深刻化し、緊急性も求められるものになっているのではないかというふうに思われます。  私の関わりました申請者の中でも、決定まで1か月近くかかった方もおられます。無保険の方で、緊急の医療的措置は受けることはできましたが、その間手持ち金額がゼロに近い状況にあり、扶助決定までは本当に不安の毎日でしたというふうに述べておられました。もちろん担当職員の皆さんの尽力は推察ができます。現場で日々多忙な事案を抱えての中での状況であることが分かるだけに、より迅速な対応が求められる案件ではなかったのかなと思うと、職員体制の充実の必要性を強く感じるものであります。それで、今後の職員体制について、市としてのお考えをお聞きするものであります。  以上、この項目1回目の質問といたします。 ◎市長(鈴木有) 野田市における生活保護行政について答弁させていただきます。  1点目の生活保護行政における市の現状につきましては、令和3年2月末現在の世帯構成別では、高齢者世帯は単身615世帯、複数82世帯の計697世帯、母子世帯は72世帯、障がい者世帯は単身156世帯、複数35世帯の計191世帯、傷病者世帯は単身166世帯、複数57世帯の計223世帯、その他世帯は単身109世帯、複数61世帯の計170世帯、全体では単身1,046世帯、複数307世帯の1,353世帯となります。年齢別では、ゼロ歳から5歳が46人、6歳から19歳が145人、20歳から39歳が156人、40歳から49歳が194人、50歳から59歳が256人、60歳から64歳が130人、65歳から69歳が179人、70歳から74歳が268人、75歳以上が422人で、全体では1,796人となります。  また、令和2年4月から令和3年2月までにおいて、生活保護が廃止となった世帯は116世帯148人であり、このうち新規就労や増収による廃止は22世帯38人、死亡や失踪による廃止は57世帯58人、年金や各種手当等の収入の増額による廃止は7世帯7人、親類縁者の引取りによる廃止は5世帯5人、施設入所や市外転出、指導指示義務違反、逮捕等を理由とするその他の廃止は25世帯40人でございます。  人口に対する被保護者の割合である保護率で他市と比較いたしますと、令和2年12月末現在の数値は、本市が11.7パーミルであり、数値の高い順に申し上げますと、松戸市が20.2パーミル、市川市が15.8パーミル、船橋市が14.2パーミル、鎌ケ谷市が12.3パーミル、我孫子市が11.9パーミル、柏市が11.1パーミル、浦安市が9.2パーミル、流山市が9.0パーミルとなっております。  2点目の野田市での扶養照会の状況につきましては、令和2年4月から12月までに生活保護を開始した114世帯のうち、扶養照会の対象となる親族がいる71世帯に対し204件の扶養照会を実施した結果、回答を得ている118件、金銭的な援助につながったものが3件という状況でございます。  3点目の扶養照会はやめるべきと考えるが、市の考えを伺うにつきましては、市では保護の実施要領に基づき、扶養を期待できない場合を除き照会業務を行っております。扶養照会の件数に対し、金銭的扶養に結びつく効果は低いものですが、生活保護受給者の緊急時の連絡先や精神面での支援を受けられる方を把握するには有用な調査と考えております。実施要領の取扱いについては、本年3月1日から扶養を期待できない場合として、音信不通の期間を20年間から10年程度に緩和したほか、借金を重ねている、相続を巡り対立しているなどの関係悪化の状況も対象とするなど、照会しない扶養義務者の範囲を明確化したものです。  なお、田村厚生労働大臣の扶養照会は義務ではないとの発言については、扶養照会は生活保護法上の法定事項としていないことをもっての発言であり、扶養照会自体をやめると発言しているものではないことを国に確認しております。市といたしましては、生活保護法や実施要領に基づき、相談や申請の段階で申請をためらうことのないよう十分に配慮しつつ、適切に扶養照会の事務を実施してまいります。  次に、4点目の生活保護担当部署の職員体制の現状及び市の考えについてでございますが、令和3年2月末現在の生活保護担当部署である生活支援課の職員体制につきましては、正規職員のケースワーカー14人に対して、被保護世帯数は1,353世帯であり、ケースワーカー1人当たり担当する件数は96.6世帯となっております。なお、被保護世帯数は令和2年3月末と比べて27世帯の増となっており、近年は高齢者世帯をはじめとして増加傾向にあります。3年度の職員体制につきましては、ケースワーカーを2人増員し、迅速な対応ができるよう体制の強化を図っていきたいと考えております。以上です。 ◆星野幸治議員 市長、ありがとうございました。数字は、経年的にもいろいろ聞いておりまして、後でもまた細かく分析をする予定ではありますが、ぱっと見まして、やはり高齢者のところでかなり受給世帯が多くなっているのかなというふうに思っております。そういう意味では、そういうところへの手当、これをぜひ強めてもらいたいということと、それから保護率につきましても、若干ではありますが、野田市の場合11.7パーミルということですから、ちょっと上がっております。他市も同様に少しずつ上がっているなというのが見られます。今の世相を反映しているのだろうというふうに思いますが、ぜひここら辺も念頭に置いて、これからもお願いしたいなというふうに思っています。  それから、扶養照会のことにつきまして、先ほど田村厚生労働大臣の答弁も含めまして、お願いを伝えました。やはりこのことについて、それぞれの方たちがスティグマ、要するに生活保護は恥だというような意識からなかなか抜け出せないという側面もございます。扶養照会は義務ではないという国の答弁もございますので、それについてもう一度ちょっと確認したいのですけれども、田村厚生労働大臣の答弁に対する評価というものを教えていただければと思います。 ◎保健福祉部長(直井誠) 扶養照会は義務でないという、その発言についてですが、国会の参議院で、その会議の中で総理等も発言されている中で、厚生労働大臣のほうで扶養照会について義務ではないということで申し上げていたようですが、実際扶養照会ということについて、生活保護法の中では規定はされていないと。あくまで厚生労働省の中の局長通知であるとか、そういう通知の中で、国の生活保護法上の事務を、市の福祉事務所の中で行っておりますが、その行う事務について国のほうから通知が来ております。その中で扶養照会をしていくというような形で示されており、今回20年間から10年程度に緩和したというような形で示されているということで、あくまで義務ではないという意味は、生活保護法上の法定事項ではないということで発言をされているというような状況であったということで、扶養照会自体をやめるということで発言しているものではないということで先ほども市長のほうから答弁いたしましたが、国には確認をしている状況です。  以上でございます。
    ◆星野幸治議員 ちょっと残念な内容であります。見直すということではなくて、従来出されていたものは、確かに法的な問題ではない、義務的な問題ではない、しかし、通知の中で行う事務処理上の仕組みだという御答弁だったというふうに思いますが、やはり扶養照会が非常に今全国的にも大きな問題になってきておりまして、特に先ほどお話ししたように、生活保護の申請者そのものも増えていくだろうという状況はあるのですが、そこをスティグマを排除するという意味で、生活保護を受けてくださいというふうに国も今言っているわけですから、それが非常に大きな障害としてあるのだということをぜひ御理解いただいて、今後やってもらいたいというふうに思っております。  それから、4点目のところです。早速ケースワーカーを2名増やそうというお話がありました。2名ということは、14名から16名になるということですか。1人当たり担当する件数が96.6世帯というのは、少しは下がっていくだろうというふうに思いますので、ぜひこれは毎年進めていただきたいなというふうに思うのです。特にこういう生活保護に関わるケースワーカーというのは、やはり経験が非常に物を言います。事務的な対応ということではなくて、本当に寄り添ったことをやっていくという意味では、非常に経験が物を言います。  残念ながら、一般職員の中では三、四年で異動するというのが常になっておるように思っていますけれども、やはり経験の積み重ね、継続こそが大事なのだろうというふうに思います。そのためには新しい人たちにどんどん研修も含めて、引き継いでいっていただいて、あくまでも事務的な対応ということではなくて、寄り添ったことをやっていけるような、そういう人材づくりも必要ではないかなというふうに思います。  そういう意味で、4点目については、ぜひこれからも見守っていきたいというふうに思います。市長も新年度の予算に関する部分で、報告の中に項目として入れたらいいではないかというふうに言っていただきましたので、その点を大いに評価をして、これからもお願いしたいというふうに思います。  時間もありません。まとめに入りますけれども、最後に生活保護の制度、これは日本国憲法第25条に規定する理念に基づいたものであるというふうに3年前に市長から御答弁いただきました。その御認識を生かして、今後とも寄り添い型の支援、これに努めていただけるよう要望して私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(平井正一) これにて一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。明12日から22日まで休会したいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(平井正一) 御異議なしと認めます。よって、明12日から22日まで休会することに決しました。  来る23日は、午前10時から本会議を開き、委員長報告、質疑、討論、採決を行います。  本日はこれにて散会いたします。                 午後3時31分  散 会...