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  1. 木更津市議会 2019-09-01
    令和元年9月定例会(第6号) 本文


    取得元: 木更津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      ◎開議の宣告 ◯議長(近藤 忍君) 議場の皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員数は24名であります。法定数に達しておりますので、これより本日の本会議を開きます。                                (午前10時00分)   ─────────────────────────────────────── 2      ◎議事日程の報告 ◯議長(近藤 忍君) 本日の議事日程は、会議システムに登録のとおりであります。   ─────────────────────────────────────── 3      ◎会議録署名議員の指名 ◯議長(近藤 忍君) これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第80条の規定により、鶴岡大治議員座親政彦議員を指名いたします。  お諮りいたします。台風15号による被害について、重城正義議員から緊急質問通告がございました。  なお、緊急質問について、本日、議会運営委員会を開催し、協議いたし、緊急を要すると認められましたことを申し添えます。  それでは、重城正義議員緊急質問に同意の上、日程に追加し、発言を許可することに、ご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 4 ◯議長(近藤 忍君) 異議なしと認め、重城正義議員緊急質問に同意の上、この際、日程に追加し、発言を許可することに決定いたしました。  これよりの日程を申し上げます。  日程第2 緊急質問  日程第3 議案審議
           付託議案について         議案第76号から議案第80号及び議案第83号から議案第90号 委員長         報告・質疑・討論・採決        付託省略議案について         議案第75号、議案第81号及び議案第82号 質疑・討論・採決  以上であります。   ─────────────────────────────────────── 5      ◎緊急質問 ◯議長(近藤 忍君) 日程第2、緊急質問を行います。  質問の方法は一般質問の方法に準ずることといたします。  重城議員に申し上げます。質問は、緊急質問の趣旨に沿い行われるよう、お願いいたします。  それでは、重城正義議員、質問席へお願いいたします。重城議員。 6 ◯13番(重城正義君) 議場の皆さん、おはようございます。13番議員の重城正義でございます。  本日は、台風15号関連についての緊急質問をさせていただきます。  まずもって、被災された皆様方には、心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。そして、何よりも、一日も早く静ひつな日常生活が送れるよう、私ども議員といたしましても、手を取り合って、協力してまいりたいと存じます。  また、執行部、特に危機管理課の皆様方には、これまで大変なご労苦があったと思います。改めて、敬意とともに感謝を申し上げる次第でございます。  それでは、質問に入ります。  一般質問初日の9月3日にくしくも災害関連代表質問をさせていただいたばかりではありますが、台風15号に関し、総務常任委員会委員長の立場から、議会から代表いたしまして、質問をいたします。  9月9日、この日は救急の日でもありましたが、私、人生65年を生きてきた中で一番恐怖であり、最大の台風でありました。風速が50メートルを超すとのことでしたが、実際にこの風を受けたこともなく、軽く考えておりました。しかし、その考えが一変いたしましたのは、朝の4時過ぎに停電をし、家の中の1部屋が水浸し、さらには空が白み始め、外に出ると、近所の様子が全く違う世界でありました。瓦が飛び、トタンも剥がれて、住家の形を呈していないようでありました。災害対策本部の解散していない中での質問でありますが、市民から多くの要望等が上がっております。国では激甚災害の指定もなされましたが、回復には相当の時間を要すものと思料いたします。  そこで、質問事項1でありますが、台風15号による直近の被害状況について、お答えください。  次に、現在においても、市民からは、数多くの要望等が寄せられているかと存じます。質問事項2といたしまして、市民からの要望についてでありますが、寄せられた要望の主たるものは、どのようなものがあったのでしょうか、お答えください。  次に、市民からの要望に対しましては、迅速に行動すべきであると考えます。質問事項3といたしまして、被害の対応についてお答えください。  最後の質問事項でありますが、このように甚大な災害を受けましたので、一番の要諦であります、検証とともに総括をまとめ上げることが急務であります。そこで、質問事項4、今後の対処方針について、お答えください。  以上で1回目の質問を終わります。 7 ◯議長(近藤 忍君) 質問は終わりました。  当局の答弁を求めます。渡辺市長。          〔市長 渡辺芳邦君登壇〕 8 ◯市長(渡辺芳邦君) 議場の皆様、おはようございます。  初めに、今回の台風15号の被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。市といたしましても、災害復旧に力を注いでまいりますので、市民の皆様、議員各位におかれましては、格段のご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。  それでは、重城正義議員のご質問にご答弁申し上げます。  初めに、質問事項1、台風15号による直近の被害状況について、お答えいたします。  まず、発生前の取り組みについてでございますが、台風を初めとする気象情報につきましては、日頃から、気象庁や民間機関と情報連携し、本市への影響について注視しているところでございます。今般、本市にも大きな被害がございました台風15号につきましては、発生の段階から、その予想進路気象予報などの情報収集に努めるともに、接近前から警戒配備の体制で、本市への影響に備えてきたところでございます。  次に、被害の状況についてでございますが、9月25日現在の状況をお答えいたします。  まず、台風が直接の要因のけが人につきましては、割れたガラスなどで負傷をされた方が4名でございました。そのほか、屋根の補修中に転落などで負傷された方が12名、災害ごみなどの片付け作業や停電によってエアコンが使用できなかったことによる、熱中症や脱水症状などで救急搬送された方が13名、停電中にろうそくでやけどを負った方などが10名でございます。  このほか、居宅の被害は、全壊が2棟、半壊が20棟、屋根・外壁等の一部損壊が3,848棟でございます。家屋等の修繕の保険金を請求する際に必要となります、り災証明書り災届出証明書の申請数は、それぞれ803件、971件の、合わせて1,774件となっております。  さらに、公共施設につきましては、道の駅木更津うまくたの里の太陽光発電及びトイレの損壊、岩根西中学校の渡り廊下の倒壊など、合わせて102ヶ所に被害が生じ、現在、修繕に要する経費の積算作業を進めているところでございます。  なお、道路関係につきましては、損壊、浸水・冠水、倒木による通行支障など、461件でございます。  また、市内の2万を超える世帯で発生した停電につきましては、復旧が遅れている地域を中心に、職員による独自の現地調査を実施し、現状の把握に努めてきたところでございます。東京電力の発表による、市内の停電世帯数が100軒未満となった9月21日午前7時の時点で、市が把握した停電世帯数は、富来田地区を中心に62軒でございました。その後、復旧が進み、23日20時頃に、鎌足地区の最後の1件の通電を確認し、市内の停電は完全に復旧をしたところでございます。  続いて、既に実施した被害への対応についてでございますが、道路関係では、倒木、飛来物などによる、通行支障箇所約400件の解消と、道路路肩の崩れなど、危険箇所応急対応26ヶ所を実施したところでございます。  なお、電柱等の倒壊により、現在通行止めとなっている市道は6ヶ所、林道が4ヶ所となっております。住民の皆様には、迂回等により、対応をいただいております。  また、これまで、災害ごみ清掃作業救援物資の配布を、市内や県内のボランティアの方々の支援により行ったほか、自衛隊及び消防の連携のもと、損傷した屋根のブルーシート張りを235件実施してまいりました。  次に、質問事項2、市民からの要望について、お答えいたします。  まず、市民からの要望と対応についてでございますが、台風による停電が続く中、市民の皆様からは、食料や水が欲しい、お風呂に困っている、ブルーシートや土のうを配布してもらいたい、ブルーシートを屋根に張ってもらいたい、災害ごみの撤去・回収をお願いしたいなどといった要望が、対策本部へ数多く寄せられたところでございます。これらの要望を受け、市では、国や県、災害協定を締結している自治体を初め、民間事業者ボランティアなどの方々のご支援をいただきながら、必要とされている支援物資の確保や、生活支援サービスの提供に取り組んできたところでございます。  この支援物資につきましては、一時避難場所として開設しておりました各公民館や金田地域交流センターにおいて、地域のまちづくり協議会社会福祉協議会民生委員地域包括支援センター日赤奉仕団、そのほかボランティアなど、大変数多くの方々のご協力をいただきながら、物資を必要とされている市民の皆様へお配りしたところでございます。  そのほか、市の施設や東京ベイプラザホテル龍宮城スパホテル三日月、スポーツクラブビッグ・エス木更津独立行政法人海技教育機構の練習船・青雲丸のご協力による、入浴施設の開放を初め、旧富岡小学校跡地においては、北海道千歳市に駐屯する陸上自衛隊第7後方支援連隊による入浴サービスの提供や、経済産業省による洗濯機の設置など、停電しているご家庭の不自由な生活を支援してきたところでございます。  さらには、台風で発生した災害ごみ無料受け入れを実施し、各ご家庭での復旧に向けた支援に取り組んできたところでございます。  次に、市民の要望を収集する方策についてでございますが、市民の皆様からいただきました電話などでの要望を整理するとともに、停電が長期間にわたった地域や各ご家庭を訪問し、特に支援が必要なご高齢の方、障がいのある方はもとより、市政協力員や地域の皆様の要望を伺うなど、市民の皆様に寄り添った対応に努めてきたところでございます。  次に、質問事項3、被害の対応について、お答えいたします。  初めに、これから実施する被害への対応についてでございますが、今回の台風による停電は既に解消しているところでございますが、支援が必要な状況が市内各所に見られたため、社会福祉協議会ボランティアセンター立ち上げを要請いたしました。センターは15日に開設され、現在は多くのボランティアの方々が市内で活動を展開しております。今後も引き続き、市民の皆様が安心して生活していただけるよう、ライフラインの復旧はもとより、必要な物資の配布や生活面での支援を継続し、早期の復旧に向けて、全力で取り組んでまいります。  次に、実施が求められる被害の対応についてでございますが、これまで、ライフラインなどのハード面の復旧とともに、特に、停電が長期にわたった地区の方々への健康相談生活相談を実施するなど、二次被害への対応にも取り組んでまいりました。今後は、県や県内の自治体の職員の支援を得て、り災証明書等の発行を迅速に行うとともに、災害ごみにつきましても、既に民間事業者に収集のご協力をいただいておりますが、今後も対策を継続し、生活環境の整備に取り組んでまいります。  続いて、質問事項4、今後の対処方針について、お答えいたします。  まず、災害に関する総括についてでございますが、現在、市内の被災状況の把握に努めるとともに、復旧に向けた取り組みを展開しているところでございます。今後は、取り組みの課題や問題点を明らかにし、台風15号に関する取り組みを総括してまいります。  最後に、今回の災害を踏まえた、防災の見直しや今後の方針についてでございますが、今回の災害は、これまでにない台風の暴風による家屋等への被害や長期間に及ぶ大規模な停電の発生により、市民の皆様の日常生活に、大きな支障が生じたところでございます。被災された皆様の支援や被害の復旧に当たりましては、積極的に国や県へ支援をお願いするとともに、市民の皆様を初め、多くのボランティアの方々、民間事業者のご支援、ご協力をいただきながら、全力で取り組んでいるところでございます。今後は、今回の災害への取り組みを十分に検証した上で、発生が予想されている東京湾北部地震などの大規模災害に備え、見直しや改善を進め、市民の皆様とともに、災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。  私からは以上でございます。 9 ◯議長(近藤 忍君) 答弁は終わりました。重城議員。 10 ◯13番(重城正義君) それでは、一問一答に入ります。  まず、質問事項1、台風15号による直近の被害状況について、お伺いをいたします。  今回の大規模な停電の発生に際し、その日に立ち上がった災害対策本部には、東京電力の職員は派遣されておらず、その後も停電範囲の正確な把握ができる状況ではありませんでした。ライフラインを担う企業と連絡体制については、災害発生前に協議をしていたのでしょうか、お答えください。 11 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 12 ◯総務部長土居和幸君) ライフラインを担う企業との連絡体制についてでございますが、通常時から構築をしているところでございます。今回の災害では、当初、停電の期間が長くなることが予想されておりませんでしたので、東京電力の職員は9月11日に派遣され、停電に関する情報共有に努めたところでございます。 13 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 14 ◯13番(重城正義君) 続いて、市の体制などについて、お聞きいたします。  今回の台風により、災害対策本部立ち上げた日時と対応した内容について、お答えください。また、あわせて、職員への周知及び配置をどのように行ったのか、また体制はどのようにされたのでしょうか、お答えください。 15 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 16 ◯総務部長土居和幸君) 台風15号の災害対策本部の体制につきましては、まず、6日に全職員に対し、いつでも災害の配備体制に対応できるよう周知し、初動体制に備えたところでございます。次に、9月8日の正午に、危機管理課職員を召集し、台風の進路予想気象情報などの情報収集に努め、同日21時には、関係部の職員を動員し、警戒配備体制で台風に備えたところでございます。さらに、9日の午前6時の段階で、災害対策本部を設置したところでございます。 17 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 18 ◯13番(重城正義君) 今回の災害は、平成27年9月の庁舎移転後に発生した、最初の大規模な災害だと考えますが、庁舎が駅前と朝日に分かれていることで、災害対策本部の機能や各種連携において、どのような問題が生じたのでしょうか、お答えください。 19 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 20 ◯総務部長土居和幸君) 今回の台風では、停電による電話回線の不具合により、駅前庁舎朝日庁舎間で、一時的に電話連絡ができない問題が生じたため、SNSを活用し、災害対策本部の機能、庁舎間の連携を確保したところでございます。 21 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 22 ◯13番(重城正義君) 電話の連絡等ができなかったということで、了解いたしました。  続きまして、質問事項2、市民からの要望について、お聞きいたします。  まず、防災行政無線ですが、その中には、停電時に放送ができなかったものもあると伺っております。その子局の数と原因についてお答えください。 23 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 24 ◯総務部長土居和幸君) 停電時に放送できなかった防災行政無線の子局でございますが、15局でございました。その原因でございますが、台風の影響による機器の損壊が1局、残りの14局は、停電の長期化により、非常用バッテリー電源が喪失したものでございます。 25 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 26 ◯13番(重城正義君) 次に、無線の関係ですけれども、放送が聞きづらいという苦情は前からございましたが、今回の災害において、放送の内容そのものが理解しがたいという意見も聞こえてきております。外国人も増えてきている現状を考えますと、誰にでも理解できるような表現とすべきと考えますが、市の考えはいかがでしょうか、お答えください。 27 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 28 ◯総務部長土居和幸君) 放送の内容につきましては、わかりやすい言葉や表現、話し方が一定の音声合成を活用するなど、聞き取りやすい放送に努めてまいりたいと考えております。 29 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 30 ◯13番(重城正義君) 次に、今回の災害において、防災行政無線による情報が届きにくい地域の市民に対し、積極的に、きさらづ安心安全メール登録推進を図ることができたのでしょうか。また、今後、公民館や各種団体の活動等を通じて、きさらづ安心安全メールの普及率を大幅に高めるべきですが、市のお考えはいかがでしょうか、お答えください。 31 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 32 ◯総務部長土居和幸君) 防災行政無線の聞き取りができなかった方のために、安心・安全メールの登録を推奨し、情報の伝達の多重化を進めているところでございます。9月8日から24日までの状況についてでございますが、安心・安全メールの利用者数が、1万5,086人から1万6,724人の1,638人の増、「らづナビ」のインストール数は、5,363件から7,211件の1,848件の増となっております。現在、市では、市民の自助・共助の意識を高めるため、自主防災組織等を対象にした防災訓練や、出前講座を実施しておりますが、こうした機会を捉え、自助・共助の手助けともなる安心・安全メールや、市の公式スマートフォンアプリでございます「らづナビ」の普及拡大に取り組んでまいりたいと考えております。 33 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 34 ◯13番(重城正義君) 一層の普及拡大に努めていただきたいと考えております。  次に、各地区の公民館は、災害対策本部の情報発信を、地域で情報を共有することに努めたのでしょうか、また、地域の情報を発信する場となったのでしょうか、お答えください。 35 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 36 ◯総務部長土居和幸君) 各公民館におきましては、広報きさらづ災害臨時号を掲載するなど、市からの情報を発信し、地域での情報共有に努めるとともに、中央公民館が各公民館の情報を集約し、地域の皆様の要望や状況を災害対策本部へ伝達し、情報を共有したところでございます。 37 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 38 ◯13番(重城正義君) 災害時には、市民からのさまざまな問い合わせや要望が寄せられることとなりますが、そのような要望などについて対処する、相談窓口を設置されたのでしょうか、お答えください。 39 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 40 ◯総務部長土居和幸君) 台風が通過する前から、電話でのご相談は24時間体制で対応をしていたところでございます。また、生活相談や住宅相談を初め、各種の相談窓口を設置し、平日だけではなく、休日にも、市民の皆様のご相談に対応をしているところでございます。 41 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 42 ◯13番(重城正義君) 続きまして、質問事項3、被害の対応について、お聞きいたします。  今回の台風による被害が大きく、公共施設の修繕、緊急物資の購入など、さまざまな行政対応が必要になると考えられますが、それに対処していくため、既定予算の流用、あるいは予備費の柔軟な対応を図るべきであると考えます。市のお考えをお答えください。 43 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 44 ◯総務部長土居和幸君) 現在、市民の皆様の生活に支障がないよう、緊急に対策が必要な事案につきましては、予備費で対応をしている状況でございます。今後は、早急に対応する必要がある場合には、市議会臨時会の開催をお願いした上での補正予算による対応も念頭に置き、必要な金額の積算、内容の精査を行ってまいります。 45 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 46 ◯13番(重城正義君) 他方、市原市では、ゴルフ場の防球ネットの損傷によって、周辺住民に被害を生じさせましたが、木更津市が管理する公共施設の損傷により、周辺住民に被害を生じさせたような事例はありましたでしょうか、お答えください。 47 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長
    48 ◯総務部長土居和幸君) ご質問の事案でございますが、強風にあおられた、畑沢中学校、波岡中学校の教育施設の一部が飛散したことや、岩根小学校、富来田小学校及び野際公園を初め、6ヶ所の倒木により、付近の住宅などに被害が発生をしております。現場に職員を派遣し、被害の状況などの確認、聞き取り調査を行い、今後の対応を検討しているところでございます。 49 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 50 ◯13番(重城正義君) イオンモール等に、各電力会社が派遣されて、電力復旧のために、全国各地から作業に従事する方々が参集してくださいました。これらの方々に対しまして、市はどのような協力をされたのでしょうか、お答えください。 51 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 52 ◯総務部長土居和幸君) 市といたしましては、復旧作業が迅速に実施できるよう、旧庁舎の西側駐車場や市民会館駐車場を、作業車両の駐車スペースとして提供したところでございます。 53 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 54 ◯13番(重城正義君) 最後に、質問事項4、今後の対処方針についてお聞きいたします。  私は、この質問部分が、今後の体制において非常に肝要であると考えます。大規模停電に伴い、朝日庁舎が4日間にわたり業務を行うことができなくなり、特に市民生活に直結する窓口業務が止まり、多くの市民に不便をかける結果となりました。今後、業務継続計画の見直しが必要かと思いますが、市のお考えをお答えください。 55 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 56 ◯総務部長土居和幸君) 今回の台風による停電により、9月9日から12日までの4日間、朝日庁舎では、戸籍届け出など、業務継続計画に基づき、最小限の業務を実施したところでございますが、長引く停電のため、一部業務遂行に支障が出たところでございます。今後は、今回の停電のようなさまざまな状況を想定した業務継続計画に、改めてまいりたいと考えております。 57 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 58 ◯13番(重城正義君) 今回発生した倒木被害の原因を考えますと、観測史上最大の強風によることが主要因であるものの、遠因としては、山林の適切な管理がなされていないことも考えられます。今後の森林環境税の開始も念頭に置き、防災の視点からも林業政策が必要であると思いますが、市のお考えをお答えください。 59 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 60 ◯総務部長土居和幸君) 今回の台風による倒木は、道路の遮断や送電線の切断を招いたほか、復旧作業のための車両が、現場に到達できないことにより、停電が長期化した一因となったものと考えております。今年度から、森林環境譲与税の市町村への譲与が始まりましたので、森林整備計画の策定に着手をしておりますが、間伐や枝打ちなどを計画的に実施し、森林の所有者とともに、適切に森林を管理してまいります。 61 ◯議長(近藤 忍君) 重城議員。 62 ◯13番(重城正義君) ご答弁、ありがとうございました。  まとめを申し上げますが、今世紀に入り、気候の変動が顕著にあらわれていると感じております。これは、二酸化炭素の流出が大きな要因であるとも思料いたします。現在、世界各地で、気候正義を求める声が、至る所で叫ばれております。今月23日に、米国のニューヨークにおいて開催されております国連気候行動サミット2019、また17日から開催されている国連総会に合わせ、日本を含む世界150ヶ国以上で、温暖化防止を求め、数百万人もの人々が声を上げておりますが、その中心となっているのは若者たちであり、最も気候正義を必要とする世代であります。安倍総理の目玉人事であります小泉環境大臣も、国連において、精力的に働きかけを行っております。今は、この問題を直視し、本気で考えるべきときであると、私は感じております。  最後に、先の代表質問でも申し上げましたが、ことわざに「災害は忘れた頃にやってくる」と言われておりますが、私流に申し上げれば、今では「災害は忘れることなくやってくる」であります。もう一度申し上げます。「災害は忘れることなくやってくる」であります。この言葉を、いま一度心の奥底に秘めて、次の災害に備えていただきたいと、強く渇望いたします。  以上で緊急質問を全て終わります。ありがとうございました。   ─────────────────────────────────────── 63      ◎議案第76号~議案第80号・議案第83号~議案第90号の委       員長報告 ◯議長(近藤 忍君) 次は、日程第3、議案の審議に入ります。  議案第76号から議案第80号及び議案第83号から議案第90号を、一括して議題に供します。  ただいま議題に供されました案件につきましては、それぞれ所管の委員会に付託し、審査願い、その報告書は会議システムに登録のとおりでありますが、その経過並びに結果について、各委員長からご報告願います。  まず、重城正義総務常任委員会委員長から、ご報告願います。重城委員長。          〔総務常任委員会委員長 重城正義君登壇〕 64 ◯総務常任委員会委員長(重城正義君) 私からは、総務常任委員会に付託されました、議案4件の審査結果について、ご報告いたします。  委員会は去る13日に開催いたしました。審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を聴取した後、慎重なる審査を行いました。  まず、議案第76号 令和元年度木更津市一般会計補正予算(第4号)のうち所管事項でありますが、歳入については、臨時財政対策債等の増額、財政調整基金繰入金等の減額、歳出については、中郷小学校倉庫新築工事等の増額、地方債については、臨時財政対策債の限度額の変更をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第83号 木更津市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定についてでありますが、本案は、地方自治法第203条の2第5項及び第204条第3項並びに地方公務員法第24条第5項の規定に基づき、同法第22条の2第1項に規定する会計年度任用職員の給与及び費用弁償について定めるため、新たに条例を制定しようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第85号 職員の給与に関する条例及び木更津市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律及び地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行等に伴い、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第86号 手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴い、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  以上で総務常任委員会の報告を終わります。 65 ◯議長(近藤 忍君) 次に、石井徳亮教育民生常任委員会委員長からご報告を願います。石井委員長。          〔教育民生常任委員会委員長 石井徳亮君登壇〕 66 ◯教育民生常任委員会委員長(石井徳亮君) 私からは、教育民生常任委員会に付託されました、議案4件の審査結果につきまして、ご報告申し上げます。  委員会は去る17日に開催いたしました。審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を聴取した後、慎重な審査を行いました。  初めに、議案第76号 令和元年度木更津市一般会計補正予算(第4号)のうち所管事項でありますが、本案に関する当委員会所管事項は、歳入については、子ども・子育て支援事業費補助金等の増額を、歳出については、幼児教育・保育無償化事業費等の増額、介護保険特別会計繰出金の減額をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第77号 令和元年度木更津市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)でありますが、本案は、歳入については、特別調整交付金分の増額を、歳出については、国民健康保険システム改修費の増額をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第78号 令和元年度木更津市介護保険特別会計補正予算(第3号)でありますが、本案は、歳入については、介護保険制度改正に伴うシステム改修事業補助金等の増額、事務費繰入金の減額を、歳出については、介護給付費準備基金積立金等の増額、保険給付事務費の減額をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第87号 木更津市印鑑条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、住民基本台帳法施行令等の一部を改正する政令の施行に伴い、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  以上で教育民生常任員会の報告を終わります。 67 ◯議長(近藤 忍君) 次に、草刈慎祐建設経済常任委員会委員長からご報告願います。草刈委員長。          〔建設経済常任委員会委員長 草刈慎祐君登壇〕 68 ◯建設経済常任委員会委員長(草刈慎祐君) 私からは、建設経済常任委員会に付託されました、議案5件の審査結果について、ご報告いたします。  委員会は去る13日に開催いたしました。審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を聴取した後、慎重なる審査を行いました。  まず、議案第76号 令和元年度木更津市一般会計補正予算(第4号)のうち当委員会所管事項でありますが、歳入については、鳥獣被害防止総合対策交付金等の増額、歳出については、市道102号線交差点改良事業費等の増額をしようとするものであり、全会一致をもって、原案を可と認めました。  次に、議案第79号 令和元年度木更津市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)でありますが、本案は、清見台2号幹線(雨水)建設事業費について、繰越明許費の設定をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第84号 木更津市下水道事業の設置等に関する条例の制定についてでありますが、本案は、地方公営企業法及び地方公営企業法施行令の規定に基づき、木更津市下水道事業の設置等に関し必要な事項を定めるため、新たに条例を制定しようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第88号 木更津市霊園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、使用申請者が焼骨を所持しているときに、一般墓地及び合葬式墓地の随時の受け付けを可能とし、承継の手続の推進を図るため、一般墓地の使用権の承継の期間を定めることとし、合葬式墓地の使用者の資格に生前に市民であった者の焼骨を所持している者を追加するため、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  次に、議案第89号 木更津市漁港管理条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、消費税率及び地方消費税率の引き上げ分の負担転嫁等に伴い、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。  以上で建設経済常任委員会の報告を終わります。 69 ◯議長(近藤 忍君) 最後に、重城正義決算審査特別委員会委員長からご報告願います。重城委員長。          〔決算審査特別委員会委員長 重城正義君登壇〕 70 ◯決算審査特別委員会委員長(重城正義君) 私からは、決算審査特別委員会に付託されました、議案第80号及び議案第90号の2議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。  委員会は9月17日から19日までの3日間にわたり、審査を行いました。  第1日目の午前中に予定しておりました現地調査は、台風15号の被害対策を優先したことから、調査は見合わせ、同日午後から最終日の19日まで書類審査を行いました。  まず、議案第80号 平成30年度木更津市歳入歳出決算の認定について、ご報告を申し上げます。  本市では、これまで着実に積み重ねてきた各種施策の効果によるまちの魅力向上に伴い、定住・交流人口の増加や企業立地の進展、企業収益や給与所得の伸び、新築家屋の増加等により、歳入の根幹をなす市税収入が増加しております。  このような状況の中、基本構想に定めるまちづくりの基本方向に沿って実施された事業の具体的な成果を見ると、情報発信ツール「らづナビ」の開発、子育て世代包括支援センター「きさらづネウボラ」の開設、待機児童解消の取り組み、道路・橋梁・公園の補修・修繕、電子地域通貨アクアコインによる地域経済活性化の取り組みなど、喫緊の課題や多様化する市民ニーズに的確に対応されており、おおむね計画どおり、予算が効率的・効果的に執行されたものと認められました。  また、国民健康保険特別会計を初め、5つの特別会計におきましては、市民生活・市民福祉の向上に必要不可欠な予算が執行されており、適正なものと認められることから、採決の結果、全会一致をもって認定をいたしました。  なお、審査の過程におきまして行われました、質疑の主なものは次のとおりであります。  初めに、総体的事項については、平成30年度決算の市長の見解について、平成30年度決算の代表監査委員の見解について、実質収支の改善要因について、来年度予算編成への反映、留意点について、次に、歳入については、個人市民税・法人市民税の状況について、市税の滞納対策への他市事例の導入状況について、次に、歳出については、職員の時間外勤務状況について、補助金・負担金の見直し状況について、市民参画の推進における課題解決の方向性について、窓口への民間活力導入による効果、課題及び拡大について、市民の健康づくりの推進について、農林水産業の振興について、公園の管理・整備方針について、消防車両装備について、教育内容の充実、教育環境の整備について等々であり、その他、数多くの意見・要望が出されたところでございます。  次に、議案第90号 平成30年度木更津市水道事業決算の認定について、ご報告を申し上げます。  平成30年度の水道事業決算を見ますと、給水人口や給水件数はともに前年度を上回り、節水意識の定着や大口使用者の使用水量の減少により、年間総配水量は減少傾向にあり、有収水量は前年度より0.7%減少、有収率は0.3%減少しており、その結果、税引き後の水道事業収益は、前年度より1.9%、約7,500万円減の約39億2,800万円でありました。一方、水道事業費用は、経費の削減に努めておりますが、統合広域化の準備にかかる負担金等の増加により、前年度より1.4%、約5,000万円の増、約36億2,600万円であり、平成30年度の税引き後収支は、差し引き3億170万円余りの純利益となっております。  また、経営分析では、4つの主要な指標を用いて判断したところ、いずれもおおむね適正な範囲内となっております。  水道は重要なライフラインであり、災害に強く、安全で良質な水の安定供給等を図るためにも、引き続き施設や管路の更新を進める必要があり、平成31年度に設置したかずさ水道広域連合企業団には、今後、より一層の経費節減等の努力が求められるものの、平成30年度事業の運営は適正に維持されており、予算の執行もおおむね所期の目的に沿っているものと認められることから、採決の結果、全会一致をもって、認定といたしました。  以上で決算審査特別委員会の報告を終わります。 71 ◯議長(近藤 忍君) 以上で各委員長からの報告は終わりました。   ─────────────────────────────────────── 72      ◎議案第76号~議案第80号・議案第83号~議案第90号の質       疑・討論・採決 ◯議長(近藤 忍君) ただいま行われました各委員長報告に対するご質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 73 ◯議長(近藤 忍君) 質疑がありませんので、各委員会に付託されました案件について、一括して討論を行います。  まず、反対者の討論を求めます。鈴木議員。          〔14番 鈴木秀子さん登壇〕 74 ◯14番(鈴木秀子さん) 議場の皆さん、こんにちは。  議案第80号 平成30年度木更津市歳入歳出決算の認定について、反対理由を申し上げます。  平成30年度一般会計決算の歳入総額は449億8,521万8,000円、歳出総額は432億1,264万円、差し引き17億7,257万8,000円の黒字であります。翌年度への繰り越し財源を差し引いた実質収支額でも、7億9,823万3,000円あります。また、特別会計決算の歳入総額は305億7,133万円、歳出総額は301億8,865万円、差し引き3億8,268万4,000円の黒字であります。合計11億7,531万7,000円の黒字であります。これだけの黒字が出るのであれば、もっと住民福祉を充実させるための施策を展開することができたのではないでしょうか。決算は、予算に対してどう執行されたか、計数的に明らかにされたものでありますが、決算のもう一つの意味は、約13万5,000人市民に対して予算がどう使われたか、施策の総括の場でもあると思います。翌年度以降の行財政運営の教訓にしなければならないものでもあります。  確かに、決算総額の中には、住民要望に応えているものもたくさんあることは承知しております。生活道路や学校施設の整備、中学3年生までの医療費助成制度の継続等々の実施など、私ども日本共産党が要望したものも盛り込まれております。  しかしながら、決算を施策の総括という視点から見た場合、問題があります。  1つ、本市の行財政運営の基本が開発優先の決算と考えます。決算では、金田西地区土地区画整理事業に4億7,500万円の負担金を支出しております。公共下水道事業では、金田地区の開発に伴う事業は、枝線管渠整備事業(金田西新市街地分)9億7,202万円、金田西雨水ポンプ場建設事業費10億9,593万円、金田西1号幹線(雨水)建設事業147万円で、合計20億6,942万円、公共下水道事業決算総額62億605万円のうち、約33%、3分の1もウエートを占めております。木更津市の公共下水道事業は、金田地区の開発のためのものと言っても、過言ではありません。下水道事業を待ち望んでいる地域があります。都市計画税を払っているのに、下水道の整備の予定がない地域もあります。とりわけ急いで行う必要もない、金田西地区土地区画整理事業などの開発やその関連事業には多くの税金をつぎ込む、開発優先の平成30年度決算と言わざるを得ません。  2つに、街なか居住マンション建設補助事業に3億2,799万円の支出は、大手建設会社に利益を与えるものであります。また、新たに進出してきた企業への奨励金の支出は1億7,058万円です。大企業や特定企業を優遇するものです。  3つ目は、本市住民の暮らし、福祉施策の結果はどうかという問題であります。木更津の地域経済は、大規模商業施設の進出で、地元中小業者の経営も大変です。そうした中で、高い国民健康保険税、保育料、ごみ袋代はそのままであります。市民や地元住民からの要望の強い、他市で実施されているデマンドタクシー、地元中小業者向け経済対策としての住宅リフォーム助成は行われておりません。また、公民館使用について、原則無料から有料化へ180度転換し、住民への負担増となりました、平成30年度であります。  4つ目は、保育園の民営化を初め、広域化と民間委託の拡大、公共施設の再配置計画は、市営住宅の廃止など、住民サービスを低下させるものであり、政府の方針に従ったものです。郷土の平和と安全、まちづくりの上でも財源の上でも重要問題である、基地問題についても、撤去・移転について、何の取り組みもしておりません。そればかりか、オスプレイ定期機体整備を容認し、国の言いなりの政治姿勢を反映した決算であります。また、新火葬場の広域・大型化に対し、近隣住民の反対の声がくすぶる中で、事業を一直線に進めたことは、民主主義に反するものです。平成30年度決算は、特定企業には甘いが福祉や市民の暮らしは後回し、開発優先の予算執行だと言わざるを得ません。  以上が反対理由であります。 75 ◯議長(近藤 忍君) 次、賛成者。草刈議員。          〔7番 草刈慎祐君登壇〕 76 ◯7番(草刈慎祐君) 私は、議案第80号 平成30年度木更津市歳入歳出決算の認定について、重城委員長のご報告に対し、賛成の立場から討論をさせていただきます。  決算審査特別委員会委員長を初め、委員の皆様、また執行部の方々におかれましては、台風15号による被害対応でお忙しい中、3日間にわたって、慎重なるご審査、大変お疲れさまでした。  渡辺市長2期目の初年度となりました平成30年度は、市長が目指す持続可能なまちづくりのための諸施策が盛り込まれた決算となっております。歳入では、根幹をなす市税収入が、人口や新増築家屋の増加などにより、前年度比1.7%、3億4,196万円の増加となりましたが、財産収入や繰入金などの減少により、全体では前年度比0.7%、3億1,272万円の減となっております。一方、歳出においては、金田地域交流センター整備事業費、中郷小学校建設事業費、真舟小学校校舎増築事業費、消防本部庁舎建設事業費などの増加により、前年度比1.3%、5億4,786万円の増となっております。  昨年度実施された事業の成果を、市長就任2期目に掲げた、未来につながる市民総出のまちづくりを進めるための3つのポイントで確認いたしますと、木更津力のさらなる強化では、電子地域通貨アクアコインの導入や大型外航クルーズ船の寄港へ向けたクルーズシティの推進などにより、地域経済の活性化を図るとともに、パークベイプロジェクトの推進や中央公民館の仮移転など、活気あるまちづくりに取り組んでこられました。  支え合いのある地域づくりでは、江川総合運動場陸上競技場の整備や、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプ誘致などにより、運動意識を高め、健康で元気なまちを目指すとともに、出産・子育てをサポートする、子育て世代包括支援センターの開設や、外国語指導助手の増員による英語教育の充実など、子育て環境の充実に取り組んでこられました。  持続可能な社会システムでは、火葬場、水道事業、廃棄物処理場などにおいて、広域行政による持続可能な地域づくりを目指すとともに、リニューアルしたホームページ、スマートフォン向け市公式アプリケーション「らづナビ」、ケーブルテレビやFMラジオなどを活用し、シティプロモーションを強化するとともに、木更津の魅力を発信することで、移住・定住の促進に取り組んでこられました。  これら以外の福祉、環境、経済、土木、教育など、多岐にわたる施策にも、国や県の補助制度等を有効に活用しながら、計画的かつ効果的に対応されております。  財政指標を捉えれば、実質公債費比率は3.3%と前年度より0.4%増加していますが、財政力指数は0.86と前年度より0.01ポイント、将来負担比率は8.6%と前年度より10.5%、経常収支比率は93.4%と前年度より0.9%、それぞれ改善がされております。  しかしながら、さまざまな住民ニーズへの対応などを考えますと、財政の硬直化が懸念されるところであり、また、老朽化する公共施設整備の対応など、課題が多いことは十分理解しているところでございます。今後も渡辺市長には、強力な指導力を発揮され、市長2期目の所信表明において述べられました、オーガニックなまちづくりのさらなるステップアップを図るための取り組みに期待をするとともに、決算審査特別委員会で各委員から出された多くのご意見を、今後の行政運営に反映し、市民サービスの向上を図られますことを強く要望いたしまして、平成30年度木更津市歳入歳出決算の認定につきまして、原案どおり可決することに賛成をいたします。 77 ◯議長(近藤 忍君) 次、反対者。
             〔発言する者なし〕 78 ◯議長(近藤 忍君) 賛成者。竹内議員。          〔6番 竹内伸江さん登壇〕 79 ◯6番(竹内伸江さん) 私は、議案第90号 平成30年度木更津市水道事業決算の認定について、賛成の立場から討論を行います。  初めに、統合広域化間もない中で、今回の大規模断水に対応されております、かずさ水道広域連合企業団職員の皆様方の、復旧に向けたご尽力に敬意を表するものでございます。  さて、平成30年度の水道事業決算を見ますと、人口の増加とともに、給水人口と給水件数は増加しているものの、節水型機器の普及や節水意識の定着、また大口利用者の地下水利用等により、水道事業収益が減少しております。また、統合に伴う休止資産の撤去などにより、水道事業費用は増加しておりますが、平成30年度の税引き後の収支は、差し引き3億170万円余りの純利益を計上しております。  水道事業は、今年の4月から、新たな事業体に引き継いでおりますが、今後もより一層の経費削減等の経営努力をなされるとともに、老朽施設等の更新により、地震等にも対応できる、災害に強い水道の構築に努められ、市民への安全・安心な水の供給について、市からも働きかけを行っていただくよう要望し、決算の認定に賛成するものであります。 80 ◯議長(近藤 忍君) 次、反対者。          〔発言する者なし〕 81 ◯議長(近藤 忍君) 賛成者。田中議員。          〔11番 田中紀子さん登壇〕 82 ◯11番(田中紀子さん) 議案第83号 木更津市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について、賛成の討論をいたします。  会計年度任用職員制度を行うための条例、それとともに規則も定めます。処遇はどう変わるのか。いろいろな職種がありますが、保育士の場合、臨時的任用職員19人がフルタイムの会計年度任用職員に、一般職非常勤職員38人がパートタイムの会計年度任用職員に移行予定ということです。臨時的任用職員は、1年未満の勤務でしたが、今まで何年も継続している保育士が多くいます。給与はどう変わるのか。木更津市会計年度任用職員の給与の決定及び支給等に関する規則では、経験年数の特例が設けられています。臨時的任用から同じ職務の会計年度任用に移行の場合は、経験年数を通算できることから、給与や地域手当の号給に反映されます。従来は勤務年数が増えても給料は変わらなかったのが、継続年数に応じて給料も増えることになります。  一方、年次休暇についてです。木更津市一般職の臨時職員等の任用及び勤務条件に関する規則に定めるとおり、臨時的任用職員の場合は、雇い入れの日から起算した継続勤務期間によって、1年目、2年目と継続勤務することで、休暇日数が増えていました。臨時的任用職員が会計年度任用職員になった場合、新たな規則に基づきます。木更津市会計年度任用職員の勤務時間、休暇等に関する規則です。ここには、継続勤務期間の初日の属する年度から現年度までの年度数により、年次休暇の日数が決まります。つまり、臨時で5年働き、年次休暇が16日あった場合は、会計年度に移行した1年目は10日しかないことになります。もしも今まで臨時的任用のときに年次休暇の残数があった場合、どのような対応をすべきかは、国の方針もまだない状況です。しかし、木更津市として、そのことは今後検討が必要と考えます。  これらを踏まえて、この制度ができることで、休暇や給与体系が変わることなどを十分説明され、スムーズに移行することを望み、賛成といたします。 83 ◯議長(近藤 忍君) 次、反対者。          〔発言する者なし〕 84 ◯議長(近藤 忍君) 賛成者。          〔発言する者なし〕 85 ◯議長(近藤 忍君) 討論終局と認め、採決いたします。  議案第76号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 86 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第76号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第77号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 87 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第78号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 88 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第79号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 89 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第80号を、委員長報告のとおり認定することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 90 ◯議長(近藤 忍君) 起立多数であります。よって、議案第80号は原案のとおり認定されました。  次に、議案第83号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 91 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第84号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 92 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第85号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 93 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第86号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 94 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。  次に、議案87号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 95 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第88号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 96 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第88号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第89号を、委員長報告のとおり可決することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 97 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第89号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第90号を、委員長報告のとおり認定することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 98 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第90号は原案のとおり認定されました。   ─────────────────────────────────────── 99      ◎議案第75号・議案第81号・議案第82号の質疑・討論・採決 ◯議長(近藤 忍君) 次は、付託省略議案について審議を行います。  まず、議案第75号 木更津市名誉市民の推挙についてを議題に供します。  本議案については質疑の通告がございませんでしたので、直ちに討論を行います。  まず、反対者の討論を求めます。          〔発言する者なし〕 100 ◯議長(近藤 忍君) 次に、賛成者。          〔発言する者なし〕 101 ◯議長(近藤 忍君) 討論がありませんので、採決いたします。  議案第75号を、原案のとおり同意することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 102 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第75号は原案のとおり同意されました。  次に、議案第81号 木更津市教育委員会委員の任命についてを議題に供します。  本議案については、鈴木秀子議員から通告がありましたので、質疑を行います。  それでは、鈴木秀子議員、ご質疑を願います。鈴木議員。 103 ◯14番(鈴木秀子さん) 議案第81号 木更津市教育委員会委員の任命について、お尋ねします。  大野氏は、臨床心理士の資格を持っているとのことですが、教育委員としてどのようなお仕事をするのでしょうか。  2つ目、教育委員にこの資格を持っている方はほかにいらっしゃいますか、お尋ねします。 104 ◯議長(近藤 忍君) 質疑に対する当局の答弁を求めます。土居総務部長。 105 ◯総務部長土居和幸君) 私から、議案第81号 木更津市教育委員会委員の任命について、ご答弁を申し上げます。  大野氏におかれましては、他の教育委員と同様、それぞれのお立場から、教育、学術及び文化に関し、ご意見をいただきたいと考えております。その上で、大野氏には、議案参考資料にもございますとおり、臨床心理士としての専門的知見やスクールカウンセラーとしての経験、さらには心理学研究の実績等から、とりわけ、いじめや不登校など、教育上の諸課題への取り組みに当たって、適時適切なアドバイスをいただけるものと期待をしております。  続きまして、臨床心理士の資格を持つ者につきましては、現在、本市の教育委員会においては、資格を持つ委員はおりません。  以上でございます。 106 ◯議長(近藤 忍君) 鈴木議員。 107 ◯14番(鈴木秀子さん) 学校教育の中で、平成30年度は、いじめが小学校が1,460件、中学校で539件、合計1,999件、また不登校が小中学校で180件と、年々増加している実態があります。次代を担う全ての子どもたちが、健全でたくましく成長されますように、これからの課題解決をしていただけるよう、期待したいと思います。  以上です。 108 ◯議長(近藤 忍君) 以上で質疑は終了いたしました。  次に、討論を行います。  まず、反対者の討論を求めます。          〔発言する者なし〕 109 ◯議長(近藤 忍君) 次に、賛成者。          〔発言する者なし〕 110 ◯議長(近藤 忍君) 討論がありませんので、採決いたします。  議案第81号を、原案のとおり同意することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 111 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第81号は原案のとおり同意されました。  次に、議案第82号 木更津市公平委員会委員の選任についてを議題に供します。  本議案につきましては、鈴木秀子議員から通告がありましたので、質疑を行います。鈴木議員。 112 ◯14番(鈴木秀子さん) 議案第82号 木更津市公平委員会委員の選任について、お尋ねします。  再度、この露崎氏を選任する理由をお聞かせください。
    113 ◯議長(近藤 忍君) 質疑に対する当局の答弁を求めます。土居総務部長。 114 ◯総務部長土居和幸君) 議案第82号 木更津市公平委員会委員の選任についてのご質疑に、ご答弁を申し上げます。  公平委員会委員は、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、委員は、人格が高潔で地方自治の本旨及び民主的で能率的な事務の処理に理解があり、かつ人事行政に関し識見を有する者のうちから、議会の同意を得て、地方公共団体の長が選任することとなっております。  露崎氏は、本市の元職員であって、人事行政に関し高い識見を有しております。公平委員会は、職員の勤務条件等に関し相談を受け付ける機関であり、この委員としてふさわしいことから、同氏を再度選任しようとするものでございます。 115 ◯議長(近藤 忍君) 鈴木議員。 116 ◯14番(鈴木秀子さん) 議案参考資料の中に活動実績が添付されております。具体的な内容はどのようなものでしょうか。 117 ◯議長(近藤 忍君) 土居総務部長。 118 ◯総務部長土居和幸君) 本市の公平委員会では、定例的な会議を毎年2回、8月と3月に行っております。8月の会議では、地方公務員法第53条第9項の規定により、登録職員団体である木更津市役所職員組合の役員などに変更があった場合に、その内容が適法であるかの審査を行います。また、3月の会議では、人事院勧告等によります給与改正について、委員へ報告するとともに、次年度の事業計画を策定いたします。  以上でございます。 119 ◯議長(近藤 忍君) 鈴木議員。 120 ◯14番(鈴木秀子さん) このほかに公平委員が活動する場合があるのでしょうか、お聞かせください。 121 ◯議長(近藤 忍君) 再々質疑に対する、当局の答弁を求めます。土居総務部長。 122 ◯総務部長土居和幸君) 公平委員会は、地方公務員法第7条の規定により、地方公共団体の職員の身分及び権利を保障するために、市町村等に設置される公正中立な第三者的人事機関であり、職員の給与、勤務時間、その他の勤務条件に関する措置の要求や、職員に対する不利益な処分についての審査請求があった場合には、それぞれ審査し、判定し、必要な措置をとること及び裁決をいたします。このほか、職員から苦情相談があった場合には、これを処理しているところでございます。 123 ◯議長(近藤 忍君) 以上で質疑は終了いたしました。  次に、討論を行います。  まず、反対者の討論を求めます。          〔発言する者なし〕 124 ◯議長(近藤 忍君) 次に、賛成者。          〔発言する者なし〕 125 ◯議長(近藤 忍君) 討論がありませんので、採決いたします。  議案第82号を、原案のとおり同意することに賛成の方はご起立願います。          〔賛成者起立〕 126 ◯議長(近藤 忍君) 起立全員であります。よって、議案第82号は原案のとおり同意されました。   ─────────────────────────────────────── 127      ◎市長あいさつ ◯議長(近藤 忍君) これをもちまして、今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  閉会に当たり、渡辺市長よりご挨拶がございます。渡辺市長。          〔市長 渡辺芳邦君登壇〕 128 ◯市長(渡辺芳邦君) 9月市議会定例会の閉会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。  台風15号に関しまして、先ほどご答弁申し上げましたとおり、これまでボランティア民間事業者、関係団体など、全国の皆様から多くのご支援をいただいたところでございます。改めて深く感謝申し上げる次第でございます。今後は一日も早く、市民の皆様が平穏な生活を送れるよう、力を尽くしてまいりますので、引き続きのご理解とご協力を改めてお願いさせていただきます。  さて、議員各位におかれましては、去る8月29日以来、29日間にわたり、熱心にご審議を賜り、提案いたしました全ての議案につきまして、原案どおり可決賜りまして、まことにありがとうございました。  本会議あるいは各委員会で賜りました、数々のご意見、ご要望につきましては、今後の事務事業の執行に当たりまして、十分配慮してまいる所存でございますので、今後ともご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げまして、挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。   ─────────────────────────────────────── 129      ◎閉会の宣告 ◯議長(近藤 忍君) これにて、令和元年9月木更津市議会定例会を閉会いたします。長期間にわたりまして、ご苦労さまでした。                                (午前11時18分)   ───────────────────────────────────────      ◎本日の会議に付した事件  1.会議録署名議員の指名  1.緊急質問  1.議案第76号~議案第80号・議案第83号~議案第90号  1.議案第75号・議案第81号・議案第82号  1.市長あいさつ  1.閉会 上記会議録を証するため下記署名いたします。  令和  年  月  日      議     長   近  藤     忍      署 名 議 員   鶴  岡  大  治      署 名 議 員   座  親  政  彦 Copyright © Kisarazu City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...