木更津市議会 2018-09-20
平成30年決算審査特別委員会 本文 2018-09-20
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◯委員長(座親政彦君) 委員並びに執行部の皆様、おはようございます。
定刻前でございますけども、関係者の皆様おそろいでございますので、進めさせていただきます。
ただいまの出席委員数は8名でございます。定足数に達しておりますので、これより
決算審査特別委員会を開会いたします。
また、石川議員、草刈議員、渡辺議員、田中議員、鈴木議員、近藤議員が傍聴されておりますので、ご報告をいたします。
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2 ◯委員長(座親政彦君) それでは、早速審査に入らせていただきます。
第40款土木費のうち、135ページから140ページまでの、第25項都市計画費から第30項住宅費につきましてご審査を願います。
ご質疑願います。國吉委員。
3 ◯委員(國吉俊夫君) 139ページなんですけども、45目の
特殊地下壕対策事業費ということで、これに関しての出費に関しては成果説明書の75ページに書いてあるんですけども、空洞充填工事、これはどういうことか、詳しく教えていただきたいと思います。
4 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
5 ◯都市政策課長(野口達男君)
特殊地下壕対策事業費でございますが、これは、具体には防空壕、昔つくったものがありまして、そこが地下の空洞として残っているということで、それが市道の下に入っているようなことで危険性がありましたので、その防空壕、特殊地下壕をモルタル等で充填しまして、空洞を埋めて安全にするというような事業を行っております。
6 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
7 ◯委員(國吉俊夫君) セメントでやったわけじゃなくて、モルタルでやったということですか。
8 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
9 ◯都市政策課長(野口達男君) 特殊なモルタルで中に押し込んで、空洞を満杯にして充填したというような状況でございます。
10 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
11 ◯委員(國吉俊夫君) 当然、モルタルがどういうものか、セメントがどういうものかというのは、皆さん方はご存じだと思うんですけども、モルタルをやる工法というのが本当に特殊ということですよね。どういうことか、ちょっとわかれば。
12 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
13 ◯都市政策課長(野口達男君) これは流動性が特殊なモルタルで、特殊地下壕が奥までトンネルがありますので、
コンクリートポンプ車等でそこの中に圧送して空洞を埋めなければならないということですので、モルタルとしては強度を有した、そこの工事には適したものということでそれを使用しております。工法としては特殊ではないんですが、モルタルとしては、その流動性ですとかが特殊な、空洞を埋めるため用のモルタルを使用しております。
以上です。
14 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
15 ◯委員(國吉俊夫君) なるべく空洞がないように奥まで入れるという形のために、セメントではなくてモルタルを使ったということですね。はい、わかりました。
それでは、木更津市内にそういうようなものというのは、調査等はされているんですか。
16 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
17 ◯都市政策課長(野口達男君) これにつきましては調査を行っておりまして、木更津市内の地下壕としては、平成29年7月25日現在で、全体で25ヶ所の存在があるということを確認しております。
18 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
19 ◯委員(國吉俊夫君) では、25ヶ所の存在のうち、今回の平成29年度にやったのは1ヶ所ということですか。
20 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
21 ◯都市政策課長(野口達男君) これにつきましては、先ほども話しましたが、上に市道等がございまして、市道への危険性がありますことから、あと、国の補助金もついたということで、この1ヶ所を市で施工しております。
22 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
23 ◯委員(國吉俊夫君) では、あとの24ヶ所、この危険性というのはないという判断でいいんですか。
24 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
25 ◯都市政策課長(野口達男君) あとの部分につきましては、例えば民地の中等にあるものということになりますので、今回は市道に影響が出てしまうということで市の方で施工をしておりますが、あとは民地の中ですので、市の方がその空洞を埋めるというようなことを行う予定は今ございません。
26 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
27 ◯委員(國吉俊夫君) じゃ、残りの全ては民地の中ですから、今後、そういう予算等はついていかないということの結論でございますね。
28 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
29 ◯都市政策課長(野口達男君) はい、今のところ、そういう民地の方の特殊地下壕まで市が埋めるというような工事は予定しておりません。〔「関連」と呼ぶ者あり〕
30 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
31 ◯委員(佐藤多美男君) 穴があいていて、それで、上の市道が危険で崩れるおそれがあるから穴を埋めたというふうなことでは、あんまり簡単なやり方と思うんですよ。というのは、1つは戦跡ですよね。それで、それは特殊地下壕、防空壕ということで判明したんでしょうか。まずそこから。
32 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
33 ◯都市政策課長(野口達男君) 調査時には、戦時中に旧軍、地方公共団体等が築造した防空壕等の特殊地下壕ということで判断しまして、埋め戻し等の事業を行っております。
34 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
35 ◯委員(佐藤多美男君) 容積はどのぐらいですか。特殊というんですから、相当大きいんだと思うんですけども、容積を教えてください。
36 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
37 ◯都市政策課長(野口達男君) すいません、今、入れたモルタルまでの流量は手元に数値がありませんので、容積については確認をしてお答えしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
38 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
39 ◯委員(佐藤多美男君) 公共団体、国、軍がつくったというんですから、相当広い、請西の地区住民がそこへ避難した先であるとは思うんですね。ただ、前の議会でも、予算化するときには、ちょっと危険なのであんまり調査ができないと、たしかそういうお答えだったと思うんですね。調査が全くできなければ、これはしようがないんですけども、しかし、一つの木更津市の歴史の1こまに値するもんじゃないかと私は思うんですね。それで、しかも大きいし、軍と木更津がつくったようなそういう地下壕というと、相当大きなものであり、何らかの形でそこが必要だったということですから、これは郷土史にとっても重要な問題だと思うので、全く原状保存はできないかと思うんですが、教育委員会と、そういう戦跡としての記録的な保存をするとか、そういう措置はされなかったんでしょうか。
40 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
41 ◯都市政策課長(野口達男君) 記録的な措置まではしておりません。
42 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
43 ◯委員(佐藤多美男君) 全然措置してないというのであれば、やっぱりそういう認識は、ただ穴があって危険だから埋めたというのでは、これは、教育委員会とも連絡を取りまして、文化課とも連絡して、今でも何か記録を集めるとか、そういうことで、郷土史の一つの資料として扱うように協議して進めるということはないですか。検討してくれませんかね。どうですか。
44 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
45 ◯都市政策課長(野口達男君) 今後、そのような事業が発生した場合には教育部の方と調整してまいりたいと思います。
46 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。竹内委員。
47 ◯委員(竹内伸江さん) 決算書の138ページ、25目公園費、備考欄の2番の(1)小
櫃堰公園指定管理料1,264万6,800円に関しまして、指定管理の方のお仕事の内容を少し確認したいのと、市がどれぐらいの役割があるのかというのをお聞きしたいと思います。
48 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
49
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 小櫃堰公園の指定管理の業務の内容ということでございますけれども、基本的に小櫃堰公園の維持管理全般全て行っていただくようにお願いしております。基本的に清掃ですね。それとか、除草については年3回以上、あと、小さな施設の修繕、小さなものですけども、そちらの30万円程度の金額のものについて、年間ですけれども、30万円程度を管理費の中に計上しておりますので、その辺については指定管理者の方で修繕をしていただくと。30万円を超えるような大きいものにつきましては、市の方が修繕するという形をとっております。あと、業務の内容ですけども、維持管理のほかに、庭球場、テニスコートがございますので、そちらの使用許可の業務、それとあと、その使用料の徴収業務等も行っていただいております。
以上でございます。
50 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
51 ◯委員(竹内伸江さん) 30万円程度のものだったら指定管理者の方でということのお話だったんですけれども、以前に、園内は広いので、点字案内のボックスというか、そういうものが何ヶ所かあるんですけれども、1ヶ所は、本当に相談したら、トイレの方にいろいろ案内をつけていただいたりしたんですけれども、看板がコケですごく汚かったり、場内が広いので大きな看板があるんですけれども、そういう維持管理は、やっぱり市民から言われなくても、全く見えないようなそういう看板とかは指定管理の方できちんとやっていただきたいのを指導していただきたいと思います。
また、池のコイがいるところがあるんですけども、水が抜かれちゃって、いたずらとかそういう部分もあるので、その辺も、たまに指定管理とも、そういうお話、相談、意見交換というか、どういう苦情があるとか、そういうことはやっているんでしょうか。
52 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
53
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 市と指定管理者の方と、常時、意見交換はさせていただいています。市の方に苦情、要望等をいただくことが多いものですから、そちらについては、逐次、指定管理者の方にお伝えしまして、改善していただくようお願いしているところでございます。
池の水が抜かれたという事案が過去にあったということで、そちらについても指定管理者の方にお願いいたしまして、今、簡単に水が抜けないような仕組みにしてあり、改善をしてあるので、今はいたずらで抜かれることはないのかなというふうには思っております。
以上でございます。
54 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
55 ◯委員(竹内伸江さん) 苦情がやっぱり市役所の方に来ていて本当に大変だとは思うんですけども、連携をとって対処していただければと思います。ありがとうございます。〔「関連」と呼ぶ者あり〕
56 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
57 ◯委員(國吉俊夫君) 今、竹内委員から小櫃堰公園の指定管理ということですけども、先ほど、小櫃堰公園にはテニスコートがあるということですけども、これは本来でいえばスポーツ振興の観点なんですけども、都市整備部が把握しているから都市整備部でやっていると思いますけども、テニスコートは、隣のコートとの間は何メートル離すべきというのがあるんですよ。それと都市整備部がつくったテニスコートは合致していないというのは把握していますか。
58 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
59
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 大変申しわけございません。私は把握しておりませんでした。
60 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
61 ◯委員(國吉俊夫君) 都市整備部管理のものであったとしても、そういうスポーツ施設というものは、その競技において、このくらい離さなきゃいけないというルールにのっとったものをつくっていただかなきゃいけないと思います。私もあそこでやったことがありますけども、やりにくい。コンクリコートですけども、打ちますと隣のコートに入らないとボールが取れないという状態であります。そういうのをもうちょっと把握していただいて、都市整備部の中だけども、より良いスポーツ施設に持っていくような努力をしていただきたいと思います。要望でございます。
62 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
63 ◯委員(佐藤多美男君) 決算書の138ページ、139ページ、備考欄下の方の土地区画整理事業県施行負担金ですね。これが5億296万1,762円ですね。5億円以上ということでございます。金田西土地区画整理事業については県施行で行われているわけですが、先日の建設経済常任委員会では、事業期間を4年間延ばして平成35年度末までとする、それから、もう一つは、総事業費を63億円増額するというふうな説明がありました。木更津市は、このことによって、補助金3億5,000万円、それから県市単独費を13億5,000万円増にしなければいけない、こういう計画の変更が示されました。63億円ですよ。これを増額して負担も増える。しかし、どんどんどんどん進めていく。土地の評価もだんだん上がっているかとは思うんですけども、しかし、この増額された総事業費を何で埋めるかというと、県市の負担金並びに保留地の処分金を充てるというふうなことなんですけども、私は、東はもうほぼ終わりですから、それでしようがないかと思うんですけども、なぜ、もう一つの西まで、ここまで金をかけて、これからまたどんどん負担を増やしてやらなければならないのか。あのポンプ場にしても、29億円、30億円、雨水ポンプ場をご覧いただいたと思うんですけども、これを使わないといけないということで、今、事業はあともう少しで完了ということなんでしょうけども、なぜ、このように開発を優先的に進めていかなくてはいけないんでしょうか、理由を説明していただきたいと思います。
64 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
65 ◯都市政策課長(野口達男君) 金田東・西の区画整理事業につきましては、千葉県の玄関口として多様な目的のまちづくりが進められております。また、その金田地区の区画整理事業につきましては、現在、木更津市の経済を引っ張るような事業として、先行して竣工した金田東地区につきましては、多くの企業が立地し、雇用の創出のほか、固定資産税、法人市民税が上昇するなど、本市の活性化の原動力になっております。金田西地区におきましても、今後、保留地の販売等を予定しており、なお一層、本市の発展に貢献するものと考えられますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
66 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
67 ◯委員(佐藤多美男君) 費用対効果からしても将来税収が見込めるというふうなことですけども、そこまで本当にいくのかな、どのぐらいの負担になるのかなということをちゃんと計算してやっておられるのかなというふうな疑問があるんですよ。ちょっと確認しますけども、直接負担金、これは金田西だけですよ。東もありますけども、西だけにしましょう。今までの計画ですと、総事業費が180億2,000万円、これに対して市の負担は44億2,500万円というふうな計画でしたね。今後も計画変更によって、それに17億円新たに加わるということでございます。そして、直接負担だけではないんですね。関連事業なんですよ。関連事業は今まで幾らかというと、金田西事業にかかわって125億7,200万円ですね。これだけの関連事業費が予定されていたんです。そうなると、この関連事業の方も、まだ見直しが決まったというわけじゃないですけども、今回の見直し案によれば、この125億7,200万円、それに対して市の負担額というのは54億7,900万円。これは負担金と全く別ですよ。これにまた関連事業費の方も負担が加わると。だから、63億円だけじゃないということ、それにまた増額されるということですよね。確認をしておきたいと思います。
68 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
69 ◯都市政策課長(野口達男君) 現在の時点の関連事業費の額ということでよろしいでしょうか。〔「はい、総額で」と呼ぶ者あり〕総事業費は、現在、先の協議会で説明しました事業計画変更後におけます公共下水道事業、あと公園事業、都市計画道路、あと学校用地、教育施設等を含めました関連事業の事業としては約143億円を予定しております。
70 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
71 ◯委員(佐藤多美男君) だから、私が聞いているのは、今まで予定していたのが関連事業では約130億円、正確には、私のいただいている資料によれば125億7,200万円ということでいただいてあるんですけども、計画の見直しで63億円事業費が増額になれば、その分、関連事業に加わって市の負担分も増えるんでしょうねというふうな質問です。お答えをいただきたいと思います。
72 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
73 ◯都市政策課長(野口達男君) 今回、事業計画変更によって、区画整理事業区域内に入る下水道などの管路などについても事業が変わってきておりますので、市の負担としては増えるという方向でございます。
74 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
75 ◯委員(佐藤多美男君) ますます負担が増える、直接負担が17億円も増える、関連事業費についてはまた増える。主に公共下水道事業だということで、また後であると思いますけども。それで、将来的に税収を見通しているから大丈夫だということですね。この莫大な市の費用を費やして、そこまでもとがとれるのは、もう何十年、40年、50年というふうにかかると思うんですよね。そうした費用対効果をしっかり具体的に計算しておりますか。
76 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
77 ◯都市政策課長(野口達男君) 具体な経済効果というところ、具体に幾ら事業に投入して幾らというところにつきましては、そこまでの数字はございませんが、税収につきましては、平成28年9月議会の答弁からとなりますが、平成23年度の法人数が106社、調定額が2,517万7,000円に対して、平成27年度は326社、1億1,070万6,000円と、220社、8,558万9,000円の法人市民税の増となっているということで、平成23年度の調定額2億9,151万9,000円に対して、平成27年では5億9,039万円と、2億9,887万1,000円の増額となっているということで答弁させていただいておりますが、このように年2億円程度、法人市民税等が増えているというような状況でございます。
78 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
79 ◯委員(佐藤多美男君) それは東地区も含めての話でしょう。もう西地区はそんな企業進出してきておりますか。私が質疑しているのは、東はここまで来ちゃっているんですからしようがないにしても、西をこのまま進めていく必要があるのかと。63億円の事業費増額で、17億円プラス環境関係ではまたまた市の負担が増えていくわけですね。そういうことを西だけに限ってやっているんですかということです。いかがですか。
80 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
81 ◯都市政策課長(野口達男君) 西地区につきましても、やはりこれから保留地の販売等をできるだけ高く販売して、市の負担金もできるだけ減らしていこうというような考え、また、その保留地販売によって企業等も進出してくるものと考えますので、東のように税収も増えていくのではないかと考えております。
82 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
83 ◯委員(佐藤多美男君) 東地区のようにいくのではないかと思いますと。私はよく話すんですけども、柳の下にドジョウは2匹いないって。東はうまくいったから西もうまくいくだろうということでどんどんやればいいってもんじゃないんじゃないかと。ただそういう臆測、推定で進めるのはいかがなものかと思うんですね。これは、事業を縮小するとか、ちょっと中断するとか、もう1回立ちどまって検証しながら、やるならやるでしっかり説明がつくものにしていただきたいというふうに思います。
以上です。
84 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
85 ◯委員(白坂英義君) 私の方から中野畑沢線の桜井工区についてお聞きをさせていただきたいと思います。この事業については、住民の人たちが本当に待ち望んでいる事業なんですけれども、現在の桜井工区の進捗状況というか、取り組み状況についてお伺いいたします。
86 ◯委員長(座親政彦君) 岸土木課長。
87 ◯土木課長(岸 知己君) 中野畑沢線桜井工区の進捗状況でございますけども、平成26年度から本格的に用地取得、物件補償、これは墳墓の移転でございますけども、実施しておりまして、平成29年度末の進捗でございますが、墳墓の移転が、全134基中123基が完了しておりまして、進捗率は91.8%、用地取得につきましては、全2万7,244平方メートル中、1万4,519平方メートルが取得済みで、進捗率は53.3%というような進捗率になっております。
88 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
89 ◯委員(白坂英義君) お墓の移転についてはほぼ終わったということで、あと、土地の取得がまだ50%近く残っているということなんですけれども、平成29年度、1,000万円かけて取得しているんですけれども、あと53%というのは見通しとしてはどういった状況なのか、お伺いいたします。
90 ◯委員長(座親政彦君) 関口管理用地課主幹。
91 ◯管理用地課主幹(関口幸男君) 用地の53%なんですけども、面積としては、筆数が25筆で、1万2,725.52平米残っております。残った土地なんですけども、桜井工区を含む区域、これは以前、桜ヶ丘土地区画整理事業が実施されていた区域でありまして、当時、高い値段で土地を取得した地権者が多いというふうなことで、うちの方の提示する金額と開きがあるということで、なかなか進捗が思うようにいっていない状況があります。あと、個別に交渉していても、残地の買い取り要求だとか、いろいろさまざまな条件を突きつけられて、思うようにはなかなか進捗していない状況でありますけれども、そんな中、平成29年度におきましては、5筆、2,278平米の土地を取得しております。今年度につきましても、3筆、1,553平米ほどの契約、これの見通しが立っております。少しずつにはなるかと思いますけれども、今後も鋭意交渉の方を進めてまいりたいと思います。
以上です。
92 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
93 ◯委員(白坂英義君) この残りの47%ぐらい、これはあと何筆というか、何区画残っているんですか。
94 ◯委員長(座親政彦君) 関口管理用地課主幹。
95 ◯管理用地課主幹(関口幸男君) 残りは25筆、1万2,725.52平米になります。
96 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
97 ◯委員(白坂英義君) あと25筆残っているということなんですけれども、全然これは見通しが立たないんですか。市として、大体いつまでぐらいに取得しようというような目標みたいなやつはないんですか。
98 ◯委員長(座親政彦君) 関口管理用地課主幹。
99 ◯管理用地課主幹(関口幸男君) 用地を取得する我々の側としては、なるべく早く片づけてしまいたいという思いがあるんですけれども、やはり相手があってのことなので、目標としては、できるだけ早く取得をしたい。ただ、じゃ、いつまでに取得できるんだという話になると、具体的ないつまでというのは申し上げにくいところであると思います。
100 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
101 ◯委員(白坂英義君) 極端に言ったら、予定している道路があるじゃないですか。そして、そこにまだ二十何筆残っているよと。ルートを変更するとか、そういったこととかも考えて、できるだけあそこを通過させていただきたいというふうに思っているんですけど、ルート変更とかというのは全く不可能ですかね。
102 ◯委員長(座親政彦君) 岸土木課長。
103 ◯土木課長(岸 知己君) 都市計画決定によりルートが定まっておりますので、今のところルートの変更は考えておりません。
104 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
105 ◯委員(白坂英義君) 最初、我々としては、もう平成28年度ぐらいに完成するとか、そして、次にまた平成30年度ぐらいに完成するとかいうことで、ずっと延びてきているんですよね。それも、我々はお墓の問題が一番だと思っていたんですよね。土地は、まあ、うまくいくんだろうなというふうに思っていたんですけども、それが逆に売ってもらえないというような、いろんなことがあるということなんですけれども、本当にできるだけ早く取り組んでもらえるようにお願いして、これの件については終わります。〔「じゃ、ちょっと関連」と呼ぶ者あり〕
106 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
107 ◯委員(三上和俊君) 今の説明だと、バブル時期にあそこを区画整理やろうということで、JRが主でやろうと、駅もつくろうというような構想であったわけで、投機目的で買った人たちは、やはりそれをマイナスで終わらせたくないという気持ちがあるんでしょうけど、それはもうかなわぬ夢というか希望ということで、協力してもらわなくちゃいけないということの中で、最終的な手段は、出そうと思えば、行政の伝家の宝刀の収用委員会というのが控えていると思うんですけど、今の状況の中で収用委員会にかけられるだけの進捗具合なり理屈なりはちゃんとあるのかどうか、また、そういう考え方があれば、やっぱり伝家の宝刀というのは核の抑止力と同じで、ちらつかさないと協力してくれないと思うよ。それで、少しでも、0.4%でも地価が上がっている中で、市も一生懸命それなりに努力するにしても、やりますかと、協力していただけますかと、そういう中で、また再度不動産鑑定していいものかどうか、不動産鑑定を再度やって価格見直しができるのかどうか、それで、土地収用委員会をかけるような考え方があるのか、この2点をちょっと確認させてもらいます。
108 ◯委員長(座親政彦君) 関口管理用地課主幹。
109 ◯管理用地課主幹(関口幸男君) 1点目の不動産鑑定についてですけども、今年度も7月1日現在というふうなことで不動産鑑定にかけております。その結果は、これまでと同じ金額というふうなことで、一応前年並みの値段で交渉はしております。
あと、収用関係ですよね。収用については、とりあえず今の交渉については任意の交渉なので、うちの方が説明をして、相手方に納得いただいた上で契約をしてもらうというふうな形でやっておりますので、とりあえずは説明を尽くして同意をいただいております。強制収用をちらつかせると、相手がやっぱりちょっと気分を害してしまいますので、とりあえずは誠意を尽くして対応しているところです。強制収用については、私の頭の中でもちょっと考えたりはしております。ただ、今の状況では、まだ面積ベースで53%というふうなことでありまして、強制収用を検討するには、収用委員会の資料だと80%というふうな数字が出ておりますので、もうちょっと進捗を伸ばしてから、どうしてもやむを得ない場合には検討してもいいのかなというふうなことは考えております。
以上です。
110 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
111 ◯委員(三上和俊君) 今の状況で53%になったというけど、墓地はともかく、土地の方は平成29年度では何%増えたんですか。
112 ◯委員長(座親政彦君) 関口管理用地課主幹。
113 ◯管理用地課主幹(関口幸男君) 平成29年度は2,278平米取得しておりますので、8%になります。
以上です。
114 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
115 ◯委員(三上和俊君) じゃ、今度は、今は平成30年度だけど、平成30年度で何か実績が上がりそうな、誠意を持って胸たたいて、ドアたたいて、担当者の感じとしてどうなんですか。
116 ◯委員長(座親政彦君) 関口管理用地課主幹。
117 ◯管理用地課主幹(関口幸男君) 先ほどもちょっと申し上げましたけども、今年交渉している中で、3区で1,553.60平米、本人はいい返事をいただいております。ということで、1,553.60平米は取得できるものと考えておりまして、さらにそこに上乗せしていくような形で考えております。
以上です。
118 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
119 ◯委員(三上和俊君) まだ上半期が終わったばっかりで、だから、下半期を入れると平成30年度はあれだけど、3%掛ける2とか、プラス何%になって6%以上とか、一応そういう質問をさせてもらったんだけど。感触として平成30年度はどのくらいか。平成29年度が8%だったら、平成30年度も8%だと、だから、8%、8%というと、強制執行の80%まであと3年4年かかりますよと、そういうような自分なりに考え方を持っているとか、スケジュールを描いていますとか、そういうところまでの答弁をちょっと期待していたんですが、そこまでは言えませんか。今年度、平成30年度は、あとどのくらいパーセンテージを伸ばそうと思っているのか。
120 ◯委員長(座親政彦君) 関口管理用地課主幹。
121 ◯管理用地課主幹(関口幸男君) 当初予算要求の際には、2,953、大体3,000平米の予定で要求をしております。とりあえずそれを目標に頑張りたいと思います。
以上です。
122 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
123 ◯委員(三上和俊君) そうすると何%ですか。
124 ◯委員長(座親政彦君) 関口管理用地課主幹。
125 ◯管理用地課主幹(関口幸男君) 2,953平米ですと、大体10%程度ですね。
126 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
127 ◯委員(三上和俊君) じゃ、ぜひそれが不用額として今年度に残らないように、いろんな手を使ってお願いして協力を仰いでいただきたいと。これは要望しておきます。
それで、これは白坂委員も言っているように、地域の方々のやっぱり強い要望だから、予算があるからそこまでやるんじゃなくて、予算を超える以上に一生懸命やって、追加補正してもらうぐらいの意気込みでやってもらいたいと思いますけど、念のために、財政課長がいますから、その辺どうですか。
128 ◯委員長(座親政彦君) 鶴岡財務部参事。
129 ◯財務部参事・財政課長(鶴岡賢一君) 事業を早く進めるという点では、もし超えるということであれば補正等で対応いたしたいと思います。
以上です。
130 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
131 ◯委員(三上和俊君) ということで、よろしくお願いします。〔「関連で」と呼ぶ者あり〕
132 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
133 ◯委員(平野卓義君) お願いします。今、中野畑沢線の桜井工区が出ましたけども、北側、中央工区の事業もありますので、その内容についてお伺いしますけど、よろしいですか。464万4,000円の事業費がついていますけれども、その内容と結果についてまずお伺いします。
134 ◯委員長(座親政彦君) 岸土木課長。
135 ◯土木課長(岸 知己君) 中野畑沢線交差点改良事業費、中央工区ということで、464万4,000円の昨年度実績がございます。この事業につきましては、新宿交差点がございますけども、交通量が新宿交差点は増加しておりますので、北側、金田側から新宿交差点に入ってくるときに、右折レーンに滞留する車両がレーンを越えて本線まで入っているというような状況になっておりまして、真っすぐ中央の方に入ってくる車両が、外側のレーンに一度入って、また中央のレーンに戻るというような、ちょっと交通が危険なような状況になっておりますので、これを解消するために詳細設計を実施しております。昨年度、実施設計が終わりまして、その成果をもって、この4月から道路管理者の千葉県と、あと、交通管理者の警察と協議を行いまして、8月に交差点の協議が完了しておりまして、この工事の改良の実施に向けては、来年度予算の取得を今目指しているというような状況でございます。
136 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
137 ◯委員(平野卓義君) その交差点については来年度の何か次のステップがあるということですけれども、今、やっぱり畑沢から中野までつながらないといけない道路だと思います。部分部分でつながっているところもありますけれども、あの中央工区、210メートルですか、あそこについては高速バスが駅から来て、富士見通りの宝家さんのところを通らずに迂回しているわけですけれども、そういう需要が増えてきている中で、やはりその中央の210メートルに関しても、次のステップ、話に持っていかなきゃいけないと思いますけども、前も質問させていただきましたけども、次の段階、地域住民との話し合い、その辺についてはどうお考えなのか、お伺いします。
138 ◯委員長(座親政彦君) 岸土木課長。
139 ◯土木課長(岸 知己君) 前回の議会でもそのような質問がございました。それで、地元の皆様とのフリートーキングの場、意見交換の場を今後設けていきたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
140 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
141 ◯委員(平野卓義君) それはいつ頃を予定されていますか。
142 ◯委員長(座親政彦君) 岸土木課長。
143 ◯土木課長(岸 知己君) 段取りしたいと思っております。
144 ◯委員長(座親政彦君) そのほか。三上委員。
145 ◯委員(三上和俊君) 昨日、営繕課の皆さんに真舟小学校の瑕疵担保という形でお話をさせていただきました。全体で15節で工事請負費というのが出ていますけど、安かろう悪かろうの工事については、きちっと工事をさせるべきだと。また、請負業者がきちっとやるように、それに点数をつけてやって、優良工事には、優良工事の会社なり監督官なりを表彰するような形で、ダンピングで仕事をとって、65点だか70点ですれすれで通ればいいやと、利益が出ればいいやというんじゃなくて、やっぱり立派なものを安くつくってもらって、長い間みんなが大切に使ってというのが一つの基本的な姿勢だと思うんですよ。市民にとっても、業者にとっても、また、それの中に入る行政もね。そういうことで、優良工事についての表彰をきちっとしてくれというようなことを長い間言ってきたんだけど、平成29年度は多分該当している会社なり監督官がいたと思うんですけど、それをちょっとご説明いただきたいと思います。
146 ◯委員長(座親政彦君) 土居総務部長兼市民部長。
147 ◯総務部長・市民部長(土居和幸君) 優良工事表彰につきましては管財課が所管しております。工事の表彰規定が81点を超えるものということで、81点以上の評定点を取った請負業者については表彰をさせていただいております。平成29年度につきましては、該当事業者はいなかったということでございます。平成28年度が2者だったかと思います。ですので、積極的に品質の確保と、いい工事をやっていただいた業者というのは表彰をしております。平成28年度から行っております。
以上でございます。
148 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
149 ◯委員(三上和俊君) だから、その辺をきちっとPRしながらね。瑕疵担保についての知識がちょっとなかったようですので、私が委員会でタブレットを有効に使ったらいいということで事務局に資料を入れてもらってありますので、皆さんも見てくださいよ。こういうことを委員会でもやろうということで我々はタブレットを入れたんだから、これは第1回目の事例として、事務局も、今度、他の市が視察に来たとき、こういうことがありましたということで、有効に使っていますということでやるから、これは参考のすばらしい事例として後世に残るようにお願いします。
じゃ、どこからいこうかな。普通は、第638条、これは民法だよ、民法。商法等を考えちゃうといけないけど、民法の中でのお話というか規定があって、第638条、私が色を塗ってあります。「建物その他の土地の工作物の請負人は、その工作物又は地盤の瑕疵について、引渡しの後五年間その担保の責任を負う。ただし、この期間は、石造、土造、れんが造、コンクリート造、金属造その他これらに類する構造の工作物については、十年とする」と。そういうのがある。だけども、その前の第636条をご覧になっていただきたい。「仕事の目的物の瑕疵が注文者の供した材料の性質又は注文者の与えた指図によって生じたときは、適用しない」というのがあるわけ。ここで担当の方々が材料承認願とか施工管理とか何とかやっているというのが皆さんの仕事だよ。今までそういう仕事、任に当たっている人たちが、こういう法律のもとで自分の仕事は何をどういうふうにするべきか、そういう役割というか認識を持ってなかったというのが私の考えというか実感ですよ。
それで、宅地建物取引業法の第40条とか、いろいろこれに類するものはあるけど、瑕疵担保というのはここから始まると思う。本当はもっと職員に徹底的にこれを理解してもらって、その任に当たる人たち、さっき言ったように、もし何かあったときには契約検査担当というのが今あるんでしょう。契約検査担当とかに専門的な知識をいただきながら施工管理をどういうふうにしたらいいかとかをやんなくちゃいけないし、また、設計監理ということの中で、真舟小学校の増築工事の場合だと、昨日やった営繕課の方々が設計もしたし、施工管理もやっていますよね。だから、そういうことで、どっかに委託しちゃったらあれだけど、自分たちで設計して自分たちで管理するんだったら、余計こういう知識が必要だと思うんだけど、細かく言いたかないけど、こういうことを考えていった場合、真舟小学校のペンキの落ちた事例なんていうのは5年たたないうちになったんだから、しっかりとこの辺のところを認識していれば直せるはずだと思ったんだけど、これはいつ剥がれたのか、今度は教育委員会のときに言うし、発覚したのは何ヶ月前に発覚したのか、認識したのか。1年以内に直せと言えば直せるようなことは、普通に考えれば法律的にはできるわけ。だけど、材料承認願とか施工管理とか何かいろいろあったから、自分たち市側、注文者側は文句言えないということになるわけ。私は40年間議員をやったけど、こんな質問で担当の皆さんに苦言を呈するのは初めてだよ。反省を含めて何か一言言ってください。
150 ◯委員長(座親政彦君) 土居総務部長兼市民部長。
151 ◯総務部長・市民部長(土居和幸君) 工事契約約款においては、瑕疵担保期間は10年と定めております。この民法の第638条については十分承知をしております。契約約款の中では、この民法第638条に基づく賠償の請求ということで、10年間は、明らかに瑕疵がある場合については、是正とか賠償の請求ができるように契約約款の方で定めておりまして、先日、私が説明をさせていただいた内容については、契約約款に基づいた瑕疵担保期間の説明をさせていただいたところでございます。
以上です。
152 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
153 ◯委員(三上和俊君) こういうことを頭に入れて、その任に当たる職員がきちっと、だってあれでしょう、真舟小学校のペンキ塗り直しの手直し工事は、今度は市がやるんでしょう。それは、誰だか市の職員、任に当たっている方々が金を出してくれればいいし、そうじゃなかったら、設計の監督していたところなりがやってくれればいいけど、みんながスルーしちゃって私の責任じゃねえということになればいけないから、みんなが俺の責任で、検査は施設課の課長が検査したり、契約検査担当が検査したり、何段階かあるんでしょうよ、施工の場合でも承認願でも。その任に当たる人たちが全部責任を持ってやれば、ああいうことはできないし、また、二度とそういうようなことはないと思いますけど、その辺のところの認識を持ってもらいたいということ。
154 ◯委員長(座親政彦君) 渡部都市整備部長。
155 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 真舟小学校の件につきましては、教育部と連携をとりながら、業者と原因究明、対策等の検討を進めたいと思います。また、土木工事につきましても、現在、職員が品質管理、工程管理、安全管理等の施工管理をやっておりますけども、瑕疵担保責任についての認識はまだまだ不十分なところがありますので、部一丸となって再度職員に再教育して徹底してまいりたいと思います。
156 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはございますか。竹内委員。
157 ◯委員(竹内伸江さん) 決算書139ページ、35目、路外施設費、備考欄、中段の1、木更津駅前西口駐車場関係費なんですが、中央公民館が移転したことによりまして利用者が大分増えているということで、いろいろ聞こえてくる声というか、私も実感しているんですけれども、駅前に駐車場があるだけでも私はありがたいなとは個人的には思うんですけれども、なかなか狭い駐車場ですので、上り下りのすれ違い、特に角のクランクのところ、あそこで立ち往生しちゃう車とか、なかなか難しい高齢者の方もいらっしゃいますので、その辺、何か対策を考えているかどうか、お伺いしたいと思います。
158 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
159
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 議員おっしゃるとおり、中央公民館の移転以降、利用者は増加しておりまして、車と車のすれ違いも大変増えていると認識しているところでございます。その安全対策についてでございますけれども、今、内部で検討を進めておりまして、場所を広げるというのはなかなか施設の状況上難しいんですけれども、今、検討をしております。取り急ぎ、下の階、特に交番側というんですか、駅ロータリー側について、徐行を促す等の貼り紙をしても見ていただけないかもしれないですけども、そういった表示をさせていただきたいというふうに考えております。今、駐車スペースがあるんですけども、大きい車ですと駐車スペースからはみ出して止まるようになってしまっておりますので、そこを軽自動車等にできるか。ただ、軽自動車にしてしまうと、エレベーターに近い側が全部軽自動車になってしまうというような問題も出て、不公平な部分も出てきてしまいますので、そういったものも含めて、今、安全対策を検討しているところでございます。
以上でございます。
160 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
161 ◯委員(竹内伸江さん) 今いろいろ検討してくださっているということで、徐行の表示、また、事前にご相談してあったんですけど、大型車と普通車の長さのある車、軽自動車、なかなか1台だけ飛び出ていると、やっぱりちょっと怖い部分もありますので、大変だとは思いますけど、ところどころにカラーコーンを立てていただいたりとか、あと、防犯カメラも何台かあるみたいなんですけど、何台ぐらい設置されていますでしょうか。
162 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
163
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 西口駐車場は、全フロア、屋上も含めまして24台の防犯カメラがございます。
以上でございます。
164 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
165 ◯委員(竹内伸江さん) 24台。随分やってくださっているので安心だと思います。
先ほど徐行という話があったんですが、例えば、ほかの一般の駐車場等、危ないところなんかは何キロ制限みたいな表示が結構あり、そうすると、私たちもそうなんですけど、メーターを見て、ここは20キロだなとか、本当に減速だなみたいなのがあるので、徐行だけだとなかなか難しい部分もあるので、具体的なキロ数なんかをもし制限できれば考えていただければと思います。
また、建設経済常任委員会で話をしたんですけども、駐車料金の減免が適用できるという表示に関してもすぐやっていただけるということでしたので、またその辺の表示の方も考えていただければと思います。よろしくお願いいたします。
166 ◯委員長(座親政彦君) 何か答弁ありますか。どうぞ、
斉藤都市整備部参事。
167
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 場内の走行スピードにつきましては、お気づきになっていないのかもしれないですけれども、8キロメートル以下ということで表記はさせていただいてはいるんですけれども、ただ、車の陰になったりですとか、走っている最中に見えにくいという面もありますので、その表示につきましても、もう少し見やすい位置に表示できるかどうか検討してまいりたいと思っております。
以上でございます。
168 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
169 ◯委員(竹内伸江さん) はい、承知しました。
170 ◯委員長(座親政彦君) 場内に上り優先という表示もあるんですけども、あれも見づらいですよね。ですから、そこも含めて点検もしていただければと思いますので、よろしくお願いします。ご答弁は要りません。
そのほか。平野委員。
171 ◯委員(平野卓義君) 関連で質疑します。西口駐車場と、あと、重ねて金田の駐車場について伺います。決算資料では、歳出として3,252万522円が西口、金田が1,310万5,904円ということです。歳入の方を見ますと、23ページの方に使用料として4,712万6,620円、これは西口、金田が4,162万8,700円ということです。決算資料の方の117ページに使用料の増収ということで数字が出ていますけども、その辺の数字で、最終的に西口でどのくらいの数字が上がったのか、金田がどのくらいの数字が上がったかというのはわかりますかね。
172 ◯委員長(座親政彦君) 数字を押さえていますか。
斉藤都市整備部参事。
173
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 数字といいますと、歳入……。
174 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
175 ◯委員(平野卓義君) どれだけの使用料での収益があったか。
176 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
177 ◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 使用料のみの数字ということですか。
178 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
179 ◯委員(平野卓義君) そうですね。
180 ◯委員長(座親政彦君) 高橋市街地整備課主幹。
181 ◯市街地整備課主幹(高橋良和君) 収入に関しては、歳入の利用料金、使っていただいたお金と、あと、プリペイドカードですとか定期券の収入全て、この4,700万円というのが収入でございます。
182 ◯委員長(座親政彦君) 歳入に出ている数字がそのものだということですか。高橋市街地整備課主幹。
183 ◯市街地整備課主幹(高橋良和君) そのままですね。
184 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
185 ◯委員(平野卓義君) 利益としての使用料の増収がありましたよね。決算資料の117ページの方にありますけど、じゃ、その数字はどういうふうに計算すればいいのかをお伺いします。
186 ◯委員長(座親政彦君) 高橋市街地整備課主幹。
187 ◯市街地整備課主幹(高橋良和君) 今の数字は、もともと予算額に対してこれだけ増額がありましたよと。もともと予算額としては、西口が4,500万円を見込んでおりまして、金田の方が3,998万9,000円を見込んでいたわけなんですけども、それよりかなり利用が多くなったので、これだけ増額になったということでございます。
188 ◯委員長(座親政彦君) 利用者の増ということでございます。平野委員。
189 ◯委員(平野卓義君) それだけ収益が上がったということで理解させていただきました。
あと、西口にしても金田にしても、駐車スペースというのはまだ十分にあるんでしょうか。
190 ◯委員長(座親政彦君) 高橋市街地整備課主幹。
191 ◯市街地整備課主幹(高橋良和君) 西口につきましては、4階、5階は多少空きスペースがあるんですけども、金田につきましては、満杯にはなっていませんけども、5台程度の余裕くらいで、私としては大体ちょうどいいのかなというふうに考えております。
192 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
193 ◯委員(平野卓義君) 金田も5台ということで、今がもうマックスに近いということだと思いますけども、高架下の駐車場なんかの開放についてはどのようにお考えでしょうかね。
194 ◯委員長(座親政彦君) 高橋市街地整備課主幹。
195 ◯市街地整備課主幹(高橋良和君) 高架下につきましては、余裕は十分あるんですけども、ここのところは、料金を下げたり、定期券の利用者は非常に増えておりまして、増加傾向にあります。
196 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
197 ◯委員(平野卓義君) 増加傾向にあるということで、使用料としての収入もかなり見えないところでの収入だと思いますので、そういうところのいいPR、宣伝をしたりしていただきたいと思います。
あと、木更津市として、西口じゃなくてみなと口という言葉を今使い始めていると思うので、西口駐車場ってすごく使いやすく、私もすぐ出ちゃうんですけれども、みなと口という言葉も大切にしていきたいなと。ちょっと考えていただければと思います。
以上です。
198 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
199 ◯委員(佐藤多美男君) 決算書の139ページ、一番下の街なか居住マンション建設補助事業費1億375万円の決算額についてお尋ねをいたします。決算については、富士見2丁目と、それから木更津1丁目の2ヶ所ですね。まず、地区別の決算額、3分の2って、いろいろ計算したけど、ちょっと合わないもんですから、示していただきたいと思います。
200 ◯委員長(座親政彦君) 鳥飼都市整備部参事。
201 ◯都市整備部参事・住宅課長(鳥飼能道君) 1億375万円の補助金の内訳になりますけども、平成29年度は富士見地区の方に6,100万円、それから、木更津地区の方に4,275万円の補助金の交付をしてございます。
それから、3分の2の考え方なんですが、全体の工事費の3分の2ではなくて、その対象事業の基本設計ですとか建築設計、それから共用部分の工事費に対しての3分の2ということで計算をしてございますので、平成29年度に実施した工事費全てに対しての3分の2ではないので、すぐには出ない数字だと思います。
以上です。
202 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
203 ◯委員(佐藤多美男君) なぜマンション建設にかかわることに1億円以上も補助金を出すのか。平成30年度予算は4億4,700万円。市民の方からも、そうだね、それはおかしいねというのは結構出てくるんですね。この事業の目的は、一応、市街地の環境の整備改善及び良好な市街地住宅に供給に資するため、土地利用の共同化や高度化による定住促進に寄与するマンション等を建設する事業者に対して補助金を交付するものであると。だけども、なぜ出すのかと。それから、その中でも、対象地区となった中の住民についても、そんなマンションに住みたくないとか、あるいは、その周辺はもっとですよ。隣にでっかいマンション、何階建てですか、14階建てと12階建てですね。というふうなことで、見おろされて、プライバシーの侵害にならないかとか、そういうのもあるわけで、しかし、それは人さまざまだとは思いますけども、この対象経費、補助対象の事業内容が、調査設計、これは建築設計費まで含まれている。事業計画作成費、それから、土地の整備については整地費用まで。〔「補償」と呼ぶ者あり〕補償もそうですね。その他共同施設整備費、この部分についてはしようがないかなというふうには思うんですけども、それにしても、全体では、既にこういう広告も新聞折り込みで入りましたね。デュオヒルズ木更津、富士見地区の方ですね。大々的に、もう既に売り出し、募集を図っているというふうな状況で、それから、建設会社は多田建設株式会社等々ですね。大手がしているのに、地ならし、まあ言えば地上げですよね。こういうものに対して補助金を出すのはどうかなと。それも1億円、今年は4億5,000万円近くということで、実際、誰のための助成かということでは、そういう批判とか意見とかを耳にしませんか。いかがですか。
204 ◯委員長(座親政彦君) 鳥飼都市整備部参事。
205 ◯都市整備部参事・住宅課長(鳥飼能道君) まず、本事業の目的は、今委員おっしゃってくださいましたように、市街地環境の整備改善ですとか良好な市街地住宅の供給というものがございます。市としましては、持続可能なまちづくりですとか中心市街地の活性化というものを目指している中で、駅周辺を含めてみなと口のにぎわいをつくるということは重要な施策だというふうに考えております。これまでの市街地開発ですと、主に行政が主体になりまして、都市計画の手続ですとか地権者の同意を得るというようなことで、ああいった市街地開発ができることになるんですけども、こちらの街なかマンションの建設事業につきましては民間主導で行っていただくということで、計画実施の期間の短縮ですとか体制整備、それから、民間の方の人件費ということで、経費の面からも効果的な制度というふうに考えております。
それから、近隣の方といいますか、一般の方から私たちの課の方に、どうしてこういった事業をやるのかというような疑問の声はいただいておりません。
以上です。
206 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
207 ◯委員(佐藤多美男君) 民間主導のためにやるんだと、今まで行政主導だったと。本当に行政主導だったんですかね。マンションが結構ぽつぽつ、つくしんぼうのようにできていますけども、今まで行政主導でああいうマンション建設がされてきたんですか。
208 ◯委員長(座親政彦君) 鳥飼都市整備部参事。
209 ◯都市整備部参事・住宅課長(鳥飼能道君) 申しわけありません。市街地再開発のようにやっている場合で、木更津市の場合ですと、今、駅前のこちらの庁舎、こういったところの事例がそうで、あとは、駅周辺にあるマンションにつきましては、行政がこれまで誘導していたとか主導ではなくて、民間主導で建設されたものになります。
以上です。
210 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
211 ◯委員(佐藤多美男君) 当然そうですね。再開発地域であれば、それは行政が考えなきゃいけないということになりますけども、民間主導でやっているのであれば、本来、ディベロッパー、あるいは建築会社がやればいいことで、それに対して、ここはどういう計画区域になっているかというノウハウは民間にも教えてやってサービスしてやってもいいでしょうけども、この何億円というお金を出してやるというのは、国の補助事業だといっても、ちょっとそれはというふうに思うんですね。こういうやり方に対して、市民からは全く意見、疑問、そういうのはいただいていないということなんですけども、私の方には結構入るんですね。そういうお金があったら教室に早くエアコンを入れてもらった方がいいんじゃないのとかですね。そういう問題点、あるいは意見というのは、市民の中からは何も聴いていませんか。
212 ◯委員長(座親政彦君) 鳥飼都市整備部参事。
213 ◯都市整備部参事・住宅課長(鳥飼能道君) 学校にエアコンをつけるというのは非常に大事な話だと思います。それと比べて、このマンション建設補助事業とどうとかというご意見は、すいません、私の方には届いておりません。ただ、もう一つ、建物を建てることに対しての補助ではなくて、市街地環境の整備ということで、区画整理をコンパクトにまとめたようなもので、地権者は一般の方がほとんどになりますけども、そういった方たちが土地をまとめるというのは非常に難しい話だと思います。そういったことが可能になるようにといいますか、民間の方たちが動きやすいように、インセンティブということで、こういった補助事業というような形で、民間の方に面整備を考えていただくきっかけになっている事業ということでご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
214 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
215 ◯委員(佐藤多美男君) 環境整備の一環だというふうなことだからということなんですけども、実際、これは民間事業者への支出ということで、富士見の方は富士見二丁目地区再開発ビル建設協議会という名称になっております。それから、木更津1丁目の方はドリームマンション木更津建設組合というふうになっておりますけども、実際の中身、本体は、それぞれ建設会社とかディベロッパーが入っているかと思うんですけど、それはいかがですか。
216 ◯委員長(座親政彦君) 鳥飼都市整備部参事。
217
◯都市整備部参事・住宅課長(鳥飼能道君) こちらの2つの協議会につきましては、基本的には地権者の集まりになります。それから、その土地とか建物について権利を持っている方で構成される施行者が、こちらの協議会もしくは建設組合になっておりますので、事業の進んでいく中で、販売とかということで権利を有してくるようなことがあれば、そういった方は協議会なり建設組合の構成員になることは考えられますけども、今のところゼネコンがこの構成員になってはいないです。ですから、ゼネコンに対する補助金ではなくて、協議会とか組合に対しての補助金というような形になっています。
以上です。
218 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
219 ◯委員(佐藤多美男君) 直接ゼネコンに対する補助ではないというふうなことですけども、しかし、こういうふうに売り出している会社から見れば非常に都合のいいことなんですね。一応、形的には、住民が協議会、あるいは組合をつくって下ぞろえをして、それで、あとは建てればいいというふうなことで、マンションに入る人についてはまた助成もあると思うんですけど、そういうことでは、私はやっぱり建築会社に対する助成の性格が非常に濃厚だというふうに思いますので、見直しを求めておきたいと思います。〔「関連でちょっと」と呼ぶ者あり〕
220 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
221 ◯委員(三上和俊君) 佐藤委員はああいうふうにおっしゃっていますけど、私は皆さんのやっていることに対して非常に評価する立場であります。まず前もって。
それで、私の望むところは、それが精いっぱいでしようがないといえばしようがないかもわかんないけど、1,000平米の3人でしょう。だから、それが環境整備というと、もう少し面積を広げた方がそれこそ環境整備なんじゃないかなと、こういうふうに思うんだけど、その要件についての考え方、これを見直す考え方があるのかどうか。今、2ヶ所でやっていて、それなりに効果、環境的には立派な形で、低層住宅から高層の、さっき佐藤委員が言われたような立派な建物になっていいと思うんだけど、もっとそれが広かったら、余計緑の空間なり、空きスペースというか、駐車場とか何とか、そういうものも出てくるんだろうということの中で、また街路なんかも含めて、それこそまちの再開発に寄与するんじゃないかなと、こういう意味で、その要件を緩和じゃなくてもっと広げる、そんなつもりはないのかどうか確認します。
それと、財政課長がいらっしゃいますから。佐藤委員がああいうふうに言ってるけど、実際このシミュレーションはしたんですか。この建物が建つと、固定資産税がどのくらい入ってきて、今の平均の市民のあれだと大体どのくらいの市税が入ってくる、水道が大体どのくらいだとかいうような形でやって、それの話をすると、やっぱり佐藤委員なんかも、これは初期投資としてしようがないんじゃないかなと、ただ10億円ほど国と市が出すだけじゃなくて、後でリターンがあるよということで納得してもらえるんじゃないかなということで、そういう意味合いでの質疑です。
222 ◯委員長(座親政彦君) まず、鳥飼都市整備部参事。
223
◯都市整備部参事・住宅課長(鳥飼能道君) とりあえず、私の方から2点、税収の関係も一旦お答えさせていただきます。
要件についてなんですが、一応1,000平米で地権者が3人以上というのは、国の優良建築物等整備事業制度要綱という国の要綱に記載されているものをベースにして今つくってありますので、今のところ、それで進めていきたいというふうに思っています。実際、もう既に2点動いているということと、それを見越して今プランを想定されている事業者もおりますので、その面積要件を、2,000平米なきゃいけないとか、3,000平米なきゃいけないというところまでの基準の上乗せというのは、ちょっと今のところは想定してございません。また今後、そういったことが必要な状況になってくれば、またその段階で検討はさせていただきたいとは思いますけども、しばらくは今の要綱の方で動かしていきたいというふうに思っています。
もう一つ、あとは財政面の話なんですが、今の要綱ですと補助金額に対しての上限額の設定がございません。それについては財政当局の方からも注意を受けていましたので、今、補助金の上限額につきましては設定をする検討を内部の方で進めておりますので、次、もしくは次以降のこういった計画の相談が新たに上がってきた場合につきましては、その上限額の設定があるんですよということをお伝えしながら、事業者というか、地権者たちとの相談に応じるようなことになると思います。
それと、税収等についてのご質疑なんですけども、平成29年の3月の予算審査のときに、直近の東口、太田山口のマンションの方の事例を参考にして、当時の市街地整備課の方がお答えしていると思うんですけども、大体固定資産税と住民税で25年ぐらいかかるんじゃないでしょうかというようなことをお答えしていると思います。それはあくまでも固定資産税と住民税だけになりますので、それ以外の経済効果も見込まれると思いますので、そこの部分については私の方から何とも答えようがないんですが、今回、具体的に面積とかが、2つのマンション計画の方で専有面積とか共用部分の面積とかというふうなものがはっきりとしてきましたので、もう1回ざっと計算してみましたら、専有部分の面積だけでやりますと、固定資産税が1戸当たり年間十四、五万円ぐらいになるんじゃないかなという想定になります。80平米平均になっていますので。それから、廊下とかバルコニーとかの共用部分についても固定資産税の対象になるようですし、底地の敷地についても、入居者、買われた方たちの共有になって、土地についても固定資産税が発生するということになるようですので、その部分で多少25年というものが短縮されるというふうには想定されます。それから、住民税につきましても、入居される方の家族構成ですとか所得に応じて変動がありますので、そこについては計算が難しいのかなというふうには思いますけども、一応、20年前後を切るぐらいの期間で固定資産税と住民税で回収は見込めるのではないかなということで、こちらの方は今想定しております。
以上です。
224 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
225 ◯委員(三上和俊君) ある程度は納得しました。だけど、財政当局は、こういう佐藤委員がおっしゃっているようなことは、イノシシを早く退治してくれとか、クーラーを入れてくださいというような人にも、こういう趣旨の中で、初期投資がこれだけあれば、こういうふうにリターンしてきますよという形の中の、やっぱり構える側としての理論構成として、再度シミュレーションというか、とらぬタヌキの皮算用になるけど、やっとく必要があるんじゃないかなと思いますけど、財政課長、どうでしょうか。
226 ◯委員長(座親政彦君) 鶴岡財務部参事。
227 ◯財務部参事・財政課長(鶴岡賢一君) 委員おっしゃることもごもっともでございますが、担当課の方で収支は一応計算しておりますので、その旨の説明を私どもが受けて、納得の上で予算をつけているところでございます。
以上です。
228 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
229 ◯委員(三上和俊君) 今の住宅課長の説明だと、土地にも税金がかかると思いますのでって、かかるのは当然じゃんよ。だから、かける方がしっかりとしたこういう税金があるという形で整理しなさいって言ってるの。だから、それは取る方の側がとらぬタヌキの皮算用をやるのが普通だよ。専門じゃないんだもんよ。こういう税金があるんじゃないかと思いますなんてやっているんだよ。それを20年で信用しろといったって、我々は全くの素人じゃないから、なかなか信用できないから、近隣価格がこうだからどうだこうだって、そういう形で提示できるような資料をつくりなさいと言ってるの。つくっていただけますでしょうか。
230 ◯委員長(座親政彦君) 鶴岡財務部参事。
231 ◯財務部参事・財政課長(鶴岡賢一君) 先ほど住宅課長がご説明しましたが、面積等、ある程度が出てきておりますので、それに基づいて資料をつくらせていただきたいと思います。内部でつくって持っておきます。
以上です。
232 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。石井委員。
233 ◯委員(石井徳亮君) 今、こちらの方の費用が固定資産税と住民税の方で賄えるというお話があったんですけども、富津市の方の話をちょっと聞いたときに、例えば、いろいろ別荘地街にいっぱい家が建ってきて、なるほど、固定資産税は入ってくるような形になってきたけども、人はこっちに週に1回か2回来ても、住民票がここにないから固定資産税しか入ってこないし、そこに来る人たちは、その辺で物は自分のところから持ってきて、地元のところで買わずに、そこに1泊か2泊かしてそのまま帰っちゃうというと、地元にあんまりお金が落ちないというような話なんかもあったんですけども、そういった部分なんかの固定資産税しか入らないような部分というのは想定しているんでしょうか。
234 ◯委員長(座親政彦君) 鳥飼都市整備部参事。
235
◯都市整備部参事・住宅課長(鳥飼能道君) 平成29年度の3月の予算審査でお答えしたときも、今回の準備でざっと計算したものもそうなんですけども、一応購入者の6割ぐらいが住民票を移して定住してくれるのではないかというような想定で住民税についても算出をしてございます。
それから、先ほど佐藤委員の方からもお話がありましたように、またさらに取得助成もするんですよねというようなお話がありましたとおり、住民票を移していただける方といいますか、その購入者に対しましては、1戸当たりの購入された方に対して、要綱上はまた50万円の取得助成をするということになっていますので、富津市のように別荘地ではございませんので、あくまでも定住を目的としてマンションを購入されるというような方はいらっしゃると思いますので、そういった方に木更津市に来ていただけるようなところを期待しているところがあります。ということで、固定資産税だけではなくて、住民税の収入も多少は見込んでいるというところで試算してございます。
以上です。
236 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
237 ◯委員(石井徳亮君) マンション、例えば新築ともなれば、高額な金額で購入されるので、例えばこれから消費税がどうなるかというところなんかによっては、駆け込み需要とかもあったりすると、この50万円ぐらいの金額というのはすぐ吹っ飛んじゃうぐらいの金額で、じゃ、メーカーがその分50万円値引きしますからどうぞ買ってくださいみたいな話になっちゃうと、一気にこういう話というのは吹っ飛ぶぐらいの金額ですので、その辺のことも見込んで、いろんなケースを想定しながら進めていっていただきたいと思います。お願いします。
238 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
239 ◯委員(白坂英義君) 138ページの公園緑地管理事業費についてお伺いをいたします。成果説明資料の中の74ページですかね。これの執行内容ということで、まず1点、公園清掃及び除草の協力金、1,229万円ということであるんですけれども、これは、多分、それぞれの地域の自治会の方々にお願いしているものだと思うんですけれども、幾つの公園を幾つの自治会にお願いしているのか、お伺いいたします。
240 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
241
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 公園清掃・除草の業務の協力金ですけれども、平成29年度は、100公園、4緑地、計104ヶ所を、NPO団体2団体を含めて76団体に協力いただいているところでございます。
以上でございます。
242 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
243 ◯委員(白坂英義君) じゃあ、次に、そのもう一つ下の公園緑地清掃、設備管理、除草等業務委託でありますけれども、これは、多分、大きな公園を自治会等ができない公園ということで業者にお願いしている分だと思いますけれども、これは幾つの公園をお願いしているのか、お聞かせください。
244 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
245
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 除草の業者委託をしている公園数でございますけれども、平成29年度は、87公園、33緑地、計120ヶ所を5地区に分けまして、それを5社に発注しております。
以上でございます。
246 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
247 ◯委員(白坂英義君) じゃあ、自治会等にお願いしています104ヶ所と業者にお願いしています120ヶ所の面積割合というのはわかりますか。割合でいいです。
248 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
249
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 地元の自治会等に清掃協力をいただいている協力面積でございますけれども、こちらは平成29年度で27万791平米、これは管理をしていただいている面積になります。それで、除草委託をしている面積ですけれども、こちらは延べ125万6,220平米、これは除草の委託面積でございまして、年3回刈る場所、2回刈る場所等ございますので、それの延べ面積になります。それが125万6,220平米という形になります。公園面積の部分的にここは2回刈ります、あとの部分は3回刈りますとかでやっているので、単純に何公園で管理面積という同じ基準で数値がはかれないもんですから、こういったお答えになってしまいますけども、申しわけございません。
250 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
251 ◯委員(白坂英義君) 面積でしますと大体5対1ぐらい、20%ぐらいになるんですけれども、要は、拠出しているお金というのは、大まかに言うと9対1ぐらいの割合ですよね。ですから、できるだけ公園については、自治会の方々にお願いすれば安くできますよというのがわかると思うんですけれども、私も10年ぐらい前から、これは早く、できるだけ自治会にお願いして除草にかかるお金を減らせないかという話をしてきたんですけれども、最近は各自治会が高齢化になって草を刈る人も少なくなったという話を聞いて、なかなかそれができないということなんですけれども、私も先週、自分のところの街区の草刈りをやったんですけれども、四、五人で若い人たちが草刈りをやって、そして、あとはお年寄りの人たちが回収してくれるということで、そうはいっても協力してくれるところは多分結構あると思うんですよね。草を刈る人たちは、我々みたいなのが刈ればいいわけですから、そういったことで、もうちょっとこの割合を少しずつ増やしてもらって、清掃、除草のお金を削減できるようにこれからも取り組んでいただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
もう1点、いいですか。
252 ◯委員長(座親政彦君) はい。白坂委員。
253 ◯委員(白坂英義君) もう一つ、公園について、その下の都市公園の施設更新工事ということで2,362万円計上していますけれども、この内訳を教えてください。
254 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
255
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 公園施設更新工事の内訳でございますけれども、こちらは2件ございまして、1件が小櫃堰公園と野際公園の照明灯を改修整備しております。小櫃堰公園については17基、野際公園については5基、こちらが1,738万8,000円になります。もう1件が、こちらも野際公園と小櫃堰公園になるんですけども、こちらは公園の遊具施設の更新になります。野際公園については、ザイルクライミングという遊具になりますけども、そちらを更新しております。小櫃堰公園については、ロープクライミングといってロープで滑っていくようなもの、それとあと、スイング遊具、乗って揺れる遊具を2基設置しております。それが556万2,000円でございます。
256 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
257 ◯委員(白坂英義君) わかりました。これは公園の長寿命化計画の中でというものとは違うんですかね。
258 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
259
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 公園の長寿命化計画に基づくものでございます。
260 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
261 ◯委員(白坂英義君) そこで、以前、この都市公園の遊具については、そういった形で順次計画していくということは伺って、あと、我々の街区というか、街区公園の遊具については、もうこれから設置しないということを聞いたような覚えがあるんですけれども、街区公園で今まで撤去したのはかなりあると思うんですよ。これの設置計画というのは本当にないんですか、あるんですか。
262 ◯委員長(座親政彦君)
斉藤都市整備部参事。
263
◯都市整備部参事・市街地整備課長(斉藤公孝君) 過去に既に撤去してしまったというものでございますよね。今のところ設置する予定は持っておりませんけれども、地元から、お子さんが多くて、そういったご要望があるのであれば、検討していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
264 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
265 ◯委員(白坂英義君) 我々は、お年寄りが増えるところはそんなにないんですけども、やはり新興住宅の中で街区公園があって、撤去されたということで、その後、全然設置されないんだけどという話をいろいろと聞きます。ですから、都市公園と同様に、やはり街区公園につきましても計画的に、撤去されたもの、鉄棒なりジャングルジムみたいなやつがうちの公園も全然なくなったんですけれども、そういったものも更新計画というか、設置計画をしっかりやって、市民サービスじゃないですけれども、計画していただければというふうに思いますので、お願いします。
266 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。石井委員。
267 ◯委員(石井徳亮君) 135ページの都市計画総務費、備考欄の公共案内看板設置事業費、これは毎回のようにお話ししているんです。こちらの方が、管理業務という形では、こちらの可動看板とデジタルサイネージ。デジタルサイネージについてなんですけども、消えてしまっているようなときもありませんし、きちんと点検している様子も見てとれましたので、管理業務的には全然文句はないんですけども、ただ、前回もちょっと中身のデータ的なものを工夫した方がいいんじゃないかというような話をしたんですけど、やっぱりいまだに立ち止まって見ている方というのはほとんど見受けられないので、その辺では工夫をしなくちゃいけないのかなと思っているんですけども、例えば、外側に面したところの部分に手を入れても、あれは大丈夫なんでしょうか。
268 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
269 ◯都市政策課長(野口達男君) デジタルサイネージの施設につきましてはリース品となっておりますので、施設自体を今すぐ大きく変えるということは難しいかなと考えております。
270 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
271 ◯委員(石井徳亮君) 形とか物事を全部変えるという意味ではなくて、言いたかったのは、例えばバスとかも、今、ラッピングバスとかで、ラッピングで貼って剥がしたりできるんですけども、そういったもので工夫するとか、何か例えば人の目につくもの、季節的にこれからでしたら、例えばアクアラインマラソンの方でいろいろ提げてもらってありますけども、木更津市だったらこういうものだというようなラッピングをして、目につくとか、そういう形の工夫というのが必要ではないかと思うんです。例えば、人の目につかないのにそのままにしておくという点では、中身の内容については都市整備部の方が考えるわけではないと思うので、その点で、言い方はちょっと申しわけないんですけど、行政の悪い部分が出ちゃっているのかなという気もするんです。
なぜラッピングとか外装にこだわるかというと、駅の西口で開かれたイベントで、自分はこのイベントすごいなと思ったのが1つありまして、夜灯という竹明かりをやったりするんですけど、そっちの方じゃなくて、幼稚園とか保育園の子どもさん方が描いた絵を、ろうそくのあんどんみたいなものを並べておいて、ずっと夜、駅前通りと第一小学校の校庭にいっぱい並べるんです。そうすると、その保育園、幼稚園のお子さん方を持った親御さんが自分の子どものつくったあんどんを必死で探して回るんです。その数が本当にすごくて、そういった形では、人が来るものというのはこういう要素があるのかなというところもあるのは自分も思ったんですけども、それをどう取り入れるかによるかという工夫をしなければ人は寄ってこない。西口は、結局、夜のそのときだけで、昼間にそれはやっていないですから、日中はそういう方々は来ませんので、だから、そういうお子さん方の描いた絵を、例えば季節限定であそこに差し込むような形のものを貼るとか、貼る分については支障がないと思うんですけど、そういう工夫はできるんでしょうか。
272 ◯委員長(座親政彦君)
野口都市政策課長。
273 ◯都市政策課長(野口達男君) 今すぐ実際筐体に物を貼ることができるのかというところは、リースの業者等とも打ち合わせが必要になってまいりますので、具体にそういう人を止めるような方策が何かできるものなのか、今すぐできないにしても、引き続きそういうものを検討してまいりたいと思います。
274 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
275 ◯委員(石井徳亮君) 今回、都市整備部の方でこういうお話はしているんですけども、どうやって人を集めるかというと、例えば企画部とか、そういった形のほかの部署にもなってくると思うので、そういった関係の方からもアクションを起こしてこないと、例えば広告としての物、個体を利用するという形では、横のつながりとか、そういう動きがないとだめだと思うんですけども、企画部に、ここには部長ぐらいしかいないですけども、その辺では、そういったことを、横のつながりを持って、都市整備部の方のこういうものをちょっと活かさせてくれとかという形で、本当にラッピングとかでしたら全然物は傷みませんし、物の保護には逆になってくるかと思うんですけども、ラッピングという形でいうと、ちょっと話はずれるかもしれないですけど、よく自動車にキャラクターのラッピングをして楽しんでいる方なんかがいらっしゃるんですけど、そういう方なんかは、やっぱりすごくコアなマニアックな方々で、すごいイベントのときには一気にばっと集まって何か事を起こすとかという話なんかもありますので、例えば例とすれば、そういうラッピングをして、フェイスブックとかSNSで木更津市もこんなの始めましたと言ったら、いっぱい見る人が来るかもしれませんし、工夫できることというのはいっぱいあると思うので、その辺、企画部の方でも検討をお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いします。
276 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。
野口都市政策課長。
277 ◯都市政策課長(野口達男君) 先ほど、佐藤委員からのご質疑でお答えができませんでした
特殊地下壕対策事業費におけます中に注入したモルタルの量でございますが、約99立方メートルでございましたことを報告させていただきます。
以上です。
278 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員、よろしいですか。佐藤委員。
279 ◯委員(佐藤多美男君) 容積にして、縦掛ける横の高さ、それはわかりますか。3メートル、3メートル、3メートルだと大したことないような気がするんですが。
280 ◯委員長(座親政彦君) 多分、量的に多くないんじゃないかということだと思いますが。
野口都市政策課長。
281 ◯都市政策課長(野口達男君) 今、はっきり空洞の細かな大きさまではわからないんですが、5メートル掛ける5メートル掛ける5メートル、5の3乗であれば125立米になりますので、それよりも少々小さいかなというふうに考えます。
282 ◯委員長(座親政彦君) 部長、補足はありますか。渡部都市整備部長。
283 ◯都市整備部長(渡部史朗君) 概算なんですけども、例えば3メートル掛ける3メートルで9、それの10メートルとか、防空壕ですからトンネル形状になっていますから、恐らくそういう形ではないかと思います。
284 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員、よろしいですか。
285 ◯委員(佐藤多美男君) はい。
286 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。
〔発言する者なし〕
287 ◯委員長(座親政彦君) 質疑終局と認め、以上で土木費の審査を終わります。
ここで午後1時まで休憩とさせていただきます。
(午前11時50分)
───────────────────────────────────────
(午後零時56分)
288 ◯委員長(座親政彦君) それでは、時間前でありますけども、休憩を取り消し、会議を再開させていただきます。
まず、審査に入ります前に、午前中のご答弁の中で修正があるというふうに申し出がございましたので、執行部の方からご発言を求めます。
野口都市政策課長。
289 ◯都市政策課長(野口達男君) 午前中、國吉委員の方からご質疑のありました
特殊地下壕対策事業費の関係でございますが、午前中、対策を行った地下壕以外のものは民地にあるということをご報告してしまいましたが、すいません、実際には太田山公園の中にも特殊地下壕が存在しておりましたことを修正させていただきます。
また、今回、特殊地下壕を整備したことでございますが、他の特殊地下壕と違い、市道及び民地の下を通っており、陥没等が発生した場合、重大な事態が予想されるものでありましたので、国の補助事業を使いまして対策を行ったものであったことをご報告させていただきます。
290 ◯委員長(座親政彦君) それでは、引き続きのご審査に入ります。
次に、257ページから、ちょっとページは飛びますが、277ページまでの公共下水道事業特別会計についてご審査を願います。竹内委員。
291 ◯委員(竹内伸江さん) そうしましたら、決算書の259ページ、公共下水道事業特別会計の方ですね。これの決算資料の46ページを開いていただければありがたいです。
こちらの収入未済額調書の方なんですけれども、下水道使用料現年度分が1,913件。下の方の過年度分なんですけれども、過年度分の未済件数が平成20年度からずっと書かれていまして、平成25年度から急に231件、平成26年度が216件、ずっと200件以上が続いています。この平成25年度から増えてきている理由を伺いたいと思います。
292 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
293 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 平成25年度から増えている理由でございますが、平成24年度以前の分につきましては、5年の時効により不納欠損の対象になっているため件数が少なくなっております。平成24年度の30件につきましては、平成29年度末に不納欠損処理ができなかった平成25年度3月分の併合徴収分と、井戸水使用による下水道単独分請求になります。それ以前の平成20年度から平成23年度にあります4ないし6件につきましては、同一の方で井戸水使用による下水道単独請求分でありまして、納付誓約書をとっていることから時効が停止しているため、不納欠損の対象とはならず滞納繰越となっているものでございます。
以上でございます。
294 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
295 ◯委員(竹内伸江さん) 経過がわかりました。不納欠損処理後、増えたということで。
収納率についてはどうでしょうか。
296 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
297 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 下水道使用料の収納率につきましては、5月時点では99.3%で、コンビニ収納分が遅れますので、6月時点では99.91%となっております。
以上でございます。
298 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
299 ◯委員(竹内伸江さん) じゃ、収納率の方には問題ないということがわかりました。ありがとうございます。
300 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはいかがですか。石井委員。
301 ◯委員(石井徳亮君) 271ページの管渠建設費ですけども、一番下の枝線管渠整備事業費の部分で、不用額調書、決算資料の187ページ、319万9,689円の不用額があるんですけども、こちらは、水道・ガス等の移設補償費として、緊急の対応に備えていたためという形なんですけど、この緊急の2文字がちょっと気になったんですけど、どういう状況が緊急になるのか教えていただきたいと思います。
302 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
303 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 緊急の場合といいますのは、管渠を布設する場合、当然設計していますので、当たるものは事前に水道やガスに補償していただくものですが、工事中にどうしても当たってしまって、他企業の埋設地が違ったりしますことがありますので、その場合を緊急と言っております。
以上です。
304 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
305 ◯委員(石井徳亮君) じゃ、緊急の対応に備えていたためという形の文言ですので、そういう例えば水道管とかガス管をちょっと壊してしまって、緊急対応するというのを年間どのくらい想定しての予算組みなんでしょうか。
306 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
307 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 具体的な件数は想定しておりませんが、今委員おっしゃったように、壊してしまったというのはちょっと違っていまして、掘削している中で出てきてしまって当たるので、急遽緊急に移設してもらうということでございます。どちらかというと上空架線の方が多いことがあります。年間の件数は想定してございません。
308 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
309 ◯委員(石井徳亮君) 掘っていったらガス管が出てきちゃったというような話なんだと思うんですけども、大体この辺に入るとかというのは、そういう管網図とかなんかを見ると大まかにわかると思うんですけど、そのところにあるはずがこっちにあったとか、そういうのがあるということなんでしょうか。
310 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
311 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 設計の段階で離隔というか間隔が近いものについては、先ほど言いましたように試掘をしております。ただ、ガス企業者の図面の場所が違ったりしますので、どうしても当たってしまう場合がありますので、その場合は緊急に移設してもらうということでございます。
312 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
313 ◯委員(石井徳亮君) それでは、移設してもらうという話で、下水道が最優先で、そっちをどかしてもらうような形にはなるんでしょうけども、そういうのは、水道とかガスの方の事業者とのやりとりはもうある程度できていて、お互い、こういう工事のときには、じゃあ、移動していいですよという話で、協定的なものはできているんでしょうか。
314 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
315 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 協定はございます。それで、協定のほかに、工事着手前に、この場所に管を入れますということで照会いたします。その中でどうしても当たってしまった場合が、ガス、水道は圧送していますので、ガス、水道の方に移設してもらってよけてもらっています。
以上でございます。
316 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。佐藤委員。
317 ◯委員(佐藤多美男君) 私からはちょっと大きな観点から質疑させてもらいたいと思います。
277ページに、公共下水道事業、平成29年度の決算調書があります。歳入総額が69億8,443万5,000円、それに対して歳出総額が69億7,339万6,000円、差し引き1,103万9,000円ですね。実質収支は3万9,000円で、翌年度に繰り越すべき財源が、繰越明許が800万円、事故繰越が300万円ということがあります。
まず最初に、これは予算措置のときにも説明はしてあるとは思うんですけども、繰越明許800万円、それから事故繰越の300万円、改めてそれぞれ繰り越した理由を示していただきたいと思います。
318 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
319 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) これは、どちらも、処理場の長寿命化を現在行っている中で、ポンプの製作に時間がかかってしまいましたので、その繰越費用でございます。
以上でございます。〔「両方ですか」と呼ぶ者あり〕
320 ◯委員長(座親政彦君) 両方ともということですか。鈴木下水道推進課長。
321 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 2件ございまして、一つは事故繰越となったものでございます。
322 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
323 ◯委員(佐藤多美男君) 金田西雨水ポンプ場、これが49億円ぐらいかかった莫大な事業の中の一つではございますけども、次に、ちょっと確認しておきたいと思うんですが、今回の歳出総額が69億7,340万円、その中で、金田地区の開発に伴う事業というのは、決算書271ページにありますように、金田西1号幹線建設事業費2億3,480万円、これが1つ。それから、金田西地区の枝線管渠整備事業費、これが13億4,572万円。それから、今の金田西雨水ポンプ場建設事業費、これが当該年度では21億7,823万円。全体で49億円。これはいいんですけども。それから、あと一つ、金田西汚水中継ポンプ場の建設事業費、これが73万円。全部足してみたんですけども、37億5,948万円、そういうふうに計算したんですが、これで全てでよろしいでしょうか。
324 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
325 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 今委員おっしゃった4件で間違いございませんが、金田西汚水中継ポンプ場につきましては、金田東と金田西の汚水を両方集めて中継するものでございます。
以上でございます。
326 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
327 ◯委員(佐藤多美男君) 中継ポンプ場については両方関係しているということですが、西地区に含めてもいいと思うんですね。そうすると、決算総額のうち53.9%、これが金田西地区の開発に伴うもの、ほとんど金田地区の開発のために公共下水道事業はやっているという認識でよろしいですね。
328 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
329 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 先ほど委員おっしゃいました53.9%、合計で37億円という話でしたが、ここに今、歳出合計の69億円に入っています金額は、37億円のうち市単独費のみなので、おおむね事業費のうち半分が国費で行っております。半分は国費、残り半分のうち約95%ぐらいが起債を充当しています。実際5%ぐらいが純然たる市単独費で事業を行っているところでございますので、69億円のうち、37億円がそのまま占めているということではございません。
以上でございます。
330 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
331 ◯委員(佐藤多美男君) 私は、総事業で単独どのぐらい負担しているとか、決算ではどうかというんじゃなくて、総事業費に占める金田地区関係の事業は53.9%、これは計算すればそう出てくるわけですね。それはもう間違いないですね。間違いないということですから、公共下水道事業は金田地区の開発のためのようなものというふうなことで認識しておきます。
それで、かつて真舟地区の方でも、住民の方が都市計画税を払っているのに、いつまでたっても真舟地区には管渠が布設されないというふうなことで、大変不満の声が聞かれるわけですね。今までですと、金田の開発が終わってから、あと17年ぐらいかかるとか何とか言ってましたけども、終わってから真舟にかかるというのがあって、その後、もうちょっと短縮できると、金田地区が終わらなくてもやるというふうな話があったんですが、ただ、西地区の事業が4年間延びちゃったんですね。4年間延びると、また真舟地区の方の住民の方は、また4年間延びちゃうのかというふうなことが言われるかと思うんですけども、当該決算年度において、ほかもありますけども、とりわけ要望の強い真舟地区では、いつぐらいから管渠布設の工事に入れるんでしょうか。
332 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
333 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) まず、下水道の金田地区の事業年度なんですけど、全体が4年度延びていますけど、下水道につきましては、もともと来年度完了予定だったものが、もともと一番大きなものを入れるので、1年だけ延ばして、今現在、金田西につきましては平成32年度に完了する予定でございます。
それと、あと真舟地区なんですけど、下水道のアクションプランというのがありまして、これが平成38年度までありまして、この間は補助金が重点的につく期間でございますので、その中の総事業費には真舟地区も組み込んでございます。ただ、では何年度に実施するかということにつきましては、真舟地区はまだ料金設定も行われておりませんし、都市計画変更もございますので、ちょっと時間がかかるものと考えております。
以上でございます。
334 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
335 ◯委員(佐藤多美男君) 平成38年度を目指してということは、それまではいろいろ準備期間があるというふうなことですか。
それで、真舟地区が公共下水道事業計画区域に決定したのはいつでしょうか。ここから聞きましょう。
336 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
337 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 今、正確な年度はわかりません。
338 ◯委員長(座親政彦君) じゃ、後ほどということで。佐藤委員。
339 ◯委員(佐藤多美男君) 市街化区域に決定された段階で都市計画税は付与されると。そのとき、何年かしてからですかね。すぐ公共下水道事業区域に指定されたんでしょうか。そのタイムラグはわかりますか。
340 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
341 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) すぐ年度がわかりません。すいません。
342 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
343 ◯委員(佐藤多美男君) 真舟地区は、いつから工事が始まって管渠が布設されるのか、実際まだ決まっていないということですね。それで、今現在、準備していることも何かありますか。
344 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
345 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 特別具体的な準備をしておりませんが、ただ、先ほど申し上げたとおり、アクションプランの中に費用を計上してあります。
以上です。
346 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。斉藤議長。
347 ◯議長(斉藤高根君) 午前中に発言させていただければよかったんですけれども、これだけお金を使ったということで、結構ですよ。金田の東地区から、ほとんど汚水が今、潮浜に運ばれているということで、東京湾に流出するリンというのが極端に少なくなってきて、統計をとると、有機リン洗剤が禁止になった西暦2000年以降、極端に落ちているわけなんですよ。今、非常に深刻な問題で、経済部が一生懸命、水産業振興と言っているけども、とるものがないということで、漁師がどんどんどんどん減っていくという状況を生み出しているわけなんですよ。そういった状況を生み出している一因に下水道事業があるのかないのか、どう考えているのかをまずお聞かせください。
348 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
349 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 漁業に対する影響といいますのは、具体的な因果関係がわかりませんので、例えば、下水道の処理排水のためにノリ、アサリがとれなくなったというのはちょっと言い切れない状況でございます。
以上です。
350 ◯委員長(座親政彦君) 斉藤議長。
351 ◯議長(斉藤高根君) そういった認識をどこかで下水道行政にかかわっている皆さん方に新たにしていただきたいためにわざわざ発言しているわけなんですよ。多分、渡部部長はわかっているはずです。東京湾が今どうなっているかということで、極端なリン不足ということで、下水道は今、海をなるべくきれいにしようよということで高度処理をやって、計画人口以内で処理場で流しているわけなんですよ。計画人口以内でやると、必然的にゆっくりというか、効率よく窒素とリンが除去されている状況だと思うんですよ。そういったことを、いや、これはきれいになるからいいんだよという意味ではなくて、どうしたら豊かな東京湾になるのかということを、今、経済部の垣根を払って、都市整備部も一緒に、いろんな河川からの流入とか、そういうことを考えて、いま一度、下水道処理の考えを新たにしていただきたいと思うんですけれども、いかがですか。
352 ◯委員長(座親政彦君) 鈴木下水道推進課長。
353 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) その件につきましては、平成28年度の下水処理場漁業関係委員会で議長の方からご指摘がございましたとおり、実際、日本でも西の方では、季節別運転といいまして、基準内で富栄養といいますか、リンとかそこら辺の濃度を上げて流して実験しているところが多くございます。木更津市につきましても、実際この4月から県と協議を行っているところでございます。8月にも木更津漁業連絡協議会会長から「海の栄養塩等に関する要望について」が提出されたところでございます。近いうちにまた県と市及び関係機関と協議を行う予定でございます。
以上でございます。
354 ◯委員長(座親政彦君) 斉藤議長。
355 ◯議長(斉藤高根君) 鈴木課長は、下水道に精通されているということで、これから皆さんを指導されていく立場になるんですけれども、そういった幅広い視野から、ぜひともいろんな漁組との話し合いとかそんな中で、下水道審議会なんかでいろんな意見を闘わして、なるべく意見を拾い上げて、どうしたらみんながよくなるかということを職員で考えていただきたいと思います。また、渡部部長におかれましても、また非常にお若い方でありますので、多分、千葉県でトップの方に行くわけなんですよ。ですから、そういったところで、もしも県の方に帰られたら、またこういった末端の声をぜひ反映していただきたいと思います。あえて言わせていただきました。
356 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。
〔発言する者なし〕
357 ◯委員長(座親政彦君) 質疑終局と認め、ここで答弁席入れ替えのため、暫時休憩いたします。
(午後1時21分)
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(午後1時22分)
358 ◯委員長(座親政彦君) それでは、休憩を取り消し、委員会を再開いたします。
続きまして、140ページから143ページまでの第45款消防費についてご審査願います。
ご質疑があれば、お願いいたします。竹内委員。
359 ◯委員(竹内伸江さん) 決算書の141ページ、常備消防費の備考欄、中段の3、職員研修費について、成果説明書の80ページをご覧いただければと思います。
この説明書の中の職員研修費のうち、この内容で、救急救命士養成1名に対して216万円の研修費用がかかっているんですけれども、1名に対して216万円というのがちょっとわからないので、内容を確認したいと思います。
360 ◯委員長(座親政彦君) 前田消防総務課長。
361 ◯消防総務課長(前田 茂君) 救急救命士に係る研修内容でございますが、救命士の国家資格を取得するため、高度かつ専門的な知識を習得すべく、東京都八王子市にあります救急救命東京研修所に半年間、全寮制で研修を受けております。研修の内容といたしましては、専門基礎分野といたしまして、人体の構造や機能、そして疾患などを学び、救急救命士としての活動に必要な病態生理学、外傷、急性中毒等の専門知識の習得を行います。また、国家試験に合格するための試験対策や、そして、病院での臨床実習、救急車の同乗実習を行っております。
あと、216万円の中身でございますが、旅費、手数料、負担金となっております。
以上でございます。
362 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
363 ◯委員(竹内伸江さん) 半年間泊まり込みということで承知いたしました。今、全国的にもいろいろな災害が起きている中でありますけれども、この研修を受講したことを活かして、この救急救命士は現在どのような活動を主にされているか確認したいと思います。
364 ◯委員長(座親政彦君) 戸田消防署副署長。
365 ◯消防署副署長(戸田徳雄君) お答えいたします。
救急救命士養成研修の受講でございますが、研修終了後の国家試験に合格しております。その後は、君津中央病院で救急救命士就業前研修を終え、救急車に搭乗し、通常の業務はもとより、命の切迫した病人、けが人等に対し、特定行為にかかわる、いわゆる点滴、気道の確保、強心剤の投与等の指示を君津中央病院の医師から受け、救命処置に当たります。また、君津地域救急業務メディカルコントロール協議会主催による事前事後検証会が毎月1回君津中央病院で行われ、4市の救急隊員が集まり、救急事案について君津中央病院の救急担当医師が検証し、指導を受けております。
私からは以上でございます。
366 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
367 ◯委員(竹内伸江さん) ありがとうございます。
続きまして、女性消防士の方が、今、消防職員の中で何名ぐらいいるのか。市政の概要の179ページに配置状況とかは書かれているんですが、女性消防士というのを探したんですけど、男女別を記入するのも今あんまりよろしくないと思いますので、女性消防士が何名ぐらいいらっしゃるか、お伺いします。
368 ◯委員長(座親政彦君) 前田消防総務課長。
369 ◯消防総務課長(前田 茂君) 女性消防士につきましては、今現在3名おります。
以上でございます。
370 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
371 ◯委員(竹内伸江さん) どういう配置先、また職種、それから今後の女性消防士の登用に関してのお考えがありましたら、お聞かせ願いたいと思います。
372 ◯委員長(座親政彦君) 戸田消防署副署長。
373 ◯消防署副署長(戸田徳雄君) お答えいたします。
勤務先及び職種でございますが、勤務は3部制のため、本署の各警防隊に1名ずつ救急担当として配置しております。3名とも救急救命士の有資格者であります。職種でございますが、一般行政職1級の消防吏員であります。
私からは以上でございます。
374 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
375 ◯委員(竹内伸江さん) 今後、女性消防士を採用する方向性を確認したいと思います。
376 ◯委員長(座親政彦君) 前田消防総務課長。
377 ◯消防総務課長(前田 茂君) 今後の女性消防士の登用についてでございますが、平成27年に、国におきまして、消防職員に占める女性の割合を平成38年4月までに5%以上に引き上げる数値目標が掲げられており、女性消防士の増員をするように求められております。現在、本市では、女性消防士が3名おり、あと7名ほど採用すれば数値目標が達成される計算となります。しかしながら、本市におきまして、消防職員の採用募集時におきまして男女分けをしておりませんが、近年、女性の応募がないことから、女性の応募を促すような対策が必要であると認識しております。今後、女性ならではのきめ細やかな対応など、救急現場や各種災害での活躍が期待されることから、女性消防士の登用について推進してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
378 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
379 ◯委員(竹内伸江さん) ありがとうございます。今、市では、消防団の方では、大分宣伝効果もあって女性消防団が活躍されていることもありますので、10名の目標というのを今お伺いしましたので、ぜひ宣伝活動をしていきたいなというふうに思っております。成果説明書の説明の中に、ここにもはっきりと書かれていますね。今後、市民から求められる役割も多岐にわたるということで、女性消防士の登用が時代の変化への対応だということも書かれていますので、ぜひよろしくお願いします。
それから、その説明書の下の方に、この年、警防課を新設したんですけれども、この警防課の新設による具体的な成果がありましたら教えてください。
380 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
381 ◯警防課長(石井和成君) 警防課新設による具体的な成果でございますが、消防署の協力を得まして、市内の木造密集市街地調査を実施しまして、木造密集市街地に特化した警防計画の策定や、本市の管理する消防水利は1,961ヶ所ありまして、全ての状態を調査し、消防水利欠陥箇所修繕計画を策定することができました。また、消防団についてでございますが、減少する消防団員対策として機能別分団学生部の創設に向けて進めているところでございます。また、2つの課に業務を分けたことにより、個人業務負担が減少し、効率化が図られ、重要な業務を専門的に取り組む体制ができていると考えております。
以上でございます。
382 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
383 ◯委員(竹内伸江さん) ありがとうございます。限られた予算の中で新しい課の新設ということで、いろいろやられているということで承知いたしました。
それで、最後の消防の方の説明の中に、これはちょっと火災に関係するんですけど、他県で発生したさまざまな施設での大規模火災を踏まえて、市内事業所への立入検査を実施し、幅広く火災予防の啓発に努めたというふうになっているんですけれども、どのような施設を立入検査したのか、お伺いしたいと思います。
384 ◯委員長(座親政彦君) 岡田消防本部次長。
385 ◯消防本部次長・予防課長(岡田清治君) お答えいたします。
平成29年度は、物販店舗、旅館やホテル、共同住宅、雑居ビルなどの施設を96件、危険物施設、これはガソリンスタンドと、あと危険物のタンクとかを所有している工場とかですけども、これが85件の立入検査をいたしました。
以上でございます。
386 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
387 ◯委員(竹内伸江さん) その立入検査の結果、改善や指摘事項があればお伺いしたいと思います。
388 ◯委員長(座親政彦君) 岡田消防本部次長。
389 ◯消防本部次長・予防課長(岡田清治君) お答えいたします。
物販店舗、旅館やホテル、共同住宅、雑居ビルなどの施設についての指摘事項は、自衛消防訓練の未実施、防火管理の不備が57件、消防用設備点検報告などの消防設備の不備が66件、防火戸不備などの建築関係の不備が26件、届け出が未届けなどの条例関係の不備が12件ございました。全96件中80件の物件で不備がございました。不備の重複している施設もあります。また、危険物施設についてですけれども、移動タンク貯蔵所、いわゆるタンクローリーなんですけども、これの標識の不備、機能の不備、これは、危険物、ガソリンとかを流しますと静電気が発生します。そうすると静電気の火花で火災とかになってしまいますので、その静電気を除去するためにアース線があるんですけども、それが機能していなかったり、そのような不備が3件。あとは保管の処理の不備が1件ございましたけれども、以上、全て改善報告書の提出があり、順次改善に向かっております。
私からは以上でございます。
390 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
391 ◯委員(竹内伸江さん) 火災予防の関連でいろいろ詳しくありがとうございます。
大規模屋外催しにおける防火管理に当てはまる、例えば本市の場合は木更津港まつりが屋外での催しの一番大きいものなんですけども、この露店、お店、本当に市民の皆さんがやっさいもっさい踊りや花火大会以上に楽しむ場所でもあるんですけれども、この露店を開設する届け出は何件ぐらいお受けしているんでしょうか。
392 ◯委員長(座親政彦君) 岡田消防本部次長。
393 ◯消防本部次長・予防課長(岡田清治君) お答えいたします。
過去3年間の木更津港まつりでの露店の届け出でございますが、14日のやっさいもっさい、平成28年が93件、花火大会が697件、平成29年のやっさいもっさいの露店の届け出が102件、花火大会の届け出が643件、平成30年、やっさいもっさいの届け出が117件、花火大会の届け出が678件でございます。
以上でございます。
394 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
395 ◯委員(竹内伸江さん) これだけの露店の皆さんの本当に大丈夫かという予防の方を確認するのは大変だと思うんですけども、過去に事故の記録等はございますでしょうか。
396 ◯委員長(座親政彦君) 岡田消防本部次長。
397 ◯消防本部次長・予防課長(岡田清治君) お答えいたします。
過去において事故等の発生はございません。
以上です。
398 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
399 ◯委員(竹内伸江さん) 他県での露店事故というのが何年か前に報道されていましたが、立入検査というのは実施しているんでしょうか。
400 ◯委員長(座親政彦君) 岡田消防本部次長。
401 ◯消防本部次長・予防課長(岡田清治君) お答えいたします。
やっさいもっさいと花火大会では、露店の入れ替え等があるため、両日にわたり、消防署の協力を得て、予防課と、あと消防本部の職員で露店の立ち入りをしております。検査の内容ですが、消火器の設置状況や使用方法を理解しているか、また、LPガスボンベなどのホース等の劣化、結合の確認、あと、ボンベの固定ですね。それとあと、投光器などに使いますガソリンの貯蔵方法や給油の方法について理解しているか等を立入検査しております。不備については即時是正をさせております。
以上でございます。
402 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
403 ◯委員(竹内伸江さん) 長くなって申しわけありません。もう1点、最後、火災の発生状況についてなんですが、市政の概要181ページに本市の火災の発生状況について書かれているんです。特に建物火災の件数についてちょっと気になったところなんですが、平成28年は11件、平成29年度が25件というふうに急激に2倍以上に増えております。また、出火原因についても、建物火災について不明が平成28年度は4件に対して、平成29年度、原因がわからないというのが21件というふうに増加しております。やっぱり原因がわからなければ、対策、予防も難しいと思われますが、その辺いかがでしょうか。
404 ◯委員長(座親政彦君) 岡田消防本部次長。
405 ◯消防本部次長・予防課長(岡田清治君) お答えいたします。
出火原因の特定につきましては、火災鎮火後に警察などの関係機関と合同で原因調査を実施し、出火原因を判定しております。また、車両や家電製品等の火災で製品火災が疑われる場合は、専門機関である製品評価技術基盤機構へ調査の協力依頼をする場合もございます。出火原因を特定するには、発火源、経過、着火物、出火箇所の4つの項目を特定でき、初めて出火原因の特定となります。1つでも判明しない場合は出火原因の判定に至りません。そのため、火災現場での焼損状況によっては、出火原因をある程度特定はできるものの、断定には至らないということがございます。結果的に統計上不明ということになっております。しかしながら、火災予防の観点から、住宅用火災警報器の普及啓発活動や防火対象物の立入検査を実施し、引き続き、住宅火災対策、防火安全対策等の火災予防及び火災による被害の軽減を推進していきたいと考えております。
以上でございます。
406 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
407 ◯委員(白坂英義君) 今のに関連して、火災予防業務ということで火災原因調査用カメラを購入されているんですけれども、金額的には大したことないんですけど、ちょっと私はイメージがよくわかんない。どういったカメラなんですか。
408 ◯委員長(座親政彦君) 岡田消防本部次長。
409 ◯消防本部次長・予防課長(岡田清治君) お答えいたします。
火災原因調査用のカメラといいましても普通のカメラで、予防課には一眼レフカメラと防水のデジタルカメラが計2台ございます。また、消防署の7つの署所に各1台ずつカメラを備えておりまして、火災原因調査に活かしております。特別なカメラではありません。赤外線カメラとかではなくて、普通の一眼レフカメラです。
以上です。
410 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
411 ◯委員(佐藤多美男君) 日頃はどうもお世話になります。お疲れさまです。
決算年度、平成29年度の消防費は16億3,693万1,251円ということで、それぞれ必要的な経費、あるいは事業の実施ということで執行されたかと思うんですけども、これで十分なのかというふうに思うんです。というのは、成果説明書を見てみましても、常備消防の方はまた新たになるようでございますけども、非常備消防の消防団の詰所、この老朽化が著しくなっているかと私は思うんです。かつて近藤議員も、どこの詰所は何年にできたということで一覧表が配られたことがございますけども、平成29年度決算で非常備消防団詰所にかかわる予算の執行というのはどんなものなんでしょうか。
412 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
413 ◯警防課長(石井和成君) 消防団の詰所についての修繕費についてでございますけど、支出額については71万4,258円となっております。支出内容でございますけど、全て消防団詰所の修繕費用でございまして、トタン屋根及びドアの塗装が3件、シャッターの修繕が3件、浄化槽用ブロアー交換が3件、ガラス修理が1件となっておりまして、詰所で考えますと屋根の塗装だけでございます。
以上でございます。
414 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
415 ◯委員(佐藤多美男君) 詰所の修繕費が71万円程度ということで、私も以前、区長をしていたとき、消防団後援会で役員なんかをしたこともありますけども、入り口のシャッターがうまく閉まらないということで、一時盗難事故もありました。そういう点も個々にありますけども、老朽化が進んで、果たして消防力の強化の点で機能を果たせるのかな、もし地震が来て詰所が壊れた場合、消防団の出動はどうなるのかなということを考えたりするんですけども、この間、ここ二、三年、消防団詰所の更新といいますか、改築、新築というのはあったんでしょうか。
416 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
417 ◯警防課長(石井和成君) 消防団詰所の建て替えでございますけど、平成23年度に2分団第2部の小浜地区でございますけど、1棟を建て替えしたのが最後でございます。
以上でございます。
418 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
419 ◯委員(佐藤多美男君) ですから、かれこれもう7年になりますか、進んでいないんですね。それで、これは市の公共施設再配置計画がありますけども、第1期実行プラン、平成29年度から平成33年度まで、ここでは、消防施設に関する現状及び課題で、市内に36ヶ所ある消防団詰所も老朽化が著しくなっているということで、防災の活動の拠点として機能充実が図られることが求められているというふうなことですね。それで、この計画期間の取り組みについては、旧耐震基準で建てられた5つの消防団詰所、第5分団の第2部、これは私のところですけども、該当するんですね。第6分団第3部、第6分団第7部、あと、第8分団第5部と第7部、ここが新耐震基準前に建てられたところということであります。なぜ、消防の拠点である、本当の拠点というのは常備消防の方でしょうけども、それを支える非常備消防の詰所が、私はこれがあるためにちょっと足踏みをしているのかな、計画がきちんと策定される前までは改築は行われないのかなというふうに思うんですけども、これに縛られて改築等が進まないのか、それとも、まだもつというふうなことで改築をしないのか、それはいかがでしょうか。
420 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
421 ◯警防課長(石井和成君) お答えします。
今、5棟の耐震診断と言いましたけど、あと集会所と併設している詰所が2棟ございまして、4分団第2部詰所と6分団第6部詰所は集会所が併設されていますが、一応耐震診断基準前でございまして、要望としまして、来年度、耐震診断要望は出してございます。それに付随しまして、基本計画におきまして2棟の改修の要望も出してございます。
以上でございます。
422 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
423 ◯委員(佐藤多美男君) 来年度、耐震診断の要望は出してあると。しかし、今現在でも古いのをそのままにしちゃって大丈夫かなというふうに思うんですよね。耐震診断が終わったからすぐ改築とならないんですね、いろいろ計画するので。それから、統廃合も考えている。これは統廃合をなぜ考えるかというと、やっぱり公共施設再配置計画、これとの関連が出てきちゃうわけですね。だから、その絡みでなかなか必要なのに進まないのかなというふうに思うんですけども、これにとらわれず、災害に備えて、消防団詰所の改築というのは必要があればやるという決断が必要じゃないかと私は思うんですけども、計画にとらわれずやるというふうなこと、これは財務、それから総務の方も関係があると思うんですけども、その辺を強く働きかけてやる必要があるのではないかというふうに思いますが、いかがですか。
424 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
425 ◯警防課長(石井和成君) お答えします。
やはり消防団詰所につきましては、全体的に老朽化しており、消防団からも修繕及び改修の要望も聞いておりますので、第1期実行プランの中では合計21棟の改修の計画もございますので、まだ要望の段階でございますけど、順次要望してまいりたいと考えております。
以上でございます。
426 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
427 ◯委員(佐藤多美男君) 改修だけじゃなくて、改築、新築も含めて、必要なものは、この再配置計画にとらわれず、市民の命と財産を守っていただきたいということを強く要望して終わります。
428 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはございますか。平野委員。
429 ◯委員(平野卓義君) お願いします。成果説明書の80ページの文言の後半ですけれども、消防団に配備している可搬型消防ポンプが故障した場合の代替用可搬型消防ポンプの購入を行ったとあります。これは決算書の消防団活動用資機材購入費167万7,024円の中に含まれるということでよろしいのでしょうか、まず聞きます。
430 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
431 ◯警防課長(石井和成君) 委員のおっしゃるとおりでございます。
以上でございます。
432 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
433 ◯委員(平野卓義君) この消防団の可搬のポンプが壊れた場合の購入した台数は、1台なのか2台なのか3台なのか。
434 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
435 ◯警防課長(石井和成君) 1台購入してございます。
以上でございます。
436 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
437 ◯委員(平野卓義君) 1台でこの金額ということでよろしいんでしょうか。
438 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
439 ◯警防課長(石井和成君) 1台の金額でございますけど、150万9,840円でございます。
440 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
441 ◯委員(平野卓義君) じゃ、そのほかは、ほかの備品購入ということでよろしいわけですね。
442 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
443 ◯警防課長(石井和成君) そのほかでございますけど、チェーンソーとか消防団ホースとかを購入してございます。
以上でございます。
444 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
445 ◯委員(平野卓義君) 消防団の持っている小型可搬のポンプ車の古いものについて、何年ごとに整備を行っているのか、まず伺います。
446 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
447 ◯警防課長(石井和成君) 車両更新計画では15年で計画をしてございますけど、実用的には20年から22年ぐらいで更新してございます。
以上でございます。
448 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
449 ◯委員(平野卓義君) 20年から二十数年ということですけども、実際、今、臨時のポンプが1台購入ということですけど、以前にもまだあったのか、1台のほかにまだストックがあるのか伺います。
450 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
451 ◯警防課長(石井和成君) 小型積載車の更新によりまして、更新後、上がったポンプがございますので、2台程度で、合計3台程度を現在所有してございます。
以上でございます。
452 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
453 ◯委員(平野卓義君) 実際、それを積み替えて出動したとか、そういうことはあるんでしょうか。
454 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
455 ◯警防課長(石井和成君) 現在のところ、積み替えて出動した事例はございません。なお、修理等が必要になった場合の代替品として使用してございます。
以上でございます。
456 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
457 ◯委員(平野卓義君) 何かあったときに動かなくて積み替えていく、これは絶対なければいけない備品としてストックしなきゃいけないものだと思います。1台買って、まだあと1台2台あるということですから、本来それが出動しなければいいんですけれども、きちっと整備した上でのストックをしていただきたいと思います。
続いて、あと、81ページの小型動力ポンプ付積載車を3台購入したということですけれども、まず、以前にも聞いたんですけれども、3台購入するに当たって、更新する車はどういう状況になるのか、下取りとか、どこかで処分するとか、どのような状況になるのか、まず伺います。
458 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
459 ◯警防課長(石井和成君) 現在、消防本部におきまして、更新した車両につきましては、解体をしまして廃車してございます。
以上でございます。
460 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
461 ◯委員(平野卓義君) 解体するということですけれども、例えば、古くなった更新した車を、どこかの自治会とか、その必要に迫られている、必要な人がいた場合には、補助金もいただいているんですけれども、何らかの方法でどこかに持っていける、西アフリカじゃないんですけれども、近くのところでそういうことはできないのか、おわかりになればお伺いします。
462 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
463 ◯警防課長(石井和成君) 国からの通知によりまして、消防車両等の処分方法につきまして、解体等を目的とした抹消登録の手続を行うこととなっておりまして、一応その通知によりまして解体等を目的とした廃車をしてございます。ただ、以前も質問がございまして、子どもたちが好きなのでオブジェとかはいかがとかいうのもありますが、それが古くなったときのこととか、諸問題等が解決できればそういうのは可能だと思いますし、小型ポンプの貸し出しについてもできるかと思いますけど、諸問題が解決できればの話で検討できればと考えております。
以上でございます。
464 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
465 ◯委員(平野卓義君) 今のところではもう解体に行くということで理解しました。
1分団第1部のポンプ車と、あと何台かが西アフリカに行くということを2年ぐらい前から聞いていますけれども、今、実際どうなっているのか、向こうで活躍しているのか、まだこちらにあるのか、お伺いします。
466 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
467 ◯警防課長(石井和成君) トーゴという国に寄贈する予定でございますけど、今現在、トーゴの方の受け入れ体制が整ってございませんので、旧市役所北側の車庫にまだ車両等はございます。
以上でございます。
468 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
469 ◯委員(平野卓義君) 早くトーゴの国に行って活躍していただければと思います。
次ですけれども、81ページの消防団員の出動手当について伺います。出動手当の1回分が1,800円と1,400円ということでここに書かれていますけれども、これはいつからこの金額で手当となったのか伺います。
470 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
471 ◯警防課長(石井和成君) 出動手当でございますけど、平成29年4月から、火災、風水害等による危険を伴う出動に関しましては1,400円から1,800円に上げまして、警戒及びその他の出動に関しましては1,400円のままでございます。
以上でございます。
472 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
473 ◯委員(平野卓義君) 昨年から1,800円に400円上がったということですけれども、どう見ても、朝昼晩、春夏秋冬、寒いときも暑いときも出動されているわけですから、昨年変わったということですけれども、いろいろな世の中の状況、いろんな手当、報酬等を考えて、その都度、適正な金額の手当をとっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
474 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
475 ◯委員(石井徳亮君) 141ページの常備消防費の消防活動資機材購入費、こちらの方が、説明書の方では消防ホース一式と防火衣一式という形でなっております。この防火衣一式で204万1,000円というのは、委員会を傍聴したときに聞いて、ああ、こんなにするんだなんて思ったんですけども、このホースとか防火衣の通常の交換するまでのスパンというのは、基本的には何年ぐらいを想定しているんでしょうか。
476 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
477 ◯警防課長(石井和成君) 防火衣につきましては、耐用年数等の設定はございませんが、おおむね10年で更新している消防本部が多いと聞いております。あと、消防ホースにおきましては、毎年数本ずつ更新してございまして、耐用年数等は消防本部としては定めてございません。
以上でございます。
478 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
479 ◯委員(石井徳亮君) 10年使われているという話を聞いて、ちょっとびっくりしたんですけども、私も消防の方をやっていまして、ホース等が訓練とかで途中で破裂したなんて経験なんかもありますので、なるべく新しいものを使っていただければと思います。
また、防火衣の通常10年ぐらい使っていて今回変えたという最終判断は、どの程度まで傷んだから、じゃあ、もう買いかえようとかいう形の判断をされたのか教えてください。
480 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
481 ◯警防課長(石井和成君) 防火衣の更新の最終判断、これは、今回更新しましたのは救助隊の分でございまして、やはり使用頻度が多く、かなり程度が悪くなったものでございますので、救助隊をまず18着更新いたしました。
以上でございます。
482 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
483 ◯委員(石井徳亮君) まず、消防署の方々は市民の命を守るというようなすごい使命があるわけですけれども、消防署員の方がまず命が守れないと助かる命も助けられないということがありますので、こういったものは、もうそろそろ交換時期かなと思ったら、早目早目に交換していただければと思いますので、よろしくお願いします。
484 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。白坂委員。
485 ◯委員(白坂英義君) 救急車の出動についてお伺いをいたします。
近年、軽微なものでもみんな多く救急車を利用するということで、出動件数も多くなっていると思うんですけれども、まず初めに、連絡を受けてから現場に到着するまでの到着時間、これの最短、平均、最長ということで教えてください。
486 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
487 ◯警防課長(石井和成君) ちょっと手元に、ただいまのご質疑に対しまして……〔「平均でいいです」と呼ぶ者あり〕平均でよろしいですか。覚知から現場到着までの平均時間で、過去3年間で申し上げます。平成27年度は8分48秒、平成28年度は9分36秒、平成29年度は9分12秒となってございます。
以上でございます。
488 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
489 ◯委員(白坂英義君) じゃあ、もう一つ、到着してから患者なりを搬送して病院に到着するまでの搬送時間を、平均でいいです、教えてください。
490 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
491 ◯警防課長(石井和成君) お答えします。
現場から病院までの過去3年間の時間でございますけど、平成27年度が37分24秒、平成28年度が39分18秒、平成29年度が41分36秒となってございます。
以上でございます。
492 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
493 ◯委員(白坂英義君) 現場到着につきましては、平成29年度は少し若干早くはなっているんですけれども、全体的にすると、全てにおいて長くなってきていますよね。それで、現在、広域ということで、木更津市が全部出払ったときには、袖ケ浦市だとか、近隣の君津市だとか、そういったところから要請というか、出動してもらっているんですけれども、この件数を教えてもらえませんか。これも二、三年わかれば。
494 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
495 ◯警防課長(石井和成君) では、過去3年でお答えします。応援に行った回数でお答えしますと、平成27年度が24件、平成28年度が32件、平成29年度が49件で、応援を受けた回数でございますけど、平成27年度が48件、平成28年度が57件、平成29年度が75件となってございます。
以上でございます。
496 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
497 ◯委員(白坂英義君) はい、わかりました。こうやってお互いに助け合ってやっているんですけども、そういった中でも、こうやって到着時間だとか搬送時間が延びているんですけれども、これについて、当局としてはどのような対策というか施策を打っているのか、お伺いをいたします。
498 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
499 ◯警防課長(石井和成君) 出動件数は毎年増加しておりまして、救急車が全て出動の場合や、重症などの救命事案などは、委員のおっしゃるとおり、隣接市同士でお互いに応援し合ってございます。対策でございますけど、現在、国が示す消防力の整備指針によりますと、本市に必要な救急車の基準台数は6台となっているところを、現在、現有数は5台で対応しております。対策といたしまして、次期基本計画に救急車1台増車について要望しております。また、救急車増車に必要な乗員9名についてでございますけど、平成30年3月議会におきまして、消防職員定数を185人から195人に増員する条例改正をしていただいたところでございます。
以上でございます。
500 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
501 ◯委員(白坂英義君) わかりました。そうやってハード的に救急車をこれから1台増やすとか、消防員を増やしていくということはわかったんですけれども、そのほかに、以前、私はお話ししたことがあると思うんですけども、医療機関との関係で医療システムみたいなのがあるんです。こういったことで、タブレットを救急車の中に持っていって、そして、そういう医療機関の情報をいち早く得て、できるだけ早くその医療機関に持っていくというようなことができますよと、ほかの自治体でもやっていますよという話をさせていただいたんですけれども、この取り組みというのは現在どうなっていますか。
502 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
503 ◯警防課長(石井和成君) お答えします。
昨年の9月の
決算審査特別委員会のときに委員からご質疑がありまして、翌月の10月には試行的に本署の救急車に1台タブレットを購入いたしまして、本年4月にほかの4台の救急車にタブレットを購入しまして、現在、千葉県の方も、ちば救急医療ネットというシステムが更新されたことに伴いまして、救急搬送時間につきまして短縮ができるのではないかと考えております。
以上でございます。
504 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
505 ◯委員(白坂英義君) まだそのタブレット以外にも、いろんな自治体では短縮に向けた取り組みを行っていますので、いろいろインターネットで調べればすぐ出てきますので、そういった形でいろんな短縮方法ということの施策を実施していただきますようお願いいたします。
506 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。國吉委員。
507 ◯委員(國吉俊夫君) 143ページなんですけども、ここで、15目の消防施設費の中で、備考のところ、水利施設改修事業費ということがあるんですけども、成果説明の82ページの中で6ヶ所という形で書いてあります。木更津市内全体とすると、現在、どのくらいの防火水槽というものを抱えているものでしょうか。
508 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
509 ◯警防課長(石井和成君) お答えします。
消防本部が管理している、まず消火栓からですけど、1,547ヶ所、防火水槽につきましては、414ヶ所管理してございます。その他、管理外を含めますと2,115ヶ所、消防水利はございます。
以上でございます。
510 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
511 ◯委員(國吉俊夫君) 大変な数だと思う中で、今回は防火水槽、消火栓の改修で6ヶ所ということで、275万2,000円という形で出ているわけなんですけども、本当に火事が起こらなければ、このようなものは必要ないわけなんですけども、ただ、いつ起こるかわからないためにやはりこういう準備をしているわけですけども、特に防火水槽、これはやっぱりつくったものですから、耐用年数というものがあるんじゃないかと思うんですけども、その点について、今の6ヶ所だけで平成29年度は終わっているわけですけども、その不具合というか、まだまだやらなきゃいけない工事があるというものはあるでしょうか。
512 ◯委員長(座親政彦君) 石井警防課長。
513 ◯警防課長(石井和成君) 先ほどもご答弁いたしましたが、消防署の協力を得まして、水利欠陥箇所数について把握しました。現在、250ヶ所、不良箇所がございますので、基本計画上、4年間で改修計画に伴った修繕要望を出してございます。
以上でございます。
514 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
515 ◯委員(國吉俊夫君) 一応4年間で250ヶ所をやる計画ということですね。財務部の方はどうですか。
516 ◯委員長(座親政彦君) 鶴岡財務部参事。
517 ◯財務部参事・財政課長(鶴岡賢一君) もう何回か答弁させていただきましたが、平成31年度からの4ヶ年の次期基本計画につきましては、現在ヒアリングを行っている最中でございますので、今後のほかの事業との兼ね合いで査定も決まると思います。
以上です。
518 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
519 ◯委員(國吉俊夫君) 消防の方からこういうような要望がありますから、ぜひとも応えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
520 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはございますか。
〔発言する者なし〕
521 ◯委員長(座親政彦君) 質疑終局と認め、以上で消防費の審査を終わります。
答弁席入れ替えのため、暫時休憩いたします。
(午後2時10分)
───────────────────────────────────────
(午後2時13分)
522 ◯委員長(座親政彦君) 休憩を取り消し、委員会を再開いたします。
続きまして、第50款教育費の審査をお願いするわけでございますが、2回に分けたいと思います。最初に、教育費のうち、143ページから152ページまでの、第5項教育総務費から第20項幼稚園費についてご審査をお願いいたします。
ご質疑があれば、お願いします。石井委員。
523 ◯委員(石井徳亮君) それでは、144ページの事務局費の中の小規模特認校制度事業費79万9,936円、もう何年も小規模特認校制度を活用していただいているんですけども、成果説明書に4校行ったという形になっていますけど、平成29年度の具体的な特色のある内容というものを教えていただきたいと思います。
524 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
525 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 小規模校の特性を活かした体験学習や、きめ細かな学習支援、専門的な講師を招聘した特色ある学校づくりを推進しております。例えば、オルカ鴨川のサッカー選手によるサッカー教室、それから落語、折り紙、和太鼓、書き初め、伝統音楽等の講師への謝礼や授業に使う消耗品に使わせていただいております。
526 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
527 ◯委員(石井徳亮君) いろんなことをやっていただいているというのは非常にありがたいんですけども、実際問題、この平成29年度に行った学校のうちの富岡小学校と中郷中学校は、今度、廃校が決まってしまったという形ですので、この2校にしても、ほかもそうなのかもしれませんけど、個人的にはですけど、まずその特色あるカリキュラム的なものが足らなかったのかなという気もしています。ですから、その辺では、このカリキュラムをどなたが考えて、そういう呼んだりする活動を行ったのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
528 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
529 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 基本的には学校の方が考えて、市教育委員会の方に提出していただいております。
530 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
531 ◯委員(石井徳亮君) そういった面では、昔からちょっと話をさせてもらったこともあるんですけども、校長先生も2年か3年でかわっていってしまったりとか、独自色を出すことがなかなか難しかったりしますので、学校中心にやるというよりも、教育委員会全体でいろんなことを考えて、例えば、本当に都心の方から来たいというような内容を行うとか、そういったものを行っていただきたいと思うんですけども、その点についてはどうでしょうか。
532 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
533 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 都心から実際に児童・生徒の方が通っているというケースはございませんが、そういったものも今後視野に入れて、小規模校のさらなる特色のある活動につなげていければと考えております。
534 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
535 ◯委員(石井徳亮君) 先ほど、学校の方で決めていただくという形があったんですけども、ずっと継続して同じような授業をやられているのか、例えば、先生方が入れかわったごとにいろいろ考えて、いろんなことが変わっていくのか、その辺はどうでしょうか。
536 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
537 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 先生方がかわった場合、また、子どもの実態に応じまして、特色ある取り組みの方は全ての学校が変化しております。
538 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
539 ◯委員(石井徳亮君) 変化していくという形では、いい形と悪い形と両方やっぱり出てくると思いますので、継続的に末永くやっていく上での判断をどこがするのかという形のものでも、例えば、学校教育課の方が主導的に先を引っ張っていくとか、そういった形の体制づくりをしないと、もうこの小規模特認校制度の特色あるものが普通になってきてしまっているようなところも見えてくると思うので、やっぱりほかと違ったようなカリキュラムを組むとか、そういったものを考えていかないと人から選んでいただけないような形にもなってきてしまいますので、その辺のことを頑張っていただければと思いますので、よろしくお願いします。〔「関連」と呼ぶ者あり〕
540 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
541 ◯委員(竹内伸江さん) この事業の関連なんですけれども、そうしましたら、教育的には、教育効果としてはどのような成果が得られたというふうにお考えでしょうか。
542 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
543 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 小規模特認校につきましては、例えば大規模校で生活するのが大変苦痛であるといったような生徒は、この小規模特認校制度を利用して大変活き活きと活動しているものと感じております。
544 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
545 ◯委員(國吉俊夫君) 決算書の148ページなんですけども、10目の教育振興費の備考欄に、3として独立行政法人日本スポーツ振興センター共済掛金負担金という形があるんですけども、これは、成果説明書の中には、子どもたち、加入者7,126人の負傷とか何か障がいがあったときのための掛金ということなんですけども、単純に私は一般的に考えると900円ぐらいなんですけども、このセンターにしかかけられないものなんでしょうか。ということは、こういうのは保険だと思うので、独立行政法人のこのセンターしかかけられないと決まっているものでしょうか。
546 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
547 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 基本的にはこの保険制度にかけることになっておりますが、例えば任意で個人的にかけることも可能でございます。
548 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
549 ◯委員(國吉俊夫君) ということは、これは個人に入りますかどうかということで希望をとって入ったのを負担するということですか。
550 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
551 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 毎年4月に保護者の方に文書を配布いたしまして、希望を募ってという形になっております。
552 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
553 ◯委員(國吉俊夫君) じゃ、配布するときに、ほかの保険会社と言っていいのかな、そこに、こういうような保険をかけるときに、そういうようなシステムがあるかというのを調べたことはあるんですか。
554 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
555 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 任意であるということは調べてございますけれども、共済の方という形で、制度の手当の方は大変手厚くなっていると確認しております。
556 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
557 ◯委員(國吉俊夫君) いや、私が聞いているのは、同じような保障があって、ほかの業者、会社にそういうようなものを聞いたことがあるのかということなんですけど。あるかないか。
558 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
559 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 同じ内容について、そのまま確認したことはございません。
560 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
561 ◯委員(國吉俊夫君) じゃ、違う会社であった場合に、この保険の国かどこかの補助というのが消えるというのはあるんですか。
562 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
563 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 今ここでは確認できませんので、後ほどお答えさせていただきます。
564 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
565 ◯委員(國吉俊夫君) 私が言いたいのは、初めからこのセンターの方の保険で使いなさいよということで親御さんたちにお話しするのも結構なことだけども、もしかしたらほかで手を挙げる会社があるかもわからない。そういうふうにオープンにして、こういう保険がありますけども、どうでしょうかというのはやらないのかなという疑問でちょっと聞いたわけなんですよ。そういう点は考えてなかったですか。
566 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
567 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 基本的には、日本スポーツ振興センター法というのが法律としてございますので、その法律に基づいて今までは対応しておりました。
568 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
569 ◯委員(國吉俊夫君) ということは、学校教育の中では、そこの法律に基づいたものじゃないとだめだったということですね。
570 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
571 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 基本的には、その法律に基づいて学校の中では取り扱っておりましたが、個人的にかけることは可能だとは考えております。
572 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
573 ◯委員(國吉俊夫君) 私が聞きたいのは、要は、木更津市の教育を考えた場合には、この日本スポーツ振興センターということでしか取り扱わないという判断でやってきたわけですか。
574 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
575 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 基本的には、先ほど申し上げましたように、日本スポーツ振興センター法という法律がございますので、学校の中ではこの法律にのっとってやってまいりました。
576 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
577 ◯委員(三上和俊君) 事例を挙げて質疑した方が答える方もいいと思うよ。もし何か運動会で転んでけがして、保険で治療しますよね。今、子どもたちは無償化だとかという話もあるからどうかわかんないけど、普通の治療にかかると。また、お金で治療費をあれするときに、この保険の方がいろいろ率がよかったり、また、学校側の何かの賠償問題というのがあるじゃない。よく柔道をやっていて、故意にやったわけじゃないけど、事故があってそのときの学校の教育責任というときには、これも充てて、学校側の責任をそれでどうにか繕うと、先生が個人で払うんじゃなくて、教育委員会が払うんじゃなくて、この保険制度の中で学校側の責任を果たすと、こういう形でいいのかな。
578 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
579 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 災害給付の内容について具体的に申し上げますと、例えば、疾病、療養に要する費用の額は5,000円以上が対象となっております。医療保険並みの療養に対する費用の額10分の4、そのうち10分の1分は療養に伴って要する費用として加算されておりますが、障がいは1級から14級までで3,770万円から82万円、死亡の場合は2,800万円という形で、保障は充実していると思われます。
580 ◯委員長(座親政彦君) 保障内容はそういうことでしょうけども、三上委員の言ったやつにお答えをいただければと思うんですが。先ほどの教育責任の関係で。事例を出してご質疑があったと思うんですが。河野教育部参事。
581 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 例えば、先ほどご指摘があったように、学校の中で、先ほど申し上げたように死亡からけがまで全てのものが対象となっております。その中で、先ほど言いましたように、病院にかかった場合、5,000円以上ですと、その治療費の方が全て支給される形になっております。
582 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員、もう1回お願いします。
583 ◯委員(三上和俊君) だから、それが、学校の先生の何かトラブっちゃったといったときの責任、申しわけありませんでしたという慰謝料も含めた学校側の教育委員会としての責任が、それで表現できるというか、そういう形でするのかどうかということなの。それで、今の保険の話以外に、学校側、あるいは教育委員会の責任は追及できるのかい。
584 ◯委員長(座親政彦君) 高澤教育長。
585 ◯教育長(高澤茂夫君) ありがとうございました。このセンター法につきましては、学校の中で教育活動の計画に位置付けられているもの全てについて該当します。したがって、子どもたちが家を出て、通学から下校までも全部入りますし、それから、教育計画に位置付けてあれば、部活動も含めて全部対象になっていますから、今委員お話がありましたように、かなり大きな枠の中でカバーをしていただいています。ただ、先生方の明らかな瑕疵があったときには、これからお金は出るでしょうけども、その先生方であったり、または市であったりという形の中で損害賠償が請求されることはあると思います。ただ、一般的には、教育活動に位置付けされていれば、全てこれでカバーができるという形になっています。
ただ、もう一つは、個人的にまた違うものに入っている方もいますので、これはほとんど全員が加入をして、その後、個人的に民間の保険に入っているお子さんも実はいます。
以上です。
586 ◯委員長(座親政彦君) この保険には全員が入って、それプラスそれぞれ入れるということ、そういう意味でよろしいんですかね。
國吉委員。
587 ◯委員(國吉俊夫君) では、木更津市として、もしこの独立行政法人日本スポーツ振興センターの保険を使わなくて、民間の会社の方がもっと安くてよかったという結果が出た場合には使えるんですか。やはり同じ条件の同じ保障をやりますよと企業が手を挙げてきた場合に、要は、木更津市の教育委員会としては、この振興センターを使わずに、新しい一般企業の方の保険を使えるもんですか。
588 ◯委員長(座親政彦君) これに入らずにそっちの会社のみにということでしょうか。國吉委員。
589 ◯委員(國吉俊夫君) 条件が同じ保障をうちもやりますよと言った場合に使えるかどうかということです。
590 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
591 ◯委員(三上和俊君) つまり、経済活動の中で、国が、あるいは文科省が補助していれば、掛金も安くて保障も余計もらえるけども、こういう制度はただの民間の会社よりもきちっと保障力があるかないかと。だから、これをやっていると、同じ保障能力だったら、対抗できるんだったら、國吉委員はそっちもいいじゃないかと言ってるの。
592 ◯委員長(座親政彦君) 高澤教育長。
593 ◯教育長(高澤茂夫君) お話ありましたように、ほかの保険会社との比較をしたことはございません。ただ、これは国の方も推奨しているものでありますし、法律に基づいておりますし、それから、センターの方からかなり負担金も従来出ておりますので、そういった形の中で、子どもたちがかかわるものの中では一番メリットが大きいかなというふうには考えています。
594 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはございますか。三上委員。
595 ◯委員(三上和俊君) これは教育委員会だけに質疑する話じゃなくて、都市整備部にも話をした問題でございます。執行部の方の皆さんも瑕疵担保の資料を見てください。
それで、我々は、おととい、真舟小学校へ行きましたら、今の校舎がペンキが剥がれていたの。ちょっと早過ぎるんじゃないかなということで言ったら、1年しか責任はないなんていうようなことを言ったんだけど、民法の第638条には「引渡しの後五年間その担保の責任を負う」と。また、きちっとした建物だったら10年間その責任を負うとあるんだよ。だけど、その前に、第636条、「仕事の目的物の瑕疵が注文者の供した材料の性質又は注文者の与えた指図によって生じたときは、適用しない」と。材料承認願なんていうのを出すでしょう。そうすると、それで、教育委員会の施設課がやるのか営繕課がやるのか知らないけど、いいよと言ったり、あるいは、そのステップステップで、課長検査とか何とかといって、配筋から基礎から壁から、何かいろいろ5段階ぐらいで課長が現場を見るんじゃないの。その都度承認してしまうと、また材料承認願も判こを押してしまうと、この第636条の中で、なかなか今度は発注者の方が文句を言えないと。こういう中で、今回の真舟小学校のは何年しかたたないのに剥げ落ちているわけ。それは、何か話をしてるということだから、学校教育課だか施設課は認識していると思うんだよ。あれはいつ頃発覚したの。つくっているときからもうぺらぺら色が剥げてきたの。それとも1年か半年でおかしくなったのかどうか。それで、それは、今は真正面だけだけど、ほかのところもあるのか。多分、同じ技術というか、職人がやれば、同じようなところで、ペンキ工事が大体全部そんな手抜き工事だか材料が悪いかであるんだと思うんだけど、全体にペンキ工事というのを調べて、それで損害額というか、これをまた剥がして塗って補修するとどのくらいのお金がかかるのか、大したことはないのか、算定してあったら、どんなふうになっているのか確認させてもらいます。
596 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
597 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 委員ご指摘の真舟小学校については、この間、現地視察に行ったときに、実はペンキが剥がれている状況は確認しております。その前についても、5月の上旬ぐらいに行ったときに、部分的に剥がれているのは既に確認しております。約款上では瑕疵担保期間は1年ということになっていますけども、設計書の中で、建設してから1年後、2年後にそれぞれ1年点検、2年点検を業者とうちの方の発注者とですることになっています。その段階で少し部分的に剥がれていたので、まず、1年のときに部分的に剥がれていたので、補修を業者の方で無償でさせました。その後、2年点検しても、かなり広がってしまったので、平成28年の8月の夏休みを利用して補修の工事をさせていただいたんですが、今回行くまでにはそこまで気がつきませんで、今、いろいろ剥がれていますので、今後についてはまた都市整備部と協議をさせていただきたいと思います。
それと、金額については、まだその状況が把握されていないので、はっきりわかりません。
あと、委員ご指摘の全体なのかということなんですけど、主にやはりグラウンドに面している南側の方、風がよく当たる方が比較的よく剥がれているような、そういう傾向があって、北の方は比較的剥がれていない、それとあと、ステンレスのあるような手すりについても、少し部分的にさびが付着しているような状況になっているので、かなり塩害的なものがあるのかなというふうに思いますので、先ほど申し上げたように、今後については都市整備部と十分協議させていただいて、少し考えさせていただきたいと思います。
以上でございます。
598 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
599 ◯委員(三上和俊君) アセットプランといって、建物とか動産についてもそうだけど、長持ちさせるということで話を1回、五、六年前かな、日本語でいうと長寿命化か、建物についても橋についてもそういうようなことで取り組もうと言ったんだけど、つくったらすぐこうなっちゃったらみっともない話なわけ。そうすると、材料を、あるいは工法を最初から考えた方がよかったんじゃないかなというような反省もあると思うよ。だから、そういうことも含めて、今回のことについては、瑕疵担保の請求もひとつ頭に入れてほしいし、腐らないもの、さびないもの、法隆寺なんて世界最古の木造建築で、ペンキを10年ごとに塗りましたなんて話は聞いたこともない。だから、そういうふうなことで、やっぱり皆さんはしっかりとしたプロだから、プロなりの指示をしていただいて、それが皆さんの仕事だから、きちっと対応していただきたいと思います。今回のことはどんなふうに整理しようと思っていますか。何かさっきの答弁だと会社がやってくれそうなニュアンスも聞きましたけど、そのほかに、いろいろと皆さんの立場、あるいは設計の監督の会社の、営繕課があれを監理したわけじゃないでしょう。監理はどっか民間の設計会社がやったんでしょう。だから、そういういろいろ立場立場の人たちがどんなふうに対応したらいいのか、今の時点でどういうふうに考えているのか、お尋ねします。
600 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
601 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 工事については、委員おっしゃるように設計事務所の方で工事監理をしています。あと、市の監督員が工事について監督業務をしています。先ほど言ったように、瑕疵担保期間とすれば、約款上は1年ということですけども、その後、請負業者と相談をして協議をして無償で直させていただいております。ただ、結果的に今みたいな結果になっていますけど、今後、どのような対応をしたらいいのかとかは、またいろんな関係課、営繕課、都市整備部を含めていろんなところと相談させていただきたいと思います。どのようにしたらいいのかというのは、今、思い浮かばないのは大変申しわけございませんけども、協議させていただきたいと思います。
602 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
603 ◯委員(三上和俊君) だから、直させるのは一つだけど、あと、だから、アセットプランといって、長寿命化の中には、腐らないものを使うとか、さびないものを使うとか、いろいろありますので、そういう立場立場で、今回のことを頭に入れて、今度、次に発注するものは、じゃ、こういうふうに発注しようとか、設計図書の中でこれだけはちゃんと入れておこうとか、学校をつくるときの一つの木更津市の揺るがない基本的な考え方として記録に残すなり、これから守ってほしいと、こういうことなんですけど、いかがですかね。
604 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
605 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 委員のご指摘のとおり、先ほど申し上げたように、関係課といろいろ協議をさせていただいて、よりいいもの、丈夫なもの、後世に残せるようなものを形で伝えるように、打ち合わせさせていただきながら対応したいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。〔「関連」と呼ぶ者あり〕
606 ◯委員長(座親政彦君) 関連ですか。國吉委員。
607 ◯委員(國吉俊夫君) 約款で1年ということになっていますけども、それは、約款の中で、引き渡し1年以内、瑕疵が発見されてから1年ですか。どっちですか。
608 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
609 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 基本的に工事目的物の引き渡しを受けてから1年ということでございます。
610 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
611 ◯委員(國吉俊夫君) そうしますと、今回は塗装ということですけども、じゃ、躯体的な面も1年ということですか。躯体的な面は見えないものもあるはずです。その場合でも引き渡しから1年ですか。
612 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
613 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 約款上の1年をどういうふうに決めたのかは、申しわけございません、はっきりわからないです。基本的には引き渡し後1年ですから、ただ、重大な瑕疵があった場合には恐らく協議できるのではないかと思うので、その辺が明確に今はっきりしたお答えができないので、申しわけございません。
614 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
615 ◯委員(國吉俊夫君) これは、昨日、三上委員が
決算審査特別委員会で話していることで、今そんなの調べてない方がおかしいでしょうよ。隠れた瑕疵が発見されたら引き渡しから1年というのはないんじゃないの。それをわかる人はいないですか。
616 ◯委員長(座親政彦君) 土居総務部長兼市民部長。
617 ◯総務部長・市民部長(土居和幸君) 午前中もご答弁させていただきましたが、重大な瑕疵が発見された場合には10年間請求する権利がございます。
618 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
619 ◯委員(國吉俊夫君) ですよね、多分ね。では、そこの重大なる瑕疵と今回の塗装との瑕疵の境目というのはどこですか。
620 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
621 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 今回の場合は、工事の方の監督も監理も設計事務所もしていますし、それぞれのところで承認を受けている工事をしていますので、一般的には、重大な瑕疵というのは、設計図書にないものを勝手に業者の方がやったことについての原因ではないかと思います。
622 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
623 ◯委員(國吉俊夫君) ですから、私は、じゃ、塗装は重大なるあれではない、窓は重大ではないとかというのをちゃんと把握しているんでしょうかということなんですよ。だって、今、部長の方が、重大な瑕疵があったときには10年間ですよということで答弁いただいたわけですから、じゃ、重大な瑕疵になるのは、どことどことどこまでが重大な瑕疵になるかというのは把握しているんでしょうかということ。そうしないと今後の対応ができないんじゃないんでしょうか。そこはどうなんですか。
624 ◯委員長(座親政彦君) 土居総務部長兼市民部長。
625 ◯総務部長・市民部長(土居和幸君) こちらについては、昨日、営繕課長と私も答弁させていただきましたが、設計者と請負業者、あと市の関係者が集まり、その辺の協議をしたいと思っております。先ほど三上委員の方から資料を提供いただいた第636条「仕事の目的物の瑕疵が注文者の供した材料の性質又は注文者の与えた指図によって生じたときは、適用しない」、これに該当するかどうかも含めまして、事業者を交え、協議をしたいというふうに考えております。
626 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
627 ◯委員(國吉俊夫君) やはりこういう請負契約は法律的な面も出てくることがありますから、やはりそこをしっかりとして今後のことをやっていただきたいと思うんですよ。瑕疵担保というのは、ある程度期限が決めてあったとしても、双方の話し合いの中で、このものは何年間の瑕疵担保責任がありますよといって決め事で可能なわけですので、民法とはまた違う決め方というのは当然あり得るので、やっぱりもっと細かくそれを今後やっていっていただきたいと思います。
628 ◯委員長(座親政彦君) 関連ですよね。石井委員。
629 ◯委員(石井徳亮君) 関連といっても真舟小学校の増改築の件なんですけれども、三上委員からもおっしゃったとおり、視察に行って現在の校舎は見させていただいたんですけど、既存の校舎にあるひさしとかバルコニーが今度の校舎にはなくて、その場合、ちょっと聞きましたら、関係各所と相談して、そこまで予算はかけませんよという話だったんですけど、真舟小学校については、以前からもう校舎が足りなくなるというのはわかっていたはずなんですけども、そのときの適正規模等審議会のときでも、人口の推移とかなんかは大体3年間ぐらいまで先に送った人数しか校舎数なんかはつくれないというような話を聞いたことがあって、そのときにもう足らなくなるというのは、きっと真舟小学校をオープンしたときにはわかっていたはずなんですけど、きっとこの校舎のことなんですけど、今度追加で建てるというときに、例えば現場の一緒に働いていらっしゃる先生方とか、そういった方々の意見というのは聴いていたんでしょうか。
630 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
631 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 今、つくっているときの推計は、おっしゃるように3年ぐらいさかのぼった形の推計までしか補助金上出ません。それで、真舟小学校の建設当時は、4クラス6学年で24プラス特殊3の27を対応できるような形でつくっていました。スタート時は22学級ぐらいだったと思います。それである程度推計した段階でそこでおさまるだろうと。それと、仮に1つ2つ増えたとしても、同じような形状の多目的室が2つ、あと視聴覚室とかがあるので、おおむねプラス3ぐらい、仮にそこは推計がちょっと甘かったとしても可能だろうという形で当時はつくっていますので、その辺については、当時、そのような考え方で設計をしたと思います。
それとあと、今回のものについては、一応学校の意見は、ある程度、配膳室とか多目的のトイレとか、そういったものは要望を聞きました。ただ、一つの教室の大きさについては、できるだけ今の既存の教室と同じぐらいの大きさ、ほかの学校よりも多少大きくなっています。ほかの学年がかわったときに、あまりにも大きさが違うといけないと思いまして、そういったものを配慮はさせていただいたんですけど、あと、特段、今までどおりつくっているものについて、特に学校とは念入りにはやっていませんけれども、こういったものができますよと図面等を見せて打ち合わせをさせていただきながら今回の工事の方は進めさせていただいております。
以上でございます。
632 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
633 ◯委員(石井徳亮君) 以前にもちょっと言わせていただいたかもしれませんけども、第一小学校と給食センターをPFIでやったときに、PFIの会議のときにいろいろ木P連からも1人送っていて、当日、資料が置いてあって、その会議のときにこんな分厚いやつを見てくださいと言って、それで判断していただいて、その資料は持って帰っちゃいけませんという話で、だから、そういった形では、きちんとそういった形の声が十分届いているかというと難しいようなところは考えていたんです。それで、例えばPFIのときもそうなんですけども、価格評価と性能評価と2列あって、やっぱり価格が一番安いけど性能も一番安いんですよというものを採用したという話は聞いていたんです。結局、今お話のあったとおり、よりいいものを末永く使っていきたいような話があれば、その当時、少し高くても、もう少し性能のいいものを選ぶとか、そういった観点があってもいいのではないかなと思ってはいたんです。だから、その当時から、安かろう悪かろうとは言いませんけど、性能の低いものを安いから選ぶじゃなくて、やっぱりその辺のものをきちんと評価して選んでいただきたいなとは思っていますけど、その辺のことはどうなんでしょうか。
634 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
635 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 性能については、以前の鉄骨の建物、いわゆるプレハブというような校舎のものについてよりも格段性能は上がっていると思います。あと、あれと同じような仕様について、二、三年前にやった八幡台小学校に同じような性能のものをやって、そこも2階建てですけども、特に授業に支障はなく、別にうるさくないというような形で、同じような仕様のものを今回も真舟小学校の方にさせていただきますので、教育委員会としては、できるだけそういったのも配慮しながら今回の工事を進めさせていただいております。
636 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
637 ◯委員(石井徳亮君) なるべくいいものをという形ではいただいておりますので、その点、していただきたいと思います。よろしくお願いします。
638 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
639 ◯委員(佐藤多美男君) 真舟小の増築工事に関しまして、参考になる情報を提供いただきたいと思うんですが、視察に参りましたら、エアコンが全教室に増築された場所に設置されておりました。そのとき、これは幾らぐらいするのとお聞きしましたら、ちょっとわからないということでありましたので、今後の参考までに、決算ということですから、1基当たりのエアコンそのものの機具と設置費はわかりますでしょうか。
640 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
641 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 設計額で申しますと、1教室当たり約262万円ぐらいの費用がかかっているというふうに伺っております。
642 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
643 ◯委員(佐藤多美男君) それは維持管理も電気代も含んでということでしょうか。機具そのものと設置代と維持管理費とあると思うんですけども、その区分けはどうでしょう。
644 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
645 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 今の場合は工事をした設置費でございまして、維持管理については試算はしておりません。
646 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
647 ◯委員(佐藤多美男君) 262万円ですか。そしたら、今、小中学校を全部含めると相当な数、小中学校はたしか普通教室と特別教室を合わせて769室で、それで、現在設置されているのが86というふうな資料があります。ですから、あと683掛ける262万円ということになりますか。そういう計算になりますか。
648 ◯委員長(座親政彦君) 全校につける場合、今の計算式で間違いないかということでございます。勝畑教育部参事。
649 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 今、営繕課の方で設計して、先ほど言った真舟小については約262万円です。委員がおっしゃっている教室数というのは、今利用されていない教室数も含めての数字になると思いますから、数が大分減るのではないかなと思っています。ですから、今、議会の方で答弁させていただいています普通教室、小学校が301、中学校が146だったと思いますけど、それが今利用していると言っていいか、保有している普通教室ですから、そこから今設置されているものを引いた数になりますから、そんなには多くないと思います。
以上です。
650 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
651 ◯委員(佐藤多美男君) 普通教室だけですよね。特別支援教室、これは入れているところもありますよね。ですから、それも含めると幾らになりますか。教室数ですね。
652 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
653 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 今、普通教室と特別支援教室を含んでエアコンの設置されている学校は、小学校で82教室、中学校で4教室です。全体の数でいきますと、小学校については、今使っているのが301教室あり、82室にエアコンが設置されています。中学校に関しては136室、今設置されているのが4ですから、その差し引いた数字が今後設置をしなければいけない普通教室の数になると思います。
654 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
655 ◯委員(白坂英義君) 仮想シンクライアントについてお聞きします。これは小学校、中学校ということで、この中の校務支援システムということで、昨年の7月ですかね、パイロット校を3つ指定して、そして、そこで出勤簿というか、そういったものを管理してきたんですけれども、大体もう1年過ぎて、多分検証もされていると思います。要は、これから、その3校じゃなくて、全ての学校でそういう校務支援システムが使えるようになる、それが理想なんですけれども、以前、全校については平成31年以降かというような話を聞いたんですけれども、現時点で、全校で校務支援システムが使えるようになるというのはいつ頃を予定されているのか、お聞きをします。
656 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
657 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) 仮想シンクライアントシステムと、それから校務支援システムについてですけれども、先ほどお話があったように、平成29年度に市内3校をパイロット校として試験的に運用を始めました。平成30年度、今年度ですけれども、この3校で教務関係、学籍関係の運用、そして成果と課題の検証を今現在行っております。木更津市の整備計画では、平成31年度に全校整備へ向けての準備を進め、平成32年度から全校での本格稼働ができるよう進めてまいりたいと考えております。
以上です。
658 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
659 ◯委員(白坂英義君) その中で、今、教務だとか学籍だとか、そういったものは、最終的にはどういったシステム、今やっている2つ3つなのか、もっと増やしていきたいというのがあるのか、その辺はどうですか。
660 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
661 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) システムについてですけれども、少し詳しく申し上げますと、教務関係でいいますと、通知表、中学校の調査票、それから時間割り表等ですね。それから、学籍関係といたしまして、指導要録、出席簿、転出入の管理、保健関係でも、健康観察、インフルエンザの罹患者等の報告等、これまで手作業、あるいは手書きで行っていたものを全て電子化し、共有することができるものと考えております。
662 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
663 ◯委員(白坂英義君) これができますと、今言われている先生方の時間外勤務といいますか、働き方改革の中で、ものすごく効果が出てくるというふうに思います。平成32年度ということなんですけれども、それまでの間に、今やっている3校、これを少しずつ増やすような手法もあると思いますので、できるだけ早い時期にこのシステムが各学校で使えるようにしていただければというふうに思います。
それと、すいません、もう1点、先生方にパソコン1人1台ということで、もう三、四年になると思うんですけれども、この活用状況というのはわかりますか。皆さん先生に1台対応してもらっていると思うんですけれども、先生方がどれだけ、人数にしても時間にしてもいいですけど、大体何割ぐらいパソコンを使っているのかというのがわかりましたら教えてもらえませんか。
664 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
665 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) 本市では、今、職員1名につき1台パソコンを供給しております。臨時職員等には供給はなっていないんですけれども、なるべく多くの職員にということで供給しておりますので、正確には申し上げられませんが、9割以上が活用しております。中学校の職員については、日中の空き時間等も利用しておりますし、小学校の職員につきましては、放課後、ほとんどの職員が職員室でパソコンで作業を行っております。
666 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
667 ◯委員(白坂英義君) 今、我々はタブレットを使っているんですけれども、ある先生に聞くと、やはりこのタブレットも欲しいと。要は、朝のミーティングなんかでも活用できると。みんなに情報共有ができるわけですから。そういったタブレットの対応みたいなやつは今の現時点では考えていないですか。
668 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
669 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) 職員用のタブレットは、今、配布はされておりません。ただ、児童用、生徒用には各学校に配布を進めておる状況です。
670 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
671 ◯委員(白坂英義君) ですから、学校の生徒用はいいんですけれども、先生方が仕事をする中でタブレットを使って仕事をする、これも一つの時間のいろんな面での短縮にはなるかと、効率化が図れるんだろうというふうに思いますので、今は無理かもしれませんけれども、このタブレット対応についても検討していただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。〔「関連」と呼ぶ者あり〕
672 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
673 ◯委員(平野卓義君) 1点だけです。県内近隣市の状況はどうなのか伺います。
674 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
675 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) 県内の校務支援システムの整備率でございますけれども、平成30年の3月の資料でございますが、千葉県では78.3%でございます。整備率100%の自治体においては、県内で54市町村のうち17の自治体になっております。近隣では、市原市、袖ケ浦市、君津市が100%になっております。
676 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員、どうぞ。
677 ◯委員(竹内伸江さん) 小中学校の読書相談員報酬についてお伺いします。これは小学校、中学校にまたがっていますので、決算書が148ページの10項小学校費の10目教育振興費の特別職人件費、読書相談員報酬、小学校の方が533万6,066円、続きまして、中学校の方が151ページ、15項の中学校費、10目教育振興費、特別職人件費の備考欄の読書相談員報酬448万9,529円、これは合計しますと982万5,595円ということで、1,000万円近い金額が使われておるんですけれども、読書相談員の雇用人数についてお伺いします。
678 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
679 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 小学校18名、中学校8名となっております。
680 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
681 ◯委員(竹内伸江さん) では、雇用日数や勤務形態についてはいかがでしょうか。
682 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
683 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 全32校に配置しております。勤務時間は1日4時間で日額4,000円、勤務日数は週2日で、70日の読書相談員と140日の2校を兼務している相談員がございます。
684 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
685 ◯委員(竹内伸江さん) では、読書相談員がどのような活動をされているのか、お伺いしたいと思います。
686 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
687 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) まず1点目といたしましては、読書環境の整備として、図書室にある蔵書の点検、管理や補修整備、季節に合った掲示物の作成等を行っております。2つ目といたしましては、読書活動、こちらの方の興味関心を高めるために、読み聞かせやブックトーク、読書集会等を行っております。
以上でございます。
688 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
689 ◯委員(竹内伸江さん) じゃ、この事業によって、小中学校の児童・生徒にどのような教育効果が得られたのか、お伺いします。
690 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
691 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 読書相談員を全小中学校へ配置したことで、小中学校の図書室の環境の方が大変整備されたとまず聞いております。よって、子どもが図書室に来て本を借りる率が高まったと言われています。それから、さまざまな読書活動が展開されるように、先ほど申し上げました読み聞かせ、ブックトーク、お話し会、読書集会、ビブリオバトルといったようなものが活発に行われるようになったと聞いております。月に1冊以上読む生徒が約9割となっております。
以上です。
692 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
693 ◯委員(竹内伸江さん) この報酬、人件費を使って、今説明いただいたような活動をされているということで、子どもたちの教育のためになっていると思います。学校現場では、学校支援ボランティアの皆さんが、本当に無償で学校を回って本の読み聞かせを行ったりとか、そういうことをやられているんですけれども、今、本離れが進んで、紙媒体よりも、このようなデジタル化、ICT化というのが進んでいるわけですけども、でも、改めて今、また読書の大切さ、本の大切さが言われている中にあって、うれしいことに本市から芥川賞作家も生まれて、公民館でもいろんなイベントをやられたりとかしておりますので、もう一度、仕切り直しじゃないですけれども、そういう読書相談員の方のまたお力をかりて、少し本の方に目を向けられるような教育をしていただければと思います。ありがとうございます。
694 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはございますか。平野委員。
695 ◯委員(平野卓義君) 決算書144ページ、備考欄の真ん中ら辺ですね。スクール・サポート・ティーチャー報酬3,351万1,081円について伺います。今、小学校13校に19名配置しているということですが、具体的な仕事の内容をお伺いします。
696 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
697 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 通常学級に在籍する特別な支援が必要な児童・生徒の支援の方に回っております。例えば、学級担任と協力して、ADHD、LD、自閉症等の傾向のある児童・生徒に指導支援を行っております。また、低学年を中心に、学習の遅れや不登校支援、こういったものに取り組んでおります。
698 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
699 ◯委員(平野卓義君) その成果について伺います。
700 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
701 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) 学校から大変要望の多い事業となっております。スクール・サポート・ティーチャーが支援することによりまして、多動傾向のある子どもたちが落ちついて学習することができるようになった、それから、授業がわかるようになってきたなど、教員や保護者からのお声が多数ございます。
702 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
703 ◯委員(平野卓義君) 保護者からも教員からも高い評価を得ている事業であることを聞いていますが、どのような人材をどのように採用しているのか伺います。
704 ◯委員長(座親政彦君) 河野教育部参事。
705 ◯教育部参事・学校教育課長(河野 勝君) SSTの採用に当たっては、例年、募集する際には、12月頃に広報きさらづやホームページで広く市民の皆様に呼びかけております。学校教育課では、1月から2月にかけて面接を行っており、学識や経験、人柄や教育に対する情熱などを考慮して採用しております。応募者の多くは公立学校を中心とした教職経験者であり、学校では即戦力としてご活躍いただいております。
706 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
707 ◯委員(平野卓義君) 私たちは、初日に子育て世代包括支援センターも見学しましたし、また、ネウボラも健康こども部の方でできています。その辺との協調、協力をしながら、SSTとともに子どもたちのために尽くしていただきたいと思います。
以上です。
708 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはございますか。三上委員。
709 ◯委員(三上和俊君) 決算資料の290ページと291ページ、これは、東京2020が近づいてくるので、ちょっとスポーツ熱が上がってきて、早く言えば学校開放の話なんですけど、きちっとしたスポーツ施設としての290ページの全体の使用の実績を見ますと14万7,000人になっています。小中学校の学校体育施設の開放状況を見ますと、利用者が16万人ということで、きちっとした体育館、弓道場、そういうものと同じぐらい利用者がいるということは、やっぱりこれは高くこの施策を評価しなくちゃいけないし、また、馬来田とか中郷とか矢那とか、体育施設から遠いところは、軽スポーツなんかも含めて、やっぱりスポーツを愛好する生涯体育の施設として、競技施設はみんなこっちに来るだろうけど、ママさんバレーとか老人、早く言えばレクリエーション的なリフレッシュするためのスポーツ施設としての学校の開放というのがこの数字を見ても評価できるわけなんですけど、果たして、この小中学校の光熱費、体育館だと夜で電気料も大変だと思う。そういう中で、光熱費が需用費の中に入っているということになると、この辺の需用費がそれぞれ多くなっています。それで、この辺の予算については心配なく十分使えるだけ使っていいですよという、学校開放に適応できるだけの予算並びに受け入れ体制はできているのかどうか確認させてもらいます。
710 ◯委員長(座親政彦君) 秋元教育部次長。
711 ◯教育部次長・教育総務課長(秋元 淳君) 学校の光熱水費に関しましては、十分予算はとれていると思っております。
以上でございます。
712 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
713 ◯委員(三上和俊君) あと、今、何曜日に開放していますよとかいう話があって、毎日開放しているとかそういう需要について、使いたいという人に対して門戸は十分開けているかどうかと。じゃ、1週間ずっとぶっ通しだとか、あるいは月曜と水曜だけですよとか、いろんなのがあると思うんだけど、そういうような住民要望と学校側の話し合いなり何なりはうまくできていますかということです。これは、皆さんのところが窓口じゃなくて健康こども部なんだけど、施設は皆さんが管理しているから、その辺のところでうまく話し合いができていて、需要もちゃんと満たしていますよということでの質疑です。
714 ◯委員長(座親政彦君) 秋元教育部次長。
715 ◯教育部次長・教育総務課長(秋元 淳君) それでは、教育部としてお答えさせていただきますが、委員おっしゃるとおり、教育委員会の補助執行により、今、スポーツ振興課の方で学校開放の事務は行っておりますが、うちの方では、目的外使用に関する規則にのっとりまして、教育委員会並びに学校長の裁量によって体育館を開放しております。スポーツ振興課が開放しているのが週に2回、その他の曜日につきましては、教育委員会の方で校長からの許可により貸したりしております。規則によりますと、毎日使えるようになっておりますので、希望があり、また、規則の中に入ります、例えば放課後児童健全育成活動であったり福祉活動、防災の備蓄施設であったり、その他、教育上、公益上必要と認められるような活動においては、学校の目的外使用ということで広く体育館等を開放しているところでございます。
以上でございます。
716 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはございますか。平野委員。
717 ◯委員(平野卓義君) 決算書145ページ、備考欄、下段の方ですね、まなび支援センター事業費748万2,814円についてお伺いします。
まず、これはALTの採用の事業費だと思いますけど、授業に雇用しているという話を聞いていますが、それぞれの方々の出身国を教えていただけますか。
718 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
719 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) お答えいたします。
平成29年度は、外国語指導助手、ALTですけれども、14名、出身国については、フィリピンが6名、アメリカが4名、ジャマイカ、カナダ、インド、ナイジェリアがそれぞれ1名ずつでございます。
720 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
721 ◯委員(平野卓義君) では、1人当たりのそれぞれの毎月の報酬はいかほどなのでしょうか、伺います。
722 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
723 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) 報酬についてですが、ALTにつきましては日給制となっております。1日当たりですと1万6,500円、月で申しますと平均17日勤務しております。ですので、1ヶ月17日分と考えますと、28万500円程度というふうになります。ただし、この中から健康保険料ですとか厚生年金、雇用保険料等6万円程度が差し引かれますので、全体で手取りでは23万円程度となっております。
724 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
725 ◯委員(平野卓義君) それでは、雇用日数について、年間何日ぐらいかお伺いします。
726 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
727 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) 雇用日数でございますが、年間で一律195日となっております。週4日間勤務とし、小中学校へ勤務しております。167日程度、小中学校への勤務、それから、28日は、研修日、夏休み中の勤務としましてセンターに勤務しております。
728 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
729 ◯委員(平野卓義君) では、そのALTの採用はどのように行っているのか伺います。
730 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
731 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) 採用につきましては選抜式で行っております。次年度のALTの募集としまして、市のホームページ上で11月から募集を行っております。面接を行い、2月中に内定者を決定し、3月に説明会、そして4月1日に辞令交付となっております。例年30名程度の募集がございますけれども、選抜の際、面接内容としまして、資質、技能、資格条件の観点で所員が採点しております。
732 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
733 ◯委員(平野卓義君) では、小中学校への配置の割合はどうなっているのか伺います。
734 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
735 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) 小学校、中学校への配置の割合でございますが、平成29年度、14名のとき、小学校5・6年生において、年間35時間、全ての外国語活動の授業に入ることができるよう100%の配置をいたしました。中学校においては、専門の英語教員がおりますので、週4時間授業のうち平均46%の配置となっております。
736 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
737 ◯委員(平野卓義君) では、その成果は上がっているのか伺います。
738 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
739 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) ALTの配置の成果としましては、まずは、外国語の授業に学級担任、それから英語専科の担当者と協力して指導に当たることができ、大きな役割を担うことができると思っております。特に、小学校の英語学習については、教師側が英語指導にふなれでございます。児童に積極的に英語で話しかけ、英語での自然なコミュニケーションをとることのできるALTは、英語での学習において貴重な存在となっておると考えております。
次に、教職員についてですが、学校内で行われております研修会にALTが一緒に参加することにより、授業を想定しながらの指導方法、新教材対応をすることができ、理解が深まっていると考えております。
以上です。
740 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
741 ◯委員(平野卓義君) 2020年からは小学校英語が教科化されます。教科化されるときの指導体制についてはどうなのか伺います。
742 ◯委員長(座親政彦君) 岡崎まなび支援センター長。
743 ◯まなび支援センター長(岡崎由子さん) 小学校では、5・6年生の英語が教科化となります。評価等も加わりますので、学級担任が主体となって指導を進めていく体制を目指しております。ただし、これまでの成果も含め、可能な限りALTを配置し、担任が一人で指導することのないよう進めてまいりたいと考えております。
以上です。
744 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
745 ◯委員(平野卓義君) 先ほど、三上委員から2020東京オリパラの話が出ましたが、やはりグローバル社会を生き抜いていく子どもたちを育てるためにも、教科化されたものに対して速やかに指導できるようなALTの増員とかも含めて考えていただければと思います。よろしくお願いします。
746 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはございますか。
〔発言する者なし〕
747 ◯委員長(座親政彦君) 質疑終局と認め、以上で教育費のうち、第5項教育総務費から第20項幼稚園費についての審査を終わります。
ここで午後3時45分まで休憩といたします。
(午後3時22分)
───────────────────────────────────────
(午後3時40分)
748 ◯委員長(座親政彦君) それでは、休憩を取り消し、委員会を再開いたします。
次の審査に入ります前に、先ほどの公共下水道事業特別会計のご審査の中で佐藤委員から質疑のありました件について、執行部の方から発言の申し出がございましたので、これを認め、都市整備部、鈴木下水道推進課長、よろしくお願いいたします。
749 ◯下水道推進課長(鈴木陽一君) 佐藤委員の真舟地区につきましての質疑については申しわけございませんでした。
1点目の下水道の基本計画区域の編入年度ですが、これにつきましては昭和45年度でございました。
2点目の市街化区域の線引きが行われた年度ですが、これにつきましては昭和45年7月31日でございました。
申しわけございませんでした。
750 ◯委員長(座親政彦君) それでは、引き続きまして、第50款教育費のうち、152ページから160ページまでの、第25項社会教育費から第30項保健体育費につきましてご審査をお願いいたします。
ご質疑願います。石井委員。
751 ◯委員(石井徳亮君) それでは、160ページの学校給食費の一番最後、学校給食を活用した地域活性化事業費ですけれども、こちらの決算資料の194ページを見ますと、不用額がありまして、こちらの方の賄材料費77万2,200円、給食費の単価を上回るオーガニック野菜等を使用しなかったためという説明文があるんですけども、予算の範囲内であれば、給食費の単価を上回っているオーガニック野菜を使ってもよかったんじゃないかなと思うんですけど、その辺の考え方を教えてください。
752 ◯委員長(座親政彦君) 真戸原学校給食課長。
753 ◯学校給食課長(真戸原裕二君) こちらの賄材料費、食材についてでございますけれども、こちらは、地元の直売所の方から野菜を選んでいただきまして、地元産の野菜を給食で使うように入れていただいているんですけれども、そちらの方で基準を上回るような価格ではなかった野菜でありましたので、この分は不用額ということで処理させていただきました。
以上です。
754 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
755 ◯委員(石井徳亮君) 内容的にはわかりましたけども、こちらの学校給食を活用した地域活性化事業を引き続き鎌足小中学校で実施したという形になっていますけども、今現在のほかの学校での進み具合というのはどうでしょうか。
756 ◯委員長(座親政彦君) 真戸原学校給食課長。
757 ◯学校給食課長(真戸原裕二君) この学校給食を活用した地域活性化事業につきましては、今後、新たに富来田、中郷の方へ展開していく予定ではございますけれども、それぞれの学校で、まずは地産地消ということで、地元産の野菜を鎌足地区で行っているような形で納入していただける業者の選定をしているところでございます。
以上です。
758 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
759 ◯委員(石井徳亮君) 何年か前にも何か同じ返答を聞いたような気がするんですけど、進捗状況としてはどの辺までいっていると判断していいんでしょうか。
760 ◯委員長(座親政彦君) 真戸原学校給食課長。
761 ◯学校給食課長(真戸原裕二君) 富来田地区なんですけれども、今現在、給食の食材を入れていただいている八百屋というか、業者の方にちょっとお話をしたんですけれども、ご高齢というのもありまして、なかなかいいお返事はいただいていないという状況でございます。中郷についてはまだこれからになっております。
以上です。
762 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
763 ◯委員(石井徳亮君) ほかにはなかなかないような取り組みだと思いますので、木更津市が誇れるようなオーガニック的な計画を進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。〔「関連」と呼ぶ者あり〕
764 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
765 ◯委員(竹内伸江さん) 給食関係ということで関連なんですけれども、給食備品購入事業費なんですけれども、老朽化した給食用主要備品を更新したというふうに説明書の方に載っています。以前に、本当に大分古くなった給食食器が多いということを伺って、その件を伺ったところ、計画的に更新をしていきたいというような話があったんですけれども、今回、どのようなものを更新したのか伺いたいと思います。
766 ◯委員長(座親政彦君) 真戸原学校給食課長。
767 ◯学校給食課長(真戸原裕二君) こちらの備品購入につきましては、ガスの回転釜とか、あとは三連のシンク、流し台です。こちらは八幡台小で交換いたしました。それから、先ほど申しましたガスの回転釜につきましては、波岡小、祇園小で交換しております。それから、食器洗浄機を波岡小の分を交換しております。
以上でございます。
768 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
769 ◯委員(竹内伸江さん) ということは、大きな器具を更新したということなんですけども、細かい食器とかの計画なんかはわかりますでしょうか。子どもたちが実際配膳で使う何種類かのお皿とか、あとスプーンですね。そういうものが大分古くなっている、計画的に更新していきたいという話を聞いたことがありますが、わかればお願いします。
770 ◯委員長(座親政彦君) 真戸原学校給食課長。
771 ◯学校給食課長(真戸原裕二君) 今申し上げました備品購入費につきましては、大型の器具といいますか、そういうものの購入なんですけれども、今委員のお話のありました小さな食器とかスプーン、箸類につきましては、給食関係費の方の備品購入費の方で定期的に学校からの要望を踏まえて更新をしているところでございます。
以上です。
772 ◯委員長(座親政彦君) そのほか。石井委員。
773 ◯委員(石井徳亮君) 159ページの給食施設費のうちの2番目、給食センター整備事業費2,340万3,464円ですけども、こちらの説明書の方を見ますと、給食センター施設整備に対する不具合箇所修繕工事というものが書いてあるんですけども、こちらの主な修繕工事を教えてください。
774 ◯委員長(座親政彦君) 勝畑教育部参事。
775 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) この修繕工事については、東日本の震災のときに天井と壁等にクラック等が生じたものの補修工事です。それが拡大したことによって衛生上支障を来すという形で工事の方を進めさせていただきました。予算については6月補正で取らせていただいたものでございます。
以上でございます。
776 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
777 ◯委員(白坂英義君) 私も、学校の給食費の収入のところで、54ページになるんですけれども、現年度分の収入未済額ということで、小学校323万円、中学校で332万円となっているんですけれども、過去3年間の推移がわかりましたら、給食センターと単独校で教えていただければと思います。
778 ◯委員長(座親政彦君) 真戸原学校給食課長。
779 ◯学校給食課長(真戸原裕二君) 過去3年間の収入未済額の推移でございますけれども、すいません、数字は給食センターと単独校の合計になってしまうんですけれども、平成28年度は、小学校が114人で282万1,922円、中学校で112人で338万5,244円、平成27年度は、小学校が145人で358万9,606円、中学校で116人で357万1,047円、平成26年度は、小学校141人で355万5,015円、中学校で96人、324万6,360円となっております。
以上です。
780 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
781 ◯委員(白坂英義君) これを見ると、だんだん減額になっていますよね。それで、監査の方からの指摘の中で、収入未済額が年々増加をしているという指摘があったんですけれども、これから見ると、現年度分については減額になっているけれども、過年度も含めると増額しているということでよろしいですか。
782 ◯委員長(座親政彦君) 真戸原学校給食課長。
783 ◯学校給食課長(真戸原裕二君) 収入率の方が、実は平成28年度と平成29年度は率は同じでございまして、ただ、それが、年度によっていろいろでこぼこといいますか、多かったり少なかったりというのがありますので、過年度分につきましては、平成29年度はちょっと収納率が上がったんですけれども、現年分については、大きな声で言えるような成果というのはなかったかと考えております。
以上です。
784 ◯委員長(座親政彦君) 白坂委員。
785 ◯委員(白坂英義君) そういった指摘を受けて、じゃ、これからどうするかということなんですけれども、要するに、最初1年生で入った人たちから徴収率を上げていかないといけないと思うんですけれども、今後の対策ということではどのように考えていますか。
786 ◯委員長(座親政彦君) 真戸原学校給食課長。
787 ◯学校給食課長(真戸原裕二君) 徴収の対策といたしましては、今委員の方からお話ありましたとおり、小学校の方が中学校よりも収納率がいいという数字がありますので、早いうちにそういう滞納の兆候があらわれたら、素早く早目に手を打つというか、お話、相談をしていくような形で今後取り組んでいきたいと思っております。
以上です。
788 ◯委員長(座親政彦君) そのほか。竹内委員。
789 ◯委員(竹内伸江さん) 決算書155ページ、10目青少年育成費、それの備考欄の(3)放課後子供教室推進事業費、執行内容を見ますと、放課後子供教室の事業委託が6地区で実施というふうになっております。19の小学校があるうち6地区ということでよろしいでしょうか。
790 ◯委員長(座親政彦君) 野口生涯学習課長。
791 ◯生涯学習課長(野口琢郎君) おっしゃるとおりでございます。
792 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
793 ◯委員(竹内伸江さん) これは、放課後の時間帯というのは学校によって違うんでしょうか。どのような時間帯でどのような活動をされているか説明いただきたいと思います。
794 ◯委員長(座親政彦君) 野口生涯学習課長。
795 ◯生涯学習課長(野口琢郎君) やはり文字どおり放課後に1時間から2時間、そういった時間帯にゲームをやったりスポーツをやったりと、そういった活動をしているところでございます。
以上でございます。
796 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
797 ◯委員(竹内伸江さん) ちょっと質疑が前後しちゃったんですけれども、じゃ、6地区の学校名を教えてください。
798 ◯委員長(座親政彦君) 野口生涯学習課長。
799 ◯生涯学習課長(野口琢郎君) 東清小学校、岩根小学校、八幡台小学校、波岡小学校、清見台小学校、中郷小学校の以上の6校となっております。
800 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
801 ◯委員(竹内伸江さん) この6地区が放課後の子どもたちの居場所にはなっていると思うんですけれども、この6地区が民間の放課後児童クラブをやっている預ける場所があるかどうか、その辺はちょっと私もわからないんですが、例えば、私の地元の金田小学校区には、子どもの放課後の預け場所がなくて、地元の民生委員からも、ちょっと困っている方が多いですよというような声も伺っているんですが、何年か前から、担当部局の方たちもすごく苦労して、いろいろ頭をひねってはいただいているんですけれども、数年前まで金田小学校の方では、今いらっしゃる議長も本当にボランティアで入って、いろんな教室に携わっていたというのをお伺いしていますけれども、今はなくなっちゃったみたいで、こういうのでもあれば、1時間でも2時間でも全然違うなというふうには思うんです。それは、地元の力とか、また、地元の学校の考え、いろんなこともあると思うんですけども、その辺の進め方みたいなのはいかがでしょうか。
802 ◯委員長(座親政彦君) 野口生涯学習課長。
803 ◯生涯学習課長(野口琢郎君) 放課後子供教室というものの拡大というものは非常に重要なことだとは思っているんですけれども、下校時間が学年によって違ったりとか、あと、一番の問題が、やはり地域の担い手が不足しているというところがございますので、そういったところで、なかなか拡大とかそういったところはちょっと難しいような状況になっているところでございます。
以上です。
804 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
805 ◯委員(竹内伸江さん) 地元ではやっぱりいろいろ新しい住宅地も増えまして、いろんなところから転入で新しい子どもたちも増えていまして、以前よりも増して、やっぱり子どもの放課後の居場所、特にご両親が働いているご家庭、だから、少しでも何かこういう教室、まずは放課後の児童クラブができる、それは、民間の方たちが本当にやりますよというような声が上がって、場所も決まって、そういうのが設置されるのが一番いいんですけれども、その間でもそういうものができるようにしていけばいいなというふうには思っております。私たちも地元でまた少し声をかけていきたいと思いますが、またご指導をお願いしたいと思います。ありがとうございます。
806 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
807 ◯委員(佐藤多美男君) それでは、文化財関係についてお尋ねいたします。決算書の153ページでございます。
最初は金鈴塚古墳の出土品の国宝化についてなんですけども、当該決算年度では59万5,000円ということで、若干少ないかなという感じがするんですね。この支出で国宝化にどのぐらい近づけるのかという今後の見通しなんですけども、出土品は莫大な量に上って、これの全部の記録が必要だということで、それは終わったんですかね。まだ途中ではないかと思うんですけども、それと、今後の国宝化に向けての見通しですね。これは市民も期待しているところだし、ぜひそうなってほしいというふうな思いはあるんですが、いかがでしょうか。
808 ◯委員長(座親政彦君) 稲木教育部参事。
809 ◯教育部参事・文化課長(稲木章宏君) 上総木更津金鈴塚古墳出土品の国宝化推進事業でございますが、本事業は、金鈴塚古墳の周知とともに、金鈴塚古墳出土品による市民のふるさと意識の醸成を図るもので、文化課の方で担当している事業でございます。オーガニックなまちづくりアクションプランのリーディングプロジェクトとして、郷土意識を育み、内外に誇りを持って発信することができる市のシンボル、宝となるように、国宝化の推進を通じて地域資源としての価値を高めているものでございます。
内容なんですが、講演会の実施、それからのぼり旗の作成、普及版のパンフレットの作成、金鈴塚のクリアホルダーの作成、きさポンのデザイン委託など、全て周知事業として行っているものでございます。
以上でございます。
810 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
811 ◯委員(佐藤多美男君) そのような事業で国宝化の方向にぐっと近づいたかどうかということなんですけども、国宝化の見通しはどうでしょうか。
812 ◯委員長(座親政彦君) 稲木教育部参事。
813 ◯教育部参事・文化課長(稲木章宏君) 金鈴塚古墳の国宝化でございますが、実際には、文化課が主管しておりますのは、ただいま申し上げました上総木更津金鈴塚古墳出土品の国宝化推進事業として行っているものでございますが、これ以外に、郷土博物館金のすずにおいて、実際の共同研究事業や出土品整理報告書等刊行事業などが実施されているところでございます。
以上でございます。
814 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
815 ◯委員(佐藤多美男君) 国宝化を期待しているわけですけども、金鈴塚並びに金鈴塚の遺物、出土品は、既にもう我が木更津市の宝ではあると思うんですね。ですから、一方では、あえて国宝化にならなくてもというような思いもあるんですけども、せっかくこうやって事業としてやっているんですから、一方では大いに期待もしています。そのことによるさまざまな波及効果というのはあると思いますので、これは大いに努力してほしいと思います。
そのほか、遺跡の発掘調査事業があります。本市は、自然地形のどこかを掘れば大体遺跡に当たるというふうな、そういう土地柄、これは千葉県全体でもありますけども、とりわけ遺跡等が多い地域だと思います。そこで、開発も進んでいますから、大体この緊急調査で記録学術調査は少ないんですね。どんどん破壊されていくのは忍びないんですけども、記録調査ということで進んでおります。成果説明書で92ページに示してありますけども、一つ一つ聞くと長くなりますので大づかみでお尋ねします。
この平成29年度決算におきまして、遺跡発掘調査の内容、いろんな種類があると思います。古代史は、古墳時代前、先土器時代から、ずっと縄文・弥生・古墳時代もあると思うんですけども、新たに本市において発見されたものというのはそうないかと思うんですが、以前は、方形周溝墓という弥生時代末期のあれが木更津市で大量に発見されたということで、それがかなりあって、それで全国的に、ああ、木更津市のような方形周溝墓が全国にもあるんだなということで、そういうことでわかったときもありましたけども、この平成29年度におきまして、何か歴史の謎を埋めるような、そういう成果とか、あるいは木更津市特有の古代史の解明につながったとかいうふうな成果はございますでしょうか。
816 ◯委員長(座親政彦君) 稲木教育部参事。
817 ◯教育部参事・文化課長(稲木章宏君) 委員お尋ねの考古学的な成果等でございますが、大きな発掘調査といたしましては、中郷小学校の跡地にありました井尻遺跡、それと、岩根地区の本郷一丁目遺跡等の発掘調査を実施しております。本郷一丁目遺跡につきましては、古墳時代の中期の方墳が検出できるなど、学術的には同時期につくられました前方後円墳の高柳銚子塚古墳との関係を考察できるような下地ができ上がってきたと思われます。それから、井尻遺跡につきましては、弥生時代の中期の方形周溝墓が確認できまして、井尻周辺に弥生時代中期の墓跡が広がっているということが確認できました。
以上でございます。
818 ◯委員長(座親政彦君) 佐藤委員。
819 ◯委員(佐藤多美男君) 方形周溝墓が出たというふうなこともありますけども、これはかなり前から発見されていますね。全国的にも早い発見の方だと思うんです。
今、本郷一丁目の遺跡と銚子塚古墳との関係があるというふうにおっしゃったかと思うんですが、これは、遺跡と古墳との関係、つまり暮らしと葬祭制度といいますか、それとの関係ということなんでしょうか。
820 ◯委員長(座親政彦君) 稲木教育部参事。
821 ◯教育部参事・文化課長(稲木章宏君) ただいま申し上げました高柳銚子塚古墳と本郷一丁目遺跡の方墳の直接的な関係というのはないわけなんですけども、同時期に非常に遺跡の少ないところで古墳がつくられているということと、片方が前方後円墳であるということに対して、中期ではあまり見られない方墳が見つかったということで、そういう意味で、非常に重要な関係を考察できる下地ができたと思っております。
以上でございます。
822 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
823 ◯委員(石井徳亮君) 157ページの図書館費で2点ほど聞きたいんですけども、まず、図書館電算システム関係費で839万8,656円なんですけども、これは何を管理するようなシステムなのか教えてください。
824 ◯委員長(座親政彦君) 渡邉教育部参事。
825 ◯教育部参事・図書館長(渡邉雅夫君) 図書館電算システム関係費として計上しているのは、図書館の電算システムを有効に活用して、図書館資料の貸し出し、返却、本の発注、あるいは受け入れ業務などを効率的に行うとともに、インターネットによる蔵書検索や予約変更など、図書館利用者のサービスの充実を図るために必要な経費ということでございます。
以上でございます。
826 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
827 ◯委員(石井徳亮君) 内容的には、今の本が貸し出し中なのかどうかというのはすぐわかると思うんですけども、本のある場所まで図面か何かで出てくるようなシステムにはなっていないんですか。
828 ◯委員長(座親政彦君) 渡邉教育部参事。
829 ◯教育部参事・図書館長(渡邉雅夫君) 館内のOPACが数台ございますので、そちらのパソコンで検索いたしますと、館内の地図が出まして、そこに足跡がぽこぽこと行くような形で、そういう検索システムになってございます。
以上でございます。
830 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
831 ◯委員(石井徳亮君) そういった形になってくると非常にありがたいと思いますので、より進めていただけたらと思います。
その上の図書購入費についてもお伺いしたいんですけども、こちらは1万152冊という形で購入されているんですけども、これだけ購入されると処分する方もあると思うんですけど、処分の方は何冊ぐらいされたんでしょうか。
832 ◯委員長(座親政彦君) 渡邉教育部参事。
833 ◯教育部参事・図書館長(渡邉雅夫君) 図書の廃棄につきましてでございますけれども、毎年1万冊程度の本が入ってきますので、古くなった本につきまして、つまり汚損ですとか破損の著しいもの、あるいは時代にそぐわないものなどが、いわゆる除斥の対象として候補に上がってまいります。通常ですと、例年3,000から4,000冊程度の除斥を行っておりますけれども、近年、平成28年度から公民館図書室の整理を実施しておりますので、平成29年度につきましては8,162冊、平成28年度については7,797冊の除斥を行っているところでございます。
以上でございます。
834 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
835 ◯委員(石井徳亮君) じゃあ、単純に処分というと、資源ごみみたいな形で処分をするというような形ですね。
836 ◯委員長(座親政彦君) 渡邉教育部参事。
837 ◯教育部参事・図書館長(渡邉雅夫君) 基本的に、利用に供せないような破損の激しいもの、あるいは汚損のあるものについては資源ごみとして搬出していきますけれども、それ以外のリサイクルできるものにつきましては、毎年11月に雑誌図書のリサイクルフェアを実施いたしまして、一般の住民の方々に配布していく作業を実施しているところでございます。
以上でございます。
838 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
839 ◯委員(石井徳亮君) リサイクルに関して、鎌足公民館でもまちづくり協議会で同じようなことをやったら結構好評でしたので、より進めていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
840 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはいかがでしょうか。三上委員。
841 ◯委員(三上和俊君) 本会議でやったことなんだけど、公民館のテレビ。公民館というと、やっぱり住民が憩うところでもあり、災害のときの避難所というようなことで、テレビというのは、普通、一般市民の情報源の最たるものだと思うんだけど、これについて、お金がないとかいうような形で、デジタル化に移行するときに桜井公民館以外は全部廃棄しちゃったという話で、入れるということについては今後考えていくなんていうような話であったんですけれども、施設自体は、やはり公民館の皆さんが、ふだん住民といろいろと、社会教育の殿堂というようなフレーズがあるけど、そういう中で、必要だからという気持ちがないと、今度はいつ起きるかわからないときの避難所の情報網というような形だけだと、財政の方も重い腰を上げてくれないんじゃないかなと思いますけど、そういう点で、各館長というか、中央公民館の責任者として、そういう立場にある方は、情報手段の一つとしてのテレビをどういうふうに考えているのか、本会議で答弁として聞くことができなかったので、お尋ねさせていただきます。
842 ◯委員長(座親政彦君) 石井教育部参事。
843 ◯教育部参事・中央公民館長(石井一彦君) 委員がおっしゃる災害時の情報源としては、テレビは有効な手段だというふうに考えております。やはり避難所として設置が公民館には必要ではないかなというふうには考えますが、今現在、社会教育で、公民館においては、テレビについては実際おおむねあまり使っていなく、モニターという形か、もしくはパワーポイント等をパソコン等で大きく映して講演会等をやっておりますので、テレビが実際必要かと言われますと、今、それほど必要ではないのではないかなというふうに考えております。
844 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
845 ◯委員(三上和俊君) だから、必要じゃないからといって、必要じゃないと言うならわかりました。じゃ、要らないでいいのか。そうすると、だから縦割りだと言うんだよ、縦割り。公民館の皆さんはまちづくりも考えなくちゃいけない、防災のときも考えなくちゃいけない。だから、あなたたち、少なくともここに来ている人たちは横串の発想を持たなくちゃいけないんじゃないかなと思って、今、三上の質疑に対しては要らないよでいいけども、つながればいいけど、つながらなかったから。公民館を避難所として提供している管理者の立場で、本当にテレビは要らないという発想なんですか。
846 ◯委員長(座親政彦君) 石井教育部参事。
847 ◯教育部参事・中央公民館長(石井一彦君) 最近、公民館ではパソコンやプロジェクター等を使って講演会等を行いますので、テレビというのは使っていない状況がございますが、委員がおっしゃるとおり、本市の避難所でのテレビの設置というのは非常に情報源を得るための重要なものでございますので、それに関しては必要だというふうに考えております。
848 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
849 ◯委員(三上和俊君) NHKもNHK教育番組なんていうのもありますし、NHKだけが教育的な放送をするわけじゃなくて、地域情報をJCOMが発信したり、いろいろしているわけですよ。だから、そういうことの中で、マスコミが本市をどんなふうに扱ってくれているのか、あるいは、市民の健康について、マスコミがどんなふうに健康教育番組を流しているかなんていうのは、やはり社会教育の中での公民館活動の中でも必要な備品だと思いますけど、要らないと言い切れるのかなと思って、再度確認させてもらいますけど、本当に必要ないんですか。
850 ◯委員長(座親政彦君) 岩埜教育部長。
851 ◯教育部長(岩埜伸二君) 公民館は避難所としての機能もございますので、また、社会教育の中でも必要と考えておりますので、今後、設置及び受信料等の経費も踏まえて、関係部局と協議して設置に向けて検討してまいりたいと考えております。
以上です。
852 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
853 ◯委員(三上和俊君) ぜひマスコミを使って本市をPRしようなんていうようなことで、みんながいろいろやっているわけですよ。それが、実際に社会教育の殿堂で公民館にいる方々が蚊帳の外だと、世の中の動きが全くわかんないよ。だから、常識的なテレビとかラジオとか新聞ぐらい、これはやはり財政の方もひとつ手当してやるべきだと思いますよ。じゃ、公民館は、新聞についてはどんなふうに対応していますか。全くとっていないですか。
854 ◯委員長(座親政彦君) 石井教育部参事。
855 ◯教育部参事・中央公民館長(石井一彦君) 新聞の予算はつけてございませんので、とっておりません。
856 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
857 ◯委員(三上和俊君) じゃあ、そういうことについては、皆さん、どういうふうにして木更津市の全体の動き、世の中の動きというのを把握させようとしていますかね。別に新聞をとらなくても、スマホでやるなり、こういうものはそれこそ各公民館に1台ありますから、それを新聞がわりに使っていますよと言っても別にいいんですよ。一応情報源としてどういうふうなことを考えていらっしゃいますかという質疑です。
858 ◯委員長(座親政彦君) 岩埜教育部長。
859 ◯教育部長(岩埜伸二君) 各種新聞について、木更津市関係については、秘書課の方で毎朝、今日の話題ということで庁内情報共有システムで提示していただいております。それを各職員の方が確認しながら情報として収集することは可能でございます。
以上です。
860 ◯委員長(座親政彦君) それは公民館もということですか。岩埜教育部長。
861 ◯教育部長(岩埜伸二君) 公民館職員についても、当然、システムで確認はとれます。
以上です。
862 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
863 ◯委員(三上和俊君) 時代の波に乗ろうというような考え方でいれば、やっぱり情報は、あるとまた混乱しちゃうけど、最低限、地方紙もそうですし、新聞ぐらいはあって、近隣市の動きなんかも皆さんは知っておくべきじゃないかなと思いますけど、どうなんですかね。ちょっとがっかりしちゃいます。幾ら財政厳しい折といっても、各公民館に、地方紙ぐらい、あるいは、公民館職員がみんな300円なり500円ずつ出して自分たちで読んでいますよとか、あるいは、家庭から朝持ってきて読んでいますよとか、そういうようなことで対応しているとか何かしていないと、やっぱりちょっと遅れちゃうんじゃないかなと、こういうふうに思いますけど、どうでしょうかね、教育部長。
864 ◯委員長(座親政彦君) 岩埜教育部長。
865 ◯教育部長(岩埜伸二君) 当然、新聞講読料も関係ございますので、経費の面も踏まえて、今後、関係部局と協議してまいりたいと考えております。
以上です。
866 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
867 ◯委員(三上和俊君) それは最低限必要な情報源だと思いますので、誰もここにいる議員、それは余分なことだよということで削れ削れとは言わないと私は思います。ぜひそういうもので情報を入手して活力ある木更津市をつくっていただきたいと、また、住民の中で、社会教育の殿堂というか、やっぱり地域の情報発信基地と言われるような公民館になっていただきたいと、こういうふうに思います。
次に、昨日、佐藤委員が、文化財といっても、自然文化というか、自然科学というか、生物についての助言するところはどこだと、環境アセスをやっていて、市独自でそういう目、知識を持った職員が必要じゃないかなんていうようなことで言っていましたけど、教育長として、今、文化課といったら、主は、専門家というと、みんな遺物というか、稲木参事を中心としたそういう方々でしょう。それが木更津市の文化と言えるかなと思うんだよ。だから、木更津市の文化をつかさどるところは、遺跡の発掘だけじゃなくて、もっと美しい花をめでたり、絵を描いたり、そういうようなところの殿堂じゃないかなとは思うんだけどだから、そういうようなことを考えると、機構改革という言葉があるけど、改革じゃなくて、文化課の守備範囲をちょっとここで見直したり、あるいは、プロの目を持った方々、そういう者を採用するという、薫り高い文化の薫る木更津市をこれから目指すという、そんな布陣をとる必要があると思いますけども、いかがでしょうかね。
868 ◯委員長(座親政彦君) 高澤教育長。
869 ◯教育長(高澤茂夫君) おっしゃいましたように、いろんな自然物も含めてのものは大切だと思います。国立博物館とか、中央博物館は県立ですね、そういうところに専門家の方がおいでになるようでありますけども、なかなか市独自の中で、そういった植物を含めての専門家というのがいるというところは、ちょっと少ないかなというふうには見ています。うちの方の文化課の方でも、市史の編集委員会の中で、そういった大学の先生等も含めていろんな方がおいでになって、慣例のものについては調査はしておりますけども、職員としての専門職というのはいないというのが事実であります。ただ、市独自で採用するというのは、ちょっと教育委員会だけでは判断が難しいかなと考えておりますけども、今委員おっしゃいましたように、いれば、かなり市内でも有効だなというふうには考えています。
お答えにならないと思いますけども、以上でございます。
870 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
871 ◯委員(三上和俊君) 自然の生物、動植物に精通した方々というのは、学校の自然科学、そこで学んだ大学生とか、そういう方々に市職員の専門職としての門戸を一つ開いてもいいと思いますし、これから木更津市が、オーガニックだと言ってるときに、昨日も森林環境税でちょっと話させていただきましたけど、そういう全ての自然に対して物を申せる人、あるいは、ほかに文化でも音楽でも絵画でも、そういうものについて、ちょっと私は秀でていますよと、何かあったら言わせていただきますという職員を確保しておく必要はあるんじゃないかなと、こういうふうに思いますけど、いかがでしょうかね。
872 ◯委員長(座親政彦君) 土居総務部長兼市民部長。
873 ◯総務部長・市民部長(土居和幸君) 職員の採用になります。ただいま、文化課を中心に、文化芸術活動に一生懸命取り組んでいるところでございます。また、専門的なご意見を持った方につきましては、コーディネーターのような形で、また教育委員会と協議をしながら検討していきたいと。ただ、採用ということになりますと、なかなか定員の枠の中での採用というのは難しく、文化課の中に専門職がおりますので、その方たちを中心に、今後もますます木更津市が文化芸術の拠点となるようなことに取り組んでいきたいというふうに考えております。
874 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
875 ◯委員(三上和俊君) じゃ、そういうことでひとつよろしくお願いいたします。ただ、残念というか、また真舟小学校の話になるけど、増築している校舎は自分たちで設計したみたい。そしたら、屋根の勾配が今までの勾配と違うんだよね。あれは、やっぱり生物の多様性とか、人間、いろんな人がいて、おもしろく社会を構成していると。警察官だけじゃなくて泥棒もいるし、それが今度は裁判官がいて社会は成立しているというのはわかるよ。だけど、屋根が、今まで同じ勾配で、1つ何か違った勾配があると、あれは違和感があって、あの辺なんかも、やっぱり誰か一人ぐらい教育委員会の中で指摘する人がいなかったというのがちょっと残念だったんだけど、そういう施設のデザイン的なものは、今まで何か統一した考え方とか、木更津市の建物に対して一応チェックしていたんですか。
876 ◯委員長(座親政彦君) ちょっと話は戻っておりますが、簡潔によろしくお願いします。勝畑教育部参事。
877 ◯教育部参事・施設課長(勝畑成一君) 委員ご指摘のとおり、確かに屋根の形状は違います。設計については都市整備部の方に教育部の方から設計を依頼しています。その中で、屋根の形状についても、営繕課の方で検討はしたというふうに伺っています。ただ、工事費がかさむことと、あとは、あそこは建物の用途地域という建築基準法の高さ制限があって、そこが微妙にひっかかったりして、あと、いろいろ手続も結構大変だということで、あと、一番大きいのはやっぱり費用です。そういうことで、屋根の形状は一応見送ったと。そのかわり、少なくとも外壁は同じような形、色にしましょうという形で今回の方をしたというふうに伺っております。
以上でございます。
878 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
879 ◯委員(三上和俊君) これも議会の中で言ったんだけど、ここで1,000万円近く木更津市史の編さんの予算が出ていますけど、これは、あまり市民に今編さん中ですよとかいうようなアピールができていないと思いますし、何か貴重な資料を提供してくださいなんていうような話でもない。事業とすると、何かちょっと外に見えないという残念さがあるんですけど、これは今、何人がどんな形でやっているのか、それで、いつ頃に刊行する予定なのか、確認させてもらいます。
880 ◯委員長(座親政彦君) 稲木教育部参事。
881 ◯教育部参事・文化課長(稲木章宏君) 市史刊行事業につきましては、現在、資料調査を行っているところでございますが、目途としましては、平成42年度、2030年を目標に事業を実施しているところでございます。市史編集委員会の下に調査をするところがございまして、そちらに所属しております部員の方たちが現在は42名おります。その42名の方が、平成29年度ですと1,481回分の調査を行ってございます。そのほかに協力員のような形で募集をかけたりもしておりますが、各地区ごとに部会ごとに調査を進めているところでございます。
以上でございます。
882 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
883 ◯委員(三上和俊君) 本会議のときに話をしたけど、今、災害についていろいろ言われているけど、災害についてもまとめてみようなんていう、そういう動きはあったんですか。
884 ◯委員長(座親政彦君) 稲木教育部参事。
885 ◯教育部参事・文化課長(稲木章宏君) 過去に起こりました災害につきましては、木更津市の市史として、市制10周年のときに木更津郷土史、それから、30周年事業で旧版の木更津市史、それから、40周年に木更津市史富来田編で各災害について取り上げてきております。昨今の災害の状況から見ましても、最新の学術成果などを盛り込んで、地域の連帯感やふるさと意識などの向上を図るためにも、過去の災害についても詳しく調べ、この点を取り入れていこうというふうに考えております。
以上でございます。
886 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
887 ◯委員(石井徳亮君) 156ページのこちらの公民館管理運営費の方をお伺いしたいんですけども、こちらの決算資料の197ページに、光熱水費、電力自由化により契約を見直したことに加え、経費削減に努めたところ、電気の使用料を抑制できたという形で載っているんですけども、この契約の見直しというのは、前回、全部一斉にやったんでしょうか、教えてください。
888 ◯委員長(座親政彦君) 土居総務部長兼市民部長。
889 ◯総務部長・市民部長(土居和幸君) 総務部の行政改革推進室が全施設を対象に見直しを行ったところでございます。
890 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
891 ◯委員(石井徳亮君) ありがとうございます。あと、小中学校では、複合機を入札にかけて、コピーの単価が下落して経費節減ができたというふうに記してあるんですけども、公民館に関しても、その辺のところで経費削減できるものがまだあるんでしょうか。
892 ◯委員長(座親政彦君) 石井教育部参事。
893 ◯教育部参事・中央公民館長(石井一彦君) 印刷機については、長期契約をしておりまして、その中での枚数等々で費用が決まってきますので、そこは工夫が難しいということになるとは思います。
894 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
895 ◯委員(石井徳亮君) 教育委員会内部でもこういう形でいろいろ経費削減に努めているというような文言が見えるんですけども、全てにおいてけちるわけじゃないんですけども、経費削減で余分なものは少し減らしていけるような余力があれば、これからも努めていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
896 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。
〔発言する者なし〕
897 ◯委員長(座親政彦君) 質疑終局と認め、以上で教育費の審査を終わります。
ここで答弁席入れ替えの間、暫時休憩いたします。
(午後4時37分)
───────────────────────────────────────
(午後4時38分)
898 ◯委員長(座親政彦君) 休憩を取り消し、委員会を再開いたします。
続きまして、161ページ、162ページの第60款公債費及び第65款予備費についてご審査願います。三上委員。
899 ◯委員(三上和俊君) 歳入として市債を発行して、公債費として返済していくということの中で、国のプライマリーバランスというような言葉で、財政の健全化というようなことを言っています。本市の公債費について、これからどんなふうに考えているんだといったら、発行額を28億円か。いつの間にか18億円が28億円になっちゃったんだけど、そういうような基本的な姿勢というのは、総合政策会議の場できちっとみんなが確認している事項だと思いますけど、それはいつまで守っていく基本的な財政健全化の姿勢だと、こういうようなことで、今後の見通しというか、長期的な考え方について確認させてもらいます。
900 ◯委員長(座親政彦君) 鶴岡財務部参事。
901 ◯財務部参事・財政課長(鶴岡賢一君) 毎年度、中期財政計画を見直しさせていただいていますが、例えば、今回の見直しですと、平成31年、平成32年、平成33年、平成34年までの4ヶ年の計画になりますが、その中で28億円という形でまた位置付けていきたいと思います。中期財政計画につきましては、もちろん市の幹部、政策調整会議なりで説明、そして、市長を含む特別職の総合政策会議に説明した上でお出ししますので、市としての意思決定の中で28億円以内を目指すということで考えております。
以上です。
902 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
903 ◯委員(三上和俊君) じゃ、あくまでもその28億円というのは、でこぼこはあるけども、基本的な考え方だと。そういうことの中で、そういう姿勢の中で、突発的なことについてどういうふうに考えるか。もし出てしまったときに。
904 ◯委員長(座親政彦君) 鶴岡財務部参事。
905 ◯財務部参事・財政課長(鶴岡賢一君) 今回の予算でも、債務負担行為で火葬場の関係とかをお願いしたんですが、今の計画ですと、平成34年に火葬場の起債が多額に上ると思われます。ただ、その分につきましては、はっきりまだ決まっているわけではありませんが、多分、一旦木更津市で起債できる分を起債して、その分については、ほかの3市から負担金としていただくということになると思いますので、一旦私どもの方の起債が膨らむことになります。その分については、申しわけないですけど、その28億円とはまた別で考えていただきたいと思います。
以上です。
906 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはございますか。
〔発言する者なし〕
907 ◯委員長(座親政彦君) 質疑終局と認め、以上で議案第67号の審査を終わります。
答弁席入れ替えのため、暫時休憩いたします。
(午後4時42分)
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(午後4時43分)
908 ◯委員長(座親政彦君) 休憩を取り消し、委員会を再開いたします。
続きまして、議案第79号 平成29年度木更津市水道事業決算の認定についてご審査願います。
別冊の水道事業決算及び事業報告書により、ご質疑があればよろしくお願いをいたします。竹内委員。
909 ◯委員(竹内伸江さん) それでは、報告書の1ページの方で、老朽管のことについて、文面の真ん中辺なんですが、老朽管及び石綿セメント管の更新事業を7億1,738万3,520円で実施したということなんですが、老朽管とはどのようなものが対象であるのか、お答えいただきたいと思います。
910 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
911 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) 老朽管に関しましては、水道管の法定耐用年数は40年ということでありまして、それを超過した管を総称として老朽管という言い方をさせていただいています。
以上でございます。
912 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
913 ◯委員(竹内伸江さん) わかりました。同じく1ページの有収率について書かれているところなんですが、前年度を1.5ポイント上回ったというふうに報告されております。この有収率が上がった主な理由についてお伺いします。
914 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
915 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) 有収率に関しては、私ども水道事業に関しては非常に大きなものでございまして、平たく言えば、お金を取れる水の率ということになりますので、平成24年度から、そういう有収率を上げる試みとしまして、漏水調査を外部委託しておりまして、そういう漏水を速やかに見つけて処理をするということをずっと継続的に実施してきております。そこで、いろいろとそういうのを対処してきた中で徐々に効果があらわれてきているというところだと思っております。
以上です。
916 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
917 ◯委員(竹内伸江さん) やっぱりそのような地道な対応というか、そういうことが大事だというのがよくわかりました。
続きまして、事業報告書の3ページなんですけれども、改良工事の概況についての一覧表がずっとあるけれども、1番から14番、この工事名を見ますと、改良工事、更新工事、更新工事、改良工事というふうに、更新工事と改良工事というのが出てくるんですけども、この違いについてお伺いしたいと思います。
918 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
919 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) 私どもは、最初に事業報告書の中で、老朽管及び石綿セメント管の更新事業という形で7億円以上のお金を支出しているわけですが、やはり老朽管と石綿管を両方更新していますので、全部同じ工事名であると、後で資料等を見たときに、これは何をやっているのかというのがわからないので、老朽管を更新した事業を配水管改良工事、石綿セメント管を更新工事という形で区分しております。
920 ◯委員長(座親政彦君) 竹内委員。
921 ◯委員(竹内伸江さん) わかりました。確認なんですが、じゃあ、その石綿セメント管が残っているということがある工事をやっているということなんですけども、健康被害について大丈夫なのかどうか確認させてください。
922 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
923 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) 石綿管につきましては、平成17年度、厚生労働省から書面をいただいているんですが、その内容といたしまして、平成4年に改正した水道水質基準の検討時において、アスベスト、要は石綿の関係の健康被害について評価したが、水道水中のアスベストの残存量は問題となるレベルではないというような記述があります。また、世界保健機関のWHOの関係でも、そういう飲料水中のアスベストについては、健康影響の観点からガイドライン、値をつけるほどでもないという見解が示されています。
以上です。
924 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
925 ◯委員(石井徳亮君) 3ページの方の改良工事の概況と工事関係なんですけども、工事を始めていく上で、例えば計画的に、そういう改良工事、更新工事はいっぱいあるんですけども、優先順位的にどこからこういうふうにやっていくかという、そういう順番的なものの考え方はどんな感じなんでしょうか。
926 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
927 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) 土木関係の仕事に関してもそうだと思いますけども、老朽管及び石綿セメント管の更新事業につきましては、平成29年度末で石綿セメント管が18キロ、老朽管が294キロと莫大な数量が残っております。そこで、短期間での対応は非常に難しいということで、私どもも、やっぱり漏水が多発している地域とか、そういうところを優先的にやっておるところでございます。
以上です。
928 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
929 ◯委員(石井徳亮君) それでは、漏水が発生しているという確認ができていても、そういう箇所が多くないと後回しになっちゃうような形にとれるんですけど、どうなんでしょうか。
930 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
931 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) 基本的にはやっぱり漏水箇所を重点的にやるべきだという考えを持っています。ただ、あと費用対効果の問題もありまして、下水道の事業に合わせて更新事業も行うとか、あとは、例えば今度、統合関係が出てきますので、君津市とか袖ケ浦市とかの管路と合わせてやっていかなくちゃいけないとか、いろんな条件がありますので、そういうものを総合点に判断してやっていこうという考えでございます。
以上です。
932 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
933 ◯委員(石井徳亮君) その辺をお話ししたのは、道路の脇にカラーコーンが立っていて、水がしみ出ているようなのを何ヶ所か見たことがあって、それがしばらくずっとそのままになっている状況が結構見受けられたんです。だから、漏水を発見してから工事をするまで、優先順位がいっぱいその先にあるんだろうななんて思いながら見ているんですけども、その辺のことについての工事に入るまでの時間というのはどのぐらいなんでしょうか。
934 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
935 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) 非常に言いわけがましくなってしまうんですが、道路から水が吹き出ているのは漏水だけではないわけです。例えば山の絞り水とか。私どもは塩素反応でまず調べるわけです。塩素反応がないと、土木とかいろんなところでまた調べてもらって、絞り水か、そういう漏水か。私どもも音聴棒とかいろんなもので漏水しているかどうか調べるんですが、そういうので対応が遅れることが多々あります。ただ、漏水とわかれば、私どもも要は送っている水がお金にならないわけですから、なるべく早目に対応すると、そういうことは考えております。
以上です。
936 ◯委員長(座親政彦君) 石井委員。
937 ◯委員(石井徳亮君) なるべく早く原因究明していただくと有収率も上がると思いますので、よろしくお願いいたします。
938 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
939 ◯委員(國吉俊夫君) 私の方は、この監査の意見書を見まして、先ほど竹内委員の方から、また、石井委員からもいろんな面で細かいご指摘があったと思うんですけども、安定給水のためには、老朽管、石綿管の更新というのがやはり喫緊の課題であると私は思います。その中で、この意見書のところで13ページの経営の分析を見ますと、木更津市は、平成29年度の自己資本構成比率が67.4%。一般的には50%以上がいいということなので、経営的には自己資本率もいいわけですよ。それで、なおかつ、14ページに書いてあるように、営業収支比率107.4%。これは、100%を過ぎれば利益は出ているということなので、当然、平成29年度を見ても4億円以上の純利益は出ているわけなんです。来年度は広域連合を踏まえて、木更津市は利益が出ているわけですから、その中で、この老朽管、石綿管というのを今後どのような形で木更津市はやっていくのかという考えをお示し願いたいと思いますけども。
940 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
941 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) ご質疑のとおり、純利益が4億円以上という形で、並行して老朽管の更新等をやっているわけですが、統合関係を踏まえますと、木更津市を含めた4市において、老朽管及び石綿セメント管の更新は、経営上、非常に重要な問題であると。たまたま木更津市に関しては利益が出ています。ただ、これは、要は更新をある程度、抑えるという言い方はちょっと表現が違うかもしれないですけども、バランスをとりながらやっているという形で出ているものであります。今後、そういう4市が統合するということになると、給水人口32万人というすごい大世帯になるわけです。そういうので有収率がどんどん下がっていくようであると、経営上、非常に負担が大きくなるということで、早目の対応が必要だということはみんな認識しているところなんです。そういう財政状況を踏まえまして、統合に関して、平成29年度に水道事業統合広域化基本計画というものを策定しております。その中で、10年間のセグメント会計の中、要は市域別の会計の中で、お互いがそういうのをどんどんと対応していって、10年後は同じ財布の中でやりましょうというような考えを持って、国からの交付金とか、各市からのそういう出資金を有効活用して、管の更新や施設の統廃合を集中的にやるべきと、やっていかなくてはいけないという結果が出ておりますので、私どもといたしましても、本市に置きかえれば、もう20年後には、有効率といいまして、要は無効水量を除いた有効の水量の率を95%まで上げていきたいと、そういうふうに考えています。そういうことを踏まえまして、私どもは、今の利益をそういう増加する更新事業の財源として活用していきたいなと、そう考えているところでございます。
942 ◯委員長(座親政彦君) 國吉委員。
943 ◯委員(國吉俊夫君) 本当に利益が出ているわけですので、広域になったとしても、なるべく木更津市の方の老朽管等の更新を早目にやっていただきたいと思います。
その中で、私なりの情報なんですけども、袖ケ浦市の方では、まだ今議会をやっている中で、一部これに反対するという議員の内輪話があったんですけども、そういうような情報は知っていますか。知っているかどうかだけで結構でございますけども。
944 ◯委員長(座親政彦君) 小川水道部長。
945 ◯水道部長(小川和広君) 情報としては承知してございます。
946 ◯委員長(座親政彦君) 斉藤議長。
947 ◯議長(斉藤高根君) 私から。いろいろ話があったようでございます。ご理解を得まして、4市全て委員会では可決されたという話を伺っております。
まず、この中で、この平成29年度の統合に関するお金はどこから出ているの。幾らぐらい出ているの。
948 ◯委員長(座親政彦君) 間もなく17時になりますので、会議を延長させていただきます。
平野業務課長。
949 ◯業務課長(平野和之君) 平成29年度に支出しております水道統合・広域化に関する費用ということでございますが、こちらにつきましては、総経費の負担金が営業費用の中から出ております。金額的には293万9,170円となっております。内訳といたしましては、企業団に職員を平成29年度は1名派遣しておりますが、統合準備室に係る経費負担金として、こちらが81万3,067円でございます。こちらは4市から派遣されておりますので、統合・広域化の準備に係る君津広域企業団の方に諸経費の人数割という形で負担金として支払っております。
次に、君津地域水道事業及び水道用水供給事業創設認可申請書作成業務委託負担金として212万6,103円がございます。こちらにつきましては、今後、厚生労働省に対しまして申請します水道事業及び用水供給事業創設認可申請書の作成に係る負担金でございまして、関係5団体で配水量案分で負担しております。
以上でございます。
950 ◯委員長(座親政彦君) 斉藤議長。
951 ◯議長(斉藤高根君) 備考に書いていてくれればわかりやすいと思います。
次に、建設経済常任委員会で配付されたこのスケジュールは、なんとも大ざっぱで、例えば、この新しい年度の負担金というのは、まず市議会で議決しなければいけないものなのか。これだと、市でかずさ広域連合企業団議員の選出選挙をやって、すぐ同じ時期にこの企業団の議会が始まると。もう1回丁寧にこれを説明してください。
952 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
953 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) 建設経済常任委員会で配付させていただいた資料ですが、そういうお話をちらっとお聞きして、今度、新しい資料を私どもも用意してありますので、それをお配りさせてもらってもよろしいでしょうか。
954 ◯委員長(座親政彦君) じゃ、お願いします。
(資料配付)
955 ◯委員長(座親政彦君) 斉藤議長。
956 ◯議長(斉藤高根君) その紙で、議会の手続をまず教えてよ。これは、まず3月議会の当初で議員を4人選ぶわけでしょう。当初選んで、その議員の任期はどうなるの。私たちは、すぐ何かの法律に基づいて、何かがあれば、それをまず教えて。
957 ◯委員長(座親政彦君) どうぞ、平野業務課長。
958 ◯業務課長(平野和之君) ただいまの、3月議会の冒頭で広域連合企業団議員を選出していただきまして、4月に市議会議員選挙があるということでございますが、今回議案として提出させていただいておりますかずさ水道広域連合企業団規約の制定に関する協議についての規約第9条第1項で、広域連合企業団議員の任期は、当該構成団体の議会の議員としての任期によるとされております。現在、木更津市議会議員の任期は平成31年4月30日までとなっていますことから、5月1日以降不在となってしまいますので、新たに広域連合議会議員の選出をお願いする形になります。
以上でございます。
959 ◯委員長(座親政彦君) 斉藤議長。
960 ◯議長(斉藤高根君) というのは、延長というか、新たに選任をし直すということですか。そういった細かいのを我々は理解し、勉強しなければいけないと思いまして、この紙が配られれば、私の役目はこれで。
961 ◯委員長(座親政彦君) 平野業務課長。
962 ◯業務課長(平野和之君) では、ただいまお配りしました、かずさ水道広域連合企業団事業開始のスケジュールにつきましてご説明させていただきます。
平成30年9月、この9月定例会におきまして、かずさ水道広域連合企業団規約の制定に関する協議について議決をいただきましたら、10月に各首長によります広域連合企業団規約の協議を行います。この協議をもちまして、今度、総務省の方に広域連合企業団の設立許可申請を行います。
年はかわりまして、平成31年1月に総務省による広域連合企業団の設立許可をいただき、すぐ広域連合企業団の設立を行います。次に、広域連合企業長の選挙となります。次に、厚生労働省に対しまして水道事業創設認可申請を行います。また、各構成団体の議会に対しまして、広域連合企業団議員の選出を依頼することになります。
2月になりまして、3月議会定例会におきまして、水道関係条例の廃止議案及び君津広域水道企業団の解散に関する協議についての議案を提出します。また、定例会におきまして広域連合企業団議員を選出していただくことになります。
3月になりまして、厚生労働省から水道事業創設認可をいただきます。また、新たに広域連合企業団議会を開きまして、新たな給水条例等の関係条例及び平成31年度の広域連合予算の方を議決していただくということになります。
4月1日から、かずさ水道広域連合企業団による事業開始を予定しております。
以上でございます。
963 ◯委員長(座親政彦君) 斉藤議長。
964 ◯議長(斉藤高根君) もう1点だけ。要するに、この紙を見ると、3月議会に木更津市議会は企業団に繰り出すお金の議決をしなくてもいいというか、必要がないというか、これを教えてください。
965 ◯委員長(座親政彦君) 平野業務課長。
966 ◯業務課長(平野和之君) 平成31年度から各市から出資金という形でいただくことになりますので、平成31年度一般会計予算の方に広域連合企業団への出資の方の議決はいただく形になります。市の予算としてはそれを議決していただきまして、平成31年度から始まる広域連合企業団の予算につきましては、新たに選出されました議員4人と、あと、県とか他の市から選ばれました議員、合計13名の議員によります広域連合企業団議会を開きまして、そこで審議いただくという形になります。
967 ◯委員長(座親政彦君) 斉藤議長。
968 ◯議長(斉藤高根君) そうすると、その議会が要求する出資金を各市が出すと。じゃあ、この出資金って、市議会が議決しなくても手続的にはいいわけなんですか。
969 ◯委員長(座親政彦君) 鶴岡財務部参事。
970 ◯財務部参事・財政課長(鶴岡賢一君) 統合出資金につきましては、一般会計において債務負担行為をもう取っていただいております。平成31年度予算において、平成31年分の出資金をまた歳出に新たに計上していただく平成31年度当初予算を議決いただければ、平成31年度に本市が広域連合に払う出資金の議決をいただいたということになります。
971 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
972 ◯委員(三上和俊君) 出資金という言葉の中で、あれがあるじゃない、上水道費。企画課が今まで支出していた。それはどうなるの。同じ亀山ダムなんかの維持のためという形で、君津広域水道企業団の出資金というような形で、今まで幾らか出しているでしょ。それはやっぱり多分残らざるを得ないと思うんだけど、それと、さっき言ったセグメント会計という、木更津市は木更津市の中で10年間やっていくという話でしょ。それと、今度は統合した全体の予算という、その予算の枠組みというのは今どんな形で考えているのか、お尋ねさせてもらいます。
973 ◯委員長(座親政彦君) 平野業務課長。
974 ◯業務課長(平野和之君) 広域連合企業団につきましては、今まで企業団が行っておりました用水供給事業と4市が行っておりました水道事業、末端給水事業ですが、その2つの事業を行うことになりまして、予算は2つ立てることになります。今まで木更津市がダム等に出資しておりました金額は、用水供給の方に行くお金ですので、それはそのまま、また幾らか出していただくことになると思います。今回、4市で行う末端給水事業につきましては、昨年9月議会で議決をいただきました債務負担行為の中から、10年間に分けていただいて、それは、木更津市が末端給水の中で行う木更津市のセグメント会計の中でいただいて老朽管等の更新事業に使っていく形になります。
以上でございます。
975 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
976 ◯委員(三上和俊君) じゃあ、木更津市独自で使っていい予算というのは、老朽管の建設改良積立金も含めて、我々の資産をよりしっかりしておきなさいよと、施設をしっかりしなさいということで使っていいと、こういうことだ。もう少し説明してください。それで、その予算については誰が承認するかということ。この議会が承認するのか、木更津市のことについて、全体として他市の方々が何か言う権利があるのかどうか、その辺のところも。
977 ◯委員長(座親政彦君) 平野業務課長。
978 ◯業務課長(平野和之君) 今、末端給水事業に対して出資していただくものは老朽管等に使うというお話をしましたが、木更津市の出資金自体が4市の統廃合事業の出資金でしかもらえませんので、使うのは、4市が行う統廃合事業の木更津市負担分、給水量案分であるんですが、そちらに使うという形です。老朽管等につきましては、木更津市のセグメントの中で、木更津市の収益、または木更津市が借り受ける企業債、または料金収入をもって行う形になります。これにつきましては、4市のセグメントなんですが、会計上は1本となりますので、4市と県の議会の選ばれた皆さんで議決していただくという形になります。
以上でございます。
979 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
980 ◯委員(三上和俊君) じゃ、木更津市が、今、10年間で大体これだけやればできますよという形で見積もったわけだよね。それで、職員の皆さんが等分して、10年間、じゃあ、2億円ずつやっていこうと言ったら、それはもうセグメントされちゃって、我々も文句言えないし、木更津市の議会も文句言えないし、当然、他の市議会議員、何人か選ばれてきますかずさ水道広域連合企業団議員も文句言えないと。これは統合のために必ず各市がそれぞれの立場でやらなくちゃいけないもんだということで、もう聖域の事業ということで考えていいのかな。
981 ◯委員長(座親政彦君) 小川水道部長。
982 ◯水道部長(小川和広君) 新たなかずさ水道広域連合企業団の予算につきましては、各市から選出していただく議員によりましてご審議いただいて、予算であったり決算であったりとかいうものは見ていただくというような形になりますので、木更津市水道事業というのは今年度限りという形になります。
以上でございます。
983 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
984 ◯委員(三上和俊君) だから、そうすると、じゃあ、木更津市は老朽管を早くやっちゃうんだと、時代がどういうふうになるかわからないから早くやっちゃうんだと言うことができるのか、あるいは、4市のみんなで、木更津市はこう、何はこうだと。基本的には、皆さんが出した10年計画を踏襲するという原則というか、基本案というか、そういうものがあって、それを我々は守っていけばいいのかどうかと。
985 ◯委員長(座親政彦君) 小川水道部長。
986 ◯水道部長(小川和広君) 10年間のセグメント会計の中で、財政シミュレーションで、木更津市のこの配水場、この浄水場を更新していきましょう、管路はこういうところ、連絡管はこういうところをやりましょうという計画を立てております。それにのっとって実施させていただくということが財政シミュレーションにかなっておりますし、出資金についてもそういった形で算出しておりますので、そのような方向でいきたいというふうに考えております。
以上でございます。
987 ◯委員長(座親政彦君) 三上委員。
988 ◯委員(三上和俊君) じゃあ、各市が持ち寄ってきた老朽管の改良計画、これが全部盛り込まれてやっていけるという絶対安心のシミュレーションができているということで、我々が他市の議員と予算取りを展開する必要は全くないということなのかね。その辺を確認させてもらいます。
989 ◯委員長(座親政彦君) 小川水道部長。
990 ◯水道部長(小川和広君) この統合・広域化をやるときに、そういった老朽管の延長ですとか場所とか、優先順位を各市にヒアリングして、こうやっていきたいというもので、その中で全体でまとめたやつで優先順位をつけておりますので、基本計画にのっとったような形でやっていくのがベストです。いろいろ事情、社会情勢とか災害関係とかわからない、そういったものは別としまして、今現在としては基本計画にのっとった形で実施していくという考えでございます。
以上でございます。
991 ◯委員長(座親政彦君) 重城副議長。
992 ◯副議長(重城正義君) 最後にちょっと質疑させてください。9月に議決をしますよね。規約の制定に関する協議について議決をして、翌月に首長による規約の協議とあるんですけども、議決をした後で、これはひっくり返っちゃうようなことがあるんですか。どっちがイニシアチブを握るの。
993 ◯委員長(座親政彦君) 小川水道部長。
994 ◯水道部長(小川和広君) 規約を議案として提出しているということは、これは多分、皆さん、市長名で提出されていると思うんです。この協議というのは、総務省の方から、議決になった後に改めて4市の首長と県で協議しなさいという、そういったことになっていますので、事務的と言ったら何ですが、そういった形で捉えていただければと思います。
以上でございます。
995 ◯委員長(座親政彦君) そのほかはございますか。平野委員。
996 ◯委員(平野卓義君) 事業報告書の1ページに戻らせていただきます。中ほどの石綿セメント管については、強度が弱く、地震被害の危険性が高いと聞いていますが、長期にわたり更新事業が続くのか、まずお伺いします。
997 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
998 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) 石綿管につきましては、委員おっしゃるとおり、非常に耐衝撃性がないというような状況なので、今啓発している地震災害については非常に弱いものです。私どもも、平成9年度から、石綿管のそういう状況を危惧しまして、石綿セメント管更新計画というのを策定しました。最終年次を平成32年度としておりますので、もう時間がない状況です。何とか平成32年度までに更新事業を終わらせるという方向で今進めております。
以上です。
999 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
1000 ◯委員(平野卓義君) 今現在、石綿セメント管が残っている区域を教えていただければ伺います。
1001 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
1002 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) あと何年もないので、もう大分やり尽くしておりまして、いろんな条件等を考えながらやっていますので、今はいっぱいある区域というのはないです。今、点在している状態で、市内、金田地区とか木更津地区とか富来田地区に点在していて、それの距離的にも1ヶ所当たりそんなにないというような状況まで今来ているところです。だから、石綿管が集中してある区域というのは今のところないという状況です。
1003 ◯委員長(座親政彦君) 平野委員。
1004 ◯委員(平野卓義君) ちょっと小耳に挟んだんですけれども、エルシオン付近にまだ石綿セメント管が残存するという話をお伺いしました。更新事業の予定があるのか、お伺いします。
1005 ◯委員長(座親政彦君) 白熊水道部次長。
1006 ◯水道部次長・工務課長(白熊幸浩君) エルシオンの北側の歩道の部分に石綿セメント管がございます。口径100ミリの管でございます。まちなか等でございますし、たまたま今年度、もう予算を確保しましてやる予定でいます。ずっと直線部分の約200メートル区間を更新するという計画となっております。
以上です。
1007 ◯委員長(座親政彦君) そのほか、ございますか。
〔発言する者なし〕
1008 ◯委員長(座親政彦君) 質疑終局と認め、以上で議案第79号の審査を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
(午後5時20分)
───────────────────────────────────────
(午後5時21分)
1009 ◯委員長(座親政彦君) 休憩を取り消し、委員会を再開いたします。
続きまして、議案第67号並びに議案第79号の討論を一括して行います。
まず、反対者の討論を求めます。佐藤委員。
1010 ◯委員(佐藤多美男君) 私からは、議案第67号 平成29年度歳入歳出予算の認定について、反対討論を申し上げます。
平成29年度の一般会計決算の歳入総額は451億9,049万8,000円、歳出総額は425億5,733万7,000円、差し引き26億3,316万1,000円の黒字決算であります。翌年度への繰越財源を差し引いた実質収支額でも18億1,000万円であります。これだけの黒字が出るのであれば、もっと住民福祉を充実するための施策の展開をしてしかるべきだったのではないでしょうか。決算は、予算に対してどう執行されたのか、1つは係数的に明らかにしたものでありますが、もう一つの意味は、約13万5,000人市民に対して予算がどう使われたのか、施策の総括の場でもあると思います。翌年度以降の行財政運営の教訓にしなければいけないものであります。確かに決算総額の中には住民要望に応えているものはたくさんあることは承知しております。生活道路や学校施設の整備、中学3年生までの医療費助成制度の継続等々の実施など、私ども日本共産党市議団が要望したものも盛り込まれております。しかしながら、施策の総括という視点から見た場合、問題があります。
第1は、本市行財政運営の基本が開発優先、大企業奉仕の姿勢が決算に色濃くあらわれていることであります。決算を見ると、金田西土地区画整理組合事業に5億296万円の負担金を支出し、請西・千束台土地区画整理事業補助負担として3,825万円、合計5億4,000万円を超える支出であります。公共下水道事業では、金田の開発に伴う事業が合計37億5,948万円、公共下水道事業決算支出総額69億7,340万円のうち53.9%ものウエートを占めております。木更津市の公共下水道事業は、金田地区の開発のためと言っても過言ではありません。とりわけ急いでやる必要もない金田西区画整理事業などの開発、またその関連事業、そして大型道路の建設には多くの税金をつぎ込む開発優先の平成29年度決算と言わざるを得ません。相変わらずのハード施策優先の予算執行であります。
第2には、街なかマンション建設補助事業に1億375万円の支出で、実際は大手建築会社に利益を与えるものであります。新たに進出してきた企業への奨励金の支出は2億9,793万円、諸経費を含めると3億円を突破するものであります。大企業や特定企業を優遇し、奉仕するものであります。
第3には、本市住民の暮らし、福祉施策の結果はどうかという問題であります。木更津市の地域経済は、大規模商業施設の進出で、地元中小業者の経営は大変です。そうした中で、高い国保税、保育料、ごみ袋代はそのままであります。市民や地元業者からの要望の強い、そして他市でも実現・実施されているデマンドタクシー、あるいは、地元中小業者向けの経済対策としての住宅リフォーム助成は行われておりません。学校給食費を値上げしたのもこの平成29年度からであります。
第4に、保育園の民営化を初め、広域化と民間委託の拡大、公共施設の再配備計画は、住民サービスを低下させるものであり、政府の方針に従ったものです。郷土の平和と安全、まちづくりの上でも財源の上でも重要課題である基地問題については、撤去、移転、何の努力も何の取り組みもしておりません。そればかりか、オスプレイ定期機体整備を容認し、国言いなりの政治姿勢を反映した決算であります。また、新火葬場の広域・大型化に対し、近隣住民の反対の声がくすぶる中で事業を進めたことは民主主義に反します。平成29年度決算は、特定企業には甘いが福祉や市民の暮らしは後回し、開発優先の予算執行だと言わざるを得ません。
以上が反対理由であります。
1011 ◯委員長(座親政彦君) 次に、賛成者。平野委員。
1012 ◯委員(平野卓義君) 私は、議案第67号 平成29年度木更津市歳入歳出決算の認定及び議案第79号 平成29年度木更津市水道事業決算の認定につきまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。
まず、議案第67号 平成29年度木更津市歳入歳出決算の認定でございますが、本市では、渡辺市長のリーダーシップのもと、各種施策の効果により、人口増加及び企業進出が進んでおり、歳入の根幹をなす市税収入も増収が継続しております。そこで、平成29年度の成果を見ますと、基本計画に定めるまちづくりの5つの基本方向である、安心・安全でいきいきとした暮らしづくり、子どもを育む環境づくり、まちを支える人づくり、まちのにぎわい・活力づくり、まちの快適・うるおい空間づくりに沿って、さまざまな取り組みを進められました。基本計画の着実な推進に向け、各施策に取り組まれているものと評価できるところでありますが、これは、増加傾向にある市税収入や一時的な財産収入のほか、財政調整基金の活用が後押しをしているものと考えられます。今後も各施策を進めていくためにも、国・県などの特定財源の積極的な確保を図る一方、各事業の費用対効果を検証し、効果の高い事業や市民ニーズの高い事業を積極的に進めることが必要であると考えます。
各種財政指標から本市の財政状況を見ますと、財政力指数や将来負担比率などに改善が見られ、ご努力された結果であると受けとめておりますが、経常収支比率や実質公債費比率が昨年度より上昇しており、今後も続く公債費の増加や来年度に予定されている消費税率引き上げの影響などを考えますと、財政の硬直化が懸念されますので、引き続き、中期財政計画に基本目標として掲げる財政の確保及び計画的な財政運営に取り組んでいただき、持続可能な財政運営を進めていただきたいと思います。
次に、議案第79号 平成29年度木更津市水道事業決算の認定でございますが、平成29年度の水道事業決算を見ますと、人口の増加に伴い、給水人口や給水件数は増加しているものの、近年の節水意識の定着や、大口使用者の地下水の利用等により、年間総配水量は前年度比1.3%減少しております。しかしながら、老朽管の更新や漏水の早期発見に努められた結果、有収率は前年度より1.5%上昇し、有収水量は0.5%ですが増加しており、その結果、税引き後の収支では4億2,700万円余りの純利益となっております。
水道は市民にとって欠かすことができない重要なライフラインであることから、災害に強い強靱な水道とするため、引き続き施設や管路の更新を進めるとともに、給水収益が伸びない中ではありますが、今後もより一層の経費節減等の経営努力や、平成31年4月の君津地域の水道事業統合・広域化に向けて、将来にわたり安定的な運営、持続可能な経営基盤の確保、健全な経営が行われるよう要望いたします。
最後になりますが、
決算審査特別委員会におけるたくさんの質疑、要望などを、速やかに行政運営に反映されますことを強く要望いたしまして、平成29年度木更津市歳入歳出決算の認定及び平成29年度木更津市水道事業決算の認定につきまして、原案どおり可決することに賛成をいたします。
1013 ◯委員長(座親政彦君) 次に、反対者。
〔発言する者なし〕
1014 ◯委員長(座親政彦君) 賛成者。
〔発言する者なし〕
1015 ◯委員長(座親政彦君) 討論終局と認め、採決いたします。
議案第67号 平成29年度木更津市歳入歳出決算の認定についてを、原案どおり認定することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
1016 ◯委員長(座親政彦君) 起立多数であります。よって、議案第67号は原案どおり認定されました。
次に、議案第79号 平成29年度木更津市水道事業決算の認定についてを、原案のとおり認定することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕
1017 ◯委員長(座親政彦君) 起立全員であります。よって、議案第79号は原案どおり認定されました。
以上で、当特別委員会に付託されました議案2件についての審査は全て終了いたしました。
閉会に当たり、斉藤議長からご挨拶をお願いいたします。斉藤議長。
1018 ◯議長(斉藤高根君) 3日間にわたり、大変ご苦労さまでした。
いろんな意見が出て、非常に興味深い意見がございまして、ぜひともこの意見を今後の市政に反映していただきたく、私の方からもお願いを申し上げます。
この3日間、本当にお疲れさまでございました。
1019 ◯委員長(座親政彦君) どうもありがとうございました。
次に、渡辺市長からご挨拶があります。渡辺市長。
1020 ◯市長(渡辺芳邦君) 座親委員長を初め、各委員の皆様方におかれましては、平成29年度の決算につきまして、慎重かつ熱心にご審査をいただきまして、まことにありがとうございました。
また、委員会に付託されました2議案につきまして認定をいただきましたこと、重ねて御礼を申し上げたいと思います。
議長からもお言葉をいただきましたが、さまざまなご意見、ご要望をいただきました。今後の予算執行に当たって、しっかりとその意見に留意しまして、一層適正かつ効率的な執行に努力をしていきたいというふうに思っておりますので、引き続きのご指導をぜひよろしくお願いしたいと思います。
来る27日の本会議におきましても、原案どおり認定賜りますようお願いを申し上げまして、挨拶とさせていただきます。長時間、本当にありがとうございました。
1021 ◯委員長(座親政彦君) ありがとうございました。
───────────────────────────────────────
1022 ◯委員長(座親政彦君) 以上で決算審査の日程は全て終了いたしました。長時間にわたり、慎重なご審査をいただき、ありがとうございました。
以上をもちまして、
決算審査特別委員会を閉会いたします。どうもご苦労さまでした。
(午後5時36分)
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